病院から現金やパソコンを盗んだとして、警視庁捜査三課は18日までに、窃盗などの
疑いで東京都北区上十条、専門学校生、張勇容疑者(30)ら中国人の男7人を逮捕した。
関東や東北、北陸地方で病院を狙った窃盗事件が相次いでおり、捜査三課は、張容疑者
らのグループは約50人で、メンバーを入れ替えながら約100件の犯行を繰り返したとみ
ている。被害額が計約1億5000万円に上るとみて裏付けを進めている。
調べでは、張容疑者は2月23日夜から翌24日朝までに、秋田市内の病院入り口付近の
ガラスをバーナーで焼き切って侵入、金庫の現金約119万円とパソコン10台を盗んだ疑い。
7人は自動車で移動しながらカーナビで病院を検索。警備が手薄な病院に狙いを定め、
下見をした上で犯行に及んでいたという。
東京都内で昨年1月末から病院を狙った窃盗事件が発生し、警視庁が捜査していた。
http://www.sankei.co.jp/news/040518/sha065.htm