ひきこもりにも賃金を【ベーシックインカム】

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418金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
★「国民的人気」の質の違い
 《他人に優しくなれる世界》…小泉は、政治の話による人気
 《自分に優しい世界》…麻生・安倍・民主党は、ブームによる人気
■自分に優しい世界
◆『自分は白い紙で、異なる意見を持つ人がそれぞれ信じたい事を(勝手に)自分に投影するのだ』 by オバマの著書
 オバマみたいに、麻生・安倍・民主党の「国民的人気」は、有権者による《押し付けた善意》で、《自分に優しい世界》。
 『これは、気持ち良く癖になる脳内麻薬。大衆を騙しやすい。大衆は、見せかけの安定に酔いしれ騙される。』
 《自分に優しい世界》は、完結した閉じた、思い出の世界に等しい。悪意となんら変わりはない。善意と悪意は所詮、一枚のカードの裏表。
 しかし、国に必要なのは、《他人に優しくなれる世界》。
◆大下英治[スパモニ 2008/09/03]
 小泉さんと麻生さんとでは、(国民的人気の)支持の質が違う。
 小泉さんが大衆の支持を集めたのは、自民党をぶっ壊すなど「政治の話」。たまに他の話題もあったが。
 一方、麻生さんが支持を集めているのは、秋葉原などでの「漫画の話」。「政治の話」で大衆の支持を集めたというのは記憶にない。
■疑わしい「国民的人気」[週刊エコノミスト 2008/09/09 P106]
▼「国民的人気の高い麻生太郎氏を幹事長に起用」 この表現がよく使われたが、その度に違和感を覚えた。
 麻生氏は歯に衣着せぬ発言などで一部の若者の支持を集めているようだが、「国民的」と言えるほどなのだろうか。
 狭い永田町内での取材感覚で、安易に言葉が使われているような気がしてならない。
▼以前にも「国民的人気」があるといわれた政治家がいた。安倍晋三・前首相である。
 安倍氏の「国民的人気」の根拠もよく分からなかった。
 北朝鮮政策で毅然とした態度を見せたことが支持を得た要因だった。が、『北朝鮮問題で安倍氏が具体的にどういう実績を残したのかというと、はっきりしない。』
 結局、人気は「バブル」だったようだ。
◆アメリカの識者
「オバマはムーヴメントを起こしたと言っているが、その言葉の通りムーヴでしかない。ムーヴがされば、熱が下がり目が覚める。
 ケネディの娘をブレーンに加えて、まるでオバマ陣営も支持者も、学生サークルのノリ」
>>418
★バラマキの麻生―せめて哀しみとともに、崩壊のステージ、ゼロ JapEnd―
■はっきり言う!これは景気対策ではなく選挙対策。5年、10年後の財政赤字をどうするのか?責任を持って答えて欲しい。先ずこのきちんとした答えをバラマキ派は答えるべきだ。
◆リチャード・クーは地底人か-池田信夫 blog http://bl●og.goo.ne.jp/iked●anobuo/e/d6851a59d45ba3a4ef801bece3f5233d
◆「景気対策」は有害無益である-池田信夫 blog http://bl●og.goo.ne.jp/iked●anobuo/e/161dc9bd1e1cae7ceea38c37e02fd0f4
◆「経済政策について、コストとメリットを比較合理をした上で優先順位を付けて、それでも経済政策を新たにやるべき。
 日本は大きな公的債務を抱えていて、そうした中で財政資金を使わないといけない。
 選挙を前に経済政策に名を借りた“バラマキ”が行われることを非常に懸念しています」
 by 河野龍太郎 BNPバリバ証券・チーフエコノミスト
■中川昭一や麻生太郎の経済政策ブレーンは、バラマキ提唱のリチャード・クー
 クーは、1990年代後半から積極財政による景気浮揚を提唱。総額17兆円もの景気対策をした、小渕・森内閣の経済政策ブレーン。
 麻生とクーの関係は15年前に遡る。
◆クー氏はバランスシート不況論で有名な台湾系エコノミスト  http://www.academyhills.com/gijiroku/rechard/inter.html
■2008/09/02、公明党の浜四津敏子は、麻生の総裁選出馬について「明るくはっきりしていていい(公明党支持者からも受け入れられる)と思う」と歓迎の意向を明らかに。
 この評価が全てを表している。公明党は、定額減税などバラマキ復活を求めている。公明党票がなければ当選できない自民党議員は多い。
 江田けんじは、スッキリ!にて、「総選挙で小沢さんに勝つには、麻生さんより小池さん」という趣旨を発言。
>>419
★「財政政策(バラマキ)で景気対策をする」は、経済学的見地からすればナンセンス。絶対可憐に、完全に意味がない。
■中川昭一や麻生太郎の経済政策ブレーンは、バラマキ提唱のリチャード・クー。
 クーは「バランスシート不況論」で有名。簡単に言うと、
「バブル崩壊で資産価値が暴落したので、企業のバランスシートが傷んだ。そのために企業は借金返済を優先し、ゼロ金利になっても借金をして設備投資する気にならない。
 『だから金融緩和は意味がない。公共投資で景気を刺激してやらねばならないのだ』」
 一見、正しいように見えてしまう。ところが…
■『為替の変動相場制の下では、財政政策(バラマキ)は効果がない。』説明は簡単。
 『公共投資をするために国債発行すると、日本の長期金利が上昇し、為替は円高に振れるから、必然的に輸出が落ちる。
 それによって、公共投資で増えた内需を相殺してしまう。結局、膨大な国債残高が残るだけ。
 つまり、財政政策(バラマキ)は、かけたお金に見合うリターンを得ることができない。』
 これは経済理論の初歩の初歩。
▼90年代の小沢自民党時代〜小渕・森(クーが経済ブレーン)の「失われた10年」のバラマキが、まさにコレ。たった1.1%の経済成長しかなく、景気にほとんど影響がなかった。残ったのは膨大な借金だけ。
▼『これを学説的に裏付けたのが、ノーベル賞経済学者・R・マンデルの「マンデル=フレミング・モデル」。』
 ノーベル賞を受賞し、その正しさにお墨付きが与えられると、「景気刺激のために公共事業を」などと空想に浸る経済学者は極めて少数になった。
■では、どうすれば良いか?
 『日本が取らなければならない経済政策は一つしかない、「金融政策(金融緩和、利下げ)」。』
 過去の国内の景気動向指数の推移を見ても、金融緩和の時は上昇しているが、引き締めが行われると途端に化合する、つまり景気が悪くなっている。
 『消費を促すためにも、企業の活動を活性化するためにも、一番良いのは「金利の引下げ」。』
 住宅ローン金利が低下すれば、消費は拡大。借入れ負担の減少によって、企業の投資も促進される。
 しかし、『金融政策は受益者が広く薄くなるため、誰が恩恵を被るのかが解り難い。』ゆえに、選挙向きではなく、積極的に推す政治家があまりいない。
>>420 続き
■「埋蔵金」の使い方として一番いいのは、『民間が保有する国債を買い上げる』こと。 財政再建にも繋がるし、金利が下がり、皆に広く効果が行き渡る。
■『他の業界との競争条件を、政府が左右するのは、不公平』
 財政政策(バラマキ)は、ある特定の業界に対し、恩恵を与えるもの。バラマキは全体的な景気回復に繋がらないばかりか、政治的にも好ましくない。
 例えば、漁業支援。燃油高で苦しいのは他の業界も同じ。全体的な景気が良くならなければ、一時しのぎの薬にしかならない。
■政府が財政政策にこだわる理由は何か?
 答えは簡単。「選挙対策」。『公共投資はどこに支出するのか(受益者が誰か)が非常に解りやすく』、一部の国民の理解が得られやすい。


★日本の不景気の根本的な原因は、サブプライム問題ではない
 内需があまりにも弱いから。『内需がこれほど弱い原因は、日銀の金融政策の失敗にある。』
 06年、日銀はデフレにもかかわらず、金融引き締めを行った。量的緩和解除を皮切りに、政策金利を0.25%、0.5%と引き上げた。
 それを機に、景気の先行きを示す「先行指数」がどんどん下がった。見事なほどの日銀政策の失敗例。
 「GDPデフレの時に金融引き締めを行う」のは、大学生でも解る典型的な失策。『この誤りを正さなければ、景気は良くならない。』
 引き締めの指揮を執ったのは、現・日銀総裁の白川方明と、当時の経済財政担当相の与謝野馨。だから、自分達のしたことが失敗だったとは言えない。
 2008/08/29、総務省は7月の全国消費者物価が2.4%上昇したと発表したが、食品とエネルギーを除けば0.2%の上昇。ほぼ横ばいで、まだデフレは続いている。
 だから今はもっと金融緩和をしてもいい時期なのに、日銀は間違った指標に基づいてインフレを懸念し、引き締めを続けている。
 今、打つべきは、財政政策(バラマキ)ではなく金融政策。そこを完全に履き違えている。