876 :
素朴な質問:02/04/12 20:05
>>875 ありがとう。
でも「物価上昇率連動」ってとこが気にかかるな。
下がる物価にどうやって連動させてインフレ起こすんだろう?
デフレ圧力下では、インフレを起こすということは、調整インフレになってしまうんじゃ?
>>871 グローバリゼーション賛成とインフレターゲット反対って
論理的には矛盾じゃないところが恐ろしい。単に破滅に
向かっていくようになるだけだ。
現実に、総理大臣・日銀総裁がその立場を取っている。
878 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/12 20:12
ハイパーインフレで預金をチャラにしましょう。
>>876 リンク読むと、制御の決定が人の裁量によるものか・そうでないかの違いではないか?
>>876 そう。デフレ圧力下ではインフレターゲットは戦術的に難しい。
インフレターゲットを決めてもそれはデフレ緩和を意図したモノであって
それはつまり調整インフレ政策という。
下手すりゃ先の恐慌→戦争のように破滅するよ。
>>877 同意。ただ現状では日銀は手詰まりだ。総理よもっと働け。
インフレターゲットは、政策目標であり、その役割は
コミットメントを形成することで期待(予想)に働きかけるもの。
政策目標を設定することに反対する人の気が全くわからない。
日銀のデフレ時のゼロ金利解除や、CPI上昇率0以上まで緩和続ける(=0インフレ
以上になったら引き締め)
は、デフレターゲット政策であり史上最低の政策。
今以上の緩和をしなくても、CPI 3%カラ7% を目標と決めるだけで
かなり違う。
882 :
素朴な質問:02/04/12 21:17
>>881 >CPI 3%カラ7% を目標と決めるだけで
それは工学的な関与政策でなく、市場への口先介入のようなものですか?
市場への口先介入に近いかもしれない。
口先介入が有効なのは、実際の介入が予想のレンジを超えると行われる
だろうと言う予想が市場関係者に形成されるからで、実際の介入の裏づけ
が前提になる。
デフレ時の〇金利解除は、日銀の強行によって、実質的に
デフレターゲット政策がとられたことになり、予想がデフレに一層シフトした。
884 :
素朴な質問:02/04/12 21:34
>>883 じゃCPIじゃなくて地価の方が効果があるかも知れませんね。
7%とすれば10年で約2倍か。。。3%でも十分ですね。
885 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/12 21:48
財政出動で土地を粛々と国有化・公有化していく。
実物でもいいし場合によっては証券化してもいい。
必要に応じて放出する。
地価は安定的に上昇し、再開発というオマケがつく。
か…。
>>884 日銀は(基本的には)通貨供給量しかコントロールできないし、
すべきでないから、CPI値を目標とした方がよい。
特定の財の価格上昇を政策目標とする、なんてしたら
スタフグレーションを招く可能性もある。
887 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/12 22:05
>>886 日銀はね。
しかし政府にはまだまだできることがあるだろう。
>>887 そうだね。あのアホ首相が辞めてくれて、
亀井が総理になったらね。麻生でもいいが。
889 :
素朴な質問:02/04/12 22:14
882つまり私を名乗るあなたは実は「常識」さんですか?
>>889 スマソ、822だった。
常識氏ではないよ。
どうして、インフレターゲットというと、通貨供給量を代表例とした「通貨政策」
ばっかり論議するんだ?
もう一つのポイントは「為替政策」だろ?
円売りだ、徹底的な円売り、ドル買い、単にドルだけ買うと、摩擦が生じるから外債
購入という話になるんだよ。
893 :
ドラエモン:02/04/12 23:55
>>891 両者は同じ物。日銀の買いオペ対象の金融資産が異なるだけだ。制度上は、
為替介入は財務省所管だが、実際には外為勘定が発行する短期政府証券は
全額日銀引き受けだから、実質的には両者は同じ物。
円安誘導と言っても、通貨の対外価値は基本的には(例えば円ドルなら)円
供給量とドル供給量のバランスで決まるのからだ。例外は通貨供給量や物価
のバランス(購買力平価)から乖離して為替レートが変動する場合。この時
には、通貨供給を変化させないでも介入でレートを変えられる。なぜなら、
そうしたレートはもともとバブルの一種だからだ。
デフレというファンダメンタルズを反映して円高がある以上、その変更には
ファンダメンタルズである通貨供給量の変化を必要とする。
894 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 00:31
>>893 二段目は15年も前に大前研一でさえ散々言ってた常識ですな。
まだ通貨政策の有効性を声高にいう人がいるとは驚きですな。
説明も疲れるでしょう。
おっとっと。
通貨政策でなく為替政策でしたな。失礼。
>>894 フォローありがとう(笑
ただし、スヴェンソン教授ではないが、為替を動かせば輸出入物価を見てる
目の前で動かせるというのは、不信心者(w)の多いインフレ政策にとって
は、強力なデモンストレーションではあるけどねぇ。
原理はあくまで金融緩和がインフレというか流動性の罠からの脱出には不可欠
であるということ。
897 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 01:44
出かけて帰ってくるとこんなに進んでだ。かなり前のレスだけど一応意見書きます。
>>754 >供給過剰が根本的に解消されていないから
>価格調整に頼りっぱなしで、それでデフレになっていると思う。
>ここでインフレにしたところで供給過剰が解消されない限り
>需要は伸びないのでは?
なるほど、そこで考え直して見みたがどうだろうか。
バブル崩壊=負債増加⇒投資が減る=国民総支出減少⇒供給超過⇒
デフレ(価格調整)⇒均衡
これならめでたしだが、実際は、
デフレ⇒(将来の需要マイナス期待の為)投資が減る=国民総支出減少⇒……。
というスパイラルにはまっている、ということまでは良いと思う。
そこで、そのスパイラルをどう逆転させるかだが、まず、「国民総支出減少」に
着目した財政支出があるが、これは、小渕さんの時に散々やって(評価が分かれ
るところだが)あんまりうまく行かなかった。他の方法の一つとして「インフレ
ターゲット」がある。ご指摘のとおり、価格調整という点では、全く逆のベクト
ルであるが、むしろインフレ「期待」によって、将来投資するより今投資した方
が得である「と思わせる」ことに意義があるのではないだろうか。
>「期待」というのは企業収益がよくならないとだめだろう。
確かに「期待」の逆転は難しい。ニューディール政策(財政支出)も結局それ
ほどうまく行かなくて、最終的にルーズベルトとヒトラーが需要を起こしたの
は戦争特需だった。ただ、「期待」が過大なのが、バブルであるなら、今は
「逆バブル」で「期待」は過小である、という認識を俺は持っている。
「マスゴミ」の表現はイケてると思う。
他にも、デフレで注目すべきは「資産」デフレだ、という指摘や、インフレタ
ーゲットによって、経済インフラがますます破壊されるという指摘があり、
いろいろ考えた。考えがまとまらないので今はこの辺で勘弁してください。
898 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:01
>>897 デフレスパイラルって本当に今現在起きてるのかな?
規制緩和と輸送手段の発達で安価な輸入品に市場が侵食されている場合、
需要は十分以上にあっても売り上げが落ちるよね。物価下落の原因は
これだと思うが。しかし食料品(中国からの農産物や韓国からの加工品など)の安全性に
問題が出てきたし、また狂牛病騒ぎで鶏肉が暴騰している。
中国のWTO加盟は産業の法治化によって日本では物価を押し上げる方に影響する、とか聞いてるけど。
899 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:06
900 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:12
>>898 学生だろ? 間違いなく起きてるよ。
取引先から取れる金が減ってるから、
払い先を叩きまくってるもん。
払い先も、その払い先に同じことしてる。
この1年で、同じことやってても
随分と流れる金の量は減ったよ。
901 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:19
>>899 その逆。制度の人治→法治化や、消費者に目を向けた諸規制への流れを
日本だけでなく、輸入元諸国にも同様に求めていくと、その分のコストアップから
より環境が未整備だった輸入元からの品物の価格は当然押し上げられていく。
今日も韓国から輸入した袋(穀物用)から大量の鉛が検出され、
中の穀物を全部入れ替えしなければならなくなったそうだし(長野)、
大ブームの中国茶から怪しい物質が検出されたりといろいろあった。
食べ物関係だけではないんだけど。知的所有権の問題とか色々
考えさせられるファクターがある。
セーフガードを適用しようとしていたネギやしいたけは、中国産の場合
かなり大量の化学物質(日本で禁止されている農薬を含む)が検出されたりする。
そんなこと(フェアな諸制度への流れ)が経済全体で起きたら通貨政策ナシにCPIはかなり押し上げられるだろうな、と。
政府・日銀はそれを見極めたいのかな?
見極める前に政府は積極的に仕事しろといいたいが。
902 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:24
>>900 いやいや、学生じゃないけど、貿易とマクロの関係について素人な暇人です。
カネの量については個別の業界でいろいろ異なるんじゃないかな、と思う。
例えば製品の生産が海外へ逃避している業界とか。
もし、こういうミクロの要素で、マネタリー政策なしにデフレがストップしたら、
インフレターゲット政策は導入しやすくなるな、と想像してみてるだけ。
903 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:26
デフレスパイラルというのは元々ケインジアンの用語じゃなかったか?
904 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:31
>>900 取引先企業の金回りが悪いのは物価下落が原因じゃなくて、
銀行の貸し剥がしからじゃないか?
905 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:33
>>900 ちゃうちゃう。やっぱモノが売れてない。
906 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 02:38
>>905 同じものでも売り上げ個数が増えて(十分な需要がある)いて、単価が下がってる場合がある。
普通、個数も売れない(需要が冷えている)から単価が下がるとデフレというんだが。
一行目の現象を二行目の古典的な現象と同列に論じてよいものか?
>>906 一行目と二行目って???
一行しか書いてないんだけど…。
駄文スマソ。
自分の
>>906のポストの一行目と二行目ね。
>>908 うちに関しては、「単価」が下がってるよ。
払い先も当然「単価」が下がっている。
得意先については知らん。うちは原材料屋じゃないので。
>>910 う〜ん、「個数」で図れる仕事じゃないので、
その辺はなんともいえない。増えてないことは
確かだと思う。
某外国車などは台数は増えているが値段は下がっている。
耐久消費財である乗用車市場でシェアアップを狙ってるから。
しかし大抵成熟市場というのは買い替え需要を喚起しそれを狙って
製品が投入される。そこにもいくつかの下位市場があってセグメント
ごとに市場動向が異なる。で、某車の需要がないかといえば、
値下げ前でもよく売れているのでそんなことはないし、いつかは
この車に乗りたいという人や買い替えのときもこの車の新型を
買いたいというひとも多い。
需要が増加しているのに単価が下がっている場合。それで
単価の総体の売り上げは減っているがコストダウンにより
収益はアップしている。こういう物価下落現象を果たして
デフレというのだろうか?
日本全体、様々な業界でそんな現象に包まれているようだけど。
>>911 銀行による取引先企業への貸し剥がしによる事業セーブの影響も十分考えられる。
現在の銀行の融資行動は必ずしも製品需要と連動しない。
914 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 03:23
>>913 銀行お得意の、弱いものイジメによる責任回避だな。
ところで、政府のやっていることを見ていると、
>>901(=
>>906?)の可能性は十分にある。
916 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 15:53
>>915 親スレとやらにはこのスレへのリンクが無いじゃんか。
よって却下。
917 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 16:08
918 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 17:01
デフレを押さえるのはいいがインフレにしちまうのは問題がある
>>918 ディスインフレも要注意
国際通貨基金のチーフエコノミスト、ロゴフ氏は9日、日本のデフレ問題を引き合い
に出し、2%未満にインフレ率を抑制する目標を設定することでデフレスパイラルを
誘発するリスクを冒すことになると中央銀行に警告した。
ロゴフ氏は「低インフレ時代」に関するIMFの調査分析の序文で、「日本で進行中
のデフレに起因する問題は、インフレ率をマイナス圏に低迷させる危険を浮き彫りに
している」と指摘。「ディスインフレの状況下では金融政策のかじ取りは一段と困難
だ」とし、「標準的な手段や方法は、まったく同じに機能するわけではない。
それは操縦装置が正しく動かない場所に船を航海させるようなものだ」と分析
した。 今回の調査分析は4月18日に公表予定の世界経済見通しの一部。
IMFは日本について、「デフレと構造問題が重なっていることは重大な懸念
であり、追加金融緩和と積極的な構造改革を急がねばならないことを示してい
る」と説明した。ロゴフ氏は、日本のデフレ問題は他国の中央銀行に教訓を与
えているとも指摘。
「新たな低インフレの環境下では、高インフレとデフレに対する懸念は均衡し
ていなければならず、中央銀行の目的はよりシンメトリック(バランスの取れ
たもの)になる必要がある」と強調した。
920 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 17:25
「インフレ目標」政策はかなりの数の先進国で行われているが、これらは全て物価の上昇率を
低くするのが目的である。日本のようにマイナスの物価上昇率をプラスに持っていこうと言う
ケースはない
921 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/13 17:37
>>918 デフレとインフレがシームレスに繋がっているということは
理解していますが?
インフレ目標を0%と置くと、仮にその運営が上手くいったとして、
変動要因で多少の±がでます。それを誤差の範囲、というのは簡単
ですが、インフレ率が+か−かの違いは、人々の行動に大きな変化を
及ぼします。期待インフレ率が−だと、設備投資は進まず、さらに
景気が悪化し、競争が激化する結果、デフレ圧力が高まります。
そうすると、企業の期待収入も減少するので、さらなる設備投資の
現象を招くこととなります。デフレ・スパイラルです。
一方、期待インフレ率が+であれば、上記と逆のプロセスが働く
こととなります。わかりやすく、株式市場で見てみましょう。
日経平均が、徐々にでもいいから「増加するのが当たり前」という
認識が広まると、「俺も株やってみようかな」という期待が広まり
ます。そうすると市場には資金が流入することになり、株価は
上昇を続けます。そのお陰で、企業は資金調達がやりやすくなり、
さらなる成長に向けての行動がとりやすくなっていくわけです。
逆に、日経平均が減少するのが当たり前という認識がひろまると、
まったく逆のことが起こります。現在が、それです。
しかし、一般に指標は、前年比+となるのを前提として構築されて
います。例えば、通常の企業では「売上前年比105%」とかいう
目標をたてます。そのような状況があるので、現在は、非常な無理が
かかっていることになるわけです。不景気でありながら過労死が
増えている、なんてのは典型です。これがインフレであれば、そう
いった無理が、だいぶやわらげられます。
このように、たかがインフレ率の±に過ぎないものも、「期待」と
いう言葉がくっつくことによって、将来の経済動向を決定するもの
となってしまうのです。だから、インフレ率は、どんなに小さくても
+を維持しなければならないのです。
現在のデフレは不況の原因ではなくむしろ結果。
デフレは不況を作っている一つの要素と言えなくもないが、たくさんあ
る要素の中の一つにすぎない。
不況の結果としてのデフレはよくないことだが、デフレのみを人為的、
作為的に調整しインフレにしたところで景気がよくなるものではない。
不況には他の要因が多く複雑に絡み合っているからだ。
今の状態で人為的インフレを起こしたところで景気は回復せず、不況と
インフレの二重苦に苦しめられることになる。
スティグリッツ教授 日本にインフレ目標(3〜4%)は有効
pussy
【名】マムコ
925 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
age