世界規模のベーシック・インカム
最近、西ヨーロッパの各国においてベーシックインカムを導入
すべきとの声が高まっていることはご承知のとおりであろう。
ベーシックインカムとは、その国のすべての成人に対して何らかの
水準の給付を一律に、無条件に支給しようという制度であり、
給付の方法、給付の水準、ファイナンスの方法、などをめぐって
さまざまなバリアントはあるものの、多くの経済学者が検討に値する
ものとして注目している。
http://www.arsvi.com/2000/040326st.htm 国債が借金であることは事実であるが、それは形式的な議論でのみ妥当
するのであり、国債とは本質的には、総支出(総需要)を調節するため
の手段でしかないのだ (ラーナー『雇用の経済学』第一章)
それはまた、庶民が想像するところの借金とは異なるものである。すな
わち日銀が国債をたとえば、500兆円買取って保有した場合に、その
利息収入は日銀の手にはいるが、その利益は政府に納めなければならず、
単なる帳簿上の債権債務となることから明らかである。
さらに明確に国債の本質をとらえるためには、政府の子会社である日銀
を、年末30日に政府に吸収合併するところを想像すれば良い。そうな
ると国債の債権者が政府となるのであり、債権債務が同一人格に帰属す
ることになり、民法における混同の法理により、債権債務が消滅するの
である。これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが
分かるだろうと思う。
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/eco/1132363266/l50