おれは一生Lを発音できないのかも。

このエントリーをはてなブックマークに追加
501名無しさん@英語勉強中
>500
ちょっとつっこむと、"clear"という単語に含まれるlはk(c)の気音の関係で
無声化するので、clear Lの中でもまた特殊なLなんだけどな。
まぁこの議論には関係ないので気にしなくていいけど。音声学的な正確さを
求めてみた。他の部分には同意。
502名無しさん@英語勉強中:04/01/10 21:10
今さら1にレスするのもなんだが、1はLだけじゃなくてVの発音も
できてないんじゃないか。
>>501
gooの英和辞典で発音聞いてみたが、思いっきり聴こえるぞ
504501:04/01/10 21:24
>503
もちろん聞こえるよ。無声子音も聞こえるでしょ?
聞こえるか聞こえないかと無声か有声かっていうのは別だから。。。
例えばg(有声子音)は聞こえてk(無声子音)は聞こえないなんてことも
あるまいし。
信じられないなら音声学の本みたら、大抵子音の繋がりのところで
記述があると思う。お勧めは音声学の権威竹林滋の「英語音声学入門」
だけど、その他の音声学書にも無声破裂音の後のl,rの無声音化についての
記述はしてあるはず。ちなみにsが先頭にたってsp-やst-, sk-になった場合は
p,t,kは気音を伴わないから後続するlやrも有声のままだけど。

こんなところでいい?
505名無しさん@英語勉強中:04/01/10 21:47
>>501
>無声化するので、clear Lの中でもまた特殊なLなんだけどな。

だから、500で
>区別されているので(もっとたくさんあるかもしれませんが)、CLEAR の L と
こうやって、逃げをうってるでしょう。私は卑怯者だから。

といいつつ、その無声化するLのこと、教えてください!
506501=505:04/01/10 22:25
>>504
>権威竹林滋の「英語音声学入門」
この本は持ってなくて、同じ著者の「英語音声学」という本があったので、調べてみました。
350ページに、
 話し手によっては弱音節で、
   無声閉鎖音+r、l+弱母音
 の連続の場合、r、lと弱母音を無声かすることもある
とあるのですが、これですか?
507501=505:04/01/10 22:34
もしこれだとすると、「話し手によっては」という部分と
「無声化することもある」という部分から、そう頻繁に起こることでは
ないということでしょうか? たとえば、映画やニュースなんかを見て
いて、しょっちゅうお目にかかるか(お耳にかかるか?)というと?
508501:04/01/10 23:33
>506
あれ?501は505じゃないはずだけど。。。まぁ505さんということで
話させてもらいます。
えーっと、それとはちょっと違います。

>話し手によっては弱音節で、
>無声閉鎖音+r、l+弱母音
>の連続の場合、r、lと弱母音を無声かすることもある
これですが、これは弱音節での話です。
clearのlは強音節(earにアクセントがある)ので、Lが無声化されるのが一般的です。
しかし話者によっては弱音節でも無声化されてしまう、ということでしょう。

ところで、「英語音声学」をお持ちとはなかなかやりますね(笑)
509500=505:04/01/10 23:50
すみません。私は500でした。

> clearのlは強音節(earにアクセントがある)ので、Lが無声化されるのが一般的です。
> しかし話者によっては弱音節でも無声化されてしまう、ということでしょう。
うっ。そうでしたか。それは気がつきませんでした。ところで、それはGAでも
RPでも同じですか?

>ところで、「英語音声学」をお持ちとはなかなかやりますね(笑)
ええ。たまたま市の図書館から借りてきて、ここにあったというだけです。
公共の施設もすてたものではありません。特に、一般的には需要が少なくて
重くて、高い本を参照するためには。難は、2週間では読みきれないと
いうことです。もっとも、何週間あったって同じですが。
510501:04/01/11 00:21
>509=505さん
>うっ。そうでしたか。それは気がつきませんでした。ところで、それはGAでも
>RPでも同じですか?
はい。GA、RP両方で一般的に用いられています。もっとも、話者によっては
完全には無声化せずに前半部分だけ無声化する話者もいるみたいですが。

図書館ですか。その手がありましたね。日本語で英語音声学を学ぶ場合
それ以上に有効なリファレンスは存在しないほどの大作ですので。
ただリファレンス以外の用途としては英語音声学入門の方がいいかもしれませんね。
2週間ではさすがにあの厚さは厳しいですね。。。
511500=505:04/01/11 01:02
先ほど, goo の辞書で調べられた方がいましたので、私も
http://dictionary.goo.ne.jp/
で、clear と leave を比べてみました。cの音から日本語の「り」が
聞こえはじめるまでの間の音とleaveの最初の音の比較ですよね?
心なしかleaveの方がよく響く感じがするのですが、私は、後ろの「り」と
聞こえる部分に気を取られて、無声のLを確信するには至りませんでした。
よかったらgooの辞書で確かめてもらえませんか? 本当に無声になってるか
どうか。
512名無しさん@英語勉強中:04/01/11 02:10
>>511
>日本語の「り」が聞こえはじめ

日本語の「り」なんて聞こえないぞ。
513名無しさん@英語勉強中:04/01/11 02:36
>>511

君、Lの音聞けてないんじゃないか?clear も leaveも
同じ音じゃないか。

ちなみに、people で、日本語的に、

ピーポー

って感じだけど、PとLの間に母音音は全くないぞ。
LがPの後にくっ付いて発音されていて、後の弱母音は
Lを発音するために発音されているだけ。

clearもCとLが完全にくっ付いてる。
514名無しさん@英語勉強中:04/01/11 02:43
>と言って、「副産物」を作らなくした場合、ネイティブさんにとってどれくらい違和感が
>あるのでしょう?

違和感なんて全く無いよ。Lが次の母音に遷移する時に
発声する時に出る、舌が剥がれる音がしなく発音される
ことなんて幾らでもある。舌が剥がれる音とLは関係ない。
実際、solaris などは、Lの次にRがあるけど、Rが次に
くるから、Aの上では舌を口蓋に付けたままで発音され
るのは普通。アルファベットのL(エル)が、舌をつけたまま
発音が終わるし、剥がれる音でLが認識されるわけではない。
515名無しさん@英語勉強中:04/01/11 02:52
lieu
http://dictionary.goo.ne.jp/voice/l/02050984.wav

これなんて、舌が口蓋から剥がれる音がないけど、
完全にLの音だね。Rと違って開放される丸い音がする。
516名無しさん@英語勉強中:04/01/11 02:56
>しているけど、英米人にとってそこは「副産物」でしかなく、子音と母音
>それぞれの部分で音を認識しているということですね。

いや、Lの音は次の母音の音に強い影響を与えるよ。
Rに関しても同じ。
517500:04/01/11 09:22
>>513
>君、Lの音聞けてないんじゃないか?clear も leaveも

それほど正確に聞けてないと思います。発音する方は何とかできているの
ではないかと思いますが。この間、ある英語のスピーキングテストで
Goodといわれましたので。(Excellent, Good, Fair, Unsatisfactory の
Goodなので、優良可の良。極端な発音の間違いはないということだろうと
解釈してます)。

音声学も習ったことがなく、自分で本を読みながら独習している最中ですので
皆さんのお話が聞けてとてもうれしいです。よろしくお願いします。
518500:04/01/11 09:35
それで、

>って感じだけど、PとLの間に母音音は全くないぞ。

母音が入るとは501さんは言ってないと思います。C+L+母音が、
アクセントのある音節の場合、Lが無声化すると言っているので、
もともと peaple の ple は対象外と思います。

Lの「無声化」の意味でもめるといけないので、一応こちらの理解を
書いておきます。間違いがあればご指摘ください。

 通常、Lは舌を上歯茎の部分に押し付け、空気を舌の両側から
 出し、かつ、声帯を振るわせる(有声)のですが、「無声化」は、
 この声帯を震わせることをやめたもの。多分、舌の両側の唾で塗れた
 部分を空気がとおるとき発せられる音なので摩擦音的な音になる。

>LがPの後にくっ付いて発音されていて、後の弱母音は
>Lを発音するために発音されているだけ。

people の l の後に弱母音は発せられるのでしょうか?
自分の耳に自信がないので、賛成でも反対でもないのですが、
このことは知らなかったので。
519500:04/01/11 09:50
>>512
> 日本語の「り」なんて聞こえないぞ。
「子音(C)」+「母音(V)」を発音するとき、子音は完全にせよ不完全にせよ
何らかの形で空気の流れを閉鎖し、母音は開放するので、次のような音の列が
できます。
  <子音の持続> <開放されるための小規模な破裂> <母音の持続>
日本人は、<開放されるための小規模な破裂>の部分で音を聞き分けており、
この音に注意がいき過ぎて、その前の<子音の持続>が聞こえていないことが
多いと思います。
 で、LもRもDも、母音に移行するときの<開放されるための小規模な破裂>は、
日本人にとって「ら」行音にきわめて似ていると思います。
 で、CLEAR の場合は、
 <Cの発音><Lの発音><「り」に似た破裂><母音「いあ」><Rの発音>
となるはずなので、ここの<Lの発音>の部分を
  cの音から日本語の「り」が聞こえはじめるまでの間の音
と表現しました。分かりにくい表現でスマソ。ここの考え方も
いろいろご指摘いただけるとうれしいです。
520500:04/01/11 10:03
>>518
すみません。つづりを訂正します。
  peaple --> people
どうも。
521500:04/01/11 10:14
>>516
>いや、Lの音は次の母音の音に強い影響を与えるよ。

ここはまったく異論ありません。Lと母音の間の小破裂の部分が
ネイティブにとって、認識にどのくらい重要化という部分が気になっていただけです。
>>514 >>515 の書き込みによれば、まったく影響ないということですね?

ここらあたりの事情って欧米共通なのかなあ?って疑問に思うことがあります。
ヨーロッパでもCVの形の開音節を多用する国では、小破裂を手がかりにして音の認識を
してるんじゃないかなって。
522名無しさん@英語勉強中:04/01/11 10:15
 
 
 
 
 

 
 
 
 

                         Lの発音できなくたっていいじゃん。
 
 
 
 
 
 
 

  

523500:04/01/11 10:23
>>515
サンプル、ありがとうございます。
残念ながら、私の耳では、Lと母音の間に小破裂がないかどう
はっきり分かりません。きわめて滑らかに移行しているようには思いますが。
私の耳には
 ぅるぃ ぅ
のように聞こえて、多分、最初の「ぅ」がLの音だと思うのですが、
次の「るぃ」に聞こえる部分がLなのか母音への移行の部分の音なのか?
感覚的な表現ですみません。
524名無しさん@英語勉強中:04/01/11 12:10
> ぅるぃ ぅ
>のように聞こえて、多分、最初の「ぅ」がLの音だと思うのですが、

下のようなLに続く母音の音量の変化があると。

  ・・
    ・・
      ・ 
 ・     ・
 1234567

Lの場合は、2,3のピーク時に舌が口蓋から剥がれることが
ない。4以降で舌が剥がれる音が発するが、日本人の学習者は
その音に日本語のラ行との類似性を感じ、Lっぽい音と認識
してるんだろう。でも実際のLの音はピーク時2,3に発せられる
舌を口蓋につけたままの音。この音は、L(エル)、PULLなど、
Lで単語が終わる時のLの音と同じ。
525名無しさん@英語勉強中:04/01/11 12:15
>people の l の後に弱母音は発せられるのでしょうか?

Lは、BVと同じ有声音だから、単独で発音される場合
小さな母音が必ず伴う。STFなどの無声音と違い、
完全に母音なしでは不可能。
526名無しさん@英語勉強中:04/01/11 12:32
> ぅるぃ ぅ
>のように聞こえて、多分、最初の「ぅ」がLの音だと思うのですが、

「ぅるぃ ぅ」とは聞えませんが。
「ルー」って感じで、最初のルの立ち上がりは一気に上がってて、
同時にLが発せられてるから、Lの前に何の音もない。
527501:04/01/11 12:37
>ちなみに、people で、日本語的に、
>ピーポー
>って感じだけど、PとLの間に母音音は全くないぞ。
>LがPの後にくっ付いて発音されていて、後の弱母音は
>Lを発音するために発音されているだけ。
というか多くの場合peo-pleという単語の場合(二音節)、pleのlが
音節主音になる(つまり母音同様で音節を形成する)ので、
Lが母音的な響きになるんだけどね。後舌の高母音にかなり似た音質の
音になる。まぁここで音声学語ってもしかたないんだけど。
gooの音声を聞いてみましたが、この人は前半部分は完全に無声化して、
後半部分が軽く有声になっているようです。
528名無しさん@英語勉強中:04/01/11 12:42
>>527

母音化するのとその音がLと認識されるのとは別。
母音化するからLなんでなくて、Lの音素が発せられてるからL。
529500:04/01/11 14:05
>>527
>gooの音声を聞いてみましたが、この人は前半部分は完全に無声化して、
>後半部分が軽く有声になっているようです。

これ、「CLEAR」の「CL」の部分ですよね。どうもありがとうございます。
私の受けた印象とも一致しました。
530501:04/01/11 14:13
>528
>母音化するのとその音がLと認識されるのとは別。
>母音化するからLなんでなくて、Lの音素が発せられてるからL。
実際のところ完全に"母音化"することはあんまりないんだけどね。
まぁコックニーなんかでは一般的みたいだけど。RP,GAでは普通は
音節主音の後舌母音的な響きを持った子音。もちろんこれはL。
異論ないよ。

>500=529
>これ、「CLEAR」の「CL」の部分ですよね。
そうです。pl-でも同じ傾向が見られるから興味があれば聞いてみて。
tl-っていうのが語頭にくることはなく、またその後に強勢を受ける母音がくることも
滅多にないし、これは側面破裂音っていう別の音になるからlの無声化については
tl-はあんまり気にしなくていいかも。
rの無声化に関して、一番分かりやすいのはtr-の繋がりかもしれない。
tryとかはよく"チュライ"って聞こえるよね。これはtr-のr部分が気音を伴った
tに影響されて無声化して、tr-で一つの破擦音を形成するからなんだけど、
その音質は[t∫]に似ていることがある。pr-, cr(kr)-, tr-なんかの
無声かも結構興味深い。
531500:04/01/11 14:25
tr-が破擦音になるのは、ただ単にtの破裂の後に摩擦音的な性質を持ったrが
くるせいだと思ってましたので、無声化との関係は興味深かったです。
でも、dr-が破擦音になるのはどうしてでしょう?dが有声なのでdriveなどは
rの無声化よりは、破裂と摩擦の結合したという説明の方が簡単なような気も
するのですが。
532501:04/01/11 17:24
>531
確かにdr-も破擦音になる例を見ると、もともと摩擦的な性格を持った接近音である
rと破裂音の組み合わせで、破擦音かしやすい、というのがもっともかも知れませんね。
ただある程度rの無声化の影響もあるのではないでしょうか。sに先立たれるtr-,
例えばAustraliaなどでのtrはsの影響で、st-などの例でtが気音化しないのと
同じ理屈で、tr-も完全な破擦音とは言えない音になっているようなので。
sdr-という組み合わせが英語にはあまり見られないようなので比較が難しいですね。。。
533500:04/01/11 19:43
>>532
goo で、try を聞いてみたら、破擦音にはなってないけど無声音化は
しているように思うので、
 t+有声のr --> t+無声のr --> 破擦音
 d+有声のr --> 破擦音
かもしれませんね。
534名無しさん@英語勉強中:04/01/11 22:06
>>500 >>501

あんたらの会話まったく役に立たないんですが。
その辺の細かい音変化は言語的に分析しなくても
慣れれば十分。全然役に立たない。
リスニングは、どれだけ癖の中を掻き分けて音素を
聞けることが大事。

言語学そのものに価値を見出すんだったら、自分で本でも
読んでちゃんと勉強すれば?こんなとこでそんな話
しても浮くだけだよ。