柊おぢさんは二重生活をおくるようになった。
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1149045915/520n-534 昼間は鰍主任科学官の実験動物としてドッヂボールをし、
夜になると、右眼の奥のコテージを訪れ、
軍用芋虫犬を貪り食いながら、
ハケンでなく、正社員だった頃みたいな「人間らしい」時間を過ごすのである。
師匠は、あれ以来、
柊おぢさんの前に姿を見せていないが、気配は感じられた。
コテージの設備で、やっていけない(らしい)ことは
端的に出来なかったから、出来ることはやって良いのだろうと
柊おぢさんは解釈した。
太陽の光が燦々と降り注ぐ庭を歩いたり、
デスクに向かって座り、PCを開いて
音楽を聴いたり、ネットを見たりした。
このネットは、
ヴァーチャルリアリティシステム《窓》が仲立ちして与えている
現実のネットのデータである。柊おぢさんは
電波お花畑というふざけた名前の掲示板を見つけた。