【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十一幕】

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1もしもし、わたし名無しよ
「アナイスの叔父様って、どんな人だか激しく気になるのは俺だけでつか?」
全てはこの言葉から始まった。
―――SD達オールキャストによる妄想劇場、【第十幕】!
前スレ
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1099499481/l50
※荒れ防止のために簡単なルールを設けることになりました。
 ルールを守ってマターリ楽しみましょう。
スレ住人全員のルール
 ・叔父様スレの設定はここ独自のものです。意見感想含め、よそのスレや一般サイトへ持ち出ししないこと。
 ・意見を言う方も聞く方も誠意を持って、感情に任せてレスしないこと。
 ・コピペなどの悪質な荒しには徹底スルー。ネタで反応するのもナシ!
(職人のルール、読み手のルールは>>2、過去ログと保管庫とテスト板は>>3
職人のルール
 ・ネタを投下しても反応がなかったらそのネタは黙って流しましょう。
 ・余りに細かすぎる設定は控えましょう。
 ・伏線なく無闇やたらにカップルを乱発するのは控えましょう。
 ・一職人の連続投稿はなるべく控えましょう。(続きが読みたいとの要望があるのに次の職人さんが
  現われない場合は連続投稿可)
 ・アニメや漫画・ゲーム、芸能人等、既存のキャラクター絡みのネタは
  読み手を限定するネタだと心得、投下は節度を持って。
 ・設定や時間軸を無視した単発ネタもOKです。
  単発ネタで一つのレスに書ききれない場合、名前欄に1/2、2/2と入れましょう。
 ・長編にはタイトルをつけましょう。 
読み手のルール
 ・意見や感想は、言葉使いに注意しましょう。
  意見内容がまっとうでも表現が攻撃的だと荒れの元になります。
 ・意見があるなら出来るだけその場で。後になって文句を言われても職人さんは対処できません。 
 ・自分の好みじゃない設定になってもやさぐれない。
 ・時には、スルーも大切です。
長編ものについて
 
 苦手な読み手さんへ:長編を投下する場合、名前欄にタイトルを明記する決まりになっています。
         流れを読んで、タイトルを発見したら、軽やかにそのレスはスルーしてください。
         短編が投下されなくてもマターリキープで。『待てば海路の日和あり ヽ( ´ー`)ノ』
 長編書き手さんへ:長編が多く投下されると、その性質上スレ進行が早くなりすぎる傾向があります。
          流れと量を読んで、過剰かなと思った時には出し惜しみしましょう。
 短編書き手さんへ:長編の流れに割り込む単発ネタは大歓迎です。流れを変えるほどの
          インパクトのあるひとネタをお待ちしております。

過去ログと関連サイト
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第九幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1093879244/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第八幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1088073629/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第七幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1081212739/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第六幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1074878959/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第五幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1072227151/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第四幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1068220868/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第三幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1064847276/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1059883085/
【SD】アナイスの叔父様って
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1053402002/
SD劇場ー叔父様と愉快な仲間達ー保管庫
ttp://ozisama.fc2web.com
叔父様スレ テスト板
ttp://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi/0000/
(スレ内での議論が長引きそうになったらこちらに移動してください)

41:04/12/17 01:11:14
十幕が512k超になっていたので急遽立てますた。
以下何事もなかったかのように通常営業に戻りまつ。
乙でした。>1
何事もなかったかのように続きをおながいしまつ。
6 :04/12/17 01:44:58
>1乙です。ありがとうございます。

すみません前スレ913です
容量制限あるの知らなくてずっと、赤字の部分をググッていました。
意味が分かって今たてに行こうと思っていたのですが
重複しなくてよかったです。
しかも前スレ913に1/2とタイトルに書いていますが本当は1レスだけです。
タイトル直すの忘れてました。
ホンマスンマソン orz
7今度は魔界で大冒険?!:04/12/17 01:58:26
では、何事もなかったように前スレの913の続き

司と凌がモルテンの背中に乗り、ゴスサラは愛騎にまたがる。それを確認すると飛び立つモルテン。
司は納得のいかない顔でブツブツとつぶやいている。
モルテン 「クリスが魔界ワイドショーを見て俺にここに来るように指示したんだ。
      叔父様に自分達も魔界にいることを知らせたかったんだろうな。」
凌    「なるほどね。」
司    「飛竜に乗れると思ったのに、飛竜に乗れ・・・。」
モルテン 「うっさいぞ!つかぴょんっ!!いつもならクリス以外に乗せることのない俺の背中
      飛竜乗るよりも貴重だぞっモルァ!!」
凌    「クリスさんは一人で来てるの?」
モルテン 「いや、もう一人・・・いや二人と言っていいのかな?城で給仕係をやっている。」
司    「ずいぶんと曖昧だな〜。」
モルテン 「あと、寝ルカとマリーもみかけたぜ。それと出掛けに四郎達が来たともそいつは
      言っていたな。」
凌    「兄さん達も・・・。」
司    「役者が揃って来たな。上手く城の中で出会えるといいけど。」
愛騎の手綱を強く握るゴスサラ。それに気づく凌。
凌    「大丈夫、ゴスサラさん。闇ミカさんも必ず来ます。」
凌の言葉にコクリと頷くゴスサラ。
8今度は魔界で大冒険?! :04/12/17 02:24:58
時の狭間の大舞踏会を控え、城全体が騒然とする大魔王宮殿の中。
大魔王の后候補の一人として個室を与えられているesのの。
舞踏会用のドレスの着付けの手伝いに現れたメイド達の一人に手渡されたメッセージカードに目を落としている。
魔族のメイド達の目がある中言葉を交わすことは出来なかったが、確かにあの海賊船の上で見覚えのある顔だった。

”このカードに花びらが浮かび上がった時に遊びにきてね☆ 勝利の女神ちゃんヨリ  v(’▽’*) ”

esのの (流石はVだわ。人間界から来た者達を集めて組織だって動けるように情勢を整えていたというわけね。
      時が来たら私も行かないと)

がてカードの空白部分にピンクの薔薇の花びらが浮かび上がる。
紫の炎で瞬時にカードを燃やし、部屋から抜け出ようとするesのの。
その前に、忘れたくても忘れられない魔族の青年が立ちはだかる。
辰砂 「何処へ行かれるおつもりかな?紫の魔道女王S」
esのの 「魔界伯辰砂…そこをお通しなさい」
強引に辰砂の脇を通り抜けようとしたesののの肩を掴んで室内に押し戻し、
自分もずかずかと入室して扉を閉める辰砂。
辰砂 「そうはいかない。舞踏会まで后候補同士は顔を合わせてはならぬとのお達しでな。
    父上は后候補の女たちが自分の寵を争って足の引っ張り合いをするのを恐れておいでだ」
esのの 「そんなのは方便で、ただ貴方が個人的に私の動きを監視したいだけでしょう」
辰砂 「どう解釈しようと結構。俺は舞踏会までお前をこの部屋から出さない。
     …それだけだ」
手近な椅子に浅く腰をかけ、口の端に笑みを乗せる辰砂。
辰砂 「それでは舞踏会まで世間話と行こうか。さしあたって眠れる花嫁殿の話はどうかな?義母上」
新スレおめ&乙です。
魔界編も役者がそろっていよいよクライマックス。
楽しみにしています。
ふと気がついた。
現時点での魔王の子供達の人数と男女比は、橘家と同じだ。(兄弟順は違うが)
前スレ899の続き

ミシェル 「エルシーちゃん、行きましょう、おばあちゃまのところへ!」
その時、ステッキを持った紳士が現れる。
紳士 「こっちニャー。急ぐニャー」
エルシー・ミシェル 「男爵!」
バロンの案内で魔女Lの館を抜け出したちょうどその時、魔族の兵士たちが到着する。
ミシェル 「エルシーちゃんを捕まえに来たんですね。危ないところだった。
    エルちゃんが僕たちの前に現れなかったら今頃は…」
館の中から、「いないぞー、もっとよくさがせ!!」という声が聞こえる。
ミシェル 「このままだと僕たちのいどころはすぐに見つかってしまいます。
    エルシーちゃん、急ぎましょう!」
エルシー 「はい!ミシェルさ…きゃっ!!」
足元の根っ子に足を取られてエルシーはつまづいてしまう。
魔兵士 「いたぞ!あそこだ!」
エルシーを抱きかかえるミシェル。
ミシェル 「エルシーちゃんは僕が守る!ケンコさん、見守っていてください!!」
エルシーを抱きかかえたまま走り出すミシェル。しかし、すぐ後ろに追っ手が。
魔兵士のひとりがカギのある爪でミシェルに襲い掛かる。
次の瞬間、魔兵士の爪が掴んでいたのは一枚の白い羽根だけだった。
背中に翼でも生えているかのように空中高く舞い上がるミシェルとエルシー。
魔兵士1 「何をしている!早く撃ち落とせ!」
魔兵士2 「しかし、聖眼の少女まで落としてしまう。あの少女は生け捕りにしろとの
    大魔王さまのお達しだ!」
まるで何かから守られているように光に包まれるミシェルとエルシー。
やがて、その光が見えなくなる。
>10
黒曜 SD13少年 里20番
辰砂 SD13少年 里17番
水晶姫 SD?少女 里16番美白
くん SD少女
?? SD少年 里18番褐色
鷹目石 MSD少年 里13番褐色ロング脚
ひすい MSD少女
こはく MSD少年

…本当だ。水晶姫が13少女だったらサイズ構成まで一緒だね。
大魔王が複数の后との間に作ったのを思うと、
一組の夫婦でこれだけこさえた橘一家の亡き両親って凄いな…
その少し後。
魔女Lの館に戻ってきた魔女L、闇ミカ、リヒトの3人は焼け落ちた館を目にする。
リヒト 「くそっ!遅かったか…」
闇ミカ 「エルシーとミシェルはどこに?」
=゚ω゚) 「ニャー」
闇ミカ 「男爵、お前ここで何をしているんだ?」
ついて来いとばかりに先にたって歩き出す男爵。わけがわからずついていく3人。
闇ミカ 「ミシェル!」
魔女L 「私のエル!」
焼け跡の少し窪まったところでミシェルとエルシーがすやすや眠っている。
エルシーが目をさまして魔女Lの顔を見る。
エルシー 「あっ、おばあちゃま。エルシーね、おばあちゃまに伝えたいことがあるの」
魔女L 「わかったよ、何もかも。ええ、何も言わずとも、お前の言いたいことは全て」
魔女Lの頬を熱いものが伝わる。
エルシー 「あっ、おばあちゃまの胸の氷がとけていく」
前スレ889の続き

大魔王宮殿、シンディの個室。
シンディ (いきなり言う事を聞けというその前にまず名乗ったらどうなの。ボウヤ?)
??  「それは失礼。僕は孔雀石。キミの事はずっと見てたよ。『神秘の歌姫』シンディでしょ?」
シンディ (あら、もしかして言う事を聞けって私が欲しいという事?
       女を見る目があるのは認めてあげるけど、私は大人の男が好きなのよ。
       13少年ボディロング脚になったらいらっしゃい)
孔雀石 「それも魅力的だけど、違うよ。僕が欲しいのはキミの”情熱”だよ」
シンディ (…人間の感情の一部を喰らう魔物がいると聞いた事があるわ。
       特に憎しみや恨みや嫉妬といった負の感情が大好物で、人間の心を暗黒に染めてから
       その魂を喰らうという。あなたもその類なのかしら)
孔雀石 「確かにそういう魔物もいるけど、僕は違う。僕はね、キミから情熱をもらって
      それを自分のものにしたいんだ」
シンディ (何、あなたは虚無的な心の魔物だって事?)
孔雀石 「まあね。魔物しては貪欲さが足りないってよく言われるよ。
      その点キミは生きるのに邪魔なくらい心に情熱が溢れている。
      僕に分けてくれる方がきっとキミの心もバランスがよくなるよ。
      別に情熱が無くなったからといって知識も経験も考え方も変わらないし、
      このまま自分の体を偽りの人格に奪われたまま『中の人』として父上の人形になるよりは
      いい取引だと思うけど?」
シンディ (残念だけど、その取引には乗れないわね。情熱を失ったらそれはもう私ではないわ。
       あなたも、人から分けてもらって得た情熱なんて意味が無いのを知りなさい)
孔雀石 「そう、それならいいや」
シンディ (え?…何、それで終わり?定番の「人間風情が生意気に!」とか、そういうの無いの?)
孔雀石 「…辰砂兄さん辺りなら拒絶に対して逆上してキミに手を振り上げるんだろうけどね。
      僕には怒る気も失望もわかない。駄目なら駄目でいいやと思ってしまう。
      戯れに情熱を欲しがってみたけど、このまま何となく惰性でも生きてはいけるんだしね。」
シンディ (本当に虚無的な人ね。
       魔族には心も感情も初めから無い、なんて言わせないわよ。
       あなたのお兄さんはうんざりする位マイナスの方向に情熱的な人なんだから)
孔雀石 「僕に言わせればあそこまで目的に執着できる兄弟たちが羨ましいよ。
      今回の騒ぎで皆欲しいものを手に入れたり手に入れたものを守ったりするのに東奔西走。
      何にも興味を持てないとうそぶいてる水晶姉さんだって同じだよ。
      愛した者を氷漬けにする呪いなんて、心に愛や情熱を持っているからこそ意味を為すんだから」
シンディ (ああ、こういう後ろ向きな青少年を見るとどうにかしてやりたくなるのが私の悪い癖ね。
       ったく、大魔王の子供達はどうしてこうどいつもこいつも曲がったり歪んだりしてるのかしら!)
「バラとタイムのお茶をお持ちしました」
「はぁい、入っていいわよ」
「失礼いたします」

楽しげな音楽と歌、笑い声に手拍子が内側から賑やかに漏れ聞こえてくる黄金の扉が開く。
訪問者を招き入れると扉は勝手に閉じ、三重に鍵がかかった。
立ち聞き盗み見絶対防御の結界が敷かれ、合言葉と声が扉を開く鍵となる。魔法での声色は通用しない。
外に聞こえる音さえも偽装された、ここはVの控え室。今は、救出隊の司令室兼作戦会議室となっている。

遠夜 「会場の設営、無事に終了しました。石の燭台も、指示通り配置されています。
    いやあ、何度確かめても不安で、17回も確認しちゃいましたよ〜」
 V 「……まあ、いいわ。こちらも順調よ。だいたいの手筈は整ったし、あとは時を待つだけね」

奥のテーブルでは、海賊や少年達が各々の役割を確認しつつ、つかの間の休息を取っている。
武器の手入れをする者、城内の見取り図(メイド部隊から入手)を頭にたたき込む者。
そんな中、二人の少年と一人の少女は、少し離れたところで項垂れている。
四郎 「もう目も開けてくれない……頼むよ…何かが分かりそうなんだ……」
イサ 「ネコタン……」
四郎の膝の上で、丸まったまま弱々しく息をする仔猫。首の青いリボンの鮮やかさが、より哀しみをさそう。

 V 「それに今、es…… ! やられたわ…覚えてらっしゃい。眠ののちゃん」
Vの上層部への裏工作によりV専属メイドとなった眠ののは、クリスから剣を受け取ったときから
ずっと一人物思いにふけっている。
 V 「眠ののちゃん!」
眠のの「はっ、はい!」
 V 「esちゃんは来ることができないわ。先手を打たれて、足止めされた。
    時の狭間まで身動きがとれなくなったみたい。でも危険はないから安心して」
ぎゅっと剣を抱きしめ、ますます身を縮める眠のの。
見かねたセシルが側に座ると、そっと身を寄せて小さく微笑んだ。
 V 「大丈夫よ、このV様がついてるわ。大船に乗った気で、どーんと愛する人を救ってらっしゃい!」
キャプテン「(船の単語に反応して)どんなに大きな船も、小さな亀裂から沈むこともある。用心に越したことはない」
寝ルカ「マリーちゃんは無事でしょうか。僕のためにあんな……」
 V 「それは大丈夫。魔族の契約は絶対だから、マリーを傷つければ自分も無事ではいられないわ。
    それに、鷹目石があなたの無事を契約事項に入れているんだから、あなたは庇護を受けているようなもの。
    ケガをするような窮地に陥れば、鷹目石自身が助けに来らざるを得ないかもね? 
    ……それよりも…マリオのことが気になるわ。あの子、無茶をしなければいいんだけど」

全員のお茶の用意をしながら、ふと遠夜は思い出したように口を開いた。
遠夜 「Vさん、あの合言葉は何を意味しているのでしょうか」
 V 「あら、知らないの? バラの花言葉は『愛』、タイムの花言葉は『勇気』よ。ふさわしいでしょ?」
遠夜 「……それと、あの石の魔法陣は、どんな魔法になるんですか? 
    燭台を正確に並べることに気を取られて、聞きそびれてしまいました」
 V 「ああ、あれ。わかんないのよねー、それが」
遠夜 「わからないって……」
 V 「こんな事もあろうかと、ここに来てから急遽作ったものだから、良くて一瞬の目くらましと足止め程度ね。
    もし見抜かれても、石が3つもあれば発動する簡易魔法よ。あとは私が呪文を唱えるだけ。 
    そういえば司くんが前に、面白い呪文のことを言っていたわねー。ええと……」
少し思案するV。
 V 「そうそう、『パルプンテ』? V様特製、何が起こるか分からないびっくり魔法陣!ってところかしら」
その場にいる全員の目が、鼻高々のVのもとに集まった。

遠夜 「(……3個…では私が設置した108個の石は一体…17回も確認したのに…_| ̄|〇)」
荒夜 (ツッコミどころが違う!)
>15
里18番は孔雀石だったらいいなと漠然と思っていたのでうれしいです。
15タン、ありがとう!
大魔王の子供たちが(たぶん)出揃ったところで。

黒曜:オブシディアン(黒曜石)。非晶質の火山質天然ガラス
    「鏡として物の影を映す」「火の上にまくと未来を予言する」とか言われていたらしい。
辰砂:シンナバー。硫化水銀。
    水銀の原料。赤色顔料として用いられていた。
    古代は火傷の治療にも使われていたらしい。esのの様に焼かれた手は大丈夫か。
水晶:クォーツ。ご存知水晶。
    六方晶系の柱状結晶体で見られる。古くから祈祷や儀式で用いられていた。
くん(菫青石):アイオライト。 
         バイキングが航海の際に携え、日光に向けてまわすと色が変わる性質を利用して
         羅針盤の方角を算定するのに用いていた。別名「海のサファイア」
孔雀石:マラカイト。
     鮮緑色の顔料として古代エジプトで使われていた。(クレオパトラのアイシャドーだったらしい)
     化粧の意味だけでなく、洞察力・想像力を養う力があるとされていたらしい。
鷹目石:ホーク・アイ。
     古くは「決断と前進を意味する石」として護符などに利用されたらしい。
こはく:琥珀、アンバー。松柏科植物が化石化したもの。
    旧石器時代から装飾やお守りとして使用され、東洋では香や薬としても使用されていた。
ひすい:翡翠、ジェダイト。
    古くから東洋でも西洋でも「魔法の石」としてあがめられていた。
     日本でも勾玉などとして使用されてきた。      
>19
豆知識乙。
皆アイの色が名前の宝石と同じなのかね。
黒曜と鏡とか辰砂と火傷とか、宝石の持つ意味がちょっとずつ話の展開とリンクしてるのがすごいと思った。
21今度は魔界で大冒険?! :04/12/17 23:38:15
大魔王宮殿正門。
金剛力士像のような人相風体の衛兵が招待状を確認しつつ来場者を中へ導いている。
飛翔魔物達ひしめく厩舎(?)にモルテンを預け、入り口にやってきた(凌姿の)ゴスサラ、(ゴスサラ姿の)凌、司。

司  「いよいよだね。行くよ、凌君」
凌に向かって手を差し伸べる司。
凌  「え??」
司  「え?じゃないよ。今は君がゴスサラの役だろ」
凌  「そ、そっか」
ぎこちない手つきで司の手に手を乗せる凌。
ゴスサラも普段着慣れない男装のため動きが硬い。

衛兵 「次の方、招待状をお見せください」
司  「はい、これです」
招待状の名義を見て驚く衛兵。
衛兵 「ゴス家のゴスサラ様でしたか。失礼致しました。舞踏会の会場は正面右手奥です」
凌  (そうか、ゴスサラさんってここでは有名人だったっけ。どうしよう、バレたら)
衛兵 「ゴスサラ様」
凌  「ははははい!」
衛兵 「失礼ですが…」
凌  (Σ(;゚Д゚)どうしよう、バレた!?)
衛兵 「ウィッグが大きく前にズレておいでです。大魔王様は身だしなみに大変厳しいお方、
     会場入りなさる前に化粧室で確認された方がよろしいかと」
凌  「ま…まあ、わたくしとしたことが。ごめんなすって」

顔を伏せたままそそくさと城内に入る三人。
司  「無事に入れたから良かったけど、凌君…」
ゴスサラ 「あの場合『ごめんあそばせ』よ」
凌  「………キヲツケマス………or2」
22今度は魔界で大冒険?!:04/12/17 23:55:03
>15の続き
シンディ 「じゃあ孔雀石。ひとつ賭けをしてみない?」
孔雀石 「・・・賭け?」
シンディ 「私をここから出して。24時間、時の狭間が終わるまででいい。
       その間に、私があなたの情熱の種を見つけてみせる。
       時の狭間が終わるまでに、あなたが笑うか泣くか怒るか・・・感情を揺るがす
       情熱の種を得たと認めれば、私の勝ち。私は自由の身。
       時の狭間が終わっても、あなたに何一つ変化が起こらなければ、それは私の負け。
       私を使い魔にしようと、情熱を奪おうとあなたの自由。これでどうかしら」
孔雀石 「僕にとって得るものは少ない賭けだね。
      文字通り、骨折り損に終わることだろうし。
      でも、僕は本当にどちらでもいいんだ。
      君が散々苦労したあげくに、僕の使い魔になりたいというならそれでもかまわない。
      『神秘の歌姫』シンディ。正式な契約に乗っ取り、賭けを始めよう」
制服ミミ 「制服ミミと」
制服ナナ 「制服ナナの」
ミミナナ   「「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナ。

制服ミミ 「お待たせしました。制服ミミと制服ナナがおくる裏方突撃隊!!
     楽しみにしている方もいらっしゃることですし以前より更に張り切って力の限り
     お送りしたいと思いますっ!」
制服ナナ 「そうよね、今度はいつ出番があるかもわからないし…。」
制服ミミ 「今が良ければそれで良しっ!というわけで今回のメインキャラインタビューは琥珀の中
      の美女。元祖囚われのヒロインと言えばやっぱりこの人!アナイスさんで〜す。」
アナイス 「宜しく御願いいたします。」深々とおじぎ。
制服ナナ 「今回の役は魔女Oに連れ攫われ魔王の献上品にされてしまうアナイスさんですが。
      今回お気に入りのシーンとかはありますか?」
アナイス 「ずっと琥珀の中に囚われておりますので気に入る程色々なシーンも撮っておりません
ので特には…。(にこっ)」
制服ミミ 「じゃ、じゃあお気に入りの台詞とかも〜。」
アナイス 「えぇ、出番も少ないですし台詞もあまりありませんので(にこっ)。」
制服ミミ 「アナイスさん、怒っていらっしゃいます?」ビクビク
アナイス 「え、何故ですの?(にこにこ)。」
制服ナナ 「えっと、では質問を替えまして。たまには他の役でやりたいものってありますか?」
アナイス 「そうですね。ハイ黒のサシャみたいに戦う役とかを演じてみたいですわね。
      あと、今回の13ミミちゃんみたいに悪役も面白そうですわ。
      贅沢かもしれませんが囚われたり守られたりする役よりも
      『出番と台詞が多く活躍のある役』がやってみたいですね(にっこり)」
制服ミミ (やっぱり出番少ないの怒ってる?)ビクビク

カメラの後ろをミミ猫をダッコして通り過ぎる13ミミ。
制服ナナ 「あっあっ、いいタイミングで13ミミさんが通りかかりました。」
13ミミ  「あれ、アナイスちゃん。制服ナナちゃん達となにやってるの?」
アナイス 「今、裏方突撃隊という番組の収録をしていますの。13ミミちゃんも御一緒に如何?」
制服ミミ 「と言う事で13ミミさんにもインタビュー!13ミミさんは今回、魔女Oと二役ですけど
      役づくりは大変じゃないですか?」
13ミミ 「うん、今回は悪役なんてやりなれない事してるからすっごく疲れちゃう。前みたいに
     暴れまわってるだけのほうが楽だよ〜。ストレス溜まっちゃいそう。」
アナイス 「13ミミちゃん、撮影が終る度共演の人達に謝まっていますのよ。」
13ミミ  「アナイスちゃん攫うシーンなんてアナイスちゃんと叔父様に謝りまくっちゃった。」
アナイス 「くすっ、お芝居なのですから気に為さらないでいいのに。」
制服ミミ 「だけど今回予告編にもなかったのにいきなり悪役に抜擢でしたね。何かあったんですか?」
13ミミ 「うぅん、特になにも…。脚本渡されたらそうなってたんだもん。」
制服ナナ 「…じゃあ、あの噂は本当だったのかも?」
アナミミ   「「噂?」」
制服ナナ 「お耳を拝借。…どうもですね。今回予算がギリギリらしいんですよ。」ボソボソ
アナミミ   「「ハァ?(゚Д゚;)」」
制服ミミ 「あぁ、ねぇ。今回里でフルチョ6体もやったし。のの王国と魔界の海外(?)ロケも
      あったから結構お金使ってそうだよね。」
13ミミ 「え?じゃあ私、予算削減の為に悪役やらされてるってこと?!」
制服ナナ 「新しく悪役一人出すより出る予定のSDと猫使った方が安くすむし…。」
13ミミ&ミミネコ ・・・。orz ○| ̄|_
13ミミ 「…しっ、信じられない。こっちは必死こいて悪役やってるのにその理由が
     経費削減なんてっ!!監督ッ!!どこいったのよっ!」
ミミ猫 「フミャ−−ーーッッ!!」
アナイス 「13ミミちゃん、落ち着いてっ。ミミ猫ちゃんもっ。」
ものすごい剣幕で監督を捜しに行ってしまう13ミミ。
それを宥めながらも一緒について行ってしまうアナイス。
制服ナナ  「…イッチャッタ。『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊! 楽しんで頂けましたでしょうか?」
制服ミミ  「次回もお楽しみにーーっ!」
フェードアウトしていくカメラに向かって手を振る二人。
25今度は魔界で大冒険?!:04/12/18 01:05:58
久々にこちらは人間界。あるときを境に大物の来襲はぴたりとおさまったが、
魔界との境界が薄れたため、小物の魔族はうようよしており、以前警戒態勢は崩せない。
いよいよ夜が明ければ大晦日だと言うのに、大掃除どころの騒ぎではない。

まどか 「どういたしましょう。一夜飾りになってはいけませんので、お守りを持って鏡餅だけは
      なんとか買いだしに行きましたけれど。
      今からでもおせち料理は作ったほうがよろしいかしら」
サシャ 「ごめんなさいね。・・・私料理が得意じゃなくて」
まどか 「あら、好きでやっているんですわ。お雑煮は、すまし汁と味噌仕立てのどちらがいいかしら。
      ・・・綾ちゃん、教えてくれるかしら」
ミニ綾 「うちはね、おすましなの!具はとり肉に大根に三つ葉に・・・」
サクラ 「我が家は白味噌ですわ。里芋と金時人参が入りますの」
純 「うちの家にあわせなくていいですよ、まどかさん。まどかさんのお家は?」
まどか 「うちは母方が四国の出身で・・・ 味噌汁に小豆餅が入るんですけれど、よろしいのですか?」
銀ミカ 「小豆餅って・・・甘い餅? マジ? それより先に年越し蕎麦だよね。
     早くリヒト帰ってこないかなあ」
サクラ 「お姉様・・・(ぐす)」
あきら 「あ〜あ、泣〜かせた」
銀ミカ 「ご、ごめん! おわびに買出しに行って来る!」
カイ 「オレモイク。ミンナノブン、カッテクル」
サシャ 「気をつけてね。今いる人数の倍、用意しましょう。きっと皆帰ってくるわ」
チャイナりお 「そうよ〜。みんな帰ってくるよ〜。てんちょーも、叔父様も、シロー君も、ツカサくんも・・・」
ミニ綾(窓に顔をくっつけて外を眺めている)
     「ツカサ・・・。 司くん・・・」
制服ナナ 「でも、綾さんも巫女ののちゃんもアナイスちゃんも囚われのヒロインは暇とか出番が無くてつまらないとか
        贅沢言ってるわよね。レギュラーだからこそ言える台詞よ」
制服ミミ 「そうよそうよ。助けに来てくれる王子様がいるだけいいじゃない」
制服ナナ 「お祖母ちゃん達にすら翔君がいるのに、私達ときたら・・・ねえ」

綾  「ねえ、次の映画ではリベンジしたいと思わない?」
巫女のの 「つまり、今度は囚われの身になったキャプテン様や司様や叔父様様を私達が助けるお話ですね?」
アナイス 「面白そうですわね。春休みまでに脚本を作っておきましょうか」

シンディ 「ちょっと、インタビュアーの人はまだなの?私はそんなに暇じゃないのよ」
D  「帰りたいなら帰ってもいいんだよ。あんた抜きで受けておくからね(゚д゚)y─〜」
esのの 「もしかして私達は囚われの姫に数えられていないのかしら」

シルビー 「次は私もドレスを着て王子様に助けられる役をやりたいわ。勿論王子様は寝ルカ先生(はぁと)」
眠のの 「眠り姫と王子様ならどう考えても私とセシルなのに、どうしてお姉さまなのかしら」
サシャ 「主役のはずのハイ黒でも出番はあの程度。映画ではチョイ役。
      私が活躍する日はいつ来るのかしら・・・orz」
27今度は魔界で大冒険?!:04/12/18 09:52:35
大魔王宮殿。侍女を従え回廊を歩く水晶姫。
正装の白いドレスは、ごてごてした飾りはついていないが、いたるところに氷を意匠した水晶が縫い取られ、
シャンデリアの反射でまばゆい光を放っている。
水晶造りの首飾りと耳飾り、そしてティアラは全て名工の手によると思われる一品で、それらをまとった彼女は
氷の女王を思わせる。
いつものごとく興味なさげな表情が、反対からやって来る人物を認めたことにより少し変わる。
侍女を人払いする水晶姫。
水晶 「二度と宮殿には足を踏み入れないのではなかったのですか? 
     人間の血を引く王家の恥さらしが。
     夜の女王のスカートに隠れ、時の迷宮とやらに引きこもって、出てこなければよいものを」
侮蔑の言葉を投げつけられるが、くんは毅然と顔を上げる。
皆を案内しているときは、動きやすい服装をしていたが、今は深いスリットの入った、
青紫のタイトなロングドレスを身にまとっている。
くん 「私も大魔王の一族。舞踏会に出席する権利はあります」
水晶 「半端な力しか持たないお前を、父上は一族と認めていらっしゃるのかしら。
     目障りです。私の前から消えなさい」
くん 「あなたも。もう会場でお会いしないと良いですね」
二人はすれ違う。どちらも決して振り向こうとはしない。

水晶 「あの子・・・。今まで口答えなどしたことはなかったのに」
空には雨を伴わない雷雲。青白い稲妻が轟き魍魎が跋扈する『時の狭間』。
時計塔の針が12時を指す少し前に、首の無い馬4頭立ての馬車が宮殿前に到着する。
サラノマーマ 「どうにか間に合いましたわ」
叔父様 「しつこい報道陣でしたね」
サラノマーマ 「ゴスサラちゃんの事だけならともかく、わたくしの過去の男関係や
       あなたとの関係まで聞いてくるなんて…ねェ」
ちらりと叔父様に流し目を送るサラノマーマ。
叔父様 「魔族も無責任な噂を好むものですな(…この人満更でもなさそうだぞ…orz)」
サラノマーマ 「では、いきますわよ。エスコートを」
叔父様 「了解しました、マダム」
サラノマーマに手を差し伸べつつ黒ナーシャに目配せする叔父様。
分厚く膨れ上がったスカートの中に隠した魔法の鏡を一度触って確認し、頷く黒ナーシャ。

宮殿の中。
右手を魔女L、左手をミシェルとしっかり繋いでいるエルシー。
ドルパワノフの「闇の貴公子」(に限りなく近い自作)衣装を身に纏った闇ミカと闇ミカ謹製王子服をぎこちなく着こなすリヒトは
それぞれの決意を胸にLと向かい合っている。
リヒト 「ここまで連れてきてもらっておいて言いづらいんだが…」
魔女L 「あんたも闇ミカも、私に遠慮はいらないよ。あんた達が一番優先すべき人を探しに行きな。
     そのために必要になる城内の知識は魔術で植え込んである」
闇ミカ 「ありがとうございます!曾曾祖母様!」
魔女L 「礼もいらない。あんた達がエルシーを連れてきてくれたお陰で私も大切なものを取り戻せたんだ。
     …ミシェル」
呼びかけられたミシェルの顔が苦悩に歪んでいるのに闇ミカとリヒトは初めて気付く。
魔女L 「あんたも気付いてるんだろう?あんたが助けるべき人も、ここにいる」
ミシェル 「ですが、僕はエルシーちゃんを守らないと」
エルシー 「ミシェルおにいちゃま、今まで守ってくれてありがとう。でもエルシーはもう大丈夫。
       今度はおにいちゃまの大事な人を守ってあげて。…ね?」
暫し逡巡した後、深く頷くミシェル。
ミシェル 「ありがとう、エルシーちゃん。Lさん、エルシーちゃんを頼みます」
魔界の王子・王女らしく盛装に身を包んだひすいとこはくをメイドが迎えにくる。
ひすい 「わかったわ、今すぐ出る。(ヒソヒソ)めぐと白蓮は絶対この部屋から出ちゃ駄目よ」
こはく 「行こう。オーロラ」
13ミミ 「華やかな場に出るのは久しぶり。…おや、私の体の元の持ち主もここへ来ているようね。
     もっとも、風前の灯火のようだけれど」
アナイス (ルカ…四郎…セシル…叔父様…どうか、どうか13ミミちゃんを助けて!)

めぐ 「動くなと頼まれましたけど、どうしましょう?白蓮さん。
    あの子達を裏切れないけれど、リヒトさん達にも連絡をとりたいですわ」
白蓮 「私が術を使ってみます。ここでは天使の力は大幅に制限されるけれど、この宮殿内にいる魂の感知くらいなら
     ……っ!!」
力を使おうを念をこめた瞬間、胸を押さえて苦しみだす白蓮。
めぐ 「白蓮さん!しっかりなさって、白蓮さん!!」
白蓮 「大…丈夫…です。これは私の体の変調ではない。私の力の源…デカ健様が!!」

魔女Vの控え室。遠くから聞こえる時計塔の鐘の音が刻限を知らせる。
魔女V 「…いよいよ『時の狭間』。本番よ。各自作戦通りに持ち場に。
      私が把握できている人以外にも多くの知り合いがこの場に来ているはず。
      作戦を守りつつも、臨機応変を忘れちゃダメよ」
ルカ  「叔父様は頼りにならないし、俺達でアナイスを助けてやるんだ!」
それぞれの救うべき人への思いを胸に立ち上がり、力強く頷く一同。
勲   「…ネコタン…」
四郎  「13ミミ…の体を乗っ取った魔女。見てやがれ、絶対あいつを取り戻してやる!」
キャプテン 「巫女のの、待ってろ。すぐに行く」
荒夜  (このガキ共なんかあてにならねーよ。俺がミス・シンディを助けるぜ)
魔女V 「それではミッションネーム『LOVE&BLAVE』略して『V』、始まりよっ!」
ドレスの裾を広げて一回転し、のびをするシンディ。
シンディ 「ああ、やっといつもの自分に戻れたわ」
孔雀石 「(つまらなそうに)これからどうするつもり?」
シンディ 「せっかくのご招待ですもの。舞踏会を楽しまなくちゃ」
孔雀石 「前向きな人だ…」
シンディ 「あなた、戯れに情熱を欲しがってみただけって言ったけど、それは嘘ね。
     本当は死ぬほど欲しくてたまらないのよ。でも手に入らなくて、
     あの葡萄は酸っぱいって捨て台詞を言うキツネと同じ。負け犬だわ!」
孔雀石 「僕を怒らせようとしている?
     残念だけど、無駄だよ。僕は負け犬って言われることにも慣れてしまったんだ」
シンディ 「(この青少年、とことん歪んでいるわね)」
孔雀石 「君がこの賭けに勝ったとして、第一夫人に抜擢されたら、やはり自由を失う
     ってことになるわけだけど、僕の契約ではそこまでの保障はないからね。
     それについてはどう考えているのかな?」
シンディ 「大丈夫。きっと、あの人が助けに来てくれるから」
孔雀石 「へー、君としたことが、誰かの助けを待つなんてことがあるんだ。
     自分の運命は自分で切り開く人だと思ってたけど」
シンディ 「信じて待ってみたっていいでしょう?」
孔雀石 「僕にはわからない。なぜ他人に期待なんかできるのか」
シンディ 「あなたにはわからないでしょうね。それは、あなたが魔族だからじゃない。
     誰かに愛されたり信じてもらったことがないからよ」
孔雀石 「そういうものかな」
31今度は魔界で大冒険?!:04/12/18 15:48:39
魔大公黒曜の部屋から広間へ向かう回廊。
無口な奴隷が縁に装飾の施された大鏡を台車に乗せて運んでいる。
 D 「どういうつもりだい?鏡に入れたままの女を父親に差し出すなんて」
黒曜 「父上は貴女自身のみならず、鏡の中の美女という倒錯的な状態自体にも興味を引かれておいでなのだ」
 D 「父親には決して逆らえない長男、か。あんたは本当にそれでいいのかい?
     …ま、あたしにはどうでもいい話だけどね」

辰砂 「さあ、宴の時間だ。大広間までは俺がエスコートさせていただこう」
esのの 「あなたの退屈な世間話にこれまで付き合わされただけでも辟易なのに、まだ付き纏うつもり?
      いいわ。毒を喰らわば皿までとも言うしね。案内していただきましょう」
舞踏会会場の前。
多くの魔族で賑わう場で辰砂は立ち止まる。
辰砂 「失礼、俺の案内はここまでだ。後は好きに楽しむといい」
esのの 「あら、王子サマが舞踏会に出席しないつもり?」
辰砂 「どうやら鼠が入り込んだらしい。駆除し終えたらすぐに戻るさ」
esのの 「小物相手に自ら捕物だなんて、随分小心者の王子サマだこと」
辰砂 「父上と違って愛妻家を目指しているのでね。花嫁の可愛い顔を噛まれでもしたら事だからな」
そう嘯いて姿を消す辰砂。
esのの (何が愛妻家よ。…私はここでVに力を貸します。その隙にあの子を頼みますよ、キャプテン)

祭りにごった返す城下町。
人込みに揉まれ、動くに動けないマリオ。
マリオ 「すみません、どいてください!僕はお城に…」
魔物 「あぁん?人間のガキがチョロチョロすんじゃねえよ。邪魔だろ!」
マリオの小さな体は粗暴な魔物に簡単に蹴転がされる。
魔物 「そんな所に寝てたら邪魔だっつってんだろ!踏み潰すぞガキめ!」
マリオを踏みつけようとした魔物の足に鞭が叩きつけられる。
魔物 「痛ぇ!誰だ、何しやがる!」
シルビー 「往来の真ん中で子供相手に下らないことやってんじゃないよ!
       とっとと失せないと酷い目に遭わすよ!」
32今度は魔界で大冒険?!:04/12/18 16:15:18
大魔王の私室。正装に身を包み、漆黒のマントをまとった大魔王。
カメラは斜め後ろから撮っているので、後姿しかわからない。どこからか忍び笑いが聞こえる。

大魔王 「より。招待はしたが覗き見を許した覚えはない」
夜の女王 「失礼いたしましたわ。どの顔で自分の子供よりも若い娘たちを
       100人も迎えようとしているのかと思うと、つい・・・」
大魔王 「夜会に備えて、余興も準備してくれたようだな。礼を言うぞ」
夜の女王 「どういたしまして。ただの余興で済むと宜しいのですが。
        『終末の書』に記された、予言の時。此度の『時の狭間』は、あまりにもそれに近すぎます」
大魔王 「時空を操る大魔女Qの予言か。
      生の姉妹と死の姉妹・・・先に余の元にたどり着くのは、どちらの乙女たちか・・・」
夜の女王 「あらゆる時空を手繰り寄せる私にも、唯一読めない空白、時の狭間。
        そして大魔王、あなたは本当はどちらをお望みなのですか」
そこに時を告げる大時計が鳴り響く。
大魔王 「さあな。余にもわからぬ。
      約束の時が来た。宴を始めるとしよう」
すっ、すっごく面白いです。
職人様ありがとう!
SM女王風の黒皮ボンデージ衣装に身をつつみ、鞭を振り上げるシルビー。
顔にはきついゴスメイクが施されている。
気圧された魔物は「くそガキが!」と捨て台詞を吐きながら立ち去っていく。

シルビー  「子供がこんなイカレタ街を一人で歩くもんじゃないわよ。」
マリオ   「シルビーさん!」
思わずシルビーに抱きつき泣き出すマリオ
シルビー  「おっと、ストップ!子供は苦手! …って、しょうがないなあ。
       よしよし、あたしらがいるからもう大丈夫、泣くのはやめな。
       男だろ。海の男は人前で涙を見せないの。」
マリオ  「マリーが、マリーが… 寝ルカ先生も…」
シルビー 「わかってる。必ず助けるから。寝ルカ先生はね、魔王の宮殿で
      合流して一緒に作戦練ってるとこ。あんたのお師匠もいるわよ。」
ウインクするシルビー
シルビー 「つーわけで、あたしは宴までここらへんで情報収集よ。
      幸い、この芸人の衣装は魔族に溶け込んで見えるらしいからね。
      あんたも一緒に来な。あたしは魔法はからっきしわかんないから
      あんたが一緒だと心強いわ。魔王の一族について街の人から情報
      集めんのよ。特に魔王の子供らについての噂話を。」
椿     「ま、待って…。(やっと追いついた…。)僕も!僕も一緒に
       行きます!」
マリオ   「天使さん…?」
椿    「僕の力はここではあまり役に立たないけど、魔界のことなら少しはわかります!
      それにおねーさんよく暴走するタイプだから止めないと。」
シルビー  「うっさいねミニっこ。とにかく行くわよ。」
シルビーが久しぶりにカコイイよ!
36今度は魔界で大冒険?!:04/12/18 19:11:03
城下町の酒場。へびいちごの発泡酒を片手に、魔兵士と意気投合したシルビー。
マリオと椿は、シルビーの勢いを止めきれずに、片隅で小さくなってあやしげなジュースを飲むふりをしている。
シルビー 「ささ、今宵はめでたい祭りじゃない。飲んで、飲んで。
       それであんたは誰の配下なの?」
魔兵士A 「ご長子魔大公黒曜様さ! 要するに魔界一のエリートってわけさ、俺は。
       何せ少しでもご期待に背くことがあれば、あっという間に黒い力で封印されちまうからな。
       黒曜様こそが、大魔王様のお世継ぎだろう!」
魔兵士B 「馬鹿言うな! 魔界一の精鋭は次子辰砂様の率いる我が軍さ!
       剣の腕では辰砂様がご兄弟最高。あの鋭い剣がかすっただけでも、毒刃でのたうちまわって絶命しちまう。
       頭も切れ、油断のならないお方だ」
魔兵士C 「まだお小さいが、遊撃軍を任されている四男鷹目石様も侮れないぞ。雷と烈風を操る。
        つい先だっても、人間界で何やら武勲を挙げられたらしいしな」
マリオ 「・・・鷹目石」
魔兵士D(かなりみにくい) 「絶対零度の魔女、水晶姫の親衛隊は忠誠度最高さ!
                  皆姫君に身命を捧げているぞ! 俺もだ! 
                  でも血迷ってうっかり近付いたら水晶柱で氷漬け。
                  お、俺もぜひ氷漬けに・・・ハアハア」
シルビー 「ほかには? 魔王の子供はそれだけ?」
魔兵士E 「三男孔雀石様は・・・別名虚無の君と呼ばれているからなあ。
       文武に優れ、大魔王様の期待も大きいらしいが、力を実際に見たものはあまりいない。
       あと、末の双子のこはく様・ひすい様は、早くに母君を亡くされてるなあ。
       潜在能力は高いと言う噂だが、何せまだ小さいからな。
       ほかに、大魔王様が気まぐれに人間の女との間にもうけた娘がいるってもっぱらの噂だ。
       姿を見た奴はいないけどな」
>36
(かなりみにくい)ワロタw
アナイス「私ったら意外とフリルが似合うじゃない」
大魔王宮殿は最上部が見えないほど細長く伸びた主塔を根幹に、途中で幾つかの枝塔に分岐している。
華やかだが何処か毒々しい舞踏会の楽の音を遠くに聴きながら上層部を目指し駆け抜ける海賊一味。
主だった魔兵士も主塔の舞踏会の警護に駆り出されているらしく、まだ侵入者を咎める者はいない。

レオナ 「Vさんに教わった見取り図だと、巫女ののが捕らえられているのはここの奥から行かれる枝塔よ」
一番記憶力のいいレオナの進言に従って進み、枝塔に続く階段を駆け上がって両開きの扉を開く。
その途端一同の目に飛び込んできたのは、一面血のような赤に統一された壁と床。
教室 「こんな所に住んでたら気が狂いそうっす」
9番  「記念に1枚撮っとくっすよ」
8番  「ちょっと、そんな悠長な事してる場合じゃ…(8番のデジカメの液晶を覗き込み)…(((;゚Д゚)))ガクガクドルドル」
9番  「いきなり怨嗟系心霊写真が撮れちゃったっす」
レオナ 「それぞれの塔は魔王の子供達一人一人の私塔としてあてがわれているって言ってたわね」
11番 「この塔に入ってから、明らかに『魔』の気配が強くなりました。まるで、誰かに見張られているみたい」
キャプテン 「ここの主――巫女ののを捕らえた魔王の息子とやらはとんでもないヤツなのは間違いないな」
螺旋階段を昇り進む海賊一味。多少開けた踊り場に着いた時、何処からともなく男の声が響き渡る。
辰砂 「この俺の花嫁・のの王家の巫女姫を奪いに来たコソ泥は貴様らか」
キャプテン 「先に盗んだコソ泥はてめえだろうが!俺は海賊・キャプテンセシル。
      俺の仲間は返してもらうぞ!」
辰砂 「フン。鼠相手に名乗る義理も無いが、己を滅ぼす者の名くらい教えてやっても良かろう」
螺旋階段の上部に実体化する辰砂。
辰砂 「俺は大魔王が次子・魔界伯辰砂。姫が欲しくばまず配下を相手にしてもらおうか」
辰砂が軽く腕を振り上げると、踊り場の中央に三体の悪魔が実体化する。
辰砂 「巫女姫はこの塔の最上部・俺の私室の寝台の上だ。欲しくば取りに来るがいい。
     せいぜい時間をかけずに倒すのだな。悠長にやっていると、見たくない現場に遭遇する事になろう」
口元に下卑た笑みを浮かべ、辰砂は姿を消す。

キャプテン 「あの野郎、巫女ののに何しやがるつもりだ!」
動揺に唇を戦慄かせるキャプテン。
その様子を見て8番、9番、11番は目配せを交わす。
11番 「キャプテン!落ち着いてください。こいつらは私達で食い止めます。
     キャプテンと教室先輩とレオナさんは先へ!」
キャプテン 「お前ら…」
案ずるように見渡すキャプテンに向かい、頷いてみせる8番、9番、11番。
躊躇いは一瞬、キャプテンは決断を下す。
キャプテン 「…ここは任せる。11番、くんの術を受けた先代の懐中時計はお前が持っていてくれ。
      やばいと思ったら逃げるんだ。いいな、絶対死ぬんじゃねえぞ!」

手下海賊達が三体の悪魔とそれぞれ対峙する横を擦り抜け、螺旋階段を駆け上がるキャプテン達。
9番  「絶対死ぬんじゃねえぞ、か」
8番  「言われなくたって死ぬ気なんて無いけど」
11番 「私達が倒されてこいつらがキャプテン達を追ったら、挟撃になっちゃいますしね」
9番  「相打ち上等、ここは絶対通さないぜ!」
水晶 「久々に私の心を動かした褒美。昔話を一つ、してあげる」

デカ健は分厚さを増した氷柱の中に閉じこめられたまま、部屋に一人取り残されている。
水晶のメイド達(全員ノーメイクヘッド)は、彼女に従い舞踏会へ行き、誰も塔に残っていない。
デカ健「さすがにそろそろ…本気で寒くなってきたねぇ」
盛装の水晶が、最後に言い残した言葉を思い出す。

水晶 「私がまだMSDの頃。王宮の外れの館に、一組の母子が住んでいたの。
    母親は身体が弱いらしくて、いつも娘が付き添って助けていた。
    私が迷い込んだときも、母と娘は…温かい飲み物と食事を出してきたわ。
    それから、何度か私はその館に遊びに行った。物も知らない子供だったから。
    母親は…魔力の強さを見込まれて、人間界から攫われてきた女だった。
    でも、魔力が強いと言っても、多少カンが良い程度よ。
    人間ごときが魔王の側で、魔界の強い気を浴び続け子まで為して、身体をこわすのは当然の結果」
デカ健「その子、君の妹なんだ?」
水晶 「…知らないわ。私も兄弟達も、母親の顔なんて知らない。父も出ていく妃達を止めようともしないわ。
例外は、数代前の正妃だった末の双子の母親くらいよ。魔界随一と言われた魔力の持ち主だったから。
    でも彼女も、魔女の陰謀であっさり命を落とした・・・この世界で、幸せなんて長く続かない」
デカ健「そうかなぁ。気の持ちようだと思うんだけど」
水晶 「その母親の病は、魔力の弱い者だけが罹る不治の病。魔界でこの病に罹ることは恥とされているわ。
    父の気まぐれでも妃の一人になった者が罹るなんて、王家の恥でしかない…だから、そう教えてあげたの」
デカ健「その母娘に?」
水晶 「ええ。私は第一王女。血統でも魔力の上でもすべてにおいて上。咎める者はないわ」
デカ健「それで、その母娘はどうなったの」
水晶 「母親はただ微笑んでいた。娘は怒って、二度と来るなと叫んだわ。それだけよ。
    そんな言葉には従わない。私に命令できるのはお父様だけ。私はしたいときに、したいことをするわ。
    次に行ったとき、館の扉は閉ざされていた。奥から娘の泣き声が聞こえてきたわ。
    館付きの侍女に聞いたら、急に容態が悪化したんですって」
水晶 「葬儀の時に『私は二度と王宮に足を踏み入れることはない。お前を絶対に許さない』って言われたわ
    娘は、後に正妃になる魔女に引き取られていったわ。
    その後、国の式典で何度か見かけたけれど、私が何を言っても、立ち止まることもないし
    口を開くこともなかった。私の存在を目前から消してしまっているかのように。本当に、無礼な親子」
デカ健「君さ、本当はその子のようになりたいって思ったんじゃないのかな」
水晶 「…何ですって? あんな下々の者に私が憧れているというの?」
デカ健「優しい母親と、母を慕う娘。君は見たことがない世界。
    ご飯を食べるのは、独りより二人、二人より大勢のほうが、ずっと美味しいんだよ。
    病気でも、魔力がなくても、二人が幸せに暮らしていたことはわかったよね」
水晶 「幸せなんて、この世界では長続きしないわ。そんな虚しいものはいらない!」
デカ健「……ああ、わかった。この氷は君の心なんだね。自分が好きになった母子の幸せを壊してしまった時に生まれた氷。
    外から差し出される温かい手を本当は待っているけれど、内側からは壁を超えられないんだ。
    外から物は入るけど、内側からは出られない。この氷の柱と同じだよ」
水晶 「馬鹿なことを言わないで!!」
デカ健「本当は、呪いなんかないんだ。思い込みの力って、自分が思っているよりずっと強いんだよ」
水晶 「だったら本当に呪ってあげるわ!!」
水晶が手を閃かせると、デカ健を覆っている氷柱の太さが倍に増し、冷気もいっそう強烈となる。
水晶 「時間が経つほど冷気は増し、力を吸い取る呪いの氷よ。出してほしかったら、私を殺してご覧なさい!
    これが知りたかったなぞなぞの答え。時の狭間が終わるまで、耐えられるかしらね?」

デカ健「うーん。そろそろ頃合いかと思ったんだけど、図星つくの早すぎたかな。女心って難しいねぇ。
    綿入れ半纏でも着てくればよかった。美加…に……また…怒られ…るな。さすがに……寒い…や…………」
デカ健はそのまま、眠るように目を閉じた。力を吸い取る氷柱が、淡く輝き始める。
その輝きが収まったとき、中にはデカ健ではなく、MSD眠健(眠美加ヘッド少年ボディでヨロシク)が浮かんでいた。
43今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 00:53:18
天界。
女神美加 「お、お兄…様……」

時の狭間に意識を飛ばしていた女神美加が膝から崩れ落ちる。
白鳥が慌てて抱き止めると、その身体は小さく震え、顔は青ざめていた。
女神美加 「お兄様…お兄様が…」
白鳥   「大丈夫ですかっ?!お気を確かに!今、暖かい物をお持ちします」

美加をソファーに座らせ、一瞬のうちにホットココアをいれて毛布を持ってくる白鳥。
女神美加 「……ありがとう、白鳥(力なく呟き、カップを受取る)」
白鳥   「無茶は、しないで下さい。
      『時の狭間』には、天界の者の力は届かない…。
      意識を飛ばしても、気配を察する事も困難でしょう。
      心配なのはわかりますが、デカ健様ならきっと大丈夫です。
      白蓮もついてることですし。ね?」
白鳥が、女神美加を諭すようにゆっくりと優しい口調で言うが、美加の震えは止まらない。

女神美加 「わかっています…私が力を使ったところで、自分自身を消耗するだけ。
      『時の狭間』には魔の気配を感じるだけで、他には何もわからない…
      だけど、わかる……」
白鳥   「美加様…?」
女神美加 「私にはわかる…これは私が女神だからではなく、
      私がお兄様の妹で、お兄様が私の兄だから…」
美加は飲みかけのカップを白鳥に渡し、ソファーに倒れこむように横になる。

女神美加 「お兄様が……消えてしまう…」
白鳥   「!!」
女神美加 「人は、こんな時、神に祈ります…神は…誰に祈ればいいの……?」
静かに目を閉じる美加。頬に一筋の涙がつたう。
白鳥   「美加様!美加様!!」

白鳥が触れると、その身体は氷のように冷たかった。
44今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 01:19:28
 舞踏会のあちらこちらで芸を見せる芸人達。火を吹きそれを色々な形に操る者やナイフ投げなども
いる。その中で四郎のリュートに合わせ歌を歌う勲の姿。
 勲の声は女性に人気があるらしく華やかな姿の女性達に囲まれていた。
四郎 (このリュート、前みたいに光ったりしないんだな。)
勲  (眠ののが言っていた。魔法がかかったものは使う人の心に反応するって…。
    四郎、今は音楽の事だけ考えろ。)
四郎 (あいよ、イサイサ。)
ちらりと自分に寄り掛かっている子猫を見る四郎。
四郎 (猫、がんがれよ。もうすぐ帰れるからな。)
ミミ猫 (四郎の音…歌は駄目だけど音は好き…。いっぱい聞いておこう…。)

ぴたりと音楽がとまり会場は静かになる。大きなドラの音が響き音楽が始る。
魔女V 「この悪趣味な曲、どうやら大魔王の登場のようね。」
うんざりした顔でVが呟く。
おびただしい数のドアを一つずつ開ける司、凌、ゴスサラ。
ゴスサラ  「師匠、やっぱりここにはいないのかしらねぇ。」
司    「大魔王の息子に捕まったってことはやっぱりそいつの自室にいるんじゃないのか?」
ゴスサラ  「そうなると枝塔の方に行くしかないかしら?でもあそこは得体がしれないから…。
      透視が使えると楽なんだけどちょっとした魔法でもすぐに勘付かれそうだし。」
魔物   「お前ら、そこで何をしている。」
びくりと振り返る3人。
凌    「もっ、申し訳ございません。ちょっとお手洗いにいっていましたら迷って
      しまいまして。大広間はどちらでしょうか?」
不振そうな顔で作り笑いの3人を見つめる魔物。
魔物   「ふんっ、まぁいい。今日は大魔王様の大切なお見合いの日。もめ事はあまり起こし
      たくない。広間はまったく逆だ、とっとと行け!」
魔物の後ろから一人の男が声をかける。
黒曜   「どうした?」
魔物   「あっ、黒曜様。いいえちょっと迷われているお客様を案内していただけで
     ございます…。」
司    (黒曜?)
凌    (…あれ、黒曜って?)
黒曜の後ろに控える台車に目がいく。豪華な生地をかけられ中身が見えないようにされていた。
黒曜が身を翻し広間に歩き出すと動き出す台車。
凌    「あーーーっ!!黒y モガモガ」凌の口を同時に塞ぐゴスサラと司。
黒曜  「なにか言ったか?」振り返る黒曜
司   「いえいえ、なんでもありません。ちょっとこの子舞い上がってるもので。」
ゴスサラ  「はい、初めて大魔王様に会える喜びで興奮してるんですよw」
黒曜  「それは随分と不憫な娘だな…。」苦笑して去って行く黒曜
凌    「ぶはっ、何するんですか!黒曜ってDさん攫った奴でしょう?!
     あの台車に乗っているのきっとDさんですよ!!」
司    「(うわ、珍しく興奮してるよ)
      わかっているよ、けど相手は大魔王の息子。ここで喧嘩売ったって俺達じゃ
     かなうわけ無い。」
ゴスサラ 「とにかく広間にいる皆と合流したほうが良さそうね。…でも。」
凌    「どうしたんですか、ゴスサラさん。」
ゴスサラ 「うん。あの鏡から師匠はまだしも魔法を使った気配さえも感じなかったのよ。」
司    「それって、運んでいるのはただの鏡ってこと?」
凌    「じゃあ、Dさんを閉じ込めてる鏡はどこに…。」
ゴスサラ 「わからないけど…。そうだっ、黒ナーの鏡で師匠に連絡取れないかしら?」
司    「わかった、俺は叔父様と連絡をとって黒ナーちゃんを連れてくるよ。
      二人はサラノマーマに見つかるとまずいから、この近辺に隠れていて
      なにかあっても絶対無理はするなよ。」
こくりと頷く二人。
47今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 02:09:42
荒夜 (しっかし、凄い人出…っつーか魔物出だな。これじゃミス・シンディを探すのも一苦労だぜ)
遠夜 (舞踏会用に鬘も化粧も変えている可能性もあります。何としても探し出さないと。
     あの人をこのまま大魔王の后にさせるわけには行かないですから)
荒夜 (こんな時こそ暗闇の中でも200メートル先の米粒に書かれた文字を読み取れる俺の出番だ。
     お前の矯正しても貧弱な視力じゃ人探しなんて到底無理だろ)
遠夜 (また無理に入れ替わることになりますが、それでもいいんですか?)
荒夜 (ここで魔力体力を消耗するのは痛いが、鏡が無い以上それしかないな)
遠夜 (では今のうちに抜け出して…あっ)
こそこそと移動しようとしたが、うっかり壁にぶつかって呆気なくコケる遠夜。
荒夜 (こんな時に何やってんだよ!このドジ野郎め)
遠夜 (そんな事を言われても)
 o-o、
 ('A`) メガネメガネ
 ノ ノ)_

紳士 「もし、そこの給仕さん」
遠夜 「申し訳ありませんお客様、今私用でとりこんでおりまして」
紳士 「眼鏡ならば君の頭の上だよ」
遠夜 「アッ! すみません、ご親切に」
そそくさと眼鏡を装着し、改めて紳士に礼を言おうとした遠夜は開眼カスタム程に目を見開く。
遠夜 「叔父様…!」
叔父様 「やあ、マスター。ここで君に会えて良かったよ」
にこりといつもの微笑みを浮かべる叔父様。傍には黒ナーシャが控えている。
荒夜 (おい、遠夜!そこの猫娘のスカートの中だ!探せ!!)
遠夜 (人を犯罪者にしようとしないでください)
荒夜 (馬鹿!その猫娘、魔道具の鏡を持ってるんだ!)
遠夜 (何ですって)
荒夜 (いつもの鏡とは違うが、媒介になる魔道具があれば何も無いよりずっと入れ替わりの際の消耗を抑えられる)
48今度は魔界で大冒険1/2:04/12/19 02:47:50
舞踏会の会場
鷹目石 「珍しいこともあるもんだ。孔雀石兄が舞踏会に出席とはね!」
孔雀石 「父上に恥をかかすわけにもいかないだろう。
     本意ではないけど、たまには親孝行しとかないと」
鷹目石 「その女も親孝行のあかしってわけか」
マリー (シンディさん!)
シンディ (しーっ!大丈夫。あなたの師匠のVもあそこにいるわ)
マリー (師匠、私、私…)
孔雀石 「この人は僕から情熱ってものをひき出してくれるんだってさ」
鷹目石 「それはまた物好きな」
孔雀石 「ところで、その子も父上のお妃候補なのかい?」
鷹目石 「ばっ、ばかな!まだガキだぞ!」
孔雀石 「あの父上だぞ。所望しないとは限らないだろう?」
鷹目石 「(唇を噛んで)そんなことさせるもんか!と…とにかく魔法をもっと仕込んで
     どこに出すにも恥ずかしくないようにして、それからだ!」
鷹目石はマリーを連れて荒々しく立ち去る。
シンディ 「子供をからかうものじゃなくてよ」
孔雀石 「あいつの反応っていつも同じだからな。面白くもない」
シンディ 「ねえ、いよいよ大魔王の登場ね。私、長いこと人間界にいたから、
     実際に会うのは初めてよ」
孔雀石 「そう?じゃあ、誘惑してみる?」
シンディ 「そんなの、あっちこっちの魔女が取り入ろうとしてやってるんじゃないの?
     人まねは嫌いよ」
孔雀石 「ふうん。とにかく、時間は限られているんだ。早いとこ情熱の種ってやつを
     見つけてほしいな」
49今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/19 02:58:56
廊下に出たマリーと鷹目石。
マリーの脳裏に辰砂の塔に侵入したキャプテンたちの姿が浮かぶ。
マリー (キャプテンさんたちが危ない!…行かなくちゃ)
マリーの様子に気づく鷹目石。
鷹目石 「おい、どうした?まさか、契約を破るつもりじゃないだろうな」
マリー 「お願いです!行かせてください!後で何でもします!
     私の魂を差し上げても構いませんから!(ポロポロ涙を流す)」
鷹目石 「(マリーの涙を見て動揺して)どうしてだ!契約したじゃないか!
     なんでも俺の言うとおりにすると。それなのに、どうして俺のそばに
     いてくれないんだ!あんな人間たちのためにどうしてそこまで!?」
マリー 「お願い!必ずもどってきます!約束しますから!」
鷹目石 「やくそく?」
涙にぬれた顔で頷くマリー。やがて鷹目石は決断を下す。
鷹目石 「これは命令だ、必ず俺の元に戻って来い!
     そして、俺も魔族だ。理由はどうあれ、我が一族に危害を与えることは許さん。
     お前にならできるな?」
マリー 「はいっ!」
鷹目石 「よし、行けっ!」
マリー 「あ、ありがとう、鷹目石さん!」
鷹目石 「(走り去るマリーを見送りながら)あの子、初めて名前を呼んでくれたな」
50今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 02:59:57
急ぎ、叔父様と黒ナーの元へ戻ろうとする司。廊下で旧知の人間と見知らぬミニっこ二人にばったり出くわす。

司 「13ミミ? 叔父様の話じゃアナイスをつれて消えたって」
13ミミ 「・・・この体の持ち主の知り合いね。ここで邪魔はさせないわ」

13ミミが、手から魔法の衝撃波を飛ばす。間一髪でかわす司。すぐ後ろの壁に亀裂が走る。
司 「うわ、わわわ! あっぶね〜 お前どうしたんだ? 
   ? その胸のペンダント。それもしかして!」
13ミミ 「人間ごときにかかわる暇はないのよ! 道をあけなさい!」

会場内。大魔王登場の瞬間、遠くで突然ドォォンという衝撃音が聞こえる。
勲がピクリと反応する。
勲 「(四郎。つかぴょんの声がする)」
四郎 「(マジ?!)」
勲 「(行くぞ。争ってる、誰かと。・・・間違いない、13ミミだ)」
最後の力を振り絞り、顔を上げるミミ猫。
ミミ猫 「(私の体・・・ 私の引き裂かれた半分・・・)」
51今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 03:29:06
>36の続き
突然、時計塔の鐘の音が鳴り響く。一瞬の静寂の後に、割れるような歓声。
「時の狭間だ! 境界は崩れた!」
「祭りだ! 祭りの始まりだ!」
一瞬にして醒めた目になり、肩に回された魔兵士の手を、こっそり別の魔兵士の肩に置くシルビー。
シルビー 「行くわよ。あんたたち」

酒場を出る。町は花火に爆竹、調子はずれの音楽に、酔っ払った魔族たちの歓声と怒号で
すぐ隣の声も聞き取れないほどである。
シルビー 「大魔王の子供たちの特徴は頭に叩き込んだわね! いい!」
走り出そうとする三人。と、そのとき椿が突然くずれるようにしゃがみこむ。
シルビー 「どうしたの? 気分でも悪くなった?」
マリオ 「天使さん?」
椿は苦しそうに胸を押さえてつぶやく。
椿 「デカ健様・・・、一体何が・・・」
青ざめた顔色になり、苦しそうに息をつく椿。シルビーは口を開く。
シルビー 「あんた、ここで休んでる? 悪いけど、あたしは行かないと」
気丈に顔を上げ、首を振る椿。
椿 「大丈夫、です。早くいきましょう。
   ・・・おそらく大魔王宮殿で、今大変なことが起こっている」
マリオ 「シルビーさん。キャプテンたちは?」
シルビー 「巫女ののを助けに行った。あそこに見える朱色の枝塔よ。
       さっきの話だと、次男のところね。
       腕も立つし、猛毒使い。嫌な相手だわ」
マリオ 「走っていては間に合いません!転移魔法陣を描いてみます! 成功率は五割くらいだと思うけど」
シルビー 「いいわ。バクチ上等よ。その賭け乗ってみましょう」
だんだん鷹目石が可愛くなってきたよママン…
入り口の扉に近付く四郎と勲。扉を開こうとすると勢い良く司が飛び込んできた。

勲  「つかぴょんっ!」Σ(´д`)
四郎 「つかぴょんっ!なにがあった?!」
司  「なにがあったって説明するのも無理っ!兎に角逃げろっ!!」
ざわつく会場、司を追い掛け扉の前に立つ13ミミに視線が集まる。
四郎 「!…ミミ。…じゃないなお前。」
四郎を一瞥するがそのまま無視して歩き出す13ミミ。
胸のペンダントがキラリと光る
ミミ猫 (アナイスちゃんっ!)
四郎から転げ落ちるようして床に降りる子猫。
四郎  「! おいっ猫、大丈夫か?!」

大魔王 「騒々しいな…。」
太く響きのある声に皆が振り向くといつの間にか玉座に大魔王の姿があった。
玉座の周りは暗く、足元を照らすライトで顔に影がかかり表情は見えない。

無言で玉座に近付く13ミミ。道を開けて行く魔物達。カツカツと高いヒールの
音が広間にこだまする。
13ミミ 「お久しぶりね。大魔王。」
大魔王 「貴様を呼んだ覚えはないのだがな、魔女O…。いや、もう一文字は
    剥奪したのだったな。」
大魔王の言葉に片眉を吊り上げる13ミミ。
13ミミ 「その剥奪したものを返して貰いに来たのよ。大魔王様。」
大魔王 「わが最愛の妻の魂と肉体を剥がし殺した奴がいけしゃあしゃあと…。」
13ミミ 「最愛ねぇ(苦藁。その魔界屈指の魔力の妻と同等の物を持ってきたと
     言っても。」
13ミミが指をパチンと鳴らすと少女の体が現れる。
ルカ  「あれは…。」
叔父様 「! アナイスッ!!」
大魔王 「その娘は…。」
13ミミ 「貴方が欲しくてやまなかった姉妹の姉『アナイス』よ。もっとも今は
     魂を剥がしてただのお人形さんだけどね。
     まずはこの肉体と一文字の交換。そして魂は魔力を持つ新しい肉体を
     用意していただければお渡しするわ。
     どう?悪い取引じゃないんじゃない?」
55今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 04:12:11
Vの控え室。万が一の際の連絡要員として、本部に残っている眠ののとセシル。
眠ののはクリスから渡された魔剣を抱きしめている。
眠のの 「声が・・・」
セシル 「え?」
眠のの 「聞こえるの。この剣に触れると。
      ・・・魂を引き裂くような深い嘆き。
      共に生まれ、共に育った。そして共に新しい国を夢見た。
      ・・・よもや三千年の長きにわたって、引き裂かれようとは。
      違う! その嘆きは私のものじゃない!
      どうしてこんなに共鳴してしまうの・・・?」
セシル 「その剣の所有者だったと言う妹姫の残留思念?」
眠のの 「セシル! お願い、私の名前を呼んで。
      私は、あなたじゃないわ。私は私の姉を救いに来た、ただそれだけなの・・・」
眠ののの瞳が薄紅色に染まり始める。
セシル 「眠のの! しっかりするんだ! 眠のの!」
眠のの 「大魔王・・・ 幾たび転生しようとお前の魂は同じはず。
      三千年前の命約、よもや忘るまじ・・・」
セシル 「眠のの! 僕を見て!」
眠のの 「お姉様、セシル、助けて!
       私が私でなくなってしまう・・・」  
ハイランド。街外れの古びた教会。

リンク神父 「シスターB。境界は崩れ去りました。我々クリスチャンはサタンと呼び、
       ブッディスト達は魔羅と呼び、イスラムではシャイターンと呼ぶ「彼ら」の世界と
       此の世が繋がる時が来ました。
       今こそ神の守護が必要です。」
シスターB  「はい、神父様。」
リンク神父 「私達には祈ることしか出来ません。愛する人々の為に祈りましょう。」
祭壇の前に膝まずき、祈祷をはじめる二人。

叔父様邸。留守番組。
年長組のサシャ、カイ、28番、翔は武器を手にとり、邸の警備をおこたらない。
まどか、純、銀ミカ、りおは緊張しつつも、大量のお正月料理を作るのに忙しい。
銀ミカ 「いいのかなー、こんな時に呑気に料理なんかしててさ。」
チャイナりお 「何言ってるかオニイサン。これは、みんなを信じて待つの心よ。
        みんな無事帰ってきて、一緒に過ごすね、その願いの表れよ。
        料理は神聖ね。お祝いの時、神様にご馳走おそなえするね、それと同じよ。」
まどか   「それに、言霊というものがございます。願いは口に出す方がより明確になり、
       さらに行動に移すことで具体化しやすくなると私は信じておりますわ。
       さ、もうひと頑張りいたしましょう。」
純    (四郎兄、凌、司君、ミミちゃん、いっちゃん… 無事に帰ってきて…。)

ミニっこ組はTVを見つめている。
境界が薄くなったために、とぎれずに魔王宮の様子が映し出されているが、時折場面がぼやけて
画面が入れ替わるため、特定の人物を見つけ出すのは難しい。

ヒューイ 「マイスイート黒ナーシャは? ラブリーエルシーは? キューティーマリーは?
     無事なのかな。変な怪物ばっかりでちっとも見えない…。」     
美加  「あ!今画面の端につかぴょんが写ったっ!」
ミュウ 「本当だ、つかぴょんだ!」
健   「あれ、あっちには13ミミちゃん…違う、13ミミちゃんの姿の「何か」だ。」
あきら 「つかぴょん、頑張れ! ここからみんなで応援しようよ。」
みどり 「頑張ってつかぴょん!負けないで!」
ミニ綾 「つかぴょん… 司君!司君!司君!」
TVの画面に飛びつき、小さなこぶしで叩くミニ綾。
大魔王宮殿、「朱の塔」。
魔物の咆哮とサーベルの金属音が次第に遠ざかっていく中キャプテン、教室、レオナは螺旋階段を駆け上る。
壁際の燭台の蝋燭に照らし出された赤い内装は、甘ったるく澱んだ空気と相俟って何処か生物の体内を思わせる。
レオナ 「…ここの空気。明らかにキャストにとって有害だわ。こんな所に長時間いたら侵食されてボロボロになる」
キャプテン 「わかってる。下を任せてきた皆も心配だ。巫女ののを助けたらとっととおさらばするぞ」
教室  「キャプテン、最上階が見えてきたっす」
朱の塔最上部は天井が高いドーム状になっており、胸を悪くするような地獄絵図のレリーフが彫り込まれている。
階段の終わりの先、塔の壁面にそこだけ漆黒の両開きの扉があり。
扉の前では一人の魔族の青年が待ち構えていた。

辰砂 「意外に早かったではないか。…数が足りぬのを見ると、三名ほど捨石にして来たか。
     人間にしては狡猾だな」
キャプテン 「捨石なんかじゃねえ!俺はあいつらを…あいつらの力を信じてる」
すらりとサーベルを抜き放ち、辰砂に向けるキャプテン。
キャプテン 「さあ、勝負だ魔界伯辰砂。てめえをぶちのめして、巫女ののを取り返す!」
辰砂 「ほう…『魔剣』か。人間にしては良いものを持っている。
     だが、貴様らなどこの俺自ら剣を振るうにも値せぬ。これで十分だ」
辰砂が呪文を唱えると、室内を満たす澱んだ空気の密度が一気に増す。
レオナ 「吸っちゃ駄目!」
叫ぶレオナ、咄嗟に左手で口と鼻を覆うキャプテンと教室。
辰砂 「反応速度も悪くない。だが、いつまで保つかな」
キャプテン・教室 「!!」
目配せし合い、一斉に辰砂に斬りかかるキャプテンと教室だが
辰砂 「毒素に侵されたその体で俺に敵うと思うのか」
素手で腕を掴んでいとも簡単に振り払われる。
それでもなお立ち上がろうとした二人とレオナに対し何処からか柔らかな光が放たれ、
体の表面から侵食しようとしていた毒の空気を中和して行く。
辰砂 「馬鹿な…この力は、弱いとはいえ”白魔術”。この中にこの種の力を持つ者など」
気配を探った辰砂は階段に目を向け、忌々しげに舌打ちする。
辰砂 「鷹目の使い魔女か。あいつ、使い魔女に兄の邪魔をさせるとはな。後で折檻してやる」
キャプテン 「…マリー!」
マリー 「(息をきらせながら)力になりにきました。キャプテンさん、早く巫女ののさんを!
      私の力じゃこの人の毒を完全には防げません」
辰砂 「面倒だ、貴様らまとめて―」
辰砂が再び呪文を唱えようとした瞬間、ドームの天井付近に転移魔方陣が現れ
そこから落ちてきた人物が思い切り辰砂を巻き込んで倒れる。
シルビー 「痛ッ……あら、キャプテン、クッションになってくれてありがと」
辰砂 「何だ貴様は!」
シルビー 「何だとはご挨拶ね。結構似合ってるでしょ?キャプテンこそ、目の色まで変えて何のコスプレ?」
キャプテン 「シルビー!早く離れろ!そいつは俺じゃねえ!」
シルビー 「え?キャプテンが二人?…やっ!」
上に乗っていたシルビーを蹴り飛ばすようにして立ち上がる辰砂。
後方、マリーの近くに椿に抱えられてゆっくり着地するマリオ。
マリオ 「マリー!よかった、無事だったんだ」
マリー 「今は私よりも、皆の援護を。あいつが巫女ののさんをその扉の奥に閉じ込めてるの!」
教室 「この人数なら!」
斧を振り上げ、再び辰砂に向かって突進する教室。
教室 「キャプテン、早く部屋の中に!ここは俺らでなんとかするっす」
キャプテン 「!…頼んだぞ。すぐに戻る!」
両開きの扉を開けて中に飛び込むキャプテン。
辰砂 「ちっ」
転移の術を使いかけた辰砂だが思いなおし、目の前の教室に問い掛ける。
辰砂 「今の男、炎を乗り越える勇気を持ち本当に巫女姫を愛する者か?」
教室 「(゚Д゚)ハァ? 何の謎かけっすか。そりゃ、愛と勇気がなければこんな悪趣味な塔の上まで来ないっすよ」
辰砂 「…なるほどな。ならば、泳がせるのも益になるやもしれん。
     それまで俺は貴様らと遊んでやるか。…楽しませてくれよ?人間共」
60今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 09:29:05
>54の続き
魂の入っていない肉体だけのはずのアナイスは、なぜか瞳を開ける。
目の色は、魔女Lと同じ炎の色。
驚愕する13ミミに対し、アナイスはにこりと微笑みかける。鈴を転がすような懐かしい笑い声。
ルカ 「アナイス?」
叔父様 「・・・違う。アナイスは・・・」
13ミミ 「馬鹿な。そんなはずは・・・」
無意識に13ミミの瞳にあふれる熱い液体。アナイスは、立ち尽くす13ミミをそっと抱きしめる。
アナイス 「やっと気付いてくれた。会いたかったの、オーちゃん」

大魔王 「お前は『忘却の川』に沈めたはず・・・。魂は滅していなかったか。
      生まれる場所を間違えた、魔界生まれの天使よ」
61今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 10:18:26
13ミミが大魔王に口上を言い立てるのを聞いていたひすいは、はじかれたように顔を上げる。
ひすい 「結界が反応した。二人が萌黄の枝塔を出たわ」
こはく 「めぐ・・・約束したよね。僕たちを裏切らないよね。行こう、ひすい」

ゴスサラを探し、宮殿内を駆け巡る闇ミカは、先に別の探し人を発見する。
闇ミカ 「めぐ! こんなところに。心配したよ。
      ただの人間がここにいるのは危険すぎる。
      今からリヒトを呼ぶから、二人で先に人間界に帰るんだ」
めぐは瞳を潤ませて、かぶりを振る。白蓮がそっと背中を支える。
めぐ 「闇ミカさん、ご心配をかけてごめんなさい・・・
    リヒトさんまでこの危険な世界に迎えに来てくださったのですね。
    私、帰れません。
     ひすいさんとこはくさんに約束したのです。ずっとそばにいると」

地下の階層に迷い込んだリヒト。物置のようなその部屋は薄暗く、蜘蛛の巣が張り、鼠の走る気配がする。
リヒト 「こんなところに閉じ込められちゃいないだろうな、めぐりん・・・」
「こんなところに閉じ込められてるのは、あたしだよ」
リヒト 「うわっ、鏡がしゃべった! ・・・ってぇあんた、闇ミカたちのお師匠Dさんじゃないか」

何かに導かれるように、迷いなく進むミシェル。その足取りは、確実に白の枝塔へと向かっている。
ミシェル 「・・・そこにいるのですね、初恋の人。
       待っていてください、今すぐ行きますから」
? 「ミシェルさん!」
不意に呼びかけられて、立ち止まる。ロココ調の無駄に豪華な机の下にかくれんぼのようにもぐった誰かが、手招いている。
ミシェル 「あなたは・・・ゴスサラさん?じゃない。
       ゴスサラさんの皮をかぶった凌君?」
ゴスサラ 「凌君の化けの皮をかぶったあたしもいるわ。
        あんたも無事にここまでたどり着いたのね。
        ということは、本当に来てくれてるの?闇ミカ・・・」
>>52
私は長兄のそこはかとないヘタレ臭が愛おしい。
里20番欲しくなってきたよ。
63今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 12:32:35
水晶姫は、舞踏会会場を見下ろす貴賓席で、ぼんやりと階下を見下ろしている。
どこか遠くで騒動が始まっているようだが、気がついていない。
護衛のノーメイク従者たちが騒ぎを知って顔を見合わせるが、命令がない以上動けない。

デカ健 『呪いなんか無いんだよ』
水晶  「嘘よ…呪いはあるわ』
デカ健 『君は、その子のようになりたかったんだね』
水晶  「違う…違う! 私は……」

王宮の外れにある小さな館。王宮のきらびやかさとは無縁で、華やかさも何もない粗末な家。
なのにそこは、いつ訪れても笑い声が絶えなかった。

チビ水晶「おいしい! これはなあに? 何の魔法を使ったの? 晩餐会でもこんなご馳走、食べたこと無いわ」
チビ?? 「魔法なんか使ってないよ。お母様のお料理は、魔界で一番美味しいの!」
チビ水晶「料理を自分でするの? 料理は召使い達の仕事よ」
チビ?? 「自分で作った方が美味しいよ。私もお手伝いしたの。ほら、お花の形のにんじん!」
チビ水晶「私にもできる?」
母親  「誰にでもできることよ。食べる人が、喜んでくれるように…笑ってくれるように、
     想いを込めて作るの。すいちゃん、喜んでくれて私も嬉しいわ」
チビ水晶「私もやる! また来るわよ、いいわね?」
母親  「ええ。楽しみに待っているから、またいらっしゃい。ケーキを一緒に焼きましょう。
     美味しい苺があるの。三人で作れば、もっと美味しくなるわ」
チビ水晶「……もう帰らなきゃ。こんな所まで来たのがわかったら、お父様に怒られちゃう」
母親 「もう暗いから、このランプをお使いなさいな、すいちゃん」
チビ?? 「気を付けて帰ってね、すいちゃん」
チビ水晶「さよなら小母様、さよなら、くんちゃん……」

水晶 「私が愛した者は…みんな目の前から失われていく。誰も側に寄ろうともしない。
    ……こんな世界… 壊れてしまえばいい……」
13ミミ  「エルを『忘却の川』に沈めた・・・。どういう事だ大魔王・・・。」
アナイスの姿のエルを後ろに隠し問い詰める13ミミ
大魔王はそれに答えず静かに右手を上げた。奥から現れる魔物の兵達。
大魔王 「取引は不成立だ。その女を殺し胸のペンダントと少女の体を奪え。」
上げた右手を下げ13ミミに向けると兵がアナイスと13ミミに飛び掛る
叔父様 「アナイス!逃げなさいっ!!」

しかし飛び掛った兵は13ミミの両手から現れた紫色の光に体を捕らえられる。
大魔王 「ほう、仮の体でもなかなかやるものだな・・・。」
紫色の光を帯びた大蛇は捕らえた兵をそのまま飲み込んだ。
13ミミ  (これが限界、長く続けばこの体ももたないだろう・・・。)
13ミミにぎゅっとしがみつくアナイス。それに気づき顔を緩める。
13ミミ 「怖がらないでエル。大丈夫、私が守って見せるから。」
アナイス 「(こくり)!オーちゃんっ!!前っ!」
魔物の兵が剣を振り上げるが間一髪でよける13ミミ。エルを守りながらの
戦いに疲労が増していく。

ルカ 「どうなってるんだよこれ?一体誰を助ければいいんだ?」
魔物の一人がアナイスに手をかけるが気づいた13ミミが大蛇を仕向ける。
しかし、その一瞬の隙に他の魔物がペンダントを鎖ごとちぎりとる
13ミミ 「!! しまった!」

皆が騒ぎに注目している中、着地を失敗し這いつくばってしまった体を
ゆっくりと立ち上がらせる子猫。気づいた四郎が心配してしゃがみこむ。
四郎  「おい、無理するなよ。」
ミミ猫 (…四郎、四郎あのね、小さい頃からずっと…)
四郎に力なくミャアと鳴く。お別れの言葉を告げると突然走り出す子猫。
四郎  「猫ッ!」
ミミ猫 (わかるの、もう時間切れだって…。
     でも、でもアナイスちゃんだけは絶対に助けるからねっ!)
首に巻かれた青いリボンの刺繍がまたこの前の様に光り出す。
ミミ猫 (さっきより体が軽い。誰か力を貸してくれてるの?
     誰だか解らないけど…有り難う)
魔物達の足下をすり抜け徐々に騒ぎの輪に近付く子猫。少しずつ体に異変が起こる。
ペンダントを奪った魔物目掛け飛掛かる。その時白い手がスッと伸びた。
四郎   「…ミミ?!」
アナイス  (…!13…ミミちゃんっ?!)
青地に銀の刺繍のローブを纏った13ミミが魔物からペンダントを奪い返した。
魔物が慌てて13ミミを捕まえようと手を伸ばすが13ミミの体は消え猫の姿に戻る。
ボロボロになったリボンを首に巻き今にも倒れそうな体の猫は口にペンダントを
喰わえ両目は魔物を睨み付けていた。

ミミ猫 (たとえ魂が消滅しても、このペンダントは絶対に渡さない!)
走り出そうとするミミ猫、しかし一歩足を踏み出すとカクンとその場に
倒れこんでしまう。
ミミ猫  (なんで?…あとちょっとなのに、駄目…力が入らない。)
倒れこんだまま目から大粒の涙を流す子猫。魔物が子猫に剣を振り下ろす。
ミミ猫  (…悔しいよぉ。誰かこのペンダントを…四郎、四郎っ、お願いっ!)

「ミミ−−−−−−ーーッッッッ!!」
その時馬鹿でかい声が広間にこだまする。あまりの馬鹿でかさに動きを止める魔物
勲   「四郎?!」
司   「ミミって・・・。四郎、どこだよ?あいつどこにいるんだよっ!」
13ミミに向かって走り出す四郎。
四郎  「あの猫だったんだよっ、あの猫がミミだったんだ!
     ちっくしょうっ、ずっと傍にいたんじゃねぇか。なんで俺気が
     付かなかったんだよっ!!」
66今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 15:42:36
漆黒の扉を開けるキャプテン。中はくどいほどロココ調の家具で飾り立てられている。
部屋の中央に、縦にも横にも眠れるような、キングサイズの天蓋付き寝台が置かれている。
そしてその寝台を包み、ドーム型の天井に届かんばかりの勢いで燃え盛る、紫の炎。
キャプテン 「巫女のの、そこにいるのか!」
キャプテンは呼びかけるが、返事はない。
キャプテン 「・・・待ってろ、今行く」
キャプテンは小さく海の女神と先代の名前をつぶやくと、燃え盛る炎の中にためらいなく飛び込む。
不思議と熱くはない。心の中のもやもやしたものが焼かれていくような、清しい感覚さえある。
海の中のように、世界が揺らぎ様々な声が聞こえる。
―― 「私にとって唯一つの家、それはこの船です。
     たとえどこで生きていても心は必ず海に、そして家族である皆様の元へ帰るでしょう」
―― 「眠れる姫を救うのは、王子のくちづけ。
     邪な欲望に打ち勝つのは、真実の愛」
―― 「炎を越える勇気を持ち、本当にあの子を愛する者だけが、
      巫女ののを目覚めさせることができます」
キャプテン 「愛なんて、俺にはわからねえよ。でも、巫女のの、お前は俺たちの船を自分の家と呼んでくれた。
        あれ、本当にうれしかった。帰ろう・・・俺たちの家に。みんなで」
不意に炎が割れ、寝台の元にたどり着く。静かに目を閉じ、深い眠りの底にいる巫女のの。
キャプテン 「考えてみたら、お前の寝顔見るの初めてだな。
        お前朝早いもんな。調子狂うから、起きろよ。いつもみたいに言ってくれよ。
        『キャプテン様、新しい朝ですわ。今日も張り切って参りましょう!』って」
キャプテンが、巫女ののの顔の上に、体を屈める。
67今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 16:24:49
巫女ののが、目蓋をあける。吸い込まれそうに大きな深い海の色の瞳。
だが、その目はキャプテンを映してはいない。
キャプテン 「巫女のの?」
巫女のの 「三千年の長きにわたる眠り・・・
        妹よ、今こそ我らの誓いを果たしましょう。
        いにしえの命約が、今果たされます」
巫女ののは体を起こし、腕を一閃する。
気が付くと、紫の炎は消え、あの息苦しいまでの毒の空気さえも一掃されている。
巫女のの 「大魔王・・・待ちかねたことでしょう。
        死の約束を携え、今参ります」
巫女ののの姿が消えていく。あわてて腕をつかむキャプテン。振り返る巫女のの。
巫女のの 「キャプテン様?」
刹那、巫女ののは消えてしまう。空をつかむキャプテンの手。
キャプテン 「くそっ! どういうことだ? 一体どうなってんだよ!」

同刻、Vの控え室。眠ののの体も消えていこうとしている。
眠のの 「お懐かしゅうございます、姉上。共に参りましょう。
      命約の時、今こそ来たれり」
セシル 「眠のの、剣をはなすんだ!眠のの!」
剣が、眠ののの瞳と同じ薄紅色に発光する。セシルも眠ののの手を取る。
眠のの 「セシル、助けて」
それを最後に、眠ののも、消えてしまう。
セシル 「古の建国の姉妹が憑依したのか? だったら向かうは大魔王の元か。
      急がないと!」 
68今度は魔界で大冒険 1/2:04/12/19 17:27:24
舞踏会の会場をこっそり抜け出すくん。
くん 「キャプテン…11番…どうか無事でもどってきて。
    なぜだろう。あの人間たちのことがこんなにも気になる。
    夜の女王の命令だからじゃない。私の中で何かが変わり始めているのだろうか」
その時、やはり会場を抜け出してきた水晶姫と目が合う。
水晶 「何をしているのです?私の前から消えるようにと言ったはずです」
くん 「それはこちらの台詞です。今日限りでもうここへは来ません。
    二度とお会いすることもないでしょう」
二人は互いに背を向ける。
歩き出した水晶の頭にデカ健の言葉がよみがえる。
思わず振り返る水晶。なぜか、くんも同じように振り返っている。
その途端。
くん 「あ…」
水晶 「いやあぁぁぁぁぁぁっ!!」
くんのまわりを氷が取り囲んでいる。
水晶 「どうして!?私のこの力は自分でもどうすることができない。
    だから、お前をできそこない、人間の血の混じった恥さらしと蔑み続けてきた。
    なのに、どうしてこんなことに!」
くんが氷の中で何か言おうとしているが、デカ健よりもはるかに力が弱いため声にならない。
水晶 「あの男の言ったとおりよ。私はお前がうらやましかった、愛おしかった。
    でも、それを認めることはできない。お前を失いたくなかったから。
    この呪い、解く方法はただひとつ!」
水晶を散りばめた眩いばかりに輝く短剣を取り出し、自分の胸に突き刺そうとする。
69今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/19 17:28:36
くん (いけない、水晶姉様!)
水晶 「(振り上げた手を止めて)私を姉と呼んでくれるの?菫青石」
くん (私は今まで自分の中に流れる人間の血に負い目を感じていました。
    母のことは愛していたけど、自分の弱さはすべて血のせいだと思ってきました。
    母を救えなかったのも自分が力がなかったから。
    それなのに、それを誰かのせいにしようとして、貴女を憎んだ。
    本当はこの弱さは人間の血のせいじゃない。自分自身の弱さのせいなのに。
    今ならわかる。今なら、私は自分の中に流れる人間の血を誇らしいと思う)
水晶 「ごめんね、ごめん…菫青石…
    今までつらかったでしょう。悲しかったでしょう。
    姉なのに私は何の力にもなれなかった。なのに、お前は私を姉と呼んでくれるのですね」
水晶が氷柱の中に手を差し伸べる。その手をくんがしっかり握り返す。
ゆっくりと氷の中に吸い込まれていく水晶。そして、優しく妹を抱きしめる。
70今度は魔界で大冒険?!:04/12/19 22:51:35
氷の中で初めていだきあう姉妹。くんが口を開く。
くん 「お姉様。私の『くん』とういう通り名。つけたのは水晶姉さまよ」
水晶 「?」
くん 「最後の今だから、ぶっちゃけ言うわ。私の真名『菫青石』の読み方は、『きんせいせき』。
    『くんせいせき』ではありません」
まじまじとくんを見つめる水晶。
水晶 「嘘! 『くんせいせき』じゃなかったの?」
くん 「『きんせいせき』よ。姉さまが初めて遊びに来たとき、
    『くんせいせき』だからくんちゃんね。可愛い名前』って言って、私のお母様も『本当に可愛いわね』って。
    後で夜の女王に引き取られたときに、呼び名が必要になって、真名の一部じゃ危険だから、
    くんとよびましょう、ってことに・・・」
水晶 「・・・嫌だ。知らなかったわ。恥ずかしい・・・」
どちらからともなく、くすくす笑う。笑いの振動が氷に伝わり、氷がきしんでゆくのがわかる。あちこちに亀裂が走る。
くん 「姉さま」
水晶 「ええ、くん。力を合わせましょう。今ならこの氷、割れるわ」
二人が、氷のひびに向かって魔力を結集させる。
木っ端微塵に砕け散る氷柱。自由の身になった二人は、しっかりと手をつないでいる。
水晶 「行きましょう。おかしいわね、私にも助けたい人ができたの。今ならまだ間に合うかもしれない」
くん 「わたしも。たとえわずかでもいい。力になりたい人がいる」
二人は握手をして、手を離す。
水晶 「帰ってきなさい、私のところに。必ず」
くん 「はい!」
71今度は魔界で大冒険?! :04/12/19 23:21:11
朱の塔最上階。
教室の斧、シルビーの鞭、マリマリと椿の術と互角以上に渡り合う辰砂。
余裕すら感じられた彼の態度が、毒の空気が薄れたのを境に一変する。
辰砂 「約束の姉妹の目覚め――俺としたことが!」
ふわり、と人間達の手の届かない所まで舞い上がる辰砂。

辰砂 「お前達、勝負は預けた!
     主塔の大舞踏会場へ来い。全ての決着はそこでつこう!」

彼が姿を消すと同時に、キャプテンが部屋から飛び出してくる。

キャプテン 「何がどうなってるんだ!…あの魔族は!?」
教室 「主塔の大舞踏会場へ来いとか言って消えちまったっすよ」
レオナ 「巫女ののは?」
キャプテン 「あいつも消えちまった。別の人間に意識を乗っ取られて」
確かに腕にあったのに失われたぬくもりを抱くように、胸の前で手を握り締めるキャプテン。
キャプテン 「大舞踏会場。俺達も急ごう!
        …攫ったり眠らせたり体を乗っ取ったり。冗談じゃねえぞ、畜生!
        どいつもこいつも、あいつを弄びやがって!」
>61の続き
大鏡を背負い、階段をえっちらおっちら登るリヒト。
D 「いつもうちの弟子が迷惑かけてるのに、あたしまですまないねえ」
リヒト 「いいってことよ。蕎麦打ちで体は鍛えてらあ。この角を曲がればいいんだな」
D 「そうだよ。つきあたりに」

めぐ 「リヒトさん!」
リヒト 「めぐりん! 会いたかったぞ!」
闇ミカ 「師匠!何でそんなところに!」
D 「話せば長い話があるのさ。さて、黒ナーを探さないとね」
そこに転移の呪文で現れるこはくとひすい。
ひすい 「めぐ! よかった。無事なのね。この人たち、めぐの話してた心を許せる人・・・」
こはく 「めぐ! 行っちゃうの? やっぱりボクらよりもこの人たちが大事?」
めぐは、にこりと笑い、二人を抱きしめる。
めぐ 「約束しましたわ。二人のそばにいるって。今、お別れを言っていたところだったんです」
リヒト 「何だって〜〜〜!!!」
めぐの目が赤いことに二人は気付く。涙を落としながらも、晴れやかなめぐの笑顔は変わらない。
めぐの涙が、こはくとひすいに触れたとき、胸の奥の何かが溶けていくことがわかる。
ひすい 「こはく? アタシ、今・・・」
こはく 「ボクもだよ。魔族の呪いが、解けていく・・・」
いつの間にか、二人も泣いている。
ひすい 「めぐ、ありがとう。あなたのおかげで、アタシ達たった今魔族の呪われた運命から開放された。
      これで、安心して手が離せる。また会える約束ができるから」
こはく 「ひどいことをしたボクたちを、心から愛してくれためぐ。あなたに祝福を」
二人は、手を合わせて、念をこめる。二人の掌の上に、片方は翡翠、もう片方は琥珀でできた耳飾りが乗っている。
こはく 「これをうけとって、めぐ。ボク達の力の半分が結晶になって、いつもあなたを守るだろう」
ひすい 「これをつけていてくれれば、目印になって何時でも会いにいけるわ。
      めぐ、そしてめぐの好きな人、めぐのところに遊びに行っても怒らない?」
めぐは力いっぱい二人を抱きしめる。
めぐ 「当たり前じゃないの。私もあなたたちが大好きなのよ。こはくさん、ひすいさん」
リヒト 「(めぐの好きな人!?)も、もちろんだ!いつでも来いよ!
     何なら、うちに住み着いてもいいんだぜ。ちょっと狭いけどな。
     天使やら悪魔やらいろんな奴が出入りするし、気にすんなって」
こはく 「人間界で、ずっとめぐを呼んでる女の子がいる。聞こえない振りをして耳をふさいでたけど。
     めぐ、今から扉を開くよ。帰ってあげて」
ひすい 「めぐの好きな人、あなたも。今、向こうでものすごく必要とされているわ。
      ・・・トシコシソバって単語があっちこっちで響いてる」
リヒト 「やべえ! 帰ったら大忙しだ! がんばるぞ、めぐりん!」
めぐ 「ええ! リヒトさん!」

闇ミカ 「僕たちもすぐに帰るから。僕達の分も蕎麦を残しておいてね。
     ミシェルも、男爵も、もちろんゴスサラも」
リヒト 「あったぼうよ! まかせとけって!」
おやっさん、がんがれ。
蕎麦打ち超がんがれ。
うちにも1つ出前でおながいします。
めぐとリヒトは一足お先に魔界離脱?乙でした。
しかしこれからが彼らの本当の戦いの始まりであった…

リヒト「くっそー、魔界でチンタラしてる間にあと11日しかねぇよ!
    蕎麦粉300人分、問屋のおやじ取っといてくれてっかなー」
めぐ 「今のうちにカスタード用の小麦粉をふるっておかないと…
    あぁ、お砂糖も卵も発注しないといけませんわー」
76闇ミカ:04/12/20 00:14:23
>75
僕は運動会抜け出してショだった。
魔界撮影中にパだった…。
まだ11日もあるって思わなきゃ。

もうあんな修羅場はゴメンだよ…。
めぐりん、リヒト乙!
年末が本当の戦場だ!それまでに四郎とミシェルが帰って来るといいねw
時間は暫し遡り、朱の枝塔中腹部。
激戦の末二体の悪魔を活動不能に陥らせた番号ヘッド海賊s。
だが3人の受けたダメージも大きく、息は荒い。
残り一体の悪魔は傷を負った怒りに激しい咆哮をあげ、鋭利な爪で手当たり次第に周囲をなぎ払っている。
8番 「しぶといわね!」
9番 「あいつを倒さないことには休めやしないぜ」
11番 「でも、あいつは力が強いだけで術は使えないみたいですし…えっ!?」
隙を見て懐に飛び込もうとする11番の目の前で悪魔は大きく口を開く。
口の中でちらちらと揺れる紅蓮の焔。
11番 「あいつ、炎の息(ブレス)を吐くつもりだわ!」
ごう、と火炎放射器の如く炎を吐き出す悪魔。
本体を中心に、広範囲を一気に焼き尽くす凄まじい勢いの炎が海賊達に迫る。

11番 (駄目だ、今の体でこんなのを喰らったら一溜まりもない!
     せめて、先輩達だけでも逃がさないと!)
首に下げた懐中時計を鎖を引き千切るようにして外し、蓋を開く11番。
11番 「人間界への扉!お願い、8番先輩と9番先輩をのの王国の海賊船へ!」
叫びに呼応するように8番と9番の足元に青く光る魔法陣が現れる。
9番 「馬鹿、11番!」
8番 「掴まって、あんたも来るのよ!」
8番が手を伸ばすも、二人の姿はすぐに光に呑まれその場から消える。
11番 「これでいいわ。私は某にいた頃、人に言えないような汚い事を沢山やってきた。
     人生の最後で誰かの役にたてたんだから、これで満足。
     胸を張って先代の所へ行ける」
11番の頬を伝う一筋の涙。
11番 「ありがとう、くんさん。…知らない所で消えてごめんね、7番兄さん」

兄の名を呟いた瞬間。
11番の眼前に転移の魔法陣が現れ、その中から放たれた黒い魔力の塊が盾となって炎を防ぐ。

11番 「この魔力、まさか」
魔力の塊は炎を防ぎきった後、黒いマントを羽織った姿の男の後姿へと形を変える。
魔力の余波にはためくマントの背中には、「VS」という金糸の刺繍。
11番 「兄さん…来てくれたの…?」
7番 「お前がいつまでも私の名を呼ばないからこんなにも遅くなってしまったではないか」
続いて魔法陣から現れる14番。
14番 「あなたが人間界での消息を絶たれてから、7番様は随分と心配しておいででしたよ。
     『時の狭間の大舞踏会』絡みとあっては、中小魔王SIGE様配下の我々は表立っても動けない。
     そこで、『11番さんが7番様の名を口にした時、その場に転移する』という術をかけておいたのです」
7番 「11番、お前のようないい年をして浮いた話の一つも無い嫁き遅れには
    危機になっても王子様など現れまい」
11番 「兄さん!こんな時に何言い出すのよ!」
7番 「…王子がいないうちは、兄を頼れ」
11番に背を向けたままぽつりと呟き、7番は悪魔に向けて一歩踏み出す。
7番 「下級の悪魔か。私の敵ではないな」
14番 「7番様、三下とはいえ大魔王配下の悪魔を消去してはSIGE様に何か懲罰を与えられるのでは」
7番 「フッ、懲罰と言っても夏$波のくじ3,000枚作成程度の事。妹の命には代えられまい」
14番 「1,500枚は私が受け持ちましょう。さあ、手早く片付けて帰らねば。
     NKEの準備が山と残っていますからね!」
7番! さすがだよ!カコイイYO!
ああっ!ヤット7番が…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
出番なかったら自分で書こうと思ってたよ、
マリがとう!職人さん!!

つーか金色のVS刺繍マントって…某の袋のイメージですねw
82もしもし、わたし名無しよ:04/12/20 00:33:50
しまった・・・カコイイと思ってしまった・・・ orz >金色のVS刺繍黒マント
職人様、ナイスセンスですw
上げちまった・・・スマソ。

アフターのくじ作り手伝いに全国SR行脚しに逝ってきまつ・・・orz
7番かっこよすぎ。。。

最近続きが気になって気になって、職場から携帯で何度もチェックしちゃうよ。
>>65 や >>69 でマジ泣きしてしまった。。
85sige:04/12/20 00:36:03
>>82
おぬし、いいセンスをしておるな。
金色のVS刺繍黒マントを一着プレゼントしてやろう。
お主のSDとセットで着るのだぞ!
>84
漏れもだ・・・
仕事でへこんでるときに、携帯で読んだバラとタイムのお茶で元気をもらったよ
自分語りスマソ
>84、86
私もです。>>66のキャプテンの独白に涙ぐみそうになった。
真実の愛を抱いてる者は殊更に愛を言い立てない、というのがイイ。純愛だな。
キャプテンカコイイよキャプテン。
>>79
中小魔王SIGE様w
今回は映画だからsige様出てこないのかと思ったよ
>>88
自分は「中小企業」sigeと素で読んでしまった
>79
シリアスなのに笑える台詞、好きだ〜〜〜
大魔王様が何番ヘッドでフルチョされてきたのかが気になって夜も眠れない。
子供達が皆美男美女だから意外と美形なんじゃないかと予測。
それとも最後まで顔は明らかにされないのかな。
92今度は魔界で大冒険 1/2:04/12/20 02:38:47
急いで白の枝塔の自分の部屋に駈け戻る水晶。
部屋に着くと、魔法で幾重にも施錠したはずなのに、中で人の気配がする。
氷柱の中でまるで胎児のように眠るMSD眠美加、健カスタムの前に光に包まれるようにして
その人物は立っていた。
水晶 「誰?天使?」
よく見ると、それはミシェル。もちろん、水晶は知らない。
ミシェル 「貴女、僕の初恋の人?」
水晶 「は?」
ミシェル 「あ、すみません。貴女もケンコさんを助けに来てくれたんですね。
     手を貸してください。僕ひとりの力では、この氷を溶かすことができない」
言われるままに手を差し出す水晶。ミシェルの手が水晶の手を氷柱に導く。
ミシェル 「負の感情が正の感情に変わる時、呪いはあとかたもなく消えてなくなるんです。
     僕にできることは貴女に手を貸すこと。自分で作った殻は自分で破らなくちゃいけないんです。
     貴女もきっとつらかったんですね。でも、もう大丈夫。呪いなんてどこにもありません」
なんなの、この人?と思いながらもデカ健のためにありったけの力を使う水晶。
不思議なことに、今までどんなことをしても決して溶けることのなかった氷に変化が現れる。
やがて、ミシェルの言う通り、あとかたもなく氷は消え、眠ミニ健の姿が宙に浮かぶ。
ミシェル 「よかった、ケンコさん。僕は間に合ったんですね」
93今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/20 02:45:48
ミニ眠健を胸に抱いて、ささやくようにミシェルが言う。
ミシェル 「僕はずっと不思議だったんです。神をあんなにも愛していたミカエルが
     どうしてあなたを裏切ったのか。
     ──愛していたからだったんですね。神の愛は全ての人に平等に降り注ぐ。
     私は自分だけを愛して欲しかった。あなたが神でさえなければ…
     わかっていました。私のエゴだということは。でも、どうしようもなくて。
     だから、魔界貴族となったミカノ家に天使が生まれたのは何かの罰なのだと。
     そうじゃない。これは新しい世界が生まれるための前兆なんだ。
     神と人間、そして天使と悪魔が一緒に仲良く暮らせる世界。
     そうですね、ケンコさん」
ミニ眠健 「う…ん」
ミシェルの腕の中で目を開くミニ眠健。とたんに、もとのデカ健の姿に戻る。
デカ健 「あれっ、ミシェル?」
ミシェル 「(はっと我に返って)ケ…ケンコさん!僕はいったい何を?」
あわててデカ健をはなしたので、大きな音を立てて床に落ちるデカ健。
デカ健 「いってーーーーっ!なんだよ、これは?」
ミシェル 「す、すみませんっ!(水晶を見つけて)もしかしたら、あなたがケンコさんを
     助けてくれたんですね。ありがとう(深々とお辞儀をする)」
水晶 「え?私は…」
ミシェル 「じゃあ、行きましょうか」
水晶 「あ…あの…」
デカ健 「何かあったの?なんだか顔がすごく柔らかくなったよ」
水晶 「え?ええ。ありがとう」
去っていくデカ健とミシェルの後姿に向かってつぶやく。
水晶 「あれが…天使?」
94今度は魔界で大冒険?!:04/12/20 02:58:29
ミミ猫 (…四郎?)
倒れた猫の元に走るが魔物達に阻まれ中々辿り着けない四郎。
四郎 「どけよっ!どけっ此畜生っっ!!」
兵の一人が四郎に気付くと持っていた斧を振り上げる。
四郎 「うっ、わわわ。」
振り回される斧を避け後退していく四郎。と体がフワリと浮きもの凄いスピードで運ばれる。
突然いなくなった四郎に戸惑う魔物、その顔に勲のパンチが決まり吹っ飛ぶ。

自分を担ぎ上げている人物に気付く四郎。
四郎 「ルカッ!」
ルカの履いた魔法の靴は金色に光り常人と思えない早さで魔物達を避け、騒ぎの中心に近付いて行く。
ルカ 「いいか四郎、猫のところでお前を降ろすからな。そのまま俺はアナイスと13ミミちゃんの
   体を助けにいく。後は・・・思う存分歌いやがれっ!」
行く手を阻む魔物を思いきりよく蹴り上げるルカ。
四郎は黙って頷きリュートに手をかけた。
95今度は魔界で大冒険 1/2 :04/12/20 04:44:36
>>71の続き
キャプテンに続き、大魔王の舞踏会会場に向けて走り出す海賊一味。

マリオ 「さあ、マリー、僕らも行こう。」
マリー 「駄目、私一緒に行けない…。」
マリオ 「どうして!? せっかく会えたのに、助かったのに!!」
マリー 「(下を向き泣きながら)私、契約を… 魔女として契約を… 魔王の息子と。
     半人前とはいえ、魔女が契約を交わしたら逆らうことは出来ないわ。」
マリオ 「そんな契約、無効だよっ!お師匠様がなんとかしてくれるよ!」
マリー 「それに私、「約束」しちゃった。キャプテン達を助ける代わりにあの人のところに
    帰るって。一緒にいるって…。」
マリオ 「マリー、いやだよ!」
マリー 「マリオ、私がいなくてもあんたにはお師匠様がいる、海賊のみんながいる、
     綾おねえさんや、小学校の友達や、ハイランドの町の人たちがいる…。
     大丈夫、きっとやっていける…。」
マリオ 「マリー!」
マリー 「お師匠様に伝えて、立派な白魔女になれなくてごめんなさいって。(泣きながら消える。)」
マリオ 「マリー!いやだ!いやだよぉ!!」
椿   「マリオ君、僕らも舞踏会場に行きましょう。マリーちゃんの契約を無効にする手段が見つかるかもしれません。
     デカ健様の生命の気が戻ったんです。僕も少しは力が使えます。」
 
96今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/20 04:50:23
舞踏会場側の鷹目石の控え室   
鷹目石 「戻ってきたのか。」
マリー 「はい。」
鷹目石 「契約は絶対だ。おまえは逆らうことは出来ないってわけだ。」
マリー 「違います。私は、自分の意志で戻って来た。約束したから。」
鷹目石 「約束?」
マリー 「鷹目石さんが私を信頼してくれたから。私も信頼に答えたかったから。」
鷹目石 「信頼?(聞き慣れない言葉ばかり言う小娘だ。)」
マリー 「私…たった一人の双子の弟も、先生も、仲間も捨てて戻って来ました。
     だからお願いです、あの人達を無事に帰れるようにして下さい…。
    (堪えきれなくなって泣きくずれる。)」
鷹目石 「(動揺して)どうした、なぜ泣くのだ。」
マリー 「…。(泣きながら首を振る)」
97今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/20 04:51:07
鷹目石 「おまえは俺の使い魔女だ、おまえが望むなら美しい衣装も、宝石もあつらえてやろう。
     高価な薬草も、珍しい書物も与えてやろう。この俺様にふさわしい、立派な魔女にしてやろう。
     だからあんな人間どもと離れたからって、泣くことはないのだ。おい、泣くな。
     泣くな、泣くなったら!頼む、泣くのをやめてくれ。」
マリー  「ごめんなさい…(泣き止もうとするが涙が止まらない)」
鷹目石  「どこか怪我をしたのか、痛いのか。」
マリー  「心が痛いんです。辛くて寂しいんです。」
鷹目石  「あの人間どものところに帰ればその痛みは治るというのか。それは出来ない!
      俺も、一人になるのが寂しくて辛いからだ!」
泣き止んで鷹目石を見るマリー
鷹目石 「俺様はおかしくなってしまった!今まで、兄上とも父上とも姉上とも滅多に顔を合わさなかったが
     寂しいと思わなかった。話し相手なんか欲しくなかった。
     命令する相手がいればそれでよかった。
     だが、おまえがいなくなることを考えると辛い。
     そして、おまえが側にいて泣いているのを見るのも辛いのだ。どうしてだ!
     契約は遂行されているのに!おまえのせいだ。おまえが妙な術を使ったのだな。」
マリー 「いいえ。それは、きっと…。あなたが優しいから。」
鷹目石 「優しい?俺が?」
マリー 「はい。あの…、鷹目石さんが寂しいなら、私達、友達になれませんか?」
鷹目石 「友達? (初めて聞く言葉だ)」


すみません3分割になっちゃいました。
>94
ルカキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
出番はあっても活躍のないルカに職人様愛の手をお願いします(*' Д`)ハァハァ
>92-93さん
スルーするつもりだったのに、眠美加が欲しくなったよっ!!(号泣)
うちは美加タンはいても、健タンはいないんだよね・・・
ニセ健たん(ヅラで誤魔化して)ごっこでもするかな・・・
舞踏会会場で捕物騒ぎが起きているというのに案外動じていない招待客の魔族達。
この場の魔物達が全員がかりで大魔王の兵士達に助力すれば事はすぐに決するであろうに、
魔界貴族達もその護衛のものものしい魔物達も特に動こうとはしない。
貴婦人達もひそひそと扇子の影で囁きを交し合いながら成り行きを見守っている。

シンディ 「貴婦人とはいっても、大魔王の后候補というくらいだから根っこは魔女。
       人間の芸人や廃魔女が多少兵士に抵抗しているくらい、何でもないって事ね」
孔雀石 「もしくは、心底余興と信じきっているか。
      人間が多少の魔法の物品の力添えで刃向かった所で勝てるはずが無い。
      反抗しようとして最後にはズタズタにされる愚かな人間達の悲喜劇、
      それ自体が見世物として仕組まれていたと思うのが何も知らない招待客の解釈だろう」
シンディ 「あの子達、案外頑張ってるみたいだけどね」
孔雀石 「君は助けなくてもいいのかい?旧知の仲なんだろう?」
シンディ 「少しくらい手助けしてあげようかと思っていたけど、まだその必要は無いみたい」
孔雀石 「?……成程ね」
魔力の動きを探ってみた孔雀石は、既にルカや四郎や勲を影から魔力でサポートしている者がいるのに気付く。
人の輪に紛れて静観を装いながらも状況を見て随時魔法の障壁を発動させ、
魔兵士の攻撃から四郎達をさりげなく守っているVとesのの。

孔雀石 「あの少年達、若くて活力が有り余ってるのは分かるけどよく頑張るねえ。
      魔力なんてからきし無いくせに。あれが情熱?」
シンディ 「大事なものを取り返すために一生懸命になるのは当たり前でしょう。
       あなた達から見れば力弱いかもしれないけど、だからこそ自分の持ってる力を最大限に振り絞って
       目的を果たそうとしてるのよ」
孔雀石 「…ああ、分かったよ。君達の情熱の元が。それは、『無力』だね」
シンディ 「何ですって?」
孔雀石 「僕は魔界の王子として生まれた。欲しいと思ったものなら大体は苦もなく手に入ったし、
      魔術も武術も特に努力しなくても簡単に身に着いた。
      僕はね、何の努力も苦労もなく全ての事が上の中程度にはこなせるんだ。
      そこから努力して最上にのし上がろうとは思わない。
      上の中あれば、生きてくには不足は無いんだから。
      不足は無いと思ってるから、手に入らないものに欲望も抱けない。
      無力ゆえに努力する力が情熱を生むのなら、僕にはそんなものが芽生えようがないよ」
シンディ 「大した自信だけれど、誇張ではなさそうね。
       魔界では生まれついた才能の優劣が人間界でのそれよりも大きく作用するのは事実だし。
       何となく分かったわ。あなたの心を動かす事があるとしたら、それはきっと歓びや感動じゃ無い。
       あなたが今持ってる上の中『程度』の能力の範囲では叶わない、悲痛で切実な希みが出来た時よ」
102今度は魔界で大冒険 :04/12/20 17:11:28
ミミ猫に走りよる四郎。
ルカに蹴り飛ばされて猫の近くに兵士はいない。
四郎 「ミミ、ミミ、ミミーーー!!」
力尽きて倒れているミミ猫。
膝に乗せて蘇生させるように懸命に撫でる四郎。
四郎 「ごめんな、今まで気がつかなくて。おまえだったんだな。
    おまえがミミの魂だったんだ。待ってろ、今、体を!
    体を取り戻してやるから!!
    目を開けてくれ!頼む、目を開けてくれよ!!
    まさか、もう遅いのか!?俺、間に合わなかったのか!?
    ミミ、目を開けてくれよ。」
猫はぐったりして動かない。
四郎 「畜生、間に合わねえのかよ!ミミ、ミミ、おまえがいなくなったら
    俺どうすればいいんだよ!起きてくれよ。
    アナイスや、つかぴょんや、イサイサがいても、それじゃ駄目なんだよ。
    おまえがいないと駄目なんだよ。
    またいつもみたいに冗談言って、桃饅食いに行こう。
    クソ、クソ、もう少し早く気づいてたら…」
思わず俯いてボロボロと涙をこぼす四郎。
13ミミ 「本当だよ、四郎はいつも気づくのが遅いし、鈍感だよー。」
四郎  「ミミ!」
13ミミ 「でも、間に合ったみたい。桃饅四郎のおごりね。約束だよ。」
子猫の体が発光し、光が少女のシルエットになる。
制服ミミ 「制服ミミと」
制服ナナ 「制服ナナの」
ミミナナ   「「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナ。

制服ナナ 「映画本編も佳境に入り盛り上がる中、話ぬったぎってお送りする裏方突撃隊!!」
制服ミミ 「今回はずっと朱の塔のセットで撮りが続いていた海賊一味の皆さんの控え室にお邪魔しています」
制服ナナ 「皆さん、舞踏会場でのシーンに備え、これまで撮った所のカメラチェックに余念がないご様子」

制服ミミナナがそろーりと近付くのに気付かず、朱の塔の場面のVTRに見入っている海賊一味。
教室  「キャプテンのキスシーン、良かったっすよ。感動して涙が止まらないっす(ノДT)」
レオナ 「そうね、綺麗に撮れてたじゃない」
シルビー 「屈んだ拍子に巫女ののの顔面に帽子落っことしたり鼻と鼻ぶつけてもんどりうったりして
       計12回もリテイク出した甲斐があったじゃない(プゲラ」
キャプテン 「さっきっから俺の恥ずかしいシーンばっかりリピートして観てるんじゃねーー!!!(#*゚Д゚*)」
11番  「キャプテン、やっぱり緊張してました?」
キャプテン 「べ、別に!あんなの、その、人命救助のための人工呼吸みたいなものっていうか、
        や、やましい所は何も無いんだから緊張だってするわけないだろ!
        例えあそこで寝てたのが教室君だってキスぐらいしてやるさ!」
教室  「キャプテン、その気持ちは嬉しいんすけど、俺フォモの気皆無っすから」
キャプテン 「俺だって無えよ!」
シルビー 「じゃあ眠れる姫があたしだったら?」
キャプテン 「………」
シルビー 「顔面の動きだけで拒絶しないでよ!
        っていうか、あたしだったらキャプテンごときのキスじゃ起きないけどね」
制服ミミ 「あのー。キャプテンさん、一つ質問いいですか?」
キャプテン 「うわ!いつの間に!」
制服ミミ 「例えば寝てたのがレオナさんや11番さんだったらどうしてましたか?」
キャプテン 「…(考え込む)別にシルビーと違って積極的に嫌がる理由もないし、
        仲間なんだから別に命救うために口と口をくっつけるぐらい構やしないんだが…」
レオナ 「自分で言うのも寂しいけど、そんなシチュエーションじゃ映画的に全く盛り上がらないわね」
11番  「ごめんなさいキャプテン、王子様ならキャプテンより先代の霊の方がいいです(*´∀`*)エヘ」

(7番  「何故だ、妹よ。あんなにカコヨク危機を救ってやったのに何故兄を指名しない…○| ̄|_」)

マリー 「(時計を見て)私ちょっと出かけてきますね」
マリオ 「え、何処行くんだよ?マリー」
マリー 「えーと…(ちょっと赤くなり)鷹目石さんがね、一緒に怪獣図鑑見ようって誘ってくれたの」
マリオ 「Σ(;゚Д゚)ナンデスト!? あいつ、カメラの外でまで!」
マリー 「だからちょっと魔界の人達の控え室に行ってきますね」
キャプテン 「おう、行って来い。気をつけてな」
マリー 「後でスタジオでー!」
orzとなるマリオを残し、トテテテテ…と走り去るマリー。
8番  「女って男ができると掌返したように肉親につれなくなるわよね」
11番  「そうですか?」

制服ミミ 「魔界の人達の控え室。怖そうだけど、面白そうね」
制服ナナ 「ここはジャーナリストとして!取材に行くしかないでしょう」
制服ミミ 「ではでは、次回の『裏方突撃隊!!』は魔界の控え室からお送りしたいと思います!」
105今度は魔界で大冒険 1/2:04/12/20 21:50:13
魔法で抵抗しながらも、魔王の兵士達に部屋の隅のに追い詰められる
13ミミ(の体)とアナイス(の体)

大魔王 「遊びは終わりだ。さっさと二人とも殺せ。」
兵士  「しかし、あの肉体は「ヒーラー」の娘のもの…」
大魔王 「魂が手に入れば、肉体は必要ない。「ヒーラー」には新しい入れ物を用意してやろう。
それより、エルの魂を消滅させねばならない。魔界には必要のない天使。」

ルカ 「どきやがれ、今畜生!」
全速力でルカが走りより、二人と兵士の間に割って入る。やや遅れて勲が続く。
ルカ 「この娘達の体に少しでも傷をつけたら承知しねーぜ。」
兵士 「人間風情が邪魔をするな。」
電撃のようなもので弾き飛ばされ、部屋の反対側の壁まで吹っ飛ぶルカ。
殴りかかろうとした勲も電気で痺れ、顔を歪めてうずくまる。
ルカ 「くそ、痛ぇ… どうすればいい。」
騒ぎで食卓から落ちたナイフを拾いあげる。
部屋の隅で他人ごとのように傍観している孔雀石の姿が目に止まる。
ルカ、目で勲に合図し、すばやく孔雀石に近づく。

106今度は魔界で大冒険 2/2:04/12/20 21:52:40
大魔王 「早く殺せ。魂も肉体も消滅させよ。」
ルカ  「そうはいかないぜ、おっさん!」
孔雀石を羽交い締めにし、首筋にナイフを突き立てるルカ。二人に飛びかかろうとする兵士を勲が殴り倒す。
ルカ  「取引だ。その娘達を離せ。じゃないとこいつの命はないぜ。」
大魔王  「そんな刃物で、我が魔族の命を絶てると思うのか。」
ルカ  「これが白魔女の護符のついたナイフでもか?」
大魔王  「Vめ…。いつのまにか仕込んでいたか。」
ルカ  「早くその娘達を離せ!てめえの息子の喉が裂かれるのを見たいか!」
孔雀石  「君、無駄だよ。」
ルカ  「うるせえ!人質は黙ってろ。」
孔雀石 「父上は僕の命なんて、なんとも思ってないんだから。僕自身もね。」
ルカ  「何いってんだてめー!」
孔雀石 「親子の情を当てにしてこんなことをするなら、とんだお門違いだよ。」
しかし、さすがに大魔王の子息を人質に取られ兵士は娘達に手を出せない。
孔雀石を盾にして、じりじりとアナイスと13ミミに近づき背にかばう。
ルカ 「イサイサ、その二人を連れて安全なところに逃げろ。アナイスと13ミミちゃんの魂を持っていくまで守ってくれ。」
勲  「わかった。」
13ミミ 「何故こんな無茶をする。何故私とエルを守るのだ。
    おまえ達の探している娘の魂は一人は消滅し、一人は魔王の手に陥るだろうに。」
ルカ 「うるせえ婆ぁ。後で取り返すまでその身体、しっかり守ってろ。」
勲が二人を連れだした後、雷鳴が響き、魔王が発した雷が孔雀石ごとルカを打つ。音もなく倒れる二人。
司 「やばい、ルカが!」
孔雀石 (だから言ったじゃないか… 僕の命なんて父上にとってはなんでもないって…)





107今度は魔界で大冒険?!:04/12/20 22:03:37
鷹目石 「ともだち…? どういう意味だ?」
マリー 「どんなに離れていても、人の心と心を繋ぐ絆のことです」
鷹目石 「そんなものがあるわけない! 側にいるんだ。離れたら忘れるに決まってる!
     おまえはここにいるんだ、それが契約だ!!」
マリー 「じゃあ、私は契約を解かれても… 鷹目石さんの側にいます。信じてください」
鷹目石 「それではおまえは泣くだろう! おまえは…どうやったら泣きやむんだ。俺様は…もう独りは嫌だ。
     おまえを返したくない。俺様は何でも持っている。でもおまえの欲しいものは…持っていない…
     俺様は……おまえの泣き顔は…見たくないんだ……」
マリーは微笑んで、鷹目石の頬に触れた。
マリー 「ほら、やっぱり鷹目石さんは優しいひと。私を大切に思って泣いてくれる、優しいひとです」
温かなものが頬に流れているのを、初めて鷹目石は気が付いた。
マリーの小さな手が、それを優しく拭う。
鷹目石 「涙……俺様が」
マリー 「友達になるには、契約もなにも要りません。心と心が繋がれば、友達になれるんです。
     鷹目石さんがこんなに優しい人だと皆がわかってくれたら、たくさんの友達ができます。
     たとえ住む世界が違っても、心が繋がっていれば友達です。忘れる事なんてありません」
鷹目石 「契約が無くても…俺様は、おまえの『ともだち』になれるのか?」
マリー 「はい。約束します」
鷹目石 「『約束』……」

鷹目石は一瞬目を見開き、何かを決意するように拳を握りしめた。
踵を返すとマリーの横を通り過ぎ、背を向けたまま言う。
鷹目石 「……行くぞ」
マリー 「行く……どこへ?」
鷹目石 「おまえとの契約は『仲間の無事』が媒体となっている。
     あの薄目でドンくさくてトロそうな男はどこに行った? ヤツに怪我されるのは困る。
     俺様とおまえがいなくて、無傷で済むような場所ではないぞ」
マリー 「鷹目石…さん?」
鷹目石 「わかったら一緒に来るのだ! 『ともだち』を助けるんだろう?!」
マリーと鷹目石、セットで欲しい。。
109今度は魔界で大冒険?!:04/12/21 00:07:04
アナイスと13ミミの体(魂はオーロラとエルがそれぞれ入っている)を連れ、回廊を駆ける勲。
正面に、闇ミカによく似た女と手をつないでいるエルシーがいるのに気付き、足を止める。
13ミミは思わずアナイスの手を握り締める。
13ミミ 「魔女L・・・」
L 「姿を変えていてもわかる。お前はオーロラとエルの魂の半分。
   オーロラ、私はもうお前を呪ってはいない。長年の憎しみ、恨みはようやく私の中で溶けていった。
   ただ一つ、教えて欲しい。あの日、『忘却の川』で何があったのだ?
   真実が知りたい」
13ミミ(オーロラ) 「私にもわからない・・・。なぜ私はエルを川に誘ったのだろう。
            そしてほんの一瞬目を放した隙に、大きな水音がして、エルは川に落ちていた。
            ゆるやかな浅瀬だったはずの川は、激流に変わっていた。
            私は必死で手を伸ばした。でも私を巻き込むまいと、エルはその手を取らなかった・・・」
アナイス(エル) 「『ぼうきゃくの川』はとてもきれいだった。楽しくて、オーちゃんといっぱい遊んだの。
           水が光を反射して、虹を作っていた。きれい・・・と思って手を伸ばしたら、川に落ちた。
           水の中で、何かが足を引っ張っていた。オーちゃんの『エル、つかまって!』っていう声は聞こえていた。
           でも、つかまれば、オーちゃんも一緒に引っ張り込まれてしまう。だから・・・」
13ミミ 「先ほどの、大魔王の話・・・あれは!」

「真実が知りたいですか?」

皆、一斉に振り向く。群青の長い衣をまとった夜の女王がいつの間にかたたずんでいる。
L 「お前、時空の支配者大魔女Q・・・」
夜の女王 「知りたいなら、お教えしましょう。240年前の出来事を。
        関係者がそろっている今、時空を辿るのはたやすい・・・」
110今度は魔界で大冒険?!:04/12/21 00:29:32
240年前。悲劇の起こる少し前の、時の狭間。
大魔王宮殿で、その年に魔女になる誓願をたてた子供たちのお披露目がおこなわれている。
皆それぞれに、つたないながらも技を披露している中、エルとオーロラは素人目にもわかるほど実力が抜きん出ている。
魔女Lと魔女O(オーロラの母親)は鼻高々である。
興味なさげに玉座に座っていた大魔王の目が光る。
大魔王 「ミカノ家の娘・・・ただの聖眼持ちではないな。
      翼こそないものの、先祖がえりのあれは完全な天使。魔界に天使とはやっかいな・・・
      あの天使の影響で、魔界の二大勢力ミカノ家とゴス家が接近しすぎているようだ。
      両家が協力すれば、王家に対する脅威。二重の意味で忌まわしい娘だ・・・」
エルは、玉座をじっと見ている。その全てを見透かすような瞳。

その夜。魔女Lの寝室。眠るLの耳元で、夢魔がささやく。
夢魔 「オーロラがエルの親友? オーロラなどエルの足元にも及ばない。
     今日も見たか、悔しげにエルを睨んでいたぞ」

オーロラの寝室。寝苦しく寝返りを打つオーロラ。夢魔がしっかりと彼女を取り押さえている。
夢魔 「おいで・・・『忘却の川』へ。大好きなお友達と一緒に。
     とてもきれいな楽しいところ。さあ、来るのですオーロラ・・・」

悲劇の日。水遊びをする二人の少女。金茶の髪の少女は岸に腰掛けて、足をぶらぶらさせている。
大魔王 「生まれる場所を間違えたな。天使よ、今度こそ天界に生まれ変わるがよい」
急に増える水かさ。水底から伸びる無数の手。金茶の髪の少女は、川に落ちる。
さしのべられた手に、首を振る。そして水底に沈んでいく―――


111今度は魔界で大冒険 :04/12/21 00:55:09
司が倒れたルカに駆け寄る。海賊チームも舞踏会場に入ってくる。
傍観していたシンディ、思わず結界を張って中学生ズと海賊ズに魔物が近づけないように守る。

司  「ルカ、しっかりしろ!大丈夫か?(頬をパチパチ叩く)
    呼吸してない!レオナさん来てくれ!早く!」
レオナ 「強い電気ショックで心臓が止まってるわ。マッサージと人工呼吸を。」
教室  「蘇生術なら俺ら海の人間に任せて下さいっす!」
懸命に蘇生を試みるが、動かないルカ。
シルビー 「馬鹿!ヘナチョコ!あんた、お姫様を助けに来たんじゃないの、こんなところで
自分がくたばってどうすんのよ!」
四郎がミミ猫から受け取り握り締めている琥珀のペンダントが発光し、ルカの頬に生気が戻る。
ルカ 「アナイス…」
キャプテン 「くたばりぞこないめ。心配かけさせやがって!」
大魔王  「あれがヒーラーの力か。魔族でも天使でもない人間界の異能者。ケルトの末裔の娘よ。」

シンディの膝枕の上で意識を取り戻す孔雀石。
シンディ 「生きてたのね。」
孔雀石  「あのくらいの攻撃で命を落とすほどヤワじゃない。」
シンディ 「まったく、息子相手に何の躊躇もなくやってくれるわね。」
孔雀石  「父上はお怒りさ。公衆の面前で魔王の王子が恥を晒したって。僕を捕らえたあの少年は?」
シンディ 「生きてるわよ。あなたの「情熱」は見つかった?」
孔雀石  「まだ。もう少しこうしていてもいいかな…。」
シンディの膝枕で暫しの安らぎを得ようとした孔雀石の元に、大魔王が足音もなく近付いてくる。
思わず孔雀石の頭を庇うシンディ。
大魔王 「我が不肖の息子・孔雀石よ。貴様に命を与える。
       人間相手に恥を晒した恥辱、己が勲功によって贖うが良い」
シンディ 「ちょっと待ちなさいよ、大魔王!さっきは自分の息子を巻き添えにするなんてどういうつもり!?」
大魔王 「貴様は、黒の魔女Dの元弟子…一文字名の継承を破棄した魔女か」
シンディ 「私にはシンディという名があるわ。女を肩書きだけで覚えるなんて、男としての嗜みを疑うわね」
大魔王 「暴言は個性と思って聞き流してやる。余の后として選ばれるために目立とうとする心意気は買うが、
      今は貴様と話をしている場合ではない。後にしろ」
シンディ 「自分の術のせいで息子が黒焦げになってる時に後にしろですって!?」
大魔王 「孔雀石は人間の致死量程度の術では死ぬとは端から思っておらなんだわ。
      万が一死んだとあれば、それは奴が弱かったというだけの話。
      そのような者、元より我が血族には不必要だ」
シンディ 「あなた…!」
大魔王を睨みつけるシンディの膝の上で、孔雀石が弱々しく声をあげる。
孔雀石 「もういいよ、シンディ。父上の言う通りだ。 
      やりたくもないけど、父上が僕に何か役割を与えるのであれば甘んじて受けるよ」
身を起こそうとする孔雀石だが、存外に消耗は大きかったらしくまた倒れこみそうになる。
シンディ 「もうちょっと安静にしてなきゃ駄目よ」
大魔王 「女、余計な口を挟むな。孔雀石よ、貴様一人の力であの人間達を全員血祭りにあげるのだ。
      一人でも生かして返すな。失敗した暁にはどうなるか。分かっておろうな?」
ほんの僅かな時とはいえ安らいだ表情を見せていた孔雀石だが、よろよろと幽鬼のように立ち上がる。
孔雀石 「孔雀石、一命を賭して父上の命を果たしてご覧に入れます。
      もしも使命を果たせぬとあらば、いかなる方法で処断されようと構いません」
シンディ 「この……」
素早く立ち上がり、孔雀石の頬を力一杯はたくシンディ。
シンディ 「馬鹿!簡単に死んでもいいなんて言うな!あんたに死なれたら私が困るのよ!」
孔雀石 「困る…?どうして。別に僕がいようがいまいが君の人生には関係ないじゃないか」
シンディ 「大有りよ!私はあなたに情熱を教えてあげると約束した。
       それを果たす前に死なれちゃ困るし、第一あなたにはここで死ぬ理由も必要も無いのよ。
       夢も希望も愛も…欲望や野望すらも知らない子供が、クソ親父の気まぐれで命を奪われるなんて
       魔界の掟が認めても私は絶対認めない!」
孔雀石 「約…束…」
114今度は魔界で大冒険?!:04/12/21 01:49:42
>73の続き
リヒトとめぐを見送るこはく、ひすいに闇ミカ、白蓮(と鏡の中のD)
ひすい 「あなたたち、これからどうするの?」
闇ミカ 「ゴスサラを探すよ。(師匠、師匠を出すのはその後でいいですか?)
     謝らなきゃ、彼女に。そして、伝えたいことがある・・・」
こはく 「もしかして、これ?(前に闇ミカの手帳から落ちた紙片を取り出す。
      子供っぽくつたない字で何か書いてある)」
闇ミカ 「わわっ! どうして君たちが持ってるの? ・・・まあ、いいや。
      そう、これだよ。初めてゴスサラにあった日に、僕たちが書いた言葉。
      これをもう一度伝えなきゃ」
白蓮 「皆さん、私行かねばならないところがあります。
     デカ健様に、これをお渡ししないと・・・」
縮小の魔法をかけ、懐に入れていた『勇者の剣』を取り出す。
こはく 「神剣?! そんなもの持ってたの? あぶね〜、触ったら塵になるところだった・・・」
ひすい 「・・・あんた、意外に油断も隙もないわね・・・」
白蓮 「?」
D 「とりあえず、だれかあたしをここから出しとくれよ。そろそろ大広間では騒ぎが始まっているようだ。
   危険に災厄、死と運命、あらゆるDを司るこのあたしがこのザマじゃ暴れたりないっていうもんだ」
闇ミカ 「(師匠、もしかしてこのままのほうが世界のためなんじゃ・・・)
      とりあえず僕がリヒトの代わりに背負って歩きますから、師匠・・・」
ひすい 「あ〜、わかったわ。みんなそれぞれ行きたいところに送ってあげる。
      (こはくがね!アタシは空間の魔法、苦手だから)
      でも気をつけてね。あんたたちに何かあったら、めぐが泣くから」
こはく 「じゃあ、扉を開くよ。がんばってね、みんな」
     
      
>108 カモーン!!マリーオーナー!(w
ここだと皆可愛がられてて嬉しいね。
うちのマリー白魔女コスさせたくなっちゃったよ。マリーも居る、型紙本もある、白い布もある・・・ヤルカヤルカヤレルゾya-re-

ありがとうございます。職人様方!
ここのせいで、全然興味なかったマリーがすっごく気になってきた。
てゆうか可愛いよマリーかわいいよ。
>>115出来たらぜひうp
私もマリー興味なかったけど、このスレがきっかけで興味もって
検索して、めちゃくちゃ可愛いマリー何人か見かけて惹かれて困ってるよ…。
孔雀石の唇から漏れた言葉を聞き、軽く眉根を寄せる大魔王。
大魔王 「約束を与える女…か。面倒だな」
大魔王が目を細めた瞬間魔術が発動し、シンディの体が壁に叩きつけられる。
シンディ 「きゃあっ!ちょっと、何す…くっ、力が入らない…!声も…
       (これが大魔王の魔力だっていうの!?そんな、こんなに強大な力があるなんて!)」
そのまま魔力によって押さえつけられ、両腕を広げた姿勢で壁に張り付けられるシンディ。
それに伴って彼女が張った結界も効力を失い、魔兵士達が学生sと海賊sの所に殺到する。
大魔王 「孔雀石よ、まず殺すべきはこの女。余と魔界の掟を愚弄する者。
      貴様とは何やら縁が出来ていたようだが、己の手で断ち切るが良い」
孔雀石 「僕に…シンディを殺せと?」
大魔王 「躊躇う事などない。力無き者は力有る者によって支配される。それが魔界における唯一の秩序。
      この者とて魔女、魔術の力によって人の身に余る生を謳歌してきたのだ。
      魔女が、魔界にあって力高き者に与えられる死を不条理と感じる筈があるまい」
孔雀石 (違う…シンディは、僕に父上の気まぐれで与えられる死は認めないと言った)
      「父上、この女性はあなたの花嫁になるためにここへ参っている者。
       それを血で穢すのは哀れではありませぬか」
大魔王 「…ほう?余に口ごたえしようとは、偉くなったものだな孔雀石」
孔雀石 「違います、僕はただ、父上を慕って集まる貴婦人には慈悲を与えるべきではないかと」
大魔王 「ふむ、それも一理有るな」
孔雀石 「では…」
大魔王 「余の后候補としてこの場にある女の無礼には、余自らが裁きの手を下してやらねばなるまい」
孔雀石 「父上!!」
大魔王が軽く指を振ると、壁に磔になったシンディの喉が魔力によって作られた黒い悪魔の手によって締め上げられて行く。
孔雀石 「やめてください父上!!」
最大出力の魔力を悪魔の手にぶつけて霧散させ、父とシンディとの間に立ちはだかる孔雀石。
大魔王 「孔雀石よ、何のつもりだ。よもやこれ以上父に逆らうつもりではあるまいな?」
孔雀石 「父上、僕は彼女だけは殺させません。約束を果たしてもらうまでは、死なせる事は出来ない」
大魔王 「万事気概の無かったお前が初めて全力を出す気になったのが、下らない女のためとはな。
      それほど大事なのであれば、共に死ね。
      余は百人の后を娶る身だ。子などこれから幾人でも作れよう」
球状の膨大な魔力の塊が放出され、孔雀石諸共壁のシンディを包み込んで押し潰そうとする。
ありったけの魔力でそれに対抗する孔雀石。
大魔王 「ほう、その気になればそれだけの力が出せたか。
      才気は有ったのにまるで活かす事の出来なかった人生。空しいものだな」
大魔王が更に力を寵めると、魔力の塊は更なる力を得て孔雀石の魔力を凌駕する。
孔雀石 (嫌だ、このまま死ぬのは嫌だ!!だって僕は、約束を…)
その時孔雀石の脳内で何かがぱりん、と割れる。
孔雀石 (魔族の呪いが解かれた?……そうか、シンディは約束を守ってくれたんだ)
感情の無かった瞳から、熱い涙が溢れ出す。
孔雀石 (知らなかった。こんなにもこの胸が熱いなんて。僕はこんな所で死ねない!
      シンディを守って、生きて、そして言わなきゃいけない!)
大魔王の魔力による圧迫を受けながらも、孔雀石は残る僅かな魔力で精一杯抵抗し続ける。
孔雀石 (諦めるものか。諦めるものか。諦めるものか……!)
その時、突如大魔王の魔力の塊が消失する。
シンディを壁に磔にしていた力も失せ、その場に倒れるシンディ。
何が起きたのか、と顔を上げた孔雀石とシンディが見たものは。

荒夜  「いい加減にしろよ、オッサン。俺のレディに手出ししやがった報いは存分に受けてもらうぜ」
白い髪を靡かせて立つ、黒いライダースーツ姿の男。
彼の手から放たれている白い炎を左掌に張った防御膜で受けとめている大魔王。
大魔王 「何者だ、貴様」
荒夜  「怪盗、荒夜。そこのレディはお前には不似合いのとびっきりのいい女だ。
      盗みに来たぜ」    
120115:04/12/21 18:51:16
ども。おじ様掲示板にて白魔女マリー貼ってしまいました。
作ってみたら意外と良い感じだったのですが如何でしょう?
やっぱマリマリ可愛いぞーーー(親バカ御免)

>>116 調子に乗ってうpしてしまったではないですか(w
>>117 マリーはまだ店頭売りもWEBもありますよ〜あなたのマリーが呼んでるよ〜

それでは名無しに戻ります。失礼しました。
121今度は魔界で大冒険:04/12/21 19:15:26
シンディ 「遅かったじゃない!私がこの男に蹂躙されるのを手をこまねいて見ている
      つもりかと思ったわよ」
荒夜 「あいかわらず口の減らない女だ。そこが俺にはたまらない魅力だけどな」
シンディ 「もう一人の人にも同じセリフを言ってもらいたいものだけど、無理でしょうね。
      待っていたわ!(最後の言葉と同時に荒夜に飛びつく)」
孔雀石 (あいつか、あいつがシンディが待っていると言っていた男か)
シンディを軽々と抱き上げると、荒夜は大魔王に白く発光する玉を投げつけ、超人的な脚力で駆け抜ける。
孔雀石 「シンディ!」
シンディ 「(荒夜に抱かれたまま孔雀石に顔を向け)望んだものはもう見つかったはずよ」
孔雀石 「そうじゃない!君が好きなんだ!」
わずかに荒夜が嫌な顔をし、シンディは飛び切りの魅力的な微笑みを浮かべる。
シンディ 「ありがとう。あなた、いい魔物になるわよ」
そして、鮮やかに姿を消す荒夜とシンディ。

宮殿の裏口、モル天と見張りをしつつ居眠りをしていたクリスが人の声に目を覚ます。
荒夜 「このへんでいいかな」
シンディ 「ええ、降ろしてちょうだい」
モル天 「おい、おまえら!こんなとこで何を始めようってんだ?」
シンディ 「何って、あの子たちをおいて私たちだけで逃げるわけにいかないじゃない」
荒夜 「ここから援護しようと思ってな」
夜の女王 「王は妃が出ていくたびに、子供らに一つずつ呪をかけた。
      水晶には『絶望』、孔雀石には『虚無』、鷹目石には『孤独』、翡翠と琥珀には『彷徨』。
      呪は自ら気づかなければ、その存在も知らず心を蝕み続ける。
      空虚な心を開く鍵は、空間を超える心の絆」

女王は夜闇の空間で、優雅に指先を空に泳がせる。
ほのかな光を放ち、王宮内の光景が次々と浮かび上がる。

夜の女王 「解き放たれた者達が集い始める」
シンディを守って戦う孔雀石。
鷹目石がマリーを連れ、主塔に向かった者達の後を追う。
水晶がふるう術からは、清浄な気が発せられている。
ひすいとこはくが手を繋ぎ、主塔への道をたどっている。
そして、邪魔な長いドレスの裾を引き裂き走り続ける、くんの姿。

夜の女王 「呪はあとふたつ」
かつて大鏡があった壁を見つめ、立ちつくす黒曜。
怒りの形相で主塔への空間を飛翔する辰砂。

夜の女王 「すべてが解き放たれ、すべてが集うとき… 運命の輪がまわり始める」
巫女ののを追い、駆ける海賊達の姿。
消えた眠ののを探し、主塔を目指すセシル。
次々と浮かんでは消える、人間界からの客人達の姿。

夜の女王 「時の狭間が終わるとき……すべてが終わり、また、始まる。
      この世界の行き着く先は……神ならぬ身には知る術もない…………」
>>120
見てきました。マリ鷹ネタも書いてたので嬉しいです。
ていうか、服作れる人うらやましい。
でもって、素敵なステッキって、まさか…

保管人さま、いつのまにか十幕の保管ありがとうございます!
くんは感情の赴くままに走り続けた。朱の枝塔の中腹にさしかかる。
くん 「11番!」
11番 「くんさん!」
走ってきた勢いのまま、くんは11番を抱きしめる。
くん 「私の術が発動したのがわかった。どうして帰らなかったの!」
11番 「二人が限界って言ってたでしょう。先輩達を送り返すだけで精一杯で…」
11番は照れくさそうに微笑んだが、激しく咳き込み始める。わずかではあるが、毒の魔術で負傷しているらしい。
11番 「くんさん、お願い。キャプテン達を助けて。私も行きたいけれど…足手まといになる」
くん 「わかった。必ず……(咳き込む11番を見て)しっかり! どうしたら…」
7番 「これは我らが治療し、無事に人間界に送り届けよう」
11番 「兄さん……」
くん 「その紋章は人間界の……。兄…? 兄弟……」
二人の見交わす目に、絶対の信頼が見て取れる。
くん 「私も…… 兄弟達と分かり合えるだろうか」
7番 「心次第だ。何事も」
くん 「心……そうか…そうだな。姉様と分かり合えたように…。キャプテン達を追うわ」
11番 「くんさん、これを」
11番は、くんから預かっていたサークレットを差し出す。
くん 「それは、あなたが持っていて。お方様からいただいた力は、私の内に2つ残っている」

14番が作り出した青白く光る転移の魔法陣に、3人の姿が溶けていく。
11番 「また会えるわね、くんさん!」
くん 「会いに行く。約束する! 姿は変わっているかも知れないけれど…必ず!」
11番 「必ずね! 忘れないから、待っているから……!」
光が消えると共に、声も響きを残して消えていく。
くんは、ふと今の自分の言葉を思い出した。
『約束』。胸の内側から、溢れるようにこぼれた言葉。何と暖かく、心地よい響きだろう。

くん 「……行こう。すべてを、終わらせなければ」
くんは涙を拭くと、ふたたび主塔に向けて走り出した。
125単発ネタ:04/12/21 19:46:03
15番「あんちゃん〜、イブ予定とかあんの〜?
14番「おまえは…何度兄さんと呼べと言わせれば気が済むんだ。
   予定なんかある訳ないだろ。
   25日からアフターだぞ、残業に決まってる」
15番「確か先々月にフルチョの何番だっけ?彼女できたってゆってたじゃん
   できたばかりの彼女ほっぽっといていいのかよ〜
   また、『仕事と私とどっちが大切なのよ!!』とかゆってふられるぜ〜?
   俺もう修羅場は嫌だよ〜」
14番 ギクッ
  「いや…でも彼女にはちゃんと伝えてあるし、分ってくれてるはずだと…」
15番「だって元旦もアフターだろ〜
   口に出さないだけで絶対たまってるぜ〜
   早めのうちに埋め合わせしておいた方がいいんじゃねぇの?」
14番「……まあ、確かにそれも一理はあるな…」
  そそくさと携帯を取り出す14番、しかしボタンを押す前に携帯が鳴り出し、
  慌てて通話ボタンを押す。
14番「はい、14番ですが…
   7番様?はい…『時の狭間の…』いや、でも今回はsige様は関与しないと…
   …はい……では様子見という事で…はい…」

15番 軽く溜息をつく。
  「こりゃ今回もだめそうだな〜」
126ミミ純小ネタ:04/12/21 20:21:28
林檎なので窓はズレマス

                  ∧ ∧
もう年末だねー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                                  ∧ ∧
クリスマスパーティは美味しいものいっぱいだよ(*´・ω・)人(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                             ∧ ∧
大晦日は紅白とお鍋パーティーだもん(*´・ω・)人(・ω・`*)ネー( ゚Д゚)

                               ∧ ∧
お正月はコタツにミカンで激太りだもん(*´;ω;)人(;ω;`*)ネー( ゚Д゚)
127108:04/12/21 21:01:35
白魔女マリー見た。。。背中押されまくりだよーーかわいいよーーー
前から気になってはいたんだけど、ほんとにお迎えしてしまいそう。。
>>120
小さな白魔女マリー見ますた。マリーもかわいいけど服もいいね。
目の保養になったよ。GJです。
129116:04/12/21 21:43:25
>>120
かーわーいーいー!!!
言ってよかったよ。すごくいいもの見た。
憂いを帯びた優しい顔っていうのかな、他のミニにないタイプだ。
白がすんごく似合う。
てか、あなた、仕事はやー!乙!
大魔王宮殿、主塔一階の片隅。
人気の無い回廊で倒れていた巫女ののは、ゆっくりと体を起こす。
巫女のの 「ここは…(周囲を見渡し)そうでした。私、キャプテン様に目覚めさせられて、
        そこですぐにご先祖様を身に宿らせたのでした」
??  (巫女のの、のの一族の当代の巫女姫)
巫女のの 「私の中から呼びかけておられるあなた様は、ご先祖様なのですか」
??  (そうです。私は妹と共にいにしえの命約を果たさねばなりませぬ。
      貴女の妹も我が妹をその身に宿らせています。
      急ぎなさい、大魔王の待つ場へ。私の導きに従い、さあ)
巫女のの 「そんな事をして、眠ののは安全なのですか?
        霊媒の術は長く修行を重ねてきた私でようやく使いこなせるようになった、危険で難しい術。
        私と違って修行を積んでいない妹が、こんな魔の瘴気の濃い場で霊格の高いご先祖様を宿らせて、
        本当に戻ってこられるのですか??」
??  (それならば…)
内に宿る建国の姉姫に問いかけつつ足を進める巫女のの。
その前に、銀髪を無造作に纏めた男が現れる。
辰砂  「今表に出ているのは我が花嫁殿の方か。それは都合が良い」
巫女のの 「あなたは、魔界伯辰砂」
辰砂  「ほう?俺を知っているのか。こうして意識のある状態で顔を合わせ言葉を交わすのは初めての筈だが」
巫女のの 「私には夢を渡り枕に立つ力があります。あなたの事は全て夢で見ていました」
辰砂  「ならば話は早い。父に死を約束し魔界に滅びを齎す者をこのまま行かせる訳には行かない。
      順序は狂ったが、お前をこの場で俺のものにする。
      さあ、純潔の姫よ。その穢れ無き唇に猛毒のくちづけを。俺と契約せよ」
巫女ののに向かって手を差し伸べる辰砂。
??  (巫女のの、わたくしの力を使いなさい。この者の魔力、貴女では太刀打ちできません)
建国の姉姫は巫女ののと意識を入れ替えようとするが、巫女ののは静かに首を横に振る。
巫女のの 「その必要はありません。この者は、『私』が救わねばならない人なのですから」
131今度は魔界で大冒険?!:04/12/21 22:02:40
次々と学生Sと海賊に襲い掛かる魔族の兵。
キャプテン 「あぁああああ!!キリがねぇーーーーっ!」
レオナ 「こいつら、この前の虫の魔物みたいね。」
ルカ  「そうなると纏めてやっつけるしか手はないってことか?!」
四郎に全員の視線が集まる。
四郎  「では、皆様のリクエストにお答えして、不祥、橘四郎歌わせてもらいます!」
四郎はにやりと笑うとジャラーンとリュートを弾き鳴らした。
司   「わーっ!ちょっと待て四郎っ!」
ミミ猫 (つっ、司君!お願い上着のポケットに入れてっ!)
慌てて司のスーツのポケットに身を隠すミミ猫。
シルビー 「ちょっと待って!耳栓、耳栓っ!」
慌てる一同、あまりの慌て振りに何が起こったか解らない様子の兵と貴族達。
叔父様  「黒ナー君、こっちのテーブルに隠れるんだっ!」
黒ナーシャ  「はいでつっ。」
V    「esちゃん、耳を閉じて伏せてっ。」
es    「なっ、なにが始りますの?!」
ペンダントをポッケにしまい叫ぶルカ。
ルカ  「全員耳を塞いで伏せろーーーっっ!!」

四郎  『君におくるセレナーデッ!! 第108章 「奇跡の再会」』
四郎の歌と共に光だすリュート。ゴォオオオオオと城全体が揺れる。
回廊にいて難を逃れた勲達が広間の方に顔を向けた。
13ミミ 「なにっ?」
エルシー 「・・・お城が揺れてる」
魔女L  「まさかっ、大魔王がっ!!」
勲    「いや、アレは…。」
言葉を切ると一つ安堵の息を漏らす勲
勲    「四郎だ…。」
ジャイ○ンより凄いよw
133131:04/12/21 22:13:12
>130タソ、豚切ってしまってゴメソ
ちゃんとリロすればよかった(´・ω・)
>130の続き
辰砂  「俺を救うだと!?何を世迷言を」
強引に巫女ののの手を握り、引き寄せる辰砂。巫女ののの腰を抱き、右手で頬を撫でる。
辰砂  「この俺の手は蠱惑の毒を持つ。俺が意識して触れた女は必ず俺に魅了され、
      身も心も俺に捧げ従属するようになる。自我を滅ぼし愛の狂気へと堕とす毒だ」
巫女のの 「そして、それはこれまでの長い時間、あなたの心を傷つけてきた諸刃の刃」
まるで意識を揺らがせず、巫女ののは辰砂の右手を取って静かに下に下ろす。
逆に辰砂の瞳には動揺が走る。
辰砂  「何故だ?何故お前は俺の毒に穢されない?
      無垢な巫女姫、一滴の墨を垂らしただけで黒く染まるであろう心が、何故?」
巫女のの 「あなたは純潔の巫女は穢れに弱いものと思っているようですが、
        本当はその逆。穢れを祓い清めるのが巫女の務め。毒は、私には効きません」
辰砂  「ならば、剣によって斬り捨てるまでだ。俺のものにならぬというのであれば容赦はせぬ」
腰から剣を抜き払い、巫女ののに向ける辰砂。
巫女ののは動じず、じっと辰砂の目を見返す。
巫女のの 「確かに純粋な剣の技を用いられれば、私はあなたに簡単に斬り伏せられるでしょう。
        でも、あなたが心の中で本当に私に望んだのは、従属ではなかったはずです。
        眠りの中で、私はあなたの過去を夢に見ました。
        あなたが今までに愛した女性達があなたに愛された途端自我を失い奴隷になり果てる。
        それはあなたにとって歓びではなく、何にも耐えがたい呪いだったのを私は知っています」
辰砂  「人の心の中を覗き見とは、悪趣味な姫様だ。…それで、お前は俺を救うために何ができる?
      自分の意思で俺の花嫁になり、俺の傍にいるというのか?」
巫女のの 「それは出来ません。私には他に心を捧げるとても大切な方がいるから」
辰砂  「それでは結局お前に俺を救う事など出来ない」
巫女のの 「代わりに、あなたにかけられた呪いを解いて見せます」
辰砂  「馬鹿な、俺の…呪い…(何かに気付いたように自嘲し)無駄だ。それは父に与えられた呪い。解ける筈が無い」
巫女のの 「大丈夫です。必ず解けます。お願いします、私を信じて!」
>131
禿ワロタw
136130:04/12/21 22:19:59
>133
こっちこそ投下の間隔空けてしまってスマソ。
本文が長すぎると怒られてあっちこっち削ってたら1/2と2/2が20分も空いてしまったよ。
137今度は魔界で大冒険?!:04/12/21 23:20:28
恐る恐る目を開く一同。広間は先程までの賑やかな様子とはうって変わって閑散としていた。
四郎の歌で魔力の低い魔物達は消し飛び魔力の強い魔界貴族達でさえも気を失って倒れている。

司  「歌のレベルよりも破壊力のレベルが上がっているってのはバンドマンとして
   どうなんだよ…。コイツトオンガクヤルノヤダ…orz」
ルカ 「ところで四郎。この歌ってどんな詞なんだ?」
四郎 「なんだよちゃんと聞けYO!この歌はな、運命的な出会いをした二人が数々の困難に
    会いながらも絆を深めていくという歌なんだぞ。ちなみに第108章の「奇跡の再会」では
    第105章で離ればなれになった二人が劇的な再会をするという内容だ。」
キャプテン 「…ヘェ(冷めたもの言い)。」
シルビー 「じゃあ、さっきの第108章で大円団ってこと?」
四郎  「いや、今続きでこの後二人は微妙なすれ違いから別れるってのを書いてる途中。」
司   「思うんだけどそれ、歌にするよりも小説にしてどっかに投稿した方がいいんじゃないか?」
四郎  「そうかなぁ…?(´・ω・) 」
息せき切って駆け込んできたセシル。広間の状況に愕然とする
セシル 「うわぁ…。さっきの揺れってやっぱり四郎か…。」
四郎  「やっぱりって、どういう意味だよ。」
キャプテン 「どうした王子?なにかあったのか?!」
セシル 「キャプテン!眠ののを見なかったか?どうやら眠ののに妹姫が憑依したらしく
    僕の目の前で消えてしまったんだ!」
『妹姫?』
セシルの言葉に反応するように玉座付近の瓦礫の山から真っ黒なオーラが染みだしてくる。
その邪悪な気をいち早く感知したミミ猫。司のポケットから顔を出しそちらに向かって威嚇する。
司   「どうしたミミ…!あれは…魔王?!」
キャプテン 「化け物が…。」
『絶望』、『虚無』、『孤独』、『彷徨』己が子らにかけた呪が返され変わり果てた醜い姿の魔王。
黒いオーラを纏った化け物は愛しそうな目で天を見上げた。
『おいで、終末の書の乙女達よ…。』
うわ、カオナシみたい!
凌 「司さん、遅いですね」
ゴスサラ 「そうね。あたし、昨日は一睡もできなかったの。眠くなってきちゃった・・・」
凌 「僕も。昨日は緊張して眠れなくて・・・」

隠れている机の下で、こくりこくりと舟を漕ぐ二人。そこにたどり着いた闇ミカ(と背中にくくりつけられた大鏡のD)。
闇ミカ 「やっぱりね。何でか知らないけど、かくれんぼの時にはいつも机の下だよね、ゴスサラ」
ゴスサラ 「・・・ん〜、闇ミカ」
凌のウィッグの前髪を掻き揚げ、眠い目をこするゴスサラ。まだ少し寝ぼけている。
闇ミカ 「ごめんね、ゴスサラ。遅くなって。約束破ってごめん。
     初めてあった日に二人で決めたよね。ずっと一緒にいる。絶対泣かせない。二人で楽しいこと、いっぱいしようって」
闇ミカは、握り締めた手を開く。そこにはゴスサラが落とした涙が変化した黒真珠があった。
闇ミカ 「あれ、おかしいよね?魔族なのに約束なんて。でも、僕は今でもこの約束を大事に思っている。
      ごめんなさい、ゴスサラ。もう遅い?君にはもう許せない?」
ゴスサラは顔を横に向けている。
ゴスサラ 「・・・なんで闇ミカが謝るのよ。約束を破ったのはあたしなのに。
       あなたは何も悪いことをしていない。ミカノ家がどうであっても、関係のないこと。
       なのにあたしから、さよならって言った。悪いのはあたしよ」
闇ミカ 「ゴスサラ!」
ゴスサラはぽろぽろ涙ををとしている。
闇ミカ 「泣かないで、ゴスサラ、これ見て」
ゴスサラ 「やだ、これ」
先刻、こはくに渡された紙片を広げる。黒のクレヨンで、いかにも子供の手によると思われる
フリルやレースのたくさんついたドレスの絵が殴り描きされている。一番下にはタイトル。
『夢のようふくや やみのきこう子』
ゴスサラ 「これ、初めて会ったときに二人で描いたやつ・・・」
闇ミカ 「三つ子の魂、百までだよね。僕、父に親でも子でもないって言っちゃった。
     魔界貴族じゃない、ただの寺『闇の貴公子』の闇ミカです。
     お付き合い願えませんか、ゴスサラ嬢」
ゴスサラ 「・・・光栄です。ほんとにうれしい。あたしでいいの?闇ミカ?」
闇ミカ 「僕には君じゃないと駄目」
闇ミカに飛びつくゴスサラ。
凌 「(どうしよう。いつまで寝た振りしておけばいいのかな・・・)」
D 「(背中に師匠を背負って、愛の告白とはやるじゃないか。
  ただの寺って自己紹介してたけど、あたしはまだあんたたちを弟子から破門した覚えはないんだよ)」

「こんなところでかくれんぼですか、ディアーヌ」
不意にかけられる声。全員驚いて、振り向く。先ほどやり過ごしたはずの黒曜が立っている。
黒曜 「貴女が去る未来、貴女が父に奪われる未来、どれも私には耐えられない。
     ならばいっそ世界を壊してしまおう。
     私にとって意味のある世界、それはこの鏡の中だけ。
     苦しませはしません。私もすぐにお供します、ディアーヌ」
闇ミカの告白、素敵だ。
とりあえず「アナイスー!!」だけ連呼している連中に聞かせてやりたいよ。
「アナイスー!!!」しか連呼しない連中も
その「アナイスー!!!」にいろいろ込められていて
漏れは好きだガナー
何かっちゃあすぐに「あああああ綾さん」とどもるつかぴょんも好き
黒曜イイ!
なんか、リアルにいそうでいないようなヘタレ王子様な感じ。
ホレタ
魔界編、映画時間ではたぶん今日の早朝ぐらいにゴスサラのところに速達が届いて
物語がスタートするんだね。
(2004年師走のある朝で、明日は祭日で終業式はやらなそう、明後日はクリスマスイブになるところから推測)
みんな、これからの10日間をがんがって駆け抜けてー。
闇ミカ  「どういうこと。苦しませないって…。」
黒曜  「君は…ミカノ家のご子息だね。そこにいるのはゴス家の令嬢。
     なるほど君達がそういう仲なら、父に愛する女性を奪われんとする私の痛みも
     理解できよう。」
ゴスサラ 「そんなの理解できないわよ。あんたなんかと闇ミカを一緒にしないでよ!
      この人はね、MSDより小さい時からずっと頑張ってきたのよ。
      貴族の家系という重圧を撥ね退けて、自分らしく生きるために頑張ってきたのよ。
      大魔女Dに弟子入りしたのだって、家名のためなんかじゃない。
      黒魔術を身につけて一人前の魔導師として自立するためよ!
      闇ミカは自分のために、そしてあたしのためにお父様も捨てたわ!
      いつまでもファザコンで反抗も出来ないあんたなんかと全然違うわ!」
黒曜  「魔界貴族といえども、王の血を受け継がぬ家系に生まれた君達は幸福だ。
     この身に受けた呪いは他人にはわからぬのだ。退いてくれ、君達を巻き込みたくない。」
闇ミカ 「そうはいかないよ、あんたが師匠の何なのかしらないけど、僕らにとっても師匠は
     大事な先生なんだから!この鏡を壊すなら僕を倒してからにしたら!」
魔女D 「闇ミカおやめ。あんたのかなう相手じゃない。」
闇ミカ 「師匠のいいつけでもやめません。ゴスサラ、黒ナーを呼んできて!早く!」
ゴスサラ 「すぐに戻るわ。」蝙蝠に変身して飛んでいくゴスサラ。
黒曜  「君を傷つけるのは本意ではないが仕方がない。」
黒曜が手をかざすと、炎の龍が闇ミカを襲う。闇ミカが手で印を切ると、龍は氷りつき崩れ落ちる。
すかさず雷音とともに、いかづちが闇ミカに向かうが、すんでのところで結界を張り防御する。
闇ミカ  (防御だけじゃダメージを与えられない…。攻撃は苦手なんだ。もっと練習しておけばよかったよ。)
手のひらから小さな光りの玉を発し、黒曜に投げつける闇ミカ。
黒曜はマントをひるがえし跳ね返す。
闇ミカ 「っつ!(駄目だ、基礎能力が違いすぎる、無駄に消耗する前に、なんとか鏡と凌君を転移させないと)」
黒曜 「逃がさない。」麻痺の呪文を詠唱する黒曜。転移の術をかけるのに気を取られていた闇ミカは防ぐ間もなく黒いもやに包まれた。
闇ミカ (…しまった!身体が…。ゴスサラ、師匠、凌君…)意識が遠のく闇ミカ。

凌 「どうしよう…。このままじゃDさんが…。」為す術もなくガクブルで立ち尽くす凌。
ふと、ゴスサラと交換して着ていたローブのベルトに、護身用の杖が入っているのに気づく。
凌 「…!!」
黒曜に杖を振り上げ向かっていく凌。
凌タンがんがれ!愛のために!
闇ミカとゴスサラ凄い好きなので二人が出てくると凄く嬉しい。
闇ミカって決める時にビシッと決めててイイ男だよね。
139読んでホロリときてしまった。
元々サラ好きなんだけど。。。。
読めば読む程ゴスサラと闇ミカが欲しくなるよ。。。。
どっちも持ってないのに
サラスキーでスタンダードサラ(メイクは自分で変更)ばかり4体いるんだが、
ゴスサラお迎えしたい・・・デフォのままで可愛がりたい。
もちろんカップルで闇ミカも隣りに座らせたい。

100マソくらい貯めなきゃむりぽ
151勝手にメイキング:04/12/22 13:43:53
四郎  「ねぇねぇ、この前も思ったんだけどさ。
     俺がリュートで歌うところの特撮ってすごいよね。
     あんなに大勢飛んでひっくり返ったり、大広間が一瞬で瓦礫の山!!」(゚∀゚)ノシ
シルビー「どうしてあぁなったか、あんた知らないの?」
四郎  「うん?俺、心をこめて目を瞑ってセレナーデッしてたからな。なんで?」
シルビー「………」
ルカ  「そ、それだけお前の歌はすごいってことだろ。」
四郎  「えっほんと!
     実は、第37章『驚愕のこの電話番号は使われておりません』を作り直してみたんだ。
     ちょっと聞いてみて。」
司   「わーっ!ちょっと待て四郎っ!」
シルビー「ちょっと待って!耳栓、耳栓っ!」
ルカ  「全員耳を塞いで伏せろーーーっっ!!」


  歌・略


監督  「……せっかく作り直したセットが〜〜〜……」
「君におくるセレナーデ」全108章のタイトルを頭から全部読んでみたくなってきたよ。
どんな紆余曲折のある話なんだ…
煩悩セレナ〜デ
154今度は魔界で大冒険?!:04/12/22 22:46:28
>110の続き
夜の女王が示した真実に、一同呆然と言葉も出ない。夜の女王は、いつの間にかいなくなっている。
膝から崩れ落ちる13ミミ(オーロラ)。立ち尽くす魔女L。衝撃的な映像にショックを受けるエルシー。
それに気付いた勲は「大丈夫」と頭をなでる。
ぎり、と魔女Lが歯をかみしめる音がする。
魔女L 「仕組まれた対立・・・そんなもので240年も我々を操っていたのか、大魔王よ」
13ミミ 「そんなくだらないことで、エルを・・・・
      たった一人の、私の、私たちの光を・・・」
アナイス(エル)は首を振る。
アナイス 「エルの体はあの川に沈んだ。でもエルはいつも、どこにでもいることができるようになった。
       おかあちゃま、オーちゃん、エルはいつもそばにいるよ。
       おかあちゃまとオーちゃんが悲しいのが、エルも一番悲しい。
       だからもう、泣かないでね・・・」
13ミミ 「エル!」
ふ、と崩れ落ちるアナイスの体。その体を抱きしめる13ミミ。
エルシーもきょろきょろとあたりを見回す。
エルシー 「エルちゃん、行っちゃった・・・?」
いとしげにその光景を見つめていた魔女Lは口を開く。
魔女L 「オーロラ。その体を少女に返しておやり」
13ミミ 「魔女L?」
魔女L 「代わりに私の体に入るがいい。
     老いたとはいえ、私も一文字を預かりし魔女。お前も奪われし一文字の魔女。
     たとえ命尽きようとも、大魔王に一矢報いずにはおくまい」
黒曜 「愚かな……」
振り上げた杖はあっけなく黒曜に弾かれ、凌は壁に叩きつけられる。
黒曜 「人間ごときの力で、我らに敵うものか」
凌  「僕だって… 僕だって戦える!」
D  「(無茶はおやめ)」
凌  「やってみなくちゃわからないよ!」
ふたたび杖を振り上げ、黒曜に攻撃する凌。しかし、いくら振り回してもかすりもしない。
何度もはじき飛ばされ、次第に息が上がっていく。杖を支えに立っているだけでやっとだ。
黒曜 「おとなしく立ち去れば、たかが人間の命ひとつ取らぬというものを」
凌  「やりもしないで諦めるもんか… 綾ねえを助けるためにここに来たんだ。
    魔法が使えなくても、力が無くても、僕だって戦う!」

夜の女王 (…一つの呪の枷が震え始める)

凌  「『何もしないで諦めることは、挑戦して失敗するよりも悪い』って綾ねえが昔言ってた。
    綾ねえはいつも僕たちを助けてくれた。今度は僕が助ける番だ。」
    もう、僕たちのことで綾ねえを泣かせたりしない!!」
凌は力を振り絞り、杖を振り上げて走り出した。
凌  「僕は絶対に諦めない!!」

夜の女王 (呪の名は…『諦観』)

鈍い音がして、黒曜の肩に凌の持った杖が振り下ろされた。
だが、黒曜は微動だにしない。ダメージを与えられなかったのは明らかだった。
凌は力尽き、黒曜の足下に崩れ落ちる。もう、立ち上がる気力も無い。
黒曜 「アヤとは誰のことだ」
凌  「……僕の…僕たち兄弟の、大切な姉さんだよ。僕たちを育てるのに、
    いっぱい苦労していっぱい頑張ってくれてる大切な人だよ」
黒曜 「負担なら捨ててしまえば良いではないのか」
凌  「黒曜さんこそ、どうして大切な人まで不幸にしようとするんですか。
    Dさんのことが好きなら、どうして未来まで諦めてしまうんですか!」
D  「そういえば…そうだねぇ。あんたは何をするにも悩むうえに覇気がなかったね。
    あたしに求婚するときもそうだ。最初から『駄目だ』って顔に出ていたよ。
    あたしは自分に自信のない男は嫌いだよ。本当のあんたは、何処にいるんだい?」

黒曜 「人間。アヤを助けるためなら、その命、惜しくないか」
凌  「惜しいよ。僕が死んだら綾ねえが悲しむ。泣いている綾ねえは、もう見たくない。
    僕も生きて家に帰る。僕だけじゃなくて、ここに来ているみんなと一緒に」
黒曜 「……そうか…俺は最初から…すべてを諦めていたのか。これが…呪い……」
しいんと静まりかえった部屋に黒曜の独言が響く中、空中に魔法陣が現れゴスサラと黒ナーが落ちてきた。
動かない闇ミカを見つけ、ゴスサラが悲鳴を上げた。
ゴスサラ「主塔が大変なことになってて…  !! 闇ミカに何をしたの! 黒ナー、早く鏡を……」
黒曜 「その必要は無い」

黒曜が鏡に手をかざす。やがて鏡が眩しい光を放ち、Dの輪郭を生み出していく。
輝きに闇ミカが気を取り戻し、ゴスサラは支えるように肩を抱きしめた。
光が消えると、そこにはいつものDの姿があった。
闇ミカ・ゴスサラ 「「師匠!!」」 
D  「劇的な復活、ってところかい? ああ、狭いところにはもう飽き飽きだよ」
黒曜 「無礼を許していただけるか、ディアーヌ」
D  「その先は後で聞くよ。今はやるべきことがある。
    闇ミカ、ゴスサラ、黒ナー、主塔まで転移の陣を張るから準備しな!」
黒曜 「ディアーヌ…いや、『D』か」
ばたばたと弟子たちが走り回る中、Dは凌に微笑みかけた。
D  「良い顔してるよ。あいつにあんたくらいの覇気が、これっぽっちでもあれば良かったのにねぇ」
祝・Dたま復活!
>150
銀座の天住みで、ゴスサラなら見かけた事があるよ。
お迎え出来ますの札が付いていたような気がする。
がんばった凌にごほうびのチュv(デコ限定)は無いのでつかDたま・・・
なんだかドリーム沸いてますゴメン
杖の先でオデココツンvとかな
漏れも沸いてまつスマソ 
では、がんがったへたれ黒曜に手の甲限定くちづけも・・・
「眠れる姫を救うのは王子のくちづけ」っていう伏線は
今回の囚われの姫君キャラ全員に適用されるのかとも思ってますた。
なので、Dたまが鏡に閉じ込められたばかりの頃
「これは凌タンが鏡にチューしてDたまを蘇らせるオチになるんだろうか」
と夢想してたよ。
解決方法(黒ナーの持ってる鏡)が提示された時点でボツにしたけど。

途中でゴスサラも捕まり、キスして目覚めさせるために形から王子に入ろうとした闇ミカが久々に王子ミカになる、
というネタも考えたけどこれもボツ。
全部終わったら他の職人さんのボツネタも読みたいな。
没ネタというか初期プロットを読み返していて、
・めぐとこはく・ひすい、夜の眷属の反乱分子に誘拐される
・リヒト、めぐの無事を祈って『愛の100人限定蕎麦』を打つ
・・・
とかいうメモが出てきた。
・・・そんなネタを考えていたことさえ、全く覚えていなかった・・・
愛の100人限定蕎麦が禿しく気になる。
今回職人さんの参加数が多そうだし、全員の没案を使ったら
選択肢式のノベルゲーを作れそうだね。
>158
うちの闇ミカの隣に座らせたくて、パの後銀座までゴスサラ探しに行ってみたけどいなかったよ・・・
聞いてみれば奥にいたのかなぁ。
縁があればいつかうちにも来てくれるよね、と思ってます。
150タンにもご縁があるといいね。
そっか、ちゃんとプロット作ってる職人さんもいるのか…
漏れインスピレーションで行き当たりばったりだったよ。
伏線を確認してから書くようにはしてるけど。
せっかく作ったプロット、漏れの振ったネタで没にしてたらゴメソ!!

でも思わぬ方向にネタが転がっていくのもスリリングで楽しかったり。
物語中でトラブルを発生させる時は誰も続きを引き取ってくれなかった時に備えて
一応自分でも解決法を漠然と考えておくんだけど、
他の職人さんが自分の初期解決案より良いアイデアを出してくれる事が多くて
凄く嬉しいよ。
他の職人さま、いつもありがd。
今更なんですが…投下した後に書き直したいセリフが出てくるよ。
修正機能なんで無いんだーー(号泣)ってジタバタ。
未熟者でご迷惑お掛けしているかもしれません…。
書いていてとても楽しいです。皆様にありがとう。
>166
毎日一読者としてわくわくしつつ、書き手としては
「うわ〜そうきたか。だったら、この手を・・・」と、すごく楽しいです。
リレー形式、大好き。
読んで下さる皆様、他の書き手の皆様、本当に感謝しています。
読み専門ですが、毎日すごく楽しみにしてます。笑ったり泣いたり。
ほんとにありがとう。
171今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 01:41:16
主塔に向かい、白の枝塔の螺旋階段を駆け下りるデカ健とミシェル。
そこに白蓮が舞い降りる。
白蓮 「デカ健様! よくぞご無事で!」
デカ健 「白蓮遅いぞ!お前がいたら羽根であっためてもらえたのに。
      『勇者の剣』はもってきたよな」
白蓮 「はい、ここに」
ミシェルはコートを脱いで、デカ健の肩にかける。
ミシェル 「ケンコさん、すみません。気が付かなくて。
       これでもないよりはマシです」
デカ健 「サンキュー、借りとく。冷えた所で桃まん食ったから、腹こわしそうで・・・
      主塔に急ぐぞ。嫌な予感がする。
      大魔王のかけた呪いは、大魔王自身の封印にもなっている。
      後一つで、その封印が破られる・・・!」
ミシェル 「白蓮ちゃん! こんなところによく来ましたね」
白蓮 「ミシェルさん・・・
     (ミシェルさんには、私が小さな子供みたいに見えるのかな?)」
ミシェル 「もう一息です。この時の狭間に関わる人々が、まもなく一点に結集する。
       長い悲しみが終わり、時が再び動き出そうとしています」
「エル」って「輝ける者」っていう意味なんだっけ
(だから天使の名前の後ろには「エル」がつく)
職人さんズすごい。
173ブッタギリ@短編:04/12/23 02:34:00
司  「クリスマス、アフターだけど、オレも綾さんも今回のアフターは用がないし。
   13ミミに教えてもらったケーキの美味しい店の予約して…ワクワク」
銀ミカ「…残念だけど。
   僕が予約した銀座の一流店のディナーの方が、綾には似合ってるね。」
司  「綾さんは肩の凝らなくて、甘い物が美味しい店が好きなんだ!」
銀ミカ「おコちゃまはこれだから(w」

純  「ネェネェ。おねーちゃんはどっち派?
   『イブはおしゃれなお店でスイーツ満喫』
   『イブは一流店で豪華ディナー堪能』」
綾  「なにいってんのよ、純。私がイブに遊べるわけないでしょ?
   閉店後、速攻でクリスマス装飾外してお正月ディスプレイよ。
   イブの夜に、13子達にいつまでも残ってもらうわけにもいかないから、
   私は毎年徹夜なのよ。」

司&銀ミカ 「Σ(゚Д゚;)ガーン」
>162
四郎たちが魔界で彷徨ってる時に押し掛け厨と間違われるとか
凌がクリスマスエディションに変身するとか
小ネタばかり思いついてはボツにしてます。
もっとカコいいの思い付きたいよ・・・
>173
13初期子達にはイブを過ごす彼氏がいるのか。
蛇煮ヲタやブラヲタやレイヤーを容認してくれる寛容な彼氏が。
>>175
一緒に
蛇煮コンサート行ったり、植毛してる横でアイにカラーフィルム張ったり、ペアコスしたり、
してくれているんだろう。
177今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 06:28:20
同じころ、のの王国。
『時の狭間暦』採用のこの国では、今日は国民の休日である。
魔界と境界を接しているこの国ではあるが、占い師・霊能力者が多いため、『時の狭間』対策がそれなりにできており、
この日に外をのんきに出歩いているのは、何も知らない観光客くらいである。
のの王宮、女王の執務室。
重臣 「・・・いよいよ明日は、『のの王国三千年祭』。姫様方、そして婚約者殿。
     万が一女王お戻りなき場合、つつがなき式の進行をお願い申し上げまするぞ」
巫女のの? 「わかっております、皆様方」
眠のの? 「式自体は『魔界への扉』前で行われ、国民の前に姿を現すのは、最後にバルコニーに出るときだけ。
        やり遂げて見せますわ」
セシル? 「長旅で、姫様方もお疲れです。打ち合わせはこのくらいで・・・」
 ??  「きっと、明日までには陛下も戻られます。ご安心なさいませ、皆様」
退室する、重臣たち。ため息をつく、ロイヤルファミリー?

29番(セシルの王子服) 「すみません。お店が休みに入るなり、お呼びたてして。
                 もちろん旅費滞在費の一切は、のの家が負担しますので・・・」
りあ(巫女服・巫女ののウィッグ) 「いいんです、お正月の予定は特になかったし。でも、いくらバルコニーから手を振るだけって言っても、
                      わたしが巫女ののちゃんって言い張るのはかなり無理が・・・。私美白じゃないし」
眠ナナ(同じく眠ののの格好) 「いくら眠り目って言っても・・・ 人口の7割がのの族のこの国で、
                    私が店長の振りをしても絶対バレると思うんですが」
眠ミュウ 「3人はいいわよ。少なくともesのの陛下には帰ってきていただかないと。
       いくらなんでもミニっこのあたしが女王様の役をするのは、無理がありすぎますからね!!」 
178今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 10:43:16
>134の続き
巫女ののは、辰砂の手を取る。先日esののに焼かれた手は、癒える気配もない火傷の痕を残している。
巫女のの 「あなたの呪は深く魂に溶け込み、その苦しみも深い。
        なぜならば、この魔界と言う世界にかけられた呪、それと名を等しくしているからです。
        あなたの魂の枷、その名は」
巫女ののは、辰砂の目を見据える。
巫女のの 「渇愛」
辰砂も目をそらさない。見交わす視線の狭間で、強いせめぎあいが続く。
巫女のの 「それは魂の飢え。魂の渇き。
        身食いのように、あなたを内から焼き滅ぼす。
        あなたがこの呪に抗えば抗う程、呪はあなたを締め付けてきました。
        難破船で飲み水の無くなった水夫が、苦しみのあまり海水を口にしたときのように。
        お待ち下さい。今、水を・・・」
巫女ののは、辰砂の傷に唇を落とす。そして、冷えた手を温めるように、両手で包み込む。
清らかな気が、辰砂の身の内に流れ込む。そしてみるみるうちに、酷い火傷が治っていく。
辰砂 「巫女姫・・・」
巫女のの 「もう、愛を恐れる必要はありません。呪は解き放たれました。
        愛しても愛しても真実の愛を得られない地獄から、あなたは解放された」
辰砂の血色の瞳から、涙が落ちる。瞳の色は、いつしか澄んだ赤に変わっている。
辰砂はそっと巫女ののの手を離す。
辰砂 「俺は今、この呪いより確かに解き放たれた。
     しかし、この呪いは同時に父上をかろうじて人としての形に留める枷でもある。
     枷が外れた今、父上は原初の形に戻ってしまうであろう。
     俺を救った、巫女姫よ。
     お前は、その手で父を殺すのか?
     父上にとっての救いは、もはや死しかありえないのか?」
巫女のの 「魔界伯辰砂。大魔王の元に参りましょう。
        確かにわたくしは今、建国の姉姫を身内に宿らせています。
        彼女が大魔王と交わした命約、それは死。
        しかし、大魔王には生をもたらす姉妹も約束されているのです。
        二組の姉妹が同時に揃えば、生も死も越えた大魔王の真実の願いが叶う時が来ます」
179今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 13:34:52
白鳥   「…様…、美加様?」
女神美加 「もう大丈夫です。心配かけてごめんなさい。
     お兄様もどうやら無事だったようね。
     なんなのかしら、お兄様を何か大きな力が包んでいる。
     魔の力でもなく、神の力でもない。言うなればこれは」
白鳥   「愛の力とでも?」
女神美加 「お兄様を誰よりも愛しているのはもちろん私だけど」
美加の脳裏をミシェルがよぎる。
女神美加 「あの少年…本人も自分の潜在能力に気づいていないようだけど、
     何かはかりしれない力を秘めているような気がする。
     そう、かつて天界に神をもしのぐ絶大な力を持つ天使がいました」
白鳥   「私たちの大先輩、大天使ミカエル様ですね?」
女神美加 「神の座を奪うかと見えたその瞬間、大天使ミカエルはふたつに分裂した。
     ひとりは自らの行いを恥じ、魔界に堕ちていった。
     そして、もうひとりもやがて天界から姿を消した。
     天使だった記憶を失くして人間界をうろついているという噂も聞いたけど、
     本当のところは私も知りません」
白鳥   (本当だったら、本当だったら…)
女神美加 「今、お兄様の手に『勇者の剣』が渡されました。
     運命は私たちをどこに導こうとしているのでしょう。
     運命に逆らうことはできないけど、自分の力で運命を切り開くことはできる。
     あと、もう少しです。どうか、みんな、がんばって」
180今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 14:30:31
ほとんど惰性で弱小魔物の攻撃が続く叔父様邸。さすがに疲れを隠し切れないサシャ。
一瞬の隙をついて魔物が襲い掛かる。
翔 「サシャ、あぶない!」
サシャ 「きゃあっ!」
カイが剣で魔物をはらい落とす。
カイ 「サシャ、ダイジョウブ?」
翔 「サシャさんはもう休んだ方がいいですよ。女性なんだから無理しないで」
サシャ 「でも、私、料理もできないし、ここでは仕事の腕もふるえないし、
    他にできることなんて何もないんですもの」
カイ 「サシャ、ソレデモ…」
翔 「いいんですよ。ここにいてくれるだけで、すごく心強いんです」
サシャ 「なんだか私、守ってもらうだけのか弱い女みたいで、いつもの私じゃないみたい。
    極限状態が続いて、気が弱くなっているのね」
翔 「何を言っているんですか。それに、こんな時でもないと、僕がサシャさんを守ってあげられる
    ことなんかないんだから」
カイ (コイツ、オレガイイタイコトヲゼンブイイヤガッテ)
翔 「(カイか睨み付けているのに気づいて)前から言いたかったんですけど、カイさんはまだ
    サシャさんに彼氏と認められているわけじゃないでしょう?
    僕の方がずっとサシャさんと一緒に仕事しているわけだし、後から来たくせに
    彼氏づらしないで欲しいんですけど」
カイ 「ナンダト!」
28番 「ちょっとちょっと、何やってるんですか?仲間割れしてる場合じゃないでしょう。
    サシャさん?」
サシャ (私をめぐって男たちが対立?今までにないシチュエーションだわ。
    はっ!私ったら、何を…。緊張が続いているせいね)
一方、台所で。
まどか 「きゃっ」
チャイナりお 「まどかさん、どうしたか?」
まどか 「わたくしとしたことが、指を切ってしまいましたわ。極限状態が続いているせいですわね」
銀ミカ 「珍しいね、まどかさんが」
28番 「絆創膏おいておきますから、使ってくださいね」
まどか (わたくしも、か弱い女になってみたいものですけど…)
181今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 19:39:13
>137の続き
うごめく大魔王と思われる黒い化け物。おぞましさに後ずさりする一同。
四郎 「何かやばくねーか、あれ」
司 「どうみてもラスボスだろう。まだ、今ならこっちに関心を持ってないようだ。
   いったん引くぞ。ミミとアナイスを元に戻さないと」
そうと決まれば話は早く、脱兎のごとき勢いで大広間を脱出する。
全員おそろしさに、振り向くことさえできない。足の遅いはずのシルビーまで先頭を切って走っている。
最後に部屋を出たVとesののが扉に封印の魔法をかける。
V 「アレ相手じゃ何の意味も無いけどね・・・ 時間を稼げたらラッキーぐらいね」
いくらも行かないうちに、勲、エルシー、13ミミと(海賊と学生は)知らない女に出くわす。
アナイスは膝を抱いた眠るような状態で、宙に浮いている。
ルカ 「アナイスの体!」
四郎 「13ミミもだ!返せ!」
13ミミ 「今、返そう。この体の持ち主、おいで」
司のポケットから飛び出るミミ猫。魔女の様子の変化に戸惑う。
ミミ猫 「(どうしたの、この人。泣いてる・・・?)」
13ミミ 「お前とアナイスにはすまないことをした。謝って許されるとは思わない。
      だがお前たちのおかげで、私は240年前失ったたった一人の友に、再び巡り会うことができた。
      私の呪いは解けた。ありがとう・・・・ありが、とう・・・・」
13ミミの目から流れ落ちる涙を、皆静かに見守る。そっと魔女Lが声をかける。
魔女L 「オーロラ。時が無い。術を始めよう」
13ミミ 「ペンダントを、私に」
ルカが守り抜いた、琥珀のペンダントを渡す。
13ミミ 「喪われし半身よ、今こそ半身の手を取れ。
      魂と肉体、不可分の同胞。再び分かれる日なく原初に帰れ」
ペンダントがまばゆい光を放つ。光は、アナイスと13ミミ、ミミ猫を包みこむ。
182今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 22:55:15
光が薄れると猫の姿はなくなり、13ミミの手にあったペンダントも消えていた。
宙に浮かんでいるアナイスがゆっくりと瞳を開いていく。
アナイス 「叔父様…エルシー…。」
ニコリと微笑むと体に重力がもどりガクンとその場から落ちるアナイス。
叔父様  「アナイスッ!」

間一髪、アナイスの下にズザーッと駆け込みクッション変わりになるルカ。
アナイスは慌ててどき何度もルカに謝る。
アナイス 「ルカ、大丈夫?ごめんなさい。ごめんなさい。」
ルカ   「イテテ 大丈夫、大丈夫。」
アナイス 「ルカ、…ごめんなさい。…それと、ありがとう。」
ルカ   「/// きっ気にすんなよ。アナイスが無事ならいいんだよ俺は…。
      たてるか?なんなら俺がおぶっt」
背中に冷たい物を感じ言葉が途切れるルカ。腰のレイピアに手をかけるセシル。
リュートを構える四郎。そしてなんの迷いもなくルカに銃の照準を合わす叔父様。
アナイス 「ルカ、どうかしましたの?」
不思議そうにルカを見つめるアナイス。そこに銃の照準を合わせたまま叔父様が
近付いてくる。叔父様に気付くとぱっとアナイスの顔が明るくなった。
アナイス 「叔父様!」
銃をしまいそっと手を差し伸べる叔父様。その手を掴み立ち上がろうとするアナイスの
体を勢いよくひっぱりそのまま抱き上げる(お姫さまだっこ)。
叔父様  「アナイス、ルカ君はここまで着くのに色々と大変な道のりだったらしい。
      あまり無理はさせないほうがいいだろう。なぁ、ルカ君」
アナイスを抱えてにっこりとルカに微笑む叔父様。
ルカ   (こっ、このオッサン…)
そんな大人気ない叔父様が好きだw
ルカ 「汚えよな。活躍したのは俺らだっていうのに、叔父様だけ美味しい所持っていきやがって」
四郎 「まったくだよ。な、セシル。・・・セシル?」
ギャグ顔になってアナイスをお姫様抱っこしたままの叔父様を睨むルカと四郎。
だが、セシルはシリアス顔のまま身を翻す。
セシル 「叔父様、アナイスはお任せします」
叔父様 「セシル君?」
セシル 「僕は眠ののを探します!」

そして消えた眠ののを探し、回廊を駆けて行くセシル。
セシル (大魔王に死の約束を齎すという、のの王国建国の姉妹。
      今は巫女ののちゃんと眠ののに憑依しているという。
      彼女達が来れば、あの化け物だって倒せるだろう。
      でも・・・・・・)

―眠のの 「お姉様、セシル、助けて!
        私が私でなくなってしまう・・・」 
>164
100人蕎麦で、大晦日中に年越し蕎麦を、
1人で100人前の出前をする四郎を想像してしまた。
セシル (眠ののは僕に助けを求めていた。眠ののは分かってるんだ。
      このまま妹姫を憑依し続けて、力を振るったりしたら自分がどうなるか)
息の続く限り走るセシルの胸に、眠ののの思い出が蘇る。

―― 「あなたがわたしのおムコさんね? わたしはねむのの。よろしくね」
―― 「あなたを追ってハイランドに来たの。私も今日からここに住むわ」
―― 「そりゃ、アナイスはいい子だけど。浮気は許さないからね!」
―― 「セシル、見て、オクで落札した新しいドレスよ。似合う?」
―― 「いつ、どんな状況で出会っても、私はセシルを好きになる。
     セシルにも私を好きになってもらいたいけれど、それ以上に私が彼を好きなの。
     ただそれだけ・・・」

セシル (いくら大魔王を倒せても、代わりに眠ののを失うなんて絶対に嫌だ!
      眠のの、僕だって君が)

迷路のような広く入り組んだ大魔王宮殿の中、セシルは何かに導かれるように迷い無く進む。
その先で、こちらに向かってゆっくりと歩を進めてくる人物に出会う。
流れる白銀の髪、伏せられた眼差し。
よく見知っているはずの彼女の身から、普段とは明らかに違う強い”気”が発せられている。
セシル 「眠のの・・・」
なぜだろう・・・
セシルを見ていると諸星○たるを思い出す・・・
高橋留○子ネタで恐縮なんだけど
自分は綾、司、銀ミカネタを見てるとめぞ○一刻を思い出す時がある…
>185
硝子の仮面をかぶって出前するんだなw
>188
ソレダ(゚∀゚)
190今度は魔界で大冒険?!:04/12/23 23:55:42
魂の戻った13ミミ。体に戻れた喜びもつかの間がくりと膝から崩れ落ちる。慌てて近付く四郎。
四郎 「おいっ、大丈夫か?」
13ミミ 「だっ、大丈夫なんだけど…。なんか…体が鉛のように重いの…。」
魔女L 「そうだろうねぇ。魂と肉体を剥がされただけじゃなく、その体でオーロラが魔法を使って
    いたから随分と体力を消耗したんじゃないか?まぁ、2・3日寝てれば調子も戻るだろうよ。」
13ミミ 「そんなぁ〜。」
四郎 「仕方ねぁなぁ。」ほらっとしゃがみ込み背中を向ける。
13ミミ 「? なに?」
四郎 「おんぶ。とっとと乗れよ。いつあの化け物が出て来るかわからないんだから。」
13ミミ 「(真っ赤)う、うんっ。」
恥ずかしそうに四郎の背中に手をかける。13ミミが乗ったのが解ると立ち上がる四郎。
13ミミ 「あのね・・・。四郎。」
四郎  「ん?」
13ミミ  「気付いてくれて・・・ありがとう。名前呼んでくれた時嬉しかったよ・・・。」
四郎  「・・・あんま感謝するなよ。本当ならもっと早く気付かなきゃいけなかったんだから
     ・・・ギリギリまで辛い思いさせてごめんな。」
四郎の思いも寄らない言葉に吃驚する13ミミ。ううんと首を横に振る。
13ミミ  「気にしないで。実を言うと四郎は絶対に気付かないと思ってたんだから。」
四郎  「! なんだよっ、それっ?!」
13ミミ  「え?だって超鈍感の四郎が解るわけ無いって普通思うじゃない。
     イサイサ辺りなら気付いてくれる可能性あるけど・・・。」
四郎  「あーーーっっ、もうお前猫の時の方が全然可愛かったぞ。今から元に戻してもらえっ!」
13ミミ  「なっ、なによーーっ!(・・・だから)。」

魔女O (あれがお嬢ちゃんが占ってきた少年か・・・。確かに超鈍感だね・・・。)
魔女L 「オーロラ?」
魔女O (だけど、とても真直ぐで暖かい優しい子だよ。あのお嬢ちゃん見る目はあるみたいだね。)
二人のやり取りを見つめる魔女LとO。
13ミミ (・・・だから、四郎が気付いてくれたのがすっごく嬉しかったんだよ。)
>190
13ミミ可愛いよ。乙女だよ。
シロミミネタ大好きだ。
職人さまGJ!
192今度は魔界で大冒険?!:04/12/24 00:37:47
大広間で蠢く、かつては大魔王であった黒い化け物。次々に『諦観』『渇愛』の呪いも跳ね返され、
もはや形を留めぬ不定形の塊と化している。
塊はゆっくり移動し、意識を失った魔界貴族たちを次々に飲み込んでいく。
サラノマーマも意識を失っていたが、ふと気が付くと、目の前に化け物が迫っている。
「ギャーーーーーーー!!!!!」
考えうる限りの声で絶叫するサラノマーマ。
彼女が今にも飲み込まれそうになった瞬間、目の前に結界の障壁が張られ、
体が宙にすくい上げられる。
転移の魔法陣で移動してきた、Dの弟子たちと稜。マーマの体は、半変化で背中にカラスの翼を生やした闇ミカがかかえている。
マーマ 「ミカノ家の! 何で?」
闇ミカ 「ゴスサラを生んでくれたお母さんだし。人として(魔族だけど)見て見ぬ振りはできないでしょ、やっぱり」
ゴスサラ 「ママ!」
マーマ 「ゴスサラちゃん! 無事だったのね。早く逃げて!
      この化け物にはかなわないわ!」

D 「・・・あたしがいるよ」
上目遣いで、ちろりと唇をなめるD。
D 「大魔王、あんたを倒せるとはさすがにあたしもうぬぼれちゃいない。
   だが、あたしだって一文字背負った魔女。
   ちょっとの間、あんたと遊んであげるよ。
   破壊、災厄、死、消滅・・・ Dっていうのは良い名前だ。
   どの運命をお望みだい? 大魔王」
Dタマカコイイ!!
魔界編が始まってから、叔父様スレキャラでタロットを作ったら誰がどのカードになるだろう?
と妄想してみたりしたよ。
Dたまは「魔術師」かと思ってたけど、「死神」出来そうなのもDたまぐらいだね。
Dたま「月」も捨てがたい・・・
女教皇は巫女ののか。
恋人はニコ&13のの?
死神は銃構えた叔父様どうだろう。って夢みすぎ?
いややはり真の死神は橘家の長男…うわなんだおまえやめ
「魔術師」ならマギーでも...
ってあの子は手品師か。w

男爵の口をこじ開け様としているリヒト。
魚奪われたか?
アナタンは太陽かな?
塔はsige?
愚者は絶対ミシェルだな。
節制は綾タン。
隠者が荒夜で、大陽はでか健様かなぁ?
アナイスは星も良いかも。
戦車はキャプテンで…って楽しくなってきた。
住人で写真持ち寄ってタロット作りますか?(笑)
20413のの&ニコ:04/12/24 02:45:02
恋人達は勿論私達よね
205204:04/12/24 02:46:46
御免ガイシュツですた。
切腹ーーー!!
アナイス=星ドウイ。
審判はデカ美加様、デカ健様は世界もどうかな。
>イ`
審判は天使s、世界は女神美加様
悪魔は・・・闇ミカとゴスサラか?
女帝は眠のの?(es様なんだろうけれど、レギュラー優先で)
『運命の輪』で夜の女王
『吊された男』で…ルカ? ごめん。
0・愚者 :ミシェル
1・魔術師 :D、マギー
2・女教皇 :巫女のの
3・女帝 :眠のの
4・皇帝
5・法王
6・恋人 :ニコ&13のの
7・戦車 :キャプテン
8・力 :リヒト
9・隠者 :荒夜
10・運命の輪 :より(夜の女王ver.)
11・正義
12・吊られた男 :ルカ
13・死神 :D、叔父様、四郎
14・節制 :綾
15・悪魔 :闇ミカ&ゴスサラ
16・塔 :sige
17・星 :アナイス
18・月 :D
19・太陽 :アナイス、デカ健
20・審判 :デカ美加
21・世界 :デカ健、デカ美加

ダブリ含めて今出てる候補挙げてみたらこんな感じか。
皇帝はセシル、法王はリンクかな?
確かタロットで大天使ミカエルが正義かなんかなので
ネタ踏まえてミシェルか闇ミカ入れてほし。
イメージちと違うか。
タロットでの意味とは違っちゃうけど塔と言ったらサシャ。
漏れも塔と言えばサシャだな。
まどかは?
塔といえばサシャだけど、塔ってものすごく悪いカードだぞ・・・・
>213
それ言っちゃうとどのカードも悪い意味持ち合わせてるからなぁ。
あくまでもイメージで、で良いんじゃない?
>212
だぶっちゃうけどまどかを入れるとしたら太陽かな。
太陽―まどか、星―アナイスで。

>213
塔は正位置で破産、逆位置でどん底からの回帰、らしいから
サシャらしいと言えなくも無い。
昔は箱に引き寵もったりしてたしね。
色々ぬったぎってクリスマス話を投下します。
話そのものは単発読みきりですが、設定は魔界編準拠です。

2004年12月24日、夜。
のの王国に向けて航海を続けていた海賊船の上で船上クリスマスパーティーが行われる。
メインマストに大きなリースが飾られ、硝子で覆われた大量のクリスマス・キャンドルに照らされた甲板は
即席とは思えない情緒に溢れ、海賊達もワイングラス片手に盛り上がっている。
教室  「(七面鳥の丸焼きをどさっと置いて)料理はまだまだ沢山あるっすから、いっぱいおかわりして下さいっす」
シルビー 「去年は皆でニコと13ののの結婚式やったのよね。
       あーあ、私も来年は皆でパーティーじゃなくて寝ルカ先生と二人っきりでラブラブクリスマスがいいな」
レオナ  「寝ルカ先生は今頃まだ仕事に忙殺されてると思うけど。師走って言うくらいだからね」
キャプテン 「(きょろきょろと辺りを見回し)巫女ののは?」
レオナ  「あの子なら自分の部屋よ。誘ったんだけど、自分は宗教が違うからクリスマスパーティには出る資格が無いって」
シルビー 「宗教絡みは難しいからあんまり強くは言えないしね」
キャプテン 「そうか…」
教室  「…((´●ω・`)となったキャプテンを見て)キャプテン、巫女ののさんの所に夕飯運んであげようと思ってたっすけど
      俺今ちょっと手が離せないんすよ。頼まれてもらえるっすか?」
キャプテン 「!…ああ、行って来る!」
教室に渡されたごちそうとミネラルウォーターの瓶入りのバスケットを片手に階段を降りるキャプテン。

自室で正座し、瞑想に耽っている巫女のの。扉をノックする音ではっと我に返る。
キャプテン 「俺だが、ちょっと開けてくれ。飯持ってきたぜ」
巫女のの 「はい、ただいま」
キャプテン 「邪魔するぜ」
ブーツを脱ぎ、畳敷きになった床の上で胡座をかくキャプテン。
キャプテン 「一人で寂しくねぇか?来たくなったらいつでも上に来ていいんだぜ」
巫女のの 「お心遣いありがとうございます。ですが、私は旅路にあっても美加様にお仕えする身ですから」
キャプテン 「けじめはつけたいって事か。ま、お前らしいっちゃお前らしいな」
喋りながらバスケットを開けるキャプテン。
中の料理も食器の数も、明らかに二人前用意されている。
キャプテン 「(教室君め、余計な気を利かせやがって)…一人じゃ食いきれねえだろ。俺も手伝ってやるよ」
巫女のの 「ありがとうございます。(微笑んで)嬉しいです。食事は一人より二人の方が楽しいですものね」
これから向かうのの王国の事、巫女ののはまだ居なかった去年のクリスマスの事などを話ながら
教室君特製の夕食に舌鼓を打つキャプテンと巫女のの。
食事の後。バスケットの他にもう一つ、小脇に抱えていたものを巫女ののに差し出すキャプテン。
キャプテン 「これ、本当はクリスマスプレゼントのつもりだったんだが」
巫女のの 「でも、私何もお返しをご用意しておりません」
キャプテン 「いいから受け取れ。他の皆にもプレゼントは渡したんだ。お前だけ無しってわけにいかねえだろ」
ほれ、と促されるままに受け取る巫女のの。
巫女のの 「それでは有り難く頂戴いたします。開けてもよろしいですか?」
キャプテン 「ああ」
巫女のの 「では失礼して」
包装紙を丁寧に開いた巫女ののの手に現れたのは、新品の航海日誌。
巫女のの 「これは…」
キャプテン 「お前、前に言ってただろ?アルバムとかそういう昔の思い出を残してある物を持ってないって。
        だから、これからはそれにいっぱい思い出を記録してくれ。
        9番の撮った写真の中で気に入ったのを焼き増ししてもらってもいいし、自分でカメラ買って撮ってもいい。
        寄港地で絵葉書買って貼ったり、美術館や博物館の半券やパンフレット貼ったり、
        旅先で飲んだ酒のラベルとか、摘んだ花押し花にしたりとか、とにかく色々。
        そういうのの説明とか日記とか。後で読み返すと面白いぜ」
巫女のの 「キャプテン様もこういう記録をつけておられるのですか?」
キャプテン 「ああ。航海日誌をつけるのは、先代やその前から受け継がれてきた慣わしだからな。
        俺がキャプテンになってから、もう何冊になったかなぁ…」
懐かしむように片目を細めてから、巫女ののの目を見るキャプテン。
キャプテン 「来年のクリスマスには、また新しいのをやるよ。その次の年には、また新しいのを。
        だから、一年に一冊ずつ航海日誌を思い出でいっぱい埋めて行ってくれ。
        お前って結構マメだから、きっとすげえのが出来ると思うんだ。
        そうやって…ずっと思い出を作って行こうな」
照れ臭そうに笑うキャプテン、巫女ののは大事そうに航海日誌を抱き、こくりと頷く。
その時、25日午前0時を知らせる鐘の音が鳴る。
キャプテン 「もうそんな時間か」
ミネラルウォーター入りのグラスを掲げるキャプテン。
キャプテン 「メリー・クリスマス!……って、しまった!」
ばつが悪そうに視線を逸らす。
キャプテン 「悪い、間違えた。今の無し。あー、何に乾杯しようかな」
巫女のの 「…メリー・クリスマス」
小さく呟いてかちん、とグラスを合わせる巫女のの。
目を瞠るキャプテン。
キャプテン 「お前…」
巫女のの 「…今のは、ここだけの秘密という事でお願いします」       
キャプテン 「アイアイサー。何だ、お前も分かるようになってきたじゃねえか」
その時、廊下の外からミシ、という音が聞こえる。
キャプテン 「…まさか」
足音を忍ばせて扉に近付き、いきなり開けるキャプテン。
ばたばたと室内に崩れこんでくるシルビー以下海賊s。
キャプテン 「………お前らいつからそこに………?」
シルビー 「『飯持ってきたぜ』から…かな?」
キャプテン 「要は最初からずっとじゃねえか!おまいら、雁首揃えて盗み聞きしてんじゃねえよ!」
シルビー 「あんた達、逃げるよ!」
海賊s  「アイアイサー!」
キャプテン 「てめえら、まだ説教は終わってねえぞ!待ちやがれ!!」
ばたばたと狭い船内を駆け回る音が響く。
2004年の海賊船のクリスマスは、いつも通り過剰に賑やかに過ぎていく。
数日後、時の狭間で自分達を待ち受ける運命などこの時はまだ知る由も無かった。
正義は東京少年3人(ハイ黒ver)で、
「1人はみんなのために〜(知ってる人いるかな?)」をやってほしい…
「みんなは1人のために!(シャキーン)」
三銃士か。懐かしいな。
もう一人揃わないとな。
いつになるんだろうね。最後の一人。
きっと来年の夏頃には。
なんかズルズル引っ張りそうだな>4人目
デュマ(゚∀゚)
巌窟王SD編とかもいいなぁ。
眠のの 「セシル、はいこれっ。クリスマスプレゼント。(はぁと)。」
にっこり笑顔の眠ののに対してちょっと怯え気味のセシル。中身を開けると
肩から裾にかけて毛糸(ラメ入り)のバラの立体モチーフが飾られた真っ白い手作りの
悪寒アートなセーターが・・・。
眠のの 「セシルの事を思って一目一目編んだのよー。(にっこり)
     そんな事は『絶対ない』と思うけどもし着てくれなかったら…。」ピキーン☆
セシル 「わっ、わーありがとう。うれしいなぁ、手作りのセーター。(棒読み)」

ルカ  「いいじゃん、手作りの(それが例え悪寒アートでも)セーター。
     なんでそんなに嫌がるかね?」
セシル 「なんていうかさ手作りのプレゼントってなんかその人の思いと期待がこもってて
     重いんだよね…。(溜息」
四郎  「なにを贅沢ぬかしてんだか。俺なんか手作りの(悪寒アートだけど)セーターなんて
    綾ねぇにしか貰ったことないぞ。」
ルカ  「まぁ確かに、眠ののちゃんが作ったと聞くとなんか色々こめられてそうで
     恐い気もするけどな…。」
そこに現れる29番。
29番 「あっ、セシルさん。眠ののさんから手作りセーター貰ったんですね。」
セシル 「あぁ、うん。」
29番 「実はそのバラの立体モチーフ、俺が編んだんですよ(にっこり)。
    眠ののさんの気持ちがセシルさんに届くように一目一目願って編みました。
    そんな事は『決してない』と思いますが『絶対』に着てくださいよ! じゃあ。」
シュタッと手を上げ去って行く29番。
セシル 「…。( ゚Д゚) 」
四郎  「眠ののちゃんの思いだけじゃなく、29番の願いまでこめられた(悪寒アート)セーター…。」
ルカ  「重い、重いなぁセシル(藁」
おお、単発ネタがふたつも!
GJでございます職人様!
>227タソ  29番の会心の笑顔が見えるようなセリフがうまい。
>216-218タソ キャプテンの、以外と純情なところが垣間見えるネタ、私好きだなあ(´∀`*
229今度は魔界で大冒険?!:04/12/24 23:29:20
夜闇の空間に、2つの光が蘇る。
寄り添うように4つの光が並び、中心に瞬く激しい光。
夜の女王。Qの一文字を持つ魔女の指先が、ゆるりと闇を揺らす。

夜の女王 「解き放たれた6つの星。そして……」
懸命に走る、くんの姿が浮かび上がる。

舞踏会用の踵の高い靴は、とうに脱ぎ捨てた。
着慣れなかったロングドレスの裾は、邪魔になってナイフで断ち切った。
この混沌とした空間で転移の魔法陣を使えるほど、自分の魔力は強くない。
それでも、自分を信じてくれた人たちを助けるために、走らなければならない。
心の内側から力がわき上がってくる。
人間達は、長い怒りと哀しみで無力感に包まれていた、自分を変えてくれた。
こんなに自分の心を熱くする存在を、初めて知った。
愛しい人間達。助けたい。何としても、助けなければ。それが『約束』。

王宮はあちこち破壊された跡があり、そこここで貴族達が固まって震えている。
硝子の破片を踏んだのか、足から血が流れているようだが、痛みは感じない。
主塔は、もうすぐそこなのだ。休むわけにはいかない。

夜の女王 「魔王の血をひきながら呪いに囚われず、人間の血をひきながら魔力を得た我が養い子よ」

輝きは夜闇を真昼のように照らし、6つの光までも惹きつけている。

夜の女王 「二つの世界を身に宿し、二つの世界の架け橋となるのか…菫青石。
      我は祈りを捧げよう。すべての命の上に、思い遂げる力が宿るよう……」

女王の背後には、見上げるほどに巨大な砂時計が、光に浮かび上がっている。
さらさらと乾いた音を立てて流れる銀砂は、三分の一を切ろうとしている。

夜の女王 「すべての命の上に… 心穏やかなる時が訪れるよう……」
>186の続き
眠のの? 「三千年・・・あまりにも長き時であった。姉上一人に犠牲を強いて逃げ延びた、あの屈辱。
        ようやく誓いを果たせるときが間近に迫っていると言うのに・・・ 
        何故我が心をわかってくれぬ。器となりし、我が子孫よ」
セシル 「眠ののを、返してくれ」
眠のの? 「お前を見て、憑巫が暴れてかなわぬ。お前を失えば、少しはおとなしくなろうか・・・
        ぐずぐずしている場合ではないのだ。一刻も早く姉上に再会し、命約を果たさねば」
魔剣をかまえる眠のの。普段の彼女と違い、明らかに剣を使い慣れた構えである。
セシルはレイピアを捨てる。
セシル 「僕の命が欲しいなら、持って行くがいい。眠ののに向ける剣は持っていない。
      だが、お願いだ。眠ののの憑依を解いてやってくれ。
      彼女にも、あなたと同じく心から慕う姉がいる。
      眠ののは、たったひとりの姉を救うため、剣も魔法も使えないのに、危険なこの魔界にやって来たんだ。
      同じ血脈の者として、その心をわかって欲しい」
眠のの? 「あの巫女姫のことか。彼女は、既に助け手を得た。
        今、我が姉の魂を運び、こちらへと向かっている・・・何をする!器の娘!」
一時的に体の支配権を奪い返した眠ののは、セシルに向かって気丈に微笑む。
眠のの 「お姉さまが救われた・・・ これで思い残すことは何も無いわ。
      建国の妹姫、セシルは私の命より大切な人、彼を殺せば私も死にます。
      どうか彼を見逃して。それさえ叶えばこの体、貴女に捧げて悔いもない・・・」
セシル 「眠のの、駄目だ!」
眠のの 「セシル、幸せに・・・ 
      お姉さまに伝えて。泣かないでって。
      大好きなセシル・・・」
眠ののの意識が沈んでいく。眠ののの瞳から、涙がこぼれる。頭を抱えてしゃがみこむ眠のの。
眠のの? 「姉を、そしてこの男を想う強い感情・・・
       我が思念が巻き込まれていく。
       三千年降り積もった私の想いよりも強いと言うのか?
       我とて姉上にお会いしたい、ただそれだけなのに・・・」
妹姫に、内から眠ののが語りかける。
眠のの 「(姉君を想う心、愛する人を想う心、貴女と私の心はまるで鏡に映したよう。
      手を取り合うことはできませんか?
      私には剣を振るう腕も、魔力を使いこなす術もありません。
      ただ愛する者を守りたい、この心だけは誰にも負けない!)」
しゃがみこんだ眠ののに、セシルが駆け寄り、抱きしめる。
セシル 「眠のの! 眠のの! 僕のところに帰ってきて!
     僕が君を呼んでいるんだ、眠のの!」
ふっと意識を失う眠のの。セシルの懸命の呼びかけに、ややあって目蓋を開く。
眠のの 「セ、シル・・・?」
その声は、間違いなく眠のの自身のもの。
セシル 「眠のの!」
眠のの 「建国の妹姫は、私に未来を託してくれた。今は私の中で事態を見守っている・・・
      早く彼女を、姉姫に会わせて差し上げなければ。
      そして、古の命約。彼女に代わって、私が叶えてみせる」
クリスマスなので、化け物たちとはいったん休戦。甘々でスミマセン。

ユニ 「じゃあ兄たん、サシャ姉たん、叔父様のおうちのパーティーに行ってきまつ。
     遅くなると思うので、今日はお泊りしてきまつ」
サシャ 「叔父様や皆さんによろしくね。気をつけて行ってらっしゃい」

そして、誰もいなくなった森の塔。カイも「スグモドル」と言い残して出かけている。
サシャは頬杖をついて、窓の外を眺める。
サシャ 「お兄様と翔はお仕事。・・・小さいときは一人なんて、当たり前だったのに。
      カイはどこにいったのかしら・・・」
年末決算の疲れから、そのまま寝入ってしまう。冷気に気がつき目がさめると、辺りはもう暗くなっている。
サシャ 「・・・カイ?」
カイはまだ戻っていないのか、返事がない。膝を抱えて丸くなるサシャ。
カイが息せき切って戻ると、塔には灯一つついていない。いぶかしげにドアを開ける。
カイ 「サシャ?」
サシャは最上階の部屋の窓辺で、膝を抱えて顔を埋めている。カイは灯りをつけようとする。
カイ 「サシャ、ゴメン!・・・イマ」
サシャ 「明るくしないで!今、見せられない顔をしているから」
カイ 「ゴメンナサイ・・・オソクナッタ。ヒトリニシタ。
    サシャ、クライノ、ダメナノニ」
サシャ 「何で知ってるの?」
カイ 「ブンカサイ。オバケヤシキデ、ワカッタ。
    サシャ、オバケハ、コワクナイ。ダメナノハ、クラヤミ」
サシャ 「小さいころ、お兄様と二人きりで生きてたから。お兄様が撮影で留守にすると、私は一人。
      膝を抱えて丸くなっているしかなかった」
カイ 「モウ、ヒトリジャナイ。ゼッタイ、ヒトリニシナイ。
    オレモイル。ユニモイル。・・・ミンナガ、イル」
サシャ 「そうね。そうよね・・・私もいつまでも、塔にいる小さな子供じゃないんだわ。
      どうしたの?それ」
カイ 「クリスマスプレゼント。ランプヲ、サガシテタ。
    コレヲツケレバ、モウ、ヤミハ、コワクナイ」
真鍮と古硝子でできたアンティーク調デザインのランプ。早速灯りをともしてみる。
柔らかな光に、サシャの金髪とカイの白銀の髪が明るく照らされる。
サシャは泣き笑いの顔で微笑む。
サシャ 「私もプレゼントは用意していたけれど。・・・こんなに素敵なものじゃないわ。
      ハンドクリーム。季節柄、仕事で手が荒れるだろうと思って」
カイ 「ウレシイ。・・・モッタイナクテ、ツカエナイ、カモ」
サシャ 「せっかくだから、使ってちょうだいね。無くなったら、また買ってくるから」
二人でゆらゆら揺れるランプの明かりを見つめる。聖なる夜が二人の元に舞い降りる。

サシャ 「それじゃ、気を取り直して。・・・メリークリスマス」
辰砂 「おい、本当に走れるのか。転移の術を使った方が早いぞ。
     お前一人抱いて飛ぶぐらい造作も無いが」
巫女のの 「大魔王の血族の力を借りるには及ばないと、ご先祖様がおっしゃっています」
辰砂 「子孫使いの荒い先祖だな」
T字路になった地点で、向かいの廊下からこちらに向かって駆けて来る二人分の足音を聞く。
セシル 「大丈夫か眠のの、少しペースを落とした方がいいんじゃないか?」
眠のの 「まだ平気。どうしても駄目になったらおぶってもらうわ」
巫女のの 「この声は…」
涙を滲ませる巫女のの。
やがて、こちらに向かってくる人影も巫女ののの姿を視認する。
眠のの 「お姉さま…!」
巫女のの 「眠のの!!」
T字路の交差点で固く抱き合うのの姉妹。
巫女のの 「ありがとう、眠のの。私のためにこんな所まで来てくれて。怖かったでしょう?」
眠のの 「いいえ。本当に辛かったのはお姉さまの方だわ。
      良かった。無事で本当に良かった……」
その頭上。
霊体となった建国の姉姫と妹姫が見詰め合っている。
姉姫 「妹よ、ようやくこの時が来ました」
妹姫 「我ら姉妹の宿願。大魔王に死の約束を」
二人は同時にT字路の縦線に当たる廊下に向けて振り向く。
姉姫 「あの先に、大魔王は居る」
妹姫 「そして、大魔王に生を約束する姉妹も」
巫女のの 「…行きましょう、眠のの」
どちらからともなく手をつなぐ眠ののと巫女のの。
眠のの 「全ての決着は、大魔王の元で」

辰砂 (約束された死と生。それが一体何なのか。父上、そして魔界はどう形を変えるのか。
     兄上、水晶、孔雀石、鷹目石、ひすい、こはく、そして……くん。
     俺の血を分けた兄弟達。共に見届けようではないか。
     それが魔界の王族としての俺達の…恐らく最後の義務だ)
>232-233
カイサシャいいね。
朴訥で思いやり深いカイが好きだ。

テスト板でハイ黒外伝のサシャのエピソードも始まったし、
サシャ好きとして嬉しいよ。
職人様s、GJ!
ここの影響で、遠夜がうちに来ることになったよ。
長いチャイナ着せて中国茶店のマスターにするんだ。
てんちょーお迎えオメ!
純のお兄ちゃんや荒夜の寄り道相手になれた人はいるかな?
怪盗召還しちまいましたよ…
店長いるからいいやーと思ってたのに……
カイサシャいい・・・(うとり
240今度は魔界で大冒険?!:04/12/25 15:08:31
弾かれたように、不意に空を見上げる魔女V。
V 「・・・esちゃん」
es 「ええ、V。始まったわね。わたくしたちも行きましょう」
L 「私たち(中の人のオーロラ)も行かせてもらうよ。
   最初で最後かもしれない、大魔女同盟だね。
  ・・・おやおや、Dは大暴れのようじゃないか。
  まだまだSD130、若いねえ」

舞踏会のあった大広間。
ゴスサラ 「・・・闇ミカ」
闇ミカ 「うん、ゴスサラ。目に焼き付けておこう。
     手加減なしの、師匠の『本気』だ。
     もう一生見られるかどうかわからない」
不定形の化け物に対し、無心に力を振るう魔女D。唱える呪文や結ぶ印はあまりにすばやく、
魔術の心得のある二人にも、黒い閃光のようにしか見えない。
黒い雷が空を引き裂き、雷鳴が鼓膜を叩く。
黒ナーと凌、サラノマーマは一まとめに、シャボン玉のような保護結界の中に入れられ、そこからDの姿を見つめている。
黒ナー 「お師匠、すごいでつ」
凌 「Dさん・・・」

次元の狭間から、Dの戦う姿を見守る黒曜。
黒曜 「流石だ。私が一目で恋に落ちたあの日のまま・・・
     ただ一人の我が美しき女、D」

多少動きは鈍くなったものの、黒い化け物がさほどダメージを受けた様子はない。
D 「ふん。初めからお前を倒せるとは思っていない。
   あたしの力を結界に変え、お前をこの部屋で縛り上げる。
   V、覗き見してないでさっさと手を貸しな。
   この石ころの変な仕掛けはあんたのものなんだろう?」
塔の上のクリスマス。

タイトルがいいね。
V、esのの、Lも姿を消し、施錠された大広間の扉の前で立ち尽くす叔父様・アナイス・エルシー・学生s・海賊s。
扉の向こうから聞こえて来る激しい破壊音から、中で魔女達による凄まじい戦いが繰り広げられているのが想像される。
マリオ 「師匠、大丈夫かな。…それにマリーも」
心配そうなマリオを励ますように、肩に手を置く寝ルカ。

その時一際大きな爆発音が響き、大広間と廊下を隔てる壁にメキメキと亀裂が入る。
D  「V!あんたの術には加減ってものが無いのかい!?」
V  「だってぇ、これはVちゃん特製・何が起きるか分からないびっくり大呪文だもぉん(はぁと)」
L  「不確定にする代わりに効果を高める、か。制約をつけて術の効能を上げるのは基本だけど、それにしても」
es 「壁は保たないわ!大魔王の行動を封じるのに集中して!」
大広間から魔女達の物騒な叫び声。
途端、壁面ががらがらと崩れ落ちて来る。
叔父様 「危ない、皆逃げろ!」
叫ぶが早いかアナイスとエルシーを両脇に抱え、飛びのく叔父様。
四郎 「ミミ、しっかり掴まってろ!」
それぞれ壁際から離れようとするが

寝ルカ 「あっ」
躓いて転び、コンタクトを落とす寝ルカ。
寝ルカ 「前が見えない」
四つん這いの状態で進む寝ルカの上に、大きな瓦礫が落ちて来る。
シルビー 「寝ルカ先生!!」
寝ルカを庇おうと飛び出すシルビー。
二人が瓦礫に押し潰されそうになった瞬間、何処からともなく放たれた電撃によって四散する瓦礫。
小さな砂粒だけがパラパラと落ちて来るのを不思議そうに見るシルビー。
寝ルカの目の前には、いつ現れたのかマリーを連れた褐色肌のMSD少年が立っている。
鷹目石 「どうにか間に合ったか。まったく何をしているのだ、見かけ通りトロい人間め。
      お前が傷を受けたらこの俺様が困ると言ったではないか!」
シロミミ苦手な方はスルーでおながいします。

めぐ  「クリスマスは毎年暇ですわねぇ。」
リヒト 「まぁ仕方ねぇだろ。キリストさんの誕生日に蕎麦食いてぇって奴もそうそう
     いねぇだろうし。四郎、今日はもうあがっていいぞ。」
四郎  「えっ?いいの。」
リヒト 「今日は早めに店じまいだ。まだ商店街もやってるし好きな子へのプレゼント
     でも買って帰んなw」
四郎  「…そうしたいのはやまやまなんだけど。ちょっと懐具合がな(苦藁」
リヒト 「なんだ、金がねぇってか。」
四郎  「まったく無いわけじゃないけど、アナイスへのプレゼントだからやっぱり高い物の方が…。」
リヒト 「ばぁか。プレゼントなんて物の価値じゃねぇだろうが、月並みな言い方すれば
     心だよ、こ・こ・ろ。プレゼントってのは高いとか安いとか手前の自己満足で
     贈るんじゃなくて相手に喜んで貰いたくて贈るんだろうがよ。」
四郎  「…。(´・ω・)」
リヒト 「…ったく仕方ねェなぁ。」
リヒトが目配せすると奥から茶封筒を持って出てくるめぐりん
めぐ  「クスクス はい、これ特別手当て。」
四郎  「えっ?いいよいいよ(汗 そういうつもりで言ったんじゃ…。」
リヒト 「いいから受け取んな。その分、年末はガンガッてもらうからな。」
四郎  「…リヒト、めぐりん。サンキュー。任せてくれよ!」
嬉しそうに店を後にする四郎。

リヒト 「さてと、俺らもとっとと店を閉めてどっか飯でも食いに行くか。ミシェルーっ!」
めぐ  「あら、ミシェルさんなら先程出かけられましたよ。」
リヒト 「なんでぇ。じゃあ、めぐりん久しぶりに二人でどっか食いに行くか。何が食いたい?」
めぐ  「そうですわねぇ。…私、リヒトさんの打ったお蕎麦が食べたいですわ。」
リヒト 「別に気を使わなくてもいいんだぞ?折角のクリスマスなんだし…。」
めぐ  「いいえ、気など使っておりませんわ。ニコッ リヒトさんの打ったお蕎麦が食べたいんですの。 」
めぐの顔を見、ちょっと照れくさそうにして奥の調理場に行くリヒト。
ニコニコと表を片しはじめるめぐりん。

商店街の雑貨屋でアナイスへのプレゼントを無事ゲットした四郎。小さな包みと雑貨屋の店員が
おまけですとくれた雪だるまのキーホルダーをポケットに入れ自転車にまたがる。
13ミミ 「あれ?四郎?!」 そこにスウィートドリームから出てくる13ミミ。
四郎   「ミミ?なにしてんだよ。」
13ミミ 「今、天すみにケーキの差し入れ行こうと思ってたの。もうバイト終ったんだ?」
商店街を暫く歩く二人。
13ミミ 「これから帰って皆でパーティー?」
四郎   「うん、お前も来るか?大勢の方が楽しいし。」
13ミミ 「ううん、うちも道場の人達が集まってるからそっちに行かなくちゃいけなくて…。あっ
     じゃあこのケーキ皆で食べてよ。うち持ってっても余っちゃうから。」
ケーキの入った大きな紙袋を差し出す13ミミ。
四郎   「サンキュー、いいのか?」
13ミミ  「うん。」
受け取ると中も見ずに自転車のカゴに入れる四郎。13ミミはちょっと安心したような残念そうな
複雑な表情で四郎の動作を見つめた。
四郎   「じゃあな。」
そう言って自転車にまたがりポケットから手ぶくろ取り出そうとして先程のキーホルダーに気付く
四郎   「これ、貰い物で悪いんだけどケーキのお礼。」
ポケットのキーホルダーを13ミミに投げると両手で受け取る。それを確認すると走り出す四郎。
13ミミ  「…気付いてくれるかな。」
両手で受け取ったキーホルダーをぎゅっと握りしめる13ミミ。
ケーキを気にしながら慎重に走る自転車。紙袋の中ではケーキの箱と可愛らしくラッピング
された袋が小さく揺れていた。
>243、244
階段下からミシェルを呼ぶリヒトにワロタ…
おかんみたいだ…
寝美加と並んで売られてた寝ミュウみてたら、
二人の話書きたくなってきたんですが、
運動会から寝ミュウ大人ってことになってたけど、
子供にもどしちゃってもいいですか?職人様。
>247
単発ネタなら長編での設定無視もありなので、
ネタ思いついたならぜひ投下してくだちぃ
マリオ 「お前、鷹目石とかいう魔族! マリーを返せ!
     僕のたった一人の姉なんだ!」
鷹目石に向かって、印を結ぶマリオ。
マリー 「止めて、マリオ! 鷹目石さんは良い人なの。
      私、ともだちになるって約束したの!」
マリオ 「マリー・・・」
鷹目石 「そうだ。契約なんかじゃない。俺様はマリーと約束したんだ。
      俺様は、マリーの『ともだち』だぞ!」
四郎 「(・・・何か、こいついい奴じゃないか?)」
ルカ 「(『おともだち』でこんなにうれしそうな顔ができるとは・・・
    うらやましいぜ。鷹目石よ・・・orz)」
回廊の向こうから駆けて来る軽い足音がするのを、キャプテンは耳ざとく捕らえる。
キャプテン 「巫女のの!」
巫女のの 「キャプテン様! 皆様! 良くぞご無事で」
思わず巫女ののに駆け寄り手を取ろうとするキャプテンは、目に見えぬ障壁に妨害される。
見上げると、自分そっくりの紅い瞳の男が、足を組んで下界を見守っている。
キャプテン 「お前!魔界伯辰砂!」
辰砂 「おっと、休戦だ。俺にかけられた呪いは、この聖なる巫女姫が解いてくれた。
     この恩は、俺の一生をかけても返せることはないだろう。
     せめてもの償いに、俺の力の及ぶ限り、無垢なる巫女姫、お前の身は身命を賭して俺が守る。
     清らかなる御身に触れる男など、俺の瞳が紅い内は許さん」
無言で、辰砂を睨みあげるキャプテン。
シルビー 「・・・プププ」
レオナ 「(キャプテンのあの表情・・・ 29番さんを前にした時のセシル王子とそっくり)」

巫女ののは叔父様のそばにいる、アナイスとエルシーに声をかける。
巫女のの 「アナイス様、エルシー様、良くぞご無事で。いよいよ終末の時が迫っております。
        叔父様、決して危険な目には会わせません。どうか、アナイス様とエルシー様の身を、私共にお貸しくださいませ」
眠のの 「私たち今、大魔王に死を約束した建国の姉妹を、この身に宿らせています。
      でも、これだけでは悲しみを生み出すだけ。
      生の姉妹、それはアナイスとエルシー、あなたたちのこと」
アナイス 「わかりました。行きましょう、エルシー」
エルシー 「うん、お姉ちゃま」
叔父様 「アナイス! エルシー!」
アナイス 「私、状況に流されるまま、今日という日にここまでやって来てしまいました。
       せめて、幕引きくらいは自分の意思で、この手でやり遂げたい。
       私の気持ちを、叔父様、わかってくださるでしょう?」
叔父様は肩をすくめる。
叔父様 「やれやれ。君たちにはかなわない。
      どうせ、皆ついていくだろう。
      今回私はただの傍観者だ。
      しかし一傍観者として、せめて最後まで見届けさせておくれ」
>243の続き
13ミミ 「くすっ、可愛い。」
四郎から貰った雪だるまのキーホルダーをコートにしまい小さく歌を口ずさみながら歩き出す。
-Walking in the Air- 歌のタイトルとおり空を見上げていると白いものがチラチラと…。
13ミミ 「雪だ・・・。」

一方、自転車を走らせる四郎。こちらも雪に気付く。
四郎  「うわ、寒いと思ったら雪かよ。やっぱりマフラー持ってくればよかったな。 ん?」
カゴに入っている紙袋が揺れ、中の可愛らしい包みがちらりと見える。
自転車を止め袋から取り出す四郎。中身は手編みのミトンとマフラー、そして可愛らしいカード。
真ん丸い字でちんまりと 『バイト頑張ってね 風邪ひかないようにね』 と書かれていた。
四郎 「・・・。」
暫く立ち止まっていたかと思うといきなり身を翻す。全速力で自転車を走らせ数分もしないうちに
13ミミの姿を確認するとブレーキターンでまわり込む四郎。
13ミミ 「しっ四郎、どうしたの?!」
四郎 「ゼェゼェ いや、あのさ。・・・ゼェ やっぱりうちのパーティー来ないか?」
13ミミ 「なんで、いきn・・・。」
四郎の首にかかったマフラーに気付き嬉しそうに微笑む13ミミ。
四郎 「なっ?」
13ミミ 「・・・うん。あっ、ちょっと待ってね。お母さんに電話しないと。」
コートから携帯を取り出すとチャリンとなにか落ちる音がした。四郎が気付き拾うと先程のキーホルダーが
付いた家の鍵だった。
四郎  「これって、さっきの・・・。」
話が終りパタンと携帯を閉め四郎が拾った鍵に気付く13ミミ。
13ミミ  「可愛かったから早速つけてみたの。さっき言えなかったけど有り難うね、四郎。」
四郎  「・・・うん。・・・あっ、おばさんいいって?なら後ろ乗れよ。」
13ミミ  「うんっ。雪降っているから気を付けてね。」
四郎  「任せろって、しっかり掴まってろよ。」
四郎は13ミミを後ろに乗せるとさっきよりも慎重にゆっくりと自転車をこぎ出した。
251ルカ:04/12/26 01:27:36
>>227
>>250
結局手編みの防寒具もらえなかったの俺だけ…orz
アナイス 「ルカ、クリスマスにマフラーを編もうと思ったのだけど、撮影で時間が無くなってしまって。
      その代わり、ケーキを焼いてみたの。
      クリスマスの赤は豆板醤、緑をハラペーニョソースで表現して、
      マヨネーズ風味のスポンジの間にイチゴとオクラを挟んでみたの。
      赤と緑で可愛いでしょう。お味はどうかしら?」
スタッフA 「先生、急患です!」
レオナ 「今度は誰?ただでさえ今回の映画の撮影では間違って魔物に腕を噛まれたスタッフやら
      間違って耳栓無しで四郎の歌を聴いてしまったエキストラやら、怪我人続出だっていうのに」
スタッフA 「ルカさんです!何か妙なものを口にしたらしく、褐色ボディ並に色が変わっています」
レオナ 「ちょっと、レギュラーじゃない!これからクライマックスの撮影なのに、何を拾い食いしたのかしら。
      とりあえずベッドに運んで頂戴」
スタッフA 「わかりました。…あの、ベッドに先客がいるようですが」
レオナ 「誰?……その人は何処でも寝られる人だから床に転がしておいて」
クリス・・・最近カメラに映らないと思ってたら
やっぱり寝てたのか・・・
ルカの男気は買ってやれw
256今度は魔界で大冒険?!:04/12/26 11:26:06
四郎の歌にダメージを受けていた孔雀石がようやく状況に気づく。
孔雀石 「父上?(魔女たちに)お前たち、父上に何をしている!」
D 「そいつはあんたの親父だったかもしれないが、今は理性を失った悪の塊だよ。
   だいたい、あんたはそいつに殺されかけたじゃないか」
孔雀石 「それでも、僕の父だ!頼む、やめてくれ!」
黒い化け物が孔雀石に向かって毒炎を吐く。必死で防御する孔雀石。
突然、透明な光が孔雀石のまわりに結晶を形作り、それが白いドレスをまとった女性の姿となり孔雀石を守る。
孔雀石 「水晶姉さん!僕を助けてくれるのか?いつも負け犬と呼んでいた僕のことを?」
水晶 「私も負け犬だったわ。自分から逃げていたの」
孔雀石 「姉さん?」
水晶 「私、天使に会ったのよ。ひとりは私がとてもひどいことをしたのに、一度もとがめたり
    恨み言を言ったりしなかった。それどころか、私のことを可哀想って…
    もうひとりの天使も私が何をしたか知っていたはずなのに、ただ、ありがとうっ言ったわ。
    私、魔族は決して他者を許すことができないと思っていた。憎しみには憎しみ、受けた屈辱には死を。
    でも、私にも誰かを許すことができるとわかったの。
    父が私に呪いをかけたことを私は恨んではいない。そのせいで私は強くなれたんだもの。
    呪いがなければ、私は悲しみも苦しみも知ることはなかったかもしれない。
    知ることができたからこそ、他人の苦しみをわかってあげられる。
    お願い、父を助けてあげてください!」
辰砂 「俺からも頼む」
みんなが振り帰ると、くんと手をつないだ辰砂が立っている。
くん 「辰砂兄さまは私が力が弱くて結界を越えられずにいるので、連れてきてくれたんです」
いつのまにか他の兄弟、黒曜、虎目石、ひすい、こはくの姿も見える。
D 「あんたたちもこいつを許すって言うのかい?」
一斉に頷く兄妹たち。
D 「わかった。だけど、こいつを助けるかどうかを決めるのは私の役目じゃない。
   そら、最後の時が来た!
   生と死を約束する姉妹の登場だよ」
城の正門前。大掛かりな魔法陣を描いている、シンディとそれを助ける荒夜。
クリスはモルテンに乗って、空からそれを見ている。
荒夜 「大きさはこれくらいでいいか、レディ?」
シンディ 「まだ駄目よ。もう一回りは大きくしないと。人間界に無事に帰さないといけない面々は
      20人以上いるでしょう?
      いくら時の狭間で境界がなくなり、何処からでも帰れるとはいえ、
      ただの人間には世界の継ぎ目を見つけることはできない。
      (気付かずにうっかり越えちゃう事故はありえるけれど)
      こうして、目に見える形で、出口を固定しておかないと。私もこんなに大きな魔法陣を描くのは
      初めてだわ」
クリス 「シンディさ〜ん、向かって右の一角、線がつながってないですよ」
シンディ 「あら、やだ。だから、こんなにおおきな魔法陣って嫌なのよね。
       やっぱり私は『神秘の歌姫』、大魔女にはなれない。
       魔道を志す者として、Dの名前が惜しくなかったと言えば嘘になる。
       でも、それは私の道じゃないことはわかったし、心の底では我が師Dもわかっていた。
       他人にごちゃごちゃ言われる問題じゃないのよ」
「それでもこれだけのものが描ける才能、惜しいことですね、『神秘の歌姫』、そして我が眷属」

ふわりと舞い降りる夜の女王。
シンディ 「貴女!」
荒夜 「やべ、一族の長?!」
夜の女王 「いよいよ終末の時がやって来ました。貴女たちもこの時の狭間に巻き込まれた者たちとして、
        見届ける権利と義務があります。お送りしましょう。
        こちらの維持と固定はご心配なく。時空を司る私にはたやすいこと」
シンディ 「なんだ・・・最初からまかせれば良かったわ」
夜の女王 「私も一からこれを作るほど、サービスが良くはありませんよ。
        さあそこの白い少年と鳥も降りていらっしゃい。それから、我が眷属」
荒夜 「はいっ」
夜の女王 「この時の狭間の隙に、再び人間界に出るつもりのようですが、
        あくまで魔族は人間界では影の存在。それを忘れることなきよう。
        そして今、中の人になって下さっている宿体に、ご迷惑をおかけするのではありませんよ」
遠夜 「(よくぞ言ってくださいました・・・)」
夜の女王 「では扉を開きます。行きなさい、終末の地へ」
259今度は魔界で大冒険?!:04/12/26 16:02:26
封印が解かれる扉。エルシーと手をつないだアナイス、眠ののと手をつないだ巫女ののを
先頭に、みんなが入ってくる。
叔父様がいる、キャプテンもいる。ルカやセシル、もちろん四郎や13ミミもいる。
向かうは大魔王の元。大魔王は今は、大魔女たちの魔力の結界でぐるぐるまきにされている。
黒に緋、灰に白、そして紫。遠目には多色の糸でできた蜘蛛の巣のようである。
だがまだ完全には動きは止まっておらず、炎を吐いたり、黒い瘴気を撒き散らしたりしている。
しかしおそれることなく前へと進む、二組の姉妹。

「ちょっと待ちな!」
夜の女王の転移の術で、大広間に到着する荒夜とシンディ、クリス、そしてモルテン。

「俺たちも忘れてもらっちゃこまるぜ。あ〜あ、魔界編といったら、
 俺が勇者の剣でばっさばっさと大活躍かとおもってたのにさ」
椿 「デカ健様!白蓮先輩」
こちらも転移してやってくる、デカ健様と白蓮、そしてミシェル。
デカ健を見て、ひそひそ噂を始める中学生&海賊s。
セシル 「ケンコさん? どうしてケンコさんがこんなところに」
ルカ(顔色が悪いのは気のせいか)
     「つーか、あの格好。まさかコート一枚じゃないよな。そんな変質者みたいな・・・」
シロー 「ちょっと待てよ。いくらなんでもやべーよ、それ」
白蓮 「(大丈夫。ちゃんと着ています。草の装備冬バージョンですけれど・・・(T_T) )」
デカ健はひょいっとアナイスに『勇者の剣』を渡す。
アナイス 「ケンコさん?」
デカ健 「それは、肉を切るための剣じゃない。お前になら使い方はわかるはずだ。
      幕引きをしたいんだろ? しょーがないから譲ってやるよ、アナイス」
SD本スレでさまよっていた人、無事に着きましたか〜
261今度は魔界で大冒険?!:04/12/26 23:51:20
眠のの 「・・・お姉様」
巫女のの 「大丈夫。私がついています。建国の姉妹も見守っているわ」
エルシー 「お姉ちゃま」
アナイス 「大丈夫。手をつなぎましょう。叔父様も魔女Lさんもオーロラもエルも・・・
       皆がついている」
空中に勢揃いする魔王の子供たちを見上げる。
アナイス 「力を貸してください。ここにいるのは、求めた愛を得られなかった哀しい魂です。
       ただ祈ってください。お父上のために」
眠のの 「アナイス」
アナイス 「ええ、眠ののちゃん」
二人は手に持った剣を交差させる。黒い魔剣と白い神剣。その交点から光の奔流がほとばしる。
光がかつて魔王であった黒い化け物に吸い込まれ、化け物が浄化されていく。

黒曜 「いかん!あまりにもエネルギーが大きすぎる。
     このままでは城ごと、魔界が消し飛んでしまう。
     弟妹たち、力を貸せ」
あまりにも大きすぎるエネルギーを相殺するため、それぞれの持つありったけの力をぶつける兄弟たち。
黒曜が、辰砂が、水晶が、そして孔雀石、鷹目石、こはく、ひすい、菫青石も・・・

D 「あたしたちもだ。最後の力振り絞るよ。いいね、皆!」
大魔女たちも、結界を張るためかなり消耗しているが、それでも一歩も引き下がろうとはしない。
すべてを皆は息を殺して見守っている。

デカ健は、ただ祈る。
デカ健 「(今、真に必要とされているのは、美加、お前の心かもしれない。
      俺たちに力を貸してくれ・・・)」

凌は、ふと鈴の音を聞いたような気がする。
つけていることも忘れていた、首からさげたお守り袋を取り出す。
凌 「これかな・・・? 健が貸してくれた金銀の鈴・・・」

262今度は魔界で大冒険?!:04/12/27 01:08:14
その頃。人間界叔父様宅。
今や全員がテレビの前に集まり、固唾を呑んで事の成り行きを見守っていた。
ただ、一足先に魔界から帰ってきたリヒトとめぐだけは、台所で忙しく年越しの用意をしていた。
リヒト 「(蕎麦打ちつつ)大丈夫だ…あいつらは絶対に帰ってくる。俺の蕎麦を食わないで年なんて越せねぇさ」
めぐ  「(カスタード練りつつ)ええ、信じています。みなさんお腹を空かせて帰ってきますわ。
     ですから、沢山お料理の用意をしておきませんと。ご飯はこれくらいで足りますかしら?」
めぐは、耳元で小さな囁きを聞いた気がした。耳飾りが揺れて、ほのかな光を放っている。

サシャ 「どうしたのかしら… 画面が光って何も見えない」
銀ミカ 「まさか…みんな」
まどか 「馬鹿なことを言うと承知しませんわよ!」
チャイナりお「てんちょー…ミンナどうしたよー、帰ってくるよー・・・グスン」
ちびっこたちもテレビに貼り付いているが、年長組とは違うものが見えているらしい。
あきら 「黒い化け物が……」
健   「うん、光って、吸い込まれてる?」
美加  「吸い込まれてるんじゃないよ、悪いものが溶けていってるのかな」
そんな中。じっとテレビを見ていたミニ綾の様子に、純が気づく。
ミニ綾 「…みんな…… 四郎、凌、司くん、勲くん、13ミミちゃん…」
純   「綾ちゃん? …綾姉……?」
ミニ綾 「みんな、みんな何してるの! 危ないから早く帰って来なさいよ!!」
純   「綾姉!」
ミニ綾 「押入にクリスマスプレゼントだって隠してあったのに、渡せなかったじゃないの!
     お正月はまた、皆で初詣行くんでしょう? お願いだから… お願いだから…………」
ぱたり、とミニ綾の体から力が抜け、倒れて動かなくなる。純の悲鳴に全員がミニ綾を取り囲む。
ミニ綾は気を失っただけらしい。ほっとする空気の中、
みどり 「みんなで、おいのりしようよ。おいのりする心はどこにでも届くんだって」
手を組むみどりに促されるように、ある者は手を組み、ある者は手を合わせ、やがて全員が目を閉じた。

『大切なひとたちが、無事に帰ってきますように』
テレビはいつの間にか砂嵐に変わり、何も映っていなかった。
チリーン---
「鈴が鳴ってる・・・私、行かなければ」

剣の力が強く掲げるだけで精一杯のアナイス、眠のの。
巫女のの 「眠のの、頑張って。」
そっと眠ののの手に手を重ねる巫女のの。

ルカ  「アナイスッ!」
アナイスに駆け寄ろうとするルカを制止する11番
11番  「いけませんっ!普通の人間が近付けば力に巻き込まれてしまいます。」
ルカ  「祈るしかないってことかよ…。」
13ミミ 「アナイスちゃん、眠ののちゃん。頑張って…。」
化け物から耳を劈く雄叫びが上がる。光を浴びる度真っ黒な体は塗装の様にボロボロと剥げ落ち
赤く光った目は力を失っていく。
眠のの 「もう少し…。」
エルシー 「…おねぇちゃま、魔王が泣いている。」
アナイス 「!(もう少しで魔王は倒れる、でもこのままでは哀しい魂のまま消えていくだけ。
      私達がその魂に生を与えても哀しみは消えない。それじゃ駄目っ!それだけじゃ…!)。」
ずぅぅううんと重い音共に崩れていく化け物。
四郎  「やった…のか?」
その場に力つき座り込む眠ののとアナイス。にっこりとVサインを送る眠のの。
司   「やった、やった!やったーーーっ!!」
セシル 「眠ののっ!アナイスっ!」
皆が歓喜の声を上げる。4人に駆け寄ろうとする一同。
アナイス 「まだですっ!」
ぴたりと全員の動きが止まる。
エルシー 「おねぇちゃま。魔王の魂が…。」
化け物の固まりから出てくる紫色の魂。その目からは血の涙が流れ恨みがましくアナイスと眠ののを
睨み付ける。
キャプテン 「まだ魂が残っていやがったか。」
アナイス  「魂はこのまま消滅するでしょう。でもそれでは駄目なんです。私達は約束した
      魔王の生を…そして…。」
アナイスの言葉を遮る様に魔王の魂はアナイスに向かって飛掛かる。しかしアナイスは躊躇せず
その魂を受け止めた。
叔父様  「アナイスッ!大丈夫か?!」
ニコリと微笑むアナイス。
アナイス 「私だけでしたら簡単に魔王に飲み込まれたかもしれません。でも…。」
アナイスの後ろに見える女性の姿。
女神美加 「…どうやら間に合いましたわね。」
デカ健  「美加!」
265今度は魔界で大冒険?!:04/12/27 01:42:00
女神美加 「鈴の音に導かれ、私もこの世界にたどり着きました。
        愛を求める魂に、今祝福を・・・」
女神美加は、アナイスに向かって一つうなずく。アナイスはためらいなく、その魂を抱きしめ、祝福のキスを送る。
眠る前のエルシーに、いつもするように。嘆き悲しむオーロラに、そうしたように。
魔王の魂が輝きだし、小さな赤ん坊に変わる。
女神美加 「愛を得て、魔界は変わります。もう力のみの支配する世界ではない。
        光が必要であるように、闇もまた必要。
        この世界は、魔力を持つものたちの安らぎの地。
        清らかな夜が世界を守るでしょう。・・・そうですね、夜の女王よ」
女神美加の下に、夜の女王が降り立つ。アナイスから大魔王であった赤ん坊を受け取る。
夜の女王 「承知いたしました。愛の女神。大魔王が成人しこの地を再び治めるまで、
        私が慈しみ、育て、また新しい魔界を見守ります。
        女神よ、大魔王の子供たちにも祝福をお与えください」
大魔王消滅時に魔界を道連れにしないために、力の全てを出し尽くした子供たち。
皆魂である、それぞれの鉱物の結晶に姿を変えている。
女神美加 「図らずも魔界に降り立ち、縁を持った者たちよ。
        それぞれの魂に呼びかけなさい。名を呼び、想いを告げるのです」
266今度は魔界で大冒険?!:04/12/27 02:20:05
魔女D 「・・・黒曜。あんたがんばったよ。最後まであきらめなかったじゃないか。
      そのしつこい根性を、もう一度見せてごらんよ」
巫女のの 「辰砂殿、今一度帰ってくるのです。
        あなたはまだ愛し、愛されなければなりません」
ミシェル 「水晶、さん?ケンコさんを助けてくださった人!
       貴女も助けられなければ!」
シンディ 「何やってるのよ、孔雀石! 情熱の種、見つかったんでしょう?
       はやくSD13になって、私を振り向かせるようないい男になりなさいよ!」
キャプテン 「くん、しっかりしろよ! 言っとくけど一度共に旅した奴は、仲間なんだからな!
        それにお前、まだ2つ願いが残ってるだろう?
        あれを使ってやる! 帰って来い、くん!」
マリー 「鷹目石さん! せっかくともだちになったじゃないですか!
      寝ルカ先生を助けてくれたのに。私、鷹目石さんを助けたい!
      どうすればいいの?」

人間界で、カスタードを作り終えためぐ。手を洗い、耳飾りにそっと触れる。
めぐ 「ほら、お蕎麦ができましたよ。のびないうちに召し上がれ。
     こはくさん、ひすいさん」
Dたまったら、誉めてるんだか貶してるんだかわからんところがイイ!
本スレでさまよっていたものです。
おかげさまで無事たどり着き、やっとここまで読めました。
中盤からここまで一気に読んだのですが改めて職人さんの素晴らしさに感動しました。
魔王の子供たちが呪から解放されていくのには毎回泣かされましたよ。
もうすぐフィナーレですね!職人さまGJです!!
シロミミ・・・青春だなあ(ホロリ
黒曜石の結晶は一度床に溶け込むように消え失せる。
その後床に広がった黒い影がゆらりと立ち上がり、ばさりとマントを翻す。
魔大公黒曜の表情に、以前のような暗い翳りは無い。
黒曜 「ディアーヌ、我が永遠の女性。ようやく昔のように我が名を呼んでくれましたね」
魔女D 「ふん、このままあんたに消えられたりしちゃ寝覚めが悪いからね」
黒曜 「ディアーヌ!!」
正面からDの目をみつめ、魔界の王族らしい優雅な物腰で彼女を抱き寄せようとする黒曜。
一瞬流されかけながらもDは”黒の魔女”としての顔に戻り、彼の肩を押して拒絶する。
魔女D 「よしておくれ。あたしはもう、魔女Dなんだ。時の狭間が終わり、夜が明けたら人間界に戻る。
      大魔王が成人するまで、ここで新しい魔界を治めるのが長男のあんたの務めだろ。
      あたし達はもうとっくに道を違えてしまったんだよ。あの頃にはもう戻れない」
黒曜 「それは分かっている。今更過去に戻れない事は」
魔女D 「それなら、もうあたしの事は忘れな。
      あんただったらその気になれば后の一人や二人、簡単に見つかるだろうよ」
黒曜 「確かに過去の俺達はもう終わってしまった。だが、未来はまだ分からないのではないか?」
魔女D 「何だって?」
黒曜の顔を見上げるD。
黒曜 「過去とは関係なく、貴女が一人の男として俺を見てくれる未来だって来ないとは限らないでしょう。
     俺はそんな日が来るのを、ここでいつまででも待ちます。
     それが百年先でも二百年先、千年先でも。
     貴女に相応しい男になれるよう自分を磨いて、いつか必ず貴女を振り向かせて見せる」
魔女D 「・・・・あんたも往生際が悪い男だね。・・・・・・バカ(*゚Д゚*)y─┛」
あぁーーー凌タソに超強力ライバル出現!!?w
ドキがムネムネですたい
Dタマが照れてる!
凌タソヤヴァい!超ヤヴァイ!!
>バカ(*゚Д゚*)y─┛

ヒイイイイイヤアアアア!ヤヴァイ、やばいよ可愛すぎる!
モニターの前でニタニタして顔が戻らないじゃないか!
274今度は魔界で大冒険?!:04/12/27 21:58:05
こはく 「聞こえた? ひすい」
ひすい 「ええ、聞こえたわ。こはく」
こはく 「めぐが呼んでくれたね」
ひすい 「ええ、呼んでくれたわ。私たちを」

琥珀と翡翠が混ざり合った結晶が、淡く光を放ち始める。
やがて、しっかりと抱きあった少年と少女が形を成した。

ひすい 「私たち、生まれ変わったのね」
こはく 「うん。めぐが僕たちを呼んでくれたから」
ひすい 「私たち、めぐの子になれたのね」
こはく 「うん。僕たちはめぐの子になれたんだ」

二人にとって、母の記憶は遠い。美しく優しい母であったけれど、甘えることはできなかった。
誇り高い王家の血を引く者としての自負が、幼い子供であっても甘えを許さなかった。
その母を失って後、次々と変わる王の妃たちは母と呼べるはずもなく、
心を許しあえるのはお互いの存在だけだった。

二人手に手を取り、長い間探し彷徨っていた。
愛し、微笑み、抱きしめ、母と呼ぶことを許してくれるひとを。
やっと見つけることができた。もう、二人で迷うことはない。

めぐは、ふと胸の奥に温かなものを感じた。
魔界で出会った、小さな子供達。
広い世界でたった二人、凍えながら寄り添って必死に生きていた。

めぐ  「ええ、いつでもいらっしゃい。鍵はいつでも二人のために開けておきますわ。
     暖かいお部屋と、美味しいお蕎麦を用意して待っていますからね、こはくさん、ひすいさん」

こはく・ひすい 「「ママ……!」」
275今度は魔界で大冒険?!:04/12/27 22:16:17
凌 「で、Dさん…あの人もDさんのことが好きなんだ」
四郎や司の影に隠れようとしている凌をDが目ざとく見つける。
D 「凌君、そんなところに隠れていないで出ておいで。黒曜、あんた、凌君にまだ礼を言ってないだろう。
   彼のおかげで本当のあんたを取り戻せたんだよ(゚Д゚)y─┛」
黒曜 「そうだった。ありがとう。そして、誇りに思うよ。こんな素晴らしいライバルがいたとはね。
   ディアーヌ…いや、Dが私になびかないのは君のせいか
   ま、強力なライバルがいるほど燃えるというものだ。手加減はしないから、君もそのつもりでな」
凌 「え?僕が強力なライバル?」
四郎 「おい、凌、どうするよ。あいつにライバル認定されちゃったぜ」
凌 「で、Dさん…ぼ、ぼ、ぼく…」
D 「知らないよ(゚Д゚)y─┛」
そっけなく背中を向けるDたま。

少し離れたところで見ている他の魔女たち。
L 「まだまだ若いわねえ、Dは」
V 「Dちゃんったら、凌君が相手だと、とたんに乙女になっちゃうのよねーっ(はあと)」
制服ミミ 「制服ミミと」
制服ナナ 「制服ナナの」
ミミナナ   「「ヌッタギリゴメソ『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊!!」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナ。
制服ミミ 「お待たせしました。制服ミミと制服ナナがおくる裏方突撃隊。」
制服ナナ 「現在このスタジオではキャスト、スタッフを集めてフィルムのチェックを行っています。」
制服ミミ 「今回は全編を通してのチェック、キャストによっては初めて見るシーン等
     もあるんじゃないでしょうか?。」
制服ナナ 「それでは、(小声で)オジャマシマ〜ス。」

『はぁーーーーっ?なんだよこのシーン?!』
二人が扉を開くといきなりスタジオに響く素頓狂な声。
四郎   「なんで、ミミがアナイスにでこチュウされてんだよっ!監督っ、これはやりすぎだろっ!!」
セシル  「そうだよっ!僕達を差し置いてでこチュ−なんてっ!」
ルカ   「お前が言うなっ!!お前がっ!!」
やいのやいのとまくしたてる三馬鹿。怒りマークを額につけた監督が指をパチンと鳴らす。
---閑話休題---
制服ミミ 「はいっ、今回は予定を変更してつまみだされて不貞腐れているお馴染み三馬鹿トリオに
      突撃インタビューをしてみたいと思います。」
制服ナナ 「すみませ〜ん。」
セシル  「そう言えば、今回アナイスと13ミミちゃんの絡み多かったよね。でこチュ−したり、
     抱き締められたり。相手が男だったら速効叔父様に撃たれてるよ…。」
ルカ   「舞踏会のシーンでは中身が違うって設定だけどアナイス守って魔物と戦ったりしてるし
      もしかして俺等よりも全然ナイトしてる?」
制服ミミ 「あの〜。」
四郎   「くっそ〜相手が男だったら殴ってるのに〜〜!ミミじゃ殴るわけにも。」
ルカ   「つうか俺達3人がかりでも腕力では彼女に勝てないって…。」
セシル  「前作はまどかさんがナイト役っぽかったよね。で今回は13ミミちゃんか…(溜息)。」
制服ナナ 「インタビューを〜。」
ルカ   「ハッ!! わかったぞっ!ナイト役には共通点があるっ!」
セシシロ   「「…どんな?」」
ルカ   「まどかさんと13ミミちゃんの共通点と言えばやはり『13少女L胸』。そうすると
     次回アナイスのナイト役も『13少女L胸』がやるに 間 違 い 無 い っ。」
四郎   「…その理屈だとシンディ、D様、13めぐさん、13ナナさんってことだよな。」
ルカ   「いやっ、D様以外の3人は今まで直接アナイスに関与した話はないし。そうすると
      話に絡ませやすい『学生設定』の『13少女L胸』と考えたほうがいいかもな。」
セシル  「『学生設定』の『13少女L胸』…。ということは…。」
目の前をこまめをだっこしてテクテクと歩いていく純。
四郎   「純っ!!」
純    「お兄ちゃん。もうフィルムのチェックは終ったの?」
四郎   「純、お前次の映画の役の事なんか聞いて無いか?!もし聞いてるんだとしたら長男命令!
      その役俺に譲れっ!」」
純    「えっ?なに?なに?何の事」
セシル  「四郎っ!ずるいぞ!!純ちゃん、是非その役を僕に!」
ルカ   「いやっ、ここはアナイスの彼氏の俺がっ!」
純    「3人とも何言ってるのか全然わからないんだけどっ!」
3人にまくしたてられだんだんと涙目になっていく純。
『こらーーーーーーーーっっ!!!』
13ミミ  「四郎っ!なに純ちゃん泣かしてんのよっ!」
純    「ふぇ〜ん、ミミちゃ〜ん。」・゜つД`)゜・
眠のの  「セシルッ!大の男が女の子いじめて楽しいの?!」
アナイス 「 ルカ、か弱い女性を泣かすなんて最低ですわ!」
セシルカシロ  「「「いやっ、あのっ。苛めてたわけじゃ…。」」」
13ミミ  「純ちゃん、こんな馬鹿男放っといて女の子だけでお茶しようね。」
眠のの  「そうしましょう。うちの美味しいケーキもあるからね純ちゃん。」
アナイス 「私も美味しいお茶を入れて差し上げますわ。」
その場を去っていく女性陣。そして残された3馬鹿トリオ
セシルカシロ  「「「そんな〜〜〜。」」」

制服ナナ  「『今度は魔界で大冒険?!』裏方突撃隊! 今回の3馬鹿トリオインタビュー(?)
       楽しんで頂けましたでしょうか?」
制服ミミ  「インタビューよりも面白い物が撮れちゃったけどね ウププ」
制服ナナ  「さて、長く楽しかった魔界編もフィナーレまであとちょっと!」
制服ミミ  「職人様方!がんがって下さいねっ!」
フェードアウトしていくカメラに向かって手を振る二人。
制服ミミナナ好きだw
誰かキメポーズの写真うぷしてくれんかのう…

職人様's追いこみがんがってくだしぃ!
>>279
漏れのイメージって、↓ポーズで、マイク持って左右対称で立ってるミミ&ナナ
ttp://www.junya-t.com/i/gazou/toro/toro1004.html
かしらかしらご存知かしら〜なイメージw<制服ミミ&制服ナナ
ゴスサラノマーマは、ゴスロリコラボのキラ。
娘がサラでも嫁いできたと思えば無問題。
水晶の結晶体が音もなく細かく砕け散る。思わず走りよるミシェル。
ミシェル 「水晶さん!」
やがて、中からひざまずく少女の姿が現れる。細かい水晶の欠片が髪をすべり落ち、床にこぼれる。
水晶 「なぜ、私の名がわかったの?」
ミシェル 「貴女に助かって欲しかったから、思わずその名を呼んでいました」
水晶 「ありがとう、助けてくれて」
ミシェル 「水晶さんがケンコさんを助けてくれたからです」
水晶 「いいえ、彼を助けたのはあなたよ。あなた、本当に自分が何をしたのかわかっていないのね」
ミシェル 「僕、時々記憶が…たぶん少し病気なのかもしれないけど、貴女がとても澄んだ心の持ち主
      だってことはわかりました。それだけに傷つきやすい人なんだって。
      ところで、3行上でなんて言いました?」
悩んでいるミシェルをおいて、水晶はデカ健の方を向く。
水晶 「私、あなたにあやまらなくては。ごめんなさい」
デカ健 「え?なんのこと?(・∀・)」
水晶 「だって、私はあなたに…」
デカ健 「君、目がとても優しくなったね。君が変われたのは自分自身変わりたいと願っていたから
    じゃない?そりゃあ、きっかけは必要だったかもしれないけどね」
ミシェル 「(悩んでいる)確か、『彼』って…。いや、そんなはずは…」
デカ健 「そうだ、ミシェル。これ、返すよ。ありがとう」
デカ健がコートを脱いでミシェルに返す。天界の住人と水晶、ミシェルを除く全員の間にざわめきが。
デカ健 「ミシェル、お前、もう俺の正体に気づいているんだろう?」
ミシェル 「はい。あなたは…」
デカ健をまっすぐに見つめるミシェル。
ミシェル 「僕の初恋の人ですね」
白蓮 「美加様、デカ健様があの少年にまた術を!」
女神美加 「いいえ、お兄様の術はあの少年には効かないみたいね。術や見かけでごまかしても、
     本質を見破られているわ。そして、見かけなんかは彼にはどうでもいいみたい」
水晶が美加に気づいて、まぶしそうに見る。
水晶 「あなたが美加さん?もしかして、あなたはめが…」
美加は人差し指を唇にそっとあてる。
水晶 「父を助けてくださったのですね。感謝いたします」
女神美加 「いいえ、お父様を助けたのはあなたがたご兄弟の思い。私はそれを形にしただけ」
水晶 「私たち兄弟…(まだ結晶のままの辰砂、菫青石、孔雀石、虎目石に目を落とす)」
辰砂の結晶の前で膝をつき、手を差し伸べる巫女のの。
巫女のの 「辰砂殿、大丈夫です。この世界には、あなたの居る場所がちゃんとあります。
        いつかあなたと出会い愛し合う人がいます。さあ、手をとって」
まるで水面に手を入れているように、結晶の中に難なく吸い込まれて行く巫女ののの手。
ほどなく彼女の手は結晶の中深くに漂う男の手に触れ、握り締める。
巫女のの 「女神美加様、どうかこの人に慈悲の愛を」
そっと導くように、結晶の中から外へと男の手を引く巫女のの。
やがて辰砂の結晶はどろりと溶けて行き、長い銀の髪を乱した男の姿となる。
辰砂 「巫女姫……俺は…また、お前に救われたのか」
巫女のの 「助けを求める人を救うのは、愛の女神に仕える巫女として当然の務めです」
巫女ののを眩しそうに見つめ、その足元に跪く辰砂。
辰砂 「お前は俺の行った数々の非礼を赦し、俺を呪いから救い、
     今もこうして硬い結晶の中から助け出してくれた。
     俺にとっては、お前こそがただ一人の女神だ」
跪いたまま巫女ののの手を取り、指先に静かに唇を当てる辰砂。
呆然とする巫女ののの前で立ち上がり、辰砂は目を閉じる。
辰砂 「この世界には、いつか俺と出会い愛し合う者がいると言ったな」
巫女のの 「ええ。あなたには、今まで真実の愛に渇えて苦しんだ分美加様の祝福が与えられる筈です」
辰砂 「その女というのが」
目を開け、救いの乙女の姿を紅の双眸に焼き付ける辰砂。
辰砂 「お前であれば良かったのに」
巫女のの 「それは」
辰砂 「判っている。皆まで言うな。お前を困らせるつもりは無い。
     お前の言う心を捧げる大切な方とやらが、神の事なのかお前を救った海賊の事なのかは問うまい。
     お前が俺以外の者の傍で幸せを見出すのであればそれを潔く受け入れるまでだ」
そして身を翻し、菫青石の結晶の前でくんの名を呼ぶキャプテンの所に靴音高く歩み寄る。
辰砂 「キャプテン・セシルと名乗ったな」
キャプテン 「何だ、あの時の決着をつけようってのか?」
辰砂 「俺はそれでも一向に構わんが、それでは巫女姫が悲しむ。あの人に免じてここは許してやろう。
     ……その代わり」
顔を伏せ、キャプテンの肩を強く握る辰砂。
辰砂 「絶対に巫女姫を泣かせるなよ。あの人の心を悲しみに閉ざすような事があれば、
     大魔王の息子の名に賭けて俺がお前を殺す」
キャプテン 「お前に言われなくてもあいつを泣かせたりなんかしねえよ。
        俺にとってあいつは、かけがえのない…誰よりも大切な仲間だ」
辰砂 「その言葉、誓えるな」
キャプテン 「海の男の誇りに賭けて」
辰砂 「…信じたぞ」
キャプテン 「ああ」
ぎこちなく、だが力強く握手を交わすキャプテンと辰砂。
キャプテン 「それじゃあ、お前の妹も元に戻すとするか。お前も力を貸せよ。
        腹違いだって言っても兄妹だろ」
辰砂 「無論だ」
そして、二人は菫青石の結晶に向き直る。
ううっ、お子様物に弱い私は、こはくとひすいにウルウル・・・
メグタンに巡り会ってよかったね
287今度は魔界で大冒険?!:04/12/28 11:09:14
マリーは鷹目石の結晶にそっと触れる。
マリー 「鷹目石さん、一人は寂しくて辛いって言ってましたよね。
      私が泣くのは辛いって、泣いてくれましたよね。
      私の大切な大切な『ともだち』、私がここにいるの、わかりますか?。
      私、鷹目石さんが結晶だと寂しいよ。悲しいよ。
      ごめんなさい。泣き虫の使い魔女で・・・」

マリーの涙が結晶に吸い込まれると、結晶は光を放ち褐色の少年の姿に変わる。

鷹目石 「だから言ったろうが! 俺様はお前の泣き顔は見たくないと!」
マリー 「鷹目石さん!」
鷹目石 「お前は俺様に相応しい一流の魔女になるためには、まだまだ修行が必要だな。
      人間界の大魔女Vの元で修行するが良い。
      立派な魔女になるまで、魔界で待っててやる!」
マリー 「鷹目石さん、本当にいいの?」
鷹目石 「言っておくが何処にいようと、お前が俺様の使い魔女であることに変わりはないからな。
      もちろん『ともだち』であることもだ!
      時々、修行の成果を見に行ってやる。飛竜に乗ればあっという間だ!」
鷹目石は呪文を唱え、青い眼のような模様の石のついたステッキを、手に召還する。
鷹目石 「俺様特製、『素敵なステッキ』だ。これで修行するがいい!
       困ったことがあればこの石に言えば、俺様自らいつでも行ってやる!」

闇ミカ 「・・・どっちが使い魔かわかんないよね」
ゴスサラ 「当事者が納得してるんだから、良いんじゃないの?」
魔女V 「(さすが私の弟子。あの若さで大魔王の息子を手玉に取るとはね。
      将来性十分だわ〜)」       
      
      
      
いつかヒューイvs鷹目石が見てみたい。
素敵なステッキキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
寝起きのぼーっとした意識が起きたよw

>288
口喧嘩でもヒューイ負けそうだw
290今度は魔界で大冒険?!:04/12/28 13:01:09
シンディ 「こら起きなさい! 孔雀石。
       ちょっと気を抜くとすぐにやる気がなくなるんだから・・・
       あなた実力もある、女性を見る眼もある、ルックスだって将来性十分と前途洋々じゃない。
       だいたい初恋なんて実らないって相場が決まってるわ。
       ちょっと一回振られたぐらいで、拗ねてるんじゃないわよ。
       あなたの一番上のお兄さんを見てみなさいよ。
       あれは行き過ぎだけど、あなたと足して2で割ればいい感じじゃないの!」

ミシェル 「・・・実らないんですか?(ぼそり)」
黒曜 「・・・いちいち一言多い女だな。中の人のままの方が良かったのではないか?」

孔雀石の結晶がゆらりと揺らいで、霊体の孔雀石が現われる。
孔雀石 「相変わらずだね、シンディ。でも君は君らしい方がいい。
      何か、僕が戻りたくなるような特典を約束してよ」
シンディ 「・・・例えば?」
孔雀石 「年に一度は僕のためだけに歌ってくれる、とか」
シンディ 「いいわよ。いつでも聞きにいらっしゃい。・・・まだ何かあるの?」
孔雀石 「たまには膝枕で子守唄を歌ってくれるとか」
荒夜 「甘えすぎだっつーの!!」
荒夜が、なかば本気で結晶を蹴りつける。結晶が砕けて孔雀石の本来の形に戻る。
孔雀石が、にっこりと笑う。
孔雀石 「駄目モトだったけど、やっぱり駄目か。でも最初の条件は約束したからね。
      楽しみにしているよ、僕の『神秘の歌姫』」
キャプテンが呼び、辰砂が力を振るう。それでも菫青石は形を代えようとしない。
キャプテン 「なぜだ、くん!」
辰砂 「半人半魔だからか・・・? 魔力だけでは力が足りないのか?」
水晶が駆けつけ、狂ったように力を放つ。
水晶 「くん! 私のところに帰ってきなさいと言ったでしょう!
     約束を守って!」

11番が、ふらつきながらやってくる。心配そうに見つめる7番と14番。
7番 「(まだ解毒も完全には終わっていないのに、無理をして界を2度も渡るから・・・)」
14番 「(そう言いながら、妹さんの言葉と涙に勝てない7番様。あなたって・・・)」

11番 「半人としての物質が足りないのですね。これを。彼女から預かったサークレット。
    そしてキャプテン、先代の時計、使ってもいいですか?」
キャプテンがうなずく。それらを結晶の前に並べる。
キャプテンと11番が呼びかけ、辰砂と水晶が魔力を放つ。一緒に旅をした中学生や海賊も、彼女を呼ぶ。そして。

夜の女王 「時の狭間で迷える我が養い子、帰ってきなさい。貴女と絆を持ち、名を呼ぶ者がこんなにもいる」
菫青石の結晶が溶け、懐中時計に同化していく。サークレットもいつの間にか吸い込まれるように消えてゆく。
気が付くと、元のサークレットを付けたくんの姿が戻っている。が、少し透けている。
くんは花が咲くように、微笑む。
くん 「辰砂兄さま・・・、水晶姉さま・・・、それにキャプテン、11番さん」
キャプテン 「くん!」
11番 「くんさん!」
夜の女王 「物質として足りないところを、皆の祈りと懐中時計に付いていたアイオライトで補っています。
        日光や月光を浴び力を蓄えるまでは、光が薄れると本体の懐中時計の姿に戻ってしまうでしょう。
        少しでも光が当たり、皆がこの子の名を呼ぶ限り、くんは消滅しないはずです。
        キャプテン、この子をあなたの船に預けても宜しいですか?
        菫青石は、海との縁が深い石。この子を乗せている限り、深い霧でも嵐でも船が迷うことはありません。
        そして海のそばで日光や月光を浴びるほうが、この子が力を取り戻すのに少しでも早道のはず」
くん 「私が、人間界に・・・?」
キャプテン 「俺たちは歓迎だ。旅人を導く羅針盤。心強い仲間の誕生だ」
水晶が、半透明のくんを抱きしめるように腕を回す。
水晶 「くん、いつか力を取り戻したら、私のところに帰ってきなさい。
    いつまでも待っているから。私の大切な妹、くん・・・」
魔女Lがエルシーに向き直る。瞳には言葉に尽くしがたい慈しみがあふれている。
魔女L 「エルシー。私の可愛い子」
エルシー 「おばあちゃま・・・」
ミシェルが、そっとエルシーのそばにやって来る。そして闇ミカとゴスサラを手招きする。
ミシェル 「エルシーちゃんには確かに類まれな才能があります。
       でも彼女はまだ7歳の誕生日も迎えていない。今、一生の決断をさせるのは酷な話です。
       魔女L、あと十の年月待つことはできませんか?
       十年後には長い対立の恩讐を超え、小さな生命が誕生します。
       ようやく心残りが消え、転生の輪に帰ったあなたのいとし子が」
魔女L 「あんた、その予言!」
オーロラ 「(エル・・・、帰ってくるの?あなた・・・)」
ミシェル 「記憶はない。容姿も性格も、かつてのあの子とは違うかもしれません。
      でも不思議とこんな光景が見えるのです。
      ゴスチックな黒いひらひらのおくるみに包まれた、澄んだ瞳のとても愛らしい女の子。
      遊びに来た、今のアナイスさんより少し大人になったエルシーちゃんが抱き上げています。
      その時でもエルシーちゃんは高校生。進路選択はその後でも十分だと思います」

闇ミカ 「///// ミ、ミシェル!!」
ゴスサラ 「あああああんた、何寝ぼけたこと言ってんの」
魔女Lはにやりと笑う。
魔女L 「それは確かに、この眼で拝んでみたい光景だ。十年か・・・
     嘆きの240年に比べ、きっとすぐに来そうな気がするね。
     我が曾曾孫よ。しっかりやるんだよ。そしてエルシー」
エルシー 「おばあちゃま」
魔女L 「聖眼は大人になると消えてしまうことも多い。
      でもおそらくお前の澄んだ瞳は生涯変わることはないだろう。
     人と違うものを見続けることは、時に苦しみをもたらすこともある。
     だがエルシー、いつもお前を愛する者たちがいることを忘れないでおくれ。
     お前が愛し信じ続ける限り、妖精さんたちはいつもお前の隣にいる」
魔女Lは、エルシーのペンダントに呪文を唱える。
魔女L 「私が呪いをかけた娘、その呪いを解こう。
     だが、ちょっとだけ手心を加えてもいいかい?
     愛する人を救うため、はるばる魔界にまでやってきたというのに、ゴス家の当主に振り回され続けた
     今回貧乏くじの少年がいるね。
     彼が彼女に触れたとき、この呪いは効力をなくす」
295:04/12/28 22:29:55
え?σ(・_・)それって俺?
296今度は魔界で大冒険?!:04/12/28 23:01:17
そろそろ除夜の鐘が響き始める頃の、叔父様邸にて。
気を失ったミニっこ綾は、一向に目を覚ます気配がない。
眠っているというよりは…
美加 「ねえ、純ちゃん。美加ね、綾ちゃんが読んでくれた絵本のお話、思い出したの」
純  「どんな本?」

あきらと健とみどりは、眠い目をこすりながら砂嵐を映すだけのテレビに、まだかじりついている。
あれ以来、テレビに四郎たちの姿は映らなくなってしまった。
美加はミニ綾の手を握り、ずっとそばから離れない。

年長組は、手が止まったお節づくりに戻っていた。
まどか 「(煮物の味付け中)リヒトさん、お蕎麦の量がちょっと…」
サシャ 「(黒豆をお重に移すだけ)そうね、多すぎじゃないかしら。みんな大食いだけど」
リヒト 「(蕎麦切りつつ)願掛けさ。100人前打ってるところだ」
まどか 「100人?! 全員でも一度にそんな量は食べられませんわよ」
リヒト 「(更に蕎麦切りつつ)昔っからよ、願掛けには百って決まりがあるんだよ。
     なあに、多すぎるこたぁないさ。みんなで腹一杯食っても余るなら、海賊船やのの王国まで
     闇ミカに出前させればいい。さすがに海越えは、四郎の自転車じゃあ無理だからな」
その横では、心得たように大鍋に大量の出汁をひく、めぐの姿がある。

美加  「あのね。ずうっと眠っていたお姫さまが、王子さまのキスで目を覚ますの。
     さっきのテレビ、王子さまがいっぱいいたでしょ。綾ちゃんを元に戻してくれないかな」
純   「そうね。綾ねえ、なんだか誰かが起こしてくれるのを待っているみたいね。
     でも、もしかしたら王子様って、身近にいるのかも知れないわ。
     みんなが帰ってきたら、きっと目を覚ます……」
銀ミカ 「では僭越ながら、もっとも身近にいる王子の僕が代表して口付けを…」
ギン!とゴシックアイ・ゴールド系16ミリ三白眼で純に睨み付けられ、
思わず煩悩も凍り付く銀ミカ。
銀ミカ 「あ…えっと…… り、リひトくん、何か手伝エることはなイかイ?」
純   「ったく、油断も隙も緊張感もないんだから(溜息)」
ハイクロでカコイイ!!役だったのに、魔界編ではこれかよ(w >銀ミカ
298今度は魔界で大冒険?!:04/12/29 00:24:41
夜の女王の背後に、巨大な砂時計が浮かび上がる。
残された銀の砂はもういくらもない。

夜の女王 「時の狭間が終わろうとしています。また二つの界は境界を隔たれ、離れてゆきます。
        戻るなら急がねば」

皆で城の正門前に急ぐ。シンディの用意した巨大転移魔法陣に押し合いへし合い入る一同。
シンディ 「ちょっと! 線を踏まないほうがいいわよ。こっちから半分はのの王国行きよ」
アナイス 「ごめんなさい、眠ののちゃん。せっかく招待してもらったのに。
       私たちこのまま家に帰ります」
眠のの 「気にしないで。私も式典が終わったら、すぐハイランドに戻るから」
四郎 「早く13ミミを休ませないといけないしな。俺も何か気になることがあるから帰るよ」
セシル 「僕は・・・」
眠のの 「もちろん、のの王国ね。私の隣でバルコニーの上から手を振らないといけないものね」
キャプテン 「船をのの王国に停泊させたままだしな。8番や9番も待ってる。
        俺たちの家に帰るぞ・・・ってまだ式典があったか、巫女のの」
巫女のの 「ええ帰りましょう、キャプテン様。
        家から通いで出席してはいけませんか?お母様」
esのの 「かまわなくてよ。キャプテン殿、娘を宜しくお願いいたしますわね」
D 「あ〜うるさいね(゚Д゚)y─┛
  ごちゃごちゃ言ってる間に時の狭間が終わっちまうじゃないか!
  叔父様、銀の弾で次元の間に一発打ち込んどくれ。
  隙間を広げておかないと、途中で閉じたら眼も当てられやしない」
叔父様は苦笑する。
叔父様 「私の出番はそれだけかい?いいだろう。待ちなさい」
魔女V  「Dちゃん、あの子放っておいていいの? シンディ… あなたの見こんだ子でしょ。
      説得する機会よ。この騒動で魔術への情熱も取り戻したんじゃないかしら。」
魔女D  「あの子は意思が強い。出奔する時に、それなりの覚悟を決めて出ていった筈さ。
      このくらいの騒ぎで翻意するような中途半端な娘じゃないよ。
      確かに才能はある。だが、あたしゃヤル気のない者に教える暇はないのさ。
      あたし達はもう別の道を歩いているんだよ。
      今はこの3人の弟子がいればあたしには不足はないさね。
      あたしの知ってることは全てこの子たちに教える。たとえ、一文字名を持っていなくても
      あたしの力はこの子たちが受け継ぐ。」
黒ナー  (ナーシャは知っているのでつ。Dたまの部屋のCDラックには、シンディタンのアルバムが全部あるのでつ。
      Dたまはなんだかんだ言って、シンディタンが好きなのでつ。
      でも!今に黒ナーシャはシンディタンに負けないまじょになるのでつ。)

Dが目を向けるとシンディと目が合う。不思議と素直な表情で微笑みながらDに会釈をするシンディ。
口の端だけで微笑みを返すD。

魔女V  (やれやれ、他人が口出しすることじゃなかったようね。それにしてもDちゃんったら
      弟子には甘いんだから。)     
      
      
シンディとDたまの関係かいてくれてありがとう!いいなぁ、この二人の距離間。
シルビー 「巫女のの、あんたって確かデカ美加に仕えてる巫女って設定よね?」
巫女のの 「はい。お美しくて気高くてお優しい女神美加様の信徒です(はぁと)」
シルビー 「あのさ、デカ美加って信じてご利益あるの?」
巫女のの 「…はい?」
シルビー 「だってさ、今までのネタ読んでもデカ美加ってあんたが危機に陥った時助けてくれた事無かったじゃない。
       っていうか助けようとしてた事すら無かった気がするんだけど」
教室  「お祈りもあんまり聞き届けてもらえてないみたいっすしね」
レオナ 「儲は放っておいても付いてくるから面倒みなくても大丈夫だと思ってるんじゃない?」
シルビー 「下手すると巫女ののが儲って事自体忘れてそうよね。
        文化祭の時も運動会の時も魔界の時も、近くに来てたのに猛放置だし」
教室  「釣った魚に餌はやらないってヤツっすね」
巫女のの 「皆様、美加様を悪く仰らないでください!いくら皆様でも怒りますよ!」
11番  「(ポソッ)今の話総合すると、まるで某みたいですね…美加様」
巫女のの 「………………………………………………○rz」
>301
巫女のの、ちゃんと顔が大きいw
のの王国。帰ってきた真のロイヤルファミリーに、安堵の色を隠せないスウィートドリームの店員たち。
眠ミュウ 「良かった〜!! ついに日付が変わりそうになって、
       重臣たちがミニっこ時代の女王様の衣装を持ってきて
       『では遠近法で・・・』と言い出したときには、どうなることかと・・・」

バルコニーは、王宮前広場に張り出している。広場に所狭しと集まるのの王国の国民たち。
手には皆小さな灯火を掲げている。
バルコニーから見下ろすと、広場は光の海のようである。
霊体となってその様子を見守る、建国の姉妹たち。
姉姫 「(ここが・・・、我々の探し求めた新天地・・・)」
妹姫 「(姉上、ご覧下され。我が子孫たちが築いたこの愛しい王国を。
     共に見守ってゆきましょう。我々がこの大地や空気に溶け、一つになる日まで・・・)」

esのの 「国民が待っていますわ。巫女のの、眠のの、セシル様、歓声に応えましょう。
      そして、姫の危機を救いし海の勇者たち、あなたがたも一緒に出てはもらえませんでしょうか。
      国の危難を救ってくださった29番様、スウィートドリームの皆様も」
キャプテン 「俺は! そういうのはちょっと・・・」
教室 「いいじゃないっすか。ここから手振るだけっしょ? 
     みんなで行けば怖くないっすよ、キャプテン」
シルビー 「どうせなら眠のののドレスを借りたかったわ。
       あたし、魔界仕様のゴスメイクのままじゃない」
眠ルカ 「(ハイランドでさらわれたのに。どうして僕はのの王国行きの魔法陣に・・・orz)」

広場の鐘楼が時を告げる。時の狭間が終わり、新たな年が時を刻み始める。
いっそう高くなる歓喜の声。

esのの 「行きますわよ。『のの王国建国三千年祭』の始まりですわ」
>『では遠近法で・・・』
やば、ツボったw
ハイランド、見慣れた屋敷の前。

D「なんだ、叔父様の家じゃないか」
叔父様「ミニっ子たちは無事だろうか…」
司「綾さん!」

一目散に走り出す司。バッターンと扉を開けると、すやすや眠っているミニ綾の姿を見つける。

美加「あー司ちゃんに凌ちゃんだ! おかえりー!」
リヒト「おせえぞ藻前ら! 心配かけやがって(グシュン」
あきら「綾ねえを元に戻す方法、わかった!!?」
四郎(後から入ってきて)「な、何だ何だ? え、これが…綾ねえ!?」
凌「司さん、早く綾ねえを…」
司「触れたらいいんだよな。よーし」

頬に手を触れてみるが何も起こらない。手を握ったり、抱き上げてみたりしても
元に戻るどころか眠りからも覚めない。

エルシー「まじょのおばあちゃま、間違えちゃったのかな…?」
美加「司ちゃん、キスするんだよ! 王子様じゃないけど、きっと司ちゃんなら綾ねえ起きるよ!」
司「ええっっ!!? キ、キキキ(*゚Д゚*;)」
純「そうね、やるだけやってみる価値はあるかも」

銀ミカ「僕のときはゴシックアイで睨まれたのに…」orz
意を決して、腕の中のミニ綾に顔を寄せる。

司(これは綾さんを助けるためだ、仕方ないんだ、決して下心なんかsrdftgyふじこpl)
四郎(つかぴょん、いっそ哀れになるくらいユカイな顔してんな)
13ミミ(写メとっとこ。あとでつかぴょんに送ってやろ〜っと)

司が触れた瞬間に、真っ白なキラキラした光が綾からあふれ出し、部屋中を包む。
綾を支える腕がだんだん重みを増していく。

綾「…あれ? 私、寝ちゃった? 司くん…
  美加も健も、あきらも、凌まで…どうしてみんな、泣きそうな顔をしてるの?」
美加(涙ボロボロ)「うえぇぇ〜〜〜ん、綾ちゃ〜〜〜ん……」

駆け寄ろうとして気づく。ミニっ子サイズの服がはちきれて、あられもない姿になっている綾に。

司(気づいてない)「あ、綾さん、俺っ……」
健「つかぴょんは見ちゃダメー!!!」※後ろから両目ふさぎ
綾「え、どうし…キャーーー!!!!」
銀ミカ「綾、僕のコートをdrftgyhじこl」※後ろから純タソにガッ
叔父様(紳士は後ろ向き)「アナイス、綾くんに何か服を持ってきてあげなさい」
アナイス「は、はい…」パタパタ

ルカ「くっそー、琥珀に封印されたアナイスもキスで出られるとかだったら」
13ミミ「ルカ君、不謹慎よ(ゴシックアイでギロリ)」…デモチョットウラヤマ(*´・ω・)
眠ルカ先生・・・・・・・・・。
わはははははは。いいなあ、このヌケ具合。
シルビー 「眠ルカせんせ、ぼーっとしないでとりあえずのの王国の皆さんにお手振りよ。
      なんだか知らないけどあたし達、英雄らしいわ。」
教室くん(メイド服のまま) 「こういう場は慣れないから照れくさいっすね。」
8番   「せっかくだからバルコニーで記念撮影しましょうよ。シルビーさん、教室先輩、眠ルカ先生、笑ってー♪ カシャ」

レオナ (ゴスメイクSM衣装の女と、メイド服の巨頭の男に挟まれた眠りルカ先生…
     英雄の記念撮影というよりお笑い要員だわね。)

      
>308
その写真27番先生に送ってやりたい。
今回のサービスショットは、綾たんだったか。
夏はイサだったし。
教室君はヅラ次第で普通に美人なメイドさんになれるね

漏れのイメージの中の教室くんはクリアウィッグだがな
312今度は魔界で大冒険?!:04/12/29 22:40:11
孔雀石 「行っちゃったな」
水晶 「くん…。また戻ってくるわね、私たちのところへ」
辰砂 「ああ、今より強くなって戻ってくるさ。あの男、キャプテン・セシルは信用していいと思う。
    おかしいよな、俺が人間を信用するなんて」
水晶 「いいえ、少しもおかしくなんかないわ、辰砂兄様」
黒曜 「こはく、ひすい、何をしてるんだ?」
こはく 「魔方陣を書いてるんです」
ひすい 「ママが呼んでるの。オソバっていうものを食べに来なさいって」
虎目石 「へー、ふたりだけで大丈夫なのか?向こうは人間がうようよしてるんだぞ」
こはく 「大丈夫だよ」
虎目石 「魔法でわからないことがあったら、いつでも俺様に聞けよな。お前たち、頭はいいのに、
     実技はからっきしだもんな」
ひすい 「虎目石兄さん!」
孔雀石 「はは、虎目石が兄貴ぶってるよ」
黒曜 「お前たち、ママと呼べる人ができたからといって、他の兄弟のことを忘れるんじゃないぞ」
こはく・ひすい 「はいっ、黒曜兄さん!」
虎目石 「さてと、俺様もマリーがちゃんと戻れたかどうか見に行ってやろうっと!」
313今度は魔界で大冒険?!:04/12/29 22:53:14
魔界。時の狭間の祭りが終わり、街は静けさを取り戻している。
人間達を見送った後、城下町を見下ろす城の尖塔に移動した夜の女王が呟く。

夜の女王 「あなたは…この結果に満足しているのですね」
腕に抱いた赤ん坊は、穏やかな顔をして眠っていた。

夜の女王 「長きに渡り、混沌に満ちていた魔界。愛を失った世界は、いずれ滅びる。
      あなたはそれを危惧していたのでしょう。
      伝説にある滅びの日に向け、自らの子供達に呪をかけ、彼らの呪をうち砕くことのできる
      愛と勇気を持った人間達が集まるように…長い長い年月をかけて策を練った。
      この世界の運命である死を、自分一人が背負うつもりで。
      でも、ご自分がこんな愛らしい姿になるとは、思いもよらなかったのでしょうね」

女王は、ひっそりと微笑む。先ほどまでの騒ぎが夢だったかの如く、しんと静まりかえった王宮。
夜が明ければ、忙しくなることだろう。すべてはこれから始まるのだから。

夜の女王 「あなたの子供達は、この試練に打ち勝った。愛を知り、信を知り、界を隔てても続く情を得た。
      新しい魔界の指標となって、民を正しく導くでしょう。
      人の血に及ぼす影響をおそれ、呪をかけずにいた菫青石も、
      人間達と魔界を繋ぐ強固な絆となり、この世界を旅立ちました。
      定められた運命などありません。過去は常にひとすじの道、現在は未来へ続く通過点。
      そして、未来は星の光以上に無数に存在するのです」

満天の星空。二つの月が青白い光を放っている。
女王が指を天にかざすと、砂の落ちきった砂時計が粉々に砕けた。
その破片はすべて天に昇り、銀色の河を描き出す。

夜の女王 「大魔王… 真の名を金剛石。あらゆる輝石すべての王。
      あなたが元の力を取り戻すまで、私がこの世界を見守りましょう。
      この世界が、暁の眩しい光に包まれるまで………………」
うわー!!すごい綺麗に終わったね!!拍手喝采だよ!!
大魔王は金剛石かぁ…。アルファベット一文字の魔女の名前といい、
大魔王の血族の鉱石の名前といいほんとにうまく出来てて職人さますばらしいです!
あとはエピローグやNG集キボンヌ
315今度は魔界で大冒険?!:04/12/29 23:40:49
皆が人間界に帰る、少し前。
魔界を去ろうとする、デカ健と女神美加。そして白蓮と椿。
万感の想いを込め、目に光景を焼き付けようとするミシェル。

ミシェル 「・・・リヒトさんの年越し蕎麦。丘の上の神社に供えておきます。
       白鳥さんの分を合わせて、5人前で宜しいですか?」
デカ健が笑う。天真爛漫な、ミシェルが心から愛するその笑顔。
デカ健 「サンキュー、ミシェル。初詣には必ず来いよ。
      あと俺が降臨しそうな賑やかな祭礼、楽しいイベント。
      お前ならわかるよな?」
女神美加(オーラがきらきら取り巻くバージョン)
        「地上に降臨せし、翼無き天使。
        この愛しき世界を見守ってください。
        言っておきますけれど、巫女のの、あなたのことを忘れたことは片時もありません、本当ですよ。
        あなたは地上におけるわたくしの代行者。
        あなたなら何も言わずともわかるはず。
        このくらいの苦難、物ともしないと信じておりました」
椿 「(・・・本当かなあ)」
白蓮 「ミシェルさん!天すみの皆さん!
     私、まだまだ修行中ですけど、いつでもお守りしています!
     いつだって天界から見守っていますからね!」
なぁ、鷹目石と虎目石、いつの間にか名前が変わってると思うのは俺だけか?
除夜の鐘が響く中、慌てて蕎麦をかきこむ一同。
めぐ 「まだまだたくさんありますからね。慌てずに、召し上がれ」
まどか 「それを食べ終わったら、お雑煮もおせちもありますわよ。
      お雑煮は、おすましと白味噌、あんこ餅のお雑煮も用意いたしましたわ」
叔父様 「(・・・皆無事だったから、うるさくは言わないが。
       この、護符をべたべた貼りまくって原型をとどめなくなった我が家。
       こたつは一体どこから持ってきたのだろうか・・・
       新年早々、大掃除とは・・・orz)」

キラーンとまばゆい光の後に、こはくとひすい、ついでに鷹目石までやって来る。
ひすい 「ママ! オソバを食べに来たわ!」
こはく 「おなかすいちゃったよ、僕」
鷹目石 「オソバというのは一体なんだ? マリー」
マリー 「健康と長寿を願って食べる、縁起の良い食べ物です。
      とってもおいしいですよ、鷹目石さん」

チャイナりお 「てんちょ〜! 無事だったね! 心配したよ〜!」
シンディ 「この私がついていて何かあるなんて、ありえないわ フフン」
遠夜 「まあまあ皆さん、お蕎麦がのびてしまいますよ」

四郎 「13ミミ!あんなにばてばてだったのに!よく食欲はあるよな〜」
13ミミ 「悪かったわね! 早く体力取り戻さなくちゃ」

皆揃ってやってくる、ブティックAYAの店員たち。
13サラ 「店長、風邪はもう大丈夫ですか?」
13ナナ 「今からみんなで初詣に行こうと思って。皆さんこちらだと聞いたので」
13めぐ 「新年初売りの準備、万全です。安心してくださいね」
13キラ 「・・・どうしたんですか、店長? 顔赤いですけど」
綾 「みんな、ごめんなさい。迷惑と心配をかけてしまって。
   (司の顔をちらっとみる)・・・な、何でもないわよ」
音も無く日付は変わる。やって来たまっさらな新年。
「明けましておめでとう!」
「ハッピーニューイヤー!」
叔父様邸は、そのまま新年会の会場になる。
叔父様に微笑みかけるアナイス。
叔父様 「どうしたんだい? アナイス」
アナイス 「また新しい一年が始まりますわね。
       今年も叔父様と、皆様と過ごす、幸せな年でありますように」
叔父様 「そうだね、アナイス。今年もお前やエルシーにとって、素晴らしい年になりますように」

ルカ 「お〜いアナイス、パーティを始めるぞ〜」
アナイス 「待って!皆様。今行きますわ」

一同 「明けましておめでとうございます! 今年も宜しくお願いします!」

〜The end〜
319後日談:04/12/30 00:44:08
叔父様(割烹着に三角巾、片手に箒) 「はあ、本当の新年まであと二日、大掃除が間に合うだろうか…」
眠のの  「申し訳ありません。ご自宅を撮影用に提供して頂いて。」
叔父様  「いや、おかげで良い映画が撮れたから構わないよ。しかし、本気で暴れたようだね、君達…。」
魔女D   「本気になるのもあたりまえさ。エキストラの魔物は「本物」だからね。」
あきら  「ゴーストバスターズみたいで面白かったよな!!」
ヒューイ 「うん、わくわくしたよ!あ、叔父様ごめんなさい、その窓割ったのは僕です。」
健    「こっちの花瓶をひっくり返したのは僕です。すみません。」
サシャ  「あのう… この家具の傷は私がつけたんです… ごめんなさい…」
チャイナりお 「この壁におまじないの図をペンキで書いたのは私よー。撮影中本気で怖かったのよー。
        ごめんなさい叔父様、今度お店の商品タダにするよ。」
ユニ   「お詫びに無事な窓と鏡、食器は磨いておきまつた。」
アナイス(めずらしくジーンズにエプロン、片手に雑巾) 「ハイランド組のみなさんの撮影も大変でしたのね。(ニコニコ)」
鷹目石  「この護符は効力が弱い。こんなものでは魔族の侵入を防ぐことは出来ないぞ。
      俺様が協力な護符を描いてやろう!!」
叔父様  「あの、その壁さっき磨いたばかりで…遠慮していただけると助かるんですが。」
もう完結してしまったようなので、これは没稿って事で。
ハイランド(東京?)に帰ってきてから>>317までの間の出来事。

魔法陣による転移を終え、大きく伸びをするシンディ。
シンディ 「魔界に居たのはほんの数日間のはずなのに、何だか随分久しぶりにシャバの空気を吸った気分だわ」
その腰にさり気なく手を回す荒夜。
荒夜  「ところでレディ、今回は眠れる姫を救った王子達は役得が有ったようだが
      俺の姫様からのご褒美は無いのかな?」
シンディ 「あら、無償の奉仕が王子の務めじゃなくて?」
荒夜  「生憎俺は王子じゃなくて怪盗なんでね。いただけるものはいただかないと」
シンディ 「今時はヒーローも打算的なのね。いいわ。何が欲しい?」
荒夜  「それじゃあ姫始め…と言いたい所だが、中の堅物がうるさそうだからな。
      今日の所はホッペチューで我慢しといてやるよ」
シンディ 「意外と無欲な怪盗さんで安心したわ。頬でいいのね?」
背伸びし、荒夜の頬に唇を近づけるシンディ。
と、突然荒夜の意識が遠のき始める。
荒夜  (しまった、長く外に出過ぎてた。時間切れだ)
遠夜  (ちょっと待ってください、こんな状況で入れ替わられても困ります!)
荒夜  (ざけんな、俺だって替わりたくねーよ!あああああシンディの唇がああああああ)
ちゅっ、とシンディが頬にキスをした瞬間、荒夜は遠夜になっていた。
シンディ 「…店長さん?」
遠夜  「……すみませんね、荒夜が無茶を言って」
溜息をつく遠夜をシンディは意味ありげな目で見る。
シンディ 「何だ、店長さんだってわかってたら違う所にキスしてたのに」
遠夜  「余りからかわないで下さい。私達も行きましょう。リヒトさんのお蕎麦が待ってますよ」
歩き出そうとする遠夜の、さっきとは別側の頬にもう一度キスをするシンディ。
遠夜  「ちょっ、シンディさん!?」
シンディ 「さっきのは荒夜に。今のは遠夜に。助けに来てくれてありがとう。嬉しかったわ」
にこ、とあでやかな笑みを浮かべてからスタスタと叔父様邸に向かって歩き出すシンディ。
遠夜  「…敵わないなあ、あの人には」
苦笑し、遠夜もすぐにその後を追った。
自分も同じく没稿投下させていただきます。

13ミミ 「折角まどかさん達の美味しい料理が食べられると思ったのに…。」
叔父様が用意してくれた客間のベットに横たわり不満を呟く13ミミ。
コンコンとドアを叩く音。ドアが開くとリビングから賑やかな笑い声が聞こえてきて
13ミミを一層鬱にさせる。器を片手に入ってきた四郎に不平を漏らす。
13ミミ 「別に病気ってわけじゃないのに…。」
四郎  「アフォ。魔女Lも言ってただろうが、かなり体力消耗してるんだから大人しく寝てやがれ。」
プゥと頬を膨らます13ミミ。
四郎  「お節はまどかさんに頼んで残して貰うように言ってあるから安心汁。ほれっ、年越しそば
    ならぬ年越し煮込みうどん。起きれるか?」
13ミミ 「うん、頂きま〜す。(パクッ)熱ッ」
四郎  「がっついて食べるなよ〜w 今水持ってきてやるから。」
13ミミ 「…四郎。」
四郎  「んっ?」
13ミミ「できればジュースがいいな〜。」
四郎 「はいはい、お嬢様はジュースを御所望ですね。ケーキも食うか?一緒に持って来るけど」
13ミミ 「うん。…四郎、一緒にたべない?」
四郎  「お前、寝てなくていいのかよ。体力戻らねェぞ。」
13ミミ 「だって猫の間、全然誰とも話せなかったから。それに四郎と話してたほうが楽しくて
     元気になりそうなんだもん。」
嬉しそうに微笑む13ミミの言葉にちょっと照れくさそうに鼻の頭をかく四郎。
四郎  「…ちょっと待ってろ。今大量に食い物盗んで来るから。」
13ミミ 「四郎っ。」
四郎  「なんだよっ、今度は。」
13ミミ 「…呼んで返事して貰えるって、すごく嬉しい事なんだね。」
322撮影終了後:04/12/30 01:41:34
台所で独り、黙々とお重にお節を詰めるまどか。2種類の雑煮の鍋がくつくつと音を立てる。
28番「まどかさん、撮影はもう終わりましたよ?
 それとも、それは打ち上げで食べる用ですか?」
まどか「…あぁ、あらごめんなさい。
 ぼーっとしてて、クランクアップに気づきませんでしたわ」
28番「ずっと頑張ってましたからねー、まどかさん。
 それにこのお節に雑煮、撮影用とは思えないほど手が込んでるし。
 居間の奥に客室があります。ベッド整えておきましたから、今のうちに休んで下さい。
 本格的に打ち上げが始まったら、引っ張り出されて付き合わされてしまいますから」
まどか「お気遣い、ありが…Zzz」
気が抜けたのか、その場でくずおれてしまうまどか。慌てて支える28番。
28番「そうだよな…しっかりしてても、女性だもんな」
居間の開け放たれた扉の前を横切る、意外な取り合わせの二人組を目ざとく見つける叔父様。
叔父様「…パピィ殿には、内緒にしておこうか」

こんなん書いといて何ですが、たまにはまどかタソも女の子扱いされる話が書きたかっただけで
28番や他の誰かとくっつけようとしてるわけではないのでどうか誤解なきようおながいしまつ。

>319
やけに低姿勢な叔父様にワロタ

大冒険完結おめー!
323司のコミケ1日目:04/12/30 01:55:23
始発に乗るため、まだ薄暗いが家を出る。
ポストからなにか紙切れがのぞいている。
司  「宅配の不在通知か〜。昨夜はやく寝ちゃったからな。」
差出人の所を見て、目をこする。
司  「あああああ、綾さんからの荷物ゥ???
  集配所まで取りに行かなくっちゃ!!!
  …でも今行ったら始発には間に合わなくなる orz」

チャリンコで爆走して、宅配の集配所。
なぜか、着指定日が12/5になっている。
店員 「12/5にお届けしたんですが、お留守のようでしたので。
   不在通知ありませんでしたか?」
司  「来てね-ーーーよ!!!!!!」

綾さんから誕生日プレゼントは、かっこいい皮の手袋だった。
『自転車は手が冷えるから』というメッセージがついていた。
さすが綾さんだ。
コミケでは大幅に遅刻したせいで、あんまり本が買えなかったけど、
心はすごく暖かかった。
つかぴょんがんがれ、まだ明日もあるさ!
楽しませて頂きました。きれいに終わってすばらしいです。
職人様、GJ!
まだまだありそうなエピもお待ちしております。
326312:04/12/30 07:53:50
>316
あちゃー!勘違いしてたよ!
鷹目石タンを登場させてくれた職人様、気を悪くされててたらスマソですぅ!
>>323
つかぴょんつかぴょん!!!
コミケは大吹雪の大雨で一般はすっごく大変だったよ。
でも綾ねぇの手袋があれば、シャッター前でも外周でも平気だったかな。
式典の後、疲れたからと言って先に退出した眠ののをセシルが見舞いに来る。

セシル 「大丈夫か?眠のの」
眠のの 「あ…セシル」
王宮内の一室、天蓋付きのお姫様ベッドに身を横たえている眠のの。
その枕もとに椅子を持って来て座り、眠ののの額に手を当てるセシル。
セシル 「熱は無いみたいだけど、どうしたんだ?具合が悪いの?」
眠のの 「うん…ちょっとだるいの」
セシル 「魔界では頑張ったからな、眠のの。死んだ人間、それも霊格の高い者を憑依させるのは
      もうそれだけで自分の体力を消耗するんだって巫女ののちゃんが教えてくれたよ。
      せっかくの休暇だし、ここでゆっくり休むといいよ」
よしよし、と眠ののの額を撫でるセシル。
その手を握る眠のの。
眠のの 「ねえセシル。もしも攫われたのが私だったら、助けに来てくれた?」
セシル 「何言ってるんだ、当たり前だろ」
眠のの 「じゃあ、私を助けるためにキスしてくれた?」
セシル 「それは…勿論、キャプテンが巫女ののちゃんに出来る事を僕が眠ののに出来ないわけがないだろ」
眠のの 「それなら、今して。私今弱ってるもの。セシルがキスしてくれたらきっと元気になれるわ」
セシル 「え?」
キスを待つように目を閉じる(元々閉じてるが)眠のの。
セシル (眠のの、その論理は何か破綻してないか?でも眠ののが病人なのは事実だし、
      弱ってる人間を突き放すような真似は紳士としてどうかと思うし…)
眠のの (もう、セシルったら相変わらず優柔不断なんだから。キスなんてMSDの頃に婚約式でしてるじゃない!
      でも、そういう愚図愚図した所もセシルらしいけど。
      ああ、もう。いつまで待たせるのよ。眠くなってきちゃったじゃない。セシルのバカ―……)
眠りに落ちて行きながら、眠ののは唇に優しく温かい何かが触れるのを感じた。
波に乗って、船は揺れる。あたかも揺りかごに揺られた幼子のように。
あまりの心地よさに、再び睡魔が襲う。まるで生まれたときからここにいるような気がする。
ここはメインマストの上。流れの速い雲を縫って、太陽の光が降り注ぐ。
冬の強い風も、この風向きなら好都合だ。明日には目的地にたどり着くだろう。

巫女のの 「くん様〜!」
下から名を呼ぶ声がして、眠りに落ちようとする意識が引き戻される。
巫女のの 「見張り台のところに、予備の毛布が積んでありますわ。
        お休みになるなら、使ってくださいませ。
        まだ本調子ではないのです。風邪でも引いたら一大事」
レオナ 「・・・魔族の体は私の専門じゃないけれど。
      あなたは人の血も引いているのだから、用心するに越したことは無いわ。
      体の不調があったらすぐに教えてちょうだいね。
      確かにそこは、日光浴には最適。・・・キャプテン、お昼寝場所とられたわね」
教室 「あと10分で、オーブンの中のローストビーフのできあがりっす。
     くんさん、そろそろ起きてくださいよ〜
     しっかり食べて、充電しておかないと、また夜に時計に戻っちまうっすよ」
11番 「わ〜い、肉だ! くんさん、食べ逃したら後悔しますよ」
9番 「では、ここから寝顔の激写を」
8番 「馬鹿。乙女の寝顔を激写すもんじゃないわ」
シルビー 「教室、りんご酒の樽、開けるわよ。・・・あら、これで最後?」
教室 「うわ〜ん、のの王国土産の、秘蔵のりんご酒が〜!」
寝ルカ 「(明日は始業式。・・・僕は仕事に間に合うのだろうか・・・)」
キャプテン 「1200。そろそろ時間だな。総員、食堂に集合」
>320
某の携帯サイトではウェディングまでしちゃってる遠夜とシンディだけど
ここではつかず離れず大人な感じでいいね。個人的に荒夜もすごく好きなタイプの性格だし。
美白シンディとか発売しないかな…。シンディの妹が荒夜にアタック!みたいな。

>321
シロミミネタがちょっと苦手な自分ですがミミの最後の一言でジーンときたよ…。
よかったねぇ(つд`)
>329に勝手に続けてみる。海賊団in食堂。

4番 「くんさんが来てまた華やかになったのは嬉しいんすけど…(女性陣を見回して)
    どうしてうちの女性陣はこう、ノーマル少女ボディばっかなんでしょう」
9番 「キャプテン、別に貧乳フェチを咎めはしないっすけど、次はもっとナイスバディな人を(ry」ゴスッ!
シルビー 「失礼ね!大体、レオナや8番や11番はもう年寄りだから手遅れだろうけど、
       あたしはまだまだ育ち盛りなんだから!巫女ののだっていずれはこう↓なるかもよ?」
ttp://www.volks.co.jp/jp/la/charactors/mikosetsuna/index_mikosetsuna.aspx
巫女のの 「(左下の写真を見て)わ、私はこんなはしたない姿を人前に晒したりしませんわ!」
突然がたん!と音を立てて椅子から立ち上がるキャプテン。
教室 「キャプテン、どうしたんすか?」
キャプテン 「便所!」
鼻から下を片手で覆い、慌てた様子で食堂を飛び出して行くキャプテン。
巫女のの 「きゃ、キャプテン様のお皿の上に血が!」
レオナ 「それは突っ込まないであげるのが女の優しさってものよ」
シルビー 「新年早々脳内でエロ妄想繰り広げて鼻血噴くようなムッツリスケベは放っておいて。
       あたしは今年の目標を決めたわ。夏までにL胸ナイスバディになって、ビーチリゾートで寝ルカ先生を悩殺よ!」
教室 「あの、本人の前で言う事じゃないんじゃ…」
寝ルカ (ビーチリゾート…13ミミさんと行けたらいいなあ。ミミさんはスタイルがいいから水着も似合うだろうな…
      でも、ここ最近の僕の扱いからすると、どうせこの人たちに絶海の孤島に拉致られた挙句
      男らしいピチピチのビキニパンツ姿の教室さんにサンオイルを塗りたくられて
      あまつさえその写真を27番先輩に見られてまたからかわれる運命に決まってるんだ。
      嫌だ…そんなのは嫌だあああああ!!!)
突然音を立てて立ち上がり、口元を押さえて食堂を飛び出して行く寝ルカ。
シルビー 「もう、寝ルカ先生ってば、あたしの水着姿を想像して鼻血噴いちゃうなんて純情なんだから(はぁと)」
レオナ 「…とてもそんな表情には見えなかったけど」
教室 「世にもおぞましい被害妄想に神経が耐え切れなくなった顔をしてたっす」
そういえば、魔界編の間じゅう、27番先生は何してたんだろう。
魔界編のあらすじを2行でキボン
いろいろあった。
でもまるくおさまった。
女の子ピンチ
男達助ける
一部、男もピンチ
年末で大忙しの天すみ。ミシェルが出前から帰ってくる。
めぐ 「ごくろうさま。ミシェルさんも今のうちに食事にしてくださいな」
ミシェル 「はい」
リヒト 「おい、ミシェル、なに小難しい顔してんだ?」
ミシェル 「元々こういう顔なんです」
リヒト 「撮影は無事にすんだし、初恋の人のケンコちゃんとも共演できたってえのに」
ミシェル 「『ハイ黒』の時はケンコさんの役はそっくりの女優さんが演ってたから、
     今度の『魔界編』では本物だと喜んでいたのに、男装でしかも神様の役なんて。
     僕は乙女のケンコさんを助けたかったんです!」
リヒト 「ぜいたく言ってんじゃねえぞ。神様のバチが当たる」
ミシェル 「そうですね。初恋の人に巡り会えただけでも感謝しないといけないですね」
リヒト 「そりゃあそうだ!」
ミシェル 「あの、めぐさんに聞いたんですけど、リヒトさんはめぐさんの初恋の人なんですって」
リヒト 「え? めぐりんが?」
ミシェル 「初恋が実らないなんて嘘ですよね。僕、頑張ります!」
リヒト 「お、おう、がんがれよ…」
決めた。
今度里に行ったら水晶フルチョしてくる。
>331
きっと
27番 「彼女セミヌードかっ!やるな寝ルカっっ!」 
とか言われちゃうんだろうねw
>339
27番「天然でわかってない説」と「実はわかってて寝ルカをいじってる腹黒説」があるけど
腹黒の方に傾きそうだな。
(たぶん)13少年ボディぱんついっちょの「彼女」w
>340
自分は「天然で解ってない説」で読んでるよ。
なんか奥手の後輩に彼女ができた事が嬉しくてを純粋に喜んだり
アドバイスしてるんだけど的を外しまくってる感じがイイッ!
私も腹黒説だ。でも天然説もいいなー。

ところで、時間差で完結後にうpされた原稿は
たまたま撮影順が後だったということで、ひとつ。

別にこだわるようなことでもないのですが、「没」と呼んでしまうのは
あまりにも勿体ないので…。
どのネタも美味しく頂いておりまつ。
漏れは27番先生は天然だと思ってるよ。
27番先生と眠ルカ初回ネタを書いたのは漏れです・・
その後もたまにネタを投下してましたが、自分はてんねん説で書いております。

あのぽやんとしたお顔で腹黒というのもかわいいなーw
そういえば、このスレ内では翔と27番先生って特に顔が似てるとは言われてないよね。
翔(多分デフォメイク)とは全然イメージが違うメイクなのかな。
熱血教師風に星ヒューマばりの太眉だったり<27番
「ふっくらした頬をほっそりさせました」カスタムな27番かも試練
>>330
亀レスだけど携帯サイトでウェディングまでしちゃってる遠夜とシンディというのが気になるよ。
詳細きぼんぬ
>337の続き気味
出前先で片っ端から初恋について訊いて周っているミシェル。
サシャの塔にて。

ユニ 「初恋でつか…(遠い目をして)恋なんて所詮、報われないからこそ心に残るのではないかしら」
ミシェル 「ユニちゃん、何処でそんな難しい言葉を覚えたんですか?」
サシャ 「それ、ハイクロ外伝のまどかの台詞じゃない」
ユニ 「(背景に少女漫画風の花を背負って)ユニの初恋は実らない恋ですた。
    でも、せつないけど素敵な恋ですた。流した涙の数だけ、きっとユニは強くなるのでつ」
カイ 「ユニがオトナに見エル…」

ミシェル 「(バイクを運転しながら)まだMSDのユニちゃんにまで初恋は実らないと言われてしまいました。
      でも、僕の初恋はきっと実らせて見せます!」

叔父様邸にて。
アナイス 「初恋は実ったか、ですって?(頬を赤らめて)無理でしたわ」
ミシェル 「え、アナイスさんでも初恋は実らなかったんですか!?」
アナイス 「ええ。だって、私の初恋の人は血の繋がった人だったんですもの」
叔父様 ((柱の影から)そ、それは私の事なのか、アナイス!?)
最後まで読み終わったよー職人さん方乙!
なんかヅカっぽい階段をみんなが次々下りてくる
エンドロールを想像してニヤニヤしてました。
辰砂とキャプテンの手をとって巫女のの優雅にお辞儀、とか(´∀`)
>349に勝手に続けてみる。

叔父様(アナイス、たとえ咎人と呼ばれようとも、
 逃げ続ける一生になろうとも、地獄に落ちようとも、お前となら)
アナイス「私、お父様と結婚できないってどうしても納得できなくて
 お父様とお母様の前で泣いてしまいましたの。そうしたら
 『お父様は、もうお母様と愛し合う約束をしたからダメなのよ』って…。
 そう言われると不思議と諦めがついたのですけど、
 でも私、それからしばらく『どうして私はお母様より先にお父様と
 出会えなかったのかしら』って考えていましたのよ。ふふふ」
叔父様(あ、アナイス…アナイス、私がいるよ…私が…)
352330:04/12/31 01:52:45
>348
某の携帯サイトの待ち受けにウェディングドレスを着たシンディと
タキシード遠夜の画像があるんですよ。
シルビーのウェディングドレス姿とかもあるのでなんだかファッションショー
を思い出して楽しくなってました。
>350
エンドロールいいね。
鷹目石とマリオに挟まれたマリー、
黒曜と凌に挟まれて無表情を装いながらも満更でもないDたま、
途中までエスコートしていた孔雀石を蹴飛ばしてシンディをお姫様抱っこしてポーズを決める荒夜。
めぐりんとリヒトはひすいとこはくを間に挟んで親子状態、とか。
>>352
詳細dクス。携帯サイトの画像って充実してるんですね。
スタイルのいい遠夜にタキシードは禿しく似合いそうだ。
月300円ぐらい惜しくもないんだけど、手続きがマンドクサイんだよなぁ…
(・ω・)ノシ クレジット(際限なくなりそうで)怖くて持てない漏れには高い壁だ…
魔界編用にフルチョされたキャラって日常話には出しちゃいけないんだっけ?
マリ鷹の関係気に入ってたんだけどな。
それともタイトルに「今度は魔界で大冒険?!番外編」って入れて長編扱いにすれば
出してもいいのかな。
モルテンや一反木綿まで登場人物紹介に載ってるこの世界、
「魔界編設定」と注意書きを入れたら、出してもいいのではないかと個人的には思いますが。
あまり続くようであれば、テスト版をお借りして「大魔王宮殿スレ」でも立ててみるとか。
長編でしたらテスト版がよろしいかと…
一応完結済みの物語ですし
するなら新規さんが入ってきても話しについていけるように、
ちゃんとキャラ説とか、イメージできるようにどういうフルチョでっていうのも
魔界編キャラとしてまとめた物を保管庫とかに入れておいたほうがいいと思う。
くん、ひすい、こはくはどうなるんだろう?
ここで出す時にも「大魔王の子供」設定でいいのか、
「魔界編の撮影の時に共演した大魔王の子供役の俳優」設定なのか。
くん、ひすい、こはくは日常登場前に役者として登場しちゃった感じじゃないかな。
それがきっかけで普段からめぐに懐いてたらかわうい。
ちょっと考え過ぎな意見書かせてね。
 もしも偶然ここを知らない人が>359さんの言うイメージ設定表に
かかれたのと同じ内容で全く同じ物を偶然フルチョしてしまった。
 しかも名前も一緒。
 んで、以前叔父様スレの今後を話し合った時に出たような厨な人、または
アンチ叔父スレの人に絡まれたり迷惑を被るとかならないかな?
 まぁ本当にくだらない想像だとは自分でも思うんだけんどね。

>360
そこら辺は職人さんが気に入った形で書くんじゃない?
大魔王設定をいかして書く人もいるだろうし
まったく新しい設定で書く人もいるだろうし。
NG集のエンドロールを書こうと思ったけど、
全部読み直す時間も根性も無くて挫折_| ̄|○
>363
気の向いたところだけでも書いてくだされ〜
自分も思いついたら投下しますので
くん、こはく&ひすいだけは
魔界編設定のまま今後も行くのかなー
なんて思ってしまっておりましたが。
そうだよね。これって映画だったんだよね。
すごく自然な設定だったからちょっと残念。
てんすみでお手伝いするこはひすとか
キャプテンの船で少しずつみんなと馴染んで
笑顔が増えていくくんとか見たかったな〜・・・
>テスト版をお借りして「大魔王宮殿スレ」
が一番平和な策だと思う。

魔界編読み返してたらくんお迎えしたくなってきたよ。
うちの11番と並べてェ・・・。
再び『天すみ』
クリス 「初恋?僕は撮影の間はいつも相手役の女優さんに本気で恋しているからなあ。
     でも、リアルの初恋となると、うーん……zzz…」
セシル 「水くさいじゃないか。どうして僕たちに聞かないんだ?」
ルカ 「もちろん初恋の女性はアナイスだ!アナイスのことなら俺はいくらでも語れるぞ。
    この恋、生涯アナイスだけに捧ぐ!」
ミシェル 「…出前、行ってきます。Dさんのところですね」
四郎 「ルカ、誰も聞いてないから」
読み専門ですが
映画編は映画編と割り切りたいので映画編で初登場の子は
まっさらで出て来て欲しいです。

そういえば司のコミケ2日目はどうなったんだろう、、本命日だったろうしまだ疲れて寝てるんだろうか?
でも1日目より天気良かったし綾さん手袋つけてたら大手外周並びも
苦になって無さそうだ。
そんで片方の手袋落として慌てる司、でも落とし物で見つかり喜ぶ司
あ、買った同人誌読みふけってるのかも。

うーん。魔界の住人その後の物語はテスト板でやるのが無難かな…。

テスト板、なにげにハイクロ外伝も盛り上がってますよー!
職人様ありがとう。
>369
私もハイクロ外伝毎日楽しみに読んでます。
ここでは見られないまどかと荒夜の絡みが(・∀・)イイ!
本編と違う設定が自然な感じで出てきていいよね。
まどかとクリスが姉弟だったり。イサイサとサシャがいい感じだったり。
外伝でも本編でも綾さんしか眼中にないつかぴょんにも萌え。

関係ないけど、もしもこの先公式で「東京少年物語」のストーリーが発表になって
「雄弁で熱血な勲」とか「プレイボーイで女たらしな司」とか、
自分のイメージではありえない設定が出てきたら「これは、こういう設定の
映画をイサイサやつかぴょんが演じているのだ。映画なのだ。」と思って
動揺しないことにしたよ。
ルカってさ、マツケンの衣装似合うと思うんだよな。
漏れはキャプテンと教室君の氣志團が見たい
374司のコミケ2日目:04/12/31 23:54:11
>368タンの設定踏襲

手袋のお蔭で(天気もましだったけど)、大手の行列もらくらくクリアー。
ところが、手袋の片方がなくなってしまっているのに気付く司。
あわてて落し物預かり所に泣きついた所、ほどなく無事に見つかる。
が、買った本の大半が入った手サゲカバンを、預かり所所にそっくり忘れてくる。

そんなときに、コミケ会場で1番見つかってはならない人物に出会ってしまう司。
危険人物。それは、司がよくお手伝いで軟禁される本業イラストレーター氏。
普段は温厚で優く面倒見のよい人柄だが、コミケなどの祭りの雰囲気に果てしなく飲み込まれやすい性質で、
面倒見のよさが災いして、司のような1人暮らし少年を見つけると、御飯をたらふくおごらないときが済まないらしい。
司はそのまま拉致られる。
「オレの今日の戦利品ーーーーーーーー」
解放されたのは、31日夕方であった。

携帯にメールが入っている。
預かり所で手袋捜索に泣きついたスタッフからだった。
『手袋を受取られたときに、手荷物を忘れられましたね?こちらまで御連絡下さい』
荷物は年明けに宅配(着払い)で発送してもらえることになったは良いが、
年末年始の予定(戦利品を読み漁るつもりだった)は、すっかりなくなってしまったのであった…
あけましておめでとう
ことしもよろしく
リヒト 「みんな、年越し蕎麦のあとの雑煮もできてるぞ」
ゴスサラ「リヒトってやっぱり頼れる店主って感じねぇ」
リヒト 「……どんなに誉めてもお年玉は出ないからな」
闇ミカ 「こたつで寝たら風邪ひいた。さむいヨ(( ;゚Д゚))ガクガク」
ミシェル「そこでサバ虎男爵ですよ。」
=゚ω゚)ゴロゴ〜ロゴロゴ〜ロ…
闇ミカ 「ネコたんフカフカ……」
めぐりん「とりあえず今年もよろしくですわ、皆さん」
あけおめ。去年最後の書き込がつかぴょんのコミケ日記とは…。
一昨年から去年の年明けは何のネタだったのかが気になって、
ちょっとだけ見直すつもりで保管庫行ったのに
気がついたら読み耽ってしまっていたよ。
今読み返すと色々キャラ違うな。
7番もマリマリも丸くなったものだ。
380 【吉】 【1497円】 :05/01/01 12:27:38
デカ健 「お〜。神社凄い人。祭りだな祭り。
     こんなにお祈りされちゃぁ神様の中の人も大変だな」
白蓮  「貴方もなんですよー、デカ健様。
     美加様はみなさんの声に耳を傾けるのに忙しいというのに…」
デカ健 「ミシェルが蕎麦と御節とお雑煮準備してくれてるんだもん。
     早く行かないとダメじゃん?公務はあとあと。」
白蓮  「そんな事言って、かろうじて神っぽくするのは映画編くらいじゃないですか〜」
デカ健 「あ、ついでに御神籤ひいていこうぜ、御神籤」
白蓮  「神様が御神籤ひくなんて聞いた事ありませんよ・・・」
デカ健 「大吉なら、今度こそ俺様が主役の映画!」
元旦、朝8時の海賊船。寝惚け眼をこすりながら食堂に下りてくるシルビー。

シルビー 「ふあぁぁ。おはよー」
寝ルカ  「おはようございます、シルビーさん。あけましておめでとうございます。
       (結局今年はここで年明けしてしまった…モウヒキカエセナイノカ…orz)」
シルビー 「(いきなりぱっちりと目を覚まし)おめでとうございます、寝ルカ先生!
        …って、あれ、他の連中は?」
寝ルカ  「キャプテンは巫女ののさんと一緒に丘の上の神社に初詣。
       11番さんと15番さんはは元旦から仕事の7番さんと14番さに差し入れを持っていくと言って某のSRに。
       レオナさんはサクラちゃんにお年玉をあげに『天すみ』に。
       4番さんは徹夜でテレビ観てたとかで、ついさっき寝た所。
       8番さんと9番さんはいつのまにか居なくなっていました」
シルビー 「(じゃあもしかして今あたしと寝ルカ先生二人っきり!?
       これはこれは、オクでゲトしたギャル振袖を着て二人でラブラブ初詣に行くチャンスじゃない!)
       あの、寝ルカ先生、ご飯食べたら二人で…」
教室  「(おせち料理を運んできて)あ、シルビーさんも起きて来たんすか?あけおめっす」
シルビー 「(チッ、こいつが居たか)あら、おはよう教室」
教室  「丁度良かったっす。さっき寝ルカ先生と教会の新年ミサに行こうって話してたんすよ」
シルビー 「し、新年ミサ!?Σ(;゚Д゚)」
寝ルカ  「僕もクリスチャンですから、新年を迎えるに当たってリンク神父様の有り難いお話を聞きに行こうかと。
       シルビーさんも一緒にどうですか?」
シルビー 「………ハイ、一緒にミサに行きます………orz」
ご近所のお稲荷さんに手を合わせる和服姿の27番先生。
27番 「今年もよい年でありますように、そして、できることなら今年こそ彼女ができますように」
ふと、寝ルカの姿が目に入る。
27番 「あそこを行くのは寝ルカ。一緒にいるのは彼女か。相変わらず仲むつまじいことだ。
    むむっ、あれはシルビー?なんてお邪魔虫なんだ!
    (タタタタタッ)おい、シルビー!」
シルビー 「あら27番センセ、おめでとうございまーす」
寝ルカ 「先輩!あけましておめでとうございます!」
教室 「運動会以来っすね。今年もよろしくっす!」
27番 「あ、ああ。あけましておめでとう。シルビー、勉強のことで話がある」
シルビー 「なんですか?新年早々」
27番 「新しい年だからこそ話しておきたいんだ。新たな気持ちで勉学に励んでもらうためにな」
教室 「シルビーさん、先に行ってるっすからね」
寝ルカ 「先輩、また後で」
シルビー 「ああん、寝ルカせんせーっ!(27番をにらみつけ)もう何なのよ!」
27番 「シルビー、お前は俺に感謝するべきなんだぞ。馬に蹴られて死なずに済んだんだからな」
シルビー 「意味がわかんないんですけど」
一方「蕎麦処・天すみ」。
流石にいつもの白衣姿ではなく、百貨店で買った訪問着を着ているレオナ。
ガラガラ
レオナ 「明けましておめでとう、リヒトとめぐさん、それにサクラちゃん」
リヒト 「めでたいな、姉ちゃん」
めぐ  「明けましておめでとうございます」
サクラ 「おめでとうございます」
レオナ 「サクラちゃんには私からお年玉よ」
サクラ 「わあ、ありがとうございます、レオナおばさま」
レオナ 「お、おばさま・・・」
めぐ  「(慌ててサクラの口を押さえて)サクラ、レオナおねえさまでしょ!」
サクラ 「え?・・・私のお姉さまの旦那さまになる方がリヒトさんで、そのお姉さまがレオナさんだから・・・
      そうでしたわ、レオナお義姉さまですわね」
レオナ 「おばさま・・・おばさま・・・」
リヒト 「ね、姉ちゃん、気にするんじゃねえよ!ミニっこから見たら中学生だってオサーンオバハンだって!」
めぐ  「そ、そうですわ。私やリヒトさんだってママと呼ばれたりおやっさんと呼ばれたりしているんですもの」
レオナ 「・・・それ、まさかフォローしてるつもり?」
384新年嘘予告 【だん吉】 :05/01/01 17:56:13
                                         ∧ ∧
スウィートドリームでバレンタイン限定スイーツ出すんだって(*´・ω・)(・ω・`*)エー( ゚Д゚)
                                           ∧ ∧
でも男女ペアで来店しないと食べられないんだって…(*´・ω・)(・ω・`*)エー( ゚Д゚)

司 「綾さんとスウィートドリームに行くのは」
銀ミカ 「僕だ!!!」
ルカシロセシ叔父様 「「「「アナイス!!!!」」」」
――飛び散る火花。

13のの 「ニコなんかもう知らない、バカッ!!!」
ニコ 「…それは、こっちのセリフだ」
――公認カップルに危機が訪れる!!?

まどか 「わたくしにとっては、そんな風に誰かを想って涙することすら羨ましいのですわ」
遠夜 「そろそろチョコレートに飽きたお客様がいらっしゃる頃でしょう。りおさん、桃まんの用意を」
寝ルカ 「…僕は、次の一歩を踏み出すのが怖いだけかもしれません」
シルビー 「だったら、あたしがその背中突き飛ばしてやるわ!
       コケて泥に塗れて膝をすりむいたって、男なら前に進んで見せなさいよ!!」
――始まりはすぐそこまで、来ている。

教室 「平和強制! 幸福強制!! みんなまとめて幸せになってしまえ〜〜〜!!!」


…冗談なんで軽ーく流しておいてくだちい
ヒューイ  「兄ちゃん、お年玉くれよ。」
ルカ    「はあ?何言ってんだ、ふざけるなヴォケ。」
ヒューイ  「だって兄貴じゃないか、お年玉くれよ。」
ルカ    「あのなあ、こっちだってリア中なんだよ、おまえにやる金なんかないわ。」
ヒューイ  「健とあきらは翔さんがお年玉くれたって言ってたよ。綾さんと純ちゃんもくれたって。」
ルカ    「四郎は?」
ヒューイ  「四郎さんはくれなかったって…。」
ルカ    「やっぱりな。俺もやらん。」
ヒューイ  「なんだよ兄ちゃんのケチ!!」
ルカ    「おまえに金をやっても、ゲーム買うか女の子に奢って使っちまうだろう。」
ヒューイ  「兄ちゃんだってジャパネットタ*タとかで変な物買うじゃないか!」
ルカ    「おまえに俺の買い物をゴタゴタ言われる筋合いはないね。」
ヒューイ  「兄ちゃんに僕の買い物をゴタゴタ言われる筋合いもないね。
       大体兄ちゃんはヴァカなんだよ。この前も変なトレーニングマシーン買って3日で飽きて埃かぶってるじゃないか。」
ルカ    「なんだと、生意気言うなチビ。(ごつん!)」
ヒューイ  「うわぁぁぁん、兄ちゃんの馬鹿ァァァァァ!(ポカスカ)」

ルカママ 「あんた達!いい加減にしなさい! 新年そうそう下らないことで喧嘩しないで頂戴!!
      まったくこの子たちは、どうして進歩がないのかしら…。」




>384
まじかるあかりんの衣装でステッキ片手にきらりーんとポーズを決める教室君が
脳内に思い浮かんだよ。
椿 「こんにちは〜。ミニ健ちゃんいますかぁ〜?」
綾 「あら、椿ちゃんいらっしゃい。明けましておめでとう今年もよろしくね。
   …ところで素肌にそんな生地1枚だけで寒くないの?」
椿 「おめでとうございますぅ〜。(深々とお辞儀)はいっ、今日は寒いので毛糸のお帽子と 
   マフラーをつけてきました。」
綾 (天然…?)

健  「あっ、椿。明けましておめでと〜。あがってあがって」
ヒューイ  「椿だ、あけおめことよろっ!」
椿  「明けましておめでとうますぅ〜。今日はお正月なので双六を持って来ましたぁ。」
居間にあがると片手にもった袋からごそごそと双六を取り出す椿。
健  「こんな小さな袋に入ってるの?」
椿  「はい、デカ健様特製の4次元袋です。これ以上は怒られちゃうんで言えませんけど。」
健  「…怒られるって誰に?(またはどこに?)」
あきら 「椿、この双六。マスだけあってなにも書いてないぞ?」
椿  「はい、コマが止まると文字が出てくる仕組みになっています。」
ヒューイ 「なんかこのコマにいちゃんに似てるなー。こっちはセシルさんに似てるし。」
健  「本当だ!こっちは四郎にぃ。これはアナイスさんと叔父様に似てるね。」
椿  「このコマは、まずゴールに置いて…。」
説明書を読みながらアナイス似のコマをゴールに置くと
ゴール地点にモクモクと叔父様邸に似たドールハウスが浮かび上がってくる。
あきら 「すっげぇ!どういう仕掛けだよ。」
椿  「このコマはお邪魔コマですねぇ。お邪魔コマはゴールから逆に動いて他のコマがゴールに
   辿り着けない様邪魔するみたいです。」
片手に銃を持った叔父様似のコマを指差す。
椿  「後はこのさいころを振ってその数通りに進む。止まったマスの通りの事が起こる。」
健  「事が起こる?」
椿  「後はゴールに辿り着いた人が勝ちですぅ。」
388正月ネタ 2/2:05/01/01 21:29:01
ヒューイ 「なんだ、お邪魔キャラ以外ルールは普通の双六と一緒じゃん。
    じゃ、俺このアニキ似のコマ使う。」
健  「じゃあ僕は四郎にぃそっくりのコマ。」
あきら 「じゃ、俺はセシルさん。」
椿  「じゃあ僕はお邪魔キャラつかいますね。」

天界---
デカ健 「あれっないぞ?」
部屋をごそごそとかき回すデカ健。
白鳥  「なに捜しているんですかデカ健様?あぁ、あぁ折角年末大掃除した部屋が…。」
デカ健 「俺の秘密箱から双六が無くなっているんだよ。」
白蓮  「あぁ、それでしたら椿が人間界に行くのにって持っていきましt…。」
デカ健 『なぁにぃぃぃぃいいいいい!!!!』
トリ&レン  「「でっデカ健様?!」」
デカ健 「なんて事を…。あの双六はなぁコマにしたい人間の髪の毛が仕込まれてあって
     双六のマスに書かれてある事が本人に起こるそれはそれは恐ろしい双六なんだぞ!」
白鳥  「デカ健様、お顔が邪笑カスタムになっています…。」
白蓮  「なんでそんな恐ろしい物をお持ちなんですかっっ!」
デカ健 「えっ、正月にやろうと思って。」アッサリ
白鳥  「…やるのに変わりがないなら持ち出したのを咎めるような事いわんでください。」
デカ健 「馬鹿もんっ!自分でやるのと他人がやるのと違うだろうがっっ!」
トリ&レン (…この人は、本当に)
デカ健 「椿は人間界に持っていったんだな…。よしっ、白鳥、白蓮っ!人間界に降りるぞ。」
白蓮  「取り戻しに行くんですか?」
デカ健 「いや、あの双六は始ったら誰かゴールしないと終らない。のでたっぷりと見学させて貰う」

健   「じゃあ、始めるよ〜。」
そして元旦そうそうハイランド、東京間のあちらこちらでは
ルカ、四郎、セシルの絶叫&叔父様の銃声が聞こえるのでした。
>387
ジュマンジか?!
この映画すごい好きだったんだよ〜w
390 【凶】 【1097円】 :05/01/01 22:04:52
叔父様邸、アナイス部屋でマターリな女子部&プラスα

眠のの  「なんだか、外が騒がしいみたい。」
サシャ  「本当、発情期の猫みたいな悲鳴が聞こえるわ。」
勲(なぜかいる) 「猫タンの悲鳴!? (窓の外を見に行く)ああ大丈夫、叔父様が害虫退治してるだけ。」
アナイス  「(溜息)叔父様ったら、お正月からお忙しそう…。
       せっかくまどかおねえ様が持ってきた下さったお重や、眠ののちゃんが
       持ってきてくださったケーキがあるのに、ゆっくりお茶も召しあがってくれないわ。」
クリス(なぜかいる)「まあ、たまにはこうして女の子だけのお茶会もいいんじゃない?」
サシャ  (お兄様、ご自分の台詞に矛盾があってよ。)
13ミミ  「あーん、この伊達巻き最高に美味しい! 今度私もまどかさんに教わりたいですー。」
純   「あたしも!綾ねえのお手伝いが出来るようにお料理上手くなりたいの。
     おばあちゃんのうちでは、後片付け程度しかしなくて、恥かしいよ…。」
まどか 「誉めて頂けて嬉しいわ。口直しにサッパリしたミントのゼリーもあってよ。」

シルビー 「あけおめー!遅くなってごめん、もう初詣に行ったらいきなり27番先生に
      会っちゃってさあ、正月そうそう説教くらっちゃったわよ。参っちゃうよー。」
13ミミ 「シルビーちゃん、大胆な振袖ね…。」
シルビー 「ところでアナイス、玄関開けたらあんたの叔父様が怖い顔してライフル構えてたけど何?
      また魔族だのスパイだのが来るんじゃないでしょーね。正直、びびったわよ。」
アナイス 「ライフルを!? いやだわ叔父様、何も言ってくださらないんですもの。」
クリス  「たぶん、いつもの虫退治だから心配しなくて平気だよー。(僕眠くなっちゃったから寝るね♪)」
      



       
とりあえず、勲とクリスは叔父様から害虫認定されていないのだなw
天然椿たんかわうい…。お迎えしたくなった…。
帽子とマフラー用意して待ってるよ。
駅前でもらった近所の神社仏閣一覧のブックレットを見ながら
地図とコンパス片手に片っ端から神社巡りを行っているキャプテンと巫女のの。
初詣というよりさながらオリエンテーリングの様相を呈している。
巫女のの 「(御神籤を引いて)まあ、また大吉ですわ」
キャプテン 「(同じく)こっちはぴょん吉だ。お前朝からずっと大吉だな」
巫女のの 「きっと美加様のご加護です」
キャプテン 「そりゃ裏口大吉じゃねえか」

朝から歩き通して疲れた足を休めるために屋台でタコ焼きとお好み焼きを買ってベンチに座る二人。
巫女のの 「沢山お参りさせていただいたのでお守りも結構な数になりましたね」
キャプテン 「航海の無事を祈る交通安全のは基本として、戦勝祈願に学業成就、家内安全、
        商売繁盛、金運向上、無病息災…
        調子に乗って行く先々で全部買っちまったけど、子宝祈願と縁結びが入ってるな」
巫女のの 「子宝の方は13のの様に差し上げましょう」
キャプテン 「縁結びはシルビーにでもくれてやるか。寝ルカにとっちゃ災難だがな」
タコ焼きを食べている二人の前を何やら重い足取りの遠夜が通り過ぎる。
神社の社務所でお守りを求めている遠夜。
巫女のの 「店長様ですね。どうなさったのでしょう?深刻なお顔をなさって」
キャプテン 「お守り買ってるようだが、ここの神社のご利益は……『男女縁切り』?」
巫女のの 「店長様にも色々とご事情があるのですわね」
キャプテン 「ここは見なかった事にしてやるか。しかし、人は見かけによらないものだな」

遠夜  (まったく、どうして私があなたのためにこんなものを…)
      こんなものを持っている所を見られでもしたら私の人格を疑われますよ。
      大体あなたがだらしのない事ばかりしているからこんな事を神頼みしないといけなくなるんでしょう)
荒夜  (だらしない言うな。去年までの俺は博愛主義者、女性の味方だったんだよ。
      だが、今年は違うぜ。俺はシンディ一筋に生きるのを決めたのさ。
      さらば、俺の愛した女性達。俺がいなくても悲しまないでくれよ)
遠夜  (あなたのその生き方は女性の味方ではなく敵です)
もお、このスレ見るたびに荒夜欲しい病が
再発しちゃうよ・・・・
魔界編読んでて、7番ヘッドの顔がどーしても思い出せなくて
パーカタを久々に引っ張り出して確認した。
……カコイイ7番兄さん… これだったのか……
一回このスレの7番兄さんのイメージの7番ヘッド子を見てみたい。
このスレの7番って少年ボディなんだっけ?13少年だっけ?
健 「4が出た!1、2、3、4・・・。あっなにか出てきた?」コマの周りに猿の人形が浮き出てくる。
あきら 「なになに?『猿に追い掛け回される』?」

司  「・・・四郎、なにか聞こえないか?」
四郎 「えっ? !!」
振り向くと何故か数匹のサルがこっちに向かって走ってくる
四郎 「なんだ?なんだ?なんだ?」
猿回し 「今日のショーのサルが逃げ出しぞーーっ!!」
司  「うわっっ!」
走り出す二人。しかしなぜか司をスルーして四郎だけを追い掛けていく猿達
四郎 「なっなんか俺狙われてる?!」

ヒューイ 「えっと、3か。『ニコに嫉妬される』?」同じくニコと13ののの人形が浮き出る。

ルカの目の前を猿に追い掛け回されている四郎が走っていく。
ルカ 「なにやってんだよ?四郎!」
気になって四郎を追いかけるがしかし曲り角で誰かとぶつかり前のめりに転んでしまう。
ルカ 「いって〜。ん?」
13のの 「ルッ、ルカ君///。」
13ののを押し倒すような形で転んでいる事に気付くルカ。そして頭上から冷たい視線が…。
ニコ 「ルカ…ヌッコロス!!」

あきら 「やった!6!」
椿  「あっ、お邪魔コマと衝突ですぅ!えっとサイコロの目が偶数だったらおk、奇数だったら…。」
ターーンッッ!ターーンッッ!ターーンッッ!
セシル 「なっ、なんでアナイスの家に行く途中で
     いきなり叔父様にライフルでおいかけ回されるの?!誰かっ!たっ・・・」
シロルカセシ 「「「助けてくれーーーー!!!」」」
デカ健 「まだまだ面白くなりそうw」(゚∀゚)アヒャ
白鳥  「・・・デカ健様。あなたって人は」
>397に続けてみる。

激闘3時間の末、ついにゴールに近付くあきらの駒(セシル)。
セシル 「(ハァ、ハァ……)今日は何て一日だったんだ。
      だが、どうにか叔父様邸に辿り着けそうだ。
      やっとアナイスにハッピーニューイヤーが言える…」

ヒューイ 「(まだ真ん中)3、4、5、6のどれかが出ればあきらが上がりか」
健  「(3分の2の地点)ちぇっ、せっかく四郎兄の駒にしたのに」
あきら 「これで上がれなくても俺の勝ちは揺らがなそうだな。えいっ(コロコロ)…1だ」
椿  「(無邪気に)残念でした、『スタートに戻る』です」
あきら 「な、なんだtt(AAry」

叔父様邸の門に辿り着いたセシル。
そこで門番に門を開けてもらって出てきた眠ののとばったり出会う。
セシル 「あ…眠のの」
眠のの 「セシル!迎えにきてくれてたのね!」
セシル 「え、違、僕はアナイスに…」
眠のの 「あら、私が帰る時間をセシルに教えておいてくれるなんて、アナイスちゃん気が利くじゃない!
      さ、セシル、帰りましょう。それとも初詣に寄ってく?」
半ば引っ張られるようにして叔父様邸からUターンを余儀無くされるセシル。

セシル 「僕の一年のはじまりはまたこのオチか……」
教室 「シルビーさん、ミサに現われませんでしたすね」
寝ルカ (もしかして27番先輩、僕を教室さんとふたりきりにしようと気をきかせてくれたんじゃ…?)
教室 「あ、それシルビーさんのクリスマス・プレゼントのマフラーっすね」
寝ルカ 「ええ。シルビーさんって意外と器用だったんですね」
教室 「ここのところが袋状になってるんで、デフォの帽子だけじゃ寒い時は、
    こういうふうに頭にかぶって、それから、こうして首に巻くこともできるんすよ」
寝ルカ 「どうして教室さんが知ってるんですか?」
教室 「だって、それは俺が…っと、あぶないあぶない。いや、なんでもないっす」

27番 「(木の陰から見ている)よかったよかった。寝ルカ、彼女と幸せになれよ〜」
天然27番先生スキー(´∀`)
すごろくネタも面白い。
初笑いさせていただきました。
401寝ルカ:05/01/02 19:24:13
先輩、人の恋路よりそろそろ自分の心配をして下さい
4021/2:05/01/02 23:43:48
丘の上の神社にて。
ミシェル 「神様、初恋の人に会わせてくださってありがとうございます。
     どうか今年は初恋の人と…初恋の人と………
     え?僕はいったい…?」
デカ健 「あれっ、ミシェルじゃないか。何してるんだ、後ろがつかえてるのに」
白鳥 「初恋の人と結ばれますようにとお願いしてるんじゃないですか?
   (参詣者のお願いを聞くのはあなたの役目なんですよ)」
デカ健 「やべっ!あ、俺すごろくの方が気になるから」
白蓮 「もう、デカ健様ったらー」

荒夜 (なんだよ、初詣はもうすんだだろう?)
遠夜 (あれはあなたの用事でしょう?私だって神様にお願いすることがあるんですよ)
荒夜 (商売繁盛、素晴らしい茶器が手に入りますように、ドジが直りますように、ってか?)
遠夜 (どうしてわかるんですか?)
荒夜 (どうしてわからないと思うんだ?ん、あいつは)
遠夜 「(道端でうずくまっているミシェルに賭けより)ミシェルさん、どうしたんですか?」
ミシェル 「あ、店長さん。僕…頭痛が…リヒトさんやめぐさんが心配するからここで休もうと…」
遠夜 「だったら、うちで休んだらどうですか?りおさんは中国人留学生のお友達のところに行ってて、
    私ひとりですけどね」

中国茶店<TOHYA>
シンディ(なぜかいる)「恋の悩み?まあ、あなたの場合は相手が相手だから大変だろうけど」
ミシェル 「僕、わからなくなってきたんです。初恋の人にもう一度会いたい、見ているだけでいい、
      そう思っていたのに、ケンコさんが初恋の人とわかったら、それだけでは満足できなくて、
      抱きしめてキスをしたい、自分だけのものにしたいって、なんだか変になりそうです」
シンディ 「それが普通よ」
4032/2:05/01/02 23:46:48
シンディ 「でも、あなた、本当にケンコさんのことが好きなの?それとも初恋の人だから好きなだけ?
      初恋に恋をしてるだけなのじゃないかしら?」
ミシェル 「僕は…」
シンディ 「もっと現実を見なさい。世の中に女性はたくさんいるのよ。あなたにふさわしい人は
      他にいるかもしれないわ(ミシェルの顎を指ではさんで自分の方に向ける)」
ミシェル 「シンディさん、なにを!?」
シンディ 「目を閉じちゃダメ。開けているのよ」
ミシェル 「そっ、そんなあっ!」
シンディの唇がミシェルの唇に触れようとした瞬間。
荒夜 「おい、俺の女に何をしてる!」
遠夜 (勝手に出てこないでください、荒夜)
荒夜 (こういう場合、お前はオロオロするだけだろう?だから代わりに出てやってんだよ)
ミシェル 「あなたは店長さんの中の人?」
荒夜 「バカ、あれは映画の中の話で、俺と遠夜は別人だ!」
シンディ 「ごまかしても無駄よ、天使の瞳は騙せないわ」
荒夜 「レディこそ、汚れなき天使を誘惑しようなんて、いい趣味とは思えないぜ。
    ま、俺に焼き餅を焼かせようという魂胆だってことは見え見えだがな」
シンディ 「思いあがりもいいかげんになさい」
ミシェル 「シンディさんはどちらが好きなんですか?店長さんと荒夜さん」
シンディ 「どっちだと思う?」
シンディの顔をしばらく見た後でにっこり微笑むミシェル。
ミシェル 「わかりました。それから自分の気持ちも。僕はケンコさんを愛しています。
      たとえ、世界を敵に回しても、地獄に落とされても、この思い、貫き通します」
礼を言って出て行くミシェルの背中を見ながら荒夜がつぶやく。
荒夜 「難儀なやつだな」
遠夜 (それを言うなら、恋に関しては百戦錬磨のあなたが、シンディさんには…)
荒夜 (うるさいっ!)
遠夜 (そんなところが私は嫌いではありませんけど)
>402-403
遠夜から荒夜への最後の一言に萌ったよ。
荒夜に振り回されてるようでちゃんとわかってる店長、大人だよ。
あぁ、ミシェル、ミシェル・・・男の子のミシェルが欲しい・・・
デカ健様、今年半ば以降に、ミシェル再販をお願いします・・・
wwヘ√レvv〜(-人-)─wwヘ√レvv〜─ !!!
(*´∀`)ノ〜D お賽銭も忘れずにw
406デカ健:05/01/03 00:59:24
>405
またーりマテ。まあ俺のご神体の再販が先だな!
>393の続き

神社仏閣一覧に載っていた神社を全て周り終え、大量のお守りを手に帰路につくキャプテンと巫女のの。
キャプテン 「何処の神社も凄い人出だったな。あれだけの願掛けに応える神様も大変だ。」
巫女のの 「そうですね。絵馬も願い事でいっぱいでした。
        出来れば全員の願いが叶えば良いのですが、それは無理ですしね。」
シルビーへの土産の縁結びのお守りを目の前で揺らす巫女のの。
巫女のの 「シルビー様は寝ルカ先生様が好き、寝ルカ先生様は13ミミ様が好き。
        13ミミ様は四郎様が好き、四郎様はアナイス様が好き。
        シルビー様の願いが叶えば寝ルカ先生様の願いは叶わないし、
        寝ルカ先生様の願いが叶えばシルビー様と13ミミ様の願いは叶いません。」
キャプテン 「色恋なんて強く願えば叶うってもんでもねえしな。
      劇場版に出てきた魔王長男なんか百年も粘着し続けても結局叶わなかったんだしさ。」
巫女のの 「誰かに恋されても、自分にとってたった一人の人だと思えなければ軽々しく応じられないのでしょう。
        D様といいアナイス様といい、ここには罪な女性が多いですわ。
        友達や仲間と違って恋人の椅子は一つだけですものね。」
キャプテン 「競争を勝ち抜いてたった一つの椅子に座るために必死になるのも分かんなかねぇけど、
      あいつら皆よくあんな臆面も無く好いた惚れたを態度に出せるよな。
      恥ずかしくないのか。」
巫女のの 「そうですね。眠ののやシルビー様の様な情熱的な恋も見ていて素敵だと思いますが、
       自分ではとても出来そうにありません。
       どちらかと言うとリヒト様とめぐ様の老夫婦の様な愛に憧れます。」
キャプテン 「ああ、あいつらはその辺の浮ついた連中とは一味違うな。
      シルビーがキャンプファイヤーで眠ののちゃんが火炎放射器だとしたら
      リヒトとめぐは備長炭って感じだ。」

同じく初詣帰りのリヒトとめぐ。聞くともなしに前方を歩くキャプテンと巫女ののの会話を聞いている。
リヒト  「老夫婦……」
めぐ  「備長炭……」
ハゲワロタ
でもそういうキャプテンと巫女ののはヘビ花火だなw
天すみ2F

リヒト 「闇ミカ、風邪治ったか?」
めぐりん「はい、おみやげのメロン」
闇ミカ 「わぁい、メロンパンもいいけどメロンも美味しいなぁ」
ゴスサラ「みんな病人にはやさしいのね。」
リヒト 「四郎が正月休みだからな。早く治して店の手伝いしてくれよ。」
ゴスサラ「そういえばミシェルは何処いったのよ」
めぐりん「あら、初詣での時には一緒にいたと思ったのに。」
リヒト 「なんだと?知らない人に憑いて行くなとあれほど言ったのに。」
闇ミカ (初恋の人関係な気がするな・・・・)
>408
ヘビ花火にワロタ
--教会-- ミサの片づけをしている教室B。
リンク 「シスターB、ご苦労様。お茶を煎れたので少し休憩しよう。」
教室B  「はい、神父様。」

リンク 「そう言えば、君の捜し人がこの町にいると聞いていたが今日のミサには
     来ていなかったのか?」
ちょっと暗い表情で俯き首を横に振る教室B
教室B 「うちの師匠がキリシタンでしたからその方も今日のミサに参加されると思って
    いたのですが…。」
リンク 「そうか。写真か似顔絵でもあれば私も捜すのを手伝えるのだが。」
教室B 「お恥ずかしながらうちの村には写真機なんてそんな高度な機械はなかったもので。
    私も師匠の話だけで生憎本人にはお会いした事が一度もないもので。」
リンク 「ち ょ っ と 待 て。君は本人の顔を知らないのにどうやって今まで捜してたんだ?」
教室B  「え?ですから師匠から聞いた話でイメージして…。」
リンク 「…試しに君のイメージを教えてもらおうか。」
教室B 「はい、とても力持ちで、でも動きは俊敏。彫りの深いヘッドに男らしいメイクがされていて
    あまりウィッグはお好きではなかったみたいです。
    それを踏まえると NEO-GUYボディのNEO-GUY H04 ヘッドに近いSDを…。」
リンク 「一生見つかりそうにないな…。」
>411
NEO-GUY H04ヘッドってこれか。
ttp://www.volks.co.jp/images/goods/img1518_0.jpg
禿ワロタよ。こんなSD居たら見てみたいw
>411
NEO-GUYボディのSD…。出たら踊ってしまいそうだw
よりによって04ヘッドかー!?(w
01なら好みなんだが
それより写真機が高度な機械と見なされる教室村ってどんな村なんだ…
切支丹も気になる…
13のの 「ねえ、ニコ。キャプテンさんと巫女ののさんがお年始にいらしたわよ。
     あなたが仕入れで留守だと伝えたら、寂しがってたわ。」
ニコ  「キャプテンが…。」
13のの 「ねえ、見て。こんなの頂いちゃった。(子宝祈願のお守り)
     なんだか恥かしいわね。」
ニコ  「子供…。」
13のの  「お店も軌道に乗ってきたし、そろそろそういうことも考える時期かしらね。
      私とあなたの赤ちゃんだったら、男の子でも女の子でも、きっと目がパッチリした可愛い子になるわ(はぁと)」
ニコ   「俺とののの子供… いやダ。まだ子供はいらない。」
13のの  「どうして?ニコ、赤ちゃん嫌いなの?」
ニコ   「赤ちゃんは嫌いじゃない。でも、でも…
     (子供が生まれたら、ののを子供に取られてしまう気がして寂しいんだYO!!
でもそんなヘタレなセリフ言えねーYO!)
      とにかく! 俺は子供のことなんか考えたくもナイ!」
13のの  「ひどーい!あなたが子供が欲しくないのはわかったけど、そんな言い方ってないわ!
      私と幸せな家庭を築くのがイヤなの?」
ニコ   「ウー!(違うんだー どうしてわかってくれないんだ!! )」
13のの  「私はニコを今でも愛してるのに。きっと愛が醒めてしまったのね。
      だから私を重荷に感じるんでしょ。責任を取りたくないんでしょ!」
ニコ   「アー! ウー!(違うんだ、逆なんだ!世界一ののが好きなんだ! 他の誰かに、赤ん坊にも、ののを取られたくないんだ!)」
13のの  「本当はもう、私から逃げたいんでしょ! いいわよ!好きにすれば?あなたを信じてた私が馬鹿だったわ!」
ニコ   「なんでわからないんだ、のの!」
13のの  「あなたがもう私を愛してないことは良くわかったわよ!!」
ニコ   「ふざけるな!」
13のの  「ニコなんかもう知らない、バカッ!!! 顔も見たくないわ、出ていって!」
ニコ    「…それは、こっちのセリフだ」

バタン! 出ていくニコ。
テーブルに突っ伏して号泣する13のの。
ニコ  「のの… 大好きなのに… どうしてこんなことに…(T_T)」
      
ごめん。本編でリアルな新婚ネタはやめて orz
別な場所に移ってたり、映画ネタなら笑って過ごせるけど…
す、すまねえ。ではスルーして下さい。>all
予告ネタを見てなんとなく思いついた話だったのですが、
よく考えたら子供とか結婚観がらみのネタは、
いろんなご事情や考え方の人がいらっしゃるでしょうし、生々しく感じる人もいるかもしれないので自粛します。
某並みに軽はずみに書いて申し訳なかったm(_)m
え、すっごい楽しく読ませてもらったけど…やっぱダメかなぁ
って漏れは予告編書いた384だから贔屓目入ってるのかも(´∀`;)
今さらかもしれんけど、バレンタイン祭りの前フリってことで
じりじりと2月まで引っ張ったらダメかな。
実際ラストで子供生まれる必要は全くないし、劇中劇ってことなら
ハイクロのように結婚だの子供だのという話でもすんなり読めるし。
職人さんが振ったネタに文句は言わないし言えない。
嫌なら読み手がスルーするだけだから。

ただ、男の読み手もいるんで。
こっちは生々しいとは思った。
女ですが、ものすごく嫌!ってほどじゃないけど、
生々しいなーとは見て思ってた。続くようなら続けて脳内スルーです…。
>420さんの意見に賛成します。
自分も職人さんが書くのは構わないけど正直スルーだな。
単発ネタで面白おかしく終ってたら生暖かく見てられたけど。
難しいね。
読み手がスルーしても、気に入ったor設定はお残ししない職人さんが続きを書いたら……
正直続きが気になる独り者(ニガワラ
ここでなくて、保管庫の方に落としてくれたら嬉しい鴨
そして、何ごともなかったように次のお話が読みたいぞー


漏れには話を落としていく才能がないんだ…orz
ところで、ミニっ子達のお年玉はいかほどだったんだんだろうか?
だから、
書き手は感想とか反応とか待って書くほうが良いし。
読み手は感想とか反応を、一言でも書いた方が良いと思う。
(あまり同じ過ぎる感想は、控えるべきだけどね。)
すみません、417=419=420ですが
やはり、受け入れ難い読者の方がいるとわかっている状態で続きを書くのは無理なので、
自分的には今後このネタは自粛、417はスルーで無かったこととして扱っていただけるよう
おながいしたいのですが。
強制は出来ませんが、他の職人様も引っ張らないで頂けるとありがたいです。
子供云々はともかく(漏れ個人は特に抵抗なかったが)
いつもラブラブなニコののの夫婦喧嘩ネタ、というのは面白そうだったな。
>428タンドンマイ。

スレ違い気味だけど、男スレに常駐してたらちょっとやそっとじゃ
生々しいと思わなくなってしまったよ。
あそこの空気に毒されたか…
なんていうのかなー
SDが子供うむっつーのが生々しい。
このスレ的だったら、「子供ミニチョしに里までいってきまーす」ってかんじ。
子供生ませたかったら、映画ネタにするか、ハイクロみたいに完全擬人化の
劇中劇にすべきだろうなと思うけど。
じゃあ夢落ちってことで
まぁ、SDとして見てるか擬人化して見てるかはその人によって
それぞれだからなぁ。読んでると擬人化している職人さんの方が多い気がするけど

自分はそれよりも402のミシェルの台詞の方が駄目だったよ。
ミシェルがデカ健を女として見てるという事は理解しているけどさ。
最初の頃のまだデカ健の正体が解らず捜しまわっている時とかは笑って
見ていたけど魔界編あたりからなんかちょっと…。

職人様、男も読んでいる事を考慮してくれると嬉しいです。
個人的には、生々しいというより「生臭い」って思った。
こう言ったら申し訳無いんだけど、等身大ドールを見てるみたいな。

でも、そんな事よりも話をしっかり終わらせる方が大切なんじゃないかと思ったよ。

みんな、鬱な事、痛い事ってリアルだけで充分でしょ?
せめて、この仮想空間だけは、楽しく可笑しくハッピーエンドが良いでしょ?

まぁ、野郎の俺が感じるのと女性の住人さん・職人さんが感じるのでは違うんだろうけど
俺はちゃんとした形でこのエピソードがハッピーエンドを迎えるのを望むよ。
魔界編のミシェルは平気だったけど、
>402のミシェルはちょっとダメだったな。ごめんなさい職人さん。
丼舞>428
漏れもニコののが喧嘩する話という部分は気になるので2月に期待ってとこだな
そんじゃミニっ子単発で。
1月1日の橘家。
綾「さーみんな、お年玉よー!」
  今年はお店やバイト代のほかに、映画編で思わずギャラもらえたからちょっと多めよ」
美加「わーほんとだ!894円も入ってるよー」
健「やった、僕1243円だ!でもなんでこんなにお金が半端なの?」
四郎「ルーレットで決めたんだよ」
あきら「僕、65円…orz」
黒ナー「黒ナーは1890円ですた。あきらタソに300円だけあげるでつ」
あきら「ありがとう、でもその気持ちだけで充分だよ…(*T∀T)」
美加「公園行こ!エルシーちゃんやユニちゃんやヒューイ君もいるよ、きっと」

ヒューイ「兄貴のバカ、お年玉くれないんだもんなー」
エルシー「日本のお正月って、ハイランドと全然ちがっておもしろいね」
ユニ「おとしだま?もらいますた」(ピンポン玉を取り出す
健「え、まさかそれ…」
ユニ「にーたんが塔の上から落としたのを、ユニが拾って磨いたんでつ。
   がんがって1回でキャッチしますた!」
ヒューイ「え、それってちg(ムグムグ」
あきら「(しーっ!カイさんだって大変なんだよ!)せ、せっかくみんな集まってるんだし、遊ぼうよ!」
健「えーとえーと…あ、イサイサのおうちでもちつきやるって言ってたよ!
  四郎にいとつかぴょんもいるって。見に行こうよ」
わーっとなし崩しにイサイサの家まで競走を始めるミニっ子ズ。

(´=`)「あら、みんないらっしゃい。丁度つきあがったところよ、たくさん食べてね」
あきらオーナーの漏れはあきらと同じ数字を
元旦に他スレで出したわけだが…orz
このスレって女性の住人が多いんだと勝手に思ってたけど
男の人も結構いるんだね。
男性陣にはどのキャラが人気あるのかチョト気になった。
>436
あきらタンとお揃いオメ( ´∀`)σ)Д`)
今年も仲良くという思召しだよ。
サシャ「カイったら、私が満足なお給料あげてないみたいじゃない…
    貯金してるって言ってたけど、また新しい掃除機でも買うのかしら」


カイ「ユニ、すまない。ホワイトでーのためニ貯金シナきゃ。嗚呼でも
   今年はチョコくれるかどうか…(映画編の翔のセリフが頭をよぎる)
   いや、自分に地震をモツんだオレ!」(ブツブツ
サシャ「(遠目にカイを見て)…やっぱり悩んでるわ。仕方ないわね、
   あとでカイからってことでコソーリお年玉渡しておきましょうか」
クリス「心配いらないよ〜、未来の義兄がちゃんとお年玉がわりの
   ピカッときれいとスポンジペーパーセットあげたから」
サシャ「お兄様、何わけのわからないこと言ってるのっ///」
>417はエピソードとしてはいいんじゃないかと思ったんだけど。
結婚して喧嘩のひとつもしないってんじゃあまりに現実的じゃないし、
子供にやきもち妬くニコは素直に可愛いと思ったけどな。
それに、ものがSDなだけに、孕んだ産んだになるんじゃなくて
夫婦が心を合わせてお祈りしたら
女神美加様が二人の特徴を踏まえてミニチョしてくれるもんだと
なんとなく思っちゃったんだけど。
なので、全然生々しいとも思わなかったです。

蒸し返しになるかもだけど、こういう意見もあるってことで。
ニコと13ののが喧嘩したままの方が悲しいな、と思うので、
もし良かったら保管庫ででも仲直りさせてあげていただけると嬉しいです。
>417の続き書きたいな、と思ってたところなので
テスト板の方に落としておきます。
>441
是非おながいします。
続き気になってました。
402です。
ミシェルには永遠にカン違いして欲しかったのであんな風に書きましたけど
嫌な人もいたんですね。ごめんなさい。
もうネタは書きません。
すみませんでした。
>>402
そんなこと言わないでくれ!!
私は全然深読みしないから、どんなネタでもおいしくいただいているんだ、
こんなヤツだっているぞ、
だからガンガってくだちぃ。
>443
もう書かないなんて寂しい事言わないでくだちぃ。
私は>>402のネタのミシェル誘惑するシンディと焼き餅妬く荒夜の掛け合い気に入ってたよ。
どんなネタだって気に入る人と嫌がる人はいるんだし、「嫌な人は黙ってスルー」こそがこのスレの掟。
一人二人のダメ出しで断筆してたら誰も投下できなくなくなっちゃうよ。
メゲずにまた投下して欲しいっす。
夜の人達とシンディの奇妙な三角関係が最近ツボってるので、また彼らのネタきぼん。
他スレで魔界編の事ぼやいていた人もいたしな…
(このスレ以外持ち出し禁止なのに)
漏れは興味ないのはスルーしてるので
気にしないで投下してくだしぃ

ミニ子のもちつけ大会はどうなったんだろ?
おとそ飲んで酔っぱらったミニ子とかw
つーか。
もうこねーよヽ(‘Д´)ノウワァァァン
は、職人の禁じ手だってば…

ついでに。
不満があったらすぐに書くってルールじゃなかったっけ?
便乗で「実はー」はやめようぜ。
豚斬りすまん。
闇ミカがメロンパンとかメロンとか言うと無性に食べたくなる。
コンビニにメロンパン買いに走っちゃったよ。でもこんな時間に食えない!!
早く朝になってくれ。闇ミカにも半分あげるな。(・∀・)ノD
>448
私も闇ミカのメロンパン話し見るたびにメロンパンが食べたくなり
メロンパン見るたびに闇ミカが欲しくなったりしてる。
テスト板にニコののネタの続き投下してくれた職人様、GJです。
ニコにはパピィ語通じるんだね。
パピィ語を理解できるのが大人の男のステータスなんだろうか。
>それに、ものがSDなだけに、孕んだ産んだになるんじゃなくて
>夫婦が心を合わせてお祈りしたら
>女神美加様が二人の特徴を踏まえてミニチョしてくれるもんだと

うわー。なんか可愛い!!
でもまあ、美加様の仕事だろうな。
デカ健様が手を出したら…ガクガクブルブル
以外性を狙って全く違う系統の子をミニチョしそうだねデカ健様。
起こった女神美加様が問いつめると面白そうだったからとか言い出すんだ。
話豚切ます。
こはく・ひすい・くんも新学期間近で日常編にも出したいです。
映画設定とは全く違う方が混乱がないのかもしれませんが、あの設定も個人的には魅力的だと感じています。
魔界から来たと言いはってるちびちゃん達とその姉の経歴不明のミステリアスな少女…なんて駄目でしょうか。
ケンカしたままうやむやじゃ、次の職人さんがニコののネタ書きづらい
だろうなーいっそ夢オチネタで何か投下するか!?と(文才ヘタレのくせに)
思ってたので、大人にまとめてくれたテスト板の職人様に大拍手です。
455ミニっ子もちつき大会:05/01/04 12:48:55
といっても、いきがってヒューイが杵柄を取ったもののフラフラして
もちつきどころじゃなかったので、結局イサハハが返して東京少年ズが交代で
つき、ミニっ子は手分けしてちぎって丸めて好みの味付けをするという
感じにおさまった。

美加「あんこもちいっぱい出来たよー」
エルシー「辛味もちもとってもおいしそう」
健「納豆が手についちゃったーかゆいよー」
白ナー(なぜかいる)「健さま、お拭きしますわ。お手をこちらに」
ミーシャ「いそべもちー」
シンシヤ「でちー」
黒ナー「綾たんのたくあんでおもちを挟むとおいしいのでつ(モグモグ」
司「黒ナーちゃん、俺にも!」
ヒューイ「へへーん、こんな大きいの作っちゃった(パク …う、ぬー!むー!」
四郎「正月からお約束なやつだなっ!!!水、水…!」
ユニ「ヒュイタソ、これ飲むでつっ!(ガボガボ」
勲「あ、それは水じゃなくて…」
(;´=`)「秘蔵の『大吟醸 勲』が…」
ヒューイ「(もちは取れたけどベロベロ)うははぁ〜マイスイートナーシャ、
   マイリトルレディ美加、マイエキセントリックユニ、
   マイプリティエンジェルエルシーが〜3人もいるよ〜〜〜
   参ったね、誰をえらybんmp;(バタリ」
エルシー「ヒューイ君、酔っぱらって変なこと言ってたね…」
あきら「3人見えた以外は普段と何ら変わりないよ」
勲「仕方ない、家まで送っていくか…」
四郎「家は今誰もいないって言ってたし、ここで寝かせておこうぜ」
(´=`)「じゃヒューイ君には悪いけどもちつきの続きしましょうか」
ミニっ子ズ『はぁーーーい!!!』
>453
私の中のひすいとこはくの日常編イメージはこんな。

蕎麦処『天すみ』。
新年早々常連客のオサーン達で盛り上がっている所に、
素人目にも仕立ての良さがわかる紋付袴と振袖姿のミニっこが入ってくる。

ひすい 「明けましておめでとうございます、ママ」
こはく 「今年もよろしくお願いします、パパ」
お盆を持ったままひすいとこはくに走り寄るめぐ。
めぐ  「まあ、ひすいさんもこはくさんも来てくれたのね。
     明けましておめでとうございます」
リヒト 「おうよ、こっちこそ宜しくな!(っていつのまに俺までパパ呼ばわり!?)」
常連A 「パパとママ?おいリヒトにめぐりん、お前ぇらいつのまにガキなんかミニチョしやがったんだよ」
常連B 「俺ら常連に隠してるなんて水臭いぜ。歌舞伎風隈取メイクたぁ渋い注文出しやがったな」
めぐ  「いいえ、この子達は私たちがミニチョして来た子ではなくて、本当のご両親をなくしてしまった子なのです。
     話すと長くなるのですが、理由あって私たちの子供も同然に可愛がっている子たちなのですわ」
リヒト 「ひすい、こはく、このオサーン達にもちゃんと挨拶しな。うちの大事な常連連中だ。
     顔はいかついし口は悪ぃが根は気のいい連中だぜ」
ひすい 「はじめまして、ひすいです」
こはく 「こはくです。ふつつかものですが、よろしくお願いします」
常連A 「おっ、ちゃんと挨拶出来て立派じゃねぇか。ほらよ、これ少ないけどお年玉だ」
常連B 「立ちっぱなしもなんだし、こっち来て座んな。ほれ、お屠蘇だ」
めぐ  「もう、子供にお酒なんて飲ませないでくださいまし!」
こはく 「パパとママの家って賑やかだね」
ひすい 「古きよき時代の庶民の暮らしって感じで興味深いわ」
457453:05/01/04 16:07:49
>456さん
こはく・ひすいの日常編、ありがとうございます!
魔界うんぬんの設定にこだわっていたわけではなく、普通にリヒトやめぐに甘える二人が見たかったので、うれしいです。
映画が先になった子達は日常編での扱いが難しいかもしれませんが、時々元気な姿が見られて、その内にスレでのイメージが固まればいいなあと思っています。
魔界編読んでなかったんで
こはくとひすいが何者なのか2行でよろしく。
魔界編では魔王の末っ子の双子。
いろいろあってめぐになついてる。
>456
ありがとうありがとう!!
魔界編で、めぐりんをママと呼ぶ二人がすごく好きだったし、
めぐりんのママぶりも大好きだったので
日常編でもその様子が見れて嬉しいです。
>459が(・∀・)イイ!!仕事した!w
常連ABが何故かネオガイの小さなおじさんに思えるよママン…。
>>456
GJ!!!
こういうのを読みたかったんだ。
こはくとひすい可愛いなぁ(*´Д`)
ありがとう!
>>462
うん、プラスのネオガイだね。1番と3番だろか。
オサレ系をめざすヤマタケではなさそうだ。
ひょっとして、教室Bが探している人も…>ネオ外
今までNEO-GUY興味なかったのに、ここ最近の流れで何番がどの顔だか覚えてしまった。
467443:05/01/04 23:03:12
>444、445、446様、レスありがとうございます。
今まで男の人が見ていることを考えずに書いていたので、男が読んでいることを考慮しろと言われて、
今後、書く自信がなくなりました。
夜夜コンビ+シンディネタは他の方も書いていらっしゃるので、もっと上手な話を書いてくれると思います。
432、434様、他の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。
なんでか、くんは橘家の四郎のすぐ上の姉(少女ボディなのに)だと
勝手に思いこんでた… 
綾は少女ボディで長女、おまけに社会人だし
>>467
だから…
職人側の「もうコネーヨヽ(‘Д´)ノウワァァァン」は御法度なんだってば。
きつい言い方かもしれんが、書かないなら書かないで良いんだよ。
もう書かないって書くのが(・A・)イクナイ!! んだって。
471470:05/01/04 23:36:27
ま、しばらく休んで。
他の職人さんの書き込みに2・3感想つけてると、また書きたくなってくるし、
気が向けば投下すればよいよ。

恋愛・結婚観は人によって違うから、書くときは、完全擬人化するより、
半擬人化でSDらしさを残して書くと、嫌う人が少なくなって良いと思うよ-

人気があると思われる、カップルネタだって嫌いな人いるしね。
(実は漏れとあるカップリングネタがすごく苦手。だからいつも脳内あぼーんしてる。)
恋愛ネタは軽めに書くのが良いと思う。
嫌いなネタ・苦手なネタの話になると空気悪くなりそうなので
逆に住人の皆さんの好きなネタ・読みたいネタって何かと聞いてみる。
個人的に好きなのは海賊関連やミニっ子が目立つ話です。
濃いめの恋愛話は苦手なのでその辺りはスルーさせて貰ってます。
でもルカ→アナイス←セシル←眠ののはノリが明るいので好きだったり。
初恋の人が判明する前までのミシェル関連も好きでした。

…い、言っちゃったよ…
>472
遠夜店長とチャイナりおの、ピントのややずれたトーク。
チャイナりお好きなんだよ。
いつぞやの、遠夜を待つチャイナりおの話を今でも思い出す。
橘一家の話は全般的に好きです。
温かくて優しくて、一人暮らしの身には実家を思い出してしまって
泣けてくることもある。
可愛い姪っこにメロメロでつい暴走してしまう叔父様も。
最近だとめぐりんと琥珀&翡翠の話にほろりときました。
家族っていいな、と思える話はいいですね。
>473.474さんとほぼ同じ
ピントのずれた会話が自分的ツボなんだと最近気がついた
当然教室をカンチガイしている27番先生のボケた心使いも大好きだ
叔父様萌えなので,叔父様をもっと!もっと!
・・は冗談として、ここの話でそんなに拒否感覚えるものは
私には無かったよ。
ハードな展開でもイヤな性格のキャラが生まれないのがいい。
職人さんたち尊敬してますよ。
森の塔の住人たち(クリス・サシャ・カイ・ユニ)がらみが好き。
>478
漏れも〜 ノシ
運動会ネタの時の、カイとニコのラブラブ片仮名絶叫騎馬戦を思い出すなぁ。

今後の展開では、教室と寝ルカ先生を温かく見守る27番先生と、
見当違いの方向で教室を探すシスターBのすれ違いが気になる。
っていうかシスターB、教室を目の前にしても気づかなさそうだ。
海賊関連と夜の人達関連が好きです。
寝ルカへの想いが超高速で空回りするシルビーや巻き添えを食う海賊団、
寝ルカと27番先生や7番と11番の絡み、色恋沙汰に不器用ですぐ照れて逆切れするキャプテン。
遠夜荒夜脳内漫才やチャイナりおと遠夜のほのぼの、遠夜荒夜シンディの三角関係。
あとミシェルの妙な行動にリヒトとめぐが振り回されたりツッコミ入れたりする話。
恋愛ネタだとシロミミ、セシのの、カイサシャ。
ミニっこだと美加やユニがおバカな男ミニっこ(主にあきらやヒューイ)を切れ味鋭く斬るネタ。
自分で書きやすいのもあるし、読むのは好きだけど自分で書くにはネタが思い浮かばないのもあります。
いつも楽しいネタを提供してくれる他の職人様に感謝です。
好き嫌い無く美味しく戴いております。

最近、アイカ、セイナの宇宙人コンビがいないですね。
あのハチャメチャさが好きなんで、たまーにで良いので元気な姿を見たいです。
四郎にとっては迷惑だと思いますが。w
カップルネタ大好物です・・・スマソ。
ニコと13のの夫婦も好きだし、一途にセシルを想う寝ののも好き。
一生懸命なつかぴょん&ニブい綾姉も好きだし、銀ミカも好き。
シロミミもゴスサラ&闇ミカも、キャプテン&巫女ののも。
誰かが誰かを想って優しくなる瞬間がすごく好きです。
報われなくても相手の幸せを願う気持ちが、切ないけどいいなあと思います。
ちょっとしたヤキモチなんかも可愛いなと思うし。

あとは、イサイサの猫ネタが大好きですw
闇ミカがらみの話のネタが大好物です。
なんだかんだで一番和むんだよなぁ〜。
なので、魔界編はかなり美味しく頂けました。
職人様ごちそうさまでした。
ゴスサラと一緒のだけじゃなくて、他キャラとも接触してくれたら
もっと嬉しい。
>483
私も恋愛ネタ大好物です。
ツカアヤ派だったけど、カコヨカッタハイクロとキモカッタ魔界編読んで銀ミカも好きになってきたよ。
Dたま。顔文字が出るだけでうれしいでつ。
特に、黒ナー視点のつぶやきシリーズ。
単発ネタで不条理なネタが好きです。
クリスが瓶の中に入ってたり、四郎がセシルのダンスで飛ばされたりするような
ずっとそれが続くのはあれですけど時々あると嬉しいです。
あとクリスのわらしべ長者の時みたいな上手く連係トスになるネタ。
それと寝ルカ、教室、27番ネタが上手く空回りしていて面白いです。
恋愛はシロミミが好きです。
ベタなネタが多いんですが健気な女の子って応援したくなる。
ミニッコでは夏休みでデカ健に冷静な突っ込みを入れるミュウちゃんが好きになりました。
私もDたま好きです。
Vたまとかシンディとの微妙な距離感もなんか好き。
Dタマかこいいよね。くわせものなVタマも好きだ。
まさに「ビクトリー!」なんて似合う名づけなんだと感心しちゃったよ。
野球中継やサッカー中継で何度も中止になったクリスの不思議な旅。
覚えている人はいるだろうか、けっこう昔のネタだ。
旅するクリス好き。踊るセシルや植毛する13サラも好き。
で、結局ここでもくん、こはく、ひすいは魔界から来た人になったの?
劇中劇だと思っていたからめぐとこはくひすいの話に涙したけど、正直ママパパって呼び方が嫌。
魔界編の設定持ちのキャラの話は、もう別でやっていただきたい…。
魔界の設定が気にいってる人もいるし、映画の話として割りきりたい人もいるし
難しいね。
こういう話でスレがストップするのは雰囲気が悪くなるから、とりあえず魔界キャラに
ついてのネタは保留で、今後のことはテスト板を借りて話し合ったらどうかな。

それから、意見を書くときは書き方に気をつけた方がいいと思う。
誰かを不快にしたり、嫌な気分にさせたくてネタを書いてる職人さんはいないよ。
たとえ自分の好みでない設定でも、書いた人は楽しんで欲しい一心なのだから。
どっちがいい悪いという話ではなく、あくまで個人の好みの違いだから…ね。
これは好きなネタというより読んでみたいネタなんだけど、
アナイスに誰か好きな人ができる話。

鈍いアナイスに一方的に憧れてアナイス本人の意思そっちのけで争奪戦を繰り広げるルカシロセシ、
可愛い姪っこについた虫を追い払う叔父様……っていう今ある構図、
嫌いじゃないけどさすがに第1幕から続いてるだけに段々マンネリに感じてきた。
そろそろ人間関係に新しい風が吹き込まれるのを見てみたくなったよ。

劇中劇の中のネタとしてでもいいから、能動的に恋するアナイスの姿と
それに対する叔父様やルカシロセシのリアクションとか、読んでみたいです。
Dタマと凌が好きー
>492
書き方を気をつけるというほどひどいこと書いた人っている?
あぁ、苦手な人もいるんだなぁ位にしか漏れは思わなかったけど
正直流れ読んでると読み手の意見に過敏な人が多いと感じたよ。
そのネタでたしかまどか嬢が華麗に登場したんじゃなかったっけ(W
オクでまど男がぽんぽん出始めた頃。なつかしいなー。もう一年か…。
ここでキャプテンやまどかをお迎えする気になったんだよなー。



そんな風に増え続けてもう一年か…もう人間の居場所がないよ…orz
踊るセシル覚えてるよ!
セシルに好意的なレスをした人に椅子を用意して踊りを見せてくれるんだよね。
自分もああいう小ネタとか好きだ。
>>495
みんな大人だから、そんなにひどい書き方をしている人はいないけど、
こはくひすいの話で職人さんはリクエストに応えて続きを書いたのに、
気に入った人がいると思ったら今度は「そういうのは嫌、よそに行って下さい」と言われたりして、
読んでてちょっと気の毒になった。どうすれバインダー!!状態で。

魔界設定が好きな人と苦手な人がいるのはわかったから、それぞれの好みを
ネタ書いた職人さんにぶつけるんじゃなくて、ROMの人も含めて
「今後はこういう感じでどうかな」って話し合えればいいと思う。

で、話し合いはこちらでやるのがいいかなと思います。

ttp://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi/0000/1078846733/l50
>>498
でも、
魔界設定で書くんだったらタイトルにそれをつける。
続くようなら、引越しする。
ってなんとなくまとまってたよね。

どうすれバインダー!になる前に、お約束は踏襲したほうが良いよね。
東京中学(仮)、冬休み明けの教室。

27番 「久しぶりだな悪ガキ共。冬休みはどうだった?お年玉は沢山もらえたか?
     俺は甥っ子や姪っ子にむしりとられて素寒貧だぜ。
     最後の一日なんか財布の中に450円しか入ってなくてな…100均のカップ麺で3食凌いだものだ。
     いや、そんな事はどうでもいい。冬休みの宿題を集めるぞ」
四郎 「先生、俺らまた映画作りました」
司特製BOX入りのDVDを提出する四郎。
27番 「おまいら、夏に比べて多くなってないか?」
ルカ 「今回は全4本組、上映時間4時間を越える超大作だぜ!」
27番 「よし、早速鑑賞会でもやるか。学級委員、ちょっと職員室に行って
     今日はうちのクラスは丸一日授業潰すと言ってきてくれ」

上映中
  27番 『いよいよ終業式だ。冬休みに入るけど、調子に乗ってハメはずしすぎんなよ!
       じゃ、成績表を返すぞ!」』

27番 「あれ、俺が映ってる?」
司  「先生すいません、このシーンだけどうしても先生が必要だったんで
    盗撮させてもらいました」
27番 (…盗撮するぐらいなら呼んでくれYO! tu-ka俺もちゃんと出たかった…)

ルカ 「(ヒソヒソ)やべーよ、先生なんか落ち込んでるよ」
四郎 「(ヒソヒソ)次の映画の時は先生が主役の短編でも撮ってやるか?」
セシル 「(ヒソヒソ)でも先生が主役ってどんな話だよ?」
司  「(ヒソヒソ)生活に疲れた三十路手前のサラリーマンの悲哀を描いたハードボイルドとか?」
眠のの 「…売れなそう…(ポソリ)」
最初、「素寒貧」が何て読むか分からなかったんだが……
もしかしてスッカンピンなのか?初めて漢字見たよ!(感動)
>502
「素寒貧」=「すかんぴん」だね。
語彙がオサーン臭いのが27番先生らしさ…なのか?
27番先生、大好き・・・
シャツの下に腹巻きとかしてそう!
でもコートはやたらかっこいい黒のロングコートだったりしそう!
スーツは有るマーニ。その下には長袖U首+股引の冬仕様。
・・・・・だったら嫌だよ27番先生(笑)
寝ルカ先生は、普通?に洋服のアオヤマとかで2パンツスーツ買ってそう。
ネクタイはよりどり3本5千円あたりで。
コートは黒のロングコート、スーツは有るマーニ
でも家に帰るとジャージに着替えておコタで独り寂しく缶ビール…。
女2ちゃんねらーの特徴

・顔文字やでつまつ等を多用する
・2ちゃんの意見に流される
・「○○ドゾー」など差し入れAAを用いて馴れ合う
・一人称は漏れ
・「。・゚・(ノД`)・゚・。 」泣きAA多用
・○○なのは私(漏れ)だけ?なんて感じの同意の求め方をする
・「スマソ〜で逝ってくる」「LANケーブルで吊ってくる」などを良く使う
 しかし「逝ってくる」と言いつつも、すぐに戻ってくる
・「〜につきsage」などはsageればいいってもんではないことを理解できない
・荒らしを無視できない
 例)「あらあらまたですか。暇な人ですねえ。」
   「みんな、わかってると思うけど、>>○○はスルーよろ 」
構うから荒らされるんだぞと、10回注意しても直らない
・やたら長文の割に中身がない
・偽善者
コートやスーツがまた、一張羅っぽいんだよね…27番先生。
イサ純ネタを思いついたので試しに投下してみます。
あくまで試しって事で、もっと違う距離感や違う人間関係を想像していた職人様がいたら
遠慮なく別ネタ投下してくだちぃ。

昼休み、スーパーでもらってきたアルバイト情報のフリーペーパーを見ている純。
13ミミ 「あれ、純ちゃんバイトするの?」
純 「うん。ほら、うちって扶養家族が多いからお兄ちゃんも翔もお仕事して家計を助けてるでしょ?
   純もお祖父ちゃんの家では甘えっぱなしだったから、こっちでは何かやんなきゃなぁって。
   ミミちゃんも一緒にバイトしない?」
13ミミ 「私もお小遣い少ないからバイトしたいのはやまやまだけど、うちはバイト禁止なんだよね。
     お金は大人になってから嫌でも稼がなきゃいけなくなるんだから、
     中学生の間は勉強と空手のお稽古をしっかりやりなさいって」
そこへやってくる東京少年s。
四郎 「純、バイト何やるか決まったのか?」
純 「今迷ってる所。お兄ちゃんはお蕎麦屋さんで、つかさ君は叔父様のお屋敷の守衛だよね?
   いっちゃんは何かバイトしてるの?」
勲 「今探してる(´−`) 」
司 「え、イサイサもバイトするのか?お前実家で親に小遣いもらってるんだから困ってないだろ?」
勲 「小遣いだけじゃスタジオ代が賄えない」
純 「純にはどんなお仕事が向いてるんだろうね、こまめー」
喋りながら、こまめの手を使ってフリーペーパーのページをめくる純。
勲 「…可愛い」
純 「えっ、可愛い?(*゚Д゚)。oO(純の事?)」
勲 「ウン。(´−`) 。oO(こまめタンが)」
純 「あ、あの、よかったらいっちゃんも純と一緒にバイト探さない?」
勲 「(こまめタンと)一緒に?」
純 「う、うん。嫌だったらいいんだけど」
勲 「やる!(´ー`)ノ」
純タソ・・・・・・・・。かわえくて、ちょい切ない・・・・・。
カプものは苦手だけどイサ純のこういうのは楽しいなぁ。
イサイサはネコたんにしか興味ないのね。
512くんこはくひすい日常1/3:05/01/06 05:48:03
魔界編とは全く違う設定&性格でくん、こはく、ひすいを日常に出したかったので投下してみます。

―教室―
27番 「新学期も始まったことでおまえらに新しい仲間だ。入ってこい」
くん 「はい〜。…きゃあ!」
扉を開けて教室入ってくるくん。しかし突然扉のレールにつまずき転びそうになるのを27番が支える。
27番 「…っと。大丈夫か?転校初日で緊張してるんだな」くん 「はぁ…ありがとうございました…。みなさん初めまして〜。くんです。よろしくお願いします〜」

27番 「まぁおまえらの中には映画撮影で会ったやつもいるみたいだが、これから仲良くするように」
一同 「はーい」

―休み時間。くんの周りを女の子が取り囲む。


13ミミ 「くんちゃん!」
くん 「はい〜?」
13ミミ 「同じ学校だったんだね。これからよろしくね」
くん 「こちらこそ〜」
純 「ねぇねぇ、くんちゃん」
くん 「はい〜?」
純 「くんちゃん映画と印象ちょっとちがうね?」
くん 「あれは初回バージョンだったので〜、これが通常版なんです〜。」
13ミミ 「くんちゃんもスタンダードだもんね。でもバージョン違いがあるのはうらやましいなぁ」
513くんこはくひすい日常2/3:05/01/06 05:51:35
くん 「でもどうやら今はスタンダードとは言えない品薄らしいです〜。残念です〜。」
純 「某だからね…。それよりくんちゃんは兄弟いるの?」
くん 「弟と妹がいます〜。」
純 「へぇ、ミニっこ?それならうちと一緒だね!弟と妹がいると面倒みるの大変じゃない?」
くん 「え〜と…。妹たちのがしっかりしててあたしはいつも怒られてます〜」
純 「へぇ…そう…」
13ミミ (くんちゃんおっとりしてるもんなぁ)
純 (天然?なんか会話のテンポが掴みにくい…)


―放課後。くんが13ミミや純と校門を出ると走り寄ってくる2人

こはく 「いた!」
ひすい 「くーちゃん!」
くん 「あれ〜どうしたの〜?」
こはく 「くーねぇちゃんまだ自分の家覚えてないだろ」
ひすい 「あたしたち迎えに来てあげたんだからね」
くん 「そういえば…ありがと〜、こはく、ひすい〜」

13ミミ 「くんちゃんの兄弟ってこはくくんとひすいちゃんだったんだ(似てない…)」
純 (激しく似てない…)
くん 「よく兄弟に見えないっていわれるの〜。ひどいよね〜?」
こはく 「くーねぇちゃんがしっかりしてないからだろ」
ひすい 「クラスメイトのお姉さんくーちゃんをよろしくお願いしますね」
純 「う、うん!」
13ミミ 「ま、まかせてよ!」




くんはおっとり天然気味な女の子で、兄弟のこはくひすいはしっかりものって思ってたんですが…。
魔界編とはかなり違うのでダメならスルーでお願いします。
すみません。2回で収まりました…。
おっとり、くんちゃん萌えー(*´д`*)
ってーことは、てんすみには居候が増えるのか?
それとも別なのかな?
しっかりものの、こはく&ひすいも(・∀・)イイ!
一応普通の家庭が隣町から引っ越してきた感じのつもりでした。
こはくとひすいはめぐと共演して、めぐに懐いてるとかだったらかわいいなと…。


―蕎麦屋天すみ
くん 「こんにちは〜」
めぐ 「いらっしゃいませ〜。あら…」
くん 「この町内に引っ越してきたんですよ〜。よろしくお願いします〜」
こはくひすい 「よろしくお願いします!」
こはく 「あの、マ…じゃなくてめぐさん」
ひすい 「こはく今めぐさんのことママって呼ぼうとしてたでしょ」
こはく 「だって役柄が染み着いちゃってさ!」
ひすい 「あたしも魔法が使える気がしちゃう」
めぐ 「ふふ…二人ともお芝居頑張っていたものね」
二人のやり取りに微笑み頭を撫でる
こはく 「あーあ、めぐさんみたいなしっかりした人がねぇちゃんだったらよかったのにな」
ひすい 「くーちゃんはぽやぽやしてて頼りないもんね」
めぐ (…兄弟だったなんて…あまりに似てないから気がつきませんでしたわ…)


くん 「特製天すみそば3人前お願いします〜(´v`)/」
リヒト 「あいよっ」
>513に続けてみます
13ミミ 「くんちゃんたち、うちは東京なの?」
くん 「ええと〜商店街の〜、どこだっけ」
ひすい 「天すみの斜め向かいの花屋さんだよ!『ブルームーン』ていう」
13ミミ 「手芸屋さんの隣? 店入ったんだ。くんちゃん、お花好きなの?」
くん 「はい〜。ひなたぼっこしてぼーっとしてるのが・・・ 中学校でも園芸部に入ろうかと・・・」
商店街に入る。天すみや、くんの家が見えてくる。
純 「あそこ? 今バイト募集って貼ってあったよね!
   純雇ってもらえないかな」
くん 「助かります〜 でも力仕事だし、水仕事でこの季節つらいかも・・・」
純「結構力には自信があるよ。まかせて!」
こはく 「天すみで引越し蕎麦予約してるんだ。取りに行こうよ!」

荷物を置いて、天すみに入る一行。四郎はバイト中で、司・勲が遊びに来ている。
リヒト 「へい、らっしゃい! できてるぜ、引越し蕎麦!」
こはく 「ありがとう! パパ、じゃなくてリヒトさん!」
ひすい 「何かお手伝いできることはない? めぐ」
くん 「すみません・・・ 引っ越してきたばかりなのに、我が家のように居ついてしまって・・・」
めぐ 「いいのよ。せっかく仲良くなったのですもの。ここも家だと思ってちょうだい」
リヒト 「ご近所さんだしな! 仲良くやろうぜ!」
純 「お兄ちゃん、純バイト決まったの!」
四郎 「どこだ? あんまり遠いと・・・」
純 「ここの斜め向かいの花屋さん! お兄ちゃん、来るときに自転車に乗せてよ」
四郎 「いいけど・・・ お前乗せたら重そうだな・・・」
純 「ひどいよ〜! お兄ちゃんの馬鹿!」
勲 「(窓から出入りする男爵を見ている)・・・イツデモ、ネコタソ ミラレル
   俺もやとってもらえないか? 花屋」
純 「(えっ! いっちゃんと同じバイト?!)」
518517:05/01/06 08:02:32
・・・すみません。ネタがかぶってしまいました。
リロればよかった・・・
>518
516と517、ちゃんと繋がって読めたよ。
職人様方、GJです。
花屋「ブルームーン」でアルバイトを始めた純と勲。
純 「いらっしゃいませー」
男性客 「あれ、いつの間にここ花屋に?」
純 「最近オープンしたばかりなんです。よろしかったらいかがですか?」
男性客 「キミ、ここの店員さん?花よりもキミの方が可愛いよ。
      キミをお持ち帰りしたいなあ」
純 「困ります、仕事中ですから」
男性客 「いいじゃん、仕事なんて。どうせ始めたばっかのバイトだろ?
      クビになったってさあ、ボクがもっと沢山お小遣いあげるよ」
純 「離してください!」
男性客 「あれ、ボロっちいぬいぐるみ背負ってるね。年代モノ?
      そんなのよりボクがもっといいもの買って…あ痛たたたた」
純の背中のこまめに伸びそうになった男性客の手を勲が掴んで捻り上げる。
勲 「その子は俺の大事な子だ。手出ししたらヌッ殺す(#`−´)」
男性客 「じょ、冗談だよ、そう怒るなって……」
スタコラと逃げて行く男性客。
勲 「大丈夫か?(こまめタン)」
純 「うん。平気。助けてくれてありがとう、いっちゃん。優しいんだね」
勲 「(こまめタンが)困ってたら助けるのは当然だ。いつでも俺を呼べ」
純 「うん!いっちゃんは頼りになるね。いっちゃんがお兄ちゃんだったらよかったのに」
勲 「俺もこんな(こまめタンみたいな)妹か弟が欲しかった…」
純 「いっちゃん…(*´∀`)」

一方、柱の影でその様子を見ている四郎、司、13ミミ。
四郎 「イサイサ、まさか純の事を!?」
司 「…俺にはオチが読めた。」
13ミミ 「私にも読めたよ。」
司 「ニブい人を好きになるって苦労が多いよな…」
13ミミ 「その気持ちよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉくわかるよ」
純と13ミミの仲良しコンビは恋愛面で苦労してるのか。
>520
13ミミの最後の一言が額に青筋立ててるように見えたw
ところで、ブルームーンって何が由来?
>522
魔界編のくんの本名が菫青石(=アイオライト)だったからその名残りかも?<ブルームーン
純 「ブルームーン…(辞書を見る)ありえないこと?」
くん 「隣町でいとこ達がやってる店の二号店なんです」
勲 「(答えになってるのだろうか…)」
>524
驚いた。くん相手だとイサイサがツッコミ役になってるw
純、こまめ背負って仕事してるんだ。
可愛いけどどういうスタイルで… 背負いひも?
純たん(´Д`)ハァハァ
突然ですが藻前らの彼女にしたいSDを教えなさい。
漏れはチャイナりおたん。
健気で料理上手でチャイナメイドで顔がりお。
完璧じゃない?
  −=≡     _ _ ∩
 −=≡    ( ゚∀゚)彡 綾さん!綾さん!
−=≡    ⊂  ⊂彡
 −=≡    ( ⌒)
  −=≡   c し
つかぴょん?
このスレのキャラクター(性格)としてみると
ゴスサラ。
数少ない両思いのせいかもだけど。
凄くラフなかんじでカップルしてていいなあと。
まどかお姉様…
あまえたいw
シルビーみたいな跳ねっ返りも好きだ
料理が下手で、意地っぱりで、甘え下手のサシャだ。一生好きと言ってもらえなくてもいい。
つかぴょん病を病んでいる漏れにとって、答えは『綾さん』以外ありえないわけで…
ついでにいうと、彼女じゃなくてお嫁に来てください。

…次のワンオフ日も、交通費○千円かけて、てんすみにタリんで来ます。
始発でぎりぎり間に合うんで、お泊まりの必要がないのがせめてもの救いだ。
里の抽選…やっぱりはずれたんかなぁ。
ユニたん。
別に掃除をしてもらいたいわけじゃなくて。
かわいい。抱きしめ鯛
意地っぱりのサシャたんとかいつもけなげな眠ののとか、
天然癒し系のアナたんとか勝気で可愛い妹キャラの美加たんとか、
みんな萌えるわけですが

自分が男だったら、やっぱ真っ先に綾さんに惚れると思います。
ていうか漏れんちにも嫁に来てください。
彼女…シルビー
恋人…サシャ
愛人…まどか
結婚…教室
ボディガード…D
>537
まてまて
結婚=教室って!w
でも禿同
なんでも出来る良妻賢母だよな
うんうん、分かるよ。
いくらでも働きに出て養うから、嫁に来てくれ教室。
自分はヘタレなので実際に彼女にするとしたらすぐ怒ったり喧嘩っ早かったりする人は苦手っす。
という訳で優しいめぐりんか巫女ののに一票イヤニ票。
備長炭でもヘビ花火でもいいからのんびりまったりやって行きたい。

…で、おなご衆の彼氏にしたいSDは?
>540
断然教室くん。
むしろ嫁・・・もとい、婿に来ていただきたいw
27番先生。酒を酌み交わしたい。
イニシャル入りの腹巻と股引を作ってあげたい。
妻?にするんだったら、やっぱり教室だなぁ
でも、あまりにも気がききすぎて物足りなくなりそう
寝てばっかのクリスは論外かなw
彼氏にするんだったら、ちょっと頼り無い眠ルカ先生。
シルビーみたく引っ張り回したいw
ダンナにするなら教室。
彼氏なら・・・イサイサとのんびりまったり猫を愛でる。
クリスがいいな。
鬱陶しくなさそう。
熱すぎない点ではイサもいいんだけどまたーりすぎる気が。
なんか、この質問てスレ住人の恋愛観がわかるなぁ
>545苦労してたんか?
綾ねえとか教室君とか、やっぱり家事が得意なキャラは嫁婿人気が高いね。

自分が女性で誰か彼氏にするなら27番。
手堅く地に足ついた公務員を。
金持ちキャラも考えたけど、セシルのはしょせん親の金だし
銀ミカはいつかバブル弾けそうだしなあ。
彼氏にするならカイがいいなー。
絶対浮気しなさそう。
他の誰もわかってくれなくても、彼女のことを理解してくれる。
無口で控えめだけどイケメン。
お掃除上手。

でも、自分はあんなに惚れてもらえないと思う。シクシク
彼氏にしたいSDか・・・ジェントルメンスキーな自分は
叔父様なんだけど、よく考えたら叔父様は
「漏れ、そして藻前ら」なんだよな。
>548
逆に浮気しそうなのって誰だろ?
漏れはあんなに熱烈にほれられると、窮屈だなー
叔父様とか、カイとか、ニコは窮屈そう。
ほっといてくれそうな、クリスが良いな。

>>550
夜の人の白い方!
浮気するようなSDっていなくない?
どいつもこいつも相手の名前だけを一筋に叫びまくってるし
双子の王子の方はいつも「浮気は許さなくってよ!」と言われて
追っかけられてるな。
彼氏にするならつかぴょんもいいけど、つかぴょんが綾さん以外を好きになる
シチュエーションが想像できない。
ルカ。惚れた子の笑顔のためなら、ウェディングドレスも華麗に着こなす君だ〜!
>555
藻前が綾さんになるシチュエーションを想像するのだ。
恋人でも旦那でもキャプテンが良いな。
ご飯は教室君が作ってくれるし、兄弟に王子セシルがいて
パパもそっくりなんだよね?
29番セシルスキーだし海の男スキーだから
キャプテンの嫁になりたい。
>546
クリスは付き合ってもある程度距離をおいてくれそうというか
メリハリしっかりしてそうかなと。
苦労っつか、ラブ光線出し過ぎが苦手なのもある。
自分が付き合えるなら、の話しで、
スレのお話としてはどんなのもいいな〜って思うけどね。
>558
一番良いポジションだなw
亭主関白な男が苦手だから闇ミカに一票
こはくとひすいネタまだまだ投下OKですか?
ゴスサラ闇ミカのつてで、急遽子役に投入された魔界の貴族の兄妹で、
母はギャル系のため大人の女性のメグにあこがれて
同じような喋り方しているひすいと、おっとりとしたこはくのコンビで、
つかシロの影響で子供二人にさえ
リヒメグのことをおやっさん&おかみさん呼ばわりされてショックをうける
なんてネタが書きたかったんですが。
>562
スレ内でキャラが固まるまでは色々お試しネタを落としてみるの
良いと思う。
ぜひお願いします。
5641/2:05/01/07 01:20:07
純と勲が働く「ブルームーン」の前を、サングラスをかけた芸能人オーラ漂う美女が通りかかる。
純  「いらっしゃいませ!(うわー、綺麗な人だなあ…)」
勲  「…シンディ?」
シンディ 「あら、あの時のボウヤ?花屋で働いてたのね」
サングラスを外すシンディ。呆然となってシンディを凝視する純。
純  「えっえっ、ほ、本物のシンディ!?」
勲  「別にシンディがここにいても珍しくもない。いつもこの辺フラフラしてるから」
シンディ 「ちょっとボウヤ、人を暇人みたいに言わないでくれない?」
純  「っていうか、いっちゃんシンディと知り合いなの!?」
勲  「ああ。文化祭の時に縁ができた」
シンディ 「お嬢さん、このボウヤのガールフレンド?」
純  「えっと、ガールフレンドっていうか、いっちゃんはお兄ちゃんのお友達だから純のお友達で…」
シンディ 「ふぅん?」
あたふたと慌てる純を微笑ましそうに見てから意味ありげに勲の肩に手をかけるシンディ。
シンディ 「勲クンから聞いてない?私、文化祭のファッションショーでこの子の花嫁役だったのよ」
純  「え!?」
シンディ 「結構お似合いのカップルぶりだったわよね、勲クン?」
勲  「…どうだったかな(´−`)」
純  (いっちゃんがこんな美人な有名人と親しかったなんて…(´・ω・`)知らなかったよ)
更に何か続けようとしたシンディの肩を、いつの間にか近付いていた別の誰かが抱き寄せる。
遠夜 「こんな所で何を若い人をからかって遊んでいるんですか、シンディさん。
     私の店に来てくれるのではなかったんですか?」
シンディ 「え、遠夜?」
遠夜 「勲君、それに四郎君の妹さん。すみませんね、この人が変な事言ってお仕事の邪魔して。
     行きましょうシンディさん。サービスすると約束したはずですよ」
そのままシンディの腕を取り、強引にブルームーンの前から歩き去る遠夜。
5652/2:05/01/07 01:21:45
シンディ 「驚いたわ。本当に荒夜じゃなくて店長さん?
       今日は随分と積極的じゃない。もしかして、ボウヤと私に妬いたりした?」
遠夜 「そうではなくて、あなたほどの人がいたいけな女子中学生の恋路を邪魔するのは
     大人げないと思いましてね」
シンディ 「邪魔したわけじゃないわ。試しただけ。
       知ってる?恋には障害が付き物なのよ。
       それが大きければ大きいほど燃えるのが恋の情熱ってものじゃない?」
遠夜 「では、私がしたのは余計な事だったようですね」
腕から手を離そうとする遠夜を遮り、逆に強く腕を絡ませるシンディ。
シンディ 「私にとっては余計な事じゃなかったわ。でも…」
はた、と足を止めるシンディ。
シンディ 「あなたにとってはやっぱり余計な事だったのかも」
すっと腕を上げて指さした先には、<<TOHYA>>の前で仁王立ちになって遠夜とシンディを睨んでいる
チャイナりおの姿が。
遠夜 「うわ…りおさん、怒ってますね…」
気まずそうに顔を顰める遠夜。
くすりと笑い、遠夜から離れて背中をぽんと押すシンディ。
シンディ 「ご機嫌とってらっしゃい。…ほら!」
なんか、いろんな意味で遠夜とシンディって大人だなあ・・・
この後のイサジュンも気になる
567ブルームーンのひみつ?:05/01/07 02:00:37
>524の続き気味?
ブルームーンの勲と純のバイト時間に遊びに来た13ミミ。
それを見かけた寝ルカも入ってくる。
13ミミ 「ブルームーンの由来?」
寝ルカ 「純さんの言うとおり、ブルームーンには『ありえないこと』という意味がありますね。
      あと、お酒のカクテルにもブルームーンというのがあります。青紫色できれいなカクテルです。
      でも、お花屋さんの名前としては疑問ですよね。
      ここはブルーム(bloom、花)にひっかけたしゃれなのかも・・・」
純 「さすが〜 英語の先生。詳しいですね」
13ミミ 「寝ルカ君、やっぱり物知りだね」
寝ルカ 「そ、それほどでも。//// すみません、そこのお花を・・・」
勲 「・・・ハイ。(習いたての技術でラッピングしている)」

純 「なんででも、ブルームじゃなくてわざわざブルームーン、なのかな?」
寝ルカ 「・・・まさかとは思いますが。く「ん」さん、じゅ「ん」さんとそろえて「ん」で終わりたかったとか・・・?」
ひすい 「ヒソヒソ じゃあ、あたしたちはどうなるの?」
こはく  「ヒソヒソ 先生の割りに、言ってること適当だよね」

純 「お待たせしました。 〜円になります!」
寝ルカ 「ありがとうございます。 み、ミミさん宜しければ・・・」
13ミミ 「あ〜もうこんな時間!? 空手のお稽古に遅れちゃう! それじゃあ皆、また明日〜」

寝ルカ _| ̄|○

27番(花屋から出てくる寝ルカを発見)
    「よ〜し寝ルカ、彼女への花束だな。イイヨイイヨ〜」
寝ルカ先生…'`,、('∀`) '`,、
27番先生もイイヨイイヨー!
569もしもし、わたし名無しよ:05/01/07 08:40:37
皆様お久しぶりです
住人の皆様へちょこっとお願が。
十幕容量限界突破でもお分かりの通り、最近長文が多いためか1スレが激重です。
板にも負担がかかりますし1レス内の行数を減らす等省エネでお願い致します。

なかなか保管作業に手が回らなくて申し訳ありません。
新キャラも続々登場しているようですし、
人物紹介案なんかも出していただけると助かります。
ごめんなさい・゚・(ノД`)・゚・
570保管人:05/01/07 08:43:14
上げてしまった…
こ/ま/め代わりにバロンお迎えに逝ってきまつ
積極的な遠夜って萌える!!っかドキドキする!!
自分もてんちょーにサービスされたい…(;´д`)ハァハァ
保管人様いつも保管庫の管理乙です。
自分も魔界編では1レスの書き込み限界ギリギリまで詰め込んだ長文ネタを
何度も投下してしまいました。
板への負担も考えず申し訳ありませんでした。

例えば全60行のネタを考えた場合、今までは30行×2レスで投下していたのですが
今後は20行×3レス、或いは15行×4レス位に分割して投下する事にします。

人物紹介で足りてないのは
<日常編>
esのの、なぎさ、みどり、マギー、ミュウ、より、荒夜、純、シスターB、リンク、くん、制服ミミ、制服ナナ、勲母
(ひすいとこはくはまだ他のアイデアを練っている職人様がおられるようなので除外)

<魔界編>
大魔王、より、黒曜、辰砂、水晶、孔雀、くん、鷹目、ひすい、こはく
魔女L、魔女O、ミカノパーパ、サラノマーマ

かな?リスト漏れが有ったら指摘お願いします。
>567に続けてみる。

渡すあてもない花束を手にとぼとぼと商店街を歩く寝ルカ。
割烹着に買い物袋を下げて夕飯の買い物をしている教室と出くわす。
教室 「あれ、寝ルカ先生どうしたんすか?その花束」
寝ルカ 「ははは…ちょっと成り行きで買ってしまったんですが、
      渡したいと思っていた人に渡せなくなってしまって…
      僕は狭いアパート住まいだし家に花瓶も無いし、このまま持ち帰っても
      持て余してしまうから困ってるんですよ」
教室 「(ムムッ、13ミミさんに渡す気だったんすね!?ここはシルビーさんのためにひと肌脱ぐっす)
     寝ルカ先生、よかったらその花束俺が預かっとくっすよ」
寝ルカ 「あ、船に飾ってもらえるんですか?助かります」
教室 「ついでに一緒に夕飯どうっすか?(ここで寝ルカ先生を逃したらシルビーさんにどやされるっす)」
寝ルカ 「じゃあお言葉に甘えて…お礼の代わりに買い物袋は僕が持ちますよ」
そして夕暮れの商店街を港に向かって歩き出す寝ルカと教室。

27番 「よしよし、いい感じだぞ寝ルカ!まるで新婚さんじゃないか!」
女の子 「ママー、あのおじちゃん柱の影でゴミ袋かぶって一人でブツブツ喋ってるよー」
母親 「しっ、目を合わせちゃいけません!」
勘違い27番先生と、どんどん泥沼にはまっていく寝ルカ、
絶妙のタイミングで登場する教室君・・・
この3人の話、大好きです!(笑)
教室君、うちにも来て欲しいよ〜!!!
>571
私も大人なてんちょーが好きだ。
でも昨日の彼氏にしたいSDの話題では名前が出なくて意外。
クリスが人気あったのも意外。
結構束縛されるのが嫌いな人が多いのかな。
ブルームーン。営業時間終了後、後片付けをしているくん、純、勲。

くん 「お疲れ様でした〜。 純ちゃん、勲君慣れてきたね〜。 助かるよ〜」
純 「ううん、こっちこそ! こまめと一緒に働けるところなんて他にないもの!
   もう中学生なのに、おかしいよね。でも純には、こまめは大事な大事な友達なんだ」
くん 「おかしくないよ〜 こまめかわいいよ。
    人のことをおかしいって言う人は、おかしいんだよ〜」
勲 「そうだぞ!こまめタソと一緒で、ちっともおかしくないぞ!
   こまめタソを認めないような職場なら、俺もやめてやる!」
純 「・・・いっちゃん。そんなにこまめのこと、かばってくれるんだ////」
最近の雑談どんな話が読みたいかとか、カレカノにするならとか
住人さんの好みがわかってちょっと面白かった。
>569の保管人さんの言うように
長文の合間の雑談も大事かも。
※あくまで叩き台としてよろしくお願いします。

<日常編> 
esのの
のの王国の女王にして、眠のの、巫女ののの母。

みどり
橘兄弟の母方の従妹。

より
橘母の旧友だそうだが、SD13にしか見えない謎の女性。
みどりの保護者であり、綾の後ろ盾でもあるらしい。

荒夜
世間をお騒がせしている「怪盗」とは彼のこと。
その正体はもう一人の遠夜?はたまた「闇の住人」?


橘一家次女。四郎とは年子。長く祖父母の家で暮らしていた。

シスターB
同じアルファベット族を探し放浪するシスター。
コイフに包まれた頭から暗器を取り出す凄腕のエージェントでもある。

リンク
東京下町の荒れた教会に派遣されてきた神父さん。
叔父様とはなにやら顔見知りの様子。

くん
おっとりマターリな花を愛する勤労女子高校生。
>577
好きなネタ雑談興味深かったね。
書き手さんから見た書いてて楽しいネタや書きやすいネタの話も聞きたい。
>シスターB
『アルファベット族』は『教室族』かな
>くん
『勤労女子高校生』は『勤労女子校生』
細かいツッコミでゴメソ

ところでシスターBの敏腕エージェントとリンク神父の叔父様と顔見知りって
そういう件があったの?
純が四郎と年子だと、翔と双子になってしまいませんか?
ううう。出す気のなかったこまめの購入応募。
出します。
私はくじ運悪いんで当たらないと思うけど、もし当たられた方がいらっしゃいましたら
是非ともこまめを背負う純タソの画像をうpしてくださいませ。
>581
うん、翔と双子でいいと思う。
名前も純と翔ってなんとなく双子っぽいし…
>579
語りウザーにならないかなとちょっと心配。

投下してるのは主に橘家のほのぼのネタ。
恋愛がらみじゃないほうが書きやすい。
コイバナも書いてみたいけど、うまく表現出来ないから他の職人さん任せ。
長編の時は、まだ使われてない伏線探したり、
動かしやすそうな微妙な伏線置いておくのが好きです。
書きやすいのは最後に明確なオチがつくギャグネタ、
もしくは割と突っ込んだ真面目な恋愛ネタ。
このスレ新参者なので、初期からいるキャラ(アナイスやルカシロセシクリ眠のの)よりも
比較的最近のキャラ(ミシェルや中国喫茶店組や海賊組や東京少年周り、先生s)の方が書きやすいです。
読むのは好きだけど書くのが難しいのがカイサシャ。
匙加減を間違えるとサシャが単なる嫌味な女の子になってしまいそうで。
他の職人様の手腕を見て勉強させてもらっています。
586単発ネタ・レオナの憂鬱:05/01/07 23:40:41
放課後、海賊船。
一人戻ったレオナが食堂に行くと、番号ヘッド海賊達が酒盛りをしている。
レオナ 「只今、帰ったわ。どうしたの?昼間からお酒なんて飲んで」
11番 「あ、お帰りなさいレオナさん」
8番  「この前仕込んだイカの塩辛がいい塩梅になっててね」
4番  「味見がてら飲み始めちゃったんすよ。レオナさんもどうっすか?一杯」
レオナ 「そうね、たまにはいいかもね」
食堂の酒棚から自分のサインを入れた「黒龍」の瓶を取るレオナ。
9番  「で、キャプテン達は?」
レオナ 「シルビーがハイクロの新シリーズの打ち合わせをするって言って、
      寝ルカ先生諸共『TOHYA』に行っちゃったわ」
11番 「じゃあもしかして今日の夕飯抜き!?」
レオナ 「出前取ればいいでしょ。リヒトに何か持って来てもらうわ」
塩辛と筋子を肴にちびちびと呑み進めるレオナ。
レオナ 「海賊にはラム酒って言うけど、酒は日本酒に限るわね。…どうしたの?皆」
4番  「いや、その…」
9番  「レオナさん、その格好で飲むのは違和感あるっす」
レオナ 「…そういえば私、制服着たままだったわ」
手近に有った白衣を羽織り、溜息をつくレオナ。
レオナ 「……双子の弟のリヒトが立派に蕎麦屋をきりもりし、今やおやっさんと呼ばれている時に。
      私はいつまでマリみて制服を着て中学校に通えばいいのかしら…」
でも、白衣もマリみて制服もどっちも似合うってすごいことっすよ・・・姉御。
よく考えると「海賊達が中学に通ってる」って設定自体ヘンテコだから
年齢関係はあまり整合性を考えないほうがいいかもね。
海の上の海賊達も、四郎とかと一緒に中学にいる海賊達も両方見たい。
13少女純よりスタンダード綾の方が年上だったりするし(w
某も最近は13少年=13歳という設定はやめたみたいね。
12番たんって海賊にははいってないんだっけ?
お気に入りのヘッドなんだ・・!
>>588
某が13SD=13歳にしてるのは、東京少年だけだよ。
他のは年齢考えてないっぽい。
でなきゃ、9歳SDの綾にあの服はないだろー
テスト板とかで生き続ける希望を託して、魔界編キャラ案。補足訂正おながいします。
魔界の住人はフルチョっ子多いのでヘッドNo.とメイクイメージつきです。

大魔王:真名は金剛石。100人の花嫁を集めるために魔力の強い女性SDを次々さらわせる。
    眠のの姉妹・アナイス姉妹の働きで、魔界の真の王となるべく転生する。
より:群青の魔女、夜の女王『Q』にして大魔王の先妻。巫女ののを取り戻そうとする
   キャプテンたちの案内役として、くんを遣わす。
黒曜:里フルチョ褐色20番、耽美でゴスで魔界的な超美形。Dの元彼?で何かにつけて
   悲観的だが、不意をついてDを鏡に閉じ込めるなどその実力は侮れない。
辰砂:里フルチョ褐色17番、限りなくキャプテンに似てるけど口元には邪悪な微笑みを
   たたえる。巫女ののによって満たされない心を解放される。
水晶姫:フルチョ美白16番13女子。自分の意思と無関係に、大切な者を氷漬けにしてしまうため
   誰にも心を開けなかったが異母妹のくんと心を通わせ、呪いから解放される。
孔雀石:里フルチョ褐色18番、小悪魔系ノーマル少年。優秀すぎるがゆえに何に対しても無気力
   だったが、シンディを守ろうとする強い気持ちを見つける。
くん:真名は菫青石。人間と魔族のハーフゆえに魔王一家から疎んじられ、よりに養われていた。
   囚われの巫女ののを探すキャプテンたちの案内をするうちに、人間と打ち解ける。
鷹目石:ミニ里フルチョ褐色13番、ロング脚少年。飛竜に乗ってマリーをさらってゆく。
   魔女と魔族の『契約』ではなく、『友情』によってマリーと通じ合い、孤独から解放される。
ひすい&こはく:母が早逝し魔界をさまよっていた。ゴスサラと間違えたフリをしてめぐをさらう。
   母のようなめぐにすっかり懐いており、『天すみ』にもよく来る。
魔女L:闇ミカの曾祖母で緋色の魔女。魔王の陰謀により娘を魔女Oが殺したと思い込み、
   ゴス家に呪いをかける。エルシーを後継者とすべく魔界へ誘う。
魔女O:灰色の魔女、しかし、魔王に謀殺された親友エル(Lの娘)を甦らせる禁呪の研究に打ち込み
   家名を剥奪される。魔王にアナイスを献上し名前を取り戻すため、13ミミの身体を乗っ取る。
ミカノパーパ:闇ミカの父親でミカノ家現当主。聖眼をもつ『L』の後継者を産ませるべく
   ゴスサラを闇ミカの嫁に迎え入れようとするが、逆に息子にも縁を切られるしまつ。
サラノマーマ:ゴスサラの母親。言動にミャハ☆ミ臭が漂う。ゴスサラを魔王の正妃にすべく
   お見合い舞踏会を強行。ある意味すべての元凶?
>591-592
端的なまとめ乙です。
そっか、ミカノパーパって映画の中では闇ミカに絶縁されたままなんだよね。
テスト板ででもミカノ家親子の仲直りネタが見たいです。
思ったより大容量になってもたorz
もっとライトにまとめて下さる方がいらしたらどうかお願いします。
それでは引っ込みます。
>589
番号ヘッドキャラって海賊○番として出てる他に
女生徒○番だったりもするから、12番はそっちで出たヘッドかも。
海賊でレギュラーなのって4番8番9番11番、たまに15番だよね?
ハイクロみたいに、テスト板でスレ立てしてはどないです?
魔界外伝スレとかってつけて。
ワールドが広がればまたスレ増やせば良いんでない?
ハイクロも外伝がちょろちょろ進んでるし。
魔界編の「赤ん坊」って、配役はやはり精天…
東京中学(仮)。
27番 「もう3学期だからな。お前たちも、今年は受験生になるんだ。
     第2回の進路希望調査を取るぞ。前みたいに、海賊とか夢みたいなこと言ってんなよ」
キャプテン 「海賊が本業だっつーの」
司 「というか。俺たち、本当に進級できるんですか?
   ここがサ○エさん時空だったら・・・」
純 「(将来の夢かあ。いっちゃんは、何になりたいのかなあ。
    私もいつかは・・・)」
27番 「転校生から聞こうか。くん、希望は決まってるか?
     やっぱり花屋か、それとも樹医とか・・・」
くん(窓際の席で日向ぼっこ中、夢見るようなまなざしで)
   「なりたいものですか〜 ・・・テングサとか。いいなあ・・・」
27番 「テングサ!?」

シルビー 「・・・テングサって何?」
レオナ 「海藻。トコロテンの原料」
勲 「(・・・俺は猫タソになりたい)」(´−`)
>>598
くんはちゅーぼーですか?
>578では女子高生って書いてあったから、年上かとおもってた。
そういえば新学期からどうなるんだろうね?
この前の春はミニっこが小学校に、凌が中学校に、それぞれ進学するネタをやったけど
次の春には四郎や司の学年は皆3年生になるんだろうか。
>512で27番先生が転校生紹介しているので、
  みんなと同じ中学生かと思ってました。
 
現在、
四郎(中2・遅生まれ)
翔・純(中2・早生まれ・双子?)
凌(中1)
ってことでFA?
四郎って5月5日生まれな気がしてた。
翔・純は3月生まれで。
(翔ってうお座っぽい気がするんだよね)
ドルパ開催日が誕生日になってる場合が結構あるな。
綾は銀座店オープン?


で、今頃気付いたので訂正させて下さい。
>323で、12/5指定でなく、12/7指定でよろしく…
ごめんなさい綾タン。綾タンが間違えるはずないよね… orz
じゃあイサイサは8月1日生まれのしし座だな
全員発売日=誕生日にしてしまうと5月5日生まれが大量増殖するわけだが。
イメージだけで考えるとセシル兄弟は夏生まれ、のの姉妹は冬生まれっぽく感じる。
>606
結構あるってだけで、イメージで決めても良いし、決めなくてもいいんでない?
きっちり決めようって話じゃなくてタロットの時みたいに
誰それは何座っぽいんじゃない?程度の話だよね。
なのでオープン日とかは特に関係なく、闇ミカは乙女座っぽい?と言ってみる。
ミシェルはさそり座っぽい・・・ような。
>609
ミシェルのさそり座、何となくわかる。
イサイサの獅子座もいいね。
二重人格?の遠夜は双子座?
星座の次は血液型になりそうだな。
>611
じゃあ、遠夜は双子座AB型でw
シルビーたんB型っぽい
ルカもB型っぽいかな。
四郎はO型。
セシルはA型。
でもキャプテンは全然A型っぽくないな。
神に星座も何もないだろうけど、
デカ健様は絶対水瓶だと思う。
叔父様はスナイパーだから射手座。
アナたんは温和な牡牛座でどう?
サシャは乙女だな。
同属の匂いを感じる。
カイは山羊座のイメージ。
寡黙で真面目で堅実で誠実。
>618
その条件だとニコもそれっぽいな。
あ、ニコはオーナーさんが決めた誕生日があるかな?
恋愛ネタ風味なので苦手な方はヌルーでドゾ。


花屋「ブルームーン」の前を通りがかるキャプテン。
くん 「キャプテンいらっしゃ〜い」
キャプテン 「くんじゃねえか。映画の撮影の時は世話になったな」
くん 「こちらこそ〜。キャプテンお花はどうですか〜?」
キャプテン 「花屋のお前には悪ぃけど俺には花なんか似合わねえだろ」
くん 「いやだな〜自分にじゃなくて彼女さんにですよ〜」
キャプテン 「ば、馬鹿ッ!巫女ののは彼女とかそんなんじゃねえよ!
      だいたい誕生日でも何でもないのに突然花なんかやったら不審だろ!」
くん 「そんな事ないよ〜。女の子は花をもらえればいつでも喜びます」
キャプテン 「(真顔で)本当に喜ぶか?変じゃないか?」
くん 「ちっとも変じゃないよ〜」
キャプテン 「そ、そうだな、じゃあこれも後学のためと思ってものは試しに・・・」
その日の晩、海賊船の食堂。
巫女のの 「最近は船の中をお花で飾るのが流行っているのでしょうか」
シルビー 「別に流行ってるんじゃないわよ。
       この前のは寝ルカ先生があたしのために買って来てくれたんでしょ」
寝ルカ(なぜか居る) (・・・あれは本当は13ミミさんのために買ったのに・・・orz)
巫女のの 「今日私の部屋の床の間にもお花があったのです。
        きれいな白い椿の一輪挿しでした。
        お礼を申し上げようと思ったのですが、どなたが飾ってくださったのでしょう?」
いぶかしそうに顔を見合わせる海賊達。
レオナ 「そういう事しそうなのは教室君?」
教室 「いや、俺じゃないっす」
11番 「私の部屋には花なんてなかったですよ」
キャプテン 「あー、き、きっとデカ美加様の仕業じゃねえか?
      前にシルビーがご利益ねえとか釣った儲に餌はやらないとか暴言吐いたから
      名誉挽回しようとしたんだよ、多分」
巫女のの 「美加様が私のために・・・光栄で胸が一杯です」
寝ルカ 「白い椿というと、花言葉は『申し分のない魅力』『理想の愛』『至上の美』ですね」
キャプテン 「待て、何だその歯の浮くような美辞麗句は!お前なんでそんな事知ってるんだよ!
      ってか、くんのヤツ花言葉の事なんて一言も・・・!」
怒鳴りかけてハッと口を閉ざすキャプテン。
にっこり笑ってキャプテンに向かい頭を下げる巫女のの。
巫女のの 「キャプテン様、有難う御座いました」
キャプテン 「・・・・・・・ドウイタシマシテ」
可愛いぞ、キャプテン。
おっとりぽやんとして見えて、くんってばなかなか出来るなw
お店に合った花の中で、キャプテン的に巫女のののイメージだったのだろうか。
それとも花言葉その他を考慮して、くんがおすすめした花なんだろうか。
贈る相手のイメージに添った花を選んでくれる花屋さんっていいな。
選ぶのがくんならいいけど、たまたま店に出ていたのがイサイサだけだったら
ちょっとずれた花を選ばれそうだ。
アナイス 「こんにちは。」
エルシー 「こんにちはっ(ぺこり)」
純    「あら、アナイスさんエルシーちゃん、いらっしゃいませ。
      今日はどんなお花を買いに?」
アナイス 「叔父様の書斎に飾るお花を頂こうと思って。」
エルシー 「最近寒いから、見てると暖かくなるお花がいいです。大きな向日葵とか!」
純    「エルシーちゃんごめんね、今の季節、向日葵は置いてないの…(´∀`; )」
アナイス 「向日葵は夏のお花よ。純お姉さんを困らせては駄目よ。」
純    「じゃあ、似た感じで、明るい黄色のガーべラは?
      温室ものだからちょっと割高だけど、ユーカリと合わせて
      小ぶりなブーケにすると可愛いよ。」
イサイサ 「いや、これがいい。(黄色い菊のバケツをドン!と置く。)
      叔父様の部屋に飾るなら渋い花の方がいい。向日葵もキク科の花だし。
      アナイスは知らないかもしれないが、これは日本の国花だから伝統がある。」
アナイス 「まあ、そうなの。」
イサイサ 「それに菊の方がガーべラより安い。」
純    (いっちゃん、それ、仏事用のお花だよ…。いいのかな…?)
イサイサ 「ついでにこれも一緒に飾るといい。日本のお香だ。」(サービスのお線香を渡す)
アナイス 「素敵、日本のアロマキャンドルのような物ですわね。イサイサ君、純ちゃん
      いろいろありがとう。叔父様お喜びになるわ。(ニコニコ)」
イサイサ 「菊の花は、飾ったあとお浸しにして食べると美味い。」

叔父様  (書斎に花と線香が備えてある… どういう意味だ… 
      いやアナイスのことだ、絶対に悪気はないはず、しかし…)
アナイス  「まあ叔父様ったら、あんなに震えるほど感動なさるなんて。
       良かったわね、エルシー。またイサイサ君達にお花を選んでいただきましょうね。」
      
ちょっとどころか、かなりずれた花を選んでくれるイサイサ。
って、ちょっと待った。花屋の花は食っちゃいかんぞ!
>626
菊の花と線香が供えてある書斎を想像したら禿ワロタw
GJ!
菓子店「スイートドリーム」喫茶コーナー

眠ナナ「・・・店長、あの二人また来てますよ。」
眠のの「去年の文化祭以降よく見かけるわね。」
ルカ 「と、いうわけで、アナイスが花を持って歩いてたそうなのだが。」
13サラ「あれは菊だったわ。」
ルカ 「情報早いっすね…誰かにプレゼントするのかな(゚Д゚)…セシルとか」
眠のの(それは無いわね)
眠ナナ(店長…立ち聞きですか…店長…)
ルカ 「キャプテンも花を買っていたそうだし、花ギフトが蔓延している!
    ああっ、オレもアナイスにサプライズフラワーして愛を!
    だがしかし!オレは彼女の好きな花を知らない!」ガタガタッッ
13サラ「そぉねぇ…本人の好きな花と他人が贈りたい花って違うし、
    その上、アナイスの好みって独特らしいから、難しいわね。」
ルカ 「いっその事、伝説の花を探しに旅に出てしまおうかと…ブツブツ」
13サラ「そ、そこまでしなくても、今日はやたら熱いけどどうかしたの?」
ルカ 「自分で言うのもなんだが、焦ってるのさ、あとひと月だし。」
13サラ「あ〜来月の14日ね。」

眠ナナ「何の談合ですかね?」
眠のの(プレゼント用のフラワーモチーフケーキを売り出そうかしら)
ジュンたん止めろよう(w
しかし、おひたしにしてたべるといいなんていって
…アナタンがまた素敵な料理開発したらどうするんだ。

631叔父様 その日の夕飯:05/01/10 13:25:09
う…。
この菊のおひたしは…。
こ、これがあの花瓶の菊と線香の前フリだったのか・・・??
アナたんっておひたしの作り方理解してるのかな?
ピクルス漬け込むのと混同してないかなぁ…
くん「え〜ダメじゃないですかあ、叔父様のお部屋に飾るのに
   仏花をあげちゃったら〜(しかもお線香つきで〜)
   純ちゃんも、見てたなら止めてあげて下さいよ〜」
純 「ご、ごめん、いっちゃん自信満々だったからいいのかなって…」
勲 「…すまない。別のを渡しにいく(シネラリアの鉢植えを手に」
くん「それもダメ〜(w アナイスちゃんから叔父様にあげるんなら、
   これなんかどうかな〜」

翌日、叔父様の部屋の菊と線香は片付けられ、代わりに置いてあったのは…

叔父様「ん、これは…プリムラか?」

プリムラの花言葉「無言の愛」

叔父様「あ、アナイス…(ジーン」

くん「効いてる効いてる〜」
勲 「さすがだな」
純 (いっちゃんがくんちゃんに感心してる!?うー、私も勉強しなきゃ!)
美加 「もしもし〜。橘ですが?」
アナイス 「もしもし? 橘様のお宅ですか?
        美加ちゃん、こんにちは。私アナイスです。
        綾さんにお聞きしたいことが・・・」
美加 「は〜い。綾ちゃんに代わります」
綾 「もしもし? どうしたの、アナイスちゃん?」
アナイス 「お忙しいところをすみません。
       菊の『おひたし』の作り方がわからなくて・・・」
綾 「まず、食用の菊の花を準備してね。花屋のお花じゃ駄目よ」
アナイス 「あ、そうなんですね」
綾 「大きな花びらをつみとって、酢を加えたお湯でゆがくの。
   茹で上がったら、水気を切って粗熱をとってね。
   カボスなんかの柑橘類と醤油とみりんでポン酢をつくってあえるとおいしいわ」
アナイス 「ありがとうございます。やってみますわ」
アナイス 「じゃあ、さっそくやってみましょう。
       エルシー、花びらを摘むのを手伝ってくれるかしら」
エルシー 「はいっ」
アナイス 「この花びらを、酢をくわえた湯でゆでるのね」
       (どぼどぼ)
エルシー 「おねえちゃま、これは湯を加えた酢じゃないかしら。
       このお酢は色が濃いのね。バルサミコ?」
       (ラベルを見ると「熟成黒酢」と書いてある)

叔父様 (何だろう・・・キッチンから、ものすごい臭気が・・・)

アナイス 「茹で上がったら水気を切って。
       調味料の「ポン酢」をつくりましょう。
       カボスって綾さんおっしゃってたけれど、
       今100%のオレンジジュースしかないわ。
       これで代用してみましょう」
エルシー 「鴨のオレンジソースみたいなものなの? おねえちゃま」
アナイス 「オレンジジュースに醤油、みりんを混ぜて、ろ紙で漉して・・・」
エルシー 「おねえちゃま。それ醤油じゃなくて、ナンプラーだわ」
アナイス 「これを先程のゆでたものに和えたら。
       『菊のおひたし』、完成です!」
叔父様…成仏汁
637小ネタ 1/2:05/01/10 15:56:20
ボミョンに>629に続けてみる

クリス 「ルカ、来月14日の件で焦っているんだってね。」
ルカ  「何故それを…。」
クリス 「…聞かれて困るならスウィートドリームで密談しないほうがいいと思うよ。」
ルカ  「別に密談って程でも。ただ最近花を人に贈るのがブームみたいだから
     バレンタインも近いしアナイスに贈ろうかと思って。なぁ、お前から前に聞いた
     『伝説の花』の話憶えているか?」
クリス 「あぁ、確かあれはクリスの不思議な旅のロケ中に聞いた話だっけ?」
ルカ  「インパクトを考えてその花を贈ろうかと思っているんだけど。どんな花なんだ?」
クリス 「さぁ?」
ルカ  「…いきなり終了かよ。」
クリス 「だって伝説の花だから誰も見た事ないって言うし。」
ルカ  「その伝説の花を手にするとなにか起こるとか願いが叶うとか…。」
クリス 「知らない。伝説の花だし…。」
ルカ  「その花の話を聞いた場所って…。」
クリス 「憶えてない。伝説の花だし…。」
ルカ  「それは、てめぇが忘れただけだろうがっっっっっ!!! もういい、それならば
     このルカ様がその伝説の花の伝説を暴いてやらぁっ!クリスっ!旅の支度だ!!」
クリス 「えぇ〜。行くならルカだけで行きなよぉ〜。」
638小ネタ 2/2:05/01/10 15:57:16
ドアバー−ーンッ!!
サシャ 「キラーン(☆∀☆) ビッグチャンス!! 話は聞かせてもらったわルカ!お兄様これはクリスの旅
     ハイ黒に続くビックチャンスよ!」
クリス (一番面倒臭いのに聞かれたな〜)
サシャ 「愛する人の為に伝説の花を捜しに行く少年二人。その二人の前に立ちはだかる巨大な壁
     愛と友情の冒険活劇。」
ルカ  (ベタだ…。)
クリス 「でもサシャ、伝説の花ってどんな物かも解らないのにそうそう見つかるわけないよ。」
サシャ 「あら、別に本物を見つけなくたっていいじゃない。七色の花を全て集めると龍が出てきて
     願いごとを叶えるとかでもいいし。」
ルカ  「…おい、なんか二つの話が混ざってないか?」
クリス 「第二部とか言って男SD格闘大会とかやらされそうな話だね…。」
>635のネタと>638のネタが混ざって
「ルカが集めてきた七色の花で七色のおひたしを作るアナイス」
を想像しちゃったよ。
考えただけで口の中が酸っぱくなってきた。
しあわせをもたらすといわれてる どこかにきっとさいている 花をさがしています〜♪ 
がんがれ、ルカ。
散々探して探し疲れて帰ってきたら、自宅の庭とかに咲いてるよ。きっと。
花の子ルカクリ。近日公開。

ネタは振った。おまえらガンガレ
ルルルカクリクリ
ルルルカクリクリ
ルルルカルカクリクリクリ〜
643もしもし、わたし名無しよ:05/01/10 17:36:36
そういえば四郎がルカに付けた渾名がルンルンだったな
コスモスやタンポポで変身するんでしょうか。ルカクリ。
って、何に変身・・・・ 歌は歌えるが、内容は忘却の彼方だ。
645643:05/01/10 17:40:44
クッキー切れてた…
ageてしまってスマソ。
アナたん特製菊の花おひたしを食べて逝ってきます
花の子ルカクリ第二部 〜激闘編〜 その次公開

楽しみだ。
花の子ルカクリ第三部 〜乱世編〜
ドキがムネムネするよ。
花の子ルカクリ第四部 〜覇道編〜

北斗だな
いきなり第四部から読んでみたい気がするのは邪道だろうか
>649
まぁ、バ/イ/オ/ハ/ザ/ー/ド/も途中からやる人いるからいいんでない?
7色の花は7つあるのか1つで7色なのか、どっちだ?
>651
全て集めると龍が現れるらしいから、7つあるんじゃないのかな。
653短編〜7色の花:05/01/10 19:41:38
デカ健   「♪手に入れろ〜 7色の花〜」
デカ美加 「お兄様、どちらにいかれますの?」
デカ健   「Σ(´Д` ) ヤ、ヤァミカ・・・・・」
デカ美加 「仕事もせずにいつまで正月気分なのですか!(#゚Д゚)ゴルァ!!」
デカ健   「( ´・ω・`)ミ、ミカガ ホンキデ オコッテイル・・・・・・ ごめんなさい、美加」



デカ健  「という訳だ。頼んだぞ、椿(*^ー゚)b」
椿     「えーとえーと、デカ健様?」
デカ健  「7つの花を集めたら、神龍が現れて願いを叶えてくれるっていうんだ」
椿     「つか、デカ健様、デカ健さまは神様ですよ?!」
デカ健  「うーんそうなんだけれどさ、おもしろそうじゃん(・∀・)」
椿     「それだけですか?」
デカ健  「それだけですが、何か?」
椿     「( ´Д⊂ヽううっ、わかりました。どうで僕はしがない天使見習いですから・・・・・・」
サシャ 「最近お兄様ったら寝てばっかりでヘタレっぷりに拍車がかかっていたから
     ここらへんで気合いを入れてくれないと!」
(電卓パチパチ)
カイ  「愛する人の為に伝説の花を捜しに行く少年…。」
(電卓パチパチ)
カイ   「サシャのためなら、俺は探しに行クのに…。」
(電卓パチパチ)
カイ   「聞いてないし。(つДT) 」

ユニ  「にーたん、報われないでつね。」
クリス 「ごめんね、カイ。こんな妹で…(でも見捨てないでやって。)」
デカ健様のことだから、七色の花っていっても只の七色じゃないんだろうな。
紫黄マーブルとか、ドドメ色とか入ってるんだ。
じゃあ…花の子ルカクリカイ?
カイはエンターティナーじゃないから、まぜないでほしぃ…
カイは単発ネタのつもりだったので。わかりにくくてスマソ
ルカクリカイは冗談のつもりなんで…
>花の子ルカクリ
漏れ的予想。スルー推奨

時は世紀末
花の妖精と人間の混血の少年ルカとクリス。
愛するアナイスの為、龍が願いを叶えてくれるという7色の花を捜しに行くが
その先には数々の敵や困難が立ちはだかる。しかしコスモスやタンポポの花の力を
借りてフラワー戦士に変身しそんな窮地も乗り越え花を手に入れていく二人。
武道大会に出場して6つ目の花をとうとうゲット!
しかし7つめの花は見つからず仕方なく家に戻るとなんと最後の7つめの花を
持っていたのは実はアナイスだった。
そしてついに真の敵が姿を現わす・・・!

今までの話の流れを全部くっつけてみた。
真の敵は…おじさま?(w
最後の新の敵の正体は

@ やっぱり叔父様
A 祖母の形見のお花は譲れないと涙するアナイス
B 辛い旅御苦労様と特製菊のおひたしを差し出すアナイス

さあどれ?!
菓子店「スイ〜トドリ〜ム」喫茶コーナー

眠ナナ「今日は旅行の相談ですかね?」
眠のの「楽しそうだわ。」

ルカ 「おい!予想以上に困難な旅になりそうだぞ!>646〜662」
クリス「とりあえずどこ行こうか?やっぱり山から探す?」
ルカ 「そうだな!凄いものはやっぱり高い場所にありそうだしな!」
13サラ「大事な物を守る鍵は深い洞窟とかにあったりするけどね。」
ルカ 「うぉぉぉお!スーパーハイテンションな気分になってきたぞ。」
クリス「地図が欲しいな・・・」
13サラ「旅人の服を用意したから役に立ててね。武器は自分で調達してね。」
クリス「武器が必要な旅なのか…、本格的な出発は週末あたりだな。」
ルカ 「何かオレ、ワクワクしてきたぞ。」
13サラ「いってらっしゃい、がんばってね。」
クリス「…サラさんはどうしてルカの相談相手してるんですか?」
13サラ「面白いからよ。」
>662
4.辛い旅御苦労様と、特製『最後の七色の花のおひたし』を差し出すアナイス
……に一票。
>664
GJ!! ナイスオチだ。
花の子ルカクリは出演者が限られそうだし最近長編続きだから
最初の頃の「クリスの不思議な旅」みたいに
単発ネタっぽいのの連続がいいなぁ
今の時期ならスポーツ中継で延期もないだろう(w

…いちROM者の呟きですスマソ
13サラ姉さんはなんかこう、cooolでいい感じだな。
商店街をふらふら歩くクリス

クリス 「あーあ…。花を探して旅だなんて面倒くさいなぁ…」
くん 「クリスさ〜ん。こんにちはぁ〜」
クリス 「あれ、くんちゃん家お花屋さんなんだ?」
くん 「そうなんです〜。どうぞご贔屓に〜です〜。」
クリス 「………くんちゃん、虹色のブーケ作ってくれない?」
くん 「虹色…ですか〜?」
クリス 「それによっては危険を回避出来そうなんだ。頼むよー。ね?」
くん 「よくわかりませんがわかりました〜。」
影から見ていたこはくとひすい。

こはく 「…なんかくーねぇちゃんほどじゃないけどおっとりまったりしてる人だね」
ひすい 「くーちゃんの会話のテンポがあってるわ。普通の人なら喋りがゆっくりすぎてイライラするくらいなのに」


くん 「あたし〜クリスさんとお話してるのなんだか楽しいです〜」
クリス 「そう?今度二人で昼寝にでも行こうか」
くん 「いいですね〜。お昼寝〜…。」


ひすい 「くーちゃん頑張って!!もう一押しよ!!」
こはく 「くーねぇちゃんには頑張ってほしいけど、ねぇちゃんがとられちゃうみたい…」
クリスとくんのマターリお昼寝デートか。
二人共恋愛にがつがつしてなくて良いコンビかも。
個人的意見ですが・・・。


正直もうカポー設定はおなかいぱーいです
>2にルール書いてあるんですからなるべく控えませんか?
カポーに発展するかはともかく、クリスに新しい友達や人間関係の広がりができるのは
素直に歓迎したいです。
クリスって最近出てきたキャラとは接点が少なくて話に出しにくかったので。
>671
同意。
ただ、>668の流れだとミニっ子がカポーの流れに
持っていってるな。
この頃ネタ判定厳しいのう。
>668は、双子が勝手に先走ってるだけで
本人たちは実にほのぼのしたもんだとオモタ。
ほやほやな姉を心配してから回る双子も可愛いんじゃないかな。
下5行はなー
カポーは漏れお腹イパーイだよ
流れに添って出来ちゃったっつのなら
なんとなく受け入れれるのだが
ちょっといきなりっぽ

職人さんごめんよー
初期メンバーって性格や人間関係が固定されてる嫌いがあるから、
最近出たSDとのやり取りなんて、新鮮でいいけどなぁ。
恋愛が混ざるのは漏れもあまり好きじゃないが。
じぶんは・・・・ほほえましくていいとおもいましたよクリスくん。
27番先生ハイ黒外伝に出演してるよ。良かったね、先生。
反対意見が出るとスレの流れが止まるね
いっその事テスト板にぶっちゃけスレ見たいのつくる?
ぶっちゃけスレまでいかない迄も感想意見スレとか

こう書くと反対意見を追い出すものと思われるかもしれないけど
ここは苦手なネタはヌルーが鉄則だから反対意見を書くのを躊躇している
人がいるんじゃないかなと思って
書き手としては反対意見ってちゃんと聞きたい気もする。
自分でネタを書いててどこまでおkかとか
このネタは不快に思う人もいるとかちゃんと解っているほうが
荒れそうなネタも回避できるし。
テスト板だから見たくない人は見なければいいし。

ちょっとした案なのですが。どうでしょう?
他の方の意見も聞けると嬉しいのですが。
>書き手としては反対意見ってちゃんと聞きたい気もする
私もたまにネタ投下する書き手の一人ですが、同意。
正直、こういうネタが嫌いだという意見を聞いたところで
望んでいる人がいる限りネタの投下自体をやめる気は無いです。
ただ、どこまでのネタに「○○ネタです、嫌いな人はヌルーで」という注意書きをつけるべきか。
その判断基準として「どういうネタにアンチがついているか」を知っておきたいと思います。
できるならきちんとタイトルに注釈書いて欲しいです。
カップルによっては苦手なものもあるので。
実は人によってはささいなものでも注釈があるのに、
あからさまな恋愛ものなのに注釈がないのに困っていたので…

あと、できればミシェル&ケン子の関係の話はコメディタッチ以外は
タイトルに注釈が欲しいです。
他意はないのかもしれませんが、
最近ちょっとBLの要素が入っているように思えて…
ミシェル&ケン子自体は好きなのですが。
私も初恋の人ーって言ってるミシェルや
バカな事やってるデカ健は好きだけど…
ちょっと行き過ぎちゃうとね。
単発ネタでもタイトル付けるのがいいんじゃないかな。
あまりギスギスしすぎるのもちょっと…。
このままだと、全部のタイトルに『嫌いな人はスルーで』がデフォになりそう。
私はどんなネタが来ても全くOK
それはそれで、全部おいしくいただいております。
だって職人様たちのお話、面白いじゃないですか。

まぁ、こんなやつも居るっていうことで。
逆に好きなジャンルのネタを検索で探しやすくするって意味で
タイトルがついてるとありがたいです。
たまに保管庫の過去ログを読み返すことがあるんだけど、
例えばシロミミネタだけ選んで読みたい時など
タイトルがついていてくれたら、と思う事があります。
>685
タイトル案いいかも
自分も一気に読む時に困った覚えがある
脳の切り替えが付いて行けなくてw

>681
下5行禿同
長くなるし、内容が分ればいいんだから
『嫌いな人はヌルーで』は省略でいいんじゃないかな。

苦手なものを避けるのにも好きなものを探すのにも、
タイトルをつけるのには便利でいいと思う。
最近特に長文多いし、何日か見てないと追いつくのに精一杯なんで。
どんなネタも楽しく読ませていただいてますが、
何ネタかのタイトルはあった方が検索もしやすくて良いかも知れませんね。
時間が開いて読み応え満点の時は、先に長編を見て後で短編に目を通していきます。
(魔界編は一気読みでしたがw

ネタの好みはどちらかというと恋愛ネタはニコ&13のの以外のべったりはあんまり。
ツカ綾よりも銀ミカ綾が、遠夜シンディよりは遠夜チャイナりおの方が好きなマイナー趣味です…
私も銀ミカ→綾ネタ結構好き。
寝ルカ→13ミミとか29番→眠ののとか、報われなさそうな男の片思いネタがツボだ。
(ルカ→アナやシロ→アナも嫌いじゃないけどセシ→アナは浮気や二股に見えてちょっと…)

で、「普段報われない片思いに悩んでるキャラがちょっと報われる」ネタが好きなので
ニコ&13ののや闇ミカ&ゴスサラ、リヒト&めぐみたいな
完全に上がっちゃってそこだけで関係が閉じてるカプは
カプネタとしてはもうそんなに興味がわかない鴨。
魔界編の時みたいにもっと他のキャラと絡んだネタが読みたいです。
キャプテンが好き・・・
なんか>679が聞きたい意見から
だんだん話がそれてる気がするんだが…
スレの流れがぶっちゃけモード入るとこんなもんだ。
なんかだんだん書き手さんが投下しにくい流れになってきたね。
個人的には出されたおかずは残さず食べてるんで、
書き手さんにもあんまり人の好みとかぶっちゃけ意見とか気にせず投下してほしい。
確認するけど、  
・嫌がる人がいるネタは投下しない  
ではなく
・嫌がる人がいるネタは投下の際にタイトルや注釈をつける  
でいいんだよね?
例えばクリスとくんがいい感じになるネタも、
「クリス&くんネタ、恋愛要素あり」って注釈をつければ投下OKなんだよね?

今のところ注釈を望まれてるネタとして
・恋愛もの(誰と誰のカプかも明記)
・BL要素
が挙がってるけど、他にも何か注釈つけるべきネタってあるでしょうか。

あと、これは書き手としての質問なんだけど
「恋愛ものっぽく始まって、実は恋愛ではなかったでオチるギャグネタ」
にも恋愛ものの注釈有った方がいいですか?
(例えばこまめオチのイサ純ネタとか、教室君オチの寝ルカシルビー、寝ルカ13ミミネタとか)
BL要素は排除の方向でおながいしたい…
正直アレだけは駄目だ
ギャグになるのならオケなんだけど、
最近ちょっとミシェルがヤバい感じがする

他はタイトル付けてくれれば
好みじゃなければスルーできる範囲です。
ギャグ落ちはー… 読んでから笑いたいのもあるから
タイトルにつけるかどうかは微妙だな
難しいっすね
百合系も明記して下さい。スルーしますんで。
BLと百合は判断基準が難しいんじゃないかなー・・・
人によっては、ただ仲良くしてるだけでも
それっぽく感じる過敏な人もいるし。
あと、男性が書くのと女性が書くのとで
男同士・女同士の友情の表現が
無意識に違ってくるかと思うので。
排除って言葉が出てくるのか…
シリアスは駄目だけどギャグならOKって場合があるから、
恋愛ものにはギャグシリアス書いて欲しいな。

>>697
周りがそう思ってても書き手にその気は無いってこともあるからねぇ
今のところはっきりとしたBLも百合も出てないし(それっぽいのは別として)
ただ、会話がほぼ二人だけで成立してて相手や互いの事を
強い好意を示したり好きだの言うとBL、百合っぽいかなと感じるんじゃないかなと
自分では思っています。特にシリアスではそんな気がする。
誤解されたくない場合は友情モノですと表記をいれると、
苦手な人はスルーしやすく、書き手さんも安心だと思う。
とりあえずネタには全部タイトル入りってことでいいんじゃないのかな?
タイトル入ってないと折角のネタを素通りする事も良くあるんですよ〜
最近歳のせいか脳に自動アボーン装置が憑いたようで…orz
昔はあんなに熱かったのに人間変わるのね〜って事で
職人さんどんなネタでも残さずゴックンしますんでどんどんネタ投下お願いします!

>695
嫌なものは他人に書かせないよりも
自分が見なかった事にする方が早くて楽ですよ。

ネタには全てタイトル付けて投下案に賛成です。
タイトルつけるのが難しい場合はメインの登場人物と傾向だけでも入力してくださると
好きなネタを拾う時も苦手なネタを避けるにもいいんじゃないでしょうか?
♂♂・♀♀・♂♀どんな組み合わせでも
 人間の性を匂わせるような生々しい話は避けましょう
程度で下手にラインを設けないほうがいいと思いますが…。
男装のまどかに女の子SDがどきどきしたりするのは、百合系って注釈入れるんですか?
性を匂わせるの禁止って、シンディや荒夜が意味深な冗談を言うのもNGなのかな。
「今夜駆け抜けてみない?」とか。
結構好きなネタだったんだけど。
>702
そのくらいはいいんじゃない?
普通の小説で余裕にある表現を規制してたら、おもしろくなくなっちゃうもん。
タイトル付け賛成。便利そう。
単発とか、ギャグネタならタイトルなしでも
いいような気もするけど・・・・。
ギャグネタは下手にタイトル入れると落ちがバレかねないのが難しいな
>705
○○+××<名前
とか。
明るくさっぱりした傾向の、単発・お笑い系ネタには、あまり拒否感ない方多いようですね。
どきりとするような性的要素も、ユーモアのコーティング次第ってところがあるかもしれませんね。
それでも拒否感感じる場合・人はあるかもしれませんが、
そのときは「お寒いネタだこと、ほほほ」で脳内スルー、ということでお願いしたいです。

で、自治厨でスマソですが、タイトルつけ方ガイドライン(下書き)書いてみました。
たたき台になればよいのですが、どでしょうか?>エヴリワン

・長編〜「長編:ミニっこ映画『犬が好きな猫 人が好きな猫』」
・単発だが恋愛要素ありのもの〜「恋愛:AとB やきもち焼いたかな」
  ※『やたらと生々しい現実感や性』を感じさせるネタの投下はお控えなすって。
    登場人物はあくまでも人形ですよ。
・単発だが、友情や家族愛をモチーフにしているため曲解も可能かと思えるもの
  〜「単発:アナイスと叔父様のお昼寝 ※家族愛デスヨー」
  〜「単発:13ミミ、憧れのまどか嬢 ※恋愛要素なし」
  ※そのつもりがなくても、どうぞ保険の意味でひとこと追加してください。
・その他単発・ギャグネタ〜「単発:橘家 あきらの発明と銀ミカ」
  ※オチがばれそうなら、「単発」「単発:橘家+α」だけでも可。
・自然発生的連作(XXX番さんに続けて…的なもの)〜「連作:>レス番 くんのその後」
  ※長編にまで発展しそうなら、適切なタイミングでタイトルを。
・上記により「もしもし、わたし名無しよ」は、感想、雑談の投稿と見なされる…はず。

以上、どんなもんでしょうか?
連作は前のレス番はタイトルより本文の1行目に入れてほしいな。
そうしたら、専ブラだと前のが読みやすいし。
専ブラじゃないんでタイトルの方が嬉しいです。
もしくは本文の1行目とタイトルに入れてみては?
マンドクセから今までどおりでいいよ
あーこの手の話になると永遠にループ
専ブラいれろよ。
無料だしマック版もあるし携帯用もあるし。
>711
ループならループでいいんじゃない?w
ぶっちゃけモードにならないと意見書かない人多いから
たまにはこうやって本音吐き出した方がいいと思うよ。
>>668さんのネタを踏まえて、クリスとくんのネタを投下します。
恋愛ネタとは言いがたいですが、クリスが女の子とデートする自体が嫌な方はスルーお願いします。

月曜日の中学校。
くん 「昨日クリスさんと出銭ーランドにいってきました〜」
ルカ 「くんちゃんがクリスとデート!?」
セシル 「もちつけルカ、どうせクリスの事だ。しょうもないオチがつくに違いない」
13ミミ 「いいなー、出銭ーランドデートかぁ。混んでた?何乗った?ショー観た?」
くん 「いいえ〜、ず〜〜っと寝てたよ〜」
13ミミ 「…寝てた?」
くん 「写真見る〜?」
くんが取り出したアルバム。
園内の芝生にレジャーシートを敷いて眠っているくんとクリスの写真が延々続いている。
どうやら固定させたカメラのタイマー機能で30分ごとに撮ったものらしいが、
背景の木の陰や空の色が時間の経過を示しているものの
くんとクリスはまるで死体か人形の如く(人形だが)微動だにしていない。
13ミミ 「………夕方の6時で終わってるね」
くん 「寒くなってので起きて帰ったの〜
    モル天ちゃんの背中はふかふかであったかくてまたつい眠っちゃった〜」
13ミミ 「あのさ、くんちゃん。…何でお昼寝するのにわざわざ出銭ーランドなの?」
くん 「賑やかな音を聞きながらお昼寝するのも気持ちいいかな〜って思って〜」
四郎 「出銭ーランドの芝生って立ち入り禁止じゃなかったっけ?」
司 「突っ込む所違うだろ、四郎」


タイトルと注釈ってこんな感じでよろしいでしょうか?
>714
おけだと思います<タイトル+注釈
笑うところかどうか微妙だが

> 人形の如く(人形だが)

がツボった 
遅レスなんですがぁ〜
>638読んで「男SD格闘大会」やったら各々のキャラの
必殺技や決め台詞ってどんなんだろう?と思ってしまいますた。
四郎     「ちゃりんここいで鍛えたこの足で決めてやる!」
つかぴょん 「メカ綾さん、GO!」
イサイサ  「ヌコたんたち、力をかしておくれ」

とか?
>メカ綾さん
つかぴょん、造ったのか…?
つかぴょん、たとえ作っても戦わせないと思う…>メカ綾さん
>718
イサのが凄いイイ!!

四郎必殺技「響け!愛のセレナーデ!」(発動までに回避(耳栓)しないとまさに必殺)
クリス 「3分で終らすよ。…そうしないと眠くなっちゃうから。」
こんな感じかな?
必殺技名は思いつかないけどモル天率いるガチョウ軍団に突かれるとか…。
>722
な、なんかクリスカッコエエな。
やっぱり劇場版でカイザーナックル使ってたイサイサは接近して殴る系、
四郎は音波(電波?)で攻撃する飛び道具系?
つかぴょんは謎。
というかメカ綾さんのが強そう。
イサイサ、ヌコタソの力を借りたら、必殺技はヌコパンチだな
ルカは通販で購入した謎の武器で戦って欲しいな。

遠夜「さて、駆け抜けてみましょうか…」
荒夜「(こういうのは俺のほうが得意だ、代われ)」
遠夜「(貴方は別な方向で駆け抜けてしまうから嫌ですよ)」
叔父様 「アナイス、この戦いをお前に捧げよう」
ミシェル 「初恋の人…見ていてください!」

一番強いのは普通にニコだろうか
メカ綾さんは応援してくれてるんだよ。
そのあいだツカピョンの攻撃力は倍とか。
無駄にカッコイイ事をするとか。
回復力のスピードが上がるとか。

ネコたん…いいなあ。
セシルだと、ピンチになるとだらしないわねとかいいながら
眠ののが出てきて助けてくれるとか。
ヘタレっぽいセシルスキー
イサイサの応援キャラ=ヌコたん
クリスの応援キャラ=ガチョウ軍団
つかぴょんの応援キャラ=メカ綾さん
セシルの応援キャラ=眠のの

やっぱ寝ルカ先生の応援キャラは教室君なのか。
翔だと応援キャラはやっぱり巣鴨ギャルか?
>730
一番パワーありそうな応援団だw
そのノリでいくと、四郎に13ミミかもしれんが
ここはやはり橘ミニっこに集合してもらいたい。
凌なら…Dたま?手品ッこのほうがバランス取れるかな。
ルカ
必殺技 弟ミサイル

>732
特に根拠はないが13ミミタンとまどか嬢は
参加してそう>「男SD格闘大会」
てか、してほしい
四郎や司や銀ミカよりは強そうだな、13ミミとまどか。
四郎は歌えば最強なんだが、歌がダメージ与えるって気付いてないしね。
まどか嬢の応援=アナイス+女子SD軍団


応援団だけですでに最強
13ミミタソに「余裕っち!」って決め台紙言ってもらいたい (;´Д`)'`ァ'`ァ

古くてゴメソ
格ゲーなノリになってきたな>SD武闘会(w

闇ミカの体力回復アイテムは肉まんじゃなくってメロンパンだろうな
「メロンパンやで!」……ダメ?
格ゲネタをぬったぎって投下します。
ギャグですがシルビー→寝ルカ描写あり。


シルビー 「出銭ーランドかぁ…あたしも行きたいなぁ(寝ルカ先生と)」
巫女のの 「いいですね、私も行ってみたいです」
キャプテン 「よし、明後日の日曜に皆で行くか!たまには遊園地もいいだろう」
シルビー 「ちょっと待ってよ、あたしはあんた達と大勢で行く気は…
       ううん、考えてみたらコイツらも居た方が寝ルカ先生を誘いやすいわね。
       でもあんた達、ちゃんと中に入ったら適当な所ではぐれたフリしてあたしと寝ルカ先生を
       二人っきりにするのよ」
レオナ 「あの先生、はぐれたフリする前に本当にはぐれそうだけど」
シルビー 「大丈夫、あたしががっちり掴んで離さないから!
       そうと決まれば善は急げよ!キャプテン、職員室行って寝ルカ先生の了解とってきて」
キャプテン 「何で俺が?自分で行けよ」
シルビー 「あたしが行ったら噂になっちゃうかもしれないでしょ。
       それにキャプテンはしょっちゅう職員室に呼び出されてるから慣れてるだろうし」
キャプテン 「何つぅ人使いの荒い女だ」
職員室の扉をガラガラを音をたてて開けるキャプテン。
キャプテン 「おい、寝ルカ、いるか!?」
寝ルカ 「キャプテン…せめて職員室では先生を付けて呼んで欲しいんだけど」
キャプテン 「細かい事は気にすんな。いいか、明後日皆で出銭ーランドに行くからな。
        お前もその日は空けとけよ」
寝ルカ 「それ、僕に拒否権は…」
キャプテン 「俺達と出銭ーランドに行くのに何か不満があるってのか?」
27番 「どうしたキャプテン、また生活指導の先生に呼び出されたのか?」
キャプテン 「違ぇよ。寝ルカと出銭ーランドに行く事になってな」
27番 「おいおい、男二人で遊園地か?フォモは不毛だぞ、フォモは。
     若者は清く正しい男女交際を行うべきだ。なあ、寝ルカ?」
寝ルカ 「それだけは禿堂です、先輩」
キャプテン 「俺だってその気はねえよ!寝ルカを誘いたがってるのは俺じゃなくて俺の仲間だ」
27番 「ああ、例の彼女か。勘違いをしてすまなかったな二人共」
寝ルカ 「真に正して欲しい勘違いはそっちじゃないです、先輩」
キャプテン 「とにかく用件は言ったからな。明後日の朝6時に教室君を迎えにやるから覚悟しとけ。
        逃げられると思うなよ」
それだけ言い残して職員室を出て行くキャプテン。
寝ルカ 「先輩……鎖でガチガチに縛られてレールの上を転がされる人生ってどう思いますか?」
27番 「お、ノロケか?いいじゃないか、愛の鎖に縛られた人生。
     俺も可愛い彼女に縛られてみたいぜっ!」
寝ルカ 「僕を縛ってるのは可愛い彼女じゃなくて有無を言わせぬ荒くれ者です(TДT)」
ルールが決まった途端にスレが止まると先行き不安になるな。
ハイ黒の外伝は順調に進んでるのに。
ぶった切りスマソ。
今更だけど公式サイトの里便りより

◆今冬の新しい天使の里メニューが加わりました!

その名も『のののババロア』。
『のの』の好物として、オフィシャル設定された(笑)この可愛らしい ババロアを食べられるのは、天使の里だけ!

真っ白い雪のようなババロアの中には、スッキリとした味わいのフラン ボワーズ・ムース。  発表以来、一番人気の逸品となりました。
ぜひみなさんも、『のの』の大好物、『のののババロア』を召し上がってみてください!


…さすがスイートドリーム店長!
名前を冠したデザート第一号。
「○○が好きなデザート」って設定、これからもっとでてくるのかな?
でもそれだと東京少年とかだったらポテチとかになりそうだ(w
バロンだとキャットフードになるんだろうか。
実際に出るかどうかは考えないとして、まどかは和装なら薄皮饅頭、
洋装なら資○堂パーラーのティーセットとかがいいなあw
『制服SDたちが学校帰りに平らげるバケツパフェ』とかあったら楽しそう。
>744
>『制服SDたちが学校帰りに平らげるバケツパフェ』
13ミミが一心不乱に食ってる姿想像したw
>745
しかも制限時間内に平らげたらタダになるメニューで、
13ミミは余裕で平らげてマスターを泣かせてそうだw
バケツパフェを牛丼かきこむように食ってる13ミミを想像した…。('A`)ナエ
そんな13ミミにむしろ萌え。つーか燃え。
昔ながらの金魚鉢に、もりもりに盛ってあるパフェがいいなーv
>747
女の子とははパフェをあの小さなスプーンでひとすくいひとすくい丁寧に
しかもお喋りさえしながらあっという間に食べてしまう生き物なのです
13ミミなら左手で髪をかきあげつつ、純とうきうきトークしながら右手は北斗神拳w
それでもクリームのひとかけらさえこぼさずに美しく完食するのが乙女のポリシー。
なんか前にどっかのスレで
SDのイメージをデザートにして考えていた人がいたね。
しかもその後、天すみノートに書いてくるよ!と言ってた人もいた
>752
十幕前編にコピペされてるよ。美味そうすぎてケーキ買いに走った当時の漏れw
ケーキ食いたくなったじゃないか。こんな時間なのにー!
自分もこんな時間にケーキ食べたくなった…代わりに何か食べようとしたけど
冷蔵庫にはチューブの山葵と生姜、脱臭剤と水しか無かった。
給料入ったらのののババロア食べに行ってやる…
>753
ああ、このスレだったか
ずいぶん前だったから忘れてたわ〜
漏れもケーキ買いにダッシュしたよw
この前格闘大会でその次は甘味か。
最近のこのスレ自体が13ミミを思い起こさせるよ。
>757 なんで?
>758
四郎 「13ミミは格闘させれば間違いなくこのスレ最強候補に入る空手有段者、
    おまけにダイエットも長続きせずいつもケーキだの桃饅だの甘いものにがっつく
    色気のない女だかr…うわぁぁっ、ロープ!ロープ!!苦゙じ……(カクッ」
ダイエット長続きしないで、あのプロポーションはうらやましいよ〜
シルビー 「そうなのよね、なんであんな色気もないねんねちゃんがL胸なのYO!
    宝の持ち腐れじゃない。」
キャプテン 「お前発売当初からずっとそれ言ってるな…。」
シルビー 「だってそうじゃないっ、この妖艶な容姿の私が13ボディL胸なら世の男が放っとかないわよ。
     寝ルカ先生もイチコロね。」
キャプテン 「わかんねぇぞ、駄天使(要英訳)お得意の顔は幼くて可愛いけどなぜかスタイル抜群ってのが
     寝ルカの好みかもしれないし。」
寝ルカ 「あの、僕べつにむっ…ムネ(小声)の大きい人が好みって訳じゃないんですが…。」///
ルカ〜…ららら旅に出た…前編

ルカ  「探し物は案外近い所にあるもんだろ?7色の花も此処に」
クリス 「だからって学校の裏山は近すぎやしないか?」
ヒューイ「兄ちゃんオレ、ドラクエやりたいから帰っていい?」
クリス 「おれも、今日は夕飯がいつもより早いからこのへんで…」
13サラ 「私もブライスの植毛があるから…(何で私まで動員)」
ルカ  「つめたいぜオマイラ…分かった、オレにかまうな!ジャアナ!」ガサガサ
クリス 「明るいうちに下山しろよ。」
13サラ 「…行っちゃったけど、裏山は携帯繋がるから大丈夫か。」
リヒト 「おいおいお前ら何やってんだ?…」
ヒューイ「蕎麦屋のおっさんが山で何してんの?」
リヒト 「店で出す山芋掘ってたんだよ!(後でこっそり殴ってやる)」
クリス 「やまかけ蕎麦か、旨そうだな。」
リヒト 「芋掘った後の穴は埋めといたが、地盤が柔らかくなってるから、
     これから山ん中歩くなら気ぃつけろよ、足がハマるからな。」

うわぁおおぉおおぉぉぉっぉ・・・・……

クリス 「ルカ…やっぱりな…」
ハイランド病院待ち合い室

アナイス「ルカが山で格闘の修業中にクマに襲われて複雑骨折って本当!?」
ヒューイ「???(゚ Д ゚ )」
13サラ「だいぶ脚色されてるわね。どんな経路で聞いたの?」
アナイス「眠ののちゃんに、ののちゃんはセシルに、セシルは四郎から
     四郎は…誰からだったかしら・・・」
クリス 「だいたい想像がつくな。」
ヒューイ「ホントは山芋掘った後の穴にハマって足首捻挫したんだよ。」
リヒト 「オレのせいかよ。」
アナイス「重症じゃなかったのね!よかったわ!」
クリス 「君からルカにこの7色ブーケ渡してあげてよ。きっと喜ぶから。」
アナイス「色を7つ集めたブーケね。お見舞いのケーキと一緒に渡します。」
13サラ「ケーキって、やっぱり手作り…よね…」
アナイス「もちろん、最近習ったおひたしもありますの。」
クリス 「・・・・」

後は・・・ご想像にお任せします。
漏れの中でこのスレ最凶料理は「カスタード蕎麦」から「アナイスのおひたし」に変わった。
湯を加えた酢とナンプラーが忘れられない。
酢とナンプラーがあるから「おひたし」作ってみようかな。
でも菊が無いや。
今の季節でも、スーパーで普通に売ってるもんなんですか?
766アナイス:05/01/16 17:58:05
>765
菊がないんですの?どうしましょう・・・

ここにお庭に咲いていた百合がありますわ!
どうぞお使いになって!
無農薬ですから安心です!
>765
マテ、「ナンプラー」ってアナイスのレシピでおひたし作るつもりか!?
食べてみたら感想ヨロ。
のの周りカポー総登場。前半は糖分高く、後半は甘さ控えめ。


板前(夫)の場合。

13のの 「私の大好物のババロアを作ってみたわ。私だと思って食べてね」
ニコラウス 「これをののだと思って・・・」
フォークを持ってババロアに向かうニコラウス。
儚げで美しいババロアを見つめているうちに、目に涙が滲んでくる。
ニコラウス 「駄目だ・・・俺には食べられない」
13のの 「御免なさい、ババロア嫌いだった?」
ニコラウス 「ののを食べるなんて可哀相なこと、俺には無理」
13のの 「それは物の喩えだから。片付かないから早く食べてね」


海賊(友達以上恋人未満)の場合。

巫女のの 「私の大好物のババロアをお作りしました。私だと思ってお召し上がりくださいませ」
キャプテン 「これを巫女ののだと思って・・・」
フォークを持ってババロアに向かうキャプテン。
白くてプルンとしたババロアを見つめているうちにゴクリと喉が鳴り、頬が紅潮してくる。
キャプテン 「馬鹿、変な事言うな!このスレは、な・生々しいネタ禁止なんだぞ!」
巫女のの 「?・・・生菓子はお嫌いでしたか?」
キャプテン 「あ、いや、そうじゃなくて。うん、そうだよな。俺の深読みし過ぎだよな。いただきます」
巫女のの 「どうぞ、召し上がれ」
王子(許婚)の場合。

眠のの 「私の大好物のババロアを作ったわ。私だと思って食べて頂戴」
セシル 「これを眠ののだと思って・・・」
フォークを持ってババロアに向かうセシル。
甘くて女の子が好みそうなババロアを見つめているうちに、顔が青ざめてくる。
セシル 「眠ののの情念が寵められたババロア・・・食べると胃もたれしそうだ」
眠のの 「どういう意味よ!スイートドリーム店長の作ったお菓子の出来が不安だっていうの?」
セシル 「ああ、分ってる。眠のののお菓子作りの腕は天下一品。無心になって味だけを楽しむよ」
眠のの 「そうそう。食べればいいのよ。美味しいでしょ?」


半人前の魔法使い(弟子)の場合。

魔女V 「私の大好物のババロアを作ってあげたわ♪私だと思って食べてネ☆」
マリオ 「こ、これをお師匠様だと思って・・・」
フォークを持ってババロアに向かうマリオ。
☆マークの飾りが乗ったババロアを見つめているうちに、深い溜息が出てくる。
マリオ 「お師匠様・・・どうしてニコさん、キャプテン、セシルさんの後が僕なんですか?」
魔女V 「それは私には手近な男がマリオしかいないからよん☆
      ・・・って、ホントどうしてそうなのよ!Dちゃんには凌クンがいるし、マリーですら劇場版で
      ほのかな恋?の話があったっていうのに、この愛を司る魔女であるVちゃんには
      どうしてそういうステキな相手がいないのよっっ!」
マリオ 「師匠・・・(保管庫の登場人物紹介を見て)翔さんなんてどうですか?
      文化祭の時は一緒に審査員やってましたし」
魔女V 「嫌よ、そんな余り物カポーみたいなの。余りに安直だわ」
翔 (僕だって年行った人をとりあえず押し付けられるのは嫌だ・・・)
>765
漏れも感想キボン
まぁ、喰った後に765が2ch見れる状態ならの話だがな…
>765
食う前に写真きぼんw
おまいら、ネタの為に>765を人柱にするつもりですか?(w
>765が書き込みをしてから4時間半
なにもレスが返ってこないのは近所に食材用の菊がなかったのだろうか
それとも2chが書き込めない状態になってしまったからなのだろうか…。
後者ならネ申だねw
774765:05/01/16 22:46:14
近所のスーパーには菊がありませんでした。
明日大型スーパーを覗いてきまつ。
画像は叔父様スレ専用画像掲示板 にうぷで宜しいのでしょうか?

明日の我が身が心配でつ・・・。
>765を人柱に、アナイスの新たなる挑戦が始まるのです。
そろそろバレンタインだし、チョコはどんなの作るんだろうねと
興味津々。
>774
もう引き返せないところまできちゃいましたね。
画像ウプは期待してますが味見に関しては無理しないでねw
ワノフスレから甜菜

>シルビー 
>村アイ19番20ミリ ドレスママーハウス 金髪タテロール 
>>  女怪盗キャットレディ最近耳にする荒夜に  興味を持っている 

>シルビー 
>村アイ11番22ミリ ドレスnairu 
>>夢見の姫彼女に占えない未来はないという… 
スイートドリーム喫茶コーナーにて、放課後の女の子達がケーキをつついている。

純  「バレンタインまであと1ヶ月だね。13ミミちゃんは手作り派?」
13ミミ 「チョコは作ったことないから、デパートのチョコのコーナー探してるよ。
    純ちゃんは? いっちゃんにあげるの?」
純  「ええええ///// 恥ずかしいよ、大きな声で言わないでよー!
    うん… 手作りしたいんだけど、お兄ちゃんに隠れて作るの大変なんだよね」
13ミミ 「じゃあ、うちで一緒に作らない? 私も手作りしてみたかったんだ」
純  「お邪魔していいの? じゃあ一緒にやってみよう! くんちゃんは?」
くん 「チョコレート〜、あまくて〜とろけて〜 おいしいですよね〜〜」

『いらっしゃいませー』と店員の声。

アナイス「あら、皆様、今帰りですのね?」
純   「今、バレンタインの話してたんです。アナイスさん、あげる人沢山いそう」
13ミミ  「叔父様、きっと楽しみにしてるよねー。今年は新装開店のゴディバですか?」
アナイス「今年は手作りにしてみようと思いますの。さっき本を買ってきたところです。
     チョコレートケーキを焼こうと思って」
13ミミ  「(…危険だ!)あっあの、ほら、今はデパ地下にも沢山美味しいチョコが並んでて、
     見ているだけでも楽しいから、今すぐこれから一緒に選びに行きましょう!」
純   「そうそう! 今は溶かして型に入れるだけのセットも沢山売ってます!!」
アナイス「ごめんなさいね、もう試作の材料も買ってしまったから…また次に誘ってね。
     ああ、でもどうしましょう。生クリームが品切れしていて、マヨネーズを買ってしまったの。
     ベーキングパウダー代わりの重曹は、1カップで足りるのかしら…」(去っていく)

13ミミ&純 「(叔父様…止められなかった私たちを許してくださいますか…?)」
くん  「マヨネーズ〜、ちょっとすっぱくて〜まろやかで〜 おいしいですよね〜〜」
>777
シンディ、まどかに続き今度は13シルビーまでもが白い人にハートを盗まれるのか?
本スレでもハートを盗まれた被害者続出で本当に罪深き男だw
そういやマヨネーズを入れて作るチョコレートケーキのレシピを見た事がある。
油と卵だから量さえ間違えなければ意外に大丈夫かも試練。

量さえ間違わなければ。
すいません、最初に「菊をおひたしにすると美味い」ネタを投稿したのは漏れです。
まさか実践する人がいるとは。 >>765タン、生きて帰ってきてくれ…
では>635を投稿してしまった漏れの責任は・・・
>765タン、口に入れてあやしいと思ったら飲みこまないでね・・・
>778
下2行目13ミミ&純の台詞を「モ/ス/ラを返してください。」のポーズで
想像してしまったよ…。ナンデダロウ?
アナイスのケーキ+おひたしのコンボを食らったルカの安否が気遣われます。
胃袋鍛えてるから大丈夫。
普通の人なら入院する所を一週間通院で済むよ。
でも病院には通うんだ。
前から思ってたんだが、アナイスは自分の料理って食べたことあるのか?
自分で自分の料理をウマイと思ってるのか、それとも
自分では完成形を食べた事なくて自分の料理の味を知らないのか。
後者なら改善の余地有りだが前者ならもうだめぽ。
話ぬった切りだが、SD本スレの荒夜PVネタを読んでたら
遠夜荒夜の声が山ちゃん声で脳内再生されるようになってまったよ
漏れの脳内キャストでは夜の人は関/俊/彦。
山ちゃんはむしろ叔父様。
自分は山ちゃんだったらリンクがいいな
も・・・木綿、声優さんって良く分からないんですが・・・
ググッてご尊顔を拝見したのですが(声がワカランので)
とってもファンタスティックでした。
小遣い帳を見て溜息をついているヒューイ。
ルカ 「どうしたヒューイ?」
ヒューイ 「3月14日の事を思うと気が重いんだよ、アニキ」
ルカ 「3月?2月じゃなくてか?」
ヒューイ 「マイラブリーナーシャ、マイスイートハニーエルシー、マイエキセントリックプリティユニ、
     マイキューティーマリー、マイコケティッシュミカ、マイファンタスティックマギー、
     マイエレガントミュウ、マイヤマトナデシコサクラ、マイビューティフルナギサ、マイワンダフルミドリ…
     ボクにはチョコをくれる相手が沢山いすぎて困ってるんだ。
     今の貯金に1月と2月のお小遣いを足しても予定してたお返しの額には届かない。
     アニキが羨ましいよ」
ルカ 「小遣いの額が違うのはしょうがないだろ、お前は小学生で俺は中学生なんだから」
ヒューイ 「違うよ。羨ましいのは小遣いの額じゃなくて、アニキはどうせ誰からももらえないだろうから
     お返しの事を心配する必要が無いじゃないか。」
ルカ 「…………お前こそ、お返しの事はもらってから心配汁」
そういえば、ルカって自称アナイスの彼氏だが、
アナイス以外の女友達って皆無だよな。
13サラ姉さんは友達とはちょっと違う感じだし。
794ルカ:05/01/17 17:37:35
つまりアナイスにもらえなければ俺の獲得数ゼロ?
ルカとバレンタインっていうと、バレンタインフェアのときの
ルカ&ミミを思い出す。
あれ当たった人いるんだろか。

そういえば13ミミはいるけど、ミミはいないんだな。
ミミスキーとしては少しサビスィ
796制服ミミ:05/01/17 18:00:39
>795
私がいるわ!
あっごめんいたな

でも保管庫の紹介欄にはないんだね…
798793にツッコミネタ:05/01/17 18:10:29
眠のの 「ルカに女友達がいない?私はルカの友達よ。」
13ミミ 「私もルカ君の友達だよ。」
サシャ 「私も。「友達」ではあるわね。」
シルビー 「欲しいなら義理チョコくらいあげてもいいわ。でも勘違いしないでね?
      あくまでも「友達」だから。」
ルカ  「誰がするかよ!!(ムキー、なんかむかつく!!)」



799765 人柱:05/01/17 20:18:46
「菊のおひたし」作りました。
635タンのレシピに忠実に再現しました。

口に入れて最初に感じるのは、「トロピカルな生臭さ」です。
次にオレンジジュースのフルーティな甘さと、
ナンプラーの角のある濃い塩っぱさが、互いに相容れない感じで襲ってきます。
思わず「ぐおわあぁっっーー!!」と声を上げてしまいました。
(ヌコに不信な顔をされました。)
歯ごたえはシャキシャキとして、結構良い感じです。
でもこれ、正直食べ物じゃないです・・・。

パックの菊の花一つだけで作りましたので、
後はわかめとカニカマと一緒に普通の酢の物にしました。
家族は美味しそうに食べてますが、私は食欲が無くなりましたので晩御飯抜きにしました・・・。
折角の焼肉が・・・(つД`)・゚・

微妙に腹も痛いので、画像のうぷは後程にさせて下さい・・・。
>765 タン
人柱乙。
最早涙無くしては読めない・・・・。
>765タソ
乙っ!よくやった!よくやったよ765タソ
レポートも簡潔で解りやすく、読んでいると「トロピカルな生臭さ」が
漂ってくるようだ…オエェ
叔父様はこういう物をアナイスに食べさせられているのかぁ…。

焼肉は残念だったね(´・ω・`)
勇者だ…
>765こそ「ルカの女友達」だな。
同じ苦痛を知るものってかんじだw
すげー!おそるべしアナイス料理。
うちのアナたんが魔性の子に見えてきたよ。邪気のない顔をしているのに…。
女の子はみんな、棘を隠した薔薇なのですよ。
>765さん、お身体大事にしてください…

そ し て 勇 者 が 現 れ た 。

>765、おまいの勇姿が幾千の叔父様達の希望となるだろう…

…ハラ壊すなよ。
既に壊していると思われ。
(>799最後の1行参照。)
808635:05/01/17 22:37:46
勇敢なる叔父様方の挑戦により、命に関わる事態になるといけませんので、
今後自分がアナイス料理ネタを投稿する際には、具体的なレシピは差し控えることにしたいと思います。
>765さん、どうぞお体お大事に・・・
「おひたし」画像と小ネタをうぷしますた。

皆様、お気遣いありがとうございます。
今の所は体調は大丈夫みたいです。
でも食中毒は時間が経ってからクルんですよね。
ルカと一緒に通院にならないように、胃腸薬飲んでおきました。

「おひたし」ですが、時間が経ったせいかオレンジの香りは薄れました。
その代り、菊本来の香りが表に立ってきて、
まだまだ強烈なナンプラーの魚臭と相まって、えもいわれぬ感じが致します。
(○Д○|||) ひぃぃぃ、健タソがぁっ!!!
>809さんのお腹も壊れませんように・・・(-人-)
勇者画像見ますた。
健たん、安らかに眠れ…
>809
乙です。
最初ブツを見た瞬間、カレー粉で煮詰めたものかと思ってしまいますた。

ひょっとして登呂も被害者なのでしょうか・・・?
ナンダカヒッシデニゲヨウトシテルヨウナ
813765:05/01/17 23:33:14
登呂はコタツにくっついてる縫いぐるみです。
アナタンのエプロンがハート型なので、
「リアル愛エプっぽいニャー」とニヤニヤしてます。w
勇者タン今頃お腹壊してないかな。
すみません質問なのですが。
単発ネタを書いたのですが。ネタ自体は単発でも文が
かなり長くなってしまいました。
こちらに投下はルール上差し障りがありますので
テスト板の単発ネタスレをお借りして投下したいと
思ったのですがそれは大丈夫でしょうか?
>815
本スレで書けないような形式のネタもテスト板は受け入れてくれるみたいです。
(ハイ黒の外伝も一人の職人さんが全50レス以上の中編を連載したりしています)
ぜひおながいします。
公園で遊んでいる女子ミニっこ達。
美加  「皆、バレンタインには誰かにチョコあげるの?」
ユニ  「あい、にーたんとクリスたんと延たんにあげまつ。サシャたんと一緒に作るでつ」
エルシー 「エルシーは叔父ちゃまー」
サクラ 「わたくしもお父様に差し上げますわ」
マギー 「うーん、四郎師匠と凌師匠かな。開けてビックリチョコレートを考えてるんだ」
みどり 「私、バレンタインにチョコあげるのなんて初めて。
      美加ちゃんもお兄ちゃん達にあげるんでしょ?一緒に買いに行こうよ」
美加  「うん。お小遣いあんまり無いから高いのは買えないけど、その分綺麗にラッピングしようね」
みどり 「なぎさちゃんは?」
なぎさ 「え?わ、私は・・・」
ポッと赤くなるなぎさ。

一方「天すみ」。出前の配達を終えたミシェルが戻ってくる。
ミシェル 「只今帰りました、リヒトさん。帰りになぎさちゃんに会いましたよ」
リヒト 「お、そうか。元気そうだったか?」
ミシェル 「ええ。めぐさん、女の子はミニっこといってもおマセさんですね」
めぐ  「そうですわね。四郎さんの所の弟さん妹さんを見ているとそう思いますけど、どうして?」
ミシェル 「なぎさちゃんに聞かれたんですよ。ミシェルお兄さんは、初恋の人以外からチョコをもらったらどう思いますかって」
顔を見合わせるリヒトとめぐ。
めぐ  「それで、何て答えましたの?」
ミシェル 「もちろん嬉しいですと答えましたよ。
       それが初恋の人じゃなくても、誰かが僕を大事に思ってくれているのが嬉しくないはずないですから」
めぐ  「なぎさちゃん、何て言ってました?」
ミシェル 「特に何も。嬉しそうに笑って走って行ってしまいました」
リヒト 「(ヒソヒソ)何だ、あいつも隅に置けねえじゃねえか」
めぐ  「(ヒソヒソ)なぎさちゃんも難儀な初恋をしたものですわ」
>816
815ですレス有り難うございます。
まだなぐり書きみたいな物なのでちゃんと纏めたら
投下しようと思います。

スレ汚し失礼致しました。
雑談スレの「愛の手紙代筆くん」「ホラー映画の主役になろう」
大爆笑してしまった…
実は凌ってマギーの師匠じゃなくて弟子だよね。
あれだ、マギーは謙虚な子なんだろ。
そろそろ長編がやりたくなってきた。
恋愛物は苦手なのに
なんでだろう、なぎさの初恋物語には
すっごいほんわかした気分になったよ( ´∀`)

めぐりんの台詞が重いけどw
>822
自分もやりたい。ネタはないこともない。
しかしこのスレの残された寿命はあまりにも短い・・・
>824
スレまたがった長編は過去にも何度もあるし、いいんじゃないでしょうか?
単発ネタはすぐにストックが枯渇してしまいました。
長編のお供させてください。
過去に出てきて長編化しそうで、まだ手をつけていないのって、修学旅行ネタ位かな。
このスレに入ってからでは、バレンタインのスウィートドリームネタと花の子ルカクリ?
(バレンタインは日常編で一緒にやれるかな。 花の子ルカクリは読みきり連作?)
修学旅行やりたかったけど時期的には春休み近くの方がいいのかな?
時事ネタって意味ではバレンタインの方かも。
花の子ルカクリ
初期に時折あったような、一〜二レス読みきり、単発連載形式でも良いかと
長編もいいけど、思いついたときに思いついたネタで楽しむというのもいいんでない?
長編の間や、単発ネタとして、いきなりCMかアイキャッチのごとく割り込んで
場の雰囲気を変えてくれるとすごくウレスイタノスイダイスキ
ふだん中学校にスポットライトが当たりがちなので、
ミニっこも増えてきたところで小学校編。
「6年生のお別れ会」にむけて、出し物を準備するとか。
エルシーたん、是非叔父様用とは別に妖精さん用のチョコを窓辺に
置いてくれないかなあ。エルシーたんとデカ健様のカプっつーかコ
ンビ大好きなんだ。
デカ美加 「お兄様、もうすぐバレンタイン。恋する乙女達にささやかな幸せを…」
デカ健 「あ、美加。チョット間違エチャッター(・∀・)テヘ」
デカ美加 「お兄様ーーーー!?」

――神の御業か、悪魔の悪戯か。史上最悪のバレンタインが幕を上げる!

アナイス 「あなたに恋してしまったみたいですわ…クリス」
叔父様 「アナイス!?」

13ミミ 「司君、好きだよ」
綾  「勲君、年上は嫌い…?」
純  「私道を踏み外してもいいよ。…お兄ちゃん」
シルビー 「ダーリンって呼んでいい?キャプテン!」
巫女のの 「セシル様、私を娶って下さいまし」
めぐ 「ミシェルさん、二度目の恋をしませんこと?」
ゴスサラ 「近くにいすぎて気付かなかったわ、リヒト」
サシャ 「ルカ…私を見て」

――縺れに縺れた恋の糸。本当の気持ちはどっちだ!?


監督が書きかけの予告編を取り上げて目を通すまどか。
まどか 「ありがちな『好きな人入れ替え』ネタ…監督、安易ですわ」
監督  「たまにはこういうのも面白いかと。あ、それかこれはどうだい?恋愛のベクトルが逆向きになる話」
まどか 「13ミミさんを追いかける四郎さんや眠ののさんを追いかけるセシルさんの話?
     面白いかもしれませんけど、それだとアナイスはどうなるんです?」
監督 「それは…叔父様とルカと四郎とセシル、全員を追いかけるアナイス君…」
まどか 「そんなのアナイスのイメージが悪くなりますわ。……でも」
ふと考え込むまどか。
まどか 「いざそうなったら、ルカさん達どうするのかしら」
すまそ、鯉とかの言葉だったらまだおkなんですが、
娶るとか近親そうk(ryとか匂わせるのはちょっと苦手です。
一緒にミニチョしませんか、とかになりませんか…
ヌルー汁なんだけど、
長編になって、そういう感じな話が続くのはキツい…
833831:05/01/19 17:47:48
>832
スマソ、ゴリ押しするほどのネタでもないのでこれは破棄でいいっす。
さっくり流しちゃってくだせえ。

しかし「娶る」もNGワードか。
「おヨメさんにしてね」を古風に言ってみただけだったんだけど。
言葉選びは難しいのう。
>832
ネタとして面白く読み流してチョーダイ的なものに
そこまで自分の好み押しつけるのってどうよ
嫌いダッテ言うネタなら自分でスルーしたらイイジャン・・・別に長くつづけようってことでもないんだし
ちょっと苦手、くらいならスルーできるよね?
卒倒するほど苦手ならスレ読むの禁止だろうし。
ほんのちょっとだけ、他の読み手さんのことも考えてくれないかな?
きわどいネタや刺激的なネタや濃いネタが自粛ムードになって
人畜無害なほのぼのネタしか投下されなくなったら
ぶっちゃけこのスレつまらなくなりそうだな。
>836
まさに、自分が好きで昔通ってた小説スレがそうなっちゃったので
ここもそうならないかとびくびくしてる・・・

>831はギャグな上、劇中劇だそ?なんら問題ないとおも。
最近過敏な人が多い脳・・・
ただのギャグネタでさえここまで規制されてしまうのか OTZ
際どいネタ全然使えなくなっちゃったら、
書く内容の幅狭まってしょうがないぞ。
シンディ姐さんなんか出番削られまくるぞw
じゃあもう、ネタに対しての反対意見は絶対書いちゃ駄目。
ネタに対するレスは褒め言葉のみ
ってルールにすればいいんじゃない?
いい加減、反対意見のそのまた反対意見って流れに疲れてきたよ。

>832
苦手だと意見しても書く人は書くし、書かない人は書かない。
所詮、ここは投稿自由のネタスレ。
誰かが言ってたけど脳内アボーン装置つけてしまった方が楽だよ
女の子たちが好きな人の話して盛り上がっていたり、
ミニっこたちがバレンタインのチョコの話をしているだけでも、
恋愛バナが駄目な人はスルーなのかな。
タイトルつけてもヌルー出来ない人には無駄、でFA?
惚れた腫れたの話が多いよな。
実際書きやすいんだろうけど。

精進します。
純が真剣に四郎に恋しちゃったとかだったらそりゃマズいけど、
根底は「デカ健様がみてる」なんだし劇中劇なら全然平気。丼米>831
ていうか「娶る」程度の単語もダメなのに「恋愛要素有」と明記してある
ネタを読むのは無謀だし、それで文句つけるのはお門違いでそ。

漏れはお正月に投下されたバレンタイン祭りのネタが読みたい。
ケンカするニコののも気になるが、まじかる教室くんが激しく見たいw
>831に眠ののいないね
眠ののは誰を好きになるんだろ
>844
意表をついて叔父様
84629番:05/01/19 22:53:20
>844
きっと俺です
今まで、恋愛話やアダルティー要素ありの話でも、
下品で露骨すぎて目を覆いたくなるような展開になったことって、ないよね。
好みの傾向が人によって違うから「苦手or好き」で意見は別れるだろうけど
職人さん達は一定の節度を持って書いてると思う。漏れは職人さん達の腕を信用します。
これまでちょっとお色気ありでも結果は可愛く治まってたから。
時期的にバレンタインがらみのネタは多くなるだろうし、実際、中学生くらいの
お子達が「好きな異性」のことで頭がいっぱいでもおかしくないと思う。

どーしても受け付けない人は脳内あぼーん装置つけて欲しい。
なんの為のタイトルよ。
前に長編に参加したいと書いた者です。
クレクレだけ言うのも何なので、長編の導入になりそうなネタを投下します。
他の職人様に続けてもらえなかったら流しちゃって構いませんので
お好みでない方はサクっとヌルーお願いします。


2月を控えた東京中学(仮)2年の教室。
終業のチャイムが鳴り、荷物をまとめて帰ろうとした翔に話し掛ける制服ミミナナ。
制服ミミ 「ねえねえ翔くん、バレンタインに何かもらうとしたら何がいい?」
翔  「え?気持ちが籠もってれば何でもいいけど(もしかしてミミちゃんとナナちゃん、僕にくれるのかな?///)
制服ナナ 「巣鴨のプリンスは気持ちが籠もってれば何でもいい・・・と(メモメモ)回答ありがと、翔くん」
翔  「・・・もしかして、2月の学校新聞用の取材か何かだった?」
制服ミミ 「うん。(キッパリ)2月発行の学校新聞のネタはズバリ!恋に悩める乙女に送るバレンタイン必勝法!!
       チョコをもらう男の子の側の意見を色々聞いて発表しようと思って」
制服ナナ 「これから商店街の名物店に、バレンタインに何か企画をやるかの取材にも行くんだ」
翔  「それ、僕も一緒にいってもいいかな」
制服ミミ 「翔くんが男の子の目で色々アドバイスくれるなら頼もしいけど、翔くん暇なの?」
翔  「・・・うん。ここで二人に着いて行けば、出番が多少なりと確保できそうだし」
制服ナナ 「・・・出番。お互い大変よね」
深く溜め息をつく三人。
四郎や司達主だったメインキャラとはクラスが違う設定のこの三人、
同じ中学2年生であるにも関わらず明らかに薄い影を嘆く日々であった。
蕎麦処「天すみ」。
めぐ 「バレンタイン?もちろん今年も特別限定メニューとして『チョコレート蕎麦』『ホワイトチョコレート蕎麦』を
    ご用意いたしましたわ」
制服ミミ 「そ、それは美味しそうですね・・・・」
リヒト 「おうよ!是非食べに来てくんな!」
制服ナナ 「(店内を見渡し、ヒソヒソと)でもここのお客さんって大部分はネオガイヘッド似のゴツイオサーンよね」
翔  「(ヒソヒソ)店のテレビはいつも野球かゴルフの中継、もしくはケーブルテレビの時代劇チャンネル。
    バレンタインにわざわざ天すみに来るカポーなんているのかな?」

生花店「ブルームーン」。
くん 「はい〜、バレンタイン用の女の子から男の子に送るギフトフラワーを用意します〜」
制服ミミ 「女の子から男の子にお花を贈るんですか?喜ばれるかな?」
翔  「僕は花束もらい慣れてるけど」
制服ナナ 「翔くんは色んな意味で別格だから参考にならないわよ」
くん 「その点はお任せください〜。男の子がもらって喜ぶお花を
    うちの現役男子中学生フラワーコーディネイターが責任もってお選びします〜」
くんの視線を追うと、勲が店先でじっと食虫植物が蝿を捕食する様を見つめている。
制服ミミ 「今更なんだけどさ。・・・この街のお店ってちょっと変わった所が多くない?」
制服ナナ 「本当に今更ね、ミミちゃん」
翔  「次のお店は大丈夫だと思うよ」

洋菓子店「スウィートドリーム」。
眠のの 「今年はバレンタイン限定スイーツを企画してるわ。男女ペアで来店しないと食べられないの」
制服ミミ 「そうそう、それよそれ!」
制服ナナ 「そういう企画を取材したかったのよ!
       それでそれで眠ののちゃん、どんなスイーツなの?こっそり教えてよ」
すると、困ったように眉を寄せる眠のの。
眠のの 「それが、肝心のメニューがまだ決まらないのよ。
      男女ペアで来てくれた人ならではのメニューにしようと思ってるんだけど、煮詰まっちゃって」
翔  「そんな時こそ取材力がものを言うんじゃないかな?」
眠のの 「どういう事?」
翔  「学校新聞の取材として、『男子の目から見たバレンタインに女の子と食べたいスイーツ』を調べてもらいます。
    眠ののさんはそのデータを元にメニューを開発し、製作過程をミミちゃんナナちゃんが学校新聞の記事にする。
    どうかな?一挙両得だと思うんだけど」
>>勲が店先でじっと食虫植物が蝿を捕食する様を見つめている。

コーヒー吹くほど笑ったじゃないか。
銀ミカ「やっぱり綾の手料理はどんな高級レストランで食べるよりも美味しいよね。」
綾  「銀ミカ。晩御飯食べに来るなら、前もって電話くれれば良いのに。有り合わせ
   しかないわよ。」
銀ミカ「有り合わせでここまですばらしい料理を作る綾はやっぱり素晴らしいよ!」
司  「こんばんは、あの、綾さん、お弁当ありがとうございました。空箱を返しに…」
綾  「あら、司君。遅かったのね。ご飯出来てるわよ。手を洗ってらっしゃい。」
司  「あ、いえ、いつもいつもお世話になりっぱなしなので…」
綾  「なに遠慮してるのよ。司君の分はいつも準備してるわよ。」

銀ミカ(ムカ!僕は「前もって連絡しろ」で、こいつは「いつも準備してる」なのか?)
司  (ああ、なんか今日は勝った様な気がすごくする!!)

四郎 「ねーちゃん。オレの青い靴どこにやった?」
綾  「スニーカー?それならドロだらけだったから洗って裏に干してあるわよ。」
四郎 「まじ?明日までに乾くかなー?」
綾  「…て、まさか、洗濯機にほおりこんであった体操着も明日必要なんて言うんじゃ
   ないでしょうね!」
四郎 「…そのまさかです。」
綾  「もう!早く言いなさい!!
   あ、そうそう。司君も。朝あと5分早くいらっしゃいね。
   お弁当取りに来るだけじゃなく、朝ご飯も食べられるでしょ?」

司  (勝ったんじゃなくて、四郎と同レベルなわけね…_| ̄|○)
銀ミカ (・∀・)ニヤニヤ
中国茶館『TOHYA』
遠夜 「うちですか?これといって、特には」
制服ミミ 「イベントなしですか?ちょっと残念」
遠夜 「そうですね。でもそのかわり、カップルでなくても入りやすい、憩いの空間を提供します。
いつも通り、変わることなく」
翔 「それも、大切なことですよね。
バレンタインって、カップル以外には肩身が狭いですから」
制服ナナ 「TOHYAは通常通り営業、と。ありがとうございました〜」
荒夜(つまらない店だな。ちょっとくらいイベントでは踊れよ)
遠夜 (そういう訳で。勝手にどこかに行かないで下さいね、荒夜)
居酒屋「銀貨」
店主のニコラウスは厨房で仕込みの最中。
13ののが一人で応対に出る。
13のの 「バレンタイン?一応考えてる事はあるけど、女の子にはむしろ関係ないわね」
制服ミミ 「どうしてですか?」
13のの (声をひそめて)「バレンタインの日に男性一人で呑みに来てくれたお客さんに
      チョコをあげようと思ってね」
制服ナナ 「えー、旦那さん焼き餅妬いたりしませんか?」
13のの 「まさか。バレンタインにチョコのサービスなんてコンビニでもアゾ○でもやってるでしょ」
制服ミミ 「それならいいんですけど」
制服ナナ 「男の嫉妬って怖いもんねー」
翔  「あれ、ナナちゃん嫉妬されるような相手がいたんだ」
制服ナナ 「違う違う、うちのお祖父ちゃんよ。お祖母ちゃんが翔くんのビデオ見てると
       すーぐ不機嫌になって困ってるのw」
855花の子ルカクリ・熱砂編:05/01/20 20:08:02
唐突だが、ここは月の砂漠。フタコブラクダに相乗りしているルカクリ。

クリス 「ねえ。どうして学校の裏山の次が砂漠なの」
ルカ 「知るかよ。攻略本で、ここに7つの花の一つ、赤い花があるって書いてあったから」
クリス 「熱いよ・・・疲れた・・・眠い・・・zzz」
ルカ 「おい。ここで寝たら、本当にやばいって!」

そこにボワンと煙がわいて、全身を黒いベールでおおって目しか見えない美女
(配役:シンディ)が出現する。

ルカ 「うわっ、びっくりした」
女 「赤い花を探しているのは、あなたたち?」
クリス 「そうです。早く下さい」
ルカ 「クリス! この状況で現われたのは、たぶんおそらく敵の魔物かなんかだろ?!」
クリス 「もう、だるくって。早く終わらせようよ」
女 「赤い花のありかは、私が知っているわ。でも、ただでは教えない。
   私と謎々をして、勝った者にささげましょう」

 ・・・・続く(のか)!!
最近議論だけでレスが進んでた日が多かったからネタで進んでると嬉しいです。
職人様方がんがってくだちぃ。
残さずいただいてます。
天界。旅支度の女神美加。
女神美加 「それでは私。ハイ黒外伝の撮影に行ってまいります。
        お兄様、天使たち、後のことは宜しくお願いいたしますね。
        愛を司る女神として、責任を持ってバレンタインまでには戻ってまいりますので」
デカ健 「いいって、いいって。後のことは任せとけって。
      じゃあ、いってらっしゃーい!!」
白鳥 「行ってらっしゃいませ、美加様」
白蓮 「人間界は寒いですので、お気をつけて」
椿 「おみやげ、楽しみにしてま〜す!」

女神美加が出かけた後の天界。手持ち無沙汰に、うろちょろする、デカ健様。
デカ健 「美加がいる間は、この部屋は立ち入り禁止だもんな〜
      なんだろ、これ」
美加の私室に入る、デカ健様。はた織り機に、織りかけの布がかけられている。
デカ健 「美加、何作ってんだろ。結構きれいだな。
      せっかくだから、俺様もお手伝い・・・」

数刻後、たまたま通りかかった白鳥。
白鳥 「うわ〜、デカ健様! これは人間界のバレンタインに向け、美加様が作っていた織物!
    たて糸は男SDの恋心、よこ糸は女SDの恋心でできているんです!
    これらがうまく絡んで、バレンタインの日に素敵なことが起こる予定ですのに・・・!」
デカ健 「え!?(・∀・)ここに落ちてた杼をひろって、てきとーに織っちゃった」
白蓮 「たて糸は、美加様が張ったまま、よこ糸はデカ健様オリジナル・・・
    これでは女の子SDの恋心がむちゃくちゃに・・・ 
    桜色はめぐさんの糸、純白は13ミミさん、真紅はシンディさん、ラメ入りはゴスサラさん・・・
    こっちのからまった糸は、もしかしてアナイスさん?
    どうなっちゃうの、これ!?」
取材を続ける制服ミミナナと翔。
二人から三人になった事でお決まりの「マイク片手に〜」のポーズも変更になったが
流石は本職だけあって難なくポージングを決めてのける翔。
駅前のTS●TAYAで四郎と司を見かけ、マイクを突きつける。

四郎 「バレンタインにアナイスと食べたいスイーツ…ねぇ」
司  「あああああ綾さんと二人で喫茶店で向かい合ってケーキを食べながらお茶…」
初めは脳内妄想を炸裂させているのか・百面相しながらあれこれシチュエーションを考えていたであろうシロツカ。
しかしある瞬間から妙に冷静な顔になる。
四郎 「でもアナイスの性格からしてスウィートドリームで出来合いのスイーツを食べるデートよりは
    自作を選ぶだろうからなぁ。
    何か、今年のバレンタインはもう読めてるんだよなー。
    アナイスはどうせ誰か一人に決めるでもなく俺や叔父様やルカやセシル皆にチョコをくれて
    俺らは揃ってそれを食って腹を壊して、治った頃に13ミミ辺りが哀れんで口直しに友情チョコでもくれるんだろ」
司  「…それを言ったら俺だって、銀ミカと二人で舞い上がって綾さんのチョコ争奪戦を繰り広げて
    結局優しい綾さんはちゃんと両方共に用意してくれてたってオチがつくんだよ」
四郎 「何か争奪戦も恒常化するとある意味緊張感無くなるよな」
司  「これはこれで愛すべき平穏な日常の一コマってやつなかな」

制服ナナ 「どう思う?この人たちの発言」
制服ミミ 「もう自分達がバレンタインネタの中で描写されない可能性なんてひとっ欠片も考えてない、
      レギュラー特権に甘えきったぬッるい考えよね」
翔  「でも、こういう時にこそ何か信じられない事件が起きるのが叔父様スレの常。
    きっと彼らも今の言葉を後悔する時が来ると思うよ。
    大事なものは失ってから初めて分かるものだ」
制服ナナ 「…どうしたの?翔くん。予言者キャラに転向?」
教会から出てくる寝ルカと教室。ふと教室が教会の入り口に飾ってあるSDsigeに気付く。
教室  「この人形、随分と汚くなっているっすね。」
リンク 「あぁ、それか。ずっと入り口に置いてあるから黄変は凄いし、子供は落書きするしで
     結構汚れてきてねどうしようかと思ってるんだよ。」
寝ルカ 「里帰りエステとかに出せばいいんじゃないですか。」
リンク 「この人形にその金を出すなら礼拝堂の雨漏りを先に直すさ。」
教室  「よかったら俺がエステしましょうか?」
リンク 「いいのかい?お礼とかはあまり出来ないが…。」
教室  「構わないッスよ。こういう作業は好きっすから。」
リンク 「では、お言葉に甘えて御願いするよ。どうもエステとかカスタムとか私はそういうのは
    苦手なものでね。」
教室  「そうでしょうね、もし得意だったらその鼻をけz(ry。モガモガモガ」
慌てて教室の口を塞ぐ寝ルカ。
寝ルカ 「でっでは神父様っ!このお人形をお借りして行きますのでっ!」
寝ルカが頭を持ち、教室が足を持っていそいそとその場を去って行くと入れ違いに帰ってくるシスターB。

シスターB 「ただいま戻りました、神父様。あらっ?お人形がいなくなってる。」
リンク   「お帰りシスターB。あぁ、いつもミサに来ている方がエステしてくれるというので
       預けたんだよ。」
シスターB 「まぁ、お優しい方もいらっしゃるのですね。…いっそ、そのまま引き取ってもらっては。」
リンク   「…くれないだろうな。」
シスターB 「…ですよね。」
今回のバレンタインは、ひと波乱ありそうないい伏線が
前フリの時点でザクザクしてまつなw楽しみ楽しみ。
そんで翔が(蚊帳の外ながら)活躍しそうで嬉しい予感。
夜、時計が午前12時を指すと教室の部屋にどこからともなくキラキラと小さな光が現れる。
ベッドに眠っている教室の頭の中で「起きてください。」と囁く声が…。
教室  「う、ん…誰ッスか?」
眠い目を擦り、体を起き上がらせて声のする方を見つめる教室。真っ暗な部屋に段々と目が慣れると
なんと目の前には机の上でエステ中だったはずのSDsigeが…!
教室  「!! うっ、うw(ry モガモガ。」
叫ぼうとした教室の口を慌てて塞ぐSDsige

?   「叫ばないでください教室さん、他の人が起きてしまいます。私はキャストの精。」
教室  「きゃっ、キャストの精?」
キャスト  「はい、じつは私。このSDに使われたキャストなんです。」
教室  「…そのキャストが俺に何の様っすか?」
キャスト  「はい、私は素敵なSDになるのが夢でした。なのにこんなオサーンのSDにされ所有者には
     疎ましがられ、日光や雨風に晒されて子供には落書きされるそんな切ない日々を送ってきました。
     でも今日、教室さんが私のエステしてくれると言ってくれた事がすごく嬉しかったんです。
     だからお礼に教室さんの願いを一つ叶えたいと思って。」
教室  「いえ、いいっす。(きっぱり)」
キャスト  「そんな、即答で答えなくてもいいじゃないですか…。なんでもいいんですよ〜。」
泣きそうな声を出しながら詰め寄るキャストの精。

教室  「…頼みますから、ノーメイクの顔をあまり近付けないでほしいっす。」
キャスト  「そうだっ!私がずっと教室さんの傍にいて身の回りの御世話をするというは?」
教室  「あんたを運んで来た時に船の美感を損ねるとキャプテンに怒られたのでそれは無理っすね。」
キャスト  「そうですか…、困りましたね。本当になにも願いはないんですか?」
教室  「う〜ん、今は思い付かないので保留ということでは駄目っすか?」
キャスト  「保留ですか…。わかりました、では願いがあったら私の事を呼んでください。
     どこにいても飛んで来ますから。」
教室  (その姿で…?)

駅前のデパ地下で、手作りチョコの材料を探す13ミミと純。
13ミミ 「すごい人だねー。チョコも色んなのあるし、どんなの作ろうか」
純  「こんな綺麗なの作れたらいいね。週末の練習、頑張ろうね!」
13ミミ 「うん、製菓用チョコと刻みココナツとアーモンドは見つかったから、あとは生クリーム…」

乳製品コーナーの前で、人にぶつかってしまう13ミミ。
13ミミ  「あ、ごめんなさい! って、あれ、アナイスちゃん?」
アナイス「あら、またお会いしましたわね、お二方」
純   「(おそるおそる)今日も手作りの材料買いに来たんですか…?」
アナイス「ええ。先日のは失敗してしまって。それに今日も生クリームは品切れですの」
13ミミ  「失敗? (こわごわ)誰か毒味…じゃなくて、試食したの?」
アナイス「失敗というと違うのだけど… 昨日は珍しく暖かかったでしょう?
     テラスでお茶にしようと思って、ケーキをテラスのテーブルに置いたままお茶を淹れていたら、
     カラスに持って行かれてしまったの。残念ですわ」
純   「カラス……」
アナイス「ええ。でも、邸のまわりのカラスたち、それからしばらくの間、何だかとても騒がしかったの。
     悲鳴のような声も聞こえたし…何かあったのかしら…心配だわ……」
13ミミ  「(背筋に悪寒)とっ、ところでその袋の中のマヨネーズは?」
アナイス「生クリームの代わりにと思って。先日ので使い切ってしまって、また買いましたのよ」
純   「あの…前から聞きたかったんだけど、生クリームとマヨネーズって代用できるの?」
アナイス「ええ、大丈夫ですわ。ほら、ふたつとも絞ると星形になりますでしょう?」

固まる二人を置いて、ごきげんよう、と去っていくアナイス。

13ミミ&純 「(叔父様…何かが根本的に間違っていると思うのですが、
       指摘できない私たちの無力を許してください…ご武運をお祈りしています……)」
>862
キャストの精と教室君の会話に禿笑いますた。GJ!
ttp://magical.s81.xrea.com/futaba/fish/src/1096341896127.jpg
他板でみつけたんだけど、アナイスが好きそうだなと思って・・・
ただそれだけ。
>>864タン ナイスjob! イイヨこれ!
確かに、アナイスの得意料理っぽい!
朝の占いと天候に凹んでいた気分が、マッハで吹っ飛んで行ったよ!
マリガトン
>864
うあ…叔父様の今朝の朝ご飯それか…
>>864
うわー!!
クリームがオレンジ風味だったら「フルーティな生臭さ」の悪夢再び。
勇者タンは元気ねんだろうか…
昼下がりの『TOHYA』で、ノートパソコンに向かい、書きものをする、より。遠夜がおかわりを注ぎに来る。
遠夜 「せいがでますね。新作ですか?」
より「ごめんなさい。家でやってたら煮詰まっちゃって。
魔界大冒険シリーズが終わったから、全然違うものをと思うと」
遠夜 「一ファンとして楽しみにしています」
より 「元は、みどりに聞かせるためだけの物語だから。趣味が実益を兼ねて、私も混乱しているのかも」
遠夜 「お茶を飲んで。気分転換してください」
よりはため息をつく。
より「天界の取材ができないかしら」
>868
より姉さんは児童小説家だったのか!
人間関係が広がりそうなイイ設定だとオモ。
職人様ぐっじょぶです。
>>861の続き
翌朝、海賊船の食堂。
全員揃っていただきますを言い、いつもと変わらぬ朝食の一時が始まる。
教室 「俺、昨日の夜変な夢見ちゃったんすよ」
巫女のの 「夢…ですか?どのような?」
教室 「思い返してみるとアフォみたいな悪夢なんすけどね。実は…」
教室がキャストの精の話をしようとした途端。
食堂の扉がバターーーンと開かれ、乱入してくる三つの人影。
制服ミミ 「制服ミミと」
制服ナナ 「制服ナナと」
翔  「翔の」
ミミナナショウ  「「「突撃!隣の朝ご飯!!」」」
マイク片手にキラーンとポーズを決める制服ミミと制服ナナと翔。
海賊s 「………………(゚Д゚)ポカーン」
寝ルカ 「あの、三人ともどうしたんですか?こんな朝っぱらから」
翔   「寝ルカ先生こそどうして海賊船で朝ご飯を?」
寝ルカ 「…これには深いような浅いような理由があるのですが、僕の事は聞かないでください」
制服ナナ 「まあまあ、時間も無い事だし、さっさとインタビューやっちゃいましょう」
制服ミミ 「皆さん、バレンタインに女の子と一緒にお店で食べたいスイーツって何ですか?」
場違いな時間の場違いな質問に全員が固まる中、9番がオズオズと手を挙げる。
9番 「お店で食べるものっすよね?チョコレートパフェっす」
8番 「9番、あんたチョコパなんて好きだったっけ?」
9番 「普段海賊がチョコパなんて頼みにくいじゃないか。
   バレンタインの時に彼女と食べるんだったら、何つーの?言い訳になるっていうか
   男が堂々とチョコパ食べる大義名分が出来るっていうか」
制服ナナ 「意外や意外、海賊の9番さんからまともな答えが返ってきました!」
翔  「確かに男って変な所で見栄っ張りだったりするよね。
   いかにも男性向きのメニューじゃなくて、男だって本当は食べたいのに普段は頼みにくいメニュー。
   9番さん有難うございます、参考になりました」
制服ミミ 「それじゃ寝ルカ先生はどうですか?」
寝ルカ 「えーと、僕は…好きな人と食べられれば何でもいいです」
制服ナナ 「謙虚なんだか参考にならないんだか」
寝ルカ 「僕にとってみれば好きな人と二人で喫茶店に入れるだけでもう奇跡ですから。
     いつもいつもいつもいつも邪魔が入ったり拉致されたり誤解されたり…orz」
翔  「キャプテンはどう?」
キャプテン 「お、俺には色恋は関係ねえだろ!そういう相手がいるわけじゃなし」
制服ミミ 「あら、キャプテンには二人で初詣に行くようなお相手がいるって聞きましたがー?」
キャプテン 「(///)初詣を恋愛イベントに数えるな!とにかく、バレンタインに女と二人で喫茶店でケーキ食ったりしたら
      指差して笑われるだろ!俺はそんなこっ恥ずかしい事絶対しねえからな!他の香具師に聞け!」
制服ナナ 「巫女ののちゃん、キャプテンあんな事言ってますが」
制服ミミ 「巫女ののちゃんはキャプテンにチョコあげないんですか?」
巫女のの 「今年は教室様達と一緒に沢山作っていつもお世話になっている殿方の皆様全員にお配りします」
キャプテン 「ほれみろ。(何故か得意げに)俺も巫女ののもそんなんじゃねえんだよ」


制服ナナ 「どう思う?この人達の発言」
制服ミミ 「邪魔されたり拉致されたり誤解されたりするネタであっても相手にされてるだけ幸せなのを理解できない人と」
翔  「この女は自分のものにしなくても絶対他の男に靡かないと慢心しきって無関心を装う男。
    果たして今年のバレンタインをそんなおやくそくに慣れきった心で乗り切れるかどうか…」
>871
鋭いつっこみのミミナナショウGJ!!
さりげない毒吐きで日頃の鬱憤を晴らしてるなw
この3人組好きだ!ナニゲに本質を突きまくるところが…
続きが禿しく気になります
ルカ 「アナイスと食べたいスウィート? そうだな。ベタな話だが、
    アナイスがチョコペンで 『ルカ love (はぁと)』 とか仕上げに書いてくれたお菓子を
    二人で両端から、砂浜の棒倒しのごとく一口づつ食べる・・・」
セシル 「ルカ。ありえないから。生々しいネタ禁止だから。
      妄想はチラシの裏に留めておいたほうがいいぞ。
      大体これは眠ののと学校新聞のタイアップ企画なんだよね。
      僕なんか、何を妄想しようとその時点で挫折だから(ふっとため息)」

制服ナナ 「カップルの女の子がチョコペンで仕上げをするのは、良いアイデアじゃない?
        ただ一皿のものを二人で食べるのは、抵抗がある人もいると思うから、考えたほうがいいかも」
制服ミミ 「たとえ幸運の女神の導きで、アナイスとペアでスウィートドリームに入店できたとしても、
       彼女のことだから、普通では思いつかないような書初めをしてくれそうよね」

翔 「何度空回りしようとも、相変わらず絶好調に一人無駄回転をし続ける、これまたお約束の人。
    片やそれを生あたたかい視線で見守るふりをしつつも、本当は内心ちょっとだけうらやましくて、
    でも首根っこ押さえられてるし、それはそれで鎖に繋がれた平和を甘受する煮え切らない人。
   相変わらず、予定調和の構図。
   そして彼らの背後に潜む、最後の大物は・・・」           
      
876875:05/01/22 01:29:27
タイトルを入力したつもりが、消えてしまいました。
「スウィートドリームのバレンタイン」ネタです。
チラシの裏に書いてきます・・・
>857の続き
椿  「デカ健様、駄目ですぅ。アナイスさんの絡まった糸、全然ほどけませんよぉ。
   それどころか余計・・・。(汗」
白蓮 「他の糸もたて糸に2回転とかさせてあってほどくのは無理です。デカ健様、本当に
    テキトーに織ったんですね・・・。」
白鳥 「どうするんですか?これでは今年のバレンタインはとんでもない事になりますよ。」
デカ健 「う〜ん。いっそ燃やすか?」(・∀・)
白鳥 「どうしてそう極論になるんですか・・・。」
白蓮  「美加様に御連絡して指示を仰いだ方がよろしくないですか?」
デカ健 「・・・。(冷汗)おっ、お前等俺が間違えてこんな風に織ったと信じ込んでいるだろう?」
白鳥  「違うのですか?」
デカ健 「(にやり)騙されたなお前ら。これはなぁ俺がわざと変な風に織ったんだよ。」
白蓮  「・・・そうなんですかぁ〜?(ジト目)」
デカ健 「あぁ、女性SD達の恋心をむちゃくちゃにし、マンネリでだれきった男SD達に喝を与え
     ようと思ってな。」
椿   「でもそんな事して喧嘩しちゃったり別れちゃったりしませんか。」
デカ健 「それで別れたらそいつらはそこまでだったんだよ。でも、俺は信じているよ。
     こんな『さ さ い な』事にも負けず、二人の絆を更に深めるカポー達の笑顔が
     バレンタインの日に見れるのを・・・!」
椿   「さすがデカ健様っ!全然わざとだなんて気がつきませんでしたぁ!」
白鳥  「信じるな椿、美加様に怒られたくない為に口からでまかせを言ってるだけだから。」
デカ健 「ウッ(ぐさっ)そっそんな事はないぞっ!」
白蓮  「でっ、このわざと織った織り物をどうやってほどきますか?」
デカ健 「うるさいっ!これはわざとだからこれで完成なのっ!!」
天使達にに図星を指されて声を荒げるデカ健、そして「完成」という言葉に反応して
赤く点滅しだす織物。
デカ健 「あっ、まずい」(・∀・;)
白蓮  「どっ、どうしたんですか?」
デカ健 「俺の完成と言う言葉に反応して織物が発動までのカウントダウンをし始めた。」
白鳥  「そんなっ!まだバレンタイン前ですよっ?!」
デカ健 「まぁ、当日でも前でも変な事が起こるのは一緒だし。キニシナイッ!(・∀・)」
デカ健達の見る前で織物の明滅の速度は次第に上がって行き、やがて眩い光が世界全体を包み込む。
デカ健 「うわ、眩し――」
思わず目を閉じるデカ健、白鳥、白蓮、椿。
やがて光は収束して行く。
デカ健 「どう…なったんだ?」
白鳥 「さ、さあ…」
白蓮 「それより、織物は!?」
慌てて織物を覗き込む四人。
そこに浮かび上がる図柄を見た瞬間、四人は息を呑んだ。

叔父様の邸宅。
今日のアフタヌーンティーの参加者は叔父様とアナイス、そしてクリスとサシャ。
お茶請けの菓子がアナイス手作りではなくサシャが持参した市販品のクッキーだった事もあり、
至って和やかに会話は弾んでいる。
サシャ 「それでね、カイったら…」
会話を打ち切るかのように、突如サシャの携帯が鳴り出す。
サシャ 「ごめんなさい、ちょっと出てくるわ」
電話をとり、そそくさと部屋を出るサシャ。
サシャが場を辞してすぐの事。突然一同の視界が光に覆われた。
叔父様 「これは…!?」
アナイス 「眩しいわ、叔父様」
クリス 「ん……何、この光。せっかくいい気持ちで寝てたのに…」
間もなく光は引いて行く。
叔父様 「閃光弾!?いや、違う…何だったんだ、今のは。大丈夫か?アナイス」
すぐに可愛い姪の姿を確認する。
先程まで通りのアナイスが隣に居るのを見て安心する叔父様。
しかし、アナイスはとろんと惚けた眼差しで向かいに座るクリスをみつめている。
アナイス 「なんて素敵なのかしら。今までずっとこの方の魅力に気付かずにいたなんて」
クリス 「んー?どうしたの、アナイス」
アナイスはうっとりと頬を赤らめたまま、クリスに向かって告げる。
アナイス 「あなたに恋してしまったみたいですわ…クリス」
叔父様 「アナイス!?」
そのころの東京。みどりとよりが暮らす家。
みどり 「ただいまー、より姉」
より 「んー」
授業が終わって小学校から帰ってきたみどり。よりは、仕事部屋から冴えない返事をする。
みどり 「まだスランプなの?珍しいねー」

よりは、パソコンの前を離れてタロットカードを繰っている。
よりのタロットの腕は実は本職顔負けなのだが、よっぽど煮詰まった時以外はやらないことを、
みどりは知っている。
叔父様スレSDの図柄が描かれた、世界で一組のカードをめくっていく、より。

より 「過去が、『節制』と『正義』。調和のとれた世界で、バランスを保っていた。
    現在が『愚者』と『塔』?気まぐれからの愚かな行為で、破滅?
    そして未来は・・・」

テーブルに並べられた、カードを覗き込むみどり。
みどり 「『死神』の逆位置、と『恋人』? どういう意味?」
より 「どう読み取ればいいのかしら。私にもわからないわ。
    死神は逆位置だから、破滅から再生するのかしら。
    恋人は? そのまま恋の暗示? 何か二者択一をしろということなの?
    そしてキーワード、助け手となる人物は・・・」

2枚の札をめくる。出てきたのは、ラッパを吹く天使sの描かれた札『審判』と、
マジカルステッキを持った『魔術師』の札。

より 「天使? 今、天界の話を書こうと思ってるから、こんな札が出たのかしら。
    この魔法使いは誰なの? ・・・いやに頭の大きい魔術師ね」
結局>831は長編になりそうですね。職人様ズがんがってくだちい

でもできれば巫女のののせりふは「お慕い申し上げます」程度にしていただけると…
恋愛ネタ自体は美味しくいただいていますが、さすがに結婚して!となると
還俗することになってしまうので…いくらなんでもそこまで言わんだろう、と。

いち読み手の勝手な要望です。すみません…
注意1:一部の人にとってショッキングなシーンが含まれるネタです。
心の準備をしたい人は以下の注意書きをどうぞ。
注意書きによってネタの一部がバレる方が嫌な人は>>883にお進みください。




注意2:このネタの中にはアナイスが叔父様に厳しい態度をとるシーンが含まれていますが
これはデカ健様の失敗のせいでアナイスが素の状態にないからです。
アナイスの豹変は長編の中での「乗り越えるべき障害」であり、
最終的にはきっとハッピーエンドで収まるので心の余裕をもってお読みください。
>>879の続き
クリス 「何それ、ハイ黒の台詞か何か?」
アナイス 「違いますわ、クリス。私、本気であなたを愛しているの」
叔父様 「あ、あ、アナイス!何を言い出すんだい、急に!」
アナイス 「(叔父様を無視して)私と交際してください、クリス」
叔父様 「……(;゚Д゚)」
愕然とする叔父様。クリスは表情を変えず
クリス 「僕、アナイスの事別に従妹以上には思ってないんだけど」
アナイス 「それでもいいの。クリスにとって私がただの従妹でも、
       クリスは私にとってたった一人の運命の人なのだから」
陶酔しきった表情で目を潤ませているアナイス。
叔父様 「アナイス、私はく、クリス君とのこ、こ、交際などまだ認めた覚えは無いぞ」
その途端、アナイスはキッ!と鋭い目で叔父様を睨む。
アナイス 「これは私とクリスとの問題ですわ。
       いくら保護者の叔父様でも、私の恋愛の事にまで余計な口は挟まないでくださいませ」
叔父様 「アナイス!?」
半泣きになる叔父様を尻目に立ち上がるアナイス。
アナイス 「ルカと四郎とセシルにもはっきり言わなくては。
       いつものように付き纏われてクリスに誤解されては困りますもの」
そして出て行くアナイス。
クリス 「どうしたんだろうね、彼女。熱でもあるのかな。ねぇ、叔父様?」
叔父様を振り向いたクリスは、そこで真っ白に燃え尽きているSD30の姿を見た。
さ、サシャはどうするアイフル!
じゃなくて、真っ白になった叔父様にうるうる。
>881
そんなに我を通したいなら、
そのシーンをタイミング良く自分で書いたらいいのに・・・

私はむしろ、ギャグとしては台詞は多少衝撃的な方が面白いと思うんですがね。
「お慕い申し上げます」なんて、恋愛感情抜きにも十分有り得る台詞じゃん。
>881たんはすごく巫女ののが好きな人なんじゃないかと。
その気持ちはわかる。分かるが
ここのキャラはおまえんちのSDではなく、みんなでつくったイメージだから、
混同したらあかん。
>>831の嘘予告で個人的に一番気になるのはサシャ。

これだけはっちゃけた設定は今までに無かったから
結構楽しみ。職人さんの腕に見せ所だね。
映画館前で13ミミと待ち合わせている四郎と司。
四郎 「ミミの奴、遅ぇなぁ。映画始っちゃうよ。」
司  「そろそろ来るんじゃないか?ほらっ、走って来たぞ。・・・わっ!」
小走りに駆けてきた13ミミ、二人を見つけると嬉しそうに向かってくる。
13ミミ 「おはよっ、司君。」
いきなり13ミミに飛びつかれバランスを崩し後ろに倒れる司。
司   「なっ、なっ、なんだよっ。ミミ、いきなり?!」
13ミミ 「大丈夫?ごめんね、司君に会えて嬉しくてつい。」と頬を赤らめる13ミミ
司   「・・・ハァ?(゚Д゚)」

四郎  「どうしたんだよ、お前?」
13ミミ 「あれ、四郎いたんだ。」
四郎  「(むっ)いて悪かったな。大体今日の映画はお前が見たいって誘ってきたんじゃ
    ないかよ。」
13ミミ 「そうだっけ?」
四郎  「そうだよ、わざわざ付き合ってやったのに、『いたんだ』ってお前…。」
13ミミ 「じゃあ、四郎帰ってもいいよ。司君と二人っきりで観るから。」
にっこり笑って四郎に手をひらひらとさせる13ミミ。
四郎  「(むっかぁ)わかったよっ!!じゃあなっ!」
司   「四郎っ!待てよっ!ミミお前どうしたんだよ?今日の映画は四郎だけ誘うのが
     恥ずかしいっていうから俺が付き合ったんじゃないか。」
13ミミ 「そうだっけ?…あっ、ほら映画はじまっちゃうよ。」
そういって起きてきた司の腕に自分の腕を回す。
司   「・・・どうなってんだよ。」
海賊船。甲板の上をデッキブラシで掃除している巫女のの。
そこに、大きめの本を抱えたセシルがやって来る。
セシル 「やあ巫女ののちゃん、キャプテンは?頼まれてた本を持って来たんだけど」
巫女のの 「キャプテン様でしたら船室に。何のご本ですか?」
セシルの持つ本を覗き込む巫女のの。 「ロストエンジェルスコンセプトノート」のvol.1〜vol.3である。
その時、いきなり視界が露出オーバーになって行き、やがて真っ白に染まる。
セシル 「巫女ののちゃん!」
紳士の嗜みとして咄嗟に巫女ののを抱き庇うセシル。
光はすぐに引いて行き、視界が戻って来る。
セシル 「大丈夫?」
そっと腕を放そうとするセシル。頭を振って強くセシルを抱き返す巫女のの。
セシル 「巫女ののちゃん、どうしたんだい?」
巫女のの 「セシル様・・・」
顔を上げた巫女ののの頬が、エアブラシを吹き過ぎた様に薄紅に染まっている。
巫女のの 「運命はどうして私達を引裂いてしまったのでしょう」
セシル 「え?」
巫女のの 「本来であれば私こそがのの王国の長女としてあなた様と婚約していたはず。
        それなのに私は幼くしてイセへ送られ、あなた様とは長く離されておりました」
セシル 「それには色々と事情があったみたいだけど、結果的に丸く収まったからいいんじゃないのかな」
巫女のの 「そうですね。長い時を経て、こうして二人は巡り会えたのですから。
        矢張り私達を結ぶ運命の絆は本物だったのですね」
セシル 「あの、巫女ののちゃん・・・?」
巫女のの 「私達がいつか大人になったら。セシル様、私を娶って下さいまし」
タイミング良く(悪く?)甲板に上がって来るキャプテン。
セシルと巫女ののの姿を見、思い切り顔が強張る。
今にも切りかかってきそうな弟と巫女ののを交互に見るセシル。
セシル 「巫女ののちゃん、落ち着いて!ほら、僕はまだ眠ののの婚約者だし」
キャプテン 「まだ?」
セシル 「それにほら、一応僕が好きなのはアナイスだし」
キャプテン 「一応?」
セシル 「第一君は巫女だし。巫女ってほら、結婚できないんだろ?」
巫女のの 「私、セシル様のためなら喜んで還俗してただのののに戻ります。
        妹とアナイス様の事なら私がきちんと話をして片をつけます。
        実の妹と一人の殿方を巡って争うのは本意ではありませんが」
眠のの 「その必要は無くてよ、お姉さま」
またしてもタイミング良くその場に現れる眠のの。
セシル 「眠のの!その、これには理由があるんだ。巫女ののちゃん、何だか混乱してるみたいで」
眠のの 「私の事は気にしなくていいのよセシル。私、あなたと別れ話をするために来たんですもの」
セシル 「・・・何だって?」
眠のの 「どう言って清算しようかずっと考えてたんだけど、お姉さまが引き取ってくれるなら助かるわ」
セシル 「どういう事だよ眠のの。別れ話って」
眠のの 「悪いけど、親に言われた婚約は解消よ。私、あなたよりビビっとくる運命の人に出会ってしまったんですもの」
セシル 「何だって!?だ、誰だよそれ!!」
眠のの 「名前は知らないわ。でも、一目見て忘れられなくなってしまったの・・・」
うっとりと手を胸の前で組んでウトーリと空を見上げる眠のの。
眠のの 「とても白い肌と、煌く銀髪。きゅっと締まった小さな顔、すらりとした長い四肢。
      華麗な身のこなし、センス最高のファッション。
      乙女の心を盗む怪盗とはあの方の事だわ」
891889-890:05/01/22 20:24:25
>881タンすまそ、叔父様に冷たいアナイスや四郎をスルーの13ミミのネタ同様
本当の巫女ののらしさを失ってる状況の表現として予告の台詞そのまま使ってしまいますた。
巫女ののが素でこんな子だとは思ってないっす。
(これも注意書きにしといた方がよかったかな?
注意書きの使い方ってまだノウハウ確立してないので難しいですね。
漏れも試行錯誤中です)
夕暮れのハイランド。教会の屋根の上で、首を傾げる荒夜。
荒夜 「さっきの女の子。俺の後を追いかけて来たが…やっとまいたようだな。まったく色男はつらいぜ。
俺が追いかけるようないい女に成長しろよ、お嬢ちゃん。おや、あれに見えるはシンディじゃねえか」
シンディの前に降り立つ荒夜。シンディはいつになく地味な灰色の服を、きっちりと着こなしている。
荒夜 「何処へ行くんだ、レディ?俺も付き合うぜ」
シンディ 「貴方も悔い改めるの、怪盗さん」
荒夜 「は?」
シンディ 「私、教会に行きます。シスターになることにするわ」
超 面 白 く な っ て ま い り ま す た !!!!

漏れ的には叔父様に冷たいアナタソも巫女ののの衝撃発言も全然OK。
デカ健様がかけた魔法(寧ろ呪い?)なんだから
このくらい突き抜けててもおかしくないと思うよ。
亀ですが

>>858
>取材を続ける制服ミミナナと翔。
>二人から三人になった事でお決まりの「マイク片手に〜」のポーズも変更になったが
>流石は本職だけあって難なくポージングを決めてのける翔。


一瞬「さいたまさいたま!」を思い浮かべたよw
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               ─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜〜〜!   >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
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              / /\_」 / /\」
               ̄     / /
そのAA、久しぶりに見たな。
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                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       翔?→    ─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
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さいたま〜〜〜!   >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
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              / /\_」 / /\」
               ̄     / /
廊下に出て携帯で話すサシャの元にも、容赦なく呪いの光(?)は襲い掛かる。
サシャ 「それで… あら、今の光?何…」

そこにタイミングよく、脳天気に現れたルカ。
ルカ 「おじゃましまーす!アナイスいます?」
サシャは、何故か柱の影に隠れてしまう。

冬晴れの温度を伴わない透明な光。強い風が、ルカの前髪を巻き上げる。
キラキラした光に包まれ、美化120、いや220%のルカの姿。(サシャの視界)

サシャは、頬を桜色に染める。うつむいてつぶやくサシャ。
サシャ 「あなたが、アナイスを好きなことは知ってるわ。
     (そんなこと、誰だって知っているわ!)
     でも…、私だってここにいるのよ。
      私の想いをなかったことにしないで。私を見て…ルカ」
>892
シンディの相手はリンクか!
全然想定してなかったからどう話が転がるか楽しみだよ。
予告には無かったけどDたまも誰かに恋しちゃったりするんだろうか。
中学から家路へと急ぐ凌。ブティック綾の前で、洋服を物色しているVたまに出会う。
魔女V「あら、凌君。学校の帰り?学ラン似合って可愛いじゃない。若いっていいわねー。」
凌  「あ… Vさん。姉ちゃんのお店で洋服買ったりするんですか?」
魔女V「私はDちゃんと違って、いつも白づくめなんて飽きちゃうもの。たまには普通のOLさんみたいな
    お洋服が着たいのー(はぁと)」
凌  「はぁ… (普通のOLの格好しても、存在が普通じゃないよな…。魔女だもん。)」
なぜか凌にも襲いかかるデカ健様の呪い。
凌  「う、まぶしい。眩暈が。」(よろける)
魔女V 「あらら、大丈夫!?」思わず凌を抱きかかえるように支えるV
凌  (うっとりして)「OLさんみたいなVさん… きっと素敵だろうな…」
魔女V 「あら、お上手ね。同じセリフ、Dちゃんにも言ってあげなさいよ。
     あのコ、あれでまんざらでもないんだから。」
凌   「僕… Dさんよりも、Vさんが…(顔を赤らめる)」
魔女V 「はぁ!?(・∀・;) 」
凌   「(目をうるうるさせながら)なんで今まで気づかなかったんだろう。
     こんな素敵な人の存在に…。(Vの手を取る。)
     あっ、ご、ごめんなさい、忘れて下さいっ」(乙女のように頬を赤らめ走り去る凌)
魔女V 「ちょっとちょっと、いくらV様が魅力的だからって、困るわよ!
     ショタの趣味は無いんだから!!(・∀・;)
     Dちゃんをからかうネタならいいけど、本気になられたらマズイわ〜!
     なんでいきなりこーなるの?
     Dちゃんが本気で怒ったらウルトラハイパーおっかないんだから、勘弁してよ〜!!」
頭を抱えるV。

白鳥 「若干一名、男子SDも混乱してますが…」
デカ健 「ここまでこんがらかったらなんでもいーや。(・∀・)アヒャ」
デカ美加「お〜に〜い〜さ〜ま〜〜〜」
デカ健「え、美加!?お前、ハイクロ外伝の撮影は!!?」
デカ美加「よぉぉく知ってる強い力を感じましたから。
 っていうかシルビーさんまでおかしくなってどこかに行かれて、
 撮影どころじゃなくなってしまいましたわ!」(金銀の鈴を構える
デカ健「あ、なんだハイクロの撮影が中断したから怒ってんだな?
 じゃ俺ちょっくらシルビーを探しn(ガッ
デカ美加「誤魔化そうとしたってそうはいきませんわ。
 お兄様がひっからめてしまった恋心を、今すぐ全員分
 元に戻してきなさい!!!」
デカ健「(;・∀・)え〜だってほら、レギュラーに甘んじてダレちまった
 男どもに喝を入れるという意味でfygふjkl;」
デカ美加「…そうですわね。当たり前のように女性SDの愛情を甘受していた
 男性SDにとっては、いい刺激になるかもしれませんわね」
デカ健「だろ?(よし!うまく誤魔化せそうだ)」
デカ美加「で・も・!!!」