OECD:日銀は利上げ行うべきでない−財政再建のペース加速を(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=aQ1Slzon8_nc 金融政策について「インフレ率が確実にプラスになり、再びデフレに後戻りするリスク
が無視できるようになるまで利上げを行うべきでない」と強調。また日本銀行が中
長期的な「物価安定の理解」としている消費者物価指数のゼロ%から2%について、
デフレに対する十分な余裕を確保するため、下限のゼロ%を引き上げるべきだと主張している。
報告書ではまた、日銀が08年度の消費者物価指数(生鮮食品を除く)について
前年比0.4%の上昇を見込んでいることについて、「当面の追加利上げを正当化す
るには十分ではない」と述べている。前回2006年7月に公表した対日審査でも、
OECDは日銀が利上げをすべきでないと指摘していた。