ウミウシ食ってましたな。。。
アワビかよ・・・
どうしてウミウシじゃないのかと
898 :
小人さん:03/06/02 01:12 ID:Wyn3dv7r
寝るまえにageよかな
しかし、このスレ長生きだね。
今宵も良い夢が見れますように。
900 :
名無しさん?:03/06/02 07:03 ID:QN5Au24d
小人さんを踏んづけたら死んじゃった。
マジですか(汗
900ゲトおめでとぅ♪
改めてレスするです。
>>895ageてくれたんだね。ありがとなり♪
>>896むか〜し隔月刊誌で「うみうし」っていうのがあったような気がするんですょ。
それにアメフラシの料理の仕方が書いてあったような記憶が・・・
昔は食べられる種類のアメフラシを茹でこぼして水に晒し、乾燥させて保存
飢饉に備えたとかなんとか。特定の地域だけでなくて全国的なものだったと記憶してるです。
んでも、今回はウミウシですね。 味は似てるんだろうか・・・ていうか、美味しいのかなー
・・・ちょっとググってみたけど隔月刊誌「うみうし」らしいのが、
見つからなかったですょ・・・あれは、幻だったのかなー
>>897ウミウシって貝の仲間なんだそうすょ・・・
んでも、ウミウシも食べてみて欲しかったですょ、むしろウミウシを食べて欲しかったで麩。
>>898みなさまのおかげですょね・・・このスレは、幸せものですょ。
このスレが生まれた頃は冬の真っ盛りですた。。。刺すような冷気、カランとした夜空、
日向の暖かさ・・・桜が咲いて牡丹が咲いてバラが咲き、
美しく季節は巡ったのですょ、小人さんと共に!
>>899むぅ・・・怖かったんだよぅ(涙
というか、お主も好きよのぅ♪
>>900お亡くなりに・・・ですか・・・・嗚呼。
掛ける言葉も見つかりませんが・・・同情するですょ。。。
小人さんが人間と暮らすということは危険に満ちているのですね・・・・
ウサギ帝国人が仮に小人さんと暮らせたとしても、
同じ危険を常に内包し続けることになるのですね。他人事ではないのだと思います。
浅い息を繰り返す午後。
息をする度くちびるから命が離れていくような気がする。
・・・見えなくてもいいょ・・・
でもそこに居て・・・くれょ、小人さん。
904 :
age:03/06/05 01:13 ID:???
age
残り約95レス。
間もなくこのスレッドは終焉を迎えます。
>>904 あげてくれたんだね。ありがとです。
>Bodiesbeat
そうですた・・・このまま1000まで育って欲しいもので麩。
もう、治らないのかもしれない・・・
闇の中目を開いて青い焔が揺れるのを見ていた。
すると笛の音がした。けたたましい笑い声が遅れてやってきた。
沢山の甲高い笑い声がウサギ帝国人の周りを回ったり、
布団によじ乗ってきているように感じる。
・・・・もう一度寝よう。
おやすみ、小人さん。
たまに、夜、10時とかに外を自転車で散歩(?)する。
その時にいつも知っている道そのものではなく、
いつも通り過ぎるわき道にわざわざ入る。
それも街頭もまばらな寂しい路地だ。
暗く、人もいない、見慣れない静かなその道は
異国を彷徨っているかの様な感覚に陥れてくれる。
その暗い奥へ進めば進むほど
道は現実感を失い
世の喧騒は遠く離れ
日常の記憶は薄れていく
そして心細くなっていく
私はもう二度と日常には戻れないんじゃないか
ねこぢるの漫画でよく見る、「どこだろ・・・ここ・・・」ってな感じのセリフ
(具体的には「ぢるぢる旅行記」、ねこぢるうどんの1巻か2巻で見た)
はこんなカンジを巧みに表現してると思うんだよね。
そんな薄れ行く現実感か夢のようでイイ感じなんだよね。
いつだったか、夜、知らない道を彷徨っていると
いきなり目の前に巨大な変電所が現れたことがあった。
所々ライトに照らされるされた鉄の骨組み
始終止まぬ不気味な「ブゥゥゥゥーー・・・ン・・・」という音(ドグラマグラを思い出すね^^;)
近くに立つ暗い赤の航空障害灯をつけた電波塔(?)
それらを眺めながら変電所の周りをしばらくうろついていた^^;
ハタから見ると変に見えたかもしれないが
あの時私は確かに別の世界にいたと思う。
自分の部屋から電波塔(上のとは別)の赤色灯が点滅するのが見える
部屋を暗くして音を消してそれを、それだけをずっと眺めているとリラックスする。
癒し系だね。赤色の航空障害灯は。
昼間はダメだ。昼間に変電所行ってみたが普通の変電所だった。
だから夜が好きだ。
スレが終わりに近づいて来た訳だが、まだ小人さんに付いて考えていないことがある。
小人さんは何故人と暮らすのか。
人から隠れる技術を開発会得するのは一朝一夕の努力では無かったはずだ。
時には事故を起こし、時には人の目に触れ、貴重な命を失う事も有ったかも知れない。
それでも尚、人と共に暮らすのは何故なのだろう。
一つには自力で住居と食料を整えるよりも人に寄生した方が楽だからかもしれない。
楽に快適に暮らす。この為に心血を注いできたのは人や他の動物もまた同じだ。
歴史にも目を投じてみよう。世界に散らばる神話の中には小人にまつわる物が存在する。
殊に世界の創造に関する物語の中で、小人さんは人間族よりも先に生まれるが、何らかの
原因により後発の人間に取って代わられるというモチーフが見られる。
しかし本当に人間にとって代わられたのだろうか。小人さんにしてみれば人間の作り出した
物質や文化は小人さんの為に有るような物で小人さんはただ搾取しているだけかもしれない。
他には、住む場所を人に追われたため、人と暮らすようになった可能性もある。
あるいは、小人さんの趣味が高じて人と暮らすようになったという事はないだろうか。
小人さんには人間を覗き見る事が一つの文化的趣味であり、より一層趣味を充実し強化する為、
人から隠れる術を会得開発し、人と暮らし、日夜人を覗いて面白がっているのかも知れない。
小人さんは覗いて楽しそうな人間を探し、その部屋に住み着き、楽しく暮らしているのだ。
趣味の為に努力と出費を惜しまず、時に命を的にかける者も居るというのは人にも言える事だが、
もしかしたらこの辺に小人さんのメンタリティが有るのかもしれない。
>>907-910ふぅむ、ドグラマグラ読んだんだな。自分もリアル厨房の頃読んだですょ。
「読んだら気が狂うんだょ?!」とか友達に脅されつつドキドキしながら読んだものです。
あれで狂った人っているんだろうか?
誇大広告なんJARO
小人さんの覗き趣味が高じて、ついには人と暮らすようになったとして、小人さんに選ばれる
人間とはどのような生活を送っているのだろうか。
そして、ウサギ帝国人はこれからどのように生きて行けば良いのだろうか。
まず小人さんが覗き見て楽しい人間とはどういった人間なのか考えてみょう。
やっぱり・・・何かしら動きが有る人間の方が楽しいような気がする。では、小人さんが
興味を持つ人間の動作とはどのようなものだろうか。・・・・・・わかんないょ。
視点を変えて、人間が人間の生活を見て楽しい時にはどのような動作があるだろうか。
テレビの大家族物は人気があるなー。うぅむ、それから一人の人間を見ているのならば、
行動や表情に、その時の心的状況が反映されていると面白く感じるかもしれない。
・・・面白いとは何なのかという話に目を向けるべきかもしれないが、小人さんから離れて
しまいそうな気がするので、今は考えないでおこうと思う。話を戻して、心的状態を想像
させる動作にはどのようなものがあるだろうか。例えば鏡に向かって表情を作ったり、
ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべながら2ちゃんをやったり、小説を読んでその気になってる状態
などは傍から観てると面白そうな気がする。
しかしそれだとウサギ帝国人も日常的にしている事だ。他の多くの人もそうだろう。
やはり・・・何かが足りない。
小人さんに求められる人間とはどのような人間なのか。時間ばかりが過ぎ何も分らなかった。
とりあえず、一曲歌ってから眠ろうと思う。
>Bodiesbeat ◆gCcLqIFidk
保守ありがとです♪誇大広告ですたか。
自分は・・・あの時、ちょっとだけ信じてたんですょ。嗚呼それなのに。
916 :
:03/06/09 10:12 ID:???
〜〜|
| age |
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ 〃〜〜| ∧_∧
( ´∀`)< あげ 〃 O(´∀` )
( つ \___ ヽ 、ヽ
| | | | | | ゚|\
(__)_) (_(__) \|
919 :
ウサギ帝国 ◆Dg1/5v5ves :03/06/11 02:47 ID:8QgRBkYX
『小さな蛙の神 』
人間の街の道端に小さな蛙の神が行き倒れていました。干からびかかってとても辛そうです。
小人さんたちは迷わず食料とすることに決め、蛙の神を棒に縛って担いで帰る事にしました。
蛙の神を棒に括り付けていると、蛙の神は息も絶え絶え何か言っています。小人さんは聞いて
いるやらいないやら、適当に話をあわせながらやっぱり何も聞いていません。蛙の神を担ぎ上
げるとウキウキと足取りも軽く住処へ帰るのでした。
時はもうすぐ夏至。
小人さんたちは六月の満月の夜に、夏を迎えるお祭りをするのです。
その祭りで小さな蛙の神を生贄として屠りみんなで食べる計画です。その喜びに小人さんたち
の血は騒ぎ、その鼓動が徐々に熱っぽいビートを奏で始めています。
カランとした夕日がうず高く積み上げられた薪を照らしだしています。小さな蛙の神は乾いた
唇で絶望に抱かれ夏至祭りの準備を見ています。神といっても誰でもが超自然的な力を振るえ
るわけではないのです。伝統的に動物や歴史上の人物、家財、石ころであっても「いと畏きもの」
と認定されれば神さまなので、小さな蛙の神に危機を出するだけの霊威が無かったとしても仕方
が無いことです。小さな蛙の神は母を知りません。けれど自分を生み出してくれたものに詫びた
い気持ちでいっぱいでした。そして楽に死にたいと願っていました。今まで出会った楽しかった事、
嬉しかった事、悲しかった事が次々と去来します。そして全ての思い出が、実は今日のこの日に
連なっていたのだと感じられ、小さな蛙の神の心は悲しみで一杯になってしまいます。
夜の帳がおりると小人さんたちの夏至祭りの始まりです。
焚き火が勢い良く焔を吹き上げ、小人さんたちは夏至の歌を歌いながら、焚き火を取り囲むように
楽しく踊っています。小一時間ほど踊ると、いよいよ生贄を食べようということになり、小人さん
たちが小さな蛙の神の回りにやって来ました
小さな蛙の神は最後に水を飲ませて欲しいと頼みました。小人さんたちは小さな蛙の神の最後の願い
を聞き入れたっぷり水を飲ませたのでした。コクコク・・小さな蛙の神の、小さな喉が鳴っています。
ついにお椀をからにした小さな蛙の神は、ちょっと元気が出たのか火が付いたように
泣きじゃくりました。「死にたくないょぅ!、嫌だよぅ!」
小人さんたちはしばし無言で取り囲んでいましたが、やがて一人が口を開きました。
「え、死にたくないの?」
残りの小人さんたちも口々に「小さな蛙の神が死にたくないとは知らなかった。そういうことは早く
言え」というような内容を口々に言いながら、小さな蛙の神を縛っていた縄を解いてあげました。
そして小人さんたちは焚き火を囲み、夏至の歌を歌い踊りながら、夜明けまで夏至を祝ったのでした。
小さな蛙の神は公園にある池の畔を目指し歩いていました。もう池はすぐ目の前です。
水面が優しく 光るさまを見ると、小さな蛙の神の胸は生きる喜びで一杯になっていました。
心地よい水にゆっくり体を浸しながら小人さんのことを考えていました。
・・・生きている者であれば、誰でも望まぬ死を迎えたいとは思わないんじゃないだろうか。
小人は 死にたくないとは知らなかったと言ってたが、そんなの当然じゃないか。
あいつらは死ぬってことが平気なんだろうか?分らない・・・小人の考えることは分らない。
そして小さな蛙の神は、水の中で両手足をクゥっと伸ばすと元気良く跳び跳ね、祠に帰って行きました。
>>915騙されたー
>>916-
>>918保守&ageありがとです♪
狗には狗の道理 鬼には鬼の道理
一晩たってみると・・・直したいところが目立つな。眠さが滲み出ているじゃないか。
嗚呼、ウサギ帝国人はなんというものを作ってしまったんだろう・・・そんな感情も、
どうせ小一時間ほどで忘れてしまうんだょ、これが。
小人さんが楽しく生きるために仲間の犠牲を乗り越え人と暮らしているとして、そこに
一種のニヒリズムを感じるのはウサギ帝国人だけだろうか。
生命の危機に晒され、時に仲間が人に踏み潰されて死んだりするのだから、そんな娯楽
はやめればいいものを、やめない。ちょうどウサギ帝国人がラウンジで恥を晒して、
翌晩また当たり前のように遊びに来るように、
小人さんも当たり前のように人と共に生きていく。
けれど、ウサギ帝国人は生命の危機に遭いながらも2ちゃんに来ることは無いだろう。
ニリヒズムと感じるのはウサギ帝国人が生きていたいと思っているからかなー
眠れなければ、眠らなければ良い。
その代わり、今日は胸が苦しいだろうな。心臓を命の時計という人もいるね。
話がずれてしまった。
>>921ことわざか慣用句かなー
というか、その雰囲気は最後まで読んでくださったのですね。恥ずかしいス。マジで。
>>922うぅ。言葉もありませんです。
今になって思えば・・・無理に一日で投函すること無かったんだょ、嗚呼。
この水の下に民あることを
かれらその嘆息をもて水の面に泡立たしむ
澄んだ月を見上げていた・・・明日は満月だね、小人さん。
ウサギ帝国人はね、月の満ち欠けで気持ちが揺れ動くんだょ、可笑しいかな、笑っちゃ嫌だょ。
満月の夜に何もしないなんて、ウサギ帝国人にはちょっと無理かも。
今日は夕方から晴れていたよね、だから、月の出を待って居たんだ。水分を含んだ空気が
風に揺れて不思議な風景だったんだよ。うす紫とかピンク色や淡い青の空気たちが、
ゆらゆら、交じり合うこともなくたゆたっていて、空の高いところにはね、白いベールのような
繊細な雲が、所々を覆っていてさ、優しくて素敵な夕暮れだったんだ。
空気や風に本当は意識があって、ウサギ帝国人の体に絡み付きながら、
何かを話しかけてくるような気すらしたょ。
そうやって月の出を待っていたんだ。
金色がかった淡いピンクの月を見つけた時には、とても嬉しかったんだよ、小人さん。
特別な夜が始まると思った。
月がぐんぐん昇っていくのを見てると、胸が膨らんでいくような高揚感を感じたょ。
今は優しく澄んだ月が光ってる。水分の多い空気が月の恐ろしさを隠してくれるんだ。
小人さんも、今夜の月を見上げていますか?
心が騒いでいるよね、きっと。
最近、薬の量が多かったんだ。
そしたらなんか文体が変わってる。気付いてしまった。怖いな。
>>924 むむ・・・なんか詩的ですょ♪
雨が空から降ってきますね。
この雨粒の一つ一つが、本当は生きているって知っていますか?
雲の中で産まれた雨粒さんが生きているのは、地上に落ちるまでの僅かの間です。
でも、雨粒さんは与えられた時間を精一杯生きているに違いありません。
一緒に落下し始めた雨粒さんとお友達いなったり、
空気の感触を確かめたり
自分の時間を生きているのです。
雨粒さんたちは空の彼方から大気にたゆたう命の元を集めつつ、下へ下へ落ちて来ます。
そうして地上に落ちる頃には、命の粒を一つだけ、体の中に宿しているらしいのです。
だから、雨粒さんたちが地上に落ちてその命が絶える時、
地上に命の粒がもたらされるのです。
小人さんがそう語ってくれたような気がするんですょ。
こびとさんへ
きのうはあめだったけど
おまつりはたのしかったですか?
ほしゅ
やっと見つけた。
「林下の老僧来たりて雨を観る」
これだ。
遅れてスマヌ。
>>929 >>930 オマエラ、ありがとうです。感謝してるです。
>>928 自分も気になってたんですょ。
>>931 おぉ、見つかったんだね。
少ししたら調べてみるですょ。
短レスでみんなゴメンょ。
ありがとう。
せめて1000を
小人さんへ
例え不遇の死を迎えようとも、
命が絶える瞬間に、心に何かの幸福がもたらされると夢想するのは甘えだろうか。
人間を支える幸福な願いだと思うけれど、
この夢想には現実であって欲しいと思ってしまいます。
ウサギ帝国人
>Bodiesbeat
ありがとうです。自分もそう思うですょ。
1000しか書けない限りある命のスレなのだから、最後まで育てたいとおもうです。
∩ ∩
(・x・)キキュ・・
(えぇ、本気ですったら)
936 :
age:03/06/19 22:26 ID:???
age
小人さんへ
頭痛は何処からやって来るのか知ってますか?
小人さん的には頭痛さんがやって来たら、
やはり、お茶にお菓子でも付けておもてなしするのかなー
頭痛さんと小人さんの関係は気になる所だけれど、
ウサギ帝国人的には息が苦しいょ。
この体の熱が下がり切ったら死んでしまうんですょね。
今は辛いけど、ウサギ帝国人はこの温かい体を奇跡のように感じています。
うぅむ・・・
なんとなく痛々しい事を書いてる気がして来たですょ・・・・
夜書いた手紙は投函してはいけないのだった。何度失敗してきたことか。嗚呼。
・・・忘れよぅ・・・忘れるんだ、過去は戻らない。
眠りま麩。
ウサギ帝国人
>>936 >>937 >>938 ありがとです♪
スレが950に近づいてきたけれど、まだ考えていないことがある。
小人さんは何処へ行くのか。
今日は小人さんの未来について想像してみたいと思う。
小人さんへ
小人さんは人間の部屋でどのように生活してるのですか?
ウサギ帝国人には何も見えないけれど、小さなベッドや、小指の先位の小さなマグカップ
がしまってある小さな食器棚がこの部屋の何処かに調えられていて、小人さんたちには
歌い踊りながら、朗らかに生きていて欲しいと願ってしまいます。
ウサギ帝国人
ラウンジに、今、850もスレがあるんですょ。
なんか怖いので焦って書き込んでみるです。あわあわ。
このスレが生まれてから、めでたく6ヶ月を超えることが出来ました。
みんなのおかげです。
ありがとう。
「小人さんと砂糖漬けの梅」
小人さんたちには、最近気がかりなことが有ります。小人さんの住む部屋に、
なんだか とても良い匂いがするのです。それは甘酸っぱくて美味しそうな匂い。
好奇心旺盛な 小人さんたちは、匂いのもとを探す為、
部屋の中を捜索することにしたのでした。
謎の誘引物質!前人未踏の大洞穴に伝説の秘薬“ウメラーゴ”は実在した!
小人さんとはいえども、人間の住む部屋の全てを掌握している訳ではない。
部屋の中には入りにくい場所や禁忌とされる場所がある為だ。しかし、
今こそ地図の空白域、前人未踏の原野に勇気の灯りを照らし、その足を進める時なのだ。
誰も見たことが無い風景、誰も知らない事象は、
何時の時も小人さんを惹きつけて 止まない。何故ならそこに謎があるからだ。
小人さんたちは五感を研ぎ澄まし、匂いを嗅ぎ分け、勇気を持って前進した。
やがて、小人さんたちは天井を突くがごとくそびえる垂直の絶壁、納戸の扉に辿り着いた。
匂いのもとはこの向こうにあるようだ。扉の取っ手はあたかも小人さんを拒むが
ごとくそびえる絶壁の途中に一つだけ着いている。この扉は滅多に開くことが無い。
それまで待つのか、自力で魔境の扉を開くのか、小人さんたちは選択を迫られた。
小人さんたちには知恵がある。
これは小人さんたちが遥か先祖から引き継いだ 大切な遺産だ。文明の力だ。