大好きな愛犬に捧ぐ独り言。

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457柊の国の鰍
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1149045915/435n-443

「う〜ん・・ やっぱり気のせいなのかなー」

第1回試運転のレコードをひととおり検索し終えた鰍は
さすがにちょっと疲れた様子で伸びをした。
携帯電話のランダム盗聴の頭出しに意図的なサブリミナル通信を聴いたのは
鰍の気のせいで、ただの偶然だったのだろうか。

鰍が帰還の軍用機搭乗を取り止めてまで杣台に残ったのは、
意識的に気づく前から、自分の内面の底のほうに、
何か引っ掛かる棘のような印象としてメッセージが浮き上がっていたところに、
ある種の「文体性」というか、「異化効果」というか、
意図的なメッセージであることを思わせる特徴を感じたからだが、――それが
単なる気のせいだったという可能性ももちろんある。