「何故なのか考えて、考えて、思い浮かんだ答えに怖くなった。僕は君をたぶらかし続けなければいけない。
シアターにダンサーになったのはゴールじゃない、スタート地点にしか過ぎない。僕は君に好かれ続けなければいけない…」
昴の瞳が、ボクを見上げる。
「君は嫌いじゃない、でも好きになってはいけない…そんなことは、許されない。
君を利用するために近づいたのに、僕が君を好きになったら…全てが台無しになってしまう」
「昴……それは」
「笑っていいよ、むしろ僕を罵ってくれ。利用するために近づいた男に、いつの間にか惹かれていた僕を。
運命に抗うつもりで挑んだはずが、いつの間にか運命の悪戯に弄ばれて僕は身動きが取れなくなってしまった…」
そう言って寄りかかる昴の肩はいつも以上に小さく見えた。
小さな身体で過酷な運命を切り開いてきた昴の肩を、そっと抱きしめる。
「…そんなことはしないさ、ボクだって15も年の違う、金で買った少女に年甲斐もなくこんなにも入れ込んでしまったのだから」
「サニーサイド…」
「ボクの傍にいてくれるかい?昴。出会いも何も関係ない、ボクはキミに傍に居てほしい」
「……当たり前だろう。たとえそこが何処でも、君の隣が僕の居場所だよ…僕にとってはここがパラダイスだ…」
彼女に口付ける。ここに来た日と同じように、閉じられた瞼がかすかに震えていた。
そして一年が経った。
ボクも昴も相変わらず忙しい生活が続いている。
彼女の病気は治らず、外見は変わらぬままだったがそんなことはどうでも良かった。
二人で見ている活動写真が、クライマックスを迎える。
ヒロインに向かって愛していると呟くヒーロー。
そういえば、昴に向かってそんなことを言ったことはなかったな、と腕の中の彼女を見る。
「……何?」
ボクを視線に気付き、昴が上目遣いでボクを見上げた。
「愛してるよ、昴」
「…活動写真に感化されたのかい?まぁいい。僕もだよ、サニーサイド」
顔を見合わせて笑うと、軽く口付ける。
…このまま彼女の姿が変わらなければいずれ彼女の病気について口さがない噂も立つだろう。
だが、その時は自分が彼女を守ればいい。
人生はエンターテイメント。
彼女と共に、最期の瞬間まで人生を楽しむことが、ボクのエンターテイメントなのだから。
END
というような
「ありえない世界」の
「ありえない話」の
「ありえないラスト」だけど
それを楽しんでくれれば幸い。
前回が悲恋だったので今回はハッピーエンドに。
色々な意味でかなり好みが分かれるとは思うけど
たまにはこういうのもいいかーくらいに思ってくれると嬉しいかな。
それでは、読んでくれてありがとう。
また機会があったら。
始まったときは濃いエロスかと思いきや、最後はマターリ路線か!
新次郎をどうやって説得したか気になるけど……それは二人にとっては
最早どうでもいいこと、か。
完結しちゃって寂しい気もするな。ついでにサニー×昴氏の才能に嫉妬wwwww
サニー×昴氏グッジョブ
前回が悲恋だったので、今回もそうかと思いきや
ハッピーエンドで驚きつつも、いい話で良かった
前回の話もそうなんだが、氏のサニーの描写が良くって
読んでて昴と幸せになって欲しいと思ってしまうんで、
このラストは嬉しいな
欲を言えば、ラブラブになった2人の濃ゆいエロも見たかった
このスレの職人さんってすごいなぁ。
どの話も何回も読み返してしまうよ。
読み手からするとどんどん投下して欲しい。
次スレは490KB越したらたてればいいかな?
____ r っ ________ _ __
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 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-
サニー昴職人さんGJ!
前回も面白かったけど今回はハッピーエンドでよかった
途中新次郎が出てきて胸をしめつけられるような気持ちになった
俺サニーに感情移入しすぎww
次作も期待してます
容量のこと忘れてた
デカイAA貼ってすまん
サニー×昴氏GJ!!
自分、生粋の新×昴ですが、氏の作品で
サニー×昴にもハマリましたからW
つか、昴が愛されていれば嬉しいので。
ありがとうサニー×昴氏ありがとう!
そろそろ激辛風味の話が読みたいですな
サニ昴パラレル完結オメ&乙。
面白かったー。
こういうサニーサイドと昴の組み合わせもいいな。
敵役なポジションの新次郎も一途で良かった。
>>646 それなら君が書くんだ。書いたこと無くてもやってみるべき。
ほら、それならある意味「昴が筆おろし」になるぞ?
ダイアナ×ふたなり昴筆おろし物語投下してもいい?
ご好意に甘えて投下してみる。
・ダイアナの性格は黒い。捏造。
・エロはぬるい。
・他、穴だらけ
心の広い方はどうぞ。
652 :
ダイアナ×昴 1:2005/09/17(土) 13:43:31 ID:8/FbLfVb
紐育に平和が訪れ、もう大分立つ。
あの重く、冷え切った空気が嘘のように今暖かい。
街は復興され、そして進化し始めた。
そして僕達華檄団も、ブロードウェイの先端を往くものとして新たに走り始めた。
そんな中、嬉しいことがあった。
ダイアナの手術が成功し、リトルリップシアターに戻ってきたことだ。
不思議なことに手術前、ダイアナの死相はきれいさっぱりと消えていた。
むしろ目に輝きがあった。
「必ず生きて戻ってきますわ・・・皆さんと共に生きるために・・・」
そうして言葉通り戻ってきた。
手術後2ヶ月ばかりはサニーサイドの家で養生し、その後シアター復帰と同時にまたアパートへ戻った。
その間皆でサニーの家へせっせと押しかけた。
またダイアナも以前と違い、嫌な顔ひとつせず歓迎してくれた。
僕達も訪問する度回復しているダイアナに安堵したものだ。
ダイアナと話すのは楽しい。
医学などの専門的な話題の他にも、趣味や文学の話まで多岐に渡り尽きることがない。
住まいも近いせいもあり、手術前からシアターで顔を合わせる他にも、よくお互いの部屋に行き来していた。
その日もシアターの終わった後、ダイアナの部屋で談笑していた。
「昴さん、これ中国のお茶なんですがどうですか?」
香りのよいお茶を差し出された。
一口飲むと口の中に香りが広がり、飲み心地がいい。
「昴は行った…これは美味しい…と。ジャスミン茶をベースにブレンドしてあるのかい?」
「よかった、王さんのところでおすそ分けして頂いたんです。他にも漢方等混ぜてあって、体にいいお茶なんですよ。」
そこからチャイナタウンへの話となった。
初めて大河に連れてきて貰った時は気が乗らなかった事、施術してもらった時驚いたこと、その内王さんの治療院に入り浸りになったこと。
「西洋と東洋の融和というと大げさかもしれませんが、これからの治療に取り入れられる物は出来るだけ取り入れようと・・・。」
「そんなことはない、素晴らしい事だ。では結構経絡を覚えたのかい。」
「ええ、本当に様々な場所にあるんですね。意外なところが繋がっている様で、でもそれは必然なんです。」
楽しそうに彼女は語る。
何事も興味を持ったらとことん突き詰める性格が現在の彼女に至らしめているのだろう。
聞いていて心地よい。
そして
「昴さんは確か専門の方にマッサージを受けているんですよね?もしよろしければ私のも試してみませんか?」
「いいのかい?」
「ええ、ではカウチソファよりベッドの方がやりやすいですから、こちらへどうぞ。」
ここで躊躇った。
「いや、カウチにしてくれないか?レディのベッドというのはどうも・・・」
「あら、昴さん私によからぬことするんですか?」
「・・・しない・・・」
「ならいいじゃないですか、それにカウチは背もたれが邪魔でやりにくいですし。」
渋々と従った。こういう時のダイアナの押しは誰よりも強い。
上着を脱ぎ、彼女のベッドへうつぶせになる。
「不快なところがあったら言って下さいね。」
そうして肩、背中、腰、足と丁寧にほぐしてくれる。
気持ちいい。
「ちょうどいい感じだ。すごく気持ちいいよ。」
「ふふ、ありがとうございます。最近は針も習い始めたんですよ。」
「へぇ、上達したらお願いしようかな。」
体も芯から温まってくる感じがする。
それから数分が経ったろうか。
「・・・ん。」
体が温まるを通り越して火照った感じがする。
そろそろ潮時だろう。
「ダイアナ、ここまでで十分だよ。ありがとう。」
「・・・もうですか?」
声色が若干低い。疲れさせてしまったか?
「ああ、もう十分疲れが取れた。それよりダイアナの方を疲れさせてしまった様だね。」
そうして起き上がろうとすると、背中にピンポイントな痛みが走る。
えっ…!?
「…ダイアナ…これは…」
声は出るのに体が動かない。
「昴さん…?体動きませんか?」
「どうやらその様だ…」
「ふふっ、成功ですね。」
「…!」
ダイアナが僕の体を仰向けにする。その手には針があった。
体の火照りが増しているような気がする。
「さっきのお茶に媚薬を入れたんです。」
ダイアナはこともなげに言う。笑顔だが目は笑っていない。
「どういうことだ・・・」
「ここまでしたらお解りでしょう?昴さんを私のものにしたいんです。」
そうして口付けてきた。
655 :
ダイアナ×昴 :2005/09/17(土) 13:45:41 ID:8/FbLfVb
ごめん、ageちまった。
とりあえずここまで。
また夜にでも投下させてください。
ダイ昴キタ━━(゚∀゚)━━!!
続き期待
ウホッ、ダイアナ×昴期待
うおおおーーー!ダイ昴キターーー!!!
ダイアナがどんだけ黒くなるか楽しみハァハァ
ダイアナさんどんな事するんだろう。
ドキドキ…ハアハア…
ところで、そろそろ新スレ準備しないか?
長編投下されたら埋まりそう。
夜中になったが続きを投下。
三点リーダー、ベタ設定&セリフが多いのは仕様と思って勘弁してください。
ネクタイを解き、服をはだけ、肌をあらわにしていく。
「昴さんの肌、綺麗…」
「ダイアナ、やめろっ!!」
ダイアナは聞こえないかの様にくすくすと笑いながら唇を落としてく。
耳から首に、鎖骨に、そして乳首に。
「…あぁっ、ぁ!」
同時に手がもう片方の胸をまさぐる。
今まで感じたことのない感覚が体に走る。
反射で体がはねる。だが自分の意思では指一本動かせない。
その感覚をやり過ごしたいのに。
頭の中も混乱していた。
何か気に障ることをしたのか?
連携の時にそっけなさ過ぎたか?
大河とのツーショットの時にちょっかい出したのがまずかったか?
ダイアナもいつの間にか服を脱ぎ落としている。
肌に残る手術跡が痛々しい。
そんなこと考えているうちにダイアナの手が下半身へと伸びていた。
「・・・やっぱり膨らんでる・・・ふふっ。」
その一言で我に返った。
「放せっ、見るな!!」
クスクスと脇腹に口づけしながらズボンに手をかけた。
「だっ、駄目だっ!!」
だがやはり聞こえないかの様にズボンと下着を一緒に引き下げた。
既に勃起している大人の中指程度の雄がぴょこんと顔を出す。
「・・・かわいい・・・どっちもピンク色・・・」
自分の顔が羞恥で真っ赤になるのが分かる。
雄の部分と雌の部分がある、そんなとこ誰にも見られたくなかった。
「今ならまだなかったことに出来る・・・お願いだ・・・やめてくれ・・・」
顔を隠したくとも体は動かない。恥ずかしさに死んでしまいそうだ。
「昴さんの懇願って初めてですね・・・でも・・・あったことで全然構わないですわ・・・」
そう言いつつ猛っているモノを口に含んだ。
「ひぁぁっ・・・!!」
さっきより何倍もの快感が体に走る。
丁寧に丁寧に、ダイアナは雄をなめる。
泉から裏筋へ、そして先端を。
そうかと思うと全てを口に含まれる。
雄の方を弄びながら、雌の泉もこねくり回す。
「こっちの方は狭いですね・・・吸い付いてきます。とろとろして気持ちいい・・・もう一本入るかしら・・・」
指を増やし、中をいじられる。
2本の指が違う動きをし、快感に拍車をかける。
「・・・っ、ぁぁぁっ!!」
声も抑えようと思っても抑えられない。
快感と恐怖が体を支配している。気が狂いそうだった。
そうして限界が来た。
「イヤダ・・・っ、離っ!!」
だが離すどころか余計に吸ってきた。
言い終えるか終わらないうちに放つ。
「フフフ・・・」
ダイアナが顔を近づけてくる。口の端からは僕が放った物が少したれている。
嫌だ、見たくない。
だがダイアナは僕に見せ付けるよう飲み込んでいく。
「昴さんは、気持ちよくなかったですか・・・?」
そんな事いいつつ萎えた僕のモノを手で弄んでいる。
「・・・」
視線をそらす。返事など出来るはずもない。
快感と共にまた力を取り戻すのが否が応でも分かる。
意思とは逆に体はまた悦ぶ。硬くなる。泉は溢れる。
「・・・大河さんとはしないんですか?」
・・・ここで何故大河?・・・よくわからない。
「・・・大河さんも可愛そう、こんなに綺麗で気持ちいい体を味わえないなんて・・・」
僕の返事を待たず一人ごちる。
その間に完全に雄は復活していた。
「昴さん・・・」
ダイアナの体が沈み、泉へ導かれた。
とりあえずここまで。
なんかいろんな物が合わなくなっているがスマソ。
いざ書くとなると難しい。
ダイアナさんが黒くて良いな。ダイアナさんに翻弄される昴も萌え。
早く続きが読みたい!
うはwwwダイアナ×昴エロスwww
ダイアナが悪魔風でいいな
つかいいところで止めすぎだろwww
ダイアナと昴の組み合わせって好きだ
続き待ってるよ
ダイアナさん、いいですよ!いいですよ!ハァハァ
じゃあ俺行ってみる
てすと
埋めがてら投下しに来ました。
前
>652-654
>662-664
エロ少ないです。
熱い!
「昴、さ・・・ん、ふぁっ・・・」
ダイアナの声が遠くに感じる。
こんなにも女の中は熱くうねってるものなのか。
さっきとは違う快感が体中を駆け巡る。
「・・・っ、っく・・・!」
腰を動かせないのがもどかしい。
─── ダイアナをもっと啼かせてやりたい
─── 組み敷いて滅茶苦茶にしてやりたい
快楽の奥底からそんな衝動すら湧き上がってくる。
これが雄の本能か。
ダイアナの動きもどんどん速くなっていく。
胸が揺れているの見える。
視線に気づいたのか、僕の手をを乳房へもっていく。
・・・なんて柔らかい。なんて気持ちいい。
揉んで見たらどうなるんだろう・・・?
「ふふっ・・・」
そうして今度は僕の指を舐め始めた。
「はあっ、ぁぁっ・・・」
嬌声もどちらの声か分からない。
水音と嬌声と、いやらしい音だけが部屋に響く。
─── モットモットアジワイタイ・・・
体の中に熱がうねる。
そうして終わりが近づく。
「・・・ナ、離れろっ!」
既になけなしとなった理性を総動員して叫ぶ。
熱と意識が雄に集中している。
ダイアナは上気した顔で嫣然と微笑んだ後、一層動きを激しくした。
そうして・・・僕はダイアナの深い場所へと放った。
彼女も痙攣しながら絶頂を迎えた。
抜かないままダイアナは僕の胸の上にもたれかかってきた。
髪がくすぐったい。
お互い呼吸はまだ荒く、息を整えるだけで手一杯だ。
その内ダイアナが体から離れたと思ったら、僕を起こしながら抱きしめた。
首元に顔を埋め、「許してくれないでしょうね・・・」とつぶやく。
「・・・とりあえず体の自由を返してくれ・・・」
「・・・そうですね・・・」
抱きしめていた体をうつ伏せにし、針をさした。
さっきとは別の場所に痛みが走る。
「・・・もう少しかかりますが、じきに体が動かせる様になります。」
痛みの場所へキスを落とす。
そして体に毛布の感触が降りかかってきた。
しばらくしてようやく体が動くようにはなった。
しかし、力は入らない。
とりあえず脱ぎ捨てられた衣服を整える。
よく見たら靴下は履いたまんま、Yシャツはシーツの上でしわくちゃ。
・・・なんかもう、笑いたくなった。
「昴さん?」
ずっとベッドサイドに腰掛けていたダイアナは驚いている。そうだろう。
さっきから何一つ話さないのにいきなり笑われては。
それでも構わず髪を掻き揚げながら大笑いした。
そして
「・・・ダイアナ、僕は今も混乱している・・・正直・・・分からない・・・、そして、自分が情けない・・・」
ダイアナは苦しい戦いを乗り越えた仲間であり、信頼できる友人だったはすだ。
皆で無事生き延びたあの感動は鮮明に覚えている。
ダイアナの手術が成功した時の嬉しさはつい昨日の事の様だ。
そのかけがいのない仲間をどうしてここまで追い詰めたんだろう?
サジータだったらどっちに有罪判決を下すだろか。
「僕は君に何をしたんだ。それを教えて欲しい。何か誤解をさせたのなら謝る。だけど、こんなことは二度としないで欲しい。」
「昴さんは何も悪くありませんわ・・・。謝る必要なんかない・・・。」
今のダイアナの目は虚ろで、僕を見ているかのようで見ていない。
「ただ昴さんの一番が私ではないことが切なかっただけです・・・」
ダイアナは続ける。
「初めてお会いした時、颯爽としていて、手厳しくて、怖かった・・・。」
そういえばつい厳しく当たったことを思い出す。
「だけど折に触れる、クールなくせにとことん面倒見のいいところとか、相手に負担をかけない優しさとか、厳しくてもきちんと向き合ってくれる、・・・どんどん惹かれていきました。」
「・・・悪いがダイアナだけ特別だったわけじゃない、他の連中にも同じ様に接していたはずだ・・・」
「そうです、私は特別じゃない、誰も特別ではなかった。ラチェットさんやサジータさんすらそうだった。それなのに大河さんは特別になってしまった。」
返す言葉がない。そうだ、大河は初めて僕が根底から求めた人間だった。
「特別なのは大河さんだけ・・・大河さんに向ける笑顔は私には向かない。私は昴さんの一番になれない・・・─── せっかく希望の光の中に入っったのに、また絶望へと戻ったようでした。」
ダイアナの激しさを目の当たりにする。
「だから昴さんにに刻み付けてしまいたかったんです。何であれ私のことを・・・。」
今は泣き笑いながら僕を見据える。狂気がちらつく。
679 :
ダイアナ×昴 9:2005/09/21(水) 06:56:18 ID:ICfuuFd/
「・・・ダイアナ、では気が済んだかい?」
「昴さん・・・?」
「僕はダイアナに出会えてよかったと心の底から思っている。レボリューション前なら簡単に切り捨てたろう。だが今はこんなことで絆を壊したくはない。」
許したい。
信長に言ったように許したい。
そして許されたい。
「確かに僕の特別は大河だ・・・否定しない。僕を再び流れに返した人だ。だからといってダイアナたちと培ってきた日々を反故にする気はないんだ。」
失いたくはない。
「昴は言った、悪いが今夜のことは忘れる・・・と。」
いつの間にか僕はダイアナの手を握り締めていた。
・・・フフフフフフ・・・
ダイアナは嗤う。
「・・・ここまで来て無理ですわ・・・」
僕の手を力強く握り返した。
「・・・忘れるなら忘れればいいですわ・・・だけど私は忘れません。」
顔が近づく。
「それに忘れたら大河さんに伝えるだけです・・・昴さんにレイプされたって・・・」
「ダイアナ!!」
虚ろだった目が、はっきり意思を持つ。
「証拠もまだ胎内にある・・・。ねぇ昴さん、決闘で大河さんを負かした人を、私がレイプしたなんて誰も信じませんわ・・・」
愕然となる。
仮に「合意の上」と言っても僕が浮気したということになる。
「それにもう女の味を知ってしまった・・・忘れられるんですか?」
そうしてまた掌を胸に持っていく。
確かに・・・あの奥底からの快感と衝動は忘れようにも忘れられない。
唇が重なり、舌がもつれ合う。
「・・・っ!」
僕は精一杯の力でダイアナを突き放した。
「ダイアナ、どうしても駄目なのか?元の関係では駄目なのか?」
一縷の望みを託し問う。
だがダイアナはきっぱりと答えた。
「もうそんなぬるい関係はいりません。」
埋めようのない亀裂がはっきり出来た瞬間だった。
あの後どうやってホテルに戻ったか定かではない。
部屋に入った後そのままベッドに倒れる。
やりきれない切なさと情けなさが心と体を覆う。
自分が友を闇に落とす原因になろうとは。後悔してもしきれない。
「無様だな・・・九条昴・・・」
そうして一人ごちながら夜は更けていった。
これでおしまいです。
破綻してるところは目をつぶってくれ。
拙い文だが読んでくれてありがとう。
感想がとても励みになりました。
ついでにageてスマソ。
GJ!
医学的アプローチは大成功ですね!
ダイアナ×昴キテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
こっちもチェックしておいてよかった
黒いダイアナとふたなり昴の絡みはエロエロですね
もしダイアナが昴の子を妊娠したら・・・とか考えてる鬼畜スキーの俺がいる
職人さんGJ!
GJ!
埋めにしとくの勿体ねぇ。
うわ、こっち見てなかった
誘導してくれた奴d
ダイアナいいよダイアナ(*´Д`)
昴の雄な部分もいいなと思えるようになった
ダイアナ×昴の方GJ!!
ダイアナのあまりの黒さがたまらん。
性別昴だからこその絡みっぷりが美味しかった
二人の会話のやりとりもらしくて読みやすかったので
また機会があれば見てみたいです。
ダイアナ>黒ってのはここのオフィシャルになりつつあるな
まあ普通にオフィシャルで黒だしな大穴