1 :
Classical名無しさん :
03/11/24 00:58 ID:vgQ8zTJ6
ぬ!!!!
3 :
Classical名無しさん :03/11/24 01:04 ID:vgQ8zTJ6
親分キター! 迷ったんだけどむこうにはアドレスは出さないほうがいいかな・・?
親分2げtおめでとうございます
んーでも書かなかったらわかんねーヤツもいそうだしな!! 「俺」もクラウン知らねーって。。。。言ってた!! だからわかんねーんじゃね? 立ててくれたからおまかせする。。。。。ぜ!!
6 :
Classical名無しさん :03/11/24 01:12 ID:96IYvrCk
移民
ロビーにも立ってしまった。。。 これは本当だから信じて
8 :
Classical名無しさん :03/11/24 01:13 ID:vgQ8zTJ6
板名だけ書いた!1
9 :
Classical名無しさん :03/11/24 01:16 ID:vgQ8zTJ6
ほっほんとだ・・
ここでいいのか?
仕切り直しで。。ラスト800レス!!1すごい!。!! 俺氏。。迷子まじやばい!!!11少し心配ですし。。。ぬ! 最後まで一緒にくきっていくぜ!11
12 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 01:31 ID:64BjeYLY
( ´∀`)これた
俺キワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! ぬ!!ぬ!!!ぬ!!!!
>>12 いらっしゃい。
ところで元スレで展開していた小説は
こっちにコピペしたほうが良いんでしょうかい?
俺氏がやるならやらんですが、
俺氏がやらないなら変わりにやりますがどーします?
15 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 01:45 ID:64BjeYLY
ちと仕事で手が離せないので、もしした方がいいと思うならお任せします。 明け方くらいからぶっ飛ばして出発侵攻( ´∀`)!
>>15 了解。それでは貼っときます。
38 名前:俺 ◆D13xEicL62 [残り850くらい] 投稿日:03/11/23 22:35
散散した自衛隊は東京防衛線各地点を次々と敵勢力に突破されていた。
戦車が、歩行隊員が、戦闘機が、町々と共に炎の中に沈みこんでゆく。
瓦礫と粉塵の中で息も絶え絶えに吉岡は這い回っていた。右足を大腿から戦車の破片に引きちぎられ、
彼の血が地面に太い線を刻んでいた。
「加奈子、加奈子ちゃん、お父さんはもう歩けないんですよ」
焦点の合わぬ目で、吉岡は名古屋に避難させた娘に話しかけていた。
「加奈子ちゃん、小鳥を逃がさん様に、また捕まえるのは事なのだよ、」
熱で地面によれ掛かったガードレールの支柱にしがみ付く。官給品のグローブが嫌な臭いを立てて煙を吹くが、吉岡はすでに動じない。
「加奈子ちゃん、名古屋に、泣かない様に、すぐに済む用事なのだよ、加奈子ちゃん」
吉岡はそのまま、兆候もなく突如死んだ。力の抜けた喉から、溶けた肺が少し流れ漏れた。
吉岡の亡骸の遥か上空、ヘリコプターの残骸をくわえたまま、翼竜が飛び過んだ。
濃灰色の空の中、いくつものそのどす紅い翼がバタバタと空気を叩き、群れの音を立てる。
その一陣の遥か後方、空を埋め尽くす程の紅い波が追従して来ているのが地上からもはっきりと見える。
そして千葉方面の大地は余す所もなく、紅く燃えていた。
40 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 22:46 地上の炎の中、甲冑を着込んだ兵士たちが進軍していた。針金の様な飾りが2本、その兜の上で踊る。 奇妙な兵士たちだった。甲冑の隙間から覗くのは肌でも衣服でもなく、黒い筋肉だ。 そして皆が六本の足で地面を素早く這いまわり、百万とも数えられる群れが一糸乱れずに進んでゆく。 時折瓦礫の間から飛び出す生き残りの人間に、容赦なく毒液を吐きかける。運の悪いその人間は悲鳴を上げる間もなく肉色に溶けた。 兵士たちは自分たちの所業にもあくまで無感情に、ドロドロという靴響を立てながら進んでゆく。 その音は遥か地下のトンネルにも届いていた。 一団の先頭を進む男は憤怒の感情を額に刻み、早くも抜き身出した刀を一際握り締めながら走る。 「蝶野さん、急いで上がりましょう。もういよいよ出番みたいですよ」 安齋が早口にまくし立てる。言葉とは裏腹に、不安と恐怖の表情は隠せていない。 「おう、テメー、その辺で上に出れる出口があるからよ、出口が。お前らもう心の準備はいいんだろうな、お前ら。オラエー」 蝶野の鼓舞に、義足とは思えぬ健脚の篠原が答えた。 「やる気満々ですう」
18 :
代理 :03/11/24 01:52 ID:5kI17Giw
45 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 22:55 大仁田とカブレラはまだ着慣れない甲冑を脱ぎ捨てた。 「たまらんのう、この鎧。汗でムレムレじゃ!!ムレムレじゃ!!」 「駄目ですよ、我慢しなきゃ。ただでさえこの世界じゃ浮き上がって見られるのに」 うやうやしく兜を脱いだカブレラは、窓の鎧戸を落とした。暗くなった部屋の中、二人のやっとの安堵のため息が落ちた。 「あのディアス!まだまだじゃ!!あんなザマじゃとてもじゃないが、小泉総理の役には立たんぞ!」 「しっ!声が大きいですよ!オズノ卿はどういう訳か、僕らの言葉を多少は理解している雰囲気だ。この館では滅多な言葉は吐かないで!」 「うるさいのう、わかっとるわかっとる。ファイアーファイアー」 大仁田は巨体をベッドに放り出す。金の支柱がかすかに軋んだ。 「しかしディアス・・・やってくれるかどうか、あの小僧・・・」 「今は待つんです。彼を殺すのは、もう少し先の話になりそうだ」 カブレラがランタンに灯を灯すと、彼の冷たい目つきが闇に浮かび上がった。
19 :
代理 :03/11/24 01:53 ID:5kI17Giw
46 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 23:02 街の瓦礫の中、女とディアスは距離を保ったままで睨み合いを続けていた。 「ディアス!あたしの話を聞きなさい!」 「黙れ!貴様は暗黒の騎士の手下だったんじゃないのか!そんな奴が俺に何を話したいって言うんだ!」 ディアスは油断なく、剣をいつでも抜ける位置に手を遊ばせている。 「あたしは騙されていただけよ!あたしはアンタが暗黒の騎士だと聞いていたの!暗黒の騎士ディアスを討て、と!そう騙されていたのよ!」 「何だって!?どういう事だ!?騙されていたって誰に?」 ディアスの手が下がり、女も安心して彼に近づいた。 「アンタの言う暗黒の騎士よ。暗黒の騎士、オズノによ」 「何っ!」
20 :
代理 :03/11/24 01:54 ID:5kI17Giw
47 名前:俺 ◆D13xEicL62 [] 投稿日:03/11/23 23:07 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テレビ局に押尾と二人殴りこんだ俺!! そこで見たのはもう一人の俺自身の姿だった!! 「うわーー!!!なん・・・どう・・どういう事だ!!俺が二人いる!」 叫んだから気が付いた、もう一人の俺!!「え!うわーーー!!!俺がもう一人いる!!」 テレビ局の中庭、俺が二人!!今書いてるのもどっちだか分からなくなってきた!!! 「お前誰だ!!」 「お前は誰だ!!!」 「俺は俺 ◆D13xEicL62 !!!」 「何を言ってるんだ!!!馬鹿!!俺こそが俺 ◆D13xEicL62 !!」 「うわーーーー!!!どうなってるんだーー!!!」 騒ぎに駆けつけてきた押尾も卒倒寸前!! 「うわー、Fuck'in サプライズ!すごい事態!!」押尾、知恵熱で死亡!!! 「「どうなってるんだ、うわーーーー!!!!!!!!!」
代理乙
22 :
代理 :03/11/24 01:59 ID:GMl5Eh12
48 :俺 ◆D13xEicL62 :03/11/23 23:16 街の破壊劇から逃れていたザンギスとユウヒは岩山の洞の中に身を潜めていた。 「畜生、あの化け物共!!」 ザンギスは怪物に食われた左手の傷口を縛りなおした。どす黒い血が砂地を濡らす。 「ザンギス、大丈夫なの?そんな傷じゃ・・・」 「心配するな。俺は右利きだぜ。・・・しかし、くそ・・・!あんな数の魔物、一体どこからあふれ出てきやがった・・・!」 ユウヒは上着の裾を裂いて、ザンギスの肩口を絞め直す。 「分からない・・・でもあんな怪物、今まで見たことも無いよ・・・」その顔色は血の足りないザンギスよりも青ざめて見えた。 「ああ。それにあれだけの怪物がどこに消えやがったんだ。空を埋める程いた奴らが、影も形も見えないが・・・」 ザンギスは遠目に街を見つめる。立ち上る無数の煙の柱の中、街は今は静かに見える。 「こんな時、ディアスがいてくれたら・・・」 ユウヒは呟いた。 「・・・・・・・ああ・・・、そうだな。ディアスが生きていてくれたら・・・・」 ザンギスの瞳が僅かに翳った。 ユウヒはハッと顔を上げ、ザンギスの膝に手を置いた。
23 :
代理 :03/11/24 02:05 ID:5kI17Giw
以上、元スレよりコピペ。
俺 ◆3xEicL62氏、あまり無理せんように。
以後名無しに戻り、静かに待ちますぜ。
>>21 氏、Thx。
そしてこの物語に巨乳デカは絡んでくるのだろうか。 ルミコ、" (゚Д゚)ハンパネー!!!
>>俺氏 遅レス、ウオーオお!! やっと仕事が片付いた、客のアホがッ! 俺氏に出逢えたこと、。、、。、幸運に思います…!! オレにギコナビと2chを教えてくれたバスター妻の魂も嬉々とするはず。。。 まずは、 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | /  ̄ ̄ ̄ ̄ /_____ / /ヽ__// / 新スレ / / / / オメメタァ / / / / ____ / / / / / / / / / / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
27 :
Classical名無しさん :03/11/24 10:32 ID:ZOmo/I3A
http://www4.airnet.ne.jp/lennon/files/up0327.mp3 >>カンダタ親分
仕事終わって早々、泣きそうになったよッ!
(゚Д゚)ハンパネー!!! って仕事中に連呼してるのは、ホント親分の影響!これだけは本当だから信じて!
そして、俺語も混じって仕事仲間にご心配されてるが幸せだアホがッ!
, //丿ノヽ ヽ
( / ノノ_::ノ ノノ,, 彡
\|ノノ :: ___,"r´ヽミ
ミ/ . ,._//;; ヽ,ノ\ミ
ゝ|、 ,),ヾ;;;  ̄;;;;;; ) ヽ \
( ,/,)ヽ;;;ヽ;;; ,\ )
.`´, ;; |,,ゝ 丿 /
\、 /ノ .|;;;;
.`ー、ヽ;;/;;;;;;;;;
`-´ ̄`---- ダイアー
「フフ……さ…最後まで新作、た…楽しく拝見させていた…だき…ます……フッ」
.||||||
ミ(・∀・)彡
↓↓
.|| ||
|| ・
( ・ ) ガシャン
∀
28 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 14:37 ID:NrlmQLfg
関西より西は未だ電力、報道共に生きていた。 もっともマスコミですら状況を正確に掴めてはおらず、東からじわじわと侵攻してくる怪軍団の正体は 依然詳細の掴めぬままだった。 そんな状況下、日本国内でたった一つだけリアルに情報を循環させていた場所があった。 2ちゃんねる。 【北朝鮮?】国内状況確認スレッドパート452【アルカイダ?】 1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 00:58 ID:vgQ8zTJ6 引き続き状況を報告しる。名古屋あたりの住人もそろそろ逃げ推奨。 104 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 01:12 ID:96IYvrCk オレの家族、ディズニーランド行ってるんだが・・・・駄目だろうな・・・・ 517 名前:名無しさん 投稿日: 03/10/21 01:41 ID:PDDcyMIw うぷろだに特攻神からの写メール来ました 637 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/21 01:48 ID:5kI17Giw は?何これ?蟻?なにこれ?わけわかんないんだけど、なにこれ蟻? 992 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 02:2 ID:PDDcyMIw 誰かマジで頼むから東京の方がどうなったのか教えてくれよ!
29 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 14:55 ID:NrlmQLfg
東京都。 ライオンとどこか通じる印象を持つ顔つきの翼竜が、高層ビル群を霞めながら飛び回る。 彼らが好き放題吐き出す唾液は空気と触れると炎を噴出し、ミサイルの様に町並みを爆撃している。 地上では一匹の大きさが軽トラックほどもある巨大な蟻が車や動けなくなった戦車の中から人間の死骸を引っ張り出して 噛み散らかしている。 時折ビルの陰の方々から逃げ遅れた自衛隊員が捨て鉢になって銃撃を浴びせるが、蟻たちの身体には傷一つ与えられずに 逆に蟻酸を浴びせ掛けられている。 道という道は完全に蟻たちの波に埋められて、アスファルトが見えない様な状態だった。 それでも都内になだれ込んでくる蟻の群れは止まる気配を見せない。 崩れた建物の影から、高校生くらいの女の子が背中を蟻の前足に貫かれ、引きずり出された。 まだ生きている。 「助けて・・・おかーさん・・・、まさくん、・・・ああーーーー」 擦れ声と水っぽい血を口から吐きながら、地面に叩きつけられる。蟻の口門が開き、銀色の下が震え、蟻酸を吐き出す兆候を見せる。 その時、突如傍のマンホールの蓋が垂直に吹き飛んだ。 蟻たちが驚いた様なきいきい声を上げる。マンホールの蓋が落下してくるよりも前に、下水道の穴の中からいくつもの影が飛び出して来た。 巨体の男が一人、女子高生を押さえつけている蟻に飛び掛った。 蟻が妙に人間臭い凶悪な表情を湛え、男に向かい直る。だがそれよりも男の動きは早かった。 蟻の足の一本にローキックを浴びせる。鋼鉄の戦車を紙の様に引き裂いていた蟻の足が、ぐあんと鳴ってひしゃげた。 「ウオオア!!」 男はバランスを崩した蟻の背中に飛び乗り、分厚い背中の甲殻を右拳でぶち抜いた。 蟻は気味の悪い悲鳴を上げる。口から蟻酸ではない黄色い液体が流れた。 よろよろとよろめき、倒れる蟻の前足から、ヴァンダレイ・シウバは女子高生を助け出した。
|∀・)ミテルヨ!
31 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 15:08 ID:NrlmQLfg
そのすぐ傍では蝶野が次々と迫る蟻をほぼ一閃で真っ二つにしている。 蝶野だけではない、エンセン井上が人間業とは思えない関節技で蟻の胴体を引きちぎる。 安齋、爆笑問題の三人は手のひらから不思議なエネルギーを放出して蟻たちを空中に放り投げる。 それを始末するのは篠原の義足に仕込まれた数々の武器だ。篠原は地割れで半身を失ってなお、毅然と戦っている。 鶴瓶と加藤鷹は独特の攻撃で攻撃! 蟻たちは悲鳴を上げながら、異常な力で暴れまわる人間の群れから飛びのいた。 後方から一際大きい体の真っ赤な蟻が四匹、人間たちに襲い掛かる。 「何だコノヤロー!オラー」 しかし蝶野は腰を落としたかと思うと、ロケットの様に垂直に飛び上がって見えなくなった。 と、次の瞬間には赤い巨蟻の胴体に隕石の様に飛び降り、切り刻んだ。 見下ろすとまるでそこだけ穴が開いた様に、人間の攻撃の輪に蟻たちは恐慌を来たして取り巻くしかなかった。 その時、空気を切り裂く音がヒューッと響く。 安齋が叫んだ。「蝶野さん、空からだ!」
32 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 15:13 ID:NrlmQLfg
翼竜が五匹、騒ぎを嗅ぎ付けて急降下して来た。凶悪な鼻面を真っ直ぐに伸ばし、矢の様になって飛び掛ってくる。 だが一匹は蝶野に縦に割られ、体液を爆発させながら蟻の群れの中に突っ込んだ。 エンセンとシウバに二匹ずつが捕まり、羽をもぎ取られて地面に転がりながら断末魔を上げる。 怪物たちの群れの中、たったこれだけの人数で彼らは反撃を開始していた。 「蝶野さん、行けますよ!」安齋が興奮しながら超能力で向かってくる恐竜たちを跳ね飛ばす。 「おう、大仁田の奴の言った通りだな!こんな力が・・・嘘みてえだぜ・・・」 「大仁田さんの言った通りになりましたね」 「ああ、とにかくあいつらが帰ってくるまで、俺たちがこいつらを何とかするんだ!」 蝶野は日本刀を投げ捨て、蟻を一匹、ラリアットで爆発させた。
33 :
Classical名無しさん :03/11/24 15:30 ID:TEjq621Y
シリアス(・∀・)イイ!!
つるべと鷹の「独特の攻撃」が気になる!
35 :
Classical名無しさん :03/11/24 16:05 ID:OrObVMNE
デビルマンみてぇだ!
蝶野カコ(・∀・)イイ!!
女子高生は新キャラ?
38 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:04 ID:NrlmQLfg
あの日、東京タワーの地下から帰還した大仁田は、すぐに蝶野のジムを訪ねていた。 汗の海の中、数時間も一人、トレーニングに励んでいた蝶野はそこにいた。ジム生は皆、とっくに帰宅している。 「おい、蝶野。おい、蝶野・・・!!」 「うわっ、大仁田厚!何の用だ!カチコミかこのヤロー!」 髭も髪もボサボサの大仁田は、黙ってジムの中に踏み込んだ。 「いい度胸だバカヤロー、リングだ、リングに上がれよ!マスもコミも無し!一対一でやってやるよバカヤロー!」 蝶野はシャツを脱ぎ捨て、リングに飛び乗る。 「いいじゃろう、・・・・いいじゃろう!その方が話は早く済む!」 大仁田も蝶野を追ってリングに飛び乗る。 だが既に蝶野は突進していた。大仁田にタックルでつっかかり、足を取る。 「バカヤロー、ゴングはねえんだよ!死ね、大仁田!」 しかし大仁田の身体はビクともしない。足をがっちりと取られているのに、まるで根が生えたように動かない。 「えっ、なっ、馬鹿な!」 「バカヤロー!!」 大仁田は蝶野の横っ面を張った。軽い平手なのに、蝶野はリングの外まで吹き飛ばされる。 「うぐわーっ!」 大仁田もリングからヒラリと飛び降りた。 「そんな馬鹿な!お前、何だ!何なんだよ!」 蝶野は顔を押さえてうずくまった。 「悠長に話している時間も手四つを組んどる時間も残っていないんじゃ!蝶野!! 蝶野正洋と見込んでの頼みを言う!!蝶野と見込んでの!!大仁田厚が蝶野を見込んでの頼みを言うぞ!!!」 「なに?」 大仁田は蝶野を引き起こし、その胸にボロボロの本を押し付けた。 「いいか、貴様と見込んでの!蝶野と見込んでの頼みじゃ!」
板が違うんだからサゲとけ。
40 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:09 ID:NrlmQLfg
翌日の朝、蝶野はすぐに人選に走った。 大仁田の話と託された一冊の本で、蝶野は全てを解した。 おおよそ信じられるはずもない話であったが、あの大仁田の強さを直に見せられた以上、信じるしかない。 「ミスター・シウバ、日本のレスラーからお電話です」 「ともえちゃん、蝶野正洋さんから連絡入ってるけど、なんか仕事組んでたっけ?」 「えっ?蝶野?チョコボールじゃなくて?オレに電話?」 その連絡はあまり突然、あまりにランダムに見えた。 そして半ば強引に集められた人間たちは、水面下で進行する理解し難い事態を 蝶野に見せ付けられ、全員が蝶野の呼びかけに首を縦に振った。 「皆、戦いに備えてくれ。時は近い・・・!」
だが世界は動かなかった。 蝶野の各機関への呼びかけにも、実際に始まった侵攻を目にしても、なお世界は動かなかった。 アメリカでさえ日本から撤退を始めた。 蟻をなぎ倒しながら、蝶野は叫んだ。 「くそ!本当にどこも助けに来ないみてえだな!!最悪だぜバカヤロー!」 爆笑問題田中が蝶野の背中を守りながら答えた。 「このまま日本は見捨てられるんですか!リーダー!」 「バカヤロー!!だから俺たちが戦ってるんだろうが!!だから大仁田は俺たちに託したんだろう!大仁田は必ず戻ってくる! それまで俺たちが食い止めるんだオラエ!!わかってんのか!」 「はい、頑張ります!!」
42 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:28 ID:NrlmQLfg
【まじで】国内状況確認スレッドパート983【滅亡】
1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:12 ID:52xSmcWw
東京陥落。現在長野から書き込み中。こわい、たすけて
42 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/21 15:18 ID:???
死ぬのかな、俺らも
104 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:24 ID:Eiy84MH3
アメリカの友達に確認しますた。確かにアメリカ軍は下がってます。
正直、もう日本は駄目かと。国単位で見捨てられた模様・・・。ははは・・・
549 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:51 ID:0M4NCh2I
今から東京でオフきぼんぬ
560 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 15:53 ID:RzvL+wei
>>549 ワラタ・・・
827 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:39 ID:pZJP/bKx
埼玉山中です。東京方面は空が真っ赤です。俺もガソリン切れたし、
もう諦めてます。もうこのまま死のうと思うんで、東京の方に向かいましょうか?
行けるとこまで行って実況しようかと
864 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:45 ID:GGTh/9RC
>>827 トリップつけろ。
43 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/24 17:42 ID:NrlmQLfg
997 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:OOzJZewa だれか助けてよまじでーあー死にたくないって 998 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:YXPsnFJE 1000取った奴が救世主。日本を救う。 999 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/21 16:51 ID:g4Ov5d06 この速さなら言える ダイキ、マコっさん、来世でも友達になりましょう 1000 名前:山崎渉 投稿日:03/08/06 13:26 ID:??? ∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
末期というのにWJスレのノリだw 日本は山崎に託される・・・・のか?
>蟻酸 ありさんワラタ
46 :
45 :03/11/24 18:25 ID:n9rxgmZw
あっぎさんか スマン
山崎ワラタw
俺さん絶好調だすね(^^;) イイね!!!!
2ちゃんねるを出してるとなんかすごく臨場感が・・。 毒されてるかなオレ・・。 しかしシリアス版はイイ! ずっと続きを待ってたからもう嬉しくて。
山崎がタイムスリップ!!1!!
52 :
Classical名無しさん :03/11/24 19:18 ID:359BqDx2
山崎ワラタ。オマエヲコロシテヤルのレス思い出した
俺さんはTHE地球防衛軍をやったに50サンダー
55 :
Classical名無しさん :03/11/24 23:03 ID:F18u5jZI
56 :
Classical名無しさん :03/11/24 23:41 ID:TEjq621Y
>>55 ツマランレスをいちいちこちらに貼らなくてよろし
山崎ワラタ。時を越えすぎだよ。
親分の「俺書く。おれたち読み。泣き。笑う。」、超(゚Д゚)ハンパネー 何度聴いても最後のほうの 「忘 れ な い ん じ ゃ ! 忘 れ な い ん じ ゃ !!」 で笑ってしまう(^^;)
最後の 威勢もいいですしねのところで鳥肌たった
誰かこのハンパネースレflash化してくれないかな? すげー好きだ、このスレ。。。ぬ!11 これは本当だから信じて。。!11!
61 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:06 ID:Xyypi5yg
「一介の地方領主に過ぎなかったオズノ卿が、突然に力を付けて来たわ。 噂ではある人物と結託して何らかの取引を交わし、その見返りに今の彼の軍勢を成す騎士や怪物を 与えられたんだと聞くわ」 廃墟の夜、かつての聖堂の瓦礫の蔭で、女とディアスは焚き火を囲んでいた。 火の粉が、未だに街の煙を舞わせる夜空に飛び踊る。 「ある人物とは?」 「わからないわ。ただ、オズノに相当強力な力を無尽蔵に与え続けているのは確かね。調べれば調べるほど、 かつてのオズノには今の軍団を築く程のパワーラインもコネも無かったというのが分かったわ。 どんな取引を交わしたのかは分からないけど、暗黒騎士と恐れられるオズノも、どうやら 氷山の一角に過ぎないという事らしいわね」 ディアスは焚き火の中から串焼きの肉を引き抜いた。脂が指を伝い、火の中に爆ぜる。 「俺を暗黒の騎士だと聞かされていたというのはどういう事なんだい」 「アタシはもともと領内で予備役の騎士としてオズノの下にいたの。 その時には彼の正体については何一つ知らなかったし、逆にあなた達こそが暴威を鼻にかける暗黒騎士の一団なんだと 聞かされていたわ。だからこそアタシは、いえ、アタシたち暗黒の騎士団は自ら志願して、あなたの命を狙っていたのよ」
62 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:12 ID:Xyypi5yg
「なるほどな。それで、どうしてオズノから離反をする気になったんだ」 ディアスの核心的な問いに、女は瞳を鋭く細め、一歩彼に近づいた。 「ここだけの話よ。 最近になってオズノに接近し、彼に忠誠を誓った異国の戦士たちがいるのよ。 得体の知れない力の持ち主で、すぐさま騎士団に登用されたんだけど、 彼らははなからオズノを裏切るつもりだったのね。すぐにオズノの素性、動向を調べ上げて、 オズノの腹のうちを暴き出したわ。 私は彼らに見込まれて全てを打ち明けられ、結局彼らに協力する事にしたの。 いえ、オズノについて行けなくなったと言った方がいいわね」 女はディアスの手の平に自分の掌を重ねた。 「改めて、あなたの仲間を傷つけた事を謝らせて。私の名前はリプリー。オズノを討つために貴方に力を貸すわ」
63 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:14 ID:Xyypi5yg
リプリーとディアスの遥か頭上を舞う煙の中、それよりも更に暗い色の何かが、 静かに羽を泳がせて二人からゆっくりと離れて行った。 赤い目が闇に微かに瞬く。 「キイタ!ハナシハ キイタゾ!」
|Д`) ハァハァ
65 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:22 ID:Xyypi5yg
パーープーーパーープープーパーープーパー 「緊急事態!総員、東京に急行せよ!!」 全国の警察、刑事たちが命を顧みずに、決死の思いで東京に向かっていた。 もはや自分だけの身を案じている事態ではないのだ!! ルミコも巨乳専用パトカーのサイレンを鳴らしながら東京へと走る! 「どんな悪が待ち受けていようとも・・・警察とルミコはくじけないワ!!待っていてね!市民の皆さん!!」 その時、ルミコの車の前に一人の男が飛び出してきた! 「キャ!危ない!キキキーー!!間一髪!コラーッ、危ないじゃない!飛び出し注意!逮捕しちゃうワヨ!」巨乳で注意! 「待ってください!」 男は決死の形相! 「俺は志度大学四回生、大山です!一緒に連れて行ってください!」 その必死の瞳にルミコも根負け! 「分かったワ!でも命の保障は無いのよ!」 「ええ、覚悟の上です!」 「じゃあ行くわヨ!」
66 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:31 ID:Xyypi5yg
一方で東京の戦況は激化していた。 「蝶野さん、大丈夫ですか!!」篠原ともえが足のキャタピラの隙間から包帯を取り出して蝶野の腕に巻く。 「くそう、いくら何でも敵が多すぎる!!」 蝶野軍は膨大な戦果を挙げていたが、続々と押し寄せる蟻の軍勢に流石に疲弊の色を見せ始めていた。 主戦力だったシウバとエンセンね集中的な攻撃を受け、相当な怪我を負っている。 「蝶野さん、ここは退きましょう!このままでは犬死になる!」安齋が叫ぶ。 「バカヤローッ!!」蝶野は額を押さえていたおしぼりを安齋に投げた。 「俺は狼!狼は逃げないから狼なんだよ!!」 その時、地面が激しく揺れた。 蝶野たちを狙っていた蟻の群れがその揺れに同様し、一斉に退いて行く。 「うわっ、何だっ!!」 アスファルトがバキバキと亀裂を生じ始め、ゆっくりと割れていく! そして亀裂の淵が真っ赤に燃え上がり、爆発した。 その炎の中からとてつもない大きさの蟻がのし上がってきた。 全身を蟻酸と炎でぬめらせ、凶悪な4つの眼球が蝶野たちの姿を舐めた。 「うわーーーっ!!!」 安齋や爆笑問題は悲鳴を上げてたじろぐ。 「なんだこいつ、ちくしょー!」 蝶野が叫ぶ前に、シウバとエンセンは最後の力を振り絞って、この怪物に立ち向かった。 しかし二人は炎を吹き上げる前足に叩きつけられ、溶岩の様な舌に胸を貫かれた。 「エンセーーーーン!!!!!シウバーーーーー!!!!!」 蝶野の叫びも空しく、エンセン井上とシウバはこうして果てた。 怪物の目が笑うように細まり、蝶野たちに迫る。
|Д`) ハァハァ
68 :
Classical名無しさん :03/11/25 17:40 ID:TEjq621Y
凄く(・∀・)イイ!! リアルタイム感動
69 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 17:42 ID:Xyypi5yg
大蟻の口が開き、マグマの様な蟻酸が蝶野たちに浴びせられかけるというその瞬間、 突然大蟻が苦悶の叫びを上げ、もんどりうった。ビルに腹を打ちつけながらもがき、ビルがあっけなく倒壊する。 「何だ、どうしたんだ」爆笑問題大田が後ずさりしながら呻く。 「おい、あれを見ろ!!」 突然蟻の腹が膨れ上がり、裂けた。 「ギアアア!!!」 金属音の様な悲鳴を上げ、蟻は身体を硬直させる。 そして骨を砕く様な音が響いたかと思うと、蟻の首が内側から何者かに破られた。巨大な頭が一瞬ぶらりと傾き、 そのまま自らの重みで地面に落ちる。蟻は不自然なまでにやさしく地面にヘナヘナと倒れ、そのまま動かなくなった。 「一体どうしたんだ!」蝶野が蟻の死骸に近づく。 すると蟻の首の裂け目から、男が一人飛び出してきた。 「うわっ、、お前誰だ!!」 男は恐竜を模した鉄仮面に革のツナギを身に纏っていた。 そして蝶野の肩を叩き、低い声で名乗りを上げた。 「助けに来たぜ、蝶野さん。話は全て聞いている! 俺の名は!!ザウルスライダー!!ここに見参!!!」
ザウルスライダーキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>巨乳専用パトカー どんなんだwルミコの口調にもワラタ
すげぇ、すげぇ!! 爆すごい!!!
>>25 で突っついておいて良かった!
巨乳キター!
このままオールスター登場か?
面白くなってきた >「キャ!危ない!キキキーー!!間一髪!コラーッ、危ないじゃない!飛び出し注意!逮捕しちゃうワヨ!」巨乳で注意! ワラタ キキキーー!!って口で言うのかよ
俺も巨乳で注意されてーな・・・
ルミコにまで、また逢えるとは…!!
77 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 23:34 ID:xy34uVS2
沖縄。 米軍基地はかつてない喧騒を見せていた。 いや、米軍基地跡と呼ぶべきか。すでに米軍は日本国内から完全に撤退していた。 自衛隊からの呼びかけにも全くの沈黙を保った米軍は、遥か太平洋沖に艦隊を集結させて完全に日本との連携を遮断していた。 その空っぽになった米軍基地を埋め尽くしているのは日本国内から集まってきた自衛隊の残存勢力だ。 指令系統を完全に奪われ、自衛隊は無数の愚連隊の群れになっていた。ただし、活動可能な戦闘機は意外に多く、 隊員たちは休むまもなく兵器類のメンテナンスに勤しみ、来る襲撃への抵抗に向けて動き続けていた。 広い滑走路が200機以上の戦闘機に埋め尽くされ、静かな夜に、そのコックピットの光が地上の星々の様に静かに瞬いている。
78 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/25 23:45 ID:xy34uVS2
大仁田とカブレラはオズノ卿に与えられた漆黒の制服を身につけ、晩餐の場に現れた。 巨大な円卓には他に六人の暗黒騎士たちが既に着席している。 オズノはゆっくりと立ち上がり、 「異国から来た君たちだが、その服が実に似合うな。さあ、ここに掛けたまえ。晩餐を持とう。皆が君達を待っていたぞ」 オズノは彼の左右を大仁田とカブレラに挟ませた。カブレラが僅かに眉を傾ける。 「さて、諸君、久々に皆が顔を合わせる卓だが、見えない顔もあるな」 オズノは執事に配らせたワイングラスを片手にくゆらせ、顔を見回した。 暗黒騎士タブレンが骨太な顔をぐるりと回し、開いている席を数えた。 「オズノ卿、足りない者たちはどこへ行ったのです。卿の召集にも応じぬとは、余程の事情でしょうな」 オズノは一変、沈痛な表情を顕にし、タブレンの目を見つめた。 「余程の事情という言葉が皮肉にも当てはまるな、タブレン。皆も聞いてくれ。欠員はディアスに命を奪われた勇者たちである」 場がどおよめいた。 「何! 」 「まさか! 」「ディアス! 」 大仁田とカブレラも全く違う意味合いだが、動揺の表情は一応見せた。 「あの死の剣士が、またしても我らの友を手に掛けた」 オズノは血の色のワインを飲み干し、テーブルにグラスを叩きつけた。 「ついては、ここで話し合うべき話がもたらされている」
>静かな夜に、そのコックピットの光が地上の星々の様に静かに瞬いている。 こんな表現もできたんだ… ほんとスゲーな俺氏は… まるでフツーの小説みたいだw
どおよめいた!!
うわー…なんかもう、すっげ面白いよ。普通に面白いよ。どうしよう。
83 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:10 ID:xy34uVS2
オズノに視線が集中した。 大仁田はいまいち鈍い表情を浮かべてポカンとしているが、カブレラの目の表情は既にはっきりとした言葉を発している。( や ば い ) オズノは一呼吸置いて、冷たい顔色を取り戻した。 「斥候からの情報だ。 我が騎士リプリーが未だ戻らぬと思いきや、何とディアスと結託していると言う」 場が再び波立った。 「馬鹿な!あの忠誠深いリプリー卿が!」 「死の剣士と!」 流石に大仁田の顔色も青ざめた。 リプリーに全てを打ち明けたのは大仁田とカブレラだ。彼らはこの数ヶ月、この館で忠誠を装いつつも、 オズノを討ち取る準備を進めていた。それは目的であり、大仁田とカブレラがこの世界にいる理由でもある。 そして暗黒騎士団の中でも誠実な忠誠心を見せていたリプリーの心根を見抜いてこそ、彼女に全てを打ち明け、協力関係を結んでいた。 だが、オズノ卿はリプリーの裏切りを知った。 カブレラは椅子を一歩引いた。皆が彼に注目した。 「どうしたのかね、カブレラ卿。企みがこんな火中でバレてしまって、恐ろしいのか」 オズノが彼に振り向いた。恐ろしいほど蒼い瞳がカブレラの心臓を鷲掴みにしようと光を放っている。 騎士達は椅子を蹴って次々と立ち上がった。全員がオズノの目で全てを察していた。 「カブレラ卿!!貴様!!」「するとオオニタ卿、貴公もか!!」 皆が剣を抜いて彼らを囲む。 「うわー、ちょっと待って!おい、カブの字!何とか言ってくれ!わしは話が急ぎ過ぎてついていけんよー、うわー!」
84 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:21 ID:xy34uVS2
オズノは笑った。 「異国の者よ、物を知らぬという事は命取りだな。 騎士が集まる卓に丸腰で着席しよう等という大胆、後悔するがいい」 完全に丸腰の大仁田とカブレラは白刃の群れに囲まれた。 タブレン卿が叫ぶ。 「覚悟しろ、裏切り者共!!オズノ卿に仇なす輩は生かしては円卓から離れさせぬ!!」 大仁田はカブレラにしがみ付く。 「うわー!完全にバレとるじゃん!!なんでー!カブレラ、なんとか言ってやってくれ!!ワシたちは正義の為に・・・」 カブレラは大仁田の手を払い、ゆっくりと立ち上がる。 「オズノ卿、丸腰と仰られるが・・・」 カブレラの目がオズノの目を見据える。 「物を知らぬという事を後悔されるがよろしいでしょう。 野球選手が丸腰で着席するなどと考えるなどと・・・」 カブレラはカッと目を見開き、背中に手を回した。裂きやすいように切れ目を入れてあった黒衣を引き裂き、 金属バットを抜いた。 「浅はかだぜ、このクソボケが!!貴様ら全員、円卓から生かしては離れさせないぜ、ゲスどもが!!!」 カブレラは豹変して飛び上がり、円卓の上からタブレンの顎に目掛けてバットを振りぬいた。金属音と共に、タブレンの四角い顎が吹き飛ばされ、 その巨体が椅子と共に後ろに転がった。 「掛かって来い!!全員蹴散らしてやるぜ、この乱破どもが!!俺はアレックス・カブレラ!!最多本塁打記録王よ!!」
カブレラかっこよすぎるよ・・・!! 鳥肌が立ってます!俺の心がどよめいおたです!
86 :
Classical名無しさん :03/11/26 02:32 ID:60yfhphY
>野球選手が丸腰で着席するなどと考えるなどと・・・ 鳥肌立った!!ぬ >>俺がんばれ。
87 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:33 ID:xy34uVS2
騎士たちが次々と円卓の上のカブレラに飛びかかる。 オズノは突然の状況に驚き、壁に後ずさる。 「貴様!!」「死ね!!」 暗黒騎士ライワンとアラダーの剛剣が同時にカブレラに襲い掛かった。 それを一振りで跳ね返し、返す刀でライワンの鎖骨から胸板までを砕き切るカブレラのスイング。 「ジャリの草野球みてェーなスイングで粋がってんじゃねェェぜッッッ!!オラア!!」 続く一撃でアラダー卿は首をへし折られ、天井に跳ね当たるほど吹き飛ばされた。 「うわー、カブレラさん、すごい迫力です!!」大仁田も敬語!! 「大仁田!いつまでも相手してる場合じゃねーぜッッ!!さっさとふけるんだよォッ!!」もう一人の騎士の頭を瓜の様に叩き割り、 カブレラは部屋のドアに向かって駆け出した。 「おお・・!分かった!!」 向かってきた騎士をラリアットで吹き飛ばし、大仁田も駆け出す。 オズノの泥炭の様な叫びが廊下を走る二人の背中に届いた。 「この様な侮辱を私が許すと思うな!!その挑戦、必ず後悔させてやるぞ!!!」 オズノが臣下を呼び集めるより速く、二人は馬に飛び乗ってそのまま姿を消した。
88 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/26 02:40 ID:xy34uVS2
東京が燃え、沖縄が静かな予感に息を潜めていた頃、 2ちゃんねるのとある板に一つのスレッドが立った。 それはこの状況下、あまりにも軽々しく場違いなものだった為、 あまりに急速に静かに深く沈んでいった。 【みんなの力を】 2ちゃんねる軍団スレッド 【あわせようぜ】 1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 00:01 ID:qd52wwwZ うーす、皆まだ生きてるかー。 ここ見てる奴で集まって戦わねー? なんか状況聞いてるとこのまま家に居てもやられそうだし、 どうせ死ぬなら皆で特攻オフしよーよ、結構まじな話
カブやんと仁田やん、中の人が入れ替わっちゃってる・・・
ライワンの頭がホームランしんきろく!!1 爆笑!!!
オオニタ情けなくてワロタ!!!!!どおよめいた!!!
やべー、俺氏が神モードになってる。 これは本当だから信じて。
93 :
Classical名無しさん :03/11/26 18:13 ID:IAroLM0c
カブレラの鬼のごとき殺陣に脱帽。 あまりにあっさりとやられているため見逃してしまいそうになるが、黒騎士はそれぞれが ディアスを苦戦させるほどの強さであるはず。まさに鬼神。
94 :
Classical名無しさん :03/11/26 18:42 ID:FvFhWr/U
>>88 で立ったスレがかなり熱い展開になると予想。
親分の歌聞きながら期待してます。これは本当だから信じて。
>「うわー、カブレラさん、すごい迫力です!!」大仁田も敬語!!
ワラタ
>>94 (^^;)
カブレラ記録更新したのか・・・。
>95 実際そーいった状況になったら、こーいったスレ立つんだろうな…
そーいった状況で2ちゃんが生きてたらなw
100” (゚Д゚)ハンパネー!!! 日本はどうなってしまううnでしょうか(^^;) どおよめいた。どよめいおた! みんな・・・曲を聞いてくきれて・・・本当に嬉しい。。 これは本当だから信じて。
俺も俺氏やカンダタ親分と巡り合えてよかったよ。
102 :
Classical名無しさん :03/11/27 15:46 ID:IAroLM0c
>99 大半のカキコが携帯と予想
103 :
Classical名無しさん :03/11/27 16:27 ID:LrKwT/CM
話がつながってkちあ たまらんあのう
105 :
Classical名無しさん :03/11/27 23:08 ID:OkmMPJhU
俺さん期待age
俺氏すごすぎ!!!1
107 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 00:06 ID:zQZzqnbY
リプリーはかつては綺麗に舗装されていたであろう煉瓦の歩道の跡に、大きな地図を広げた。 いや、地図というよりは街の見取り図というべきか。巨大な外壁の円に囲まれた町の図が羊皮紙に描かれている。 「これは?」 「この街の地図よ。今ではもう役には立たないものだけど・・・」 リプリーは廃墟になったユーミルの町並みを眺めた。ところどころに建物の一部の残骸が立ち残っている以外には、 家屋や商店は暗黒の騎士の手勢による所業か、完全に破壊され尽くしている。 「それで、この地図が何か?この街にまだ何かが残っている様には見えないが」 「ええ、そう。でも問題は何故この街が襲われたのかよ。 ユーミルは多くの街道の集まる中継地点として繁栄していた街。各国からの貿易品を循環させるパイプラインの心臓でもあったのよ。 それは暗黒の騎士にとっても、利益を生んでいたはず・・・。なのに何故?何の必要があってオズノはこの街を襲って、 何故ここまで徹底的に街を破壊し尽くす必要があったのかしら?」 「考えられる答えは二つだな。 この街がオズノの都合に合わない事情があったか、 この街を破壊しなければいけない事情があったか・・・」 ディアスは瓦礫の中から玩具の犬の人形を拾い上げた。街を焼いた炎にあぶられ、炭の様に黒く朽ちている。 「どんな事情があったにしても・・・・オズノ・・・!!俺は奴の企みをぶっ潰すぜ!!絶対にな!!」
ここにきてやっと時間通り書くようになったな
109 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 00:29 ID:zQZzqnbY
ザウルスライダーを加えた蝶野たちは下水道に一旦退いた。安齋がメンバーの負傷を気遣い、蝶野を無理矢理に説得したのだ。 「思ったとおり、狭い下水道では奴らも攻めあぐねいていますね。しばらくは休めるでしょう」 「これからどうするんです。蝶野さん。奴らの戦力は実質無限ですよ、あの様子では。いつまでも少数を片付け続けていても、 勝ちは取れない」 「分かってんだよ!安齋!・・・・よし、そろそろ頃合だな・・・・。 田中!大田!お前ら、よく戦った! 篠原!不自由な身体に無理を掛けた! 鷹!お前を敵に回さなくて良かったと思ってるぜ! ザウルスライダー!来てくれて感謝するぜ! シウバ、エンセン、お前らの命は無駄にしないぜ! そして安齋!大仁田がお前を選んでくれて良かった! いいか、俺達が今日こうして戦っている事の意味を、理由を、全てをこれからお前らに話すぜ!」 蝶野はバトルスーツの前を開き、懐から一冊の本を取り出した。 茶色の革で装丁されている本の表紙には「日記帳」という刻印がされている。ごく普通の日記帳の様だ。 その左下に、マジックで書いたと思わしき名前が書かれているが、ほとんどが消えている。 最後の二文字、「ロウ」というカタカナだけが何とか認識できた。 「お前達は全員が勇敢に戦った!そして何故お前達があの怪物たちと互角に戦えたのか、 何故あの怪物たちが日本に現れたのか、 これから何が起こるのか、 その全てがこの中に記されている!!」
ドキドキ(・∀・;)
111 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:00 ID:zQZzqnbY
蝶野がその日記帳を開いて皆に見せようとしたその時、 下水道の壁が轟音と共に打ち破られた。 「何っ!!」 土煙の中から灰色の長い腕が飛び出し、田中の胸を貫いた。 「ぐおあっ!!」 「田中!!田中ーーー!!」大田が絶叫して駆け寄る。 田中の身体を突き放し、その怪物は蝶野たちの前に姿を現した。 それは人間に似た姿をしているが、蜘蛛の特徴をも併せ持った怪物だった。八本の灰色の腕をギクシャクと動かしながら、 通路を進んでくる。 「・・・チョウノ・・・ソノホンヲ・・・・ワタシテモラオウカ・・・・・」 それは口を開き、人間の言葉を話した。 「何だとこのヤロー!!貴様、この本が何かを知っているのか!!」 「ソノトオリダ・・・・ソノホンハ・・・・キサマラニハアズケテハオケヌ・・・・」 「うおおおお!!!」 横から大田が蜘蛛の怪物に向かって突進する。掌からエネルギーの炎を生み出し、蜘蛛の怪物の身体に叩き付けた。 しかし怪物の身体は僅かにこげる様な音を立てただけだった。 「何っ!?」 「大田、危ない!!逃げろ!!」 蝶野が援護に走るが、その前に蜘蛛の腕は大田を捕まえ、鉤爪を輝かせる手が身体を引き裂いた。 「ぐああ・・!!!」大量の血を吐き、田中に重なる様に倒れる大田。 「蜘蛛野郎!!貴様!!!」蝶野が絶叫して怪物に向かう。ザウルスライダーも走る。 しかし八本の手は二人の攻撃を巧みに捌き、逆に蝶野とザウルスライダーを壁に追い詰めた。「くっ!!」「こいつ、蟻とは別格だ!!強い!」 「シヌノダ、チョウノヨ・・・・ココデホロビルガイイ、エラバレシセンシタチヨ・・・・!」 その時、通路の奥、外の光を逆光に背負い、一人の男が現れた。 「待て!!貴様の相手は俺だという事を忘れるな!!」 「ナニッ・・・・キサマハ!!!!マサカ!!!」 さ わ だ 見 参 !!! (忘れてしまった人は2スレ目の東京タワー編を参照してください)
さわだキタ――――(゚∀゚)――――!! 2chに来て初めて使ったよ。これは本当だからs(ry
113 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:18 ID:zQZzqnbY
「貴様は俺が倒す!!」 現れたさわだは蜘蛛の怪物に突進し、壁に叩きつける。 「グッ・・・キサマ・・・!」 「おい、ザウルスライダー、今だ!!」 「おう!」 蝶野とザウルスライダーは機会を逃がさずに、ラリアット、真空飛び膝蹴りを見舞う。そしてさわだのパンチを食らった蜘蛛の怪物は 炎を吹き上げながら砕け散った。 「蝶野さん、俺の名はさわだ!及ばずながら力を貸します!」 「おう!・・・・!!爆笑問題!!おい!!」 三人が振り向いた時、治療係の篠原は静かに首を横に振った。すでに手遅れな程の深手だった。 「田中!大田!」 「蝶野さん・・・・」 「・・・すいません、足手まといで・・・・俺たち・・・」 「バカヤロー・・・・バカヤロー!!!」蝶野のサングラスの脇から、僅かに光るものが覗いた。 蜘蛛の怪物が空けた大穴の外から、蟻たちの声が聞こえだした。場所を嗅ぎ付けられたらしい。 「蝶野、逃げないとやべーぜ!」鷹が通路の先を確認しながら叫ぶ。「こっちから進めるぜ!」 「バカヤローッ!!こいつらを置いて行けるか!!」 大田と田中を抱きしめながら、動こうとしない蝶野の胸を、田中と大田が力なく押した。 「蝶野さん、行ってください・・・。あなた達はやり遂げないといけない事があるはずだ・・・・・!」 「俺達二人がここで蟻を食い止めます・・・・蝶野さん、行ってください!」 「バカヤロー!おまえら・・・ウグッ!?」蝶野の首筋に手刀を見舞い、気絶させるザウルスライダー。 「お前らの言う通り、非情だが行かねばならない!許せ!」ザウルスライダーの声も震えている!
114 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 01:27 ID:zQZzqnbY
気絶した蝶野を担ぎ、一行は通路を走り出した。 暗闇の中、迫る蟻たちの声を聞きながら、田中と太田は見つめ合う。 「お前と組んでるとこういう事になるからやなんだよ!」 「うるせーよ!」 二人の身体から流れあった血が混ざり、通路の地面を流れていく。 蟻が一匹、通路の中に顔を覗かせた。凶悪な目が二人の姿を捉え、甲高い鳴き声を上げる。 その声に呼応し、ざわざわと無数の足音が迫ってくる。 「あーあ、来ちゃったよ」 「人事かよ!」 「・・・いよいよだな、田中・・・」 「・・・ああ・・」 二人は掌に最後のエネルギーを集めていた。 「覚悟は出来てるな?太田」 「お前と組んだ時からな」 壁を押し広げ、砕きながら、蟻たちが通路になだれ込んできた。太田と田中の血の臭いを美味そうに嗅ぎ付け、突進してくる。 「俺達、いいコンビだったのかな?」 「いいコンビだったさ」 二人の手が、エネルギーが重なり合い、通路の中に爆炎と轟音が満ち、全ての物を吹き飛ばした。無数の蟻たちは炎に飲み込まれ、 瓦礫に押し潰された。
爆笑問題がこんなにかっこよく思えたのは初めてだ・・・
ちょっと泣きそう
なんだよ、これ・・・ 涙がとまんねぇよ・・・
118 :
Classical名無しさん :03/11/28 02:52 ID:OkmMPJhU
やべえ・・
119 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:14 ID:zQZzqnbY
ユーミルから北東に500キロ、奥深い原生林の中・・・。 「さて、どうしますか、大仁田さん。もう前も後ろも一杯一杯、時期だと思いますがね」 カブレラはバットにこびり付いた血糊を丁寧に拭き取りながら、大仁田の方に頭を向けた。 「オズノはどこまで知っているのか、とにかく最悪の事態を想定して動くべきです。とすると、いよいよ彼には舞台に上がってもらわねばならない」 「わかっとるわい」 大仁田は太い木の幹に逆さにぶら下がり、腹筋運動をしながら答えた。 「どのみち、もうこうなってはあいつに事情を隠している意味もないしのう。まあ、全てを打ち明けたからと言って、 果たしてこのコト、黙って片付けさせてくれるものかどうか・・・」 大仁田は幹から飛び降り、息を付いた。言葉にカブレラの手も止まる。 「確かに」 大仁田は荷物をまさぐり、ぼろ布に包んだ剣を抜き出した。 真っ黒な刃に森の緑が暗く映える。 「だがこの物語の結末は決まっています。ディアスは我々に殺されなければならない」
120 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:40 ID:zQZzqnbY
オズノは黒く磨きこまれた廊下を足早に進んだ。 昆虫を思わせる装飾の御影石の光沢に、オズノの狂気めいた顔が歪んで映る。 突当たりの観音開きの大戸を押し開け、その広間にオズノは入った。 赤い光が満ちた大広間の中央、その怪物は静かに眠っていた。 「落ちた胡桃、下弦の月、よろい戸の音、流れぬ川」 オズノは大袈裟な身振りで、呪文を唱え始めた。 「帝王、その家臣、真逆の太陽、四本の薪」 怪物の身体がわずかに震える。 「真昼の洞窟、三匹の兎、渡り鳥の最後、骨の鍵」 広間にため息の様な音が響き、怪物の身体の間接が次々と音を立てて動き出した。 「目覚めるのだ、我が愛しき怪物よ。お前の力を使う時が来たのだ」 怪物の表皮に張り付いていた鉄の札が次々と剥がれ落ち、赤熱した鋼の様な筋肉が隆起する。 怪物はゆっくりと立ち上がり、翼を広げ始めた。長身のオズノの倍よりもなお大きい。 「知恵のない赤子、夏のいかずち、煙の猫、上がらぬ碇、目覚めよ怪物よ・・・!」 完全に立ち上がった怪物の頭は天井に届かんばかりだった。広げた翼は大きな船の帆の様に巨大だった。 その瞼が開き、黒い眼球の上を赤い瞳が滑り下りてきた。 怪物が口を開き、吠えた。その喉から溢れ出たのは声ではなく、黒い焔と溶鉄だ。 「怪物よ、お前の力を一度だけ存分に揮わせてやろう。奴らの希望を全て刈り取るのがお前の命の意味だ。お前に絶望という名前をやろう」 人間の身体にタコの頭、蝙蝠の翼を持った怪物は、絶望という名前を授かり、誇らし気に身体を揺らした。
121 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/28 06:50 ID:zQZzqnbY
巨乳専用パトカーはルミコと大山を乗せて走った! 既に静岡を通過し、東の空が赤く燃えているのが確認できる。富士山がその光を受け、悲しげな紅色に染まっていた。 「なんという事なの・・・!こんな事が起こるなんて!許せないわ!」 「俺は志度大学四回生大山です!同感です!」 交差点をダイナミックにカーブ!! 街中は恐ろしい程静まり返っていた。警察車両の車列以外に動くものは何も無い。住人は皆、とっくに西の方へと避難していた。 その時、ルミコの車の前に人影が飛び込んできた。 「キャッ、ウヒア、キキキーー、危ない!!ちょっと!!危ないでショ!!飛び出し注意!!切符切っちゃうワヨ!!」巨乳で警告! 無気力な顔をした男が立っている! 「あなた何してるの!!皆とっくに避難してるワヨ!あなたも急ぎなさい!」 「いや、なんかー新幹線乗ろうと思ってたらーなんか止まっててー、切符買う機会とかも電源入ってなくてー、 なんかー、逃げ遅れてしまった!反省している!」 この男は窪塚!!生存していたのだ! 「わかったワ!乗りなさい!その代わり、東京まで一緒について来てもらうからネ!!」 「うっす、ピースなバイヴスとか出しながらでいいですか」 「いいワヨ!」
>うっす、ピースなバイヴスとか出しながらでいいですか ワラタ 「とか」ってw
シリアスな展開が続いてるので、巨乳刑事でほっとできる。
124 :
Classical名無しさん :03/11/28 17:58 ID:YJ6qcYs2
2chにも期待。 ホント最近怒濤の展開ですごい!
2ch住民の力を全て合わせ、俺氏の元気玉で絶望を吹き飛ばせッ!
元気分ける気まんまんで、ここで、2chで俺さんを待ってます…
ジーク俺氏!!!ぬ
早く「俺」作中に登場しないかナー。 ソワソワ
ディアス編がいつの間にかまともな文章になってるが、 そんな事気にならないくらい面白い!! 俺さん、頑張って!!
「怪物」の造形はどこかで見たよーな感じで、正直もうちょいオリジナリティがあればと思いました。 パロディとして笑えばいいのかちょっと迷うところ。 それはそれとして話自体は面白いので頑張れ。異形もいいですしね。
131 :
Classical名無しさん :03/11/29 01:03 ID:YJ6qcYs2
そういえば富士山が噴火して 東西は完全に分断されたんじゃなかったっけか? あと大地震も。
「うひあー!!あぶなーい!!」 ルミコのパトカーが走っていると、突如巨大な地割れに遭遇! 「そういえば、富士山が噴火して東西が分断されたんだったワ!あと大地震も記憶に新しいワ!!あぶない!!落ちる!」キキキーッ 「うひあー!」 箱乗りしてた窪塚が転落!!地割れの落ちた! 「キャーァ!!窪塚君、うわっ駄目だわ、絶望的だわ!!」窪塚死亡!!遺憾です!! 「とにかく東京に向かうわ!!大山さん、迂回路を探して!はい、地図!」「はい!」
対応すやばい!!!ぬ!! 威圧しすぎ!!!!!!!!!
> 「キャーァ!!窪塚君、うわっ駄目だわ、絶望的だわ!!」窪塚死亡!!遺憾です!! 死ぬの早!! しかもあんまり悲しまれてないw
単純に読み物として先が気になる。 そんな今日この頃
136 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:24 ID:FGb52R06
10月22日午前5時。 沖縄米軍基地内の地下司令室跡。四人の自衛隊員がその部屋に集まっていた。 テーブルには残存戦力をまとめたリスト、あらゆる通信手段の一覧、 そして予測される東京までの突入空路図だ。 最年長の安部が念を押した。 「いいか、全員を何としてでも空に上げろ。総動員しても状況には全く十分じゃない。もう生き死にを気に掛けられる状況じゃないんだ」 まだ若い三人の士官は頷いた。 「状況は一切不明。しかし、衛星写真から察するに東京台場付近で敵勢力の陣に輪が出来ている。 その輪を軸にして陣形全体が円を描きながら侵攻して来ている。ここに奴らの管制機関があると見て間違いあるまい。 我々航空愚連隊は本日午後一時、総力を以ってして敵勢力の管制機関を攻撃する!」 一時間後には各パイロットに機体が割り当てられ、補給機を含めた196機が燃料補給体制に入った。 突撃志願者を募ったところ、意外にも若い航空隊員からの名乗りが殺到した。 にきび面の者、髪の毛の色を抜いた者、普段は上官に反抗的な者、それぞれがこの状況下を真摯に判断し、 各々の役割を果たすべき瞬間を受け入れている。 沖縄の暖かい秋の朝、滑走路上に次々と戦闘機たちが整列してゆく。 この未曾有の大戦に向け、まだ見ぬ敵との戦いに向け、一人一人の意思が列に踵を揃えて行った。 首都決戦開始まで残り6時間。
>>129 大仁田達が出入りするようになってから統一された。
139 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:33 ID:FGb52R06
背後の爆音に皆が必死で涙を堪え、走った。 幾度も角を曲がり、上り下りを繰り返し、やがてザウルスライダーたちは少し開けた排水路の集合地点に出た。 「ここまで来ればいいだろう」 蝶野を降ろし、ザウルスライダーは皆に休憩を促した。 「田中、太田、あんたらの意思は俺が必ず・・・!」さわだも拳を握り、決意を新たに固める。 安齋は涙をぬぐい、拾い上げて持ってきた日記帳に目を落とした。 「この本・・・一体この中に何が書かれているって言うんだ」 自然、皆が安齋の肩越しに日記帳を覗きに集まる。 「安齋よ、構わねえ、とにかく中を見てみるんだ」鷹がじれったそうに促す。 「・・・そうですね。蝶野さん、失礼します」 眠っている蝶野の方に会釈し、安齋は日記帳の表紙を開いた。
140 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:34 ID:FGb52R06
1 第一話「解かれる封印」 キールっえいう王国がある。 偉大な王の政治で、この国はマジで平和だ。 騎士団が警察みたいに街を見回りとかしてて、信じられないかもしれないけど犯罪は起きたことがない。これは本当だから信じて。 そしたらある日、勇者が現れた。 彼の名前はディアス・ナイト・エクセリオン。16歳だ。絶妙な剣技を振るう、激戦士だ。 王は彼を呼んでいった「西のダークギルバーの洞窟を知ってるか?あそこにドラゴンがおる。結構前からじゃが・・・・倒してこれるなら 望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。 ディアスは「考えておこう・・・俺は・・・・安くはないぜ!」って言って、姿を消した。
141 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:35 ID:FGb52R06
安齋はページをどんどんめくる。 4 第四話「怒り」 「うわーーーー!」 二人は嵐に巻き込まれていた。大嵐だ。近くの町は全部この嵐に滅ぼされている。 「おい、ディアス、こりゃ、まじやべーーぜー!」 「おお、やべーぜ!: 「どうする!」 「きまってらあ!おい、技を合わせるぞ!」 「!そうか!技には技を、そして嵐には・・・!」 「みなまで言うな!いくぜう!」 「おうっ!!!!!檄墺裂杷!!!!」 「うおおおおおお!」 光る、二人が光る! 「エターナル・ソード・斬!!!!」 嵐が砕け散り、すさまじい衝撃はが嵐をぶちくだく!!!!二人の技が合わさった威力っえいう事なのだが、 あまりにも凄すぎる・・・・! 「待ちな!」 後ろから女が来た。女の名はレイシア。 「アタシは盗賊、女盗賊のユウヒって者さね!ヒャハハ!あんたら、腕っぷしは軽くすごいみたいね!アタシと組むってのはどうかしら?それとも妖しい美女は嫌いかしら?どうなの!!」 ディアスは考えた「いいだろう、組もうぜ!」 「よっしゃ!そうこなくっちゃ!頼むぜ、かわいこちゃん!」
142 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:36 ID:FGb52R06
6 6話「作戦!」 紐!いや、ロープだ!!ユウヒが投げたロープがまるで蛇みたいに、向こう岸の木に結んだ!!! 「おい、どうなってんだこれ!!ロープがまるで蛇みたいに!!生き物なのか?!」 「キャハハ!あたしの鞄はどんなアイテムでも出て来るんだよ音符驚いたでしょ!」 「驚いたのなんの、すげえー!」 ロープが橋に!橋が渡り橋に!!まるでつり橋だ、安心して渡れるというもの。 「助かったぜ!ユウヒ!サンキュウな!」 「いいよ!」 彼らは滝を越えた!これは、三人がひおつになった結果ではないでしょうか。。。。。。 その頃、 「ディアス!?何者か!それは!」 暗黒の騎士、グライスが叫んだ。白の中に声がひびく。 「はっ、勇者です!あの滝を越えましてございます!!」 「なにっ!!滝を!?」 「滝をでございます!!」 「おのれ・・・・!勇者か¥・・!」 グライスの城な中に暗黒の戦士たちが集まって、集会をしていたのだが、これはもう会議といってもいい、 「ディアスを倒すものはおらぬのか!!越しぬけども!」 「拙者が!!」 「ジャスか!!行け!!!」 死角が勇者の命を狙いに出撃した!ジャスとは一体・・・・・!?
143 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:39 ID:FGb52R06
安齋は顔を上げた。皆がぽかんとした表情で日記帳から目を上げ、顔を見合わせた。 「これは・・・・?」 それは子供の字で書かれた冒険小説の出来損ないの様なものだった。 紙は色あせ、鉛筆の字も擦れかかっている程古いものだが、それ以外には何の変哲もない子供の作文の様にしか見えなかった。 「これが一体何だっていうんだ?おい、安齋、最後だ、最後の部分をとりあえず探せ」 鷹に急かされ、急いでページをめくる安齋。
144 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 01:46 ID:FGb52R06
「む、ここの様だ。これが最後の書き込みですね」 85 最終回「ディアスの勝利」 ディアスも、、、!生き返った!!!皆の力が結集したからです!! 「おおー!!!俺は、生き返ったぜ!!覚悟しろ!!!」 「おのれ。。。ディアス、ね、、死んだ、はず!!!」驚いた。。。!! 「俺は無敵。。。!!!いくぜ、必殺!!!!剣!!エターナルソード。。。!!!!」 グアアアーーーーーッ!!!光!! 「ぐおああーーーー。。。!!!!!」勝った!!!勝った。。!!! 長い戦いと旅が、こうしてディアス勝ちました!!!当然です、彼は正義なのだから。。!!! ディアスたちは死んでしまった三人の仲間に。。。!!!感謝して皆、、泣いてた。。!!! ディアス強すぎ!!!! ノートの半ば、その物語はこうして結ばれていた。 再び顔を見合わせる一行。 「読んだか? 」 皆が驚いて振り返ると、蝶野が目を覚まして起き上がる所だった。
145 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 02:00 ID:FGb52R06
駆け寄る面々、蝶野はザウルスライダーの肩を叩いた。 「田中と太田は? 」 ザウルスライダーは顔を伏せ、答えた。 「勇敢な最後でした」 蝶野はザウルスライダーの腹に強烈なパンチを叩き込んだ。呻き、身体を折るライダー。 そして蝶野は再び彼の肩を叩き、「ありがとよ。奴らの仇は俺が討つ」と、ザウルスライダーの身体を支え上げた。 「お前ら、ここに生き残ったメンバーは恐らく地上に残った最後の戦力だ。 そして俺はここでお前らにもう一度問う。 これからこの本の秘密を全てお前達に話す。 だがそれはお前らの決意の概念を遥かに超える事実となる! 改めて問う!!俺に命を預けるか!さもなくば生き残りたい奴はそこから出ろ!咎めはしねーぜ!」 蝶野は地上のマンホールへの昇降ハシゴを指差した。だが、誰もそこから動こうとはしなかった。 鷹が煙草を投げ捨て、立ち上がった。 「蝶野、聞くだけ野暮だぜ。ここにいる者全員が爆笑問題と同じだ。最後までお前に付いて行くぜ」 皆が頷いた。 「その答えを待ってたぜ!皆!!それではこれから俺が大仁田に託された全てをお前らに託す!」
>>ここにいる者全員が爆笑問題と同じだ。 せめて太田と田中って言ってやれよ・・・
147 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 02:08 ID:FGb52R06
【みんなの力を】 2ちゃんねる軍団スレッド 【あわせようぜ】 1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 00:01 ID:qd52wwwZ うーす、皆まだ生きてるかー。 ここ見てる奴で集まって戦わねー? なんか状況聞いてるとこのまま家に居てもやられそうだし、 どうせ死ぬなら皆で特攻オフしよーよ、結構まじな話 2 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:11 ID:jdw55rsd ????? ???? - ?????? ??? ???? ????????? ???-?? ????????? ?? ???????????
148 :
ファソ :03/11/29 02:10 ID:gZbWetDU
なんだ? 怒濤の展開!すごい!!1地獄甲子園的!1ぬ!!!
なんで?なの?
150 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 02:14 ID:FGb52R06
【みんなの力を】 2ちゃんねる軍団スレッド 【あわせようぜ】 1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 00:01 ID:qd52wwwZ うーす、皆まだ生きてるかー。 ここ見てる奴で集まって戦わねー? なんか状況聞いてるとこのまま家に居てもやられそうだし、 どうせ死ぬなら皆で特攻オフしよーよ、結構まじな話 2 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:11 ID:jdw55rsd ????? ???? - ?????? ??? ???? ????????? ???-?? ????????? ?? ??????????? 3 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:14 ID:safw2ef1 うざすぎ・・・。状況分かってんのか? 生存確認スレとか連絡網スレとか見た上でこういうふざけたスレageてんのか? 不謹慎にもほどがあるわボケ
あららw 2chはこんな時でも2chなんだな。
特攻オフとか、マジでやる時が来たら俺どうするかなぁ・・・。 最後の祭りだし参加するかなぁ・・・。 いかん、のめりこみすぎだな俺は。威圧されすぎ俺。
>>152 でも俺も考えたなー。
俺は生きててスレ見たら参加するよ。
>153 だよな、俺も恐らく参加するよ。家にいて(生きてれば)家族と共に 死を待っても良いけど、最後ぐらい暴れたいわ。
155 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 02:24 ID:FGb52R06
3 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:14 ID:safw2ef1
うざすぎ・・・。状況分かってんのか?
生存確認スレとか連絡網スレとか見た上でこういうふざけたスレageてんのか?
不謹慎にもほどがあるわボケ
4 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:16 ID:jdw55rsd
窺イ諏アキs鍼スクソ截箪レシ
云レ羹羹聰レシテ琲スシ
5 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:18 ID:qad8w072
おい、もしかして国外からの書き込みか?文字化けしてんじゃねーの?
please font english are you ok? ああ、もう、誰か英語話せる頭良いやつ、頼む
6 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:18 ID:75448e2s
>>5 IDがオナニー!!IDがオナニー!!激藁!!
7 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:19 ID:qkw8dws
6は大物
8 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 08:21 ID:jdw55rsd
ok english a little
Japan are u ok?? alive?
156 :
俺 ◆3xEicL62 :03/11/29 02:32 ID:FGb52R06
9 名前: ひろゆき@ノートパソコン 投稿日: 03/10/22 08:23 ID:wqfr7ded すんません、状況考えてください。状況確認スレだけでも僕のノートパソコン鯖落ちそうなんで。 悪いけどこのスレッドは停止させます。最後の雑談くらいはリアルの方でどうぞ。そいでは。
一週間もお預けかよー!! いってらっしゃい俺さん。
一週間は長い・・・って思った!! どうか道中気をつけてくださいね(^^;)
2チャンネルが使用してる鯖って、国内だけじゃなく海外にもあるよね? 例えば週刊少年漫画板の鯖は、アメリカ西海岸にあるときいた。ような気がする。
この状況下では、ひろゆきの鯖だけしか残ってないのか?なんか悲しいな・・・
最初のディアスの話が出てきた・・。 すげえ・・。 最初これ見たときは笑い転げたなあ。 まさかこんな形で絡んでくるとは
もちつけ! スレが埋まるのなんてあっという間だぞ!
初期のめちゃくちゃな文体のディアスまた読みたい・・・
俺さんはきっとブッシュに戦力を出させるよう ラムズフェルドと交渉されてくるのだろうな。
俺さんどっかいくの?
最初の話の次回予告がウケたなー
ヤバイ、俺達は神のいるスレにいるんだ。 俺氏頑張れ、超頑張れ。
>>165 メル欄参照。一週間アメリカいくんだって
俺氏超頑張れ
169 :
165 :03/11/30 15:34 ID:qLUDFZ6U
皆気づいてたのか・・・ 俺だけ思いっきり浮いてるな・・・ すみませんでした
アメリカ?!書き込まないで我慢してたのにアメリカ?! どうしよう。その間にスレが伸びて俺氏の書くスレが短くなったら、、、 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル すみません、書き込んで行ってらっしゃい。気をつけて下さいね。 最近では >「キャッ、ウヒア、キキキーー、危ない!!ちょっと!!危ないでショ!!飛び出し注意!!切符切っちゃうワヨ!!」巨乳で警告! にかなり笑いました。 酸欠で氏ぬかと思った!!!ぬ
俺氏、なんかめちゃくちゃかっこいい職業についてそうだな
やっぱり頭アメリカになって帰ってくるのかな?
173 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/01 07:07 ID:31oakKdE
告知 ←偉そうでスマソ 前述した通り、私用でアメリカに行って参りますね!! 帰国は土曜日深夜を予定していますしね!! 帰国後は頑張って一気に進めたいので 楽しみにしてくれている人は申し訳ないけど ちょっだけ待っててくださいましね!! 日本語フォント入ってるパソコン使える状況があったら 記念に1、2回書き込みしますね。 それでは!!
俺氏いってらっっしゃいね!! 書き込みあったらうれしいですね!! おきをつけてくださいね!!! では!!
俺氏頑張れ〜
ここってどのくらいのペースで保守すればいいの?
3日に一回くらいでいいんじゃね?
180 :
Classical名無しさん :03/12/02 12:40 ID:9UBqAK/g
ほしゅ
183 :
Classical名無しさん :03/12/04 16:55 ID:namftsFk
あげないとほしゅできないんじゃ・・
185 :
Classical名無しさん :03/12/04 21:00 ID:dIOdKx5U
アメリカまだですか?
土曜か日曜だったよね。俺カム
俺さんはこのサイトを覗いては見たが、書式が日本語に変えれ無かった為 強烈なる文字化けに遭遇したのではないだろうか?だが俺達が英語で 文章を書いたところで常に俺氏を監視しているペンタゴンに見つかってしまうの は明白。そこで俺は考えた。 英語のメッセージを日本語に変換→更に英語に変換 これなら暗号じみていてなんのこっちゃ解らないが俺氏には伝わるはずだ。 I want you to return Ore at least one day is early. (変換前) ↓ 私は、あなたに鉱石を少なくとも1日返してほしい、早い。 ↓ I want you for me to return an ore at least on the 1st -- it is early パーフェクト
どういうわけか難民版の俺書くスレが面白くなってきてる。
えっそうなの? ここ以外の2スレのアドレス紛失しちゃったよ!
190 :
189 :03/12/05 03:32 ID:SSLSfRwc
行ってきた。…何あの流れ…。 (そしてこんなんに貴重な2レスを使わずにいられない俺_| ̄|○)
191 :
Classical名無しさん :03/12/05 20:21 ID:CIhgzlEI
188−190 いちいちこっちに書かなくてもいいじゃん
>>191 お前もいちいちそんなこと書かなくてもいいじゃん
193 :
189 :03/12/05 22:09 ID:SSLSfRwc
俺が悪かった・・っ!
埋め
195 :
Classical名無しさん :03/12/06 13:50 ID:scslLreU
俺氏ってうすた系だよね ああいう一回ぶち壊してまとめたようなギャグはツボだ ディアス編また読みたい・・
ほぜん
うすたどころかタナカツ・天久・長尾を凌ぐよ。
今日でちょうど一週間目。 俺氏は今日帰る?それとも明日か? マチクタビレターヨ
199 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/08 00:22 ID:Bqgye2ws
ちんぽちんぽ、日本語確認。お久しぶりです。 帰ってきたら電気止まっていたので遅くなってしまいましたが 有り金全部はたいてとりあえず電気だけ復旧させました。 空腹で死にそうだぜ
俺氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! 相変わらず日本語がはじけてます!!ぬ!
>>199 > ちんぽちんぽ
おまえ日本語大丈夫かw
おかえりなさい俺さん。
キワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! ( ´ム_,` ) {^ム_,^} (´・o・`)ノ ゲワイ (`・o・´)ノ エンタッ
>ちんぽちんぽ、日本語確認。 どんなアメリカ帰りだよ!カコイイ! お帰りなさい!期待してますよ! ROMに戻ります…
, //丿ノヽ ヽ ( / ノノ_::ノ ノノ,, 彡 \|ノノ :: ___,"r´ヽミ ミ/ . ,._//;; ヽ,ノ\ミ ゝ|、 ,),ヾ;;;  ̄;;;;;; ) ヽ \ ( ,/,)ヽ;;;ヽ;;; ,\ ) .`´, ;; |,,ゝ 丿 / \、 /ノ .|;;;; .`ー、ヽ;;/;;;;;;;;; `-´ ̄`---- フフフ、俺氏…待っていまし…たよ…アホが…・・・ 「アホがッ!」は自分の口癖なので気にしないで下さい・・・アホが・・・ とりあえず超聖神グランセイザーを観ながら新作を待ちます・・・アホが・・・・・・
今からおさらいしてきます。 話忘れた・・!!
206 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/08 02:49 ID:Bqgye2ws
大仁田たちは森の中を川沿いに下り、密林に隠された洞窟の中に宿を決めていた。 「大仁田さん、動こう。オズノも恐らく相当の追手を差し向けているはず。我々がディアスに接触を持とうとしている事を知られた以上、 我々はもちろんディアスが今すぐにでも2 Badだ」 手慰みにカブレラのバットで素振りをしていた大仁田が振り向く。 「分かっとる分かっとる、もう悠長に作戦だの様子見だのやっとる場合じゃないわい。小泉総理との誓い、果たす時じゃ」 大仁田はぶっきら棒にバットを放り投げ、足元の包みを足で蹴り上げた。 空中でそれをはしと受け止めると、ボロ布の包みがほぐれ落ち、真っ黒な大剣の刃が洞窟の闇よりも深く澄んだ。 「危険な賭けじゃが、もう当たって砕けろの精神で行くぞ。リプリーの振動貝に合図を送れ。合流するんじゃ」 カブレラは高みになっている壁のでっぱりから飛び降り、深く頷いた。 胸元から白濁色のヒバスリ貝を取り出し、ゆっくりと唇を当てた。 草原をひた進むディアスとリプリー。 「このままどこへ行くつもりだい、リプリー。俺ならもうオズノ卿とやらと一戦交える気概は整ってるぜ。すぐにでも乗り込むか」 リプリーは振り返り、蔭りのある複雑な顔色を見せた。 「いえ、私の仲間と合流して欲しいの。私達は策を寝かせてあるわ。まずはその策に、乗って頂戴。私を信用してくれるのならば」 ディアスはリプリーと出会ってから繰り返される「策」という言葉の意味を掴み取れないままでいたが、彼女の事は信用していない訳ではなかった。 何よりも彼女の瞳の色がユウヒを思い起こさせる決意を秘めていたからか。
207 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/08 02:52 ID:Bqgye2ws
「待って」 リプリーは突然足を止めた。 「どうした」 「しッ」 彼女は胸に手を当て、空いた左掌を耳に押し当て、目を閉じる。 草原に風が吹いた。 「仲間からの連絡だわ」 「例の策だな。動くのかい」 「・・・・・・・・・」 彼女はわずかに唇を動かし、目をゆっくりと開いた。ディアスの伺う様な表情が黒い瞳に写りこむ。 「ええ、時は満ちたわ。ディアス、馬を買いましょう。街や村に近づくのは危険だけれど、何より急ぐの。 ダークギルバーの森に向かうわ」
208 :
Classical名無しさん :03/12/08 02:57 ID:zWISWBjs
あ=================== へ======================== クリトリス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ぇええええええええええええええええええええええええええええええええ
209 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/08 03:01 ID:Bqgye2ws
10月22日午前9時。 沖縄空軍基地の滑走路はレースの開始を待つF1マシンの列に似た、鼓動を繰り返していた。 各機体にアメリカ軍の置き土産の、自衛隊機には搭載を許されていない武装が次々と換装されてゆく。 若い現地人の隊員が頼もしそうに武装強化された愛機を見上げながら、エンジン音に消されぬ様に大声でがなった。 「どうですか、これ。正直こういう武器を待ってたんですがね、一自衛隊員としては」 中年に差し掛かろうという先輩のパイロットが彼の背中を叩いて叫んだ。 「どうかな、派手な玩具に喜ぶのはいいが、振り回されるなよ。これだけの大荷物を背負って飛ぶのは大仕事だぞ、馬鹿」 196機全てに過重武装が施され、計器類と武装類の最終メンテナンスが次々と完了して行った。 生還が想定されているとはとても思えぬ様相だったが、196名の侍たちは奇妙にくつろいだ表情で機体の勇姿を眺め渡していた。 首都決戦開始まで残り2時間。
210 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/08 03:13 ID:Bqgye2ws
同時刻、アフガニスタン スリダム 真夜中の田舎町の豪邸の中で、パソコンに向かってキーボードを叩き続けている青年の姿があった。 浅黒い肌を除けば、日本の電気街を闊歩しているオタク青年たちとごく似通った顔立ち、姿。 クーラーをガンガンと効かせた部屋の中で椅子にふんぞり返り、何やら悔しそうに叫んだ。 イスラム語や奇妙で無意味な記合が並んだウェブブラウザを押しのけ、チャットツールをクリックする。 【こちらウルークシラード(溶けた脳みそ)、カリオート(熱中)へ、そっちはどうだい】 ウルークシラードというハンドネルームを名乗る青年はチャットツールで仲間へと連絡を送る。 椅子に反り帰る間も無く、カリオートという仲間からの返信が届いた。 【こちらカリオート、駄目だな。シシャド(かまいたち)に性能のいい翻訳ツールを探してもらってるところだ】 ウルークシラードは電光石火の早業でメッセージを返信した。 【了解、カリオート。こちらは向こうに対応したフォント集をダウンロードしておくよ】
211 :
Classical名無しさん :03/12/08 07:43 ID:nibHV4pk
212 :
Classical名無しさん :03/12/08 08:02 ID:fYeN6mMU
俺氏が作引っさげて帰ってキタ(゚∀゚)!
俺氏キタキタキタキタキタキタ北ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
きっましたねぇ
216 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/09 04:31 ID:vGx5ZOKk
学問都市サオラム。 先代キール王が国民の平均的学力、主に医学関係の学業を推奨し、 莫大な予算を掛けて図書館、資料センター、研究所を敷設した。 各地から様々な知識、研究を求めて学者や錬金術師、魔術師が集まってきているこの街の スラムめいた図書市場の中をユウヒとザンギスは人並みに飲まれていた。 「おい、すげえ人だな。こんな所で何をしようってんだ、ユウヒ」 「調べるのよ。あの街で一体何があったのか、あの街を襲った魔物の軍隊はどこへ消えたのか、 何故あの街なのか、全てを」 本を抱えた男たちを押しのけて、ユウヒはどんどん進んでいく。 「調べてどうするっていうんだ。今更そんな事・・・」 ぶつくさと漏らすザンギスに振り返り、ユウヒは確固たる口調でザンギスに突きつけた。 「ザンギス、あの街の破壊を、あの軍団を見たでしょう!もう事は暗黒騎士を倒せば済むという大きさに止まってないわ! 一体何が起こっているのか、何が始まっているのか、私達にはそれを調べる義務があるわ!」 雪崩を起こしそうな本の山をかき分け、どんどん突っ走るユウヒをザンギスは必死で追いかける。
217 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/09 04:43 ID:vGx5ZOKk
東京。午前10時15分。 空中から急降下しながら火炎を浴びせてくる飛龍を迎撃し、ザウルスライダーと加藤鷹は走っていた。 「クソッたれ、メチャクチャだぜ!あー、夢野まりあー!」 一瞬で龍の頚骨のツボを突き、絶命させる鷹。 ライダーもその名に相応しく、空を舞う竜の背中に飛び乗り、翼をもぎ取って地面に叩き付ける。 「だがとにかくは希望は見えたという事だ、鷹!!蝶野さんを信じるんだ!」 東京はもはや焼け野原と化していた。ほとんどのビルは爆炎、そして熱で倒壊し、東京タワーが溶けた飴の様に地面に垂れ下がっていた。 台場方面を竜の群れが覆い尽くし、その翼の幕がまるで黒い球体の様にフジテレビビル辺りを包んでいた。 「奴ら、あそこを拠点にするつもりなのか?」 もがく竜の首を捕まえながら、その背中からライダーが台場を見渡す。 「物凄い数が集まってるぜ!まだまだ東から集まって来てる!くそ、あいつら数が尽きないのかよ!」 竜たちの遥か上空に、嵐を予感させる黒雲が雷鳴を喉鳴らしながらむくみ始めていた。 その地獄絵図の外れ、横浜方面からの道路の残骸の上を、 赤い回転灯の光がサイレンを伴って近付いて来ていた。
218 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/09 04:50 ID:vGx5ZOKk
「もう着くわヨ!!東京!!」 ハンドル巨乳さばき!!ドリフト気味に道路を滑走!! 変わり果てた東京に、ルミコたちは差し掛かった! 「大山です!なんて事だ・・・!!!一体東京で何があったって言うんですか!!ルミコさん!」 「分からないわ!!隕石でも落ちたっていうの!!それとも富士山の噴火だけでこんなに・・・・あっ、見て!空!!」 ルミコが指差すと、そこには巨大な影が大きな弧をとって旋回していた。 「何だあれは!うひー」 「鳥?違うワ・・・!あれは・・・!!」 東京の編隊からはぐれた竜が腹をすかし、地上の餌を求めて彷徨っている所だった。 竜はサイレンの音でルミコたちに気が付き、雄叫びを上げ、身を翻した。急降下してパトカーに迫ってくる。 「うわー!!竜だー!うそでしょ」 「キャー!とにかく車内へ!」乗車!ロック!安全! ドガーン、衝撃を受けて、天井がゆがむ! 「うわー!」「キャーー!!!」 何度も何度も牙で天井を噛み剥がし、ついに竜の凶悪な顔が天井に開いた大穴から覗いた。 その赤い凶悪な目がルミコを睨む。 「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!」
219 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/09 04:51 ID:vGx5ZOKk
んっ・・・・・・・ あっ、、、、、!!!!!! あーーーーーー!!!!!!しまった!!!! わりーーわりーー!!!今までずっと打ち間違えてた!!!わりー!! ちょっと訂正します!!!! ルミコ→ミルコ の間違いでした!!ごめんごめん!!!
220 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/09 04:55 ID:vGx5ZOKk
竜は車内に顔を突っ込むが、ミルコ・クロコップの強烈なハイキックに頭を弾かれる。 悲鳴を上げてパトカーから離れる竜を追って、クロアチアのターミネーターは車内から飛び出した。 長身にまとわり付いた鋼の筋肉が戦いの予感に引き締まる。 「キアアア!!!」 再びミルコに飛び掛かる竜。 ミルコの氷の様な瞳は少しも動じず、冷静に敵の動きの軌道を捉える。 まるで完全にロックオンされた最新鋭ミサイルのような正確さで、ミルコのハイキックは竜の首を剃刀の様な鋭さで切断した。 竜は悲鳴も上げずに静かに崩れ落ちる。 「やったな!!ミルコ!!」大山もガッツポーズ!!
キワキワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! いきなりの修正ワロタw 巨乳デカ、ミルコ・クロコップ!!!1w
俺氏のギャグセンス最高!いやいまさらだけどさ。 強引さが売りだ
いやいや、俺自身何度読み間違えた事かわからんが・・・w 巨乳刑事ってのは一体nぐわナんだやめr
話が佳境に入った模様!!!1 夢野まりあーーー(知らないけど明らかにAV女優)!!!
>乗車!ロック!安全! ここでワラタうえに、ルミコがミルコだと!?笑いヌッコロス気かw どーでもいいけど、巨乳刑事って最初ルリコじゃなかたけ?
俺氏ワラタw 夢野まりあは巨乳系AV女優です!!!1
227 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/10 03:50 ID:vGx5ZOKk
蝶野は瓦礫と猛煙の中を一人、刃こぼれしてボロボロになった刀を持って一人、立ち尽くしていた。 周囲には夥しい数の巨大蟻や竜の死骸が転がっている。 手の届く限りあらかたの敵を片付けた蝶野は、黒煙と血煙がひた隠す太陽のおぼろげな光を見つめ、 怒涛の瞬間の只中、一人立ち尽くしていた。 刀を落とす蝶野。 「大仁田、大仁田よ、馬鹿野郎よ」 蝶野の周囲は鮮血と血肉で沼の様におぞましく濡れている。黒いプロテクターに身を包んだ蝶野の体だけが、 非現実的に浮かび上がっていた。 「大仁田、こんなになっちまってるぞ、日本は。今」 サングラスをゆっくりと外す蝶野。瞳は穏やかな光を揺らし、遠くを見つめていた。 そのままサングラスを放り投げる。血の幕を通して赤く届く陽光が、舞い上がるサングラスに跳ねる。 「意味はあるんだな。お前を信じる事に、お前を信じて戦った事に、この日本を救える意味があるんだよな」 サングラスの舞い上がる空から、切り裂く様な音が聞こえた。 手負いの竜が眼光をらんらんと滾らせ、蝶野に向かって急降下してきた。 「この戦いに意味があるというのならば」 竜は五重に並ぶ牙の列を光らせ、蝶野に襲い掛かった。 しかし、蝶野の垂直に打ち上げられた拳に頭を砕かれ、竜は激しい音を立てて地面に激突して果てた。 天に向かってかざされた蝶野の拳を、わずかに血が伝い、落ちる。 「大仁田、バカヤロー」 蟻の酸に開けられた背中の大穴から、大量の血が吹き出る。 最後の力を使い果たし、蝶野はそのまま死んだ。倒れはしなかった。 サングラスが落ちた。
228 :
Classical名無しさん :03/12/10 03:51 ID:h1f4bcVw
宴会芸のネタ捜索中。こういうときどこの板にいけばいいでつか?
229 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/10 03:59 ID:vGx5ZOKk
ミルコ・クロコップと大山の二人は東京都内に入った。 「うわー、すごい、なんてこった・・・」 大山は口元を押さえて呻いた。常軌を逸した惨景が広がる。 「オオヤマサン、アナタニゲテ。ココハワタシニマカセテクダサイ」 ミルコのファイターの誇りが一般人の大山を気遣う。 「何言ってんですか!この志度大学四回生大山!最後まで命を預けます!窪塚の仇もありますし!!」 「ワカリマシタ」 飛行形態に可変した篠原ともえに跨り、安齋はマシンガンを乱射していた。 「くそー!撃っても撃ってもキリがないですよ、これ!ともえちゃん、弾薬を調達します!!一度本陣まで下がってください!!」 「わかりましたー」 さわだは廃墟の中で自衛隊の小隊の亡骸を発見したところだった。 最後まで勇敢に戦ったと見られる隊員たちの亡骸を丁寧に抱きかかえ、床に寝かせて回る。 その時、一人の若い隊員の胸から無線機が外れ、地面に転がり落ちた。その拍子に 無線機のスイッチが入る。 『・・・・・・・り返す、都内に展開する自衛隊は即刻西へ退去せよ。本日ヒトサンマルマル時より、首都にて大規模攻撃を展開する。繰り返す・・・・』 さわだの顔色が変わった。 「何だって!」
230 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/10 03:59 ID:vGx5ZOKk
231 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/10 04:23 ID:vGx5ZOKk
10月22日午前10時15分。 沖縄空軍基地にサイレンが鳴り響いた。 既にブリーフィングを終えて待機していたパイロットたちが一斉に走る。 通路を続々と精鋭たちが走り抜け、一人、また一人と滑走路の愛機へと急ぐ。 サイレンが途絶え、放送が入った。 「愚連大隊の諸君、そのまま聞いてくれ。 諸君はこれから日本戦後史上初の本格戦闘へと身を投じようとしている。 はっきり言わねばならないが、日本には諸君を飛び立たせた後、勝利を祈る他の手は残されていない。 敵は未知数、勢力は甚大、アメリカ軍が撤退した今、日本の命運は君達の197の双肩に負われている」 滑走路で航空機のキャノピーが続々と開き、パイロットたちが飛び乗ってゆく。 最後に地面を二度、しっかりと踏みしめる者。肩越しに沖縄を振り返る者。家族の名前を口にする者。友人、恋人の写真をポケットに確認する者。 「我々見送る者たちには何一つとしてかけるに値する言葉が見つからない。 この死戦へとこうべを向ける勇士たちの背中を、ただ敬意を持って見つめる事しかできない」 エンジンの回転する音が一斉に高まり始めた。滑走路中が瞬時に蜃気楼に包まれる。 先頭に立つ戦闘機がゆっくりと滑走路上を進み始める。次のもの、その次のものが続く。 「戦争を放棄した国家の一員として、あらぬべき言葉が、君達の勇敢なる姿を見ていると、胸に湧き上がってくる」 蝉たちが陽光に鳴き叫んだ。エンジン音にバーナー音が激しく被さった。 「自衛隊よ、誇りを以って出撃せよ!!君達はすでに国雄だ!!」 長い滑走路を、沖縄愚連大隊の戦闘機たちが次々と飛び立った。地に立つ者全てが彼らの翼を見送った。
232 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/10 04:34 ID:vGx5ZOKk
【サムライ】自衛隊出撃!!【スピリッツ】
1 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 10:18 ID:ade32wdd
沖縄よりカキコ、自衛隊の残存部隊が飛び立ちました。太平洋上を迂回して状況確認した後、
一時頃に東京に突っ込むらしいです。
2 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 10:19 ID:scgea8sS
もういいって・・・。国防オナニーかよおめでてーな。勝ち目なんかあるわけないだろアホか
3 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 10:19 ID:SEfxa;D32
2ゲット!!
4 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 10:20 ID:Dslow35h
戦闘機の中から携帯でカキコ!!
>>2 の家に爆撃してから特攻します
5 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 10:21 ID:KdjedDAa
素直に応援。フロム滋賀県。
告白すると俺の苗字は大山
ルミコが……w しかし、俺氏の勢いは止まらないな。
>【サムライ】自衛隊出撃!!【スピリッツ】 2003年度ベストスレタイだな…
>【サムライ】自衛隊出撃!!【スピリッツ】 2003年度ベストスレタイだな…
素直に応援。俺もフロム滋賀県。 俺さんガンバレ!芥川賞候補?
ながいけん
239 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/11 20:21 ID:rZAnYAec
俺は押尾の亡骸をかついで、家に帰ってきた。 いや、俺たちは、というべきだな!!俺とまったく同じ姿をしたもう一人の俺がお塩の足を担いでいる! マンションの50階にようやく着いて、鍵を開ける!いや、開いている!!おかしいな! 「よう、おかえり!一杯やってるぜ!」 「うわーー!!また俺だ!!」 部屋の中は俺だらけ!!10人くらいの俺が俺の部屋でくつろいでいる!! 玄関に押尾の身体を置いて、とりあえず部屋に入ると部屋中全員俺! 皆がラジオで日本の状況を確認して友人親類に電話して安否確認をしている!!「もしもし、俺!俺!」 「一体、どうなってるんだ!」 「俺に言われても知らん!!俺は俺、そしてお前も俺、俺はお前だ!」 「なるほどな!」 しかし、日本の状況といい、俺達の異変といい、一体どうなってしまうのでしょうか・!!
240 :
Classical名無しさん :03/12/11 20:43 ID:oUwOzSbk
俺氏キワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 日本国民総俺氏化・・・?
ア ク メ ツ か よ !!
地獄直行の俺氏超特急。定員常に一名。
>「一体、どうなってるんだ!」 >「俺に言われても知らん!!俺は俺、そしてお前も俺、俺はお前だ!」 >「なるほどな!」 いつものこれ、大好きだ・・・w
威勢もいいですしね(^^
245 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 01:42 ID:rZAnYAec
('A`)ハァーッ ('A`)カラダガシンドイ ('A`)ハァハァ
>>239 ここから本編にリンクさせるか・・
どうやって・・?
オレオレ詐欺思い出したw
248 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 04:56 ID:W2PM20ZA
「ヘイッ!フリーズ!!」 突然の声に無線機をを取り落とすさわだ。 背後から何者かが近付いてくる。 「アナタ ココデ ナニシテルネ!!」 恐る恐る振り返ると、ミルコ!! 「うわ、クロコップ!!なんでこんなところに!!」 「キミハダレデスカ!!」 「俺はさわだ!!ものつくり大学2年生だ!」 大学と聞いては黙っていない、飛び出して握手、大山!! 三人は騒音の中、情報を交換し合う。 「なるほど、わざわざ大阪から来てくれたわけか。他の警官たちはどこだ?」 大山のくれたパンを食いながら腹を満たすさわだ。 「皆、横浜で待機している!何せ遠目に見えてもすごい状況だったからな!俺達が斥候に来てるってわけさ」お茶を差し出す大山。 「シカシシンジラレナイ・・・ソンナコトガ アルナンテ」 さわだから全ての事情を聞いたミルコは首を捻る。 「無理もないさ・・・。まあ、蝶野さんに会えばあんたたちも俺達と同じように奴らと戦え・・・はっ!!そうだ!!」 突然パンを放り出して立ち上がるさわだ。 「どうした!」 「のん気にやってる場合じゃない!!1時!!自衛隊が東京に入る!!」 「何っ!」 大山とミルコも立ち上がる! 「自衛隊が動くか!」 「ああ、しかしこんな状況で自衛隊が東京に入っても全滅するのは明らか!!しかも俺達の身も危ない!!」
俺氏焦らず頑張れ、超頑張れ。
すげえよ、この壮大なストーリー 最初はただその勢いだけだったと思ってたのに かげろうあたりからどんどん話がふくらんでるな。 俺氏は最初から構想を練ると言うよりは 後付で話を展開させる才能があるみたいだ。尊敬します
251 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 14:12 ID:trLh0JuE
四日間、馬上の人となったディアスたちはアンダー平原を抜け、ついにダークギルバーの森の外れに差し掛かった。 「ディアス、この森よ」 「ダークギルバーか、またえらい所で待ち合わせしたもんだな。獣や魔物がわんさと潜んでいると聞いているぜ。 まずは君の友達の骨を見つけなきゃならないんじゃないか」 リプリーは思わず噴き出した。 「大丈夫よ。タフな友達なの」 森の中は密集した木々の葉に昼間を殺されていたが、それでも馬は何とか獣道を辿ってくれた。 時折いやらしい魔物の目が二人を舐めまわすが、ディアスの剣気に気圧されて、すぐに怖気づいて姿を消してゆく。 「半日進むわ。そこに洞窟があるはず。そこが待ち合わせ場所よ」 「そうか。いい加減そろそろ頃合だろう。教えてくれよ、策ってやつを。一体何をするつもりなんだ?そこまで君が信頼を寄せる友達ってのは何者だ」 馬は進むが、リプリーの意識は完全に立ち止まったのが分かった。ゆっくりとディアスの方に振り向く。 「お願いだから黙って私を信じて。全てに決着を付けるにはあなたの、勇者の力が必要なの。お願い、力を貸して」 リプリーの瞳が湛える、これ以上はないという真剣な表情に圧され、ディアスは口を噤んだ。 森の中、蹄が枯葉をむしむしと踏みしめる音だけが進んでゆく。
こんな時間にキタ━━━ヽ( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚≡゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )ノ━━━ !!!!!!!
つづき!まだ?はやく!!!1
255 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 23:00 ID:WgWxrZa.
森翳はより一層濃くなり、茂みの中を無理矢理進ませるので、馬の体力も限界に達しかけていた頃、 二人は突然ぽっかりと開いたまばらな木立に出た。 日の光が丸く照り、そこだけが不思議に森から切り離された印象がある。 そこに、洞窟の入り口が口を開けていた。 男が一人、洞窟の前に腰を下ろしている。 暗がりにもう一人、気配がある。 馬を下りたディアスは黙って、剣を抜いた。 「・・・・・あっさり君を信用した俺が悪かった」 近寄るディアスに、座っていた男が黒い大剣を引き擦り起こし、ゆっくりと立ち上がる。 ディアスはこの男を知っていた。剣を交えた事も忘れていない。暗黒騎士団の一人だ。 リプリーは歩み寄る二人から一歩、下がった。ディアスの言葉には既に答えない。 陽光が一瞬、ディアスの剣を舌なめずりして雲に隠された。にわか雲は帯電している気配を見せている。 「ディアス、久しぶりじゃのう。俺の名は大仁田厚。それだけで十分じゃろう」 黒い切っ先がディアスの顔を指差す。 「死んでくれ」 ディアスの白銀の太刀が、応じる様に首をもたげる。 「暗黒の騎士の手の者は一人たりとも許しはしない」 二人の切っ先がじわじわと距離を詰める。 洞窟の暗がりで、もう一人が息を飲むのがはっきりと伝わった。群雲が驚くような速さで空を覆い、静かに小雨が降り始め、 二人が円を描いて隙を伺い合う間に、雨がざっと木々の葉を叩き始める。 「俺を裏切ったな、リプリー」 リプリーの涙は雨に隠された。
大仁田キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
257 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 23:11 ID:WgWxrZa.
雲と雲の間を稲光が巡る。大木をへし折る様な轟音を立て、森のどこかに雷が落ちた。 二人の目は一瞬も相手から離れず、剣に降り注ぎまとわりつく雨粒が、音を立てて蒸発する。 大仁田の表情が曇った。 「ディアス」 大剣を腰溜めにゆっくりと構える大仁田。ディアスも肩口にしっかりと柄を担ぎ、迎え撃つ構えを取った。 「残念じゃ、ディアス。本当に残念じゃ」 二人を取り巻くように、雨が見えない球を描いて蒸発し始める。森の生き物の気配が完全に息を潜めている。 「あまりに弱すぎる」 稲妻が叫び、すぐ近くに落雷した。刹那、リプリーは雷の閃光に目を取られた。 「ディアス、残念じゃ。時間が無さ過ぎた」 大仁田は剣を引き、背を向けた。 カブレラは瞼にたまった雨粒を落とし、静かに頷いた。 リプリーは息を呑む。 ディアスは胸から背中までを貫かれ、既に絶命していた。 彼の旅はここで終わった。
いまだかつてないシリアスな展開!!!1
259 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/12 23:31 ID:WgWxrZa.
260 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/13 00:12 ID:WgWxrZa.
∩ yo! ∩ ∩ woo ∩ /|/| ∧_∧ |Vヽ |^.l∧_∧ |^| | \( ^^ )ノ | ii__ii_,ii_ | (^^ γ / | "ヽv ^ /| |__ ヽ l><l ~ / ヾ、_ノ \ヽ,ィ__┌└──‐-┐ |〈V > / | ヽ_| .し〜〜〜〜J | : | }二ニニ] |ニ二二二ニ.| | 〈 | | ‖||\ __||。。||。。||__ |_∧_____〉 | | ‖‖ し〜〜〜〜〜J / ヾ | ノ / || ト │========= | γ /| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└‐─ ──‐┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ BREAK TIME!!!
展開にドキドキしてるときになんなんだよ… なんで片方背広なんだよおおおおおおおお!!!!!!
ええっ? BREAK TIME!!!? yo! woo
ディアスの死…傷の場所…あの話につながるのか。忘れかけてたYO 俺氏凄すぎ!!威圧しすぎ!!!
ごめん俺氏。俺1スレの初期でであんたの事馬鹿ににしてた。 「なんだこれ、俺の書くSSと比較にもなんねーな」って。 ごめんなさい。まじ脱帽だわ。俺氏凄すぎ。 逝ってくるね…
>大学と聞いては黙っていない、飛び出して握手、大山!! なんだこの体言止めww なんで大学と聞くと黙ってないんだ・・面白いw シリアスなほうもますます面白い展開になってきましたね、たのしみです
がーん
今テレビで大仁田見たけど もうこことガクトスレしか思い出せない・・。
忘れないんじゃあ!
二週間ぶりに来て今やっとここまで読んだ
>>231 の文章見て泣き掛けた。すげえ心を揺さぶられたわあの文。
ディアス死んだの見ても泣き掛けた。やべえ。どう繋がるんだよ・・・
ここはすごいインターネットですね。 俺氏リスぺくと
ディアスの亡骸を前にして呆然と立ち尽くす大仁田、カブレラ、リプリー。 親分のRAPが心に染みる。
BREKE TIMEはいつ終わるのだろうか。。。」
フセインタイーホキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>275 スレとどう関係があるのか、、、
278 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/14 22:12 ID:FBQiODUI
わりーわりー、フセ公が思ったより暴れるわ ブッシュが飛び出して来て刃傷沙汰になりかけるわ、 まじで大変だったよ。 十二時くらいから再開します。 残りレス数600以内としておきます。
頑張って〜期待して待ってるよ
いつかは終わりが来るんだよな そう考えると読まずに置いておきたい
282 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/14 23:23 ID:FBQiODUI
>>281 なんかよくわかんねーけど机の下で太股にVって書かれたぞ
283 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/15 00:00 ID:FBQiODUI
最終章 ディアスサーガ・陽炎落・日刊厚大仁田 統一編 雨を落としきった群雲の中を、赤い稲光がゆったりと羽ばたいた。 大仁田とカブレラ、リプリーは空を見上げる。 「何だ?」 急いでディアスの亡骸を担ぎ上げるカブレラ。 稲光は大きく旋回し、ゆっくりと下降してくる。 「まずい、狙われてるぞ!追手だ!」 「なんじゃって!!なんじゃって!!」 「茂みへ!早く!」 恐慌を来たした三人が逃げ切る間もなく、それは姿を現した。 巨大な翼を大きく広げ、蛸に似た顔を持った巨人が滾る炎を身に纏いながら、三人を指差している。 森が叫んだ。ありとあらゆる動物の絶叫が聞こえてくる。木々がたたえる葉が次々と赤茶色に枯れ果てながら地面に身を投げる。 残されたいきものは三人だけだ。 「こいつは・・・!」リプリーの顔が色を失った。「魔界の騎士だ!」 「何!?」 魔界の騎士は地面に降り立ち、翼を畳んだ。黒い血の通った翼の皮がマントの様に身体に纏いつく。 「魔界の騎士だが何だか知らんが、時間がない!!まかり通る!!」 大仁田が大剣を掴み、魔界の騎士に斬りかかる。
284 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/15 00:09 ID:FBQiODUI
魔界の騎士がカッと顔を上げると、顔に垂れ下がった触手が激しく動き出した。 警戒して立ち止まる大仁田。 「気を付けろ!大仁田さん!!」カブレラもバットを抜いて駆けつける。 触手は顔を覆いつくし、不気味な程滑らかな動きで変形を続ける。 やがて、その動きが収まり、怪物は首をもたげた。 「!」 「何っ!!」 大仁田とカブレラは驚愕の表情を浮かべた。 魔界の騎士の顔は触手を組み合わせて変形し、人間の顔を形取っていた。 そしてその顔を大仁田は誰よりも知っている。 「お前・・・・蝶野!!!」 蝶野の顔が大仁田を見下ろしていた。生気の無い瞳に炎が照る。
蝶野ー!!!!
なんていいところで・・・ どよめいおた・・・
全ての話が繋がるってことは「エロ太郎」(3スレ目369)も何処かで繋がるんだろうね! と言って俺氏を困らせる。
俺もどよめいおた…
風よ。っぽいな
>>289 「風よ。」と言ったら、ベニー松山?
違ったら
ガシャン
291 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 04:46 ID:Hk0Cxg9s
「・・・蝶野?どういう事じゃ!なんで・・・」 大仁田は呆けた様に手をダラリと落とす。切っ先が地面の土を突く。 「大仁田さん!!何やってるんです!」 カブレラが叫ぶが、それよりも速く魔界の騎士の丸太のような腕が振り下ろされ、大仁田の右肩口に打ち込まれた。鎖骨が砕ける音が響く。 「うがっ!!」 「大仁田!!!」 カブレラが走る。 その後ろからリプリーの絶叫が続いた。「気をつけて!!奴の術よ!!」 毛糸の玉を解きほぐす様に、触手の顔はするすると蝶野の顔を解し、元の醜悪な顔を顕にする。 カブレラが跳躍し、バットを振り上げる。 「うおおっ!!」 電光石火のバットが魔界の騎士の頭に振り下ろされる刹那、すさまじい速さでそれは再び変形した。「!!」 カブレラの手が止まる。 触手はあどけない表情を浮かべた幼い少女の瞳をカブレラに向けていた。 「マーゴ!!」 次の瞬間、少女の顔が割れて、触手の槍がカブレラの身体を突いていた。吹き飛ばされ、大木の幹に激突するカブレラ。 大仁田が何とか立ち上がる。「カブレラ!!カブレラーー!!」 「くそったれ、くそったれが!!妹だ!!俺の妹だ!!」カブレラは絶叫した。口から血が漏れる。 「奴の術に囚われないで!!奴は心を覗くわ!!」 二人に駆け寄り、リプリーが蒼白しながら叫ぶ。オーボエの音色の様な声で哄笑しながら、魔界の騎士はゆっくりと歩み寄ってくる。
292 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 05:02 ID:Hk0Cxg9s
オズノは水晶の中を覗き込み、一人ほくそ笑んでいた。 暗い室内、水晶の中の景色の淡い光だけが、彼の顔を照らす。 「何をやっているのかは知らんが、企みに間に合った様だな。絶望の騎士よ、奴らを殺せ!!死体も残さずに焼き尽くしてしまうのだ」 魔界の騎士は大きく翼を広げた。触手がぴんと張りつめ、広げた両手の間に炎が寄り集まる。 「やばい!」 「くそっ!!」 「逃げて!!逃げるのよ!!」 大仁田とカブレラの身体を引っ張るリプリー。二人のダメージは大きく、身動きが取れない。 炎は長い剣の形を取って、魔界の騎士の右手に握られた。その炎の剣が振り上げられる。 「ここまで来て・・・くそーー!!!」大仁田はディアスの亡骸の手を握った。「ディアスー!!!」 剣が振り下ろされた。 その時、オズノは叫んだ。「何だと!!!何故お前が!!!」 水晶の表面に顔を張り付かせる様に肉薄する。 剣は三人に襲い掛かる前に、その男の掌に止められた。 三人は驚いてその男の姿を見つめる。 突如現れた戦士は彼らに背中を向け、魔界の騎士と対峙する。 ディアスの物と似た鎧を来た戦士は炎の剣を押し返す。魔界の騎士は唸りながらたじろいだ。 「あんたは・・・・!」 カブレラが目を見開く。 魔界の騎士は両手に炎を吹き上がらせ、戦士に襲い掛かる。 しかしその戦士は全ての攻撃を滑らかにさばき、魔界の騎士の腹に強烈な蹴りを叩き込んだ。吹き飛ばされる魔界の騎士。 男は振り向いた。 「大仁田、カブレラ、リプリー、よくぞ成し終えた。君たちは役割を果たした!」 大仁田が叫ぶ。 「来てくれたのか!」 戦士は微笑んだ。東京タワーの地下、二人と交信を取り、この世界に召還した張本人、 ディアスと瓜二つの顔を持った戦士は、大仁田の肩に手を置いた。 「君たちは役割を果たした!」ディアルは繰り返した。
ディアルーーーー karaageのTOPがものすごいことになってる・・・
294 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 08:37 ID:Hk0Cxg9s
森の木々が、じわりと伸び始める。木々だけでは無い、雲が、岩が、景色が、縦に引き伸ばされてゆく。 ディアルの姿も、カブレラの姿も、リプリーも、そして大仁田はじわじわと引き伸ばされる自分の手の平を見つめる。 「ディアル!いや、コ・・」 「皆まで言うな、大仁田よ!君は、君たちは私の期待に答えて役割を成し遂げた!!痛みに耐えてよく頑張った!」 空間がディアルの姿だけを取り残し、空へ向かって伸びてゆく。 「一つ目の託しは成し遂げられた!!大仁田、カブレラ、そしてリプリーよ、現世へと戻る時が来た!真の戦いはこれから始まる! 現世にて勇者を探し出し、決戦に備えるのだ!」 ディアスの亡骸が宙に浮き上がり、一瞬、ディアルはいとおしそうにその頬を撫ぜた。 大仁田、カブレラ、リプリー、そしてディアスは光の中に歪みながら空へと引き上げられ、雲の遥か上、星々の狭間へと消えていった。 陽炎の様な揺らぎが輝き、ディアルはそれを見上げていた。 「頼むぞ、大仁田、カブレラ・・・!」
295 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 08:54 ID:Hk0Cxg9s
話は少しだけ遡る。10月14日、午前0時。 「おい!大丈夫か!」カブレラに手を貸してダクトから引きずり出してやる大仁田。 「アリガトウゴザイマス、大丈夫」カブレラはやや青ざめた顔で頷いた。 東京タワーの足元、二人はふらふらと近くの公園まで歩いた。 革ジャンのポケットから煙草を取り出してカブレラに差し出しかけ、大仁田は苦笑いした。 「いかんいかん!!スポーツ選手に煙草はいかんな!」 カブレラは首を振って答える「一本クダサイ」 二人は公園のベンチに腰掛けて、息をついた。 近くをホームレスの老人がダンボールを抱えて歩いて行く。 東京タワーの照明が消えた。 「カブレラ」 「ハイ」 「大丈夫か」 「エエ、オオニタさんハ?」 「大丈夫じゃ。だが・・・・あんな事があったなんて・・・信じられん・・・・こんな事」 「私モデス・・・」 大仁田が立ち上がって、煙草を投げ捨てた。 「カブレラ!!一年ぶりの日本の空気じゃ!!うまいのう!!!」 カブレラは頷いて、煙草を投げ捨てた。 「オオニタサン、シカシノンビリスル、ジカンナイネ」 「わかっとるわかっとる。すぐに行動を開始する。わしは即戦力を当たる。別動隊を組んで挑まねばならん! 蝶野のジムに行く!」 大仁田は立ち上がる。 「お前はリプリーを探せ!別々になったが、わし達より速くこっちに来ているはずだ!」
296 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 09:00 ID:Hk0Cxg9s
ドイツの田舎町、サヘルフートで、1980年頃の一つの怪談が残っている。 自動車解体工場の近くの四辻で、突然硫黄の臭いが漂い始めた。 昼休みの作業員たちが何人か居合わせたのだが、辻の真ん中から突然黒い服を着た女が 悲しげな表情で浮かび上がった。 作業員たちが肝を潰して見守る中、女はそのまま裏山の森の中に消えていった。 リプリーはこうして現世に姿を現したのだった。
やばい面白すぎる。俺氏表現上手だなー
こんな朝早くから、オチェキットキ、全然、かっこいい!! 毎日このスレ。。。興味ある。。!!
え ディアスってコー○ローなんか!? ちんぽちんぽ。
>299 いや、首相殿だろ。
301 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 20:17 ID:Hk0Cxg9s
ザンギスとユウヒは魔術図書館で研究に打ち込んでいた。 「駄目だわ、いくら洗っても、あの街を狙う意図が分からない。商業や貿易が盛んだというだけで、 攻撃の対象になるような深い動機になる様な事が見当たらないわ」 書物を机に放り投げて、ユウヒは顔を上げた。 ザンギスが羊皮紙のリストに×を入れる。膨大な数の書物の名前が×印で潰されている。 「暗黒騎士にとっても、あそこは自治領にとって重要な貿易拠点だったはず。事実、公益記録を調べても 暗黒騎士にとって不利になる様な貿易、取引は何一つ残ってない。むしろ、彼の財布を潤す重要な泉だったはずだわ」 ザンギスは林檎をかじりながら首を捻る。 「だとすると、利益関係に関してはもう追いかける意味はなさそうだな。 歴史、人物、政治、どれをとってもあの街には深みはない。言ってしまえばあそこはただの市場の発展型に過ぎなかったはずだよな。 何故暗黒騎士はああも大規模な破壊を行ったのか・・・」 「お手上げだわ。あまりに難しすぎる謎掛けね」ユウヒは舌を打った。静かな図書館内に驚くほど響く。 「難しい謎掛けには、どうだい、逆に頭を徹底的に楽にして考えちまうのは。 もっともっとシンプルな理由を考えてみればどうだ。例えばあの街の形が気に入らなかったとか、あの街の景色が気に入らなかったとか・・・」 「ふざけないでよザンギス」 ユウヒは頭を抱えて机に突っ伏した。 「・・・・!待って・・・・!形!あの町の形!?」 ユウヒは跳ね起きて、書生の事務机に向かって走り出す。 「おい、ユウヒ?何だよ」 ザンギスも慌てて追いかける。
ユウヒキワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! オチェキットキ、するか。。。。!!
おお、ザンギスがそれなりにいい活躍
304 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 20:38 ID:Hk0Cxg9s
ユウヒが書生に検索したいキーワードを告げると、年老いた書生は呪文を唱える。 するとどこか奥の方でカタン、と音が鳴り、しばらくすると本が二冊、空中を滑る様に飛んできた。 「貴方の検索するキーワードを含んだ書物はこの二冊です。他にも検索されますか?」 「いえ、とりあえずこれでいいわ。ありがとう」 ユウヒはその本を受け取ると、すぐ近くの机に陣取って本の目次に目を通し始める。 「どうしたんだ、ユウヒ。何か掴んだのか」 ユウヒは顔を上げずに答える。 「分からない、掴みかけている様な、そうでない様な・・・・。・・・・これね・・・」 ユウヒは急いでページをめくる。たどり着いたページの見出しは滅ぼされた街ユーミルの、観光案内を謳っていた。 図解で大きく街の地図が記されている。城壁に円形に囲まれた街の図。 そして商業都市として大きく栄えた街の様子。絶える事のなかった人手、夜を通して輝き続けた大都市の様子を伝える文章・・・。 「・・・ザンギス・・・」 「何だ」 「今すぐに本を取って来て。検索するキーワードは"魔方陣"と"魔術"よ」
年老いた書生の呪文カコイイ!
306 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/16 21:45 ID:Hk0Cxg9s
1945年10月14日、ミャンマー国境付近。
紫色に染まった夜の終わり頃、いつもは空を舞っている頃の鳥達の声が静まり返っていた。
空気は微小な電気を含んで張りつめている。
街にはぽつぽつと朝の灯りが灯っているが、人間たちは誰もこの異変に気が付いていない。
垂れ込めている青黒い雲の合間に、一瞬、糸のように細い稲妻が走った。
鳥達が緊張する。
次の瞬間、激しい音を立てて槍の様に鋭い雷が地面に突き立った。
ttp://www.gazo-box.com/nazo/img/1695.jpg ディアスの亡骸は三人よりも早く、現世のどこかに辿り着いていた。
だがそれは誰の目に触れる事も無く、そのまま朽ち果てて行くのだった。
そして時は流れる。
かっこいい画像。。!!! ^w^
ほんっっと壮大だなあ。 めちゃくちゃ先気になる。
やばい、神だ。俺らは現人神を目にしてる。 俺氏、書く。俺ら、読む。
魔法陣グルグルの変なじじいも来て物語もヒートアップ
313 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/18 09:28 ID:tidygzMU
「・・・ザンギス、あなたもあの街を襲った大軍団を見たわよね?」 ユウヒは青ざめた表情で本から目を上げた。 すっかり夜は更け、図書館の中には二人を残してはもう誰もいない。 「突然何言ってんだ?どうした」 ザンギスは目を通していた書物を机に伏せ、ユウヒの隣に腰を下ろした。 「あれだけの軍勢が一晩で姿を消した。そしてあの街は破壊され尽くした。一体、あの軍団は何処へ?どこへ行ったというの?」 ユウヒは本を大きく開いて、机の上に置いた。 ザンギスがカンテラの光を寄せて、本を覗き込む。 「・・・・・・・・・・・・!!これは・・・・」 魔方陣を用いた魔法の解説書、その本の中ほど、図解をもって解説された呪文の項目を見た瞬間、ザンギスの顔色が変わった。 【転送の魔方陣】 この魔方陣の型は対象を術者の望む地点、空間、そして次元に転送する効力を発揮するものである。 完全な円を描いた図形を陣に収めなければならない。そして転送を補助する為には転送する対象の質量に応じるだけの 光が必要となる。そして術の発動には同じく対象の質量に応じた贄(にえ)が必要となる。 「これは!!馬鹿な!!」 無限に広がると錯覚させられる程広い図書館の暗がりを、ザンギスの叫び声がどこまでも走って行った。
314 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/18 09:39 ID:tidygzMU
東京、台場。 凶悪な翼竜たちが翼を広げ、幕を作り上げたその中に、フジテレビ本社ビルは東京の無残な姿とは裏腹に 完全な外観を保ったまま虜にされていた。逃げ遅れた局員たちが時折、絶望的な表情で外の悪夢の様な景色を呆然と眺めている。 周辺道路では生きながらにして翼竜、大蟻に捕縛された莫大な数の人間たちが呻き、転がっていた。翼竜たちは弄ぶ様に、 気まぐれに人間を襲い、臓物を地面に食い散らかす。 フジテレビのビル上部に取り付けられた球型展望台の中に、その男はいた。 黒光りする甲冑を身に纏い、胸には暗黒の騎士の紋章を抱いている。 男の名はアヴラン。オズノ卿の騎士団の近衛騎士団長だ。 「吐き気がするな、この世界は。汚らしい城、隠された空、石が敷き詰められた砂漠、うんざりだよ」 アヴランは眼下に広がる東京を眺め、唾を吐いた。唾の落ちた床は煙を吹き上げ、まるで水を被った角砂糖のようにボソボソと溶け落ちる。 「だがもうすぐだ。定められた刻はもうすぐ訪れる。その時、主が真の王としてこの世界に降臨なされるのだ」 アヴランの眺める東の空より、未だ無尽蔵と思える翼竜たちが炎を撒き散らしながら現れ続けていた。
私も先気になりまくり。 地上はスプラッタですな。
どきどき。やばいやばい
2ちゃねらー特攻隊は全滅しちゃったのかな
part1から見てるけどやっぱすげえ俺氏。 こんなのあるから2ちゃん楽しい。俺氏ガンガレ
続きが気になる!!!!!1
俺氏が連投しまくってたころが懐かしい・・・ 何とか盛り上げたいがうまいことがいえない自分の才能の無さに文字通り閉口・・・ どっちにしろ俺氏は見通しがっ立ってるようだし、このスレで足りなかったらまた時スレで続くさ、 だから皆気にせず書き込んで盛り上げていく方向でお願いしたい
>>320 俺氏のこのスレで終わる発言でみんな書き込み控えるようになって
盛り上がりに欠けてしまうていうのは計算外だったんじゃないかと思う
正直言うと、5で終了って言うのは目安として、もし足りないようだったら
また立てて欲しいと思ってる。流れ乱してスマソ
>>俺です。 ちょっと今仕事で疲れてて文章を考えられる頭じゃなくなってて、 明日の夜まで充電期間ください、ごめんなさい。 あと書き込みは遠慮してくれなくていい、と、思う。。!足りなくなった足りなくなったでそれもまた一興というもの、、って言った!
よーしそれじゃ遠慮しねーぜー!!!ぬ!!!!
キタ━━━━━━━━━!!! って言った!
>>俺氏 「あなたには今愛の力。。。必要なのは。分かっているはず。。。。!だから、恥ずかしいけど、、(^O^) 俺らの愛、尊敬の気持ち。。あげてもいいぜ(!!」 愛し合わないけどな!!ぬ
俺氏おつかれ オチャでも飲まないか |∧∧ |・ω・`) …ヌクイゾ |o旦o グラッ |―u' アッ _ 箔バシャッ ~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドドドド ヽ )ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ /. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ じゃあお前らにもまとめて 風邪ひくなよ
ディアス強すぎ!!!1を着うたにして設定してますが何か?
降臨街
すまんあと一日ください風邪ひいてうごけません
332 :
Classical名無しさん :03/12/21 21:01 ID:FvFhWr/U
>>331 俺さん、、、お大事に!!!
今年の風邪は酷いって言いますから。。。。。!!!
最近、俺氏の小説は迫力があってすごいと思います。 頭の悪い私にはよく分からない事もありますが。 きっと頭を使うんでしょうね。風邪、安静にして大事にして下さい。
>>331 お大事に!!風邪治るまでゆっくり休んでくださいね!!
それまで待っています!1
オレーオレオレ俺 知らんネーちゃーん知らんネーちゃん
336 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/22 15:16 ID:nh1qRgeY
机に何度も何度も拳を打ちつけ、安齋はその場に崩れ落ちた。 篠原がその身体を支えに駆け寄るが、鷹が黙って制す。 水道橋のビルの廃墟の中で、七人は沈痛な表情を浮かべ、だが同時に憎悪の輝きを瞳に宿らせている者もいる。 七人の中にはミルコ・クロコップと大山も数えられている。ここにいる者だけが東京を防衛している蝶野軍の最後の生き残りだった。 そして机の上で蝶野のサングラスが、鷹のシャツを敷かれて丁寧に鎮座している。 壁に立て掛けられた折れた刀。 生きているのは彼らだけだった。 「もう、すぐだ。もうすぐ、事が起きる」 鷹は六人の顔を見回した。 「そして最悪の偶然だが、自衛隊の突入も13時!状況は混乱を極めるだろう!」 さわだが頷く。 「ああ、だがどうするんだ。いくら俺達が援護しても自衛隊では歯が立たん!犬死するぞ、あいつら!」 さわだはしきりに拾ってきた無線機のスイッチをいじるが、どうにも壊れて反応がない。 「仕方ないな、被害を最小限に留める為に、俺達は自衛隊の援護に回る!特に篠原!」 「はい!」 「空はお前のフィールド!空自の奴らのサポートの指揮、お前に任せるぜ!」 あまりにも大役、だが篠原は健気に笑顔で答えた。 「お任せくださいですう!」 時計は、12時を指した。 自衛隊の東京突入まで残り60分。 「そして13時・・・大仁田よ、間に合ってくれよ・・・」 鷹は煙草に火をつけた。それが鷹が咥える最後の煙草になる。
337 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/22 15:29 ID:nh1qRgeY
太平洋上を大きく迂回し、東京湾から北北東に300キロの地点。 航空愚連隊197機の大編隊は進路を更に迂回方向に合わせていた。 真北から東京に突入を仕掛ける、その時間まであと僅かだ。 その時だ。 愚連隊の名目上の隊長である福島航空隊員に無線が入った。指揮系統が乱れ過ぎ、どの機体からの通信かは定かではない。 「福島さん、衛星レーダーを。日本海上空に航空機の機影があります。数は10機前後、米軍機でしょうか」 福島はコンソールに触れ、レーダーのモニターを極視界に合わせる。確かに、本州を挟んで航空愚連隊と併走する様に 航空機郡が飛行しているのが伺える。 「見えるな。米軍機かどうか、ともかくこの状況にこの数、中国あたりの物見遊山じゃないだろうか。あまり期待はしない方がいいが、 とりあえず放っておけばいいさ」 予定通り、福島らは黒雲に差し掛かった。この雲に沿って紛れ、突入ルートへと進路を調整する手筈だ。 「よし、全機に告ぐ。トラトラトラだ!」 何人かがたまらずに笑い出すのがスピーカーから聞こえた。 福島も笑みを浮かべた。コンソールに貼り付けた、家族の写真に優しく触れる、彼に、彼らにはもう恐れは無かった。 「アメリカさんがくれた土産をまだ落っことすなよ!速進行、赤!全機続け!!」 巨大な黒雲の中へ、197機は次々と突入した。うまい獲物を飲み込むように、黒雲は雷鳴を鳴らす。雨が降り始めた。
鷹・・・
アメリカの土産・・・。 核か!?
控えようと思ったけど我慢できん。 コレは。。。!!面白すぎ。。。。!!!!って言って思った!!!! 風邪は大丈夫ですか? 無理しないようのんびりと続けてください。
341 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/23 10:54 ID:cIXR4YPs
リプリーの身の上に過ぎた60年近い年月を語るにはあまりに時間が掛かり過ぎる。それはまた別の機会に場を設けさせてもらうとして、 彼女は2003年、この現世でまだ生存していた。 第二次世界大戦後、様々な国、政治化で突如現れたその女性が名前を残している。 ある時は軍事関係者、ある時は資本家、ある時は学者として、その女性は世界各地で 風雲急の活躍を見せては姿を消す。それがリプリーだった。 そして彼女は不思議な事にまったく年老いてはいなかった。 2003年、10月。 リプリーはアメリカ合衆国SEALS隊員という役職に身を紛れさせていた。 そしてその身はイラクにあった。イラク紛争の只中、ゲリラ掃討の任務に就いていたのである。 しかしカブール近郊ダスタンを移動中に、彼女の所属するチームは異変に気が付いた。 まずはリプリーの失踪、そして結構な量の武器弾薬の喪失。 結果、合衆国政府はリプリーがゲリラに拉致されたか、ゲリラへの武器の手引き役として裏切ったかの両面から 彼女の行方を追い始める。だがこれはあまりに些細な事件であり、特に報道機関には知られてはいない。
342 :
おかわり :03/12/23 11:18 ID:bnXDtnis
あら、クラウンに来たのですね 楽しみにしてます お疲れさまですー
343 :
偏差値49の甲子園大学です。 :03/12/23 12:38 ID:Ub52aPUY
クソスレみたら!! \\ 常いかなる時も!! // \\ 速やかにワッショイ!!/ ∬ ∬ ∬ ∬ .∬ ∬ 人 人 人 (__) (__) (__) (__) (__) (__) . ( __ ). ( __ ) ( __ ) (:::::::::::::::::: (´∀`∩)(´∀`∩)(´∀`∩) (:::::::::::::::::::: (つ ノ (つ 丿(つ (´⌒;;::::::::::::::: / / (´/ (´⌒;;(´⌒;;:::::≡≡(´⌒;;; (_/し'≡(__(´⌒;;(´⌒;≡≡(´⌒;;≡≡ (´⌒(´⌒;;;:: ズザーーーーーッ
あぼーん
リプリーがどう絡んでくるか楽しみ。 本当いろんな方面詳しいですね〜・・表現がいいです。 壊れた文体のときとは違った意味で
(^^)<メリークリスマス! いつも面白いですここ。
俺は「何人もいる俺さん」がどう絡んでくるかが一番楽しみだ…
俺には想像もつかねえぜ
それと
>>337 見て改めて俺さんのすごさを知ったよ。
マジであんたは最高のエンターティナーだ!!
このスレでクリスマスを祝うと、死ぬぜ!! 今宵はオレシマス!!皆、集まれ!!
クリスマスは馬鹿です(^^)
オレシマスかよ!捨て身ですね。
そうはさせねーぜ!!
俺氏さんメリークリスマス。 最近の俺氏の描写は本当に緻密ですごいですね。
353 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/24 17:30 ID:5SiHLEvw
リプリーは中近東諸国から中国へと身を隠し、河を使って南に下り、 やがてメコン河に入った。大量の米軍最新装備を所持するリプリーには 陸路も空路も使えない。彼女は丸太操船の一隻を莫大な金で買収し、 ミャンマー、ラオスに挟まる「ゴールデントライアングル」と呼ばれる地域で ひっそりと上陸した。 その地域を牛耳る阿片マフィアのプランパットは彼女をもろ手を挙げて迎え入れた。 彼女とプランパットの交流は香港返還の折のヤクザ者の難民をタイやラオスに手引きしてやった時から 密に始まっていた。突如、暗黒界に姿を現したリプリーは無尽蔵の資金で次々と中国に潜むマフィアたちを援護し、 このゴールデントライアングルにもともと巣食っていたヤクザたちとのネゴシエイトをも引き受け、 彼らをこの区域で上手く両立させ、資金を与え続けて手懐けていた。 事実上、リプリーはタイ、ラオス、ミャンマーに君臨する頭角の一人と呼べる。 「それで、プランパット、あれは確かに保護されているのね」 「ああ。保護というのかどうかは知らんが、シリラートだ。シリラートの地下にまだ安置されている。誰も手を付けちゃいないさ」 川沿いのテラスで、プランパットとリプリーは茶を交じえていた。河に浮かんだいくつかのカヌーの上で マシンガンを持った若い男達が二人を厳重に警護しているのが分かる。 「20年前にティカで回収されてから、ずっとタイ王国政府の管理下にある。しかしリプリー、 俺には分からねえな。あんな仏をどうしようってんだい。もっとも、あんたのやる事なす事、一つだって 俺には理解できないけどな」プランパットは太った腹を揺らして笑った。 ラオスに落ちる夕日の光が、リプリーの黒い肌を赤く染める。 「それは聞かないでいい事よ。でもね、私の全てはあれに掛かっていると言ってもいいの」
やばい!オレシマス始まっちゃった! 俺氏がんばれ。
オレシマスの会場はここですか?
>>354 IDが地面に額をこすりつけてるっぽい。
〇| ̄|_の縮小版でorzがあるんだが、俺の常駐板でしか流行ってなかったみたいだなorz
359 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/24 23:31 ID:5SiHLEvw
*これは本編とは関係ありません* 俺はいつも通り、街中を我が物顔で歩く!!みんな避ける!!当然。!! しかし、今日はやけに人が多い・・・飾りつけもやたらと派手だし、一体・・・、 「おーい!俺さん!!」 柳沢慎吾が走ってきた。相変わらずピンピンしてやがるぜ、こいつ 「何だ!」 「今日はクリスマスですよ!!のん気に歩いてる場合じゃないでしょ!」 「何、クリスマス!!そうか・・・合点がいったぜ!!そういう事か!!」 「はい、!!」 俺は激怒!柳沢も激怒!!周りの人皆怖がってる!!wクリスマスという仮面を剥いでしまえば、こいつらこんなものか!!w 「おい、柳沢、ついてこい!!クリスマス狩りだ!!いくぞ!!」 「そうこなくっちゃ!!パープーパープー!!前のカップル!止まりなさい!!」 「おい、調子に乗るな!」一撃!「ヴァ!」頚椎挫傷、柳沢慎吾脱落! 「いくぞおらー、カップル共、クリスマス狩りだ!!」 つづく!!
360 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/24 23:41 ID:5SiHLEvw
俺が集めたメンツは、、、すごいよ!!まじ!! ジブラ!!こいつは声が怖い。。!!カツアゲとか、そういう。。怖い!! 片桐はいり!!説明はいらないでしょう! 小川真也!!こいつは札付き!!。。頼りになる!! こいつら三人と一緒にミレナリオに殴り込む!! カップルたちはキャーキャー言いながら逃げ惑う!こいつらの愛も俺たちの軍団に掛かれば、紙みたいなもんだな!あっけなさすぎ!! 小川はハイアングルダイブで次々と飾りつけを破壊!!爽快としかいい様がないな!! はいりも他を寄せ付けない活躍ぶり!! ジブラは声。。。!とにかく声で、皆を不安な気持ちにさせる!!。。 俺は笑いながら街を行進!!堂々たる様子に、皆逃げるのを忘れて見とれる!! 「おい。。みろよ!」「俺さんだ!!」「俺さんがクリスマスにやってきた。。!!」ワーワー! 皆俺の周りに集まってきた!!「俺さん!メリークリスマス!!」「俺さん、メリークリスマス!!」 意外な展開に俺も目を白黒させる!!おいおいW つづく
361 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/24 23:45 ID:5SiHLEvw
皆が俺を取り囲み、やがて。。。胴上げ! 「俺さん、メリークリスマス!!」 高く、どこまでも高く、聖夜に・・・!!聖闘士聖夜!! 「おらー、お前ら俺さんに何さらしてんだこら!!」小川激怒、 オーディエンスを次々とチェストラリアットで吹き飛ばす!! 「おい、やめろ!!小川!!」俺が止めに入る!! 「あーん、あんたの命令でやった事だろう!!」 「嘘をつくな!!」 「もういい、離反だ離反!!死ね!!俺氏!!」 「小川、俺達も力を、貸す!!」ジブラとはいりも謀反!! こいつら・・・・・ つづく
362 :
Classical名無しさん :03/12/25 00:21 ID:kBD0SFT.
今アク禁中なんで非難してきたんだけど、まさかこんなところで 俺氏に会うとは!!8月頃毒男板で読ませてもらってました。 出会いってわからないものですね しかし、イブの夜にアク禁・・・・・・毒男にとってこれほど つらいものはない。スレ汚しスマソ
夜、仕事から帰ってきて、まずこのスレを読みます。 俺氏、メリーオレシマス!!
>はいりも他を寄せ付けない活躍ぶり!! はいり最強だな。 そして俺さん、メリークリスマス!!
オレシマス!オレシマス! ウオーーオーオオー。
そうかぁ・・・今日が俺氏誕生の日かぁ・・・
オレシマス・ナイト見逃した…osz しかし聖闘士聖夜はなしだろう!!!!!1ぬ
>小川真也!!こいつは札付き!!。。頼りになる!! 小川直也なのか橋本真也なのかー!!!ごっちゃになっていないか俺氏!!ぬ!!!
369 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/25 13:43 ID:OwRVV8Xg
俺は小川(?)を首投げ!!驚くほどよく飛んでいく!軽い、あまりに軽すぎる!柵に当たって死亡! はいりは聞き分けがいい!俺の命令に従って、ジブの足元を攻撃、ジブラの突進を阻止! 「ぐあー、足がー」低い声で悶絶!ざまあないな、こいつ! 「いくぜ!俺がクリスマスを守る!」俺のパンチ、肘、膝、チョップ、虎口拳、飛び蹴り、様々な攻撃が ジブラを直撃!!喉仏陥没!「ヒェー」低い声が高くなった!デリみたいになって泣きながら逃走!勝った!! ワアアア!!観衆絶賛!!俺を取り囲んで、胴上げ!!美女は俺にキス!!クリスマスも悪くねーな!! っていう夢を見たぜ!!!とりあえずクリスマスは2ちゃんねるに限るな! おわり
>高く、どこまでも高く、聖夜に・・・!!聖闘士聖夜!! また自然な流れでdでもない事言ってくれるな!!1!。。 禿ワロタ
夢オチ!!!!!! 素で驚愕!
372 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/25 17:01 ID:OwRVV8Xg
書き終わって昼寝してたら、実家で正月でみんな集まってて、 そこで柳沢慎吾の煙草の箱使ってパトカーの真似するギャグやったら 煙草の箱にビニールが付いてなくて延々と滑り続ける夢みたよ。 俺のクリスマスはこんな感じだったぜ。
373 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/25 18:30 ID:OwRVV8Xg
俺のクリスマスはこんな感じだったぜ。 ☆ |\ ∴∴∴ いや、まじで /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: ::::::::::::::::::::::::: / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
ハンパネーな・・・
ネーね・・・
376 :
Classical名無しさん :03/12/25 19:24 ID:gkl1JO.U
>373の俺さん イ`
しんみりしちまったな!! 俺さんに元気のない姿なんてにあわねーぜ!!
俺さん…ッ!
380 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 08:46 ID:OwRVV8Xg
「間違いないわ、ザンギス」 廃墟になったユーミルの広大な残骸を見下ろす高台の上で、ユウヒとザンギスは日を背に立った。 強い風が二人の身体を打つ。 ユウヒは手にした書物を広げ、ユーミルの城壁を睨む。 「あの街は魔方陣として利用されたのね。完全な円形と強い光、転位の魔法の魔方陣としては これ以上ないってくらいにお膳立てが整った場所だったのだから」 「でもユウヒ、あの軍団はどこに移動したって言うんだ。あれだけの軍勢が現れたとなると とっくに俺達の耳に入っているはずだぜ」 ザンギスは首をかしげる。 「分からない。でも追わないと。これだけの巨大な陰謀を、止められるのはもう私達だけよ。 ディアスの意思を継ぐのよ、ザンギス」 「よくぞここまで辿り着いたな、ユウヒ、ザンギスよ」 突然掛けられた背後からの声に、ユウヒとザンギスはそれぞれ武器を抜いて振り向いた。 男は掌を二人に向け、「待て」と穏やかに言った。 「何者だ!!」 ザンギスが斧を向ける。ユウヒもダガーを油断無く構える。 「ユウヒ、ザンギスよ、よくぞこの陰謀に辿り着いた。君たちは役割を成し遂げた。 私は君たちの旅を始終ずっと見てきたのだ」 男は逆光を背負い、その掌は顔を隠す。しかしその声に、二人は何となく聞き覚えを感じていた。 「あなたは誰!何故私たちの事を!?」 掌がゆっくりと下ろされる。 「私の名はディアル。それが全てだ。この物語のディアルにして、私自身が課した名もまた、ディアル」 ユウヒとザンギスは逆光の中からおぼろげに浮かび上がってきた顔を見て、息を呑んだ。 「ディアス!? 」
381 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 08:54 ID:OwRVV8Xg
男はディアスに似ている。しかし、その顔の上には幾十年分もの皺が刻まれてはいるが、 その瞳の輝きはディアスと瓜二つだ。 男は微笑んだ。 「そう、私はディアスの父親だ。そして、君たちの父親でもある」 空間が歪み始めた。雲が、大地が、地平線が、廃墟が、ディアルの姿が、 ゆっくりと空に向かって引き伸ばされていく。ザンギスとユウヒはゆっくりと陽炎に包まれて浮かび上がった。 「!?」 「何だ!?」 ディアルは二人に向けて手を広げた。 「君たちは役割を果たした。これで全ての者が役割を果たした事になる!そしてかの地にて、 最後の戦いが始まる!」 光は強くなり、歪みは加速度を増していく。 「待って、一体・・・!?」 「これは希望が勝利する物語である!だが、終わりの項は敵の手の中だ!未来は未だに見えぬ! 戦うのだ、ユウヒ、ザンギスよ!かの地にて、勇者を呼び覚まし、決戦に備えよ!」 光が弾け、ディアルを残して全てのものが空へと消えていった。 暗闇の中に、ディアルは一人佇み、呟いた。 「我が愛しき物語よ、どうか希望ある完結を迎え給え・・・・」
うおーお!! エターナル!!!!
383 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 09:05 ID:OwRVV8Xg
永遠とも思える意識だけの旅の果て、二人は遥かな足元に青空の色を感じた。 そして光よりも早く、羽毛の落下よりも緩やかな速度で、二人は空を抜け、眼下に広がる大地を見た。 キール王国とは全く別の世界、汚れた空の下に巨大な城たちがひしめく様に並びそびえている。 その城の細い隙間に、二人は着地した。空間の歪みと二人を包み込む光が消え去り、 やがて町並みの喧騒が二人を包んだ。 ザンギスとユウヒも、現世に姿を現した。 「何なんだ、ここは!?」 「わからない、ここがオズノ卿の軍団の移動した先なのかしら」 「いいえ、オズノの軍団はまだ来てはいないわ。彼らが到達するのは二週間先よ」 再び背後から声を掛けられ、ザンギスとユウヒは慌てて振り向く。 路地の暗がりから、長身の女が現れる。 「待っていたわ。本当に長い間待ったわ、貴方達」 女は被っていたフードを払いのけ、顔を二人にあらわにした。リプリーだ。 瞬間、ザンギスはリプリーに飛び掛っていた。 「ザンギス!?」 ユウヒの声に、ザンギスはリプリーの胸倉を掴みながら答える。 「忘れたのか、ユウヒ!こいつは君を傷つけた暗黒の騎士!貴様、よくものこのこと俺様の前に顔を出せた者だな!」 リプリーは落ち着き払った様子で、ユウヒを見つめ、目を伏せた。 「その通りよ、ユウヒ。まずは謝罪するわ。誤解があって、貴方を傷つけてしまった。こうして貴方に再び会えて、心底嬉しく思う。ごめんなさい、ユウヒ」 「ザンギス、手を離しなさい」 女の真摯な態度とユウヒの声に、ザンギスは毒気を抜かれて掴みかかったその手を離す。 ニューヨークの路地裏、三人はこうして合流したのだった。
384 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 09:14 ID:OwRVV8Xg
アフガニスタンのスリダムでは、ウルークシラードの歓声が上がった。 「イエイ!上手くいったぜ!」 彼は机の上の菓子などを払い落とし、パソコンに向かって腰を据え直す。 アフガニスタンのパソコンが苦心の末に映し出したその画面、 2ちゃんねるのトップページ。 【こちらウルークシラード(溶けた脳みそ)、カリオート(熱中)へ、上手くいったぜ。これより情報収集に入る】 彼は仲間に再びチャットメッセージを送り、ウインドウを2ちゃんねるに合わせた。 ところどころ文字化けしているが、上手く変換された言葉を彼は読み込み始める。 【いっとくけど】 2ちゃんねる軍団スレッドPart2 【ほんき】 1 名前: 名無しさん 投稿日: 03/10/22 09:18 ID:qd52wwwZ PART1がひろゆきに速攻であぼーんされたのでもう一回立てるぜ。 謎の軍隊に襲撃されてあぼーん寸前の日本ですけど、このまま黙って死ぬのもしゃくなんで ヒマな香具師らで集合して2ちゃんねる軍団作って特攻オフするというスレです。 テンプレ ひろゆきは無視してください
ディアルがザンギスとユウヒの父親でもある ↓ 三人は兄弟 ↓ ディアスとユウヒは愛し合った ↓ 近親相k(ry ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
386 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 09:23 ID:OwRVV8Xg
情報の途絶えた日本の状況を、唯一インターネットだけが世界に向けて細々と伝えていた。 いわゆる、アフガン版2ちゃんねると言えるアフガニスタン国内専用巨大掲示板群「ハブラ(ついついやってしまうの意)」(通称、砂ちゃんねる)でも 日本の状況を集めようとアフガニスタン国内のネットジャンキーたちが必死で駆けずり回っていた。 意外なことだが、政府関係者たちもこの砂ちゃんねるで日本の情報を確認していた。何より崩壊してしまった日本政府よりも この掲示板は正確な情報を迅速に伝えてくれる。 中国、巨大掲示板群、通称4000ちゃんねるでも同じような動きが始まっていた。 ドイツ、赤ちゃんねる。 インド、象ちゃんねる。 スイス、銀行ちゃんねる。 南米ボリビア、ラマちゃんねる。 ブラジル、黒豆ちゃんねる。 メキシコ、サボテンちゃんねる。 政治的に日本の状況を敬遠している各国に対し、究極の民主である掲示板群は活発な動きを繋ぎ始めていた。 「日本はどうなった!」「日本はどうなった!」
ザンギスとユウヒも愛し合ってる!! ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
4000チャンネルワロタ
389 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/26 09:32 ID:OwRVV8Xg
そして将軍様ちゃんねる、北朝鮮。
(意訳版)
【キムジョンウィル】 ニダ、ニッポン、ヤバ、マシモ 【マンセー】
1 名前: ナナシサンミル 投稿日: 03/10/22 09:20 ID:kimgod58
カペラ ニダ ニッホソ ズマ !!
2 名前: ナナシサンミル 投稿日: 03/10/22 09:22 ID:kimgod84
>>1 ドウイ!
3 名前: ナナシサンミル 投稿日: 03/10/22 09:22 ID:kimgod09
ホッシュホッシュ!
4 名前: ナナシサンミル 投稿日: 03/10/22 09:22 ID:kimgod24
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<コレカラムニダ アイゴ ウオエンシル ホッシュ ニダ!(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) ンーパアミアミ
>この物語のディアルにして、私自身が課した名もまた、ディアル ってところがなんか創造主っぽい感じがする・・ ディアルがザンギスとユウヒの親っていうのはそういう意味での 親で、「この物語」での肉体的な意味で父親なのはディアスだけ なんじゃないかなと勝手に考えたりした。独り言だと思って下さい。。る 壮大杉!世界各国の2ちゃんがそのまますぎてワラタ。4000ちゃんねるが特に・・ 朝鮮の2chおもいっきり日本語ですし。
よくみたら(意訳版)って書いてありますね・・照れる(^^;) でも全然意訳されてないような気も少しします! >「我が愛しき物語よ、どうか希望ある完結を迎え給え・・・・」 って言葉も・・。なんかキますね!でも完結が迫ってる気がして悲しい・・
>384 テンプレひどすぎるw
>384 テンプレひどすぎるw
395 :
Classical名無しさん :03/12/26 22:51 ID:xCZdSJgM
>>395 いや、>>俺氏の知らない俺さんなのかも!
>396 13人くらい目の俺さん!?
ジサク('A`)ジエーンですか?
400げっと。。!!1まじですごい!! 俺が俺のスレで400げっと!!。。 残り半分ですしね(^^)。って、言った!!
>>381 の「これは希望が勝利する物語である!」の件は何度読んでも
背筋がよだつ。何とも言えない高揚感を文章で味わえる。最高だ。
402 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:01 ID:meCCWC/2
ttp://www.kajima.co.jp/project/works/content/project/image/fuji-tv-bil.jpg フジテレビ本社ビルの球型展望台内で、暗黒騎士アヴランは立ち上がり、命令を放った。
「よし、この展望台を切り離し、確保せよ。移動を開始する。進路、北西!受け皿へと向かう!」
大蟻たちが強靭な顎で切り離しておいた展望台を、翼竜の群れがしっかりと包み込み、持ち上げ始めた。巨大な球がゆっくりと浮かび上がり始める。
「絶対にこの球を傷つけてはならぬ!この球こそが肝要なる鍵なのだ!」
安齋たちは台場に向かいつつあった。
乗り捨ててあったジープに全員が寿司詰めになっているその車内、大山が叫ぶ。
「見てください!あれを!」
大山が指差す方向、台場で異変が起きているのがはっきりと確認できる。
「あれは!フジテレビか・・・!何をするつもりだ!」
鷹が驚いて叫ぶ。球は建物から既に10メートル程高い位置に浮かび上がっていた。
「クソったれ、何か企んでやがるな!!」
「鷹さん、あたしが先に飛んで行って阻止するです!!」
篠原ともえが下半身を飛行形態に変形させて飛び出そうとする。
「馬鹿野朗!!一人で行ってどうなる!!」腕を掴むザウルスライダー。
「でも、あたしも何か役に立たないと、蝶野さんに怒られちゃいます!」篠原は、笑った。
鷹がザウルスライダーの腕に手をやり、そっと押し留める。
「行かせてやれ、ライダー。篠原を信じろ!こいつもまた、一人の戦士!!」
篠原は頷き、ジープから身を乗り出した。翼を広げ、飛び立とうとする。
その時、物凄い轟音が空を裂きながら、彼らの頭上を飛び越えて行った。飛び出しかけた篠原も驚いて、ジープの中に転がり込む。
「きゃー!」
「なんだ!」
403 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:06 ID:meCCWC/2
ミサイルだ。巨大なミサイルがいくつも、尾を引きながら台場に向かって飛んでいく。 慌てて飛び出して来た翼竜の群れの中に突っ込んだミサイルは、凄まじい火炎を撒き散らしながら爆発した。四方八方に翼竜の残骸が飛び散る。 「あれは!」 大山が運転席から身を乗り出し振り返ると、赤い空を銀色の機体が突き進んできているのが見えた。 「クソったれ、自衛隊だ!!クソみたいなタイミングで来やがったぞ!!」 鷹の声に、ジェットエンジンの爆音が重なった。197機の日本国自衛隊最後の残存勢力が、いよいよ東京に突入を開始したのだった。 翼竜の群れが怒声を上げながら、次々と戦闘機の群れに向かって飛翔していく。 「行きます!!」 止める間もなく、篠原が飛び出す。 戦いは始まった。
404 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:18 ID:meCCWC/2
「敵勢力を目視確認!マニュアル確認でロックし、撃墜せよ!!」 福島の号令に、全員が操縦桿を握りなおした。 音速を遥かに凌駕する速度で、翼竜と航空機の群れが交差し、次の瞬間には方々で爆裂が起きた。翼竜や航空機の翼の破片が雨となって地上に降り注ぐ。 アメリカ軍の兵器を搭載した戦闘機は次々と翼竜をロックし、ミサイルは獰猛な鮫の様に獲物に喰らいつく。 翼竜も空中で捕まえた航空機のコックピットを胡桃の殻の様に食い割り、中からパイロットたちを引きずり出し、貪り食った。 轟音、悲鳴、爆音、東京は一大戦場となった。 その中を篠原は俊敏に飛び回り、墜落する機体から生存しているパイロットを救い上げ、近くのビルの屋上に降ろしては次の救助に向かう。 地上に鷹たちを乗せたジープが走って来るのが見える。 「篠原ーーーーーっ!!!!」 「くそ、何なんだ、こいつらは!!」 若いパイロットは迫り来る翼竜を次々と撃墜しながら、宙を旋回した。空は敵と味方で埋め尽くされ、自分がどこをどう飛んでいるのかの把握すら難しい。 「これが実戦なのか!」 彼の額を冷たい汗が流れる。操縦桿が力を込められ、軋む音を立てる。 その時、ひときわ大きな翼竜と彼の目が合った。竜は急旋回し、彼の戦闘機に目を付ける。 「くそ!!」 即座にミサイルを発射しようとするが、トリガーがカチンという音を立てただけで何の反応もない。 「何だって!くそっ!!」 次の瞬間、眼前に翼竜の顔が在った。激しい衝撃が彼を襲う。戦闘機は空中で捕縛され、竜は鋭い牙を機体に突きたてた。 牙の一つが彼の太股を貫く。 「ぎゃああああああ!!」 翼竜の口が再び大きく開かれる。
405 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:24 ID:meCCWC/2
篠原はその機体の救助に、既に向かっていた。 「間に合って!!」速度を上げる篠原。 パイロットはおびただしい出血に意識を朦朧とさせながらも、まだ闘志を失ってはいなかった。 ミサイルのレバーから手を離し、機銃桿を握る。 「日本男児を舐めるな!!」 トリガーを引くと、凄まじい轟音を立てながら機銃の弾が竜を砕いた。頭部を吹き飛ばされ、悲鳴を上げる代わりに血と炎を吹き上げる。 パイロットはそれでも機銃を撃ち続けた。翼竜の翼がボロの傘の様に穴だらけになって千切れた。 「アッ!!!」 その機銃の一発が、救助に向かっていた篠原の胸を貫通した。 コントロールを失い、失速してくるくると回りながら篠原は墜落する。 「しのはらーーーーー!!!!!」 加藤鷹は叫んでジープから飛び出した。
406 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:32 ID:meCCWC/2
ビルの床を次々と抜きながら、篠原ともえの体は地上に激突した。 鷹はすぐにそこに辿り着いた。 「篠原、おい!篠原!!ともえーー!!!」 瓦礫を蹴って、鷹が篠原に駆け寄る。 篠原は既に虫の息だった。胸の銃創がわずかに煙を上げ、驚くほどほっそりと、血が流れている。 「篠原、おい、しっかりしろ!!篠原!!」 「た・・・か・・・さん・・・」 空中を爆音が通り過ぎる。 「おい!!しっかりしろよ馬鹿野郎!!どうするんだ、お前、お前が死んでどうするんだ馬鹿!!」 鷹は篠原の頭を優しく抱き上げる。 篠原の手が、弱弱しく鷹の掌に添えられる。 「た・・か・・さん・・・・・、ごめんなさい・・・」 その手が震えながら、急速に体温を失っていく。 「馬鹿野郎、謝るな!!篠原!!おい・・・篠原・・・・!!俺は・・・俺は!俺はお前の事が!!」 泣き叫ぶ鷹の唇に、篠原の指が触れた。 「その先は・・・・次にあった時に・・・聞かせてくだ・・・・さい・・・た・・か・・さ・・・」 指がはらりと散った。篠原は死んだ。 再び爆音が響き、戦闘機が頭上で火を噴きながら機銃を乱射した。 「やめろ、殺すな!!!もう止めろーーーー!!!!!!」 加藤鷹の絶叫が空しく響く。
407 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:42 ID:meCCWC/2
航空愚連隊は次々と翼竜の群れを撃墜していたが、その数で見るとまるでぬかに釘だった。 いくら撃ち落としても次から次へと翼竜は飛び掛ってくる。 一方で愚連隊の機体は60機余りが撃墜されていた。残る機体の中でも全てのミサイルを失ってしまったものが半数以上。 「全機に告ぐ!!我々にはもう帰る場所はない!!ここで勝つか死ぬかだと思え!!」 福島の号令に、生き残りの者たちは応を返した。ここで戦力を失ってしまったとしても、逃げ帰ればどちらにしても敗北は見えている。 絶望的な状況でも、彼らに後ろは無かった。 「いくぞ、航空愚連隊!!総員突撃だ!!」 その時、レーダーに強い反応が現れた。 その数は10機。 「何だ!?」 福島が振り向くより早く、信じられない程の速さで戦闘機群がその戦場に現れた。 漆黒の機体が矢の様な陣形を取り、翼竜の群れに突撃する。 翼竜の火炎を交わし、一糸乱れぬ動きで次々と敵を撃ち落し、空中を大きく旋回する。 「あれは何だ!?どこの機だ!?」 「何て動きだ!!」 突然の援軍に愚連隊は色めき立った。 福島は回線を調整し、英語で呼びかける。 「黒の中隊に告ぐ、所属を名乗れ。こちらは日本国自衛隊、黒の中隊に告ぐ、所属を名乗れ」 一瞬間が空いた後、きびきびとした声で応答があった。 「こちらは北朝鮮空軍将軍特選航空英雄隊である!日本を援護する!」
408 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/28 12:51 ID:meCCWC/2
北朝鮮の中隊は機械的な正確さで陣形を整え、次々と翼竜を撃ち落していく。その動きは不気味なほど正確で、俊敏だった。 「北朝鮮だと!?」 福島は驚いて叫び、笑った。 「将軍様は崩壊した日本に哀れみを抱き、日本政府に代わって日本国を統治すると仰られてくれている!我々はその先遣部隊である。 偉大なる将軍様のご慈悲により、我々は貴公ら日本の航空自衛隊を援護する!」 愚連隊の無線に興奮の声と笑いが巻き上がった。 福島も笑いながら、応答する。 「なるほどな。将軍様の御意向は、日本の偉いさん方に改めてお任せするとして、 我々航空自衛隊の隊長として、君たちに返答させてもらう。 大歓迎するぞ!!よ く 来 て く れ た ! ! ! 」 自衛隊機、北朝鮮機、合わせて70機が編隊を再編成し、福島機と北朝鮮隊長機を先頭にして再び突撃を開始した。
409 :
Classical名無しさん :03/12/28 13:55 ID:xhcsjm52
し゛のはら゛ーーーーーーー゛!!
U σ レ£ らーー! 北朝鮮が良いヤツっぽくなってる・・なんか憎めねえ。
北の国は>>俺氏たちによる熱狂的再征服が完了したんじゃないか?
> 仰られてくれている! 日本語ムチャクチャ! 半島の言葉は日本と敬語の使い方が違うらしいが、そのせいで混乱したか? なんだか変にリアルだ!
いや〜・・語る舌を持つこともおこがましいくらいですね。 壮大でスゴイ(^^;)面白い。 ディアス初期とか部分的にでも、フラッシュ職人キボン 他力本願でスマソ
415 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/30 13:10 ID:Icq64daI
10月14日、日本時間午前11時52分。 ドイツ・ルクセンヒルン博物館、遺跡研究棟。 閉館中の暗闇の中に、まるで蜘蛛の糸の様な一本のロープがするすると降りてくる。 しばらくするとそのロープを女が一人、まるで曲芸師の様な身のこなしで素早く降りてきた。 女盗賊ユウヒである。 ユウヒは装着したサーマルゴーグルで館内の赤外線ブザーのラインを上手く掻い潜り、床に着地した。 そして音も無く素早く物陰を走り回り、館内を奥へと進む。 厳重に、幾重にも電子施錠された金庫室のドアといえども、最新式装備に身を包む天才女盗賊の前では、日本の「フスマ」にも等しく、 ユウヒは重要歴史博物管理室にとうとう辿り着いた。 様々な重要遺物がガラスケースに入れられて並んでいるその部屋の中を、ユウヒは迷い無く真っ直ぐと進む。 「ヒトラーのミイラ」の前を通り過ぎ、最後の赤外線ブザーを飛び越えた時、ユウヒはついにそれを見つけて息を呑んだ。 「これね・・・!」 その大剣は振りが2メートル半はあった。 恐ろしく豪傑な印象を与える荒仕上げの刃、禍々しく彫り込まれた柄の彫刻、 それは暗黒騎士大仁田厚が振りかざしていた、ディアスを絶命せしめたあの魔剣であった。 ただし、漆黒にぬら光りしていたはずの刃が白銀仕立ての様に白く輝いている。 ユウヒはその剣が収められたケースのロックの解除に取り掛かる。 「上手くやってよ、ザンギス、リプリー・・・!」
416 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/30 13:17 ID:Icq64daI
同時刻、タイ・シリラート病院内、研究標本保管室。 ガラスケースの中に孤独に立ち尽くしていたディアスのミイラを、リプリーは外へと引っ張り出した。 数十年ぶりに外気に触れ、乾燥した皮膚がバリバリと音を立ててヒビを刻む。 リプリーはディアスの亡骸を肩に担ぎ、流れた涙を拭いた。 「ディアス、本当にごめんなさい。こんなに待たせてしまうなんて。 そして勝手を許して。世界にはあなたが必要なの」 彼女はしっかりとした足取りでディアスを抱えながら、外へと向かう。 やがてディアスの亡骸は数十年ぶりに太陽の光を身体に受け、合流したザンギスは崩れ落ち、地面を抱いて泣いた。
417 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/30 13:28 ID:Icq64daI
突然の猛反撃を開始した自衛隊の様子を、アヴランはせせら笑いながら伺っていた。
「蝿共が、わざわざ蜘蛛の巣に絡め取られに来たのか」
そして指を鳴らして命令を発した。
「この球に近づけるな。歯向かう者は全て血祭りに上げろ!」
空中をゆっくりと移動する球。それを護衛する様に翼竜たちは飛翔し、咆哮を上げる。
地上では球の移動に合わせ。大蟻の軍団が行進を続けていた。
国内状況確認スレッド PART 70165
514 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:12 ID:SSw754h
北朝鮮来た!!!!
515 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:12 ID:75Qsderf
北朝鮮キター!!!
516 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:12 ID:Qasj4ef
マ・ン・セ・ー!! マ・ン・セ・ー!!
517 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:12 ID:bccF20dk
まさかあいつらが助けに来るとは・・・ ( ;´∀`)ニダニダ
518 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:13 ID:godkim57
やはり、北朝鮮は、世界で、一番、いい国、ですよね( ^^ )
519 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/22 14:14 ID:FgGGsda4
>>518 あの・・ID・・・・
418 :
俺 ◆3xEicL62 :03/12/30 13:38 ID:Icq64daI
北朝鮮航空英雄隊隊長、ハク・ミルナムは福島に呼びかけた。 「福島、あれが見えるか。奴らが何かを輸送している」 福島はすでにそれに目を付けていたので、すぐに返答した。 「ああ、先ほどから様子を伺っていた所だ。あれは放送局の展望台の一部だ。あんなものをどうする気だ、奴ら」 「どうする、追うか」 「いや・・・しばらくは様子を見るぞ。とにかくまずは首都を奪還する!」 戦況は劇的に好転していた。 日本機がミサイルの威力で翼竜を吹き飛ばしていたのに対し、北朝鮮パイロットは最小限の機銃の弾で翼に穴を開ければ、 あとは推進力が祟って翼が勝手にボロボロに破れ、すぐに翼竜が墜落するのを確認してから、 皆はその戦い方に習った。 ミサイルを失って右往左往していた者も、その戦法で気概を取り戻し、戦線に復帰する。 一方で次々と墜落していく同胞を見て、妙に知性的な恐怖の色を見せる翼竜たちの勢いは減衰していた。
いったいどうなってしまうのか!!
>>417 の俺氏、芸が細かすぎ!
エンターテイナーだなぁと思った!
賞賛の言葉を口にしても、ただ陳腐にしかならない。 ゆえにシンプルに……俺氏、頑張れ。
俺ディアスが復活したら射精するかもしれん
さっき猪木ボンバイエで大仁田でたぞ!!!!!!!1111111
あけましておめでとう!!おれし、ことしもがんばって
新年明けましておめでとうございます しかし・・・ 敵が迫ってくきる(センター試験) でもうまくテクるから勝つ必勝一生無敵パッション!!!1ぬ となるといいな。。。
俺も受験という名の敵!!1
ハンパネー新年!!!! ハンパネーくおめでとう!! さっそくユウヒで初オナニーも済ませたぜ!! 受験のヤツらは俺氏の小説を励みにハンパネーくがんがれよな!!
明けましておめでとうございます!vvw 今年も、よろしく、お願いしますね(;^^ )c ところで明日の夜、テレビで「藤岡弘の探検隊」をやるよ。 俺が今世紀一番笑ったこの番組!!これだけはガチでリアルな意見だからビデオテープも買っておいてほしい!!。。! 受験生も藤岡弘隊長の探検結果を是非、勉強に生かして頑張って欲しい(;^^ )c 【予定表】 今晩夜半過ぎからまた始めます。 あと、5日から四日間ほど中国に行くので、ちょっとお休みします。
429 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/01 17:27 ID:bampmi0U
あと曙負けたな。
今度は中国かよ!!” (゚Д゚)ハンパネー!!! __,,,,,, ,.-'''"-─ `ー--─'''''''''''i-、,, ,.-,/ , !,, \ ( ,' _ノ ヽ-、,,/''ー'''"7 `''| ' }⊃ ``ー''" ! '、 i '、 `-=''''フ'ー''ヽ、 /ヽ、-─-、,,-'''ヽ \_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ ``" \>
俺氏、親分、更に皆様、明けましておめでとうございます。 探検隊、懐かしいですね(;^^ )c絶対見たいですね。 今度は中国ですか。お気をつけていってらっしゃい。 曙は、そっとしておいてやった方が良いと個人的には思う次第。 しょっぱい負け方したとはいえ、彼の賭けた人生の全てがあんな形で砕けたその心中たるや…。 彼はもう充分叩かれた。名声も地に落ちた。 もはや無いかもしれないが、もう一度彼にチャンスを、と願う次第。
って、藤岡弘、氏の探検隊ってもう第4弾かよ。全然知らなかったよ。不覚…。 ま、まあ、俺氏も氏の「、」忘れてるからあいこって事に…無理すか。
433 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/01 18:03 ID:bampmi0U
俺は曙勝つ方に賭けてたんだよなー。 ゴングと同時に張り手パンチで押し捲って、びびったサップがロープ際に追い詰められて出られなくなって 痛そうな顔してるとこでレフェリーストップ、試合後のインタビューで「突然の張り手に驚いてああいう顔をしてしまった、次やったら勝てる」っていうサップ。 まーでも、次は頑張って欲しいな。バタービーンかジャイアント・シルバ、規格外系の奴とどんどんぶちあててやってほしい。 大仁田VS曙でもいいぜ。!
俺スレの読者でオフやってみたいなぁ 俺氏中国いってらっしゃい!一体なにものなんだろう・・
435 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 00:25 ID:bampmi0U
中国楽しみだぜ。 実は去年から世界遺産を回ってて、遺跡とか寺院とか色んな国の世界遺産を巡って旅を続けてるんだけど 俺、引率する。お前ら、付いて来る。その内やりたいものですね(;^^ )c
中国行くとか言ってるけど ただめんどくさ(略
437 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 01:22 ID:bampmi0U
>>436 が書き込みを終えるか否かというタイミングで俺は奴を掴んで
ネットカフェから引きずり出す!!泣きながら暴れて抵抗するが、無駄!!超握力!!
通行人皆が見ている前で水平、逆水平チョップを往復!!平べったくなってきやがった、こいつ、布みたいだな
「うがが、すいませんでした、もう許してください!!」必死の謝罪で土下座!!!
俺は
>>436 の肩に手をやり、優しく助け起こす。
「いいか、後先を考えずに軽率な事を言うと、そういう事になる。。!この機会に自分を鑑みる事だ!・・・・新年、おめでとう!」
>>436 号泣!!「ありがとうございます!おめでとうございます!」←もう許された気になっているセリフだ!カチンと来る!
俺はそのまま膝を攻撃、グラウンドに持ち込んで、
「オオニタサン、何ヲ、書イテルンデスカ」
飛行機の中で、カブレラは大仁田のノートを覗き込んで聞く。
「何でもない、何でもない!プライベート!侵害!」
10月15日、大仁田とカブレラは成田からある国へと急行していた。
同じ頃、蝶野正洋は日本で蝶野軍の編成、
そしてリプリー、ザンギス、ユウヒらもまた、某所へ向けて出発した所だった。
>>435 道理で色々詳しいわけだ。俺氏って本当面白そうな人だなぁ
>>434 俺氏がオフ会行くイクナイ。神だから
間違った。
>437 さすが俺氏、新年から威勢がいいですね(;^^ )
441 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 01:42 ID:bampmi0U
10月22日、午後15時03分。 球を輸送する本隊に命令系統を集中しているのか、敵勢力の戦力は 明らかに低下していた。統率力を失い、恐慌に駆られて逃走する翼竜の姿も見られる。 残存する合同空軍の機体は残り64機。 福島の号令で、大量のミサイルが沿岸から新宿方面の地上を占拠する巨蟻の群れに絨毯投下され、莫大な戦果を上げる。 安齋が叫ぶ。 ザウルスライダーが、さわだが駆ける。 ミルコが、大山が撃つ。 半数になってしまった蝶野軍もまた、廃墟と化した東京各地で善戦を見せていた。 鷹だけはあの崩れたビルから、未だに動けずにいる。 鷹は篠原の体から砕け散ったパーツを抱き、壁に体を預けてもたげていた。その膝には蝶野が彼に託した あのノートがある。 「蝶野、大仁田、この戦いに意味はあるのか。この戦いの果てに希望はあるのか。俺は・・・もう・・・」 北朝鮮海軍秘密軍艦「キム」からミルナム機に伝令が入ったのはその頃だった。 「福島、北朝鮮空軍から代替部隊が来る!君たちは一度我々の空母へ下がって、補給を受けろ!」 無線を聞いて、福島は不意に目頭に溢れる涙に戸惑った。 決死戦だったはずのこの戦いの中、補給といういのちの休息に、戦士としての気概の膝を崩された気分だった。人間の気持ちに、ふと、立ち返らされた。 「了解した、ミルナム機。それでは我々は半数ずつに分かれて貴国の軍艦の補給を受ける、誘導を頼む」 遥か彼方、北西の方角から数十機の北朝鮮空軍機が向かって来ているのが肉眼でも確認できた。 立ち込めていた暗雲が僅かに切れ、久しぶりの日差しが東京に降り注ぐ。
442 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 01:50 ID:bampmi0U
暗黒騎士アブランはその様子を巨大な魔法の水晶を通して伺い、ほくそ笑んでいた。 「哀れなものだな、他愛の無い勝利に酔っているがいい。我々の大儀はもう、すぐ目の前にあるのだよ」 赤黒い鎧が彼の笑いに合わせて醜悪に揺れた。 無数の翼竜によって運ばれるフジテレビ展望台は岐阜県方面に向かってゆっくりと飛行していた。 何の破壊力もないそのただの展望台を、未だに福島らは戦略的に軽視している最中だった。 地上を巨大な蟻の群れが追従する様に行進する。
443 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 02:08 ID:bampmi0U
鷹はゆっくりと、ノートを開いた。 生気の抜けた様な瞳が、力なくノートの内容を追う。 そこにはディアスの、ザンギスの、ユウヒの活躍が描かれていた。 勇者ディアスが旅立ち、二人の仲間と出会い、暗黒騎士の軍団を倒す為に旅を続ける物語だ。 子供っぽい乱雑な文字、文体で、誤字脱字だらけの文章。 百ページ余り続くその物語、大仁田が、蝶野が託したその物語を綴るノートを、鷹はただ見つめる。 同時刻、ヨーロッパ某所、地下深く。 一週間前に集結した世界中のプレジデント、指導者たちが再びそこに集結していた。 聖書委員会だ。 彼らは重々しい面持ちで円卓の中央に置かれたその書物を見つめていた。 ポルトガルのファティマ村にて聖母から伝えられ、 時のローマ法王パウロ六世をして号泣させたという禁断の予言。 ファティマの予言をしたためた書物が、彼らの円卓中央に据えられていた。封印の蝋は既に剥がされている。 「諸君、予言は確かだった。今、日本が火の中にある」 ブッシュ大統領は円卓に着席する一同の顔を見回した。
444 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 04:32 ID:bampmi0U
ブッシュは厳かな手つきで預言の写本を取り上げた。 着席する者の全員の体がこわばる気配が広間に響く。 項をめくり、件の予言のページを開き、ブッシュは僅かに目を伏せる。 「諸君、今一度、この予言の内容をここに反芻しよう。 法王を以ってして公開できぬと言わしめた、このファティマの第3の予言の内容を」 ブッシュは咳払いを二つ、控えめに重ねる。いかにも芝居がかった仕草に、場の主役を取られたアナン国連事務総長は面白くなさ気な表情を顕にする。 「ファティマ第三の予言。 2003年、10月14日を始まりの日とし、全ての事柄は人間の希望に支配されるであろう。 それは七日間続く戦争であり、人間の心を試す物語である。 一つの国を試金石とし、人が望む戦火がそこに現れるであろう。 希望の国が絶望の国を侵食し、人々の希望は絶望に侵食されるであろう この戦争の終結には一人の勇者と、そしてまた、彼と同一のもう一人の勇者が必要である。」
445 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 04:45 ID:bampmi0U
北朝鮮の空母の管制室に通され、福島はコックピットの窮屈さから束の間でも開放された喜びを、体を伸ばしきって満喫していた。 そこへ中年の、福島と同世代くらいと思しき将校が現れた。 「君が日本の生き残りの指揮官か」 将校は福島に手を差し出した。「まずは君の勇気に、偉大なる将軍様よりの敬意を捧げる。よく持ちこたえたな、サムライよ」 福島は素直にその握手の意味を受け取った。 「早速だが本題に入る。これより管制権は我々が握る。それには依存はないな?」 福島は頷いた。 「当然です。日本にはもう有効活用できる管制が残っていない」 「うむ、それでは君たちはこれから前線に復帰後、東京から北西、滋賀県方面に向けて移動する球体の撃墜に向かって欲しい」 将校は大型のレーダースクリーンを指差した。 合同空軍の機体郡を示す標識から遥か西に、移動する球体を示す標識が点滅している。 「了解しました。しかし、あなた方はあれをどう解釈しています?あれはただの展望台に過ぎない。いわばあんなガラクタを、奴らはどうする気か・・」 将校は頷く。 「だが、あの移動進路には確固たる目的がある。敵の正体は未だに全く不明だが、それだけにその目的は絶対に阻止せねばならん」
こんな時間に” (゚Д゚)ハンパネー!!!
447 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 04:58 ID:bampmi0U
10月16日早朝。 その砂漠のテント群に、ついに大仁田とカブレラは辿り着いた。(カブレラは現世では日本語が不自由ですが、今後は意訳版として訳してお伝えします) 大仁田は懐かしそうに砂漠を見渡した。 「なっつかしいのう、一年・・・いや、もう二年になるのかのう」 風に舞う砂埃に鼻を預けると、懐かしい感触と乾いた臭いが大仁田の鼻腔をくすぐる。 「大仁田さん、アフガニスタンに来た事があったんですか?」 カブレラは驚いて目を丸くした。 カブレラを飛行機に押し込め、大仁田は18時間を掛けてここ、アフガニスタンに辿り着いた。 事情を飲み込めないカブレラは大仁田に詰め寄る。 「懐かしいのはいいんですけど、こんな所に何の用事があるって言うんですか。 もう我々に残されてるタイムリミットは一週間を切ってるんだ。観光旅行で時間を潰すよりも何か、 他にやる事があると思うんですがね。 第一・・・アフガニスタンですよ。まだそこいらでドンパチドンパチやってるっていうのに、物見遊山で懐かしそうな顔してる場合じゃないでしょう」 大仁田はニヤリと笑った。 「わかっとるわかっとる、せいぜい、ゲリラにケツを撃たれん様に注意して歩けよ、アメリカ人よ」 「あんたね、冗談を言ってる場合じゃ・・・」 その時、テントの一つから子供が顔を覗かせた。10歳くらいの少年だ。 子供は砂埃の中に立つ大仁田とカブレラを見て、慌てた様子でテントの中に何かを叫ぶ。 その瞬間、そのテントの中から子供たちが20人近く、ワッと飛び出して来た。 「オオニタ!!オオニタ!!」 子供達は砂の上を転がるように走って来て、大仁田に飛びついた。 「ファイヤー!!!ファイヤー!!!」 大仁田も顔をほころばせ、子供達を抱きかかえる。 「ファイヤー!!!ファイヤー!!!」 カブレラだけがポカンと取り残され、口を開けたままその光景を見つめた。 「どうなってるんだ???」
448 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 05:06 ID:bampmi0U
読者諸君は覚えておられるだろうか、 2002年、大仁田厚国会議員が戦禍の中のアフガニスタンを単身訪問した事を。 日本からの突然の訪問者をアフガニスタンの難民、子供たちは快く歓迎し、彼らは友人として大仁田厚を迎え入れた。 しかしマスコミの多くはその活動を「売名活動」「戦時中の国に対して不謹慎なタレント活動」と厳しく批判した。 ここで、大仁田厚氏のアフガニスタン訪問記録の中からの一説を紹介する。 _____________しかし、世界中から毎日溢れ出るニュースに「アフガニスタン」が埋もれていく事実があります。 アフガニスタンの人々は「唯一の信頼できる“友人”」として私たち日本人に特別な思いを寄せてくれています。 そんな彼らに対してただ経済的な支援を行うだけではなく、いつまでもアフガニスタンを忘れずに「真の平和復興」を願い続けていくことも 私たちに出来る支援であることを日本の皆さんに訴えたいのです。 次に前回の訪問で会談したラスル・アミン氏(当時暫定政府教育相)との約束であった「プロレス開催」を実現するためです。 笑顔を忘れてしまった子どもたちに“大仁田らしいやり方”でもう一度笑顔を取り戻したい!という思いから準備を進めてまいりました。___________
449 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 05:15 ID:bampmi0U
「カブレラ、プロレスじゃあ」 「はあ?」 「俺と貴様でプロレスを一番、ここアフガニンタンで組むぞ!」 大仁田は子供たちを引き連れて、豪快に笑う。 「何、何を、・・・・おい大仁田、ふざけてる場合か・・・!あんたさっきから何を言ってるのか、冗談のつもりなのか! 俺は笑えねえぜ!!大仁田!!時間が無いって言ってるだろう!!こんな所で砂遊びをしてる暇は無えんだよ!! 日本を蝶野さんに任せてあんたは何考えてこんな砂場まで俺を引っ張ってきたのかと思えばプロレスだと!! ふざけてる場合じゃねえんだよ!!小泉さんの言葉を忘れたのか大仁田厚!!」 カブレラは大仁田の胸倉を掴む。大仁田は落ち着いた態度で、カブレラの目を見据えた。 「やかましいぞ、カブレラ。俺はここ、アフガニスタンで、お前を、アメリカ人をリングのマットに叩き付けてやるぞ!! 俺と戦えカブレラ!!日本対アメリカ、INアフガニスタン!!世界一危険なプロレス興行じゃ!!」 そして大仁田はカブレラの肩を叩き、再び豪快に笑った。 カブレラは呆気に取られ、怒る気力も無くして砂の上にへたり込んだ。 「何てこった・・・・。小泉さん、大仁田の頭が切れちまった・・・・」 へたり込むアメリカ人の大男を、子供達はおかしそうに取り囲んだ。 「ファイヤー!!ファイヤー!!」 子供たちは無邪気にそう、繰り返していた。
450 :
Classical名無しさん :04/01/02 11:33 ID:GG4xENsc
球体をカミオカンデにでもぶち込むのか?
451 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 12:26 ID:bampmi0U
コラッ
453 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 12:40 ID:bampmi0U
俺さん! 今回は探検隊つまんなかったッス!
親分!そろそろ一曲、ふいんき(←何故か変換できない)のいい曲をたのんます!
ふいんきってwwww
そろそろ一曲かよ!! そうだな!!、俺氏がちうごく(←何故か変換できない)から帰ってきたらなんか作るか!? でも終わりまでにはなんか作りてーよな!!
458 :
455 :04/01/02 23:05 ID:Yu4feNJo
>>457 おおおお、マジで作ってくれるんすか?思わず叫んでしまった。。
むしろちうごく(←まだ行ったことない)に俺氏が行ってる間に作って下さい!
なんてでしゃばりすぎましたね。
気分が向いたら作って下さい!俺氏の文章も親分の音楽もマジハンパネー!!
459 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/02 23:50 ID:0YWnqw7s
>>454 だよなー?なんか今回は探検っつーか東アフリカお乳紀行って感じだったでしす!半裸美女を鞭で叩くゴールデン番組! ! そこだけ標準録画! ! 繰り返し耐用! !
カンダタにはエンディング曲を作ってくれってワガママ言ってたとこだよでしすね、!
460 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:18 ID:0YWnqw7s
>>おかわりさん メール送信しました、確認よろしくお願いしきす。
エンディング曲を作るのは嬉しいような悲しいような複雑な気持ち。。。!!! 終わって欲しくない。。。 って思う!!! けれど仕方がない!!!
462 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:26 ID:0YWnqw7s
ハンパネー無口!!
464 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:34 ID:0YWnqw7s
その頃、2ちゃんねる国内情勢板にて。
【いっとくけど】 2ちゃんねる軍団スレッドPart2 【ほんき】
405 名前: カンダタ親分携帯 ◆KOw/mULY 投稿日: 03/10/22 15:27 ID:canfWex4
ハンパネー!!結構集まってるぜ、オイ!!
406 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:27 ID:WRfdsW4
カンダタと合流しました、ていうか人大杉
407 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:27 ID:75qDrjjg
ゴールデンブリッジ前組、合流しました。意外と人が多い!!
408 名前: カンダタ親分携帯 ◆KOw/mULY 投稿日: 03/10/22 15:28 ID:canfWex4
なんかすごいデブもいますし、オフ会って感じすんぜ!!そちは太り過ぎですし!
409 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:28 ID:WRfdsW4
>>408 ごめん、それ、俺
408 名前: カンダタ親分携帯 ◆KOw/mULY 投稿日: 03/10/22 15:29 ID:canfWex4
(;^^)e
各地、特攻オフ部隊。その数は総勢10万9千472名!
2ちゃんねらー達は立ち上がっていた!!
^w^ すこい!うぼい!ワラタ(←「笑った」の事www
466 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:42 ID:0YWnqw7s
軍事板、ちくり悪事板、最悪板の住人たちは手当たり次第に武器、弾薬を入手していた。 その他板住人たちも、壊滅した東京以北の地域に極秘潜入し、各警察私設から拳銃等を集めてきていた。 格闘技板の者たちは日頃鍛えた肉体をついに白日の元に晒す! 手芸板の者は手製の投網を用意! 馴れ合い板の者たちは絆を! おもちゃ板の者が意外と役に立つ、エアガン類を用意! 学問文系・理系板の者たちはその頭脳を! ペット板住人の中でもライオンと象を引き連れて現れた猛者には皆絶賛の拍手!! バイク・自動車板の荒くれ者たちも、今度ばかりは頼もしい突撃部隊に! 野鳥観察板の者たちは超高性能双眼鏡で索敵任務に名乗りを上げる! 音楽板の者はおのおのが最後に作った歌で皆に勇気を与え、 数え上げればキリがない、全ての2ちゃんねらー達の意思が、ここ東京へと向けて収束しつつあった!
467 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:48 ID:0YWnqw7s
そして・・・ 【いっとくけど】 2ちゃんねる軍団スレッドPart2 【ほんき】 800 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:51 ID:Xde34wSa どんどんAA投下してくれ。1000取ったAAをこの軍団の軍旗にしようぜ。 867 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:57 ID:KKlie32D ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,, ,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \ ( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7 `''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''" ! '、:::::::::::::::::::i '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ \_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ ``" \>
468 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:48 ID:0YWnqw7s
897 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 15:59 ID:245CVdsa ,..-──- 、 _|_  ̄ /. : : : : : : : : : \ |_ ヽ ∧ /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ (j ) / \ ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :', {:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} _ヽ_∠ └┼┘ {:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} lニl l | . |_|_| , 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;! l─| l 亅 __ ヽ ヽ. _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ _ / } >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′ l `ヽ ´⌒) | −! \` ー一'´丿 \ l/⌒ヽ -' ノ ,二!\ \___/ /`丶、 _ノ /\ / \ /~ト、 / l \ / 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ /\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、 ∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、 ,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \ i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
469 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:50 ID:0YWnqw7s
やがて・・・・ 957 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 16:01 ID:UUk4deMa ,. -‐''' ー- 、ヽ‐---、::::::::\ ヽ、 i、 / ´ ̄  ̄``ヾ lヽ、`'ー゙::::::::::::::;> Y′ お願い、おにいちゃん、表へ出ろょ、はやくぅ・・・・・ ト、 / `ヾ、=;r‐<´ヽ. ヽ.l、 -'ー゙-v': ゙´ ̄ ミ =ミ:.、. 、\.\ヾ゙;、 ヽヾヽ | 」::--三' ミ: 、 >、ミ;、ヽ ヽ. ヽヽト、 lハヽ| ,..<,r:'´ 、/;;r:''"ヾ;ト、ヽ.ヽ ヾ;ト、.` ,. -_;'ニニ;_ 、_ ::://, ヽ、ベ、ミ;''ヽ;、__ノ;ゝl; ヽl」Lヽ〃rへ;_>=-‐‐.、 /./ `ヽヽ、_ ::l// ,' ヽ、 ヾ;ヽ ``'´ /,>‐''" ̄__,,.. --‐''"У/::. ヾー-`'=ー-、 //.! |. , ヽ,.ヽト、,、 // ,.r '' "´  ̄ ̄ , イ ./:::::.:. i `ヽ.\ |:! .| .!i l 、 :ヽト、!l'゙`ヽ,ヽ / / / , ,.-‐/ / //:::::. | ゙、.l ハ レl ', \ヾミヽゞ=イ / ./ ./ | ./´ ./.' ! |,'::::::::.:. / l l, /ハVい、 ':, `ヾミ、ー>-‐:| ./ / /_|/ / | j'::::::::::.:. .,.イ:::. .! | !.| |`トlヽヽ ヽ ヽ`ヾ:;\| / ,.' // | ,' .l ,'::::::::.:.:. .:/:;::i::::.:. | | |.ハ. l ',.', \ヽ,ヽ `:.、 \〈 / _,. イ / .| ! ,' !::::::::.:.:. .::;' / ノ::::.:. i ,' ヾ、い l::::/ヽ、 `ヽ、`j./´ / ,′ | | ,' .|:::::____ |:/::::.:.: / | ヽヾ;、、l;ハ、-`ヽ、. l ノ / .l l. | .,' 「-―‐ ''"´二二二`' ー‐ - 、 __ / .l \ヽ-‐ヽ ```` i / / .,' l、_ | .| .l 7"``::ー--===:;_三二_`'_ー-=`>-,イ
470 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:52 ID:0YWnqw7s
ついにその時はやってくる・・・・ 998 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 16:04 ID:zzxDwn4K , -‐''''"´ ̄``ヽ、 ____ / _ ヽ //´ __,,>、 /  ̄ ̄ { /::/ / ̄:::::::::::::::\ l _ィニニア二二二ニヽ、j._ /::::l/::::::::::::::::::::::::::::::::l | 0Lj/-‐-レノ ノ_ヽ:::`ヽ l:::::::::::/l/lノノ/_イ:::::l レ:r、/ イ゚テ ピト`|::| l:::::::::/ rtテ、 .ィtq l::::::| アヌス! l:lヘ '" ,j '"/ノ |::lヘ!j ´ ,j !;:::/ ヽヽ、 r‐-, /' レリー 、 ,...., lノ/ lヽ、  ̄ / `ヽ、lヽ 、  ̄ /´ _,r┴‐-`v´-‐j-、__ , -‐-、_r┴─'ー‐チト / ̄/:.:.:.:| ̄ ̄`T ̄´|:.:.:.:l´ `ヽ / ヽ ̄`ー-‐'´`''''⌒ヽ / ,':.:.:.:.:.l l l:.:.:.l \ 目r‐、-、-、r, 、 ', |:.:.:.:.:.:.! ! !:.:.l ,. -‐ゝ/// 〉 〉 〉 〉 〉 ! ', l:.:.:.:.:.:.l | l:.:.:l / 人〈〈〈〈 ' ' ' /っ l l l:.:.:.:.:.:.! ! l:.:.:.ト/ / ```´-ァ‐'''" / l 、__/:.:.:.:.:.:l | |:.:.:ヽヘ l // / _ ィノ /:.:.:.:.:.:.:! l |:.:.:.:.:l `ーヽ、_ノ´l、______/lニ二」 ____l:.:.:.:.:.:.:.| l |:.:.:.:.:! |_ ( ( ) )_〕| l l`ー‐‐'匸二l ̄ ̄l二フーイ /  ̄ `‐‐'´ ヽ 999 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 16:04 ID:ldOee4dG クソAA張ってる奴マジで死ね
471 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 02:56 ID:0YWnqw7s
1000 名前: 山崎渉 投稿日: 03/10/22 16:04 ID:Luck4Ftr ∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも山崎渉を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉 1001 名前: 1001 投稿日: Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
” (゚Д゚)ハンパネー!!! 03/10/22時点では曙はまだ負けてねーですし!! 一連のAA面白ずぎです(^^:) 俺という人は愉快ですね(←褒めてるwww
473 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 03:05 ID:0YWnqw7s
NTT横浜通信局 四階、通信管理センターの中、その若い局員は一人、必死の形相でサーバーの通信状況を確保していた。 荷物の整理を終えた上司が室内に怒鳴りながら飛び込んできた。 「馬鹿ヤロー!!!てめー、死にてーのか!!戦争がもうすぐそこでやってんだよ!!早く逃げろ!!ヴォケが!!」 しかし若い局員は顔を上げない。 「部長、先に逃げてください。俺、まだ、仕事が残ってますから」 「こんな状況で何が仕事だ!!馬鹿かテメー!!いつもはロクな仕事もしてなかったくせに、お前に何ができるっていうんだ!!!」 若い局員の肩を掴み、コンソールから引き離そうとする部長。しかしその局員は毅然とした態度で部長の手を振り払い、顔を上げた。 いつもはいい加減な社員だった若者のその瞳に、決意の輝きが宿っている。部長は口を閉じた。 「部長、お世話になりました。本当にありがとうございました。先に逃げて下さい。俺、本当に、最後の仕事が残ってるんです」 「お前・・・・」 近くでミサイルの爆発音が響く。 「部長、早く!!!」 部長はその態度に気圧され、後ずさりし、やがて走り出す。「分かった!!だが死ぬんじゃねーぞ!!馬鹿ヤロー!!!」 室内に残った若者は一礼し、再びコンソールに向かい直った。 そのコンソールが示す稼動サーバーの数はたった一つ。 2ちゃんねるサーバー。 「最後の仕事があるんです。皆の、俺の戦いがここにあるから」
474 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/03 03:11 ID:0YWnqw7s
475 :
455 :04/01/03 08:47 ID:Yu4feNJo
統一編も章に分かれていたとは・・・ 藤岡隊長もびっくりですね。 つーか親分興奮しすぎッス! 俺も涙ちょちょぎれそうッス!
いい加減な社員だった若者・・・カコイイぜ(つД`)
漏れも戦わなきゃ…
>>464 に行ってみるか…
, -ニ´ ̄  ̄\ ( (:::; ;;;;;j ::::::;\ 〉 テ=ー''──┬< ( ,/ ;:=-、_.,、_,;=|゙゙ツ ;(| ! 'て・ツ'iヾ・j' !/ | ! リ ",;' :、゙ | < おっそろしいなぁ ヘ\ r' ゙ー_'ヽノ^ヽ. \\、;'^三'^/ ヽ. | ー' ‐' ノノ! ト、 i | /  ̄^ヽ、 | ! | / 二ニヽ ) (ヽ(ヽ.
親分!蝶野たちのテーマソングを!!ぜひ!!!1
480 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/04 06:37 ID:S5nU.bxw
テーマソング作りてぇとこだが、オレが歌詞を書くと俺氏の小説のイメージを崩しかねないからな!
エンディングは間違いなく作るから安心してくれよな!
>>480 ハンパネー人ですしね(^^;)
482 :
足ランティーノ ◆SiByP.7s :04/01/04 09:13 ID:nqa3JpV.
このスレはなんですか?
484 :
おかわり :04/01/04 11:25 ID:6TWoy7a2
>>460 確認致しましたです 今日中に返信します
, -ニ´ ̄  ̄\ ( (:::; ;;;;;j ::::::;\ 〉 テ=ー''──┬< ( ,/ ;:=-、_.,、_,;=|゙゙ツ ;(| ! 'て・ツ'iヾ・j' !/ | ! リ ",;' :、゙ | < ニイハオ ヘ\ r' ゙ー_'ヽノ^ヽ. \\、;'^三'^/ ヽ. | ー' ‐' ノノ! ト、 i | /  ̄^ヽ、 | ! | / 二ニヽ ) (ヽ(ヽ.
俺氏……待ってるよ。まじで。
俺氏、旅立つ。俺ら、待つ。
俺氏が中国からメールくれたぜ!!
そのまま転載する!!
YO!!!
Ore ha ima , tyu-goku no
Gosyu te tokoni iruze!!
Sure ni kakikomouto sitara
Probider ga kisei saretete Fuck,kakikomi fuka desusine!!
sureno minani yorosiku tutaete kure!
Asiteno yuugata Kaeruze!!!
I say moe Death she NE!!
_________________________________________________________________
友達と24時間ホットライン「MSN メッセンジャー」、今すぐダウンロード!
http://messenger.msn.co.jp
意訳 よ!!1 俺は今、中国の豪州ってとこにいるぜ!! スレに書き込もうとしたらプロビダーが規制されてて性交、 書き込み不可ですしね!! スレの皆によろしく伝えてくれ! 足手の夕方帰るぜ!!ぬ 私言う萌え死彼女エヌイー!!
Death she NE!!=ですしね かw
私言う萌え死彼女エヌイー!! hagewarota Death she NE!!
やべえ、俺氏おもしろすぎですしね!!!!!!!1
中国からも愉しませてくれるなんてマジでハンパネーよな!! 足手” (゚Д゚)ハンパネー!!!
威勢もいいですしねってことか。 理解力なくてスマソ
>>479 ていうかこの絵は俺氏が書いたの??だとしたらすごすぎ!!ぬ
497 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/09 11:10 ID:cWK007Rg
統一編第二章 その砂漠の中、男は豪快な笑顔を顔に貼り付けたまま、建設中のリングに向かって腕を広げた。 デカい。とてつもなくデカい体、長い腕。 いや、男の体が放つ「気概」の様なものがまず、大きかった。 「いいじゃねえかいいじゃねえか、俺の昔を思い出しちまうぜ。こう、世界中でよォ、無茶やってよォ、 羨ましいねえ、大仁田厚よォオ」 男が振り向くと、腕を組んだ大仁田もまた、そのリングを見つめていた。隣でふてくされた様に腰を下ろしているのはカブレラだ。 「助かりました。あなたの援助が無けりゃ、とてもじゃないがこんな"遊び"は組めない」 大仁田の「遊び」という言葉に険しい顔を向けるカブレラ。しかしすぐに諦めたかのように、視線を落とす。 視線は腕時計のデジタル表示に向く。10月18日午前、アフガニスタン。 「なに、お前さんから今回の話を聞いた時は政界に疲れて頭をやられちまったかと思ったが、こうして砂漠くんだりまで出掛けて来てみると、どうだい」 三人の横を、大きな布の束を抱えた現地の若者たちが走り過ぎる。 「楽しいィィィ・・・・祭りになりそうじゃねえか、オイ」 若者たちはポールに登り、十メートル以上は離れたその間に張られた綱に、布を張った。 砂漠の風が布を大きく広げ、はためかせる。 「大仁田厚VSアレックス・カブレラ アントニオ猪木主催、アフガニスタンボンバイエ2003 やっちまえ、馬鹿になれ」 ド派手な書体で染め抜かれたその文字が青空に躍ると、現地の若者たちは歓声を上げて飛び上がった。 大仁田もその声に答え両手を掲げ、カブレラはますます頭を抱え、アントニオ猪木は豪快に笑った。
498 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/09 11:11 ID:cWK007Rg
IDが007!!
俺氏キワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
猪木もキワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
猪木ーーーーーー!?
今さ、TBSで細木数子の占いかなんかやってんだけど 大仁田が[俺は日本のために何が出来るんだ]って言ってる!!1 すごいこのスレ思い出しましたしね
大仁田総理大臣にはなれないってw
10月19日午後4時半。 急ぎで作られた鍋のゴングを合図に、砂漠の乾いた空気の中でまずはカブレラがマットに叩き付けられる音が響く。 プロの野球選手、それも豪腕打者といえども、流石にリングの上の機微は大仁田に譲らざるを得ない。一方的な大仁田の攻撃を カブレラは喰らいまくる。 砂漠の男たち、女たち、子供たち、老人たち、全ての者たちが興奮しながらリングの周りで飛び跳ねる。 大仁田厚による慰安スポーツ興行という名目だが、戦時下の彼らには敵国民の公開処刑に似た、甘美な興奮を味わう又とないチャンスだ。 カブレラがマットに叩きつけられる度に、歓声が波のように広がる。広場には1万人近いアフガニスタンの市民たちがひしめき合っていた。 「このっ・・・」 攻められ続けていたカブレラが大仁田の足を掴み、引きずり倒す。無理矢理リングに上げられ、理不尽に振り回される彼の顔に、 大仁田に対する不満の怒りが大胆に顕れ始めている。 「調子に乗ってんじゃねーぞ!!大仁田!!」 カブレラは倒れた大仁田に体重をかけて肘を落とす。背中にモロに衝撃を喰らい、大仁田は呻き、笑った。 「おうおう、いいプロレスが出来るじゃないか!!カブレラ!!」 大仁田は体を素早く回転させ、起き上がる。 「うるせえ!その減らず口を閉じて、目を覚まさせてやるぜ!!大仁田!!」 熱砂を含む風よりも更に熱い熱気が、彼らを、市民を包む。 アントニオ猪木は一人、離れた砂の丘の上に腰を降ろし、葉巻をくわえたまま微笑んでいた。
猪木、ばばみたい!
506 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/10 09:30 ID:cWK007Rg
10月22日、夜。 東京都水道橋付近、巨大な旗を振り回して進撃する軍団の姿があった。 数台のノートパソコンを抱えた男達を先頭に、途切れが見えないほどの人数が連なって歩いている。 ∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも山崎渉を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉 旗には山崎渉のAAが描かれている。 彼らは2ちゃんねる軍団。決死の覚悟で集結した彼らもまた、未知なる侵略者に対抗する一大勢力となり、 東京を進んで行く。 巨大な蟻が数匹、倒壊しかかったビルの蔭から現れる。 「うわっ!蟻出現!!蟻出現!!援護きぼんぬ!!」 先頭を行く男がノートパソコンで書き込むと、全員の携帯に「蟻出現」の文章が着信、 総員が戦闘態勢を取る。 警察署から拝借してきた火気が火を噴き、非力な2ちゃんねる軍団も数にモノを言わせ、 蟻たちを蹴散らして行く。
507 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/10 09:39 ID:cWK007Rg
蟻たちは仲間の上げる悲鳴を聞きつけて、続々と集まってくる。
また数匹の蟻が、背後から接近してきた。
「おお!何かと思えば蟻ではないか!!敬礼!」
「出た!!敬礼でた!!得意技!これ!!出た!敬礼出た!!敬礼!!敬礼でたよー!」
ギャーギャー騒いでいた軍事板のコテハン二人組が、騒いでいるうちに頭からバリバリと食べられた。
だがすかさず、拳銃などの小火器による弾幕が張られ、巨蟻たちは悲鳴を上げながら後ずさる。
建築板の連中がユンボやダイアモンドカッターで蟻の足を次々と切断して回る。
AA職人がその活躍ぶりをいち早くAAに書き起こし、2ちゃんねるの突撃実況スレに貼り付ける。
【がんばれ】2ちゃん軍団実況PART 87【いいかんじ】
417 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/22 19:50 ID:swDwfvxf
A----B ........... 大
i i i 人
418 名前: 名無しさん [sage] 投稿日: 03/10/22 19:51 ID:CvjA51De
>>417 わかんねーよ、もう少し落ち着いたAA描けよ
508 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/10 09:48 ID:cWK007Rg
その頃、俺も、いや俺達も部屋で実況スレに書き込んでいた!! すげーぜ。。。2ちゃんねる軍団!!!俺達は家が遠いから参加できねーが、 スレで応援!! それにしても、俺の部屋の中では相変わらず12人の俺がひしめき合ってる!! 一体どういう事なんだ・! すると一人の俺が言い出した!!「おかしい。。。北朝鮮が助けに来たというが、キムジョンウィルは俺が倒したはず・・・!!」 他の俺が話をまぜっ返す!「何言ってんだお前、俺はキムジョンウィルなんか倒した覚えはねーぞ!!」 「何!!馬鹿な、俺はお前、お前は俺のはず!!俺は確かにあの時、キムを・・・!」 「俺は又吉イエスと和田サンを倒したぜ!!」 「そんな覚えはないぞ!!俺は確かガクトを・・・!!」 「いや、俺が倒したのは押尾学だ!!」 「何を言ってる!!押尾は今、玄関に転がっているだろ!!あれは俺が連れて帰ってきたんだ!!」 同じ俺同士なのに、全員の話が微妙に食い違う!!どういう事だ!!
509 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/10 09:58 ID:cWK007Rg
巨大蟻は尽きる事なく、襲い掛かってくる。 だが2ちゃんねる軍団もまた、無尽蔵に湧き出てくるかの様に、あちらこちらから蟻を強襲する。 力尽きた蟻の上によじ登ってはしゃぐ軍団の群れの真っ只中、大山とミルコは現れた。 「うわっ、お前ら民間人か!!こんな時に何してるんだ!!早く逃げろ!!」大山が怒鳴る。 「俺達は2ちゃんねる軍団!!日本を救う為に立ち上がった軍だ!!」蟻の背から飛び降り、476は叫ぶ。 「そうだ!」「俺達は戦う!」「俺達は逃げないぞ!」次々と湧き上がる歓声。 大山とミルコは顔を見合わせる。 「どうしようか、ミルコ」 「トリアエズ、カレラヲ エンゴ シナケレバ。イッショニ イキマショウ」
生降臨キター
>507 >【がんばれ】2ちゃん軍団実況PART 87【いいかんじ】 スレタイとAAと418に禿ワラタ 2chの連中はいつ何時でもこうなのか…ある意味感動です
軍事板の二人の死にっぷりと建築板のブレイク工業っぽい攻撃にワロタ
ここで敬礼かー。2chネタ出るのはオモロイなw
476は戦地に赴いたんだな…
515 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/11 05:34 ID:/LdocWVs
蝶野軍団の作戦指揮を継いだのはザウルスライダーだった。 篠原墜落後、加藤鷹の姿が戦場から消えた。ザウルスらは最悪の状況を頭から必死に振り払おうと、 とにかく転戦に転戦を重ねていた。 地上に波打つ巨蟻の群れを蹴散らしながら、ザウルス、さわだ、安齋の三人は北西方向へと奔る。 空を進む展望台の姿を追っているのだ。 「やはり何か明確な目的を持っている!計画された動きだ!」 ザウルスは球体を睨みつける。落日した紫色の空を、翼竜たちの翼に包まれた飴玉のような姿で進む展望台は、速度を変える事無く ひたすらと進む。彼らはついに東京を出た。 展望台内部、アブランは立ち上がり、巨大な水晶の前に立った。 そして低い声で呪文を唱え始める。 「裏返ったザクロ、ねぶる言葉、聖なるものの真逆、燃える赤子」 言葉に反応し、水晶の内部がにごり始め、やがて何かを映し出した。 暗黒の甲冑を着た男が姿を現す。はっきりとは見えないが、禍々しい印象が水晶から溢れ出ている。 「我が偉大なる主よ、先兵隊は予定通り、事を進行させております」 主と呼ばれた男は甲冑をきしませ、笑った。声が水晶を裂く様に響き出てくる。 『アブランよ、見事な働きだ。球体が"アビイス"に到達し次第、暗黒騎士オズノの軍勢をそちらに向かわせようぞ。矮小なる者共と決着を付け、 我が身を迎え入れるべく手はずを整えるのだ』 男の言葉に合わせるように、水晶の景色の中にオズノの姿がのぞいた。アブランに微笑みかけるオズノ。 甲冑の主の傍らでは、オズノ卿ですら卑猥なネズミのようなちいさなものに見える。
最近朝ハンパネー早さ!
517 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/11 05:39 ID:/LdocWVs
オズノ卿は城の中の廊下を駆けていた。奥深くの広間、あの魔界の騎士を繋ぎとめていた広間へと赴く。 はたしてその広間にて、あの魔界の騎士は再び鎮座していた。蛸の顔の中の赤い眼球がおぞましく蠢いている。 「絶望の騎士よ、再び機会を進ぜよう。我らが隊の先頭に立ち、貴様がかの地へと絶望を振りまくのだ。 貴様は666の数字を掲げし英雄なり、希望を喰らうもの、抵抗できぬ結末の権化なり。今こそ再び翼を広げたまえ」 世辞臭い響きで呪文を投げかけられ、絶望の騎士は彼なりの笑い方でおぞましく赤い目を歪めた。 炎をたぎらせながら、翼がゆっくりと開かれる。 「行くのだ、騎士よ。あの裏切り者の二人に今度こそ真の絶望を味合わせる時だ。存分にその力を振るわれると良い」 オズノの狂気めいた目の色に、炎が映える。
518 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/11 05:42 ID:/LdocWVs
>>516 いわゆる時差!!俺の生き様は時をも砕く!!!
いちよう(←なぜか変換できない、明日パソコン店に聞きに行こうと思ってる、機種はSONYのVAIOです)、日曜日ですしね!
いちよう(オレは変換できるけど教えないwwwちょっと意地悪www)も変換できないようじゃね(ゲラプッツー まだまた甘ちゃんげ!(流行るかな?www
俺さんおかえりなさい!親分、ワガママ行ってごめんさなさい!!お二人の仲のよさハンパネー
521 :
Classical名無しさん :04/01/11 06:02 ID:wz1MN1OA
本日お誕生日の方 \(^▽^)/おめでとうございまーす♪ 1939年1月11日 ちば てつや (ちば・てつや) 【漫画家】 〔東京都〕 1948年1月11日 輪島 大士 (わじま・ひろし) 【相撲】 〔石川県〕 ※第54代横綱 1961年1月11日 中井 義則 (なかい・よしのり) 【漫画家】 〔大阪府〕 《ゆでたまご》 1968年1月11日 内海 光司 (うちうみ・こうじ) 【俳優】 〔東京都〕 元 《光GENJI》 1972年1月11日 宮下 直紀 (みやした・なおき) 【タレント】 〔東京都〕 1973年1月11日 深津 絵里 (ふかつ・えり) 【女優】 〔大分県〕 1977年1月11日 松岡 昌宏 (まつおか・まさひろ) 【タレント】 〔北海道〕 《TOKIO》 1978年1月11日 浜口 京子 (はまぐち・きょうこ) 【レスリング】 〔東京都〕 1981年1月11日 谷川 俊一 (たにかわ・しゅんいち)【学生】〔福井県〕 ↑ そして俺も誕生日 みんな祝って。
>>520 わがまま?なんだっけ?” (゚Д゚)ハンパネー!!!
なんかわかんねーけど気にしねーでくれ!!
>>521 おう!谷川ハンパネーおめ!谷川だよな!?先輩達みならってジャニーズ目指せよ!
523 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/11 06:21 ID:/LdocWVs
和田サン…
意表をつかれた。。。気配出しすぎ!!1 こいつは次元を越えるほど自由なのかw
芸コマ!
ワラタ
528 :
Classical名無しさん :04/01/12 00:24 ID:BQ7Fb7jw
なるほどね。
529 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/12 05:52 ID:ApzLxP1.
和田サンは混乱していた。 「おかしいよ、こんなの!!僕は確か沖縄でヴァンダレイ・シウバに殺されたはず!何故生きているんだ! しかもなんなんだこいつら!!うわーー!どうなってるんだ!!」 その気配にオズノが気付いた。 「何奴か!」 オズノが手を伸ばすと、和田サンは不可視の力に体をつかまれ、広間の真ん中に引きずりだされる。 「うひあー!!あつい!!やばい!!まちがい!!」 ぎゃーぎゃー騒ぎながら抵抗!しかし絶望の騎士が触手を伸ばし、和田サンを鷲掴みにする。 「ぎ゜ゃー!」 「何だ貴様は、どこから入ってきた」 「ひいいぎぎ、すいません、わかりません!」 「小汚い猿めが、聖壇を汚しおって。命を以って償わせてくれよう」 和田サンは小さい声で絶叫!!「ヶォッー!!!!」 和田サンの頭に手をかざすオズノ。しかし、その表情が僅かに驚きを含む。 「む・・・・貴様は・・・・」 「ひいいぎ、助けてくださーーい!!」 ほくそえむオズノ。 「使える。貴様は使えるぞ、猿よ」 「はい!!使えます!!タワーもそびえている事ですし、早稲田!和田!まちがいない!」必死!! 広間にオズノの笑い声が響いた。 「面白い、猿よ。お前に新たなる力を与えよう。我が尖兵となって存分にその力を振るうがいい」
ワロタ! 和田サソすげぇ!!!!
531 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/12 08:01 ID:RX02fmB.
球体を追って本州に再突入を掛けた福島以下合計96機の合同軍機らに入電した報告は、彼らを大きく驚かせるものだった。 民間人の大集団が東京都内各地で自衛活動を行っているという。 「馬鹿な!」 福島は操縦桿を叩く。何と言う皮肉だろうか、補給を終えて大規模な反撃作戦を展開する手筈の彼等だったが、 民間人がそれほどまで大量に都内に残っているというのなら、火器の使用は相当デリケートにならざるを得ない。 「どうします、福島さん!」 球体追跡部隊とは別働で東京都奪還を主任務に命じられた12機の中隊長、泉の声が悲痛に届く。 「ミサイルは絶対に使うな!!機銃に関しても、都内では水平線以下角度での射撃を禁止する!!」 福島の号令に別働隊の12人のため息が重く響く。 「・・・・・・・・・」 福島はただ黙り、別働隊を背に、球体の追撃を開始した。 地上で勝ち鬨を上げながら進撃する2ちゃんねる軍団に、彼等が連絡を取る手段はもはや残されていなかった。
大山、ミルコを戦闘に、2ちゃんねる軍団東方面部隊(通称ひがし板)は快進撃を続けていた。 何より大山、ミルコの圧倒的な戦闘能力に皆は驚くばかりだ。 実況スレにも「素手で怪物を倒す超人降臨」の書き込みが並ぶ。 しかしそれでもやはり、神出鬼没の蟻たちによる被害者は後を立たなかった。ある者は蟻酸で溶かされ、ある者は悲鳴を残して地中に引きずり込まれ、 ある者が振り返ると、首をもがれた友人が声の無い悲鳴を上げて倒れる所だった。 血を流す者、皆が2ちゃんねらーであった。 だが彼等はまだ意気を失いはしなかった。続々と寄せられる応援の書き込みがノートパソコン部隊から伝えられ、 彼らは怒号を上げて前進する。現代人が失った蛮性が、勇気と狂気を持って戦場の中を行く。 その三日前、アフガニスタン。 「がはっ!!」 パイルドライバーの受身をしくじったカブレラがリングにうずくまる。全身が汗と砂とに塗れ、打撲やすり傷が余す所なく体を包む。 だがそれは大仁田厚も同じことだった。異なっている点を言えば、大仁田は笑っている。楽しそうに笑っている。 「しゃ!!カブレラ!!お前の男はそんなものか!!ええ!!そんなものか!!」 カブレラは血を吐き捨て、立ち上がった。 「こいつ・・・いい加減にしやがれ・・・!!」 カブレラのラリアットが大仁田の首を捕らえる。「ぐふっ!!!」 観衆は大歓声で二人を包む。 その時、観衆の輪の外側、数人の男たちが近寄って来ていた。飛びぬけて背の高い男を先頭に、リングを見つめている。 猪木は彼等の姿を認めるなり、小走りに砂の上を走りよってきた。 「よう!わざわざ悪いな、アンタも危ない身だってのによ」 猪木は背の高い男に声を掛ける。男は振り向き、静かな瞳を緩め、手を広げて猪木を歓迎した。 「久しぶりだな、日本の戦士よ。今度のような用件なら出向かざるを得ないさ」 猪木は破顔一笑というほどに歯を見せ、男の肩を叩いた。 「頼りにしてるぜ、オサマ。あんたたち、砂漠の侍を頼ってこんな辺地まで飛んできたんだからよ」
533 :
Classical名無しさん :04/01/12 09:59 ID:qojWfj5U
ォ、オサマきたー!!? 威勢よすぎ
和田サンにオサマとは… 怒涛の展開 Death she NE!!
無駄にカッコイイIDワラタ
俺氏の作品を読める俺らは幸せ者です。 感激した!!!!!!1
537 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 01:16 ID:pikyi/qU
二人の身体は日が沈む頃、マットの上に倒れて動かず、あとは荒く息を衝くだけだった。試合終了のゴングもなく、観衆は二人を讃える叫びをめぐらせながら、 リングを取り囲んだ。あの子供達の姿をすぐ傍に見止め、大仁田は血のにじんだ切れた唇で微笑む。 「どうじゃカブレラ、プロレスは楽しいだろう」 「どうですかね。俺達がリングで遊んでる間に一日が終わっちまった。大仁田さん、私にはあんたの考えている事がどうにも、 あの国から帰って来てからこちら、分からないんだ」 カブレラはうつ伏せに倒れたままで、大仁田の顔も見ずに言う。 叫ぶ。 「分かってるのか!!!小泉さんは言った!!!三日後には奴らが動き出すんだ!!!」 カブレラの叫びに砂漠の人々は驚き、押し黙った。 砂漠の夜。月が恐ろしいほど透き通って輝く。 「おう、まだまだ元気一杯みてえじゃねえか。野球人にしとくのが惜しいくれえだぜ、アレックスよ」 猪木はリングに飛び上がり、カブレラの元に歩み寄った。 「!・・・あんたは、アントニオ猪木・・・!? 何故ここに?」 驚くカブレラをよそに、猪木はリング中央に立ち、右腕を抱えるように体を伏せ、 拳を天高く突き上げる。 静まっていた観衆がワッ!!と沸く。 この歓声をもってしてこの試合は終わった。大仁田とカブレラの二人は抱えられるようにして、リングから降りた。
よ〜し、俺も2ちゃん防衛軍に参加しにいくぞ〜。 俺はアマチュア無線のプロだから軍隊と連絡がとれるかもしれん
539 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 01:31 ID:pikyi/qU
大きなテントに夜半過ぎ、彼等は集まった。 遅れて入ってきたカブレラは、テントの中の暗がりに目が慣れると、すぐにその場にくずれ落ちそうなな衝撃に襲われた。 オサマ・ビン・ラディン。カブレラに向けて静かにその男が、目を向けている。 「おう、カブレラ。紹介するぞ。オサマじゃ、オサマじゃ!!」 大仁田は馬酒を飲みながら、オサマの肩を叩いた。 カブレラの表情が氷のように冷めた。 「・・・・・どういうつもりだ、大仁田厚」 幕際で柱にもたれ、猪木が目を閉じて黙って立っている。 「どういう事もこういう事もない!来る22日!!敵は現れる!!だが世界は動いては来れん!! わしはまず、この男の力を借りる事にしたんじゃ!!」 大仁田が言うと、ビン・ラディンは静かに頷いた。 「日本は我々の数少ない友人だ。話は全て聞いておる」 大仁田は笑う。 「な!カブレラよ!わしがただ道楽でこんなところまで来たとでも思っとったのか!!」 「 う る せ え 黙 れ ! ! ! ! 」 カブレラは柱を殴りつけた。柱がへし折れ、テントの一角が大きく沈み込む。 「ヘドが出るぜ、大仁田厚よ!!貴様、その男が何をしたか、知らないとは言うまいな!! その男がどういう人間で、何をしているのか、知らないとは言うまいな!!」 カブレラはビン・ラディンを指差す。 周りの暗がりに伏せていたアルカイダの戦士たちが、サッと場を取り囲む。猪木も背中を起こし、目を開く。 テントの中が緊張に包まれる。 「カブレラ・・・今はそんな事を言っている場合じゃないわい!!日本が危ないんじゃ!!」 大仁田も立ち上がった。
540 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 01:40 ID:pikyi/qU
カブレラの青ざめた目が、大仁田を突き刺す。 「・・・・・貴様・・・・・。物の善悪だけは分かる男だと思っていたんだがな・・・・・・」 「カブレラ、ならばこそじゃ!!事は既に善悪で考えられる事態じゃないんじゃ!!ビン・ラディン氏の力が必要なんじゃ!!」 「黙れよ、お前のプロレスに染まりすぎた頭じゃそこが限界らしいな。俺の友人は9.11で死んだ。いいか、聞こえたか?そこの貴様もだぜ、貴様も、貴様も、 アルカイダ共全員に言っているんだぜ。俺の友人は9.11で死んだんだ!!」 カブレラが背を向ける。 「カブレラ、」 大仁田が走りより、カブレラの肩に手をかける。 カブレラはバッと振り向きざまに、その手を打ち払った。 「大仁田厚、後は勝手にやれよ。俺はもう降りる。・・・・降りるぜ」 そのままカブレラはテントを出て、戻っては来なかった。この戦いから、カブレラは降りた。 「いいのかい、大仁田」 猪木が大仁田の肩に手をかける。大仁田は振り返らずに月を見ていた。 「いいんです。奴はそもそも何の関係もなく、俺と小泉さんに巻き込まれた男。これ以上、戦う事はない・・・」 大仁田は砂漠の空に輝く月を黙って見つめていた。 その月の真下、月光が照らすリングが、砂漠の砂塵に吹かれてたたずんでいた。
カブレラ・・・ もう戻ってこないのかな・・・
542 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 03:51 ID:pikyi/qU
翌朝早く、大仁田はとある丘の上で、一人あぐらをかいて目を閉じていた。 夜気に冷めた砂を、朝日がゆっくりと焦らし始める。 大仁田は今までの事を振り返る。 あの世界での旅、戦い、出会い、別れ、そしてディアス。 「22日。全ては物語の終わりに向かって動き始める。だが、どうなるんじゃ。俺たちは、勝てるのか」 彼が託された「物語」。 ここまでは全て彼が伝えられた通りの物語だ。だがそれはもはや未来を導いてはくれない。 22日に始まる出来事のその先の未来は、大仁田にも分からない。 「それは私にも分からない事だ、大仁田君。だが、君は戦わなければならない。 物語はすでに私の手を離れてしまっているのだ」 大仁田の隣に、その男は腰を下ろした。 「あれは小学生の頃、ある夏の話だ。 私は叔父に与えられた日記帳に、ある物語を書き始めた。 とりとめのない夢想、とある勇者の物語だ。 彼は勇敢で強く、友情と愛をもって仲間たちと苦難を乗り越える。 その物語は長く続いた。 私は夢中で書き綴ったものだよ。私自身が体が強くなかったせいかな、外で友達と遊ぶより、もしかすると 私はその物語の中に自分を置いている時間の方が長かったかもしれない。 勇者は旅の果てに仲間たちと共に、世界を暗黒に導く悪の王を倒し、世界を平和へと導く。 私はかくありたいと思った。世界の為に、世界の平和の為に、愛と友情をもってして、世界の悪と戦いたいと思った」 大仁田は彼の瞳を見つめ、強く言った。 「あなたは戦ってらっしゃる。おかえりなさい、小泉さん」 彼らは手を取り合い、砂漠の中、抱き合った。 小泉純一郎総理大臣が戻ってきた。
こ、小泉さーーん!!エターナル!!1ぬ
544 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 04:17 ID:pikyi/qU
「私の物語は私の中を飛び出し、世界に姿を現そうとしている。 それは既に決められていた事なのだ。 大きく矛盾を孕む事だが、私が生まれる遥か以前、人類史の中にその出来事は既に約束されていた」 大仁田が、猪木が、ビン・ラディンが、小泉を囲んで砂漠に座った。 それは仏教やキリスト教に依る、神が使徒を説く場面にそっくりな、敬虔な空気を持つ場面だった。 「小泉さん、敵は一体何者なんです。何者が、あの物語の中から現実世界を侵そうとしているんですか」 大仁田は聞いた。彼はオズノ卿が黒幕であるとは思っていなかった。あの男には奥行きがない。 「私にも分からない。敵は私の定めた物語を破る力を持っている。私の物語の中で、私の決めた道筋をあっさりと覆す力だ。 それが何者で何故それが私の物語の中に存在しているのか、私にも分からないのだ」 日が、昇った。 「だが敵は既にこの世界に影響を及ぼし始めている。 物語が世界に漏れ始めている。 人々がこうありたいと願う希望、欲望が無為に叶えられる世界。物語の世界が現実を侵食し始めている」 小泉は大仁田を見た。 大仁田の体は、現実世界に戻った今もなお、あの物語の中の暗黒騎士大仁田厚の力を持っていた。 そして東京を防衛する事になる蝶野軍団もまた、大仁田から真実を聞かされ、自らの望む「戦う力」を叶える事になる。 「その皮肉にもその力は、来るべき敵と戦える唯一の力だ。だがそれでは勝てない!それだけではあの物語から来る敵たちには 勝つ事は出来ないのだ!」 小泉は言葉を荒げ、頭を抱える。 「小泉さん・・・」大仁田が小泉の腕に手をやる。 「このままでは世界は敵の物となるだろう。奴は侵略という物語を果てしなく書き、この世界を喰らいつくそうとしている。 このままでは我々の負けだ」
545 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 04:19 ID:pikyi/qU
「そうはさせねーぜ」
小泉らの後方、日が昇る丘の上に、彼らは現れた。
逆光の中を彼らは歩いてくる。
「力を合わせる時だ。現実世界、俺達の物語の世界、全ての希望を持つ者が、手を取り合う時だ。
どんな事があろうと、希望は挫けてはいけないものなんだ!」
黄金色の陽光が砂の上、陽炎を舞わせる。
その光の中、ザンギスは丘を下ってきた。リプリーが、ユウヒが。そしてザンギスの肩に抱かれたディアスの亡骸が。
ttp://pastorius.ddo.jp:8888/MT/archives/mp3/dhias.mp3 大仁田は小泉の肩を力強く叩いた。
「小泉さん、希望を持つんです。戦いはこれからですよ!!」
小泉の目から、涙が止め処なく流れた。
546 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 04:31 ID:pikyi/qU
俺たちは会議に会議、推理に推理を重ねた後、一つの仮定を考え付いた!!! イエス又吉を倒した俺!!マッスルタワーに閉じこもってスレの住人を倒した俺!!大仁田厚の俺!!小泉の俺!!ガクトを倒した俺!! 様々な俺が、ここにいる!! これらは全て、2ちゃんねるに書き込まれた俺!!書き込まれた物語の数だけの俺が、ここに集まってしまっている!! 「どういう事だ!!」 「わからんが、パラレルワールドみたいなものか・・・・いやまあ、仮定だけどな!!」照れる・・・(^^ ;) 「しかしどうしてそんな事が・・・(^^ 」 「わからん・・!!だが、こうして俺達が集まっている以上、やる事は一つだ!俺達は常に悪と戦ってきた!悪と戦っただけ、今、俺達はいる!!」 「おう!!」「おう!!」「おう!!」 「そして今、日本は何者かに攻撃されている!!このままでは壊滅・・・!!そんな事はさせない!!」 「やるか!!!!」「おう!!!」「皆まで言うな!!!」 「俺軍団出撃だ!!!!」 俺達は全員で部屋を飛び出す!日本を、俺達の世界を、俺たちが守るぜ!!! しかし玄関に転がしてあった押尾学の死体につまづく!!ドミノ倒し!!危険!!全員が転倒!!! 激しく頭を打った俺達は皆、気絶してしまった!!!!照れる・・・(^^ ;)
最後でそれかよ!!1!
548 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 06:21 ID:pikyi/qU
549 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 06:23 ID:pikyi/qU
誤爆です、スマソ(^^ ;)
ハンパネー誤爆!!!(^^;)
551 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 09:46 ID:pikyi/qU
↑カンダタさん、ちょっとお願いがあるんでヌールしました、ヌールボックス確認よろしくお願いします!!!(^▽^)プッ、ヌール!!サエスギ!!
オレはいつでもいける状態!!! ハンパネーくカモン!!
新曲?新曲なのか? ハンパネー期待!!
やばい小泉カコイイ!!
小泉の語り口調聞くと、小泉=ディアルな気もするけど… >>私が生まれる遥か以前、人類史の中にその出来事は既に約束されていた って言ってるから違うのかな どっちにしても小泉すごい
カブレラ復活大期待sage 俺氏ガンガレ 同じ物書きとして応援する
558 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/14 16:51 ID:pua7M6bc
超上手い 超万能人
ユウヒでオナしました。。。!!!(テヘヘッヘーっw
うわ。ハンパネー!
562 :
Classical名無しさん :04/01/14 19:48 ID:eFvSUV32
ザンギスの筋肉” (゚Д゚)ハンパネー!!!
563 :
Classical名無しさん :04/01/14 19:49 ID:N48w6/og
http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1074050907 国会議員「(略)市長はお前の行儀が悪いと言ってるんだよ。なあ」
市会議員「お前さ、うちの成人式に大損害あけてくれてよお。おー」
19歳男性「申し訳ございません」
国会議員「(略)お前の後輩はね礼儀のなってない人たちばかりになりますよ」
19歳男性「はい」
市会議員「(略)代表挨拶だからこそ一生懸命頑張ろうだとか、そういう人は1人もできないと思うよ。なあ君」
19歳男性「はい、申し訳ございません」
国会議員「はいじゃねえよ。お前」
19歳男性「申し訳ございません。はい」
国会議員「なあ、はいじゃねえよ。がきじゃねえんだからよ。大人の道義だろ」
19歳男性「申し訳ございません」
(略)
国会議員「申し訳ねえで終わらせるんか、お前。申し訳ございませんで終わらせるんか、お前。くさった代表挨拶しやがって、お前」
…議員秘書の携帯電話が鳴る…
19歳男性「やりますんで」
国会議員「よー、やらないやないか、こらお前。ちゃんとやるんやったら、やったれよ、今から」
19歳男性「すみません」
市会議員「やらないからできないんでしょ、お前。お前の親からもきっちり今回の迷惑料取りたてるからな。おまえのほうで弁護士雇えよ」
19歳男性「はい」
市会議員「ちゃんと挨拶してたらこんなんするわけないやろ。よー。今からちゃんとやってできるんか、お前」
19歳男性「やりますんで」
国会議員「でたらめこきやがって」
小説といい、歌といい、絵といい、俺氏はハンパネすぎですrね これはホント縫いうらやましい才能!!
ギャグにしても真面目系にしても文章に詰めの甘さみたいなものがなく 一歩先へ行ってるというか、なんて言えばいいんだろうとにかくスゴイ(^^;)
>>558 お見事。
これからも頑張ってください。期待して待ってますんで。
文章も絵も上手いなんて奴がこの世にいたとは。 信じられん。それに何より嬉しいのが、自分がそんな人に 出会えてこうして話せる事だ。俺氏、最後まで突っ走ってくれ!
568 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/15 06:37 ID:HCy5hoYI
小泉、大仁田、ザンギス、ユウヒ、リプリー。 五人は日の昇る砂漠の中、互いの姿を見つめあった。 「話は聞いたぜ。・・・俺達が、あんたの物語の中の人間・・・」 ザンギスは小泉を見つめる。ディアルと名乗った男の瞳を。 小泉は厳粛に頷いた。 「その通りだ。私は君たちを生み出し、君たちに命を与えたディアル (dial ダイアル、ディアル。 古エッダー語で「書き手」の意) だ」 ユウヒの顔は青ざめている。 「私達が・・・物語」 そのユウヒの肩に、小泉は手を置いた。 「だが君達は自分たちの意思で生きてきたのだ。その意味を忘れてはいけない。君たちは氾濫する物語の中、己の役割をまっとうして尚、 我々を、世界を救う為にこうして現実の世界へと現れた。君たちは物語の中の人間であり、物語が生んだ命なのだ」 リプリーは落ち着いた声で聞いた。 「でも分からないわ。あなたは言った。この出来事はすべて、人類に定められていた運命だと。この出来事は、物語の現実化はあなたの力ではないというの?」 風に吹かれる砂漠の砂を追い、小泉の瞳は揺らぐ。 「それは私にも分からない。分からないのだ。なぜ私の物語なのか。なぜ敵は物語の中にいながらにして、私の物語を破る力を持っているのか」 「そんな事は考えるだけ無駄ってもんよ」 ザンギスは陽気な声を取り繕って、前へ出た。 「敵が何だろうが、物語がどうだろうが、はっきり言って俺には関係ないね。俺たちが物語の主人公たちだと言うのなら、やる事は一つ、 どんな悪だろうが、叩き潰すだけよ!」 大仁田はザンギスの顔を頼もしそうに眺め、ニヤリと笑った。「やるか」
569 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/15 06:50 ID:HCy5hoYI
ザンギスは布に包んだディアスの亡骸を砂の上に寝かせた。 「まずはディアスだ。こいつを生き返らせなきゃ、話は始まらねえ!あるんだろう?策がよ」 「そうよ!!ディアスを、ディアスの命を!!」 ユウヒは小泉にすがる。小泉は頷いた。 「ディアスは物語の核であり、始まりと終わりの者だ。ディアスの命を奴らに奪われていたら、その時点で全てが終わるところだった。 ディアスは死んだのではない。我々がこちらへと導いたのだ」 大仁田はユウヒがルクセンヒルンで回収して来た大剣を手に取った。懐かしそうに一度、空を斬る。 「これじゃ。これでディアスは蘇る」 ザンギス、ユウヒ、リプリーの目が大仁田に集まる。 「この剣はディアスの命を奪い去った。そしてその力を全て、蓄えている。 そしてディアス・・・すまんかったのう・・・・。だが今、世界にはお前さんの力が必要なんじゃ。 今一度、痛い思いをしてもらうぞ・・・」 大仁田はディアスの亡骸の包みに向けて、剣を振り上げる。 次の瞬間、剣は再び、ディアスの体を突き通していた。ユウヒが小さく、悲鳴を上げる。 「蘇れ、ディアス!!この力、お前に返すぞ!!」 剣はあの傷口を貫いていた。白銀に輝く剣が、陽光を浴びて更に輝きを増す。一陣の風が小さく、そよぐ。 次の瞬間、凄まじい轟音と突風が剣に喰らいついた。皆が吹き飛ばされ、その場に倒れ込む。 小泉は叫んだ。「ディアス!!!蘇れ!!!ディアスよ!!!勇者よ!!!」 砂嵐のような突風の中、彼らは必死で砂を掴み、ディアスに近寄る。「ディアスーー!!!!」 ユウヒが叫ぶ。「見て!!!」 剣の白銀が光り輝きながら、ディアスの体に流れ込んでゆく。剣は光を失い、徐々にもとの黒い色に朽ちていく。 大仁田が奪ったディアスの力が、剣からその身体に、ゆっくりと帰っていく。 「生き返れ!!!!ディアス!!!!」大仁田の絶叫が嵐を突き破る。
570 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/15 07:03 ID:HCy5hoYI
22日、午後9時頃。 北西方向に向けて進む暗黒の軍団を追い、2ちゃんねる軍団は必死の強行軍を続けていた。 死者は既に4.000人を超えている。だが彼等はもはや、突き進む以外に目的を持たない。 「俺達は無敵だ!!無敵の2ちゃんねる軍団だ!!」 山崎渉AAの旗を振り回し、皆が意気を高揚させる。凄まじい怒号が龍の様に列を作る。 「日本に襲い掛かるヤシらをあぼーんしる!!!」 「うおお!!」「激胴!!禿同!!」「常時age進行でお願いします!!」 その時だ、突如、稲妻の様な青い閃光が軍団の列を襲った。数十人の体が轟音と共に吹き飛ばされる。 「うわーー!!!!」「何だ!!!!」 「ははは!!!弱い、あまりにも弱いよ、君たち!!そんな弱さで暗黒の軍団に敵うとでも思ってるの!!」 空高く、その笑い声は嫌らしく響いた。皆が慌てて空を見上げる。 その男は蝙蝠に似た翼を羽ばたかせながら、高笑いしながら舞い降りて来た。 「うわーー!!!あれは!!!」「まさか!!!」 再び閃光が走り、2ちゃんねる軍団の隊列が爆発に包まれる。悲鳴と流血が場に舞う。 「ハーッハハハ!!あつい!!やばい!!まちがいない!!!」 和田サンであった。蝙蝠の翼を生やし、漫画的な悪魔の尾を生やした和田サンが、高笑いしながら、空が2ちゃんねる軍団を襲う。 オズノは暗黒の間で、その様子を伺い、笑った。 「あの男、どのような咎を犯したのかは知らぬが、もとよりあれだけ多くの人間に悪の印象を抱かれておる。 人間が信じる力がまた、我らの力。奴らが悪だと信ずれば信ずるほど、 あの男はより大きな力を揮うのだ。道化の猿に過ぎないが、アビイスを守る時間稼ぎ程度にはなろう」
571 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/15 07:09 ID:HCy5hoYI
「なめるな!!」 大山が地を蹴り、和田サンに飛び掛る。その胴体にしがみ付き、拳を幾度も叩きつける。 「ほう、君もこの力を理解しているようだネ!それはすごい事なんだよ!」和田サンの余裕の笑みは崩れない。 「貴様!!」 和田サンは大山の首を捕まえた。凄まじい力を持っているはずの大山を簡単に締め上げ、吊り上げる。 「ぐっおおおお!!!」 「君、この僕に手を上げていいとでも思っているの?それはちょっとスーパーフリー過ぎると思うよ!」 「オオヤマサーーン!!」 ミルコが叫ぶ。 次の瞬間、ゴキリという鈍い音が、地上にもはっきりと響いた。 「よわい!!もろい!!生きてる事自体、まちがい!!」 和田サンは大山の体を投げ捨てる。ミルコは絶叫し走り、大山の体を受け止めた。 しかし大山は既に死んでいた。
572 :
Classical名無しさん :04/01/15 10:09 ID:sN2HGcUM
大山さーん! 志度大学4回生の大山さーん!
573 :
556 :04/01/15 14:25 ID:ZbEjerd6
小泉=ディアルでよかったのか!! てことはディアスの顔って小泉なのか?w
>>573 若い頃の小泉みたいな感じなのか?
ともあれ、面白すぎて夜も眠れん
576 :
Classical名無しさん :04/01/15 16:34 ID:GRTsX3pI
>>574 女性でも入団OKですか??
スポーツ俺軍団にぜひ入団させてください!
槍二万か・・・
578 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/15 17:02 ID:HCy5hoYI
>>576 公園でジャージとか着てポコポコやりあうのに抵抗ないなら大歓迎。。!
>>577 高けーよな。長剣タイプっての8000円で買ってみたものの、感触的には1000円くらいっぽいからな。
本編は明朝あたりから再開します。私信失礼しました
そーいや金八先生でもやってたね。スポーツチャンバラ。 スポチャンって略してた。武器の種類が多いのが楽しそう。
長剣タイプ… エターナルソードでも放つのか!!?
>>578 自作円月輪(オフロードバイクチューブ)とかどうですか?w
1500円くらい
丈夫
くさりがまはあるかな?
俺剣道やってるけど、スポチャンってなんか全然違うみたいだよね 是非参加したいが関東住いなので無理だ。 受験に成功したら晴れて関西にいけるんだが・・・
585 :
受験生 :04/01/16 00:19 ID:TEjq621Y
お互いがんばりましょう 私は俺氏のアドバイス通り「藤岡弘の探検隊」をみたから 余裕ですしね!!!1
あさってはセンターだな!照れるぜ!!w(^^;)
587 :
584 :04/01/16 00:47 ID:6/qHXE8Q
あーセンターだわ・・・ 前回の藤岡探検隊つまんなかったからヤバイかもw 威勢もいいですしね!!!!1
俺氏=田邊哲人でOK? ところで俺もやりたいが関東住まいだ、それと同姓の大山・・・応援してたんだが・・・
,,,,,iiiili;;;、, ,,;;,,,,;;;;;;;;;;、、 ,,,iillllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllliii,,, .,,illllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllii,、 ,,llllllllllllllllllllllllllllllilllllllllllllllllllllllllllllllllllllli,、 ,illllllllllllllllllllllllllll!!!!゙!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllli, 、llllllllllllllllllllllll!゙゙゙` .゙!!!!llllllllllllllllllllllllllllllllli .'lllllllllllllll!゙゙''° .、゙`l゙゙llllllllllllllllllllllllllllll llllllllllll゙゜ .niillii;;=@ ,;iiiii、l lllllllllllllllllllll lllllllll° ′ ,゙゙゙゙^ .゙゙゙:::llllllllllllllll .゙lllllll =ニlill>、 :::: ;',lillニ=., :!::::lllllllllllll ゙!lll, `:: ::" ::::::: ::::::lllllllllll `'lL : :: 、 ::::::llll/lll ゙l ,r` .-、.,,,,,,,iili\:::::::::::l!l!!゙ | ` _,,,,,,,_,,,;゙゙゙゙゙ '''':::::::::|-' | ヽ;;;;;;;;;;;r'' ::::::::,l `l, .、,,,,;;、 ::::::::/ ~ヽ _,_-''" ヽ-、,,,_,,,,,/ 「俺氏の発想もスーパーフリー!間違いない!」
591 :
受験生 :04/01/16 07:59 ID:TEjq621Y
和田サンに応援された(゚Д゚;) 学校行ってきます。
592 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/16 08:02 ID:HCy5hoYI
安齋、ザウルスライダー、さわだの三人は遥か遠くに輝いた青い光に向かって急いだ。 「今のは何でしょうか・・・。ミルコとも大山君のオーラとも違う。嫌な予感がする!」 青ざめる安齋に、ザウルスライダーも黙って頷く。 「鷹と篠原の姿も見当たらないし、まずいな、こう戦力が分散してしまっては・・・」 「そういえば自衛隊も翼竜もさっきから静かにしていますが、一体どうなっているんだ・・・」 さわだが空をキョロキョロと見回すが、夜空には赤黒い煙が広がるばかりで、あれほどの激しい空中戦が展開した東京上空が静まり返っている。 「ウガアアアア!!!!」 ミルコは両腕をへし折られ、地面に叩き付けられた。空中から急降下した和田サンがその体を踏みつける。 2ちゃんねる軍団たちはどよめきながら、後ずさるしかない。 「弱い弱い、外人といえどもこんなものだね!!早稲田では英語もしっかりと教えてくれるのでいざという時に外人と出会っても平気!!まちがいない!」 和田サンは高笑いする。もはやミルコには和田サンを跳ね除ける力も残っていない。 「もうそろそろこの玩具にも飽きちゃったなあ。そうだ!!君たち、2ちゃんねらーだろ!いい事を思いついたよ! 君たち、僕が逮捕された時はさんざんはしゃいでくれたよね!そのお礼だ!今からこのミルコの公開処刑ショーを見せてやるよ!! そして、その次は君たちにも同じ処刑をプレゼントしてあげるよ!!ははは!!いいアイデアだとは思わないか!ははははは!!!」
593 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/16 08:14 ID:HCy5hoYI
「貴様ーっ!!」 2ちゃんねる軍団の中から一人の男が飛び出す。恐怖に、怒りが打ち勝った。 しかし和田サンの尾から稲妻が走り、男は一瞬で黒こげにされ、倒れた。 「うわーっ!!ティッシュー!!(コテハン)」仲間たちは恐怖の叫びを上げる。 「烏合の衆のくせにショーを邪魔しようとするからだヨ!!蟻が恐竜に勝てると思っているのか!!」和田サンは鼻を鳴らす。 「キ・・・サ・・マ・・!」ミルコが和田サンを睨む。 「さあ、邪魔が入らないうちに終わらせちゃおうか!もう死んでいいよ!ミルコ!!」 和田サンの手が振り上げられる。皆が息を飲む。 その時、夜空を激しく切り裂く音が響き、大きな真っ黒い物が和田サンに飛び掛った。 「うがー!!何っ!」 黒い物は巨大な剣を振り回し、和田サンを打つ。和田サンは必死でかわしながら電撃を撃つが、相手には大したダメージは与えられない。 「何者だ、貴様!!」 和田サンは翼を広げ宙に浮かび上がり、叫ぶ。 突如現れた男は黒いマントを広げ、和田サンを睨みつける。 「ワシか・・・。ワシは破壊の使者・・・。暗黒の騎士、・・・・・・!」 マントを跳ね上げる。 「プロレスラー大仁田厚、見参!!!」
594 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/16 08:23 ID:HCy5hoYI
続いて巨大な斧を振り回し、ビルの屋上から飛び降りたのはザンギスだ。 和田サンの背中を強烈な斧の一撃が捕らえる。 「ぐがが!!」 しかし和田サンの体に刃は通らない。 ザンギスは着地し、悪態を付く。「くそ、なんて頑丈な奴だ!!」 2ちゃんねる軍団は突然現れた援軍に勇気付けられ、歓声を上げて銃口を和田サンに向ける。 「うががが・・・・くそっ・・・くそーっ!!!」 和田サンは背中の痛みに涙を流しながら、怒声を上げる。 「貴様ら、絶対許さないよ!!一人残らず、内臓を引きずり出して殺すからね!!待っていろよ!!」 和田サンは捨て台詞と共に翼を広げ、夜空に飛び、姿を消した。 大仁田はミルコを助け起こす。「お前はミルコ・クロコップじゃないか!!お前まで戦ってくれていたか!」 「ウム。ダガ、礼ハ ソコデ倒レテイル男ニ 言ッテヤッテクレ!」 ミルコは涙を流している。 大山の亡骸を、ザンギスが抱き起こした所だった。 「あれは・・・大山!!志度大学四回生大山!!!お前までが・・・!!」 彼らを囲む輪の中に、安齋らは飛び出した。 「あなたは大仁田さん!!!いつ戻ってらっしゃったんです!!!」
大仁田!ザンギス! どよめいおた!どよめいおた!
ずこいトリップを発見!!!1 ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
すごい!!!!!ぬ
ティッシュー!!。・゚・(ノД`)・゚・。
大仁田達が、もうちょっと早く来てくれていれば 大山やティッシュ(コテハン)は…・゚・(つД`)・゚・
ティッシュ……最後まで勇敢なヤシだった……!
ティッシュは神!二階級特進で紙!!
602 :
受験生 :04/01/17 19:04 ID:TEjq621Y
押尾「Fuck'in Center」
603 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 06:14 ID:GBK9BfpI
俺書く、お前ら読む。 統一編最終章 「天国のような空が降ってくる」 スティーブン・キング 「のび太は俺の手を離さないでいてくれた。だから俺ものび太の手を離さない」 藤子・F・不二雄 「もう二度とはこりごりだね」 D・ピープルス 10月22日深夜、東京。
ヨヨヨヨ、俺氏、、メイルチェキラッチョしてくれよな!! ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
605 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 06:29 ID:GBK9BfpI
「各機、攻撃を開始せよ!!」 福島の号令と共に、球体を追撃する合同空軍機たちの機銃が一斉に火を噴く。 球体を取り囲む翼竜たちの群れに、機銃の弾丸が雨あられと降り注ぐ。翼竜たちの血しぶきと叫びが夜空に舞う。 球体を警護するように周囲を舞っていた翼竜たちが怒りの咆哮を上げ、醜悪な顔を飛び交う戦闘機群に向け、翼をはためかす。 再び空中戦は再開された。 先ほど確立された戦法で、翼竜たちの翼を次々と打ち抜き、戦闘機は舞う。 しかし翼竜たちは異常なほどの怒りを見せ、戦闘機に喰らいつく。 「球体だ!!雑魚に無駄な弾を使うな!!敵の王将をまず落とせ!!」福島が叫ぶ。 だが肉の鞠の様に、翼竜たちは幾重にも球体を包み込み、機銃の弾が通らない。撃ち落された翼竜の穴を、また新たな翼竜が塞ぐ。 敵の数は未だに無尽蔵だと見えた。 「福島、機銃では無理だ!!ミサイルを使わせろ!!」 北朝鮮隊長ミルナムは翼竜を次々と叩き落しながら、じれったそうに叫ぶ。 「駄目だ!!民間人が下にいる!もの凄い数だ!ミサイルは使うんじゃない!!」 何人もの悪態がスピーカーに交わる。 球体は山梨県に入っていた。 地上、依然、2ちゃんねる軍団が球体を追って強行軍を続ける。 その先頭には大仁田、ザンギス、ザウルスライダー、安齋、さわだ、ミルコ。 「大仁田さん、どういう事です!あなたたちは勇者を連れてくるんじゃなかったんですか!蝶野さんはそう・・」 安齋がそう大仁田に詰め寄ったのは、大山を埋葬した、一時間前の事だ。
606 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 06:39 ID:GBK9BfpI
大仁田は押し黙って、大山の亡骸を埋めた固い土の上、大剣を突き刺した。 赤い夜空の火が、大剣の黒い刀身を染める。 「大仁田さん!!あの物語の、勇者ディアスがこの世界を救うんでしょう!!ディアスはどうしたんです!!」 安齋たちは蝶野に聞かされたディアス・サーガを、あの小泉の物語を綴った日記帳を支えに戦って来ていた。 勇者ディアスが暗黒の軍団を倒す。そう信じ、彼らはディアスを待ち、命を掛けて戦ってきた。 「安齋、ザウルスライダー、さわだ、ミルコ。今の今までよく持ちこたえてくれた。 だが・・・・・すまぬ。ディアスは来ない」 大仁田の表情は凍りついた様に無表情だった。 ザンギスもただ、暗い瞳を空に向ける。 ザウルスが大仁田の胸倉を掴む、食いかかった。「お前・・・!!どういう事だ!!その為に蝶野は戦っていたんじゃないのか!! 勇者が来るまで東京を守るために蝶野は戦っていたんじゃないのか!!勇者が世界を救ってくれるんじゃねーのか!!」 大仁田はうなだれた様に、ザウルスに掴まれるがまま、もう一度繰り返した。 「すまぬ。ディアスの復活な成らんかった・・・。ワシらだけで戦うしかない」
607 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 06:39 ID:GBK9BfpI
>>カンダタ したぜ!!ハンパネー!しむ!!
608 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 06:56 ID:GBK9BfpI
空の戦況は最悪の方向に転んだ。 攻撃が出来ない。 翼竜たちが牙を剥きながら突進してくる中、彼らは必死で交わし、球体にひたすら機銃を撃ち込む。 だがそれは鈍い肉の手ごたえを残すのみで、肝心の球体は相当深く、翼の群れに覆われている。 「福島!!諦めろ!!こいつを詰まなければ、俺達の負けだ!!民間人の犠牲は諦めるんだ!!」 ミルナムは必死で福島に呼びかける。自衛隊隊員の中からも、ミルナムに賛同する声が上がり始める。 「・・・駄目だ!!俺達は自衛隊だ!!最後の自衛隊だ!!」 福島は絡みつく様に襲い来る翼竜の頭を撃ち抜き、急上昇する。 「俺達が民間人を犠牲にすれば、もう日本を守るものが無くなるんだ!!日本が終わるんだ!! 日本は俺達にしか守れないんだ!!頼む、ミサイルは使うな!!頼む!!」 皆が始めて気付いたが、福島は泣いていた。この絶望的な状況に、誰よりも混乱し、誰よりも恐怖し、誰よりも民間人の事よりも 戦況の好転を望んでいるのは福島だった。 だが、彼は泣いていた。焼け野原の上、いつ果てるとも言えない敵たちが舞い、日本が終わっていく。 彼はもう民間人を守るという任務の他、すがるものを失い、泣いていた。 ミルナムはしばらくの間を置き、重々しく言った。 「日本の自衛隊機に告ぐ。今より指揮権はミルナム機が持つ。ミサイル攻撃を許可する。 球体に向けてのミサイル攻撃を許可する」 「やめろ、ミルナム!!後生だ!!やめろ!!」 「福島、後は私に任せてくれ。頼む」 「やめるんだ!!撃つな!!やめろ!!!」 その時、もの凄い弾幕が彼ら合同空軍を霞め、球体に降り注いだ。翼竜たちの凄まじい悲鳴が銃声に被る。 「何だ!?」 ミルナムはつい、振り向いた。合同空軍機の発砲ではない。 彼らの遥か後方、数十機の戦闘機が夜の闇から抜け出してきたところだった。 赤い夜空に、砂色に塗装された機体の色が目立つ。 「何者だ!?」
609 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/18 07:04 ID:GBK9BfpI
その中隊は突然現れた。 合同空軍の群れの中に割り込む様に、機体を滑り込ませる。数はおよそ50。 「所属を名乗れ、中隊。我々は日本・北朝鮮合同空軍である。私は隊長の福島だ」 福島は事態に気丈さを取り戻し、涙をぬぐう。あまりに突然の事態に、かえって冷静になる。 しばらく間を空け、彼らは返答した。 「我々はアルカイダ・クメル・オエラ(アルカイダの砂漠の鷹)。この戦闘に参加する」 これにはさすがに北朝鮮の面々も凍りついた。 だがその間もなく、翼竜たちが次々と喰らい付いてくる中、三国の空軍は各機散開した。 束の間の沈黙が破られ、再び激戦が開かれる。 「何故アルカイダがここにいるんだ?」 ミルナムは首を捻る。福島も無言で頷く。 「我々は日本国を無条件で防衛する為に遣わされた。だが話は後でゆっくり聞かせよう。」 アルカイダの隊長らしい男の低い声が、無線機を通って響いた。
アルカイダキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! しかしついに最終章ですか 物語の続きが早く見たいような見たくないような ともかく頑張って下さい!!
ディアスーーーー!!!!!!ぬ
612 :
◆ro0l//dM :04/01/19 01:27 ID:ArOUf3OE
アルカイダに期待age それではおやすみなさい。。
どきどき……めっちゃ気になる……!1
614 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 17:19 ID:fRVdmKwI
日本近海某地点10.650メートル上空。 首相専用旅客機の中、リプリーとユウヒはディアスの手を握り締め、必死で呼びかけていた。 「ディアス!!お願い!目を覚まして!」 ディアスの体は大仁田によって戻された生命エネルギーを受け取り、元の生きた肉体を取り戻していた。 しかしその目は開かれない。彼の精神は依然として死んだままなのだ。 小泉は窓の外を見つめたまま、呟いた。 「私の誤算だったのだ。ディアスは勇者だ。物語の中の人々の希望、願いを糧に生きる勇者だ。 だがこの世界はどうだ。混乱と疑惑と破壊、世界は誰かを信じ、希望を託す事を忘れてしまっている。 この世界は希望の物語を抱く事を忘れてしまっているのだ」 小泉が見下ろす空。遥か彼方に小さく、炎上する東京の火が微かに見える。 あそこで今、大仁田たちは戦っている。だがディアスが目覚めない限り、この絶望の物語が完結する事はない。 「ディアル、いえ、小泉さん!だったらどうしたらいいの!?このままじゃこの世界は・・・!そして私達の世界も・・・!」 ユウヒは涙を浮かべて叫ぶ。 「・・・分からない・・・。どうしたらいいのか・・・、すまない・・・。すまない、ユウヒよ」 小泉はただ、窓の外を見つめて肩を震わせた。 三国合同軍の弾幕は執拗に球体を攻撃する。 だが、やはり無尽蔵に重なり合う翼竜の体に阻まれ、球体自体にはダメージを与えられていない。 「福島、やはり駄目なんだよ!機銃では攻撃できない!!」 ミルナムは福島に呼びかけ続ける。 「勝たなくては国は守れないぞ!勇気を持つ時なのだ、福島!痛みの無い戦いなどない!!」 福島機は無言で機銃を撃ち続ける。 その時、翼竜たちの重なり合う一旦が大きく膨らんだ。 中から何か巨大な物が姿を現そうとしている。 「・・・何だ!?あれは!」 それは真っ黒い巨躯から炎を吹き上げ、翼竜たちの邪悪な歓声を身に纏いながら、外へと膨らみ出た。 無限に広がるかと思うほどの巨大な翼を広げ、醜悪な口から暗黒の産声をのたうたせる。 大仁田たちを苦しめた、あの絶望の騎士が現世に姿を現したのだった。
615 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 17:24 ID:fRVdmKwI
「あれは・・・!!クソったれ、まずいぞ・・・!!」 大仁田は空を見上げて叫んだ。 ザウルスたちも驚いて声を上げる。 絶望の騎士の巨体がゆっくりと降りてくる。翼の広さを除いても、50メートルはあろうかという大きさだ。 「何だあれは!!」 安齋が青ざめる。2ちゃんねる軍団も流石にこれには恐怖の叫びを隠せなかった。皆がうろたえて走り回る。 「落ち着け、お前ら!!力を合わせて戦うぞ!!」 さわだが皆を鼓舞するが、大仁田の叫びが重なる。 「いかん!!あいつには勝てん!!皆、東京まで下がるんじゃ!!あれには絶対に勝てん!!」 皆が恐怖の様相で大仁田を見つめる。 墨の様にドス黒い咆哮が空に響く。 絶望の騎士の巨大な肩の上で、和田サンが笑い転げていた。 「いいぞ!!最高の玩具だ!!デカイ!強い!まちがいない!!」
616 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 17:40 ID:fRVdmKwI
ミルナムが絶叫した。 「福島ーー!!!!!」 福島が答える。 「全機に告ぐ。ミサイル攻撃の使用を許可する。目標をあの巨大な怪物に絞り、頭部を集中的に攻撃せよ!」 福島の号令が終わるか終わらないかの内に、百機余りの戦闘機群から火山の噴火の様にミサイルの雨が同時発射された。 凄まじい轟音の渦が空を裂き、絶望の騎士に次々と直撃する。 爆煙が空の一角を完全に埋め尽くす。 「やったか!」 福島は息を呑み、身を乗り出す。 だが次の瞬間、巨大な腕が振り出され、福島機のすぐ真上を掠め、10機ばかりの戦闘機を粉々に破壊し、撃ち落した。 「駄目だ!!」 煙の中から巨体が躍り出た。怒りに目を輝かせ、まるで蝿を打ち落とす様に戦闘機たちを打ち砕いてくる。 「各機、上昇しろ!!逃げるんだ!!」 2ちゃんねる軍団が悲鳴を上げながら地上を逃げまどう。 そこへビルの物陰から、待っていたと言わんばかりに巨蟻の群れが飛び出し、逃げ惑う2ちゃんねらーに襲い掛かる。 場面は一転して再び惨劇の場となった。 大仁田たちも走りながら、襲われている2ちゃんねらーを救助して回る。 「クソ、なんてこった・・・!ディアスがおらんというのに、まさかここであいつが現れるとは・・・!!」 大仁田は空を振り返り、絶望の騎士を睨みつける。 絶望の騎士はミサイルや機銃を浴びながら、悠々と進んでくる。
617 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 17:43 ID:fRVdmKwI
2ちゃんねる軍団スレッドPart54 841 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 23:11 ID:WRfdsW4 たすけtくれーー!!!!! 842 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 23:11 ID:qSwek84d たすて 843 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/22 23:11 ID:EG348CXz たすけてくれ!!!! 844 名前: @自宅待機組 投稿日: 03/10/22 23:11 ID:j57AssLx お前らーーー!!!! 4000ちゃんねる等、各国巨大掲示板群 日本あぼーんPART504527 (847) あーあ、日本シヴォンヌ(フランス語) (457) 国連はさっさと対策を練れ (524)
>>日本シヴォンヌ(フランス語) 不謹慎にもワラタ(w 俺さん絶好調!!!!ぬ!
シヴォンヌw
620 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 22:53 ID:fRVdmKwI
地、空。 ペースは暗黒の軍団に握られた。 翼竜たちが炎を吐きながら戦闘機、地上の2ちゃんねる軍団に襲い掛かる。 逃げ惑う2ちゃんねる軍団を蟻たちの蟻酸が焼く。 その上を、殺戮の絨毯の上を、絶望の騎士の巨躯が悠然と進む。 その背後、遥か後方、球体は岐阜県方面へと姿を消しつつあった。 「大仁田、俺達にしか止められない!行くぞ!!」 ザンギスが斧を振りかぶり、叫ぶ。 ザウルスライダーとさわだがそれに並ぶ。「俺達も行くぜ!」 大仁田は唸り、革ジャンを脱ぎ捨てた。リングの上でのスタイルだ。 「やむを得まい!やるか!!」 四人が地面を蹴って、飛んだ。 絶望の騎士がその気配に気付き、咆哮を上げる。 和田サンはにやにやと笑ったまま、道化の様にその肩の上で跳ねた。 「無駄だ無駄だ!この絶望の騎士には勝てないよ!!君たちが勝利に絶望している限り、僕たちには決して勝てはしないんだからネ!!」 「「うおおおお!!!!」」 ザンギスの斧が、ザウルスライダーとさわだの攻撃が、大仁田のラリアットが、絶望の騎士を攻撃する。 だが敵はあまりに巨大である。ビルほどもある腕が、タンカーほどもある足が、彼らをあっさりと蹴散らす。 「「ぐああああ!!!!」」
621 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/19 23:06 ID:fRVdmKwI
合同空軍の機体がどんどんと地上に墜落し、炎上する。 福島はもう考えもかなぐり捨て、ミサイルを必死で撃ち込む。何より、この怪物を倒さねば国を守るも何もない。 福島ら自衛隊機が数機、息を合わせ、アメリカ軍の残した最新型ミサイルを発射した。 貫通力に優れた、マグナム弾に似た性質を持った不炸裂弾頭だ。 巨大な弾丸は絶望の騎士の頭に命中し、巨大な穴を穿って中に突っ込んだ。 「やったか!!」 しかし次の瞬間、弾丸は発射したルートを辿るように、真っ直ぐに打ち返された。あわてて回避するも、数機が避けきれず、まともに激突して爆発炎上する。 「くそっ、くそったれ!!!どうすればいいんだ!!!」 球体の中、アヴランは真紅のマントを翻し、立ち上がった。 「! 近いぞ!アビイスが近い!!」 場所は岐阜県、神岡町近郊上空。 球体の広間に据えられた水晶の中から、突如恐ろしい声が響いた。 『暗黒騎士アヴランよ、でかした。よくぞ球体の輸送を果たした。アビイスは近い』 アヴランは稲妻に打たれた様に背筋を正し、水晶に向かって振り向いた。 「おお・・・!主よ・・・!」 水晶の中、そこには漆黒の王座が映し出されていた。 王座の前ではオズノ卿を始め、何人かの暗黒騎士が王座に向かってひれ伏し、頭を垂れている。 その暗黒の王座に、主と呼ばれる者は鎮座ましましていた。
その姿は・・・!!!
あと200レスくらい?
624 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 00:57 ID:Czp1lDZU
暗黒の王座、その者はどす黒い甲冑を着込み、甲冑よりもなお暗い瘴気を身体から溢れさせていた。 黒い。鎧から覗く腕、首、そして顔。そこにあめのは人のそれではなく、無限の宇宙の果てを思わせる、黒い深遠だけだった。 暗黒の化身は深遠の底から二つの眼窩を仄光らせ、笑った。 『暗黒騎士アヴランよ、先遣の労、よくぞ勤め上げた。アビイスはその地の遥か地下に眠っておる。 ただちに球体の転位の儀式を始めよ。人間共を決して近づけるではない』 主の言葉に、オズノは頷いた。 「ご安心ください。私めの遣わせた絶望の騎士が人間共を決して閣下の玉座には近付けさせませぬ。魔方陣の用意、直ちに整えさせましょうぞ」 「卿の仰る通り、万事は計画のままに進んでおります。今しばらくお待たせしますが、閣下の解放は目前で御座います」 アヴランも水晶の向こうから主に頭を下げる。 『急ぐのだ、卿らよ。我が肉体が現世の空気に触れし時、真の世界は完成するのだ。暁、取るに足らぬ人類なぞ、根絶やしに狩り尽くしてくれようぞ』 主の眼窩が宇宙の果ての星を思わせる暗い光を放つ。
625 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 01:09 ID:Czp1lDZU
突如、巨大蟻の軍団が猛烈な勢いで地面をえぐり始めた。大顎が蟻酸を吹き上げながら、アスファルトを穿ち、固い土を砕く。 「何だ、奴ら何を始める気だ!!」 ザンギスが斧で蟻の首をはねながら、大仁田に向かって叫ぶ。 「分からん!しかし、何かあるぞ!!気をつけるんじゃ!!」 「大仁田の旦那!!どうする!!上で自衛隊の奴らがどんどん落とされてる!民間人の奴らも、このままじゃ蟻の餌同然だぜ!」 ザウルスライダーが大蟻の顎を膝蹴りで砕き、大仁田の元に駆け寄って来た。 「とにかく他の奴らは東京方面に下がらせるんじゃ!!あの怪物はワシとザンギスが何とか抑える!!その間に!」 絶望の騎士は咆哮と嘲笑を撒き散らし、夜空に花火を散らすように戦闘機を払い落としていく。 合同空軍の数は半数以下に激減していた。 その時、ミルナムが無線で叫んだ。 「おい!地上の様子がおかしい!敵の歩兵が何か工作活動に入っている!!地面を掘削しているぞ!」 福島は迫り来る翼竜と絶望の騎士の攻撃を必死で掻い潜りながら、地上をチラリと覗いた。 「俺からは何も見えない!」 「球体の真下を、掘っている!!物凄い数が集まってきているぞ!!どうやら何か、球体の輸送の目的がここにあるらしいな」 「ミルナム、球体への直接攻撃は無理だ!掘削部隊を爆撃するぞ!」 「分かった!!」 残存機体が福島、ミルナム機の周りへと集まってくる。 「全機、出し惜しみ無しだ!!全てのミサイルを掘削地点に手動投下!!何としてでも敵の目的を阻止しろ!!」 2ちゃんねる軍団の中の一人が、恐怖の叫びを上げた。その手には無線機が握られている。 「やばいぞ!!上の自衛隊の奴ら、ミサイルを落とす気だ!!逃げろ!!!」
626 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 01:14 ID:Czp1lDZU
和田サンが絶望の騎士の耳元で叫ぶ。 「おい!!あいつら、こっちの計画の邪魔をする気だ!!吹き飛ばしてやれ!!!」 絶望の騎士は唸り声を上げ、その目を爛々と輝かせる。 全身から噴煙の様な蒸気が噴出し、その腹が空気を吸い込み、大きく膨らむ。 「おい!!!やばいぞ!!!何か来るぞ、伏せろーーーーー!!!!!」 絶望の騎士の動きに、さわだが叫び、手当たり次第に周りの人間を押し倒す。 「全機、投下!!!」 福島の命令が下る。 「大仁田ーーー!!!!」 「ザンギス、食い止めるんじゃーーー!!!!」 大仁田とザンギスが絶望の騎士の方へと同時に駆ける。 そして、絶望の騎士が触手の口を大きく開き、 閃光についで強烈な衝撃波が炸裂した。 光の中、全ての物が吹き飛ばされる。 地上が、空が、爆炎と衝撃に包まれ、音さえもがその中に飲み込まれた。
627 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 01:26 ID:Czp1lDZU
各国は日本の放棄に向けて動き始めていた。 まずは侵略勢力の確認、そして侵略勢力が日本国を制圧したとしたならば、 その勢力の中枢を新政府として対応せねばならない。 もとよりこの時点で、日本国への援護、救助の考えはとうに捨てられていた。 小泉純一郎は機内電話で、各国首脳と会話を交わす。 最後に、ブッシュ大統領が彼に言った。 「ジュンイチロウ、とりあえず米国に来たまえ。日本の処理をどうするかは、それから考えよう。君はもうよくやった」 小泉は受話器をそっと置き、ソファに静かに身を沈める。 リプリーとユウヒが彼を静かに見つめる。 「・・・・どうなの、ディアル。世界は、日本を・・・」 機内、エンジンの音だけがしばし響く。やがて、小泉は顔を伏せる。 「・・・・・・・日本は捨てられた。どこの国も、救援は出さない。我々の、負けだ」
628 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 01:40 ID:Czp1lDZU
2ちゃんねる軍団最終報告スレ 1 名前: 名無し兵 投稿日: 03/10/23 00:05 ID:qd52wwwZ とりあえず結果だけ報告します。 現在若干数のみ生存、東京方面に向けて敗走中です。 敵の攻撃と自衛隊機の爆撃に巻き込まれて、ものすごい数の2ちゃんねらーが死にました。 申し訳ないです、応援してくれた皆さん、本当に申し訳ないです。 俺達の力では日本を守れませんでした。ごめんなさい。 ものすごい数の仲間が死んでしまいました。皆が最後まで勇敢に戦った戦士でした。 せめて、彼らには最大限の敬意を送ってやってください。本当に皆が勇敢でした。 申し訳ないです。最後まで戦う事ができませんでした。本当にごめんなさい。 2ちゃんねる軍団は壊滅しました。
629 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 01:54 ID:Czp1lDZU
中国、4000ちゃんねる。 【中國也危險】日本毀滅【我可怕】 1 名前: 無名人民 投稿日: 03/10/23 00:24 ID:CmS.eyRo 日本、壊滅!!濡! 怖勢力、増長必至!!中国危機!!正直勘弁!! ロシア、サムちゃんねる。 【タトゥー】日本やヴぁいд【ザンギエフ】 1 名前: 極寒名無し 投稿日: 03/10/23 00:28 ID:FGb52R06 日本やられたらしいよ、マジ飛び火だけは勘弁してほしい。日本やるからロシアには来るなと。 アメリカ、マイクロソフトちゃんねる。 【対岸の】日本陥落【火事】 1 名前: 名前をマイクロソフトに登録してください 投稿日: 03/10/23 00:41 ID:aDfQSA2. あーあ、おまいら、プレステ3無くなりましたよ。
630 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 02:01 ID:Czp1lDZU
韓国、キムチちゃんねる。 【謝罪】 まぶしい 【要求】 1 名前: 韓国名無し 投稿日: 03/10/23 00:48 ID:vGx5ZOKk 日本の方角がチカチカして眠れない、本当にまぶしい、謝罪を要求する
正直勘弁!!!濡!
> 日本、壊滅!!濡! 濡!ってなんだ?
あー気持ちえがった( ´ム_,` )
635 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 10:59 ID:ap7i5kcc
637 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 13:41 ID:ap7i5kcc
カンダタ、セルフフェラ達成、乙!
639 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 13:43 ID:ap7i5kcc
>>638 お!IDも倒置法でセックセ(Sxe)!じゃないですか!粋ですなあ、。!
惜しい。。。!!! OS9.2.1なのにOSx! セクセク!(゜∂゜)
これからどうなるんだべさ…
>>635 空き地で喧嘩!!
現代人が忘れかけている熱い何かを思い出させてくれる記事!!!
熱い!
ξξξ
セックセ!?
644 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 23:34 ID:ap7i5kcc
絶望のまどろみの中、小泉は夢を見ていた。
どこまでも深く、空の中を沈んでゆく。
夜空だった。暗い暗い夜空の深海を、
小泉は一人、沈んでゆく。
小泉は、ほの暗い底へと沈み行く、少年の姿の自分を見た。
深い深い、暗い果てへと、彼は沈んでゆく。
どこへ行くのかと、小泉は問いかけた。
少年は小泉を見つめ、疲れ果てた小泉の姿に失望の表情を浮かべた。
どこにいるのか、と少年は小泉に問うた。
「誰がだ」小泉は聞いた。
「子供の頃に夢みた大人の僕は、どこにいるの」少年は問うた。
小泉は疲れ切っていた。政治に、世界に、絶望に、希望する事に、
もう疲れきっていた。
彼は暗い暗い水に身をたゆたわせて、沈んでいた。
夜空の中、小泉は目を閉じて沈んでいった。
ttp://www4.airnet.ne.jp/lennon/files/up0303.mp3
645 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 23:40 ID:ap7i5kcc
(リンク切れしていました。上のリンクはカンダタ親分の「いのちRAP」のつもりでした) 夜空の海底、冷たい海水の中、小泉は目を覚ます。 そこには少年の頃の彼が夢想した風景が広がっていた。 果てしなく広がる荒野。巨大な山々。深き谷。底の無い森林。美しき街、偉大なる城。青い空、冒険の海。吹き渡る風。 彼の夢想した冒険世界が今、再び彼の目の前にあった。 小泉は微笑んだ。また、ここに来てしまった。 小泉の願いの世界があった。 冒険と、友情、希望、勇気、勝利、困難、決意、そして愛情。 全てがそこにあった。 彼は風に白髪をなびかせ、暖かい陽光に目を細めた。 「やあ、父さん」 背後から、誰かが声を掛けた。
647 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 23:47 ID:ap7i5kcc
草原、小泉は腰を下ろした。 振り向きはしなかった。 「私は、長い間、ずっと戦いを続けてきた。 日本の為、日本に暮らす全ての人々の為、平和の為、 私は戦ってきたつもりだ。 私は己を鍛え上げ、あらゆる困難を乗り越え、人を傷つけ、人に傷つけられ、 嵐の中を歩んできたつもりだ。 非難も受けた。苦難も受けた。やさしい事など、何一つなかった。 それでも、私は信念を曲げなかったつもりだ。 私はどんな強大な敵からも逃げなかったつもりだ。 私自身から、逃げなかったつもりだ。」 彼の横に、腰をかけるものがあった。 どことなく小泉に似た瞳を、僅かに笑わせて、心地よさそうに風を受けた。 二人の間を夏の匂いを香わせ、短い草が風に舞う。
「だが、私はあまりに疲れた。 疲れ果てた。 物語の終わりを目にし、 敗北を目にし、 なお無限の敵を押し付けられ、 私は疲れ果てた 」 小泉はゴロンと寝転び、手に触れた花をそっと引き抜き、 その茎を口に咥える。甘く、苦い味が舌に心地よい。 「私はね、齢六十過ぎ、初めて自分を誉めてやりたいんだ。 私は、頑張った人間なんだよ。ディアス。 何ものかにぶつかって、敗北した今、初めて自分を誉めてやりたいんだ。 頑張った、純一郎。頑張った、純一郎。 そう、自分に真摯に言ってやりたいんだ。 そんなにも私は疲れてしまったんだ」 ディアスが、小泉の方に振り向き、やさしく微笑んでいる。
649 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/21 23:55 ID:ap7i5kcc
巨大な夏の雲が、驚くほどの早さで空を横切る。 太陽を、しばし隠した。 「子供の頃に夢見た、勇敢な私は、どこに行ってしまったんだろうね」 小泉の眼に、静かに涙が溜まる。 起き上がると、こぼれてしまいそうな涙が、とうとうと溜まる。 「私が夢見た君は、どこに行ってしまったんだろうね。ディアス」 ディアスは立ち上がり、背伸びをして、肩を鳴らした。 雲が晴れる。太陽の逆光に包まれるディアス。 「どこにも行きはしないよ、父さん。 僕は父さんの戦いの中に、常にいるよ」
650 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 00:00 ID:ap7i5kcc
地上の爆発の衝撃が、首相専用機をも激しく揺らした。ユウヒとリプリーの悲鳴が、小泉の眼を覚まさせた。 「ディアル!!大仁田が!!ザンギスが!!皆が!!」 ユウヒが絶叫し、彼にすがる。 窓の外、遥か眼下、巨大な火柱が関東を照らしているのがはっきりと見えた。 小泉は立ち上がり、コックピットへと向かう。 そして通路で真紀子議員と出会った。この航空機を手引きしたのも彼女の仕事だった。 「総理、お体の方は大丈夫ですか」 気丈な女性だった。この状況下、小泉の表情を悟り、体を気遣う。 「大丈夫だ真紀子君。それよりも頼みがある。 衛星通信を繋いでくれ。カメラの準備も頼む」
651 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 00:10 ID:ap7i5kcc
地上。 閃光が薄れ、大仁田は眼を拭う。 生きている。少なくとも大仁田はまだ生きている。 あれほどの爆発に、彼は無事だった。 すぐ近くでザンギスのうなる声が聞こえる。 次の瞬間、瓦礫の景色に視界が戻った。レスラーの回復力が如実に出た。 「ザンギス!!大丈夫か!!」 「大仁田・・・!俺は大丈夫だ!!」 瓦礫の中から、ザンギスは起き上がる。血だらけだが、大した傷ではない。 彼らが驚いたのは、民間人の2ちゃんねる軍団が結構な人数、生存して立ち上がり始めていた事だ。 おのおのが痛みの呻きを上げながら、しかし互いに肩を貸しながら立ち上がろうとしている。(「いてえ!ハンパネー痛さ!!骨折!!」) 「どういう事じゃ、あんな爆発に巻き込まれて・・・」 「どうだい、ザウルスの旦那」 さわだは笑いながら、ザウルスライダーに声を掛けた。 「どうかな。まあ、こんなもんじゃねえか」 彼らの周囲で、2ちゃんねる軍団が仲間を助ける声がちらほらと上がる。彼らは全滅を免れたのだ。 「なあ、さわだよ。一つ聞いていいかい」 「なんだ」 「結局のところ、お前さんは一体誰だったんだ。ここまで一緒に戦ってきたが、よく考えたらお前さんの事は何も知らねえや」 「それはこっちも同じだぜ。ザウルスライダー、アンタこそ何者なんだい」 「さあ、何者だろうな」 瓦礫の中、彼らは煙草を咥えながら、座り込んだ。
652 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 00:19 ID:ap7i5kcc
「この戦い、アンタはどう踏んでいるんだ。勝てるかな」 「どうかな、分からないさ」 ザウルスは仮面を揺らし、笑った。拍子、鉄の仮面にヒビが走る。さわだは自然と目をそらした。 「だが、さわだ。これだけは言えるんじゃないか。俺達は少なくとも、蝶野さんに向ける顔に恥は無いぜ」 「ああ。その通りだ。俺達は蝶野さんと同じく、うまくやったさ」 さわだは短くなった煙草をプッと吹き捨て、生真面目な顔をザウルスライダーに向けた。 「ザウルスライダーさん、ここまでご一緒できて光栄でした。生涯の誇りに思います」 「こちらこそ光栄だ、さわだ君。君の様な勇者と肩を並べて戦えた事は、最高の誉れだ」 ザウルスライダーの体から、ふいに炎が上がり始めた。白い炎だ。 彼の最後の命が、炎となって溢れ出る。 そして、さわだの体からも。 「蝶野さんに頂いた力だが、最後の最後で丁度上手く使い果たせたみてえだな」 ザウルスライダーはさわだの肩に手を置いた。さわだもニヤリと笑い、頷いた。 「次に会う時こそ、あんたの素顔を覗いてやるぜ。覚悟しとくんだな」 絶望の騎士の攻撃から2ちゃんねる軍団を守り、最後の力を使い果たし、ザウルスライダーとさわだの体は炎に包まれ、 やがて風に吹かれて夜空に消えた。 大仁田たちに知られる事なく、彼ら二人はこの戦いから静かに姿を消した。
653 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 00:42 ID:ap7i5kcc
レスした本人もこんなことになるとは思わなかったろうな。。。 つーか、鶴瓶はどうなったんだ!!!1
655 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 00:58 ID:ap7i5kcc
マジ感動!!俺氏最高!!俺痔でやばい!
657 :
654 :04/01/22 01:15 ID:spnUDG5I
そんなばかな
658 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 01:41 ID:ap7i5kcc
>>656 507 名前: 俺 ◆3xEicL62 投稿日: 04/01/10 09:39 ID:cWK007Rg
おい、IDが一緒になってるぞ!!
659 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 01:41 ID:ap7i5kcc
家近いのか?大阪市内か?
” (゚Д゚)ハンパネー!!! そんな事があるのか!!!
661 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 01:45 ID:ap7i5kcc
馬鹿な!!!もう一人の俺が現れるなんて!! 物語が現実化してきてるぜ、オイ、いよいよやべーぜ!!!
ごめん!!俺ドイツ!!これは本当だから信じて!!
663 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/22 01:59 ID:ap7i5kcc
つうかこれってマジでどうなってんだ?物語の中の俺と同じ感覚を味わってしまいますし!
俺さん!俺マジでドイツ!!国境沿い!!IDどうなってんだ!!
日付も違うのにIDが全く一緒なんてありえるのか!!? あったとしてもハンパネー低確率だよな!!!?? もしくは1/10の俺が!!? ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
とりあえず俺さん!!俺は分身としてドイツからマジ応援!!ハンパネーゲルマン魂!!
泣いた。小泉頑張れ、超頑張れ。
さわだとザウルスライダーに守ってもらった2ちゃん軍も超頑張れ…。・゚・(ノД`)・゚・。
669 :
584 :04/01/22 04:52 ID:BA.PHtNQ
何だよ、これ・・・ 涙が止まらねぇよ・・・
1回だけ無駄にレスを書き込む無礼をお許しください。 >俺氏さん ” (゚Д゚)ハンパネー!!!オフ(関西)におこしいただけませんか? もし来ていただけるのでしたら、あっちのスレにて待ってます。
674 :
噴いた :04/01/22 16:30 ID:Nfw7m60Q
おれしを神聖視するいきすぎたファンとしては オフとかにでてほしくない・・
読み返したけど本当にいい文章だ・・ 語彙も多いし本出しててもおかしくない
>>677 さすがにそれは言い過ぎだろ
大学の文系出てればこのくらいは書けるんじゃね?
最近読んでてつまらんし、まともな文章じゃ勝負にならんにょ。
まあ面白い面白くないは個人の差だろうけど、 俺氏の文章には惹かれるものがあると思う。 だからこそ俺たちはここまで読んで来たし、 これからも最後まで読んで行く。そうだろう?
680 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/23 01:47 ID:byFiLzbc
681 :
673 :04/01/23 01:56 ID:ySdH8t2c
>>680 馬鹿野郎!牛丼噴いたじゃねーかw しかし絵、上手いのな。
靴下は脱がさないマニアックさw
おい、俺。 今の文体ははっきり言ってつまんねーぞ。 お前にまともな文体は無理だ。 Part1のような文体ならまだ笑ってやらないこともない。 ありがたがって読んでる奴らもそろそろ気づけよww お前らは無駄な時間を無駄に過ごしているぞwww
俺氏にいじってもらう為に煽るヤシが増えそうなヨカーン
バレバレですし! 違う人にお仕置きされてますし! 正直、ごめんなさい。 マジでごめんなさい。
なんてポップな絵だ…
692 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/24 00:55 ID:J.jtOhT2
すんません、ちょっと仕事がマジで泣きそうなくらい終わらないので
今夜はお休みさせてください。明日必ず再開します。
>>687 は起立したまま待ってろ
>>687 このおフェラ豚め!
俺の一物をナメナメしろこの糞野郎!!
>>692 なんと見事な一物よ!
おフェラを?
687が正直うらやましいです
ヘラチオ
名前入れ忘れスマソ、 ヘラチオ
age忘れスマソ、オヘラチョ
698 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/24 11:44 ID:J.jtOhT2
sageスマソ、
おちけつ!
TOP・・下手な奴はトップ410(ゲラとかさ 下らんこと言う9うよな。死ねよと問いたいね っさあ、おまえならどういうよ!!
703 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 02:30 ID:fVt9EXW6
「美しいものは皆、素早い」 王座の上、闇の主は頬杖を突き、水晶の向こうの世界を眺めながら、唐突に呟いた。空気が凍り落ちてしまいそうな響きに、家臣たちですら身を縮こまらせる。 オズノが恐る恐ると伺う。 「主よ、素早いとはいかなる意味で・・・」 兜の中に広がる宇宙の様な闇が笑う。 「言葉通りの意味よ、卿よ。 美しきものは皆、等しく素早く過ぎ去るものだ。 炎の揺らぎしかり、水の流れしかり、野を奔る獣の動きしかり、 それは乙女の髪の流れの様に一瞬であり、ひとときの若さはみずみずしく映え、 怒りも悲しみも、激動は美しい。 全ての美は止まる事もなく美しいものだ。生はあまりに美しいが故に一瞬の光で、死は永久の眠り故に醜く恐れられる」 水晶の向こう、球体が大地をねぶる炎の輝きに照らされながら輝き、傷ついた人間たちが蟻のように小さく動き回っている。 「かのファウストの唱えし悪魔との契約は、まさにその価値を切り取る言葉だった。"美しいものよ、しばし止まれ"。悪魔は彼の望みを叶えた」 オズノは主の言葉の真意を汲み取れず、ただ自信なさ気に相槌を打つ。主は嘲笑した。 「私の降臨は最も美しく永遠とならねばならぬ。私の物語は永遠でなければならぬ。 あの様に汚れた世界など過去に捨ててしまうが良いのだ。私は身体を得て尚、かの地に永遠のものとして止まるであろう」 主はゆっくりと立ち上がり、掌を水晶に向ける。 「時はここに来たれり。アビイスを開き、球を収めるのだ。無限の光のみが私をかの地へと導く召還の魔方陣を完成させるであろう」
704 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 02:37 ID:fVt9EXW6
福島は無念の表情も顕に、地上の様子を確認していた。 「駄目だ。攻撃は無効化に終わった」 地上では絶望の騎士がまるで瞑想に入ったかの様に身動きを止めているが、その身体に与えたダメージは一切認められない。 そして巨大蟻たちの群れは再び地面を掘り抜き始め、球体の真下の地面が瞬く間に沈み込んでゆく。 大穴は球体の大きさに合わせて作られている様子だった。 ミルナムが福島に告げる。 「福島、退こう。現時点での我々の戦力は尽きた。敵の手が納まっている内に、一度本陣まで退却すべきだ。 我々の球体への攻撃は失敗に終わった」 「我々も同意見だ。このまま戦闘を続ける事は不可能だ」 アルカイダのリーダーらしき男の声が、意見を重ねる。 福島はただ黙り込み、しばし空を静かに進む。
706 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 02:46 ID:fVt9EXW6
大仁田とザンギスは炎の中、2ちゃんねる軍団の生き残りたちに向かって問いかける。 「あれを見ろ!敵は何か、大事をついに始める魂胆の様じゃ!!」 大仁田が指差す先、巨蟻たちの群れの"作業"は進行していた。 翼竜たち、そして絶望の騎士ですらもが人間に構うのを忘れ、その作業に意識を奪われている様子だ。 戦場に不気味な静寂が訪れていた。 「ここから先は、死地じゃ!!行かば死ぬ!!はっきり言う、勝てん!!」 その言葉に最も打ちのめされた表情を見せたのはザンギスだった。彼は大仁田の傍ら、黙って俯く。 千人程の2ちゃんねる軍団の残存兵が、彼ら二人を取り囲み、沈痛に沈黙している。 「わしらには策があった!!策あっての戦いじゃった!!だが、策は破られた!! 敵との戦力差も絶大じゃ!万が一にも勝てん!! わしはここで死ぬ!!」 「大仁田!!」 ザンギスが大仁田の肩を掴み、叫んだ。 「あんた、何を・・・何を言ってやがる!」 「ザンギス、お前もユウヒたちの元へ帰れ。わしは、ディアスの命の責任を持って、ここで奴らと刺し違えてでも最後を遂げる!」 「ふざけるな!負けを決め込むな!!ディアスがいなければ、俺たちが奴の分まで戦うしかないだろう!諦めるな!」 大仁田はその場に突如、崩れ落ちた。長い戦いの疲れが、痛みが、絶望が、一気に彼を大地に引きずり倒した。 「勝てん!!希望はもう無いんじゃ!!わしにはもう、分からん!!」
>>703 すげえ哲学的です・・!
ディアス来い来い早く来い
708 :
422 :04/01/25 06:26 ID:HpCDAnAg
約束通りディアスが復活したら射精します
親分おはゆございむす!
どきどきわくわく…
大仁田! もう一度立ち上がってくれよ!!
712 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 23:13 ID:7XNOFyCs
10月23日、午前二時過ぎ。 某県某所、政府緊急時専用滑走路。 大仁田、ザンギス、そして蝶野軍団最後の一人となった安齋の三人は、着陸した総理専用機を迎えた。 リプリー、ユウヒに支えられる様に、小泉はタラップを降りてくる。 小泉が地面を踏むよりも先に、大仁田はタラップの下に土下座し、頭を地面に叩きつけた。 「総理、すまん・・・!!すまん!!!ワシは役割を果たす事が出来んかった・・・!日本を守る事は出来んかった・・・!すまん!!総理!!」 「ばかやろーー。。!!!おまえ、、大仁田。。!!!」 小泉っていうか俺は、、激怒。。!!めちゃくちゃ、怒る。。!!ビンタ!!「うゥ゛!!」カーリングみたいに転がっていく大仁田。!! 「びきぎい、小泉さん、すいません。。!!」 「馬鹿やろう!!俺はお前のそういう弱気な態度、、、イカル、、、。!!怒。ぬ!」激怒、とにかく、、怒りをあらわにする!!! 皆めちゃくちゃびびる。。!!それくらい俺は怒る!! 「誰がお前に日本を守れって言った。。!調子に、乗りすぎでわ!?。。。それは。。!お前はとにかく、駄目だ。。!!俺に、ついてこい!!」 「うひいー、小泉さんー、やっぱり俺だけじゃ駄目なんだよー」 「馬鹿野郎、わかってる。!俺に、つていこい!!
キャラちがうよw
714 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 23:23 ID:7XNOFyCs
砂漠の町の夕方、異様な熱気がその部屋を包んでいた。 エアコンを強烈に効かせた部屋の中、十台近いパソコン、ノートパソコンが稼動している。 その上に顔をくっつける様に、何人もの青年、少年がひしめき合っている。 「おい、ウルークシラード、様子がおかしい。何か動きがあるぞ」 肥満の少年が、背中合わせに座っているカリオートに直接呼びかける。 「ああ、2ちゃんねるだ。何か、妙だ。これは・・・・」 「書き込みだよ。さっきから書き込みが途絶えてるんだ」 スリダムのウルークシラードの自宅に、近隣のハッカー少年たちは寄り集まっていた。もはやチャット等では彼らの興奮と情報を 交換するには不十分だった。各々が、異常なまでにチューンナップした愛機を抱えてここに集っている。 「2ちゃんねるが沈黙している。書き込みが全く無くなったぞ」 「もしかして、サーバーがついに死んだのか」 「いや、広告が生きている。サーバーには問題はないようだけど・・・・」 彼は手分けして各板を調べて回るが、あれほどの書き込みが殺到した2ちゃんねるのどこにも、2ちゃんねらーの姿はない。 「もしかして日本は堕ちたのか?」 彼らはその可能性を頭に巡らせ、思わず息を呑む。 「・・・いや、待て!!これを見ろ!!!」 少年の一人が、自分のパソコンのディスプレーを指差す。 皆の視線が殺到する先に、ニュース速報板が表示されている。そして・・・。
715 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 23:38 ID:7XNOFyCs
【とにかく】緊急放送【緊急なんだよ!!】 1 名前: 小泉純一郎◆DIAL [age] 投稿日: 03/10/23 05:12 ID:dFFSexl. 私は日本国総理大臣、小泉純一郎である。 ここを閲覧した各国主要人物各位はただちに貴方の最高権力機構に連絡し、 緊急放送権F22-5477-GL-500番を通達して頂きたい。 こちらの放送準備は完了している。日本時間で午前六時より、地球上の全ての放送網を私が使用する。 2 名前: 大仁田厚、ほんもの!1[age] 投稿日: 03/10/23 05:12 ID:dFFSexl. 2ゲット!!
な、生だ。生俺だ・・!
717 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/25 23:42 ID:7XNOFyCs
【とにかく】緊急放送【緊急なんだよ!!】 1 名前: 小泉純一郎◆DIAL [age] 投稿日: 03/10/23 05:12 ID:dFFSexl. 私は日本国総理大臣、小泉純一郎である。 ここを閲覧した各国主要人物各位はただちに貴方の最高権力機構に連絡し、 緊急放送権F22-5477-GL-500番を通達して頂きたい。 こちらの放送準備は完了している。日本時間で午前六時より、地球上の全ての放送網を私が使用する。 2 名前: あぼーん[age] 投稿日: 03/10/23 05:12 ID:dFFSexl. あぼーん
>>717 削除人”(゚Д゚)ハンパネー乙!!!
削除人仕事早すぎw
こんな状況でも削除とは…そのボラ精神に涙でたぞ( ゚Д゚)ゴルァ!! でも、鯖が生きてるってことはあの若い局員はまだ頑張ってるんだな。超がんがれ。
721 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/26 01:41 ID:7XNOFyCs
岐阜県神岡町、神岡鉱山、地下深度1,000メートル地点。 宇宙から地球に降り注ぐニュートリノの質量を測定する、超巨大検査装置、スーパーカミオカンデ。 地中深くに埋設されたこの施設は、純水 50,000トンを満たした円筒形のタンクから成り、 タンクの内面に取り付けた11,200本の光電子増倍管がニュートリノを荷電粒子として測定、水中を通り抜けるチェレンコフ光の総量を捕らえる。 超新星爆発によるニュートリノを観測し続けるスーパーカミオカンデは現在、超新星爆発メカニズムを物理的に計測可能な世界最大の機器である。 何枚もの防護パネルと対衝撃層によって外界から完全に遮断されたスーパーカミオカンデ内部に、突如振動音が響き始める。 それはごく微動的な振動から始まり、やがてははっきりとカミオカンデ内を震わせる音として、 やがて不規則な掘削音が不気味に響き始めた。 数十分後、完全に閉ざされたこの空間の中に、突然強烈な光が侵入した。 それはごく僅か、地上からやっと届いた光だったが、この地中1,000メートルでは地球の日の出に似た、 神々しい柱としてカミオカンデの純水を貫く。 騒音と奇声の中、天井に貫通した穴を、数々の大顎が器用に広げ始める。 大蟻たちの掘削はこの地下1,000メートル、スーパーカミオカンデに迅速に到達したのだった。 防護壁の外側は既に、巨大な一本穴として空へと直通している。 「主よ、照覧下さい。アビイスです」 アヴランは喜びに声を震わせながら、カミオカンデに満たされる完璧に美しい純水を広がる波紋を見つめた。
そろそろカブレラが大仕事をやってのける予感!!1!!。。。
岐阜で、神岡んで、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
大仁田2ゲッター、ワラタ。俺氏サイコーっす!
カンダタ親分のRAPをベビーローテーチョンしながら読んでるよ!!!ぬ
クリエイチヴな人ってやっぱMacなのNE。
>>640
オカ板住人。
初めてラウンジに来てみた。
スレタイが気になって覗いて見た。
最初意味が分からなかった。
>>24 を見てようやく意味が分かってきた。
気付いたら、腹筋が爆発しそうになっていた。
ここは・・・ラウンジじゃない!
726 :
724 :04/01/27 17:27 ID:e.9F2LG6
>>725 失敬、あわてふためいおた。
ラウンジclassicだな。早く全部読んで本スレに合流したい。
727 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/27 18:33 ID:qgukAtjA
「私は日本国総理大臣、小泉純一郎であります」 放送は突然、アメリカのアニメ「シンプソンズ」の放送を裂いて割り込んだ。 首を傾げて母親の方を伺う子供、ゴルフクラブを磨く手を止めてテレビ画面に注目する父親。 「現在、日本は歴史上稀に見る脅威に直面しています」 中国、海鮮市場の薄汚れたテレビ、突然流れ出した日本語に市場の人間は首をのばす。 そこら中の汚いテレビが、全て同じ映像を映し出している。 「未曾有の悪が、わが国を陥落せしめんと、攻撃を続けているのです」 チェコ。カップルはMTVの音楽に合わせて楽しんでいた甘い休日を台無しにされ、ベッドから起き上がる。 「対する我々の手数は、もう多くは残されてはいません。ただ、急事に二国、援助の手を差し伸べてくれているだけです」 北朝鮮。静かな湖の暗い湖面を見下ろしながら、その将軍は目を閉じ、テレビの音声に耳を傾けている。サングラスに流れ星が一つ流れた。 「このままでは日本は、我々は敵にあっけない蹂躙を許す事は明らかであります」 太平洋上、若い米軍兵士たちは空母の中、互いに複雑な罪悪感を、黙って互いの顔に認める。 「我々の文化が、人間の尊厳が今、踏みにじられているのです」 アフリカのどこかの平野、老人が風に歌いながら、野を歩いてゆく。鳥の翼が彼に、影を投げた。 「許されざる悪が、今、文化を犯しているのです」
728 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/27 18:37 ID:qgukAtjA
安齋が静かに、階段に腰を降ろし、膝の間に顔を沈め、涙を流している。 大仁田は屋上、静かに明るんでゆく空を見ていた。恐ろしく美しい空だった。 ザンギスはユウヒの肩を抱き、静かにたたずむ。 2ちゃんねる軍団は残り千人程が一箇所に集まり、ただ静かにテレビの放送を聴いている。 涙を流している者が少なくないが、皆が静かだった。 ミルコ・クロコップはベンチを並べて横になり、目を閉じ、何かを祈り続けている。 日本海上、合同空軍機は低空を並んで飛行している。 誰一人、口を開かなかった。
729 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/27 18:50 ID:qgukAtjA
「第二次世界大戦、日本は人間の罪を背負う二つの傷をその国土に刻み、敗戦しました。 しかし我々は、我々の先達は誰一人として挫けなかった。 その物語は決してそこで終わってはならない物語だったからであります。 伝え、生き、耐え、永久に叫ぶ物語こそが、我が日本国の英知であります。その魂こそが今、何者かに汚されようとしている」 カリブ海に浮かぶジャマイカ。原人を思わせる身なりの若い黒人たちが、煙をくゆらせながらテレビを見つめる。波打ち際にヤシガニが跳ねた。 「私は常に、この国の未来を信じてきました。私の人生はこの国の永久の礎とすべく、擲たれたものだったからであります。 そしてそれは、全ての日本国民の、共通の理念だと私は常々信じてきました。 私は改革を推し進め、日本の魂を不動のものとすべく戦ってきた。日本の真の輝きを、国民皆が知っているはずだと核心しているからこその暴政でありました」 南米のボリビア。高山のくぼみに、小泉純一郎の声は届いていた。 コンドルの舞う空の下、皆はテレビを囲む。 「この国はあまりに美しく、あまりに素晴らしき民に恵まれ過ぎた。私は万感を持って、この禍によって命を奪われた人々、汚された大地に対して叫びたい。 汝、美しく日本たれた!最後までよくぞ日本であった! 文化低質を叫ばれるこの現代日本、本質は失われる事なく、いつもそこにあったのだ。私は今、叫ぶ。世界に叫ぶ! 日本国よ、痛みに耐えて頑張った!!感動した!!!」 トルコ。白石の山々の中、人々の夜の祈りに混じって小泉の声は響く。 世界中が今、一人の男の叫びを聞いていた。
730 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/27 18:57 ID:qgukAtjA
「そして、私はこの戦いで日本のために散った命を代弁する!! この地球という小さな国に住む、全ての国民に、等しく呼びかける!! あらゆる政治が、あらゆる身分が、あらゆる人種が、あらゆる感情が、 国境という線を描き、国民たちを別かっている!! 憎しみ合い、せめぎ合い、傷つけあい、奪い合い、殺し合い、蔑み合い、呪い合い、 全ての国民がこの小さな国の上で、国境に縛られている!! だが魂は常に一つである!! 地球という国に、魂は常に一つである!! 人間の尊厳は常に、一つである!! 地球国民よ、激しい痛みを伴うが、改革せよ!! 今こそ激痛を伴って尊厳を唱えよ!! 痛みに耐え、改革せよ!!地球国民よ!!」 小泉は叫び、バタリと倒れた。放送が途切れ、世界中のテレビは暗い画面だけを映す。
俺氏はリアル小泉を支持なのだろうか・・・?
俺氏小泉>>アクメツ小泉>>>>>>>[超えられない壁]>>>>>>>リアル小泉
リアル小泉の経済政策は好きじゃないが かっこいい!!
俺氏小泉、がんばった!感動した!!!!!ぬ すみません、ちょっとカブレラはまだですか…? /⌒ヽ / ´_ゝ`) 少しばかり待ってますよ・・・ | / と__)__) 旦~
735 :
Classical名無しさん :04/01/28 00:27 ID:Gt1xeAkY
小泉カコイイ!!!
所で難民板のほう落ちてしまったんですね。
「あ」さんお疲れ様です!楽しかったです。
>>724 おお、新俺氏読者キター!11
736 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/28 01:37 ID:hKmoHgdc
NHK教育にディアス出てたぞ!!
メキシコの昔の将軍だってよ!!
>>736 ” (キДタ)ハンパネー!!!
>>736 俺氏の、うま絵な予告キター!
さりげに○の刑な
>>684 ワロタ。…ある意味、ウラヤマc!
小泉が!超厨もびっくり!
1000オーバーとかOK
小泉カコイイ! リアルもあの勢いで頑張って欲しいが俺氏小泉も頑張れ!!!!!ぬ
つまり、次スレに突入って事ですね1!! 俺氏異性良過ぎ!!
今日世界史の授業でディアス見たぞ! どっかの将軍だってさ!
む、ムネチラ!?
ちょっと待って、スレオーバー宣言とかしちゃうとウザい書き込みが増えちゃいますよ? 僕みたいに。 まあ負けずに頑張れ、俺。
747ゲット!!!1
748 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 01:09 ID:ybAYZB2Y
カミオカンデへと至る大穴に、球体はピタリとあてがわれた。 暗黒の産道へと、球体はゆっくりとゆっくりと沈められてゆく。 翼をマントの様に畳んで夜空に立つ絶望の騎士の肩の上、和田サンは沈み行く球体を見送りながら、 笑った。 「いいぞいいぞ、これで主の計画は完成するぞ。このくだらない世界も、もうすぐ消えてしまうんだ。 その次に来るのは、真のスーパーフリーな世界だ!!すばらしいよ、主!!」 翼竜の手を離れた球体は無数の大蟻の手でキャタピラの様に運ばれ、暗い穴の中を進む。 「主よ、球体がアビイスに辿り着くまで、残り四時間です。人間共はもう諦めたと見えますな。抵抗を止めました。 今しばらく、王座にお控え下さい。もう、間もなくです」 『よかろう、万事見事なり、アヴランよ』 主は王座の上、興奮に肩を震わせている。 無限に深い眼下のはるか彼方、数億光年先の星を思わせる赤く暗い光が目を細めている。
749 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 01:17 ID:ybAYZB2Y
中国、4000ちゃんねる。
正直、小泉、美談思人民、挙手!
1 名前: 無名人民 投稿日: 03/10/23 07:11 ID:DlO53gv1
我、正直、少的感心!!小泉、良的発言!
2 名前: 無名人民 投稿日: 03/10/23 07:12 ID:aDK03lD
>>1 発見非国民!!
3 名前: 1 投稿日: 03/10/23 07:13 ID:DlO53gv1
馬鹿、違!!小的!!小的!!良読馬鹿!!
4 名前: 無名人民 投稿日: 03/10/23 07:14 ID:QmkIF3kI
>>1 正直、我同意。小泉、好男児的発言、我感心
5 名前: 無名人民 投稿日: 03/10/23 07:14 ID:NuO8bDSE
t_ t
ピュ.ー ( ^^ ) <我、金男児応援、永劫無限(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 金男児
中 国 で も 「ピュ.ー」 か よ
751 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 01:28 ID:ybAYZB2Y
「! 」 小泉は慌てて飛び起きた。 気が付くと、静かな室内のソファに寝かされていた。 「疲労がお溜まりでしたのね。無理もありませんわ。もう少し、横になっていらしてください」 彼が振り向くと、田中真紀子議員が傍の椅子に腰掛け、彼に微笑みかけた。 「いかん・・・!私はどのくらい眠ってしまったのかね! ! 皆は!」 真紀子議員は少し微笑み、頷いた。 「三十分ほど前にここに運ばれてきたばかりですわ。総理、もう少しお休みになって下さい」 「そうか・・・」 小泉はゆっくりと起き上がり、ソファに腰掛直した。 「私は結局、世界中の人々に願う事しか出来なかったな。一国の総理たる者が、最後に頼ったのが他人への情けだとは・・・」 ため息をつく小泉に、真紀子は熱い日本茶の椀を差し出す。 「あら、何を言ってらっしゃるの。一国の総理たる者だからこそ、出来た英断じゃないかしら」 「しかし、私は・・・」 「それでは、総理。お目覚めになられてしまう様ですし、お見せしたいものがあります」 真紀子は小泉の手に湯呑みを握らせ、立ち上がり、背後の机の上から書類を取り上げる。 「たった今、送られて来たところです。ご覧になられて下さい」 差し出された紙に、小泉は手を伸ばす。 「・・・・・・・・・・・! ! ! これは・・・・・・・・! ! ! ! 」
752 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 01:29 ID:ybAYZB2Y
>>750 ∴∴∴
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: :::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
俺氏w (´ー`)ノ(つД`)
754 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 02:45 ID:ybAYZB2Y
755 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 02:50 ID:ybAYZB2Y
あっかんわ、これ、すごい。しぬほどおもろい
まだ画像が残ってるのがすこい。。!!! ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
今見終わった。かなり時間かかったよ。 DBもよかったが北斗の方もワララ
758 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 06:59 ID:wl3IGwUw
>>757 そうそう、地味に北斗の拳編がいいよな。
>アミバ「うくく…くっ!!ロリ!ロリ!ロリ!どいつもこいつもロリ!なぜ!
なぜロリを認めてこの鬼畜ロリを認めねえんだ!!」
こいつのネタの取り組みに対する根気みたいなものには頭が下がる
759 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:08 ID:wl3IGwUw
「うわっ、うおおっ、ちょっ!!おおい!!誰か!!!来てくれーーー!!!!」 政府緊急時専用地下施設、大広間で疲れ果てて固まり、うずくまる2ちゃんねる軍団。 皆が真紀子議員から支給された食料をもそもそと食べていた時、一人が大声を上げて飛び上がった。 「何だ、どうしたんだよ」 飛び上がった男の仲間が、彼の方を怪訝に見上げる。二人は無線板の常連名無しだ。 「こ・・・これを聞け!!!」 男は興奮しながら、手に持っているハンディ無線機を仲間の耳に押し付けた。 「・・・なんだ、無線なんて今頃・・・・ん・・・・・、・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!」 「おい、聞こえるか!!!私は航空自衛隊、福島少尉だ!!君は誰だ!!」 すぐに真紀子議員の元へ、無線機は運ばれた。 小泉も思わず飛び上がり、無線機を彼らから奪い取る様に受け取り、叫んだ。 「私は、総理大臣小泉純一郎だ!!自衛隊か!!」 日本海海上、北朝鮮空母の司令室に歓声が上がった。 「総理!!生きておられたのですね!!私は沖縄基地所属、福島吾児郎少尉であります!!」 福島の涙腺が、爆発した。 政府が生きている。自衛隊が復活したのである。
760 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:19 ID:wl3IGwUw
無線板の英雄が所持していた無線は偶然にも、日本政府最後の連絡線として、こうして機能を開始した。 北朝鮮空母の管制室に無線は直通され、この瞬間、日本・北朝鮮・アルカイダの同盟軍連絡網が成立した。 「しかし・・・・北朝鮮にアルカイダかね・・・。なんともまあ、笑うしかないね」 小泉と真紀子議員は、顔を見合わせて健全な笑顔を浮かべる。 2ちゃんねる軍団も皆が、素直な笑い声を上げた。平時なら本当に、冗談だとしか思えない様な同盟が、いつの間にか成立しているのだ。 『総理、我々合同空軍は現在、神岡市に布陣している敵の本拠大隊への攻撃を検討しています。そちらは敵勢力の状況について把握しておられますか』 「神岡市。そうだ、敵は神岡市郊外に巨大なトンネルを掘削している。一体あれは・・・・」 「神岡市・・・」 総理が首を傾げる横で、ガリベン顔の若者が呟き、席を離れる。天文・気象板の住人だ。 彼はノートパソコン部隊の元へ向かい、何事かを告げる。 そしてほどなく、緊急制限を解除された2ちゃんねるに、一つのスレが立った。 【まだ】 ちょっと質問スマソ 【いきてるよ】 1 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/23 08:04 ID:KKSas231 ども、2ちゃん軍団生存部隊です。まだ生きてます。某所に隠れてます。総理もいるよ。 ちょっと急ぎなんで単刀直入に質問しますが、神岡市について詳しい人、詳細きぼんぬ。 もしくは地元住民でまだ逃げてない人、実況頼めないかな
761 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:24 ID:wl3IGwUw
そして・・・・・・・・・・・・・
【まだ】 ちょっと質問スマソ 【いきてるよ】
14 名前: 緊急名無しさん 投稿日: 03/10/23 08:09 ID:Cdorw.X
おー、生きてたか、よかったなあ。
俺、神岡市の隣の町に住んでるんだけど、もう避難とか出来ない状況。
なんか敵の軍勢みたいなのがめちゃくちゃ集まってきてて、逃げるタイミング完全に逃したわ。
で、神岡市の詳細?
とりあえずスーパーカミオカンデくらいしか名物か思い浮かばないんだけど。スマソ。
15 名前: 1 投稿日: 03/10/23 08:10 ID:KKSas231
>>14 スーパーカミオカンデ、それだ。サンクス。生きろ。生きる。
762 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:35 ID:wl3IGwUw
小泉は福島から現状、残り戦力の報告を受ける。 福島は申し訳なさそうに、残り戦力の減少を打ち明けた。 『敵の首脳部と思われる球体を集中攻撃した際、敵の徹底抗戦に合い、我々は著しい損害を被りました。このままで戦えるかどうか・・・』 小泉は真紀子議員の方を向き、力強く頷き、無線に向かって力強く呼びかけた。 「福島君、再攻撃はあと一時間待ってもらいたい。今、援軍がこちらに向かっている」 インド洋上、明るんできた空を、凄まじい勢いで巨大な影が次々と通り過ぎてゆく。 10機、20機、30機、40機、物凄い数の戦闘機だ。 どの機体もが武蔵坊弁慶の如く、ミサイルや機銃でごてごてと体を飾りつけ、限界に近い速度で東の空へと飛ぶ。 上り始めた日差しが、その白い翼を照らした。 トルコ空軍の紋章が、光る。
トルコキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
764 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:51 ID:wl3IGwUw
1890年の事件である。 和歌山県南端、大島に、一隻の船が難破、座礁し流れ着いた。 その巨大な難破船はトルコの木造軍艦エルトゥールル号。 樫野の住民たちは流れ着いたトルコ人たちを保護し、膨大な人数の死亡者を手厚く葬った。 69名の生存者たちに、樫野住民は自分達の豊富とは言えない食料を分け与え、彼らを慰安した。 そして即座に、日本中からその不幸なトルコ人宛てに義援金が次々と届く。 やがて天皇の令により、日本海軍は軍艦「比叡」「金剛」の二隻を動員し、 不幸なトルコ人たちをトルコ本国まで丁重に送還した。 情けが成した、無償の行為だった。 日本史上に残る、誇るべき魂の行いであろう。
765 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 07:53 ID:wl3IGwUw
そして小泉が意識を失っている間に、2ちゃんねるに一つの書き込みがあった。 その海外からの書き込みは即座にプリントアウトされ、真紀子議員に手渡された。 「 トルコ政府より、日本へ。 我々は何があろうと、貴国を救援する 」
トルコかっこ(・∀・)イイ!!
しかし
>>754 のスレ見てきた直後だったからテンションの差についていけなかった。。。。
ということでしょうか。。。。(^O^)
トルコ(・∀・)イイ!! まえにフラッシュで見たことある! あれは泣けた
トルコ、ええ国や……
トルコフラッシュキボン
トルコとの話、今年だけでテレビで2回は見たw
あ、去年だけで、だ・・・
772 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 16:44 ID:wl3IGwUw
施設出口、地上へと繋がる長い階段を、大仁田はディアスの力を封印したあの大剣を抱え、 一人登って行く。 朝日が、通路を四角く照らす。その光の中を大仁田が行く様子はスポットライトを浴びるレスラーの入場に、奇妙に似ていた。 「・・・ディアス、すまん・・・。貴様の命を預かったはずの俺が、その命を預かり切れずにどこかへ無くしてしまった様じゃ・・・。 貴様の分まで、わしは必ず、必ず最後まで・・・」 「大仁田、水臭いぜ」 大仁田は声に驚き、顔を上げる。 逆行の中、通路出口の四角い枠の中に、二つの影が浮かび上がっている。 「私達の冒険でもあるのよ。あなたがディアスの命を預かっている以上、私達も一緒よ」 「そういうこったな」 ザンギスとユウヒが武装を整え、出入り口で大仁田を待っていた。 「・・・お前達・・・」 ザンギスは巨大な斧を地面に突き立て、鼻を鳴らした。 「こうなったらディアスの弔い合戦だ。このザンギス様の恐ろしさを、せめて奴らの性根に刻み込んでやるぜ」 大仁田の運転するトラックに乗り込み、彼らは再び戦場へと向かう。 球体のカミオカンデ進入まで、残り三時間。
773 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 16:52 ID:wl3IGwUw
「総理、これをご覧下さい」 天文板コテハン「とりぞう」はノートパソコンを小泉の机に置いた。 ここは緊急でこしらえられた、作戦司令室だ。各板から優秀な戦力、知能がこの部屋に数名、集結している。 「これは・・・」 「スーパーカミオカンデ。神岡市地下千メートル地点に埋設されている、科学観測施設です」 「神岡市の地下だと!」 「そうです。光電子増幅装置で、宇宙からのニュートリノの質量を観測するための施設です。 そしてインターネットで仲間が集めた情報によると、敵勢力の掘っているトンネルはおおよそこのカミオカンデに垂直に繋がる事になります」 「待って!!何ですって!!増幅装置?!」 横からリプリーが血相を変えて話に割り込む。 とりぞうは気圧されながらも、答える。 「ええ、そうです。微量な光電子を増幅させ、その増減量差でニュートリノの移動距離を観測します」 皆がリプリーに注目する。 「どうかしたのかね、リプリー」 小泉が彼女に問いかける。 「ディアル、考えて。奴らがあの球体を運んでいった意味は?このカミオカンデという施設を選んだ意味は? 奴らの目的は?奴らの狙いは何?」 「目的・・・・狙い・・・・」 「ディアル、急いで奴らを攻撃しなければ、とんでもない事になる予感がするわ。そう、恐ろしくとんでもない事に・・・」
774 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 17:06 ID:wl3IGwUw
トルコ空軍と北朝鮮空母は既に、直接交信が可能な領域内にまで接近していた。 「遅刻だぞ、トルコの戦士よ。だが、よく来てくれたな」 ミルナムは上着を着なおし、笑いながら無線の向こうに呼びかける。 北朝鮮、アルカイダ、そして日本の合同空軍機は三度の補給を終え、出撃体制に入っていた。 「なに、北朝鮮とアルカイダがいると聞いてね。気後れしないようにめかし込んでいたら、飛び出すのが遅くなってしまったのさ」 トルコ空軍第14中隊隊長ホルバンは流暢な英語で軽口を叩く。 「しかし驚いた。よく、よくぞ来てくれたな」 福島は感慨に胸を詰まらせながら、やっとそれだけを吐き出した。元来が感受性の強い男である。首相生存の確認からこちら、 皆が思わず笑ってしまうほど、福島は泣いた。 「君が日本の福島だな。少数でよく耐えた。素晴らしい指揮官だ。ただ、君は歴史の成績は赤点だぞ」 「何?」 「今度の事が終わったら、もう一度ハイスクールの教科書を引っ張り出して来るんだな。そして先祖に深く感謝したまえ。我々からも感謝をと」 北朝鮮空母の管制室、レーダースクリーンにトルコ空軍を示すマーカーが追加された。 「トルコ空軍に告ぐ。これより合同空軍は大作戦を展開する。君たちはこのまま、現地へ飛んで、そこでこちらと合流してくれたまえ。 残る補給物資、状況を考えても、恐らくこれが最後の決戦になるだろう」
775 :
俺 ◆3xEicL62 :04/01/29 17:22 ID:wl3IGwUw
ホルバン イイ!! 表現や言い回しがいちいち素晴らしいです。俺氏GJ!
777 :
ゲルマン :04/01/29 20:32 ID:5m4JZDT2
>>775 この日本地図がいつか全部「俺」で埋まる日が来ると思うと・・・ぬ!
778 :
Classical名無しさん :04/01/29 21:09 ID:29.b/Bkk
今週プロジェクトXでトルコの在日イラン人救出作戦の話してたね
779 :
Classical名無しさん :04/01/29 22:03 ID:8cnW1dBU
タイトル 弁護 検察 被告 犯人 被害者 動機 1 思い出の逆転 チヒロ アウチ 成歩堂龍一 美柳ちなみ 呑田 口封じ 2 盗まれた逆転 ナルホド ゴドー 天杉優作 哀牙 毒島 口封じ 3 逆転のレシピ ナルホド ゴドー 須々木マコ 芝九蔵虎ノ助 岡高夫 金銭 4 始まりの逆転 チヒロ ミツルギ 尾並田美散 美柳ちなみ 美柳勇希 口封じ 5 華麗なる逆転 ミツルギ メイ あやめ ゴドー 天流斎エリス 正当防衛
>>780 いつもそれ見て思うけど、動機が口封じばっかりって手抜きじゃない?
>780 自問自答か?良い心がけだな… でも手抜きは感心せんな
782 :
780 :04/01/29 22:44 ID:YeyyYfI6
うわぁあん。間違えたよ・・・
いよいよスケール広くなってきたなー
>>776 cWK007Rg3人目キターー!
>>783 cWK007Rgで抽出したら5人目っぽい。
俺氏がどんどん増えてる〜
>>779 動機が口封じってことよりもむしろ、
五話のゴドーは正当防衛でも何でもないことの方が気になる。
(マヨイが殺されそうなのを守るためにエリスを殺したわけだし、
正当防衛は自己の防衛の場合でなければ成立しなかったと思うが
しかも事前に計画を立てているわけだから明らかに計画的な犯行)
あざやかに779と780を回避したのに785のレスが目に入って台無しだよ氏ね
丸一日書き込みがないって珍しいな・・
788 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 20:32 ID:eti7jNyY
リプリーが部屋の中、一人窓辺に佇み、外のグラウンドに整列する2ちゃんねる軍団の様子を見つめている。 あるいは力尽き、あるいは酸に焼かれ、あるいは翼竜の牙に貫かれ、 残るその数は900人弱。 10万人近くの2ちゃんねらーが、国防に命を賭けて死んだ。 「皆、普段はこの時間、何をしていたんだ」 一段、高みに上り、ある2ちゃんねらーは呼びかける。 一見ひ弱な、どこにでもいる地味な青年が、皆に呼びかける。 「朝の九時だ。皆、普段は何をしてた?」 皆は戸惑うように、互いの顔を見合わせる。 だが青年は、続ける。 「僕はまずニュース速報板だな。とりあえず朝見逃したニュースを確認する。 で、メールをチェックして、芸能板をざっと見る。 特に目ぼしい新スレが無かったら、あとはお気に入りを巡回するよ」 何人かが笑った。(ああ、2ちゃんねるの話か、という感じだ) 「で、昼休みにまたニュース速報。2ゲット取りも大体この時間に済ませるよ」 皆がドッと笑う。
789 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 20:49 ID:eti7jNyY
「で、昼はダラダラ仕事してたら、何となく夕方になる。 外で飯食って、また会社に戻って、とりあえず七時くらいまで2ちゃんにいるよ。 この時間帯は仕事で疲れてイライラしてるから煽ったり、軽く荒らしたりしてる」 皆が笑いながらヤジを飛ばす。ふざけて飛んできたスニーカーを、青年は笑いながら投げ返す。 「泊まりになる時はとりあえず近くの銭湯行って、帰って来てからはフロアに同僚とかが残ってなかったら 半角板めぐりだな。会社のMOに画像とかダウソしまくってるよ」 拍手を飛ばしたのは同じく半角板の連中だ。 「そのまま仮眠して、またその繰り返し。正直一日中2ちゃんやってるよ」 青年は言い終わると、足元にあるノートパソコンを拾い上げる。エアーエッジが刺さったそのノートパソコンを、 皆の方に向ける。 「皆、突然だが聞いてくれ。ついさっき、サーバー管理者からの書き込みがあった。 聞いてくれ」
790 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 20:58 ID:eti7jNyY
NTT横浜通信局四階。 建物全体が炎に包まれて、猛烈な熱気を帯びている。 単身残った青年はドアを締め切り、非常用シャッターを内側から下ろしていた。 蒸し風呂の様になった室内、大型サーバーとモニターがひとつ、非常用バッテリーに直結されて 大型無線回線で情報の送受信を繰り返していた。 天井が、床が、熱で軋む。 青年は半ばサーバーにもたれ掛かり、モニターの様子を必死の形相で見つめている。 警戒音が鳴り、サーバーの動作を示すゲージが安定ラインから一気に不安定ラインに落ちる。 再び激しく集中し始めたアクセスに加え、この熱で、サーバーは限界寸前になっている。 青年は手にしたコールドスプレーをサーバー各部のダクトに吹きかけ、冷気を送り込む。 「頼む、もう少し・・・もう少し持ってくれよ・・・!!お前が日本最後のサーバーなんだぜ!! 頼む、もう少しでいい・・・・!!死ぬんじゃないぞ!」 猛烈な熱気は青年の肌を焼く。だが彼は一人、その場から離れずに、ひたすらサーバーを抱く形で そこに佇む。
791 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 21:14 ID:eti7jNyY
『あと三時間・・・・!!』 皆が息を呑んで佇む。 「そうだ・・・。管理者からの書き込みでは、サーバーに不都合が起きていて、あと三時間でサーバーは稼動を停止するそうだ。 あと三時間・・・。それが2ちゃんねるの寿命だ」 グラウンドに集まった900人は、皆うつむき、己の足を見つめた。空は拍子が抜ける程爽やかに高かった。 風が心地良く吹き抜け、彼らの耳元をそよぐ。決戦の朝だとは思えぬ見事な秋朝であった。 「皆、改めて聞くまでもないけど、最後までやるのか?」 青年は高台から飛び降り、聞いた。皆が顔を上げる。 「最後まで、この軍団は戦うんだね?」 決意の表情が、皆を見回す。 一人の青年が、列から歩み出た。目元の涼しい、男前だ。シャツから伸びる形の良い筋肉のついた腕を、 ひ弱な青年の肩に回す。 「うるせーな、オメー、さっきから一人で場を仕切ってんじゃねーよ。 ここにいる奴らは全員ただの名無しで、誰の指図も受けねーぜ」 ひ弱な青年は怪訝な目つきで、色男の横顔をにらむ。 「だけどよ、お前もまた、一人の名無しだ。だったら聞くまでもねえだろうが」 風が長く、細く、吹いた。 「俺たちは2ちゃんねる軍団だ!!!!日本史上最強最大の軍団だぜ!!!!」 色男は腕を振り上げ、叫ぶ。 一瞬遅れ、皆の声が爆発した。グラウンドが、900人とは思えぬ熱を燃え上がらせる。 「俺たちは決して屈しない!!敵がどんなに強大だろうが、2ちゃんねらーは絶対に負けない!! 俺たちに名前はない!!だから俺たちは一人たりとも敵を恐れない!!」 皆が大地を踏み、怒号を上げ、この戦いが始まって以来最大の怒気を発した。未知の侵略者の理不尽への怒りに、 ここに火が付いた。 「俺たちは2やゃんねる軍団だ!!!!日本史上最強の軍団だ!!」 ひ弱な青年が声を張り上げる。 「age進行で行くぞ!!!!!!出撃だ!!!!!!!!」
うげ、ちょっと涙出た
793 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 22:54 ID:eti7jNyY
和田サンは朝日に照らされてくすむ廃墟を見回し、満足げに頷いた。 「いいねいいねー、景色いいねー。スーパーフリーって感じするよ、激藁!自分の発言に!」 絶望の騎士は朝日に照らされてもなお、ぬらぬらと体を黒光りさせ、その身にマントの様に 翼竜の群れがまとわり付いている。黒い肉の甲冑を着込み、彼は触手を揺らしながら アビイスへの入り口を一跨ぎに立ち、微動だにしない。 まずはユウヒの投げたダガーが彼にたどり着いた。 巨大な足の膝下に、ようやく三本のダガーが楊枝のささくれの様にチクリと突き刺さる。 ザンギスが唸りを上げて巨木の幹の様な黒い足に斧を突き立てる。大仁田の振るう剣がそれに続き、 があんと鐘を鳴らす様な音を立てて足に跳ねる。 そこで初めて絶望の騎士は怒りの唸りを上げ、足元を見下ろした。 三人は飛びすがり、大きく距離を取って、絶望の騎士の顔を見上げる。 「暗黒の騎士の使い魔め、耳に聞け!俺の名はドルアグス・バスター・ザンギス!!勇者ディアスが右腕の猛斧!!」 ザンギスの斧が気迫をまとい輝き、慌てて飛び掛ってきた翼竜たちに狙いを定める。 「食らえ!!檄墺裂杷!!!」 ザンギスの叫びと共に、斧から衝撃波が飛び、翼竜たちをまとめて血祭りに上げる。 次いでユウヒのダガーが再び空を切り裂き、稲妻に打たれたように、翼竜たちが墜落していく。 「ディアスの仇だ!!一匹たりとも逃がしはしないよ!!」 そして二人の肩を蹴り、大仁田は天高く飛び上がる。 「この化け物が!!この国会議員、男大仁田厚、今度こそ決着を付けてくれるわい!!」 大仁田は大剣を投げ捨て、安西に託されて背中に背負っていた鞘から光り輝く日本刀を抜いた。 「蝶野ーーーー!!!!貴様の力を貸してくれーーーー!!!!」
794 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/01 23:06 ID:eti7jNyY
絶望の騎士の咆哮に耳をふさぎ、和田サンはキーキーと叫ぶ。 「うるさいよ、デカブツ!!お前の役目はアビイスの入り口の守護だ!!奴らは僕に任せるんだね!!」 和田サンは翼を広げ、急降下する。 そして隼の様な素早さで大仁田を鉤爪で切りつけた。大仁田は間一髪のところで刀で攻撃を防ぎ、 絶望の騎士の右腕に着地する。絶望の騎士は面白い玩具を見つけたとでも言うように、 おとなしく腕を大仁田に貸す。左腕には和田サンが着地する。 「おっ、誰かと思えば大仁田厚じゃん!久しぶりだね、尻尾を巻いて逃げたと思ってたヨ!」 和田サンの挑発に、大仁田は刀をゆっくりと振りかぶり、答える。 「俺はもうただの大仁田ではない。蝶野の餓狼の魂を託された戦士!貴様らを地獄に叩き帰すまで、 俺は退かん!!」 和田サンは顔を真っ赤に染める。 「何が餓狼だ、格好をつけやがって、人間が!!ならば僕も真の姿を見せてやるよ!!」 和田サンは叫ぶと、両手を大きく広げる。体から青白い稲妻が迸り、黒い翼が大きく開く。 額を裂いてヤギのような角が現れ、口が輪郭まで大きく開く。 「僕は主の力によって人間を超えた!!僕の名は和田サタン!!君たちに最後の自由を与えてやるよ!! 死という名の自由をね!!」 大仁田の胸が熱い空気を吸い込み、大きく膨らみ、筋肉を膨張させる。そして、大仁田は吼えた。 「上等じゃあーーーーーーーーー!!!!!!」
> 激藁!自分の発言に!」 激ワロタ しかも和田サタン!進化してるよ 和田って一応早稲田に入学できたんだよな・・
>>796 しかも何回もな。
和田サタンってw
ひどいネーミングだなw
あのー…えっと…ツッコんでいいのかなあ…。 >俺たちは2やゃんねる軍団だ!!!! やゃ?
和田サタンに勝てるのは…… 又吉イエスくらい、か?
800 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/02 01:16 ID:eti7jNyY
ダディーナザン!!
オンドゥルルシマチガッダンディスk、エ゙ァッ
802 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/02 01:41 ID:eti7jNyY
解読できないっていう風に解釈してもいいのかな
蝶野さんの刀って折れてなかったっけか?
2ちゃんねる軍団のやりとり泣ける〜!俺氏うますぎ。 でも和田サンが出てくると、あの画像が頭に浮かんで 笑ってしまう。和田サン→和田サタンも、ウマー。
ホークスの和田サンはキャワイイ
おい!もう800こえたけどよ! さっき変な夢見てな! 「俺」が和田サタンのハンパネー絵を描いて、そこに吹き出しがあってな! 「おまえらこれに好きなようにセリフを入れてうpしてくれ 1000までそれで埋める。900獲ったヤツが次スレ立てて」 とか言っていやがった! まーこれは夢だったけど、スレももう後少しだ! ハンパネー応援しきる。。。!!!
和田サン ↓ 和田サタン 敬称をカタカナで書いていた理由はこれだったのか!
ごめん、なんか感激した。
ごめん、俺も感動した。 一緒に謝ろう。
謝るなよ。俺も感動したんだ…
812 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/03 07:39 ID:chfwKdFs
>>812 哲学板って言うからどんな小難しいスレかと思えば…w
駄スレを「名スレ。」とか言ってるあたり、センスの低さが伺えるな。 40なんて完璧にスルーされてる糞レスだし、頭おかしいんじゃね?
momaegana-
>>806 RAP毎日聞いてますよ〜!
>>815 いいつつサゲてるしw
いやー40深いよ。ややこしいよ。俺氏らしー
どうやら
>>815 、つまりID:p3UdmPesは極度のMで
前回の水車地獄の刑では満足できなかったらしいな。
となると今度は牛轢きの刑か。 むごいな…
しかしなんでここの板はID重複しまくるんだ? ややこしいったらないな
821 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/03 19:10 ID:2ZyZMdoA
822 :
Classical名無しさん :04/02/03 19:12 ID:NYmh5zPI
ここでそう来る所が俺氏だなw 最高。
俺も巻き寿司食ってたのにぃ…笑かさないでよ、俺氏。
826 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/03 19:26 ID:2ZyZMdoA
ID:p3UdmPes ↑ 響きのいいIDだな。お前をウドンペスと命名するぜ!
くまw
( ´∀`)マターリ 味のある絵書きますな
この板ってずうっとIDの変わらない人がいるらしいぜ。
マジで?
ああ、俺の事だ。ID変わってないね。 でも昔は別のIDだったし、 日が変わっても変わらないけど、たまには変わるみたい。
俺氏の書いた絵の中ではザウルスライダーと お詫びの絵が一番好きだねぇ。 あのお詫びの絵は特に業界人っぽくていいw
すげっ! 現実になっとる!!! >現地ではイラク人との交流を重視、「『おれはプロレスラーだ』と言って、 >子どもたちと交流したい」とも語った。 俺氏、強すぎ! 預言しすぎ!!
俺氏は預言者か!!!???
俺 ◆3xEicL62=文:小泉総理 絵:福田官房長官
アヌスの発音がポイトンです(^^:)
威勢もいいですしね(^^;)の部分がすごい。。!!
842 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/04 23:43 ID:vgtFX3Fc
2ちゃんねる軍団が何台もの大型トラックにすし詰めになって到着した時、戦場では既に激戦が展開していた。 ザンギスとユウヒは巨大蟻と翼竜の群れの攻撃をたった二人で凌いでいる。 特にザンギスの活躍は凄まじかった。鬼神よろしく、斧の刃の届くところ全ての敵を撃ち倒す。 実力ではディアスに一歩譲ったものの、キール王国に蛮勇を馳せた戦士の腕にいささかの陰りもない。 空中で和田サタンと大立ち回りを見せているのは大仁田だ。 そこでは常人には付け入る隙のない戦いが繰り広げられている。 和田サタンの電撃が大仁田の体を貫く。と、大仁田の斬撃が和田サタンを捕らえる。 二人は果てる事無く傷つけあいながら、絶望の騎士の掌の上で戦い続ける。 「俺たちも行くぞ!」 2ちゃんねる軍団はトラックの荷台から飛び降り、各々の武器を握り締めて戦場に突撃した。 蟻たちが顎をギシギシと鳴らしながら、軍団に気づいて殺到する。 こうして大決戦は幕を開けた。
843 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/04 23:51 ID:vgtFX3Fc
だがまずは暗黒の軍勢に勢いは譲られた。 何しろ無限に近い怪物が死を恐れずに2ちゃんねる軍団に飛び掛る。 一方の軍団は武装しているとは言え、生身である。次々と犠牲者が大地に叩きつけられる。 「くそ、作戦Aだ!!スポーツ板住人、頼むぞ!!」 飛び出したのは格闘技板中心のスポーツ系各板住人である。 鍛え抜かれた肉体、そして怒りに燃える彼らは強かった。各々が2ちゃんねるのスレで議論し続けた妄想技を ここぞとばかりに実践する。 しかしそれでもやはり、次々と戦士たちは倒されていく。蟻たちは狂気の顎音をきしませながら、軍団の前線を圧倒する。 「くそー!負けてたまるか!!作戦Bだ!!皆、マスクを装着しろ!!」 作戦B、科学板・医療板の連中が前線に飛び出した。 皆は慌てて持参したマスクを装着する。 そして前線の連中は持っていた袋から試験管を取り出し、その蓋の線を抜いた。 試験管の中に揺れていた緑色の液体が瞬時に蒸発し、紫色の煙を発する。 これは劇的な効果を発揮した。
844 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 00:00 ID:vgtFX3Fc
煙に触れた蟻たちは抵抗する間もなく、突然動きを止め、まるで枯れ木の様にその場に倒れた。 「くらえ!!」 一人の医療版住人がハンディ送風機を取り出し、煙を蟻たちの方向へと四散させる。 蟻たちはまるで映画が一時停止したかの様に、不気味な程瞬時に硬直して倒れていく。 医療、科学板の住人は顔を見合わせてガッツポーズを作る。 もし、これが平時の、平和な日本であれば、彼らは瞬時に逮捕されて死刑を求刑されてもおかしくはない。 彼らは全員の知識、技術を結集させ、平時では決して存在してはならない程の毒薬を完成させたのだ。 それは生物の筋肉、神経に浸透、結合し、凄まじい速さで神経伝達を遮断する。麻痺と死が同時に敵を襲う。 恐ろしい無差別殺人生物兵器である。マスク等では防ぐ事が出来ず、前線の何人かがぷっつりと生命の糸を断たれて倒れる。 「これは俺たちの誇りと責任の兵器だ!!皆、使い切って死ぬぞ!!」 科学板の常連が仲間を鼓舞する。仲間たちは頷き、試験管を次々と蟻の群れの中に放り込んで突撃する。 スポーツ板の連中は傷を抑えながら、涙を流してその背中を見送るしかない。 蟻たちは突然の死の旋風に勢いを奪われた。そこへ重火器での攻撃が雨あられと降り注ぐ。 「行くぞ!!一気に攻めろ!!」
845 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 00:04 ID:vgtFX3Fc
ガトリングガン、マシンガン、軍事板の連中が横浜の米軍基地から調達して来た重火器の轟音に、 蟻たちの体が弾け飛ぶ音が重なる。触覚が、腕が、胴が、首が、ばらばらと地面に降り注ぐ。 「押せ!!押せー!!」 皆が一面に押し進む。火炎放射器の炎が蟻たちの前線を嘗め尽くす。 その時、空がばさりと鳴った。次の瞬間、先頭でマシンガンを振り回していた男の首が飛ぶ。 「うわーー!!」 空中から、翼竜の群れが殺到した。 赤い翼が青い空を遮断し、空気を叩きながら幾千もの牙が迫る。
幾千って・・・ マトリックスレボリューションズみたいだな。 どーすんだ2ch軍団。
>>844 医療版って・・・
もしかして板をバンと読んでるのか?
2ちゃんねる初心者かよ
またウドンペスか!! おまえはいったいどれだけお仕置きされたいというのだ! うらやましいったらありゃしない!!
またウドンペス” (キДタ)ハンパネー!!!
↑2ch上級者
素直じゃないウドンペス萌 ( ´∀`)σ)*゚Д゚)←ウドンペス
素直じゃないウドンペス萌 ( ´∀`)σ)*゚Д゚)←ウドンペス
ウドンペスまた抱っこされに来たのか?
854 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 01:58 ID:vgtFX3Fc
「ぐわー!!」 「うわああ!!」 空からの急襲に、悲鳴を上げる2ちゃんねる軍団。 重火器による攻撃も、翼竜のあまりに素早い動きに狙いが定まらず、逆に翼竜の吐き出す火球が空爆の様に降り注ぐ。 巨大蟻たちもその攻撃に合わせて酸を吐き出し、医療板・科学板の精鋭たちを遂に捕らえる。 「うわー!!」 「くそ・・・!!!皆!落ち着くんだ!弾幕をしっかり張れ!!」 倒れた仲間の手からガトリングガンを奪い取り、ウドンペスは前に飛び出した。 「うおおお!!!」 倒れた2ちゃんねらーに圧し掛かり、大顎を喰らい付かせようとしていた大蟻の頭を、ウドンペスのガトリングガンが砕く。 背中を、翼竜の鉤爪が抉る。「グァッ!!」倒れるウドンペス。 その手足を万力の様な力で翼竜の足が押さえつけ、彼の眼前に黄色い巨大な牙が迫る。 「ちくしょう・・・!!ちくしょーーー!!!」 その時。
855 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 02:06 ID:vgtFX3Fc
空を埋め尽くしている翼竜の膜を、火線がざあっとなぎ払った。血煙になって飛び散る翼竜たちの死骸。 2ちゃんねる軍団は頭を抑えて伏せる。血と臓物とが滝のように降り注ぐ。 翼竜の意識が逸れた隙に、ウドンペスは圧し掛かっていた翼竜の頭を隠し持っていた拳銃で撃ち抜く。 「今のは・・・」 慌てふためく翼竜の群れの隙間、高く青い秋の空、2ちゃんねる軍団は歓声を上げた。 銀色、黒、白、茶色、数え切れない程の戦闘機が翼竜の布陣に突入を開始しているのを、彼らは見た。 「自衛隊だ!!」 「行くぞ、これが最後の戦いだ!!全機各個、奮闘努力せよ!!」 福島の号令に、日本語を解さぬはずの北朝鮮、トルコ、アフガンの戦士たちは各々の言葉で応答する。 『了解!!!』 空が一斉に晴れた。急降下、急上昇、戦闘機と翼竜の戦場がそこに出来上がる。 「自衛隊が来たぞ!!今だ!!地上は俺たちが取り戻すんだ!!」 ウドンペスは拳銃を空に向かって何度も撃ち鳴らし、仲間たちを鼓舞する。 2ちゃんねる軍団は立ち上がり、ウドンペスに続いて武器を構え、大蟻の群れに向かって突撃する。
大ハッスル、ウドンペス。
>>546 以降動向不明な俺氏軍団がいつ出てくるのか非常にあれです
ていうか、あの俺氏軍団って
ウドンペス意外といい奴だったんだなw
こういう地味な奴らの活躍がまたいいねえ
なんだか同じような事ばかり繰り返していて話が進まないな
>>860 全くもって同意。
部分部分、出てくる人間変えてるくらいで、遅々として進んでないね。
最もおもしろかったのが1スレ目くらいかな。
高い文章表現力は認めるが、ストーリー展開が糞。確実に住人も減ってますしね。
862 :
ゲルマン :04/02/05 07:05 ID:53CJ0ngI
ウドンペス素直じゃないな。
そうなんだよね、昔みたいな勢いがない ウドンペスが出てきたってもうまたかって感じ でも先が気になるから読んでるんだけど 俺氏マンセーなやつらのレスもうざいよ
864 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 07:18 ID:vgtFX3Fc
BGM:いざ行け!ロボット軍団(歌:ささきいさお) 信じられるかこのパワー? ネット最初の掲示板軍団 科学と 夢と 情熱と 日本の頭脳が生み出した 軍事板住人! (マシンガン、ゴー!) スポーツ板住人! (マッハ駆け足!) ぬー職住人! (ソースキボンヌ!) ひとつひとつの希望の板が 星座を組んで 日本をまもる スーパー スーパー スーパー2ch軍団 スーパー2ch軍団
おいみんな!!
>>861 を良く見ろ!!!
縦読みすると…
全 部 最 高
ウドンペスがついに本音を吐き出したQQ
縦読みにまったく気づかなかった__| ̄|○ ガクーリ
ウドンペス、やるな!!!!!!1
ウドンペス・・・ あんた漢だよ・・・
終焉もせまってくきるし、今までに登場したコテハン に出てきてほしいなあ。 会社員とかさわだとかザウルスライダーとかゼロキリとか・・・ あと、何者か知らないけどダイアーさんとか。
>>871 さわだもザウルスも素晴らしい死を遂げたではないか。
あとは親分かな。
>>872 いやいやスレに何か書き込んでほしいなと・・・
ちゃんと読んでるのかなーって思ったんだよ。
わかりにくくてスマソ
>>873 あ、なーる。そーゆうことね。
確かになにやってんだろ。
>872 親分も死ぬのか? (゚Д゚)ハンパネー!!! って最後に叫んで戦死するんだろうな それか あー気持ちえがった( ´ム_,` ) って昇天かな?
親分はユウヒと。。。!!1
ウドンペス…負けた… 気づかなかった不覚!
878 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 22:46 ID:9FQUL5VU
地上では2ちゃんねる軍団が、空では合同空軍が、激しい戦闘を繰り広げる。 ユウヒとザンギスは互いの背中を守りながら、次々と大蟻を始末していく。 「大仁田は!奴は!」 「上よ!!」 絶望の騎士の両掌の上、大仁田は戦っていた。 大仁田の斬撃が和田サタンの肩に食い込む。 「うがっ!!」 「捕らえた!!食らえ!!」 返す刀で、大仁田渾身の一撃が和田サタンの頭から胸までを両断した。 「ぐがあああ!!!!」 青い鮮血が噴水の様に吹き上がる。 「・・・勝った!!」 大仁田は刀の血を振り払い、和田サタンの亡骸に背を向ける。 しかし次の瞬間、大仁田の肩を稲妻が襲う。衝撃波に吹き飛ばされ、掌の上を転がる大仁田。 「ぐがあ!何じゃと!!」 「甘いよ、大仁田厚。僕はもう人間を辞めたんだから、死ねと言われて簡単には死なない体を手に入れたのさ」 真っ二つに割れた頭をブラブラと揺らしながら、和田サタンが煙の上がる手を振って笑う。剥き出しになった肺から血がゴボゴボと吹き上がる。 「この・・・化け物が・・・!」 大仁田は刀を杖に立ち上がり、正眼の構えを取った。 「ならば生きるも死ぬも関係なし、細切れになるまでぶった斬るのみじゃ!!」 「出来るというならやってみなよ。君がそうなる前にね」
桑原VSとぐろ兄思い出したw
880 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 23:00 ID:9FQUL5VU
トルコ空軍は目に見張る活躍ぶりを見せた。流石に中近東に面した国の空軍だけに、実戦に対するカンの鋭さは福島やミルナムを唸らせる。 日本、北朝鮮、アルカイダもまた、翼竜の動きや癖を掴み出し、制空権を有利なものとしている。 無限に迫る翼竜たちは絶望の騎士の周囲を渦の様に旋回し、地面の大穴に対する守りを見せている。 福島はしばらく試行錯誤していたが、とうとう無線で全員のチャンネルに呼びかける。 「聞いてくれ。翼竜たちはいくら相手にしても、もう無駄だ。5名志願しろ。俺はあの地面の大穴に入る」 皆は流石に絶句した。 「福島、何を言っているのか分からないぞ。そんな事は不可能だ!」 ミルナムが激しい口調で反対する。「気でも違ったのか!!」 「不可能は承知の上だ。だが、敵の王将が明らかな以上、やるしかない事だ。ならば俺がやる。援護したい奴は五名、志願しろ!」 ホルバンの苦笑が聞こえる。 「歴史を勉強しろとは言ったがね、神風をここで実践する気かい」 翼竜の一団がまた、合同空軍を襲う。機銃と小型ミサイル、火炎弾、翼の渦巻く中、一機が堕ちた。 「志願はないのか!俺は一人でも、行く!!」 「私が志願します」 アルカイダの一人、まだ若い声が答えた。ざわめきが無線を包む。 「いいのか。はっきり言うが死にに行くんだぞ」 「我々の魂は死ぬことは恐れません」 沈黙の後、自衛隊員の声が続いた。 「福島さん、自分もご一緒します。高田です」 「高田、お前は残れ。お前は駄目だ」 福島は気の良い若者の申し出を拒否する。 「ならば福島さんが残って下さい。俺は一人でもやろうと思っていましたから」 「・・・高田・・・!」
881 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 23:15 ID:9FQUL5VU
ミルナムが部下に命令を下す。 「トウ、リク、お前たちが付いて行け。福島を援護しろ」 「了解」「了解」 機械的に二人が答え、二機が福島機の背後に張り付く。 「ミルナム、感心は出来ないぞ。出来れば志願して欲しい」 福島は改めて北朝鮮の隊長を意識し、呼びかけた。「お前たちはいいのか?」 「我々は偉大なる将軍様の意思の下に戦う英雄だ。我々の意思は常に一つである」 ミルナムの冷たい声が響く。「この二人を連れて行け」 大仁田の太刀は遂に、和田サタンの両腕を一刀で両断した。 「ぎゃああッッッ!!!」 和田サタンは獣の様な悲鳴を上げた。 「これで小ざかしい魔術は封じたぞ!!覚悟!!」 大仁田は青い鮮血にまみれた刀を天高く振り上げる。 「馬鹿が!!!死ねェェ!!」 和田サタンの口ががばりと開き、針のように細い光が大仁田の腹に突き刺さる。光はブツリという音を立て、大仁田の背中から突き出した。 「うおっ、ぐっ、あががが!!!」 大仁田は激痛に唸りを上げ、もんどりうって倒れる。 大仁田に切断されて地面に落ちた和田サタンの両腕が芋虫の様に動き、飛び上がり、元通り肩にくっ付いた。 「ぐが・・・うがああ!!」 「愚かな奴だ!人間等辞めたと言ったろう!」 和田サタンは高笑いしながら両手の具合を確かめ、再び両腕に稲妻を宿らせる。 「貴様こそ・・・レスラーを舐めるな!!!」 大仁田は絶望の騎士の掌を踏みしめ、和田サタンの足元にタックルを仕掛けた。二人の体がボロの様に絡みつき、倒れこむ。
882 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/05 23:25 ID:9FQUL5VU
倒れこむ勢いを利用した大仁田の鉄の肘が、和田サタンの咽喉に落とされる。 「グエッ!!」 仰け反る和田サタンの背後から、大仁田の手足が大蛇の様に絡みつく。チョークスリーパーが完璧な形で完成した。 「・・・・ッッッ!!!!」 「斬っても駄目なら絞め殺してやるわい!!ワシのチョークからは絶対に逃れられんぞ!!溺れろ!溺れろ、化け物が!!」 和田サタンの目の焦点がゆらゆらと揺れ出す。 その時、それまでこの遊戯を黙って楽しんでいた絶望の騎士が動いた。山のような右手の拳が、左掌の上の大仁田を撃つ。 「ぐおお!!!」 吹き飛ばされた大仁田の腕から、和田サタンは飛び出した。空中に飛び上がり、咽喉を押さえながら涙を流す。 「おのれ・・・・おのれ人間がァァアア!!!」 絶望の騎士の右手が大仁田を掴む。 「うがっっっ!!!!しまった・・・・!!!」 右手に掴まれた大仁田の目の前で、和田サタンの翼がゆっくりとはためく。 「もうゲームは終わりにしようか、大仁田厚。このままゆっくりと黒焦げにしてやるよ・・・」 和田サタンの両手の間で、稲妻が音を立てる。
大仁田、電流爆破デスマッチなら独壇場だろ がんばれ!!!1
手に汗握る熱き漢達の戦い!!!!!ぬ
885 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/06 00:24 ID:9FQUL5VU
高田が叫ぶ。 「福島さん、まずい!!あのデカイのがまた動き始めた!!」 福島が下を見下ろすと、それまで身動きを止めていた絶望の騎士が再び動き出しているところだった。 顔の触手が解かれ、ゆるゆると揺れている。 「まずいな、下手に動かれたら突入ルートが取れなくなる・・・!」 2ちゃんねる軍団がザンギスたちの下に辿り着いた。 「ザンギスさん!ユウヒさん!」 皆が口々に二人の無事を喜ぶ。ザンギスも援軍に笑みを漏らしながら、大蟻たちを吹き飛ばす。 「よし、皆、このままあのデカブツの所まで進むぞ!足元から切り倒してやれ!」 斧を掲げるザンギスに、歓声が答えた。皆が絶望の騎士を見上げる。 その時、皆の視線の先から何かがこちらに飛び込んできた。 空を裂く音よりも先に、集団の真ん中に黒いものが墜落した。 「何だ!」 砂埃の中、アスファルトを割ってそれは身動きをしない。 ザンギスが叫ぶ。 「大仁田・・・!大仁田ーーー!!!!」 黒焦げになった大仁田が、地面に半ば埋まるようになって倒れていた。
886 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/06 00:32 ID:9FQUL5VU
和田サタンが血まみれの頭を振り回しながら、吼えた。 「ざまあ見ろ!!!馬鹿が!!行くぞ、絶望の騎士よ!!このまま一気に蝿共を片付けてやるんだ!戦闘機を払い落とせ!!」 絶望の騎士の黒い体が動き出した。翼が台風の風の様な音を立てて開き、翼にまとわりついていた翼竜の群れが凶暴に吠える。 絶望の騎士は両手を広げ、その両手の間にマグマに似た炎が真っ直ぐに伸びる。百メートル近い長さを持つ巨大な炎の刀が、その手に握られた。 「行け!!」 「福島さん、まずいぞ!!」 「全機、上昇しろ!!!」 合同空軍の機体の群れの中を、巨大な炎の刃が通り過ぎる。数機が巻き込まれ、激しい爆発を起こす。破片が福島機のキャノピーを叩く。 「くそったれ!!!」 そこへ翼竜の群れが弾丸の様に飛びかかってくる。 「福島ーーー!!!!」 ミルナムの叫びが聞こえた。空を銀色と赤の色彩が激しく混ざり合う。 戦闘機の破片と、悲鳴が、地面に降り注いだ。
おい!立てよ、大仁田! 立ち上がってくれ!
888 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/06 00:39 ID:9FQUL5VU
その時、激しい振動が大地を揺らす。 皆が叫びを上げて地面に倒れる。凄まじい激震に、周囲に残っていたビルが断末魔を上げながら倒れ始める。 ザンギスは大仁田を抱え上げながら、叫ぶ。 「くそ!!!今度は何だ!!!」 アビイスへと通じる暗く巨大な穴から、光の柱が轟音を上げながら立ち上がった。 瓦礫や砂塵を吹き上げ、まるで光の噴火の様に、柱は天を貫いた。 巻き込まれた戦闘機や翼竜が音もなく蒸発し、雲すらも光に貫かれた。 『準備は整った』 全世界、余すところなくその声は響いた。 ザンギスたちに、小泉に、空を舞う戦闘機の中に、アメリカに、ドイツに、ロシアに、アジアに、南米に、 全ての人間にその声は届いた。 『球はアビイスに到達した。これで我が光臨する手はずは整えられた。世界が真の完成を成すのだ』 小泉は机から立ち上がり、叫ぶ。 「何者だ!!!貴様は一体何者なのだ!!!」
889 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/06 00:47 ID:9FQUL5VU
アヴランは球体の中、歓喜に身を震わせながら立ち上がり、両手を広げた。 スーパーカミオカンデの超純水の中、まるで母胎に泳ぐ胎児の様に、フジテレビ展望台大球体はピタリと収まっていた。 「いよいよだ。手はずは整えられた・・・!主よ、来たれ・・・!!」 小泉は廊下を走り、階段を飛び上がり、屋上に出た。 遥か遠く、その光の柱は慄然と輝いて認められた。 小泉は叫んだ。 「貴様は一体何者なんだ!!!何故私の物語の中にいるんだ!!!」 主は王座の上、笑う。 『ディアルか。この度は貴君の物語の完成に祝辞を贈らせて頂く。貴君の創造した物語が、その現世にて完全な形での 成立を迎えようとしているのだ』 「ふざけるな!!」 小泉は屋上の手すりを激しく叩く。 「私は貴様などは知らない!!私は貴様など、生み出しはしなかった!!!貴様は一体どこから来たんだ!!貴様は一体何者なんだ!!」 『ディアルよ。お前は何も気付かずにここまでやってきたのだ。何も気付く事なく、私の物語のために動いてきた。 だが、私自身は貴様によって命を与えられた存在だ。貴様によってこの世界の王として定められた存在・・・』
支援!!!1
891 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/06 01:03 ID:9FQUL5VU
,. -─- 、 r'" `ヽ / fi l ト ト |、i、 i !} ) | ノ リ ル' レ' リ リj ヾ リ ( し レヽ| '"^二´ `ニ^h′ ) l { ^r ゙⌒////(⌒ { | ( ま ヽ.( ij ∠ィ リ ) し . ド、 r ⌒`ー--‐1 ,' ノ え l ト、ヽ. l / ⌒) I . リ \` -─- , ' ( ん ─- ..⊥. ` ー- イ-‐''" ̄ ) !! ` ー- 、 / しいま支援!!
さすがにそれは無い
自分で支援してどーすんのw
…呆れた…
やっぱあれだ、観客あっての俺氏スタイルなんだ。これは小説じゃないわ。 1000レス後終了とか言うからみんな遠慮しちゃったけど、 もうオーバー宣言でたし、みんなどんどん支援すればいいんだよ。多分。 スレタイに『お前ら、読む。』ってなってる。
ワラタ
いちromファンです。 俺さんが夢に出てきたのでご報告致します。 携帯で実況板(サンテレビ←存在せず)見てたら、なぜか俺さんもカキコしてて しかもエロ絵貼って「神!!」「(;´Д`)ハァハァ」とか言われてるんです。 やばいパソコンで見んといけん! と思った所で目が覚めました。
899 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/07 02:17 ID:17SJhrUM
思わずハッとしてしまったAA 96 名前: 名無しさん@毎日が日曜日 [sage] 投稿日: 04/01/27 02:10 ID:OdjbIGW/ ∧_∧ ∧_∧ (´<_` ) 兄者は十年後にはきっと,せめて十年でいいから 煤i;´_ゝ`) / ⌒i もどってやり直したいと思っているのだろう. / \ | | 今やり直せよ.未来を. 十年後か,二十年後か, / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | 五十年後からもどってきたんだよ今. __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃
俺次スレどうするの?
ハッとして
903 :
Classical名無しさん :04/02/07 03:31 ID:gguwCcEg
田原君
でもやり直しにきたのに未来で思いついた反省点を忘れちゃってたら意味無いぞ俺
俺も未来から戻ってきたらしいんだけど実際反省点忘れてるしな
白紙にもどってまた頑張りゃいいじゃんって事なのかな…
未来人の集まるスレはここですか?
IDチェック
ガビーン
おお、ウドンペスさん、こんにち。 今回の煽りネタはなんですか?ー
お前らが騒ぎたてるから気軽に書き込み辛くなったじゃねえかバーロー たまに書き込んでもIDでばればれだし、 たぶんみんなの嫌われものだろうし(∩д⊂)エーン まさかこのIDが変わるまでROMに徹することもできないし(∩д・⊂チラ 男も女も煽りもなにも関係なく仲良くやっていきたいだけなのにさ(モナー 大学にも行ってないような糞どもが、忙しい俺の手を煩わせやがって、 院試とかも迫ってて貴様らの相手なんてしてらんねえんだよ!(エターナル
いや、そういうことであれば、 きっとここ俺スレ住人の皆さんは、俺氏含めうまくやってくれることでしょう・・・ 心の中でニヤニヤしながら。ですけどね! 今まで通りいきましょう!
>>913 お
ま
ん
こ
煽
っ
て
ウドンペスさんエチ-
916 :
ゲルマン :04/02/08 17:48 ID:QJDTx7dU
>>913 お
ま
ん
こ
女
学
院
素晴らしいですね
うどんすげー
>>913 お
たま
た
ま
男
大学
院
修論テーマ決まったら報告よろ
二通り楽しめる斜め読みか!すげー。 でも意味がわからんよw
連続でくだらない事書き込むなよ 載ってる内容に沿ってるなら まだしも、まじでつまんないよ だんだんクソスレになってきたと思わね?? ???
それにしてもウドンペスはテクニシャンだなー
しかし対抗した
>>920 もそれなりに頑張った!感動した!!
お お た ま 男 大学
おおぐんたまの貴重な産卵シーン
ヒョギフ大統領の貴重なうわなんだやめr
いいなぁウドンペス
927 :
Classical名無しさん :04/02/09 19:05 ID:NYmh5zPI
俺氏はハッとして連載やめちゃったのかな
そんな… 10年戻ろうが何しようがこれはやらなきゃならんだろw もっとすごいことやるなら別だけど。 俺氏カムバーック!
今から1000取りにむけた調整に入っているのでは。
おまえらポジティブに考えすぎ しばらく来てないし また前みたいに突然 いなくなったんだろ。もうダメぽ
1.仕事が忙しい 2.また海外旅行 3.またアク禁食らった 4.飽きた 5.忘れた 6.くたばった
7.ウドンペスと同棲中
8.このスレに書いたことが現実化しだした
親父はネタが続かなくなって逃避中だとさ。 息子の俺まで使ってスレを盛り上げようとしてたけど。 でもだれかに代わりに書かせるなんてできないから、 親父しょうがなく考えてる最中だって。
9.101匹俺ちゃんがただひとつの回線を巡りバトルロワイヤル中
937 :
Classical名無しさん :04/02/11 09:55 ID:xhcsjm52
親 子 だ ょ
つうかウドンペス氏は俺氏の息子なんですか?
>>935 はこう言いたいわけだ。
ノ ア だ け は ガ チ
俺氏カムバ〜ック! もしかして今ラストまで一気に書き上げ中?
ならば俺達でこのスレを保守せねば!!
>>941 きっとそうだよ! …そうあってくれ!
にしても、いいな。ウドンペス。
俺達も命名されてぇ!!!
10.カンダタ親分とエンディング曲のレコーディング中 ありえる
おれ でっかい蟻の酸とか翼竜の爪のこととかで悩んでる。死にたくない お前らも早く応援に来てくれよ。
946 :
ゲルマン :04/02/13 09:23 ID:FqxDdxIE
おいもしかして、明日が2月14日って事はだ…
ばれんたいんのチョコを作ってくれてるんだ!
おれしは優しいからモテない俺等の為に!
絶対にまちがいない!俺氏はチョコをくれる筈だ!
之は本当だと思うから信じて。
俺氏マンセー!
>>945 マジで?
949 :
476 :04/02/13 19:29 ID:nazUZd46
俺もいまんとこ生きてるけど…応援来て欲しいけど… これ以上誰かがってのは…もう、見たくないな… あの社員だった若者はどうなったんだろう…無事だよな、無事でいるよな…
そろそろ次スレ準備
>>950 まだ続けるつもりか?
だれも言い出せないだろうが、もう飽きられてんだよ!
早かれ遅かれ、こうなるだろうとは思ってたがな。
いい加減このスレにも見切りつけるこった。
だ れ か い
>>951 たかるのもいい加減にしろよ
もしかして嫉妬してんじゃないのか?俺氏の人気に。
つーか厨房は大人しくFLASH板でも行ってろ
この○ニー野郎が
た も つ こ ??
あぁ斜めか
おれしも小休止入ったかな、そう思っとこう
まあいままでのペースが凄かったからね。俺氏も無理せず休んでホスィ
俺ちゃん夢つかんだね・・・
959 :
Classical名無しさん :04/02/15 21:16 ID:9MFqrCP.
YO, ひさしぶり!!!!俺、俺。。!!!! 長い間、放ったらかしにして、ごめん。 じつは、おれは、いま、 ある国にきているんだけど、 人生でここ一番っていう場面に 直面しているんd。これはマジだから信じて欲しい。 色々とがんばっていることがあって インターネットもようやくここで発見できたんだけど 日々お前らの事が気になってた、これも本当だから信じて欲しい。 つづく
960 :
俺 ◆3xEicL62 :04/02/15 21:21 ID:9MFqrCP.
名前いれわすれました で、しばらく、続きを書ける状況ではないのだけど、 かならずどうにかして、終わりをお前ら、読む。これは約束、本当。 しばらくだけ、俺は留守。俺、留守、お前ら、散る。 だけど俺が今やってる事は俺が信じている信念、お前らは黙って待ってて欲しい。 近いうちに、色々な形で、おまえらに、俺の作品、読ませる事ができるはず。。。 だから俺はしばらくここを留守。。る。!書き込むのもつらい事実。! でもお前らが悲しい時、辛い時、倒れそうなとき、俺を呼んで欲しい。 俺はどこにいてもこのスレに帰ってくるらしいですよ。! 言いたいことは尽きないが、少しの間、さらば。。!今から、俺は、また国境を越えますが 俺、行く。お前ら、行く。
961 :
Classical名無しさん :04/02/15 21:35 ID:9MFqrCP.
とうとうと砂雨れ、 とりとめもなく揺られ 君の背を尊び、ただ逢い恣いと 流れ 心細い車両の暗がり、一人で、どこまでも 知らぬ国で、知らぬ河に映える 夕焼けを幾度も心細く追う 僕は泣かぬけえ、一人で知らぬ町の夕焼け、 暑い風に 君よ済まぬと詫び、降りた。 君の思い出を貨車に捨て置き 僕は知らぬ町で降りた。
名前見るまで偽者かと思ったYO! まあ忙しいようなのでマターリ待ちますわ
オッケーだ。 れっきとしたそういう事実があるなら しぬまで頑張ってきてくれ。 ガンガン未知を突き進んで、納得行くまでな。 んー、俺らのことは心配すんな。 ばかな奴らだけどさ、みんな俺氏を通じて心は一つだし。 !!!!1なんて書き込みが暫く見れないのは残念だけどな。
詳しくは分からんが俺たちはただ待つのみ。 国境を越えるとの事なのでひたすら無事を祈るよ。
俺キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
イラクなんじゃなかろうか・・・・
俺氏……Fight!!o(^-^)-o
何か良く分からんが俺氏がんばれ!! 俺らはいつもここで待ってるぜ!!ぬ!1
俺氏、まじでかっこいい。憧れる
>色々な形で ええーッ!?
あなたが、物語のように無傷で帰ってくることを祈ります。
>>961 これって俺氏即興?まじでかっこいいんですけど・・・・
親分、曲つけてくれないかなぁ・・・・
次スレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 逆再生の用意せな。。
>>973 ハンパネー乙!!!!!乙すぎ!!
>>974 スルーされてもポジティブさ” (゚Д゚)ハンパネー!!!
IDがガクトっぽかった( ´ム_,` )
ちょっとなw
俺氏はイラクに派兵されたのだろうか…
新スレ立ったし、そろそろ埋めるか
980超えると落ちやすい!!
ラストスパート
1000ゲトー
>>979 ジャーナリスト??って、思った!!!1
これが2ちゃんねるか〜
ほんとに帰ってくるのか?
無言の帰国だったりしてなw
やめてェェェェェェェェェ
海外に行くと世界観変わりそうだね。インドとか一ヶ月くらい滞在してると 結構人生観が変わるらしい。 旅行で得た経験を糧にしてよりパワーアップして帰ってきて欲しいものだ。
世界観の正しい使い方を久々にみた
今までROMってたけど、初めて書き込んでみる。 正直、俺氏の才能には脱帽。尊敬。 どこに行くのかはしらんが、とにかく頑張れ! 続き楽しみに待ってるぞ! この愛、俺氏に届け!!(検疫を超えて)
>>991 お前の愛、さっき飲酒検問で引っかかってたぞ。
記念すべき「俺、書く。お前ら、読む。」スレの第五番目、 その書き込み番号993番に自分の書き込みがなされるという 恐れ多い自体ですが喜びを包み隠さず今私が993番目に書き込みます
案外、イラクってのも間違ってないのかもな。 こんなハードな文、ハードな人にしか書けんよ。
へたり牛!!!!
へたり牛” (゚Д゚)ハンパネー!!!
505 名前:水先案名無い人 投稿日:03/05/26 20:11 ID:zDXp+13y 846 名前:カンダタ親分 ◆UNKOw/mULY メェル:ハンパネーsage 投稿日:03/05/26 06:27 ID:??? ” (゚Д゚)ハンパネー!!! 新しいビジネス考えたぜ! 847 名前:カンダタ親分 ◆UNKOw/mULY メェル:ハンパネーsage 投稿日:03/05/26 06:32 ID:??? 「 マ ン 毛 切 り ま す 」 ・マン毛が濃くてパンツからはみ出る ・クンニされた時に彼氏の歯にマン毛が挟まる ・とにかく濃い ・ケツ毛とマン毛が繋がっている そんなお悩みの方、マン毛切ります。 シャギーやレイヤーで細部まで美しくカット。 カット 0円〜(ルックス、匂い、本番込み等で変動) どうよ?ハンパネーだろ!?
998?
10000000000
うのおおお!! 懐かしい書き込み!!! そんなの見つけてくるなんてハンパネーな!!! そのビジネスは残念ながら失敗に終わったぜ!!!
1001 :
1001 :
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