★ ヒキモッコリ ★

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1名無しさん@毎日が日曜日
前スレ 新語「ヒキモッコリ」を定着させるスレ
http://human.2ch.net/test/read.cgi/dame/1037386275/l50
2名無しさん@毎日が日曜日:03/03/03 15:53 ID:l0oqQwwx
2
3名無しさん@毎日が日曜日:03/03/03 15:57 ID:l0oqQwwx
前スレの1デツ。
1 名前:mokko 02/11/16 03:51 ID:ROVymiBw
最初に謝っておきます。変なスレ立ててごめんなさい。
自分のせいか社会のせいか、ともかく職につけなくて家と職安の往復しかしなくなった昨今、部屋にひきこもってモッコリ妄想にふけるスレっす。
「ヒキモッコリ」で年末の流行語大賞ねらってます。時間が無いんで、どんどん書き込んでくれ。
ちなみに俺が最近妄想してるモッコリはこれだな。
たまたま先輩の代役で窓口に座った若手の職安職員(当然女)とひょんなことから親しくなるモッコリだな。
職安近くの食堂や、喫茶店が毎回出てくる恋愛コメディだ。
些細な小競り合いから、意地で俺が受験した会社がとんでもないDQN会社だと知ったヒロインが、体当たりで問題解決して次回へ続く、って筋書き。
俺、自分で想像して泣いちゃったよ。
そんなモッコリ妄想を書いてくんねーかなぁ?

4名無しさん@毎日が日曜日:03/03/03 17:51 ID:RZaN0+UQ
>>1
乙牌
5名無しさん@毎日が日曜日:03/03/03 21:10 ID:+QVOei4B
さー次は誰が書いてくれるのかしら?
6ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:53 ID:ctwUjBDG
じゃあ期待にこたえたいと思います
7ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:55 ID:ctwUjBDG
「お雛様をしまうわけ」

それにしても君の家は本当に広いねえ。僕の家が3つぐらい入りそうだよ。
ああ、お茶を入れてくれたのか。どうもありがとう。

・・・そういえば今日はひな祭りか。君の家でもお雛様は飾るのかい?
ん?そっちの部屋?
どれどれ・・・おやおや、こいつはたまげた。5,6,7段もあるじゃないか。高かっただろうに。

で、僕を呼んだわけってのはなんだい?え?これをしまうのを手伝ってほしいだって?だってまだ飾ったばっかりじゃないのかい?
お嫁に行き遅れる?・・・なるほど。そういえばそんな迷信もあったねえ。
まあ確かにそう言われるとそうしなきゃいけないような気はするよね。
まあでもちょっと待ってよ。しまうのは僕の話を聞いてからでも遅くはないだろ?
せっかくだから話してあげるよ。その変な迷信の由来を。

昔あるところに一人の殿様がいたんだ。そして、彼には一人娘がいた。
その娘の誕生日がたまたま3月3日だったんだな。だから彼はその日を記念日にしたんだ。
そして、彼は毎年その日が近くなると、彼の一人娘の結婚式に見立てた人形を飾った。そう、これが雛人形だよ。
やがて彼女も大きくなり、16歳、17歳といつ結婚してもおかしくないとしになった。
ああ、昔は今と違ってこのぐらいの年で嫁に行くなんて普通だったんだ。
8ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:56 ID:ctwUjBDG
「お雛様をしまうわけ」2

でもねえ、一つだけ困ったことがあったんだ。
何だと思う?こればかりはどうしようもないんだけど、この娘はお世辞にも美人と言える顔じゃなかったんだよ。
だから、どこの国からも縁談が舞い込むことはなかった。
かわいそうな娘は、とうとうそのまま二十歳を越えてしまったんだ。
いまでこそ独身女性が増えたけど、この頃女性が一人身でいるなんてことは有り得なかったんだ。
しかもお殿様の一人娘がだよ。

ところで小野小町って知ってるかい?世界3大美女の一人って言われてるけど。そう、ちょうど君みたいな顔してたそうだよ。
あ、ネットで顔を確認するのはよしてくれ。とにかく美人だったんだよ。
まあ美人顔ってのは時代によって違うからね。その一人娘も今の時代に生まれていればモテモテだったかもしれないよ。

話の続きだけど、当然殿様は焦ったね。そして、このことを誰かのせいにしようと思ったんだ。
そこで思いついたのが、毎年雛人形を収める人形職人のせいにすることだったんだ。
「お前が呪いの人形を作ったせいで、娘がいつまで経っても嫁にいけないではないか。」ってね。
さらに殿様は自分の言動に正当性を持たせるために、歴代の人形職人を全員処刑してしまったんだ。
ひどいじゃないか。彼らは一生懸命作ったって言うのに。

ところが、人形職人を殺してしまったために、その年の雛人形を作る職人がいなくなってしまった。
ほとほと困り果てていると、山奥に腕のいい人形職人がいると言う噂を耳にするんだ。
早速殿様は使いを出させて、その男を連れてこさせた。
そしてこういったんだ。
「わしは毎年娘のために雛人形を作らしておる。しかし、いままでの人形職人は、人形に呪いをかけ、娘が嫁に行けない様にしてしまった。
そこでだ、お前の作る人形を飾って、娘が嫁にいけたときはたくさんの褒美を取らせよう。
しかし、もしダメだったときはお前もあいつらと同じ運命を辿ることになるぞ。」
もうここまでいったら完全に狂ってるよね。
当然彼も悩んださ。いくら彼が上手に人形を作ったとしても、彼女を結婚させることはできない。
しかし、そうだとしたら私は殿様に処刑されてしまうだろうってね。
9ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:58 ID:ctwUjBDG
「お雛様をしまうわけ」3

悩んだ末、彼はついに一つの決断を下したんだ。
いったいどうすることにしたんだと思う?

それは・・・・殿様も娘も殺してしまおうってことだよ。
・・・ん?娘まで殺す必要はないんじゃないかって?
よくわからないけどさぁ、彼からしたら娘も同じ穴のムジナに見えたんだろうね。他の人形職人が殺されるのを黙ってみていたんだし。
でも、そんなこと簡単にできることじゃないよね。なんせ相手は殿様だ。
城の前には門番がいるし、面会するときだって持ち物検査されるんだから。
じゃあどうやったんだって?考えてみてよ。彼は人形を作るのを頼まれたんだよ?

やっとわかったかい。そう、人形に細工をしたんだ。
彼はすごいよ。この時代にもう時限爆弾を作ってしまったんだ。
死にたくないと言う一心が彼をそうさせたんだろうね。必要は発明の母ってやつさ。
そして彼はついにその爆弾雛を完成させた。
ちなみにこの爆弾の仕組みは、台座に雛をセットするとカウントダウンが始まるように作られていたんだって。

次の日、彼はそれを届けるためにお城へ向かった。殿様は大喜びだよ。
「こんなに大きな雛人形ははじめてだ!これなら娘も嫁に行けるだろう」ってね。
そりゃ大きいはずさ。爆弾が入ってるんだから。城を破壊させるぐらいの。

彼の計算によれば、渡してすぐに雛人形をセットしたとすれば、夜中には爆発するはずだった。
でもやっぱり心配だったから、こっそり城を見に来たんだ。彼が着いたときには、まだ城はその姿を保ったままだった。
「まだ大丈夫だったか・・・はは・・・でもそれもあと少しだ。」
そうつぶやきながら振り向くと、そこには殿様の娘が立っていた。
彼はそりゃ驚いただろうさ。
でも何か雰囲気が違うことに気づいた。
だから彼は聞いたんだ。どうかしましたかって。
10ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:58 ID:ctwUjBDG
「お雛様をしまうわけ」4

すると彼女は「逃げて!」と言うわけだ。
思っても見ないことをいわれて彼は動揺した。
よく見ると彼女は馬を連れていた。
「早く逃げたほうがいいわ。父に見つかったらあなたは殺されてしまう。」
「でも、それではあなたが・・・」
「いいの、今までの人を救うことができなかったから・・せめてもの罪滅ぼしよ。」
よくできた人間じゃないか。本当は彼女も心を痛めていたんだね。
馬を貰った彼は、そのまま逃げようとした。
しかし、彼は思い出したんだ。雛人形に爆弾を仕掛けたことを。
このままじゃ自分の命を救ってくれようとした人の命まで奪ってしまうことになる。
だから彼は彼女にこう言った。
「いそいで城に戻って、雛人形をしまってくれ!」
娘は意味が分からず、困惑したよ。
「理由を説明している暇はない!急いでしまってきてくれ!」
でも彼のあまりの真剣さに、何も聞かずにその時はただそうしたんだ。
そして、爆弾雛は無事に箱に収まった。

次の日、彼は城に出向いた。
そして、殿様に正直に告白したんだ。雛に爆弾を仕掛けたことを。
殿様はたいそう怒ったよ。そりゃそうだ。命を狙われたんだから。
当然彼を処刑にしようとした。
しかし、そこで娘の登場だ。彼の前に立ちはだかり、こう言ったんだ。
「彼を殺すんだったら私を殺せばいいでしょ。私のせいでこんなに人が死ぬのはもう見たくないのよ。」
立派だよねえ。そして殿様は何もいえなくなってしまった。
結局彼は無罪放免になったんだ。
11ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/03 22:59 ID:ctwUjBDG
「お雛様をしまうわけ」5

やがて彼はその娘と結婚したんだけどね。そしてこの話はハッピーエンドさ。ずいぶんよくできた話だよね。
この時からだよ。雛人形を早くしまわないと嫁に行き遅れるって言われたのだしたのは。
この場合は行き送れるどころの騒ぎじゃなかったけどね。

ということさ。わかったかな?
だから別にそんなに気にすることはないよ。早く片付けることなんて。
いや、むしろ出しておいたほうがいい。
そしてもし行き遅れるようなことがあったら僕のせいにしてくれてかまわないから。
整形技術もない僕が君にしてやれることといったらそれぐらいしかないしね。
ははは、冗談だよ。君は魅力的だよ。
お、もうこんな時間か。じゃあ僕はそろそろ行かなくちゃ。
その雛人形は出しておいてくれよ。せめて明日までは
いや、爆弾なんてセットしてないって。何言ってるんだよ。
12名無しさん@毎日が日曜日:03/03/04 06:01 ID:3dEDOIFx
おもしろすぎ
13名無しさん@毎日が日曜日:03/03/04 09:50 ID:NvUpNBhG
>ツイスターさん
すげーー。イイよ。妄想ってより物語じゃん。
14名無しさん@毎日が日曜日:03/03/04 20:20 ID:74ht/sxJ
「ショートショートの広場」に投稿したらいい感じの話ですね。
15名無しさん@毎日が日曜日:03/03/04 23:16 ID:HUo5tOYo
>>14
いいんじゃない?短くても長くてもさ。

そんなことよりヒキモッコリってやっぱりその内ヒキモコとかに略されるんかなぁ。
そしてヒキモコのAAキボンとか言ってみるテストw
16名無しさん@毎日が日曜日:03/03/05 01:54 ID:y27NUA/d
そんな文章書けてうらやましい
17名無しさん@毎日が日曜日:03/03/06 02:24 ID:dZfHntAq
伸びないな このスレ
18名無しさん@毎日が日曜日:03/03/06 20:44 ID:Oulzd0Uz
>17
まだ前スレ残ってるし
19名無しさん@毎日が日曜日:03/03/06 21:48 ID:31qSFq/h
こんな事カキコすると反発攻撃が起来そうだが、
前スレも「しろうと」が自分のカキコ妄想がスレ違いだと気付いてくれれば、
もっと楽しいスレになったと思うのだがなぁ・・・
20名無しさん@毎日が日曜日:03/03/06 23:43 ID:xC0iid5V
>>19
このスレは仕切り直しでやり直そうとしているんだから、
そういうことはせめて前スレに書けと言ってみる。
21ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/07 00:16 ID:6LFdaWdF
できた
今度はちょっとずつ載せていこう
そんなに長くないけど
22ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/07 00:17 ID:6LFdaWdF
「マッチポンプ株式会社」1

深く息を吸って時間をかけて吐き出す。さっきから何度も繰り返した行為だ。
周りを見ると、自分と同じことをしている人物がいることに気づく。
私の名前は神谷。そしてここは面接会場の入り口の前だ。職安に求人を載せていた「第五紙業株式会社」の面接が今日、まさに今から行われているわけである。パイプ椅子に座らされ、我々は面接官が呼びに来るのを今か今かと待っている。
すると、目の前のドアから光が差した。
「お待たせしました。皆さんどうぞお入りください。」
なんだ、一人ずつの面接じゃないのか。
まあ会社のほうもたかが一人の人材のために貴重な時間と労力を無駄に裂くほどの余裕はないのだろう。
「それではおかけください。」
面接官に促され、我々は椅子に腰掛けた。
「さて、今から面接ですが、あなた方のことは履歴書を見れば大体分かります。こういっちゃ失礼ですが、特に取り柄もない方々ばかりです。ですから、面接はうち独自のやり方でやらせてもらいます。」
我々は顔を見合わせた。確かに私にはこれといってセールスポイントなんてものは持ち合わせていない。それは認める。
でも、うち独自のやり方っていったい・・・
「それでは早速試験を始めます。方法はいたって簡単。あなた方は座っているだけで結構です。我々が見て使えないと思った方にはすぐ帰っていただきます。」
なんだなんだ?座っているだけでいったいどうやって採用を決めるって言うんだ?
いろんなことを質問したかったが、ここで変に楯突いて不採用になるのも面白くない。
まあいいや、ダメでもともとだ。こうなりゃじっと座っててやるさ。
面接官は部屋の隅にある電気のスイッチのようなものを押すと、椅子に座って我々を観察し始めた。
2319:03/03/07 21:44 ID:2o4wEARA
>>20
そだね。
前スレ立った時からお気に入りだったんで、つい・・・
ゴメソ。
24名無しさん@毎日が日曜日:03/03/08 11:02 ID:qpPK2zhu
マッチポンプ応援age
25ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/08 11:27 ID:J4H7uQ+e
「マッチポンプ株式会社」2
10分ぐらいが経過したところだろうか。一人の男が大きなくしゃみをした。
「あ、どうもすみません。」
男はハンカチを出して口をぬぐっている。そこで試験管が言い放った。
「お疲れ様でした。あなたは帰っていいです。」
それを見て私は驚愕した。
(な、なんだって!?あいつはくしゃみをしただけじゃないか。それだけで不採用かよ!
こりゃうかつに動けないぞ。)
他の人もそう思ったらしい。ただじっと拳を膝に乗せて座っている。
すると、面接官が歩き出し、私を含めた4人の顔を交互にジロジロと見回し始めた。
「今決定しました。えーっと、あなた以外の人は全員お帰り下さい。」
指差されたのは私だった。
(私以外?ってことは合格か!)
思っても見なかった結果に、私は喜びと驚きが入り混じって複雑な気持ちだった。

10分ほどの休憩のあと、上役のような人物が現れ、待遇の説明を始めた。正直、これが一番聞きたかったことでもある。
「まず就業時間ですが、日勤と夜勤の交代制です。1週間日勤をしたら、次の週は夜勤をやっていただきます。
続きまして給与ですが、基本給30万円、あと通勤手当、皆勤手当、他に家族手当・・あ、これは関係ないか。こんなところですね。」
私は目を何度も瞬かせた。さ、30万だって!?
いままでバイトで食い繋いできた私にとって月に30万という収入は考えられないものだった。税金やらで引かれるとしても26、7万ぐらいはもらえるだろう。
「何か質問はありますか?」
私の聞きたかったことは金だけである。他に質問などない。
「いえ、だ、大丈夫です。」
「そうですか。じゃあ早速明日から働いてもらいます。朝7時半に下の事務室に来てください。」
26名無しさん@毎日が日曜日:03/03/08 11:33 ID:hqB2PeYp
赤毛連盟みたいな話になるのかしらん
27名無しさん@毎日が日曜日:03/03/08 13:43 ID:n5HaVh/J
先が気になる書き方がうまいですね。期待してます。
28ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/09 01:33 ID:dgNkqY/q
「マッチポンプ株式会社」3
そういってその男は部屋を出ようとした。ドアノブに手をかけたとき、何かを思い出したような素振りをし、振り返った。
「あ、そうそう。休日についての話がまだでしたね。」
そういえばそうだ。たしか求人票には「当社カレンダーによる」と書かれていたのだ。
「休日はちょっと特殊なんですが・・・雨の日が休みになるんですよ。」
な、なんだって?製紙会社に雨が何の関係があるんだ?
「他に何か質問は?」
そのことを尋ねようと思ったが、さっきより難しい顔をしていたのでやめておいた。
まあいい。いずれ分かることだろう。

長い無職生活にようやくピリオドを打てた私は気分上々だった。家に帰ると、冷えた缶ビールで一人で乾杯をした。
おっと、飲みすぎちゃいけないぞ。なんせ明日は初出社だからな。
いつもは明け方まで起きているのだが、その日は10時に寝た。

「おはようございます。今日からよろしくお願いします。」
会社のドアを開け、深いお辞儀をした。
「お、新人さんだね。話は聞いてるよ。」
眼鏡をかけた年配の人がそう声をかけた。どうやらこの人が工場長らしい。
「じゃあ早速仕事の説明をするからついて来てくれるかな。」

廊下を歩きながら、工場長は私に話しかけた。
「うちもね、本当は今経営が苦しくて、新しい人なんて入れるつもりじゃなかったんだ。」
「え・・じゃあどうして僕が?」
「いや、いままでやってた人が病気になっちゃってね。辞めることになったんだよ。」
「ああ、そうなんですか。」
その人のおかげで私が入れたのだから感謝すべきなのかもしれないな。
そんなことを思いながら歩いていると、工場長が足を止めた。
「ここが君の働いてもらう場所だ。」
ものすごく巨大な機械が置いてある。見上げるようなその機械はゆうに10メートルはあるだろう。
29名無しさん@毎日が日曜日:03/03/09 22:50 ID:183n4BIt
まってまーす
30ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/10 00:28 ID:SjRN9XvF
「マッチポンプ株式会社」4
「君にはこの機械が正常に動いているかを監視していてもらいたいんだ。」
「えっ?それだけですか?」
「ああ、だからといって適当にやられては困るぞ。会社全体にかかわることだからな。」
「はい、分かりました。ところでこれは何の機械なんですか?」
「それは追々説明していこう。」

そして私の仕事が始まった。といってもただそのものすごい音を立てて動く機械を見ているだけなのだ。すぐに飽きてしまう。
だから私はその機械が何の機械なのか想像することにした。
形的には・・・そうだな・・巨大な扇風機?なのかな。
これによく似たものをスキー場で見た覚えがあるような・・・そうだ!スノーマシーンだ!
雪が少ないときに人口雪を降らせるスノーマシーンにこれはよく似ている。
だけど製紙工場とスノーマシーンに何の関係があるっていうんだ?
そんなことを考えていると、チャイムが鳴った。どうやら昼休みらしい。
「おい、新人君、メシだぞメシ!」
ガタイのいい男が私を呼んだ。私はあわててその男の元に走った。

昼食は会社の食堂でみんな同じものを食べるようだ。ちなみに今日のメニューはヒレかつだった。
私はそれをつつきながらとなりの男に話しかけた。
「あの・・すいません。」
「権藤ってんだ。みんなは権ちゃんって呼ぶけどな。」
「じゃあ権藤さん。あの・・僕の監視しているあの機械っていったい何をやってるんですか?」
「ああ、あれか・・いや、俺もよく知らねえんだ。」
「そうなんですか・・誰に聞いたら分かるんですかね。」
「お前それを知りたいのか?」
「そりゃあ自分が見てる機械が何のための機械かってのは気になるじゃないですか。」
権藤は味噌汁を一気に掻き込むと、低い声でこう言った。
「お前、あんまあの機械の事を探らないほうがいいぞ。噂じゃあな、お前の前にあの機械を監視していた川上さんはそれを知ってしまったから辞めさせられたって話だぜ。」
驚いて私は彼の顔を見た。決して冗談を言っている顔ではなかった。
31ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/10 21:20 ID:SjRN9XvF
「マッチポンプ株式会社」5
「そ、そうなんですか。分かりました。」
「その代わり他のことだったら何だって教えてやれるぜ。何か聞きたいことはないか?」
そういえば私は会社のことをほとんど知らなかった。
「それじゃあ・・うちの会社で一番売れてるものって何なんですか?」
「お前、そんなことも知らないのか?」
権藤はそう言ってポケットに手を突っ込み、何かを取り出した。
「ほら、これだよ。」
それはポケットティッシュだった。
「へえー、そうなんですか。意外だなぁ。コピー用紙とかそういうもんだと思ってたけど。」
「確かにそうだな。でもうちのティッシュは一味違うんだよ。」
「え?どう違うんですか?」
「じゃあ試しにこれで鼻かんでみろよ。」
私は言われるままにそれで鼻をかんだ。しかし、どこが違うのかよく分からなかった。
「えーっと、よく分からないんですけど・・」
「お前馬鹿か?他の会社のティッシュよりも肌触りがソフトだろうが!」
「そ、そうなんですか。というよりあんまり鼻なんかかまないもんで・・・」
「まったく!これだから鈍感なやつは困る!」
たかがティッシュのことでそこまで言われるのも心外だったが、黙ってやり過ごした。
権藤はポケットティッシュを置いたままどこかへ行ってしまった。私はそこに残されたポケットティッシュを仕方なくジーンズのポケットに押し込んだ。
32名無しさん@毎日が日曜日:03/03/11 03:12 ID:4FtCt4/B
(・∀・)イイヨイイヨー
33名無しさん@毎日が日曜日:03/03/11 19:49 ID:ZUhlgXvn
続き期待(´∀`*)
34名無しさん@毎日が日曜日:03/03/11 22:16 ID:Alx9ToSA
――岩手から上京。現役英文家系女子大の三年生で、右も左もわからなかった入学当時に
ゼミの仲間から誘われたコンパで知り合ったごく普通の国立大学生と付き合うも、
約三ヶ月で破局。原因は彼の浪費癖と酒癖の悪さ。
身長162cm体重48kg、胸は申し訳なく程度あり、肌が白いのと指が長いのが
ちょっとした自慢。女子高生時代、同姓から二度交際を申し込まれた経験を有する。
色男の遊び人より真面目な不細工を、冷徹な企業戦士より温厚な販売員を、
猫好きより犬好きな人を好きになる傾向があり、又、そういう自分が嫌いではない。
学校の成績は小中高大総じて極めて良。ただ、祖父の教えでもある
「思い上がる者はいつか恥をかく」という言葉通り、勉学についてはあまり多くを
語りたがらない。というより、自分の事に関して多くを口にしない。
自慰は週に一度。翌日に学校もアルバイトもない日の夜、アパートで一人ワインを
嗜む程度に飲んだ後、もう何度も観返したであろう
映画「タイタニック(字幕吹き替えナシ)」を見ながら頬を赤らめて陰部を長い指で
ゆっくりと摩る。自分の好みとはまるで正反対だが、だからこそディカプリオを
見ると体中の火照りを押さえきれなくなる。
学校の友達から「凄く稼げる」アルヴァイトに誘われても、その仕事内容を
聞いただけで寒気がし、結果自分には一番向いていると、このアルヴァイトに
精を出す日々――


「はい200円のお返しですありがとうございましたまたお越しくださいませ」
…馴染みの本屋の女性店員に代金を払い、釣りを貰う迄の僅か数秒の間、
私はかような妄想に夢を膨らませる。
今年で27歳になる私にも春は来るのだろうかと思いながら…
35名無しさん@毎日が日曜日:03/03/11 22:51 ID:892iWXdo
>>34
新連載ならトリップとか付けた方が良いかと思われます。
36ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/12 00:01 ID:4qsmimCg
「マッチポンプ株式会社」6
勤めだしてちょうど一週間目に雨が降った。契約どおり今日は休みということになる。
しかし突然休みなどといわれても何もすることなどない。
「あいつらみんな日曜休みだしなぁ。まだダメ元でメールでも打ってみるか。」
私はあまり使うことのない携帯を取り出し、おぼつかない手つきでメールを打ち始めた。
数分後、返事が届いた。「仕事決まったならお祝いしてやるよ」という内容だった。
その連れはもちろん仕事だが、仕事が終わったあとに飲みに連れて行ってくれるらしい。
「おおー!奢りかよ!ラッキー!」
私はベッドに倒れこみ、久しぶりの飲み会に期待を募らせた。

夕方には雨は上がり、昨日までの夕暮れが西の空に現れていた。
3月とはいえ、まだ風は冷たく、強かった。
「よう!お待たせ!」
振り向くとスーツ姿の男が立っていた。学生時代からの友人の鷲尾だ。
「おう。わざわざすまんな。」
「何言ってんだよ。親友の就職が決まったんだから祝うのは当然だろうが。ほら、行くぞ!」
そういって鷲尾は歩いていった。あいかわらずマイペースな男だ。

「で、何の仕事に決まったんだ?」
鷲尾がタバコに火をつけながら聞いてきた。
「ああ、製紙工場だよ。」
「てことは紙作ってんのか。どうなんだよ仕事のほうは?」
「まあつまらない仕事だけどとりあえず続けていけそうだよ。」
「そうか。よかったな。」
あの仕事のことは黙っていた。突っ込まれても困るし、なによりも自分自身が説明できないのだ。
「それでさぁ、ハ、ハ、ハックション!!」
急に鷲尾がくしゃみをした。
「何だよお前?風邪か?」
「いや、あれだよ。花粉症。毎年この時期になるとこのザマだ。」
「そうか。大変だな。あ、これ使えよ。うちの会社で作ってるやつだけど」
私はポケットに入ってたままになっていたティッシュをやった。
37名無しさん@毎日が日曜日:03/03/12 00:49 ID:4qdy8TSv
(・∀・)イイヨイイヨー!!
38名無しさん@毎日が日曜日:03/03/12 20:10 ID:fE60S0MN
(・∀・) イイネイイネー!!
続き楽しみワクワク
39ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/12 22:52 ID:4qsmimCg
「マッチポンプ株式会社」7
「おう、サンキュー。」
鷲尾はティッシュを取り出し、鼻をかんだ。
「お、このティッシュなかなか肌触りがいいな。」
「そうかねぇ?何か先輩もそういってたけど。」
「いやいや、変なティッシュ使うと鼻が痛くてしょうがねえんだよ。でもこれはいいな。気に入った。よし、これからティッシュはこれにしよう。」
「お、毎度ありー。」
私はふざけてそう言ってみた。
何度もティッシュの肌触りを確かめる鷲尾を見て、私はちょっとだけ誇らしい気分になった。

次の日は見事なまでの快晴だった。
出勤すると、紙の材料になる木が運び込まれているところだった。
そこへちょうど権藤が通りかかった。
「あ、権藤さん、おはようございます。」
「お、オッス。何だお前、材料の搬入見るのは初めてか。」
「ええ、あんな大きい木をそのまま持ってくるんですね。」
「ああ、普通は皮とか葉とかは全部とってくるんだけどな、うちでは全部そのままで持ってくるんだ。まあその方が安上がりだからな。」
「そうですか。ところであれはなんていう木なんですか?」
「お前ニュース見てないのか?しょっちゅう出てるだろうが。」
そういえば思い出した。確かに毎日のように画面に映っていた木だ。
へえ、あの木が紙の材料になっていたのか。でもどうして私のセクションに運び込まれているのだろう。ここには商品を製作するラインなどないのだが。
40名無しさん@毎日が日曜日:03/03/12 23:37 ID:dvJYgIDa
>>35
>>34は恐らく連載ものではない本当の妄想
こういうのもこのスレの元々の趣旨にあってていいんでない?
違ったらスマソ
41名無しさん@毎日が日曜日:03/03/12 23:48 ID:bN0cK7ZP
>>39
先の展開が読めないな〜。面白い。
42名無しさん@毎日が日曜日:03/03/13 04:14 ID:L/GbUHam
(・∀・)イイヨイイヨー!!!
43山崎渉:03/03/13 11:47 ID:cK2aqvvR
(^^)
44名無しさん ◆xj9Qa0eajo :03/03/13 23:34 ID:x6wnBVYX
ツイスターさんがんがれ〜
45ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/13 23:38 ID:ljlgXy6b
「マッチポンプ株式会社」8
「さて、今日もいっちょがんばるか!」
権藤さんがそういいながら私の背中を叩いた。
「はい、今日はやる気満々ですよ!」
「お?いったいどうしたんだ?」
「いや、実は昨日ですね・・・」
私は昨日の友人との一部始終を話した。権藤は頷きながらこう言った。
「そうだぞ。俺たちの仕事は確かに目に見えて結果が現れるようなことはない。だが、俺たちの仕事も必ず誰かの役に立っているんだ。それを忘れるなよ。」
「はい!」

私は改めて、自分が監視するその機械を見つめた。
24時間休むことなく、なにやら白い粉のようなものを巻き上げながら動いている。
一体何の役に立っているのかは分からないが、そんなことを考えるのはもうやめにした。
そっと目を閉じるとみんなの喜ぶ顔が目に浮かぶ。そう、私の仕事は回り回ってみんなを幸せにするのだ。
誰かがラジオのスイッチを入れた。そこからは天気予報に続いて花粉情報が流れた。
「この地方では例年の4倍以上の花粉が飛んでいます。今日は風も強く、大変花粉が飛びやすいです。花粉症の方、お出かけの際にはマスクやティッシュをお忘れにならないようにしましょう。つづいて交通情報です・・・・」
私は目の前の機械に手を当て、呟いた。
(今日もみんなの為に頑張ろうぜ、相棒)
その機械は私の呼びかけに答えるようにモーター音を高鳴らせたような気がした。

おわり
46ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/13 23:40 ID:ljlgXy6b
あんまりオチって言うオチはないけどわかってくれたかな?
47名無しさん@毎日が日曜日:03/03/13 23:40 ID:J1FfA0EO
ツイスター降臨(゚д゚)
48名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 00:16 ID:KyF6TL+e
>>46
そりゃわかりますよ。花粉製造装置ってことですよね。
おもしろかったです。
49名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 01:32 ID:WgX3AhwC
          ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) < 他の作者まだ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        |    age     .|/


50名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 01:47 ID:7jdc+c00
(´-`).。oO(ツイスターたんのHP,シンプル&見やすくしたら名サイトになるんじゃないかナ・・・)
51名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 02:07 ID:WuVG/lx4
ツイスターたん、おもしろかったYO
52名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 02:34 ID:+fUsARG5
>>46
面白かったよー。でも花粉症の自分としては機械が憎いw
53名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 02:42 ID:ZxZAIBFn
(・∀・)オモロカッタヨ!!
54ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 22:42 ID:+KYjARCS
皆さんどうもありがとうございました

>>50
そうしたいんだけど時間がなくてできない
自分が使いやすいHPがテーマだしね
そのうち変えるかも
55ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:40 ID:+KYjARCS
毎度おなじみの「こじつけで綴る一年」シリーズです
今回は「ホワイトデー」で
56ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:45 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」1
おっ、また君か。一ヶ月ぶりだね。今日はどうしたんだい?
おや、その手に持ってるのはなんだい?え?お返し?ああ、今日はホワイトデーか。
そういえば君は例のあの子にチョコをもらったんだったね。あれはどうだったんだい?おいしかったかい?
え?味なんて分からなかった?失礼なやつだな君は。せっかく彼女が心を込めて作ったって言うのに。
何だって?僕のせい?なんでも人のせいにするのは君の悪い癖だなぁ。
で、今日は何を彼女にあげるつもりなんだい?ああ、クッキーか。なぜ君はクッキーを選んだんだい?
まあ、そうだね。確かにクッキーはホワイトデーにあげるものの代表的なお菓子だよね。それは間違いない。
でもちょっと待ってくれよ。どうしてバレンタインデーがチョコレートをあげる日なのにホワイトデーはクッキーなんだろうって考えたことはないかい?
よし、まだ僕の約束の時間までちょっとあるからそれを君に話してあげよう。

バレンタインデーがだいたい定着した頃、チョコレートメーカーは悩んでいた。どうしてだと思う?
それはバレンタインデーのもたらしたチョコの売り上げがいろんな企業が参入したせいで伸び悩んでいたからだ。
このままでは衰退していくのは時間の問題だ。そこであるチョコレートメーカーは毎日のように会議を開いた。どうしたらチョコレートの売り上げが伸びるのか。
会議は毎晩のように行われた。そして、ついに妙案が出た。
それがホワイトデーを制定することだったんだ。
「バレンタインデーのお返しをする日を作りましょう!」
確かに女の人があげるだけでお返しがないと言うのもおかしな話だ。その意見には会社の上層部も喜んで賛同したよ。
そしていろんな意見を出し合い試行錯誤を重ねた。その結果、こういう作戦で売り出すことに決まったんだ。
それは、バレンタインデーの1ヵ月後に男性が女性にお返しする日を設けるということ。
それと、バレンタインデーは茶色いチョコレートが定番だったから、そのお返しはホワイトチョコレートでということだ。
そう、「ホワイトデー」の名前の由来はここだよ。白ってのはなんとなく神聖な感じがするからぴったりだよね。
57ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:45 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」2
しかし、この案が出たのは2月14日も過ぎた頃だったんだ。だからみんな慌てたよ。早くしないと3月14日に間に合わなくなってしまう。
それに今年を逃してしまったら、いつ他の会社が同じ事を考え出すか分かった紋じゃないからね。
だから彼らは急いでホワイトチョコを大量に発注した。そして、普段は普通のチョコレートを作っているラインを大幅にホワイトチョコ用に変更したりしたんだ。
そして作業員は残業しまくってホワイトチョコの生産に当たった。とにかく前日までに何千何万というホワイトチョコが必要だったんだからね。
でも、最後の最後に問題が起きてしまった。なんと、原料のホワイトチョコレートが足らなくなってしまったんだ。
しかも、その時の時間は夜中だ。どこの会社も開いてなんかいなかった。
作業員たちは困ったよ。どうしようかとみんなで考えたが何にもいい知恵は出てこない。
そのうちに、「もうやめよう」と言い出してしまった。そして勝手に休憩を始めてしまった。

しかし、思いがけないところに解決の糸口があった。休憩中に誰ががおやつを持ってきたんだ。それは何だと思う?
ほら、君が今持っているやつだよ。そう、クッキーだ。
誰ががクッキーを持ってきて食べていたんだ。そしてそれをみんなに配り始めた。
それが意外とおいしくてね。みんな喜んで食べたらしいよ。
どうやらそのクッキーはとあるお菓子会社が売る当てもない試作品を作りすぎてしまったので、それの余りをもらったらしい。
その時、一人が呟いたんだ。
「これにホワイトチョコレートを塗れば・・・・・」
なかなか頭がいいと思わないかい?。確かにクッキーにコーティングするようにすればホワイトチョコレートも少なくてすむ。
さっそく彼らは実験したよ。そのクッキーにホワイトチョコを塗ってみたんだ。そして一口食べてみた。
「うまい!」
それはお互いの味を殺さず、いい所だけを引き出した申し分のない味だったそうだよ。
58ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:46 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」3
そこで工場長はそのクッキーを持ってきた作業員に聞いたんだ。このクッキーはまだあるのかってね。
どうやらその試作品はまだ倉庫に大量に残っているということだった。彼らは急いでトラックに乗り、それをもらいにいったんだ。
そのクッキーを作った会社も、大量の不良在庫を買ってくれてホクホク顔だったよ。なにしろ夜逃げを考えていたぐらいだからね。

彼らは急いで会社に戻り、クッキーにホワイトチョコをコーティングする作業に没頭した。
すでに作ってあったホワイトチョコを溶かす者、そのチョコをクッキーに塗る者、それを箱に入れる者、さらにそれをラッピングする者。それは流れるような速さだったらしいよ。
そしてだんだん明るくなってきた頃、ようやく予定数を生産することができたんだ。

ところで君はそのクッキーをどこで買ったんだい?ああ、あそこのデパートか。
そりゃ奇遇だね。ちょうど僕も今あそこのデパートで警備員やってるんだよ。
あそこはお菓子売り場が広くていいよね。いろんな種類があるから迷わなかったかい?

ええと、どこまで話したっけ、あ、そうそう。
その直後、その会社のお偉いさんが見に来たんだ。
そして、その出来上がりを見ると満足そうにうなずいた。そして、一番上にあった一箱を取ると、急いで工場の外に止めてあった車に乗り込んだんだ。
どうしてって?そりゃあれだよ。せっかくつくったってPRしなきゃ意味ないだろ。
彼はマスコミと芸能人を使ってホワイトデーを世の中に浸透させようとしたんだ。
彼は車を飛ばしてテレビ局まで走ったよ。
59ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:46 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」4
彼が着くと、すでに用意されていた記者会見の席はカメラを持った取材陣でいっぱいだった。そして中央には当時人気があったアイドル歌手がいたんだ。
彼は得意げに今もって来たばかりの包みを取り出すと、こう言ったんだ。
「みなさん、最近ようやく日本でもバレンタインデーが定着しましたが、女性が男性にあげるだけでは不公平ではないでしょうか。
ですから、我々は今日3月14日をホワイトデーと呼び、男性から女性にお返しをする日に制定しました。」
取材陣からはどよめきが起こった。そしてある記者がこう質問したんだ。
「すみません、どうしてホワイトデーと言う名前なんでしょうか?」
その質問に彼はこう答えたよ。
「それは、この包みを開けてもらえると分かると思います。」
そして彼はその包みをそのアイドル歌手に渡した。彼女はドキドキしながらそれを開けたんだろうね。

ちょうどその時と同じ頃、さっきのチョコ工場では一仕事終えて休憩を取っているところだった。
そして一人がこう言ったんだ。
「おい、ここにおいてあったクッキー知らないか?」
そう聞いても誰も答えない。しばらくして一人が思い出したように言った。
「ああ、そこにおいてあったやつなら一緒にラッピングしちゃったわよ。最後にラッピングしたやつがそうよ。」
彼は安心してそれを探した。しかし、どこを探しても見つからない。そう、それこそがお偉いさんが持っていってしまったものだよ。
60ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:47 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」5
会見場ではざわめきが止まらなかった。しかし、一番驚いたのはそのお偉いさんだろうね。
だって彼女が開けた包みの中からはホワイトチョコではなくクッキーが出てきたんだからね。
「あら、おいしそうなクッキー!」
よりによって彼女はクッキーが大好物だったんだ。それをつまむと、口の中に入れた。
そして「おいしい!」と言ったんだ。
さらにこんなことも言ったよ。
「バレンタインのお返しだなんていうからてっきりチョコレートかなんかが入ってるのかなーとか思ったけど、これならいいですね。だってチョコレートってカロリー高いんだもの。女の子にはこっちのほうが喜ばれると思います。」
お偉いさんは立場なしだよ。そんなこと言われちゃったから、彼はただヘラヘラしてるしかなかった。心の中では大泣きだったんだろうね。

そして次の日の新聞にはそのことがでかでかと報道されてしまった。そのチョコレート会社はわざわざ大枚はたいて他社の宣伝をしたわけさ。
そのおかげで例の試作品だったクッキーはバカ売れだよ。
そのかわり残業しまくって作ったホワイトチョコはそのまま倉庫で眠ることになったんだ。
気の毒な話だよ。たった一つの間違いのせいでこんなことになるなんてね。

その後、そのチョコレート会社は仕方なくクッキーの開発に乗り出したんだ。
しかし、昔からクッキーを扱ってる会社になんて歯が立つわけはない。
結局その方面に多額の投資をしたせいで経営は悪化、ついには倒産と言う運びになってしまったんだよ。
それとは逆にそのクッキー会社は倒産寸前から一変、上場企業へと転身さ。これだから人生ってのは分からないよね。
61ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/14 23:47 ID:+KYjARCS
「ホワイト修正」6
とまあこういうことだよ。ホワイトデーの由来ってのは。
でもね、僕はやっぱりこのままじゃよくないと思うんだ。だって本来はホワイトチョコレートをあげる日だったはずなんだからね。
だから僕は自分にできることをしてみたんだよ。さっき僕がデパートで警備員してるって言ったよね。
ついこないだ夜中に店内を見回る機会があったんだけど、その時棚に陳列してあったクッキーを全部ホワイトチョコに取り替えておいたんだ。
君がそれを買ったのはいつかな?間に合ったらいいんだけど。
別に中身が何だろうと気にしないだろ?それに歴史をちゃんと伝えるのは僕たちの使命だと思うんだ。違うかい?

おっと、もうこんな時間か。じゃあ僕はそろそろ行くよ。
君はちゃんとそれを彼女に渡すんだよ。それが僕にとって最大のお返しだ。
え?何ももらってないって?そんなはずはない。僕は君に素敵な時間をプレゼントしたはずだよ。
62名無しさん@毎日が日曜日:03/03/14 23:59 ID:K4Oo3mFY
(・∀・) イカッタヨー!
63名無しさん@毎日が日曜日:03/03/15 02:54 ID:Thdg3YIU
いいね
「なぜ今日クッキーなのか」って事で
「Why today?」なんてね
64名無しさん@毎日が日曜日:03/03/15 02:55 ID:Thdg3YIU
ごめん
せっかくなのでageます
65名無しさん@毎日が日曜日:03/03/15 15:46 ID:ktXYIV4X
次は4月1日でつか
66ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/15 17:54 ID:ppXCYblm
やっとうちのページでいままでの妄想をアップしました
載ってないのもありますがご了承ください

http://page.freett.com/36cube/
67名無しさん@毎日が日曜日:03/03/15 19:13 ID:brsb2wbL
ツイスタータン毎日日記も書いてるのね・・・凄ひ。
68ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/16 23:29 ID:o4+DXUf2
>>67
うん
おれは基本的にアクセス厨なので毎日来てくれ
なるべく毎日日記書くので
69ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/18 22:18 ID:DF5cHGqA
誰か書かないのかなぁ・・・
70名無しさん@毎日が日曜日:03/03/20 22:28 ID:4HCKHYvd
誰か短くてもいいからヒキモッコリキボンヌ。
俺は前スレに書いたら空気を止めてしまった。もう自信が無い。
71ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/21 09:17 ID:xo61T/hF
>>70
てか前スレほとんど人がいなかったんじゃないか?
すでに空気は止まっているので書いてみたら?
72名無しさん@毎日が日曜日:03/03/21 11:18 ID:+4/bV8eL
>>71
あの時に挫折してもうてそれ以来書いてなかったり・・・現在txtファイルで10kくらい。
73山崎パン:03/03/21 17:06 ID:YzWXbfKe
(^^)
74名無しさん@毎日が日曜日:03/03/22 10:52 ID:RWLzaq3f
うーむ、やっぱり本スレに書くのは気が引けるから前スレの方にちょくちょく書いてみようと思います。
どうか皆さんよろしくです。
75名無しさん@毎日が日曜日:03/03/22 23:08 ID:oE0mkN8L
>74
いいね〜。続き楽しみにしてるよ!(´ー`)y-~~
76ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/03/28 23:04 ID:Av9WfJIi
更新の話だけど、おれは毎日ちょっとずつの方が好きだな
その方が分かりやすいし
たくさん出されると前のほうの話し忘れちゃうしね

まあやりやすいほうでやってくれたらいいけど
77 ◆MziKgwm6XM :03/03/28 23:25 ID:VRIMi76h
早速のレスありがとうですー。
ちょうど今日書いた所までで全部出し尽くした所なんでちょっと迷ってたのです。
前の方の話忘れちゃうってのには共感しました。大事なこと忘れてましたね。。(恥)
よし、一日一回を目標に今までよりマターリにいってみます。
自分の脳内では現在の所お話の約1/3を通過してます。それにしても今年は花粉がきつい・・・。。
78名無しさん@毎日が日曜日:03/03/31 16:06 ID:ISiZGOja
>>77
(・∀・)イイヨイイヨー
79ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:27 ID:soI/dpZl
さて、4月1日ですね
80ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:28 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」1

お、一体どうしたんだい?そんなに慌てて。
え?家が家事?そりゃあ大変だ。ちょっとまって、僕がタクシーを拾ってあげるよ。
・・・うーん、なかなか通らないな。
え?何だって?嘘?ちょっと待ってくれよ。何だってそんな嘘をつくんだい。
・・・そうか、今日は4月1日か。だから君は嘘をついたって言うんだね。
いや、別に怒ってなんかいないさ。ちょっと悲しかっただけだよ。
どうして悲しいかって?そうか、君はどうして今日が嘘をついていい日になったのかを知らないんだな。
よし、じゃあ今から僕がそのわけを話してあげよう。そしたら君もそんな嘘をつくなんてこをはやめると思うんだよ。

その昔、小さな国があったんだ。その国の王様はとても誠実な人で、曲がったことが大嫌いだったんだ。
その王様になる前までは、殺人、強盗、賄賂、詐欺が横行していた。しかし、彼が王様になってからはそんなこともほとんどなくなったんだ。
それらのことは王様の大嫌いなことだったからね。
そしてその中でも一番忌み嫌ったのは嘘をつくことだったんだ。
だから王様は、嘘をついた人に対して百叩きという厳しい処罰を科したんだよ。
そして王様はそれを取り締まるために、町には警備のための兵士を至る所に置いたりしていた。
そのせいもあって、その国はとてもピリピリしていた。なんせ嘘をついたのを聞かれただけで百叩きだからね。喋るにしても慎重になるさ。
だから必ずしもこの王様の評判もよかったわけじゃない。過ぎたるはなお及ばざるが如しってやつさ。
81ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:28 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」2

さて、王様には一人の息子がいたんだよ。
王様は彼をたいそうかわいがった。なぜなら一人息子だったからね。ゆくゆくは王様についでこの国を統治させるつもりだったんだろう。
彼はすくすくと成長し、ついに15歳の誕生日を迎えた。
しかし、誕生日からしばらくして、彼を病が襲ったんだ。
彼はベッドから起き上がることができなくなってしまった。
王様はたいそう悲しんだよ。そりゃあそうだよね。たった一人の息子がこんなことになってしまったんだから。
でも王様はそんな素振りを国民に見せることなく、立派に務めを果たしていたんだ。

しばらくそんな日が続き、16歳の彼の誕生日が近づいてきた。
あ、肝心なことを言い忘れてたよ。王様の息子の誕生日がたまたま4月1日だったんだ。
そこで王様は少しでも息子を元気付けようと、彼にこう言ったんだ。
「もうすぐお前の誕生日だな。何でも好きなものを言いなさい。お前に与えてやろう。」
王様は自分の息子でも決して甘やかさないことで有名だった。でもその王様がこんなこと言うなんてよっぽど彼の病状は悪かったんだろうね。
でも彼は首を振るばかりで何がほしいとも言わなかったんだ。王様は困ってしまったよ。
そして「じゃあどうしてほしいんだ?」と聞いたんだ。
すると彼はこう答えたよ。
「外に出たい。」
そう、彼はかれこれ1年の間、外に出ていなかったんだ。
僕が彼の立場だったらおかしくなってどうかなってしまっているかもしれないね。
もちろん王様は彼を外に連れて行ってあげたよ。誰だってそうするだろう。
でも彼の主治医はそれを良しとしなかった。そりゃ彼の病状からしたら外に出るなんて自殺行為だったんだからね。
主治医は「外に出るなんて危険です。他の病気を併発するかもしれないですよ。」と言って必死に止めた。
それでも王様は息子を連れて外に出て行ってしまったんだ。それぐらいの事はしてやりたいと思ったんだろうね。
82ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:29 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」3

王様は息子を車椅子に乗せ、外を散歩したんだ。その日は運良くいい天気でね。ほら、桜のつぼみが今にも花を咲かせようとしているところだったよ。
そこで彼が聞くわけだよ。「ねえお父さん、この花が咲くのを僕は見ることができるかなぁ。」って。
王様はそれを聞いて涙を目にためながら言ったよ。「馬鹿なことを言うな。見れるに決まってるじゃないか。」ってね。
でも息子は悲しげに笑うだけだった。
そこで王様はこう続けた。
「実はな、さっき主治医の先生に聞いたんだが、お前の病気はだんだんよくなってるらしいぞ。このまま行けばあと2,3ヶ月で歩けるようになるらしい。」
もちろん主治医の先生はそんなこと言ってないよ。それどころか外に出しちゃ行けないとまで行ってたのにね。
でもそれを聞いた息子の顔はちょっと明るくなったんだ。「本当?やったぁ!」なんていうわけだよ。やりきれないよね。

さて、そのやりとりを偶然そこにいた村人が聞くわけだよ。
え?まぁまぁ、焦るなって。それより王様の話だ。
城に帰ると、息子の様子がおかしいことに気づいた王様は急いで主治医を呼んだ。
主治医は顔を曇らせて、だいぶ悪くなっているという旨を王様に告げるんだ。
王様はそれこそあらゆる術を尽くした。漢方、祈祷・・・でもどれも息子をよくすることはできなかったんだ。

一週間後、息子は死んだよ。
王様はたいそう悲しんだ。そりゃ一人息子が死んだんだ。誰だって悲しむよね。
そこで王様は息子の葬式をやろうと思った。
最後は何もできなくて死んだ息子のために、葬式ぐらいは盛大にやってやろうと思ったんだな。
しかし、それもそうは行かなくなった。
なぜなら、城の前に群衆が押しかけていたからだよ。
83ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:29 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」4

彼らは口々に「王様は嘘をついた。罰を受けるべきだ!」と騒ぎ立てた。
何事かと聞いてみると、あのときの息子とのやりとりを聞いていた村人が村中の人々にそれをしゃべったんだよ。
その話を聞いた人々の中には、昔嘘をついて、百叩きの刑に遭ったものもいたんだよ。
そのことで王様を恨んでいたんだな。そいつが率先してこの暴動を起こしたってわけだよ。
王様が外を見渡すと、そこには大勢の民衆が「大様は嘘つきだ!」と騒ぎ立てていた。
大様の家来は「どうしましょう?おとなしくさせましょうか?」と剣を抜きながら王様に聞いた。
しかし王様はそれを諌め、「いいんだ。私を規定どおり百叩きにしなさい。」とこう言うわけだよ。

なんとも立派な王様じゃないか。自分だけを特別扱いせずに、刑を受けると言うんだよ。なかなかできることじゃないよね。
家来は仕方なく、王様を処刑場に連れて行ったんだ。

処刑場は民衆からも見えるような造りになっていた。王様の姿が見えると彼らはいっそう騒ぎ出したよ。
そして王様は処刑台に立ち、うつ伏せに寝転んだ。
いつもは刑執行に慣れてる執行人も、さすがに王様を百叩きにする日が来るなんて思っても見なかったんだろうね。
2人いた執行人はどうしたものかお互いの顔を見つめあっていたよ。

84ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:30 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」5

しばらくすると、なかなか刑を執行しない執行人にいらだった民衆が騒ぎ出したんだ。
「おい!王様の犬め!さっさと百叩きにしろ!」
民衆の声にたじろぐ執行人に王様はこう言うんだよ。
「お前たち、このままだと民衆が暴れだしてお前たちまで巻き添いを食ってしまう。さっさと私を百叩きにしなさい。」
なんてすごい人だろうね。こんな状況でも他人のことを思いやれるなんて。
処刑人は覚悟を決めて、王様に向かってこん棒を振り下ろした。
その瞬間、民衆から歓声が上がったよ。
2発、3発と続けて彼らは王様を打った。10発ぐらい打ったところでたまらなくなり彼らはもう一度王様に言うんだ。
「王様、自分たちにはこれ以上王様を打つことはできません。」ってね。
しかし王様はそれに答えてこう言った。
「こんな痛み、息子に比べればたいしたことなどない。私は確かに嘘をついたが、後悔などしてない。あのときの息子の笑顔を見れただけで満足だ。さあ、叩け!」と。
すると、彼ら2人はこん棒を放り投げてこう叫んだ。
「王様の百叩きの刑は滞りなく終了した!」

まだ10回しか叩いてないのに彼らはそれが終わったと言ったんだ。
当然民衆は収まらない。みんな口々に騒ぎ立てたよ。
「奴らは嘘つきだ!おい、他の家来ども、あいつら2人を百叩きにしろ!」てね。
王様も、なぜそんな嘘を?というような顔で彼らを見た。
そして彼らはこう言ったんだ。
「よし、我々は嘘をついた。だから我々を百叩きにしろ」って。
そこにいたほかの家来は動揺した。こんな展開は誰も予想してなかったんだろうね。
しかし、そこにいた家来すべてが口々に言ったんだ。
「我々も百叩きが遂行されたのを確かに見届けた!」
85ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/01 21:30 ID:soI/dpZl
「エイプリル・シュール」6

すると、民衆のほうからもちらほらとこんな言葉が飛んできたんだ。
「私も確かに見ました。ちゃんと百回叩いていましたよ。」
「王様は立派だ。息子のために百叩きに応じたのだから。」
よく見ると、反発しているのは一部の人だけで、後の民衆はみんな拍手を送っていた。
中には泣いている人もいたよ。
「私たちはこんな立派な王様のいる国で暮らせて幸せです。」って言ってね。
そしてその反発していた人たちも何も言えなくなってしまったよ。
王様はこのことがきっかけで前よりもいっそう民衆に慕われるようになったんだって。

この事件のあと、王様もちょっと反省したよ。
今までは厳しくしすぎたってね。やっぱり嘘が必要なときはあるからね。
だから王様はそれからと言うもの、善意のある嘘だけは許したんだ。
そして、彼の息子の誕生日である4月1日だけは、どんな嘘もついていいという決まりにしたんだよ。

わかったかな。つまりそういうことだよ。
だからって、君みたいに他人を傷つけるような嘘をついていいと思うのかい?
この日を制定した王様はきっとそんなことは望んでいなかったはずだよ。
いや、まあ知らなかったんだからしょうがないか。これからは気をつけてくれよ。

おっと、もうこんな時間か。それじゃあ僕はこの辺で。
あ、それと、今の話は全部嘘だからね。はははは。
86名無しさん@毎日が日曜日:03/04/02 00:19 ID:oNId6nSS
>ツイスターさん
このシリーズ(・∀・)オモロイ!!
次はゴールデンウィーク???
87 ◆MziKgwm6XM :03/04/04 13:31 ID:wBOEwHOR
自分も楽しく読ませていただきました。
最後の全員が嘘を付き始める所は大逆転ー!って感じで読んでて凄く楽しかったです。
次はゴールデンウィークか、母の日か、はたまた・・・・?
よーし、自分もがんばろっと。応援してくれてる皆さんの期待に添えられるように。
88名無しさん@毎日が日曜日:03/04/04 16:46 ID:lCGgcKai
89 ◆MziKgwm6XM :03/04/06 02:29 ID:78T6ypvz
今続きを書こうと向こうのスレにいってきたらどうやらついに容量がオーバーしてしまったようです。。
なので、その続きをこちらの方に書かせてもらいたいのですがOKでしょうか?
90 ◆MziKgwm6XM :03/04/06 12:43 ID:78T6ypvz
誰もいなさげだ・・・どうしよ。。


返事が無かったら明日の昼頃にはここに書いていくと思います。無断でスマソ。。
91ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/06 16:27 ID:24vxXc96
オッケーオッケー!
どんどん書いてくれ
92 ◆MziKgwm6XM :03/04/06 20:28 ID:78T6ypvz
ありがとうございやす。
その許可、ありがたく甘えさせて頂きやす。(何故か時代劇風)
またいつも通りマターリいかせていただきます。ではでは。。

ちなみに今までのはこちら。
http://human.2ch.net/test/read.cgi/dame/1037386275/943-971
93 ◆MziKgwm6XM :03/04/06 20:29 ID:78T6ypvz






翌日。

雨こそ降りはしない。
しかし昨日と変わらず灰色の空。
太陽の光が届かないほどにその色は濃い。
ただ違うのは、辺りを埋める暖かい空気。
ほんの少しの温度が、街の景色を変える。

そんな空気に誘われたのか、彼もようやく目を覚ます。
彼はいつもと同じように辺りをゆっくりと見回している。
傍らには食べ終わったおにぎりの袋。
側にある花は長い寒さに耐えてようやくつぼみを付け始めた。
遠くに見える大きな一本木は今日も変わらない。
これがこの街。今日も変わらない景色。彼は空を仰いだ。
94 ◆MziKgwm6XM :03/04/06 20:29 ID:78T6ypvz
一通りのことを終えた彼は、いつもの日常に移動しようとする。
まず彼が朝一番にすることはその空腹を満たすこと。
朝一番に一回、昼の終わりに一回、これが彼の定番時刻。
今までの経験や彼の癖、それらが重なって出来たのがこの時刻である。
朝の食事については、彼が朝一番に散歩をしていたことが大きい理由にもなっている。
散歩のついでにお腹も満たしておくか、なんていういつもの彼らしい考えだ。
早速彼は小銭を確認しようとポケットに手を忍ばせる。
いつもなら何気なくやり過ごすはずの動作のはずだった。

しかし、彼の手に伝わったのは手慣れない感覚。

小銭とは明らかに違う感触。立体。
あまりにも覚えの無い感覚。
驚いたような表情で彼はそれを抜き出す。


出てきたのは、ボールペンだった。


同時に彼は記憶を思い出す。
昨日の雨の日の、些細な出来事。
彼の頭に思考が過ぎった。
と同時に街の景色が入り込んでくる。

だけど、ここにいたってどうしようもないな。

適当に流されるまま、彼は散歩へ出ることにした。
95 ◆MziKgwm6XM :03/04/09 22:45 ID:fAcnaP13
皆さんごめんなさい!力いっぱいごめんなさい。
明日絶対続き書きます。本当すいませんとしか言えないです。
言い訳になるから詳しくも言いません。本当力いっぱいすいません、今土下座しながら書いてます。。

彼はあの些細な出来事からどう変わっていくのか。
これを今一度思い返してもらえると嬉しいです。

96名無しさん@毎日が日曜日:03/04/10 13:14 ID:8g5zr1Kv
大丈夫。マターリ待ってるから自分のペースで書いてくれ
97 ◆MziKgwm6XM :03/04/10 22:28 ID:+Y7a+u7H



そしていつもの散歩道。
家があって。道路があって。建物があって。
しかし逆に言えばそれしか無いのだろう、平坦な土地に入り組んだ路地。
山も海も無い場所。平坦で。無機質で。直角で。
薄く響くのは道の音。一日中止むことの無いわずかな振動。
そして何も響かないこの街ではこれが街の音。
もう慣れた音。でも耳を澄ましながら。頭に過ぎる思考を振り払うように。

98 ◆MziKgwm6XM :03/04/10 22:34 ID:+Y7a+u7H

実の所、あれから彼は不思議な気持ちを感じていた。
それは今までに彼が経験したことの無い、不思議な気持ちで。

―どうしてあんなことしたんだろう。
 自分が行かなくたってどうにかなったのに。
 どうしてあの時。どうして。―

理由を考えようとすればするほどこの不思議な気持ち。
探ろうとすればするほど頭は重くなって。
これは恋愛感情なんてありきたりなものじゃなく、もっと違うもの。
ただ、彼にはこの不思議な感覚が耐えられなかった。
自分らしくない、とでも言ったらいいのだろうか。
とにかく彼はその感覚にならないように、わざとそのことを思わないようにしていた。
考えないように。考えないように。

そうこうしている内に、彼はいつものコンビニに足を運んだ。
99魔法が写し出す〜:03/04/13 01:15 ID:AHCi8jvx
前スレ逝ったね。
100100:03/04/13 01:20 ID:AHCi8jvx
さて続きをゆっくり待ちますか。
100 get's
101 ◆MziKgwm6XM :03/04/15 18:05 ID:n+iYQA5z



「いらっしゃいませー」

やる気の無い声と笑顔の無い顔。いつも通りの光景。
平日の早朝というだけあって店内に人の姿はほとんど無い。
店員も夜勤明けと思われる若い男性が二人だけ、会話もせず随分眠そうにしている。

彼はまず普段と同じように雑誌置き場に目を通す。
半ば綺麗にまとまっている店内ではあるが相変わらずここだけは散らかっている。
誰かが読んでいったであろう雑誌の数々。見るも無残に散らばっている。
そんな散らかった雑誌売り場に一通り目を通すものの特に目に付くような本は無く。
彼は仕方無しにいつものコースを辿って弁当売り場に移動する。
さて、今日のご飯は何にしようか。と言っても朝は決まっておにぎりしか買わないのだけれど。
いつも通り彼は気分に任せて今日はオレンジのパッケージを選んだ。

レジのやりとりも終え、彼は独りコンビニの屋根の下で朝食をする。
いつもと変わらない味。飽きずに食べ続けられるのは彼が偏食がちなせいかもしれない。
それにしても今日は暖かい。
光も届かない曇り空にしては随分今までより暖かく。
この早朝でさえこんなに暖かいのだから昼にもなればもっと暖かくなるのだろう、
これも新しい季節へ変わり始めている証拠なのかもしれない。
路地の隙間に生える雑草が、どこか力強く生きているように見えた。
102山崎渉:03/04/17 11:08 ID:l+PwN5iM
(^^)
103名無しさん@毎日が日曜日:03/04/19 16:29 ID:UXuf5Tww
hosyu
104山崎渉:03/04/20 01:54 ID:HlordJmR
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
105山崎渉:03/04/20 05:37 ID:PU5XcN5/
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
106名無しさん@毎日が日曜日:03/04/22 14:08 ID:QgKK3VFk
ホシュガテラフタリマトメテ
  ( ・∀・)   | | ガガッ
 と    )    | |
   Y /ノ    .人
    / ) .人 <  >__Λ ∩
  _/し' <  > Λ∩ ^^)/
 (_フ彡 V ^^ )/   / ←>>104
            / ←>>105
107名無しさん@毎日が日曜日:03/04/25 01:08 ID:MuvCYlby
hosyu
108ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/26 20:24 ID:olZYDSKc
場つなぎ程度に今日載せた日記をはっつけておく
109ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/26 20:25 ID:olZYDSKc
男はずっと研究室に閉じこもっていた。
「先生、たまには休まれてはどうですか。」
「いやいや、これを完成させるまでは休めんよ。」
男はそういってちょっと笑うと、再び机に向かって図面のチェックを再開した。

男が家に帰ると、いつもとは様子がおかしいことに気づいた。妻が疲れて突っ伏しているはずのテーブルには、冷めた食事の代わりに一枚の紙切れが置いてあった。
「この生活に疲れました。息子と一緒に実家に帰ります。」
不思議と何の感情も沸いて来なかった。そういえばここ最近まともに会話を交わしたことなどなかった。今までよくもったなという表現が正しいぐらいかもしれない。
そういえば息子は今年中学に上がるところだったな。そんな時期にまともに家に帰ってこない夫にうんざりするのももっともだ。自虐的な笑いを浮かべ、男はベッドに身を委ねた。

110ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/26 20:25 ID:olZYDSKc
2年後

「先生、おめでとうございます。」
「ああ、ありがとう。」
「それにしてもさすが先生ですね。漫画の世界だけだと思っていたあの携帯電話を発明してしまうなんて。」
「いやいや、私だけの力じゃないよ。みんなの協力があったからこそだ。」
男はついに携帯電話の発明に成功した。周りからは賞賛の声を浴び、彼は自分のしてきたことが評価されたことを素直に喜んだ。
111ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/26 20:26 ID:olZYDSKc
1年後

男はじっとその面積20平方センチの画面を見つめた。液晶には無機質な文字で日付と時間が表示されている。
「先生。どうしたんですか。そんなものをじっと見つめて。」
「・・・私のやってきたことは間違っていたのかな。」
「どうしてです。みんなこんな便利なものを発明してくれて喜んでますよ。」
「鳴らないんだ。」
「えっ、故障ですか?」
「いや違う。私の携帯電話は一度も鳴ったことがないんだよ。」
「・・・そうなんですか。」
「決して電話番号を教えていないわけじゃないんだ。『今度一緒に飲みに行きましょう』なんて言ってきたやつも、メモリが増えるだけで一度も電話なんかよこしちゃこないんだ。」
「・・・先生。」
「おっと、すまないこんな話をして。君には関係なかったな。さぁ、今日は週末だ。君もデートかなんかで忙しいだろう。早く帰りなさい。」
「先生、よかったら電話番号教えてもらえませんか。」
「ああ、かまわないよ。じゃあ君のも聞いておこうか。」
「すみません。私は持っていないんです。」

扉が閉まる音を聞いて私はため息をついた。結局そうなのだ。彼が電話を持っていないなどというのも眉唾ものだ。
ただ、私に同情して電話番号を聞いただけなのだろう。どいつもこいつも電話に縛られやがって。
私は携帯電話を放り投げようとして右手を上げた。しかし、それ以上はできなかった。その好意は私の今までの人生を否定するような気がしたのだ。
112ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/26 20:26 ID:olZYDSKc
それから1ヶ月ほどたった時、ずっと鳴らなかった私の携帯電話がはじめて音を奏でた。液晶パネルには登録されていない電話番号が表示されていた。高鳴る胸を押さえて私は電話を取り上げた。
「もしもし。」
「もしもし。」
誰だったかなこれは。聞き覚えのある声だが。
「もしもし・・・私よ。」
思い出した。彼女は3年前まで私の女房だった人だ。
「・・・どうしたんだい急に。」
「違うのよ。あなたの助手って言う人から電話があって『頼むから電話してやってくれ』って電話番号を渡されたのよ。」
「なんだって?あいつがそんなことを?。」
「いい助手さんね。」
「・・・・・ああ。」


「それじゃあ切るよ。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
切のボタンを押して携帯を机に置いた。かれこれ2時間はしゃべっていただろう。こんなにしゃべったのは彼女を付き合いだした時以来だな。
「さてと、まだ寝るには早いな。」
携帯電話を取り上げると、メモリをスクロールした。そして苦笑した。
なんてことだ。電話に縛られているのは私だった。私はジャケットを羽織ると車のキーを取り出した。
私の友人はまだ起きているだろうか。今から訪ねるのも気が引けるが、そうしないわけにはいかなかった。

何しろ彼は電話を持っていないのだから。
113 ◆Lhjf3CJK9. :03/04/28 22:10 ID:t4vj99yn
前スレからずっとROMしているものです。
あの、早速なんですが、ツイスターさんの小説、転載させてはくれないでしょうか?
ちょっとこの小説は人の心をつかむ能力があると思いまして…
どうかよろしくおねがいします。
114名無しさん@毎日が日曜日:03/04/29 01:27 ID:vs58MGOs
ツイスターさんのサイトがあったような。。。。。
http://page.freett.com/36cube/
115ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/04/29 23:17 ID:sgLPuLJw
>>113
そうなんです。実はサイト持ちなんです。
前スレのmokkoさんの話も保管してますのでよかったらどうぞ。
116名無しさん@毎日が日曜日:03/05/06 00:47 ID:643JJkSW
hosyu
117名無しさん@毎日が日曜日:03/05/08 11:59 ID:jQ4/eTha
質問です。
引きこもりさんは、普段何してるですか?
ゲームとかが多いのかな?
118:03/05/10 02:10 ID:pClRVhD0
119神風 ◆aZDAMEiK0. :03/05/10 08:28 ID:HeWbCWI8
今日は遅くてちょっと楽の最深部   さていくか
1201001 ◆Pdaz1001.. :03/05/10 10:53 ID:e9FfWIjZ
(´-`).。oO0 どこにゆくのだろう・・・? な 最深部

がんがれ、ツイスター
121りゅう大佐 ◆RYU//Y007. :03/05/10 15:22 ID:6t7I91+1
りゅう大佐誕生記念最深部
122心空乾 ◆b.Ej5iok2g :03/05/10 16:10 ID:ETBqXvGT
今なら誰も居ない・・・の最深部
123神風:03/05/10 16:23 ID:izRPBX75
仕事中の最深部。。。
124サルベージ二郎:03/05/10 16:39 ID:vHzDxFMH
りゅう大佐お披露目age
125_:03/05/11 04:04 ID:Cq4vd7ln
ageるんなら妄想付でね
126ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/05/11 14:08 ID:M8aZNbI4
最深まで行ったか

誰かなんか物語書かないのかな
127名無しさん@毎日が日曜日:03/05/14 19:37 ID:Ji17A0KF
hosu
128山崎渉:03/05/16 19:36 ID:93yPjfdJ
(^^)
129山崎渉:03/05/16 19:36 ID:93yPjfdJ
(^^)
130山崎渉:03/05/17 19:53 ID:2fCJN5Fc
(^^)
131名無しさん@毎日が日曜日:03/05/18 17:37 ID:Jy3oaWWJ
山崎でも一応スレの役に立ってんだな・・・・・・
132山崎渉:03/05/18 21:52 ID:VrfKKlyC
(^^)
133山崎渉:03/05/20 20:49 ID:G9B964lw
(^^)
134名無しさん@毎日が日曜日:03/05/21 05:29 ID:zjPPSLwG
あのさ、方針を変えて
ここのヒキモッコリ作家さんが原作を担当した
ネタスレを他板なんかに制作して名スレを目指すってのはどう?
自分語り部になって質問に答えたりしていってもいいんで。
135131:03/05/21 05:33 ID:zjPPSLwG
あ、うまく説明できてないな。

作家さん

ひきもこる

ある程度の筋が完成する

人目につく板にスレを立てる

事実として話を進める

コラボレイトしながらスレを進行させていく

名スレ化

ウマー

こんな感じ。
136134:03/05/21 05:33 ID:zjPPSLwG
あ、レス番間違えてた。134です。
137134:03/05/21 05:35 ID:zjPPSLwG
っていうかこの時間じゃ誰もいないかなぁ・・・・っているはずだけどな。

×ひきこもる
×ひきもこる
のミスです。

誰か乗ってくれませんか?
138134:03/05/21 05:38 ID:zjPPSLwG
ダメか・・・。スレタイでもう寄ってこないのかなぁ・・・。
ヒキモッコリ新たなる展開!!になると思うんだけど。。。
139134:03/05/21 05:41 ID:zjPPSLwG
完全に死んでしまったのか、このスレは。
いやまだやれるはずだ。ウザくてもageる!!
140NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:44 ID:xxsUnWNL
がむばってあげてるなあー
まあいっか。
帰ってきたらもいっかいここみてみるわ
朝飯でもくお
141134:03/05/21 05:46 ID:zjPPSLwG
おぉ!!やはり起きている人は何人かいらっしゃる!!
142NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:49 ID:xxsUnWNL
おきてるよ。
おはうよ。
143134:03/05/21 05:51 ID:zjPPSLwG
おはようございます!

どうせレスもあと860も残っているんだしスレの有効活用しつつ
実験してみませんか?誰もやった事ない手口だと思うし・・・・。

144NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:52 ID:xxsUnWNL
何の実験? これから飯くう。
10分だけならつきあうよん。
145134:03/05/21 05:52 ID:zjPPSLwG
×スレの有効活用しつつ
○スレを有効活用しつつ
146NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:52 ID:xxsUnWNL
朝からテンション揚げれる実験やろか?
あ、あと面接まで2時間や!
147134:03/05/21 05:52 ID:zjPPSLwG
>>134-135
↑こんな感じです。
148134:03/05/21 05:56 ID:zjPPSLwG
( ・∀・)(・∀・ )オツカイオワリ 三三三三3
(・∀・∀・)
(゚Д゚) 誰もカキコしてないぞゴルァ!!
(・∀・)カンリョウ!!

トレース画面こればっかり(鬱
149NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:57 ID:xxsUnWNL
ようするに、他板にマルチしろってこと?
微妙に変化してあるからマルチにはならないのをいいことに。
150NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:58 ID:xxsUnWNL
というか6時に落ちるわ。

めしくう
151NHK-O ◆/bdQ2zVtlY :03/05/21 05:59 ID:xxsUnWNL
後でじっくりよませてもらうわ。
多分12時とか昼頃になると思うけど。
あと俺の気分次第
152134:03/05/21 05:59 ID:zjPPSLwG
いえマルチをしろと言う訳じゃありません。
要するに
『またお前は騙された訳だが・・・』の壮大版です。
153134:03/05/21 06:01 ID:zjPPSLwG
このスレ→ネタ作り

会場→向こうのスレ
154名無しさん@毎日が日曜日:03/05/21 10:18 ID:ZSMMaAoi
>>153
じゃあまず134が作品を作って別の板にスレ建てて見たら?
それでおもしろかったら人は自然と集まってくるだろうし。
だめだったらこのスレはdatの海に沈むしかない
155山崎渉:03/05/22 01:12 ID:0LBT+CVi
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
156山崎渉:03/05/22 02:25 ID:0LBT+CVi
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
157ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/05/22 23:00 ID:Bn2daOBs

久しぶりに活動者の予感
158134:03/05/23 14:35 ID:qFuvTvKc
ん〜いざネタを考えてみようとするとなかなかいいストーリーが思いつかない・・・。
モッコさんやツイスターさんみたいな才能ないからなぁ・・・

>ツイスターさん
一つ簡単なネタを提供して頂けませんでしょうか?????
159134:03/05/23 14:41 ID:qFuvTvKc

  1.【ターゲットにする板】
  2.【スレタイ】
※3.【ネタの内容】
※4.【おおまかなストーリー】
  5.【>>1での書き込み】
※6.【オチ】

※印の部分を原作者が制作して
1、2、5をこのスレの人間(といっても殆どいないだろうけど)で話合って決める、
若しくはスレを立てにいってリアルのものとしてスレの司会(>>1)を勤める人間が考える。

こんな感じの設定はどうでしょうか?
160134 ◆ZGlmyB7AQc :03/05/23 14:48 ID:qFuvTvKc
僕自身、前スレからの愛読者で
この壮大なヒキモッコリと壮大なネタスレが捕らえ方によっては
幾らかダブるな、と感じていたんです。

で、現在何度もdat落ち寸前になり過去の遺産として葬られる
この哀れな状況を見て、これはいかん!と思った訳です。

んじゃ、せっかく壮大なネタスレと通ずるものがあるんだから
いっその事ヒキモッコリを次のステップに昇華させてもいいんじゃないかと。
161134 ◆ZGlmyB7AQc :03/05/23 16:25 ID:qFuvTvKc
現在スレ閲覧者が限りなくゼロに近いと思いますので
レスを頂けるまで気長に待たせて貰いますね。
162名無しさん@毎日が日曜日:03/05/23 19:28 ID:vNuii/Ds
しかし職人が降臨するのを待っていてもしょうがないような気が。
とりあえずなんか話作ってみたら?
163ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/05/24 00:05 ID:Tu7sHMTP
ちなみに私は今自分のサイトをもう一つ始めたのでちょっと忙しいです
ごめんなさい
でもこのスレは愛着があるのでチェックさせてもらってます
164名無しさん@毎日が日曜日:03/05/24 13:07 ID:fGhJK6NM
しかしターゲットにする板選びは結構難しいと思う。
クソスレやネタスレの多い板だとすぐ埋もれてしまうだろうし、
かといって専門系の板だと話が作りづらい。
一番避けたいのはこのスレの存在を知られてしまうことか
165134 ◆ZGlmyB7AQc :03/05/24 15:17 ID:4IKZgQMK
あれから自分でもいろいろネタを考えましたが全然です。
ただいろいろ考えている内に、江戸川乱歩みたいな怪奇ミステリのネタの方が
スレも延びるんじゃないかなぁと思いました。
例として『孤島の鬼』『芋虫』『人間豹』みたいな。
仮に『孤島の鬼』でスレを立てるとすると

【ネタの内容】孤島に佇む魑魅魍魎な屋敷の探索
>>1での書き込み】
先日三重県某市に単身赴任なりました。
引越し後数日間、観光がてら某市周辺を見て回っていた時の出来事でした・・・(以下略)

みたいな感じとか。ちょっと即興なんで苦しいですけど。

よくよく考えてみればヒキモッコリもそれに通じるものありましたよね。
ネタスレとして例を挙げれば3年くらい前の『マウスレ』なんか特に乱歩臭かった名スレだし。

>>164
そうですよね、人目によくつく板に越した事は無いんですが
実際問題、結構何処が一番いいのか悩むポイントだと僕も思います。

166山崎渉:03/05/24 15:18 ID:Df2ZX5q2
ちゃんと書くのは数ヶ月ぶりだけど。

ダメ板はほんと面白いですね(^^)。
167穐田@ロケット団:03/05/24 15:19 ID:h653nQfq
168名無しさん@毎日が日曜日:03/05/25 14:39 ID:v7V2PWrQ
すげー山崎が喋った!!
169134 ◆ZGlmyB7AQc :03/05/25 16:22 ID:hq2xWXSp
騙りでしょうに・・・。
170山崎渉:03/05/26 18:18 ID:TiEe07FB
(^^)
171名無しさん@毎日が日曜日:03/05/26 19:08 ID:6d/X68Py
(´_ゝ`)フーン 
172名無しさん@毎日が日曜日:03/05/26 19:11 ID:6d/X68Py
ようはシナリオのある自作自演ってことだろ?
173134 ◆ZGlmyB7AQc :03/05/26 20:07 ID:kKtnbXFo
>>172
サックリ言うと正にそれです。
174ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/05/26 21:47 ID:DWlm/5X1
なるほど
見つからなければちょっと楽しいかもね
175山崎渉:03/05/28 16:16 ID:7ul773A2
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
176名無しさん@毎日が日曜日:03/05/28 17:15 ID:Z/5XXuU6
保守
177名無しさん@毎日が日曜日:03/05/30 23:25 ID:INaZ4JJm
保守してみる
178名無しさん@毎日が日曜日:03/05/31 20:20 ID:L0Fm0ZSm
喋り場に出た
引き籠もりの奴は面白かった
179名無しさん@毎日が日曜日:03/06/03 10:43 ID:kupAxn/v
このスレの命運も尽きたな
途中で愛想尽かして出ていったとはいえ
やはりmokkoこと前スレ1の力は偉大だったわけだ
180名無しさん@毎日が日曜日:03/06/05 00:47 ID:5O2XeiKL
保守
181名無しさん@毎日が日曜日:03/06/05 00:48 ID:5O2XeiKL
あ、保守ageになってなかった。
182名無しさん@毎日が日曜日:03/06/11 23:34 ID:wrzXpRYN
hosyu
183名無しさん@毎日が日曜日:03/06/12 04:24 ID:N0gXANNJ
134・・・・。感動した!!!!!!
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news7/1055276485/
184名無しさん@毎日が日曜日:03/06/12 05:29 ID:8A1rfy/e
>183
一通り読んだけど、134の意味はわかんなかったよ?
185名無しさん@毎日が日曜日:03/06/12 15:59 ID:p8j6pm41
>183
今日になってからまとめて読んだが、なかなか面白かったよ。
でも、現時点での終わり方はちょっとなぁ…
まだ続くのかな?
186名無しさん@毎日が日曜日:03/06/12 19:23 ID:ueXPUG7W
>>183
このスレってほんとに134の仕業なのか?
187名無しさん@毎日が日曜日:03/06/13 01:36 ID:j/Szz7fc
>186
だったら面白いね。新しい方向性を感じたりして。
もっとやってくれないかな?
この板に告知してくれたら、盛り上げ組で参加したいでつ。
188134 ◆9ipBuW0c7o :03/06/13 06:04 ID:COa1Mxs+
あれ!!??貼られてる・・・。あの中にここの住人がいたのか・・・

トリップでネタだってバレちゃいました・・・w
うまく完結したらここに貼ろうとは思ってたんですけど
その前に見つかってしまいましたね(鬱

一応小説経験の無い少ない脳味噌で考えたネタではあれぐらいの話の内容が限界でした。
スレが順調に進んでいたらもっと続けるつもりだったんですが
あのスレは見ての通り粉々に落城してしまいました。

>>187
次回何か思いついたら告知します。
189zuma:03/06/13 07:58 ID:LStJhgOF
南の島で共同引きこもり所作りませんか?
決行人数 10名〜15名
費用 生活費として月3万
現在まだ3名
気になる奴はメールくれ。 どっか南の島を占拠してさぁ、飯食って寝て徘徊してさぁ
とりあえず俺過去こhttp://www.geocities.co.jp/Milkyway/3181/geodiary.htmlこ

俺の過去日記自己紹介⇒
190ツイスター ◆.3MljS0uCs :03/06/14 14:52 ID:S15aP870
なるほど。こういうのも面白かもね。

んで、俺の考えた案。

1、ヲチャーをヲチするHP
古式(http://www.sakusenki.com/参照)みたいな痛い出会い系HPを作って
ヲチャーを楽しませ、実はこっちがヲチしてるみたいな

2、両親が再婚して妹ができました
そのまんまな流れで。

実際には時間がなくてできない罠
しかも、なぜか今俺のホストからスレが立てられない。なぜ?
191名無しさん@毎日が日曜日:03/06/15 11:44 ID:DrCAwrbn
>>190
ウホッ!!いいネタ!
192名無しさん@毎日が日曜日:03/06/15 11:48 ID:XbJ6q2SE
でもそれだとヒキモッコリと何も関連性が無いという罠。
どうせなら同時進行ネタのHP作ってトラップ張って待つ方がいいんじゃ?
193名無しさん@毎日が日曜日:03/06/20 23:27 ID:kIqRhcGM
さるべーじ
194名無しさん@毎日が日曜日:03/06/25 14:52 ID:6Jt5SMEn
ほしゅ
195名無しさん@毎日が日曜日
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