【初心者未満】過払金返還見習いスレ20社目【歓迎】
過払金って何?
過払金?何か聞いたことあるけど…
そういや昔、皿に借りてたな … … 等々
過払金初心者未満の人たちのため のスレです。
履歴を請求して引き直し計算までできたら初心者スレに昇格しましょう。
★質問者の方へ
*過払いに興味はあるけど初心者スレは敷居が高くて、なんて思ったら・・・
このスレで聞いてみましょう。しかし、マルチは厳禁です。
*過払金請求について大変便利なサイトをまず覗いてみてください。
過払金請求
http://wiki.livedoor.jp/kabarai_seikyuu/d/FrontPage ここは2ちゃんねる借金生活板の過払い請求スレまとめのwikiです。
過去ログから今までの実例、FAQなどあります。
こちらも! 過払金初心者(初心者未満) まとめサイト
【PC版】
ttp://kabarai.sblo.jp/ 【携帯版】
ttp://kabarai.xii.jp/index.php 他にはググレカス!→
http://www.google.co.jp/ Wikiからリンクありますが、過払いチェッカー(あくまで目安)
http://www.syakkin.info/kabaraichecker.html *回答者が答えられるように会社・金額・年数など最低限のことは書きましょう。
・ 要望は詳しく具体的に書いた方が回答への近道です。
小出し、後出し厳禁!会社名は伏せずにちゃんと書こう!
・ 頻繁な(3日以内くらいの)催促は禁止じゃないけど嫌う人が多いので回答される確率を下げます。
・ 同質問で2回目以降の書き込みでは名前にレス番もしくは自レスにレスアンカーを入れると
回答者が質問を追いやすくなって回答率アップに繋がる(かも
★回答者の方へ
ここは質問前に検索したり、FAQやテンプレを読んだりしなくちゃならないというルールはありません。
FAQに載っていても、ググればわかるような質問が来ても、自分で調べてないことを罵倒するのはやめましょう。
また上記に該当するような内容でも、指摘するだけに止め(
>>1とか)、非難したりはしないように。
回答する側の人間が、スレの主旨を理解できてなかったり、ルールを守れなかったりするのは非常に恥ずかしいことです。
横着してルールをきちんと読まなかったり、単にカッコ良く回答したいという教えたがり君魂を抑えられなかったりで、
スレ違いやルール違反の質問に回答しないように注意しましょう。質問者はルール必読ではないけど回答者はルール必読です。
前スレ
【初心者未満】過払金返還見習いスレ19社目【歓迎】
htto://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/debt/1251605467/
Q:過払いってなあに?
A:下記参照
※利息制限法 → 〜10マソ/20.0%、〜100マソ/18.0%、100マソ〜/15.0%
※出資法 → 〜29.2%(上限利率)
┌───────┬───────┬───────┬───────┐
│ 〜15.0% │ 15.0〜20.0% │ 20.0〜29.2% │ 29.2〜 .│
└───────┴───────┴───────┴───────┘
↑ここグレーゾーン(業者主張利率)
↑ここで利息を再計算して返せ!って事
●元金が10マソ未満の場合
┌───────┬───────┬───────┬───────┐
│ 〜15.0% │ 15.0〜20.0% │ 20.0〜29.2% │ 29.2〜 .│
└───────┴───────┴───────┴───────┘
この部分返せ!→■■■■■■■■(MAX過払い9.2%)
↑. ↑
オマイ主張20.0% 業者主張29.2%
●元金が100マソ未満の場合
┌───────┬───────┬───────┬───────┐
│ 〜15.0% │ 15.0〜20.0% │ 20.0〜29.2% │ 29.2〜 .│
└───────┴───────┴───────┴───────┘
この部分返せ!→■■■■■■■■■■(MAX過払い11.2%)
↑ ↑
オマイ主張18.0% 業者主張29.2%
●元金が100マソ以上の場合
┌───────┬───────┬───────┬───────┐
│ 〜15.0% │ 15.0〜20.0% │ 20.0〜29.2% │ 29.2〜 .│
└───────┴───────┴───────┴───────┘
この部分返せ!→■■■■■■■■■■■■■■■■(MAX過払い14.2%)
↑ ↑
オマイ主張15.0% 業者主張29.2%
■の支払いをしていて完済していれば確実に過払い金が発生する
現在も取引中の場合は、利率・年数・利用金額などによって変わるので
取引履歴を請求して引き直ししましょう
Q:何年前までを請求できるのですか?
A:下記参照
■過払い請求の時効って何よ?
※解約前契約中の取引空白期間及び完済後の期間が10年
<完済時時効期間例>
│←─契約期間中─→│←─時効10年─→│
──┼─────────┼────────┼──────
H7.11.30 H.8.12.1 H.18.11.30
契約 完済解約 ↑ココ迄請求可
<完済後空白あり例>
│←──────契約期間中──────→│←時効10年→│
│←10年以内→│
───┼─────┼──────┼──────┼──────┼
S.60.11.30 H.8.12.1 H.18.11.30 H.19.11.30 H.29.11.30
契約 完済 ↑再利用 完済解約. ↑
S.60.11.30契約も含め
ココ迄請求可
☆ポイントは、完済と解約の違いを理解する事。
全部払った!コレで皿ともサヨナラ!
↑
これは、単なる完済である。オマイは解約したと思っていても契約は生きている。
皿にとっては契約継続中であり、単なる休眠客と同じ。
解約(契約解除)後、10年間は過払い金を請求する権利がある。
とは言っても、契約解除していなくても空白の期間10年以上あれば無効。
たとえ解約をしていなくても、過払い金返還請求権利は、皿への入出金が無くなってから10年で時効
Q:過払い金請求するとブラックリスト入り?!
A:ブラックリストというものは、個人信用情報機関には存在しません。
日本信用情報機構/登録内容と登録機関
http://www.jicc.co.jp/whats/about_02/index.html ブラックリストとは、不払い者を一覧でまとめた名簿のようなもの
と考えられますが、個人信用情報機関では信用情報をコンピュータ
で一括管理しており、すべて電子データとして登録・提供していま
す。延滞情報は客観的事実として一定期間登録され、会員からの照
会に基づき提供されますが、延滞情報などをリスト化することは一
切なく、従って、ブラックリストのようなものはありません。
@過払い金回収参考フローチャート
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 1. 取引開始の時期を、記憶、伝票等で特定...|
|___________________|
↓ 2.
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 3. 業者へ取引履歴の開示依頼. |
|___________________|
↓ 4. ↓ 12.
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 5. 全取引履歴の開示あり | | 13. 開示無し、改竄要素あり |
|____________| | (やましい事がある。過払い確実) |
↓ 6. .|_______________|
↓ ↓ 14.
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 7. 引き直し計算.. | | 15. 推測計算、残高無視計算. |
|____________| |_______________|
↓ 8. ↓ 16.
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 17. ↓
| 9. 請求、支払い交渉 |.←←←|
|____________| .↓
↓ 10. .↓
↓ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
. |→→→→→→→→ | 18. 提訴. |
↓ |______|
↓ 19..↓
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .↓ .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 11. 和解 | ←←←←┴→→→.| 20. 判決. |
|____________| |______|
Q:どれぐらいの期間利息だけを返済していると残債0になる?
A:あくまでも目安ですが下記参照
利率 返済期間
───────
19% 16年6ヶ月
20% 12年11ヶ月
21% 10年11ヶ月
22% 9年7ヶ月
23% 8年7ヶ月
24% 7年10ヶ月
25% 7年2ヶ月
26% 6年8ヶ月
27% 6年2ヶ月
28% 5年10ヶ月
29% 5年6ヶ月
■大手三社貸し出し上限金利と出資法上限金利
< 武 >... < アコ > < プロ >
1978 < 41.975 > < 47.450 > < 47.450 > 109.5%
1982 < 41.975 > < 47.450 > < 47.450 > 109.5%
1983 < 41.975 > < 47.450 > < 47.450 > 73 %
1985 < 39.785 > < 39.420 > < 39.500 >
1987 < 39.785 > < 39.420 > < 39.500 > 54.75%
1988 < 36.500 > < 36.500 > < 36.500 >
1989 < 32.850 > < 32.850 > < 32.000 >
1990 < 32.850 > < 29.200 > < 29.200 >
1991 < 29.200 > < 29.200 > < 29.200 > 40.004%
1996 < 29.200 > < 28.470 > < 25.550 >
1997 < 27.375 > < 28.470 > < 25.550 >
1998 < 27.375 > < 27.375 > < 25.550 >
2000 < 27.375 > < 27.375 > < 25.550 > 29.2%
>>7の中核(要素)を成す
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 7. 引き直し計算.. |
|____________| の見習いWIKI
■引き直し計算とは?
○利息制限法(以下「法定利率」という)に基づいて利息・残元本を計算し直すこと。
ほぼ全てのサラ金・信販会社は、利息制限法超過利率(以下「約定利率」という)で
貸付をしており、そのような約定利率での取引を、規定の法定利率による取引経過に
修正する(本来の取引経過に戻す)ことをいう。
以下、引き直し計算について
例1(計算の基本+過払利息)
例2(残元金に対する利率の変化)
例3(過払利息を付加すべき時期+他)
例1 次のような約定利率での取引を引き直し計算する
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.292 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.292 17 2,720 0 192,720
3 H13.2.26 10,000 0.292 30 4,625 0 187,345
4 H13.3.31 10,000 0.292 33 4,945 0 182,290
5 H13.3.31 10,000 0.292 0 0 0 192,290
6 H13.4.28 10,000 0.292 28 4,307 0 186,597
7 H13.5.29 20,000 0.292 31 4,627 0 171,224
8 H13.5.31 10,000 0.292 2 273 273 181,224
9 H13.6.30 20,000 0.292 30 4,349 0 165,846
10 H13.7.27 10,000 0.292 27 3,582 0 159,428
11 H13.8.29 10,000 0.292 33 4,208 0 153,636
12 H13.9.28 10,000 0.292 30 3,687 0 147,323
13 H13.10.29 10,000 0.292 31 3,653 0 140,976
14 H13.11.28 10,000 0.292 30 3,383 0 134,359
15 H13.12.27 10,000 0.292 29 3,117 0 127,476
16 H14.1.26 20,000 0.292 30 3,059 0 110,535
17 H14.2.25 113,187 0.292 30 2,652 0 0
☆引き直し計算実行 (例1)
この取引では利率が約定利率29.2%なので、これを18%にする。
そして、1回目の弁済.2 H13.1.27 を 18%で実行すると
200,000×0.18×(17/365)=1676.7123・・・ となるので、小数点以下切り捨てて
法定利息は1676円。
したがって約定利率での取引経過↓が
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.292 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.292 17 2,720 0 192,720
このように↓正される
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.18 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.18 17 1,676 0 191,676
同様に3も
191,676×0.18×(30/365)=2835.7545・・・ となり法定利息は2835円。
したがって↓が
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.292 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.292 17 2,720 0 192,720
3 H13.2.26 10,000 0.292 30 4,625 0 187,345
↓に正される
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.18 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.18 17 1,676 0 191,676
3 H13.2.26 10,000 0.18 30 2835 0 184,511
以下同様の手順で引き直し計算を行っていく。
☆引き直し計算実行 (例1)
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.10 200,000 0.18 200,000
2 H13.1.27 10,000 0.18 17 1,676 0 191,676
3 H13.2.26 10,000 0.18 30 2835 0 184,511
4 H13.3.31 10,000 0.18 33 3,002 0 177,513
5 H13.3.31 10,000 0.18 0 0 0 187,513
6 H13.4.28 10,000 0.18 28 2,589 0 180,102
7 H13.5.29 20,000 0.18 31 2,753 0 162,855
8 H13.5.31 10,000 0.18 2 160 160 172,855
9 H13.6.30 20,000 0.18 30 2,557 0 155,572
########
9の残元金=;172,855−(20,000−(法定利息2,717));=155,572円
9の法定利息2,717円= 『160円』 + 『2,557円』
;(8での未払い法定利息)160円+((8での残元金172,855円)×0.18×(30/365));
########
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
10 H13.7.27 10,000 0.18 27 2,071 0 147,643
11 H13.8.29 10,000 0.18 33 2,402 0 140,045
12 H13.9.28 10,000 0.18 30 2,071 0 132,116
13 H13.10.29 10,000 0.18 31 2,019 0 124,135
14 H13.11.28 10,000 0.18 30 1,836 0 115,971
15 H13.12.27 10,000 0.18 29 1,658 0 107,629
16 H14.1.26 20,000 0.18 30 1,592 0 89,221
17 H14.2.25 113,187 0.18 30 1,319 0 -22,647
#####つまり、過払い金は22,647円となる。
ところがこれだけでは終わらない。
過払い金とは、本来、相手(貸金業者)に支払わなくてよいお金であり
貸金業者もそのことを知りながら(法律上の原因がない事を知りながら) 余分な金員(利息制限法超過金員)を受領していたのである。
つまり、貸金業者は、「悪意の受益者」であるので 過払い金(不当利得金)に利息を付して、過払い金請求者に返還しなければならない。
では、利息は如何程、付すことが出来るのか?
最高裁H19.2.13判決にて、年利5% との判断が下されたので 年利5%がほぼ99%確定しています。 ########
→☆☆過払い利息込みでの引き直し計算(これが通常一般的) ☆☆
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金 過払利息 (0.05)
17 H14.2.25 113,187 0.18 30 1,319 0 -22,647
18 H20.1.11 0 2,146 0 0 -22,647 -6,654
よってH20.1.11現在、相手に請求すべき(相手が支払うべき)過払い金は
元利合計 29,301円となります。
例2 以下の取引の場合
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.15 50,000 0.292 50,000
2 H13.1.29 5,000 0.292 14 560 0 45,560
3 H13.2.26 5,000 0.292 28 1,020 0 41,580
4 H13.3.30 5,000 0.292 32 1,064 0 37,644
5 H13.4.25 5,000 0.292 26 782 0 33,426
6 H13.4.25 166,000 0.292 0 0 0 199,426
7 H13.5.27 10,000 0.292 32 5,105 0 194,531
8 H13.6.30 20,000 0.292 34 5,291 0 179,822
9 H13.7.27 20,000 0.292 27 3,884 0 163,706
10 H13.8.10 100,000 0.292 14 1,833 0 65,539
11 H13.8.27 20,000 0.292 17 891 0 46,430
12 H13.9.29 10,000 0.292 33 1,225 0 37,655
13 H13.10.25 38,438 0.292 26 783 0 0
☆引き直し計算実行 (例2)
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.15 50,000 0.2 50,000
2 H13.1.29 5,000 0.2 14 383 0 45,383
3 H13.2.26 5,000 0.2 28 696 0 41,079
4 H13.3.30 5,000 0.2 32 720 0 36,799
5 H13.4.25 5,000 0.2 26 524 0 32,323
6 H13.4.25 166,000 《0.18》 0 0 0 198,323
###A:この時点で残元金が10万円を超えたので4/27以降の法定利率は18%〜###
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
7 H13.5.27 10,000 0.18 32 3,129 0 191,457
8 H13.6.30 20,000 0.18 34 3,210 0 174,662
9 H13.7.27 20,000 0.18 27 2,325 0 156,987
10 H13.8.10 100,000 《0.18》 14 1,083 0 58,070
###B:ここで残元金が10万円を割ったが、法定利率は18%のまま〜###
11 H13.8.27 20,000 0.18 17 486 0 38,556
12 H13.9.29 10,000 0.18 33 627 0 29,183
13 H13.10.25 38,438 0.18 26 374 0 -8,881
ここで疑問点
■どうして、A:残元金が増加したときは利率が変更するのに B:残元金が減少したときは利率が変更しないのか?
○最高裁H19.2.13「高利を制限して『借主を保護する目的』で設けられた利息制限法の規定」
から、利息制限法とは借主保護のための法律であり、 残元金が増大したときは、利率を引き下げることで借主の保護が図れる(A:)。
しかし 残元金が減少したときに、利率を引き上げると 貸金業者の利益は保護されるが、借主の保護が図れなくなる(B:)。
△これを、7 でみてみると 仮に20%のままであったら
7での利息;20%のとき3,477円。(当然、20%利息 > 18%利息)
▼次に 11 で、仮に20%に引き上げてみると
11での利息;20%のとき540円となり、明らかに『借主を保護する目的』に反している。
よって、利息制限法に基づく利率の変更は 残元本が増大したときのみ適用される(一方通行)
例3 以下の取引のケース
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金
1 H13.1.15 500,000 0.292 500,000
2 H13.1.29 50,000 0.292 14 5,600 0 455,600
3 H13.2.26 50,000 0.292 28 10,205 0 415,805
4 H13.3.30 50,000 0.292 32 10,644 0 376,449
5 H13.4.25 50,000 0.292 26 7,830 0 334,279
6 H13.4.25 165,000 0.292 0 0 0 499,279
7 H13.5.27 300,000 0.292 32 12,781 0 212,060
8 H13.6.30 150,000 0.292 34 5,768 0 67,828
9 H13.7.27 60,000 0.292 27 1,465 0 9,293
10 H13.8.25 5,000 0.292 29 215 0 4,508
11 H13.9.30 4,637 0.292 36 129 0 0
↑
これを引き直し計算すると、このようになる
↓
年月日 借入金額 弁済額 利率 日数 利息 未払利息 残元金 過払利息(5%) 過払利息合計
1 H13.1.15 500,000 0.18 500,000
2 H13.1.29 50,000 0.18 14 3,452 0 453,452
3 H13.2.26 50,000 0.18 28 6,261 0 409,713
4 H13.3.30 50,000 0.18 32 6,465 0 366,178
5 H13.4.25 50,000 0.18 26 4,695 0 320,873
6 H13.4.25 165,000 0.18 0 0 0 485,873
7 H13.5.27 300,000 0.18 32 7,667 0 193,540
8 H13.6.30 150,000 0.18 34 3,245 0 46,785
9 H13.7.27 60,000 0.18 27 622 0 -12,593
10 H13.8.25 5,000 0 29 0 0 -17,593 -50 -50
11 H13.9.30 4,637 0 36 0 0 -22,230 -86 -136
12 H20.1.16 0 2,299 0 0 -22,230 -6,997 -7,133
### このときH13.7.27の6万円弁済により、はじめて過払金が生じたので
H13.7.27から過払金に対し過払い利息(5%)を付す。
あくまで、“過払金が生じた時点から過払い利息は付す”のであって
最終取引日から過払い利息を付すのではない。 ###
******** 参考(最高裁平成19年7月13日,同年7月17日判決)
「貸金業者が制限超過部分を利息の債務の弁済として受領したが,その受領につき貸金業法43条1項の
適用が認められないときは,当該貸金業者は,同項の適用があるとの認識を有しており,
かつ,そのような認識を有するに至ったことがやむを得ないといえる特段の事情がある場合でない限り,
法律上の原因がないことを知りながら過払金を取得した者,すなわち民法704条の「悪意の受益者」であると
推定されるものというべきである。」 ************
〜〜 その他 〜〜
■閏年では、利息の計算方法は?
■取引途中で一旦約定残高ゼロ(過払い発生)後の借入金に対し、
過払金に過払い利息も含ませていいのか?
■業者開示の取引履歴では、借入当日も利息が発生している(初日算入)が、
引き直し計算においても初日算入すべきなのか?
○初日算入の有無、閏年の有効性、過払い利息の元本への充当などで金額は異なります。
恐らく「初日算入なし・閏年有効・過払い利息元本充当」が有利になると思います。
##### 現在のところ、初日算入・閏年考慮・過払い利息充当 のいずれも
絶対的な定めは無く、選択は請求者の自由です。 #####
FAQ(よくある質問)
【満5+5ってのはどういう事ですか?】
満 : 過払い金元金満額
5 : 最終取引日までの過払い金利息5%
+5 : 最終取引日翌日から支払日までの過払い金利息5%
【利率がわかりません!】
利率の計算式:
年利率=利息充当額÷前回取引からの日数×365÷前回取引の残高
【取引履歴にメモしちゃった…】
履歴が届いたら、すぐにコピーして原本は大事に保存がオススメ!
提訴するときに証拠になるのだから、書いちゃダメ。
もし、書いちゃったら修正液で消しておこう。
【パソコンがありません】
ネットカフェで頑張ってみる。
でも、手書きでも訴状は出せますよ。
【取引履歴から計算ソフトへ何を入力するの?】
日付、借り入れ額、返済額。
遅延損害金とか利率とかは一切関係なし。
【プリンタ無いので印刷できません】
ネットカフェで印刷できせませんか?
もしくは、セブンイレブンで受け取れるサービスを活用しよう!
http://www.printing.ne.jp/ (エクセルなら出力可能)