「ついたぜ」
愛理が考えにふけっている間に美琴のうちの前までついていた。
すでに沢近家のリムジンも到着している。電話を掛けたのはそう前
でもないのに、相変わらず中村は仕事が早い。
「じゃ、送り届けたからな。俺はいくぜ」
「ヒ、ヒゲ!」
「なんだ?」
「な、なんでもない…」
「……じゃな」
そのまま振り向きもせず、播磨は去っていった。礼を言いたかっ
たのに。正気に戻るととことん素直になれない自分をこんなとき恨
めしく思う。
「ご無事でなによりです、お嬢様」
中村が右足首に結ばれていたすでに溶けきったかち割りを解く。
「ありがとう、中村」
中村にだったらこんなに素直に礼が言えるのに。素直になれない
自分を皮肉に思いながら、美琴宅に預けておいた自分の着物を受け
取り愛理はリムジンに乗った。
「ときにお嬢様、そのビニール袋は?」
「知らないの?わたあめよ」
「存じておりますが、それはとっておくとべたべたと溶けてしまう
代物ですが」
「そうなの?」
「ええ。お早めにご賞味されることをお勧めします」
そっと袋の口をあけると甘い砂糖の香りがした。一切れ千切り、
口に入れる。思い出せなかった遠い過去の味がする。甘いはずなの
にどこかほろ苦かった。
「そういえば、明日旦那様がお立ち寄りになられますよ」
「本当?」
「ええ、二日間ご滞在するそうです」
「……お父様、わたあめお好きかしら」
「さあ…。でもお作りになりたいのなら、確かわたあめの機械が当
家にございますが」
「そう…。ありがとう、中村」
一緒にいられる時、その人をを精一杯大事にすりゃあいい。そう
言っていた播磨の言葉を思い出す。
もう一切れ、わたあめを口にする。もう苦さは感じず、ただ優し
い甘さが口の中に広がった。
(明日、お父様にわたあめ作って差し上げよう…)
リムジンから見える夜景を見ながら、愛理はもう一口わたあめを
口にした…。
というわけで愛理編でした。一応旗…なのかな?
すごく手こずって、播磨編も同時進行で書いてみたりと実験していたので遅くなりました。
ご意見、ご批評、お待ちしています。
次は誰になるか未定です。ではまた。
旗、いいなあ。何とかシアワセにしてあげたいねえ…GJ!
午後の抹茶さん、GJ。
愛理良い。時折表れる素直愛理は萌えます。
旗もおにぎりもやっぱり好きだわ。読み返すと。
お嬢が播磨の背中に乗る所、もうちょっと盛り上げたほうが良いと思う。
私見だけど。
次も楽しみにしています。
>>568 ありがとうございます。なんというか愛理は努力が空回りするタイプに見えて…。
なんとか幸せにしてあげたいとも思いますね。
>>569 批評、ありがとうございます。今後の参考にいたします。
にしても愛理を素直にさせるのって容易じゃなかったです…。
彼女が真に素直になれる人こそ、彼女の運命の人なんだろうなぁ…。
…って現時点で候補にもっとも近いのって中村?!(笑
皆様感想ありがとうございます。
>>537 なるほど、たしかにそこはもう少しいじれたかもしれません。ちなみにペンネームは適当です(笑)
もしかしたらそれをどっかで聞いたのかもしれませんけどね。
>>538 続きはかけたらということで(笑)
その場合は完全に漫画と時間軸同じなのに、全く違う話という形になると思います。
>>539 本編のIFでなるべくおかしくない展開(ほんとかよ)を目指しましたので、
そう言ってもらえると嬉しいです。播磨はなるべく播磨らしくということで。(笑)
ただ、どうも八雲がむずかしいです……。八雲はあんまらしくないんですよね、読み返してみると。
>>540 お褒めいただきありがとうございます。続きはあるのかなあ……(笑)
思いついたら書くと思うので、そのときはどうぞよろしくお願いします。
>>541 本編のIFとして楽しんでいただけてよかったです。
>>550 喜んでいただけて幸いです。自分もどちらかといえば旗派ですね。
>>551 うーん、なんででしょう?(笑)
一応コメディとシリアスを混ぜて書いているつもりなので、そこのコメディ部分で
楽しんでいただけたのでは、とかなんとか思い込むことにします。とにかく楽しんでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。
皆様本当にありがとうございます。ではでは。
あと20kbで次スレですね。 そろそろ目次を用意しますか?
それと、次スレは490kbで立てるんでしたっけ?
573 :
Classical名無しさん:04/09/13 19:51 ID:pRfMOBEc
もうSS保管庫って更新されないのかな…
>573
今日見たら更新されてたよ。
576 :
目次:04/09/14 02:32 ID:3IA4ngDw
>>24 『If...baby pink-1』
>>36 『The Heart Is a Lonely Hunter』 ※(10)-(15)
>>52 『Birthday... Lala Gonzalez』
>>57 『(無題)』
>>62 『Love is destructive』
>>89 『HANABI〜8月の日〜』
>>128 『Mr Summer Time』前半
>>139 『The Dogs Bark』
>>156 『Epilogue−八雲述懐』『The Heart Is a Lonely Hunter』の続き
>>161 『If...baby pink-2』
>>177 『花と雲』
>>194 『If...baby pink-3』
>>218 『Mr Summer Time』後半
>>255 『(無題)』
577 :
目次:04/09/14 02:33 ID:3IA4ngDw
新スレ乙です
早いなペースが
SS保管庫の管理人さんの中の人も大変だ
まだ7月中旬までの分しか整理できてないみたいだし
あと何作あるんだ?
がんがれ超がんがれ
埋めるぞ〜
クズリさんガンボイ
クズリさんジャンボ!
クズリさんのSSの播磨の男気に萌え!
播磨、お前はいいやつだ!おれにはお前のつらさが
よくわかるぞ!
1人で埋めるのにも疲れてきた・・・
中村の気持ちが良くわかるぽ。
>584
いや、埋めなくてもいいから。
むしろ埋めないほうが●持ってない人間にもログ読めてありがたい。
っつーか埋めるな。
>>585 今まで本スレばっかみてたから埋めナあかんのかと
思ってた。スマソ
普通は埋めるだろ。
ログなんて自分で保存しとけばいいじゃん。
無理に埋めるより職人さんがコソーリ小ネタを投下してくれるのを待とうぜ。
(・∀・)ワクワク
「……おはよう」
「あ、おはようございます。昨日はよく眠れました?」
「ん……まあ、ね」
「そのわりには随分うなされてたみたいですけど」
「……分かってるなら訊かないでくれ」
「重症ですね……ここ、否定するところですよ」
「あー……悪い」
「もう、しっかりして下さい、ほんとに。――でも」
「……でも?」
「なんだかちょっと羨ましいです。絃子さんをこれだけ心配させる人がいる、っていうのが」
「あのね葉子。私は別に誰かを心配してるわけじゃ」
「違うんですか? じゃあ別に物でもなんでも構いませんけど、何にしてもそれって私より大事
なんですよね、絃子さんの中で」
「いや、そういうわけじゃ……」
「だったら、もう少し考えてくれてもいいと思いますよ」
「考える……」
「例えば、目の前で困ってる先輩をどうにか助けてあげたいと思ってる、可愛い後輩のこととか」
「……」
「ねえ、絃子さん?」
「ああ、そうだな。君の言う通りだよ、悪かった、うん」
「分かってもらえたなら、顔でも洗ってしゃきっとしてきて下さい。朝食はもう出来てますから」
「そうさせてもらうよ、ありがとう」
――その背を見送って、微笑みとともに小さな呟き。
「……やっぱり悔しいです、ちょっとだけ。でも仕方ないですよね」
『家族』ですから、と。
葉子さん(・∀・)イイ!
>>589 GJ!
本当に理由は家族だから、だけなのかな?
(・∀・)ニヤニヤ
―――どうしてこんなコトになったのだろう?
刑部絃子は考える。
自分のアパートのダイニング。自分が座っている正面に、同居人の
播磨拳児が座っている。
それはいい。それはいいのだが………
「あ、妹さん、おかわり頼むわ」
「あ、はい」
………何故塚本クンがここにいるのだ?と自分が担任しているクラスの
生徒でもある塚本八雲と、彼女が作った、今目の前に並べられてい朝食を
見比べながら考える。
「あの………、先生、お口に合いませんでしたか?」
「あ、いや、そんなコトはない。おいしいよ」
慌てて箸を進める。
もう一度整理をして考えてみよう。
中間テストの初日。そう、アレが始まりだった。
あの時に、もっと毅然とした態度を取るべきだったのだ、何やら自分でも
ワケが解らず動転してしまった。冷静に対処していれば、この女生徒が私の
マンションで、まるで拳児クンの女房のように横に座っている事態だけは
避けられたかもしれんのだ。
テスト期間中、逃げるようにマンションを飛び出し、葉子のところで悶々と
過ごしたが、テストが終わり、ようやく塚本クンが帰ったと聞いたので、
ホッとして戻ってきたのだ。
ココはキツく拳児くんを叱っておかねば………
そう思った矢先、出てったはずの、塚本クンがまたやってきた。今度は大きな
バッグを持って。
何でも、今回の件で姉と大喧嘩になり、家を追い出されたらしい。しばらく
泊めてほしいとのコトだった。
冗談ではないっ! 私がそう叫ぶ前に「そうか、仕方ないな。いいだろ、絃子」
などと、この鈍感極まりない同居人が言ってしまった。
あからさまにホッとした顔をする女生徒と、のほほんと女生徒を部屋に上げる
同居人に腹の煮えくり返る思いをしながら、自分は何も言えなかった。
この男とは解っているのか? この部屋は私が借りてから、私と拳児クン以外の
人間は上げたコトがなかったのだぞ、ここはキミと私だけの………
塚本クンが流しで朝食の後かたづけをしている。
朝食は悔しいが美味しかった。
拳児クンなどは、旨い旨いを連発し、「妹さんの旦那になる男は幸せだな」などと
お約束の如くのたまってくれた。
思わずベキリと箸を折ってしまった。慌てて隠したが、気付かれたろうか?
「さて、そろそろ行こうか、妹さん」
拳児クンがおもむろに立ち上がる。
「………ちょっと待て、ドコへ行くのだ」
「ドコって………学校に決まってるだろ、何言ってんだ?」
「………バイクで行くのか?」
「………いつもオレはバイクだろ?」
「………『二人で』バイクに乗って行くのか?」
見れば塚本クンは、さも当然のようにヘルメットを手にしていた。
「そりゃ………、妹さんだけ、歩かせるワケにはいかんだろ?」
やめろ、バカ、何を考えている。アレはホントは私のバイクなんだぞ。他の
女をケツに乗せるためにキミに貸してるんじゃないんだ。
そもそも何のためにキミにバイクを無条件で貸していると思っているのだ?
そのタンデムシートに私が………
気がつくと、二人とも居なくなっていた。
外の方からバイクの排気音が聞こえてくる。
………また葉子のところに行こう。
暗鬱に落ち込んでいく気分の中で、私はボンヤリと考えていた。
うん、いい感じ。
絃子かわいいよ絃子。
>>594 GJ!
ヤバイ、果てしなく良い。絃子さん可愛いなマジで
不憫さがまた良かったです。
次スレに投下しても良かったのに。続き期待
「なあ、いい加減機嫌直せよ。俺が悪かったって言ってるだろ」
「別に誰も怒っちゃいないさ。ああ、そうだとも。保護者たるこの私を追い出して、この数日間何を
やっていたかなんて知ったことじゃないね」
「……だからそれが怒ってるっつってんじゃねぇか」
「何か言ったかな?」
「何でもねぇよ、ったく……」
「フン。まあいい、いつまでもこだわっていても仕方ないしな」
「こだわってたのはどこの誰だよ……」
「な・に・か・な?」
「ななななんでもねぇよっ! だからソレしまえソレ! 人に向けんじゃねぇっ!」
「うん? ああ悪いね、つい無意識に、だ。許せ」
「……おう」
「それで、だ。妙なことを訊くようなんだが、君のクラスに沢近さんという生徒がいたと思うが……」
「沢近……? ああ、お嬢か。それがどうかしたのか?」
「彼女とは親しいのかな?」
「あん? 何で俺があんなヤツ……あーいや、そういやちっと世話になった気もするな」
「ふむ」
「……待てよ。でもぶつけてきたのはあっちじゃねぇのか……?」
「あまり穏やかな話じゃなさそうだね……それで、今ウチのマンションの前で何かを探しているような
少女がいるわけだが、あれは彼女じゃないのかな?」
「……ちょっとそこどけ絃子。……だな、間違いねぇ。でも何やってやがんだ? こんなとこで」
「どうも何かを見ながら出入りを繰り返しているし、要件は君なんじゃないのか?」
「何でそうなるんだよ」
「ウチの表札は『刑部』だ。君を訪ねてきた相手は迷うと思うよ、きっと」
「……俺はあいつに用なんてねぇぞ」
「誰も君の都合は訊いてないよ。で、いいのかなこのままで。あまり女性を困らせるものではないと思うが」
「女性ってタマじゃねぇだろ……あー分かったよ行ってくりゃいいんだろ、行ってくりゃ」
「ああ、くれぐれも失礼のないよう……まったく、最後まで聞いていけというんだ」
――しかし、と溜息一つ。
「私ももう少し、しっかりしないといけないのかな、実際」
GJ!!
しかし、表札が刑部とは、まったく
イトコ&ケンジと表札を出す根性もないのかと
なんか凄いことになってるぞ(*´∀`)
なんだなんだ?ひっそりと絃子祭り?ずるいぞずるいぞー
602 :
弐条谷:04/09/15 23:15 ID:wY0BtPbY
流れ無視して本当にスマソ。
SSと言うより殆どネタで、エロパロと云うにはあまりに弱いのでここに投下します。
かなりふざけた話ですが、当事者では無かったのですが筆者の実体験を元に書きました。
タイトルは適当です。
603 :
ブービー:04/09/15 23:18 ID:wY0BtPbY
体育祭の翌日、2-Cの一同は打ち上げとしてクラス全員でボーリング大会を行なっていた。
幹事は高野と冬木という、いかにも何かがありそうなメンバーである。
この大会には、隠していた頭を露呈し、沢近と踊りと色々あった播磨も参加していた。もちろん、天満の為にだ。
「天満ちゃんにいい所を見せてやる…!」昨日の疲れを見せない程の意気込みで乗り込んだ播磨。
だが、彼のレーンは場内でも一番隅。しかも、彼と同じレーンにいるのは、沢近ただ一人であった。
「何なのよこれは…隣のレーンは全員欠席してるし、これじゃあ私達だけ完全に孤立してるじゃない!」
幹事の高野に文句を言う沢近だったが、その顔からはさほど不満は感じられない。
「じゃ、ブービー賞とかガーター賞とか、景品は充実させてるから頑張って」
問題無しと判断した高野が取り合わずに去っていく。そして、残される二人…。
「くっ…こうなったらヒゲ、あんた優勝しなさい。そして景品を半分私にちょうだい」
「…あん?おいお嬢、何で俺がオメーの為にやらないといけねーんだ?テメーで勝てや」
「――生憎、どこかのハゲ駄馬の帽子を取ってやろうとした時に足を痛めたの。お陰でボーリングは泣く泣く見学…」
「ぐ…おい、あれはもう貸し借り無しに…くそっ、わーったよ!もし何か景品を取ったら、半分オメーにやるよ、お嬢!」
「負けるのは私のプライドが許さないから、全力で勝ちなさい」
満足げに沢近が播磨の肩をポンと叩いた。
一瞬、深呼吸をした後、播磨は最初の投球に入った。
それを食い入る様に見つめるのは沢近だけ…だが、その後ろでは多くのクラスメートが二人を見ていた。
そんな事など知らず、播磨からボールが投じられた。
彼の力に見合わぬ、実にスローなボール。ボールはゆっくりゆっくりと右へ進路を変え、やがて溝に消えていった。
「…あんた、ボーリングやった事あるの?」
「いや、これが初めてだ」
「――ブービー賞とガーター賞のダブル受賞って所かしら…」
溜息をついた後、沢近が頭を抱えた。
>>592-594 とっても(・∀・)イイ!!
表の先生の顔の裏でうごめく
下心満載の絃子の姿がとってもおかすいw
605 :
ブービー:04/09/15 23:18 ID:wY0BtPbY
播磨は終始この調子を崩す事は無かったが、彼は会場を大いに盛り上げた。
彼に事実上の宣戦布告した者が現れたのだ。――そう、その者の名は天満。
天満は播磨に負けず劣らずガーターを連発。そのスコアは播磨と平行線を辿った。
優勝争いはほぼ麻生が勝利を確定し、大会への関心が薄れつつあった中でのこの激闘。播磨と天満の死闘に、多くの者が湧いた。
そして――
「――じゃあ、続いてはガーター賞。受賞者は…塚本天満さん」
楽しかった時間はあっという間に終わり、結果発表の時を迎えた。
高野が天満の名を呼び上げると、クラス中から惜しみない拍手が送られた。
天満のガーターの数は10、播磨は9。薄氷の勝利であった。
「塚本さんにはうまい棒120本が贈られます!…はい、塚本さん」
冬木が商品の入った袋を手渡すと、喜びを爆発させた天満はその場で開けて、皆に配り出した。
クラス全員からの歓声が、ますます大きくなる。
「はい、愛理ちゃん!播磨君もどうぞ!」
天満が満面の笑みで二人にもうまい棒を渡した。
「全員に一本ずつ配ってまだあんなに余ってるじゃない…ってかヒゲ、こんな駄菓子がそんなに嬉しい?」
不思議そうにメンタイ味のうまい棒を見つめる沢近。
ちなみに、播磨がうまい棒を喜んでいる理由は、彼の想い人から直々に手渡されたからに他ならない。
606 :
ブービー:04/09/15 23:19 ID:wY0BtPbY
「――それでは、続いてはブービー賞。受賞者は――播磨拳児君」
高野の読み上げに一瞬沈黙が訪れたが、それでもすぐに大きな拍手が起きた。
スコアは播磨が9、天満は7。本当に、薄氷の勝利であった。
「ほら、行って来なさい!後で半分貰うから」
沢近に背中を押され、播磨が全員の前に出た。さらに拍手が大きくなり、柄にもなく照れる播磨。
「播磨君には、…あ、中身は自分で確かめてね。とにかく、おめでとう!そして、お幸せに――」
冬木が播磨に小さな紙袋を渡した。中身は全然見えない。
一同が中身は何だとどよめく中、痺れを切らした沢近が前に出た。
「中身は何なの?早く開けてよ!」
「おいおい、焦るなって。今――」
沢近に急かされ、播磨は紙袋の口を開け――そして、すぐに閉じた。
「ちょっと、全然見えなかったんだけど!よく見せてよ!」
「悪い、お嬢!やっぱこれは俺一人で貰うわ!」
「ふ、ふざけないでよ!半分くれるって約束したじゃない!」
「…ところで高野さん、あの紙袋の中身は何?景品は皆高野さんが決めたんだよね?」
クラスメートの前で喧嘩をする二人を見ながら、冬木が尋ねた。
「ああ、あれ?ただの精力増強剤。男用と女用を一本ずつ。
天満と彼でワンツーフィニッシュするのは予想してたからね、ちゃんと景品にしておいたんだ」
「一人占めしようったって、そうはいかないから!さあ、見せてよ!」
「うわっ!?おい、マジでやめろって!!」
播磨の持つ紙袋に沢近の手が掛かるの見て、冬木はひたすら笑いを堪えた。
607 :
弐条谷:04/09/15 23:22 ID:wY0BtPbY
こんな感じで。
状況はかなり事実に基づいてます。
・・・ふざけた内容で本当にすみません
608 :
604:04/09/15 23:27 ID:LEB/N7bU
弐条谷さん
話切ってしまってスマソ……
漏れもガーター連発するようなヤシだから、
何となく身につまされてよんでますた。
100超えたことないもん……OTL
609 :
弐条谷:04/09/15 23:33 ID:wY0BtPbY
>>608 いや、全然お気になさらないで下さい。
ちなみに現実の大会で僕のスコアは67orz
俺は最高87_| ̄|○
みなさん乙
できれば新スレのほうに投下してみなさんに楽しんでもらいたいものですが
小ネタは埋め代わりにこっちのが良いんじゃない?
500KB行きましたね。 お疲れ様でした。
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