>>113 ほい、一部抜粋してきたぞ
【中小貸金業者が半減】 (1面黒抜き大見出し)
[規制強化で廃業か] [九州7県 過去5年](中見出し)
<見出し本文>
九州七県の中小貸金業者が計1513業者(2006年度末)と、5年前の
半数以下になっていることが二十日、各県のまとめで分かった。
〇九年度末で「グレーゾーン金利」が廃止されることに加え、この一年ほどで
過払い金の返還請求が急増したことなどが背景にあるとみられる。
「さらに一段の淘汰が避けられない」との見方があり、その一方で、違法な
金利を課す無届のヤミ金融被害が増えると懸念する声も出ている。
<本文>
金融庁によると、〇五年度の個人向け無担保融資の七割(約11兆4千億円)は、
グレーゾーン金利での貸し出しだった。
しかし貸金業法改正により、〇九年度末をめどにグレーゾーン金利の廃止、
借り手の年収の1/3を上回る融資の禁止、貸金業への参入と登録変更の条件が
現行の十倍以上の純資産五千万円以上と厳格化された。
こうした情勢の中で借り手からの返還請求が急増。基盤が脆弱な中小業者は
返還請求に耐えられず、廃業する動きが目立つようになったという。
短期間のうちに一気に経営環境が悪化した格好で、福岡県貸金業協会の
K副会長は「規制が強化されると貸し渋りが起き、ヤミ金融に流れる人も出てくる。
商店のつなぎ資金などに融資してきた中小業者がなくなれば地域経済にも
深刻な影響が出かねない。」と懸念している。
=2007/05/21付 西日本新聞朝刊=