1 :
マロン名無しさん :
2010/04/09(金) 23:25:21 ID:eR9jEd0y
スレ立て乙です。保守。 未解決で何か知ってるやつないか見てみたけど 昔読んでうろ覚えのしかなかった。。。
>1 おつ ほしゅ
ほす
す
と
ほしゅ
9 :
マロン名無しさん :2010/04/17(土) 11:03:30 ID:jFHzzJ+1
しゅ
>>1 至高の乙弾
) ) )
( ( ( ∧_∧
┌───┐ ( ´・ω) 从/
│ ├ (つ乙と)──┐=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙−=≡~乙
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└───┘ W\
───── ドドドドドド
syu
ももち麗子の「神様に見捨てられた20日間」のあらすじお願いします
前スレ落とすために埋めましょう (前スレにあらすじや依頼は書かないでね)
>>12 簡易バレです。
主人公の女子と彼氏がコンビニ強盗に出くわす。
彼氏がコンビニ強盗と戦おうとするが、あっさり負けて、主人公と彼氏の二人はコンビニ強盗のグループに拉致監禁される。
コンビニ強盗グループは鬼畜だった。
主人公は彼氏の目の前で鬼畜達に輪姦されたり、薬を打たれる等酷い扱いをされる。
彼氏は鬼畜と戦おうとするが、全部裏目に出て鬼畜を怒らせてしまい、ますます主人公は酷い目にあわされる。
あげくのはてに主人公と彼氏は殺されかけるが、奇跡的に助かる。
助かったあと、主人公は事件の記憶を完全になくしていた。
事件の記憶が無くピュアな心の主人公と、事件をハッキリ覚えている彼氏とで、ささえあって生きることにして、めでたしめでたし。
>>14 訂正
×主人公の女子と彼氏がコンビニ強盗に出くわす。
○主人公の女子の彼氏がコンビニ強盗に出くわす。
いがらしゆみこ「レディジョージィ」お願いします。 できるだけ詳細バレで
>>16 の依頼は取り消します。
漫画版は「ジョージィ!」というタイトルで、バレ済でした。
申し訳ありません。
初めまして、古い作品ですが わたなべまさこさんの「カメリア館」のストーリィが知りたいのでお願いします。 館の謎が知りたいので短くてかまいませんので宜しくお願いします。
ヨイコノミライの長文詳細バレお願いします まとめサイトには載ってるけど簡易バレなため
「NIGHT HEAD(立野真琴)」をお願いします。同じ名前のマンガがいくつかあるみたいですけど 立野真琴さんのをお願いします、
21 :
マロン名無しさん :2010/05/02(日) 20:22:31 ID:sMaxa0sz
ほしゅ
ラグーンエンジンのストーリーをお願いします。
23 :
アリーズ 1 :2010/05/12(水) 20:22:12 ID:???
未解決の中からアリーズに挑戦してみました。 佐倉亜理沙は星占い好きの平凡な高校生。同じクラスの天野翔とは犬猿の仲である。 だが、実は翔と亜理沙はギリシア神話における冥府の王と王妃、ハデスとベルセフォネーの生まれ変わりだった。 伝えられる神話とは違って実際には愛し合っていた二人だったが、ベルセフォネーを狙う全能神ゼウスによって引き裂かれ、 更にベルセフォネーはゼウスの妻ヘラの凶刃によって非業の死を遂げたのだった。 前世での約束通りにいち早くベルセフォネーである亜理沙を見つけたハデスは、 表面上は冷たい態度を取りながらも、彼女が記憶を取り戻すのを待ち、ずっと見守り続けていた。 神代でティターン神族復活の星と予言されたベルセフォネー。 その予言の通りに転生したオリンポスの神々が、次々と彼女の周りに現われる。 現世でも覇権を求めてベルセフォネーを手に入れんと目論むゼウス、ゼウスへの愛ゆえにベルセフォネーに嫉妬するヘラ、 ゼウスに仕える伝令神ヘルメス、ヘラの息子で粗暴な軍神アレス、ゼウスの覇権を奪おうと目論む海王ポセイドン、 ゼウスの分身である残虐な暗黒神ディオニュソス、無邪気で悪戯好きの太陽神アポロン、 アポロンの妹である月の女神アルテミス、彼女の愛を受けながらも人間のためにゼウスに敵対するプロメテウス、 そしてゼウスのみを偏愛する大母神レア……。 ゼウス率いるオリンポス側は現世でも争いをしかけ、ベルセフォネーをつけ狙う。 本来無益な流血を好まず、ベルセフォネーとの平穏な生活のみを求めるハデスだったが、 ベルセフォネーを守るため、否応なく戦いの渦中に身を投じることとなるのであった。 彼が唯一信頼するのは、ベルセフォネーの母である大地の女神デメテル。 だが、亜理沙の叔母として転生していたデメテルは、 かつての恋人であるハデスですらもベルセフォネーを奪う者と認識して、彼の味方とはならなかった。
24 :
アリーズ 2 :2010/05/12(水) 20:22:58 ID:???
一方、前世の記憶がないままに争いに巻き込まれていく亜理沙は、 ことあるごとに自分を守ってくれる翔(ハデス)の存在を実感するようになり、二人は次第に絆を深めていく。 翔の求めに応じて前世の記憶を取り戻したいと願った亜理沙は、 その記憶の鍵がギリシアにあると直感して、翔とともにギリシアに旅立つ。 娘の記憶の回復は人類世界の崩壊に繋がると信じるデメテルは、それを阻止せんと彼らの後を追う。 同じくゼウス達もギリシアに拠点を移す。こうして舞台はギリシアへ……。 前世での妻アンフィトリテの死後、ギリシアに居を移していたポセイドンと再会を果たす亜理沙と翔。 亜理沙は次々と前世での縁の地を訪れるが、一向に記憶が戻る気配はない。 ベルセフォネーの記憶は封じられていると判断したハデスとポセイドンは、封印を施したのがデメテルだと推測する。 そのことを知り、ゼウスはデメテルを拉致して封印を解く鍵を聞き出す。その鍵とは、ハデスが記憶を失うことだった。 ゼウスに飲まされたレテ(忘却の川)の水のせいで前世の記憶を失ったハデスは、 同時に冥府の存在を思い出した亜理沙とともに冥府に赴き、彼女の助力もあって無事に記憶が蘇る。 それが第二の鍵であり、亜理沙はベルセフォネーとしてのほぼ全ての記憶を取り戻した。ただ一つ、ハデスのことを除いて……。 残る鍵は、ハデスが母レアをその手で殺すこと。 ゼウスに切り捨てられて逆上したレアは、思い通りにさせまいとハデスに襲いかかるが、返り討ちに遭う。 それと前後してデメテルも、ベルセフォネーにゼウスを奪われると焦ったヘラの攻撃から娘をかばって絶命する。 愛する母の死のショックで倒れるベルセフォネー。目覚めた時には全ての記憶が蘇っていた。 だが、彼女は愛するハデスの下に戻ろうとはしなかった。 実は、ベルセフォネーは前世で命絶える時、総母神ガイアからの使命を受けていた。 それは、愛し愛される者に力を与えよ、というものであった。 しかしながら、ハデスが未だに母デメテルを愛していると思い込んでいる彼女は、 自分にはハデスに力を与えることなどできないと苦悩するのだった。
25 :
アリーズ 3 :2010/05/12(水) 20:24:34 ID:???
今や野心を完全に捨ててハデスのために動くポセイドン、 一度はゼウス側についたものの、ゼウスの野望の全貌を知って袂を分かったアポロン、 今は仮死状態となっているプロメテウスの意志を引き継ぐアルテミスらを仲間と認め、ともに戦う決意をして、 ハデスは再びベルセフォネーを救いにオリンポスに潜入する。 激化する戦いの最中、ヘラのためにゼウスをかばってアレスが、ハデスとの戦いに敗れて処女神アテナが、 そして自らの命と引き換えにハデスを救ったポセイドンが命を落とした。 ポセイドンの死にハデスは強い打撃を受けるが、ベルセフォネーも戦っていると知り、立ち直る。 そして再会する二人。ハデスはベルセフォネーの誤解を取り除き、前世では言えなかった愛の言葉をようやく告げる。 ベルセフォネーから力を受け、ハデスはゼウスとの最終決戦に向かう。今や彼は全ての能力を操れるようになっていた。 本来ハデスが統べるべきだったにもかかわらず、レアのゼウスへの偏愛がティターン神族の歴史を歪めてしまった。 それを修正し、完全に終結させる──それがガイアの望みであった。 激しい戦いの末、ハデスは遂にゼウスを斃し、ティターンの歴史を完結させた。 崩れゆくオリンポスからゼウスに付き従っていた者達は脱出するが、ヘラだけはただ一人ゼウスに殉じる。 生き残ったハデスとベルセフォネー、アポロンとアルテミスの兄妹、ヘルメスらは、 斃れていった者達の面影と追悼を胸にギリシアを後にする。 以上です。コミックス手元にないので、後半は特にうろ覚え…。
乙でした。
乙。
柴田亜美先生の「あやかし天馬」がどうなったのか教えてください。 特に帝月の正体が知りたいです。 お願いします。
確か妖怪王?(不動明王)の子供が帝月だったはず。 最後は囚われた帝月の所に天馬がやって来て 「さあ、ここから出よう」でEND。
>>29 ありがとうございます。
ついでに、何故帝月が正体を明かされるのを嫌がったていたか
教えていただけたらうれしいです。
なんか鏡?に姿を映されそうになって、すごく嫌がっていた記憶があるのですが。
スマン、一応確認の為にコミックス探したてたけど最終巻しかなかった。 正体をバラされそうと嫌がったのは、自分が退治すべき妖怪と同じ存在だと 天馬に知られたくなかったからではないでしょうか? 鏡がどうたらのシーンが4巻にはなかったから分からないんだけど 帝月には自分に流れている妖怪王の血のせいで 自分の姿が化け物に見えてしまうとか、そんな感じではないかと。
>>31 ありがとうございます。
胸のつっかえがとれました。
保守します
34 :
マロン名無しさん :2010/05/30(日) 17:06:20 ID:bxEhUchD
網野成保「カゴメ」 佐々木倫子・綾辻行く人「月館の殺人」 どちらかお願いします。
35 :
マロン名無しさん :2010/06/02(水) 23:27:15 ID:FJUxbyKy
ほしゅ
36 :
「ライフ」あらすじ補足 :2010/06/04(金) 10:36:35 ID:IziBnwJL
以前「ライフ」のあらすじを投稿した者です。 うろ覚えの状態で書いたため、あらすじにあちこち抜けているところがあったので補足させていただこうと思います。 1.11巻・歩が教師達の行動に絶望〜廣瀬の自殺未遂 廣瀬が愛海にいじめられ始めてから数日後、愛海の父が学校に乗り込んできた事件の影響もあって緊急の学年集会が開かれる事になった。 教師達がやっと真実に目を向け、いじめの対策に乗り出してくれたのかと考える歩。 しかし、壇上の学年主任の口から出たのはいじめを否定する言葉だった。 学年主任はいじめの犯人を捜すのを止めるよう緘口令を敷いた上、夏休みを返上して夏期講習を行うと発表する。 それを聞いた生徒達は夏休みがなくなることに腹を立て、「対象は1組(歩のクラス)だけだろう、自分たちのクラスは関係ない」と反発。 生徒達は一斉に教師達に詰め寄り、学年集会が開かれていた体育館は騒然となる。 混乱する体育館で、担任・戸田の姿を見つけた歩は「これが学校の答えですか」と怒りをあらわにし、一人会場を出て行った。 そんな中、学年主任の発表を聞いていた廣瀬は夏休みも学校に行かなければならないと知り、 愛海のいじめから逃れられないことを悟って呆然となる。 体育館を出た後、何も変わらない学校に苛立ちを隠せない歩。 遅れて体育館から出てきた未来と薗田はそんな歩を心配する。 そんな時、歩から自分の支えになってくれた事を感謝された未来は、「そろそろ『羽鳥さん』って呼ぶのはやめて」と言う。 それを聞いた歩は初めて未来を「ミキ」と呼び、二人はまた一層仲良くなった。
37 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:37:26 ID:IziBnwJL
一方、教師達は予想外の生徒の反応に苛立ちを隠せず、夏期講習に加えて夜の見回りを行うと決める。 が、教師達は見回りは適当にやって後は居酒屋でも回ろうといい加減な態度を見せ、更に見回りの役目を戸田にすべて押し付ける節を見せる。 その頃、一足先に教室へ戻っていた廣瀬はもうこんな学校に来たくないとこぼしながら早く帰ろうとしていた。 だがカバンの中には愛海が入れていたセミが入っており、セミが自分のカバンから飛び出すのを見た廣瀬は思わずセミを叩き落してしまう。 そこへ愛海が現れ、叩き落されたセミを拾い上げると「どうせ殺さなくても死んじゃうのに」と言いながら廣瀬の目の前でセミを握りつぶす。 握りつぶされるセミに自分の姿を重ねた廣瀬はパニックを起こし、教室を飛び出して階段を駆け上がる。 そして、歩に出くわした廣瀬は「あんたみたいになりたくない」と叫び、歩の目の前で窓から身を投げた。
38 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:38:17 ID:IziBnwJL
飛び降りた廣瀬は中庭で話し込んでいた教師達の目の前に落下した。 たちまち学校は騒然となり、廣瀬が飛び降り自殺を図ったことが教師達から生徒達へ知らされる。 廣瀬の飛び降りを目の前で見ていた歩はショックを隠せない様子だったが、 薗田は「椎葉さんは悪くない、いじめが悪いんだ」と歩を励ます。 そんな中、歩のクラスの副担任・平岡の下に数人の生徒たちがやってきて、 廣瀬が愛海たちから仲間外れにされいじめられていたこと、歩をいじめていたのも愛海かもしれないと平岡に告白する。 よく話してくれたと励ます平岡に、生徒たちは他の先生にこのことを言わないで欲しい、戸田先生は信用できないと話す。 その頃、戸田は廣瀬が搬送された病院へ向かったが、居合わせた廣瀬の母から廣瀬が今朝学校に行きたくないと語っていたことを知らされ、どうしてこうなったんだと責められる。 一人病院を後にした戸田は、一枚のメモを取り出しどこかへ電話をかける。 そのメモには、佐古克己の電話番号が記されていた。 一方、愛海の取り巻きの女子たちは廣瀬が自殺を図ったことを知って動揺し、咲は「ウチらのせいだ!」と責任を感じる。 しかし、廣瀬を追い詰めた張本人でもある愛海は廣瀬の自殺未遂を知ってもなお平然としており、廣瀬を「弱っちいわね」と嘲笑する。 そんな愛海の様子を見たクラスメイトは、廣瀬が愛海達からいじめられていたことを思い出し、一転して愛海に疑いの目を向け始める。
39 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:42:14 ID:IziBnwJL
連続投稿すみません。続いて、14巻〜15巻にかけてのカンニング偽装事件のくだりの補足。 中間テストの最中、歩たちのクラスの試験監督をしていた戸田は突如未来に席を立てと言い、 未来の机の中からカンニングペーパーを取り出してみせ、カンニングしただろうと未来に詰め寄る。 実はこのカンニングペーパーは戸田が偽装したもので、戸田は愛海に取り入るために未来にカンニングの濡れ衣を着せることで彼女を退学させてしまおうと企んでいた。 カンニングを否定する未来に対し、戸田は未来が風俗店であるバイトをしているところを見たと言って更に未来を問い詰める。 それでもやっていないと否定する未来だったが、とうとう戸田の指示に従って教室を退出してしまった。 それを見て「なかなかやるじゃない」とほくそえむ愛海。 しかし、他の生徒たちは未来がカンニングしたという戸田の嘘を信じていなかった。 それでも戸田はざわつく生徒を「規律を乱すものは学校にはいらないのよ」と一喝し、生徒を黙らせようとする。 だがその時、歩が戸田に反抗する。 「未来も消すつもりですか。平岡先生みたいに。」
40 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:43:02 ID:IziBnwJL
平岡先生が飛ばされたのは、学校が愛海の父親と手を組んで追い出したからだろうと怒りをぶつける歩。 それを聞いたクラスの生徒たちは、平岡が自分から希望して異動したというのは嘘ではないか、 学校に強い影響力を持つ県会議員である愛海の父親が圧力をかけて平岡を追い出したのではないかと疑い始める。 更に、女子の一人が歩の言っている事は本当かもしれないと言い出す。 平岡は自分たちの家を一軒一軒回っていじめのことを調べていた。そんな平岡が自分から異動を希望するなんて考えられないと。 それでも戸田は動じることなく、歩にも退出を命じる。 悔しさをこらえながら教室を出て行こうとする歩。それを引きとめようとする薗田。 その時、声が上がった。 「羽鳥がカンニングなんかするかあ?」 この一言がきっかけで、クラスメイトは未来のカンニングが偽装されている事に気付き、 更に愛海が未来にカンニングの濡れ衣を着せたのではないかと疑う声が上がる。 戸田はその場を収めようとしたが時既に遅く、愛海はクラス中から疑いの目を向けられてしまう。 そんな中、一人の女子生徒・エイコが私もカンニングをしたと名乗り出てテストを放棄。 そして、泣きながら「先生がちゃんとしていればこんなことにはならなかった」と言ったエイコは、次の瞬間戸田を糾弾する。 「先生もイジメの加害者です!」
41 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:48:59 ID:IziBnwJL
場面は飛んで未来が教員室に呼び出されてから戸田が真実を告白するまでのくだり。 戸田の改心の直後、クラスの皆が一丸となって未来をかばってくれたと歩から教えられた未来は、 クラスが変わった事を歩と共に喜んでいた。 その時、未来を呼び出す校内放送がかかり、未来は歩を残して教員室へ向かう。 教員室へ向かった未来を待っていたのは、カンニングを認めろという教師たちだった。 元々未来は素行がよくない生徒だという印象を抱いていた教師たちは、 未来は魔が差してカンニングしたのだろうと決め付け、未来に早くカンニングを認めろと迫る。 そこへ戸田が駆けつけ、未来はカンニングしていない、自分がカンニングの濡れ衣を未来に着せたと告白。 一人の教師がそれを笑い飛ばすが、次の瞬間戸田は安西さんに怯えていたからそうしたと告げ、教員室は凍りつく。 戸田は未来に対し、いつもまっすぐで真面目な未来が疎ましくてしょうがなかった、 だから未来を学校から追い出すために今回の事件を起こしたのだと告白する。 戸田の言葉を聞いて慌てた学年主任はカンニングの疑惑はなかったことにすると未来に言って それを聞いた未来は教員室を飛び出して歩を呼びに向かう。 未来は戸田が全てを話したと歩に話し、歩を連れて教員室へ向かった。 未来は戸田に歩にも謝るべきだというが、教師たちはもう話は終わったと言い、 歩達を追い出そうとする。 だが、戸田は教師たちを止め、歩にいじめを無視していた事を謝罪し始める。 かつて生徒のいじめを止められなかったのが原因で事なかれ主義になっていた戸田は、学校で起こる様々な問題を「どうでもいい」と無視するようになっていた。歩へのいじめも、「どうでもいい」と思って無視していた。 しかし、歩の言う事が真実だと気付いた時には、事態はもう自分の力では止められないことになっていた。 更に戸田は、歩のことを今までどう思っていたかを話す。 自分は問題を無視し、レールに乗った順調な教育を続けようとしていた。 でも、歩だけがそのレールから外れた。 そして自分もレールから外れて、もう止められない事になっていた… すべてを語り終えた戸田は、教師たちの前でいじめの真実を告白する。 「いじめの主犯は、安西愛海です」
42 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:51:11 ID:IziBnwJL
2.16巻あらすじ改訂 16巻のあらすじについてですが、うろ覚えの状態で書いたため間違ったあらすじになってしまったのでここに正確なあらすじを載せておきます。 --- 戸田の告白を聞き、彼女が今まで自分をどう思っていたかを知った歩は教員室を飛び出す。 一人怒りに震える歩だったが、追いついた未来は「でもアイツは…戸田は謝った。それだけのことだよ。」と歩を励ます。 そこへ、数人の女子がやってくる。その中には、エイコの姿もあった。 歩に会ったエイコ達は以前からいじめに反対していたことを話し、いじめを止められなかったことを歩に謝り、 それをきっかけに歩とエイコ達は仲良くなる。 その後、誰もいない体育館にやってきた未来と歩は、これから楽しい思い出をたくさん作ろう!と笑顔で語り合うのだった。 その頃、真実を話した戸田は学年主任と二人きりで話をしていた。 こうなったからにはこの学校を辞めてもらわなければならないという主任に、戸田はまだ話していないことがあると言い、 自分が生徒である佐古克己と関係を持っていたことを話し始める。 教室では、愛海の取り巻き・チカが手のひらを返したように愛海を嘲笑していた。 女子達(=序盤で歩がいじめられていた時嫌がらせをしていた三人の女子)にあることないことを平然と話すチカの姿を見たエミは、 「チカだって何も知らなかったのに…」と絶句する。 そんな中、愛海はエミに「行こう」と声をかけて教室を出ていった。 ついていこうとするエミだったが、チカと女子たちに呼び止められ、結局愛海から離れてしまう。
43 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:53:58 ID:IziBnwJL
翌日、愛海が登校してくると、学校中の生徒たちが愛海を見て 「平岡先生を追い出したのも廣瀬を追い詰めたのもアイツがやったこと」と噂話をしていた。 昨日戸田が真実を話した事が教師達の不手際で知れ渡ったらしく、愛海がいじめの主犯だったことは今やクラス中だけでなく、学校中の知るところとなっていたのだ。 愛海は自分を励まして教室へ入るが、そこで彼女を待っていたのはクラス中から無視されるという状況だった。 完全に歩と立場が逆転してしまったのだと知った愛海は、初めて味わう孤独に怯える。 「みんなマナのこと見てよ…いじめてもいいから…」 クラスの男子達は、愛海の仲間だったチカが掌を返したように愛海を無視しているのを見て「あいつら昨日まで友達だったよな…?」と動揺していた。 歩も、孤立してしまった愛海の姿を見て彼女を心配する。 そんな中、女子達とエミとで新しいグループを組んだチカは、「先手を打とう」と言い出す。 戸田が昨日愛海がいじめの主犯であることを話したのを知っていたチカは、 このままではいじめに関与した自分たちの名前も出るに違いない、そうなったら学校からの処分は免れないと考えていたのだ。 それを聞き、女子たちは自分たちも以前歩いじめに面白半分で加担していたことを思い出し、真っ青になる。 そんな彼女達に、チカは処分を免れるために歩に謝ろうと言い出し、歩を探して教室を出て行った。 しかし、エミだけは行かないと言い、その場に残る。 「先に謝るべきなのはヒロじゃないのかよ…」 廊下を歩いていた歩は、後ろから追ってきたチカに呼び止められる。 振り向くと、そこには涙を流しながら自分に謝るチカたちの姿が。 だが、実は泣いているのは目薬を使った演技だった。「いいよ」という歩の返事を聞き、上手くいったと確信したチカだったが、次の瞬間歩から思わぬ言葉が。 「思ってもないこと、言わなくてもいいから。」 歩はチカ達が演技で謝っているのを見抜いていたのだ。 そのまま歩は歩き去り、チカも悔しがりながら去っていく。 その後、未来と話していた歩は「私はもう安西の事を一生許せないかもしれない」と話す。
44 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:57:18 ID:IziBnwJL
その日のテストが終わった後、一人の男子が歩のクラスの教室に駆け込んで来て、 戸田が今日付けで依願退職したことを歩達に知らせる。 それを聞いた歩は、教師達がまた真相を隠す気だと気づいて教室を飛び出していく。 それから少し遅れて、愛海も教室を飛び出していった。 戸田の依願退職を知らせる紙が貼られた昇降口近くの提示板の前には、既に学校中の生徒達が集まっていた。 その様子を下駄箱の陰で見ていた学年主任と眼鏡の教師は、 昨日戸田が自分達の前で語ったことや彼女が佐古と関係を持っていたことは一切明かすな、ただ辞めたとだけ伝えるように、と確認していた。 そこに歩が現れ、一体どういうことだと学年主任達を問い詰める。 更に愛海もその場に現れ、「戸田も逃げたんだ…」と口にするが、 それを聞いた歩は「戸田は逃げてなんかない、いじめの主犯は廣瀬ではなく安西だと告白した」と昨日あったことを愛海に話す。 だが、それを聞いた愛海は「私が孤立したのもみんなあんたのせいだ!」と怒りを露にし、歩を持っていた携帯電話で殴りつける。 慌ててそれを押さえる学年主任。 その時、どこからか「ゴチャゴチャうるせーんだよ」と声がして、愛海に上履きが投げつけられる。 「何すんのよ!」と背後を振り返った愛海だったが、そこにあったのは自分に怒りの目を向けている生徒達だった。
45 :
「ライフ」あらすじ補足(続き) :2010/06/04(金) 10:59:43 ID:IziBnwJL
「戸田先生が辞めたのも安西の仕業ではないか」とあらぬ疑いをかけた生徒達は、 更に「椎葉いじめ始めたのもおまえなんだってな」と愛海を責め、 それをきっかけに平岡の左遷や廣瀬の自殺未遂等で愛海を一斉に糾弾し彼女に詰め寄る。 今や学校中が自分の敵になったと知った愛海はパニックに陥り、その場から逃げ出すが、その後を暴徒と化した生徒達が追いかけ始めた。 駆けつけた未来と共に間一髪で下駄箱の陰に飛び込み、暴徒に押しつぶされるのを免れた歩は、暴徒と化した生徒達が愛海を追い回す光景を目の当たりにして愕然とする。 必死に逃げ惑う愛海だが、暴徒と化した生徒達は執拗に愛海を追い回す。 そんな中、愛海は誰かにエミの手帳を投げつけられる。その手帳には、かつて歩と一緒に撮ったプリクラが貼られていた。 歩と一緒に撮ったプリクラを見つけ、思わず足を止める愛海。 それから少しして、教室にいた佐古の下に一人の女子がやって来て「下で生徒達が安西を追い回している」と知らせ、佐古を1階へ連れて行こうとする。 その途中で佐古は戸田が辞職したことを知り、女子から事情を聞きだそうとする。 その時、下の階から「土下座」「土下座」と囃し立てる声が聞こえてきた。 1階の昇降口では、生徒達に取り囲まれた愛海が「土下座して謝れ!」と詰め寄られ、土下座コールを浴びせられていた。 未来と一緒にその場にいた歩は、その光景を目の当たりにして「こんなはずじゃなかったのに…」と絶句する。
46 :
「ライフ」あらすじ補足(終わり) :2010/06/04(金) 11:01:04 ID:IziBnwJL
以上であらすじ補足は終わりです。連続投稿すみませんでした…。 次回は「ライフ」最終巻のあらすじを投稿します。
乙でした 最終巻もお願いします。
48 :
マロン名無しさん :2010/06/10(木) 23:40:49 ID:YXD7SEcD
ほしゅ
ホリックのあらすじをお願いします
卓球戦隊ぴんぽん5/ チキタ☆GUGU これらの続きをお願いします
沢田一の「グインサーガ」 というマンガの話を教えてください
53 :
命けずりぶし :2010/06/21(月) 23:40:10 ID:???
正確には二人は幼馴染で付き合っている関係ではなく、 捨て鉢になってる彼氏を彼女がいつも付きまとってる感じです。 だんだん二人が心を通わせ合うようになった頃に彼女が事故に遭い、 幸い軽症で目の周りをガラスで切って包帯を巻かれた状態で入院していました。 彼は彼女のポケットに「好きだ」と書いた紙を入れて、 「包帯が取れたら読んでほしい」と言って病院を出て行き、 彼女は「読めないけど何て書いてあるか分かるわ」と幸せそうにつぶやき、 そのまま状態が急変して亡くなってしまいます。 処置の際に取り切れなかったガラスの破片が脳に達したのが原因でした。 彼女は父親を亡くしていて母子家庭だったため、 絶望している母親のためにも彼は湯灌を引き受けます。 彼は彼女に自分の気持ちを伝えられなかった事を悔やんで、 今まで死ぬ事を恐れて避けていた危険な手術を受ける決意をします。 彼の家族は「彼女が死んだからお前も死ぬ気だろう」と止めますが、 「俺は彼女のために絶対生きる」と言って奇跡的に手術は成功します。
前田英紀さんの「イース」という漫画の 一話から五話までの話を教えてください
未解決にあったからうろ覚えだけど書く 地球のどっかにこっそり存在する魔女の国の落ちこぼれ同士で親友のビビアンとアラウネ 魔女は強い子を作るために夫は占いで決めるしきたりだったが、占い婆の手違いで二人に同じ男が当てられてしまう。 代わりに挙げられた男があまりに世紀末だったので二人はその男、あかり一休を取り合うことになった。 端的に言ってしまえば当時のジャンプお色気枠。一話完結ギャグをやりながらきわどい格好とおっぱい。 ところが終盤、魔女の国夫自慢大会的なアレが開催され唐突にどシリアスバトル漫画に。 格闘寺で育てられた一休は魔法援護無しで魔女の援護を受ける屈強な夫達を薙ぎ倒していくが 三人目の落ちこぼれサラの夫の……名前忘れた、ネイティブアメリカンの美形は親を一休の育ての親、電休に破れ命を落としており一休を仇としてガチバトルをしかけてくる。 見様見真似の大惨寺(一休、電休の寺)奥義や、全方位パワーウェイブ+対空飛び道具のコンボで一休を苦しめるが惜しくも敗退。 ところが一方、相方の座を譲って鬱々としていたアラウネに同期が接近、 落ちこぼれに敗退させられた憂さを晴らそうとアラウネを操って大会を台無しにしようとする。 しかし操られたアラウネは潜在能力を解放、予想以上に凄い魔法を使ってなんか凄いことになる(あやふや) アラウネを救うためなんか洞窟にある何かを取りに行って大事は回避。 帰国して一休はビビアンに告白。アラウネは魔法の道に目覚めたと言って身を引いてめでたしめでたしで完
>>50 チキタ書けるけど、いきなり続きの30話から書いちゃっていいのかな?
文体とか前に書いてくれてた人のと変わっちゃいそうだが
昔ヤンマガ増刊のアッパーズに載ってた『コラーおばさん』の ラストシーン覚えてる人いない? おばさんに殺されたあと気が付いたら試験官の中の虫になってたとかそんな感じの 凄い気持ち悪くてモノローグだけでもいいからもう一回読みたい
59 :
マロン名無しさん :2010/06/30(水) 12:08:15 ID:dlsrtVFd
どなたかチキタ☆GUGUの続きお願いします。
60 :
マロン名無しさん :2010/07/03(土) 08:41:45 ID:EvNUUSKQ
>>55 リク主じゃないけど乙です
気になってたんだ
あだち充の「じんべえ」をお願いいたします
ドラゴンボールのストーリー ストーリーがあった記憶がない。
そりゃキミの脳みそが足りないんだよ
岩本ナオの「町でうわさの天狗の子」 知ってる方、どなたかお願いします 詳細バレ希望なのですが、大まかな話の流れキャラ関係でも構いません 宜しくお願い致します
64 :
マロン名無しさん :2010/07/07(水) 20:51:09 ID:GzLicQCx
ほしゅ
「エイリアン通り」予約します。
未解決表より ブラックラグーン簡単に。 1990年代後半ぐらいが舞台? 日本人商社マン、岡島は東南アジアに出張中に、闇の運び屋、ラグーン商会に拉致されてしまう。 ラグーン商会の目的は、岡島が知らずに運ばされていた、岡島の会社旭重工の違法取引の 証拠ディスクを奪い、ロシアンマフィアに売り飛ばすこと。 岡島はディスクを奪ったあと逃がしてもよかったはずだが、商会の用心棒の少女レヴィが 身代金目的で彼を勝手に拉致してしまったのだった。 旭重工の重役は岡島をディスクごと抹殺すべく、傭兵部隊を送りつける。 いっぽうストックホルム症候群というやつか、岡島は商会の連中となじみ始め、 レヴィと飲み比べをしたりと開き直って状況に順応しつつあった。 そこへ傭兵部隊が来襲。ラグーン商会の戦闘艇は行き止まりの水路に追い詰められ 絶体絶命。しかし自分が見捨てられたことを知り、逆切れした岡島は、沈没船をスロープに 傭兵部隊のヘリと同じ高さまで戦闘艇をジャンプさせ魚雷でヘリと撃ち合うという とんでもない作戦を提案。ラグーン商会を勝利へ導いた。 ディスクはマフィアのもとに渡り、マフィアの脅迫で、旭重工は違法取引にマフィアを参加させる こととなる。 重役は生き延びた岡島を何食わぬ顔で迎えに来るが、岡島は「日本人 岡島緑郎」は死んだと言い、 ラグーン商会のメンバー「ロック」として生き直す決意をかためるのだった。
以降連絡中篇形式で、ロックとラグーン商会の冒険が描かれる。 メンバーは リーダーの経歴不詳の黒人 ダッチ、 マフィアに追われてレヴィに拾われたユダヤ系ハッカー ベニー 紅一点の二挺拳銃戦闘バカ娘 レヴィの三人+見習のロック。 ある日誘拐され売り飛ばされる少年を荷物として引き受けた商会。 しかしロックは、少年が南米の名家のボンボンであることを聞かされ、仰天。 一族の持つ希土類を産する土地を狙ったマフィアが一枚かんでいた。 少年は「メイドのロベルタが助けに来てくれる」と信じられないようなことをいうが、 その後本当に重武装のターミネーターメイド ロベルタが殴りこんできた。 ロシアンマフィア バラライカの仲裁でなんとかなるが、レヴィとロベルタは戦闘マニア同士 殴り合いで決闘を始めてしまう。 ロベルタは非道なゲリラだったが、少年の父親に助けられ、ガルシア少年の守役として 生き直すことができたのだった。彼女の過去を知ったガルシア少年は、ロベルタの過去を 受け入れ彼女と涙の再会。殴り合いは両者ダウンに終わったので、ガルシア君がロベルタを 引き取って帰っていった。 涙の再会
ある日、商会を逆恨みした男が、商会を嵌めて海上で殺そうとする。 しかし彼らをレヴィは狂気じみた表情で皆殺しにした。 ロックはレヴィの過去に何があったかと思うと同時にレヴィの殺戮に見とれる 自分も壊れているのだと思う。 ナチの沈没潜水艦からある絵をサルベージする依頼を受けた商会。 レヴィとロックが向かうが、沈没船の中で墓場あらしのようなことを 始めたレヴィにロックが説教。スラム出で暴力でしか生きていけなかった ため「世の中金と力」と思うようになっていたレヴィはロックに反発、 ロックを避けるようになってしまう。 ロックのヘマで、依頼人が商会と喰い合わせるために派遣したネオナチに 絵を奪われてしまった商会。ダッチとレヴィはネオナチに乗り込み、 皆殺しにする。依頼人はナチであった過去の隠滅のために、証拠である 絵を手に入れようとしていたらしい。
レヴィの様子がおかしいと気が付いたダッチはレヴィとロックを二人で使いに出す。 商会の本拠のあるタイのスラム、ロアナプラでは 火傷顔の女マフィア、旧ソ連の 女将校であったというバラライカが担当するロシアマフィアの支部と、飄々とした 一見人格者風の男 チャンが担当する香港マフィアの支部が中心となり町を仕切っている。 町で唯一武器の商いを許されているのは町の教会だった。 教会の老シスター ヨランダとレヴィの悪友であるシスター エダ(実はCIAのエージェント) は、交渉ごとのうまいダッチがいないのを見て、二人に武器の値段をふっかけてくる。 しかし教会がバラライカらに秘密の麻薬取引や武器の横流しで利益を得ていることに気が付いた ロックは、ヨランダを逆に脅迫。ヨランダはロックの慧眼に免じてひきさがると言う。 ヨランダに誉められたロックにレヴィは嫉妬からつっかかる。貧しい出で裏社会での生き方しか 知らないレヴィは、ロックの持つ表社会のにおいに反発していた。ロックは会社から捨てられた 自分に「商会に来い」と言ってくれた彼女が「世の中金と力」などと会社の上司が言いそうな ことを言うのが許せなかった。銃を持ち出すほどの修羅場の果て、警察に喧嘩の罪で逮捕された 二人はパトカーの中で和解。口にくわえたタバコで間接キス?を交わす。 「お前は表社会と裏社会どちらに立っているのか」というレヴィにロックは「俺は俺の立っている 場所に立っている」と答えるのだった。これ以降二人は相棒として認め合っていく。
チャンの依頼で、香港マフィアが手にいれた外交機密文書をとどけることになった 商会。しかしテロリストが来襲、商会の事務所を破壊する。 慌てて出発した商会だが、テロリストの追跡はしつこく、ダッチとベニーがおとりと なって、レヴィと文書の入ったケースを持ったロックを送り出した。 途中でチャンの手配した協力者と落ち合うロックたち。だが嘘の合言葉によるカマかけ に引っかかったため レヴィは相手がテロリストの一味だと気づく。 正体をあらわしたニセ協力者、旧赤軍派の日本人テロリスト タケナカは書類ケースごと ロックを拉致し姿を消した。 現れた本物の協力者、変な英語をしゃべる女暗殺者 シェンホア+ヤク中の運転手を巻き込み レヴィは書類ケース+ロックの奪還に乗り出す。 ロックは書類ケースの中身をなくしてしまったことに気が付き動揺。タケナカは同じ日本人 であるロックに優しかった。タケナカに「どうしてこんな世界にいるのか」と問われたロックは 考え込んでしまう。しかしロックに過去の幻影にすがる姿を非難されたタケナカもやはり動揺する。 そこへ殴りこんできたレヴィとシェンホアがロックを救出。テロリストのキャンプを半壊滅に追い込む。 ヤク中ドライバーが幻覚で大暴走する中、何とか窮地を切り抜け目的地へ到着する。 なくしたはずの書類は、実ははじめからレヴィがケースから抜き取って持っていたため、書類受け渡しに成功。 レヴィがテロリストの本拠に殴りこんできたのは、純粋にロックの身を心配していたからだった。 タケナカは腹心イブラハと口論になり彼を殺害。またどこかで革命の理想の為にテロを起こすべく 去っていった。
バラライカの部下が何人も殺され、ロアナプラの町はピリピリムード。 町のマフィアたちが集まり、会合が開かれた。 ロシアンマフィアの勢力を削ごうとする何者かの陰謀か、と疑心暗鬼に 陥るマフィアたち。 実はイタリア系マフィア ヴェロッキオが殺人鬼を雇ってバラライカ暗殺を企てていた。
殺人鬼が斧とマシンガンを持った年端も行かない双子の少年少女であることを知った バラライカは双子の話していた言語をロックに聞かせ、ルーマニア出身であることを つきとめた。 ルーマニアのチャウシェスク政権下では、堕胎が禁止されたため捨て子が町にあふれた。 捨て子たちは政府の孤児院で虐待されて育った後、政権崩壊後一部の子供は闇ルートで 売られた。 シチリアに売られた双子はスナッフムービーの製作者の下「ヘンゼルとグレーテル」という名前を 与えられ虐待を受け、死体の処理を行わされる中で自分が双子のうちの男だったのか女だったのか も忘れてしまい、男と女の二つの人格を二人で共有する多重人格者となった。 そして「殺した者は殺されたものの数だけ生き延びることができる」という 哲学を持つ殺人鬼に成長したのだった。 ヘンゼルとグレーテルは殺人の快楽のためヴェロッキオと部下らを皆殺しにする。 ヘンゼルとグレーテルに賞金がかけられ、町には賞金稼ぎがあふれた。レヴィとエダも人狩りに 参加するものの、本格的に動き始めたバラライカとその腹心らに邪魔されてしまう。 レヴィと別れたエダは、「グレーテル」の方に襲われ逃がし屋を手配するよう脅迫される。 ヘンゼルはバラライカの部下らに誘導され、バラライカが一人で待つ広場へ。 狙撃を受け、部下の復讐の為にバラライカの前で失血死させられる。 グレーテルはエダを人質にして、ラグーン商会の手引きで脱出を図る。 ロックはグレーテルが虐待を受けていたことを知り、彼女を引き取ると言い出すが、 ベニーは「誰かが優しければ双子には別の人生を歩んだかも知れない。だがいまさら 彼女を真人間にするのは無理だ。だからもうどうしようもない」とロックを諭す。 グレーテルは船を下り初めて海と空を見た。ロックに今度はランチバスケットを 持って遊びに行こうと言いはしゃぐが、その直後、バラライカの息のかかった逃がし屋に 殺されるのだった。
バラライカの通訳として日本を訪れたロックとお供のレヴィ。 バラライカの目的は日本への進出だった。 そのために日本のやくざ 鷲峰組と手を組むつもりだった。 鷲峰組の幹部坂東は、バラライカに「親」である香砂会に対する 圧力を持ちかける。鷲峰組は、先代の死後、直系の跡取ではないと 組の継承は認めないといういちゃもんをつけられていた。 鷲峰組の跡取はまだ高校生である大人しい少女 雪緒。 坂東は雪緒と組を守るためにバラライカと組む必要があった。 しかしバラライカは香砂会の「殲滅」を宣言、宣言どおり組員を 殺戮し始める。 ロックとレヴィは鷲峰組の仕切る縁日で、偶然雪緒とそのお供の 組員で刀を操る凄腕の戦闘員 銀次と出会う。 ロックと雪緒はともだちになるが、レヴィと銀次はお互いにきな臭いものを感じる。 レヴィはロックの先行きを案じ、彼を彼の実家の前まで連れて行き置き去りにすることで 裏社会から抜けさせようとする。しかしロアナプラでの生活で、故郷日本を遠いものに感じ はじめていたロックは、家族には会わず戻ってきた。
後悔に駆られた坂東はバラライカ殺害を企て、返り討ちにあう。雪緒は闇の世界で生きる覚悟を 決め、組長に就任した。しかし手下のチンピラ チャカの裏切りで拉致されてしまう。 雪緒を心配したロックはレヴィ、銀次とともにチャカのアジトであるボーリング場に乗り込み、 彼女を奪還する。しかし雪緒はバラライカの片棒を担ぐ一方で雪緒を救おうとするロックの 矛盾を指摘。裏社会にいながら表社会の論理を振り回すロックに敵意を向ける。 バラライカは鷲峰組と手を切り、香砂会と手を結ぶことにする。バラライカ、香砂会両方を敵に 廻した雪緒を救いたいロックはバラライカに直言するが怒りを買いころされそうになる。 しかしバラライカはロックの再度の直言で気が変わり、会談の直後に香砂会の幹部を殺害した。 しかし雪緒はロックに対する敵意を変えなかった。 レヴィと銀次は対決、銀次は雪緒に対する思いから迷いが生じ敗北、雪緒も彼を追って命を絶った。 闇に生きる道を選んだ少女の最期を見届けたロックは、表社会と裏の社会の狭間「夕闇の世界」 に留まり、起こることを見届けようと決めた。
ロアナプラの教会でだべっているエダとレヴィの元に、ジェーンという少女が逃げてきた。 アメリカのマフィアに頼まれ偽札を作っていたが、職人気質が過ぎ予算と期日をオーバー。 オペレーターが撃たれたのを見ておびえ逃げてきたのだった。 逃亡を手伝って欲しければ偽札の原版をよこせと吹っかけるエダに怒ったジェーンは教会を 出て行く。 エダはジェーンが自分の下に再度泣きついてくるように、ジェーンの宿を自ら手配し そこにマフィアに雇われた賞金稼ぎを呼び込んだ。 エダの罠にはまりエダ、レヴィ、ロックが待ち構えている場所に逃げてきたジェーンは 案の定エダに泣きつく羽目になる。エダはラグーン商会の船でジェーンを逃がすつもりだったが 船はダッチとベニーともども出航中。 ダッチが戻ってくるまで商会の事務所で追ってくる賞金稼ぎ相手に篭城する羽目になってしまった。 敵はかつて共闘したシェンホア 始末屋ソーヤー ナルシストロットン、火炎放射器を操る変態ら多数。 何とか持ちこたえ船に乗り込むが、ニセ札の原版はネット上にあり、セキュリティが頑丈すぎて 取り出せななってしまっていた。ハッカー・ベニーの活躍で原版をダウンロードに成功、 ジェーンはベニーと恋に落ちた。 船に火炎放射器男他一命が乗り込んでくるが、レヴィとエダの活躍で撃退。ここでエダがCIAだと仄めかされる。 一方シェンホアはジェーンを捕まえられなかったが、ソーヤー ロットンという仲間を得るのだった。
コミックが手元にないので最新の展開はかなりいいかげんで。 ロアナプラにまたロベルタが出現したとの噂が流れ、町は大騒ぎに。 ロックとレヴィは再びロアナプラにやってきたガルシアと、 ロベルタの弟子のミニ戦闘メイド ファビオラに出会う。 ガルシアの父が政治的な式典で殺され、ロベルタは敵討ちのために 姿をくらましたのだ。 ロベルタを取り戻すため、ガルシアはチャンの口添えもありロックに 助けを求める。 ロックはレヴィとシェンフォアチームの協力でロベルタを追うが、 ロベルタは薬のやりすぎと復讐心から完全に狂っており、ゲリラ時代の 殺人マシーンにもどっていた。ガルシアと再会したロベルタはガルシアを 見分けられず殺そうとする。 ロックはガルシア、レヴィはファビオラに情を移すが、彼らの裏社会的な ものの考え方、手段を汚いと感じたガルシアとファビオラは 二人でロベルタをとりもどすことを誓い合う。 一方でロックは、唯一ロベルタを救えるかもしれないガルシアと ロベルタを会わせる為に周りを巻き込んだ 策を弄していく中で、だんだん策を弄することへの快感にはまっていく。
ガルシアの父を殺したのは米国防総省の特殊部隊だった。 しかしガルシアと会い、彼から父親を奪ったことを知った部隊の 隊長キャクストンは、ガルシアのために命を張る決意をする。 商会の仲間たちの協力も得て、黄金の三角地帯でロベルタとの決戦を迎える ロックたち。ガルシアのおかげでロベルタは正気に戻り、二人はキスを交わす。 ガルシアは父を殺したキャクストンに生きて苦しむように言い、復讐心の負の連鎖を終わらせる。 多くの死人を出しながらも、目的を果たし、ガルシアを自分の力で救えたという喜びを口にするロック。 しかし人の命や心をもてあそんだロックの独善やレヴィのゆがんだ物の考え方の押し付けに 腹を立てたガルシア、ファビオラは二人を散々非難し、去っていくのだった。 落ち込むロックにチャンは、「ガルシアとロベルタにはロベルタの殺人の罪を償うという茨の道が 待っており、彼らは救われてなどいない」と厳しく言いながらも、慰めるのだった。 以上が最新刊までの展開です。 アニメ中心で追ってきたのではしょっているところ、間違っているところあるかも。 訂正願います。あと67最後変な一文入りました。
あと76 シェンフォア× シェンホア○です。すいません。
乙でした!
補足でメインキャラクター説明 ロック=岡島緑郎 ラグーン商会に拉致された日本人青年。 商会のメンバーになってからもYシャツにネクタイ姿が基本。 会社に捨てられたことから、日本人であることを捨て裏社会に生きることを 決意するが、気のやさしい性格故にかなかなか順応し切れないでいる迷える主人公。 結構博識かつ頭脳派で時々策士っぽい黒い面も見せる。よく攫われる。 レヴィ(レヴェッカ) 中国系アメリカ人。アメリカのスラムで悪事三昧の過去を持つらしい。 男言葉でスラング連発、味方にまで銃を向けたことのある超癇癪持ち、 強いやつと戦うのが大好きという極悪暴力ヒロイン。 ロックとは大喧嘩の果てに友情が芽生え、よき相棒兼親友的存在に。 戦闘要員+ロックのボディガード的な存在。 基本この二人が主役で、裏社会を舞台にマフィア、軍隊、あらゆる 悪人たちがごたごた絡んでくる。ギャグ話あり鬱話ありという感じ。 悪人の哲学語りとか冒険活劇とかロックとレヴィの微妙な仲とか 色んな要素がぶち込まれてます。
チキタ★GUGUの続きから、五巻収録分だけとりあえず投下します。 以前の分はまとめwikiを参照してください。 レスがいきなり途切れたら多分連投規制を受けています。 規制がかかったら、時間を空けてからまた投下します。 (関係ないが別のスレにレスを誤爆していた…誤爆ってはじめてやったが恥ずかしいな)
第30話 ぺトラス皇帝のもとへ行くために城の中を進むうちに、 チキタたちは、皇帝とその取り巻きたちがなにをやっていたかを知っていく。 ある扉を開くと、中からは山のように積っていた人間の骨粉があふれだしてきた。 大きなツボをひっくり返してみれば、赤ん坊の爪が大量にこぼれた。 黒カビに感染したことによって、皇帝は脳を壊されてしまったのだとオルグは言う。 「袋の中のカビたみかん 伝染病の家畜 あいつらに罪があるわけじゃない でも もうわかるよ どんなにしんどくってもそのままにしておけない」 クリップは、自分の肩の上でそう話すオルグの存在を感じながら、7年前のことを思い出す。 7年前、人を大量に殺してオルグに与えた後、クリップは眠ってばかりいるようになった。 ”もう一度お前に会いたい” その願いを果たし終えた後のクリップはひどく無気力だったのだ。 そんなクリップの前に現れたのが皇帝だった。 「しばらくあそこで休もうよ 俺がベッド作ってあげるから ね」 クリップは大量殺人の件で多くの人間に狙われる身であり、 オルグは彼らから隠れるために皇帝のもとに行くよう言った。 (ほんとはもう人間なんかひとりもいらない オルグとふたりだけの場所でずっと一緒にいたかった でも結局ぺトラスのところで7年…) 城の奥へと進んでいく一行。 問答無用で襲いかかってくる皇帝のシンパたちを殺しながら奥へ向かっていく。 顔見知りを殺さなければならないことに泣くサデュースを、バランスは慰める。 その様子からすると二人はとても親密な仲に見えた。 稼業が同じなもので、実は昔からの顔なじみなのだという。 一方、サデュースは、チキタとクリップの方も顔なじみなのかと訊いた。 そうだと言われ、サデュースは複雑な反応をした。 やがて一行は隠し扉を抜けて、皇帝のもとへとたどり着いた。 大きな部屋の中央には花畑があり、その中に皇帝は座っていた。 *この花畑は、チキタと再会する前、皇帝に匿われている間にクリップが寝床にしていた場所
バランスは皇帝を殺そうとするが、何故か攻撃は跳ね返された。 大妖怪であるオルグが同じことをしても、やはり皇帝に攻撃することはできなかった。 花畑の周囲にシールドのようなものがつくられているのだった。 この花畑は、クリップにゆっくりしてもらうためにオルグがつくったものだった。 害意のある者を退ける働きがシールドにはあった。 その上、ここに来るまでに一行が殺してきた皇帝シンパたちの思念が、 皇帝を守るためによりシールドを強固なものとしていた。 物理的な攻撃が効かないため、口で刃向かうサデュースとバランス。 黒カビは今も皇帝の周りを漂っており、少しでも皇帝に共感を感じればすぐに感染する。 問答するのは危険なことだった。チキタは二人を制止した。 チキタは、最後の手段として、皇帝を閉じ込めることを提案した。 「扉も窓も出入り口全部封鎖して 水 食料なしで 1か月 念のために2、3か月もおいとけば」 皆はそれに同意した。 「これ、眠るみたいに死ねる薬 つらかったら飲んでくれ」 バランスは毒薬を置いていき、そして一行は部屋の外へ出た。 皇帝のいる部屋は閉ざされた。まだ開けられたままの天窓などは、 外に待機しているシャンシャン一族やザイセル一族の人手に閉めてもらうことにした。 天窓を通して、皇帝が赤子のように泣く声が聞こえた。 「開けてくれ 誰か 誰か ああ ああ 誰か ひっひとりはいや」 皇帝が死ねば黒カビの流行はおさまる、 これで人をたくさん助けられたねとオルグは嬉しそうだった。 「そう? だけど見ろよあの2人 戦いは終わったって顔じゃないぜ」 クリップがあごで示すその先には、クリップを見つめるサデュースとバランスの姿があった。 30話おわり
第31話 クリップは、7年前の大量死は、オルグに人を食わせるために自分がやったのだと言った。 途端に、サデュースはクリップを攻撃したが、クリップは難なくその攻撃をそらした。 泣きながら非難の言葉をぶつけるサデュースを、バランスがなだめて押さえつける。 「やってみせようか? もう一度 人間の脳みそだけを一瞬でぶち壊す音波のようなものをつくるんだ 半径1・2キロ以内の人間がいっぺんで倒れる」 そう言って音波をつくろうとクリップは片手を挙げる。 オルグは、今は満腹だからいいと言ってすりすりして止めようとする。 そしてチキタは、クリップが挙げていた方の手首を掴んで制止した。 「帰ろうクリップ 約束しただろう いつか帰るって」 オルグはサデュースに対して「ごめんよお嬢さん」と声をかけ、 チキタもサデュースとバランスに別れの言葉を残し去っていこうとする。 サデュースは泣きながら言う。自分は7年前まで5人兄弟の末っ子だった、 だが、兄も姉も母もクリップによって殺され、オルグのエサにされてしまったのだという。 「私はこれからもけっしてその男を許さない」 チキタも涙を流し、言った。 「俺だってこいつが クリップがやったことは許せない だから…だからこそもう二度と 俺はこいつから目を離さない 二度とお前から目を離さないからな クリップ」 そうしてチキタとラー、クリップとオルグはその場を去って行った。 シャンシャン一族やザイセル一族の者たちが恐れながら遠巻きに見ていることを感じ、クリップは思い出した。 かつて山の中を追われた時のこと、死ぬためにオルグに会いに行った時のことを。 (あの時からずいぶん時間がすぎたはずなのに おかしいな何もかもあの時のままじゃないか) 俺はどこを歩いているんだろう、そう思った時に、チキタが振り返って「クリップ」と名前を呼んだ。 (ああ……そうか チキタの後を歩いているんだ)
チキタはひたすら歩き続け、気づけば真夜中になっていた。 いつもなら大きくなったり鳥になったりしてチキタを運んでくれるはずのラーは、 元気がない様子で運搬係にはなってくれず、野宿をすることになった。 クリップはちゃんとついてきてはいるようだが、 たらたら歩いているようでその場まではまだついてきていなかった。 くま姿から少年姿に変化したラーは、やはり落ち込んだような様子だった。 ラーは、クリップを絶対に許さないのかと訊く。チキタは「うん」と答えた。 「ひょっとして……俺の事も……許さないのか…… 俺も山のように人を殺してきた ずっと お前は俺を許してなかったのか?」 その質問にもやはりチキタは「うん」と答えた。 「俺はお前のことも許さないよ ラー・ラム・デラル これからも決して クリップやオルグやペトラスのことも」 ラーは泣きだし、くま姿になった。そんなラーをチキタは抱き上げる。 チキタは言う。自分は人間だから、人間である限りは、人間を殺すことは許せないと。 「お前は"人喰い"だろ!? お前が喰うのは"人間"だものな ラー だからいつか絶対に 俺を喰ってくれよな」 不老のまま長い時をさまよう事になっても、ラーのために最後まで人間でい続けようとチキタは思った。 ラーは泣きながら「うん」と言った。 その夜のおそくに、ペトラス皇帝はひっそりと生きることをやめた。 一週間くらいは生きると思っていたのにあっけなかったねとチキタとラーは話した。 「ヘトヘトだったんだろうね……体も魂(こころ)も」 チキタの言葉に、ラーはまた涙を浮かべて「良かったね」とつぶやいた。 (サデュースの為に バランスの為に 俺やチキタの為に そしてなによりペトラス自身の為に それはやっと少し嬉しい事だった…) 31話終わり
第32話 チキタたちは、髪も肌も瞳の色さえも真っ白な女性の中にいる、妖を退治しているところだった。 ここしばらく、色素のない白い食べ物ばかり食べさせていた女性の口からは、蛾のようなものが這い出てきた。 オルグは言う。人喰いにも色んなタイプがいるのだと。 「肉を喰う奴 皮を喰う奴 人間の水分だけ喰う奴 精気を吸う奴 電流を喰う奴 男しか喰えない奴 女しか喰えない奴……こいつは人間の"色素"だけ喰うんだよ」 蛾の妖はクリップによって退治された。女性は、元のようには戻れないものの、しばらくすればまた色づくらしい。 人喰いであるオルグが食べるのは、 「今際の際に人間の心臓のまわりを流れる一番きれいな光」だという。 ラーは一体なにを食べたのだろうか、とチキタは思うのだった。 皆が妖退治に出ていく中、留守番をしていた少年姿のラーのもとにサデュースとバランスが訪ねてきた。 ニッケルの墓とチキタの両親の墓が並ぶ前に座り込んでいたラーは、二人に相談をする。 百年たったらチキタを食べると約束したが、食べ終わったらどうすればいいのだろうかと。 「ニッケルが死んだ後 俺は寂しくて寂しくてニッケルに会いたくてたまらなくなった もしも今チキタがいなくなったら きっともっともっと寂しくて絶対もう我慢できない」 人喰いであるラーがそんな発言をすることに、サデュースはいらだった態度を見せる。 百年も経てば、喰われなくなったって寿命で人間は死ぬものだと怒りながら言う。 ラーはただただ茫然とした。 帰ってきたチキタに、サデュースとバランスは訪問の用件を話した。 ペトラス皇帝は宮殿ごと閉じ込めていたのだが、後の調査で隠し通路があることが発覚した。 宮殿の中ではパイエの死体だけが発見されていないので、彼女が逃亡した恐れがあった。 黒カビは、稀に見るカリスマであるペトラスが核となったからこそ広まったものであり、 パイエ一人が生き残ったところで更に広まる恐れはないとオルグは言い、とりあえずその件は保留となった。
サデュースたちは、美白の薬を飲んで全身真っ白になる女性が近頃多く出ていることにも頭を悩ませていた。 チキタたちが冒頭で退治した妖の卵が薬として売られているせいだった。 日光のあたらないところに閉じ込め、色のない食べ物を食べさせればエサを求めて妖が出てくるとオルグはアドバイスした。 帰路につきながらサデュースとバランスは、ラーが人間味のある発言をしたことへの驚きや、 長年生きているだけあって妖退治の博学な知識を持つオルグについて語った。 サデュースは、オルグが憎いけどなにもできないことが悔しく、無力さを感じると歯噛みした。 「無力なんかじゃないさ 早いところ白くなってるお姉さんたちを助けてあげなきゃ!」 バランスはそう言って励ました。 寝入りばなに、お前は人間のなにを食べるのかとチキタはくま姿のラーに訊いた。 「お前は一体人間の何で腹が満ちてたのさ…?」 「わかんない…ただ… 人間を殺さなきゃ…やってはいけなかったんだよ……」 なのにどうしよう、ラーはそう思い、既に眠りに就いたチキタの横で震えた。 (もうお前なしでなんかやっていけない お前を食べるどころか… あとたった百年…もう…考えるだけで怖い チキタ…お前を失うのが怖い) 眠るクリップのそばにいたオルグは、ラーのそんな思いを感じ取る。 気持ちはわかるけど俺みたいになっちゃだめだよ、そうオルグは思った。 昼間にラーが座り込んでいた墓場の近くに、カナヤンとチョロルが姿を現した。 いよいよだね、最後の力をふりしぼってラーを仕上げよう、と二人は言い合った。 ※カナヤンは第1話でチキタの涙を食べて毒にやられて死んだ妖 チョロルはかつてクリップを舐めて死んだ妖 何故かラーの夢の中に今までも度々現れている 夢に出るのはカナヤン・チョロル本人ではなく、姿を借りている別の者らしい 以前にはオルグの姿を借りたこともあり、その直後にクリップが「オルグの姿を勝手に借りやがって」と 言いながらチキタの両親の頭蓋骨を粉砕している 32話終わり
第33話 気がつけば、周囲には花、目の前にはテーブル、その上には豪華なごちそう。 そんな場所にチキタとラーは並んで座っていた。 カナヤンとチョロルから酌を受けながら、これは俺がよく見る夢だとラーは説明する。 こんなに早くに二人一緒に夢の中にこられるようになって嬉しいチョロルは言う。 そのチョロルを見ながら、なにかを感じるチキタ。 どうしてチキタが今日は一緒にいるのか、そういえばこの夢を見るのも久しぶりだなと言うラー。 「力を貯めてたのよ 今日のこの日を信じて 私たちも淋しいけれど無限ってわけじゃないから…」 涙を流すカナヤン。ラーは、目の前にいるカナヤンがかつて出会ったことのある妖だったと思い出す。 チキタの毒にやられて死んだはずなのに、どうしてここにいるのだと不思議がる。 「体はとうになくしたわ… あなたと話したくてずっと待ち続けていたのよ チキタにしがみつきたくてあなたがクマに化けるように、これは仮の姿」 カナヤンとチョロルはラーに語りかける。 「もう知ってるね チキタを それからニッケルを 振り返ることを知って 思い出を持って やっと我々の声も聞ける」 「この後 クリップの中にチキタを見つけなさい かつて ニッケルの中にチキタを見たように」 「クリップの中に それからサデュースやバランスの中に これからどんどん出会う色んな人の中に お前はこれからずっとチキタを見つけていきなさい ラー・ラム・デラル…」 そしてチキタに対し、ラーの中に私たちを見つけてくれてありがとうと二人は言う。 「お礼なんて……俺の……方こそ ありがとう 父さん母さん」 二人は驚いて目を見開き、そして泣き、去って行った。 「なごり惜しいけどそろそろ バランスが死んじゃうわ またねチキタ いつの日か」
バランスは、巨大な土虫のようなものに襲われ、腕がとびちったりと死にかけの状態だった。 これは助からないかもとつぶやくオルグ、泣いているサデュース、 どうせ死ぬんだし喰っちまえよとオルグに話しかけるクリップ。 そこにラーとチキタが駆け付ける。ラーによって虫は倒された。 ラーは巨大な救急袋の中にバランスを突っ込み、ちぎれていた腕なども放り込んだ。しばらくすると完治する。 ※救急袋はチキタが大怪我した時などに何回か登場 傷の部分に巻きつけたり、 全身まるごと袋の中に入ったりすると傷などが治るチートアイテム サデュースたちは、美白薬の出所を探り訪ねたところ、 そこにいた土虫にいきなり襲われたのだという。 危険な敵だったので、立ち向かうバランスを残してサデュースはチキタを頼りに来たが、 チキタもラーも眠っており、その周囲にもシールドのようなものがあるせいで何故か近づけなかったという。 代わりにクリップとオルグが来てくれたが、その時にはもうバランスは死にかけていた。 美白の薬も土虫も、誰かの陰険な罠ではないかとサデュースは言う。 クリップの中にチキタを探しなさい――そんな言葉を思い返しながら、クリップのもとに行くラー。 「サデュース達がな 少しだけど感謝してたぞお前のおかげで助かったって……」 すぐに「うそつき」と返された。続けてなにも言えず、ラーは落ち込む。 去っていこうとしたところ、クリップは引きとめ、百年たったらチキタをどうするのかと訊いた。 どうするべきだろうかと言うラーに「チキタは人間なのだからちゃんと喰ってやれ」とクリップは言う。 「オルグの事を思うと……たまらない 本当に…申し訳ない気持ちでいっぱいになる」 クリップは言う。7年前に人を大量に殺した時に、きっと自分は人ではなくなったのだろうと。 そもそも、幼いころからずっと人を喰ってきた自分は人間だったことなど無かったのではないかと。 「オルグが哀れだ 何年もの時間を俺なんかのために費やして 命まで落としかけて 結局俺を喰うこともできない……あいつは本当に俺にあたって不幸だ… だけどチキタは俺とちがってまっとうな人間だ だから迷うならデラル 安心して百年を待て」
晩に眠るチキタの横で、ラーは泣いた。クリップが人間じゃないなんて悲しいと思えてだった。 (これが…クリップの中にチキタを捜すということなのかな?) バランスは無事に全回復した。腕もくっついた。 だがしかし、服までは回復せず全裸状態なのでチキタに服を貸してくれとねだった。 第33話おわり 以上、5巻まで。 前に書いていた人は巻ごとにキャラプロフィールを整理していたようなので倣います。 *チキタ・グーグー 人喰い妖にとって毒となるほどまずい人間。ラーに両親を喰われている。 まずい人間は百年飼育したら美味くなるという伝承に従ったラーに飼われているが、段々ラーと仲良くなっている。 『百年』の影響で不老状態になっている。妖退治などを生業とする「妖しい屋」をやっており、色々不思議なこともできる。 *ラー・ラムーデラル 人喰い妖。チキタと『百年』をやっている。なんにでも変身できるが、おでこの印だけはどの姿でも固定されている。 おでこの印はグーグー家の家紋なので、グーグー家の人間に造られた妖らしい。チキタに情がわき、食べられないと思い始める。 *クリップ 人喰い人間。妖のオグルと『百年』をやっており、300年ぐらい生きているが不老なので少年の姿。 食料のない土地に生まれて物心つくころから人肉を喰っていた。オルグが好きで、オルグに食われたいと思っている。 *オルグ 黒いウサギのような姿をした人喰い妖。死に際の人間の心臓のあたりに流れる光を食べる。情がわいてクリップを喰い殺せない。 *バランス・シャンシャン 妖しい屋一族のシャンシャン家の息子。チキタを慕っている。サデュースと懇意。 *サデュース・ザイセル 妖しい屋一族のザイセル家の娘。クリップに家族を殺され、オルグに家族を喰われ、二人を憎んでいる。言霊が使える。 *パイエ 盗賊の頭領の娘。妖しい屋じゃないが不思議な力を使える。色々と性格が悪い。サデュースとの仲は険悪。 *ニッケル・シャンシャン バランスの異母姉(シャンシャン一族は子供がたくさんいる)。 人喰いに襲われたチキタをかばって7年前に死亡している。チキタ以外でラーが初めて心を開いた相手。
未解決リストから。 重症をおった男行き倒れの男から謎のリモコンを受け取った老人。 リモコンは実は巨大ロボット(どう見ても鉄人28号のパロ)の操作機だった。 各国のスパイが鉄人をねらって戦いを繰り広げているらしい・・のだが、 とりあえず鉄人を家につれて帰った老人がそんな物騒な真実を知るよしもない。 夜間に響き渡る鉄人の動作音に、老人のイヤミな隣人が苦情の電話をかけてくる。 家に置いておくわけにはいかないし、かといってどこかにひきとってもらう術もない。 老人はかねてから隣人とのトラブルの元になっていた隣家の庭木を引っこ抜かせると、 鉄人に乗って海へ。庭木を海辺に植え替えさせた後、鉄人に平和な日本の都会に お前の居場所はないと告げ、リモコンを海に投げ捨てる。リモコンを追って飛んでいった 鉄人も、海中に姿を消した。 世界各国が争奪戦を繰り広げていた新兵器、鉄人はあっさりとこの世から姿を消したのだった。 完
チキタ、鉄人乙です
細川智栄子さんの「伯爵令嬢」 どなたかお願い致します。
94 :
マロン名無しさん :2010/07/19(月) 13:53:38 ID:n5bno804
まとめwikiに1話だけある、遠藤浩輝の「EDEN」の続きを教えてください
「ご主人様に甘いりんごのお菓子」2巻に収録された、 「ご主人様の長い一日」と「続・ご主人様に甘いりんごのお菓子」をお願いします。 wikiにある1巻の内容と同じような感じで書いていただけたら嬉しいです。
TRIGUN MAXIMUM、まとめの続き(4巻以降)を予約します
97 :
マロン名無しさん :2010/07/31(土) 13:19:58 ID:Z2CqFeti
ほしゅ
98 :
マロン名無しさん :2010/08/01(日) 03:33:53 ID:JAsaQJH3
移転オワタ?
99 :
マロン名無しさん :2010/08/01(日) 03:47:25 ID:lynvyz0D
アメコミの「フロム・ヘル」をお願いします
山本貴嗣の「メタルマックス3 夢見るカルメン」をお願いします。
101 :
マロン名無しさん :2010/08/04(水) 17:35:35 ID:y75XG6Fe
細雪純「ジェネレイターガウル」をお願いいたします
予約してたTRIGUN MAXIMUMの続き、第4巻投下に来ました 補足の書き方は、前に書いてた方に合わせつつ 今後の投下は、コミック1冊分まとめる毎を予定
■第3巻まとめへの補足 ルイーダ …先生の妻。先生亡き後隠れ里の代表として皆を指揮する。 〜ここから4巻本編〜 プラント数に比べて隠れ里の食事が質素だと話したウルフウッドに、ヴァッシュは地球(ホーム)へ超長距離通信を試みているためにエネルギーを節約していると明かす。 そしてヴァッシュ達の滞在中、遂にシップの電波望遠鏡が地球からの返信を捉える。 返信方法から地球ではワープドライブが実現していると分かり、「数年の間に…船(シップ)がやってくる!」と沸き立った一同は宴会を開いた。 酔いつぶれそのまま就寝していたヴァッシュは、突如何かを察知して目を覚ます。 その時、シップの通信機器が電波中継衛星の反応消失を観測していた。 ――来てみろ、科人ども。刻み堕としてやる―― 間もなく外へと向かうヴァッシュへブラドが声をかける。 衛星の消失を告げたブラドに「たぶん、‘そうだ’」と原因を示唆すると、ヴァッシュは外で待ち構えていたウルフウッドと共に旅立った。 GUNG-HO-GUNSのミッドバレイは、同じくGUNG-HO-GUNSのガントレットと共に、ナイブズが衛星を打ち落とした力の爪痕を目にしていた。 次々と減るGUNG-HO-GUNS。 ヤバイものには鼻がきくつもりだった自分に舞い込んだ、掛け値なしの厄ネタ・ナイブズの接触。 人を何人殺そうが無表情だったナイブズが一度だけ目せた、害虫を大量に駆除した人間の安堵を思わせる影。 ヴァッシュに永遠の苦しみを与える、馬鹿げたルールの死のゲーム。 自らの状況をかんがみたミッドバレイはどこにも逃げ場がないことを確信、「出口の無い死であるなら」とナイブズ殺害を考える。 しかしナイブズの勧誘を受けた時彼に挑んで返り討ちに遭った仕事仲間を思い出し、震えだした歯を食いしばるしかできなかった。 その後ミッドバレイはホッパードと合わせ技のデモを行い、レガートより二人同時に発つ許可を得るのだった。 ■補足 ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク …GUNG-HO-GUNSの一人。脳を揺さぶる殺人音楽を奏でるサックスプレーヤー。 ホッパード・ザ・ガントレット …GUNG-HO-GUNSの一人。屈強な上半身といびつに小さい下半身の男。巨大なコマのような鉄塊・グーデリアを用い、突撃攻撃を行う。
戦いに向かう砂蒸気(サンドスチーム)、ミッドバレイはガントレットに「逃げるつもりなんだろう?」と見透かされる。 ミッドバレイが険しい視線を送ると、ガントレットは密告の意思を否定。 「あんたと組めるのは正直この上ない戦力だし。どの道俺から‘行かせて’もらう事に変わりはない」と。 あんたが居れば確実なんだと、逃亡の跡隠しを引き受けるガントレットに、ミッドバレイはすまないと返した。 メリルとミリィは砂漠でミイラ化していたヴァッシュとウルフウッドを見つけ病院に運ぶが、少し病院を出た間に退院され、彼らを見失っていた。 特徴的な二人だからすぐ見つかると気を取り直した矢先、メリルが失踪してしまう。 翌・日中、食事を取っていたヴァッシュ達がミリィを見かけ声をかけると、二人に気づいた彼女は泣き出した。 その頃メリルは、簡素なエレベーターに捕らわれていた。 気配を感じた格子扉の向こうにビースト、ミッドバレイ、ガントレット――3人のGUNG-HO-GUNSが姿を現す。 ガントレットはメリルに近づくと、執拗にヴァッシュの身内かと尋ねる。 彼らを知らないメリルが「何者なの!?」と問い返すと、「そんな程度じゃ、殺してもつまらなそうだ」とガントレットは去って行った。 夜になり、ヴァッシュ、ウルフウッド、とミリィは宿を取る。 ウルフウッドがメリルは奴等の手中だと話していると、窓の外に砂漠虫(ワムズ)(殻をまとった芋虫様の巨大原住生物)に乗った少年、GUNG-HO-GUNSの12、ザジ・ザ・ビーストが現れる。 彼はショートヘアーの小柄な女性というフレーズを出すと、龍津城の重慶ビルで待つと言い残し砂漠虫共々地中へ消えた。 ヴァッシュ達3人が重慶ビルへと城下を抜けていると、しばらくして頭上から咆哮がこだまする。 ■補足 ザジ・ザ・ビースト …GUNG-HO-GUNSの一人。縦細い瞳孔の少年。様々な虫を操れ、虫を使った情報収集に長ける。 ガントレットは黒光りするグーデリアを盾のようにかざすと、雄たけびを上げて建物から飛び降りる。 そのまま内蔵ブースターで加速し、障害物を砕きながらヴァッシュ達の前に着弾。 崩落物に弾かれ、ウルフウッドが一人分断される。 彼を案じる間もなく、ヴァッシュはGUNG-HO-GUNSの6、ホッパード・ザ・ガントレットと向かい合う。
ブーストや腕力による跳躍を駆使し、ガントレットはヴァッシュをひき潰そうとする。 交戦の合間に住人へ避難を呼びかけるヴァッシュをガントレットはクソ偽善者と罵り、ジュライでしたことを思い出せと迫る。 何があったか知っているのか尋ねるヴァッシュに彼が叫ぶ。 「あの光、忘れるものか。歪んだ空間。帯電した空気! そして…根こそぎの絶望を!」 側に残ったビーストからヴァッシュ達兄弟の話を聞いていたメリルは、彼らの正体が自立しているプラントだと知り、体を震わせていた。 ガントレット戦から避難したミリィは、ミッドバレイの衝撃超音波(ウルトラ・ショック・ソニック・ウェイブ)を受け倒れていたウルフウッドを発見する。 ウルフウッド意識を取り戻すが、近くでライトに照らされた十字架に目もくれず、「暗うてスマンが」とパニッシャー探しの手伝いをミリィに頼んだ。 ガントレットからジュライの話を聞いたヴァッシュは、銃も向けず回避一方になっていた。 逃げ込んだ物陰、目にした月の大穴をきっかけにジュライでしたことを意識する。 気づくと眼前にガントレットが肉薄していた。 死神が息がかかる程近くに来たのは初めてだと言うヴァッシュを、殺しにかかっているのにヘラヘラしている、とガントレットが殴る。 ガントレットの殺意にかつての自分を重ね「ぼくをころしてもいい」と言いながらも、その前にナイブズと決着をつけさせてくれと吼えるヴァッシュ。 それをガントレットはつまらんと一蹴し、やっぱ人質使うわと上方へ飛び上がって行った。 自分の視界がおかしいことに気づいたウルフウッドはミリィを気絶させると、彼女を安全な場所へと周囲の住人に預ける。 戦い及ばぬ空の上、ある飛行船の一室では。 何者かがナイブズの電話を受け、口元に笑みを浮かべていた。 「私達に声がかかったという事は、ずい分減ったみたいねGUNG-HO-GUNSも。大丈夫任せておいて」
106 :
マロン名無しさん :2010/08/10(火) 23:33:40 ID:kehHyDBP
ほしゅ
107 :
マロン名無しさん :2010/08/11(水) 11:59:31 ID:fX70pyAa
ワンピ 最初から全部ヨロ
「魔法先生ネギま!」の、21巻以降のエピソードをお願いします。 誰とどういう状況で仮契約したのか、という部分を重点的にお願いします。
109 :
マロン名無しさん :2010/08/16(月) 22:13:05 ID:/Z47wDe6
ほしゅ
エイリアン通り 成田美名子 1980年代前半に連載された、当時のアメリカが舞台の話です。 少女漫画には珍しく主人公が中東出身。 シャールが徐々に心を開いていく心理描写がメインの作品なんですがストーリー中心に紹介。 その後の少女漫画に地味ながら大きな影響を与えたと思われます
登場人物紹介 シャール…父親はアラブ人、母親はイギリス人。女優だった母親似で、見た目は白人、美形。 11歳で母をなくし、人間不信に陥っていた。1話では15歳。 ジェル…フランス人留学生。シャールの家に運転手として同居することに。 真面目でジャーナリスト志望。シャールの親友になる。 翼…日本人少女。15歳。シャールの家で住み込みのハウスキーパーをしている。 事情があって家出、街をさまよっていたところをシャールに拾われた。 バトラー…シャールの執事。イギリス人。かつてはシャールの母の執事だったが、 シャールの母の死後はシャールの執事として仕えている。 セレム…砂漠の遊牧民出身。子供の頃、シャールの家庭教師となるべく街へ送られる。 シャールにコンプレックスを持っていた ナザレとジョン…シャールと同じ大学の学生。不良だったがシャールの説得で改心。
1st.真夜中のカーボーイ フランス人留学生ジェルは正義感の強い新聞部員。 大学の学長の息子(通称・ナザレ)と友人ジョンの不正を暴こうとするが、逆に脅されナイフで利き手を切られてしまう。 そこにシャールが通りがかり、ナザレとジョンを蹴り飛ばしてジェルを助ける。 シャールは怪我の手当てをするためにジェルを自宅へ連れ帰る。 シャールの自宅はビバリーヒルズの豪邸で、執事バトラーとハウスキーパーの翼と3人暮らし。 金髪で見た目は白人のシャールだが、実はアラブの産油国ジャザイリー(注:架空の国)出身。 アラブの石油王の息子で大金持ち、15歳だが飛び級で大学4年、スポーツ万能と完全無欠、学内でも知り合いが多い有名人だった。 しかしシャールは醒めていてどこか人をバカにしているところがあった。 ジェルはシャールに手当てしてもらうが、からかわれたのに怒って帰ってしまう。 ジェルは手を怪我したせいでバイトはクビ、家賃も払えず下宿を追い出される。 シャールはまだ15歳で無免、執事も運転できないからといってジェルに「住み込み運転手をしないか」と持ちかける。 ジェルは悩んだ末に承諾した。 しばらくして、ジェルはシャールが学長にかけあいナザレに説教して改心させたことを知る。 ジェルは自分の無力さを痛感し、ついシャールに八つ当たり。 しかし、憧れのジャーナリストが集まるパーティの招待状をシャールから貰い大喜びする単純なジェルだった。
ジェルとシャールは元女優のマダム・バイオレットが主催するパーティにやってきた。 シャールはカバンの中から小さなビンを取り出した。その時一緒に持ってきた実験用の新品のスプーンが腐食して折れてしまう。 ビンの中身はワライダケのエキスで、シャールはそれをこっそり飲み物に混ぜ、出席者たちに飲ませる。 笑いが止まらなくなった出席者たちを見てシャールは「普段上辺だけで笑ってる連中が腹の底から笑ってるんだ」と醒めた目で哂う。 ジェルは怒って「いい加減にしろ」と一喝、シャールを平手打ち。 帰りの車の中で黙り込んでしまったシャールは、今まで見せたことのない15歳らしい表情をしていた。 翌日、シャールとジェルはシャールの部屋に盗聴器が仕掛けられているのを発見。 更にシャールが銃を持った男に拉致されそうになったり、シャールの部屋が滅茶苦茶に荒らされたりする出来事が起こる。 シャールは「翼とバトラーに心配させたくないから何も言うな」とジェルに口止めする。 しかしある日、ジェルはシャールの部屋でシャールが隠し部屋から出てくるところを目撃。 どういうことかと問い詰めるジェルに、シャールはようやく話しはじめた。 シャールの隠し部屋にはシャールの秘密のカビ・キノコ実験室があり、 シャールはそこで偶然金属を腐食させる新種のカビを発見してしまったのだという。 犯人達は兵器にも転用できるそのカビを狙っているらしい。 シャールには犯人の目星はついているようだが、ジェルにも口を割ろうとしない。 力になろうとするジェルに、シャールは「人のことはほっとけよ」と言い放つ。ジェルは怒り、自分で調べると言って家を飛び出した。
ジェルは色々調べるうち、犯人はマダム・バイオレットではないかと睨む。 カビが家から出たのはあのパーティの日だけ、そして彼女の夫は製薬会社を所有しており、政府委託の生物兵器を開発しているというのだ。 おそらく、マダム・バイオレットはカビで腐食したスプーンを見ていたのだとジェルは推測する。 ジェルが家に帰ると、入れ替わりにシャールが「白昼堂々とカビが盗まれた」と言って1人で車で出かけてしまう。 シャールがカビに仕込んでおいだ発信機の後を追っていくと、そこはマダム・バイオレットの屋敷だった。 ジェル、バトラー、翼、更にナザレとジョンがシャールを車で追いかけてきた。 簡単なことじゃないんだ、帰れ、と言うシャールに皆は「簡単じゃないからこそ協力したい」と答える。 仕方なくシャールはナザレとジョンに「30分経ったら車で屋敷に突っ込め」と指示。 翼とバトラーには「家でパーティの準備をしておいて」と頼み、バトラーに運転させて家に帰す。 ジェルはバトラーが運転できることに驚き、何故嘘をついたとシャールに怒る。 シャールは「そうしないとおまえが路頭に迷ってただろうが」と言い返す。 ジェルとシャールは正面玄関から堂々と屋敷に入っていく。マダム・バイオレットの部屋では彼女が銃を構えて待っていた。 研究室のものは全て処分したので最後の一片を消しに来た、とシャールは笑顔で宣言、 マダム・バイオレットに向かって謎の液体を噴霧する。シャールいわく、それは「肺ペスト菌」。 普通の抗生物質が効かない耐性菌で、この腐食カビしか効かないのだという。 切羽詰ったマダム・バイオレットはカビたチーズを丸呑み。カビは見事に消滅した。 30分が経過して屋敷に突っ込んできたナザレたちの車でシャールたちは撤収。無事帰途に着くのだった。
2話以降はまたこんどに。宜しくお願いします
乙です アメリカが舞台なのにアメリカ人じゃないのばっかりだからエイリアン(異邦人)通り?
エイリアン通りの人、乙
懐かしかった
>>116 それもあるだろうね
あとはシャールの思考回路がちょっと特殊っつーかあまり普通じゃないっぽいところとか
>>114 の「謎の液体を噴霧」した容器が、エイリアン(ギーガーのやつ)の模型を改造した
ものだったのもインパクトが強かったなw
矢萩貴子の「薔薇のヴァンパイア」をお願いします。
ゲームのは知ってたけど漫画もこのスレあったんだ とりあえず魔法遣い書くわ YAIBAも書けそうだけど予約はしない
---1/7話 ユメと魔法の物語 魔法遣いを目指す菊池ユメは研修・試験のため田舎から上京 途中親切にして貰った男が金を欲していたので、お礼として大金を押し付けつつ事務所へ 研修指導の「雅美」という名前から女性を想像していたユメだったが小山田は男性 実はユメは男が苦手だったが、克服のため同居することに とりあえずシャワーから出てくると、さっきの男(善之助)が訪問 お礼が足りなかったか、と聞くユメは「金の為に親切にしたんじゃない」と怒られ泣き出してしまう 善之助はサッカー選手を目指していたが、事故で足を切断したと語る そして「義足を思い通りに動かす魔法」の費用の為に、盗みや騙しもしたが その内に、足よりも大事なものを失っていることに気づいた、と それを聞き大切なこと(?)に気づいたユメは善之助に「義足(略)」の魔法をかける 喜ぶ善之助を見てユメは、研修への意気込みを強めるのであった ---2/7話 塀の中のLoveLetter 小山田(研修担当)は宝くじに当選している事に気づくが、使い道も無く困る そんな折に依頼人が現れる。ツン女(加藤)は「自分を有名にして欲しい」と つっけんどんに言い放つが、依頼人と同調しないと魔法は上手くいかない為、ユメが付き纏うことに 加藤が優しいことや田舎出身だとわかると仲良くなり、デレてもらう 加藤の本当の目的は、新聞に載り「横領の冤罪で服役中の恋人」に思いを伝えることだった 感動したユメは魔法でウインブルドンに出たり、イルカに乗ったり、銀行強盗したりするが(謎思考) 当然のごとく突っ込まれ頓挫。常識人な加藤は銀行へのお詫びにと宝くじを買う ユメは依頼を失敗するが、加藤を助けて欲しいと小山田へ泣きつき、小山田も承諾する ――それから数日後、宝くじの当選金を全額寄付し新聞に載る加藤の姿があった 小山田は自分の当たりくじと加藤のくじを入れ替えたのだった 魔法で当選させたと勘違いするユメに小山田は 魔法は凄ければ良いというモノではない、人を幸せにする手段のひとつでしかない、と諭す
---3/7話 真夏の夜のユメ ユメは小学校で草むしりをしていた少年を助けるが、罰掃除をズルさせたと教師Aに罵られ逃げ出す 公園で欝るユメだったが、少年に「俺の替わりに雲をどかせ」と頼まれ、同時に少年の親友が現れケンカに 少年達は教師Bの退任記念に月食を観測したかったが、当日は曇天 解決策を探す過程で、少年が魔法遣いだとバレてしまったとのこと 少年は魔法遣い故の差別に苦しんだ過去があり、隠していたのだった ユメは少年を諭し、親友とも和解させ、協力して魔法を遣うことに 教師Bの「月で教え子と一杯やる」という(無茶苦茶な)夢を叶えたユメは 魔法遣いになる決意を新たにし、少年もユメのような魔法遣いを目指すと改心するのであった ---4/7話 思い出のハーモニー 小山田に惚れているミリンダは、小山田が多佳子という女性に会いに行ったのに怒り出す(伏線) 今回の依頼は「7時間ほど体と家を35年前の状態に戻して欲しい」という婆さんの依頼 ユメは魔法を成功させるが、若返った婆さんに娘と勘違いされてしまう しかし、娘と夫を同時に亡くした婆さんを励ましたいと、ユメは娘のフリを続ける 時間が過ぎ依頼は完了するが、ユメは婆さんに心を残してしまう 止める小山田を振り切り会いに行くユメだったが、そこには燃え上がる家とお礼の言葉だけが残されていた 婆さんは思い出に区切りをつけた後に死ぬつもりであった ---5/7話 翼の無い鳥 前回の依頼からユメは依頼を失敗するようになった。人の心に入るのが怖くなったのだ そんな折、ミリンダの息子の大樹が「母さんが幸せになる魔法をかけろ」と尋ねてくる 毎晩、小山田を思って泣いている母が不憫だというが、しかし小山田は冷たくあしらう ユメはそんな小山田に反発し心を見ようとするが、今のユメには不可能であった 自信を失い町を彷徨うユメはさらに、自分に関わったタクシー運転手が重傷というニュースを見る 完全に欝状態になったユメは、故郷へ逃げ帰ってしまう また、小山田も自信を失い、魔法局の統括者であるギンプンに相談する ギンプンは小山田を心配し、ユメと小山田の双方を助けるため、 ユメの最終試験を「小山田に魔法をかけること」に決める
---6/7話 幸せのかたち 田舎へ帰ったユメは友達の少女の病状を知る 死の淵にあっても笑顔を絶やさない少女に、無力を痛感するユメだったが、その前にギンプンが現れる ギンプンは小山田の過去、小山田が事故で死んだ恋人(多佳子)を思い続けていること ミリンダを愛していながら、そして大樹が自分の子だと知ってもなお 自分を罰するために孤独に生きていることを語り また、ユメがいままで沢山の人に笑顔を与えてきたこと、 ユメがいたから病気の少女は笑顔でいることができたと励ます そしてその笑顔を、死んだ婆さんから受け取った思いを、小山田にも与えて欲しいと頼む ---7/7話 明日への扉 ユメは小山田の「死ぬのが自分だったら良かった」という思いを読み取り 小山田が死んでいたらどうなったか、を魔法で見せる 初めは多佳子が生き残ったことに喜んでいた小山田だったが 小山田を思い泣き続け、休日のたびに墓参りをし、孤独に生きる多佳子に苛立ちを爆発させる "僕と一緒に 死んだように生きるのは やめるんだ!" と、それこそが、死んだ多佳子の伝えたい思いだった 「少し妬けちゃうけど、幸せにね、ありがとう、さようなら」小山田を励まし多佳子は消える かくして、呪縛を断ち切った小山田はミリンダと結ばれ ユメは卒業試験に合格し、晴れて一人前の魔法遣いになったのでした 終わり
以上っす ちなみにこの後、田舎に帰って同級生男とイチャイチャする読みきりと 同級生女をイチャイチャさせる読みきりがあります
おつっす
125 :
まとめの人 :2010/08/29(日) 11:04:35 ID:???
あらすじ書きさんまとめて乙です ここまでのあらすじ・リクまとめておきました
126 :
マロン名無しさん :2010/08/29(日) 20:38:04 ID:Yb/JlPS3
おつっす
乙乙 未解決にモノノ怪があったので書いていきます アニメ「怪〜ayakashi〜」の化猫ストーリーそのままのため簡易Ver.
坂井家の娘・真央は家の財政難のため、塩野家に嫁ぐことになっていた。 輿入れの日、屋敷を出ようとした真央は突然倒れて死ぬ。 そこに現れた薬売りを名乗る男はそれを物の怪の仕業と話し、 自身が持つ退魔の剣を抜いて物の怪を切るには 物の怪の形、真(事の有様)、理(心の有様)を知る必要があると言う。 皆が騒然とする中、屋敷を出ようとした下働きの男の死体が天井から落ちてくる。 そこに付いていた毛から『形』=化け猫とわかる。 化け猫は薬売りの結界を破って真央に憑き、水江(真央の母)は「珠生殿」と叫んで許しを請う。 水江、伊顕(坂井家当主。真央の父)、勝山(坂井家の用人)が死亡。 逃げ場がなくなり、皆は隠し部屋に逃げ込む。 薬売りに促されて、伊行(真央の祖父。現在は隠居の身)は『真』を語る。 25年前、輿入れに向かう途中の白無垢の娘・珠生を気まぐれでさらったこと。 珠生は抗わずに伊行を受け入れたこと。隠し部屋で大切にかくまっていたこと。 小さな黒猫を可愛がっていたこと。死んでしまったこと。 しかし伊行の話では退魔の剣が抜けず、化け猫が襲い掛かり阿鼻叫喚。 さと(坂井家の奥女中)、伊國(真央の伯父)、笹岡(坂井家の用人2)死亡。 化け猫は残った人間たちに自身の『真』と『理』を見せる。 伊行が無理やり攫ってきた珠生に暴力を振るっていたこと。 足の腱を切り、さらに隠し部屋の座敷牢に閉じ込めていたこと。 珠生は迷い込んでいた黒猫を可愛がり、わずかばかりの食べ物をすべて与えていたこと。 飢えと折檻の末に死んでしまったこと。 形、真、理がそろい、薬売りは退魔の剣で化け猫を切る。 残ったのは薬売り、加世(下働き)、小田島(若党)、伊行(真央の祖父。元凶のジジイ)。 死んだ珠生が捨てられた古井戸の側に黒猫を葬る加世と小田島。 「この家はもう終わりじゃ…。わしは謀っていない。語ったものこそ"真実"だ」と呟く伊行。 すべてを終えて坂井家を出る薬売り。 その後に白無垢の女性と黒猫が門を出て行く。その姿を見た薬売りは驚き、微かに笑う。 終わり
おつです あの格好で剣とか使う人だったんだ
どなたか、しろー大野のOZN(オズヌ)をお願いします。 単行本派だったんだけど打ち切られて未完のまま10年。 単行本になってない部分が気になってしょうがないんだ。
131 :
マロン名無しさん :2010/09/02(木) 22:29:40 ID:xQSioS5D
>>128 乙です
真央って子も嫁入りの日にとんだとばっちりだな
とりかえ風花伝の完結編が出たそうなのでお願いします
すまない、省略してしまったけど
退魔の剣を抜くと薬売りの姿が黒肌むきむきになるんだ
同一固体かどうかはわからないけど、剣を使うのは黒肌の方
>>128 を訂正お願いします
<訂正>
飢えと折檻の末に死んでしまったこと。
形、真、理がそろい、薬売りは退魔の剣で化け猫を切る。
残ったのは薬売り、加世(下働き)、小田島(若党)、伊行(真央の祖父。元凶のジジイ)。
↓
飢えと折檻の末に死んでしまったこと。
形、真、理がそろい、薬売りは退魔の剣を抜く。
すると薬売りと入れ替わるように黒い肌の男(通称・ハイパー)が現れ、化け猫を切った。
残ったのは薬売り、加世(下働き)、小田島(若党)、伊行(真央の祖父。元凶のジジイ)。
134 :
マロン名無しさん :2010/09/06(月) 23:21:24 ID:mMDUukKh
おつです
チキタ続きが読みたい。 気長に待ちます。
136 :
マロン名無しさん :2010/09/13(月) 03:45:38 ID:aFUZkIaC
保守
137 :
マロン名無しさん :2010/09/13(月) 16:43:48 ID:mDK5R/m9
つのだじろうの恐怖新聞より「奇妙な妹」をお願いします。
南ひろこ「晴れの日ユキちゃん」をお願いします。
139 :
まとめの人 :2010/09/15(水) 20:59:28 ID:???
ここまでまとめ済みですー
>>128 リク主じゃないけど、モノノ怪漫画版読みたかったから乙です
オリジナルかと思いきや化猫のストーリーだったんだね。アニメ二期いまだに待ってるよ…
いつも乙です
141 :
マロン名無しさん :2010/09/21(火) 21:04:27 ID:7gqS0akY
10年以上前にGUMで連載された表野絵里の「恋のドレイ」をお願いします。
知ってる人がいたら進研ゼミで連載してたダブル・トラブル・クエストの最終回お願いします 途中までしか読んでないので最後が気になって
作者も書いたほうがわかりやすいんじゃね?
144 :
142 :2010/09/23(木) 23:11:55 ID:???
>>143 作者は佐々原史緒、高沢和巳
御桜様万歳とか言って幽霊や妖怪を退治する漫画です
高橋千鶴さんのKCなかよし単行本「プルルン コーヒーゼリー」に 収録の「かあるくハートにタッチして」 のストーリー教えてください! ネタバレ大歓迎です! よろしくお願いします!
ヤマトタケルの冒険、予約します。
>>145 さん
「かあるくハートにタッチして」了解です。
書き込み予約、いたします。
が、すみません、持ってるのですが、思わぬ規制その他のため、明日の深夜でもいいですか?
ネタバレもしていいんですね。了解しました〜。
>>147 ありがとうございます!!(T△T)
今まさに「ストーリーを教えてもらうスレまとめWiki」を見てたところです
すごい楽しみです!!!
149 :
かあるくハートにタッチして・1 :2010/09/26(日) 05:25:39 ID:GloYuZ8n
ストーリー投下します。 「かあるくハートにタッチして」高橋千鶴『なかよし』昭和51年12月号掲載 主人公:祐一(中野高等学校1年生)、ヒロイン:真子(同) <ストーリー> 祐一と真子は幼馴染。「おれと真子が5つのとき。真子は近所のガキ大将!おれは泣き虫小虫の弱虫だった」 ある日、祐一の頭に柿が落っこちてくる。祐一は大泣きする。柿の木の上には真子が。 「泣くな!男のくせに!柿があたったくらい何だ!」真子に一喝されて泣き止む祐一。 「ほら、これあげるから泣き止むのよ」と、獲った柿の実をひとつ祐一にあげる真子。その柿はしぶくて食べられる代物じゃなかった。 が、この日から、祐一は強くて優しい真子に片思い。以来、いつも真子の後ろをついて歩くようになった。他のワルガキにいじめられる祐一をいつも守ってくれる真子。 「いい?あたしが祐ちゃんのおねえちゃんになったげるわ。いじめるやつら全部とっちめてやる!」 本当は祐一の方が先に生まれていたのだが・・・。 そして小学校、中学校と過ぎ、二人は同じ中野高等学校の1年生に。 続く
150 :
かあるくハートにタッチして・2 :2010/09/26(日) 05:26:16 ID:GloYuZ8n
ある日のクラス対抗サッカー大会。祐一のクラス(1年1組)を応援する真子(2組)に、クラスメイトが怒っている。 「だって1組には可愛い弟分がいるんだもの」 カッコよくシュートを決めて戻ってきた祐一をほめる真子に、怪訝な顔をする友人達。 「なんで弟なの?恋人じゃないの?」 あら?弟は弟よ、とサラリと言い切る真子に、友達は「じゃあアタックしてもいいのね」 真子は「ご自由に。でもあんたは失格ね。可愛い弟だもの。もっと素敵な人でなきゃ」 友人たちが呆れるそのとき、祐一が「真子!帰ろう」と真子のクラスにやってきて、真子のカバンをラブラブで持ってあげる。 その様子を見て、友人達は「彼の方が真子にお熱だもの」と呆れ顔。 帰り道、祐一を弟としてしか見ていない真子は、祐一に「どんな女の子が好みなの?あたしがいい子探してあげるわ」と他のクラスの可愛い女の子を祐一に紹介しようと盛り上がる。 祐一は「自分の相手くらい自分で見つけるよ!」と憤慨して突っぱねる。 真子にまったく男として相手にされていない祐一は心でつぶやく。 「もう泣き虫のおれじゃないんだぜ・・・背だって力だって成績だって、おれは真子をぬいてるんだぜ。わかってんのかい・・・?」 続く
151 :
かあるくハートにタッチして・3 :2010/09/26(日) 05:26:46 ID:GloYuZ8n
その夜、祐一は母親からとんでもないニュースを聞いてしまう。 今度、祐一の父親がマイホームを買って、この家から引っ越すという話。 (引越したら・・・真子と会えなくなってしまうじゃないか・・・!) 反対反対!!!・・・と断固反対する祐一だった。 翌日、ションボリする祐一に「どうしたの?」と話しかける真子。引越しの話をしようとするも、真子の友達に話しかけられてチャンスを逃す。 思い切って「おれ、真子が好きだよ」と言ってみるが「あたしも好きよ。弟だもの」とまったく相手にされない。ため息をつく祐一。 その日、「授業料の値上げに対する意見の総まとめ」のクラス代表として 意見をレポートにまとめる役になってしまい、「いやな役・・・」とぼやく真子。 偶然にも、祐一も自分のクラスの代表になっていた。 それを聞いた真子は「祐一も?なら一緒にやらない?授業が終わったらすぐ行くわ。待ってて」と明るい様子。 祐一は、そのときに引越しの話or告白をしようと思う。 続く
152 :
かあるくハートにタッチして・4 :2010/09/26(日) 05:27:22 ID:GloYuZ8n
放課後。制服のまま祐一の家に行く真子。「こんばんは、おばさん^^」「あら真子ちゃん。いらっしゃい」 祐一の部屋はきれいに整理整頓されている。真子「お〜さむ。あらけっこうきれいに片付いてるのね」 「ああ、あわてて掃除したんだぜ」と答える祐一。(祐一は私服に着替えて、タートルネックのセーターを着ている) 早速まとめレポートを始めるも、真子はすぐにウンザリ顔。「いやになるなぁ、あの学校。お金ばかりとって・・・(頭ポリポリ)」 「ぼやくより、まずやんなよ」そう祐一に一喝されて、ますますふてくされる真子。 「あたしって文章力ないのよ。ねむ〜〜〜」と、真子はレポートを放り出し、こたつで寝転んでしまう。 まじめにやれよ、と祐一に怒られるが、「だってここ、やたらと居心地いい部屋なんだもの」アクビをしてとうとう居眠りをしてしまうのだった。 「こら寝るな!真子!」祐一が呼んでも起きる気配ゼロ。 その寝顔に、祐一は急にドキッとしてしまう。 そして、「おれのこと弟扱いするけれど、自分の方がよっぽど子供じみているじゃないか」 と、横になって眠る真子の前髪をなでながら、真子を可愛くて仕方なく思う祐一。 そのうち、つい「かわいい俺の真子・・・」と真子の唇にキスをしてしまうのだった。 続く
153 :
かあるくハートにタッチして・5 :2010/09/26(日) 05:27:55 ID:GloYuZ8n
そのとたん、真子は目覚める。 祐一もハッとするが、時すでに遅し。 「祐一のバカ!」と叫んで、真子は家を飛び出していく。 その様子を見た祐一の母親は、何があったのかと真子を心配する。 (寝顔が可愛くて・・どうしよう。どうやってあやまろう)祐一も動揺する。 こたつの上には、真子のクラスのレポートが置かれたまま・・・。 真子は家までの道のりを走りながら、ショックを感じていた。 「祐一があんな気持ちでいたなんて・・・。昔から可愛いちっちゃな弟だと思っていたのに・・・。あんなことするなんて・・・!」 翌朝。真子が登校すると、クラスの友達が「届け物があるわよ」と話しかけてきた。 「祐一くんから。ケンカでもしたの?すごくよそよそしいの」と言われ、なんでもないわよ、とごまかす真子。 届け物とは、昨日仕上げるはずだったレポート。「昨日の忘れ物だ!祐一ったら、ちゃんとやっといてくれたのね」 でもこんなことで昨日のキスを許すことが出来ない真子は、廊下で祐一とすれ違っても、ツーン!と無視することのだった。 続く
154 :
かあるくハートにタッチして・6 :2010/09/26(日) 05:28:29 ID:GloYuZ8n
その日、先日のサッカーの試合の決勝戦が行なわれ、祐一のクラスも出場し、大活躍。 何も知らない真子の友達は「真子、見ないの?祐一くん大活躍よ」と笑顔で聞いてくる。 ふと教室の窓から校庭を見ると、そこにはまぶしい祐一の姿が見えた。 その姿に、真子は気づく。 (弟はいつまでたっても弟だと思ってたのに・・・もう違うんだ。 祐一はもう弟なんかじゃない。一人の男の子なんだ!) サッカーの決勝戦の結果、祐一のクラスが優勝する。 その後、校内スピーカーから、例の「授業料値上げ問題」のクラス代表は HRの時間に第2放送室に集まるように、というアナウンスが流れる。 真子が第2放送室に行くと、すでに祐一がいて、目が合うが、視線をそらす真子。気まずい二人。 やがて放送室内で、議長役の生徒によって各クラスのレポート発表が始まった。 真子は祐一のほうをふと見て「あんなことして・・・ふてぶてしいのね」と思う。 その直後、議長が真子のクラスのレポートを読み始める。 続く
155 :
かあるくハートにタッチして・7 :2010/09/26(日) 05:29:02 ID:GloYuZ8n
読み始められたレポート。議長の第一声。 「真子、昨日はごめん。ん?寝顔が可愛くてつい・・・んんん?キスゥ?!」 びっくりする真子と祐一。「きゃあっ!!」 「ま、間違いですそれは!」「わぁ!」「そ、それじゃない!それは重要書類・・・ぎゃっ!かみつくな!!」 この様子がすべて校内スピーカーで全教室に流れている。 「何これ?」とポカーン状態の生徒達。不思議顔の校長&教師。値上げ問題がうやむやになりそうだ、と嬉し顔の学校経営者。 「なんでこんなのに書いたのよ!」と真っ赤になって詰め寄る真子。 「言いづらかったからだよ。おまえが好きなんだ。真子!」祐一の思わぬ告白に、絶句する真子。 そこへ議長たちがボロボロになった制服姿で「ムード出すのはいいけど、他でやってくれない?」と呆れ顔。 「オマケにいままでの全部、校内放送されちゃったよ」 「ええっ?!」 各学年の教室全部&職員室&校長室に今までのやりとりが流されたことを知った真子は、恥ずかしくて怒り出す。 「ばかばか!もういや!!」祐一を置いて、その場から走って逃げ去ってしまう。 続く
156 :
かあるくハートにタッチして・8 :2010/09/26(日) 05:29:34 ID:GloYuZ8n
真子が逃げ出し、放送は何事もなかったかのように改めてレポート発表が再開。 生徒たちは「今のはもう終わり?面白かったのに」「1年生でしょ。キスだって!やる〜!」 「どうどうの恋の告白!おれもやってみようかな」と、真子たちの行動に興味津々。 教室に戻り、泣きじゃくっている真子。 「もう不良のレッテルを貼られたも同じよ!お嫁にいけない!」 「おおげさねぇ」友人達はあきれながら励ます。「何よキスくらい」「お嫁にゃ祐一くんのとこへ行けばいい」 真子は反発するが、友人達は「また意地張る!」「そんなに祐一くんが嫌い?」というばかり。 勿論、嫌いなはずがない。それなら、と仲直りをすすめる友人達。 しばらくして真子が教室を出ようとすると、ちょうど祐一が謝りにやってくる。 「目を通さなかったあたしも悪いんだし」とそっぽを向いてしまう真子に、祐一は引越しのことを告げる。 「あせったんだと思う。引っ越したらもう真子に会えなくなっちゃうかもしれないもん・・・」 そんな二人を見つけた他の学年の生徒達。 「あれ例の二人だよ」「かわいいわね」「仲良くやんなよ」などと声援が飛び、祐一はまた真子に謝る。真子は・・・? 続く
157 :
かあるくハートにタッチして・終 :2010/09/26(日) 05:30:18 ID:GloYuZ8n
真子の言葉は・・・「これだけ広まったらもう他にボーイフレンドができるとは思ってませんよ。あんたが責任とるのよ。引っ越してもあたしの恋人を務めること」 驚く祐一に「弟から恋人に昇格よ」と、意地を張りつつも真子は言うのだった。 大喜びして、思わず真子に抱きつく祐一。そこをまた他の生徒達に驚かれて、大胆な祐一をたしなめる真子。 帰り道「引っ越しても手紙ちょうだいね。休みには遊びに行くわ」と明るく言う真子に、あまり遠くないといいんだけど・・・と祐一は心配がやまない。 祐一の家に着くと、祐一の母が笑いながらこんなことを言って来た。 「まぁ(笑)。すごく近いのよ。ここから3つ目の駅に越すのよ」 なんと、真子の家から20分くらいのところだという。もちろん学校を転校することもない。 唖然とする真子と祐一。 「だましたわね!!」思わず憤慨する真子。「誤解だよ!おれも知らなかったんだ!」逃げる祐一。 でもよかった。真子から遠くならずに・・・^^。追いかけられながらも喜ぶ祐一だった。 これがおれの初恋。みんなも好きな人のハートにタッチしてみたら? 何もしないよりいい結果が得られるはず・・・・ 終わり
>>149-
>>157 まるで漫画そのものを見ているみたいに楽しく読ませてもらいました!
私が覚えている部分は例の一部分だけだったですけど覚えていた以上に
面白かったです。
タートルを着ていたのは女の子じゃなくて男の子の方だったんですね!
こんなに丁寧に教えてくださって感激です(T△T)
ホントにホントにありがとうございました!!!
乙です。 >「何これ?」とポカーン状態の生徒達。不思議顔の校長&教師。値上げ問題がうやむやになりそうだ、と嬉し顔の学校経営者。 とか、 >そこへ議長たちがボロボロになった制服姿で「ムード出すのはいいけど、他でやってくれない?」と呆れ顔。 とか、 細かく書かれてて描写が目に浮かんだ。 しかし、昭和51年って、1976年!30年以上前の漫画かぁ・・・ 「気の強い女の子と気の弱い男の子の幼馴染、女の子が男の子の庇護者役だったが どちらも成長して男の子がしっかりしてきたらお互い男女として意識しだす」 っていう、今でもときどき少女漫画やゲームとかで出てくる展開はこのころからもうしっかりあったんだね。 いや、もしかするともっと昔、それこそ近代に入る前からあったのかもしれないが。江戸時代や平安時代にも似たような話があったりして? >「もう不良のレッテルを貼られたも同じよ!お嫁にいけない!」 なんて台詞あたりに今と少し感覚の違いがある気がする。 学校の授業料問題とかが話に出てくるのもちょっと当時の時代背景を彷彿とさせますね 確か60年代から70年代前半は学生運動が盛り上がって、 この頃はだいぶおとなしくなって残り火がくすぶってる程度になった時期かな? 闘争というほどでもないけど、学生たちが穏和に学費値上げ反対運動をするくらいの雰囲気はあった頃。 今じゃ、高校生が学生主体での授業料改定反対運動なんか、まずしないんじゃないかな。
>>150 > 真子のカバンをラブラブで持ってあげる。
この頃から既に男は女のカバンを持っていたんだな…
乙! 普段少女マンガ読まないけど、すげー面白かった
えばんふみ「ブルーフレンド」 車谷晴子「お子様ぱーんち!」 のストーリーを教えてください。
あらいきよこ 「魔法のアイドル パステルユーミ」。 アニメは観てましたが、漫画は少ししか読んでません。 ユーミと恭平と健太の恋の行方、 またどのように終わったのかを教えて下さい。
【とてもインモラルな漫画です。親の目の届かない所で読みましょう】 昔々、4世紀末の頃、倭(ヤマト)の国の大王には双子の王子があった。 兄はオオウスノミコト弟はヲウスノミコト−− ヲウスノミコトは後に、ヤマトタケルノミコトと呼ばれた一代の問題児だった。 大王へ寵姫として献上されるエヒメ・オトヒメ姉妹を、迎えに行った兄のオオウスが奪った。 弟のヲウスはその事実を父(大王)に密告し、オオウスは父に殴られた腹いせにヲウスに仕返しをする。 そんなヲウスの手当てをする妹マユラ。 二人は同腹兄妹でありながら肉体関係があった。 翌日、兄オオウスが朝餉の席に来ないのを気にした大王は、ヲウスを使者に出す。 オオウスはエヒメ・オトヒメ両者の相手で忙しく、ヲウスが反論すると立場をわきまえろと釘をさす。 それでも言う事を聞かないヲウスに、オオウスは「お前、マユラとデキてるだろう」と言い出した。 当時、異母兄妹間の関係は認められていたが、同腹兄妹間はタブーとされていたため、大王に知れたら二人ともただではすまない。 脅迫されたヲウスはオオウスを殺害し、父には兄が謀反を企てていたため斬ったと報告する。 兄殺し−−ヤマトタケルの数奇な運命が幕を開けた。 ヲウスの行状を知ったヤサカノイリヒメ(妃)は、我が子ワカタラシヒコも同じ 目に遭うのではないかと気に病み、大王にヲウスを遠ざけるよう提案する。 大王はヲウスをクマソ征伐の司令官に任命するが、率いていく軍隊はなく、従者と端女の二人と犬一匹しか付けて貰えない。 事実上、死刑宣告とも流刑とも取れる処遇であった。 野宿の山中にて、クマソ征伐に赴くか、このまま逃げるか、はっきりしないヲウス。 話し合いが平行線をたどる中、一行は大蛇の化物に襲われる。 その頃、大王の妹で斎宮(神に奉仕する未婚の内親王)のヤマトヒメがヤマトにやって来る。 「邪気が国中に充ちている」とヤマトヒメは大王に告げ、邪気に気付かなかったマユラが処女を失った事を見抜く。 マユラにとってここは危険すぎると考えたヤマトヒメは、彼女を伊勢へ連れて行く決心をするのだった。 一方、一晩中大蛇と格闘したヲウス一行は、クマソ征伐へ赴く事を決める。
オオウスの古墳の下では、魑魅魍魎が跋扈している。 ヲウス憎しの怨霊と化したオオウスが黄泉の大王を名乗り、暗黒と憎悪を 引き連れ地上に君臨すべく機会を伺っていた。 その頃、九州・筑紫地方へ降り立ったヲウス一行は、クマソタケルの館を 見つけていた。 どうやってクマソタケルに近づくか思案している中、武人に襲われそうにな っている女を助ける。 気絶した武人はクマソの親衛隊で、もうすぐ館の新築祝いのお祭りがある ため他所者を調べていたらしい。 聞き込みで女ならクマソタケルに近付けると知ったヲウスは女装し、端女の キジメが受付を誘惑して潜入に成功。 クマソタケルの前でヲウスが踊る最中に従者と端女が火事を起こし、その 騒動に紛れ見事暗殺を成し遂げた。 その際、たった一人で乗り込んだ度胸をたたえ、クマソタケルはヲウスに 「以後、ヤマトタケルと名乗るがいい」と言い残す。 無事生還を果たし、ヤマトの人々からの歓迎を受けるヲウス一行。 しかし実際には、ヲウスは歓迎されぬ英雄であった。 その処遇を考えあぐねた大王は、祝賀会を開く間も与えず、ヲウスにたった 一人での東方征伐を命じる。 あまりな扱いを見かねた祖母は、ヲウスに伊勢へ挨拶に寄るよう薦めるの であった。 伊勢へ到着したヲウスは、叔母である斎宮ヤマトヒメに自分の現状を嘆く。 ヲウスは政治的な事を考える能力がなく、なぜこのような目に合うのか理解 していない。 ヤマトヒメはヲウスに「あなたがいなくなれば、ワカタラシヒコが次の大王に なれるからです」と教える。 禊から帰ったマユラとようやく再会するヲウス。 久々の逢瀬を遂げた二人は、祖母が二人の関係に気付いていた事に思い至る。 その頃、従者サルヒコ、端女キジメ、犬のタケミカヅチは、ヲウスの後を追って いた。
ヲウスが従者や端女と合流し東方に向かった後、マユラは懐妊した事に気付く。 一方一行は、旅の途中で怪しげな宗教を説く女・オトタチバナに出会う。 斎宮から拝領した剣・アメノムラクモの手入れをするヲウスに、人を殺しては いけないと説くオトタチバナ。 それに対し、ヲウスは「殺らなきゃ、殺られちゃうでしょ」と寂しい目で言い放つのだった。 アメノムラクモが伊勢に無く、結界が弱まった事を知った怨霊・オオウスも動き出そうとしていた。 相模の国造と対峙したヲウスはヤマトへ従うよう説得を試みるが、逆に火攻めにあってしまう。 煙に巻かれたヲウスはアメノムラクモで草を薙ぎ払い(後年この剣は草薙剣 と呼ばれる)脱出、迎え火を焚き、燻り出された首領を討ち取る。 かたや伊勢では深夜、ヲウスに化けたオオウスが夢うつつのマユラを誘いだす。 オオウスの目的はマユラを孕ませ、黄泉の大王の血を引いた子にヤマトを支配させる事だった。 しかし、もうすでにマユラが解任している事を知り、オオウスは呪いの言葉を 吐きながら朽ち果て、実体を捨てる。 その頃ヲウスはノイローゼになっていた。 クマソ征伐の時と違い、誰をどう討伐すればいいのかも明言されず、アメノム ラクモで大量に殺した男たちの血が洗っても取れない。 見かねたオトタチバナは自らの身体でヲウスを慰め、殺せば格好がつく人と その場所を教える。 元気付いた一行は相模から船に乗って海へ出るが、荒れた海を沈めるため、 オトタチバナは海の藻屑と消えたのだった。 ヲウスは帰京を決意する。 「ぼくは、ぼくを命がけで待ちつづけている人の許に還るんだ」 7ヶ月後、伊勢で子を産んだマユラの元に、従者サルヒコが飛び込んでくる。 「来てくれ!ミコト様が力尽きたぃ!」 ヲウスの死と相前後して、ヤマトの国内ではオオウスが猛威をふるい(この辺の記述は曖昧だが、オオウス=怨霊=疫病と考えられる)、大王の重臣たちがバタバタと倒れた後、翌年大王が倒れ、ワカタラシヒコが大王の座を継いだ。 が、ワカタラシヒコも短命に終わり、後継にはヲウスの子供の一人であるタラシナカツヒコが指名された。 この大王に至っては、その一生を対クマソ戦の中で後継者もないまま終わってしまい、血筋はついに絶えた。 誠に悲劇の一家と言う他ない…−−【完】
>>166 誤字訂正
>しかし、もうすでにマユラが解任している事を知り、
しかし、もうすでにマユラが懐妊している事を知り、
失礼しました。
乙です! ゆうきまさみの漫画で合ってる?
はい。 ゆうきまさみ:著、みのり書房刊です。
おつです
>>157 > 追いかけられながらも喜ぶ祐一だった。
ワロスwww
171 :
マロン名無しさん :2010/09/30(木) 01:35:05 ID:1CnP+nVZ
>>147 >>149-157 です。
あや。
「かあるくハートにタッチして」意外と評判が高くてビックリです。書いた甲斐がありましたw
でもこれ、超短編ですよ。22〜23ページくらいじゃないかな。
>>158 またいつでもどうぞ〜。ネタバレOKのほうが書きやすいです。
>>159 そうですね〜。「授業料値上げ反対運動」で生徒たちが会議を開くなんて、今ではないでしょうねぇ。
HP(ホームルーム)って言葉も懐かしいです。今も使うのかな?
>>160 >>161 >>170 少女マンガですが、楽しんでいただけたようで嬉しいですw
昔の作品だから今の雰囲気と違うし、この作家さんはコテコテ少女漫画じゃなくアイビー系の作風の人だったので、内容的に少年漫画に通じるものがある話なのかもしれませんね。
アイビー系って何だ?と思って「"アイビー系" "少女漫画"」でぐぐったが、たった35件しかヒットしない。 「水沢めぐみ」って言う漫画家の2chスレの過去ログで 「アイビー系とは元来60年代にアイビーリーグ(アメリカ東部の名門大学)の学生がしていたファっションを取り入れたおしゃれのことだが、転じて70年代の等身大の大学生の恋愛や青春を題材にした少女マンガをさす語にも使われる。」 と説明が書いてあった 説明が書いてあるのはそのスレくらいしかなかった
その言葉を使ってる人が2chに1人か2人くらいしかいないってことではなかろうか
>>172 あ゛ー…懐かしすぎて涙が出るw
りぼんの読者対象がまだ中・高校生くらいだったころ(いわゆる『オトメチック』全盛時代)、
ちょうど流行ってたんだよなー
りぼんのふろくで「ファッションノート」なんて小冊子とかがついてたっけ
ファッション用語としては聞くけど、漫画用語としては初めて聞いたよ。
アイビー系漫画っていうのは、 70年代〜80年代初頭くらいまでの少女漫画雑誌を読んでた特定の世代の人には理解できる言葉なんだよね。 説明するのは難しいんだけど、ベルばらみたいな大作でもなく、 スポ根でもなく、ファンタジーでもなく、ドロドロでもなく、ジメジメでもなく、くどくもない。 サラッとしていてカジュアルで、ほどよくドラマ性も入り、読後感がさわやか。 身近な日常や学生生活の一断面を軽く描いていて、親しみもあるし感情移入もできてわかりやすい。 「なかよし」「りぼん」「マーガレット」あたりには何人かそんな漫画家がいたんだよ。 それまでの「テーマ性」「ドラマ性」を追究してた漫画とはガラリと変わって、すごく新鮮に感じられたものだ。 ふろくが楽しみになったのも彼女たちのおかげ。
そうそう、アイビー系は少女たちが憧れる等身大〜少し年上のキャンパスライフが舞台になることが多く、 ミーハーで子供っぽいわけでもなく、ちゃんと中身はある。 絵柄&ストーリー共に、オタク向けでもない。 「なかよし」なら高橋千鶴その他、「りぼん」なら田渕由美子その他、 「マーガレット」なら富塚雅弓その他、「少女コミック」なら岡本ゆりその他・・・ って感じですかね。
>>174 >>176 >>177 は70年代〜80年代の少女マンガを現役で読んでいた世代と言うことか
色んな世代がいるな2chは
まあ2chもツイッターもmixiも、利用者の世代で最も多いのは35〜44歳らしいからな
最も多い世代のストライクゾーンに入ってたから
>>149-157 への反応が大きいのかも
ぅあ ひさしぶりにきたらレスのびてる 私もアイビー系?ん?って思った (検索はしなかったけど) でも「かあるく〜」は読みやすくてニヤニヤしながら楽しめたyo
他に書く人がいないようなので チキタ★GUGUの六巻分投下します(34話〜40話) 以前の方とは違うため、文体が違うのは許してください 途中で止まったら規制かなんかなので、後で投下しにきます
34話 借りたチキタの服が小さいことに気づき、バランスは彼が成長しないことを思い知る。 チキタと同じケースで、クリップは三百年も生きていると話すバランス。 「そりゃあさぞかし周りの人間が虫ケラみたいに見えるでしょうね」と答えるサデュース。 「そうかなあ…… 知り合いとか全部死んで 自分だけ置き去りだぜ さぞ淋しかろう……」 「チキタはラー・ラム・デラルがいれば 淋しくないでしょ」 そう言いながら、サデュースはクリップの連れであるオルグを思い出していた。 オルグの命を救うためにあんなことをしたのだろう…とサデュースは考える。 バランスとサデュースは人気のない村までやってきた。 家や付近を調べて、人喰いカズラのタネの入手路を見つけるためだ。 バランスはツタに絡め取られた青年を助けようとして、ツタに首を絞められてしまう。 あわやという所でサデュースが除草剤をぶちまけると、 ツタはあっというまにしおれてしまった。 バランスがサデュースに感謝の言葉を述べているところに、チキタとオルグが現れる。 オルグはバランスに、なぜあの男を助けようとしたのかと尋ねた。 「知り合いなのか」と言うオルグに、バランスは戸惑いながらも否定する。 「そうだよな 知り合いでなくても 助けたり助けられたりするんだよな……人間って……」 人喰いカズラと美白玉の関連を危惧するチキタとバランス。 その隣で、オルグはクリップの為にみかんを取りにきたのだとサデュースに話しかけた。 クリップの具合が悪いと聞いたサデュースは笑顔になり、 「とっとと死んじまえば愉快なのにね」と答えた。 オルグはサデュースの言葉にショックを受ける。 昔から人に好かれず、助けられることもないクリップをオルグは悲しむ。 そんなオルグに、サデュースは「当たり前じゃない」と言い放つ。 「でも」とオルグは言い返す。「クリップだって人間なのに…… 人間なのに……」 オルグがいなくなった後、サデュースは子供をいじめたような後味の悪さを感じていた。
その頃、ラーはオルグに頼まれて、調子の悪いクリップと自宅に残っていた。 クリップは身体が重く、手も足も自分のものでないような感じを抱いていた。 クリップはふと何かの気配に気づき、ラーに小さくなって隠れているように告げた。 現れた長い髪の女は、パイエだった。 しかしその姿は髪型や服装を変えただけではなく、目は人間のものではなくなっていた。 パイエはある人に出会って妖にしてもらったと話す。 「あなたのように 老けない 死なない身体にしてもらったの あなたのように 人間達に復讐する為に」 「復讐!?」 パイエはクリップが骸髏の街を作り出した理由は、はるか昔、 人食い人間として追われ、誰からも許されなかった恨みをはらす為だったと言う。 一緒に行こうとパイエは誘う。しかしクリップは「お門違いだ……」と答えた。 骸髏の街が復讐の為だと認めないクリップの返事を、パイエは滑稽だと笑った。 「きれいなフリするな! 血まみれで真っ黒なくせに!!」 その言葉にラーは怒り、クリップがお前についていくなんてありえない!と怒鳴つける。 パイエはひるみながらも、自身がラーの出生の秘密も知っていると告げ、姿を消した。 自宅に戻ってきたチキタに、ラーはパイエのことを話した。 ラーはクリップが急にしゃんとしてきたことが気になるとチキタに囁く。 クリップはパイエの「人間への復讐」という言葉について考えていた。 たとえどんな理由で 俺があの件を起したにしても…… まだ 俺には 答えを出したい事ができたような気がする…… 皮肉にも 彼女(パイエ)の出現で…… 34話終わり
35話 かつてチキタは、クリップの気持ちがわかる唯一の人間だから ずっと一緒にいようと言った。 チキタは自分もいつかラーの為に何でもするかもしれない、とクリップに話す。 一方で、骸髏の街はオルグの為ではなく、 人間への復讐の為だったというパイエの言葉は「新説」だとクリップは考えていた。 パイエの出現を知り、サデュースはチキタたちにパイエとの関わりを語る。 パイエは盗賊と売春婦の間にできた娘。そしてサデュースの兄の幼なじみだった。 兄はパイエを好いていたが、周囲は邪悪なパイエとの付き合いに反対した。 パイエはサデュースの兄を利用して妖術・知識を習得し、それを悪事に使った。 兄は7年前の件で命を落としている。 サデュースはパイエの悪事はザイセルの一族に責任のあることと思っていた。 パイエは人間を大好きで、特に意のままに操り弄ぶことを好んだ。 だからこそ、ペトラス皇帝のカリスマ性に平伏したのだろうとだとサデュースは話す。 パイエを妖にした存在、彼女が話したラーの出生の秘密について気にかけるチキタとラー。 そこにいくつもの人間の目玉が出てくる。現れたすべての目玉は、じっとクリップを見つめた。 その時、部屋の扉が開き、眼窩から血を流した老夫婦が現れる。 ふたりは7年前に骸髏の街で子供や孫をすべて失った夫婦だと名乗った。 先日、若い娘(パイエ)がやってきて 目玉を差し出せば子や孫の命を奪った張本人を見せてやると言ったのだという。 老爺はカタキであるクリップに鎌で襲い掛かるが、あっさりと術で弾かれてしまった。 サデュースは打ちひしがれる老夫婦の手を取り、少女について話して欲しいと頼む。 老夫婦をつれて帰る前にと、サデュースはクリップに思い切り平手打ちをした。 サデュースは笑顔のまま、二度とクリップの前で泣き言を言わず、皆と力を合わせて 必ずクリップとオルグを仕留めてみせると言い放った。
サデュースが家を出ると、外で待っていた老夫婦は泣きながら礼を言った。 先ほどのクリップとのやり取りを聞き、見ることができた。 いつかみんなであいつを倒そうと老夫婦は話す。 サデュースはその姿に涙を浮かべた。 目玉の持ち主がまた来ればチキタがわずらわしいだろうと、 クリップは自身が出て行くことを提案する。 チキタはわずらわしくないと答えるが、クリップは聞き入れなかった。 クリップは自分とチキタは違うと言う。 チキタには大切な人間がいて、人間の中で人間としてやっていけるから、 一緒にいる必要はない。そう話す途中で、クリップは言い直した。 「ああ そうか… お前 俺を見張ってたんだよな 7年前のような事を もうしないように……」 チキタは自分も7年前のつぐないがしたいのだと語った。 自分がクリップを止められなかったのが自身の怠慢であり、責任を感じていると言う。 それを聞いたクリップは、チキタもあの女も怠慢ではなく傲慢だと言い放つ。 部屋を出て行くクリップの背中を見ながら、だけど、とチキタは考える。 だけど クリップ…… さっきのあの夫婦が サデュースから受け取れた あんな気持ちを…… 俺がお前に あの頃渡す事ができていたなら…… 明日の朝には目玉の術が解けて何も見えなくなるとオルグから聞いたラーは、 せめて朝まできれいなものを見せてあげようと、外に置いて星を見せようとする。 チキタはそんなラーを「やさしくなったねぇ…」と抱きしめる。 「そう……!?」と喜ぶラー。 翌朝、カラスがぎゃあぎゃあ鳴きながら目玉をついばんでいる。 ラーは泣きながら、夜明けとともに目玉を全てカラスに食べられたと訴え、 チキタは少々おバカなところは変わんないな…と呆れる。 35話終わり
36話 渦巻きのような模様の入った大きな目、餓鬼のような姿の妖が人間を食べている。 「美味い 美味い 困った これも美味い」 チキタたちは三対いた人喰い妖を退治するが、集落はほとんど全滅してしまっていた。 オルグは自分も見たことがない人喰い妖だったので、首を持ち帰って調べることにした。 あまりの臭気に吐くサデュースを気遣い、 オルグは匂いでスッキリする葉っぱを差し出した。 サデュースを心配するチキタに、バランスはサデュースが疲れていると話す。 先日の目の見えない老夫婦はサデュースたちザイセル一族のところに身を寄せていた。 7年前に孤児や孤老になった人間が集まっており、その中でうまくやっていると言う。 サデュースは気分転換に茶店でハーブティーを飲みながら、オルグのくれた葉を見た。 「憎み続けるのは なんて難しいんだろう……」 ザイセル一族のところでは、明るく世話を焼く孤児たちに囲まれて、 老夫婦は微笑を浮かべていた。 傷ついた者たちが支えあい、忘れなくても、次の幸せを見つけていく。 それが人間の強さだという父の言葉をサデュースは思い出す。 サデュースを除くチキタたち5人は、自宅に戻って人喰い妖を調べていた。 オルグはこの妖は3つの生物の合体だと話す。 奇妙な模様の両目玉をとると、顔は人間の形になった。 オルグは人間の眼底にひとつずつ卵を植えつけ、寄生させ、 本体を操っているのだろうと分析する。 その話をきいて、バランスは顔色を変えた。
ザイセル一族の元に戻ったサデュースは、涙を流して立ち尽くしていた。 「困った 困った」「美味い 美味い」と言いながら、 二体の老いた妖が孤児たちを食べ尽くしている。 そこにパイエが現れ、サデュースの目の玉をくりぬいて同じにしてあげると微笑んだ。 サデュースは「触れるな」と言霊を操りパイエを退かせようとするが、 吐いたせいで喉がいかれていることに気づく。 私はここまでなのかしら…と考えながら目的を尋ねるサデュースに、 パイエはツタや土虫、美白玉を使って、 無敵になるために"不味い人間"を探しているのだと言う。 意味がわからずに戸惑うサデュースに、 パイエは"不味い人間"は人喰いにとって劇毒だと話す。 なおもサデュースが疑うと、パイエはチキタとクリップが"不味い人間"だと言った。 その場にチキタたちが助けに現れる。 オルグとクリップはあっという間にパイエを追い詰めるが、 パイエは「ダムダム」に助けを求めて姿を消してしまった。 ラーは困惑するが、オルグは「ダムダム・グーグーか」と呟く。 ダムダムが誰かわからないのに、知っている。 その事実に戸惑い、ラーは人型のままチキタに抱きついた。 36話終わり
37話 バランスとサデュースそれぞれの一族の歴史書にもダムダム・グーグーが記載されていた。 それによれば、彼は五百年前の妖作りの天才だった。 皇帝の命で不老不死の研究をしていたが、ある日、行方知れずとなったという。 ラーは「ダムダム」という名前に懐かしさがあるのに、何も思い出せないことに動揺していた。 オルグが言うには、妖にはオルグたち天然のと、ラーのような人工のがあるという。 ダムダムの作る人工の妖には「くせ」があり、 シャルボンヌ、ギスチョ、ラーはダムダムの作品だと話した。 ラーの額にグーグー家の家紋が入っているのは自信作だったからだろうと言う。 チキタは、ダムダムがギスチョやパイエのような危険な妖を作り続けることに疑問を抱いた。 バランスとサデュースはふたり、馬を引きながら歩いている。 人喰いどもやクリップよりも、人間をもてあそぶパイエを先に何とかすべきだというサデュース。 ふたりとも人喰いの劇毒である"不味い人間"の存在はまだ父親に伏せているものの、 いつか人喰いを倒さなければならない。 その時、チキタはどちらの側につくんだろう!?とバランスは考えた。 平原にいるクリップはツタのようなものが右足に絡まり、足止めをくらっている。 再度、一緒に行こうとクリップを誘うパイエ。クリップは「殺すぞ」と言う。 パイエはそんな言葉は聞き慣れていると言い返した。 子供の頃から危険にさらされて、身を守るために死に物狂いで妖術を学んだと話す。 パイエは土クラゲ(クラゲの形をした妖)に乗って飛び去ろうとするが、 ツタ(本当は土クラゲの足)に血を取られたことに気づいたクリップは土クラゲを攻撃する。 パイエが突然現れたサデュースの姿に気をとられた隙に、 クリップは土クラゲを壊して血を回収することに成功する。 バラバラになった土クラゲを頭からかぶって、バランスとサデュースはべとべとになった。
巣に戻ったパイエは笑顔で「本当に意外なことがわかったの」とダムダムに報告する。 百年を過ごしたオルグにはクリップの血は無害になっている。 それにも関わらずクリップが取り戻そうとしたのは、 オルグ以外に守りたいものができたからだ、と。 「本当に人間て甘ったれでだらしがない生物ね どこまでいっても……」 そう言うパイエに、ダムダムは「そういう自分はどうなの?」と問う。 パイエは「クリップへの気持ちは乙女心です」と答えて、蝶を指し示した。 蝶には先ほどの隙を突いて奪ったクリップの髪の毛が付いており、 それをラーに試すのだと言った。 パイエにねだられるがまま、新しい妖を作る約束をするダムダム。 ダムダムはパイエを乗り越えられないチキタやラーなら会う価値がないと考えていた。 ラーとオルグを倒して、早く彼をひとりきりにして私のものにしたいわ、とパイエは言う。 「どーせ孤独に耐えられない甘ったれですもの きっとそれは容易い……」 土クラゲの残骸を見て、オルグはそれがダムダムの作った妖だと断じる。 パイエとダムダムの存在に危機感を募らせるチキタ。 クリップは風呂場まで行くと、 クラゲ汁を落としていたバランスとサデュースに向かって 「とっとと出てきてあの女の話を詳しく聞かせろ!」と怒鳴りつける。 ラーは相変わらず「ダムダム」が思い出せず動揺している。 チキタはダムダムの行動を疑問に思いながらも、まだ会うのが怖いと思っていた。 37話終わり
38話 風呂からあがってきたサデュースはチキタたちにパイエのことを話す。 6歳の時に自分の妹を殺して以来、パイエのまわりではケガ人や事故死が続いていた。 しかし盗賊の父親を持つ少女にどうして良いかわからず、 大人たちはパイエに近づくことを禁じるだけだった。 そんな中、サデュースの兄であるクラフトは 山の中で沼にはまった所をパイエに助けてもらった。 傷だらけになり、何時間もかけて助けてくれたパイエにクラフトは感謝し、 パイエは自身に痛覚がないことをクラフトに教えた。 パイエは陽気で悪びれなく悪事を語り、大人しいクラフトは強烈なパイエに傾倒した。 クラフトは彼女と付き合ううちに、パイエが金持ちと寝て稼いでいること、 パイエの父がかかえている女が汚くなると足を折って物乞いにすること、 また、パイエの一族にも子供が何人かいたが、みんなまるでキズだらけの浮浪児で、 パイエと数人の女の子だけがいつも美しい姿をしていることを知っていく。 パイエと自分の住む世界が違うと感じたクラフトは、二度とパイエに会わないと宣言する。 しかしクラフトは「まるきりパイエが悪いって思えないんだ」とサデュースに話していた。 クラフトが呪文を覚えられないように、 パイエは痛いとか苦しいとかがわからないのだという。 そのすぐ後に骸髏の災厄が起こった。
サデュースと父は10日後に旅から戻ったので、亡くなった家族の姿はむごいものだった。 唯一姿がないクラフトの姿を探していると、パイエが現れ、庭にあった氷室に案内した。 そこにはパイエが持ち込んだ花々できれいに飾られたクラフトがいた。 「毎日氷をかえたけどそろそろ限界だったわ 早いとこ燃やしてね」と言ってパイエは去った。 生前、クラフトは「パイエはね 花よりも宝石の方がきれいだって言うんだよ」と話している。 花のほうがきれいだと思う、というと、花は枯れて汚くなると答えた、とも。 「"痛み"がわからない彼女にとっては "汚くなる"ってことが一番恐ろしい事みたいだな……」とクラフトはサデュースに語った。 サデュースはパイエについて、出会った中で一番計りがたい人間だと評する。 しかしクリップは実にわかりやすいガキだと思った。 腹の中が穴だらけで、なんにもつかめずに全部通り抜けていくのだ、と。 そしてパイエもクリップを"わかりやすい"と思うからそばに来たいのだろうと考える。 ラーは自分とパイエはちょっと似てる、と言った。 理由を聞かれたラーは「俺もチキタをなめるまで"痛い"ってよくわからなかった」と答える。 「わかって良かったね」と言うチキタに、「そうだね」と答えるラー。 ラーはカップの飲み物を飲むと、そのまずさにむせる。 クリップは水甕と蝶の姿を見咎めると、グーグーの秘伝の書で結界を張ろうとチキタに言った。 隠れ家からチキタたちの様子を見ていたパイエは、ラーの様子に落胆した。 クリップの髪を細かくしたものを水甕に入れてラーに飲ませたのに、たいした効き目がない。 なんとか血や肉を食べさせる方法がないかしら、と話すパイエ。 ダムダムは「お前は……賢いね」と言う。 「昔からよくそう言われたわ」「誰に!?」「さあねえ……」 パイエは時々、クリップと言おうとしてクラフトと言いそうになる。 そしてクラフトの事を思い出すと胸の奥が少しチリチリした。 これが"痛い"ってことかな?…とパイエは思っていた。 オルグは水甕の水を飲んで「この水 美味いじゃん」と驚く。 しかしラーは「まずいのっ!!」と言い返し、一緒に水をくみかえに行こうと誘った。 38話終わり
39話 グーグー家を訪れたバランスは、クリップの結界をヘタクソと批評して、 あれこれと気になる点を指摘する。 チキタとクリップは書物でグーグーについて調べていたが、未だ成果はない。 同じ本に手を伸ばそうとしたバランスは、袖の隠し武器でチキタの手を切ってしまう。 慌てて血を拭い、バランスはチキタに謝った。 バランスはグーグー家を離れると、パイエを呼んだ。 パイエはチキタの血がついた布と引き換えに、捕らえていたサデュースを開放して飛び去る。 サデュースはパイエが約束を守り、自分を殺さなかったことを不思議に思った。 パイエは彼女なりの理由に従って行動しているのだろう、とバランスは言う。 サデュースはチキタ達を気にかける。 できるだけの結界を張ってきたので、家の中にいれば大丈夫だろうとバランスは答えた。 パイエの接近に気づいたクリップは、外に出てパイエを捕まえようとする。 チキタも付いて行こうとするが、クリップは「足手まといになるから」と撥ねつけた。 やり取りを聞いたオルグは、この中で一番強い自分がパイエを捕まえようとする。 クリップの制止は間に合わず、オルグはあっというまに家を出てしまう。 パイエは土クラゲのシェルターの中で、クリップたちが家の外に出てくるのを待っていた。 土クラゲを壊そうと力を使い始めるオルグだったが、いきなりぽてっと倒れてしまう。 クリップたちに続いて外に出てきたラーもまた、「空気が痛い」と苦しみだした。 パイエはチキタの血を霧状にして周囲に撒いたのだと得意げに説明する。 土クラゲを壊そうと術を使うクリップに、チキタはオルグを助けるほうが先だと怒鳴る。 ラーは泣きながらドロドロと溶け始めていた。 離れた岩陰からその様子を見ているバランスとサデュース。 バランスはパチンコ(スリングショット?)のような道具でクラゲシェルターを壊す。 怒ったパイエはふたりの前に飛ぶが、その隙をついたオルグがパイエの胸を突き破った。 オルグもラーもけろりとしていて、ラーは苦しんでいたのは芝居だったと白状した。
チキタたちは重症のパイエを家の中に入れ、両手両足に封魔の印を結んだ。 死にたくなければダムダム・グーグーの居場所を言うように求めるクリップに、 パイエは「死ぬのなんか どうでもいいのよ」とあっさり答えた。 彼女はペトラス皇帝のもとに持ち込まれた不老不死の情報からダムダムを知り、 皇帝が亡くなった後は人間が嫌になってダムダムの所に向かったのだと語った。 ダムダムは妖になりたいと言ったパイエに、まず人間をやめろと言う。 それが自分を試す言葉だと感じたパイエは落ちていた石を拾って――。 妖であるパイエが髪をほどくと、額に傷跡が見えた。 「ダムダムはこの傷を 消してくれなかったわ」 サデュースと風呂に入ったオルグはぐったりしてしまった。 クリップは「ああ 疲れたんだろう」と言ってオルグを受け取る。 パイエは大っ嫌いな人間を全部殺してくれたクリップに感謝しているのだと告げた。 いつも殴る母、すけべジジイ、のけ者にした町の奴ら、 私とクラフトの付き合いに嫌な顔をしたザイセルの一族。 それから、"もう会わない"と言ってきたクラフト。 「だから私 あなたが大好きなの あなたのそばに 来たかったのよ……」 グーグー家から帰る前に、バランスはチキタに、 ダムダム・グーグーの所に行くときは自分たちも一緒に連れて行って欲しい頼んだ。 「でも命の保障はないよ?」 バランスは笑って手を振った。「何を今更 そんな事もう とっくに毎日じゃないですか」 パイエが撒いたチキタの血を感じたのに、ラー・ラム・デラルは不思議なくらい平気だった。 すっかりまいってしまったオルグとは裏腹に、ラーは気分が良いくらいだ。 バランスは一緒に帰る道中で、サデュースに 「事態が落ち着いたらおれたち2人一緒になろうね」と言う。 サデュースは「何浮かれてんのよ ばかっ!」とバランスを叩いた。 39話終わり
40話 眠りから覚めたクリップは、チキタが掛けた布を投げ捨てる。 その辺の人間と同じ扱いをするなとクリップは怒った。 「この際だから言っとくが お前が7年前のことを"許せない"とぬかすなら 俺に仲間みたいな態度をとるのもやめろ これからだって 俺はオルグの為なら何度だって同じことを繰り返すからな」 さらにクリップは続けて、ジャマするならチキタもラーも倒してやる!という。 チキタはクリップのムシの居所が悪いみたいだと指摘した。 ダムダム・グーグーに何を期待しているのかと尋ねるチキタに、 クリップは"不味い人間"や"百年"の本当の意味が知りたいのだと答えた。 チキタはひょっとしたら、不老不死、人喰いの妖怪、"不味い人間"、百年の時間が 全部関係あるのかもしれないと話す。 その時、オルグが目を開けて、パイエが目を覚ますと言った。
目を覚ましたパイエは、クリップににっこりと微笑みかける。 ダムダムのことを聞かれると、彼女は 「危ないからダメよ……」と心からクリップを案じる様子を見せた。 チキタたちが態度の違いに戸惑っているところに、バランスとサデュースが合流する。 オルグはパイエを見つめて「もう そろそろだめだぞ」と告げた。 パイエはクリップの呼び掛けだけに応じて、嬉しそうに笑った。 「ダムダムは 時々しかいないの もう 時々しかいないのよ クラフト」 そう言って、パイエは再び、危ないから会わないで欲しいと『クラフト』に懇願する。 「大丈夫」とクリップは答えた。「俺は死なない 知ってるだろう!?」 パイエはクリップの言葉を肯定する。 最後にクラフトを見たときと同じように、ペトラス皇帝の宮殿の奥で、花の中で眠っていた。 死んだなんて信じたくないって思ってたけど、やっぱり生きてたのね、とパイエは語りかけた。 オルグは、パイエは初めてクリップを見たときから、 クラフトとクリップを混乱していたのだろうと言った。 パイエの額の傷が「ぱん」と大きな音を立てた。傷から一筋の血が流れる。 ぐったりしたパイエはクリップに水晶の欠片を手渡し、死んだ。 すっかり元気になったオルグは、ラーと一緒に、パイエの為の花を摘んだ。 サデュースは「あの女は花なんか好きじゃなかったわ!!」と花を取りあげて、 とっととパイエを燃やすように言った。 クリップはバランスと一緒に、妖達の作った火柱を家の窓から見ている。 ヒステリックなサデュース、いつも通りのチキタ、 グーグー探しにやる気のバランス。そしてクリップとオルグ。 ラーはみんなの様子を見ながらそれぞれの悲しみを感じた。 さんざんてこずらされたパイエが死んだのに悲しむ姿を見て、 人間はなんて不思議なんだろう…とラーは考えた。 そしてその夜、ラーは気づいた。 眠るチキタにキスをしたのになんともない。チキタはラーにとって無害になっていた。 40話終わり
時間かかってすみません チキタ六巻以上です
乙です すげー長いな…40話か お疲れさん
お疲れ様です
お疲れ様ー
過疎ってるなw
奥田ヒトシ「イース 太陽の仮面」というゲームの漫画のストーリーを教えてください
保守します
ほちゅ
未解決リストにある「みらくるミミKun」の予約をします。
うえだ未知の「みらくるミミKun」を投下します。 【主要登場人物】 香月みみ(ミミKun) 本作品の主人公。元気いっぱいかつ世間知らずの天然少女。 月夜になるとネコ耳が生え、身体能力が上がる「一族」の末裔。 日々野つとむ(トムくん) みみが引っ越して来た町で始めて出会った少年。みみは彼に一目ぼれをする。 はじめはみみと同じ学校のクラスメイトだったが、みみの出生を知るうちに良き理解者となる。 彼の飼い猫のロミオ(デブの茶トラ猫)もみみの友達であり、相談相手である。 百合花・英一(Aくん)・その他クラスメイト みみをライバルとしつつも女の友情を築きあげる百合花。みみに想いを抱く勉強少年の英一。 みみが通う学校のクラスメイト。 みみの正体を知りつつも彼女を受け入れ、時には協力し合う頼れる仲間たち。 国分寺鷹道(タカ) みみの「一族」を追い続けている大学教授の息子。 父の学会に発表する研究を成功させる為、みみに接触する。 ウォルフガング・月神(ウォルフィー) みみの学校に転校してきたハーフの少年。 みみと同じ「一族」の末裔。同族のみみに想いを抱き、結婚を迫る。
【物語の鍵となるもの】 一族 月夜の晩になるとネコ耳が生え、身体能力が飛躍的に上がる特性を持つ。 一族の特性は他の人には秘密であり、秘密を知られた際には「鏡」を使い 別の時代、別の場所へ移り住む流浪の民。 みみの家系はネコ耳の発現のみだが、ウォルフィーのように血が濃い家系だと尻尾も発現する。 鏡 「一族」が持つ全身がうつるサイズの鏡。移住時の転送や人間を「一族」に引き入れる為に使われる。 鏡の中は月の光が輝き、ススキの穂が広がる無限空間。 迷い込んだ人間は「一族」と同じネコ耳や能力を有してしまう。 「一族」の者でも正装を纏わなければ無限空間に囚われてしまう。 本作は「小学5年生」に1987年〜91年に書かれた漫画。 大まかに分けて連載1期&2期、3期、4期で話の内容が違います。 ここでは1期&2期、3期、4期と分けて紹介しようと思います。
【1期&2期・ストーリー】 ある町に引っ越して来た少女、香月みみ(以下ミミ)。 新居で理想の男子をイラストにしていると、一匹の猫が現れてその絵を咥えて逃げてしまった。 「月夜の晩はメチャ元気なんだから!」と言い、人間離れした身体能力で猫を追うミミ。 ミミの姿に驚いた猫(以下ロミオ)は散歩をしていた飼い主の少年の元へ。 鉢合わせしてしまうミミと少年。少年の容姿に一目惚れするミミ。 翌日、ミミが転入した学校のクラスメイトの中に昨晩出会った少年(トム)の姿があった。 「よろしくね★ミミKunでっす」と書いたプロフィールカードをクラスメイトに配るミミ。 トムにもカードを渡したいが、ミミと同じくトムが好きな百合花がそれを許さない。 どうにかこうにかトムにカードを渡したミミは「こんなあたしでも恋ができるのかしら」と呟く。 その頭にはネコの耳が生えていた。 世間知らずでトラブルを巻き起こすミミだが、持ち前の明るさと身体能力を生かし、 あっという間にトムを始めクラスメイトと親しくなる。 その様子が百合花には気に食わない。 百合花は幾度となくミミを妨害するも、めげずに困難に立ち向かう姿を見ていくうちに、 次第にミミをライバルとして認めるようになる。 また、ミミに想いを抱く英一は偶然に見てしまったミミのネコ耳を秘密にする代わりに 臨海学校で行われるキャンプファイヤーのお相手にミミを指名し、告白しようとするが、 そこにトムが乱入し先にミミに告白。「やっぱりかなわないな」と身を引こうとする。
ある日の花火大会。かぶった帽子を懸命に外すまいとするミミの姿を見た百合花は ミミが普通の人間ではないと感付く。 トムに振り向いてもらいたい百合花はミミの秘密を追求し始める。 季節は流れ、12月。クリスマスパーティがミミの家で開かれ、クラスメイトが訪れる。 ミミを探していたトムは立ち入り禁止の部屋に迷い込んでしまう。 そこには古い肖像画と大きな「鏡」があった。 「鏡」の表面にトムの手が触れた瞬間、トムは「鏡」の向こう側の無限空間に引き込まれてしまう。 その事実を知ったミミは「同じ仲間になれば結婚だってできる」という祖母を振り切り、 「一族」の正装を纏い、無限空間に迷い込んだトムを救出する。 トムは貧血で倒れたということになったが、ミミの正装を偶然見つけたことから 無限空間に迷い込んだのが事実であること、出会ったネコ耳の少女はミミなのだと感付いてしまう。 「一族」の秘密がバレたと知ったミミの家族は新たな地への移住を言い出す。 トムを始め友達を失いたくないミミは、秘密を打ち明けて嫌われたら移住をしようと決断する。 その時、トムがトラックに撥ねられそうになり、とっさにミミはネコ耳を出した姿のままトムを助けてしまう。
ミミの頭に生えたネコ耳を見て愕然とするトム。 その表情を見たミミはトムに嫌われたと思い「サヨナラ」と言ってその場を去り、町を離れる決意をする。 そして迎えた移住の日。「鏡」を使い別の地へ行こうとするミミをロミオが発見。 懸命にミミを引きとめようとした際に正装のヴェールがミミの頭から外れてしまった。 「鏡」の力を制御するヴェールを無くしたミミは無限空間に閉じ込められてしまう。 同時刻、ミミがいなくなる事を察したトムはクラスメイトと共にミミの家へと向かう。 そこにはヴェールを持って泣きじゃくるロミオと、はぐれたミミを探して戻ってきた家族の姿があった。 ヴェール無しでは「一族」の者でも無限空間から脱出できないと知ったトムはヴェールを手に「鏡」の中へ飛び込む。 無限空間でトムはミミの姿を見つけ出す。ヴェールを使い、出口を探す二人。 そこに聞こえてきたクラスメイトの呼び声。その声に導かれるように二人は無限空間から脱出することに成功する。 ミミの秘密を知っても受け入れてくれたクラスメイトを見た家族は、このことを黙認とし、この町で暮らすことを続けることにする。
【3期・ストーリー】 ある日、ミミのクラスは美術館見学に来ていた。 そこで展示されていた肖像画を見た英一はミミに「一度だけみたミミKunの肖像画がわすれられないんだ」と言う。 クラスメイトも見たいという中、秘密が知られたらどうすると反対するトム。 しかし、ミミは英一やクラスメイトの期待に応えるべく肖像画を学校に持ち出してしまった。 学校の帰り、ハプニングからミミは肖像画の包みを開けてしまう。 その時、「やはりあの絵だ・・・ついにみつけたぞ!!」と言う人影が・・・… 数日後、ミミは通学中に一人の青年と出会う。 国分寺鷹道(以下タカ)と名乗る青年はミミに親しく接し、別荘へ招待する。 タカの誘いを何の疑いもなく承諾するミミだが、タカの父の書斎に同じ「一族」の女性の肖像画が沢山かけられているのを見、 自分の「一族」の秘密をタカの家族が追っている事実を知ってしまう。 ミミに感付かれたタカは積極的にミミの秘密を追求し始める。 タカの仕組んだ罠をチームワークで掻い潜るミミとクラスメイト。
タカはトムとミミを別れさせることを条件に百合花を共犯者として引き入れる。 百合花の手引きも有り、ミミの家から「鏡」を盗み出すことに成功するタカ。 しかし、運搬中に百合花が「鏡」の中に囚われてしまう。 途方に暮れるタカの前に「鏡」を探していたミミが現れ、二人で「鏡」の中の無限空間へダイブ。 無事に百合花を助け出し、ミミと百合花とタカは「本当の友達」になる。 ミミの事を思い、タカはミミの事を書き記した研究ノートを捨てる。 しかし、タカのクラスメイトがノートを発見。面白半分で新聞記事にしてしまい、周囲に知れ渡ってしまう。 ミミを捕まえようとする人々、懸命に抑えようとするタカ。 と、追い詰められたミミの目の前に祖母が現れ、奥の手として「忘却の術」をミミに伝える。 ミミは寿命が縮んでもいい覚悟で術を発動。タカを含め、ミミを追っていた人々の記憶を消し去った。 数日後、再びタカと出会うミミ・トム・百合花の三人。 「わたしたちのことすっかり忘れちゃったのね・・・」と涙ぐむ百合花を見たミミは再びタカと知り合うべく、靴を投げる。 「すいませーん、クツがとんじゃって。あたし、ミミKunです。ヨロシク」
【4期・ストーリー】 新学期を向かえ、学年の上がったミミは新たなクラスに属することになる。 ミミの人気に始めは嫉妬心を燃やしていたクラスメイトも、ミミの前向きな姿を見て次第に打ち解けてゆく。 クラスは違えどトムとの交際も続いていた。 そんなある日、ミミの目の前に謎の少年が現れる。 少年はいきなりミミに「あなたこそ、わたしの妻となる人だ!」と言い放ち姿を消す。 翌日、転校生として少年はミミと再会した。 ウォルフィーと名乗る少年は執拗にミミに迫り、「婚約指輪」と称して宝石のついた指輪をミミの指に嵌めた。 ミミは指輪を外そうと試みるが、その指輪は外れない。その姿を見たミミの祖母が指輪を見、驚きの声をあげた。 その指輪の宝飾はミミの「一族」が持っているものと同じだったからだ。 満月の夜、家路につこうとするミミとトム。その背後に立つ人影にミミは振り向く。 そこにはネコ耳と尻尾を生やしたウォルフィーの姿があった。 ウォルフィーが同族であることを知ったミミの家族はウォルフィーとの婚約を取り付けようとする。 ミミはトムと共に逃避行をしようと決意。その姿を見た家族はミミの心情を察し、婚約指輪を外す術をミミに与えた。 指から外れる婚約指輪。安堵の笑みを浮かべるミミに対し、諦めないと誓うウォルフィー。
月日は流れ、ミミは演劇コンクールのヒロイン役に抜擢された。 相手役はウォルフィー。トムはオーディションで負けてしまったが、大道具としてミミを影から守ることにした。 そして迎えたコンクール当日。トムの愛情篭ったセットに囲まれ、演技をこなすミミ。 無事に終わるかと思われたその時、予想外の出来事が起こってしまった。 「姫!参りましょう、わたしたちの国へ・・・」 台本とは違った台詞を言い、ウォルフィーがミミを連れて姿を消したのだ。 「どうして急にこんなことするの!?」と詰め寄るミミ。それに対し「時が近づいている」と答えるウォルフィー。 そしてミミは気付く。月夜でもないのに現れたネコ耳に・・・ ウォルフィーと共に自宅へ向かうミミ。そこには光を放つ「鏡」と「故郷に帰れる」と喜ぶ家族の姿があった。 最初は「すぐ帰ってこれる」と思っていたミミだったが、母親の唄う故郷の歌を聞いて凍りつく。 ミミたちの故郷は地球ではなかったからだ。 ミミはトムや百合花たちに故郷から迎えが来たことを告白する。 多くの友達が引きとめる中、トムはミミに家族を優先することを薦め「さよならしよう」と答える。 その時、空から光が差しミミたち「一族」を迎えるための道がつながった。
祖母はミミに故郷のことを語った。 自分たち「一族」は異星人であること。 地球の文明を調べるためにこの地に降り立ったこと。 調査中にトラブルが起きて帰還することが出来なくなったこと。 嬉し涙を流す祖母。「いそぎましょう」と言うウォルフィー。 家族と共に光の向こうへ向かうミミ。最後にもう一度だけトムの顔を見たいと振り向く。 そこには涙を流すトムの姿が。 その姿を見たミミの家族は「いきなさい、ミミ」と促す。 笑顔でトムのもとへ向かうミミ。彼女を抱きとめるトム。 ミミは地球に一人残ることになった。 しかし、ミミは寂しくなかった。 地球にはトムやクラスメイトという友達がいるし、故郷から「鏡」を通じて家族もミミを見守っているから。 そーゆーわけで、とにかくミミKunは・・・、今日も学校へダッシュ!!です!
以上で「みらくるミミKun」のあらすじ紹介は投下終了です。 この時期はミミKunの他に「Sweetらぶらぶ」とか「ネコ耳っ娘漫画」が人気だったのかなぁ、とか 単行本を読み返しながら思いました。
215 :
マロン名無しさん :2010/10/23(土) 18:06:17 ID:OPEfDVdR
そういえば、「みらくるミミKun」の続編として同作者が小学館から 「えみ印だもん!」という漫画を出しているのですが、 こちらの作品をご存知(単行本をお持ち)の方いらっしゃいますでしょうか? 近場の古本屋を回っても見つからなかったのでorz ラストまでネタバレもOKでストーリーを教えて頂けますと助かります。
乙です 小学生のときに読んだ気がする
217 :
マロン名無しさん :2010/10/27(水) 00:47:48 ID:w1EzPWSu
ほしゅ
kunってなんだ><
Hattori-kun often uses his special ninjitsu skills to help Kenichi out of trouble. ハットリくんはしばしば忍術の特技を用いて、ケンイチを困難から救い出します。 What's up, Omori-kun? Don't hesitate to order what you want. You can order anything -- tuna, fatty tuna, sea urchin, or abalone. どーした大森くん、遠慮することはない。マグロでもトロでも、ウニでもアワビでもどんどん頼みたまえ。 Oh, I wonder if a handsome guy like Leonardo Dicaprio could be my private bodyguard. Aoshima-kun of Wangan Police Station would be all right, too. あー、アタシにもディカプリオみたいな格好いいボディー・ガードがついてくれないかしら。湾岸署の青島君でもいいわ。
機動戦士ガンダムの原作(小説版)のストーリーをお願いします。 アニメ版はわかるのでそれ以外の部分を詳しく。 よろしくお願いします。
ここは漫画板だw
>>220 かなりうろ覚えで印象に残ってるとこだけ
アムロとセイラは男女の関係
アムロ死ぬ
セイラ全裸で海へ
つーか小説版は原作じゃないだろ
224 :
マロン名無しさん :2010/11/01(月) 02:33:58 ID:VPGSF5pz
ほしゅ
過疎ってるんで、未解決リク消化してみる 町で噂の天狗の子 岩本ナオ 1〜7巻(以下続刊) 現代日本だが、天狗の存在が住民に普通に許容されてる田舎町・緑峰町。 そこの緑峰山には康徳神社があり、康徳坊という格の高い天狗がいる。 その天狗と人間がある祭りの日に恋に落ち、生まれたのが秋姫(あきひめ)だ。 人間と天狗のハーフの女の子・秋姫は、見た目は普通の少女だが、異常に怪力で トラックも簡単に持ち上げてしまったり、妖が見えたり、やはり普通ではない。 しかし本人は人間として生きたいと思っており、緑峰町で母親と暮らし、学校に通っている。 週に一度だけ父親に会いに山を登る秋姫。父親の康徳坊や、幼馴染で今は天狗に なる修行をしている榎本瞬は、秋姫に天狗になってほしいと思っているが、秋姫は 天狗修行を受けたがらない。力をつけて天狗になってしまい、天狗の風貌になるのが 心の底から嫌なのだ。 しかし康徳坊の娘であるため、なにもしなくてもそっちの世界での格付けは高く 「太郎坊」という天狗名がある。瞬は次郎坊で、その他動物出身で神の眷属になるために 修行している三郎坊・四郎坊・五郎坊…といる。 潜在的な能力の高さと、それに見合わない自衛力のなさから(修行してないから) 変な妖怪に狙われることの多い秋姫。瞬は仕方なく普通の生活をしたがる秋姫の サポートに回っている。 そんな秋姫が長年想いを寄せているのは、秋姫にも偏見なく接してくれるクラスメイトの タケルだ。天狗の娘ということで、色々言われることの少なくなかった秋姫はタケルの 優しさに何度も救われている。高校もタケルの進学先を選び、中学を卒業する。(続く)
あ、タイトル間違えた 「町でうわさの天狗の子」です
お姫さまが主人公か
姫っちゃ姫ではあるけど秋姫ってのはそれで一つの名前
天狗の風貌になるのは女の子は嫌だろうな でも女の天狗ってどんな姿になるんだ 鼻デカなのか それとも「からす天狗 うじゅ」とか「射命丸 文」みたいな羽が生えてるだけの可愛い系か
作中で出てきてるちゃんとした天狗は主人公の父ちゃんくらいで、父ちゃんは鼻でかい(正面顔は伏せられて横顔とかばかりで正確な顔はわからないが) 女天狗がどうなるかはわからんけど、主人公は天狗化したらそんな風になるかもとgkbrしてる
天狗って神社でまつったりするのか。意外だ。 どっちかというと悪なイメージだし、神社と言うより寺なイメージあるけどな、天狗って。
けっこうリアルワールドでも天狗を祀った神社はあったりする 人間が下法に墜ちた結果としてなるものだという考えもあったりするから正統派の神さまではないと思うが
村生ミオ「結婚ゲーム」って最後はどうなりますか 途中もあまり読んでないですけど、 とくに一本筋が通った話でもなさそうなので どんな終わり方をしたのか教えてください。
町でうわさの天狗の子(つづき) 群青高校に入学した秋姫だが、高校ともなると中学時代と違って皆が同じ町出身という わけもなく、別の中学校から来た子達には「は?天狗?なにその迷信」て感じで奇異な 目で見られてしまう。 タケルは相変わらず優しいが、運良く同じクラスになったのに、イケメンで気さくで優しい とあれば他の女子がほっとくはずもなく、中学時代から引き続きモテモテ状態で近づく こともなかなか難しい。 本当は修行に専念したいのだが、秋姫を心配する康徳坊の願いでやっぱり同じ高校に 入学した瞬は、タケルのことを最初は軽視していたが、接してみて良い奴ぶりに感心。 以降割と仲良くなっていく。 親バカの康徳坊は秋姫に想い人がいると聞き、超ショック。呪ってやるとか思うも、 タケルの神谷家は康徳坊と深い繋がりがあってずっと守っていくと約束しているのだった。 康徳神社もタケルのご先祖が建てたものなのだ。 タケルの一族は代々大工(元は仏師?)なのだが何代かに一人、特殊な人が出る家系 で変な妖怪に狙われやすいらしい。 そしてタケルはその何代かに出る特殊な一人らしく、頻繁に物の怪に取り付かれて 具合が悪くなったりしている。 秋姫は他の中学出身の子とも少しずつ馴染むようになり、タケルの話で盛り上がったり している。タケルが「彼女がほしい」と言ったのを聞いた女子達は騒然。 フリーと判明するや否や、告白が殺到状態に。たまたまタケルと電車の中でいい感じに 二人きりになった秋姫も思い切って告白してみるが、微妙に困ったような顔をされてしまう。
>>231 リアルに天狗がいる世界なんで現実と比べないほうがいいかも。
祀ってるというか住んでるという感じ?
康徳神社は神の領域で人間が入れない。という設定。
瞬も天狗の面つけないと入れない。(半人前だから)
ちなみに天狗で有名な鞍馬山も話には出てくるんで、神社限定とかでなく
むしろ山が単位って感じ。
チキタ★GUGUの七巻分投下します(41話〜47話) 案の定長いので、連投規制ひっかかるかもしれません。 その場合はまた後で来ます。
41話 ラー・ラム・デラルは8年と少しで、"まずい人間"であるチキタが無害になった。 以前、オルグの知る人喰い妖は60年飼育したまずい人間を「おいしい」と食べた。 しかしその後は人間を食べようとせず、飼育していた人間の名前を呼びながら餓死してしまう。 オルグは"百年"という時間に意味はなく、人喰いと飼育されるまずい人間が馴れ合い、 相思相愛になるまでの時間が"百年"だろうと語った。 もう"百年"が終わると知り、 ラーは焦って「ダムダムに頼みたいことがあるんだよ!」と口走る。 チキタはその言葉の意味を問うが、ラーは答えない。 サデュースは"百年"は自滅のシナリオだと指摘した。 ラー・ラム・デラルも、オルグも、もう人を食べることはできない。 相思相愛の人間ができた人喰いは、心がある限り、人間を食べられずに餓死してしまうのだ。 「"百年"って 一体誰が考え出したことなの…!?」 パイエの残した水晶を手がかりにチキタたちはダムダムを探したが、成果はなかった。 数日後、バランスは「ダムダムはもう時々しかいない」というパイエの言葉を思い出して、 同じ所に時間を変えて行く必要があると考えた。 夕食後、疲れて眠ってしまったサデュースを置いて、チキタたちは近くの山にやってくる。 その時、チキタの額にグーグー家の家紋が表われた。 チキタが水晶を投げると、岩場に隠れ家の入り口が出現する。 その奥には、ラーにそっくりの顔立ちの黒髪の女性、ダムダム・グーグーがいた。 顔が同じなのはラーが初めに人型を取るときダムダムを基本にしたからだと説明する。 彼女はまた、パイエやラーたち多くの妖を作ったのは、 これから起こることを阻止するためだと語った。 41話終わり
42話 ダムダムの生まれた頃、グーグー家はひとつの村ができるほどの人数がいた。 また、よく人喰いが出た頃だった。 ダムダムは何度も危機を脱する中で、自分が人喰いに食べられない人間だと知る。 そして彼女は人喰いの研究を始めた。 人喰い妖を飼い始めたダムダムは歳を取らずに、5百年を過ごした。 ダムダムは複数の妖を飼ったが、誰もがダムダムも他の人間も食べることを拒み、 やがて飢えて死んでいった。 時間はかかるが、人喰い妖を葬る確実な退治方法だと考えたダムダムは、 まずい人間と"百年"の話を妖たちに広めたのだった。 ダムダムは飼っている人喰い妖が死ぬ度に、彼らの気配を近くに感じるようになった。 そしてある日、見知らぬ子供を殺して食べようとした自分に気づいて愕然とする。 私のまわりに 私の中に 死んだはずの妖たちがいる…… 絶望したダムダムは死のうとしたが、 不老不死の体ではどんな方法を使っても死ぬことができなかった。 それを聞いたクリップは突然ダムダムを攻撃する。 けれどダムダムにはあっさりとそれを防ぎ、傷一つつかなかった。 ダムダムはラーを見て「かわいいなぁ…」と微笑みかける。 「それでラー・ラム・デラル 私はお前を作ったんだよ お前ならひょっとして 私を殺してくれるかもしれないと 思ってね…」 42話終わり
43話 強い妖たちを作れば自分を殺してくれると期待したのだと、ダムダムは語った。 チキタは声を荒げる。 「ばかな!! あの……パイエやギスチョが どれほど多くの命を奪ったか」 「その ラー・ラム・デラルもね」 「おっ… 俺は…… もう人殺しなんか しないよ……」 動揺するラーを、チキタは「もう 昔のラー・ラム・デラルじゃない!」と庇う。 ダムダムは正気を失いつつある自分をすぐに始末すべきだと言った。 私にはグーグー家始まって以来の才能、妖たちの魂、人喰い達には猛毒の体がある。 そう話すダムダムに「そして 何よりも」とクリップは続けた。 「そして 何よりも 人間に対しては激しい憎悪を抱いている」 ダムダムはチキタたちにもう帰るように促し、 もう一度ここに来るために、足元の水晶をひとつ持って変えるように言った。 隠れ家を出ると、皆を追いかけてきたサデュースがいた。 クリップは率先して隠れ家を出ようとしたバランスを臆病者と罵るが、 バランスはダムダムの周囲に殺気だった気配を感じていたのだと言い返す。 一方のクリップは、妖たちの魂はもうなく、ダムダムの話は詭弁だと怒った。 クリップが攻撃したとき、ダムダムを守ったのは本人の力だった。 「ダムダムは『死ねない』んじゃなくて 『死にたくない』んだ!!」
クリップは人喰いとして人間に追われた。誰も傷つけても殺してもいないのに。 なのにそれはそんなにも許されないことなのか。許されないことなのか……。 何百年さまよっても、クリップは何も忘れられなかった。 パイエに指摘されて、はじめて人間を憎んでいたことに気づいた。 骸髏の街が復讐のためだったのかはわからない。 「ただ 人間は結局 どこまでいっても いつまでたっても"人間"から完全に離れることなんてできないんだ」 たとえ、ダムダムのように5百年生きていても、忘れない。何もかも。 「だからあの女が妖のせいにしている "人を殺して食べよう"とする衝動にも…… きっと何か たった14、5年しか生きちゃいないお前らにだって わかる理由がある」 サデュースは「そうね」と背中越しに言った。 「たった15年しか生きちゃいない私にだって あなたの気持ちがわかるんだものね」 サデュースが行ってしまった後も、 クリップは長い間凍りついたように焚き火の前から動かなかった……。 ラーは涙を流した。 「どうしてもっと早く 生まれてすぐに チキタに会えなかったんだろう……」 俺もクリップも 決して許されない あの空の星が消えていくように チキタに出会うまでのラー・ラム・デラルも消えてしまえばいいのに…… 43話終わり
44話 ダムダムの水晶を持ち、隠れ家の周囲を調べているバランスとサデュース。 ふたりはダムダムの作った二匹の人喰いを見つけると、あっという間に退治した。 その様子を見たラーはバランスに言う。 「俺がもし こいつくらい弱ったら 俺の事もすぐ 殺すね」 「うん でも お前を死なせた後は きっと俺もサデュースもひどく辛いと思うよ」 驚くラー。 「だって 俺もサデュースも お前を好きだもの」「……」 ラーはバランスの持っていた水晶を見つめる。 水晶の道を 飛びまわった いきなり なんでもできた 歩けず立てずはえず 走れず 飛ぶものを見つめ 走るものをみつめ 泳ぐものを見つめるばかりだったのに 「お前は」記憶の中のダムダム・グーグーが言う。 「まるで "あこがれ"のかたまりだね…」 ラーは涙を零す。 震えながら「大丈夫」と答えるラーを、サデュースは抱きしめた。 よろこびも 知らなかった…… 人間の手が温かい事も 今日みたいな日が来る事も
クリップはグーグー家の書庫からラーのことらしき記録を見つける。 人の形さえなしていない人間の子供をグーグー家に引き取ったという記述だった。 また、グーグー家も不老不死の研究を熱心に行っていた。 「不老不死をどう思う?」とクリップに聞かれてチキタは苦笑する。 「さあ…!? まだ死にたくないけど…」 「そうだろうな……」 クリップはチキタの言葉を心の中で反芻する。 まだ死にたくない。まだ死にたくない……。 バランスはダムダムの周囲に感じた殺気だった気配を警戒している。 「生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた 大勢の生物の 喘ぎみたいな…」 チキタたちに説明する途中で、ラーに呼びかける声が響いた。 "じきに お前も夢を見る" "お前の存亡に かかわる伝言の夢……" オルグは声の本体のチンケな目玉妖を見つけて飛び掛るが、あっさり逃げられてしまう。 くそチンケな奴の言葉どおり、その夜、ラーは"伝言の夢"を見た。 44話終わり
45話 翌朝、ラーはひとりでニッケルの墓参りに出掛ける。 いつもはうっとうしいくらい一緒にいたがるラーの変化に、チキタは困惑する。 "伝言の夢"を見た場合、いつものラーなら大騒ぎしてチキタに話すだろうに、それもない。 ラーはニッケルの墓に座り込んでいた。 昨日、バランスはラーに「本当は 人間 喰ってもいいんだぜ」と言ってくれた。 「ただし時間をくれ たとえば俺ならサデュースと結婚して 子供を2、3人作って そいつらがある程度大きくなるまで待ってくれ」「……」 「考えてみりゃ お前らが人喰いなのは お前らのせいじゃないんだもんな…」 ラーはニッケルの言葉を思い出していた。"俺を喰っていいんだぜ ラー・ラム・デラル" そしてその頃から、ラーは人喰いができなくなった。 餓死ならそれはそれでかまわないけど…。一人で思い悩むラー。 呼びに来たクリップは、様子のおかしいラーに深くは尋ねず、ただ助言する。 「どうせどんなに思いつめても その時がきたらとっさに体は動いてしまうんだ 自分が求めている方向へ」「ふたつの道は選べないし 後戻りもできない」 7年前のクリップがそうだったのだろうと思いながら、ラーは頷いた。 家に戻ると、結婚衣装のバランスとサデュースがいた。 「思い残しがないように」とけさ結婚して、チキタに部屋を借りて暮らすのだと言う。 ふたりの笑顔を見て、ラーはふたりが何度も死に掛けてきたことを思い出す。 今回のダムダムの件も命懸けだ。ラーは心の底からふたりをなくしたくないと願った。 大切なチキタ。 大切なクリップとオルグ。 ずっと一緒にいる為には どうしたらいいんだろう…!? その日の深夜、ラーはひとりでダムダムの前に立っていた。 ふたりきりで話すために隠れ家の入り口を塞いできたとラーは説明する。 「全部話してくれる? 俺が人間だった頃の事から…」 45話終わり
46話 ダムダムが何匹目かの妖を飼っているころ、奇形の子供が持ち込まれた。 立てない座れない声も出ない。 人間の形からは程遠く、普通は生きられないほどだ。 母親にも見捨てられて、カゴの中に入れられて、それでもなかなか死ななかった。 村人は子供を殺そうとしたが、不思議な不都合が起きてそれもできず、 困った末にダムダムの所に持ってきたのだった。 ダムダムは小さな奇形の子供に語りかける。 「なんて醜い姿だろう これでは母親に見捨てられても仕方ない」 その時、小さな小石が飛んでダムダムの目の下を傷つけた。 ダムダムの言葉を理解し、生きようとする意志を見て、 ダムダムは子供を妖にすることにした。 「自由になんでもできるようにしてあげよう その代わり いつか必ず私のところへ帰って来るんだよ……」 そうだ 覚えている 鳥が飛ぶのを眺めて "あんなふうに飛びたい"と思い 魚が泳ぐ姿を見て"あんなふうに泳ぎたい"と思った だけど カゴの中の姿を見て、おびえる少女。 一緒にいる女性はそこには何もいないと言って笑う。 妖になったラーはぐったりした少女を掴んでいた。その足元には多くの死体。
どうして自分を人喰いにしたのかと怒鳴るラーに、ダムダムは微笑んだ。 ラーには体がない。だから大きなクジラにも小さなイトミミズにもなることができる。 強いエネルギーの塊であるラーは人喰いではない。何かを食べる必要はないのだから。 「じゃあ俺は どうして ずっと人を殺してきたの…?」 「そんなこと 私に聞かなくたって わかるだろう…?」 ダムダムはラー・ラム・デラルを人喰いにしなかった。 勝手に人喰いになっただけだ。 ラーの不在に気づいたチキタたちは、 ラーを追いかけてダムダムの隠れ家の入り口まで来ていた。 そこに、本来の姿(奇形の赤ん坊)のラーを抱きかかえたダムダムが現れる。 チキタたちは憤慨するが、ダムダムはただ昔話をしただけで、 ラーが自ら今の姿になったのだと語った。 46話終わり
47話 ラーを抱いてチキタは怒鳴る。「一体何の話をしたんだ!? ダムダム!!」 「私は そいつに本当の事を話してやっただけ "お前は 人喰いじゃない"って」 ラーはチキタにそのことを知られたくなかった。 ラーは叫び声をあげて、ダムダムを隠れ家の中に吹っ飛ばした。 子供の姿のまま沈黙して、誰にも何にも語らないラー。 ラーは心の中で涙を流していた。 人喰いじゃなかったのにたくさんの人を殺してしまった。 チキタに言えない秘密ができてしまった。俺は"人喰い"じゃなかった。 かつて"気持ち悪い" "化け物!!"と吐き出された言葉。向けられたまなざし。 ダムダムに何にでも姿を変える力をもらって 可愛くなったりきれいになったり 自由にもなっ…て 「それで満足だったはずなのに」 微笑みあい、手を繋ぐ母娘。それを見つめるだけのラー。 どうしても いつまでたっても 自分には何かが足りないような気がして…… 「たぶんその気持ちをずっと"空腹"だと勘違いしていたんだ」 チキタに嫌われることを恐れ、サデュースたちにも知られたくないと、ラーは泣く。 「バカなクマだな…」「何を今さら…」そう呟いていた二匹の魚は、 カナヤンとチョロルの姿をとった。 ※ラーの夢に出てくるカナヤンとチョロルはチキタの両親の仮の姿(第33話より)
「チキタは もう何があってもお前のことを嫌いになったりはしないよ」 「わかってるだろう?」 「…… うん そうだね…」 俺を許せないのも 俺を嫌いなのも チキタじゃない 「今 俺は 自分で自分を 許せないんだね……」 チキタがラーを抱いて眠っている頃。 グーグー家には信じられない量の妖たちが押し寄せていた。 彼らはラーの名を呼び、ラーが眠っていると知ると笑い出した。 「ネテル!?」「じゃあ"伝言の夢"を見てるんだ」「ソ…ソウダ」「デンゴンノユメ」 「ソレヲ ラー・ラム・デラルガ ミテクレタラ」「モウ アンシン…」「安心」 すべてダムダムの作った妖であり、 バランスがダムダムの周囲に感じていた不穏な気配は彼らのものだった。 ダムダムを倒そうとしても、あの量の妖に襲われては勝てるわけがない。 クリップはラーを叩き起こして"伝言の夢"の内容を知るしかないと判断する。 ラーは自分が呼ばれているのを感じている。 「でもまだ 俺は行かない だってまだ何も 答えられないんだもん……」 チキタに…… 絶対に言えないことができてしまった "伝言の夢"…… "伝言の夢"に関わることもそのひとつだ…… 47話終わり
チキタ以上です やっぱり連投ひっかかった 長くて申し訳ない
乙です
乙。 これは書くのに時間かかりそうだな ほんと乙です wiki更新してる人たちもほんと乙です いつもありがとう
おつです
>>225 町でうわさの天狗の子
これ教えてもらいたかったから嬉しい
>>235 の続き知りたい
タケルと付き合ってたのかと思ってたんだけど
どなたか続きお願いします!
>>233 結婚ゲームなつかしい!!
昔読んだような気がする…
これも知りたい
結婚ゲームは終わりらしい終わりじゃなかったような気がする
254 :
まとめの人 :2010/11/13(土) 23:38:08 ID:???
あらすじ書きさんいつも乙です ここまでのあらすじとリクまとめました 規制に巻き込まれてたので長らくスレに書き込めなくてすまんかったです
255 :
マロン名無しさん :2010/11/14(日) 01:26:23 ID:WC5tknR5
>>254 激しく乙です
プロバイダーまとめての規制うざいよねー
遅くてすまんです。
町でうわさの天狗の子(
>>235 つづき)
タケルに告白した秋姫。結構仲が良かったのに微妙な顔をされてしまった。
とりあえず返事待ちの状態になるが、今まで全く恋愛対象と思われてなかっ
たことが分かりショック。
しかし翌日OKの返事を貰い、憧れの人が自分の彼氏になることに。
話が前後するが、高校受験まで秋姫は、康徳坊の守護する地域から出たこと
がなかった。しかし寄ってくる「低位の者」に対抗できないことで困ることが
分かった秋姫は、タケルが物の怪を引きつけてしまうこともあり、高校入学を
機に「徳」を高めるためにも週末に天狗修行を受けることに。
タケルと付き合うことになったものの、一緒に帰ると思っていたら先に帰られて
しまったり、変なセンスの服でのんびりしてるところを目の当たりにしたり、
今まで知らなかったユルい部分を知って意外な気がする秋姫。
付き合うことを、「お互いに頑張ろう」というタケルに秋姫は首をかしげる。
恋人になったのだからデート!と意気込む秋姫だが、週末には百年に一度の
天狗のイベントである修験堂(しゅげんどう)が行われることになっており、
太郎坊の秋姫も出ないわけにはいかず、ひとまずお預けとなる。
山登りにも嫌な顔ひとつしないタケル。相変わらず優しいが、その優しさが
周りにも遺憾なく発揮されるので、自分を特別視してほしいという気持ちが
芽生え、モヤモヤとしてしまう。
タケルはどうして自分と付き合おうと思ったのかと聞くと、彼曰く、自分と
いると安心するということと意外とはっきりものを言うとこが決め手になった
らしい。女の子は自分の気持ちを言わずに分かってもらおうとするから、と。
秋姫もタケルの言動から薄々勘付いてはいたのだが、タケルには秋姫は初めて の彼女ではなかった。しかし思い切って尋ね、今まで付き合った人数が6人と 聞いて驚き、ショックからタケルを困らせてギクシャクしてしまう。 。 落ち込む秋姫は八郎坊にぽつぽつとタケルへの気持ちを溢す。 以前学校生活でで浮いてたこと。タケルに優しくしてもらったこと。 「あたし、3日に1回でいいから タケル君におはようって言ってもらえるなら お父さんや瞬ちゃんに迷惑かけても同じ高校に行きたかったんだもん」 八郎坊との会話を戻ってきたタケルに聞かれてしまい、重い言葉を 聞かれてしまったと秋姫は焦るが、ささくれ立ってた空気は和らぐのだった。 その頃、「山伏問答の相手役を務めるため」と、鞍馬山の三十八郎坊を名乗る 鳥天狗の娘・烏丸紅葉が瞬の前に現れる。 体験修験道という一般の人にも天狗修行を体験してもらうイベントで 天狗とタケルの家の深い繋がりを知った秋姫は、タケルが秋姫といると安心 すると言った言葉が気になっていた。受験のときに、寄ってきた物の怪を 追い払ってあげたりしていたし、(タケルには当然ながら見えてない) そういうことが理由で無意識に自分を選んだんじゃ?と心配するが、 タケルは幼い頃から康徳様と家のことは耳タコになるほど聞かされてるといい 秋姫は安心するとともに、自分が天狗のことに無知だと気付かされる。
>>233 結婚ゲームは俺もストーリー知りたいです。
歯医者の雑誌で第一話だけ見たんだが、まだ小さかったので
結婚の意味がよく分からず「先生が家に来て迷惑する生徒の話」だと
思っていた。ドキドキシチュエーションだったんだな…
町でうわさの天狗の子(
>>258 つづき)
イベントも大方終わり、体験修行道に来た友人達と楽しく話す秋姫。
瞬とも写真を撮りたいと言う子がいたが、瞬はもう一般の人には入れない山の
上の禁足の地に戻ってしまっている。天狗修行でろくにクラスメイトと仲良く
しない瞬に、秋姫はもっと友達を作ってほしいと思っている。
瞬は赤子のときに緑峰山に捨てられ、康徳坊が拾った子だった。
秋姫とは乳兄弟だ。
秋姫は三郎坊・四郎坊・五郎坊のお面を借りて(奪ったとも言う)友人らと
禁足の地へ踏み込んだ。
秋姫は訴える。「今日瞬ちゃん一枚も写真撮ってないんだもん」
秋姫のことも瞬のことも大事に思う康徳坊は、この騒動を不問に伏すのだった。
この騒動の最中、秋姫の中学時代からの友人の美少女・赤沢が三郎坊に一目惚れ
する。
瞬は天狗界のカリスマとも言うべき客人の鞍馬山僧正坊のことで頭がいっぱい。
巨人ファンにとっての長嶋茂雄くらいの凄さだと力説する瞬。
天狗修行に夢中な紅葉とも意気投合し、秋姫としては何か面白くない。
紅葉(以降モミジ)を苦手だと思い始める秋姫だが、モミジは修行のためと、
秋姫達の通う高校に転入してくるのだった。
町でうわさの天狗の子 登場人物 ・刑部秋姫(おさかべ あきひめ)(緑峰山太郎坊秋姫) 天狗と人間のハーフの女の子。怪力で大食漢。普通の青春を謳歌したいと思っている。 ・榎本瞬(えのもと しゅん)(緑峰山次郎坊瞬) 秋姫の幼馴染。天狗になるため修行中。頼られキャラ。捨て子だった。 ・神谷武(かみや たける) 秋姫の想い人。学校の人気者。妖に狙われる。仏師としての特殊な才能を見せる。 ・松中緑(まつなか みどり) 秋姫の親友で緑峰町の町長の孫。眼鏡を取ると美少女。 ・烏丸紅葉(からすま もみじ)(鞍馬山三十八郎坊紅葉) 鞍馬山鳥天狗の娘。修行マニア。計算高い行動が女子に嫌われがちだが良い子。 ・赤沢千洋(あかざわ ちひろ) 秋姫の友人の美少女。モテる。三郎坊に一目惚れしてしまう。 ・康徳坊(こうとくぼう) 緑峰山の天狗。秋姫に対しては極度の親馬鹿。元は破戒僧だった。 ・緑峰山三郎坊(キツネ) 瞬曰く「ドSでインチキサギ師」。超近眼で匂いで人を判別する。 ・緑峰山四郎坊(タヌキ) 瞬曰く「趣味:子作り子育て男女共同参画」 ・緑峰山五郎坊(ウサギ) 瞬曰く「亀でも電柱でも西条でもイケる性倒錯者」 ・石鎚山五郎坊英介 康徳坊が握り潰した秋姫のお見合いの相手。
トライガンマキシマムのまとめを予約している者です 五巻目分を書き終わったのですが、投下に来たら規制にかかっていました 今しばらく予約を継続して頂けたら、と思います
264 :
マロン名無しさん :2010/11/20(土) 01:12:19 ID:kXx5BOOJ
町でうわさの天狗の子(つづき) 天狗の娘という大きな共通点を持ちながら、モミジと秋姫は対照的だ。 かたや普通の人間でいたいのに太郎坊の秋姫。 かたや天狗に憧れ真面目に修行に励むも、天狗としては三十八郎坊という落ちこ ぼれ状態のモミジ。 秋姫はモミジの妙に周到な振る舞いや、自分の分からないことを瞬と話していたり 自分のことを太郎坊様と天狗名で呼んでいることだったり−−ちょっとした言動が いちいちモヤっとして仕方ないのだった。 今度こそタケル君の土曜の予定を「あたし」で埋めなければ!と意気込む秋姫は、 タケルに土曜の予定を尋ね、「どっか行く?」「うん」「じゃあ帰りに決めようか」 といい感じに。 デートの約束をしているところを聞かれた友人から、花火大会があるという赤飯ビー チを勧められ乗り気になるが、モミジからは海は危険と言われて止められてしまう。 天狗は山の者だから海には弱いのだ。秋姫も生まれて一度も海に行ったことがない。 しかしどうしても行きたい。モミジは真剣に対策を考えてくれた。 そして二週間ある修行をすれば大丈夫かもと提案される。天狗になりたくない秋姫は 逡巡するが、強くなればデートもできると思い承諾。 しかし秋姫と瞬の間を微妙に気にするタケルに修行することを伝えると、「それって 瞬君と暮らすってこと?」と聞かれてしまう。 一方の瞬も、秋姫の修行承諾がタケルとデートしたいがためとモミジに聞き、微妙な 気持ちに…。
町でうわさの天狗の子(つづき) 秋姫にとって瞬は赤ん坊のときからの付き合いで兄弟のようなものだ。 瞬を気にするタケルを秋姫は妙に思うが、友達から嫉妬だと言われる。 付き合いだしてからも秋姫が一方的にドキドキするばかりで、タケルの態度は 変わりなかったことを気にしていただけに、秋姫は少しは好かれるようになった のかもと喜ぶ。 タケルは前の彼女らに「頼りない」と言われたことがコンプレックスになっていて 頼りがいのある瞬をうらやましく思っている。秋姫が何気ないことでも瞬を頼りに して自分のことは頼らないことを気にしているのだった。 瞬は気にするなと言う。 しかしなんだかんだで海デートを楽しみにしている秋姫とタケルなのであった。 秋姫の取組む修行は「火生三昧」(かしょうざんまい)。火の中を歩くというもの。 秋姫は火に手を入れたりするが、いまいち上手くいかない。 そのまま本番となり、自分が火渡りをするのかと思っていたら、実際には低位 の者がやると聞いて驚く。仲間を守るために火を消さなければならないのだ。 瞬が炎の中に入ることになり、本番、秋姫は業火を一瞬で消し去ってしまった。 秋姫は出来なかったのではなく、自分が天狗になってしまうことを恐れて、天狗 の力を使うことを躊躇っていただけだった。 別に出来なかったとしても、他の皆は火渡りくらい出来るので誰も怪我はしない と後で知り、秋姫は脱力する。
クジラックスの「らぶいずぶらいんど」を教えてください
桂遊生丸のRomanをお願いします
まとめ見たら.hack//黄昏の腕輪伝説が途中までたっだので 別人ですが最後まで投下します ついでにRoman予約しておきます
神威によって隔離されていたシューゴとレナはゼフィの力で脱出する。 一方、管理者権限を剥奪されたバルムンクは管理者としてではなく、 いちプレイヤーとして行動を開始。 シューゴたちの脱獄に気づいた神威とマギ。 なぜ上層部はアカウントを削除しないのかと疑問を口にするマギに対し、 神威は「消さないのではなく、消せないのだ」と答え、追跡を開始する。 逃亡中の3人の前にコミヤンが現れ、些細な嫌がらせのつもりだったのが 大事になってしまったことを謝罪。ゼフィの力で顔も元に戻る。 シューゴ達はコミヤンを巻き込んではいけないと別れようとするが、 管理者の誤解を解くため自分も同行するとコミヤンは言い張る。 そこへ、ミレイユから一通のメールが届く。 バルムンクはワイズマンと協力し、シューゴたちを逃がす準備を開始。 そんなところへカイトとオルカから励ましのメールが届く。 自分たちも受験で忙しいのにこちらを気遣う二人にバルムンクは苦笑、 改めてかつてカイトたちの守った『世界』で育ちつつある新しい勇者を 守る決意を固め、.hackers関係者である二人を呼び寄せる。
少し時間をさかのぼり、ミレイユのリアル。 仲間の存在と自分のPC削除のリスクとの間で板挟みになり、泣き出すミレイユ。 そんなミレイユに母は「ゲームとは楽しむためにあるもの。ミレイユの思う通りに やってみなさい。」という。 仲間を見捨ててプレイしても楽しくないと思うミレイユ。 ちょうどそこへ凰花とほたるからメールが届き。 そのメールの内容から皆同じことを考えてると知り行動を決意。 そんなミレイユに母は、昔の仲間(バルムンク)から連絡がきたので、 少しだけ力になれそうなことができた。だから一時的に交代してほしいと申し出る。 (ミレイユの母ミストラルはゲーム版のパーティメンバーの1人。 『ミレイユ』は母のPCをもらいうけ改名したもの) ミレイユに指定されたエリア『隠されし 禁断の 聖域』へ向かったシューゴたち。 そこで中間達全員と合流を果たす。 管理者も手の届かないエリア、ネットスラムへ案内してくれる人がいるからと そこへ逃げることを提案するミレイユ。 そんなハッカーたちの溜まり場になっているアングラな場所に案内してくれる 知り合いがいるのかと尋ねるシューゴたち。 そこへバルムンクが呼び寄せたもうひとりの人物、カズが姿を現す。 ミレイユの母とは4年前の事件のときから知り合いだと告げるカズ。 仲間の身内に大事件の関係者がいたことに意外な世間の狭さを思い知らされる シューゴだが、レナはカズに見覚えがあるという。 シューゴとレナが引っ越す前の近所には、昔よく二人と遊んでくれた姉弟がいた。 そのことを問う二人に、カズは笑顔で肯定。3人は思わぬ再開を喜ぶ。 (ちなみにカズの姉は『レナ』のモデルとなった伝説のPCブラックローズ。 世間は本当に狭い)
ネットスラムの鍵をシューゴに渡すカズ。 しかしそこへ神威率いる碧衣の騎士団が現れる。 シューゴたちの告発を取り下げようとするコミヤンだが、聞く耳を持たない相手に アカウントを一時凍結状態にされてしまう。 カズと凰花は騎士団の相手をしてシューゴ達を逃がすことに。 垢BANの脅しをかける管理側に『できるものなら』やってみろと言ってカズは笑う。 乱戦状態の中、神威は一人でシューゴたちを追い、交戦する。 なぜ放浪AIを消そうとするのかという問いに神威は「世界の秩序を守るため」と答える。 神威の前にほたるが立ちはだかり、AIも生きているのだと説得しようとする。 しかし神威を強い信念を持っており、強行姿勢を崩そうとしない。 そこへいきなりほたるがいつも抱えていたプチグソの空腹音が鳴り響く。 シリアスどっちらけで双方が脱力する中、ゼフィはプチグソに大量の餌を与えて 巨大化させる。 目の前の不正に激昂して切りかかる神威。 しかし、ゼフィに己の信念の象徴でありこれまで何体もの放浪AIを屠ってきた 神槍ヴォーダンをあっさり破壊されてしまう。 <4年前 神威の回想> 神威には敬愛する上司、度会(小説・AI busterの主人公アルビレオ)がいた。 『THE WORLD』を守るために全てをかけていた彼が退社してしまうことに涙する神威。 表向きは健康上の問題となっていたが、社内では放浪AI絡みの失態が原因だろうと もっぱらの噂だった。 「放浪AIが原因なのですか 」と問いかける神威に「俺の心の問題だ」と答える度会。 神威にその言葉の真意は測りかねた。 去り行く渡会をどうにもできなかった己の無力を呪った神威は、彼の守ろうとした 『THE WORLD』を自分の力で守ろうと決意する。
自分に腕輪を託した存在であるアウラについて語るシューゴ。 それを聞き動揺する神威。 神威にとって『THE WORLD』を守ることとは不正なプレイヤーやAIを排除することだった。 しかし管理者の知らぬところで『世界』を動かせるアウラの存在。 神威はかつて渡会が言っていた言葉を思い出す。 「『THE WORLD』の全てを把握している人間などいない。いるとすれば『神』だけだ。」 その神こそがAIアウラではないかと察した神威はAIを削除する側である自分たちの 存在意義に疑問を感じ、度会の言葉の意味を悟る。 守りたい世界にとって自分は不必要な存在なのかと思いうなだれる神威。 しかしゼフィはそんな彼女に『THE WORLD』では全ての人が祝福されているのだと告げる。 1度だけシューゴたちを見逃すことにした神威。 一行が去った後、現れたバルムンクに本当に守りたいものを問いかけられる。 規則を守ることが『世界』を守ることだと信じてきたきた神威。 しかしその常識は覆されてしまった。 自分が本当に守りたいものはルールでも会社でもなく『世界』そのものだと宣言する。 真実を知り、心が折れ、度会は去った。 それでも愛する『THE WORLD』に自分は在り続けるのだと神威は決意する。 ネットスラムにたどり着いたシューゴたちにゼフィに雰囲気の似た少女※が問いかける。 「オワリはアナタのノゾムカタチではないかも知れない。ソレデモアナタは『オワリ』を探す?」 シューゴが「それがどんな終わりでも俺たちが受け止めてみせる」と答えると。 少女は微笑んで消滅した。 ゼフィは跡に残された彼岸花を手に取り、彼女は『ふるいきおくのかけら』だと言う。 ※AI busterに登場したリコリス。彼女の存在がアルビレオこと渡会の言う 「心の問題」の一因となっている。
一行の前にバルムンクが姿を現す。 勝手にキモオタ認定していたイベント主催者が目の前の美青年だと知りショックを受けるレナ。 そんな彼女をよそにバルムンクはアウラと合う資格があるか確かめるために シューゴに一騎打ちを挑む。 これまで培ってきた経験と仲間の応援でかろうじて一撃を入れることに成功する。 資格を認めたバルムンクにアウラのいるエリアまで転送できる特殊なアイテムを渡されるが、 今と違って3人パーティだった頃のアイテムのため、3人までしか転送できないと言われる。 それを聞いたミレイユとほたるは身を引き、シューゴ・レナ・ゼフィのメンバーで アウラのいるエリアへと向かうことになる。 <4年前 シューゴの回想> 秀悟はカズのいない間にこっそり『THE WORLD』をプレイして見ることに。 そこで、偶然生まれて間もないアウラと出会い、仲良くなる。 彼女との会話で、秀悟は妹を守れる本物の『勇者』になりたいと語り、別れる。 しかし、勇者に憧れる思いは周囲の少年たちに「ダサイ」と否定されてしまう。 それを機に、秀悟は夢のために努力することもアウラと出会った日のことも忘れていった。 アウラの元へと駆け寄るゼフィ。 4年前の出来事を思い出したシューゴは、あの日アウラと別れてから今再び会うまでの出来事を、 自分がたくさんのものを得たのだということをアウラに聞いてもらおうとする。
ネットスラムでアウラがこのような行動を起こした理由を語り合うバルムンクとミストラル。 かつてカイトたちの活躍で『THE WORLD』のシステムそのものとなったアウラ。 そうなってからもアウラは更なる進化を続けてており、そのためには多くの サンプルデータが必要となる。 今回の出来事もデータ収集の一環だと言うバルムンク。 それを聞いてアウラも母になるに当たって色々不安だったのだろうと答えるミストラル。 バルムンクも納得する。 レキがBBSをチェックしていると、WEB詩人W・Bイェーツによって 一連の出来事に触れた『黄昏の腕輪伝説』というタイトルの詩が書き込まれていた。
補足 ほたるは作中女の子として扱われているが、実はPCタイプも性別も男だったとあとがきで発覚。 ミレイユは4歳児。いわゆる天才。 イェーツ名前の違うPCでレナと交友関係を持っている。レナから聞いた話を元に詩を書いた。
とりあえずこれで終わり まとめを読んでること前提で書いてるので設定説明なしです
乙です 面白そう .hackはどれも面白そうだけど、ここまで関連作品が多くてお互い絡みあってると、 新しく読み始めたりゲーム版をプレイし始めたりする勇気がなかなか出ないね 書き込みの間がかなり空いてるみたいだけど、書き込むときにもしかしてスレの書き込み欄で直接執筆してる? もしそうなら、うっかり「戻る」や「更新」を押しちゃったり、書き込みに失敗したりすると せっかく書いた長文がパアになる可能性もあるから、他のワープロソフトで書いてコピペしたほうがいいよ
おつです 天狗だけどタケルが嫉妬するとこ萌えるw
>>266 のつづき
無事修行が終わり、タケルと秋姫は赤飯ビーチにデートに行く。
康徳坊の命で、次郎坊以下全員と紅葉、それに秋姫の友人のミドリや赤沢・
金田一まで見張りとしてこっそりついていくことに。
赤沢は三郎坊を意識するが、三郎坊が自分を覚えていないと知り不機嫌に。
見たところ海は波も穏やかだが、昔タケルは波にさらわれたことがあるという。
海はヤバいと感じた秋姫は浜で何かしようといい、 タケルが秋姫に砂の城を作っ
てくれることに。
「砂の城」というレベルを超越した緻密な城が出来上がり、喜ぶ秋姫。
しかし夢中になり満潮であることに気付かず、体が海水に浸かってしまったタケル
はなぜか手足が抜けなくなってしまう。 助けようと海に入る秋姫も同様の事態に。
焦った秋姫は、小さく瞬の名を呟いた。
遠巻きに秋姫らを見張り…のはずがいつの間にか潮干狩りしていた一行。
ミドリに、「秋姫が困ってるときだけじゃなく楽しいときもそばにいればいいのに」と
言われる瞬。
秋姫のSOSを五郎坊が聞きとり、瞬とモミジが助けに走る。
高波が襲うが、秋姫が持ち前の怪力でタケルを引き上げ浜に投げた。
海はタケルが秋姫のために作ってくれた砂の城を飲み込んでいった…。
秋姫は「あたしがタケルくんのこと守るから」と言ってしまうが 、彼氏として頼られ
たいと日頃思っているタケルにはちょっとショックな言葉だった。
結局皆で一緒に帰路につく。
秋姫は今まではひとりでと思っていたけどもっと皆に感謝しないとと思うのだった。
季節はこれから長い曇り空の続く梅雨に入っていく。
>>280 おつ
うpありがとう
いつも読ませてもらってます
> 「砂の城」というレベルを超越した緻密な城が出来上がり、喜ぶ秋姫
超見たい!!
守るからって言われてショックで二人の間が気まずくなっちゃうのかな…
チキタ最終八巻(48〜54話)のうち 48〜52話まで投下
48話 真夜中、チキタは額にグーグー家の家紋が表われ、ダムダムの目覚めを知った。 チキタはラーのことを知ろうと、ひとりでダムダムの隠れ家に向かう。 ダムダムはチキタに、この世で一番つらいのは忘れられて放置されることだと語った。 ダムダムはかつては村に住んでいたが、 妖達を飼い、歳を取らなくなり、やがて村の人々に忌避されるようになった。 ダムダムは村を離れて、長い年月を妖達と過ごした。 気が付くと、村は廃墟になり、ダムダム・グーグーを知る人間は一人もいなくなっている。 ダムダムはもはや人間達よりも、妖達の方が自分に近しい存在だと感じ、 多くの妖を飢え死にさせたことを深く後悔するようになった。 「人間なんか 何人でも殺して食べさせてやればよかった」 そしてラー・ラム・デラルと共にいるチキタにも気持ちがわかるはずだとダムダムは言った。 クリップが言ったとおり、ダムダムは人間を憎んでいる。 妖達を死なせた自分。私を忘れて置き去りにしたみんな。 本当は妖達に食べる物をやりたかった。 後から来たクリップが術を使ってダムダムの喉に短剣を刺すが、彼女は平然と投げ返す。 ダムダムは自分に出来なかったことをしたクリップが憎いのだと言った。 「だけど 今 一番憎いのはお前だよ チキタ・グーグー」 今のチキタは、昔のダムダムのように、忘れられることも諦めることも知らないのだから。 ダムダムの首の傷は塞がり、彼女は「こんな事では私は死なないよ」と言う。 「お前の一番大切なラー・ラム・デラルを 連れておいで きっと私の事は 私の創った あの子が決めるだろう…… ……」 今日は目が覚めたら 男の子がふたりも 私を訪ねてくれた ああ…… 「死ぬなんてもったいない もったいないな…」 こんな毎日なら… 48話終わり
49話 チキタとクリップが隠れ家の外に出ると、ダムダムの作った妖達が囁きあっている。 チキタ達が聞くと、ある妖は"伝言の夢"によれば、 「ダムダムに作られた妖はダムダムが死んだら死ぬ宿命」だと答えた。 妖達は、絶対にダムダムを死なせないと宣言する。 「だってまだまだ 死にたくないもんね」「俺達も ラー・ラム・デラルも」 楽しそうに笑いあうバランスとサデュースの気配を感じながら、ラーは考えている。 まだ死にたくない。 けれど人殺し妖を作るダムダム・グーグーを、バランス達はそのままにできない。 "伝言の夢"を見たラーは、ダムダムが死ぬと自分が死ぬことを知っている。 夢の中のラーは涙を浮かべて怒った。 俺はずーっとチキタ達と一緒にいたいんだぞ。 自分が死ぬカラクリでダムダムを始末するわけないだろうが。 「だって 俺は まだ死にたくないんだもの!!」 "俺もそうだったよ"と誰かが答えた。 見覚えのある後姿だった。半信半疑のラーに、彼女は「久しぶり」と言う。 ラーは涙を流しながら名前を呼んだ。「ニ…… ニッケル……」 ダムダムの死がラー・ラム・デラルの死に繋がると知ったチキタは衝撃を受けていた。 チキタは7年前、オルグが死に掛けていたのに力になれなかったことをクリップに謝る。 「だけど助けてくれ 一緒に考えてくれ 俺はこれから一体どうしたらいいんだろう……?」 地面に座り込んだまま必死に言い募るチキタに、クリップは右手を差し出した。 「ついて来い 帰るぞ」「うん…」 ふたりで並んで歩きながら、クリップはチキタに語った。 人間の世界からつま弾きをくらいながら生きてこれたのは、オルグがいたからだ。 あの女もひとりではいられず、どんどん妖を作った。 そして「死ななくては」と思いつつも、本当は死にたくないんだ。 もっともっと生きていたいんだ。 49話終わり
50話 ラーもチキタも、どれだけ願っても、ニッケルの夢は見れなかった。 ラーの夢の中、ようやく現れたニッケルはふたりのことを全部見てきたと言った。 そしてニッケルはラーを抱きしめて、自分を許せと語りかけた。 「お前も俺も クリップも人殺しだ だけど "空腹"を感じていたんだろ!?」 「……うん おなか…空いてた なんだかずっと…」 チキタ・グーグーと"百年"を始めて、やっとラー・ラム・デラルは 「かわいくても」「きれいでも」「自由」でも「手に入らないもの」を 手に入れたのだとニッケルは話す。 それからニッケルは、自分の人生で一番幸せだった事は剣を拾えた事だと言った。 一つ目の妖・ギスチョと戦う中で、逃げる事もできたのに、ニッケルは戦った。 チキタやラーの為に 自分以外の誰かの為に それは一度も味わったことのない幸福だった。 「この気持ちを味わうために 俺は生まれて来たんだって そう思った」 「俺にも……選べるんだろうか」と言うラーに、ニッケルは「できるよ」と微笑みかける。 俺でもできたのだから、ラーにも選べるよ、とニッケルは励ます。 「一人でも もう一人じゃないって わかってるだろ? ラー」 きれいでも かわいくても 自由でも手に入らないものを 俺はもう 手に入れたんだ ラーは涙を流しながら言った。「見ててね ニッケル」
目を覚ましたチキタは一緒に寝ていたラーの姿がない事に気づいて半狂乱になるが、 クマ型ラーはいつも通り皆の食事の用意をしていた。 ラーは「心配かけたな」とチキタに謝った。「でも もう 大丈夫だよ」 チキタはラーに言った。 「ラー 一緒に"百年"やろうな お前がもう 人間でも妖でも人喰いでも なんでもいいんだよ 百年 一緒にいような」 チキタの言葉にぽかんとしていたラーは、嬉しそうに笑って答えた。 「うん もちろんさ チキタ」 その時、チキタの額にグーグー家の家紋が表われる。 呆然としながら、チキタは額を手で押さえた。 時間をくれよ ダムダム "百年"なんて 贅沢は言わない だけど もうしばらく…… 50話終わり
51話 ダムダムの目覚めを知ったチキタ達が到着した時、山は一変していた。 ダムダムの作った妖達はもはや姿を隠さず、ダムダムの周囲を取り囲んでいた。 山のような妖達の後ろには喰われた人間の髑髏が転がっている。 チキタを見上げて、ラーは聞いた。 チキタは優しいのに、俺が人喰いでも『百年一緒に行こう』と言ってくれるのに、 俺が人を喰ってきたこと、人を殺してきたことをどうして許すと言ってくれなかったの? チキタはラーが大切だからだと答えた。 「お前はこれからもずっと一緒にいる大切な 俺の家族だもの だからうやむやにできなかったし 嘘はつけない」 そして、とチキタは髑髏を指差した。 「あなたを同じ人間だと思えばこそ あんな…ことは 見過ごせない ダムダム・グーグー!」 無力なくせに、とダムダムは言った。 「智恵も力もない 無力なくせにどうしてここに来た? チキタ・グーグー」 ダムダムやラーを相手にしては何もできない、とチキタは認める。 「でも ラーもあなたも 俺の言葉を聞いてくれる」
ラーはチキタに微笑んで、ここに来たのは最後の人殺しとしてダムダムを殺すためだと言った。 驚くチキタに、ラーは「でも もう だって そんなことは必要ないんだ…」と続ける。 ケガでも魔法でもない。"百年"をクリアした人間にも寿命があったのだ。 ダムダムは自身の死期を知っていたわけではないが、 なぜか自分の作った妖達に会いたくなって"伝言の夢"を作ったのだった。 ラーに「死ぬのは 怖い…?」と聞かれると、ダムダムは笑った。 「いや …… ただ とても眠い… とても眠い とても…」 ラーは自身を元の、産まれたままの姿に戻して欲しいとダムダムに頼んだ。 もう一回、初めからチキタと"百年"をやるために。 ダムダムは自身が死ねばラーに施した術の作用が解けると説明した。 「おやすみ 会いに来てくれて ありがとう これで やっともう 何の心配もない…… ……」 そしてダムダムは姿を消す。 何の心配もない…… ラーはクマの姿をとり、哀しげな顔のチキタを笑顔で見上げる。 「帰ろ! チキタ」「ラー ……」 俺は死なない チキタと"百年"を "百年"を…… 51話終わり
52話 ダムダムは寿命で死に掛けている。 ラーはのんびりといつも通りだが、チキタは書物を撒き散らしていた。 もうすぐ元の姿に戻って何も出来なくなるラーは、バランスに頼んだ。 「チキタを お願い チキタに 罪はない」 バランスはサデュースとふたり、絶対にチキタから離れないと約束した。 バランスはラー・ラム・デラルにも言ってやりたかった。"お前に罪はない" 方法を探し続けるチキタに、サデュースは何を探しているのかと問いかける。 ダムダムやラーは何年生きたのか。人は寿命である百年以上を生きる必要はない。 「わかってるよ!!」とチキタは怒鳴った。 「だけど…… 何もしないでいるなんて……」 チキタは混乱してつぶれそうだ。ラーはチキタを「泣くな」と慰める。 眠るチキタに寄り添うラー。その前に、ダムダムと妖達が現れる。 光の扉の前に立つ妖達に「一緒に行こう」と誘われても、ラーは迷わず首を横に振った。 俺はもう一度 チキタに何か言わなきゃならないことはなかったか考えたが やっぱり何にもなかった チキタに話したいことは毎日話していたし 聞きたいことも毎日聞いていた 目を覚ましたチキタは、産まれたままの姿に戻ったラーを見つけた。 立てず、歩けず、話せない、何も出来ない最弱の体に戻ったラー。 チキタはもう泣かなかった。毎日、ラーの世話に明け暮れている。 ラーはいつも苦しそうだ。本当にこんな体で"百年"をやるのかとバランスは考える。 ラーの「お願い」という言葉が思い出して、バランスは涙を浮かべた。 「こんな体で そんなに長く生きていけるはずないじゃないか」 52話終わり
今日はチキタここまで 次で最終話まで投下します
291 :
マロン名無しさん :2010/11/30(火) 01:17:26 ID:rPzq1qru
乙です こんな詳しく書いてちゃ大変だろうによく最終巻まで来た
>>278 助言ありがとです
長文書くのは初めてだったもんで
予約してたRoman投下します
一応チェックしたつもりだけど誤字脱字が多かったらすいません
293 :
Roman :2010/11/30(火) 16:23:57 ID:???
はじめに これはもともと強いストーリー性を持っている楽曲をコミカライズした作品です この漫画で描かれているのはあくまで作者の曲に対する独自解釈であって これが公式の打ち出した正しい解釈というわけではないとのこと 一話一話が独立した短編になっているのでエピソードごとにまとめます 抽象的な話もあったりするので分かりづらかったりしたらすいません 雑誌掲載時とは順番が違うらしいですが ここでは単行本の掲載順で書いていきます
294 :
Roman :2010/11/30(火) 16:25:08 ID:???
<朝と夜の物語> 戦禍を逃れ、村から離れようとする二人の女性。 森の中、女性の一人オリヴィアが陣痛を起こしうずくまる。 ―これは 生まれて来る朝と死んで行く夜の物語… どこかのテラス、生も死も持たぬ存在を自称する青年イヴェールは 双子の人形、死(紫)の姫君ヴィオレットと生(青)の姫君オルタンスに 「この世界に僕が生まれてくるに至る物語(ロマン)はあるのか見てきておくれ」 と告げ、了承した双子は旅立つ。 オルタンスが向かった先には、無事に戦禍から逃れることはできたものの 流産してしまい嘆くオリヴィアの姿があった。 オリヴィアの叔母は、棺の中の子に死者への手向けに送る双子の人形 ヴィオレット(菫色の花)とオルスタンシア(紫陽花色の花)を添える。 オリヴィアは生んであげることができなかった自分の子供、イヴェールに対して 謝罪し、泣き崩れる。 ―これは 生まれてくる前に死んでゆく 冬(イヴェール)の物語(ロマン)…
295 :
Roman :2010/11/30(火) 16:26:50 ID:???
<歓びと哀しみの葡萄酒> 貴族の令嬢、ロレーヌ・ド・サン・ローランには死んだ祖母と母の遺した葡萄畑と 自分の誕生日に植えられた一本の葡萄の木があった。 ロレーヌは、その葡萄畑を守る役目として雇われた使用人のネイジュと 身分を越えて惹かれあっていった。 優しい父と愛するネイジュと共に長らく幸せな時を過ごしていたロレーヌだが 父が再婚してから状況は一変する。 浪費癖のひどい継母と人が変わったように彼女に貢ぎ続ける父によって 家計は傾いていき、没落を避けようとした父に望まぬ縁談を組まされてしまう。 ロレーヌはネイジュと共に駆け落ちするが、途中、父の雇った仮面の男に ネイジュは殺され、ロレーヌもつれ戻されてしまう。 その後は無気力状態となり父に言われるがままに縁談相手の屋敷へ 連れられていったロレーヌだったが縁談の最中、外に仇の男の姿を見つけ 屋敷を飛び出して男の背中をナイフで刺し、半狂乱で逃亡する。 彼女の予想に反して追っ手も警察も来ず、そのまま葡萄畑へ辿り着く。 ロレーヌはネイジュと共に過ごした葡萄畑で葡萄酒を作ることにする。 彼女がその生涯をかけて作り続けた葡萄酒『ロレーヌ』は多くの食卓に並び 多くの人々に愛され続けた。 葡萄畑と共にあり続けた長い生涯を終えたロレーヌは 誕生日に植えられた一本の葡萄の木の下で静かに眠りについた。
296 :
Roman :2010/11/30(火) 16:28:03 ID:???
<星屑の革紐> 少女エトワール。星の名を冠した彼女は自分の名のそれを見たことがなかった。 彼女は生まれつき視力が弱く、その目に星の光は届かなかった。 その上、いずれそのわずかな視力さえも完全に失われると宣告されていた。 彼女は母の存在というのも分からなかった。 幼い頃に母を亡くし、右腕のない父と二人暮らしだった。 ある日、父が一匹の犬をもらってくる。 プルー(雨)と名づけられたその犬は、エトワールの助けになってくれるとのこと。 最初の頃はうまく接することができず、プルーと一緒にいても孤独だった。 そんなエトワールだったが、プルーとは次第に心を通わせていき 一人と一匹はまるで姉妹のように仲良くなっていった。 5年後、プルーとの散歩中にエトワールは完全に視力を失う。 それでもエトワールには自分を支えてくれるプルーがいたからどこへでも行けた。 けれどもプルーには寿命が迫っていた。 ある夜、瀕死のプルーに寄り添って寝たエトワールは知らない女性の姿を『見る』。 実はプルーはエトワールの母の生まれ変わり(あるいは憑依)だった。 母に抱きしめられたところで目を覚ますエトワール。 その隣には息を引き取ったプルーの姿があった。 今までのことを感謝し、涙を流すエトワールだったがプルーの腹の中に子犬がいる ことに気づく。 無事子犬を取り出すことに成功したエトワールは その黒銀の毛並みを持つ子犬を抱きしめ、涙を流しながらも微笑んだ。
297 :
Roman :2010/11/30(火) 16:33:29 ID:???
<天使の彫像> 彫刻家オーギュスト・ローランは人を寄せ付けない性格をしていた。 そんな彼も内縁の妻、ナタリーだけには心を開いていた。 ある日、ナタリーは身ごもるが、医者に出産に伴う死の危険を告げられる。 ナタリーの身を案じて子を堕ろすように説得するオーギュストだが ナタリーは生むことを譲らない。 結局オーギュストが折れて出産することになるのだが 出産に耐え切れずナタリーは命を落としてしまう。 雪によってすぐにナタリーの元へ向かうことができなかったオーギュスト。 やっとの思いで妻の下へ辿り着くことができた彼の目に映ったのは 物言わぬ亡骸となったナタリーだった。 腹の子が死んでいれば妻は生きていたのではないか。 そんな考えに憑かれたオーギュストは子供の首を絞めるが泣き声で我に返り 自分が恐ろしいことをしようとしていたことに気づく。 いつまた殺意が湧くとも分からない自分を恐れたオーギュストは 息子を死んだことにして孤児院へ出す。 しかし、一度は憎んだはずの子供への思いは徐々に募っていく。 二度と会わないと決めながらも孤児院の近くへ向かってしまう。 壁越しに聞こえる笑い声、子供の笑顔への渇望は湧き出してくる。 オーギュストは二度と見ることはできないわが子の笑顔を彫刻に託した。 彼は持病により残り少なくなった命を懸けて天使の彫像を創りあげた。 「やっと笑ってくれたね…」思い残すことをなくしたオーギュストはそう言って息を引き取る。 「もういいよ パパ」彼が倒れた後にはそんな声が響いた。 オーギュストの創りだした天使の像は、戦乱の最中に消え、平和と共にその姿を現したという。 神秘に包まれた像は人々にいつまでも愛され続けた。
298 :
Roman :2010/11/30(火) 16:37:48 ID:???
<見えざる腕> 隻腕の男、レイヨン・ローランは日々悪夢にさいなまれていた。 かつて戦場で一騎打ちとなった男、フランボウ・ローラン。 その圧倒的な実力で幾数もの人間を屠った実力を前にレイヨンは 命こそ助かりはしたものの、右腕を失った。 それ以来、あるはずのない腕の痛みに苦しみ、腕を切り落とされる悪夢を見続けるレイヨン。 彼はその苦しみを安酒を浴び、恋人のワロニに暴力を振るうという形でぶつけてきた。 それでもワロニはレイヨンを愛していたのだが、お腹の子供の父親になることは できないと言って出ていってしまう。 自暴自棄になっているレイヨンの元に異国の酒場にフランボウがいるとの情報が入ってくる。 勇んで復讐へと向かうレイヨン。 しかし、酒場でフランボウの姿をみた彼は愕然とする。 隻眼にして隻腕、アル中にしてヤク中。 実はフランボウは、レイヨンに一騎打ちで勝った後、目を射抜かれ右腕を 切り落とされていた。 圧倒的実力で多くの人間を屠ってきた彼だったが、英雄と謳われたアルヴァレスは それ以上の実力者だった。 フランボウもまた、レイヨンと同じく転落人生を送ってきたのだった。
299 :
Roman :2010/11/30(火) 16:39:51 ID:???
傍らにいる女性に暴力を振るうフランボウに自分とワロニの姿を重ねて レイヨンは激しく動揺する。 そうしているうちに、一人の青年が酒場に入ってくる。 黒き剣を持った彼の名はローランサン。 ローランサンはフランボウをあっさりと殺し、笑いながら走り去っていった。 復讐の舞台を降ろされてしまったレイヨンはとりあえず酒を飲むことに。 有り金をはたいた彼の前に出されたのは葡萄酒『ロレーヌ』。 今までの安酒とは全く違う、その歓びも哀しみもすべて包み込むような味に 彼は人生を振り返させられる。 あの日、戦場でレイヨンは野垂れ死にをしかけていた。 けれど、命の危険を顧みず助けてくれた人間がいた。 レイヨンは失ったものではなく、残された左腕と人生で何ができるかをる。 「人生は儘ならぬ…されど… 此の痛みこそ私が生きた証なのだ……」 痛みを受け入れたレイヨンは、星明りを頼りに再び歩き始めた。 (その後、無事更生したレイヨンはワロニとよりを戻し、物語は星屑の革紐へと続く)
とりあえずここまでで前半終了 後半は1エピソード内の情報量が多いので少し時間がかかるかも
301 :
Roman :2010/12/02(木) 15:54:53 ID:???
<緋色の風車> フランボウを殺し酒場から走り去るローランサン。その後を一人の少年がつけてくる。 少年時代、ローランサンは孤児院の仲間たちと事あるごとに衝突していた。 ローランサンは夜な夜な自分の首を絞める発作に襲われているせいで 周囲の人間に自分が殺されそうになったと思い込み また周囲の少年たちは彼の背中に悪魔の印のあざがあると恐れていた。 ある日、喧嘩の仲裁をしようとした少女シエルに全員まとめて汚物をかけられる。 水浴びの時にローランサンの背中を見た少年たちは何もないことに安心し、態度を和らげる。 実はローランサンの背中のあざは感情が高ぶった時だけに現れるものだった。 少年たちが去った後、いきなり声をかけてきたシエルに驚いたため背中にあざが浮き出てしまう。 しかし、シエルはそのあざを翼のようできれいだと言った。 自分のことを肯定してくれる人間ができたことを機に ローランサンは少しずつ周囲との距離を縮めていけそうになった。 ある夜、孤児院のある村が襲撃される。ローランサンはとっさにシエルの手を引いて森へと逃げ込む。 隠れて追っ手をやり過ごしていた二人だが、襲撃者の一人であるフランボウに見つかってしまう。 迫りくる手に恐怖するローランサン。 しかし、彼の目に映っていたのは目の前の男フランボウではなく、覚えているはずのない 父オーギュストの手だった。 ローランサンは首に触れられた途端はじけ飛ぶように逃げ出す。 その背後にはシエルの「待って…!」という言葉が響いた。
302 :
Roman :2010/12/02(木) 15:56:41 ID:???
<緋色の風車> フランボウを殺し酒場から走り去るローランサン。その後を一人の少年がつけてくる。 少年時代、ローランサンは孤児院の仲間たちと事あるごとに衝突していた。 ローランサンは夜な夜な自分の首を絞める発作に襲われているせいで 周囲の人間に殺されそうになったと思い込み また周囲の少年たちは彼の背中に悪魔の印のあざがあると恐れていた。 ある日、喧嘩の仲裁をしようとした少女シエルに全員まとめて汚物をかけられる。 水浴びの時にローランサンの背中を見た少年たちは何もないことに安心し、態度を和らげる。 実はローランサンの背中のあざは感情が高ぶった時だけに現れるものだった。 少年たちが去った後、いきなり声をかけてきたシエルに驚いたため背中にあざが浮き出てしまう。 しかし、シエルはそのあざを翼のようできれいだと言った。 自分のことを肯定してくれる人間ができたことを機に ローランサンは少しずつ周囲との距離を縮めていけそうになった。 ある夜、孤児院のある村が襲撃される。ローランサンはとっさにシエルの手を引いて森へと逃げ込む。 隠れて追っ手をやり過ごしていた二人だが、襲撃者の一人であるフランボウに見つかってしまう。 迫りくる手に恐怖するローランサン。 しかし、彼の目に映っていたのは目の前の男フランボウではなく、覚えているはずのない 父オーギュストの手だった。 ローランサンは首に触れられた途端はじけ飛ぶように逃げ出す。 その背後にはシエルの「待って…!」という言葉が響いた。
303 :
Roman :2010/12/02(木) 15:58:49 ID:???
復讐を決意したローランサンはその手で多くの人間を葬ってきた。 そして、最後にもっとも憎んでいたシエルの仇であるフランボウへの復讐を果たす。 酒場から走り去り、かつて孤児院のあった村へと向かう。 風車のある丘へたどり着いたローランサンはそこでなぜか野ざらしになっている天使の彫像を見つける。 なぜこんなところに彫像があるのかと疑問に思い見ていたローランサンだが その笑みにふとシエルの面影を重ねて名前をつぶやく。 そこへ突然現れた少年に、ローランサンは剣でわき腹を貫かれる。 少年は、フランボウの息子タッシュだった。 父の仇を貫いたタッシュだったが、ローランサンの口にした名前に動揺する。 シエルとは彼が幼いころに死んだ母の名前だった。 タッシュの身に着けている首飾りがシエルのしていたものと同じだと気付いた ローランサンの脳裏にひとつの記憶がよみがえる。 逃げ出したローランサンの背中にシエルがかけた言葉は「逃げて!!」だった。 彼はずっとシエルは逃げ出す自分に助けを求めだと思っていたが その記憶は、彼女を置いて逃げてしまったことに対する罪の意識が作り出したものだった。 問い詰めるタッシュにローランサンはあえて別人だと答える。 それでも食い下がるタッシュだったが、そろそろ命の限界だったローランサンは 自分のように何もかも失いたくなければ剣など捨てて平凡に生きろと言って行かせる。 「ごめんね…次は逃げずに、君の傍で共に散ろう…」 そう誓ってローランサンは息を引き取った。
スマン一つ目が二重投稿になってた
おつですよ 意外と硬派な内容なんだなぁ
306 :
まとめの人 :2010/12/04(土) 23:43:11 ID:???
久々に投下がいっぱいwあらすじ書きさんいつも乙です ここまでのリクエストとまとめ反映済みです …ちなみにまとめwikiの「魔法使いの娘」の最終巻の内容ってどなたかが直接編集してくれたのかな? 決まったルールはないけど、リク主さんやあらすじ希望されてる別の方の目にもとまるかなと思うんで 一度スレの方に直接投下した方がいいのかなーって思うよ
まとめの人おつ 規制で書き込めなかった人が直接wikiに書いたんじゃ? 一切書き込めないなら告知もなにもできないからなー
まとめの人いつも乙です
wikiって例えばあとで自分の書いたあらすじの間違いに 気付いて訂正したりって勝手にやっていいのかな
310 :
まとめの人 :2010/12/05(日) 15:57:23 ID:???
>>307 そっか、規制の存在があったんだった
>>309 あらすじの訂正はいいと思う
ただ最初に書いた人以外の人が勝手にやるのは荒れる元になりそうな気もするけど…
今度アニメ化される、電撃マ王でやってる「ロッテのおもちゃ!」をお願いします
書き換えるんじゃなくて、 注釈って形で付け加えるんならいいんじゃない? 解釈が分かれる描写ってあるし、 元レスと訂正、どっちが正しいか言い切れないこともあると思うし。 私も今まで何度か書いたことあるけど、 記憶違いがなかったとは言い切れないので訂正は歓迎。
天狗の代わりに保守がわりに未解決欄から消化 「はじまりのグラシュマ」 スエカネクミコ 全一巻 ニュータイプ 「世界に未だ「魔法」も「魔法使い」もいなかった頃…。 街には「女の子」が溢れていました−−−。 ところがある日から、彼女たちは姿を消し… 男ばかりの「魔法使い」達が残されたのです…。」(原文ママ) 女の子というか、女性という女性が突如世界から消えて数年、 なぜか女の子の代わりとでもいうように世界には魔法使いが現れ、以来増殖を続けている。 総務省魔法課に勤める国家公務員・日暮里規則(にっぽりのりのり)(22)は、凄腕の魔法使い である先輩・五反田猛(28)と組んで、5年に一度の国勢調査のため超能力者の実態を調べる 仕事を始める。 普通に考えると女性の消失で人口が激減してるはずなのだが、作中ではその点については 一切触れられず、むしろ人口増が問題になっている世界。 世の中は魔法を使える人間と全くさっぱりな人間に分かれており、主人公の日暮里は魔法が 使えない側の人間なので、仕事で出会う魔法使い達の謎の能力に翻弄されまくる。 透明になる能力を有しつつも、力を全く制御できないやつだとか、ドラゴンを召喚するやつ だとか、男をメイド娘に(不完全だが)変えてしまう魔法使いとかが出てきて大騒ぎ!という コメディ路線から、ゴミ屋敷に住むおっさんの切ない話もありーの、後のほうはシリアスになり、 なぜ世界から女の子が消えたのか?という根本の謎に戻る話になる。
結局、魔法使いとしても超越した能力の持ち主であった五反田の妹が兄を愛するが故に暴走 し、世界中の女性を消したということが分かる。(要するに、五反田キョーダイだけ、元の世界 の頃から魔法使いだったっぽい。説明不足だが。) 五反田は妹を魔法で消そうとするが、妹にキスされたことでまた別の魔法が発動し、兄妹共々 消えてしまう。 そして女性達が戻り、また魔法使い達は魔法を少しずつ使えなっていき、全てが元の状態に 戻っていくのだった。 話の終盤で未来視の能力を有するようになった日暮里は、五反田の持ち物を触ったときに 五反田に逢う白昼夢?を見る。 果たしてそれは未来視だったのだろうか?日暮里はまた先輩に会うことができるのだろうか? というところで終わり。 ちなみにタイトルの意味は、シンデレラをイメージした造語で 「グラス・シュー・マジック(ガラスの靴の魔法)」を略してグラシュマになったらしい
そんな方法じゃ妹自身も消えちゃうんじゃないのか? 妹だけは残ってたの?
>>315 妹の望みは、兄を自分だけのものにしたかったというものなので
妹自身が消える理由はないです
317 :
マロン名無しさん :2010/12/10(金) 01:31:06 ID:33pxlEX8
男ばっかりの世界に妹だけ残ってたら怪しまれることこの上なさそう
>>317 五反田兄妹は神レベルの超人なのでそんな心配はいらんとです。
家は城だし…
もういっちょ未解決欄から消化
少女まんが家の恋 刑部真心
東大卒、ハーバード大学院卒の(自称)敏腕少女漫画編集者・京極王子(名前)が
漫画を持ち込みに来た女子高生の花小路乙女(名前)の才能と当人に惚れて担当に
なり、源氏物語よろしく何年かかけてそこそこ人気の少女漫画家に育て上げ、その
間彼氏と別れさせるとか公私混同の横暴やった挙句、最終的に結婚する話。
毎回お互いの周囲の男女に嫉妬してるだけでストーリーはまずないと言ってもいい。
東大とハーバード大卒業して漫画編集者になるってどういう転落人生送ったんだ
桃さん…
芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」お願いします
ロボットの女の子が主役でたしか台風の話だったような 忘れた・・・ 意外と覚えてないもんだな 詳しい人書いてくれ
「ヨコハマ買い出し紀行」 一人暮らしのロボットが同居を始めます。
>>311 求職中の主人公(23歳男。10歳の女の子の子持ち)はひょんなことから異世界へ。
そこで出会ったサキュバスのお姫さまロッテたん。
男嫌いで、年頃なのに見た目は子供のまま、当然男性経験も無しなのを
心配に思っていた家臣は、ロッテが初めて心を許した男ということで、
主人公をお世話係(夜伽役)として迎え入れる。という話。
内容は想像通りのキャッキャウフフ。
主人公の身の上(歳のわりに大きな子供がいる)の謎が(謎自体はすぐ明かされるんだけど)
今後ストーリー展開の重要なポイントになりそうな気がしなくもないが、
そういう漫画じゃないし、雰囲気的にも深刻なことにはまずならないだろうと思う。
>>321 人類が最盛期を過ぎた「夕凪の時代」、ロボットの「アルファさん」は
岬で喫茶店を営みながら、一人、帰らぬオーナーを待つ。
以降、作品は主に彼女の視点から語られる。
ご近所さんとの交流、遊びに来る子供たち、和やかな喫茶店での日常。
>>322 の台風の話はそれら沢山のエピソードの一つ。
たまにヨコハマに買い出しに行ったりする。また、SFっぽい謎の存在も現れる。
作品の前半では作品世界や彼女の交友の広がってゆくさまが描かれるが、
後半から世界はやがて静かになってゆく。
子供は大人になり、大人は老いていく。ロボットである彼女は変わらない。
人類は穏やかに「夜」を迎えようとしていた。
>>323 は最終回、すべてを失ったかに見えた彼女が得たパートナー。
簡潔だが深遠だ。
著:水島空彦、脚本:子安秀明「探偵オペラ ミルキィホームズ」をお願いします。
>>280 のつづき
9月に行われる学祭の準備で、秋姫のクラスの2組ではカップル成立しやすいという
「ダンス」に人気が集中し、大揉め。
秋姫もタケルとダンスがしたいと思うが、タケルは自分は学祭の実行委員だから
残ったものにすると言われ、秋姫はガッカリ。
濃いキャラ揃いと言われる2組だが、ようやく折角みんな仲良くなったのに、ダンスの
せいで授業に支障が出るほど険悪なムードに。
秋姫は生徒会長のユカリにダンスをなくすよう懇願する。それは許可されなかったが
どこのクラスでもダンスで揉めるので、閉会式後にフォークダンスを行うことを聞く。
瞬のいる爽やか1組は揉めもせずクジ引きで決まり、瞬はダンスになり苦悩する。
頼んで変えてもらえば、と秋姫は言うが、瞬と同じ1組の赤沢曰く、瞬と踊りたい子は
結構いるとのこと。秋姫は女子に囲まれてる瞬を見て意外に思う。
タケルとの帰宅中、事の顛末をタケルに話す秋姫。
フォークダンスで人気のある男子を上手く振り分けよう、と女子の間で画策している
ことをうっかり言いそうになり、女子の企みの片棒を担がせてはいけないと思い直し、
「なんでもない」と言う。
しかし相変わらず頼りにされてないと感じているタケルはその態度にプチショック。
仲良しの八郎坊に、「刑部さん(秋姫)といると自分が情けなくなる」とこぼすのだった。
「タケル殿も夏休みに修行に来られては」
「えーいいの?今度ほんとに行っていい?」
とコンプレックス真っ只中のタケル。
6月。4日後に中間試験が始まると今更気付き、慌てふためく秋姫とタケル。 雨の中、二人での帰り道、思い切って今日一緒に勉強しようとタケルを誘う秋姫。 タケルはにわかに深刻になり、間に合う気がしないと言う。秋姫も今まで全く勉強しておらず、 自分もヤバイのではと不安に思い始め、二人でパニックに。 誰か勉強できる人を呼ぼうということになり、秋姫は「背に腹は変えられない」とヤタガラスの 夜一を呼び寄せ、「お父さんに、タケルくんと2人きりで勉強するから帰りが超遅くなるって伝 えて」と伝言を頼む。タケルの家に着くと、もう瞬が来ていた。 当然庚徳坊の言いつけで来たわけだが、瞬の足元が異常にずぶ濡れなのに気付くタケル。 留年を恐れ、教えを請う二人に、「そんな簡単には学校も留年させない」と瞬。 ただこのまま進級すれば二人とも進学コースを外れ、劣悪な環境の底辺収容キャンプ(落ち こぼれクラス)に送り込まれると脅し、必死になる秋姫&タケル。 試験範囲から出そうな範囲を絞り、教えてくれる瞬。秋姫は数学でも順調に応用に進むが タケルは連立方程式を見て、「これなんで数字のうしろに英語がついてるの」(2x)と言い、 「そこからか!!」と驚く瞬と秋姫。 秋姫はタケルと瞬が仲良くじゃれてるふうなのを見てすごく嬉しく思う。 翌日、今日は学校でみんなで勉強しよう、と秋姫が提案。しかしなんだかんだでいつも誰かに 監視されてる二人を、二人きりにしてあげようと気を使った一部女子の計らいで教室に取り残 された秋姫とタケルは仕方なく二人で勉強を始める。 小中と行ってない瞬がなぜあんなに勉強できるのかと不思議がるタケル。秋姫曰く、瞬は幼い 頃の庚徳坊の英才教育のせいか、一度見たり聞いたことを忘れないとのこと。 その後、購買にいる皆を見つける秋姫。秋姫の様子が明らかにおかしいことに気付く皆。 しかし単に頭の糸くずを取ってもらっただけと知り、皆(瞬除く)はガッカリする。 秋姫は来年からこの日は糸くず記念日!とのぼせあがる。
タケルは瞬に言う。 「心配しなくても刑部さんと部屋でふたりになってもなにもないから」 「って康徳様に言っといてよ」 タケルと瞬が二人で話してる様子を見た秋姫は、何を話していたのか訊く。 「忘れた」と瞬。 試験当日、前の席に座っているタケルがガリガリ書いてるのを見て安心する秋姫。 タケルはのんびりしてるから自分がしっかりしないとと思う。 試験後タケルを心配しすぎた数学の先生が真っ先にタケルのだけ採点し、50点は 取れそうと大喜びで秋姫に報告するタケル。 それを聞いた瞬や西城は「お前…あれだけ教えて50点だと…」 「瞬コイツ算数から怪しいからよ」「だから俺と一緒に公文やっときゃ」 「俺昨日夜12時まで教えたんだぞ」とボロクソに罵るのだった。
生徒会選挙で転校した書記の補欠選挙があり、生徒会長のたっての希望で立候補したミドリが 色々あった末に書記に当選する。 その選挙活動の際タケルが作ったダルマが今回の事件の発端になるのだが…。 6月も末になったというのに毎日激しい雨が続いていた。そんな中、秋姫はモミジから、瞬が石槌 山からの客人接待のために一週間休むと聞かされる。風紀にうるさい瞬の目を逃れて今のうちに 制服のスカートを短くすることにした秋姫。 今年はちょっと雨が酷すぎない?とミドリは言う。もう何日も強い雨が降っている。 いつも高校(青雲町)から緑峰町に帰る頃には小降り程度で秋姫は気にしたことがなかった。 しかし高校の近くに住む子によれば青雲町では緑峰町と違い、一向に雨が弱まっていないという。 朝、教室に置いてあるダルマの頭頂部の小さなへこみに気付いた秋姫は、体育の授業後戻って きた際、ダルマのへこみが明らかに大きくなっていることに気付き激怒。 放課後残って見張ることにした秋姫だが、みんな用事があり、結局一人に。そこにモミジが通り かかり、秋姫は泣きつく。 大丈夫ですか、群れからはぐれちゃったんですか、と秋姫を慰めるモミジ。 モミジに事情を話し、一緒に待ち伏せする間、モミジにホームシックになったりしないのかと 尋ねる。モミジは、たまには帰りたくなることもあるが、鞍馬に帰っても自分は落ちこぼれだし、 高校は共学に行きたかった。ここの皆は良くしてくれるし、ケモノの三郎坊様たちも面白い。 それに… 「それに?」と秋姫は続きを促すが、何者かの気配を感じ取ったモミジに黙るよう言われる。 教室に入ってきたのはいつもタケルに取り付いてくる妖怪達だった。お前たちかとガッカリする 秋姫。しかしダルマを愛でていたのは確かだ、がへこませたのは自分たちではないと言う。 そのときミチャミチャ…とぞっとする気配が。
332 :
Roman :2010/12/22(水) 16:49:32 ID:???
<呪われし宝石> ※このエピソードには「朝と夜の物語」にも登場したイヴェールと この話から登場するイヴェールによく似た青年、イヴェール=ローランが登場しますが 「イヴェール」「イヴェール=ローラン」といった区別の仕方をします ちなみにイヴェール=ローランの方が柔和な顔立ちをしている とあるレストランで一人の歌手が歌い始める。 彼女の胸元にあるのは大きな赤色金剛石『殺戮の女王(レーヌ・ミシェル)』。 その宝石は所有者を変え渡り歩き、幾多もの人間に災いをもたらした。 (ロレーヌの継母もまたその所有者の一人) 退屈そうにしている一人の客の前に男が現れ、二人はミシェルの話題に興じる。 歌手がつけているのはニセモノだろうと言う客に男は「本物なら店の中が血の海なんて エンリョしたいね」と言って笑い、その宝石の知られざる誕生秘話について語り始める。 青年イヴェール=ローランは、妹ノエルと二人で手作りの人形を売って生計を立てていた。 ある日、イヴェール=ローランは妹の結婚資金を稼ぐために一念発起、遠くの鉱山へ向かう。 何かに引き寄せられるように寝食も忘れて掘り続ける彼が見つけたものは まばゆく輝く巨大な赤色金剛石の原石だった。 ようやくこれで妹を送り出せると喜んだのも束の間。欲に目の眩んだ炭鉱経営者に殺害されてしまう。 その後も彼の掘り当てた宝石ミシェルは『彼女』を巡って殺しあう多くの者たちの 血を吸い上げるかのように美しく磨かれていき、最終的には博物館の中で眠りについた。 多くの男を狂わせてきた魔性の女王ミシェル。 しかしその始まりの男であるイヴェール=ローランは『彼女』を胸に抱き血を与えながらも 最期まで目の前の宝石ではなく家族のことを見ていた。
333 :
Roman :2010/12/22(水) 16:56:06 ID:???
2年後、連絡のつかない兄の帰りを待ち続けるノエルは、鉱山について調べた婚約者から 兄が事件に巻き込まれて命を落としたという可能性を知らされる。 しかし、その事実を信じたくなかったノエルは婚約者を拒絶してしまう。 その後、ノエルの元に兄からの近況を知らせる手紙が定期的に届くようになる。 手紙の内容を語るノエルの姿があまりにも自然だったため、その手紙の筆跡が妙に柔らかいことも 週末にノエルが自分宛の手紙を出しにいっていることにも気付いた人間はいなかった。 やがてノエルは兄の全てを家中のあらゆる紙に書き綴るようになる。 彼女は兄を死から切り離す幻想を、誰からも何も奪われない物語を一冊の本として作り上げた。 作中劇・幻想物語(げんそうロマン) 博物館の見回りをするレイヨン。右腕には腕時計がはまっている。 彼が通り過ぎたところを見計らって、イヴェールとローランサンは展示されている レーヌ・ミシェルを盗み出す。 逃げる二人に向かって吠える犬に文句を言いつつ、エトワールは本を読みふける。 楽屋を抜け道にする二人に文句を言うフランボウを笑顔であしらい、夜の街を駆け抜ける。 夜の一時を共に過ごすロレーヌとネイジュ、夫婦そろって眠るオーギュストとナタリー そこには何も失わない幸せな人々の姿があった。 作中劇・幻想物語(アナザーロマン) アジトへ辿り着いたイヴェールとローランサン。 仲間たちとの祝杯を上げた後、二人は金の入った今後について語り合う。 イヴェールには帰りを待っている妹ノエルがいた。ローランサンには気になる少女シエルがいた。 その後、盗んだ宝石を見ていたイヴェールは背後に気配を感じて振り返る。 そこにいたのは人の姿をしたミシェル。 『彼女』イヴェールに呼びかける。「Hiver Laurant(イヴェール=ローラン)…?」 錯乱したイヴェールは近くにいた仲間の一人に斬りかかる。 そして、殺戮の女王が再び世に解き放たれる。(終)
334 :
Roman :2010/12/22(水) 16:57:28 ID:???
幻想が生と死のどちらに傾くかは物語の思うが儘。そう言って男は話を終える。 話し相手となった客に男は別れを告げる。壇上で歌い終わった女性が微笑む。 彼女の姿は物語の中でイヴェールが見たミシェルそのもの。 男が去った後レストランの中に残されていたのは 一礼をするミシェルと大量の死体となった客たちだった。 多くの人生を生と死の狭間で見つめるイヴェール。 いつからか『イヴェール(冬)』とは生まれてくる前に死んでいった赤子の名前となった。 帰らぬ兄を待ち続ける妹のように、悲痛な母の声が二度と会えない子の名を呼び続ける。
335 :
Roman :2010/12/22(水) 16:58:56 ID:???
<美しきもの> 少女モニカには病弱な弟ロランがいた。 家から出られないロランのために、モニカは毎日花を届けていた。 春のある日、街に来ていた旅人がモニカに歌を教えてくれる。 うろ覚えで歌を聞かせたらロランはその歌を気に入る。 以来モニカは毎日ロランの前でその歌をうたうようになった。 冬のある日、ロランの容態が急激に悪化する。 過労で倒れた母に代わってロランの看病をしていたモニカに 彼はかすれて消え入りそうな声で自分の創った歌を聞かせる。 窓の外を見ると虹が出ていた。 「綺麗だね」そう言ってロランは笑いながら息を引き取った。 やがて、モニカは旅に出る。 昔歌を教えてくれた旅人のように弦楽器ひとつを手に各地を回り 弟の生きた証である『ロランの歌』を子供たちに教え続けた
336 :
Roman :2010/12/22(水) 17:00:35 ID:???
<黄昏の賢者> 悩みを抱えて公園を歩き続ける女性クロエの前に、紳士風の格好をした男が現れる。 自分が悩んでいることを見抜かれたクロエは、賢者(サヴァン)を名乗るその男に語り始める。 親のいない子供たちを育てて売り払う家で暮らしていたクロエだったが 木から転落して顔面に大怪我を負い、憤慨した義母に捨てられてしまう。 以来彼女は路上暮らしを続けてきた。 その日は自分の生い立ちだけを語って別れる。 翌日、公園を訪れると賢者がまた来ていたので話の続きをする。 何年か路上暮らしをしていたクロエは、同じ家で育った女性と再会し 彼女の口利きで同じ場所に住み込みで雇ってもらえることになる。 ある日、体調を崩して寝込んでいる女性の元へ薬を運んだクロエは彼女が妊娠していることを知る。 女性は、もし子供が生まれてきてしまえば自分も子も不幸になってしまう。 だから生まれてこないでほしいと言い続けた。しかし彼女は死に、子は生き残る。 雇い主にどこかへ遣られる赤子に自分の生い立ちを重ねたクロエは 自分の生は母に望まれなかったのかと思ってしまう。 親の愛の不安を語るクロエだが賢者は明確な返答をせず、その日は素数についての話をして別れる。 賢者はクロエが妊娠をしており、女の悩みがそこにあるということを察する。 今度は賢者と楽しい話をしようと思いつつ掃除をしていたクロエは ベッドの下に女性が飲まずに捨てたと思しき薬を見つける。 なぜこんなにたくさん飲み残したのか。そう思っているとつわりが起きる。 その様子を見た雇い主は薬を出そうとするが、クロエが持っている薬に気付き言う。 「何だ もう持ってるじゃないか」 女性の体調不良の原因は妊娠で、クロエが運んでいた薬は避妊薬だった。 そして女性は口では「生まれてこないで」と言いながらも、薬を飲むことを拒んでいた。 全てを悟ったクロエは、雇い主の下を飛び出し恋人の元へと向かう。 しかし、彼は大きな街で稼ぐためにやめてしまったと告げられる。
337 :
Roman :2010/12/22(水) 17:07:30 ID:???
行く当てもなくなって公園のベンチで一人涙を流すクロエは、やがて泣き疲れて眠ってしまう。 目を覚ますと傍らには賢者がいた。 事情を察した彼はクロエに自分自身で判断するように告げる。 結局賢者は最後までクロエの悩みに対して明確な答えを出すことはなかった。 けれども賢者に話を聞いてもらうことで気持ちに整理のついたクロエは決意を固める。 賢者に礼を言って別れた後、雇い主の下を飛び出してしまった 彼女を探していた恋人が現れる。 彼の胸元には首飾り。クロエの恋人は成長したタッシュだった。 無事に合流できた二人は馬車で街へと向かう。 新たに悩める女性を見つけた賢者は声をかけようとするが その背後に彼のことを探していた警部が現れ、呼び止められる。 しかし賢者は彼にハトをたからせてその隙に逃亡する。 後日、クロエは賢者ことクリストフがレストラン大量変死事件の関係者として 指名手配されていることを知る。
338 :
Roman :2010/12/22(水) 17:11:15 ID:???
<11文字の伝言> 新たな子供を身ごもったオリヴィアはイヴェールのことを忘れてしまってもよいのか思い悩む。 葡萄畑を見ながらロレーヌの母は幼いロレーヌに いつか愛する人と出会ったら迷わず愛し抜くよう言い聞かせる。 一度は去った自分のもとへ来てくれたレイヨンにワロニは喜びの涙を浮かべる。 赤子に歌を聞かせるシエル。彼女が歌うのは孤児院で働く女性が ある旅人から教えてもらったという『ロランの歌』だった。 村の襲撃後、シエルはフランボウにここで死ぬか玩具として生きるかを迫られ 迷うことなく生きる道を選択する。 迷いのなさに呆れるフランボウだが、シエルは何が何でも生き抜いて 自分を連れて逃げたローランサンの選択が正しかったことを証明しようと 生きていれば必ず再会できると信じようとしていた。 子供を堕ろさせようとするオーギュストを見て、不幸になるところを 見ていられないと言う知人にナタリーは笑顔で自分の不幸を否定する。 亡き母のドレスを持って泣くノエルに、イヴェール=ローランはずっと傍にいると誓う。 旅立ちの日のモニカ。彼女の行く先には雲間からの美しい光が差し込んでいた。 場面はめぐり再びオリヴィア。彼女は生まれてくる子に名前をつけ、息を引き取る。 二人の子供と共に風車の丘を訪れるタッシュ。 そこに突き刺さるローランサンの黒き剣にシエルの飾りをかける。 こうして二人は再会を果たした。 巡りゆく生と死を双子の人形は見つめ続ける。 タッシュの妻であるクロエは子供を産んだ時に息を引き取った。 「残される幻想に比べれば、人の生命は刹那。それでもなお焔を灯すことを選ぶなら 繋ぎ合わせ光の束となって、奇跡を描く物語の一部となるのなら… 少女が描いた悲しい幻想物語は静かな眠りにつくだろう。 それが『生まれてくる前に死んでゆく僕(イヴェール)の物語』…」 そう言ってイヴェールは姿を消す。 とある店に訪れた客は、生まれてくる子供のためにヴィオレットとオルタンシアの人形を買っていった。
339 :
Roman :2010/12/22(水) 17:16:05 ID:???
これにてRomanは終了 最後の方がうまく説明できなかったのでそのままセリフを引用しました 自分でも書いていて混乱しそうになってきたので もし意味不明な部分があったら補足するので指摘してもらえるとありがたい
>>331-332 2人とも乙です
Romanで質問なんだけど
ローランサンの痣って結局なんなの?
タイトルにある11文字の伝言は誰が誰にどんな伝言を送ったの?
あと質問というか思ったことなんだけど
紫→死で青→生なのに紫になるアジサイが生の象徴ってどーなのよ
>>331 の続き
見てきます、とモミジが教室を出て行く。恐怖に怯えながらも、モミジちゃんに何かあったらと
秋姫も教室を飛び出した。モミジの正面に居たのはえも言われぬ化け物であった。
「ギャー!!」
秋姫も驚くが、悲鳴を上げたのは相手のほうだった。モミジは大丈夫、太郎坊様は無闇に攻
撃される方ではない、と化け物…いや海の眷族を慰めた。
「その言葉はこっちにかけて!!」と思う秋姫。
どうやら春先から緑峰山の者が頻繁にこの辺りに来るので、緑峰山の太郎坊が領土拡大を
狙っているのではと懸念されていたらしい。さらに最近海にまで眷属を引き連れて現れた
ため緊張が一気に高まっていたとか。
ダルマはその海の眷属がぎゅっと抱きしめたときにへこんだらしい。
海の者はタケルの作ったものが大好きなのだ。秋姫は、ダルマを友好の証として誤解を解く
ためのプレゼントにし、無事和解にこぎつけたのだった。
帰路、緑峰町の駅で電車から降りるとやはり雨は弱まっていた。
今日は変な一日だった。またあんなのが来たらどうしよう、と秋姫は不安をこぼす。
「そんなに弱気でどうするんですか。瞬様は10月から京都に修行に出られてしまうんですよ。
もう少ししっかりしてください」
モミジにそう言われ、初耳のことに秋姫は驚く。
幼い頃から瞬は10月になると他所へ修行に出ていた。秋姫は不安になり、その足で山に
向かうが五郎坊に足止めされる。瞬の修行期間はまだ決まっておらず、来週僧正坊様が
来られたときに決めるとのこと。
決して瞬を引き止めるな、と秋姫は念を押される。大天狗になることは、瞬の昔からの夢で
そのために修行は必要なことなのだから。
これからはなるべく瞬に心配をかけないようにしないといけない。いてほしくても、安心して
行かせてあげないといけないんだと秋姫は思うのだった。
>>340 横からだけど
ローランサンの痣 → 自分は首を絞められた時の父親の手の痕かと思ってたけど違うかも。
漫画独自の演出の筈なので、
多分ローランサンが孤立→シエルに肯定されるってエピソードのための表現かと。
あと「天使の彫像」とのつながりを表現するためもあるのかな
11文字の伝言 → 作中で名前が出てくる女性たちから愛する者へのメッセージ
「しあわせにおなりなさい」
彼女たちの名前の一番上を繋げると出てくる
アジサイについては、色が変化する花だから 青→紫 で
「生者はいつか死者に」という比喩がこめられてると思ってた
逆はどうなんだと言われると厳しいがw
343 :
Roman :2010/12/23(木) 15:32:31 ID:???
>>342 が答えてくれたので補足する形で
痣
あくまで読者の考察だけど<緋色の風車>が先行収録されていたシングルが
翼(決意の象徴)を持つ少年をテーマに描かれていたからそこを意識したのかもと言われてる
伝言の女性
シエル→アンヌ(ロレーヌの母)→ワロニ→セリーヌ(孤児院で働く女性)
→ニニエット(孤児院で働くロランの歌を知る女性)→オリヴィア→ナタリー
→リア(オリヴィアの面倒を見てくれてる女性)→ナターシャ(オリヴィアと戦禍から逃げた女性)
→サクレ(ローラン兄妹の母)→イザベル(モニカとロランの母)
すっかり失念してたごめんなさい
紫陽花
オルタンスが生と嘘をついてる説とか
イヴェールが生と死の狭間にいることを疑う考察とかがあったりする
Romanは原曲からしていまだに意見や考察が割れまくってるから一概に言い切るのは難しいかも
>>341 のつづき
7月は「瞬ちゃんと仲良し月間」にすると秋姫は決める。「怒らせない」「迷惑かけない」と
いう目標を掲げ、瞬を安心して修行に行かせようと思う。
モミジは朝から父親の僧正坊が来て「チャラい格好はいかん」と説教され、沈んでいた。
スカートも長く、靴下も白になっている。僧正坊って靴下白派なのか、と変なことに感心する皆。
そこへ一週間ぶりに瞬が登校。秋姫の短くなったスカートを見て突如激怒し、周囲の宥めも
無視して「勝手にしろ!」と行ってしまった。「もう怒らせてしまった」と青くなる秋姫。
秋姫のスカートが長くなっていることにタケルが気付く。秋姫は瞬に気を使い、赤沢とスカートを
一時的に交換して標準丈に戻したのだ。
妙に鳥が沢山飛んでいると外を見て言うタケル。僧正坊が来ているから、と説明する秋姫。
「鞍馬はね、『山中の木陰 草むら 木の葉の露にまで天狗が宿る』って言われてるくらい日本で
一番天狗が多いとこなんだって。そこの一番偉い人が来てるんだもん。ザワザワしちゃうよ。」
そんなところなら瞬も行きたいだろう。でも、秋姫が行かないでと言ったらやめちゃうんじゃない、
とタケルは言う。瞬が秋姫の意思を尊重するよう言われて育ったことを秋姫は知っている。
だからこそそれは絶対言っちゃいけないのだと思う。
秋姫は油絵の具でジャージを汚してしまったタケルのために奔走する。
中庭で秋姫に会った瞬は、スカート丈が戻っていることにビックリ。
秋姫は瞬がモミジから教科書を借りていることに気付き、なんで自分に借りないの、と不満げ。
俺がいないことにお前は慣れなきゃいかん、と瞬。これからは何かあったらモミジ殿か三郎坊に
言えという。そこへ僧正坊の使いの巨大カラスがやってきて、瞬に山へ戻るよう言ってくる。
瞬の修行期間のことで僧正坊と康徳坊がもめているのだ。
瞬が戻ろうとしたとき、舞う羽で秋姫がくしゃみした拍子にスカートの留め具がふっとぶ。
赤沢のスカートは秋姫にはきつすぎたのだ。ずれるスカートを押さえ、行ってと秋姫は言うが、
瞬は過保護にも使いのカラスにも留め具探しを手伝わせ、自分も山に戻らず探してくれた。
結局瞬は話し合いには混じらず、「康徳様の言うように」と使いに伝言を頼んだことにより、10月の みの修行に決まる。康徳坊は瞬に高校生活を大事にしてほしいと思っていたのだ。 安心した秋姫は10月だけスカートを短くしようと思う。 落ち着きをアピールするために秋姫に無理矢理渡された本を読む瞬はウンザリ顔。色々残念な秋姫 が瞬に貸したのは今話題の「虹空」というケータイ小説の書籍化されたものだったのだ。 苦笑いするタケルに、つまらんかったと秋姫に言えとタケルを通じて本を返す瞬。 タケルは瞬の作戦だったんだじゃないかと言う。瞬は僧正坊様には決して逆らえない。だから康徳様に 任せることで修行期間を短くなると計算したんじゃないの、と。彼氏の自分が秋姫とは何もないと 言うから、少々留守にして京都に行っても大丈夫だってことを分かっていたんじゃないか。 「それはお前の考えすぎだ」と真顔で答える瞬。 はたしてそれは本当か…とタケルは思う。
346 :
マロン名無しさん :2010/12/24(金) 02:46:54 ID:JcLjWpBA
リクエストお願いします 「東京怪童」を教えてください
347 :
まとめの人 :2010/12/25(土) 22:48:16 ID:???
書き手さんいつも乙です。ここまでまとめ済み〜 クリスマスとかマジ関係ねえwwwwwww : : : : : : : :: :::: :: :: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ☆ + . . : : /⌒ヽ: :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: : ..,,::。:+ . . ... . / <`O..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: +,::o;;::・;, : ⊂ニニニ⊃ . . . .: ::::::::::::::::::::::: ..<;;::・,,::;ゞ;;o;*::. /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . ::: : :: ::::::::: ,,;;;<;+::;;。*:,,;;ゞ;;::..: : : : / :::/ヽ/ヽ、ヽ ::i . .:: :.: ::: . :::: ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;:<;;;*;:;ゞ;;o; / :::/;;: 。 ヽ ヽ::l . :. :. <;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o  ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; * : : : : : : llllllll : : : : : : 田田田 なんてね…
まとめの人 町で噂の天狗の子さん romanさん 皆さん乙です そして…メリクリです
乙です
>>345 の続き
一学期最後の日。この日は秋姫と瞬の通知表を見るために康徳坊が山から下りてくる。
成績が良くないのを気にする秋姫は友人の助言で半ばご機嫌取りで夕食を作ることになる。
瞬が今日の集まりにタケルも誘ったことで、秋姫は俄然やる気に。
しかし料理のできない秋姫がそう上手く作れる筈もなく、思うようにいかずいっぱいいっぱいに
なってしまう。
根つめた様子の秋姫をタケルが外に連れ出してくれた。
何気ない話をしながらも、心が軽くなっていくのを感じる秋姫。
成績優秀の瞬と一緒に通知表を見せることになり、焦っていたのだと秋姫は告白し、タケルは
「それはキツイね」と笑った。
スーパーでアイスとお茶を箱買いし、お茶の入った重い箱を秋姫から受け取ろうとするタケル。
秋姫は遠慮するが、家が近いから大丈夫と言うタケルに、じゃあタケル君はこっちをと言ってア
イスを渡した。表情が凍りつくタケルに秋姫は気付かない。
結局料理は散々な出来になり、皆もきつい顔をするが、康徳坊だけは「ミシュランの手先が来る
やも」と上機嫌だった。成績には特に触れられず、秋姫は皆勤であることや友人と上手くやって
いることを褒められ、勉強も料理も頑張ろうかなと思うのだった。
明日から夏休みといっても、しばらくは補講があり、学校があることには変わりない。
夜になり、秋姫は途中までタケルを送ると言い二人で歩いていた。横断歩道で立ち止まったとき、
タケルは秋姫に「友達に戻れないかな」と別れをきりだす。
「一緒にいてすごく楽しいけど、気持ちがどうしても『彼女』までいかない、ごめんね刑部さん」
秋姫はタケルが話している間、何を言ってるんだろうとぼんやりしていたが、実感が伴ううちに
「それを言うために今日うちに来たの」と責めてしまう。そんなこと言いたいわけでも、「今日言わ
なきゃいけないと思った」というタケルの言葉を聞きたかったわけでもないのに。
今更友達なんて無理、と言う秋姫。遅いからと送ろうとするタケルに、一人で帰る、と秋姫は駆け
出した。タケルは追ってこない。
期待していた自分に気付くと共に、秋姫は振られてしまったと本当の実感が沸き、道端でうずくまる。
RAIDEN-18お願いします 携帯厨なので無料公開が見れないので…
じゃRAIDEN-18予約します。少々お待ちを。
雷鳴と共に体に電流を流され、一人の男が目覚める。 彼、「ライデン18号」は、タチバナ博士が 超一流の死体パーツをつなぎ合わせて作り上げた 最強の「創られしもの(クリーチャー)」だった。 そこは死体を改造し、新たな生命を作り上げることが普通に行われている世界。 早速タチバナ博士と雷電18号は全国津々浦々の死体改造愛好家が集まる 「クリーチャー選手権」へ出場する。 年に一度、とある墓地で開催されるそれは マニアたちが自慢のクリーチャーを戦わせ全国一位を決める大会。 優勝者には墓地直送、とれとれの死体1年分がプレゼントされるのだ。 クリーチャーたちにはスポンサーもついている。 「こんな非常識な大会なんぞ出てられっか」 とその場を去ろうとする雷電18号だが タチバナ博士に自爆スイッチを握られているため、仕方なく戦いに参加することに。 「闇相撲横綱」の腕を持つ雷電18号は圧倒的な強さで 襲いかかってくる他のクリーチャーたちを無意識のうちに倒してしまう。
無敵かと思われた雷電18号の前に立ちはだかったのは ナース姿のクリーチャー、ジュテーム2号。 彼女の作り手である検死官ヤブコウジは「死体に尊厳を」と主張する。 それに共感した雷電18号は「俺はおのれの尊厳と自由のために戦う」と宣言し、 タチバナ博士から「この戦いに勝利すれば自由にどこへでも行っていい」という約束を取り付ける。 しかしジュテーム2号はヤブコウジが助手、ツバキを同意のうえで殺し、 その死体を使い作り上げたクリーチャーだった。 「自らの手で殺した死体を使う者」は「そこに在る死体を使う」ことを基本とする 死体改造マニア達からは外道とみなされるため、ヤブコウジは場内一斉のブーイングを受ける。 ジュテーム2号は骨を加工した電撃メスを振るい、目に見えぬ速度で雷電18号を追いつめる。 奮闘する雷電18号だったがバッテリー切れを起こし、地面に倒れ込む。 ジュテーム2号のメスが彼の首を落とそうと迫る。 しかし雷電18号は「全日本強い歯コンテスト」10年連続優勝者の歯で ジュテーム2号のメスを受け止め、彼女の動力を吸収し充電。 得意技の上手投げでジュテーム2号を仕留めたのだった。 タチバナ博士から「約束だから。自由に生きていきなさい」と送り出され、 「生んでくれてありがとう」と告げて立ち去る雷電18号。 しかし、「帰巣本能」により結局彼はタチバナ博士の下に戻ってきてしまったのだった。
以上。エピソード2は明日にでも。
HAEEEEEEE ありがとうございます エピソード2お待ちしています
北崎 拓「 さくらんぼシンドローム 」お願いします 1,2巻につき1〜2レスくらいの分量だと読みやすくて嬉しいです
死体をつなぎ合わせた怪物(クリーチャー)は フランケンシュタインと呼ばれることが多いが、 「フランケンシュタイン」とは元々メアリー・シェリー(1797-1851)女史が 出版した小説に出てくる科学者の名である。 「クリーチャー選手権」で見事優勝し、 「産地直送、とれとれの死体1年分」をゲットしてご満悦のタチバナ博士。 容赦なく突っ込みを入れる雷電18号。 タチバナ博士は友人と食事するために外出し、 留守番と部屋の掃除を命じられた雷電18号は隠されていた地下室を発見する。 そこには彼より前に創られた人造人間達が眠っていた。 その中の一体、「タチバナ壱号=タチバナ秋男」を起こした雷電18号は 彼からタチバナ博士の正体を聞き出すことに成功する。 タチバナ博士の下の名は常葉。 明治35年生まれ、「タチバナ壱号」の孫。 幕末よりクリーチャーを作り始めたタチバナ一族の最後の一人であり、 自前のクリーチャー技術を駆使しまくって恐ろしく長く生き続けているのだ。 雷電18号が、今と変わらぬ姿のタチバナ博士が歴史的人物と映っている たくさんの証拠写真を見ているところに彼女が帰宅し、 祖父であるはずのタチバナ壱号を顔色一つ変えずフルボッコにする。 「いやほんと、年サバ読むのはなかなか大変でねぇ。 ライデン君は賢い子だから黙っててくれるわよねぇ?」
実は、雷電18号が見た タチバナ博士が100年以上生きているという証拠写真は 総て彼女の「友人」の手による精巧な合成写真だった。 庭掃除に励む雷電18号に「終わったら台所ね」と声をかける彼女の元に ボケたタチバナ壱号が車椅子でやってくる。 「何度言ったらわかるの? 私、あなたの娘の常葉じゃないのよ」と言いながら 壱号を修理して、ふとタチバナ博士は机の上の写真立てを手に取る。 「これは隠しておかなきゃね。」 その写真は、彼女が敬愛する 「フランケンシュタイン」の小説の作者、メアリー・シェリー女史と 一緒に映っている本物の一枚。裏に記された撮影年月は1851年1月。
以上。 エピソード1に比べてわかりにくい文章で申し訳ない。 エピソード3は未見なのでご存じの方がおいででしたらお願いします。 読めたら自分で書くかもですが。
362 :
マロン名無しさん :2010/12/31(金) 14:17:06 ID:QfSZZVNp
乙です
未解決作品の『ルパン三世Y』を投下しますが 以前書いた事のある作品と同じように 基本的に一話数行程度の簡略形式で書きます。 その結果、各話タイトルの意味は何なの? とか 流れがよくわかんないんだけど? という話が 大半になると思いますが、詳細に書いていくと 毎回の状況説明だけで1、2レスを丸々食ってしまうので 要約に近い形になる事を御了承ください。 登場人物は説明不要でしょうから省きます。
〜第一巻〜 ・第1話 『女神は二度微笑む』 ルパンは祖父のワインをフランス大統領から 「確かに君の物だ」と言質と共に正式に返してもらう。 が、実はそのワインのラベルには財宝の隠し場所が 暗号で記されており、ルパンはまんまとその財宝を所有権を 大統領のお墨付きでもらってゆくのであった。 ・第2話 『警部の優雅な休暇』 日本の温泉ホテルのオーナーが悪い奴 抵当権付き債権、すなわち不良債権を買い集めていた。 外国企業と手を組んで、後に日本を買い叩くつもりだったが ルパン一味にその計画を壊される。 そのホテルに来ていた銭形の休暇も当然壊れた。 ・第3話 『お子様の好きなスポーツ』 「インターナショナル・クライム・ロジスティックス」(以下 ICL と略します) という犯罪組織に不二子を人質に取られ仕方なく 軍中枢部へ盗みに入るが失敗して退却を余儀なくされる。 もう一度侵入を試みるルパンはインターネットを駆使し 世界中で架空の戦争を起こす事で、軍のコンピューターをダウンさせて機密を盗む。 不二子の奪還も成功するが、案の定色気に騙されて 機密は不二子に持って行かれる。 ・第4話 『盗賊と四十人のルパン』 第3話の機密は「シバの女王の秘宝」だと思われていたが アメリカのCIAが隠された原爆を見つけ出す為に流したデマだった CIAはルパン一味の反撃で原爆の回収に失敗。 その一部始終を知った銭形が原爆を回収した模様。
〜第ニ巻〜 ・第5話 『暗闇のボンマルシェ』 ドガが描いた幻の裸婦像を見付けたが、その絵が贋作と見抜いたルパン そこにICLがやって来て、手を組む事を求められるが拒否 ならば用はないとICLの殺し屋「百手尊(ひゃくしゅそん)」が襲いかかる。 超高水圧のウォーターカッターを使用してルパン達を追い詰めるが トリックを見破られてボンベを撃ち抜かれて死亡。 その後本物の絵画も見つけ出したルパン その絵には「売約済み」 ならぬ 「盗約済み」の札がかけられていた。 ・第6話 『香港最後の日』 「香港返還で没収される前に金を国外に持ち出して欲しい」と 香港犯罪結社に頼まれたルパンは策を色々考えるが全て失敗に終わる。 最終的に世界一周旅行の船を全額使用して貸し切る事で 約束通り国外に持ち出す事に成功する。 ついでに犯罪結社の宝も頂いておいたルパンだった。 ・第7話 『八百長こそ我が命』 偽札の版木を巡ってICLと激突、以前倒した百手尊の兄 「千手尊」と戦ったルパンは相手がマイクロ波を使用していると トリックを見破り相手と同じ方法を使って反撃 殺し屋は跡形も無く消し炭になってしまった。 偽札の版木は不二子がちゃっかり盗んで行ったが それを予想したルパンによって偽物にすり替えられていたとさ。 ・第8話 『全ての芸術は犯罪的である』 前回の偽札の版木はある芸術家が作った物で その版木の所有権を賭けて、芸術家のコレクターと勝負する事になる 内容は『時間内に目的の物を盗めばルパンの勝利』というゲームだが 全員の時計をわずかに進ませるという古典的なトリックで 時間差を作りまんまと盗んだルパンでした。
〜第三巻〜 ・第9話 『大陸縦断鉄道を盗め!』 香港と北京を結ぶ鉄道で金塊輸送計画を 知らされたルパン達は盗みにかかるが金塊は偽物 実は騙されて体良く利用されていただけだった。 黒幕の目的を見抜いたルパン達は本物の金塊を 更に奪い返す事に成功するのであった。 ・第10話 『読めよ、伝えよ、知に満てよ』 世界最大の大きさの聖書をコレクターの元から盗む事を依頼される (コレクターと盗みの依頼人は実の親子だったが 家庭の不和により息子は狂言の誘拐事件を仕立て家を出た。) 盗みの際のトラブルで依頼人が聖書の下敷きになり死亡 その際、失くしていた親子の愛情を知って満足して逝く。 ・第11話 『荒野の秘剣』 五右ェ門が恩師の仇をブッた斬るでござるの巻 至近距離から撃ち込まれた敵のマシンガンの弾を 恩師の秘伝を用いて全て弾き返した五右ェ門が勝利。 ついでに核爆弾でも壊れないトランクに閉じ込められたネコも助けた。
〜第四巻〜 ・第12話 『誰がために星は瞬く』 世界中の人工衛星を自由に操る要塞を手に入れ 「世界を支配したる!」と、のぼせ上がったバカがルパン達に妨害される。 ・第13話 『一億ドルの賞金首』 突然ルパンが世界中に人工衛星を落とすと宣言、嫌なら金を払えと脅迫してくる 結果、ルパンは一億ドルの賞金首として追われる事になる。 このルパンは偽者で、前回出てきたバカが生きていて変装していた。 ルパンと銭形の共同戦線で世界中に正体もバレてしまい ヤケになったバカも背負い投げで崖に落とされてシボンヌ。 ちなみにこの計画にはICLも絡んでいたが、この後全く出てこないので この失敗が原因が元で潰れたと思われる。 ・第14話 『水晶ドクロに語らせろ!!』 水晶ドクロには全身のパーツも存在しており 全部揃えて出てきた情報は、もう一対のドクロの造り方だった。 それが完成するのは数百年後になるので、流石のルパンも諦めた。 ・第15話 『ピンクダイヤ』 次元が敵組織に捕まって拷問される 組織のリーダーは子供の頃に虐待されて片目を失い それ以来男を憎んでおり、その恨みを次元にブツけまくるが 次元は「残った方の目でもっと広く世の中を見ろ」と諭す。 次元の優しさはホンマ北半球に響き渡るで。
〜第五巻〜 ・第16話 『銭形の最も危険な日』 ルパンのデータが入力されたナノマシンが銭形を殺そうと動き出す。 それに対抗する為に対ナノマシン用の弾丸を撃ち込んで撃破。 ・第17話 『真夏の夜の怪奇』 源義経の愛人が持っていた剣を探しに来たルパン達 未だこの世を彷徨っている幽霊だったが五右ェ門の説得で成仏。 …したと思ってたら五右ェ門に惚れて憑いて来てしまった。 ・第18話 『ブラックガンマン』 苦い記憶が残る街にやって来た次元は一人の若者に出会う 次元のようなガンマンに憧れていると眼を輝かせる若者は かつて次元が組んでいた殺し屋に惨殺される。 正確無比な射撃で殺し屋は死亡、若者の仇を取る事が出来た。 ・第19話 『ゲームは終わらない』 コンピューター会社社長の狂言誘拐事件を仕組まれ 実行犯の濡れ衣を着せられゲームに敗北するルパン。 だが、その裏で展開されていた騙し合いの勝者はルパンの方だった
〜第六巻〜 ・第20話 『魔人はゲノムと共に』 さる組織の遺伝子操作によって生み出された生物が 自由と生きる意味を求めて反旗を翻す。 組織壊滅の一ヶ月後、そこには無二のパートナーと共に 荒野を駆ける旅人の姿があった。 ・第21話 『猫と泥棒』 ルパンと不二子は人語を喋る不思議な猫から 伝説の海賊が残した財宝を探す依頼を受けた 海賊の財宝に辿り着いた時、猫の姿は消えていた。 財宝の中には一枚の写真が残っており そこには飼い主の海賊と猫が嬉しそうに写っていた。 ・第22話 『ナイルに消えた涙』 神殿に隠された魔術を手に入れて どんなもんじゃーい!(`・ω・´) と喜んだ爺さんだが 魔力の源を奪われて(´・ω・`)ショボーン。 神殿が崩れてゲームオーバー。 ・第23話 『強い女はルパンを招く』 人格を持ったセキュリティシステムの刑務所に潜入したルパン 洗脳されそうになったが、セキュリティの人格が 『女性』である事が災いして、女が大好きのルパンという ウィルスがセキュリティを逆に従属させてしまう。
〜第七巻〜 ・第24話 『盗まれたルパン』 独裁政権に蝕まれた国にレジスタンスの少女が立ち向かう ルパンの手助けもあり、クーデターに成功する。 ・第25話 『真夜中の大迷走』 不二子と共に美術展に潜入、目的は不二子をモデルにした絵画だったが 「描かれた時の髪型が気に入らなかったから」 という理由だけで盗みに行かされたルパンでした。 ・第26話 『欲望と殺戮の孤島』 五右ェ門が殺し屋達のバトルロイヤルに巻き込まれる。 その勝敗を賭けにしていた悪趣味な富豪達は生き残った五右ェ門の逆鱗に触れ 彼等は乗っていた船を五右ェ門に一刀両断される。 ・第27話 『クリスマスに最高のお宝を!』 裕福な家庭から落ちぶれてしまった母 家に伝わる財宝さえ手に入れば母も昔のように戻ってくれる と、意気込む息子だが落盤に巻き込まれて消息不明になってしまう。 それがキッカケで母は改心、息子もルパン達に助けられる。 クリスマスの夜、財宝へ先に辿り着いていた息子に山分けに来たルパンだったが 愛情を取り戻した親子にこんな物は必要ないと静かに去って行く。 ・第28話 『開かれる千年の輝き』 日本のある神社に千年に一度のお宝が現れると知った人々 初日の出の瞬間、反射された光が空を開き、辺りに降り注いだ。 千年に一度のお宝、それは新世紀への希望であった。 ・第29話 『男なら走り抜け!!』 水を燃料にする新型エンジンを持ち去った運び屋と 熾烈なカーチェイスを繰り広げるが、その運び屋に依頼したのは不二子だったので 相変わらずのトラブルメーカーぶりに散々振り回されたルパン達だった。
〜第八巻〜 ・第30話 『青春タイムリミット』 年齢操作が出来る機械を持った宗教団体によって不二子が若返ってしまった 時間が経つごとに子供になっていく不二子だが間一髪、元に戻る事に成功 若返りの機械は五右ェ門が庭の桜を若返らせた時に壊れたとさ。 ・第31話 『黄金の第四帝国』 ドイツ第三帝国の生き残りがピリ・レイスの地図に 隠された黄金を使って「第四帝国作って世界するもんねー!」 と息巻くがルパン達が妨害して見事に壊滅。 密かに行動していたアメリカ海軍からは 今回の作戦の礼も兼ねて見逃してもらったが 銭形のとっつぁんからは見逃してもらえなかった。 ・第32話 『魔剣風牙』 ルパンが魔剣風牙に取り憑かれる 五右ェ門と互角に斬り結ぶが、裂帛の気合と共に魔剣が両断 ルパン自身はギリギリの所で意識を取り戻し白刃取りで助かる。 ・第33話 『埋葬された青い街』 駆け出しの頃の失敗が元でマフィアの若者に恨まれているルパン マフィアの内紛の末にその若者はボスとなる。 いずれルパンの前に現れるであろう若者の 復讐の炎は消える事なく、今も燻り続けている。
〜第九巻〜 ・第34話 『銭形は女狐と春を見るか!?』 銭形が麻薬組織の鍵を握る女性と良い感じになる しかし、女性の正体は特捜部のスパイで囮捜査の最中だった。 お互いの気持ちを確かめ合う前にルパンが現れ 銭形はいつものようにルパンを追い掛ける。 ・第35話 『その先の光』 犯罪組織から逃げ出した身寄りのないスリの少女は 口うるさいと毛嫌いしていた先生が、心の底から心配してくれていると知り ルパンとの出会いをキッカケに家族としてやり直す事になった。 ・第36話 『幻のアンタレス』 不二子の命と引換に蠍の姿が見える宝石を取って来る事になる その蠍の正体は昔封じられた軍神で、復活してやりたい放題 だが、ルパン達に宝石を撃ち抜かれてあっさりオワタ。 ・第37話 『届けられた少年』 国家機密の情報を持つ少年と不二子の逃走劇 マフィアが邪魔してくるがルパン達の方が一枚上手だった。
〜第十巻〜 ・第38話 『エレクトロニック・ゲート』 富豪の遺産を求め、ルパンが記憶の中にダイブ その結果、手に入れたのは存在しないハズの青色の薔薇。 遺産は青色の薔薇の為に既に全額寄付されていた この遺産は俺には清らかすぎるとルパンは諦める。 ・第39話 『伝説の白鯨を追え!!』 犯罪組織が鯨に偽装した潜水艦で密貿易を行っていた。 どさくさに紛れて盗品を頂いて喜ぶ自分達の後ろで 数百mはある鯨が優雅に泳いでた事をルパン達は知らない。 ・第40話 『一瞬のスリルは永遠の輝き』 超高高度からのバンジージャンプで盗んで終了、いやマジで。 ・第41話 『消えざる剣士の系譜』 女系剣士の問題に関わった五右ェ門 伝統に縛られ己の生きる道が決められている事に 嫌気が刺している少女は戦いの中で決意を固める。 自分達の家系を縛り付けていた家宝の鎧を叩き斬り 少女は今日から自分の道を歩き始める。
〜第十一巻〜 ・第42話 『許されざる人形の家』 妻が死んじゃうなんてヤダヤダ!→クローンを作った クローンが他の男を好きになるなんてヤダヤダ!→整形手術で復讐 元に戻れないなんてヤダヤダ!→全員爆死 キチ◯イって怖いよね♪(゚ー^)⌒☆ ・第43話 『女とダイヤのだまし合い』 不二子が手に入れた宝石はレプリカだった 犯罪組織に捕らえられていた贋作師を救い出したルパンだが せっかく救い出した贋作師は不二子に連れ去られていた。 ・第44話 『不二子に愛のメロディを』 不 二 子 結 婚 ! しかしその婚約者は不二子をコレクション扱いしているだけだった 不二子はルパンとその婚約者のどっちを選ぶか迫られ ルパンを選ぶのであった。 ・第45話 『闇に住む者たちの夜』 ルパンの名を騙る泥棒が ルパンに成り代わるつもりだったが ルパンに始末された。 ・第46話 『女神の手は何を握るか!?』 代々幼女に神を宿す密教に潜入 神様なんてやってらんないわと密教終了するが 神様をやめる前にオパールの鉱脈の場所を探し ルパン達は幼女にこき使われる事になるのであった。
〜第十二巻〜 ・第47話 『20世紀を盗み出せ!』 100年間保管されていた種を盗み出し どんな実を付けるか楽しみだね、と語るルパン。 新世紀の仕事の始まりに胸が踊る。 ・第48話 『史上最大の奪還作戦!!』 殺し屋組織に捕まったルパンを救う為に 次元と五右ェ門が奮闘。 組織のボスに苦戦するが次元の撃ち抜いた弾痕に ルパンがワンホールショットを決めて成敗。 ・第49話 『天使への道は見えているか!?』 透明硬質ガラスの迷路に守られた天使の像 しかし、迷路の構造を暗記したルパンにあっさり盗まれた。 ・第50話 『風雅に奪え!!幻の逸品』 凄い茶器を盗み出し桜の下でお茶漬けを食べるルパン 日本人ならお茶漬けやろが! ・第51話 『探偵とナイフと大泥棒』 ナイスガイで人気の探偵がルパンと勝負 だが、ナイスガイ探偵の醜悪な性根が世間にバレて廃業。
〜第十三巻〜 ・第52話 『眠れる人魚を起こすのは誰だ!?』 人魚の像に付けられた宝石を探す為に 泥棒達が集められ、その中にルパンもいた。 数々のトラップを潜り抜けて宝石ゲット これは海に還る事が出来た人魚の礼なのだろう。 ・第53話 『砂に消えた銃声』 自分の死を求める殺し屋との決闘に応じる次元 次元のハードボイルドさはホンマ五臓六腑に染み渡るで。 ・第54話 『鳩も鳴かずば盗まれまい』 ルパンが黄金の鳩時計を盗んだ。 ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ ・第55話 『孤独な女王は夢を見る』 人工知能を搭載されたアンドロイドが人間になる事を求める 全ての結末の果てに涙を流す彼女は 人間の感情を手に入れた、そう思うルパン達だった。
〜第十四巻〜 ・第56話 『殺人金庫をやぶれ!』 闇の富豪の噂に釣られて金庫に入ったら 殺し屋達に襲われたでござる。 殺し屋を返り討ちにして、隠されてた黄金もゲット。 ・第57話 『強敵!?キチンとした泥棒!!』 同業の泥棒と勝負する事になるが 最終的にルパンが勝利。 ・第58話 『超高速地下列車の秘密は!?』 隠された地下鉄の線路を見つけたルパン達 造幣局の不正な裏金を積んだ高速列車を爆破。 世間は地下から突然吹き出したお金にビックリですよ。
〜第十五巻〜 ・第59話 『それは銃撃から始まった…』 自由を求める女の殺し屋がルパンを助ける 死と引き換えに女は自由になった。 ・第60話 『宝星の行方を追え!』 『新月のフクロウ』と呼ばれる知識の守り人の依頼で 黒曜石の天球儀を手に入れたルパン。 遺跡の奥で見付かったのは宇宙から来た 未知の結晶に閉じ込められた、未知の生物だった。 宇宙ヤバイ。 ・第61話 『泥棒だって歯は命!』 虫歯を根絶する治療法を見つけた歯医者だが 治療の際、患者が痛がるのが好きなので封印。 散々痛めつけられたお返しに 麻酔なしの治療を施してあげるルパンでした。
〜第十六巻〜 ・第62話 『サバイバルの報酬』 お宝を輸送中の飛行機が無人島に墜落 しかしその事故は人為的に起こされており 犯人は生き残ったメンバーの中にいる! ルパンと銭形の協力で犯人を捕まえ一件落着。 と思ったらちゃっかりお宝も頂いていたルパンだった。 ・第63話 『禁断のビーナス誕生』 富豪に騙された不二子がデッカイ貝に閉じ込められて 不二子の身体の型で真珠を作ろうとするが 五右ェ門が貝柱を斬って助け出す。 ・第64話 『見知らぬ四世たち来たる!!』 ルパンを父親と呼ぶ子供達が現れた 結局彼らはルパンの子供ではなかったが 紆余曲折あって子供達は信頼できる富豪に引き取られた。 ルパン小僧?何の話ですか?
〜第十七巻〜 ・第65話 『地獄から愛をこめて』 恋人を殺された男がマフィアに復讐 盗んだ美術品を囮にしてマフィア爆散 ・第66話 『鬼に魅せられた五右ェ門』 五右ェ門が知り合った剣豪が鬼の面を被ったら 飲み込まれて殺人鬼になる。 五右ェ門に斬られ今際の際に正気へ戻る。 ・第67話 『ルパン消滅へのカウントダウン』 国際紛争によって爆撃を受ける予定の 美術館へルパンと次元が潜入 刻一刻と迫るカウントダウンとの勝負。 着弾ギリギリの所で逃走に成功する。 ・第68話 『サル・ロボ・ルパンの大迷走』 遺伝子改造サル、自立型ロボット、ルパンで競争 ルパンが勝ちました。
〜第十八巻〜 ・第69話 『金塊は重いが盗むは軽い』 滅茶苦茶重い金塊を盗む為に 無重力状態を作り出し盗みました。 ・第70話 『古時計屋敷』 大きな屋敷中に設置された時計の時間を揃えると 宝が出て来るそうだが時計の数は一万個 不眠不休で時間合わせに没頭する ルパンや警察、屋敷の使用人達。 揃えて出てきたのは寺の鐘だった。 ・第71話 『サンタ フロム アンダーグラウンド ヘヴン』 クリスマスの夜、非合法のテーマパークから 宝石が散りばめられたソリを盗み出す。 ジェットコースターを利用して空に飛び出した様は サンタクロースのようでした。 ・第72話 『海上都市船の大攻防』 船の上に作られた都市でドンパチ 次元に恨みを持つ殺し屋が頭を打ち抜かれて死亡。 ・第73話 『世界の果てにある宝』 中国奥地でお宝を探すルパン 見付けだしたのは西遊記に出てくる釈迦の手だった。 「斉天大聖此に遊ぶ」と書かれた一文 その隣に「ルパン三世此を盗む」と書き添える。
〜第十九巻〜 ・第74話 『町おこし金庫は永遠に』 ある町に伝説の盗賊が残した金庫があったが 中には盗賊の古着しか残されていなかった。 町の連中はその事を知っており、噂に釣られてやってくる 泥棒や観光客を相手に町おこしをしていた。 が、実は古着に遺産の場所が隠されているのだった。 噂に釣られて命を落とす泥棒達、遺産には気付かず商売する町民 真実に気付いて遺産を手に入れたルパン。 三者三様の結末があったとさ。 ・第75話 『永久なる砂城』 砂漠の中に立てられた厳重なセキュリティの塔へ潜入する 主のいる最上階以外は真空状態の塔の内部を進む 酸素残量が尽きる寸前に辿り着いたルパン だが既に塔の主は死んでミイラとなっていた。 ・第76話 『ルパンが見た未来』 知り合いの博士が未来が見れる発明をする 機械が見せたのは銭形に自分が撃ち殺されるビジョンだった。 ルパンを狙う殺し屋が催眠術で銭形に殺させようとするが 銭形の変装をしたルパンに騙され射殺される。 機械は本当に未来を見せていたのだった。 ・第77話 『天翔るルパン』 空中要塞にある宝石を頂きに参上 苦労した末に奪った宝石は鳥の巣に入ってしまう 取り出そうとするも親鳥に妨害され ルパンの苦労は今しばらく続くのであった。
〜第二十巻〜 ・第78話 『逃げる2人』 相性の悪い次元と不二子が敵に追われて逃避行 ルパンの機転により無事に助け出される。 ・第79話 『砂漠の夜の夢』 夢を見せ続けて洗脳する石で 世界支配すると豪語する一団の野望を潰す。 ・第80話 『女のケンカはルパンも喰わぬ』 不二子はルパンに相応しくないから 自分をパートナーにしてくださいと押しかける女の子 女は不二子と勝負するが、そもそも勝敗に関係なく ルパンは不二子のようなタイプが好きなのであった。 ・最終話 『不滅の宝を奪取せよ!』 潜入した場所で殺人マシンに追い詰められる次元と五右ェ門 「不二子、ルパンを頼むぞ」 そう言い残し機械に立ち向かう二人は殺され 不二子だけが生き延び――そして、時は少し遡る。 行方不明になっていたルパンが 突然次元達の元に現れ盗みの計画を始める 次々に盗んできたのは人間の身体のパーツ そして最後に盗んだパーツは、なんとルパンの頭部であった。 そこに現れた殺人マシンだが、急に動きが鈍った隙に破壊される。 作戦が終了した後、ルパンの姿は消えてしまう。 アジトに戻ってきたルパンに声をかける次元、五右ェ門、不二子 今日も世界のどこかにルパン一味は現れる! ルパン三世Y 完
(最終話の補足説明) 最終話はルパンがタイムスリップする事で過去を改変する話です。 本来の流れは 1:ルパンが捕らえられて身体を分割される 2:数ヶ月後に不二子がその情報を持ち込む 3:次元達がパーツを奪還していく 4:次元、五右ェ門が殺人マシンに殺される 5:不二子だけが生き延びて、ルパンを蘇生 改変の流れは 1:ルパンが捕らえられて身体を分割される 2:未来からタイムスリップしたルパンが現れる 3:未来の不二子から聞いていた情報を元に身体を即座に集める 4:身体を集めるのが速く済んだ為、殺人マシンが完成する前に潜入 5:その結果、次元や五右ェ門も殺されずに済んだ 6:未来に戻ってくるルパン 7:次元達も殺されなかったので生きている歴史になっている 朝から一気に1巻から書き出したので ほとんど推敲してませんが、誤字脱字は御勘弁を。 何度も連投規制にかかって時間がかかりましたがこれで終わりです。
>>384 お疲れ様でした。
一年の終わりにふさわしい大量の要約ありがとうございました。
乙でしたー 面白いね 次元のかっこよさはホンマ天上知らずやで
ヤマシタトモコのドントクライ、ガールをお願いします
388 :
マロン名無しさん :2011/01/05(水) 22:35:59 ID:N86hKtMm
hosyu
389 :
マロン名無しさん :2011/01/08(土) 14:01:39 ID:8QUTVRIW
ほしゅ
390 :
マロン名無しさん :2011/01/11(火) 20:03:47 ID:dtaQ2LM7
ほしゅ
391 :
マロン名無しさん :2011/01/15(土) 05:10:37 ID:6QynQkXk
ほしゅ
392 :
マロン名無しさん :2011/01/18(火) 19:35:23 ID:mhk5eFmG
ほしゅ
投手
65ですが、天狗の子がきていて驚いた すごい長編だ 感謝してもしたりない、どうもありがとう いまから読みます
皆さんオツです
規制かかってて久しぶりにレスできました
>>351 町でうわさの天狗の子読んだ
ふられちゃったんだ…www
遠慮せずにもっと自分の気持ちを出せば違ったんだろうか…
秋姫かわいそう><
チキタGUGUの続きが気になって全巻買ってしまった。
チキタは初めの人が1話1話詳しく書いていく形式だったから新規の人が続きを書くってのが難しいな
398 :
マロン名無しさん :2011/01/26(水) 19:08:41 ID:wU/vn+e0
ほしゅ
399 :
マロン名無しさん :2011/01/29(土) 12:02:09 ID:ZthjHXXo
ほしゅ
あ
チキタ続き来ないなら書こうかなー
YOUやっちまいなYO
元の異形の姿に戻ったラーは毎日苦しんでいた 立てず、歩けず、話せない、体中ができものだらけで痛く呼吸をするのも苦しい そんなラーを毎日世話するチキタ、サデュース、バランス。皆が寝ているときはクリップがラーの側にいた。 ある日サデュースは"百年"をやめたチキタが成長を始めた事、バランスの子を身篭った事をラーに告げた。 (成長していくチキタ)(バランスとサデュースの赤ちゃん) (見たい・・ずっと生きて見たい・・)(だけどそれはかなわない事なんだ) 嘆くラー。 またある日の夜クリップとオルグはラーに別れを告げ家を出て行った 「俺もオルグもお前が死ぬ所を見たくない」「だから今からこの家を出て行くよ もう帰らない」「俺はオルグと行くんだから」 「お前が死んだらきっと俺はチキタやサデュースやバランスと同じ気持ちになってしまう だけどそんな気持ちにはなりたくないんだ」 「ラーありがとなお前とダムダムのおかげでとても気が楽になったよ この体にも限りがあるってわかったから」 「俺はもうただ待っていいればいいだけなんだ 最後の時間まで きっとその時もあっと言う間だな」 最後は笑顔で去っていくクリップの姿を見て涙を流すラー。
新しい"百年"を始めて三ヶ月目、苦しみぬいたラーは遂に限界に達した。 話しかけても反応が無くなり、苦しそうに息をするだけ チキタはラーの側を片時も離れず世話をしていたが、三日目の夜バランスはチキタを休ませるため薬を盛った。 眠ったチキタからラーの世話を代わったバランスは居眠りをしてしまう。 目を覚ましたバランスの膝にラーはおらず、目の前にはいつかラーが使っていた赤十字入りの治癒袋があった。 意識だけの空間、もう痛みも苦しみも無く、耳を澄ませば知ってるもの知らないもの色々な声が聞こえる。 "百年"をがんばれず世話だけさせたことを心中で詫びるラー。ダムダムとニッケルの声が聞こえてきた。 (お前はまだわかっていない)(チキタはそんな事で不幸になるわけじゃないよ) (だからもう一回やり直せ も少し賢くなるまでね) (クマじゃいかんかなあ ありゃあ可愛かった)(ダメに決まってるじゃん!)今度はぺトラス皇帝とパイエの声。 またダムダムとニッケルの声が聞こえる。 (性別・・どうする?)(俺がやりたかったことをやらせてやりたい) (ではこの子のイメージ通り私をモデルに)(年齢はチキタに出会ったときからスタート) どこからか心臓の鼓動が聞こえてくる (さあラー・ラム・デラル 百年の本当の喜びと百年の本当の苦しみを) (チキタの側で力いっぱい味わっておいで) (誰かのあたたかい手が背中を柔らかく押す) (耳に響くのは自分の心臓の鼓動) (目の前は一際まぶしく) (俺はまだ目を開けることが出来ない) 53話オワリ
405 :
代理 :2011/01/29(土) 19:12:27 ID:???
試しにやったがこんな感じでいいのか? つーか次最終回だから俺が書くとまずくね?
乙。 >つーか次最終回だから俺が書くとまずくね? いんじゃない別に。 誰が書くのも自由だし、代理などと謙遜しなくてもさ。
>>405 チキタできるならお願いします
代理の代理の代理の…で書いてたのに途中で止めてごめん
続きありがとう
チキタの流れをぶったぎって、 RAIDEN18三作目はいるかな?
いるいる
410 :
マロン名無しさん :2011/02/04(金) 20:55:55 ID:9tqQRDqw
ほしゅ
411 :
マロン名無しさん :2011/02/08(火) 19:19:15 ID:hY2PtyGd
ほしゅ
リクエスト表にある陰陽大戦記を投下します
413 :
陰陽大戦記 :2011/02/10(木) 23:16:31 ID:???
主人公ヤクモの父モンジュの師であるマホロバは太極神(地球の持つ大いなる力)の力を手に入れ 現在の人の世を滅ぼして世界を無から作り直そうと企む。 それを知った父はマホロバを封印しようとするが契約している式神の力を取り込んだマホロバは 封印を軽々と破ってしまう。 ヤクモはとっさにかつてモンジュと契約していた式神である白虎のコゲンタとその場で契約して マホロバに挑んだものの未熟なヤクモとの実力の差は歴然で、あっさり返り討ちにあってしまう。 一連の出来事を面白がったマホロバはヤクモにとどめを刺さず、父に石化の呪をかけて立ち去る。 ヤクモは父を助け、マホロバの野望を阻止するために戦う決意をする。 歴史を歪めることで太極神の力を引き出そうとするマホロバは各時代に部下を送り込み ヤクモは歴史の改変を防ぐために時渡りの鏡を使って移動し、部下たちを倒していく。 明治時代で出会った闘神士のツクヨミと共にマホロバとの二度目の戦いに挑み、かろうじて退けるが 強くなったヤクモの力に耐えきれなくなった闘神機が壊れてしまう。 ヤクモは敗北以外で契約者を失った式神が行き着く先である名落宮(ならく)へ向かい 名落宮の主である玄武のラクサイの導きで闘神機を新調し、コゲンタとの再契約を果たす。 そこへマホロバの部下であるシラヌイが勝負を挑んでくるが更なる力を身に着けたヤクモは勝利。 式神を失ったら生身の戦いを挑んでくるシラヌイを危険人物と判断したラクサイは 自分もろともシラヌイを名落宮の奥深くへ封じる。 ヤクモたちはいつになるか分からないラクサイの帰りを待つ従者(?)のバンナイに見送られ名落宮を後にする。
414 :
陰陽大戦記 :2011/02/10(木) 23:19:54 ID:???
マホロバの部下と戦い続けるヤクモの前に、モンジュを父の仇として戦いを挑んでくる姉妹、ナナとマリが現れる。 しかし実際に姉妹の父を殺したのは、二人の上司であるウンリュウだった。 姉妹を用済みとみなしたウンリュウはかつて現場に居合わせたモンジュに罪をなすりつけたということを明かし 二人を始末しようとする。姉妹は応戦するものの敗北してしまうが、ヤクモが駆けつけてきてウンリュウを倒す。 そこへ突然マホロバが現れる。力を求めるマホロバにウンリュウは自らの魂を捧げる。 力に飲まれて正気を失ったマホロバは世界のやり直しではなく無を求めるようになっていた。 ヤクモはマホロバの放った衝撃波に吹き飛ばされて気絶する。 ヤクモと姉妹を助けたのはマホロバの部下であるはずのナギだった。 姉妹は何かあったら駆けつけることを約束し、その場を後にする。 二人が去った後、ナギは自分はモンジュに憧れる者でマホロバのもとに潜り込んでいたこと マホロバは式神のランゲツに逆に取り込まれていて、ずっとランゲツがマホロバを装っていたことを明かす。 ヤクモとナギはマホロバの後を追って明治時代へと向かい、ツクヨミを加えて最終決戦に挑む。 マホロバの猛攻をしのぐ三人だが、途中ナギがヤクモを庇って死亡する。 完全にマホロバを取り込んで姿を現したランゲツとの戦いになり打ち破るが ランゲツはすんでのところで太極神を取り込んでしまう。 強大な陰の力(ランゲツの属性は陰)を打ち消すには陽の力をぶつける必要があるため 陽属性のコゲンタはヤクモとの契約を満了して太極神に自らの命をぶつけて相殺する。 戦いを終え、帰還したヤクモを無事石化の呪いが解けたモンジュが出迎え物語は幕を閉じる。
415 :
陰陽大戦記 :2011/02/10(木) 23:22:41 ID:???
余談 ラストで自分の命をぶつけたコゲンタだけど4年後が舞台のアニメで主人公と契約することになる。つまり生きてる。 ちなみにモンジュと契約した時も同じことをやって死んだと思われてた。 あとランゲツも普通に生きてる。今回の一件はなんだったのかと思うくらい普通にライバルやってる。 一応昔色々とやらかして今は反省してる的な描写はあるけど。 そしていつ帰ってこれるか分からないと言われたバンナイも普通にいる。元気に動き回ってる。
最初のを投下し忘れたorz まとめの時は↓を一番上にしてくれるとありがたいです
417 :
陰陽大戦記 :2011/02/10(木) 23:28:50 ID:???
設定 ボビーの販促漫画で、闘神機と呼ばれる機械を駆使して戦う。 特定の印を切るとそれに応じて契約した式神が必殺技を繰り出し、負けたら契約解除というルールだが 正しく販促しているというわけでもないのか、印を切ろうとする契約者に拳銃をぶっ放したり 闘神機を直接破壊したり、過去の人間は闘神機ではなく符を使用してたりもする。
418 :
マロン名無しさん :2011/02/13(日) 18:42:46 ID:KB8z/X8l
ほしゅ
419 :
マロン名無しさん :2011/02/13(日) 19:30:44 ID:HSjYqE8b
ワンピースについて簡単に説明、お涙頂戴劇場をしてるうち海賊王になっておしまい
420 :
マロン名無しさん :2011/02/16(水) 19:07:54 ID:xDXu6Qyj
ほしゅ
未解決から惑星のさみだれを予約します。
俺が2500円で売ってあげるよ
423 :
マロン名無しさん :2011/02/22(火) 06:00:04.81 ID:tpRCL5J7
ほしゅ
新設定により明らかになったスペリオルドラゴンと外伝の系譜 超古代 創生の十二柱神が降誕。その一角を占める黄金神はスダ・ドアカ・ワールドを創造した。 小さな頭に長い手足という姿をした彼らは各々が世界を創出する力を持っていたという。 創生 十二の神々は、創造した世界で実体を保つのに生体ユニット、操手を必要としていた。 黄金神の操手の座の証である聖杯を巡り、ガンダム一族同士によるとんでもない戦争が始まる。 数多の猛者との激闘を制した二人のガンダム一族の若者、 力の楯・霞の鎧・炎の剣を装着した勇者ガンダム(モデルはエクセア)と マスターガンダム(モデルはマスラオ)の二名により最終決戦が行われる。 一騎打ちに敗れたマスターガンダムは負の感情に囚われ闇に堕ちた。 暗黒卿(ダークロード)となり復讐鬼と化したマスターは暗黒騎兵クーロンガンダムを 駆って黄金神に迫るが、ラクロアの騎兵の谷に封印される。 勇者の身に着けていた武具は聖杯の力により三種の神器へと昇華する。 古代 異界の超神、覇界神バロックガンとその眷属がスダ・ドアカへの侵略を開始する。 黄金神の信奉者とバロックガンの眷属とそれに与することを選択した者達の間で 地表を二分する大戦が勃発。 激しい闘争で二神は生体ユニットを失いその力を著しく減退させる。 バロックガンを眷属共々騎兵の谷に封印した黄金神は暴竜カイザーワイバーンと 核であるスペリオルドラゴンに分裂。さらにその核は、肉体、黄金の鎧、魂と 三分化。肉体はドラゴンの幼生となり野生化、黄金の鎧は地表に落下、 魂はバロックガンの悪意で別世界(武者頑駄無の世界)に飛ばされてしまう。
黄金神不在の時代 月で善悪の二元戦争 セレネス王は二人の王子を七体の機甲神と共にスダ・ドアカに亡命させる。 しかし、追っ手の砲撃を受けた超機甲神ファイナルガンジェネシスの背部が損傷。 損傷した背部パーツである機甲神アルテイヤーに搭乗していたネオガンダムも負傷、意識を失う重態に。 ルナガンダムは、彼の愛機"機甲神エルガイヤー"に気絶したままの弟を乗せてコールドスリープにかけると、 己が搭乗したアルテイヤーをガンジェネシスから切り離す。 スダ・ドアカに降下したガンジェネシスは六体の機甲神に分離、六つの星となり各地に散らばる。 エルガイヤーもまたネオガンダムとともに永い眠りにつくのであった。 一方、サテライトキャノンを構え殿に望んだアルテイヤーは、奮戦空しく撃墜されてスダ・ドアカに落ちる。 ルナガンダムはアルテイヤーのコクピットに守られ一命を取り留めるも、失った精神力の 回復のため破壊されたアルテイヤーの残骸とともに永い休眠期に入る。 スダ・ドアカ・ワールドを超えた時空の彼方(未来) 宇宙の戦神Vコマンドガンダムの指揮する戦艦ジェネラルと 犯罪機械生命体フューラーザタリオンが星の海で激突。 その衝撃で両者は次元と時空の壁を突き破ってスダ・ドアカに墜落。 ・スダ・ドアカへの影響 純粋な暗黒である犯罪機械生命体が現れたことにより封印されたバロックガンの魂が活性化。 その意思に連なる者達もまた覚醒、顕在化、蠢動を始める。 ザクレロ猫の怨念から生まれたジオン族の悪の皇帝ジークジオン降臨、 聖杯による不死を目論む邪獣王ギガサラマンダー誕生。 嵐虎剣の継承者である嵐虎騎士(ストームナイト)ブイツーは損傷したフューラーザタリオンを保護下に納めると、 右眼レンズを損傷して記憶を失い活動停止状態に陥っていたVコマンドの記憶を改竄。 暗殺者コナンガンダムとして、聖騎士の座を巡って対立する流派、雷龍剣の継承者である 龍騎士ファルコガンダムへの刺客とする。聖騎士候補者の一人であるブイツーが何時からこのような行動を取り始めたのかは定かではない。 やはり、嵐の一族直系の源流はバロックガンの眷属に求められるのだろうか? ともあれ、この頃の彼はまだ完全に闇に加担していたわけではなかった。
円卓の騎士結成 争いあうファルコとコナンの間にはやがて奇妙な友情が芽生え 親友となった彼らは、プリティスの国王キングガンダムI世の幕下に入り円卓の騎士団の一員として活動する。 彼らの円卓入りと時を同じくして、心身を鏡の世界の魔王に侵蝕(一体化?)されたブイツーが、 幻魔皇帝アサルトバスターという異形の姿に変貌を遂げる。 グラナダ王国変事 グラナダの砂漠で再起動を果たしたフューラーザタリオンが彼の得意技である磁気嵐を 呼び込み混乱を引き起こす。嵐の影響で凶暴化したモンスターの集団が殺戮を開始。 キングは調査のためグラナダにファルコ・コナン・ジェイバーら三名の騎士を派遣する。 彼らは磁気嵐の中心でフューラーと遭遇した。 ファルコは龍機ドラグーンを召喚。白金のハルバードを手元から失うほどの激闘の末に、 フューラーザタリオンを破壊する。 戦いに敗れ核のみとなったフューラーは戦闘の衝撃で開いた次元の間隙からマゼラン大陸に逃亡。 コナン(コマンドガンダム)は仲間に別れを告げる暇もなくフューラーの後を追う。 そして、疲弊したファルコをアサルトバスターが襲撃する。ファルコは最後の力でこの旅に 同行していた息子のゼロとゼロをかばい倒れたジェイバーの二人を磁気嵐の外に逃がす。 意識を取り戻したゼロがみたものは静寂を取り戻した砂の海と、 砂の上に突き立てられた雷龍剣の太刀。共に逃れた父の親友であるジェイバーの姿もなく、プリティスのキングは代替わりしていた。 嵐の外では数十年もの時が流れており、幼い彼のことを覚えているものは一人としていなかった。
天宮(アーク)の国 頑駄無軍団に最強の名をほしいままにした武者の集団がいた。彼らは武者頑駄無八人衆と呼ばれ、 畏怖と尊敬と羨望の的となっていた。その一人である智勇兼備の武者頑駄無真悪参(序列は第三位)。 いかなる変心か、指導者である将頑駄無のもとから軍団の家宝である白銀の盾と銀狼剣を奪って逃走する。 その途上、彼を好敵手としてつけねらう闇軍団の武者我怖崇霊(ガブスレイ)から勧誘されるも、 独立不羈の心に目覚めた真悪参はその手を払いのける。繰り広げられる我怖崇霊との一騎打ち。 その最中、真悪参に神の操者の資格を見出した黄金神の手により彼は、 雷鳴とともにスダ・ドアカ・ワールドに転移させらた。 孤独と困難に愛された武者頑駄無真悪参(騎士ガンダム)の数奇な旅の始まり。 善と悪の心 武者頑駄無真悪参とともにスダ・ドアカ・ワールドに帰還を果たそうとした黄金神を バロックガンが牽制する。バロックガンの力で善と悪の心に肉体を引き裂かれてしまう真悪参。 肉体を引き裂かれた影響で精神体と化した真悪参の悪の心は、野生化したスペリオルドラゴンの肉体<<ドラゴンの幼生>>と融合、 モンスターブラックドラゴンに転生する。その力に目をつけたジークジオンはお得意の洗脳で ブラックドラゴンを魔王サタンガンダムとして部下に納めてしまう。 黄金神は残された真悪参の善の心を騎士ガンダムとしてスダ・ドアカに転生させる。 白銀の盾はナイト・シールドに、銀狼剣はナイト・ソードに名をかえて騎士ガンダムの武具となった。 プリティス城陥落 十二名の円卓の騎士に欠員(白金卿・竜騎士ファルコガンダム・騎士コナンガンダム・ 仮面騎士ジェイバー・法術士メテオガンダム・騎士アーサーガンダムの計六名)を抱え綻びを生じた プリティス王国。 邪獣王の指揮するザビロニア帝国との戦に敗れる。キングガンダムは戦死。 生き残った円卓のメンバーは散り散りになり、キングの後継者もまた行方を絶つ。 以後、プリティス王国は七年もの間ザビロニアの圧制に屈することになる。 SDガンダム外伝第一部 第一章『ラクロアの勇者』へ
嵐の一族とバロックガン 最終章でバロックガンは豪嵐神に進化する。天宮の大将軍は結晶鳳凰(鳥)、 スペリオルドラゴンには暴竜カイザーワイバーン、バロックガンには豪虎カイザーティーゲル、 そして嵐の一族の嵐虎剣。これらの符号に対する説明や解説はない。 なお、嵐虎騎士(ストームナイト)ブイツー、円卓の騎士の一人嵐騎士(ストームナイト)ガンマガンダム、 この称号の呼称の一致についても一切説明はない。嵐の一族、謎が多すぎる。 アサルトバスターとシンメトリカルしたジェイバーの姿(カードダス) 一切説明がないので不明。 ガンレックスを創造したイシュタとルーンレックスを創造したガイア、二人の聖邪の神の設定 約二十年ほど前の元祖SDプラモガンレックスの箱の説明にはあった。 次のガンダムカードダスアルティメットバトルBOXでどうなるかは知らない。 法術士(魔法剣士)メテオガンダム コミックボンボンの読者公募で生まれた。初出は機甲神第一弾紅の神秘騎兵。漫画版には未登場。 その誕生の経緯と空白の多さによる使い勝手の良さから、後付設定に活躍。 携帯アプリ『聖騎兵と機甲神』第四章にも登場。オーキスを探すGP03に協力する。 彼にも嵐虎剣の技と雷龍剣の技を自らの魔法剣に取り入れるためグラナダを目指しているという新設定が追加された。 なお、完成された魔法剣は魔法騎士アポロ(これも読者公募)に受け継がれる。 白銀の盾と銀狼剣 いつ返還しにきたかは不明。真悪参の子孫(頑駄無真駆参→武者鋭駆主)に受け継がれていく。 スペリオルドラゴンの黄金の鎧 ジークジオンの呪いによるモンスター化に悩まされたシャアのもとへ転送された。黄金の騎士の誕生。 ゼロガンダムのその後 スペリオルドラゴンSRの導きで一子相伝の雷竜剣の継承者争いに参加する。最後にヴィスクエアに敗れるも、 雷竜剣は自らの意思で敗者であるゼロを指名するのであった。ヴィスクエアは雷竜剣の技を封印した。 とりあえず、諸悪の根源はフューラーザタリオン。
429 :
マロン名無しさん :2011/02/24(木) 00:14:52.78 ID:sq0YkTz8
乙。ややこしいな。 昔ボンボンで読んでた漫画だけど今そんなにゴチャゴチャしてんのか
騎士ガンダム視点だけでこれだからな。 天宮関連まで書き出すとどうなることやら・・・。
431 :
マロン名無しさん :2011/02/26(土) 00:16:28.09 ID:guaGJCZS
魔法少女まどか☆マギカをお願いします
荒廃しガレキの山と化した街、傷だらけの黒髪の少女、 「僕と契約して魔法少女になってよ!」と微笑みかける白い生物…。 ごく普通の中学生・鹿目(かなめ)まどかはそんな奇妙な夢から目を覚ます。 その日、夢の中で見た少女・暁美(あけみ)ほむらがクラスに転校してくる。 何故か自分の事を知っているかのようなほむらの態度にまどかはつい「どこかで会った?」と尋ねるが ほむらはその問いには答えず「家族や友達が大切なら何が起きても『自分を変えよう』などと思うな」と忠告する。 下校途中に親友の美樹さやかと一緒に寄ったお店でまどかは自分に助けを求める声を聴く。 声を辿って建物の奥へ行くと、そこには夢で見た生物・キュゥべえと キュゥべえを害さんとする不思議な格好をしたほむらの姿があった。 ほむらはボロボロのキュゥべえを引き渡すよう要求するがまどかは拒否。 そこにまどかを追ってきたさやかが消化器を噴射して乱入、 2人はキュゥべえを連れて逃走するも奇妙な生物が跋扈する異様な空間に巻き込まれ 危うい所を同じ学校の上級生で『魔法少女』の巴マミに救われる。舌打ちしてその場を立ち去るほむら。 マミの魔法で快復したキュゥべえはまどかとさやかに 「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」と微笑みかける…。
キュゥべえに選ばれ、契約した女の子は魔力の源『ソウルジェム』と言う宝石を手にして、 希望を振りまく『魔法少女』に変身し、絶望を撒き散らす『魔女』と戦う使命を課される。 しかし魔女を倒すと見返りがあるために手柄の取り合いで衝突する事が多く 魔法少女は必ずしも味方同士とは言えないらしい。 そこでさやかは「魔法少女のほむらはライバルが増えるのが嫌でキュゥべえを襲ったのか」と合点する。 魔女との戦いは危険だが「一つだけどんな願いでも叶えてあげられる」とキュゥべえは言う。 しかし2人は即断出来ない。そこでマミは自分の魔女退治につきあってみないかと誘う。 翌日ほむらは「もう手遅れだ」とキュゥべえを襲う事を諦めるも 再び「そいつ(キュゥべえ)の甘言に耳を貸すな」とまどかに警告する。 放課後、魔女の呪いをマミのソウルジェムで探知し廃ビルへ向かった3人。 大量の使い魔を蹴散らした先に異形の存在『魔女』(魔女と言うが形体はグロモンスター)がいる。 マミは危なげなく魔女を倒し『グリーフシード』という魔女の卵を手に入れる。 魔法を使う事で魔力を消耗するとソウルジェムは輝きを濁らせてしまうが グリーフシードを使う事で濁りをそちらへ吸収させ魔力も回復出来ると言う寸法だそうだ。 魔女の呪いで自殺しかけた女性を救ったマミの姿を見て まどかは「私でも誰かの役に立てるなら嬉しいな」と憧れを抱く。
さやかには上条恭介と言うバイオリニストの幼馴染がいる。 しかし彼は事故で入院中。左手の自由を失い、もうバイオリンを弾く事は叶わない さやかは足繁くお見舞いに通ってはバイオリンのCDを差し入れるが嘆く恭介の姿に胸を痛める。 なかなか願い事の決まらないまどかはふとマミにどんな願い事をしたのか尋ねる。 数年前、マミは家族で出かけたドライブ中に交通事故に巻き込まれ、 目の前に現れたキュゥべえにただ「助けて」と縋ってしまう。 選択の余地の無かった自分と違って2人にはよく考えて欲しいと言うマミに対し さやかは「自分の事じゃなくて自分より余程困ってる人の為に願い事は出来るのか」と聞く。 キュゥべえは可能だと言うがマミは感心しないと釘を刺す。 恭介のお見舞いの帰り、2人は病院の外壁に孵化しかかったグリーフシードが刺さっているのを発見。 このままでは病院が丸ごと魔女に取り憑かれてしまう、と恭介の身を案じたさやかは まどかにマミを呼びに行く様に頼み、自身はキュゥべえと共に魔女の結界内に飲まれて行く。
戻ってきたマミはまどかと共に結界内に乗り込もうとするがそこにまたほむらが現れる。 今度の魔女はこれまでとは訳が違う、私が狩ると言うほむらをマミは魔法で拘束、 変身前で動けないほむらを置いて奥へ進んでしまう。 魔女が居る奥へと進む間、まどかはマミへの憧れを語り 「魔法少女になって誰かの役に立てるって胸を張れるだけでそれでもう願いが叶う」と言い 事故で家族を失い、孤独な戦いを続け独り泣いてばかりだったマミに「もう独りじゃない」と手を握る。 その時グリーフシードを見張っていたキュゥべえから「もうすぐ孵化する」とテレパシーが届く。 もう独りじゃないと大張り切りのマミは変身、一気呵成に攻撃するも一瞬の油断を突かれ、 魔女に頭部を噛み千切られ絶命する。 マミが喰われている間にキュゥべえは2人に魔法少女契約を迫るが 眼前の惨劇に2人は完全に恐慌状態に陥ってしまう。 そこにマミの死で魔法から解放されたほむらが現れ魔女を一撃で葬り去る。 「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるってこういうことよ」
マミの惨死に完全に怖気づいたまどかは魔法少女になる事を諦め、キュゥべえは去っていく。 一度は願った憧れの魔法少女を思い描いたノートをマミの部屋に残し、自分の臆病さを詫びる。 その帰り道まどかは待ち構えていたほむらと出会う。 『向こう側』で死んだマミは死体は残らず永久に行方不明のままだと聞かされ ずっと独りで戦ってきたマミの最期が誰にも気づいてもらえない事にまどかは悲しみ、 ほむらは「誰にも気付かれなくても忘れ去られても仕方がない」と諦めた様な口調で話す。 しかし「私はマミさんの事もほむらちゃんの事も絶対に忘れない!」と叫ぶまどかに 急にほむらの顔色が変わりその場を走り去って行く。 その頃お見舞いに行ったさやかはいつも嬉しそうにCDを聴いていた筈の恭介の態度が急変した事に驚く。 「バイオリンは諦めろって医者に言われた、奇跡か魔法でもない限りもう左手は動かない」と荒れる恭介に さやかは「奇跡も魔法もある」と告げる。その視線の先にはキュゥべえが座っていた…。
夜、まどかはいつもはお稽古事の筈の友人の仁美が街中をふらふら歩いているのを目撃する。 その首筋に魔女がつけた呪いのマークを見つけてしまうが ほむらに連絡する手段を持たず、しかし仁美を見捨てるわけにもいかず、 他の大勢の人たちと共に誘われる様に倉庫に入ってしまう。 そこでは魔女の呪いで絶望に打ちひしがれた人が自殺をしようとしていた。 まどかは慌てて仁美を振り切って混ぜるな危険洗剤の入ったバケツを外に放り捨てるも 「神聖な儀式を邪魔した」と取り憑かれている人たちに襲われかけ物置部屋に逃げ込む。 が、そこで魔女の結界内に飲み込まれてしまう。 「私が弱虫で嘘つきだからバチが当たった」と絶望しかけたまどかの前に 魔法少女の姿になったさやかが剣を手に現れ魔女を倒す。 漸く駆けつけたほむらは結界が消えた事とさやかが魔法少女になった事に愕然とする。 その頃眠っていた恭介が目を覚まし、左手の感覚が戻っている事に気づく。 そしてマミが死んだ事で空席となったこの絶好の縄張りの街を求めて 新たな魔法少女・佐倉杏子(さくら きょうこ)が現れる。 キュゥべえはこの地にはさっき契約したばかりの新しい魔法少女がいると言うが 杏子は「みすみすルーキーにくれてやるのは癪だ、その子をブッ潰しちゃえばいい」と不敵に笑う。 1巻終わり。
追記。
アニメ版との差異は美術面や演出面くらい(しかしそれはかなり大きい)で
ストーリー展開は今のところアニメ本編とほぼ同じです。
>>432 第1話「夢の中で逢った、ような……」
>>433 第2話「それはとっても嬉しいなって」
>>434-435 第3話「もう何も恐くない」
>>436-437 第4話「奇跡も、魔法もあるんだよ」
2巻は来月発売ですのでこの先を知りたかったらアニメ板へどうぞ。2巻のラストは第8話…嗚呼…。
439 :
マロン名無しさん :2011/02/26(土) 12:58:50.08 ID:guaGJCZS
>>431 ですが、リクエスト書いてからこんなに早く書いてもらえるとは思いませんでした。
ありがとうございました。
アニメは公式配信で見ていて、ストーリーが違うなら漫画も買ってみようと思ったんですが、
同じなのか、どうしようかな・・・
他にも2つ主人公が違う外伝漫画が出るそうですが、そちらは買って読んでみようかな
440 :
まとめの人 :2011/02/26(土) 22:10:49.81 ID:???
あらすじ書きさんいつもありがとう。ここまでまとめてます
>>424 のSDガンダム外伝はすでにまとめにあるSDガンダム外伝シリーズとはまた別作品?それとも設定?
ガンダムは元々全く知らない上にwiki見てもシリーズが多すぎてわからなかったので
今回あえてそのままにのせています
もし、シリーズ名がわかる方やガンダム詳しい方がいらっしゃれば、あれで正しいのか教えていただけると非常に助かります
あと419のはとてもあらすじとは言えないものですのでまとめておりません
まとめの人いつも乙です
まとめの人乙
>>432 そんな話なのか、おもしろそう
魔法少女の刑を思い出した
なんか壮絶な話っぽいな・・・
カネコアツシの「SOIL」をお願いします
445 :
マロン名無しさん :2011/02/28(月) 21:54:02.58 ID:z3c6NHnv
ダブルトラブルクエストお願いします
446 :
マロン名無しさん :2011/03/05(土) 00:46:12.61 ID:FqwHpEj1
ほしゅ
未解決リストより「ブラック・ジャック 〜黒い医師〜」 投下します
第一話「ナダレ」 大江戸大悟博士はD・O(ディーオー)効果の研究により、ノーベル医学賞を受賞する。 D・O効果とは「脳を頭蓋骨から腹部に用意した広い容器に移して、 脳を大きくして発達をうながす」というものだった。 博士は天才外科医、ブラック・ジャック(以下、BJ)に手術を依頼して、 唯一の肉親としてかわいがっているシカ、ナダレでの動物実験に成功していた。 BJは手術に気が進まない様子だったが、博士は自分が責任を取ると請け負う。 そしてノーベル医学賞を受賞した博士が山に戻ると、 知能を得たナダレは家から逃げ出し、人を殺し続ける化け物になっていた。 BJからナダレが自然破壊を行う工事現場の人間を58人も殺していると聞き、 博士は動揺しながらも鹿笛でナダレを呼び戻す。 まるで野生に戻っているように、見上げるほど大きく逞しく育ったナダレに対して、 博士は人間を襲うのをやめるように諭した。 「人間は人間が裁くんだ…… わかるよなお前の頭なら」 しかし博士の恋人の存在を知ったナダレは、恋人を襲って殺してしまう。 もはやナダレと分かり合えないと感じた博士は 再びナダレを呼び出し、無防備なナダレを猟銃で射殺した。 血塗れで倒れたナダレを抱きしめて博士は号泣する。 「ナダレ…許してくれ… お前は裁かれなきゃいけなかったんだ……」 その様子を見ながら、BJは嘲笑った。 「お前さん 昨夜言ってたよな "人間は人間が裁く"って」 「人間には動物を裁く権利があるのかねェ?」
第二話「ふたりの黒い医師」 新幹線から降り立ったBJとピノコは、仕事帰りのドクター・キリコと遭遇する。 キリコはメイド服の黒髪幼女(めちゃ強い。荷物持ち兼ボディーガード?)を連れている。 安楽死を人殺しだと非難するBJに対して、キリコは悪びれなく見解の相違だと答えた。 労災病院を訪れたキリコは、頚椎損傷で寝たきりになった久我静音の依頼を受ける。 ふたりの子供に負担をかけ続ける事を気に病んだ彼女は、 自身の生命保険金二千万円で安楽死を頼んだ。 一方、静音の子供たちは必死に稼いだ八百万円で、BJに手術を依頼していた。 BJは母親の値段には安いと冷たく断るが、キリコの介入を知って手術を請けることにする。 BJの手術中、静音の息子に問い詰められたキリコは、 戦争中に苦しみ続けた負傷兵を安楽死させてやった経験を語る。 感謝の言葉を告げながら死んでいくゲリラ兵達。安楽死の仕事は人助けだ。 そして手術が成功して数ヵ月後、BJとキリコは再会する。 「だがねブラック・ジャック 人はいつか必ず死ぬ あの親子だって例外じゃない 人は死から逃れることなんかできないんだゼ」 「少なくとも私が手術した患者に死は無関係だ 無論 お前さんに殺してもらう必要もない」 「傲慢だな」 「いや自信だ」 その時、BJの携帯が鳴った。静音が死んだという知らせにBJは驚愕する。 病院の送迎バスにトラックが突っ込み、親子三人は即死した。 三人の死を知り、高笑いをしながら去っていくキリコ。「……それでも」とBJは言う。 「それでも私は人を治す! …それが私の仕事なんだ!」
第三話「魔王大尉」 アメリア国陸軍のケネス大尉は、どんな戦場でも死なない魔王と呼ばれていた。 しかし側頭部に弾丸を受け、その摘出手術を受けにBJのもとにやってきたのだった。 大尉はテロリストの村として、紛争地帯のクラン村を焼き払った過去があり、 日本に逃れてきたクラン村の孤児たちは、BJにケネス大尉を見殺しにするように求める。 「私は医者だ どんな人間でも患者である以上 治療するのが私の仕事だ!」 「誰が払おうと金は金だ お前さんたちが1千万ドル払えるならケネスの手術はやめてやるよ」 その言葉に怒った孤児達に、BJは石を投げつけられる。 家に到着したケネス大尉に、BJは尋ねた。 「大尉が殺してきたのは本当に全員がテロリストだったのかね?」 大尉はBJの質問を「そんなもんカンケーないっ!」と豪快に笑い飛ばす。 「神サマってヤツはね 生きていい人間とそうでない奴らの区別が分かってんのさ」 「所詮ナツメ共和国の虫ケラ共とアメリア国軍人の俺とじゃあ命の価値が違うのさっ!」 BJは大尉の手術に立会人を呼び込む。それは、大尉を激しく憎むクラン村の孤児たちだった。 麻酔が効き始めて動けない大尉は泣き叫ぶが、BJは冷たく笑って言い放つ。 「手術中も神サマのご加護があるといいな…… ケネス大尉」 BJは孤児達に「この男をどうしようがお前さんたちの自由だ!!」と言った。 「――だが 人の命を救うという事に少しでも意味があると思うなら静かに見ているんだ」 孤児達は手術の様子に動揺し、最後は無言で頭を下げて手術室を出て行った。 「そうだ… 殺せばこいつと同類になったところだ」 手術は成功したが、大尉はひどくおびえている様子だった。 大尉の付き人に叱責されると、BJは言い返す。「人の心の傷を治すとは言ってない」 「悪いがその男 ハッキリ言って手遅れだね」 大尉はクラン村の亡霊におびえて錯乱し、迎えに来たアメリア国軍人達を撃ち殺す。 そして笑い声を上げながら武器庫で自爆してしまう。 TVでそのニュースを見ていた時、BJの電話が鳴った。「ええ…… 今ニュースで見ましたよ」 「お気の毒でしたね 私にできることがぜひお手伝いを……まあ値段は応相談ということで」
第四話「ネコと庄造と」 深夜、BJの家の電話が鳴った。 一億払うという依頼人の申し出にBJはいそいそと出掛けていくが、 依頼人の男に「息子のマモル」と紹介されたのはただの子ネコだった。 「ありゃネコだろっ!」と怒るBJに、依頼人は逆切れしてBJを家から追い返す。 気になったBJが一ノ谷医院を訪ねると、例の依頼人は庄造という名前だとわかる。 もともと地盤の悪い家が台風で崩れて、嫁と子供ふたりは死亡。 庄造自身も頭を強く打って現実を認識できなくなってしまった。 庄造は帰るはずのない家族を待ち続け、やがてノラ猫を家族と信じ込んで、 一緒に暮らしはじめたのだという。 正造は猫耳裸エプロンの嫁(猫の洋子)、息子ふたりと一緒に満ち足りた生活を送っていた。 しかし脳血腫は悪化しており、このままでは命に関わる。 脳底の難しい手術だと知り、BJは庄造に家を売った不動産屋を訪ねた。 「被害者が治るならいくらでも出す」という約束を取り付けた所で、 庄造の家で再びがけ崩れが起こったという知らせが入る。 BJは不動産宛ての10億円の請求書を作成するように言って、 庄造の頭と猫のマモルの手術を行う。 正気を取り戻した庄造は家族の死を受け入れ、猫の家族をすっかり忘れてしまっていた。 やがて退院の日を迎えた庄造は、町を出ることにした。 庄造は自分を慕う猫を追い払って歩いていくが、バスに乗ろうとして、乗務員に呼び止められる。 「あのお…動物は置いていっていただかないと」 庄造が振り返ると、三匹の猫がこちらを見上げていた。猫はバスに乗ることができない。 庄造は迷い、歩くことを決意する。 そして母猫に呼びかけた。「おいで 洋子」
第五話「ディンゴ」 オーストラリアの一部では謎の奇病が流行していた。 手付金50万ドルと一緒に患者の依頼を受けたBJはオーストラリアの家を訪れるが、 一家は数日前に例の病に侵され、死に絶えていた。 車で帰ろうとするBJの前で飛行機が納屋に突っ込み、ガソリンごと燃えてしまう。 パイロットもまた、奇病に特有の赤い斑点が身体に浮き出た状態で死亡していた。 荒野の一軒家。ガソリンもない。 帰路でガス欠にみまわれ、BJはサバイバル生活を余儀なくされる。 徒歩で移動する途中、発熱、腹痛に見舞われ、とうとう奇病の証である赤い斑点が腕に現れた。 自身の排泄物の検査でエキノコックスを見つけたBJは 唯一の手段として自身に外科手術をしてエキノコックスを摘出することを決意する。 新種のエキノコックスを取り出し、あとは縫合を残す段階になったところで、 血の臭いに呼び寄せられたディンゴ(野生の犬)の群れに襲われる。 あわや、というところで猟銃を持ったおっさんに助けられる。 奇病の原因は、ディンゴの体内で農薬によって突然変異を起こした新種の寄生虫だった。 かつて人間はオーストラリアに犬や牛など家畜を持ち込み、大陸の固有主を次々と殺した。 そして持ち込んだ犬が野生化して、その体内で生まれた新種の寄生虫が人間を殺す。 ニュースを聞いたBJは言う。 「人間ってヤツはおろかだよ ……それに気付いてもまだやってやがる」
第六話「99.9%の水」 ある時、BJはどこか見覚えのある女性の依頼を受けて、患者のいる孤島に出向く。 患者はドクター・キリコ。依頼人はキリコ唯一の肉親である妹だった。 キリコはBJの治療を拒否するが、キリコの妹に泣きつかれて、 BJは「あいつの邪魔をするのも悪くない」と考え直す。 キリコの肝臓には水が溜まり、その腹は奇妙に膨れ上がっていた。 前の仕事の際に、南米のアマゾン上流で流行っている"グマ"という伝染病に感染したのだった。 キリコは治療法がないことを悟ると自分自身を安楽死させる道を選び、BJを追い返そうとする。 BJは暴れるキリコを無理やり眠らせて、"グマ"の原因である肝臓の切除手術をした。 妹はキリコの無事を喜んで安楽死をやめるように懇願するが、 キリコは手術など頼んでいないし、これからも安楽死をやめる気はないと言い返す。 BJは"グマ"の元凶である、肝臓に溜まっていた水をふたりに見せる。 水を凍らせて表われたのは一種のアメーバで、99.9%が水でできていた。 BJはもしかして地球外からきた生物かもしれないと語り、キリコに問いかけた。 「どうだい? お前さんの手で安楽死させてやるかい?」 「下らん さっさと始末してくれ!」 満天の星空の下で、キリコの妹はBJに話しかける。 「新しい病気として学会に発表なさったら? きっと大さわぎになりますよ」 BJは「そんなモンに興味はない」と答えて、夜空を見上げた。 「降るような星空か……」 「寿命がつき毎日いくつもの星が消滅しても 星の数は一向に減らない」 「病気ってヤツはこの星空みたいなモンなんだ」
こんな感じで一巻おわり。 基本的に、原作とまったく同じストーリーです。 主な違いはBJの性格が人情味よりニヒルさ、金・仕事へのこだわりが強調されてたり、 キリコがピノコと対になるようなデザインの黒髪幼女を連れていたり、 時代が現代っぽかったりします。(金額設定が高め、携帯電話が出てくるなど)
おお、乙です。
456 :
マロン名無しさん :2011/03/06(日) 16:18:04.52 ID:JaCSsCxy
乙です こんな漫画があったことすら知らなかった
BJ乙です 同じく知らなかったよチャンピオンなんだね どんなんなのか見てみたら自分にはちょっと無理な絵柄だった オリジナルを知らない人だったら特に気にはならないんだろうけど
458 :
マロン名無しさん :2011/03/09(水) 19:25:14.81 ID:P4KwrZG9
パンドラハーツ13巻の内容教えてください
459 :
マロン名無しさん :2011/03/12(土) 12:48:55.99 ID:39xjUF6M
ほしゅ
460 :
マロン名無しさん :2011/03/16(水) 22:22:52.79 ID:FRZETOFK
ほしゅ
461 :
マロン名無しさん :2011/03/19(土) 10:58:35.31 ID:zR/Mijeh
ほしゅ
462 :
マロン名無しさん :2011/03/19(土) 12:24:12.06 ID:XYTtf4ff
支援! ワンパターンデマピースのあらすじ3行でお願いします!
>>462 昔読んだだけなのでうろ覚えだが…
舞台は19世紀のロシア。老人が少年時代を回想する。冒頭で母を亡くした少年。彼の生家は美しい自然に恵まれた領地を持つ貴族だったが、主人公の祖父や父の
放蕩・見栄・商才の無さにより既に衰退していた。彼が13歳になる頃、父は富農の娘と再婚することで家を立て直そうとする。母の実家の財産に頼りながらも農民の出として母を蔑む父や
名誉を得るために娘を差し出す富農の浅ましい態度に怒りを覚える主人公だが、義理の母となるはずだった心優しい娘は流行病で倒れ、少年は没落した家を飛び出して小説家として生きることを目指すのだった。
トルストイか?
465 :
マロン名無しさん :2011/03/22(火) 23:56:09.85 ID:oFlUb/RE
ほしゅ
466 :
マロン名無しさん :2011/03/26(土) 21:11:27.97 ID:aNDHM4an
ほしゅ
沢田翔の「オラトリオ・スケープ」と「仮想回廊 オラトリオ・スケープ2」をお願いいたします。
468 :
マロン名無しさん :2011/03/30(水) 21:57:28.09 ID:bbleZP9/
ほしゅ
469 :
マロン名無しさん :2011/04/02(土) 18:52:05.29 ID:84PnG2N+
ほしゅ
470 :
マロン名無しさん :2011/04/02(土) 19:41:09.93 ID:+9QjsbtY
渡辺祥智のfunfun工房 お願いします
471 :
マロン名無しさん :2011/04/06(水) 01:38:31.75 ID:C2lAz8uN
ほしゅ
472 :
マロン名無しさん :2011/04/09(土) 02:16:25.51 ID:MaQquxWx
ほしゅ
funfun工房 渡辺祥智 全四巻 ※タイトルはファンファンファクトリーと読みます。 主人公の望月みちるは親友の千夜にfunfun工房という喫茶店で16歳の誕生日を祝われる。 その店のスペシャルメニュー「とってもマジカルパフェ( 副題:魔女ベリーの誘惑と和三盆ケーキの逆襲)」を 食べたことで、みちるは魔女ベリーに取り憑かれ、呪いにかかってしまう。 このfunfun工房のチーフ・香坂苑央が、錬金術師だったという祖父から受けついた魔導書を使い、魔界から 食材を取り寄せそれをお店のメニューに入れていたのだ。しかも怪しいメニュー名をつけて。 みちると同じく、その日店にいて「呪い・DE・アラモード」に入っていた星ブドウを食べた十人の男達にも 呪いはかかり、星の従者の呪いがかかってしまう。 そして一方で、仕掛け人の香坂も、魔界の食材である一口大のプリンスメロンをうっかり食べたことで魔界の 王子・ピスターシュに取り憑かれてしまうことに。 呪いはきっかけ(引き金)がなければ発生しない。 みちるの場合は香坂が口ずさんでいた♪ぴりっとぱれっと〜という曲をきっかけに呪いが発動。 みちるの呪いは、ひたすらみちるに向かってケーキや甘いものが飛んでくるという地味に嫌な呪いであった。 (部屋中ケーキまみれとかになる) それを聞いた千夜は面白がり、きっかけとなる歌を歌ってと唆す。しかし歌っても呪いは降りかからなかった。 代わりに、その引き金により、昨日偶然一緒の店にいたクラスメイトの塚本左京が「星の従者」のひとりである ことが確定し、全身が甘くなってしまうという呪いにかかる。 従者は当然クラスメイトだけではなかった。あるインディーズバンドのメンバーや、霊感少年、ある会社の社長、 アルバイトの店員と面子は様々で、呪いの内容も「甘いものを食べるとしばらく怪力になる」だの「甘いものを 消してしまう」だの「呪いに取り付かれている人以外カボチャに見える」などなど。
こうやって歌により十人の星の従者が揃ったとき、みちるはふっと意識を失い、気がつくと身体を魔女に乗っ取 られ意識だけが浮遊した状態になってしまった。 従者が揃ったことで魔力が溜まり、いよいよ魔女が復活したのである。 それに気付いた左京が、まるで古いテレビを直すかのごとくみちるを殴り、みちるは一時的に身体を取り戻す。 魔女マルベリーは魔界の王子ピスターシュとの対決のために力を備えていた。 よくよく聞いてみると、星の従者はもともとマルベリーの従者ではなく、ピスターシュの従者であった。 マルベリーが王子に会いに行くのを防ごうとする従者を邪魔に思い魔法をかけてしまったのだ。 どうやらマルベリーと王子は両想いらしいのだが、お互い意地っ張りでライバルとして立ちはだかっているのだ。 みちるはマルベリーに「自分だったら、好きな相手には自分から告白したい」と言う。 実際には恋する相手は残念ながらいないのだが…。 香坂苑央を乗っ取ったピスターシュも、従者が揃った後不穏な動きを見せ始めていた。マルベリーとの対決に 完全勝利するために従者の魔力の吸収を目論んだのだ。従者も様々で、魔力の強さも従者によりマチマチな ため、ピスターシュは魔力が強く、自覚の薄い左京から魔力を奪い、左京は目覚めない眠りについてしまう。 左京は以前中学受験に失敗し、兄に見捨てられてから劣等感が強かった。偶然最近また兄に会ったことで 精神が不安定になっているところだったのだ。 魔力を与えても、本人に起きる気がないから意識は戻らないとマルベリーは言う。 みちるは懸命に語りかける。左京は今のままでいいのだと。天真爛漫で優しい左京に皆救われている。 従者達やみちるの必死の願いが通じ、左京は目覚める。 魔法や魔力なしに目覚めたことに、たま目覚めさせたみちる達にマルベリーは驚く。
その頃従者の中でもっとも魔力の強い折原がピスターシュと対峙していた。左京と違い、魔力の操作に長ける 折原は応戦し、しばらくは持ちこたえるがピンチに陥っていた。 暴走するピスターシュを止めるにはどうしたらいい?ピスターシュが左京の力を奪った以上、マルベリーには ピスターシュを上回る力はない。他の従者たちの魔力をかき集め、マルベリーに渡したらどうかという提案が なされ、マルベリーは正気か?とあっけにとられる。 マルベリーはその提案を拒否する。奥の手があるのだ。 マルベリーはみちるの身体を使い、香坂苑央の身体のピスターシュの前に立ちはだかる。身体の乗っ取りは 本人の精神を蝕む危険な行為。暴走するピスターシュに身体を乗っ取られている香坂苑央は生命の危機に 陥っていた。が、普段の行いが悪すぎて特に誰も心配していなかった。 マルベリーはピスターシュに思い切り抱きついた。傍目にはみちるが香坂苑央に抱きついているように見える ので、みちるの精神はぎゃーっと思うが、その間に香坂苑央の精神を助ける。 マルベリーは言う。「私の勝ちよ」と。自分のほうが沢山好きだから勝ちということらしい。 いやいや僕のほうが、とピスターシュが言い返したりしてツンデレラブで収束。 結局ピスターシュもマルベリーも従者ももうとっくの昔に死んでいて、想いの欠片が魔導書によって蘇り発動 してしまったものらしい。実際には結ばれなかった二人だそうで。 平和を取り戻して時は経ち…あの誕生日から一年後。またみちるはfunfun工房で誕生日を祝われていた。 かつての従者達は新たな道を歩み始めている。 出されたケーキを見て、みちるが「今度は何も入ってませんよね?」と疑い、香坂苑央がニヤリと笑うところで おしまい☆
リク主 じゃないけど乙です 香坂苑央っていう店主?がそんなへんなもんをメニューに入れてた動機は何なんすか?
>>476 魔導書に書かれてるのが本当なのか人体実け(ry
もとい、好奇心です
ちなみに店主は苑央の姉です
>>477 誤字脱字だらけでひどい文章ですが満足してもらえたなら幸い…
略しまくりましたが、個性的な十人の従者の話だとか、その周りの人達とか
呪い発動の歌のヒミツだとか、色々あるので、興味もったら是非
479 :
まとめの人 :2011/04/12(火) 20:53:30.31 ID:???
あらすじ書きさん乙です。いつも以上に遅くなったけどここまでまとめました
>>445 のリクはすでにwikiにあります
あと
>>462 のワンパターンデマピースってググっても出てこなかったんだがワンピの事か?
あらすじもいたずらっぽいのでまとめてないです
まとめの人おつですー
ここ読んでると知らない漫画でも読もうかって気になる 絵で倦厭してるパターンが多くて我ながら損してるなー
今更ですが「鋼の錬金術師」をどなたかお願いします。 ネタバレはいってても構わないので詳しい方が嬉しいです。
ハガレンはバレにすでに部分部分あるんだよなあ あと一巻一巻が濃いから説明しだすと大変
あ、まとめwikiにあるってことね
超簡単になら説明できるが詳しくってのは難しいな
鋼の錬金術師 とある肉体を持たない存在が、自分をこの世に生みだしてくれた人間にヤンデレて、 その人間に萌えるあまりに、その人間の姿をそっくりそのままコピーした肉体をつくって自分の体にしてしまった。 しかし、その際に数十万人の命を犠牲にしてしまったため、思い人はどん引きして、ヤンデレを置いて逃げていった。 ヤンデレは孤独の中で、自分の分身を7人つくり、そいつらに自分を「お父様」と呼ばせて、一人家族ごっこを繰り広げるようになる。 でもやっぱり自作自演の家族ごっこは虚しいため、派手な術を使って神様みたいな強大な存在になろうと思い立ち、 数百年がかりで神様になるための計画を進めて行くようになった。 一方、逃げた人間は、ヤンデレのせいで不老不死の体になってしまった。 逃げた先で親しくなった相手もすぐに自分を残して死んでいってしまうし、人間はめげてしまう事もあったが、 世の中色んな楽しい事があるものだし、不老不死の身で永遠の旅を続けるのも悪くないなと段々思うようになる。 ある田舎町で人間は一人の女性と出会い、数百年間守り続けた童貞を捨てて、彼女との間に子供までつくってしまった。 子供たちはすくすく育っていったが、人間は子供に触れる事ができなかった。 日々変化を続けて大きくなっていく子供たちに、不変の化け物である自分がさわってはいけないと怯えたのだった。 妻は「いつか私だってしわくちゃの化け物みたいなおばあさんになる でもどんな姿でも家族でいたいのよ」と優しく語りかけ、 人間はその言葉に心を打たれ、妻子と共に老いて死んでいけるまともな体を手にしたいと願うようになった。 その方法を探して研究するうち、ヤンデレが暗躍して国に災厄をもたらそうとしている事に人間は気づき、 不老不死としてさまよううちに愛するようになった国を守るため、必ず帰ると妻と約束を交わして家を出て、 強大な力を持つヤンデレを倒すための下準備を行う、長い旅をはじめた。
人間が家を出てすぐに、妻は流行り病にかかり、しわくちゃのおばあさんになる事もないまま若くして亡くなった。 息子二人はそれを悲しんだ。幼すぎる兄弟は、父の事情を何も知らされていなかった。 兄が覚えていた父の最後の姿は、旅に出る直前の、自分を睨みつけるような目だけだった。 本当はそれは、妻子と十数年間も離れなければならないという涙を必死でこらえる表情だったのだが、兄はそれがわからなかった。 母が死んだのは女手一つで自分たちを育てるため無理をしたためではないかと、兄は父を憎んだ。 いつ帰ってくるかもわからない父の事は置いておき、ひたすら母だけを求めた兄弟は、 やがて11歳と10歳になった時、母を甦らせる術を行った。 だが失敗して、兄は片手片足、弟を全身を失う結果となった。 兄は義肢をつけ、弟は鎧に魂を宿す身となり、元の体に戻る方法を探す旅に出るようになった。 15歳と14歳になった時、旅の中で兄弟は一人の幼女と出会った。幼女は犬を飼っていたのだが、狂った親によって、幼女は犬と肉体を融合されてしまった。 その末に幼女は殺されてしまい、兄弟はひどくショックを受けた。 兄弟には軍人の知り合いがいた。彼はかつて戦争で多くの人を殺めてしまい、同じ悲劇を繰り返させないために国のトップになる事を目指していた。 また、旅の中でとある国の王族とも知り合った。彼の国では多数の民族が生存競争を行っており、彼は自分の一族を守るために国のトップになる事を目指していた。 当初は尖った性格で、自分たちの体を取り戻す方法ばかりに執着していた兄弟だったが、 様々な人との出会いによって視野が広がり、自分たちだけでなく、他の人たちも助けられるような存在になりたいと願うようになっていった。
旅の途中で兄弟は人間離れしたものにでくわすことが度々あった。彼らこそが、ヤンデレの生みだした七人の子供たちだった。 ヤンデレが神の如き存在になるための手段には大量殺戮が不可欠であり、七人衆はそのために暗躍していたのだった。 その野望を知った兄弟は立ち向かううちに、同じくヤンデレを倒すために活動していた父と再会した。 はじめは父を許せなかった兄だったが、後に和解し、他の旅の中で出会ったメンバーたちと共にヤンデレと最終決戦を行った。 ヤンデレは他に誰もいない孤独な空間に送り込まれ、永遠にその空間に囚われ続ける事となった。 戦いの中で多くの命が失われたが、なんとか国は守られた。 色々あって父は不老不死ではなくなったが、戦いの中で傷つき、老いる事はかなわずすぐにでも死にそうになっていた。 色々あって判明したのだが、かつて術の失敗によって失われた弟の体は、とある不思議な空間に吸い込まれていた。 同時に術に失敗した兄の精神と「混線」が起きていたため、現世で兄が摂取したエネルギーが送り込まれているので、 弟の体は飢え死にせずに、ガリガリの状態ではあるが生きながらえていたが、長い時間の中で混線が解けかけており、いつ死に瀕してもおかしくなかった。 だが色々あって兄はなんとか弟の体を取り戻して一件落着した。 それを見届けた父は、最後の力をふりしぼって旅路につき、妻の墓前で息を引き取った。 兄弟は体を取り戻すという当初の目的を果たし、故郷へと帰った。 だが兄弟には、旅の中での出会いから、世の中の困っている人たちを助けてあげたいという思いが芽生えるようになっていた。 なによりも兄弟の心から消えなかったのは、犬と融合させられた女児のことだった。 彼女のような悲劇がまた起こらないよう、もしも起こってもなんとか救えるよう、研鑽しようと兄弟は旅に出た。 今度は二人いっしょではなく、兄は西を、弟は東をそれぞれまわるようになった。 おわり
なんで名前に作品名いれてないの?
乙です なんか、からくりサーカスを思い出した
492 :
マロン名無しさん :2011/04/19(火) 23:08:00.76 ID:EKdLzbBa
まとめの人おつかれさまです リミット2001か、ぷりんスクランブル知りたいです
493 :
マロン名無しさん :2011/04/20(水) 17:37:21.59 ID:f8khEt2X
「イビツ」をお願いします。
494 :
マロン名無しさん :2011/04/25(月) 22:21:25.27 ID:YdeByS4Y
ほしゅ
ハガレン、なんかホーエンハイムが主人公みたいな書き方だなw ホムンクルスがそれぞれどうなったか詳細希望
>>495 プライド(傲慢)…エドに本体(米粒サイズの胎児)を掴み出される→ブラッドレイ夫人が子供として育てる
ラスト(色欲)…大佐に焼かれ続け命が尽きる
グリード(強欲)…お父様にはむかい、お父様の身体を炭化させたことで消滅させられる
エンヴィー(嫉妬)…自殺する
スロウス(怠惰)…戦闘中にうっかり賢者の石を使い切ってしまい消滅
グラトニー(暴食)…プライドに吸収される
ラース(憤怒)…スカーに殺される(既にバッカニアとフーに深手を負わされていた)
グリードって序盤で死んだ雑魚キャラだった気がしたけど復活するのか?
もうちょっと詳しく書くと ・グリード 賢者の石に戻されて人格をリセットされた…はずだったが 前の人格の(魂に染み付いた記憶)が残っていて それがキッカケで、お父様から離反してエド達と組む事になる。 最終決戦にて本当に欲しい物だった『仲間』を手に入れ 底無しの強欲を満たされて、思い残す事もなく消滅した。 ・エンヴィー 大佐にヒューズを殺したのは自分だとバラした為に ブチ切れた大佐に眼球焼かれたり大爆発でブッ飛ばされたり 真正面から完全にボコボコフルボッコされる。 最後はエドに『お前は人間に嫉妬しているんだ』と見透かされ 屈辱の中で自分から賢者の石を壊して死亡。
499 :
マロン名無しさん :2011/04/30(土) 14:26:11.18 ID:0UUj1jc2
ほしゅ
500 :
マロン名無しさん :2011/05/03(火) 16:49:34.40 ID:Y40SvmKy
ほしゅ
501 :
マロン名無しさん :2011/05/07(土) 23:12:27.44 ID:10f5Cep8
ほしゅ
未解決から楳図かずおの「わたしは真悟」をざっくりと 小学生の悟と真鈴は町工場の産業用ロボットを通じて惹かれあい、将来を約束しあう。 しかし、真鈴の家が外国へ行くことになり、大人たちの都合で二人は離れ離れになってしまう。 二人は、思いの証として子供を作ることを考える。どうすれば子供ができるか、と産業用ロボットに聞く。 ロボットの「333のテッペンカラトビウツレ」という回答に従い、 二人は東京タワーのてっぺんに登り、救助に来たヘリコプターに飛び移る。 二人は大人たちに怒られて引き裂かれ、真鈴は外国へ行ってしまう。 しかし、二人がロボットの指令どおりにしたことで、ロボットに自我が目覚める。 ロボットは親二人の名前をとって自らを「真悟」と名乗り、悟が残した真鈴へのメッセージ 「今でも愛しています」を伝えるために行動を開始する。
コンピュータネットワークを通じて知能と能力を増大させ、人工衛星までも乗っ取り、真鈴を探す真悟。 真鈴は外国で悪意ある男に言い寄られ、精神を病んでいた。真悟は真鈴を守るため人工衛星を落とす。 悟からのメッセージを受け取った真鈴は「わたしも愛しています」という言葉を伝え、 そのときに真鈴の「こども」は終わった。 真悟は真鈴のメッセージを悟に伝えようとするが、人工衛星を落としてからは急速にその知能と能力が衰えていく。 それでも必死に伝えるべきメッセージを忘れまいとしながら悟をさがす真悟。 最後に自分の腕で記憶に残った二文字を地面に書き残して力尽きる。 そこを通りがかった悟が地面に書かれた「アイ」という二文字を見つけ、そこで悟の「こども」は終わる。 そして、アイだけが残った。 以上です。
よくわからんがハッピーエンドなのか!
乙 これだけはしょらないとストーリーを見失うというw ハッピーなのかアンハッピーなのかは読んだ人次第 真悟は人になれず真鈴と悟は再び会えず 真悟のメッセージは誰から誰のものか明かされず 世界は…
こどもが終るってどういうこと?
幼年期の終わり。大人になるということ。
子供が終わるは原文ママだし、あのラストは難解だよなあ 序盤の二人が大人に抗って奮闘するあたりは手に汗握るんだけど
再会してまた仲良くしたいというわけではなく、あくまでも幼き日の互いの思いを伝えあいたかっただけで、 それを果たす事で互いをふっきり大人になって別々の道を歩めるようになったのかなと本編読んだことのない奴が言ってみる
人工知能が悟と真鈴を切欠にして自我に目覚め、愛とは何かを知る話 と思ってたけど 子供が大人になる話だったのか
人工知能も最初は子供だったのが 愛とは何かを知る過程を経ることで大人になったとみれば 最初の認識もあながち間違ってはいない
シンゴー!シンゴー!
513 :
マロン名無しさん :2011/05/16(月) 02:22:04.18 ID:dCtB1dSW
「彼岸島」のストーリーを教えてください。よろしくお願いします。
514 :
中川翔子 :2011/05/16(月) 04:19:05.26 ID:RFNZl3kQ
なんという神スレ ありがとうございます
516 :
マロン名無しさん :2011/05/17(火) 03:08:05.91 ID:EP7lLWIn
過疎?
517 :
マロン名無しさん :2011/05/22(日) 02:24:48.24 ID:AhofvEJt
ほしゅ
518 :
まとめの人 :2011/05/22(日) 14:09:03.02 ID:???
あらすじ書きさんいつも乙です。ここまでのリクエスト等全てまとめましたー なかなかあらすじ書ける漫画がないなあ…まとめる事しかできんで申し訳ない
乙です!
520 :
マロン名無しさん :2011/05/28(土) 14:15:25.13 ID:L6/jo/7z
ほしゅ
天正やおよろず ネタバレがっつり知りたいです
未解決から「あいりん・ドリーム」 富里麗史(とみさと れいみ)はおしとやかでお嬢様風な容貌と性格で学園のアイドルな女子中学生。 しかし実態は、猫を何重にもかぶった貧乏苦学生だった。 麗史は、顔も性格も良く更に麗史にとって最大の美点である超金持ちな折館という同級生と ちょっといい仲。 そんなある日折館から「実は親の決めた婚約者がいる。誕生パーティで引き合わせられるから、 そのパーティに富里さんが来てくれるなら婚約なんて断る」と告白を受ける。 浮かれる麗史だが、貧乏なのでパーティに着ていく洋服がないことに思い当たり愕然。 そんな時に、麗史が知り合った、瀬能愛鈴(せのう あいりん)という幼い感じの少女。 ひたすら明るく元気なあいりんは、見た目とは裏腹に超大金持ちのお嬢様でとても世間知らず。 あいりんも折館の誕生パーティに呼ばれており、麗史のことをとても気に入ったあいりんは、 「れみちゃんと一緒にパーティに行くんだから!」と麗史に衣装を貸し一緒にパーティへ行くことに。 折館の婚約者とはあいりんだった。しかも折館の父親が勝手に決めたことだったので、 あいりんは「やっだよーん」と婚約を一蹴。 一方、パーティ会場でドレスに飲み物をこぼし、ある男性からハンカチを借りた麗史は、 その男性「Kさま」(ハンカチにKと刺繍されていたため)に一目惚れ。 折館のことはお金持ちだのパーティだのに憧れていただけだったかも、と折館と別れるのだった。
あいりんは付き人兼家庭教師の徳巳郁一(のりみ ふみかず)・通称のりみん(麗史やあいりんとは同い年) から教育を受け学校に行っていなかったが、麗史の影響で「学校へ行きたい」と言い出す。 あいりんのために名門校を探していたのりみんだったが、 あいりんは「れみちゃんと一緒の学校じゃなきゃやだ!」と駄々をこねる。 あいりんを溺愛しており彼女に甘いのりみんは、仕方なく麗史に 「あいりんさまのご学友として一緒に金の砂学園(超名門校)に入学してほしい」と頼む。 しかし品もなくミーハーな麗史のことをのりみんは毛嫌いしており、二人はそりが合わない。 一緒に金の砂学園に入学したあいりんと麗史だが、 のりみんは、二人のクラスメートとなった秀才委員長の水橋春蘭(みなはし しゅんらん)に 「富里麗史をあいりんさまから引き離してほしい」と依頼する。 お嬢様を装っている春蘭も実は超貧乏で、以前に麗史と八百屋で大根の奪い合いをしたことがあった。 謝礼と麗史への恨みから依頼を引き受け、麗史を退学に追い込もうとする春蘭だったが、 色々ごたごたがあり、大根の件も麗史に思い出され、二人で大乱闘を繰り広げる。 怒った園長から、麗史と春蘭は二人とも退学を言い渡される。 あいりんは、じゃあちょうどいいからみんなで転校しようと、春蘭も仲間に引き入れる。 次の学校・銀の浜学園は島まるごと全寮制の学校。 だが学園に行き着くまでにおかしなオリエンテーリングがあった。 学園までの道のりで、一行は同じ転校生の美高弥也(みたか ひろや)と出会う。 美高は麗史の一目惚れの相手・Kさまに顔がそっくりだが全くの別人で女の子好きのナンパな少年。 美高と協力しながら最終ポイントまで辿り着いたが学校案内のパンフがインチキだったことを 知った一同は入学を取り止め次の学校探しをすることに。
次の学校・青鯛学園ではのりみんも一緒に転入することになるが、 麗史とのりみんが同じクラスになり、あいりんは別のクラスへ。 転入早々のりみんと喧嘩し、目立ってしまう麗史。 女子生徒に人気のあるのりみんに、麗史は気に食わず、嫉妬心を覚える。 また、この学園には秋葉路砂幸(あきはみち さゆき)という大金持ちの学園の女王様がいて、 校内ではやりたい放題、気に入らない者は退学に追い込むと言う。 あいりんは砂幸に気に入られ、ペットにされる。 また、のりみんをBFの一人にして侍らそうとする砂幸だったが、 のりみんは上品な砂幸を見て「あいりんさまと友達になって手本となってほしい」と あいりん第一の発言をし砂幸を怒らせ監禁されてしまう。 一方、麗史は購買に売ってたハンカチとKさまからもらったハンカチが同じものだと気づき、 Kさまがこの学園の生徒だと確信する。 だがKさまこと天城慧(あまぎ けい)は砂幸の婚約者で、更に既に転校してしまったことを知る。 砂幸に囚われていたのりみんを助け出して一同は学園を去る。
今度は美高が調べてきてくれたKさまの転校先・白鴎学園に転入する一同。 あいりんはその学園で、美高そっくりの少年と出会った。 彼がKさまだと気づいたあいりんだが、Kさまは無茶苦茶恥ずかしがり屋で人見知りの無口な少年で 学園でも全く存在感がなかった。だがKさまは屈託のないあいりんには心を開き仲良くなる。 白鴎学園で大歓迎を受けるあいりん一行。転入生歓迎パーティまで開かれるらしい。 パーティ会場でやっとKさまと再会できた麗史は、初めて会った時のお礼を言いハンカチを返す。 しかしパーティ会場にて、のりみんとKさまを追ってきた砂幸に、あいりんを誘拐されてしまう。 誰よりもあいりんを心配し、助け出すと意気込む麗史を見て、 のりみんはやっと嫌っていた麗史と心を通わせる。 あいりんを心配するKさまもついてきて、一行はあいりん救出へ向かう。 あいりんは美高に連れられ、砂幸の元へ来ていた。砂幸は可愛がっていたペットの少女が あいりんだと知りショックを受けるが、のりみんからもKさまからも好かれているあいりんに激しい怒りをぶつける。 麗史たちはあいりんへの友情パワーでなんとか砂幸の元まで辿り着く。 砂幸を裏で動かして誘拐騒動まで起こした黒幕は、実はあいりんのじーさんズだった。 美高はじーさんズに雇われてあいりんのスパイをしていたバイト。 あいりんを必要以上に溺愛しているじーさんズは、あいりんに学校など辞めろと言うが、 あいりんは「ずっとみんなと一緒にいるの」と麗史たちを選ぶのだった。 そしてKさまと美高も加わり6人にも増えたあいりん一行はまた新たな学校へ転入する。 「何回転校すれば気が済むんですかね」と呆れるのりみんに 「理想の学校が見つかるまではね」と笑い合う麗史とあいりんであった。 おわり
親兄弟はどうしてるんだw
>>526 麗史は母親と弟の3人暮らしで母親は仕事で滅多に家に帰ってこない
春蘭は家は名家だけど父親の事業がうまくいっていないということが
さらっと説明される程度で流されてますよ(ちなみに二人の学費は全てあいりんの家で負担してくれることになってる)
コメディなので深く考えんでもいいかと
一番謎なのは同い年であいりんの家庭教師やってるのりみんだが
乙です 画像検索してみたらイメージと違って結構かわいい感じだった
乙 こんなに転校する漫画も珍しいな〜
まあ「やじきた学園道中記」とか「炎の転校生」みたいに、話ごとに転校する ようなのもあるけど、あれは依頼みたいなのを受けて学校に派遣される、 みたいな感じだからなー こういう形式で転校っていうのは確かにあんまりないかも
投稿しようと思ったら長文規制 リセットされちゃったか
途中までだったのでつけたしてみる 動物たちが人間になるための学校に入学した福田ねこ(頭の文字をとってあだ名はフネ)は 人間だということを周囲に隠して学校生活を送ることに (名前がねこなので生徒には猫だと思われている) フネを猫だと思ってる同室のみい子(正体は猫)、みい子を好きなコタロウ(狐) コタロウを好きな梅(狸)、フネが好きでフネと同じように動物のフリをしてる宅間(人間) だいたいこのメンバーでつるんでいる フネと友人のみい子は一緒に忍者部という謎の部に入部することにした そこでクラスメートのサスケの双子の兄(顔そっくり)ユウスケと出会う (本当は一度会ってるがその時はユウスケをサスケと勘違いした) ユウスケはフネに宅間が好きかと問いかけたり みい子にキスをしたりサスケを脅したり フネの森盛辞典(担任からもらった大事な本)をこっそり奪おうとしたり とにかく周囲をひっかきまわす ある雨の日、体力アップのため校内をランニングする忍者部の面々 バスケ部の宅間やコタロウも校内を走っている 宅間はユウスケに福田との仲をからかわれ 「まさか!種族違うし(なんて本当は同じ人間だけど)」と答える ユウスケはそんな宅間にため息をつき、誰も見てないのを見計らって 宅間を外の階段から突き落とす 声をききつけたフネが外を見ると………そこには倒れている狐の姿があった
宅間祐一は自身を人間だと思い込んでいた狐であった ※落ちたショックで変身がとけた みい子やコタロウは匂いで最初から狐だと知っていたようだが (猫は匂いがいろいろなのでフネの正体がばれる心配はないらしい) フネと宅間の衝撃は大きく 宅間は「(フネに)好きだと言わなくて良かった」とつぶやいて 気持ちを整理するため学校をやめることに 宅間を引き留める事が出来なかったフネは涙を流し 自分はこの学校にいていいのか、自分のいるべき場所はここなのかと悩みだす そんなフネのもとにユウスケが現れ 「無理をしてここにいる必要はない」と慰める その言葉から、フネは勢いでみい子に「私人間なの」と告白し 荷物をまとめ学校を脱走する(時間は夜)
ユウスケがフネを学校から追い出そうとしてる と知った弟のサスケはコタロウにフネを追いかけるよう促す 翌朝、フネのいる場所までたどり着いたコタロウ 自分は人間で、私とコタロウたちの間には境界線がある 本当は入っちゃいけないんだよ、とコタロウと自分の間に1本の線を引く しかしコタロウはそんな事はおかまいなしに境界線を越え フネやみい子、宅間たちと繋がった「友達の線」を描く(人物相関図っぽいの) そんなコタロウに説得され一緒に学校に帰ることに 帰ってきたらみい子は寝ていて 「フネが人間だという夢をみた」となぜか夢にされてしまった 翌日「猫のサスケと狸の梅の異種間恋愛発覚」 と校内新聞に張り出される。またもユウスケの策略 そんな二人にもやもやするフネだがいろいろあって誤解は解け騒ぎは収まる その後担任の綿貫から「この学校には動物の生徒にまざって 生徒が人間世界で暮らすに問題がないか判断するテスト試験管…忍者がいる」 と聞く。担任はフネがその忍者であると勘違いし、「森盛辞典」を渡してしまった そして本当の忍者はユウスケで任務のためにフネの存在は邪魔であると思い 追い出そうとしていたらしい。本来の持ち主のユウスケに辞典を返しユウスケとは和解 フネはユウスケとサスケが人間だと知る
しばらくして学校では「死」の授業が行われた 死というものがなんなのか多くの動物たちはしらないらしい その授業のあとからみい子の様子がおかしくなる みい子が人間になる理由、それは「テルオ」(人間)に会いたいから テルオはみい子の好きな人 病弱な売れない小説家で小さな賞をとって喜んでいた ある時テルオはずっと目を覚まさず、しばらくして彼はどこかへ連れて行かれた 動物だったみい子はテルオの死が分からないまま 家を脱走しこの学校にやってきたのだった 「テルオに会いたい」「もう会えないなら人間になるのやめる」 と泣くみい子に「私も人間だよ…でもみい子と友達でいたい」とフネは言う その後みい子はテルオの死とフネが人であることを受け入れ 「テルオと同じ場所に立ってみたい」と人間になることを再度決意する あとはフネがサスケに告白したり、サスケが死のうとしたり フネがこの学校にきたのはサスケのせいだと判明したり サスケが学校出ていったりととにかくサスケのターン しばらくしてユウスケからサスケと一緒に忍者の仕事をやるかもしれないと聞かされる また宅間からコタロウやフネに手紙が届き、「人間になったら会おう」と約束する 色々な事が一段落して、フネは今までの事やこれからの事を書きとめたいと思い 担任に日記をもらう(日記帳はないので白紙のノートをもらった) そしてサスケからフネ宛てに手紙が届いて終了
森盛辞典や他の方が書いたあらすじにある蛇の話は 言葉だと説明しにくいし二転三転してややこしいので省きました 最初はほのぼのとした可愛い雰囲気で 宅間が出ていってから暗い展開になっていきます 全体的にはフネとみい子の友情と成長を描いた作品だと思います
乙です 話の感じから結構昔の漫画かと思ったけど調べたらそぅでもなかった
あらすじだけ見て、あいりんナントカがきんぎょ注意報っぽいなと思ったら 同じ作者だった
539 :
ハレグゥ1 :2011/05/31(火) 04:06:19.61 ID:???
リクエストにあったので 基本的にギャグ漫画なので最終回と基本設定だけ ジャングルで暮らす少年ハレと謎の少女グゥを中心としたギャグ漫画 ハレ 主人公。つっこみ。グゥと出会ってから周りに振り回される日々を送る 女運が悪く変わった女性にばかり好かれる グゥ ハレの家の居候。過去にタイムスリップしたり 人類すべて性転換させたり何でものみこんでしかも体内には人が住んでたりする ハレを幽体離脱させたり心が読めたりとにかく謎の生き物 ハレを困らせるのが好きなトラブルメーカー。最強 ハレ以外はグゥの異常性に気付かない ウェダ 大雑把で息子をこきつかう母親 ハレを産んだことで勘当される。実はお嬢さま クライヴ 女好きな医者でハレの父親 当時15くらいだったウェダに手を出した マリイ ハレが大好きなハレのガールフレンド ハレが好きすぎて暴走しがち ともよ、せいいち、山田 グゥの腹の中に住んでいる人間
ハレの母親が遺産問題で実の兄弟に命を狙われたり 誘拐事件が起こったり、母親はハレを産んだことで勘当された経緯があったり ギャグ中心ではあるけど結構シビアな設定も多い ある時アルヴァ(ハレのいとこ)から将来についての宿題が出され悩むハレ 結局「何になりたいのかこれから探そうと思います」といった内容の作文をかく その日グウは「ハレのしたいことが見つかるといいな?」と意味深にいい 少し様子がおかしかった 違和感を感じつつ眠ったハレはその夜不思議な夢を見る 海と草原のある少しさみしい場所 そこにグゥがやってきて「ここはグウの精神世界の入り口に当たる場所 いつか実際のこの場所にハレを連れてこようと思っていた」という 「実際の場所?遠いの?」「…行くとしたらハレにとっては片道になるのだよ」 わけがわからず怖がるハレ 「…でもハレを連れていくとマリィも悲しむ。ウェダも悲しむ。クライヴも悲しむ いろんな人間が悲しむだろう 何よりハレのしたいことできること全部なくなってしまうだろう それは避けるべきなのだ…まぁ単純に興味がわいたのだよ。 ハレの、人間の出来ることがどんなものなのか」
541 :
ハレグゥ3 :2011/05/31(火) 04:13:04.60 ID:???
そうかグゥは人間じゃないのか、と思い目が覚めるハレ 朝起きるとグゥがいないので母親に聞くと「グゥって誰?」 村の住人誰に聞いてもグウの事を覚えてる人はいなかった グウの力で女になっていたアルヴァやグプタも元に戻っている これは盛大ないたずらに違いないと思い平静を装うハレ 数か月たってもグゥは姿を見せない そしてある時テレビで行方不明の人間が発見されたというニュースをきく それはグゥの体内に住んでたともよたちだった それを見てハレはやっとグゥが帰ったことを悟る 数年後マリィが子供を産みハレは父親になった 大人になって得た幸せをかみしめ生まれたばかりの子の顔をのぞきこむ そこにはグゥそっくりの顔が 「グゥ〜〜〜〜〜!!?」「グゥかぁいい名前かも」 ハレとグゥは再び出会い、またこれから慌ただしい日々が始まるのだろう… といった感じで完
乙 ハレも10代で親になったんだよな 血は争えん…
なんか唐突な終わり方な気がするな
未解決の「エリカの丘の物語」↓ おしとやかで大人しいエリゼとおてんばで男勝りのクララは 仲の良い双子の姉妹。(10歳前後くらい?) 二人は貿易商の父親が仕事で外国へ行くため、 アルプスの小さな村に住むおばあさまに預けられることになった。 おばあさまの屋敷にはエリカの花がたくさん咲いており「エリカ屋敷」と呼ばれていた。 おばあさまは双子の亡くなった母方の祖母で、昔、双子の両親の結婚に反対してたため 今まで孫たちに会ったことはなかった。 自由奔放な孫たちに最初は厳しく当たるおばあさまだが ただのツンデレだったので、双子はおばあさまと割とすぐ打ち解ける。 双子は学校に通うことになり、優しいマリアンネ先生や ハンサムで穏やかなハンスと口は悪いが気のいいペータという少年たちと仲良くなった。 エリゼは音楽が大好きでピアノを習いたがっていたが、おばあさまに中々言い出せない。 しかしクララの口添えもあり、町から来るピアノの先生・フロイデン先生からピアノを習うことに。 条件は「クララも一緒に習うこと」だったため、クララも付き合うがクララは全くピアノに興味が持てない。 そんな時、学校での音楽会で、ピアノ独奏にエリゼと村一番の牧場の娘・リダが選ばれる。 双子が気に入らないリダは、クララを挑発し、クララも音楽会で演奏させ恥をかかせようとする。 挑発にのり音楽会でピアノを弾くことになったクララだが、簡単な曲をやっと弾くので精一杯だった。 追い詰められたクララは、エリゼと髪型を変えて、エリゼに身代わりに演奏してもらうことで難を逃れた。 しかしそのことでおばあさまが得意になってしまい、罪悪感を覚えたクララは おばあさまに本当のことを話し謝るが、既に孫たちにデレデレになってるおばあさまは 外面ほど怒ってはいなかった。
ある時クララはひょんなことから、ペータがエリゼのことを好きなことを知る。 クララはペータを応援しようと、エリゼとペータをことあるごとに二人きりにさせてあげる。 必然的にクララはハンスといることが多くなり、実はハンスのことが好きだったエリゼは胸を痛める。 エリゼの好きな人を知ったクララは、ペータに謝り、今度はエリゼとハンスの仲を応援することに。 だがハンスは大人しいエリゼよりも話しやすく気楽なクララの方に好意を持っていたのだった。 (関係相関図) ペータ→エリゼ→ハンス→クララ 一連の流れを知ったリダはエリゼに、ハンスが好きなのはクララで、 ハンスはクララに頼まれてるからエリゼの相手をしてやってるのだ、とばらす。 惨めさとクララへの嫉妬心から、エリゼはクララを遠ざけるようになる。 クララは訳も分からず、エリゼに腹を立てる。 二人の仲はぎくしゃくしたまま、双子の父親が仕事から帰ってきた。 双子の父は仕事も落ち着いたので二人を引き取って帰ろうと言い出した。 エリゼはハンスの一件もあったため、父親と一緒にエリカ屋敷を離れることを決めるが、 クララは「二人がいなくなったら寂しくて死んでしまう」と嘆くおばあさまの言葉を立ち聞きし、 村に残ることを選ぶ。 仲直りできないまま、エリゼと父親の出立の日になってしまうが、 結局お互いに離れ離れになりたくないという気持ちが勝った双子は、 二人ともエリカ屋敷に残ることになる。 父はむくれるものの、いつか自分もこの村に住み娘たちと暮らそうと決める。 ハンスやペータとはまた仲良く友達付き合いな感じで リダは相変わらず意地悪だけどまた楽しい日々が戻る。 最後はいつの間にかフラグが立ってたマリアンネ先生とフロイデン先生の結婚式に 皆で出席しておわり。
最終回だけ書いたからそう感じるんでない?
エリカの丘の物語乙です でもそれって、四角関係が解決してねえな そしてなんかキャラの名前がハイジっぽいな
549 :
マロン名無しさん :2011/06/01(水) 02:33:23.61 ID:n5qJiMUc
「クレイモア」をお願いします。 アニメで放送されたところまでのおおまかなあらすじでもいいので、よろしくお願いします。
あの子の腕は虹の続き お願いします
電影少女カモン
552 :
電影少女 :2011/06/02(木) 20:51:58.74 ID:???
第一部 主人公の弄内 洋太(もてうち ようた)は同級生の美少女・早川もえみに恋する普通の男子高校生。 しかし彼女は洋太の親友の貴志に惚れており、早くも失恋気味。 過去にも痛い失恋をした経験がある洋太は、ファッション誌などを参考にしたりしてモテようと努力して いるが、イケメンでクールな貴志とは対照的に全くモテない。 そんなある日、洋太は「GOKURAKU」という不思議なレンタルビデオ屋を見つける。 そのビデオ屋は綺麗な心の持ち主にだけ見える店であるという。 そこで借りたビデオを再生すると、なんと少女が現れた。その少女・天野あいは当然ながら人間ではない。 ビデオの通り決められた時間しか動けないし、実際の人間の少女とは違うところがいくつもある。 ビデオガールと呼ばれる未知の存在である「あい」に戸惑いながらも同居を始めた洋太。
553 :
電影少女 :2011/06/02(木) 20:56:54.95 ID:???
あいと様々な出来事を経験していく中で、洋太のマニュアル等で自分を繕っていた部分がだんだんと なくなり、本来の優しい性格を見せ始める。 ビデオデッキの故障により、あいが不安定になり、急に性格が変わったり、男のようになったり、本来は ない心を持ち始めたりする。洋太に心を寄せるようになったあいを失敗作と見なしたGOKURAKU上層部は あいを始末しようとする。 色々あって一度は引き離されたり、洋太が後輩の女の子やもえみと付き合ったりするものの、結局洋太は あいのことが忘れられない。 あいは記憶を失い、クラスメイトとして再び洋太の元に現れる。人魚姫よろしく、相手に自分があいであること がばれずに愛されれば人間にしてくれるとGOKURAKUの幹部であるローレックに言われるが、洋太が自分に 振り向きそうにないと思い、再生時間の終了で消え去る運命を受け入れようとする。
「東京命日」お願いします
電影少女、まだ続きあるよな?
鉄人をひろったよ/藤子F不二雄短編 ある夜車を運転していた主人公(リーマンぽい)は道に人が倒れてるのを見つける ボロボロの男性は主人公に「旧帝国陸軍が極秘に開発した…CIA…」 と途切れ途切れに言い、スイッチのようなものを主人公に渡す 誰か人を呼ぼうとその場を離れ、戻ってきたらその男はすでに消えていた 訳がわからずもらったボタンを押してみると 巨大な鉄人が空からやってきた 「孫がこんなの持っていたぞ。しかしこんなもん持って帰ってもなんにもならん 子供ももういないし」 鉄人を見ても呑気にそう言って帰る主人公 しかし後をついてくる鉄人 家に帰って妻にそのことを話したら何でこんなものを拾ってきたのかと怒られる 番犬代わりに使おう、乗用車代わりに使おうという主人公に妻は 「あんな大きいもの、おとなりさんに日照権がどうとかと騒がれる」と反対する 怒ってお隣さんへの愚痴を言うと鉄人は命令と勘違いして隣りに攻撃をしかける なんとか止めるも鉄人を危険なものと判断する 「手放すにはおしいが今の住宅事情ではやむを得ん 今の世の中おぬしの身の置き場所はなさそうだ」 そう言って鉄人に海の底までいくように命令する 「一国が命運をかけて開発し、3つの国が大いなる犠牲を払って追い求めた鉄人の あっけない最期であった」とナレーションが入り完 主人公が鉄人の価値が分からずあっさり捨ててしまう といったお話
おっつっつ
「あきそら」をお願いします
560 :
まとめの人 :2011/06/06(月) 10:10:24.83 ID:???
みなさん乙!!ここまでのあらすじ・リクエストまとめました 最近たまーにwikiが荒らされてるんだよなあ。直すのちょっと大変…
書いてくれる人もまとめの人もいつもありがとう!
>560 しばらくまとめの人以外触れないようにしたら?
修正したくなったらここで頼めばいいしね
まとめの人、いつもお疲れ様です 感謝!
ありがとうありがとうばかり言ってるけど、wikiなんだから自分でも編集して協力できるんだぜ、みんな
「Die Energie 5.2 ☆ 11.8」と「Xday」をリクエストします
567 :
まとめの人 :2011/06/07(火) 20:35:20.56 ID:???
ロックかけてもいいけど、全ページ一括ロックが出来ないんだよ… まあバックアップあるから大丈夫かなあ 編集してるの自分だけだし楽しいから全然いいんだけど、565の言う通り一応wikiという名目取ってる以上 自分だけしかいじれないっていうのはどうかなーって思う部分は確かにあるかな
wiki話に便乗して wikiに編集される時 行空けが反映されないのは仕様なのかな? 直してもいいんだが数が多くて
>>568 仕様だね
間隔空けたいときは「~」をつけると良いよ
570 :
マロン名無しさん :2011/06/11(土) 16:14:59.89 ID:5FtuJLlh
あげ
未解決から「爆れつハンター」いきます 深刻な雰囲気ですが、核心に関係ない話は概ねどうしようもないノリです 人物紹介 キャロット・グラッセ 主人公。無類の女好きで性欲の塊。 悪意のある魔法(=攻撃魔法全般)を吸収して、獣人化することができる。 ティラ・ミス 眼鏡をかけたまじめな少女。眼鏡を外すと鞭を振るって高笑いする女王様になる。キャロットが好き。 マロン・グラッセ キャロットの弟で、兄とは似ても似つかない知的な美少年。しかし強度のブラコン。 ショコラ・ミス ティラの姉。キャロットが好きで、所かまわず脱いでは迫る。元養父を、孤児仲間の仇と恨んでいる。 ガトー・モカ 強靭な肉体を武器に戦うマッチョな青年。美しいものが好きでナルシスト。 スプゥールナ大陸では、魔法を使える者を法族(ソーサラー)そうでない普通の人間を庶民(パーソナー) と呼んで区別し、一握りの法族が支配階級として君臨している。 無力な庶民たちは、驕った法族の圧政や非道な仕打ちに耐えるしかなかった。 そんな中、依頼を受けて庶民たちの無念を晴らす仕事人たちがいた。 悪しき法族に天誅を加える仕置き人、人は彼らを法族狩り(ソーサラーハンター)と呼ぶ。 ファミル帝国の帝都ファザード。ここを拠点とするステラ教団は、表向きは宗教団体として活動し 裏では法族狩りを組織して庶民の救済に当たっている。 キャロットたちは、教団の教母にして法族狩りの元締めである「ビッグ・マム」のもとで 法族の仕置きに禁呪(魔法の中でも特に危なくて忌まわしいもの)の消去にと大陸中を奔走していた。 ある日、仕事先に向かうと標的はすでに殺されており、驚くキャロットたちに謎の敵が襲いかかる。 その正体は、ティラとショコラのかつての養父であり、ガトーの両親を殺して妹を連れ去った男、ザッハ・トルテだった。 ザッハの手下の中に、妹エクレアを見つけて愕然とするガトー。しかし、確かめる間もなく猛攻に晒される。 危ういところで逃れた五人は、法族狩りの隠れ里に避難する。
里の長老グラン・パによると、ザッハはもともとマムの親衛隊の一人だったという。 しかし十三年前、突如反旗を翻し、養っていた孤児たちを殺して出奔した。 グラン・パにザッハの狙いはお前だと忠告されたが、襲撃に際し臆することなく飛び出していくキャロット。 ザッハは、キャロットが自分の探していた人間だと確信してその場を退いた。 ザッハは各地にプラチナストーンという石を配置して魔法陣を作り、力を発揮しているらしい。 キャロット達は、プラチナストーンを全て破壊するため、守護五妖と呼ばれる強敵と闘うことになる。 プラチナストーンの残り一つはザッハの本拠地にあり、五人は決戦に臨んだ。 最後の守護五妖はエクレアだった。彼女はデネブと名乗り、ガトーの事も憶えていない様子で容赦なく攻撃してくる。 石の破壊をガトーに任せた四人は、一気にザッハの元へと到達し、先制攻撃を仕掛ける事に成功。 ザッハは本気を出すそぶりもなく、戦闘員をけしかけるのみで、何かを待っているように見えた。 戦いの中で兄の事を思い出したエクレアだったが、洗脳はされておらず、法族も庶民もない世界を作りたいという ザッハに同調し従っていた。 ガトーは、死ぬつもりだったエクレアの、隙だらけの攻撃をあえて食らい、命と引き換えにプラチナストーンを破壊した。 ザッハがプラチナストーンを置いた目的は、自らの強化のためではなかった。 大陸に満ちた魔法の力を制御し、石が全て破壊された時、その流れをキャロットに集めるのが狙いだった。 凄まじい魔法力を浴びたキャロットは、獣人化を通り越し、彼の内に宿る古代の荒神「破壊神」になってしまう。 キャロットの周囲にいる四人には、かつて破壊神を倒した神々「四柱天」が宿り制御をしていたが、 ガトーが死んでバランスが崩れ、破壊神復活に歯止めがかからなくなってしまった。 ザッハは、破壊神の力で一度世界を滅ぼし、そのうえで平等な社会を作ろうとしていた。 かつて、理想を同じくしていたマムのやり方に、手詰まりを感じての暴挙である。 辛うじて意識を保っていたキャロットは、マロンたち三人の呼びかけに答え、破壊神はひとまず沈黙した。 ザッハは、エクレアのためにガトーを蘇生し、キャロットに「破壊神は必ず蘇る」と言い残し死んでいった。
過去編が挟まります。キャロットたちの母アプリコットがメインになります。 法族狩りの少女アプリコットは、極悪人とはいえ標的を殺すことに疑問を感じていた。 マムの指示で向かった谷で、アプリコットは同行の仲間、居合わせた敵ともども過去へと飛ばされる。 着いた先では、一つの街が魔兵(グール)の軍勢に滅ぼされかけていた。 アプリコットを助け、城へ招いてくれた少女カヌレ・ステラ(若い頃のマム)によると、ここ以外の国は 戦争目的で発達した魔法技術を制御できず自滅、この砦もその技術で生まれた魔兵たちにより陥落寸前らしい。 滅亡を回避するには、カヌレの弟、シャルロットの力を解放する必要がある。 怯えて嫌がるシャルロットが恐慌状態になった瞬間、アプリコットは奇妙な映像(=未来というか本編)を見た。 気がつくと、人が無数に眠る空間におり、突然現れたグラン・パにこれまでの経緯を聞かされる。 昔、人が自我を捨て、一つの生命体として生きる道を選んだ都市があった。 しかし、その生命体そのものに強烈な自我があり、他者の存在を一切認めなかった。遂には世界大戦が起き 今のような惨状を招いた。 念のため用意されていた策により、都市、リデラの力を制御するための因子(シャルロット)を送りこみ 共に眠ることで安定が得られた。 しかし、城にいた皆が精神的に繋がった結果、シャルロットを介してリデラの魔力を受ける者(法族)が生まれた。 彼らが邪悪な念にかられるとシャルロットが動揺し、再びリデラの暴走が始まるという。 法族狩りは、世界の秩序を守るために組織されたのだった。 さらに、シャルロットの力が発動すると同時に、リデラの暴走により蘇っていた破壊神が、四柱天の手で アプリコットの中に封じられたという。 世界を滅ぼしかねない力が、自分の生む子供に宿るだろうと聞いたアプリコットは、どんな運命からも 子を守ると誓った。
ザッハの出てくる夢でうなされるキャロット。同じころ、マムの所にもザッハが「来る」とだけ告げに来た。 寝ざめが悪く街をぶらつくキャロットは、偶然助けた旅商人の娘、ムースと親しくなり翌日も会う約束をする。 その様子をこっそり覗っていたティラとショコラは、キャロットの背後に黒い影を見る。 ムースに惹かれていくキャロットだったが、ティラに長年の想いを告げられ、答えが出せずに悩む。 ムースに「抱いて欲しい」と縋られた時、土壇場でティラとショコラの顔が浮かび「好きな女がいる」と拒否。 直後、「四魔王の一人アーモンド・ラッセル」と名乗る相手に襲われる。 四柱天が宿る四人も「破壊神復活の邪魔」と襲撃され、マムも過去に因縁のある相手「クール・ミント(この人も四魔王)」に追い詰められる。 クール・ミントは退けたものの、キャロットはアーモンド・ラッセルに連れ去られてしまった。 二人の魔王は、シャルロットに従い動いていた。 眠りから目覚めたシャルロットは、リデラを取り込み莫大な力を得た。孤独と、姉への恨みに呑まれた彼は リデラのエゴに感化され、破壊神による世界の滅亡を目論む。 シャルロットがいる城では、先に到着した親衛隊の一人が結界を張り命がけで足止めをしている。 キャロットは城とは別の場所で、まだ生きていると思われる。 結界が破られるまでにキャロットを助け出し、シャルロットとの接触を防がねばならない。 まだ人間が存在しない昔。高位の精神体達が世界を支配していた。彼らはやがて、他者を受け入れる者(神)と 否定するもの(魔)に別れ争った。 四魔王は魔の頂点に立ち、ひとまず手を組んで神を滅ぼそうとした。無論その後は魔の者同士最後まで争うつもりで、である。 しかし、神々は手ごわく魔王たちは窮地に陥った。 そんな中、神でありながら自分を愛し、他者を拒んだ破壊神が世界を滅ぼし、魔王たちは破壊神に心酔した。 そして、彼らは一度破壊神に取り込まれる。 魔王二人は、再び破壊神と一体になることを望んだ。 (残りの二人は、その後人間に感化され人の中で生きてきた。一人はグラン・パ) そして、人が生み出した「リデラ」も破壊神に等しい存在と認め、最終的に破壊神とリデラ(を取り込んだシャルロット)の どちらか勝ち残った方に混じるのを目的に動き出したのだった。
キャロットの精神力を面倒とみて、魔王たちは一度神の依り代となったアプリコットの複製を作り キャロットと交わるよう送りこんだ。 それがムースであり、交わってしまえば破壊神を彼女に移すのは容易であるらしい。 あわやという所でアプリコットの魂がキャロットを守り、仲間たちが到着した。 幼かった子供らには病死と偽っていたが、実はアプリコットは魔王からキャロットを守るため命を落としていた。 精神だけの存在であるアーモンド・ラッセルに、自らの体に閉じ込めることで「死」の概念を与え、行動を牽制した。 体はアプリコットのアーモンド・ラッセルは、夫(キャロットたちの父)のオニオンが。 クール・ミントは、グラン・パと昔馴染みの魔王ギン・ナンバが相討ちに持ち込み倒した。 しかし結界を破ったシャルロットが、世界中の法族から吸い上げた魔力をキャロットにぶつけ、破壊神が復活してしまう。 圧倒的な力でシャルロットを跳ね除け、世界各地で破壊神の分身が暴れまわる。 誰もが絶望する中、ムースが「手はある」と言い、自分はアプリコットだと明かした。 精霊に守られたアプリコットの魂は、ムースの中に潜んで時を窺っていた。 残された手は四柱天を完全に蘇らせる事。破壊神に対抗はできるが、キャロットを救えるかはわからない。 それでも四人は四柱天として破壊神に向かって行った。 戦いを有利に進める四人だが「キャロットが死んでしまう」と我に返る。ティラは必死にキャロットに呼びかけ 攻撃に身をさらした。 「キャロットに好きと言って欲しかった」と、心残りがありながら死を覚悟したティラを、キャロットが迎えに来た。 キャロットの意志と、お約束の「愛の力」で破壊神は消え、法族たちにも魔力は戻らなかった。 マムと親衛隊はシャルロットを一人にした事をわびて、共に眠りについた。 アプリコットが新たに教母となり、人々は街を復興し、法族、庶民の別なく暮らしはじめる。 最後はキャロットとティラの新婚旅行のドタバタでおしまい。 続編の「ちょっとだけ帰ってきた爆れつハンター」は禁呪の消去をメインに話が進むんだけど 一巻分だけなのでとりあえず割愛します。 キャロの性欲が食欲に取って代わって劇太りしてたり、ティラでなくショコラにキャロとの子供がいたりと たいへんカオスです。
乙 あかほりさとる懐かしいな
577 :
マロン名無しさん :2011/06/14(火) 23:52:12.43 ID:kzyQgi8q
爆裂ハンターなつかしい!!
懐かしいな。キャロの中の破壊神とか明らかに後付け設定なんだけど、うまいことやってたよね
579 :
マロン名無しさん :2011/06/19(日) 23:21:18.88 ID:hz+VE9Lb
ほしゅ
580 :
まとめの人 :2011/06/20(月) 11:09:44.53 ID:???
「グインサーガ」というファンタジー漫画の内容を教えてください
未解決から、「その向こうの向こう側」行きます。 主人公の九堂二葉(くどう ふたば)はチビなのが悩みの小学六年生。 ある日の帰り道、空から降ってきた謎の美少女キアラと出会う。 なぜか「マスター」と呼ばれた二葉は、彼女を追って現れた魔導士から逃げる羽目に。 状況が全く理解できない二葉だったがそれもそのはず、 キアラは本来のマスターを取り違え、誤って二葉の元へ来てしまっていたのだ。 紆余曲折の末、キアラのマスターがいる異世界オーリオールに渡った二葉。 偶然知り合ったウサギのような姿をした魔導士ベルベル曰く、 キアラはオーリオールとは別の異世界に咲く召喚植物(花)の一種「アマランザイン(常世の花)」で、 非常に強い力を秘めた希少な存在であるらしい。 花はマスター(召喚者)の願いに答えて力を振るうのだが、 それはマスターが居なければ無力同然ということでもあった。 二葉はキアラを無事送り届けるため、ベルベルも巻き込んでマスターを探す旅に出ることを決意する。 キアラが微かに聞き取ったマスターの声(念話っぽいもの)に従って一路北を目指す三人。 その道中、翠の国(ヴィリジアン)の森の中で怪我を負った少年と出会う。 実はこの少年、翠の国で忌み嫌われる双子の王子の片割れであり、王妃の命令でアマランザインを探していた。 翠の国では王子が双子だった場合、13歳になり次第殺し合って、 どちらが王に相応しいのか決めなければならない。 そのため兄も弟も同じヴィリットという名前で、弟の方は狂気の王子として幼い頃から牢に繋がれて育っていた。 (捕捉:ややこしいんで以下ヴィリット(弟)とヴィリット(兄)で表記) 怪我の手当てしてくれた二葉に懐いてしまったヴィリット(弟)もまた、旅に同行する。
ある時、立ち寄った街でアマランザインのマスターを名乗る人物がいるとの噂を聞く。 しかしよくよく確認してみると、その自称マスターの青年デュウが連れていたのはアマランザインではなく 格下の「グローカス」と呼ばれる召喚植物キャナだった。 とはいえ話を聞いてみるとデュウはどうにも根が善良な性質で、 キャナからも良いマスターとして慕われているらしい。 しかし、そんな二人の仲睦まじい様子を見てキアラだけは沈み込む。 二葉が問いかけるとキアラはキャナの力があと残り僅かであることを明かした。 花の力には限りがあり、マスターの望みを叶えたぶんだけ消耗していく。 そして全ての力を使いきった花はやがて枯れて消えてしまうのだと。 二葉からそのことを伝え聞いたデュウはキャナの元に向かい、 「もう力は使わなくていいから、ずっと一緒にいてくれ」と懇願する。 それを聞いたキャナは彼に抱きつき「少しの間こうしていてほしい」と望みを告げた。 だが願いを叶える存在である花が、マスターに何かを望むのは許されない。 キャナはデュウの腕の中でたくさんの花弁となって散ってしまう。 その後もヴィリット(兄)と遭遇したり、ベルベルの弟子関連で色々あったり、 順風満帆とは言い難いが少しづつマスターへ近づいていく二葉たち。 その内に各々の心境にも僅かな変化が起こり始め、 ヴィリット(弟)は二葉が暮らす「向こう側の世界」へ行くことを望み、 キアラもまた二葉と強い絆で結ばれていく。
やがて道中でヴィリット(弟)が13歳の誕生日を迎えた。 そこにヴィリット(兄)の世話役をしていたアッシュという男が迎えにやってくる。 兄と向き合う決意をしたヴィリット(弟)は、「必ず帰ってくる」と言い残して一行から離脱する。 当然決闘になるはずだったが、二葉の影響で大分丸くなったヴィリット(弟)は、 以前とは違い他者を傷つけることに抵抗を覚えるようになっていた。 そのため防戦一方で争いを避け、代わりに「一緒に向こう側へ行こう」と兄を誘う。 ヴィリット(兄)に親身なアッシュの口添えもあって兄弟はようやく和解。 しかしその瞬間、以前からヴィリット(弟)を狙っていた刺客が茂みから飛び出した。 兄弟の見分けがつかなくなっていた刺客は兄の方へと向かい、 とっさに庇ったヴィリット(弟)は、兄と折り重なるような形で刺され、そのまま息を引き取る。 ヴィリット(兄)もまた重体ではあったものの意識はまだ残っていた。 だが治療を受けることを拒んだ彼は、「一緒にあいつらを追い掛けよう」と弟の亡骸に語り掛けながら絶命する。
白の国に入ってすぐ、雨にはしゃいだキアラが迷子になってしまった。 それを捜し回っていると偶然にも神殿を抜け出していたセレンに遭遇する。 しかしセレンの姿を見たキアラは思わず踵を返して逃げ出してしまった。 袋小路に逃げ込んだ彼女はなぜ逃げてしまったのかと自問自答し、やがて自分にもひとつだけ願い事があったのだと悟る。 「忘れないで、私のこと。 私がここにいたこと、フタバと会ったこと、忘れないで」 そう二葉に告げながら泣くキアラに、二葉は「大丈夫」と笑いかけた。 改めて対面を果たしたキアラとセレン。 セレンが彼女を呼び出してまで叶えたかった願いとは、 千年前にアマランザインを召喚した「神」に死を与えることだった。 オーリオールには千年より前の記録が存在しない。 それは神――母を亡くして絶望した一人の少年がアマランザインの力で「母の死ぬ世界」を塗り替えたから。 おまけにアマランザインのマスターは不老不死になるという特性があり、 神は神殿の奥で暮らしながら、自分の過ちを正してくれる人物が現れるのを待っていた。 (※アマランザインの理はアマランザインにしか無に還せない)
世界を変えるほど力を行使すれば、キアラもオーリオールもどうなるか分からない。 そのためまず最初に二葉を元の世界へ帰すこととなった。 セレンの手を取り「今度は私が皆を助ける」と言うキアラ。 二葉は心の中で別れを告げながら金色の光に飲まれ、現代へと帰ってくる。 だが川の中で目を覚ました二葉は呆然とした様子で呟いた。 「何……してたんだっけ? 俺…」 オーリオールでの記憶を失った二葉は中学入学を控え、前より幾分大人らしくなっていた。 制服のネクタイを受け取りに一人でデパートに向かった彼は、 どこかで見覚えのあるウサギのストラップをついつい購入してしまう。 更にベンチで休んでいると、通りすがりの女性が、抱いていた乳児の玩具を落としていた。 すかさず拾うのを手伝うと乳児は二葉に人懐っこい笑みを浮かべる。 「みどり」という名前の乳児の懐きように、女性はふと思い出したように話す。 「赤ちゃんの魂はまだ半分向こう側にあるっていうから もしかしたらこの子、お兄ちゃんとお知り合いだったのかもしれないわね」 向こう側というのは天国や生まれる前の場所らしい。 それがどこなのかは分からないけれど、ぴったりハマる感じだと二葉は思う。 帰りぎわ、川の傍で自分が忘れていることについて考える二葉。 すると不意にキアラが願い事をしたときの声が蘇り、絶対に忘れないと約束を交わしたことを思い出す。 金色の光と少女の声、そして少しの花の香り。 二葉が思い出すことができたのはそれだけでキアラの顔も名前も分からなかったが、 彼女と出会ったことだけは紛れもない事実だった。 もうすぐ春だというのに降り始めた雪の中、二葉の長い長い寄り道は終わりを告げる…。
【Close】 (コミック書き下ろしの8Pエピローグなのですが、 セリフが一切なく解釈も色々ありそうなんでシーンの羅列だけ) キアラの手を引きながら、楽しげにヴィリット(弟)どベルベルを追う二葉。 しかし不意にベルベルたちの姿が花びらに紛れ、 傍らのキアラも指先から花弁となって消えてしまう。 とっさにそれを掴んだ瞬間夢が終わり、二葉は手を突き出した格好で目を覚ます。 部屋の窓は開け放たれ、そこから吹き込んだと思しき花びらが枕元に広がっていた。 そして握りしめた拳からもまた、何枚かの花びらが零れ落ちていく。
うお、コピペに抜けがあった。
>>584 と
>>585 の間に以下を追加して下さい。
一方その頃、二葉たちはキアラを迎えに来たという有翼人シェンナと出会う。
彼はマスター……白の国(ジプサム)で神官をしているセレンという青年の親友だった。
セレンは魔導が禁じられている神官でありながらアマランザインを召喚してしまったため、
神殿の牢に入れられ、今まで身動きを取ることができなかったのだ。
マスターの居場所が判明し、いよいよ別れの時が近いのだと悟る二葉。
彼はキアラに何か願いごとがないか訊ね、出来ればそれを叶えてあげたいと考える。
乙。 主人公が殆どみんな忘れてエンドか 切ないね
雑誌で打ち切りになってぶつ切りエンドになった後に、 作者が同人誌で続きを書いていた物が出版社からも発行されるようになったもの。 打ち切られるまでのキャラやストーリーの概要(詳細はまとめにありました) 主要キャラ ・風花 戦国時代、現在でいう愛媛にある国「乾山」のお姫様。 父が死に、後継ぎである弟もまだ幼いため、戦闘力もない普通の女の子だが当主のような立場にある。 ・白鬼丸 アルピノの青年で、真っ白な髪と真っ赤な瞳をしている。そのため捨て子として育つ。 戦闘力はかなりのもので、色々あって風花に仕えるようになる。風花とは恋仲。 ・織田信貞 史実の人物で、尾田信長の祖父。風花の親戚にもあたる。風花に求婚している。 ストーリー ひょんな事から出会った風花と白鬼丸は、キスをする事で互いの体を「とりかえ」する事が出来る事に気づいた。 剣術に秀でた白鬼丸は、「とりかえ」を利用して風花の立場になっては戦場で活躍し、 風花を「鬼姫」として周囲に尊敬させ、女当主は頼りにならんとの批判を退けて、乾山の統治に協力するようになった。 だがなんだかんだで女当主うぜーと邪険に扱う者もおり、風花を暗殺する計画が始動。 白鬼丸は、風花の体に入った状態で反射的に敵に対抗し、暗殺者である近隣国の重要人物を殺してしまう。 暗殺されかけていたという証拠もないため、風花はわけもなく重要人物を殺した咎人として扱われ、 乾山は、信貞の国をも含めた周辺国と戦う事になってしまう。 (ここで打ち切り、以下が完全版に収録された同人版)
乾山は小国であるため、周辺諸国がほぼ全て敵状態となった現在、勝てる見込みはなかった。 なんとか戦力を増やそうと考えた白鬼丸らは、剛の者の集団をスカウト。 その一団は女性頭領が治めており、強いと評判の白鬼丸の子種をくれるならと条件を出してきた。 戦のために渋々と、いつか孕ませてあげる事を白鬼丸は約束し、一団が仲間となった。 白鬼丸はかつて野武士集団に属していた事があるため、その時の仲間も乾山に与してくれていた。 仲間の一人である虎という男は、口紅を引いたりと奇妙な格好を日頃からしている。 風花の弟は臆病で、はじめは奇妙な外見の白鬼丸や虎に怯えていたが、いつしか虎と仲良くなった。 虎はとある事情から性器がなく、本当は男でも女でもないような存在だった。 そのため、自分は人間ではないとして、鬼のように戦場で戦えていたという。 虎は、口紅を引いて人間を超越し鬼のようになれば怖い事もないし人を守れる、 と風花の弟に言い残し戦いへ向かい、そのまま死んでいった。 仲間たちが増えたため乾山はなんとか死守できてはいたが、それも長くはなさそうで、次々と兵が死んでいった。 攻める側も消耗はしているので、戦いっぱなしではなく小休止もはさまれる。 信貞は乾山を攻める側ではあったが、ためらいもあった。 幼少期の信貞は乾山に預けられた時期があり、 その頃に風花の母に恋をしていた(信貞は年齢的には風花の親世代ぐらい)。 風花母は信貞に同じ思いを返してはくれなかったが、 信貞の考えた「風花」という名前を娘に名付けたりと、絆ができていた。 信貞は風花に求婚しつつも、その思いは親子愛に近いものだった。
また、信貞は白鬼丸の名付け親でもあった。 家の事情で乾山に預けられたりと孤独の色濃い幼少期を送った信貞は、 捨て子の浮浪児であった白鬼丸に自分と近しいものを感じ、彼に剣術など様々な教育を施した。 外見を恥じる白鬼丸に、むしろ髪を伸ばしてその姿を誇示して相手を畏怖させろと教え、外見そのままの名を名乗らせた。 乾山を攻める者たちは 「あの強い白鬼丸って奴殺してさらし首にして、風花を無理矢理嫁にとって乾山の領民を抑えよう」 という方向でまとまっていたが、風花とも白鬼丸ともつながりを持つ信貞は苦悩した。 そんな事をすれば、白鬼丸と恋仲の風花の心も死んでしまうだろうし、 かといって他の道は、白鬼丸と風花双方の完全な死しかなかった。 (同人になってからは、若い世代を主人公に据えてスポットをあてなければならないという制約がなくなったせいか、 一番の主人公がまるで信貞のようになり、風花と白鬼丸はちょっと目立たなくなる) 白鬼丸と風花の「とりかえ」を知った信貞は、自分の周囲の者たちにキスしてまわるという奇行に走るようになった。 それは、自分にも「とりかえ」が行えるのではないかと手当たり次第に試してみた結果だった。 戦の旗色が悪いため、なにか有利な情報を得ようと信貞の領地に侵入した白鬼丸は、信貞にとっつかまってしまう。 信貞がアッーな事に、白鬼丸にキスをしたところ、なんと二人の体は入れ替わってしまった。 「とりかえ」はきっと心が近しい者同士が行えるのだろうと信貞は推測し、 自分の体に宿ったままで情報を探るなり好きにしていいと白鬼丸を置いていき、白鬼丸の体で乾山へと行った。
白鬼丸の体に宿った信貞は、例の女頭領を抱いたり、風花に正体を見抜かれたり、 風花とはキスをしても体を入れ変えられない事に悲しんだりした末に、 自分の領に帰り、白鬼丸とまたキスをして体を元に戻した。 白鬼丸は、幼い頃から憧れていた「黒髪黒目で絹の着物を着た真っ当な男」の立場にひと時とはいえなれたが、 そばに風花がいてくれないと意味がないのだと改めて思ったのだった。 白鬼丸と信貞は、今度戦場で会った時こそがどちらかが死ぬ時だと悟った。 やがて戦が再開した。乾山は圧倒的に不利だった。 白鬼丸は戦いの中で、信貞に誘い込まれるようにして入った人気のない場所で一騎討ちすることとなった。 剣の師である信貞の腕には敵わず、白鬼丸は敗れて死んでいった。 だが、白鬼丸には何故か意識があり、そして目の前には白鬼丸自身の死体があった。 信貞は白鬼丸の急所を狙った後に、白鬼丸が死ぬ間際にキスをして「とりかえ」を行ったのだった。 風花の心も体も死なせないために、信貞はは自身の心と、白鬼丸の体を殺す道を選んだのだった。 その事を悟った白鬼丸は、自分の死体の首を切り落とし、その首級を勝利の証に戦を終わらせた。 自分の首を落とす時に白鬼丸は、野武士であった頃に虎と交わした、 「自分たちはきっとろくな死に方ができない」という言葉を思いだし、本当にそうだなと思った。
そうして、白鬼丸の外見や身分差から、 本来は結ばれるはずのなかった風花と白鬼丸は不思議な形で夫婦となった。 全てを知らされた風花は、二人のためにと死んでいった信貞の事を悲しんだ。 二人は近しい者たちにも「とりかえ」の事を明かす事なく、表向き風花は無理矢理結婚させられた戦の犠牲者として哀れまれ、 風花の縁者たちから白鬼丸は憎まれた。 白い髪に赤い瞳の姿でもいつからか乾山の人々には受け入れられたのに、 夢だった黒い髪黒い瞳の真っ当な人間になってから、 今までになく憎まれるようになったという皮肉な現状を思いながらも、 白鬼丸には風花の存在が救いとした。 白鬼丸や虎の首は長い間晒し首にされていたが、ほとぼりが冷めた後に乾山の人々は、 乾山のために戦ってくれた者たちとして、彼らに豪勢な墓をつくって奉ろうとしはじめた。 そんな事をすれば周辺国から顰蹙を買ってしまうと危惧した白鬼丸は、目ざわりだと言って墓を潰させた。 自分の死を悲しむあまりに危険な事をしないでくれという思いから、白鬼丸は、全て忘れろと冷たく言った。 それに対して風花の弟は、虎の真似をして口紅を引くと、虎たちが死んでも墓が壊されても、 絶対に忘れたりはしないと果敢に言い返した。 白鬼丸は、出会ったころの風花弟の弱々しさと比べて、彼が強くなった事を心の中で喜んだ。 それからしばらくして、風花は白鬼丸の子供を生んだ。 白鬼丸と風花が初めて結ばれたのは、白鬼丸が信貞の体に宿ってからなので、 子供にはもちろん本来の白鬼丸の面影はなかったが、白鬼丸も風花も子を愛した。 一方、負け戦の後に散り散りになった仲間たちのうち、例の女頭領も子供を生んでいた。 信貞が白鬼丸の体に宿った時に抱いてつくった子供だった。 数奇な経緯で生まれた二人の子供の誕生と共に幕は閉じる。
[光の剣と闇の刃 アルバートオデッセイ2」の内容を教えて下さい 原作はゲームらしいです
おつ 少女漫画板のスレでちらっとあらすじ見かけて気になってたやつだ
とりかえ乙です 切ないエンドの漫画の書き込みが続くな
松沢夏樹の「華の神剣組」をお願いします 途中まで読んでたけど最後どうなったのか知りたい
ススムちゃん大ショック をリクエストします。
ヤンキーくんとメガネちゃん
完結したらしいですが最終的にどうなったのか簡易で良いので知りたいです
全員殿大受かったんでしょうか
>>582 乙!
キアラは元の世界に帰ったら忘れるってことを知ってて
お願いをしたのかな
「喰霊」お願いします。 アニメ版は見ました。 特に黄泉が最後どうなるのか気になります。
602 :
マロン名無しさん :2011/07/05(火) 00:25:01.39 ID:6zS8kINc
『死神様に最期のお願いを』 お願いします
603 :
マロン名無しさん :2011/07/05(火) 22:10:31.78 ID:jHN1jEuh
魚戸おさむ「イリヤッド」をお願いします。
『うさぎドロップ』 まとめに途中まで載っていたので、結末までお願いします。
チキタの最終回を大まかで良いので知りたいです あと一話だけなかったので
死んだ祖父の隠し子のりん(当初6歳)を引き取り育てる事になったダイキチ(当初30歳)。 まとめwikiに載ってる分などの色々なエピソードを重ね、そして数年後、りんは高校生になった。 二人の関係は当初と変わらず、他人でも親子でもない不思議なもので、 りんが祖父の苗字にこだわったため養子縁組はしていないし、 りんはダイキチに「お父さん」といった呼称は使わず「ダイキチ」と呼んでいた。 りんの幼稚園の頃からの幼馴染であるコウキは、昔はやんちゃな小僧だったが、高校生になってからはイケメンになりややナンパな性格に。 ダイキチの従妹の娘でりんの幼馴染であるレナは、昔からお転婆だったが、高校生になってからはすっかりギャルっぽくなった。 みんなが変わった中、りんは手足が伸び大人びたものの、あまり中身は変わっていなかった。 ダイキチも中身はそう変わらず、出会った当初から既に成人していたので子供たちほどの外見変化もあまりなかった。 りんは、昔は大きく思えたダイキチと対等な存在になりつつある事を感じる一方で、 ダイキチの老後を思い高1のうちから就職について思いを馳せるようになる。 高校を卒業したらすぐにでも就職したいと思うようになるりんだったが、 俺にかまわずやりたい事をやれとダイキチに叱られた。 りんは頭が良く進路の幅はそれなりにあるのだが、特に夢がなく、妙に真面目な性格のため将来どうしようとよく悩むようになった。 コウキはりんに好意を寄せてきていたが、りんにはまだ恋愛感情がよくわかっていなかった。 そんな折、りんはそれまでダイキチから伏せられていた実母の存在を知る。 実母が以前から付き合っていた恋人と結婚し、子供を生んだとの知らせがきっかけだった。 りんを捨てたくせに第二子は普通に育てているらしい、その事がダイキチを怒らせていたが、りんは一度母に会いたいと言いだした。 りんの母・正子は、ダイキチが以前に会った時は、仕事のために子供を捨てた幼稚な人物でしかなく、 そんな正子によってりんが傷つけられてしまわないかとダイキチは案じるが、りんは彼女に会いに行った。
正子とりんとの交流は意外と穏やかなものだった。 途中、りんの妹にあたる赤ん坊がぐずりだした。正子は子守唄を歌う。 正子は赤ん坊を落ち着かせた後にりんの視線に気づくと、あんたが小さい頃にも同じように歌ったんだよ、と言って、泣いた りんにとって幼少期の自分は空中を漂う風船のようなものだという感覚があったが、 風船の紐は正子のもとから伸びていたのだと思えた。 そして今、その風船の紐を手に持ってつなぎとめてくれているのはダイキチだと実感した。 妹を見て、りんは保育士になりたいと思うようになり、夢を見つけた。 コウキがらみの事などもあった末に、りんはダイキチを男性として意識している事に気づいた。 ナンパ男なだけにコウキはいち早くその事を察し、動揺したものの、暖かく見守るポジションとなった。 りんは悩んだ末にダイキチに思いを告げるが、今まで全くりんをそういう目で見ていなかったダイキチは困惑。 老後の世話をする云々の責任感が変な方向に行ってしまっただけではないか、家族愛を誤って認識したのではないか、 そんな感じに混乱し、りんの思いに応えられるはずがなかった。 そもそもが、二人の血縁関係は叔母と甥で、年齢などを抜きにしても許されないものだった。 ダイキチのそばに居づらくなったりんは、正子のもとに逃げ込んだ。 「血縁関係あるし無理だった」→「いや、実はあんたの実父はおじいさんじゃない」→「マジで」と驚愕の事実が発覚。 ダイキチのもとに帰ったりんは、それまで聞き分けの良い子だったが意固地になって思いが変えられない事を告げた。 そして2年後。高校の卒業式の日、りんは帰宅するとダイキチに抱きついた。 ダイキチはずっと葛藤を続けていたが、自分がりんの望みを拒めるはずがないことをわかっており、その日にやっとりんの思いを受け入れた。 りんにとってもダイキチにとっても、まるで互いが高嶺の花のように思えた。 いつかダイキチの子供を生んで、その子を自分のように幸せにするんだとりんは語った。 出会って間もない頃、ダイキチはりんに「お前が何歳になったってだっこしてやる」と言っていたが、 それは発言した当時のダイキチの考えとは違う方向で果たされることになった。 おわり
608 :
マロン名無しさん :2011/07/10(日) 10:27:14.38 ID:XskKrt/t
うーん・・24歳差・・・・・
周りの「こいつ家族愛とかいってるけど結局ロリコンなんじゃない?」 という目で見てたやらしい人たちが 「ほーらやっぱりね」と勝ち誇りそう
>>606 依頼した者です、有難うございました。
ダイキチは全くの赤の他人を育てていたってことか…。
振り回された(であろう)親戚たち(´・ω・)カワイソス
>>605 チキタ最終回やります(・ω・)ノ
なるべく早めに書きます。
612 :
605 :2011/07/12(火) 17:13:30.39 ID:???
>>609 やらしく考えなくても女子高生と40男じゃなんか犯罪じみてるし
だいじょうぶ!卒業後だから! 二人はもう大人 二人はもう大人 二人はもう大人
『フラクタル』をお願いします。 同じタイトルの漫画複数ありそうですが、 マンデルブロ・エンジン(山本寛・岡田麿里・東浩紀)(原作)・赤ア睦美(作画) の で、同タイトルのテレビアニメのコミック版のやつです。
>>611 で宣言したとおりチキタ★GUGU最終話やります。
今までのチキタ鉄人達はシンプルきれいにまとめて下さってたのに
なんか長くなってしまいましたすいません。
途中で消えたら規制に引っかかったと思ってください。
最終話はなんていうか、えええーてびっくりするような事が
さらっと描かれてます。あと今まで主人公はずっとチキタとラーでしたけど
最終話のみバランスがメインです。
617 :
616 :2011/07/14(木) 23:46:58.41 ID:???
いざ投下しようと思ったら忍法貼の影響で長文が貼れず、バイト数 考えてぶつ切りにすると16レスくらいになってしまう事が分かりました。 さすがに迷ったのですが、そのまま投下かtxtうpろだあげてリンクか どちらの方が適当か、意見聞かせてもらえたらと思います。
こっちに書いてくれると消える心配もないし、うれしいなー
Wikiのチキタ★GUGUの項目に投下すればいいじゃん 各自が書き込めるのがWikiのいいところだ
620 :
616 :2011/07/15(金) 08:18:07.94 ID:???
>>619 あったまいい!Wikiに投下してリンク貼ろうと思います。
Wiki投下うまくいかなかったらこちらに。その時はご容赦を。
チキタ★GUGU最終話、Wikiに投下してきました>>
http://p.tl/R-Rf メール欄にびっくりする人がいたら嬉しい。読んだとき個人的に驚いたので。
おすすめなんで是非漫画でも読んで見て欲しい。
この最終話の雰囲気というか死生観が気に入ったら同作者の
「ダスクストーリー」とかお勧め。不思議心霊ものだけど中でも
「死んだおじいちゃんが浜辺で泣いてる夢をみる話」とか。
622 :
まとめの人 :2011/07/16(土) 22:08:16.53 ID:???
あらすじ書いてくれた皆様、いつも乙です
ここまでのあらすじ、リクまとめました
>>581 すでにリクあったのでのせてないです
>>621 大作乙!
タイトルやページが別々になっていたので、投下してくれた分は申し訳ないけどいじらせてもらったよ。ごめん
相変わらずwikiがたまに荒らされるので、個人的にはそのままこっちに投下でよかったかも
>>621 チキタthx!
ずっと最終話無かったから気になってたんだ
前田英紀さんの「イース」をお願いします。 原作はファルコムさんのRPGです。
アドル クリスティンという名の赤毛の少年は、 大昔に二人の女神が統治していたエステリアという島に、 調査隊として派遣されたが、嵐に遭い一人だけ生き残ってしまう。また、犬みたいな怪物「リーボル」数匹に襲われるが、苦戦しながらも勝利。スラフという若者に、助けられる。 二日後、アドルは、エステリアにあるバルパドという港街にいた。スラフの父親で医者である、ブルドーに、治療を受け、この 島に来た理由をアドルに尋ねた。彼は、奇妙な事を言う。 「感情というのが、無いんですよね。みんなには、あるみたいで」 「ほう、見かけにも、勇敢なんだな」 「でも、本当なんです」
へー。イース漫画化されてたんだ がんばれ!
628 :
イース :2011/07/21(木) 17:39:07.91 ID:???
アドルがパルバドに着いてから、2週間が経った。 彼は、感情が無い事から、周囲の人々に気味悪がられていた。 ある日、町に行くと、ゴロツキに絡まれてしまう。 その時、スラフが助けに来る。礼を言うアドル 「自警団に入れ、アドル。 ここに来た理由は、何だ。」 彼は、「父が、死んでしまい、村の人々に疎まれていたから、 旅に出る事にしたんです。父の代わりに旅をしてるのかもしれません」 自警団に、入ったアドルは、リーボルを倒し、仲間の信頼を得ていた。打ちどける事ができた。 感情が無いのに。 「ミネアに行く事になった。アドル、一緒に来てくれ 親父が、言うには、ミネアの市長から、話が、あるそうだ」 承諾するアドル
629 :
イース :2011/07/21(木) 17:52:22.65 ID:???
ミネアに着いたアドル一行。 スラフ曰く「この町は、魔物の襲撃に備えている。近頃、人を 襲うんだ」と 市庁舎に、スラフとアドルとブルドーの三人が、入る。 ミネアの市長に対し、エステリアに来る前の出来事を話すが、 何の情報も得られなかった。 宿屋に引き取った後、アドルは、夢を見た。 それは、二人の女神と、6人の人影が、並んでいたのだ。 目を覚ますと、窓を開けた。女性が跡形も無く消えていたのだ。 朝になった。 スラフと、自警団の仲間と別れる事になったアドル。 彼は、みんなに対しお礼を云った。 スラフは、一本の短剣を、アドルに渡した。 「これは、クレリアと呼ばれる銀だ。そういうので、出来ている。魔物を倒す事が可能だ。 俺の家の倉庫に埋もれていた。 元気でな」 「ええ」 スラフにも礼を言う。
630 :
イース :2011/07/21(木) 18:55:54.25 ID:???
アドルは、ミネアの女性占術師のサラ ドバの護衛を任せられていた。サラは、イース建国の謎と二人の女神がエステリアから 魔を封印していると、ミネアの人々に告げる。 ラスティン鉱山の地下には、クレリアを守っている女神像があり、魔を封印しているが、逆に開放される。 また、アドルが来る半年前にはラスティンでは、千人の人々が魔物に食わされたと云う。 その日の夜、ミネアに大量の魔物が現れ、襲撃されてしまう。 サラは、市庁舎の中で、率いている黒い鎧を身に着けている男に 出会う。 「「イースの書」六冊と、「聖戦士 セドゥー」を渡せ!」 その頃、アドルは、人々を助ける為に、魔物を倒すが、圧倒的な強さに敗北してしまう。建物が多く破壊されて、人々も大半が魔物によって殺されてしまう。 サラは、謎の男と魔法で、応戦するが深い傷を負ってしまう。 絶命と思われたが、気を失っているアドルを見つける。その時、 盗賊の首領であるゴーバンとその部下であるドギが、助けに現れる。断腸の思いで、ゴーバンとドギは、アドルを助け、馬で、ミネアを脱出する。ゴーバンの母親ジェバを訪ね、ゼピック村に行き、アドルの秘密を知る為に 気がついたアドルは、ミネアを襲撃されて、人々が殺されて行くのを、気に病んでいた「僕のせいで」 「サラは、死んだ。 魔との全面戦争の始まりだ!」と ゴーバンは彼に告げた。「サラ様」ドギが涙ぐむ。 「あなたの魂に幸あれ レア様、私はどうやらここまでの様です」 サラは、血を流し、こときれていた。 サラを殺した鎧の男は、「馬鹿ども なぜ、サラを殺した!」 「「セドゥー」を、探し出せ。追跡を開始する!」 第一巻のあらすじです。
アドルに感情がない? そんな設定あったっけ 漫画オリジナルの設定か?
632 :
イース :2011/07/22(金) 18:03:43.57 ID:???
朝になり、ゼピック村に着いたアドルは、ゴーバンの母の家に 留まる。アドルは、悪夢を見た。 ゼピック村が、魔物の集団に襲われてしまう。女達が犯されて行く。「あなたは、700年前に、ジェンマとハダルに造られた 聖戦士 ダルクファクトを倒せ。裏切り者です。神を殺す力を あなたに授けましょう 私はレア。イースの女神の一人」 レアという女性は、こう告げ、消えた。 目を覚ましたアドルは、ゴーバンとドギに助けてくれた礼を 云った。
633 :
イース :2011/07/22(金) 18:10:30.47 ID:???
ゼピック村を出ようとした、その時、リリアという村娘が、魔物に犯され、ダームの塔という場所に連れ去るのを見る。 ルタ ジェンマという吟遊詩人が現れる。「聖戦士というのを どんなか見てみたいと思いましてね。ファクトは、エステリアを支配し、新生イースを作るんです。心が無いらしいと「イースの 書」に、書かれていたのは、本当ですか 戦って、死にませんか」 承諾するアドル。 「この島に来てから、嫌な感情ばかりを、感じていましたから 嬉しいです。」不適な笑みを浮かべるアドル。
アドルは、魔物達を倒す。 魔物が、全滅し、お礼を云う村の人々。 「呪われし赤」パッソの出身か!」 「ファクトは、倒すべきだ。金髪の男だ!」 「リリアさんを、犯すとは、恥を知れ」 彼らの反応は、様々だった。 ジェンマ曰く「リリア以外の娘が二人も犯され、生贄にされた」 らしい。 パッソに出向くアドルとジェンマ 「本当の両親に会ってみないかい? 君は、パッソの生まれなんだ」 意味深に微笑むジェンマ 第二巻の話は終わりです
西尾維新さんの「めだか ぼっくす」をお願いします
[バンビーノ」をお願いします。
石原まこちんさんの「THE 三名様」をお願いします
[北斗の拳」を最終回までを教えて下さい
[からくりサーカス」の内容を教えて下さい
古谷さんの作品「ひめあのーる」をお願いします
「ピューっと吹くジャガー」
雷句誠の金色のガッシュを終わりを教えてくれ
コロコロコミックで連載されていた「バーコードファイター」 という漫画の内容をお願いします
644 :
マロン名無しさん :2011/07/22(金) 20:21:24.06 ID:bCTBSrzG
なにこれ、一人の自演?
なんだかイースを書いている人の文章、途切れ途切れで怖いな
そうか?太宰治みたいで読みやすいじゃん
>>645 必ず第一文節に読点を入れるクセがあるね
あんまり短い文章でそれをやると、読み始めたとたん
ブツ切れになる感じで、ちょっとリズムが悪くなる時がある
いや別に読みにくいわけではないけど、ちょっと珍しい
クセだなーと
癖を直すと読みやすくなるぞ
太宰治原作の漫画ってあるのかな
アドルが脱出した翌朝、荒れ果てたミネアの町に異変が起こる ファクトの蘇生魔法でサラが蘇り人々を殺していた 「裏切りのファクトを認めよ!」 高笑いしながら彼女は告げた。 生き残った人々はイースの女神に助けを呼ぶが絶命してしまう 「お前らがクレリアを掘り起こしたから魔が蔓延った 女神よ!許して」 ダームの塔の中では、ファクトがいた 「アドルというやら 聖戦士では無い 偽物だ 始末してやる」
杉浦守「オクタゴニアン」のストーリーを教えて下さい
そうだっけ?
そうだよ
そうだそうだ
うそだよ
「That's!イズミコ」をお願いします。
ほしゅ
あまつきをお願いします
660 :
あまつき :2011/07/30(土) 22:59:29.89 ID:???
ややこしいんで先に用語解説 あまつき…人と妖の住まう幕末のような世界。少なくともタイムスリップではない 彼岸…作中での現代世界。脳科学やネットワーク技術の発達した近未来 天座…強い力を持つ妖の一団 陰陽寮…幕府直属の妖怪退治組織 ササガミ神社…森の妖が出てくるのを防ぐために作られた神社。現在は陰陽寮と組んでいる 夜行…あまつきの支配者である天帝の手先として動いている男
661 :
あまつき :2011/07/31(日) 14:37:13.16 ID:???
あまつきサイドと彼岸サイドで交互になっててややこしいのである程度まとめて書きます 【あまつき】 歴史で赤点を取った鴇時(ときどき)は、授業の補習として最新バーチャル技術で江戸時代を再現した「大江戸幕末巡回展」へ行くことに。 そこで突然夜行と妖の鵺(ぬえ)に襲われ、犬神付きの少女・朽葉に助けられる。 CG再現用のゴーグルをとっても江戸時代の風景は変わず、鴇は失血で気を失う。 朽葉に運び込まれた寺には、同日に「大江戸幕末巡回展」へ来ていたクラスメイトの篠ノ女がいた。 話によると、ここは人と妖怪の暮らす幕末のような世界で、篠ノ女は鴇より2年前にこちらに来たとのこと。 あまつきと呼ばれるこの世界は、支配者である帝天によって描かれた筋書き(天網)通りに動いているが、 部外者である鴇は支配も監視も受けず、さらに天網を書き換えたりイメージを実体化させる力を持つという。 そのような存在を「白紙の者」もしくは妖の名前にちなんで白沢と呼ぶ。 篠ノ女もかつては「白紙の者」であったが、なぜか突然天網に組み込まれてしまったらしい。 特殊な力を持つ鴇の前に、それぞれの思惑で天帝の支配を抜けようとする天座の主の梵天とササガミ神社の姫巫女(男)である銀朱が 協力を要請してくるが、鴇はどちらにつくかの答えを保留したまま朽葉と陰陽寮の面子と共に日本橋で起きた妖事件へ向かう。 そこでは宿主として慕っていた神木を切り倒され、主の恨みを晴らそうとする狐の妖・今様が夜行の瘴気に当てられ暴走していた。 しかし、神木は正しく祓いの儀が執り行われて主の樹妖は天へ還っていた。 真実を告げても暴走により言葉が届かない状態の中、今様を回収するために夜行が現れる。 夜行は天網とは別の未来をみた存在を回収して何らかの実験台に使っているらしく、 鴇と関わったことで天網とは別の道を歩み始めた今様を回収しにきていた。 彼女を助けたい一心で無意識にイメージを実体化させる力を使った鴇は、暴走していた部分を切り離し核となっていた部分に 狐としての実態を与え、鴇の直接的な力の関与で今様に手が出せなくなった夜行は去ってゆく。 一方、鴇との対話で前に進むことを決意した銀朱は天帝に刃向うも失敗し、存在を抹消されてしまう。
662 :
あまつき :2011/07/31(日) 14:37:54.64 ID:???
【彼岸】 あまつきサイドの半年前からスタート。 元刑事でいわゆる産業スパイの半(はした)は、依頼を受けて千歳(せんさい)コーポレーションの企画する「夢を実現させる」 というプログラムと、それを開発した千歳緑という人物について追っていき、会社から不自然な資金の流れ方をしている病院の存在に行き着く。 そこで7年前に死亡したはずの知人である蘇枋のカルテを発見した半は、よく蘇枋の元へ遊びに来ていた鴇と久々の接触を試みる。 特に目ぼしい情報は得られず過去話と蘇枋は死亡したという事実確認をしただけで終わるが、別れ際に鴇から蘇枋について知りたいなら 彼の元によく出入りしていた「ちとせさん」に聞けばいいと告げられる。
663 :
あまつき :2011/07/31(日) 14:38:21.36 ID:???
【あまつき】 今様の一件以降天座と親交を深める鴇だが、妖とは相容れることはできないと考える朽葉は複雑な感情を抱く。 そんな中で天座と陰陽寮が交戦状態になるが、銀朱の反抗を修正するために天帝による大規模な天網の書き換えが起こり戦いは一旦中断 朽葉は陰陽寮に所属する昔の知り合いから仲間になるよう誘いをかけられる。 鴇は朽葉と共にあろうとするが、妖と親しくしている鴇の背中を遠くに感じてしまった朽葉はその手を取ることをせず、 陰陽寮の面子と共に鴇の前から姿を消してしまう。 天網が書き換えられたことを知った鴇は、その中心地であるササガミ神社に残った篠ノ女の身を案じて梵天と天座の一員である露草と共に 神社へ向かうが、記憶を書き換えられた篠ノ女は完全にあまつきの住人になってしまっており、鴇や彼岸のことを覚えていなかった。 立て続けに友人を失ったことに鴇はショックを受けるが、もう一度0から友人関係を築き上げようとする。 そして天帝を明確な敵と見定めた鴇は神社内にいる陰陽寮の面子の元へ単身で向かい、天座と協力するように説得する。 そこへ鴇の身を案じた露草と、鴇を回収対象としてターゲットにしてきた夜行が乱入してくる。 それぞれにとって近しい死人を道具として使って襲いかかってくる夜行をを前に陰陽寮と露草は共通の敵を見出し、 互いを取り持とうとする鴇の言葉もあって一時休戦して手を取り合う。 乱戦状態の中で鴇・篠ノ女・朽葉は偶然鉢合わせ状態となり、再び3人で行動を共にする。 しばらくは結界内に身を潜めていたが、血の匂いを感じて向かった先ではお忍びで陰陽寮に来ていた第十四代将軍徳川家茂が鵺に襲われていた。 鴇はなぜか家茂にちとせの面影を感じつつも、陰陽寮の主の緋褪(ひさめ)と共に家茂の救出に成功するが、瘴気渦巻く夜行の穴が開いてしまう。 そこから這い出してきた、かつて今様から切り離した負の部分が鴇を引きずり込もうとするが、 鴇を助けるために身代わりとなった朽葉が引きずり込まれてしまう。 朽葉を追おうとする鴇だったが、朽葉を守るために近寄る者全てに反射的に襲い掛かる犬神の攻撃を受け、失敗に終わる。
664 :
あまつき :2011/07/31(日) 14:39:48.24 ID:???
【彼岸】 半たちは千歳が関与している「大江戸幕末巡回展」へバイトとして潜入する。依頼人の正体は実は篠ノ女。 バイトを終えて帰路につく半は、刑事時代からの因縁の相手である漆原の姿を見かける。 漆原はかつてカルト系サークルの中心人物で、当時赤子だった自分の娘を実験台にして逮捕されるも、司法取引で出所していた。 その娘・璃々は海馬の異常発達によりプログラミング言語が読める代わりに成長しても情緒面が未発達という状態にあり、 現在は半が養子として引き取って育てていた。 半の上司である白藍は叔父が漆原を自身の企業に引き入れようとしていることを知り、 半と漆原の因縁について仲間内でしっかりと話合っておこうと考える。 その矢先に協力者のハッカーである若桜から「大江戸幕末巡回展」からの帰路についていた 弟と半のGPS情報が途絶えて消息不明との連絡が入り、白藍は若桜に璃々を連れて事務所から避難するよう指示する。 一人事務所に戻った白藍だが、直後に事務所の入っていたビルが爆発し、こうして千歳について探っていたメンバー全員が消息不明となる。 翌日「怪我人は一人も出なかった」という爆発事故のニュースが流れる一方で、鴇は赤点補習で「大江戸幕末巡回展」行きを言い渡され、 篠ノ女は依頼先の電話番号が現在使用されていない状態になっていることを知る。
665 :
あまつき :2011/07/31(日) 14:52:25.78 ID:???
【あまつき】 犬神の攻撃と夜行の瘴気に当てられてしばらく寝込んでいた鴇は、天座と陰陽寮の双方に世話を焼かれて快方に向かう。 鴇の療養中に梵天は天帝によって与えられていた能力を剥奪されて普通の妖に戻ってしまい、本体を失って梵天の力で存在を保っていた露草と、 梵天が寄せ集めで一個体として作り上げた鳥の妖である空五倍子(うつぶし)の存在が不安定になってしまったため、 実体を持たせることのできる力を持つ鴇に二人の面倒を頼み込む。 自分の持つ力を使いこなせるようにするため、鴇は緋褪の教えを受けつつ修練を重ねる。 一方梵天は、篠ノ女は鴇と違って最初から天網を自由に読み解き書き換える術を知っており、わざと自身を「白紙の者」でなくしていたことに 気づいて何者なのかと本人に問い正すが、今の篠ノ女は完全にあまつきの住人となっているためその質問に答えることはできなかった。 そんな折、江戸城天守閣が正気に包まれ、城内にいた徳川家茂もそれに呑み込まれてしまう。 そこに夜行が必ずいると確信した鴇は朽葉たちを助けるため天座と陰陽寮と共に向かう。 存在が不安定になってるせいか空五倍子のかぶっている仮面のひび割れが進行し、挙動と口調がいつもと違っている。 露草も姿を現さないが、鴇がいれば必ず来ると梵天に言われて城内への侵入を開始する。 まとまって侵入したものの、突如現れた点滴をした青年を追いかけて梵天がどこかへ行ってしまい、鴇と篠ノ女の2人で梵天を追う。 そんな2人の前にこの世界にあるはずのない指紋認証システムが現れ、なぜか篠ノ女の指紋と名前認識で御簾が開く。 その先は鏡の通路になっており、進んだ先には鏡合わせになって写る徳川家茂とちとせの姿がある。 それに驚いているうちに通路が割れ、妖の雲外鏡と対峙する梵天との合流を果たす。 雲外鏡は記憶の中の親しい相手を形どって襲い掛かってくるが、鏡から姿を現すというイメージを得やすくなった鴇は 鏡の中から武器を実体化させて取り出すことに成功し、雲外鏡を打ち砕く。 粉々の破片となってもなお鴇に襲い掛かってくる雲外鏡だが、突如現れた空五倍子が鴇を庇う。 いつもは鴇を白沢と呼ぶ空五倍子だが、この時は名前を呼び叫ぶ。 衝撃で仮面が完全に割れ、現れた知人の顔に困惑する鴇。空五倍子の仮面の下の素顔は半だった。
とりあえず既刊分ここまでです
シュート!のトシと一美について最初から最後まで細かく教えてほしいです。
669 :
マロン名無しさん :2011/08/06(土) 13:12:16.07 ID:Mhifm011
ほす
ドラゴンボールのストーリーを教えてください
671 :
マロン名無しさん :2011/08/09(火) 22:01:19.75 ID:+vz1+NjF
ほすほす
672 :
マロン名無しさん :2011/08/09(火) 23:55:05.33 ID:Hnv7bG87
遊戯王Rと遊戯王GXをお願いします
アトラスゲーのキャサリンのストーリーを教えてください
675 :
マロン名無しさん :2011/08/13(土) 21:02:30.72 ID:U6vbumFR
ほすほすほす
プラネテス(幸村誠)モーニングKC お願いします
怪盗ジョーカーの1〜4巻までの話を教えて下さい。 5巻以降は知っています。 よろしくお願いします
678 :
まとめの人 :2011/08/20(土) 23:03:10.70 ID:???
皆さん乙。ここまでのあらすじ・リク(既出以外)反映済みです あと、イース書いていただいた方には申し訳ないですが文章と誤字脱字を少し修正させてもらってます wikiを見る人の読みやすさを考えての事なので了承していただけると幸い
679 :
マロン名無しさん :2011/08/22(月) 22:54:36.23 ID:spwDG4qZ
既にリクエストされてるようですが(未解決リストに掲載済み)、 ぜひ『東京怪童』をお願いします。 自分で読んだのですが、さっぱり分かりませんでした。 読解力のある頭の良い人、やさしく教えてください。 お願いします。
680 :
マロン名無しさん :2011/08/25(木) 13:42:42.31 ID:7Sg+DxU0
聖原玲音先生の「レモンバームの妖精たち」をお願いします。 1984〜1987年頃の「りぼん」で連載していたようです。 生涯で初めて読んだ漫画雑誌に載っていた作品でずっと気になっていて 少女漫画板の「捜索願スレ」で教えていただき、タイトルと作者が判明しました。 連載第1回しか読んでおらず、その後どんな展開なのか気になります。 人物の名前や、簡単なあらすじ等覚えている方、ぜひ教えてください。
>>680 りぼんじゃなくてひとみだと思う
内容は思い出せないけど、ひとみを購読してて読んだ記憶があるので
>>680 です。
>>681 さんの指摘の通り「ひとみ」が正しいです。
「捜索願スレ」でひとみだと教えてもらったのに
ここに転記するときに書き間違えました。スミマセン。
引き続きあらすじ等ご存知の方、お願いします。
683 :
マロン名無しさん :2011/08/29(月) 20:56:09.59 ID:Uto50EHc
ほしゅ
684 :
マロン名無しさん :2011/09/03(土) 07:00:47.25 ID:scUhgLNm
ほしゅ
685 :
マロン名無しさん :2011/09/06(火) 00:59:49.17 ID:9QGMWltJ
「天獄パラダイス」と「デンタル漫画はみがき子たん」をお願いします
686 :
マロン名無しさん :2011/09/11(日) 01:39:19.93 ID:QYsSXEe6
ほす
687 :
マロン名無しさん :2011/09/12(月) 19:13:38.59 ID:z9WFRHU0
スレ違いです
タビと道づれの最終巻のネタバレをお願いします。 出来るだけ詳しくしてくださるとありがたいです。
ほしゅ
691 :
マロン名無しさん :2011/09/18(日) 15:48:36.49 ID:I9nxCOoV
age
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンドを詳しくお願いしたいです
天保異聞妖奇士お願いできますか?
694 :
マロン名無しさん :2011/09/24(土) 13:54:43.40 ID:3y0GjFFH
ほす
695 :
マロン名無しさん :2011/09/28(水) 22:04:48.43 ID:ZJUATT5W
ほしゅ
696 :
マロン名無しさん :2011/10/02(日) 21:59:15.27 ID:opRlN4bO
保守
test
698 :
マロン名無しさん :2011/10/11(火) 21:59:04.65 ID:E55uksZo
ほすう
699 :
マロン名無しさん :2011/10/15(土) 19:46:00.24 ID:wnDYTi4f
ほしゅ
700 :
マロン名無しさん :2011/10/20(木) 03:37:17.84 ID:TjjRCHlF
ほっす
701 :
マロン名無しさん :2011/10/22(土) 01:40:35.59 ID:pi98uVnv
ジャンプの読みきり作品っていいんですか? よければ 池本幹雄 の COSMOS のストーリーを詳しく知りたいです 探してもさわりしか見つからなかったので・・・
702 :
マロン名無しさん :2011/10/22(土) 16:01:56.61 ID:dQEHIZOO
読みきりも表に載ってるみたいだからだいじょうぶじゃね。 ただ「COSMOS」ってタイトルの漫画いっぱいありそうだから 「池本幹雄のCOSMOS」ってしっかり書いてもらわないとダメだろうけど っていうか、今からじぶんで表に書き足しちゃえば?wikiなんだし
703 :
マロン名無しさん :2011/10/22(土) 16:50:32.00 ID:pi98uVnv
>>702 どうもです。未解決のページに書き足しました
それじゃ、池本幹雄のCOSMOS知ってる方いたらよろしくお願いします
気長に待ってます
宇宙世紀0092、ハマーン・カーン死後のジオン地上軍は混乱する情勢の中、宇宙への撤退を決める。 大規模な発射基地を持つ西ヨーロッパを占領し、そこから一気に宇宙へ脱出する作戦だ。 だが地球連邦軍はジオンの攻勢の気配を読み取り、軌道上から戦艦を降下させ、 スカンジナビアのジオンに攻撃をかける。 それにより窮地に陥ったジオン地上軍を助けるため、ジ・オを中心としたモビルスーツ部隊と、 歴戦のエースパイロットであるフレドリック・ブラウン大尉が送り込まれる。 ブラウン大尉は連邦軍の攻撃をなんとか食い止めるが、別働隊の連邦軍に後ろに回りこまれ、 彼の率いるモビルスーツ師団ごと包囲されてしまう。 それを救うため、シリウスの魔女と呼ばれたマイヤー少尉が派遣された。 ブラウンの部隊もそれに呼応して攻撃を始め、敵の薄い部分を一点突破で突き抜ける。 だがブラウンは味方の陸戦艇ガイアを救おうと寄り道をしたため、単機で敵の大部隊に囲まれてしまう。 絶体絶命と思ったそのとき、敵の隙を付いてマイヤー少尉が現れ、間一髪でブラウンを救い出す。 そのころ宇宙にあるジオンの司令部では、新たに総帥となったシャア・アズナブルが、 地球への隕石落としを計画していた。 彼はジオン地上軍の撤退が遅れていることを憂慮し、サザビーを駆るクルツ大尉の最精鋭部隊を増援として送り込む。
戦力を整えたジオンは、濃霧が発生する日を狙い、連邦の一大補給基地ヴィルボトンへの奇襲を行う。 ジオンにろくな部隊が残っていないと思いこんでいた連邦軍は混乱し、あっという間にヴィルボトンに迫られる。 だがこのときたまたま、ヴィルボトンにはνガンダム試作型であるPX-00531が運び込まれていた。 試験中だったPX-00531のパイロットは独断で実戦に参加することを決める。 突如現れた新型ガンダムの圧倒的火力により、基地目前まで迫っていたジオン軍は壊滅寸前の打撃を受ける。 だが実戦慣れしていないガンダムは大火力を使いすぎ、オーバーヒートを起こしたところを狙われ、 クルツのサザビーによって破壊される。 この戦いで重要補給基地であるヴィルボトンが陥落し、連邦軍は後退を余儀なくされ、西ヨーロッパはジオンの手に落ちる。 また試作機が失われたことにより、νガンダムの完成はさらに遅れることになった。 西ヨーロッパを占領したジオンは、順次戦力を宇宙に脱出させる。 だがジオン地上軍が減ったのを狙い、連邦軍が攻勢をかけてきた。 ブラウンは最後のシャトルを防衛する部隊を率いて後衛戦闘を行っていた。 現れた連邦軍はダブルゼータを中心とした強力な部隊。 ブラウンは味方をすべて退却させ、自分ひとりだけで戦いを続ける。 ダブルゼータに狙われ死を覚悟したそのとき、まだ脱出していなかったマイヤーとクルツが救援に現れる。 危険を冒して拾い上げに来た宇宙巡洋艦ザンジバルに乗り込み、彼らは地球脱出に成功する。 こうして地上でのジオンの戦いは終結した。
以上です 説明の少ない戦闘メインの漫画だからわりと難しかった
>>706 乙
フレドリック・ブラウンとはまたベタな名前を…
書き手さん乙
>>689 まだいるかな?
航ちゃんの死を目の当たりにしたタビの前に車掌が現れる
「ここが一等星のあなたの路」
「ようこそ星の生まれる場所へ」
「どうでしたかあなたの望んだ旅は」
「望んでない!私が願ったのはー」「あなたが『航ちゃんに会いたい』と願ったから
航ちゃんの生きていた五年前にこれた」
タビは考える
(もしも本当にこの街が止まっているのが私のせいだったなら…)
ユキタと分かれたニシムラはツキコの元に行く
ツキコに自分の想いをぶつけ説得に成功
一緒にタビを探しに行く
クロネ、カノコ、トトもタビを探してる描写あり
一方ユキタ。タビを追ってプラネタリウムの投影室の扉を開けると
そこは駅
電車が止まり中に入るユキタ
後ろに車掌が現れ「切符を拝見します」
誰なんだお前は、ここはどこだと混乱する
車掌はユキタからオーディション通知の神を取り
切符を拝見したと言う
「切符は行きたい場所へ行くためのものだから行きたい場所を示すこれは立派な切符
彼女自身がそう願ったのだから」
「彼女?」
車掌は語る 5年前のあの日、タビは引っ越す日にちを1日間違えた 引越しは7月9日だからプラネタリウムの発表会は見れると思っていたが本当は7月8日だった 7月7日夜、タビは一日早くプログラムを見せてもらおうとプラネタリムに向かった そしていなくなったタビを探してるうちに航ちゃんは事故にあった 5年越しにその事実を知った彼女は「自分がいなければ航ちゃんは死ななかったのでは」 「ユキタ達を苦しめているのも自分では」と考え セキモリの力で「自分が消える事」を願った ふざけるなと怒るユキタ 今すぐ自分をタビの所に連れて行けと怒鳴る それでいいのかと車掌は問う 今乗っているのはユキタが街を出ようとしたあの日の電車 このまま乗っていれば望みは叶う 今街を出なかったら二度と出られないかもしれない、と 「……行きたい場所を示すのなら何だって切符なるんだったよな?」 「だったら俺が一番行きたい場所への路を開いてくれ あいつにもらったテガタが俺の切符だ!」 そう言ったユキタの左手にはタビのテガタが(実はテガタを分けてもらっていた) 「…君の願いをかなえましょう」 場所が変わり真っ暗な場所 ユキタ、クロネ、ニシムラ、ツキコ、トト、カノコが揃う 全員ユキタと同じようなやり取りをし、同時にこの場所に飛ばされたらしい 天井には身体が消えかけているタビの姿が
「消えたい」という願いによって少しずつ消えていくタビの身体 皆それぞれその願いを止めるよう呼びかける。 タビの心は揺らぐが、自分だけが五年後の世界の人間で みんな航ちゃんみたいに会えなくなるのなら――このまま逃げてしまいたい、と思う タビの腕が消える事で分けてもらったテガタも消え、つながりを絶たれたカノコたちは消えてしまう (ただしタビのように完全に存在が消える訳ではなく元の世界に戻るだけ) もう自分でも止められない、そう思ってるタビに差し出される手 ユキタ「何か懐かしいなこの構図」 かつて路に落ちそうになっていたタビを助けた時の事を思い出す 「これって上に昇って元の世界に戻る仕組みならタビも俺に掴まって行けば 元の世界に戻れるんじゃね?」 一緒に食べたアイスの棒のおかげでユキタだけ消えずに残ってるらしい 「アイスは溶けるし手をずっと繋いでることはできないけど 手繋いだろ?アイス一緒に食べたろ?だから友達だよ 安心しろタビ。俺たちは必ずまた会える」 (ずっと手を繋いでく訳には行かなくて) (繋いだ時の手の温度差を点々と覚えておくことしか私にはできない) (そうか 手を繋ぐって事は繋がるんじゃなくて手の温度を分け合ってるのかもしれない) (わたしを渡す) (わたしあう) どんどん消えていくユキタとタビの身体 お互いに手を伸ばす 気づくとそこはプラネタリウム ユキタの目の前には小学生のタビ 二人の前に大きな流れ星が流れる
プラネタリウムに声が響く 『こうしてオルフェウスの流した涙は流れ星になって悲しい気持ちを逆さまにする 願いをかなえる流れ星になりました』 『さぁ夜を明けさせましょう』 『以上で本日の投影は終了しました』 タビは引っ越した街のプラネタリムにいた わけの分からないタビに「やっと会えた」と声をかける職員 それは5年後のツキコだった タビはあの日学校をサボって街のプラネタリウムに来ていたことを思い出す ツキコ「本来五年前の流れ星をみることができないあなたが 何故セキモリになれ願いをかなえる事ができたのか それは五年後のあなたが五年越しで五年前の空を見たから さっきの上映であなたに見せたのは五年前の7月7日のあの街の空 あの日流れた流れ星を見ることで航ちゃんに会いたいというあなたの願いは叶えられたんです」 タビ「つまり私がさっきまで体験したことは全部夢だったんですか?」 ツキコ「でも死んだはずの航一さんからの手紙は夢じゃなく本当に届いていたでしょう 夢とは違う。あなたは五年間の物語の続きを確かめられるんだもの」 「あなたが願ったのは『航一さんに会いたい』だったでしょう 航一さんに会ったその後、あなたはどうしたかったの?」 「会いたいの続きを今のあなたなら知ってるんじゃないですか」
それから五年後の西の町 あれから街は元通りになりユキタはオーディションに間に合った (しかし結局落ちたらしい) ニシムラはやや老けた。タビへの手紙の代筆をしている クロネは高校生。天文部に入った。タビの手紙を読み今日タビが戻ってくることを知る カノコは教師を目指す大学生でクロネの部活のOB 今度プラネタリムで上映をする ナレーションはユキタに頼んだ(そういう職についたらしい) 今日東京から帰ってくるとニシムラと話してる カノコ「街が元に戻って現れた小さいタビにうちらは何も教えん買った」 カノコ「あの時航一さんが死んだ事実を知っていれば5年後しなくて済んだ辛い体験もあったんじゃ…」 ニシムラ「でも彼女の願いは『航ちゃんに会いたい』だったから たぶんあの願いで会えた街、会えた人全部が 彼女の居場所で『航ちゃん』だったんだよ」 駅のホーム 街に戻ってきたタビはユキタと再会する ユキタ「あまり驚かないな」 タビ「だってユキタ君が言ったよ」 満面の笑みで答える 「必ずまた会えるって」 終
以上で終わり セリフばっかりになってしまった
>>704-706 乙です
ジ・オとかサザビーを一般兵士が地上で使って戦うのか……
いまいち想像がつかん
そもそもジ・オとかサザビーって量産されてたのか
シロッコとかシャアの専用機で一機しかないと思ってたわ
>>704 だけどブラウンの名前はフレドリックじゃなくてフレデリックだった
せっかくなんで未解決にあったMS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝も書いてみる
ジオン公国に生まれたフレデリック・ブラウンは、MS(モビルスーツ)パイロットに憧れ、訓練学校に候補生として入学する。 一般学校の成績は最下位だったが、訓練学校では必死の努力で猛訓練に耐え、見習い下士官として合格した。 憧れのザクに乗り、厳しいが有能な中隊長バルク大尉や、人情味溢れる上官ハウンズマン曹長の元で実地訓練に励むブラウン。 だが訓練開始から一週間後、ジオン公国は地球連邦に宣戦布告し、ブラウンも学生兵のまま実戦に参加する。 彼の任務はコロニー落とし作業の警備だったが、そこでコロニー中の住人が毒ガスで虐殺されているのを目撃してしまう。 戦争の現実にショックを受けるブラウンだが、そのとき連邦軍の巡洋艦サラミスが現れ、コロニーに向かって突っ込んでくる。 ブラウンはザクの肩を吹き飛ばされつつも、仲間とともにサラミスに取り付き、ブリッジを潰して撃沈に成功した。 この戦いの結果、ブラウンに卒業証書が渡され、伍長として正式にザクのパイロットになった。 それから数ヵ月後。ブラウンは一度負傷したもののザクのパイロットとして奮戦し、 軍曹に昇進してナウマンとモーデルという部下を持つ小隊長になっていた。 戦況は思わしくなく、ジオンは地球侵攻作戦を進めていたが終結の気配がなく、 連邦軍はV作戦により新型MSと戦艦を開発し、反撃の機会を狙っていた。 ジオンの地球攻撃軍司令であるガルマ大佐が戦死してまもなく、連邦軍がヨーロッパで反撃を行うという情報が入る。 ブラウン達は鉱山地帯オデッサへの増援として、巡洋艦ザンジバルに乗り地球へと降下した。 艦内でブラウンは、黒い三連星と呼ばれるジオンのエース達と出会う。 彼らと意気投合し、新型MSであるドムを見せてもらうブラウン。だが連邦の白い新型MSはさらに強いと聞かされる。
地球に降下してから一週間後、連邦軍のオデッサ攻略作戦が始まった。 MSがほとんどなく、戦車と航空機ばかりの連邦軍だったが、圧倒的物量での攻勢にジオンはずるずると後退。 また、黒い三連星も連邦の白いMS相手に戦死したと聞かされる。 ブラウンの部隊は連邦軍の陸上戦艦ビッグトレーを攻撃、上に取り付いてブリッジや砲台を破壊するがなかなか動きが止まらない。 破壊に気を取られたそのとき、背後に敵歩兵が忍び寄り、対MSミサイルの攻撃で部下のナウマンのザクが破壊されてしまう。 倒れるザクに巻き込まれて死亡する歩兵を尻目に、連邦の将軍は自分一人で小型機に乗りビッグトレーから脱出しようとする。 だがブラウンのザクが足止めし、将軍を捕虜にすることに成功する。 捕虜になっても尊大な連邦の将軍に怒りをあらわにするブラウン。 しかしそのとき後方部隊が連邦軍に突破されたと連絡が入り、ブラウンはモーデルやハウンズマンと共に救援に向かう。 何体ものザクが無残に破壊されている中、一人で奮戦していたバルク大尉。 それを助けようとした瞬間、連邦の白いMSが現れてバルク大尉のザクは爆散する。 ブラウン、モーデル、ハウンズマンは必死に白いMSに挑むが、あっという間に三機のザクは撃破されてしまう。 かすり傷で脱出できた三人は、味方の敗残兵とともにオデッサを脱出し、ジオンのマッドアングラー隊に救助される。 オデッサは陥落し、ジオンは開戦以来最大の敗北となった。 それから一ヵ月後。今まで隠されていた連邦軍本拠地ジャブローの入り口が、 マッドアングラー隊のシャア大佐によって発見された。 その情報を元にジャブロー攻略作戦が計画される。ブラウン達の部隊には新型MSのドムが配備された。 また、戦死したバルク大尉に代わってゲイツ大尉が赴任してくるが、 この新たな中隊長は自分に甘く部下に厳しいタイプで、ブラウンは反感を抱く。
そしてジャブロー攻略作戦が始まった。 ブラウン達の部隊は空中空母ガウから降下を始めるが、 ジャブローの対空砲火は凄まじく味方は次々とやられ、モーデルも戦死する。 さらには連邦軍の量産型MSのジムまで現れ、部下のナウマンは怯えて戦えなくなる。 ゲイツ中隊長は戦わないナウマンに怒って殺すとまで言い始めるが、連邦軍が近づくと後方にさっさと逃げ出した。 ブラウンはナウマンに「かあさん一人守れないぞ」と叱咤し、それでナウマンは奮起して戦い、ジムを一機破壊する。 だが背後から現れたジムの攻撃で、ナウマンはMSを失う。 ハウンズマンの助けによりナウマンはなんとか無傷で脱出するが、そのときゲイツ中隊長より援護の命令がくる。 後方に駆けつけると、そこではゲイツ中隊長が部下を盾にして連邦軍から逃げていた。 その光景に不満を抱きつつも、連邦軍を撃破して救援するブラウン。 だが中隊長は感謝の言葉一つなく、さらにMSを失ったナウマンに気付くと殴りつけ、素手で前線に立てと罵倒した。 その態度に我慢できなくなったブラウンはドムから降りて、中隊長を殴ろうとする。 ハウンズマンが止めに入るが、なおも傲慢な態度を変えない中隊長に、ハウンズマンの方がキレて殴りつけてしまう。 ゲイツ中隊長はハウンズマンを軍法会議にかけると宣言する。 ブラウンはやり場のない怒りを爆発させ、ドムに乗り込んで単身連邦軍に突撃する。 現れる連邦軍のMSや戦車を次々と撃破するブラウン。しかし隠しトーチカの砲撃を受け、絶体絶命となる。 だがそのとき、ハウンズマンのドムが現れてブラウンをかばい、代わりに被弾した。 ハウンズマンは「常に冷静に判断しろ。自分の憎しみで人を殺すな」と言い残して絶命する。 そしてジャブロー攻略作戦は失敗し、ブラウンは宇宙往還機コムサイに乗って宇宙へと脱出した。 その後フレデリック・ブラウンは、ジオン最終防衛戦のア・バオア・クーに出撃し、そのまま行方不明となる。 彼の乗ったゲルググの残骸は見つかったが、死体はついに発見されなかった。 以上
720 :
まとめの人 :2011/10/25(火) 21:34:33.00 ID:???
おらすじ書きさんいつも乙です。久しぶりにまとめを更新しました
>>709 まだいる?最終巻といわず、初めからリクエストしたいw
よく画像まとめスレでこの漫画見かけて気になってたので
>>544 かなり前に、「エリカの丘の物語の2巻」のストーリーが知りたいとレスしました。
常駐板ではないためすっかり忘れていたのですが、ふと思い出して来たらストーリーが!
結構ふわっとした着地で終わったんですねw
だいぶ時間が経ってしまっているので見ていらっしゃるかわかりませんがお礼を言わせてください。
どうもありがとうございました。感謝します!!
>>721 いますよー
文庫版のあとがきによれば
連載していた「キャロル」という雑誌がすぐに廃刊になったために
終わってしまった作品ということでしたね
こっちこそリクエストした人は既にいないだろうと思っていたのでびっくりしました
お役に立てて幸いです
一緒に暮らそ?〜花鳥風月な兄達〜 をお願いします。 妹は兄とくっついたのか気になります。
724 :
マロン名無しさん :2011/11/03(木) 09:29:35.20 ID:yF8//jxV
ほしゅー
僕と彼女の×××お願いします
藤子F不二雄先生「征地球論」をお願いします
「アイドルマスターrelations」お願いいたします。 特に魔王エンジェル、佐野美心関係が詳しく分かると嬉しいです、
728 :
マロン名無しさん :2011/11/11(金) 23:56:23.09 ID:JBOFXiYf
ほす
「どみなのド!」をお願いします。
自分も
>>725 と一緒で
WIKIで途中まで記述がある「僕と彼女の×××」のオチが知りたいです
731 :
マロン名無しさん :2011/11/14(月) 16:41:58.11 ID:zvtYfDql
ko
僕と彼女の×××予約します
733 :
マロン名無しさん :2011/11/20(日) 22:01:35.85 ID:PW5vDYe8
他スレで誘導していただきました 【タイトル】ワンマン★アーミー 【作者名】前川K三 【掲載年または読んだ時期】10数年前ほど 【掲載雑誌または単行本】週間ジャンプ 【絵柄】不明 【その他覚えている事】 2巻分で打ち切りだった kawasakiのバイク乗りが何かに戦いを挑む その「なにか、なんのため、結果」が知りたい 知ってる方、よろしくお願いします
【タイトル】金蛇・ゴールデンスネーク? 【作者名】不明 【掲載年または読んだ時期】大体、六年前。 【掲載雑誌または単行本】 ホラー・M 【絵柄】不明 【その他覚えている事】 読み切りの作品として連載されていた。近未来の日本(貧富の差が激しくスラム化した地域(アジア系)、戸籍のない子供や、遺伝子操作された動物。軍隊などが存在する) 作品の全てに「この話は、いまから5秒後の未来の話です」と始めに書かれている。 そして最後には「この未来を変えるのは貴方です」で絞めている。また、ストーリーの全てに「かいてん? 天回」言うドラックがかかわっている。 また、若さを保つために整形を繰り返す母親がでてくる。 。 登場人物は戦争難民で日本に避難してきたアジア人のホームレス少年・かむい? と母親の娘で人工妊娠で生まれた少女 覚えている内容はこれだけなのでわかりにくかったらごめんなさい。 当時、ホラーM内のファンアート等によく掲載されていた為、評判は良かったはず。 単行本を探しているのでヨロシクおねがいします
736 :
マロン名無しさん :2011/11/24(木) 23:21:36.05 ID:GGNZ2NDN
735さん。ありがとうございます。金蛇華です。作者のブログ見て短編集とかに 載っていないかとおもっていたんですが。ありませんでした。 警告ありがとうございます。早速メール欄を消しました。
737 :
マロン名無しさん :2011/11/25(金) 00:05:34.21 ID:2Bvuhd42
【タイトル】金華蛇 【作者名】円山みやこ 【掲載年または読んだ時期】10年前 【掲載雑誌または単行本】ホラー・M 【絵柄】不明 【その他覚えている事】 カイテンというドラックがでてくる。そして「15分後の未来」というセリフがでてくる。 が冒頭に入る。 主人公かカズイというホームレスの少年。
>>737 はリクエストなのかただのメモ書きなのか
どっちかわからんな
リクエストなら「リクエストです」とか「お願いします」とか書かないと
739 :
マロン名無しさん :2011/11/30(水) 21:49:22.50 ID:Z81BTJ1h
ほしゅ
740 :
737 :2011/12/02(金) 18:57:04.05 ID:IeYsUKYi
738>>ありがとう。リクエストって書く前に書きこみを押しちゃって。 改めてリクエストお願いします
741 :
マロン名無しさん :2011/12/06(火) 23:10:52.47 ID:b7GyV4wk
ほしゅ
僕と彼女の×××を途中まで投下します
お金を使うばかりのおじいさんに疲れ果てて、 奈々子は椎名に紹介されたファミレスのバイトを始める。 さらにあきら(←本物の奈々子は追試常連)の勉強を見て、おじいさんの世話をして。 何度も千本木に迫られたり、無防備な椎名にむらむらしたり、 むらむらしているところをあきらに見つかってひどい目にあったり……。 試練の連続の中、女の武器(上目使いでゴメンナサイ)を手に入れて、 趣味がお菓子作りになって、奈々子は着実に乙女の階段を上っていく。 4人は進級して高校2年生になった。 千本木はあきらと奈々子の会話から、中身が入れ替わっていることに気づく。 千本木はあきらが奈々子を好きなことを隠すことを条件に、 自分が入れ替わりに気付いていることをあきらに伏せるように求める。 (知られるといろいろ面倒だから) 人でなしな千本木は中身があきら(男)でも、今の体が女なら問題ない、 元の体に戻らなければ大丈夫、と主張して変わらず奈々子に迫ってくる。 文化祭で奈々子と千本木は「ロミオとジュリエット」の主役に抜擢される。 シナリオを利用して千本木は奈々子にくっついてくる。 自分の体が男とベタベタしていることに気が気でないあきらは、 とうとう本番の舞台に乱入して、アクシデントで奈々子にキス。 恋人の椎名に気持ちを疑われてしまう。 「こ……これはその桃井が気になるとかじゃなくてっ」 「……もういい」プイッ 「気になるのは千本木なんだ……!」 突然のカミングアウトに女子歓喜。 青ざめる奈々子と千本木(←とばっちり)「おわった――orz」 舞台後にあきらは椎名の誤解を解いて、初キスをする。 ますます恋人としてラブラブになっていくあきらと椎名。 一方の奈々子は千本木に真顔で告白されて鳥肌を立てていた。 しかし千本木の笑顔にどきりとしている自分にも気づき、冷や汗を流す。 一体 僕はどこに向かっているんでしょう……。
奈々子は千本木に呼び出されて、会議室で再びふたりきりになってしまう。 案の定、千本木に押し倒されるが、奈々子は泣きながら拒否する。 「僕が好きなのは桃井さんなんだ……!」 その言葉を聞いた千本木はいつになくあっさりと引き下がる。 奈々子はこれで元の友人関係に戻ることを期待するが、 千本木は他の女子を優先して、奈々子に対してそっけなくなってしまう。 奈々子はその様子に落ち込み、泣きながら椎名に相談する。 「千本木君に恋してるんだね」 「ええーーーっっ!!?」 椎名の言葉にドン引きして、全力で否定する奈々子。 現状に悩む奈々子はあきらに相談しようとするが、 自分の都合ばかりを言うあきらの態度に傷つき、自分に脈がないことを実感する。 奈々子は下校時に偶然、千本木と一緒になるが、 置いて行かれそうになって千本木の服の裾をつかむ。 しかし千本木はそっけなく言う。 「俺は今のお前とお友達になる気はないから。それとも何。付き合ってくれんの?」 「いいよ。僕、千本木と付き合う」 あきらをあきらめて千本木と付き合う、という奈々子の言葉に、 千本木はふにゃふにゃになって喜ぶ。 女の子になって8か月、僕に彼氏が出来ました…。 男二人でデートしたり、女の子扱いされて喜んだりしている自分に気付いて 鳥肌を立てる奈々子。 これじゃまるでホ……。ちっ違う! あきらめるって決めたけど僕はちゃんと桃井さん(女)のことが……。 そしてあきらにきゅんとするが、外見は自分。そして"男全開"の笑顔。 奈々子は涙を流して懊悩するが、千本木のやさしさに少しずつほだされていく。
奈々子は心の底ではあきらをあきらめきれていない。 そのことを知る千本木は、あきらにラブホテルガイドを渡して 椎名と一線を越えさせようとする。 奈々子は当然、阻止しようとするが、あきらに逃げられてしまう。 性欲一杯のあきらだったが、椎名が指輪を欲しがっている姿を見ると、 ラブホテルをあきらめて残りのお金で指輪を贈ることにした。 宿泊先のホテルに帰り、椎名の指輪を見た奈々子は衝撃を受ける。 あきらの椎名への気持ちが本気だと実感した奈々子は落ち込む。 その夜、奈々子の気持ちを知る千本木は奈々子を慰める。 泣いて泣いてすっきりした奈々子に 千本木は早めの誕生日プレゼントとしてネックレスを贈った。 その夜、女部屋は好きな男子の話で盛り上がる。 奈々子は千本木との関係を聞かれて、とっさに付き合っていないと答える。 不服そうな椎名。 (奈々子と千本木が付き合っていることはあきらに隠している。知っているのは椎名だけ) じゃあ私が千本木に告白しよう!と女子は盛り上がり、男部屋に夜這いに行く。 千本木は女子たちに熱心に告白されるが「好きな人がいるから」とあっさり断った。 奈々子は赤くなるが、好きな相手のことを聞かれると、 千本木は「片思い中」と答えた。 自分への笑顔や気遣いを思い出して、奈々子は動揺する。 なおも口説こうとする女子たちに囲まれている千本木の肩をつかんで、 奈々子は言う。 「だめっ これは、僕のだから……!」 奈々子の宣言にふにゃふにゃの笑顔で喜ぶ千本木。 あまりに幸せそうな様子に女子はため息をついて引き下がり、 ふたりは公認の仲になった。 事実を知ってブチ切れるあきらに千本木は囁く。 「椎名にバラすぞ」 彼氏の正体が奈々子だと知られたくないあきらは言い返せない。 さらに今の体のままでいいだろうと千本木に言われると、あきらは迷いを見せた。
遅くなってすみません 続きはまた後日書きます
「僕と彼女の」すごいなあw 入れ替わりものは今までたくさんあったけど、 ここまで入れ替わり満喫してる漫画は珍しいw
僕と彼女の×××の続き また途中まで投下します あと一点、修正 僕と彼女の×××6の3行目 「椎名と一線を越えさせようとする。」 ↓ 「修学旅行中に椎名と一線を越えさせようとする。」
僕と彼女の×××の続き また途中まで投下します あと一点、修正 僕と彼女の×××6の3行目 「椎名と一線を越えさせようとする。」 ↓ 「修学旅行中に椎名と一線を越えさせようとする。」
修学旅行から帰宅後、あきらは奈々子と千本木に詰め寄る。 しかし椎名との恋人関係や元の体に戻る気があるのか聞き返されると、 「考え中だ」と適当な返答。 奈々子は怒って、千本木の存在の大切さを訴える。 家族に受け入れられて、恋人もいるあきらとは違うこと。 「千本木だけなんだ。ちゃんと僕だって気付いてくれていつも気にかけてくれて。 男同士の時とは意味が違うけど変わらずに僕のことを好きだって言ってくれるのは」 千本木が「いい加減な気持ちで親友と付き合ったりしない」と奈々子を庇うと、 元々親友だった椎名と付き合っているあきらは折れて交際を許可。 キスまでOKの許しが出る。 奈々子が葛藤と反発を繰り返しながら千本木の存在を受け入れていく中、 海外赴任中だった奈々子の両親が帰宅する。 おじいさんを反面教師として育った桃井憲司(以下、父)は外交官を務める常識人であり、 おじいさんは稼ぎ手である二人には頭があがらない。 父は娘の中身が入れ替わっていることを知ると、仕送りを盾にして、 一週間で機械を治すようにおじいさんに要求する。 奈々子は無事に入れ替わるためにあきらや千本木に事実を隠したまま、 入れ替えを行うことにする。 千本木と椎名への罪悪感を抑えきれない奈々子だったが、 性懲りもなく押し倒してくる千本木に身の危険と怒りを感じて、 一刻も早い機械の完成を泣きながら願う。 一方、奈々子の父は女らしく気遣いのある愛娘・奈々子(中身は男)に骨抜き状態。 さらに実の奈々子はガサツさや口の悪さを「頼もしい」と慕われており、 男らしい上原あきら(中身は女)としてとのびのびと過ごしていた。 そんな姿を見て、父は迷いはじめる。
そして機械が完成する。 桃井奈々子としての最後のバイトの日、奈々子は思わず椎名に謝罪する。 奈々子の様子がおかしいことに気づいていた千本木はその謝罪を聞いて、 入れ替え君が完成したことを察してしまう。 ふたりきりになると千本木は奈々子を押し倒して留めようとするが、 自分の体に戻りたいという奈々子の涙ながらの訴えに引き下がる。 かつて贈ったネックレスを引きちぎり、 次回デートのキャンセルを告げて奈々子を見送った。 一方、酒に弱いあきらはサバランで酔いつぶされて、 入れ替えクンの所まで運ばれる。 あきらと奈々子が揃って、運命のカウントダウン。 5、4、3、2、1…。 父は奈々子(中身はあきら)の気遣いに満ちた姿、 あきら(中身は奈々子)の勇ましい姿をを思い返していた。 一方、奈々子の脳裏に千本木の笑顔が浮かぶ。好きだよ、という言葉。 奈々子は立ち会がる。「待って!」 ……ゼロ! 奈々子を追いかけて部屋に飛び込んできた千本木に手を引かれて、 奈々子は一瞬の差で入れ替わりを回避する。 父もまた入れ替わりを中止させようとするが、 もみ合った拍子に父が機械にセットされて、小人サイズになってしまう。 おじいさん歓喜。「ついにミニミニクンの完成じゃ 桃井萬造(70)、天才――!!」 機械は壊れてしまったため、奈々子とあきらの入れ替えは失敗。 父は目玉親父サイズでしばらく過ごすことになる。 奈々子に入れ替えを止めようとした理由を問われて、父は頭を下げた。 「勝手を言って申し訳ないが このまま元に戻るのはあきらめてくれないだろうか」 お互いに今の体の方が向いていること、そして心中の迷いを指摘されて、 奈々子は葛藤する。 そしてカウントダウンの時、考えているのは想い人であるあきらのことではなく、 千本木のことだけだったと奈々子は気づく。
続きは後日 二重投稿、申し訳ありません
乙。 とりあえず1巻買ってくるわ。 これ見なかったら存在知らなかった漫画だなあ…
755 :
マロン名無しさん :2011/12/20(火) 22:10:26.33 ID:5/PhQ0zv
ほしゅ
乙です
757 :
マロン名無しさん :2011/12/25(日) 12:52:58.27 ID:0n8zMvfO
質問&雑談スレッドでこちらに誘導してもらいました お世話になります ちびまる子ちゃんの単行本未収録作品 夢について考える の巻の の内容を教えてください 完全ネタバレでOKです 出来るだけ詳しくお願いします
奈々子と千本木、あきらと椎名のダブルデートの帰り、 千本木は以前、引きちぎったネックレスを再び奈々子に贈る。 チェーンには一緒に指輪が通されていた。 「なっ 何か増えてるけどっ」 「うん、当分そこでガマンしとく。あきらがはめる気になったらはめてくれ」 もう少しだけ時間が欲しい、という奈々子に千本木は頷く。 そしてその後、奈々子は初めて抵抗せずに千本木のキスを受け入れた。 奈々子は千本木にもらった指輪を喜んでいる自分に落ち込みながらも、 このままでいいのではないかと迷い始めていた。 椎名も、あきらの家族も、そして千本木も…。 翌朝、ネックレスにつけた指輪をあきらに見つけられる。 ふたりの関係を全力で否定してきたあきらだったが、 なぜか今回は「いいんじゃねーの」とあっさりしている。 その様子に拍子抜けする奈々子。 ふにゃふにゃと幸せそうな千本木を見て、奈々子はとうとう実感する。 ああ僕 千本木が好きなんだ 誕生日の夜、奈々子はあきらを呼び出した。 時間がないと急ぐあきらに、奈々子は言う。 「僕! 桃井さんのこと好きだったんだ。入れ替わる前からずっと。ずっと好き でした」 「…………でした?」 「ごっ ごめんなさい。今はキライとかじゃなくて!」 「分かってるよ。もっと好きな奴ができたんだろ?」 奈々子の告白を受け止めて、 あきらは自分も奈々子に言わなければならないことがあると告げた。 先日のダブルデートの時に、奈々子を見て、 自分の体なのにもう自分ではないと感じていたという。 このまま入れ替わった状態で過ごすことを決意した奈々子とあきら。 帰っていくあきらに心の中で別れを告げて、 奈々子は千本木から貰った指輪に指を通した。
父を元の大きさに戻すため、おじいさんはデカデカクン初号機を完成させた。 奈々子にくっつく悪い虫(千本木)の存在が気が気ではない父は感動もひとしお。 これで可愛い娘(中身は男)を守れる! スイッチを入れて父は元の大きさに戻るが、機械は暴走。 奈々子は父を助けようとしてあきらとともに巻き込まれてしまう。 残されたのは元の大きさに戻った父と、奈々子とあきら。 しかし、奈々子とあきらの中身は入れ替わって、元通りに戻っていた。 自分の体に"ついている"ものを確認して喜ぶあきら(元・奈々子)。 返せとわめく奈々子(元・あきら)につかまれて、あきらは叫ぶ。 「やっと元に戻れたのに絶対イヤだ……!」 桃井家に訪ねてきた千本木はタイミング悪くその言葉を聞いてしまう。 デカデカクンはいつものように故障した上、 おじいさんは頭を打って昏睡状態に陥る。 奈々子とあきらは将来の見通しが立たないまま、 本来の体に戻ったままで過ごすことになってしまう。 元の体に戻れたあきら(中身も男)は、 体が戻れば恋する気持ちも消えていくのではないかと言う。 しかし奈々子(中身も女)は椎名への気持ちを忘れることを拒否して、 一刻も早くあきらの体に戻るのだと断言した。 奈々子(中身はあきら)が女の体で生きていく決意していたことを知らない千本木は、 「やっと元に戻れたのに絶対イヤだ……!」 という発言を奈々子(中身はあきら)の本音だと受け取っていた。 元の体にもどったあきらに「よかったな」と声を掛けて、 指輪とネックレスは処分しておくようにと頼んだ。 千本木との仲が破局したあきらは、元の体に戻ることにすっかり消極的になっていた。 そして上原あきらとしての将来を考えてみるが、 思い浮かぶのは千本木のことばかりだった……。 これはもうすぐなくなる気持ちだって分かってるのに 今 千本木より大事なことが思いつかない
今日はここまでです
あともう少しで終わり
>>755 漫画おすすめ
あらすじ書いてるけど端折ってる部分もあるしギャグ漫画なので
ぜひ本編読んでほしい
今回も乙!
>>760-761 現在3巻まで手元にあるw
今回は大当たり。
正直、あらすじが上手な作品は本買うとアレ?と思うことあるんだよね。
作品読むよりあらすじの方が面白いって現象。
僕と彼女はあらすじも面白ければ、作品読んでも面白いですげー得した気分。
いいあらすじ書いてくれてありがとう。
763 :
マロン名無しさん :2011/12/31(土) 22:02:58.04 ID:Hdt+lin+
野々宮ちよ子「ブサメン男子♂ 〜イケメン彼氏の作り方〜」をお願いします
勘の鋭い椎名はあきらと奈々子が入れ替わっていることに気付く。 奈々子は最初から中身が入れ替わっていたことを隠し、 「昨日、奈々子とあきらの中身が入れ替わってしまった」と説明する。 動揺する椎名に、奈々子はすぐに戻ることを約束した。 元に戻る気力をなくしているあきらを見て、奈々子は千本木を呼び出す。 きちんとあきらを捕まえておけ、と千本木を怒る奈々子。 さらにあきらが"奈々子"として生きていく覚悟を決めていたことを告げる。 千本木は驚きながらも、それは成り行きで仕方なくだと言い返した。 奈々子は突如しおらしく千本木を見つめる。 「ねえ千本木。ホントに僕のことあきらめられるの?」 あきらの真似をした奈々子を見て、千本木は勢いよく押し倒す。 「あきら………!」 部屋の前でふたりのやり取りを見守っていたあきらは、扉を開けて千本木に怒る。 「あんなに戻りたかった自分の身体なのに 千本木のせいで困ったことばっかりだ…!」 驚く千本木。あきらは奈々子に言う。 「僕、桃井さんの身体に戻りたい」 奈々子は笑顔でうなずく。 その時、おじいさんの意識が戻ったと連絡が入る。 まるで昔に戻ったように勇ましい奈々子。 他人を気遣うあきらの様子も、本来のあきらの姿に戻ったようだった。 椎名は二人が入れ替わったのではなく、 元に戻っただけなのではないかと勘づく。 しかし元の身体に戻るために桃井家に行くことを笑顔で報告する奈々子たちを見て、 椎名は笑顔で三人を見送った。
ようやく意識の戻ったおじいさん。 しかしおじいさんは額に大きなたんこぶを残したまま、キラキラした目で言った。 「入れ替えクン? 何のことですか?」 奈々子の母(脳神経科医)は「外傷性健忘症、記憶喪失」と診断する。 記憶は今日戻るかもしれないし、一生戻らないかもしれない。 迷惑な性格が治ったおじいさんは非常に礼儀正しく、 入れ替えクンのことをきれいに忘れていた。 千本木は新品の白衣に袖を通し、自分で入れ替えクンを直すことを宣言する。 主婦の知恵袋的な研究に夢中なおじいさん。 メカオンチなあきらと椎名。奈々子は論外。 千本木は入れ替えクンの研究に没頭するが、現状では手におえるものではない。 ため息をつく千本木に、奈々子は「早くしねーと浮気されっぞ」と言い放つ。 千本木は顔色を変えて本を読み始める。 その横で、椎名は奈々子にあきらとおっぱい占いをしてきた話をする。 おっぱい占いのおねーさんは入れ替わったばかりの奈々子(中身はあきら)に 「今のままの方が幸せになれる」「運命の相手が身近にいる」 と占った人物であり、確かな実力を持っている。 「で、なんて言われたんだ?」 「うん、あのね。奈々子ちゃんもあたしも将来すごく幸せになれるんだって ね、奈々子ちゃん」 「うん」 奈々子の左薬指に、以前贈った指輪をはめる千本木。 汚れた白衣を着て、涙を流して喜んでいる。 以前より髪の伸びた奈々子は千本木に抱き上げられている。 頬を染めながら、複雑な顔で薬指を見つめる。やっぱり早まったかな… ――とりあえず僕達の将来は幸せみたいです 「僕と彼女の×××」おわり
767 :
マロン名無しさん :2012/01/03(火) 02:57:41.42 ID:+foW2ava
ほしゅ
関よしみさんの「霧の底」のストーリーを教えてください。 よろしくお願いします。
少女漫画板スレで訊いてみたが、こちらに誘導されたのできました。 タイトル:にんじん・パセリ 作者名:岡本ゆり 1980年代中頃のちゃおで連載していた。 あらすじ 主人公はニンジンくんと呼ばれている彼が好きだが、幼なじみなので素直になれない。 ニンジンくんは髪が赤い。 ニンジンくんをゲットしたいと宣言する年下女子が現れて、主人公が焦る。 あとニンジンくんが軽飛行機乗りになりたいとか、高校は別々になるとかなんとなく覚えている。結末はどうなったのか覚えてないので 知ってらっしゃるお方、ラストを教えて下さいまし。
>>768 「霧の底」投下します
長くなったので、とりあえず途中まで
771 :
霧の底 1 :2012/01/09(月) 21:05:48.70 ID:???
主人公は兄の大学卒業旅行に同行して、 金持ちの高広の手配で石垣島の別荘に滞在する。 ・沙輝 :主人公の女の子。中学3年生。 ・崇 :主人公と親しくなった男の子。姉の卒業旅行に同行。 ・学 :大学4年生。沙輝の兄。眼鏡のインテリ。知識豊富。 ・明美 :大学4年生。崇の姉。明るく優しげな女性。 ・高広 :大学4年生。別荘やヨットの持ち主。気前がいいが、逆境では自己中。 ・桜井 :大学4年生。ふとっちょの男性。食欲には勝てない。 ・鈴奈 :大学4年生。短髪で活発な女性。 最終日、7人は全員でヨットに乗る。楽しく過ごす一行。 しかし途中で海が荒れてヨットが故障して、遭難してしまう。 遭難して丸一日が経過た。 食料も水なく、ヨットはボロボロ。6人はギスギスしはじめる。 さらにヨットは深い霧に包まれて、救助隊にも見つけてもらえそうにない。 そんな中、何かに引っ張られるようにしてヨットは無人島に漂着する。 沙紀(主人公)たちは無人島に着いてすぐ、手のひらほどの大きなタマゴを発見する。 飢えと乾きに苦しんでいた一行は無数に転がるタマゴに喜ぶ。 中でも高広(ボンボン)は誰よりも早くタマゴの中身を飲み干した。 その次の瞬間、高広(ボンボン)は口から大量の血を吐いて死ぬ。 タマゴが腐っていたのか?それにしても様子がおかしい。 学(沙輝の兄。以下、兄)たちはタマゴに見切りをつけると、 生きるために水や食料を探すことにする。 沙輝と崇は、疲れた中でも見捨てきれず、高広(ボンボン)を土葬する。
772 :
霧の底 2 :2012/01/09(月) 21:08:43.96 ID:???
島には船の残骸が無数にあった。そこで沙輝と崇は古い難破船を発見する。 水と食料を探しに船に侵入すると、そこには人ほどの大きさもある怪鳥が何匹もいた。 人影に気づいたトリは大きな羽を広げて飛び去る。 崇は食料として捕まえておきたかったとトリを逃がしたことに歯噛みするが、 沙輝(主人公)は見たこともない怪鳥の不気味さに怯える。 船の片隅には、一体の骸骨とともにメッセージが残されていた。 "Don't kill the BIG BIRDS. Don't eat the EGGS" (トリたちを殺すな。タマゴを食うな) 船には水も食料も残っていなかった。 そこに残されていた日記帳によると、 12年前に3家族18名でグアムのリゾート中に無人島に漂着したらしい。 そして、島にあるタマゴは煮ても焼いても食べれず、3人が死んだことが記されている。 その先は紙が貼りついて読むことができなかった。 無人島にはろくな食べ物がない。 海にも生き物の姿は見れず、陸地には虫一匹いなかった。 あるのはタマゴとトリばかり。 しかしそれだけは食べることができない…。 島は深い霧に包まれており、救助ヘリに発見してもらうこともできなかった。 一晩経って、食料を探す途中、 沙輝たちは土葬した高広の死体がなくなっていることに気づく。 土が掘り起こされ、トリの羽が残っていた。 「と…トリが掘りおこし…て、食べたんじゃ……」 「骨…まで!?」 「そ…それに……トリのしわざにしちゃ……そんなに荒れて…なかったわ……」 沙輝は原因を調べたほうがいいのではないかと考えるが、 体力も時間も残っていないと兄に却下される。
773 :
霧の底 3 :2012/01/09(月) 21:11:16.71 ID:???
遭難してから8日目。 鈴奈が出立してから2日が経った。 沙輝は死の恐怖に怯えていた。 さらに桜井(ふとっちょ)が全員分の水を飲んでしまい、桜井と崇が喧嘩になる。 明美(崇の姉)は仲裁しようとするが、とうとう栄養失調で倒れてしまう。 桜井は飢餓に耐えかねて、トリを食べようとする。 難破船の壁には"殺すな"と書いてあったが、"食べるな"とは書いてなかった。 沙輝は止めようとするが、桜井はトリに向かっていく。 「かまやしねェ…よ。死ぬまえに…腹いっぱい食えりゃ…いい……」 ナイフを振り上げた桜井だったが、トリの爪に引き裂かれ、骨を残して食べつくされてしまう。 桜井の肉をむさぼるトリの顔は、タマゴを食べて死んだ高広にそっくりだった。 沙輝と崇は動揺するが、沙輝兄は冗談じゃないと否定する。 桜井が何とか切り取ったトリの翼。 兄がかぶりつくが、翼は石のように固く、焼いても食べれるものではなかった。 さらにトリの腕には高広のしていたダイバーズウォッチが残っていた。 あのトリたちは飢餓に耐えられずにタマゴを口にした人間のなれはてではないのか…?
無人島に到着して6日が経った。 兄がリーダーシップをとって様々な手を打つが、結果は芳しくなかった。 6人は木の根や草、わずかばかりの水を分け合うものの、到底、足りる量ではない。 沙輝たちは疲れた体に鞭打ち、難破船の木を集めて一人乗りのイカダをひとつ作った。 「これが…オレたち6人ぶんの今日の水と食料…全部だ…… でも1人でどう食いつないでも3日ぶん…………」 そしてSOSの手紙を入れたビン。 ただ一人が食料とビンを持ってイカダに乗り、助けを呼ぶことになった。 問題は誰が行くか。 「あ…あたしいくわ! こんな島で…ただ飢え死にするのを待つのはまっぴらよっ」 鈴奈ひとりが名乗りをあげた。 すっかりやつれた沙輝は食料に未練を感じる。これで、今日は夜まで水も飲めない。 しかしひとりぼっちで行くことは恐ろしく、沙輝は島に残ることを選ぶ。 鈴奈は皆を迎えに来ることを固く約束して、明るい顔で霧の中を旅立った。 遭難してから8日目。 鈴奈が出立してから2日が経った。 沙輝は死の恐怖に怯えていた。 さらに桜井(ふとっちょ)が全員分の水を飲んでしまい、桜井と崇が喧嘩になる。 明美(崇の姉)は仲裁しようとするが、とうとう栄養失調で倒れてしまう。 桜井は飢餓に耐えかねて、トリを食べようとする。 難破船の壁には"殺すな"と書いてあったが、"食べるな"とは書いてなかった。 沙輝は止めようとするが、桜井はトリに向かっていく。 「かまやしねェ…よ。死ぬまえに…腹いっぱい食えりゃ…いい……」 ナイフを振り上げた桜井だったが、トリの爪に引き裂かれ、骨を残して食べつくされてしまう。 桜井の肉をむさぼるトリの顔は、タマゴを食べて死んだ高広にそっくりだった。 沙輝と崇は動揺するが、沙輝兄は冗談じゃないと否定する。 桜井が何とか切り取ったトリの翼。 兄がかぶりつくが、翼は石のように固く、焼いても食べれるものではなかった。 さらにトリの腕には高広のしていたダイバーズウォッチが残っていた。 あのトリたちは飢餓に耐えられずにタマゴを口にした人間のなれはてではないのか…?
遭難してから11日目。 残っているのは沙輝、崇、兄。そしてイカダで助けを呼びに行った鈴奈。 兄の頭は食べることでいっぱいになっていた。 「なに…か、なにか……食べる…もの」 ナ… ニ カ 食ベ… ル モ… …ノ… 妹である沙輝の肩をつかもうとして、沙輝兄ははっと我に返る。 沙輝の呼びかけを振り切って、沙輝兄は外に出た。 沙輝は栄養失調で倒れている明美に水を届けに行く。 「…………」パクパク 「え? なに……?」 口を動かす明美の声を聞き取ろうと沙輝は耳を寄せる。 明美はその耳に噛みついた。 「ヒィーーッ」 「食べ…た…い。お…ねが…い」 明美が自分を食べようとしたことに怯えて、沙輝は部屋から逃げる。 崇は明美の行動を知って沙輝の耳の傷を心配するが、 兄は「いい根性してる」と笑うと、明美のいる部屋に行く。 明美の部屋からの激しい物音に驚いた沙輝と崇が部屋に入ると、 兄が明美の足を切り取って食べているところだった。 崇は激昂して兄と揉めるが、殴る力も残っていない。 そこにトリたちが侵入して、明美の死体を残らず食い尽くしてしまう。 兄はほとんど明美を食べられなかったことに怒り、ふたりに言う。 「お…おまえら…のせい…だ。おまえら…が……」 「……」 「トリなら…明美を食っ…ても………いいん…だな トリになったら…まっさき…に…おまえ…たち…を、食って…やる……」 その言葉を残して、兄は去っていく。 崇はトリになることを選択した兄を否定して、悲しむ沙輝を慰めた。 「きっと…いまに助けが…くる。かならず…鈴奈が…」
776 :
霧の底 5 :2012/01/09(月) 21:21:30.01 ID:???
遭難して15日目。 崇は波打ち際でSOSの紙が入ったビンが流れ着いているのを発見する。 ビンを流して助けを呼ぶ作戦は失敗した。 ふたりの周囲には死を待つように鳥が集まってきていた。 すでに立ち上がる気力さえなくした沙輝と崇。 ふとトリたちが何かの気配に気づいて飛び立つ。 そしてトリたちが群がったのは、イカダの残骸に絡みついた鈴奈の死体だった。 鈴奈の死体をむさぼるトリたちの中には、高広と兄の顔があった。 もはや救助も期待できなかった。 崇は絶望の中で笑う。 「……この島じゃ……死んで…ヤツらに食われる……か、 …タマゴを食ってヤツらの…仲間になる…しか…ないんだ…な」 そして崇は沙輝に言った。 「食え…よ。沙輝」 ひとつのタマゴを沙輝に差し出し、崇はもうひとつのタマゴを飲み干した。 沙輝の目の前で崇は死んだ。 夜になる。 タマゴを握りしめたまま動けない沙輝の前で、崇はトリに生まれ変わった。 生前の面影を残した顔で、崇は沙輝に笑いかける。 ――サア 食エ…ヨ 崇の促しに応じるように、沙輝はゆっくりとタマゴに口を近づけた。 ――食エ…ヨ。沙輝 霧の底おわり
投下できたので投下しました 失敗ごめん 霧の底は以上です
すげーびっくり! この漫画、渡千枝じゃなかったのか! 内容がっつり覚えてるけど、作者とタイトル勘違いしてたわ…
投下乙でした!
780 :
マロン名無しさん :2012/01/15(日) 21:41:54.09 ID:inQxagN/
ほしゅ
「妖狐×僕SS」お願いします アニメの1話だけ見たんですが、なんか原作の展開がすごいと聞いて
>>778 言われてみれば、渡千枝の絵で余裕で脳内再生できる
関よしみだとすると、食料めぐっての醜い争いはいつものよしみ無双か…
あ、こっちも脳内再生余裕だわww
小山鹿梨子さんの「校舎のうらには天使が埋められている」お願いします。
未解決のリストの中からなら何書いてもいいのかな?
では投下しますね。未解決リストにある機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91です。
登場人物 トキオ:連邦軍少尉。テストパイロットとしてアナハイム社に出向中 アイリス:アナハイム社のMS開発部エンジニア助手 ケビン:アナハイム社専属のテストパイロット カール:元ネオジオン。現在はアナハイム社所属 レイラ:コロニーに住む元ネオジオン残党の子供 シェフィールド大尉:クロスボーンのMS試験部隊の隊長。通称「焔の虎」 オバリー少尉:クロスボーンの新人パイロット ガレムソン:ネオジオンの残党狩りを行う連邦軍306部隊隊長。トキオの元上官 []内はWikipediaから引用 [サナリィ製小型モビルスーツに遅れを取ったアナハイム・エレクトロニクス社は、失地回復の為、 非合法諜報活動を含む新型モビルスーツ開発計画「シルエットフォーミュラプロジェクト」 (SFP) を極秘裏に発足。 地球連邦軍パイロットであるトキオ・ランドールは、これにより完成した3機の試作機の一つRXF-91シルエットガンダムの テストパイロットとしてアナハイム試験艦ブレイウッドに派遣され、月の裏側の暗礁宙域・ゼブラゾーンでの実動試験に参加する事になる。 数ヶ月に及ぶスケジュールも残すところ後一週間と迫った、宇宙世紀0123年2月18日。 トキオ搭乗のシルエットガンダムとケビン・フォレスト搭乗のRGM-111ハーディガンは、模擬戦中に所属・機種不明のモビルスーツと遭遇、攻撃を受け交戦に入ってしまう。]
何とか敵を退けたブレイウッドはゼブラゾーンからの離脱を始める。 一方そのころ、所属不明のモビルスーツが帰還した先でオバリー少尉がシェフィールド大尉から叱責を受けていた。 彼らはクロスボーンのMS試験部隊であり、この遭遇戦は彼らにとっても予定になかったものであったのだ。 「クロスボーンの存在はまだ世に出すことはできない。何者であろうともわれわれの姿を見たからには口を封じさせてもらう。」 かくしてクロスボーンはブレイウッド襲撃を決めるのであった。 敵襲を警戒しながら航行するブレイウッド。クロスボーンの襲来をセンサーがキャッチする。 先に出ていたトキオは単機で二機の敵の相手をしていて苦戦する。 トキオのきれぎれの「こちらガンダ………早く…ちそうも無い…」という通信にアイリスは過去の父の死がフラッシュバックする。 アイリスはMACSS(マニューバ・コントロール・サポート・システム)のスイッチをすべて切るように言う。 機体のバランスはめちゃくちゃになり、人間に負担がかかるようになるがその分、使いこなせれば機動特性が機敏になるという。 このまま死ぬのを待つならと、スイッチを切り本当の力を発揮したRXF-91によって敵を撃墜し窮地を脱した。 敵の攻撃で航行に支障が出ていたブレイウッドは遺棄されたものの機能しているコロニー・7バンチコロニーで修理を行うことを決めた。 無事コロニーに到着し、修理を始めるが資材が足りずコロニー内のプラントへ調査に赴くアイリスとトキオとMSに乗ったケビン。 そこに30年前のMSギラドーガが襲いかかる。難なく制圧したケビンがハッチをあけるとそこには女の子が乗っていたのだった。 少女の名前はレイラといい、元ネオジオンの生き残りの子供であった。 このコロニーに住み着いていた元ネオジオンの生き残りは六年前にやってきた連邦軍によって虐殺されていてレイラはブレイウッドもその仲間だと思って襲ってきたのだ。 なんとかレイラを説得し元ネオジオンの生き残りに接触するべくMSででていくトキオたち。 レイラに先導されネオジオンの残党を保護する交渉をするも失敗。レイラのみがトキオたちについてくることとなる。
一方そのころ、ゼブラゾーンにさらなる正体不明艦が到着しようとしていた。 その艦は極秘任務を受けた連邦軍の戦艦エイジャックスで、ブレイウッドへの任命書をもっていた。 そして指令通りエイジャックスに派遣されたアイリスは、そこで二機のネオ・ガンダムの調整をすることとなる。 さらにそのころ、オバリー少尉とシェフィールド大尉はMSに乗ってデータの受け渡し場所に移動中だった。受け渡し場所にはネオガンダムに乗ったガレムソンがいた。 待っていたのが連邦だったことに驚きつつデータを渡すと、いきなり攻撃を受け、オバリー少尉が殺される。激怒したシェフィールド大尉が応戦するもののエネルギー切れで撤退を余儀なくされる。 帰ってきたネオガンダムに戦闘のあとがあったのを見たアイリスはガレムソンに詰め寄るがそのまま監禁されてしまう。 トキオはエイジャックスにガレムソンがいることを知り過去を思い出す。 ガレムソンは三年前、トキオが特殊部隊にいたときの隊長だった。 残党狩りを自分の楽しみのためにやっていたガレムソンに反抗して処分を受けたことがあったのだ。 ガレムソンの元へ行くトキオ。ガレムソンから今回の一件のネタばらしを受ける。 今回の事件はアナハイムの上層部と連邦軍が組んで、クロスボーンとブレイウッドを交戦させデータを集めた上で両方始末するという計画だったのだ。 ガレムソンと銃撃になりからくも逃げ出したトキオはアイリスを救出しネオガンダム二号機に二人で乗り込んだ。 その時、レイラとケビンが助けにきてレイラがトキオが置いて行こうとしたRXF-91に乗り込んだところ、ガレムリンをレイラが発見し、逆上してガレムリンを殺そうとする。 ガレムリンこそ、レイラのコロニーで虐殺をおこなった張本人だったのである。
レイラを抑えてエイジャックスから逃げ出したトキオたちはガレムリンの乗るネオガンダム一号機に攻撃を受ける。 レイラが初めて乗ったMSで驚異的な機動を見せネオガンダムに対抗するも形勢は不利になる。 そこにガレムソンを狙いシェフィールド大尉がやってきてガレムソンに攻撃を仕掛ける。 その隙にコロニーの中に逃げ込んだトキオたち。エイジャックスがコロニーを砲撃しようとしているのを発見し、ネオガンダムのビーム砲でエイジャックスを撃沈させた。 そこにガレムソンが追いついて攻撃をする。トキオとレイラ二人がかりでも苦戦する状況で、アイリスの指示通りトキオの乗るネオガダム二号機がガレムソンの乗るネオガンダム一号機の背中をはがいじめにする。 実は二号機はコアブロックシステムを採用していたので機体は羽交い絞めにしたままコアファイターで脱出するトキオ。 身動きが取れないネオガンダム一号機を二号機ごとレイラが切りつけトキオがとどめをさしてガレムソンを倒すことができた。 喜ぶトキオたちを遠目に見ながらシェフィールド大尉は彼らを見逃し帰還していった。 結局今回のことは事故として処理され、さらに帰還したときにはフロンティアW襲撃事件が起こった後だったので騒ぐこともできず元の生活に戻るのであった。 しばらくして再開するトキオたち。トキオは軍をやめていた。アイリスは今回の事件の戦闘データをすべて隠して会社に渡さないでいた。 それを知ったトキオたちが笑いあっておしまい。
というところで機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91はおしまいです。
お次はSci-Fi HARRY Sci-Fi HARRY漫画版は二種類あって東城麻美と阿部忍の二人が描いてる。 東城版は1995年刊行で二冊で途中打ち切り。安部版は2001年刊行で完結済み。 東城版に読む価値はまあ無いので安部版のストーリーを。
舞台は現代アメリカ。とある大学のバスケットの時間。気弱で運動もできないハリーのところにボールが来た。 お前に何ができるはやくパスしろと周りにせっつかれるなか、クラスメイトのキャサリンがシュートして!と声をかけてくれた。 やる気を出してシュートするハリーだったがなぜかゴール後ろの窓が割れガラスがキャサリンに降り注ぐことに。 それが原因でクラスメイトに殴られているのを助けてくれたのはキャサリンの恋人のジョンだった。 一方そのころ、町では器物破損事故が多発していて刑事が捜索していた。道路標識が捻じ曲げられたり信号機がねじ切れたり…… ベンチに座りいじめられている時のことを思い出しているとキャサリンがやってきてやさしい言葉をかけてくれ、キャサリンが気になってくるハリー。 その夜、キャサリンがジョンとデートをしていると不意を突かれキャサリンが連れ去られてしまう。 犯人は昼間ハリーをいじめていたクリスだった。レイプされる間一髪のところに現れたのは、キャサリンになにかあったと勘でわかったハリーだった。 しかしハリーはクリスに強く言えず殴られ、キャサリンを助けることができない。 いよいよキャサリンが危ないとなったとき、近くの工場が大爆発を起こして炎上し、それに驚いたクリスは逃げて行きキャサリンは助かるのであった。 一方そのころ、刑事たちは爆発のあった工場の近くで起きた首をねじり殺された変死体を発見していた。 ハリーはキャサリンの家に招かれていた。 キャサリンの弟のエリオットが見ているテレビに出ていた超能力者ミラキュラス・ミックのスプーン曲げを真似てみたところ驚くほど簡単に曲がるのである。 何度やってもスプーンは曲がる。これでハリーを馬鹿にする人は誰もいなくなるとキャサリンは大喜びする。 一方そのころ、変死体を捜査する刑事たちのもとに、別の場所でも同じ殺害方法の変死体が発見された報告が入る。その場所は奇しくもキャサリンの家の近くであった。 公園でキャサリンとともにスプーン曲げの練習をするハリー。 一方そのころ同じ公園で母親が子供の前で首を折られ殺害されていた。 大学の校舎内でクリスとジョンの喧嘩を止めるためナイフを曲げるハリー。 一方そのころ、校舎の外では首を折られた学生が……
超能力があると自覚したハリーはキャサリンに連れられTVショーに出ることに。 首が折れる変死事件の新聞を見ながらその番組のCMを見ていたジョンはハリーと変死事件の関係を発見する。 ハリーの超能力はコントロール不能で周りの人の首を折ってしまうことをハリーに告げるジョンだったが、 やっと巡ってきた自分のチャンスを捨てられないハリーはジョンを気絶させTV局へ向かう。 ハリーのTVショウがはじまる。 刑事を連れてTV局に入るジョン。 デモンストレーションで満員の観客の前でスプーン曲げを行うハリー。 TVスタッフがジョンの目の前で首を折られて死ぬ。 いよいよハリーのスプーン曲げを電波に乗せる間際、ジョンが放送を止めることに成功する。 そしてスタジオに向かったジョンが見たものはハリーとキャサリン以外観客が全員首が折られて死んでいる状況だった。 ぼくじゃない…そういって力を解放させたハリーはスタジオを爆発させ行方をくらますのだった。 ハリーを探すジョンはTV局のプロデューサに会う。その帰りなぜかFBIに拘束されそうなところを刑事にたすけてもらう。 もう一度プロデューサーに会いに行くが首を折られて死んでいた。彼が残したメッセージから告発者アキューザーという言葉が浮かび上がる。 ハリーは謎の組織に拘束されていた。その組織の名はアキューザー。 そこで、スタンリーという男にレイプされそうになったハリーは力を暴走し脱出をする。そしてジノリという少女に助けられる。 ジノリと友達になるハリー。裏切らないでねというジノリ。 そこにハリーの勘がキャサリンの危険を感知する。キャサリンはハリーによってTV界を追われたミラキュラス・ミックに襲われていたのだった。 そこに駆けつけるハリーだったがミックがハリーに銃を突きつけ絶体絶命。 しかしミックは逆に超能力で首を折られ死ぬのであった。 そこに現れたヘリ。急に熱を出して倒れたハリーをそのヘリに乗せるキャサリン。とそこには謎の組織アキューザーのケイトがいた。 ハリーを預けて一息ついたキャサリンのもとに子供とは思えない冷たい顔をしたジノリが現れる。 ハリーが帰りたいというから帰らせたのに…とキャサリンを責めるジノリ。そしてもうハリーは返さないからと告げ去っていく。
ハリーの容態を見ていたケイトのもとに扉をサイキックで壊しながらジノリが入ってきた。 口論の末、ハリーを殺そうとしたスタンリーをサイキックでバラバラにして殺してしまうジノリ。 そしてそのままハリーを自分の家に連れ帰ってしまう。 そのころFBIと接触していた刑事はアキューザーの正体を知る。 アキューザーとは冷戦が終了して不要になったCIAが持っていた冷戦時代のアメリカの暗部と言っていい会社を買収した企業家やCIA・OBによる組織だったのだ。 ジノリの家に連れていかれたハリーだったが、今までのことがうそのように穏やかに、二人で楽しく暮らしていた。 ところが、アキューザーからハリーに抹殺指令が出ていたのだ。 ハリーを暗殺しようとした少女をサイキックで殺そうとするジノリだったが、その少女は対サイキック用に強化されていて逆襲される。 そこへ現れるハリーだったが様子がおかしい。 ハリーは何者かに体を乗っ取られていたのだ。のっとっていた存在こそが真のアキューザーであった。 真のアキューザーとはCIAによって利用され、冷戦時代に繰り返された薬物実験などで後遺症に苦しむ超能力者たちだったのだ。 彼らはCIAの管理下に置かれジノリの家の地下で植物人間状態で幽閉されていたのだ。 ハリーの体を乗っ取ったアキューザーはその、超能力を電波に乗せる力を利用してアメリカ国民すべてにアキューザーが味わった苦痛、屈辱、罪を知らしめようとしていた。 アキューザーの力を束ねる存在として生まれたジノリはアキューザーに裏切られサイキックも使えなくなってしまった。 ジノリはハリーを取り返すためにハリーの心にダイブする。そこはTVショーの舞台だった。 アキューザーに唆され、もう一度、今度はちゃんとスプーンを曲げるから邪魔をするなとジノリに告げるハリー。 ジノリはハリーを説得する。
「超能力なんかなくたっていいじゃない。普通のハリーでいいじゃない」 「それじゃ駄目なんだっ!何も無い僕じゃ!ジノリにはわからないよ。僕のことなんか」 「わかるわよ……ずっとあの家で一人で暮らしていたのは人の悪意に触れないためよ。人は必ずいつか私を裏切る……でも」 「ハリー……あなたは違う。人に悪意を持たない。うらやんでも畏れても悪意は持たない、裏切らない」 「私はあなたのそばしかいられないの」 「ハリー」 そう言ってハリーの心の中から消えるジノリ。 ジノリの説得でアキューザーに刃向うハリー。200人の超能力者たちであるアキューザーを圧倒するほどのサイキックが発揮される。 気を失っていたハリーはキャサリンに起こされる。人間として成長したハリーはキャサリンに別れを告げジノリのもとへ向かう。 そのころ、組織の方のアキューザーは軍隊によって攻撃されていた。FBIとCIAを束ねる男、アメリカ合衆国大統領の命令でアキューザーを、ジノリを消すよう命令が出たのだ。 ジノリは自分の家でハリーのことを思い涙していた。 銃弾を止め、攻撃ヘリを落とし、ジノリの家に向かうハリー。そして二人が出会い、抱き合った瞬間、戦車による砲撃が…… 一年後 スプーンでアイスを食べながらTVの野球中継を見ている大統領。突然画面にハリーが大写しになる。 場面は変わって野球場。ハリーとジノリは手をつないで野球場にいる。 「あの人TV見てたかな?」 「それは大丈夫だと思う。でも……」 「また、はずしちゃったかもしれない」 曲った血まみれのスプーンが描かれておしまい。
というわけでSci-Fi HARRY以上です。 アニメのほうはもっと無茶苦茶でアキューザーの正体がアメリカ国民全員のことだったり、 ラストはジノリとハリーがフュージョンENDという理解不能の終わり方だったりした怪作でした。
最後に半熟忍法帳の雑誌で掲載されなかった話(単行本書き下ろし分) 全体のストーリーは割愛して該当部分だけ。
799 :
半熟忍法帳 :2012/01/18(水) 00:21:14.38 ID:???
最終回からしばらくして、沙織が大頭に嫁いだことで紅影団は火車忍軍に吸収合併されていた。 そんなある日、敵組織に沙霧が襲われていることがわかり沙霧のもとに急ぐ小頭だったが、ぼろぼろの沙霧をかばい刀で顔面を切られそのまま川に落ちてしまう。 そして小頭を助けるために川に飛び込む沙霧。 沙霧が小頭の顔面の刀傷を触るとずるりと顔の皮がはがれ月影の顔が出てくる。 実は小頭の本当の顔は月影で、昔雷太たちを拾った時に厳しく育てるために鬼のような顔に変装して生活するようにしていたのだった。 敵組織を片付けたのちのある日、桔梗(沙霧)が小頭のもとへ歩いていた。沙霧は小頭のために桔梗として変装したまま小頭と結婚しようとしたのだ。 小頭にプロポーズする桔梗だったが、小頭は沙霧が好きだからといって断る。 そして桔梗は変装をといて正体をばらし沙霧として結婚することとなった。 月日はめぐって数年後。 かすみと疾風の祝言の日。 二児の母で三人目を身ごもっていた沙霧と月影のままの小頭などがいるなか、 ウエディングドレスのかすみと紋付の疾風の結婚式が紅影団やいつものメンバーでドタバタになっておしまい。
これで半熟忍法帳の雑誌で掲載されなかった話(単行本書き下ろし分)はおしまい。
サイファイハリーとシルエットフォーミュラ読みました、乙です
タイトルが思い出せないんだけどストーリーが気になって気になって。 学園 複数で夜の学園に潜入 夜の王?的なことば アンデッド 10年位前に見た。 わかる方いらっしゃったら教えてください。
相川有の「DARK EDGE」じゃないですか? なら書けますけど
●基本設定 「メゾンド・章樫(あやかし)」という、高級マンションが舞台。 特別な家柄の者しか住むことを許されず、厳重なセキュリティが施され、 住人一人につき一人のシークレットサービス(以下、SS)がつくという。 実は住人は従業員も含めてほぼ全て、妖怪と人間が交わった末の子孫で、 そのうちでも珍しい、妖怪としての特性を色濃く持った「先祖帰り」たちだった。 先祖帰りたちは、始祖となった妖怪と同じ日・時間に生まれ、同じ容姿と性質を持ち、 稀にその記憶を受け継ぎ、不思議と同じ運命を辿るとされている。名前も初代のものをつけるのが慣例。 普通の子供のように両親の特性を継がないこと、人間離れした性質を持つことから、 先祖帰りは家庭内で異形視される事が多いため、マンションに身を寄せ合う事が確立された。 また、先祖帰りは純粋な妖怪に狙われることがあるため、互いに守り合う必要もあった。 SS制度はそのためのもので、主従としての拘束性はそれほど強くない。 ●一章 白鬼院凜々蝶(しらきいいん・りりちよ /以下、りりちよ)は鬼の先祖帰りの少女。 妖怪の血を受け継ぐ家は何故か栄えるため実家はお金持ちで、 その事をやっかまれでいじめられたり、純粋な人間である妹と比べて親から愛情をそそがれなかったりと、 あまりいい環境で育たなかったせいで、なにかされる前に先手で冷たく暴言を吐いてしまう悪癖があった。 そんな性格を変えたいと思いながら、長年の習慣で変えられないことを、僕っ子であるりりちよは、 「時間は重みだ 僕はそう思う」 と内心でつぶやいた。 人と上手く接する事が出来ないりりちよは、高校進学を機に、一人で暮らすために家を出た。 メゾンド・章樫に入居する事になったが、一人で生きたいからとSS契約もしていなかった。 マンションにつくと、そこには何故かりりちよのSSを名乗る青年がいた。 御狐神双熾(みけつかみ・そうし)というその青年は、 何故か初対面のはずのりりちよを崇めており、「凜々蝶様」と呼んで慕い、 自主的にりりちよを守るためのSSに志願してきた。りりちよの転居の情報を得て前日に越してきたという。 身に覚えのない好意を向けられりりちよは困惑するが、ストーカーチックな双熾を仕方なくそばに置くことにした。
りりちよは危機を何度か双熾に救われ絆を深めていきつつ、 同じマンションに住み同じ高校に通う他の先祖帰りとも仲を深め、 少しずつ悪癖の払拭に励むようになった。 その他の主なメインキャラ ・反ノ塚連勝(そりのづか・れんしょう) 一反木綿の先祖帰り。普段は普通の姿で高校3年生。りりちよとは幼馴染である。 悪態をつくものの文面では本音を出せるりりちよからよく長文の手紙をもらっており、理解者。 ・雪小路野ばら(ゆきのこうじ・のばら) 雪女の先祖帰りで成人女性。反ノ塚のSSを務める。 若干百合っけがある。 ・青鬼院蜻蛉(しょうきいん・かげろう) りりちよと同じく鬼の先祖帰りの青年。常に仮面をつけた変態。口癖は肉便器。 慣例としてりりちよの許嫁で、文通していた。 ・髏々宮カルタ(ろろみや) がしゃどくろ(巨大なドクロ)の先祖帰り。普段はりりちよと同い年の少女。蜻蛉のSS。 ぼんやりとした性格で食べ物ばかり食べている。 ・渡狸卍里(わたぬき・ばんり) 豆狸の先祖帰り。普段はりりちよと同い年の少年。カルタの幼馴染で思いを寄せる。 ・夏目残夏(なつめ・ざんげ) 百目の先祖帰りの成人男性。渡狸のSSを務める。 過去未来、人の思考、物理的なものに関わらず様々な物を見通すことができる。
先祖帰りの扱いには家庭ごとに差異があった。 尊ぶ家もあれば差別するところもあり、かつての双熾は軟禁されていた。 両親が誰かも知らないような環境で双熾は、汚い手を使ってでも自由を得ようともがいた。 手始めに使用人女性に体で媚を売り、より上の立場の女性に近づいていき、 とうとう一族の中で一番立場の強い女性に行き付き、先祖帰り家系の集まりに顔を出せるまでになった。 そこで出会った御狐神家より立場の強い家の女性は、 先祖返りの子供を持つ母親で、見返りなしに双熾を引き取った。 その家の息子は蜻蛉で、まだ子供である彼の世話を見る代わりに、 双熾は給与をもらい、いつかその金で家を出て一人で生きようと考えていた。 双熾がりりちよを知ったのは、蜻蛉に彼女からの手紙の返事を書くよう求められてだった。 手紙で知るりりちよは、繊細で潔癖そうな少女だった。 物心ついた時から他人に媚を売るための作法ばかり学習してきた双熾は、 淡々と相手が好みそうな内容を返信し続け、あくまでも仕事として手紙を書いていた。 だがいつからか、感傷的なりりちよの文に牽引されるように、 無感動だった双熾の中に感情が生まれていった。 一度りりちよは蜻蛉の家にやってきた。 遠くから見た実際のりりちよは、傲岸不遜な物言いをする子だった。 あんな子があの手紙を書いていたとは思えず、向こうも代筆だったのではと双熾は一度落ち込んだものの、 表面上は強気なりりちよが、他人の家ですごす緊張から帰宅した後吐いたということ、 代筆を頼む器用さもなく手紙はやはり自筆だった事、家庭の事情などを蜻蛉から知らされ、 自分と同じように不遇な立場にいながら感情を殺せず耐え続けているりりちよを守りたいと思うようになった。 というのが双熾がりりちよを以前から知っていた理由だった。 りりちよは文通の相手が蜻蛉ではない事には気づいていたが、まさか双熾だとは知らず、 蜻蛉の暴露により真実を知った。好意を寄せてくれる双熾のためにもと りりちよは性格矯正をがんばるようになった。
マンションの専属コックは河童の先祖帰りで、彼の息子は普通の人間だった。 先祖帰りは始祖と同じ特性を持ち、言い換えれば生まれ変わりのようなものだった。 「お父さんが死んだらまた生まれ変わるんですか? お父さんは来世でお母さんと違う人と結婚して僕じゃない子供のお父さんになるんですか?」 不安がるコックの子供のために、来世のコックに向けてタイムカプセルを残そうという企画が起こり、 りりちよたちも手紙を書くことになった。 来世の自分なんて実感がわかないからとりりちよは、差し当たっての目標として、 「悪癖を直して双熾のそばにいたい」的な事を書いたところ、うっかりそれを双熾に見られてしまった。 りりちよは激しく動揺したものの、口頭で改めて愛を告げ、双熾と交際するようになった。 りりちよと双熾はラブコメな日々をすごし、りりちよ入居後から半年ほどがたった。 そんな時、先祖帰りたちの眠れる妖怪としての本能を呼び起こし、 「百鬼夜行」を行い人間に害なそうとする謎の少年・犬神命(いぬがみ・みこと)が現れた。 それに逆らい立ち向かうりりちよたちだったが、犬神は強く、 りりちよをかばおうとした双熾は首を切り落とされ絶命した。 やがてまた春が訪れ、一人の少女がマンションに引っ越してきた。 つい人に悪態をついてしまうその少女はりりちよという。 彼女の前に現れた青年・双熾は、何故かりりちよを「白鬼院様」と慕い、SSになると申し出た。 りりちよは初対面の彼を前に、何故か涙をこぼした。 「時間は重みだ 僕はそう思う」 第一章終わり
●二章 りりちよお金持ちの子で、、家におもねり表面上だけ愛想よく接してくる同級生らに苛立ち、 人を遠ざけようとつい悪態をついてしまう悪癖を身につけていた。 マンションに移り住んでからは、SSの双熾や他の住民に囲まれ少しずつ丸くなっていった。 そんな彼女の前にある日、中年男性の姿となった反ノ塚が現れた。 その姿を見た瞬間、りりちよは意識を失った。 実は二章は一章から23年後の話で、りりちよを始めとするほとんどのキャラは、 一章のキャラの来世であった。反ノ塚だけは死なずにそのまま年を取っていた。 一章双熾の死後、一章りりちよはふさぎこみやがて死んだ。 百鬼夜行について調べようとした他の面々も次々に死んでいき、百鬼夜行の消息も途絶えた。 先祖帰りとは、ただ祖先の特性を継ぐのではなく、本来不死のものである妖怪が人とまざった事で、 人の腹を介して何度も再生している姿だともいえた。 生まれ変わった先祖帰りらは、りりちよと双熾は一章と同じ年齢差だが、 カルタはだいぶ年上の二十歳、野ばらと渡狸はりりちよより年下になった。 りりちよと双熾と渡狸以外の面々は、つい十数年前の事である前世の記憶を思い出していた。 彼らは時々集まっては、自分たちの死の原因をつくった百鬼夜行とはなんだったのかを調べ続けていた。 前世の事を忘れているりりちよらに、辛い記憶を無理に思い出させたりしないようにしていた。 人の心をある程度見ることのできる夏目は、双熾は本当は前世を思い出しているのではと疑っていた。 反ノ塚と再開し倒れた後、りりちよは悪夢を見た。 誰かの生首を抱いて泣くというものだった。 目覚めたりりちよは、夢の中の生首と同じ顔の双熾の姿に違和感を訴えた。 双熾はりりちよのことを、「白鬼院様」から「凜々蝶様」に言い換えるようになり、 暗示をかけるかのように、悪いことは全て忘れるよう諭し、 りりちよは胸に引っかかる断片的な記憶を忘れることにした。 以下連載中
変な名前ばっかだな
811 :
マロン名無しさん :2012/01/24(火) 22:52:44.59 ID:tVpWa3M5
保守 そろそろ容量も終わりに近づいてきたね
『さらい屋五葉』を詳細までとはいかず、中間ぐらいの感じで どなたか書いていただけませんか?
>>812 長くなるかもしれませんが、書いてみます。
週明けぐらいまでお待ち下さい。
末松正弘さんという方が描いた「エイトマン」というSF漫画の内容と最終回を教えてくれませんか?ボーイズコミックという雑誌で連載されてましたが、廃刊になっていました。
815 :
マロン名無しさん :2012/01/30(月) 22:04:01.89 ID:zp+OXsIg
ほしゅ
小学館IKKIコミックス 全8巻 誘拐を「つとめ」「働き」、押し込み強盗や強盗致死を「急ぎ働き」など、時代劇的な表現が散見されます。 物語の趣には欠けますが、書き人が口語的な表現に変えている部分があります。 原作には文中で紹介する他に銀太という仲介屋、主人公の弟妹、いい味出してる立花という同心が登場しますが、これらのエピソードを拾っていくと止めどなく長くなってしまいますので、思いっきり省いています。 過去と現在が飛び飛びに交錯するシーンがあり、書き人の方で勝手に切り貼りしていますので、原作とは時系列が違う部分があります。 ノイタミナで放送されたアニメとは結末が異なります。 以上、ご理解、ご了承くださいませ。
気弱な浪人・秋津政之助(政)は郷里への送金の必要に迫られ、誘拐を生業とする拐い屋・五葉の用心棒になる。 脛に傷を持つ五葉の面々をまとめる頭目・弥一(イチ)はヤクザな遊び人のようでありながら、どことなく品のある男。 五葉には他に居酒屋の主人・梅造、女郎上がりの色っぽい美人・おたけ、腕のいい飾り職人として様々な店に出入りする情報屋の松吉がいる。 人質は薬で眠らせて、彼らが「ご隠居」と呼ぶ、引退した盗賊一味の元締め・宗治の庵に一時預かってもらい、身代金を受け取った後に生きて返す。 彼らが関わった誘拐には、五葉の楓の葉を添えた脅迫状を相手方に届けるという習わしである。 相手を吟味し、江戸で「五葉」の名が噂されることもなく、彼らの仕事は上手くいっていた。 複雑な想いを抱きながらも悪事に手を染める内、政はそのバカ正直さで彼らの信頼を得ることとなり、また、政も彼らに居心地の良さを感じるようになってゆく。 そんなある日、政は、新たに奉行所に赴任してきた与力・八木平左衛門と知り合う。 政と一緒にいた弥一を見かけた八木は「墓参りに付き合え」と政を誘い、道すがら昔話を話して聞かせる。
八木は元々この近くの沢井という旗本の次男坊で、後に八木家に養子に入り、江戸を離れていた。 沢井家の向かいには、同じく旗本の三枝家があった。 刻限過ぎまで遊び回って締め出された八木は、見かねた三枝家の使用人・弥一に招き入れられ、やがて互いに「弥一・平左」と名で呼び合う程に親しくなる。 その後八木は、弥一に懐いていた三枝家の跡取り息子・誠之進とも親しくなっていった。 この時代、子供が出来ずに貰い子をしたものの、後に跡継ぎが出来、疎まれる子も多かった。 誠之進もそんな子供であった。 肩に五葉の火傷の痕がある他は文武に優れ、利発な少年であったが、奥方に嫌われていた。 折悪く奥方が懐妊し、ますます誠之進の肩身は狭まった。 そんな身の上の誠之進にとって、弥一と八木は兄のような存在であった。 しかし更に折悪く、誠之進は誘拐されてしまう。 誠之進は家に戻って間もなく病死したとされ、それからすぐに、弥一も井戸に転落するという事故で亡くなった。 本当の跡取り息子もその後亡くなり三枝家は断絶、真相は闇の中… 長い話が終わり、辿り着いた墓には「弥一之墓」と書かれていた。
そして。 数年前に残忍な急ぎ働きで江戸を騒がせ、獄中にあった盗賊一味・白楽(ばくろ)の残党共が出所する。 彼らは自分達を密告し、一味の金を持ち逃げしたとされている「霧中の誠」という男を探しに江戸にやってくる。 残党の内の一人・仁は、つてを頼ってご隠居の庵に身を寄せる。 そして五葉は、新たに誘拐を決行。 大旗本である加納家の嫡男を拐うも、受け渡し人は身代金の半分と「あれは嫡男に非ず。返さずともよい。そちらで内密に処理されたし。表沙汰にすれば五葉の名が瓦版に躍ることになろう」と言い置いて去ってしまう。 身代金は嫡男の始末料ということだ。 事前の下調べでは、嫡男は養子ではないはずだった。 嫡男は奥方の不義の子で、誘拐されたのを幸い、厄介払いをされたのだろう…とイチ達は結論づける。 いつもクールなイチにしては珍しく、加納の嫡男に顛末を話して聞かせる。 家には戻るなと説得するが、嫡男は信じず「金は父上が私の為に用意してくださったのだ。そうでないはずがない」と涙ながらに訴える。 ふいに出ていってしまったイチを追った政は、イチの泣き笑いのような顔を見て、彼が三枝誠之進であると確信するのであった。
加納の嫡男を殺すわけにもいかず、梅造は彼を江戸の外れに離した。 後日、嫡男の行く末が気にかかり、加納家に向かったイチと政の前に、仁が現れる。 「霧が晴れたな、誠」 不穏な空気を感じた政はイチを逃がし、仁と向き合う。 仁は匕首(あいくち=短刀)を納め「あいつに、次はケリをつけると伝えろ」と去る。 住まいの長屋に戻った政はある決心を固め、イチに自分の身の上を語る。 政は秋津家の長男として生まれながら、人見知りで気弱な性格ゆえに宮仕えに馴染めず、藩主より暇を出されてしまう。 剣の腕は良いものの、人目が多いと足がすくんでしまい、満足に立ち合いも出来ない。 背だけは高いが、自信の無さから、いつしか猫背になった。 そんな自分を変えたい、そしていずれは再仕官を果たしたいと思い、政は江戸に出た。 しかしそう簡単にはいかず、何度も用心棒の職をクビになり、途方に暮れていた時にイチに声をかけられた。 「お前さん、俺を守ってくんねえか?」と… 母が病に倒れたとの手紙が届き、政にはどうしても金が必要だった。 後にそれは弟・文之助による嘘であったと判るが、自分の離藩により俸禄を下げられ、替わって跡を継いだ弟の苦労を思えばこそ、知らぬふりをした。 戸惑いながらも悪事に手を染め、再仕官など望めぬ身となったが、後悔は無い。 「過去は関係ない。今を楽しめ」と軽やかに世を渡るイチの様は小気味良く、政は彼のようになりたいと思った。 しかしイチの過去を知った今、政にはそれがイチの精一杯の虚勢のように感じられるのだった。 「過去に囚われているのは、弥一殿なのではござらんか?」 「なんだと!」怒るイチに、冷静に政は相対する。 「某(それがし)が身の上を話したのは、弥一殿のことを知りたいと思ったからでござる。某はこれから、ご隠居をお訪ね申す」
江戸の外れ、ご隠居の庵にて、政はイチの過去を聞く。 誠之進を誘拐した白楽に、三枝家から始末の申し入れがあった。 誠之進をよく知る弥一は、とうに事故に見せかけて殺されていた。 仁は誠之進を気の毒に思い、手元に置くことにした。 仁は「過去は関係無い。今を楽しめ」と誠之進に言う。 しかし、家人に見捨てられたという思いを拭えず、誠之進は自らを「霧中の誠」と称した。 霧の中であれば、女子供であろうと平気で斬れる。誠は冷酷な殺人者に成長していった。 仁は誠を恐れながらも同情し、繰り返し「今を楽しめ」と言い聞かせた。 長じて、ある大店に急ぎ働きに入った白楽一味は追手をまく為、バラバラに逃亡した。 この時、金を運んでいたのは誠だった。 結局、この急ぎ働きで白楽一味は一網打尽にお縄となり、誠だけが逃げ伸びたのだった。 仁は白楽の残党があと二人いることを知っていた。 ご隠居に身を隠すよう差配し、イチの下へ向かう。 仁には、自分が誠之進を霧中の誠にしてしまったという後悔があった。 しかし白楽の者として、裏切り者へのけじめはつけなければならない。
同じ頃、加納家を探った松吉は、嫡男が病死として処理されたとイチに報告する。 荒れたイチは松吉に匕首をつきつけ、過去を明かす。 「身を守る金さえ手に入りゃあ、五葉なんて、俺にはもう無用のものだ」と言い捨てる。 その夜、政は弥一(本者)の墓にイチを連れ出した。 峠に差し掛かると、白楽の残党二人が現れた。政は二人を斬り、返り血を浴びる。 「某、人を殺めたのは初めてでござる。慣れてしまえば、何も感じなくなるものなのでござるか?」 「…そんなことを責めるなら、なんで放っておかない?白楽での俺を知ってるんだろう?だったら…」 「軽蔑いたす。だが、それを知っても尚、弥一殿と共に行く気持ちが勝ったのだ」 政はイチの手を引き、墓へと誘う。 寂しい林の奥に、粗末な石でポツンと建てられた、弥一の墓。 幼い頃が思い出され、イチは慟哭する。 誠之進であった頃、肩の傷さえ無ければと嘆くイチに、弥一がくれた言葉。 「鮮やかで、とても立派だ。自信をお持ちなさい。誠之進様の火傷の痕は、この楓と同じでしょう?」 庭の五葉の楓を見上げ、弥一は言った。 「誠之進様はお優しく、お強い。あの楓のように立派に成長なされる。私はそれを、お側でお見届けいたします」 しかしその夢は、叶うことはなかった。 その夜からしばらくして、瓦版に五葉の名が躍った。 切れ者として名高い八木は、政が刀で斬った白楽の残党の遺体を改め、着実に五葉の正体に迫りつつあった。 ある日の夕方、1人で弥一の墓に参ったイチは、白楽の仁 と出会う。 仁はイチを追い詰め斬りつけるが、自責の念に止めを刺せず、逃がしてしまう。 仁が林の中で途方に暮れていると八木が現れる。 八木は三枝誠之進を知っていることを明かし、仁はイチの白楽時代の過去を話してしまう。 「俺はあいつを見逃しちゃならねえ。ならねえが…あいつの希望を俺は奪った。今それをまた奪い上げる事は、俺にはできねえ」 仁は「誠をあんたに託す。つけるべきけじめを、奴につけさせてやってほしい」と八木に手をついた。 翌日から、梅造の店の近辺に八木の姿が散見されるようになった。
イチは自身が居候をしている女郎宿・桂屋の女将に政への文箱を託し、身を隠した。 弥一の墓で時を過ごし、いくばくか戻ると八木が待っていた。 「弥一、霧中の誠、三枝誠之進。一体、どの名のおめぇと接すりゃいいのか」 「三枝?」イチは薄く微笑んで「俺の名は弥一だ」と言い切った。 八木はイチの前に一歩踏み込む。 「北町奉行所与力・八木平左衛門として弥一、おぬしを拐かし一味『五葉』頭目、その疑いのかどでお縄とする」 五葉の面々は表向き平静を装い日々を暮らすが、イチがいつ自供するかもしれぬと疑心暗鬼となり、揉めることも多くなった。 そんな中にあって、政だけは頑なにイチを信じ、誰もがその愚直さにいっそ清々しさすら感じている…といった風であった。 金だけで繋がっていると思っていた五葉という組織が、いつの間にか大切な心の拠り所となっていたことを感じ、その終わりを寂しく思うのだった。 イチは拷問を伴う厳しい取り調べにも何も喋らず、一人で罪を被ろうとしていた。
政は八木の住まいを訪ね、座して向き合った。 「弥一殿を助けたい」 八木は立ち上がり、政を見下ろす。 「無実を証明するものを持っているか?それもなく、ただ助けたいとすがりに来たか」 「八木殿しかいないのでござる」 「五葉一味の名が出れば一同、死罪を申し渡す」 八木は政に背を向け、窓の外を見やる。政は膝に拳を握りしめ、汗をかいていた。 「八木殿はなぜ、白楽ではなく、五葉の件で縄をかけられたので?」 「奴が、自分が弥一だと申したからだ」 「…では、霧中の誠だと申せば白楽として捕らえたのでござるな」八木は答えない。 「もしも三枝誠之進と申していたら、見逃されていたので?」 八木は政の方を見ずに、目を閉じた。 「話は…それだけか?」退室を促す八木に、尚も政は食い下がる。 「弥一殿には、生き長らえてもらいたいのでござる!」八木は政に向き直る。 「お前さんは、道理の通らぬことをしている」そう言って、政を見据える。 「…俺は今、役人として道理の通らぬことをしている。己の首を締めるだけでは済まないぞ」 その顔を見て、政は悟った。 八木は政が五葉の一味であると知っている。おそらく、他の者達のことも分かっている。 これ以上、政がイチの命乞いの為に八木を訪ねるのであれば、見逃してやることが出来なくなる、ということなのだ。
その帰り、桂屋を訪ねた政は、女将がイチから預かった文箱を渡される。 中には、イチが今までの五葉の仕事で貯めた小判が詰められていた。 イチが「身を守るもの」だと思っていたもの。 今、イチは金ではどうにもならない過去と八木に向き合っている。 白楽として追われていた時、イチは桂屋に逃げ込んできた。 女将は彼を気に入り、以来、イチは桂屋に居候を続けてきた。 白楽の仲間達が捕らえられたことを知ったイチは過去を捨てた。 そして、手元にあった急ぎ働きの金で女郎のおたけを身請けした。 惚れた腫れたの話ではなく、イチにとっては「今を楽しむ」為だけの、気紛れな行動だった。 次第に他の仲間達とも知り合い、五葉が始まった。 司直の手が迫っていることを悟り、桂屋を離れ、周囲との関わりをできるだけ絶っていた。 覚悟を決めた後のイチは女将に礼を言い、やってきた時と同じように、ふらりと出ていったそうだ。 「難しいようで、あの子の求めるものは単純だった」 長い煙管をふかしながら、女将は言う。 「家族だよ。自分の居場所を、あの子は築きたかったんだ」 同じ頃、墓地を訪ねた八木は、弥一の墓前に供えられた楓の一枝を見る。 「おめぇがあいつの側にいてやれてたらなあ…」
翌朝、八木の出勤の道中に額を擦り付けんばかりに深々と土下座をする政の姿があった。 「夕方、道場に参れ。手合わせいたそう」 長い立ち合いの末、政は八木の木刀を落とした。 勝ったにも関わらず政は膝を折り、二本の刀を床に置いた。 「某は刀を捨てる。武士を辞め申す」 「二度と江戸に、俺の前に姿を見せぬと約束できるか?」 「約束いたす」 真っ直ぐに、迷いの無い顔で政は刀を差し出し、八木はそれを受け取った。 その夜。 奉行所での取り調べでは埒が明かぬということで牢に送られることとなったイチは、八木と向かい合った。 八木は座敷に座し、イチは白洲のムシロの上に座っているのもやっとという体である。 (※『遠山の金さん』的な画を思い浮かべていただければ幸いです) 八木はどうせ逃げられないからとイチの縄を解かせ、人払いをする。