漢方の有効性を証明した良質で大規模な無作為化対象試験(RCT)はいまだ存在しない。
RCTはもっともハードルの高い厳密な臨床試験ではあるが、
逆にもしこの方法で漢方の医学的効果を証明できれば
漢方は一夜にしてスタンダードでグローバルな医学として認められることになる。
この点はたとえ漢方批判派でも等しく認めるところである。
漢方家は詭弁ばかりを弄さずに、なぜ本気でRCTに取り組もうとしないのか?
漢方家のいうように本当に漢方がRCTになじまないのか、
あるいは漢方にはもともと医学的有効性がまったくないのか、
純粋論理的には2つのうちのどちらかである。
専門の本によると、漢方医学が得意とする対象は、
現代医学的検査では異常を示さないにもかかわらず愁訴のみがあるような場合で、
具体的には自律神経失調症、不定愁訴症候群、心身症などだという。
ところがこれらの疾患群は治療の効果判定がなかなか難しい一方で、
プラシーボによる症状軽減率が50%以上と高いことが一般的に知られている。
昔はすべての疾患を相手にしていただろう漢方が、現代医学の登場によってその適応領域が狭くなり、
今では自らの有効性を主張できる疾患がそろいもそろってプラシーボ効果が高いものばかりなのは
単なる偶然に過ぎないのだろうか?
漢方家のいうように漢方は真にもともと不定愁訴を得意とする医療であるのか、
あるいは漢方には医学的効果がまったくないか、これも純粋論理的に考えれば、2つのうちのどちらかとなる。
素直に考えれば自ずと答えは明らかだろう。
漢方のページ
http://school.2ch.net/test/read.cgi/doctor/998470703/l50 (漢方一日一話1-42はこちら)
糞スレ立てるなと警告したろ!
3 :
名無しさん@おだいじに:02/02/04 14:08 ID:QW/9LAGW
>>1 1.漢方(Chinese Herbal Medicine)はすでにグローバルだと思うが?
2.漢方はRCTになじまない。因人制宜、因地制宜、因時制宜という言葉を御存知か?
3.「専門の本」とは何か?一読したいので書名と著者をお聞かせ願いたい。
漢方のページ1の続き、
芍甘黄辛附湯の出典は「気血水薬徴」、1792年吉益南涯著。
5 :
名無しさん@おだいじに:02/02/05 12:18 ID:TwemCRUc
>>4 Thank you!
日本の処方でしたか。
さっそく『気血水薬徴』に目を通してみます。
バカ医者共がよってたかって漢方の地位を貶めた
バカ医者共は漢方の勉強も不十分なくせに漢方を語るべからず
薬の専門家は薬剤師→漢方の専門家も当然薬剤師
その道一筋の方々も多いが日陰者の印象があるのはどうしてなのか?
バカ医者共の薮治療なんかより遥かに社会貢献してるはずなのに
薬剤師が漢方学的思考に基づいて、おおっぴらに治療できる権限を明文化してほしい
当然中途半端にしか漢方を学んでいないバカ医者共が漢方に手を出すことも制限してほしい
これで漢方の治療成績が向上するのは間違いない
7 :
名無しさん@おだいじに:02/02/05 23:08 ID:0Ctijo/b
>>6 禿げしく同意!
漢方認定医試験ってのが昔あったけど(今でもあるのか?)
笑っちゃうぐらいレベル低すぎ。
だいたい漢方理論をまったく知らない者がなんで処方できるんだ?
特に傷寒論をちょっと齧っただけの者は逝ってよし!
8 :
3:02/02/08 14:31 ID:pOtySvgQ
>>漢方一日一話
参考文献なり引用文献なりを早く教えて下さい。
漢方なら富山医科薬科大学だよ。
10 :
名無しさん@おだいじに:02/02/09 01:06 ID:sUdYwf+y
本当に漢方をやりたいんだったら、吐夜魔はやめておけ。
インチキ漢方をかじるだけで終わるぞ。
どこの大学でもいいから、まずは医師免許を取れ。
そしてそれからちゃんとした研究会や勉強会で学べ。
まともな漢方教育をしている大学は日本には存在しない。
>漢方なら富山医科薬科大学だよ。
漢方を語る伏魔殿
13 :
名無しさん@おだいじに:02/02/09 01:50 ID:sUdYwf+y
>>12 だから、中途半端にインチキ漢方を教えられるぐらいだったら、
白紙の状態でちゃんとした漢方を学んだほうがずっと良いってこと。
>10
そんな事ないよ。
富山来てもそんなに漢方に染まる事は無い。
まあ、和漢薬のサークルもあるし、医学科なら一応講義で「形式的」に存在するけどね。
まあ「勉強したい人は勉強できる」レベルです。
「漢方が目当て」で大学来る奴も学年に1人か二人はいますがね。
15 :
名無しさん@おだいじに:02/02/09 08:44 ID:eEhPYXx0
age
16 :
質問なんですが、:02/02/09 09:11 ID:2sZKeLQC
中医学理論でよく出てくる、
八綱弁証、六経弁証、衛気営血弁証、気血弁証・臓腑弁証、病邪弁証、経絡弁証
ってどういうものなの?
>>16 オマエこんなところで、膨大な質問するな。
これだけ勉強するのに何年かかると思ってるんだ。
18 :
16:02/02/09 11:03 ID:RL45sXHk
>>17 そっか。ネットで調べてみたんだけどいいサイトがなかったもんで。
>16
医薬大の和漢薬の教授にメールでもして聞いてみな。
ひまな時間なら優しく教えてくれるよ。
間違っても外科系の教授にメールするな。
彼らは漢方なんて信じていないからな。(一部例外アリ)
20 :
名無しさん@おだいじに:02/02/09 22:04 ID:sUdYwf+y
>>16 マジレス。
東洋学術出版社の本で勉強しろ。
21 :
名無しさん@おだいじに:02/02/09 22:07 ID:sUdYwf+y
>>19
医薬大の和漢薬の教授で、これらをきちんと説明できる人間がいるのか?
>21
いると思うよ。
一応「和漢診療学」の試験本試で通った俺には全然分からないけど。
23 :
000:02/02/10 14:26 ID:pH0WDqLw
国家試験には出てこないと思うので、しても無駄ではないけど・・・。すべての事象は陰と陽に分けられ、それを4つの対極と人間の体を照らし合わせ
病気を診断する方法が八綱弁証。陰陽の考え方が基礎に在るのはすべておんなじでは。
>漢方なら富山医科薬科大学だよ。
漢方を語る伏魔殿
つむらの僕
25 :
22:02/02/10 14:33 ID:???
>24
つむら以外も使ってるよ。
って言うか、他の製薬会社が和漢薬作ってないだけちゃうの?
>25
またつむら弁護人=社員登場!筑波のS原君氏ね!
27 :
22:02/02/10 21:05 ID:???
>26
すいませんが、僕はツムラの人間じゃありません。
もちろん筑波でも。
「伏魔殿」の方の人間です。
まあ、僕自身は和漢とは無関係ですが。
28 :
d:02/02/11 00:41 ID:jsItvyNF
満了ってなに?
満量ってさ、漢方エキス顆粒の
一回量及び一日量が煎じ薬と同等の生薬エキス量が入っていること。
30 :
12:02/02/11 23:21 ID:???
31 :
0:02/02/12 21:48 ID:MyvJtFbB
テン茶って、いろいろ入ってる甘いお茶のことをいうの?
32 :
○ちゃん:02/02/12 22:42 ID:???
>>31 ちゃう。バラ科キイチゴ属のある種の乾燥葉。
33 :
0:02/02/13 21:45 ID:xBwcBYcN
>>32 ありがとう。すると今、ちまたに出てるのは濃度の薄いせこせこってことですか?
34 :
32:02/02/13 21:47 ID:???
>>33 推して知るべしではないかと思われ。おそらくね。
35 :
名無しさん@おだいじに:02/02/16 16:15 ID:3LrRIgay
>>漢方一日一話
お忙しいのでしょうか?
早くお教えください。
まさか、口からでまかせじゃないですよね?
だとしたら、学者として最低の行為ですよ。
36 :
名無しさん@おだいじに:02/02/16 16:18 ID:3LrRIgay
>>30 赤本という呼び方は聞いた事がありません。
「東洋学術出版社」で検索すれば、引っかかってくるはずです。
もし全くの初学者でしたら、『やさしい中医学入門』(関口善太著)から勉強なさることをおすすめします。
37 :
30:02/02/16 21:04 ID:???
>>36 『傷寒雑病論』の本を指します。表紙が真っ赤なので。
38 :
名無しさん@おだいじに:02/02/17 05:59 ID:ddZZSzfc
私も1955年頃から漢方の世界に入ってきましたが
まるでジァングルの世界と感じながらの生活でした
漢方に関する本はほとんど買い続けております
とにかくある年齢からですから傷寒論なども記憶されません
日本漢方にしろ中医学にしろです
バブル期にはよく講習会にも出かけました
日本漢方腹証叢書の正と続も買いました。
これは調べたい時にたまに使います
柴崎保三の雄渾社の素問霊枢の本も時々使います
いまでも1日何時間も漢方書を読みます
陰陽論が大切ですから、今は道教の本にかなり凝っております
こんなふうにしてわかってきたことはないのですが
ただ治療レベルは上がってきていますし
自分の健康にはとても役立っています
10年来風邪は一度も引いておりません
勿論朝のどが少々とか、少し頭痛がくらいはありますが
適した漢方の1包のエキス剤でほとんどOKです
>>3 ある意味でとても興味深い問いなので、順番にコメントしよう。まず1から。
いったい漢方の何をみてグローバルととらえるのか理解に苦しむ。
確かに今日では先進諸国のいたるところに中国人の移民が進出し、
そこあそこにあるチャイナタウンに行けば
どこででも怪しげな漢方の薬草が手に入るようにはなった。
しかし漢方というのは一般的には所詮アンダーグラウンドの存在であり、
健康食品の一種として扱われているに過ぎず、
漢方が医学として公認されている国など、極東のいくつかを除けばいまだ世界に存在しない。
たとえばWHOが選定したエッセンシャルドラッグ312 種類、すなわち
効果が科学的に証明され、長年の使用により安全性も確認された必須医薬品リストに
もちろん漢方薬などひとつとして入ってはいない。
診断と治療の世界標準として国際的に支持されている「メルクマニュアル」第17版に
漢方の記載はやはり一行として出てこない。
EBM を推進しているコクラン共同プロジェクトでは
数年前に代替医療部門をつくりシステマティックレビューを開始したが、
そこで有効性を証明された漢方薬はいまだにひとつも存在しない。
いったいどこがグローバルなのだろう?
世界各地には古来からの土俗文化が残っていて
極東の鍼灸漢方、インドのアーユルベーダ、アラブのユナニ、
それから北米のカイロとか、ドイツ発祥のホメオパシーなど
科学的根拠のない伝統医療がいまだその地域に息づいている。
その土地土地では確かに制度化されて、資格があったり、保険でカバーされていたりしてるが、
そこから一歩出れば、そんなのは民俗学、文化人類学の研究対象に過ぎず、
医学のひとつとしてまともに取り合う医学者などほとんどいない。
漢方などもそんな有象無象のひとつに過ぎない。
結局のところ漢方とは、
地理的に隔絶され、科学がめばえることのなかった東アジアで、
2000年のあいだ温存された古代因習といっていいだろう。
トリックをゆるさない厳しい科学の目を前提とする限り、
これから漢方の世界の評価を大きくかえるような、
画期的な発掘がなされる可能性はほとんどないと思われる。
本家中国においてすら、辛亥革命以後では
漢方あるいは中医学といったものが医学の主流になったことは
文化大革命の一時期を除いて一度もなかった。
中国は広大な国土の中で10数億の人間が住んでいるが、
地図でわかるように交通網の発達はきわめて不充分で、近代的に養成された医者は大都市に集中いるため、
都市から離れた地域の人々はいまだに伝統医療に頼らざるを得ない状況が確かに続いている。
しかし中国の医療がそうであるのは、中国社会の特殊事情によるものであり
中国指導層も医療を享受する側の人民の多くも現代医療のいっそうの普及を望んでいるのはまちがいない。
たとえば中国共産党や軍幹部御用達で知られる三〇一病院は、
日本の一流病院顔負けの現代医学の設備が整っていることで知られている。
毛沢東の元主治医が書いた回想録「毛沢東の私生活」には興味深い本であるが、
毛沢東は対外的には中国医学の宣伝と普及を口にしながら、本心ではまったく信用しておらず、
自分自身には絶対に使ってみようとしなかったことが書かれている(上巻p295)。
>毛は、中国古代医療の普及につとめつつも自分は信をおかず、
>伝統的な治療法の決め手である、熱く、ほろにがい薬草の液体を好まなかった。
また毛夫人の江青は、子宮癌と診断されるとすぐに、
当時の最新の治療法であるコバルト60照射を受けるためにモスクワに飛んだ(同p263)。
中医学など結局のところだれも信用していないのである。
アトピー性皮膚炎の治療の第一選択は
中国ですら国際的標準治療であるステロイド外用が常識である。
しかし最近中国では、もっぱら日本人向けに「中国何千年の秘薬」がつくられて輸出されたり、
「アトピー治療ツアー」が企画されて、多くの日本人が現地を訪れたりしている。
「名中医が四千年の秘伝をもとに特に日本人のために処方した」とかいう軟膏である
「皮炎霜」の騒動は耳に新しいだろう。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne192003.htm また日本の一部の漢方家などが
うさんくさい「中医」とやらと結託して行っている「中国治療ツアー」の背景は、
外貨がほしい中国当局者の黙認、場合によっては積極的な後押しがある。
漢方は一種の「観光資源」なのである。
騙される日本人のことはともかく、
こういった詐欺まがいの行為は中国自体の名誉のためにも遺憾に思う。
>>40 それから北米のカイロとか、ドイツ発祥のホメオパシーなど>
あのーすいません。カイロは中国整体に由来しているんですけど・・・。
よく調べて発言しようね。℃素人さん。
あ〜、読むのめんどくせい、誰か要約しろや。
>>3 2について
薬の効果や安全性を確かめるためにはランダム化比較試験(RCT)が欠かせない。
この方法論が医学の分野に導入されたのは今から50年ほど前のことで、
フレミングがペニシリンを発見したのとほぼ同時代であるが、
後世への影響を考えるとRCTの方法論を確立したヒルの業績の方が高く評価されるかも知れない。
それ以後は薬物療法だけでなく、
手術、放射線治療、リハビリテーションなどあらゆる治療法の評価が、
このRCTを基盤として行われるようになった。
この半世紀に世界中でざっと数えて50万件以上のRCTが実施されたといわれる。
これらのデータはこれまでの全世界の患者やボランティアの方々の協力と、
医療に携わる医療者、研究者の努力の賜物であり、
全人類の貴重な財産といっても過言ではない。
これらの貴重なRCTの中身を正しく吟味し、
一個人の経験や独断、昔からの伝承などといったことだけを重視する一部の風潮により
部分的にゆがめられている治療法の評価を、
医療をもっと科学的な根拠あるものとしようという動きが、
いわゆる「根拠に基づいた医療(EBM)」なのである。
EBMというこの考えを押し進めていくことは、
漢方のようなインチキな薬をはびこらせないために、
またこれから良い薬を育てるためにとても大切なことといえる。
現代医学にRCTは必要であっても、漢方薬にはなじまない。
今までもそうであったように、この試験法では、漢方薬は
無効であることが、やらなくても分かる。
誰も納得しないし、「また、ムダなことをやっている」ぐらいにしか
思わない。アンタのメシの種。一生のムダメシ食い。
いいかげんにしろ!!と言いたくなる。
他にやる事ないのか、小1時間ほど問い詰めたい。
>漢方薬は無効であることが、やらなくても分かる。
結局漢方は効果ないってことね。
漢ちゃん降臨希望
49 :
名無しさん@おだいじに:02/02/20 07:51 ID:pIJSkkJC
漢方が効かないというのは
でたらめな使い方をするからで、きちんと使えば
必ず効きます
>>47 主語がぬけていますね。省略、改ざんはイカンですよ。
都合のいいところだけとりだすの、得意ですね。
51 :
天の声:02/02/20 10:08 ID:???
だから漢方派もランダム比較試験やったらいいじゃねーか。漢方には比較試験はなじまない
なんて単なる逃げ口上だろう。
ランダム比較試験=メチャメチャな使い方。
小柴胡湯で人体実験やったじゃん。
だが、小柴胡湯が無効、害薬だなんて誰も考えていない。
漢方分からない人がアタフタしてるだけ。滑稽だな。
53 :
名無しさん@おだいじに:02/02/20 19:53 ID:pIJSkkJC
漢方は効く効かないを決める必要のある医学ではない。
漢方を投与する場合は一人一人の患者がその都度一番合う
漢方薬を与えるだろ
腕が上がってきたら段々よく効くようになるさ
それを比較試験だって。
チャンチャラ可笑しくないかよ
阿呆が多すぎる
馬鹿馬鹿しい
小柴胡湯でも合わない奴にも投与して確率をもとめるなんて
阿呆らしくて
54 :
名無しさん@おだいじに:02/02/20 20:25 ID:4gXprgul
>>漢方一日一話さん
返答を頂けたので「さん」を付けさせていただきます。
>いったい漢方の何をみてグローバルととらえるのか理解に苦しむ。
自分自身が直面している臨床、および研究、さらに海外(と言っても中国、アメリカ、ドイツ、フランスだけですが)の
仲間たちとの会話を通して、漢方(本当なら中医学という言葉を使いたいが)を見ていますが。何か?
逆に貴方に問いたい。
貴方は何を見て漢方を語っているのか?
貴方の発言の根拠はすべて文献のようですが、
まさか本を読んだだけとかっていうことはないですよね?
質問3にもお答えください。
55 :
54:02/02/20 20:31 ID:4gXprgul
>>漢方一日一話さん
RCTを導入した時点で、それは漢方ではない。これは言い切れる。
従って、その結果は漢方の結果ではない。
RCT云々を持ち出す前に、漢方の基本を理解してほしい。
で、質問2の「因人…をご存知か?」の返答は如何に?
56 :
54:02/02/20 20:51 ID:4gXprgul
>>漢方一日一話さん
貴方は文化大革命を忘れてはいないか?
中国伝統医学は政治的に否定された歴史があるんだよ。
まぁこれは半分冗談だが、中医学の恩恵にあずからなかったから
子宮癌になったんじゃないの?>江青
57 :
54:02/02/20 21:34 ID:4gXprgul
>>30 傷寒雑病論じゃ、六経弁証しか勉強できないじゃん。
あ、理法方薬の組み立ての勉強になるって突っ込みは無しにしてね。
58 :
54:02/02/20 21:39 ID:4gXprgul
>>30 スマソ。傷寒雑病論は傷寒+金匱だったね。
金匱は外感病だけじゃないよね。スマソ
59 :
○ちゃん:02/02/21 00:10 ID:???
>>48 すでにおりまする。
自分としては今の厚労省の食薬区分の方が気にかかる。。。
ティムポのページ
61 :
000:02/02/22 00:52 ID:9edVOgoO
>自分としては今の厚労省の食薬区分の方が気にかかる。。。
昔、厚生省に質問した事がある。薬膳料理で鹿の角を使いたいのだが・・・。というのがその内容なのだが
あいまいな返事で、埒があかなかった。最終結論は種類が違えば、鹿の角=ろくじょうではないので、薬効さえうたわなければ、
薬膳料理に使ってもいいと言う事であった(実際ここまで話をもってゆくのに大分苦労した)。
あれから2年たってこのようなものが出てきたのは、
当時の我々の働きかけが会ったからだろうと勝手に思っている。
>59
どこに?
63 :
名無しさん@おだいじに:02/02/23 01:03 ID:QO2m2jZ+
昇提age
64 :
○ちゃん:02/02/23 02:39 ID:???
>>3 2についてのつづき
決してわたしは
現代の医学で理解不可能だから「漢方はインチキ」といっているわけではない。
以前にも書いたことであるが、現代の医学で説明できないことは、
その存在自体が否定できるのかといえばもちろんそんなことはない。
現代の医学でわからない未知の現象はいまだたくさんあるから、
世界中の医学者はそれを解き明かす研究に日夜とりくんでいるのだ。
現代の医学知識では説明のつかない未知の現象という意味では、
漢方もそのひとつであり、
だからこそ実際の証拠(エビデンス)をみて考えるしかないのだが、
漢方には「臨床データや実験、分析結果」というものがほとんどない。
証拠のほとんどすべては経験か伝聞でしかないのである。
本当に効く薬ならば必ず医学的証明は可能である。
漢方が患者の身体にある化学的侵襲(薬剤の投与)を加え
それによって患者の状態になんらかの変化をおこす医療技術である限り
それが有効といえるか否かは現代医学と同じ方法で科学的に検証することができる
たとえ漢方の生体での作用機序がまったく不明であっても、
治療の有効性がある確率以上で存在するかどうかは統計学的に表現することは可能なはずである。
漢方薬の臨床試験に科学的なRCTを求めると、
よく持ち出される議論に
「証が異なれば効きめも異なるから、西洋医学流の比較試験は不可能である」というものがある。
しかしもしそれが本当なのであれば、
同一「証」を公平に2群に分けて薬効検定をすればよい。
すなわちはじめから「証」が同じ患者だけを選んで、
そのグループの中で比較試験を行えば薬効の有無の答はすぐにでてくる。
「証」を区分していくほど患者の数は減るだろうが、
仮に漢方薬の効果が本当に存在するのならば、
5%有意などというものは簡単に乗りこえることができるだろう。
それができないのは、結局のところ「証」のみたてがみる人によって全然異なるから、
ことばをかえると、漢方において診断治療の再現性というものがほとんど存在しないから、
もっとはっきりいってしまえば
漢方医学の理論も臨床も単なる口先からのでたらめに過ぎないからという謗りはまぬがれないだろう。
比較試験を漢方家がしようとも思わないのはおそるべき怠慢ではあるが、
あるいは自分でインチキだという自覚がどこかにあるからなのかも知れない。
そういった根拠もなく,他人に偽って「治療」行為を重ね
それで金銭を得ている道義的責任には無視できないものがある。
漢方家の行為は,良くいえば臨床家失格,悪くいえば犯罪といっていい。
漢方2000年の歴史など、この場合何の関係もないだろう。
不断に宣伝を続けることによって、インチキ薬は世の中にいくらでも長生きできる。
手をかざすだけで万病が治る、といった宗教だって、
世の中には多くの信者が存在しているのだ。
68 :
000:02/02/24 16:02 ID:???
同一「証」を公平に2群に分けて薬効検定をすればよい。>
たとえ同じ遺伝子を持った人間が1000人いたとしても、証は一致するのであろうか?
しかしながら、その発想はいまだかつて無い試みであるが、実現すればおそらく伝統医療の世界に大きな
革命をもたらすかもしれない。それに、インチキというのは効くと偽って効かなかったという薬の事であろうか?
では闇雲に風邪の患者に抗生物質を処方するのはインチキでないとでも言うのだろうか?
漢方家=インチキなのではなく。
インチキな漢方家がインチキに売るからインチキになるの間違いであろう!
やはり漢方はライセンス制にして、1年ごとにある一定以上の知識レベルを維持しなければ剥奪するくらいの
事をしないといけないのかもしれない。しかも官主導でなく民間で一致団結すればおそらく、上記の
証を意識した臨床試験も実現に近づくのでは・・・?
しかし個人的にはプラセボは使いたくない!道義的に問題があるという意見も多く聞かれるように
なってきたからだ。でも、漢方にプラゼボって味も匂いもそっくりに作るのって無理があるような気が
しませんか?
〔本当に効く薬ならば必ず医学的証明は可能である。〕
この命題が真であるなら、医学的証明が可能でないものは、本当に効く薬でない
という事だろうか?
69 :
漢ちゃん:02/02/24 17:53 ID:???
>>000・一日一話
>〔本当に効く薬ならば必ず医学的証明は可能である。〕
>この命題が真であるなら、医学的証明が可能でないものは、本当に効く薬でない
>という事だろうか?
医学的証明が、すべて科学的にパーフェクトだという仮定が必要と思われ。
現状はムリでしょうなぁ。
生薬1つを取ったって、何千も成分が入っているのだから、
それら単独の作用の証明すら難しいのに、たくさんの成分が入った煎じ薬の
作用機序を完全証明することは、現代の科学(⊃医学)では不可能。
漢方は、飲んだらこうなったという事実の積み重ねでもあるし、
4000年の人体実験という表現もする。もちろん、完全ではない。
だが、科学で証明できないから、そのものが無効、ということではない。
ただし医師側の立場に立つなら、理屈で説明できないものを、
責任を持って患者に対して投与できない、という考えがあることは
十分に理解できます。
作用機序を明らかにする必要はなく
有効性を証明すればそれでいいんでないの?
71 :
000:02/02/25 00:57 ID:???
不可能かどうかはまだ結論を出すのは早いかも・・・。実際にマウスレベルでは有効性が
明らかになりつつある処方もあるらしいし、実際に証をそろえるという意味では人間を使うより手っ取り早い!
遺伝子的なアプローチもノーザン法を巧みに使い、IFは低いが論文にも報告されているようである。ファイトケミストリーとか
ジャーナルオブエスノファーマコロジーとかプランタメディカとか・・・。
>現代の医学で理解不可能だから「漢方はインチキ」といっているわけではない。
>その存在自体が否定できるのかといえばもちろんそんなことはない。
この前提文とあなたの主張は矛盾してる。
それとも、ただ漢方家に漢方薬の作用、臨床を、
現代医学で説明してくれ、というのがあなたの主張?
このスレで何回も出てるけど、現代科学水準、科学論ではできません。
できるなら、漢方薬ではありません。
>本当に効く薬ならば必ず医学的証明は可能である。
現代科学の盲信だよ。
現時点で、有効とされてた薬でも将来無効とされる。逆も可。
>同一「証」を公平に2群に分けて薬効検定をすればよい。
>すなわちはじめから「証」が同じ患者だけを選んで、
>そのグループの中で比較試験を行えば薬効の有無の答はすぐにでてくる。
こういう人体実験ってやってもいいの?
いいなら、ぜひ、やってもらいたい。
前の人も書いてたけど、プラセボが問題だ。
本物に類似した偽物がつくれるか。また、漢方薬と察知しただけで
症状軽減する患者多いからね。これは、漢方薬が歴史的に有効だった
ことがインプットされている。
>「証」のみたてがみる人によって全然異なるから
全然異なる?なんてことはない。異なることはあってもある範疇に入る。
>漢方において診断治療の再現性というものがほとんど存在しないから
漢方分かってる人の間では、再現性あるよ。
分かっていないから、再現性ないだけよ。
漢方の「理論」に従いながらRCTを行うためには、
同一「証」を公平に2群に分けて統計学的に薬効検定をすればよい。
たとえば「証」が同じ患者100人を選んで、
くじ引きにより半分に漢方を、残りの半分にプラシーボを与えて比較試験を行えば
漢方の効果の有無は統計学的にすぐわかる。
このような考え方は実はそれほど新しいものではなく、
「随証治療」をRCTで評価するためにはどうしたらよいかというテーマで、
30年以上前から繰り返し議論された末に出てきたものである。
この場合一般に、対照薬として十分の一量の方剤を含むものを使ったり、
わざと証の異なる方剤を投与(逆治)して対照とする。
上の考えに基づいた漢方に対する二重マスクでのランダム化比較試験の試みも
実はすでにいくつか発表されているが、
漢方の効果を実証した報告はいまだ存在しないのである。
証によって分類するという画期的な治験方法も、適応症という病名がついて回る以上設定が難しそうですね。
一番、経済的で効果的な調査法を実施してくれるといいと思います。但し、そのようなやり方の
ダブルブラインドは取り方によっては、患者に対する騙しともとれ、文章での同意を集めるのには
かなりの困難を伴いそうです!欧米ではダブルブラインド自体に疑問を投げかける声が多いのも事実ですし、
ことに漢方に関しては長期投与がなされると思われるので、ますます難しいでしょう。
>対照薬として十分の一量の方剤を含むものを使ったり
漢方薬は、力価、濃度に関係なく効果をあらわすことが多くある。
>漢方に対する二重マスクでのランダム化比較試験の試みも
>実はすでにいくつか発表されているが、
>漢方の効果を実証した報告はいまだ存在しないのである。
「漢方ランダム化比較試験」結果の文献を教えて下さい。
76 :
元学部生:02/02/28 03:30 ID:???
二重盲検法を否定した論文て、New England Journal of Medicineだったっけ?
こういった「随証治療」にしたがったRCTの報告例のひとつを紹介する。
旧科学技術庁は1979年から5年間にわたり「漢方療法に関する研究班」を設置し、
東洋医学の科学的根拠を明らかにするプロジェクトを行っている。
総額3億3千万円もの研究費をかけながら、
結局のところそこでは漢方の医学的証明についてはほとんど何の成果も上がらず、
20年後の今にいたるまで「漢方には医学的有効性があるか」という同じ議論が続いているわけである。
科学技術庁研究開発局「東洋医学の科学的実証」(1986)の中の
「漢方々剤の不定愁訴症候群に対する二重盲検比較試験に関する研究」という報告である。
ここでは更年期障害の患者264人を、漢方「理論」に基づいて
陽実群、陽虚群、陰虚群の3群に分けて、各群の半数に
それぞれ桂枝伏苓丸+黄連解毒湯、当帰芍薬散+人参湯、加味逍遥散を投与した。
プラシーボとしては十分の一量の同方剤を使った。
なるほど
79 :
漢ちゃん:02/02/28 20:05 ID:???
>>77 1980年代のレベルだと、成分化学も大したことないよ。
重要な成分といわれる化合物が、次々と単離されている時代で
それらの物性さえ議論するまでに至ってない。
だから薬理効果云々なんて、なおさら議論の対象にもなっていなかった
そんな時代だから、研究したところで成果があがるはずもなし。
今でも難しい。特定の化合物は大々的にその効能を研究されてはいるだろうけど。
アスピリンでさえ、血栓予防とかに使うようになったり、ぜんそくの副作用が
とりざたされるようになったのは、つい最近でしょ?
まだ10〜20年近くはムリじゃないかな? 特に湯液になってしまうとなおさら。
>陽実群、陽虚群、陰虚群の3群に分けて、各群の半数に
>それぞれ桂枝伏苓丸+黄連解毒湯、当帰芍薬散+人参湯、加味逍遥散を投与した。
投与して何を調べたの?
81 :
名無しさん@おだいじに:02/02/28 20:19 ID:vOaw3RHV
>>漢方一日一話
「専門の本」とは何か?
早く答えろ。
参考文献ぐらい、すぐに答えられだろう?
82 :
名無しさん@おだいじに:02/02/28 20:28 ID:vOaw3RHV
>>77 >陽実群、陽虚群、陰虚群の3群に分けて
陽実?
実熱証のことか?
>それぞれ桂枝伏苓丸+黄連解毒湯、
ふーん。
その合方を選択した理由は?
>当帰芍薬散+人参湯、
だからこれを選択した理由は?
>加味逍遥散を投与した。
逍遥散ではなく、わざわざ牡丹皮と山梔子を加味した理由は?
化火でもしてたの?
>旧科学技術庁は1979年から5年間にわたり「漢方療法に関する研究班」を設置し、
>東洋医学の科学的根拠を明らかにするプロジェクトを行っている。
>総額3億3千万円もの研究費をかけながら、
>結局のところそこでは漢方の医学的証明についてはほとんど何の成果も上がらず、
研究班の研究者名をあげてみてください。
4週間後に症状の改善度を調べたところ
漢方を服用したグループとプラシーボのグループでは
証で分けた3群ともすべて有意差を示さなかったのである。
「陽実の証」でも「陽虚の証」でも「陰虚の証」でも
プラシーボに対する漢方の効果に有意差は存在せず、
「証」にしたがって方剤を選択すると有効であるという考えは否定された。
さらに興味深いことに、有意差がないとはいえ
数字だけではプラシーボの方が改善率が高い傾向すら認められた。
結局、この研究に基づく限りでは
漢方の「効果」にみえるものは、ほとんどが単なる自然経過であるか、
心理効果に過ぎないと結論づけることができる。
随証治療にもとづいたRCTの報告はそう多くはないが、
漢方薬の有効性を示したものはいまだ存在しないのである。
>4週間後に症状の改善度を調べたところ
不定愁訴の改善度ってどうやって調べたの?
あなたが最も嫌う自己申告?
研究者の名前、はやく答えてよ!公表されているんでしょ。
どういう条件で治験者を選び、誰が治験者を選別したかも知りたい。
それから、どこの病院または研究所で行ったかも答えてほしい。
プラシーボの使用(マスク化)を無条件に非倫理的だといったり、
ランダム化比較試験(RCT)を人体実験と批判するような明らかな誤解があるようなので、
回り道になるようだがここで少し考察をしておこう。
もちろんプラシーボや無治療が被験者の生命を脅かす危険性がある場合、
それらを使用することは倫理的に認められない。
しかし、結論をまず最初に述べると、
治療なしでも重大な危険性が何ら生じないという条件の場合には、
患者が完全に情報を与えられ同意している限りにおいて、
プラシーボ・コントロール試験への患者の参加はまったく適切で倫理的である。
特に日本では、効きもしないし、副作用もないものがよい薬として多用される傾向があるかも知れない。
(「効果はマイルドながら副作用の少ない漢方薬」!!とかね)
だからこそ医療費がむなしく消費され、消費者としての患者に害を及ぼしてきた疑いは強い。
消費者保護の観点からも、
厳密な手続きをふむ臨床試験によってその有効性が評価されるべきである。
おい!!答えろ!!
治療なしでも重大な危険性が何ら生じないという条件の場合>はっきり言って、大金を使ってやる意味があるのでしょうか??
ではどんな場合なのでしょう?風邪?腹痛?頭痛?
>「効果はマイルドながら副作用の少ない漢方薬」
おまえみたいなのが、体調悪くなるとあわてて漢方の
相談にくるんだよな。
>消費者保護の観点からも、
>厳密な手続きをふむ臨床試験によってその有効性が評価されるべきである。
現実は、医師本人や家族が漢方薬飲んでるケースが多い。特に開業医。
製薬会社の研究者やその家族も多い。
漢方薬は、身をもって体現できるからね。
ランダム割付の場合、患者が受ける治療の種類は偶然に任されている。
医師は最善と考えるものを患者に施すべきであり、
そうではないものを行うことは非倫理的と一般では思われているのかもしれない。
特に対照群にプラセボが投与される場合には特に抵抗が強いのだろう。
(効果がありそうもない漢方薬を投与される実薬群の患者の方が治療の空白となり
よっぽど倫理的に問題があるとわたしなどは思うのだが・・・
しかしRCTを行わないと、漢方の健保適用という誤りを正すこともできないし。
まあ、それはともかく)
しかし次の2つの理由からRCTは正当化されるだろう。
ひとつは医師が選択する治療法が最善かどうか分からないことがある。
現代医学は治療の結果を確実に予見することはできないという立場をとる。
患者の経過はさまざまで自然に治ることもあるので,どのような疾患でも
積極的な治療と積極的な介入はせずケアのみで経過を観察するという両方の選択があり得る。
2つめとしてプラシーボが効く場合があることがある。
たとえば自律神経失調症では半数以上がプラシーボに反応する。
実際の薬物の効果を知るためには実薬群の改善度からプラシーボ群の改善度を差し引く必要がある。
介入研究で行うような試行的治療の場合
治療の結果を予見できないので医師が治療法を決めることはできないし、
患者が治療法を選ぶこともできない。
患者が選ぶのは試験に参加するかどうかである。
RCTは患者と医師の共同作業なのである。
>>91 漢方一日一話さん。あんた、RCT実際にしたことあるの?
現場知らない人だね。ペーパーだけでもの言うのは恥ずかしいよ。
プラシーボを用いたRCTが一般臨床医に抵抗があるのは,
われわれが選んだ治療法が患者にとって最良の選択だと患者が素朴に信じていると考え,
それをインフォームド・コンセントの説明によって崩してしまうのが怖いからだろう。
きちんと薬を飲まないと病気がひどくなると患者に強く服用を勧めた医師が,
別の患者にはプラシーボでもよくなる例があることを臨床治験のために患者に説明しなければならない。
RCTにはここまで手間をかけて行うだけの価値があるだろうか?
次のような例を考えてみよう。
Aという漢方薬があるとする。
それぞれ10人の患者を担当する10人の医師がRCTを嫌い,
100人の患者にそれぞれの考えで処方した。
結果的にAは50人に処方された。
医師1はAを2人に出し,2人とも寛解した。
特定の患者には漢方薬Aはとてもよく効くと考えた。
医師2はAを3人に出したがだれも寛解せず、漢方薬Aは全く効かないと考えた。
医師3はAを10人に出したところ3人が寛解し、今までの薬よりも効果が低いと考えた。
漢方を取り入れていない臨床医の感覚とは、
一日一話みたいな、西洋薬を盲目的に、漢方薬を懐疑的に、
扱っている人ばかりなのだね。
なんかだかねー。
このような結果が重ねられてもみなの意見が食い違うばかりで,
漢方薬Aという薬剤の評価はまったく定まらない。
よくならなかった患者の犠牲は何にもならない。
もし10人の医師が協力しRCTを行えば
患者100人でAという薬剤の評価を定めることができる。
それぞれの医師は自分の担当した10人の患者の結果と全体の結果が異なることにとまどい,
患者の特性によって薬の効果が異なるのではないかと考えるだろうが,
全体としての結果には納得するだろう。
階層分析を行ってさらに次のRCTを計画することもできる。
どちらが倫理的だろうか?
前者は患者個人の福祉に貢献したといえるのだろうか?
前者の場合,結果として何の治療法の進歩ももたらさないのみならず,
もし漢方薬Aが有害なものであったならば,
いつまでもより多くの患者に害を及ぼしつづけるというマイナスの継続を引き起こすことになる。
後者であれば,薬害から患者を守ることもできる。
何の医学的根拠を求めず、漢方薬を日常的に投与している漢方家の行為こそが人体実験なのである。
そういった自覚がなく,むしろ患者個人に貢献していると誤解し,
結果的に害をなしている臨床行為こそが非倫理的と非難されるべきである。
漢方に関する症例報告はいくらでもあるが、
RCTを含む臨床試験をやろうとする姿勢がこと国内ではほとんどない。
自分たちがいくら信じていようと
第三者を納得させるためにはどうしてもエビデンスが必要であることが
まったく理解できていないのだ。
欧米の代替医療家はいつも問題意識をもち、
自らの代替医療を評価証明するためにはどうしたよいのか、
臨床試験をどのようにデザインしたらいいかを必死に考えている。
自ら組んだRCTのデザインがすべてベストだとは思っていないだろうが、
とにかく臨床試験をやって効果の真偽をみよう、
証明して他人を説得しようとする姿勢はそれなりに評価に値する。
代替医療を批判をする前に自ら修行して出直してこいなどと、
傲岸不遜な言辞をはく者などひとりもいないのである。
漢方はすでにグローバルな存在だといいながら、
同じ口で「RCTを導入した時点で、それは漢方ではない」などとうそぶいているのは
世界の非常識というものだろう。
お仲間の欧米人とやらも、もし同じような論理を用いているとすれば
それはとてもとてもわたしの想像を絶するところである。
>>86 特に日本では、効きもしないし、副作用もないものがよい薬として多用される傾向があるかも知れない。
(「効果はマイルドながら副作用の少ない漢方薬」!!とかね)
こんなことを書くから、バカにされるんだよ。漢方について書くなら、もう少し
漢方についてお勉強してからにすれば。漢方薬の大部分はマイルドじゃないし、
副作用もしっかりある。実際には、漢方を知らない人が使って、副作用でかえって
患者さんを不快な目にあわせているDQN医者のほうが多いと思うよ。
上薬、中薬、下薬の区別知っています?
100 :
v:02/03/08 23:40 ID:DjmijCFS
証とかごちゃごちゃいうから駄目なんだ。
花粉症だったら小青竜頭でいいんだ。
102 :
v:02/03/08 23:58 ID:???
効くんじゃないの?竜湯のまちがいね。
抗ヒスタミン作用や抗アレルギー作用があるんじゃなかったっけ。
それ以外にも香蘇散や麻王湯とかもあるけど、じゃあ、ドラッグストアで
それが売れるか?大体、漢方は1つの薬で効能が多すぎる、怪しい。
上
>>102 漏れには効かないんだ。。。
効く処方を別に作って、自分で煎じてるからいいんだけどネ。
>効く処方を別に作って、自分で煎じてるからいいんだけどネ。
正解。
>上薬、中薬、下薬の区別知っています?
osiete
>>102 漢方薬は1つの薬で効能が多すぎるって、そりゃアナタ、沢山の化学成分が
入っているから当然なのでは。。。
それだけじゃなくて、1つの化学成分でさえ1つの作用機序を持つ訳ではないですよね?
さらに言えば、1つの作用機序だって種々の臓器、器官に影響を与えることがあるのだから
(アスピリンなんかを見ると判ると思いますが)
漢方薬の作用を論ずるというのは非常に大変なことだと判って頂けると、ありがたい訳であります…。
ドラッグストアで売っていいのか?と僕は問い掛けたいです。そもそも売れる技量も無い薬剤師に
漢方を納入するのは罪ですよ!
あと上薬、中薬、下薬の区別ですが、簡単に言いますね。
上薬:毎日飲んでも副作用を起こさない、不老長寿的薬
中薬:からだのバランスをとる。使い方を誤ると副作用をおこす
下薬:毒をもって、毒を制す的くすり
間違っていたら訂正お願いします
>花粉症だったら小青竜頭でいいんだ。
リョウカンキョウミシンゲニントウの立場は?
カッコントウカセンキュウシンイの立場は?
小青龍湯は水を捌くけど、実証向きで麻黄に感受性が強い人には勧められない。
そう言う人に、苓甘姜味辛夏仁湯。
葛根湯加川芎辛夷は頭重感があるとか、肩こりを伴っているときに
使えばいいんじゃないの? 鼻アレルギーそのものを瘀血だと
考える人もいるし。 これじゃだめ?
蛇足:
Win2000/XPとかMacOS9以上なら文字も表示されているんじゃないかな?
110 :
クリ:02/03/10 23:33 ID:???
>109 病名漢方はやめろってことだね。それは分かるけど、オ血とかって
漢方知らなければ分からない言葉だよね、薬剤師でも。
気血水とかさ、そういうのを化学的に置き換えないと、未来はないね。
強制終了
基地街スレ
時給5000円にだまされたぞ!
昼間は酷使され2000円じゃ!
誤爆須磨祖
109>瘀血(おけつ)この文字を早速辞書に登録させてもらいます!
オ血ではカッコ悪かったですから〜♪ありがとうございます!!
2種の方剤に関しては、解りやすく簡潔な説明だと思います。
110>あなたに、良い本を紹介します。
『やさしい中医学入門』関口 善太著 東洋学術出版社
この書では『気血水』⇒『気血津』になっていますが、何故なんでしょうね?
漢方には現代医学に置き換えてもなるほどと思われる思想も多々あります。
すべてを否定せず、良いと思われるところだけでも吸収すれば
日々の診療に役にたつかも知れませんよ!
かの京大の鍋島先生も徐福(じょふく)の事をご存知でしたよ♪
115 :
109:02/03/11 12:48 ID:???
>>110 だからぁ〜、
>>106も言っているように、科学的な証明は難しいのよ。
現代科学が、まだまだ未熟なん。
ある1成分だけを取り上げればその動態、薬理作用を説明することは
出来ることもあるけれど‥‥。そういう研究にはカネが出ないから
なかなか進まないのも、また確か。
面白いスレなので上げてみる。
姦ちゃん 降臨希望
NOVAのTVCMうざい!
漢方洗脳薬局もうざい!
とうとう漢方一日一話のアホ、タネつきたな。
病院・医者板の漢方スレはようやく駆除されました。
あとは薬剤師を中心とするこのスレだね。
とりあえずお薬撒いときましょうかね、シュッ、シュッ!!
そういえばタケニグサは虫を殺すのに使われたらしいな。
漢方とは関係ないが。
漢ちゃん、虫で思い出したけど、生薬につく虫、予防したいけど
何かいい方法ないかなぁ?一昔前は、四塩化炭素とか二硫化とか使って
いたけど、自分や患者さんの体に影響ありそうでやめた。
ちょっと値段が高いけど、
天然の竜脳とかヒノキチオールとかは、効果や人に対する影響はあるだろうか?
124 :
鼻炎には:02/03/20 15:34 ID:VhNoYQpP
魔王武士砕身湯を処方しており好評ですがなにか、小児には投与しませんが。
125 :
名無しさん@おだいじに:02/03/20 18:55 ID:nCuEf+tK
あげ
>>123 JTでシバンムシトラップつくった、ってのは有名な話なんだが、
製品を見たことがないんだよ。。。あれがほしいんだけど。
とりあえずよく聞くのはピレスロイド系のにおいのない殺虫剤。
具体的な商標で何だけどミセスロイドとか。
温血動物にはほとんど作用しないらしいから、うちのガッコで使ってるよ。
>>124 あれ、頭が痛くなるからヤだ>魔王武士最新湯。
>とりあえずよく聞くのはピレスロイド系のにおいのない殺虫剤。
>具体的な商標で何だけどミセスロイドとか。
あの洋服の防虫剤ですよね。
そうですか、試してみます。JTのほうは問い合わせてみます。
有難うございました。
128 :
うんこ:02/03/22 01:29 ID:???
菊酸などはいかがですか?
>>129 おきくさん。かつて好きだった人。 ぢゃなくて
chrysanthemic acidだったっけか?
三角形の環状構造をもつ有機酸。有機化学でも結構有名。
ピレトロロン(漢ちゃんの言うピレスロイドの1つ)とエステルをつくって
ピレトリンになる。除虫菊に入ってるん。
131 :
@:02/03/26 22:02 ID:???
コッコアポはやせますか?
太っていることが不自然ならやせますが、
太っていることが自然ならそのままです。
あげ
134 :
@:02/04/11 22:12 ID:???
バセドー病に効く漢方薬はありますか?
>>134 漢方薬はそう言う使い方をしないのだけれど、バゼドー氏病に特有な
症状を見た人は、炙甘草湯なんかが合うとか言うぞ。
あげませう。