>>941 リアクトルはオーディオ関係でいうローパスフィルターのようなものです。
コンデンサに高調波を流さないようにします。
以下で、リアクトルを接続しているときのコンデンサ電圧について説明します。
直列リアクトルの容量を L[%] としますと、
L= (Ql/Qc)*100 より
中略
V=Vc-Vl=Vc-(L/100)*Vc=Vc*(1-(L/100))
より
Vc=V/(1-(L/100))
ここで例えば
L=6% のときは Vc=V*1.064
L=13% のときは Vc=V*1.149
となってコンデンサ単体に印加される電圧が設備電圧よりも高くなっています。
したがって、
リアクトルを接続しないことを前提に設計されたコンデンサにリアクトルを接続してしまうと、
その寿命が著しく短くなり、爆発の危険があります。
あと、13%は6%よりも高調波に対するインピーダンスが大きいので
コンデンサを高調波から守る性能が高くなると思います。
よろしければ、LとCの直列インピーダンスの周波数特性の式を
作ってみて検討してもらえますでしょうか? 特に共振周波数の確認をお願いします。
6%か13%かの選定については高調波ガイドラインか進相コンデンサメーカーのカタログにあるかもしれません。
あと他にも進相コンデンサ用直列リアクトルの役目が三つほどあるようです。
間違ってたら申し訳ないですので、別の人にも確認をお願いします。