音読ってすごい効果なの?<その2>

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ここまで読んでて、完全に音読についての考え方とメソッドの捉え方がごっちゃになっている。
取り合えず「ぜったい音読」で提唱している「音読」は、同時通訳の学校などで採用している「体感力をあげる
ための訓練」。>>813がそれ。
>>812が言っているのは「耳から記憶する」暗記法。
「ぜったい音読」がメソッドで最重視しているのはいわゆる「英語耳」。英語を正しい発音と抑揚に注意しながら、
声を出して何度も読んでいると頭に「英語回路」が形成されて、しかもlisten&repeatを繰り返すと非常に楽に話せる様にもなる、
と言う事。この方法は一種の訓練なので極端な話、訳としての日本語は極力排除する事が望ましいとされている。
この方法について他に勧めている人としては、佐伯智義「科学的な外国語学習法」(講談社)、松崎博「Listen&Repeat」(The Japan Times社)
あたりが本も出している。「ぜったい音読」では確かに「只管云々」で暗記も勧めているが、本来の中心メソッドはこれの事を指している。
暗記のための音読がしたければ、それはそれで効果があるからいいんだけど、日本語に引っ張られているとこっちがおざなりになってしまう。
もったいないよ。