ケインズ経済学の限界

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898金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/12(土) 09:01:47
札を刷れということなんだよ
899金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/19(月) 15:54:11
>>183
ケインズが正しい。ただ、ケインズは穴掘って埋めろと
言っているわけではない。そこを勘違いするな。
ケインズは穴掘って埋めるだけで経済は成長できるの
だから、さらに乗数効果が見込める事業をやれば、
経済は安定成長できると主張しているだけだ。
ケインズが悪いのではなく、ケインズの考えを
政具にした連中が悪いだけ。
900金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/19(月) 15:59:00
>>188
だから、そういうやり方で公共事業をやらなければいいのだよ。
これは前から言われているのだが、インフラを整備した後、
そのインフラを使って経済活動をやってリターンが得られれば
誰も文句は言えないだろう。
地方が疲弊するのではなく、地方経済が活性化するような
インフラを作れば良い。結局、選挙の道具に使ったから
こうなった。政局と経済政策を一度切り離した方が良いだろう。
ただし、小泉のようなやり方はまったくだめだ。
経コラスレだと穴掘って埋めるだけでいい、ケチャップ買い取り機構作れとか
小渕ぐらいでは規模が足りず公共事業30兆ふやすべきとかいってたけど、やはり電波?
>>899
>ケインズは穴掘って埋めるだけで経済は成長できるの

そんなこと言ってない。
景気対策になるというケインズのジョークであって、経済成長とは関係ない。

10兆円かけて掘って埋め戻した穴が、
10兆円の国家資産として計上されれば、それだけで前年より10兆円、経済成長していることになるんだが。

そのようなバカな計算が行われるので、政府支出ではなく、
実体経済を見なければいけないわけだ。

穴掘って埋めれば経済成長できるとか言ってる奴は100兆かけてそれやったら、
500兆のGDPの日本は20%成長という驚異的な成長が達成できるとでも思ってるんだ廊下?
でも翌年やめたら、-20%なのか?それとも穴堀やめても20%成長した分が減ることはないのか?
俺には穴掘って埋めるだけなら、土建屋に現金ばら撒いてるだけとしか思えないんだが。
いや、実態がどうこうってことじゃなくて、GDPのカウント方法そのものが
定義上、穴掘って埋め戻しただけで、政府支出の増加を意味してしまうっ
てことだよ。

喪舞が経済学を勉強したことがないことはもうわかったから、くだらない
問題提起はやめて、その辺で売ってる入門用のマクロ経済学の教科書を
買って、国民経済計算に関する説明を嫁。
経済学をへたに勉強するとバカになるやつが多いことがわかるな。
限られた税収と予算なんだから、効率的な重点投資をしたほうが
効果的に決まってるのに、アホな議論が絶えることがない。
ばかみたい。
>効率的な重点投資をしたほうが効果的に決まってるのに

そんなことは百も承知なんだが、目先の利益しか頭にない選挙民と、彼らによって
選ばれてきた政治家の存在を前提とする限り、現実としては、まともな公共投資は
できない。だから、景気対策は金融政策に限るべき。この点も、ブキャナン・ワーグ
ナーの議論で決着は着いている。つまらない議論を延々と蒸し返すのはやめてもら
いたい。
>>906
>ブキャナン・ワーグナーの議論で決着は着いている。

そんな人の名前すら普通はしらないってば。
どういう議論だったのか概要だけでも教えてくれ。
このすれない検索してもそんな奴の名前でてこないし、蒸し返してることにはならんと思うが。
>>904
経済分かってないのはお前だろうが、ド素人。

>GDPのカウント方法そのものが
>定義上、穴掘って埋め戻しただけで、政府支出の増加を意味してしまうっ
>てことだよ。

「GDPのカウント方法が、政府支出の増加を意味する」?
もう日本語にも何にもなってないぞ。
GDPの算出も頭に入っておらず、実体経済の意味も分かっていないだろお前。
910金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 14:18:12
>>903
だから穴掘って埋めれば乗数効果があるだろ?
さらに100兆円もかければ超インフレになる。
そうすれば実質ベースで20%成長なんていうのはあり得ない。
911金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 14:19:12
>>905
>限られた税収と予算なんだから、効率的な重点投資をしたほうが
>効果的に決まってるのに、アホな議論が絶えることがない。
>ばかみたい。

これには賛成。
912金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 14:23:21
ケインズって市場経済の重要性も考慮しつつ、
財政出動を唱えたんじゃなかった?基本的スタンスは
市場経済を認めてたはず。ソースはないが。南下の本に
書いてあった・・・。ようは、市場・政府の失敗のバランスでしょ?
913909:2005/12/30(金) 14:29:48
>>907
ブキャナン・ワーグナーつったら公共選択論だ。
ざっくり言うと、民主主義国家の元では、大量の国債発行をして公共事業をやりまくる政策が人気になる。
自分のふところが直接痛まず、金が落ちてくるからだ。
このため、景気が良かろうが悪かろうが赤字予算が組まれ、一度拡大した財政支出を減らせなどという
「賢人国家」は大衆民主主義のもとではあり得ず、赤字財政ばかりが拡大していくことになる。

赤字財政の拡大は、それを負担する世代の税負担増、もしくは民間投資・消費の圧迫を引き起こす。
たとえそれが不況期の財政支出であってもだ。

このため、甘い汁を吸わせる公共事業は制御不能となるため控え、景気対策は金融政策によって行うべし
と言う話になる。
914909:2005/12/30(金) 14:37:53
>>910
おれは903では無いが、お前の言ってる意味がわからん。
なお、乗数効果なんか常識も常識なんで、そんなことにレス行使わなくていい。

100兆ならインフレになるが、10兆ならインフレにはならないのか?
100兆だろうが10超だろうが、幅は違えど起こる現象は同じだよ。

穴掘って埋めるだけだと、財は増えてないのにマネーだけ増えてる事になる。
穴掘って埋めるのではなく、経済効果を生む財出ならもちろん意味はあるがな。

915909:2005/12/30(金) 14:53:42
「穴掘って埋めるだけでも景気対策」つーのは、
ケインズのジョークなんだぞ?
ケインズの意図を、極端な例で表しただけであって、本当にそうしろと言う話ではないんだ。

「清原は、バット持って立ってるだけでいい」と、どっかの球団が言ったとする。
清原人気をあてにして取ったんだから、
野球で活躍しなくても、居てくれるだけでも意味があるという意図で、そう言ったとするわけだ。

それを真に受けて、清原は野球をやらなくても、本当にバット持って立ってるだけでいいんだと
思うやつがいたらバカだろ?
穴掘って埋めても公共投資ってな論を本気にするのは、これと同じ誤解だ。
916金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 17:48:07
>>915
だから誰も本気で「穴掘り事業」を解決策なんて考えていないだろ。w
もし「穴掘り公共事業(砂漠に水撒きでもいい)」をやったら、経済効果0なのか?
という話だろう。実需要が発生し、乗数効果があるから0なわけないといっている
だけだろう。
実際にはその後の経済の発展まで考えて計画するだろう。重要なのは
「公共事業は全て悪い」という公共事業悪者説が間違っているということだ。
つまり、構造改革の名のもとに公共事業減らして景気回復というのが小泉の
主張だが、それはどうよ? ということ。
917金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 18:06:37
結婚しない男は一人前の男ではない!! 半人前だ!!

http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1135844966/l50

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http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1135844966/l50

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http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1135844966/l50
>>916

この板では本気でそう思ってる人がいたぞ。
小泉信者だって、公共事業費0にしろといってるわけじゃなくて、
無駄や利権が多いから減らせといってるだけだろ。
公共事業なら中身はどうでもよく、穴掘りでも環境破壊でもファミリー企業ばかりが受注でもいいとは思ってないだけだろ。
経済効果が0でないとしてももっとマシな方法もあるわけだがどうよ?ということ。
919金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/30(金) 18:10:10
>>918
>無駄や利権が多いから減らせといってるだけだろ。
だから減らせば減らしたなりの「負の経済効果」がある訳だが。w
>>919

何にでもメリットでメリットがあるのは当然のことだろ。
921909:2005/12/31(土) 10:50:10
>>916
砂漠に水撒き、穴掘って埋める公共事業では、金のばらまきと変わらない。
減税やるのと同じだな。
乗数が2以上なければ、10兆投下しても7兆しか経済成長しない、なんてことになる。

また、財政赤字の拡大は、いかなる場合でも負の経済効果をもたらす。
>>913に書いたとおり。

>>919
無駄や利権のために、「赤字国債を発行して公共事業をする」のが問題なんだ。
赤字分は、税負担や民間投資の減少という形で、結局国民全体の負担となってしまうからだ。

国民から公平に負担させて、ごく一部のファミリー企業を潤しても、
みんな知ってのとおり消費に回らないから、国民の大半は損するだけだし、景気は悪くなる一方だ。
それなら、金融政策をやるほうが良い。
ということだ。
922金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/12/31(土) 13:27:43
>>921
ファミリー企業って具体的にどこ?
話し逸らすなよ。財政政策ではなく金融政策主導で行うべしというのが921の主張だろうが。
信金中央金庫
不動産取引協会

とにかく、業界の許認可や規制のおかげで必要になるような民間組織は
丸儲け状態で公務員の天下り場所になってるわな。
役員全員天下りのイーホームズみたいなもん。
金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金
>>922

多すぎてあげれば霧がない。
特殊法人の下請けとか公共事業の受注ばかりで過剰な利益を上げてるようなところだろ。
談合やら、指名入札で仕事を独占しておきながらピンはねして、実際の仕事は安値で○投げとか。
たいてい天下りとか政治献金で便宜を図るかひどいところなら、政治家役人の親族企業だったりする。
927金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/03(火) 22:03:15
自分の政治的、経済的な思考ポジションがこれで分かりますよ。
みなさんもチェックを
http://sakidatsumono.ifdef.jp/draft3.html
つーかね、ブキャナン=ワーグナーを持ち出すまでもなく、変動相場制を前提とした
マンデル・フレミングのモデルでは財政政策無効・金融政策有効って結論出てるじゃん。

えっ?小国の前提?それはry
政府支出の効果がプラスの効果をもつ場合

・政府消費
 流動性制約:無駄な政府消費でも一時的にプラス効果を持つが長期的にはマイナス効果
       流動性制約がない家計にとっては、一時的にも長期的にもマイナス効果
・公共投資
 社会資本に正の外部性があるケースに限り長期的にもプラスの効果を持つ。

また、消費性向が高い方に移すというのも、「使えば使うほどベター」という
いわゆるケインジアンが最も馬鹿にされる発想が見え隠れする。
法人税に限らず、減税が効く理由は、政府の無駄な消費が減って恒常所得が増えるという
誰でも言っている普通の理屈で説明がつく。
公共投資は、家計からわざわざ金を取り上げて、一部の企業に補助金を与える政策とみなす。
それがプラスの効果を持つ経済とはどんなものかというふうに考える。
逆にマイナスの効果を持つ経済とは何かを考える。
公共投資を含め、政府の介入を正当化するには、当然なんらかの不完全市場を考えないといけない。これは自然な発想。
で、一般ケースは、以下のようなもの。
投資機会がある人(多い人)と投資機会がない(少ない)人が
いろいろいる(continuum)経済を考える(といか当然)。
ラムゼイ・モデルであれば、それぞれ全ての人が、効率的に投資機会を使い切る。
だから、フィッシャーの債務デフレに基づく再分配効果の議論は常に正しくない。
最初から、資本のアロケーションが狂っている経済状況をとりあえず、考えればよい。
投資機会の無い人の資産を投資機会のある人に移転するような介入は経済にプラスだし、
逆にやれば、マイナスの効果になる。
公共投資というのは、極めて大雑把な再分配政策なので、これが効くかどうかは、
もともと歪んでいるアロケーションを好悪どちらの方向に動かすかという性質に
依存する。公共投資乗数は、もともとの資源配分の歪み方(初期配分)と再分配の
やり方(事後配分)に依存するので、場合によっては100%のクラウド・アウトも起こる。
930金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/10(火) 15:28:18
マネタリズム馬鹿はどっかいけ。
ケインジアンとかマネタリストとかの区別は現在ではほとんど意味がない。
つまり930がバカってことだな。
バカっていうか、20年くらい前の教科書で勉強して、その後アップデートしてない感じかな。RBCとか
知らなさそう。
934金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/16(月) 20:33:12
>>931-933
ここはケインズスレだ。マネタリストはどっかいけ。

ケインズは死んだと言ったのはフリードマン。


>>931
はなぜそうなのか詳しく解説せよ。
935猫戦争 ◆5Z0FZlR5lE :2006/01/16(月) 21:08:02
>>912
遅レスだが。

市場経済の重要性を認識していたのは事実。
間宮陽介はケインズを崩壊した古典的レッセフェール主義に代わる、
新しい自由主義の提唱者と位置づけており、その意味ではハイエクと親和性があるとさえ言える。

とはいえ、ケンブリッジの使徒会やブルームズベリー・グループなどのいわゆるエリート集団の中に身をおき、
またムア倫理学に傾倒してもいたケインズは、市場経済の道徳性について非常に懐疑的だった。
「本来不道徳的なものが美徳と賞賛される時代」(ケインズ『自由放任の終焉』)こそが、
ケインズにとっての資本主義の時代だった。
ロシア革命についても、当初、ケインズはソビエト経済を「非効率」としながらも、
道徳的に素晴らしいものを生む可能性がある、としていた。

しかし、40年代に入ると、計画主義の蔓延と共産主義の伸長を憂えたのか、
ケインズは市場経済擁護へ急速に傾く。
ハイエクの『隷属への道』に対して、「中道の実行可能性についてもっと配慮すべき」としながらも、
「本心からの賞賛」を贈ったのは、その現れであろう。

全体として、ケインズの市場社会観は「統制計画」と「自由放任」の中道を行く、というものであった。
本心では市場社会の不道徳性について心をいためながらも、
真に偉大な社会を作るためには、一時的にそうした不道徳の跋扈を我慢しなければならない、と考えていたのだろう。
936偉大なる経済音痴:2006/01/16(月) 21:28:14
君達、言葉を並べているだけで全く判っていないみたいだね

判りやすく教えてあげるよ

市場主義=> これは欠陥があるということで
  ↓
ケインズ=> 政府が金融財政で市場に介入する
  ↓
財政出動するたびに政府が大きくなっちゃう
というわけで
サッチャリズム、レーガノミックス

これね80年代の話
いまごろ日本がやっている時代遅れ
937金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/16(月) 22:17:51
>>931
> 財政出動するたびに政府が大きくなっちゃう

インフレ下の経済には効果がないことがわかった

が正しい
>>929
政府の無駄な消費って何?
政府の施策が無駄かどうかを判別する方法があったら、
福祉国家はこの上なく合理的な形態になっただろうに……。
940金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/19(木) 15:24:31
政府の無駄…政治的な意味しかないだろう。福祉国家から見れば公共事業は無駄という話。経済とは関係ない。
941金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2006/01/20(金) 20:28:55
皆さんにお願いがあります。
講義の宿題で、「ケインズの有効需要論を現代の問題と関連させながら論ぜよ」
という問題が出まして。今から本文に貼り付けますので問題無いかどうか
判断していただけませんか?
うん、いいからとりあえず早く貼って。
943941:2006/01/20(金) 23:29:23
おそくなりました。
「これからケインズの有効需要論と現代の問題を組み合わせて論じる。
自由主義経済思想の歴史は A・スミスの自由放任主義に始まるが、その後 J・M・ケインズの有効需要論により修正が加えられた。 
日本でもここ数年、この市場経済原理主義を唱える声が大勢を占め、徹底した規制緩和と競争至上主義が小泉政権の経済方針になっている。
日本経済はようやくバブル崩壊の後遺症から脱し、景気は回復段階に入ったといえる。
大企業では最高益を更新するところも少なくない。しかし 一般国民や地域社会を支えてきた中小企業にとってその実感は全くない。
むしろ家計の厳しさは一層深刻になり、将来展望が開けない閉塞感が広がり 若い世代は子供も生めないという。
何故か?米国の経済戦略を無策・無抵抗に受け入れ、弱肉強食剥き出しの資本主義を跋扈させる経済政策によって、日本社会は貧富二極化社会へと変貌しつつある。
大企業においては、構造改革をはじめ合理化努力によって収益性を回復したと言われるが、中身は従業員リストラの成果がその主役である。
しかも 安い労働力を求めて多国籍企業化し、企業規模の拡大や利益の増大は 国内雇用の増には直接結びつかず、企業の社会的責任や貢献も従来とは様変わりである。
このように景気が回復しても 国民一人ひとりが豊かさを実感できない社会は、21世紀に日本が目指す姿だろうか。
いま改めて国民の豊かさ幸せを実現する資本主義の姿、市場経済のあり方を見直すべき時である。
米国が強要するような無制限勝負の市場経済原理主義は政府の適正な介入によってその暴走を排除することが必要である。
民主主義は自由と平等をその理念とする。 この二つの理念が適正にバランスしてこそ真の民主主義の素晴らしさが実現できる。
強者が弱者を搾取する弱肉強食の市場原理主義は 自由一辺倒のドクトリンであり、それは民主主義の破壊でもある。
21世紀最初の10年、日本は市場原理主義に身を委ねるのでなく、EUが志向するような社会民主主義的な国造りを目指して国家運営をしてもらいたいと願う。」
以上です。なんか自分でもだめな気がします。
他には有効需要論、景気循環論、資本論、利子論、貨幣論、などをやったのですがどう現代の問題と結びつけたらいいのか分らなくて・・・
アドバイスお願いします
>>943

典型的なステレオタイプだな。
民主主義も市場原理と本質的に同じだろうに。相互選択や競争原理や多数は優位とか。
多数派の意見ばかりが尊重されがちなのも弱肉強食の市場とどこが違うんだろうかね。
市場の暴走とポピュリズム(民意の暴走)だっておなじようなもんだろ。
米国が強要する無制限勝負の市場経済原理主義というのも妄想丸出し。
米国だって市場に介入しまくりだし、親米派の小泉政権も金融機関にも為替にも介入しまくってる。
しかも構造改革を支持してるのは当の国民なわけで批判的な奴は抵抗勢力で国賊扱い。
それに政府を批判するなら、景気が回復軌道とかプロパガンダを鵜呑みにするなよといいたい。
だめだめって言うことですね・・・。
ほかに有効需要論、景気循環論、資本論、利子論、貨幣論、などをやったのですがどの論理が
現代の問題と結びつけやすいですかね?どう現代の問題と結びつけたらいいのか分らなくて・・・アドバイスお願いします
「ケインズの有効需要論を現代の問題と関連させながら論ぜよ」

この設問だけだと何を書かせたいのかよくわかんないんだけどさ、講義中に担当教官は、ケインズの
有効需要理論、あるいは総需要管理政策をどう捉えているか(肯定的or否定的)に述べているはずで、
それと絡めて現実の経済問題や実際の政策動向に関する評価について語っているはず。
いい点数を狙うなら、本来その方向性に沿って書かないといけない。

その辺の周辺事情(前提条件?w)が不明なので、あくまで一般論として言えば、
1.a 需要を重視する政策だけでは頭打ち。供給面の政策も考慮すべし
b 構造改革(供給重視)一辺倒の風潮はいかがなものか。ケインズ大先生の主張に回帰してもいいんじゃない?
2.a 総需要管理政策は市場を信頼していない。もっと市場の効率性を信頼して小さな政府を目指すべきだ
b 市場は決して完璧ではない。市場に任せた結果、失敗もあり得る。ケインズ大先生の主張に回帰しても
   いいんじゃない?

日本の場合、どうも昨年末あたりから「やっぱり市場に任せすぎてもよくないんじゃない?」みたいな雰囲気に
なっていることは確か(姉歯問題とか)。海外でもいわゆる構造改革を実施した後は、その副作用が指摘され、
ゆり戻しが起きている事例がある。やはりひとえに教官が
1.ケインズの政策思想をどう評価しているか
2.最近の現実経済問題をどう思っているか
によって書くべき解答が違ってくる。

もっとも、「教官の考えなんかどうでもいい。論理の首尾一貫性されあれば何を書いてもいいはず」という
ことであれば、>>941自らの主張を展開すればいいのでは。
付け足し。そもそもケインズの有効需要理論は、不況のため、失業と設備余剰が顕在化した状況を前提としている。
こうした状態では、需要の動向が経済の方向性を決める。これは不況の状態ならもちろん正しい。しかし、逆に
経済が好調な場合は、経済全体の供給能力の上限近辺で操業していることになる。この状態で方向性を決めるのは
むしろ供給能力。今の世界経済は後者の状況かもしれない(原油価格の高騰が象徴的。中国・インドの存在もそう)。
そうすると、供給能力を高める政策が重要・・・って文脈が書きやすいかもしれないね。

くどいようだけど、講義がどういう方向性で展開されたか、これにかかっている。