ニコン不買か 新宿ニコンサロン「慰安婦」写真展3

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434@ミリタリズムの系譜1
訴追されたカイザーの軍隊は、一次大戦中、フランス占領地区にてゲリラにみまわれ、
軍司令長官はミリタリズムを絵に書いた布告を発する。いわく、

《民間人で武器所有を発見されたる者はすべて,即刻射殺されるものとする》
《……かくなる者をいだせし地域全住民は,その地域から追放されるべきこと。
 その際,当該の村・町は破壊され,火を放たれることとする》
        (*『戦争に反対する戦争』訳:坪井主税 龍渓書舎 1988 頁158-160)

これは、英国がボーア戦争(1899-1902)で採用した対ゲリラ作戦でもあった。

英軍は、★武器を隠しもった★農民をゲリラと決めつけ、無裁判で処刑した。
農村を焼き払い、収容所に村人を集め、うち2万人が劣悪な環境で死亡させた。

この戦争に英国は勝利したものの、内外からすさまじい非難を浴び政治的に窮地にたつ。
英国の歴史教科書は、この戦争に多くの紙面を割き、その失敗を詳しく教えている。
(*『全訳世界の歴史教科書3〈イギリスW〉/〈イギリスX〉』帝国書院 1981参照)
435@ミリタリズムの系譜2:2014/04/26(土) 17:33:02.12 ID:/d7ncwjo0
教科書は書く。《……小国に対する「イギリスの侵略」……》(*〈X〉頁35)は、
《世界中から嵐のような抗議……》(*〈W〉頁220)を招き、《……「野蛮なやり方」を
公然と非難……》(*前同)する声は国内に満ち、《このころほどイギリスがヨーロッパ
大陸のなかで人気を落とした時期はめったになかった》(*〈X〉頁33)と。

戦争は大戦略(政治)>戦略>戦術>戦闘という階層があり、人道無視のミスタリズムで
軍事的に勝利しても、政治上の損失が甚大では元も子もない。

英国は《……軍の行った苛酷な行為のいくらかでもぬぐい去ろうと……》(*〈W〉頁221)
血税を投じ破壊した村を再建し、ボーア人の主権を回復させ政治的損害の修復に務めた。
勝者として得たものを手放すことで、帳尻を合わそうとした。

似た事をして敗者となったドイツ指導者は、蛮行を制御しようとしなかった(拙>>431
として裁判で責任を問われることとなった。このとき戦争への考え方も大きく変わった。

1917年に柳田国夫は、こうした変化を教師に訴えたが、多くの日本人の耳には届かなかった。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/dcamera/1340678488/418
436名無CCDさん@画素いっぱい:2014/04/26(土) 17:49:27.49 ID:z+Cw4IZk0
おめーらどーせ マウントの違いもわからねー ウヨサヨ坊
だろ帰った帰った
437@ミリタリズムの系譜3:2014/04/26(土) 17:52:41.19 ID:/d7ncwjo0
日本の職業軍人の多くは、戦争観の変化を、ルールを勝手に変えられたと憤るのみだった。

そして逆に、捕虜を養う余力のない日本は、日中戦争や第二次大戦で、日露のとき
「文明国」を演出するための捕虜政策と対極のミリタリズムの戦争をすることになる。

日中戦争で日本軍は、「これは事変だから戦争法規に縛られない」という常軌を逸した
国際法解釈を唱えだす。

南京では、★武器を隠しもたない★丸腰の無抵抗の者まで、相手はゲリラに違いないと
判断すれば、調書一枚残さず無裁判処刑しても「合法」だといいだした。
これは悪名たかきボーア戦争も、カイザーの軍隊も裸足で逃げ出す正気を失った主張だ。

歴史検証を怠った日本では、この「異常な合法論」が21世紀まで信じられ、流布され、
南京虐殺否定論のなかで唱えられ、日本の歴史認識のデタラメさを世界に露呈しした。

これでは「ミリタリズムの復活」と揶揄されても反論する術はないだろう。
438@ミリタリズムの系譜4:2014/04/27(日) 12:52:54.57 ID:s2E4SG/S0
またゲリラの潜む村と疑えば、★武器の有無なぞ無関係に★ 焼き払いや強制退去処分に
ととまらず、しばしば赤子までふくめて皆殺しにした。(※中国の命名で「三光作戦」)

この手法が2次大戦でも踏襲されたことは、海外の公文書の記録からも分かる。

日本軍に寝込みを襲われたフィリピンの某地区の村々では、犠牲者の70%弱が女性、子供、
老人で占められた。         (*川村悦郎『神軍の虐殺』徳間書店 1991参照)

《まして全体の四割は、十五歳未満の子供ですらあった》(*頁110)

5歳未満の幼児・嬰児だけでも139名が、日本軍の銃剣の犠牲となった。(*頁102)

上記の事実は、石原典子氏の父君の戦地からの手紙(>>358)からも類推できよう。

「文明」から遠い、人を人とも思わないミリタリズムの蛮行は、日本人をして
「洋服を着た首狩り族」だの「鬼」だのと云わしめた。