1 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :
2007/06/19(火) 01:45:23
2 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/19(火) 23:58:12
朝日新聞 2001年6月9日 経済対策 景気低迷の元凶は日銀だ リチャード・ヴェルナー 景気回復のためには、日本型経済を構造改革するしかない、といわれているが、それは大きな誤りだ。 というのも、96年に日本は4%台の高い経済成長を達成したが、それは急に構造改革をしたからではない。 日銀と民間銀行が適切な貸し出し、いわゆる信用創造をしたからだ。 今必要なことは、不良債権を抱えて貸し出しを増やせない民間銀行に代わって、日銀が国債や社債を金融市場から買い上げる、 いわゆる「買いオペ」を実施して、適切な資金を供給することだ。 日銀は3月に量的金融緩和に踏み切ったというが、金融機関同士が短期資金を融通し合うコール市場に資金を だぶつかせているだけで、本当に必要な中小企業や政府などにカネは回っていない。 これ以上金融緩和を進めればインフレが起きる、と心配する声もあるが、今はデフレの状態。 インフレが心配なら、名目GDP(国内総生産)が4%程度に上がった時点で、資金供給量を抑えたらいい。 バブル経済が崩壊してから10年。景気が回復しかけたと思ったら、失速してしまうのは、日銀の金融政策が原因だ。 政府や財務省が、赤字国債を増発して景気刺激策を打ち出しても、日銀は国債の買い取り要請には応じず、金利だけ引き下げた。 しかし、金利をゼロまで引き下げても、通貨供給量を増やして信用創造しなければ、景気回復には結びつかない。 95年に、大蔵省の要請で日銀が円安に向けて為替介入をしたときも、日銀は米国債を購入する原資を、資金不足の国内市場から調達した。 このため、歴史的な円高になった。じつは90年代、日銀は短期的な景気回復より構造改革を実現するため、故意に本格的な景気回復をサボタージュした。 バブル経済が発生した原因も、低金利政策を長く続けたというより、日銀が「窓口指導」という形で金融機関に対して過剰な貸し出しをさせ、 不良債権を膨らませたからだ。驚くことに、不況とバブルの責任者はほんの一握りの日銀エリートたちだ。 景気回復には、構造改革より、日銀の独立性を制限して、財政政策との整合性を保つようにすべきだ。 さらに、名目GDPを3%にするといった目標を持たせた方がいい。日銀の改革なくして、景気回復はない。
3 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/21(木) 22:46:15
日本人が知らない 恐るべき真実
ttp://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060702 〜
htp://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060710
『福井日銀 危険な素顔』 からの引用
●福井総裁就任は30年前から決まっていた
●プリンスの条件は能力ではなく、忠誠心
●速水おろし、速水いじめのすさまじさ
●「失業率8%は当然」国民が苦しんでいても何とも思わない人
●福井さんは米国ウォール街の金融財閥の筋書きで動いている
●小泉首相の雇い主は実は福井さんだ
●不況を深刻化させ、企業倒産させる。外資に国を売る気か
●「独立性を高めるために日銀法を改正する」論理の大きな矛盾
●日銀の政策ルーツはヒットラーを生んだ独中銀
●日銀法改正に利用されたブンデスバンクと日銀の差
●日本に日銀法改正を要求していたウォール街の金融財閥
●連銀の捺印なしに発行されたケネディ大統領の通貨
●不況をつくって速水批判。福井さんはメディア操作が実にうまい
●御用学者囲い込みの実態。批判者への巧妙な封印体質
●海外研究者まで日銀よりに誘導。お金を使って批判封じ
●豪華パーティーを開催してメディア操作
●福井体制は政府管理型の金融政策を遂行するのか?
●金融政策は先手必勝。腐ったピザを出しても何にもならない
4 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/22(金) 00:35:04
5 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/23(土) 00:35:48
THE KEIZAI SEMINAR March 2003 リチャード・A・ヴェルナー 貨幣はどこにいった? マクロ経済学における最も重要なアプローチは古典派/新古典派経済学理論、ケインズ派理論、 マネタリスト理論、そしてポストケインズ派あるいはフィスカリスト理論によるものである。 他のほとんどの理論はこれらのバリエーションに過ぎない。 しかし、これだけの理論があるにもかかわらず、前回述べたように全ての理論にひとつの共通点がある。 それは、どの理論においても経済の貨幣部門と実物部門の関係をMV=PY(PYは名目GDPを表し、Mは貨幣の供給量を表す) の交換方程式で表し、貨幣流通速度Vは一定であることを前提条件にしている点である。 現代の主流であるマクロ経済学理論体系はすべてVが一定であることを前提とする交換方程式に基づいているのだから、これは都合がよい。 貨幣流通速度Vが本当に一定であるかどうかを実証することで、全ての理論を一挙にテストすることができるからだ。 これは読者の方々にも簡単にできるテストである。 上記の交換方程式のVを解き(V=PY/M)、名目GDPと貨幣Mの比を求めるのである。ここにひとつ障害がある。 名目GDPは内閣府のホーム・ページですぐに調べられるが、貨幣Mを表すデータはどれを使用すればよいのか簡単にはわからないことである。 選択肢がないためではない。日銀のホーム・ページでは適切と思われる通貨データが山ほどある。 しかし毎月「マネー・サプライ」と発表されるものには、M1やM2+CDのように該当しそうなデータはほんの一握りしかない。 経済学理論を読んでもどれを選べばよいのかはっきりわからない。 それどころか最近の大学の貨幣経済のテキストには貨幣についての明らかな定義がないばかりでなく、 「貨幣を定義づけ、それを測るのは難しい」とさえ書かれている。
6 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/23(土) 00:37:49
しかし、従来の交換方程式ではM1あるいはM2+CDが使用されてきた。この慣例に従うとすると、1980年代、1990年代におけるVはどうなるだろうか。 Vは決して一定ではなかったことがわかる。この期間、Vの値は大きく低下した。日本の場合は何かまずいことでもあったのだろうか。 他の国々ではVが一定でうまく機能していたのだろうか。そうではない。 Vの値が低下したことについて、とくに1980年代、1990年代には多くの学術論文が書かれ、Vの低下は「貨幣需要関数の崩壊」 (交換方程式のMを解くと、Mは名目GDPと相関関係がある)あるいは「消えた貨幣の不思議(Mystery of the missing money)」と呼ばれた。 米国、英国、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、日本、韓国、台湾など世界各国で名目GDPより貨幣の増加率のほうが大きくなったのだ。 つまり貨幣流通速度が低下したのである。しかし貨幣はどこへ行ってしまったのだろう。 一定でないVは経済学者にとっては大きな問題となる。これは主要なマクロ経済学理論はどれも適用できないことを意味するからである。 かつてミルトン・フリードマンが物理学的法則に見られる確実性にアプローチするゆるぎないルールとして提唱した交換方程式と、 それによる貨幣経済学が破綻をきたしたのである。
7 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/23(土) 00:40:32
取り敢えず、マクロ経済学は、貨幣と経済にはどのような関連性があるか―経済を理解する上で要となる問いに答えてはいないことがわかった。 今までに提供された答えは不正確であり、過去数十年あるいはそれ以上の期間にわたり多くの経済体で起こった事象を説明できるものではない。 加えて、標準的な経済学では重要な問い― 何故1990年代の金利引下げが日本の経済を刺激しなかったのか、 何故金利が経済をリードするのでなく経済に従う傾向があるのか、 何故1990年代の財政刺激が生産を向上させられなかったのか、 何故構造改革が景気低迷を伴うことになったのか、 何故資産価格がまず1980年代に高騰して1990年代に暴落したのか、 何故日本の投資が1980年代に世界中にあふれ1990年代に突然落ち込んだのか、 貨幣とは一体何なのか、どのように定義づけられるのか、 日本やアジア諸国最近の中国の奇跡的な経済成長はどのように起こったのか ―に答えられない。 経済学者はこうした事象を、理論では説明できない「難問」あるいは「例外」と呼ぶ。 彼らはこのような重要な問題があるにもかかわらず、彼らの知る古い、変化のない理論をもってこのまま現状を維持していくことを望んでいる。 残念ながら、多くの例外が明らかとなり、Vが一定ではないことがあまりに明白になった今、現代の経済学理論はもはや崩壊したと宣言されねばならない。
クーンやラカトシュのような科学知識の発展を研究してきた思想家によれば、 現在あるアプローチ法、パラダイム、あるいは科学的なリサーチ・プログラムを信じる科学者はなかなかそれを捨てることができないものだ、 と述べる。 彼らの行った過去何年間にもわたるリサーチ、出版物、共同研究者のネットワーク、彼らの評判など、 あまりに多くの既得権によって科学者達は事実を客観的に認めることができなくなってしまうのだ。 人はだれでも過ちを犯したことをそう簡単には認めたくないものだ。 しかし、クーンは標準理論が機能しないことが明らかとなり例外が多くなると、 ついには古い理論は例外とされる事象を説明できる新理論によって破棄されることになる、と論じている。 我々にはそのような理論、マクロ経済学における新しいパラダイムが必要である。 新たな理論を評価する際、それは現在我々が見ている世界に適応するものか、今までの理論では説明のつかない、 いわゆる「例外」を説明できるものか、を考えねばならない。 実証的事実を説明するという重要なことの他に、理論を評価し選択するにあたりもう二つの尺度がある―節減の法則と予測能力である。 前者は「オッカムのかみそり」として知られる形式論理学の基本的原理である。 これは、同じ事を説明できるふたつの理論があればシンプルで仮定がより少ない理論のほうが優れているとした、 オックスフォード大学のウィリアム・オッカムによって広く知られるところとなった。
9 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/23(土) 00:44:46
現在の経済学理論は一連の仮定に基づいた非常に複雑なものである。 論文に洗練された数式を駆使すればするほど、より科学的でより価値があると多くの経済学者が信じている。 しかしこの考え方には大きな欠陥がある。数学は形式論理学の一部であり、しかも形式論理学ではその反対のことが言われている。 すでにアリストテレスが彼の「自然学」で示したように、シンプルな理論が複雑なものより優れていると考えられねばならない。 つまり、もし現在の理論と同様の説明が可能でよりシンプルな理論があれば、より優れたアプローチを見つけたことになる。 もちろん現在の理論はそれほどのものを説明していないのだから、さらに多くを説明できるシンプルなモデルを見つけることが望まれる。 理論選択の三つ目の尺度は、ミルトン・フリードマンによって提唱されたもので、 内容にかかわらずその予測が優れている理論が選択されるべきだ、というものである。 この尺度をもって現在の理論を判断するのも難しいことではない。標準理論には惨憺たる予測実績があるのだから。 次回からは理論の評価、選択における以上3つのポイントを全てクリアする新たなマクロ経済学のパラダイムがあるかどうかを考察していく。 THE KEIZAI SEMINAR March 2003 リチャード・A・ヴェルナー 貨幣はどこにいった?
10 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 00:52:42
THE KEIZAI SEMINAR April 2003 リチャード・A・ヴェルナー マクロ経済における新パラダイム(1) 過去一年にわたり我々は現在のマクロ経済学理論における多くの問題点を認めてきた。 現在の標準的理論では容易に説明のつかない多くの事象 −世界経済に影響を及ぼすかなり差し迫った問題− が起こっていることがわかった。 全ての理論の最も基本的な部分、経済の貨幣部門と実物部門の関係を説明する理論すら機能していなかったのである。 説明不能な事象があまりに多い今、全く新しいアプローチが早急に必要である。 新たなアプローチが受け入れられるには3つの主な基準を満たさなければならない。 現在の理論では説明のつかない多くの例外を説明できること、そして、これには実際のデータによる統計的適合が必要である。 二つ目に、オッカムのかみそり −(より少ない仮定に基づく)よりシンプルなモデルが複雑なモデルより優れているという形式倫理学における原理− による優位性があること。 三つ目にフリードマンが提唱する予測能力による優位性、 つまり経済を標準的理論よりも正しく予想できることが必要とされる。
11 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 00:53:37
基本に帰って いくつかの基本的な問題は交換方程式に端を発しており、ここから考察を始めるべきであろう。 交換方程式、あるいは貨幣数量説の歴史を見てみよう。現在の等式は本来の等式の近似値に過ぎない。 もともと交換方程式は次の式のように表された。 (1) ΣM = ΣPQ Mは貨幣供給量である。Vは貨幣の流通速度で、Pは価格レベルを表す。Qは物品あるいはサービスの総額である。 見てのとおり、元々これは全ての取引の総計を表したに過ぎない。右辺は取引の価値総額を表す。 もともとの交換方程式は次のように説明できる。 全ての取引に支払われる貨幣の量はそれらの取引の価値総額に等しくなければならない。 これが真実なのは自明のことである。 次に経済成長の問題を考えてみよう。成長とは期間1より増加した期間2の取引価値を意味する。 従って等式(1)において、前期と比較して変化した量を計算することで次のように表すことができる。 (2) △M = △(PQ) これは、全ての取引の価値総額が増加するには、その取引のために動いた貨幣量もまた増加しなければならないことを意味する。 日本を例にとるなら、もし取引のために動いた貨幣の総量が増加すれば経済が回復したことを示すことを意味する。
12 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 00:54:42
次にどのようにMとPQを測るかを見ていこう。 今月はまず等式の右辺を考えてみる。ある一定期間における経済取引の価値をどのように測ることができるだろうか。 現在デイリーベースでこのデータを入手できる機関がひとつある。 日銀の松下総裁(当時)が何年か前の講演で述べたように、日本の経済取引のほとんど、 つまり年間GDPの70%にあたる300兆円が日々中央銀行のオンライン決済システムを通して計上されている。 単純にこのデータを日銀のコンピューター・ファイルから拝借すればよい。 残念なことに、中央銀行はこのようなデータを公表することを拒んでいる。 手作業で記帳が行われた50年前なら中央銀行がこのようなデータを頻繁に公表しないのもわかるが、それを秘密にするのいただけない。 今日では、日銀は例えばインターネットを使いコストをかけることなく、 リアルタイムで一般の人々がデータにアクセスできるようにすることが可能だ。しかし、彼らはそれをしない。 この中央銀行の透明性の欠如によって、交換方程式の支持者たちはすでに何十年も前に取引データの代用として、 古くておおまかな国民所得、生産、支出データを使用すべきだとしたのである。 これがよく知られた交換方程式、PQの代りにPYを使ったものである。
13 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 00:56:06
しかし、以前指摘したように(Werner, 1992, 1997)名目GDPと取引価値総額がほぼ同じであるという仮定はなりたたない。 不動産や金融資産取引など、かなりの額の取引がGDPには含まれていないからだ。 しかし、当然のことながら貨幣はそれらの取引の支払いにも使用される。 不動産や金融資産取引の価値がGDPと比例して成長するなら問題ないだろう。 しかし、その価値がGDPより早いスピードで増加すると、GDPは取引総額としては信用できないものになる。 そこで、貨幣が名目GDP(PY)に含まれる以外の取引に使われた場合、伝統的な貨幣流通速度Vが低下すると考えねばならない。 このことは資産価格が急騰した多くの国で、経済学者の頭を悩ませ、現代経済学理論の信用を傷つけた「Vの低下」、 「貨幣需要関数の崩壊」あるいは「消えた貨幣の不思議」についての理由を説明している。 もしGDPに含まれない取引が重要であるということであれば、交換方程式はGDPの一部である取引(実質取引)と、 GDPに含まれない取引(ノンGDPあるいは金融取引)とに分けられるべきだ。 この考えは1930年にケインズによって提唱されたものと似ているが、 それは決して実行されることはなかった(その理由については後に考察する)。
14 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 01:01:32
等式(2)の取引データは、理論上どのようにでも分解できる。 理論上分解した項目に見合う統計データを得られるかどうかは、実験的作業によって明らかになる問題であろう。 取引に伴って動いた貨幣量と取引価値をGDPの一部であるもの(ΔMR と Δ(PRQR))と GDPに含まれないもの(△MF と △(PFQF))に分割することから始めよう。 (3) ΔM = ΔMR +△MF (4) △(PQ) = △(PRQR) + △(PFQF) 同時に: (5) △MR = △(PRQR) (6) △MF = △(PFQF) △(PRQR)を全てのGDPに基づく取引価値と定義づけると次のことがなりたつ。 (7) △(PRQR) = △(PRY) PRがGDPデフレーターを意味する時、等式(7)は名目GDPを意味する。 等式(5)と合わせて考えると、GDPベースの取引に使われた貨幣量の増加は名目GDPの増加に等しい。つまり: (8) △MR = △(PRY) これで我々は重要な問題をひとつすでに解くことができた。多くの国で見られる貨幣流通速度Vの低下についてである。 更に進むにあたって、貨幣の測量の問題にあたらねばならない。 今までのところ、貨幣は通常M1あるいはM2が使われているので上記のような分解はされない。 次回はこれが誤っていることを検証しよう。 THE KEIZAI SEMINAR April 2003 リチャード・A・ヴェルナー マクロ経済における新パラダイム(1)
15 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/24(日) 18:40:01
THE KEIZAI SEMINAR May 2003 リチャード・A・ヴェルナー マクロ経済における新パラダイム(2) 先月はすべての取引に支払われる貨幣量(ΣM)はその取引価値総額(ΣPQ)に等しくなければならないとする交換方程式を再考した。 つまり、ΣM=ΣPQである。 成長(取引量の増加)とは、取引の支払いのために動く貨幣量もまた増加した時にのみ起こり得る(よって△M=△(PQ))。 取引のために動いた貨幣が増加した時にのみ経済回復が可能となるのだ。 しかし、いかにしてこの取引量が測定されるべきか。 中央銀行が未だ彼らの持つ包括的な取引データの公表を拒んでいるため、 経済学者は取引価値総額(PQ)の代わりに名目GDP(PY)を使うことを余儀なくされてきた。 しかし、不動産や金融取引はGDPに含まれていない。 そこで我々は交換方程式を分解する必要がある ――支払われた貨幣量と取引価値額をGDPの一部(△MR=△(PRY))と、GDPには含まれない(△MF=△(PFQF))ものに分ける―― という考えに至った。 このことから日本を含む多くの国で経済学者を悩ませた貨幣回転率Vの低下はGDPに含まれない取引を無視したことによると学んだ。
「貨幣」の誤った定義づけ 今月は、いかにして貨幣を正確に測定するかを考える。 現在までのところ、経済学者は貨幣をいわゆるMの総計、中央銀行が「マネー・サプライ(通貨供給量)」と呼ぶ M0、M1、M2、M2+CD、M3+CD、M4などを使って測定してきた。 しかしこれらのどれを使っても問題がある。 ミルトン・フリードマンや他の学者が認めてきたように、経済学者は貨幣を民間部門の資産(現金や銀行預金など)と定義づけている。 そのため、これに相当する種々の資産をどこで区別すればよいのかを知る論理的で一貫した方法はない。 貨幣にはM3+CDにおけるように郵便貯金が含まれるべきか。あるいは国債が含まれるべきか。 なぜ不動産は含まれないのか。 明らかに、問題は彼らが単に潜在貨幣を測定しているだけだという点である。 言い換えれば、これらのMの総計は中央銀行によって「マネー・サプライ」として公表されているが、 実際にはそれは民間部門の預金を任意に組み合わせた一部に過ぎず、それ故正しくは「預金供給量」と名付けられるべきである。 伝統的な預金総量の別な問題はそれが分解できないことである (例えばわれわれが必要であると認めたように、GDPとGDP以外の取引に分解することができない)。 しかし、最も大きな問題は、交換方程式には実際に取引に使われている貨幣が含まれる、ということにある。 しかしM1、M2、M3、のようなMの総量として測定された預金のほとんどはこれにまったく反し、取引に使われない貨幣である。 20世紀の経済学は、一貫して貨幣を誤って定義づけてきたために誤った方向に導かれてしまった。
貨幣は誰が創るのか それではどのように交換方程式の貨幣Mを測定すればよいのか。 実際に取引に使われる貨幣は、いったいどのように増加するのか。 言い換えれば貨幣はどこから来るのか。誰が、どのように創るのか。 これを説明する例として、1913年までの米国のように、中央銀行が存在しない単純な金融システムを考察してみるとよい。 現代の金融システムと同様、ほとんどの取引は紙幣で行われるか、あるいは銀行システムを通して現金が動かない付け替えによって行われる。 では、いかにして紙幣や現金ではない銀行間付け替えが増加し得るのか。 資本市場はいかなる貨幣も生み出さず、単に貨幣を再配分するだけである。 中央銀行の存在しないシステムでは、1世紀ほど前まで世界中で当たり前であったように、民間銀行が貨幣を増やしていた。 我々は使われた実質貨幣量に興味があるのだから、ある観察期間中に銀行システムによって生み出された購買力の増加を測定してみる必要がある。 しかし、いつ、どのように銀行が貨幣を増加したのだろう? 紙幣を印刷でもしたのだろうか? しばしば、紙幣や銀行貨幣の量は預金によって増加すると考えられる。 この誤解はたぶん、紙幣が「預金証書」のひとつの形としての役割をもった歴史的な事実によるものであろう。 しかし、預金がされても紙幣や銀行貨幣の実質総額に変化はない。 一方、銀行が貸付を行った時はそれを顧客の通帳の預金残高に計上し、貸付を受けた顧客はその残高を引き出し、のんびりと現金化することができる。 あるいは、銀行が銀行券を発行して貸付を行う。 この場合、貸付のための貨幣は経済体のどこか他の部分からもってきたのではない。 ゼロから新たに生み出されたのである。 これを「信用創造」という。
19 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/26(火) 00:28:51
信用創造と景気との関連 こうして銀行システムによって発行された紙幣と銀行付け替えの実質額は、銀行が新たに貸し付けを行った時にのみ増加することがわかった。 △Mは銀行システムにおける信用の純増(銀行の信用創造)に等しいことがわかった。 さて、ここで中央銀行を導入しよう。 中央銀行は法定通貨発行の独占権を奪い、貸し付けを増やすことで新たな購買力を創ることができる。 新たな購買力の創造はある一定期間の取引量を全て合わせることで測定できる。 (ハイパワード・マネーあるいは支払い準備金は中央銀行による新たな購買力創造をすべて支配することはなく、それ故指標を誤った方向に導くことになる) 中央銀行の存在する金融システムでは、つまり、△Mは単純に中央銀行および銀行システムによる実質的な信用創造を意味する。 この段階で我々はすでに更なる結果にたどり着いた。 日本の1990年代における経済取引価値額の低下(いわゆる景気停滞)は、信用創造の低下に伴うものだったにちがいない。 取引価値額が増加するために、つまり景気が回復するために、必要十分な条件は中央銀行と民間銀行による信用創造の増加である。 信用創造は経済学におけるたったひとつの最も重要な概念を表すが、多くの現代経済学のテキストはこれについて言及さえしていない。 ゼロから貨幣を生み出す銀行の能力を認識していないのである。 新しいマクロ経済学のテキストが必要であり、それを筆者が出版したところである。(Werner 2003a, 2003b) 次回は1980年代と1990年代に日本で起こった事象を説明するのに我々のフレームワークを使うことにする。 THE KEIZAI SEMINAR May 2003 リチャード・A・ヴェルナー マクロ経済における新パラダイム(2)
20 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/26(火) 03:25:19
THE KEIZAI SEMINAR June 2003 リチャード・A・ヴェルナー 岩田理論と日銀理論―どちらが有効か 非均衡経済学が有効 前回、交換方程式における貨幣量の変化を測定するには信用創造という正しい概念が必要であることを確認した。 つまり銀行および中央銀行がGDPに含まれる取引に使われるマネー(MR)を創出すれば名目GDP(PRY)が増加するのである。 (△MR=△(PRY)であるため) 次に、一般的なマクロ経済学における多くの問題点、とりわけ日本の苦境を分析するために、<マクロ経済学における新パラダイム> (ヴェルナー、2003)を取り入れる。最初に、信用市場の決定要因を考えてみよう。ここでは信用創造力をもつ2つのタイプの参加者 ―中央銀行と民間銀行の2者について考察する必要がある。生保やサラ金を含むノンバンク金融機関のようなローンの提供者、 あるいは政府系金融機関や郵貯は信用創造をすることはなく、単に現在ある購買力を移動させているに過ぎない。 よって我々の分析の対象とはならない(これは日銀が彼らを窓口指導の対象にしない理由でもある)。
まず中央銀行の役割を考察しよう。しばしばポスト・ケインズ派と呼ばれる学派は、マネー・サプライは内生的なもので、 それ故中央銀行は経済を循環する貨幣量をマネタリズムが主張するような方法で外生的に決定することはできないと主張する。 信用創造の過程とM1、M2、M3などで表される「マネー・サプライ」の測定値―つまり銀行預金残高がどこから生まれたかを考えると、 預金された貨幣は信用創造に対し内生的であることが明らかである。銀行が貸し出しを増やせば、より多くの預金を無から創造することになるからだ。 従って伝統的に預金を尺度にした「マネー・サプライ」は確かに信用に対し内生的である。 さらに興味深い疑問は、それでは信用創造は内生的か外生的かという点である。ここで再び多くのポスト・ケインズ派の経済学者は、 中央銀行による信用供給は内生的であると主張する。言い換えれば、中央銀行による信用供給量は経済による需要量に一致する。 中央銀行ではしばしば、彼らが新たに創出した購買力を経済のなかでコントロールすることはできない、何故なら金融調節の操作目標は 金利にあるからだと主張する声を聞く。日本においては岩田規久男氏がこの日銀による主張を「日銀理論」と呼んだ。 岩田氏はこの日銀理論には同意せず、日銀はどれだけの資金を経済に注入するかを独断で決められると主張する。
論争は白熱したが、これはある意味で両者ともに正しいためである。 中央銀行は、短期のコール市場操作はコール・レートを目標値に安定させようと望んだことによる内生的な結果であると主張した。 確かにそうであろう。しかし、中央銀行の説明に欠落している点は、コール市場操作は中央銀行による全ての取引の一部分でしか ないということだ。更に、不完全情報により市場の需給は必ずしも均衡しないこともわかっている。中央銀行が短期金利の誘導や スムージング(平準化)のために実施しなければならないと感じる取引は、短期金利に直接影響を与えることのない国債の売りオペなど、 他の取引によって不胎化され得るのだ。 重要な問題点は中央銀行による全ての信用創造が内生的か、あるいは中央銀行の意志によって決定されるかという点である。 総信用創造量は全ての取引の総量によって測定されるので、中央銀行による総信用創造量は内生的ではあり得ない。 全ての取引の中には、中央銀行が自らの意志で決定する売りオペや買いオペが含まれるからだ。例えば、市場における心理、 需要や季節要因にかかわらず、中央銀行は常に公開市場において市場価格でも市場価格以上でも資産を購入することができる。 またいつでも資産を市場価格でも市場価格以下でも売却することが出来る。
24 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/28(木) 01:17:49
もし中央銀行がコール・レートの目標値に影響を与えることなく、実際に信用創造量の増減を調節でき、 創出した貨幣を自由に経済に注入できるとすれば、コール・レートと信用創造量に相関関係はほぼ見られないであろう。 これは簡単に確認できる。グラフの片方の軸に金利を、もう片方の軸に中央銀行の(季節調整済み)総信用創造量をとる(ここでは指数を使用)。 もし信用市場が均衡し、中央銀行がコール市場を通してのみ経済に信用を供給できるとしたら、明らかに両者には反対の関係が見られるはずである。 すなわち、中央銀行が多くの信用創造をした場合にはコール・レートが下がり、逆の場合は上がるはずである。 日本における実際の相関関係はグラフに見られる通りである。 (グラフ) (ヴェルナー 2003) 例えば1998年の3月、日銀の信用創造は25年来の最高水準であった。 しかし、1年後日銀の信用創造量は著しく落ち込み記録的な水準にまで下がる一方、金利は上昇しなかった(実際には下落した)。 ほとんどどの金利レベルにおいても、日銀は信用供給を増やすか減らすかを選択できるのである。 グラフ内に見られる多くの水平ラインによってそれがわかる。これは明らかに割り当て市場を示唆している。 信用市場において需給の均衡が見られない故である。中央銀行はほとんど意のままにコール・レートを設定し、信用を供給できる。 主張されているように信用市場は需要によって決定されるのではなく、供給によって決定されることがこのデータからわかる。 こうして日銀理論は明らかに誤解を招いた。中央銀行はどれだけの貨幣を創出し、経済に注入するか自由に決定できたのである。 適切な理論は非均衡経済学である。来月は更なる発見を考察し、民間銀行の信用が内生的か外生的かを検討する。 THE KEIZAI SEMINAR June 2003 リチャード・A・ヴェルナー 岩田理論と日銀理論―どちらが有効か 非均衡経済学が有効
THE KEIZAI SEMINAR July 2003 リチャード・A・ヴェルナー 政策委員会は本当に日銀の金融政策を決定しているのか 先月は交換方程式における貨幣量の増加を測る正しい概念は信用創造であることを証明した。 つまり、もし銀行と中央銀行がGDP取引に使われる貨幣(MR)を創出すれば、名目GDP(PRY)が増加する。 (何故なら△MR=△(PRY)であるから。ヴェルナー、2003) また、中央銀行の信用創造を分析するに際し、中央銀行は常に買いオペを増やすことも減らすこともでき、 信用創造の全体額を意のままに決定できることがわかった。 ここには政治的に非常に大きな意味がある。 今まで、中央銀行のスタンスは短期金利目標(アメリカではフェデラル・ファンド・レート、 日本ではコール・レート)によって判断されると考えられてきた。 中央銀行によって供給される信用量(貨幣量)は短期金利と反比例するという独特の相関関係にある、 つまりコール・レートが低ければ日銀は多くの資金を供給しているのだと、誰もが思い込んできたのだ。 しかし、もしコール・レートと中央銀行の信用創造量になんの相関関係もないという事実を前回発見しました。 そうすると金利は実際の金融政策のスタンスを反映していないことになる。 それは驚くべきことではない。 なぜなら我々の交換方程式には説明変数としての金利は含まれない。 言い換えれば、成長は金利がどうであれ、信用創造が増加したときにのみ達成できるのである。 低金利か高金利かは中央銀行のスタンスについて何も語ってはくれない。 これはどこの国にもあてはまることだ。
この発見は誰が金融政策を決定するのかという疑問に深く関わるものである。 例えば、新日銀法が施行された時、日銀は新しい政策委員会は以前の委員会とは異なる機能を持つ、 すなわち1947年の発足当時から単に日銀マン達の決定に黙って判を押すだけのスリーピング・ボード 「眠れる委員会」として知られた政策委員会とは違うのだと主張した。 それ以来、日銀は実際の金融政策を政策委員会で討議し決定している。 しかし、2001年3月まで政策委員会は金融政策の手段として金利のみを対象としてきた。 金利は信用創造量量と安定した相関関係などないのに、である。 だが2001年3月以降日銀の金融政策の新たな柱として量的目標が導入された。 この新たな操作目標と他の経済的変数、例えば中央銀行の総信用創造量にはどのような関連があるのか。 日銀によって公式に発表された目標となる資金量とは、中央銀行における民間銀行の当座預金残高および 特定資産の購入総額(いわゆる債券の買い切りオペなど)である。 後者については、これが中央銀行による総取引の一部を成すにすぎないことは明確だ。 これは単にグロスの数字であることを忘れてはならない。 しかし、日銀は日々膨大な売りと買い、両方向の取引に従事している。 その結果、公的に目標とされているグロスの買い総額の効果を、 似たような額の他資産の売却によって簡単に打ち消すことができる。 これは、外為法によって財務省が指示する為替介入にも同じことが言える。 不胎化された為替介入に効果がないのは周知のことだ。 従って、日銀に財務省の外為政策に対する異議があればいつでも、 ほぼ同等の額の他資産を売却することで、指示されたどのような額の不胎化にも対抗できたのである。 つまり、ある特定資産のグロス購入額をとやかく言うのは見当違いなのである。 なぜなら、問題なのは全ての資産取引の純増減額(買い、売りの両方を含む)であり、 それが日銀のネット信用創造量を測っているからである。
27 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/30(土) 23:14:17
中央銀行に置かれている銀行の準備預金はどうだろうか。 4月8日、日銀は新たに就任した総裁、福井利彦氏の下で目標当座預金残高を17兆円から22兆円の範囲と定めた。 これは奇異とも言える大きな額で、明らかに日銀は、 「一層潤沢な資金供給」のためにできることは全てする、という4月8日の公式発表で示された姿勢をアピールした。 ここで再び、客観的かつ科学的な研究者としては当然のことながら、こうしたことを額面通り受け入れる前に実証的テストを行ってみたい。 日銀は準備預金を増やせば信用創造量を増やせるのだろうか。 そのようなことは決してない。 準備預金の変化と日銀の信用創造とは何ら相関関係はない。 では準備預金の増加はGDPの成長と関係があるのだろうか。 グラフを見ればわかる通り、そのような関係はない。 1980年代、日本経済が急速に成長したとき、準備預金は低レベルのままであった。 銀行が余分な資金を中央銀行に寝かしておきたくないと望んだからに他ならない。 1996年には名目GDPの成長率は4%に達し、準備預金の変化はやはり緩やかなままであった。 1998年GDPの成長が止まると準備預金が上昇し始めた。 2000年度のGDPの回復は準備預金の低下を伴った。 その後準預金が劇的に上昇し、2002年第1四半期に400%の上昇を記録したのだが、これと同時にGDPの成長率は最も落ち込んだ。 つまり、日銀の公式金融政策の目標である高レベルの準備預金残高は、明らかに名目GDPの落ち込みを伴うのである。 こうした事実に鑑みて、日銀が4月8日、福井総裁の下で「一層潤沢な資金供給」をすると発表したにもかかわらず、 実際の準備預金の上昇率は4月末で8.3 %にとどまり、昨年3月末の前年比435.4%とはかけ離れた数値となったことに安心させられる。 ちなみに真の金融政策スタンスを測る中央銀行の総信用創造量は、やはり福井総裁の下で4月に落ち込んでいるのである。
28 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/06/30(土) 23:15:29
さて、公式発表された金融政策の目標、つまりコール・レート、準備預金、債券のグロス買い入れ額と、 日銀の真の政策スタンスを表す金融政策の変数、つまり、信用創造量には何の相関関係もないことがわかった。 政策委員会は目標とする変数として中央銀行の純取引総額―本当に重要な要素―について討議したことがあるのだろうか。 議事要旨にはその記述はない。 しかし、先月考察したように、この取引額は毎月変動するものでその変動は完全に日銀次第なのである。 誰かが日銀の真の金融政策、すなわち日本経済を決定してきたのだ。しかし、それは政策委員会ではない。 これは日銀法に背く行為と考えられるべき問題ではないか。 さらに東京地検は日銀の計画的な詐欺行為と義務の不履行の可能性について調査すべきである。 THE KEIZAI SEMINAR July 2003 リチャード・A・ヴェルナー 政策委員会は本当に日銀の金融政策を決定しているのか
29 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/03(火) 01:57:49
http://www.veoh.com/videos/v349165h2B4zmsW Linkin Park 『What I've Done』訳
すべての魂は見抜いているよ・・・あんたが何をしてきたのか
もうこれ以上の猶予はない、最期の時は迫っている
いったいどうやって原爆投下を釈明できるのか
対立を煽り、真実を隠し続ける、闇の政府
穢れた金で、汚染された地球と自然
一体お前は、何をして来てくれたのか
嘘と矛盾で塗り固められた近代文明
それでも母なる地球と自然はすべてを受け容れてくれるのか
この怒りをどうやって鎮めればいいのか
嘘と矛盾で塗り固められた近代文明
すべてを消し去るしかないのか
類の築き上げてきた文明、いつ頃からおかしくなっちまったのか・・・
戦争・麻薬・石油と欲望に飲み込まれた現代の大都市はどうだい?
過去を清算するのか?この地上を清めればいいのか?
真実の目を摘み・・・
それでも、母なる地球と自然はすべてを受け容れてくれるのか
嘘と矛盾で塗り固められた近代文明
この怒りをどうやって鎮めればいいのか
30 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/03(火) 01:58:14
いつの間に彼らを独裁者に仕立て上げたのか その独裁者に武器を売り、金を貸して大儲けしたのは誰なのか もう、原爆の実験はいいよ、うんざりだ アフガニスタン空爆はパイプラインを通すため、それと、アヘン独占のため? 9.11の嘘にはもう飽きたよ、ブッシュとビンラディンはビジネスパートナーだろ なんであんな演出にまんまと乗ってしまったのか どんな苦しみも、受け容れなきゃいけない もう一度やり直すためにはね 戦争、石油、そして麻薬・・・そんなもので金儲けをするなよ ローマクラブ、300人委員会の人たちは、ビルダーズバーグ会議とCFRで何を決めているの、フリーメンソンとイルミナティと結託して、陰の政府で何してるの ロックフェラーに糸を引かせて、ブッシュや小泉を操って 一体何をして来てくれた 一体いつまで続けるつもりだ 嘘と矛盾で塗り固められた近代文明 この怒りをどうやって鎮めればいいのか 嘘の情報で世界を洗脳し 罪のない子供たちに何をさせるのか 先ずは、お前が原爆を捨てろよ 俺は、魂を売り渡さない。真実の目を守る。 そして、今、立ち上がるんだ。
THE KEIZAI SEMINAR August 2003 リチャード・A・ヴェルナー 銀行貸し出しはいかに決定されるか 前回までの分析で、コール・レートの引き下げや、中央銀行における準備預金残高の引き上げ、そして特定債券の買いオペが、 経済によい影響を及ぼし有益な通貨政策となるという日銀の主張について実証的分析を行ってきた。 その結果、この日銀の言い分を裏付ける証拠は何もないことがわかった。 経済にとって重要なのは信用創造の純増(創出された新たな購買力であり、 これが通貨政策の真のスタンスを測るものとして考えられるべき)である。 政策委員会は今までのところ信用創造量についての審議は行っていない。 それ故実質的には通貨政策を立案していないと言わねばならない。 これは信用市場がいかに決定されるかを調査しようと試みたことから判明した結果である。 当初我々は中央銀行の役割に焦点を当て、中央銀行の貸出量は中央銀行の意のままに決定されるという結論に至った。 しかし、信用を創造しそれを市場に注入できるのは中央銀行だけではない。 第二のプレイヤーとして民間銀行が存在する。 そこで今月は民間銀行による信用(貸出)市場がどのように決定されるかを探る。
これについても、銀行の貸出市場は常に需給が均衡している、 つまり借り入れ需要がある分だけ常に銀行が気持ちよく貸し出しをする、と主張する学派がある。 これを支持する学派は自らを「ポスト・ケインズ派」経済学者と分類する。 中央銀行で働くエコノミストもまた公式文書ではこの見方を支持する傾向にある。 銀行の貸出市場は需要サイドによって決まるという、いわゆる「日銀理論」が明言する通りである。 日銀理論によれば、銀行の貸出量が前年度比で連続65カ月低下しているのは、 借り入れ需要の落ち込みによるもので、銀行側の供給不足によるものではないということになる。
もしこの理論が正しいのなら、借り入れ需要が景気循環を促進し、名目GDPと資産価格を決定する重要な変数となる。 それでは、何が借り入れ需要を決定するのか。 こうなると、ポスト・ケインジアンや中央銀行のエコノミスト達はややあいまいになり、 銀行貸し出しは「アニマル・スピリット」や「期待」に内生的である(決定される)などと言うのである。 科学的な研究者としてはこの見解を裏付ける事実を検証したいところである。 しかし、このようなあいまいな概念を意義ある方法で検証するのは事実上無理がある。 とは言うものの、ポスト・ケインジアンの見解に十分な現実性があるかどうかを実証的に探る方法はある。 このポスト・ケインジアンの主張する原理を適用するためには2つの条件が当てはまらねばならない。 信用市場における需給が均衡していること、全ての借り入れ需要は貸し出しによって満たされなければならないことの2点である。 言い換えれば、もし信用市場が均衡することなく、借り入れ需要が常に満たされるわけではないという証拠があれば、 ポスト・ケインジアンおよび中央銀行のエコノミストの言い分を退けることができるのである。 イギリスの思想家、J.S.ミルは、「全ての白鳥は白い」という仮定を否定するのに必要なことは 1羽の黒い白鳥を見つけることだと指摘している。 同様に、信用市場が需要によって決定されるという仮定を否定するには、 銀行が常に誰にでも要求されるだけ貸し出すわけではないということを証明すればよいのである。 これを証明するには、銀行に融資を断られた人がたった1人いれば十分である。 実際、貸し出しが割り当てられてきた(特に中小企業には)ことについては様々な国際的研究がなされ、 多くの実証的証拠が収集されている。 一度でも銀行に融資を申し込んで断られた人は、銀行は借りたい人に常に貸し出しているわけではないと立証できる。
演繹法によっても答えは得られる。 完全情報を含む数多くの前提条件が有効であって初めて、ワルラスの均衡は信用市場に存在すると仮定される。 完全情報や全てを知り価格を決定する競売人が存在するとの前提を少し緩めてみると、市場は均衡し得ないことがわかる。 需給が均衡しない市場では割り当てが起こる。 割り当てられた市場は価格ではなく量によって、 すなわち需要か供給のいずれか少ない方が支配力をもつという「ショートサイド原則」によって決定されるのである (これは非ワルラス的結果を導く不均衡経済学による原則である―これについては、例えばMuellbauer and Portes(1978)がある)。 完全情報の存在を裏付ける証拠もない。 逆に貨幣の存在は情報が不完全であることを証明している。 信用市場ではそれ故割り当てが起こるのである。
「通常」ならば借り入れを受けられる人に、銀行が貸し出しを行わないときにのみ信用割り当てが起こるという声もある。 しかし「通常」という状態は銀行が借り手について完全情報をもっている (従って借り入れを受けるに足る全ての人に貸し出しを行なうことができる)ときと定義される。 つまり、いわゆる「通常」の状態は現実にはあり得ないのである。 Stiglitz and Weiss (1981)も銀行は常に信用割り当てを行なうと考えられる、何故なら彼らは完全情報などもっていないからだ、と述べている。 取締役は有限責任しか負わないという法の下では、リスクの高いプロジェクトを抱える企業家はそれでも銀行融資を得ようと試みることだろう。 このように借り入れに対する実質的な需要は比較的大きいので、銀行が、資金の需要曲線と供給曲線が交差するまで金利を上げるのは合理的ではない。 つまり、逆選択とモラル・ハザードが不良債権のリスクを高めてしまうのである。 結果として、利潤極大化を図る銀行は信用割り当てを行なう。
36 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/04(水) 00:44:29
次のようなシンプルな言い方をしてみよう。 貸し出しを行なうかどうかは誰が決めるのだろう―借り手か貸し手か。 査定と最終決定は常に貸し手によって行われる。 貸し出しの決定は銀行によって行われるのである。 銀行が信用市場を決定していることを立証するのに我々が知らねばならないことはこれだけである。 これより複雑などのような仮定―例えば銀行貸し出しは需要によって決定されるといった内容― は別の方法で証明する義務(責任)がある(しかし、それは不可能だろう)。 得られた実証的証拠と、上記の点をふまえると、信用市場は供給サイドによって決定され、グランジャー因果テストでも 明らかであったように因果関係は信用変数(M)から取引変数(例えば名目GDP)へと向かうと結論づけねばならない。 従って、信用創造の総量は、常に量で割り当てられる経済における最終的な予算制約となる(Werner (2003)参照。 このことは、日本で、あるいは他の国でも、かつて信用収縮があったかという論争にも決着をつけることができる。 もし信用収縮が信用割り当てと定義されるなら、それは常に存在することになる。 THE KEIZAI SEMINAR August 2003 リチャード・A・ヴェルナー 銀行貸し出しはいかに決定されるか
これって著作権法違反じゃね? 本の中身全部張る気かよ
38 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/04(水) 10:02:15
本じゃないだろ。 セミナーだろ。
39 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/06(金) 22:00:22
40 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/07(土) 01:18:19
世界はここまで騙された。 人間は無知の知という哲学の基本を常に意識するべし。 知的に謙虚にならないと傲慢になり権力者が作り出す常識に騙される。
41 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/07(土) 20:52:45
688 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/07/07(土) 06:50:49 ID:stmyLRWF
9.11陰謀説否定している側の根拠って何?
大まかでいいので教えて
689 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/07/07(土) 09:21:33 ID:o6O4jtML
>>688 前にも説明したと思うが、陰謀説否定派というのは丁度、中世の頃に天動説を信じていた連中の様なもんだよ。
とにかく「バチカンの言う事が間違っている筈が無い! キリスト教は無条件に正しい!」とか、
「地動説を説くガリレオ・ガリレイは、バチカン程に権威が無いから、正しい筈が無い!」とかいった考え方なんだよ。
だから「米政府が、何千人もの米人を死なせる筈が無い! 米政府がわざと自分の国防総省に戦闘機を打ち込む筈が無い!」と、
陰謀説否定派は、あたかも信仰やイデオロギーの様に、魂の髄まですっかり信じ込んでしまっている。
「じゃ〜、米政府がそんな事をしない保証がどこに有るんですか?」と問われたら、客観的根拠は何も持ち合わせていない。
その一方、陰謀説というのは丁度、地動説の様なもんで、ちゃんとした科学的根拠に基づいている。
WTCに突っ込んだ旅客機燃料の温度だけでは、あの大きなビルの鉄筋を全部殆ど粉々に解体は出来ないとか、
ペンタゴンに突っ込んだ旅客機のエンジンにしては、小さ過ぎるエンジンファンが写真に写っている」など、
もう数えきれない程に山積した証拠に基づいている。
また、陰謀説否定派というのは、ちょうど、O.J. シンプソンの刑事事件裁判の黒人陪審員達みたいなもんだ。
あれだけ山積していた証拠には見向きもせず、そういう「証拠」は全部、黒人蔑視主義のロス警察の捏造だと言い出す。
確か、現場にシンプソンのDNAの証拠があれほど有ったのに、それらも全部捏造だと言い張ったと記憶している。
要するに、陰謀説否定派に共通して見られる態度は、証拠と言われるものに目を向けて自ら直接には判断せずに、
権威者だけを間接的に信じて、「陰謀説は、大手新聞の一面記事になっていないから、信じなくて良い」とかいう態度だ。
どうだ、これくらい説明しても、未だ納得がいかんか?
「素人以上プロ未満」のための経済・金融入門 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 調査部長 五十嵐敬喜 (WBSのレギュラーコメンテーター) P177〜P178 銀行が持つ信用創造機能 銀行が果たしている重要な経済的機能として、「金融の仲介」があると言われています。平たく 言えば、預金を集めてそのお金を貸し出すという役割です。手元にお金が余って運用したがって いる人と、お金が足りなくて調達したいと思っている人を「仲介」するのが銀行だというわけです。 この説明が嘘だとまで言う気はありませんが、しかし誤解を招きやすいと私は思っています。と いうのは、これだと厳密には因果関係を逆にとらえてしまっているからです。銀行が果している 機能の正しい記述は、「銀行は、まず貸し出しをして、その結果として預金を創造している」です。 それはどういう意味でしょうか。
銀行が取引先企業に貸し出しをする場合を考えて見ましょう。この銀行は例えば貸出金1億円を この企業の当座預金口座に振り込みます。ではその1億円はどこから来たかといえば、どこから でもなく、銀行が貸し出しによって創り出したのです(注)。こんなふうに無から有を生じさせることが できるのは銀行だけで、銀行が持つこの機能を「信用創造機能」と呼びます。 (注)銀行のバランスシートで考えれば、資産側に「貸出1億円」、負債側に「当座預金1億円」と 記入すれば済むのです。この1億円の預金は元々誰かのお金だったのではなく、銀行が自らの 帳簿にそのように記帳するだけでこの世に誕生したものです。「最初に預金を集めて、そのお金を 貸し出しに回している」わけではありません。
44 :
43の続き :2007/07/10(火) 00:01:17
当然ですが、こうして生み出された預金は使うことができます。この企業が、1億円の手形を振 り出して支払い決済に充てたとすると、その手形を受け取った企業は自らの預金口座に入金するで しょう。すると1億円のお金が最初の銀行から次の銀行に移動し、預金の持ち手も変わって、めで たく支払い決済が完了するのです。 日銀当座預金 このように、預金はすべて銀行の信用創造によって生み出されるのですが、 ・・・以下略、支払い準備の説明などが続く・・・・。
45 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/14(土) 01:34:51
「人質に取られ壊滅しつつあるアメリカ経済:米国経済は人工的生命維持装置の上にある(リチャード・クック)
Global Research のレギュラーライタ,リチャード・クックの最新論文
"The Crashing U.S. Economy Held Hostage : Our Economy is on an Artificial Life-support System" を全訳した.
米国連邦準備制度に代表される中央銀行システムが世界の諸矛盾の根源であり,
戦争と貧困の最大の原因であることが次第に理解されるようになってきた.
すでに共和党の大統領候補の一人であるロン・ポールは「連邦準備制度の廃絶」を公約として打ち出している.
この時期にこの種の論文を提起する理由は,
年金問題(累積公的債務問題=財政破綻問題を含め)を最終的に解決するためには「政府貨幣の発行」に関する議論をクリアする必要があると考えているからである.
政府は年金支給年齢を65歳から70歳あるいはそれ以上に遅くすることを目論んでいるが,クックはそんなに働く必要はないと主張する.」
本文:
http://exodus.exblog.jp/6070821 参考:
レス3:「政府紙幣」は発行できない! − 政府紙幣が無視し続けられる理由
http://sun.ap.teacup.com/souun/835.html 米国の「デフォルト宣言」→新世界通貨体制
http://sun.ap.teacup.com/souun/431.html
46 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/14(土) 04:03:33
第16代大統領リンカーンは、
ニューヨークを拠点に再び財政介入の度を強めていた国際金融カーストに逆らい、
大統領権限による法定紙幣(グリーンバック)3億4600万ドルを発行し軍備調達に充てました、
12%の金利を要求していたNYの金融屋を蹴ってコストなしのドル紙幣を正当に流通させた事で
彼らの利益を大いに収奪したと判断され、暗殺指令がそこで避けられないものになったわけです。
http://www.tiger-bud.co.jp/FRB.html
47 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/14(土) 21:38:05
ルーズベルト「世界に偶然なんてない、すべては計画されているのだ」
48 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/18(水) 02:12:17
「100年も前から右翼・左翼家たち両方らが、例えばカストロが我らロックフェラー族を 政治・経済界における極度の支配があると暴露して攻撃している事実を突き止めていた。 またあるものは私と一族を、米国の利害に真っ向から反する方向に影から動かしつづけているもの、 我らが国際的政治・経済的統一のための、”One World"への世界規模の基盤設備を作る陰謀をたくらんでいると指摘する。 もしそのように非難しているのであるなら、私はそれらの有罪を認め、誇りとする。」 「回想録」 David Rockefeller 自身の自叙伝から
49 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/23(月) 21:59:29
日銀は何故ここまでの量的な引き締め政策を行っているのだろうか?
50 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/26(木) 01:13:01
51 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/07/26(木) 01:19:15
>>42 良くわからん。
銀行もまず庶民の預金がなきゃ貸さないんじゃないだろうか?
>>51 なるほど、釈然といきませんよね。
昔のように銀行が自前の銀行券を発行して貸していた時代に生まれれば理解は容易だったでしょうが、
今では法と情報通信が発達により全ての民間銀行券は預金に姿を変えたので分からないですよね。
我々が生まれた時からそうだったですから。
(今でも香港で三種類の銀行券が流通しているのを見ると最初は面食らいますが3分もあれば事態を受け入れます)。
銀行は単にお金を仲介しているように見えます。
私が銀行に貸した(預金した)お金は、全て他の誰かに貸されています(或いはそう見えます)。
私が銀行に貨した(預金した)お金は、既に貸されていて銀行にはありません。
ところが、私はこの預金残高を使って物を買うことが出来ます(私が預けているお金は別の人に貸されているのに!)。
これが預金の特殊な機能で、例えば私があなたに貸したという借用証書や国債などの債券ではこうは行きません。
預金は他の有価証券と異なり、それ自体がマネー(通貨)として機能するのです。
あなたがA銀行に預金するという行為は、他銀行(例えば日銀)が創造したマネーをA銀行が創造したマネーと交換することです。
あなたがA銀行からお金を借りるという行為は、A銀行が創造したマネーを借りるということです。
マネーサプライ(金融機関と中央政府を除いた経済主体が保有する通貨の合計)が増加するのは後者であることは明らかです。
しかし、銀行が創造するマネーの量には制限があります。
その制限は法定準備金と支払い準備から来ます。
53 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2007/07/29(日) 15:12:22
>>52 日本の法廷準備金は1.2パーセントくらいだからほとんど貸出の制限にならないんじゃないの?
54 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2007/07/29(日) 15:13:57
ところで今話題のサブプライムローンだが、現在の段階では銀行のバランスシートを圧迫するほどの問題ではない。 そのため大きな金融不安や景気後退には発展しないだろう。
55 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2007/07/29(日) 15:49:31
>>53 ええ、そう思います。1.2%でも影響はあるでしょうが主に支払い準備の方がメインでしょう。
支払い準備とは、預金者がお金をおろしに来る時に備えて現金を準備しておくことです。
預金者数が十分に大きければ大数の法則が働くので、この支払い準備率は個々の銀行が統計から求め設定します。
おそらく5%とか10%とかになるでしょう。
例えば法定準備と支払い準備の合計を預金の10%とすれば、
銀行は入手した日銀マネー10に対して預金100を創造することが出来ます。
(この辺りを個別銀行のバランスシートで確認したければ、資産勘定の現金預け金と負債勘定の預金を比較します。)
このあたりの事情は世界初の中央銀行(イングランド銀行)が設立された頃と本質的には何も変わっていません。
当時の英国の地方銀行はゴールドかイングランド銀行券を一定比率もつことで自前の銀行券の発行が可能でした。
57 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/01(水) 01:38:21
>>56 質問なんですが、銀行は貸し出しと共に預金を作りますよね。
借方 貸付金 貸し方 預金
その預金を預金者が取り崩した場合、バランスシートの処理はどうなるのでしょうか?
貸付金が減ることはないですよね。
そこら辺が詳しく掲載されている参考資料などあれば教えて頂きたいのですが。
>>57 資産勘定の内の現金預け金(現金+日銀当座預金+他行への預貯金)が減ります。
預金は預ける人もいて、おろす人もいるので大部分が相殺されますが、
仮に取り崩し側に偏って準備率(現金預け金/預金総額)が低下して来たら必要に応じて銀行間市場を通じて他の銀行の余っている
ハイパワードマネーを借ります。ハイパワードマネーとは日銀が発行しているお金で日銀券及び日銀当座預金を指します。
ちなみに日銀の行なっている金利政策とは、この銀行間市場の代表的な金利(無担保O/N金利)を操作することです。
59 :
58 :2007/08/01(水) 01:51:03
参考資料に関しては『コールローン』と『コールマネー』をググると良いと思います。 銀行のバランスシートの動きが分かると思います。
60 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/04(土) 02:48:31
61 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 02:50:29
「不景気が終わらない本当の理由 リチャード・A・ヴェルナー あとがき から抜粋」 20世紀が始まったいま、世界の人々は深刻な脅威に直面している。 とてつもなく権力が拡大した独立性の強い中央銀行が民主的な機関に投げかける脅威だ。 一般の人たちに聞いてみたら、マネーを創出し配分する当の機関にこのような権力と独立性を与えた方がいいと答える者がいるだろうか? ロードアクトンは権力は腐敗し、絶対権力は絶対的に腐敗すると警告した。 マネーの全てを握る機関を必要なチェックもバランスもなしに放置しておくことが賢明だろうか? その仕事のゆえに、いとも簡単に権力の魅惑に負けてしまう恐れのある機関を、である。 わたしは、日本の市民一人一人が、日本に起こっている、それどころか世界に起こりかけている事態に気づき、行動を起こすことが焦眉の急であると思う。 日本国民にはそれができるし、また実際にするだろうと信じたい。
62 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 02:56:15
「不景気が終わらない本当の理由 リチャード・A・ヴェルナー あとがき から抜粋」 わたしたち一人一人には、未来の世代に対する責任がある。 まだできることはたくさんあるが、しかし急がなければ時間がなくなる。 これらの問題について、一人一人ができるだけ多くの友人と話し合い、 メディア関係者に問題の所在を知らせ、地域の政治家や選挙区の議員に接触し、 野党の候補者にも働きかければいい。 民主主義とは人民による支配のことだ。 だが人民の一人一人が責任をもって行動するときにのみ、民主主義は実現する。 そうでなければ、将来の世代はみなさんに尋ねるだろう。 どうして何もしなかったのか、と。
63 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 03:00:34
64 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 03:02:02
65 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 04:16:54
66 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/05(日) 05:17:53
67 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/09(木) 00:40:49
真実の持つ難点は、それがたいてい不快で、しばしば面白くないことである H・L・メンケン
68 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/11(土) 13:30:01
69 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/13(月) 01:28:21
70 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/14(火) 22:57:03
○ユースタス・マリンズ曰く。 「(アメリカ)合衆国を統治する権力を握っているのは、 暗殺団である。ふだんは舞台裏に隠れていて、手に負え ない者が出てくると、暗殺指令を下す力をもっている連 中である。 われわれは二人の(アメリカ)合衆国大統領、アブラハ ム・リンカーンとJ・F・ケネディが暗殺されるのを見 てきた。暗殺された理由は、この二人が合衆国財務省に 利子のつかないドル紙幣を印刷せよと命じたからである。 ……」(『世界権力構造の秘密』、三百三十四頁) ○ 「(アメリカ)合衆国の統治権力は政府機関でも法律で も政党でもない。……」 ○これはマリンズの言う通りである。 ○しかし、このような事実を日本人に知らせる学校、教師、 マスコミ、宗教家……などは、唯の一つもない。
71 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/16(木) 00:35:56
>>59 質問
中央銀行と民間銀行だけがお金を作れるシステムっていつ出来たの?
また銀行だけがバランスシートで預金を作れるようになったのはいつ頃?
72 :
58 :2007/08/16(木) 01:41:09
>>71 紙幣という意味では宋10〜13世紀「交子」、元(13〜14世紀)「紙幣」、日本17世紀のはじめ頃「山田羽書」があるようですが、
これらは中央銀行に繋がりませんね。
ヨーロッパでは17世紀半ばに金細工師が金属の預り証(ゴールドスミス・ノート)を流通させたのが先駆けとされています。
そして中央銀行はWIKIによると世界最古の中央銀行はスウェーデン・リクスバンク(1668年)となってますが、
イングランド銀行(1694年)が有名ですよね。
イングランド銀行は72万ポンドの資本を到達しただけで、政府に金利8%で120万ポンドを融資したそうです(明らかにお金を創ってますね)。
そして他の地方銀行は金貨やイングランド銀行券を一定量所有することで各々独自の銀行券を発行することが出来たそうです。
これが元祖中央銀行システムと言って良いでしょう。
銀行券が預金通貨に置き換わるには通信の発達が必要です。
いつ、ってのは明確にはないと思いますが、銀行券の発行が法的に一元化された時期なら調べることが可能です。
例えば日本では1882年(日銀)、米国では1864年(国法銀行)や1913年(Fed)ということになるようです。
ここから先は自行銀行券は発行出来ず預金通貨による決済(預金振込みによる決済か小切手引き落としによる決済)に移行したことになります。
ちなみにネットで、「信用創造の原型はバビロニアの時代にありバビロン捕囚でユダヤ人に伝わった」という説を見掛けたことがあります。
真偽の程はわかりませんが聖書におけるパンと魚が増える寓話が信用創造を示唆している気がして私は少し信じています。
73 :
58 :2007/08/16(木) 02:11:00
銀行が通貨を創っているというのは非常に釈然としない気持ちになります。
銀行が各々銀行券を発行している時代ならともかく、実感が沸かないのです。
そういう意味で
>>42-44 に挙げた銀行に近いところの名の知れたエコノミストの記述は大変に貴重です。
それと経済学や金融の本には銀行が通貨を発行していることは一応書いてあったりします(是非、数冊立ち読みしましょう)。
例えば無から通貨を創りだしているといっても富を創りだしているわけではない、と解説しているものもあったと思います。
その通り、B/S上の資産と負債が同時に発生するのでこの時点では±ゼロ、富は創りだしてません。
しかし、そこに利鞘が発生するじゃないか!って本に向かって(高名な先生に)突っ込みたくなります。
74 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/16(木) 02:30:27
>>72 ありがとうございます。
ゴールドスミスの歴史に関しては検索で調べると色々書いてありますね。
現在のような形態の銀行の誕生は、中世末期のイギリスであったと、Wikipediaにロンドンのゴールドスミスの話が書かれている。
Chronology of Monetary History 1600 - 1699で、Glyn Daviesの”A History of Money: From Ancient Times to the Present Day”からの抜粋テキストがある。
1633-1672 内外の硬貨の取引や金庫サービスを行っていた英国のゴールドスミスたちが次第に銀行家へと発展していく。
1633 ゴールドスミス (金細工商)が発行する証書が預かり証としてだけではなく支払い能力の証明書として使われるようになる。
1660頃 ゴールドスミスが発行する証書がイギリスにおける紙幣として使われ始める。
1668 Pepysの2月29日の日記に、彼が父親に600ポンドのゴールドスミス・ノートを送ったことを書いている。
1672 すでに巨額にのぼる金をチャールズ2世に貸していたゴールドスミスたちが、王からの追加ローンを断ったところ、王は返済をストップしてしまった。その結果、1670年代後半から1680年代にかけて王に金を貸していたゴールドスミスの大手のいくつかが破産した。
75 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/16(木) 03:18:35
>>72 >ちなみにネットで、「信用創造の原型はバビロニアの時代にありバビロン捕囚でユダヤ人に伝わった」という説を見掛けたことがあります。
>真偽の程はわかりませんが聖書におけるパンと魚が増える寓話が信用創造を示唆している気がして私は少し信じています。
バビロニアの頃からあったんですか?
興味深いですね。
統治者の技術ですか。
中国も宋の時代にマネーを創造するシステムを作り出していましたね。
聖書のパンと魚が増える寓話ってどんなのですか?
76 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/16(木) 04:48:19
大津警察署の犯罪者警察官達(前出徹など)の犯罪を滋賀県警に訴えたら大津警察署の犯罪者警察官「寺前重男」「鳥羽道弘」「石崎義宣」「前出徹」「加茂雄二」「四倉仁」「山本明夫」「赤木昭一」「堂坂俊雄」等が傷害、暴行、ストーカー、嫌がらせ等をして私を脅迫している
77 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/16(木) 21:08:16
円の支配者(2001年) P327 スウェーデンの中央銀行が80年代、90年代にとった量的緩和政策を見ても、あるいはアメリカや アジア諸国、日銀の政策を見ても、中央銀行がバブル破綻につながるブームを生み出したというのは 歴史的な事実である。そして現在のアメリカでも同じことが起ころうとしている。アラン・グリーンスパンは 資産価格の上昇を懸念していると言うが、景気をスローダウンさせると称して金利を上げるたびに、 彼は中央銀行の信用創造を拡大してきた。ほんとうのところは、アメリカのFRBが現在の資産バブルを 創り出した張本人なのだ。 他の国のマネーのプリンスが誰で、彼らの世界的な目標がどこにあるのかは、本書の範囲を超える。 だが、プリンスたちが全世界で権力の拡大をめざしていることは明らかだ。集中化と通貨圏の創設は この目的にかなっている。だからこそ、ヨーロッパのセントラルバンカーは進んで欧州中央銀行を創設 した。いま、マネーのプリンスたちは世界的な資産市場バブルを創りかけている。バブルのあとに何が 起こるかは、もうわかっている。では、なぜマネーのプリンスたちは史上最大のブームを仕掛けている のか?自分たちの権限を拡大させるため、それだけだ。歴史的な世界的金融危機が起これば、危機の 解決策は単一通貨の創設しかないと主張できる。単一の中央銀行にコントロールされる通貨である。
78 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/17(金) 02:50:05
今のところ、欧米もアジアも信用創造は順調に推移している。 サブプライムに端を発した一時的な調整にすぎないと思う。 サブプライムも銀行はリスクヘッジをかけている。 そのリスクを引き受けたノンバンクが破綻しているだけ。 一時的な調整にはなっても、世界経済の良好なファンダメンタルを変えるほどのショックは与えないだろう。
79 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/19(日) 23:20:43
80 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/23(木) 02:00:52
ケネディ大統領暗殺真犯人=シオニスト・イスラエルとロスチャイルドの
極悪犯罪者のアジェンダは、「シオニスト奴隷制世界帝国」
ケネディ大統領暗殺は、イスラエルの核武装に断固反対し、米国憲法の規定通りに、憲法の規定に従って、米国
通貨発行権をFRBなどというロスチャイルドの私的金融財閥から米国議会に取り戻すべく、行政命令で政府独自
の通貨発行を出来る行政命令にサインした直後に、ロスチャイルド家の使用人で英国諜報部MI6の陰の長官サー・ウィリアム・ステイーブンソン
の統括の下でFBI第5課のブルームフィールド少佐が実行責任者で、CIA や ダラス市警察
や 米国海軍(遺体の処理/ベセスダ海軍病院)ら軍部らの協力の下で、狙撃手がダラス市警察R.ホワイト警部、亡命キューバ人ら数
人の一斉射撃6発で、シオニスト・ユダヤによる公開処刑で実況生中継による見せしめのテレビ衛星放送の世界
への映像配信の仕掛けによって、現職米国大統領をユダヤ・シオニストによる第1回目の「自作自演の体制内クーデター」
によって、米国政府を倒した事件であった。
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/603.html http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4880861979.html
81 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/23(木) 17:39:38
>>42 >銀行が取引先企業に貸し出しをする場合を考えて見ましょう。この銀行は例えば貸出金1億円を
この企業の当座預金口座に振り込みます。ではその1億円はどこから来たかといえば、どこから
でもなく、銀行が貸し出しによって創り出したのです(注)。こんなふうに無から有を生じさせることが
できるのは銀行だけで、銀行が持つこの機能を「信用創造機能」と呼びます。
こんなことができれば銀行自身が倒産することなどないのでは。
82 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/23(木) 21:45:26
>>81 B/S(バランスシート=貸借対照表)で考えて見ましょう。
銀行は企業に貸し出したので資産として『貸し出し』1億円が載ります。
この時、企業に貸した『預金』1億円とは、要求があれば銀行が企業に現金で支払わなければいけないので明らかに負債です。
すなわち貸し出しが行なわれる時、銀行のB/Sには
<資産> 貸し出し(債権) |<負債> 預金
が同時に創られるのです。(注)
こうして銀行は貸し出し金利と預金金利の利鞘で利益を得るのですが、債権が大量に回収不能になったら債務超過になります。
債務超過が続けば倒産します。
それとBIS規制もあります。自己資本比率が4%を下回ると国営化されたりします。
(注)
先にお金を預かって貸す場合でもB/Sは同じです。金融仲介という言葉からはそれが連想されます。
しかし本当は貸し出すときに預金を創っているのだということを
>>42 は説明しているのです。
こういうことが出来るのは預金がお金と同じ決済能力を持っているからで、預金と貸し出しの両方を行なう銀行だけが可能な技です。
↑
↑
85 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/24(金) 20:26:04
>>82 無から有が作り出されるのは理解できた。
しかし預金を自分で作れるとなると、預金を集める必要性がないような気がする。
何故、銀行は市場から預金を集めようとするのだろうか?
>>85 >何故、銀行は市場から預金を集めようとするのだろうか?
無から創り出せるといってもこのマジックには種銭が居るのです。
>>72 >そして他の地方銀行は金貨やイングランド銀行券を一定量所有することで各々独自の銀行券を発行することが出来たそうです。
を思い出して下さい。
日本で強制通用力を持っているのはあくまでも日本銀行券であり、商業銀行の預金がお金として機能するのはいつでも日本銀行券と交換出来る
約束と便利な決済システムの二つから成り立っています。
つまり銀行は要求支払い準備としての日本銀行券を一定比率確保するいなければなりません。
もう一つ、銀行は日銀当座預金に預金に一定比率の準備金を積み立てることが義務付けられています。これを法定準備金といいます。
この、支払い準備と法定準備の為に銀行は預金総額の一定比率のハイパワードマネー(日銀券と日銀当座預金)を必要とします。
このハイパワードマネーこそがマネーサプライのピラミッドの源であり、信用創造をする上での種銭なのです。
このハイパワード・マネーを増やす方法はいくつかありますが、その一つが『預金をしてもらう』ことです。
(続く)
×つまり銀行は要求支払い準備としての日本銀行券を一定比率確保するいなければなりません。 ○つまり銀行は要求支払い準備としての日本銀行券を一定比率確保していなければなりません。
以下、準備率=支払い準備率+法定準備率=10%として話をします。 銀行が発行できる預金の総額は保有するハイパワードマネー(日銀券や日銀当座預金)に制約されます。 これを増やす方法はいくつかあります。 一つ目は日銀に借りる(オペもありますがここでは省略)。 二つ目は窓口やATMで日本銀行券が預け入れられる。 三つ目は他の銀行に振り込む額より他行から振込まれる額が上回る。 四つ目は他行で余っている準備金を銀行間市場(典型的にはコール市場)を通じて借りる。 銀行が一つしか無い場合は預金による決済は帳簿上の数字の移動だけで終わります。 AさんがBさんに1万円払うとは、Aさんの口座から1万円を控除してBさんの口座に1万円加算すれば終わりです。 この前後で銀行のバランスシートは変わらず、時と共に利鞘がうまれていくだけです。 現実には銀行は複数あります。AさんとBさんが口座を開いている銀行は別であったりします。 それぞれの銀行をBa、Bbとしましょうか。 AさんがBさんに1万円払うと、互いの口座の数字の移動が起きるまでは一緒ですが、この後にBaがBbに1万円支払うことになります。 そして、ここも大切なポイントですが異なる銀行間の決済は普通ハイパワードマネーで行なわれます。 (具体的には日銀当座預金口座を使って行なわれる) 実際には両方の銀行に莫大な数の預金者が居て、各々決済しており、そのお金の流れは双方向であるので、大部分は相殺され 残った差額のみがハイパワードマネーで決済されます。 いずれにせよ、BaからBbにハイパワードマネーが動いた場合、Baの準備率は低下し、Bbの準備率は上がります。 そこでBaはBbから短期でハイパワードマネーを借りることになります。この時の代表的な金利がコールレートです。 まとめると、預け入れや他行からの振込みでハイパワードマネーが集まれば、創れる預金通貨が増えたり、 準備率不足が生じている銀行にコールレートで貸すことが出来る、というメリットが生じるということです。
89 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/25(土) 12:55:45
↑ 外需頼み経団連頼みのゆで蛙。
91 :
b :2007/08/25(土) 14:42:50
ヴェルナー『円の支配者』は理論的にはおかしなところは全然無い。 まず、 本書に書かれた経済理論は、以下の2点がポイントかと思う。 1.通貨供給量こそが経済活動と密接な関係があり、それに比べると金利は二義的なもの。 2. 「通貨供給量」の正しい測定法は、中央銀行と民間銀行のそれぞれの信用創造額(=貸付)の総和を測ること。 上記の1,2は、多数派とは言わないまでも、教科書にも載っているくらい有力な説。 また信用の役割を重視する人々は、貸出し制限(credit rationing, 信用割り当て)によって、利子率が金融政策の指標としてあまり役に立たないものとなっていると指摘する。 貸出し制限(信用割り当て)とは、民間が現行の利子率の下でより多くの資金を借りたいと思っているにもかかわらず銀行が貸出しを制限することを言う。 (『ドーンブッシュ・フィッシャー マクロ経済学下 改訂版』 p564)
92 :
b :2007/08/25(土) 14:46:27
ここで、貸し出し制限は民間銀行についてのものと断っているのは、実は奇異なことだ。 というのは、ドーンブッシュ・フィッシャーは、民間銀行の意思によらない貸出し制限の例を示しているからだ。 なぜ(1989-91の)クレジット・クランチは発生したのであろうか。 まず第一に、金融監督当局が銀行の経営破たんを恐れて監視基準を強化し、銀行に危険な融資を行わせないようにしたからである。 (『ドーンブッシュ・フィッシャー マクロ経済学下 改訂版』 コラム p567) 本文とコラムの内用に齟齬があるのは、あるいは著者の配慮によるものかもしれない。 いずれにしても、注意深い読者ならば、中央銀行による貸出し制限の可能性や、研究者が中央銀行性善説に傾きがちな要因にも気づくであろう。 中央銀行性善説については、LTCM処理のあからさまなクローニーイズム、二重基準を知っていれば、これは嗤うべきものであることは言うまでもない。 ということは、ヴェルナーの著書を読まなくても、ポピュラーな教科書を読むだけで、以下の陰謀論的な部分も自然に展開できることになる。 3.銀行家に仕える古典派/新古典派エコノミストは、通貨供給量よりも金利を重視することで真実をゆがめている。 4.中央銀行は、通貨供給量の増減を通じて経済活動を制御しているが、この操作を隠蔽している。
93 :
b :2007/08/25(土) 14:59:07
ヴェルナー説への疑問もある。 ヴェルナーは「日銀は、窓口指導の件で、政治家・大蔵省を騙し続けた。」と言う。 しかし、日銀から大蔵省にもれる可能性は小さかったとしても、民間銀行の各頭取から大蔵省、ないし政治家(大蔵省とは太いパイプがある)に伝わらないことはあり得ない。 政治家・大蔵省はわかっていても抵抗できないと見る方が納得しやすい。 ヴェルナーはあえて(無用な物議をかもさないために)そのように主張したのかも知れない。 また、ヴェルナーは非常に過激な暴露をしていながら露出が多い。暴露しているのは、失われた十年が日銀によって意図的に引き起こされたことだけではないのだ。 『円の支配者』p283において、「FRBは銀行に莫大な利益を上げさせようと決めた。」の書き出しのあと、FRBによる相場操縦とインサイダー取引奨励に言及している。日銀についても、同様な相場操縦とインサイダー取引奨励を指摘した。 これで、日銀や大手マスコミに無視されているだけで済んでいるらしいことは、不思議なことではある。
94 :
b :2007/08/25(土) 15:06:14
ドーンブッシュ・フィッシャーと書くと一人の著者の姓名のように見られるが、 実は、ルーディガー・ドーンブッシュと、スタンレー・フィッシャーの共著である。 ドーンブッシュ=フィッシャー と書く方が適切だった。注意されたい。
good point! ヴェルナーの一見意外に見える金融論的な主張は実は全く正しく、 そうであれば陰謀論的なところもトンデモとは言い切れない。 金融に関しては偶発史観だけで考える方が不自然だからね。 むしろ謎なのは"無事である"ことなんですよね、これほどのことを声高に主張していて。 そもそも彼のポジションって何なのだろう? 政治家として世直しを目指しているわけではないしジャーナリストでもない。 彼は正義感で告発したのか? 純粋な学究?名声? 投資会社としての宣伝? それとも何らかのポジショントーク? バックがいる? その辺りは確かに気になる。
96 :
b :2007/08/25(土) 15:54:26
>>95 thnx
まあ、発見したことは名声抜きに他人に伝えたいというのもあるのかな。
それ以外のことは想像がつかない。
植草はりそなインサイダー暴露にからんではめられたという見方があるが、
それが本当なら何でこの人は無事なのかということにもなる。
ヴェルナーに似かよったポジションというと、ベンジャミン・フルフォードという人もいる。
この人の場合は911暴露が広範囲で起きているという不思議な絵図の一コマなんだが。
それから、ヴェルナー説に納得するなら、普通の場合は世界観を変えないといけないだろうね。
金融の歴史だけでなく、あらゆること ── 日本の近代史や、エイズ、狂牛病に至るまで──
について見直す必要があるだろう。
植草氏といえば彼の攻撃対象は小泉であり竹中であり財務省である。 彼の著作『知られざる真実』の中にヴェルナーの『円の支配者』(2001年)が登場する。 彼は財務省がこの本を世論操作として利用したとしている。 確かに日銀批判の書であり大蔵省を見直す本ではあった。 勿論、FRBなどにも言及しているヴェルナーが単なる財務省の手先とは考えないが、その著作を 財務省が利用したということはあるのかもしれない。
98 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/26(日) 01:23:33
>>97 植草の理論では、現在の世界情勢を分析できません。
つまり陰謀論の理論としては完全な落第点。
99 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/26(日) 01:26:16
>>96 何かしたら、貴方みたいな人間でも本当のことを言ったからだ、と思うわけ。
何もしなくて無視するのが一番だった。
実際、彼の告発から5年間、彼の理論は無視され続けたじゃないかww
ヴェルナーが黙殺されるのには幾つかの理由があるんじゃないかと思います。 一つは日銀はあまり公の所で中央銀行が行なっていることを議論したく無いでしょう。 概念的なことはともかく具体的なことはなるべく一部の人の理解に留めて置きたいと考えるはずです。 二つ目はヴェルナーは日銀職員のインタビューのメモや録音を所有していることを示しています。 いざとなったら(訴訟にでもなったら)それを示すことが出来ます。 三つ目は日銀の窓口指導が貸しすぎを抑えるためというのは名目で実際にはノルマであったことは検索でも確認できます。 少なくともその部分は真実であり、そうなると関係者、特にバブル発生当時の営業局長であった福井さんの責任論が出るでしょう。 接待や天下りの実態も相当ひどいようで、ここはあまり表立って議論したくない所でしょう。 四つ目は、やはりこの手の話題は専門的過ぎて、一時的な関心はひいても読者は本当かどうかを判断出来ない。 静かにしていれば忘れられる話題であるし、陰謀論の所は状況証拠であり立証も反証も困難だということが大きいと思います。 日銀としては反論出来る箇所も多々あるのでしょうが、全体としては議論したくない部分が多いのではないでしょうか? なにせヴェルナーは日銀に居たのですから、いろいろと聞き出すことが出来たはずです。 ですから黙殺するしかないのだと思います。
101 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/26(日) 10:50:55
こういう専門的で大がかりな嘘については黙殺するのが一番良い。 そうすれば、世間の話題からいずれ消え去ってしまう。
102 :
101 :2007/08/26(日) 10:53:51
日銀の嘘という意味ね。
日銀にとって都合の良いことに、ヴェルナーの著作は2003年を最後にばったりと途絶えてるんだな。 だから黙殺するだけで済む。
104 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/30(木) 00:59:24
英語版は2005年も出版されているけどな。
105 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/30(木) 01:26:08
陰謀論云々はともかくとして、日銀の行動が不可解なのは同意せざるを得ない わざとやってんじゃないかとしか思えない
106 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/08/30(木) 09:39:31
107 :
b :2007/09/02(日) 11:37:14
ヴェルナー流に見れば、サブプライム問題は株を下落させる口実なんだろうな。 貧乏人向けのローンがいくら焦げ付いたって、 経済全体を揺るがすような規模じゃないだろうというのが第一の疑問。 まあ、貧乏人向けと限ったわけでもないらしいが、 このローンの焦げ付きはずいぶん前から心配されていたのに (例えば、去年出版の『高橋ジョーセン2007年日本経済』なんかに書いてある) NYは上げ続けた。 まあ、クローニー筋以外にはカラ売りで儲けさせないために 紙幣印刷機をフル回転させてカラ売り筋の首を絞め、 踏み上げたところで、マスコミに不安説を大きくとりあげさせながら、 政府筋が相場を売り崩したということだろう。
108 :
日本銀行24のヒミツを復刊させよう! :2007/09/02(日) 12:07:42
ドイツ人エコノミスト、リチャード・A・ヴェルナー氏が4年前に出した、
『知れば知るほどコワくなる! 日本銀行24のヒミツ ―不況をつくり、
悪化させたのは日銀だった!』が、いま復刊ドットコムでリクエストされている。
同書はヴェルナー氏の主張を、経済通でなくても容易に理解できるよう
まとめた2003年刊のムック。だが出版時は、初版が刷り上ったところで
「何らかの」圧力がかかりストップ、全冊印刷所から倉庫に直行となり
長らく絶版状態だったといういわくのある本だ。
中略)
本書ではその点を克服するため、カラーイラストや図解を多用。
「信用創造」の仕組みやその絶大な力、さらに民間銀行の担当者を
締め上げ「信用創造」量を自在にコントロールする手口まで、
極めてわかりやすく説明されている。実は初版の一部が古本業界に
流出し、独立党でも数人がオリジナルとコピーを所持しているが、
仮に自他共に認める経済音痴であっても確実に理解できる内容なのは
間違いないところ。現代社会が抱える最大の癌細胞「中央銀行」を
理解する上で、必携の一冊だ。
ということで、投票はこちらで。
↓
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=32964 独立党HPより連載
109 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/02(日) 12:58:47
>>109 良く出来ていますね。
何の予備知識も無く見た人がどう思うのか知りたい所ですね。
111 :
b :2007/09/05(水) 00:20:35
しかし、大昔の話はどうでもいいんだけど、 ヨーロッパで紙幣の発行権をみすみす金細工師に取られてしまったのは 王様がバカだったから、というわけでも無いだろうな。 仮にそうだったとしても、国で頭の回転が一番速い男が宰相として王室を支えていたわけだし 専門分野での最高の頭脳を集めることもできた。 たぶん王様が気づいたときにはもう既に遅かったということとか、 ヨーロッパが分裂していたということが関係してるんだろう。 バランス・オブ・パワーがイギリスのためにあったというわけではないかも知れないし、 近代の革命の意味合いも、一般に思われているものとはかけ離れたものかも知れない。
>>111 実際には英国政府も紙幣を発行しました。
最初はチャールズ二世の時で、これは不換紙幣でしたが流通しなかったようです。
1696年には金兌換の財務省札に変わって、これ広く受け入れられたようです。
ところが、この通貨の管理責任を負ったイングランド銀行が、財務省札ではなく自行の銀行券を普及させていったようです。
その方が銀行は儲かりますからね。
それから後は中央銀行システムが増殖し世界の隅々にまで浸透していく歴史です。
113 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/06(木) 01:53:49
114 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/06(木) 01:57:43
>>111 ロシア帝国は中央銀行制度を取り入れていなかったと思う。
115 :
b :2007/09/06(木) 23:38:23
ヴェルナーの妄想?が正しければ、イギリス革命もフランス革命もロシア革命も、金細工師の子孫たちが起こした革命ということになるんだろうな。 で、政府が紙幣を発行していた帝政ロシアは金細工師にとっては危険な存在だったわけか。
116 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/07(金) 00:32:49
>>115 後はFRB創設以前のアメリカ政府もな。
円の支配者(2001年) P327 スウェーデンの中央銀行が80年代、90年代にとった量的緩和政策を見ても、あるいはアメリカや アジア諸国、日銀の政策を見ても、中央銀行がバブル破綻につながるブームを生み出したというのは 歴史的な事実である。そして現在のアメリカでも同じことが起ころうとしている。アラン・グリーンスパンは 資産価格の上昇を懸念していると言うが、景気をスローダウンさせると称して金利を上げるたびに、 彼は中央銀行の信用創造を拡大してきた。ほんとうのところは、アメリカのFRBが現在の資産バブルを 創り出した張本人なのだ。 他の国のマネーのプリンスが誰で、彼らの世界的な目標がどこにあるのかは、本書の範囲を超える。 だが、プリンスたちが全世界で権力の拡大をめざしていることは明らかだ。集中化と通貨圏の創設は この目的にかなっている。だからこそ、ヨーロッパのセントラルバンカーは進んで欧州中央銀行を創設 した。いま、マネーのプリンスたちは世界的な資産市場バブルを創りかけている。バブルのあとに何が 起こるかは、もうわかっている。では、なぜマネーのプリンスたちは史上最大のブームを仕掛けている のか?自分たちの権限を拡大させるため、それだけだ。歴史的な世界的金融危機が起これば、危機の 解決策は単一通貨の創設しかないと主張できる。単一の中央銀行にコントロールされる通貨である。
119 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/08(土) 15:03:32
2007年写真週刊誌【FRIDAY】9月21日号(最新号)
⇒巻頭グラビア:<あの大惨劇から6年>9・11の真実「WTCテロは陰謀だった!」の衝撃
【大惨劇から6年】
「航空機の激突では倒れないビル」に【アメリカ】物理学者が新学説
【9・11の真実】「WTC《世界貿易センター》テロは陰謀!」の【衝撃】《特殊爆薬の痕跡!》
21世紀とは、まさしく「テロの世紀」なのだ──。この暗いメッセージを世界中に告げることになった、阿鼻叫喚の地獄から間もなく6年が経つ。
しかし、この大事件をめぐっては今も明かされない真実が存在する。
“富める米国の象徴”は、なぜ崩れ落ちたのか。その答えの端緒を掴んだ!
「ツインタワーは、飛行機が激突した衝撃と火災で崩落したのではありません。『爆発物によって爆破された』……
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/friday/scoopengine/article/20070921/ttl0101.html 今年2007年のFRIDAYやってくれました!
WTC陰謀論のことをヴェルナースレに書き込むのはどうかと思いますね。 フルフォードとかのスレに書き込んだらいいのではないしょうか?
121 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/09(日) 01:56:07
>>86 > 無から創り出せるといってもこのマジックには種銭が居るのです。
ありがとう。大変勉強になります。
貸し付けると同時に預金を作り出すことになる銀行のシステムでは、
預金を作り出した後にその預金の1%を法定準備金にすればいいのではないかと思う。
そうすると一般消費者から預金を集めなくて良い。
貸し出しの場合の預金はすぐに引き出される可能性があるからそれは出来ないのか?
貸し出しによって作られた預金は、法定準備金に含めることが出来なくて、
市場から預金されたマネーは法廷準備金にすることが出来るの?
>>121 >貸し出しによって作られた預金は、法定準備金に含めることが出来なくて、
>市場から預金されたマネーは法廷準備金にすることが出来るの?
Yes. その通りです。
法定準備というのは銀行が独自に創り出すお金の量を制限する為の制度なのです。
補足として日銀が発行するお金についておさらいしましょう。
日本における法貨は政府が発行する鋳造貨幣(硬貨)と日銀が発行する日本銀行券(紙幣)です。
このうち硬貨は比率が小さいので、法貨とは日銀券のことであるといって良いです。
もう一つ、最も大事な日銀当座預金(*1)があります。これは紙幣ではなく帳簿上(メモリー上)の数字ですが日銀券と同じ機能を持ちます。
この日銀券と日銀当座預金を併せて日銀信用とかハイパワードマネーとかマネタリーベースとかベースマネーといいます。
法定準備金として積み上げられるのはこの日銀信用だけです。
*1:日銀当座預金とは
日銀が特定の金融機関向けに開設している口座で金利はつきません。
日銀がお金を創る時、通俗的には紙幣を刷ると表現しますが厳密には日銀当座預金を加算するというのが正しいです。
例えば日銀が金融機関にお金を貸す時、紙幣を刷って渡すのではなく日銀当座預金を加算します。
金融機関はこのうち紙幣として必要な分のみをおろします。この時、日銀は日銀当座預金を控除し、紙幣を発行するのです。
123 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/09(日) 15:55:23
>>122 貸出金によって作られる預金は法廷準備金に含めることが出来ないということだと、
市場から預かった預金とバランスシート上では、どのように区別をつけるのでしょうか?
それは簡単です。
貸し出しによって創られるお金、つまり預金はその銀行にとっては負債です。
日銀信用、即ち現金や日銀当座預金はその銀行にとっての資産です。
B/S上、間違えようがありません。
具体的には
前者は資産勘定の『現金・預け金』に含まれます。
後者は負債勘定の『預金』です。
参考
ttp://www.smfg.co.jp/investor/financial/glossary.html 多分、A銀行の預金が振込みでB銀行の預金へそのまま移動するように思っているのでしょうが、それは
錯覚で、このように異なる銀行間の決済はある程度まとめてから日銀当座預金で行なわれます。つまり
他行から自行への振込みの方が超過になると自行の現金預け金が増加し、有利になります。
少し補足しましょう。架空の銀行の誕生から視ていきましょう。 (1)10億円の出資金を募った。 資産 資本 現金預け金 10億円 出資金 10億円 (2)いろんな人に合計100億円を貸した 資産 負債 現金預け金 10億円 預金 100億円 貸出し金 100億円 資本 出資金 10億円 (3)他行への振込みが10億円超過した。 資産 負債 現金預け金 0億円 預金 90億円 貸出し金 100億円 資本 出資金 10億円 上記はこの銀行にとってピンチ、というか、ほぼ終わっている状態です。 こうなる前にコール市場で借ります。 (4)コール市場で10億円を借りる。 資産 負債 現金預け金 10億円 預金 90億円 貸出し金 100億円 コールマネー 10億円 資本 出資金 10億円 (1)〜(4)の流れを理解しないと政策金利や量的緩和政策についても理解出来ないと思います。 またサブプライムローン問題で銀行間市場が麻痺した時に中央銀行が慌てたのも分かるでしょう。 銀行業って言うのは本質の部分が詐欺(的)なので連携が崩れると一瞬で危機が生じ得るのです。
126 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/11(火) 00:54:13
>>124 銀行が市場からお金を預かったときのバランスシートは
資産 現金 負債 預金
と言うことですよね。
Yes.
128 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/11(火) 01:50:10
>>125 自分の勘違いがわかりましたw
負債の預金が資産の現金預け金の覧に計上されると勘違いしてしまいました。
現金預け金の覧に計上されるのは、現金やコールレートで調達したお金なわけですね。
自分が聞きたかったのはマネーサプライが先に作られ、ハイパワードマネーが後から作られるようになる。
その時に市場からの預金や、コールレートからお金を借りてくる必要があるということですね。
129 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/11(火) 02:00:22
もちろんマネーサプライが先に作られ、ハイパワードマネーが後から作られるようになる、という点に関してはケースバイケースだと思いますが。 例えば、銀行貸出が健全なときに、ハイパワードマネーを増加させれば銀行貸出を増加させ、マネーサプライの増加につながる。 量的緩和政策のように銀行貸出が出来ないときにハイパワードマネーを増加させても銀行貸出が増加しないので効果がほとんど無い。 一般的には準備預金の積み立て日が15日遅れているために、貸出が行われた後に積み立てる。 つまりマネーサプライが作られてから、足りない準備金は市場やコールレートから調達してくる。 マネーサプライが先で、ハイパワードマネーが後であると。
>>129 そうだと思います。
信用創造が進む(マネーサプライが増える)と超過準備金がタイトになって来る →
コールレートに上昇圧力が働く →
中央銀行はコールレートの誘導目標を決めているので供給オペをする →
マネタリーベースが増加する。
という流れが本流だと思います。
オペレーションの解説を読めばよりハッキリします。
131 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/14(金) 01:58:56
信用創造と銀行間取引のことが頭に入った状態でサブプライムローン問題を眺めると 金利政策というのは結局は金融資本を護る為の巧妙な仕組みなんだなあだとつくづく感じます。 金融業がお金に目がくらんで、分かっていながら高リスクな取り引きを行なったのがサブプライムローン問題です。 高リスクな取り引きですから、うまくいっている間は大きな利益がでるかわりにリスクが顕在化したら危機に陥る。 分かっていて何故こんなことをするのでしょうか? 相手の金融機関が損失を負ったに違いないと思えば誰も短期資金を出したがりません。 するとコールレートは上昇し、中央銀行が示しているコールレートの誘導目標を上回ります。 中央銀行はこれを解消すべく"金融調整"を発動します。 市場から資金調達出来ないような危ない(と市場に視られた)金融機関に中央銀行が融資をすることになるのです。 金利政策とは、 [目的(建前)] お金の価値を安定させる。 [ 方法 ] コールレートの誘導を通じてマネーサプライを間接的にコントロールすることによる。 [の誘導方法] 資金供給と吸収 [副作用? ] 失敗した金融機関を中央銀行が(裁量的に)救済することになる(公益保護の建前)。 その為、金融市場関係者にモラルハザードを引き起こす。 高リスク取り引きを行なうインセンティブを与え、バブルを引き起こし易くしている。
なんか、久しぶりにこのスレみたら、 ずいぶん整然と議論が進んでますね。 1年くらい前(もっと前か)だったか、 銀行は本質的に詐欺 とか、 まず貸し出しがあって、あとで準備金の帳尻合わせる、 なんて話が出たら、 ものすごい拒否反応があったけどね。
134 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/16(日) 20:48:59
ここまで大規模な詐欺を仕掛けた国際金融資本の陰湿さに脱帽。 詐欺も極めれば芸術的になるのか?
135 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/16(日) 21:17:29
>>135 そういう良いものが増えたので不毛な議論が避けられるようになりました。銀行がお金を創っていることは今や明白です。
そこでも語られているように全てのマネーサプライが負債から創られているという事実は銀行家にとって喜劇、我々にとっての悲劇です。
リチャード・クー(ヴェルナーじゃない)はこの仕組みを理解した上で、だから民間貸し出しが減った時に政府が借金したのは正しい、
と主張していましたが、より本質的な議論としては負債によってマネーサプライが創られる仕組みこそが間違いです。
経済の規模が大きくなったら、血液であるマネーも増加すべきですが、そのマネーを増加させる手段が誰かが新たに借金をするしかない、
という馬鹿げたことになっていますよね。
137 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/17(月) 11:33:26
銀行の借金を返すと、その額分、マネーは減少するの?
>>137 Yes.
みんなが借金返済にまわると立派な信用収縮です。
素養のある人は「馬鹿なことを!」と思うでしょうが暫く考えた後に愕然とするでしょう。
いつのまにか獣の刻印が打たれていることに気がつきます。
139 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 01:53:01
現在の社会の問題点は二つある。 一つは中央銀行の独立性の問題。一部の利益団体とつながって経済を一官僚集団がコントロールする可能性がある。 もう一つは、近代に作られたマネーシステムの根本的な問題。 借金をしないとマネーが増えないというシステム。 しかも借金を返済するとマネーが減少するというシステム。 永遠の馬車馬にならざるをえないシステム。
140 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 01:56:42
現在でも、中央銀行が直接、土地や債券を買ったりすれば借金を作らずにマネーを市場に作り出すことは出来る。 やはり、民間銀行がマネーを作るシステムは改革した方が良さそう。 環境問題もあるし、21世紀は現在の成長を強制するシステムでやっていけるのかと。
141 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 02:06:22
>>138 借金を返済したときの信用収縮のバランスシートの変化をお願いします。
極端な例でいくと <借金を返済する前> 資産 負債 現金預け金 10億円 預金 100億円 貸出し金 100億円 資本 10億円 <借金を返済した後> 資産 負債 現金預け金 10億円 預金 0億円 貸出し金 0億円 資本 10億円
143 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 02:36:15
>>142 なるほど。
借金を返済すると、貸出金が減り、預金も同時に減る訳か。
144 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 03:03:24
最近はやりのイスラム金融ってどうなんでしょうか。
145 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/18(火) 04:59:49
>>65 日銀の株式55パーセントは政府
ロスチャイルドが日銀の過半数株保有してるってどこ情報だよwww
オルタナティブ通信wwwww
と釣られとく
>>144 詳しいことは知りませんがイスラム金融はいいような気がします。
汗水流して働いて得たお金を貸してレンタル料をとること自体は問題がないと思うからです。
創ったお金を貸し出して金利を取るのとは根本的に意味が違いますから。
>>132 で書いたように
市場金利の安定化と投機筋の救済は名目は違っていてもやっていることは見分けがつかない。
実にタイムリーなことに、こういうコメント(予防線)が出た。
各国中銀の資金供給、投資家救済ではない=フランス中銀総裁
9月18日13時24分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070918-00000276-reu-bus_all [シンガポール 18日 ロイター]
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー、ノワイエ・フランス中銀総裁は18日、各国中銀が実施した短期金融市場への
資金供給について、市場金利の安定化を図ったものであり、投機筋の救済と受け止めるべきではない、と主張した。
フィナンシャル・タイムズ(FT)に掲載された論説で述べた。
米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題をめぐる不透明感から銀行間の資金融通が滞ったため、
世界の主要国の中銀はこの数週間、短期金融市場への資金供給を積極化している。
ノワイエ総裁は「金融市場の混乱と不透明感を背景に、中銀の資金への需要が急に高まった」と説明。臨時の資金供給を
行わなければ、短期市場金利は上昇し、一層の収縮につながる、との見方を示した。
一方、最近の中銀の措置は投資家救済とは関係がない、とも強調。
「リスクをとって損失が出たならそれを受け入れなければならない。当局はこれを妨げるような行動をとるべきではない」と述べた。
ECBの金融政策については、クレジット市場の混乱による経済への影響をめぐる不透明感が高いため、
将来の金利の方向を決定するのにさらに時間と情報が必要、とのECBの見解をあらためて示した。
サブプライムローンの展開を見ているとヴェルナーの正しさが覗える。 民間の信用収縮が起きた場合は中央銀行の信用創造で補えばいい。 ユーロ、英、米はまさしくこれを実施し、今の所成功しているように見える。モラル面はともかくとして。。。 今回FRBが一気に0.5%も利下げした。 果たしてインフレの方は大丈夫なのか?と思えるところだが、ヴェルナーの考えを応用して考えると大丈夫な気がする。 今回の利下げを好感して株式市場にお金が流れ込んでもあまりインフレ率の上昇圧力にはならない。 株価はインフレ率の計算に使われないからだ。 一方で株価はどうであれ今までのように個人がクレイジーな借金をして消費することは終焉した。 これは実体経済の出来事だからインフレ率を押し下げる。 今のアメリカは思い切って金融緩和しても、お金はバブル業界で循環するだけだろう。 資産バブルは起こすが、インフレ率は上がり難いはずだ。 これでウォール街におけるバーナンキの評判は上がるだろうが、実際には何も解決していないので、また波乱が起きるだろう。 いや、いつでも波乱が起こせるといった方が正しいのかもしれない。FRBが刺激しないと決めたら、それは起きる。
今回、何が面白かったかというと、FOMCが実際に利下げをする前にFF金利は下がってしまっていたことだ。 大量の資金供給、つまりFRBがお金を創造をして銀行に貸していたからである。 その結果、銀行間市場におけるお金が潤沢となって、実際のFF金利が誘導目標を大幅に下回っていたのである。 これからもFRBは沢山のお金を創って銀行に貸さなければならないだろう。 一部の銀行は他の銀行から借りられなくなって来ているからである。 すると、もう、誘導目標がどうとか言ってられない。 例えば、もしFF金利が誘導目標を切ったとして、平時のように資金吸収(融資の打ち切り)をするだろうか? そんなことは出来るはずが無い、と思う。 おそらく今後暫くは政策金利はお飾りで、まずは決済システムの維持に必要なだけの資金供給を行なう。 その結果、FF金利が動く。おそらくは下がっていく。 それを追認するように政策金利を発表する、という流れになるのではないだろうか?
150 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/20(木) 02:06:05
無担保コール翌日物は次の日には返さないといけないんですよね。 利息を払ってまで一日で何に使うのですか。 やはり、法廷準備預金の確保のため?
151 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/20(木) 02:17:11
白人はどいつもこいつも害虫じゃ みんな死刑にせえ じゃあの
>>150 法定準備金と支払い準備金の為です。
もし、あなたの銀行の大口預金者が大金をおろしたり、他の銀行の口座に振り込むと、現金預け金と預金の両方が同額減ります。
すると現金預け金/預金が低下します。これは銀行業が生まれつき持っているリスクを高めます。
これを是正するには貸し出しを解消して現金を得ればいいのですが、貸し出しの方には契約期間というものがあります。
(注)貸出しは中長期、預金は短期(即時)という非対称性が存在することは重要なポイントです。
そこで、短期的に必要なお金は他の銀行の余っている現金預け金をコール市場を経由して借ります。
明日になれば逆に預けいれや自行への振込みが増えるかもしれないので、これは超短期で十分です。
銀行システムにとって、いつでも短期資金を得られる仕組みがあることは必須であり、決済システムの安定化とか言っているのはこのことです。
あれ?『救済』って報道の仕方をしちゃってる。
中央銀行の建前論をあえて無視したのか?
英中銀が100億ポンド、住宅ローン債権救済に資金供給へ
9月20日10時17分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000317-yom-bus_all 【ロンドン=中村宏之】英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は19日、サブプライムローン問題に端を発した金融市場の信用不安を抑えるため、
来週中に100億ポンド(約2・3兆円)を短期金融市場に供給すると発表した。
その後も追加で3回にわたり資金供給を行う。
英政府が預金の全額保証を決めた中堅銀行ノーザン・ロックのように、住宅ローン債権を多く抱え、サブプライム問題の影響で市場からの
資金調達が難しくなった銀行などを救済する狙いがあると見られる。
154 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/21(金) 02:27:47
>>148 >これでウォール街におけるバーナンキの評判は上がるだろうが、実際には何も解決していないので、また波乱が起きるだろう。
>いや、いつでも波乱が起こせるといった方が正しいのかもしれない。FRBが刺激しないと決めたら、それは起きる。
市場における神の手とは中央銀行の事だね。
この中央銀行が金融政策を政府から独立して行っていることに危機感を覚えないのは危険だ。
まさにマネーによるマインドコントロール。
単純なパワーの問題だ。
経済学でごまかしてもパワーの問題はごまかすことは難しい。
どこが権力を持ち、世の中を動かすか。
権力を持ったところが民主的な監視を受けているのか。
市民はそこに注目しないといけない。
イザヤ書 45:07 光を造り、闇を創造し 平和をもたらし、災いを創造する者。 わたしが主、これらのことをするものである。
現行の貨幣制度、即ち準備預金制度では、銀行間市場が生命線である。 ここで貸し渋りが起きると、このシステムはたちまちダウンする。 ところがサブプライム問題でそれが起きてしまった。 そこで、中央銀行が潤沢に資金を供給することで、市場で調達することが困難になった銀行にも現金が行き届くようにした。 一つの銀行の破綻は他の問題の無い銀行に連鎖し、社会コストを増大させるので、この行為は正当化される。 もしも、この金融緩和が一方ではバブルを引き起こしたとしても、それはやむを得ない副作用であると主張出来る。 ところが、最近日銀がツインオペレーションというのを行なった。 資金供給と資金吸収を同時に行なったのだ。 これをすると準備金に余裕がある銀行は吸収オペに応じ、不足している銀行は供給オペに応じることになり、 結果的には市場を経由して銀行同士が貸し借りするのと同じ効果が出る。 金融緩和をしなくても決済システムは維持出来るということを日銀が証明した、、、、ような気がする。 これは、欧米が行なっている資金供給の正当性を揺らがせないだろうか? 真の目的は決済システムの維持ではなく、バブルを支えることではないかと批判されたら、どう答えるのだろうか?
157 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/23(日) 01:30:02
1990年代後半、日本の金融機関は信用組合から始まって、 北海道拓殖銀行や日債銀のような大手銀行まで経営破綻し、 何度も取り付け騒ぎが起きました。 最初は金融機関でお金を出し合い、預金を全額保護してきました。 大蔵省主導で混乱を最小限にする動きを海外の連中は、さんざん非難し、 ジャパンプレミアムというペナルティをつけていた。 あれから10年、アメリカもイギリスも自国の金融システムがグラグラしてくる中で、 自分達が主張している市場主義による「ペイオフによる自己責任」をいまこそやっていただきたいものです。・・・ と思って、生暖かい目でみていたら、9月14日、イギリスの金融機関、ノーザン・ロックで取り付け事件が発生するに至り、 金融当局は「預金の全額保護」を宣言する事態に追い込まれてしまった。
>>157 そうですね。ノーザン・ロックの『預金の全額保護』は随分なことをやりましたね。
公益保護とい大義名分で公的負担で特権階級を護るというのが今の民主政治の正体ではないかと疑ってしまいます。
今後はダブルスタンダードやモラルハザードの問題が浮上し、続いて貨幣システム自体が疑われることになるような気がします。
短期的に見ればバブル崩壊自体は中央銀行のさじ加減で防げるかも知れません。
しかし、考えてみるとバブルを創るのも救うのも崩壊させるのも全て中央銀行が選択出来てしまっています。
このことに気がつく人が増えると思います。
インフレターゲットもバブルには関係がありません。
実体経済に回るお金を減らしてバブル経済に回るお金を増やせばいいだけですから。
株価や地価はインフレ率の計算に用いられませんから、低インフレで高株価、ということだって出来ます。
中央銀行が担保とする有価証券を何にするかを選ぶことでかなりのことが操作できるはずです。
中央銀行のお仕事はバブルを創ったり崩壊させたりしながら一部の人に富を集中させることだとさえ思えてしまいます。
正直言ってGSの6-8月期決算が純利益で前年同期比79%増の28億5000万ドルというのはどうかと思います。
7/19のバーナンキ発言でサブプライム問題が破裂したのははたして偶然なんでしょうか?
<参考URL>
米証券大手の決算、ゴールドマンが抜きんでる
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBUA7576.html ・・・住宅ローンとそれに絡んだ証券の価値が減少するとの予想に基づいたショート・ポジションをとっていた・・・
>>140 紙幣自体が中央銀行の負債だろ。貨幣の本質は借金。
貨幣を媒介とした売り買いというのは労働力や商品の貸し借り。
働いて貨幣を手に入れるのはその通貨を使う社会に貸したのと同じ。
その金を消費するときにその社会から返してもらったことになる。
160 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/23(日) 16:47:02
中央銀行が紙幣を出すときは利子は付くの?
>>160 つかない。
帳簿上では日銀の場合は負債側が日銀券、資産側は大部分日本国債。
>>161 負債側にはつきませんが資産側にもつかないというというのはどうでしょうかね。
どちらかというと基本的にはつきます。
資産が国債の場合、国債のクーポンがつきます。
中央銀行によっていろんな手法が使われているので単純に利子がつくというと異論もでそうですが。。。
日本でも複数の方法があります。
参考 : 主要国の中央銀行における金融調節の枠組み
ttp://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/research/data/ron0606c.pdf しかし、本質的には中央銀行も発行益が出るような方法をとっています。
(そうでないと中央銀行は運営できません。福井さんの給料や賞与、企業年金も出なくなってしまいます。)
歴史的には、中央銀行はイングランド銀行がお金を創って国に貸したことが始まりで、それが複雑に発展してきました。
余談ですが日銀の収益源は主に国債のクーポンであり、要するに我々の税金です。 だったら公務員にすべきだと思います。 郵政民営化のかわりに日銀の国有化をすべきだと思います。 ちなみに出資証券(←議決権がない)を55%持っているのは国有化ではありません。
>>162 日銀券につかないといってるだけで国債に利子がつかないとはいってないってば。
日銀の利益は国庫納付することになってるので似たようなもんだけど。
>>163 議決権はないのは民間保有の株だけでしょ。議決権ある株は全部政府保有。
>>165 そりゃ全てではないだろうけど、日銀の経費なんて受け取ってる国債の利子に比べたら微々たるものでしょ。
日銀保有の国債まで国民負担になるかのように言うのは揚げ足取りだよ。
>>166 多くの人が重要なポイントではないと考えているのかもしれませんが、
私としては単なる揚げ足取りのつもりではありません。
経費とある種のオペによる損失は決して小さいものではないからです。
見解の相違なので、これを最後のレスと致します。
日銀が直接国債を引き受けるならあなたの言う通り、我々の税金が日銀に支払われ、その大部分が帰ってきます。
しかし、日銀は市場を経由して国債を入手しますので取得原価が利息の計算に影響します。
(特にH16年から日銀の会計法が変わって国債の利息の評価額が小さくなりました。)
その結果、実際に国庫から支払われる利息、即ち我々の実際の税負担よりも会計上の利息は小さくなります。
他にも他の各種のオペレーションで損をすることで最終利益は減ります。
国庫が支払う国債の金利は最初から決まっていますが、国庫に戻ってくるマネーは不定です。
日銀の国債保有残高と国庫返納金の関係を書いて終わりにしましょう。
(単位 億円)
年度 国庫返納金 国債残高(内 長国)
H14 5,944 886,512(585,030)
H15 472 1000,220(655,767)
H16 1,690 991,239(654,650)
H17 3,171 932,731(604,743)
H18 7,414 764,457(492,392)
国の金利負担、加重平均1.6%と比べてどう思われるでしょうか?
政府監督下の住宅金融活用へ=停滞ローン債権買い取り−サブプライム問題で米政府
9月21日10時1分配信 時事通信
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000036-jij-int 【ワシントン20日時事】世界的な金融不安を引き起こしている低所得者向け高金利型(サブプライム)など
米住宅ローン市場の信用収縮に対処するため、米政府は議会と協調し、監督下にある住宅金融2社を
活用する方針を決めた。ポールソン財務長官が20日の議会証言などで明らかにした。
8月の危機表面化以来、米連邦準備制度理事会(FRB)が流動性供給や利下げで対応しているが、
政府が震源に直接資金を流し込む形で本格的な対策に踏み切るのは初めてとなる。米住宅ローン市場では現在、
サブプライムのほか、1件の融資額が41万7000ドル(約4800万円)を超える「ジャンボ」と呼ばれるローンの流通が停滞。
転売ができないことから、融資会社は新規融資を渋っており、これが住宅販売の一段の落ち込みを招いている。
FRB利下げ、モラルハザードを助長していない=ウォーシュ理事
9月22日9時45分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070922-00000106-reu-bus_all [オールバニ(米ニューヨーク州) 21日 ロイター] ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)理事は21日、先にFRBが行った利下げに
よって金融市場でモラルハザードが助長されたわけではないとし、市場は実質的な損失を被っているとの考えを示した。
実体経済の動向に基づきFRBは政策を策定しているとも述べた。
ウォーシュ理事はNY州立大学での講演で「われわれの行動が現時点でモラルハザードにつながったとは考えにくい」と語った。
資産市場の大半で厳しいバリュエーションや損失が実際に見られると指摘。一部の金融機関はいずれ利益を生みみ出せるだろうが、
これは主として新たな資金を投じることでリスクを負っているからだと話した。
バブルはじけてハガタカ栄える。
旧・日本債券信用銀行 や 旧・日本長期信用銀行 が思い出される。
英ノーザン・ロック、有力ヘッジファンドが買収・解体を計画か
2007年 09月 24日 16:41 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28023020070924 [ロンドン 23日 ロイター]
英紙サンデー・テレグラフの報道によると、3つの有力ヘッジファンドが、英住宅金融大手ノーザン・ロック
(NRK.L: 株価, 企業情報, レポート)を共同で買収した上で、解体することを計画しているもよう。
計画ではノーザン・ロックの住宅ローン債権を額面以下で取得、満期まで保有して利益を得る、という。
ノーザン・ロックの住宅ローン債権は、1000億ポンド(約2000億ドル)以上とされている。
同紙によると、買収計画に参画しているのは、サーベラス、シタデルのほか、2000年に旧日本長期信用銀行
の救済で利益を得た元ゴールドマン・サックス幹部のクリス・フラワーズ氏、と見られる。
ただファンドはまだ、ノーザン・ロックの取締役会と接触してはいない。ノーザン・ロックのスポークスマンはコメントを控えている。
172 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/25(火) 02:32:33
173 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/25(火) 03:24:00
174 :
173 :2007/09/25(火) 03:26:58
>>173 ×FRB乗っ取り
○FRBによる乗っ取り
>>172 ロン・ポールの指摘
>ある経済学者の試算として、ポール議員は、M3は、年率12%で増加していたと述べている。
は驚きです。中国とかの高度成長の国レベルの増え方ではありませんか。
日本の場合はM2+CDを重要指標にしていますが直近で1.8%です。→
ttp://rank.nikkei.co.jp/keiki/kinyu.cfm ロン・ポールの批判
>本来成り立たない投資(malinvestment)を行った企業、リスクの読みちがえを行った金融機関は清算(リクイデート)させるべきであって、
>中央銀行の救済は行うべきではないという立場だ。
は道理としては肯けるもので、本来アメリカはこれを護るべきだと思いますが、
>しかし、ポール議員の提案は痛みも伴う。この苦い薬を飲むことがアメリカにはできるだろうか。
これが全てですね。アメリカだけの問題ではなく中央銀行システムを採用している国」、つまりほぼ世界中の問題です。
『公益保護』という鎧をまとうことに成功しているのです。
リチャード・ヴェルナーの説、『バブルがはじけたらマネーを刷れ』、は今の貨幣制度に依拠すれば正しいと思いますし、
今まさに欧米の中央銀行が実施しているのですが、同時に貨幣制度と中央銀行制度そのものを疑うきっかけになります。
176 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/25(火) 23:47:25
>>175 >リチャード・ヴェルナーの説、『バブルがはじけたらマネーを刷れ』、は今の貨幣制度に依拠すれば正しいと思いますし、
不良債権処理のことだね。
会計上の不良債権は一瞬にしてゼロにすることが出来る。
それでバブルの処理はすむのだから。
モラルハザードとか言うんだろうが、長期にわたる不況にするよりは遙かにマシだろう。
>>176 モラルハザードもそうですが、中央銀行がバブルをコントロール出来てしまうことが問題だと思いますね。
金融市場における市場原理はフィクションで、中央銀行が相当なところまでコントロールしてるんだ、ってことですよね。
ヴェルナー理論が正しいと証明されるということは、この世に支配者が存在することの直接的な証明になります。
もっと単純には次のようなことが気になります。
現代の宮廷ユダヤであるゴールドマンサックスはサブプライム関連のショートポジションで空前の利益を上げました。
今後の展開を予想すると、
・流通価格がつかなくなっている有価証券を安値で買い漁っておいてから、政府・中央銀行に額面での買取保証を宣言させる。
・一度、国有化された銀行を引き受けて再上場させることで大儲けする。
このように政治的支配力を持つ金融資本にとって演出された金融危機はおいしすぎるのではないでしょうか。
と、いうことは、これからもこういうことは繰り返し起こると予想されます。
一般投資家やバブル崩壊の影響を受けてしまう産業資本(実体経済)はいい迷惑です。
178 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/27(木) 02:30:05
迷惑どころではなく、完全に支配されていますな。 胴元のいるギャンブル場で賭を行わされている。 中央銀行と結びついた勢力が勝ち残る。 そのような影響力を持つ機関を腐敗しやすい官僚の手に渡しておくなど狂気の沙汰としか思えない。 政治家も腐敗するが、選挙でリコールされるのだから問題ない。 ところが中央銀行総裁を解任できない現在のシステムでは、中央銀行が腐敗しても打つ手が無い。 こんなシステムに多くの人を慣れさせるには、人類を頭の悪い家畜にしていくしか方法は無い。 人類家畜化計画は騙す事で権力を得ている勢力の宿命なのだろう。
179 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/09/28(金) 15:57:31
公務員公選制を 熱烈希望する!
180 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/01(月) 02:11:01
業種別銀行貸出が見たい。
182 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/01(月) 04:25:02
オルタナティブ通信てなんであんなに電波なのかな。 しかし日銀株の値上がり具合からして財閥が着々と買い増してると思う
183 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/04(木) 01:15:31
184 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/06(土) 17:01:14
信用創造の詐欺を告発していく市民団体が日本に出来たのは喜ばしいことだ。
中央銀行カルテルは見事にサブプライムローン問題を力づくで抑えられた。
危険水位が上がってしまうとはいえ、金融政策だけでこういうことは可能なのだということが証明された。
何せ、本質的な問題は何一つ解消していないのにダウが最高値を更新しだしたのだから。
一つ気になる点がある。
信用収縮という言葉が濫用されていたが、
しかし、本当に(信用創造の反対語としての)信用収縮は起きていたのか?
貸し出しは減ったのか?マネーサプライは減少したのか?していないのではないか?
8月米消費者信用残高、前月比+121.8億ドル
10月6日10時47分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071006-00000284-reu-bus_all [ワシントン 5日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が5日に発表した8月の消費者信用残高は予想を上回る
前月比121億8000万ドル増となった。
(後略)
186 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/10(水) 00:54:55
187 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/10(水) 00:56:53
>>185 消費については銀行貸出しを見ていればいいよね。
大きな事件があろうが、銀行貸出が順調なら消費は止まらない。
>>187 そうなのです。
何故、未だに消費者信用残高が伸びているのか理解出来ませんが、事実としてクレジットは創られている。
そしてワザワザ借りたこのお金は間違いなく消費されていることになります。
アメリカの消費者ローンの在り方を良く知らないので、貸し渋りが起きない理由は謎ですが、
今の所、少なくとも消費者向けローンにおいては信用収縮など起きていないのではないかと思います。
報道で信用収縮と言われているのは金融機関同士の決済システムが不安定になったことを指しているだけで、
それを放置すれば確かに信用収縮につながるかもしれませんが、信用創造の反対語としての信用収縮は
起きていないと思います。
ヴェルナーは銀行貸出しが生じた時にクレジットが創られ、これが経済の第一変数になることを主張します。
貸し出し統計では慣例的に不良債権処理した分を貸し出し残高から減算しますが、新たに生み出されたお金は
貸し出し増額分そのものに等しいから、不良債権処理を減算しない数値を見るべきだということも示してくれました。
そういう観点で視れば、貸し出しが減っておらず、ましてや不良債権だって救済されるかもしれない(と考えている)
アメリカは依然としてバブルの真っ最中なのだと思います。
しかし、・・・なんでまだ貸し出すんだろう?これは謎だ。。。
189 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/10(水) 01:36:48
>>188 >なんでまだ貸し出すんだろう?これは謎だ。。。
アメリカ経済を延命させるためでしょう。
ところで銀行貸出を重視する学派ってどれくらい存在するのでしょうか?
預金を重視するのはたくさんいるんだけど。
円の支配者P337
セントラル・バンカーは過去一世紀にわたってつねに自分の権力を増強し、固める努力をしてきた。
それは制度的改革を通じて可能になり、制度的改革は経済危機が引き金になって実現する。
バーゼル委員会、金融市場混乱受け銀行の監督強化を検討
10月10日14時17分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000727-reu-bus_all [ジュネーブ 9日 ロイター] 世界の金融システムの混乱を受けて、主要国の銀行監督当局は新たな安全規制の導入を検討している。
8─9日に行われたバーゼル銀行監督委員会で、各国の銀行監督当局者と中央銀行代表者は、銀行の監督強化とリスク管理の
改善の必要性を強調。また銀行に対し、複雑で流動性の低い投資の内容を明確にするよう求めた。
匿名のある関係筋は、金融システムの状況について「脆弱」だが「危険」ではないと指摘。委員会は金融システムにさらなる衝撃を
もたらし得る動きを警戒していると述べた。
同筋は「市場は依然として非常に敏感な状態にあるため、通常よりもやや大きな打撃を受ける可能性がある。したがって、
監督当局や中銀は引き続き警戒を怠らず、状況を注意深く監視する必要がある」と述べた。
バーゼル委員会は主要国の銀行監督当局により構成され、不良債権などの影響から国際金融システムを守るための
国際基準を設定する。
各国中銀と監督当局は、米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を発端としたクレジット危機が
世界経済に大きな打撃を与えた理由の解明に取り組んでいる。
191 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/14(日) 01:55:38
日テレが911について報道 :2007/10/07(日) 13:26:05 ID:8ECSM1450
世界まる見え!テレビ特捜部
次回の放送は、10月15日!
今回は、衝撃の問題作を緊急放送!
その名も【911事件の謎】
6年前のアメリカ同時多発テロ。
だが今、ワールドトレードセンター
ビルの崩壊に関して、
不可思議な事実や現象が数々発覚!
その疑惑を検証し、真実に迫る!
あなたの知らなかった911事件の姿に
衝撃を受けるはずです。
ぜひ、ご覧下さい。
http://www.ntv.co.jp/marumie/index.html 2007/10/07(日) 17:54:23 ID:zHr2RR5O0
ただしバラエティ番組で扱うことによって、
911の疑惑を幽霊やUFOの次元に落とす狙いがあります。
報道番組でやってみろつうの。
そこは注意して見てね。
192 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/14(日) 12:10:11
アメリカの経済学者ラビ・バトラ博士 「1979年、イランで革命が起こり、パーレビ国王は退位するだろう。」 「1980年からイランとイラクとの間に7年間におよぶ血生臭い 戦争が勃発するだろう。」 「1990年1月から3月の第1四半期の間に東京市場で株価の 大暴落が起こるだろう。」 「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て 崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する。」 「資本主義の崩壊(世界同時大恐慌)は住宅バブル・原油バブルの2つのバブルの崩壊に 端を発するNY株式市場の大暴落から始まるだろう。資本主義は花火のように爆発する。」 「世界同時大恐慌の入り口は2005年。そして2010年までに 『搾取的資本主義』は崩壊するだろう。」 (大恐慌・資本主義の崩壊によって) 「日本と世界は同時に崩壊する。」 ラビ・バトラ博士の恩師、サーカー師 「共産主義は早死にするだろう。資本主義は爆竹のように弾けて終焉するだろう。」
193 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/14(日) 12:20:38
>>193 なるほど。国民総サラ金ということか。
想像するにその仕組みは最終的に破産することまでを想定して創られている。
気前良く貸しておいて、刹那主義を宣伝し浪費させ、月々の労働対価を全て金利として徴収する。
この金利がバカ高いから、最終的に破産に追い込まれるわけだが、資産を差し押さえればちゃんとペイできる仕組みだろう。
例えば元本10万ドルで金利20%貨したとする。
5年間金利しか払われずにいれば10万ドル取り返した上に債権は丸々残る。
そして、どこかで一回でも支払いが滞れば、一括払いを強いることが出来る。
当然支払うことが出来ないから資産の差し抑えだ。
このサイクル全体で考えれば年20%とはいかないが、かなりの運用益が出るということだろう。
思うに消費者が借金で買っている有形資産は金融機関に取り上げられる運命になっている。
労働対価の殆どを金利払いにつぎ込んだ上に、借金で買った有形資産は自分の手元には残らないとなると、
米国人は一年の大部分を金融資本に支払う為に働いていることになる。
だから富裕層5%とそれ以外が持つ資産の合計が等しいという(おそらくは有史以来最大の)格差が生まれたのだろう。
まあ、今はまだ誤魔化し続けなきゃいけないというわけかな。 アメリカは民主主義の国ですよ。 政治は民意で決まります。大統領は選挙で選ばれる。 政府は国民の利益になることをしています。 当たり前でしょ。そうしなきゃ選挙で落選する。 「通貨の支配者」だって?そんなものいるわけ無い。 もちろん、アメリカのところに、どの民主主義国の名前を入れても同じだ。 しかし、そのうちに誤魔化す必要もなくなってカミングアウトするのかな? 「民主主義?小学生かよお前は。世の中がそんなもんで回ってるわけないだろが」
196 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/15(月) 00:35:59
>>195 実態は恐るべき金融支配者による金融ファシズム体制。
この社会は5%の嘘と95%の真実からなる。
しかしその5%は人類を殺せる猛毒の5%だ。
市民には偽りの民主主義を演じ続ける。
カミングアウトは911のようなアメリカ式でやってくる。
質の悪いアメリカンブラックジョークで。
197 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/15(月) 15:27:44
つうかいまごろ設立しても手遅れ。それに10兆じゃ足りんかも。
199 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/17(水) 22:48:29
通貨を市場の要求に応じて大量発行したヒトラー閣下は慧眼だったな。 中央銀行完全国有化といいヒトラー閣下の経済政策の正しさが身にしみるようになってきたよ。
経済大国であっても堂々と窓口指導を行ない、政府系ファンドだって駆使する中国。
綺麗ごとが通用しない今の金融システムにおいて日本も少し見習うべきかも知れない。
中国、銀行窓口指導を拡大・過熱抑制へ融資制限
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071017AT2M1602D16102007.html 中国政府は商業銀行に対する融資の「窓口指導」を拡大する方針だ。16日に開いた共産党大会の金融代表団の会合で明らかになった。
資源浪費型の企業や環境対策が不十分な企業への融資制限も実施する。党大会で胡錦濤総書記(国家主席)が打ち出した経済の
過熱抑制に向けたマクロ調整の強化と、環境などに配慮した持続的成長の実現を金融面から後押しする。
窓口指導は金融当局が市中の金融機関に融資の増減率を指導するもので市場原理には基づかない行政指導の一種。
今回の過熱局面で中国は預金・貸し出しの基準金利や預金準備率の調節といった金融政策と並ぶ引き締め手段としてきた。
201 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/19(金) 01:14:23
>>200 >窓口指導は金融当局が市中の金融機関に融資の増減率を指導するもので市場原理には基づかない行政指導の一種。
>今回の過熱局面で中国は預金・貸し出しの基準金利や預金準備率の調節といった金融政策と並ぶ引き締め手段としてきた。
市場原理に基づかない窓口指導は中央銀行の影響力を物語っているね。
日銀のバブル期の窓口指導は日本人1億2000万人に対する経済テロだ。
202 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/19(金) 03:26:31
政府系ファンドがみえない形で資源価格高、ユーロ高・資源国通貨高、外国企業買収等々を招来する一因にもなってる ユーロ圏の要人の毎日のように出てくる人民元批判はこれへの反発もあるのかな?
円の支配者 P281 1991年、信用収縮に直面した連邦準備制度理事会は、まずお金そのものを印刷することによって 景気刺激を図るしかなく(中央銀行が債券買いオペを行った)、第二に銀行の信用創造を迅速に 回復させなければならなかった。だが業界トップのマネーセンターである大手銀行までが事実上、 破綻していた。FEBは、銀行を沈没させるわけにはいかなかった(もちろん、大手銀行がFRBの 大株主であることも与って力があっただろう)。信用収縮問題を解決するには、銀行が不良債権を 償却して、バランスシートを回復させなければならない。そのためにはお金がいる。大量のお金だ。 しかし、政府が納税者のお金を使って、シティコープやチェース・マンハッタンを救済することは 許されないだろう。そこでFRBは古くからある優れた中央銀行マニュアルを繰って、「中央銀行が 破綻銀行救済に使う通常の手段」の章を開いた。
×P281 ○P283 FRBは銀行に莫大な利益をあげさせようと決めた。銀行のために、事実上の買占めをおこなった のだ。もちろん、債券市場での買い占めである。FRBはドルを印刷して債券を購入し、同時に銀行に も債券購入を薦めた。中央銀行と銀行システム全体が債券を購入すれば、債券価格の変化は一方向にし か進まない。上昇だ。利回りの低下は、中央銀行が景気浮揚を図り、相場が上昇する債券市場で銀行が 金利とキャピタル・ゲインという富をせっせとかき集めている事実を反映していた。これは当然、景気 が回復するということで、したがって債券市場はいずれ暴落することを意味した。そして、そのとおり になった。債券投資家は莫大な被害を被った。それどころか、少なからぬヘッジファンドが破産した。 だが、最大の債券保有者はどうなったのか?最大の債券保有者、銀行である。1993年末現在、銀 行資産の四分の一は国債で占められていた。それなら、債券相場暴落で多大の損失を出したのではない か?不思議なことに、多くの銀行は多額の利益を得て、事実上不良債権をきれいに処理し終えていた。
円の支配者 P284 もちろん、これは意外ではなかった。債券市場のバブルは中央銀行が銀行を救済するためにこしらえた ものだったからだ。銀行はバブル時の最高値で債券を売却していたのである。問題はなかった。よいコ ネのある友人(FRB)のちょっとしたヒントがあればいい。技術的に見れば、銀行はまだ債券を保有 していた。帳簿に資産として記されていたのだ。主要な債券保有者として、銀行が債券を現金市場で売 り払うことは不可能だっただろう。そこで、彼らは大量の空売りをおこなった。1993年末には多く のアナリストが、その年の後半、アメリカの銀行のデリバティブ取引が拡大したことに懸念を抱いてい た。バランスシートに載らないデリバティブは、一部銀行では総資産の何倍にものぼった。アナリスト はこれをどう判断していいかわからず、銀行の金融商品や金融工学の高度化を意味すると考えた。だが、 その説明はまちがっていた。銀行はデリバティブ取引を使って債券を売るのと同じ取り引きをしただけだっ た。債券相場が暴落したとき、銀行はふたたび大儲けした。債券カルテルを運営したのはFRBで、銀 行には自分達が儲かることがわかっていたのだ。市場で買占めをすれば、勝利するのは簡単だ。
206 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/28(日) 01:51:40
というわけで、銀行の不良債権の処理は中央銀行の思惑でどうにでもなるものでした。 チャンチャン。
その通りだよ。サブプライムなんていう貧乏人向けの不良債権処理なんて 中央銀行からすれば小銭で充分だ。 しかし相場をコントロールするには便利な道具なんだろうな。 だから、市場最高値をつけたばかりのNYをサブプライムで急落させ グリーンスパンが悲観論を発表した一週間後には戻り始めてまた高値を更新する なんてことが起きるわけだ。
銀行ではないが投資銀行であるゴールドマンサックスを見てみよう。 彼の法人はサブプライムローン関連で大きな損失を出すだろうと目されていた。 しかし、実際の6-8月期決算内容は驚くべきものだった。 四半期ベースで過去2番目の好業績となった。 理由は住宅ローン関連でのショートポジションが功を奏したからだという。。 純収入は前年同期比63%増の123億3000万ドル。。。 そのうち債券・為替・商品部門の純収入は48億9000万ドル。。。。
初等教育で円天問題を取り上げるといい。 その後で現代の銀行システムを説明する。 そして、これら二つの本質的な違いは何かを議論させよう。 そうすれば、通貨システムについての理解が進むだろう。 キーワードは盗みのライセンスだ。
210 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/30(火) 23:08:23
円天問題って何?
211 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/31(水) 14:01:57
円天通貨、ネズミ講の一種、 日本人はこんな単純サギにも簡単に引っかかる。 だから、世界的サギなら何時までも気付かん、(藁)。
212 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/10/31(水) 17:00:05
>>210 円天については
ttp://blog.kansai.com/stroller/151 が分かり易い。
こういうのが分別ある、筋の通った見解というものであろう。常識的に納得のいく説明である。
そして彼は地域通貨というものも破綻する可能性が高いとしている。
では、円天をダメだとする彼のロジックで銀行業を見てみよう。銀行も預金という通貨を発行しているのだから。
1)発行に関わる費用をどのように捻出するのか。
預かった円を株式市場や債券市場で運用したり貸し付けて利子を取ることで 捻出する。
2)円と交換する理由付けはどうするのか。
預金金利というプレミアをつける。そもそも、既に多くの場合、給与は預金通貨で支払われる。
3)保有する『円』以上の『地域通貨』を発行してしまった場合、どのように対処するのか。
預金準備制度が許す範囲内で銀行は保有する円よりはるかに多くの通貨を発行している。
預金の一斉に引き落としに対応出来る銀行など存在しない。
4)運営経費はどうやって捻出するのか
預かった円を株式市場や債券市場で運用したり貸し付けて利子を取ることで 捻出する。
私はもちろん円天はダメだと思うが、銀行業との違いは見かけほどには大きくないと思う。
プレミアムが大きすぎること、国のお墨付きが無いこと、背後に中央銀行が控えていないこと位なものではないか?
円天が今後詐欺だと立件されるとして、債務超過をおこした銀行との違いは何だろう?
そもそも「保有する円以上の預金を発行している銀行との決定的な違いは何なのだろうか?
>しかし、仮にAさん、Bさん、Cさんが熱心な会員で、お互い、『円天』は『円』と同価値だと考えて、売買を行っていれば、
>600万『円天』は三人の間をぐるぐる回るだけであって、誰も被害はでない。回っているうちは、問題が発覚しない。
>ここが味噌なのだ。
>つまり、誰からが、「これっておかしんじゃないの?円天なんてただの紙切れ(電子情報)でしょう!」と言った途端に、破綻するのだ。
こういうことを頭が固くなっていない初等教育の時点で議論させるということは非常に有意義ではないかと思う。 そして、話はこれで終わらないに違いない。 では中央銀行が発行している紙幣とは一体何なのだろう?、というところにいくはずである。
215 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/03(土) 02:11:27
現代の金融市場の在り方はおぞましいと思う。 原油先物市場で原油価格が高騰している一因はオイルマネーだという。 現在、実需で考えると石油が無いというわけでは全く無いらしい。 石油が不足していて価格が上がっているわけではなく、投機で価格が吊り上げられているだけだという。 しかし、少し待って欲しい。 産油国がオイルマネーを原油先物市場に投下するのと意図的に採掘量を落とすのとでは一体何が違うのだろうか? 後者は産油国だけが儲けることが出来、国際的な非難を受ける。 前者は金融資本が一緒になって儲けることが出来るからなのか、国際的な非難が緩い。 我々にとっては同じ原油価格の高騰でも金融寡頭勢力にとっては大きな違いがあるといえる。 住宅バブル崩壊による金融危機でユーロもポンドもドルも刷りまくっている。 資金の供給先は金融機関だ。 このお金が実体経済に流れればインフレだがペーパー市場ならそうはならない。 そこで債券市場でブームを起こして銀行システムを救済するのが常套手段だったはずだ。 しかし、どうも今回は原油先物市場に向けている。 サブプライム関連の影響で債券市場でブームが起こし難いのだろうか? 原油先物なら産油国と利害関係が一致するので大きなブームが創れるという計算だろうか。 いずれにしても、このブームで銀行システムを救済することは出来るかもしれないが、これでは実体経済を失速させてしまう。 エネルギーコストを抜いたインフレ率だって上がってしまうだろう。 そうすれば中央銀行は物価抑制に動かざるを得ず、このブームは長くは続けられないことになる。 もしかしたら、舵取りを誤まったのか? それとも金融資本さえ助かれば産業資本がどうなっても構わないのか? さらに疑えば、これさえも次なる計画の布石なのか?
217 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/04(日) 02:18:55
>>217 面白そうな映画ですね。
ナショナル・トレジャーという題や映画広告のど真ん中に1ドル冊にも描かれているルシファーの眼が
あることから、そういう内容の映画なんでしょう。
ロン・ポール旋風の影響もあるでしょうが、しかしディズニーがね〜?やや腑に落ちない。
昔、月面着陸が嘘だったという映画をNASA協力で創ったように、これも話を陳腐化する為の策かもしれませんね。
219 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/08(木) 02:22:03
221 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/09(金) 03:50:39
質問なんだけど銀行の貸し付金に対する利子のB/S上の処理ってどうなるの?
>>221 フローですから損益計算書の中の資金運用収益の中の貸出金利息に計上されて
最終的には当期純利益に繋がるんでしょうね。
例えばそれが現金や日銀当座預金という形で手に入れば、
資産『現金預け金』 と 資本(純資産)『利益剰余金』 ってことになるでしょうか。
223 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/13(火) 22:27:09
利息で世の中のお金は増えるの?
>>223 それについては(少し長いですが)ある本からの引用でお答えしましょう。
お金というバーチャルな存在はcapital-ismという偶像信仰を通じてリアルを支配します。
しかし、その前に、利息の謎の理解を助ける為に、国富論からの引用をしておきましょう。
拝金主義においては忘れられがちな基本中の基本です。
国富論 第5章より一部抜粋
労働こそが当初の代価、本来の通貨であり、当初はすべてのものが労働によって支払われていた。
世界の富の全てはもともと、金や銀ではなく、労働によって獲得されている。富を所有し、何か他の
生産物と交換したいと望んでいる人にとって、富の価値は、それで購入出来るか支配できる労働の量に
まったく等しい。
マネーを生みだす怪物 P241 誰が金利を払うマネーを創出するのか? このプロセスに付随する難問の一つは、「金利を払うマネーはどこから来るのか?」ということだ。 銀行から9%の利子で1万ドル借りると、1万900ドルを返さなければならない。だが、銀行が貸し出す 為に創ったのは1万ドルだけだ。すると、あなたが−−他のローンの借り手も−−債務を返済する 方法はなさそうに思える。流通しているマネーだけでは、金利を含む債務全額には足りない。それなら、 あなたは金利分の900ドルも借りなければならないのか。するとまた金利が増える。借りれば借りるほど ますます借りなければならなくなり、不換紙幣のもとでの債務は限りなく増えていくことになる。 この考え方も一部は当たっている。金利を含む債務の返済に足りる金が創出されていないのは本当だ。 だが、金利を返済する唯一の方法は借金だ、というのは事実ではない。
マネーを生みだす怪物 P241 引用続き この考え方が間違っているのは、労働の交換価値を考慮していないからだ。あなたが 1万ドルを借りて、毎月900ドルずつ、それに金利分として約80ドルずつ返済するとしよう。 あなたはローンの返済がきついから、パートタイムで働こうと決める。銀行のほうは、 あなたのローンで毎月80ドルが入ってくる。この80ドルは帳簿上は「金利」だから、ローン の元金のように債権と相殺されることはない。そこで、銀行が支出できるマネーとして残る。 銀行はこのお金で毎月1回ビルの床磨きをしようと決める。あなたは新聞広告に応募して、 月80ドルで銀行の床磨きをする。こうしてあなたは金利を払う分のマネーを稼ぐが、働いて 得るマネーは−−ここが重要なのだが−−あなたが金利として払ったマネーなのだ。 あなたが毎月、銀行で床磨きをしているあいだ、同じドルが金利として銀行に入り、賃金として あなたに支払われ、それがまた金利として・・・という回転運動が続く。
マネーを生みだす怪物 P242 あなたが直接、銀行で働かなくてもいい。あなたがどんな方法でマネーを稼ごうとも、出てくる ところは銀行で、最終的に銀行に吸い込まれていく。この回路はうんと大きいかもしれないし、 小さいかもしれないが、すべての金利は結局は人間の労働で支払われるという事実は不変だ。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ この事実を考えると、金利を返済するに足るマネーが創出されていないという事実よりもさらに 驚くべき事実につきあたる。人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している 人々の懐に入る。これが社会の大多数が金融貴族という支配階級のために年季奉公の召使 として働く現代の奴隷制である。 <引用終わり> 最後のところは誇張というか、少し表現がおかしいとは思います。全ての労働が吸い取られては、 誰も生きてはいられていません。しかし、マネーの発行者が非常に大量の労働力を間接的に 支配する仕組みになっているということは理解出来ます。
228 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/14(水) 00:54:28
バランスシート上では金利はマネーを作り出していないと言うことだね。 ただし、人々の働く動機として金利は強制力を持たせると言うことか。
>>228 働く動機というのは良心的な見方ですね。
人々を間接的に支配するためでしょう。
あなたを強制的にピラミッドつくりに従事させたら支配です。
あなたにお金を払ってピラミッドつくりを発注すれば支配ではありません。
あなたから奪ったお金で(誰でもいいから)ピラミッドつくりをさせれば、
実はあなたにピラミッドつくりを強制したのと変わりません。支配です。
税金は実は間接的な強制労働だというのは比較的分かり易いのですが、
利息とはマネーを発行する人々が密かにかけた税金であり、金利はその税率だというのは分かり難いです。
全てのマネーサプライが金利をまとって発行されていることに気付かないからそうなるんですが。
偉大な宗教家や思想家がこぞって金利を禁じたのも良く分かります。
金利なんて元々は経済を安定化させるためにあるんじゃなくて金貸しが儲ける為、それだけの為にあります。
わずかな間にそんな自明なことを一般の人々に気付かせなくした経済学ってのは偉大だと思います。
230 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/14(水) 10:21:19
231 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/15(木) 00:10:33
>>229 金利の負担を差し引くためにインフレは有効だと思う。
資本主義がうまく維持されるためには低インフレである必要があるのは金利のためかな。
企業が借りた金利負担の緩和をインフレ分してくれる。
>>231 >資本主義がうまく維持されるためには低インフレである必要があるのは金利のためかな。
そんな気がしますよね。
本来はニュートラルでいいはずです。
デフレスパイラルに落ち込むことを考えればのりしろとしてのインフレ率が必要である、
とするマイルドインフレ説は全く正しいと思いますが、そもそも金利というものが無ければ
デフレスパイラルも起きないような気がします。
そうそう、無からマネーを創って金利をつけて貸すのには反対ですが、自分の持ち物、自分が努力して
手に入れたもの、B/Sでいうところの資本(純資産)を貸し出すことでそのレンタル料を取るという行為には
反対いたしません。
現金 100億円 資本 100億円
↓
現金 10億円
貸出 90億円 資本 100億円
の場合に、レンタル料を取るというならば、それに文句を言うことは(宗教家でも無ければ)難しいと思います。
233 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/15(木) 20:32:08
234 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/17(土) 20:01:56
信用創造を達成するのはいつ?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3494003.html ここの回答はすばらしいのだが、一つ問題は企業の資金需要がなかったという部分。
貸出し利子率と信用割当て:銀行が貸出し利子率を引き上げた場合、
融資を返済する見込みが少ない企業のみが借り手として残り、
また借り手は利子の負担を相殺するため、よりリスクの大きい投資を行う可能性がある。
それゆえに、貸出し利子率をあまり高く設定すると銀行の収益は逆に低下してしまう。
このため銀行は、貸出し利子率を一定以上には上昇させず、むしろ信用割当てを行う。
信用割り当てで利子率を低くしている以上、銀行から資金を借りたがる企業は無数に存在する。
しかし不良債権を抱えた銀行の側の事情で貸出ができなかっただけである。
>>229 でも借りてるほうは金借りないと事業ができなかったりマイホーム手に入れなかったりするんだから
金貸しが設けるためだけにやってるかのようにいうのは被害妄想では?嫌なら借りなきゃいいんだし。
でも貨幣の存在自体が税金と同様の機能がある希ガス。
貨幣は形式上中央銀行の債務だけど、中央銀行の資産は大部分国債であり、それを負担するのは国民だから、貨幣の返済負担を課されてるのは結局は国民。
円の支配者は売れたには売れたが、信用創造の秘密について広く理解されたかどうかは疑問だ。 しかし、今ではそこかしこでマネーの秘密が暴露され始めている。 一体、何が起きているのだろうか? これがネットの力ということか? 今後、マスメディアが取り上げることはあるのだろうか?
237 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/22(木) 04:36:46
238 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/11/24(土) 04:52:19
240 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/01(土) 10:25:17
アメリカの銀行貸出はわかるデータないの?
民主党は1820年代に分裂したトーマス・ジェファーソンの民主共和派の流れを汲み、アンドリュー・ジャクソンを領袖に結党された「民主共和党」が前身である(Wiki)
トーマスジェファーソンは中央銀行システムの導入と戦い、合衆国銀行を葬った。
「通貨を発行する民間の中央銀行は、人々に自由にとって、常備軍以上の大きな脅威である。」
アンドリュージャクソンは政治生命をかけて、中央銀行システムの導入と戦い、第二合衆国銀行を葬った。
"the bank is trying to kill me, but I will kill it"
しかし、結局は連邦準備制度(FRS)が成立し、民主党はその結党の目的を忘れ中央銀行を受け入れてしまった。
そして今、共和党のロンポールがFRSを廃止しようとして、大きな支持を得ていることには歴史の皮肉を感じる。
ジェファーソン、ジャクソン以上に、その戦いは熾烈なものになるかもしれない。
米議会、オンライン思想犯罪を取り締まる「反急進」法案を可決か?
11月29日16時30分配信 CNET Japan
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000011-cnet-sci これを適用すれば、Al Gore氏は国内テロリストということになる。Gore氏は2006年、「わが国の政府執行部門は多くの数の米国民を盗聴しており、
あつかましくもこれを継続する一方的権利を擁すると主張している」と発言している。大統領候補のRon Paul氏ももちろん該当するだろうし、
Gore氏よりも罪が重いかもしれない。このほかにも、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union:ACLU)の支持者、電子フロンティア財団(EFF)の支持者、
自由論者などの厄介者が対象になるだろう。
243 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/04(火) 16:46:10
へー、ヴェルナーのスレなんてあったんだ。これは良スレ。
社保庁に巣食う自治労とは・・・・・ 1.端末機操作は、専門職化せず、一般職員が行う 2.端末機の運用時間は、現行の勤務時間内とする 3.窓口装置を連続操作する場合の1連続作業時間は、 50分以内とし操作時間50分ごとに、15分の操作しない時間を設ける 4.窓口装置の1人1日の操作時間は、平均200分以内とし、最高300分以内とする 5.窓口装置の1人1日のキータッチは、平均5000タッチ以内とし最高10000タッチ以内とする。 また、各職員及び毎日の作業量はなるべく平均化するよう努めるものとする 6.端末機の操作にあたり、ノルマを課したり、実績表を作成したりはしない 7.端末機の機種の変更、更新、その他必要な事項については、その都度、事前に協議を行う 1.現行の50音配列キーボードに加え取り替えが容易なJIS配列キーボードを配布する 2.キーボードの使用については、操作者の判断による選択とし、一方的に押しつけるものではない 3.職業病予防の観点から、45分操作15分休憩、1日あたりの総操作時間、 キータッチ数の制限など、覚書を守れる職場体制を確保する 4.キーボードの変更によってもたらされる入力作業量などの点検や労務管理強化は行わない 5.この装置によって、入力業務り民間下請化を進めるものではない 6.今後とも、オンライン関係についての国費協議会からの要求の実現にむけ、誠意をもって対処する 1.昼休みにおける窓口対応は、地域住民のニーズ、地域の実情等を考慮し、 職場で対応できる必要最小限の体制で行うものであること 2.オンライン稼動時間の変更は、現行の勤務形態を変更するものではなく、 勤務時間内で対応するものであること 3.休憩場所の確保など環境整備に配慮するとともに、 行政の混乱を招くことのないように責任ある対応を図るものであること 4.問題が生じた場合は、別途協議するものであること 税金で養ってもらいながらこんなことをいう連中。 これが民主党とズブズブの最大の支持団体www
この本おもしろいね 問題はこの本が正しいのか、それともアンチ日銀で他の目的があるのか
依然としてドル崩壊というシナリオもあるが、
下の記事はもしかしたら、救済ゲームの始まりと暴落ゲームの終わりを示すものかもしれない。
>週内にもまとまる連邦政府と金融機関の借り手対策
この全貌がどのようなものになるか。最初に報道されたような単なる金利減免ではないであろう。
下記は、一見、借り手保護に見える見事なレトリックだが、住宅ローン会社が被るはずだった損害を納税者負担に転嫁する仕組みではないだろうか?
そして、住宅ローン会社が護られれば、簿価の1/10まで落ちているものもあると言われる各種証券の評価額も大幅に戻すであろう。
その時、ルービンとポールソンの古巣が、再度大勝ちしていることが眼に浮かぶようだ。ワーテルローの再来かも。
仮に暴落ゲームが終焉したとしても、米実体経済が大きな傷を背負ったことに変わりは無いのだが。
米、サブプライムで州に借り手救済促す・免税債で借り換え支援
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20071204AT2M0400I04122007.html 【ワシントン=藤井一明】ポールソン米財務長官は3日の講演で、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の借り手を
救うため、州政府に期限付きの免税債の発行を提案した。州が起債で調達した資金を借り換え支援などに活用する仕組み。
週内にもまとまる連邦政府と金融機関の借り手対策に州などを巻き込み、総合策に拡充する狙いがある。
ポールソン長官は「州と地方政府に対して、免税債の対象に住宅ローンの借り換えを一時的に含めるよう提案している」と表明した。
長官が借り手の支援策で税制の活用にまで踏み込むのは初めて。現行法では、免税債は初回の住宅購入や特定の地域での
住宅購入の支援策にしか活用できないことになっている。 (18:31)
247 :
b :2007/12/07(金) 18:38:48
サブプライムのカラクリを解説してみるか。 カラクリってほどじゃないかも知れないが。安物のカラクリだから。 まあ全体像はバブル期の不動産向け融資の奨励と同じようなものだが、 新たな仕掛けとしては、債権を複雑なデリバティブにすることによって金融機関がその危険性を見抜けなかったという説明を受け入れやすくするとか(長いな)、 あるいは変動金利によって破綻が起きやすくするとかだろうな。 実はこのサブプライム問題の危険性はかなり前から指摘されてきたんだが、あまり指摘されては困る。 時期が来るまではできるだけみんな安心してもらって、株も住宅も上がり続けないと困るのだ。 そして、その時期が来たら初めてサブプライム問題がいかに危険な問題かを告げる。 これを呪文のように、何度でも唱える。 呪文を唱えながら通貨の供給を絞るとさらに効果があるだろうね。 しかし、金利上昇→破産→住宅投げ売り→住宅価格の下落という悪循環が問題なら、金利繰り延べしたら良いんじゃないのか。 金融機関だって、借り手に破産されるくらいなら少々金利が少なくなる程度はどうってこと無い。 助かるのは借り手と金融機関だけじゃない。証券投資家だって助かる。いやそんなことより、世界経済全体が救われるのだから、金利を政府が補填したって良いくらいだ。 だから、金利繰り延べ策が発表された。 最初から言えばいいだろ、と思う人も多いはずだが、まあ、決定するのに時間がかかるのはやむを得ないんだろうな。 というか、これも時期が来るまでは、ということかな。
住宅バブルではないとPRしていたFRB前議長グリーンスパンちゃん いつからか急に、やっぱバブルで危険とPRしていたFRB前議長グリーンスパンちゃん
FRSがRMBS(住宅ローン担保証券)を無制限に買いオペすれば金融機関は救済できる。 しかし、それはFRSの資産が劣化することを意味するし、政治的にも出来ないだろう。 そこでやるとしたらこうだ。 (1)国か政府が新たな債券を発行し、そのお金で住宅ローンの借り手に借換をさせる。 (2)RMBSはパススルー方式だからこれを行なうと金融機関の資産RMBSは現金にかわる。 (3)金融機関はその現金で(1)の債券を買う。この時FRSも買いオペで支援することで値を吊り上げる。 (4)どこかのタイミングでこの債券バブルを潰して再び儲ける。 こうすればRMBS資産の劣化で窮地に陥っている金融機関を救済でき、芋づる式に危機が解消されていくだろう。 この枠組みではFRSが保有するのは公債だから劣化はしない。 もちろん、損をする投資家や破産する個人がいなくなる訳ではない。 真に貧しい人は救済されないことになっているし、債券市場操作でコネの無い投資家は破産していくだろう。 しかし、当面の暴落ゲームは底を打つ可能性がある。 やるかどうかは分からないが準備は整った気がする。
×(1)国か政府が新たな債券を発行し、そのお金で住宅ローンの借り手に借換をさせる。 ○(1)国か州が新たな債券を発行し、そのお金で住宅ローンの借り手に借換をさせる。
251 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/09(日) 03:30:41
『通貨とクレジットの管理が政府に返還され そしてそれが もっとも際立った神聖な責任として認められるまで 議会主権と民主主義について話すことは 無効で無益なものである 一旦 国がクレジットの管理を手放したなら 国の法律を誰が作るとかは問題ではない 一度 高利貸しの手に入ってしまったら どんな国でも破壊されてしまうだろう』 --- ウイリアム・リオン・マッケンジー・キング 元カナダ首相 (カナダ銀行を国営化した) ---
252 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/11(火) 02:39:42
(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル! 国際金融機関こえー。
タイガービル > 挑戦者の主張 #14違法のFRB(連邦準備理事会)
…FRBはコストなしで信用を供与し抵当設定した国債をドル札…に両替して流通させます、国民は納税によってドル札を…連邦政府に償還する、
そして連邦政府は国庫からFRB株主に国債の利子を支払うカラクリなのです。…
金利が…高いほど、また財政赤字が…続くほどFRBの利益が増大するのは自明の理であり、…
何故財政赤字…国債…垂れ流し…、…放置しているのかがこれで分ります。
http://www.tiger-bud.co.jp/FRB.html 日本国家戦略研究所 > ニュースレター > 2005年10月CONTENTS > 「国際金融勢力と戦争」 主任研究員 岩大路邦夫
■FRBは民間所有の株式会社
…ニューヨーク連邦準備銀行が金利を設定し公開市場操作…によって合衆国の通貨…をコントロール…。…
ニューヨーク連邦準備銀行は20万3053株を発行し、ロックフェラーとクーン・ローブが支配するナショナル・シティ・バンクが3万株…。…
J・P・モルガンのファースト・ナショナル・バンクは1万5000株…。…この2つの銀行が1955年に合併し…、…4分の1近くを所有し、…コントロールするようになった…。
…ロスチャイルド・ファミリー、…ラザール・フレール、クーン・ローブ商会、ウォーバーグ商会、リーマン・ブラザース、ゴールドマン・サックス、ロックフェラー・ファミリー、J・P・モルガン財閥である。…
これら株主達を見るとユダヤ系財閥が圧倒的に多いことが分かる。
…アメリカ政府はFRBに対して…経営内容の監査などもできない。…大統領がFRB議長を任命するのだが、…「承認」する…のが実際…。…
http://www11.plala.or.jp/jins/newsletter2005-10.files/senryaku.htm ジャパン・ハンラーズと国際金融情報2006年12月3日アントニー・サットン『ウォール街とボルシェヴィキ革命』を読む。
<米公式文書と米財界人の回顧録を駆使した、真実のロシア革命史>
…ロシア革命を成功させたのは、…ウォール街の巨大銀行家たちの…資金だった。…その一部は、1919年…ラスク委員会…で明らかに…。
…依拠した資料の多くは政府の解禁された公式文書であり、…フーバー研究所の資料庫に眠る貴重な資料、私信などである。…
ウォール街は、…1930年代には、ヒットラーのナチス・ドイツを支援する。…
http://amesei.exblog.jp/4291064/ ジェラス・ゲイ > 戦争関連アーカイブ記事 ブッシュとナチスの結託 政府公文書で確証
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/bush_nazi_link.html
254 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/13(木) 01:22:25
ついに中央銀行が伝家の宝刀を大っぴらに抜くようだ。
コソコソはやっていられないということであろう。
12/17から何が起き、どうなるかが注目だ。
各国政府から独立した中央銀行連合のパワーを垣間見ることになるであろう。
米FRB、欧州中銀などが緊急流動性供給・サブプライム対策
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071212AT3S1202712122007.html 【ワシントン=小竹洋之】米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行、イングランド銀行(BOE)など世界の
中央銀行は12日、米低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)問題での金融市場の動揺を防ぐため、
緊急で流動性を供給すると発表した。世界の中銀の協調行動は極めて異例。12月17日から実施する。
金融機関が幅広い担保を使って流動性の供給を受けられる枠組みが柱。中央銀行間で外貨を供給する
ことも含まれる。 (12日 23:35)
256 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/16(日) 10:04:25
>>252 ( ・ω・) < 資本主義を築いたのがユダヤ系の人だから、植民地主義や新自由主義の中枢でユダヤ系の人が、力を持つのは当然な希ガス。
\日本も大東亜戦争が無かったら、中東みたいになってたかもね。
株式日記と経済展望 外交/2007年12月08日 高まるイスラエル・ロビー批判 泥沼イラク戦争威信失墜に危機感(12月8日 東京新聞 朝刊)
…「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」(邦訳は講談社)。シカゴ大のジョン・ミアシャイマー教授と、ハーバード大のスティーブン・ウォルト教授の共著だ。…
…原型…は昨年三月、ハーバード大ケネディ政治学大学院…発表…。
彼らの定義によると、イスラエル・ロビーとは「米国の外交政策を親イスラエルに方向付けるため活動する個人や組織の緩やかな連合」。
同書では、その中核の米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)や新保守主義派(ネオコン)による圧力が米国の外交政策をゆがめ、イラク侵攻を進めたと断言。…
…反イスラエル言論の監視など学会、メディア、議会、政権への影響力にも触れている。…
「イスラエルは使途を説明しなくてもよい米国の唯一の被援助国」という実態についても言及…。
…ジミー・カーター元大統領が書いた「パレスチナーアパルトヘイト(人種隔離)ではなく、平和を」…。
カータ-氏は「一部のイスラエル人は自分たちにパレスチナの土地を奪い、植民地化する権利があると信じている」と断言。…
そのカータ-政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたズビグニュー・ブレジシンスキー氏…は、…
「親イスラエル圧力団体(ロビー).からの働きかけ」と指摘する。…
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/dbcde5e2c3c83116e6ad71abd5270963 ヘブライの館 > 2F > ユダヤ問題特集 > 第7章 現在も続くジオニストたちの反セム主義活動
…イスラエル指導者(ジオニスト)たちは、アラブ世界に激しい偏見を持ち、スファラディ系ユダヤ人たちを“下等民族”とみなしている…。…
イスラエルの初代首相ディビッド・ベングリオン…「モロッコから来たユダヤ人…好きではない…」…
4代首相ゴルダ・メイア…「…アラブ諸国からのユダヤ移民…を適切な文化レベルまで引き上げてやらなければならない。」
イスラエル外相を務めたアバ・エバンは、…「…心痛むこと…アラブ…ユダヤ移民たちが、…文化レベル…落としてしまわないか…。」
…血を辿ると何のつながりもない…ヨーロッパのユダヤ人たちの正統な先祖は、8世紀に改宗したハザール人…
http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts/textA2F3/a2f1000.html#07
257 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/16(日) 10:08:17
>>252 >>256 ( ・ω・) < ソ連の委員の人たちのメンバーが偏り杉(禿藁
ヘブライの館 > 屋上 > ヘブライの広場 > 覆面会議室 > 「ロシア革命」とユダヤ人の関係について
■■第2ラウンド
1920年ニューヨークのロシア人の亡命団体である「ユニティ・オブ・ロシア」は、ソ連の支配者達の人名録を出版しているが、
それによると当時のソ連政府の各委員会に占めるユダヤ人の数及びパーセンテージは次の如く…。
ソ連政府の委員会(総数/ユダヤ人数/%)
人民委員会(23/17/77.2) 軍事委員会(43/33/76.7) 外務委員会(16/13/81.2) 財務委員会(30/24/80.0)
司法委員会(21/20/95.0) 教育委員会(55/42/79.2) 社会委員会(6/6/100) 労働委員会(8/7/87.5)
赤十字委員会(8/8/100) 地方委員会(23/21/91.0) 新聞記者(41/41/100)
http://inri.client.jp/hexagon/img/ussr_jew.gif イギリスの新聞『モーニング・ポスト』が、「ロシア革命」直後に掲載した革命の中心メンバーの一覧表によると、50人中44人までがユダヤ人であった。
参考までに、ソ連の高級委員の中のユダヤ人についての本名と偽名(ロシア名)のリスト…。
◆レーニン(ウリヤーノフ) ◆トロツキー(ブロンシュタイン) ◆メシュコフスキー(ゴールドバーグ) ◆カーメネフ(ローゼンフェルト) ◆ジノビエフ(アプヘルバウム)
◆ラジェヌキイ(クラッシュマン) ◆ステクロフ(ナハムケス) ◆ラデック(ゾーベルソン) ◆ダーセフ(ドラプキン)
◆スハノフ(ギンメル) ◆ゴーレフ(ゴールドマン) ◆マルトフ(ゼデルバウム) ◆ボグダノフ(シルバースタイン) ◆リトヴィノフ(フィンケルスタイン)
■■第3ラウンド
…革命後、ユダヤ人は「ロシア正教会」の90%を破壊…。…しかし、シナゴーグ(ユダヤ教会)だけは無傷でした。
http://inri.client.jp/hexagon/floorAXF/axf1410.html
258 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/16(日) 19:54:45
17日からの資金供給はFRBだけで見ても強力。
額が大きく年内に200億ドル×2=400億ドル。
ターム(期間)物であり期間が1ヶ月前後で、これは金融機関から見れば、まあまあ安定した資金調達となる。
(エンド日には再供給があるであろうという期待感も生じるだろう。)
CDOも担保に加わるのが大きく、流動性に寄与していなかったものがキャッシュに変わるというのは大きい。
そして通常の公開オペが21のプライマリーディーラーしか参加出来ないとは知らなかったが、今回の入札は広範囲に参加できる。
FRB 12月17日のターム物入札 最低入札金利は4.17%
http://www.gci-klug.jp/fxnews/07/12/15/frb1217417.php FRBは金融機関の信用収縮回避のための流動性供給策を発表したが、
12月17日に実施される第1回目の入札の詳細を発表した。
最低落札金利 4.170%
期間 28日間(12月20から1月17日)
入札総額 200億ドル。
最大落札額 1社辺り20億ドル
最低落札額 1社辺り1000万ドル
http://nikkei225kuroiwa.blog90.fc2.com/blog-entry-1547.html (1)年内2回実施。初回は200億ドル、期間28日。2回目は最大200億ドル、期間35日
(2)通常の公開オペは、21のプライマリー・ディーラーと呼ばれる大手金融機関しか参加できないが、TAFには地銀など中小規模の金融機関も参加できる。
(3)受け入れる担保については、米国債や住宅公社の保証付き住宅ローン担保証券に限らず、高格付けの債務担保証券(CDO)にも広げる。
(4)公定歩合貸しと異なり匿名でも参加できる。
259 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/18(火) 02:02:36
>>258 ところで、資金供給というのは中央銀行が民間銀行から買いオペをすることで供給するんだよね。
短期市場を安定させるためとはいえ、公定歩合を上限金利にして借り入れが可能なはずなのに、
なぜ、短期市場に資金を供給する必要があるのだろう?
短期市場で借りられない銀行は中央銀行から借りればよいのに。
260 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/18(火) 02:25:59
>>259 ロンバート貸し出しというのが公定歩合貸しになるんですがあまり好まれないようです。
何故かは良く分かりませんがググれば分かるでしょう。
今回は匿名で出来るってなっているのも面白いですね。
ターム物入札も貸し出しの一種です。
役立たず資産になったはずのCDOが担保に使えるってのが大きいですね。
しかも貸し出し期間が1ヶ月であり、それが終わった時(1月)に再び入札が行なわれる予定なんですよね。
FRBが400ドル(約4兆4800億円)、ECBが200ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。
イングランド銀行が113億5000万ポンド(約2.6兆円)。
あとカナダも(金額は不明)。
これだけのお金を借りてどう使うのか?ってとこですよね。
単に資金繰りに使われるだけなのか(短期市場でデフォルトが生じることを予想した供給という説もあります)。
しかし、もしかしたらこのお金で何かの市場にバブルが生じるんじゃないかと思います。
261 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/18(火) 02:44:55
×FRBが400ドル(約4兆4800億円)、ECBが200ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。 ○FRBが400億ドル(約4兆4800億円)、ECBが200億ドル、スイス国立銀行が40億ドルの計640億ドル。
262 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/20(木) 23:28:57
263 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/26(水) 01:34:22
○アメリカは没落しつつある。 ○しかし、アメリカは、計画的に、没落させられつつあるのだ。 ○その計画を立て、それを実行しつつある、その勢力は、何者か。
264 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/29(土) 12:51:24
うたかただけじゃなく、ほうまつとも読むんだなあ
266 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/30(日) 00:12:22
米国とイスラエルが世界を支配しているのか、彼らこそ世界から孤立しているのか(天木直人のブログ)
http://www.amakiblog.com/archives/2007/12/25/#000640 我々は考え方を改める時期に来ているのではないか。
米国とユダヤ金融資本が世界を支配している、だから彼らを批判する事は得策ではない、
皆がそう思っているに違いない。
しかし、米国とイスラエルは圧倒的な国際社会の中の、たった二つの国である。
孤立しているのは米国とイスラエルなのだ。
世界の良識ある有力者が声をあわせてその事を本気で言いだせば、世界は一変するに違いない。
それは反ユダヤ主義でもなんでもない。
平和と人権尊重を求める普遍的な人類の良識が発する声である。
268 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/30(日) 21:45:02
太田龍 時事寸評から抜粋 ○何百人何千人何万人と言う現代日本の「エコノミスト」には分らない。 ○恐慌は戦争と同じく、 ○貨幣の発行権を独占するイルミナティ国際金融寡頭権力によって、 人工的に発動される。 ○しかし、そのためには一つの前提條件が必要だ。 ○世界の基軸通貨(貿易の決済のためにもっぱら使用される通貨)を設定し、 ○そしてその基軸通貨となる通貨の発行権を握ることである。 ○十九世紀には英国ポンドがそれであった。 ○そして、このポンドを発行しているのは、株式会社、私有私営の営利企業 としてのイングランド銀行である。 ○このイングランド銀行に、英国通貨の独占的発行権を与えた(一六九四年) のは、 ○オランダから来た、かくれもないフリーメーソンのウィリアム三世である。 ○そして、このイングランド銀行の株式の過半数は、アムステルダムを中心 とする国際ユダヤ金融閥が所有する。
269 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/30(日) 21:45:19
○二十世紀、一九一三年、 米国FRBの成立と共に、ロスチャイルドを中核とする国際ユダヤ金融 寡頭権力が、米国の通貨ドルの独占的発行権を掌握した。 ○かくして、 イルミナティは、ドルを使用して二十世紀に二つの世界大戦、そしてその あとの米ソ冷戦、一つの世界大恐慌(一九二九年〜)を演出した。 ○一九二九年の世界経済大恐慌のからくりは、本当に子どもでも分るほど 単純である。 ○一九二〇年代、イルミナティは、米ドルをジャブジャブと発行し、 ○かくして米国経済はバブルと成った。 ○そして、イルミナティの指令一下。 ドルの発行(印刷)を減少させた。 ○計算通り、米国ニューヨーク、ウォール街の株式大暴落、 ○そして長期の経済大恐慌である。 ○この二十年、イルミナティは、FRBに命じて米国経済の未曾有の規模の 大バブルを演出させた。 ○この人工的政策によって ウォール街の株は二千ドル程度から、一万ドルを越え、一万何千ドル…… ○イルミナティの指令が出されると、FRBはドル発行の圧縮に転じ、 ○そしてニューヨークの株式は、 ○十分の一以下へ大暴落するであろう。 ○この衝撃は、 一九二九年など、比較にならないものと成るであろう。
270 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/30(日) 23:06:33
今年は激動の年で、いつ金融クラッシュが起きても不思議ではないような報道がなされたが、なんとか回避した。 中央銀行の共同介入には大きな意味があったのだと思うが、その効果の詳細はもっと後にならないと分からないのだろう。 確かに中央銀行の操作で信用収縮は防ぐことが出来るようだ。これに関してはヴェルナーの言う通りだった。 しかし、単なる先送りのようにも見える。来年はヴェルナー理論を実践した場合の結果が見られるのかもしれない。 もう一つ、ヴェルナーは予言めいたことを行なっている(2001年 円の支配者)。 いずれ意図された金融危機が起き、それが統一通貨創設へのきっかけになるということを遠慮がちに。。。 こちらが見られるのかもしれない。
271 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/12/31(月) 21:05:53
ついに日本の債券市場の規模が(1ヶ月を残して)1京円を突破。
信じ難い伸び方だ。
これは既に発行された債券の売買に費やされたお金であることがポイントであり、
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
即ち新たに経済に新たに注ぎ込まれたお金ではなく、債券の保有者が変わる為に費やされたお金だ。
デフレの結果であると同時に原因でもある。
1999年1-12月 3,837兆円
2000年1-12月 4,061兆円
2001年1-12月 4,058兆円
2002年1-12月 4,058兆円
2003年1-12月 3,666兆円
2004年1-12月 5,110兆円
2005年1-12月 6,481兆円
2006年1-12月 9,153兆円
2007年1-11月 1京1,149兆円
今年の債券売買高、初の1京円突破・背景にサブプライム
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071231AT2D2801E29122007.html
273 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/05(土) 01:36:11
ユーロ圏の消費は今後も順調だろう。
基本形<多分、回避される信用収縮シナリオ> 銀行が不良債権処理を行なうとは、つまり自己資本を削って不良債権と相殺すること。 この時、自己資本比率規制が悪魔の仕掛けになる。 BISで定めた自己資本比率は大雑把には、 ^^^^^^^ 自己資本比率=自己資本/貸し出し ・・・ あくまで大雑把な話 例えば自己資本比率8%の銀行が1兆円の不良債権を処理するとする。 すると自己資本が1兆円減る。 自己資本比率8%を保とうとすると貸し出しを12.5兆円削らなければならない。 つまり経済から12.5兆円の融資を引き上げる(例えば借換えを拒否する)。 融資を引き揚げられた会社は倒産し、再び不良債権が生じる。 これがループすることで信用収縮が拡大し経済がズタズタになる。 これが最悪のシナリオ。 勿論、こんなことにはしないだろう。
<回避シナリオ> 回避シナリオとしては "銀行に儲けさせる" か、 "自己資本を創造し不良債権と相殺する" ことを考えるだろう。 同じように自己資本比率8%の銀行が1兆円の不良債権を処理するケースで考える。 今度の方法は出資証券か株を発行して新たな自己資本1兆円を確保し、これで清算するというもの。 こうすれば貸し出しを減らす必要が無くなり、信用収縮を防ぐことが出来る。 しかし、問題はそんな銀行に誰が出資するのか?ということ。 現在FRBによるTAFが行なわれており、金融機関は幅広い資産を担保にキャッシュを得ることが出来る。 このお金を???ファンド(基金)に投資する。 そして、このファンドが、このお金で銀行の増資を引き受けるものとする。 金融危機が解消すれば、銀行の株価が上がり、ファンドには利益が出るだろう。 この結果、このファンドに投資した銀行も元本を回収しし、おまけに運用益を得ることが出来る。 このお金でTAFの返済を行なえば、魔法のように全てが片付いてしまう(様な気がする)。 もっとも、このシナリオは金融危機の解消を市場が認知し、株価が上昇しなければ成り立たない。 これを行なっているうちにどこかの金融機関が破綻して金融株が下落すればシナリオが崩れてしまう。 しかも、TAFの期間は1ヶ月であり、ローリングするとしてもいつまでこの制度が実施されるか分からない。 だからこれは空論である。 しかし、例えば国や保険機構を介在させれば、同じようなことをもっと安全に行なえるかもしれない。
277 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/11(金) 01:07:52
278 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/11(金) 02:01:52
08年の日本経済は厳しいものがあります。 (1)マネーサプライ速報 前年比 M2+CD M1 M3+CD 2006年 1.1 3.1 3.6 2007年 1.6 -0.1 2.0 -------------------------------------- 1-3月 1.0 -0.1 4.0 4-6月 1.5 -0.5 1.2 7-9月 1.9 -0.1 1.4 10-12月 2.0 0.2 1.7 (2)貸し出し動向 銀行・信銀計 外銀 7-9月 0.5 -21.3 10月 0.7 -14.0 11月 0.6 -7.0 12月 0.1 -3.8
283 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/14(月) 22:56:59
三角合併でハゲタカが買いあさるための準備か。
285 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/20(日) 00:53:21
こないだフジテレビでバブルへGOやってたけど、 あれってまんざらネタでもなかったぽいなw
日本人が知らない 恐るべき真実
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/ ユダヤ・ロスチャイルドの世界支配について書いています。
ロスチャイルド一族が世界を支配していると言っても、ほとんどの人は「そんなバカな」とか「くだらない陰謀論だ」と思うことでしょう。
その原因は、ほとんどの人が“おカネのことを知らない”ためだと思います。
「おカネのことぐらい知ってるよ」と思われることでしょう。
しかし、本当におカネの仕組みを理解している人は、この世にほとんどいないのが実状です。
>>286 >しかし、本当におカネの仕組みを理解している人は、この世にほとんどいないのが実状です。
確かにその通りですね。
私は円の支配者を読む前には信用創造すら知りませんでした。
信用創造について調べた所、一見するとヴェルナーの説明と全然違うので疑問に感じました。
しかし、良く考えるとヴェルナーが言っている事と同じになるので驚きましたね。
民間銀行も通貨を発行していることは実は経済学や金融の本にも書いてあるけれど一般には理解されていないと思います。
知識として知っている人も、比喩的なものだと理解しているのではないかという気がします。
銀行振り込みによる決済の仕組みとか中央銀行による資金供給の仕組みとかは普通は知りませんよね。
身近な所では公的資金による資本増強の仕組みっていうのも我々の日常的な通念とはかけ離れた本当に驚く話です。
そういうのを知った後に陰謀論(金融財閥の戦略論)について書かれているものを読むと、一概に否定出来ないものを感じます。
マネーに関する話(銀行の歴史、国債の歴史、中央銀行に関すること、金融ファミリーの戦略)を読むのは本当に面白いです。
288 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/20(日) 19:45:44
289 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/01/20(日) 21:42:54
2008年センター試験 政経 第4問 問2 一般的に中央銀行が行なう政策として正しいものはどれ @デフレが進んでいるときに通貨供給量を減らす Aインフレが進んでいる時に預金準備率を引き下げる B不況期に市中銀行から国債を買い入れる C好況期に公定歩合を引き下げる どれが正解?
>>289 へー、こんな問題が出るんだ。ちょっと驚きです。微妙な設問。遠まわしに日銀批判?とも思ってしまったり。。。
(1)は一般には×。しかし日銀は2006年度デフレなのにマネタリーベースを大幅に減らしている。これは皮肉???
参考
ttp://rank.nikkei.co.jp/keiki/kinyu.cfm (2)も一般的には×。ちなみに最近の先進では預金準備率による操作は一般的でない。中国では行なわれている。
(3)これが多分○なのだが、微妙な設問だな。
建前論としては不況だから買い上げるって訳ではない気がする。
あくまでも通貨供給の為であろう。
但し、20世紀初頭に、このオペレーションをすると景気刺激の効果があることが偶然分かったことになっている、のは歴史的事実。
^^^^^^^^^^^
(4)これも一般的には×。ちなみに日銀は公定歩合という言葉を廃止している。
ヴェルナー理論では金利はあくまでも二次的なパラメーター。
不動産バブルの崩壊をきっかけに順調だった実体経済への融資までも絞られたことで不景気になってしまった日本。
欧州でも同じことが起きつつあるのかもしれない(今の所はマネーサプライは激しく伸びている)。
日本で起きた事が早送りで起きている。
沈むのも底を打つのも早いのかもしれない。
今年中に公的資金による資本増強まで行ったりして。。。
企業向け融資、欧州各行の厳格化続く・サブプライム拡大で
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M1900C%2020012008&g=MH&d=20080120 【フランクフルト=石井一乗】米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の広がりを受け、
欧州の銀行が企業向け融資基準の厳格化を進めている。
欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏の銀行の約4割が2007年10―12月期に基準を強化し、
08年1―3月期についてもなお3 割が貸し出しに慎重な姿勢を強めている。
ECBは4半期ごとに、ユーロ圏主要行の融資姿勢を調査。今回は89行を対象に1月8日時点で実施した。
企業向け融資基準を過去3カ月間で見直した銀行の割合は、昨年10月時点の調査の31%から41%に増加。
2003年4月時点(46%)に次ぐ高水準となった。中小企業向けについては28%が、大企業向けについては45%がそれぞれ厳しくした。
今日はTVで金融マジックの一旦が語られそうになった。 報道ステーションで渡辺大臣が公的資金による資本増強は実はコストが発生しないと言いかけたのだ。 こういう金融マジックを公共の電波に乗せるのはタブーに近いのでは無いかと思うのだが、おそらくやろうとしていた。 残念ながら古館とミスター円によって阻まれてしまった。
緊急利下げで時計の針を進めた。 効果は直ぐに剥落するだろう。 昨今のやり方を見ると、どうもショックドクトリンの方のシナリオではないかと思う。 円の支配者を読み直そうと思う。 第18章 『セントラルバンカーが暮らしを支配する』 第19章 P337〜P338 世界通貨
>>294 渡辺大臣を招いておいて訴えたいことを言わせずにかぶせて来た古館と榊原には本当に腹が立ちました。
彼の話の続きを是非聞きたかったのです。
殆ど理解されないであろう『公的資金による資本増強』という話をどこまでどうやって話そうとしたのか。
非常に残念でならないです。
渡辺大臣には今の危機はどうやれば解消出来るのか良く分かっているようで、いろんな意味で歯痒そうでした。
しかし、バーナンキだって当然分かっていて、国民の抵抗力が無くなることを含めて機が熟するのを待っているのだという気がします。
そうだとすれば怖い話です。
渡辺大臣は外貨準備の運用方法も考えているような発言もしており、勝手に期待してしまいます。
今の地位を失わなければ良いのですが。
確かにもうちょっとつっこんだ話は聞きたかったですね。 まあ、ああいう経済話を地上波のあんな番組で聞けただけで面白かったす。 ただ、渡辺喜美氏はどうしても「中川秀直のURを外資に切り売り計画」の片棒担ぎに見えちゃうので あまり印象良くないです。実態は知りませんが。
297 :
295 :2008/01/23(水) 22:39:57
>>296 渡辺大臣に対してあまり知らないんですが、私は反自民なのでややネガティブに感じています。
それでも昨日の件に関しては渡辺大臣の肩を持ちたくなります。
誰であろうがわざわざ招いたのだからとりあえずは耳を傾けるべきだと思いました。
それが大臣であれば尚更ですよね。
>まあ、ああいう経済話を地上波のあんな番組で聞けただけで面白かったす。
同感です。何を言い出すんだろうとちょっとドキドキしました。
下記の提案が実現すれば有力な解決策になると思います。
所詮は金融機関の救済なのですが、表面的には借り手保護であるように見える巧妙なやり方だと思います。
この提案を前向きに捉えるのか、それとも潰しにかかるのかで、基本スタンスが明らかになる予感がします。
サブプライム債権を公的資金での買い取り提案 米議会
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000901-san-int 【ワシントン=渡辺浩生】米上院銀行委員会のドッド委員長(民主党)は23日、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題の
解決に向けて、公的資金によるローン債権の買い取り機構の設置を提案した。今後米政府、議会と実現に向けて調整に入る。
サブプライム問題で本格的な公的資金投入案が議会有力者から提案されたのは初めて。
ドッド委員長が民主党のリード院内総務に書簡を送り提案した。それによると、機構名は「連邦持ち家保護機構」で、政府は100億〜200億ドル
(約1兆〜2兆円)を拠出する。
機構は、返済の滞ったローン債権を債権者から買い取り、割り引いたうえで借り手に譲渡する。その際、借り手は連邦住宅局(FHA)の保証で
返済可能な長期固定ローンを組んで資金を借り入れる。ローンの差額は公的資金で補(ほ)填(てん)される。借り手の返済負担額は大きく軽減される
ため、住宅差し押さえの危険を回避できるとしている。
返済不能になった借り手の持ち家差し押さえ急増は住宅価格を押し下げる大きな要因で、今後の金利上昇で差し押さえの危機に直面する借り手は
推定200万人に上るとされ、抜本的な解決策が急がれている。
ドッド委員長は記者会見で、同機構によるローン債権買い取りによって「人々が家に住み続けることができる」と強調。24日にポールソン財務長官と
会って、同機構の設置を要請する見通し。
次のFOMCで利下げがあることがバレバレな気がするんですが、良いのでしょうか?
テレフォン・パンチというか。。。
決定会合が見せ掛けの場ということがミエミエというか。。。
FRB新融資の
最低応札金利 FF金利
12/11 4.25%
12/17 4.17%
12/20 4.15%
1/14 3.88%
1/22 3.5%
1/28 3.1%
FRBの新融資、28日に入札
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080127AT2M2600B26012008.html 米連邦準備理事会(FRB)は25日、新融資制度の4回目の入札手続きを発表した。
最低応札金利を年3.1%に設定し、28日に入札を実施。期間28日の資金300億ドル(約3兆2000億円)を金融機関に供給する。
29日に落札結果を公表し、31日に決済する。(ワシントン支局)
『貸出と預金(特に定期預金)との密接なリンク』
とは何を指しているのだろうか?
貸出とのリンクが弱まることが問題だと言うならば、そもそもヴェルナーが言うように貸出側でカウントすれば良く、
更に貸出先別で考え、不良債権処理による歪みの無い統計値を併記して公表すれば何かが見えてくるだろう。
「マネーサプライ統計」の見直しに関する最終方針
ttp://www.boj.or.jp/type/release/nt_cr08/ntms27.htm P13
「もともとM2+CDは90 年代後半以降、実体経済とのリンクが弱まり、役割や有用
性が低下したが、それ以前は実体経済の予測変数として非常に有意義であった。
その背景には、貸出と預金(特に定期預金)との密接なリンクがあったことが
知られている。…(中略)…貸出とリンクしない200 兆円もの預貯金をマネー
ストックに含めることは、実体経済へのリンクを自ずと弱めることになるため、
将来にわたってM3同様にM2の公表を続けてほしい」
(1) 武藤って人はどういう経歴の人? 財務省? (2) 草思社が民事再生法を申請したって知ってた?
>>302 (1)に対し、
ググって頂いた方が詳しいことが分かると思いますが元財務次官のようですね。
(2)に対し
知っています。再建を祈っています。
『円の支配者』と『マネーを生み出す怪物』の2冊を持っています。
後者はより陰謀論的に見えますが、著者自身が語っているように過去の研究者の集大成であり、
出典もしっかり示してあり、しっかりした本です。
304 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/01(金) 00:05:43
虚構の終焉も絶版だし、円の支配者も絶版になるのかな? とても残念なことだ。
305 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/01(金) 03:21:13
ヴェルナー氏は今どこにいるの? 上智大学にもいないようだし。 2003年から全く発言しなくなったのは、何故? ものすごい人なのに。
>>305 世界が今のような状態なので続編を出せばベストセラーになるのではないでしょうか?
2001年に発刊された『円の支配者』における彼の主張のうちの一部を抜粋すれば、
(1)日銀の言う量的緩和(超過準備金目標)には意味が無い。
(2)金利はファイクで経済の信用創造量が第一変数。Mのつくマネーサプライ指標は切れ味が悪い。
信用創造が増えれば景気は回復する。
(3)極論すればお金を創って銀行の不良債権を清算すれば金融危機は直ぐに解決する。
です。
その後の経過を見ればこれらは全て正しかったことが分かります。
(1)は誤解されている気がします。ヴェルナーの『信用創造量を増やせ』という主張と日銀の量的緩和政策は同じものではありません。
P9ではっきりと否定しています。ヴェルナーの政策をやった場合も日銀当座預金は増加するでしょうが逆は真ならずです。
日銀の量的緩和政策の中身は一部は正しく、一部は無意味だったということになるでしょう。
(2)は疑いようの無い事実で統計値はもとより日銀短観にある『借り手から見た貸し出し態度』を見れば一目瞭然です。
(3)に関してはさすがのヴェルナーも政治的に実現不可能と考えていたと思います。
ところが日本政府と預金保険機構と銀行と日銀の連携により『公的資金による予防的資本増強』という名目で
(極めて巧妙に一般の人に気がつかれない形で)実現しました。そして、その後は速やかに危機が解消して行きました。
但し、ヴェルナーが善人かどうか、とか、どういうポジションに居る人なのかっていうことは 良く考えないといけない気がします。
308 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/02(土) 01:14:08
依然として公的資金による資本増強策が見送られ続けている。
もちろん、政治的に難しいと言うのも事実。
しかし、今回の危機がショック・ドクトリンである可能性は常に頭に入れておく必要性がある。
G7で言及するか、それとも見送るか、というのは一つのポイントだと考える。
「資本増強」案が浮上=銀行の不良債権問題で−東京G7共同声明
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000107-jij-int 2月6日17時1分配信 時事通信
9日に東京で開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明
「金融機関の資本増強の必要性」という文言を盛り込む案が浮上していることが6日、明らかになった。
米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を契機に、
住宅ローン債権などを組み込んだ証券化商品の価格下落が止まらず、投資した金融機関の不良債権は増加。
G7各国は、バブル崩壊後の日本が経験した金融システム不安を教訓に、
金融機関が損失拡大に備えて早めに資本を積み増すことが市場の不安を抑える有効策になるとみている。
ただ、資本増強の必要性を打ち出せば、
「サブプライム関連の損失拡大で資本不足に陥っている銀行があるのではないか」との不安をあおることになりかねない。
このため、G7は市場への影響を慎重に見極め、「資本増強」に言及するか最終判断するとみられる。
>>309 こんなもん、勝手にこっそりやっちゃえばいいのにな。
誰も気にしてないんだし。
で、「サブプライム、意外と平気でした♪」なんつって。
カネなんかその程度のものなんだから、さっさと始末つけろっつーの。
311 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/06(水) 23:14:14
>>309 日本のバブル崩壊を参考にして、アメリカも意図的に破壊するかもしれないね。
とにかく、事の推移を見守っていくしかない。
312 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/06(水) 23:14:15
>>309 日本のバブル崩壊を参考にして、アメリカも意図的に破壊するかもしれないね。
とにかく、事の推移を見守っていくしかない。
>>311 日本のバブルを参考って、あれもシナリオ書いたのはダメリカだろ。
たぶん参考にしてるのは1930年前後の大恐慌政策だよ。
ただ見守るんじゃなくて、昔のバブルを調べるのが良いんじゃないかな。
9日には分かることですね。 WBSで竹中が公的資金注入に対して肯定的な見解を示さなかったところを見ると、 それがワシントンと7つの頭を持つ中銀連合の意思なんだろう、という気がする。 心あるエコノミストなら金融危機と銀行と中央銀行(バーゼル)との関連を説明すべきだ。 ・信用創造とは平たく言えば銀行が預金という通貨を創って貸しているということ ・信用創造量の制約条件は以前は準備率だったが今ではバーゼル規制、即ち自己資本比率の場合が多いこと ・故に銀行の資本の毀損が信用収縮のスパイラルの引き金になる事 ・それを抑えるためには資金供給オペではダメで資本を創造してあげなければならないこと ・公的資金による資本増強とはインチキによる資本創造であること
バーゼルTは自己資本比率が低かった、言い換えれば貸し出し好調だった邦銀を潰すためのもの。 バーゼルUは中身の分からない証券を保有している銀行がターゲット。 バーゼルこそが元凶。
G7声明に先駆けて公的資金を否定か。
実に立派な態度だ、と言いたいとこだが偽善だろうな。
銀行制度というインチキは良くて公的資金による資本増強というインチキはダメという線引きはナンなのか?
やりたくなったらやるくせに。
米財務長官、米金融機関の資本強化促す・「公的資金」は否定
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080208AT2M0801W08022008.html 【ワシントン=実哲也】ポールソン米財務長官はワシントンで日本経済新聞と会見し、
信用収縮の広がりを懸念する声が市場で高まっていることについて
「金融機関にできる最善のことは損失を素早く明らかにし、資本を調達することだ」と述べ、
米金融機関の資本増強が経済回復に重要との見方を示した。
公的資金の注入論では「(ほかの国はともかく)米国には当てはまらない」と指摘、
あくまで自助努力による資本強化を促す考えを強調した。
ポールソン長官は公的資金の投入が不要な理由として、
「米金融機関は素早く損失を明らかにし、資本増強に動いている」ことを挙げた。
ただ、「資本調達の必要性は強調し続けている。資本が十分でないという疑いがあれば、
手に入る間に資本を獲得すべきだ」と述べ、米金融機関に積極的な増資を働きかける考えを示した。 (21:01)
317 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/08(金) 23:09:07
マネーは銀行からの借金だというが借金以外のマネーはあるの?
>>317 その前に、ややこしいことを言うようですが
マネーは銀行から借金する時に生まれますが、マネー自体は銀行(及び中央銀行)の債務です。
預金(銀行にとっての債務)が決済に使える(=マネーとして働く)ってのが味噌ですね。
融資が行なわれる時、無から貸出しと預金が対創造されます。
この対創造って概念こそが聖書以来のユダヤの奥義、強みと言えるのではないでしょうか。
本題に戻ると、
そもそも元々はマネーは借金以外の方法で生まれていました。
ゴールドそのものをマネーとして使ったり、
ゴールド(などの資産)を裏づけに券を発行すれば良いですよね。
その場合、ゴールドスミスは券と引き換えに預かったゴールドをちゃんと金庫にしまっておかなければいけません。
(ところが預かっているはずのゴールドを内緒で貸し始めた。これが銀行業の先駆けでしたよね。)
今でも中央銀行はその気になれば債権(債券)以外を裏づけにマネーを発行することが出来ます。
銀行が保有する株を買ったことだってあります。
民間銀行も銀行法が許す範囲で運用対象(=マネーの裏づけ資産)を選ぶことが出来ます。
319 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/09(土) 03:10:22
>>317 なるほど。債権を裏付けにした発行でなければ借金ではないですね。
ありがとうございます。
ただ、実際のマネーのほとんどを債権を担保にした発行と、貸し出しによる預金創造によっているのは戦略でしょうか?
借金によって社会を強制的に働かせ続けるための。
またもう一つ質問ですが、日銀の当座預金に預けられた法定準備金は自己資本の分子に含まれるのでしょうか?
もしそうなら、日銀の量的緩和は自己資本比率の面から見れば、明らかにプラスになったとは思うが。
320 :
ラビ・ヒットラー :2008/02/09(土) 06:19:06
国際金融家や資本家たちが国家に対して金を貸すのと交換に通貨発行権と 徴税権(国民から税金を巻き上げ国の財政にする)を国から略奪し、その 隠れ蓑にしたのが銀行というシステムです。世界中の中央銀行のほとんどが民間であるのは こうした理由からです。イングランド銀行やFRB(米国連邦準備)の歴史を 調べれば全くその通りなのです。 国民を借金漬けにし、徴税という形で財政を運営できれば、国の権力者たちも 安心して政治(戦争など)が行うことができます。 本来の政治の形である、国家と国民が「銀行」という化け物によって 乗っ取られたわけです。無から有を作り出す「信用創造」などというのは 手品というより単なる「インチキ」にすぎません。 ここまで言ってしまうと、「陰謀論者」と言われてしまいますが、 これが人類の真実でしょう。 ヴェルナーはあくまで経済学者なので、どうしてもここまでの 「陰謀論」のアプローチが取れないので、そこが長所でもあり短所でもあり 読者の理解を妨げているようです。
321 :
ラビ・ヒットラー :2008/02/09(土) 06:27:03
陰謀論的視点で『円の支配者』やヴェルナーの一連の本を読むとわかり やすいでしょう。日銀はロスチャイルドの日本支店である、とはっきりと 見えてきます。ヴェルナーの日銀のプリンス人事の謎はそうしないと 解けないわけです。 ヴェルナー信奉者で陰謀論が苦手な人は、逆に純粋に経済学の視点で からユースタン・マリンズやグリフィンの本を読むと逆に面白いでしょう。 どちらのアプローチからでも信用創造や銀行、複式簿記の仕組みは わかるでしょう。
>>320 、
>>321 >ヴェルナーはあくまで経済学者なので、どうしてもここまでの
>「陰謀論」のアプローチが取れないので、そこが長所でもあり短所でもあり
同感です。私は長所の部分を評価します。おかげで単なる陰謀論と一線を画しており価値がありますよね。
確かに分かり易いとは言えません。
私も原注を読んだり、日銀HPで資金供給オペレーションの解説を読んだり統計を見たり、
手当たり次第に経済・金融の本で信用創造について読んだりしました。またネット上で金融機関に勤めていた
人々が窓口指導はノルマだったと愚痴っているのを散見出来ることで、ようやく本当らしいと感じました。
信じるまで、理解するまでにかなりハードルの高い内容になっており、5回くらいは読み返しましたね。
それでも読むたびに発見があります。
グリフィンの『マネーを生み出す怪物』を読んだ後は一気に理解は進みましたが、
ああいうのだけではどうしても嘘くさいですよね。
あなたの言うとおり、これらは補完的な存在だと思います。
ユースタス・マリンズの本は非常に面白そうだと思っていますが、まだ読んでいません。
そろそろ購入してじっくり読もうと思います。
ちなみにこれらの予備知識を得た上で聖書を読むと面白いですよ。
マトリックスのセリフだけを抽出したものもね。
>>319 この手の話はバランスシートで考えなければいけません。
資本を増やす方法は利益を出すか増資しかありません。
資産を現金化したり負債で調達しても、それは資本を増やしていません。
故に通常のオペレーションや借り入れでは(その時に利益が生じた場合は別として)資本は増えません。
仮に、銀行の新発の株や新発の出資証券を日銀が購入すれば、それは資本増強になります。
そういうオペレーションを堂々とやるのは政治的に難しいでしょう。
但し、劣後ローンという形での融資は、ある範囲内で資本としてカウントしてくれるようで詳しくはググってみてください。
公的資金注入は大きく3通りくらいの方法があるようですが、その中でも資本注入はクリエイティブです。
国民負担になっていないと言うのは本当でしょう。
公的文書で分かり易くプロセスを説明しているものが見つからないので確信は無いのですが、ググって
解説しているものを読んだ限りでは、これは金融マジックの応用だと思いました。
324 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/09(土) 12:42:39
>>323 普通の国債買いオペによる準備預金の増加は自己資本比率を増加させないと言うことですね。
もう一つ聞きたいのは、Aさんがお金を100万円を銀行に預けると、
資産 負債
現金預け金100万 預金100万
になりますが、この現金預け金は自己資本比率を高めるのでしょうか?
>>324 なりません。
先ずはバランスシートの普通の解釈から押さえましょう。そんなに難しくはないです。
尚、資本は純資産と名を変えたようですが、資本で行きます。
右側に書いてあるのは『資金の調達手段』です。返済義務があるのが『負債』、無いのが『資本』です。
『資本』とは『株式発行で〜円を入手しました』とか『利益として〜円が積みあがりました』という”帳簿上の記録”です。
そして左側はその資金によって持っている『現金』や『実物』や『金融商品』や『権利』です。
故に 資産=負債+資本 が常に成り立ち、だからバランスシートと呼びます。
<本題>
お金が預けられた場合は
『預金』という調達手段で『現金』を得ました、というだけで資本は変わりません。
銀行貸し出しの場合も『預金』という調達手段で『債券』という資産を得ました、と言っているので資本は代わりません。
期末に 当期剰余金=『債券の金利』-.『預金の金利』-各種経費 がプラスになったら資本が増えます(配当金ゼロとした)。
逆に債権がデフォルトしたり、保有する証券の価値が減じたりして当期剰余金がマイナスになったら資本が減じます。
しかし、銀行が新株を発行して、それでお金が手に入った場合は、
資産 資本
現金預け金 100万円 株式資本 100万円
となって、これは資本を高めます。ここまでが基本。資本は『調達手段』で数える、と覚えましょう。
で、バーゼルTが何を自己資本として認めるかは手元の本を見ながら書くと、
Tier1と呼ぶ、 ・株式資本 ・資本準備金 ・利益準備金 及び
Tier2と呼ぶ ・株式含み益の45% ・貸倒引当金 ・劣後ローンなどです。
Tire3と呼ぶ ・短期劣後債 ・・・ 後で追加された。
Tier2やTier3はTier1と同額までは算入出来る、となっています。
BISUはちょっと待って。。。
尚、間違っているといけないのでググったりして確認下さい。
例えば今ググッたらこことかありますね。
ttp://www.1alike.com/nyumon/2005/12/post_93.html
G7閉幕。 やはり声明に『公的資金』は採択されなかった。 不良債権問題の経緯を説明した日本の財務省は違和感を感じたかもしれない。 とはいえ、ここまではごもっとも。 リスクは認めたとはいえ、表向きは4%台の成長を予測しているわけだからね。 しかし。。。
>確かに分かり易いとは言えません。 そうか?オレは今まで経済とかに特別関心があったわけじゃないが、TVに登場するアナリストとか 非常に胡散臭いと思ってて、一度市場に出回る金がどうやって生み出されてるのか疑問に思ったら 後は理解するのには時間はかからなかった。ヴェルナーの本は読んだことがないので、そこを 入り口にしちゃってたらどうか分からんが。 FRBをぶっ潰すと言ってたロン・ポールの支持者にもかなり問題の本質を理解してる人がいるようだし、 日本でも結構上の世代には「銀行に就職する」ってことが普通に「卑しいことをする」と同義と捉えられてた 時期がかなりあったようだし、問題の根幹部分を理解するのはそんなに難しくないでしょ。
>>328 仰りたいことは分かります。
お金のマジック自体はそんなに難しいことではありません。
が、2001年に出版された円の支配者はそこだけを分かり易く書いたという性格の本ではないのです。
一読することをお勧めします。戦前の日本の経済構造から紐解く、高尚な本に仕上がっています。
そのおかげで後半は陰謀論的だという批判はされましたが単なる通俗書でなく有識者にも広く読まれました。
本屋でベストセラーのコーナーに置いてあるなど相当売れましたが、ブームまでは行かなかったと思います。
しかし、頭の隅に引っかかっている人は多いと思います。
今はグリフィンの本やグーグルビデオが出回っているので理解し易いでしょう。
この環境下でヴェルナーが続編を書けばブームになるんじゃないかと思います。
付け加えるなら、今の日本ではデフレと不況が同義語であるかのように使われていますが、当時はその前の時代です。 今は逆に完全に同義語として使われすぎており、問題ですね。
331 :
328 :2008/02/10(日) 13:50:50
素人なんで下らんこともついでに聞かしてもらうわ。 >単なる通俗書でなく有識者にも広く読まれました これ、もちろん経済学者とか大学院生とかにはとっくに周知の事実だったわけでしょ? で、彼らは一体何を勉強してるふりしてるわけ?図書館行って、(博士)論文とかパラパラめくったこと あるけど、経済学ってのは数値をこねくり回して机上の空論を作りあげる学問なわけ? もちろん世界銀行とかは、高学歴者をクルートしてるわけだから、学校にいるうちから「グル」になってる 人は沢山いるだろうけど、良識のある学者、学生は何してるの?
>>331 横レスだが、読んでもないのに質問するってのはそもそもヘンだよな。
それに、
>後は理解するのには時間はかからなかった。
本当に理解したのか?理解したつもりになってるだけじゃないのか?という疑問も浮かぶが。
まあ、人のことは言えないけどな。
『円の支配者』によれば、カネの出所を抑えている連中は万能に近い力を持っているわけだから、良識のある学者がいたとしても、声を上げることは許さないだろうと思う。
ということは逆に、ヴェルナーとは何者か、という疑問が生じてくるわけだが。
この本にものすごい説得力があることは認めるが、日本語を母国語としない若者が日本の国家財政の秘密を見抜いてしまったことには恐れ入るし、だいたい何故その存在が許容されているのか。
本書が、それこそ胡散臭い桝添のような学者に支持されたのは何故か、とか、疑問だらけになってくる。
>>331 円の支配者には経済学に対する批判も出てきます。
とにかく一読しましょう。引用するには長すぎますから。
>>332 同感です。
何度も繰り返して読んでいるうちに、この人はそもそも中央銀行の機能を熟知した状態で
日銀に潜入してきて調べていたんだな、と感じるようになります。
終わりの方は日銀の批判ではなく中央銀行そのものの批判ですね。
この時点のポジションも不明です。
また、この人自身が書いているように、かつては大恐慌におけるFRBのあり方を批判したグリーンスパンが
FRBの総裁に納まっている。同じように、かつてはマモンのプリンス(P35参照)を非難していたたヴェルナーが、
現在も同じ立場をとっているのかどうか、非常に気になる所です。
いずれにせよ、円の支配者は良書だと思います。 普段は現金による小額決済しか庶民の目には映りませんが、 経済全体で見れば預金通貨による高額決済が殆どなんですよね。 経済活動は結局は銀行のバランスシートの中で起きている数字の移動に収斂するってことですよね。 ですからサブプライムローン問題とかも事の起こりは複雑ですが、実体経済との関わりは銀行を通じて現われるはずです。 それと銀行システムという共同幻想における物理法則を決めるのはバーゼル規制であること。 そこは間違いなく、これだけ押さえておくだけでも随分と霧が晴れた感じになります。
グリーンスパンは分厚い上下巻の著書と日経の1ヶ月連載を読む限り、 「上」の人間がFRBを任せるのにこれ以上ない最適な人物だな、と思った。
ほら始まった。こうして実体経済に波及していく。
融資を引き揚げられた企業は倒産し、新たな不良債権が発生し、銀行の資本を毀損する。
それが更なる融資の引き上げを呼ぶ。資本の毀損の10倍以上の融資が引き揚げられるからだ。
この信用収縮を止めるには銀行のバランスシートを改善するか、バーゼル規制を一時凍結するしかない。
米で貸し渋り広がる、米銀が融資基準・条件を厳格化
ttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080205-OYT1T00205.htm 【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会(FRB)が4日発表した銀行の融資に関する調査で、
米国内の銀行が個人や企業に融資をする際の基準や条件を厳しくしていることがわかった。
低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題をきっかけにした貸し渋りが広がっていることを示した。
調査は、四半期に1度実施しており、アメリカで営業している79の銀行(米銀56行、海外の銀行23行)
を対象に1月中旬までの3か月間の融資姿勢を聞いた。
企業向けの融資では、米銀の3分の1、海外の銀行の3分の2が融資姿勢を厳格化させたと答えた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
理由(複数回答)としては、8割以上が「景気見通しの悪化」を挙げた。「(資本不足など)銀行側の経営悪化」も2割以上あった。
サブプライム問題による損失の拡大で、融資を慎重にせざるを得ない銀行が相次いでいるとみられる。
商業用の不動産融資も、米銀の8割が融資条件などを厳しくしたと回答し、1990年の調査開始以来、最も高い比率となった。
個人向けでは、サブプライムローン以外の優良な顧客向けの住宅ローンでも、米銀の5割以上が融資の条件を厳しくしたと答えた。
(2008年2月5日10時26分 読売新聞)
337 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/11(月) 00:09:16
>>336 シティーバンクのようにアブダビなどから増資を受ければ自己資本比率は高まるんだよね。
世界でアメリカの銀行を支える方向に向かうかもしれない。
今後の行く末を見守るしかないね。
>>337 アメリカの銀行は困ってないよ。少なくともシティーとかメリルリンチのようなクローニー銀行は少しも困っていない。
「大損した」「経営が傾いた」というように受け取ってほしいということだ。
銀行の評価損が他の利益でカバーできれば信用収縮にはならないと思います。 成長が鈍化する程度でしょう。 銀行が融資を引き揚げ始めるかどうかが決定的な違いを生むはずです。 まだ、どうなるか分かりません。 しかし、シティはアブダビから12%というとんでもない金利でようやく増資を得たのです。 目先の資本問題を防ぐためには仕方が無いことなのですが、こういう高コストでの増資は事業を圧迫することになります。 このあたりのこと、日本ではどうであったかを知りたければ ゴールドマン・サックス 三井住友 優先株 増資 でググるといいですね。こういうことも知っておくべきでしょう。 もう一つ、証券の評価による資本問題は不良債権問題と根本的な違いがあります。 もしも、信用収縮が起きずに、証券の流動性の問題も解決したら、逆に突然巨額の利益を計上し始めるハズです。 ですから今回のG7で『公的資金』に言及するかしないかっていうのは注目の的だったはず、だと思います。
全国銀行協会マトリックスと郵貯マトリックスの合体。
一度システムを合体させた後で再び郵貯を国有化したら面白い。
マモンのプリンスは動揺するだろうな。
銀行とゆうちょ送金可能に・09年1月にも、システムを接続
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2Y05003%2005022008&g=E3&d=20080206 全国の民間金融機関とゆうちょ銀行の間での振込(送金)が来年1月にも実現する見通しになった。
全国銀行協会(奥正之会長)が自らの決済システムにゆうちょ銀の接続を認める方針を固めたため。
長年、国の郵政事業と民間のシステムは別々に運営されてきたが、昨年10月の民営化に合わせ、
銀行・ゆうちょ双方の利用者にとって利便性が向上する仕組みに改めることが重要と判断した。
送金は全銀協が運営する全銀システム(全国銀行データ通信システム)が仲介する。
現在、ゆうちょ銀のシステムと全銀システムは接続していない。このためゆうちょ銀から振り込めるのは
シティバンク銀行や新生銀行など個別に提携した一部の口座に限られ、3メガバンクなど大半の金融機関
へは送金できない。 (07:01)
341 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/13(水) 23:07:24
GDP速報値(前期比) 実質GDP-4Q(速報値) 0.9% 名目GDP-4Q(速報値) 0.3% GDPデフレータ-4Q(前年比/速報値) -1.3%!!!!!! とんでもない結果である。 金融政策を誤まっていなければどれだけの成長をしたかということだ!! よってたかって日本の一人勝ちを防ごうとしているかのようだ。
今日はバーナンキ証言。 昨年7月のバーナンキ証言を発端に始まった金融危機。 更に加熱させるのか、それとも沈静させるのか? これも注目点。
345 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/15(金) 23:38:50
コールレートでお金を集めるのは自己資本の増資のため? それとも現金準備金や法定準備金の準備のため?
>>345 現金確保=支払い準備金や法定準備金 の為です。
コール市場での調達とは他の銀行の超過(余っている)準備金
を借り入れる行為であり、借り入れ=負債≠自己資本 です。
自己資本の増強は儲けるか株式(や出資証券)の発行をするかです。 『自助努力による増資』とは優先株を発行してそれを民間のファンドに買って貰いなさいってことですが、 基本的に足元を見られるので出資するファンドにとって非常に有利な条件になります。 ポールソンが発言するとゴールドマン・サックスやチャイナを儲けさせようとしているように見えてしまいます。 アブダビにも縁故があるんじゃないでしょうか? ところが『公的な枠組みを使う』って言うと様相がガラっと変わります。例えば、 (1)日銀が銀行の保有する国債を買いオペして現金を供給する。 (2)国が国債を発行する。 (3)銀行がオペで得た現金でその国債を購入する。 (4)国がそのお金を預金保険機構に融資(あるいは出資)する。 (5)銀行が株を発行し、それを預金保険機構が買い取る。 これでスムーズに増資完了。この頃が銀行株の底値付近になるでしょう。 さて、これで銀行の資本問題が解消し、信用創造が再開します。 (6)銀行株が値上がりを始める。 (7)預金保険機構が(5)で購入した銀行株を慎重に売却する。 (8)この売却益や配当金で預金保険機構が国に利子を払ったり償還する(或いは配当金を払う)。 まあ、こんな感じでうまくやると国は利益が出ちゃうんですよね。 ぶっちゃけると、日銀がお金を刷って銀行の新規発行株を買うってことと同じなのですが、それは政治的にまずい。 国民に理解できないようにやるってのが味噌なんでしょうね。 まあ、良く出来たマジックだと思います。故に『公的資金注入』という欺瞞発動を注目しているんです。
その理解できないあたりを 理解できるように、ゲーム化しようと 思ったんだよな。 マウスでプチプチ、クリックしていくうちに 自然と理解できるような仕様で。
>>348 それは良いアイデアだと思います。
中央銀行と銀行と政府が協力して行なう錬金術はマスコミ、コミック、ゲームのどれもが取り上げません。
これを理解させるツールとしてもっとも優れているのはゲームだと思います。
なにしろ銀行システム自体が共同幻想みたいなものですから。
話を戻して、 自己資本規制が出来る前は信用創造を制約する条件は準備率だけだったので いつでも現金を供給してくれる中央銀行が支配者ということになるのですが、 バーゼルによって自己資本比率が制約条件に加わったので資本創造のメカニズムが必要になりました。 故に公的な基金、即ち政府系ファンドが益々重要な役割を果すようになっていくと思います。 これこそがマモンの新しい乗り物でしょう。 では、日本における政府系ファンドの設立は誰がリードしているのか?と、調べたらあの人達です。 (建前としての)市場原理と政府系ファンドは相容れぬものですから、彼らはやはり偽善者だったということのようです。 日本はダメかも知れません。
また時計の針が進んだ感じ。公的資金でも融資と増資では意味が異なる。
<ノーザン・ロック>経営難で一時国有化する方針 英政府
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000004-mai-bus_all 2月18日1時20分配信 毎日新聞
【ロンドン藤好陽太郎】英政府は17日、経営難に陥った英住宅金融大手で、中堅銀行のノーザン・ロックを一時国有化する方針を固めた。
英BBC放送が報じた。ノーザン・ロックをめぐっては、英ヴァージン・グループが買収の優先交渉権を得て交渉していたが、
同行が英国の中央銀行であるイングランド銀行から借り入れた公的資金約5兆円の返済が障害となり、暗礁に乗り上げた。
ノーザン・ロックは、サブプライムローン問題で英国の短期金利が急騰した影響で資金調達が困難になり、
イングランド銀行が昨年9月に緊急融資を行ったが、預金者が各支店に行列を作る取り付け騒ぎが起きた。
英政府は信用不安拡大を防ぐため、ノーザン・ロックの預金を全額保護していた。
352 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/18(月) 23:57:01
銀行がコール市場からお金を集められるのに、一般市場から預金を集める理由は何故? コール市場よりも低い金利で借りれるから? それとも自己資本比率とかが関係あるの?
>>352 意外と難問ですね。
預金と貸し出しの両方を扱っていないと信用創造が出来ないのは分かるが、積極的に預金を集めないという選択肢があるのでは?ってことですか。
現実にコール市場で貸し方になる銀行と借り方になる銀行は傾向があるようですけど、その極端なケースですね。
良く分かりませんが、ということであえて書いてみますと、
コール市場を経由してA銀行がB銀行から借りるよりも、
預金者がB銀行からお金をおろして、A銀行に預金し直してくれた方がA銀行にとって安価で安定的に調達出来ることが多いんでしょう。
もっとも、超過準備政策時は例外でしょうね。実際、預金者に冷たかったですし。
それともう一つは、大数の法則が成り立つ状況を常に維持しないといけないからってのがあるのではないでしょうか?
一度に引き落とされる比率は小さいはずだ、というのが準備預金制度の前提ですが、
沢山の人が口座を開いていて、それぞれに預金が分散された状態になっていないとその前提が成り立ちませんよね。
なお、いっそ預金を全く取り扱わない非信用創造型の金融機関になるという選択肢はあると思います。
354 :
328 :2008/02/19(火) 01:44:19
「コール市場」って日本に導入されたの最近ですか? カタカナのままで翻訳語はないですよね?
>>354 いつからというのは知りませんし手元の本にも書いてないですが、さすがの検索で分かりますね。
ttp://www.findai.com/yogo/0033.htm (一部抜粋)
コール市場は、1902(明治35)年頃から、銀行を中心とする金融機関が、
日々の資金過不足を最終的に調整しあう場として、自然発生的に成立しました。
(引用終わり)
英語って訳ではなく和製英語ってやつですね。
アメリカのFF市場と対比されるようです。
敢えて言えば狭義の短期金融市場?コール市場のままの方が無難でしょうね。
>>355 回答ありがとうございます。経済用語って分かりにくい、あるいは一貫性がないのではないかと思って質問しました。
「コール市場」ですが、Wikipediaで検索すると「銀行間取引市場」に飛ばされます。こちらの方がよく使われるので
しょうか?Googleで検索すると「money at call<マネー・アット・コール>、呼べば直ちに戻ってくる資金」という
記述が見つかりますが、日本語話者としてこれは直感的に非常に分かり命名だと思います。
「信用創造」というのも、直感的ではないと思います。ヴェルナー観を知っているからというのもありますが、「信用」という
部分がどうにも...
これは受け売りですが、FRBもニュースでは「連邦準備理事会」と訳してますが、民間企業名は普通訳しませんよね。
Federal Expressという宅配会社も「連邦急行便」なんて訳さないですし、仕事のすべてを連邦政府から請け負ってる
Blackwater社も「黒水」なんて訳さないわけです。
だから、故意にこういう分かりにくい用語を使ってるということはないでしょうか?(最後のは確信的でしょうが)
>>356 クレジット・クリエーションは直訳すると
『融資を無から創る』とか『銀行預金を無から創る』ですよね。
信用創造って訳はピンと来ない。
そもそも銀行が金貨や銀貨を支払い準備金として金庫にしまって、その何倍もの銀行券(銀行が発行する約束手形)を
発行したことが事の起こりなのだから、素直に『マネーを無から創ること』と訳したら良いですね。
決定的なのは1694年にイングランド銀行の設立許可を申請したとき、当のパターソンが語っています。
「銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息をかせげる」
そして銀行券を使うかわりに預金口座(帳簿)を使っても同じ事が出来ます。
思慮ある人なら分かることです。
358 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/19(火) 22:50:52
>>353 ありがとうございます。
自己資本比率とは関係ないという事ですね。
コールレートよりは安定していると言うこと。
また、金利が低く安価に準備金を集められるからということですかね。
ところで、電子マネー化が究極に進み現金が廃止されると銀行は現金準備金を持っていなくても良いですね。
そうすると法定準備金のみを持っていれば良いと言うことになります。
現在と同じ(1.2パーセントでしたっけ?)法定準備率だと市場から預金を集める必要性はほとんどなくなるのではないでしょうか?
359 :
358 :2008/02/20(水) 00:21:46
すいません。 自分で書いていてなんですが、電子マネーになっても支払準備金という概念は必要ですね。 預金者が預金100万円を引き出すときに、 借り方 貸し方 預金100万円 支払準備金100万円 になるのは電子マネーでも変わらないですよね。
>>358 、
>>359 紙幣の存在しない世の中になれば支払準備金が不要になるって言う仮定は考えられると思いますよ。
電子マネー(ICチップという技術を使った小額決済代替システム。一般的に現金には戻せない。)
ではなく、全ての決済が銀行振り込みでしか出来なくなった世の中を考えましょうか。
AさんとBさんが同一銀行の口座振込みを使って売買決済をすると、この銀行が持つ預金総額は変わりません。
現金預け金(紙幣が無くなったので日銀当座預金ですね)も変化しません。
帳簿上(メモリー上)の数字の移動(控除と加算)で売買が出来てしまうのが銀行業の醍醐味です。
ところが、AさんとBさんの口座が違う銀行の口座である場合は大きく違います。
この場合はAさんがBさんに銀行振込みで支払うと、Aさんの口座を持つ銀行がBさんの口座を持つ銀行に日銀当座預金口座を使って振込みをする羽目になります。
現実にはこういう決済を沢山まとまめて差額決済をするわけですが、A銀行が預金を集めようとしない銀行だとすると、他行への流出の方が圧倒的に多いでしょうから、
どんどん日銀当座預金残高が減ります。預金通貨と日銀当座預金の比を考えると、流出ばかり一方向に進むとシャレになりません。
毎日コール市場で大量の短期資金を調達し続けるわけで、自転車操業状態に陥りますよね。
故に紙幣が存在しない時代になっても、何とかして他行から自行に振込みや振替させ、預金残高を確保する努力は行なわれると推測します。
給与振り込み口座や大企業の口座を持っている銀行の方が有利であろうと思われます。
ところで、仮に銀行が一つになった場合は預金を集める努力は要らない道理になりますが、良く考えるとこの場合は必然的に集まって来ますねw
少し飛躍すると、いずれ決済システムは一つに統合されるという予感がします(多分、悪い人たちによって)。
公的か民間か分かりませんが唯一の機関があらゆる個人と法人の口座を持ち、この口座振込みによる決済以外は認めない、という時代がやって来るような気がします。
「銀行が自分独自の決済システムを使えない」=「信用創造が出来ない!」 なので、この機関がマネーサプライが完全に管理出来るようになります。
この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
もう一つ書きたいことがあります。 1.2%の法的準備金なんてそのうち廃止されると思います。 バーゼルが課している自己資本規制の方がよっぽど強力な制約ですから。
362 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/20(水) 01:56:42
>>360 >この世界でも従来の銀行は投資銀行に姿を変えて存続することが出来るでしょう。
投資銀行は預金を作り出さないの?
銀行業のことを詳しく知りたければ国富論を読むとよい。 この時代(1776年)はまだ銀行システムが自明ではなく、スミスは銀行業を説明(正当化)する為にかなりのページを割いている。 そこでは信用創造などという言葉は使われておらず、銀行が銀行券という通貨を創り出していることなど自明なのである。 そして同じことが現金口座によっても出来ることが解説してある。 これらによって新たに造られた購買力が生産的に使われることで商業の発展に貢献するという結論付けを行なっている。 ^^^^^^^^^^^^^^^ 銀行システムを肯定するということは有利子経済を肯定することである。 その後で(当時北米にあった植民地政府が行なっていた)政府紙幣を否定する流れである。
>>364 サブプライムの煽りを食らっているか、ファンド応援の出資で騙し盗られ様としているのだろう。
単に預金流出の問題なら、焦げ付き債権が露になってくる。
政府補償があると思うが、回収は簡単ではない。ちょっとした見ものが始まった。
>>365 昨年末までは自由な運用は認められていないので、それは(まだ)無いはずだと思うのですが。。。。
さて、ついに企業向けの融資が行いましたね。
今後、経済・物価に対する影響はどうなるでしょうか?
ゆうちょ銀、初の企業融資 5億円 新日鉄向け『協調』参加
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2008022202089491.html 日本郵政グループのゆうちょ銀行が初の企業向け融資として、ことし一月、みずほコーポレート銀行を
主幹事とする新日本製鉄向けのシンジケートローン(協調融資)に参加したことが二十一日、明らかになった。
ゆうちょ銀分の融資は五億円程度とみられる。
(中略)
旧日本郵政公社時代は、郵便貯金資金の運用は大半が安全資産の国債に限られ、企業や個人向け融資は認められていなかった。
昨年十月の民営化で「運用の多様化」が可能になり、ゆうちょ銀の申請を受けた金融庁などが、
昨年末に協調融資やデリバティブ(金融派生商品)などによる運用を新規業務として認可した。
(中略)
<ゆうちょ銀行の新規業務> 旧日本郵政公社時代まで、郵便貯金の資金は国債による運用が約8割を占め、金利変動リスクを抱えていた。
貸し付けは自治体向けにほぼ限定され、企業への融資や株式売買などはできなかった。民営化を契機に通常の銀行と同様の業務ができるよう政府は、
融資業務や金融派生商品による運用などの「新規業務」を段階的に認める方針を打ち出している。
>>366 急国有現業部門への貸し付けは完全に焦げ付き状態。これに加えて
>デリバティブ(金融派生商品)などによる運用
を巧妙に押し付けられ、詐欺ファンドの餌食にされる予定。
非公式の行政指導、国会質問、買収、脅迫等を総動員して損失を出す事が確定的な投資をさせられる。
これをさせない為には、監視されていると云う意識を持たせる以外に無い。
368 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/02/24(日) 13:08:31
郵貯は今まで、貸し出しをしてこなかったと言うことは、信用創造は行わなかったのか? これからはできるようになったということか。
薄〜い知識なので間違いあるの前提で書き込みしちゃいますが、 確か郵貯の預金はODAの円借款に使われてたんだよね? その貸し出しが信用創造のシステムによるものなのか、それとも現物貸し出しなのかは気になるところ。
>>368 う〜ん。どうも郵便貯金はユニークな存在だったようですね。
郵便貯金は全銀協と接続していないとはいえ、かなり広い範囲で決済機能を持つわけですから郵貯マネーと言えるでしょう。
そういう意味では郵便貯金も独自マネーは創っていたが、それをそのまま貸し出すという行為はしていなかったということですね。
郵便局に預けた後のお金のライフサイクルを考えて見ましょうか。
(1)私が郵便局に現金を預け、郵便貯金(郵貯マネー)を入手する。
郵貯マネーは郵便振込み決済を認める範囲内でマネーとして機能するので(市場で)流通するマネーの総量は変化しない。・・・A
但し、M2+CDという統計値には郵便貯金は含まれないので、流通していた現金が貯金に変わると、この指標は減少する。
(2)郵貯はこの現金を日銀に預けることで、日銀当座預金に変える。
(3)郵貯は発行市場で国債を購入する。
日銀の負債勘定の日銀当座預金[郵貯名義]が控除され、政府預金が加算される。
(4)国は公共事業を行い、その代金を(小切手や手形で)企業に支払う。
話を単純化するために政府預金を現金化して現金で支払うことにすると流通するマネーの総量が増える。・・・B
と、いうふうに、国債発行市場で用いられることを前提にすると流通するマネーの総量が増えます。
しかし、流通市場で使われると、
(3)’郵貯が流通市場で国債を購入する。
郵貯の日銀当座預金が控除され、売り手の日銀当座預金残高が加算される。
この場合、流通するマネーの量は変化しない。
こんな具合でしょうか?他にも発行市場で国債を買って流通市場で国債を売るとかありそうですね。
国が自力でマネーの流通量を増やすには郵貯でお金を集めて公共事業をやるってことだったんでしょう。
でも、これは運用ではなく浪費であり、リターンが無いのでいつかは破綻しますよね。
公共事業ではなく、財政投融資ってのもありますので、このあたりも調べないといけないと思います。
いずれにせよ、これからは普通の銀行になっていきます。
その方が経済が良くなった場合は、官僚とは足を引っ張るだけの存在だ、ということになりますが、さてどうなるでしょうか?
ちなみに私は政府マネーに反対ではないので、 ・郵貯で集めたお金を国に貸して、それを国が民間に貸す。 ・その時に郵便貯金口座を使って貸し出す、 ということをすれば良かったのに、って思います。 とはいえ、きっとそういうようなことは我々が知らないところでやっているんだろうなとも思います。 交付国債とか、国が発行する小切手とか、いろいろありますもんね。 そういう所で暗闘が行なわれているんでしょうかね?
ヴェルナースレ的には分かり易い記事だと思います。
やっぱり日本にも伝播してきちゃってるんですね。
本場はそれ以上に大変でしょうけど。
断ち切られた好循環 サブプライム問題が日本の不動産市場へ
ttp://moneyzine.jp/article/detail/32781 欧米経済の影響が日本にもおよびつつある
米国発の金融システムクラッシュは日本経済に影響を与えます。日本も米国も欧州も、
「資金の借り入れ」を通じてつながっていますが、ここにきて本当に欧米の経済が下水管が
つまった状態になり、その影響が日本にもおよびつつあります。
(以下、略)
373 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/02(日) 22:17:42
374 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/06(木) 23:35:23
さて、アメリカの貸出指数が減少を始めるかどうかに注目しようではないか。
もう完全に路線が確定してしまった感があります。
2/28日にバーナンキは小規模な金融機関の破綻を預言、市場はそれを失言と騒いで現実逃避。
ポールソンは相変わらず予防的公的資金の注入に動き出しません。
これからしばらくは金融機関の破綻騒動が拡大していくのと実体経済悪化の顕在化が同時進行するんでしょうかね?
米住宅ローン会社ソーンバーグに債務不履行通知、株価時間外で急落
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30672720080306?feedType=RSS&feedName=businessNews [ニューヨーク 5日 ロイター] 米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージ(TMA.N: 株価, 企業情報, レポート)は5日、
さまざまな契約について追加担保の差し入れが履行できず、債務不履行を宣言された、と発表した。
(中略)
シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、ドナルド・ファンデッティ氏は3日付のリポートで、
ソーンバーグが資産売却か増資をして追加担保を差し入れられなければ、破産申請に追い込まれる可能性がある、と指摘した。
376 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/12(水) 01:21:18
中央銀行が資金供給するときの債権の落札方式ってどういうこと?
378 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/12(水) 13:14:26
( ・ω・) < 日銀の人選って、このスレ的には旬だよね?
資料室(日本銀行のヒミツ−銀行はおカネをつくって経済のパイを大きくできる) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 不況で最も得をしたのは日本銀行だった)
※前川レポート
中曽根康弘首相が設置した「国際協調のための経済構造調整研究会」の座長であった前川春雄(元日銀総裁)を中心として作成…。
当時、日銀副総裁だった三重野康と営業局長だった福井俊彦も執筆に参加…。
「前川レポート」の叩き台となっているのが、同じく元日銀総裁である佐々木直が発表した「世界国家への自覚と行動」
(通称「佐々木レポート」)である。「佐々木レボート」は、貿易交渉の際、アメリカ側からいい渡された要望書をもとに作成されたという。…
※アメリカ
日銀の最初のプリンスであった、新木栄吉と、一萬田尚登は占領軍(アメリカ)から選ばれた…。
その後継者たち…佐々木−前川−三重野−福井と歴代のプリンスたちに受け継がれてきた「10年計画」の内容と、
アメリカの要求が似ていたのは、決して偶然ではない。…
構造改革のために不況をつくる
…「10年計画」…前川レポートの作成に参加していた、日銀のプリンスである三重野と福井は、…窓口指導を利用して、
銀行に不動産などへ過剰貸し出しをさせ…、日本経済はズタズタになった。…目の上のタンコブだった大蔵省を弱体化させ、
解体にまで追い込んだ。…
http://www.anti-rothschild.net/material/05f.html 武藤敏郎-Wikipedia 1.2日本銀行
福井の下で量的金融緩和政策やゼロ金利政策の解除、政策金利引き上げの実施などを決定しており、国内経済政策に対する評価は高い。
しかし、一方では、福井と共にサブプライム問題の一因ともなっている外資による国内での資金調達を容易にした
低金利政策や量的緩和政策決定の渦中にあったことに対する批判もある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%97%A4%E6%95%8F%E9%83%8E
379 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/12(水) 13:34:37
資料室(日本銀行のヒミツ−中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま)
金融財閥がつくったFRB
…FRBができると、…所得税を導入した。FRBが国債を引き受けたから、金利の支払いをまかなうためだ。…
世界恐慌が生んだ金融財閥のメリット
…1929年にはウォール街で株価の大暴落…。…恐慌の原因は、1920年代にFRBの指示で、銀行が貸出収を増やしたこと…。…
株価がピークを迎えると、FRBは政策を180度転換して、銀行の信用創造を厳しく抑え…銀行倒産が相次いだが、
そのほとんどはFRBのシステムに加入していない銀行だった。…
また同じころ、アメリカの銀行は農家に対して、土地を担保に多くの貸し出しを行なっていた。
FRBが政策を転換すると、銀行は農家に借金返済を迫った。…その土地は…ウォール街の金融財閥の関係企業に買い取られたのだ。…
http://www.anti-rothschild.net/material/05d.html 資料室(日本銀行のヒミツ−いい中央銀行 悪い中央銀行) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > いい中央銀行 悪い中央銀行)
戦後のドイツ経済はプンデスバンクが担う
…ドイツ…ブンデスバンクは、…資本金は100%、ドイツ連邦政府が出資している国有銀行だ。…法律を定めて、…命令を下すことができた。…
結果、…旧西ドイツは、バブル経済が発生することもなく、大きな不況にも見舞われなかった。…
ブンデスバンクの成功は、ドイツ国民の深い反省…に成りたっている。戦前…ライヒスバンクという中央銀行があった。
銀行家たちによって設立され、帝国政府からの独立性が高く、誤った金融政策をとっても、…チェックが利かない…。…
ライヒスバンクは国債と交換に通貨を乱発…驚異的なインフレは、ヒトラー政権誕生につながっていく。…
民主的な中央銀行は駆逐される!?
…99年に欧州中央銀行(※)が誕生し…中央銀行の地位を追われた。
2001〜02年、ECBはブンデスバンクに対し、信用縮小を命じた。このため、ドイツは02年頃から不況に。…
http://www.anti-rothschild.net/material/05e.html
380 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/12(水) 22:51:52
>>377 RMBSを中銀に売却して、国債を得ると銀行の自己資本比率は改善されるのですか?
>>380 改善されません。それと今回の処置はRMBSをFRBが買い取るわけではなく、貸し出しにおける担保にするだけです。
銀行がFRBから国債を借りて、万が一期日にそれを返せない場合は担保を没収するということですね。
この処置はバランスシートの改善ではなく銀行の短期資金繰りの支援でしょう。
通常ですとFF市場で無担保で借りるんですが、どうも貸し手が少なくなっている模様。
他には国債やRMBSを売却するとか、これを担保に借りるという手段もあります。
ところが今はRMBSの流動性や市場における担保価値が無くなってしまっているようです。
そこでFRBがRMBSを担保に28日間国債を貸し出す、という粋な計らいをするわけでしょう。
以前RMBSを担保にベースマネーを28日間貸し出すことを始めましたが、インフレ懸念が高まってきた中、これをそうは増やせません。
そこでマネーではなく国債を貸し出すことでベースマネーを増やさずに流動性のみを確保するという妙案に見えます。
銀行はRMBSを担保にFRBから国債を借り、この国債を担保にすることで市場からベースマネーを借りる事が出来ます。
ただ、気になることもあります。
一つは今回の処置をファーストディーラーに限ったことです。これは何故なんでしょう?不公平な気がします。
もう一つは、銀行が借りた国債を市場で売って資金調達して、28日後に買い戻して返済するという真似をしないか?ということです。
これが大規模に行なわれると債券価格の乱降下(即ち金利の乱降下)が生じて混乱が起きるような気がします。
まあ、ルールを決めて運用するんでしょうけど。
なお、これは銀行間市場の流動性改善の妙手だとは思いますが、肝心の資本問題は解決しないので遠からずして振り出しに戻る気がします。 今、株をやっている人はややこしくて仕方が無いでしょうね。
383 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/13(木) 01:58:29
>>381 素晴らしい解説ありがとうございます。
流動性を円満にすることには効果があるが、自己資本比率の改善にはならないという事ですか。
ところでファーストディーラーって何ですか?
385 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/14(金) 04:03:06
アメリカの銀行貸し出し指数を見るにはどうすればいい?
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。 日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな? 平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は 不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが 現実なのだ。 しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、 その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。 もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。 1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。 100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。 つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた 打撃を被るというわけだ。 君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。 それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。 株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。 日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を 日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど 造作もないのだ。 最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で 外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。 金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら 自営業と答えれば良い。 アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、 武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。 海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
ベアスターンズに資金供給? 融資か?資本注入か?それが問題だ。
融資か。。。じゃあ、これも瞬間材料だ。いや、いまや瞬間すら上がらないかも。。。
しかし、どこも破綻していない状況で株式市場はこんな状況だから、破綻が起きたらどうなるのか想像もつかない。
そして、すぐにでも破綻は起きそうな空気だ。
先ず破綻があって次に公的資金注入が行なわれるのでしょう。
そして、その後に示される枠組み。頭を柔軟にしておく必要がありそうです。
2008/03/14-22:46
米ベアー・スターンズに資金供給=JPモルガンがNY連銀と連携
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2008031401130 【ニューヨーク14日時事】米銀大手JPモルガン・チェースは14日、資金繰りが悪化している米証券大手ベアー・スターンズに対して、
ニューヨーク連銀と連携して資金を供給すると発表した。JPモルガンが同連銀から公定歩合貸し出しを通じて資金を調達し、
ベアー・スターンズに貸し付ける。
18日のFOMCで100bp利下げが行なわれるという市場期待になっている。 この期待を裏切れば暴落、しかし行なっても自体は悪化する。 ただでさえインターバンク市場で貸し渋りが起きているところで、ついに完全にマイナス金利に突入だ。 更に資金の出し手が居なくなるのでは無かろうか? おそらくは中央銀行の窓口貸出しによる後進的な金融政策が復活する。 NY連銀、ベアーを救済 3月16日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ 【ヒューストン(米テキサス州)=渡辺浩生】ニューヨーク連銀は14日、経営難が続く米証券大手ベアー・スターンズの救済を決めた。 米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行以外の個別金融機関に資金支援するのは1929年に始まった大恐慌以来。 金融システム不安を防ぐためだが、低所得者向けサブプライム(高金利型)住宅ローン問題をきっかけにした信用不安の深刻化に、 市場では株安とドル安の「米国売り」に波及。米政府に抜本策を迫っている。 米銀大手JPモルガン・チェースは、公定歩合による貸出制度を通じて資金を調達し、その資金を28日間の期限付きでベアーに 迂回(うかい)融資する。]JPモルガンの仲介は、証券会社が公定歩合を直接利用できないためだ。 ベアーはサブプライム関連の金融商品にからみ巨額損失を計上。金融市場で貸し渋りの動きが強まり、資金繰りが急激に悪化。 シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、「13日に大量の資金流出があった」と述べ、取り付け騒ぎが起きたことを明らかにしている。
390 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/18(火) 22:53:29
まあ、金融の混乱はしばらくは続くだろうね。
まさかの展開で日銀総裁空席。 密室で決まるのはおかしいが、今も透明性が上がったようには思えません。 民主党はあくまで日銀の独立性を重視しているので着地点は日銀プロパーな気がします。 総裁山口氏、副総裁白川氏、という体制に向かうのでしょうか?
392 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/21(金) 09:00:57
>>392 これは釈然としない制度ですね。
プライマリーディーラーに幅広い証券を担保として公定歩合で貸すことが出来るようになったわけですが、非常に不公平な制度のような気がします。
これが小規模な金融機関の資金繰りに役立つか考えてみると、公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
そもそもJPモルガン・チェースによる米証券大手ベアー・スターンズの買収をFRBが支援したのもムチャクチャな気がします。
何故、公的な枠組みで行なうのはダメで、プライマリーディーラーという名の金融寡頭勢力を優遇することはOKなのか、さっぱり理屈が分かりません。
このプライマリーディーラー制度は日本にも出来ていて、財務省のHPで確認出来ますが、暗然とした気分にさせられます。
394 :
393 :2008/03/22(土) 00:12:30
誤解されそうな書き方をしてまいました。 これと全く同じ融資制度が日本にもあるわけではありません。 プライマリーディーラーという存在が日本にも誕生しており、それが・・・・・・・・・と書きたかった。
395 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/23(日) 23:01:08
>>393 >公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
>普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
銀行がFF金利で借りにくくなったので、連銀から公定歩合で借りたんですよね。
普通に行っていることの延長線上だと思いますが。
>>395 プライマリーディーラーはそれで良いでしょう。
私の疑問は素朴なものです。
こういう政策は全ての金融機関の恩恵が波及しないと意味が無いと思うんですよね。
特により資金繰りが危うい中小の金融機関に波及しないといけないんじゃないかと思います。
一見すると、プライマリーディーラーに公定歩合でジャブジャブ貸せば、それがFF市場を通して中小の金融機関にも供給されるように思えます。
しかし、FF市場で貸し出す時の金利はFRBがアナウンスしている誘導金利を無視することが出来ません。
つまり、この政策が中小の金融機関にも恩恵が届くとすれば、プライマリーディーラーが公定歩合で借りて、それをより低い金利であるFF金利で貸し出す場合なんですよね。
そんな不合理な真似はしないだろうと思います。
この政策はあらゆる金融機関が資金繰りに困っている中で、プライマリーディーラーのみ潤沢に資金繰りが可能な状況を作り出しているように見えます。
これにより生じる相対的な有利性はとてつもないレベルに達するだろうと思います。
素朴に考えるとプライマリーディーラーはこのお金をFF市場なんかで運用せず、カルテルを作ってどこかの市場で運用しないでしょうか?
もしこの仮説が正しければ相変わらず銀行間市場の危機は継続し、プライマリーディーラーの息がかかっていない金融機関は淘汰されていく一方で、
どこかの市場ではバブルが生じると思います。
それと今回新たに創設されたプライマリーディーラー向け連銀窓口貸出制度は 従来のプライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)と微妙に違いますよね。 このあたりの適用範囲の拡げ方もあまりにも恣意的な感じがします。
まあ大資本が金融を動かしているであろうことを考えれば、 アメの政府やFRBがやっていることは至極当然ともいえるよな
>>398 そうなんです。
FRBやBISを頂点にプライマリーディーラーと呼ばれる宮廷金融貴族が居て、その下にその他の金融機関が居るという
構図ですから、彼らを破産させると実際に金融システムが破綻して実際に人々が不幸になる。
そこで、危機が生じれば公益保護を理由にいくらでも金融寡頭勢力の為になる制度を創り出せる。
その過程で更にモノポリー(独占)が進んでいきます。
金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
金融危機の終わりは銀行の自己資本の創造で行なわれるはずです。
公的な枠組みを使わないというならば、
FRBがプライマリーディーラーのうちの投資銀行(証券会社)に長期資金を貸して、そこに銀行の優先株を買わせることになるのでしょうか。
その為には、この融資制度の期間が十分に長くなるか、借換が約束されないといけません。
危機を理由に準備は着々と進んでいる、ってとこでしょうかね。
>>399 > 金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。
横レスだが、現在進行形ではなく、すでに古典的手法としてとっくの昔に確立されているのではあるまいか。
80年ほど前の大恐慌にしてからが、シナリオありき濃厚な疑いを感じざるを得ない。
日本のバブルも本書に書かれているとおりだが、なぜ、このブームに「バブル」という言葉が当てはめられるようになったのか。
300年近く前にイギリスで起きたSouth Sea Bubbleという投機ブームから来ている言葉だが、
最初に当てはめた人間は、同じ本質を持った事件だということを知っていたんじゃないだろうか。
>>400 そうかもしれません。
1694年にイングランド銀行が出来た頃には既に金融サイエンスの基本は確立されており、
南海泡沫バブルの頃には証券の価格変動を利用した富の収穫技術が確立されていたのかも知れません。
国債請負を通じて国家を支配する術が確立したのもその頃ですね。
金融危機ビジネスと戦争ビジネスの役者を兼ねてる人もいるよね。 チャーチルは金融を理解していなかったと見なされていたのに何故か大蔵大臣に就任し、ポンドの金本位制復帰という重要な決断をした。 周囲が心配したとおり(期待通り?)大失敗し、そして大恐慌の引き金になった。 戦争の方でもガリポリ戦を初め大失敗を繰り返した。なのに何故か戦争指導を任され続けた。
あっけなく低利長期融資、しかも融資の更新OKというプログラムが作られた。これは驚きだ。
第5位の証券会社を救済する為に仕えるなら来るべき銀行の資本危機に際しても仕える道理だろう。
FRBはまたも強力なアイテムを手に入れたと思う。
金融危機はFRBの権限を強化していくように働くものらしい。
ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000736-reu-bus_all 3月25日8時24分配信 ロイター
[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N> の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、JPモルガンが発行する劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合に連動する最優遇金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券は、最優遇金利プラス475ベーシスポイント(bp)の7.25%。
間接的な公的資金投入のスキームは出来上がりました。 本番は銀行の資本増強です。 しかし、やるかやらないかはFRBの胸三寸にかかっています。 公的な枠組みを使っていないだけに読みにくいですね。 しかし、、、、 受け皿会社に10億ドル出資しただけで残り290億ドルをNY連銀が用意。 その290億ドルの貸し倒れリスクは連銀持ちだとか。。。 極端に安くなった債券なので、長期保有が可能ならいつかは利益が出るわけですが、しかし。。。 で、BSが綺麗になったベアを格安でJPモルガンが買収する。。。 なんだ、これ??? そういえばJPモルガンってNY連銀の大口株主だって何かで見たような気がします。
405 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/29(土) 05:32:09
【中国】バブル崩壊の兆し 株価下落、不動産も異変[03/27]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379 ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1206611636/
406 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/29(土) 05:47:00
( ・ω・)つ
>>405 訂正
【経済】暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家ジム・ロジャーズ氏[03/25]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379 ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1206378358/
407 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/30(日) 09:34:00
そもそも円の支配者にはまだ、疑問点があります。 ・大蔵省と日銀の対立についての対立 ・なのに本書は大蔵省の解体を悲しそうに記述から始まる。 ・円のプリンス達が少数でコントロールは可能か。誰が方向性を決めるのか? ・本書の後半部の記述 (非生産的信用創造に偏るのがわかってて、日本経済は復活すると記述) ・外国の国際金融資本からの圧力の具体性を明記していない。 ・なのにグリーンスパンの話を記述して終わる。
408 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/03/30(日) 09:56:20
円の支配者には上記のような疑問があるのです。
まず、日銀単体だけで日本の金融をすべてコントロールできるわけありません。
ハブのように情報をあげ、手足が必要なのです。つまり大蔵省は日銀のパートナーだったはずです。
銀行が社会主義のような少数管理なら敗戦国である日本の場合、国際金融資本の圧力がないわけがありません。
新生銀行などでわかるとおりです。
考え方を変えてみよう。
円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である
この一言ですべてが判断できます。
大蔵省と日銀の対立は、国際金融資本と国内の利益を考える勢力の争いとも言い換えられます。
共同関係でありながらの対立では、その第三者の介入者がいると考えるほうが自然です。
事実、この本の最後はFRBの方向性、グリーンスパン、そして現在進行中の『ドル崩壊』にも触れられています。
そして世界統一通貨についても。
まんま新世界秩序の人達についてですけど。
http://www.mkmogura.com/blog/2008/03/27/
>>408 ふむ、そういうブログがあるんですね。
大蔵省と日銀の対立関係についてはいろんな見解があってしかるべきでしょうが、
>円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である
は、おそらくその通りでしょうね。第17章〜第19章でかなりはっきり書いています。
そしてヴェルナーが最も言いたかったことは最後の段落に現われており、今の状況と見事にオーバーラップします。
P338
彼らの論理からすれば、究極の目標は通貨圏をつないで世界通貨同盟を創り出す事であろう。
・・・・・・・・・ 中略 ・・・・・・・・・ 危機はときには、驚くほどの効果を生むものだから。
410 :
b :2008/03/31(月) 22:14:37
モルガン・チェイスによる米大手証券会社の「救済」買収のニュースが流れたが、 モルガンやチェイスがいかに金融恐慌の主役であり続けてきたかを紹介しておこうと思う。 以下、『新訳 大恐慌』ガルブレイス 184ページからの引用 (1929年9月)29日には、銀行家たちが正午と夕刻の二度にわたって会合を開いた。 …というのも、その日、ぞっとするような噂が取引所を駆け抜けていたからである。 相場を安定化させるどころか、銀行家たちは逆に株を売りに回っているというのである。 銀行家たちの威信は、株式相場よりもさらに急速に低落しつつあった。 夕方の取引後、モルガンのラモント氏は記者会見に立ち、自分たちが株を売却して弱気筋の攻勢に荷担するような行動を取っていないと弁明する羽目になった。 …「銀行グループは協調して市場を支え続けてきたのであり、今後ともその姿勢を保持する意向である。株の売り手になっているという事実はない。」 だが、その後の情報から判明したところによれば、チェイスの(頭取)アルバート・H・ウィギンは個人的に数百万ドルもの空売りを行っていたのである。 ウィギン氏にとって、価格支持操作に協力することは、もしそれが成功すれば個人的には多大な損失を被る行為だったわけである。 さぞかし複雑な心境に陥ったことであろう。 (引用終わり)
この訳本は、原文の皮肉な調子を十分には伝えていないような気がするが、 「数百万ドル」は、今の価値で言えば数百億円に相当するだろう。 当時インサイダー取引の罰則があったかどうかは知らないが、インサイダーの立場にある個人が巨額な空売りを行っていることを取引所が把握していなかったことはあり得ないだろうね。
412 :
b :2008/03/31(月) 22:18:11
>410の (1929年9月) は (1929年10月)の誤りでした。
>>410 その本、面白そうですね。今度読もう。
グリフィンも『マネーを生み出す怪物』の中で恐慌とモルガンとかの関係をかなり書いていますが、
高名な経済学者が書いたのも読んでおく方がバランスがとれるでしょうね。
415 :
b :2008/04/01(火) 22:38:58
>>413 一ページに満たない部分を抜き出しただけなんだが、この部分を読むだけでもいろいろと感じることがあるよ。
本書を読めば、当時は銀行家が証券取引所を仕切っていたようだ。
チェイスのウィギンという人は、価格支持に協力を要請されるくらいだから明らかに取引所の関係者だ。
たぶん、チェイス自身が仲買をしていたのではないかと思われる。ということはインサイダーになる。
仲買なら、どれくらいの資金の人間がどの株をいくら買っているか、あるいは売っているかということも把握している。
しかも銀行は職務上取引先の財務状態を容易に知りうる。二重三重にインサイダーだったわけだ。
そういう立場にいれば、トロール漁のように、大衆筋の一斉買いを逆手に取ることなど簡単だ。
大衆を嵌め込んでいる真っ最中の人間に、はたして価格支持操作の協力を期待できただろうか。
チェイスの行動はともかくとしても、生き馬の目を抜くようなウォール街の連中がお人好しにも仲間が抜け駆けをするのを許しただろうか。
ガルブレイスはこういう疑惑は百も承知で、しかし示唆するようにしか書いてない。
全体の構図も分かっているが、しかし筆を抑えている、というそういう印象を受ける。
それから、「銀行と証券の垣根」、「インサイダー取引規制」というのは当時はなかったようだが、この時の取引所の身持ちの悪さが規制を生み出すことになったのかも、とも思ったがどうなんだろう?
ガルブレイスの大恐慌は俺も持ってるけど アマゾンの古本、凄く上がってるのなw 去年ブクオフの105円コーナーで1冊見たw
大恐慌の教訓 グラス・スティーガル法・1999年撤廃 ↓ ブラム・リーチ・ブライリー法、振り出しに戻る
418 :
b :2008/04/02(水) 11:36:23
ああ、あの有名なグラス・スティーガル法か。これは間抜けでした。 新しいのは長ったらしいからブラリブラリ法と覚えておこう。
4月は銀行の決算。
それに先駆けて本日のFRB議長証言は注目されます。
後に控えた銀行決算の結果を全く示唆しない訳にはいかないからです。
ここまでで随分と成果はありました。
どうやらFRBは投資銀行(証券会社)の監督権をも得ることになりそうです。
超長期低金利融資のスキームとその前例をつくることが出来ました。
それを使ってJPモルガンの傘下に大手の投資銀行を組み込むこともしました。
これらを組み合わせれば、公的資金投入と同じ事をNY連銀とJPモルガンだけで行なうことも可能でしょう。
一気に欲張らずに、ここらで一旦矛を収めるということも考えられないでしょうか?
報道では信用収縮が連呼されていますが、今起きているのは銀行間市場における話であり、そこは資金供給で綱渡りながら回避できます。
その結果(融資の厳格化は報道されていますが)、現実の貸し出しの減速はまだ起きていないようです。
これを見る限りですけれど。。。
ttp://www.federalreserve.gov/releases/h8/data/m/b1001a.txt 今日のバーナンキの発言、そして4月の銀行決算を見るまでは頭を柔らかくしておく方が良さそうです。
さておき、余談ですが日本はにわかにこれがやばいなぁ〜。ガソリン税どころじゃない。ノーマークだった。。。
赤字国債しばし「凍結」、長短金利上昇も・財務省
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080402AT3S0101C01042008.html 赤字国債を発行するための公債発行特例法案の成立にメドが立たず、財務省が予算執行のための資金繰りに頭を抱えている。
(後略)
バーナンキ証言に関する初期の報道を読む限りリセッションの可能性について言及したことばかりがクローズアップされています。 が、重要なのはFRBが行なった事実上の公的資金投入が議会で追認されるのか? と 銀行の資本問題についてバーナンキがどういうふうに示唆するのか? だと思います。 一つの山場ですね。 しかし、前回のG7の頃は公的資金投入をあれだけ否定しておきながら、それよりも筋が通らない手段をとったアメリカ。 語るに落ちた感があります。
423 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/03(木) 02:46:17
米、マイナス成長の可能性=FRB議長、景気後退に言及 4月2日23時0分配信 時事通信 【ワシントン2日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は2日、上下両院合同経済委員会で証言し、 年初からの米経済は金融機関の貸し渋り、住宅市場の落ち込みなどで一段と減速しており、2008年前半の成長率は「極めてわずかか、 場合によっては小幅のマイナスに陥る可能性がある」と述べ、リセッション(景気後退)入りの公算に初めて言及した。 FRBはこれまで、景気は大きく減速するものの、プラス成長を維持できるとの見通しを示すとともに、 1月末時点で08年の通年成長率を1.3―2%と予想していた。 バーナンキ議長は「目先の景気見通しはこれより悪化した」と指摘。ただ、08年後半には、 所得税還付などの政府の緊急経済対策の効果などで、景気は底を打つだろうと述べた。 米経済が通常ペースの成長に復帰するのは09年としているが、同議長は「この見通しは下振れするリスクが大きい」とも指摘した。
>>422 後ろめたい事をする者に良くあるパターンだ。
先に言い訳となる事情を強調する。
米FRB議長の議会証言での発言要旨
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31129120080402 抜粋
<金融機関は資本増強する必要>=質疑応答
われわれは今後も金融機関の監視を続ける。預金機関と同様、投資銀行にも流動性を拡大することで、流動性状況の改善を期待する。
監督する側として、われわれは引き続き強固な資本を求め、金融機関には資本増強を促していく。われわれは、特に流動性に強い関心を持っている。
明らかにベアー・スターンズのような事態が繰り返されることのないよう望んでいるし、そうならないとみているが、先行きは不透明だ。
<財務省の金融監督行政の包括的改革案>=質疑応答
改革案で提示されたひとつの案は、金融市場安定のための規制当局としてFRBに広範な権限を付与するというもの。
仮にそうした重要な責務が与えられた場合は、効果的に職務を遂行するため、われわれが適切な権力や権限および
専門知識などを確実に持てることを望む。
FRBは、主要金融機関のシステム的な安定に関してこれを評価し、場合によってはルールを策定する権限を今後も要求する。
それぞれの金融機関を統括する監督当局から受ける間接的な報告に頼らなければならない状況では、こうした職務はうまく遂行できない。
本当に着々と進めるなあ。
2008/04/04-17:34 協調資金供給に新手法=現地通貨、自国担保で調達可能に−主要中銀が検討
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date3&k=2008040400712 抜粋
米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を発端とする信用不安の影響で、
金融機関が市場で資金を調達しにくい状況が続いている。新たな資金供給の枠組みが構築されれば、
米国銀行の東京支店がニューヨーク連銀に預けた米国債を担保に、日銀から円を借りることが可能になる。
427 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/08(火) 02:58:34
ドルは暴落するのか? そしてドルの暴落はアメリカの借金を目減りさせるので、アメリカにとっては逆によいことかな?
428 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/08(火) 22:33:31
>不換紙幣のドルは小切手が書かれた瞬間に生まれ出る。 FRBはこの国債を支払い「準備」と呼び、これをもとに準備金1ドルあたり 九ドルを自らの債務として(連邦準備銀行券として)創出する。< 単純に考えるとアメリカ国債当たり9倍の不換紙幣が市場に出回ることになる。 こんなシステムでハイパーインフレが引き起こらないのはなぜ?
429 :
b :2008/04/08(火) 23:40:41
適当な想像なんだが、救済のために資金供給しているわけではない。 特定のグループの利益を最大化するために、あるいは財産を移転(スティール)するために口実を求めているだけだ。 その目的のために通貨供給をきちんとコントロールしている。 インフレを加速させることもできるし、減速させることもできる。 あまりにドルの減価が速まると、卑近な例では日本政府による米国債購入への反対の声が大きくなる。 いろいろあるがゆっくりやるのが得 ということかも。
IMFすら公的関与の必要性を指摘。
しかし、これではそもそも何の為の自己資本比率規制なのだろうか。。。
金融機関のサブプライム関連損失97兆円・IMFが推計
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080408AT2M0803D08042008.html 国際通貨基金(IMF)は8日発表した「世界金融安定性報告」で米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連
などによる世界の金融機関の損失が約9450億ドル(約97兆円)にのぼると推計した。同報告は公的関与の必要性を指摘。
11日にワシントンで開かれる7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は同報告をたたき台に金融安定化を議論する。
昨年10月の前回報告では金融機関のサブプライム関連の損失を2400億ドルと推計したが、その後の住宅価格の一段の下落に加え、
試算の対象を商業不動産担保融資などに広げたため、損失額が大きく膨らんだ。今回はサブプライム問題が表面化した昨年から、
今後2年間に生じる可能性のある潜在的な損失を3月時点で推計した。(ワシントン=米山雄介) (08日 23:51)
いやあ、アメリカは面白いですな。
こんな記事、意味分からないですよね。
表向きはマネーを供給せずに流動性だけを供給する手段の一環。
しかし。。何んでもありだな、アメリカ。。。。
この思惑は外れて98年以降の日本と同じ状態になる可能性があると思います。
ところで2011年から準備金に金利がつくって話は知らなかったなぁ。
これはどういう建前がついているのだろうか?
FRB、信用収縮緩和に向けた緊急対策を検討=報道
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31231120080409 <抜粋>
検討されている選択肢は、
1)財務省が必要以上の資金を調達し、それをFRBに預ける
2)財務省ではなくFRBが債券を発行する
3)銀行の準備預金に対する金利の支払いを、予定の2011年より前に開始する権限をただちにFRBに与えるよう議会に要請する
何でも有りになってきました。
これはジキル島で開催した方が良いのでは?
G7会議、金融機関に協力要請へ・危機回避へ首脳招集
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080410AT3S0901Q09042008.html 11日にワシントンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の拡大会合に、
世界の主要金融機関10社程度の首脳が出席することが明らかになった。米当局の要請を受けたもので、
金融機関が経営危機に見舞われた際の信用供与枠の維持などに協力を求める狙い。
G7に民間銀行首脳が招集されるのは異例。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に
端を発した金融不安が広がる中、官民連携で金融システムの動揺に歯止めをかける。
米からはシティグループのほかリーマン・ブラザーズ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなど
大手銀行・証券のトップクラスが出席。日本は米に金融持ち株会社を設立しているみずほコーポレート銀行の
佐藤康博副頭取が参加し、欧州勢のドイツ銀行などと合わせ米欧日三極の金融首脳がそろう。
欧米有力ファンドの代表者も参加する方向だ。 (07:00)
>>432 世界の主要銀を共同監視とのことだけど、
誰が監視するんでしょね(笑)
どんな指示をするんでしょね(笑)
誰が得するんでしょね(笑)
思わず(笑)マークを付けてしまったが、笑えん。
銀行(信用)を共同監視(監督)するということは世界経済を直接的にコントロールするということである。 静かなる世界通貨圏の創設であり、ヴェルナーの予見は既に当たりつつある、と思う。 ちなみに信用を重視し金利を中心的な役割としないのは、スティグリッツがそうである。 「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) T 新しいパラダイムの原理 より引用 P3-P4 本書の中心テーマとは、貨幣の取引需要に基づく金融理論の伝統的アプローチに深刻な問題が 生じてしまったということ、つまり、その理論では貨幣がなぜ、あるいは、どのように重要なのかについて、 説得的な説明ができないことである。むしろ、われわれは金融理論を理解するカギは貸出可能資金の 需要と供給であることを論じる。 (中略) 本書は、金融機関-銀行-が、経済動向を決める上で重要な役割を果しており、また、銀行自体や 銀行行動の中心的な特徴は情報の不完全性の分析に照らして理解される(あるいは、同分析から 導かれる)と論じている。
「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) より引用 P309 そもそも、貨幣あるいは信用のいずれに注目するかで、一体、いかなる違いが生じるのだろうか? 実は、そこに、いくつかの違いがある。 第一に、過去には貨幣の創出と信用の創出との間には密接な関係があったかもしれないが、 この関係は決して強固で不変だというわけではない。 (中略) 第二に、金利や金利による調整は、伝統的な金融理論とは異なって、中心的な役割を果さない。 (後略) P312 (1) 金融政策の引き締め程度は、実質金利ではうまく測れないだろう。そこでは信用の利用可能量が 重要となる。信用割当がある場合には、貸出需要ではなく、重要なのは貸出の供給だけである。
ヴェルナーやスティグリッツが指摘するように銀行が創造する信用の量こそが経済の第一変数です。 窓口指導を行なっている国ではヴェルナーが指摘するように中央銀行が直接的に信用創造量をコントロールします。 それ以外の国ではスティグリッツが指摘するように自己資本規制などの制度設計が銀行行動に働きかけ経済に波及します。 窓口指導にせよ金融制度の設計にせよ中央銀行群(BIS及び各国中央銀行)が行なっているので、根っこは同じだと思います。
時価会計にケチをつけるところまで追い込まれながら、何故、BIS規制の弊害が騒がれないのだろう?
そればかりか、どうしてより強化するという方向に向かっているのだろうか?
証券の評価の厳格化が会計基準の変更を迫りドミノを倒すきっかけになったし、自己資本規制が信用収縮を加速させている。
規制の内容が悪いわけではないが、変更時には問題が起きる。
それは予想していたはず。
金融機関の資本増強で与信が縮小、米経済が困難に=FRB議長
4月11日7時52分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000635-reu-bus_all [リッチモンド(米バージニア州) 10日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、金融機関が負債を減らし資本を
増強しているために企業や個人が与信を得られず、米経済は困難な状況に陥っているとの見方を示した。
議長は講演後の質疑応答で「金融システムおよび個々の金融機関の利益と経済全体の利益は、ある意味で相反している」と述べた。
緊張が続く中、金融機関はレバレッジを減らし、バランスシートを縮小させ、自己資本比率を高めている。しかし、これは与信を供与する
通常の市場機能を低下させることになると指摘した。
438 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/15(火) 23:51:34
現在の段階でBIS規制を強化するとは狂気の沙汰だね。
439 :
b :2008/04/16(水) 00:40:27
80年も前の出来事の「大恐慌」にこだわりすぎるかも知れないが、 どうも著者ガルブレイスの書き方が気になる。 (以下、ガルブレイス新訳「大恐慌」p232) しかし、ウィギン氏の金融オペレーションの中で、なんと言ってももっとも華麗だったのは、 チェース・ナショナル銀行の株式に関するものであった。 そのための財源には、チェース本店そのものの資金が当てられた。 特にうまくいった事例として、シャーマー社(引用者注:ウィギンが樹立したダミー会社)が 1929年9月23日から12月4日の間にチェース・ナショナル株を42,506株空売りしたケースが挙げられる。
440 :
b :2008/04/16(水) 00:41:10
(同書p234) 1932年末、ウィギン氏は会長への再任を辞退する意向を表明した。 その際、65歳を間近に控えた彼は 「長年にわたって、チェース・ナショナル銀行が成長と繁栄を謳歌し、社会のお役に立つ銀行たるよう心血を注いできた」 とやや大げさに語っている。 だが、一方で、エクィタブル・トラスト・カンパニーとの合併に伴ってチェースに移籍した ウィンスロップ・W・オルドリッチは、ウィギンを無用視するようになっていた模様である。 ロックフェラー一族配下のエクィタブルから来たオルドリッチは、ウィギンとは異なって従来型の堅実なバンカーだった。 ともあれ、ウィギンの退任に当たって、チェースの取締役会は、 「当行に対するウィギン氏の功績に多少なりとも報いるべく」 満場一致で彼に10万ドルの生涯俸給を支払うことを決定した。 だが、後に明らかになったところによれば、実はこの味のある寛大な処置も、ウィギン本人の発想によるものだったのである。 ウィギンの退職後数ヶ月経って、上院の調査委員会が彼の言動に関する詳細な調査に乗り出すことになった。 ウィギンの後任者となったオルドリッチは、前任者の怪しげな活動がいかに広範かつ多岐に及んでいたかを知って、 驚きの色を隠し得なかったのである。 そして、生涯俸給を支給することを決定したことはとんでもない間違いだったと述懐したのであった。 なお、ウィギンは、後にこの俸給を辞退している。 (引用終わり)
441 :
b :2008/04/16(水) 00:42:19
以下は引用部分に関しての感想。 大暴落が始まった1929年10月24日は「暗黒の木曜日」として知られているが、チェース会長の大量の空売りがこの時期に行われていた、ということがサラッと書かれている。 それはともかく、後任のオルドリッチが「驚きを隠し得なかった」という下りには、「ちょっと待てよと思わないだろうか。 チェース会長としてのウィギンの活動について社外の調査委員会が明らかにしたことを、チェースのトップになったオルドリッチが知らなかったということは少なくともあり得ない。 それどころか、ウィギンを追い出したかったオルドリッチが、前会長の弱みをつかんで追い落としに利用しようとしていたことは想像に難くない。 ただし、オルドリッチとしては、背任行為の証拠をウィギンの鼻先に突きつけるよりは、ロックフェラーを通じたコネを利用して、第三者委員会に調べさせるという手の方がよりスマート。で、本書に書かれているような顛末になったということではないのか。 しかし、驚いたふりをしたオルドリッチも白々しいが、著者のガルブレイスにしても、単純に公平な観点で書いているだけだろうか。 本書を素直に読めば、ロックフェラー系の銀行は(インサイダー取引などに走らない)堅実な取引をしているという印象を持たされるが、彼らはそんな正直者だったろうか? ロックフェラーが背後にいたということは、ウィギンをスケープゴートにしようとしたのではという想像も働くのだが、ガルブレイス自身もその輪の中に加わっているのかも、という気にさせられる。
新しい金融論(スティグリッツ/グリーンワルド) P86
自己資本比率を引き上げると、貸出残高は減少する。そもそもの意図は異なるが、
標準的なマクロ経済のコントロール・メカニズムと全く同じように、自己資本比率の引上げは、
その規制が実効性を持っている限り、貸出(したがってマクロ経済活動)に影響する。
(引用終わり)
銀行の自己資本、積み増しを・バーゼル委
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080417AT2C1601516042008.html 日米欧の銀行監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会は16日、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で
合意した監督強化策に沿い、銀行の健全性を示す自己資本比率の計算方法を厳しくすると発表した。
世界の金融機関が多額の損失を負った債務担保証券(CDO)など「二次証券化商品」を抱える銀行に対し、
自己資本を厚く積むようルールを変える。(後略)
>>442 要するに、信用収縮を加速させて世界的に不況へ落とし込むことを狙ってるのかな?
不況の先に何を狙ってるんだろう。単なる不況利権の拡大? 構造改革促進? それとも世界通貨統一?
なんにしてもイヤ〜な臭いのするニュースだよなあ……
>>443 嫌なニュースです。
銀行貸出、即ち信用の創造量を重視した理論に着目していれば自明なのですが、
自己資本規制の強化は
自己資本比率不足→貸し渋り→企業倒産→不良債権の発生→自己資本比率不足
というように信用収縮を直接的に引き起こします。
一方でこのループから抜け出る資本創造の仕組みも用意されています。
プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です。
BISとFRBは、マッチポンプを行なうことで経済の生殺与奪権を完全に掌握しているかのようです。
残念ながら我々には事後的に理解することしか出来ません。
ルカ04:03
そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」
ルカ04:06-07
そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。
だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」
445 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/21(月) 23:45:05
446 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/21(月) 23:45:07
447 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/21(月) 23:47:41
>>444 >プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です
プライマリーティーラーに貸し出す際の金利は公定歩合ですよね?
>>446 手をかえ品をかえやって来ますね。
見出し通りにモーゲージ証券と国債の交換をしたなら事実上の公的資金投入。
これは実はそういうわけではないですけれど、公的資金投入への期待感を高めるという効果がありそうですね。
勿論、表向きはお馴染みの銀行間市場の流動性の改善ですけど。
>>447 財務内容による、と思うんですがググってもはっきりしないですね。
この制度は2008年3月に突如始まりました。
元々プライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)というのを2003年からやっていて、これは銀行が対象。
財務内容が良い銀行は公定歩合で、悪い銀行はセカンダリー・クレジットとなって誘導目標+200bpで貸します。
このプログラムの対象を銀行からプライマリーディーラーに拡大したのとだと思っています。
これで銀行だけでなく有力証券会社(=投資銀行)が中央銀行から低金利で直接融資を受けられる。
これをうまく使えば公的資金投入と同じことが可能だな、と思ってます。
>>449 市場原理の体裁を繕うのとアメリカ国民の税金使っての金融機関への公的資金注入への批判を
かわす為のモノでしょうかね
ポールソンがG7で見栄を切ったのもこれを念頭に置いての事なのかしらん
>>450 ポールソンなんて名実ともに投資銀行の中の人なんだから、その利益しか考えないでしょう。
どう考えても公的な枠組みを使うよりも、民間の投資銀行を使った方が彼等には都合が良いでしょう。
救済する相手の株価は下がっていれば下がっているほど良いし、増資を引き受ける資金は連銀から安く長期に借りられると良いです。
欲張りなのでリスクを連銀に背負わせる形をとると思います。
連銀に損失が出ても、それは国民負担に転嫁されるだけですから関係者は傷まないです。
スキームはやや違いますが、JPモルガンによるベアーの買収劇はその雛形と言えます。
あれが議会で追認された時点で、FRBは巨大な権限を掌中に収めたと言って良いと思います。
訂正:ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000736-reu-bus_all [ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N>の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、設立される管理会社に供給するJPモルガン発行の劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
内訳はNY連銀融資が290億ドル、劣後証券が10億ドル。
期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合のプライマリー・クレジット金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券はこれにプラス450ベーシスポイント(bp)で現在は7.00%(訂正)となる。
*発表者側の申し出により、第3段落の劣後証券のスプレッドを「475ベーシスポイント(bp)」から「450bp」に、
金利を「7.25%」から「7.00%」にそれぞれ訂正します。
バーナンキFRB議長:戦いの片手に権限拡大、片手に大恐慌の教訓
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=awkA8p917CeE&refer=commentary <抜粋>
・バーナンキ議長は、連邦準備制度の95年の歴史の中でも最も積極的にその力を拡大して事態に収拾に対応した。
・1930年代以来初めて投資銀行に対しても連銀の窓口貸し出しを実施できるようにした
・資金難に陥った米投資銀行ベアー・スターンズを救済するという前代未聞の措置を講じた。
・ポールソン米財務長官が3月31日に発表した米金融行政の大幅な改革案は、FRBの試みを支持する格好となった。
・商業・投資銀行や保険会社、ヘッジファンド、投資信託を含む金融システム全体を監督する恒久的な役割を連邦準備制度に付与するという方針が示されていた
・ライル・グラムリー氏「ポールソン長官の改革案についての1つの解釈は、望むことがすべてできるような権限を手渡されたということだ」
・2000年に出版した大恐慌についての考察を記した著書では、序文に「大恐慌を理解することが、マクロ経済の究極の目標だ」と記している。
・議長の意図は、FRBの権限を最大限に引き出すことだ。
453 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/26(土) 18:02:19
中央銀行が低インフレを目指す理由とデフレが破壊的に作用する理由。 銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。
>>45 いろいろな考え方があるでしょうが下記は一例として。
>中央銀行が低インフレを目指す理由
(1)目標をインフレよりにするのはデフレスパイラルに陥らないようにするためのバッファ。
完全な安定は不可能だから、デフレよりはましなインフレの方に軸足を置く。
(2)低く抑えるのはインフレタックスという問題があるから。
>デフレが破壊的に作用する理由
これは多岐に渡るでしょうね。
とりあえずデフレスパイラルでググって読んでおくのが無難でしょうか?
企業のバランスシートという観点でも論じることが出来ると思います。
また『円の支配者』の主張の一つは、「デフレこそが今(当時)の日本の不景気の原因である」ということです。
そのかいあってか今ではデフレと不景気は同義語であるかのように使われます。
>銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。
フィッシャーの交換方程式 でググっておいてから『円の支配者』を読むか、このスレの
>>5 以降を読んでは。
さて銀行決算も一通り終わって踊り場に来ました。 これからは二通りのシナリオがあると思います。 (1)一旦、矛を収める 既に多国間の中央銀行の協調体制が世界に認められたし、FRBの権限も大幅に拡大出来たことに満足し一旦は小休止し、次を本番にする。 これから金融寡頭勢力同士で新株を引き受け合うことになると思いますが、その後で株価下落が続くと彼らに損失が出てしまう。 (2)市場が楽観に転じたところでカモの晩餐を開く。 両者の違いは休日の長さの違いに過ぎませんが、意味的には大きなちがいがあるでしょう。 ファビアン思想からいくと(1)のような気がしますが、読めるものではありません。 後れて報道される事実を元に理解に努めるのが精一杯です。 ただ、ここまでの流れは ・戦術的には 自己資本比率規制×会計規則の変更 ・戦略的には 金融危機の結果として起きる超国家的中央銀行システムの権限拡大 という観点で眺めていると非常に興味深かったと思います。
それにしても昨年の7/19のバーナンキ証言をきっかけに始まった一連の危機。 一年もたたずしてFRBの権限が大幅に拡大し、時を同じくしてに公的資金を投入。 これで、もしかしたらソフトランディング。 天晴れじゃないですか。 お金やルールは、それを創る側の人達にとっては守護するべきものではなく もっと大きな目的を達成するための道具に過ぎないということが改めて分かりました。
458 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/28(月) 02:36:50
ファビアン思想とは何か?
>>458 失礼。ファビアン社会主義者が好むやり方というニュアンスで書きました。
性急に事を運ぶやり方は「らしくない」。
マネーを生み出す怪物P117
ファビアン協会
ファビアン協会とは世界社会主義実現をめざしたエリート知識人の集団である。共産主義者が
暴力と革命を通じて迅速に社会主義を樹立したがったのに対して、ファビアンのほうは宣伝と法律を
通じてゆっくりとことを成すほうを好んだ。社会主義という言葉も使わず、代わりに大衆のための福
祉や医療、賃上げ、労働条件改善などを掲げた。
P121
IMFが設立したとき、ファビアン社会主義者ジョン・メイナード・ケインズは、世界の中央銀行が
「バンコール」という準備通貨を発行して、すべての国の政府を金の規律から解き放つことを
思い描いていた。
ちょっと話ずれるけど、今、草思社のHP見たら、 どういう形になるかはよくわからんけど とりあえず倒産解散は免れたみたいだね。
461 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/04/29(火) 19:51:59
ウェゲナー氏の新作はいつごろでますか?
462 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/02(金) 02:23:02
今回のサブプライム問題は、サブプライムのような融資を証券化し、金融の分野で信用創造が拡大した結果起きた金融の暴走と考えてよろしいかな? ヴェルナーの述べる分解信用創造のモデルからわかるとおり、非GDP取引への過剰な信用創造が起き続けた結果として株式市場は60兆ドル、CDS市場は45兆ドルまで拡大した。 肥大化しすぎた金融から株や不動産の下落で、商品市場にマネーが流れて、商品の値上がりにつながる。 商品市場の値上がりが、実物経済を混乱させ、スタグフレーションを引き起こしている。
463 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/02(金) 02:30:16
>>454 世の中のお金が借金によって作られているので、低インフレにすることによって企業のバランスシートの負担を低く抑えるという考えは如何ですか?
>>462 ええ、そうでしょう。証券化が暴走を招いたようです。
銀行が新規の貸し出しを行った時に信用創造が行なわれ流通しているマネーが増えますが、
これに対する制約(歯止め)として法定準備率、支払い準備率、自己資本規制があります。
ところが「貸し出し」を証券化して投資家に売ってしまえば、バランスシートの「貸し出し」が「現金預け金」に変わります。
これは準備率や自己資本規制という歯止め効かなくなることを意味し信用創造の暴走を招いてしまったようです。
銀行が債権を証券化して売っておわりなら、バブル崩壊で投資家は破滅しても銀行自身は安泰だったでしょう。
ところが銀行自身も他の金融機関が発行した証券を持っていたり、傘下にSIVを抱えていたことで巻き込まれました。
そしてこの崩壊はいつかは起きる運命でしたが会計規則の変更によって時期を特定したような気がします。
RMBSとその派生商品のバブルがはじけて、そのお金は先ずは国債や原油先物や金やプラチナ、穀物先物に流れたようですね。
原油先物や穀物先物の活況は物価上昇の遠因になるでしょう。
また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
逆に連鎖的な信用収縮(貸し剥がし)が起きればデフレが起きます。
うまくバランスすれば物価上昇が抑制されるかもしれませんが、そんな芸当はさすがに無理でしょう。
インフレ(又はスタグフレーション)の可能性が高く、その次にもしかしたらデフレがおきるかもしれません。
FRBの政策によってもある程度方向付けられるでしょう。
ところで、物価の問題を通り越し、食糧危機に発展していますね。
以前NHKで見たんですが、アメリカの農家がコーン価格が上がるのを待つために巨大な備蓄倉庫を共同購入していました。
天明の大飢饉が世界規模でおきるんじゃないかと不安に思いました。
>>463 経済成長への貢献という意味ではそれが一番大きいと思います。
事業主にインセンティブを与えることになります。
>>464 の訂正
×また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
は文脈上、重複してますね。ここは
○また、金融市場から産業市場への流出も進むでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
とすべきでした。これは名目GDPも押し上げますからスタグフではなくインフレ要因ですね。
467 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/02(金) 23:00:03
>>466 商品市場にマネーが流れることで、コストプッシュインフレを引き起こす。
産業市場にマネーが流れれば一時的に産業市場の消費が活性化する。
この時点ではインフレです。
しかし、証券や不動産の下落による混乱は、銀行の自己資本を毀損することになり、貸し渋りが起きる可能性がある。
そうなると、銀行貸し出しがされなくなり、消費が減少するのでデフレになる。
と言う流れですかね。
>>467 そういう筋道があるな、と思っていますが、正直分からないです。
スタグフ、インフレ、デフレの全てがあり得ると思います。
ただ、私は世界通貨統合(少なくとも国際決済通貨の創設)という計画があると信じているのですが、
その場合でも現在の基軸通貨であるドルのハイパーインフレをきっかけにするという方法論はとらないと思います。
「金など要らない」という状況が生じるとマモニズムが一気に解けてしまいますから、あまりにもリスキーです。
ですから、高インフレがある程度の期間起きるかもしれませんが、中央銀行の表の顔であるインフレファイターぶりが
発揮されてハイパー化は防がれるのでは無いでしょうか?
今と全く違う仕組みの通貨、例えば商品バスケット通貨などが用意された後でのドル暴落はあり得ると思いますが手順前後は
無いのではないかと思います。
469 :
468 :2008/05/03(土) 00:52:23
話を飛躍させてしまったので少し戻して、 アメリカの場合、貸し出し統計を見ただけでは信用創造の伸びが正確に測れそうにないので困りものです。 ヴェルナー理論では『新規の貸し出し』が重要としてます。それはそうです。 不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。 アメリカの場合はもっとやっかいで、「貸し出し」が証券化されて転売されてしまいます。 そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。 ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。 さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。
470 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/03(土) 11:37:23
>>469 >貸し出しが証券化されて転売されてしまいます。
>そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。
証券化されてしまうということですが、証券化されると貸し出しが現金預かり金に変わってしまう。
そのときの統計は、貸し出しがなされる前に変わるのか、された後に現金預かり金に変わるのかどちらでしょうか?
貸し出しがされた後に証券化することによって貸し出しが現金預かりに変わるのなら統計上は問題ないと思うのですが。
何十年もアメリカの経済を分析していた知り合いは、統計が操作されている可能性を疑っています。
全世界のエコノミストが注目するアメリカ経済で信用創造のような分かりやすい指標など正確に出さないだろうと。
911を自作自演するような国ですから、その疑いはあながちありえなくはないと思います。
>ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。
ここはいかがでしょうか?
http://www.federalreserve.gov/releases/h8/data.htm >さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。
CMAに関しては信用創造を行いますか?
>>470 一月前の貸出残高が100だとして翌月に110になっていれば
この一月の信用創造の増減が+10だったのだな、と思いたくなります。
事実、日本なら大体それで間違いないでしょう。
ところが証券化が進んでいるとこの類推の精度が下がります。
ややこしいので具体例。
今月の信用創造の増減、即ち貸し出しの増減が+30だったとしましょう。
しかし、このうち20を証券化して売ってしまえば、これは帳簿上、「貸出」ではなくなります。
すると見掛け上貸出残高は+10となって、「今月の信用創造量は+10なんだな」っと思ってしまいます。
これは錯覚で本当は+30の信用が供与されているのです。
この議論は統計に反映されるタイミングがどうであれ、結局はおきる事です。
今、FRBが発表している貸出残高は順調に増加しています。
では、それだけ信用創造は進んでいると考えて良いのか?これが疑問です。
証券問題で証券化が鈍ってきているので上記の例とは反対に貸出残高という統計値で見ると伸びている錯覚をしている可能性があります。
私の説明は下手で申し訳ないですが、良いのが見つかりましたので貼っておきます。
米国でクレジットクランチは発生しているか
ttp://www.jri.co.jp/thinktank/research/eye/2008/0205.pdf
472 :
471 :2008/05/03(土) 14:00:18
付け加えるとFRBが統計を操作する可能性は個人的にはあり得ると思います。 しかし最初からそういうのを前提にしても立証不可能だしどうしようもないかなと思います。
473 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/07(水) 00:41:41
5月6日 赤旗
中小企業向け貸し出し大幅減
銀行の貸し出しが減少しています。
日本銀行の調査によると都市銀行など大手銀行の三月の貸し出し平均残高は前年同月比0、2パーセントの減となりました。
前年実績割れは2007年4月以降、12ヶ月連続です。
日経ネット
銀行計貸出残高
07年度の銀行貸出残高、0.7%増
http://www.nikkei.co.jp/keiki/zandaka/
バーナンキは少なくとも連銀に口座を持つ金融機関にとっては神、あるいは絶対君主ですね。
いろいろな問題がくすぶっていますが、今のスタンスを続ける限りクラッシュは無いでしょう。
本当は納税者にコストあるいはリスクを背負わせることで支えたのですが。。。
そして、次のシナリオはなにをきっかけにいつ動き出すのでしょうか?
米FRB、準備預金への金利付与を議会に要請へ=WSJ
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000701-reu-bus_all [ニューヨーク 7日 ロイター] 7日付のウォールストリート・ジャーナル紙によると、米連邦準備理事会(FRB)は、
商業銀行の準備預金に金利を付ける権限を年内に認めるよう議会に正式に要請する。
複数の関係筋の話として報じた。金利の調節手段や信用不安への対応手段を強化することが狙い。
同紙によると、FRBの幹部スタッフが今週、FRBの監督を担当する議会委員会と、この問題について協議した。
民主・共和両党の主力議員は、FRBの提案に前向きだが、銀行救済は政治的に敏感な問題で、議会で早期に承認されるかどうかは不透明という。
バーナンキFRB議長が、近く議会に書面で要請する。
預金準備全額に金利を付ける案と、最低必要額の超過部分にのみ金利を付ける案が提案される可能性がある。
年間コストは、前者が1億5000万ドル前後、後者が3000万ドル前後という。
FRBは、年内の実施を求めており、議会が8月の休会前に動くことを望んでいるという。
準備預金に金利…… なんか、すげー姑息な感じで笑っちゃうけど、でも着々とやるって感じだねえ
日本の量的緩和政策(正しくは超過準備政策)において準備金(超過部分だけでも)利子がついたら銀行は嬉しかったでしょうね。 勿論、これは間接的な国民負担。 何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、 超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。 もっとも、この政策は確かに銀行間市場の安定化に貢献するでしょうし、より金融市場を統制しやすくするでしょう。 「金融システムが危機に陥れば納税者は大きなコストを支払うことになる。ならば、この小さなコストの方がベターだろう。」 聞き飽きたロジックです。 しかし忌々しいことに今の金融システムではそれがベターだと認めざるを得ません。
477 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/07(水) 22:47:15
>>476 >何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、
>超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。
これって日銀でも同じですか?
>>477 Yes.
中央銀行は資産を習得することでベースマネーを発行します。
資産は銀行への貸し出しであったり社債もありますが、代表的なものは国債です。
これらの金利収入が中央銀行の収入になります。
支出はオペなどの様々な取り引きにおける損失や職員の給料や福利厚生費(や福井さんの企業年金とか)といった諸経費です。
収入から支出を引いた剰余金のうち一部を必要に応じて準備金としてストックし残りは国庫に返還します。
正確さを期したかったり詳細を知りたければ日銀のHPを参照ください。
あっと、分かってると思うが日本では(まだ)準備金に金利はついていません。
ん?こいつらこっちの様子を欲みてるよw
>>478 > 昨今の報道の仕方はあまりにも不親切で断片的
ほんとそう思う。
例えばヴェルナー読者とかなら「信用」が何を意味するのかわかるけど、
TVや新聞は説明もなしに「サブプライムで信用収縮がどーの」とか平気で言いっぱなすもんね。
>>482 同感です。
私は特に資金供給について「輪転機を回す」とか「札を刷る」と表現することが時々あることに問題を感じます。
勿論、これは慣用的表現ですが我々はこの言葉から何を連想するかは決まっています。教育によって条件付けされてますので。
敗戦国ドイツで起きたハイパーインフレ、
リアカーに札束を入れて買い物に行ったり、
薪を買うのが面倒で札を燃やしたっていうエピソードが頭に浮かぶはずです。ハイパーインフレです。
実際には中央銀行が資金供給を行なっても我々の身の回りに流通するお金は増えません。
資金供給を行なえば超過準備金が増えるのでその乗数倍の信用創造が起きるじゃないか、という人も居ますが、
銀行が資本問題で苦しんでいる時にそれは起き得ないのです。
一方で連銀の口座は金融機関同士の取り引きの決済に使われます。
すなわち資金供給で準備金が増えれば彼等が行なう取り引き対象の値上がりには直接繋がる可能性があります。
それは国債だったり社債だったりMBS,、もしかしたら株や商品証券かもしれません。
資金繰りに心配がある金融機関は短期国債メインで長期国債を、より余裕のあるところは高格付けの社債から株や商品証券にも手を伸ばすでしょう。
そして我々はマネーサプライによるインフレではなく、商品証券の値上がりが招く新しいタイプのインフレに直面しているのかもしれません。
訂正 商品証券っていうのは間違いです。 商品先物取引って言うべきですね。 そして銀行とかが直接これを購入することは多分出来ないかな? このあたりは調べなきゃ。。。
487 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/09(金) 07:49:14
無担保短期コール翌日物ってなぜ銀行は使いたがるのでしょうか? 日銀からの貸し出しのほうが金利が安いと思うんですが
>>487 いえ、無担保コールO/N物レート(平均)の誘導目標より基準貸付金利の方が必ず高く設定されますよ。
今で言えば前者が0.5、後者が0.75です。
次に良く見かける理由は、日銀借り入れなんてすると金融市場から資金調達出来ないような財務状況かと思われてしまうことかな。
三番目にいろいろと干渉されるのが嫌なんじゃないでしょうか?
我々が銀行から借り入れる時ですら融資の時に年収とか仕事とか用途とか様々なことを聞かれますよね。
日銀の窓口で借りる時も「使い途を問わずに貸してよ」ってわけにはいかないんじゃないでしょうか?
公式・非公式の「アドバイス」なり「道徳的説得」がされるんじゃないですか?・・・・・・・・窓口指導って奴ですよね。
今、アメリカでは窓口貸出が増えてたと思いますが融資担当者はこんなことを言ってるかもしれませんよ?
「ご希望通り御融資致します。そういえば、〜〜銀行が近々増資致しますね。資金の一部をそちらで運用される
のもいいかもしれませんね。」 空想ですけどね。
489 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 15:14:10
銀行会計について学ぶには「銀行経理の実務 」は有効ですか?
490 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 17:53:36
面白い情報なので貼っておきます
902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01
米AIGの第1四半期は過去最大の赤字、資本調達へ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS817959520080508 世界最大の保険会社、米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
が発表した第1・四半期決算は前四半期に続き過去最大の赤字を計上。
バランスシート強化のため 125億ドルの資本を調達すると明らかにした。
純損失は78億1000万ドル 1株あたり3.09ドル)。前年は41億3000万ドル(同1.58ドル)の黒字を計上していた。
第1・四半期はモーゲージ投資などに絡む評価減が響いた。
クレジットスワップ関連では91億1000万ドルの評価損を計上した。
商品の単価が1万円以上場合、消費税の税率を8%にする。 商品の単価が1万円未満の場合の消費税率は現行のまま税率5%に据え置く。 これが最善の消費税率。
492 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 17:54:18
902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01 ここで気になるのは、CDS関連の評価損を91億ドル計上しているということです。 少しおかしな表現となりますが、CDSはデフォルトが発生しないことを前提に取引されてきたわけです。 CDOでも問題となりましたが、リスクを分散させることで全体的なリスクを下げるという 金融工学の手法が無効化してしまっている。 このような手法は、現在のような信用収縮、流動性不足の状態を、まったくといってよいほど考慮していない。 結果的に、リスク分散が相対的なリスクの回避から、単なるリスクの拡大に変化してしまっている。 サブプライム問題の発生と世界的な資金規模の縮小、信用リスクの上昇により、問題発生以前に販売され たCDSは、膨大な含み損状態に陥っているものと推定される。 また、CDS市場は株式や債券市場などに比べ規制が少なく参入しやすいために、十分な支払い能力を持た ないヘッジファンドなどのリバレッジマネーが流入している。 デフォルトが発生した場合、CDSの売り手に実際の支払い能力不足は生じる可能性が指摘されている。 さらにいえば、ヘッジファンドには中央銀行などの救済などのセーフティネットがないということである。 CDSを行使しても、保険金が受け取れないということも十分に考えられるわけですね。 この場合、デフォルトの連鎖が津波となり、CDSの買い手と売り手を同時に襲うこととなる。 ちなみにCDSの総額は45兆ドル以上といわれている。 金融危機は新たな段階に入ったのかもしれません。
>>490 こういうのがまだまだ出てくるんでしょうね。
簡単に125億ドルの資本調達というけれで誰が買うんでしょうんね?
他にもシティが3年で4000億ドル!!の資産売却でしたっけ?これもね。
全部まとめてFRBがマネージメントするんでしょうね。
個々の判断に任せてたらクラッシュするような気がします。
自律飛行出来ないことを良しとしているのか、それとも持て余しているのか。
495 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/14(水) 23:30:57
>>495 融資担当者が回答している側のやつですね。
明らかに融資基準を厳しくしていますから企業倒産の増加が懸念されますね。
そしてそれが不良債権の再生産どころかCDS市場に飛び火して加速するっていうのが悲観シナリオですか。
他にも原油バブルとか食糧危機とかバーゼル3とか引き金はいっぱいあるし、次の幕は確実に開くのでしょう。
FRBに盲目的に依存することで作られた平安は永くは続かないでしょう。
マネーを生み出す怪物 P551
カモは飛ばなくてもすむので幸せだった。農民はもっと幸せだった。長い冬のあいだ、
いつもおいしいかも料理を食べられたからである。
497 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/16(金) 01:01:03
>>496 後はアメリカ国債の格付け引き下げとかね。
AAAはどう考えてもおかしいでしょ。
前川リポートの前身という 佐々木直「世界国家への自覚と行動」(佐々木レポート) はどこで読めるかご存じの方います? 前川の方はネットに全文あるんですけど、佐々木の方は無いみたいで。
499 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/18(日) 22:36:11
○ロン・ポールは、最近、「革命宣言」(レボリューション・マニフェスト) を出版した。 ○つまり、彼は、「革命」!! を米国民衆に呼びかけて居るのである。 ○ロン・ポールの「革命」の綱領は何か。 ○それは、 (1)米国建国の精神に復帰せよ。 (2)海外のすべての米軍を米本土に引き上げる。 (3)米FRBの現体制を廃止して、米国通貨を米国の国民、議会の 管理下に置くべし、と。 ○しかし、米国FRBの所有者は誰か、 ○それは、ロスチャイルド=シティ・オブ・ロンドンを中核とする イルミナティ世界権力である。
ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。
そこに祭壇を築いて、焼き尽くす生け贄を神に捧げた。
神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、
全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。
その契約の証として、空に虹をかけたという。
―旧約聖書『創世記』より
商品市場、バブル発生の可能性も=リーマン・ブラザーズ
2008年 05月 19日 15:12 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK818304120080519 ・商品インデックスで運用されている資産は2006年初めの総額約700億ドルから、今年4月中旬には2350億ドルに拡大したという。
・商品市場は規模が小さく、一部の商品は100万ドルの資金流入で相場に大きな影響が出る場合がある。
・新規の資金流入は昨年12月以降急増している。
・商品市場では、原油CLc1、金<XAU=>、銅MCU3などが最高値を更新。
・一般にはなじみの薄いスズMSN3や鉛MPB3も昨年、中国の需要拡大などを背景に最高値をつけている。
プリンスの系譜が今どうなってるのか気になるよな〜 いまだ存在するのかしないのか、存在するなら誰なのか。 確かに白川は露骨なプリンスっぽさは感じないね。実際はわからんけど。 ちなみに先日の日経記事曰く、今回日銀が副総裁に推薦したのは以下の三人。 白川方明 平野英治 三谷隆博
銀行業ってやっぱりクリエイティブ。 自分が創造した信用を相手に融資して自分が持っている不良債権を買い取ってもらう。 銀行業としてはOKなのは分かるが、凡人の感性で言わさせて貰うと不思議というか。。。 直接関係ないけどブラックロックって郵貯の運用委託先の候補でもある。 スイスのUBS、ブラックロックへの資産売却で資金の75%を融資 2008年 05月 21日 16:04 JST <要約> ・UBSは21日、150億ドル相当の不良債権化した米国の不動産ポートフォリオをブラックロックに売却する ・UBSはブラックロックに資金の75%を融資した ・ブラックロックは、残りの37億5000万ドルを投資家への株式発行で調達するという
504 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/22(木) 04:50:47
プリンスがいるなら多分東大法学部出身だ 日銀出身総裁のほとんどが東大法学部出身だ
>>503 不思議もなにも、通常の概念ではそれを「詐欺」って言うよ
>>504 なるほど。
ちなみに白川は東大経済学部卒だね
>>505 本物の詐欺師は尻尾を掴むことが出来ないどころか掴むべき尻尾が無い、ということだね。
しかし、こういうのって途中に第三者を介在させることで分かり難くするものだと思っていたけど相当追い詰められてるんだろうな。
ため息がついてしまうのは、どう考えても郵貯は使われるだろうなってこと。
適当な受け皿会社が作られ、そこが発行する社債や株式を郵貯資金で買う(見掛け上は郵貯の資産は社債や株式)。
受そしてけ皿会社はそのお金でいろんなところの問題資産を買い取る。まあ、こんなところでしょう。
首尾よく買い取り資産が値上がりすれば運用会社は多額の報酬を得、国民も満足するだろうが、運悪く失敗すれば国民負担になる。
日銀総裁っていつ決定したの? 新聞で報道された?
510 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/23(金) 05:53:18
これを理由に新ドル発行か?
米紙幣は視覚障害者に差別=識別できるよう変更命令−連邦控訴審
5月22日15時1分配信時事通信
【ワシントン22日時事】ワシントンの米連邦控訴裁判所は22日までに、現行のドル紙幣は大きさが同じで、目の不自由な人が識別できず、差別に当たるとして、
紙幣のサイズや質感の変更を命じた一審判決を支持し、財務省に対策を講じるよう命じた。米主要メディアが伝えた。
訴訟は視覚障害者団体が2002年に提訴したもので、同省は紙幣を変更した場合には、政府や自動販売機業界などに多額の出費を強いるなどと主張し、反対していた。
判決は、ドル紙幣は身体の不自由な人の社会参画を保障した連邦法に反しているとした上で、「大半の外国紙幣は識別できるようになっている」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000073-jij-int
単なるネジレ現象以上のことが起きているのかもしれませんね。
劇場型というか茶番劇に慣れてきて無関心になって来ているけど、これらのドタバタには深い意味があるんでしょうね。
日銀副総裁人事、選考中だが候補者が出てこない=福田首相
008年 05月 26日 20:01 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31961120080526 [東京 26日 ロイター] 福田康夫首相は26日夜、官邸内で記者団に対し、空席となっている日銀副総裁の国会同意人事について
「いろいろ候補者をあたっているが、スムースに行かない。(これまで)4人が拒否され、なかなか候補者が出てこない。今、選考中だ」と述べた。
日銀副総裁人事については、町村信孝官房長官が26日午前の記者会見で、今国会での人事案提示は難しいとの認識を示していた。
政府は27日午前の議院運営委員会両院合同代表者会議に預金保険機構の理事長など同意人事の候補者を提示する予定だが、
その中に日銀副総裁は含まれない見通し。
513 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 02:53:51
>>513 そういうニュースが一番重要だと思うのですが扱いが小さく中途半端ですよね。
貸し高残高推移も併記すれば良いのにと思う。
クレジットクランチと報道してた時ですら貸し出し残高推移を載せていなかったからマスコミは怠慢だと思う。
515 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 21:37:31
516 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 21:39:14
>>514 過去の貸し出しでは融資姿勢が厳しくなった後に連動して融資残高が減少していますね。
517 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 22:33:24
>>515 130 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 21:13:01
>>125 面白い指標を持ってくるね。このグラフ化はどういう意図があるのだろう?
"現金受託機関の非借入準備金"
ようするに民間の金融機関が中央銀行に預けている預金から中央銀行貸出しを引いた額
この間も中央銀行が貸出している額をグラフ化していたけど、同じものを別の角度から見たものでしょうね。
分からないものを大げさに扱うと痛い目に合うよ。
預金準備制度、超過準備金、連銀窓口貸し出し、このあたりが分かっていないならスルーしておいた方が良いグラフ。
131 :130 :2008/05/28(水) 21:22:48
ググって見たが、多分、この記事を入手して読めば詳しく書いてあると思う。
この指標は無視しておいた方が無難。
ttp://www.tokyotanshi.co.jp/market/archive_tw.shtml 臨時レポート【2008年2月12日号】
「非借入準備を巡る混乱に苦笑するFed」
1 Fedも対応に追われた「非借入準備」に関する誤解
2 非借入準備の急減はTAFが原因:単に統計上の問題
3 Fedは80年代に「非借入準備目標」を棄てている
4 ボルカー時代の「量的引き締め策」の“亡霊”?
>>515 勉強になるお題ですね。少し調べてみました。
・FRBはかつて(1979年10月6日以降),操作変数の重点をFF金利から銀行準備へ変更する新金融調節方式へ転換した時期があった。
・その時使った指標が非借入準備(総準備から連銀借入れを引いたもの)でこれを抑制すると金融引き締め、大きくすると金融緩和という指標。
・非借入準備は中銀貸出という方法で供給すると大きくならない(総準備も増えるが借り入れも増える)がオペレーションで供給すると大きくなる。
・それ以降最近までは供給の方法がオペレーション中心になっているから既に意味の無い指標になっていたと思われる。
・ところがここのところTAFなどのいろんな融資方法が現われたのでマイナス項が増えている模様。
と、いうことで統計上の問題だと思います。これを金融引き締めと捉えたら真逆の解釈になってしまいますね。。。
但し、疑問もあります。
本来は、中銀貸出によって総準備の方も増えるはずなので大部分が相殺されると思います。
それが、これほどまでにマイナスになるということは、中銀貸出しによって供給されたお金が連銀の口座に留まっておらず外に出ていっていることを
示唆するのかな?そうだとすれば、そのお金は一体どこへ?原油市場?分からない。
>>517 のレポートを読みたい。
519 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 23:53:41
>>469 >不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。
何故、不良債権処理が起きると貸し出し統計がへってしまうのでしょうか?
520 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 23:58:45
植草教授の本を読んだら、ヴェルナーの「円の支配者」は 財務省への批判を日銀に押し付けるためのプロパガンダみたいな感じで書かれていて、 その主張も否定されてた。
>>519 確か、統計上の慣例とありましたね。
こういうことだと思います。
貸し出し統計は銀行資産の「貸し出し」と対応させているようです。
まあ、当然といえば当然です。
不良債権処理を行なうということは銀行の資産「貸し出し」を正式に減らすということなので統計上の貸し出し残高も減るようです。
ところがヴェルナーが重視しているのは新規の貸し出し量です。
例えば私が銀行からお金を借りて家を買います。
銀行は私の為に預金を創って貸してくれます。
そのお金で私は家を買うので、私の預金口座から〜不動産だか〜建設にお金が振り込まれます。
これが新たに経済に供給されたお金であり、
その後で私が銀行にお金を返せなくなったとしても、このお金は経済活動に寄与している、と考えるようです。
>>520 それは私も読みました。
植草教授の見方もありかと思います。あれだけの人なのでそれなりに根拠があって書いてるんでしょう。
実際問題としてヴェルナーの立ち位置は良く分からないんですよね。
ただ、あれを読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。
説明責任を果さないですよね。
それと信用理論自体はスティグリッツも同じようなのを展開しているし、まあ、分かり易くて良いんじゃないでしょうか。
522 :
521 :2008/05/29(木) 00:24:16
×ただ、あれを読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。 ○ただ、円の支配者を読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。
アメも日本も色んな意味で転換期ってことなんだろうなあ。
日銀の内幕本や批判本で福井総裁の時期についての本ってある? 速水総裁のときについては中原伸之をはじめとして結構あるんだよね。 でも福井総裁の時期のは見あたらない。 プリンスが総裁のときの日銀について知りたいのにぃ〜!
526 :
525 :2008/05/29(木) 21:55:44
蛇足だけど、 福井総裁就任の2003年でヴェルナーの出版が終わったこと、 福井日銀に対する批判(に通じる)本がないこと、 関係あるようなないような?(笑) いやまあ、そういうことはさておき、ほんと福井日銀の内幕本読みたいっす。
ヴェルナーによると政策金利は煙幕で金利に関係なく引き締めたり緩和したり出来るという。
統計を眺めていると確かにそのようではある。準備金に金利がつくようになれば尚更だ。
ところでユーロのM3の伸びは相変わらず10%を越えている。
2007年の名目成長率が約5%(実質2.6% デフレーター2.2%)だからその二倍のマネーが創られている。
もっともユーロ決済エリアの拡大を考慮すれば、それほど過剰ではないのかもしれないが。
-----------------------------------------------------------------------
<参考1>
4月ユーロ圏マネーサプライM3伸び率は前月から加速、予想上回る
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32021720080529?rpc=175 ------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------------
<参考2>
「金融経済統計月報」
ttp://www.boj.or.jp/type/release/teiki/sk/data/sk5.pdf 海外 76 政策金利
海外 78 マネーサプライ
海外 79 実質GDP GDPデフレーター
------------------------------------------------------------------------
528 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/02(月) 22:37:54
欧州のマネーサプライの伸びは少し異常だね
言葉を選んでいるがプライマリーディーラー貸し出しによってFRBから資金調達出来るようになった
特権的な非預金取り扱い金融機関が中小銀行を飲み込んでいくであろうことを示唆した記事。
中小銀行の買収が増加へ、預金は安価な資金調達源との見方=PIMCO共同
6月2日14時24分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080602-00000554-reu-bus_all [ニューヨーク 1日 ロイター] 債券ファンド最大手の米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の
モハメド・エルエリアン共同最高経営責任者(CEO)は1日、金融機関は安価な資金調達源として預金を求め始める公算が大きく、
中小銀行を買収の対象とする可能性がある、と述べた。
エルエリアン共同CEOは、2日付の米金融専門紙バロンズとのインタビューで、連邦準備理事会(FRB)による資金調達ウィンドーの
オープンが金融システムの再編成を引き起こす可能性があり、銀行はリスクの削減とさらなる規制に備えた資本の獲得を余儀なくされる
との見方を示した。
共同CEOは「金融機関が商業銀行のように規制の対象になるのであれば、商業銀行の持つ特権、すなわち安価な資金調達源への
アクセスを通じた利益の享受を試みるだろう」と述べた。
また、政府系ファンドは金融セクターにおける役割が増加するが、出資に上限が定められており、いずれ限界に突き当たると予想した。
>>527 GDPデフレータで見るとユーロ圏べつにおかしくないね…
>>530 ええ、そうですね。二つの解釈が可能だと思います。
・ユーロを決済手段にする国や地域が拡大しているのでマネーサプライの増加は健全に吸収されている。
・GDPにカウントされない取り引きが益々拡大している。
ところで、銀行の破綻問題についてようやく報道が始まりました。4件目だそうです。
>>529 の動きとともに再編が進み、明らかな勝者と敗者に分かれるのでしょうか?
また、実体経済への影響はどうなるのでしょうか?
米銀、破綻が増加 不動産融資焦げ付き
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080603AT2M0202D02062008.html 【ワシントン=藤井一明】米国で銀行の破綻がじわじわと増えてきた。5月末にミネソタ州の小銀行、ファースト・インテグリティが破綻し、
今年に入ってからの破綻件数は2004年と並ぶ4件目となり、このままのペースが続けば02年(12件)以来、6年ぶりの高水準になる可能性もある。
不動産関連の融資の焦げ付きに加えて、景気の不安も打撃を与えているとみられる。
銀行破綻の増加は金融機能の衰えを示すだけでなく、金融不安に火が付く恐れもはらむ。日本の預金保険機構に当たる米連邦預金保険公社
(FDIC)は破綻処理にあたる職員の増強など対応を急いでいる。
日本中が「物価高=インフレ」で思考停止してるよね。 誰も貨幣価値と物の価値は別だと言わない。 しかも日銀まで(本気か演技か)インフレだから緩和はできないみたいなことを言うんだよね。 呆れるしかない。
FRBの次の一手は?
(1)銀行システム 不安定 金融支援継続の必要性あり
(2)失業率 高い 金融緩和の必要性あり
(3)PCEデフレーター 高い 金融引き締めの必要性あり
(4)金融政策の副作用としての投機市場の混乱(バブルの生成や崩壊)
さて、これらのトレードオフをどう解消する?
(1)と(3)のトレードオフの解消手段としては準備預金に金利をつけようとしているが果たして間に合うか?
<参考データ>
米国経済指標データ一覧
ttp://www.daikiusa.com/indicators/data_indicators.html
536 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/09(月) 00:06:47
全ての産業に対する融資姿勢が厳しくなっているのだから、アメリカ経済は厳しくなると思う
537 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/12(木) 00:16:22
>>537 とりあえずさわりだけ見ましたがあべさんって穏やかな感じの人なんですね。
『日本人が知らない恐るべき真実』って凄い内容なんで舌鋒鋭いタイプの方かと思ってました。
野に遺賢ありっていうか、昔からこういうことを調べている人ってのはちゃんと居るんだなって感心させられます。
講演も受け狙いで面白そうなところから始めるんじゃなくて基礎から順序だてていくんですね。
時間をかけてじっくり見ようと思います。
539 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/13(金) 03:01:02
>>520 >植草教授の本を読んだら、ヴェルナーの「円の支配者」は
>財務省への批判を日銀に押し付けるためのプロパガンダみたいな感じで書かれていて、
>その主張も否定されてた
そこで書かれていた批判は的外れな批判だったけどね。
量的緩和を主張したマネタリストの代表として、ヴェルナーが紹介されていた。
ところがヴェルナーは、銀行が不良債権で貸し出しが出来ないのに、量的緩和をしても直接的な効果はないと主張していた。
マネタリーベースの拡大がマネーサプライの拡大につながるわけではないと。
問題は貸し出しが行われるかどうかだと。
そこまで、植草さんは調べなかったんだろうけど。
>>539 全く同感です。
逆に量的緩和政策と名のつくことをやりながらなかなかデフレが解消しなかったことでヴェルナー理論の正しさを確認しましたね。
量的緩和政策の時、マスコミやエコノミストは「お金がジャブジャブ」と言っていましたが、
「お金がジャブジャブ」なのにデフレがなかなか解消していかない矛盾を分かり易く説明する人は居ませんでした。
ヴェルナー理論を知っていればマネタリーベースではなく貸し出しを見るので正しく理解できました。
そして、超過準備目標を量的緩和政策と呼ぶのは不正確かつ不適切では無いだろうか?と感じたものでした。
そうそう、準備預金の積み増しって、普通に考えたら引き締めだよねえ。 日銀がマネーを無償で配って積み増してやるんならともかく。 中原伸之とか、なんで準備預金の積み増しなんて提案してたんだろう。よくわからん。
実体経済で物やサービスの交換に用いられるのもお金ならば発行済みの金融商品の交換に用いられるのもお金。 前者に使われるお金が増えれば経済成長に繋がるが、後者の取引が盛んになっても直接的には経済成長に寄与しない。 日銀が流通国債の買いオペによって資金を供給したからといって、産業市場に直接はお金は渡らないのである。 ヴェルナーの主張である、「国は国債をやめて銀行から直接借りればよい」というのは深いのである。 但し、もっと根本的には銀行がお金を創って利子を取るシステムに問題がありそうだ。 国内銀行資産 名目GDP 国債売買高 貸出金 国債 (兆円) (兆円) (兆円) (兆円) ----------------------------------------------- 1994 487 3,520 480 27 1995 496 3,774 486 28 1996 508 2,991 488 28 1997 513 3,078 493 31 1998 503 2,618 488 31 ----------------------------------------------- 1999 499 3,919 468 44 2000 504 3,971 463 68 2001 493 3,662 448 66 2002 489 3,653 431 72 2003 493 5,208 413 93 2004 498 6,317 404 102 ----------------------------------------------- 2005 503 6,900 408 96 2006 512 9,566 415 88 2007 515 12,323 417 80 (注)1999年あたりから歴史的な不良債権処理によって 貸出し金 << 信用創造量になっているので注意。 それでも2004〜5年あたりから好転するのは読み取れる。
失礼。何故ずれるのかイマイチ理解していない。。。 国内銀行資産 名目GDP 国債売買高 貸出金 国債 (兆円) (兆円) (兆円) (兆円) ----------------------------------------------- 1994 487 3,520 480 27 1995 496 3,774 486 28 1996 508 2,991 488 28 1997 513 3,078 493 31 1998 503 2,618 488 31 ----------------------------------------------- 1999 499 3,919 468 44 2000 504 3,971 463 68 2001 493 3,662 448 66 2002 489 3,653 431 72 2003 493 5,208 413 93 2004 498 6,317 404 102 ----------------------------------------------- 2005 503 6,900 408 96 2006 512 9,566 415 88 2007 515 12,323 417 80 (注)1999年あたりから歴史的な不良債権処理によって 貸出し金 << 信用創造量になっているので注意。 それでも2004〜5年あたりから好転するのは読み取れる。
あれ? やっぱりだめだ。。。
>>541 日銀はだれのものか 中原伸之
P60
その直後に私と面談したある人が、「FRBが日銀の追加金融緩和を望んでいる」との話を
伝えてきたのです。その手段として「エクセス・リザーブ・ターゲティングはどうか」という
具体的な提案付きで。つまり、銀行が日銀に積む準備金の超過分(超過準備)に目標を定め
る量的緩和そのものです。
(引用終わり)
中原さんは目的は良かったんですが手段を自分の頭で吟味しなかったのが惜しいですね。
本を読んでいても権威主義なところがあります。
国内銀行資産 名目GDP 国債売買高 貸出金 国債 (兆円) (兆円) (兆円) (兆円) ----------------------------------------------- 1994 487 3,520 480 27 1995 496 3,774 486 28 1996 508 2,991 488 28 1997 513 3,078 493 31 1998 503 2,618 488 31 ----------------------------------------------- 1999 499 3,919 468 44 2000 504 3,971 463 68 2001 493 3,662 448 66 2002 489 3,653 431 72 2003 493 5,208 413 93 2004 498 6,317 404. 102 ----------------------------------------------- 2005 503 6,900 408 96 2006 512 9,566 415 88 2007 515. 12,323 417 80
>>545 その本、読んだけどもう手元になくて忘れちゃってたんだ。
そういえばそういうくだりありましたね。ありがとう。
単純に中原氏がわかってなかっただけかあ。
>>546 ありがとう。
残念ながら実体経済における決済の総額は銀行システムが共同開示でもしない限り分かりません。
そこでかわりに名目GDPが使われます。一方で国債の売買高は調べることが出来ます。
ですから名目GDPと国債売買高の規模を横並びに比較してはいけませんが、
少なくとも1999年頃から流通国債の売買に沢山のお金が使われるようになってしまったことが分かります。
もしも、政府が国債をやめて銀行から直接借りて支出すれば間違いなくデフレは解消したでしょう。
しかし国債の市中消化だとその効果は微妙になるのです。
そして、日銀の国債買いオペは流通国債を買うわけですから、政府債務の直接引き受けとは似て非なるものです。
このあたり、微妙で一番難しいところだと思います。
ヴェルナーはそのあたりの説明がやや不親切な気がします。
いきなり「国債の発行をやめて銀行から借りた方がよい」という結論に行きますが、これは理解に苦しむでしょう。
もっとも彼の主張の順位付けを書くと、
Best 国がマネーを発行して支出する。
Better 中央銀行が土地を買って公園にするなどの方法で実体経済に直接注入する。
現実論 国債の発行を辞めて銀行から直接借りる。
だったわけですが。
マスコミには欧米の銀行の増資の状況と破綻の情報を最優先に流してもらいたいのだが。
とりあえず英国は一つ目の峠のようだ。公的枠組みや規制を用いないと狩場になるのは当然。
空売り規制を英市場が導入 増資中の銘柄に開示義務
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080614AT2M1400G14062008.html 英金融当局の金融サービス機構(FSA)は13日、英国株の空売り規制を導入する方針を明らかにした。
増資手続き中の銘柄について、発行済み株数の 0.25%以上空売りした場合、開示を義務付けるほか、
空売りする投資家への株式貸し出しの制限策も検討する。資本増強を強いられている銀行の株式が
急落するケースが相次いでおり、株価の安定化策の導入を迫られた。(以下、略)
2008年3月17日に始まったプライマリーディーラー向け貸出し。 その運用実績は今週明らかになる。 投資銀行にFRBが供給したお金が一体何につぎ込まれたのかについての議論が起きるだろう。
551 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/17(火) 01:20:47
プライマリーディーラーは国債をFRBに売却して通貨を得るの?
今日の日経、珍しく日銀批判が出てたね。 福井日銀の悪口は言わずヨイショするというお約束(?)はしっかり守りつつ、 日銀は都合の悪い意見は抹殺するとか白井総裁は経済を知らないとか、結構突っ込んでる。
日銀の悪口を言ってるんでなくて、白井の 悪口を言ってるのではないか? ところで白井の経歴を教えて。
あ、素で間違えてた。白井じゃなくて白川だ(笑)
なんだ日銀マンか。
>>556 おれに対してはどうでもいいから、
次回からは誰かに質問して答えてもらったら一言礼を言ってね。
お礼なんか言わんよ。 その代わり、お前の質問に、何か一つ 答えてやろう。
>>552 そうなんですか。
見落としたな〜。
明日読み直そうっと。
562 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/21(土) 04:59:21
渡辺さんは金融に非常に詳しい人だね。 基本的にクレジットビューの立場の人なんだろう。
564 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/21(土) 13:44:01
こんなのがあったのか
銀行に預金を預けたり、 銀行からお金を借りたりできる CGIゲームを設置してみたんだけど、 プレイしてみる?
>>567 無料で配ってるCGIゲームで
設置してる人はたくさんいるんだけど
拡張モジュールを入れると
「銀行」って施設を作れて
そこから借金したり、
預金を預けて利子をもらえたりする。
まだできることはほんの少しでおもちゃ
レベルだけど。
どうもです。でもてっきり、ご自身がゲームを作ったのかと思ったよ〜
ソースコードは公開されてるから、 がんばれば改造や拡張も可能です。
571 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/23(月) 03:14:41
>>571 > 金融政策(金利運営)
> FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を上下させるゲーム
金利主義者のプロパガンダかな?(笑)
ヴェルナー理論にはそぐわないけどFF操作が市場参加者に対して一番インパクトはありそうだよな
銀行機能を組み込んだCGIゲーム、 誰かプレイしたい人いる?
575 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/23(月) 19:29:13
>>562 いいこと教えてあげる。
政治家に「さん」「先生」をつけて書き込まないこと。
わかったかな。
残念だ。GSは商品事業単独の数字は発表していないらしい。
ゴールドマン:3-5月期11%減益−商品事業など好調、予想上回る(3)
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aMzcvXaU5vt8&refer=jp_home 抜粋
・米証券大手ゴールドマン・サックス・グループが17日発表した2008年3−5月(第2四半期)決算は、前年同期比で11%の減益となった。
・減益幅は市場予想よりも小幅にとどまった。
・商品とプライムブローカー、資産運用事業の収入増が債券事業の落ち込みを補った。
・純利益は20億9000万ドル(1株当たり4.58ドル)と、前年同期の 23億3000万ドル(同4.93ドル)から減少。
・評価損・信用損失は7億7500万ドル(約840億円)。
・この影響で、債券・通貨・商品(FICC)部門の収入は29%減少した。
・商品事業の収入は前年同期比で増加した。
・具体的な数字は明らかにしていない。ゴールドマンはFICC部門収入の事業別内訳は発表しない。
2007年7月19日のバーナンキ上院議会証言、 『サブプライムローンに関する損失は最大1000億ドル(1ドル110円で計算、約11兆円)』 をきっかけに崩壊したバブル経済。 あれから1年近くたった。 3月17日の"事実上の公的資金注入"で一旦は潮目が変わったが、ここにきて毎度のポールソンの救済否定とGSの煽りで悲観論が高まっている。 銀行が信用創造を再開するには増資しか手が無いが、このような状況では引き受け手も限られるだろう。 いよいよ"本当の"公的資金投入が近い予感がする。
580 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/28(土) 01:11:32
>>579 >3月17日の"事実上の公的資金注入"で一旦は潮目が変わったが、ここにきて毎度のポールソンの救済否定とGSの煽りで悲観論が高まっている。
事実上の公的資金注入というのはどういうことですか?
>>580 ベアー・スターンズ救済措置を決めたことを指します。
正式に決まったのは5/30で実施されたのは最近ですが。
・JPモルガンが少しのお金を出資して受け皿会社を立ち上げる。
・そこにNY連銀が大量に融資する。
・受け皿会社はそれらのお金を使ってベアー・スターンズの不良債権を買い取る。
・この会社が潰れても、JPモルガンの損失は出資金のみ。残りは連銀の損失=納税者負担。
・不良債権のなくなったベアスターンズはJPモルガンが格安で買い取る。
というスキームですね。
これはリスクを納税者に転嫁したということで事実上の公的資金注入です。
その結果、ついに金融当局が金融危機を公的資金注入で乗り切る覚悟をしたんだと市場が判断して株価上昇に転じたと思います。
しかし、実際にははっきりとそういう約束をしたわけではなく、基準が曖昧というか裁量的なんですよね。
582 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/06/30(月) 03:54:04
○七月末、 マリンズ著「民間が所有する中央銀行」(英文原題『FRBの秘密』)の 第二版が上梓される運び、と聞いて居る。 ○定価 三千四百円プラス税。 ○七月末以降、日本全国書店に配本可能と成る、と。 ○この貴重な本は、日本義塾出版部でも取り扱うことにした。 ○マリンズ著「FRBの秘密」(民間が所有する中央銀行)は、 日本の各種の社会層、党派、その他の人々について、もっとも明確なかたち でリトマス試験紙の役割を果たす本と成るであろう。 ○森洋氏は、平成七年、本書が出版されたのち、約一千部を、関係方面に 贈呈したと言う。 ○贈呈を受けたかなりの数の大企業は、こんな恐ろしい本は、受け取れない!! と、送り返して来たそうである。 ○ただ一人、自民党、旧田中角栄派の七人の幹部の一人、 梶山清六代議士(茨城)は、それを読んで感動共鳴し、三百部買い取って 各方面に配り、 ○のみならず、敢えて自民党総裁選挙に出馬し、日本の首相と成って、 ユダヤイルミナティの日本潰滅の陰謀に対決せんとした。 ○そして間もなく、自動車事故に見せかけて、暗殺されたと、森洋氏から 聞いて居る。
ムーディーズが唐突に日本国債の格付けを上げた一方で嫌なニュースもある。
国債買いオペ短期化。。。。。
むしろより長期化すべきだと思うのだが。
長期物の買いオペを増やすことで長期金利を抑えつつ、マネタリーベースは短期物の売りオペで調整する。
それさえすれば政策金利は上げたって構わない、と思う。
国債買いオペ短期化で揺らぐ需給の「最後の砦」、金利観に微妙な影響も
6月26日18時15分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000488-reu-bus_all <抜粋>
月額1兆2000億円のペースで日銀が実施している国債買い切りオペの短期化が鮮明となった5月。
日銀保有の6月償還銘柄は、5月末時点で約1兆円増加した。
584 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/01(火) 04:05:15
ヴェルナー理論によれば名目GDPは生産的信用創造に比例し、資産価格は非生産的信用創造に比例する。 そして信用創造を行なえるのは銀行だけだ。 故に今の(狂った)経済構造においては経済は銀行(中央銀行含む)に完全に依存している。 メチャクチャ分かり易いシンプルな理論。 そして今や欧米の銀行を復活させる方法は公的資金投入以外には思いつかない。 いや、どんなクリエイティブな方法を編み出すか注目である。
586 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/02(水) 03:11:17
587 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/04(金) 02:33:15
>>587 バーナンキのFRBの著者でもある加藤出さんの記事。さすがに論理的な分析ですね。
陰謀論とは無縁の立場ですが、これはこれで面白い。
報道は資金供給の方ばかり強調しますが同時に資金吸収もしてるんですね。
(1)ベースマネー量 (2)何を受け入れ資産にするか (3)政策金利
重要度はこの順番ですかね。
<抜粋>
・FRBの流動性対策の総額は、6月末近辺時点で4125億ドル(約43兆円)に達した。
・FRBの資産全体に対する比率は5割弱にもなる。
・中央銀行が資金供給を増加させると、準備預金は増加する。昨年8月には一時的にそれが見られた。
・しかし、その後は、ドルやユーロなどの準備預金が急増している様子は観察できない。
・FRBは、保有してきた国債を大規模に市場に売却するなどして超過準備を吸収し、準備預金の増加を回避している
(それゆえ、FRBの資産における米国債が急減している)。
・ECBは、期間3カ月程度の資金供給オペを大幅に増加させてきたが、
一方で、期間1週間の資金供給オペを大幅に減額して、超過準備の増大を抑えてきた。
589 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/05(土) 03:39:03
>>588 結局、入れたり出したりしているだけのような気がする・・・・・
590 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/05(土) 04:37:36
まあそうだろうけど、どこから出してどこに入れるか、ってこともあるよね。 FRBによる役割操作と言ったらいいのかな。それが意識的か無意識的かは知らんけど。
>>589 そうとも言いますねw
「FRBは刷りまくっている」ではないですね。
>>591 同感です。
窓口指導をやってないのですから何を受け入れ何を放出し、総量をどれだけにするか、でコントロールするんですよね。
マジョリティーの関心は金利ですから、そのあたりはフリーハンドですね。
現にこれほど短期間に大幅に資産内容を変えてもせいぜいウォッチャー(加藤氏)がコラムで触れる程度ですから。
593 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/06(日) 06:19:29
>>593 このコラム前から好きで読んでるけど、この筆者ってクレジットビューの考え方が
もうちょっといまいち稀薄なんだよな。ヴェルナーどうこうは全く別として。
>>594 紙幣こそがお金で銀行はただ仲介しているだけって考え方の方がむしろ一般的ですからね。
信用創造の教科書的な説明で煙に巻かれてしまうとそうなります。
>>593 のコラムの筆者の主張をちらほら見た感じだと、本当に理解すればヴェルナー理論を否定する側ではなさそうですね。
おそらく『財政政策は意味が無い』とか財務省(大蔵省)の肩を持つ部分に引っかかってしまって深く読む気がしなくなってるんでしょう。
まとめの
ttp://www.adpweb.com/eco/eco370.html で批判しているのはその二点ですから。
その二点を横に置いて、もう二三回読み直したら感想が変わりそうです。
>>595 そうなんです。むしろこのコラム筆者はスティグリッツやバーナンキを肯定してたりして、
広い意味ではむしろこっち側の人なんです(笑)
別に私もヴェルナーの全てを鵜呑みにしてるわけじゃないし、1つ1つの批判は全然アリだとは思うんですが、
ただスティグリッツなんかを肯定する割にはクレジットビューの視点がちょっと軽いのが気になっちゃって気になっちゃって(笑)
まあコラム自体は好きなんですけどね〜。
597 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/06(日) 22:23:10
598 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/06(日) 23:06:11
信用収縮って信用創造の減少のことを行っているのか? それとも、もっと広義な意味で使われているのだろうか?
599 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/07(月) 07:01:45
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。 日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな? そして、日銀の株の約30%も外資マネーということを知っているかな? 貨幣流通量は外資によって調整されており、相場も外資の意志に従って 操作されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は 不健全であり、日本の景気や相場は外資の思惑一つで簡単に 上がったり下がったりしてしまうのが現実なのだ。 しかし裏を返して言えば、あなたが既存の金融システムから脱出できれば 最大29.2%の利子という名の外資の利益を外資に与えてしまうことはない。 もしもあなたが自力で資金を蓄え、銀行にも金融市場にも頼らないで 100万円の利益を上げることができれば外資から奪い取った金は29.2万円。 1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は2920万円にも達することになる。 つまり君が金融市場から脱却し、利益をあげればあげるほど、外人資本家がそれに応じた 打撃を被るというわけだ。 君が利益をどんどんあげていけばいくほど、国際金融資本は苦しんでいくんだ。 それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。 金融で勝つ方法は簡単。自分たちで地域通貨を刷ってしまえばいい。 日頃から地元の団結を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない資源を 地元の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて通貨発行権を奪い取ることなど 造作もないのだ。 最近は財政出動するな、地域通貨はあやしいとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。 日本の愛国者が金融で外資に金を献上しなくなることを恐れて、 外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。 金が無いなら地域通貨を刷れば良い。地域通貨を使うことは地元を防衛することみたいなものだから、 職業を聞かれたら地元警備員と答えれば良い。 食物は自給しろ、工業製品は必要な分だけ買え、 買い物はカードは使うな、借金は銀行でするよりも社債を発行しろ。 国際金融資本から日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も信用創造を理解しよう。
商品の単価が1万円以上場合、消費税の税率を15%にする。 商品の単価が1万円未満の場合は消費税の税率を3%にする。 貧乏人でも1万円以上の物を買う時はあるし、金持ちでも1万円未満の物を買う時もあるので、 幅広い国民に公平な負担を求めるという消費税の基本理念は貫ける。 したがって当面の間、これが最善の消費税率と言える。
601 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/07(月) 08:33:36
英文スパムも件名だけ一応目を通すオイラ。 (といっても月に一、二回だけど) エロ、バイアグラがめっきり減って、金策、ファイナンス、リーガルドラッグが増えてきた。 こんな所にも、 「あ あ 米 国 は 不 景 気 だ ね」 と感じるのさ〜
>>597 まあレベルはさておき、そっちは金融の話というより政治の話だよね。
604 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/09(水) 01:13:24
今年の夏は暑いですな。
昨年の7/19に倒したドミノが一年後の決算期に。。。
バーナンキ米FRB議長、15日に上院銀行委で証言
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080709-00000436-reu-bus_all [ワシントン 8日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、
15日に上院銀行委員会で金融政策について半期に一度の証言を行う。
同委員会がウェブサイト上で明らかにした。
バーナンキ議長は米東部時間午前10時(日本時間同日午後11時)から証言する。
16日には下院金融委員会でも証言する見通し。
7か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明のポイント[2008 年4 月11 日]
ttp://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_200411.pdf <抜粋>
我々は、その中で100日以内に実行しなければならない優先順位の高い勧告を以下に特定した。
・ 〜〜、リスクに関するしっかりとした情報開示を行うよう強く促す。
・ 〜〜 金融商品の評価について、時価評価会計のガイダンスを向上させるため、迅速に行動を開始すべき。
・金融機関は、当局の監督を受けつつ、厳格なストレス・テストを含め、リスク管理の慣行を強化すべき。
金融機関はまた、必要に応じ、その自己資本を強化すべき。
・008 年7 月までに、バーゼル委員会は、流動性リスク管理に関する改訂ガイドラインを発出し、
証券監督者国際機構(IOSCO)は、格付会社のための行動規範を改訂すべき。
608 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/11(金) 05:16:42
609 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/11(金) 05:47:52
米連邦住宅抵当金庫が危険だと? だれかがアニータにでも貢いだのか?
米銀行決算を控え、寄り道として『エコノミックヒットマン』から印象的な部分を抜粋。 コーポレートクラシーのやり口を熟知している筆者は911事件に際してどんな感慨を持ったのだろうか? P311 歩き続けて、パイン・ストリートに出た。そしてチェース銀行の本社の正面に立った。デイ ヴィット・ロックフェラーがトップとして君臨した銀行、オイルマネーを獲得して、私のような人間 に収穫をもたらした銀行だ。EHMに仕える機関であり、世界帝国を推進する支配者であるこの銀 行は、多くの点で、コーポレートクラシーの象徴そのものだった。 世界貿易センターは、1960年にデイヴィット・ロックフェラーによってはじめられたプロジェ クトだったと読んだ記憶がある。そして近年、あの複合ビルは、頭痛の種と考えられていた。財政 的に採算が合わず、最近の光ファイバーやインターネットの技術には適さず、非効率的で負担がか さむエレベーター・システムが負担になっていたという評判だった。あの二つの塔は、かつてロック フェラー一族の兄弟の名前からデイヴィットとネルソンというニックネームで呼ばれた。その頭痛の 種も今はもうない。
612 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/13(日) 21:02:15
結局、ファニーメイとフレディマックは国有化しないんだとよ。
>>612 破綻してないのにこういう話が取り沙汰されるって、相当やばいんでしょうかね。
なんかりそなを思い出しますね。
インディマック・バンコープの破綻がどれ位のインパクトなのかも我々には分かりません。
いずれにせよ、来週はイベント目白押し。先陣を切るのは
・15日、16日 バーナンキ米FRB議長 上下院銀行委員会で金融政策について証言。
来月になって今を振り返るとどんな気持ちになるんでしょうね。
3/17の出来事も後にならないと分からなかったし。
615 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/15(火) 01:39:06
言うことがころころ変わるポールソンでした
616 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/16(水) 02:44:56
現在、CDOだけでなく商業用不動産担保ローン証券の発行も激減している。 これは信用創造量が激減している証拠なのかな?
>>616 オフバランス化が減っている分、信用創造量と貸し出しの乖離が少なくなっているはずです。
貸し出しの増加量 + 貸し出しの証券化
を見ておくべきなんだと思います、多分。。。
・貸出しを行なった時に信用創造が起きる。この時点では 信用創造量=バランスシート上の『貸出し』
・『貸出し』を証券化してオフバランスすると、バランスシート上の『貸出し』は減ってしまうので 信用創造量=『貸出し』+証券化した額
しかしこのあたりは良く分かりません。誰かに教えて欲しいです。
あと、CDOやMBSはまだ分かるんですがそれらを裏づけにして更に証券化する奴とかは考えたくもないですね。。。
まあ、金融のプロを自認していて一応の仕組みは理解している人達だって、いざ混乱が起きると素人と大差ない気がしますが。
ガス抜きかな?それとも真剣な追求かな?
米ゴールドマンCEO、リーマンとベアーの株価操作疑惑で問いただされる=WSJ
2008年 07月 16日 20:01 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK015846820080716 [16日 ロイター] 16日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、米リーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)と
ベアー・スターンズの株価下落にゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が関与していたのではないかといううわさについて、
リーマンとベアーの最高経営責任者(CEO)がゴールドマンのCEOに真偽を問いただした。関係筋の話として報じた。
WSJによると、今年3月に事実上の破たん状態に陥った当時にベアーのCEOだったアラン・シュワルツ氏はゴールマンのロイド・ブランクフェイン
CEOに対し、ゴールドマンのロンドン支局のトレーダーらがベアーの破たん前に同社の株価を操作していたとされるうわさの真偽について尋ねた。
また、株価が大幅に下落しているリーマンのリチャード・ファルドCEOも、ブランクフェインCEOと話をしたという。またファルドCEOは、同社について
悪いうわさを流した疑いのある個別のトレーダーとも接触した、とWSJは伝えている。
上場企業の株価操作を目的に、虚偽と知りながらうわさを流布することは法律で禁じられている。
米証券取引委員会(SEC)は、リーマンとベアーの株価下落を狙ったうわさの流布によって投資家が利益を得たかどうか調査している。
ゴールドマンは不正行為はないと主張している。
>>618 面白いね。GS帝国にほころびが出る……か?
最近思うのだが正論ほど的外れなことは無い。
しかし、最悪期においては正しい批判は活字にならない、と感じる今日この頃。
米金融危機:自己責任原則の放棄で米国は弱体化、ドルは凋落
2008年 07月 18日 16:39 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32817520080718 [東京 18日 ロイター] 信用バブル崩壊後の不良債権問題の深刻化で追い詰められた米国は、「自己責任原則」や
「時価会計ルール」など米国社会の真髄を貫くルールを自ら放棄しはじめた。
これは急場しのぎとしては有効かもしれないが、世界の信頼を損なうことで、米国の弱体化は加速し、基軸通貨ドルの凋落の
歩みを早め、将来に取り返しの付かない禍根を残すことになるとの見方が世界の投資家の間で聞かれる。
-----------以下抜粋--------------
<自己責任原則の放棄>
・3月に資金繰りに窮した米証券ベアー・スターンズに緊急融資枠を設定して救済をはかったことを皮切りに、このところ米国が様々な
場面で自己責任原則を放棄するケースが目立ってきた。
<時価会計原則の裏技>
・米国は金融機関の決算について、時価会計ルールを早々と放棄し、違法ではないものの異なる会計処理を活用し、国を挙げて
金融機関の粉飾決算の片棒を担いでいるとの批判が、米国以外の国々で上がっている。
・斎藤氏によれば米金融機関が活用する会計の裏技には少なくとも3種あるという。
1.損失が出ている保有証券を「満期まで保有するつもりで、売却可能で流動性が高い」というカテゴリーに分類することで、「簿価」評価」
2.レベル3資産をヘッジするためのデリバティブ資産についてのみ未実現収益を計上し、損益計算書のトレーディング収益に入れる。
3.大きな損失を出した場合は、金融当局に時価評価を一時凍結してもらう。
622 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/22(火) 02:17:55
>>617 貸出しが行われたときには負債の側に預金が発生しているんですよね。
その後、貸出金が証券化されたとして、負債の側の預金は何か変化するんですか?
>>622 証券化によるオフバランスっていろんな説明があるけれど、信用創造の観点で理解しようとすると良く分かりません。
例えばググるとこんな図
ttp://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/6utiwake/kinsiryou2-7.pdf が出てきます。
右図のケースが一番単純に理解できそうな気がします。
これだとファニーメイが銀行から債権そのものを買い取っそれを元にファニーメイが証券化することになっています。
だとすると元の銀行の預金は変化しないことになりますね。
しかし、もう少し考えるとこの場合でもファニーメイが証券化して投資化家に売るわけですから、
経済全体で考えた場合には預金というか決済手段の総量がどうなるかは良く考えないとまずそうです。
証券化が信用創造にどう関連するかを理解するのにはもう少し時間が掛かりそうです。
CMAのことも気になるし。。。
実際にそういうミニモデルというか ゲームみたいのを作ってみて プレイしてみればすぐにわかるのでは?
もしかしたら信用収縮はじまってるのかな?
前年比は未だプラスだけれど月推移で見ると。。。
さすがにまだ判断するには早すぎるのだろうけれど。
米国の商業銀行の資産及び負債
季節調整済み
銀行融資(Bank credit)
ttp://www.federalreserve.gov/releases/h8/data/m/b1001a.txt 04/2007 8507.0
05/2007 8564.9
06/2007 8622.4
----------------
07/2007 8706.2
08/2007 8843.1
09/2007 8957.3
----------------
10/2007 9057.3
11/2007 9180.6
12/2007 9206.9
----------------
01/2008 9277.1
02/2008 9339.3
03/2008 9461.4
----------------
04/2008 9413.3
05/2008 9399.2
06/2008 9371.3
>>624 きっとそうだと思います。
なんで自分が銀行業や中央銀行を営むゲームって無いんでしょうね?
あっても良さそうな気がするんですけど。
どっかにあったFRB総裁になって金利を上げ下げするだけのしょうもないやつでさえそれなりに面白かったのに。
>>626 本格的なのは今、オレ様が作ってるよ。
こないだ張った、銀行からカネを借りれるゲームを
もっと高機能にしたものにするつもり。
プログラムできるなら一緒に作らない?
>>628 ごめん。残念ながら出来ないんですよ。
もし私にそういう能力があって作るとしたら多人数参加型ではなくシムシティみたいな奴ですね。
あれって市長が住宅地とか商業地、工業地を割り当てて発展させるじゃないですか。
でも現実世界ではその時にローンが発生してるんですよね。
あれを銀行屋の視点でプレー出来ると面白いと思うんですよね。
税収は金利収入に、税率は金利に置き換わり、
どの産業に優先的に融資するかを決定出来るようにすれば、その選択によって町の発展の方向性も変わるでしょう。
もっといくと市長と銀行がグルであるバージョンを作ると面白いと思うんですよね。この場合、インフレの概念もとり入れます。
市長が銀行に融資を受けながらいろんなものを作る一方で適度にインフレを進行させるってのが両者にとってもっとも
互恵的なパターンになるはずって思います。
住宅、マンション、ショッピングセンター、工場、オフィス、何を建てているにせよ、銀行が融資してくれたから建っています。 自己資本だけで建てることは絶対に無いとは言いませんが無視できる位の頻度です。 また企業活動にとっても銀行からの借り入れは無くてはならないものです。 無借金経営が増えているというのはB/S上は借金を完済可能というだけで実際には多額の債務を抱えています。 時々資金需要が無いという主張をするエコノミストが居ますが、拡大が義務付けられている経済において 資金需要が無いなんてことはあり得ないと思います。相対的に需要が小さい時期というのはあるでしょうが、質問を 『銀行が金を貸してくれなくても企業活動を続けられるか?』に変えれば殆どの企業がNoと答えるはずです。 銀行システムに直接携わったことがあるスティグリッツは銀行の行動を重要視していますし、バーナンキも恐らく同じでしょう。
公社への公的資金投入がバタバタと立法化される。 次に予想されるイベントは政府による公社の増資の引き受けでしょう。 その後で、公的資金投入の対象が一般の商業銀行まで広がり、『予防的公的資金の投入』という言葉が聞こえ出すだろうと思う。 日本が救済の手を差し伸べるとすれば、それが立法された後が良い。
634 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/07/28(月) 22:06:02
供給不足と通貨すりすぎ
/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::\ |\r‐、:::::::::ィ‐‐ァ::::::::::::::::\ ‐=二⌒` \ \/ /__::::::::::::::::::::::l _,,ィ''⌒ \\:::::::::::::::::| \/ / ヽ`∨⌒`´ r‐-‐=ニ/ / /二/ //| |::| |::::::::::/ |/`´ /_,, -‐''// Vノ^| V:| ヽ:::::::7 レ⌒ヽ ィ-‐‐、 ハノノ_ -‐7 ヽ::::レ|ノ● } {● }ノ丿:::::::::/ \ `| `ー''´ ^ `'ー‐' |´::::::::::ノ `'l ノ_ -‐''´ \ 、,_,。 ,,ノ  ̄ ̄` ー ´ ̄ ̄
投資銀行による商業銀行買収の可能性すら取り沙汰される事態。どう進捗するか気にしておこう。
いずれにせよ、今後益々、両者の垣根が無くなる方向へ急ピッチに再編と淘汰が進んでいくのは確かだろう。
米ゴールドマンによる銀行取得の可能性高まっている=メリル
2008年 07月 29日 07:05 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32943020080728 [28日 ロイター] メリルリンチは、米ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が銀行を取得する可能性が
高まっているとの見方を示した。買収対象は大手とは限らないとしている。
メリルのアナリスト、ガイ・モスコウスキー氏は「(ゴールドマンは)預金金融機関買収の可能性を完全にあり得ないととらえてはいない
ように思う。大きな変化だ」と指摘。「われわれは非常に高い確率とは依然考えていないが、十分な預金がある銀行が妥当な価格で
入手可能となり、(ゴールドマンが)既存事業から撤退する必要がなければ、(買収の)可能性はもはや排除しない」と述べた。
ゴールドマンの投資判断は「バイ」、目標株価は212ドルとした。
株式こうみる:民間銀行への公的資金投入まで米金融不安は続く=三菱UFJ証券 藤戸氏
2008年 07月 29日 10:28 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK014012120080729 <三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏>
米金融不安を終結させるために何をすべきかという結論は出ている。公的資金の投入だ。米政府系住宅金融機関(GSE)といった
半官・半民の企業とは別に、民間銀行に公的資金を投入する道筋をつける必要がある。国民などからの反対も猛烈に出るだろうが
断行せねば金融クレジット問題は根本的に解決しない。
一部のマーケット参加者は米金融機関のオンバランス上の数字を見て一喜一憂しているが、決算発表を行ったばかりの米投資銀行
大手メリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)が追加増資を発表したのをみてもわかるように、問題はオールネットベースで
どれだけ損失が発生する可能性があるかという点だ。
日経平均が1万3000円を大きく割り込むようであればバリュエーション面での割安感が強まり信託などからの買いが下支える可能性
はあるが上値を追う性質の買いではない。
いつの間にか新日銀法から10年経ったのですね。
あまり意味が無いかもしれませんが読むとしましょうか。
果たして信用創造に関しては語られているかな?
<日銀>金融政策決定会合の議事録を初公開
7月31日11時9分配信 毎日新聞
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000033-mai-bus_all 日銀は31日、金融政策決定会合の議事録を初公開した。会合が初めて開催された98年1月から6月までの10回分。
日本長期信用銀行(現新生銀行)の経営不安が広がった直後の6月25日に開かれた会合では、当時の速水優総裁が
「かなり危機的な状況」と名指しを避けながらも、長銀の経営破綻に強い懸念を示していたことが明らかになった。
以下略。
641 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/02(土) 21:18:24
借金1000兆円以上でも借金「退職手当債」で公務員退職金平均2958万円を支払う地方自治体が急増中であり 2007年度だけで退職手当債がほぼ全国で発行され しかも、今後10年間公務員退職金数千万円を支払う為だけの借金の退職手当債の発行が国から認められ 当然、今後も借金の退職手当債の発行予定であるが 国及び地方公認の借金が1000兆円以上であっても、毎年数十兆円の借金を増加させ しかも、公務員人件費等や借金元利払いだけで税収のほとんどがなくなり 毎年税収以上の予算を組み不足分数十兆円「今年度国債発行予定25兆円+地方債」を 将来人口減少の若者や子供世代が主に返済になる60年返済の国債や地方債の借金で穴埋めばかり持続で 又、それらの借金「1000兆円以上」にあてる国有資源がなく労働所得で借金返済するしかないが 借金返済者である労働者が毎年40万人づつ減少して 50年間で6600万人から3000万人台まで借金返済者の労働者が半減する将来労働人口減少統計予測でも 借金「退職手当債」で公務員退職金平均2958万円を支払い しかも、全額自費で払う国民年金保険料を40年間払って受け取れる国民年金最高月額6万6千円の約3・5倍を 全額税金で払うのと同じである公務員共済年金月額平均23万円もあり おまけに450万人の公務員人件費「退職金・共済年金負担含む」が民間平均年収435万円の倍以上の世界一の公務員給与を持続して 官僚天下り機関に消費税5%分の税収が無くなる年間12兆6千億円の税金支出を持続していて財政破綻しないのでしょうか 又、財政破綻すれば食料自給率39%でエネルギ自給率4%の日本の国民はどうなるのでしょうか
善悪は定かで無いにせよ、発言の内容には注目していたのだが。。。 木の良否は成る実で分かるものだが、分からずじまいであった。。。。 世界の金融・資本市場の動揺収まる状況にない、国際的枠組みで解決を=渡辺金融担当相 2008年 08月 1日 15:26 JST [東京 1日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は1日、辞表取りまとめの臨時閣議後の記者会見で「サブプライムローン (信用度の低い借り手向け住宅融資)の問題に端を発した世界の金融・資本市場の動揺はいまだ収まる状況にはない」との認識を示した。 さらに、金融・資本市場の動揺が食料・資源の価格高騰を招いているとして「こうした問題はグローバルな視点から解決していく必要がある」 と指摘した。このために、不良債権問題による危機を克服した日本の経験を世界に発信しながら、国際的な枠組みを作っていくことが必要だ との考えを示した。(以下略)
今後放っておくとこんな悲観シナリオも有り得るでしょう。どこかで手を変えると思いますが。
数百の米銀が破たんの可能性、業界救済のための納税者支出は2兆ドルも─ルービニNYU教授=バロンズ
2008年 08月 4日 09:32 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK016647820080804 [ニューヨーク 3日 ロイター] 3日付の米投資週刊紙バロンズは、エコノミストで米ニューヨーク大学教授のヌリエル・ルービニ氏
の発言を引用し、米国は、少なくとも1年半は継続し、数百の銀行を破たんに追い込むリセッションの第2イニングにあると報じた。
ルービニ氏によると、国民は金融サービス業界の残りを救済するため、多額の税金を支払う必要に迫られる見通しだ。
同氏は納税者の支出について少なくとも1兆ドルとし、どちらかといえば2兆ドルに達するだろうとした。
同氏は、銀行は山のような損失を抱えて債務超過に陥る見通しだとし、住宅価格の急落に加え、サブプライム住宅ローンについて、
これまでのところ評価損の計上にとどまっているためだと述べた。
同氏によると、銀行は消費者信用損失にも直面しているものの、引当金が不足している。
さらに、担保価値がほぼゼロとなった住宅担保ローンの貸付残高が数百万ドルに及ぶことも指摘した。
ルービニ氏によると、米消費者が貯蓄を減らす一方、連邦準備理事会(FRB)は問題がサブプライム住宅ローンより先に広がっている
ことを認識できず、危機にうまく対応できていない。
(続く)
(続き) 同氏は、政府は過剰な規制を行っているとし、困難を抱えた金融機関の救済や、あらゆる市場への介入を例示した。 ルービニ氏は「連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック) (FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)、ならびにベアー・スターンズ債権者の救済や、新たな貸付制度を伴う金融システムの構築に関連し、 規制当局は自らを調査すべきだろう。米国債と有毒性のある証券の交換にほかならない」と述べた。 その上で「従来のように利益を私有化し、損失を国有化している。米証券大手と富裕層のための社会主義だ」との見方を示した。 ルービニ氏は破たんに陥る金融機関について、住宅や商店、商業用不動産など米地域社会の中軸に融資を行う地銀が含まれると述べた。 同氏は「40行近い中堅地銀のうち、3分の1は窮地にある」とし、半数は破たんに陥ると予想した。さらに、一部の大手行も債務超過に陥る 可能性があるが、「ツー・ビッグ・ツー・フェール」とみなされるだろうと述べた。 同氏は世界経済については「極めて強気」にみていると強調し、中長期的にポジティブな状態が続くと予想した。
日銀議事録読みたいんだけど、 なかなか「よし、読もう!」となるほどの時間が取れず現在に至る…
646 :
645 :2008/08/05(火) 10:07:52
あとまあ速水時代のはもう大体知ってるからいいよ、という気もあるけど
648 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/08(金) 07:19:04
ニュージーランドはどのような理由で準備預金に金利を付与したのだろう?
650 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/09(土) 20:12:43
651 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/10(日) 10:35:52
太田龍 時事寸評から抜粋 ○R・D・ウイリングの「マネー」(二〇〇八年一月、五月)は、一見わずか、 二百頁足らずの「小著」であるが、 ○これを読み込んで行くにつれて、西洋史そして世界史のこれまでの全常識、 全定説、全体系を根底からひっくり返す、驚愕すべき大著であることが分る。 ○本書巻末の著者略歴によると、 ○このひとは、大学で、商業を講義する教授であった。 ○ニクソン政権に深く関与して居た、とあるから、七十才前後、と推定される。 ○R・D・ウイリングは、現代米国史の二つの大事件の目撃者であった、と言う。 ○その一つは、ウォルマート事件。 ○もう一つは、ウォーターゲート事件。 ○この二つの事件は、9/11以前に於けるこの百年の、最大の政治的ペテン であったと、著者は言う。
652 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/10(日) 10:36:27
○本書は、この二つの大事件に遡ると。 ○ウォーターゲート事件。 ニクソンは、実は、FRBの廃止と、米国通貨を国際金融寡頭権力から奪還 せんとした。 ○国際金融寡頭権力は、総力を挙げて反撃し、ウォーターゲート事件をでっち 上げて、ニクソンを辞任に追い込んだのだ、と。 ○もし、ニクソンが辞任を承諾しなければ、 国際金融寡頭権力は、J・F・ケネディのように、ニクソンも暗殺したであろう、 と。 ○この大事件の真相を間近に見たウイリングは、それからずっと、この国際金融 権力の正体を研究し続け、 ○四十年後、 本書を自費出版したと。 ○そして、一人の友人が、本書を出版せんとしたところが、 ○この友人は、ピストルで射殺され、 ○犯人は不明のままであると。 ○日本にも、多数の売文業者と売文業者たらんとする学者、作家、ジャーナリスト ……が存在する。 ○しかし、R・D・ウイリングのような学者の、このような著作は、売文業者の 排出する無数のゴミのような本とは、根本的に異質である。
ロスチャイルドとロックフェラーって仲悪いの?
814 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2008/08/10(日) 18:34:49
某板某スレより。
51 名前:名無しさん@引く手あまた 本日のレス 投稿日:2008/08/10(日) 14:24:42 5ugjYWXK0
>>1 日銀から最近の景気について、会社として電話ヒアリング受けたことが何度もあるんだが、全然客観的じゃない。
いつも「御社のかかわる業界の数字が少し上昇していますが、これは今後も引き続きよくなるように見えますよね。実際のところはどうですか?」なんて聞き方をしてくる。
要するに、なにが何でも金利を上げるために、悪いことも良く見せようって意識が強過ぎなんだよな。
金利を上げるように誘導したがっているのが、見えみえ・・。
どんなに景気が非常に悪くても「上り調子」または「良い兆しが見える」って言う答え方するまで、ひたすら詰問される。
そんなわけで、日銀短観とか街角景況感が発表されるころには、真実がどんどん澄まし汁みたいな薄味になってるのが実態だよ。
マスコミはそんな大本営発表を国民にたれ流してるだけだ。
夏休み中の中学生達へ・・。大人達は都合の良いウソばっかりついて給料をもらうのさw
655 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/15(金) 20:33:48
もう、経済リセットするしかない。 マニフェスト通りの「行政改革を行うなら、10兆円規模の賃金を受け取っていた公務員が失業し、 10兆円規模の労働者賃金が市場から消え、10兆円規模の事業が無くなる」のである。 これ、大恐慌になるしかないと思われる。 で、これだけの血を流しても「1000兆円の負債の利息にも満たない。」のである。 この絶望感を良く考えていただきたい。 「永久に財政再建は出来ず、国民生活は地獄になるだけ」なのである。
656 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/15(金) 20:36:24
ハッキリ言う。 国家破産宣言して、金融封鎖の徳政令をした方が良い。 これをすると、日本の基軸通貨(円)の信用は地に墜ち、しばらくは「まともな貿易をして貰えず、 食糧自給率の低い日本では餓死する人まで出る」というのがTの予測であるが、それでも、2〜3 年もすれば「復元する」だろう。 今なら、日本国にも多少の体力がある。 徳政令は先送りしても「相続税精算制度でも導入しない限りは絶対に避けられない。」 どうせ、避けられないのなら、出来るだけ早い時期に行った方が良い。 とりあえず、全ての金融機関の金融資産を凍結し、ペイオフ(1000万円以上は没収)という宣言をする。 国債・地方債は全て「踏み倒す宣言」をする。 それだけで良い。簡単である。 これだけで、基本的に国の累積財政債務は消滅する。
1000兆円の負債の責任を議員と公務員に取ってもらいたい。 それが負債の利子に満たなくても。 そして年収200万円の暮らしを味わってもらいたい。 これがリストラされたフリーターの怨念だ。 残った公務員も大阪府のように12%といわず20%以上の賃下げすべきである。 これが国家破産に瀕した公務員のとる道である。 これは避けて通られぬ。 覚悟した方がいい。
いいから円の支配者を読みなさい。
そしてその次はスティグリッツだ。
660 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/18(月) 03:08:13
そしてその次はクルーグマンだ。
なんだか最近は大きな動きが無いですね。
公的資金注入を実施する時期を気にしているわけですが、もう少しだけ先のようです。
米財務省、ファニーとフレディに公的資金注入の可能性=バロンズ
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK822693220080818 <抜粋>
・ブッシュ政権関係筋の話としての報道によると、財務省と連邦住宅金融局(FHA)はファニーメイとフレディマックに対し、増資を迫っている。
・同関係筋は、ファニーメイとフレディマックが増資に失敗した場合、ブッシュ政権は公的資金注入に踏み切るだろうとしている。
・バロンズによると、公的資金注入は、政府による優先株購入という形で行われる可能性が高い。
662 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/19(火) 04:06:45
663 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/08/19(火) 04:09:14
ところで株や不動産から、預金へのシフトがアメリカでは進んでいるようです。 預金が増えた場合に、銀行の自己資本比率は影響を受けるのでしょうか? 預金が多ければ自己資本比率が改善されるということは、日本のバブル崩壊後の預金余りの状態で自己資本比率に苦しめられた実態を見ると関係なさそうですが。
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667 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/01(月) 02:05:37
現在、アメリカの銀行の貸出し態度は急激に厳格化が進んでいる。 これから信用収縮が本格化してくる可能性が高くなった。
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670 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/07(日) 15:03:51
○いはゆる「中央銀行問題」については、 ○世界的古典の筆頭に位置する、ユースタス・マリンズ著「FRBの秘密」の 日本語版が「民間が所有する中央銀行」(面影橋出版、平成七年、初版第一刷、 平成二十年七月第二刷)として出版されて居る。 ○イルミナティは、今、ワンワールド、つまり、世界人間牧場の完成を、 アジェンダに上げて居る。 ○ここでの「アジェンダに上げる」とは行動日程に上げることを意味する。 ○世界国家=世界人間牧場の完成、とは。 ○通貨、おかね、 もまた「世界通貨」とすることを意味する。 ○そのためには、米ドル、日本円、中国の元を含む、全世界のすべての国の通貨を 廃貨とすることに成る。 ○その世界通貨は、コールマン博士の「凶事の予兆」に示されて居るように、 ○現金なし(キャッシュレス)通貨である。 ○それは全世界共通の、世界権力が発行する電子通貨カードである。 ○このシステムによって、イルミナティ、三百人委員会世界権力は、世界中のすべて の個人に対する生殺与奪の絶対者として出現する。 ○生殺与奪の権力、とは、 ○生かすも殺すも自由自在の絶対権力、である。
>>670 これは、ずいぶん認知されてきたね。
で、どうするか。
レジスタンスとして戦う意志はある。
672 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/08(月) 05:32:30
地域通貨
674 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/12(金) 00:28:43
675 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/12(金) 01:43:47
>>673 公的資金の投入はアメリカの財政赤字を拡大させる。
実際、日本もバブル崩壊後の公的資金の注入と公共事業によって財政赤字が急拡大した。
今後のアメリカの財政状態に注目するべきだと。
676 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/12(金) 01:44:49
世の中からお金が増加する仕組みは信用創造によってだ。 それではお金が減少する状況はどのような時なのだろうか?
中銀による引き上げ、 タンス預金が燃えちゃった・なくなっちゃった、 あとはなんだろ
>>675 そういう視点ではないです。
国民にとって本当に良い政策かどうかではなく、金融危機の終焉だけを考えた場合どう進むかを考えています。
博打が上手くいっている時は儲け、失敗した時は負け分を納税者に転嫁するというのはいつもの手口です。
金融危機は自己資本比率規制によって加速されます。
この問題は増資によってしか解決されませんが、民間による散発的な増資では全体の解決にはつながらないのが現状です。
多くのエコノミストが公的資金による増資が必要になると主張し始めていますし、私もそうだと思います。
それも危機になってから行なうのではなくその前の段階で予防的に行なった方が安定化につながります。
日本もかつてそれで危機を脱したわけでそれが『予防的公的資金の投入』というやつです。
今回の公的資金投入は政府系金融機関2社に限定され、しかもどうにもならない状況になってから行なわれましたが、
それでもステップは進んだと感じます。
>>677 信用創造というのは平たく言うと銀行が新たにお金を創って貸すことです。 貸しているわけですから返済期限があります。 この返済によってお金は減ります。 現実には常に新規貸し出しと返済が行なわれており、この差がお金の増減になります。 返済は時間とともに進むので新規貸し出しが鈍ることがお金を減らす要因になります。 つまり借金が減っていくとお金が減るということです。 このこと、『だれかが借金をすることでマネーが生じる』 という現代の貨幣制度について深く議論すべきです。 経済政策として金融緩和というのがありますが、平たく言うと借金をしやすい環境にすることです。 もう一つの経済政策である財政政策も突き詰めれば国が借金をすることです(この場合は負担は納税者に転嫁される)。 『経済的な問題に対する処方箋は新たな借金を作り出すこと』、ってのは大和民族の感覚にはそぐわないと思います。 みんなが理解した上でこの貨幣制度を選択しているなら文句はありませんが、私にはそうは思えません。
>>681 あ、そっか、なるほど。返済でも減るんだ。確かに。
盲点だったな。…って、基本?(笑)
ご教示さんくすです。
> みんなが理解した上でこの貨幣制度を選択しているなら文句はありませんが、私にはそうは思えません。
全くその通りですね。
ほんと金融は義務教育でしっかり教えた方がいいですね。
そんなことしたら社会不安になっちゃうかな?(笑)
8月の静かさと打って変わって9月は騒がしいです。 リーマンの破綻も通過儀礼なのでしょう。 この人たちはいつも狙いの反対のことから始めるね。 いい加減にショックドクトリンをやめないと理性的な世の中にならないのだけれど。
684 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/16(火) 01:31:46
よくレバレッジの分も含めると6京というお金が存在するという人がいる。 それってどうなの?
685 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/16(火) 01:38:43
>>675 >日本もバブル崩壊後の公的資金の注入
預金保険法による公的資金注入は、逆に国にとってかなりの収益源になったはず。
長銀型の一時国有化ではなく、リそな型の実質国有化の方が財政にとっては好都合。
アメリカが今回行ったのは、長銀型だね。
>>684 そういう話ってブログとかでたまに見かけますけどソースがはっきりしませんね。
おそらく、マネーだけではなくて金融商品全体を数えているんだと思います。
株とか債券とか金融派生商品とかを全部足した値ではないでしょうか?決済機能の有無に関係無しに。
そういう数値が意味を持つ分析対象もあるでしょうけれどGDP成長率やインフレ率を
論じる上ではあまり意味が無いように思えます。
あっちむいてホイって感じです。
落としどころをどこに設定しているのでしょうね。
米AIGへの融資決定、FRBの一貫性に疑問符も
2008年 09月 17日 19:39 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33804920080917 抜粋
・米リーマン・ブラザーズの支援要請には応じなかった米連邦準備理事会(FRB)が、アメリカン・インターナショナル・
グループ(AIG)に850億ドルの融資を行うと表明したことで、FRBの姿勢の一貫性に疑問を呈する声も出ている。
・ロウビニ教授は「FRBはリーマンには断固とした対応をとるふりをしながら、2日後には別の企業を救済している。
損失を社会全体で負担するシステムが続いている」と指摘。
・バーナンキFRB議長はこれまでのところ、リーマンやAIGの問題では前面に出てきていないが、
来週には公聴会で証言する予定だ。
688 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/18(木) 04:00:37
>>687 今回のFRBの融資はアメリカ政府の国債発行による救済とは違うパターンかな?
そうなると、アメリカの財政赤字が拡大せずに金融危機をなくすことが可能かもしれない。
689 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/18(木) 04:16:58
>>686 つまり販売されている商品の総額と言うことですかね。
取引量ではないということですね。
販売総額=取引総額ではないところに、この事象を理解する鍵がありますかね。
>>689 株とか債券とか投資信託とか金融派生商品といったものはお金ではないということを言っています。
預金とは違ってそれらでは物が買えませんので MV=PT におけるMにはなりえないということです。
むしろ右辺になります。
ショックを与えることで十分な議論によらず前進させる手法は芸術の域に達している。
予防的公的資金投入までにはあと一回?二回?
その後はどうなる?FRBは地に墜ちたかに見えるが逆に権限を拡大するのではないか?
RTC構想受け株価反発、米銀資本不足の解消には機能せず
9月19日15時4分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000450-reu-bus_all 抜粋
・米当局が整理信託公社(RTC)型の不良債権処理機関を模索しているとの報道
・しかし、RTCには金融不安の核心部分である米金融機関の資本不足を埋める機能がない。
・米金融情勢の動向に詳しい東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満氏は
「RTCを設立して、不良資産を本体から切り離しても、米金融機関の資本不足を穴埋めする機能はない」
「もし、米金融機関の資本が不足状態であるなら、資本を埋める対応が不可欠だ。
世界中を見回しても民間資本での注入が難しいなら、公的資金の注入が決断される時期がくるのではないか」
693 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/20(土) 02:11:10
AIGへの9兆円に及ぶ融資は国債の発行につながるの?
>>693 FRBからの融資ですから今の時点では繋がらないでしょうね。
しかし、結果的にFRBの資産が劣化すると、直接又は間接的に納税者負担になります。
自己資本が不足したら穴埋めの為に税金が投入されますし、そうでなくとも国庫返納金が減るという意味で納税者負担です。
(余談ですがFRBが国債購入で紙幣を発行するけれど利益はちゃんと国庫に返納してるからご安心を、というのはうまいトリックだと思います。)
AIGの他にも一つ気になることがあります。
FRBはプライマリーディーラー貸し出しを行なっていますが、
おそらく経営が苦しかったリーマンにも貸し出していたのではないか、と思うんです。
その融資は今回の破綻で不良債権化していないのでしょうか?
今の所、それに関する報道を目にしませんが。
> FRBは〜逆に権限を拡大するのではないか? ですね。 日銀のドル発行なんかはある意味ドルの覇権拡大のような
696 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/20(土) 14:04:48
>>694 FRBにも自己資本比率って関係してくるの?
>>696 法規制としてあるかないかは分かりません。多分無いと思います。
しかし、今までの報道を読む限り、FRBの自己資本がある水準をきると税金が投入される羽目になりそうです。
まあ、一般通念としては自己資本比率が低いということはその組織は危険である、ということになってますからね。
実際には金融の世界と一般企業は大分違いますけどね。
これも余談ですが金融のロジックと一般通念が違う為に同じ事象をポジティブにもネガティブにも言い表せます。
そして実際に使い分けられていると感じます。
ポジティブな言い回し ネガティブな言い回し
・信用創造が活発だ ・自己資本比率が低下している。
(マネーサプライが伸びている) ・レバレッジがかかりすぎている。
・企業や個人、公的機関の借金が増えている。
・無借金経営が増えて ・信用創造が鈍っている。
企業の体質が強化されている
用意されたイベントを実行するには最低あと一回は危機があるはず。
GSとモルスタが銀行持ち株会社に、投資銀行モデル終えん
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33879420080922 [東京 22日 ロイター] 米投資銀行首位のゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)と2位のモルガン・スタンレー
(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)が米国で銀行持ち株会社に移行することになった。これにより両社の監督権限は証券監視委員会から
連邦準備理事会(FRB)に移り、自己資本規制比率に縛られることになる。
(中略)
もう1つの仮説も、東京市場の中でささらかれている。米銀の動向に詳しいある市場関係者は、今回の2つの投資銀の業態変更とも言える
銀行持ち株会社への移行の先に、自己資本への公的資金注入というスケジュールが見え隠れすると話す。その市場関係者は、この先に
米銀への公的資金注入というイベントがあると指摘する。その際に自己資本への公的資金注入を受けられるのは「金融システムに連結した
銀行に限るということになる可能性がある。その時に備え、銀行になったと言う理屈が成り立つ」と述べる。
米金融界は、半年前には想像もしなかったテンポで、マーケットから再編を迫られている。この先の再編の形を今回の2つの投資銀の対応が、
指し示している可能性が高い。
699 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/23(火) 01:28:57
投資から貯蓄へ
>>699 コツコツ真面目に働く日本人が大手を振って復権できる時代だな。
少なからぬ混乱はあるだろうが、長期的には良いことだ。
>>698 銀行買収するためかと思ったら、そっちの理由がメインなんかな?
>>701 どっちかというとそちらがメインかもしれません。複数の大事な意味があると思います。
投資銀行と銀行の統合、勝ち組の地銀吸収、FRBがSECを吸収、って流れが見えつつありますね。
連邦準備制度の発足と大恐慌の関連を思い出さずには居られません。
FRSが発足しても、まだこの制度に属さない銀行も存在しました。
しかし、それらは大恐慌で淘汰されました。
と、同時に勝ち組銀行が破綻した銀行の資産を拾い集めて拡大していきました。
今回の金融危機の推移も似ている気がします。
システムに飼いならされない投資銀行は一掃されそうな気がします。
選別して箱舟に乗せておいて洪水で洗い流す。
伝統的な手法なのかもしれません。
全部マッチポンプだしね。 数百年の経験があるし、手慣れたもんなんだろう。 「恫喝」ってのものな。議会もつるんでるわけだし。 いわゆる、刑事の鬼役と仏役みたいな役割分担を取っ替え引っ替え演じてるだけだよな。
失敗すれば「甚大な影響」 と称してやむにやまれず(笑)行った公的資金投入は、 将来は計算済みの危機をまた生み出すんだろうな。 その頃には「あの巨額な公的資金投入が大失敗だった」とか言ってるかな。
FRBは株式会社だということを最近耳にしました。 おれも株主になれますか? ちなみに財布の中の全財産は3万8千円です。
日銀だったらジャスダックに上場してるけど。
政府機関ではなく独立した存在だということも明言しています。
>>107 そういえば、日本にもあったよ、住宅ローンの”ゆとり返済”
数年は支払額を低く設定して、昇給見込めるころ(5〜7年後)に
アップするってやつ。
711 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/25(木) 15:45:27
中央銀行と信用創造って、普通にアメリカの高校の教科書にも載ってるし、日本でもセンター試験に出てる。 陰謀論ではじめて知ったって人はそもそも教養がないだろw
民間銀行の信用創造については 教科書にのっている。
713 :
706 :2008/09/25(木) 16:08:21
おれも明日から銀行業を始めようとおもいます
銀行免許を取るには 政府の許可が必要なのです。 あるいは、上場している銀行の 株式を51%買い占めれば一応可能。
手品の演目を知っている人は多いが、手品の種を見破れる人は少ない。 教科書的な信用創造の説明を読んで何人の人がそれが無からお金を創る行為だと気がつくだろうか? 信用創造の教科書的な説明ともう一つの解釈(真に重要なのはこちら)に関しては今ではWikiにも載っている。
716 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/25(木) 23:31:54
だからその無から出来るって話が、普通に教科書に載ってるわけよ。
>>710 それは素晴らしいです。
前スレだったか説明1は正しいが説明2は誤りであると頑として主張する人が居て、
高名な経済学者のテキストから引用すれば決着が付くだろうと思って図書館で探したけれど良いのが見つかりませんでした。
勿論あっても不思議ではないし、あるべきだと思います。
どんな感じで書いてあるのでしょうか?
718 :
717 :2008/09/26(金) 01:51:02
719 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/26(金) 05:35:52
民間銀行の信用創造の話は教科書にのっている。 中央銀行の信用創造の話は教科書にのっていない。
721 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/26(金) 09:01:18
教科書教科書って言うけど、なんの教科書だろう。
小学? 中学? 高校? 大学?
社会? 経済?
あと
>>715 の手品の例え、うまいこというね。
724 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/26(金) 11:42:23
高校の教科書にのってると言うている。 日銀がハイパワードマネーを調節してるのも常識でしょう。 money as debtなのは日銀も同じ! 日銀にとって通貨は負債なのだから。 陰謀論自体は嫌いじゃないよ。
調節の手段も載ってるのかな。
726 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/26(金) 12:32:13
日銀の売りオペだの、買いオペだの、準備率変更だのは センター試験の問題に出とる。
>>724 さんくす。高校ってことは社会かな?
んー、そういえばそんなこと書いてあったような気もしないでもないな…
でも高校生に信用創造のこと質問したって99.9%の人がわからんだろうな。
教師も多分わからんと思う。
729 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/27(土) 02:23:17
オペレーション(公開市場操作)といえば、 常識的理解としては金融調節という目的があり、その手段としてオペレーションという手法が編み出されたと考えたくなるところだ。 ところが史実はなかなか面白い。中央銀行にまつわる史実は面白くて、「学校じゃ教えない」ことだと言える。 「バーナンキのFRB」P133〜134 連銀の資金稼ぎが生み出したFOMC 連邦準備銀行(地区連銀)は、当初、加盟銀行が持ち込む商業手形の割引を主たる業務としていた。連邦準備制度は 独立採算制で、主な収入源は、手形割引や、保有証券の利子だった。しかし、第一次世界大戦終了後の不況で、手形割引 業務が低迷する。 ミネアポリス連銀の資料によると、公定歩合による再割引に伴う収入は1922年に、20年の3分の1以下に落ち込んだという。 各地区連銀は、新たな収入源の獲得を迫られた。22年に入ると12地区連銀とも、公開市場での米国債の購入を積極化。 同年5月までに、12連銀合計で数億ドルの米国債を購入した。この操作を通じて、各地区連銀は、市場に大量の準備預金 が供給され、景気浮揚に役立つことを発見する。 ある地区連銀はニューヨーク連銀や財務省にしばしば競り勝ったと記録に残されている。しかし、各地区連銀による任意の 国債購入は、しばしば市場に波乱を引き起こした。1922年5月には市場の混乱防止のため、12地区連銀総裁会議が開かれ、 公開市場買い付けを統括する特別委員会の設置が決まった。・・・(中略)・・・ これが、米国の金融政策の最高意思決定機関、連邦公開委員会(FOMC)に発展するなど、委員長に就任したストロング 総裁を除けば、ほとんど誰も考えていなかったはずだ。
どこにも中央銀行の事が書いてない件
732 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/28(日) 00:16:27
まあ FRS=FRB=FOMCみたいなもんだからな とはいえ、しょうもないエピソードを陰謀風に語るのは意味不明
やれやれ。
アメリカでは中央銀行制度の評判が悪く、二度ほど設立に失敗している。
その時々の大統領が政治生命をかけて阻止したのである。
そこで中央銀行という印象を薄める為に連邦準備制度(FRS)という言葉を採用し12の連銀の集合体で運用する形式を取った。
これは設立に成功し今に至っている。
FRSとはアメリカにおける中央銀行のことであり、金融政策はFOMCで決められている。
>>730 で書いたことは陰謀論でも何でもなく史実であり、その本は大真面目な本。
735 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/28(日) 12:13:27
>>716 教科書に載っているから何か?
影響が過小評価されていたならそれは情報コントロール以外のなにものでもない。
例えるなら、悪質な保険会社の分厚い商品の約款に、小さな字で、契約者の分かりにくい契約事項が述べられているようなものだ。
契約者がその契約事項を理解できないような状況なら、たとえ記述されていても詐欺的な行為に当たる。
736 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/28(日) 13:33:35
>>735 当たり前のことを知るのが大事なんだよ。
知ってるからこそ、大恐慌後にアメリカ議会は、FRBの犯罪じゃないか?と追求した。
80年代の株価大暴落(大恐慌よりすごかったんだぞ)のときは、FRBは芸術的に対応して
アメリカを救った
日本のバブル崩壊後、日銀が大失敗したってのは常識
今でも格差やワープアに苦しんでるだろ?
国会でもたまには追及してるさ。
でも大抵の国民は「バブル退治した政府・日銀はえらい!」とか言ってるだろ
ゼロ金利には怒りの声をあげ、今では「利上げ!利上げ!」とか言ってる
ユダヤ陰謀の動画には喚起するが、現実では日銀に間違った対応を迫る。
そんな馬鹿な国民が犯罪者なんだよ
そのせいで失われた20年になるなんて、オレはごめんですね。
バカ言う暇があれば、その教科書を読め。読んで選挙にいけ。
> 知ってるからこそ、大恐慌後にアメリカ議会は、FRBの犯罪じゃないか?と追求した。 議会もつるんでるわけだし。 いわゆる、刑事の鬼役と仏役みたいな役割分担を取っ替え引っ替え演じてるだけだよな。
>>736 日銀と議会がつるんでることにも気づかない馬鹿なお前も犯罪者の一員だな。
740 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/28(日) 14:13:51
>>738-739 まず勉強しろ。
日経新聞のエコノミストwの嘘もわかるようになる。というか現実での
意見の差異をちゃんと認識しろ
サブプライム問題で、FRBがやってるすごい事や、逆に失敗が何かをわかるようになれ。
それが出来ないと、今の貨幣システムを捨てても
新しいシステムで苦しむのはお前達だぞ
詐欺詐欺言う暇があれば、現実を勉強しろ
>>740 その調子じゃ、アメリカの二大政党が実は親密なことにも気がついていないんだろう。
日本のジミンとミンスも同じだが。
可哀相に。
ほら。これをやる。
つ鏡
>>740 >FRBがやってるすごい事や、逆に失敗が何か
すごいことって良いことってこと?
具体的に一つ、二つあげてくれないかな。
>今の貨幣システムを捨てても新しいシステムで苦しむ
とりあえず現行制度を潰さない?
うまくいってないものを他の理由つけて続けても意味無いよ。
新しいものには試行錯誤がつきもだから、とりあえず最初の一歩を
踏みだそうよ。
>>740 FRBを含む中央銀行がなぜ政府や議会から独立してるか、
このスレを読んでりゃ、詐欺の効率を上げるのが目的だということくらい分かりそうなものだが。
FRBは失敗などしていない。彼らの真の目的にとっては大成功だ。
政治や経済政策における「失敗」は、すべて本音を隠したいから失敗に見せてるだけのものだ。
見せかけの「対立」あるいは「組織間のカベ」と共に、彼らの常套手段だよ。
744 :
743 :2008/09/28(日) 14:38:23
ついでに書いておこう。 「失言」も常套手段の一つだ。 計算された失言が常態であることにぜひ気づいて欲しい。 過去の恐慌においても大きな役割を果たしている。 「失言恐慌」とか。 あるいは、橋本龍太郎のアメリカ国債売却という失言もあった。 橋本はもちろん、現実には出来ないことも、主人の不興を買うことも承知して発言したんだが、 直後の債権暴落は、橋本の主人にとっては大きな利益につながったことだろう。 今回の恐慌においても、失言が大きな役割を果たす局面は充分ありうる。
745 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/28(日) 14:41:01
FRBの陰謀などどうでもよい。 オレは国民自体が成功せよと言うておる。 ちゃんと学べ。自分の頭で考えろ。 信用創造の基礎(高校生でも知ってる)のユダヤ動画を何度も見る暇があるなら、 もっと勉強して日銀の金融政策を理解・批判できるようになれ。 国民が成功できるように努力しろ
>信用創造の基礎(高校生でも知ってる) ↑ ダウト!! 高校生は今も昔も信用創造の基礎を知りません もしも理解していたら、大学行ってデモやってたはず 搾取反対とか造反有理とかなんとか騒ぎながら・・・ >日銀の金融政策を理解・批判できるようになれ ↑ 日本銀行券を使うのを止めるのが、銀行家以外にとってベストな選択 日銀の金融政策について論じるのは、ヤクザの細かな手口を論じるのと変わりない それは時間の無駄であり、御用経済学者にでもやらせておけばいいこと
>>736 なるほど、そういう主張ですか。
確かにユダヤ陰謀論に偏るのは危険です。
ヴェルナー理論もユダヤ陰謀論ではありませんしね。
(国際金融資本と中央銀行の陰謀を示唆している部分はありますが。)
ヴェルナー理論は信用創造量が経済の第一変数だとしているところが特徴だと思います。
あなたのように信用創造を是とした上で、経済活動を理解しようというのは現実的で良いスタンスだと思います。
一方でそもそも信用創造って仕組みはおかしいのじゃないか?っていう意見もあっても良いと思います。
円天をいかがわしいと感じるのは私だけではないと思いますが、 あれは明らかに不換紙幣システムそのものですよね。 多分、信用創造のことを理解した人たちが始めたことだと思います。
> 信用創造の基礎(高校生でも知ってる)
これはおれからもダウトだ。まあ
>>727 で既に書いたけどね。
つか、そこまで言うなら教科書名と参照ページを書いてほしいよね
751 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/29(月) 00:00:37
まあ少なくともユダヤの秘儀ではないわな。 オレが知ってるのは前にも書いたけど アメリカの高校の教科書 あと、日本のセンター試験では信用創造が理解できて無いと解けない問題があったな。 問題自体はどっかネットでみた。 まー知ってておかしくない知識ではあるな
>>751 要するにユダヤだの陰謀だのって捉え方が嫌いだから、
教科書とかセンター試験とかを持ち出すわけね。
でもこのスレってそんな陰謀臭あるかな?(笑)
むしろ無い方だと思うけどなあ。
前から気にしていた準備預金への金利付与もここで入れてきた。 これが制定された後に行なうと予想することは金融緩和と利上げの同時進行。 準備預金を増大させながら利上げが行なわれる事態に直面し多くの経済学者の説明は混乱するだろう。 これは公的資金投入の一種である。 米金融安定化法案、FRB準備預金への金利付与盛り込む 2008年 09月 29日 09:17 JST [ワシントン 28日 ロイター] 議会が大筋合意した金融安定化法案には、連邦準備理事会(FRB)による準備預金への 金利付与を認めることが盛り込まれている。 10月1日からの金利付与を認めており、信用収縮の緩和に向けた新たな方策となる。銀行の余剰資金を、短期金融市場での 運用ではなく連銀に預けることを促すことで、FRBがフェデラルファンド(FF)金利を目標水準に一致させすくなる効果も期待できる。 議会は2006年に金利付与を認めたが、実施は2011年まで延期されていた。
銀行の不始末を公的資金で救済すべきではないという判断は全くもって正しいと思います。
しかし、経済の血液であるマネーの生産を彼らに委ねてしまっている限り、結局は救済に向かうでしょう。
そもそも大筋の合意がとれていての否決ですから茶番劇の香りがします。
筋の通らない救済が嫌なら、公共の決済システム(当座預金)を用意し、政府はその維持のみを責任範囲とすべきです。
その上で民間の決済システムを使うのは利用者の自由にして自己責任とすれば良いと思います。
〔焦点〕米金融安定化法案、一部議員の説得で再可決可能との見方も
2008年 09月 30日 12:56 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK824838620080930 ワシントン 29日 ロイター] 米金融安定化法案が29日下院で否決されたが、ワシントンのロビイストの間では、反対票を投じた
一部の議員を説得すれば、再可決が可能との見方が出ている。
法案は反対228票・賛成205票の小差で否決されており、理論的には12人の議員が反対から賛成に回れば再可決が可能。
(以下略)
755 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/30(火) 20:12:27
よくわからんな、クレジットクランチを助ける事は国民を助ける事に繋がるというのに。
>>755 その通りですが、微妙にニュアンスは違うでしょう。
銀行を救わないと経済は崩壊し結局国民が苦しむ、というのが正確な言い方でしょう。
マネーは中立であるのが好ましいのに民間銀行の無計画な拡大や失敗によってマネーサプライが伸縮してしまうのが問題です。
しかも当事者が自らの公益性を理解していていざとなったら納税者に負担を転嫁できると考えている。
そもそも銀行システムなど歴史も浅い上に人類の健全な進歩に貢献しているかどうか良く分からないですよ。
戦争の拡大には貢献しましたけど(有名な話ですがイングランド銀行は戦費調達の為に創られました)。
757 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/30(火) 22:41:16
BOEの話はしってるよ。 不換紙幣による信用創造はけっこういいものだぞ。 金本位制は結構ひどかった。 実体経済を人質に暴れる金融資本はオレも嫌いだ。 本来われわれがやるべき事は、暴れてる時にやめさせることだと思ってる。 今はまず助けるしかないな。それに関しては絶対に正しいと思ってる。 もちろん当事者をきつく締め上げるのが前提だ。 システムは上手く利用するべきだ。それが出来なければ 新しいシステムに移行しても同じこと。 正しくやり抜くのは嫌だが、とりあえず壊そうとう人たちにつられて、 新しいシステムで一緒に沈むのはゴメンですね。
>今はまず助けるしかないな。それに関しては絶対に正しいと思ってる。 なぜ?
759 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/30(火) 22:47:14
助けるという言葉が嫌なら、好きに解釈してください。
760 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/30(火) 22:48:38
この本の要点をまとめてください。
>>757 あなたの考えは良く理解できます。
現実的にはそうでしょうし、私も好む好まざるをえずに公的資金投入すると思っています。
しかし長期的にはこんなスジの通らない銀行システムは変えるべきだと思います。
その代替案が、せめて決済システムだけは公共の物を用意する。
全ての法人と個人に当座預金を用意してやる。
今までどおり民間の決済システムを使っても良い。利子もつくし多くの人は使うでしょう。
しかし、預金は必ず現金化出来るとか、そういう嘘はダメ。
いざという場合に国も助けない。こういうことは予め決めておく。
自己資本の10倍以上のマネーを創っているんだから理論的に返せないし、預金保険機構やCDSという仕組みだって
全額補償なんてことは不可能なのだから。
762 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/09/30(火) 23:17:23
>>761 ふむ
信用乗数を1とし、マネーサプライ=ハイパワードマネーにするということ???
ちょっと利点がわからんね。説明が欲しいところ・・・・
オレはマイルドなインフレが正しい世界と思っています。
がんばった人が報われる世界だから。(リセットしまくりはちょっと難しいので)
上のシステムだと、あっという間に勝者独り占めじゃないですかね。
そして停滞した世界。一人にすべての人間がひれ伏す世界が創造できますが。
>>762 最終的にはハイパワードマナー=マネーサプライにすべきだと思ってますが、いきなりそうするのは却って危険だと思います。
最初に行なうことは民間銀行の預金通貨をプリペイドカードやEdyと同じように必ずしも保証されない、少なくとも税金で救う必要は無いものとします。
投信や定期預金(但し元本保証はしない)の形は問題ありません。
しかし、要求払い預金、すなわち『いつでも全額現金化出来ますよ』というのは嘘なので禁止します。
要求払い性預金という性格の為に預金が決済機能を持ち、その結果マネーサプライの大部分を占めています。
そのマネーの伸縮の理由が実体経済の結果起きるのではなく銀行の経営上の問題でおきるのが問題の一つだと思います。
二つ目の問題はそのマネー(負債)の裏づけ資産が債権などの金融資産であり、常に価値が安定するものではありません。
これでは少し長い期間をとると必ず金融危機が起き、しかも連鎖します。で、その埋め合わせは高い確率で納税者負担となります。
裏付け資産が劣化したらそれと見合っている預金通貨の価値も下がるべきです。
公共の決済システムを作ってもマイルドインフレは起こせます。
透明性をもった仕組みで量を調節すれば良いのです。
それとあなたはおそらく金融危機によるリセット機能を残したいと考えていますが、私は金融危機こそ富の独占に繋がる事象だと思います。
時々恩恵にあずかる幸運な人も居るでしょうが、大きな目で見れば金融危機は富の独占の手段に使われているでしょう。
764 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/01(水) 00:29:27
>>763 金融危機が富の独占につながるのは知ってるよ。
前半部はどうでもいいかなあ。
もんだいは、マネーサプライの調節手段だね。
オレはここが肝だと思ってる。実体にすばやくあわせられることが、庶民を救ってると思うのよ。
ここが壊れたら絶対に富が集積する。
弊害は、いやらしい仕組みでレバレッジを上げる連中がいること。
そこを規制できれば涅槃だと思うけどねー
まあその透明性をもった仕組み、そこを聞きたいね。
横から失礼するが、 > いやらしい仕組みでレバレッジを上げる 要するに、銀行業(つまり信用創造)自体をいやらしい仕組みのレバレッジと見るか否かの違いだよね。
公的資金投入したらゲーム終わっちゃうんだっけ?
767 :
763 :2008/10/01(水) 21:36:40
>>765 私はレバレッジだと思いますね。
それだけでなく投資銀行が行うLBOだって銀行融資(信用創造)によって成立してるんです。
投資家から資金の一部を集めて、買収先の資産を担保に銀行からその何倍も借りることで成立しているのですから。
>>766 公的資金投入と言っても何通りかあって、本当に効果が出るのは資本注入でしょう。
今となっては不良資産の買取だけでは不十分だと思います。
安定化法案の再可決で一旦は落ち着くかもしれませんが、また相当深刻な事態に陥るんじゃないかと心配しています。
嫌な話ですが資本注入の可決にはパニックが必要だと思います。
>>764 要求支払い性預金に対する暗黙の政府保証を無くせば徐々に信用創造が効かなくなっていきお金の量は苦も無くコントロールされると思います。
しかし、その前の段階が難しいですね。
マネーサプライの大半が信用創造によるものである間はどうしても貸し出し規制が必要になると思います。
但し、窓口指導などという非公式なものではなく、オープンなものでなければいけないでしょう。
実体経済向け貸出しとバブル産業向けの貸し出し向けに分け、
前者は基本的には潜在成長率をやや上回るレベルとし物価の動向により調整を入れます。
後者はどの水準にすべきか今は分かりません。
769 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/01(水) 22:06:06
>>768 ごめん。
結局、ハイパワードマネー=マネーサプライで、
潜在成長率を少し上回る量を、中央銀行が追加するって事でよい?
>>769 そうです。
しかし、くどいようですがそれは最終的に銀行が信用創造出来なくなった時点のことです。
また、細かいことを言うと追加は中央銀行ではなく政府が行なえば良いです。
政府支出の一部を当座預金の数値を加算するという方法で行なうのです。
771 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/02(木) 00:32:22
つまりそれは、借金やローンが一切できない世界だな。 それでもいいのならそうかもね。
772 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/02(木) 04:36:26
>>753 >前から気にしていた準備預金への金利付与もここで入れてきた。
>これが制定された後に行なうと予想することは金融緩和と利上げの同時進行。
>準備預金を増大させながら利上げが行なわれる事態に直面し多くの経済学者の説明は混乱するだろう
準備預金って金利ゼロだから量的緩和の意味があったと思っていたけど。
現在のアメリカは日本とは逆のことを行っているのか。
>>771 違います。
信用創造が出来なくなっても金融仲介は出来ます。
どうやらトリックに引っかかってますよ。
774 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/02(木) 07:37:24
前提次第という気もするが。 教えてくださいな。トリックを。
(すてっぷ1) 不良債権の買取 これをやっても、危機が収まらない!!! ↓ (すてっぷ2) 銀行に優先株を発行させて、 政府が買い取り。 銀行の国有化。 ○年以内に数字が改善しなければ、 優先株を普通株に転換して本当に国有化。 するぞーっておどす。 そしてFRBは信用創造を締め付け、 業績の改善をさせない。 そして銀行をいくつか国有化。 そのあとに信用創造を再開。 今回もこんなシナリオですかね。 ドラマの予定期間は、10年くらい?
776 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/02(木) 08:12:52
>>775 今回復に必要なのは、デットデフレーションの終息だよ
その時間を稼ぐための資本注入
FRBが死ぬまで出してもいいけど、もう限界までFRSのバランスシートは痛んでいる。
もちろんバランスシートを無視してもいいけど
それこそ究極のモラルハザードだろうが。
80年代も救ったし、他にも最近でもそこそこの危機は救ってるでしょ。
的外れな陰謀論はやめれ。
777 :
777 :2008/10/02(木) 08:19:11
世界777経済
>>776 ちょっと話ずれるけど、中銀のバランスシートについてモラルハザードどうこう言うなら、
そもそもの信用創造がモラルハザードか否かという議論がやっぱり必要になると思うね。
779 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/02(木) 17:50:02
中銀のバランスシートっていったら、普通は資産と同じだけの額しか出さない なぜなら通貨は中央銀行にとっては負債だからだよ。 資産を超えた時点でモラルハザードだっつう話
>>774 決済機能と金融仲介機能は個別に議論できるのに不可分だと思い込んでしまう罠に陥っています。
非預金取扱金融機関を思い浮かべましょう。
保険会社や投資信託委託会社は集めたお金で貸し付けなどの運用を行なっていますが信用創造を行なっていません。
あなたが預けたお金は、金融機関が運用しますが、あなた自身は使えなくなります。要求払性預金ではないからです。
マネーサプライ=ハイパワードマネーになっても、こういった金融仲介業は無くなるどころか益々盛んになるでしょう。
例えば、金融債を発行し、集めたお金を企業に貸し付けるという形式が主流になるかもしれません。
この金融債に国が暗黙の保証をつけることは無く、当該金融機関の資産が毀損すればその金融債の価値も下がるでしょう。
一方で、国債の需要は増し、今よりも身近になると思います。
781 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/03(金) 03:38:33
>>780 それを言うと思ったよ。予想通り。
正直がっかりしたというのが本音です。
金融機関がデュアルカレンシーを生み出すだけだと思いますよ。
そしてそれこそ目が届かない。
一通りご意見が揃ったと思いますので、感想を申し上げますと
同じところに問題点を感じても、向かう方向は随分と違うものだと思いました。
金融をどう監督すべきかという事に問題点を感じてるのは、お互い一緒だとは思いますが。
どちらにせよ 私ならその政策はとりません。
782 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/03(金) 03:47:40
あ、あともうひとつ。 富の独占を早める可能性があります。 それは考慮されたかな? 私はそんな世界は望みません。
うまい具合に資本注入の仕組みを入れてます。こういうところは感心します。
米金融安定化法案:下院で修正案可決
ttp://mainichi.jp/select/today/news/20081004k0000m020166000c.html?inb=ff <抜粋>
・米下院本会議は3日、上院を通過した修正金融安定化法案を本会議で採決し、賛成多数で可決した。
・7000億ドル(約75兆円)の公的資金を投入して金融機関から不良資産を買い取ることを柱とする金融機関の救済策が成立する運びとなった。
・政府が買い取り対象の金融機関の新株取得権を獲得し、金融機関の株価上昇で公的資金の損失を補える仕組みを整備。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・買い取りを求めた金融機関は役員報酬を制限される。
・米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保険の保護限度額を09年末まで一時的に現行の10万ドルから25万ドルに引き上げる。財源は政府が負担。
784 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/04(土) 16:14:03
>>783 政府が金融機関の新株を取得するということは、自己資本比率を上昇させるということですかね。
新株を取得して、代わりに現金をつっこむんだから、 そのとおりだろ。 まあそういうソフトとかゲームをプレイして 実際にあそんでみるとよくわかると思うのだが。
勝ち逃げ(強烈な取立てと慎重な融資で勝ち抜く企業) 中国銀行(本店 岡山市) 生き残り組(金融危機の中、他社を買いに回る勝ち組企業) バンカメ ゴールドマン・サックス ロイズ ワコビア JPモルガン シティグループ 様子見組(現状、動きがない) ドイツ銀行 JA バークレイズ(リーマン買収?) ゆうちょ銀行 クレディ・スイス UBS(身売り組に転落?) 身売り組(他社に合併されて何とか生き残り) ベア・スターンズ メリルリンチ HBOS ワシントン・ミューチュアル モルガン・スタンレー 国有化組(国有化されギリギリセーフ) AIG 倒産組(さようなら。あなたのことは忘れない) リーマンブラザーズ 大韓民国
787 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/05(日) 23:15:26
圧倒的勝ち組(世界最強) バークシャー・ハサウェイ
素早い実施。
これで潤沢に資金を供給しつつ、利下げは無い。
逆に利上げのタイミングを覗うはず。
追加流動性対策を発表=準備預金に金利付与−FRB
10月6日23時0分配信 時事通信
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000182-jij-int 【ワシントン6日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は6日、準備預金への金利付与を柱とする追加流動性対策を発表した。
同日付で実施する。金融市場に潤沢に資金供給し、金融危機の悪化を防ぐのが狙い。
準備預金への金利付与は2011年10月から実施予定だったが、先に成立した金融安定化法で前倒しが認められた。
790 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/07(火) 01:59:40
> 準備預金として預け入れを義務付けられた最低金額に付与される金利は同誘導目標の平均から0.1ポイント低い水準とする。 じゃあゼロ金利にするとマイナス金利になるのか
英や欧州関連で資本注入に関する報道が随分と増えた。 アメリカも伏線は整っている。 公的資金による資本注入に向けての地均しが急速に進んでいる印象を受ける。 公的資金による資本注入とは単純化すれば国が銀行システムからお金を調達して、それを銀行に資本として注入するという奇妙なマジック。 勿論、中間に公的基金を介在させたりして、分かり難くはするだろうし、 また外国が引き受ける分を過剰に宣伝することで論点を拡散するかもしれない。 しかし、気がつけば国(納税者)が銀行システムに借金を負ったという形が残る理不尽、いや必然。公益保護という万能の呪文。 客観的な事実として、これから銀行及び中央銀行の資産の部の国債保有額(及び公的機関向けの融資)は急増するはずである。 銀行が峻別されることを併せて富の集中が一段と進むだろう。
さすがにガンガンやって来ますね。
銀行が保有しているCPの買オペのことではなくて企業から直接買取る仕組み。
昔、法王一万田。
今、皇帝バーナンキって呼ばれるかな?
FRB、CP購入制度を創設 一般企業の資金繰りを直接支援
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20081007AT2M0704607102008.html 【ワシントン=大隅隆】米連邦準備理事会(FRB)は7日、一般企業の短期資金の調達手段であるコマーシャルペーパー(CP)を購入する
制度を創設すると発表した。来年4月末までの臨時措置。金融危機で金融市場が収縮し、資金調達が困難な企業が増えているため。
中央銀行が、一般企業の資金繰りを直接支援する異例の措置となる。
購入対象となるのは3カ月物のドル建てCPや資産担保CP。FRBは購入のための特別目的機関(SPV)を新たに設立。SPVが
発行企業から直接に購入する。無担保のCPの場合、企業から一定の手数料を徴収する方向だ。購入規模の総額は明示していないが、
発行企業当たりの購入額には一定の限度を設ける。 (07日 22:51)
>>792 平等に買うか、また露骨なえこひいきやるか、どっちかな〜
>>790 ちなみに準備預金についてはFF金利-0.1%、超過準備金に関してはFF金利-0.75%のようです。
今は誘導目標が2%ですがFRBが資金をジャブジャブ供給すれば低下する可能性があります。
しかし今回の処置で、どんなにお金が余っていても1.25%未満で貸し出されることは理論上無くなりました。
連銀に預けていても1.25%の金利はつくのですから、それより低い金利で貸すわけがありません。
こうしてFF金利は安定するでしょうが、そもそも何の為のFF金利誘導目標だったのかな?という気がします。
今後、決済システムの保護という名目で超過準備を増やす政策が行なわれると思いますが、これにもせっせと金利が支払われます。
また、銀行が他行から誘導目標で調達した場合の実質的な金利は0.1%又は0.75%であり、銀行にとっては大幅利下げ実施済みということにもなります。
(故に巷間で言われている利下げ観測は果たして当たるのだろうか?と思わざるを得ません。)
この法案の成立でFF金利誘導目標の性格は劇的に変わったと思います。
ヴェルナーの言う『金利はフェイク』というのがますます真実味を帯びて来ました。
795 :
794 :2008/10/08(水) 22:04:08
失礼。 協調利下げしたんですね。 これはどうなんだろう?
796 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/09(木) 03:05:07
>>794 今回、FF金利が1.5%に下げられたから、準備預金に1.4%の利率が付くのか。
こうやって銀行の自己資本比率をコントロールするつもりなのかね。
準備預金への金利って、非常に良くないような気もするけど、 もしかするといい面もあるかもしれない。よくわからんなあ。
やはり昨日の協調利下げは通過儀礼だった気がします。
今までの延長ではダメなんだよと。
さあて、遂に資本注入という言葉が示唆ではなく明確に出たようです。
どうなるのかな?本当に魔法を起こせるのかな?その後にどういう新秩序を示すつもりなのかな?
米財務長官「資本注入も」 資産買い取り制度活用
2008年10月9日10時57分
ttp://www.asahi.com/business/update/1009/TKY200810090085.html 【ワシントン=西崎香】ポールソン米財務長官は8日の記者会見で、3日に創設した最大7千億ドル(約70兆円)の不良資産買い取り制度について
「金融機関への資本注入や住宅ローン資産の購入などに使うことができる」と強調し、実質的に資本注入は可能との見解を示した。
米財務省は、数週間後には本格的な買い取りを始める見通し。金融危機の沈静化には損失を抱えた銀行などの資本増強が不可欠なため、
ある程度は同制度で対応できるとの姿勢を打ち出した。英国が大手銀行への巨額の資本注入に踏み切っており、米政府の対策が焦点となっていた。
同省が銀行などから買い取ることができる資産は、住宅ローンや関連証券のほか「財務長官が連邦準備制度理事会(FRB)議長と相談し、金融市場の
安定を促進するために必要だと判断した金融手段」と定義されており、幅広い金融商品が対象。資本注入に使える優先株など株式も視野に入っている。
実施には議会への書面による報告が必要で、強い監視を受けるが、同長官は「議会からは幅広く、柔軟な権限を得た」と説明した。買い取り制度について、
「(創設の)主な動機は(金融機関の)資本を再構成し、強めること」とも話し、「資本注入」の言葉を繰り返し強調。市場を混乱させかねない経営危機に
直面した金融機関に対し、機動的に資本を強化できる枠組みも整った、との認識だ。
不良資産の買い取り制度については、市場関係者から「対象の金融機関や時期、規模などがわかりにくい」との声も目立つ。大手の金融機関の救済には
対応しきれない側面もあり、緊急時には個別の金融機関の株式を買い上げる資本注入を実施する構えと見られる。
800 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/10(金) 06:40:56
801 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/10(金) 06:49:54
インフレ抑制効果はあると思うけど、 実体経済にとってはマイナスな気が
>>802 これは中央銀行にとっては非常に便利な仕組みだと思います。
まず、通常の状況では資金吸収として機能させることが可能です。
しかし、今、資金吸収をしたら致命傷ですよね。
しかし今のように銀行間取引が機能低下している時は別の使い道もあると思います。
銀行間貸し借りが不安定な状況では大量な超過準備がある状況を作り出さなければなりません。
それを行なうと、本来はFF金利が限りなくゼロに近づいてしまいます。
この制度はそれを防ぎます。今回の場合は誘導金利-0.75%までしか下がりません。
そして銀行が企業等に貸出す時の金利はFF金利よりは高くなりますから、
銀行には資金を潤沢に供給しつつも貸し出し金利は下げない、ということが出来ます。
つまり、今回はこれを資金吸収の為に使うのではなく、超過準備政策(日本で量的緩和政策と呼ばれた手法)と組み合わせて使うのだと思います。
なるほどね、ベースマネーのコントロールと組み合わせると確かに面白いかも。 でもなんだか、金融システムが更にこ難しくなっちゃうなあ(笑)
ところで今日発売の文藝春秋に早稲田の教授が日銀批判を書いてましたね。 内容は「経済・金融・デフレ・日銀」この辺のキーワードに敏感な人にはお馴染みな文句がてんこもり。 一般紙ではっきりと日銀が批判されるのは珍しいんじゃないでしょうか。
>>804 まさしくそのとおりで、これでいよいよ真の政策意図が分かり難くなります。
例えば
(1)政策金利は上げる。
(2)準備金及び超過準備預金共に誘導金利-0.1%とする。
(3)国債買い切りオペを大幅に増額する。
というような金融政策の変更が可能で、きっと行なわれますが、
これって引き締め?それとも緩和?ってことになります。
807 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/10/11(土) 07:01:46
なんだか猛烈なスピードで公的資金による資本注入が規定路線化して来ましたね。
これがパニックの力でしょうか。恐ろしいです。
2月のG7、
>>316 の頃を思い出すと。。。
資本注入は月内ということで、月末という観測ですが、もっと早まるかもしれませんね。
銀行決算の内容を掴んで言っているのでしょうから、そのタイミングで何かあるような気がします。
少なくとも主要金融機関は救うのでしょうね。
7日発表 IMF「世界金融安定性報告書」
『主要金融機関で合計約6750億ドル(約69兆円)の資本増強が今後必要』
809 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :
2008/10/11(土) 11:06:45 転載 決算予定: 10月14日(火)ウェルズ・ファーゴ 10月15日(水)JPモルガン・チェース、ワシントン・ミューチュアル 10月16日(木)シティグループ、メリルリンチ、USバンコープ ※相当要注意 10月20日(月)バンク・オブ・アメリカ 10月22日(水)ワコビア ※相当要注意 10月23日(木)クレディ・スイス 10月24日(金)アムバック、MBIA ※相当要注意 10月30日(木)ドイツ銀行 11月 4日(火)UBS ※要注意 11月 7日(金)AIG、ファニーメイ、GM ※相当要注意 11月10日(月)フォード 11月20日(木)フレディマック ※相当要注意