>>516 続き
短期金融市場でドルが枯渇して出てこない、貸し倒れを恐れてお金が回って
いかない、なとというのは、そもそも、それを潤すために日銀が大量に融通して
やるといった市場操作をしているのであるなら、
はじめから日銀が直接金融機関に融通してしまえばよいことであるはずであった。
私的企業が自分の利潤を追求するから、公的目的も達成されないだけの
話であり、どうせ日銀なる中央銀行がお金をぶん撒けるのであれば、直接必要な
企業に融資してしまえば事は足りるのであるのに、わざわざ私企業の銀行を
介してぶん撒けないといけない理屈などないのはあまりに当然過ぎる。
そもそも、アメリカの恐慌の原因は私企業の強欲な詐欺的商法であるデリバティブ
空証文の詐欺に端を発しているのであって、公的国家的なる 「金融機関」 であれば
そうした事業を国民の代表の監視の元に健全に運営されることが保証されていたら
存在しえなかったはずの性質の悪徳事業でしかなかったのであり、それらがこうした
無駄な 「金融詐欺に由来する世界を巻き込んだ大問題」 に発展するべき理由など
招来し得なかったのであることは、すでに子供ですら存分に納得し得るのである。