【水】水で膨らむ土を語るスレ【お湯】

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382花咲か名無しさん
>>173
堆肥のように使うためにボカシにしてしまう例として。
レンガを水で戻してからザルで水をよく切り、コメヌカ等の雑資材を混ぜて数日間発酵させ、
畑(プランタ)に石灰または苦土石灰を鋤きこむ時に一緒に鋤きこみます。
畑の善良菌を養殖して炭素資材や微量成分とともに畑に戻す感じです。
これを混ぜた培土は菌の塊なので室内には向きません。

雑資材の分量例はレンガ1個(8L〜12L)あたりヌカ2〜4kg・ケイカルカップ1〜4、
畑(プランタ)の土を移植ごて1〜2杯、窒素系肥料は化成888を50〜100グラム、
窒素は尿素でも天ぷら油や砂糖菓子の残りでもいいけど、鶏糞やタンパク質の多いものは避けましょう。
窒素源は菌の餌だから量は適当で、微量成分源のケイカルがなければ熔燐でもいいです。

米ヌカボカシ全般の注意事項として、はじめてなら一度に15〜20Lぐらいで。
混ぜた材料は土のう袋や紙袋布袋等の通気性のある袋に入れて
ダンボール箱にスターター熱源のホッカイロと共に入れフタをします。
発酵開始までは室内でもいいです。発酵中の環境温度は零度以上・15度以下に。
発酵中は水が垂れるので箱をレンガ等の台に置き自然対流確保。雨風に当てたらだめです。
高温期2〜3日間はにおいがかなり出るので鶏糞やタンパク質の多い生ゴミを混ぜると悲惨になります。
ボカシ肥料としては期待してないので焼けボカシでも構わないから切り返しはしません。
温度が下がり始めたら段ボールのフタをあけ余熱がある間に水分を飛ばしつつ徐々に冷まします。
袋ごと雨ざらしの日なたで半月〜1ヶ月置いて落ち着かせます。雨がなければ水をやります。
放置期間中に、最初に発生した菌を餌にして放線菌や糸状菌が覆っていれば成功です。
http://i.imgur.com/ZLYuhr1.jpg

完成時に窒素分は菌が食っていて肥料としての即効性はほぼないので、
これ自体を培土にして植えつける場合でも施肥が必要です。
3月末〜4月初めに植え付けを始める場合、着手するのは今です。
今の季節だとまず腐らないと思うけど、ボカシに失敗して腐敗終了したら燃えるゴミ(生ゴミ)で捨てます。