【口移しの】高遠七瀬への愛 11日目【甘い想い】

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1名無しさん@ピンキー
寝ても覚めても七瀬Loveな人たちの憩いの場です。 
マターリsage進行で萌えましょう。 

前スレ 
【頬より痛い】高遠七瀬への愛 10日目【私の心】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1125318530/


過去スレ
【デュエットの】高遠七瀬への愛 9日目【季節】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1112427897/
【晴れ着に】高遠七瀬への愛 8日目【うなじ】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1104507705/
【私の心は】高遠七瀬への愛 7日目【燃えている】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1100269970/
【ベル・エキップ】高遠七瀬への愛 6日目【絡み酒】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1098547131/
【誕生日】高遠七瀬への愛 5日目【おめでとう】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1097695859/
【私とティータイム】高遠七瀬への愛 4日目 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1096394671/
【ナナちゃん】高遠七瀬への愛 3日目【頑張って】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095513411/
【ツンツン】高遠七瀬への愛 2日目【デレデレ】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1094992528/
ツンデレ新女王 高遠七瀬  
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1093908726/

禁止事項 
・他キャラ非難 
・過剰な他キャラネタ 
・七瀬寝取られネタ、及び陵辱(浪馬以外)ネタ 
・エルフスタッフに対する誹謗中傷 
基本的に他キャラネタはほどほどに。 

基本的には七瀬への想い 
七瀬俺シナリオ、俺妄想、俺イベント等で盛り上がりましょう。 
妄想職人禿しく募集! 
風紀を乱すものは、七瀬に怒られます。
2名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:33:08 ID:???
関連スレ 
elf(エルフ)総合スレPart147 AVキング 
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1136727168/ 
下級生2 Part44 
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1132149675/ 


高遠七瀬様への愛を語るスレ 
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1096478104/ 
下級生2【柴門たまき】以外のキャラ萌スレ 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1093598469/ 
柴門たまきを愛でるスレ4 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1101903068/ 
【私の彼氏は】白井夕璃チャンファンスレ弐【先輩です】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1123148490/ 
【STRANGE】堀出実果スレ 3曲目【FRUIT】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1111150684/ 
【メガネ】平沢博子スレ【アラレ】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095691732/ 
みさき先生と一線を越えたいスレ 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095161127/ 
[せんせいの]沢村香月スレ[お時間] 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095302810/ 
【巨乳】横溝ふみスレ【司書】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095949133/ 
【ワカメ】井伏オキエと大山恵比子【ダイエット】 
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1095729354/ 

ツンデレを語る集い Part23 
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1136668820/ 

愛する七瀬に魂を吹き込む中島沙樹嬢のスレは 
◇さきっちょん◆ガンバレ!! 中島沙樹◇Part.3◆ 
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voiceactor/1126529609/
3名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:34:39 ID:???
七瀬スレ用Wiki(まとめサイト)
nanatan @Wiki
http://www8.atwiki.jp/nanatan/


Q.七瀬の髪を留めているのは何ですか?
A.七瀬の髪を留めているのは、『カチューシャ』です。

OHPのQ&Aより
>綺麗なロングヘアに七瀬が付けているのはカチューシャです。
>カチューシャをはじめ、私服で黒を基調としている七瀬ですが、
>キャラクターデザイン・原画を担当された門井亜矢先生曰く、
>七瀬の固いという性格的なものから黒を基調にされたとか・・・。
>また七瀬を描いている時の門井先生的マイブームカラーが黒だったというお話も・・・。
と言うわけで、あの黒いモノは『カチューシャ』です。
4名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:15:16 ID:???
 \\ナナたん!ナナたん!ナナたん!ナナたん!ナナたん!ナナたん!//
   \\  ナナたん!ナナたん!おっぱい!ナナたん!ナナたん!  //

       _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.
     ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
     (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡
    _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.
  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.
   |   |     |   |     |   |     |   |    |   |     |   |     |   |
   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.
5名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:27:34 ID:???
>>1
乙彼様
6名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:52:23 ID:???
>>1
スレ立て乙
そして即死回避
7名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 22:03:06 ID:???
        '´  === ヽ
.      n ! ノ ノWWヘヽ〉
.     !| !  ! l -‐ -〈!|
      八!  ! l、"( フ/'!|   >>1乙〜。
     |日|!. !,.!へ !ヽ. [_{゙ヽ.
  _ |本|! ! !  6〉ヽ'^ァ' 
  \ |酒| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ||\~~´    (<二:彡) \



前スレから持ってきた。
これカワイイ。
8闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/01/24(火) 22:54:33 ID:???
>>1


>>7
肴が渋いねw
9名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 22:55:25 ID:???
  _   ∩   _  ∩.  _   ∩.  _   ∩.  _   ∩
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡     ナナたん!
  ⊂彡    ⊂彡   ⊂彡    ⊂彡    ⊂彡    ナナたん!
     _   ∩   _  ∩.  _   ∩.   _   ∩       ナナたん!
   ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡     ナナたん!
     ⊂彡   ⊂彡   ⊂彡    ⊂彡     ナナたん!
        _   ∩.   _  ∩  _  ∩.      ナナたん!
      ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡     ナナたん!
        ⊂彡    ⊂彡   ⊂彡    ナナたん!
           _   ∩   _  ∩      ナナたん!
         ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡     ナナたん!
           ⊂彡   ⊂彡    ナナたん!
              _   ∩      ナナたん!
            ( ゚∀゚)彡    ナナたんたん!
              ⊂彡
10名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:12:30 ID:???
やればできるじゃないの。見直したわ>>1君
11名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:13:51 ID:???
          /   -‐‐- 、/////\   /  // )
        r‐' , /     __\/////\  // ,  ) 入十 士 l│ ナ 、┼ l  !
        l  i'     ヽハノjハ}ヾ/////,'ヽ.    -‐ ) 玉具 ゐ  ノ  よ (_  レ ノ 、
ニニ==‐-- l  l xく `ヽヽjノrcァく `vヘ.////ヽ、  -‐)
        |  l∧ `  ∨jルヘ _)〉 ∨,'\////` =ー )  目 サ !  l  !  |
  -‐    |  ト-‐xrc-ヘ}    ´〃 }'///>‐--‐=ニ)  儿 古 し' レ ノ !
        |  |<」iヘ_j〉  ,       ム幺.     _)
        |  |iヘ>、´〃 `く{`ヽ ∧ ヽ `ヽ、    `)'⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
        |i  V/,` ̄\____ー'_/ j/`ヽ__ヽ  ,-‐‐‐く‐ == ニニ 二三 ̄
    /  |i  V///// _ハ>ー‐v'    V }  〈     ////‐-=///_//
  /    |i  i V///i/   V´ ̄`弋)___j/  ハx‐‐〈////////////ニ
/      l !   V ∨   \   iメメ、\ i   ' }  ,-ヘ/////////-=、
  /    │i  i〉 ∨   l く ヽ、/i 丶.  〉| / ハ    `'<////////,>
/      │ ! i∧〈   _l   `'<」____/, | // /ハ        \//>'´
     / /| //V∧`く.  八     `  ー‐┘   ///ヘ         '´
      //l / i V/\ i     ァ‐--、‐=≠  o / ' __ ∧__  '´  __     __
   / /  |'   i∧ i///|/   |/////` ー--‐ ゝ  | |_| L.ロロ / /       | |
    /  /| / //∧V//レ'⌒ |////       /\  | | ̄| 「 ̄ / /     │!
  / /   | / i///i///     |///〉、     />'´  | |f n ヽ. / /´し'7fニ,ヽL!
   /   /|i/i !/////    l//∧/`ニ>'´     l_人_'ノV/_/  し'  fニ イ〔〕
      //| i i////     .|//ヾ>'´
12名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:27:31 ID:???
>>1


そろそろバレンタインデーか・・・。
13名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:59:41 ID:???
>>4
おっぱいが混じってる
14名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 01:23:39 ID:???
o ○。o
           ○ o 。  o
        '´  === ヽ         良い気持ち…
     o ! ノ ノWWヘヽ〉o ○。    >>1も早くいらっしゃいよ〜
  o ○o !  ! l -‐ -〈!|---------
   // !  ! l、"( フ/'!| o0゚。  ○。
    |ヽ---ヽ⊃---o---------- 
   | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄
   ヽ.|__o____o__
      ∠∠∠∠∠∠  ∠∠
   ∠∠∠∠   ∠∠∠
15名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 02:27:03 ID:???
>>1
16名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 04:08:42 ID:???
>1乙
ソフトガレージの小説とかの七瀬関連商品のリストはあってもいいかもね。
17名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 19:04:31 ID:???
新スレオメ
181:2006/01/25(水) 23:32:22 ID:???
スレタイだけど、前スレで
【口づけは】高遠七瀬への愛 11日目【チョコより甘く】 への支持が多かったけど
長すぎでハジかれたので、俺のセンスで、これにしますた…。

>>16
スマン。そこまで気が回らなかったす。次スレ立て人に期待したいデス。
19名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:35:27 ID:???
副会長!資料をまとめたので、確認してくださいっ! 


   ツンデレ新女王 高遠七瀬                   8/31〜 9/12 13日間  
【ツンツン】高遠七瀬への愛 2日目【デレデレ】         9/12〜 9/19   7日間  
【ナナちゃん】高遠七瀬への愛 3日目【頑張って】    9/18〜 9/29  11日間  
【私とティータイム】高遠七瀬への愛 4日目        9/29〜10/15 16日間  
【誕生日】高遠七瀬への愛 5日目【おめでとう】    10/14〜10/24  10日間  
【ベル・エキップ】高遠七瀬への愛 6日目【絡み酒】 10/24〜11/13  20日間  
【私の心は】高遠七瀬への愛 7日目【燃えている】 11/12〜 1/ 1   50日間  
【晴れ着に】高遠七瀬への愛 8日目【うなじ】        1/ 1〜 4/ 1    93日間 
【デュエットの】高遠七瀬への愛 9日目【季節】        4/ 2〜 8/30   150日間
【頬より痛い】高遠七瀬への愛 10日目【私の心】   8/29〜1/24   148日間
20名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:40:04 ID:???
>>1
乙彼様

>>14
アレンジ、ほのぼのカワイス〜
21名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:59:08 ID:???
風呂か。浪馬は体の隅々まで洗って貰ってた様だが、
逆に七瀬を舐めるように洗ってやりたい。
22名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 11:04:24 ID:???
 
23名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 12:28:43 ID:???
>>21
汚すくせにっ
24名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 17:13:04 ID:???
また洗えばいいのさ
25名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 18:38:35 ID:???
風呂に入る→汚す→洗う→汚す→洗う→汚す→洗(ry

風邪ひいて看病のSSがあったな、結構良い作品だと思ったがあれが思い浮かんだ。
26名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 19:40:02 ID:???
七瀬は浪馬のモノなら汚れたとは感じません
27名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 23:29:20 ID:???
お、11つ目なのねん
28名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 10:38:14 ID:???
>>27
「11つ目」 ←ちょっとこれ発音してみてくれないか
29名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 23:49:09 ID:???
>>1
30名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 02:41:57 ID:???
>28
ひととおひとつめ かな。無理に読むと。
21つ目ならふたとおひとつめ。
31名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 00:59:45 ID:???
>>28
「いいお茶ドゾー」

スレが11に達した時の定番記念カキコだよ
32名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:27:29 ID:???
まとめページできたんだね。イイヨイイヨー
絵板のナナたんモエス
33名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:51:14 ID:???
>>32
どこ?
34名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 01:02:37 ID:???
テンプレ
35名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 16:36:03 ID:???
36名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 17:17:45 ID:???
何気にwikiのSSまとめが充実してきてる
37名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 18:53:13 ID:???
まとめのお陰で見たこと無いSSが読めたよ、ありがd!
38名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 13:30:52 ID:???
  _   ∩
( ゚∀゚)彡
 ⊂彡
39自演認定人 ◆YMbkZcHjxU :2006/01/31(火) 20:43:53 ID:???
             彡川川川三三三ミ〜
             川|川/  \|〜       ζ              同  糞  名    
            ‖|‖ ◎---◎|〜   / ̄ ̄ ̄ ̄\          一  コ   無
            川川‖    3  ヽ〜  /         \        . 人  テ   し
            川川 u  ∴)д(∴) ._/\.   ⌒   ⌒|        物  も   も
 波平たん、    川川      〜 /- '"r' }|||||||   (・)  (・)|ヽ、      で  全
   ハァ、ハァ・・・ > 川川‖  u  /   /   {(6-------◯⌒つ|   l.      し  員
           川川川川   /-、   i    ||    _||||||||| | i !      た
         ,.、-  ̄/   /   ヽ  |_  \\ / \_/ / //
        /  ヽ. /  /"     !      ̄ .\\___/  //
        /    ∨ ノ ̄ ̄ '''    l       \__/-、 /  / /
       /    |/          |        "~   `´ / ' >    ムホッ!
       |   /  = 、         !               /_ -‐<-,    ムホッ!
       }/ {     ニ\  /、 ヽ-           //     {
         /f゙//ヽ_, -'" ̄   ` ´} _   _,-‐-=ゥ‐- イ >  r '  ̄ ト
      / : | |  <_     _,, ィコ   ̄    、 -ノ_, /  \/\    l,-、,,-、_
40名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 23:09:01 ID:???
大学は自宅通学か、一人暮らしか。
ネタのオチで悩む今日この頃。
41名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 23:26:44 ID:???
42名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 14:02:13 ID:???
ん?
43名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:13:36 ID:???
脱衣雀3に出場おめ。
44名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 01:07:09 ID:???
問題は中の人なわけだが・・・
45名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 01:30:51 ID:???
エルフは発表しないからなあ。
中の人変わったら、俺買わねえ。
キャラ愛好家としては、元々脱衣麻雀つー作品自体なんかムカつくし。
46名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:44:21 ID:???
脱衣雀は絵里タソのために買うようなものだからなぁ・・・
まぁ俺も中の人次第だな
47名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 13:12:09 ID:???
七瀬がマージャンして脱ぐなんて、ちょっとカナスィ・・・。
しかし、CGは見たいな。

中の人変わって、七瀬のキャラ的なものも変わったら、もう別人か?w
48名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 21:34:43 ID:???
浪馬「七瀬、もっと豪快に食わないとご利益なくなっちまうぞ」
七瀬「そんなこと言われても・・・」
今日は節分。最近はやりの恵方巻きを仲良く食べる二人だったが、お行儀のいい七瀬は、
太巻きにワシワシとかぶり付く様な真似は苦手のようだ。
浪馬「ガバッっと口開ければいいんだよ」
七瀬「だ、だって、あなたの前でそんなみっともない真似できないわよ」
とうとう七瀬は、ぷぅと頬を膨らませて横を向いてしまった。
浪馬(あらら、怒っちまったか。まあ、でも何事もお上品なところも、七瀬の魅力の一つだよな)

そして夜更け。
浪馬「うぉ・・・・・!? な、七瀬、ちょ、ちょっと待ってくれ・・・こ、これ以上されたら・・・っ!」
七瀬「うふん・・・はむ・・・・ちゅ・・・・・んくんくんくんく・・・・・・・・・ちゅ・・・・・・んぐ・・・・うん」
浪馬「そ、そんなに激しくはむはむされたら・・・・うあ?」
七瀬「んふ・・・気持ちいい? 織屋君。もっとしてあげる・・・うちゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
浪馬「くおおおぉっ?」
恵方の太巻きは苦手でも、浪馬の太巻きは大好きらしい。いつもクールな瞳に淫らで妖しい
光を浮かべて、七瀬はひたすらにむしゃぶりついてくる。
浪馬(あ、相変わらず普段とベッドの中のギャップが・・・くぅ・・・・凄すぎる・・・ぜ・・・・・・・)

なんだかんだで、今日もお熱い二人なのだった。
49闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/02/03(金) 23:05:14 ID:???
ストレートすぎるwwww
しかしグッジョブ!
50名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:43:54 ID:???
(;´Д`)ハァハァ
51名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 05:56:22 ID:???
恵方巻きは無言で食わなきゃダメだというのは
突っ込んじゃいけないところ?
52名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 11:24:05 ID:???
黙って食うモノか・・ビキーン! よし、それもらった。
53名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 21:35:49 ID:???
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
54名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 21:45:34 ID:???
>>53
三回も言うかw

>>48
GJ!!
昨日は我が家も恵方巻きだった。
恥ずかしげも無く、我がカアチャン・バーチャンはがぶりついていたがね。
七瀬「ああっ・・・・・それだめぇぇ・・・・・」
浪馬「こら、だから喋っちゃダメだって」
七瀬「だ、だって、だって・・・・・ひゃうん」
浪馬「黙って食べるのが作法だって言ったのは七瀬だぞ?」
七瀬「で、でも、でもぉっ」

大口を開けて太巻きを食べるのを恥ずかしがる七瀬を見て、
浪馬はムラムラと悪戯心をかき立てられた。
浪馬「上がダメなら下の口だ。よし、俺の太巻きをご馳走してやるぜ」
七瀬「ええっ!?」 こうして大人の節分儀式が始まった。

浪馬「おまえの下の口はすげぇ食いしん坊だな。俺の太巻きをもぐもぐ咀嚼してる」
七瀬「むふぅぅぅ――っ! う――っ!!」
浪馬「どうだ? ウマイか? 七瀬」
七瀬「うっ うっ むうぅぅぅ!?」
シーツを噛みしばって必死で声を押し殺す姿が可愛くて、浪馬はなんとか声を
あげさせようと七瀬を執拗に責め立てる。
浪馬「七瀬、ぴちゃぴちゃ音立てて食べるのは行儀悪いな。おまえらしくない」
七瀬「くぅ・・・うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
浪馬(こ、この耐えてる表情がタマラン。ヤベェ、もっと意地悪したくなってきちまった)
七瀬「むう゛ぅぅぅぅ――――っ!」
浪馬「七瀬、今夜は寝かせないぜ。朝までたっぷり太巻きをご馳走するからな」
七瀬「むふぅ―――っ!?」

暴走する浪馬の責めに一晩で何度も失神させられた七瀬は、翌朝開口一番
「織屋君の馬鹿! エッチ! ケダモノ!」とプリプリと怒ったが、続けてすぐさま
「あ、あんなのは節分の日だけにしてね。毎晩されたら、私おかしくなっちゃうから・・・」
と恥ずかしそうに目を伏せた。結局七瀬も太巻きプレイが気に入ったらしい。

こうして誕生日やクリスマスの他にも、七瀬が指折り数えて楽しみにする日がまた増えた。
56名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 09:00:53 ID:???
  (*´Д`)    シュッ
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
57名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 13:20:23 ID:???
>俺の太巻きをご馳走してやるぜ
>どうだ? ウマイか? 七瀬
ちょw浪馬が鬼畜ッw

ともあれGJ!
58名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 15:24:58 ID:???
恵方巻きでここまでやれるとは・・・SS職人GJ!
59wiki借りた人:2006/02/05(日) 18:35:27 ID:???
とりあえず過去10スレ分のSSまとめ終わりました。
10行以上のものは拾ってるつもりだけど抜けもあるかも・・
しかし尋常な量じゃないな、これ

タイトルは適当につけてますんで、気に食わないものがありましたら書き換えちゃってください。
>作者の人もそれ以外の人も
60wiki借りた人:2006/02/05(日) 19:15:52 ID:???
あと、カサマツにtxtであげてた人のはどうしよう?
保存してあるんで纏められるけど。意見求む。
61名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:10:05 ID:???
>>60
見られるといいよね。
俺は絵は小学生並だし、文章もまだまだだ。
応援しか出来ないが、よろしく頼む。
62名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:42:43 ID:???
>>60
別に良いんじゃないか?
Wikiのレスから見て、大丈夫だと思うし、問題あれば消せばいい。
それにカサマツに落とした職人の方々は、
このスレに落とした感覚でいるんじゃないかと……

結論を言えば、賛成する人はいても、反対する人はいないと思う。

少なくとも61や俺は、このスレのSSをまとめあげてくれたお前に
文句など言えないよ。
63名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 22:04:09 ID:???
そういえばSSスレにも二、三発ウプされた事があったような。
64名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 22:20:30 ID:???
オレのSS群。いきおいで書いてるの多くて今更ながら恥かしい…。
65もー節分、過ぎたけど久々に:2006/02/05(日) 23:12:14 ID:???
ドアの音が響く!ガラガラ!ピシャン!

【浪馬】「ど、どうした七瀬、こんな朝早く!?」
【七瀬】「今日は節分よ!オニ退治の日よ!」

【浪馬】「え!?」
【七瀬】「きた…」

【夕璃】「せんぱい、おは…」
【七瀬】「オニは外ー!うりゃー」

【たまき】「浪馬クン!朝ご飯もって…」
【七瀬】「オニは外!オニは外!オニは外!」

部屋に入ってくる人間にことごとく豆を投げつける七瀬。

【七瀬】「ハァハァ。この部屋に入ってくるオニ(女)は全て撃退しなくては…。」
【浪馬】「(オイオイ。七瀬のほうがオニに見えるよ…。)」

【七瀬】「第一波は去ったようね…。アハハハ!」

浪馬にふりむく七瀬。

【七瀬】「福はうち!チュ!」
66名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:30:03 ID:???
>>65
!!

最初の七瀬は結構ガクブルだが、いきなり甘い・・・。
ツンデレ的流れ、いただきます。
67名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 02:52:19 ID:???
>>65
GJ!!
しかし「鬼は外」より
「福は内」の衝撃の方が強いと思うのは俺だけか?
68名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 08:34:34 ID:???
鬼を追っ払う生来の鬼検事。
69名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 14:17:23 ID:???
このままバレンタインまで毎日豆まきに来るんだな。w
70名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 17:01:00 ID:???
こんなに節分がすばらしいものとは思わなかった・・・
71名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 18:42:41 ID:???
節分と接吻は発音が似てるからな
72名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:15:23 ID:???
きょうは、みんなでまめまきをしました。
そのあと、ふとまきをたべました。
パパは、すごくたくさんたべました。わたしも、たくさんたべました。
ママは、あんまりたべませんでした。

パパはママに「ことしも、おれののりまきがいいのか?」といいました。
ママはあかくなって、パパをポカポカとたたきました。

わたしが「パパののりまきってなに?」ときくと、パパは
「おとなのおんなのひとだけがたべられるのりまきだよ」といいました。
「わたしもおとなになったら、パパがたべさせてくれる?」といったら、
パパはのんでいたビールをふきだしました。

はやくおおきくなって、ママといっしょにパパののりまきをたべたいです。

幼い二人の娘の日記より
73闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/02/07(火) 00:31:44 ID:???
ぼくも ビールを ふきだしました(;´Д`)


娘かぁ。さぞかし独占欲の強い(ry
74名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 21:06:15 ID:???
隔世遺伝でナナママに似ているかも・・・

それはそれで
75名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 22:28:23 ID:???
顔はママに生き写し。ママの趣味でいつも白のブラウス着用。
もちろん頭には黒いヘアバンド。年の割に大人びた感じの子。
パパは弁護士。ママは検事のお嬢様。

でも中身はパパから受け継いじゃった。滅茶苦茶お転婆で悪戯が大好き。
手も早くて、悪ガキがスカートをめくったりしようものなら、たちまちパパ直
伝のハイキックが炸裂!・・・・・・・なんてケースもあるのかな。



76名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 23:46:22 ID:???
俺にとって七瀬とは初代の声の人だけだ。
と思ってたら、あの人テレビのブリーチの
変態女役で出演しているのねw
77名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:28:36 ID:???
ナナちゃんもいずれ地検特捜部に配属されたりするんだろうか
強制捜査に入るナナちゃんはさぞかし凛々しいことだろう
78名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:32:30 ID:???
あれだけの美人だからな。上層部に広告塔扱いされて憤慨なんて事も。
79名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:07:02 ID:???
「ねえねえ、わたしのこと好き?」
「そんなこと言わなくてもわかってるだろ?」
「わかっていても聞きたいの。ねえ、わたしのこと好き?」
「ああ、好きだよ」
「うふふふ・・・・わたしも好きよ。パパのこと」
膝の上で嬉しそうに微笑む娘を見て、浪馬はつくづく思う。
(顔だけじゃなくて言うコトまで七瀬そっくりだぜ)

「じゃあねえ・・・わたしとママ、どっちが好き?」
「へ?」
「わたしのことママよりも好き?」
「そ、それはだな・・・・・」
思わず前を見れば、テーブルの向かい側に座る七瀬の瞳が剣呑な光を帯びている。
(こらこら、他愛もない子供の言葉にマジになるなよ)

「ど、どっちも好きだよ。パパは二人とも同じくらい好きなんだ」
「えー!? そんなのつまんない」
「いや、つまんないって言われても」
「ふん、パパなんて嫌い」
娘はふくれっ面で浪馬の膝から降りると、さっさと二階に上がって行ってしまう。
「あ、おい・・・・・参ったな」

「しかしわが子ながらおませさんだぜ、なあ、七瀬・・・ってあれ?」
振り向けば、七瀬もスタスタと隣の部屋に向かうとバタンとドアを閉めてしまった。
どうやら七瀬は七瀬で、娘より好きと言って欲しかったらしい。

(怒ると部屋に引きこもっちまうところもそっくりなんだよな)
浪馬はただただ苦笑して、さてどうしたものかと頭をひねった。
80名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:17:49 ID:???
>>79
乙・・・
シャーワセ・・・
81名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:22:17 ID:???
夫婦喧嘩を
「鎮まりなさい!見苦しい!」
と一喝する娘
82名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:45:11 ID:???
ママンのごとくにっこりしながら
「喧嘩するほど何とやら。ウフフ」
83名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 22:53:07 ID:???
やはり脱衣雀声が変わってやがるな。
最後に大きな汚点を残したな、許すわけには行かない。
私にとって七瀬の中の人はあの人だけだ。
84名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:27:36 ID:???
いま、脱衣雀の声を聞いてきた。
変わってた。orz
これじゃ、人気投票1位の意味なくね?
85名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:02:33 ID:???
元々原画は違うだろうとは思ってた。
中の人も違うとなると、もはや七瀬のコスプレした人でしかない。
86名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:05:42 ID:???
>>85
それは私の友人がコミケのときに調べてくれてたよ。
門井さんは正史のみしかかかわらない。
87名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:11:55 ID:???
あえぎ声だからよくわからんがOVAの中の人と同じなのか?
88名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:18:07 ID:???
つーことでこれはスルー。
だいたい七瀬が浪馬以外の男にいかせぇ〜なんて言うかよ。
89名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:27:39 ID:???
>>88
それは極端に過ぎるw
私の中では七瀬は私の嫁…。
アレはパロディーソフトみたいなもんだから
サービスってことにして俺は割り切る。
ただ、それ以上に納得できないのは声だ。
90名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:39:22 ID:???
「母さんはオレのこと、好き?」
「ふふふ、大好きよ」
「んじゃ、オレと父さん、どっちが好き?」
「えっ……」
「ほらほら、早く答えてよ?」
「え、えっと……」
自分達の座っている、ソファの下に寝転んでいる、浪馬に視線を送った。
彼はテレビに見入っているようだ。
七瀬はこれ幸いと、息子の耳に囁くように答えを漏らす。

「そ、それは、あなたよ」
浪馬に反応はなく、聞こえなかったはね……と安堵した、その瞬間、
「よっしゃ!」
と言う息子の声がリビングを包んだ。そしてテレビの電源が落ちる情けない音。
「俺、部屋で寝るわ……」
浪馬は立ち上がり、俯き加減に部屋を出て行った。

「ははは、父さん、拗ねて、出て行っちゃったよ」
「こ、こら……」
息子を怒るにも、あまり怒れず、微妙に寂しそうな顔の七瀬。
それを見かねた息子は、彼女を部屋まで強引に引っ張っていく。
そしてドアを蹴破り、浪馬に、にやにやしながら一言。

「母さんには、父さんより好きなやつなんているわけないだろう?」

そう残し、息子は夫婦の部屋を出て行った。

「全くやれやれだぜ、からかうにも仲裁にも骨が折れるよ、あのバカッポーは」
これは息子の弁である。
91名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:42:30 ID:???
息子ver.がキター!
9289ですが:2006/02/11(土) 01:45:56 ID:???
79氏の便乗で息子版書いてみた。ちと遅れてスレの流れに合わずすまん。
あと、79氏にことわれなかったので、ここにて。

息子は悪戯好きのママン似、娘は七瀬似、これ俺の脳内織屋一家。
9390、92ですが:2006/02/11(土) 01:49:40 ID:???
89と90の打ち間違いの凡ミス、たびたびスマン。orz

俺ついにおかしくなったか?
94名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:32:55 ID:???
外見が七瀬似、性格が浪馬似の娘だったら怖いことになりそうだw
95名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 05:07:08 ID:???
いつのまにか潮騒修正版の掲載が始まってた。
96名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 06:51:17 ID:???
どこのサイト?
97名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 10:31:14 ID:???
脱衣雀見てきた
これは酷すぎる
98名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 10:54:26 ID:???
うーん・・・ 
七瀬の新しい声の人、あえぎ声聞いただけだけどあれはちょっとな〜
声優が変わっても「これはこれでいいかも・・・」な感じに思える人ならいいやと期待
してたんだけどな・・・OTL
普通に話してる時の声も聞いてみたけどあんまり期待できなさそうだ
エルフは声優選ぶのがうまいメーカーだと思ってたけど、今回はハズレっぽいな、残念

ピンパイのアニメの方も同じ人なのかね、やっぱ
99名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:59:21 ID:???
>>98
その人のサンプルボイスを見たら、
七瀬のような声も出せるのだが、声が高いのだよ。
そりゃ、同じ人だろ、OVA。そのためにこっちも変わっているのだから。
ちなみに、今日午前中108回あのエルフのサイトを見てたら、少しなれた。
100名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 16:10:28 ID:lm2z6/h7
>>96 「潮騒を聞きながら 七瀬」でぐぐれ
>>99 煩悩が消えて、無我の境地に達したのか。
101名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 19:30:51 ID:???
>>101
煩悩が消えたかはわからないが、ある程度慣れた。
ぶっちゃけ、抜く分には問題ないw
私にとっては何度も言うように七瀬といえば、
初代の中の人だけなのだが…ね。
仲間たちはこの一件で私がぎゃーぎゃーいっているのを
見て楽しんでいるようだが、こっちは必死だったりする。
102名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:49:13 ID:???
声が違うのなら七瀬じゃないよな。
ツン期を思い出させてくれる、あの声こそが七瀬の声なんだし・・・
103名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:35:25 ID:???
結局残された最後の楽園はこのスレ。
104名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 23:08:53 ID:???
SS読んでたら下級生2やりたくなったんで久々に遊んでみた
やっぱ七瀬いいなぁ〜
個人的にはデレ期よりもツン期の七瀬が(・∀・)イイ!
105名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 00:40:19 ID:???
デレってからのツン発揮が本当は好きだな。
本編ではあんまりなかったが。
106名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 02:25:16 ID:???
「お〜い、雨堂、メシ食いに行こうぜ〜」
「いや、メシはいいんだが、浪馬・・・?」
「ん?なんだ?雨堂?」
「いや、ものすごい視線で見られてるぞ?」
「な、七瀬!?」
「また、何かやらかしたのか?ったく、程々にしとけって・・・」
「織屋君っ!」
「ち、ちょっと待て!俺は何も・・・」
「いいから!きなさいっ!」
「ま、待ってくれ!説教は、メシ食ってからにして・・・グッ」
「じゃ、俺は先に学食に行ってるからな」
「まて!コラッ!親友を置いて行くのか!聞いてんのかよ!」
「グズグズしてないで!早くっ!」
「・・・ハイ・・・」
107名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 02:26:07 ID:???
七瀬に襟首を掴れ、何度も階段を踏み外しそうになり、強制連行された
先は、自治会室だった。
部屋に入ると、七瀬は浪馬に、自分の正面の席に座るよう促したきり、
黙り込んでしまった。
部屋には、重い空気だけが立ち込めていた。
「で、なんなんだ?ココのところ、説教されるような事をした覚えはないんだけど?」
重い雰囲気を耐えかねた浪馬が口を開いた。
「・・・」
それでも、時折ため息をつくものの、七瀬は無言のまま。
「お〜い?七瀬〜?」
正面に座っている七瀬に呼びかける。
「・・・・・・」
しかし、七瀬は無言のまま。
「もしも〜し?た・か・と・う・さん?」
今度は、目の前で手をヒラヒラさせながら、普段は呼ばない七瀬の苗字で呼んでみた。
「・・・・・・・・・」
相変わらず、七瀬は沈黙している。
「おいおい、用事がないんなら、学食に行くぞ?」
そう言って、浪馬が席を立とうとした、その瞬間、正気に戻ったのか、
七瀬が大きな声を上げながら、立ち上がった。
「ダメっ!」
「だったら、早くしてくれよ。学食の混み方、半端じゃないんだぞ?」
少しイラついたように、浪馬が言うと、七瀬は、おずおずと机の下から紙袋を
取り出し、中から何かの包みを出しながら言った。
「・・・・・・・・・こ、これ!」
「ん?なんだそれ?」
「み、見てわからないの!?お弁当よ!」
「七瀬の弁当が俺に関係あるのか?」
「確かに、作ったのは私だけど、これは、あなたの分!!」
的外れな浪馬の言葉に、段々と声が大きくなっていく。
「へっ?」
108名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 02:27:19 ID:???
「へっ?」
「ああっ!もうっ!ホント、鈍いんだから!これは、あなたに作ったお弁当なの!」
「・・・あっ、そういうことか!」
「・・・まったく、鈍感・・・!!」
最後に、小さな声でそういうと、七瀬はイスに腰を下ろした。
「で、食べていいのか?それ?」
脱力感を覚えている七瀬に、またも浪馬が的外れな事を聞く。
そんな浪馬に、自然と強い口調になってしまう七瀬。
「いいに決まってるでしょう!食べたいの!?食べたくないの!?」
「い、いや、食べさせていただきます・・・」
七瀬の口調に、萎縮しながら、浪馬が言った。
「い、いただきます・・・」
「・・・(ジーッ)」
「・・・」
「・・・(ジーッ)」
「・・・・・・なぁ?」
「な、なに?」
「そんなに見つめられたら、食べにくいんだが・・・」
「み、見つめてなんかいないわよ!」
誰どう見ても、ジッと見つめているようにしか見えないが、あえて、それを否定する。
「・・・まぁ、いいか。それより、七瀬は食べないのか?」
「あっ!た、食べる!」
浪馬の言葉に、慌てて自分のお弁当の蓋を開けるが、今度は・・・。
109名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 02:28:03 ID:???
「・・・(チラッ)」
「・・・」
「・・・(チラッ)」
おかずやご飯を口に運んでいるものの、浪馬をチラチラと見ている。
「・・・おい」
浪馬がため息をつきながら、七瀬に言葉を投げかけた。
「こ、今度は何よ!?」
「チラチラ見られるのもちょっと・・・」
「だから、見てないってば!」
「なぁ?」
「今度は何!?」
「ひょっとして、感想を聞きたいのか?」
浪馬の質問に、少し間をおいて、七瀬が答える。
「・・・・・・・・・そう」
「それなら、素直に言えよ・・・」
「だって・・・」
「うまいぞ」
「えっ?」
「だ〜か〜ら〜、うまいって!」
浪馬の言った言葉に、七瀬の表情がパっと明るくなる。
「よ、よかった・・・」
表情は明るくなったものの、言葉はまだ不安そうな七瀬。
「自信、なかったのか?」
「だって、あなたの好みの味がわからないんだもの」
「ああ、それでか」
「それに、自分の分は作ったりしてたけど、誰かのために作るのは初めてだから・・・」
「ふ〜ん?普通にうまかったぞ?」
「えっ?“うまかったぞ”って、過去形?」
「そ。ごちそうさんでした!」
「もう食べちゃったの!?」
「『もう』って、結構、経ってるぞ?ほら?」
そう言って、壁にかけられた時計を指差す。
浪馬の指差した時計と、自分の時計を交互に見ると、昼休みは残り10分を切っていた。
「えっ!?もうこんな時間!?」
七瀬のお弁当は、3分の2以上が残っている。
彼女の食べるペースからして、間に合うかどうか微妙な時間のようだ。
「そりゃ、お前、俺に見とれて・・・」
「見とれてません!」
「・・・ま、そう言う事にしとくか。それより、早いトコ食べないと、時間なくなるぞ?」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!授業に遅れたら、あなたのせいなんだから!!」
この日、七瀬は生まれて初めて、授業に遅れたのであった。
当然、浪馬は「こんな時間になったのは、あなたのせいなんだから、責任を取りなさい!」
という、七瀬の筋が通っているのかいないのか分からない理由によって、七瀬が食べ終わる
まで、つき合わされ、授業に遅刻したのであった。
110名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 02:30:13 ID:???
>>105
こんな感じかな?

111闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/02/12(日) 08:48:41 ID:???
>>110
グッジョブ!
七瀬かーいーよ七瀬。

関係ないけど、この板って改行多くてもいいんだねw
112名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:47:07 ID:???
60行,4096バイトまでおk
113名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:39:55 ID:???
GJ!!
七瀬に振り回されているようで、結局ペースを崩すのは七瀬。
そんな七瀬を見れる幸せ・・・。
114名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 15:14:13 ID:???
デレツンの七瀬(・∀・)イイ!


この後、教室に戻って遅刻の言い訳をするが、
内容が支離滅裂な上、普段と違う七瀬の表情や態度に、
先生とクラスメイトが(; ゚Д゚)になってしまう、そんな展開のSSも見てみたい。
115名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 19:10:38 ID:???
もはやナナたんと呼べるのは本編とアナザーだけだな
116名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 23:29:25 ID:???
七瀬好感度上げるの辛かった
てかアレは残したい、コレも残したいとやっていったら
セーブデータの三分の二を占拠されていた
残り三分の一はみさき先生ね。二キャラでセーブエリア埋まってしまったよ

所で小説みたいなのは出てるの?七瀬メインの
出来がよければ買おうかとも思ってるんだが
117名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 00:31:44 ID:???
>>116
下級生2の小説はソフガレから出てる。2巻が七瀬
http://books.softgarage.com/contents/ani_game/kakyu2/02/contents.html
出来は、人それぞれなので何とも言えないが
俺はかなり好きでいまだに読み返す時がある。
このスレ的には…どうだったかな??
118名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:07:14 ID:???
漏れはあれは全然受け付けなかったな。
あれ以降あそこの小説は買ってない。

メガストアで連載されているアナザーストーリー小説は次で連載5回目。
今のところ単行本化したら買う予定だが・・・きちんと終わってくれるのかやや不安。
119名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:16:45 ID:???
ソフガレは、移行期をもう少しゆっくりと丁寧に書いて欲しかったと
いう意見が大半だった気がする。
俺には七瀬と浪馬が互いに惹かれていく動機が
無理矢理であり曖昧で、違和感を感じる。
また、H有りが6章中4章を占める訳だが、そんなに必要ないと思ったよ。

ソフガレ読んで正直、このスレの職人のレベルの高さが身にしみました。
120ヤキモチのつむじ曲がり 1:2006/02/13(月) 01:16:55 ID:???
七瀬(まだ終わらないのかしら・・・)
昼休みの廊下。下駄箱の陰から様子を窺いながら、七瀬は酷くイライラしている。
浪馬が身体データを取らせてくれと博子にとっ捕まっている最中なのだ。

博子「先輩が暇な時でいいんです。今度の土日はダメですか?」
浪馬「いやあ、もう予定入ってるんだよ」
博子「じゃあ来週はどうでしょうか?」
浪馬「んー、実は土日と祝祭日はもう全部先約が・・・ゴメンね、博子ちゃん」
七瀬(そんな曖昧な言い方せずに、私と過ごすからってハッキリ言いなさいよ!)

博子「では今から少し時間下さい。昼休みの間でも少しはデータは取れます」
浪馬「え? いや、俺、これから飯食いたいんだけど・・・」
博子「さ、先輩、早くしてください」
七瀬(ちょっと、織屋君は今から私とお昼をいっしょに・・あ゛ーっ?!)
血相を変えて七瀬が飛び上がった。逃げようとする浪馬の右手を博子が掴んだのだ。

頭からつま先まで愛しくてならない浪馬。中でも「手」に七瀬は強い思い入れが
あった。チンピラから守ってくれた逞しい拳。平手打ちで彼女を目覚めさせてく
れた暖かい手のひら。浪馬の手は七瀬の宝物なのだ。それゆえに・・・
七瀬(は、離しなさいっ! 離すのっ! その手はわたしの・・・わたしのっ!)
浪馬と一緒に食べようと購買で買ったパンを知らず知らず握りつぶして、七瀬は
泣きそうな顔で地団駄を踏んだ。

浪馬と公認の仲になって、七瀬に安らぎが訪れたかというとそうでもない。
彼女は、自分でも知らなかった事だが、相当なヤキモチ焼きだった。
人付き合いのいい浪馬は、仲のいい女の子が沢山居る。それが七瀬の悩みの種
だった。ただ彼女はそういった態度を浪馬には見せないようにしている。

なぜなら彼女はつむじ曲りなのだから。
121名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 21:00:47 ID:???

>七瀬(そんな曖昧な言い方せずに、私と過ごすからってハッキリ言いなさいよ!)

なんだか胸に突き刺さるなー・・・。
122名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 22:59:30 ID:???
やきもちネタは大好物です。
1ってことは2以降もあり?ワクテカ

浪馬がやきもち焼くパターンも見てみたいなと。
123名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:45:58 ID:???
明日は2月14日、バレンタイン前日のこの日、七瀬は夕食の後、浪馬に渡す
チョコを作るため、自宅のキッチンに篭っていた。

「最後にラッピングしてと・・・」
完成したチョコを箱に入れ、慎重かつ丁寧にラッピングする。
最後に、控えめなリボンをつけると、嬉しそうな笑顔を浮かべた。
「・・・よし!完成!」
「織屋君、喜んでくれるかしら?」
それだけ言うと、満足げな笑みを浮かべる。。
「後は、渡すタイミングね・・・って!?去年のあれ以上の事を・・・!?」
去年の事を思い出すと、途端に顔が真っ赤になる。
我ながら、大胆な事をしたと思いながら、想像を巡らせる。
「あれを以上の事って・・・」
七瀬の頭の中で、週刊誌で読んだ読者投稿の数々が蘇る。
「ダ、ダメ!そんなふしだらな事、絶対にダメっ!!出来ないっっ!!そんな事をしたら、
変な娘だって思われちゃうっっっ!」
自分の想像を全力で否定する。
「ハァァァァァ・・・・・・。こんな事なら、普通に渡せばよかったわ・・・」
七瀬は、思いっ切り深いため息をつきながら、イスに腰を下ろした。
124名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:00:33 ID:???
翌日

「どうしたんだ?」
そわそわと落ち着かない様子の七瀬に向かって、ふいに浪馬が尋ねた。
「えっ?」
「いや、なんか、そわそわしてるみたいに見えるんだけど・・・」
「そ、そう?」
「ってか、挙動不審だぞ?」
「えっ?」
「デートしてるときから、ため息ついたり、何もないトコ見たり・・・」
「・・・」
「退屈だったか?」
申し訳なさそうに、浪馬が聞いた。
「違う!あなたと一緒にいるのに,退屈なんかしない!」
即座に否定する七瀬。
「なんだ?気になる事でもあるのか?なんなら、相談に乗るぞ?」
「・・・」
今度は、黙り込んでしまう。
「お〜い?七瀬〜?」
「・・・」
浪馬の呼びかけにも、全く反応なし。
それでも、七瀬に呼びかける。
「お〜い?もしも〜し?」
「・・・決めた!」
それまで無言だった七瀬が、突然、声を上げた。
「うわっ!」
その声に、驚く浪馬。
浪馬の様子を見た七瀬が不思議そうに聞く。
「どうしたの?」
「いや、何でもない・・・」
浪馬の答えに、少し首を傾げつつも、次の言葉を繋ぐ。
「織屋君!」
「はいっ!」
七瀬の変に力の入った言葉に、驚きながら、浪馬が返事をした。
125名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:01:32 ID:???
どんな質問が待っているのかと、緊張気味な浪馬に投げかけられた言葉は、
予想外のものだった。
「今日は、何月何日?」
予想外の質問に、一瞬ではあるが、七瀬が何を言っているのか理解できず、
唖然とした浪馬が何とか、答える。
「何月何日って・・・、今日は、2月の・・・あっ!」
「そう。14日。バレンタイン・デーね」
「・・・入試やらバイトやらで、忘れてた」
「仕方ないわよ。それで、これ・・・・・・」
そう言うと、持っていたトートバックの中から、七瀬の性格がわかるように、
丁寧にラッピングされた箱が取り出された。
少し頬を染めた七瀬は、その箱を浪馬に手渡した。
「おっ!サンキュー!」
七瀬はチョコの入った箱を浪馬に手渡すと、大仕事が終わったように息を吐いた。
「最初から、こうすればよかったのよね・・・」
「ん?どうしたんだ?」
「実はね、どうして渡そうか、悩んでたの・・・」
「去年、あんな渡し方したから・・・」
「なんだ、そんな事で悩んでたのか?」
「そんな事じゃないわよ!こっちは、去年以上に印象的な渡し方を考えて・・・」
少し怒ったような七瀬が言い終わらないうちに、浪馬が七瀬に優しく話しかけた。
「なあ、七瀬?」
「なに!?」
「俺は、お前から貰えるんなら、投げつけられても嬉しいぞ?」
「そんな事!」
「しないのはわかってるって。例え話だよ。それに・・・」
「それに?」
「・・・」
「『それに』なに?」
「・・・お・・・」
「お?」
「お前以外からのチョコが何個もあるよりも、お前からのチョコひとつだけの方が
嬉しいんだよ!」
浪馬がそう言った瞬間、七瀬の顔が真っ赤に染まる。
「・・・!」
「・・・以上だ!何か言う事は?」
こちらも、我ながらクサイ事を言ったなどと、赤面中の浪馬。
テレを隠すために、自然と声が大きくなる。
そんな浪馬に、顔を真っ赤にした七瀬が、少し俯きながら答える。
「・・・ない・・・」
その顔は、恥ずかしさ半分、嬉しさ半分といった感じだろうか。
「(織屋君が嬉しいって!私以外の女の子からのは要らないって!嬉しい!
こんな幸せな事、夢じゃないの!?いいえ!これは現実よ!だって、さっき
まで、デートしてたんだし!これは現実なのよ!・・・でも、万が一、夢だった
ら・・・!そうだ!彼に気付かれないよう、どこかを抓ってみようかしら!?)」
そんなことを考えている七瀬に、まだテレの残っている浪馬が訊ねた。
「と、ところで、どんなのなんだ?」
「・・・えっ!?」
トリップから引き戻された七瀬には、質問の意味が理解できなかった様子。
そんな七瀬に、再び同じ質問をする浪馬。
「だから、どんなのなんだ?これ」
「あ、ああ、チョコ?」
少し狼狽しながらも、答える七瀬。
「い、一応、自分で作ってみたの」
「手作りか!」
「そうよ」
「へぇ、んじゃ、七瀬の手作りチョコ、食べさせていただきますか!」
「ど、どうぞ」
126名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:02:30 ID:???
「綺麗にラッピングしてて、開けるのがもったいないな」
ラッピングされた箱を色々な角度から見ながら、浪馬が言う。
七瀬は、浪馬の様子を満面の笑みを浮かべ、嬉しそうに見つめている。
「あなたのために作ったんだから、気にしなくていいわよ」
上機嫌の七瀬がそう言ったが、浪馬は丁寧にラッピングされたチョコを慎重に開けていく。
箱を開けると、几帳面に並べられた二種類のチョコが交互に並べられていた。
「おお〜!」
思わず、声をあける浪馬。
浪馬の様子を見ていた七瀬は、先程までの嬉しそうな表情から、少し緊張したような表情になっている。
「ミルクとビターを作ったんだけど・・・」
「へぇ〜」
「どっちがどっちだ?」
「そっちのまん丸の方がミルクで、こっちの楕円の方がビターよ」
「んじゃ、ミルクから・・・『あ〜ん』!」
そう言うと、チョコの入った箱をを七瀬の方に持って行き、浪馬が大きく口を開けた。
「・・・えっ?」
七瀬は、浪馬の意図するところが理解できないようだ。
すると、浪馬がもう一度催促するように大きく口を開けながら言った。
「だから、『あ〜ん』!」
「ひょっとして・・・」
「うん。お前の想像通りだと思うぞ?」
ニヤニヤと笑いながら、浪馬が答える。
その言葉を聞いた七瀬の頬が赤く染まる。
「・・・あ、『あ〜ん』・・・」
頬を染め、そう言いながら、七瀬は、浪馬の口にスッとチョコを持って行った。
チョコが口に入った事を確認すると、口をモゴモゴと動かし出した。
チョコを食べる浪馬の様子をジッと見つめる七瀬。
「うん!うまい!変に甘すぎなくて、うまいぞ!これ!」
ニッコリと微笑みかけながら、浪馬が答える。
浪馬の答えが嬉しかったのか、七瀬の表情も一気に明るくなった。
「そう?よかった!」

127名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:04:01 ID:???
「んじゃ、次は、ビターを・・・」
浪馬がそう言うと、七瀬の頬が、またも赤くなる。
「・・・こっちも?」
「当然!『あ〜ん』!」
「も、もう!」
「『あ〜ん』!」
「お?こっちもうまい!」
「そ、そう?よかった!」
先程と全く同じ事を繰り返す二人。
「そう言えば、味見してないのか?」
「だ、だって、あなたのためだけに作ったんだもの」
「嬉しい事言ってくれるな。んじゃ、食べてみろよ」
「え?いいわよ、そんな・・・」
「遠慮するなって!自分が作ったんだろ?」
「で、でも・・・」
「いいから!ほら!『あ〜ん』!」
「えっ?ちょ、ちょっと・・・」
さっきは頬だけだったが、今度は耳まで真っ赤になる。
そんな七瀬の様子などお構い無しに、チョコを摘み上げた浪馬の指が近づいてくる。
「ほれ!『あ〜ん』!」
「ちょ、ちょっと、恥ずかしいわよ・・・」
「誰も見てないんだし、ほら!恥ずかしいなら、目を閉じればいいじゃないか」
「・・・あ、あ〜ん」
浪馬の言葉に、素直に目を閉じながら、七瀬は口を開けた。
チョコが入ってくるのを待っていたが、チョコは入って来ず、かわりに何か柔らかいものが
七瀬の唇に触れ、その直後に口の中にチョコが入れられた。
「!?」
128名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:04:45 ID:???
何がおこったのか分からない七瀬が、閉じていた目を開けると、悪戯っぽく笑った浪馬が七瀬を見ていた。
「へっへっへっ!去年のお返しだ!」
「・・・も、もう!」
それだけ言うと、七瀬は人差し指で、自分の唇をなぞった。
浪馬の方は、まだ悪戯っぽい笑みを浮かべている。
「どうだ?自分で作ったチョコの味は?」
「少し、苦い・・・」
「ま、ビターだしな。んじゃ、次はミルクだな。ほら『あ〜ん』」
浪馬の言葉に、慌てて目を閉じ、口を開ける。
しかし、今度は唇に触れる柔らかい感触はなく、チョコが口に入れられただけ。
「どうだ?」
「甘いけど・・・」
少しムッとしながら、浪馬の質問に答えつつ、次の言葉が自然と口をついた。
「なぜ今度は、口移しじゃないのよ・・・」
出来るだけ小さな声で、浪馬に聞こえないように、ボソッと言い放つ。
「へっ?」
七瀬の言った言葉がよく聞き取れなかったように、浪馬が聞き返す。
「・・・!な、なんでもない!」
七瀬は慌ててごまかしたが・・・。
「なんだ?口移しの方がよかったのか?」
「き、聞こえてたの!?」
「ま、これだけ近くに居るんだからな」
そう言った浪馬の顔には、先程までと同じ笑みが浮かんでいた。
「・・・」
「んじゃ、仕切り直しだ。ほら」
そう言うと、チョコを自分の口に浅く咥え、七瀬に顔を近づける。
慌てて、目を閉じる七瀬。
「・・・ん」
浪馬の唇が七瀬の唇に触れた瞬間、吐息だけを残し、部屋の中に沈黙が訪れる。
さっきより長いその行為は、口移しではなく、キスそのものだった。
「どうだ?」
長いキスの後、浪馬が聞く。
「・・・さっきのより甘い・・・」
それだけ言うと、七瀬は甘えるように、浪馬の方へと体を寄せた。
129闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/02/14(火) 00:19:11 ID:???
あーまーいーあーまーすーぎーるー。
職人さん乙!(*´д`*)ハァハァ
130名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:20:36 ID:???
と、とろけるぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
131名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:54:14 ID:nNwGsl6A
GJ!!
職人氏、乙!!
132名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 02:06:53 ID:???
あまーい!!
あますぎるよぅ七瀬さーん!!
133名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 19:00:02 ID:???
デジ塗り未熟もんですが、描いてみました。

http://loadist.sakura.ne.jp/loadist/img/1002.jpg


134名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:09:47 ID:???
おつ。
133はエロい。間違いない。
135名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:59:15 ID:???
白いヒールがいい。
んー、踏まれてみたい。
136133:2006/02/14(火) 23:23:27 ID:???
当方、足フェチ・ツンデレ美人好きです(´∀`)
レースクイーンをイメージしました。
137名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 01:28:02 ID:???
セナトカオセセサタオカナセナナイセカセトタナタセタカカ
トタトセナオモカトオセナセカナカカタタトナトオナオンセオ
138名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 12:34:43 ID:???
久々にこのスレ覗いて脱衣雀の声聞きに行ったら激しく萎えたorz
139名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 15:27:58 ID:???
俺も行ってみたが確かに別のキャラクターみたいだ・・・。
でも最初七瀬のところ黒くて表示されなかったから絵里のを見てみたんだが
絵里の声って七瀬のと似てるって思ったよ。どお?
少なくとも今やってる人よりは似てると思うが・・・。

まあ、七瀬目当てだったら買わんけど気に入ってるのイパーイいるし
俺は買って見るよ(・∀・)
140名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 20:20:11 ID:???
しかし人気ナンバー1キャラの声変えるかね・・・
新しく出るアニメの方はどうなんだろう。
141名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:00:14 ID:???
本屋寄ってきたけどメガストアまだ置いてなかった。
あれっていつ発売だっけ?
142名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:08:36 ID:???
それくらい調べろボケ
143名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:49:06 ID:???
17
144名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 01:12:18 ID:???
脱衣雀の七瀬の声ってなんで変わったの
中の人が引退とかしたのか?
145名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 15:51:14 ID:???
>>139
七瀬目当てじゃなければ、他は普通にいけるよな。
買うと思う。
中古で買いたいのが本音だが。
146名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 05:24:25 ID:???
>>145
七瀬目当てじゃないならなぜここに?
社員の宣伝はこのスレにいりません。
147139:2006/02/17(金) 08:31:01 ID:???
すまん、変な風にネタふった俺が悪かった。
145を責めないでおくれ・・・。

上手く説明できんがこのスレに来てるのは七瀬スキーだからだが
雀の七瀬は俺の好きな七瀬じゃねー・・・けど他のは面白そうっていうだけだよ。

本当に七瀬スキーなら雀の七瀬はちと違和感あるでしょ?
148名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 20:43:34 ID:???
ナナちゃんアナル処女喪失&直腸に中出し。於メガストアノベル。
次回が最終回だってさ。
149名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:18:49 ID:???
OHPで雀のボイス付きキャラ紹介みてきた…切ない…。
何が切ないって、新しい人も頑張ってるなーって、でも違うモノは違うんだよなーって。
150名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:14:12 ID:???
地声は悪くない、新七瀬。
だが、よがり声が…。
151名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:19:21 ID:???
キャラ紹介聴いてきた。確かに悪くはない・・・と思う。
しかしシュンの中の人だと思うとどうしても拒絶反応が・・・
アニメの記憶を消してよナナたんorz
152名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 01:20:31 ID:???
悪いとか良いとかじゃないんだよね、俺の場合。
153名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 08:14:02 ID:???
おれも>>150と同感ってとこかな
中の人も比較されるからたいへんだろうとは思うけど
公開されてるHシーンはどうもね。。。
154名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 12:50:26 ID:???
だからあれはコスプレの人なのだよ。きっと。
155名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 18:15:54 ID:???
>>148
('A`)キタコレ…
156名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 12:15:57 ID:???
>>153
150だが、賛同感謝する。
いや、あらかじめ中の人のオフィシャルで
サンプルを聞いたんだけど、ツンボイスに関しては
それっぽいものが出来るじゃないかと思ったんだよ。
だが、やはりよがり声が無駄に上ずっている。
七瀬のファンとしては第一人者としてこれはしかし…。
私の中では七瀬は中島さんのみだよ…とでもいっておこうか。
157名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 19:00:22 ID:???
>155
でも全く話題にならないところが作品の評価を表しているぽいな。
まあ単行本出たら買うけど。
158名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 19:44:27 ID:???
今回の話じゃコメントしづらい。
ハッピーエンドは決まってるんだし、まったり最終回を待ちます。
159ヤキモチのつむじ曲がり 2:2006/02/19(日) 21:05:02 ID:???
体育館の片隅。ぐるぐる同じ場所を回りながら、七瀬はバスケ部の紅白戦に参加中の
浪馬を横目でチラリチラリと睨みつる。彼女は可哀想なくらいイライラしていた。

人気者の刃を目当てに多くの女生徒が集まっていたが、抜群の運動センスで活躍す
る浪馬もまた少女達からさかんに声援を浴びていた。七瀬はそれが気に喰わない。
浪馬が愛想よく声援に手を挙げて応えるのがもっと気に喰わない。
七瀬(鼻の下伸ばしたりして、見苦しいったらありゃしないわ)(織屋君のバカっ!)
タマ「高遠さん、ここは冷えるから部室に行こうよ」
見かねて一緒に観戦してたたまきが腕を引っ張ると、夕璃もコクコクと頷いた。

七瀬「私がいることに気づきもしないなんて酷いと思わない?」
夕璃「んー、でも私達は目立たない場所にいましたから・・」
七瀬「私は屋上からでもグランドの端にいる織屋君がわかるわよ」
タマ「まあまあ、お茶でも飲んで落ち着きなよ、高遠さん」
部室に戻っても浪馬への恨み言しきりの七瀬を、たまきと夕璃が懸命になだめる。
二人は七瀬のヤキモチ癖を知る数少ない人物だ。

七瀬「もうすぐバレンタインだけど、私気が重くて夜も眠れないくらいよ」
タマ「どうして? 浪馬クンをますます悩殺するチャンスじゃない」
七瀬「他の子からも沢山チョコ貰って彼が大喜びする姿を想像すると、私・・・・」
夕璃「今年は織屋先輩にチョコを渡す人はまずいないと思いますよ」
タマ「そうそう、浪馬クンには高遠さんがいるもんね」
七瀬「いいえ。あんなに素敵な人だもの。きっと誰かが――――あっ?!」
たまきと夕璃の慰めにも、悲しそうに首を振るばかりの七瀬が突然ハッと部室の入
り口を振り向いた。
タマ「ど、どうかしたの?」
七瀬「織屋君。織屋君が帰ってきたわ!」
夕璃「どうしてわかるんですか?」
七瀬「足音よ」言うなり七瀬は瞳をキラキラと輝かせてドアへと向かう。
タマ「あ、足音? 外の足音がわかるの? そんなのって・・・」

恋する女のアンテナに狂いはなかった。七瀬の目の前で開いたドアの向こうに
本当に浪馬が立っていた。
浪馬「七瀬、来てたのか? ん? タマと夕璃ちゃんもか。今日は随分賑やかだな」
たまきと夕璃は驚いて思わず顔を見合わせた。
160名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:07:41 ID:2WMw0X5j
              )
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         ゙ミ;;;;;,_           (
          ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
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       /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
       ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
       ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
      /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
      ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
      ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
161名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:03:15 ID:???
>>100
あーすまん
再掲消えてね?
162名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:50:48 ID:???
なんだかんだで今年ももうすぐ卒業シーズンだのう。
まあ、俺はまだ七瀬萌えから卒業する気はさらさらない。
今年も留年だ。
163名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:03:32 ID:???
>>161
消えてるね。
なにかあったか。
164名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 10:14:23 ID:???
>159
浪馬限定デビルアイ&デビルイヤー装備のナナたんワラタ
ここまでくるとちっょと怖いけどなw
165名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 19:35:25 ID:???
本編でも部屋に他の女の子連れ込むと、
すぐ嗅ぎ付けるくらい敏感な子だったよなあ。
166名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:15:16 ID:???
ナナたんは他にも色々敏感ですが何か
167名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 23:30:32 ID:???
事務所の仲間とスナックに酒を飲みに行っても、絶対にホステスを横に座らせない浪馬。
移り香でも残ろうもんなら七瀬に「他の女と一緒に居たわね。私を捨てるの?」と一晩中
泣き付かれてしまうから。

とかな。
168名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 01:36:32 ID:???
脇腹とか首筋とか内腿とか
169名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 08:41:46 ID:???
さて、ドラマCDがFGできれば、一連の祭りに決着が着くな。
170名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 16:31:39 ID:???
何それ。詳しく。
七瀬(もうすぐホワイトデーね。織屋君は期待してくれって言ってたわ。ああ・・・待ちどうしい)
ママン「ナナちゃん、最近ボーっとしてばかりね。何かあったの?」
七瀬「べ、別に。なんでもないわよ。母さんこそ最近いつにもましてぽややんとしてない?」
ママン「あら、そうかしら」
七瀬「母さんはのんびりしすぎなのよ。もう少ししっかりして頂戴。いい年なんだから」
ママン(でも織屋君はこの前『おばさんって若く見えるし、癒し系ですよね』と誉めてくれたもん)
   (それにバレンタインにチョコケーキ持って行ったら、ちゃんと受け取ってくれたもの)
七瀬「ねえ、なに一人でニコニコしてるのよ?」
ママン「え? な、なんでもありませんよ」
七瀬「ふーん、どうだか」
二人は黙ってカップを手に取った。

七瀬(織屋君、何をしてくれるのかしら?)(織屋君のことだから、またいやらしいこと考えてるんじゃ・・・)
   (ホントエッチなんだから、でもあの悪戯っぽい瞳で迫られると、私、全然抵抗できないのよね)
   (あの目で見つめられると、それだけで私・・・・私・・・・・・・・・)
   (う、うん・・・ホワイトデーはあなたにいっぱいイタズラして欲しい・・・・)

ママン(そうだわ。ホワイトデーのお返しを持ってきたら、今後は私をお義母さんと呼ぶように言おうかしら)
   (織屋君、きっとすっごく困るわよね)(ちょっと可哀想かしら?)(でも・・・・・・)
   (織屋君の困った顔ってとっても可愛いの♪)(織屋君、早くナナちゃんのお婿さんになって頂戴)
   (そしたら私、毎日あなたを困らせて、あの可愛い顔をいっぱい見られるわ・・・・・)

運命の相手を見つけた娘と娘の恋人がすっかり気に入った母。二人の口から同時に小さな呟きが漏れた。
二人「あぁぁん・・・・織屋君・・・・・・♪」 
172名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 05:04:48 ID:???
173名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 15:15:45 ID:???
>>171
イイヨイイヨ-(・∀・)

>>172
前にも見たことあるけど可愛いよなぁ。
前はパンツがどうのとかコメントしてた気がする。
もうちょっと目がキリリとしてたほうが七瀬っぽい気がするが
門井せんせが描いてるわけだしこれが本物なんだよな。
174名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 00:55:33 ID:???
>>173
そそ。私の友人がそれは確かめたからね。
脱衣雀とか一切門井さんタッチしてないから。
175名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 02:38:32 ID:???
>>171
GJ!
> (う、うん・・・ホワイトデーはあなたにいっぱいイタズラして欲しい・・・・) 
ナナタンモエス(;´Д`)ハァハァ
>(織屋君、きっとすっごく困るわよね)(ちょっと可哀想かしら?)(でも・・・・・・) 
ママンモエス(;´Д`)ハァハァ
相変わらずママンってキャラ濃いね。刃とか望を遙かに超える存在感だ!


葱板の姉妹スレ(高遠七瀬様への愛を語るスレ )が落ちたね。
176名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 18:15:58 ID:???
177名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 22:46:57 ID:???
でかっ
これって七瀬は表紙だけなんかね?
178名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:01:18 ID:???
>>177
確認したら10〜12月も七瀬だったよ
179名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 01:16:26 ID:???
180名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 02:01:47 ID:???
>>176,179 ごち。ナナタンえちぃ(*´Д`)

>>175
ホントだ。落ちてる・・・
181名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 10:53:07 ID:???
メイド服着たナナタソにご奉仕してもらいたい…
182名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 20:35:16 ID:???
「じゃあ15分休憩ね。その後は、いつも通り今日勉強した内容のテストよ」
「うぅ・・・七瀬、おまえって本当に厳しいよな」
「あなたの為なんだから、少しくらい我慢しなさい」
卒業後の3月。浪人となった浪馬の元に、七瀬は毎日やってきては勉強をみていた。

「織屋君、時間よ」
「頼む。あと五分休憩させてくれ。頭がまだボーっとしてんだよ」
「本番の試験ではそんな泣き言通用しないわよ。ほら、早く始めなさい」
「うぅ・・・」
「今日のテストで7割以上正解したら、ごほうびをあげるから頑張りなさい」
「ごほうび?」
「クリアできたら今夜からここに泊まって、春休み中あなたの面倒をみてあげるわ」
「ほ、ほんとうかよ?」
「ええ。食事の用意も、お洗濯も。朝はキスで起こしてあげる、うふふふ♪」
「な、なんだかやる気がふつふつと湧いてきたぜ」
「その代わりクリアできなかったらお仕置きですからね」
「げっ? ど、どんなお仕置きだ?」
「今夜から二十四時間体制であなたに猛勉強させるわ」
「二十四時間体制?」
「そう。ここに泊り込んでずっとあなたを監視するの。勉強をサボらないように」
「え?」
「炊事洗濯、その他の事も全部私がやって、あなたを勉強だけに専念させるわ」
「・・・・・・・・・」
「わかったらさっさとテストを始めなさい」
「お、おう・・・・・・」

(あれ? どっちにしてもここに泊り込んで面倒を見てくれるってことか?)
浪馬はテストに向かいつつ、しきりに首を捻った。
(な、なんだか恐ろしく恵まれた浪人生活の様な気がするぜ)
183名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 22:06:21 ID:???
GJ!!


俺も浪人したい
184闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/02/28(火) 08:42:52 ID:???
職人さんグッジョブ!
薔薇色の浪人生活(*´д`*)ハァハァ


最後の三行でポルナレフのAAが頭に浮かんだのは秘密だ。
185名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 23:03:16 ID:???
春休みが終わって七瀬が大学に通うようになったら、
昼間はママンが押しかけて来て世話してくれるだろう。

一人暮らしで大学に通うなら、浪馬が寂しがる七瀬の元を訪れて、
そのまま居ついちゃうパターンか。
186名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 23:04:27 ID:???
>>182 浪馬ウラヤマシス

ところで、まったく話題になっていないところを見るとドラマCD買った猛者はゼロか。
187名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 23:21:52 ID:???
音声だけのドラマCDで声が変わってしまっているとなるとちょっとな
脱衣ジャンには手を出そうと思うけど
188名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 23:48:28 ID:???
>>187
同感だな。
私はツン声には慣れたが、よがり声がだめだ。
108回エルフのサイトでHシーンサンプルを見て
何とか慣らしたがね。
189名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:54:04 ID:???
七瀬の胸に抱かれて眠りたい。
なので、誰か抱き枕を作ってください。
190名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 00:31:57 ID:???
下級生2関連て、抱き枕カバーとか無いよね…。
オフィも無いし、同人でも見かけないな。
誰か作ってくれ!
191冬のつむじ曲がり3:2006/03/02(木) 02:12:27 ID:???
「どこで油売ってたの? 汗いっぱいじゃない。風邪をひくから早く拭きなさい」
「何か飲む? お腹が空いてるならお菓子も用意してあるわ」
先程までの憂鬱な様子はどこへやら、七瀬は溌剌とした顔で浪馬の世話を始めた。
固く締まった花の蕾が一気に満開になったかの様な、それは見事な豹変ぶりだった。
七瀬「この汗、タオルで拭いたくらいじゃダメね。シャツを換えた方がいいわ」
浪馬「こ、こら、いきなり脱がそうとするなって」
七瀬「あら、今更恥ずかしがることもないでしょう? ほら、早く脱いで」
浪馬「あのな、タマと夕璃ちゃんもいるんだぞ。七瀬も向こう行って後ろ向いてろよ」

「あれ? タマ、またシャツを洗ったのか? 下着は洗わなくていいって言ったろ?」
ロッカーの中に洗濯して綺麗に畳んだシャツを見つけて、浪馬が驚きの声をあげた。
タマ「この前も言ったよね。私は洗ってないよ」
浪馬「じゃあ夕璃チャンかい?」
夕璃「いいえ、違いますよ」
浪馬「二人じゃなきゃ、誰が洗うんだよ」
タマ「さあ? この部室には親切な小人さんでもいるんじゃないの」
背中越しに浪馬に答えながら、たまきはチラリと七瀬の顔を覗き込んだ。
七瀬「・・・・・・・・・」
犯人はむろん七瀬だ。自室の掃除。洗濯。何度申し出ても遠慮する浪馬に業を煮やし
た彼女は、たまきと夕璃に頼み込んで部室の洗濯物を一手に引き受けていた。下着は
洗わなくてもいいとその時に教わったが、七瀬は靴下もぱんつも喜んで洗う。それを
浪馬に内緒にしているのが、七瀬らしいと言えば七瀬らしい。

浪馬「小人? 童話じゃあるまいし。とにかく下着は洗わなくていいから」
夕璃「先輩、私達に言っても意味ありませんよ。小人さんに言ってください」
本気で犯人に気づかない浪馬の鈍さに、夕璃が困った様に瞳をくるんと動かした。

着替えを終わった浪馬がベンチに腰掛けると、七瀬はさっそく隣に腰掛て飲み物を
差し出した。試合を観戦していた事に気づいて貰えなかった恨みも言わず。こっそ
り洗濯をしている事に気づかない鈍さも責めず。七瀬はただ浪馬の肩に頭を持たせ
掛け、ぴったりと寄り添った。

タマ「・・・・・」
夕璃「・・・・・」
切ないほどにいじらしく健気な七瀬の姿にたまきと夕璃は顔を見合わせ、小さく溜
息をついた。このままでは七瀬が可哀想だ。二人はそう思ったに違いない。
192闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/03/02(木) 02:48:29 ID:???
職人さんがグッジョブすぎて七瀬が可哀相だからもらっていくわー
193名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 10:26:52 ID:???
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
194名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:15:30 ID:???
漏れもナナたんに寄り掛かられたい。
無論ナナたんに体重を預けられたら理性など保てるわけも無いがな。
195名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:23:10 ID:???
質問
お、七瀬参戦ならエルフ脱衣麻雀3は買うしかないな、とか思ってたんだがなんで声優変わってしまったの・・・?
一気にやる気なしですよ
196名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:27:24 ID:???
>>195
大人の事情だろう。あの人もこの間に結構有名になったし。
ルートがあるから本人に問い詰めるという手もあるがね。
108回聞いたらなれたので、俺は買うがね。
いざとなったら、音を消して何とかするさw
197名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:20:42 ID:???
なかのひとのスレでは下級生2は2005年までの契約だったんだろうと
198名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:28:30 ID:???
ナナたん星人の俺様は本編がすべてです
199名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 01:00:15 ID:???
桃の節句で振袖を着たから是非見て欲しい。七瀬にそう言われて初めて高遠家の敷居を跨いだ
浪馬は、ママンの猛烈な歓待っぷりに目を白黒させた。下にもおかずとはこの事だろう。

ママン「どう? 織屋君のお口に合うかしら?」
浪馬「はい、すごく美味しいです。手料理なんて久しぶりですし」
ママン「あなた一人暮らしなのよね? ご飯はどうしてるの?」
浪馬「えーっと、レトルトとか外食とか・・・まあ、そんな感じです」
ママン「まあ、それじゃ栄養が偏らない?」
浪馬「うーん、一応バランスには気を使ってるつもりですけど・・・・」
ママン「ねえ、織屋君。良かったら毎晩うちにご飯食べにきたらどう?」
浪馬「え?」
ママン「ナナちゃんの大切な人が苦労してるのを見過ごせないわ」
七瀬「か、母さん! いきなり何言い出すのよ!」
ママン「それともいっそうちで暮らすのはどうかしら?」
七瀬「母さんっっ!!」
ママン「うふふふ、冗談よ♪」
浪馬「あ・・・・・・・あ、あははは・・・」(さっきの目は本気だったぞ)

その後もしきりと酒を飲ませようとしたり、風呂に入れと勧めたりするママンに浪馬はホトホト
困ったが、その度に七瀬の激しいツッコミが炸裂し、とりあえず無事に家に戻ることができた。

浪馬(あのまま七瀬の家に泊まりでもしたら、二度と帰して貰えなりそうな勢いだったな)
   (そりゃ俺だって、七瀬と暮らせる日が来ればいいなと思ってるけど、今はまだ早すぎるぜ)
   (しかしお袋さん、いったい俺のどこが気に入ったんだろ?)
   (いい人なんだけど、何考えてるのかよくワカンナイ人だよな)
   (そういえばお土産まで貰ったんだっけ・・・この感じは食い物かな?)

ママンから手渡された包みを開けると、浪馬が予想したとおり夕食でご馳走になったママンの手料理
がぎっしりと詰まっていた。
浪馬(本当に親切な人だ。お陰で明日は朝からご馳走だな・・・・・・ん? なんだこれ?)
包みの一番下にキラリと光るそれを浪馬は不思議そうに見つめた。
浪馬(鍵? な、なんの鍵だ? あ、メモも入ってる・・・・なになに・・・・・・なぬ―――――っ?!)

一読した途端、浪馬の体が雷に撃たれたように跳ね上がった。手からメモがはらりと落ちた。
『織屋君へ あなたにこれを渡しておきます いつでも使ってね うちの合鍵よ』
メモにはそう書いてあった。
200名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 20:42:10 ID:???
いつもながら職人GJ!
201名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:56:18 ID:???
GJ!

二人に愛され幸せだなー

って、パパンはものすごい目で影から見てたりして
202こんな後日談はどうか:2006/03/05(日) 02:59:30 ID:???
浪馬「これ返しにきたんです。好意はありがたいんですが、さすがにちょっと・・・・」
パパン「妻が渡したんだね。それなら構わない。君が持っていてくれたまえ」
翌日、鍵を持って高遠家に向かった浪馬を玄関で出迎えたのは七瀬の父だった。

浪馬「好意はありがたいんですが、恐れ多いです。俺、赤の他人ですから」
パパン「まあまあ、そう言わずに」
浪馬「いえ、やっぱりダメです。俺にはまだこれを受け取る資格はありません」
パパン「頼むから受け取ってくれ。私がこれを妻に渡したら大変なことになる」
浪馬「え?」
パパン「間違いなく拗ねる。そうなったら最後だよ」
浪馬「はあ」
パパン「妻は拗ねるとね、部屋に引き篭ってシクシクと泣くんだ」
浪馬「子供みたいな・・・ちょっと可愛らしい拗ね方ですね」
パパン「可愛い? 恐ろしいの間違いだよ」
浪馬「と、いいますと?」
パパン「ごはんを一切食べなくなるんだ」
浪馬「ハンガーストライキみたいなものですか?」
パパン「命がけのね」
浪馬「命がけ?」
パパン「私との結婚をお爺ちゃん、つまり父親に反対された時は餓死寸前まで続けたよ」
浪馬「は?」
パパン「最後はお爺ちゃんが青くなって、『結婚を許す。だから飯を食ってくれ』と土下座したんだ」
浪馬「・・・・・・・」
パパン「実は七瀬と君の交際に、最初私がいい顔をしなかった時も三日間ほど絶食されてね、はははは」
浪馬「・・・・・・・」
パパン「君がこれを返したら、間違いなくやると思うよ」
浪馬「・・・・・・・」
パパン「だから妻の命を助けると思って、受け取ってくれないか? 頼むよ、織屋君」

結局、浪馬は大人しく鍵を持って帰ったという。
203名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 20:56:24 ID:???
今更ED見たが織屋七瀬検事、スーツの胸元開きすぎだよ(*´д`*)
神聖な法廷で挑発とはけしからんですよ(*´д`*)
204名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 21:53:07 ID:???
>>202
GJ!設定が面白かった。


しかしあれだな。
とあるSSの時はGJがつきまくるのに、別な人がSSをかくと
反応はさっぱり。
もっと盛り上げていこうじゃまいか。
数少ない職人さんの努力、俺は応援してます。

と、言いたいこととは別の言葉で呼びかけてみる。
205名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 22:42:12 ID:???
仕方がないさ
親父とロウマしか出てないんだもの
七瀬がいなきゃだめなんだよ
206名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:57:34 ID:???
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 
 ⊂彡
207名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 00:22:00 ID:???
脱衣雀とアニメって中の人違うんだっけ?
208名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 10:03:07 ID:???
違うよ。中の人目当てで買うと泣き見るぞ〜
209名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 10:43:14 ID:???
いや、原画もそうとう問題ありだと思うわ。
210名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:32:24 ID:???
うーむ
中の人も違えば原画も違うとは…
なんでオフィシャルから同人が出てくるのかと
211名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:30:09 ID:???
門井さんはそういったものには一切携わらないと
こないだ私の友人が聞きだしてきたからね。間違いないさ。
212名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:44:34 ID:???
門井氏は他のブランドで原画を担当します

絵も声も別人 七瀬\(^o^)/
213名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:53:11 ID:???
>>203
元キャラがそうだからね
ピアスの件についても
214名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 17:15:14 ID:???
七瀬に踏まれたい
215名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:59:28 ID:???
七瀬の脚の美しさは反則
216名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 20:21:55 ID:???
七瀬の脚か。浪馬もすごく興味を持ってたよな。
217名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:15:18 ID:???
ちょうど浪人生活脱出の頃合。
218名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:03:00 ID:???
某弁護士みたいに子沢山になるのかな?
219名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 03:58:30 ID:???
検事ってそんなに休み取れるのか?
子沢山になったとしてもみんなおばあちゃんっ子の予感
220名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:08:46 ID:???
必然的にそうなるわなw
221名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 12:02:23 ID:???
>>219
娘ばっかりだったら七瀬が量産されそうなヨカーン
222名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 21:41:41 ID:???
雷鳴の夜は、浪馬が妻と娘達にしがみつかれて大変な予感。
223名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 21:49:20 ID:???
娘達が通う学校が恐ろしい事になってそうだ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
224名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 23:55:01 ID:???
高三の姉、高二の弟、高一の妹という組み合わせ。
浪馬似の息子は、毎日七瀬似の姉妹に激しく説教されまくる日々。
でもそれは好意の裏返し。とにかく二人とも彼を構いたくて仕方がない。
休日は二人して彼の両腕にしがみついたままデートよろしく街を引きずり回しています。



225名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 00:46:07 ID:???
>>222
>>224

まるで完成されたSSのようだ・・・
226名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 02:39:36 ID:???
毎日セックルしていたら教育上よろしくないよなw
227名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 05:56:46 ID:???
3月7日、卒業式の日。
卒業式は滞りなく進行し、私達は無事学園を卒業した。
友人や執行部の皆としばし別れを惜しんだ後、
私は校門である人を待ちながら、一人物思いに耽っていた。

(この三年間色々なことがあったわね…)
これまでの三年間に思いをはせていると、ふと織屋君の顔が脳裏に浮かんだ。
(そうね、彼との出会いが一番の出来事だったわ)
(最初は彼が何か悪戯する度に私に注意されて…)
(お互いに良い印象は持っていなかったわね)
当時のことを思い出し、ふふっと笑みがこぼれてしまう。
(でも、私に冷たくされても毎日のように私に話しかけてきて…)
(彼の意外な一面を知ったりして彼を見る目が変わっていった)
(最初はデートはしつこく誘ってくるから仕方なく、という感じだったのに)
(いつの間にかデートが楽しみになってたりして…)
(そして、あの出来事から私と彼の関係は変わり始めた)

それは秋のある日の事。
私が煙草のポイ捨てをした連中を注意したところ、
襲われそうになってしまったことがあった。
そんなところを助けてくれたのが…彼だった。

思わず憎まれ口を叩いた私に対して彼は、
私の頬を叩いて「もっと自分を大切にしろ」と言ってくれた。
(そして、「お前は見た目がいい」とも言われて)
(急に私の胸がどきどきしてしまって…)
(私は素直にお礼を言うことが出来なかった)

翌日のデートで、私は彼にお礼を言えなかったことを謝った。
彼はそんな私を笑って許してくれた。
(許してくれた時、私はとても嬉しかった)
(…このときにはもう、私は恋に落ちてしまっていたのね)

その後…私と織屋くんはキスをして、愛し合うようになって…
恋人になった記念にプリクラを撮ったり、勧められてお酒を飲んでみたり。
クリスマスイヴに植物園に行ったり、一緒に初詣に行ったり。
彼の部屋で色々とエッチな事をしたり―
ふと彼とエッチした時のことを思い出し、私は思わず顔が熱くなるのを感じた。
(もう…私がこんなにエッチになってしまったのも織屋くんのせいなんだから)
(責任、とってもらわないとね…ふふっ)
228名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 05:58:13 ID:???
「おーい、七瀬!」
そんなことを考えていると、私を呼ぶ声が聞こえた。
その声に振り向くと、織間くんがこっちに走って向かってくる姿が見える。
「あ…織屋くん」
「はぁはぁ…悪い、待たせちまったな」
「ううん、気にしないで」
「七瀬、卒業おめでとう」
「ありがとう…織屋くんも、卒業おめでとう」
そう言って私達は校舎の方を暫く眺めていた。

「…ねぇ」
「ん?」
「大事な話って…何かしら?」
私が織屋君を待っていた理由。
それは、昨日デートして分かれる時に卒業式の後に大事な話があると言われていたからだった。
「…俺、七瀬の行く大学を受験することにした」
「え…本気…なの?」
突然の話に思わず漏れた私の本音に苦笑しつつも、彼は頷く。
「…理由、聞いてもいいかしら」
「七瀬とまた一緒にキャンパスライフを送りたいから」
「!」
彼の言葉が嬉しくて、また私の顔が熱くなっていくのを感じる。
「…そ、それだけ?」
「それだけ」
「はぁ…あなたらしいわね」
私は小さくため息をついた。
「もう一度聞くけど、本当に受験する気なのね?」
「ああ」
私の問いに彼は力強く頷いた。
「わかったわ…善は急げよ、早速行きましょう」
「えっ、どこに?」
「私の家よ…私が使ってた参考書取りにいかないと」
「…今日から勉強するのか?」
「当たり前じゃない、こうなったら一日でも無駄にできないわ」
「わかったよ…それじゃ、行こうか」
そう言って彼は私に手を差し出した。
「ええ」
私はその手を取り、私達は一緒に歩き出す。
二人で歩んでいく道は平坦ではないでだろうけれど。
この人となら…きっとどこまでも行ける―

229三姉妹物語「ナナミ、ナナカ、ナナエ」:2006/03/12(日) 05:59:50 ID:???
朝食。
七海「パパ、今日帰り遅いの?・・・寂しい・・・」
浪馬「そうだな。七海は生徒会でもあんまり遅くなるなよ。危ないからな」
七夏「お父様。新聞です」
浪馬「ありがとう、七夏。でも、家にいる時くらい伊達メガネは外そうな。引き締まるのはわかるけど」
七恵「・・・」
浪馬「七恵はだっこか。ほら、おいで」
こうして浪馬の朝は三姉妹の世話に追われる。

七瀬「・・・」
夜はもう一人の世話に追われるのだが。


仮名三姉妹で書いちゃったごめんなさいorz
230名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 07:07:11 ID:???
七瀬の野望…それは、一生、自分一人を見つめてもらうことだった。
だが、子煩悩な浪馬から『子供が欲しい』と言われ、自分でもまぁいいかと思った結果、子供を授かった。

一人目は女の子だった。
それはそれは母親に似て利発そうな子だったが、浪馬にべったりのお父さん子だった。

浪馬を取られたくないので、もう子供はいいかと思っていると、浪馬から
『子供が一人っ子では可哀想だ』といわれ、なし崩しで…結果、女の子だった。
ちょっぴり寂しがりやだけど何事も頑張る責任感の強い子だった。
むろん浪馬にべったりのお父さん子だった。

これ以上ライバルを増やしてたまるかと考えたが、逆に弟が生まれればそっちに注意が向くはずと考えた。
ならばもう1人と頑張った結果…女の子だった。
甘えん坊のお父さん子で、できるかぎりお父さんのそばにいないと気がすまない子だった。



そして>>229な日常生活に繋がっていくのでした…
231230:2006/03/12(日) 07:12:09 ID:???
229氏、勝手に広げてゴメンナサイm(_ _)m
イメージ的に七夏=長女、七海=次女、七恵=三女って設定にしちゃいました
232名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 08:31:57 ID:???
朝っぱらからGJですよおまいら
233名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 10:24:14 ID:???
>>227-228
いつもの職人さん乙
この時期にピッタリですな

>>230
自分としてはそのまま順番通り長女、次女、三女でいったんですが、いい感じかも
乙でした


219からの流れにインスパイアされて脳内設定で
229書いてみましたごめんなさい忘れてくださいorz
234名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 11:56:42 ID:???
ミニSS祭か!!
職人の方GJです。
235名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 17:15:55 ID:???
七瀬「体に気をつけてね・・・」
浪馬「ん」
七瀬「生水、飲んじゃだめよ?」
浪馬「ん」
七瀬「電話・・・してね・・・」
浪馬「わかってる」
七瀬「メールでもいいから・・・」
浪馬「うん」
七瀬「・・・やっぱり・・・いや!」
浪馬「・・・」
七瀬「あなたと離れるのは・・・いや!」
浪馬「七瀬・・・」
七瀬「ねえ・・・?どうして?どうしてなの・・・?」
浪馬「仕方が無いんだよ・・・」
七瀬「仕方が無い・・・・・・」
浪馬「・・・」
七瀬「そうよね・・・わがまま言って、ごめんなさい・・・」
浪馬「いや、俺の方こそ・・・」
七瀬「でも、私の事、忘れないでね?」
浪馬「忘れるわけないだろ!」
七瀬「織屋君・・・!!」
浪馬「七瀬・・・」

たまき「あれ?あそこにいるのって、浪馬クンと高遠さんじゃないの?」
刃「ん?そう言や、浪馬のヤツ、合宿で免許を取りに行くって言ってたな」
望「それの見送りかな?」
刃「だろうな」
たまき「その割には、最後の別れみたいなんだけど・・・」
刃「いいから、他人のフリしとこう・・・」
望「・・・そ、そうだね・・・」
236名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:01:22 ID:???
「お、おい」

確かに2人っきりだったとは言え、急に背中から腕を回された浪馬は声を震わせた。

「部屋の電球を交換したいけど届かないの・・・お願い、私の部屋に来て・・・」

そう言われて誘われたのだった。
もちろん彼女ももう子供じゃない。自分で十分取替えくらいできるだろう。
だが無碍にも出来ずつい浪馬は彼女の部屋に足を運んでしまっていた。

「いや・・・こんなチャンス滅多にないのに・・・」

そう言うと頬がくっつきそうになるまでしなだれかかった。
だが肝心の浪馬はイマイチ乗り気じゃなさそうだ。
それに気付いたのかちょっぴり頬を膨らませ更に自慢の胸を押し当てる。

「最近ちっとも私の部屋に来てくれなかったね・・・」

「そ、それは・・・」

「あの人のこと・・・考えたでしょ?」

「!?そ、そりゃあ・・・」

「やっぱりパパには検事は無理ね。」

くすくすっと笑うと腕を離して浪馬に背中を向けた。

「だってすぐ顔に出ちゃうもの。『人情家の織屋弁護士』は『鬼の織屋』とは大違いね?」

鬼の織屋
無論浪馬の妻、七瀬の二つ名である。

「ね、パパ・・・?」

くるりと振り返る。

「な、なんだ?」

「私がパパって呼ぶようになってからどれくらい経つかしら?」

「そ、そうだな・・・えーと・・・」

だが答えを聞くまでもなく彼女は言葉を続けた。

「いつになったら・・・私と結婚してくれるの?」

潤んだ瞳で上目遣いに訴えられ浪馬の肩がぴくんと跳ね上がった。
237名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:02:28 ID:???
「だからそれは・・・」

「パパにはいっぱいお小遣いももらったしプレゼントだってしてもらったわ・・・」

「な、何か欲しいものでも出来たのか?」

そんな浪馬に彼女は首を振る。

「私が欲しいのは・・・」

そう言ってさりげなく左手の薬指を撫でた。

「ゆ、指輪ならこの間買ってあげただろ?」

「あれはただのペアリングだもの。私が欲しいのは!」

今度は正面から抱きついた。
浪馬も邪険にはできないしするはずもない。
そっと背中に手を回した。

「私が欲しいのはパパなの・・・パパだって」

ああ、またあの約束を持ち出されるのか。
つい浪馬は目を閉じる。

「パパだってちゃんとこの間ちゃんと約束してくれたじゃない。私と結婚してくれるって。」

「い、いや、だからそれは・・・ほ、ほら」

彼女はここが正念場、と攻めの手を休めない。

「後どれだけ待てば良いの?」

だが一向に浪馬の態度は煮え切らない。
彼の全てが好きな彼女だったがこの部分だけは少々不満でもある。
例えそれが彼の優しさからきてると知ってはいても、だ。

「私だってもう子供じゃないわ。結婚がどんな事だか十分理解してるし覚悟もあるもの。」

それに、と続ける。

「慰謝料なら私も頑張って一緒に払っていくから。ね?」
238名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:03:37 ID:???
すぱぱーーん
軽快なハリセンの音が部屋に響く。

「いったーーい、もう誰よ邪魔する・・・の、は・・・」

振り返った七夏の視線の先には金棒ならぬ特性ハリセンを手にした鬼の織屋・・・いや、織屋七瀬が立ってい

た。

「あ、あら、ママ」

さすがに状況が飲み込めたのか七夏の表情も引きつる。

「どこに親の離婚をしきりに勧める娘がいますか〜〜!!」

さすが法廷に鳴り響く『鬼の織屋』
その迫力に七夏も「ここにいます」とはとても言えない。

「だ、大丈夫よ、ちゃんと娘としてママのお世話はしてあげるつもりでいるから」

「どこの世界に娘と再婚した夫のお世話になる妻がいるって言うのよ!」

「そこはほら、ママお得意の『過去の判例』とやらを探して・・・」

「そんな判例なんか探すまでもないわよっ!」

「ほ、ほらパパも同級生の女より年下のほうが良いに決まってるわよ・・・」

「私とパパは同い年のまま一生連れ添うから良いのよ!そうよねパパ?」

「あ、ああ、そうだな。」

急に振られたが浪馬も何とか答える。

「パパっ、女房とたたみは新しいものに限るって言うんでしょ?」

「あ、ああ、確かにそういう言葉もあるなあ。」

「ほら、やっぱり」

「なに頷いてんのよパパ!」

「ぐ、ぐえぇ、俺はただそう言う言葉があるって頷いただけで」

完璧にチョークにはいる七瀬の腕を慌てて七夏が止めに入る。

「止めてよっパパが可愛そうでしょ!」
239名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:04:11 ID:???
「元はといえば七夏が変なこと言うからでしょ?
結婚の約束も何もあんたが4歳の頃の話じゃない。何がこの間、よ!」

「この間が何年以内、とかそういう定義があるなんて聞いたことないわ!」

「だからって結婚できるわけないでしょ!自分の年を考えなさい」

「なんでよ!私もう結婚できる年齢よ!」

「先週17になったばかりでしょ!」

「16歳以上なら結婚できるしそれでも1年・・ううん、約束から13年も待ったのよ!」

「はっはーーん、残念でした。未成年は親の同意なしには結婚できないのよ!」

自慢げに胸を逸らしそれ見たことか、と得意げな七瀬に娘の追撃は容赦しない。

「それくらい知ってるわよ!だからパパとの結婚が決まったら同意してくれたら良いじゃない」

「ど、同意するわけないでしょ!」

「それになにがはっはーーん、よ。自分こそ年齢を考えたら?」

「な、なんですって!ママはまだ37よ、若手美人検事だって有名なんだからね」

「なによ、私より20も年上じゃない。それに美人よりも『鬼の織屋』で有名じゃないの」

龍虎相打つ。
2人の間でばちばちと火花が飛び散る。

「今日と言う今日は覚悟なさい!」

「望むところよママ」
240名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:05:01 ID:???
6畳の部屋の中で女性とは言え2人で暴れたらさすがに狭い。
ハア、とため息をついた浪馬は袖をくいくいと引っ張られる。

「ん?」

振り返ると次女の七海が口に指をしっとあてこっちこっち、と部屋の外に手招いた。
静かに部屋のドアを閉め隣の自分の部屋に連れてきた。

「パパ大変だったね。」

「はは、まったくだよ。」

娘にそう言われては苦笑いするしかない。

「ほんとママも大人気ないしお姉ちゃんも進歩ないんだから。」

中学3年生にそう言われてはあの2人も形無しだろう。
だが人の振り見て我が振りなおせ、でもないだろうが母と姉、二人を目の当たりにしてきたこの次女の七海は

大人しめの女の子だ。
見た目はちょうど高校の頃の七瀬を少し幼い感じで髪の毛もセミロング。
あと3年もすれば更に七瀬と瓜二つな美人に成長しそうだ。
本人もママのように髪を伸ばしたい、と思ってるようだ。

隣の部屋からはまだドタンバタンと騒ぎが聞こえてくる。

「2人とも普段は仲が良いんだけどなあ・・・」

だが浪馬は忘れていた。
七夏と同様もしくはそれ以上の手口や手段を変え襲い掛かってくる小悪魔がこの目の前と更に隣の部屋にもい

るということを。

「ほんと、お姉ちゃんもまだ甘いんだから」

「ん?なんか言ったか?」

「ううん、なんでもない。うふふ、パパだーい好き」

そういって七海は無邪気な顔で波馬の胸に飛び込んだ。


すいません。4つも。名前設定とか借りました
241名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 18:55:33 ID:???
な、なんだ? 今日は祭りか?
242名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 19:34:07 ID:???
(・∀・)イイヨイイヨー いずれ血の雨が降りそうな家庭だなw
243名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 19:45:48 ID:???
GJだぁ!!

七瀬がデレになれる時間や場所である家庭は、しっかり守りたいと思う。
七瀬似の女の子達かわいいだろうな・・・。
浪馬って幸せもんだな。
244名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:08:52 ID:???
読み返してみると・・・
もう少し援助交際の不倫カップルっぽさがでてれば良かったorz
力不足でした。
245名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:13:52 ID:???
第二節 「ブバルディア〜情熱〜」

クリスマスも間近に迫ったある日、街で不良に絡まれた七瀬は、
偶然通りがかった浪馬に助けられる。
お礼に浪馬のケガの手当てをする七瀬だったが、
浪馬に押し倒されそうになり、逃げ出してしまう。
一方、浪馬は失敗続きで教育実習生として自信を失くしかけている香月とも急接近。
浪馬と仲直りのキッカケをつかめずにいるたまき、浪馬のやさしさに好意を持った香月、
そして浪馬が気になり始めた七瀬。
それぞれの想いの中で、訪れたクリスマスの日に浪馬は…。


( ゚д゚)ポカーン
246名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:43:28 ID:???
職人さんたち乙です。
ワクテカしながら次回作待ちます。
247名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 21:17:30 ID:???
2日後にホワイトデーが控えてるのに職人さんたち飛ばし過ぎですよ
とさりげなく催促
248この花に思いを込めて-1-:2006/03/12(日) 22:52:38 ID:???
「…今日の勉強はこれでおしまいよ」
「はぁ…やっと終わったか」
長時間の勉強がようやく終わり、俺は安堵のため息をついた。
「ふふっ…浪馬くん、お疲れ様」
「七瀬もお疲れ様」
いつもなら二人でゆっくりするところだが、今日は事情が違う。

今日は3月14日…ホワイトデー。
男性から女性にバレンタインデーのお返しをする日。
俺は七瀬にプレゼントを渡すために部屋に予め隠していた荷物を取り出し、
参考書を片付けている七瀬に声をかけた。
「なぁ、七瀬」
「どうしたの、浪馬くん?」
「今日は何の日だか覚えてるか?」
「確か…ホワイトデーよね」
「そうそう…で、俺からバレンタインデーのお返しがあるんだよ」
「えっ、な、何かしら」
七瀬もホワイトデーを楽しみにしていたらしく、期待に満ちた表情をしている。
「これ、七瀬に似合うと思って」
そう言って俺は、七瀬に綺麗にラッピングされた紙袋を手渡した。
「ありがとう…ねぇ、開けてもいいかしら?」
「ああ」
俺が承知すると、七瀬は期待に目を輝かせながら紙袋を開けていく。
そして、その中には…
「これは、カチューシャ?」
純白のフリルがついたカチューシャが入っていた。
「ああ、七瀬に似合うと思って」
「可愛いわね…ありがとう、早速つけてみようかしら」
そう言って七瀬が嬉しそうに笑う。
この笑顔を見れただけで、贈った甲斐があったというものだ。
「はい、これもプレゼント」
カチューシャを付け替えた七瀬に、俺はさっきよりも大きい袋を渡した。
「…?何かしら?」
「そのカチューシャに似合う服を、と思って選んできたんだ」
「嬉しい…」
「早速、着てみてくれないか?」
「うん…着替えてくるから、待っててね」
そう言って七瀬は上機嫌で俺の部屋から出て行った。

―バタン!

七瀬の着替えを待っていると、俺の部屋のドアが乱暴に開かれた。
「ちょっと!この服はいったいどういうことなの!?」
その声に驚いて振り向くと…
白いカチューシャにメイド服といった格好の七瀬が立っていた。
俺の見立てどおり良く似合っている…が、彼女は怒っている気がしなくもない。
「よく似合ってるぞ、七瀬」
「ありがとう…って、そうじゃなくて!
この服はどういうことかって聞いているの!」
「どういうことって…プレゼントだよ」
「だから、何でメイド服なのよ?」
「そりゃ…お前に着て欲しいからだ」
「えっ…」
今まで怒っていた七瀬が戸惑う。
「黙って渡したりせずにちゃんと言えば良かったな…ごめん」
「う、うん…私も思わず怒鳴ったりして悪かったわ…」
「ありがとう、七瀬」
俺が謝ったことで、七瀬は機嫌を直してくれたようだった。
249 この花に思いを込めて-2-:2006/03/12(日) 22:54:21 ID:???
「ところで、その…」
「何だ?」
「浪馬くんのこと『ご主人様』って呼んだ方がいいのかしら?」
「えっ!?」
七瀬の思わぬ提案に、俺は驚きを隠せなかった。
「だって…浪馬くんの持ってた本に、そんな話が…」
内容を思い出したのか、七瀬が頬を染める。
…彼女はこんな時でも優等生ぶりを発揮するらしい。
「じゃあ、お願いしようかな」
「くすっ…はい、ご主人様」
七瀬が微笑んで優雅にお辞儀をする。
…な、なんだか新鮮でどきどきしてくるぜ。
「七瀬」
「何か御用でしょうか、ご主人様?」
「…目を閉じて」
「はい、わかりました」
そう言って七瀬は瞳を閉じた。
ドキドキしているのか、七瀬の頬が紅潮している。
俺は白いキャンディが入った瓶から1個取り出し、口に含んだ。
「七瀬」
「…はい」
「俺から、バレンタインデーのお返し」
「えっ…!?あっ…んっ…」
七瀬の唇に口付けし、キャンディを舌で七瀬の口の中に送り込む。
「ふっ…んむぅ…」
負けじと、俺の舌に七瀬が舌を絡ませて吸ってくる。
「ふふっ…いけないご主人様」
そして、俺は七瀬をもつれ合うようにしてベッドに押し倒した―

「はぁ…あんなに激しくするなんて…」
メイド服姿の七瀬と何度も愛し合った後。
俺達はベッドの中で余韻に浸っていた。
「ははは…七瀬が可愛かったから、つい」
俺の言葉に七瀬はぽっと頬を染め、
「…もう」
とはにかんだような表情になった。
「ねぇ」
「…ん?」
「その…私のメイド姿、どうだった?」
俺の感想が気になったのか、七瀬がおずおずと感想を尋ねてくる。
「とてもメイド服が似合ってて可愛かったよ、それに…」
「それに?」
「七瀬に『ご主人様』って言われて新鮮な感じだった…七瀬はどうだった?」
「…私も、いつもと違う感じがしてドキドキしちゃった」
俺達は顔を見合わせて微笑みを交わす。
「たまには、こういうのも悪くないわね…」
どうやら、七瀬もメイドのコスプレが気に入ってくれたようだった。
250 この花に思いを込めて-3-:2006/03/12(日) 22:55:39 ID:???
…おっと、エッチに夢中で本来の目的を忘れるところだったぜ。
「…七瀬」
「何?」
「ホワイトデーのプレゼントは実はもう一つあるんだ」
「え…?」
「七瀬、これ…」
そういって俺は七瀬に一輪の花を手渡した。
「この花は…アイリス?」
「ああ」
「綺麗ね…」
七瀬はじっとアイリスを見つめていたが、
はっと何かに気がついたのかぽっと頬を染めた。
「…ねぇ、浪馬くん」
「?」
「アイリスの花言葉、言って」
「え!?」
七瀬のことだから花言葉に気づくとは思ってたけど…
さ、流石にそれは照れくさいぞ。
「私はあなたの口からそれを聞きたいの」
七瀬は上目遣いで瞳を期待に輝かせながらおねだりしてくる。
…はっきり言って、俺はこの表情に弱い。
「…『あなたを大切にします』」
「よくできました」
そう言って七瀬は、満面の笑みを浮かべて俺をぎゅっと強く抱きしめた。
「七瀬…これからもお前に迷惑をかけるだろうけど」
「…うん」
「俺、お前のこと大切にするから…これからも一緒にいてくれないか?」
「当然じゃない…だって、私にはあなたがいない生活なんて考えられないもの」
「俺もだ、七瀬…」
「嬉しい…」
不意に、七瀬の瞳から涙が零れ落ちる。
「…ごめんなさい、余りにも嬉しかったものだからつい…ぐすっ」
七瀬も自身の流した涙に気づき、少し罰が悪そうな表情をした。
「いいさ、それだけ嬉しかったんだろ?」
俺の言葉に七瀬はこくりと頷く。
「だったら…好きなだけ泣いていい」
「うん…うん…」
溢れ出す涙を堪えきれなくなった七瀬は、暫く俺の胸の上で泣いていた―

「…落ち着いたか?」
「ええ」
ようやく泣き止んだ七瀬が少し恥ずかしそうにしながら頷いた。
そして、七瀬は自身の手に持っているアイリスの花を見つめる。
「ありがとう…この花は、私にとって最高のプレゼントだわ…
だって、あなたが私への想いを込めて贈ってくれたんだもの」
「七瀬…」
「ねぇ、私のこと大切にするって言ったわよね?」
「…ああ」
「じゃあ、約束のキス…して」
俺は七瀬にゆっくり顔を近づけ、熱い誓いの口付けを交わした―
251名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:00:59 ID:???
メイド七瀬キターーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
252名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:02:38 ID:???
まだこんなに沢山の職人さんたちがいたんだ。
さすが七瀬スレ。
253名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:02:54 ID:???
>>248-250
いい!
GJ!!
254名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:03:53 ID:???
ホワイトデーも近付いたある日、ショッピングモールに七瀬と浪馬の姿があった。
「本当にいいの?」
「遠慮するなって。ちょっと早いけど、ホワイトデーのプレゼントだ」
遠慮したように聞く七瀬に、浪馬が笑顔を見せながら答えた。
「わかったわ。それじゃあ、遠慮なく・・・」
浪馬の言葉に、少し遠慮しながらも七瀬も答える。
「た・だ・し!お手柔らかにな!」
「どうしようかしら?ウフフ」
そう言うと、七瀬は、ぬいぐるみの並んでいる棚に向かって行った。
「あっ!これ!かわいい!」
子供のように目を輝かせた七瀬が、棚に並べられているぬいぐるみを丁寧に見ていく。
「こっちも!」
「これも!」
「この子もかわいいわね・・・」
七瀬の目は、次々と新しいぬいぐるみを見つけていき、輝きを増していく。
「うーん、こんなにあると、迷っちゃうわね・・・」
一息ついて、背後のいる浪馬に話しかける。
「ま、ゆっくり選べばいいさ。そのために、早目に来たんだからな」
「そうね。あっ!」
浪馬と話しながらも、新しいぬいぐるみを見つけ、そちらの方に気が行ってしまう様子。
「(ハハハ、子供みたいに目を輝かせてら。普段見れないような、七瀬の姿を見れるし、
こういうプレゼントの仕方もありかな?)」
浪馬がそんなことを考えながら、七瀬を見ている間も、七瀬の物色は終わらない。
「あっ!」
255名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:04:37 ID:???
しばらくして、七瀬の動きが止まった。
「・・・」
「お〜い?」
「・・・・・・」
「な〜な〜せ〜?」
「・・・・・・・・・」
浪馬の呼びかけにも答えず、真剣に棚を見詰める七瀬。
それでも、浪馬が呼びかけ続ける。
「七瀬さ〜ん?」
「・・・うーん・・・」
「決まったか?」
「・・・まだ・・・」
「さっきから見てるけど、その二つで迷ってるのか?」
浪馬の言葉通り、七瀬の両手には一つずつぬいぐるみが握られている。
どちらにするか、迷っているようだ。
「そうなの・・・」
七瀬が迷いをそのまま言葉にする。
「ふ〜ん?」
「ねえ?あなたは、どっちがかわいいと思う?」
「へっ?」
「この子とこの子。どっちがかわいい?」
そう言って、七瀬は両手に持ったぬいぐるみを浪馬に見せた。
「俺か?うーん?俺は・・・」
少し考えるような仕草をしつつ、浪馬が答えた。
「こいつかな?」
浪馬が指差したのは、両手にぬいぐるみを持っている七瀬。
キョトンとしたものの、浪馬の指先が自分を指しているのに気付くと、少しだけ
七瀬が頬を染めた。
「も、もう!バカッ!」
そう言ったものの、まんざらでもない様子。
「照れるなよ」
笑いながら、浪馬が言った。
「もう!それで、どっち?」
七瀬は頬を少しだけ膨らませるフリをしながら、浪馬に聞いた。
「う〜ん?」
聞かれた浪馬の方も、今度は真剣に考えている。
浪馬の答えを無言で待つ七瀬。
「・・・」
256名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:05:15 ID:???
「よし!」
「・・・!」
「両方買ってやる!」
「えっ?」
「予算の範囲内だし、両方買ってやる!」
「本当に!?いいの!?」
浪馬の答えに、七瀬が満面の笑顔を浮かべながら聞き返した。
「(本当に嬉しそうに笑ってら。この笑顔に弱いんだよな・・・)」
浪馬はそう思いながら、七瀬を見た。
しかし、満面の笑みを浮かべていた七瀬の顔は、少し困ったような表情に替わっていた。
「でも・・・悪いわ・・・」
少し俯きながら、七瀬が口を開く。
「遠慮するなって!な?」
七瀬を気遣い、明るい口調で話しかける浪馬。
それでも、七瀬の表情は晴れない。
「でも・・・」
「おいおい・・・」
「やっぱり、この子だけでいい」
そう言うと七瀬は、片方のぬいぐるみを棚の中に戻した。
「遠慮す・・・」
浪馬が言い終わらないうちに、七瀬が答えた。
「いいの!さ、レジに行きましょう?ね?」
それだけ言うと、七瀬はレジの方に歩いていった。
257名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:05:53 ID:???
七瀬へのプレゼントも買い終わり、休憩も兼ねて喫茶店に入った二人。
大学の事やこれまでの事などを話している時に不意に浪馬が立ち上がった。
「っと!悪い!ちょっとトイレ!」
「もう!そんな時は、はっきり言わなくていいの!」
「ははっ、じゃ、ちょっと失礼しますよと」
浪馬が姿を消し、しばらくすると、七瀬は退屈そうに窓の外を見たり、カップに淹れられた紅茶を
意味もなくスプーンで混ぜる。
そんな事をしている内に、自分の隣に置いていた浪馬からのプレゼントが目に入った。
「(あ、この子に名前つけようかしら・・・?)」
そう思い、袋からぬいぐるみを取り出し、ジッと考える。
「(・・・うーん?いざとなると、いい名前って浮かばないものね・・・)」
「(そうだ!織屋君に貰ったんだから、彼の名前から字を貰えばいいのよ!
あとは、私の名前からも・・・)」
「(彼の名前が“浪馬”で、私は“七瀬”だから・・・)」
「(・・・!!これって、子供の名前を考えてるみたいじゃない!?)」
「(子供・・・。織屋君と私の子供・・・)」
「(男の子なら・・・彼に似てワンパクな子になりそうね・・・。おまけに、お調子者で、いい加減で、
女性にだらしなくて・・・)」
「(・・・これって、織屋君そのものじゃないの!?)」
「(・・・問題児にならなければいいけど・・・)」
「(そうだわ!女の子なら!)」
「(性格は私に似るのかしら・・・?私の性格って・・・)」
「(融通が利かず、意地っ張りで、おまけに気が強い・・・)」
「(・・・こっちも前途多難になりそうね・・・)」
ぬいぐるみを見つめながら、そんな事を考えている七瀬に、声がかけられた。
258名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:07:04 ID:???
「ぬいぐるみ見つめながら、何してるんだ?」
「何って、子ど・・・!?えっ!?お、お帰りなさい!」
七瀬が声のした方を見てみると、不思議そうな顔をした浪馬が立っていた。
「?何かわからねーけど、ただ今・・・?」
そう言いながら、浪馬が自分の席に座る。
「ぬいぐるみ相手に、何してたんだ?」
「べ、別に!なんでもない!ちょっと考え事してただけ!」
「そうか?」
「そうよ!」
「ふーん」
七瀬は浪馬の質問に少しだけ狼狽しながら答え、浪馬の方は、七瀬の様子を不審に思いながらも
納得した様子。
「あら?買い物してたの?」
浪馬の横に置かれた袋に気付き、訊ねた。
「ん?これか?」
一旦置いた袋を持ち上げながら、浪馬が答える。
「何を買ったの?」
「説明するより、見た方が早い」
そう言うと、浪馬は持っていた袋を七瀬に手渡した。
「変なものじゃないでしょうね・・・」
そう言いながら、七瀬は渡された袋の中を覗き込んだ。
「・・・あ!!これっ!」
袋を除いた瞬間、七瀬が驚きの声を上げる。
袋の中に入っていた物は、七瀬が迷った末に諦めた、あのぬいぐるみだった。
「そ。さっきのだよ。ちなみに、そいつもプレゼントだ」
「いいって言ったのに・・・」
「予算内だって言っただろう?」
「でも、ホワイトデーのお返しは・・・」
「んじゃ、そいつは、この一年のお返しだ」
「えっ?」
「この一年、勉強を見てくれたり、メシに掃除に洗濯までしてくれた、七瀬への感謝の気持ちだ」
「これでも、受け取ってくれないか?」
「・・・・・・・・・・・・わかったわ」
「今度は、えらく素直だな?」
「あなたに“感謝の気持ち”なんて言われて、それを断るなんて出来るわけが無いでしょう?」
「そう言って貰えると嬉しいな。サンキュ」
「違うわよ。お礼を言うのは私。ありがとう、織屋君」
それだけ言うと、浪馬がくれたぬいぐるみを宝物のようにぎゅっと抱きしめた。
259訂正:2006/03/12(日) 23:10:09 ID:???
Xそれだけ言うと、浪馬がくれたぬいぐるみを宝物のようにぎゅっと抱きしめた。

○それだけ言うと、七瀬は浪馬がくれたぬいぐるみを宝物のようにぎゅっと抱きしめた。
260名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:26:15 ID:???
>>254-258
GJ!次回作wktkしつつお待ちします。

多数のSSに七瀬スレの底堅さを実感した一日でした。
261名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:44:36 ID:???
一気読みするのがもったいないような気がする。明日以降じっくり読ませていただきます。
SS投下した職人さん方、マジでGJ!
262名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:49:41 ID:???
30近く新着レスって何事かとオモタ
ss祭りワッショイ
263名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:52:31 ID:???
一昨年の誕生日みたいだなw
264名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:54:23 ID:???
今日はとてもいい日でした。
職人のみなさん、ありがとうございました。
265名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 00:34:18 ID:???
職人さん達、乙です。
SS満開!!
266ホワイトデー・イブ(1):2006/03/13(月) 01:44:09 ID:???
今日は朝から心ここに在らずな状態が続いてしまっている。
部屋の中で勉強をしようとしても全くと言っていいほど身につかず、
ノートに要点を纏めている筈が何故か『浪馬君だ〜い好き』とか書きこんでいたりする。
気を紛らわせたくって、本を読みながら落ち着こうかと思い手に取った本が恋愛物……
余計に妄想が暴走してしまい、部屋の中で転がりまわる結果となった。

これではいけないと顔を洗いに行くが、顔を洗っていてもやはり顔がニヤついてしまい、
鏡越しに母の笑う顔を見つけて慌てて真面目な表情を作りなおす事もあった。
気分転換に外に出かけようかと思ったけど、もし外でニヤけた顔をしてるのが浪馬君に見つかったらと思うと
怖くて出かけることもできない。

そう、今日は13日…つまり明日はホワイトデーなのである。
バレンタインデーの時は我ながらちょっと大胆なことをしたかなと思いつつ、
私があれだけの事をしたんだし、浪馬君はどんな事をしてくれるのかなと妄想に浸ってしまった結果が
今日1日の行動そのものであった。

部屋の中で悶々とするのも何だしと思い、リビングのソファーに座り、テレビを見ようと思っても
考えるのは明日のことばかり……

(私があれだけの事をしたんだから、浪馬君は何をしてくれるのかしら?)
(そうねぇ…やっぱり口移しは最低でもやってくれるわよね?)
(となるとその後よねぇ…チョコと違って飴はそう簡単に溶けないから私と浪馬君の間で何回も行き来をさせて…)
(それでも溶けないんだし、長い時間キ…キスを続けるって事で………)
(無論、その後は………うふ…うふふふふっ)

なんて妄想を暴走させていた。
母が見ているのに全く気がついておらず、1人くねくねと身を悶えさせつつ考えていたが、ふと重大なことに気がついた。
(そういえば、明日は浪馬君とデートは確実だと思っていたけど、約束した記憶がないんだけど…)
慌ててスケジュール帖やカレンダーをチェックしてもそんな記述はない。
携帯のメールも確認しようと思ったが、浪馬君は携帯を持ってないから送ってくるわけもなく…
そんなこんなをしている内に、今までは良い方に向かっていた妄想が負の方に急転換をしてしまい……
267ホワイトデー・イブ(2):2006/03/13(月) 01:45:16 ID:???
(だ、大丈夫、大丈夫よ…)
(浪馬君の事だからただ単に忘れているだけなんだろうから…)
(でも、浪馬君ってデートの前にはきちんと連絡をくれるはずなんだけどなぁ)
(それに、前日の夜になってから電話でデートに誘われたことも何回もあったじゃない…)
(うん、大丈夫、そのうち連絡があるわよ)
(…でも、もしかして明日は他の人との約束があってそっちを優先するとかだったら)
(そういえば浪馬君って頼まれると嫌って言えない性格だし…)

なんて考えはじめたら、今まで悶えていたのが急に背筋を伸ばし、無意識のうちに真剣な顔で目の前のカップを睨んでいた。
反対側に座り、娘の百面相を見ながらニコニコとしていた母もこれには不審に思いだしてきた。
これは声をかけるべきか考えているうちに、七瀬の負の妄想は止まる所を知らずに大暴走へと進化していく。

(もしかして、私のことって遊びだったのかしら?)
(実は私1人が思いこんでいただけで浪馬君にとっては大多数の一人だったとか…)
(そ、そうよね、彼ってもてるもんね…幼馴染のたまきさんも綺麗だし、部の後輩の夕璃さんもすっごく可愛かったし……)
(ということは、バレンタインのときにあんな事しちゃって『七瀬って馬鹿な女だな』なんて思われてたりして………)
(で、でもでも、浪馬は卒業式の日に告白してくれたじゃない)
(そう、そうよ、私が浪馬君の彼女って事は否定し得ない事実なんだから)

と、一時的に良い方に考えが向いても、やはり妄想の暴走は止まらず

(って事は…彼から連絡がないのは変よね?)
(もしかして病気?いや、事故にあったとか…)
(事故にあって身動きが取れない状態になってたとしたら…それも、大事故で意識が無い状態でいるから連絡できないとか…)
(そうよね、私はまだ親族じゃないから病院からの連絡だって無いのも仕方が無いことなのよね)
(ならビックホリデーの叔父さんのところに連絡をいれて…だめだめ、もし彼が私に心配かけないように連絡を止めていたとしたら…)
(でも、その間にたまきさんや夕璃さんが看病しているなんておかしいじゃない)
(つまり私ってやっぱり浪馬君の友達の1人って事だから連絡もくれないのかなぁ……)

無論、浪馬は事故にもあってなければ病気にもなっていない。
全て七瀬の妄想が根幹にあるのだが何よりそれにすら気がついていない。
ただただ勝手に妄想し、暴走し、それが元でまた妄想し、暴走する無限循環に囚われているだけであった。

真っ青な顔になりつつブツブツ言い出した娘を心配した母が、恐る恐る声をかけてみる。
「あの〜〜〜…ナナちゃん?どうしちゃったのか………ヒィ(ビクッ)」
物凄い顔で睨まれてしまい、言葉を続けることができなかった。
ならば、何を言ってるか聞いてみようと、そっと近寄ると
「浪馬君が…」「いや、ダメダメ…」「私って遊びだったの?」「会いに行くべき……」
等が聞き取れた。
268ホワイトデー・イブ(3):2006/03/13(月) 01:46:01 ID:???
ここで、娘の状態とカレンダーを見てある程度把握し、これはと一肌脱ぐことにした。
そっと部屋を抜け出し、まずは浪馬君の部屋に電話をかけた。

浪馬 :「はい織屋ですけど」
七瀬母:「あ、浪馬くん?いつも娘がお世話になって…七瀬の母です」
浪馬 :「あ、どうも…」(と言いつつ戸惑いを隠せない)
七瀬母:「急に電話してゴメンナサイね…ちょ〜〜〜っとお願いがあったんだけどお願いできるかなぁ?」
浪馬 :「はぁ…俺にできることでしたら……」(何を言われるかちょっと警戒している)
七瀬母:「実はね、明日のことなんだけどぉ〜〜、とっととナナちゃんをデートに誘って欲しいの」
浪馬 :「…へっ?」(完全に虚をつかれた)
七瀬母:「だって、明日はホワイトデーでしょ?無論ナナちゃんとデートするんだろうからすぐに誘ってあげて欲しいの」
浪馬 :「えっと……たしか俺の記憶が確かならこの前の日曜日には、14日に会う約束をした記憶があるんですけど…」
七瀬母:「え?だってナナちゃん、浪馬君から誘ってもらってないようなこと言ってたわよ?」
浪馬 :「う〜〜〜ん…家まで送って別れ際にきちんと言ったはずなんだけどなぁ……」
七瀬母:「あ、そういえばそんな事言ってたわねぇ、キスした後に(ニヤニヤ)」
浪馬 :「な、何で知ってるんですか?(アセアセ)」
七瀬母:「もちろん見てたからに決まってるじゃない…ダメよ、玄関前なんて誰が見てるか判らないんですからね」
浪馬 :「は、はぁ…気をつけます」
七瀬母:「ってことは、ただ単にキスされて呆けちゃったナナちゃんが度忘れしちゃってるだけって事なのか…全くしょうがない子ねぇ…」
浪馬 :「あの…なんかイマイチ話が見えないんですけど?」
七瀬母:「ん?あぁ気にしないで……で、改めてでいいから誘ってあげて欲しいの」
浪馬 :「そりゃ、元から会う予定なんですから構いませんけど…」
七瀬母:「あ、ナナちゃんが何言っても反論しちゃダメだからね。今誘うのが始めてだって事にしてあげてね」
浪馬 :「何がなんだかイマイチ判らないんですけど、まぁいいですよ」
七瀬母:「そう?ありがとうね、すぐにナナちゃん呼んで来るからちょっと待っててね」
浪馬 :「はぁ…」

そして、部屋に戻ると…出ていく前の200%増しで負の方向に暴走している娘の姿が目に入った。
(全くしょうがない娘ねぇ…)と思いつつ、無理やり現実に引き戻す。

七瀬母:「ナナちゃん、ナナちゃん、ナナちゃんってばぁ〜」(ゆっさゆっさゆっさ)
七瀬 :「……(ハッ)な、なに、お母さんどうしたの?私は忙しいんだけど」
七瀬母:「えっとね、織屋くんから電話なんだけど…忙しいのなら後にしてもらう?」
七瀬 :「なっ!そ、そんなこと無いわ、まま待たせちゃいけないわよね」

いそいそと電話に向かう七瀬、それを見送る母。
そして、妙に明るい罵声と了承の声がリビングまで聞こえてきた。
電話を切り、先ほどと打って変わってニッコニコ状態の、それも殆どスキップ状態でリビングに戻ってきた娘に声をかける。
269ホワイトデー・イブ(END):2006/03/13(月) 01:47:13 ID:???
七瀬母:「ねぇナナちゃん、織屋くんは何だって?」
七瀬 :「え?あぁ…えっとね、ちょっと聞きたいことがあったんだって。全くそんな些細なことで連絡してくるなんてしょうがないわよねぇ」
七瀬母:「ふ〜ん、そうなんだ…その割にずいぶんと楽しそうじゃない?」
七瀬 :「き、気のせいよ、変な事言わないでよね、もう〜〜」
七瀬母:「そう、気のせいなのか…あ、そうだ、明日なんだけどさぁ、ちょっとお願いがあっ…」
七瀬 :「あ、明日はもう予定が入っちゃってるからお手伝いできないの…うん、ゴメンナサイ」
七瀬母:「そうなの?困ったわねぇ…あ、そうだ、なら織屋くんにお願いしてみようかしら」
七瀬 :「なっ…なんでそこで織屋君が出てくるのよ!」
七瀬母:「うんとねぇ〜…ナナちゃんの彼氏って事は私の息子になるって事なんだし、織屋くんって優しそうだから母親の言うことなら聞いてくれるんじゃないかな〜〜って思って(ニッコリ)」
七瀬 :「だから何でそうなるのかって…もういい、言っても無駄だもんね(ハァ)」
七瀬母:「えぇ〜〜…ママ変な事なんて言ってないよぉ〜〜〜」
七瀬 :「と・に・か・く!、彼だって明日は忙しいのだから織屋君に変な事言うのは禁止ですからね。」
七瀬母:「あれ?なんでナナちゃんが織屋くんが明日忙しいなんて知ってるの?」
七瀬 :「ど、どうでもいいじゃないそんな事…(アセアセ)、普段から忙しいんだから無理矢理頼んじゃダメだからね!絶対だからね!わかった!?」
七瀬母:「は〜いッ(クスクス)わかりました〜〜(ニヤニヤ)」
七瀬 :「もう…ホントにわかってるのかなぁ…私は部屋に戻るけど絶対だからね!」
七瀬母:「はいはい、判ってますって、ご飯が出きるまで部屋でゆっくりしてなさい」

……部屋に戻った七瀬は、必死になって真面目な顔をしていた(つもり)のを(もっと)ゆるめた。
そしてベッドに飛びこむなりまた妄想を開始してしまった。
(やっぱり私だけの浪馬だもん、当然よね)
(早く明日にならないかな)
(やっぱり待ち合わせ時間、もっと早いほうがよかったかしら?)
(でも、あんまり早いと、彼の部屋に行った後…きゃ〜きゃ〜きゃ〜〜)
(あれ?そういえば明日着て行く服ってまだ決めてなかったような…)

ガバっと起き上がり、そのままクローゼットの前に飛んでいき服を物色し出す七瀬。
そしてあ〜でもない、こ〜でもないと独り言を言いながらドタバタと騒がしくなっていった。

……その様子をリビングから伺っていた七瀬母は
(全く…しっかりしてるのだか、ぬけてるのだか、一体誰に似たのかしらねぇ〜〜)
等と思いつつ、お茶を啜るのであった。
270名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 07:19:56 ID:???
すごいことになってるな
271名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 07:22:15 ID:???
起きたらまた来てるーGJ!
272名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 10:01:54 ID:???
これだから七瀬スレの巡回はやめられん。
273名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 11:34:19 ID:???
ちょっと覗いたら40レス近く付いてるから何事かと思ったらGJ祭かw
274ホワイトデー・イブ(END):2006/03/13(月) 12:50:50 ID:???
夕飯時、七瀬はいつもの如く両親と食事を取っていた。
ただし、七瀬の頭の中は明日の事でいっぱいになっており、ボーッっとしたと思ったらニヤニヤと笑い出し、
身悶えしてみたと思ったら現実に戻って、赤面しつつ冷静さを装うということの繰り返しであった。
ママンは事情を把握しているので、その光景をニコニコとしながら見ているのだが、
全く事情が判らないパパンは、目を白黒させて唖然呆然状態で注意すべきかどうか悩んでしまっていた。
直接聞くのが筋かと思ったが、ママンは笑ってるということは事情を知っているのでは?と判断し、小声て尋ねる事にした。

 パパン:「なぁ母さん」
 ママン:「ん?どうしました?」
 パパン:「七瀬、なんか変じゃないか?」
 ママン:「そうですか?…(七瀬の方を見る)…幸せそうで良いじゃないですか」
 パパン:「いや、そうは言ってもだな…母さんはアレが幸せそうに見えるのか?」
 ママン:「もちろんですよ!きっとナナちゃんの頭の中では、織屋くんとあ〜〜んな事やこ〜〜〜んな事をしちゃってて、ああなってるんだと思いますよ」
 パパン:「ってことは、織屋くんとなにかあったのか?」
 ママン:「あったのか?じゃなく、そうなることを望んでああなっちゃってるんだと思いますよ」
 パパン:「…………そ、それは喜ぶべきことなのか?」
 ママン:「もっちろんですとも!それともお父さんはナナちゃんが幸せになるのに反対なんですか?」
 パパン:「いや、そんな事は考えてないが…でもアレだぞ?」

七瀬を見つめるパパン。
すると現実に戻り、冷静さを装おうとしていた七瀬と目が合ってしまった。

 七瀬:「な、なあにお父さん?私のことじっと見つめちゃって…なんか変なことあったの?」
 パパン:「いや、変って言われれば変か…」
 ママン:「やぁねぇ〜お父さんったら。もう酔っ払っちゃったの?それとも娘が可愛くて見とれちゃったのかなぁ?」

と、ママンが強引に会話を切ってしまう。
そして、パパンの目を見て『もし、ここでなにか変な事を言ったらお小遣いカットよ』とアイコンタクト。
パパンの方は、そこまで言われているとは思ってはいなかったが、何か嫌な予感がしたので違う話題をふってみた。

 パパン:「そ、そういえば、ウチの部下が明日は大変だなっていってたなぁ〜」
 ママン:「なにが大変なんですか?」
 パパン:「ほら明日ってホワイトデーだろ」
 七瀬:(びくっ!)
 ママン:「ええ、そうね」
 パパン:「なんでも今のご時世、チョコをくれた女の子には3倍返しが普通だとか言っててな、そうなると何を返せば良いかって…」
 七瀬:(3倍返し?それが普通??って事は口移しの3倍って事で…それって…それって……)

頭から湯気が出るのではないかと思うくらいに顔は、いや、首筋まで真っ赤になりつつ、
それでも自分は冷静ですってポーズを取ろうと努力している七瀬を見て、ママンがトドメの一言。

 ママン:「なら身体で返すのが一番だって教えてあげれば良いじゃないですか?」
 七瀬:(え?身体でって…それって……あ、あは、あはははは……キュ〜〜〜ッ)バタンッ!

七瀬は、そのまま後に倒れてしまった。
顔は真っ赤になりつつも、幸せ過ぎる満面の笑顔のまま…

それを見てママンは「この子ったら…まぁ幸せな夢を中断させるのは罪ね。お父さん、ナナちゃんを部屋まで運んでくれませんか?」
とパパンにお願いする。
パパンは事情を微妙に理解していないのだけど、とりあえずはという事で七瀬を部屋のベッドまで運んでいった。
そして戻ってくるとママンがパパンに一言「あ、お父さん、来月の小遣いカットね」とニッコリ。

……何が難だかわからないうちに小遣いを減らされて途方に暮れるパパンでした。
275名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 12:54:26 ID:???
あぅ…上記は【END】でなく【おまけ】です(´・ω・`)

休憩時間に、飯もそこそこに、こんなこと書きこんでる自分もなんだかなぁ〜
本編?は改めて見なおすと、言いまわしが変なところが目立って…自己反省中です。
次があるとしたら、もうちっと精進してみたいと思いますですm(_ _)m
276名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 14:32:17 ID:???
GJ!!!
次も頑張ってくれ
277名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 19:47:25 ID:???
うほおおおおおおおおおおおおおおおおおお、SS祭りじゃー!!

あ、それ。

SS祭りでワッショイ、ワッショイ
七瀬でツンデレ、ワッショイワッショイ
278名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 21:06:56 ID:???
何だこの祭りは!
いいことだ。まだ廃れるには早いからな。
279名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 22:59:27 ID:???
「ただいま〜」
浪馬くんの家から帰ってきた私は、家のドアを開けて玄関の中に入った。
「おかえり、ナナちゃん」
居間の方からお母さんの声が聞こえる。
「もう、ナナちゃんはやめてってば」
その言葉にすかさず私は、いつもの言葉を返す。
(まったく、私が恥ずかしがるのわかってていつもナナちゃんて呼ぶんだから…)
心の中でお母さんに抗議しつつ、私はとりあえず靴を脱いで家に上がる。
「あらあら、今日は帰ってくるの早かったわね」
と居間からお母さんがやってくる。
「うん、浪馬くんがちょっと用事があるからって…」
今日は浪馬くんが用事があるからと言って、今日の勉強は早めに切り上げることになった。
彼は私も一緒に行こうかと言っても連れて行ってくれず、何の用事かも教えてくれなかった。
(用事ってなんだったのかしら…)
その言葉にお母さんは何かに気づいたのか、ふふっと意味深な微笑みを浮かべる。
「な、何よ」
「ナナちゃん…彼の用事に心当たりはある?」
「特にないけど…お母さんは何か知ってるの?」
「ふふっ…さぁ、どうでしょう?」
これまた意味深な言葉を残して、お母さんは居間に戻っていってしまった。
(何なのよ、一体…)
取り残された私は、ふと玄関のカレンダーを見た。
そして、私はあることを思い出した。
(明日はホワイトデー、だったわね…)
…そう。
バレンタインデーのお返しに男性から女性に贈り物をする日。
ふと、バレンタインデーに浪馬くんにチョコを渡したときのことを思い出した。

―浪馬くんと付き合うようになって初めて知った事実。
それは―彼は意外と女の子にモテるという事。
そんな彼に普通に手作りチョコを渡しても余り印象に残らないんじゃないかと考えた私は、
何か強く印象に残るような方法がないかと考え…
そしてバレンタインデーの日、口移しでチョコを渡すという作戦に出た。
作戦は大成功で、浪馬くんはとっても喜んでくれた。
(でも…あ、あれは我ながら大胆だったわね…)
口移ししたときの光景を思い出し、思わず顔が上気してしまう。
「何顔を赤くしてるのかしら、ナナちゃん?」
「きゃっ!?…び、びっくりさせないでよ!」
いつの間にかお母さんが私の顔を覗き込んでいた。
「ふふっ、ごめんなさい」
そう言いつつも、お母さんは少しも悪びれた様子はない。
「…浪馬くんの用事が何か、わかった?」
「うん…」
「浪馬くんのプレゼント、楽しみね」
「そうね、楽しみだわ」
「ナナちゃんにエッチな白いものをたくさんプレゼントしてくれたりして」
「もう、お母さん!」
「きゃ〜ナナちゃんこわ〜い」
思わず怒鳴った私から逃げるようにお母さんは居間に戻っていってしまった。
(…その光景を想像しちゃったじゃない、もう…)
(べ、別にそれも悪くないけど…)

(それにしても…明日、浪馬くんは何をプレゼントしてくれるのかしら?)
(とても…楽しみだわ)

その夜、私は明日のことが気になってなかなか寝付けなかった…。
280279:2006/03/13(月) 23:20:22 ID:???
>>248-250を書いた者です。
>>279>>248-250の前夜の話になります。

…今冷静に見ると勢いで書いたせいで色々と粗がorz
精進致します。

それはそうと、ここ数日職人さんが多くてGJですね!
281名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 23:36:07 ID:???
>>280
充分GJですよ!
自分も何個かSSを書いてますが、後であそこはこうした方がよかったかな?とか思いますもん!

それにしても、この祭りの間、何人の職人さんがいたのかが気になります。
282第○次 浪馬争奪戦争 (1):2006/03/14(火) 09:46:51 ID:???
【現在12時30分・・・・某弁護士事務所】

浪馬は悩んでいた。
同僚からは贅沢な悩みといわれるが、とにかく悩んでいた。
今日は3月14日・・・・そう、言わずと知れたホワイトデーである。

頻繁に司法の場での夫婦対決があったとしても、家に帰れば依存度の高い、重度の甘えん坊の七瀬は、
こういったイベントをとても大切にする。
クリスマスもバレンタインも・・・・無論、誕生日や結婚記念日、果ては何かにつけて記念日を設立し、
尽くし尽くされる事に生きがいがあるのでは?と勘違いしたくなる時があるほどだ。
まぁこれには職業柄、微妙な夫婦擦れ違いの生活の解消も含まれているのだろう。
それ以上に、娘が父親べったりのお父さん子で、娘の妨害で普段の生活では甘え足りないのの
補填の意味もあるかもしれないが・・・・
特にクリスマスなどの家族団欒のイベントでなく、バレンタインやホワイトデーといった対個人イベントでは
(まぁ、最近はそのへんも娘の侵略が目立ってきたので七瀬も苦労しているようだが)独占欲と新鮮な感動を求め、
ついでにワンパターンを嫌う傾向がある。

昨夜も夕食の最中、娘に向かって
『明日はパパとママはお出かけだから、わざわざ来てくれる予定のおばあちゃんの言うことを聞くように』
なんて宣言し、ひと波乱あったほどだ。
宣言するより事後承諾にすれば良いのでは?と何度か言ったことがあったが、職業柄か性格からか、
はたまた娘への対抗心からかはわからないが、宣言するのを辞めることは無い。

ちなみに今浪馬が悩んでいるのは今日のスケジュールについてである。
一応19時に待ち合わせとなっているが、それ以降の予定が殆ど立っていなかった。
仕事を複数抱えており、それの処理を優先した為にそこまで頭が周らなかったのである。
今の仕事のコネをフルに活用し、食事分だけは洒落たレストランの予約を確保したのだが、
プレゼントのお返しも、その後の予定も完全な空白で完全手詰まり状態であった。

(どうするかなぁ〜・・・・)
(指輪もイヤリングもブレスレットもネックレスも・・・・アクセサリーを送ろうにも一通り送っちゃったしなぁ・・・・)
(あとはティアラくらいだろうけど、流石にそれは無茶だし・・・・)
(プレゼントはありませんなんて言ったら絶対に悲しむだろうしなぁ〜・・・・)
(う〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・)

インターネットを漠然と見ながら何かのきっかけは無いかと見てもありふれたネタしかなく、
同僚に相談してもお座なりな返事のみ、悩めど悩めど妙案が浮かぶわけでもなく、自縄自縛状態に陥っていた。
283第○次 浪馬争奪戦争 (2):2006/03/14(火) 09:47:36 ID:???
【同時刻・・・・某検事室】

七瀬は浮かれていた。
部下から『しっかりして下さい』と注意されるほど、浮かれきっていた。
今日は3月14日・・・・そう、言わずと知れたホワイトデーだからである。

今年のバレンタインも、できる限りの事をした自負がある。
ありったけの知恵を動員して、浪馬に喜んでもらうことを一番に考えて頑張った。
結果、満面の笑顔で『ありがとうな』って言われて・・・・それはそれは天にも昇るくらい幸せな気持ちになったものだ。
まぁ、娘が朝一番で(自分より先に)手作りチョコを渡したって言うが汚点といえば汚点かもしれないが、
トータルでは、それ以上の事をした自分のほうが上なのは確実だ。

そして、浪馬はホワイトデーには自分を満足させようとすっごく頑張ってくれることも確実だ。
自分としては浪馬と一緒にいられるだけで十二分に満足なのだが、浪馬の努力を無碍に断る気持ちは無い。
いや、その努力する姿もまた自分に向けられている事だと思っただけで幸せにしてくれるのである。
その幸せを得るために、自分も努力することに何ら罪は無いと自負している。

そのため、あえて昨日のうちに宣言をして娘の行動をブロックした事も正解だと思っている。
あの子の事だ・・・・宣言し、自分の母親という監視網を引かなければ、確実に浪馬の事務所に行って独占を狙ったはずだ。
公衆の面前で父親に甘えてくる娘を無碍に帰すほど、浪馬は鬼になれないのを見越しての行動だ。
実際、浪馬の誕生日にはそれをやられかけ・・・・運良く自分も間に合ったからよかったが、浪馬を独占できるはずが
家族3人での普通の食事になってしまった。

今回はそんな事もなさそうだし、浪馬にいっぱい甘えることができるはずと考えるだけで、口元がゆるむのをとめられない。
世間では『鬼の織屋』と呼ばれているようだが、この姿を見たらなんていうか・・・・
まぁ部下もわかっているので、こういったイベント?がある日はできるかぎり人前に出させないか、口酸っぱく注意しまくっている。
やはり検事・・・・それも女検事ともなると、そう言ったイメージ戦略も必要となるからである。

(今回は何してくれるのかなぁ・・・・)
(別にプレゼントなんて気にしてないんだけど、何をしてくれるかが重要よねぇ・・・・)
(まぁ普通なら食事に行って・・・・でもって、その後はもちろん・・・・『今夜は帰さないさ』なんて言われちゃったりして・・・・)
(きゃ〜きゃ〜きゃ〜〜・・・・)

部下が呆れ顔で見ているのも全く気にすることなく、今晩おきることを想像し、妄想し、暴走しまくるループ状態に陥っていた。
284第○次 浪馬争奪戦争 (3):2006/03/14(火) 09:48:12 ID:???
【同時刻・・・・某教室】

七瀬の娘は考えていた。
クラスメイトからの話も上の空で、考え込んでいた。
今日は3月14日・・・・そう、言わずと知れたホワイトデーだからである。

今年のバレンタインは、ママ(七瀬)を出し抜くことに成功した。
始めての手作りチョコを、他の誰にでもない大好きなパパ(浪馬)に、それも一番始めにあげることができたからである。
寝起きだったとは言え、お父さんから満面の笑顔で『ありがとうな』って言われたときの感動ときたら・・・・
そのあとでお母さんが色々と言ってた気がするが、そんなもの全て消し飛んでしまうほどの破壊力があったなぁ。
まぁ、その日は帰りがちょっと遅かったのと、ママとパパが一緒に(手をつないで)帰ってきたのは癪だったが、
一番始めに、始めての手作りチョコを渡したって事実は変わらないのだし、印象では自分のほうが上なのは確実だ。

そしてパパは、ホワイトデーは本当は自分と一緒に過ごしたいと思ってるに決まってる。
可愛い娘の始めてのプレゼントを無碍にする事は無いはずだし、それだからこそプレゼントも・・・・
いや、それ以上に、自分を幸せな気持ちにしてくれる為に、いっぱいい〜〜〜っぱい甘えさせてくれるはずだ。

ただ、それを邪魔する天敵がいる・・・・そう、ママだ。
昨日の夕飯時に『パパとママはお出かけ、アンタはおばあちゃんと一緒にいなさい』なんて言うこと自体、卑怯だ。
おばあちゃんなんて無視して・・・・と言いたいところだけど、もし勝手に出かけて、おばあちゃんを心配させるのは・・・・パパが凄く悲しむ。
それに、色々と良くしてもらってるおばあちゃんを心配させること自体、自分が許せなくなる。
無論、ママはそれを見越して仕掛けてきたのだろうけど、それをどうこうできる立場にないことも確かだ。
こんな時、自分の非力さを呪う気持ちがある。
本当なら、学校が終わったらその足でパパの事務所に行くつもりだった。
仕事が終わるまで待って一緒に帰って・・・・いや、パパにおねだりして2人っきりで一緒にご飯を食べて、
プレゼントをもらって、幸せな気持ちに浸るつもりだったのに、それを邪魔されてしまった。
こんな事なら、予め、おばあちゃんに連絡をしておくべきだったかと後悔しまくりである。

・・・・・・・・ん?あれ?まてよ?
確かにパパと2人っきりは無理になったかもしれない。
でも、それだからといって、ママとパパが二人っきりになって良い事じゃない筈だ。
それに、パパだってママと二人っきりなのは疲れるんじゃないだろうか?
うん、そう、そうにきまってる。
なら、おばあちゃんを巻き込んでみんなで食事に行くってのは良い考えかもしれない。
そうすれば、ママはおばあちゃんに押し付けることもできるし、おばあちゃんも喜ぶこと確実だ。
その間にパパに思いっきり甘えることもできる・・・・それも、公共の場だから、いくらママだって鬼の如く怒ることはあるまい。
我ながら良い手だと自画自賛しちゃうなぁ・・・・と、つい口元がにやけてしまった。

(さて、となると早速おばあちゃんに連絡をとって・・・・)
(パパにも連絡を・・・・ダメダメ、もしママの耳に入ったりしたらこの計画がつぶれちゃう・・・・)
(となるとおばあちゃんにも口止めをしておかないとね・・・・)
(ママぁ〜、私を甘く見ちゃダメだって事を思い知らせてあげるからねぇ〜・・・・ふっふっふっふっ)

クラスメイトが何時もの事かと百面相を眺めていることも気にせず、あれやこれやと長考状態に陥っていた。



そして、決戦の時間は刻一刻と迫っていくのであった・・・・・・・・
285名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 21:09:17 ID:???
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 つーづーき!
 ⊂彡
286名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 22:03:51 ID:???
ところで、ドコモのケータイでエルフ麻雀みたいなのが
あったのだが、七瀬の仲間に仕方がわからん。
…ここでやってる人いるかな?
287名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 23:57:53 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
288第○次 浪馬争奪戦争 (4):2006/03/15(水) 03:10:54 ID:???
【17時30分・・・・某法律事務所】

プープープーと内線の呼出し音がなる。
資料と格闘していた自分を、現実に呼び戻す音・・・・それは入り口の受付からだった。
「織屋さん宛てで、高遠さんという方がお見えになっております」
そう告げられたので、席を立ち、待合室に向かう。

(高遠・・・・ってことは七瀬んとこの親父さんかお袋さんかな?)
(変だなぁ・・・・会社にくるなんて、何かトラブルでも巻き込まれた?)
(いや、同じ苗字なだけで別の人かも・・・・でも、高遠なんて名字の人は、他に知り合いはいなかったと思うんだけどなぁ)

等と考えながら、待合室のドアを開ける。

浪馬 「お待たせしました・・・・(二人組を確認して思考停止)・・・・って、ど、どうしたんですか二人して?何かトラブルに巻き込まれちゃったのか?」
七瀬ママ「いいえ、違いますよ(ニッコリ)・・・・二人でお出かけしてたら、この子が『ここがパパの働いてるところだ』って言うものですからご挨拶に寄っただけなんですよ」
娘  「うん、そうだよ。おばあちゃんに教えたらご挨拶って入ってきちゃっただけなんだよ(ニッコリ)」
浪馬 「そ、そうか・・・・それならいいんだけど・・・・でも、わざわざ仕事中に来なくても・・・・」
七瀬ママ「思い立ったが吉日って言うじゃないですか〜(ニコニコ)、それに、もうすぐ終わりでしょ?折角久しぶりに顔を会わせたのですし、一緒にお食事でも如何かしら?」
浪馬 「は、はぁ〜・・・・で、でも、今日は七瀬との約束が・・・・・・・・」
七瀬ママ「なら、ナナちゃんも一緒なら文句無いでしょ?わぁ〜楽しみだわぁ〜(ニコニコ)」
娘  「うん、楽しみだねぇ〜(ニコニコ)」
浪馬 「えっと・・・・その・・・・いやぁ・・・・」

どうして良いのやら判らなくなって、しどろもどろになっていると同僚からの救いの声が・・・・
「お〜い、織屋宛てに電話が入ってるんだけど、どうする?まってもらうか?」
その言葉を聞き、「すぐに行く」と答えた上で二人に「ちょっとお待ち下さい」と言って待合室を後にした。

浪馬 「はい、お電話かわりました、織屋です」
七瀬 「あ、浪馬君、私、私よ〜」
浪馬 「おぉ、七瀬か、丁度良かった実は・・・・」
七瀬 「そんな事よりなんか変わった事無かった?ねぇ?聞いてる?聞いてるの??」
浪馬 「いや、だからな、実はだな・・・・」
七瀬 「ちょ〜〜っと用があって、お母さんのところに電話したんだけど誰も出てもらえなくって、ならばもう向かったのかと思って自宅に電話しても出ないし・・・・」
浪馬 「だ〜か〜ら〜・・・・」
七瀬 「娘も出ないなんてちょっと変じゃない?う〜〜ん、こんな事なら娘にはGPSつき携帯でももたせておけば良かったかしら・・・・」
浪馬 「だから聞けって!(ちょっと怒鳴る)」
七瀬 「(ビクッ)・・・・な、なによ、怒鳴ること無いじゃない・・・・私はただ確認を・・・・」
浪馬 「二人ともこっちに来てるぞ」
七瀬 「・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?」
浪馬 「だから二人とも打ちの事務所に来てるんだって」
七瀬 「な、なんで、二人がいるのよ?」
浪馬 「俺に聞かれたって判るわけ無いだろ?、ただ、会社の近くまで来たから挨拶によって、ついでに一緒に飯食うかって話になりかけてるんだけど・・・・」
七瀬 「なっ、なによそれ?なんでそんな話になってるのよ?」
浪馬 「だから俺に言われても・・・・」
七瀬 「なんでわ、私との予定があるからって言って断ろうとしないの?」
浪馬 「いや、言ったんだけど『ならナナちゃんも一緒に・・・・』なんて言われちゃってさぁ〜・・・・おまえの親なんだし断るわけにもいかないだろ?」
七瀬 「そんなの、断っても全然問題無いわよ!・・・・・・・・って、なんか変ね?なんでお母さんが浪馬の事務所の場所知ってるの?」
浪馬 「なんでも、うちの娘と一緒にお出かけ中に近所を通ったらここだって教えてもらったとか・・・・」
七瀬 「・・・・・・・・なるほどぉ〜、あの娘ったらそうきたのか・・・・ふ・・・・ふふ・・・・うふふふふh・・・・」
浪馬 「お、おい七瀬?どうした?何が何だか教えてくれないか?お〜〜〜い・・・・」
七瀬 「・・・・浪馬っ!とにかく私も大至急そっちに向かうから3人で出かけるなんて事しちゃだめだからね!絶対だからね!」
浪馬 「あ、あぁ、わかったから・・・・」
七瀬 「じゃあね!(ガシャン)」
・・・・・・・・ツーツーツー

まだ微妙に理解しきれてないのだが、とりあえずは応接室に戻って説明するべきか、それもとも仕事を切り上げるのが先か、ちょっと悩む浪馬であった。
289第○次 浪馬争奪戦争 (5):2006/03/15(水) 03:12:50 ID:???
【同時刻・・・・某検事室】

(ガシャン)・・・・フーフーフー
あの娘ったら・・・・なかなか味な真似をするようになったわ・・・・
自分が甘えられなくなったからそれを妨害とは・・・・
それもワンクッション置いて自分への被害を回避しようなんて・・・・

七瀬 「ふ・・・・ふふ・・・・うふふふh・・・・」
部下 (ビクッ)「あ、あの〜・・・・織屋検事?如何しましたk・・・・ヒィ」
七瀬 (ジロッ)「ん〜〜、何でも無いわよぉ〜・・・・うふふふふh・・・・・・・・」
部下 (ガクガクブルブル)
七瀬 「あ、そうだ〜・・・・急用を思い出したから、今から出かけてくるわね(ニッコリ)」
部下 「は・・・・はいぃ〜、かしこまりましたぁ〜〜〜」(ガクガクブルブル)
七瀬 「今日はそのまま帰るから、ここの戸締りよろしくねぇ〜〜・・・・(ニッコリ)」
部下 (カクカク)「織屋検事殿、お、お疲れ様でした〜」
   <<取り残された部下は、この時の事を『鬼検事の名前は伊達じゃないし、般若というものを理解できたのは、生まれて始めてだった』と語ったとされている。>>

部屋を出て、廊下を颯爽と早足で進む七瀬の頭の中には、今後のシュミレーションで頭がいっぱいだ。
同僚や擦れ違ったとしても、無意識に挨拶こそすれ、歩みを止めることも無く、今は一刻も早く浪馬の元へ行こうとしていた。
先輩から呼びとめられた時は、ニッコリとした笑顔を向けて「ちょっと急用がありまして」といって立ち去ろうとした。
普通ならそんな程度で開放されるはず無いのに、その先輩は二の句が告げずにそのまま行かせてしまった。
  <<後日、その姿を見た同僚や先輩は『織屋を怒らしてはいけない』と一致した考えにいたったとか・・・・>>

(娘と一緒にお母さんが来てるって事は、お母さんは篭絡されたと見るべきよね)
(となると、向こうは二人での攻勢になるって事だから、こっちもしっかりしなくちゃ・・・・)
(まずは浪馬ね。浪馬を確保しちゃえば何とでもなるはず)
(その為に、何をするのが有効かしら・・・・)
(それよりも、あのこのお仕置きのが先かしらねぇ〜・・・・ふっふっふっふっ)

建物を出て、タクシーに乗りこんだ後も、その思考は止まらなかった。
タクシーの中でも、ブツブツと・・・・能面のような笑顔のまま到着するまで座っていた。
290第○次 浪馬争奪戦争 (5):2006/03/15(水) 03:13:22 ID:???
【同時刻・・・・某待合室】

パパは電話だといって部屋から出ていった。
そこでおばあちゃんと二人になったので、改めて聞いてみた。

娘  「ねぇ?こんなことしちゃって・・・・言い出した私が言うのも何なんだけど大丈夫かなぁ?」
七瀬ママ「ん?なんで?大丈夫に決まってるでしょ?家族団欒での食事の何処が悪いっていうの?」
娘  「いや、だけど・・・・ママのことだから絶対に怒ると思うよ」
七瀬ママ「そんなの気にしちゃダメよ。それにね、ナナちゃんったらウチに遊びにくるときも浪馬君を独占してるし、たまにはイイ薬よぉ〜」
娘  「それとこれとは違う気が・・・・」

この時の七瀬ママの思考回路は以下のような物が基準になっていた。

1:ナナちゃんはホントたまにしか浪馬君をウチに連れてきてくれない。
2:ナナちゃんのうちに遊びに行っても、夫婦そろって忙しいので碌に相手してもらえない。
3:折角の機会だし、浪馬君から自分のことを碌に話さないナナちゃんの事も聞いてみたい。
4:可愛い孫のお願いを聞かないなんてことはできない。
5:ウチにいても退屈だし、ナナちゃんをからかえる貴重なチャンスを逃すことはできない。
6:いくらナナちゃんだって、公道や公共施設で怒ることはありえない。

等等・・・・確信犯的に今回のことを楽しもうとしていた。

そうこうしてる内に、パパが戻ってきたが、

七瀬ママ「あれ、浪馬君?なんか変な顔をしてるけど、どうしたの?」
浪馬 「あ、あぁ、いや、今の電話って七瀬からなんだけど、二人が来てるって行ったらすぐこっちに来るって言ってて・・・・」
七瀬ママ「あら?丁度良かったじゃない。なら早速食べに行くところを決めておかないとね」
浪馬 「はぁ・・・・まぁたしかにそうですけど・・・・」
七瀬ママ「浪馬君は何処か良いところ知らない?あ、そういえば二人で行くとか言ってたわねぇ・・・・そこって4人に変更できないのかしら?」
浪馬 「いや、まぁ聞いてみないとわかりませんけど・・・・」
七瀬ママ「なら聞いてみてくれる?もしダメだったら私のほうで美味しいところを紹介するわよ」
浪馬 「と、とにかく聞いてみます」

と言ってまた部屋から出ていった。
そしてすぐに戻ってきて「なんとかokだそうです」と言うと、おばあちゃんもニッコリ笑って
「じゃ、もうちょっと待ちましょうか?・・・・あ、浪馬君は仕事終わらせちゃって帰る準備をしてきてくださいな」
と、勝手に話を進めていく。
それに流されるように部屋を出ていこうとするパパに聞いてみた。

娘  「ねぇパパぁ〜・・・・もしかして迷惑だった?」
浪馬 「そ、そんな事無い、あるはず無いじゃないか。」
娘  「でもでもぉ〜・・・・・・・・(ちょっとうつむき加減から覗き見る)」
浪馬 「馬鹿だなぁ〜・・・・パパはおまえに嘘言ったこと無いだろ?だから迷惑じゃないよ」
娘  「ほんと?ほんとにほんとね??」
浪馬 「ほんとにほんとにほんとだよ(ニッコリ)」
娘  「パパぁ〜・・・・ありがとぉ〜〜〜〜〜(パパに抱きつく)」
浪馬 「あ、あは、あはははは・・・・(テレ笑い)」

その後、パパは改めて部屋を出ていった。
それを見ていたおばあちゃんが「なかなか策士ねぇ〜〜〜」と呟いてニッコリ笑ったのを、私は気がつかなかったことにした。


開戦はもうすぐそこまで迫っているのであった・・・・・・・・
291名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 03:19:30 ID:???
あらら、直しきってない・・・・上は(6)ですね orz

かってに長編をあげてしまいすみません。
本来は昨日の夕方か夜にはUpしたかったのですが、
こっちの手違いでデータを紛失してしまい、書きなおしで時間がかかってしまってますm(_ _)m

続きはまた後で…出きるだけ早くUPしたいけど・・・・・・

(´-`).。oO(一体いつになることやら・・・・
(´-`).。oO(未完にだけはしないよう努力します。
292名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 06:49:42 ID:???
とりあえず途中までおつ!
293名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:23:59 ID:???
もう完結させてくれればなんでもいいッス。
ガンガレッス
294第○次 浪馬争奪戦争 (7):2006/03/15(水) 11:11:37 ID:???
【18時00分・・・・某弁護士事務所】

・・・・18時に、ニッコリとした顔だけど、背中にどす黒いオーラをまとった七瀬が到着した。
あまりの迫力に、受付の子が脅えてしまったようで、内線で連絡をくれた時の声は微妙に震えていた。
そして、待合室での対面となったのだが、先手を打ったのは七瀬ママだった。

七瀬ママ「あ、ナナちゃん、おつかれさま〜、急がせちゃってゴメンねぇ〜〜」
七瀬 「なっ・・・・あぁ、別にいいですけど・・・・って、なんで急に浪馬のところへなんかに来てるのよ」
七瀬ママ「だってぇ〜・・・・丁度近所まで来たし、最近浪馬君に会ってなかったしぃ〜」
七瀬 「だからって、よりにもよって・・・・」
七瀬ママ「はいストーーーップ!、ナナちゃん、いいかげん人様のところで迷惑になってるって気がつかないのかな?」
七瀬 「だ、だからぁ〜、それもこれも・・・・」
七瀬ママ「はいはい、わかったから・・・・浪馬君、予約してくれたレストランって何時なのかな?」
浪馬 「あ?あぁ、えっと、19時半です」
七瀬ママ「まだ時間あるわねぇ…それに、このままここに居座る訳にはいかないし、時間までみんなで歩くってのも・・・・」
七瀬 「だ〜か〜ら〜〜〜・・・・まずその前にこの件に対しての弁解を聞きたいんだけど・・・・」
七瀬ママ「弁解って言ってもねぇ・・・・う〜〜ん・・・・なら時間まで何処かでお茶でもするしかないか・・・・浪馬君、何処かいい所ある?」
浪馬 「あ、えっと・・・・ここを出てすぐのところに喫茶店がありますけど・・・・」
七瀬ママ「はい、きまりね。じゃ、みんなでそこに移動しましょう〜〜〜」
娘  「は〜〜〜い」
七瀬 「お母さん!そんな事で誤魔化されな・・・・」
七瀬ママ「だからナナちゃんも早く移動移動〜」
七瀬 「う〜〜〜〜〜〜〜・・・・向こうできっちりと答えてもらいますからね」
七瀬ママ「はいはい、じゃ、いきましょうか?」
娘  「は〜〜〜い、ほら、パパも早く早くぅ〜〜〜」
浪馬 「あ、あぁ・・・・ちょっとパパはママとお話があるから外で待っててね、すぐに行くからね」
娘  「えぇ〜〜・・・・(七瀬の方を見て)・・・・うんとぉ〜、急いでね、絶対だよ」
浪馬 「わかってるよ、じゃ、すみません、お義母さんお願いします」
七瀬ママ「わかったわ、でも、私達は場所を知らないんだからできるだけ早くね」

そう言って出ていった。
残された浪馬は七瀬に慰めの言葉をかける。

浪馬 「ま、まぁ、こんな事になっちゃったけど、また次もあるから今回は我慢してくれないか」
七瀬 「次っていつ!・・・・二人とも忙しくって擦れ違いでこんな時じゃないと甘えられ・・・・」
浪馬 「ス、ストーーーップ!!・・・・場所を考えてくれるとありがたいんだけどな・・・・」

応接室は独立してるとは言え、社内には違いなく、尚且つ同僚もまだ残っているので慌てて止めさせた。
あの連中の事だから、絶対に様子を伺ってるに決まってる。
そんな中で、いつもの甘えん坊モードになったら、後々どちらにも不利益になる事は確実だからだ。

浪馬 「とりあえずは、あの二人を追いかけような、外で待たせちゃ可哀想だし」
七瀬 「次って・・・・次こそは絶対だよ?絶対だからね」

と、ちょっとうつむいた状態からの半分涙声のお願いに、浪馬は抱きしめたくなる気持ちを抑えて「わかった」といい、
二人で外に出る事にした。

(相変わらず、甘え上手というかなんというか・・・・危うく理性を飛ばすところだった・・・・)
(とはいえ、これからの事を思うと・・・・)
(そういえば、結局、七瀬の分のプレゼントが決まらなかったなぁ・・・・)
(ん、まてよ?この状態だと、娘の分もだし、お義母さんの分のプレゼントもって話になりかねないか?)
(う〜〜〜〜〜ん・・・・・・・・)

二人並んで向かう間、七瀬はまだ少し涙目のまま無口で歩いていたのも手伝って、浪馬は色々と考えさせられる羽目になってしまった。
295第○次 浪馬争奪戦争 (8):2006/03/15(水) 11:12:22 ID:???
【18時20分・・・・某喫茶店】

外で待っていた二人と合流し、早々に喫茶店に入った4人。
席順は浪馬・七瀬が並び対面に七瀬ママと娘が座った。
各自が軽く飲み物を注文し、注文した物がくるまで無言の応酬が続く。
そして、注文品を持ってきてくれた店員が下がると、静かなペースで話し合いが始まった。

七瀬 「結局、どうしてこうなったのか、説明してくれますよね?お母さん?」
七瀬ママ「どうもこうも、ふとした偶然が重なっただけの結果でしょ?何そんなに怒ってるのかしらねぇ?」
七瀬 「ふとした偶然ねぇ・・・・ちなみに聞くけど、『どうして』『この近辺に』『二人一緒に』きていたのかなぁ?」
七瀬ママ「どうしてって、誰かさんたちがお出かけしちゃうって言ってたから、孫と二人で寂しくお出かけしようと思ったのが変な事なの?」
七瀬 「だから、どうしてこんなビジネス街に来てたのかって聞いてるの!」
七瀬ママ「そんなのただの偶然よぉ〜ぐ・う・ぜ・ん!」
七瀬 「あくまでシラを切る気ね・・・・昨日お願いしたときは、なんにも言ってなかったじゃない」
七瀬ママ「だからぁ〜・・・・気が向いたからって言ってるでしょ?」
七瀬 「どうせウチの娘に唆されて、これ幸いと自分も楽しもうって思ったからじゃないの?」
七瀬ママ「そんな事は無いわよぉ〜〜・・・・それに、よくよく考えたらナナちゃんのが酷い事してるんですからね?」
七瀬 「は?なんで?どうして??」
七瀬ママ「だって考えても見なさい・・・・自分達の可愛い娘を私に預けて、自分たちは楽しもうっていうのでしょ?」
七瀬 「そ、それがどうしたのよ?」
七瀬ママ「それって、娘を除け者にするってことでしょ?思春期の娘をないがしろにするなんて、親として問題があるのじゃないかな?そう思わない?浪馬君」
浪馬 「た、たしかにそれは・・・・」
七瀬 「ちょ、それとこれとは別でしょ?・・・・なに浪馬も同意してるのよ」
浪馬 「だって、ほら・・・・たしかに言われてみれば、娘を度外視するのはいけない事だなぁ〜〜ってさぁ」
七瀬 「だったら私は度外視していいわけ?折角、今日の事を楽しみにしていた私のことは・・・・」
七瀬ママ「だからナナちゃん、アナタは母親なのよ?母親が娘の事を疎外するって家庭崩壊の第一歩だって事は、今の仕事でよぉ〜〜くわかってるでしょ?」
七瀬 「だから、それとこれと・・・・」
七瀬ママ「一緒です!そんな事すらわからないの?・・・・ナナちゃん、私はアナタをそんな子に育てた覚えは無いわよ!」
七瀬 「だ、だからぁ〜・・・・」
浪馬 「確かに、今回の件は自分達が悪かったです。だから謝ります。だからその辺で勘弁してあげてくれませんか?」
七瀬 「ちょ・・・・ちょっと浪馬、なに言って・・・・」
浪馬 「な、七瀬も今回は謝ろう、それで、今から気持ち良くみんなで食事して楽しくやろうじゃないか?」
七瀬ママ「さすが浪馬君、話が早くて助かるわぁ〜(ニコニコ)・・・・あ、そろそろ動き出さないと予約時間に間に合わなくなっちゃうわよねぇ?」
浪馬 「そうですね、そろそろ出かけますか」
娘  「うん、パパはやく行こうよぉ〜」
浪馬 「お、ずいぶん静かだったなぁ〜・・・・いつもなら口を挟んでくるのにどうしたんだ?」
娘  「だって、難しい話はわからないし〜、それなら終わるまで待ってるほうが利巧だもん」
浪馬 「まぁそうかもなぁ〜・・・・ほら七瀬、いくぞ」
七瀬 「・・・・・・・・・・・・・・・・」

納得してない・・・・というか納得できない七瀬は、無言のまま目の前のカップを睨みつけていた。
そっと覗きこむと、言い負かされたのが悔しいのか、また少し涙目になっていた。
この場合の対処策として一番良いと思うのを考えた浪馬は、究極の誤魔化し手段を実行する事にした。
そう、七瀬の頬にそっとキスをした。
296第○次 浪馬争奪戦争 (END):2006/03/15(水) 11:13:00 ID:???
娘  「あぁ〜〜〜〜、パパなにしてるのよぉ〜〜」
七瀬 (びくっ)「な、な、ななな何をいきなり・・・・」
浪馬 「う〜ん・・・・ちょっと涙目で我慢した顔が可愛かったからつい・・・・な(ニッコリ)」
七瀬 「な、なんで・・・・って、公衆の面前でいきなりキキキキッスをするなんて・・・・」
浪馬 「ん?なんか変か?俺達夫婦だろ?」
七瀬 「だだだだからって、いきなりなんて・・・・」
浪馬 「それにな・・・・」

浪馬は七瀬の目の前に顔を近づけて「本当は唇にキスしたかったんだぞ」と呟いた。
この瞬間、七瀬の顔は真っ赤になってしまった。
頭の中は春爛漫、天国への一直線状態になり、何が何だかわからないけど幸せな気持ちになってしまい、娘の抗議も耳に入っていなかった。
そこで、すっと七瀬の腕を取りからませつつ立ち上がらせる浪馬。
そのまま七瀬をエスコートするかのごとく歩き出し、会計を済ませて店を出る。
そして、腕を組んだまま幸せすぎて呆けている七瀬に向かって、
「普段は七瀬が照れちゃってできないけど、たまにはこうやって歩くのもいいもんだな。まるで新婚時代に戻った気分で」とにっこりと微笑んだ。
それを聞いて、ゆでダコ状態の七瀬は顔を隠すように浪馬に寄り添う。

娘は対抗心からか、反対側の腕を組もうとするが身長の問題でうまく組む事ができない。
そこで、そっと手を出し娘の手を握り締めてあげる浪馬。
見上げてきた娘に対して「これからも一緒に行こう、な(ニッコリ)」と、一言。
その言葉を聞いただけで娘も顔を赤くしてぎゅっと握り返してきた。
二人に挟まれて、今この瞬間はホッと安心した。
無用な争いを回避できたという事と、このまま済し崩しに今日この1日が過ぎ去ってくれるであろうという事を。

それを後から見ていた七瀬ママが「なかなかジゴロねぇ〜」と感心していたようだが、聞かなかった事にしてレストランへと歩いていくのであった。
297名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 11:20:28 ID:???
我ながら中途半端な長編の上、話をまとめきる事ができず、
不完全燃焼になってしまったことを深くお詫びしますm(_ _)m

おまけ
【同時刻・・・・高遠家】
七瀬パパ帰宅。
「ただいま〜〜〜って、あれ?誰もいない?」
「そういえば、母さんは七瀬の家のほうに行くとか言ってたなぁ」
「いざとなったら孫をつれてくるとか言ってたんだけど…あれ?テーブルに置手紙が」

『二人でおいしいものを食べてきます。
  あなたは勝手に好きなものを食べててね ママより』

・・・・・・・・・・_| ̄|○ ナンデ俺バッカリ、コンナ目ニ
298名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 19:19:38 ID:???
お父さん(つД`)
299名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 00:04:50 ID:???
職人さん乙です。
ななたんたまらんですわ。
300名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 00:31:22 ID:???
逆転裁判ワロタ
301名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 21:42:06 ID:???
>>218
某弁護士の奥さんは高校の同級生だったらしい
なんでも成績優秀で某弁護士はいつもノートを借りていたとか
302名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:49:23 ID:???
「もしもし?七瀬?」
「何?織屋君?」
「明日、付き合ってもらいたいトコがあるんだけど、大丈夫か?」
「いいわよ」
「んじゃ、明日、そうだな・・・昼前ぐらいに迎えに行くから、家で待っててくれるか?」
「わかった。待ってる」
「んじゃ、おやすみ!」
「おやすみなさい・・・・」
303名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:50:02 ID:???
翌日の午前11時過ぎに高遠家にチャイムの音が響いた。
「あら?お客様かしら?ハ〜イ」
「あ!私が出るから!」
来客に応対しようとした母に七瀬はそう言うと、早足で玄関へと向かった。
来客が誰かも確認せず玄関のドアを開けると、そこには彼女が待っていた相手がニコニコしながら
立っていた。
「よっ!待ったか?迎えに来たぞ」
笑顔の浪馬が手を振りながら、七瀬に訪ねた。
「フフッ、そうね・・・?4時間ぐらい待ったかしら?」
「相変わらず、早起きなんだな?」
七瀬の返答に浪馬がわざと驚いたような顔をしながら答える。
「習慣だもの。あ、ちょっと待っててね。母さんに出かける事を伝えてくるから」
「はいよ〜」
浪馬の返事を聞き、七瀬は出てきたときと同じように、早足で奥へと姿を消して行った。
七瀬が姿を消し、今日の事を想像する。
「(七瀬のヤツ、どんな顔をするかな?楽しみだぞ・・・)」
そんな事を考えると、自然に顔がニヤついてくる。
その時、ドアの向こう側に人の気配がし出した。
浪馬がニヤついた顔を元に戻し終わると、七瀬が姿を現した。
「それで、何処に行くの?」
「ん?まぁ、着いてからのお楽しみだ」
七瀬の問いに、少しだけ意地悪そうに微笑みながら、浪馬が答える。
「変なところじゃないでしょうね・・・?」
「“変なところ”って、どんなところだ?」
「そ、それは・・・」
更に意地悪な浪馬の質問に、七瀬が顔を赤くしながら言葉を詰まらせる。
「ハハハッ、心配すんなって!お前が想像してるようなところじゃないって!」
そんな七瀬の様子をみて、からかうように浪馬が答える。
「・・・い、意地悪・・・」
それだけ言うと、七瀬はまだ赤い頬を膨らませた。
304名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:50:37 ID:???
「ここでいいの?この辺りって・・・」
「そ。お前と俺の大学の近く。まぁ、学校はあっちなんだけど」
七瀬の質問に、浪馬は自分達の背中側を親指で差しながら答えた。
それからしばらくの間、浪馬が七瀬をエスコートする形で目的地までの道を歩いて行った。
「あなたの行きたいところって、本当にこんなところにあるの?」
しばらく歩くと、七瀬が浪馬に確認するように話しかけてきた。
「ん〜と、道を間違えてなけりゃ、そろそろなんだが・・・」
少し頼りないような、浪馬の返事。
「どう見ても、ただの住宅街じゃないの?」
浪馬の返事に、少し不安になりながらも、繋いだ手を引かれるまま隣を歩いていると、浪馬が立ち止まった。
「ん〜・・・と?おっ!あそこだ!」
「えっ?」
浪馬が指し示す方向には、一棟のマンションらしき建物が建っていた。
見たところ、3階建てのマンションのようだ。
「ホイ、とうちゃ〜く!」
おどけたように浪馬がそう言って立ち止まると、同じように七瀬も立ち止まる。
「おっと、ちょっとだけ、そのまま待ってくれるか?」
「え?ええ・・・」
「それでは、どうぞ。七瀬お嬢様」
浪馬が七瀬の横に立ち、恭しく礼をし、七瀬の手を取る。
「クスッ、もう!何をしてるのよ」
そんな浪馬の仕草がおかしかったのか、七瀬が微笑みかけた。
「ここが目的地だ」
七瀬の微笑みに釣られたように、浪馬も笑顔で答えた。
「目的地って、この建物が?」
「そ」
「誰かのおうち?」
「まぁ、そんなトコかな。それより来いよ」
それだけ言うと、浪馬は先程までと同じように七瀬の手を引き、階段へと歩を進めた。
「あっ!ちょっと!」
七瀬の声と二人の足音が階段に響いた。
305名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:51:12 ID:???
2階にある部屋のドアを開けると、浪馬は部屋の中へと姿を消した。
「ほら、そんなトコにいないで、こっちに来いよ」
ドアの前で立ち尽くしている七瀬に、浪馬が声をかける。
「え、ええ・・・お邪魔しま・・・?」
浪馬に促され、部屋の中に入ろうとした七瀬は、部屋の様子がおかしい事に気付いた。
「どうした?」
「・・・・・・空き家?」
「そう空き家」
七瀬の質問に、あっさりと浪馬が答える。
「・・・ひょっとして、引越しちゃうの?」
しばらく間を置いて、七瀬が自分なりに考えた答えを浪馬に投げかけた。
「うん」
浪馬は、あっさりと答える。
「頼津からいなくなるの!?」
自分の疑問を投げかける七瀬。
「うん」
あっさり答える浪馬。
「・・・」
浪馬のあまりにもあっけらかんとした返事に七瀬は無言になり、俯いてしまう。
そんな七瀬の様子に気付かず、引越しの理由を浪馬が説明しだす。
「頼津からだと、学校まで時間かかるだろ?で、おっちゃんに相談してみたら・・・」
浪馬が説明しようとした、その瞬間の事だった。
「・・・や!!」
それまで無言だった七瀬が、突然声を張り上げた。
「へっ?」
突然の七瀬の豹変に、浪馬が驚き、声を上げる。
「あなたがそばにいなくなるなんて、絶対にイヤ!」
「お、おい、七瀬・・・」
なだめようとする浪馬など、お構い無しに、七瀬が続ける。
「大学で会えるかも知れなけど、会いたいときに会えないのは、絶対にイヤ!!」
「落ち着けよ」
「“落ち着け”ですって?落ち着けるもんですか!」
「七瀬っ!!」
一向に落ち着く様子のない七瀬に、浪馬も声を張り上げてしまった。
「・・・」
すまなかったと浪馬が謝ったものの、七瀬は再び俯き、無言になってしまう。
浪馬が七瀬の手を引き、靴を脱ぐように促し、やっとの事で部屋へと上げる。
「ったく、いいか?落ち着いて、この部屋の間取りを見てみろよ?」
七瀬を諭すように浪馬が話しかける。
浪馬に諭された七瀬が短い廊下を抜けると、そこにはダイニングキッチンが広がり、正面にはリビングらしき部屋もあった。
キッチンの壁には、部屋へと続く入り口も開いている。
「部屋が・・・」
部屋の様子を見た七瀬がそれまで閉ざしていた口を開いた。

306名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:52:07 ID:???
「そ。ちなみに2LDKだ。古いし狭いけどな」
キッチンから七瀬の様子を見つめていた浪馬が声をかける。
「2・・・L・・・DK?」
「そうだ。俺一人に二部屋にリビングなんていると思うか?」
「えっ・・・それって・・・」
七瀬が言葉を詰まらせる。
「俺と暮らそう?」
浪馬の方は七瀬とは対照的に、あっさりと言い放った。
「えっ?」
少し混乱気味の七瀬。
「そっちの親父さん達は、了解済みだ」
「えっ?えっ?」
更に混乱気味の七瀬。
「あとは、お前の返事次第だ」
「ちょ、ちょっと待って!そ、それって、どうせ・・・い?」
「そ。恋人同士、憧れの同棲。イヤか?」
浪馬の問いかけを強く否定するように、頭を2回ほど横に振る。
「いいのか?」
今度は、縦に2回。
「で、でも、私達はよくても、私の両親が・・・」
満足げに七瀬の方を見ている浪馬に、不安そうに口を開く。
「だから、了解済みだって」
「えっ?」
「おばさんに話したら、あっさりOKだった。その上、親父さんを説得(きょうはく)してくれた」
「そ、そうなの?」
「らしいぞ」
「で、でも、家賃・・・」
「この物件、ビッグのおっちゃんの知り合いの持ち物なんだ。で、おっちゃんの甥っ子って事で、かなり安く
貸してくれるんだ」
「生活費は!?」
「そりゃ、バイトするさ!」
「あなただけなら、それで大丈夫かもしれないけど、二人なのよ!?」
「心配無用。お前の分は、仕送りするとさ」
「誰が!?」
「おばさん」
「あ、あの人は・・・」
「“全部出す”って聞かなかったんだけど、家賃も敷金も生活費も折半って事で話はついた」
「・・・」
「どうだ?問題あるか?」
浪馬は、次々と投げかけられる七瀬の不安をあっさりと受け流していき、最後に七瀬に質問した。
「・・・」
「無言はOKのサインでいいな?」
七瀬の目をしっかりと見つめ、確認する。
「んじゃ、あらためて・・・」
「七瀬、俺と一緒に暮らさないか?」
「・・・(コクリ)」
「楽しい事ばかりじゃない、ケンカもするかもしれないけど・・・それでもいいか?」
「・・・(コクリ)」
「よし!契約成立!んじゃ、ほれ!」
そう言うと、ニッコリと笑い、七瀬の目の前に小指を突き出した。
「えっ・・・?」
「指きりだ」
「あ・・・」
少し戸惑ったものの、七瀬が浪馬の小指に自らの小指を絡める。
「「ゆ〜びき〜り げ〜んま〜ん うそついたら は〜りせんぼん の〜ます!」」
二人の声が、まだ何もない室内に響いた。
307名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:52:56 ID:???
「これから忙しくなるな?」
絡めていた小指をどちらからともなく離すと、その場に腰を下ろした浪馬が呟いた。
「そうね・・・」
七瀬も浪馬の隣に腰を下ろしながら、同じように呟く。
「しっかし、不思議だよな?」
「えっ?」
「考えてみろよ?七瀬が俺の彼女だぜ?その上同棲なんて、一昨年の今頃、想像したか?」
「・・・・・・無理ね・・・」
「お前に注意されてばっかいたもんなー!」
「クスッ。あの頃の私達に“二人は恋人同士になる”なんて言っても、信じないでしょうね?」
「だよな!」
「ねぇ?織屋君?」
「ん?」
「責任、取ってね?」
「へっ!?」
「私があなたをここまで大好きにさせた責任」
「へっ?」
「どうなの?責任取るの?取らないの?」
「・・・取るよ。」
「ん・・・」
「先の事はわからないけど・・・」
そう言うと、七瀬の肩に手を回し、七瀬に顔を近付けていく。
七瀬も自然に浪馬の方を向き、目を閉じる。
「ん・・・」
お互いの唇が触れ、どちらからともなく、吐息が漏れる。
何もない部屋に静寂が訪れた。
「・・・今は、これで勘弁してくれないか?」
長めのキスを終え、浪馬が七瀬に囁いた。
七瀬は、「仕方ないわね」と言いながら、満足そうに笑いながら、浪馬の肩に寄りかかっていった。
308名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 23:11:52 ID:???
ななたん、いいなぁ。
職人さん乙。
309名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:40:04 ID:???
最近はいいSS続きで非常に喜ばしい
310名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 01:07:06 ID:???
いよいよ"ななせマイスター"の称号が必要だな。
311名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:05:22 ID:???
メガストア小説の単行本5月末だとさ
312名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:16:06 ID:???
>311

で、買う価値はあり?
313名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:50:19 ID:???
ずっとメガストアゲッツしてるけど、加筆あるなら買いたいな。
メガストアは保存用には厚すぎる。
314名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:55:53 ID:???
エロの描写が好み&あきら絵七瀬なのでオレは買う。
315名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:51:27 ID:???
今月で最終回だっけ。しかしまた随分とレジに持って行きにくい表紙だなあw
316名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 02:23:07 ID:???
「ねぇねぇナナちゃん、幸せ先取り婚って知ってる?」
リビングで紅茶を楽しんでいると、お母さんが楽しそうな顔をしながら話しかけてきた。
「…いえ、知らないわ」
「知りたい?」
「え、ええ」
私の返事に満足そうに頷き、お母さんは話を続ける。
「その名の通り、結婚後の幸せを先取りできる上にすぐに結婚できるという結婚プランなのよ♪」
「…本当にそのままね」
「で、肝心の作戦なんだけど…」
「作戦…?」
その言葉に違和感を感じたものの、私はお母さんに続きを促した。
「避妊具に穴を開けておくとか、危険日でも安全日と言ってしちゃうとか〜」
「…って、それってできちゃった結婚じゃないの!」
「まぁ、そうともいうわね♪」
「…はぁ」
思わずため息がこぼれる。
「…そこまでして私を結婚させたいの?」
「だって〜早く孫の顔が見たいんですもの…」
「…私も、いつかは織屋くんの子供が欲しいと思ってるわ」
「えっ?じゃあ…」
今すぐにでも、と言いそうなお母さんを手で制する。
「でも、まだ私も織屋くんもまだ学生だし…結婚や出産はまだ早いわ」
「…」
「私も織屋くんも精神的に大人になって、経済的にも自立できるようになってからでも遅くはないと思うの」
「…」
「ごめんなさい、わがまま言って…でも、それまで待っていて欲しいの」
「…謝らなくていいのよナナちゃん、私こそ結婚を急がせるようなことしてごめんなさい」
「お母さん…」
「ナナちゃんがそこまで考えているのなら、何も言わないわ…結婚式、楽しみにしてるわね」
「ありがとう、お母さん…」
そう言った私を、お母さんは静かに抱きしめてくれた。
お母さんはとても温かくて…いつかこの温もりをまだ見ぬ織屋くんと私の子に与えてあげたい、と思った―
317名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 16:47:38 ID:???
しっかりものななー。
318名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 17:45:20 ID:???
SS職人さんたち、GJ!

久々に来たら、こんなに沢山レスが。
保存してゆっくり読みますよ。


>>315
同意
途中から単行本買うことにしたさw
319名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 18:10:10 ID:+qrundbT
質問

メガストアに連載されてる話の内容はなんだったんですか

あれ高いし、だいち、みせ・・・・・・
320名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 20:01:19 ID:???
んで、もう表紙なんて見られるのか?
五月のいつなのかな?待ち遠しいな。
321名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 20:10:10 ID:???
まさか医大生まで出るとは思わんかったな。
見事に天誅喰らって笑えたけど。
322名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 19:31:51 ID:???
受験勉強をがんばりすぎてストレスでインポになる浪馬。
七瀬の奮闘が始まる。
323名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 15:12:36 ID:sVPWevi/
マジ!?
324名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 15:14:39 ID:sVPWevi/
発売はたぶん25日ぐらいのはず
325名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 18:30:02 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
326名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 19:02:31 ID:???
( ゚д゚ )
327名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 22:24:22 ID:???
SS祭りは嬉しかったなあ。
スレがまた落ち着いたところで・・・・・・・
328名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:56:55 ID:???
次は絵祭りとか来てほすぃ・・
329名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 18:49:05 ID:???
春な七瀬か夏な七瀬が見たい読みたい
330名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 22:58:15 ID:???
艶髪麗眼のナナ
331名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 17:09:59 ID:???
潮騒の5月分が増量して更新になったな。
ここの職人さんに刺激を受けたんだろうか。
332名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 18:49:19 ID:???
>>330
その言葉いいね
333名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 20:04:53 ID:???
>>331
他キャラとのつながりも増やして欲しいな。
ななたんと博子とか、ななたんとふみとか。
334名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 22:06:54 ID:???
手を広げすぎると薄れる
335名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 22:41:30 ID:???
中島沙樹じゃなくなった七瀬なんて終わりだろ
336名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 00:49:32 ID:???
麻雀とOVAは公式同人。本筋はこのスレ。
と、俺は一人で納得している。
337名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 02:45:58 ID:???
でもさきっちょんはもう二度と七瀬の声やらなそうだな・・・
338名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 13:41:36 ID:???
>>334
同意。
しかしあれだ。BBSの書き込みは直球ですごいな。
あれを見て作者が変にプレッシャー受けないといいが・・・
339名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 20:23:28 ID:???
>>335
私はそうまではいわないが、大体同じだな。
>>337
おそらく契約が2005年だったがゆえに…ね。
340名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 20:41:44 ID:???
なんで2005年までなんだろ。
DVD、ドラマCDなど、今後出演することは分かりきってるのに。
341名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 22:46:02 ID:???
ゲームの次がウニメじゃあなあ・・・
342名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 23:19:30 ID:???
今日はピンパイOVA2巻の発売日だったらしいが買った香具師いるの?
343名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 00:20:35 ID:???
今回出たのは2巻でなく1巻だったような・・・
原画に倉嶋氏の名前があるみたいだね
344名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 00:59:30 ID:???
>>340
おそらく七瀬がここまでの人気になるとは思わなかったのでは?
結局たまき、夕璃で落ち着くと踏んでたから複数年契約にしなかったとか。
ところが、たまきんショックの矛先が七瀬に来てしまったので、こうなったと。
345名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 08:28:07 ID:???
>>344
それなら最初からカチューシャは河原木&猪口で行っていたと思うが。
猪口はアニフェスにも出ていたしスケジュールが合わなかったこともありえないし。
発売前から2番手は七瀬でしょ。
346名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 15:45:18 ID:???
1巻見てたら、七瀬の声が浪馬の中の人の嫁だったから、
あれと思って、ここにきたらいつの間にそんなことに('A`)
347名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 18:04:44 ID:???
>>346
シュンの中の人じゃないのか?
348名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 18:27:02 ID:???
そもそもシュンって誰だよw
349名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 20:03:20 ID:???
申し込んだのが遅いから何ともいえないが、
まだ来てないので。
>>348
こういう人もいるんだね。
シュンというのはアニメの下級生2のあの…。
いかんな、思い出したら吐き気が…。
350名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 20:19:32 ID:???
( ´д)ナナ(´д`)ナナ(д` )
351名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 21:04:54 ID:???
アニメは1話で切ったからなぁ。
とりあえず、耳鼻科いったほうが……
352名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 21:42:41 ID:???
俺は七瀬の回の作画が良かったから満足したが
353名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 22:51:21 ID:???
あの大津波で満足できるかモルァ
って思い出したら怒りが…

しかしアニメ話はネガティブな方向にしか行かねーなw
354名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 00:23:02 ID:???
   _  ∩.
 ( ゚∀゚)彡 ナナたん!ナナたん!
 (  ⊂彡.
 |   |
 し ⌒J.
355名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 00:46:12 ID:???
作画で満足しただけならアニメスレいけ。
あれは七瀬じゃないから、ここで言うのはスレ違い。
356名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 10:16:08 ID:???
>>355がいいこと言った。
357名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 10:26:35 ID:???
何が好きだって別にいいじゃん。
わざわざ荒れる風に書くなよ。
358名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 11:11:00 ID:???
わざわざ文句言わずスルーだろ、どっちも。
そんなのより、せっかく必死に中の人の話題をふって、
一人で盛り上がってるヤシがいて滑稽だったんだから、
もうちょいニヤニヤさせてくれ。
359名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 16:16:40 ID:???
陰気な性格だなぁ
360名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 16:44:27 ID:???
        '´  === ヽ
.      n ! ノ ノWWヘヽ〉
.     !| !  ! l -‐ -〈!|
      八!  ! l、"( フ/'!|   マターリいきましょ?
     |日|!. !,.!へ !ヽ. [_{゙ヽ.
  _ |本|! ! !  6〉ヽ'^ァ' 
  \ |酒| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  ||\~~´    (<二:彡) \

361名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 17:00:11 ID:???
( ´∀)ナナ(´∀`)ナナ(∀` )
362名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 22:02:40 ID:???
ナナちゃんと飲みに行きたい。絡まれたい。
363名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 22:40:47 ID:???
ベルエキップみたいな店もいいけど、
居酒屋でもいいなぁ。
稼げるようになったら、和風の創作料理とかに連れてって喜ばせたい。
364名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 23:31:12 ID:???
屋台のおでんで1杯もいいな。
屋台のおやじに「恋人ですか。」と聞かれて真っ赤になるナナちゃん希望。
365名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 23:49:17 ID:???
>>363
俺はベルエキップがたまらなく好き。
でも、酒自体は日本酒も好きなんだよね。
366名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 00:09:05 ID:???
居酒屋ネタを考えたことがあった。
367冬のつむじ曲り4:2006/03/27(月) 01:31:05 ID:???
タマ「止めないでったら。私が浪馬クンを締め上げてやるんだから!」
望 「落ち着いてよ、たまきちゃん」
タマ「だって私もう見てらんない! ほら」
たまきがビシと指を差す方向。職員室の前でみさきと談笑する浪馬と、それを遠く
離れた廊下の片隅から、哀れなほどオロオロしながら見つめる七瀬の姿があった。
望 「ヤキモチ焼きか・・・高遠さんも可愛いところあるんだねえ」
刃 「あそこまで想われたら男冥利に尽きるってヤツだな」
タマ「男冥利も何も浪馬クンはぜーんぜん気づいてないの! それが問題なの!」
洗濯の一件でさすが腹に据えかねたたまきは、刃と望にこれまでの経緯をぶちまけ
ると、浪馬に天誅を下すべきだとしきりに主張する。

タマ「ハリセンで叩いてでも気づかせてやる! ヤキモチも! お洗濯の事も!」
夕璃「でもご本人が隠してるのに、私達がバラしたら高遠先輩の立場がありませんよ」
タマ「うぅぅぅぅ・・・でもさ、これじゃ高遠さんが可哀想だよ」
望 「んー、僕は白井さんの意見に賛成。僕達からは浪馬に言わないほうがいいと思う」
タマ「このまま放っておけって言うの? 高遠さんがノイローゼになっちゃうよ」
夕璃「せめてお洗濯の事だけでも、先輩が気づいてくれれば・・・・」
タマ「それが絶望的に無理なのは、白井さんも目の当たりにしたでしょう?」
ウンザリ顔でため息をつくたまきに、夕璃は困った顔をした。
タマ「私、やっぱり言うっ! もう我慢ならない!」
駆け出そうとするたまきの腕を刃が慌てて捕まえた。

刃 「俺に考えがある。今日のところはこらえてくれないかな? たまきちゃん」
タマ「え? な、なにかいい手があるの?」
刃 「大したことじゃないさ。でも浪馬が本当に高遠を大事に思ってるなら・・」
タマ「思ってるなら?」
ハリセンよりよほど痛い目みるだろうね、と、刃は肩をすくめてニヤリと笑った。

望 「じゃあ教室で刃君の作戦を聞かせてもらおうか。そろそろ撤退の頃合だよ」
みさきとの話を終え一人になった浪馬の元へ、七瀬が気づかれないようにこっそり
と忍び寄ってゆくのが見えた。彼女は慎重に浪馬の背中を取ると、精一杯背伸びを
して、さっと両手で浪馬を目隠しをした。

刃 「なんとまあ可愛いことを。廊下でいきなり『だ〜れ〜だ?』とはね」
タマ「可愛いって言ったら、浪馬クンのぱんつたたむ時の顔が一番だよ」
夕璃「それなのに気づいて貰えないなんて、高遠先輩が可哀想過ぎます」
刃 「なるほどね。やっぱり罪作りのニブチン馬鹿は骨の髄まで反省すべきかな」
刃は悪戯っぽく笑うと二人にウィンクしてみせた。
368名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 02:23:41 ID:???
OVAはテレビアニメに輪をかけて糞でした。
下級生において、Hは最後であって過程が大事だというのがわかってない。
369名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 02:40:07 ID:???
もし18禁OVAで最後しかHがなかったら、そっちの方が糞だと思うが。
370名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 03:04:06 ID:???
いっそ倉嶋に監督やらせとけばなーと思ったりする。
371名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 11:25:31 ID:???
倦まず弛まずナナたんを愛するスレ。
372名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 11:33:14 ID:???
>367
3月2日以来のSSの続き乙です。
続き期待しています。
もう忘れていたので、前のを読み直してしまった。
>366
居酒屋ネタ期待しています。
373名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 20:10:14 ID:???
Hも過程だったと思うが。

DVDBugbugの表紙がナナタンだったが、付録DVDに収録されているのは、OVA1巻の分
だけだよね。
374名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 21:04:31 ID:???
高遠 七瀬の成分解析結果 : 

高遠 七瀬の52%は成功の鍵で出来ています。
高遠 七瀬の18%は赤い何かで出来ています。
高遠 七瀬の10%は魔法で出来ています。
高遠 七瀬の10%は気の迷いで出来ています。
高遠 七瀬の8%は時間で出来ています。
高遠 七瀬の1%は気合で出来ています。
高遠 七瀬の1%は努力で出来ています。
375名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 21:57:02 ID:???
そうかな? 浪馬への愛で100%できてると思うけど。
376名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 22:03:07 ID:???
爽健美茶でできてそうな七瀬
377名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 23:00:21 ID:???
爽健美茶は大嫌いな常盤貴子がCMを担当して以来一口も飲んでいない。
378名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 23:26:28 ID:???
>>374
最近よく見るんだが何これ?
379名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 23:30:42 ID:???
>>378
成分分析のお遊びソフト(?)らしい
ttp://tekipaki.jp/~clock/software/index.html
葉鍵板とかでも見かけたよ
380名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 06:32:09 ID:???
まぁっきりいって面白くないんだが
381闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/03/28(火) 16:12:21 ID:???
ちょっくら日本脱出してる間にえらい祭りがあったんだなぁ。
こんなにSSイパーイ読んだの久々だわw
職人さんたちグッジョブ!
382名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:15:34 ID:???
春の恒例行事といったら花見!
桜満開、花吹雪が舞い散る中で、新入社してきた連中との親睦会を兼ねたものとして、
何処の会社でも大抵行われるある意味欠かせない行事である。
無論、そこでは上司/部下の関係も、先輩/後輩の関係も全て無礼講が基本である。
また、家族を呼ぶ事もOKな場合もあり、その場合は家族ぐるみでの親睦を深め、
会社の体制を団結するのに一役買っている場合もある。

浪馬が勤めている弁護士事務所は、その『家族参加OK』な場所であった。
ただし、今までは七瀬が参加した事はないので浪馬1人での参加だった。

3月〜4月にかけては、移動やそれによる仕事の引き継ぎ等が重なるし、
検事と弁護士という正反対な立場の違いも関係しているのであろう。
ところが、今年はそのお花見に七瀬が参加すると言い出してきた。
どうして急に参加するなんて言ったのか気になって理由を聞くと、
「嫁として、職場の皆さんにご挨拶しないのもなんですし、今年は都合が付きそうだから」
だそうだ。

まぁそれは建前であって、本心は、今年のの新年会から帰宅してきたときに、
女物の香水の臭いがしたので、花見を口実に浮気をしているか、
言い寄られているのではないかと疑っているからだった。

七瀬参加の報を聞いた同僚は戦々恐々と興味津々の二つにばっさりと分かれていた。

戦々恐々側は、七瀬検事と戦った事のある人々で、理路整然とした正論と、
妥協を許さない追求、そして、有無を言わせない眼力を体験した事があるからこそ、
羽目を外す事はできなくなるのでは?と思ってである。

興味津々側は、噂では怖い人だと聞いてはいるが、情に厚くちょっとチャランポランなところもあるけど、
頑張り屋で女性からの受けもいい、あの浪馬の『嫁さん』という一点に興味があるからである。

浪馬と言えば、自慢の嫁を見せびらかせると喜ばしい反面、今後対決していく上での威厳を保てるか?
もしくは、酔っ払ったときのあの姿を見られていいものかどうか?と悩みが尽きないのである。
とはいえ、当人が参加したいと言っているのだから反対する事もできず、
「七瀬は酒があまり強くないのだから、無理せず控えめにな。」
と、言っておく事ぐらいしかできなかった。
383名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:16:15 ID:???
お花見当日、運が良いのか悪いのか、仕事の関係で参加が1時間ほど遅れてしまった。
その間に、参加者は一通り酒が入ってしまい、中にはちょっと飲みすぎでは?と言う人も見うけられる状態になっていた。
その飲み過ぎと言う中には浪馬の姿も…どうやら、興味津々組が仕組んだ罠のようで、
折角、織屋の嫁さんが来てくれるので、家のこととか色々話を聞きたくても、浪馬にブロックされて聞けないのは悔しいので、
あえて先に潰しておこうと思ったからである。

そこに、七瀬到着。
七瀬:「送れてごめんなさい、全く急に仕事を持ってきて…こまったものだわ」
浪馬:「おぉ、待ってたぞ!早速、軽く一杯いこうじゃないか」
七瀬:「え、あ、ありがとう…って、まず、他の皆さんにも挨拶くらいしたほうがいいんじゃないかしら?」
浪馬:「ん、それもそうだな…みんな、ちゅ〜も〜〜っく!やっと自慢の嫁さんが到着してくれましたぁ〜〜!!」
 パチパチパチ…(歓迎の拍手)
七瀬:「あ、え、ええと…今晩はお誘い頂きいましてありがとうござしま…」
浪馬:「いいだろ〜おまえらには絶対やらんぞぉ〜〜〜!」
七瀬:「ちょ?い、いきなり何いうのよぉ〜まったくぅ〜〜〜〜」
浪馬:「ん?なんか変な事言ったか俺ぇ〜?」
七瀬:「あ〜もう、こんなに酔っ払っちゃって…ほら、もういいから……」
浪馬:「うんうん…では、挨拶がおわったし早速ググっと一杯」
七瀬:「しょうがないわよねぇ〜…」
こんな遣り取りを見せられて、興味津々組の人達は『思ったより怖い人じゃないな』と認識してもらえた。

その後は戦々恐々組も、酒の勢いで気軽に声をかけてくる。
もちろん浪馬は、必要以上に近づけないようブロックをしようとするが、何時の間にかウトウトとしてしまい…
ふとした弾みで横になってしまい、そのまま寝てしまった。
ガードが無くなった以上、ここぞとばかりに質問を浴びせる人達。
その事に対して、始めのうちこそ、できるかぎり理性的に答えてはいたのだけど、
答え難い質問を受けると、つい無意識に近くにあるコップを手にとって、それを飲んで落ち着けようとしていた。
そこに気がついた人が、そっと日本酒や焼酎などが入ったコップを配置し、やっぱり無意識に飲んでしまい…
結局は七瀬も酔っ払ってしまい、質問された事をべらべらと…いや、もっと露骨に答える事もあったそうだ。

ふと、くすぐったく感じて意識が戻った浪馬。
ただし胸の辺りに誰か頭を置いているようで、すぐに起き上がる事ができない。
くすぐったく感じたのは、その人の髪の毛が顔にかかっていたからのようだ。
恐る恐る確かめると、それは気持ちよく…とっても幸せそうな寝顔をした七瀬だった。
そっと肩を揺らして起こそうとするが、イマイチ反応が無い。
ならばと、うまく身体を動かして七瀬の下から出ると座りなおして七瀬の頭をひざの上に置き、
自分はそばにあった烏龍茶を一杯飲みつつ七瀬の頭をそっとなでる。
そして、改めて周りを見まわすと…雑魚寝している人も確かにいるが、起きている人は一斉に浪馬に注目していた。
384名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:16:51 ID:???
浪馬:「え…えっと、どうかしたか?」
同僚:「いや、お前ってやっぱり幸せなんだなぁ〜っておもってさ」
浪馬:「は?何でいきなりそんな事言うんだ??」
同僚:「いやさぁ〜、お前がつぶれている間に奥さんから色々と話を聞かせてもらってさぁ〜(ニヤニヤ)」
浪馬:「………し、しまったぁ〜〜〜〜!俺、寝ちまったのか〜〜〜!!」
七瀬:「う〜〜〜〜ん、浪馬うるしゃい〜〜〜〜〜」
浪馬:「あ、いや、その、さぁ……うん、ご、ごめんな……」
七瀬:「………(スゥスゥスゥ)」
浪馬:「寝言か……で、何を聞き出したんだお前ら?」
同僚:「色々…うん色々な…(ニヤニヤ)」
浪馬:「……と、とにかく今日はもうお開きだろ?」
同僚:「そうだな、そろそろお開きにするか」
浪馬:「じゃ、コレを起こさないと……をぃ、七瀬、な〜な〜せ〜(ユッサユッサ)もう終わりだから起きろぉ〜〜」
七瀬:「ん〜〜〜〜〜〜〜……ん、終わりぃ?ん〜〜〜〜〜……なら、おんぶぅ〜」
浪馬:「はぁ?…な、なにいってんだ?」
七瀬:「だ〜〜か〜〜らぁ〜〜〜〜、おんぶしてぇ〜〜〜」
浪馬:「だ、だからダメだって、そんな事は」
七瀬:「そ、そんなぁ〜〜〜、いつもしてくれるのに、してくれないなんて嫌〜〜〜っ!(ジタバタ)」
同僚:「(ニヤニヤ)そうだそうだ、いつもしてあげてるのに今日だけしてあげないなんて可哀想じゃないか?」
浪馬:「な…お、おまえらなぁ〜」
七瀬:「そうだそうだぁ〜〜、してくれないと泣いちゃうぞぉ〜〜〜!」
浪馬:「わかったよ、おんぶしてやるから帰るぞ!」
七瀬:「わぁ〜〜〜い、おんぶだぁ〜〜〜……(背中にもたれかかって耳元で)…んふふふっ…ありがと、浪馬(チュッ)」
浪馬:「だ、だからお前そんな事……」
七瀬:「…………(スゥスゥスゥ)」
浪馬:「だめだ、もう寝ちまってるよ…」

そんな様子を見ていた同僚に、浪馬がそっと声をかける。

浪馬:「そんなこんなで片付け手伝えそうに無いんだけど…」
同僚:「いや、そんな事はいいから早く嫁さん送ってやれ」
浪馬:「ん、すまんな……あ、そうだ、今日のことは…」
同僚:「ここだけの話にって事でいいんだろ?それくらいわかってるって」
浪馬:「スマン…一応こいつもイメージで売ってるところもあるからさ、あまりこういった姿は…」
同僚:「そりゃそうだ、なかなか新鮮なものを見せてもらったのは確かだけど、こういった席と法廷の場では違うって事くらいはわかってるから」
浪馬:「ほんと〜〜〜にスマン」
同僚:「全く…ま、お前が事務所内でからかわれる事くらいは覚悟しておけよ」
浪馬:「それくらいで済むなら御の字だよ、じゃ、お先に」
同僚:「気をつけて帰れよ〜」

浪馬は七瀬をおぶって会場を後にした。
それを見送った同僚は、「いい夫婦じゃないか…」「そうだなぁ〜…ちょっと羨ましいかも?」等と呟きつつ、
他のメンバーを起こしつつ片付けの準備に入っていった。

浪馬はその後、タクシーをひろって自宅まで帰ったのだが、七瀬は結局起きなかった。
タクシーを降りるときは、完全な熟睡状態だったので背中に乗ってもらう事も出来ず、お姫様抱っこをする羽目になったり、
家に帰った後でも、着替えさせたり化粧を落としたりと、こまめな世話におわれてしまった。
385名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:17:31 ID:???
翌日…
朝…もう昼近くになっていたのだが、起きたら頭痛に襲われる七瀬…そう、おもいっきりな二日酔いであった。
それでも我慢してリビングにいくと、浪馬が朝食の仕度をしていた。

浪馬:「お、起きたな、七瀬おはよ〜…って、かなりキツそうだな?」
七瀬:「ん、おはよう…流石に昨日は呑み過ぎたみたいで頭が痛い…」
浪馬:「ほら、そう思っておかゆ作っておいたから一緒に食べよ?」
七瀬:「な?ろ、浪馬くんが作ってくれたの?」
浪馬:「あぁ、昨日のあの調子だと間違い無く今日はノックアウト状態だろうっておもってな」
七瀬:「あ、アリガト………い、いただきます」
浪馬:「ん、いただきます……(一口食べてみる)……う〜〜ん、思ったよりうまく出来なかったみたいだな」
七瀬:「そ、そんな事ないよ…(一口食べる)…うん、おいしいよ」
浪馬:「そっか…ありがとな」
七瀬:「だ、だからそんな…うん、ありがとうはこっちが言うことなんだから…」

頭痛も何処かに消し飛んでしまうほどの幸福状態に包まれて、顔を赤くしながらおかゆをすする七瀬。
その姿を見ながら、ふと昨日の事を聞いてみる。

浪馬:「そういえば、七瀬って昨日の事覚えているか?」
七瀬:「え?え〜〜と……ゴメン、ちょっと覚えてないかも…」
浪馬:「そっか、なら仕方が無いな…ま、ああいった無礼講の場所なんだし、七瀬も楽しめたみたいだから良しとするか」
七瀬:「無礼講って…間違っちゃいないけど……(ハッ)…も、もしかして、私なんかしちゃった?」
浪馬:「(本気で覚えてなさそうだな…)…いんや、呑みすぎて寝ちゃったってくらいかな?」
七瀬:「そ、そう…………って、ってことは私ってどうやって帰ってきたの?」
浪馬:「ん?そりゃ、俺がおぶって…」
七瀬:「な…ななな……」
浪馬:「大変だったんだぞぉ〜…特に家の前についてからは、お姫様抱っこで運ぶ事になったんだし…」
七瀬:「(パクパク)……(パクパク)………」

この時点で七瀬の頭の中は、公衆の面前でやれおんぶだお姫様抱っこだとされた事について、
恥ずかしいと思う心と嬉しいと思う心、正と負の感情が入り乱れていた。
それに気がついた浪馬が「ん?まだ調子悪いか?ならベッドまで運んであげようか?…お姫様抱っこで?」と聞いてみる。
すると、恥ずかしいなんて心なんて何処かに飛んでしまい、おまけに甘えん坊の感情が涌き出てしまい…
「ん、お願い…できる?」と、俯きつつ、つい口走ってしまった。
すると、笑いながらOKしてくれる浪馬。
本当ならシャワーを浴びてからがよかったのだが、それ以上に『お姫様抱っこ』の魅力に勝てなかったのである。

浪馬が「ん、じゃぁ早速…」といって、七瀬のところにやってくる。
七瀬としても、こんな甘えられるチャンスを逃す事など出来るはずも無く、「ん〜〜〜〜っ」っと言って浪馬の首に腕を絡ませる。
そして、軽々と七瀬を抱える浪馬…ここで、「やっぱり七瀬は軽いなぁ〜」なんて言われちゃったので、余計に体が熱く感じられてしまう。
そのまま、ベッドに向かいながら、(今日は1日、ずっと甘えん坊でいても大丈夫よね)と思ってしまっていた。

……しかし、その目論見も、二日酔いの頭痛を抑える為に飲んだ薬ですぐに寝てしまい、次に起きたのが夕方過ぎ、
おまけに偶然遊びに来ていた七瀬ママの存在により不完全燃焼に終わってしまった。
だが、週明けの七瀬は何処までも元気だったのが印象的だった。
386名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:23:26 ID:???
以上…東京では桜の満開宣言が出た事ですし、
季節ネタの一つ『お花見』を元に考えてみました。

同僚と(酔っ払った)七瀬との会話も考えたんですが、
なんかしっくりこないのでカット。
この部分は皆様のご想像にお任せしたいと思います。

この次のネタとなると…『エイプリルフール』か『入学式』あたりですかねぇ?
387名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 11:20:12 ID:???
つ両方
388名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 20:49:35 ID:???

酔いどれナナたんは良い。
そして>>387に賛同。
389名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 21:03:18 ID:???
GJ!
上野公園のサクラを見てきたばかりで、
結構リアルに感じたよ。

エイプリルフール
七瀬のかわいい嘘なら毎日でも良い・・・
入学式
昔の二人を思い出し、エロくお願いします・・・
390名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 07:03:09 ID:???
で、七瀬抱き枕とベッドシーツの発売マダー?
391名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 16:59:04 ID:Apm4Jmdt
どーでもいい話ですが

前スレの10と9はどうやって見るんですか
392名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:59:26 ID:???
>>391
>>3のwikiの過去スレにHTML置いといたけど、ブラウザで直接開く方法がわからん。
とりあえずローカルに保存して読んどくれ。
393名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 21:21:28 ID:???
脱衣雀どうすか?>買った人
394名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:19:58 ID:???
>>393
いくらかの期待を持って、購入した。
中の人なりに頑張ってるのはわかった。
















でもダメだ・・・('A`)
395名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:23:50 ID:???
下着姿の立ち絵がスゴクイイよ、
2画面スクロールだから大画面液晶だと圧巻
396名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:26:10 ID:???
社員スゲーな。
批判カキコのあとマンセー即レスとはな。
397名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 08:51:40 ID:???
>>394.395
概ね同意。それなりに元の人の喋りを聞いたんだと思う。
半分物真似の領域な気がする、エロイ声以外は。
しかしキャラスレに出張る人が納得するかというと‥‥

脱衣アニメは駄目。立ち絵は冬制服→水色下着
まあエルフ塗りだしそれなり。ポーズがほぼ固定なのがな‥
脱がせるセリフはややツン気味。好感度によって少し変わる
エロは開脚にチンコ擦り付けが2つ(挿入せず)と自慰。いずれも絶頂
七瀬はともかくタマにすら挿入しないので少々肩透かし
398名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 11:59:12 ID:???
声はやっぱり違和感あるね。もともと似ている声質ではあると思うけど。
ルパンが山田康雄から栗田貫一に変わった時と同じ気分。

まぁCGがよかった(とくにお姫様コスプレH)から、金返せという感じではないけど。
性格も、どこぞのアニメみたいに別人になっていたりしないし。
399名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:41:37 ID:???
今日は土曜日!そして現在AM8時丁度!!
学校も無いし、春本番のいい天気だし、約束はしてないけど朝一番で浪馬君の部屋に外出のお誘いに行った。
無論、こんな時間に行くのだから、朝食代わりのお弁当を持参して、びっくりさせてあげようと言う魂胆もある。
この時間なら間違い無く寝ているはずなので、合鍵で部屋に侵入して寝顔を拝見…しようと思ったら当人がいない。
不思議に思って部屋中を探したが、やっぱりいない。
もしかしたら、朝食を買いにコンビニにでもいったのかな?と思って1時間ほど待ってみたけど帰ってこない。
これって、昨夜から外出しているから居なかったのかな?と思い始めてきたけれど、ベッドの状態を見てそれは無いと思いなおし、
もうちょっと待ってみようと思いつつ、もう1時間我慢した………が、帰ってこない。
もしかして、なんかトラブル…そう、交通事故とかそう言ったものに巻き込まれたのでは?と、不吉な考えも過ったが、
土曜日の朝、救急車の音も聞こえないほど、さわやかで静かな朝なのでその考えを心の片隅に追いやった。

流石に諦めモードになってしまい、しょんぼりしつつ、折角作ってきたお弁当を1人で食べちゃおうかなぁ〜〜って思っていると、
自分の携帯に着信があった。
もしかして浪馬君からかと思い、あわててディスプレイを見ると自宅からの電話。
しぶしぶながら出てみた。

「もしもし、な〜に、どうしたの?」
「あ、ナナちゃん?…よかった、つながったわ」
「な〜に?ママ?なんか用があるから電話してきたんじゃないの?」
「うん、そうなんだけど…今何処に居るの?」
「え、えっと…ちょ、ちょっと友達のところに来てて…そ、そんなこと、どうでもいいじゃない!」
「え、だって、朝一番でお弁当までつくってルンルン気分でお出かけしていったから、てっきり織屋君の所かと思ったんだけど…」
「ちちち違うわよ!私だってお友達とお出かけしたくなる時だってあるんだからね」
「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」
「そ、そうよ!今日はその友達と遊ぶ予定があるんだからね」
「それじゃ〜しょうがないわねぇ〜〜〜………織屋く〜〜ん、ナナちゃん、今日はお友達と遊ぶ予定があるから無理みたいよ〜〜」
「……はぁ?」
「うん、うん、しょうがないわよねぇ〜…じゃ、ナナちゃんに伝えておくわね」
「ちょちょちょ……ちょっとママ!」
「ん?な〜に?どうしたのよぉ〜?」
「なんでさっき織屋君の名前がでてきたのよ?」
「えっとね、なんかナナちゃんを誘いに来てくれたのよ。でも、ナナちゃんが忙しいっていったらガッカリしていっちゃったの」
「そ、それじゃあ、織屋君は部屋に戻るっていってた?」
「なんでそんな事を…あ、そういえば『仕方が無いから他の子を誘って遊びに行くかな』とかいってたような気が…」
「そ…う、うん、そうなんだ…」
「わざわざ電話しちゃってゴメンね。じゃ、友達と楽しんできてね〜〜」
「う、うん、わかった……じゃあ」
(プープープー…)

切れた携帯のディスプレイを見つめつつ、七瀬はかなりの自己嫌悪に陥っていた。
400名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:42:10 ID:???
(なんであんな事いっちゃったのかなぁ…)
(本当の事を言えば、浪馬君の事だからすぐに帰って来てくれるのに…)
(そ、それより、何で浪馬君が家に行ってるのよぉ〜)
(た、確かに昨日の内に約束をしておかなかった私が悪いのかもしれないけど…)
(でも、浪馬君がわざわざ迎えに来てくれるなんて思わないじゃない!)
(でもでも、そんな事言ったら約束無しにこっちに来ちゃった私にも責任があるかもしれないし…)
(そもそも、浪馬君が携帯を持ち歩けば、こんな擦れ違いが起きなかったのよ!)
(でも、浪馬君は1人暮しの身だから、無駄遣いできないんだよね…)
(結局、私の1人相撲で折角のチャンスを逃しちゃったって事に変わりは無いんだよね……)

その結論にたどり着いた途端、朝4時に起きて色々と準備した苦労が全て無駄になってしまった事に気がつき、
余計に疲労感が増してきてしまった。
折角作ったお弁当も手をつける気力も無く、このまま浪馬君の部屋で不貞寝でもしちゃおうかとも思ったが、
もし、浪馬君の友達が遊びに来た時に、私が居たら確実に問題があるはずと思い、仕方が無いので帰宅する事にした。

(今、帰ったらママになんか言われちゃうだろうなぁ…)
(かといって1人で遊びに行っても仕方が無いしなぁ……)
(それに、一人で遊びに行ってて他のカップルを見たら、余計に空しさや寂しさが襲ってくるしなぁ〜〜)
(それなら、部屋でゆっくりしているほうがマシだもんね)

そう思って、トボトボと自宅に帰っていった。

「ただいま〜〜」

っと、家に戻ってきて…玄関に見なれた靴を見つけてちょっとしたパニックになる。

(え?あれ?なんで浪馬君の靴が玄関にあるの?)
(だって、彼は他の子と遊びに行くって…)
(でも、この靴って間違い無く浪馬君の……)
(と、とにかく上がって確かめないと!)

というかんじで、玄関からダッシュ状態で居間に…そして母親とゲームをしつつ談笑をしていた浪馬を見つけた。

「よっ!帰ってくるの遅かったな?」
「な…な…なんで浪馬君が家にいるのよぉ〜〜〜〜っ!!」
「えっとな、それは……」

そう言って浪馬は七瀬ママの方をみる。
それに答えるように、

「えっとね、私が織屋君を呼んだのよ」(にっこり)
「な…な…ななな…なんでそんな事したのよぉ〜〜〜っ!!」
「だってぇ〜〜朝早くからゴソゴソと物音がするから何かと思ったら、ナナちゃんが台所でなんか作ってたでしょ?」
「そ、それがどう絡んでくるのよっ!」
「あんなにニコニコしながら作ってるって事は織屋君へのお弁当なんだなって気がついたのよ」
「だ、だからぁ〜〜」
「まぁ、落ち着きなさいナナちゃん、話は最後まで聞くものよ」
「た、たしかに…それで?」
「でね、今日って何日だか知ってる?」
「今日?今日は確か4月1日…」
「そう、4月1日、つまりエイプリルフール!!」
「……はぁ?」
「あれ?ナナちゃんエイプリルフール知ってるわよね?」
「そりゃ知ってるけど…なんでエイプリルフールが今回の事にからんでくるのよぉ〜」
「だからぁ〜〜〜…ナナちゃんを驚かせようと思って」(にっこり)
「……(パクパク)……(パクパクパク)……」
401名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:42:46 ID:???
完全にパニック状態になる七瀬、そこに追い討ちをかけるかのごとく過程を説明する七瀬ママ。

「とりあえず、ナナちゃんが家を出てすぐに織屋君の所に電話をしてね」
「…」
「で、簡単に事情を説明した上ですぐに部屋を出てもらったの」
「……」
「無論、そっちに向かってるナナちゃんに見つからないようにって言い包めてね」
「………」
「で、織屋君は一回家に来てもらって朝ご飯をご馳走しつつ待ってもらったの」
「…………なにをか…な?」
「ナナちゃんが織屋君の部屋を出るのを」
「なっ…なんで私が部屋を出るかが問題に……って、どうやってそれを知るつもりだったのよ?」
「ん?あぁ?それはパパが織屋君の部屋の近所で見張ってたから」
「はぁ?もしかしてパパまで駈りだしたの?」
「そうよ、だって他に頼める人がいなかったんですもの」
「だ…だからって……」
「でもね、ナナちゃん二時間経っても出てくる気配が無くって…パパも不貞腐れちゃって、パチンコに行くからもう知らんって言われちゃってね」
「………………」
「で、仕方が無いからナナちゃんの所に電話したって次第なの」

一応、母親の話を聞いて理解は出来ているのだが、それに対して動向どうしていいかの判断が出来ない七瀬。
そこにトドメの如く言葉を続ける七瀬ママ。

「わざと、あんな風な電話を入れれば、ナナちゃんの事だから見栄を張ってああ言うと思ったのよね」
「な………」
「で、自己嫌悪になってしょぼ〜〜んとして帰ってくるだろうって事も予想できたの」
「…………」
「でも、ママ、嘘は言ってないわよ?」
「ど、どこが?」
「だって、他の子=ママだもん」
「なっ!!……なによそれぇ〜〜〜」
「だから〜織屋君は、『他の子(=ママ)と、遊びに(+ここに)行った(=来た)』だけなんだから…ね」(にっこり)

ここまで言われて、理解不能のパニック状態の一部が暴徒と化して、その矛先が浪馬に向かう。

「ろ、浪馬君もなんで断らなかったのよぉ!」
「だって…なんか済し崩しの如く話が進んで行っちゃってるし…な」
「なっ!じゃなくって……普通こんな無茶苦茶な事をしてるのを止めるのが筋じゃないのかって聞いてるのよぉ!」
「いや、だってな…」
「だってな?じゃなくって、どうして止めなかったのかを聞いてるんだけど?」

だんだん、騙された…というか、ママに玩具にされたことが悔しくって…そして、それを一緒になって浪馬君が手伝っていたのかと思うと、
とても悲しくなってきて目に涙がたまってきていた。

「だからぁ…七瀬のママさんに朝ご飯をご馳走になっちゃったし、勝手に話を進められて面食らってたのは確かなんだよな」
「で、でも、なら何で私に電話してきたときに声を出すなりして教えてくれなかったのよぉ!」
「えっと…丁度そのとき俺トイレに行ってたんだけど……」(ポリポリ)
「でもでも、私のところに電話をしたって事は知ってたんでしょ?」
「いや…な…トイレから出てきたときに七瀬のママさんが受話器を置くところだったんだよ」
「……それで?」
「で、話を聞いたら七瀬に電話したって言うから、俺が改めてかけようかって言ったら…」
「……言ったら?」
「『どうせすぐに戻ってくるから待ってればいいわよ』って言われちゃって……」
(ギリギリギリ)「………マ〜〜〜マァ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

事情が完全にわかり、すべてママが原因だって事で怒りが一直線でママの方に向かっていく。
だが、七瀬ママは何食わぬ顔で、冷静に対処してきた。
402名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:43:40 ID:???
「そんなこと言うけどね?ナナちゃんだって問題があるのを自覚している?」
「な、なんでよ?今回の事はママが仕組んだんでしょ?」
「確かに結果的にはそうなったんだけどね、でも、端から約束をしていたのなら、こんな事にはならなかったんじゃない?」
「で、でも…」
「まぁ約束してなかったのは織屋君にも責任があるのかもしれない。でもね、ママが何してるのって聞いたとき、ナナちゃんなんて答えたんだっけ?」
「そ、それは…」
「あの時きちんと答えていれば、こんな事になら無かったって自覚ある?」
「………(グスッ)…な、なによ、そんな事言わなくってもいいじゃないっ!」
「つ・ま・り、もうちょっと素直になってれば、こんな事にならなかったって事でしょ?ちがう?」

浪馬から見れば、はっきり言って詭弁のオンパレードなのだが、怒りとパニックでまともな思考が出来ていない七瀬には、
自分が悪いと暗示のように思いこまされてしまい、でも、釈然としない何かとの板ばさみで完全に爆発してしまった。

「そ、そんな事いわなくてもいいじゃない…ママの馬鹿ぁ〜〜〜〜〜〜っ!!」
「お、おい七瀬…」

そして、泣きながら自分の部屋に駆け込んでしまった。
それを見て、流石にやりすぎたかな?と思った七瀬ママが浪馬に向かって「ほら、とっとと慰めに行く!」と、言ってきた。
ちょっとした急展開にちょびっと右往左往している浪馬だったが、「もしかして部屋にカギを賭けられているのでは?」って言うと、
「そんな事もあろうかと、ほら、コレ使って」と、部屋のカギ…そう、七瀬の部屋のカギを渡してきた。

「ちょ…ママさん、流石にコレはまずいんじゃ……」
「あら?だってナナちゃんは織屋君の部屋のカギを持ってるんでしょ?ならおあいこよぉ〜」(にっこり)
「いや、その…あの……だけど…そのぉ〜〜〜…」
「あ、そっか、ナナちゃんの部屋のカギだけじゃ無意味か…ならウチのカギも……」
「ちょちょちょちょっと待ってください…いや、そう言う話じゃなくってですね……」
「全く…男の子なんだから、そんな些細な事でグジグジ言ってないで、とっととやる事をやる!わかった?!」
「は、はいっ!」
「なら、すぐにナナちゃんの部屋に行くっ!」
「わ、わっかりましたぁ〜〜!」

そのまま慌てて七瀬の部屋に向かう浪馬、そして、それを見送る七瀬ママ。
これで上手くすれば、後々の追及もチャラになると笑みが漏れていたのであった。

七瀬の部屋の前に来た浪馬、一応ノックをしてみたが反応は無かった。
名前を呼んでも反応が無かったので、意を決してドアノブを回してみると…普通に開いた。
そして、部屋の中を覗いて見ると七瀬の姿は無く…って、ベッドの布団が膨らんでいた。
そっと部屋の中に入り、ベッドの横まで来て七瀬に声をかけてみる。
そこには布団に包まって顔すら見えなくなってる、(多分)七瀬がいた。

「おい、七瀬…七瀬ってば……」
「………なによぉ、私を笑いに来たのぉ〜?」

と、半分涙声の返事があった。
403名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:44:53 ID:???
「いや、だからな…」
「どうせ浪馬君だって、ママと一緒に喜んで成り行きを見ていたんでしょ?」
「あ、ま…まぁ…止められなかったんだからそう言われても…」
「ほら、やっぱり!…私が困ってるのを見て楽しかった?ねぇ、楽しかった??」
「だ、だからそんな事無いから…だから機嫌直して顔を見せてくれよぉ〜」
「嫌ッ!」

もっと丸まってしまい、完全防備状態の七瀬。
仕方が無いので、ベッドの端に座り、ナナ瀬の頭がある辺りを布団の上から撫でてみる。
ビクッと反応したが、それでも頑なに無視しようとするが如く、反応をしようとしない。
そこで、仕方が無いので、もう少し話をしてみる。

「だからな、七瀬…今日はエイプリルフールなんだし、ちょっとした冗談だったんだから……」
「……………」
「確かに俺も、やり過ぎかなぁ〜とは思ったけど、お前の困った顔を見られて新鮮だったと言うか…」
「…………」
「と、とにかく、今回の件に関しては此方に非がありすぎる!…よって、謝らせてくれっ!!」
「………」
「ゴメン…ほんと〜〜〜ぅにゴメン、とにかくゴメンナサイ」
「……」

それでも、頑なに無視を続ける七瀬。
こうなると、許そうというより、ただ単に意固地になって無視してるんだって言うのがわかるのだが、
そこを指摘して、余計に悪化させるほど浪馬も鈍感ではない。
そのまま10分ほど、どちらも無言で……七瀬は身動きせず、浪馬は布団の上から頭を撫で続けた。
でも、このままでもマズイので、現状打破の為、行動を起す事にした。

「と、とにかく、今日はもう帰るけど、明日は笑顔を見せてくれよな」
「…」
「じゃ、じゃあな…」

といって、ベッドから立とうと思って…すぐにまた座る羽目に。
ふと見ると、服の裾を七瀬が握り締めていた。
そしてベッドを見なおすと、七瀬が布団から…まだ涙目だけど浪馬を伺うように、ちょっとだけ顔を出してボソボソっと呟いた。
ただ、浪馬は聞き取れなかったので顔のそばまで近づいてもう一度?と聞くと、顔を赤くしたまま

「……帰っちゃ……ダメ」

と呟き、また布団に中に顔を引っ込めてしまった。
かなり可愛い…と思いつつも、コレ幸いとチャンスを生かそうとする浪馬。

「でもなぁ〜…布団に丸まってる物体を眺めていてもなぁ〜」
「でも、顔を見せてくれたら帰らない事にしようかなぁ〜…」
「そうじゃないと、折角遊びに来た意味が無いもんなぁ〜〜」
「それとも、七瀬は俺の顔を見たくない位に嫌われちゃったのかなぁ〜」

と、矢継ぎ早に言葉を繋げていく。
すると、その一言一言に反応するが如く、身体を動かしたり、服を握ったての力を入れたり、ボソボソっと反論したりしていた。
だが、それでも顔を出してはくれない。
404名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:45:37 ID:???
そんな様子を、ドアの隙間から覗いていた七瀬ママ。
自分の娘の様子に飽きてきたというか、情けないと思ったのか、豪快にドアを開けて部屋に入ってきた。

「全くナナちゃんってばグズなんだから…謝ってるんだから許してあげてもいいでしょ?」
「い、いや…この場合は自分が悪いのですから…」
「だめよ織屋君!たまには強引なリードだって必要なんですからね!」
「で、でも……」
「そうだ織屋君!こんな情けない娘はほっておいて私の買い物に付き合ってくださらないかしら?」
「え?えぇ〜〜〜〜!?」
「織屋君も、こんなグズグズしてるナナちゃんの相手で疲れたでしょ?丁度いい気分転換になるわよ」
「い、いや、だから……」
「さぁ、そうと決まれば膳は急げ、早速行きましょうか?」

そして浪馬の手を握り無理矢理立たせようとする七瀬ママ。
七瀬はまだ服を握り締めてはいたが、ちょっとした油断と、思いっきり手を引いたので握っていた部分を離してしまい、
浪馬と離れてしまった。
その瞬間、どうしようもない孤独感に襲われ、ガバッと布団を跳ね上げて浪馬の腰にすがりついた。
そして、涙目、涙声でママに向かって反論する。

「絶対にダメ!浪馬君は私といるの!!」
「ママと買い物になんか行かせないから!」
「浪馬君だって、私と居たいに決まってるのがなんでわからないのよ!!」

無論、七瀬ママはそれくらいお見通し。
目を白黒させてる浪馬の手を放し、七瀬を見つめてそっと一言。

「なら、しっかりと相手してあげるのが当然の勤めでしょ?」
「で、でも…」
「織屋君がアレだけ謝って…それに甘えるチャンスをくれてたのにそれを無駄にしてたのよ?」
「…………」
「変な意地張ってないで、甘えるときはう〜〜〜んと甘えるのが一番だって気がついた?」
「………(コクンッ)」
「よろしい!…じゃ、あとは二人でごゆっくり〜〜〜」

手を振ってそのまま部屋から出ていく七瀬ママ、そしてドアを閉める音が響いた。
浪馬は立ったままで、そして七瀬はその浪馬の腰に手を回した状態でその音を聞いていた。
それから…どちらからとも無く笑い声が……

その声をドア越しに聞きながらホッとした表情で離れていく七瀬ママ。
これで機嫌は直っただろうという事と、自分が仕組んだ事を有耶無耶にできた事を確信して、やはり微笑んでしまうのであった。
405名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:59:33 ID:???
ttp://www.elf-game.co.jp/

久しぶりに本家から燃料補給
406名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 17:02:39 ID:???
以上、4/1ネタにしたかったのに、微妙に方向がずれた上、長文になりスマンですm(_ _)m

そしてひっそりとおまけ

浪馬の部屋の前で二時間も待たされていたパパさん。
不貞腐れてパチンコに行ったが、偶然連チャンして臨時収入が入り、
ホクホク顔で夕方帰宅した。

「ただいま〜」
(……シーン)
「あれ?誰も居ないのか?」
(………シーン)
「ママは買い物にでもいったのかな?」

そのまま居間に入ってくるとカップラーメンを重石代わりにした置手紙が…

『折角だから、今日は3人で食事してきます。
  本当はパパも呼びたかったんだけど、携帯がつながらないので、仕方が無いですよね。
   パパはコレで済ませるか、自腹でお願いね(はぁと)
                              〜ママより〜
  
  P.S
   部屋を掃除してたら偶然お金が見つかってラッキーでした(にこにこ)』

コレを見て、慌ててヘソクリを置いておいた所に行くが無論空っぽ。
   【今回の勝ち分-ヘソクリ分=大赤字】
…ナゼこんな目にあわなきゃならないのかと_| ̄|○ ってる姿には哀愁が漂っているのであった(合掌)
407名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 17:13:57 ID:???
                , '´〈    |  l  ト-‐ヽ
           /  /`ヽ  , 、| _/ヽ‐‐ヽ丶、\
          / ┌く、/ ̄/      ヽ  ヽ ヽl
         /   | ./   /        ヽ     \
            |   _,|_/       / |      !   、  ヽ
        │  | /      /   |       l ! l  !   !ヽ
         !   |/     /  /   /!      !| | | !   |l│
         |    |   /  /   / | !l.   /|レ }イ │  | !|
        │   |    | -/l ‐,t/-、|l |   /, -┬,〉 !   | l
         |     !   | 〆-;'‐┬ /' | / |ソノ |  !  /
        / /   | |  !` lヽノ'  '  |/  '"´  l /| /       グッジョーブであります。
        / /     ヽト、 ヽ  ̄´     ,    |' !/ヽ、_
      /〃    |   !ヽ`ゝ         , イ :|'´ ̄\二ニ‐
       '´/   /| /   |  |`ヽ、      ̄  /,‐| :!     >ー、
      ∠_ , '/  |/|   !  !::`ー.ニ - 、__/ヽ/ | |   /   ヽ
  , ‐=ー ─ ∠. ‐'´ |Λ/ヽ ヽ _::::: ̄`:V:|.=‐- 、| !  /     ∨|
 /    ̄\  ̄ \ レ' /:\ ヽ`ー-、::_丿)::`ヽ! //          { !、
./      |  ー -ヽ/`ヽ:::::ヽ ヽ ー/ヽ}〈 :::::: ! /ヽ      l ヽ / | l
|        .|       \  ヽ:::::ヽヽ:/  ヽ \:::!,イ  ヽ _ - ! l /  ! |
|       /::\  ‐─‐ ヽ  \:::ヽヽ   !  l:/::|   |    / /  ' |
408名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 18:30:06 ID:???
409名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 19:56:51 ID:???
>406
ss投下乙です。
「入学式」もお待ちしております。

>408
これ、脱衣雀?
前が開きそうなパンティーだ。


410名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 20:23:11 ID:???
本筋とはかけ離れた異色なので、ろだにうp
pass:nanase
ttp://www.uploda.org/uporg353217.txt.html
411名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 21:25:26 ID:???
「もう!信じられない!!」
「仕方ないだろう!持ってないんだから!」
「まったく!あなたって人は!」
「だから、さっきから・・・」
「言い訳無用!今すぐ買いに行くの!わかった!?」
「い、いや・・・」
「返事は!?」
「はいっ!!」
「なら、さっさと準備しなさい!!」
412名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 21:26:13 ID:???
浪馬が七瀬と同じ大学に合格し、入学式が目前に迫ったこの日の朝、七瀬は浪馬か
ら衝撃的な告白を受けた。
浪馬曰く、“よく考えたら、スーツ持ってないわ。ハッハッハッ!”。
その発言を聞いた七瀬は、それまで楽しそうに微笑んでいた笑顔を一変させた。
「まったく、入学式目前に着ていくスーツがないなんて、どこの小学生なの!?」
紳士服店に向かう道でも、七瀬の怒りはまだ収まっていない。
「だから、それは・・・」
「言い訳しないの!」
言い訳を言おうとした浪馬を一喝する。
普段は浪馬に甘えまくる七瀬だが、いい加減な事が許せないのは相変わらずのようだ。
「う・・・」
浪馬は七瀬の迫力に言葉を失ってしまった。
鬼の副会長は、頼津学園卒業後も健在だった。
「おまけに、お金がないから、頼津学園の制服で出席する?」
「・・・」
「ホント、あなたって人は・・・」
ずっと無言でいる浪馬に七瀬が説教を続けようとした時、目的の店の看板が見えてきた。
「あっ!七瀬!あの店だろ!?」
渡りに船とばかりに、浪馬が大きな声を上げた。
「えっ?あ、そうね」
浪馬の声に思わず立ち止まってしまい、指差された先を見つめた。
「ほら、行こうぜ!?」
そう言いながら、浪馬が七瀬の手を掴み店に向かって歩き出した。
「(ふぅ〜、なんとか誤魔化せた・・・・かな?)」
413名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 21:26:47 ID:???
「う〜ん?」
ずらりと並べられているスーツを前にして、浪馬は悩んでいた。
「気に入った物はあった?」
悩んでいる浪馬の後ろに立っていた七瀬が声をかける。
七瀬の問いかけに、振り向きながら、浪馬が答える。
「・・・やっぱり、わからん!」
そういうと、浪馬は手を広げ、肩をすくめた。
「えっ?」
「どれがいいのか、さっぱりわからん!」
「・・・もう!」
「七瀬が選んでくれよ」
「え?いいの?」
「頼む!さっぱりわからん!」
「あなたがかまわないのなら、それでいいけど・・・」
そう言うと、七瀬は、並べられたスーツの方に目をやった。
しばらくの間、あれこれとスーツを見ていた七瀬が浪馬の方に振り向いた。
「うーん、いざとなると、悩んじゃうわね・・・・」
苦笑いを浮かべながら、七瀬が浪馬に言った。
「だろ!だろ!」
七瀬の言葉に、浪馬も相槌を打つ。
「これなんかどう?」
吊られていたうちの一着を手に取り、七瀬が浪馬に訊ねる。
「これか?・・・うーん・・・?」
相変わらず、悩んでいる浪馬。
そんな浪馬の様子を見た七瀬は、次のスーツを手にする。
「気に入らない?それじゃあ・・・こっちは?」
「・・・イマイチ・・・」
こちらは、気に入らなかったようだ。
「そう・・・?これは?」
「どうなんだろう・・・?」
その後も七瀬が次々とスーツを取り出すものの、浪馬はまだ悩んでいるようだ。
「困ったわね・・・」
「困ったよな・・・」
同じセリフを言うと、二人は仲良く悩みだした。
「仕方ないわね・・・!」
「どうするんだ?」
「お店の人に頼みましょう!」
「そうだな」
浪馬の返事を聞くと、七瀬が近くにいた店員に近付いて行き、声をかけた。
「すみません・・・・・・・・」
七瀬が店員に浪馬の体のサイズと欲しいものを説明し終えると、すぐに話は進んでゆき、
浪馬のサイズに合ったスーツが準備され、トントン拍子で会計まで終わってしまった。

414名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 21:27:23 ID:???
「やっぱり、店の人に聞いて正解だったな!」
片手に今しがた買ったスーツを持ち、片手は七瀬と手を繋ぎながら、浪馬が言った。
「そうね」
「それよりもいいのか?」
「お金の事?」
「ああ」
「言ったでしょう?あれは、私からあなたへのプレゼント」
「んでも・・・」
「あなたには、色々な物を貰ったもの。そのお返し」
「そうか?俺がお前にしたプレゼントなんて、誕生日にクリスマス、ホワイトデーぐらいだぞ?」
「それだけじゃないわよ?」
「えっ?他に何かプレゼントしたか?」
不思議そうな顔をした浪馬が、七瀬に聞く。
「わからないかしら?」
七瀬がそう言いながら、悪戯っぽく微笑み、浪馬に聞き返す。
「さっぱり」
少し大げさなジェスチャーをしながら、浪馬が言う。
浪馬の言葉を聞いた七瀬は、繋いでいた手を離し、少し前に出た後、浪馬の方を振り返り、
正解を言った。
「それはね、想い出・・・」
「想い出?」
「そう。想い出・・・」
「想い出か・・・」
「それが私の宝物・・・」
それだけ言うと、七瀬はクルっと背中を向けた。
「それなら、これからも、プレゼントするさ。イヤってぐらいの想い出を」
七瀬が浪馬に微笑み、浪馬も同じように微笑み返しながらそう言うと、七瀬の方に、空いている腕を
突き出した。
七瀬は無言でその腕に自らの腕を絡めていった。

415おまけ:2006/03/32(土) 21:29:51 ID:???
「ところで、七瀬?」
「ん?なに?」
「どうしてお前の方が、俺よりも俺の体のサイズに詳しいんだ?」
「そ、それは、つまり、何と言うか・・・」
「何と言うか?」
「ん?よく聞こえなかったんだけど?」
「あなたに抱きついてるうちに覚えちゃったの!!」
「へっ?」
「だから!いつも二人で寝る時、あなたに抱きついてるから、いつの間にか覚えちゃったのよ!」
「へぇ〜?んじゃ、もっとしっかりと、俺のサイズを覚えてもらわないとな〜♪」
「えっ!?ち、ちょっと!ま、まだ、お風呂に・・・・キャァァァァァァァ!」
416名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 22:32:08 ID:???
相変わらずのいい仕事。乙。
417冬のつむじ曲がり5:2006/04/02(日) 02:19:48 ID:???
「――♪」
鼻歌交じりの七瀬が洗濯物を干している。まだ風も冷たい日曜の早朝にも関わらず、
七瀬は浪馬の元を訪れていた。
七瀬「さてと。次はお部屋の掃除ね」
空になった洗濯籠を手に、七瀬は眩しい朝日を見上げて満足そうに頷いた。

七瀬「まったくちょっと眼を離すとすぐ散らかすんだから。ホント困った人」
まだぐっすり眠る浪馬のほほを指でぷにぷにと突き、彼女はくすんと小さく笑う。
浪馬の部屋はつい先日掃除したばかりなのに、もう雑誌やゴミが散乱している。
七瀬「片付けが済んだら朝ごはんを作るわ。それまでゆっくり寝てなさい」
そっと浪馬の頭をなでつけると、七瀬はさっそく片付けに取り掛かる。

ここ最近、七瀬は日曜の度に朝から浪馬の世話をしにやって来る。いや、時間が
あれば平日でも学校の帰りに浪馬の部屋に立ち寄っては、面倒をみていた。あれ
ほど「あなたのために何かしてあげたい」と言っても、遠慮ばかりしていた浪馬
が、どういう風の吹き回しか突然七瀬にそれを頼んだのだ。もちろん彼女は飛び
飛び上がって喜んだ。

そしてもう一つ。七瀬にはどうしようもないほど嬉しい事があった。バレンタイ
デーの日、浪馬は七瀬以外の女の子からチョコを一切受け取らなかったのだ。人
付き合いのいい彼は毎年山ほど義理チョコを貰うのだが、今年は全部断った。
浪馬「断った理由か? そ、そんなこと、言わなくてもわかるだろ?」
ぶっきらぼうな、でもちょっぴり照れたような浪馬の答えに七瀬は狂喜した。

(あなたが世話をしてくれと頼む相手は私だけ♪)
(あなたにチョコを受け取って貰えるのも私だけ♪)
(だってあなたの一番は私なんだもん♪)
散らかった雑誌を拾い集める七瀬の顔に満ち足りた笑顔が浮かんでいる。
クールな外見とは裏腹に恋に純真純朴な彼女は、浪馬が自分だけを特別扱いし
てくれる事に、体が震えるほどの喜びを覚えるのだ。

「今日はキスで起そうかしら? それとも・・あ、そうだわ・・くふん♪」
ふと片付けの手を止めると、七瀬は一人赤くなり可愛らしく鼻を鳴らす。
鼻を摘まむ。耳に息を吹き込む。わき腹をくすぐる。浪馬に悪戯して起こすのが
大好きな彼女は、また何か素敵な技を思いついたらしい。浪馬がとっくに目を覚
まして、ベッドからじっと彼女の背中を見つめている事に全く気づかず、頬に手
を当て一人くねくねと身を揉んだ。
418冬のつむじ曲がり6:2006/04/02(日) 02:25:55 ID:???
(またこんな早く来てくれた)(最近デートよりここで世話してくれる方が多いよな)
雑誌の仕分けを再開した七瀬の背中眺めながら、浪馬はまだ眠気の抜けない頭で
ぼんやりと考える。
(俺みたいな馬鹿をこんなに大事にしてくれるおまえに、俺は何ができるんだろう?)
ふと浪馬の脳裏にあの日の出来事が蘇る。気も狂わんばかりに自分を憎んだあの時を。

浪馬「刃が俺を呼んでた? 一体何の用だよ?」
望 「バスケの卒業記念試合に助っ人を頼むとかなんとか。詳しくは刃君から聞いてよ」
浪馬「んじゃロードワークが終わったら刃のところへ行くよ」
望 「随分急いでたみたいだから今すぐ戻ってよ。部室の裏にいると思うから」
浪馬「ちぇ、しょうがねえな。わかったよ」
ロードワークに出ていくらも行かないうちに道で出合った望に言われて、部室裏に行っ
た浪馬が目にしたものは、寒風に震えながら洗濯物を干す一人の少女の姿だった。
あの時、浪馬はショックのあまり声もかけられず、無様にもその場から逃げた。

(最低だ)(七瀬の真心に俺は気づきもしなかった)(俺は七瀬をないがしろにしてた)
(『二人じゃなきゃ誰が洗うんだ?』なんて酷い事を七瀬の前でよく言えたもんだ)
(なのに七瀬は変わらず俺を好きでいてくれる)(掛け替えのない人だと言ってくれる)
(もう二度と・・二度とごめんだぜ・・・あんな思いをするのは)

刃の策は単純だった。浪馬がロードワーク中に洗濯をする七瀬の習慣を利用して
浪馬を地雷原に誘導したのだ。そして彼は見事に踏んだ。誰も七瀬の洗濯の秘密を
バラしたわけではない。ただ単に浪馬が壮絶に自爆した。「高遠を大切に思ってい
るなら痛い目を見る」という刃の言葉通り、浪馬は七瀬が好きだからこそ、引き裂か
れる様な心の痛みを覚えた。そして浪馬の七瀬への態度に変化が現れた。義理チョ
コを断ったり、家の洗濯を頼んだりしたのもその一端だ。

浪馬(それにしても片付けにしては随分熱心だな。なにやってんだろ?)
ベッドから起き出すと、浪馬は七瀬の背後に忍び寄りそっと彼女の手元を覗き込んだ。
浪馬(―――?!)

なんと七瀬は週間漫画の女の子のグラビアをせっせとカッターで切り離している。
浪馬が漫画を読むのを止めはしないが、他の女の艶姿は見せたくないらしい。
七瀬「私の織屋君を誘惑しようとしてもそうはさせないんだから」
  「なによ、ぱんつなんか見せちゃって。ふしだらな写真だわ」
  「しまぱん萌え? なんなの? この変なコピー。ストライプのこと?」
  「んー、もしかして織屋君はこんなデザインのぱんつが好きなのかも」
  「・・・・・私が履いたら織屋君喜んでくれるかしら?」

可愛らしい独り言を呟く七瀬に気づかれないように、浪馬はそっとベッドに戻ると、
美しい黒髪をうっとりと眺め、その背に心の中で語りかけた。
浪馬(また新しいおまえを見つけた)(グラビアに嫉妬なんて、酷いヤキモチ焼きだぜ)
  (気が強くて、怒りっぽい。口が悪くて、つむじ曲がり。そしてヤキモチ焼きか)
  (でもな)(でも好きだ)(お前のことはみんなまとめて大好きだぜ、七瀬)
  (俺が鈍感なところを少しでも治せたら、また新しい七瀬が見えてくるんだろう)
  (そうしたらもっと好きになる。新しい七瀬を見つける度に俺はお前が好きになる)
  (七瀬・・・・愛してる)

七瀬と浪馬の絆はいよいよ固く強くなってゆく。しかしその絆が試される最後の試練
が近づきつつあった。終章永遠のつむじ曲がりに続く。
419名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 10:39:28 ID:???
もしかして去年の春から続けてる・・・・・?
420名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 16:24:04 ID:???
>>418
乙です。

実を言うと微妙に自分好みの七瀬ではないがw
コレッくらいやりなさいよ!っていいながらしてくれる七瀬が好みなもんでw
浪馬を思って時には突き放して、真っ当な道を歩ませてくれる七瀬が理想だが、
自分にはとてもSSなんて書けやしない・・・職人さん達の文がまぶしい・・・
421名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 21:03:30 ID:???
>>420
突き放す・・・・ふむふむ。話は変わるが御身に問う。
七瀬が一人暮らしで大学に通う。自宅から大学に通う。お好きなシュチはどっち?
422名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 21:26:17 ID:???
>>421
>突き放す
Mっ毛あるのかもしれん・・・orz

自宅通学で、たまにママンと作った料理を差し入れしてくれたらば・・・。
423闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/04/03(月) 01:36:56 ID:???
>>421
>>420ではないが答えよう。
一人暮らし……一浪して浪馬が転がり込んでくるってのもいいな
自宅暮らし……やはりママンとの絡みっていいよね


……両方でお願いします( ´ー`)y-~~
424名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 02:07:48 ID:???
(´-`).。oO(ママンを絡ませると、話を色々な方向に飛ばせるからなぁ…
(´-`).。oO(自宅から通ってるという建前で、実は浪馬との半同棲生活ってパターンが無難かなぁ……
425名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 08:37:18 ID:???
ママンが絡んでくると必ず七パパはのけ者にされるのが気の毒だな
426名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 10:28:18 ID:???
気の強いところと甘えん坊なところが矛盾せずに同居する。
その辺がムツカシイ。
427名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 12:06:29 ID:???
「どうしてこう物覚えが悪いの? これじゃ来年の受験は絶望的よ」
おっかない顔でガミガミ小言を垂れながら、しかし浪馬を膝枕して
手は優しく髪をなでつける七瀬。とか?
428名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 21:17:11 ID:???
ナナナナ ナナナナ ナンナンナナンナン フー!
429名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 00:54:59 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
430名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 10:41:52 ID:???
おーしオラもがんばってSSかいてみるぞー。

浪馬「…ぬ」
七瀬「何?」
浪馬「…ぬ、ぬる」
七瀬「だから何?」
浪馬「…ぬるぽ」
七瀬「ガッ!」
431名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 16:27:39 ID:???
>>430
ワラタwww
432名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 22:57:08 ID:???
メガストア小説、単行本でエピローグ追加らしい。期待。
433名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 23:25:35 ID:???
おお、情報サンクス。
確かに尻切れっぽい終わり方だったからな。
エチ雑誌だから仕方ないが。
434名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 23:59:23 ID:???
>>430 がんばったのでこれをやろう
ttp://ran.g-serve.net/img2/src/1144221689035.jpg
435名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 01:13:47 ID:???
>>432
いつ発売だっけ?
>>434
部外者の俺が一番にもらってしまったのは内緒だw
436名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 01:32:55 ID:???
>>435
五月末らしいよ
437名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 01:50:35 ID:???
>>436
かたぢけない。
438名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 12:29:21 ID:???
>>434
部外者二号ですがwいただきました。
カワユス・・・
439名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 19:57:23 ID:???
いきなり次回予告
ttp://ikinari.pinky.ne.jp/

過ちはもう繰り返さない…
想いを七瀬に伝えるべく、浪馬は七瀬の部屋へ。
だがそこには夕璃の姿が…
次回、夕璃の意外な告白!浪馬の想いはどうなるのか!?
440名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 22:17:31 ID:???
>>434
下着姿で頬を染めながら凄まれても
  (*´Д`)    シュッ
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
441名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 22:29:56 ID:???
段々と春らしくなってきた日曜の朝。

「いい天気だな〜」
「そうね。おまけに降水確率も0%ですって」
「天気もいいことだし、軽いモンでも作って、ピクニック気分で散歩なんかどうだ?」
「あら?あなたにしては、いいアイデアね?」
「んじゃ、弁当の方、よろしく・・・」
「・・・お〜り〜や〜く〜ん!」
「だって、俺、料理なんか出来ねーもん」
「あら〜?大丈夫よ〜?軽いものだったら、おにぎりなんかがオススメよ?」
「・・・お、おまえ、目が笑って・・・」
「ご飯は炊けてるから、後は具を入れて、握るだけよね〜?」
「だから、目が・・・」
「お互いが作ったものを交換なんて、いいんじゃないかしら〜?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりました」
「うんうん♪それじゃあ、一緒に作りましょうね♪」
「はい・・・」
442名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 22:30:31 ID:???
七瀬の愛の篭った(?)指導により、無事におにぎりも完成し、後は出発するだけになったのだが、
なぜか二人は出発せずに顔を突き合わせていた。
「さてと、どこに行くかな?」
「そうね・・・」
「いざとなったら、悩んじまうよな・・・」
「同感ね・・・」
二人は行き先を決めかねているようだ。
しばらくの間、静寂が部屋を包んでいた。
「よし!こうしてても始まらない!七瀬!ジャンケンしよう!」
静寂を打ち破り、浪馬が声を上げた。
「ジャンケン?」
突然の浪馬の提案に、七瀬が聞き返した。
「そう。俺が勝ったら・・・そうだな・・・学校と反対側、お前が勝ったら、学校側に向かうってのはどうだ?」
七瀬の質問に、浪馬がジャンケンの目的を説明する。
「クスッ、相変わらず、行き当たりばったりね?」
浪馬の意図を理解した七瀬が、笑いながら答えた。
「どうだ?」
「・・・賛成!・・・でも」
「ん?何か質問か?」
「どうして、私が勝ったら学校側なの?」
「だって、学校嫌いだもん。俺!」
「・・・ハァ・・・」
浪馬の簡潔で的確な答えに、七瀬の口からため息が漏れる。
そんな七瀬の様子など、お構い無しに浪馬が掛け声をかけた。
「納得してくれたようなんで、いくぞ?じゃーんけーん!!」
「「ほいっ!」」
二人仲良く、お互いの手を突き出した。
浪馬はチョキ。
七瀬はグーだった。
「あら?私の勝ち?」
「だな」
浪馬が残念そうに答えた。
443名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 22:31:16 ID:???
「それじゃあ、行きましょうか?」
残念そうな浪馬に七瀬が優しく言った。
「学校側かよ・・・」
「ほら!ぶつくさ言わないの!行くのは、学校側であって、学校じゃないんだから!」
まだブツブツと文句を言っている浪馬に、今度は強めに言った。
七瀬の言葉に浪馬の顔が明るくなった。
「ホントか!話がわかる七瀬って、いいなぁ〜!」
「それって、どういう意味かしら?」
浪馬の言葉が何か引っかかったような七瀬。
「いや、別に深い意味は・・・」
七瀬の豹変におののきながら、浪馬が弁解しようとするが、不気味な笑顔を浮かべた七瀬には
浪馬の言葉が届かないようだ。
「さあ〜、行きましょうね〜?」
コメカミ辺りをヒクつかせた七瀬がニコニコとしながら、浪馬に近づく。
「だ、だから、深い意味は・・・・」
「ウチの学校の図書館って、日曜も開放しているのよね〜」
「な、七瀬・・・、コメカミが・・・って!うわっ!!」
浪馬が何かを言おうとした瞬間、七瀬が浪馬の腕を捕まえ、普段の彼女からは想像できないような
力で、浪馬を連行して行った。
444闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/04/10(月) 00:23:13 ID:???
続きまだ〜?(AA略
445名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 22:03:50 ID:???
綺麗だなと桜を愛でる浪馬の言葉に、桜に嫉妬する七瀬。
446名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 22:42:14 ID:???
続きを、早く続きを〜
447441:2006/04/10(月) 23:52:48 ID:???
続きは、ただ今製作中ですので、2〜3日お待ちを
448名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:54:39 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
449名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 15:39:37 ID:???
携帯麻雀の七瀬をバニーにしてる俺は少数派でいい。
450名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 19:09:51 ID:???
この桜の季節、浪馬と七瀬は初めて出会ったんだろう。
成績優秀な七瀬は入学式で新入生代表挨拶したんじゃないかな。
その直後浪馬がさっそく七瀬をナンパしたことは想像に難くなく。
それを七瀬が血も凍るような冷さであしらったことは更に想像に難くない。
二人の出会いは、きなりの説教から始まったんだったんだろう。
451名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 21:26:44 ID:???
ちょっと質問
リミット解除前って路上Hできたっけ?ビンタ無しで
452名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 21:31:21 ID:???
無理
453名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 21:43:20 ID:???
やはりそうか…d
454続き:2006/04/11(火) 22:37:44 ID:???
「・・・バカ力・・・」
「んー?何か言った?」
「いえ・・・」
「ふーん?」
道中、七瀬に散々謝り、図書館での強制学習を逃れ、着いた先は学校近くの緑地公園だった。
満開の桜並木を歩く頃には、七瀬も機嫌を直し、普段のデートの時のように寄り添って歩いていた。
「こんなところもあったのね?」
「俺よりも先に通ってて、気付かなかったのか?」
「この一年、誰かさんのお世話に追われてましたから!」
そう言うと、浪馬に向かって、少し意地悪そうに微笑みかける。
「アハハ・・・。・・・・・・・・その節は、大変、お世話になりました。ところで・・・」
「なぁに?」
「そろそろ、昼飯にしないか?」
「ん?」
浪馬が公園の時計を指差すと、七瀬も時計の方を見た。
時間は12時少し前。
「そうね。少し早いけど、お昼にしましょう」
「どうする?その辺のベンチで食べるか?それとも、芝生で食べるか?」
「ピクニックなんでしょう?それなら、シートも持ってきていることだし、芝生で食べましょうよ」
「だな。んーと、どこかいい場所は・・・?」
「あ、織屋君、あそこは?」
「ん?」
「ほら、あそこ!」
七瀬の指差した先には、芝生に中ほどに一本の木が立っていた。
「いいかもな」
「それじゃあ、行きましょう?」
そう言って、七瀬は浪馬の手を引き、駆け出した。
「お、おい・・・」
455名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:38:35 ID:???
「うーん!満腹満腹!」
「そう?足りないんじゃないの?」
「いやいや、おにぎりだけじゃなく、七瀬の愛情もいただきましたから」
「も、もう!」
冗談っぽく言った浪馬のセリフに反応し、七瀬の顔が赤くなる。
「さてと、メシの後は、食後の運動なんてどうだ?」
「食後の運動って、何をするの?」
「あれなんかどうだ?」
浪馬が指した先には、簡単なアスレチックコースがあった。
「アスレチック?」
「どうだ?」
「いいわね」
浪馬の提案にニッコリと笑顔を向けながら賛成する。
「で、普通にしても面白くないし、賭けをしないか?」
「ちょっと、賭け事は・・・!」
「最後まで聞けよ。負けた方が何でも言う事を聞くんだよ。どうだ?」
「・・・あなたが勝ったら、エッチな事を命令するつもりでしょう・・・?」
七瀬がジットリとした視線で浪馬に疑いの眼差しを向ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・チッ!」
自らの企みを七瀬に見透かされ、残念そうに浪馬が舌打ちをする。
「やっぱり・・・」
「冗談だよ!冗談!エッチなのは無し!」
「それだったら・・・・」
「んじゃ、決まり!」
456名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:39:37 ID:???
こうして始まった、七瀬と浪馬の久々の真剣勝負だったが、あっさりと勝負は決まってしまった。
バランスを崩した浪馬が障害物から落ちている間に、七瀬が圧勝して勝負は終了した。
「私の勝ちね?」
「いや、あれは・・・」
「言い訳しないの!私の勝ちでしょう?」
「ううっ・・・、お手柔らかに・・・」
「それじゃあ、何をしてもらおうかしら?」
悔しそうな表情の浪馬と対照的に、満面の笑顔を浮かべる七瀬。
「とりあえず、荷物のところまで帰りましょう?」
「そうするか・・・」
スキップでもしだしそうな七瀬の後ろを浪馬がトボトボとついて行った。
「はい、お茶」
浪馬が到着すると、先に帰っていた七瀬がお茶の入ったコップを差し出した。
「あ、サンキュー」
浪馬は、差し出されたお茶を一息で飲み干すと、七瀬の隣に腰を下ろした。
「で、何がお望みなんだ?」
「そうね・・・」
そう言うと、七瀬は視線を空に向け、唇に人差し指を当てて、何かを考え始めた。
浪馬は七瀬の横顔をジッと見ている。
「そうだ!」
考えがまとまった七瀬は、声を上げると、浪馬の隣から立ち上がった。
「決まったのか・・・」
そう言って、七瀬に続いて浪馬が立ち上がろうとした。
「あ、あなたは、そのままでいいわよ」
立ち上がろうとした浪馬を七瀬が制する。
「えっ?」
「そのまま座っていて」
浪馬の返事を待たず、七瀬は浪馬の座っている場所から、1〜2メートルほど離れると、浪馬の方に向き直った。
「うーん、そうね・・・?」
「・・・」
「もう少し、浅く座ってくれるかしら?」
「・・・っと、こんな感じか?」
とりあえずは、七瀬の指示に従い、もたれかかっていた姿勢を少し浅めにした。
七瀬の意図を読み取ろうとするが、読み取れない。
「うーん、とりあえずは、それでいいわ。次は・・・」
「・・・」
「足を開いて」
「・・・こうか?」
「もう少し・・・。そう、それぐらい」
「・・・?」
浪馬が不思議そうな顔をしていると、指示を出し終えた七瀬が帰ってきた。
当然、七瀬が隣に帰ってくるものだと、浪馬は思っていた。
しかし、七瀬は浪馬の予想を裏切った行動に出る。
457名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:40:44 ID:???
浪馬の元に戻ってきたものの、七瀬が腰を下ろしたのは、浪馬の広げられた足の間だった。
「お、おい!」
七瀬の行動に驚いた浪馬が、彼女に声をかけた。
「?どうしたの?」
「いいのか?」
「ああ、この場所?」
「ああ」
「これでいいのよ」
「・・・」
「ええと、今度は・・・」
少しうろたえ気味の浪馬に対して、落ち着いた声で七瀬が次の指示を出す。
「そうね、今度は、私の腰の辺りから手を伸ばしてくれる?」
「こ、こう・・・?」
「そう。で、この手を・・・」
そう言って、背後から伸ばされた浪馬の両手に自らの両手を伸ばし掴ませ、背後から抱かれる形にした。
「そして、仕上げは・・・こうするの!」
そう言って、七瀬が浪馬の胸に倒れこむ。
「っと!」
「私が満足するまで、この体勢でいること!いい?」
「あー、そう言うことか!」
「ダメ?」
「いーや!俺は、構わないぞ?」
「フフッ、それじゃあ、動かないでね?」
そう言うと、七瀬は浪馬の方を振り返ると、満足そうな微笑を投げかけた。
「んー!七瀬の香りがする!」
「もう!変な事しないの!」

458名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:41:47 ID:???
そのままの体勢で、しばらくの間、共通の話題を話していた二人だったが、急に七瀬が黙り込んでしまった。
「どうしたんだ?」
「・・・」
「おーい?」
「・・・」
「なーなーせ?」
「・・・」
全く返事をしない七瀬を心配した浪馬が、そっと彼女の顔を覗き込んだ。
「・・・・・・・・・・寝てる・・・」
覗き込んだ浪馬の視線の先には、かわいらしい寝息を立てて眠る七瀬の顔があった。
「ま、この陽気じゃ仕方ないか」
そう言う浪馬も大きなアクビをしている。
「幸せそうに寝てるな・・・」
それだけ呟くと、浪馬も目を閉じ、心地よい重みを体に感じながら、春の陽気に誘われ、眠りに誘われて行った。
459名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:25:16 ID:???
キタワー.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*!!
オレもナナたんをバックから抱きしめたい

ところでまだつづく?
460名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:32:53 ID:???
>>459
一応、これで終わりです
461名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 23:36:00 ID:???
うはっ♪ イイヨーイイヨー!
462名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 01:51:40 ID:???
ナナたんテラカワイス(#´ω`)
下級生2やった当初はタマスキーだったのにここでss読んでる内に
何時の間にかナナたんスキーになってた俺、今ではいい思い出だ
463名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 11:08:03 ID:???
そこでキッスだろ(・∀・)ニヤニヤ
俺なら絶対する。
464名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 00:01:33 ID:???
  バックから抱きしめる

  キッスをする

rア 乳を揉む
465名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 08:31:01 ID:???
髪に顔を埋めてクンクンする
うなじに口付けする
耳たぶを甘噛みする
466名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 19:39:32 ID:???
>「私が満足するまで、この体勢でいること!いい?」

この台詞イイ・・・。
春の暖かい空気まで伝わるSSだった・・・。
マジでGJ!

467名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 12:53:17 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
468名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 00:18:16 ID:???
;;; ,,, 、、   ,i'            :;;::.,,:  丶;;:;;:
      ヾヾ              ゞ  ```
ゞゝ;;;ヾ  :::,r'  `  `          i、;;;ヽ;;;  ヾ;;;
i;;;::::′~^        `    `        ;;; ″~  ~
ii;;::iヽ /      `               ゞ:,,,:: ヾ 〃::;:
iii;::i `                `          ii;;;;::: ::    `    `
iii;;::i     `      `          `      iii;;;;::: ::
iiiii;;::i      `               `       iii;;;;::: :: ひさかたの 光のどけき 春の日に
iii.,ii;;:i,            ∧_∧         iii;;;;::: :::
iiiii゚i;;:i             (  ・ω・)  `      iiiii;;; :::::     しづ心なく 花の散るらむ
iiiiiii;;::i           (つ旦  )        ||iiii;;;;::::
iiiiiii;;::::ヽ;;,,';;"'';;";;""~"`"`;.";;""'"~"`~"'';;,,,   /iiiiii;;;;o;;;
469名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 21:15:42 ID:???
風流ななー
470名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 21:21:14 ID:???
春だなぁ・・・。
マターリしてて良い。
471名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 22:11:08 ID:???
今、ここ↓のURL
>>172
みると、笑える。残念とか、腹立つより先に笑った。
472名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 23:43:16 ID:???
ブレインストームが来ない。書けない。
473名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 23:50:30 ID:???
カサマツの外道赤さんは有名だと思っていたが、それは漏れが半角に入り浸ってるからか・・・('A`)
474名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 12:06:00 ID:???
     -‐-      
    '´ ヽヽ ヽ    
   ((ノ ノ- ヾヽ 〉    
   ! l -‐ -〈 | もう三日もレスがないわねー…
   ヽ l、" o/ノ  
   m∂へ !ヽ_m_______
  / ____________|
. / /____ ________/
/  |        -‐-       |
  |       '´  === ヽ    |
  |     ! ノ ノ_,Wヘヽ〉    | う〜ん。う〜ん。…
  |     !  ! l -‐ -〈!|    |
  |     !  ! l、"─/'!|    |
 /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
/                     |
475名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:05:32 ID:???
ママンヒドス
476名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:10:10 ID:???
便りのないのは元気な証拠。
477名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 22:07:17 ID:???
21禁板で平日にレスがないのは健全なスレのしるしだよ
478名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 01:20:13 ID:???
479名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 14:24:18 ID:???
最近投下されないな〜
480名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:47:55 ID:???
>>478
確かにお気に入りのシーンではあるが、声が…
481名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 17:09:10 ID:???
>>478
これはまさかして麻雀3に入っているの?
だったらオレちょっと買ってくるよ。
482名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 17:42:54 ID:???
麻雀おれも欲しいけど、ナナタンしか見たいキャラ居ないしな・・・
ナナタンだけで七瀬麻雀を出してくれれば買うのに。
メンツはツン七瀬、デレ七瀬、デレデレ七瀬で。
483名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 17:49:22 ID:???
麻雀3ってHシーンあるの?あるならナナタンの相手って浪馬?
NTRじゃないなら買いたいな、教えて偉い人
484名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 19:30:28 ID:???
入ってるよ姫七瀬。
他キャラは好みの問題だな、俺は好みなの多かったが。

んで一応NTRかな、本番ないがな。
まあパラレルワールドみたいなもんだしいいんじゃないか?
485名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 19:42:13 ID:???
サルベージ♪
486名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 23:48:06 ID:???
七瀬っぽいの間違いじゃなくて七瀬?
とつっこんでおこう。
487名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 20:48:24 ID:???
GWは七瀬と浪馬はどう過ごすんだろうか。
488名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 21:54:17 ID:???
「おうっ!?」
「?」
「お客さん、おめでとう!」
「はあ・・・」
「特賞だよ!特賞!」
「ええ・・・」
「ペアで温泉旅行御招待!」
「・・・ええっ!?」
489名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 21:57:19 ID:???
「ただいま〜♪」
ソファーに座った浪馬が本を読んでいると、玄関のドアが開く音と七瀬の声が聞こえてきた。
「おう、おかえり。なんだ?えらく上機嫌だな?」
「ウフフ、わかる?」
「そんなの今のお前の顔をを見たら、一発でわかると思うぞ?」
浪馬の言葉どおり、七瀬の頬がいつもよりもほんの少しだけではあるが緩んでいる。
「そう?あのね・・・」
七瀬が更に頬を緩めつつ、買い物袋代わりのトートバッグの中に手を入れた。
浪馬の方は、七瀬の様子を興味深そうに見つめている。
「うんうん」
「これよ!これ!」
嬉しそうな七瀬がバッグの中から何かを取り出し、浪馬に手渡した。
「特賞って、何だこれ・・・?」
「あのね、商店街で福引をしたの!お米でも当たらないかなと思ってたんだけど、これが当たったの!」
少し興奮気味の七瀬が浪馬に手渡したものを指差した。
「ふーん」
こちらは、イマイチ状況が把握できていないような浪馬。
「なんだと思う!?」
「だから、特賞だろ?」
「何を言ってるのよ!中身よ!」
「何だったんだ?」
「温泉よ!温泉!」
「温泉の元か?せこいな・・・」
ため息をつきながら、浪馬が感想を漏らした。
そんな浪馬の様子など、お構い無しに七瀬のボルテージが上昇していく。
「違うわよ!ペアで温泉旅行二泊三日!!」
「へえ・・・って!本当か!?」
「本当よ!!」
「すげえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
この時点で、浪馬のボルテージも最高潮に達したようで、正面に立っていた七瀬を
抱きしめ、彼女の頭を撫で回していた。
「ご、GWにどう?」
浪馬の行為に赤面しながらも、七瀬が提案する。
「異議なし!!」
「それじゃあ、アルバイトは入れないでね?」
「当然!」
490名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:01:09 ID:???
今週一杯、仕事の方が忙しくなりそうなので、続きの方は後ほどと言う事で
491名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:21:23 ID:???
乙〜
492名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:49:09 ID:???
乙です
493名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:52:24 ID:???
乙です。
続き待ってます。
494名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 23:26:17 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
495名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 09:02:20 ID:???
んーなかなか楽しそうな展開だな、期待してるぜ。
4961日目:2006/04/25(火) 22:48:21 ID:???
出発当日、目的地は二人の家から電車とバスを乗り継いで3時間ほどと言う事で
二人は昼過ぎに出発した。
最初の乗り継ぎを問題なくこなし、特急列車に乗り、一息ついたところで、七瀬は
自分のカバンの中から目的地周辺のガイドブックを取り出し、熱心に見つめていた。
「ねえ!?ここは!?」
七瀬がガイドブックのページを指差し、隣でお茶を飲んでいる浪馬に訊ねた。
「ん?いいんじゃないか?」
「もう!さっきからそればっかり!」
適当な返事を返した浪馬に、少し怒ったように七瀬が言った。
「ハハハ、気にするなって!」
「せっかく、二人きりの旅行なのに・・・」
笑って誤魔化そうとした浪馬に、七瀬が肩を落としながら寂しそうに言った。
七瀬の様子を見て、さすがにしまったと思ったのか、浪馬が無言で手を出した。
「・・・んじゃ、そのガイドブック貸してくれ」
「えっ?」
「いや、さっきから、お前しか見てねえんだもん。それ」
そう言って、七瀬の手の中にあるガイドブックを指差した。
「あっ!ご、ごめんなさい!私ったら!」
謝りながら、七瀬が浪馬にガイドを手渡した。
手渡された本を浪馬がパラパラとめくり、七瀬はその様子をじっと見ていた。
「ん〜?」
「・・・どう?」
「ちょっと待っててくれ・・・。ん〜・・・?おっ!」
ページをめくっていた浪馬の手が、あるページでピタッと止まった。
「どこかあった!?」
浪馬の隣でジッと様子を伺っていた七瀬が身を乗り出して聞いた。
「ああ、ここなんだけど・・・」
浪馬が指差したページには、頂に雪を積もらせた山をバックにロッジ風の建物の前を流れる川と
川の上を横切るつり橋の写真が載っていた。
「あ!そこ!私もそこに行きたいと思ってたの!!」
「んじゃ、まずは、ここだな?」
七瀬の返事を聞き、浪馬が本に挟んであったマーカーで印をつけ、そのページに折り目をつける。
浪馬の質問に七瀬は何度も首を上下させながら、嬉しそうな笑顔で答えていた。
「んじゃ、次は・・・」
こうして、次の乗換駅に着くまでの間に、二人は次々と観光したい居場所を決めていった。
497名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 22:52:56 ID:???
旅館の最寄り駅からバスに1時間ほど揺られ、旅館に着いた二人。
玄関をくぐり、フロントで七瀬が予約した事を伝えると、係の人間から宿帳の記入を促された。
「七瀬!俺の分も宿帳の記入、頼む!」
浪馬が両手を合わせ、拝むように七瀬に頼む。
「私でいいの?」
浪馬の前でフロントの係に対応していた七瀬が訊ね返す。
「俺の字なんか、読めるわけないだろ?」
なぜか胸を反り返し、浪馬が自慢げに答える。
「・・・・・・・・・・・・確かに・・・」
浪馬の頼みに、七瀬が苦笑いをしながら答える。
「それでは、こちらの方にご住所とお名前をお願いいたします」
「あ、はい」
七瀬は宿帳とペンを受け取ると、宿帳に“織屋浪馬”と浪馬のフルネームと住所を書くと、
七瀬は隣に居る浪馬の方をチラッと見た。
浪馬の方は七瀬の様子に気付かず、ロビーにある土産物のコーナーの方を見ていた。
浪馬の様子を確認すると、七瀬は素早く、浪馬の名前のすぐ隣にほんの少し余白を取ると“七瀬”とだけ書いた。
自分の名前を書いた瞬間、七瀬は自身の全身が熱くなっていくのを感じていた。
「ありがとうございます。それでは、お部屋の方にご案内いたしますので・・・」
旅館の案内係が七瀬に声をかけるが、七瀬は全く気付かない。
「ん?どうしたんだ?」
ボーっとした様子の七瀬を浪馬が気遣い声をかけた。
「えっ!?」
「いや、真っ赤だから・・・。疲れたのか?」
「そ、そう!疲れたみたい!」
「だよなー?」
「そうよ!そう!」
疲れていることを強調するように、七瀬は自分の肩の辺りをトントンと軽く叩いた。
「んじゃ、部屋に着いて、一服したら、温泉だな!?」
「そ、そうね!」
七瀬の策は浪馬に通じたようだ。
498名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 22:53:29 ID:???
とりあえず、出来たところまであげときます
499闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/04/25(火) 23:03:44 ID:???
職人さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

乙です。
続きに期待。
500名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:09:54 ID:???
乙でございます。
501名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 23:20:41 ID:???
新妻チックな?ナナたんテラモエス(*´Д`)ハァハァ
502名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 00:38:03 ID:???
七瀬…
503名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 02:42:58 ID:???
>浪馬の様子を確認すると、七瀬は素早く、浪馬の名前のすぐ隣にほんの少し余白を取ると“七瀬”とだけ書いた。
 
職人さん、俺のストライクゾーンど真ん中だよ。
ワクテカして続きを待ってます。

504名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 12:19:39 ID:???
熱いな確かに。
505名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 15:50:39 ID:???
iアプリ版の脱衣雀
ナナたん、いつ頃出て来るんですかねー?
ナナたんからメールホスィ(*´Д`)
506名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 23:13:03 ID:???
>>505
おお!俺以外にもやってる人がいるとは。
待ち受けとかは入手したけど、メールだけまだなんだ。
507名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 01:27:14 ID:???
そろそろ総会に出席したら
ななたんに一喝してもらえますか?
508名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:43:28 ID:???
>>503
まったくもって同感だ、同志。
このあとなんかの拍子で浪馬にばれて真っ赤になれば完璧。
509続き:2006/04/27(木) 21:53:09 ID:???
「なあ〜!せっかく、部屋に露天風呂があるのに、何で、大浴場なんだ?」
「・・・」
浪馬の言葉通り、二人の通された部屋には専用の露天風呂があった。
仲居からその事を聞いた浪馬は、七瀬と一緒に入りたいと提案した。
七瀬の答えはNO。
しかも、かなり強い口調で断られた。
「七瀬〜?」
「言わないとわからないの?」
それまで無言で着替えの準備をしていた七瀬が口を開いた。
「さっぱり!」
あっさりと胸を張りつつ、浪馬が自信満々に答える。
「・・・はあ・・・」
ある程度の予想はしていたとはいえ、浪馬の答えにガックリと肩を落としながら、ため息が漏れる。
「ため息つくなよ・・・」
浪馬が言い終わるか言い終わらないかのタイミングで七瀬が浪馬の方に向き直った。
「部屋のお風呂に入るとするわね?」
「うん」
「その時、私が一人で先に入ってたら?」
「乱入する!」
「それよ!」
七瀬が浪馬の鼻先をビシッと指差した。
「むっ・・・」
「私が一人で入ってたら、あなた、絶対に入ってくるわよね?」
「当然だ!」
「・・・で、一緒に入ったら、どうするの?」
「どうするって、そりゃ・・・グフフ」
「・・・・エッチな事するつもりでしょう!?」
「・・・し、しないぞ!?」
「・・・顔が緩んでるわよ・・・」
「ぐっ・・・」
七瀬の指摘に思わず浪馬が両手を自らの頬に当て、表情を直すような仕草をする。
「・・・大正解?」
「そ、そんな事ないぞ!」
慌てて否定するが、目は泳ぎだし、背中を嫌な汗が流れた。
510名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:53:48 ID:???
「考えてないのね?」
「お、おうっ!」
浪馬の返事を聞いた七瀬は、今度は無言になり、ジッと浪馬の目を見つめた。
しばらくその状態が続いたものの、重い空気に耐えられなくなったのか、ついに浪馬が口を開いた。
「・・・・・・・思いっ切り、考えてました」
「・・・まったく・・・」
やれやれといった感じで、ため息をつくと浪馬の隣に寄り添い、浪馬の耳元に口を寄せた。
「・・・明るいのに、恥ずかしいじゃない・・・」
「・・・?」
「・・・」
「・・・じゃあ、夜だったらいいんだな!!」
七瀬のいった言葉の意味を理解したように、浪馬の表情が一気に明るくなる。
「だ、誰も、そんな事は・・・」
“言っていない”と続けようとしたものの、恥ずかしいのか、浪馬の顔をまともに見れない七瀬。
「やっぱダメか・・・」
浪馬が寂しそうな瞳で七瀬を見つめる。
「なあ・・・」
諦めきれない浪馬がダメモトで七瀬を見つめる。
「・・・(そ、そんな目で見つめられたら!!)よ、夜なら・・・」
「本当か!?」
「え、ええ・・・」
七瀬が浪馬の目を見た瞬間に勝負は決していた。
七瀬の答えを聞くと、浪馬の表情があっという間にぱっと明るくなった。
「よし!今の言葉、忘れないぞ!いいな!?」
「はあ・・・、仕方ないわね・・・」
大げさにガッツポーズをとる浪馬と深いため息を吐く七瀬、対照的な二人は、このすぐ後、大浴場へ向かって行った。
511名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:55:48 ID:???
今日も出来たところまで、あげときます
GW終了までに終れるのか・・・?
512闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/04/27(木) 22:16:08 ID:???
職人さんキタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━ !!!!!
乙です。気長に待つですよ(*´д`*)ハァハァ

昼はダメだけど夜はオッケーな七瀬モエスw
513名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 23:23:44 ID:???
GWはこれだけを楽しみに過ごします。嘘ですw
子供の相手で疲れた心をSSで癒すよ、続き期待してます
514続き:2006/04/28(金) 00:19:11 ID:???
二人が部屋に戻ってすぐ、夕食の準備がされた。
夕食を食べ始めた当初は、二人ともウーロン茶を飲んでいたのだが、途中、浪馬が「やっぱ、うまいメシには、旨い酒!」
などと言い、地酒を追加で注文した。
七瀬も半ば無理矢理ではあるが、浪馬につき合わされ、ちびちびとではあるが、酒を飲んでいた。
二人だけの宴会は、食事が片付けられた後も続いていた。
惨劇は、ここから始まる。
「・・・やっぱ、こうなるのか・・・」
浪馬はガックリと肩を落としながら、正面に座る七瀬を見た。
「ろうしたの〜?」
浪馬のセリフに、頬どころか、顔中を真っ赤にした七瀬が反応する。
目はトロンとし、オマケに呂律も廻らず、普段の彼女の面影すらない。
「いや、なんでもない・・・」
七瀬の姿を見て、ため息混じりに浪馬が漏らす。
「そおお〜?」
ご機嫌な七瀬は、そんな事など気にもせず、自らのコップに酒を注いでいく。
目の前には、飲み始めた頃に使っていた、グイ飲み用のグラスが所在無げに転がっていた。
「お、おい、そろそろ止めとかないと・・・・」
そろそろ危なそうな様子の七瀬を気遣ったように、浪馬が声をかけた。
しかし、七瀬は浪馬を一睨みすると、声を荒げた。
「うるしゃ〜〜い!まらまらのむにょ〜!」
七瀬はそう言うと、さけがなっみなみと入ったコップを口に近づけていった。
「だめだって!おい!こらっ!」
「んふふ〜♪のんりゃった〜♪」
浪馬の静止も聞かず、一気にそれを飲み干す七瀬。
「・・・いいけど、それで最後だぞ?」
「ええ〜?もうおしまいらの〜?」
「そうだ。おしまい!」
「ん〜、しかららいらあ〜」
「さ、寝ようぜ?」
まだ飲み足りない様子の七瀬の意向を無視するように、浪馬が立ち上がろうとした。
「ん〜ん、まらねらいの〜!」
泥酔した七瀬には、寝るつもりなど、かけらもないらしい。
「へっ?七瀬、何する気なんだ?って!おい!危ないって!」
ふらつく足取りで立ち上がろうとする七瀬を浪馬が制した。
さすがに七瀬本人も無理と感じたのか、立ち上がるのを諦め、今度は四つん這いの状態になる。
「んふふふ、お〜り〜や〜く〜ん♪」
四つん這いの七瀬がテーブルを回りこみながら、浪馬の方へと近づいてくる。
「な、なんか、いやな予感が・・・」
いやな予感を感じながらも、七瀬を無視するわけにもいかず、ジッと到着を待つ。
「ちゅ〜してあげるんらから〜♪」
浪馬の隣に寄り添った七瀬が何の脈絡もなく突然言い放った。
そして、浪馬の頭を両手ガッチリとホールドすると、目を閉じ、唇を近づけて行く。
「ちょ・・・ん」
浪馬が何か言おうとしたが、時すでに遅し、浪馬の唇は七瀬の唇に塞がれてしまった。
515名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 00:19:59 ID:???
「んふふ♪ちゅ〜しちゃった!」
大好きな浪馬とのキスで七瀬のご機嫌さが増してゆく。
「さ、酒臭ぇ・・・」
「ん〜と、ちゅぎわぁ〜」
「えっと、まだ何か・・・?」
七瀬がトンデモない事を言い出さないかと、戦々恐々といったように浪馬が訊ねる。
「おふりょ♪」
「・・・・・・はい?」
「お・ふ・りょ!」
「えーと?もしかして、風呂?」
「そお〜おふりょ〜♪ひゃいりゅにょ〜♪いっひょり〜♪」
そう言うと、七瀬は浴衣の帯を解こうとするが、酔っているせいで上手く解けない。
「こ、こら!脱ぐな!ってか、そんな状態で風呂なんか入るな〜!!」
帯が解けないので、強引に浴衣を脱ごうとする七瀬の両手を捕まえながら、浪馬が言った。
「やくしょくしらのに、ひゃいりゃにゃいにょ?」
「入らない!」
「なじぇ?」
「なぜって、お前・・・」
「ななひゃんのころ、きらいりらっらろ?」
泣きそうな顔をしながら、七瀬が聞く。
「違う違う!危ないから!」
「あぶにゃい?」
「そうだ!そんなに酔っ払ってたら、危ないだろ?」
「よっれましぇ〜〜ん♪」
泣き出しそうな表情だった七瀬の顔が一変し、両手をブラブラさせながら、今度は笑顔で否定する。
「酔っ払いの酔ってない発言ほど、危険なものはない!」
「よっれらいもん!」
笑顔だった顔が怒りの顔に変わる。
「い〜や!酔ってる!」
「よっれにゃい!!」
「ああ!!もう!!問答無用!!!」
これ以上、言葉のやり取りは無駄と判断した浪馬が、七瀬を抱き上げ、いわゆる、お姫様抱っこ
の状態で立ち上がった。
「わあ〜い♪らっこ♪らっこ♪」
浪馬に抱き上げられた事が嬉しい七瀬は、両手足をジタバタさせながら、大はしゃぎする。
「こ、こら!暴れるな!」
「んふふ〜♪おりやく〜ん♪ら〜いしゅき〜」
浪馬の言葉を無視し、今度は浪馬の首に両手を回すと、顔中にキスの嵐を浴びせる。
「うわっ!酒臭っ!」
浪馬の非難の言葉も関係無しにキスの嵐は続いていたが、それも寝室の戸を開ける頃には止み、
呂律の廻らない言葉も。いつの間にか止んでいた。
「ほら、いいか?下ろすぞ?」
「・・・・・・・」
「あれ?お〜い?七瀬さ〜ん?」
浪馬の言葉に全く反応のしない七瀬を心配するように、そっと彼女の顔を覗き込む浪馬。
「ん〜・・・・」
浪馬の視線の先には、静かに寝息を立てている七瀬。
「ハハ・・・、さっきまで、大騒ぎだったくせに、もう寝てるよ・・・」
浪馬はそう言うと、七瀬を起こさないように足で掛け布団を捲り、静かにそっと横たわらせた。
敷布団の上に七瀬を寝かせると、今度はゆっくりと、掛け布団を掛けてやる。
「おやすみな。酔っ払い娘・・・」
そう言って、静かな寝息を立てる七瀬の頬に軽くキスをすると、風呂で汗を流すため、音を立てないよう
注意しつつ部屋を出て行った。
516名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 00:21:01 ID:???
一日目は、これで終了です
517名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:10:00 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
乙です。
518名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 17:19:16 ID:???
>>506
やっと出逢えました(*´Д`)


ブルマー窃盗事件に協力することになりましたorz
519名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 23:45:15 ID:???
しまった。電池を飛ばそうと思ってエルフ麻雀ケータイをやってたら
ボタンを連射しちゃって、せりながパートナーになっちまった。
もう一度七瀬をパートナーに戻す方法はないものか…。
520二日目:2006/04/30(日) 00:39:29 ID:???
「ねえ?私、昨日の夜、何かした?」
「ん?どうしたんだ?」
「昨日の夜の記憶がないのよ・・・」
「ハハ、そういうことか」
「ねえ、教えて?迷惑かけなかった?」
「ちょっと飲み過ぎたみたいで、寝ちまったぞ?」
「そうなの!?」
「うん。ただ、メシを食って、そのまま寝たから、寝室まで運んだくらいだな・・・」
「えっ!?運んだって・・・、どうやって!?」
「お姫様抱っこでな!」
「ええっ!?本当に!?」
「軽いな。お前」
「わ、私ったら!ごめんなさい!」
「いいって!気にするな!それより、まずはどこに行くんだ?」
「あっ、そうね、ココは?」
521名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:40:02 ID:???
「ねえ、織屋君?」
「どうしたんだ?」
観光を終え、旅館のある温泉街に戻り、土産物を見ていると、不意に七瀬が声を上げた。
「“秘宝館”って何?」
「秘宝館?」
「そう。ほら、そこに案内板が・・・」
七瀬の指差した先は路地になっており、その角に看板が立てられていた。
「七瀬は、どんなトコだと思う?」
「そうね・・・、言葉の意味からすると、美術品や骨董品でも展示しているのかしら?」
考えるような仕草をしつつ、七瀬が答える。
「ふーん・・・」
浪馬が少しニヤついた表情を浮かべ答えるが、秘宝館の事が頭から離れない七瀬は、浪馬の表情に
気付いていない。
「あなたは知っているの?」
「ん?まあな」
「なら、教えてちょうだい?」
「ん〜、教えるよりも見た方が早いんじゃないか?」
「・・・それもそうね」
こうして二人は、秘宝館の中に入って行った。

〜数分後〜
「あれは何よ!」
顔を怒りで真っ赤にした七瀬が後から出てきた浪馬に怒りをぶつけた。
「美術品の数々」
怒っている七瀬とは対照的に、ニヤニヤと笑いながら、浪馬が答える。
「美術品って、春画じゃないの!その他のも、変なものばかり!」
「いやあ、すばらしい文化財の数々だなあ・・・」
「お土産コーナーにあった、子宝飴!?あれなんか、・・・・・そのものじゃない!!」
「ハハハ、まあ、落ち着けよ。ほら、お茶」
「いらないわよ!大体、あんな所に女の子を連れて入るなんて、信じられない!!」
浪馬が持っていたお茶を差し出すが、それを払い除けるように七瀬が歩き出した。
「お、おい、待ってくれって!」
「知らないっ!!」
七瀬は浪馬の呼びかけに振り向きもせず、旅館への道を足早に歩き出す。
「七瀬〜」
段々と小さくなる七瀬の後姿に、浪馬が呼びかけるが、七瀬は聞こえていないかのように歩いて行ってしまった。
522名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:40:45 ID:???
七瀬に遅れ、浪馬が部屋に戻ると、七瀬はすでに浴衣に着替え、テーブルの前に陣取っていた。
彼女は浪馬が部屋に入ってくるなり、強い調子で正座するように促すと、お説教を開始した。
「反省してるの!?」
お説教も終わり、正座でうなだれている浪馬に七瀬が聞く。
「海より深く・・・」
「・・・(ギロッ!)」
浪馬の答えに不満を覚えた七瀬が思い切り睨みを利かせる。
「いや、ホントに・・・」
にらまれた瞬間、七瀬の睨みにただならぬものを感じ、慌てて浪馬が言い直す。
部屋の中を重い空気と沈黙が支配しだした。
「・・・ハア・・・、仕方ないか・・・」
しばらくの間、黙っていた七瀬は、ため息をつきながら、免罪の言葉を口にした。
七瀬のお許しを聞いた途端、それまで萎縮していた浪馬が顔を上げた。
「えっ!?」
一気に明るくなる、浪馬の表情。
その表顔を見た七瀬が仕方ないといった感じで一息ついた。
「許してあげる」
優しい言葉が七瀬の口から漏れた。
「ホントか!?」
「で・も!」
「ハイッ!」
「あんな事は、もうしないでね?」
「承知しました」
「それじゃあ、約束」
そう言って、自分の小指を差し出す。
「ん」
浪馬は差し出された七瀬の小指に自分の小指を絡める。
「・・・約束と言えば、七瀬?」
指きりが終わり、何か思い出した浪馬が声を上げた。
「えっ?」
キョトンとした表情の七瀬は、何の事かわかっていないようだ。
「昨日の約束、覚えてるか?」
「昨日の・・・?・・・・・・あっ!!」
昨日の約束と言われ、七瀬の顔が少し赤くなる。
「七瀬、先に寝ちまうんだもんな〜」
「あう・・・」
浪馬の発言に七瀬は更に赤くなりながら、俯き、言葉を失う。
「楽しみにしてたんだぞ〜?」
俯く七瀬をニヤニヤしながら、浪馬が責める。
立場は完全に逆転してしまった。
「う・・・」
「もうすぐ、暗くなるよな〜?」
七瀬の顔を覗き込むように続ける。
「・・・・・・・・・わかってるわよ!」
執拗な浪馬の言葉責めに意を決したか、それとも開き直ったのか、七瀬が声を上げ答えた。
「おっ♪」
「そのかわり、お風呂は夕食の後!」
七瀬の答えに満足そうな浪馬を部屋に残し、七瀬は“散歩に行く”と言い残して、部屋を出て行った。
523名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:43:49 ID:???
とりあえず、出来たところまで。
残りは、出来るだけ早く、書き上げます。
524名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:47:14 ID:???
525名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 00:54:48 ID:???
>>524
下級生2のキャラスレは、一応全部見てるだけです。
526名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:07:56 ID:???
「“準備するから、先に入ってて”とは言われたものの、遅いな・・・」
湯に浸かりながら、浪馬が呟いた瞬間、脱衣所のスリガラスの向こうに人影が写った。
人影はまず、浴衣の上に羽織っていた丹前を脱ぎ、畳んでいるようだ。
「おっ!?」
浪馬が思わず歓声を漏らしていると、人影は躊躇いがちに浴衣に手をかけたようだ。
「おおっ!これはこれで、中々・・・」
浴衣を脱ぎ終えた人影は体にタオルを巻き、露天風呂の入り口に向かった。
「・・・」
入り口の扉が少しだけ開くと、七瀬が顔だけ覗かせた。
入浴するために、長い髪の毛は纏められている。
「どうした?早く来いよ」
「・・・」
浪馬に促されたものの、躊躇しているのか、七瀬はその場を動かない。
「ほ〜ら〜!」
無言で答えない七瀬に更に強く、浪馬が促す。
「は、恥ずかしいから、目を閉じて!」
「何を今更・・・。お互い、裸なんか見慣れてるじゃないかよ?」
「いいから!目を閉じる!」
「ちぇっ!」
「これでいいか〜?」
七瀬は浪馬が目を閉じているのを確認すると、ゆっくりと浴場に入り、体を包んでいたバスタオルを外す
と、桶に湯を汲み、体に浴びた。
湯を浴び、再びバスタオルを巻くと、湯船に向かい、念のため浪馬に背を向け、バスタオルを外し、
浪馬の向かい側にゆっくりと浸かっていく。
「もういいわよ」
七瀬は体を完全に湯の中に沈めると、浪馬に声をかけた。
「・・・なんで、離れてるんだ・・・?」
目を開け、七瀬の位置を確認した浪馬が不満そうに漏らした。
「だ、だって・・・」
「“恥ずかしいから”か?」
「え、ええ・・・」
顔を真っ赤にしながら俯きがちに七瀬が質問に答えた。
「湯は濁ってるんだから、出ているトコ以外は見えないのにか?」
「それでも恥ずかしいの!」
「厄介なヤツだな・・・」
浪馬は呆れたように不満を漏らしていた。
「あ〜あ、せっかくの露天風呂なのにな・・・ん?」
その時、七瀬の方を見ていた浪馬が何かに気付き、声を上げた。
527名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:08:40 ID:???
「どうかした?」
「おお〜」
「なにかあるの?」
「へえ〜」
七瀬の問いかけなど聞こえないかのように、浪馬が歓声を上げ続ける。
「ねえってば!」
何も答えてくれない浪馬に七瀬はイラついたように強い口調になる。
「いや、噂には聞いた事があったけど、胸って浮かぶんだな・・・」
やっと答えた浪馬の答えに、七瀬が自分の胸を見た。
そこには、プカプカと浮かぶ二つの果実が・・・。
「この!変態!!」
「グハッ!」
七瀬は手近にあった桶を掴み、片手で胸を隠しながら、それを浪馬の方に投げつけた。
見事なコントロールの桶は、見事に浪馬の頭を直撃すると、湯船に落ちた。
「お前な、いくらなんでも桶を投げるなよ・・・」
「フンッ!」
「まだ、ズキズキするぞ・・・」
桶が直撃したところを押さえながら、浪馬が非難の声を上げる。
「自業自得よ!」
自分のところに流されて返ってきた桶を拾いながら、七瀬が声を荒げる。
「鬼・・・」
「なにか言った!?」
「いや・・・ん?」
その時、今にもお説教を開始しそうな七瀬から視線を外していた浪馬が何かに気付いたようなそぶりをした。
「今度は何!?」
「おぉっ!?」
「フンッ!今度は引っかからないわよ!?大体、あなたは・・・」
「いいから、こっちに来いよ!」
お説教が開始されそうになったが、それを遮るように浪馬が興奮気味な声を出す。
「えっ・・・」
「来ればわかるって!」
「そ、それは・・・」
まだ七瀬は恥ずかしがっている。
「ったく、仕方ないな・・・」
「ちょっと!待って!!」
七瀬を待ちきれない浪馬が湯の中を滑るように彼女に近づくが、七瀬がそれを静止しようと声を上げる。
「いいから!ホラ!」
少し強引に浪馬が手を引き、観念した七瀬が手を引かれるままに湯の中を移動していく。
「変な事はしないでよ・・・」
「しないって!それより、空を見てみろよ」
それだけ言うと、浪馬は夜空を指差した。
「空?」
「な?」
528名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:12:54 ID:???
七瀬が空を見上げるのを確認し、自分も夜空を見上げる浪馬。
「すごい・・・」
「綺麗だろ?」
感嘆の声を上げる七瀬の様子に満足そうに浪馬が微笑む。
「ええ・・・」
いつの間にか、七瀬は浪馬に後ろから抱かれるような形で湯に浸かっていたが、全く気にならないように夜空を
見上げていた。
二人が見上げた先には、満天の星空が広がっていた。
今にも星が零れ落ちそうな空を二人は無言で見つめ続ける。
「七瀬・・・」
しばらくの間、無言で空を見上げていた二人だったが、浪馬が口を開いた。
「何?」
浪馬の腕の中で空を見上げながら、七瀬が聞く。
「キスがしたい」
七瀬の問いかけに、浪馬が簡潔に答える。
「と、突然どうしたのよ!?」
「なんか、無性にキスしたくなったから。ってのは、理由にならないか?」
浪馬の答えに狼狽気味の七瀬と落ち着き払った浪馬。
その視線のすぐ先には、七瀬の顔。
「・・・・・・なる・・・かしら?」
七瀬の答えを聞くと、浪馬が無言で彼女を抱き寄せた。
浪馬に抱き寄せられた七瀬は、無言で目を閉じる。
「・・・ん」
満天の星空の下、二人の唇が重なると、七瀬の吐息だけを残し、辺りに静寂に包まれた。
こうして、二人だけの旅行の最後の夜は更けていった。
529名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:14:30 ID:???
二人が旅行から帰り、一週間が過ぎ、いつもの生活が戻ってきた。
「ただいま〜」
「あ、お帰りなさい。今、用意するから、ちょっと待っててね?」
浪馬が声で帰宅を知らせると、台所から出てきた七瀬が笑顔で答える。
「は〜い!なにか、手伝うか?」
「いい返事ね。それじゃあ、テーブルの上を片付けてくれるかしら?」
「はいよ〜」
浪馬はそう言って、荷物を部屋に置くと、言われた通りにテーブルの上を片付けだした。
「ちゃんと、拭いてね?」
「わかってるよ」
テーブルを片付けだした浪馬の方に向かい、七瀬が言う。
その時、テーブルの上に置いてあった雑誌の間から何かが見えているのを浪馬が見つけた。
「ん?なんだこれ?」
浪馬が摘み上げてみると、それは葉書だった。
「あっ!ダメっ!」
顔を真っ赤にした七瀬が台所から飛んでくるが、時すでに遅し。
すでに浪馬は葉書の宛名を見ていた。
「この前の旅館から?なんで俺がフルネームで、七瀬の名字が書いてないんだ?」
「「・・・」」
二人揃って無言になり、顔を真っ赤にした七瀬は浪馬から視線を外し、浪馬は葉書の文面を読み出した。
葉書の内容は、時候の挨拶に始まり、利用した際のお礼、今後もよろしくと言った内容の文章だった。
「七瀬?」
「・・・ハイ」
ニヤニヤした表情の浪馬と、顔を真っ赤で泣き出しそうな七瀬。
「いつの間に俺達、結婚したんだ〜?」
「な、ナンノコトカシラ・・・」
浪馬の質問に真っ赤な顔をした七瀬は何故か片言になりながら、、ひたすら視線を外している。
「ここに“織屋様御夫妻”って書いてあるぞ〜?」
「あう・・・」
七瀬の視線の先に移動した浪馬が葉書をチラつかせながら、ニヤついている。
「な〜な〜せ〜!?」
「ごめんなさい〜〜!」
こうして、浪馬による七瀬の尋問が開始された・・・。
530名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 10:27:00 ID:???
えらく長くなりましたが、これで終わりです。

>>508
こんな感じかな?
531名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 11:29:31 ID:???
GJであります。
次があるならwktkして待ってます。
532闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/04/30(日) 21:11:53 ID:???
職人さん乙でした。
GW前に仕上げてくれるとは素晴らしいw
内容もよかったっす。またよろしく〜。
533名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 22:49:37 ID:???
>>508だけど採用キタコレ
真っ赤っ赤七瀬テラカワユス。作者氏超GJ。

つーかもしかしてオチのネタバレしてしまってた?
だったらマジでスマソ
534名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:57:27 ID:GnVWohAm
>>533
思い切りネタバレされてました!
あの時点では、どこで使うか考えてる段階だったんで、焦らせてみました
535名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 20:20:01 ID:???
・下級生2 −七瀬 Secret Track−
 挿絵 あきら先生
 コアマガジンGtypeノベルズ
 5月25日発売

もうamazonで予約できるぽ
536名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:18:35 ID:???
>>535
こないだのメガストアか何かのノベルズだっけ?
537名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 23:46:05 ID:???
情報サンクス。予約してくる。
538名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 10:32:49 ID:???
>>535
俺も予約してこよ。

d!
539名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 00:52:59 ID:???
ちょっと質問
>>528-529の間のシーンって、いりますか?
540名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 01:00:27 ID:???
>539
いるいる!
一発エロいの頼む
541名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 01:30:35 ID:???
>>540
エロいかどうかは、自信ないけど、がんばってみます!
542名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 19:24:49 ID:???
ワクワクテカテカ(AAry
543名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:56:36 ID:???
今更ながら下級生2遊んでるんだが
ティータイムイベント前に七瀬の好感度上がりすぎて見れないかも知れん
・・・wiki見る限りじゃ対策として、七瀬放置と書いてあるが苦しいお
544>>528-529の間:2006/05/05(金) 00:41:23 ID:???
“5分だけ待って”露天風呂から上がり、浪馬が七瀬を求めると、彼女はそう言い残し、
寝室へと姿を消した。
七瀬が寝室に姿を消した後、浪馬は落ち着かない様子でチラチラと時計を見ていた
「・・・まだ2分かよ・・・」
何度も時計を見るが、浪馬が考えるほど、時間は進んでいない。
仕方なく、七瀬が淹れてくれたお茶を飲み、時計を見る。
七瀬の言った5分までには、まだ2分強の時間がある。
「ったく、童貞じゃあるまいし!何を緊張してんだよっ!俺っ!」
苦笑いしながら、自嘲気味な言葉を吐き捨てた。
七瀬が指定した時間まで、あと1分ほど時間が残されていた。

“5分だけ待って”と言い残し、寝室に姿を消した七瀬は、並べて敷かれた布団の中に居た。
「・・・やだ、凄くドキドキしてる・・・」
布団に入った時には、真っ直ぐ上を向いて寝ていたものの、妙に落ち着かないので、気持ち
を落ち着けようと、何度も寝返りを打ち、自分の髪をいじったりもした。
しかし、ドキドキは収まるどころか、余計に酷くなっていた。
「彼に初めて抱かれるわけじゃないのに・・・」
七瀬の脳裏に、初めて浪馬に抱かれた日の事が鮮明に浮かび上がった。
デートが終わり、“七瀬と二人きりになりたい”駅前でそう告げられた。
その後、浪馬の部屋に初めて招待され、シャワーを浴びている時もこんな感じだったかなと、思い出していた。
ドキドキは、少しだけマシになっていた。
545名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:41:59 ID:???
音もなく障子が開き、人の気配がした。
浪馬の視界に並べて敷かれた布団が入る。
片方だけが盛り上がっている。
それを確認すると、浪馬は後ろ手に障子を閉め、無言で歩を進めた。
浪馬の気配を察知した七瀬は、布団の中で少しだけ身を固くして、浪馬を待った。
段々と浪馬が近付いてくる気配がしている。
あと三歩・・・二歩・・・一歩・・・気配がそこまできた時、七瀬の緊張は最高潮に達した。
しかし、布団に入ってくると思われた気配は、七瀬の布団を通り過ぎ、隣に敷かれた布団に入っていった。
「・・・?」
七瀬は浪馬の行動を不思議に思っていた。
思い切って、声をかけようかとも思ったが、その疑問を口に出すと、いつものようにからかわれるのではな
いかと言う気持ちがストップをかけ、寝室の中に静寂が訪れた。
「七瀬?」
しばらくの沈黙の後、浪馬が口を開いた。
「・・・」
七瀬はどのように答えていいか分からない。
「そのままでいいから、聞いてくれ・・・」
布団の擦れる音で、浪馬が向きを変えた事がわかった。
「・・・」
七瀬は言われた通りに、無言で答えた。
「なんか、緊張してみたいなんだ、俺・・・」
「・・・」
「なんでなんだろうな?」
「・・・」
「何回もお前を抱いてるのに、初めてお前がウチに来た時みたいなんだ・・・」
「・・・」
「正直に言うとな、あの時・・・お前がシャワーを浴びてる時、すっげえドキドキしてたんだぞ?」
「・・・」
「んで、なんでかわからねえけど、今もそんな状態なんだ・・・」
「・・・私も」
その時、それまで無言で浪馬の話を聞いていた七瀬が浪馬の方に体を向き返した。
「えっ?」
「だから、私もドキドキしてる・・・。」
そう言って、浪馬の手をとると、七瀬は自らの浴衣の胸元に浪馬の手を導いた。
「・・・ねっ?」
暗くてよくわからないが、彼女は顔を高潮させているようだ。
「・・・・ホントだな」
「何故かしらね?」
「そうだな」
「でも、一つだけ言える事は・・・」
「?」
「今は・・・あなたに抱かれたい・・・」
その時、月明かりが部屋の中を照らし出し、七瀬の照れたような微笑が闇の中から浮かび上がった。

546名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:42:59 ID:???
浪馬が体を起こすと、七瀬も同じように起きだした。
二人は無言で見つめ合い、軽くキスを交わした。
「・・・ん」
唇が離れた時、七瀬が吐息が漏れた。
「七瀬・・・」
「織屋君・・・」
お互いを呼び、この部屋に入って2度目のキスをする。
今度は、先程より強めに。
キスをしながら、浪馬が器用に七瀬の帯を解き、彼女の浴衣を肩から脱がせた。
同じように七瀬も浪馬の浴衣を脱がせていった。
少し長めのキスを終えると、下着を着けていない七瀬の白い肌を月明かりが照らし出した。
「七瀬、綺麗だぞ・・・」
「ありがとう。今度は・・・」
そう言って、今度のキスは七瀬の方から。
3度目のキスはお互いの舌を絡ませるディープキス。
今度は、七瀬が浪馬の帯を解き、浴衣を脱がせていった。
「「ん・・・ふ・・・ぅん・・・」」
二人の吐息と舌を絡ませる音が部屋に響く。
3度の目のキスを終え、どちらからともなく、唇を離す。
浪馬が七瀬を支えるように、ゆっくりと自分の布団に寝かせた。
「ねえ・・・」
「ん?」
「キス・・・もっと・・・キスしたい・・・」
「・・・」
七瀬の要求に、浪馬がキスする事で応える。
今度のキスは舌を絡ませ、お互いの唾液を絡ませる。
キスをしばらく続け、布団に寝ている七瀬から浪馬が唇を離した。
547名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:43:34 ID:???
浪馬が七瀬の頬に軽くキスをした。
先程までの激しいキスではなく、軽いキス。
七瀬は嬉しそうに微笑み、浪馬も同じように微笑みかけた。
その直後、浪馬は七瀬を抱きしめ、七瀬の首筋から鎖骨にかけて、キスの雨を降らせる。
「・・・ん」
七瀬は声を漏らしそうになるが、グッとこらえる。
浪馬は七瀬の反応を見ながら、下へと移動していく。
「あ・・・ん・・・」
浪馬の責めを耐えられなくなった七瀬が声を漏らした。
「なんだ?キスだけで、感じてるのか?」
「・・・ん・・・分かってるくせに・・・意地悪・・・」
「それじゃぁ、もっと感じてくれよ・・・?」
そう言って、両手を使い、七瀬の胸を優しく揉みだす。
「は・・・ん・・・!」
「ホント、敏感だよな・・・」
「そ、そんな・・・こ・・・と・・・・・・、言っ・・・・ちゃ・・・い・・・・や・・・」
浪馬が七瀬の耳元で囁くと、七瀬が両手で顔を隠し、イヤイヤとするように、頭を振った。
「そんな事言って、ほら、乳首なんか・・・」
そう言って、右手の人差し指と親指で硬くなった七瀬の乳首を優しくつまむ。
「はぅ・・・ん!!・・・・・・ダメ!そ、そこ!」
浪馬の愛撫に、七瀬の体が反応し、段々と息が荒くなってくる。
七瀬の反応を見た浪馬は、指での愛撫から、口と舌を使ったものに切り替え、七瀬の胸を責め続ける。
「こんなのは、どうだ?」
「〜〜〜っ!」
胸を責め続けていた浪馬が軽く歯を立てた次の瞬間、七瀬の体が一瞬硬直したかと思うと、次の瞬間には
グッタリとしてしまった。
「お、おい!七瀬!?」
何事かと、慌てた浪馬が七瀬を気遣うように声をかけた。
浪馬の声にも七瀬は反応せず、息を荒くし、焦点の合わない目で天井を見つめていた。
548名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:45:23 ID:???
「大丈夫か?」
「ん・・・。大丈夫・・・」
まだ少し息を荒くしながら、七瀬が答えた。
浪馬は隣の部屋の冷蔵庫から持ってきたミネラルウォーターを差し出した。
七瀬は受け取ったミネラルウォーターを一口だけ口に含むと、済まなさそうな表情になる。
「私だけ先に・・・ごめんなさい・・・」
俯き加減でそう言うと、ミネラルウォーターをもう一口含む。
「気にするなよ」
「でも・・・」
「それだけ感じてくれたって事だろう?」
自分だけ先に達してしまった事を気にしている七瀬を浪馬が優しく諭す。
「え、ええ・・・」
顔を真っ赤にしながら、七瀬が答える。
「んじゃ、それでいいじゃないか」
七瀬の頭にポンと手を置き、頭を撫でるようにしながら、浪馬が囁く。
「あなたがそう言ってくれるなら・・・」
そう言って、浪馬の方に体を向け、両手を広げる七瀬。
「来て・・・」
「大丈夫なのか?」
「イヤなの?」
「・・・・・・・・・イヤなわけないだろう?」
「それじゃあ・・・」
「いいんだな?」
「ん。あなたに満たして欲しい・・・・。身体も心も・・・」
浪馬が七瀬の両手の中に入ると、二人は離れないようにしっかりとお互いの背中に手を回し、お互いを抱きしめた。
「今度はあなたの番ね?」
「ん?」
「さっきは、私だけが・・・ったから・・・」
浪馬の腕の中で顔を赤らめた七瀬が少し口篭りながら囁く。
「いや。いい」
「えっ?」
浪馬の答えに不思議そうな顔をした七瀬が彼の顔を見上げた。
549名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:46:02 ID:???
「・・・・・」
「どうして?」
「・・・・・・」
「ねえ?」
「・・・・我慢の限界」
「えっ!?」
「我慢の限界なんだって!七瀬に入りたくて仕方がない!」
ジッと見つめる七瀬の視線から逃れるように目を逸らしながら、浪馬が答えた。
「いや、もちろん、お前がいいならなん・・・」
浪馬が続けようとしたが、七瀬が“何も言わなくていい”と言うように、自らの人差し指を浪馬の口に当てた。
そして、おもむろに浪馬の手首を掴むと、自らの秘部へと導いていった。
「お、おい!なな・・・」
普段見せないような七瀬の大胆な行動に驚いていたが、指先が目的の場所に達したとき、七瀬の無言の
訴えが理解できた。
「七瀬・・・これ・・・」
浪馬が驚くのも無理はなかった。
すでに七瀬のそこは、しとどに濡れそぼっており、浪馬を受け入れる準備は出来ていた。
「・・・来て」
「わかった」
浪馬が七瀬の願いに短く答えると、七瀬は少し足を開き、浪馬を受け入れる準備を整えた。
七瀬の足の間に入った浪馬は、位置を確認するように自らの先端で彼女の秘裂を2〜3度上下すると、
ゆっくりと挿入していった。
「あ・・・はっ・・・ぁ・・・・・・っ!」
浪馬が自分の中にゆっくり入ってくるのを感じた七瀬が甘い声を上げる。
「んっ!」
進入していった浪馬も何かを耐えるように声を上げた。
先端が埋まった辺りで、浪馬が一旦動きを止める。
「七瀬・・・」
動きを止めた浪馬が甘い声で七瀬の名前を囁いた。
浪馬の囁きを聞いた七瀬が無言で目を閉じると、浪馬が貪るように彼女に口付けし、一気に奥まで貫いた。
「〜〜〜ッ!?」
唇を塞がれた七瀬が声にならない声を上げながらも、浪馬の後頭部に手を回した。
浪馬は七瀬とのキスにだけ神経を集中する。
お互いの唾液を啜る音だけが室内に響いていた。
「「プハァーっ!」」
激しいキスが終わり、唇を離すと、透明の糸が二人を繋いでいた。
550名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:46:49 ID:???
「動くぞ?いいな?」
浪馬は七瀬の目を見つめ、そう聞くと、彼女の返事を待たず、ゆっくりと抽送を開始した。
「ん・・・くぅ・・・!」
ゆっくりと引き抜かれていく感触に、七瀬が控えめな声を出す。
入り口辺りまで引き抜き、お互いの性感を高めるように時には浅く、時には深く七瀬を貫く。
「あ・・・は・・ぁ」
浪馬が動き出すと同時に、七瀬が甘い声を上げた。
「ぐ・・・七瀬の中・・・熱いぞ・・・」
「あ、あなた・・・のも・・・・・凄・・く・・・あ・・・・・んぅっ!」
七瀬が言い終わらない内に、浪馬が七瀬の腰を掴み、動き出した。
「あっ!んん・・・んくぅっ!」
七瀬の嬌声を聞きながら、段々と腰の動きを早めていくと、二人の繋がった部分から聞こえる水音が
部屋の中に響き始めた。
「七瀬、聞こえるか?この音・・・」
息を荒くしながら、自分に身を委ねている七瀬にたずねる。
「ん・・・・・あ・・き・・・こえ・・・・・る!」
浪馬の意地悪な質問に、息を荒げながらも七瀬が答える。
「こんな・・・に、感じるなんて・・・・、いやらしくなった・・よな?」
「んぅっ!あ・あっ!」
「聞い・・・て・・る・・・・か!?」
七瀬に尋ねながら、浪馬が一気に七瀬の最深部を貫いた。
「き、聞いて・・・んくっ!お、奥っ・・まで!」
浪馬は七瀬の返事を待たずに動きに強弱をつけ、動き続けた。
「あ・・く・・・んっ!は・・・・・・くぅっ!」
段々と速くなっていく浪馬の動きに合わせるように七瀬が甘い喘ぎ声を上げ続ける。
「あ・・・はぅ・・・ん!?だ・・め・・・っ!」
「ん・・・?もう・・・か?」
七瀬が発した言葉を聞き、浪馬が尋ねた。
七瀬は浪馬の眼を見て頷くと、抱きしめて欲しいと言うように、両手を広げた。
七瀬の意図を察した浪馬が七瀬の背中に手を回し、七瀬も同じようにしっかりとお互いを抱きしめ合った。
抱きしめ合いながら、浪馬が抽送を再開した。
「ん・・くぅ・・・・・っ!」
浪馬が動きを再開したのを合図にして、七瀬の快感に再び灯がともる。
「七瀬、お前・・・くぅっ!」
しばらく無言で集中していた浪馬が驚きの声を上げた。
「ん・・っ!んあぁっ!か・・・・・・ってに・・・・んふぅっ!」
浪馬が驚くのも無理がなかった。
それまで、浪馬から一方的に快感を与えられるだけだった七瀬が腰を動かしていた。
それだけではなく、彼女の膣内が浪馬のモノを包み込むように蠢きだしていた。
「くっ!ダメだ!すぐにでも・・・出そうだ!」
「んんっ!ふ・・あ・・・あっ!さ、さい・・ご・・・・・は・・・んっ!」
快楽に溺れながらも、七瀬が何か言いたそうに潤んだ瞳で浪馬を見つめる。
その時、浪馬は背中に回していた両手にグッと力を込め、七瀬を抱き起こした。
「くっ!こう・・・だろ・・・・?」
いわゆる対面座位の形になると、七瀬が快感に抗うように必死に何度も頷いていた。
「・・ひ・・・・・くぅっ!も・・・だ・・め!お・・り・・・・・や・・くんっ!織屋君っっ!」
この体位になり、浪馬のモノが七瀬の子宮に当たりっぱなしになると、七瀬の我慢が限界に近づいた。
「グ・・うぅっ!なな・・せ!七瀬っ!!」
七瀬の膣内の蠢きも激しさを増していき、浪馬も限界に近い声を上げていた。
「く・・ふ・・・ぅ!は・・・・・あっん!・・・・い・・っ・・・・しょ・に!・お・・・・りや・・・く・・んっ!ろ・・う・・・ま!
浪馬っっ!!」
「わか・・・った!・・いっ・・・・しょに!な・な・・・・せ!クッ!?」
「「〜〜〜〜〜ッ!!!!」」
お互いの名前を呼び合い、唇を合わせた瞬間、二人の中を何かが駆け抜けるような衝撃が襲ったかと思う
と、次の瞬間には、二人の頭の中は真っ白になっていた。
551名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:47:51 ID:???
汗をかいたので、風呂に入ろうと言う浪馬の提案にあれほど恥ずかしがっていた七瀬があっさりと了解し、
二人は、この日二度目の入浴をしている。
「「ふぅ〜っ」」
湯船に浸かると同時に二人はどちらからともなく、安堵の息を吐いた。
「いやぁ〜!激しかったから、疲れたな〜!」
浪馬がわざとらしく肩を叩きながら、隣に居る七瀬の方を見た。
「もうっ!知らないっ!」
話題を振られた七瀬が頬を真っ赤にして、プイと横を向く。
「あはは、悪い悪い!ふくれるなよ!な?」
「知らないっ!そんな事を言う人は嫌いっ!」
「そんな事言うなよ〜?あんなに可愛かったのに」
「う・・・!そ、そんな手には、ひっかからないんだから!」
“可愛かった”の言葉にピクッと反応するものの、そっぽを向いたまま、受け答えする七瀬。
「最後に、キスした時なんか、もう・・・・!!」
浪馬が一人で自分の肩を抱き、腰をクネクネさせながら、一人ラブシーンを演じる。
「いや!言っちゃダメ!!」
それまで、そっぽを向いていた七瀬が慌てて浪馬の口を塞ごうと、飛びつこうとしたが、浪馬の次の発言で
彼女の動きが止まった。
「あれ・・・?最後って言えば・・・」
「?」
「お前、俺の事を“浪馬”って呼んでなかったか?」
「!!」
浪馬の質問に、今度は耳までが真っ赤に染まった。
「い、い、い、言ってないわよ!」
心当たりがあるのか、明らかに動揺した様子の七瀬。
「ん〜?そうか〜?」
そんな七瀬を意地悪そうにニヤつきながら、浪馬が見ている。
「・・・・・・・・・」
「七瀬〜?」
「・・・・・・・・・」
「な〜な〜せ〜♪?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・呼びました」
浪馬の執拗な言葉責めに無言を貫いていた七瀬だったが、根負けしたのか、蚊の鳴くような声で答えた。
「やっぱりな」
「あ、あれは・・・」
「嬉しかったぞ?」
七瀬が何か言おうとしたが、それを遮るように浪馬が言った。
「えっ?」
「嬉しかったって言ったんだ」
「どうして・・・?」
「・・・・・・・・」
「ねえ?」
「・・・・・・・・・」
形勢逆転、七瀬の追求に今度は浪馬が無言になった。
「ん〜?どうしたのかしら〜?」
「・・・・・・・・」
「ねえってば〜♪」
「・・・・・・・・・・・あーっ!!もう!!」
「キャッ!」
突然声を上げた浪馬に七瀬が驚いたが、それを無視するように浪馬が続ける。
「こんなに可愛い彼女に、名前を呼ばれて、喜ばない男なんかいるかよ!!」
552名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:49:10 ID:???
顔を真っ赤にしてそう言い切ると、浪馬は照れを隠すように七瀬の肩を抱き、自分の方へと引き寄せた。
「・・・可愛い?」
「そうだよ」
「私が?」
「この場に、俺とお前以外に誰がいるんだよ!?」
「・・・・ありがとう」
そう言って、浪馬に肩を抱き寄せられていた七瀬は、浪馬の肩にしなだれかかった。
しばらくの間、静かに時間が流れて行ったが、何かに気付いた浪馬が七瀬に語りかけた。
「・・・で、これからも呼んでくれるんだろ?」
「えっ?」
「俺の名前」
「ええええええええっ!?」
「なんだ?呼んでくれないのか?」
「そ、それは・・・」
「?」
「は、恥ずかしいから・・・」
「気にしなくてもいいのに・・・」
「ごめんなさい・・・」
浪馬が気を使ってくれるのは嬉しいが、七瀬は照れが入ってしまい、浪馬の名前は呼べそうにない事を説明し始めた。
「ま、仕方ないかな」
少し残念そうな様子で浪馬が言った。
「でも・・・」
「ん?」
「織屋君は、私だけの織屋君よね・・・?」
七瀬が恥ずかしそうにそう言うと、七瀬の肩を抱いていた浪馬の手の力が少しだけ強くなった。
浪馬からの言葉での返事は無かったが、それを返事として理解すると、七瀬の顔に幸せそうな微笑が浮かんでいた。
553名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:51:08 ID:???
あんまりエロく無かった・・・
エロいのを期待してくれてた人、ごめんなさい
エロエロなの、無理でした・・・orz
554名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:58:45 ID:???
おつかれさまでした。GJ!
555闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/05/05(金) 01:38:38 ID:???
純粋に楽しませてもらいました。
エロもイイ(゚∀゚)!!
次回作期待してますね〜。乙でした。
556名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 01:44:14 ID:???
感動した!!
557名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 02:46:32 ID:???
  (*´Д`)    シュッ
 Σ⊂彡_,,..i'"':
     |\`、: i'、
     \\`_',..-i
       \|_,..-┘
558名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 18:33:48 ID:???
アン、アン、アン、とっても大好き織屋君〜〜〜。

GJ。七瀬があまりにもエロエロでは、逆に冷めてしまいます。丁度いいエロ加減でした。
559名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 20:49:14 ID:???
これだから七瀬スレの巡回は止められんのよね。
560名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 21:58:07 ID:???
そうだねえ。
多少の恥じらいがあるから良いんだよねえ
561名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 16:45:13 ID:???
エロが薄いと突っ込まれるかと思っていましたが、安心しました。
書いた本人としても、七瀬の性格等を考えると、あまり濃くするのも・・・と思っていたんで、
安心しました。
まあ、これ以上に濃いシーンは、書けといわれても無理なんですが。
562名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:12:19 ID:???
他のキャラをクリアするはずだったのに七瀬EDになる件
563名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 19:29:24 ID:???
素朴な質問なんですが、ここのスレでは
いわゆる『バリバリのエロテキスト』なんてのは
投下OKだったりします? もちろん七瀬のですが。
板のルールがよく判ってないので……^^;
564名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 20:01:00 ID:???
全然問題無しじゃね?
>>1の禁止事項に触れなければ。
つーか是非書いてくれ。
565名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 13:35:47 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
566名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 19:02:21 ID:???
七瀬のために買ったバラ。春の開花が始まった。
順調に育ってるから、たぶん2〜300個は咲くと思う。
567名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 21:36:45 ID:???
>566
バラか、イイね。
色は何色?
568名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 21:46:40 ID:???
純白の半剣弁カップ咲き。
569名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:38:15 ID:???
ググると白いバラの花言葉は
「心からの尊敬、無邪気・清純・純潔、私は処女、恋の吐息、私はあなたにふさわしい」
らしい。
特に、「私はあなたにふさわしい」はどこのサイトを見ても必ず出てくる。
確かに>568の情熱は七瀬スキーに相応しいわな。
がんばって育てね。
570名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 23:34:39 ID:???
>>535
作者のサイトに表紙絵きてるね。カワユス。
571名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 11:57:24 ID:???
ホントだ。可愛い。
572名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 10:57:47 ID:???
ぐぐるちゃんで引っかからないから見られない…_| ̄|○
573名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 12:00:43 ID:???
もりのかたすみでぐぐれ(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
574名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 21:00:31 ID:???
>>572
ありがと〜(-人-)ナムナム
やっと見る事ができた…うん、可愛いね
575名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 21:01:44 ID:???
・・・なに自己レスしとるんだ自分∧||∧
あらためて>>573さん、ありがとうでした〜ヽ( ´∀`)ノ
576名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:22:28 ID:???
で、ソフトガレージのヤツとどっちがエロいの?
577名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:06:24 ID:???
エロさはメガストア版だろう。
578名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:23:00 ID:???
エロテキストまだかね?
579名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:36:16 ID:???
ナーナナナナー ナナナ ナーナナーナナナーナナナナー


ってCMを見た。当然のようにナナたんを思い出した。
580名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:19:05 ID:???
あと2時間しかないが、七瀬はママンに母の日のプレゼントをあげたんだろうか
581名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 02:41:23 ID:???
ママンなら浪馬に母の日のプレゼントをおねだりするだろう。
582名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 13:32:57 ID:???
ママンなら母の日のプレゼントは当然孫を要k(ry
583名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 10:33:57 ID:???
七瀬と浪馬が結婚してから子供を作るまで少し間があったようだが、
ママンは二人に合うたびに言ってたんだろうな。赤ちゃんはまだかって。
つかENDの後妊娠報告したら狂喜してご近所に赤飯配りまくったんではなかろうかw
584名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 22:09:06 ID:???
ここはつまらないレスを集めるスレ?
585名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 04:05:29 ID:???
>>584
一年周期で同じ話題同じネタがでるんだから
仕方がないと思う。
だから既出とか気にしないでノッてやってくれ。
おれはマッタリ職人さんの爆撃を待つよ。
586名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 04:15:23 ID:???
     , '´⌒´`ヽ
     l ノ/ノ )))〉
パッ Σヘ〈l*´дノ〉
  (⊃⌒*⌒⊂)
   /__ノ^ヽ__)
587名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 08:32:02 ID:???
そうだなあ・・・・・今月中に一本あげられればオンの字かも。
588名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:04:21 ID:???
          /   -‐‐- 、/////\   /  // )
        r‐' , /     __\/////\  // ,  ) ただのクラスメートに興味はありません
        l  i'     ヽハノjハ}ヾ/////,'ヽ.    -‐ ) 
ニニ==‐-- l  l xく `ヽヽjノrcァく `vヘ.////ヽ、  -‐) この中にお…おり…y…
        |  l∧ `  ∨jルヘ _)〉 ∨,'\////` =ー ) 
  -‐    |  ト-‐xrc-ヘ}    ´〃 }'///>‐--‐=ニ)  な、なんでもありませんっっ!!!
        |  |<」iヘ_j〉  ,       ム幺.     _)
        |  |iヘ>、´〃 `く{`ヽ ∧ ヽ `ヽ、    `)'⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
        |i  V/,` ̄\____ー'_/ j/`ヽ__ヽ  ,-‐‐‐く‐ == ニニ 二三 ̄
    /  |i  V///// _ハ>ー‐v'    V }  〈     ////‐-=///_//
  /    |i  i V///i/   V´ ̄`弋)___j/  ハx‐‐〈////////////ニ
/      l !   V ∨   \   iメメ、\ i   ' }  ,-ヘ/////////-=、
  /    │i  i〉 ∨   l く ヽ、/i 丶.  〉| / ハ    `'<////////,>
/      │ ! i∧〈   _l   `'<」____/, | // /ハ        \//>'´
     / /| //V∧`く.  八     `  ー‐┘   ///ヘ         '´
      //l / i V/\ i     ァ‐--、‐=≠  o / ' __ ∧__  '´  __     __
   / /  |'   i∧ i///|/   |/////` ー--‐ ゝ  | |_| L.ロロ / /       | |
    /  /| / //∧V//レ'⌒ |////       /\  | | ̄| 「 ̄ / /     │!
  / /   | / i///i///     |///〉、     />'´  | |f n ヽ. / /´し'7fニ,ヽL!
   /   /|i/i !/////    l//∧/`ニ>'´     l_人_'ノV/_/  し'  fニ イ〔〕
      //| i i////     .|//ヾ>'´
589名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 20:54:44 ID:???
ハルヒモード七瀬かい。
590名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 23:58:02 ID:???
What is HaruhiMode ?
Who is Haruhi ?
591名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 19:26:24 ID:???
エロテキストまだ?
592名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 21:21:24 ID:dUTlIlJr
age
593名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 08:49:49 ID:???
■ BBSPINK 終了のお知らせん。
http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1148126070/
594名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:26:14 ID:???
もうじきメガストア下級生2の単行本が出るんだよな・・・。
気付いた時にはもう連載2回目だったから、連載中は全く読んでない。
期待半分、怖さ半分だ・・・。
595名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:57:02 ID:???
>>594
あれ?もうそんな時期だっけ?すっかり忘れてた。
596名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 00:23:19 ID:???
前から思ってたんだけど、あきら絵って髪多すぎでない?
597名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 08:55:38 ID:???
良し悪しは別として多い方が大変であることは間違いない。
俺は長くて多い方が好きだが描き方と髪型にもよるな。
598名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:34:04 ID:???
http://images-jp.amazon.com/images/P/4877349987.01.LZZZZZZZ.jpg
やっぱり違和感バリバリだなぁ
599名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:37:56 ID:???
>>598
塗りのせいかな?
メガストアの挿絵の時の白黒の時は良いと思った。
600名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 17:02:11 ID:???
>>598
これは違うだろう
601名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 17:57:38 ID:???
何?そのタレ目の人間。
602名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 18:00:23 ID:???
おまえらのナナタソだ…
603名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 18:44:56 ID:???
おれらのナナタンは違う!!
604名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:20:53 ID:???
表紙は例の腕章をつけて涼やかな瞳で凛々しく屹立するナナタン。
裏表紙はワイシャツ一枚姿でごろにゃんん表情のナナタン。
と、いった感じの方が良かったのではないか?
605名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 21:25:45 ID:???
小説を買ってきた。結構読むのが大変そうだが、やってみる。
606名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 22:21:05 ID:???
あら?あきら氏の描く七瀬が好きなオレは少数派?
607名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 22:30:26 ID:???
あきら絵のもかわいいがオリジナル七瀬とはかなり違うから
嫌いではないが俺はオリジナルを大切に
608名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 14:19:14 ID:???
>>607
日本語でおk
609名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:04:48 ID:???
amazonコネーー( ゚A゚)ーー
610名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 21:40:54 ID:???
発送メールきた。
611名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:44:31 ID:???
届いた。読んだ。抜いた。
612名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:02:32 ID:???
結局買った人間はスレで2人かw
613名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 02:09:44 ID:???

         __,,..,,,,_  
        ./ ・ω・ヽ 
        l      l
        `'ー---‐´
614名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 11:15:59 ID:n582a+PU
age
615名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 17:00:51 ID:???
買ったけど読んでない香具師 ノシ
616名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:08:53 ID:l2bFYHlu
school days見たいなの完成
ご希望があれば掲示

・・・・バットエンドですが
617名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:58:12 ID:???
http://www.shushu.info/html/index.html
このスレには基本的に関係ないかもしれないけど、一応門井亜矢先生のってことで
618名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 21:19:25 ID:???
>>617
recっぽい?w
名前忘れたけど教育実習の先生っぽいな。
619名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 23:15:53 ID:???
>72
めちゃめちゃ遅レスだが
子供にそんな恐ろしいこと言っちゃだめだぞ
幼稚園中に広まって

『パパののりまき』  事件

または

『おとなののりまき』 事件

なんて、永遠に語り継がれてしまう・・・
620名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 12:47:37 ID:???
>>616
プリーズ!!
621名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:27:31 ID:???
school days・・・・
バットエンド・・・・


(((゚Д゚;)))
622名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:35:32 ID:???
「七瀬シークレットトラック」購読したけど、思ってたより良かった。
前に出てた小説よりは、ぬるい展開ではないし何より七瀬のツンが
結構堪能できる。
エッチもそれなりだが、或る程度七瀬は上品さを保っているので前の
よりはデレデレしてない。
何よりも後半、それなりに緊迫感のある展開になっているので読み応え
が(思ってたよりは)あった。

まぁ、挿絵がちょっと自分の趣味に合わないとこが残念だったがそんなに
違和感はなかった。
後、医大生が完全な敵役として描かれているのは面白かったな。

今までの「下級生2」と比較したら、マシな部類に入るのでは・・・?
623名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 05:27:56 ID:???
>622
随分微妙な褒め方だなw
624名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 05:49:30 ID:???
俺は普通に面白かったけどな<七瀬シークレットトラック
625名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 20:45:42 ID:???
七瀬分の補給には十分だった。
脳内ならば中の人変更も関係ないし。
626名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:14:19 ID:???
脳内で処理すれば、中の人の変更などに揺るぐことは無い
627名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 08:12:26 ID:???
俺には無理だったな
オリジナル七瀬の声がすごく好き
628名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 16:10:56 ID:tQCaHzoa
SSマダー?
629名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:24:19 ID:6kcA++Vj
すいません

時間がなくなかなかアップできません

気長に待っていてください
630名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 14:51:48 ID:???
わたし待つわ

いつまでも待つわ
631名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 17:03:22 ID:???
朝は晴れていたのに帰り際になってのいきなりの雨…置き傘があったからいいようなものの、
少々憂鬱になりながらもアルバイトから帰ってきた浪馬。
ドアを開けると、目の前には女物の下着がぶら下っていた。
思わず思考停止になる浪馬。
そしてドアの開いた音を聞きつけて七瀬が部屋の奥から迎えにきてくれた。

「あ、浪馬君おかえりなさい。今日も1日雨の中大変だったでしょ?折角だから夕飯の仕度をしておいたから…って、ん?どうしたの??」
「いや、あの…その…な?」
「だから、どうしちゃったのよ、まったく…ほら、そんなところに突っ立ってないで部屋に上がりなさいよ」

まだ微妙に呆けている浪馬…その視線は七瀬に釘付け状態だった。

「ん?私の事見惚れちゃって…どうしたの?私なんか変??」
「七瀬…一つ聞いていいか?」
「別に構わないわよ?」
「なんでお前そんな格好をしているんだ?」
「そんな格好?なんか変かしら??」
「だからな……ど〜してお前さんは俺のワイシャツを着ているのかって聞いてるんだ!」

そう、七瀬はワイシャツを着ていて…それもすらりと伸びた素足がワイシャツから出ていて、かなりそそられる格好をしていたのである。
よく見ると、お風呂上りなのか、髪はうっすらと濡れ、肌もほんのり赤みを帯びているのがわかった。

「あぁ、ごめんね、勝手にお風呂借りちゃったの。」
「いや、それは構わないんだけど…」
「ちょっと出かけてたんだけど急に雨に振られてね、で、うちに帰るよりここのが近かったから寄らせてもらって…
 でも、濡れたまんまだと風邪引いちゃうでしょ?だからね、身体を温めるついででお風呂沸かして入っちゃったの。
 けど、急に来たから着替えなんて持ってきてなかったし…で、手ごろな貴方のシャツを借りちゃったって訳なの」
「…………まぁ、俺のワイシャツを着ているのは判った、でも、なんで女物の下着が玄関先に干してあるんだ?えぇ??」
「だからぁ〜雨に濡れちゃって下着までビショビショだったの。で、ちょっと見たら貴方の洗濯物も貯まっているみたいだし、
 折角だからまとめて洗濯しちゃったって訳…やっぱりこれからは、この部屋にも私の着替えと代えの下着くらいは置いておかないとダメねぇ…(はぁ〜〜)」

と、ちょっとため息をつきつつも、可愛らしく小首を傾ける七瀬。
確かによく見れば自分の下着やらTシャツなども干してあった。
まぁわざわざ洗濯をしてくれたのなら…と考えていたのだが、七瀬の最後の台詞が頭の中でリフレインしてきて…
6322/2:2006/06/04(日) 17:05:37 ID:???
「ちょ、ちょっとまて…いま、代えの下着云々って言わなかったか?」
「え?うん、言ったわよ。だって代えの下着を置いてないのは貴方も知ってるでしょ?」
「……もう一つ聞いてもいいか?」
「なによぉ〜、他人行儀なんだからぁ〜〜、気にせずに聞いてくれていいわよ(はぁと)」
「つまり…その…いまは…その……なんだ……下は履いてないってこと…なの……か?」
「う〜ん……改めて言われるとそういう事になるわねぇ〜……」

そう答えながら、改めて自分の置かれた状態と格好を把握した七瀬。
今の今まで普通に答えていたはずなのに、急に顔を…いや、首筋まで真っ赤にしつつ慌ててシャツの裾を引っ張りながら後ずさりをしだした。

「い、いや、だだだ、だからね…ほ、ほら…その……あの…え、えっと…………」

そうなると、余計に気にしてしまう浪馬。
かと言って真っ赤になって照れながら、慌てふためく七瀬の貴重な姿を見逃すのは惜しいと思う心もあり、そのまま七瀬の方を見惚れたままであった。
そして、見つめられていで余計に赤くなりつつ、ちょっとパニック状態になってしまった七瀬は、とりあえずこの場から逃げるように振り向くと
そのまま部屋にダッシュで戻っていってしまった。
無論そんな格好で振り向き、走り去ろうものならシャツの裾からお尻が見えてしまい…余計に浪馬の視線を釘付けにする羽目になった。

七瀬の姿が視線から消えると大きなため息をつく。
たぶん、部屋に戻って…それだけでなくベッドにもぐりこんで、顔を真っ赤にしつつ自己嫌悪に陥っているであろう七瀬の姿を想像しつつ
どうやって慰めてあげようかとか、今日これからの事を考えてはニヤけるのが止まらない浪馬であった。
633闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/06/05(月) 02:44:46 ID:???
乙です。

洗濯物を勝手に……ってところで思わずマナマn(略)を思い出してガクブルしてしまったのは秘密だ。
634631:2006/06/05(月) 09:53:44 ID:???
下に何も履いてないってパターンだと突飛過ぎたと反省中。

「大丈夫よ、履くものが無いからあなたのトランクス借りちゃった」

ってパターンの話でもよかったかも…
どっちにせよ、浪馬君はその日の晩は暴走した事は確実?
635初めて作った:2006/06/06(火) 19:37:57 ID:???
浪馬「何だ雨か。」
朝から晴れていたのだが、この時期天気は崩れやすい。
七瀬は、まってましたと言わんばかりに折り畳み傘をカバンから取り出した。
七瀬「はい、傘。一つしかないから、うちまで送ってくれる?」
浪馬「さすが七瀬、用意がいいな。もちろん送ってくよ、ん・・・・折りたたみは小さいな・・・、
   ほら、七瀬、もっとこっちに寄って・・・」
夏服になった七瀬の体温が、薄いシャツから伝わってきた。
七瀬「変なこと、考えてるんじゃないでしょうねっ?」
浪馬「別に、考えてない、ない、けど・・・」
七瀬「けど???」
覗き込む七瀬は雨に濡れた髪を片側だけ耳に掛け、何だか色っぽい。
浪馬「けど・・・」
七瀬「私は考えてるわよ。ね?うちじゃなくて、織屋くんちに行かない?」
浪馬「つまり、それは・・・。七瀬、最近大胆になったな(笑)」
七瀬「あなたは意地悪になったわ。そこも好きなんだけど・・・」
お互いにこっと微笑むと、自然と手を握り、小雨の中を帰途につくのだった。
636名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 01:37:16 ID:???
おつ
夏服でデレ・・・イイ(・∀・)
637名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:12:37 ID:???
>>636
ありがd。
何となく、サッと書いてみた。
麻雀買ってきたから、これからしてみるよ。
638名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:25:00 ID:???
今週の絶望先生に七瀬(おそらく)が出てた件について
639名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:30:48 ID:???
マガジンも買ってくる ノシ
640名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:59:11 ID:???
立ち読みにしとけ。
そんなにいいモンじゃない。
641名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 22:00:23 ID:???
誰か居る?
642名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 23:42:26 ID:???
何?
643名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 12:54:00 ID:???
さて、ソバでも食いに行くかな。
644名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 15:51:29 ID:???
何故に蕎麦?
645名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 21:48:03 ID:???
偶に無性に七瀬を描きたくなる
646名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 23:02:30 ID:???
俺は週3回は七瀬で抜きたくなる。
だからおまいらネタくれ。
647名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 22:01:59 ID:???
俺にもネタを
648名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 12:59:21 ID:???
持病の痛風発作起こして書けない。
649名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 19:22:06 ID:???
七瀬「あっあっ・・・あ、あああ、あっ」
浪馬「ここ?この辺?」
七瀬「あつっ、あっああぁあぁっぁぁ」
浪馬「七瀬、口あけて・・・」
七瀬「ん、そこ、そこだよーーー!!」



二人羽織りでソバを食うふたり


650名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 23:58:52 ID:???
ナナたん日本負けちゃったよ・・・
651名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 00:07:34 ID:???
まあナナたんにシュートを決めたのはこのオレだがな
652名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 01:25:08 ID:???
サムライブルーとかいってるから。
ナナセブルーにしておけば
653名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 04:36:20 ID:???
サムライ「ブルー」なんて言うから結果がブルーとか言いたいのかお前は。
654名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 08:18:47 ID:???
ブルー? 結構じゃないか。七瀬の青光りするほど美しい黒髪が、俺は大好きだぜ。
655名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 12:02:01 ID:???
七瀬ってあんまり映画好きじゃないんだっけ。
そーかそーか・・・
656名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 13:16:47 ID:???
おススメスポットではないな。
ま、デレってくると「行く場所」よりも「浪馬と一緒にいること」の方が大事になってくる
みたいだが。
657名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 16:07:25 ID:???
たぶん映画なんてみてなくて浪馬の横顔をずっと見つめてるか、
腕にしがみ付いてうっとり目を閉じてるかのどちらかだろう。
658名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 20:02:13 ID:???
日本!日本!ナナタン!日本!
659名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 16:02:18 ID:???
ナナたん、ヘナギって何であれを決められないのかな?
普通にインサイドで押し込めよ
660名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 02:13:00 ID:???
久々に投下してみましょう。無駄な部分が長くなってしまいましたが・・・。
*****************************

新学期早々だというのに、織屋浪馬はとにかくツイていなかった。

最高学年になったとはいえ、この男にとって寝坊・遅刻なんぞは相変わらず当たり前のことなのだが、
出掛けはピーカンだったたのに帰りは土砂降りになる(もちろんずぶ濡れ)、
犬に襲われ、追い払ってみたら血統書付きの高いやつだとかで飼い主に怒鳴られ(必死になって逃げた)
カツアゲの現場を見かけ、手助けに入ったのに逆に勘違いされ(あやうく警察沙汰になりかけた)・・・etc.etc...

これで先程、虎の子の入った財布を危うく落とし[かけた]ことに気づいていなかったら
生活費さえ失って餓死の危険性すらあっただろう。
(しかし『どうにかギリギリのところで踏みとどまった』ハズのこの出来事すら、
何故か『実はラインを超えてました』的な予感までするのは何故だろうか?)

埒もない考えを巡らせながら、浪馬はかぶりを振った。

(しかしまぁ、まったくツイてないときはトコトンまで落ちるもんなんだなぁ)

新入生の入部がなければ廃部の憂き目に遭う運命のキックボクシング同好会。
浪馬はその部室のベンチにたったひとり、ボーッと座り込んでいた。
いつもならその尻を(文字通り)叩いて励ます幼馴染みもいない。
昨日、彼氏が出来たというのに相変わらず部屋に来て何かと世話を焼こうとする彼女に対し
『世間の目』とか『常識』という観点を教えてやったら(「浪馬クンにだけは言われたくない!」と不満そうだったくせに)
『野暮用』だとかなんとか言って今日の部活はお休み・・・というのだから、ある意味自業自得なのだが。

(うーん、俺の代で潰しちまうってのは、やっぱりヤだよなぁ)
(でも、このままだとアイツの情け容赦なしの宣言通り、廃部ってことになるんだよなぁ)
(しかも「規則です」の一言で、俺の渾身の勧誘活動を無に帰しやがって・・・全く)

やり場のない怒りと焦り。それを『天敵』に見立てたサンドバッグにぶつけてみるか、
と立ち上がろうとしたが、直ぐに腰を下ろしてまた考え事に戻ってしまう。

(しかし、もしそうなっちまったら、俺は残りの高校生活、どうするんだよ!?)
(受験勉強・・・なんて、今からやってどーなるわけでもないだろうし)
(今から他の部活・・・今更新入生と一緒に球拾いからか?大体、入れてくれるところがあるのか、それが問題だな)
(やっぱ、おっちゃんのところでバイトして稼いで・・・で、その金で何をするんだか)

お気楽超ポジティヴを絵に描いたようなこの男にも、極々希に沈む時ぐらいはあるのだった。
そして、まさにその千載一遇のタイミングで叩かれたノックが、当人達のみならず、日本中、世界中に大きな影響を及ぼす遠因になろうとは・・・。
661名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 02:39:11 ID:???
wktk
662闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/06/21(水) 07:53:03 ID:???
これは壮大なSSですね(・∀・)wktk
663名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 09:05:04 ID:???
財布を落としかけたってことは夕璃はマネージャーにならないんだよね。
ナナたんがマネージャー?
664660:2006/06/22(木) 02:04:33 ID:???
「自治会執行部です。責任者の方はいらっしゃいますか?」

執行部副会長・高遠七瀬はそう断ると、キックボクシング同好会の部室に足を踏み入れ・・・そして目を疑った。
嫌味の一つでも言ってくるか、あるいは猛然と抗議でもしてくるかと覚悟していた彼女の『天敵』は、
悄然と座ったまま何の反応も返してこなかったのだ。

(あの織屋君が落ち込んでる!?珍しいこともあるものね)
(やっぱり、会が廃止になるのがショックなのかしら。でも、これも規則だから・・・)
この2年間にまったく見たことのない浪馬の姿を見て、七瀬の心には一瞬同情のような気持ちが湧き上がったが、
生来の生真面目さは彼女が今為すべき職務を優先させた。

「織屋君、休憩中のところ申し訳ないけど、ちょっといいかしら?」
「あぁ、七瀬か。何の用・・・って、分かり切ってるか」
「ええ・・・やっぱり新入部員は入らなかったようね」
「ああ、まぁ、しょうがねぇな・・・日頃の行いのツケが回ったんだろうよ…、っと」

まるで説教の機先を制するように自嘲しながらようやく立ち上がり、部室の反対側へ歩く浪馬。
七瀬は驚きのあまり目を丸くして肩を落とす彼を見ているだけで、次の言葉が出てこなかった。

ある一面しか見せてこなかった人間の別の面…ギャップというのは、その人に対する評価を変える大きな切っ掛けとなることがある。
その落差が激しければ激しいほど、与える衝撃は(プラスかマイナスかは別にして)大きくなるモノだ。


「ホントなら『男のくせに女々しい』とでも思ってよかったのに。でも、普段が普段なだけに、
却って心配というか、助けてあげてもいいかな…なんてこと、無意識に考えたのかも知れないわね」
「うーん、それまでの2年間の俺たちの激闘も無駄じゃなかったって事か。なんか複雑だな」

後年、ふたりはこんな風に振り返ったものだが、無論このときは知る由もない。
665660:2006/06/22(木) 02:11:11 ID:???
660で書き込みした者ですが、いや、大風呂敷を広げ過ぎました。
オチの部分を思いついたので、それらしく到達するために考えた分岐だったのですが、
そこに到るまでが「長すぎる」というだけで、全然壮大でも何でも無いんです。失礼しました。

本来思いついた方はベタベタな妄想ネタになりますが、賞味期限が迫っているので
明日までには挙げます。もう少し、スレ汚しにおつきあいを

(正直、663さんの的確なツッコミの方が遙かに面白い展開になりそうなんで、
後で余裕があればそっちにも分岐したい・・・)
666660 (3):2006/06/22(木) 02:51:23 ID:???
数秒か、数十秒かの沈黙の後。
先程と同じような奇妙な感情が込み上げるのを自覚しながら、七瀬は思い切って浪馬に声を掛けた。

「あの、織屋君はこれからどうするの?」
「どうする…って?」
「このままいくと、次の部長会でキックボクシング同好会は正式に廃止になるわ。
 そのとき、あなたはどうするかってことよ。
 他のサークルに入るとか、受験勉強するとか…」
「おいおい、3年生から部活を始めるなんてまず聞いたことねぇぞ。
 大体、6月の夏の予選で負けたら引退、なんてところも多いんだぜ」
「じゃあ、受験勉強するしかないわね」
「俺の成績を知っててそんなこと言うかね?」
「知ってるからこそじゃないかしら?今からでも遅いくらいだけど」
「ちょっと待てよ。そもそもさ、別にサークルが潰れて俺とタマが帰宅部になったらそれで終わりだろ?
 この部室の整理とか、後始末は残るだろうけど、それ以外は執行部があれこれいうことじゃないだろ?」
「た、確かにそうかもしれないけど、サークルが無くなるなんてイレギュラーケースは今までそんなに無かったし、
 ある程度は執行部が面倒見るのも職務のうちじゃないかしら?
 ・・・まったく、せっかくの人の好意なんだから聞きなさいよ」
「へ?」
「あ、いや、そうじゃなくて…」
「…」
「…」
「…」

「…この場合『親切』って言った方が適切だったかしら」
「そ、そうだよな、ハハ…七瀬が俺になんて、あり得ねえもんなぁ」
「そ、そうよ。それに、あなたが帰宅部になって、今まで以上に事件を起こさないか、それが心配なだけなんだから」
「なるほどね。そりゃ心配だ」

「…」
「…」
「…」
「…でもまぁその、ありがとな、心配してくれて」

持たなくなった間を持たせようと浪馬が口にした言葉−彼女が彼から初めて聞く感謝の言葉−は、
更に七瀬の表情に困惑を付け加えさせる結果となった。

(こいつでもこんな顔することあるんだ…
しかし、こうしてるとやっぱり美人なんだなぁ。
…あれ、何で俺、七瀬のことなんかじっと見てるんだろ…?)

(先程と立場は逆になるが)普段絶対に見ることのないその表情は、浪馬にとって七瀬のことを『天敵』ではなく
『同世代の女の子』−それもとびっきり魅力的な−として認識する切っ掛けになったのである。
667660 (4):2006/06/22(木) 03:02:52 ID:???
「ええっと・・・で、織屋君、話を元に戻すけど・・・」
「あ、ああ、悪ぃ、何だっけ?」
「もう、これから織屋君がどうするかって話よ。
 今すぐに結論を出せ、とは言えないけれど、考えていて欲しいの」
「そう・・・だな。一晩考えさせてくれ」
「まだ、次の部長会まで一週間はあるわよ。焦らなくても・・・」
「いや、こういうことはいくら悩んでもダメだからな」
「分かったわ。何かあったら執行部としても協力するから」
「ああ、頼むな」
「それじゃあ、今日はこの辺で・・・」


【翌日放課後:自治会執行部】
(さて、大袈裟かも知れないけど、何か、俺の一生を左右する選択になる気がするぞ)

 ●やっぱり体を動かす方が性に合っている。他の部活動に移る。
 ●将来を考えると、受験勉強しないとマズイよなぁ。
 ●気が変わった。KB部を何としてでも存続させる。
668名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 03:12:22 ID:???
ナナたんと一緒に執行部所属
669名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 11:10:52 ID:???
●気が変わった。KB部を何としてでも存続させる。
ナナたんが部員(マネージャー)に、夕璃も兼任してたしいける
670名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 14:50:11 ID:???
七瀬がマネージャーの下級生2欲しいなw
671名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 22:37:32 ID:???
オレは七瀬の新妻だいありーが欲しいぞ。
頼むよエルフ
672名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:13:59 ID:???
七瀬に毎日大好きと言われるゲームが欲しい
673名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:35:15 ID:???
>>671
新作を作るということは声優が…ねぇ……(´・ω・`)

いや、新作は見たいですよ
新婚ネタなんてそりゃもう(*´Д`)ハァハァですけどね

でも…ねぇ……
674名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:50:35 ID:???
そういえば、OVA明日だっけか。
特攻する香具師いるのかな?
675名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:54:26 ID:???
>>670-671
どっちも欲しい!!
676名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 00:42:36 ID:???
転載
ホビーショップ・萌え組の「下級生2 カプセルフィギュア」の商品説明が笑わせてくれる

ttp://www.moegumi.com/series.php?series_id=4773

…売る気あるのか?



流石はナナたん最初に売り切れ
677660 (5-1):2006/06/23(金) 03:04:40 ID:???
>●やっぱり体を動かす方が性に合っている。他の部活動に移る。
 ●将来を考えると、受験勉強しないとマズイよなぁ。
 ●気が変わった。KB部を何としてでも存続させる。
 ●虎穴に入らずんば虎児を得ず!ここは思い切って・・・

【一週間後】

七瀬 「それでは、平成○○年度の第一回部長会を開催いたします」
議長役の七瀬が落ち着いた声で宣言した。

七瀬 「まず、皆さんにお知らせがあります。
    各部から部員名簿を提出していただきましたが、残念ながら最低構成人数に
    満たなかったキックボクシング同好会については、自治会規則に基づき、
    廃部となります。なお、この件については同会部長の同意を得ています。」

ざわめく場内。そして、ひとりの生徒が発言を求めた。

部長A「すみません、KB同好会の部室はどうなるんでしょうか?」
七瀬 「部室については後ほど配分を話し合っていただきます。また、部員については・・・」

そこで言葉を切った七瀬は、隣に座らせた浪馬とたまきを見た。
(3年生を新入部員として入れてくれるところがあるかしら?
特に織屋君は色々問題があるから難しいかも知れないけど・・・)
そう考えながらも、事情が事情なだけに、彼らが希望したら快く受け入れて欲しい、そう続けようとしたときだった。
678660 (5-2):2006/06/23(金) 03:05:26 ID:???

部長B「ということは、織屋はフリーになったってことだよな?」
浪馬 「へ?あ、ああ、そうだが・・・」
部長B「ボクシングなら今までの経験がそのまま生かせるよな、ウチに来ないか?」
浪馬 「いや、あの」
部長C「何言ってる、去年の学祭の異種格闘技戦覚えてるだろ?あの身のこなしはレスリングでこそ!」
部長D「ちょっと待て、別に格闘技を続けなくてもイイだろ。ここはバレー部に」
部長E「いや、代打の切り札として野球部へ。実は噂を聞いて高野連にもう登録を・・・」
雨堂 「何勝手なこと言いやがる、浪馬はバスケ部に来て俺とコンビ組むに決まってるじゃないか、なぁ?」
部長F「そうだ、テニス部なら柴門さんも一緒にダブルス組めるよ、というわけで是非」

類い希なる身体能力に期待してか、はたまた問題行動故の妙な人望か、あるいは付属してくる(と思われる)マネージャー目当てか、
突如勃発した織屋浪馬争奪戦にほぼすべての運動部が参加。

七瀬 「静かにしなさいっ!会議中ですよっ!」

が、その喧噪は鬼の副会長の一喝により、一瞬にして静まること。

七瀬 「部活動への入会は本人の意思です。過剰な勧誘活動は控えて下さい。
    それに、織屋君が入ったからといって、柴門さんが一緒についていく必要はないことも確認しておきます」

自分の名前を出されたたまきは、その発言にふと違和感を感じた。
浪馬がどこの部に移ろうと、お目付役としては当然のように一緒のところに行こうと考えていたのだが、
確かにそうしなければならない、という決まりはない。一般論としてはそうだし、「かわいい女子マネゲット!」という
不純(?)な動機で浪馬を連れて行こうとした部への牽と反省を促す意味もあるだろう。事実、その場にいたほぼ全員がそう受け取ったのだが。

(私と浪馬クンが一緒にいる必要はない・・・か。まさか!)

一週間前、その浪馬から『恋人が出来たら相手を束縛したくなるモンだ』とか『他の異性と友達付き合いしているだけでも嫉妬するやつはいる』とかいう
偉そうな(専らマンガやゲーム知識による)講釈を聞いて真に受けてしまった彼女は、今度は拡大解釈をしてしまったらしい。

(そういえば、今度の件、マネージャーの私よりむしろ高遠さんと色々話してたもんね)
(うわ、意外過ぎる・・・けど、浪馬クンの方はどうなんだろうね??)
(うーん、ここはちょっと離れて見守ってみましょうか・・・私も彼との時間があるしね)

大いなる誤解と早とちり−あるいは未来の予知−に目を丸くして自分の方を見つめる幼馴染みに気付くことなく、発言を促された争奪対象が口を開いた。

浪馬 「いや、みんなありがとうな。でも、一応世話になりたいところは決めてあるんだ・・・」
679660 (5-3):2006/06/23(金) 03:28:11 ID:???
(エンディング風に・・・)

考えた末浪馬が選んだのは、キックボクシングで培った脚力を生かし、
一番大きな大会が冬にあるため、最大1月までは続けられるスポーツだった。

県内でも常にベスト8には残る本格的なクラブであり、本人の希望もあって特別扱いされず
一年生と同じく球拾いと基礎体力作りから新たな活動をスタートした浪馬だが、
夏過ぎにはベンチ入りし、秋にはチームになくてはならない存在になっていた。

一方で「色々世話をしてくれたお礼」という名目で七瀬をデートに誘うことに成功すると、
プライベートでも充実した学園生活を送ることになる。

ちょうど最後の県内予選が始まろうとする頃、不良に絡まれた七瀬を助けたことが
暴力事件として取り上げられ、責任を取ってクラブを辞めようとしたピンチもあったが、
真実が知られると却って『恋人を助けた勇気ある行動』として賞賛され、注目を集めることになる。

その注目は当初ワイドショー的なものだったが、彼の大車輪の活躍により
チームが国立まで駒を進めるに至っては誰もがその実力を認め、賞賛した。
その2ヶ月後、体育特待生としての評価を加味された浪馬はW大へ無事現役で合格した。
無論、頼津学園内どころか全国的に公認の恋人となってしまっている七瀬も一緒である。



【プルルルルルル、プルルルルルル・・・】

七瀬 「はい、高遠です。え、間違え電話?あ、すみません、織屋にご用でしょうか」

浪馬の一浪も覚悟していたが、一年次から同棲生活を送れるようになったことで浮かれていた七瀬は
(電話に出るときは今度から気をつけないと)などと考えて応対していたのだが、次の瞬間、思わず大声を上げてしまうことになる。
680660 (5-4):2006/06/23(金) 03:53:52 ID:???
実況「サイドからの高いクロスボールが入る・・そのまま打ってきたぁぁぁっ!決まった3点目!」
  「後半47分、ついにニッポン3点目!3−1!!途中出場の織屋今日2点目は、ニッポンを救う素晴らしいダイレクトボレーっ!」
解説「いやぁ、スウェーデンのイブラヒモビッチがあんなキックをすることがありますが、それよりももっと高い打点からでしたねぇ!」
実況「イブラヒモビッチは子供の頃テコンドーをやっていたそうですが、この人は高校2年までキックボクシングの選手。
   普通ならヘディングで処理するような位置を、思わずハイキック、回し蹴りと言いたくなるような見事なボレーでした」
解説「あー、いつものユニフォームの背番号への感謝のキス、やってますねぇ」
実況「高校時代からの・・・といってもつい5ヶ月前ですが、背番号17番への強い思い入れとその理由、日本のサッカーファンには既にお馴染みかと思います」
解説「日本国内では本人達にとっては不本意な形で有名になってしまったかもしれませんが、いやぁ、これが世界中に有名になるようぐらい、次も期待したいです」

実況「さぁ、そしてキックオフと共にここで試合終了!そして情報が入ってきましたが・・・C国対A国は1-0のまま終了しました!
   ということで、日本が勝ち点・得失点差で並びますが、総得点で上回って決勝トーナメントへ進出が決定しています・・・」


大々抜擢の上、奇跡の立役者となった[ROUMA]の元へは、試合終了後、対戦相手−世界に名だたるスーパースター達−から
ユニフォーム交換を求められるが、彼は理由を説明して丁重に固持した。
その理由を聞くと彼らは皆大笑いし、「結婚式には呼んでくれよな」と肩を叩いて理解してくれたという。


後年、彼らが想い出の学園で華燭の典を挙げた際は「世界一有名で素敵なカップル」のひとつとなっていた彼らを祝うため、
本当に彼らが駆けつけたため、学園史上空前絶後の大騒動−織屋浪馬最後の事件簿、と称された−となったとか。

そんな喧噪の中でも、七瀬は自分を見失うことなく希望通り検事に登用され、
浪馬も海外からのオファーは全て断り、国内のチームに在籍している。
全くの余談だが、雑誌のインタビューには『引退後は復学・進学して資格を取り「スポーツ専門の弁護士」となって元天敵と対決するのが目標』
などと答えているらしい・・・。
681名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 05:15:14 ID:???
現在、ブ2−1日
日本終わったorz
682名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 05:15:54 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
683名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 05:51:25 ID:???
願望を込めて書いてみましたが、所詮妄想でしたねorz
(あ、蛇足ながら「7」ではなく「17」なのは「とお・なな」だからです、ハイ)

最後は駆け足になるし、次はちゃんと学園生活を書けるように、
ゲームやり直して精進します・・・
684闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/06/23(金) 06:34:13 ID:???
職人さん乙です。
なんつーか、タイミングばっちりでしたねw

エンディングモードもいいけど馴れ初めというか経過が見たい、とわがままを言ってみますw
685ショートネタ(1):2006/06/23(金) 08:42:13 ID:???
仕事が終わってウチに帰ってきたのだが、七瀬の機嫌が微妙に悪い気がする。
いや、ごく普通に受け答えしてくれてはいるのだが、言葉の端々や行動に独特の違和感を感じてしまう。
この雰囲気では寛げないし、何かしらの悩みがあるのかもしれないと思って聞いてみる事にした。

「なぁ?」
「ん?なに?」
「何か機嫌が悪いようだけど、どうかしたのか?」
「別に……」
「ならいいけど、考えすぎは体に毒だぞ」
「うん…」
「一応でなんだが、俺に相談してみる気はあるか?」
「えっ?」
「だって俺達夫婦だろ?愚痴でも相談事でも何でも聞いてやるのが夫としての勤めだと思うんだが?」
そう言われて少し考え込む七瀬。
だが、ただモヤモヤしているだけっていうのも嫌になったのか、相談する気になったようだ。

えっと、実は…とある男性がね。女性と仲よく喋ってるのよ」
「ほぉ、それはそれは…で?」
「…それだけ」
「…………そ、それの何処が相談なのかな?」
七瀬は、自分のほうをじ〜〜〜っと見つめつつ「考えて」と一言。
そう言われたので考えてみて…………理解した。
そして七瀬の顔を見なおす。
うわっなんか睨んでるんですけど…
嫌な汗が背中を伝っていくのがわかる
686ショートネタ(2):2006/06/23(金) 08:43:29 ID:???
「今日の昼、駅前のカフェテラスで女性と、二人っきりで(強調)仲良くお茶してたわね」
「ご、ごめんなさい」と謝る浪馬。
「なんか、とっても楽しそうにしていたわよね」
「す、すみません」と、土下座モードに移行。
「な〜にが、『君の髪、綺麗な黒髪で可愛いね』よ」
「誠に申し訳ございません」と、床に額を擦り付けるようにして謝罪。
「お茶も奢っていたし」
「はっ。七瀬様、今晩の夕食は今から外食など如何でしょうか?
 美味しいものを奢らせていただきたいと思います」と、上目遣いに提案。
「それだけですむと思ってるのかしら?」
「む、無論その後のアフターサービスも万全でございます」と、また床に額を擦り付ける。
「まぁ、その誠意とやらを見せてもらってから考えてもいいかしら?」
「へ、へへぇ〜〜〜〜〜〜」と、完全服従モードに…
「ち・な・み・に、あの女性はどなただったのかしら?」
「えっと…以前仕事で弁護した事ある人でして、暑いし休憩しようかと思ってた時に声をかけられて…」
と、しどろもどろに答える。
「ふ〜〜〜ん、その程度の理由でお茶を奢っちゃうんだ」
「ひ、平にご容赦を〜〜〜〜」と、とにかく謝るしかない浪馬。
落ち着くまで1時間以上、ネチネチと攻撃されながらも、とにかく謝罪しつづけたのであった。
687ショートネタ(3):2006/06/23(金) 08:44:24 ID:???
それから外食に行った先で、浪馬は気になっていたことを尋ねてみた。
「なぁ、七瀬」
「なに?」
「さっきの件だけどな?」
「さっきの件…」
又機嫌が悪くなってきたので矢継ぎ早に質問をぶつけてみる。
「いや、ふと気になったんだけど、なんであの会話を知ってるんだ?」
その質問に体が固まる七瀬。
「え、えっとその…ぐ、偶然見かけてね、その時偶然聞こえちゃったの、それだけよっ!」
「いや、偶然見かけた程度であそこまで詳しくっておかしくないか?」
「な、なに?私が聞き耳を立ててたって言うの?輪、私がそんな事するわけ無いじゃないっ!」
顔を真っ赤にして怒り出す七瀬。
それを見て、ヤバイと思った浪馬は取り繕うように七瀬を宥める事に…
そして内心で(このネタはもう振らないでおこう)と心に誓ったのであった。
688685-687:2006/06/23(金) 08:47:32 ID:???
グリ森をやってたら、何か使えそうなネタが…
反則ですがヴィヴィとクライスの会話をアレンジしてみました。
689名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 09:18:16 ID:???
んんっ新妻だいありーは面白そうだな!賛成!!
でもマネージャーは駄目だ、俺は夕璃チャンも好きだから
夕璃チャンを差し置いてやるのは七瀬であろうとやっちゃいかん。
夕璃チャンと七瀬がマネージャーでバトルすんのは面白そうだがなー。
690名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 10:01:08 ID:???
イイヨイイヨー
691名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 12:17:00 ID:???
じゃあ皆の意見を取り入れて七瀬と夕璃の2人がマネージャーで・・・えっ1人足りない?
692名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 12:18:07 ID:???
新妻ダイアリー、書きかけのSSにあるはず。
仕上げてみようかな?
693名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:32:51 ID:???
書き上げてください
694名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 22:46:05 ID:???
>>692 是非とも読ませていただきたい

なんだかんだでまだまだ人材豊富だな
さすがは七瀬スレ
695名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 07:57:59 ID:???
なんで七瀬の声優変わったの?
696名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 21:52:42 ID:???
さぁー・・・?
得ろげー以外の仕事が増えたからっぽいけど。
697名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:12:57 ID:???
下級生2 〜季花詞集 [Anthology]〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroanime/1134656355/415

415 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/23(金) 01:01:57 ID:???
七瀬が夜道歩いてる→回想っぽいシーンで七瀬がレイプされてる
→七瀬にレイプ経験があるのかと思いきや、ただの七瀬のレイプ願望による妄想だったっぽい
→七瀬がチンピラに絡まれてレイプされかける(七瀬は妄想どおりになってちょっと濡れちゃう)
→やられかけるとこで狼馬に助けられて、惚れちゃう
→狼馬、香月を口説き落としてヤっちゃう
→クリスマスプレゼント?による狼馬争奪戦、七瀬が勝ち組に。香月は負けて身を引く
→狼馬、七瀬を上手いこと口説いて部屋に連れ込んでヤる。「私をあなただけのものにしてぇ〜〜」
→たまきに生理が来る
→七瀬が帰った後にたまきを部屋に連れ込む狼馬
おわり

狼馬をヤリチンにすることで、たまきの件をチャラにしようとしてる感じだ
698名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:35:07 ID:???
>>697
どうやらこのスレには関係なさそうだな>OVA
699名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 02:55:00 ID:???
18禁OVAというのはお気に入りキャラのHアニメを堪能するものだから、ストーリーはいいんです。
700名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 08:23:30 ID:???
あーなんつーか某来期TVアニメのせいで原作レイープにすげー拒絶反応が。
701名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:40:51 ID:???
動く七瀬が見れるー
702名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:16:52 ID:???
>>692
wktk
703名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 22:38:52 ID:???
時間経過とメディアを渡り歩くほどに七瀬もオリジナルから離れていくな・・・
ゲームは原点として、それ以外ならこのスレが一番忠実に近いような気がして
この2つがあれば充分なのは俺だけでいい
704名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:30:49 ID:???
どうせそんなモノ買わないし見ないから関係無い
705名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 15:18:47 ID:???
>>691
ナナたんと夕璃がマネージャーの下級生2いいね。
足りてるじゃん、問題なしw
706名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 16:09:44 ID:???
恋に落ちると、浪馬が試合で殴られると真っ青になって卒倒してしまう七瀬。

707名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:04:52 ID:???
むしろ自分が変わりにリングに上がろうとして関係者に止められる七瀬萌え
708名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 20:17:16 ID:???
普段冷静な分、暴走する七瀬が愛しい
709名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 20:40:57 ID:???
セコンドに七瀬と夕璃がいるだけで、既に戦う前から相手は敗北感覚えちゃうよな。
とびきりの美少女二人が声援送るわけだろ? 羨ましいったらありゃしない。
仮に負けようもんなら、目の前でイチャつかれ。例え勝ったとしても、甲斐甲斐しく
介抱してもらえる。 もう、なんつーか、男として完全に負けてるよ。
710名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:26:08 ID:???
異種格闘技戦〜決勝〜

「赤コーナー・・・続いて青コーナー、キックボクシング同好会織屋狼馬」
「「「「「ブ――――!!」」」」」

狼馬紹介のアナウンスと共に観衆(※男限定)からブーイングの嵐が巻き起こる。
それもこれが初めてではない、一回戦から決勝戦まで狼馬の試合毎に毎回繰り返されていた。

「ちょっとあなた達何で織屋君にブーイングするのよ!?文句があるなら本人の目の前で言いなさいよ!!」

完全に激昂している七瀬、これが1学期の七瀬であれば何とも思わなかっただろう。
しかし今の彼女にとってこれは決して看過できるものではなかった。

「夕璃ちゃんマウスピースお願い」
「はい先輩」
一方、当事者でリング上の狼馬は特に気にする様子も無く飄々として夕璃にマウスピース
を付けてもらっている。

「ねえ織屋君はどうして何も言わないのよ!?」
「まあ、あいつらが怒るのも解るしな」
「理由って何よ?」
「俺のセコンドが七瀬と夕璃ちゃんだから妬いてるんだろ」
狼馬はそれだけ言い残すとリングの中央へと向かっていく。

(私と白井さんがセコンドだから・・・どういう意味かしら?)
七瀬は意味が理解できず暫くただ狼馬の背中を見つめていた。
横目に夕璃を見ると何故かその顔は真っ赤に染まってる。

「せんぱーい、優勝したら私とデートしてくださいねー!!」
その夕璃は真っ赤な顔でリング中央の狼馬に大声で呼びかける。
「優勝したら?それじゃ夕璃ちゃんが景品みたいだね」
「はい私が景品なんです///」
そんな夕璃の様子は誰が見ても微笑ましく可愛かった。

2人の会話を聞きながら七瀬の心に何かモヤモヤした物が広がる。
(何なのこの気持ち?何か釈然としないわ)
「ねえ織屋君、織屋君が勝ったら私も何処かへ行ってあげるわ」
それは口にした七瀬本人でさえ意識しないで自然と出た言葉
(って私何を言ってるのよ、これじゃ私が織屋君のこと好きみたいじゃない///)

「高遠先輩負けませんよ」
「負けませんよって、私は織屋君の事なんて別に///」
「ええ解ってます。絶対に負けません」
「だ〜か〜ら〜」
コーナーの一角で繰り広げられる?女同士の戦いに男達の殺気は頂点へ達した。

「織屋死ねー」
「てめえだけずりーぞ」
「1人寄こせー」

・・・

「ねえ刃君、私マネージャーだよね。何で執行部の高遠さんがセコンドに付いてるの?」
「たまきちゃん、それは仕方の無い事なんだよ。なあ望?」
「うん、仕方ないよね」
「・・・2人がそういうならそうなのかな、本当は私も解ってたんだけどね」
711名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:28:15 ID:???
一応まだ誰ともHしてない状態を想定して書いてみた
712名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 23:54:15 ID:???
仕事ハヤスGJ
713名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:11:19 ID:???
午前5時15分
七瀬は目覚ましがセットされた時間よりも15分ほど早く、目を覚ます。
目覚めはしたものの、七瀬の体は、浪馬の腕に抱かれたまま。
浪馬を起こさないよう、細心の注意を払い、少々名残惜しそうに浪馬の腕から抜けて行く。
「おはよう、あなた♪」
そう言って、浪馬の頬に軽くキスをするのが、結婚してから毎朝の習慣であり、二人で
暮らし始めた頃から変わらない、七瀬だけが知っているの七瀬自身の目覚めの儀式だった。
「ううーん!」
軽く伸びをすると、ダブルベッドの下に落ちていたパジャマの上着を羽織り、寝室を出て行く。
少し熱めのシャワーを浴び、普段着に着替えると、七瀬はキッチンへと向かった。
キッチンに入ると、エプロンを着け、冷蔵庫の中から夜のうちに下準備しておいた食材を取り出し、
料理を始める。
その時、七瀬の視界に冷蔵庫の隅にあるものが目が入った。
「フフッ、たまには・・・」
そう言いいながら、誰に向けるでもなく悪戯っぽい微笑を浮かべると、彼女はそれを手にし、冷蔵庫を
閉めた。

午前6時30分
二人分の弁当と朝食の準備も終わると、大体この時間になる。
七瀬は読んでいた新聞をテーブルの上に置き、寝室に向かった。
寝室のベッドの上では、相変わらず爆睡中の浪馬の姿があった。
よくもこれだけ寝れるものだと、苦笑いを浮かべながらも七瀬がベッドに近づいて行った。
「起きてあなた?朝よ?」
はじめは優しく声をかけ、優しく揺り起こす。
しかっし、この程度で起きる浪馬でないことは、彼女も知っている。
「起きないと、ご飯抜きよ!?」
次は少しきつめに。
それでも、浪馬は起きない。
「ホラ!起きなさい!」
最後には、掛け布団を剥がしながら。
ここまですると、七瀬の最愛の人が目を覚ます。
「ん〜、おは・・・よ・・・う・・・」
浪馬は頭をポリポリとかきながら、七瀬に朝の挨拶をした。
「ほら、朝ごはん、出来てるわよ!早く顔を洗って!」
「ん〜」
これも、結婚してからずっと続く朝の風景。
ノソリとベッドから起きる浪馬に七瀬が近付いて行く。
「おはよう。あなた」
朝の挨拶を言うと、浪馬の唇に軽くキスする。
「おはよう。七瀬」
今度は、浪馬の方から、軽いキスが返される。
「さ、早く顔を洗って!ご飯が冷めちゃうわよ?」
ニコニコと満面の笑顔を浪馬に向け、七瀬はキッチンへ向かった。
714692:2006/06/27(火) 00:13:16 ID:???
とりあえず、出来たトコまであげときます
新妻ダイアリーってよりも、織屋七瀬の一日って感じかな?
715名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:16:13 ID:???
>>710
たまきの扱いワロスw
GJ

>>713
続き期待してるよ
wktk
716名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 02:12:19 ID:???
かつての七瀬スレの雰囲気が帰ってきたねイイヨイイヨー
やはりここは心のオアシス
717名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 09:11:55 ID:???
七瀬好きと某ピーナッツバターの化身好きは被っているのだろうか。
結構似たタイプなんだけど。
718名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 19:13:20 ID:???
ちくたん
719名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:46:55 ID:???
午前7時45分
朝食を終え、お茶を飲みながら二人で色々な話をして、出勤の準備も完了。
「はい、お弁当」
七瀬は、いつものように自分よりも大き目の弁当箱を浪馬に手渡した。
「サンキュー。ありがたいけど、たまには、休んでくれてもいいんだぞ?」
七瀬が浪馬の分の弁当を渡すと、浪馬が七瀬を気遣うように言葉をかけた。
「ありがとう。でも、好きでやってる事だから」
嬉しそうに微笑みながら、七瀬は自分の分をカバンに仕舞った。


午前8時15分
浪馬の運転する車で、検察の前まで送ってもらう。
浪馬の勤める事務所は、ここから10分ほど先にある。
「それじゃあ、行って来ます!」
運転席の浪馬に手を振りながら、七瀬が車から降りる。
「がんばれよ〜!」
浪馬の方もニコニコと笑いながら手を振る。
七瀬は建物の前で浪馬の車が見えなくなるまで見送っていた。
やがて、浪馬の車が見えなくなるのを確認すると、七瀬は建物の中に入って行った。
720名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:48:21 ID:???
午後12時過ぎ
その日にもよるが、昼食はこのぐらいの時間。
裁判所などで浪馬と一緒になる時は、二人で食べるが、今日は一人。
普段は、同僚達の姿も何人か見えるのだが、今日は誰もいない。
「やっぱり、一緒に・・・」
と呟いた時、マナーモードにしてある携帯が着信を知らせた。
ディスプレイを見てみると、浪馬からの着信だった。
「ひょっとして・・・」
笑いをかみ殺しながら、電話に出ると、浪馬の声が響いた。
「な、な、七瀬〜!!」
声の様子からして、かなりあせっているようだ。
「あら?どうしたの?」
七瀬の予想が的中したようだ。
笑いたいのをこらえ、そ知らぬふりをして、クールに聞き返す。
「“どうしたの”じゃない!」
「お気に召さなかったかしら?」
あくまでクールに受け答えする。
「お気に召すも何も、お前、ハートマークに“LOVE”って!!」
今朝の七瀬の思いつき、それは、浪馬の弁当のご飯に冷蔵庫に入っていた鮭フレークで大きな
ハートマーク、おまけに海苔を使った“LOVE”の文字のイタズラだった。
「私の気持ちを表したのよ?」
まだまだクールに対応する。
「気持ちを表すのはいいけど・・・」
「“けど”何?」
「ウチの連中に、撮られたぞ・・・」
「えっ!?」
それまで平静を装っていたが、一気に顔全体が熱くなる。
「だから!写メやデジカメで、撮られたんだよ!」
「ち、ちょっと!本当なの!?」
今度は一気に血の気が引いていく。
「残念ながら、事実だ・・・」
「ウソッ!!」
「ホントだって!ついでに言っとくと、その場にいなかった人間にも送信済み・・・」
「そんな・・・」
「さっき帰ってきた先輩に“織屋〜?夫婦円満で羨ましいな〜?”とか言われたぞ!?っと、
ちょっと悪い!」
「・・・」
絶句している七瀬を余所に電話の向こうでは、浪馬が誰かに挨拶している声が聞こえていた。
「七瀬・・・、さらに悪い知らせだ・・・」
「今度は何!?」
「ウチの事務所だけじゃないみたいだ・・・」
「・・・・・・・・・・・・えっ!?」
「よその事務所にも、出回ってる・・・・」
「・・・・!?」
「今、所長の知り合いが、満面の笑みで携帯の画面を見せてくれたよ・・・」
「・・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「な、何だ!?」
「こんなことなら、悪戯なんかするんじゃなかった〜!!!!」
「・・・・せ!?七瀬!?」
狼狽する七瀬の耳に浪馬の言葉は届いていなかった。
721名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:50:29 ID:???
中途半端ですが、またも書けたところまであげときます
この後の展開で詰まってます・・・orz
722名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 22:54:32 ID:???
ガンガレー
723名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 02:16:06 ID:???
wktk
724名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:40:58 ID:???
CxSで荒んだ心が癒された
725名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 20:30:06 ID:O9mvGzBK
待ってるよ
726名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 14:10:25 ID:???
857 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar[sage] 投稿日:2006/07/03(月) 12:33:26 ID:LiRdq+e00
(官能小説・エロライトノベル) [さかき傘] つよきす アナザーストーリー 鉄乙女の場合 (二次元ゲームノベルズ6).zip 6ONjSODB7o 23,919,295 ffbaf686457dbcd0da7ac4356ca252ac
(官能小説・エロライトノベル) [森野一角×あきら] 下級生2 七瀬SECRET TRACK (G-type NOVELS 12).zip 6ONjSODB7o 20,681,743 4e081d5deea8ea1cf4eec6ccfb8b10a6
(官能小説・エロライトノベル) [斐芝嘉和] 神狼の戦巫女 神凪沙織 (二次元ドリームノベルズ199).zip 6ONjSODB7o 25,331,627 9c7919e3216409891270736d7f020e5b
みっけた。nyp
727名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 02:17:54 ID:???
〃∩        /)    〃∩       /)    
⊂⌒( *´∀`)ミ( ⌒ヽつ⊂⌒( *´∀`)ミ( ⌒ヽつ
 `ヽ._つ⊂ノ⊂( *、A,)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂( *、A,)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     ミ
.                            |    〃 ∩  。
.                            |   ⊂⌒从ヽ从゜o ザバーン
.                            | 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
                       | ゚。゜゚゜。゚ ゜ 
                       |   ゚。゜。゜ 
                       |       
ナーーーナーーーたーーーんーーーーヴゥーーーーー
728名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 14:16:11 ID:???
久々に下級生2やりたくなってきた、一週間オナ禁したら買ってくるか。
ナナたんで抜かせていただきます
729名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 21:52:18 ID:???
         彡 ミ        : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜::::
       彡\/ []彡        :::.゜。 ゜・。゜゜. .  .
       ミヽU/彡 §         : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜
     彡[]\U   彡 §
    ミヽ彡☆. / ミ/ 彡    
    彡ヽU 彡[]        
   ミ☆  彡./ .彡        
    ミ\Uミ彡[]
      U                  .∧∧ ∧ ∧
      U                  (゚ー゚*)(゚Д゚,,) タナバタ...
      U                  (   V   )
      U                  (,,,,(,,,,(つ⊂ノ
730名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:00:00 ID:???
7月7日はナナたんの日ってことにしようと思う
731名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:04:25 ID:???
「今日にしよう」と>>730が言ったから7月7日はナナたん記念日
732名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:23:31 ID:???
下級生2初プレイ終了
七瀬のデレぶりに魂抜かれて他の娘を攻略する気が失せた
とりあえずあと30分レスがなければ嫁にもらっていきますね。
733名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 01:27:34 ID:???
甘いわ小僧
734名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 02:17:49 ID:???
  ┌───────────────────────
─┤ ナナたんと結婚できますように
  └───────────────────────
735名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 08:24:32 ID:???
         /__ソ              ヽ   , - 、  \..     `,   ヽ 〃 ノ  n__00
       ∨_/   /      ヽ_     .イ´ト、: : 丶  `,: .     i     \/   <ノ‐_ァ }
       V:   l l    , '´ ト、`     i´  ヽ.: :  }  l: : .  /          __ >`/
       /: : . | l  ,. ´ /l .r ヽ: .   |   `、: /.  /: : : ./          └‐ '´
      ,゙: : : l l: .' :/  j丿   ヽ: . /, ,..、、._ lノ|:. /: : ハ/           r 、 /゙〉
      |: : : : ! l: : :/   ´_`   !/ 〃  `゙ ノイノ: /!´             _`> ,、>
      ;:ト、: : : :'.ト、/   ,, '"  `        ,,、、ヽべ::::ト|             └‐ ´
      i!‐|>:、_: : \  〃           ゙   !  ヽソ              n__00
      {!、|  { { ̄ T 一  ...、、       _     人  ll                  <ノ‐_ァ }
      \|  ヽ__ 〜ヽ   "      r   i   /l:. !  ll                 __ >`/
        |l  .:l: `ーi:^丶、      ヽ _ ノ ,.イ: : l.. l  ll              └‐ '´
       /l|  l : : l: :  l:`辷ー--_---r:介:\:_ : l:  l ll               (二二ヽ
      / ||  l : : :l,: -─':: ::ノ   ∧ ∧ |ヽ:: :: ::`ヽ、| ll                  (二二│
        || / : :/´:: :: :: :: :: ::\  / 仁l ヽ| :}:: :: :: :: :: 〉l|    __   __       (二二亅
        ||: : ノ:: :: :: :: :: :: :: :: ::∨  |cl  /:: :: :: :: ィ 〉lト.   ( `<<´ )       「ト、
        /|| : : 〉、:: :: :: :: :: :: :: :: ::_\ l |/-ヾ ̄ヾ_/|_|l_l    \ 〃/        _l |〉)
      / ||: 〃、/ ̄〃 ̄〃 ̄ ll  |l`ヽ{_シ'´ ̄:: :: :: :: { }!      ヽ'        (_ ノ´
736名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 20:05:45 ID:???
ムシムシする季節になりました。
毎晩七瀬にべったりしがみつかれて眠る浪馬は結構大変です。
737名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:27:23 ID:???
最高に幸せじゃねえかよ
738名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:17:09 ID:???
人間抱き枕にされて、夜中トイレに行く時もそっと手足を解くのも一苦労だ。
時々寝ぼけて、浪馬がちゃんと側にいるかどうか確認しようとサワサワしてきたり、
胸元にふにゃふにゃ唇を滑らせてくるから、くすぐったいったらありゃせんぞ。
夜中に雷が鳴ったりすると、窒息するかと思うほど抱きついてきて、背中なで
なでしてやらないと眠ってくれねえし。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、まあ、幸せといえば幸せかもな。


739名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 05:05:29 ID:???
逆に七瀬が抱き枕にされて、夜中起きてトイレ行こうにも
浪馬を起こすのに躊躇して失禁。
朝、浪馬に布団の染みについて指摘されて、うろたえる七瀬萌え。
740名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 11:26:20 ID:???
失禁と言えば七瀬。七瀬といえば失禁。
741名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 16:35:24 ID:???
七瀬は夏、どんな格好で眠るんですか?
742名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 19:06:50 ID:???
EDを見ると、全裸が基本じゃね?
743名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 19:56:15 ID:???
寒い時は「寒いから暖めなさい」と全裸
暑い時は「暑いからってくらいで離れるなんて、もう愛が冷めたのね」と全裸
744名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:05:47 ID:???
毎晩ギシアン→そのまま眠ってしまう
を繰り返していたんで、全裸スリーピングが習慣づいたとか。
問題は子供が生まれた後だな。まさか子供が横に居るのに
全裸スリーピングはできまい。
745名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 20:42:57 ID:???
duetではちゃんとパジャマ着てた希ガス
746名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 21:40:22 ID:???
2歳くらい迄はどうせ記憶無いし気にしないで全裸スリーピング。
その後は開き直る
「ママ私もパパと一緒に寝たいの!!」
「狼馬は私のよ。だから私と寝るのよ!!」
747名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 22:01:52 ID:???
duetは一人寝時代だからな。一応。
748名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 01:33:34 ID:???
745見て久々にduetやりたくなったのでインスコしてやってきた。
すっかり忘れてたんだが、duetの七瀬って浪馬に性感帯全部把握されてたのな。
そして底無し。七瀬エロいよ七瀬(*´Д`)ハァハァ
749ママンの娘:2006/07/10(月) 02:01:48 ID:???
>>746
その台詞、モラタ


「ママ! 私もパパと一緒に寝たいの!!」
「狼馬は私のよ。だから私と一緒に寝るのよ!!」
娘が簡単に折れることは滅多にないので、常に言い争いになる母と娘。

しかし、しばらく争っていると七瀬が、ここぞとばかりに、土下座をした。
「お願い!!」
そう言いながら、自分の体を、娘の体より小さく折りたたむ。



そこでリビングの扉が突然開いた。
「……何やってんだ?」
仕事を終えたばかりの浪馬が、帰ってきて
娘に対する七瀬の土下座に思わず、戸惑ってしまう。

何が起こっているのかは分からないのだが、
とりあえず、浪馬は娘の頭を撫でてやりながら一言告げた。
「ママが何をしたのかは知らないけどな、まぁ許してやれよな?」
「う、うん」
娘はこうやって何かを諭される時の、
自分と同じ目線で見つめてくれる父親の優しい瞳に弱かった。
そして、こうやって"いつものように"うなずいてしまうのだ。


娘は、年齢にしてはまだ早い一人部屋で後悔の念に襲われていた。
「また、やられたわ……」
「それにしても……なんでパパが帰ってくる時間がわかるのよ……」
750名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:11:10 ID:???
流石はナナたんだ(*´Д`)
狼馬に捨てられたら本当に自殺しかねんw
751闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/07/10(月) 02:34:34 ID:???
おまいら乙( ´ー`)

ところで、浪馬ねw
752名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 03:54:57 ID:???
失禁するナナたんテラモエス(*´Д`)
753名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 13:31:00 ID:???
愛撫すること狼のごとく。巨大なること馬のごとし。
754名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 19:35:38 ID:???
ナナたんレーダーは半径10m圏内に入った浪馬の気配を捉えます。
755名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 23:26:48 ID:???
狼のような愛撫ってどんなんやねん
756名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 12:20:24 ID:???
>>755
やっぱ舌使いが激しいんだろな
757名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 16:42:09 ID:???
狼ってなんか鬼畜っぽいイメージ、ナナたんがトイレに行きたいって頼んでも
ベッドの上でするように強要しそう
758名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 01:55:35 ID:???
むしろ逆に家族愛の強い生き物だと思うんですけどね、狼って。

・・・そこでまたファザコン娘達vs七瀬の妄想開始ですか
759名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 12:51:52 ID:???
夕食後、リビングでの団欒。ソファーでくつろぐ浪馬の膝にどっちが座るか競争。

760名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 00:33:56 ID:???
 ((;;;;゜;;:::(;;:  ∧__,∧ '';:;;;):;:::))゜))  ::)))
 (((; ;;:: ;:::;;⊂(`・ω・´)  ;:;;;,,))...)))))) ::::)  ナナたん色にする〜♪
  ((;;;:;;;:,,,." ヽ ⊂ ) ;:;;))):...,),)):;:::::))))
   ("((;:;;;  (⌒) |どどどどど・・・・・
         三 `J
761名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 16:43:42 ID:???
       . '´ ____ヽ
       !  ∩____∩
      !. ノ ノWWWWWVヽ〉
      !. | | ●    ● | |    プハーッ
      !. | |//( _●_ )///| |
      !. | |,,  |∪|   /     
      /..| |_ ヽノ || ̄ ̄||
     (___u)  ||,_,_,_,_||ヽ
      !  |     ||_。_0_;||__)
              |___.|
762名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 21:16:40 ID:???
トレースオン
妄想、開始―――
763名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 22:05:27 ID:???
たまたまの莉子が七瀬に似ている件
764名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 00:31:05 ID:???
>>763
たまたまの公式ページにあるボイスを聞いた感じだと好みだ。
765名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 03:43:37 ID:???
たまたまもメインに魅力感じないんだよな。
香月に似て少しロリチックだし、属性無いから無理
766名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:16:51 ID:E8m6Dsga
久々に下級生2やった。やっぱりナナたんはいいな
767名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 22:17:47 ID:???
最近某アニメの千華留様が気になってしょうがない漏れ。


でも1位は常にナナたん。
768名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 01:01:15 ID:???
千華留って誰よ?とおもってググって見たら中のひとの出演作かよ!('A`)マーだけじゃなかったんだな・・・
もう16話もやってるのか。ショックだ。
769名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 09:19:39 ID:???
しかし脱衣雀3は黒歴史だ
770名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 15:48:33 ID:???
ストパニか。一応録画してる。
771名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 16:43:19 ID:???
脱衣雀3?そんなモノが発売された事実はありません
772名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 23:19:37 ID:???
俺は脱衣雀3の姫七瀬はかなり好きだよ
773名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 10:13:11 ID:???
勝ち組みだな。俺は脳内で下級2七瀬に姫のコスプレさせるのが精一杯だ
774名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:46:47 ID:???
私みたいに脱衣雀3からの逆輸入組も少しはいるんでしょうかね?
(ン年振りにその手のゲームコーナー見て、麻雀ゲームを買ってみたら、
その中で「あ、下級生って続きが出てたんだ」と気付くパターン)

そんな自分でも、オリジナルゲームをプレーしてみると、皆さんの言う
「中の人を脳内変換」の必要性、全く以て同感ですな・・・。

・・・というわけで(?)、その手のお題でひとつ書いてみますか。しばしお待ちを。
775名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:41:17 ID:???
(゚∀゚)神のヨカーン
776名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 00:56:42 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
777学園祭クエスト:2006/07/22(土) 01:24:41 ID:???
(重い・・・あづい・・・誰か、助けてぐれぇ)
快晴の特異日らしく、ピーカンに恵まれた我が頼津学園の学園祭。
生徒も来客も皆「晴れて良かった」と思っているだろうが、
雲一つ無い空と地球温暖化を恨めしく思いながら、特設ステージ上で苦しんでいる男子生徒が約一名。
だが不幸にも、これだけ大勢が見てる中でも、誰一人としてそれに気付くことはないのだ。
当の本人である、俺様こと織屋浪馬その人以外は・・・。
(ちくしょ〜、七瀬め〜)


・・・話は一月前ほどに遡る。

七瀬に誘われたお茶会をきっかけに、部員でもないくせに俺は自治会執行部
(この時期は学園祭実行委員会と言った方がいいか)に半ば入り浸りになっていた。
3−Aの出し物については「織屋君は設営の手伝いで十分お世話になるから」
というのでかったるい話し合いから合法的に抜け出せたし、
去年のような異種格闘義戦は流石に許可されなかったらしいので、
キックボクシング部同好会としての参加も無し。
というわけで、毎日紅茶をごちそうになる替わりに、執行部の用事を手伝うことになったわけだ。

ま、手伝いといってもおつかいやら荷物持ちやら力仕事ばかりだが・・・だったハズなのだが。
778学園祭クエスト(2):2006/07/22(土) 02:45:07 ID:???
七瀬「ねぇ、織屋君」
浪馬「ん、なんだ?」

いつものように紅茶をすすっていると、七瀬が話しかけてきた。

七瀬「去年の特設ステージのメイン企画、投書したのって確かあなたよね?」
浪馬「そうだが、よく覚えてたな」
七瀬「覚えているわよ。あまりの字の汚さに誰も読めなくて、真っ先に放り出されてたんだから」
浪馬「・・・それが何で採用になったんだ?」
七瀬「他の投書がイマイチで、委員のアイデアも出尽くして、仕方ないから私がなんとか『解読』したのよ。
   そしたら諏訪さん、ほら、前の会長が乗り気になったもんだから。
   異種格闘義戦なんて野蛮なこと、私は反対したんだけど『他に候補は無い』みたいな雰囲気になっちゃって」
浪馬「ああ、あのアフロの人ならそうなるよな。
   しかし、俺のアイデアの中で一番肝心な部分が採用されてなかったぞ」
七瀬「何言ってるのよ、【そして俺が優勝する】っていうのは実現したじゃない」
浪馬「【見事優勝した勇者には、頼津学園の勝利の女神こと高遠七瀬さんから祝福のキスを!】ってのが」
七瀬「そ、そ、そんなこと、どこに書いてあったのよ!?」
浪馬「いや、今追加で言ってみただけなんだが」
七瀬「もう、後から言い出すのは無効よ。・・・それに、もし他の人が優勝してたらどうするのよ・・・」
浪馬「大丈夫だって、絶対俺が勝つから」

あれ?なんか今の会話、どっかおかしくなかったか?
・・・ま、いっか。

浪馬「で、なんでそんなこと今頃になって持ち出してきたんだ?」
七瀬「あ、そう、それなのよ。
   結局今年もいいアイデアが出なくて」
浪馬「お、じゃあ今度こそ七瀬の熱いベーゼを賭けて・・・」
七瀬「残念ながら職員会議からのお達しで格闘戦は無し。
   他校の生徒と揉めたりしちゃったからね」
浪馬「・・・で、今のところの最有力候補が【ミスター頼津コンテスト】と。
   絶対【ミス頼津】の方が華があるし、盛り上がるぜ」
七瀬「ミスコンがセクハラだっていうのは最近では常識よ。
   それに、私達が一年生の時、誰かさんが学園祭クイーンの伏見先輩をナンパして」
浪馬「ス、ストップ。それを思い出すと呪いがぶり返しそうだ・・・」

お、思い出した。あの騒動で次の年からミス頼津、開催されなくなったんだった・・・。
言っておくが、俺はただ声を掛けただけだぞ。なのに(多分タマのことを勘違いしたんだろう)
「彼女がいるのにこの私と遊びで付き合おうなんていい度胸じゃない!」とキレられて・・・。
なまじっか美人なだけに、怖い表情するとえらく迫力あったもんなぁ。
そういう点では七瀬の方がはるかに怖いんだけど。

浪馬「ふう。ま、今年再開したとしても、主催者が勝っちゃうのが目に見えてるしな」
七瀬「??主催者?誰のこと?」
浪馬「七瀬・・・おまえ、家で鏡見てる?」
七瀬「失礼ね、ちゃんと毎日見てるわよ。まったく、デリカシーのかけらもないんだから。だいたい・・・」

この場合に限ってはむしろ褒め言葉なんだけどな。
七瀬も少しは自分の美貌ってものを知っておかないと・・・と、黙ってると説教モードに入りそうだ。

浪馬「わ、悪ぃ。今後気をつけるよ。
   で、つまり、今年もステージ企画について俺のアイデアが欲しいと、そういうことか」
七瀬「あ、そうなのよ。結局ミスターコンテストも男性への逆差別だから避けたいところなの。
   一応去年の企画は相当盛り上がった実績もあるし、こういうとき、あなたって結構鋭い意見出してくれると思ったから」

を、七瀬に頼られるなんて滅多にないチャンスだぞ。
ここはひとつ、俺たちの最後の学園祭を飾るナイスなアイデアが天から降ってこないものか・・・。
779名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:42:31 ID:???
久々にSSキター。イイヨーイイヨー。

というわけで
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 つーづーき!
 ⊂彡
780名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 15:13:32 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
781名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 22:10:23 ID:3M4mYM75
日本人を激怒させる言葉・・・・・・・・「おまえチョソだろ」

チョソを歓喜させる言葉・・・・・・・・・「おまえ日本人だろ」

これは事実です。チョソに言ってみてください、皆喜びますから


日本人を激怒させる言葉・・・・・・・・「おまえチョソだろ」

チョソを歓喜させる言葉・・・・・・・・・「おまえ日本人だろ」

これは事実です。チョソに言ってみてください、皆喜びますから


日本人を激怒させる言葉・・・・・・・・「おまえチョソだろ」

チョソを歓喜させる言葉・・・・・・・・・「おまえ日本人だろ」

これは事実です。チョソに言ってみてください、皆喜びますから
782名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 13:32:39 ID:???
りゃ? 専ブラで読めなくなった?
溜め込んだSSのログやら全部移動かよ。
けっこう大変だよ、ナナたん。
783名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 21:40:44 ID:???
ボード構成が変わったらしいな。
手動で板を取り込むしかねえ。
784名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 12:06:44 ID:???
誰か過去スレにあった壁紙持ってる人いませんか?
どんなのか見てみたいんで・・・。
785名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 18:43:27 ID:???
うぅ、すっかり間があいちゃったよ。
今一度タイプの力を! ナナタン。
786名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 22:57:33 ID:???
>>784 漏れが保存してる分。壁紙じゃないのも混じってるが。
ttp://vista.xii.jp/img/vi5374909719.jpg
787名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:14:01 ID:???
これほどまでに破壊力のあるキャラなのに、七瀬の同人誌や同人小説は全然ないのな。
788名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:14:41 ID:???
>>782-783
何か変わったの?
全く問題なかったんだけど。janestyle
789学園祭クエスト(3):2006/07/25(火) 01:28:17 ID:???
その日の夜、既に深夜1時過ぎ。

「うーん・・・大体俺、頭脳労働にはあんまり向いてないんだったよなぁ」

七瀬からの頼まれ事というのでつい『任せとけ!』と安請け合いしたものの、
結局ロクなアイデアが思いつかなかったのだ。
思いつくモノ思いつくモノ、どう考えても七瀬に速攻で却下されて、
血の滲む思いをして上げてきた俺への好感度を暴落させるようなモノばかり。
しかし、うんうん唸ってる間にもさらに1時間の無駄な時が過ぎ去り、そして・・・。

「だあ〜っ、もういいや、これで決めた、決定っ!」

ヤケになった俺は、その中でもまだマシな案を掘り下げ、
もっともな理由を付けて七瀬を納得させることに方針転換したのだった・・・。
790学園祭クエスト(4):2006/07/25(火) 02:02:14 ID:???
浪馬「ナ、ナナセサン、今日のお茶は・・・」
七瀬(ギロッ)
浪馬「そ、そんなに睨むなよ、ハハハ・・・はぁ」

で、翌日の放課後。
実に久しぶりな七瀬の冷たい視線を感じながら、中身の入ってないティーカップを弄ぶ俺がいたりする。

浪馬「ほら、今年のはそんな気合い入れて解読しなくても読めるだろ」
七瀬「そんなの見れば判るわよ!問題は中身!なんなの、この・・・こ、コスプレっていうのは!!」
浪馬「落ち着けよ、そういうタイトルにはしてないだろ?」

前年の反省を生かし(?)PCからプリントアウトした書類には【仮装コンテスト】なる文字が打ち出されている。
最初の1・2ページを読む時点で既に震えるほど力の入っている七瀬の手の震えを見ると、えらく機嫌を損ねてしまったのは一目瞭然だ。
ああ、今日のお茶会は中止か。紅茶飲んだ後に見せればよかった・・・。

七瀬「だけど、実際にはそういうことなんでしょ、これ」
浪馬「うーん、まぁそうとも言うかな」
七瀬「いくらお祭りだからって、高校の学園祭で、そんな破廉恥なことを・・・!」
浪馬「おいおい、いくらなんでもカメラ小僧にローアングルから撮らせるようなことをするわけじゃあないぜ」
七瀬「え?そう・・・なの?」
浪馬「例えば地理研が各国の民族衣装を披露するとか、
   サッカー部がどっかのプロチームのユニフォームを揃えてサポーターズソングを歌うとか、
   そういうのでいいと思ってるんだけどな」
七瀬「あ、そ、そういうことなの、なんだ・・・」

我ながら、口から出任せにしてはもっともらしい言い訳だなぁ。
どっかで論理的におかしい気もするが、今はとにかく七瀬を押し切ってしまうことが肝心だ。
そうすれば後はどうにでもなる。

浪馬「まぁ、漫研やゲーム研からは多少そういうのが出るかも知れないけどな。
   当人達が恥ずかしいだろうから、そこまで過激なモノにはならんだろ。
   どうしても心配なら、それこそ実行委員会側でボーダーラインを決めてやればいい」
七瀬「でも、ミスコンやミスターコンと変わらない気もするけど・・・」
浪馬「この場合の審査基準は【当人と衣装が似合ってるかどうか】だからな。
   男も女も出られるし、性差別とかいう心配はなくなるだろ。
   その上、用意が進んじゃってるミスターコンのシステムや設備がそのまま転用できるからな。
   その分、労力を他の仕事にも回せる。一石二鳥だろ?」
七瀬「え、えーっと、あ、そうだ、こういう衣装ってお金が掛かっちゃうんじゃ・・・
   執行部の費用補助じゃ全然足りないわよ」
浪馬「ああ、そこら辺は問題ないよ。適当な衣装をタダで貸してくれるっていうアテは1つ2つあるから」

たまに荷物運びを手伝ったりする【サンチョ】のおやじさんと、
夕璃チャンの撮影を手伝ったとき、妙に俺を気に入ってくれた監督サンだ。
ダメモトで今日の昼休みに電話を入れてみたが、ありがたいことに快く承知して貰っている。
うーん、あれだけ迷ったというのに一度決めてしまったら一転、ここまで手を回しておく周到さ。
実は俺、頭脳労働に向いてる?
791学園祭クエスト(5):2006/07/25(火) 02:36:17 ID:???
浪馬「まぁ後は、子供の頃の変身願望を実現する、というあたりだな。
   個人の参加者でも
   七瀬だって幼稚園の頃とかは「お姫様になりたい」なんて思ったりしただろ?」
七瀬「!!え、べ、別にそんなことは・・・」

そう、不健全な方向に持って行くわけでは無いと分かった後でも、七瀬がなお渋る理由。
そして、俺が珍しくこれだけ頭を働かせてみた理由。
それは、このイベントを開催する設定にあったりする。

【とある時代、とある場所に存在したというRaitsu王国。
 (長年領内を荒らしてきた某領民も最近はおとなしくなったためか)
 あまりに平和なもので、この国を治める【お姫様】はとっても退屈していました。
 そこで、こんなおふれを出したのです。

 『いろんな時代、いろんな場所から、いろんな衣装を着た人を集めてパーティを開きましょう。
  その中で一番似合っている人には、私から素敵なものを差し上げることに致しましょう』

 さぁ、我こそはと思う人々は10/10、特設ステージに集られたし】

浪馬「そんなに主催者として表に出るのがイヤなのか?」
七瀬「そ、それは・・・実行委員としての仕事としてならしょうがないけど、
   なにも私まで仮装する必要は無いじゃない」
浪馬「うーん、七瀬が喜んでくれると思って考えたんだけどなぁ。
   特別に衣装も良い物を借りてこられる事になってたのに」
七瀬「そんなこといわれても・・・大体、それって職権濫用じゃない」
浪馬「ん?濫用ってことは、いい目を見るってことだよな?
   ってことは、やっぱりやってみたいってことだよな〜」
七瀬「あ」

よしっ、誘導尋問成功!しかもあの七瀬に対して!。
うーん、「逆転●判」をやり込んだかいがあったぜ。
将来は弁護士でも目指すか・・・無理だろうけど。

浪馬「よ〜し、これで方針は決定!
   細かいところはお茶飲んだ後、みんなで打ち合わせしようぜ」
七瀬「・・・はぁ。ホントに強引なんだから・・・どうしよう」

・・・10分後に出された紅茶が普段の葉っぱのよりはるかに濃い種類で、
思わず喉に詰まりそうになってしまったのは気のせいだ。たぶん・・・。
ま、そんな俺を見ていたずらっぽく笑っていた七瀬を見ると、
どうやら俺の株は下がらずに済んだんだと思うだけどな。

そして学園祭当日に続く。
792名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 02:52:47 ID:???
>>791 の最初、訂正です・・・

浪馬「まぁ後は、子供の頃の変身願望を実現する、というあたりだな。
   そういう理由で個人の参加者がいてもいいだろ?
   七瀬だって幼稚園の頃とかは「お姫様になりたい」なんて思ったりしたんじゃないか?」

いやぁ、無駄に前置きの方が長くなるわ、異種格闘義戦→異種格闘技戦みたいな誤字はあるわ。
枯れ木も山の賑わい(スレに動きが無いよりは駄文でもあった方がマシという意味)で、
もう少しだけお付き合いを・・・。
793名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 09:19:54 ID:???
>>788
俺もstyleなんだけど、更新したらピンクちゃんねるが落っこちた。
まあ、手動で直すから別にいいんだけど。
794名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 10:09:24 ID:???
>>784さん
ありがとうございます。萌えました♪
壁紙として使いたいのが沢山ありますね。
またよろしくお願いします。
795闇夜 ◆PMny/ec3PM :2006/07/25(火) 10:19:32 ID:???
職人さん乙です。
将来は弁護士とか小ネタが効いててイイ(゚∀゚)!!
続きに期待。

>>788
オラも変わりなし@Live2ch
796名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 13:23:46 ID:???
あれこれやってボードの件は解決した。原因もわかった。
初代スレから全部取ってある大事なログも移動完了。
やれやれだ。
797名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 13:26:02 ID:???
>>796


>>792
感想は最後に書くお
798名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 14:31:24 ID:???
>>786
一番左下の見たことないっす。
どんなのですか?
799名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 20:24:19 ID:???
>>794の件
>>786さんでした。
すいません
800名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 21:07:53 ID:???
んー、これは門井のドジンの挿絵じゃなかったっけ。
801名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 21:17:16 ID:???
802名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:42:30 ID:???
>>801
早速いただきました。最近になってナナタンにはまったモノので
こういうのを少しずつでも晒していただけるとありがたいです。
またよろしくお願いします。
803名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 01:00:41 ID:???
>>792 ガンガレー。期待してるよー。

そして>>720の続きを待ち続けているのは俺だけではあるまい。
720の人もガンガレー。いつまでもwktk。
804798:2006/07/26(水) 08:51:00 ID:???
>>801
どうもありがとうやっぱり見たことなかったよ。
ドジンじゃ見つからんね。
右の絵は大人っぽくてイイネ。
805名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 02:45:30 ID:???
   | \
   |Д`) ダレモイナイ・・・
   |⊂    ヘタレエハルナライマノウチ・・・
   |

   | っ ttp://vista.xii.jp/img/vi5428096158.jpg


超久々。精進せねば。
806名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 03:52:42 ID:???
精進してくれ
807名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 20:26:08 ID:wJ1wVmDo
久々に下級生2プレイ、ナナたんがツンツンで相手してくれない(*´ω`*)
808名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 23:02:29 ID:???
はんなりナナたん
809学園祭クエスト(6):2006/08/05(土) 11:16:42 ID:???
「ん?ををっ?」

突然鮮明になる意識。
目の前の目覚まし時計はなんと午前5時半を指している。
普段なら当然二度寝を決め込むところだが。

浪馬「よっしゃっ、いっちょやったるか!」

いやしかし、すげー寝覚めがいいぜ。
それと言うのも学園祭の当日だからだろうな。
気合いを入れて、目一杯楽しんでやろうぜ。

・・・というわけで、ラジオ体操が流れている時間帯だというのに
学園への通学路を歩いている俺がいたりする。
うーん、誰もいない早朝の通学路ってのは気分良いな。
(いつもは遅刻ギリギリ過ぎて誰もいないんだけど)
思わずロードワークよろしく気分よく走り出したくなりそうだが・・・って、ありゃ?
あの長い綺麗な髪は・・・だよな?

浪馬「おーい、七瀬ぇ〜」
七瀬「え、織屋君!?お、おはよう。早いのね・・・」
浪馬「まぁな、なんたって学園祭当日だからな」
七瀬「ふう・・・普段もこのぐらい早ければいいのにね」
浪馬「おいおい、今日ぐらいお説教はやめてくれよ」
七瀬「だって、こういうときだけ早起きなんて、小学生みたいじゃない」
浪馬「悪かったな。どうせ俺はガキですよ。
   大体、七瀬だって普段はいくら何でもここまで早くはないだろ?」
七瀬「まぁ、それはそうなんだけど・・・」

ん?なんかさっきから七瀬らしくないな。
なんというか、落ち着かないというか、困ってるというか・・・。

浪馬「なぁ、七瀬。
   お前の立場からしたら、色々問題が起きないかとか心配なんだろうけど、
   大丈夫だって、絶対うまく行くから」
七瀬「そうだといいんだけど・・・」
浪馬「お祭りは楽しまなきゃソンだって、な?」
七瀬「・・・それもそうね」
浪馬「だろ?」

ふう、やっと最近よく見せてくれる笑顔に戻ってくれたぞ。
ま、戻ったら戻ったで、この表情されるとえらく弱いんだよな、俺・・・。
この顔でお願いされたら、もう何でも言うこと聞かずにはいられないというか。

七瀬「それに今年は、一番心配な誰かさんが問題起こす暇が無いぐらい忙しいでしょうし。
   ひょっとして、実行委員より学園祭全体を把握してるんじゃない?」
浪馬「まったくだ・・・まぁ、見返りがなきゃやってらんないけどな」

いや、振り返ると恐ろしく忙しい一週間だった。
飾り付けに荷物運びと、人手と力のいる仕事は自分のクラスだけでなく、他のクラスからも手伝いに借り出され。
どこで聞きつけたか、下の学年まで頼ってくる始末。
おかげで今日は財布を持って無くても食事には困らないハズだぞ。
その上何故か、実行委員会企画も俺が司会役にされてるし。
ま、七瀬姫の晴れ姿を一番間近で見られるなら、それはそれでよしとしますかね・・・。
810学園祭クエスト(7):2006/08/05(土) 11:20:55 ID:???
浪馬「ところで、さっきから気になってるんだが、その袋何が入ってるんだ?」
七瀬「!!あ、こ、これは、その、今日の衣装の一つというか・・・」
浪馬「衣装?にしちゃ結構重そうだけど・・・ちょっと貸してみ?」

そういって七瀬の手から大きめの手提げ袋を受け取る。
中には箱らしきモノが入っているが・・・。

浪馬「ん、そうでもないか」
七瀬「え、重くないの?」
浪馬「うーん、女の子にはちょっと重いかも知れんが、男ならまあこのぐらいならな。
   一応、俺は鍛えている方だし」
七瀬「そうなんだ。だったら、お願いしても大丈夫かな・・・」
浪馬「ああ、もっと重いものでもいいぐらいだぜ。
   大体、最初から電話してくれれば家から持って行ってやったのに」
七瀬「ありがとう、織屋君。
   でも、お願いするのは、学校に着いてからなんだけど・・・」
浪馬「?ああ、ちゃんと教室でも執行部でも運ぶよ。
   校門くぐったら『ハイここまで』なんてことはしないって」
七瀬「ふふっ、そういうことじゃないんだけどね」
浪馬「??」

何のことだかよく分からんが・・・。
まぁいいや、今の機嫌がいいウチに、巡回という名のデートを申し込んでおくとするか・・・。
811名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 11:22:05 ID:???
すいません、今日はここまで。今度の続きはすぐ出せるようにします

嗚呼、やっぱり当日始まるまでの方が長くなってしまった・・・。
812名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 14:16:21 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
813名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 16:21:53 ID:???
 ○
   O
    o 。              と
        '´  === ヽ       思 
.      n ! ノ ノWWヘヽ〉      う 
.     !| !  ! l -‐ -〈!|      七
      八!  ! l、"( フ/'!|      瀬
     |日|!. !,.!へ !ヽ. [_{゙ヽ.     で
  _ |本|! ! !  6〉ヽ'^ァ'      あ
  \ |酒| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    っ
  ||\~~´    (<二:彡)     た
                      
814名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 18:01:24 ID:???
何の箱なんですか・・!
815名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 22:24:42 ID:???
なんか落書きしてみました

ttp://up.sai5.net/2d/src/1154870187354.jpg
816名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 23:12:56 ID:???
うほ、いい落書き♪
817名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:52:16 ID:???
来週末あたりにプールに行けば
プールサイドでしりもちをついたななたんに出会えますか?
818名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:12:07 ID:???
タマに会えます
819名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 19:42:06 ID:???
七瀬の水着がもう一種類ぐらいあればいいのに。
820名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 20:31:40 ID:???
じゃあ白ワンピでお願いします
821名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 21:46:44 ID:???
お堅い優等生がいきなり露出度の高い水着だったもんな。
あれは衝撃だった。
822名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:10:29 ID:???
死を迎える瞬間あのシーンを思い出して逝きたい
823名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 23:13:10 ID:???
もうすぐ丸2年か・・
824名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:22:29 ID:???
時が経とうとも変わらぬ七瀬萌。
変わったのは俺の体重。
825名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 06:15:32 ID:???
>819
堅物らしく、学校指定のスク水。
デレ期になると「織屋七瀬」のゼッケンを付けてくる。
826名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 08:20:50 ID:???
>>820
おれもソレ好き。

>>825
なぜかおれはスク水は好きになれない。
でもなぜか人気あるよな・・・どこら辺がいいんだあれ?
827名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 08:50:07 ID:???
>>826
>どこら辺がいいんだあれ?

着そうにない人が着るギャップ
828名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 12:19:06 ID:???
水にぬれたときの微妙なテカり具合
829名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 17:40:44 ID:???
それだけじゃあ好きにはなれんね。
他にはないですか?

七瀬のやつはかっこいいけどいまいちだったな。
やっぱし白ワンピなんか似合いそうな気がする。
830名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 21:24:08 ID:???
ビキニなら普通の三角ビキニがいいな。
831名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 23:00:12 ID:???
・・・織屋君のエッチ
832名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 21:35:46 ID:???
>>830
同意。
黒か白の三角ビキニがいい。
スタイル良いんだからさ!!
833名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 20:26:15 ID:???
ビキニにで腰にはパレオってのはどうかな?
834名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 21:05:51 ID:???
さすがにコミケにはもう何もないかな?
835名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 23:18:36 ID:???
ソフガでアニメ版下級生2のテレカ(使い回し)が何枚か出てたぐらいだ。
836名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 08:37:41 ID:???
パレオもいいね。
やっぱり花柄か。
白い水着に青が入った花柄がよさそう。
837名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 08:43:35 ID:???
門井先生のところには夏コミは七瀬関連物はもう流石に出ないかな?
やっぱり、たまたま関連なんだろうなぁ…
838名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 08:46:13 ID:???
>>835
門井絵の小説表紙テレカがある。
839名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 16:13:46 ID:???
水着七瀬絵マダー?チンチンAAry
840名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 17:37:42 ID:???
なんだか落書きしてみました

ttp://up.sai5.net/2d/src/1155457730353.jpg
841名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 18:50:00 ID:???
>>840
乙。上手いな。
自分は絵が描けないからうらやましす。
842名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 21:22:57 ID:???
>>840
ありがd!
普段は紙とペンだから、デジタルではキレイに描けず、落書き状態。
未熟でスマソ。
843名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 22:14:47 ID:???
ナナたん下の紐はずれてるよ。そのまま立ち上がったらエライことになるよ。

しかし>>840の人はエロいな。間違いない。
844名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 22:18:06 ID:???
脱がす手間が省けていいじゃないか。

後ろからどうぞ。
845名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:35:05 ID:???
846名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:45:35 ID:???
>845
バンダナの色だけじゃん。
どっちかっつーと瑞穂に似てる気がする。
847名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:52:27 ID:???
どっちかっていうと瑞穂似な気がする。
線のみで判断した場合は二人とも似てるけど
特徴としては前髪と目つき辺りじゃないだろうか?
848名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:53:48 ID:???
>>846
おまえは俺か?w
849名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 07:20:44 ID:???
コミケのレイヤーさん。
この人に七瀬をやってもらいたい。

http://image.blog.livedoor.jp/affilive/imgs/0/c/0c0ddb72.JPG
850名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 14:57:02 ID:P1G5kX0N
くれくれ言うて申し訳ないのだが、
七瀬と涼子が一枚の絵になった画像、
昔ここでさらされた画像なのだが、
申し訳ない。いただけないだろうか?
PCがいかれて全部消えてしまったのだ。
851名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 16:52:40 ID:???
852名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 16:59:09 ID:???
>>851
そう!それ!ありがとう。本当にありがとう!
853名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 19:48:37 ID:???
>>851
俺も便乗させてもらいました。
美人ふたりだなぁ。
ありがとう!
854名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 22:24:45 ID:???
>>851
再うぷ頼む…
855名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 03:44:58 ID:???
>>851
上に同じ。再アップお願い
856名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 08:37:32 ID:???
>>854-855
まだ見れるぞ。
いっちゃなんだが、ここの住人にはなーんだじゃないのかな?
857720続き:2006/08/15(火) 23:00:23 ID:???
午後7時
昼の一件もあり、午後からの七瀬の仕事は捗らず、残業になってしまった。
「はぁ・・・、やっと終わった・・・」
トントンと肩を叩きながら呟いた。
一息つき、自分のデスクの上を整理し、忘れ物をしていない事を確認すると、七瀬は
自分の席から立ち上がり、出入り口へと向かった。
「お先に失礼します」
ドアを開ける前に、まだ仕事をしている同僚に声をかけ、部屋を出る。
「さて、今夜のメニューは・・・」
そう呟いた時に、ポケットの中の携帯電話が振動で着信を知らせた。
浪馬からだった。
「どうしたの?」
「今、どこだ?」
「たった今、仕事が終わったところよ」
「んじゃ、まだ駅に向かう途中か?」
「そうよ。まだ中にいるけど?それがどうしたの?」
「それじゃあ、迎えに行くから、玄関を出たトコで待っててくれ」
「あら?あなたも帰るところ?」
「そ。今、事務所からだから、ちょっとだけ待っててくれ」
「はーい」
少しだけ(あくまで“少し”だけ)ウキウキしながら、七瀬は廊下を進んでいった。
858名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:01:10 ID:???
午後7時過ぎ
浪馬の車は、すぐにやってきた。
「待ったか?」
「ほんの少しだけね」
助手席に乗り込むと、浪馬が聞いてきた質問に七瀬は笑顔で答えた。
「んじゃ、帰ろうか?」
「あ、夕飯の材料を買うから、スーパーに寄ってくれるかしら?」
「はいよ。んじゃ、出発〜!」
そう言って、浪馬がアクセルを踏むと、車は夜の街に消えて行った。

「ねぇ、何が食べたい?」
スーパーに向かう車中、七瀬は浪馬に希望を聞いてみた。
「ん〜・・・、七瀬の作ってくれるのなら、何でもいいんだが・・・」
「“何でもいい”はダーメ!」
「んな事言われてもなぁ・・・」
赤信号で車が止まると、運転席で浪馬が腕を組み、悩んだ仕草をした。
浪馬は信号が変わるまで悩んでいたが、結論が出なかったようで、再びアクセルを踏んだ。
「悩むのもいいけど、ちゃんと前を見てね?」
浪馬に微笑みかけながら、七瀬がそれとなく注意を促す。
「わかって・・・ん?」
浪馬が七瀬に答えようとした瞬間、車内に携帯電話の着信音が鳴り響いた。
「七瀬のじゃないか?」
「みたいね・・・。呼び出しじゃなければいいんだけれど・・・。」
そう言うと、七瀬はバッグの中から携帯電話を取り出し、ディスプレイを開いた。
「あら?」
ディスプレイを見た七瀬が声を上げた。
ディスプレイには『実家』と表示がされていた。
「何かしら・・・?」
そう言いながら、七瀬は通話ボタンを押すと、電話に向かって話し始めた。
少しの間“ええ”や“そうよ”程度の返事だったが、“そんなの無理よ!”と七瀬が声を上げた。
“ちょっと待ってて”そう言うと、七瀬は浪馬の方を向き、声をかけた。
「あ、あのね、父さんがお肉を沢山貰ってきたから、今から来ないかって・・・」
「肉!?」
「父さんの知り合いから頂いたんですって。松阪牛。」
「ま、松阪!?ちょっと待っててくれ!」
言うが早いか、浪馬は素早く路肩に車を止めると、七瀬に向かって電話を替わるよう促した。
「あ、もしもし、お久しぶりです。浪馬ですが・・・」
浪馬は七瀬から電話を受け取ると、すぐに会話を始めた。
義母と会話をし終わった頃には、二人の明日の予定が決まっていた。
「・・・って事で、今夜は簡単なのがいいかな?」
ニコニコ顔で浪馬が七瀬に携帯電話を手渡しながら言った。
「そ、そうね・・・」
トントン拍子に決まっていった明日の予定に七瀬は少々戸惑った表情を見せていた。
859名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:02:01 ID:???
午後8時過ぎ
二人で相談した結果、今夜のメニューはパスタとサラダに決まった。
二人は家に帰ると、通勤用のスーツからラフな普段着に着替え、浪馬は風呂の準備、七瀬は夕食の準備に
取り掛かった。
「はい、どうぞ」
イスに腰掛け、夕刊に目を通していた浪馬の前に七瀬が大皿に盛られたパスタとサラダを並べ、取り分け
用の小皿を手渡した。
浪馬は“ん”と返事をしながら小皿を受け取り、小皿に少しずつパスタとサラダをそれぞれ取り分けた。
七瀬がエプロンを外し、浪馬の正面に座ると、二人は同時に“いただきます”と声を上げた。
「ねぇ、本当によかったの?」
「何がだ?」
「夕食」
「ん?」
「これでよかったの?」
少し不安そうに七瀬が浪馬に聞いた。
「何だ、そんな事か。いいさ、これで」
「でも・・・」
「いいって!気にするなよ!な!?」
「わかった・・・」
浪馬の説得(?)に渋々ではあるが、七瀬も同意し、この後は普段通りの夕食となった。
860名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:02:50 ID:???
午後10時前
夕食も入浴も終わり、浪馬はリビングでTVを見ながらくつろいでいた。
七瀬は浪馬と入れ替わりに浴室に姿を消し、入浴していた。
「そろそろかな?」
誰に言うわけでもなく浪馬が呟くと、浴室のドアが開く音がし、少しすると、閉じる音がした。
しばらくすると、脱衣所の扉が開き、パジャマ姿の七瀬が姿を現した。
「よっ!おかえり!」
「ただいま」
ふざけて言った浪馬のセリフに七瀬が微笑みながら答える。
「今、お茶を淹れるわね?」
「もう少しゆっくりでもいいんだぞ?」
「私が飲みたいんだから、気にしないの。ねっ?」
リビングの入り口でそれだけ言うと、七瀬はコンロのある方へと向かっていった。

「はい、どうぞ」
「サンキュー」
微笑みながら、浪馬にティーカップを手渡す七瀬と笑顔でそれを受け取る浪馬。
これも日常の風景だった。
この後、二人あれこれ話していたのだが、浪馬が急に神妙な顔をし出した。
「どうしたの?急に怖い顔をして・・・」
七瀬が浪馬の様子が変わった事に気付いた。
「実は、お前に言っておきたい事があるんだが・・・」
「えっ!?な、何かしら・・・?」
いつになく真剣な顔の浪馬に、七瀬も真剣な面持ちになっていた。
「実はな・・・」
浪馬の表情を見つめていた七瀬がゴクリとつばを飲み込んだ。
「今日の昼の事・・・・」
「・・・・」
「あれな・・・」
そこまで言うと、浪馬は深呼吸し、次の言葉を続けた。
「ウソなんだ!」
笑いながらそう言う浪馬と、凍りついたように動かない七瀬。
「・・・!!」
「いや〜、七瀬が悪戯なんかするから、ちょっと仕返しにからかってやろうと思って・・・!?」
そこまで言った次の瞬間、浪馬はただならぬ殺気を感じ、その方向に目をやった。
そこには、愛する妻の笑顔があった。
・・・・・・・・・・・完全に凍りついた笑顔の。
「・・・お〜り〜や〜く〜ん〜!!」
七瀬の口から、搾り出すように聞こえた言葉は、久々に聞く、かつての自分の呼び名だった。
「ち、ちょっと待て!それを言うなら、お前も織屋さん・・・」
ただならぬ七瀬の迫力と殺気に、見当違いの言葉が浪馬の口から漏れた。
「問答無用!!そこに座りなさい!!」
浪馬の言葉など、聞こえなかったかのように、七瀬が怒りを含んだ口調で命令する。
その姿は、頼津学園時代の鬼の副会長そのものであった。
「いや、座ってるんだけど・・・」
七瀬の怒りに飲み込まれ、またも見当違いの答えを返す浪馬。
「正座!」
テーブルを叩き、立ち上がりながら、七瀬が浪馬を指差し叫んだ。
「はいっ!!!」
七瀬の迫力に一瞬にして、浪馬は胡坐から正座に姿勢を変え、背筋も正していた。
そんな浪馬を見下ろすように七瀬は彼の隣まで歩を進めると、一睨みし、お説教を開始した。
このお説教は、日付が変わっても終わらず、最後には浪馬が土下座をし許しを請い、二度とつまらない
悪戯はしないという、誓約書まで書かされ、ようやく終結に至った。
この後、被告人織屋浪馬は、ソファー就寝の刑が科せられた。
861名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:06:02 ID:???
以上です。
前から、えらく間が開いてしまいましたが、これで終わりです。
862名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 02:39:12 ID:???
>>857-861
乙〜
863名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 08:29:13 ID:???
>>861
まてまて!!トントン拍子に決まっていった明日の予定の話はどうした?
864名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 14:48:39 ID:???
浪馬もたかが肉でそんなに取り乱すなよw
865名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:53:49 ID:???
アニメ版、ひどい出来だった・・・

だ、だれか>>851の再キボンヌ!
866名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 15:55:02 ID:???
>>865
消えてないよ
867名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 18:09:06 ID:???
俺も>>851見れないけど
868名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 18:40:39 ID:???
>851はブラウザで開いてファイルはこちらですだにょ
869名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 02:48:29 ID:???
>>720さん
お疲れ様です。

>>863さん
まぁまぁ、そこは各自脳内で処理するということで。

しかし、自分も単に妄想してみるのと文章にしてみるのとでは、
どれだけうまく短くまとめられるかという点でえらく大変だと実感することがあります。
ま、プロの作家が字数制限を守らないと金にならないのとは違うので、
(顰蹙買うぐらい冗長になってたらスミマセン・・・というか素手になっている気も)
そこら辺には目をつぶって(という言い訳の元)、>>810の続き。
870学園祭クエスト(8):2006/08/17(木) 02:49:30 ID:???
♪きーんこーんかーんこーん・・・

普段の時間割とは異なるタイミングでなる学園のチャイム。
それは正午を告げる鐘であり、即ち俺が店番から解放される瞬間である・・・。

浪馬 「というわけだ、あとよろしく!」
男子A「え、織屋、もう少しくらい手伝ってくれても――」
浪馬 「光陰矢のごとし! 時は金なりっ!」
男子B「お、おいっ!」

学食を出てダッシュする先は勿論執行部・・・じゃなかった、実行委員会本部。
今日は分単位のスケジュールだから、貴重なデート時間は1秒たりとも無駄にできないぞ。
ほら、七瀬も玄関前まで迎えに来てくれて・・・って。

浪馬「あれ?七瀬と・・・夕璃チャン?」
夕璃「あ、先輩、いいところに」
浪馬「なんか珍しいツーショットだな。
   頼津の美少女ツートップが額を寄せ合って何してるんだ?」
夕璃「そ、そんな先輩・・・(真っ赤)」
七瀬「もう、口ばっかりうまいんだから・・・。
   あ、織屋君、あなた、部室の鍵を持って帰ってない?」
浪馬「そういえば、このところ忙しくて職員室に返すの忘れてたかも。
   (ゴソゴソ)あ、あれ?家に置いてきたかな・・・」
七瀬「困ったわね・・・規則はちゃんと守ってちょうだい。
   そのせいで、白井さんにも若井先生にもご迷惑お掛けしてるんだから」
浪馬「へ?みさき先生が、何で?」
夕璃「お二人とも、まずは部室へ行きませんか?説明はその途中で・・・」
七瀬「そうね、そうしましょう」
浪馬「??」
871学園祭クエスト(9):2006/08/17(木) 02:55:01 ID:???
---------------------
『鬼の副会長』様がお姫様の格好で壇上に上がることになった本日のメイン企画『頼津・仮装パーティー』。
渋々(というフリをしていると俺は見ているが)引き受けた七瀬が交換条件に出したのは、
『発案者である俺が、七瀬と一緒に舞台に上がって司会をすること』だったりする。

(普通ならそんなめんどくさい役割は絶対お断りなのだが、
一番近い場所で七瀬のお姫様ファッションを見ることが出来るのだから、このチャンスを逃すわけにはいかないだろ?)

夕璃「それで浪馬先輩が騎士の格好することになったんですね」
浪馬「姫君にお仕えするナイト。PKOをわきまえてる選択だろ?」
七瀬「それはTPOよ・・・。そもそもTPOっていうにはちょっと違うと思うんだけど」
浪馬「どっちでもいいじゃねぇか、似たようなもんだろ」
七瀬「そうね、学園祭の平和を守るため、生粋のトラブルメーカーさんには私のすぐ側で
   仕事してもらうことにしたんですもの」
浪馬「・・・ま、ともかく、それでヨロイなんていうものリクエストしちゃったわけだ。
   ゴメンな、手間掛けさせちゃって・・・」

鎧といっても、甲冑みたいな重いモノを付けて長時間ステージに上がるようなバカな真似は
流石の俺も遠慮したいところなので、見つけて貰ったのはいわゆる鎖帷子に儀礼用のマントの組み合わせだったりする。

夕璃「いえ、探してくださったのは監督さんですから。
   監督さん、浪馬先輩のこと随分お気に入りみたいですし。
   ただ・・・」
七瀬「実は私も今日学校に来てから知らされたんだけど、
   織屋君が着るはずの衣装、昨日手違いで参加希望者に配布しちゃったらしいの」
浪馬「げげっ、ってことは俺、学園の制服で司会か。なんか逆に浮きそうな気がしてきたな」
七瀬「それで白井さんに相談したら、その監督さんが替わりになりそうなものを
   わざわざ持ってきていただいたれたそうなんだけれど・・・」
浪馬「けれど?」
夕璃「ちょっと特別なモノみたいなんで、軽トラックを横付けしてもらった裏門から近くて、
   鍵の掛かる同好会の部室に入れておこうと思ったんです」
浪馬「あ、それで夕璃ちゃんが職員室に鍵を取りに来て」
七瀬「でも鍵が無くて困ってたというわけ。その間、若井先生が替わりに見張っててくれてるのよ。
   白井さんだってこの後、吹奏楽部の演奏会があるのに。
   ゴメンナサイね、織屋君のせいで・・・」
夕璃「いえ、私も演奏会が終わったら参加しようと思ってエントリーしてますし、
   同好会の鍵の管理はマネージャーの私の責任でもありますから」
浪馬「くーっ、やっぱり夕璃ちゃんはエェ娘やなぁ・・・。俺も一票入れちゃおう」
七瀬「まったく、調子がいいんだから・・・少しは反省したらどう?」
浪馬「・・・スミマセン」

とまぁ、そんな会話を交わしながら部室へ向かう俺たち三人。
しかし『特別なモノ』って、いったいどんなのなんだ?それに軽トラで運ぶ、って・・・。

−−その答えは、キックボクシング同好会の部室前、サンドバッグが吊してある木の根本に隠されていたのだった・・・。
872名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 21:58:35 ID:???
>>869さん
フォローありがとうございます。

ママンと浪馬の会話だったんですが、やたらと長くなってしまい、カットしました。
内容の方は、>>869さんのおっしゃる通り、脳内でお願いします。
873学園祭クエスト(10):2006/08/19(土) 10:26:04 ID:???
浪馬 (驚愕で絶句)
七瀬 (困惑で無言)
夕璃 「監督さん、仕事で戻ってしまう前に『特別に用意したから、ちょっと重たいだろうけど是非着けて欲しい』
    ・・・って話してましたけど、やっぱり重そうですか?」
みさき「うーん、確かに特別よね〜。ゲームメーカーのブースなんかでも、ここまで立派なのは見たことないもの」

陽に照らされて青白い光を放つその鎧は、首から下の全身をくまなく覆うタイプの立派な洋式甲冑だった。
ご丁寧に胸の部分には、伝説の鳥を意匠化したと思われるエンブレムがあったりと、
デザイン的にも相当細かく造りこまれているのが分かる・・・って、もしかして、これ、アレなのか?

みさき「しかし、大木の下に○トの鎧だなんて、出来すぎてる感じよねぇ。
    キックボクシングも、武器といえば武器だし・・・」
浪馬 「先生、それじゃあウチの同好会が既に滅び去ってるみたいじゃないですか」
みさき「あら織屋君、ドラ○エ1知ってるの?」
浪馬 「先生が洞窟とか隣町の宿屋とか言ってたのが気になったんで、シリーズ一通りは」

しかし、この鎧、どう考えても15kg、下手したら20kgはあるよな・・・。
装備したら1歩歩くごとに体力が回復するどころか、毒を食らった状態に等しいのでは・・・。

七瀬 「どうする、織屋君?」
浪馬 「・・・ま、なんとかなるだろ。俺だって伊達に鍛えてるわけじゃないし」
七瀬 「それもあるけど、出番までどこに保管しておくかも考えないと」
浪馬 「う、そういうことか・・・」

家から部室の鍵を取ってくるにはタイムロスがデカイな。
この後の休憩兼食事兼巡回兼デートの時間が無くなってしまうのだけは避けたいところだ。
執行部室にはこれだけ大きいモノを置くスペースは無い。
まさかこれだけの重量のモノが置き引きに遭うとは思えないが、鍵の掛かる場所か、信用できる人が見張らないと・・・。
そのとき、みさき先生がとんでもないことを言い出したのだった。

みさき「いっそ、織屋君が今から着けちゃえばいいんじゃない?」
浪馬 「げげっ、今からってことは、今から?」
夕璃 「あ、そうすると宣伝にもなりますよね」
七瀬 「え、でも、それを着てデー・・・!」
浪馬 「!?」
み・夕「??」
七瀬 「あ、こ、校内を巡回するなんて、大変じゃないの?大丈夫?」

・・・いま、『デート』って言いかけたんだよな?
あの七瀬が、俺と一緒に歩くことを人前で『デート』って言ってくれそうになったってことだよな?
ううっ、苦節ンヶ月、七瀬一筋に忠節を尽くしてきた(?)かいがあったぜ。

浪馬 「このぐらいなら大丈夫だぞ。なんなら兜と盾も装備しようか?」
七瀬 「本当にに大丈夫なの?無理してない?」
浪馬 「大丈夫だって、今の俺様に不可能はないっ!」
夕璃 「さすが先輩、スゴイですね!
    それなら、さっき高遠先輩の言っていた兜も着けてもらえるんじゃないですか?」
浪馬 「ハッハッハ、矢でも鉄砲でも持ってこいっ!」

とまぁ、感動のあまりつい調子に乗ってしまったのだったが。
・・・兜、あるのかよ!?
874学園祭クエスト(11):2006/08/19(土) 10:29:07 ID:???
まぁ、話の流れとはいえ、そうと決まったら以上は時間もないので、部室の陰に隠れて鎧の着用を開始。
夕璃ちゃんとみさき先生はそれぞれ吹奏楽部と美術部に戻ったので、必然七瀬が手伝ってくれることになる。

七瀬「キャァッ!な、何いきなり脱ごうとしてるのよ!」
浪馬「しょうがねえだろ、制服の上から鎧を着込むなんて方がおかしいんだから・・・多分。
   それに、脱ぐのは上だけだって。夏休みにプールでも見たろ?」
七瀬「・・・」
浪馬「どうした?」
七瀬「あ、ごめんなさい。やっぱり、スゴイ筋肉してるんだな、って」
浪馬「ハハッ、3年間格闘技続けてるわけだしな。
   ひょっとして惚れ直したか?」
七瀬「も、もうっ・・・。
   お、織屋君の服、執行部に置いてくるから、ちょっと待っててね」

お、おろっ?否定しないのか?。
さっきの発言もあるし、やっぱりこれって、脈大アリなのか!?

と、七瀬が戻ってくるまでの間、一人勝手に感動の余韻に浸っていたのだが。

七瀬「お、織屋君?」
浪馬「ん?その箱は確か朝、執行部まで持って行った・・・?」
七瀬「ええっと、それなんだけど、本当にその鎧だけじゃなくて、もうひとつ着けても大丈夫そう?」
浪馬「ん〜、まぁ少し歩いて慣れれば何とかなるかな。決して無理ではないぞ」
七瀬「じゃあ、ちょっとだけ試してみてもらえるかしら・・・」

そう言って七瀬が例の箱から取り出したのは。
・・・最初のデートで行った美術館で貰った(押しつけられた)鉄仮面!?

七瀬「最初の格好からしたらミスマッチなのは分かっていたけど、
   その、昨日、父と母が見に来るって言い出して」
浪馬「げげっ、親父さんとお袋さんが?」
七瀬「父はともかく、母は織屋君と会ってるでしょ?後で何か色々言われそうで、
   それで司会の時に着けてもらおうかな、って」

いや、俺的には親父さんにどう思われるかって方が非常に重要なんだけど。
うーん、やっぱり両親に勘違いされるのを恐れてるって事は、やっぱり『まだまだ』なのかな。

七瀬「それに、学園内をふたり一緒に廻ったりするのは、やっぱりさすがにちょっと恥ずかしいな、って。
   それで、いっそここまですれば、宣伝ってことでデートには見えないだろうし」
浪馬「・・・」
七瀬「やっぱり、ダメ?」
浪馬「いや、七瀬姫のお願いだからな。俺に出来ることは何でもかなえて差し上げますよ」
七瀬「あ、ありがとう・・・」

実行委員会の業務は多忙を極める。実質トップの位置にいる七瀬なら尚更だ。
色々手伝った今の俺ならそれをよく分かっているし、本当に恥ずかしくてイヤだったら、それを理由に断ってもいいはずなのに。
七瀬は俺とのデートを一番に優先して考えてくれているってことだぞ。

それに、だ。
言ってみりゃ、この鉄仮面も俺たちの記念品なわけで。
俺がビッグボデーでスクラップにしちまおうかと思っていたコレを、
七瀬が持って帰って、捨てないでいてくれたってのも、なんか嬉しいよな・・・。

浪馬「さ、ロスタイムは相当あったけど、予定通り巡回と行こうぜ」
七瀬「そうね、そうしましょう」

考えているウチに赤くなっていたであろう顔を隠すように鉄仮面をかぶって、表へと歩き出したのだった。
875名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 13:24:31 ID:???
七瀬が自然な感じで良い感じです。
長い渡り廊下でーあの人とー。
876名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 12:27:35 ID:???
877名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:08:04 ID:???
そろそろナナ誕の準備にかかろうかな
878名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:16:29 ID:???
     , -‐―‐ 、
    /        ヽ
  _ー(゚w゚)ノノヽハ)))-,    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 Z  ハl(| ┃ ┃ | <  ∠   保守なんよ!
  ´Wiハヘ、''' ヮ''ノW'`    \_______
     ⊂}| {介}|{つ
      く_/_|_j_ゝ
       (__八__)
879名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 00:09:53 ID:???
>878
何故ここに花梨がと思ったが、中の人繋がりか。
880名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 20:30:31 ID:???
気付いたら2周年過ぎてた。
ここらでまた初心に帰ってナナたん攻略でもしてこようか。
881名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 01:39:40 ID:???
2年たっても未だ七瀬とゆーりチャンしか攻略してないわけだが
882名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 22:42:38 ID:???
俺は七瀬とゆーりとみさき先生。
みさき先生はエロいよ。
883名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 22:42:52 ID:???
2年経っても未だにナナたんで抜きまくりでつ
884名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:24:27 ID:???
こないだメガストアの小説を立ち読みしてナナたんにスッ転んだわけですが
おかげで過去にアップされた画像など一切持ってないわけです
だれか恵んでくださいな
885名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 12:47:37 ID:???
今更だが、夏の七瀬本1冊発見したのでゲットしてきた(;´Д`)ハァハァ
886名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 01:16:36 ID:???
ナナタン分が欲しくて幻想水滸伝シリーズとか影牢II買っちまっただよ。
それにつけてももう一度、オリジナルボイスのナナタンに会いたい。
887名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 19:43:11 ID:???
    
 , *⌒´`*、
<^(゚w゚)((ノリ) ^、
´Wリ(i!゚ ヮ゚ノv'` 姉妹スレなんよ
   ⊂)卵iつ
    く/_|〉
    し'ノ

【ミステリ研】笹森花梨スレ【なんよ】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1156740085/
888名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 20:44:00 ID:???
七瀬とふみがいればそれでいい。
889名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 06:02:08 ID:???
浪馬「いいこと思いついた。七瀬、オレの口の中にションベンしてくれ」
七瀬「へ…変態ね…」
浪馬「ああ・・・次はションベンだ」
七瀬「それじゃいくわよしっかり飲みなさい」

(シャ―――ッ)

浪馬「いいぞ、腹の中にどんどんはいってくるのがわかるよ」

(チュ――…)

七瀬「くうっ!気持ちいい…!」
浪馬「このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな、腹ン中がパンパンだぜ」
890名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 09:12:56 ID:???
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891名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 15:30:30 ID:???
今現在じゃ夕璃チャンの方が上なのか。
ちょっと支援しとこう。
とはいっても俺は夕璃チャンにも入れるがな。
892名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:22:13 ID:???
俺は七瀬オンリー攻撃する。
893名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 00:14:31 ID:???
入れてみたのです。
894名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 19:10:58 ID:???
ナナたんに入れる…ハァハァ
895名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:41:14 ID:???
入れてみた
896名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:04:47 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
    \ \_ ..../ /      
     (   φ   )
      ヽ_,*、_ノ                
         ゙ミ;;;;;,_ 
           ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
           i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
            ゙ゞy、、;:..、)  }         
             .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′     
           /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
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897名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 00:47:11 ID:???
初めてゲームで花梨を見た時
正直すごくかわいいと思った。
声とかかわいすぎなんよ
898名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 19:37:26 ID:???
おまいら支援しすぎだろw
899名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:07:46 ID:???
初めてゲームで花梨を見た時
正直すごくかわいいと思った。
声とかかわいすぎなんよ
900名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 13:02:52 ID:???
七瀬の人望の賜物だ。
901名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 14:12:41 ID:???
初めてゲームで梨を見た時
正直すごくかわいいと思った。
声とかかわいすぎなんよ
902名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 14:13:38 ID:???
串使って入れてきた
903名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:04:20 ID:???
俺も4票ほど
904名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 00:13:38 ID:???
ナナたんには浪馬のことを気軽に話せるような女友達はいるんだろうか
さんざんからかわれて赤くなるナナたんを見てみたい
905名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 09:48:13 ID:???
えーっと・・・・
支援要請した張本人ですけどここまで来るとは思っていなかったっすw
906名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 11:51:08 ID:???
七瀬の好きな人の集まりだもの。
907名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 12:33:09 ID:???
現在三位!
二位との差はデカいぞ!
皆の衆、もっと投票するんだ!
908名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 02:04:31 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
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      ヽ_,*、_ノ                
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        ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)、}
909名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 04:28:09 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
910名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 00:02:30 ID:???
七星という赤ちゃんと出合った。ナナセと読むそうな。
一字違いだ。惜しい。
911名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 02:28:46 ID:???
高遠姓の順位を検索してみた。
順位 苗字 人口
9736 高遠 約750 信濃国伊那郡高遠邑発祥、清和源氏木曽氏族。ほか諏訪神家族など。
912名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 23:47:46 ID:???

 高遠遥一
913名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:04:36 ID:???
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
914名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 03:22:41 ID:???
・・・どうした?指が震えてるぞ・・・フフフ。
915学園祭クエスト(12):2006/09/16(土) 11:17:59 ID:???
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
なまえ   :おりやろうま
しょくぎょう:らいつのめいぶつおとこ
けいけんち :79

もちもの
E せんでんかんばん
E ひ●りのよろい
E みずふうせん
E てっかめん
 やきそば
 おこのみやき
 たこやき
 わたあめ
 くれーぷ
 たいやき
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

浪馬「うーん、やけに見られてる気がするぞ」
七瀬「当たり前じゃない、目立たないと宣伝にならないんですもの」

確かに、ジャイアントパンダやらガチャ○ンもどきやらの着ぐるみ人形が
道案内の看板を持たされいる学園祭の雰囲気の中でも、
差し入れの食料を大量に抱えた鎧兜が歩いていたら、そりゃビックリするだろうよ。

だけど、本当に目立っているのは・・・。

七瀬「フンフフンフ〜ンフ〜ン……♪
   今年は特に入ってるみたいね。実行委員としても鼻が高いわ」

普段なら「廊下は走るところではありません!」と一喝してくるハズの人間が、
鼻歌を歌いながら、スキップでもしそうなぐらい浮かれてたら、なぁ?

浪馬「お〜い七瀬〜、『廊下は静かに歩くもの』じゃなかったのかよ」
七瀬「今日はお祭りなんですもの。このくらいいいじゃない」

さっきから俺たちが通るところ通るところ、七瀬の変貌振りに呆気に取られたり見とれたりして、
ボーッと立ち止まって人とぶつかる奴や、ヘラを鉄板に落として火傷しそうになる奴やらが続出だ。
自分で言うのも何だが、これじゃどっちがトラブルメーカーなんだか分かりゃしないな。

浪馬「ま、これだけ喜んでくれたらデートに誘ったかいがあるよな」
七瀬「も、もう・・・さっきも言ったでしょ。今日のは学園祭の巡回。
   逸脱行為がないか、見回りするのも実行委員会の重要なお仕事なんですからね?」
浪馬「へいへい。んじゃ、行きましょうか。副委員ちょ・・・ん?」
七瀬「どうしたの?」
浪馬「なぁ七瀬・・・ああいうのは、まさに『逸脱行為』って言うんだよな」
七瀬「あ!」
浪馬「おい七瀬、ちょっと待てよ!・・・行っちまった」

俺が看板で指し示した窓の外・・・グラウンドの端の方で、どうも複数の人間が言い争っていて、
周りは怖がって遠巻きに眺めているだけ・・・そんな雰囲気だったんだな、これが。
それを見つけると、七瀬の奴はスキップどころか全力疾走で走っていってしまった。
まったく、職務に忠実なのはいいが、もし相手が口で言うこと聞かないような奴だったらどうすんだよ。
ボディーガード役を置いていっちまってさ。

浪馬「ま、そうと決まったワケじゃねえし、七瀬が一喝すれば大抵の奴は言うこと聞くからな」

そう思いながら、俺も可能な限りの速度で現場に向かっていったのだった。
916名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 13:12:45 ID:???
浪馬「いいこと思いついた。七瀬、オレの口の中にションベンしてくれ」
七瀬「へ…変態ね…」
浪馬「ああ・・・次はションベンだ」
七瀬「それじゃいくわよしっかり飲みなさい」

(シャ―――ッ)

浪馬「いいぞ、腹の中にどんどんはいってくるのがわかるよ」

(チュ――…)

七瀬「くうっ!気持ちいい…!」
浪馬「このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな、腹ン中がパンパンだぜ」
917名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 17:56:06 ID:???
>>915
つづき待ってたよ。乙。
918名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 12:38:02 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
    \ \_ ..../ /      
     (   φ   )
      ヽ_,*、_ノ                
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           ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
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919名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 13:08:06 ID:???
     -‐-      
    '´ ヽヽ ヽ    
   ((ノ ノ- ヾヽ 〉    
   ! l -‐ -〈 | もうこのスレも終わりねー…
   ヽ l、" o/ノ  
   m∂へ !ヽ_m_______
  / ____________|
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  |       '´  === ヽ    |
  |     ! ノ ノ_,Wヘヽ〉    | う〜ん。う〜ん。…
  |     !  ! l -‐ -〈!|    |
  |     !  ! l、"─/'!|    |
 /⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
/                     |
920名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:51:51 ID:???
かわいいAAだ!

もうすぐ次スレかー・・・
秋冬モードでいきますか?
921名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 00:00:16 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
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      ヽ_,*、_ノ                
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922名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 01:32:35 ID:???
ネタだけは貯まりに貯まってるんだが書く暇がねえよ。
来月になったら少しは暇ができるかなあ。
923名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 19:21:11 ID:???
タネだけは貯まりに貯まってるんだが出す暇がねえよ。
来月になったら少しは暇ができるかなあ。
924名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:46:13 ID:???
ネタに立て読みしかけて誰かさんをからかってやったこともあったけ。
925名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:57:20 ID:qMh/hiIH
>>915
926名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:19:18 ID:???
今更だが・・・
ビジュアルファンブックで日記を読んだ後に「うわぁぁぁぁぁ!」と取り乱す七瀬タンワロス
927名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 08:15:39 ID:???
えっナニ?(゚∀゚≡゚∀゚)ナニ?
何か漫画みたいなことやってんの?それ?
928名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:03:40 ID:???
>>926
kwsk
929名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:57:29 ID:???
>>927 928

ttp://www.techgian.jp/official/kakyusei2/

これのDVD、「乙女の日記帳」ってので
七瀬、夕璃、タマキンがゲーム中での主人公とのデートの思い出を甘ったるく日記形式で語っておる。
当然音声付ですじゃ。


我らが七瀬たんは「混沌」とか、チンピラに絡まれた時の事とか、クリスマスの植物園でのデートとかを語るわけだが・・・

一通り終わった後

「うぅぅぅぅ」ってうめき声が聞こえて、さらにぐしゃぐしゃと髪を丸めながら「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」って

自分で書いた文章のあまりの恥ずかしさに取り乱す・・・というわけ。

日記を読んでる最中はデレ期
取り乱してる最中はツン期な感じでしたよっと。

長くて失敬。
930名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:58:46 ID:???
髪→紙 ・・・失敬。
931927:2006/09/23(土) 18:13:42 ID:???
ありがとん、スゲー欲しくなった。
ちょっと買いにいってくるわ!!
932名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:45:22 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
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      ヽ_,*、_ノ                
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        ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
        /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
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933名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:51:07 ID:???
ちょ、いつの間にランキング2位ってw
934名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:05:29 ID:???
浪馬「いいこと思いついた。七瀬、オレの口の中にションベンしてくれ」
七瀬「へ…変態ね…」
浪馬「ああ・・・次はションベンだ」
七瀬「それじゃいくわよしっかり飲みなさい」

(シャ―――ッ)

浪馬「いいぞ、腹の中にどんどんはいってくるのがわかるよ」

(チュ――…)

七瀬「くうっ!気持ちいい…!」
浪馬「このぶんだとそうとうがまんしてたみたいだな、腹ン中がパンパンだぜ」
935ひみつの検疫さん:2025/01/13(月) 13:29:10 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
936名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:16:55 ID:???
すげぇ鬼足。
んー、惚れてからは怒涛のラブチャージ。七瀬は追い込み型なんだろな。
937名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 11:52:06 ID:???
エビの先行逃げ切りもすごいものだな。
七瀬の鬼末足でマクることが出来るのか!
938名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:01:48 ID:???
毎日、10票ほど入れていけば
939名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:20:42 ID:???
(´-`).。oO
940名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 02:42:14 ID:???
こんなの見せられたら受験に集中出来ません(><)未遂だけど
http://imepita.jp/trial/20060926/771600
941名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 15:01:49 ID:???
ちょろいもんだぜ
942名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:42:25 ID:???
いま、双葉に七瀬の画像が流出しているね。
生徒会室で・・・

急がないと消えると思うよ。
943名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:06:51 ID:???
誰か描いたやつ?
944名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:35:38 ID:???
すまん、七瀬。俺にはお前をみつけることができなかった。
945名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:28:51 ID:???
946名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:58:59 ID:???
脱衣雀の2代目七瀬か
947名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:07:38 ID:???
はじめて見た。
靴下だけ(*´Д`)ハァハァ
948名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 08:13:04 ID:???
>>945
ありがとー(・∀・)
これか。俺脱衣雀買っちゃったからもう見てたorz
誰か気合入れて描いたのかと思って血眼になってさがしたさ。
これの姫七瀬は可愛いね。
949名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:15:50 ID:???
(´-`).。oO
950名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:42:17 ID:???
 ○
   O
    o 。             
        '´  === ヽ
.      n ! ノ ノWWヘヽ〉 
.     !| !  ! l -‐ -〈!| 
      八!  ! l、"( フ/'!| 
     |日|!. !,.!へ !ヽ. [_{゙ヽ. 
  _ |本|! ! !  6〉ヽ'^ァ'   
  \ |酒| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
  ||\~~´    (<二:彡) 
                      
951名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:45:58 ID:???
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{       リ| l.│ i|  に
         レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  ょ
          ヽ|l ●   ●  | .|ノ│  ろ
            |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.  l
          | /⌒l,、 __, イァト |/ |  ん
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
952名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 07:05:44 ID:HFyRSP5W
激エロ特集 上戸彩編

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953名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 15:11:03 ID:???
                                -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
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954名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:36:44 ID:???
潮騒お願いします
ttp://www.vipper.net/vip103257.jpg.html
955名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 01:18:23 ID:???
//// ヾ/ ̄ ヽ
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ノ//||/|ノ\ 巨乳 |
/ノノ/∨ー◎ー◎ |
ノノ/|     ∀  |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ丿    ___  |<・・・どうした?指が震えてるぞ・・・フフフ。
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    \__/ 
956名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 16:42:41 ID:???
なんでちゅるやさんがいるの?

>>954
みれない・・・ドンナノダッタノ?
957名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 02:55:38 ID:y1Nt70Mb
優良有料動画配信サイト比較
http://hp42.0zero.jp/776/yuyudouga/
958名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 03:23:06 ID:vsCqLt3x
ナナたんたん
959名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 22:58:55 ID:???
次スレタイどするー?
960名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 23:12:08 ID:???
【ママンとしたい】高遠七瀬への愛12日目【親子丼】
961名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:18:07 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
    \ \_ ..../ /      
     (   φ   )
      ヽ_,*、_ノ                
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        /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
        ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)、}
962名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 14:46:12 ID:???
萌え投票、期間さえあれば逆転できたペースだったのに惜しいな…
963名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 14:54:32 ID:???
過去スレタイにまだ出ていないネタと時期を考えたら
【一緒に巡ろう】高遠七瀬への愛【学園祭】
てな感じか。
964名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 17:39:11 ID:???
>>961
小便にしなさい
965名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 21:50:35 ID:???
【氷解から】高遠七瀬への愛12日目【情熱へ】
【ありがとう】高遠七瀬への愛12日目【伝えたい】

七瀬誕生祭まであと少しだな……
966名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:08:46 ID:???
【いやっほ〜う】高遠七瀬への愛12日目【ナナ痰最高〜】
967名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:27:41 ID:???
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{       リ| l.│ i|  に
         レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  ょ
          ヽ|l ●   ●  | .|ノ│  ろ
            |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.  l
          | /⌒l,、 __, イァト |/ |  ん
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, |
968名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:38:55 ID:???
>>965の氷解からっての、いいね。
ツンデレの「ンデ」の部分が出てて良い。
969名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 02:18:43 ID:???
⊂⌒ヽ <^ (//==ヾ^ (⌒⊃
  \ \w リ(i!゚ ヮ゚ノv'`/、 /    
⊂二二二  ・) ・) ニ二⊃     いやっほ〜う ナナ痰最高〜
    \ \_ ..../ /      
     (   φ   )
      ヽ_,*、_ノ                
         ゙ミ;;;;;,_ 
           ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
           i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
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           ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
         /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ 
         ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._  .、)  、}
        ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
        /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
        ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)、}
970名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 08:31:37 ID:???
【氷解から】高遠七瀬への愛12日目【情熱へ】
に1票
971名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 00:43:33 ID:???
【いやっほ〜う】高遠七瀬への愛12日目【ナナ痰最高〜】
に1票
972名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 08:59:58 ID:???
【氷解から】高遠七瀬への愛12日目【情熱へ】
俺もこれに一票
973963だけど:2006/10/08(日) 23:17:16 ID:???
【氷解から】高遠七瀬への愛12日目【情熱へ】
のに1票。

あと、まとめのwikiとかにも11スレ分編集しないと。
(そういえば、ところどころ尻切れになってるような気も)
974名無しさん@ピンキー
ナナ誕前日から1週間の出張が決定した オワタ\(^o^)/