【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚47人目】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1元マロン名無しさん
     _      ここは「ゼロの使い魔」と「ジョジョの奇妙な冒険」のクロスSSスレよ。
    〃 ` ヽ     他にも避難所にしか掲載されてないSSとかもあるから一度見てみなさい 
    l lf小从} l /    投下中は空気読んで支援しなさいよ 荒らしはスルーだかんね
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/     職人さんは荒らし防止にトリップを付けてよね
  ((/} )犬({つ'      次スレは900か950を踏んだ人が立てること
   / '"/_jl〉` j      わかった?
   ヽ_/ィヘ_)〜′

【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚46人目】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1185192016/

●まとめサイト                               ,〜'´  ̄ヽ
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html         ミハ^^ヽヽ(   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●避難所.                           ____. -' ヽル::::д)ζ <批判は避難所だ!君の意見を聞こうッ!
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/     =='、 ̄ニ|::... . . . . ...::::: :: ::〉:::.:ヽ     |_________________
●ジョジョの奇妙なAA集               ' ´   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!:::::::::::.. :i
ttp://jojoaa.web.fc2.com/                         `y::::::. ::ト、
●ジョジョスレUPローダ                            〉::::::::. .::`ヽ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/                        ハ:::::::: ..:λ:i
●アニメAA保管庫 ゼロの使い魔ページ                /:::::::::: .:/::::i´
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/
******************************************************
*スレ運営について意見のある方は運営議論スレへどうぞ    .*
*http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9292/1184936505/ *
******************************************************
2Classical名無しさん:07/07/24 04:44 ID:dRYbwgRw
第一部+第二部
ジョナサン 卿 シュトロハイム シーザー スケコマシーザー
究極生命体カーズ様 スト様 ブルりん 石仮面

第三部
空条承太郎 法皇花京院 一巡花京院+平賀才人 メロン花京院
ジョセフ アブドゥル ポルナレフ イギー 
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース
ダービー兄 ミドラー デーボ エンヤ婆 アヌビス神 ボインゴ

第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一 虹村億泰 ミキタカ+etc 間田
デッドマン吉良 猫草 キラー・クイーン シンデレラ カトレアのトニオさん

第五部
ブチャラティ ナランチャ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ) アバ茶 ナラ・アバ・ブチャ組
ルイズトリッシュ マルコトリッシュ ナンテコッタ・フーゴ アバ+才人 ジョルノ
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン 偉大兄貴
ギアッチョ メローネ 俺TUEEEディアボロ ペッシ ホルマジオ スクアーロ
最弱ボス 暗殺チーム全員 紫煙+緑日 ブラック・サバス チョコラータ

第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ ウェザー エルメェス エンポリオ
プッチ神父 帽子 ヘビー・ウェザー ホワイトスネイク 白蛇ホワイトスネイク

SBR+その他
リンゴォ マウンテン・ティム 橋沢育郎 ジャイロ+才人 ジョニィ Dio
3Classical名無しさん:07/07/24 04:46 ID:dRYbwgRw
移転完了。>>2に石仮面とブルりん入れてみた。
とりあえず順風満帆である事を願ってスレ立てを終了する。
4Classical名無しさん:07/07/24 04:48 ID:dRYbwgRw
言い忘れてた。
このスレッドは試験的に漫画サロン板から移転してきたものです、と。
5Classical名無しさん:07/07/24 04:50 ID:3sH4XahE
 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ     
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|      >>1
. r´`ヽ /   `i゚""`j/ | |くゞ'。フ/i/
. |〈:ヽ, Y    i  ::::: ,. ┴:〉: o|/
. \ヾ( l     i   ヾ::::ノ 0 |、
 j .>,、l     i  _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|    ij  、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、       丶/ o.| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\ o  _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛o|_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _:::::::::::o:::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ
6Classical名無しさん:07/07/24 04:51 ID:dRYbwgRw
           , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1巳!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に   u (ニ==\   …は違う…
         //')  u    に二) (ヽ  うぐぐ………
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  >>1己…じゃない……
         i!   ● / /● uヾヽヽ,!  >>1Zでもなくて……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
7Classical名無しさん:07/07/24 04:52 ID:NUhHwVoE
>>1乙なさい!                       /// /
                              / /              \ ヽ  ∧   ∧
                    __ __   | {   \   |          \   ハ    ∧
                 ,  '´        `  、!∧  / \ !    ト       \  |、    \
               /                \!  | {!\ヽV |、 | \_ヽ    \ \ |丶     \
.             /       、 i          ヽ ハ  jZv!V ! ヽ!___\   \ ヽ  \     `
            /      /   ヽゝ   ヽ、   \ヽ!、|  ̄`  ヽ ̄ヾz才¨'''ァ、ト   ハ\! _\__
           /      /  ヽ ヽ    ヽ ト、 } ヽ ! } ||ヽ-‐ '/ ヽ、 ヽ ′   -|、   }| /
          /   l   '  /! }\{ \  iイ! Vヽ  W !\     ヽ __ -‐f’ ヽ !|{
          /    |   {i ! } / ー‐'’} / / _ } /r‐、 |  \ \        /   ∨|
.         }    |   |! {/'   __ !/  ̄   ノ' Y \ヽ   ト、        /|    | V
         j    /|   ハ  / ̄ /         ヽ  \、  { `ーt '′_ y |    | ∨
         ノ   ,' 〉   ∧ゝ  /        , '7   入  Y ∧ /  /`「: /  ̄|    |  ∨ \
       /   / / ヽ   ヽ○        / /  /  〉  | ∧| /: : |: :{ヽ: : |    |\ \  \
   , <   /  __ヽ   ヽ       /__/, イ       !  ∧'’ヽ: : : :|: : : :|    |: : \ \  \
  /     /   /:.:.:.:.:.:.:.:.\   \/ } / )_ < /入      /   ∧ /}:_:_: :!: : : :|    |: : : : :\ \
 /     /     {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\  / / / , ‐,  !_ /` ――'7    〉: |: : :ー|: : : :|    ヽ: : : : :/
8Classical名無しさん:07/07/24 04:55 ID:3sH4XahE

                    / A \
               _/ ∀  `ー―vヘ、
            〃´  -゚-―‐゚―‐- 、0\
          l ̄` /            \ l
          | (0/               `ヽ、
          / y′  ./  j{    :.:.ヽ:.:.:.:ヽ :.:.:.:l
           ,' :/    .:.| .:八    .:.}.:.jl.::.:.:.|:. .:.:.:.|
.          | ,'.:.:..  .:./!.:./--\  :.jV-ハ.:.:.l.:.:.:j:. l
        j.:l.:.:.:{.: .:':{ ヽ{ _  ヽ.:./ _  ∨.:.:/∨
        /./\:.\::.:.l x==ミ  ∨ ィ=、 ,':.;.小『乙ですわ』
.        /:.,':.〃lヽ:.{\{ ′           イ.:.:.:.l::ヘ
      /.:.:l :.:.: |.:.:.:.:ヘ        `    } .:.:.:|.:.:.ヽ とでも言うと思いましたか?
.     /.:.:.:.!.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:\    (ア   /.:.:.:/l:.:lヽ:',
     {.:.:.:.::|.:.:.:.:.lヽ.:.:.:.:.:.,:> 、     ,.イ:l.:.:.:.:/.:.|:.:! l:.:l
       ',.:.:.:.l..:.{:.:.:!:.:\.:.:.:.{(!_.≧く|>!| l :./.:./l:/ V
      \∧:.ヽ:.|ヘ:.}\.:.:}厂X⌒}0 j:! ! .:.!:.:{' /
          ̄ ̄_二>!:人ノ__>'´ ̄Vヘ :.W>
         _, イ    j/  /   '´  ヽ{ `ヽ、
        /       // ゙̄ヽ         \
.       / {     o  |: 〈( !) 〉 o     {   ヽ
       l  /      |  ヽ_/        l   l
       │ j"      |            ヘ  |    |


9Classical名無しさん:07/07/24 04:55 ID:/8LN0Avk
            _. -=ニ::_Z ̄ニ=-  .._
        / (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
        /: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
      / : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
     ' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
     l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
.    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|   >>6
    l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|    乙か?
.     l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|
     '; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|   
    /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|   
  / ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′   ',ノl: :j    
,r‐{   , \ll : : : : : : : :l: :| :.           ∨ノ:|
  ! ¶′',  r、\: : : : :::::l: :| :.      .._ /´): :l
 ¶′   \ ヾ>、\: : : ll: :|  :.       __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :|   :   ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :      ̄「V/
 ¶′   \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
   ¶′  \ `〈>、 ヽ`:r'"||  ,タ ¶ }
¶′    ¶′ヽ  `〈>、ヽ i || ,タ  /
10Classical名無しさん:07/07/24 05:14 ID:/8LN0Avk
プッチ「この『新スレの夜明け』に前スレの『因縁』だけは持ちこめないッ!
   『荒らし』は来れないのだッ!
   新スレに相反する因縁は全て『前スレ』に置いて来たのだ!!」
11Classical名無しさん:07/07/24 05:47 ID:Rv.GL796
classical名無し、なかなかオサレな名前じゃないか
>>1乙ぱい
12Classical名無しさん:07/07/24 05:57 ID:mTm9dsaQ
>>6
>>1OTZか?
13Classical名無しさん:07/07/24 06:22 ID:JPY9l0O2
>>1
おつ
14Classical名無しさん:07/07/24 07:12 ID:3sH4XahE
998 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:11:57 ID:???
1000ならヘヴンズドアー!『スレ住人は荒らしが見えなくなる』


999 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:11:58 ID:???
1000ならばティファニアと2部ジョセフの最も危険な組み合わせが見られる


1000 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:12:01 ID:???
1000ならジョジョキャラ、ミョズニトニルンとして召喚
15Classical名無しさん:07/07/24 07:15 ID:8EgUewd2
前スレ埋まったな
998 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:11:57 ID:???
1000ならヘヴンズドアー!『スレ住人は荒らしが見えなくなる』

999 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:11:58 ID:???
1000ならばティファニアと2部ジョセフの最も危険な組み合わせが見られる

1000 :マロン名無しさん:2007/07/24(火) 07:12:01 ID:???
1000ならジョジョキャラ、ミョズニトニルンとして召喚
16Classical名無しさん:07/07/24 07:16 ID:VlnTzLyc
もう沈んでしまった件についてw
17Classical名無しさん:07/07/24 07:37 ID:cWK007Rg
スレ立てから半日経ってないのにもうスレが埋まったよ…
最速記録だな。
18Classical名無しさん:07/07/24 07:42 ID:55yyPvws
荒れて職人さまが投下できないままに前々スレが埋まったからな。
反動で前スレが普段にも増して投下ラッシュに
19Classical名無しさん:07/07/24 07:47 ID:xlsuUgws
あの残念な流れを完膚なきまでに打ち壊した、使い魔ファイトの人の42連投下には頭の下がる想い。
20Classical名無しさん:07/07/24 07:58 ID:8VTTwe7Q
最長投下記録更新と鬱な流れを消し投下ラッシュ始動を両方やってのけたファイトの人は
スレ史上稀に見る英雄ぶりだったと思っている

ラッシュの面子も人数も文句の付けどころがなかったし。GJ極まりない
にしても前スレは加速ってレベルじゃねーぞ!
21Classical名無しさん:07/07/24 08:02 ID:.CdasSC6
わたしが前スレ始動時に時を吹き飛ばした・・・・・・
よって、スレには「カキコされた」という「結果」だけが残る・・・・・
それが、キング・クリムゾン
22Classical名無しさん:07/07/24 08:18 ID:4ksRxCcg
            , -―  ――-、
             /に    (ニ==\  >>9
         //')      に二) (ヽ 
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  ………………。
         i!   ◯ / /◯  ヾヽヽ,!
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }


            , -―  ――┛┗
             /に    (ニニ┓┏ 
         //')  u   に二) (ヽ  知ってんだよオオォォッ!! 
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  つーか >>12は違うだろオォォォ
         i!  ●`' ./ /´●uヾヽヽ,!  その前にいつになったらおれが
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  主役になれるんだよオオォォォォ!!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /   >>1乙ッ!
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/   
23Classical名無しさん:07/07/24 08:23 ID:mySSvgm2

             ,.-、‐、‐、
           ノ´ ̄`ヽミシ''¨ヽ      / ‐┬‐       / ,-、,-、
          ノニニミ、ソ'^ヽ  l    / l     |  〜〜 / |  (>>1乙 )
        .  {/r=‐' ‐- V i      l  ‐┴‐      l   \/
          `ヽ!.¨ヒ!  モ! .l'´ト、
           .∧  _  レ'ヽi
   「l  /7     l. ヘ. l-、ノ 人.ノ) }
.    l l //      !_ヽヽニィ  ',/ノ__,.ィヽ
   rヘ r-、      `>!    入 \//  ハ
  (ヽ Vと/    ,.ィY´/__   /   ハ__!    ノ-、
   `Yニ l     〈 Ll__l   ̄ /_/f.__j  / L._l
.     l  i__  r‐、l「 」l ̄ ̄`¨´ /  ̄ lヽ  ノ  \
   .r!   i∧. rヘ. ヽ二         ノ、j'ー、   └-、
   l:::l__ノ:::::水  ヽl   ___ ,,....ィ.l /  ヽ' 二三 !
   `i:::::::/./ l \ノ`ヽ\     l  レハ  /    r'
     `T  / l ノ´   ヽ      i   〈`V    /


24Classical名無しさん:07/07/24 08:43 ID:kR4Inwyw
仮面のルイズの人書くのはええw
仮面の人に限らないか。
25Classical名無しさん:07/07/24 08:51 ID:C8YH8G2Q
>>1と職人様方乙

それにしても、10時間と11分45秒・・・10時間と11分45秒だ
前スレが終わるまでがな


あくまで反動とは言え、夏もいいものだと思ったよ。正確には職人各氏の努力のおかげだけど
本当に頭の下がる思い
パソコンに足向けて寝られないね
26Classical名無しさん:07/07/24 09:02 ID:glaKAwrU
起こったことをありのままに言うぜ
「日曜日に立ったスレが埋まっているかチェックしにきたら
その次のスレも埋まってた」
何を言ってるのかわからねぇと思うが
俺も何が起こったのかわからなかった
神父召喚しすぎだとか、どこのvipスレだよwとか
そんなチャチもんじゃ断じてねぇ
もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ

27Classical名無しさん:07/07/24 09:20 ID:Tqom/6kA
前スレってこのスレ史上最速かな?
28Classical名無しさん:07/07/24 09:20 ID:8VTTwe7Q
次の投下は来週辺りかな

そんなまったりした流れだった頃が
このスレにもありました
29Classical名無しさん:07/07/24 09:37 ID:jkNG8CZM
>>28
・・・あったか?そんな頃って。
初代スレくらい?
30Classical名無しさん:07/07/24 09:52 ID:X0RcNgW6
初代は閑散としてたな
初めて召喚されたのは絶頂だっけか?
31Classical名無しさん:07/07/24 09:53 ID:NUhHwVoE
仗助だよ。砕けない使い魔
32Classical名無しさん:07/07/24 09:58 ID:0R4TOnBY
もし承太郎を召喚したらというスレなのにまず仗助が召喚されたんだっけ
33Classical名無しさん:07/07/24 10:06 ID:kR4Inwyw
クレイジーダイアモンドで大暴れが最初だったかな?
初めの頃は単なる雑談スレで終わると思ったなあ
まさかDIO様や暗殺チームが召喚されて、尚且つ連載が続くとは夢にも思ってなかった
34Classical名無しさん:07/07/24 10:10 ID:JPY9l0O2
おかげでジョジョの原作読むようになりました
35Classical名無しさん:07/07/24 10:15 ID:T5knwlMg
>>34
後ろ歩きにもほどがある。
36Classical名無しさん:07/07/24 10:28 ID:Tqom/6kA
俺もこのスレのおかげでジョジョとゼロ魔読むようになった。
37Classical名無しさん:07/07/24 10:30 ID:O9TX4nho
後ろ歩きでもいい。前へ進んでくれればとケータイからマジレス
IDどんな風になるのか
38Classical名無しさん:07/07/24 10:37 ID:VlnTzLyc
>>37
クラウンは末尾0O出ないから問題茄子
39Classical名無しさん:07/07/24 10:47 ID:/Jc9drjU
きゅいきゅい、ヴェルダンテ、デル公、ギーシュ、マルコメ、コッパゲ
このスレのお陰で俺の嫁を見つけることが出来ました。
40Classical名無しさん:07/07/24 10:51 ID:QYi8jAXY
>>39
まともなのが一つもねえwwwwwwwwwwwwww
41Classical名無しさん:07/07/24 10:53 ID:4GB5bR3A
このスレのおかげで吸血鬼体質になりました

お休みー
42Classical名無しさん:07/07/24 10:53 ID:BeYRTiBA
>>40
おぬしきゅいきゅいがまともじゃないと申すか。
43Classical名無しさん:07/07/24 10:57 ID:O9TX4nho
正気にては獣〇ならず
ゼロ魔道は色狂いなり
44Classical名無しさん:07/07/24 11:12 ID:/Jc9drjU
>>40
「きゅいきゅい」言わずもがな。
「ヴェルダンテ」上に同じ。
「デル公」上に(ry
「ギーシュ」虐めたい、それはもう盛大に。アヌビス責め最高。
「マルコメ」見た目はともかく、味は意外とイケそう。
「コッパゲ」ハゲ男ハァハァ。
これで萌えられない奴は男じゃない。
少なくとも「痴女」、「ビッチ」、「ハシバミグルイ」、「根は黒いM女」よりはマシ。
45Classical名無しさん:07/07/24 11:46 ID:kR4Inwyw
>>44
じゃあ余ったハシバミグルイは俺が貰っていきますね?
46Classical名無しさん:07/07/24 11:56 ID:cjl/YYgc
前スレ900辺りで耐えきれなくなって寝たからどうなったか気になってた
ちゃんとラウンジに立ったんだな
>>1乙!
47Classical名無しさん:07/07/24 12:04 ID:O9TX4nho
>>44
じゃあ俺は香水狂いのソバカスをいただきますね
48Classical名無しさん:07/07/24 12:10 ID:FiDaeHxg
ハシバミ狂いってここのオリ設定じゃないか
それよりましだからって頭沸いてんじゃね
49Classical名無しさん:07/07/24 12:12 ID:nF20RWFY
痴女を取るかビッチを取るかそれが問題だ
50Classical名無しさん:07/07/24 12:17 ID:8VTTwe7Q
このスレに出会ってから日の高いうちは力が出ません
どう見ても吸血鬼体質です。本当に(WRY
51Classical名無しさん:07/07/24 12:17 ID:VBd4uWSQ
>>44
じゃあコンプレックスの塊イザベラたんは頂いていきますね。
52Classical名無しさん:07/07/24 12:23 ID:kR4Inwyw
>>51
先生!イザベラたんはタバサと百合百合させるのが良いと思います!
53Classical名無しさん:07/07/24 12:30 ID:QYi8jAXY
わかったよ>>44兄ィ!!
兄貴のレスが言葉ではなく心で理解できたッ!!
54Classical名無しさん:07/07/24 12:33 ID:ElC2lLsY
>>52
エロパロ板で会おうか
55ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:33 ID:8MDNx0Xg
しばらくこれなかったけど、すごい加速ッぷりだなあ・・・
『ヘビー・ウェザー』止める方法が陳腐だけど、投下しても良いのかな?
56Classical名無しさん:07/07/24 12:33 ID:/8LN0Avk
来い!
57Classical名無しさん:07/07/24 12:34 ID:HfbwTqcw
止めれるのぉ!?
58ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:36 ID:8MDNx0Xg
第十九話 『悪魔の虹』

「これで本当によかったのかね?」
ウェールズはルイズに上半身を支えてもらったままの姿勢でウェザーに話しかけた。
「『兵たちは戦闘の準備をさせて門に集結しろ』『虹とカタツムリに触れるな』・・・確かに命令は下したが、これが勝利に繋がるのか?」
「ああ、信じていろ。それと一つ頼みがあるんだが・・・・・・」
ウェザーがウェールズに何か言いかけたとき、礼拝堂の入り口から老いたメイジが入ってきた。老メイジは傷ついたウェールズを見ると大慌てで駆け寄ってきた。
「おおお、殿下!これは一体何事ですか!」
「ああ、パリーか・・・賊にしてやられたよ。彼らがいなければとっくに絶命していた」
そう言ってウェザーとルイズを見る。パリーはそのしわだらけの目尻に涙を浮かべながら二人に何度も頭を下げた。ルイズは自分は大したことはしていないと謙遜したが、パリーは感謝の言葉を紡ぐのをやめなかった。
「おいじいさん、感謝は後でいいからさっさと二人を治してやってくれよ。ここに来たってことはあんた、治療魔法が使えるんだろ?」
「おお、そうですな」
「わたしは大したことないから皇太子を早く!」
パリーがウェールズの治療にはいるのを見届けたウェザーは窓に近づき開け放った。遠くに黒い粒が見えた。それはまるで飴に群がる蟻のごとく、うねる波のように、あるいは死が押し寄せてくるかのように徐々に、徐々に、この城に迫ってきていた。余裕はない。
「始めるか・・・」
『ウェザー・リポート』を全開にすると同時に心の中の黒い部分を掘り起こす。復讐に生きていた心を手探りで探す。心ガ徐々ニクラクオチテイク・・・・・・・・・
しかし、今まさにそこに辿り着かんとしたその瞬間、足の裏に何かが当たって集中が途切れてしまった。
59Classical名無しさん:07/07/24 12:36 ID:/8LN0Avk
支援!する必要はあるのか?この板は
60Classical名無しさん:07/07/24 12:37 ID:O9TX4nho
やっと活気出てきたよー!
61ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:38 ID:8MDNx0Xg
「・・・なんだ?」
足をどけて見てみると、その一点だけ床が盛り上がっている。敵の奇襲かと思ったとき、床をぶち抜いてモグラが現れた。しかもでかい。
「お前・・・ギーシュの・・・・・・」
ウェザーが驚きに目を見張っていると、その穴から燃えるような赤が飛び出してきた。
「ちょっとアンタねえ、どこまで掘り進めば気が済むのよ――って、ダーリン!」
土に汚れてはいたが、紛れもなくそれはキュルケだった。そのキュルケはウェザーの顔を見ると泣きそうな顔で抱きついてきた。胸に顔を押し付けるようにして小刻みに震える。その様子を見かねたルイズが口を挟んできた。
「ちょっとキュルケ離れなさいよ!それにここは雲の上よ、どうやってきたのよ!」
「タバサのシルフィードよ」
ウェザーから顔を離したキュルケがこともなげに言う。しかし、次の瞬間には顔を青くしてウェザーに訴えてきた。
「そうよ!大変なことを伝えなきゃいけないのよ!驚かないで聞いてね?実はワルドが敵だったのよ!」
「ああ、そうだったな」
何でもないかのようにウェザーは言うものだからキュルケはキョトンとしてしまった。
「奴ならもうとっくに・・・」
ウェザーがワルドを叩き付けた壁を指さそうと振り向いた。しかしそこで倒れ伏しているはずのワルドはグリフォンの背にぐったりと寝そべっており、わずかに開かれた目からは憎悪の念がありありと見て取れた。
ワルドのマントからは瓦礫がこぼれていた。咄嗟に拾ったそれで威力を抑えたのだろう。さらに腕の負傷のせいか、威力がわずかに落ちてしまったらしい。
「待て、逃がすかッ!」
しかしウェザーが攻撃するよりも先にグリフォンが窓を破って外に飛び出してしまったために取り逃がしてしまった。
「野郎・・・・・・」
「ウェザー・・・あなたあのワルドを倒していたのね!すごいわ!」
「・・・・・・それより、ギーシュとタバサはどうしたんだ?フーケはどうなった?」
その途端、明るかったキュルケの顔に影が差した。俯いてしばらく考えた後、ゆっくりと、自分に言い聞かせるかのような調子で話し始めた。
62ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:42 ID:8MDNx0Xg
「ダーリンたちが桟橋に向かった後、フーケとワルドが仲違いでもしたのか戦い始めて、フーケは一度はワルドを倒したけど偏在で、もう一体の偏在に背後を取られて・・・。
 あたしたちも戦ったんだけど、タバサもあたしもやられちゃって・・・殺されかけたけど、ギーシュが倒してくれたおかげで助かったわ」
「うそ!あのギーシュがワルドを!?」
ルイズが信じられないことを聞いたかのようにキュルケに詰め寄った。
「ギーシュはあたしが残せたかすかな火種を燃やしてくれたの・・・すごかったわ。でもその時受けた傷のせいで・・・・・・」
ウェザーもルイズも目を見張った。あのお調子者の浮気者が・・・まさか。
「・・・そうか。わかったご苦労だったな。なんにせよ全員ここに集めた方がいいからな、戻ってシルフィードにここに来るよう伝えてくれ。大陸の下部に秘密の港への入り口があるからそこを使ってくれ。大至急だ」
ウェザーの言うことならばとキュルケはもときた穴を滑り降りていった。ふと気が付けば地鳴りがしてきていた。本格的に時間がなかったがルイズが心配そうな顔で見上げてきているのに気が付き、振り向く。
「ねえ、ウェザー・・・あなたさっきすごい形相だったけど・・・一体何をする気だったの?」
「・・・・・・・・・心配するな」
それだけ言って再び集中する。自分の憎悪の能力を引き出すためだ。ギーシュ、タバサ、キュルケ、フーケ、ウェールズとアンリエッタ、そしてルイズのことを頭から追い出していく。そして、たった一言だけ呟いた。
「・・・・・・『ヘビー・ウェザー』」
日光がゆらめいた気がした。
63ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:44 ID:8MDNx0Xg

ウェザーがワルドを倒したのと同時刻、アルビオン貴族派の五万の兵がニューカッスル城を目指して出発した。五万の中には傭兵も混じっており、隊列の途中から気の抜けた声が聞こえてきた。
「ったくよぉ〜、手間ぁかけさせてくれたよな、王党派の奴らもよ」
「まったくだぜ。俺なんかもう鎧着けすぎて肩こっちまったよ・・・」
「だが、これで決着なんだろ?あいつらぶっ殺したら報奨金はたんまりだし、王様のお宝もちょいとくすねちまおうぜ」
「んー?そうだなー・・・ハァ」
「おいおいどうしたんだよ、マジで疲労か?肩こりなんて情けねえな」
無駄口をたたき合いながら歩く二人だったが、上官に睨まれて表面上の居住まいは正す。その上官が咳払いを一つしてから演説をぶった。
「あー、諸君。君たちは今新たな歴史に残る・・・」
自分の世界に酔い始めた上官を見て傭兵のほとんどが嫌悪感をあらわにした。
「けっ、あの上官も貴族じゃなきゃとっくに殺されてるぜ。なあ、そうは思わねえかペイジ?」
ほとんどの傭兵が自分に殺意にも似た嫌悪を向けていることなどつゆとも知らず、貴族の上官は話し続ける。
「・・・であるからして、我らがこの歴史の魁となるのである。おお!見よ諸君!虹が架かっているではないか!これぞまさしく栄光の架け橋!諸君私に続けーッ!」
上官が杖を抜きはなって虹に突撃した。本当に橋みたいに渡れると思ったのかはわからないが、兵たちも次々と虹を通過していく。
64Classical名無しさん:07/07/24 12:44 ID:/8LN0Avk
支援する!
65Classical名無しさん:07/07/24 12:45 ID:QYi8jAXY
とりあえず支援
66ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:46 ID:8MDNx0Xg
「なーにが栄光の架け橋だか。ちゃんちゃらおかしいぜ・・・」
「おい!それどころじゃねえぞ!見ろよプラント!肩こりが治ってるゥ!」
プラントと呼ばれた傭兵が隣を見れば、それまでの疲労感がウソのように肩を振り回す友の姿があった。
「そいつはよかったな。じゃあ張り切って稼ごうぜ!」
そう言ってプラントは駆け出す足に力を込めて走り出した。するとペイジが呼ぶ声がする。
「おいプラントォオ〜〜〜〜〜〜待ってくれよォ〜〜〜〜肩こりは治ったのによォオオお前速すぎるぜェエエ〜〜〜」
プラントが何気なく後ろを向くと、ペイジが手を伸ばしていた。だがプラントは違和感を覚えた。いつものペイジとは違う気がしたのだ。友の異変に思わずその手を掴んで引き寄せた。
「え?何でお前こんな汗かいてるんだよ・・・」
握った手のひらがじっとりと濡れたのを感じた。ただ、不快感を催すような粘液性の高い液体だ。汗じゃない。
「おま、どおしちまったんだよォッ!その体はッ!」
見ればペイジの胴体に巻き貝のようなものがくっついていた。顔からは目が伸びて飛び出し、プラントの眼前で止まっている。
「どうしたって、お前の方こそどうしたんだよォォオオ〜〜〜〜腕が溶けてんじゃないのかァ〜〜?」
自分の腕を見下ろせば、成る程すでに五本の指はなく溶けたかのように垂れ下がっている。これはまるで、そう、ナメクジのようだった。
「誰のだってェェーーーッ!」
慌てて辺りを見渡すと、殻を被ったナメクジ――カタツムリと化した人間が這っていた。上官も同僚も、貴族も平民も関係なく地べたを這い回っている。
「ウワアアアアアアアァァァァァァッ!!」

67Classical名無しさん:07/07/24 12:46 ID:/Jc9drjU
>>52
お前天才だな。
68Classical名無しさん:07/07/24 12:48 ID:/8LN0Avk
ちょwwww
パール・ジャムwwww
69ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:48 ID:8MDNx0Xg

「連れてきたわよダーリン!」
秘密の港から隠し通路をすっ飛んできたシルフィードが礼拝堂に突っ込んできた。礼拝堂の床をめくりあげながらブレーキをかけて止まる。その背にはキュルケとタバサ、そして全く動かないフーケとギーシュの姿があった。
「ちょっとキュルケ、ギーシュはまだしもなんでフーもがッ」
何事か口走ろうとしたルイズの口をウェザーが封じた。訴えるような視線でもがもが言っている。落ち着いたのを見計らって手を離してやり、シルフィードの背から二人を下ろして寝かせてやった。
ギーシュとフーケのどちらの服も肩に穴が空いており、その形はついさっき自分の腕にも出来た穴と同じものだった。フーケの方は心臓に近かったがまだ息をしているようだった。しかしキュルケの話しぶりからいってギーシュはすでに・・・・・・
「う〜んモンモランシー、君はなんてビューティフルでワンダフルなんだぁ〜・・・トゥギャザーしようぜ〜・・・」
顔をだらしなく緩ませてよだれまで垂らしながら寝言を言っていた。
「・・・・・・おいキュルケ?」
「あら、あたしは死んじゃったなんて一言も言ってないわよ」
けろりと言ってのけた。改めてギーシュの体を探ってみると、肩の傷も、致命傷だったであろう手首の傷も血は止まっていた。よく見ればフーケの傷もそうだった。
「これは・・・・・・」
「ラ・ロシェールの医者はすでに殺されてたわ。ワルドが傷の治療にいったときにだと思うけど。おかげで治療は出来ないしワルドのことをダーリンたちに伝えなきゃいけないじゃない?途方に暮れてたらギーシュのポケットから何か転がってきたのよ。
 それを見たタバサが秘薬だって言うから、傷の重かったギーシュとフーケの傷を塞いだの。量が少なかったからそれが限度だったけどね」
その秘薬がモンモランシーのものだと知っているのはギーシュただ一人である。
「う〜んう〜ん・・・僕がおじいちゃんになってしまった〜・・・まってくれ〜首が折れるぅう・・・」
70ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:51 ID:8MDNx0Xg
そのギーシュは悪夢にうなされていた。その様子を横目で見ながらキュルケは続ける。
「で、いざアルビオンへ!といきたかったんだけど、ほら、あの人ってお尋ねじゃない?タバサが敵じゃないって言うから一応連れてきたわけ」
「そうか・・・気が利いたなタバサ」
しかしそのタバサはどこか元気が見られず、礼拝堂の椅子に座って俯いているだけだった。ウェザーはきっと疲れているんだろうということで納得した。
「でも早く逃げた方がいいわよ!ここに来る途中すっごい大きな戦艦からどんどん兵隊が降りていたのよ!もうすぐそこまで来てるわ!」
騒ぐキュルケに対してウェザーはどこまでも落ち着き払っていた。親指で窓を示す。
「?何があるって言うの・・・っ!これは・・・・・・」
「そいつに触るなッ!」
窓を覗いたキュルケが愕然とした声を上げたのと同時にウェザーが叫んだ。シルフィードが地面にいた何かに顔を近づけたのを叱咤したらしく、シルフィードはびっくりして身を縮めていた。
「きゅ、きゅい(び、びっくりしたのね)」
「ちょっとウェザーイキナリ怒鳴らないでよ。なに?こんなところにカタツムリ?」
ルイズが気持ち悪そうに視線を送る。カタツムリはゆっくりゆっくりと微速前進していた。しかし今は雨期でもないというのに、こんな室内に現れるのはおかしいとルイズは思った。
「季節はずれねえ」
「そうでもないみたいよルイズ・・・・・・」
窓の外を凝視したままキュルケが呟いた。その言葉には信じられないものを見たといったニュアンスが含まれているらしく、気になったルイズがキュルケの隣から窓の外をのぞき込んだ。そして息を呑む。
「なに・・・これ・・・」
71Classical名無しさん:07/07/24 12:51 ID:/8LN0Avk
支援!
72Classical名無しさん:07/07/24 12:52 ID:V6G1MB6A
支援
73Classical名無しさん:07/07/24 12:52 ID:/Jc9drjU
支援した!
74ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:53 ID:8MDNx0Xg
ルイズとキュルケが見た光景は迫り来る貴族派たちがことごとくカタツムリになって地面を這い回っている姿だった。傷を塞いだウェールズやタバサも窓に駆け寄ってその光景を見た。皆一様にそのおぞましさに身震いする。
城の前にはカタツムリが大量に発生しており、もはや道はおろか地面さえ見れそうにはないのではないかと思われた。
しかもそのカタツムリたちの中には結構な数で大きな個体も混じっている。よくよく見ればそこにはいまだに人としての形を保っているものもあり、仲間たちが助け出そうとする端からカタツムリ化しているのだ。
晴れた空に虹が架かり、その下ではカタツムリたちが蠢いている・・・なんとも理解不能なシュールさだった。
「ウェザー・・・あんたの仕業ね?」
ルイズが震えた声で聞きただす。対照的にウェザーは落ち着き払っている。
「まさか幻覚?」
「違うな。これは潜在意識に働きかけるものだ。言ってもわからないとは思うが・・・いいだろう説明しておく。俺の能力が『天候を操ること』なのは知っているな?」
ルイズ以外の人間は驚いたようだが、ルイズは動じずに話の先を促した。
「オゾン層・・・太陽と地上との間にある幕のことだな。これがないと色々まずいことになるんだが・・・今はいい。太陽光がこのオゾン層を通過するときにその屈折率を変化させて、その光を見た者は誰も彼も自分がカタツムリになると思いこむ。
 ・・・動きは緩慢になり、塩を怖れ、マイマイカブリに吸われ、触れた生物に子を産み付ける・・・ような気になる。あくまで心がそう思っているだけだが、潜在意識に入ってしまった以上、頭が理解していようと関係ない・・・」
「じゃ、じゃああたしたちもカタツムリになっちゃうの?」
キュルケが心底不安そうに尋ねてきたが、ウェザーはゆっくりと首を振った。
「太陽光はあくまで電源に過ぎない。スイッチはカタツムリに触ること・・・それから虹にも触れるなよ。カタツムリには性別がないからな・・・誰とでも子供が産める・・・ゆえにこの能力はカタツムリを映し出すのかも知れないな・・・」
「出会った相手誰とでもセックスする生き物なんててうらやまし・・・いや違っ、オゾマしいわ!」
キュルケはあまりの出来事に混乱しているらしかった。その時今まで黙っていたウェールズが口を開いた。
75Classical名無しさん:07/07/24 12:54 ID:IV3FIi6g
何でこんな糞スレここに立てるの?

キモイ二次創作は余所でやってくれない?
76Classical名無しさん:07/07/24 12:56 ID:/8LN0Avk
支援すた!
77Classical名無しさん:07/07/24 12:56 ID:/Jc9drjU
支援
78ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:57 ID:8MDNx0Xg
「確かに敵は止まったが・・・だがウェザー、君は『オゾン層を通過した太陽の光』と言ったな?ではアルビオン中・・・いや、ハルケギニア中がこの現象に陥るんじゃないのか?」
「さすが聡明だな・・・。お前の言うとおり、この能力は無差別だ。敵も味方も東も西も関係なく現れる。しかもこの能力、俺の意思では止まらない・・・エンポリオが成長させてくれたからなのか、
 今はまだこの城の周囲に限定しているが正直いつたがが外れてもおかしくない・・・暴走してしまっているんだ」
「そんな・・・・・・」
「だが『レコン・キスタ』の心を折るにはこれしかない・・・・・・だからウェールズ、お前に頼みがあるんだ」

一方で、阿鼻叫喚の地獄絵図と化した外では、数少ない『人間』たちがパニックになりながらも逃走を始めていた。仲間も何もなかった。ただこの訳の分からない恐怖から逃れることしか頭にはなかった。
「待ってくれよォプラント〜〜この虫を取ってくれ〜〜」
「はなせッ!」
プラントもまたその一人だった。彼はペイジの手を振り払うともと来た道を駆けだした。下を出来るだけ見ないようにしながら。しかし程なくして、俄に空が曇りだした。
「な・・・んなんだよ・・・なんなんだよアレはァッ!ここは一体何なんだーッ!」
振り返ったプラントが見たものは巨大な入道雲だった。ニューカッスル城の向こうから立ち上るようにして現れた入道雲は黒く、嵐をはらんでいるのがわかった。
だけならばいい。まだプラントも納得できただろう。しかし彼が見た入道雲はまるで巨人のような形をしていたのだ。シンプルなボディに頭には鬼のように角がいくつも生えていた。
「あ・・・あああ・・・」
覆い被さるように空にたった巨人から急に強い風が吹き始めた。叩き付けるような風にのって何かが地表に降り注ぐ。それは人の拳ほどはあろうかという雹。
「あ・・・ははは・・・あはははははははははは綺麗な雪だなァ――――アぼっ!?」
巨人からの贈り物はやすやすとプラントの命を打ち抜いた。
79Classical名無しさん:07/07/24 12:58 ID:/8LN0Avk
支援!支援!
80ヘビー・ゼロ:07/07/24 12:59 ID:8MDNx0Xg

ワルドはもうろうとする意識の中、風を感じていた。それは風のメイジとしての本能がそうさせているとしか言いようがなかったのだが、彼は今その風に恐怖していた。
「よ・・・・・・な・・・」
肺が潰れているのか、奇妙な呼吸音を発しながら何事か呟いた。恐らくは「よるな」と。その言葉は今薄く開かれた彼の目に映る雲の巨人に向かってのものだ。
巨人が手を伸ばしワルドを捕まえようとしている。だがグリフォンでも充分逃げ切れる。そう考えていた矢先、グリフォンが急に失速しだした。
グリフォンも生物である以上、『ヘビー・ウェザー』からは逃れられないのだ。カタツムリと化したグリフォンは翼の羽ばたきも遅くなり、徐々に墜落していく。その途中で巨人の腕がワルドの左腕を掴んだ。
もちろんそれは幻覚である。巨人は雲だから人を掴むことなどできはしないのだから。
「よぉるなァァッッ!!」
絶叫と共にワルドは自分の左腕を魔法で切り落とした。そこで彼の意識は途絶えた。
もっとも、今日に限ってはそれこそが幸せだったのかも知れないが・・・

81ヘビー・ゼロ:07/07/24 13:00 ID:8MDNx0Xg
「そんな・・・そんなこと許さないわッ!」
礼拝堂の中ではルイズがウェザーに詰め寄っていた。
「ルイズ・・・これしかこの現象を止める手はないんだ・・・」
「だからって・・・ウェザーが死ぬなんて認めないわ!」
ウェザーがウェールズに頼んだこと。それは自分を殺してくれと言う願い。
「この『ヘビー・ウェザー』は俺が絶望の怒りによって作り上げた悪夢だ・・・俺の心の暗闇が作り上げた現象・・・だからなのか、俺は自殺することが出来ない」
ウェザーは尖った瓦礫を拾うといきなりのどに突き刺した――否、突き刺そうとした。だがその切っ先は肌に届くことなく、瓦礫は突風に煽られて飛んでいってしまった。瓦礫が壁に辺り砕ける音が響く。
「見ての通りだ。止めるには俺を殺すしかない・・・ルイズやキュルケ、タバサにはさすがに頼めないんでな・・・すまないがウェールズ、介錯を頼む」
「他に方法があるはずよ!」
「ルイズ・・・わかってるはずだ。このままでは世界中がまずいことになるんだ・・・もう押さえられそうにない・・・」
ウェザーは優しくルイズの肩を叩いた。
「・・・・・・君は恩人だ・・・こんな結末はご免願いたい・・・」
ウェールズが杖を強く握った。心では恩人を手に掛けなければならない苦悩に満ちているのがわかる。周りにいる者達も同様であった。しかしルイズだけはウェザーにすがった。
「そ、そうよ!あんたわたしの魔法が成功するところまだ見てないでしょ!」
「・・・・・・」
「し、信じるって・・・言ったんだから・・・さ、最後まで見届けなさい、よ!勝手にし、死ぬなんて許さないんだからねッ!」
しゃっくりあげながながら訴えるルイズの頭をウェザーは撫でてやると、ゆっくりとウェールズに近づいた。だがルイズは諦めずにその後ろを追う。
「いっちゃダメ――――ッ!」
82Classical名無しさん:07/07/24 13:01 ID:V6G1MB6A
支援
83Classical名無しさん:07/07/24 13:01 ID:/8LN0Avk
私怨!!
84ヘビー・ゼロ:07/07/24 13:03 ID:8MDNx0Xg
ルイズが後ろからウェザーの左手を握ると、『ガンダールヴ』の紋章が強く光り出した。手と手を通してルイズの中の波がウェザーの中に光となって流れ込み、その光はウェザーの心の中に入ると、朝日のような暖かさで絶望を打ち払っていくのだ。
「こ、これは・・・!」
ウェザーは体の力が抜けてしまい、ルイズにもたれるように膝を突いてしまう。
「あれ見て!」
キュルケが窓の外を指さして何かを叫んでいる。
「虹が・・・カタツムリが消えている・・・・・・」
キュルケの言うとおり虹もカタツムリもまるで夢から覚めたように消え失せていた。とは言っても、貴族派はもはや恐慌状態で生き延びたものは散り散りになって逃げ出している。
「パリー!全軍に突撃命令だ!敵はもはや崩れるぞ!」
ウェールズの命令に頷いたパリーは『フライ』で飛んでいった。
「どういう・・・ことだ?」
ウェザーは自分の左手を見つめたままそう呟いた。光は徐々に小さくなっている。
「ウェザー・・・止まったの?」
「・・・らしいな・・・全く力が感じられないんだ・・・・・・だがなぜ?『ヘビー・ウェザー』は悪魔の虹だ・・・止める手段は死ぬしかなかったはず・・・」
呆然とするウェザーにウェールズが近づき、その肩に優しく手を置いた。
「なぜ止まったのか・・・その理由はわからぬが、一つだけハッキリしていることがある。君が悪魔なはずがない。見たまえ」
そう言ってウェールズは自分の風のルビーとルイズの水のルビーを近づけた。二つの指輪に虹が架かる。
「君は私に希望を与えてくれた。風と水を繋いでくれるのは虹じゃあないか。私は君に万の敬意と億の感謝を贈ろう」
自分の呪われた力が人を助けたこと。ウェザーは静かに俯いて、涙を流した。
嵐の去った空は突き抜けるように蒼く、トリステインまで届きそうな大きな虹が架かっていた。
85Classical名無しさん:07/07/24 13:04 ID:4hIaNcsM
対軍じゃあウェザーは最強レベルだよなあ。
86Classical名無しさん:07/07/24 13:04 ID:/8LN0Avk
紫煙!
87ヘビー・ゼロ:07/07/24 13:05 ID:8MDNx0Xg

結果としてこの日の戦いで五万の軍は三百の兵に破れた。
後に生き延びた反乱軍参謀はその時のことを日記にこう記している。
『ありのままこの日起きたことを記す。"虹が現れたかと思ったらいつの間にか皆カタツムリになっていた"
何を書いているのかわからないかも知れないが私自身も何をされたのかわからなかった・・・集団催眠だとか幻覚魔法だとかじゃあ断じてない・・・もっと恐ろしいものの片鱗を味わったのだ・・・』
他にも『雲の巨人』や『カエル』などといった訳の分からない言葉が書き綴ってあったので、生き延びた人間に確認させたところ全員が震えながらも肯定したがどれも要領をえなかった。
死傷者二万を超える惨劇の中で『虹』だけが妖しく色づいていたことからこの事件は『悪魔の虹』と呼ばれ、空を駆ける竜騎兵はおろか、数多の兵を震え上がらせた。
ちなみにこの日の天気の記述にはおよそ知られているであろう全ての気象が記されていたと言う。
88ヘビー・ゼロ:07/07/24 13:08 ID:8MDNx0Xg
以上で投下完了!
ルイズの虚無とガンダールヴが呼応して・・・本当は科学的に止めるつもりだったのにちっとも考えつかない。
『ウェザー・リポート』の成長性はA・・・
89Classical名無しさん:07/07/24 13:09 ID:JPY9l0O2
GJ!GJ!GJ!
90Classical名無しさん:07/07/24 13:09 ID:/8LN0Avk
GJ!
死傷者2万って今までのSSで最大の被害だな
91Classical名無しさん:07/07/24 13:10 ID:/Jc9drjU
GJしたいんですけど構いませんかねッ!?
92Classical名無しさん:07/07/24 13:16 ID:4hIaNcsM
科学的っつーと人工的に雲作って太陽光を遮るか?
まあ、相当厚くないと完全には無理だな。
93Classical名無しさん:07/07/24 13:17 ID:cWK007Rg
ウェザーが気絶したりして、スタンドを制御してない状態でも発動しっぱなしなのかな?
94Classical名無しさん:07/07/24 13:17 ID:/Jc9drjU
ウェザーを仮死状態にするとか気絶とかじゃダメなのか?
95Classical名無しさん:07/07/24 13:18 ID:4hIaNcsM
>>94
心臓をスタンドで(ry
96Classical名無しさん:07/07/24 13:20 ID:X0RcNgW6
死者2万SUGEEEEE
7万の時はどうなるかが気になるな
97Classical名無しさん:07/07/24 13:21 ID:4hIaNcsM
>>96
ウェザー一人で他は全部敵だから制限なしだな。
98ヘビー・ゼロ:07/07/24 13:21 ID:8MDNx0Xg
>>93>>94
神父が「ウェザーが死ぬまで絶対に止むことはない」って言ってたからたぶん無理だと判断した
99Classical名無しさん:07/07/24 13:23 ID:a2SGS.BY
ヘビーさん、GJ!GJ!

>>96
まず間違いなく勝てる気がする。
100Classical名無しさん:07/07/24 13:23 ID:JPY9l0O2
>>90
某コウメイの罠でもそのぐらい吹っ飛んでなかったっけ?
101Classical名無しさん:07/07/24 13:24 ID:6GZ69uNc
ヘビーじゃなくても7万殺れそうな気がしてきた。
102Classical名無しさん:07/07/24 13:24 ID:cjl/YYgc
GJ!
ヘビーウェザーの無差別攻撃恐すぎ…
103Classical名無しさん:07/07/24 13:24 ID:/Jc9drjU
ボスのスタンドがヘビウェザだったら便利だろうなwww
発動→敵全滅→ボスを爆殺→再召喚→発動→敵全滅→ボスを爆(ry
以下無限ループ
104Classical名無しさん:07/07/24 13:25 ID:jkNG8CZM
GJ

>>100
いや、スレ違いだから。
105Classical名無しさん:07/07/24 13:26 ID:jkNG8CZM
>>103
ボスを甘く見ているな?
スタンドが発動するまで命も持たねーよw
106Classical名無しさん:07/07/24 13:37 ID:/Jc9drjU
ところで話は戻るんだが、皆は『イザベラ×タバサ派』?それとも『タバサ×イザベラ派』のどっち?
因みに俺は『サイト×マルコメ派』
107Classical名無しさん:07/07/24 13:40 ID:/8LN0Avk
俺は『ルイズ×シエスタ派』
108Classical名無しさん:07/07/24 13:43 ID:LheJrsEE
GJ!!
ヘビーつええw
王子生き残ってるからアン王女の反応も変わるだろうし、ゲルマニアとの同盟の話もどうなるのか
109Classical名無しさん:07/07/24 13:47 ID:LheJrsEE
タバサ×イザベラのきゅいきゅい×タバサで、あげくにイザベラ×きゅいきゅい
という挟み撃ちの形がベストかと。
110Classical名無しさん:07/07/24 13:48 ID:JPY9l0O2
>>104
あ、そうだったスマヌ
111Classical名無しさん:07/07/24 13:50 ID:jkNG8CZM
ちなみに俺はカップリングには殺愛が似合うと憎愛が似合うと思ってる
112Classical名無しさん:07/07/24 13:53 ID:/Jc9drjU
>>109
何と言う贅沢、でもそれそれ挟み撃ちじゃなくて三竦みじゃね?
113Classical名無しさん:07/07/24 14:10 ID:/8LN0Avk
スコリッピ「我々はみな『乳革命』の奴隷なんだ」

スコリッピ「何者たちか知らないが
     彼らはこれで『ロリペドへの道』を歩み
     そこで何人かは命を落とすことになる!」


スコリッピ「かれらが『性犯罪者予備軍』であることを祈ろう………」
114Classical名無しさん:07/07/24 14:11 ID:Rv.GL796
>>103
今回のボスの死因:ヘビーウェザー発動時の心理的ストレスで死亡
115Classical名無しさん:07/07/24 14:25 ID:QFYclYmA
対軍に強いスタンドは
ヘビーウェザー、スーパーフライ(篭城戦専用)、グレイフルデッド、クリーム、
ジャスティス、キラークイーン・ヴァイツァーダスト、ラブデラックス、グリーンデイ、
マン・イン・ザ・ミラー(軍団ごと鏡の世界に招待、敵が全滅するまで鏡の世界は使え
そうに無い)、ザ・サン、エンペラー(スタンドの威力が上がれば魔弾の射手ジョジョ
のリップヴァーン中尉に成れる)

結構居るな。
116Classical名無しさん:07/07/24 14:27 ID:O2e.b.IA
でも、7万のときでも2万も潰せばそれは戦略的には敵は敗北してないか?
確か戦力の30%を失うって敗北を意味するんじゃなかったっけ?
117Classical名無しさん:07/07/24 14:33 ID:U63JaEps
他にも
紫煙、スケアスリーモンスターズ、インザサイレントウェイ
あたりも数の力に強いな。
準備に時間をかけられるならヘブンズ、白蛇あたりも有効そう
あとスタンドではないが吸血鬼も倍倍ゲームで対軍に強い
118Classical名無しさん:07/07/24 14:37 ID:swLi22lk
ヘブンズドアーで超人大量生産すればいいんじゃないか?
外道すぎるかな。
119Classical名無しさん:07/07/24 14:42 ID:U63JaEps
ヘブンズって強化できたっけ?
120Classical名無しさん:07/07/24 14:42 ID:/8LN0Avk
バステト女神も鎧着けてるんならかなり強力そうだが
射程の関係で巻き添え喰らう可能性があるけど
121Classical名無しさん:07/07/24 14:44 ID:h1sxi8Oc
道具使ってもいいならスタプラやザ・ワールドみたいな近距離型で石投げるだけでも
恐ろしいことになるんじゃ?多分板金鎧は発達していない世界だろうし
仮にあったとしても防ぎきれないだろうから戦果は上げられると思う
122Classical名無しさん:07/07/24 14:45 ID:Arq3AhNA
紫煙は鏡の世界と組み合わせれば強そうだな。
単体だと本体がフルボッコにされるし。
123Classical名無しさん:07/07/24 14:46 ID:swLi22lk
>>119
習ったことも無いであろう外国語を喋れるようにしてるあたり、強化もできるんじゃない?
鋼を切れるようになるって書き込んだらマジで出来るようになりそうだ。
124Classical名無しさん:07/07/24 14:47 ID:U63JaEps
いや、一人ひとりはそれで殺せるだろうけど、
戦争全体に影響するほどの数を減らそうとすれば数万回石投げなきゃならんぞ。
それに相手だって反撃してくるし無傷ではすむまい
125Classical名無しさん:07/07/24 14:49 ID:swLi22lk
>>119でこんなこと書いといて今更だけど、ヘブンズドアーの書き込みはどの程度まで実現するんだろ。
明らかに無理なこと書いてもその通りになるのかな。
126Classical名無しさん:07/07/24 14:50 ID:swLi22lk
間違えた。>>125の安価は>>123に付けたつもりだった。
127Classical名無しさん:07/07/24 14:51 ID:U63JaEps
知識とか精神面はとにかく、(訓練代わりにはなるかもしれんが)
物理的な強化は無理っぽくないか?
「吹っ飛ぶ」もスタンドで本体飛ばしたんだろうし
128Classical名無しさん:07/07/24 14:51 ID:Arq3AhNA
>>125
「見えなくなって吹っ飛ぶ」が適用されるぐらいだし、
いけるんじゃないか?身体の固さ以外は
129Classical名無しさん:07/07/24 14:57 ID:cjl/YYgc
スタプラは7万苦戦しそうだな
承りがロードローラーやってくれればわからんが
130Classical名無しさん:07/07/24 15:00 ID:xnRXoENg
ロードローラー運転してレコン・キスタ兵ひき潰しまくる承りマジ外道
131Classical名無しさん:07/07/24 15:00 ID:4GB5bR3A
例えばシエスタにヘブンズドアで「火のスクエアクラスの魔法を使えるようになる」と書き込んで本当に使えるようになるのか
あるいはマルコメに「スタープラチナを出せるようになる」と書き込んでスタプラ出せるかどうか
132Classical名無しさん:07/07/24 15:01 ID:swLi22lk
>>130
ちょっと待てwwww
133Classical名無しさん:07/07/24 15:02 ID:cWK007Rg
体や精神の限界を超えるようなものは無理だと思うな。
134Classical名無しさん:07/07/24 15:04 ID:K5ySgr2c
>>129
どうかなー、承太郎はナイフを使うのも嫌がったからw
そのわりには夢に出てきたDIOのこと忘れてるし
星屑承太郎はDIOの存在はあまり覚えてないのかもしれんw
ただしナイフやロードローラーには大変なトラウマがあるww
135Classical名無しさん:07/07/24 15:05 ID:fg2FLdEw
まあ一時的、一瞬なら可能じゃない?
魔法は精神力を使うから、効果が切れたら廃人になるかもだけど
136Classical名無しさん:07/07/24 15:06 ID:QFYclYmA
紫霞は射程が短いから特定個人(護衛含む)の殺害には向いていても広範囲に
展開する大軍相手は辛いと思う。

対軍戦の条件は
・射程が長い
・一度に多数の相手に影響を及ぼす事が出来る

ラット(繁殖して頭数を増やせば)も対軍戦が出来る。
137Classical名無しさん:07/07/24 15:09 ID:Jwjn8U1U
何でわざわざマロンからここに来るんだよ…
きもいから早く出てってくれ
138Classical名無しさん:07/07/24 15:09 ID:Kk2XwyIw
オアシスもそこそこいけそうだけど、フライやられると無力だよな
139Classical名無しさん:07/07/24 15:12 ID:cjl/YYgc
承り「オストラント号だッ!」
が見たい俺って異常かなあ
140Classical名無しさん:07/07/24 15:15 ID:swLi22lk
小ネタとして見てみたい
141Classical名無しさん:07/07/24 15:15 ID:X0RcNgW6
「ゼロ」のルイズが召喚した使い魔は2匹の鼠だった
とか虫喰いネタを考えてみたが駄目だった
鼠算で増えた虫喰いが7万を虐殺する場面しか思い浮かばないわ
142Classical名無しさん:07/07/24 15:15 ID:cWK007Rg
DIO様に期待した方がいいんじゃない?
承太郎が扱うのは人間サイズだけだと思うなぁ。
143Classical名無しさん:07/07/24 15:15 ID:/8LN0Avk
露伴「ヘブンズ・ドアーッ!『ルイズが巨乳になる!』」
144Classical名無しさん:07/07/24 15:15 ID:h1sxi8Oc
こっそり隠れてタワー・オブ・グレーで遠くから舌を引きちぎる〜
っても見つかって本体攻撃されたらOUTか・・・・
145Classical名無しさん:07/07/24 15:17 ID:h1sxi8Oc
ルイズがロリ体型なのに巨乳とな!
露伴先生それは犯罪です><
146Classical名無しさん:07/07/24 15:17 ID:/8LN0Avk
バテスト女神も射程と巻き添えに気をつければそこそこ強いと思うが。
147Classical名無しさん:07/07/24 15:18 ID:swLi22lk
バテストって磁力体質にするやつだっけ?
148Classical名無しさん:07/07/24 15:21 ID:/8LN0Avk
>>147
そう、鎧つけてるんなら纏めて潰せると思う
149Classical名無しさん:07/07/24 15:23 ID:swLi22lk
その前にコンセントに触らせないといかんのじゃないの?
150Classical名無しさん:07/07/24 15:25 ID:cWK007Rg
地雷みたく地面に仕掛けたら?
まぁ、人を引き付けるくらい磁力が強くなるには結構時間がかかるって問題があるけど。
151Classical名無しさん:07/07/24 15:25 ID:JPY9l0O2
>>143
それは、宇宙の摂理に挑む偉業!
152Classical名無しさん:07/07/24 15:28 ID:QFYclYmA
露伴「やはり、無理か・・・君の胸はこれから先も成長する事は無い。」
キュルケ(ああ、言い切っちゃった。)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルイズ「へぇ〜。」
153Classical名無しさん:07/07/24 15:28 ID:swLi22lk
バテストのコンセントを一度に何個も仕掛けられるなら、
地面にびっしりコンセントを敷けば…

うわ想像したら気分悪くなってきたwww
154Classical名無しさん:07/07/24 15:28 ID:NUhHwVoE
>>153
なに想像してんのさ!
155Classical名無しさん:07/07/24 15:31 ID:.txmAhtE
>>153
水を差すようで悪いがバテストではなくバステトだ。
ところであれって発動スイッチはコンセント型じゃなくちゃ駄目なのかな?
156Classical名無しさん:07/07/24 15:31 ID:XbGF/XMA
ってゆーか承太郎の場合敵の大将だけを倒して軍隊の混乱を図って
それでも自分に向かってくるようなら時止めやスタプラのスピードで交わすなどの同士打ちを狙いそうだなぁ
157Classical名無しさん:07/07/24 15:32 ID:swLi22lk
お、バステトか。ありがと。
158Classical名無しさん:07/07/24 15:33 ID:QFYclYmA
バテストの問題は敵軍を射程に入れて貞操と自分の身をどう守り切るか。
本体はただの無力な口の悪い女に過ぎないので、能力が全開に成るまで守り切れる護衛が欲しい。
159Classical名無しさん:07/07/24 15:36 ID:NUhHwVoE
バステトだが、某格ゲーの如くコンセントを複数回ぶつければ
磁力が強くなるとかなら戦いやすそうじゃね?
あれだと空中、地上問わずどこでも出せる・仕掛けられるし
160Classical名無しさん:07/07/24 15:37 ID:swLi22lk
ググってみたらバテストとバステト両方ひっかかるんだけど、JOJO的にどっちが正しいんだろ。
JOJOは実家だから確認できーん
161Classical名無しさん:07/07/24 15:39 ID:/8LN0Avk
確認したらバステト女神だった
162Classical名無しさん:07/07/24 15:47 ID:yLk9Pvx2
アンダーワールドなら7万に勝てる筈
163アンリエッタ+康一:07/07/24 15:51 ID:5pyVC6Iw
投下したいのですがその前に一つ質問があるんですが、
トリップってつけたほうがいいんでしょうか?
一応IDでる板に試験的移転をしたようなので、必要なのかどうか自分ではなんとも
2chに詳しくない自分では分からないので、皆さんの意見を仰ぎたいのですが
164Classical名無しさん:07/07/24 15:53 ID:E6IveXr6
有るに越した事はないと思う。
日付跨いで投下すればIDも変わるしね。
165Classical名無しさん:07/07/24 15:53 ID:BUDVVCGw
キターーーーーーーー!!!!!!
トリップは偽者防止のためだから、つけたほうが良いんじゃないか。
IDは自作自演防止で、偽者の防止にはならないからな。
166Classical名無しさん:07/07/24 15:54 ID:NUhHwVoE
支援する!あとageてるぞー
167Classical名無しさん:07/07/24 15:54 ID:/8LN0Avk
一応テンプレに書いてあるからつけたほうがいいのでは?
168Classical名無しさん:07/07/24 15:54 ID:gfpO8N66
チョコ先生だったら・・・テファ終わったな
169Classical名無しさん:07/07/24 15:55 ID:aFkZxuHg
トリップってどうやってつけるんだ?
170Classical名無しさん:07/07/24 15:56 ID:Kk2XwyIw
めんどくさきゃ投下する始めのスレだけつければおk


ところでアニメ3話見る限りティファニアでなさそうだな
171Classical名無しさん:07/07/24 15:56 ID:NUhHwVoE
>>170
マジか!揺れる双丘が見れんのか…
172アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 15:58 ID:5pyVC6Iw
なるほどトリップってそういう意味だったのか
とりあえずテストでトリップつくかどうかな?
ついてたら5分から投下開始だッ!
173Classical名無しさん:07/07/24 15:58 ID:ixZPcSE.
まあ雑談に頻繁に加わってるわけでもなけりゃ偽者防止の必要性がないけどな
SS投下に関しては偽者かどうかなんてすぐ見破れるわけだし
174Classical名無しさん:07/07/24 15:59 ID:NUhHwVoE
加わってる職人は相当数いそうだがな
175Classical名無しさん:07/07/24 15:59 ID:BUDVVCGw
そしてこいやあああああああああああああああああああああ
176Classical名無しさん:07/07/24 16:01 ID:elw/69HE
こい!
177Classical名無しさん:07/07/24 16:02 ID:ixZPcSE.
>>174
作者である事を示しながらってことだよ? そのぐらい文章からわかるだろうけど
ID出る板になってコテの雑談も増えそうだけど
だからといって相変わらずそこは伏せてID変わってから雑談に加わる人もいるだろうし
そういう場合はコテを付ける必要は無い
178Classical名無しさん:07/07/24 16:02 ID:E6IveXr6
来いっ!
……ところで支援の必要性はどのくらいの頻度なのかな?
179アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:05 ID:5pyVC6Iw
狭い小屋の中での、あっさりとした捕り物劇。
男はあっという間にロープで縛られ、今度は自らが床に転がされてしまった。
「……、……ッ………」
呻きにならない呻きを男が上げる。

小屋に入ってきた康一と、フードを被ったもう一人。
背が低く、小柄でやせっぽちと言ったほうが的確だろう。
抱えるように持っている、体に似合わぬ長い杖が、その身をメイジであると証明している。

その者はゆったりと杖を振る。
使う魔法は「ディティクトマジック」。
魔法の力で小屋の中を調べ上げ、何も問題ないことを確認。
安全を確認してから、自らの目でも狭い小屋の中を見渡しフードを脱いだ。

可憐で繊細な青髪であった。静謐な雰囲気。少女であろうか。
しかし素振りからは、数々の戦いを生き抜いてきた経験を感じる。
少女は可憐な見た目とは裏腹に、この場に必要な実力を備えているようであった。
180Classical名無しさん:07/07/24 16:05 ID:NUhHwVoE
>>177
いや、わかってるよ
俺の言葉が足りなかったスマソ
181アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:06 ID:5pyVC6Iw
「アニエスさん、大丈夫でしたか?」
「ああ多少腹に喰らったが、大して問題ない。それよりも私の演戯はどうだった?」
少し唸って康一は言う。

「結構、イけてましたよ。でもちょっと地が出てませんでした?
アンリエッタさん、多分「キサマ」とか言いませんよ」
「にわか仕込だから、それ位は大目に見ろ。
まぁ、姫様のドレスまで着て、色々と練習した甲斐はあったようだな」
アレはキツかったな、とぼやくアニエス。

今日まで五日間、仕事の合間ひそかにアンリエッタのドレスを着て、作法や立ち居振る舞いなどを実地で訓練していた。
生まれてこの方アニエスは、ドレスなど着たこともなかったので悪戦苦闘の毎日である。
しかも気恥ずかしいやら、照れくさいやら、足元がスースーするやらで何がなんだか。
この五日間、ずっと恥ずかしかったが今となっては良い思い出である。

「それとミス・タバサもご苦労様です。」
コクン、とタバサは小さく頷いた。
雪風のタバサ、トリステイン魔法学院のトライアングルメイジ。
何故このような、縁もゆかりもない場所に彼女がいるのか。
その訳は三日前にさかのぼる。
182Classical名無しさん:07/07/24 16:06 ID:/8LN0Avk
支援した!
183Classical名無しさん:07/07/24 16:07 ID:ixZPcSE.
必要無さそうでも支援!
184Classical名無しさん:07/07/24 16:07 ID:/8LN0Avk
タバサ紫煙!
185アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:07 ID:5pyVC6Iw
マンダムして三日前。
アニエスはオールド・オスマンが指定した、とある城下町の代わり映えしない家に赴いていた。
もちろん帯剣はせず、平民の服装でである。
時は夕暮れ時でもあり、焼光が目を焼いてゆく。
その燃えるような光に照らされて、雪風のタバサはいた。

窓際に腰掛けて本を読む、年端もいかぬ少女にアニエスはまず不信感を覚えた。
確かに傍らには杖がありメイジと一目で分かるが、オスマン老の使いとしては歳が幼すぎる。
そして突然、パタンとタバサが本を閉じアニエスへと向き直った。
ジッとアニエスを見つめる。見る。見る。見る。
そしてゴソゴソと懐を探る、タバサ。何なんだコイツはと思う、アニエス。

メイジはほぼ全て貴族であり、貴族には変人が多い。
別に相手が変人だろうと、アニエスにはどうでもいい。敵意がある以外は。
しかしタバサは傍らの杖には手を伸ばさずに、懐を探るのみ。
懐に別の杖を隠し持っている可能性もない訳ではないが、そこまで考えるとキリがない。
アニエスは考えるのをやめた。

そうする間にタバサの懐から白い封筒が出てきた。
封筒を持って手を突き出すタバサ。無言だがアニエスに渡したいのだろう。
その意思を感じ取ったアニエスは、ゆっくりと封筒を手に取った。
186Classical名無しさん:07/07/24 16:08 ID:/8LN0Avk
私怨!
187アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:09 ID:5pyVC6Iw
これだけのことをするのに、何秒かかったのだろう。
妙な緊張感がそこにはあった。
「………開けて」
タバサ。当然封筒のことだ。それっきり無言。

ふぅっ、と溜息をつくアニエス。仕方なく、恐る恐る封筒を開けた。
中には一通書状があった。取り出して広げる。
難しい言葉は吹き飛ばして、結果だけを取り出す。

オスマン老は現在諸事情により身動きが取れぬ状況にある。
真実の鏡の件は何とか手配するが、オスマン老自身が協力することが出来ない。
よって代わりの者を向かわした。
凄腕の使い手で、実戦経験も豊富。優秀な魔法学院の生徒を。

つまりアニエスの目の前のちっぽけな少女。
雪風のタバサを。
手紙を読み終えたアニエスは目の前の少女を見ようとしたが、そこにはスデに誰もいなかった。
グルリと後ろを振り向くと、タバサが家の入り口の前で待っている様子。

アニエスは、もう一度溜息をついた。
188Classical名無しさん:07/07/24 16:09 ID:/8LN0Avk
アニエス支援!
189アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:10 ID:5pyVC6Iw
「そう、なのですか」
その夜に、アンリエッタとタバサは面会。
アンリエッタは驚きをもって、タバサは無表情をもって、それを迎えた。
自分より年下の少女が、高名なオスマン老からの推薦を携えてやって来たのである。
実力を疑うわけではないが、驚かないほうがどうかしている。

(でも確かに。ミス・タバサとその使い魔は、この策の大きな力になる)
書状にある情報に目をつけたアンリエッタ。
ウィンドドラゴンの幼生、それがタバサの使い魔であった。
空を駆けるように飛翔する風竜は、移動の手段としてとても優れている。
移動手段に乏しい康一にはうってつけだ。

さらに風竜を使い魔にしていることから分かるように、タバサの系統は風。
逃がした賊の追跡には、静かさや速度も求められる。
その点、風魔法の使い手であるタバサがいれば追跡はグッと楽になるはず。

それにアンリエッタは追跡する者の中に、一人は水系統か水の魔法が得意なメイジが欲しかった。
イザというときのため、治療役がいると考えたからである。
そしてタバサの二つ名「雪風」が表すように、タバサは水の魔法も使うことが出来た。
190Classical名無しさん:07/07/24 16:10 ID:/8LN0Avk
アンリエッタ支援!
191アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:11 ID:5pyVC6Iw
まさに天の配剤のような存在であった。
オールド・オスマンと始祖ブリミルに感謝の念が絶えない。
送った書状からこれだけのことを読み取るとは、オスマン老まさに慧眼である。

「それではミス・タバサ、わたくしに協力してくださるのですか?」
「……終わった後でいい、報酬が欲しい」
コクンと頷いた後に、続けてタバサはそう言った。

自らのために危険に向かってもらうには、相応の礼が必要である。
別に無償の奉仕をしてもらえるとは思っていないアンリエッタは答えた。
「物にもよりますが、出来る限りのことは致しましょう。何をお望みです?」
「水の薬に関する情報。書物でも何でもいい。便宜を取り計らって欲しい」

これはまた妙なことを言うな、とアンリエッタは思った。
思ったが、これは個人のことであり自分が首を突っ込むことではない。
こんなことを報酬に求めるのであるから、何か深い事情があるのだろう。
「分かりました。事が終わり次第、そのように致しましょう」
192アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:12 ID:5pyVC6Iw
真実の鏡も、運搬はタバサのシルフィードがいてくれたおかげで、秘密裏に行うことが出来た。
その後、タバサの能力を加味して現在の作戦を作り上げる。
賊をマザリーニが手配しておいた馬車を使わせて逃がした。
その上で康一をシルフィードに乗せて追跡。

賊が空を見上げれば、飛行する影で気付かれる恐れもあったが今日は新月。
月のない、この夜に決行しようとアンリエッタが考えた結果がいい方向に向かった。
全ては上手くいっていた、怖いほどに。

「さて、オマエには色々と吐いて貰わねばならんな」
椅子にロープで縛り付けられた男、剣を突きつけるアニエス。
アニエスが持つ、苛烈な性質が表層に現れはじめていた。
いわゆる、サドである。

だが男は身震いもせずに、何も語る意思を持たない。
ようやく、終わりが来たからだ。
自分から終わるのではないのが、少々残念ではあるのだが。
どうということもない、些細なことであった。

その瞬間タバサの鍛え抜かれた耳が、殺気の篭った風きり音を捉えたッ!
「伏せてッ!!」
間髪入れずアニエスに叫び、飛び掛かったタバサ。
タバサはとても軽いが、さすがに突然飛び掛られてはアニエスでも押し倒されるしかない。
193アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:14 ID:5pyVC6Iw
パリンッ!!
何かが割れる音と共に、室内へ何かが飛び込んできた。
それは押し倒されたアニエスの肩口を掠め、さらに先へと進む。

グシャァッ、と嫌な音がした。康一の頬を、生暖かい物が打つ。
ドス黒く、ヌルヌルとした液体であった。
液体の飛んできた先を康一は見る。

あたかも噴水のように、勢い良くピュッピュと噴出す血液。
椅子に縛り付けられた男の額から噴出する血が、自身を黒赤に彩る。
噴出は緩やかに収まっていく。
おそらく、もう頭部の血液が残り少ないのであろう。

そして出血が止まり、最後に脳漿が額の穴からドロリと零れ落ちた。
死体と化した男の目は見開かれ、自身の血が涙のようにナミナミと溜められている。
少しだけ男の体がビクッと動いた。痙攣だろうか。
死体の瞳から血が溢れるように零れ、男は血の涙を流した。

「うわああああああああああああああああああああっっ!!!」
194Classical名無しさん:07/07/24 16:14 ID:NUhHwVoE
支援がいるかわからんが支援!
195アンリエッタ+康一 ◆3D2JBRgybs :07/07/24 16:19 ID:5pyVC6Iw
最初に言っておく、スカートはいて恥ずかしがってるアニエスタンハァハァ
投下完了ッ!

最後がなんだがグロになってしまった気がしますが、あまり気にしないでもらえると助かります
ところで5部ゲー中古で買いました
vsセッコ@が、かなりムズイ。S取れる人居るんだろーか
全体的にネタ満載で面白かったです、その分書くの遅れましたが…
196Classical名無しさん:07/07/24 16:19 ID:BUDVVCGw
うおおおお支援
197Classical名無しさん:07/07/24 16:20 ID:E6IveXr6
GJ!
トドメを刺したのはワルドかな? 矢とかじゃないみたいだし。
198Classical名無しさん:07/07/24 16:22 ID:/8LN0Avk
>>195
想像して悶えたGJ!
199Classical名無しさん:07/07/24 16:24 ID:ixZPcSE.
アニエス丁度アニメで活躍してる最中だからたまらんわ
しかしこの攻撃はいったい…続き期待してます
200Classical名無しさん:07/07/24 16:29 ID:NUhHwVoE
GJ!止めをさしたのは誰だ?
>マンダムして三日前。
語呂の良さに吹いたwww
201Classical名無しさん:07/07/24 16:39 ID:zl5oUvkU
GJ!
5部ゲーはニコニコにメチャ上手い動画があったな
202ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:42 ID:8MDNx0Xg
GJ!
続きの気になる引き方にジレンマが!
そして再び投下したいんですがかまいませんねッ!
203Classical名無しさん:07/07/24 16:44 ID:2MDQUwJE
かまわん行け
204ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:44 ID:8MDNx0Xg
第二十話 『そよ風の中で』

半壊した貴族派はその後いったん引いて体勢を立て直すつもりらしく、あれから三日たった現在、ニューカッスル城はつかの間の平穏を迎えていた。
『ヘビー・ウェザー』の説明を受けていない兵たちは三百が五万を返り討ちにした戦いを『奇跡の戦』と呼び、城内の士気は高まっていた。
「とは言っても、援軍を迎えた反乱軍に勝てる道理はもはやない・・・」
ウェザーは自分にあてがわれた部屋の中で、ルイズ、キュルケ、ギーシュに向かってそう話した。
「ま、王党派が勝てたのも結局のところダーリンのおかげだしね」
「・・・『ヘビー・ウェザー』なしでも戦力になりたいところだが・・・あれ以来力が入らないままだ」
「それってなくなっちゃったってこと?」
「いや・・・微妙にだが回復はしているんだ。一週間かそこら大人しくしていれば戻るだろうが、恐らくは能力に対するリバウンドだろう」
ウェザーは自分の左手を見る。あの光はなんだったのか。伝説の使い魔『ガンダールヴ』のルーンが刻まれた左手。ルイズが触れたとき強く輝いて『ヘビー・ウェザー』を止めた。(ルイズと『ガンダールヴ』・・・調べておいて損はなさそうだな)
オスマン辺りにでも聞いてみるかと考えているとルイズが話し始めた。
「でも・・・」
ルイズが膝の上に置いた拳を強く握る。
「もうあんなことしないでよ・・・?勝手に暴走して・・・勝手に死ぬなんて許さないんだからね」
少し潤んだ目で下から睨んで言った。それにウェザーは軽く笑って答えた。
「もうしないさ・・・次も止まる保証はないし・・・お前らも巻き込むところだった。それに一回使うたびに力が出せないんじゃ、お前を守れないだろう?」
205Classical名無しさん:07/07/24 16:46 ID:/8LN0Avk
支援!
206Classical名無しさん:07/07/24 16:47 ID:LheJrsEE
支援する
207ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:47 ID:8MDNx0Xg
ルイズはその言葉に顔を赤くしたが、腕を組んでそっぽを向いた。
「わ、わかればいいのよ。使い魔はご主人様を守るのが仕事なんですものね!」
その様子にウェザーとキュルケは笑った。と、ようやくギーシュが口を開いた。アルビオンに着いてからずっと寝ていたためにいまいち話しについていけなかったが、ようやく一区切りついたらしいと見て自分から話題を振ったのだった。
「ふむ・・・僕が寝ている間に何やら深刻なことがあったらしいね。とは言え、一応とはいえ平和なのだから、今は戦のことではなく楽しい話をしようじゃないかね。たとえばそうだな・・・料理なんかはどうだね?」
ギーシュの話題にみんなが食いついた。
「そういえばここで出された料理には野菜が多かったな」
「そういえばそうかしら?ここの人たちって菜食主義の神職だとかかしら?」
「そんなわけないでしょうよ。単にメイドたちも逃がしちゃって簡単な料理しかできないんじゃないかしら。ところで菜食主義ってチーズとかは食べちゃってもいいわけ?」
「ああ?そいつはダメだろーな。乳製品や卵は牛や鶏のもんだからな。クリーム使ってるケーキもアウトだろうよ」
「へええ〜〜!じゃあクックベリーパイもダメなのね?ならわたしは菜食主義にはなれそうもないわ」
「でもきっとその方が体の調子もいいんだろうな」
「菜食か・・・ふむ、一つ提案があるのだがね」
ギーシュが指を立てたので皆が注目した。
208Classical名無しさん:07/07/24 16:47 ID:zl5oUvkU
支援
209ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:49 ID:8MDNx0Xg
「トリステインに帰ったら『エスカルゴ』料理を食べに行かないかい?」
三人が同時に固まった。しかしギーシュはそんな様子に気づいた風もなく得意げに話し続ける。
「カタツムリなら菜食主義から外れるだろうし、美味しいカタツムリを食べさせるところを知っているんだ。そうだ、秘薬をくれたモンモランシーもさそってンペストッ!?」
ルイズとキュルケのハイキックがギーシュの延髄にキまった。
「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!」「何も知らないギーシュがNGワードを言ってしまうことだ・・・!」「「ギーシュが何も知らずに『エスカルゴ』だなどと!テメーだけの都合でッ!」」
二人が目をぎらつかせながらギーシュに迫る。脳が揺れたギーシュは尻餅をついたまま後退るがすぐに追いつめられてしまう。
「あんなもの見た後でカタツムリが食えるかーッ!」
「え?え?ちょ、まっ・・・ゥんがァアアア――アァッ!」
ウェザーは指とその谷間を使いギーシュの名前を占った。
「『ギ』『ー』『シュ』・・・天国地獄、大地獄・・・・・・」
どうにも助かりそうにないのでギーシュで遊んでいる二人を残して外へ出た。
よく晴れた空の下、どこからか入ってきたそよ風が廊下を歩くウェザーの横を通り過ぎていった。
210Classical名無しさん:07/07/24 16:49 ID:/8LN0Avk
支援する!!
211ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:51 ID:8MDNx0Xg

城の人が自分のために用意してくれた部屋の隅でタバサは座っていた。膝を抱え込むようにしてそこに顔を埋めて動かない。
「きゅいきゅい・・・(ねえお姉さま・・・)」
ベランダからシルフィードが心配そうに顔を出している。先ほどから何度も何度も声をかけているが全く反応がないのだ。
「きゅい!きゅーい!(もう!入っちゃうのね!)」
そう鳴くとシルフィードはベランダから室内に入ってきた。しかし五メイルを超す巨体の竜が窓から入っていったというのに、窓枠にはヒビ一つなかった。それもそのはずだった。
中に入っていったのは青い髪をなびかせたスタイルグンバツの女性だったのだからだ。文句のつけようのない肢体でタバサに近づいていく女性に、ただ一点の文句を付けるとするのならば、それは『全裸である』と言うところであろう。
もっとも、それに文句を付けるかどうかはあなた次第だが。
「お姉さま最近はちっともご飯食べてないのね。体壊しちゃう」
「シルフィード、ここで変身してはダメ」
「変身しないと中に入れないのね!」
そう、この女性はシルフィードである。風韻竜である彼女は人間の姿に変身することが可能なのである。そのシルフィードはタバサのまえに仁王立ちになると腕を組み、頬を膨らませた
212Classical名無しさん:07/07/24 16:51 ID:U63JaEps
ん?帰らずにそのまま参加しているのか?支援
213Classical名無しさん:07/07/24 16:51 ID:/8LN0Avk
きゅいきゅい支援!
214ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:54 ID:8MDNx0Xg
「お姉さまったら大好きなはしばみ草もちっとも手を着けなかったのね。本当に体壊れちゃうの」
「必要な栄養は摂取した」
「ダメなのー!そんなことじゃおっきくなれないのね!お姉さまは小さいんだから!」
そう言って胸を張るシルフィード。組んだ腕の上からキュルケとタメを張れる柔らかメロンがこぼれていた。その瞬間、タバサが下げていた顔を機械的に起こしてシルフィードを見た。その眼は神話に出てくる魔眼と呼ぶに相応しい禍々しい光を放っていた。
「黙れ。もぐぞ」
「ヒィッ!」
思わずシルフィードは身震いしてしまった。身長のことを言ったのに。いつもならここで退散してほとぼりが冷めるのを待つのだが、なんだか最近のタバサの様子は心配でならない。そう思ったシルフィードは逃げ出そうとする足に活を入れて背筋を伸ばした。
「そそそそんなこと言っておお脅したってダメなものはダメなのね。お姉さまがちゃんと食べてくれないとシルフィ心配でご飯が喉を通らないのー」
タバサは黙ってベランダの一角を見た。そこには何かが食い散らかされた後だけしか残っていない大きな皿があった。シルフィードが汗を垂らす。
「あ、あれは間食だからご飯には入らないのね!ね?」
必死に弁明し出すシルフィードにタバサは薄く笑って言った。
「わかった。ご飯はちゃんと食べる」
タバサがようやく笑ってくれたことが嬉しかったのか、布団のシーツをひっ掴み、飛び跳ねながら部屋から飛び出していった。どうやら今すぐ食べさせるために厨房に向かうつもりのようだ。
いつもならその姿で人前に出るなと叱るところだったが、タバサはため息をこぼして再び俯いてしまった。頭の中に渦巻くのは己の無力さ。偏在のワルドとの戦いで自分は何も出来なかった。
「相手は格上だったから」なんて甘い考えが通用する世界でタバサは生きてきていなかった。無理難題を力で切り抜け、荒唐無稽な任務も知恵を働かせたし破天荒な相手を正論で切って落としてきた。
全てはあの人のため。あの人を救うため。あの人を守れる力が欲しかったのだ。そのために学び鍛え修羅場を切り抜けてきた。なのに・・・
悔しさと同時にキュルケとギーシュに対して嫉妬している自分に気付き、さらに体をちぢ込めた。
「・・・・・・母さま・・・」
タバサの小さな呟きはカーテンを揺らすそよ風に紛れて消えた。

215Classical名無しさん:07/07/24 16:55 ID:/8LN0Avk
ちょwwwwタバサwwww
216ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 16:59 ID:8MDNx0Xg

「きゃあッ!」「うおッ!」
人気も少ない廊下の角でウェザーは何かにぶつかって後ろに倒れていた。その上にはぶつかってきたものがのっかている状態である。
歩いていたウェザーに風のごとき速さで何かがぶつかったため勢い的に負けたウェザーが飛ばされ、ずっこけた何かがその上に乗ったのだ。しかもぶつかってきたのは何かではなく女だった。
青い髪がタバサを想起させるが長い髪とやや大人びた風貌はむしろその姉か母を連想させた。ウェザーは素直にキレイだと思ったが、同時に違和感を覚えた。初めそれはこの女の着ているもののせいだと思った。
女はシーツみたいな白い布を体に巻いているだけで、到底衣服とは呼べそうにないものだったからだ。しかし何かが引っかかる。ウェザーがその引っかかりの正体に頭を回転させていると、馬乗りになった女が話しかけてきた。
「わ、ウェザーなのね!」
女の正体はシルフィードであった。
「俺の名前を知ってるのか?・・・何者だ一体」
下敷きにされた姿勢のままウェザーが警戒心もあらわにそう問いただしてきた。
シルフィードにしてみれば何度か背中に乗せたしたまに風を使って遊んでくれるタバサの知り合いの気さくなお兄さんなのだが、シルフィードが人間になれることを知らないウェザーにしてみれば
戦争真っ只中の城内で見たこともない女が自分の名前を知っていたのだから警戒もしようと言うものである。
(しまったのね!正体ばれたらお姉さまにまた『はしばみ部屋』にいれられちゃう!もう『はしばみの処女(ハシバミ・メイデン)』はいやなの〜!)
かつての記憶が甦りがたがた震え出すシルフィード。ウェザーの上で。
「お、おい・・・!」
「や、やっぱりあなたは知らない人だったみたいなの!ぶつかってゴメンなのね!」
それだけ言うと身軽にウェザーの上を飛び越えて全力疾走でどこかへ行ってしまった。しかし上を飛んだと言うことは下から見えていたわけだが。
「・・・マジで何者だ?」
217Classical名無しさん:07/07/24 17:01 ID:LheJrsEE
きゅいきゅいのサービスショットww
218Classical名無しさん:07/07/24 17:01 ID:U63JaEps
はしばみ部屋w支援
219ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:02 ID:8MDNx0Xg
仰向けに倒れたままの姿勢でウェザーは呟いた。その後考えてもしょうがないと思い直して立ち上がり、人気の少ない廊下を歩いていった。と、そこでメイジにあった。ウェザーも治療してもらった水のメイジだ。
「ああ、ちょうどいい。フー・・・じゃなくてエルメェスの部屋はどこか知らないか?」
「エルメェスさんならこの廊下を真っ直ぐの突き当たりですよ」
もちろんエルメェスはここにはいない。お尋ね者のフーケを置いておくために口から出た名前がエルメェスだったのだ。
メイジに礼を言って廊下を進む。そのうちに目的の部屋についた。ウェザーは何の躊躇もなく扉のノブを回した。
「おいフーケ・・・・・・」
ザ・ワールド!時は止まる。
フーケはちょうど着替えをしていたところらしく、脱いだ服が腕に引っかかっていた。背を向けていたが扉が開いたことに驚いたのか、上半身を捻っている。目を丸くしてこちらを見ている。
                  〜一秒経過〜
白いパンツ一枚だけで肌の露出が尋常じゃない。しかも肌は予想以上にキメが細かく白かった。
                  〜二秒経過〜
脚は細いが盗賊家業の賜物か、引き締まっている。こういうのをカモシカのような脚と言うのだろうか。
                  〜三秒経過〜
その脚から腰、腰から胸へ上るラインはしっかりとくびれており、キュルケとはまた別種の色香があった。
                  〜四秒経過〜
胸は服に隠れてはいるが、その膨らみはルイズなら確実にキレること請け合いである。形もイケメンだッ!
                  〜五秒経過〜
そして時は動き出す・・・
WRYYYYYYという空耳が聞こえてきそうな時間が過ぎたとき、フーケが肩を震わせながら何事かを呟いている。
220ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:04 ID:8MDNx0Xg
「ば・・・」
「ば?」
「バニッシングーッ!」
フーケの投げつけた花瓶がウェザーの顔面に直撃した。
「うぐあ!」
ウェザーが吹っ飛んで倒れている間にフーケは着替えを済ませる。
「つつつ・・・」
起きあがったウェザーに鬼気迫る迫力のフーケが迫る。
「堂々と覗きしやがってからにィ・・・!」
「お、落ち着け、誤解だ!」
その後変態の汚名を晴らすために頭を下げ弁解し、結局三十分は費やしていた。
「ふーん・・・たまたまねー」
「お前まだ疑ってるだろ・・・まあ、ノックしなかった俺も俺だが、見たのなんざ一瞬だ一瞬」
フーケはベッドに腰掛けウェザーは床に座らせられながら話をしている。
「しかし何でまたこんな時間に着替えなんかしていたんだ?」
「出てくからよ」
フーケは至極当然といった風にきっぱりとそう言った。
「今からか?傷は塞がったといっても無茶するなよ。それにお前は薬が・・・」
ウェザーの心配を鼻で笑い飛ばし、ベッドのスプリングを利用してフーケは勢いよく立ち上がった。
「『土くれ』のフーケ様を舐めるんじゃあないよ。あんなかすり傷ごときでヒーヒー言ったりはしないさ。それに・・・一刻も早くここから離れたいのよ」
「・・・ああ、そう言えばお前貴族嫌いなんだっけな」
「うん・・・まあそんなところだよ」
煮え切らない態度のフーケではあったが、ウェザーは特に言及しなかった。
「まあ、傷跡は消えていたから大丈夫だとは思うが、もう少し自愛するんだな」
「ふん、今さら誰が私のことなんて気にするって言うんだい?」
「家族がいるんだろう?大切な家族が・・・。それにお前キレイなんだからもったいねーぞ」
「は?え、あう・・・」
221Classical名無しさん:07/07/24 17:06 ID:3eZMwSHU
支援
222ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:06 ID:8MDNx0Xg
その途端フーケが顔を真っ赤にして俯いてしまった。傷に響いたのかと心配したウェザーが近づいてみる。
「どうした?」
「真顔で恥ずかしいこと言うなよ・・・・・・あれ?何であんた私の傷跡が消えたって知ってるんだい?」
「あ」
その瞬間フーケから何かドス黒いオーラが漏れてきた。ウェザーは嫌な汗をかきながらこれが漆黒の殺意か・・・、と一人納得していた。
「へえ・・・随分とじっくり見てくれたらしいじゃないかい・・・ええ?」
「や、ちが「バニバニバニバニバニバニッシングッ!」
フーケのラッシュによって飛ばされた意識の中、ウェザーは髪を逆立てたフランス人に「お前も女難か?」と言われてさらに手招きまでされたので全力で戻ってきた。俺は違う俺は違うと何度も繰り返した。
叫んで落ち着いたのかフーケが息を整えながら喋った。
「ま、まあ、不本意ではあるけれど借りは借りだ。必ず返すとウェールズに伝えといておくれよ」
「俺はお前の召使いじゃないんだが」
「ヴァリエールの嬢ちゃんの使い魔だろ?知ってるよそんなこと。でもさ、私ウェールズの顔見たらきっと黙ってられなくなっちゃうから・・・」
ウェールズの名前を出すたびに拳に力を入れるフーケを見てウェザーは頷いた。
「わかった」
「悪いね。でも・・・聞かないんだね、理由」
「聞けば答えるのか?言いたくないのなら言わなければいい。言いたくなったら聞いてやるし、力になれるんだったらなってやるし、なれないのなら関わったところで意味はない・・・」
「親切なんだか淡泊なんだか・・・・・・じゃあさ、私があんたの過去聞いたら教えてくれる?」
恐らく興味本位で聞いたのであろうフーケにウェザーは真剣な顔のまま答えた。
「教えてやろうか?」
223Classical名無しさん:07/07/24 17:07 ID:X0RcNgW6
39歳が何口説いてやがるw
224Classical名無しさん:07/07/24 17:07 ID:/8LN0Avk
フーケフラグ立った
225ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:08 ID:8MDNx0Xg
「ん・・・いや、いいよ。結局過去のことで力になんかなれるはずがないんだしね」
「だが未来のためになら力を貸せる・・・」
どこか遠い目をしているウェザーを見てフーケは少しこの男に対する興味の持ち方を変えた。この男の不思議な力よりも、この男自体を知りたいと思った。
「ふうん・・・そっか、そうだね」
フーケはベランダに足を進めた。ウェザーは体の向きだけでそれを追う。
「これからどうするんだ?」
「しばらくは大人しくしてようかな。家族に会いに行くのも悪くないしね。ま、幸いこの辺は勝手知ったるなんとやらってね」
しかしそこで急に顔を赤くして俯いてしまった。ベランダの手すりにおかれた指がせわしなく動いている。
「それで、あと、その・・・あ、あり・・・」
急にフーケの声が小さくなってしまったので、ウェザーは聞き返してしまった。
「あり?アリーヴェデルチか?」
「ありがとうって言ったんだよ!」
フーケは自分で叫んだことが恥ずかしかったのか見る見る顔を赤くした。
「ちちち違うからね!今のはアリーヴェデルチって言おうとして噛んじゃっただけだからね!わかった!?」
もの凄い剣幕で怒鳴られてウェザーは思わず首をかくかくと縦に振っていた。
「と、とにかくじゃあね」
「ああ、またな」
フーケはベランダから飛び降りた。そしてそんなフーケに対するウェザーの言葉は、
「・・・・・・そう言えばあいつブラしないのか?」
この世界にブラジャーがないことを知らないウェザーはそう呟いた。
226Classical名無しさん:07/07/24 17:08 ID:swLi22lk
フーケかわいいよフーケ
227Classical名無しさん:07/07/24 17:09 ID:/8LN0Avk
アリーヴェデルチwww
228ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:10 ID:8MDNx0Xg

城からしばらく行ったところにある草原をフーケは歩いていた。
「あー・・・調子狂うわー・・・」
盗賊という職業柄比較的マイペースなはずの自分だがウェザーと話しているとなぜだか調子が狂ってしまうのだった。
こちらのペースに巻き込もうとしても向こうはどこ吹く風でちっとも揺らぎやしない。どころかこっちを巻き込む節さえあるのだ。
それに立ち向かったときはこちらの歩みを阻むくせに、背中に立たれると後押ししてくれる。
「なんだか風みたいなやつだね」
だだっ広い空間の中フーケは一人呟いて伸びをした。
「さーて、テファたちのおみやげ何がいいかねえ」
フーケは頬を撫でるそよ風に朗らかに笑った。

「はい、なんでしょう?」
「ん?いや、俺は何にも言ってねーよ」
とある森の中の小さな村で、美しい少女と錆び付いた剣が話し合っていた。
「いきなり声かけるもんだからおでれーた。どうしたんだい?」
「え?その・・・私の名前を呼んだ気がしたから・・・」
剣はカタカタと震えながら話し続ける。
「ふーん。でもそれは俺じゃないな。声に聞き覚えはなかったのかい?」
すると美少女はしばし考える仕草をしてからゆっくりと話した。
「・・・マチルダさん・・・の声でした」
「マチルダ?知り合いかい」
「ええ。とっても『知り合い』なんです。ほら、あなたを送ってきてくれた人ですよ」
「ああ、姐さんか。しかしいいねえ、通じ合ってる感じで。俺も早く使い手に名前呼ばれてーな」
「デルフさんなら大丈夫ですよ。案外すぐ近くまで来てるかも知れませんよ?使い手さん」
「そうだったらおでれーた」
二人の笑いは森の木々を軽く揺らしたそよ風にのって飛んでいった。

229Classical名無しさん:07/07/24 17:09 ID:U63JaEps
ツンデレフーケも良いなあ支援
230Classical名無しさん:07/07/24 17:10 ID:/8LN0Avk
テファ初登場?
231ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:12 ID:8MDNx0Xg

ウェールズは会議室に向かって歩いていた。時刻はすでに夕方をさしている。
頭の中は今後のことで渦巻いていた。ウェザーにアンリエッタのもとへ行くと約束した。しかし明日にも敵は数をそろえて再びやってくるだろうし、以前空は封鎖されたままだ。
もうウェザーには頼るわけにはいかない。怪我人の治療のためにここに留まっていてくれているが、次の攻撃の前に帰さなければならない。
悩みながらも会議室にたどり着き、大きな扉を開いた。
「皆、遅れて済まなかった」
会議室にはすでに父王はじめ隊長たちが大きなテーブルに座っていた。ウェールズは自分の席に向かって歩いていく。
「む?」
しかし、いつもなら父王の隣に置いてある椅子が今日はない。部屋中を見渡すがすでに席はすべて埋まってしまっている。いったいどうしたことかと悩んでいると、父王が議会開始の宣言をしだしたのだ。
「それではこれより会議を行う」
「ち、父上?まだ私は座ってはおりませ・・・」
「貴族派からの通達では明日早朝に攻撃開始とのこと」「援軍でしょうか、減った数は取り戻しておるようですな」「全く、貴族派に援軍とはどこの痴者か!」
会議は侃々諤々とした調子で進んでいく。ウェールズ一人を残して。
「ふむ・・・では我らも総力を持ってこれを迎え撃つこととする。よいな?」
一同が賛成ッ!と叫んでいる。しかしウェールズは納得がいかなかった。なぜ自分がこの会議に入れないのか。その時、父王の袖から何かが落ちた拾い上げてみるとそこには驚くべきことが書かれていたのだ。
232Classical名無しさん:07/07/24 17:12 ID:DDGyAfGc
そういえばデルフ今まで出てねえwww
233Classical名無しさん:07/07/24 17:12 ID:swLi22lk
このスレで初めてテファがでた?
234Classical名無しさん:07/07/24 17:12 ID:/8LN0Avk
マンダム発動支援
235Classical名無しさん:07/07/24 17:13 ID:JPY9l0O2
ジョジョでテファが出るまで進んだのって初じゃね?
236ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:14 ID:8MDNx0Xg
「では次の議題は、ウェールズの亡命についてだが」
「っ!なんと!」
ウェールズは我が耳と目を疑った。落とした紙にはトリステイン王家に亡命の旨を伝える内容が、そして父王の口からはそのことを直に聞かされたのだ。
「そうですなあ、やはりここはトリステインに頼るのが一番かと」「そうだな。あそとは以前より親しくやってきたゆえ、快くとはいかずとも無下に扱うことはあるまいて」「トリステインなれば我が輩も賛成ですな」
「みんな何を言っているんだ?何を・・・」
「では、我らが祖国アルビオンの未来は我が不肖の息子、ウェールズに託すとしよう!皆、この老いぼれについてきてはくれぬか?」
「何をおっしゃるか陛下!我らの心はすでに一つ!」「いかにも!あなたとならばどんな戦場も恐ろしくはありませぬ!それにこれは負け戦ではない!」「そうだ!これは我らが心を見せ付ける戦い!ウェールズ様に繋ぐための戦いである!」
次々と立ち上がり思い思いの心の丈を叫んでいる。ウェールズは知らず知らずのうちに震えていた。恐れではない。恐怖ではない。
「殿下!我らの魂はいつまでもこの地にてあなた様の帰りをお待ち申し上げております!」「未来永劫に!」「ウェールズ皇太子万歳ッ!ジョージ王万歳ッ!アルビオン万歳ッ!」
そこはもはや会議の様相を呈してなどいなかったが、文句を言う者など誰もいなかった。皆の心はすでに一つなのだから。ウェールズは震える心を必死に抑えつけて、大きく頭を下げた。
「みんな!必ず帰る!皆の想い、確かに受け取った!」
そう言うと皆が笑った気がしたが、ウェールズは確かめることなく背中を向け、会議場を後にした。
一人歩く廊下に続く水滴を夕闇のそよ風が震わせた。
237ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:16 ID:8MDNx0Xg

翌朝早朝、ウェールズを含んだ六名と一匹はヴェルダンデが礼拝堂に掘った穴から先に回っていたシルフィードの背に乗り込んだ。それを確認したタバサがシルフィードに出発の合図を出すと、力強く羽ばたいて進みだした。
見上げれば今まさに城に攻撃が始まったらしく、煙を上げていた。ウェールズはそこへ向かっていつまでも敬礼をしていた。
ルイズはそんなウェールズを見ながら奇妙な達成感と、不思議な虚無感に見舞われていた。王女の以来は果たした。王子も救えた。しかし、国は救えなかった。当然そんな大きなものなぞ望めるべくもなかったが。
ルイズは眠気に襲われると、あっさりと意識を手放した。ウェザーにもたれかかるようにして眠るルイズをウェザーは優しく受けとめた。

ルイズは夢を見ていた。故郷の夢。忘れ去られた小池の真ん中に浮かぶ小舟の中に一人で寝転んでいた。なんだかひどく疲れてしまったが、もう助けてくれる優しい手はないのだと思い出した。
しかたがなく自分で起きあがって船を漕ごうとしたとき、奇妙なことに気づいた。池の水が完全に干上がってしまっているのだ。なんだろうと思いながら池底に足をつくととてつもなく熱かった。
見上げれば凶悪な太陽が憎らしいほどさんさんと輝いていた。これでは岸まで渡れないと諦めたとき、熱で揺らぐ岸に人影を見つけた。なんだかよく知った人のような気がするが、とにかく助けてもらわなければ。
「ねえ、あなた。私を助けてよ」
すると人影がやんわりと首を振った。
「お前は自分でここまでこなくちゃいけない」
「そんなこと言ったて、水はないし下は熱いし、無理よ」
そう言うと人影が空を仰いだ。つられて空を見上げると、いきなり現れた厚い雲が太陽を隠してしまい、ものすごい量の雨を降らせたのだ。でも不思議なことにルイズは濡れなかった。
そうこうしているうちに池には雨水が貯まり、漕ぎ出せるようになっていた。
「そこからはお前がやるんだ。大丈夫。俺は信じているぞ」
その言葉を聞いたルイズは力強く頷くと船を漕ぎだした。岸に向かって、人影に向かって。
夢の中のそよ風が漕ぎ出すルイズを優しく後押ししてくれた。

238Classical名無しさん:07/07/24 17:18 ID:xtVB3VN2
私怨
ああ、なんと言う茶番劇、役者はすべて死ぬ覚悟の出来た漢ばかり
239Classical名無しさん:07/07/24 17:19 ID:/8LN0Avk
しえん
240ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:20 ID:8MDNx0Xg
貴族派の再攻撃によってニューカッスル城は落とされた。
死体と瓦礫が入り交じる中、長身の貴族が歩いていた。その足取りはややおぼつかない感じだが、杖を頼りに何とか前へ進んでいる。トリステイン魔法衛士隊の制服を身に纏ったワルドであった。
しかし左腕は二の腕から先がなく、その目にはくまがつき、頬はこけている。まるで何か恐ろしいものを見てしまったかのような有様である。
「おお、子爵!こんな所にいたのかね?どうだ、ウェールズ皇太子は見つかったかね?」
ワルドはこの快活な声の持ち主である聖職者に膝をついて頭を垂れた。
「これはクロムウェル閣下、おいででしたか。目下捜索中なのですが、依然ウェールズの死体は・・・」
申し訳なさそうにするワルドをその男は手で制した。
「なに子爵、余も今来たところでな。皆の働きによってこの度の戦は勝利できたのだよ。まあ、多少の問題はあったようだがそれは些末な問題だ。違うかね?」
「いかにも。被害は前線にいた傭兵がほとんどでしたからな。補充には困りませんでした、閣下」
ワルドに閣下と呼ばれるたびに男は困ったような顔を見せる。
「やれやれ、貴族議会の決定とはいえ、一介の司教にすぎぬ者が『余』などという言葉を使わねばならぬとは辛いな。とはいえ、微力の行使には信用と権威が必要なのでな」
にこやかに笑うクロムウェルだが目の色だけは変わらない。
「しかしハルケギニアの『結束』にはウェールズ皇太子の死が必要不可欠だというのにだ、彼はちっともその姿を見せてはくれないらしいな」 
「申し訳ありません閣下。私の力がいたらぬばかりに・・・」
「何を言うか子爵!君はよくやってくれたよ。左腕をなくそうとも君は貴重な人材だ。生きていてくれただけでも良しとしなければな。疲れただろう?だが私が来たからにはよけいな手間は省いて見せよう」
そう言うとクロムウェルは腰から杖を引き抜きなにやら呪文を唱えてから、アルビオン兵の死体の額にその先端を触れさせた。するとなんと、死したはずの肉体が再び生気を得て立ち上がったではないか。
241ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:22 ID:8MDNx0Xg
「やあおはよう」
するとアルビオン兵は仇敵であるはずのクロムウェルの前に膝をついた。臣下の礼である。
「寝起きの所悪いのだがね、我らが愛しきウェールズ皇太子はどこにおられるのかな?」
「ウェールズ皇太子はトリステインに亡命なさいました」
「ほっほう、かの国にかね?ふむ・・・やはり始祖は余に味方していたか」
クロムウェルが何事かブツブツと呟いているのをワルドはただじっと見ていた。その視線に気づいたのかクロムウェルがワルドに笑いかけた。
「子爵、これは幸運だ。ウェールズ皇太子がアルビオンに向かっておる」
「では今すぐにでも追っ手を?」
しかしクロムウェルはワルドの提案をやんわりと下げた。
「なに、どうせやるのならばまとめての方がよかろう。凛々しき王子と麗しの姫は一つになるのだよ。死の淵でね」
クロムウェルは不気味に笑った。
「ではすでにトリステインに『レコン・キスタ』の者が?」
「うむ。その者と出合ったことは始祖ブリミルが余に与えてくださった貴重な出会いの一つと考えておる。
なんと奇異なことにその者は杖も呪文も使わずに魔法を、幻術を操るのだよ。ウェールズ皇太子と最後に会った時にも連れていたのだがね、彼は果たして覚えているのやら・・・」
ワルドは杖も使わずに魔法を操る者ときいてウェザーを思い出した。左腕と潰された胸が疼く。
242Classical名無しさん:07/07/24 17:23 ID:swLi22lk
白蛇…!?
243ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:24 ID:8MDNx0Xg
「閣下・・・もしよろしければその者の名をお教え願えますか?」
「かまわんよ。君も彼も同じ『レコン・キスタ』の同志なのだからな」
クロムウェルは気味の悪い笑みをその頬に張り付けたままこういった。
「ケニー・Gだ子爵」
「ケニー・・・G?聞かぬ名ですな」
「うむ、そう思うだろうな。素性を語ろうとはしないがおそらくは東方より迷いい出てしまった者であろう」
「そんな怪しい素性の者を引き入れてよろしいので?」
「子爵。余はすべての行いにはそれに対する責任や代価が必要だと思っておる。ゆえにその者の行動が責任を果たしていないものならば、それ相応のことが起きるのであろうと常々考えているのだよ」
ワルドにはその言葉にまじる皮肉が痛かった。クロムウェルはかまわず杖を掲げて詠唱をしては次々と死んだ者たちの額に当ててゆく。
「だが、結局のところ人間は死を恐れてはいけない。何せ死はもっとも身近にいる最大の友人なのだから」
死者たちが生前の色を取り戻し次々に立ち上がっていく。
「そうは思わんかね?子爵」
そう言ってこちらを見るクロムウェルの後には臣下の礼を取る生きた屍たちの列ができていた。
生暖かいそよ風が鉄と血と死の臭いを運び、ワルドの背筋を震わせた。

To Be Continued...
244Classical名無しさん:07/07/24 17:25 ID:/8LN0Avk
ケニー・Gかよwww
245Classical名無しさん:07/07/24 17:25 ID:swLi22lk
ケニー・Gだったか…
246Classical名無しさん:07/07/24 17:25 ID:OokctBBI
ケニー大人気だなw
247Classical名無しさん:07/07/24 17:26 ID:YXb8Zzi.
乙!
248ヘビー・ゼロ ◆a97Bny7H1c :07/07/24 17:26 ID:8MDNx0Xg
以上投下完了!
話の都合上次回が姫様誘拐話しになるかと。
最初白蛇も考えたんですが神父との因縁持ち出すとえらいことになっちゃうんで。
おかしいな?ルイズをツンデレさせるつもりがいつの間にかフーケがツンデレしてるぞ?
249Classical名無しさん:07/07/24 17:27 ID:DDGyAfGc
ケニー・G恵まれ過ぎwww
250Classical名無しさん:07/07/24 17:32 ID:U63JaEps
GJ!!
ツンデレフーケかわいいよフーケ
わざわざ蘇生させている所を見ると、アルビオン兵も刺客に使うのかね?
あと確かウェザーって気流感知できたよな…ケニー涙目w
251Classical名無しさん:07/07/24 17:34 ID:68DuVo4E
広範囲幻覚は攻撃力が高すぎなくて便利だもんなw
右に倣えでケニー・Gがいつも現るなんてことがないように祈る。
252Classical名無しさん:07/07/24 17:36 ID:/8LN0Avk
GJ!
今後はツンデレフーケに期待
253Classical名無しさん:07/07/24 17:38 ID:VlnTzLyc
GJ
このスレでのフーケの人気は異常w
254Classical名無しさん:07/07/24 17:45 ID:ixZPcSE.
GJ!
ケニーGは自由度高いからなあ、これは面白くなりそうだ
255Classical名無しさん:07/07/24 17:46 ID:xOjN2VGg
幻覚も強力になれば真実になるからな!
ジョジョ魂のケニーはめちゃ強いぜw
256Classical名無しさん:07/07/24 17:46 ID:uHw0zyVE
フーケがかわいくて仕方ないw
GJ!
257Classical名無しさん:07/07/24 17:51 ID:68DuVo4E
かわいいよ、かわいいよ、マチルダちゃん
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 フーケ!フーケ!フーケ!フーケ!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
258Classical名無しさん:07/07/24 18:08 ID:VyXva4lE
俺も白蛇だと思った
259Classical名無しさん:07/07/24 18:13 ID:nF20RWFY
GJ!
このスレの影響でゲームの主人公にペッシと名づけてみた
260Classical名無しさん:07/07/24 18:15 ID:Ajmy79gE
GJ!
ケニーGの奮戦が楽しみだw
261Classical名無しさん:07/07/24 18:30 ID:.txmAhtE
GJ!
フーケとティファが優遇されるのはディ・モールト嬉しいです。
ウェールズ生存とデルフ不在がどんなバタフライになるかwktkしてお待ちしてます。


遅レスですが、バステトはBasted,あるいはBastetというスペルなのでバテストというのは単純な書き間違いかと思われます。
JOJO本編でもバステトでしたしね。
262Classical名無しさん:07/07/24 18:34 ID:OTCltUP.
263Classical名無しさん:07/07/24 18:49 ID:IV3FIi6g
壊れてる
264Classical名無しさん:07/07/24 19:04 ID:/8LN0Avk
ルイズ「見えるぜティファニアおまえの長所が……
    『胸っぽい何か』が」
265Classical名無しさん:07/07/24 19:06 ID:swLi22lk
>>262
びゃあ゛ぁ゛あ゛ぁ゛キモい゛ぃ゛ぃ゛
266Classical名無しさん:07/07/24 19:11 ID:.txmAhtE
>>264
光り輝いておると申すか

>>265
卵割り器自重w

267Classical名無しさん:07/07/24 19:12 ID:XNz12JfY
>>262
昨日のまる見え思い出したw
268Classical名無しさん:07/07/24 19:25 ID:elw/69HE
>>262
ドリルに見えた
269Classical名無しさん:07/07/24 19:39 ID:fiCeMc6U
>>262
ちょっと待て…これを利用したら。
バイブ→中でイボイボが!!→「バイブが動き」ながら「イボイボが回転」する、つまり「挟み撃ちの形」になるな。
つまり鉄製のバイブ+メタリカ=「挟み撃ちの形」って事なんだよ!!!
270Classical名無しさん:07/07/24 19:40 ID:fiCeMc6U
スマン下げ忘れてた…
271Classical名無しさん:07/07/24 19:45 ID:Kk2XwyIw
ちなみに液体だぞw
272Classical名無しさん:07/07/24 19:48 ID:NUhHwVoE
>>262
今見た。御粥さんに殺されたやつらは
あんな風に刀剣類が生えたのか
キメェェェェェエエエ!
273星屑 ◆LSP/td4iE2 :07/07/24 19:52 ID:rMBu0Kwo
>>262
あまりの美しさに感動した。
それとは無関係に20時から投下。
274Classical名無しさん:07/07/24 19:54 ID:cWK007Rg
支援スルッ!!
275Classical名無しさん:07/07/24 19:57 ID:28mWMEO.
『投下』だけじゃあ規制には勝てんよォー。
奴に勝つ為には名無しの『支援』が必要なのさ。
276Classical名無しさん:07/07/24 19:57 ID:NUhHwVoE
新しい板でちょっと心配だったが
今日もかなり早く消費できそうだ!
277スターダストは砕けない 1/7:07/07/24 20:00 ID:rMBu0Kwo
意外! 神の右手ヴィンダールヴ

人気の無い森の中までやって来た承太郎は、タバコに火を点けた。
「おめーも吸うか?」
「いや、俺は遠慮します」
とりあえず適当な岩に承太郎は腰掛け、仗助は木の根の上に座り込んだ。
「さて……何から話すべきっスかね〜……」
「まずてめーが何者なのか教えてもらおうか」
「はあ……その前に一個確認させてください。今年は西暦何年でしたっけ?」
「……1989年だ、俺がこの世界に召喚されたのはな」
「そ〜っスか……俺もです。参ったな、どう説明すればいいのか……」
難しそうに頭を抱える仗助。
どうやら『いきなりハルケギニアに召喚された』という訳ではないらしい。 
破壊の杖の持ち主や、シエスタの祖父のように、偶然この世界に紛れ込んだのか?
「だったら答えやすいよう質問する。お前はどうやってこの世界に来た?」
「サモン・サーヴァントです。ロマリアの……えー、とある人に召喚されました」
なぜか自分の召喚者を隠す理由を承太郎は推測してみる。
「まさか……虚無の担い手か? お前を召喚したのは」
「さすが承太郎さん、話が早いっス。
 そういう訳で誰が俺を召喚したかは訊かないでください、
 虚無の担い手って知られると俺の主の人も色々迷惑すると思うんで……」
「となると、てめーは虚無の使い魔……という訳か」
仗助は右手の手袋を外して、使い魔のルーンが刻まれた手の甲を見せた。
「神の右手ヴィンダールヴ……能力はあらゆる獣を操る事。
 そして俺のスタンド、クレイジー・ダイヤモンドの能力は、
 触れた物を『直す』……人だろうが物だろうがお構いなく」
そう言いながらスタンドを出現させた仗助は、地面に落ちていた石を拾うと、
クレイジー・Dの拳で粉砕する。
しかし粉々になった石は、時間が逆回りするかのように元通りの形に戻った。
278Classical名無しさん:07/07/24 20:01 ID:7VP4e8VY
しかし加速が無いな。しかしこの速度が丁度いい。
荒らしもいないし。
279Classical名無しさん:07/07/24 20:01 ID:uHw0zyVE
ジュリオ代わりか
支援!
280スターダストは砕けない 2/7:07/07/24 20:01 ID:rMBu0Kwo
「……手の内をそう簡単にバラしていいのか? 仗助」
「別に構わないっスよ〜。承太郎さんの能力もバレバレですから」
「……何ッ?」
「時間を数秒間止め、止まった時の中を動く……。知ってる人は知ってます」
まるで自分以外にも知っている人間がいるというような物言いに、
承太郎は警戒心を強めた。自分の能力を知る何者かが情報をばらまいているのか?
ワルドと、操られたウェールズの事を思い出したが、
二人とも時間が止まった事は理解していないようだった。
他に時間停止を見せた相手はキュルケとタバサくらいのもの。
いったいどこから情報が漏れたのか?
それは、自分の事を知っているような態度を取るこの東方仗助からではないか?
果たして仗助は敵か? 味方か?
「知っているなら話が早い……。てめーが怪しい素振りをした瞬間、
 時間を止めてスタープラチナを叩き込む」
「ちょっ、待ってくださいよ〜ッ。俺は別に承太郎さんと敵対する気はね〜んスから。
 むしろ味方です! 日本に帰るために協力し合いたいと思ってんでスよ?」
「だったらてめーが何者なのか正直に喋ってもらおう。
 虚無の使い魔だという事は解った。だがそれだけじゃあねーだろう?」
頬杖をついて仗助は溜め息を吐いた。
「信じてもらえるか自信無いけど……ぶっちゃけると俺は承太郎さんの叔父です」
「叔父……だと……?」
「ジョセフ・ジョースターが日本人女性と浮気して産まれたのが俺です。
 いわゆる隠し子。この件はジョースター家は『まだ』知りません」
仗助の言葉を信じるなら、祖父ジョセフは承太郎がホリィから生まれた頃に、
他の日本人女性に子供を生ませていた事になる。
ほぼ同い年の叔父という存在は実に奇妙なものだった。それが真実ならだ。
281スターダストは砕けない 3/7:07/07/24 20:03 ID:rMBu0Kwo
「……確かにじじいの面影はあるが……信じると思うか? そんな話……」
「そうなんスよね〜……それが俺も疑問なんです。どうすれば信じてもらえるか。
 という訳で俺の生い立ちとか色々話したいんですけど、いいですか?」
「……話してみな」
仗助はS市杜王町に住んでいて、そこにはスタンド使いが大勢いると話した。
その原因はスタンド能力を発現させる『弓と矢』の存在。
かつて『DIO』がそれを使い部下を増やしていたらしい。
その『弓と矢』は日本にも存在し、杜王町に様々な事件を起こした。
アンジェロに殺された祖父。虹村兄弟と父親。矢に貫かれた広瀬康一。
弓と矢を強奪したレッド・ホット・チリ・ペッパーの音石明。
スタンド能力に目覚めた二匹のネズミをハンティングに行った事。
漫画家の岸辺露伴に、幽霊の杉本鈴美。
重ちーという友人の死と、シンデレラの能力。
そして吉良吉影という殺人鬼と、写真の親父が持つふたつ目の弓と矢。

「……話が見えねーな。『弓と矢』の話は興味深いが、
 てめーの武勇伝を自慢したいなら後にしてくれ」
「まーまー、これが結構重要なんです。
 それにスタンド使いの情報は知っておいて損は無いっスからね」
承太郎の異論を軽く流して仗助は話を続けた。

吉良吉影のスタンド能力、川尻浩作の顔や指紋を得ての逃亡。
新たに弓と矢に貫かれた刺客達と、成長した吉良吉影との決着。

「とまあ色々あった訳ですが、この時杜王町には頼もしい助っ人がいたんです。
 その助っ人のおかげで命を救われたっつーか勝つ事ができたって感じっス。
 助っ人の名前は……空条承太郎。一連の事件は1999年の夏の出来事です」
282Classical名無しさん:07/07/24 20:04 ID:nbBWv8gw
紫煙
283スターダストは砕けない 4/7:07/07/24 20:04 ID:rMBu0Kwo
突然話がぶっ飛んだ。
スタンド使いの話をしていたかと思ったら、なぜか未来の話になっている。
さすがの承太郎も困惑し、仗助の頭がおかしいのではとまで思った。
「さっき……話しましたよね、吉良吉影のバイツァ・ダスト。
 1999年の秋、あれと似たようなスタンドに出会った俺は、
 承太郎さんがDIOを倒すために旅をしていた時代に飛ばされました。
 そこで過去の自分を救い……1999年までどうすごすか考えていたら、
 このハルケギニアに召喚されちまった……これで全部です」
「……本気で言っているのか?」
「本気です。歴史を変えるなんてグレートな問題、
 承太郎さんがどう考えるか解んなかったもんですから先に話させてもらいました。
 これで……日本に帰る事ができたら、1999年の夏の出来事を変えられる。
 虹村形兆や重ちーだけじゃなく、多くの人が死なずにすむんです。
 知っちまったからには……見過ごせませんよね?
 少なくとも弓と矢は二本も回収しね〜とかなりヤバイ事になります」
承太郎は無言で、しかし拳を握りしめ仗助を睨みつけていた。
最初から正直に話していれば、確かに未来の話なんて聞かなかったかもしれない。
しかし1999年の未来を案じ真剣に聞いたかもしれない。
重要なのは、仗助が騙まし討ちのように真実を最後に明かした事だ。
「騙すような真似してすみません。でも……ダチを死なせたくないんスよ」
だが仗助のこの言葉が承太郎にIFを想像させる。

もし自分がエジプトへの旅へ行く前に戻る事ができたなら、どうする?
敵のスタンド能力や攻略法まで知り時を止める事が可能な自分なら、
花京院、アヴドゥル、イギーを死なせずにDIOを倒せるのではないか?
死んでしまった命は決して戻らない……しかし、戻って欲しいと思ってしまうものだ。
284Classical名無しさん:07/07/24 20:04 ID:QFYclYmA
支援した。
285スターダストは砕けない 5/7:07/07/24 20:05 ID:rMBu0Kwo
「やれやれ……作り話にしては出来すぎだ。正直信じ難いが……証拠はあるのか?」
「えっ、証拠っスか?」
「てめーがじじいの隠し子だとか、1999年から来たという証拠だ」
仗助は慌てて学ランのポケットを探り、財布や学生証を取り出した。
「学生証……レシートもあります。1999年って書いてある……けど」
「こんなもん偽造しようと思えば簡単だが、まあ無いよりはマシか。
 それと仗助、てめーはじじいの息子だと証明する方法を知らないのか?」
学生証とレシートを確認しながら、仗助の観察を怠らずに承太郎は問う。
「DNA検査とか戸籍とか……日本に帰らないとちょっと無理っスね」
「……首の背中の付け根を見せてみな」
「首の……? はあ、解りました」
何の事だか解らないといった表情をしながら、
仗助は素直に学ランを半分脱いで首の背中の後ろを見せた。
「これでいーんスか?」
「……なるほど。じじいの息子かどうかはともかく、
 ジョースターの血統なのは間違いないらしい」
「へ?」
仗助の首の付け根にあったのは星型の痣。
ジョセフ、ホリィ、承太郎、そしてDIOが奪ったジョナサンの肉体にもあった物だ。
それを説明してやると仗助はかなり驚いていた。本当に知らなかったらしい。
ついでにジョースターの不思議な血の波長でお互いの位置が漠然と解る事も話すと、
仗助はさらに驚いて、その感覚を認識してみようと目をつむって念じたりした。
「だがまだいくつか疑問がある。話を聞く限り……おめーは俺の味方。そうだな?」
「もちろんっスよ。承太郎さんの判断力も、無敵のスタープラチナも頼りにしてます」
「だったらなぜ……俺の能力が仗助以外の奴も知っているような言い方をした?
 まさかてめーが言いふらしたんじゃねーだろうな」
「え? ああ、そうか。虚無に関してはあんまり情報持ってないんでしたっけ」
286Classical名無しさん:07/07/24 20:06 ID:uHw0zyVE
承りにとってもややこしいことにw
287Classical名無しさん:07/07/24 20:08 ID:/8LN0Avk
支援!
288Classical名無しさん:07/07/24 20:08 ID:nbBWv8gw
この仗助は原作の世界から来たんだろうか
それとも承りがルイズと日本に帰った世界から来たんだろうか
どっちにしても支援
289Classical名無しさん:07/07/24 20:09 ID:OgsqNS/I
何気なく例の冬のイベントについて言及してるな支援
290スターダストは砕けない 6/7:07/07/24 20:11 ID:rMBu0Kwo
仗助はちょっとした優越感を持ってニヤニヤと笑った。
尊敬している承太郎より何かが秀でているというのは、何気に嬉しいものである。
「これはこの世界で虚無に関わる以上、非常に重要な問題です。
 確かに承太郎さんの能力は俺が召喚者に説明しました……。
 でも、承太郎さんの能力に『その人が気づいたから』から説明したんです」
「どういう意味だ?」

「虚無の担い手は、虚無の使い魔の持つスタンド能力の干渉を受けない」

仗助は真剣な表情になって言い、承太郎は目を見張る。
時の止まった世界を認識して動いていたルイズだが、
認識とか動くとかいう問題ではなく、ルイズの時間は止められなかったとしたら。
「承太郎さん、こっちの世界に来て何度か時間を止めてますよね?
 俺の召喚者はそのたび、時間の止まった世界の中を動いています。
 最初は戸惑っていたようですけど、その事を俺に相談してきて……すぐ解りました。
 承太郎さんがハルケギニアに召喚されて時間を止めた……と。
 ちなみにクレイジー・Dの『直す』能力も、俺の主には効果がありません。
 そして……もちろん時間を止める能力は、もう一人の虚無にも知られています」
「もう一人の虚無だと?」
「ガリア王ジョゼフ。名前が俺達の身内と似ていてアレですけど、
 うちの召喚者はガリア王が虚無の担い手だと睨んでます。
 この事も黙ってろって言われてるんで、くれぐれも秘密にしてください。
 一応俺は主と結構友好な関係を築けてるんで……」
「……やれやれ、今度は虚無について聞く必要があるようだな」
「とはいえ、喋りっぱなしでちょっと疲れましたね。一度戻って何か飲まないっスか?
 ルイズさんにも虚無の話はしといた方がいいだろうし……」
「……そうだな」
291Classical名無しさん:07/07/24 20:11 ID:fiCeMc6U
そして支援は動き出す…
292スターダストは砕けない 7/7:07/07/24 20:13 ID:rMBu0Kwo
承太郎はタバコを消すと、仗助と一緒に天幕へと戻ろうとした。
が、その前にもうひとつ、ルイズのいない今聞いておきたい事を思い出す。

「虚無の使い魔は……虚無の担い手にとって都合のいい行動を取るようにできてるのか?
 本能的に虚無の担い手を守ろうとしたり、そいつの力になってやろうとしたり」
「さぁ……どうでしょうかね〜? 俺は特にそういうのは感じませんけど。
 最初は勝手に召喚されてムカついたものの、
 元の世界に帰れるよう手を尽くしてくれてるし……こっちもそれに協力しねーと」
「……そうか」
「何か気になる事でもあるんスか?」

虚無の詠唱を聞いて高揚感や安堵を感じる自分。
この世界にいる理由を見出した途端、迷わずそれを選んだ自分。
ルイズを守り戦ってきた自分。
どこからどこまでが自分の意思だったのか……。

「いや、別に……」
「はあ。まあ後でまたじっくり情報交換すりゃ〜いいか」
二人が天幕に戻ると、生還した竜騎士隊が酒盛りして大暴れしていた。
「ちょっと、こいつ等どうにかしなさい!」
完全にプッツンしたルイズに渋々従い、承太郎と仗助は結構しんどい目に遭うのだった。
293星屑 ◆LSP/td4iE2 :07/07/24 20:14 ID:rMBu0Kwo
以上ッ! 投下した……。
4歳の仗助を助けた不良は、公式には偶然あの場所に居合わせただけの不良。
未来から来た仗助自身だった、という妄想も当事はあったらしいね。
だがここはあえてその妄想設定を使わせてもらう!
――ちなみにあの不良は本当にただの通りすがりだからこそ美しい話なのだと思います。
294Classical名無しさん:07/07/24 20:14 ID:fiCeMc6U
支援した!!
295Classical名無しさん:07/07/24 20:15 ID:xlsuUgws
GJ!
なるほど、杖助が高熱出したのもDIO復活と同時期でしたね。
話がつながった!
296Classical名無しさん:07/07/24 20:16 ID:EaPznx4k
ロマリアの担い手は原作でまだ謎に包まれているからはがゆいな



グッジョブ!
297Classical名無しさん:07/07/24 20:17 ID:K5ySgr2c
乙!
そして
>――ちなみにあの不良は本当にただの通りすがりだからこそ
ここに大いに同意する
298Classical名無しさん:07/07/24 20:18 ID:NUhHwVoE
GJ!しかしややこしいw

仗助、過去へタイムリ(ry→1989年の世界で「弓と矢」回収に暗躍→回収途中で召喚
299Classical名無しさん:07/07/24 20:19 ID:XkOPBkHA
GJ!
仗助が来たことで物語がどう動くのかが気になる
星屑さんがあえて妄想設定を使うのも二次創作ならではで良い!

スタプラの時間停止って有効範囲がまさに世界だったのだな
300Classical名無しさん:07/07/24 20:21 ID:668lGVYA
GJ
時間停止という世界全体に作用する能力が仇になった形か。
切り札を知られたのは承太郎にとってかなりの痛手かもなぁ。
301Classical名無しさん:07/07/24 20:23 ID:N0CbXAFc
原作では確かジュリオが虚無の使い魔かどうかもまだ確定してなかったよな?
十中八九そうだとは思うが、ミスリードかもしれんし
302Classical名無しさん:07/07/24 20:23 ID:fiCeMc6U
星屑さん、GJ!
ところで思ったんだけど、入ってるバイブをC・Dで殴るとイボイボに出来るのかな?
いや『携帯』の話なんですけどね……
やっぱりイメージさえすれば可能ですかね?バイブ。
『携帯の話』なんですけどね……
303Classical名無しさん:07/07/24 20:25 ID:z0XFXmC6
ってことはバストレボリューションも止まった世界を体感して「???」なことに
そしてフーケに質問して「そういえばワルドのやつがあの使い魔との戦いで…」と気づくんだな!!
304Classical名無しさん:07/07/24 20:25 ID:210qgsGA
まさにGJ!しかし念のためGJ!

星屑さんの時止め認識は超空間停止(時空、光子、重力子制御)能力なんですね
wikiかどうかは忘れたけど時間停止でなく超加速と高速演算処理による
時間遅滞化じゃないかって説もありましたけど
しかしこれで無能王が最強ランクの生物に…やっぱ召喚したのはボスクラスなんですかね?

…ナイフは投げた瞬間から減速して停止すんじゃね?
305Classical名無しさん:07/07/24 20:26 ID:swLi22lk
実際に承りに会うまでは仗助ドキドキだったろうな。
承太郎じゃなくてDIOが召喚されてるかもしれんのだから。
306Classical名無しさん:07/07/24 20:26 ID:N0CbXAFc
>>303

胸革命の事だから全然気づいてなかったりして
「最近子供たちの間ではやってる遊びみたい」
とか
307Classical名無しさん:07/07/24 20:27 ID:NUhHwVoE
>>306
だるまさんが転んだかよw
308Classical名無しさん:07/07/24 20:30 ID:nbBWv8gw
>>301
もしジュリオがヴィンダールヴだったら4番目のヤバイの呼び出すのが消去法で胸革命になるしな
309Classical名無しさん:07/07/24 20:31 ID:z0XFXmC6
>>304
ナイフはあれだ、止まった世界で動けるやつが対象に触れることで一時的に止まった世界で動くようになるんだよ
で、放しても僅かな間だけ止まった世界でも動けるけど僅かだから途中で止まる
そんな風に認識してる
310Classical名無しさん:07/07/24 20:32 ID:touKry..
>>304
凄味だよ。
311Classical名無しさん:07/07/24 20:33 ID:xtVB3VN2
>>309
服とか所持品の一部に認識されるんだろうなー
じゃないと、時を止めると常に全裸になるw
312Classical名無しさん:07/07/24 20:33 ID:DKrXCKG6
>>309
どう考えてもそれだろうな
そうじゃなきゃロードローラーは地面に固定されて持って来れない
313Classical名無しさん:07/07/24 20:34 ID:8NYNfP96
星屑さんGJ
しかし、仗助が過去の自分を助けたのが自分だったと気付いたなら、恩人への憧れと髪型への執着も無くなりそうな気が
314Classical名無しさん:07/07/24 20:34 ID:C8YH8G2Q
まあ、スタンド能力にも本体の精神や認識が大きく関わりますからね
それにしても、時間系のスタンドは能力規模が凄すぎ
315Classical名無しさん:07/07/24 20:35 ID:Arq3AhNA
関係ないけど雑談激減したよな
316Classical名無しさん:07/07/24 20:38 ID:OgsqNS/I
雑談激減したというか、普通のSSスレっぽくなったと言うか。
317Classical名無しさん:07/07/24 20:38 ID:EaPznx4k
文字通り新世界だからな
318Classical名無しさん:07/07/24 20:39 ID:C8YH8G2Q
一人で何回か書き込み、とかやりにくいですからね
ID出ると

あと荒らしや自演も
319Classical名無しさん:07/07/24 20:39 ID:rMBu0Kwo
>>313
すでに条件反射になっていて矯正のしようが無いに違いないと思うのですよw
320Classical名無しさん:07/07/24 20:40 ID:7VP4e8VY
たしかにな。でも初めの頃に戻ったと思えばいいんじゃね?
一スレが二日三日かけて消費とか懐かしい・・・
321Classical名無しさん:07/07/24 20:42 ID:fiCeMc6U
このまま荒らしが来なけりゃいいんだけどな…
あとキンクリで呪文詠唱飛ばして、いきなり虚無る事って出来るのかな?
322Classical名無しさん:07/07/24 20:43 ID:xu2FSSXY
劇場版『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の主題歌のライブ版見てね〜
http://www.nicovideo.jp/watch/sm693591
323Classical名無しさん:07/07/24 20:44 ID:Arq3AhNA
>>321
唱えてることには変わりないし、できるんじゃないか?
324Classical名無しさん:07/07/24 20:45 ID:OgsqNS/I
>>320
二日三日で1スレも十分早いぞ。
1ヶ月経っても1スレ埋まらない所なんてざらにあるし。
325Classical名無しさん:07/07/24 20:45 ID:Kk2XwyIw
まぁキンクリの能力がルイズに及ばないから無意味だけどな
326Classical名無しさん:07/07/24 20:46 ID:O9TX4nho
懐かしいな、初代スレ
そういや一部、携帯からみれない奴がいるようだ
避難所に泣き入れてくるのがいる
ちなみに自分はorzから見てる
327Classical名無しさん:07/07/24 20:46 ID:C8YH8G2Q
>>321
ルイズの詠唱だけでなく、詠唱を妨害しようとする敵の攻撃もキンクリされるので、
場合によっては妨害されたという結果だけが残る

という考察が以前に
328Classical名無しさん:07/07/24 20:47 ID:z0XFXmC6
キングクリムゾンは飛ばしてる世界を認識し、エピタフで未来予知して初めてその真価を発揮するからな
329Classical名無しさん:07/07/24 20:47 ID:8NYNfP96
>319
なるほどw
理由が無くなった分、余計性質が悪くなってますな。後でまたやった、と反省するようにはなりそうですがw
330Classical名無しさん:07/07/24 20:49 ID:C8YH8G2Q
>>325
それは星屑氏だけの設定では?
331Classical名無しさん:07/07/24 20:53 ID:Jc0BgIV6
しかし止まったときの世界で磁石が反応してたのは一体なんだったのか
332Classical名無しさん:07/07/24 20:54 ID:O9TX4nho
絶頂と大冒険Uの人マダー
333Classical名無しさん:07/07/24 20:54 ID:swLi22lk
>>331
それは>>309の理屈でいいんじゃない?
334Classical名無しさん:07/07/24 20:56 ID:Kk2XwyIw
>>330
そういう意味じゃない、キンクリの無敵能力はディアボロ「だけ」にしか効果が無いってこと
まぁSSかくならルイズにも適用されるように設定すればいいけどさ
335Classical名無しさん:07/07/24 20:57 ID:1Vk0CvvY
大冒険U面白いよなぁ・・・
本気男も好きだ!連載再開熱烈希望
336Classical名無しさん:07/07/24 20:58 ID:touKry..
>>331
厳密に言うと光も止まるので対象から反射した光に自分から当たらないと見えない。
337Classical名無しさん:07/07/24 20:59 ID:8evfq2mg
ドラえもんの不思議道具と同じでその辺は適当に
338Classical名無しさん:07/07/24 20:59 ID:cWK007Rg
避難所の設定スレで出たアイテム【猛獣を飼いならすための魔法の拘束具】だが、
これがあれば赤チリ胡椒が戦力にならないか?
339Classical名無しさん:07/07/24 21:01 ID:swLi22lk
なるだろうな確かにwww
340Classical名無しさん:07/07/24 21:02 ID:C8YH8G2Q
>>330
まとめにリンクのあるジョジョ百科事典のスタンド研究、
三・個別スタンド考察の項のザ・ワールドを見てみるといいかも

>>334
そういう意味でしたか
申し訳ない
341340:07/07/24 21:03 ID:C8YH8G2Q
ミスったorz
>>330じゃなくて>>331
342Classical名無しさん:07/07/24 21:06 ID:JPY9l0O2
大冒険読んで元ゲーDLしたが、何度やっても8Fであぼーんだぜ…
343Classical名無しさん:07/07/24 21:06 ID:touKry..
>>338
実質電力供給時間無限www
344Classical名無しさん:07/07/24 21:06 ID:Jc0BgIV6
>>338
確かに充電はできるかもしれないが、所詮、人間を気絶させる程度の電気だからなあ
フルパワーには程遠いと思うが
345Classical名無しさん:07/07/24 21:09 ID:swLi22lk
電力の供給がないとまずいことになるスタンドみたいな印象を受けるし、
少量でも供給源があるのは音石にとって心強いのでは?
346Classical名無しさん:07/07/24 21:09 ID:C8YH8G2Q
つまりレッチリのためにルイズが朝から晩までヴァスラヴァスラ唱え続けて風邪を引く、と
電気喰えば喰うほど強くなるとは言え、
ギトーに喧嘩売ってライトニングクラウド撃たせた方が早いかも知れませんね
347Classical名無しさん:07/07/24 21:10 ID:xtVB3VN2
>>344
通販で頼むのが、猛獣用では無く大型猛獣用のもっと出力がおおきいの頼むとかw
348Classical名無しさん:07/07/24 21:12 ID:MuOwuHMs
レッチリは発電所と一緒に召喚されないと貧弱貧弱
町中の電力のバックアップを受けてクレイジーダイアモンドと戦うシーンはしびれたね。
349Classical名無しさん:07/07/24 21:13 ID:MJ4aCzAg
ウェザーとコンビ組めば雷で供給とかできるんだけどな、レッチリ
350Classical名無しさん:07/07/24 21:13 ID:C8YH8G2Q
>>347
マンティコアやドラゴンのような幻獣調教用とか?
音石がどれだけルイズの怒りを買えばそうなるのかw
351Classical名無しさん:07/07/24 21:13 ID:VlnTzLyc
>>342
ディアボロまとめ見るといいよ

ウェザーは鮫と組んでも相性いいな
352Classical名無しさん:07/07/24 21:15 ID:nbBWv8gw
>>349
雷で最大発電!
353Classical名無しさん:07/07/24 21:16 ID:3aHJDGmQ
発電超過で死亡w
354Classical名無しさん:07/07/24 21:16 ID:Kk2XwyIw
>>342
どこの8F?
355Classical名無しさん:07/07/24 21:20 ID:QFYclYmA
アヌビス神、デルフリンガー二刀流の仮面ルイズまだぁ〜
356Classical名無しさん:07/07/24 21:21 ID:3aHJDGmQ
それよりも乳革命に挟まれる展開マダー
357Classical名無しさん:07/07/24 21:21 ID:JPY9l0O2
>>354
最初の最初。
まとめページ凄いけど知識活かせるところまで生き伸びられない。
不死の使い魔が他人とは思えんわw
358Classical名無しさん:07/07/24 21:22 ID:fiCeMc6U
もう『寝よう』かナァ〜?
359Classical名無しさん:07/07/24 21:23 ID:Kk2XwyIw
>>357
レベルを階層か階層+1、DISCは防御優先、もったいぶらないを心がけるといいよ
360Classical名無しさん:07/07/24 21:23 ID:3aHJDGmQ
寝るの早すぎだろ常識的に考察して
361Classical名無しさん:07/07/24 21:25 ID:Arq3AhNA
>>358の舌に何も付いてないよな?
362Classical名無しさん:07/07/24 21:25 ID:MuOwuHMs
スタンドディスク強化しまくれば、そのうち何とかなる。
363Classical名無しさん:07/07/24 21:26 ID:xHlCu3/E
>>360
>>358は虚無の魔法使いだから
職人を召喚する気なんだろ。
常識的に考えて
364Classical名無しさん:07/07/24 21:27 ID:C8YH8G2Q
>>361
ブチャラティに舐めて貰えば・・・
365Classical名無しさん:07/07/24 21:28 ID:xtVB3VN2
>>357
ディスクが手に入ったらまず防御用に装備
敵を見付けたらその場で素振りして相手が近づくのを待つ
カエルやFFのディスクで回復を惜しまず使う。
危なくなったらディスクの発動は惜しまず使おう
特にデス13はかなり強力で最下層では特に有用。

こんなところで最初のダンジョンはいけるはず、レクイエムまでいければ倉庫が使えるので格段に楽になるはず。
366Classical名無しさん:07/07/24 21:28 ID:3aHJDGmQ
味も見ておこう
367Classical名無しさん:07/07/24 21:28 ID:fiCeMc6U
>>360
夏休み中は一人じゃ寝られない弟妹と一緒寝る約束してんのさ。
俺は正確に言うと二人が寝つくまでの「仮眠」なんだけどね。
と、言うわけで俺は『寝る』ぞジョジョー!!俺達兄弟の好きないい匂いのする毛布でダァーー!!
368Classical名無しさん:07/07/24 21:30 ID:C8YH8G2Q
>>367に普通にS・H・I・T!
369Classical名無しさん:07/07/24 21:31 ID:3aHJDGmQ
>>367
3P乙
370Classical名無しさん:07/07/24 21:31 ID:oOzqpCtA
>>367
てめーは俺を羨ましがらせた
371Classical名無しさん:07/07/24 21:31 ID:QFYclYmA
>>367
捕まる様な真似はするなよ。
372初代スレ506:07/07/24 21:34 ID:o76Wt0hw
俺は投下するぞ住人たちー!
俺のSSをだーーー!

今更だがデッドマン吉良の服はセンスがいいというのが俺の持論。
373Classical名無しさん:07/07/24 21:34 ID:3aHJDGmQ
ロリドの多いスレッドですね
374Classical名無しさん:07/07/24 21:35 ID:JPY9l0O2
>>359,>>362,>>365
ありがと。でも装備DISCは出ない、遠距離攻撃手段もない、コミックスは適応外、
格別厄介な敵に限って逃げ場のない配置で団体さん強襲、が俺のデフォなので
その基本守ってようやく行けるのが8Fだったりする…orz
375Classical名無しさん:07/07/24 21:35 ID:swLi22lk
>>372
>デッドマンQ
何を今更!
376Classical名無しさん:07/07/24 21:35 ID:UUMLzzbs
フーゴとどっこいだな>デッドマン吉良
377Classical名無しさん:07/07/24 21:36 ID:xlsuUgws
>>369-371
ええい、普通にほほえましいと思う感性の持ち主はおらんのか
378Classical名無しさん:07/07/24 21:36 ID:C8YH8G2Q
ジョジョのキャラはオサレさんだらけ

>>372
支援するのはオレのこの指だ
オレは支援するぞジョジョー!
379Classical名無しさん:07/07/24 21:36 ID:dKiC1eAs
<<367
弟妹をウ"ェルダンテときゅいきゅいで想像して嫉妬した
380Classical名無しさん:07/07/24 21:36 ID:cWK007Rg
装備DISCは最初はこんな感じで良いと思う。
イエローテンパランス、ザ・フールが出たらエコーズact3。
スパイルガール、クラフトワークが出たらハーミット又は星白金(激レア)。
能力はパールジャムかな?初心者の頃は無駄に歩きすぎるし。
FFは必須。遠距離攻撃は塔かレロレロにまかせて温存するように。
メイン武器にするDISCは出来るだけSBRで強化して漆黒に。
戦闘は出来るだけ通路で。1:1を心がける。

デス13は12階までに1枚は欲しい。無ければマニッシュ。
天国扉があればなおよし。1発で召喚不可、2発で攻撃不可だからな。
381使い魔は静かに暮らしたい:07/07/24 21:37 ID:o76Wt0hw
よく物を知っているもの、いわゆる知識人が人にものを教えることを渋ることがある。
知っているんだから渋らずに教えてもいいじゃないかと思うのが一般の認識だ。
私自身そう思っていた。知っているなら教えればいい。それで損害が出るなら教えるのを渋るのは当たり前だが出ないのなら教えても問題が無いだろうと。
だが間違いだった。今ではそんなことを微塵も思っていない。
だから過去形なのだ。
「見てください。包丁です!」
「ああ、よくできてるよ」
知識を独占したいという気持ち、他人が知らないことを知っているという優越感。
それはとても気持ちのいいものだ。
しかしそれは他人に教えることによって他人を自分と同等のところに押し上げてしまう。自分しか知らないという優越感が無くなってしまう。
さらに他人がそれを基にして自分が知らないところまで辿り着いたとしたら?
自分が多大な労力と時間を犠牲に長年蓄えてきた知識を他人が極短い時間で知りさらにその先へ行く。
それは長年の時を経て辿り着いた地位からの転落にならない。自分が相手より下になったに他ならない。それは物凄く腹が立つことだ。
きっと教えることを渋る知識人たちはそう思っているはずだ。
そして今自分がそう思っている。
「ほら見てください!最高傑作パピヨンマスクです!」
「蝶・サイコー……」
どうやって作るんだよそんなもん……
シエスタはとても嬉しそうな眩しい笑顔を浮かべ最高傑作とやらを私に見せてきた。
もはやあやとり教室はシエスタの独壇場であり、私が口を挟むところなどありはしなかった。
むしろ私が教えられる立場だった。
382Classical名無しさん:07/07/24 21:37 ID:NUhHwVoE
支援するぜ!
>>377
下に妹、弟の順でいる男がいますよー
383Classical名無しさん:07/07/24 21:37 ID:/8LN0Avk
支援!
384Classical名無しさん:07/07/24 21:38 ID:zl5oUvkU
>>377
弟も妹もいりませんよ
現在の家庭状況から考えて

支援
385使い魔は静かに暮らしたい:07/07/24 21:38 ID:o76Wt0hw
シエスタとあやとりを初めて10分、シエスタは基本を完璧に理解し二人あやとりは完璧にこなせるようになった。
シエスタとあやとりを初めて20分、シエスタは私が知っている一人あやとりの形を全て覚えた。
シエスタがあやとりを初めて40分、シエスタが二人あやとりで私が知らない形を作り始めた。とるのに苦労した。
シエスタがあやとりを初めて50分、シエスタの作る形はもはやとり方が理解できなくなり私の負けが確定した。
そして今、シエスタは一人あやとりで常人では辿り着けない領域に突入していた。次々と新しい形をつく出そうと必死で糸をコチョコチョといじくっている。
必死であやとりを頑張る給仕姿の少女。結構様になっている。
その手はなめらかに糸を操り顔は新たな何かを期待するかのように輝いている。
「面白いですねあやとりって。紐一本でこんなことができるなんて」
「そうだな」
しかしこっちはイライラしている。
そこまでできるのお前だけだっつーの!なんでそこまでできるんだよ!
俺の努力ってなんだったの!?
そんな気持ちで一杯だった。勿論表には出さない。
今ここにいてイライラするよりルイズの部屋に行ったほうがいいな。
ベッドが名残惜しいが仕方が無い。シエスタがいないだけマシだ。
どうせこのイライラは一時的な感情だから明日には収まるだろう。続くとしたらもうシエスタの顔も見れなくなるな。
別にそれでも良いけど。
「さて、それじゃあもう戻るとするか」
「え?戻るって?」
「ルイズの部屋にだ。元々あそこが私の部屋だからな」
「あ、そうでしたね。残念です。あと少しでパピヨンマスクも超えるものができそうな気がしたんですけど」
駄目だこいつ……早く何とかしないと……。……吉良違いな気がする。私はこんなキャラじゃない。
そんなことを思っているとシエスタが紐を私に渡してくる。
正直今日はこの紐であやとりをしたくないな。
しかし持ってこさせたのは私だ。それをいらないといえば好感度が下がるのは確実。捨てるにしてもどこかで見られたり捨ててある紐を発見される可能性がある。
ではどうするか。
結論、渡された紐をシエスタの首に掛ける。
「え?」
386Classical名無しさん:07/07/24 21:39 ID:C8YH8G2Q
>>377
そんな奴なんていませんよ、ファンタジーやメルヘンじゃないんですから

そして支援した!
387Classical名無しさん:07/07/24 21:39 ID:/8LN0Avk
しえんすた
388使い魔は静かに暮らしたい:07/07/24 21:40 ID:o76Wt0hw
シエスタは勿論驚くような顔をした。
「持ってろよ。そうすればいつでも練習できるだろ」
「ヨシカゲさん……。ありがとうございます」
「別にいいさ」
計算どおりシエスタは紐を受け取る。見事に厄介払いできてよかった。
それを確認して私は部屋を出る。じゃあなベッド。気持ちよく眠れたよ。
そして私はルイズの部屋に戻っていった。
ルイズの部屋のドアを開ける。
「ヨ、ヨシカゲ!?」
「なにをそんなに驚いているんだ?」
部屋にいたルイズが驚きの声を上げる。どうでも良いけどな。
久しぶりのルイズの部屋は最後に見たときとなんら変わりは無かった。
「も、もう怪我はいいの!?」
「今日が完治予定だっただろ。ポンフリーから聞いてなかったのか?」
「……聞いてない」
言ってなかったのかあのアマ。
「そういえば今日はどうして来てすぐにどっかに行ったんだ?」
「え!べ、別にあんたの裸が恥ずかしかったわけじゃないわよ!?あんたより優先する用事があったのよ!」
恥ずかしかったのか。初心だな。局所が隠れてたっていうのに。
しかしそんなことは言わない。どうせ言ったら怒鳴るだろうしな。
「そんなことより、はいこれ!」
そういってルイズは何か押し付けてくる。また小包だった。
開いてみると中には帽子と手袋が入っていた。なるほど。あのとき届けにきたのか。
早速手袋をつける。帽子は室内なので被らない。手袋はどうやら完璧に新品みたいだな。前のと感触が違う。
「ありがとう」
「こ、これぐらい当然よ!」
「そうか」
さて、もうすぐ昼飯時だな。厨房にはどんな料理があるか楽しみだな。いや、どうせシエスタがいるから今日は行かないでおこう。
ルイズの出す餌で我慢するか。
そして昼食時、ルイズへの疑惑を深める重大な事件は起きた。
389Classical名無しさん:07/07/24 21:41 ID:3aHJDGmQ
支援
390初代スレ506:07/07/24 21:42 ID:o76Wt0hw
以上。

まああやとりはデッドマンであやとりをしている(ような)描写があるから入れた。
それはそうと、卿やエルメェスのSS書きたいな〜。吉良だけで手一杯だけど楽しいだろうな〜。
391Classical名無しさん:07/07/24 21:43 ID:DKrXCKG6
GJ!
絞め殺すのかと思って少しびびったww
392Classical名無しさん:07/07/24 21:45 ID:Kk2XwyIw
なんというシエスタ・・・・このシエスタは間違いなく早撃ちと昼寝も得意・・・
393Classical名無しさん:07/07/24 21:45 ID:kUSmO7Xw
>>390

エルメェスは能力の使い方難しそうだな
394Classical名無しさん:07/07/24 21:46 ID:/8LN0Avk
GJ!
あやとりしてる時に手首の魅力に気づいて
シエスタ爆殺されるかとヒヤヒヤしながら見てたよ
395Classical名無しさん:07/07/24 21:47 ID:3aHJDGmQ
シエスタ絞め殺されるのかと思ったよwww
396Classical名無しさん:07/07/24 21:48 ID:MJ4aCzAg
>>393

タバサに召喚されて一緒に復讐を行うとか
タ「復讐とは!自分の運命に決着をつけること!」
兄貴「へッ、最後の情けだ、アタシのパンティあげちゃう!」
ジョ「GYAAAAAAAA!!!!」
397Classical名無しさん:07/07/24 21:54 ID:rMBu0Kwo
シエスタの才能が蝶・サイコーw
のび太とガチでやりあえるんじゃないか?
398Classical名無しさん:07/07/24 21:55 ID:C8YH8G2Q
吉良が女性の首に紐をかけたりすると、普通にちょうちょ結びとか想像するから困るw
399Classical名無しさん:07/07/24 21:55 ID:DKrXCKG6
六部のDIOの息子で召還しやすいのは誰だろう...
リキエルかな?
400Classical名無しさん:07/07/24 21:57 ID:cjl/YYgc
GJ!
キラ違いてw
401Classical名無しさん:07/07/24 21:57 ID:28mWMEO.
マッタリしてんなぁ
402Classical名無しさん:07/07/24 21:59 ID:3aHJDGmQ
>>399
能力的にリキエル
ウンガロ→カオス
ヴェルサス→半カオス
403Classical名無しさん:07/07/24 22:00 ID:dKiC1eAs
エルメェス兄貴がルイズではなくカトレアに召喚されるのとかはどうだろう。
カトレアに頭をナデナデされたり、その優しい微笑みにグロリアの面影を見て涙ぐむ兄貴とか見てみたい。
404Classical名無しさん:07/07/24 22:01 ID:53/QbQnU
アンダーワールドは構成力が高い書き手がつけばおもしろくなりそうではある
405Classical名無しさん:07/07/24 22:02 ID:IcmzylQc
ルーシーみたいなカトレアを想像したじゃないか……
406Classical名無しさん:07/07/24 22:03 ID:3aHJDGmQ
ヴェルサスとルイズって置かれている境遇が微妙に共通していないか?
407Classical名無しさん:07/07/24 22:05 ID:MJ4aCzAg
>>406

それ考えて短編やろうかと思ったが、短編じゃすまなさそうだったのでやめた。

とりあえずルイズが成長して「私の心はアポロ11号よ!」というのは間違いないな
408Classical名無しさん:07/07/24 22:06 ID:Jc0BgIV6
そうやっていい気になるとジョジョでは負けるんだがその辺りどうだ
409Classical名無しさん:07/07/24 22:07 ID:53/QbQnU
負けたことをきっかけに更なる飛躍を目指す
410アヌビス神:07/07/24 22:07 ID:pnmR00xI
んじゃ投下しますよ。
まだ2巻分の導入部分なので、ちと勢いが悪い気が

10分頃から?
411Classical名無しさん:07/07/24 22:08 ID:/8LN0Avk
来い!!
412Classical名無しさん:07/07/24 22:08 ID:qibvJsGM
何でシエスタがパピヨン知ってるか誰も突っ込まないのかw
413Classical名無しさん:07/07/24 22:08 ID:MJ4aCzAg
>>408

いいんじゃないか、負けても?
414Classical名無しさん:07/07/24 22:09 ID:Jc0BgIV6
敗北をバネに生長するのか
感動した
415Classical名無しさん:07/07/24 22:09 ID:VlnTzLyc
アヌビスキター

>>412
変態は次元を越えるんだぜ
416サブ・ゼロ ◆oviEMgpce6 :07/07/24 22:09 ID:POdd0CuE
短いがその後を予約しよう!
417Classical名無しさん:07/07/24 22:10 ID:OTCltUP.
アヌビスキタ――(゚∀゚)――!!
418アヌビス神:07/07/24 22:12 ID:pnmR00xI
 タバサはアヌビス神の事がとても気になる。
 インテリジェンス・ソードやマジックアイテムの類についても、色々調べ勉強し経験してきたのだけれど、間違いなく規格外なのだから。
 人の心、つまり精神に作用する物については特に細やかに調べた、その知識は下手なその道の研究員よりも詳しいかも知れない。
 しかしあれ程強力な物の話しは聞いた事が無い、それは先住魔法の類を含めてだ。
 最近関った“地下水”という名のインテリジェンス・ナイフが有った。あれも人の意識を乗っ取り操る恐るべき存在であった。
 だが意識を乗っ取り操ると言っても、それはあくまでも、対象の意識に己の意識を任意の範囲で一時的に上書きし、身体の主導権を奪う文字通りの乗っ取り。つまり深層心理の底まで全てを乗っ取り操ってしまう様な事がなされていない。
 アヌビス神のそれは全てが乗っ取られる、その対象の記憶に至るまで全てが乗っ取られ自由に操られてしまう。まさしく問答無用。
 操られた者が、決して口にしたく無い、心の底に追いやり隠していたものすら引き出して見せた。

 だから『もしかしたら』と思う。壊された心の奥底から一時的に何か拾い上げられないか。
 もし、それが駄目だとしても『手段』を容易く知る力となるかもしれない……。

 タバサがぼーっとしながら、最近起こった事から、己に必要となる事を色々考えていたら、何時の間にか授業が始まり、ミスタ・ギトーが講壇に立っていた。
419Classical名無しさん:07/07/24 22:12 ID:swLi22lk
投下ラッシュだ!
420Classical名無しさん:07/07/24 22:13 ID:1Vk0CvvY
サブゼロも来る〜(・∀・)wktk
421Classical名無しさん:07/07/24 22:13 ID:/8LN0Avk
アヌス神支援!
422Classical名無しさん:07/07/24 22:13 ID:rSLIULxQ
今夜も眠れないようだな
423Classical名無しさん:07/07/24 22:16 ID:fiCeMc6U
弟妹を寝させたぞー!!支援するためになァーー!!
>>369 >>371
てめーらは俺を怒らせた。
実の弟妹に欲情するわけ無いでしょう…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから…
>>379
もう本当に小学生低学年ってきゅいきゅいみたいなのよ…
すっげえ可愛いしマジで母性本能くすぐられる…でも思春期入ったら嫌われるのかな?(´;ω;`)

あと亀レスだけど506さんGJ!!
シエシエが殺されるかと思ってちょっとビビった…
424Classical名無しさん:07/07/24 22:16 ID:KBOF3WKw
キングクリムゾン朝までの時間を消し飛ばした!
425アヌビス神:07/07/24 22:17 ID:pnmR00xI
 このミスタ・ギトー、長い黒髪に、漆黒のマントをまとったその姿が、なんか無気味。そしてどこか冷たい雰囲気を持っていて生徒たちに人気が無い。
 いや無かった。と言うべきだ。
 最近なにか、一部の者達と共通して感銘を受ける事柄が有ったらしく、同士とも呼べる者達からはリーダー的に扱われている。
 先日の一件の際、一方的にその失敗を責め立てたミセス・シュヴルーズとも、見事なまでの和解をしている。むしろ仲良くなって、オスマン氏も交えて一緒に酒を酌み交わしていたという目撃談すらある。
 普段の雰囲気はあいもかわらず、ではあるが。
「では授業を始める。知ってのとおり、私の二つ名は『疾風』。疾風のギトーだ。
 さて、諸君らは最強の系統は知っているね?
 ん、ではミス・ツェルプストー」
「『虚無』ですわ」
「そう、その通り。『虚無』だ。
 最近私はあれに一つの仮説を立てたのだ」
 ついほんの前までと違い、えらく普通に肯定されて、少し気張っていたキュルケは拍子抜けた。
 大抵こう言う時は、相手の意見を否定して、力技でやり込め、『風』が最強であると語る。一つ上の学年の者達にもそう聞いていた。
「何故『虚無』が最強として、長らくその使い手が現れぬにも関わらず、伝えられているか。そして何故最強と謳われ続ける事となったのか。
 それは何故か!
 それは『愛』だ。『愛』ゆえに『虚無』は力を得。最強たるのだ!
 私は『ギーシュさん』のお陰で目が覚め真理へと至った!」
 一気に言うだけ言うと、ミスタ・ギトーは満足げに、不気味に少しニヤリと笑う。
 そして片手をばっと掲げる。
「ギーシュさん!」
 そのかけ声に併せて一部の生徒が呼応し声を上げる。
「「「ギーシュさん!ギーシュさん!ギーシュさん!」」」
 居眠りをしていたギーシュは、己を呼ぶ声に驚いて慌てて飛び起きた。

426Classical名無しさん:07/07/24 22:17 ID:M0z/kozU
サブさん来るのか…
支援準備!
427Classical名無しさん:07/07/24 22:18 ID:EPrW3Os.
夜勤で寝れないオレには無問題
アヌス神を支援する!
そしてサブゼロ来い!!
428Classical名無しさん:07/07/24 22:19 ID:XkOPBkHA
>『愛』ゆえに『虚無』は力を得。最強たるのだ!
あながち間違いではないw支援
429Classical名無しさん:07/07/24 22:20 ID:Jc0BgIV6
>>428
真理に近づいてるなw支援
430Classical名無しさん:07/07/24 22:20 ID:xtVB3VN2
私怨
ギトーが何気に真理を語ってて笑ったw
431Classical名無しさん:07/07/24 22:20 ID:fiCeMc6U
俺の嫁の暗所恐怖症アヌス神に、ブレイン・ラヴァーのサブ・ゼロギアッチョまで!?
今日は天国か!?的支援
432Classical名無しさん:07/07/24 22:21 ID:uHw0zyVE
あれ?w
風って言わないwww
支援
433アヌビス神:07/07/24 22:22 ID:pnmR00xI
 後年歴史書の“『虚無』の魔法”の項目にミスタ・ギトーの名が記されている。
『虚無』の力の源を解き明かした者達。その先駆者の一人として。
 そして、彼が真理へ到達するのを導いた存在として『ギーシュさん』なる偉大な者の存在があったとも記されている。


 授業が程よく脱線する事が有るので、最近ミスタ・ギトーの授業は妙に人気がある。

 さてさて、『ギーシュさん』コールが程よく教室に鳴り響き、『え?』『え?』と寝起きのギーシュが寝惚けてキョロキョロしている時、教室の扉がガラッと開き、緊張した顔のミスタ・コルベールが現れた。
 彼は珍妙ななりをしていた。頭にどこかで見た事有るような髪型の金髪カツラをのっけている。見ると、ローブの胸にはレースの飾りやら、刺繍やらが踊っている。
 何をそんなにめかしているのだろう?
「ミスタ?」
 ギトーがニヤリと嬉しそうに笑った。
「参加されますかな?」
 コルベールはギトーのその言葉に、いやいやと首を振る。
「おっほん。今日の授業はすべて中止であります!」
 コルベールは重々しい調子で告げた。教室中から歓声があがる。その歓声を抑えるように両手を振りながら、ミスタ・コルベールは言葉を続けた。
「えー、皆さんにお知らせですぞ」
 もったいぶった調子で、コルベールはのけぞった。その拍子に頭にのっけたカツラがとれて、床に落っこちた。
 ゲェーと言った声が彼方此方で小さく上がる。
 一番前に座ったタバサが、コルベールを指差して呟いた。
「『ギーシュさん』の真似をするのは身の程知らず」
 その声に便乗するようにして次々と声が上がる。
「このコッ禿げがァっ!『ギーシュさん』の真似をするなら半端すんな!」
「今のカツラぽとりは『ギーシュさん』への挑戦状かァ?」
「禿げ如きが『ギーシュ』さんの真似をするとか侮辱的過ぎる」
 ミスタ・ギトーがまあまあとその場を嗜める。
「諸君、『ギーシュさん』ならばその様な低俗な責めをすると思うのかね?」
 何処ぞで誰かに言われた事を、そのままに口にするミスタ・ギトー。
434Classical名無しさん:07/07/24 22:23 ID:NUhHwVoE
>>423がんばれ、俺も弟に嫌われないようがんばるよ
妹?すでに嫌われちまったよw支援(´;ω;`)
435Classical名無しさん:07/07/24 22:24 ID:XkOPBkHA
ギトーの株がグーグルみたいになってるw支援
436Classical名無しさん:07/07/24 22:25 ID:rSLIULxQ
タバサ、お前もか
437Classical名無しさん:07/07/24 22:25 ID:Jc0BgIV6
変な宗教みたいだなw
438Classical名無しさん:07/07/24 22:27 ID:fiCeMc6U
>>434
ありがとう、嫌われたなら、これから好かれるんだ!
このギトーテラいいひとwww的支援。
439Classical名無しさん:07/07/24 22:28 ID:DKrXCKG6
>>434
照れ隠しだと思え。
440Classical名無しさん:07/07/24 22:28 ID:OTCltUP.
おれ、アヌスとサブの投下が終わったら寝るんだ
明日試験だし支援
441Classical名無しさん:07/07/24 22:28 ID:QFYclYmA
ギーシュ(純粋)さんの愛に触れてしまったからな。
チンピラ吸血鬼の肉芽の洗脳なんか目じゃ無いぜ。
442アヌビス神:07/07/24 22:29 ID:pnmR00xI
 なお名前を連呼されているギーシュ・ド・グラモン本人は、『調子に乗るなよォォォォー!』とかドスの利いた声でマリコルヌに絡まれ、『よ、寄らないでくれたまえ、吐息がっ吐息が凶悪だよ』とか泣き言を繰り返している。
 キュルケは状況にドン引きで、タバサの肩を抑えて、がっくんがっくん揺さ振りながら『タバサあなた正気?』『熱、熱は無い?悪い風邪貰ってきてないわよね?』とか繰り返して聞いている。
 この教室の混乱の自分が原因なのを棚に上げ、コルベールが顔を真っ赤にして大きな声で怒鳴った。
「黙りなさい!ええい!黙りなさいこわっぱどもが!ミスタ・ギトーもですぞ!そのセリフまんまオールド・オスマンに叱れた時の真似ではないですか!
 私は別に『ギーシュさん』にあやかって『もててぇー!』とか思った訳ではないんですぞ!」
 禿げ中年の哀愁に教室中が静まり返った。
「そ、そもそも貴族たるもの、もっと気品ある振舞いをするものですぞ。
 これでは王室に教育の成果が疑われる」
 睨み付けるように教室を見渡した後、コルベールはわざとらしく咳払いをして、やたら恭しくしゃべり始めた。
「えーおぼん。皆さん、本日はトリステイン魔法学院にとって、よき日であります。始祖ブリミルの降臨祭に並ぶ、めでたい日であります。
 恐れ多くも、先の陛下の忘れ形見、我がトリステインがハルケギニアに誇る可憐な一輪の花、アンリエッタ姫殿下が、本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、この魔法学院に行幸されます」
 教室がざわめいた。
 ちなみに、ルイズとアヌビス神はこの場には居ない。
 何をしているかというと……。


 ここはトリステインの城下町。その通りを歩いている。背にはデルフリンガー、腰にはアヌビス神。そしてその隣を、フーケちゃんもといミス・ロングビルが歩いている。
「なんてわたしが、あんたなんかが街に出るのに付き合わないといけないのよ」
 ぶちぶち愚痴を繰り返すルイズ。学院を出発した時からずっとこんな調子だ。
443Classical名無しさん:07/07/24 22:29 ID:jkNG8CZM
>>440
死亡フラグ乙
444Classical名無しさん:07/07/24 22:29 ID:f2YEMWoc
レス数の表示がおかしい・・・・過疎ってる・・・・・良くも悪くも賑やかだったあの頃は何処へ・・・?
445Classical名無しさん:07/07/24 22:31 ID:I5aPdzVo
>>444
何を言ってるんだ。これからが本当の時間じゃないか。
そしてアヌス神支援。
446Classical名無しさん:07/07/24 22:31 ID:VlnTzLyc
>>444
これが過疎ってお前ンドゥールさんか
447Classical名無しさん:07/07/24 22:32 ID:ixZPcSE.
>>444
SS投下中に下らん事書き込むなボケ
448Classical名無しさん:07/07/24 22:32 ID:rSLIULxQ
>>440
それは留年フラグだ
449Classical名無しさん:07/07/24 22:32 ID:OTCltUP.
>>444
熱が出てるような状態だったのが元に戻っただけだ
450Classical名無しさん:07/07/24 22:33 ID:iNTGQu6w
>>444
お前の目には見えないのか……板の裏で書き連ねている職人たちの神々しい姿がっ
451Classical名無しさん:07/07/24 22:35 ID:swLi22lk
>>444の人気にS・I・H・T☆
452アヌビス神:07/07/24 22:35 ID:pnmR00xI
「わたくしが、学院から外出する折りは、極力事情を知っている人が一人は必ず見張りとして付いてくると、決めてたのではないですか?
 そして、誰にするか決める為にキュルケ、タバサとサイコロ勝負して負けたのでしょう」
「わざとでしょ?今わざと丁寧に喋ったでしょ?」
「だって今はミス・ロングビルですから」
「キィーッ。その態度よ、その態度!それが、ム・カ・ツ・ク!のよっ!」
 最終的に猿の様な声を出してルイズが地団駄を踏む。これもずっと繰り返されている。ちなみに道中の馬上でもやらかしていて、馬が暴走する事数回。
「ゲラゲラゲラゲラ、これで何度目だ。おめーは口じゃあ勝てねえよ」
「そんな事よりだな、ご主人さま。おれミス・ロングビルの尻にも、ぶら下ってみたい。あの尻肉は一度肉厚を確めて置くべきだ」
「なーに笑ってんのよ、デルフっ!
 アヌビスは空気読みなさいよ!
 あ、ちょっと帰りに用が出来たわ。
 むしろ今から先にこなそうかしら。ええそうね。そうすべきね」
「約束の時間が迫っているのだけど?」
「いいえ、それでもわたしは行くわ。細工屋でコイツ等のドレスアップして、武器屋に売りとばして目玉商品として陳列して貰うわ」
 きりが無いので、フーケもといミス・ロングビルは騒ぐルイズの首根っこを掴んで其の侭引っ張っていく事にした。
「正直監視されてるってより、保護してる気分だわ」
 路地の屋根の隙間に見える青空を仰ぎながら、土くれのフーケはぼやいた。

 さてさて、何故城下町に着ているかの事情の説明といこう。
 何でもミス・ロングビルいわく、送金と手紙を送りたいけれど、学院から送ったという足がつくのは嫌なのだそうで。
 本当なら手渡ししたい所ながら、現状ではそれも適わず。なので信用できる仲介人に頼む為に城下町まで行きたい。との事。

「で、どこに行くのよ。着いてから教えるって事だったわよね」
「芝居小屋の中で落ち合う事になってるわ」
「何でそんな面倒な場所に」
「秘密の話しをするには、もってこいなのよ。覚えておきなさい」
 話したり『ふーん、そんなものなんだ』とか考えながら歩いている内に目的地の場末のうらぶれた芝居小屋へと到着した。
 本日の演目の垂れ幕が風にたなびいている。
453Classical名無しさん:07/07/24 22:37 ID:ixZPcSE.
支援
454Classical名無しさん:07/07/24 22:38 ID:fiCeMc6U
支援支援だぜ…
455Classical名無しさん:07/07/24 22:38 ID:SMgcwhL2
演目に期待w
愛の人か?

支援
456Classical名無しさん:07/07/24 22:40 ID:cjl/YYgc
クラウンて規制どれくらいなんだろうな支援
457Classical名無しさん:07/07/24 22:42 ID:EPrW3Os.
支援ってどれぐらいすればいいんだろ?支援
458アヌビス神:07/07/24 22:43 ID:pnmR00xI
 それを見たフーケが、ぶっといきなり噴出した。
 たなびくそれを良く見ると"土くれのフーケ”の文字が見える。
「あんた有名じゃないの。こんなののお題目になるなんて人気あるわねー」
 ルイズはけらけら笑いながら、フーケの背中をぽんぽんと叩く。
「じょ、冗談じゃないわよ!仲介人はわたしの正体知ってるのよ」
「良かったじゃない。今頃中でお腹抱えて笑いながら待ってるわよ」
 その時ルイズに、垂れ幕の影になって見えてなかった部分が、たなびいた事により目に入った。
『快傑覆面貴族 対 土くれのフーケ』
 ルイズ、盛大に噴出した。あまりに不意打ちだった為、激しく咽て咳き込む。
 正直忘れかけていた。街に出る事も無かったし、最近慌しかったし。
 何より暇がある時には、この厄介で重たい連中をせめて普通に、よろめかずに歩けるように、走れるようにと少し走りこんでみたりもしてた訳で。
 完全に気が回っていなかった。
 突然挙動が妖しくなったルイズを見て、フーケがにやぁっと笑う。
「へぇ〜、あんたも中々派手な事してるじゃない」
「ち、違うわ。ちょっとそこらを飛んでたクワガタが口に――――――――」
「ハッハッハッハ、照れるじゃないか。そうだぜ、あれはおれとご主人さまだ」
「何だと?おめーら俺に内緒で、そんな面白そうな事してたのかよ」
「いきなり勝手にばらすなあああああああああっ!!
 あと面白くなあああああああああああああいっ!!」
 涙目で地面にアヌビス神を叩きつけ、続けてぶつける様にデルフリンガーを叩き付ける。
「何度空気読めって言ったら判るのよ!判るのよ!判るのよ!
 この屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!屑鉄!」
459Classical名無しさん:07/07/24 22:45 ID:X0RcNgW6
懐かしいな覆面www
460Classical名無しさん:07/07/24 22:46 ID:xtVB3VN2
私怨
いや、クワガタが口に入ったら死んじゃうからw
461Classical名無しさん:07/07/24 22:47 ID:oOzqpCtA
>>快傑覆面貴族 対 土くれのフーケ

みてぇwww
462Classical名無しさん:07/07/24 22:47 ID:fiCeMc6U
アヌスめ空気を読め、そんな悪い刀は是非暗闇にデル公と押し込めてしまえば反省するし、俺も萌えて一石(ry的支援
463アヌビス神:07/07/24 22:47 ID:pnmR00xI
 ルイズは人目も気にせず涙目で、アヌビス神とデルフリンガーを踏みつけるように、凄まじい勢いで蹴りはじめた。
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「ばれちゃったじゃないの!よりによってのよりによってな相手にばれちゃったじゃないの!」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「自分で、ばれたとか言ってたら肯定じゃねーか」
「口答えするなーっ!屑鉄二号ッ!」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「ば、馬鹿。余計な事言ったら延長され―――――」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
 きりが無いのでフーケは勝手に芝居小屋の中へと入っていった。
 中では、普段は生真面目で殆ど笑わない仲介人が、腹を抱えて涙を流しながら笑いを堪えていた。
『ではこの手紙はプッちゃんとププッ届けプッ』『でプッ手数プッ料はプククククッ』『次プッ何時プッのププッ』
 話しにならない。話しが進まない。
464Classical名無しさん:07/07/24 22:48 ID:XkOPBkHA
演目自重wwww支援
465Classical名無しさん:07/07/24 22:48 ID:OTCltUP.
仲介人自重ww
466Classical名無しさん:07/07/24 22:48 ID:QFYclYmA
アヌビスを手に取ったため嗜好から陰謀まで暴露され、ルイズチームに無理矢理入れられるワルド。
467Classical名無しさん:07/07/24 22:49 ID:9XPm8EGI
演劇見てえwwwww
468Classical名無しさん:07/07/24 22:50 ID:rSLIULxQ
アヌス神に斬られる覚悟で聞きたい
「『ギーシュさん』の真似をするのは身の程知らず」って何のことだ?
同じような場面があったのかを思い出せない
469Classical名無しさん:07/07/24 22:51 ID:SMgcwhL2
>>466
ワルドは仲間よりは某運命の輪の男みたいにすると良いと思うゼ!!
看板にありとあらゆる秘密を書き込んでなww
470Classical名無しさん:07/07/24 22:53 ID:PrqpDBHg
>>468
金髪のカツラ=ギーシュ

ってことだと解釈した
471Classical名無しさん:07/07/24 22:53 ID:SMgcwhL2
>>468
金髪巻き毛がギーシュさんの髪型を真似てるって事だと思うよ

そして再度支援
472Classical名無しさん:07/07/24 22:54 ID:fiCeMc6U
>>468
ヒント:コッパゲが被っていたのは『誰』と同じ髪型のヅラ??
473Classical名無しさん:07/07/24 22:54 ID:rSLIULxQ
ありがとうよ皆、そして支援
474アヌビス神:07/07/24 22:54 ID:pnmR00xI
 最近身の回りがおかしい。絶対におかしいわとフーケは考え嘆いた。
 疲れ果てて芝居小屋から出てくると、ルイズがデルフリンガーでアヌビス神を殴打している所であった。
 終わらないのが終わり。
 紆余曲折し過ぎた(主にルイズが)所為で。学院に帰り着いたのは予定を大幅に遅れ、日も暮れかけた頃となった。

 紆余曲折の中には、突然建物が大きくなっていた武器屋や、裏通りの方の秘薬屋の傍を通った時に、アヌビス神がやたらと緊張してマジモードのスイッチが入って
『クソッ、でやがったか!そこの道の影だァー!』『まさかそこのドブネズミかッ!?』『ちィッ避けろ!』『一匹だけじゃないだと!?』
とか何も見えないのに、ひとり幻覚を見て騒いだりで、ひと悶着等色々有った事が含まれるが今回は割愛、省略する。

 さてさて、辛うじて学院へと帰り付けたルイズとミス・ロングビル。何時もの倍疲れた気がする。長い1日だったと二人とも正直思う。
「早朝に出立して昼過ぎには帰り着く予定だったのに、なんでこうなるのよ!」
 事務処理がまるまる1日分溜まって、フーケもといミス・ロングビルは嘆いた。

「ところでフーケじゃなくて、ミス・ロングビル。何か学院の雰囲気がおかしくないかしら?」
「ん?……あら、おかしいわね。早朝出立する時には何かあるって話しは聞かなかったわよ」
 使用人たちが慌しく働いている。馬小屋に繋がれている馬の数が多い。
 少し見知った顔のメイドの姿が見えたので、声をかけてみる。
「ちょっと、えっとーシエスタ、でよかったかしら」
「お呼びでしょうか、ミス・ヴァリエール」
「この騒ぎはな―――――――――――」
「相変わらず(刃を)埋めたい胸で、(ぶった斬りたい)興奮を刺激するな、シエスタちゃんは」
 空気を読まないアヌビス神が割り込んできた。
475Classical名無しさん:07/07/24 22:56 ID:xtVB3VN2
私怨
ちょっ、付近の町がえらいことにっ?!
476Classical名無しさん:07/07/24 22:58 ID:fiCeMc6U
よしアヌスを暗闇に押し込んじまえ…別に変な気持ちは無いデスヨ?的支援。
477Classical名無しさん:07/07/24 22:59 ID:EPrW3Os.
虫食いと戦ってるwww
478Classical名無しさん:07/07/24 22:59 ID:OgsqNS/I
黒鯖と虫喰いの影がちらついてる気がするよ支援
479アヌビス神:07/07/24 23:00 ID:pnmR00xI
 お約束の様に『うがー』とか叫ぶルイズがアヌビス神を地面に叩きつけて、騒ぎ始めたので、ミス・ロングビルが変わって話しを聞き始める。
「学院内が大変慌しい様ですけど、何かあったのでしょうか?」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「ご存知無かったのですね。
 アンリエッタ姫殿下が、ゲルマニアご訪問からのお帰りにご滞在中なのです。
 それでは私も晩餐の為の仕事がありますので」
 ペコリと頭を下げるとシエスタは、ぱたぱたと急いで駆けていった。
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「あら、これは大変だわ。多分わたしの仕事も更に増えてるわね。それじゃルイ……
 ルイズ?」
「何度自重しろって言ったらわかんのよ。ええっ?この犬!犬!犬!あんたなんか剣じゃなくて犬よ!」
 アヌビス神の折檻に夢中のルイズの耳には、今のシエスタの言葉は届いていなかったらしく……。
「ルイズ〜?ミス・ヴァリエール?」
「わんはどうしたの?犬だからわんでしょ、わん!」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
「ミス・まな板。ミス・洗濯板。ミス・覆面貴族」
 気を引く為に、とても気にしていそうな言葉を羅列してみた。
「ご主人さま。ほ、ほら、ロングビルが呼んでるぜ?」
「話し逸らそうたってそうはいかないわよ。はい、わんでしょ、わん!」
ゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッゲシッ
 そして今も話しが通じず。『だめだこりゃ』と思いついに諦める。
 ミス・ロングビルは仕方が無いので『姫殿下がいらしてますよ』と書いたメモを背中のデルフリンガーに貼りつけて、急いで理事長室に向った。
「わたしって結構生真面目よね?」
 道中何度何度も、己に問いながら。



 To Be Continued
480Classical名無しさん:07/07/24 23:03 ID:OTCltUP.
GJ――(゚∀゚)――!!
481Classical名無しさん:07/07/24 23:03 ID:fiCeMc6U
このルイズは間違いなくサド娘www
GJ!アヌス…また暗い所に押し込められないかな?可愛いと思うんだ、ねっねっ?
482Classical名無しさん:07/07/24 23:04 ID:/8LN0Avk
GJ!
そのうちアヌス神折れそうだな
483Classical名無しさん:07/07/24 23:04 ID:uHw0zyVE
ルイズムネの事言われすぎww
GJ!
484Classical名無しさん:07/07/24 23:04 ID:SMgcwhL2
マチルダ、可愛いよマチルダ 
GJ!
485Classical名無しさん:07/07/24 23:04 ID:EPrW3Os.
GJでした!
洗濯板とかってフーケたんテラヒドスw
486アヌビス神:07/07/24 23:05 ID:pnmR00xI
終了ー。
何か規制の感覚が判らずに何度か二重書きこですか?を踏んで間が長くなってしまった。
後に控えてる方々ご迷惑をお掛けしました。

うっかり文字数が多くても再投稿には待たないと駄目なのね此処。
487Classical名無しさん:07/07/24 23:05 ID:28mWMEO.
フーケGJ!
488サブ・ゼロ ◆oviEMgpce6 :07/07/24 23:06 ID:POdd0CuE
GJ!
ミスタ・ギトーが大人物にw

そして15分から投下しようと思うが
最初に言っておく!今回はかーなーり、短い。


489Classical名無しさん:07/07/24 23:07 ID:28mWMEO.
カッモーン!!サブ・ゼロォ!!
490Classical名無しさん:07/07/24 23:08 ID:pnmR00xI
>>482
今の奴は本塔と同じスゴイ固定化かかってるから、幾ら殴っても大丈夫!
491Classical名無しさん:07/07/24 23:08 ID:AMM9zUd.
>>488
先に言っておく!ギアッチョの眼鏡は飾りだあ!
492Classical名無しさん:07/07/24 23:08 ID:1Vk0CvvY
おっしゃサブ・ゼロカモーーーン щ(゚Д゚щ)
493Classical名無しさん:07/07/24 23:09 ID:fiCeMc6U
なんかさっき萌える改変コピペで良いのを見つけてそれをさらに改変してみた

ツンデレキャラの 「ツン デレ」・・・・・ってォ〜〜〜〜
「ツン」ってのはわかる・・・ スゲーよくわかる
俺はあいつのことなんか好きじゃないし、いつもツンツンしてるからな・・・・
だが「デレ」って部分はどういう事だああ〜〜〜〜〜〜っ!?

俺があいつに惚れるかっつーんだよーーーーーーッ!
ナメやがってこの言葉ァ 超イラつくぜぇ〜〜〜〜ッ!!

それに俺の他にあいつを護れる使い魔なんかいるわけねーじゃねえか!
あの餓鬼を護れるもんなら護ってみやがれってんだ!チクショーーッ!

どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
結局俺が一緒にいて護ってやるしかないじゃねえかッ!ナメやがって
クソッ!クソッ!
494Classical名無しさん:07/07/24 23:09 ID:EPrW3Os.
今回のギアッチョの生贄になるのはだれだ?
495Classical名無しさん:07/07/24 23:10 ID:NK.6D.e6
なんとなく思ったんだが
食べ物に固定化かけたらどうなるんだろ
腐らないっぽいが胃で溶けないような気がするが
496Classical名無しさん:07/07/24 23:11 ID:M0z/kozU
サブゼロクル〜
497Classical名無しさん:07/07/24 23:11 ID:oOzqpCtA
>>493
萌えた
498Classical名無しさん:07/07/24 23:12 ID:EPrW3Os.
>>493
十分ツンデレだよギアッチョ…
499Classical名無しさん:07/07/24 23:12 ID:VlnTzLyc
>>495
まず食えなくね
500Classical名無しさん:07/07/24 23:13 ID:xtVB3VN2
>>493
萌えた、ただ、むしろヤンデレな気がするw
501Classical名無しさん:07/07/24 23:14 ID:swLi22lk
>>495
そもそもナイフもフォークも刺さらないだろうそれ
502Classical名無しさん:07/07/24 23:14 ID:xtVB3VN2
>>495
まず固定化の影響で硬度が上がって硬くて食べにくくなる。
さらに酸化の影響も防ぐので胃酸で解けなくなる。

結論、お腹を壊すでしょう。
503Classical名無しさん:07/07/24 23:15 ID:XkOPBkHA
アヌビス神GJ!
このマチルダといい鉄のフーケといい、SSで新たに好きなキャラが出来るのはいいな
あと、ルイズはアヌビスを蹴るたびに足腰が鍛えられてると思うw
504サブ・ゼロの使い魔(1/4):07/07/24 23:15 ID:POdd0CuE
「嘘・・・どうしてフーケが!?」
岩石を切り抜いて作られたラ・ロシェールそのものを素材にして錬金された
巨大ゴーレム。突如出現したそれの肩に長い緑髪をなびかせて座っている女は、
忘れもしない土くれのフーケだった。自分の言葉を中断されて少し助かったと
思ってしまい、ルイズはぶんぶんと首を振る。フーケは端正な顔を不機嫌に
歪めてルイズに答えた。
「実に親切なお方がいらっしゃってねぇ わたしみたいな美人はもっと世の中に
貢献しなくちゃいけないっておっしゃってね 牢から出してくれたのよ」
皮肉たっぷりにそう言って、フーケはじろりと隣を睨む。彼女の刺すような視線の
先にいたのは、白い仮面をつけた黒マントの貴族の男だった。フーケの言動に
一切の反応を示さず、腕を組んで冷厳とルイズ達を見下ろしている。
「個人的にはあんた達なんかとは二度と関わりたくないんだけどね
これも仕事よ、恨まないことね!」
言うが早いか、ゴーレムの柱を束ねたような腕が高速で振り下ろされた。いつの
間にか己の剣を握っていたギアッチョは、ルイズを小脇に抱えるとベランダの
手すりを踏み台にルーンの力で数メイルを飛び上がった。直後岩で出来た
ベランダを粉々に破壊したその拳に見事に着地して、ギアッチョはピクリとも
動かない表情のまま口を開く。
「やっぱりよォォ〜〜 オレは戦うのが性に合ってるみてーだなァァ」
「ちょ、ちょっと!どどど、どこ触ってんのよこのバカ!離しなさいよ!」
小脇に抱えられたままルイズがじたばたと騒ぐ。
「どこ触ろうと同じだろーがてめーの身体は 黙ってねーと舌噛むぞ」
「おなっ・・・!?」
ルイズの頭にガーンという音が響き渡った。心に深いダメージを負ったルイズの
ことなどつゆ知らず、ギアッチョは戦闘態勢に入った眼でフーケ達を睨む。
505Classical名無しさん:07/07/24 23:16 ID:fiCeMc6U
ツン・デレ支援
506サブ・ゼロの使い魔(2/4):07/07/24 23:17 ID:POdd0CuE
足場にしている拳に振り落とされる前に、「ガンダールヴ」の脚力で一瞬のうちに
肩へと駆け上がる。デルフリンガーを持つ方向に身体をひねり二人まとめて
横薙ぎにブッた切るつもりだったが、
「チィッ!」
仮面の男が一瞬の機転でフーケの首根っこを掴んで後方へ落下した為、
デルフリンガーは虚しく宙を切った。ギアッチョは特にイラだった顔も見せずに
地面を覗き込む。レビテーションをかけたのか、男とフーケは無事に地上に
降り立っていた。フーケと結託しているのなら、仮面の男とその仲間には当然
ホワイト・アルバムのことは知られているだろう。もはや隠す必要もないと考えて
ギアッチョはゴーレムを凍結しようとするが――下のほうから聞こえてきた怒声や
物音がそれを中断させた。
「どうやら・・・あいつらも襲われてるみてーだな」
助けに行くか一瞬迷ったが、酒を飲んでいるならマトモに戦えていないかも
知れないと考え、ギアッチョは助けに行くことを選択した。もはや抵抗もしない
ルイズを小脇にかかえたまま、見るも無残に破壊されたベランダから部屋に
飛び込み、扉を蹴破って廊下を走り、手すりを乗り越えて階段を飛び降りる。
果たしてギーシュ達は、全員無事に揃っていた。もっとも、テーブルを盾にして
いる彼らの頭上では無数の矢が飛び交っていたが。
ギーシュ達と共にワルドがいたのを見て、ギアッチョはピクリと眉を上げる。
背格好といいタイミングといいあの仮面の男がワルドだとギアッチョは殆ど確信
していたのだが、どうやら自分の推理は間違っていたらしい。考え込む彼に
気付いて、ギーシュが声を上げる。
「ギアッチョ!無事だったのかい!」
その声でキュルケ達は一斉にギアッチョを見た。ギアッチョはフンと鼻を鳴らすと、
ルイズを引っ張ってキュルケ達の後ろに身を伏せる。
507Classical名無しさん:07/07/24 23:17 ID:M0z/kozU
ブチデレギアッチョ支援
508Classical名無しさん:07/07/24 23:17 ID:UhQ7lzCw
食べる前に固定化解くんじゃないか支援
509Classical名無しさん:07/07/24 23:18 ID:xtVB3VN2
私怨
兄貴ぃ〜むしろ、ソレが良いんじゃ?
510Classical名無しさん:07/07/24 23:18 ID:1Vk0CvvY
サブのバトルはスピーディーでイイ 支援
511サブ・ゼロの使い魔(3/4):07/07/24 23:18 ID:POdd0CuE
ギアッチョはフーケがいることを伝えたが、どうやらその必要はなかったらしい。
戸口からは思いっきりゴーレムの足が覗いていた。「それはともかく」と前置きして、
キュルケは鬱オーラ全開で俯くルイズを見る。
「ルイズ、あなた大丈夫?」
「・・・・・・尊厳を汚された・・・」
「は?」
意味が分からずに怪訝な声を上げるキュルケだったが、「一年後に後悔しても
許してあげないんだから」だの「まだ変身を三回残してるのよ きっとそうよ」だのと
肩を震わせながらブツブツと呟いているルイズを見てなんとなく事情を察した。
とりあえずルイズは放置することに決めて、彼女はギアッチョに向き直る。
「どうするの?ギアッチョ」
言外に「魔法を使うのか」と尋ねるキュルケに、ギアッチョは思案顔で黙り込んだ。
しかしギアッチョが結論を下す前に、ワルドが口を開く。
「諸君、このような任務は半数が目的地に辿り着けば成功とされる」
周りの状況などおかまいなしに本を読んでいたタバサが、それを受けてワルドを
見る。ぱたりと本を閉じると、キュルケ、ギーシュ、そして自分を指差して「囮」と
呟いた。ワルドは重々しく頷いて後を引き継ぐ。
「彼女達が派手に暴れて敵を引きつける 僕らはその隙に、裏口から出て
桟橋へ向かう」
その言葉に、ルイズが弾かれたように顔を上げた。
「ダメよそんなの!フーケもいるのよ!?死んじゃったらどうするのよ!」
「いざとなれば逃げるわよ それにわたし、今ちょっと暴れたい気分なのよね」
キュルケは余裕の笑みでそう嘯く。それに追従してタバサが「問題ない」と言い、
ギーシュは相変わらずガタガタ震えていたが、「いいい行きたまえよ君達!
ぼ、ぼぼ僕はフーケのゴーレムに勝った男だぜ!」
と誰が見ても明らかに分かる虚勢を張り上げてルイズ達を促した。
512Classical名無しさん:07/07/24 23:18 ID:EPrW3Os.
サブちゃんを支援!
513Classical名無しさん:07/07/24 23:19 ID:fiCeMc6U
『下衆入ってるフーケ』と『元祖下衆のペドド』つまり『挟み撃ちの形』になってブチ割れるわけだな…的支援
514Classical名無しさん:07/07/24 23:20 ID:1Vk0CvvY
全開のギア千代さんはいつ見れるのか楽しみで支援。
515サブ・ゼロの使い魔(4/4):07/07/24 23:20 ID:POdd0CuE
「行って」というタバサの声と、「行きなさい」というキュルケの声が重なる。
ルイズはそれでも二の足を踏んでいたが、
「別にルイズの為にやるわけじゃないんだからね 勘違いされちゃ困るわよ」
というキュルケの発破で、何とか行く決心がついたようだった。「わ、分かって
るわよ!」とキュルケを睨むと、「おーおー、素晴らしきは友情だね」と笑う
デルフリンガーに二人で蹴りを叩き込んで走って行った。それを追ってワルドも
裏口へ去って行く。去り際ルイズが小さく呟いた「ありがとう」という言葉に
意表を突かれて一瞬顔が赤くなったキュルケだったが、コホンと一つ咳をすると
すぐいつもの顔に戻った。
「それで、今度はどんなお言葉を下さるのかしら?」
未だ動かないギアッチョに余裕の仕草で笑いかける。ギアッチョは溜息を一つ
つくと、彼女達に向き直って口を開いた。
「このまま死なれちゃ寝覚めが悪いんで忠告しといてやる
・・・命を賭けてまで戦おうとするんじゃあねーぞ」
慈悲の欠片も見当たらないような表情で、しかしギアッチョはそう言った。
「無理を悟ったらとっとと逃げろ 桟橋とやらで追いつかれたところでどうせ
オレが何とか出来るんだからな」
一見どうでもいいような口調でそう言って、ギアッチョはガシガシと頭を掻く。
そうならない為に今まで隠して来たんじゃないのか、等と言う気は誰にも
なかった。一様に真剣な顔で頷く三人に一瞥を向けると、彼は無言で
ルイズ達の後を追った。
音を立てずに駆け去るギアッチョの後姿を見送って、キュルケはふぅと
溜息をつく。
「全く、この主にしてこの使い魔ありって感じよねぇ」
やれやれといった風に笑うキュルケに、タバサはこくりと頷いて杖を握った。
大きな音を立てて自分の顔を叩いて、ギーシュは一つ気合を入れる。
「よ、よし!行こうじゃないか二人とも!」
「ええ、火傷しない程度にね」
二人して杖を抜き放ち、ニヤリと笑いあった。
516サブ・ゼロ:07/07/24 23:21 ID:POdd0CuE
以上、投下したッ!
やはり戦闘シーンは筆が進む・・・一瞬で終わったが
517Classical名無しさん:07/07/24 23:21 ID:6xgj5hmU
C−EEEN

逆に考えるんだ
刺すたびに「ド低脳がぁーっ!」っていいながら刺せば固定化すら貫通できる
と考えるんだ
518Classical名無しさん:07/07/24 23:21 ID:pnmR00xI
支援をよォォしてえんだァァー

と思ったら終了してた
GJ
519Classical名無しさん:07/07/24 23:22 ID:uHw0zyVE
いいなあ。サブちゃんの戦闘シーンスピーディーで。
GJ!
520Classical名無しさん:07/07/24 23:23 ID:C8YH8G2Q
シエんスタ
521Classical名無しさん:07/07/24 23:24 ID:M0z/kozU
なして毎回イイとこで終わりますか〜!!!

ギーシュ&タバサ&キュルケの活躍に期待
522Classical名無しさん:07/07/24 23:24 ID:aB2DB3Hw
GJ!
しかしよく四神って言ってる奴いるけど誰々だよ
523Classical名無しさん:07/07/24 23:25 ID:UhQ7lzCw
ツンデレ多すぎw
挟み撃ちってレベルじゃねーぞww
524Classical名無しさん:07/07/24 23:25 ID:VlnTzLyc
サブちゃんGJ
戦闘シーンは読みごたえあるな

>>517
だが文字通り歯が立たないw
525Classical名無しさん:07/07/24 23:25 ID:fiCeMc6U
GJ!!!とサブさんにド敬意を表したいんですがクサレ構いませんかねッ!?
526Classical名無しさん:07/07/24 23:25 ID:93YRKNrU
>>502
『固定化』って硬度もあがるのか?
化学的な変化を防ぐだけで暴力的な破壊には効果ないと思ってたが。
ソースが一巻だから情報が古いか。
527Classical名無しさん:07/07/24 23:26 ID:EPrW3Os.
サブ・ゼロGJ!
ルイズの胸が成長するのは決してないと思っていただこう!
528Classical名無しさん:07/07/24 23:27 ID:1Vk0CvvY
鬼強いギア千代さんに頼らず出来ることをしようとする三人組を素直に応援したい。
そしてワルドVSホワイトアルバムにwktk
続きも楽しみだ。
529Classical名無しさん:07/07/24 23:28 ID:XkOPBkHA
GJ!
何でサブ・ゼロのルイズはこんなにかわいいのだろうか

ギアッチョも徐々に変化を見せているけど
悪い方向でその影響がでないといいな
530Classical名無しさん:07/07/24 23:29 ID:28mWMEO.
>>493
ギアッチョ良い人w
531Classical名無しさん:07/07/24 23:29 ID:M0z/kozU
俺の四神にサブゼロは確実に入る。
532Classical名無しさん:07/07/24 23:34 ID:Jc0BgIV6
>>529
そりゃあんまりツンがないからだろ
533Classical名無しさん:07/07/24 23:37 ID:rg3OJ9hA
>>526
それであってるはず。
あくまで固定化の魔法で防げるのは錬金と酸化などの化学変化
534Classical名無しさん:07/07/24 23:37 ID:rSLIULxQ
そして、ルイズにないツンをギアッチョがもってるから
535Classical名無しさん:07/07/24 23:38 ID:93YRKNrU
>>532
ギアッチョが「ツン」を司り、ルイズが「デレ」を司るということだな
536Classical名無しさん:07/07/24 23:39 ID:xtVB3VN2
>>533
あれ? だとフーケの巨大ゴーレムの攻撃耐えたりしたのは純粋に壁の耐久力なのかな?
537Classical名無しさん:07/07/24 23:40 ID:fiCeMc6U
>>532
ツンはある、だけどルイズはギアッチョの過去を理解してるから理不尽な事をしない。
その上シエシエやらキュルケやらとのフラグが微塵も立ってないので嫉妬は無いし(決闘イベントは他ならぬ『ルイズ』の為にやってた)
もう完全にベタ惚れ状態で見て微笑ましい上に、作品自体が『スカッとサワヤカ&青春だろ』って感じで
ショタの俺から見ても可愛いと思うんだから普通の男が見たら母性ビンビンもんですよ?
538Classical名無しさん:07/07/24 23:40 ID:Jc0BgIV6
>>534 >>535
モッツァレラチーズとトマトのサラダみたいなもんか
ギアッチョがルイズを!ルイズがギアッチョを引き立てるッ!
539Classical名無しさん:07/07/24 23:40 ID:PrqpDBHg
ギアッチョに対してツンするって命懸けだよwww
540Classical名無しさん:07/07/24 23:40 ID:nWK2HcV.
きっと崩れ落ちるとか砕け散るのを「風化」とかと一緒くたに認識してたんだよ!
無理があるか
541Classical名無しさん:07/07/24 23:43 ID:rg3OJ9hA
>>536

原作のフーケの台詞より
「さすがは魔法学院本塔の壁ね…物理衝撃が弱点?こんなに厚かったらちょっとやそっとの
魔法じゃどうしようもないじゃないの!」
「確かに固定化の魔法以外はかかっていないみたいだけど…これじゃ私のゴーレムの力でも
壊せそうに無いわね…」
542Classical名無しさん:07/07/24 23:44 ID:iNTGQu6w
固定化は魔法による破壊や時間経過による劣化を防ぐだけで、
ゴーレムに耐えたのは壁自身の素材と分厚さだったと思う。
543Classical名無しさん:07/07/24 23:44 ID:rSLIULxQ
>>538
上手い事言いやがってwおめえ…なんか、ちょっぴりカッコイイじゃあねーかよ…
544Classical名無しさん:07/07/24 23:45 ID:daZxo6/g
>>536
そうだよ、フーケ本人もそう言ってる。
545Classical名無しさん:07/07/24 23:46 ID:xtVB3VN2
>>541-542
勘違い済まぬ、しかし……何気に建築技術進んでるんだな
まあ、ドラゴンや巨人(亜人)が軍で使用されてる世界だから、建物も頑丈にもなるのかな?
546Classical名無しさん:07/07/24 23:47 ID:1Vk0CvvY
ギアッチョとルイズでツンデレ爽やか青春ハートフルストーリーが展開されるとは夢にも思わなかったな
やっぱサブゼロイイ(・∀・)!わ。
547Classical名無しさん:07/07/24 23:47 ID:aB2DB3Hw
しかし移転して正解だったな。荒らしがいない。
548Classical名無しさん:07/07/24 23:47 ID:y3F1Uyn2
ゴーレムの維持に力割いてて威力は見た目ほどにはなかったってだけだったりして
549Classical名無しさん:07/07/24 23:47 ID:daZxo6/g
>>545
建物も錬金とかの魔法で作れるんでな。建築技術が進んでいるのとは違う。
550Classical名無しさん:07/07/24 23:48 ID:swLi22lk
宝物庫襲撃の時のゴーレムってどのくらいのデカさだっけ?
551Classical名無しさん:07/07/24 23:48 ID:rg3OJ9hA
>>545

元が土だからあんまり強い力で殴るとゴーレムが壊れるのかもしれん
552Classical名無しさん:07/07/24 23:49 ID:gua9/VcI
30メートルくらい。
553Classical名無しさん:07/07/24 23:51 ID:iNTGQu6w
>>545
魔法のおかげで、むしろ発達は阻害されているんじゃないか?
現実なら素材や重量、手段といった問題に対して、新しい技術開発で何とかするところを、
魔法は単純に力技でクリアしてしまうからな。
壁が脆い。なら厚くしろ。が際限なく可能な世界だ。
554Classical名無しさん:07/07/24 23:52 ID:swLi22lk
30メートル級の人型が何度も殴って壊れない壁って凄えんじゃないか…?
555Classical名無しさん:07/07/24 23:53 ID:ESmnvH8s
折れたりってのは物質と物質の結合が切れるってことだから、細かい目で考えると化学的な変化ともいえる。
レンガが積まれてるとかじゃなくて、アヌスは一繋がりであることを考えると固定化は強化につながるかも。
556Classical名無しさん:07/07/24 23:53 ID:xOjN2VGg
つまりあそこにはサーレーがいたってことなんだよ!!
557Classical名無しさん:07/07/24 23:54 ID:fiCeMc6U
ゼロ魔の世界から「一日でも魔法が消えたら」って考えると恐ろしいよな……
取りあえず国一つ潰れるんだろうな(特に『ビッチ』が治める国なんか)
558Classical名無しさん:07/07/24 23:54 ID:xtVB3VN2
>>554
これまでの貴族の屋敷の壁はゴーレムでの力押しか、土くれに変えるかで盗めたくらいだからな。
魔術学院の宝物庫の壁の強度が規格外だっただけで。
559Classical名無しさん:07/07/24 23:54 ID:xOjN2VGg
うお…移転したの忘れてsageしてなかった
560Classical名無しさん:07/07/24 23:54 ID:daZxo6/g
>>554
だからフーケも驚いてたんだろ。
561Classical名無しさん:07/07/24 23:55 ID:m29z8G/Q
アルビオンが落っこちそうな
562Classical名無しさん:07/07/24 23:55 ID:xtVB3VN2
>>557
まて、まず国が1つ潰れる、具体的に言うと空を飛んでる国がw
海に落ちたら津波がおきるし、陸に落ちても大被害だw
563Classical名無しさん:07/07/24 23:56 ID:XkOPBkHA
>>557
ゼロ魔世界で魔法が消えるのは
地球で太陽が昇らないに等しいからな
564避難所よりお知らせで〜す:07/07/24 23:57 ID:NUhHwVoE

************************************************************
*.                                          *
* 以前のスレでの心無い者による荒らしを受けて             *
* 運営議論スレで検討した結果                        *
* このたび、避難所の運営議論スレで、夏の間だけ            *
* スレの場所を移転するかの投票を行なってみることにいたしました。 *
* 移転する場所は少年漫画板です。.                      *
* 次スレ(マロン)が900に達するまでこの投票を続けます。.        *
* 「賛成」または「反対」と入れて下さるだけで結構ですので. .      *
* みなさま、なにとぞ運営議論スレへお越しください。.           *
*.                                           *
* 運営議論スレ..                                 *
* http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9292/1184936505/l50 . *
*.                                          *
************************************************************
565Classical名無しさん:07/07/24 23:58 ID:iNTGQu6w
ゼロ魔世界の魔法は、生産・流通の二点を受け持ってるからな。何故か。
566Classical名無しさん:07/07/24 23:59 ID:GLNAA9/k
30m級ゴーレムが殴っても壊れない壁といえばピンとこないが
ガオガイガーサイズのゴーレムが殴っても壊れないといえばとんでもなさがわかりやすい
これってスパロボにでる大概のロボよりも硬いってことだよな
建物はロボと違って地面に固定されてるから衝撃伝えやすいし
567Classical名無しさん:07/07/24 23:59 ID:kOxhPzeA
なんとか今日の分は見終わった。
これで寝れる。
568Classical名無しさん:07/07/24 23:59 ID:/8LN0Avk
「つまりこういうことか? 『ミセス・シュヴルーズはすごく硬い』」
569Classical名無しさん:07/07/24 23:59 ID:rg3OJ9hA
>>555

アヌスは一繋がりって意味深だよな
おかげでしばらく言いたいことがわからなかったよ
570Classical名無しさん:07/07/25 00:00 ID:hrAZtoxk
よく考えたらザクとかのMSよりデカイんだよな、フーケのゴーレム
571Classical名無しさん:07/07/25 00:00 ID:JCXYGQmY
まぁ普通の壁と違ってつなぎ目?ありませんよ、ファンタジーやメルヘンなんですから
みたいなやつだと普通の壁より多少強度高いんじゃね?
572Classical名無しさん:07/07/25 00:01 ID:8MzY14uI
ルイズ
「こんなモノ(あるびおん)を落としたらハルケギニアに住めなくなる!
 虚無の冬が来るぞ!」
闇理得汰
「王国が持たんときが来ているのだ!ルイズ」

ってことか?
573Classical名無しさん:07/07/25 00:01 ID:3BlvN5pk
>>561 >>562
そうだアルビオン忘れてたwwwあの国浮いてたんだよなwww
取りあえず今度こそ俺は寝るぞジョジョー!何か弟が起きてぐずってるし、俺も眠いからだァー!!
最後に言いたい事が、ツンデレギアッチョ最…高…かゆ、うま。
574Classical名無しさん:07/07/25 00:02 ID:6xYT53Qs
壁の素材だってただの土のわけなーしな。
575Classical名無しさん:07/07/25 00:02 ID:iOhLxNA6
>>570
機動力がなw
576Classical名無しさん:07/07/25 00:02 ID:vWvKDexM
>>562
その後、アルビオンから降る雨に頼ってた地域が次々と砂漠化するな
577Classical名無しさん:07/07/25 00:03 ID:e0AjHfTs
一番強いフーケってどれだ?やっぱ静か?
578Classical名無しさん:07/07/25 00:05 ID:LsQ.58rY
>>576

なにもアルビオンだけが雨を降らせてるわけじゃないと思う
579Classical名無しさん:07/07/25 00:08 ID:vWvKDexM
>>578
気象変化が起こるってこと。
アルビオンは大雨を降らせてるって話だから、日本から梅雨が無くなるみたいなもんじゃん。
580Classical名無しさん:07/07/25 00:09 ID:3x9jw/S2
>>562
アルビオンの質量と浮いてる高度次第では被害が大きいレベルじゃないと思うな
核の冬とか起きるだろうし、地殻が傷つきゃマグマも出るだろうし、ポールシフトとか、自転軸がずれるとか
なんかの映像で見た地殻津波とか起きりゃ星全土が丸刈りになって数千度の気温が何百年続く
正直コロニー落着やセカインドインパクトなんてもんじゃない
もっとものすごい地獄の片鱗を見る気分だぜ
581Classical名無しさん:07/07/25 00:09 ID:lECA63Fs
ご立派様が来てらっしゃる
ありがたや、ありがたや
582Classical名無しさん:07/07/25 00:09 ID:Z7Oz9f4U
DIO「『アルビオン』だッ!!」
583Classical名無しさん:07/07/25 00:10 ID:iOhLxNA6
なんか一日だけでも魔法が使えなくなるってゼロ魔世界では
すっごいことなんだな。
584Classical名無しさん:07/07/25 00:10 ID:jbf3YKDM
>>582
それ、前から良く出るけどマジでやってくれないかなwネタ短編で
585581:07/07/25 00:10 ID:lECA63Fs
誤爆した
586Classical名無しさん:07/07/25 00:11 ID:vWvKDexM
>>584
時の止まった世界に質量が無ければ出来そうなんだよなw
587Classical名無しさん:07/07/25 00:21 ID:UWGgDils
>>586
ジョゼフやエルフ軍みたいな強敵までとって置いて欲しいwww
588Classical名無しさん:07/07/25 00:22 ID:F6kxs6Nc
そう言えば、ハルケギニアの広さってどれくらいなんだろう?
東方とか、トリステインその他じゃ地図に載ってない場所や国もあるだろうし。
地球サイズはないかな?
589Classical名無しさん:07/07/25 00:23 ID:R.0vHOyk
>>588
公式にはまだ不明のはず。
とりあえず、主人公サイドの人間が認識してるのはヨーロッパ方面のごく一部だけ見たい。

一読者としては、多分地球とほとんど変わらないんじゃないかなーと思っている。
590Classical名無しさん:07/07/25 00:23 ID:UWGgDils
現実のヨーロッパくらいでいいんじゃね?
591Classical名無しさん:07/07/25 00:25 ID:hrAZtoxk
それに沿うとなると東の方々の剣術レベルが凄まじい事になってそうなんだよなw
592Classical名無しさん:07/07/25 00:26 ID:JCXYGQmY
東方とかはぶっちゃけ「メイジ?何それ」な世界の可能性もあるんだよな
別大陸(空に浮いてるのじゃないよ)もありそうだし
593Classical名無しさん:07/07/25 00:27 ID:EEpOor3I
>>582
承り「ν承りは伊達じゃ(ry」
594Classical名無しさん:07/07/25 00:28 ID:UWGgDils
>>591
そりゃ虎眼流並の戦闘集団がごろごろと(ry
595Classical名無しさん:07/07/25 00:29 ID:GPZE6pz.
どうやら東方には「サハラ」といった砂漠があるみたいだし推測でモノを言うと地球と繋がってんじゃねぇかなーと思ってる
596Classical名無しさん:07/07/25 00:29 ID:at.r5xk6
>>589
ハルケギニアの地図を見たけど、綺麗にスペインがあるイベリア半島が
無かったのがかわいそうだったw
597Classical名無しさん:07/07/25 00:30 ID:JCXYGQmY
平行世界なんだろうな、地形は細部、歴史は大幅、物理法則?何それ、な
598Classical名無しさん:07/07/25 00:31 ID:ZC7O5yTg
ぶっちゃけ東の方アレクラスト大陸があったり(SW世界では逆に西のファーランドが未知の世界)
キエサルヒマ大陸があったり(この間まで結界に封じられてた)
スレイヤーズの世界があったり(これまた魔族に封じられてた)してもおかしくないかなーと

ラノベ界には分断された世界が多すぐる
599Classical名無しさん:07/07/25 00:31 ID:unVhXezw
>>595
東方にサハラだと現在位置はどこだよw
600Classical名無しさん:07/07/25 00:33 ID:UWGgDils
>>598
テラカオスwww
601Classical名無しさん:07/07/25 00:33 ID:1wqX843o
ハルケギニアの東方って技術がかなり高いらしいけど
実際だと東方との接触がなかった場合の欧州と
中東の技術差って10世紀ほど違うんだよな。
十字軍がとの戦いに東の方は手榴弾や火炎放射器とか使ってたし。
602Classical名無しさん:07/07/25 00:38 ID:NvXz.s6g
火薬が東の果ての産物だからな。
603Classical名無しさん:07/07/25 00:41 ID:R.0vHOyk
ところで、ゼロ魔世界の火の秘薬ってさ、硫黄から作られるあたりから考えて、ただの火薬だったりするのか?
604Classical名無しさん:07/07/25 00:41 ID:kr59t.9.
何せ西洋が発展して、産業革命するのに繋がった精神文化から数学から製鉄技術に至るまで全部中央アジア発だからね

そして産業革命を何故か残業革命と最初に打ち込んだおれはあたまおかしい

まあそう考えるとハルケギニアがあの位の技術レベルでってのはおかしく無い気もするね。
605Classical名無しさん:07/07/25 00:45 ID:FsNGA7Mg
投下が止まったし、今日は寝ようか。
たまにはゆっくり寝るのも悪くない。
606Classical名無しさん:07/07/25 00:46 ID:e0AjHfTs
なら投下してやるぜ!























うそウサ
607Classical名無しさん:07/07/25 00:46 ID:jbf3YKDM
屍生人のも休みは必要だな
608Classical名無しさん:07/07/25 00:47 ID:bJNkh/rI
あえて2行目でちょっと脱線してみる>>604はちょっとおいしいと思った
609来訪者:07/07/25 00:49 ID:LsQ.58rY
>>605

もうちょっと待ってくれ
610Classical名無しさん:07/07/25 00:50 ID:ZC7O5yTg
>>609がバオーだッ!
611Classical名無しさん:07/07/25 00:52 ID:FsNGA7Mg
>>609
呼び止められたので覚醒して待ってるよ。
緑マナ2つを含む4マナでエンチャント貼って。
612Classical名無しさん:07/07/25 00:53 ID:GU1vgd8Q
>>594
東方の人「平民と申したか」
ペ    キ   イ
613Classical名無しさん:07/07/25 00:53 ID:/QkhdlXg
614Classical名無しさん:07/07/25 00:56 ID:jbf3YKDM
l l:::::::l : 5 l:::l 2 l
l l:::__.l :___├l__.:.__l:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;:-'::::::::::::::::::::::i'   ,-,_,,...-'::::::::"i i"  i'.   l : 落
l l::l :7 l:::l 3 l:::::::::::::::::::::::::::::::,,-'':::::::::::::::::::::::::;-',-'"'-'::::::::::::::::::::::::l l:l /.     l : ち
.l l:l_:__l:::l___l::::::::::::::::::::::::,,-''::::::::::::::::::::::::::::::/./::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l::l:/.    l : つ  l
..l l:::::::::::::::::::;;;::::::::::::::::::::::::/:l::::::::::::::::::::::::::::_,,.-''./:::::::::::::::::::::::::ii:::l"'ゝl l:/     l : け  l
...l l:::::::::::::;;;;::::::::::::::::::::::::::/:::l;;:::::::::::::::_,-''"_,,.-''"::::::::::::::::::::::::::::i::l /=/┌‐‐‐‐‐‐ l____.l
 .l l:::::::::;;;:::::::::::::::::::::::::::/::::::l "'-'''"_,,-''"::::::::::::::::::::::::::::::::/"i:::/ /:/  l : こ 考 心 l   
  l ̄ ̄ ̄ ̄.l:::::::::::::::/:::::::::l  /":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/_.._l/ /:/  .l : ん え を .l
  l 投 ¬ 落 l:::::::::::::::i:::::::::::l--'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':;;,::::'': ̄l //    .l : な る 平 l
  l 下 素 .ち l::::::::::::::::;'i,::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,i'i,'' "    l   .時 ん 静 .l
  l を 数 つ l::::::::::::::::::;;;i;::::::l:::::::::::::::::::::::::  :::::::::::::::::::;;,:/        l.  ど だ に l
  l .待.'‐ く .l:::::::::::::::::;;;;;;'i.::::l:::::::::::::::::::::;;  l'iY:::::/i:::::::/           l.  う : し l
  l つ を ん l:::::::::::::::::;;;;:::::i,:::l:::::::::::::::;;-'i;; i,i_i,:::i'-,::::/         l  す .: て l
  l ん 数.だ lヽ二''.-::;;;:-''"'i,:::::::::::/  "'"  "  "'            l  る     l
  l .だ .え :                                   か
   : て
615Classical名無しさん:07/07/25 01:01 ID:gFEBE3RA
>>614いつもご苦労様です、神父様
でも顔はあんまり見ませんけど
616Classical名無しさん:07/07/25 01:03 ID:U9NpXER.
>>613こっちの吉良の方が俺好きだわ。
617Classical名無しさん:07/07/25 01:09 ID:akURcTa6
>>609wktk
618Classical名無しさん:07/07/25 01:09 ID:h6mb95ro
そもそもデッドマンは何で読めるんだい
619Classical名無しさん:07/07/25 01:12 ID:wQFoxH8A
岸部露伴は動かないで
620Classical名無しさん:07/07/25 01:12 ID:JimNK6Yo
>>613
うわ………読みたい
621Classical名無しさん:07/07/25 01:12 ID:akURcTa6
>>618
「死刑執行中脱獄進行中」っていう短編集
622Classical名無しさん:07/07/25 01:14 ID:Z6ch4Y1w
>>618
死刑執行中脱獄進行中。
ちなみに岸部露伴は動かないも収録されてるんだぜ!
623Classical名無しさん:07/07/25 01:16 ID:uhcD8fsg
荒木の短編知らない人多そうだよなあ
変人偏屈列伝とかもかなり面白いんだが
624Classical名無しさん:07/07/25 01:20 ID:jbf3YKDM
掲載された雑誌がアレだし、もう8年も前のことだから仕方ない
かくいう俺も通販で注文かけたばっかだが
625Classical名無しさん:07/07/25 01:22 ID:Z6ch4Y1w
そういえば荒木さんは女王陛下の秘密スパイが〜って小説で挿絵描いたみたいだけど
あれ面白い?
626来訪者:07/07/25 01:22 ID:LsQ.58rY
やっと書けたので投下しますね
最初は前回と前々回と今回の話は一回で終らせる予定だったのですが…

とにかく、今回で原作一巻の土くれのフーケの活躍の始まりです
627Classical名無しさん:07/07/25 01:22 ID:hrAZtoxk
変人は荒木先生とアシだった鬼窪先生の二人で書いてて荒木先生が担当してるのは二つなんだよな
628Classical名無しさん:07/07/25 01:24 ID:fHP6eyho
支援!
629Classical名無しさん:07/07/25 01:25 ID:JimNK6Yo
バオーも一巻だけしか読んだことないんだよな〜
買っちゃおうかな
630ゼロの来訪者:07/07/25 01:26 ID:LsQ.58rY
「ところで少年よ、君が来た魔kゲフンゲフン異世界の事なんじゃが……
 実はワシに心当たりがある」
「「「「本当ですか!?」」」」
長い握手が終わり、オスマン氏が手の痺れを隠しながら、放った言葉で、その場にいる
全員がオスマン氏に詰め寄った。

育郎の場合
「まさかこんなに早く帰る手がかりが見つかるなんて!」
コルベールの場合
「魔法が無くとも使える技術がある世界…まさしく私の夢ッ!」
ミス・ロングビルこと土くれのフーケの場合
「感じる!お宝の気配をッ!」
ルイズの場合
「まさか…いや、でもひょっとして………このジジイついにボケちゃったの!?
 だって異世界よ?うわーこの学院どうなっちゃうんだろ?」

「うむ、とりあえずついてきなさい」
そう言って部屋を出るオスマン氏についていくと、オスマン氏は一つ下の階の
鉄の巨大な扉の前まで来て足を止めた。
631Classical名無しさん:07/07/25 01:26 ID:jbf3YKDM
( ゚∀゚)彡いくろ〜くん!バル!バル!バル!
632ゼロの来訪者:07/07/25 01:26 ID:LsQ.58rY
「ここは宝物庫じゃないですか」
声を上げるコルベールをそのままにして、オスマン氏が懐から鍵を取り出し、
巨大な門に相応しい、巨大な錠前に差込、鍵を開ける。
「こっちじゃ………」
様々なマジックアイテムが収められている宝物庫の片隅に、それは陳列されていた。
「これは…」
育郎が驚いた様子で『それ』を見る。
「ふむ………やはりか」
「これは、『破壊の杖』…ですよね?」
一人納得しているオスマン氏の横に立つミス・ロングビルが、確認の為に問いかける。
「その通り、我がトリスティン魔法学院宝物庫に収められた秘法の一つにして…
 ワシの命を救ってくれた人の形見じゃよ…」
オスマン氏が遠い目をして語りだした
633Classical名無しさん:07/07/25 01:27 ID:MxwihS5o
破壊の杖はテニスラケットか。
634ゼロの来訪者:07/07/25 01:28 ID:LsQ.58rY

あれはもう数十年前のことじゃ………ワシが森をふらりと散策していると、
突如ワイバーンが襲い掛かってきての。
油断しとった、というのは言い訳じゃの。最初のワイバーンの攻撃で杖を取り落として
しまったワシは、なす術も無く追い詰められた…
その時じゃ!

「アパム!アパム!弾だ!弾もってこい!アパーーーーム!」

そんな叫び声が耳に入ったと思ったら、ワイバーンがいきなり爆発しての。
辺りを見回せば、満身創痍の見たこともない服装をした男が、破壊の杖をもって
立っておったんじゃ。
じゃが、その姿は傷だらけでの、ワシが駆け寄るとそのまま倒れてしまった。
急いで学院に運んだんじゃが…
彼は最後まで「ここはどこだ?元の世界に帰りたい」とうわ言を繰り返しておった…
その後、ワシは彼が使った杖を『破壊の杖』と名づけ、宝物庫にしまいこんだ。
恩人の形見としてな………
635Classical名無しさん:07/07/25 01:28 ID:FsNGA7Mg
おぉ、なんか予想を良い意味で裏切る展開がっ!?
636Classical名無しさん:07/07/25 01:28 ID:fHP6eyho
ジジイ魔界って言うな魔界って!
郁朗も災難だなあ支援
637ゼロの来訪者:07/07/25 01:29 ID:LsQ.58rY
「それが、『破壊の杖』の全てじゃ…あれから何度かこの杖を使おうとしたが、
 振ってみても、魔法をかけてもうんともすんとも…
 宝物庫に入れてあるのも、はっきり言ってワシ個人の」
「ちょ、ちょっと待ってください!使い方わからないんですか!?」
ミス・ロングビルが、慌てた様子でオスマン氏に詰め寄る。
「うむ!いや、もう笑えるぐらいさっぱり!」
何故か自信満々なオスマン氏。
「ねえ、あんたあれが何か知ってるの?」
そんなミス・ロングビルを脇目に、ルイズが『破壊の杖』を食い入るように見ている、
育郎に疑問をぶつける。
「これは…詳しくは判らないけど僕の世界の武器だ、間違いない!」
M9A1バズーカ、それが破壊の杖の正式な名前だが、育郎にわかるわけがない。
或いは彼がそれを手に持てば、その左手のルーンの効果により理解できただろうが、

相棒の武器は俺だけだ!俺だけでいいんだ!
こここここここんな武器なんてああああ相棒にはいらねーんだ!

と、事の次第を知っているデルフリンガーがこんな感じなので、望むべくもない。
無論そんな心の中など露ほども見せず。
「へーこれが相棒の世界の武器か…かわってんなー」
等とのたまっている。
「ワイバーンを一撃なんて…なんか怖いわね」
「武器と言うのは悲しいですが…凄い技術だ!」
それぞれ感想を述べるルイズ達。
638ゼロの来訪者:07/07/25 01:31 ID:LsQ.58rY
「あの…ひょっとしてイクロー君、これの使いかたわかります」
一縷の希望を込めて、ミスロングビルが育郎に問いかける。
「知るわけねーよな相棒!だって相棒はふつーの生活送ってたんだもんな!
 ワイバーンを一発でぶっ倒す武器の使い方なんてわかるわけ」
「詳しくは判りませんけど…一応」
「…………………………ッ!!!!!!!!!!!」
一振りの剣がさりげなく絶望を味わっていたが、誰も気付かなかった。
「ほ、本当ですか!?」
「はぁ、引き金を引けば撃てると思いますが…」
喜びを隠し切れないミス・ロングビルに、育郎が申し訳なさそうに続ける。
「………弾が無いと」
その言葉にミス・ロングビルが固まった。
「ふむ…つまり銃、いや小型の大砲みたいなものかね?」
「そうですね、だいたいそんな感じじゃないかと」
その答えに満足そうにうんうんと頷き、『破壊の杖』を改めて観察するコルベール。
「………オールド・オスマン!」
「おお!そう言えば何に使うかよくわからん円筒形の代物を持っとったのう!」
「そ、それはどうしました!?」
「恩人と一緒に墓の中に入れたよ…もう随分年月がたっとるし、使えんじゃろうな」
その言葉に崩れ落ちるミス・ロングビル。そして人知れずデルフリンガーが
絶望から這い上がったが、勿論誰も気付いていない。
「ど、どうしたのかね?ミスロングビル…」
駆け寄りながら、さり気なく胸を触ろうとするオスマン氏の手を捻り上げて、
なんとか平静を装うミス・ロングビル。
「いえ…その…『破壊の杖』が無価値というのは如何な物かと思ったもので…
 秘法と言われている物ですし…」
「ま、秘法といっても、わしの説明を聞いた役人がそう指定しただけじゃしな。
 使い方が判らんと知った時の、奴らの顔は見ものじゃったぞ」
ふぉっふぉっふぉっと笑いながら「そろそろ手を放してくれない?痛いから」
という目でミス・ロングビルを見るオスマン氏。
639Classical名無しさん:07/07/25 01:33 ID:ZC7O5yTg
フーケ涙目紫煙w
640Classical名無しさん:07/07/25 01:34 ID:JFYt5LFU
フーケ一喜一憂支援
641ゼロの来訪者:07/07/25 01:34 ID:LsQ.58rY
「とにかく、これで君以外にもこの世界にやってきた人間がいると確定したわけじゃ。
 君が元の世界に帰る手がかり…とは言えんが、希望がなくなったわけではない。
 もちろん、わしらも出来る範囲でじゃ君が元の世界に返れるように協力する」
そう言ってから「もうしませんから放してください」という視線を、ミス・ロングビルに
向けるオスマン氏。今度はその視線に気付いてくれて、彼女は手を放した。
「何から何までありがとうございます…実は、僕も気になっていることがあるんです」
「と言うと?」
育郎が言葉を選びながら話し出す。
「この世界には、僕の世界では空想の産物とされる生き物達が、実際に存在しています。
 勿論多少の差異はありますが…それでもあまりにも似通っている」
「なるほど…つまり、ひょっとしたらこの世界の生き物が君の世界へ。
 或いは君の世界の人間が、この世界にやって来て、そして元の世界に帰り、
 この世界の生き物達の事を伝えた…その可能性があると」
コルベールの言葉に頷く。
「はい。勿論偶然の一致かもしれませんが…」
「いや、確かにその可能性は否定できぬの………
 おお!そうじゃ、ミス・ロングビル!」
「な、なんでしょう?」
先程のショックからまだ抜け切れてないのか、弱々しく(そのわりには、オスマン氏を
捻り上げる手は力強かったが)返事をするミス・ロングビル。
「少年、きみは異世界から来たという事は、文字は読めんのじゃろ?
 ミス・ロングビルに字を習ってみてはどうかね?
 まずは資料をあさる事しか出来そうに無いが、君でなければ見落としてしまう部分
 があるかもしれんし、これからこの世界で生きていくのにも便利じゃろ」
そうじゃそうじゃ、と自分の言葉に満足げに頷く。
「あの、それなら主人の私が」
おずおずとルイズが教師役に立候補するが。
「君は君で学生の身じゃろう…」
即座に一蹴される。
642Classical名無しさん:07/07/25 01:35 ID:fHP6eyho
フーケ可愛いよフーケ支援
643ゼロの来訪者:07/07/25 01:37 ID:LsQ.58rY
「でも、ロングビルさんにも仕事が…」
「ミス・ロングビルを秘書に雇ったのはほんの数ヶ月前からじゃし、
 なにも一日中というわけではない。午後の授業中の、1、2時間程度じゃ。
 ミス・ロングビルもそれでよいか?」
ミス・ロングビルがその言葉を受け、暫く考えるそぶりをし
「そうですね…それぐらいの時間なら」
そう言ってもう一度自分の中で、考えを反芻し。
「いえ、是非やらせていただきます!
 イクロー君、これからよろしくおねがいしますね」
「こちらこそ、すいません、僕の為に」
「いえいえ、良いんですよ!」
にっこり笑って答えるミス・ロングビルを満足げに見るオスマン氏。
「さてと、とりあえず今日のところは解散とするかの
 それでじゃ、少年には悪いんじゃが…
 何かを聞かれたら、君は東方の亜人という事にしておいてくれんかね?
 ワシらもそれで話を合わせるようにする。」
「かまいません」
「すまんの、いらぬトラブルを避けるためとはいえ、君の事を真っ当な人間として
 扱ってないようで、心苦しいんじゃが…」
「いえ、おじいさんのその気持ちだけで、僕には十分です…」
「すまんの…そうえいば名前はどうするかの?」
「名前…ですか?」
横からルイズが、何故わざわざ名前など付けるのかと、疑問の声をあげる。
「ま、一応の。少年自身が自分の種族の名前を知らんというのも、変な話じゃろ」
なるほどとルイズが納得する。
「バオー…『ドレス』は僕の『力』のことをバオーと呼んでいました…」
「ふむ…では少年はこれから東方の未確認の亜人『バオー』という事になる。
 みなもそれで良いな?」
確認の為に全員を見回し、オスマン氏が改めて口を開く。
644Classical名無しさん:07/07/25 01:37 ID:EEpOor3I
もうフーケがメインヒロインでいいんしゃねぇの支援
645Classical名無しさん:07/07/25 01:38 ID:pL9HAypY
>弾もってこい!アパーーーーム!
でお茶吹いたw支援
646Classical名無しさん:07/07/25 01:38 ID:fHP6eyho
来訪者さんの後に予約ってあったっけ?支援
647ゼロの来訪者:07/07/25 01:39 ID:LsQ.58rY
「あとは…ミスタ・ゴッゾーラ、少年に服を貸してやりなさい」
「は?」
「穴が開いたままじゃ」
ワルキューレに貫かれた服はそのままなので、育郎の肌が見えている。
「わ、わかりました。あとで彼の服は誰かに修繕を頼みますので。
 それと私の名前はコルベールです」
「うむ…ミス・ロングビル、せっかくじゃから今のうちに触っとくかね?」
コルベールの抗議を当然無視して、育郎の服に開いた穴を指差して言ってみる。
「そういう軽いセクハラでも、次からは容赦しません」
「お、おーけぇ…」


「美人秘書の個人授業か…わくわくするの。モートソグニル、明日から頼むぞ」
「ちゅうちゅう(了解だ、大佐)」
一人学院長室に残ったオスマン氏が自分の使い魔に語りかける。
「それにしても…」
水パイプを吹かして、すっかり暗くなった外を見ながら先程のやり取りを思い出す。
「ガンダールヴ…全然関係なかったの…」
二つの月は、今日も何処までも美しく輝いていた。
648Classical名無しさん:07/07/25 01:39 ID:Hpqyguy6
自分はむしろデルフ萌え
649Classical名無しさん:07/07/25 01:40 ID:fHP6eyho
>「ガンダールヴ…全然関係なかったの…」
デルフの事を考えると涙が止まりません支援
650Classical名無しさん:07/07/25 01:40 ID:jbf3YKDM
>>646今んとこ無いぜフーケとデル公支援!
651Classical名無しさん:07/07/25 01:41 ID:0tVrrL6E
フーケもタバサもシエスタも好きで1人に絞れない紫煙
652Classical名無しさん:07/07/25 01:41 ID:RU6aLJRo
フーケ先生の蜂蜜授業wktk
653Classical名無しさん:07/07/25 01:41 ID:JFYt5LFU
>「ガンダールヴ…全然関係なかったの…」
その発言はオスマン自重www
654Classical名無しさん:07/07/25 01:42 ID:ZC7O5yTg
身体能力うpは無効でも技量うpの効果はあるさ!

……あるといいね
655Classical名無しさん:07/07/25 01:42 ID:Z6ch4Y1w
>>651
何か問題があるのかね?
656来訪者:07/07/25 01:42 ID:LsQ.58rY
投下終了
いままで散々言ってたのは「押すなよ!絶対押すなよ!」的な何かです
一番初めのプロットでは、捕まったら極刑と知った育郎が、フーケを見逃す…
なんて展開を考えてたのですが

ギーシュ戦で変身→オスマン&コルベールが話を聞きたがるだろう→
→となると破壊の杖のことも当然気付くよな?

なんて事になって今回のような事に…
657Classical名無しさん:07/07/25 01:43 ID:fHP6eyho
>>654
バオーを押さえるために育朗自身の石でガンダールヴの力が…とか妄想
658Classical名無しさん:07/07/25 01:43 ID:JimNK6Yo
いいよいいよ
おもしろいオリジナル展開だよ
659646:07/07/25 01:44 ID:fHP6eyho
ならば50分から投下させて貰いたいです。
660Classical名無しさん:07/07/25 01:45 ID:0tVrrL6E
>>655
サー、ありません、サー
661Classical名無しさん:07/07/25 01:46 ID:JFYt5LFU
GJ!
破壊の杖関連は新しくていいな
これによってフーケのイベントにも変化が出てきそうだし

ゼロの来訪者だと全体的に精神年齢が高めなのか、
ルイズたちよりも大人たちのほうが印象に残るな
662Classical名無しさん:07/07/25 01:46 ID:jbf3YKDM
ほんと育郎くんにはほのぼのさせられるわ〜GJ!
でもワルドふるぼっこwktk
663Classical名無しさん:07/07/25 01:47 ID:aUqRGAZ2
>>656
オリジナル展開いいですな〜
フーケにオスマンいいキャラだ
664Classical名無しさん:07/07/25 01:47 ID:FsNGA7Mg
来訪者の人GJ!

>>659
wktk
665Classical名無しさん:07/07/25 01:48 ID:Q6RyTzEs
>>659
投下したなら(ry
666Classical名無しさん:07/07/25 01:48 ID:Z6ch4Y1w
>>660
よろしい、ならばワッフルワッフル!
667Classical名無しさん:07/07/25 01:49 ID:EEpOor3I
来訪者GJ!

ところでフーケはなにを盗めいいんだろう?
668Classical名無しさん:07/07/25 01:50 ID:akURcTa6
デルフの魔法吸収ってガンダールヴ限定?
違うなら何とか出番が・・・
669Classical名無しさん:07/07/25 01:50 ID:jbf3YKDM
育郎くんの心
670Classical名無しさん:07/07/25 01:50 ID:FsNGA7Mg
>>669
言うと思ったよw
671646:07/07/25 01:51 ID:fHP6eyho
愁いを帯びた顔の人は、首都から港へと街道を歩き。
甲冑や武器を背負った男達は港から首都へと歩いている。

街道の流れに取り残されるように、一組の男女が壊れた建物を見上げていた。

フードを被り顔を隠した女性は、建物の内部をのぞき込む。
そして髭面の大男は、放心したような顔のまま、こう呟いた。
「こりゃあ、どういうこった」

アルビオンの首都、ロンディニウムの大通りのはずれにある建物は、木の骨組みに石の壁という、単純で丈夫な作りのものだった。
木の骨組みに残る焦げ跡、内側に向けて崩された石の壁、この建物は明らかに何者かによって破壊されている。

大男は無言で建物の中に入る、天井を見上げると空が見えた。
二階建てだったであろうこの建物は、天井も二階も無くなっており、燦々たるありさまだった。
酒場として作られていたのか、カウンターらしきものがかろうじて原形を留めている。
髭面の男は、カウンターの後ろに回り込み、何かをごそごそと探し始めた。

もう一人の女性は周囲の様子を見る、すると、街道沿いの建物が何軒か列をなして崩れているのが見えた。
その女性は背中の大剣を少しだけ引き抜くき、剣に向かって話しかけた。
「デルフ、どう思う?」
『壊れてんのはこの酒場だけじゃない、建物の崩れ方も不自然だ、こいつは何かあるぜ』
「何かあるなんてのは分かってるわよ、この壊れ方に心当たりが無いか聞いてるの」
『…ドラゴンが力尽きて、滑空しながら墜落したとか』
「なるほど、それなら考えられるわね」
デルフリンガーの言うとおり、何かが建物の屋根を引っかけて墜落したようだ。
周囲の建物を見ると、壁はよりも屋根の損害が酷いように見えるので、おそらく想像通りだろう。
672Classical名無しさん:07/07/25 01:52 ID:0u4Ij9/A
てす
673Classical名無しさん:07/07/25 01:52 ID:Z6ch4Y1w
ひょっとしてマスク・ド・ルイズですかァー!?
674仮面のルイズ(646:07/07/25 01:52 ID:fHP6eyho
そういえば、髭面の男は壊れた建物の中で、何をしているのだろうか?
壁がある程度残っているので、外から中の様子が分からない。
「何か捜し物?」
そう言って建物の中に入ろうとすると、奥から慌てたように男が叫んだ。
「来るな! 街道沿いにもう一件酒場があるんだ、俺はちょっと捜し物をするから、先に行っててくれ!」
『ルイ…石仮面の嬢ちゃん、あんな事言ってるけど、どうすんだ?』
石仮面と呼ばれた女性…ルイズは、思案する様子もなく「先に行くわ」と呟き、王城に向かって街道を歩き始めた。


男の言った通り、街道沿いに大きな酒場があった。
酒場の中に入ってみると、傷だらけの軽装鎧や、顔や体に傷のある男達がたむろしており、お世辞にもいい雰囲気とは言えなかった。
ルイズは空いている四人がけの席に座る、すると、体格のいい給仕が注文を取りに来た。
「前払いでお願いします、ご注文は?」
「特大スペアリブ、生で」
「生?…血の滴るようなレアですね、すぐ出来ます」
ついつい生でと言ってしまったが、給仕は勝手にレアだと誤解してくれたので、少しだけほっとした。
背もたれに体を預けてしばらく待つと、給仕がテーブルに料理を措いた。
四人がけのテーブルを埋め尽くすほどの皿に、これまた巨大な肉の塊が乗っている。
壁に掛けられたメニュー表を見ると、小さな文字で『五人前です』と書かれていた。
(オークの頭ぐらいかな…)
食欲をなくすような例えだが、ある意味的確だと思えるほど大きい。
それをルイズは手づかみで食べ始めた。
テーブルに措かれたナイフとフォークは使わず、手で肉をちぎり、骨を割り、口に放り込んでいく。
山のような肉と骨の塊はみるみるうちに減っていった。
ルイズをからかってやろうと考えていた荒くれ者達は、ゴリゴリと骨が砕ける音を聞き、背筋に寒いものを感じ元の席へと戻っていく。
周囲からの奇異の視線に気づいたルイズは、フードを深く被り直した。

ルイズは心の中で呟く。
(やっぱり量が多かったかなあ…)

デルフリンガーも心で呟く。
((そういう問題じゃねえよ!))
675Classical名無しさん:07/07/25 01:53 ID:Hpqyguy6
石仮面!!支援
676仮面のルイズ:07/07/25 01:53 ID:fHP6eyho
料理を食べ終わると、給仕がおそるおそる皿を回収しに来た。
ルイズはワインを頼むと、出てきたグラスに驚いた。
荒くれ者が集う店にしては不釣り合いなほど上等なワイン、そして、シンプルかつ上品なグラスだった。
先ほどまでルイズを遠巻きに見ていた男達は、ルイズがフードを下ろし、ワインを飲む姿を見て、先ほどとは違った驚きを感じていた。
オーガのような女性を想像したが、フードの中から出てきたのはまだ顔の幼い女性ではないか。
しかもワインを飲む姿が妙に上品で、様になっている。
もっともついこの間まで貴族としての英才教育?を受けていた身、当たり前といえば当たり前の事だが、それを知る者はここには誰もいなかった。

ギィー、と扉が開かれ、酒場に一人の男が入ってくる。
2mはある背丈と、乱雑なひげを蓄えたその男は、どすどすと足音を立ててルイズの隣へと歩いていった。
「悪ぃ、遅れちまった」

髭面の大男がルイズの隣に座ったのを見て、客達がざわめく。
時折『殺されるぞ』『食われちまうんじゃないか』とか、かなり失礼な言葉も聞こえてくる。
しかし、それ以上に驚かされたのは、ルイズとこの男が親しげに話しているという事実だった。

「もう食べちゃったわよ、あんたもワイン飲む?」
「いいのかい姉御?じゃあ俺も貰おうかな」
「ちょっと、姉御っての止めなさい、あと、グラスをそんな握り方するのは下品よ」
「そ、そうか?」
「こう持つのよ…こう」
「ややこしいナァ」

その場にいる男達は、皆揃って『美女と野獣』という何処かの国の童話を思い出した。
が、すぐにそれを撤回し『美女っぽい野獣と野獣』というタイトルが頭に浮かんだという。
677Classical名無しさん:07/07/25 01:53 ID:Z7Oz9f4U
仮面支援!
678Classical名無しさん:07/07/25 01:53 ID:jbf3YKDM
>>670マチルダさんはヒロインだからいんだよw
やっぱりこれは仮面か!支援
679仮面のルイズ:07/07/25 01:54 ID:fHP6eyho
しばらく他愛ない話をしていると、一人の男が近づいてきた。
「な、なあ、ブルリンじゃねえか?」
ブルリンに話しかけた男は、頬が裂けたような傷痕を持っていた。
「ジョーンズ!おお、ジョーンズじゃねえか!」
どうやらブルリンの知り合いらしい。
ジョーンズと呼ばれた男がブルリンに耳打ちすると、ブルリンはルイズに「ちょっと…」とだけ言って、店の奥にある席に移った。

奥の席は少し暗く、二人がけの席になっており、密談をするにはうってつけの形になっている。
ルイズはフードを被り直すと、聴覚に集中し始めた。

『それじゃ、ペイジも、プラントも、ボーンナムもやられたのか!』
『ブルリン、おめえ、声が大きいぞ』
『す、すまねえ…』

奥の席に座る二人の会話を聞こうとして意識を集中する。
すると、奇妙なことだが、騒がしい酒場の雑音の中から、二人の声だけが選り分けられるようにして聞こえてくる。
これも吸血鬼の能力なのだろうかと考えながら、ルイズは二人の会話を聞いた。

『ジョーンズ、マスターに会ったのはいつだ?』
『…月ぐらい前だ、ブルリン、お前は?』
『俺もそれぐらいだ…なあ、マスターの息子はどうなったか知らないか』
『一足先にラ・ロシェール近くの村に疎開してるよ、マスターの故郷らしい。ところでマスターは?』
『…カウンターの裏で、瓦礫に潰されて…』
『そうか…』
680Classical名無しさん:07/07/25 01:54 ID:eCpaTDNY
しえん?
681仮面のルイズ:07/07/25 01:56 ID:fHP6eyho
聞かなければ良かったと、ルイズは後悔した。
あの髭面の大男ブルリンは、見た目と違ってずいぶん優しい心の持ち主らしい。
ルイズを先に行かせたのも彼の気遣いだろう。皮肉なことだ。
瓦礫と化した酒場に、金目の物など残っているとは思えない。
酒場のマスターを埋葬するためにルイズを先に行かせたのに、ルイズは彼を疑ってしまった。
「金目の物でも探しているのか?」と。

よく考えてみれば、「ルイズ」はもう、死んだことになっている。
ロングビルに「私が死んで誰か悲しんだ?」と、聞いてみようと思ったが、自分の死を誰が悲しんでくれたのか、確かめるのが怖くて聞けなかった。
死を偽装するという、ある意味で最低な行為をしている自分に、嫌気がさす。

ルイズの思考が自分を責め始めた時、ジョーンズの口から、驚くべき話が飛び出してきた。

『ありゃ貴族派の自作自演なんだ』
『ジョーンズ、そりゃどういう意味なんだ』
『酒場のあたりをぶち壊したのは王党派の船だけどな、あの船には誰も乗ってなかったんだ』
『脱出用の船を使ったから、誰も乗ってなかったんじゃないのか?』
『いや、その脱出艇が問題なのさ、脱出用の船から降りた連中が、貴族派にいたんだ、それも同じ奴らが乗る船が何度も墜落している』
『どういうことだ、分かんねえよ』
『だからよ、王軍の空軍は、もう貴族派に掌握されちまってるんだよ、王軍の装備そのままにな』
『って事は、王党派の船と貴族派の船が戦って、王党派の船ばかりが町に落ちてくるのは…』
『そう、貴族派のイメージ戦略も兼ねてるって訳よ、それを調べようとしたから、ボーンナムも、ペイジも、プラントも…たまり場にしていた酒場も狙われたんだ』
『………』
『………』


しばらくして二人の会話は終わり、ブルリンはルイズの待つ席へと戻ってきた。
待たせてすまない、と、ブルリンが謝る前に、ルイズはブルリンのみに聞こえるような声で言った。

「私、王党派につくわ」

To Be Continued →
682Classical名無しさん:07/07/25 01:56 ID:Z6ch4Y1w
血管針カルテットはこのスレで大人気だなw
683仮面のルイズ:07/07/25 01:57 ID:fHP6eyho
投下したッ!

>>656
>一番初めのプロットでは、捕まったら極刑と知った育郎が、フーケを見逃す…
>なんて展開を考えてたのですが
これはこれで見たくなるなあ。
ほのぼのしてて、いいなぁ。
684Classical名無しさん:07/07/25 01:58 ID:JimNK6Yo
姉御かっけええええええええ
685Classical名無しさん:07/07/25 01:58 ID:ppSckeE6
格好良い!GJ!
このルイ…石仮面さんになら吸血鬼にされても良い!
686Classical名無しさん:07/07/25 01:59 ID:FsNGA7Mg
GJ。
しかしルイズはこれで歴史に関わらざるを得ないな。
王党派に付く連中なんて殆ど居ないだろうし……まさかワルドと関わる事になるのか?
687Classical名無しさん:07/07/25 01:59 ID:GjaxddX.
仮面さんGJ!
姉御ルイズと舎弟ブルりんのコンビが良いなあ
688Classical名無しさん:07/07/25 02:00 ID:0tVrrL6E
GJ
姉御って言葉しっくり来すぎワロタ
こんなルイズに付いていけるブルりん羨ましいな
689Classical名無しさん:07/07/25 02:00 ID:KTYt2wCg
美女っぽい野獣と野獣バロスwwwww
690Classical名無しさん:07/07/25 02:01 ID:RU6aLJRo
7万人喰われちまう
691Classical名無しさん:07/07/25 02:01 ID:uhcD8fsg
ルイズ骨っぽくてマジ惚れるw
なんだこの逞しさは
692Classical名無しさん:07/07/25 02:01 ID:hrAZtoxk
見える…見えるぞ!姉御がヤバい時に敵を掴んで助けるブルりんの姿がッ!!
693ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:02 ID:cdlDS6bI
流石、仮面ルイズさん!
魅力的な話の展開!
姉御ルイズにマジ惚れです
GJ!

さて、ところで、僕も投下していいかな?
いいなら、校正がまだ途中だから、2:30頃に!
694Classical名無しさん:07/07/25 02:03 ID:6dbdmJ4I
仮面!仮面!仮面!!
695Classical名無しさん:07/07/25 02:03 ID:FsNGA7Mg
>>693
支援用意。
696Classical名無しさん:07/07/25 02:04 ID:Z6ch4Y1w
         _,.-―――‐-、
        r/~~ ~'''‐、;;;;;;;;;\
.       rく´i r/  _ノ_>'|;;;;;;;;;;;|
       yェノ〈!'''rエコ  ヽ;;;;;__;!,
       |r/ -、く二-、. '-'/7|;;'i_
.       |;`ニ二´..-‐iヽ|_,ノノノ;;;;;ヽ_      姉御!石仮面の姉御!GJですぜー!
      .ノ;└三-ニ-' !;;;;;;;;|'''´|;;;;;;;;;;;;;;;\
     /''´;;;; ̄ ̄'''''''''';;;;;;;;;;;ノ  |;;;;;. -―――--、_
/二ニl;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  /   ___  \
/´   `>、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  /   /     `''''ヽ ヽ
     人_`'''>---―/'/   /  _,. -      \ |
    /   /     /  /  / //         _,. -‐-、
   /  /     /   .|  // /        ,. ‐'´    )
  ./  /      |    |  .| |       ,. ‐´  ,     ,<
 .|   |       |    /  |       / ,,_  ヽ,,,.. -''´ ヽ
 |....:::::|::::::::::::::::::::/   /  |     _/  、_`'=ニ´‐''''´ ̄`¨''―---、
 |-‐''´\_,. -'´   /   |   ./    - 、_ ,,,  ,,    |i、     )
./_,. -―''''´   _,. /   /|  ./   \、   `'‐--''――'''`¨'''''''''''ヽ
´    _,.-‐二,, -‐'' ̄  |  /  \   \、_  |   |   ヽ__ノ
/ ̄ ̄ ___        |/     ヽ   \、  r-‐'―i''''´
-‐'' ̄ヽ ̄   _二- ̄ ,.-'´      .|     `'‐┤    |
--'_,.--!――‐''´   _,/   .i .ノ  /,,,,,-‐、,_  __,.\_,.   |
'''´,.--、,       (´     ノ'''''¨¨ヽ ,,,,____,. -''¨ヽ   .|
''´l´_|_,.ノ       `'‐---‐''´   `''‐- 、_     _,.-'´ `7  ヽ
 ,.-'´-‐‐'´ ̄                  ̄ ̄ ̄ \   \_  |
697Classical名無しさん:07/07/25 02:07 ID:fHP6eyho
サイトと花京院の凸凹パーティ来たァー!
支援!
698Classical名無しさん:07/07/25 02:09 ID:UWGgDils
このぶるりんいい味出してるなwww
699Classical名無しさん:07/07/25 02:12 ID:JFYt5LFU
仮面のルイズGJ!
ルイズは王党派に与するようだけど
この選択にも運命的なものを感じる
石仮面として生きる上で最初の試練になりそうだ
700Classical名無しさん:07/07/25 02:12 ID:JCXYGQmY
吸血鬼ルイズならスクウェアメイジでもなきゃ対処出来なさそうだからな
並みのメイジや兵士なんぞ文字通り烏合の衆だし
701Classical名無しさん:07/07/25 02:13 ID:jbf3YKDM
エロいエロいと思ってたらなんだ!この渋さは!GJ!
レロレロ支援
702Classical名無しさん:07/07/25 02:22 ID:1wqX843o
GJ!
仮面のルイズには毎回ドキドキしてしまう。
703Classical名無しさん:07/07/25 02:24 ID:MxwihS5o
ルイズが王党派に付く

「貴方は酷い人だ・・・」
と呟くワルドと
「敗北が来るぞ。勝利と共に。」
貴族派全滅にも関わらず、やたらとはしゃいでいるクロムウェルが浮んだ。
704ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:30 ID:cdlDS6bI
過酷な状況であっても、目を閉じれば、否応なしに眠りの世界へと誘われる。
廊下で毛布にくるまって、既に1時間。
ようやく僕の意識も眠りの世界へつこうとしていた。

ちなみに隣の才人は、あれだけ寒い寒いと文句をたれていた割に、10分そこそこで寝てしまった。
全く以て、その順応性の高さには恐れ入る。
きっと枕が変わって眠れない等ということは、全く縁のない男なんだろう。

「おいおい、ルイズ。また、眠れないのか?」
「なんだよ、また添い寝して欲しいのか?」
「やっぱり甘えん坊さんなんだなぁ、ルイズは」

しかし、この寝言は何とかならないのか?
才人は寝てからずっとこんな調子で、ピンクな寝言を横で垂れ流している。
いわれた通り、本当に夢の中で暖めて貰う奴があるか!

……いっそ、たたき起こしてやろうか?
705Classical名無しさん:07/07/25 02:32 ID:JFYt5LFU
だが才人はそれがいい!支援
706ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:32 ID:cdlDS6bI
グニュオ

「へっ、お返しだ。こっちから抱きついてやったぜ」
……最悪だ。
才人が何かほざきながら、僕に抱きついてきた。
気色悪すぎるッ!

せっかく眠りにつく一歩前までこぎ着けた僕の精神は、才人の所為で完全に覚醒してしまった。

「いつまで寝ぼけてるつもりだッ!」
「オグェッ!」

密着状態な為、身体が動かせない僕は、スタンドで思いっきり才人の腹に一撃を加える。
才人はカエルがつぶれたような声を出して、ぴくぴくと震えている。
が、起きてくる気配はない。

失神したのか?

「へへへっ、照れ隠しかよ……」

ちょっと胃液混じりの涎を吐きながら、才人は未だたわけた夢を見ている。
少しばかり殺意が沸いた。
707Classical名無しさん:07/07/25 02:33 ID:GjaxddX.
さすがサイトw支援
708ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:33 ID:cdlDS6bI
それはともかく、コレじゃあいつまで経っても眠れない。
とりあえず、才人を拘束しておこう。

「『タイラップスネーク』ッ!」

僕は自分のスタンドをひも状にほどき、毛布と一緒に才人を縛り上げ、団子状態にする。
とりあえず、コレで窒息寸前まで放置してやる。

「わあああ、ま、待てルイズ! 俺が悪かった! だから生き埋めは止めてくれ!」

どうやら夢の中でも窒息したようだ。
暫く、そのままの状態で反省していろ。

「しかし、完全に目が覚めてしまったな……」

強引に起こされた所為で、眠いのに寝られない。
仕方なく僕は、窓から顔を出して、二つの月を眺めることにした。
ボーっとしていれば、またそのうち眠くなるだろう。
709Classical名無しさん:07/07/25 02:33 ID:GPZE6pz.
>>703
クロムウェルは担ぎ上げられただけなのに嬉しそうだなオイw
710ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:35 ID:cdlDS6bI
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

暫くボーっとしていたが、どうにかいい感じで眠れそうだ。
僕の意識がもう一度、眠りの世界へとさしかかろうとし始める。

やっと寝られる。
僕は身体を引きづりながら、所定の寝床へとたどり着く。
ちなみに才人入り毛布団子は、もはや何の反応も示さなくなっている。

……流石にこれ以上はマズイか。

僕はタイラップスネークを解いて、毛布を元の状態に戻す。
中に入っていた才人は、うつぶせのまま、ピスピスとわずかな呼吸音をならすだけだ。
もう寝言は聞こえない。

よし、今度こそ寝られるな。
僕は毛布と布団で身体を包み込み、寝袋のようにして地面に身体を横たえた。

さあ、後は目を閉じるだけだ。

僕は全身の力をゆっくりと抜く。
そして瞼を少しずつおろそうとした所で、丁度、目の前のドアが開いた。
711ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:36 ID:cdlDS6bI
確かあそこは、キュルケとかいう女性の部屋だったな。

そしてその開いたドアから、昨日の朝見たサラマンダーが顔を出す。
その部屋の主であるキュルケに、フレイムと呼ばれていたそのサラマンダーは、人なつっこい声できゅるきゅると鳴き、僕の方へと近づいてきた。
小型の虎ぐらいある蜥蜴だ。ちょっとしたことでも、危ないことになる。
仕方なく、僕はその横たえていた身体を起こすことにした。

どうやら今日、僕は眠れない運命にあるらしいな。
どうせ、ゲームを買うのに徹夜したこともあるんだ。
いっそ、起きておこう。

僕は開き直って、徹夜という選択肢を選ぶことにした。

「何なんですか?」

僕は目の前のフレイムに語りかける。
使い魔というからには、人語を解するくらいの頭はあるだろう。
そう、ふまえての行動だ。

フレイムは再び、きゅるきゅると人なつっこい声で鳴き、僕の服の袖を加え、くいくいと引っ張ってきた。

「ついて来い……ということですか?」

フレイムはその言葉を肯定するように、首を振る。
そしてフレイムは僕を、自分が出てきた部屋、つまりキュルケの部屋へと引っ張ろうとする。

一体、彼女が何のようなんだろうか?
そもそも、まともに話してすらいないと思うのだが。
712ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:37 ID:cdlDS6bI
しかし抵抗しようにも、相手は小型の虎ぐらいある蜥蜴だ。
確実に服がちぎれる。

僕は案内されるがまま、フレイムの主が入る部屋へと足を進めた。

キュルケの部屋は、明かり一つついていない、真っ暗な状態だった。
かろうじてフレイムの尻尾の火の周りだけが、ぼんやりとした明るさを持っている。

「扉を閉めて?」

暗がりの中から声が聞こえる。
この部屋の主、キュルケのものだろう。

ともかく、風が入ってきては寒い。
僕は言われた通り、後ろ手で入ってきたドアを閉めた。

バタンという音が部屋に響く。
それを聞いて、キュルケが何かを言い出す前に、僕は先手を切って、暗がりの方に訪ねた。

「一体、何の様なんだ?」
「もう、せっかちさんね」

キュルケは別に気にした風でも無い声で、返答する。
続けてパチンと、キュルケが指を弾く音が聞こえた。

すると、僕の入ってきたドアに最も近いロウソクから順に、一つずつ明かりが灯されていく。
何度かルイズの部屋でも見たが、便利なものだ。
713Classical名無しさん:07/07/25 02:38 ID:FsNGA7Mg
S・I・E・N・S・T・A
714ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:38 ID:cdlDS6bI
そんなことを考えている内に、明かりはぼんやりとした光の道になって、キュルケまでの道を照らし出す。
照らされた先には、メロンおっぱい、あ、いやいや、ベビードールと呼ばれる下着を着たキュルケがいた。
そのメロンおっぱいは、見事にレースのベビードールを持ち上げている。

ブラボー! おお、ブラボー!

しかし、そんなことはおくびにも出さない。
僕は二枚目キャラなのだから! (才人とは違う)

僕はゆっくりと、キュルケと話すにふさわしい距離まで寄っていく。

丁度キュルケの手前、1mぐらいのところで、僕は足を止める。
ロウソクのわずかな光に照らされ、余計に艶めかしさが強調された身体に、僕は思わずつばを飲んだ。
色っぽい匂いの香水が鼻を支配する。

女の子に迫られたことや、告白されたことはあるが、こんな状況は流石にない。
どこぞのフランス人では無いが、頭がどうにか成りそうだった。

キュルケは、そんな僕の様子を知ってか知らずか、大きくため息をつき、悩ましげに首を振って話し出す。

「あなたは、あたしをはしたない女と思うでしょうね。思われても仕方がないの。わかる? 私の二つ名は『微熱』」

どうやら彼女は演出を大切にするタイプらしい。
僕の様子に関係なく、少々芝居がかった口調で、口上を続ける。
しかしながら、そのあふれんばかりの色っぽさばかりが強調され、話の半分も頭の中に入ってこなかった。
715ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:39 ID:cdlDS6bI
「……二つ名の『微熱』は、つまり情熱なのよ!」

なんとか頭に入ってきた言葉をまとめると、要するにギーシュを倒した時の僕の姿を見て一目惚れをした。ということらしい。
ディ・モールト解りやすい。

「本当に、あたしってば、みっともない女だわ。そう思うでしょう? でも全部あなたの所為なのよ?

さて、ここで僕はどうすればいいのだろう?
もし、これが普通の告白であるならば、こういう惚れっぽい子の告白は、適当なことを言うか、ばっさり言って断るのだが。

こんな想定外の事態に、僕の能は完全にフリーズしていた。
正直、困るのだが、どう断って良いのか、皆目見当もつかない。

そんな風に黙っている僕の姿を肯定と受けたのか、キュルケは顔を僕の方へと顔を寄せ、キスの体勢を作る。

僕はなんとか再起動を果たし、キュルケの肩に手を置いて押し戻す。
しかしぎこちない動作で行ったそれは、返ってあらぬ事態を引き起こした。

「きゃっ!」
「うわっ!」

僕の下にキュルケの顔が見える。
僕はベットに四つんばいの体勢になっている。
僕はキュルケの肩を持っている。キュルケはベットに倒れ込む。
つまり……押し倒す姿勢になるな……。

「あ〜ら、随分情熱的で激しいアプローチね」
「OH! MY GOOOOOOOD!」

ああああああああああああ!
違う! 僕はこういうキャラじゃない!
716Classical名無しさん:07/07/25 02:39 ID:GjaxddX.
しえんしたッ
717Classical名無しさん:07/07/25 02:40 ID:fHP6eyho
これがッ!
これが『むっつりスケベ』だッ!
支援!
718Classical名無しさん:07/07/25 02:41 ID:Bfwx8HzE
やっぱ花京院はむっつりだな
719Classical名無しさん:07/07/25 02:42 ID:GPZE6pz.
何しろ三部でも承太郎の母親に(ry
720Classical名無しさん:07/07/25 02:42 ID:JFYt5LFU
花京院、君だけは信じていたのに…
721Classical名無しさん:07/07/25 02:49 ID:uhcD8fsg
>>564の投票用件にやや変更あります。大変申し訳ありません。
移転先少年漫画板確定を変更。
夏休み期間中の本格的なID有りの板への移転の賛否
そして、賛成の人は少年漫画板・ラウンジクラシックのどちらへ移転するかも投票して頂ければ幸いです
本格移転後も問題が発生すれば柔軟に再議論はなされますので
移転後の運営に関する事は今回は抜きにして上記した点にだけ投票お願いします
722ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:50 ID:cdlDS6bI
ああああああああああああ!
違う! 僕はこういうキャラじゃない!

僕は起死回生を求めて、窓を見た。

「キュルケ…… 待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば……」
そこにはルックスもイケメンだ。な男が一人、浮いていた。
「ペリッソン! えーっと…… 二時間後に」
「話が違う!」

キュルケはベットを転がって僕から逃れ、そのメロンおっぱいの谷間から派手な杖を取り出す。
そしてうるさい蠅でも払うように、杖をふるった。
するとロウソクから日が伸び、窓ごと、イケメンを吹き飛ばした。

イケメンは、そのままくるくる回って蚊のように落ちていく。
……ここは三階のハズだが……大丈夫なんだろうか?

「まったく、無粋な梟ね」
「……今の、誰ですか?」
「彼はただのお友達よ。ともかく………」

友達がこんな時間に、窓からこんにちわ。などと言うわけ無いだろう!
つまり、彼女は今、堂々と二股をかけようとした訳だ。
ビィィッチ!
723Classical名無しさん:07/07/25 02:51 ID:iOhLxNA6
しぇん!!
724Classical名無しさん:07/07/25 02:51 ID:fHP6eyho
ビーーーーーーーッチ!
支援!
725ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:51 ID:cdlDS6bI
その後も、5人ほどの男が、その窓から顔を出す。
そのたび、キュルケは杖をふり、時にはフレイムに任せて、蚊トンボのようにたたき落とす。

とりあえず、解っただけでも僕を含めて、六股をかけようとしていた訳だ。
もしこの姿を見られれば、間違いなく100年の恋も冷めるだろう。

付き合っていられるか……
僕はキュルケに気づかれないように、部屋のドアに手をかけようとした。
しかし、それよりも早くドアが開けられる。

嫌な予感が、僕の背中を走った。


ドアを開けたのは、予想通り、ルイズであった。
後ろには才人もいる。

「ツェルプストー! あんた、誰の下僕に手を出してるのよ!」
「仕方ないじゃない、好きになっちゃったんだもん」

いや、そういわれても正直困る。
六股は勘弁だ。

僕は才人の方を見る。
才人は何もせず、ただニヤニヤと僕の方を見ていた。
助けるつもりは毛頭無いようだ。

後で覚えていろ……
726Classical名無しさん:07/07/25 02:51 ID:uhcD8fsg
お、終わってなかったのか
投下中になんて事を…とりあえず支援
727Classical名無しさん:07/07/25 02:53 ID:MxwihS5o
花京院=ムッツリのおっぱい星人
ジョセフ=ツルペタから巨乳(妻以外老女除く)まで、守備範囲が広い雑食
承り=ツルペタ派
ポルポル=基本はおっぱい星人、堂々スケベ
アブドル=おっぱい星人、ムッツリと堂々の中間スケベ(ようは人並み)
728Classical名無しさん:07/07/25 02:53 ID:EEpOor3I
才人ウザスwww支援
729Classical名無しさん:07/07/25 02:53 ID:fHP6eyho
> 才人は何もせず、ただニヤニヤと僕の方を見ていた。
さすが億安とは違う意味でアホな魔主人公!
自ら泥沼にはまっていくサイトは主人公として見事すぎる。
730ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:53 ID:cdlDS6bI
さてあの後、名残惜しそうにこちらを見つめる、キュルケのいる部屋を後にして、僕はルイズの部屋の床に座らされた。
才人はというと、相変わらずニヤニヤとこっちを見ている。

そして僕はルイズに延々と、ルイズとキュルケの家の因縁を聞かされることと成ったのだ。

これも全部、才人が抱きついてこなければ……!

恨めしい目つきで、僕は才人の方を見る。
才人は既に、部屋の中で気持ちよさそうな寝息をたてていた。
僕はそんな才人を見て、明日、ハイエロファントグリーンで操って、便器でも舐めさせてやると心に誓うのだった。

To be contenued……
731Classical名無しさん:07/07/25 02:55 ID:fHP6eyho
GJ!
花京院災難だったな
サイトは…まあ仕方ない
732ゼロのパーティ ◆5ckVgDaSVk :07/07/25 02:55 ID:cdlDS6bI
投下終了。
なれない規制に戸惑いまくった。

相変わらず話は進まないし
733Classical名無しさん:07/07/25 02:55 ID:MxwihS5o
そんな事をしたら才人はスカに目覚める。
734Classical名無しさん:07/07/25 02:57 ID:uhcD8fsg
GJ!
投下に水差して申し訳ない
しかしこのパーティすきだなあ、まさに凸凹コンビw
735Classical名無しさん:07/07/25 02:57 ID:GjaxddX.
GJ!
むっつり花京院違和感ねえwww
736Classical名無しさん:07/07/25 02:58 ID:jbf3YKDM
GJ!三部勢はほんと色ボケが似合うw
737Classical名無しさん:07/07/25 03:00 ID:hrAZtoxk
5部勢の色の無さは異常w
738Classical名無しさん:07/07/25 03:01 ID:EEpOor3I
GJ!
花京院にとって才人はポルポルのポジションのようだなwww
739Classical名無しさん:07/07/25 03:04 ID:GjaxddX.
しかし承りはロリコンで確定なのか…?w
740Classical名無しさん:07/07/25 03:10 ID:Z7Oz9f4U
承太郎「うぐうぅ!!」


DIO「『圧迫祭り』だッ!!」
741Classical名無しさん:07/07/25 03:10 ID:MTqbDlQ2
>操って、便器でも舐めさせてやると心に誓うのだった

テラ外道wwwww
742Classical名無しさん:07/07/25 03:11 ID:MTqbDlQ2
しまったsage忘れた。
743Classical名無しさん:07/07/25 03:12 ID:GjaxddX.
>>740
アッー自重wwww
744Classical名無しさん:07/07/25 03:18 ID:kr59t.9.
花京院への愛が溢れすぎてて腹が痛い
745Classical名無しさん:07/07/25 04:21 ID:EEpOor3I
時間を止めた…。

俺じゃないけどな。
746Classical名無しさん:07/07/25 04:35 ID:iOhLxNA6
ゴメン……

俺なんだ……
747Classical名無しさん:07/07/25 04:49 ID:jbf3YKDM

         _,. ァ''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      ,、ッヽソイイィ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L
      }ヾ゙/ / // イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r7¨ヽ::| |
    f(_ノヾl { // /レ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ミ{   }::l |
   (ヾミ.ニヾ={ { (( {/(::::::_... --―==ニニニニコ′
   {ミ ヾ ニ =ヾ、ヾ、ヾ、(○)ニニ二二 _ ̄ ¨ └- .._
   j ヾ ミヾ = ヾミ、ヾ 二 ノ― - ..._      ̄ フTi┬- 二 _‐- 、
    │   //    | /   //| / _ヽ l   | j|       ̄ )′
    │  /.|    |l  ア メ / / /´  ` |   ∨ __.. -‐ "´
      ',  //|    |! / ‐ 、  ´    __  l|    |
      ヽ/ |     |,、‐'' "丶´   '´ ̄`ヾ|    |
      / /|      |                |    |
       { |/|     |        i     │  ハ
      ∧ !l |     |        _      /   | ヽ   あらあら…止めたのアタシなんだぜ
      / : :V│     |        ̄‐´   /|   l \ 〉
    / リハイ l__...  -‐ '' "´ ̄ ̄ ̄ ̄l| ´三/  / /"ヽ_ヽ_
   _../ -‐ ''"´:: : : : : : : : : : : : : : : : : : :l|  ̄ l--―{ { ̄--┐|二`ヾ"二
 l´: : : : : : : : : : : : : /⌒\ : /⌒\: : l|   |  ̄ ̄ヽ..) 。 中|  {ヽ、}
 |: : : : : : : : : : : : : :{    }{    }: l|   |        l  |│二>、..二
748Classical名無しさん:07/07/25 05:23 ID:F6kxs6Nc
いや、誰だよ↑
749Classical名無しさん:07/07/25 05:25 ID:jbf3YKDM
承太郎コスのアリシアさん(ARIA)
750Classical名無しさん:07/07/25 05:26 ID:rzuhI5GI
多分フーケ
751Classical名無しさん:07/07/25 05:30 ID:F6kxs6Nc
>>749
葉鍵かと思った
しかしコミックブレイドキャラでジョジョのコスはあるまいに
752Classical名無しさん:07/07/25 05:30 ID:IEhiuTcA
『アリシア・フローレンス』とは、天野こずえ原作のARIAの作中に登場する主人公水無灯里にとってのお姉様キャラである。

歳は自称19歳だが、本当の年齢は禁則事項です
何故か、アリシアさんじゅうきゅうさいと本人の前で言うと・・・
いや、本人の前では、それは禁句なので言わない方が良い。そんなこと言ってネオ・アドリア海に沈められても知らんよ。

ARIAカンパニーに所属し、自らを水の三大妖精の一人「白き妖精(スノーホワイト)」と讃えるが、某映画のスノーボールとは全く関係がない。
むしろ関係がない方がファンとして安心できると思うが、じっさいはウワ何するおまっやめ(ry 。

彼女自体はARIAカンパニーの稼ぎ頭で、彼女が病気にでもなったら猫を非常食にせざるを得ないほど生活は困窮すると思われる。
と同時に、彼女のファンも多いと思われるが旦那も居るとの噂があるという。。

水無灯里の天然系発言に対し、軽く受け流すでもなく、小馬鹿にするでもなく、むしろ積極的に賛同してみたりして、実は同類の天然キャラではないか、という疑惑を呼んでいる。
むしろ彼女のあらあらがあらあらなので、うふふであると考えられる。しかし、彼女のファンは多い。

おっとりしてるけど、ある禁句の台詞を言ったりすると裏バージョンに入り、性格が反転しドス黒い性格が垣間見え、なぜか、某時空管理局のバルディッシュ・アサルトを所有することが有るので注意が必要だ。
だが、そんな彼女のファンは非常に多い。
753Classical名無しさん:07/07/25 05:53 ID:jbf3YKDM
>>751それがいいんじゃあないか(康一AA略)
754Classical名無しさん:07/07/25 05:58 ID:7dV5zlgI
便器で思い出したけど、この世界のトイレ事情はどうなってるんだろ?
中世ヨーロッパあたりだと、そこらへんに落しモノしまくってたらしいけど
755Classical名無しさん:07/07/25 06:17 ID:NSemtJsc
スカートの下にタライみたいの置いて立ったままする…そんな話を聞いた気がする
756Classical名無しさん:07/07/25 06:24 ID:kr59t.9.
>>755
その妄想。
それをタバサに置き換えて考えてみるんだ。
757Classical名無しさん:07/07/25 06:33 ID:7dV5zlgI
>>755
「中世のトイレ」でクグったらみつけた。
貴族はオマルにしてたみたいだけど、庶民の多くは公道に直接ぶちまけたらしい。
758Classical名無しさん:07/07/25 06:35 ID:JCXYGQmY
衛生観念は割りと発達してるみたい
まぁ6000年の文化があるし技術は兎も角そっち系はサイトが特に不満漏らさない程度、かな?
平民もサウナ入るみたいだし
759Classical名無しさん:07/07/25 07:09 ID:T9WKCpS.
Oh My God!!
出した物が錬金で別の物に変わってしまう「金洗式」かぁ〜ッ!!
760Classical名無しさん:07/07/25 08:05 ID:c1SRaJfc
その発想はなかったわ
761Classical名無しさん:07/07/25 08:25 ID:qbK5npNs
ノボルはそういう細かいところは何にも考えてないだろう
ゼロ魔世界はリアル中世じゃなくて日本人がイメージするファンタジー中世だし
762Classical名無しさん:07/07/25 08:31 ID:at.r5xk6
俗に言うライトファンタジーってやつだな
763Classical名無しさん:07/07/25 08:38 ID:cWK007Rg
シエスタのセーラー服のくだりを読めば下着については設定されてるのがわかる。
764Classical名無しさん:07/07/25 08:44 ID:jupx6GEA
そりゃノボルはエロゲシナリオ書きでエロ小説書きだもの
下着とかには並々ならぬ熱意があるだろう
765Classical名無しさん:07/07/25 08:48 ID:cWK007Rg
学院教師が全然出てこないよなぁ。
オスマン、コルベール、シュブルーズ、ギトー以外の教師が出ないのは寂しい。
作者にはもうちょっと学院を描いてほしいと思うが、ストーリー的にもう、学院を掘り下げるのはないのかなぁ。
766Classical名無しさん:07/07/25 09:11 ID:DEUZgfGQ
>>765
サイトがシュバリエ叙勲された時、コルベールやシュブルーズは自分のことのように
喜んでくれたが、それ以外の教師はすれ違い様に「成り上がりの平民風情が!」と
はき捨てたよな。 全部が全部じゃないだろうが、碌な連中じゃないのは確かだ。

同じことを言う生徒は片っ端から「決闘」ふっかけてフルボッコにしてたから、学生の間
では、ある意味サイトが学院の総番なのはワロスw
767Classical名無しさん:07/07/25 09:41 ID:EEpOor3I
>>766
つまり才人は承太郎的ポジションに位置してる訳か…

かなり違和感あるなwww
768Classical名無しさん:07/07/25 09:57 ID:0tVrrL6E
この平賀才人は…所謂犬のレッテルを張られている…
決闘の相手を必要以上にブチのめしいまだ医務室から出てこれねえヤツもいる…
イバルだけで能無しなんで気合いを入れてやった貴族はもう二度と学院へこねえ
タダなのにやたら美味い賄い飯を出したメイドに手伝いしてやったりはしょっちゅうよ
769Classical名無しさん:07/07/25 10:23 ID:SxJ0pnMk
3行目の違和感にワラタ
770Classical名無しさん:07/07/25 10:29 ID:BUOi1oOQ
筆が進まない。1話目で頓挫ってどんだけー。
771Classical名無しさん:07/07/25 10:29 ID:gEB2ENZg
ふと思ったんだが、ゼロ世界のトイレってどうなってるんだろ?
洋式?和式?
それとも独特なものなんだろうか
772Classical名無しさん:07/07/25 10:32 ID:cWK007Rg
一応はっきりとした描写はない。現実の中世のように道に投げたりはしてないようだが。
773Classical名無しさん:07/07/25 10:40 ID:cWK007Rg
ゼロ魔世界に避妊具ってあるのかな?
中絶とかは基本的にしないのかな。産めよ増やせよの精神で。シエスタの家も大家族だし。

コモンマジックに性行為関係のものもあったりして
774Classical名無しさん:07/07/25 10:42 ID:SxJ0pnMk
どうなんだろ?
っていうか、ゼロ魔の世界観じゃ人体構造学とかってどうなってんの?
中絶とかって考えが生まれるくらいに発達してるのか?
775Classical名無しさん:07/07/25 10:45 ID:jbf3YKDM
そもそも医療、解剖学とかはあるのか?
ディテクトマジックがレントゲン代わりなのかもしれんが
776Classical名無しさん:07/07/25 10:46 ID:dlrfC30g
>>773
シエスタの家あんな大家族でしかも口減らしもしてないのに
6000年もたって土地が余ってるとか異常だ
とっくに宇宙に飛び立ってないと人減らし令出しててもきついだろうに
777Classical名無しさん:07/07/25 10:46 ID:6rGZN8uA
貴族は魔法でなんとかしてそうだけど

平民は産め産めみたいだなシェスタ家みたいに
778Classical名無しさん:07/07/25 10:48 ID:BlJ.6Wio
>>776
逆に考えるんだ
「地球よりもはるかに陸地が多いと考えるんだ」
779Classical名無しさん:07/07/25 10:49 ID:cWK007Rg
魔法でなんとかならなかったら常識的に考えてキュルケの腹が大きくなるよね。
780Classical名無しさん:07/07/25 10:49 ID:4Q2C..o.
ナメック星の連中は戦闘力はそれほどでもないが魔法のような不思議な力をもっているという・・・
781Classical名無しさん:07/07/25 10:49 ID:7I8S5vQw
>>775
貴族は水の魔法で治すから、援助とかないのであんまり医術は発展してないだろう。
782Classical名無しさん:07/07/25 10:51 ID:MyOj7Uew
>>778
大きい町って言われてるとことか出てるけど明らかに人口少ない面積狭いじゃないか
783Classical名無しさん:07/07/25 10:52 ID:jbf3YKDM
>>781
魔法が使えない状況を想定しての医療ってのが無きゃ発展しないかね
784Classical名無しさん:07/07/25 10:56 ID:AU9zphE6
老若比率はどうなってんのかね?
ひょっとすると寿命=盲腸な人生40年世界なのかもしれん
785Classical名無しさん:07/07/25 10:56 ID:tTnmg8cU
>>776
平民は寿命短いとか
医療の質も低そうだし
786Classical名無しさん:07/07/25 10:58 ID:SxJ0pnMk
>>776
始祖ブリミルの話からして、もしかするともともとハルキゲニアって人間の住める土地
じゃなかったかもしれん。6000年たっても人口が少ないんじゃなくて、メイジが6000年
かけてやっと肥沃な土地ができた可能性もあるだろ。
787Classical名無しさん:07/07/25 11:01 ID:cWK007Rg
そういう考え方もできるか。6000年もあればどんな環境も変わるわな。
788Classical名無しさん:07/07/25 11:04 ID:.X53YQl2
あれ?肥沃な土地からエルフ叩き出して居ついたのがブリミルたちじゃなかったっけ?
789Classical名無しさん:07/07/25 11:05 ID:cWK007Rg
あ、そうだったな。だとすると、ますます人口が爆発しないのが不思議に
790Classical名無しさん:07/07/25 11:09 ID:8BxZf7pM
それに砂漠はいまだに砂漠のままだし。
791Classical名無しさん:07/07/25 11:11 ID:8k/rXz2E
魔法が各種技術の代わりを果たしてるなら、使う絶対数が少ないから
未だに土地開発及びその他が進んでないとか
792Classical名無しさん:07/07/25 11:12 ID:k7LsF4fA
フランスの貴族とかは小子化社会だったらいね。
平民は多分、定期的に天災で人口バッタバッタ減らしてまた増える…を繰り返してるんじゃないかな。
ペスト、赤痢、イナゴ大発生、凶作、地震、モンスターの暴走…みたいな感じで。
793Classical名無しさん:07/07/25 11:13 ID:uDwW/puE
人口爆発してたりすると中世ファンタジーとしては具合が悪いっていう製作側の都合だろう
ラノベにそんな細かい設定求めるなよw
ガチファンタジー作家でもんなの無理なのに
794Classical名無しさん:07/07/25 11:13 ID:8BxZf7pM
貴族ですら大半はいっぱいいっぱいだしなあ。
795Classical名無しさん:07/07/25 11:15 ID:BUOi1oOQ
多産多死なんじゃないか?昔のインドみたいに。
今じゃ医療技術の発達のおかげで多産少死になって爆発してるけど。
796Classical名無しさん:07/07/25 11:16 ID:DEUZgfGQ
>>767
九巻第五章の承り才人のワンシーンを妄想してみた。


「何か用か?」

承り才人は目の前の少女――以前ギーシュが二股をかけていたケティ・ド・ラ・ロッタに尋ねた。
心なしか頬を上気させているようにも見える。 風邪か? そんなことを考えながら、ふと周りを見渡すと、
いつのまにか彼女と同じように頬を染め上げた少女達の一団に自分が取り囲まれていることに気づいた。

「あ、あの……、これ、読んでいただけますか?」

はにかみながら、おずおずと承り才人に手紙らしきものを手渡すケティの姿はとても愛らしい。
彼女が手紙を渡すと、周囲で様子を窺っていた少女達も我先にと、承り才人に手紙や手製のクッキーを
渡して、彼の今次戦争での活躍を誉めそやす。

「わ、わたくしも承りサイト様の活躍を詩にしてみたんです。 ごらんになってくださいまし」
「素敵ですわ。 何でも単騎よく7万の軍勢を押し止められたとか」
「今度お暇な時にでも、その時のお話をしてくださいませんこと?」
「まさに救国の大英雄ですわ」


プッツ――――ン


「やかましい! うっとおしいぞこのアマ! おれは女が騒ぐとムカつくんだッ!」
797Classical名無しさん:07/07/25 11:17 ID:cWK007Rg
魔物との遭遇で死ぬ平民の数が物凄いんじゃね?
メイジがたまに討伐に来るが、やられることもあるわけで。
798Classical名無しさん:07/07/25 11:18 ID:tTnmg8cU
>>792
平民は生きるのに精一杯だから革命起こしたりする暇なんてないんだろうな
799Classical名無しさん:07/07/25 11:21 ID:e7rK0FzU
>>798
でもそれだと生きるのに精一杯の割には子供ポコポコ生んでみんな育てる余裕があるのは変だぞ。
少しでも金をためて設備や武器を整えたりして自衛できるようにしなくちゃならないのに。
800Classical名無しさん:07/07/25 11:22 ID:8BxZf7pM
>>799
現実でもそうだが貧乏だから子供産んで働かすんだよ、あと売る。
801Classical名無しさん:07/07/25 11:27 ID:INcKdp.s
つまりシエスタの家も来年になると1/3ぐらいに減ってるわけだな
大きくなって働き時になってから売るんではもったいないからあのぐらいのガキが一番売り時だし
802Classical名無しさん:07/07/25 11:28 ID:kIKayJmA
>>800
今の日本に生まれてよかったぜ
803Classical名無しさん:07/07/25 11:28 ID:yu0/7YEE
ときにここって、1000行ったスレの寿命ってどのくらい?
あんまり長く残るようだと、ジョジョ召喚スレが目立ちすぎるのでは
ペース速いし
804Classical名無しさん:07/07/25 11:30 ID:cWK007Rg
>>801
そう考えると切なくなる。でも、そういうもんなんだよな・・・。
805Classical名無しさん:07/07/25 11:34 ID:tTnmg8cU
シエスタの村は豊かそうだから子供を売るんじゃなくて奉公に出すほうが多そうだけどな
806Classical名無しさん:07/07/25 11:34 ID:/r3FY/aY
でも子売りするにしてもあんな大人数がそろうまで売ってないなんて変じゃね?
807Classical名無しさん:07/07/25 11:38 ID:8BxZf7pM
>>805
貴族揃いの魔法学院に奉公してるんだから勝ち組だな。
シエスタの爺ちゃんもかなり稼いだみたいだし。
808Classical名無しさん:07/07/25 11:40 ID:ViXR7SrY
ここでシエスタの村は格別に裕福説を推す
シエスタの曽祖父の日本人が働き者で村人と仲良くなったってあるから
昭和人の知識生かして肥料とか灌漑とかいろいろやって収入を飛躍的に高めたとか
ハクオロさんのごとく
809Classical名無しさん:07/07/25 11:45 ID:BlJ.6Wio
>>808
少なくとも農業の技術は伝えてただろうな
場合によっては製鉄とか製糸の技術もあったかもしれない
810Classical名無しさん:07/07/25 11:49 ID:sOd0x.vA
というかよそものを拒絶しやすい村社会、それも中世レベルでよそ者が村人と仲良くなって住み着くなんて
それぐらいやってないと無理、無理に住み着こうとしたら集団で叩き殺されて森に埋められてもおかしくない
811Classical名無しさん:07/07/25 11:59 ID:.rP.X4n6
爺ちゃんはメイジにゼロ戦に固定化かけてもらってるしな。
812Classical名無しさん:07/07/25 12:04 ID:BUOi1oOQ
飛行機乗りってことは戦争初期ならそこそこ高等な教育を受けてるはずだし。
そうじゃなくても農家の生まれだったりすれば昭和初期に使われていた農業系技術は知ってるだろうな。
813Classical名無しさん:07/07/25 12:13 ID:3FXpyGBE
取り敢えずノボルは下着やらエロ本やら以外の自分の興味無い設定は適当って事でFA?
814Classical名無しさん:07/07/25 12:20 ID:F6kxs6Nc
まあ、ラノベで政治とか軍事とか深く掘り下げて書こうとすると間違いなくこけるから
ラノベ作家でない専門家にさえ難しいくらいだし
815Classical名無しさん:07/07/25 12:22 ID:BlJ.6Wio
そもそもラノベで軍事物なんてあるのか?
816Classical名無しさん:07/07/25 12:23 ID:sOd0x.vA
興味ない設定は適当ってかファンタジー作家は要点以外は意図的に適当にするもの
矛盾点は絶対に出るんだから、俺の作品は矛盾点なんてない完璧な代物にしてやるぜーなんて考える作家はヤバイ
817DIO魔 ◆Wbi9AknFck :07/07/25 12:23 ID:GU1vgd8Q
30分に、投下……させていただく!
818Classical名無しさん:07/07/25 12:25 ID:jbf3YKDM
( ゚∀゚)彡帝王!帝王!
819Classical名無しさん:07/07/25 12:28 ID:XFpgoN4M
道が狭いではないか
行け
820DIOが使い魔!?:07/07/25 12:30 ID:GU1vgd8Q
怒りという攻撃的な感情は、恐怖という守備的な感情を容易く塗りつぶしてしまう。
ギーシュがこういう行動に出ることは百も承知だったのか、
ルイズはとっくに杖を構えていた。
呪文など、ギーシュのビチグソ発言と同時にほぼ終了させている。
今のギーシュは忘我状態であり、彼が操るワルキューレも動きが直線的だ。
これは最初から決闘などではなかった。
ルイズの憂さ晴らしという名の出来レースであった。
だが、ギーシュのワルキューレ達がその間合いに入る前に一陣の風が舞い上がり、
ワルキューレを吹き飛ばしてしまった。

「誰だッ!」
ギーシュは激昂してわめいた。
もう少しであの憎きビチグソを、こうしてああしてヘラヘラアヘアヘ……etc.
な所だったに! という具合だ。
ギーシュの喚き声に応じるように、朝靄の中から一人の長身の貴族が現れた。
立派な羽帽子に、立派な髭、それに精悍な顔つきをした若者だ。
その顔を見て、確かアンリエッタの行幸の供をしていた人物であると、
ルイズは思い出した。
思い出した途端、ルイズは驚きの声を上げた。

「ロードローラー……!!」
勿論、彼の名前はロードローラーなどでは断じてない。
821Classical名無しさん:07/07/25 12:31 ID:SxJ0pnMk
classicalが空いているではないか支援
822Classical名無しさん:07/07/25 12:31 ID:Z9NBJ5OE
ロードローラーwwww
823DIOが使い魔!?:07/07/25 12:32 ID:GU1vgd8Q
彼の名はジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。
れっきとした人間であり、貴族であり、子爵であった。
ルイズは先日のショッキングな夢を、まだひきずっていた。

「貴様、神聖な決闘を冒涜するか!」
ギーシュはすっと薔薇の造花を掲げたが、ワルドはギーシュよりも素速い動作で杖を引き抜き、薔薇の造花を吹き飛ばした。
主の指示を伝える媒体を失い、二体のワルキューレは音もなく土に還った。

「水を差して申し訳ないと言いたいところだが、残念ながら貴族同士の決闘は禁じられている。
紳士ならば、そこの所をよく理解してくれ」
長身の貴族は帽子を取り、一礼した。

「女王陛下の魔法衛士隊が一つ、グリフォン隊隊長、ワルド子爵だ。
姫殿下より、君達に同行することを命じられてね。
君達だけではやはり心もと無いらしい。
かといって、隠密の任務であるゆえ、一部隊つけるわけにもいかない。
そこで、僕が指名されたってワケだ」
文句を言おうと口を開きかけたギーシュは、相手が悪いと知ってうなだれた。
魔法衛士隊は、全貴族の憧れである。
それはギーシュも例外ではなかった。
824Classical名無しさん:07/07/25 12:33 ID:3FXpyGBE
「ロードローラーじゃない、ロリペドだ。」的支援
825Classical名無しさん:07/07/25 12:35 ID:/nTn5LaM
>>803
とりあえずこの板の1000まで行ったスレを見てきたけど、
木曜とか金曜に埋まったスレが普通に残ってる。

↓とか九日の月曜日に埋まったのに残ってる
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1183475113/
826DIOが使い魔!?:07/07/25 12:35 ID:GU1vgd8Q
しかし、ルイズのした事はどうにも腹に据えかねるようで、
ギーシュは不満げな顔をしたままだ。
ワルドはそんなギーシュの様子を見て、首を横に振った。

「すまない。
婚約者が危険な目にあっているのを、見て見ぬ振りは出来なくてね」
それを聞いたギーシュは、有り得ないといった表情でルイズを見た。
あのルイズが! 魔法の使えない『ゼロ』が!
魔法衛士隊隊長と、婚約しているとは。
そういうところは、腐っても公爵家三女ということかと考えると、
ギーシュは何だかやり切れない思いだった。
その当のルイズはというと、俯いて何やらブツブツ呟いている。
目が虚ろだ。
冷静になって考えてみると、ルイズはやはり恐怖の対象以外の何者でもなかった。
しかし、ワルドはそんな事はお構いなしといった風にルイズに駆けより、
人懐っこい笑みを浮かべた。

「久しぶりだな、ルイズ!」
しかし、ワルドの呼びかけにも、ルイズはその顔を上げることはなかった。
俯いたままのルイズを、ワルドは恥ずかしがっているのだと思い、抱えあげた。
その時初めてルイズはワルドを見たが、その目はまだ光を取り戻してはいなかった。
827Classical名無しさん:07/07/25 12:37 ID:T1ITi8hk
ロリペドにげてー
828DIOが使い魔!?:07/07/25 12:37 ID:GU1vgd8Q
「相変わらず軽いな君は! まるで羽のようだね!」

「……へ? あ、あぁ、そうですね。
テントウ虫はお天道様の虫です。
幸運を呼ぶんです」
支離滅裂な返答に、ワルドはようやくルイズの異変に気が付いた。

「ル、ルイズ?
僕のルイズ?」
ワルドはルイズの体を二、三度揺らした。
そのおかげか、いろんな意味で頭がコロネになりかけていたルイズが現実に舞い戻った。

「…………ハッ!?
ミ、ミスタ・ワルド!! いつのまに!?」
ルイズは、突如目の前に現れたワルドに目をぱちくりさせた。
ルイズがまともな反応を返してくれたことに、ワルドはひとまず安堵のため息をついたが、
やがて寂しそうな顔をした。

「ルイズ、随分と他人行儀じゃないか。
昔のようにワルドと呼んでくれないのかい?
悲しくなってしまうよ」
ルイズは取りあえず自分を下ろすようにワルドに目で訴えた。
ワルドはルイズを地面に下ろし、帽子を目深にかぶった。
ワルドの寂しそうな声を聞いても、ルイズは何故かワルドをワルドと呼ぶ気にはなれなかった。
それは、ルイズ自身にとっても不思議な感覚であった。
829Classical名無しさん:07/07/25 12:37 ID:XFpgoN4M
ロリペドオワタ
830Classical名無しさん:07/07/25 12:38 ID:F6kxs6Nc
>>815
A君とかデビル17、電撃にも少しあったな。軍事とは少し違うけど


そして支援! 支援!
831Classical名無しさん:07/07/25 12:38 ID:/nTn5LaM
支援
832Classical名無しさん:07/07/25 12:38 ID:chU/6y/.
テントウ虫wwwwワルドはボスに挑むんですかwwwww
833Classical名無しさん:07/07/25 12:39 ID:kIKayJmA
今からワルドのお仕置きタ〜イムが楽しみで仕方ない
834DIOが使い魔!?:07/07/25 12:40 ID:GU1vgd8Q
例え過去の人物であったとしても、ワルドはルイズにとって憧れの人であり、
ルイズはそんなワルドを信頼していた。
しかし……心の中の何かが、過去に囚われるなと言っているのだ。
あらゆるものに勝利し、あらゆるものを支配しろと声高に命令してくる。
その対象は、目の前のワルドですら例外ではない。
どうしてこんなことを考えているのだろうとルイズは思索しようとしたが、
そうしようとすると、決まって頭がボーっとしてくるのだった。
ルイズはとうとう、ワルドの願いを無視することにした。

「ミスタ・ワルド。
同行するものを紹介します。
使い魔のDIOと、ギーシュ・ド・グラモンです」
ルイズは交互に指さして紹介した。
シエスタをワザと除外していたルイズだが、シエスタは全く意に介していないようだった。
ルイズはまた少し苛ついた。
ルイズの冷たい態度に、ワルドは少し傷ついたような顔をしたが、
直ぐに真面目な顔つきになると、DIOに近寄った。

「君がルイズの使い魔かい? 人とは思わなかったな」
礼儀正しく話しかけたつもりのワルドを、DIOは一瞥した。
835DIOが使い魔!?:07/07/25 12:42 ID:GU1vgd8Q
最初こそしげしげと見つめていたDIOだったが、
やがて興味を失したのか、ふいと視線を逸らした。

「僕の婚約者がお世話になっているよ」
「全くだな」
DIOの皮肉に、ワルドは気まずそうな笑みを浮かべた。
その隣で、ルイズが鬼のような顔をしていた。
いつものように爆発するかと思いきや、ワルドが隣にいるからか、
ルイズは躊躇しているようだった。
DIOは、そんなルイズにつまらなさそうな顔をした。

大方の顔合わせが終わると、ワルドは口笛を吹いた。
すると、上空からグリフォンが現れ、一行の目の前に着地した。
鷲の頭と上半身に、獅子の下半身を持った幻獣であった。

「おいで、ルイズ」
ワルドはひらりとグリフォンに跨ると、ルイズに手招きした。
ルイズはDIOとシエスタを交互に見て、しばらく考える仕草を見せた。
やがて顔を上げ、ルイズはワルドに答えた。

「嬉しい申し出ですが、遠慮させていただきますわ。
もう馬も用意してしまったことですし」
誘いが空振りに終わってしまい、ワルドはますますもって寂しそうな顔をして、ガックリとうなだれた。
ルイズは構わず馬に跨った。
そして、対抗心丸出しの顔をシエスタに向けた。
836Classical名無しさん:07/07/25 12:42 ID:ppSckeE6
あの名台詞が出てくる気がしないでもない。
支援だ。
837Classical名無しさん:07/07/25 12:43 ID:F6kxs6Nc
やっぱ帝王の影響がモロに・・・これは、ここのワルドはもうダメかもしらんね

シエんスタ
838Classical名無しさん:07/07/25 12:43 ID:Z7Oz9f4U
支援!ワルドが白く見えるw
839DIOが使い魔!?:07/07/25 12:44 ID:GU1vgd8Q
だが、シエスタはやっぱり澄ました顔だ。
DIO以外のことなど、眼中にないようにも見える。
認められていない。これはルイズにとって我慢ならないものであった。
ルイズは、『ゼロ』と呼ばれてきたこともあり、他人から認められないということに対して強いコンプレックスを抱いていたのだ。
ましてや相手が平民ともなれば……何をか言わんやである。
(絶ッッッ対! ギャフンと言わせちゃるッ!!)
メラメラと目に炎を燃え上がらせるルイズを、
先程の不機嫌もどこへやら、DIOは如何にも楽しそうに眺めていた。

その内にワルドも気を取り直したようである。
用意も整い、さあいざ出発かという空気が流れたが、そこに思わぬ人物が現れた。
朝靄の向こうから、一人の女生徒が姿を現したのだ。
立派な金髪を縦ロールにしている、
見た目だけで気位が高いとわかる少女だった。
靄が濃いせいか、誰だかはっきりせず、ルイズは怪訝な表情を浮かべた。
小走りで一行に近づいてくる少女の正体にいち早く気が付いたギーシュが、
目を見開いて驚きの声を上げた。

「モ、モンモランシー……!」
840Classical名無しさん:07/07/25 12:45 ID:F6kxs6Nc
えええぇぇぇっ!?
ここでこう来ますかアンタ!?
841DIOが使い魔!?:07/07/25 12:47 ID:GU1vgd8Q
ギーシュの言葉で、ルイズはようやく少女の正体が思い出せた。
『香水』のモンモランシー。
ギーシュの二股事件の被害者のうちの一人である。
最近立ち直ったと聞いたが、どうやら本当だったらしい。
そのモンモランシーがここに姿を現したということは……
ギーシュは彼女とよりを戻したということだろうかと、ルイズは推測した。
こんなモグラ好きのどこがそんなにいいのかねぇ、と思ったが、
ルイズには全く関係ないことだったのでどうでもよかった。

「あぁ、モンモランシー!
やっぱり僕の身を案じてくれているんだね!
でも心配しないでくれ!
つらい任務だけれど、君のその気持ちさえあればきっと乗り越えられるさ!」
パタパタと駆け寄ってくるモンモランシーに、ギーシュは有頂天だった。
今は太陽の明けきらぬ早朝であり、まだ少し肌寒い。
しかし、彼女は貴族の証であるマントを身につけておらず、
制服の上にストールを羽織っているだけだ。
息遣いも少し荒いようである。
その様子から、彼女がよほど慌てて来たのであろうことが窺えた。
感激の余り腕を広げて迎えるギーシュに、モンモランシーは駆け寄って………
……その横を通り過ぎた。

「……なんですと?」
842Classical名無しさん:07/07/25 12:48 ID:Z9NBJ5OE
ギーシュ支援
843Classical名無しさん:07/07/25 12:49 ID:F6kxs6Nc
モンモンフラグがなくなるってことはギーシュ死亡率が跳ね上がると解釈したいんですが構いませんね支援!
844DIOが使い魔!?:07/07/25 12:50 ID:GU1vgd8Q
想像していたのとは異なる展開に、
ギーシュは間の抜けた声を出しつつ振り返った。
そこには、馬に跨るDIOと、そんなDIOを不安げな顔で見上げるモンモランシーの姿があった。

「「な、何ですとォォオオオッッッ!?」」
何故か、ギーシュの叫びとルイズの叫びがシンクロした。
そのシンクロっぷりにお互いともがビックリして、
二人は顔を見合わせた。
そんな二人の驚きをよそに、モンモランシーは息を整えながらDIOを見つめた。
その瞳は、かつてない何かを秘めて熱く潤んでいた。

「あ、あの、窓の外を見たら、あなたがいるのが見えて……。
それで私、居ても立ってもいられなくなっちゃって、その……」
言葉に窮すモンモランシーを、DIOは馬上から静かに見下ろした。

「えと……どんな任務に行くかは、聞かないわ。
言えないものね。
私、あなたを困らせたくない。
でも……でもね、何日か会えなくなってしまうのでしょう?」

「そうだな。
正確な日数は分からないが、暫くはこの学院を離れることになる」
モンモランシーは今にも泣きそうな顔をした。
それを見たDIOは、懐を探って小さな何かを取り出すと、モンモランシーに放って寄越した。
845Classical名無しさん:07/07/25 12:50 ID:XFpgoN4M
そういえばモンモンは…
846Classical名無しさん:07/07/25 12:50 ID:S66LfOb6
そういえばこのギーシュはどの作品よりも悲惨な目にあってるの忘れてた支援
847Classical名無しさん:07/07/25 12:51 ID:kIKayJmA
ある意味死ぬより不憫だよな紫煙
848Classical名無しさん:07/07/25 12:52 ID:Ntcawi52
ギーシュ用済みフラグか屍生人フラグか支援
849Classical名無しさん:07/07/25 12:52 ID:F6kxs6Nc
アレ?
DIO様の方が何か渡すのか・・・一体何を・・・気になるぜ支援
850DIOが使い魔!?:07/07/25 12:53 ID:GU1vgd8Q
慌ててモンモランシーが両手を差し出すと、それは彼女の両手の上にポトリと収まった。
それは鍵であった。
小さいながらも、金属製で、綺麗な装飾が施された物である。
恐らくは、というより十中八九ルイズの部屋の鍵だ。
それを悟ったルイズは、いつの間に合い鍵なんて作りやがったのだと、一瞬キレそうになったが……やめた。
なんというか、独り身の人間には入り込めない雰囲気が漂っているのだ。
これが……これがラブ臭か! と、ルイズは鼻を押さえて戦慄した。
どこかの妖精のように、くっさーー! と言いつつ割り込んでやりたかったが、
生憎とルイズは空気の読める女の子であった。
DIOの意図が分からず、鍵を受け取ったモンモランシーは数瞬それを見つめた後、
キョトンとした顔でDIOを見上げた。

「私がいない間の留守を任せていいな、モンモランシー?」
DIOの言葉の意味を知ると、モンモランシーの顔がパァッと輝いた。
手の上に光る鍵をそっと握りしめて、モンモランシーは大事そうに胸に抱いた。
DIOに信用されているという事実が、彼女の胸をより一層熱く高ぶらせるのであった。
851Classical名無しさん:07/07/25 12:53 ID:chU/6y/.
使い魔は蹴られ恋人は盗られ...

なんて不憫
852Classical名無しさん:07/07/25 12:55 ID:XFpgoN4M
モンモンかわいいよモンモン
853DIOが使い魔!?:07/07/25 12:56 ID:GU1vgd8Q
「あ、あたりまえでしょう!
この私が留守を預かるからには、大船に乗ったつもりでいなさいよ!!」
素直に嬉しいと言えばいいのに、
モンモランシーは真っ赤になってそっぽをむいた。
モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。
生来の気位の高い性格がわざわいして、
彼女は肝心な時になかなか素直になれない子であった。
そんな二人のやりとりを無理矢理見せつけられているルイズは、
呆然として開いた口が塞がらなかった。
気分はもう、『何このラブコメ?』といった感じだ。
やはりワルドのグリフォンに乗らなくて正解だった。
DIOをとっちめられなくなってしまうではないか。
プルプルと身を震わせる一方で、ルイズはチラッと隣を見てみた。
ルイズの横では、目の前の現実についていけていないギーシュが
石像のように固まっていた。
復活した使い魔のヴェルダンデが、鼻を擦り寄せて慰めているが、
ギーシュは固まったまま動かなかった。
終わったわね、とルイズは誰にも聞こえないように呟いて、馬に跨った。
人間、罵られたり叩かれたりするうちが華であるとは誰が言った言葉であろうか。
何が辛いって……無視されることより辛いことはない。
854Classical名無しさん:07/07/25 12:57 ID:Z7Oz9f4U
ギーシュが波紋に目覚めそうだ支援
855Classical名無しさん:07/07/25 12:57 ID:F6kxs6Nc
てゆーかシエスタ連れてく間の使用人扱いに
しかし、原作のギーシュとの絡みより幸せそうに見えるのは何故だ・・・オレの眼球が濁っているのか?

「えー、エピタフによりますと、今週のギーシュ予知は死亡、死亡、死亡、所によってはガラクタと乾いた死体の破片が降るでしょう」
856Classical名無しさん:07/07/25 12:57 ID:cWK007Rg
同じ肉の芽食らった者でもシエスタとモンモランシーでは何か違うな。
身体能力があまり上がってない?息切らしてるし。日が浅いからか?
857Classical名無しさん:07/07/25 12:57 ID:XFpgoN4M
「石像のギーシュ」に改名だなw
858DIOが使い魔!?:07/07/25 13:00 ID:GU1vgd8Q
モンモランシーは、ギーシュに一瞬たりとも視線をくれていなかった。
DIOだけを真っ直ぐに見つめている。
この事実が、ギーシュの心を滅多打ちにするのであった。
まぁ、浮気をしたのがケチのつき始めであろう。

「ミスタ・グラモン、出発でございます」
錯乱しているギーシュを見咎めて、シエスタが急かした。

「モ、モンモモンモモモモンモランシー……」
しかし、今のギーシュにそんな事が耳に入るはずもない。

「……出発でございます」
「もんもらんしいぃいい!!」

「出発でござ…………当て身!」
「もんもぐぶるぁっ!!」
シエスタのメガトンボディーブローが、ギーシュの鳩尾に炸裂した瞬間であった。
手加減はしているだろうが、その威力は折り紙付きだ。
それを見たルイズは顔をしかめて、Oh,my God……! と呟いた。
低いうめき声を残してあえなく気絶したギーシュを、
シエスタは軽々と肩に担いで馬に跨った。
ギーシュの馬も引いていってやるつもりのようだ。
それを確認して、DIOは手綱を握った。

「では、出発だな」
DIOの馬が駆け出すのを皮切りに、ルイズが後に続く。
859Classical名無しさん:07/07/25 13:01 ID:F6kxs6Nc
シエスタwww
860Classical名無しさん:07/07/25 13:01 ID:T1ITi8hk
ギーシュ…
861Classical名無しさん:07/07/25 13:03 ID:Z9NBJ5OE
>>856
シエスタは屍生人になってるからだろ
862DIOが使い魔!?:07/07/25 13:03 ID:GU1vgd8Q
その次をシエスタが進み、最後の最後でようやくグリフォンが駆け出した。
見る見るうちに一行の後ろ姿が遠のいてゆき、
やがて朝靄の向こうへ消えてしまった。

「……気をつけて」
一行の姿が見えなくなった後、
モンモランシーは胸の前で両手を組み、一行の旅の無事を心から祈った。
そんな彼女の手の中では、DIOから渡された鍵が小さく輝いていた。

to be continued……
863DIO魔 ◆Wbi9AknFck :07/07/25 13:04 ID:GU1vgd8Q
以上、『投下した』……!
864Classical名無しさん:07/07/25 13:04 ID:Ntcawi52
GJ!石像のギーシュ哀れ
しかし何故ギッブリャーw
865Classical名無しさん:07/07/25 13:05 ID:chU/6y/.
GJ!三部ゲーやってるところだから当て身吹いた。
866Classical名無しさん:07/07/25 13:06 ID:C/R65kps
ギーシュ……ギィシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
867Classical名無しさん:07/07/25 13:07 ID:V.gD.zIs
これは一番哀れなギーシュだ…w
868Classical名無しさん:07/07/25 13:07 ID:XFpgoN4M
GJした!
869Classical名無しさん:07/07/25 13:08 ID:kIKayJmA
GJ
ギーシュは目を覚まし・・・モンモンがいなくなったことを思い出して・・・泣いた
870Classical名無しさん:07/07/25 13:09 ID:cWK007Rg
辛いときもモンモランシーがいたから、ギーシュは頑張れた・・・。

このギーシュは・・・。
871Classical名無しさん:07/07/25 13:12 ID:J1Uf61Fs
 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ     
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|      ギーシュの不憫さに泣いた
. r´`ヽ /   `i゚""`j/ | |くゞ'。フ/i/
. |〈:ヽ, Y    i  ::::: ,. ┴:〉: o|/
. \ヾ( l     i   ヾ::::ノ 0 |、
 j .>,、l     i  _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|    ij  、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、       丶/ o.| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\ o  _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛o|_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::o::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _:::::::::::o:::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ
872Classical名無しさん:07/07/25 13:13 ID:cdlDS6bI
>>871
アンタの所為だろうがw
873Classical名無しさん:07/07/25 13:17 ID:jbf3YKDM
帝王様、ご自重下さいませw
874Classical名無しさん:07/07/25 13:17 ID:0IUynO9E
GJ!
ギーシュ、一手遅カッタナ……
後、モンモンがすごく可愛く見えるw
875Classical名無しさん:07/07/25 13:20 ID:QpGNn0y.
GJ! 相変わらず貴方はこちらの想像以上のことをする。ワルドはどうなることやら。


平民の反乱についての話がでてたけどこの世界の平民は反乱を起こす程不満がないんじゃないか?
ある小説の中に
「どんなに邪悪で苛烈な独裁でも、日々の安寧が続くなら人々は誰が支配者であろうといいのだ」
って台詞があったけどこの世界はまさにこの状態なんじゃね?
876Classical名無しさん:07/07/25 13:27 ID:xMbEdzC6
悪奴にはギーシュ2号的な扱いを期待してみる。
877Classical名無しさん:07/07/25 13:32 ID:uhcD8fsg
>>875
小説の知識を一般論にしちゃ駄目だw
安寧が続いていて下位欲求が充足されていればこそ、むしろ人は精神的な差別に過敏になる
って某心理学者も言ってるしな

まさにマルトー辺りがそんな感じだろ
878Classical名無しさん:07/07/25 13:34 ID:6phtaUQc
ラノベに対してそんな小難しいこと考えるだけアホ見るよ
879Classical名無しさん:07/07/25 13:38 ID:XFpgoN4M
かかったなアホが!
880Classical名無しさん:07/07/25 13:41 ID:Ntcawi52
それを考えるのもこのスレの楽しみと思われ
まあ原作で一揆とか起こしてくれりゃあその辺も掘り下げられるんだろうけど
881Classical名無しさん:07/07/25 13:42 ID:6rGZN8uA
桑を持って一人で一揆ガケですか
882Classical名無しさん:07/07/25 13:43 ID:BlJ.6Wio
唇のでかい女に注意しないとな
883Classical名無しさん:07/07/25 13:47 ID:PAGuhOOw
そもそも一揆は集団による抵抗運動であって現代で言うならストライキとか署名嘆願、市長への要望とかだがな
槍持って領主の館取り囲むところまで行くのは話し合いで解決できない無能領主がよっぽど農民を追い詰めた場合よ
884Classical名無しさん:07/07/25 13:49 ID:XFpgoN4M
メイジが数人いれば一気に制圧されそうだしなぁ
885Classical名無しさん:07/07/25 13:55 ID:39RfFl.A
現実の貴族が単に家柄だけで能力とは関係ないのに対して
ハルキゲニアでは実力主義によるある意味合理的ものだからな。
不満があるにせよ実際問題能力差がある(特に戦闘力)以上反乱には発展しにくいんだろうな
886Classical名無しさん:07/07/25 13:55 ID:Ntcawi52
平民側にメイジがいればなんとかなりそうじゃね?
仮面とかでありそう
887Classical名無しさん:07/07/25 13:59 ID:5YHown3c
あまりひどい統治をするようなら抵抗の意思有って示して譲歩を引き出したりするのが目的だから最終的に制圧されても問題ない
いくらなんでも数人に制圧されるようなド下手糞な一揆なんてまず誰もしないだろうけど
地元民の抵抗運動ってのは地の利があって隠れ場所がいくらでもあるから狩りだす側には何よりも頭数が必要
888Classical名無しさん:07/07/25 14:01 ID:BlJ.6Wio
最終的にはソ連とかみたく能力よりも物量が物を言うけどな
889Classical名無しさん:07/07/25 14:02 ID:kIKayJmA
貴族の家の中のメイドとかが内部から潰してくのが一番効率いいだろうな
890Classical名無しさん:07/07/25 14:03 ID:39RfFl.A
まあハルキゲニアでは(現実でもだが)
圧制を受けたときに一番有効な手段は反乱ではなく、土地捨てて逃げることだろうな。
正面からなら鎮圧されるけど、4方に逃げた奴らを捕まえるのは魔法があっても難しい。
生産が滞れば、領主のほうから泣きついてくる
891Classical名無しさん:07/07/25 14:04 ID:c1SRaJfc
>>889つまり少量づつ盛るわけですね
892Classical名無しさん:07/07/25 14:07 ID:0ZhRYryc
支配者対被支配者の構図ならガンジーのインド独立運動みたいに戦力無使用でさえ勝つ例があるからなぁ
893Classical名無しさん:07/07/25 14:12 ID:T1ITi8hk
>>892
あれはガンジーがすごかったんだよ
894Classical名無しさん:07/07/25 14:16 ID:cWK007Rg
戦力無使用って言っても、無抵抗が通用しない、ラオウみたいな領主だったらお手上げじゃね?
895Classical名無しさん:07/07/25 14:20 ID:GXfctnSQ
>>894
非暴力・不服従だから
無抵抗とも違うんじゃないか
896Classical名無しさん:07/07/25 14:21 ID:0ZhRYryc
ラオウ様は直轄地ではうまくやってるだろ、恐怖政治でもちゃんとアメも心得てる
897早く次の作品来ないかな〜?:07/07/25 14:29 ID:pl3VwXiw
北斗のガンジーもどきは「非暴力・服従」だ。
898Classical名無しさん:07/07/25 14:34 ID:RDG/SpjQ
>>894
その場合うまく住民を懐柔できなければ住民が虐殺されるにせよ土地捨てて逃げ出すにせよ土地の生産がなくなって領主は破滅ですな
それ以前に一揆起こされた時点で統治能力欠如ってみなされて領主改易されそうだけど
北斗みたいに周りは荒廃した土地ばかりで生きられないってわけじゃないんだから
899Classical名無しさん:07/07/25 14:35 ID:nd.xF5jU
テスト
900Classical名無しさん:07/07/25 14:46 ID:NcXBTwq2
やりようにもよるが…現政権にとって代わることを目指すとかでないなら
結局のところ戦力差がそれほどには関わるわけじゃない根比べだからな。
被支配者が折れるか、支配者が折れるか、それとも両方折れないで国が潰れるか。
国を維持する必要のある支配者と、いざとなったら国外逃亡って考えれる被支配者では被支配者の方が基本的に有利。
ただ、被支配者全員が一致団結して抵抗するような政治を強いてるような支配者は反乱以前にオワットル。
901Classical名無しさん:07/07/25 14:50 ID:KLsx.vmg
まあ、平民が革命を起こして成功してたとして
亜人や竜や異常気象が起きたときに誰が助けてくれるのか?
を考えると、革命しない気がする。
902Classical名無しさん:07/07/25 14:58 ID:c1SRaJfc
900超えたわけだが。次スレどうなんの?
903Classical名無しさん:07/07/25 15:00 ID:9RGZamlA
>>902
避難所の集計結果によるんじゃないか?
904Classical名無しさん:07/07/25 15:00 ID:jbf3YKDM
950までに投下があれば立てるってのは?
905Classical名無しさん:07/07/25 15:01 ID:S66LfOb6
避難所見る限り次スレもここでいいんじゃないかな
ちょくちょく移転も混乱するだろう
906Classical名無しさん:07/07/25 15:02 ID:unVhXezw
とりあえず次スレはマロン板でってことじゃなかったっけ?
907Classical名無しさん:07/07/25 15:04 ID:Ko8wAKk2
>>906
なぜそうなるw
908Classical名無しさん:07/07/25 15:06 ID:unVhXezw
あれ?とりあえず次スレはマロンで、その後どうするかを避難所で話し合ってたはずだが。
909Classical名無しさん:07/07/25 15:08 ID:u/WOwhIU
メタリカ「ロォォォォドォォォォロォォォォラァァァァダァァァァ」
リゾット「勝ったッ!第五部完!」
910Classical名無しさん:07/07/25 15:09 ID:T.O8peP2
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    ほーう
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   じゃあ誰が私の代わりに
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        逆に考えるんだ?
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
911Classical名無しさん:07/07/25 15:09 ID:jbf3YKDM
>>908
置いてけぼりくらってる人(主に携帯)のためにもそのほうがいいと思うけど
その辺はもう一度、避難所で話し合ってみようか
912Classical名無しさん:07/07/25 15:10 ID:gOx7idOE
>>910
逆に考えるんですよ卿。
『卿じゃなくても逆に考える事は出来る』
そう考えるんです。
913Classical名無しさん:07/07/25 15:13 ID:T.O8peP2
. ,;' ,;ルヾ;)
. 》i' ~,i~,;'  キミ、頭がいいな!家に養子としてこないか?
-'`ヾ"゛ィ-、
914Classical名無しさん:07/07/25 15:23 ID:gOx7idOE
だが断るッ!
915Classical名無しさん:07/07/25 16:03 ID:ZE9bwrms
>>875
日々の安寧が続くなら、別に邪悪でも苛烈でも独裁でもない、ただの名君なんじゃね?
916Classical名無しさん:07/07/25 16:11 ID:O1wcJR02
>>915
いくら衣食住と日々の労働保障されてても、自分より上の人間から毎日
『ロリド』や『DIO魔のギーシュ』とか『上院議員』とか『来訪者のデル公』とか言われ続けられたら嫌だろ?
良い生活ってのは精神的、社会的にも保証されてないとダメなんだよ。
917Classical名無しさん:07/07/25 16:14 ID:KLsx.vmg
>>916
毎日って……貴族と会う平民なんて貴族の館に仕えてるメイドや執事や兵士だけじゃね?
918Classical名無しさん:07/07/25 16:18 ID:XCcttELk
まぁ、携帯でも見れるには見れるがな
そんな自分も携帯から見てる
919Classical名無しさん:07/07/25 16:24 ID:yFnQQg/o
>>916
貴族は天災と同列に語られるぐらいだから普通の平民と接触することは少なそうだぞ
まぁ、自分たちのことを家畜と同列に考えてるようなやつらが自分たちを統治してるって考えると気分悪いのは確かだろうが
920Classical名無しさん:07/07/25 16:26 ID:O1wcJR02
>>917
ゴメン言い方が悪かった。
『直接』言われるだけじゃなくて貴族=「人間」、平民=「ロリド」的な思想があって
その思想から平民を人間扱いしない、つまり『間接的な侮辱』が社会にあって、
扱い方に差別や侮辱が社会全体にあると下層の人間は不快を常に感じて生活して。
そして精神的な差別を受ける事では精神的な安寧は望めず、結果その社会は『良い社会』と呼べないのでは?
と言いたかったんだ。
921Classical名無しさん:07/07/25 16:27 ID:ZE9bwrms
>>916
平民でも日々安寧に暮らせるってことは、貴族が理不尽言えるほど法整備が杜撰じゃないってことだろう。
社会的弱者でも日々安寧に暮らせるってことは、福祉関係もしっかりと行き渡ってるってことだろう。
王様の仕事ってのは、結局民をどれだけ日々安寧に暮らさせることが出来るかって所にあるんだよ。
日々安寧にすごせるってことがどんだけすごいことか分かってないんじゃないのか?
922Classical名無しさん:07/07/25 16:28 ID:6rGZN8uA
マルトーもえらそうな事言ってるが小さい領地の貴族なんかよりよっぽど金持ってんだぜ?
923Classical名無しさん:07/07/25 16:29 ID:ZE9bwrms
>>920
ごめん、日々安寧っていう根底にある条件崩してる機がするんだが、気のせい?
精神的に安寧に暮らせてないんなら、日々安寧じゃないだろ。
924Classical名無しさん:07/07/25 16:30 ID:1pT8ZNPM
>>915
安寧が続いても領地を発展させたわけじゃないならただの凡君
安寧を続けさせることさえできなかったら暗君
925Classical名無しさん:07/07/25 16:32 ID:c1SRaJfc
なんか論点ズレてきてないか?w
926Classical名無しさん:07/07/25 16:33 ID:O1wcJR02
>>923
そういやそうだな…ゴメン、俺言ってる事が矛盾してるな。
訳解らない事を書いてて皆スマソ。
927Classical名無しさん:07/07/25 16:36 ID:ZE9bwrms
>>925
確かにそうだ、すまん。
気にせず話の続きをどうぞ。
928Classical名無しさん:07/07/25 16:38 ID:pWsq67eo
>>社会的弱者でも日々安寧に暮らせるってことは、福祉関係もしっかりと行き渡ってるってことだろう。
ちょい待ち、社会的弱者でも日々安寧に暮らせてることを示す部分なんて出てきてたっけ?
もしかして一番人口が多い一般平民層をさして社会的弱者って言ってるわけじゃないよね?
929Classical名無しさん:07/07/25 16:40 ID:kr59t.9.
適当に日常で堂々と貴族様の悪口を言えるぐらいの精神的自由が有るのに、勝手に安寧に暮らせてないと決め付けるのはどうかと。
人間上すぎる存在が、自分等の事どう思って様が大半の人間はそんなのどうでも良いと思ってるというか。どんなに偉くても他人だから。
考える労力が勿体無いというか。神様が居るかどうか。居てもどう自分等の事考えてるか?とかで悩む奴なんかいねえって事だ。

大衆は馬鹿であると言ってだな。あんまそんな事気にしないんだよ、昔っから。
言われてるかどうか判らん差別を想像するより、隣人からの悪口とか、余所者の挙動とかそっちのが気になる。

日々それなりに食えてれば、ちょっと良い事が有った時に、誰々様(この世界の場合はブリミルとか王侯貴族)のおかげじゃ。となるぐらいじゃねーの。

そういう状況プラス、自分らで対処できないような化け物の襲来とかの切実な問題を解決してくれるのが貴族様な訳で。
今の日本的価値観から見て、差別に見える部分が許せないとしても無理矢理貶めすぎだろう。
930Classical名無しさん:07/07/25 16:41 ID:rC5NWzKY
こういう事だろ?

吉良(平民)は安寧に暮らしたいが手首(精神的充足)も欲しい。
そのためなら上司や同僚に屑野郎扱いされても生活を乱されなければいい。
むしろこっちから見下してやる、っていう勢いがある。
でも丈助たちや同僚(貴族)に手首は見つかりたくない。

…あれ、何か違う
931Classical名無しさん:07/07/25 16:53 ID:O1wcJR02
つまりこう言う事か?
ロリド(ペド)は世界も欲しいがママンも(マザコン)欲しい。
その為なら皆にロリペド時々空気扱いされてもペドできればいい。
むしろルイズに舌入れてキスしてやるぞ、っていう勢いがある。
でもルイズ(ロリっ娘)に汚物扱いされたくない。

…おかしい、何かズレてるけど合ってる気がする
932Classical名無しさん:07/07/25 16:56 ID:KLsx.vmg
>>931
ロリド自重しるw
だから素直にこまめに会いにきて口説けとw
933Classical名無しさん:07/07/25 16:56 ID:L4cRwLyY
>929
上5行目までは同意する
934Classical名無しさん:07/07/25 16:58 ID:ZE9bwrms
>>928
「人々は」っつうから、あらゆる人はって解釈しただけっすよ。
コメントは「どんなに邪悪でも(以下略」に対してので、直接的にゼロ魔を指して言ったわけじゃないので。
935Classical名無しさん:07/07/25 16:59 ID:oBwgRUms
>>930>>931
的確すぎて笑ったw
936Classical名無しさん:07/07/25 17:05 ID:1l6zXLjE
なんで精神的に充足するのを貴族に見つかりたくないことになるんだ?
937Classical名無しさん:07/07/25 17:07 ID:aZGcu7Zw
>>936
そりゃ下手したら殺されるし・・・
938Classical名無しさん:07/07/25 17:13 ID:iq9OGpWQ
>>937
おまいはばれたら殺されるようなことでしか精神的充足を得れないのかとw
精神的充足感を得るために大昔から人はいろんなことやってるぞ
939Classical名無しさん:07/07/25 17:16 ID:ZE9bwrms
>>938
自家発電のことかーッ!
940Classical名無しさん:07/07/25 17:17 ID:Z6ch4Y1w
「見つかりたくない」つーか「目を付けられたくない」じゃね?
941Classical名無しさん:07/07/25 17:17 ID:KLsx.vmg
>>939
この板を覗く事じゃね?
942Classical名無しさん:07/07/25 17:23 ID:iq9OGpWQ
精神的充足を求めただけで因縁つけてくるような統治者だとさすがに暴動とか起きるぞ
んなケツの穴の小さい
歴史上そういうのを禁止するような法令がろくな結果になったためしがないし
943Classical名無しさん:07/07/25 17:24 ID:6rGZN8uA
要求なんてどんどん上がっていくんだよ
944Classical名無しさん:07/07/25 17:25 ID:kr59t.9.
>>942
もしかしたら精神的充足が得られる物が統治者へのアナル責めなのかもしれん
945Classical名無しさん:07/07/25 17:28 ID:c1SRaJfc
それは統治者の精神的充足しか得られないじゃないかっ
946Classical名無しさん:07/07/25 17:32 ID:9RGZamlA
俺はタバサからとれるタバ茶を摂取できれば精神的充足感が得られます
947Classical名無しさん:07/07/25 17:34 ID:KLsx.vmg
投下が無いので住人が発狂モードになってるなw

>>944
統治者が純潔を維持しとかないといけない幼女だと妄想した。
948Classical名無しさん:07/07/25 17:34 ID:I4ByI27Q
>>946はタバサにみつかって死んだ
949Classical名無しさん:07/07/25 17:35 ID:rC5NWzKY
>>944 がいいこといった!

つまり平民はA女王陛下のアn(WRYYYYYAAA!
950Classical名無しさん:07/07/25 17:37 ID:uhcD8fsg
で、結局次スレどこに立てますかね?
どこに立てようがちゃんと次スレ900まで投票は続けるけど
951Classical名無しさん:07/07/25 17:42 ID:9RGZamlA
まだクラウンでいいんじゃない?
ここは比較的流れが緩やかだけど、少年漫画もそうとは限らないし、マロンは言うに及ばず
俺は結論でるまではここで良いと思うけど?
952Classical名無しさん:07/07/25 17:44 ID:O1wcJR02
俺もここで良いと思うんだけど。
ところで1000取りって次スレ立ってから?それとも9○○からって決まってるの?
953Classical名無しさん:07/07/25 17:45 ID:Ntcawi52
クラウンを見れない携帯厨を置いてこのままこの板でいくか
マロンに戻って追い付かせるか
それが問題だ
954Classical名無しさん:07/07/25 17:45 ID:ZslZsz/k
ゲルマニアは安定してると思うんだよな。
平民でも実力と才覚があれば上に上がれるから。
問題はトリステインだよw
生まれで身分が確定する上に、実力があっても公職にすら就けず
マー枢機卿が一人頑張ってるけど、王女の私怨で戦争仕掛けてボロ負けして私財処分せにゃんらん程、国家財政破綻寸前
これで割り食うのが常にして平民なわけだが、そんな理由で搾取すると確実にゲルマニアあたりへの集団逃亡が発生するし
かといって財政をどうにかせんことには防衛力も整えれんし、戦死者も平民が多いだろうからそこら辺の不満も大分あるはず
まぁ、何が言いたいかというとアン王女がそれこそラインハルトぐらいの名君にでもならん限りトリステインは詰んでるw
955Classical名無しさん:07/07/25 17:46 ID:gQE3mAg6
次のスレたってからだろう。
前もたつ前に1000取り始まっちゃって、誘導出来なかったことあるからね。
それはさておき、俺もクラウンでいいと思う。
956Classical名無しさん:07/07/25 17:46 ID:Gp.i1zpI
とりあえず残りレスも少ないし埋まる前にクラウンに立てちゃった方がいいと思う
次スレでまた板変わったら混乱だろうし
957Classical名無しさん:07/07/25 17:47 ID:uhcD8fsg
大方クラウンで同意みたいなんで次スレ立てようとしたが無理だった!
すまん、誰か代わりにお願いします
958Classical名無しさん:07/07/25 17:48 ID:Q47fF3Yg
>>954
いかにも頭悪そうな長文ですNEwwwwwwwwwwww
959Classical名無しさん:07/07/25 17:50 ID:kr59t.9.
実験期間とはいえポンポン移動しても混乱させるし今回は此処で良いんでない?
960Classical名無しさん:07/07/25 17:50 ID:jbf3YKDM
俺行くわ。とりあえずテンプレに携帯ビューアのorzのURL貼ろうと思うんだが
それでいいか?
961Classical名無しさん:07/07/25 17:50 ID:S66LfOb6
上でも言ったけどこのままクラウンがいいんじゃないかな
次スレで移転場所投票するならIDでない漫画サロンじゃ微妙だし
962Classical名無しさん:07/07/25 17:51 ID:c1SRaJfc
>>960
ああ、その手があったなw頼んます。
963Classical名無しさん:07/07/25 17:52 ID:uhcD8fsg
>>960
よろしゅうお願いします

>>961
このスレでも告知しましたけど投票自体はもう避難所で始まってます
964Classical名無しさん:07/07/25 17:53 ID:jbf3YKDM
了解した。少しの間、舞っていてくれ
965Classical名無しさん:07/07/25 17:55 ID:KLsx.vmg
>>954
現代人乙
まず、実力が有っても公職に就け無いとあるが、そもそも学校教育が貴族しか受けてないような文化レベルしか無いので
平民がそもそも文官等の公職に付くのは無理のように思える。
逆に兵士や軍人としてなら、実は平民から貴族になるには、功績を立てれば成れる前例がトリステンには有ったりする。
戦死者はゼロ魔世界に徴兵制が実は無いので、市民はあまり死んでなかったりする、真っ先に死んで名を上げるのは貴族や兵士達。
まあ、戦場の主力が亜人や幻獣やメイジや空飛ぶ船なので、一般人を徴兵しても使い物にならないとも言う。
966Classical名無しさん:07/07/25 18:01 ID:9RGZamlA
>>954
まわりがトリスティンと同じ制度を布いていればそれでもどうとでもなるんだけど
旅できる距離にゲルマニアがあるからオワタに近いのは間違いない
何とかなるとすれば
@平民が自分の住んでいる土地に持っている愛着が宗教レベルに強い場合
Aゲルマニアの存在を知らない程、平民の教育レベルが低い場合
B北朝鮮みたいに、周囲の国の情報を歪曲して教えてる場合

まあ、アン様平民におやさしいからそんなAとBはありえないし、@なんてブリミルが唯一神の所なんだから悪くすれば邪教団扱い

なんだかトリスティンて大変ね
967Classical名無しさん:07/07/25 18:02 ID:ifufldB2
>>966
1つ上のレスぐらい読んでからかけよ馬鹿
968Classical名無しさん:07/07/25 18:04 ID:p9A4blNs
>>967
時間的に被っただけじゃねえの?
969Classical名無しさん:07/07/25 18:04 ID:9RGZamlA
>>967
めんご
書き込んでから表示されて気が付いたわ
970Classical名無しさん:07/07/25 18:05 ID:p9A4blNs
あ、上げちまったスマヌ
971Classical名無しさん:07/07/25 18:09 ID:jbf3YKDM
3スレ目を作ってたら遅くなった、スマン

【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚48人目】
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1185354044/
972Classical名無しさん:07/07/25 18:11 ID:uhcD8fsg
>>971
乙です。
973Classical名無しさん:07/07/25 18:11 ID:KLsx.vmg
>>971
スレ立て乙であります。
974Classical名無しさん:07/07/25 18:12 ID:p9A4blNs
>>971
975Classical名無しさん:07/07/25 18:12 ID:9RGZamlA
>>971
乙!!
976Classical名無しさん:07/07/25 18:12 ID:O1wcJR02
>>971乙!
しても構いませんかねッ!?
977Classical名無しさん:07/07/25 18:12 ID:Z7Oz9f4U
>>971
978Classical名無しさん:07/07/25 18:13 ID:F6kxs6Nc
まあ、アン様が王家の財宝処分しちゃったのだけは気にかかるけど
戦争やる以上は戦費の見積もりくらいするだろうし、余程予想外の事態でも起きなきゃ国庫空になんてならないはず
ルイズとサイトが戦局に影響するレベルの大活躍三回してアレってことは、当初戦費の予測は幾らくらいだったのか・・・・・・
あと、王家の財宝ってあんな簡単にうっぱらえるものなのかな?
戦争やって勝ったはいいけど、そのせいで国庫が空、だから先祖が代々残してきた遺産を全部売り払う、
って歴史や伝統を重んじるゼロ魔の世界観だと諸外国からは笑いの種レベルの失策のような
979Classical名無しさん:07/07/25 18:13 ID:F6kxs6Nc
あ、>>971乙です
980Classical名無しさん:07/07/25 18:14 ID:S66LfOb6
>>971
乙です
勝手にiMonaのアドレスも貼っておいた
981Classical名無しさん:07/07/25 18:16 ID:R/bivvmY
>>978
いい加減黙れよ
982Classical名無しさん:07/07/25 18:16 ID:KLsx.vmg
>>978
戦争に勝って領土も得てるので、きっちり収支はプラスになってる。
983Classical名無しさん:07/07/25 18:17 ID:BUOi1oOQ
そろそろ1000取り合戦スタートかな?
984Classical名無しさん:07/07/25 18:18 ID:KLsx.vmg
1000ならスレはさらに加速する
985Classical名無しさん:07/07/25 18:18 ID:O1wcJR02
>>1000なら『ゼロの奇妙な使い魔』まさかのゲーム化
986Classical名無しさん:07/07/25 18:20 ID:9RGZamlA
1000ならタバサとイザベラが百合百合に!
987Classical名無しさん:07/07/25 18:20 ID:WY0s1thU
>>1000ならヲォーケン召還
988Classical名無しさん:07/07/25 18:21 ID:TUeqZFDg
1000なら矢のみ召喚
989Classical名無しさん:07/07/25 18:21 ID:F6kxs6Nc
>>981
そんな言い方しなくてもいいと思うけど
>>954の人と混同してない?

>>982
アレ?
とすると、財産処分は得た領地から税収が得られるようになるまでの一時的な措置?
・・・・・・無知でスマソorz
そういえば、だからガリアが港しか要求しなかったのが変に思われたんだった
990Classical名無しさん:07/07/25 18:21 ID:8NQNniKc
1000ならエレオノール姉さまがルイズから使い魔を寝取る
991Classical名無しさん:07/07/25 18:21 ID:gCYBmOBw
>>978
現代人ゆとり乙
992Classical名無しさん:07/07/25 18:22 ID:F6kxs6Nc
1000ならC-MOON召喚
993Classical名無しさん:07/07/25 18:23 ID:9RGZamlA
1000ならタバサとイザベラときゅいきゅいが百合百合に!
994Classical名無しさん:07/07/25 18:23 ID:uhcD8fsg
1000ならサウンドマンの姉召喚
995Classical名無しさん:07/07/25 18:23 ID:Ed1BfUl.
1000なら本気男カムバック
996Classical名無しさん:07/07/25 18:23 ID:ZE9bwrms
1000ならおせっかい焼きのスピードワゴン召喚
997Classical名無しさん:07/07/25 18:23 ID:Z6ch4Y1w
>>1000ならワンチェン召喚
998Classical名無しさん:07/07/25 18:24 ID:O1wcJR02
>>1000ならワルドが主役のギャグ小説『ペドの使い魔』が始まる。
999Classical名無しさん:07/07/25 18:24 ID:F6kxs6Nc
1000なら音石召喚
1000Classical名無しさん:07/07/25 18:24 ID:gQE3mAg6
1000ならかっこいいメローネ召喚。
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。