1 :
マロン名無しさん :
2009/02/17(火) 12:55:40 ID:gV+VPy9A
落ちてたので立てなおしました
>>1 乙です!
最後のレスから1週間も経ってなかったと思うんだけど、
そのくらいでも落ちちゃうんだな
この板は下手すると三日レスがないと落ちる。 板のトップにも書いてあるけど「ごみ箱」的な板だからね・・・
>>1 スレ再建、乙カレ!
>>4 へぇそうなんだ。3ではないが、初めて知った。
1乙 つか単に圧縮があっただけじゃないの?
1乙 今度は落ちないうちに、何か投下するわ
あー落ちないうちに何か投下すれば良かった… それにしても三日で落ちるってのはつらい
9 :
マロン名無しさん :2009/02/21(土) 00:45:10 ID:EsQHv4sx
age進行でいくか
未解決リクエスト表にあったので投下します。 今はもう手元に無いので大雑把で。 思春期未満お断り 主人公の樋口飛鳥(高校生)は父親を探すため上京。 その父親の家には、兄弟の須藤真斗(飛鳥の弟で和沙の兄)と須藤和沙(妹)だけが住んでいた。 そこに飛鳥が強引に加わり、3人で暮らし始めるがハプニング続出。 和沙が友達の家に泊まって、飛鳥と真斗は夜二人きりになったり お風呂場でバッタリ(もちろん裸)会っちゃったり。 あげくに飛鳥と真斗は血が繋がっていないと言われ、 二人は意識し始め、結局結ばれます。 ブラコンでクールな和沙は最初、飛鳥を姉と認めていなかったが 次第に心を開き始め、飛鳥が怪我をした事がキッカケで「お姉ちゃん」と呼ぶ様になる。 そして飛鳥の探していた父親は、飛鳥が入っている部活(体操部)の顧問の先生で 最後は4人で家に暮らして終わります。 前半は真斗と和沙が兄妹で、飛鳥は血は繋がってないとなってたり。 後半はやっぱり飛鳥と真斗が姉弟で、和沙が義理だったり、 でも最終的には、飛鳥と真斗は兄弟じゃないというオチです。 血縁関係はかなりごちゃごちゃで分かり難いです。
11 :
マロン名無しさん :2009/02/21(土) 15:51:36 ID:EsQHv4sx
おつですよ >飛鳥の探していた父親は、飛鳥が入っている部活(体操部)の顧問の先生で これは??顧問の先生になるってこと? それともずっといたのに気づかなかったってこと?
気づかなかったってこと
Wikiの中にあるローゼンメイデンの項目が、 雛苺が桜田家に居候するところで止まってますが、勝手に書いてもいいですか。 一応Phase43(幻冬舎で連載していた分)までなら所持してるので、書いてみたいのですが。 書いてもいいとしたら、最初から書くべきですか。続きから書くべきですか。
書いて欲しいです 続きからか最初からかは、書く人が書きやすいほうでいいと思います
>>13 です。それでは続きから。
内容は、Phase24以前は幻冬舎版を、Phase24以降43まではヤングジャンプの新装版に準拠してる……違いはよく分からないけど。
設定資料集やアニメ版など、その他メディアミックス展開された部分についてはまったく考慮してない(全然見てないので)
あれこれ考えながら書いたので、信じられないぐらい長くなってしまった。原作ではたったの8巻(新装版では7巻)なのに。
題材・ローゼンメイデン(RozenMaiden) 作者・PEACH-PIT バーズコミックス
バーズという幻冬舎発行の雑誌で連載されていたが、いろいろあって現在ではヤングジャンプで連載している。
お求めの際は、集英社が発行している新装版の方が便利。
※“二重引用符”でくくってある部分は、原作からの台詞を引用したもの。
「鍵括弧」でくくってある単語は、特別な意味で使われていると思われる単語。
用語説明。 「nのフィールド」 物質の存在する世界とは異なる世界。 いくつもの世界が混在する場所であり、それぞれの世界へ通じる扉を開くことで世界を行き来できる。 原作ではここから、それぞれの人間が見ている夢の世界や、「無意識の海」などを行き来した。 ローゼンメイデンは特定の場所から、「nのフィールド」への入り口を開くことができる。 「無意識の海」 様々な人間の記憶が混在する世界。この中にいると、自分や他人の記憶を覗き見することもある。 「9秒前の白」 「無意識の海」の底にある飛沫。曖昧になってしまった記憶や魂が迷い込むことがある。 「人工精霊」 ローゼンメイデンが従えている浮遊発光体。ローゼンメイデンとは会話ができるようだ。 偵察や連絡係として、普通の世界や「nのフィールド」を飛び回ることが多い。 それぞれ従えている人工精霊の組み合わせは、以下のようになっている。 水銀燈→メイメイ、レンピカ(蒼星石のローザミスティカを奪ったとき、一緒に奪った) 金糸雀→ピチカート 翠星石→スィドリーム 蒼星石→レンピカ 真紅→ホーリエ、ベリーベル(雛苺からローザミスティカと共に受け継いだ) 雛苺→ベリーベル 雪華綺晶→(不明)
<PHASE7> 桜田家に居候することになった雛苺だが、何故か朝から何も食べようとしない。 ※ローゼンメイデンは人形でありながら、人間と同じように食事する。 泣き叫ぶ雛苺を真紅は放置し、騒がしさに辟易するジュン。 どうやら“にゅーって黒くて赤くて”“ふわふわで白くて甘いの”でなければ、雛苺は食べたくないらしい。 ジュンはそれが苺大福であると考え、ひきこもりであるにもかかわらず、苺大福を探して店をはしごする。 何とか苺大福を買って帰宅したジュンだが、家には雛苺の癇癪を予想していた巴が、既に苺大福を持って雛苺に会いにきていた。 巴に先を越される形になったが、結局雛苺は“ジュンもトモエもだーいすきー”と無邪気に喜んだ。 <PHASE8> ジュンが操作しているパソコンのモニタから、いきなり黒い羽が大量に飛び出し、水銀燈が現れる。 雛苺に勝利したにもかかわらず、雛苺のローザミスティカを奪わない真紅を、水銀燈は“どうかしている”と吐き捨てた。 水銀燈はローザミスティカに強い執着を見せるが、すぐに撤退する。 真紅と雛苺が協力して戦ったため、ジュンはそれまで以上に消耗していた。 ※ローゼンメイデンは、指輪を媒介にしておのおののマスターの力をもらい、力を行使する。 雛苺は真紅から力を分けてもらって活動するため、真紅の力の供給源であるジュンには、二人分の負担がかかることになる。 (ちなみに真紅はこの場面で、真紅と雛苺を指す指示代名詞として「二人」を使っている)
<PHASE9> のりが体調不良で倒れてしまった。そのとき桜田家を訪ねてきた巴が、のりの代わりに夕食の支度をすることを申し出る。 ジュンと巴はかつて親しい友人であったが、今の二人はなかなか会話が続かない。支度が一段落すると、巴は抱いていた危惧をぶつけてきた。 のりの体調不良は、かつての巴と同じように、雛苺が人間の体力を吸い過ぎてしまったのではないか、と巴は思ったのだった。 巴の危惧を真紅は否定し、さらにローゼンメイデンが全部で七人いることをジュンと巴に明かす。 元々ひとつであったローザミスティカが七つに割られ、その欠片を一人ひとつずつ割り当てられてローゼンメイデンは創られた。 そしてアリスゲームでローザミスティカを奪い合うのは、七つのローザミスティカの欠片をひとつに戻すためだ、と真紅は語った。 <PHASE10〜11> 再び窓ガラスを叩き割って、ジュンの部屋に闖入者がやってくる(最初の闖入者は、序章でジュンを襲撃したくまのブーさん人形) 部屋に飛び込んできた鞄から出てきたのは、ローゼンメイデン第三ドール・翠星石であった。 翠星石は双子の妹のローゼンメイデン第四ドール・蒼星石といつも一緒に行動していたが、 双子のゼンマイを巻いた人間が、ローゼンメイデンの力を悪用しようとしているのを知り、契約を拒否して逃亡した。 しかしその時には、既に蒼星石はその人間と契約を完了してしまっており、双子は離れ離れになってしまった。 逃亡の経緯で人間不信になった翠星石は、真紅に助けを求めるため、桜田家に侵入したのだった。 真紅は双子のドールが持つ能力が対になっていることから、蒼星石のマスターはいずれ翠星石の力も欲すると予測した。 そして真紅の提案で、翠星石はジュンに自身の能力を見せることになる。 翠星石の力で意識を失ったジュンは、何故か大樹の上で目覚めていた。
<PHASE12> 翠星石は、現実の世界と夢の世界を繋ぐ扉を開けることができる。 翠星石はジュンを眠らせて、ジュンの夢の世界へと入っていった。ジュンが目覚めた大樹は、夢の世界のものだった。 大樹の上から降りたジュンと翠星石は、ツタや草の絡まった小さな木を見た。 夢の世界では、誰でも一本の木を持って育てている。 そして夢の世界で木が育つことによって、その夢を見ている人間の心が創られていく、と翠星石は言った。 ジュンの夢の世界にあった小さな木は、ジュンの持っている木であり、ジュン自身を現すものであった。 そして翠星石は能力を発揮する。その能力とは、「庭師の如雨露」を用いて木に水を与え、元気にすることだった。 一方蒼星石の能力は、「庭師の鋏」で、木の成長の邪魔をする草を刈り取ることだった。 真紅は翠星石に、ジュンと契約することを持ちかける。 翠星石は誰とも契約していないためマスターがおらず、満足に力を使えない状況だった。しかし翠星石は、真紅の提案をにべもなく拒否する。
<PHASE13> 真紅はジュンに、自身の服のボタンを繕って欲しいと頼んだ。 ジュンは何でもないことのようにボタンを繕うが、真紅は裁縫をするジュンの指を“魔法の指”と呼んだ。 ※ジュンはPHASE3で、水銀燈に破壊されたくまのブーさん人形を、裁縫道具で修復したことがあった。 その際、一度破壊されたら戻ってはこないはずの人形の魂を、ジュンは呼び戻している。 真紅の球体関節を目の当たりにして、ジュンはローゼンメイデンが人形であることを再認識する。 真紅は、ゼンマイの切れたローゼンメイデンについてジュンに語った。 ゼンマイが切れると、ローゼンメイデンは深い眠りに落ちる。誰かが再びゼンマイを巻くまで、目覚めることは無い。 そして誰かがゼンマイを巻いて、ローゼンメイデンが目覚めたときが、アリスゲームの合図であった。 真紅たちの製作者である「お父様」は、自分の中だけにいる至高の美しさを持つ少女「アリス」を形にするべく、ローゼンメイデンを作り出した。 しかし誰もアリスには届かず、七体(※原文ママ)作ったところで「お父様」は悲嘆に暮れて姿を消した。 真紅は“闘うことって生きるってことでしょう?”とジュンに語った。 アリスゲームという闘いが、ローゼンメイデンにとっての生きることだった。 <PHASE14> 翠星石の悪戯で、雛苺が拗ねてしまった。 二人の騒動はジュンや真紅を巻き込んでしまうが、のりがなんとか収めた。
<PHASE15> 翠星石は、蒼星石がどこかで夢の扉を開いているのを感じ取る(※夢の扉を開けることは、双子共通の能力) どうにかして蒼星石とコンタクトをとるため、翠星石はジュンを騙して夢の扉を開き、世界樹を経由して蒼星石を探しに行く。 ※ジュンがPHASE11で目覚めた大樹は「世界樹」といって、全ての夢の世界を枝と枝で繋ぐものだった。 また、夢の世界から「nのフィールド」に行けることも、ここで明らかにされる。 「nのフィールド」の中のある場所で、蒼星石は水銀燈と接触する。 開けっ放しになっていた夢の扉から、水銀燈は夢の世界に入り、蒼星石の後をつけていたのだった。 蒼星石は水銀燈を突き放すが、水銀燈は蒼星石に取引を持ちかけた。 蒼星石のマスターは、ある人物に復讐することを望んでいた。 復讐の方法は、「庭師の鋏」を蒼星石に使わせて、ターゲットの心の木を傷つけることだった。 水銀燈は提案した。ターゲットの心の木の場所を教える代わりに、「庭師の鋏」の力を貸す…… 目的を問う蒼星石に、水銀燈は言った。“殺してしまいたい人間がいるの……” (中断します)
(再開します) <PHASE16〜18> 翠星石は真紅、雛苺、ジュンを伴って、「nのフィールド」で蒼星石を探し回る。ほどなく一行は蒼星石を発見する。 しかし蒼星石は“僕らはもはやマスターを違えた、ローザミスティカを奪い合う敵同士だ”と告げて、「庭師の鋏」で一行に斬りかかる。 一方、蒼星石と同行していた水銀燈も、真紅にジャンク呼ばわりされたことで激怒し、闘いがはじまった。 闘いは、水銀燈が真紅の右腕をもぎ取るなどして圧倒的な力を見せる。 真紅を追い詰めたところで水銀燈は、四姉妹を一網打尽に仕留めるべく、蒼星石やジュンにも攻撃を仕掛ける。 焦るジュンに、翠星石が左手を伸ばす。その手には薔薇の指輪があった。 水銀燈の攻撃を凌いで、なんとか契約を果たしたジュンと翠星石。 翠星石は早速力を発揮して水銀燈の攻撃を跳ね返し、形勢が逆転する。 しかしその直後、戦場であった夢の世界が崩れだした。このとき真紅の右腕を回収しようとしたジュンは、見知らぬ誰かの記憶の中に落ちてしまう。 落ちたジュンをなんとか雛苺が救い上げるが、真紅の右腕はどこかにいってしまった。 戦闘が終わり、一行は現実世界の桜田家に帰り着くが、右腕を失った真紅は、ひどく落ち込んでしまう。 ジュンは真紅を励まそうしたが果たせず、翠星石の力を借りて、真紅の右腕を探しに「nのフィールド」へ行く。 ラプラスの魔がジュンと翠星石を導き、二人は再びジュンが落ちた誰かの記憶の中に入り込んだ。 そこでジュンと翠星石は、その記憶の持ち主が蒼星石のマスターであることを知る。 記憶が途切れ、ついに真紅の右腕を見つけ出したジュンと翠星石。 籠に入れられた真紅の右腕を持ち帰ろうとするジュンだが、その途中でジュンは自身の持つトラウマの記憶に入り込んでしまう。 心の傷をダイレクトに突かれてもがき苦しむジュンを、翠星石は叱咤する。 “……しっかりするです!! そんなのは幻です…! 全部過ぎ去ったことですよ! にんげ…ジュンには、もっと大切な今があるですよ…!” ジュンはどうにか真紅の右腕を持ち帰るが、籠が開けられないため真紅の修復はできなかった。 しかし真紅は、欠損して不完全になった自分を受け入れ、ジュンに感謝するのであった。
<PHASE19> 籠を開ける方法を探るため、ジュンは記憶を手がかりに蒼星石のマスターを特定しようとする。 翠星石はジュンを励まそうとしたが、ジュンの様子を見て取りやめる。その代わりに翠星石は、籠の存在はジュンの心と関係していることをジュンに話す。 ジュンと翠星石は、蒼星石のマスターが結菱(ゆいびし)一葉であると断定する。結菱家は有名な財閥であったが、現在は没落していた。 一葉は戦後間もない時期に、外国の女性と駆け落ちし、海外に渡る途中で事故死したことになっていた。 しかしジュンは記憶を覗いているため、実際に駆け落ちして死亡したのは、一葉の双子の弟である結菱二葉であることを看破する。 さらに情報を集め確信を深めるジュンの前に、蒼星石が現れる。 ついに蒼星石のマスター(=結菱一葉)は翠星石の力に気づき、その力を欲したのだった。 一葉は復讐のターゲットの心を壊すつもりだったが、そのためには「庭師の鋏」「庭師の如雨露」の両方が必要だった。 そしてターゲットとは、一葉の弟の駆け落ち相手だった。 しかし蒼星石は一葉の気持ちを“半身という影に縛られる”などと謎めいた言葉で語りつつ、翠星石に迫る。 ここに到って翠星石は、蒼星石と闘う覚悟を決める。不利を悟った蒼星石は“薔薇屋敷で待っている、闘おう”との言葉を残し、去っていった。
<PHASE20> ひきこもりの身体をおして、ジュンは真紅、雛苺、翠星石と、一葉の邸宅である薔薇屋敷へ向かう。 薔薇屋敷で一葉と面会したジュンは、蒼星石によって真紅達ごと一葉の夢の世界に引きずり込まれる。 夢の中で一葉は、復讐の動機を語り始める。 自分の半身とも思っていた二葉を失った一葉は、その事実を認められず、事故死したのは二葉ではなく一葉である、と偽ってしまった。 しかし二葉が帰ってくるはずも無い。また一葉が事故死したことになったため、一葉は死んだ弟の名前である二葉を名乗るしかなかった。 結果的に一葉は、弟と自分自身を同時に失ってしまうこととなった。 最近になって一葉は、行方不明だった二葉の駆け落ち相手が生きていることを知る。 まるで二葉とのことなど無かったかのように、今や別の男と幸せに暮らしている駆け落ち相手のことを、一葉は許せなかったのだ。 一葉の復讐を成し遂げようとする蒼星石と、それを阻止しようとする翠星石。二人の闘いが始まった。 一葉は、二葉の死から数十年がたっても、双子の弟である二葉から精神的に独立できていなかった。 蒼星石は、一葉に自分の姿を重ねていた。蒼星石もまた、双子の姉である翠星石から、精神的に独立できていなかったのだ。 一葉は、二葉の愛した女性を殺すことで、二葉から決別しようとしていた。 蒼星石は、翠星石に逆らって一葉の復讐を果たすことで、翠星石から決別しようとしていた。 闘いは蒼星石が翠星石を退けた。しかし蒼星石は闘いを止めた。 翠星石の「庭師の如雨露」が、二葉の駆け落ち相手の木を育てた結果、駆け落ち相手の記憶が一葉に流れ込んだのだった。 その結果、一葉は彼女の悲しみを理解し、そして思い出す。一葉もまた、二葉の駆け落ち相手を愛していたのだった。 二葉と同じように、彼女に愛されたかった。その気持ちが一葉に、弟である二葉の名を名乗らせた。 そのときから、一葉が持っていた彼女への気持ちは、二葉の形をとって現れるようになった。 本当に一葉が消し去りたかったのは、二葉の名を騙って現れる自分自身の気持ちであったのだ。
<PHASE21> 一葉の望みを叶えた蒼星石は、アリスゲームの続行が不可能になった。 蒼星石のローザミスティカが身体から飛び出した。それは翠星石の目の前で、突然現れた水銀燈に奪われた。 水銀燈は敗者のローザミスティカを回収するため、ずっと双子の闘いを見ていたのだった。 ※水銀燈は、二葉の駆け落ち相手が持つ心の木を知っていたことから、闘いの結末を予測していたフシがある。 ローザミスティカの欠片が二つに増え、水銀燈の力はさらに強大になる。 手負いの真紅は再び水銀燈に追い詰められるも、怒ったジュンが水銀燈に立ちはだかる。 その瞬間、真紅の右腕が収められていた籠が砕け散り、ジュンの指輪から蔓が延びて、真紅の右腕を本体に組み直した。 ローゼンメイデンのパーツを組み直すことは、不可能に近いことであった。目の前で起こされたそれに動揺する水銀燈。 そのとき雛苺が水銀燈を捕らえ、真紅は戻ってきた右腕の拳で水銀燈を殴りつけた。 “私達ローゼンメイデンの体は…ひとつひとつが生命の糸で繋がっている…誰かはそれを絆とも呼ぶのよッ” 雛苺の拘束を振り払った水銀燈は、捨て台詞を残して去っていった。 “キズナなんて、なんて陳腐で美しくない言葉…” “いいこと…? 姉妹の絆もマスターの絆も、最後にはぜんぶぜんぶ引き千切られてしまう…… 私たちは絶望するために生まれてきたの、それがアリスゲームだもの――…” 蒼星石はローザミスティカを失い、その身体は普通の人形と同じになってしまった。 翠星石は、蒼星石の形見のローザミスティカを、水銀燈から取り戻す決意を固めた。
<EXTRAPHASE> 雛苺は日本の文字の勉強をして、ジュンにお礼の手紙を書いた。 ※雛苺は日本語の読み書きが苦手であるらしい。また雛苺は、かつてフランス人の少女をマスターとしていたせいか、 “Tu viens jouer avec moi!(=これからヒナと一緒に遊ぼ)”や“Je suis heureux!(=嬉しい!)”など、 たまにフランス語を使うが、こちらがどの程度読み書きできるかは不明だったりする。 手紙を出そうとする雛苺だが、翠星石の嘘を真に受けて、ポストを怪物だと勘違いする。 ※何故直接ジュンに渡さないかは不明である。 雛苺は真紅についてきてもらおうとするが、真紅は桜田家の近所に棲む野良猫を恐れ、外出しようとしない。 意を決した雛苺はひとりで手紙を出しに行き、途中野良猫の助力を得てなんとかポストに手紙を投函する。 その様子を見た巴は、甘えん坊だった雛苺の成長を感じるのだった。 <PHASE22> 外から桜田家を窺うひとりのローゼンメイデンがいた。ローゼンメイデンの第二ドール・金糸雀(かなりあ)である。 ローゼンメイデン一の頭脳派を自称する金糸雀は、こっそりと桜田家に侵入しようとするが、まったくうまくいかない。 一方、ジュンは巴と学校のことについて会話できるぐらいに立ち直っていた。
<PHASE23> 水銀燈は、真紅たちとの戦いで負った傷が癒えていなかった。それどころか、自身の持つ翼の制御もままならない状態であった。 水銀燈が取り込んだ蒼星石のローザミスティカが、水銀燈の中で拒絶反応を起こしていたのだった。 水銀燈は、自分のネジ(※原文ママ)を巻いた少女・柿崎めぐのことを思い浮かべていた。 普通ローゼンメイデンは、契約を交わして人間のマスターを得ることで、マスターから力を供給してもらう。 しかし水銀燈は契約を交わすこと無しに、人間から力を奪うことができた。 今にも力を奪い取ろうとする水銀燈に、めぐは“貴女は天使よ”と呼びかけた。めぐは自分の生に倦んでいたのだった。 めぐは病に冒されていた。病室から出ることもできなかった。 “私ね、5歳までに死ぬって言われてたの。その次は7歳までに死ぬ、10歳までに死ぬ、親達もいー加減悲しむのに疲れちゃったのね” 今まで接したことの無いタイプの人間に、水銀燈は契約をためらい、そのままめぐのペースに巻き込まれていった。 真紅とジュンは、ローゼンメイデンとそのマスターの心について話し合った。 「nのフィールド」の中にある「無意識の海」の中に、人間はそれぞれ心の領海を持っている。 ローゼンメイデンがマスターから力を分けてもらうときは、マスターの心の領海から力を汲み上げている。 そのためローゼンメイデンとそのマスターの心は非常に近いものとなっている。 ※蒼星石がアリスゲームを続けられなくなったのは、蒼星石のマスターである一葉の心の一部を、 「庭師の鋏」を使って刈り取ったせいだと、ここで説明されている。 ジュンとの会話で、水銀燈をジャンク呼ばわりしてしまった(PHASE16)ことを思い出した真紅は、 「nのフィールド」を介して水銀燈に詫びに行くが、またしても絆のことで口論になってしまう。 <PHASE24> 日曜日。のりがラクロス部の試合で家を空けるため、桜田家の家事担当が不在となる。 ジュンに最近構ってもらっていない翠星石は、ジュンの気を引くために、雛苺を巻き込んで家事をやろうとする。 しかし翠星石と雛苺の行動はことごとく失敗する。また偶然これらの失敗が、金糸雀の桜田家への潜入を妨害した。
<PHASE25〜26> 翠星石は夢と夢の間を行き来するうちに、蒼星石が居た頃の自分の記憶に入り込んでしまう。 記憶の中の蒼星石の姿に、翠星石は涙する。表向きは立ち直ったように見せていたが、内心では淋しさと悲しさを抱いたままだった。 翠星石を見つけた真紅は、「迷子」になってしまった魂が帰ってくることもある、と慰めた。 ※人形に死は無い。人形の魂の器である身体が壊れるなどして、人形の魂が居場所を失ってしまった場合、 人形の魂はそこに存在することを止めて遠くへ行ってしまう。原作ではこのことを「迷子」になると現している。 “魂が帰ってくる”とは、PHASE3でジュンが、くまのブーさん人形の魂を呼び戻したことを指すと思われる。 夢の中で、目覚めることの無い蒼星石と茶を飲んでいる一葉を見た翠星石は、 窓ガラスをぶち破って一葉の住む薔薇屋敷に侵入する。翠星石は、一葉の淋しさを理解したのだった。
<PHASE28〜29> めぐの入院している病院の、古い礼拝堂が取り壊された。水銀燈が住んでいた場所だった。 水銀燈はまだ翼を制御できないままだったため、鞄で休むこともできない。あてもなく彷徨った末に、水銀燈は倒れてしまう。 一方マスターの元に帰宅した金糸雀は、ジュンと三体のローゼンメイデンについてマスターに話す。 金糸雀のマスターであるOLの草笛みつ(みっちゃん)は、その話に興味を持つ。 ジュンは「9秒前の白」を彷徨っていた。 「9秒前の白」は、現実世界からはみ出した存在が集まってくる吹き溜まりであった。 そこには、ローザミスティカを失った蒼星石の魂もいた。しかし二人とも意識が無く、自分のことも分からない。 しかし蒼星石は“君には帰るべき場所がある”とジュンに告げ、「無意識の海」でジュンの記憶を探し始める。 蒼星石が探し当てた記憶は、ジュンが幼い頃に見た不思議な人形使いの演じる人形劇だった。 蒼星石が探し当てた記憶によって、ジュンは自分が何者かを思い出した。 しかし直後にラプラスの魔によって、ジュンは自らのトラウマの記憶の中に押し戻された。 苦しみのあまり、再び「9秒前の白」に転落するジュン。そこで聞こえてきたのは、水銀燈の声だった。 ジュンのことを「お父様」だと思った水銀燈は、覚束無い身体をおしてジュンに縋り付く。 水銀燈の腕がジュンに触れると、ジュンの中に水銀燈の記憶が流れ込んできた。アリスゲーム、めぐ、蒼星石…… そして水銀燈がローザミスティカに執着する理由が明らかになりかけたとき、二人は「無意識の海」に放り出され、離れ離れになる。 ジュンが「無意識の海」にいることを感じ取った真紅は、ジュンの傍まで来て呼びかける。 初めて「9秒前の白」に、共に足を踏み入れたときのように。 梅岡の訪問以来眠り続けていたジュンは、呼びかけに応えて目覚めた。そこで真紅は、一瞬だけ謎の白い少女人形の姿を見る。 同じ頃、目覚めた水銀燈の目に入ったのは、水銀燈を探して病室を抜け出してきためぐの姿だった。
<PHASE30> 金糸雀はまた桜田家への潜入を試みていたが、今度はのりに見つかってしまう。 以前庭で遭遇したときに、金糸雀の泣き落としに押されたため、雛苺は金糸雀がローゼンメイデンであることを言わなかった。 しかし流石ののりも金糸雀がローゼンメイデンであることを見抜き、敢えて真紅たちに知らせずに桜田家の中に連れ込む。 が、金糸雀はのりの作った夕食を雛苺と奪い合い、その騒ぎで真紅たちにまで潜入がばれてしまう。 <PHASE31> めぐは、水銀燈を自分の病室に隠した。礼拝堂が取り壊されて居場所の無い水銀燈は、不満げながらめぐに従った。 夜、未だ苦しむ水銀燈にめぐは“私の命を使ってよ”と言った。 水銀燈は何も応えなかった。めぐはいつものように、水銀燈に歌を唄って聞かせた。 水銀燈は、めぐの歌声に包まれて眠りについた。 真紅は、ジュンの心の領海に紛れ込んでいた白い少女人形について、翠星石に語った。 <PHASE32> 真紅と翠星石は、白い少女が七番目のローゼンメイデンであると推測する。 真紅は自身の人工精霊であるホーリエに命じて、白い少女人形の行方を探させた。 金糸雀は、マスターのみつが出勤している間、桜田家に来るようになった。 めぐの力を使うことで、水銀燈は回復しつつあった。しかし水銀燈が回復した分、めぐは目に見えて消耗した。 水銀燈は、以前真紅に聞かされた絆の力を実感するが、めぐの身体を危惧する水銀燈は、契約に踏み切れなかった。 真紅は夢の中でラプラスの魔と出会い、七番目のローゼンメイデンの目覚めを確信した。
<PHASE33> 桜田家に謎の女性が尋ねてくる。彼女はオディール・フォッセーと名乗り、ローゼンメイデンとの契約の証である指輪をしていた。 オディールは、雛苺のかつてのマスター・コリンヌの孫娘であった。 不本意な形で雛苺を手放すことになってしまったコリンヌは、死ぬまでそのことを悔やみ、 孫のオディールに雛苺を取り戻して欲しい、とオディールに遺言したのだった。 そしてオディールは、夢の中で白薔薇と水晶に導かれ、桜田家を探し当てたのだった。 オディールの話を聞いて、巴は白い少女人形を連想する。巴の呟きを聞いた真紅は、さらに白い少女人形について考え込む。 雛苺の処遇も問題となった。手に入れた経緯が曖昧とはいえ、雛苺の指輪を持つオディールは、雛苺のマスターたる条件を満たしている。 しかし雛苺は、突然現れたマスター候補に混乱するばかりだった。 <PHASE34> 眠りについた雛苺が目覚めてみると、そこは桜田家ではなかった。 そこには、雛苺がかつてコリンヌと共に過ごした屋敷の風景が広がっていた。 誰もいない屋敷を歩き回る雛苺。そして雛苺がひとつの扉を開けると、コリンヌとの別れの場面が蘇ってきた。 さらに続けざまに巴やジュン、真紅から別れを告げられる幻影を見せられ、雛苺は再びひとりぼっちになってしまう。 打ちのめされる雛苺の前に、白い少女人形が現れる。 “第七ドールは幻の中にしか存在し得ない、何故なら私もまた幻…… 肉の器のしがらみを持たない、無機の器に宿された神秘の魂、それが薔薇乙女” “しかしそれでも至高の少女になり得ない……まだ足りない” “物質世界に存在を縛られる事自体がアリスへの枷へとなってしまう不要の形骸なのか” “第六ドールの貴女を創り終えて、お父様はそう考えた…だから第七ドールは…実体を持たない… でもそれでも足りない、私でもまだアリスには到達できない…だから…” 第七ドールは身体を持たない存在だった。 身体を持たないからこそアリスになれるはずだったが、それでもアリスになることは叶わなかった。 そのため、目覚めた第七ドールは、アリスゲームから脱落した雛苺の身体を奪おうとしていたのだった。
<PHASE35〜36> 雛苺の危機を悟った真紅は「nのフィールド」へ急行するが、既に雛苺は身体を奪われていた。 かろうじて残されたローザミスティカと人工精霊だけが、真紅に第七ドールのことを伝えた。 真紅の慌てた様子を怪しんだ金糸雀が、真紅の後をつけていた。 雛苺のローザミスティカを手にする真紅に、金糸雀は言葉を投げた。“貴女があの子を倒したのかしら…” 真紅は金糸雀の問いに答えた。“それはイエスでもありノーでもあるわ” 真紅の答えを聞いて、金糸雀は本気で真紅と闘おうとする。 しかしローザミスティカの奪い合いになる寸前で、雛苺が最後の力を振り絞って、二人に言葉を渡した。 “ヒナは幸せだったの” “毎日が楽しくて 楽しくて 楽しくて” “もう鞄から目覚めるのは怖くない、ヒナはひとりじゃない” “大切な毎日を大切な人達をずっと守りたい――でも、アリスゲームは止まらない――” “真紅……ヒナはもうみんなが戦ったり傷ついたりするのはいや――だから” “ヒナのローザミスティカを使って、みんなを、どうか護って――” 雛苺は、遠くへ去っていった。雛苺のローザミスティカは、真紅が受け継いだ。 真紅は、雛苺が身体を奪われたことを、ジュンやのりには隠すことにした。 一方、実体を手に入れた第七ドールは、水銀燈とめぐの前に現れる。白い少女人形――第七ドールは、雪華綺晶(きらきしょう)と名乗った。 雪華綺晶は、水銀燈とめぐの感情――届かない父親への、愛と憎しみ――を既に見切っていた。 めぐが近くにいるため、戦闘を仕掛けられない水銀燈に、雪華綺晶はある提案をした。 “可哀相なお姉さま” “私は知ってる、貴女の本当の願いを、ローザミスティカを欲する本当の理由を” “だから……そのかわり、私に…”
<PHASE37> 水銀燈は、雪華綺晶の提案について考えていた。 その提案とは、ローザミスティカを必要としない雪華綺晶が、水銀燈にローザミスティカの欠片を渡し、 その代わりに水銀燈は、自分のマスターを雪華綺晶に明け渡すというものだった。 めぐの入院する病院に、オディールが搬送されてきた。 身体はどこにも異常が無かったが、オディールは幸せそうに微笑んだまま、ずっと眠っていた。 “10階に眠り姫がいるんですって、素敵よね、水銀燈” 既にオディールは雪華綺晶のものとなり、偽りの幸せな夢に抱かれて眠っているのだった。 “――めぐ、左手を出しなさい” “契約!! 契約の指輪ね、そうでしょ!?” “早く早くっ、指輪出して〜、ねぇってばー” “バカじゃない…? 怖くないの?” “ぜんぜんっ。約束どおり死なせてくれるんでしょ?” “――ええ、アリスゲームが終わったらね…” “病める時も健やかなる時も…あ…私、病みっぱなしだけど” “死が二人を別つまで…?” “いいえ、死んでも一緒だわ” “――めぐ、貴女は私の――” ついに水銀燈は、めぐとローゼンメイデンの契約を果たした。 金糸雀は、マスターであるみつのマンションに帰宅した。 金糸雀の帰宅を迎えるみつの姿を見て、金糸雀は雛苺のことを思い返すのだった。 “ち…違うの…カナ幸せだなーって思ったら…”
<PHASE38> 雛苺を失った桜田家の寂しさを感じ取った金糸雀は、なんとかしてそれを埋めようとする。 そのために金糸雀のとった行動とは、マスターであるみつと共に桜田家を訪れることだった。 ドール収集を趣味とし、長い間ローゼンメイデンを追い求めていたみつは、真紅と翠星石を目の前にはしゃぎ回る。 金糸雀の意図を悟った翠星石は、人目を避けて金糸雀にそのことを告げた。 “チビカナがいくら頑張っても、雛苺の代わりにはならないですよ” “何も言わなくても、寂しいは寂しいに決まってます” “言葉にできる寂しさは誰かが慰めてくれます。言葉にしない悲しみは自分で乗り越えていくしかないのです” <PHASE39> ジュンのデザインの才能に興味を持ったみつは、自身が作って販売しているドール服について、ジュンに助言を求めた。 みつの勢いに押され、ジュンはなし崩し的にみつに協力することに。 仕事はなかなかうまく行っていなかったが、それでも自分の店を持つ、という目標を生き生きと語るみつを、ジュンは黙って見つめていた。 結局ジュンは、再びドール用のドレスを作り始めることになった。 一方、真紅、翠星石、金糸雀らローゼンメイデンたちは、「nのフィールド」で雪華綺晶の行方を追っていた。 普通ローゼンメイデンは互いの気配をある程度感じられるのだが、真紅たちは雪華綺晶のそれを感じられなかったのだ。 真紅は、いずれジュンも雪華綺晶とのアリスゲームに巻き込まれると考えていたが、 それがジュンの社会復帰を邪魔することを真紅は嫌がり、雪華綺晶の捜索をもジュンやのりに対しては隠すことにした。 ジュンは、作っていたドール用のドレスの試作品をみつに見せた。 そんなもの誰も欲しがらない、とジュンはぼやくが、みつはそれを強引にネットオークションに出品してしまう。 ドレスはみつの予想どおり高騰し、ジュンは愕然としてそれを見るのだった。
<PHASE40> みつはジュンに、ディーラーとしてドール服を本格的に作ってみないかと持ちかけた。 ジュンはドレスの評価とモノ作りの楽しさは認めたが、ディーラーとしてのデビュー話は笑って断った。 ジュンは学校に復帰するべく、机に向かって勉強をし始めた。真紅や翠星石と話す時間が減っていった。 翠星石は、先日「nのフィールド」で発見した蒼星石の帽子を一葉に見せる。「nのフィールド」にあるはずの無いものだった。 蒼星石の身体は鞄ごと一葉が保管しており、翠星石も薔薇屋敷を訪ねるたびに確認していた。 慌てて蒼星石の鞄を開ける一葉。しかし蒼星石の身体は、鞄から消えていた。 一方、真紅も「nのフィールド」の中で、水晶に閉じ込められているオディールの姿を目撃する。
<PHASE41> ジュンは巴と図書館に勉強しに出かけた。ひきこもりを脱しつつあるジュンを、真紅と翠星石は部屋から見つめていた。 “本当は相手してもらえなくて淋しいのではないですか? 真紅” “……仕方ないわ、ジュンは自分から重い扉を開いたのだもの、私達はこちらから見守る側よ” “そりゃ翠星石だってわかってるですよ、ジュンにとっては前の生活に戻る事が幸せだって…… 外に出て色んな人間と過ごして色んな事も見たり感じたり、それが人間にとっての成長だってわかってるですよ、 でも私達は? もう開かない扉の前で、閉ざされた鞄の中で、ずぅっと置いてけぼりですか? 時が流れ、一人また一人と消えてゆく背中を、ただ見守るしかできないですか…?” “翠星石…人は成長するわ、子どもは在りし日の人形遊びを忘れていく、 やがては老いて土に眠るけれど、人形は人形のまま…朽ちて塵へと還るの” “私達は人形でジュンは人間よ、いくら深い想いで繋がったとしてもその事実は変わらない、 あの子は年を重ね変わっていくでしょう、心も体も、見える世界も全て” “……薔薇乙女は変わらない…? 世界に取り残されて塵になるまで…? いいえ真紅、違うんです、そんなことは綺麗ごとです、だって雛苺は食べられてしまった、 蒼星石も消えてしまった…何も残っていない!!” “ただの人形の方が…ずっと幸せです…!” 桜田家を飛び出した翠星石は、薔薇屋敷を訪れた。 そこで翠星石は、眠ったまま一行に目覚めない一葉の姿を認めた。
<PHASE42> 翠星石は一葉の夢の扉を開けようとするが、何故か開けることができず、「nのフィールド」から一葉の夢に入ろうとする。 そこで翠星石は真紅と遭遇した。ここで二人は情報を交換し、オディールと一葉が昏睡状態になっていることを知る。 雛苺も蒼星石も、体を失くしてしまっている。しかしオディールと一葉の指には、ローゼンメイデンの契約の証、指輪があった。 真紅と翠星石はひとつの仮説に辿り着いた。即ち、雪華綺晶はオディールをマスターとしているのでは―― ここでラプラスの魔が、雪華綺晶の秘密を真紅と翠星石に語り始める。 “薔薇が美しく咲き誇るためには、豊かなる土壌が必要、養分を吸い上げる土壌が必要なのです” “七番目の姉妹は土壌を増やし根を張り巡らせることで、さらに美しくなる…” 雪華綺晶は、マスターの心を糧とするローゼンメイデンだった。 ※ここの記述と、水銀燈とめぐに関する記述を参考にする限り、 あくまで雪華綺晶以外のローゼンメイデンは、マスターの心の領海から力を汲み上げるが、 力を汲み上げられたときのマスターの消耗は肉体的なものである、ということになる。 真紅は焦っていた。予想よりも早く、ジュンが闘いに巻き込まれてしまいそうなのだ。 ジュンのもとに急ぐ真紅だったが、桜田家に辿り着く前に、雪華綺晶により囚われてしまう。 一方、雪華綺晶を探していた翠星石は、「無意識の海」の近くに落ち込んでしまい、そこで蒼星石の姿を見る。
<PHASE43> “これは約束の刻を知らせる鐘…お迎えに上がりました、黒薔薇さま” “もうすぐ…もうすぐです、全てがここに集うのです” “そして、終わりが始まるの” 雪華綺晶は、遂にマスターたちを自分の土壌にしようとする。 まず水銀燈のマスターであるめぐが引きずり込まれ、次にジュンをも引きずり込もうとする。 真紅は人工精霊のベリーベルで金糸雀に窮地を知らせ、ジュンをおびき寄せないために、ローゼンメイデンの契約、薔薇の誓いを解いた。 ジュンの左手薬指の指輪――ローゼンメイデンの契約の証が軋み、砕け散った。 ベリーベルによって真紅の窮地を知った金糸雀は、桜田家へと急行する。 金糸雀と共に桜田家に辿り着いたベリーベルは、ジュンとのりに雛苺の最期を見せた。 初めて目の当たりにするアリスゲームの光景に、泣き崩れるのり。しかし金糸雀はそれを止めた。 “のり…泣かなくていいかしら、私達、自分をかわいそうとは思わないわ” “私達はジュンやのりのように、お母さんのお腹の中から生まれてはいない、お父様に体を作られ、ローザミスティカを入れられたお人形” “でも生きているわ、闘っているから、それがローゼンメイデンの誇り” ジュンは、今まで自分を見守っていた者達を、いつの間にか黙殺していた。 焦って前に進もうとするあまり、真紅や翠星石の言葉も耳に入れていなかった。ジュンはそれに気づいたのだった。 “nのフィールドへ、アイツらを迎えに――” “心配しないで、必ずみんな一緒に戻ってくるから――だから、待ってて” ラプラスの魔の導きに従い、ジュンは扉を開ける。 その先に広がる光景は、誰も知らない。
※バーズに連載していた分は、ここで終了。 雰囲気が好きな漫画だから、あんまり言いたかないが……設定に関わる発言が煙に巻くようなものばかりで表現に困った。 なぜローザミスティカが七つに分かれてしまったか明らかにされていないし、 なぜローザミスティカをひとつに戻さなければならないかも明らかにされていないし、 (ローザミスティカがひとつになればアリスが誕生する、とは誰も明言していないはず……) 誰がアリスゲームを闘わせているかも明らかにされていないし、 (「お父様」が失踪した後にアリスゲームがはじまった、としか言われていないはず……) 「nのフィールド」についての説明もかなり不親切だし、 雪華綺晶がローザミスティカを必要としない理由も明らかにされていないし、 いつの間にか翠星石の契約が無かったことにされてるし、 このあらすじでも、どうやって解釈したらいいのか迷う部分が結構あった。 例えば<PHASE25〜26>の「迷子」についての注釈は、原作での語義が曖昧なので、強引な解釈をしているかもしれない。 「意識」が、人形の魂が‘自分はここにいる’と認識している‘自己への認識’のことで、 「観念」が、人形以外の第三者が‘その人形がここにいる’と認識している‘(人形を主体とする場合の)他者からの認識’のことであって、 「魂」というのが本来の辞書的な意味での‘意識’を指している、とここの書き込みでは解釈している。 こうすれば、真紅の台詞の語義が通る……はず……たぶん…… 他にも<PHASE41>の図書館での巴の台詞をどう扱ったらいいものかとか……巴はどこまで感付いているのやら。 とにかくバーズに連載していた分は書いたので、足りない点は諸兄の補足をお願いする。
40 :
マロン名無しさん :2009/02/23(月) 16:49:04 ID:nL1vUlJY
執筆乙です!
41 :
マロン名無しさん :2009/02/26(木) 00:12:00 ID:I5Ljhj6f
ほしゅ
>>39 です。張り忘れを発見。
本来
>>28-29 の間に↓の内容がありました。
<PHASE27>
ジュンはひきこもりをやめ、再び学校へ行こうと準備をする。そこに、ジュンのクラスの担任である梅岡が桜田家を訪れた。
しかし、梅岡は不用意にもジュンのトラウマに触れてしまい、ジュンはたまらず嘔吐し寝込んでしまう。
ジュンは幼い頃から裁縫が得意だった。姉であるのりに付き合い、よく人形の服を作っていた。
指を動かすばかりでなく、人形の服のデザインを考えることも得意だった。
しかし時が経ち成長したジュンは、気恥ずかしさからその特技を隠すようになる。
ジュンが中学一年の文化祭のときに、演劇でお姫様役が着る衣装を募集することになった。
お姫様役に選ばれたのがクラスの可愛い子だったため、ジュンは軽い気持ちで、その子に似合うようなドレスのデザインをノートにスケッチした。
後日、ジュンがスケッチの存在を忘れかけていたときに、何故かそのスケッチが掲示板に張り出される。
スカートがエロい、絶対女のセンスだ、描いたのが男だったらキモい、などと言われていたが、おおむねデザインの評判は良かった。
もしスケッチの作者が自分だと知られたら……焦るジュンは、スケッチをしたノートをそのまま先生に提出してしまったことを思い出す。
スケッチが衆目に触れた直後に、全校集会があった。その場で梅岡がスケッチの作者を暴露してしまう。
恐れが現実となってしまったジュンは嘔吐して意識を失い、それ以来ひきこもりとなった。
同じ頃、金糸雀は桜田家への潜入を試みていたが、庭で雛苺に見つかってしまう。
ちょいと質問。 まとめには乗ってるのだけど、そこまで詳しく無いあらすじのみの作品は、詳しく書き直し?てもいいのでしょうか?
梅岡って先生はジュンに恨みでもあるのかw
>>43 いんじゃね?俺は読みたい。
ちなみい前まとめサイトの未解決・進行中作品のページに載ってる
「補完キボン」ってのは基本的には「途中までしかないから続き書いて」っていう依頼があった作品だけど
そういう「もっと詳しく」っていう依頼があった作品も含まれてたはず。
逆に長すぎるあらすじの場合は短いのもあっていいな
46 :
マロン名無しさん :2009/03/03(火) 00:42:40 ID:ESjfcibY
あげ
47 :
老人と宇宙 :2009/03/03(火) 13:27:06 ID:shw87SZT
若返ったジジババがセックスしたり 小人や虫と戦ったり 10歳に満たない幼女を嫁にしたり
>10歳に満たない幼女を嫁にしたり kwsk
というよりかつての嫁が幼女になってるんだよ。 マンガでもライノベでもないからかわいいかどうは知らん
マンガじゃないなら板違いじゃん
というかマンガだとしても
>>47 はストーリーとは言えない
失せろ
まとめWikiにある「砂時計」なんですが、途切れているようです。 書いた方が途中で止めたのか、ただまとめに乗っていないだけなのか、どちらかわかりますか?
>>51 途切れてるだけ。前スレで投下後、続き書くみたいだったけど今の所はあそこで止まってる。
53 :
マロン名無しさん :2009/03/07(土) 13:59:59 ID:s+pGW3AH
ほす
54 :
マロン名無しさん :2009/03/10(火) 18:45:06 ID:Ni0lbKr+
ほしゅ
黒執事の6巻以降の詳細バレ。一言一句、漏れのない物をヨロシクお願いします。
>>55 漫画を文章化するのって、もの凄く大変なんだよ。
何時間もかかることもある。
そんな要望を出したら、ただでさえ過疎ってるスレなのに
投下してくださるボランティア減っちゃうと思う…。
>>58 マジだと思う。黒執事スレで同じこと(未収録ぶんのバレを一字一句逃さず教えて)
書いてスルーされてた
>>55 自分が持ってる単行本で、どれでもいいから「一話ぶん」の詳細を『一言一句漏らさず』
ノートにでもなんでも書いてみるといいと思うよ。どれくらいムチャな要求をしてるかわかるから
ほっとけばいいよ
61 :
名無しさん :2009/03/12(木) 15:29:23 ID:???
天上天下→バカヤロー!ストーリーなんか無えーよ! エア・ギア→暴走族グループ同士の抗争を描いた不良漫画。
天上天下って格闘物でいいんですよね
よつばとってどんなマンガなんだ? 古本屋とか見たけど見つからん、若干興味あるんだが
>>64 都市近郊ののんびりした住宅街に引っ越してきた、30前後の男と
そのやんちゃな娘(6歳)の、ありそうでないまったりのんびりした日常の話。
隣に大学生・高校生・小学生の3姉妹の家族がいて、引っ越し当日から
なにかと関わってくる感じ。
夏休みの初日からスタートして、一日一話くらいのペースでのーーーーーんびり
進んでる。
今、単行本8巻で10月くらいかな
試し読みできるよ
ttp://www.yotuba.com/yotu_comics.html 前作の「あずまんが大王」とはかなり印象が違うので、あず大知ってる人には意外かも
>>65 さんくす!
なんか思ってたより面白そうかも
次はちゃんと本屋で探してこよー
ほしゅ
68 :
マロン名無しさん :2009/03/19(木) 00:33:18 ID:+65wJoBC
ほしゅ
69 :
マロン名無しさん :2009/03/22(日) 09:19:38 ID:1/5dGU5D
あげ
もいっちょ
ハイティーンブギ 全26巻(復刻版は全20巻)牧野和子漫画・後藤ゆきお原作 昭和の少女漫画で「プチセブン」で連載されてました。 主人公の桃子はポニーテールの女子高生で、まじめで勉強ができて容姿も可愛いが、家庭に恵まれず貧乏で苦労をしていきている。 そんな桃子に、不良で暴走族でリーゼントヘアーが自慢の翔が惚れる。 しかし桃子は不良男が大嫌いで、翔から好かれるのは迷惑でしかなかった。 あまりに翔がしつこいので桃子は「リーゼントをやめたらつきあってもいい」 ということを言ってあきらめさせようとするが、翔はリーゼントをやめてフツーのさわやかな男子の髪型になり、不良からも足を洗う。 そんな翔に桃子はだんだん心を開いていく。 しかし、翔が変わってしまったのが気に入らない別の不良達が、翔がへたれになったのは桃子のせいだと逆恨みして、桃子をさらい、強姦する。 翔はさらわれた桃子を助けに行くが、もう桃子は強姦されたあとだった。 強姦中気を失っていた桃子は、自分を強姦した男が翔だと誤解していて、翔のことを軽蔑する。 翔も、桃子が強姦されたのは自分に責任があると思っていたので、傷ついた桃子のそばについてやろうとする。 桃子は自分を強姦した憎い男のはずなのに優しい翔に心が揺れる。 いつしか翔と桃子は両思いになり、二人は同棲するようになる。 そして桃子は妊娠。月日を逆算すると強姦された日に宿った命。 桃子は優しい翔に強姦なんてできるわけがない、自分を強姦したのは翔ではないのではないか?と思いはじめる。 そして中絶を考えるが、翔は、桃子のおなかの中の子を俺と桃子の子だから安心して産んでいいようなことを言う。 *************************** ここから先は立ち読み等で読んだのでうろ覚えです。 きちんとコミックスを持ってる方からのフォロー・補足は大歓迎です。 *************************** 翔はアマチュアバンドをやっているのだが、翔のバンドがプロデビューすることになる。 でも翔に女がいるのはデビューにマズイということでプロデューサーから桃子に別れるように命令されたりする。 最終回では桃子は不治の病にかかって死亡。
>>71 リクエストした者ではないが、乙カレー!どぞ。
( ( _
) ) __(;;; )___
i⊂二⊃i /´____,ji
|○ー○|ニヽ,. ||::::::::::::::::::::::::::{
|(・(ェ)・)| 〉 ) ,.-‐ij;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{○○‐-、
|( )|ノノ ー==============─'
`ー---‐'~´
お腹の子供はどうなったの?
75 :
マロン名無しさん :2009/03/29(日) 19:23:25 ID:l/jw/4Zt
あげ
YJローゼンならすぐ書けるけど ここでのローゼンってのはバーズ版のみ?
ローゼンはこのスレ内で書かれてるよ。 ログ見てみ。
このスレ内にあるのはバーズ版ローゼンだけだと思うんだが……
一応
>>76 はバーズ版の続きの話ことね
「かくてる・ポニーテール」星里もちる をお願いします。
あと
>>76 がYJ版書いてくれるなら読みたいな
読んだことないんでできれば詳しくがいいな
>>79 サンクス
YJローゼン書かせてもらうわ
とりあえず一話だけ
残りも近い内にやります
>>38 のバーズ版ローゼンからの正当なる続編です
>>38 の方とは別人です
纏め方下手でスマン
《TALE1 まきません》 少年の元に届いた一通の手紙 『まきますか まきませんか』 少年は少し悩み○をつける ……『まきません』に ――ここじゃない 青年には居場所が無かった バイトに行くと店長と同じバイトの女の子、斉藤が雑談している 内容は青年に対しての悪口で店長がそれを 面白おかしく斉藤に話していた とあるアパート 『島田』という表札がある一室で こんなはずじゃなかったと青年は悔やんでいた 引きこもっていたあの中学の二年間を後悔していた
ある日青年はバイトで『週刊 少女の作り方』という 本(ディアゴスティーニ)を見つける 返本したものの送り先不明で帰ってきたらしい 聞いたことない出版社だし捨てろとテキトーな対応の店長 その本にはローゼンメイデンについて書かれていた 青年が本のページをめくる、とそこには 『まきますか まきませんか』 慌てて本を閉じる青年 奇妙な感覚に捕らわれていると 本から何かが落ちる それは創刊記念特別付録の薔薇の薇(ぜんまい)であった とそこで店長から怒声 慌てて仕事に戻る青年は薇をポケットにしまう
家に帰ると宅配便が届いていた 宅配便を開けるとそこには週刊 少女の作り方 第二号が入っていた 第二号の付録は鞄とドールの大腿部 毎号届くパーツを集めて第5ドール真紅を 目覚めさせて下さいと本に書いてあった 青年はその日から真紅を作ることに没頭する 今日は少女の作り方が届く日 しかしレジ金が合わないという事で残業させられそうになる青年と斉藤 早く帰りたかった青年はすぐにレシートを確認、ミスを見つける 一緒に帰ることになった青年と斉藤 斉藤は以前の悪口のことを謝罪する
家に帰ると少女の作り方休刊のお知らせが届いていた ショックを受ける青年 せめて残りのパーツをと休刊のお詫びを読むのだが ・残りパーツはお客様自身の手でnのフィールドにて回収して下さい ・当方でも最大限努力を致しましたが第7ドールの 妨害により叶いませんでした と内容が意味不明だった そして携帯が鳴る そこには青年がすごい昔に使っていたアドレス 『島田って誰だよ? 見つけるのに苦労した 時間がないから用件だけ書く 雪華綺晶が強すぎて僕と金糸雀だけでは――』 またまた意味不明の文章
しかし最後に 『力を貸してくれ』 そして送り主であるだろう者の名前――桜田ジュン 「昔の僕からのメール…?」 青年は、いや桜田ジュンは携帯を持ったままただ茫然としていた TALE2へ続く
>>71 不良と恋に落ちる+レイプ+妊娠+不治の病で死亡って
昭和の少女漫画なのに
ケータイ小説みたいですね。
>>74 ググって続きを調べたんですが
・桃子は男の子を産み、風太って名前をつけた
・実は翔は、金持ちの御曹司だった
・翔のバンドはアメリカのビルボード一位になった
・桃子はあと半年の命だったが、実際の死因は肺炎
・桃子を強姦した「重(シゲ)」という不良は、桃子に恋してしまう
だったらしいです。
実際にマンガを読むとまた印象は違うのかもしれないけれど
あらすじを抜粋すると「ちょ…ねぇよwwww」という印象。
>>86 そうですね。
昭和の女子中高生向けの少女マンガや10代向け小説でも
レイプや妊娠が出てくるような話はありましたね。
ただ「まゆたんマンガ」や「少コミマンガ」等に比べると
重く考えさせられる話になってるのが多かったような気がします。
>>74 風太→桃子が産んだ男の子。おっぱいあげてた描写はあったけど…
桃子→癌で余命半年と診断されるが、その前に肺炎で死去。
翔→音楽で成功するも、渡米中に桃子が急死。その死に目に会えず。
ラストは風太を抱いてバイクに跨った翔に作者フォローのナレーション
「…藤丸翔19歳と10ヶ月…翔は…オンリー桃子でまだ独身・子持ち
早く桃子さんにかわる女性が現れる事を作者は祈ってます」
YJローゼンありがとうございます ちょっとwikipediると、移籍前が『Rozen Maiden』で 移籍後が『ローゼンメイデン』なんだね。 なんかまぎらわしいな・・・
>>86-87 昔の少女漫画って不良とレイプは多かったよね。
昔は襲われる!→次のページで翌日、とかセックスそのものの
描写は避けてたけど、内容そのものは今時とあんまり変わらないよなあ。
>>71 >>86-88 ハイティーンブギ、補足
・翔=藤丸翔、桃子=宮下桃子
・桃子を強姦するように命令するのは、翔の仲間のミキで、強姦したのは翔の親友の重(シゲ。
・翔のバンド=藤丸翔&ライダース
・翔のバンドには、サミーという黒人メンバーもいた。
・翔は「MOMOKO」というタイトルのラブソングを歌う。
・実は金持ちの御曹司の翔には、「かおり」という許嫁がいた。かおりもどっかの金持ちの娘
・翔の父、桃子と翔を別れさせようと色々画策
・かおりも、桃子と翔を別れさせようと色々画策。かおりは桃子を殺そうとしたこともする。
・実はかおりと桃子は異母兄弟だった(かおりは正妻の子、桃子は浮気相手の女が産んだ子)
・重は桃子を強姦した犯人なのに、桃子に惚れてるし、桃子も重を良い人だと思っているし、翔と重もなぜか和解してるし。
・重には病弱な妹がいて、妹の手術代のために多額の金がほしくて、重はヤクザに入ってしまう。そして鉄砲玉になって重死亡。
・桃子が癌と肺炎で死んだあと、翔は後追い自殺しようとするが、風太を残して死ねないと思いなおし、生きることを決意
正直、桃子は苦労&不幸だらけの人生だったと思う。
桃子と翔が幸せだった時期って、3巻頃の、貧乏だけど幸せな同棲生活の頃ぐらいだ。
おまけ
映画版のハイティーンブギでは
翔=近藤真彦、桃子=武田久美子、重=ハゲ(田原俊彦)、サミー=野村義男
映画版では、重のキャラが変わっていた。重は強姦は無し。翔と桃子の良き理解者で味方。
映画版では、桃子は、翔とは対立していた暴走族のメンバーの複数の男達に輪姦されたことになっていた。
かおりは桃子を殺そうとしたこともある に訂正 スマソ
ハイティ−ンブギ 桃子悲惨すぎ…まだ二十歳にもなってないくらいでしょ? 不良に好かれたばっかりに、癌は関係ないけど
ハイティーンブギははじめの数ページだけ無料で読めるサイトでちょっと読んだことあるが、 そんな深刻な話になっていくのか・・・
>>85 からの続き
読み返すと纏め方が下手すぎて死にたくなるorz
もうちょい見易いように努力します
あと何か小出しばっかですまん
TALE3も近日中に……orz
《TALE2 過去からのメール》
ジュンのもとに届いたメール
それは過去の自分から送られてきたメールだった
中学時代に届いたダイレクトメールに答えた結果により
世界は『まいた世界』と『まかなかった世界』に別れたのだ
メールを送ってきたのは『まいた世界』の中学生のジュン
メールを受け取ったのは『まかなかった世界』の大学生のジュン
ちなみに家の表札の『島田』は前の住人のもの 中ジュンは大ジュンにメールでこれまでの過程を大まかに伝える 半信半疑な大ジュンに雪華綺晶の影が忍び寄る まいた世界とまかなかった世界では時間の経過が違うため 中ジュンからのメールは時々コマギレになる 現在、中ジュンはある事情で動けないので 雪華綺晶に見つからないように人工精霊を使い別の自分に託したという 真紅を呼び戻すにはそれ相応の身体が必要らしい そういう事で大ジュンは真紅の仮の器を作ることになった 一部パーツが無いものの大半を完成させた大ジュンは力尽きて眠る
目覚めるとそこは大量のドールパーツの山があった ウンザリする大ジュンに中ジュンから 『雪華綺晶に見つかった』とメールが来る ここはnのフィールドで大量のドールパーツは 雪華綺晶の用意したフェイクらしい 本物パーツを見つけて真紅を起こせとメールが送られてきたが 雪華綺晶の妨害により携帯が壊れてしまう 探すのを諦めかけたものの中ジュンから 『真紅を頼む』と言われ遂に本物パーツを見つける その瞬間、作りかけのボディが光り輝き真紅が完成した
中ジュンから言われた大ジュンの三つのやるべきこと @真紅を作れ A真紅を起こせ 言われた通り真紅を起こす B最後は…… 目覚めた真紅にいきなり往復ビンタを喰らう大ジュン 防御しろ 「聞いて…な…」 大ジュンはそのまま倒れた 《TALE3へ続く》
ハイブギから読み取れる教訓 「不良に好かれたら全力で逃げろ!!!!」 さて、ストーリーを教えてもらうスレリクエストです。 細野不二彦の「ママ」を誰か長文で書いてください。 私はこの漫画が好きでコミックスも買ってたんですが 恵というキャラにやたらと感情移入しながら読んでたせいで 主人公の「コオ」が、彼女の「恵」を捨てて「みさを」を選んだあたりで むかついてコミックスをベリベリにやぶってゴミに捨ててしまい その後は読まないようにしていたから、ラストを知らないのです。 みさをも、ハイブギの桃子のように 美人で真面目だけど家庭に恵まれなくて (自分を強姦するような父と、DQN父から守ってくれない母に育てられていた) 家庭から逃げるようにリーゼントの不良と同棲して 10代のうちに子持ちになった女子だったんです。 ハイブギあらすじを読んで思い出してしまいました。
>>99 手元に本が無いのでだいぶはしょってしまいますが
主人公のコオは男子高校生。母子家庭で育つ。母親は理容室を経営。
コオは、年齢はコオと同じで子持ちのワケアリの少女・みさをと知り合って、みさをに惚れるが、みさをから見るとコオは子供っぽく見えるようで、全く相手にされない。
みさをは家庭に恵まれず育ってきて、男と駆け落ちするように家を逃げ出して子供をもうけるも、その男とも上手くいかなくなって別れて、女手一人で働きながら子供を育てているせいで、若いのに苦労してきているのだ。
コオは勉強ができない。
あまりに成績が悪くて高校を留年しそうだったコオは、クラスメートで美人で勉強もできるの恵(このころはロングヘア)が勉強を教えてあげるから一緒に進学しようと励まされるが、賭けビリヤード事件に巻き込まれて退学。
恵との交流もなくなる。
母親はコオに勉強なんてできなくてもいい、理容師の勉強をしてウチの店を継いでくれればいいと言うようなことを言うが、コオは理容師になる気はなく、調理師になりたいと言う。
実はコオと母を捨てて出ていった父が調理師だったので、調理師になることは絶対に許さないと母は猛反対するが、コオの熱意に負けて認めるようになる。
高校を中退したコオは、料理の専門学校に入学。
そこで、調理の勉強を頑張り、仲間もでき、充実した日々を送る。
そんなある日、コオは、恵と再会する。(つづく)
(つづき) 恵はショートヘアでボーイッシュな外見の女子大生になっていた。 コオと恵はつきあうようになる。 そしてラブホテルに入って初セックル……に挑戦するのだが、初めての時はコオがたたなくて失敗。 二回目は、ちゃんとできる。 (初セックルにいたるまでの初々しいエピソードや、失敗時、失敗後のムードは、ページ数を使って詳しく描かれているので、読んでて非常に切ないです) 一方、みさをは、保育園を経営している金持ちのイケメンメガネの若手園長とつきあうようになる。 しかし、みさをの子供が園長を酷く嫌っているせいで、みさをと園長はセックルまでにはいたらない。 セックルさせてくれないみさをと園長の仲がギクシャクしはじめ、その一方でみさをとコオ(みさをの子供はコオにはなついている)の仲がよくなっていく。 みさをとコオの仲に嫉妬した恵はコオに対して重たい行動を取るようになり、だんだんとコオは恵のことを鬱陶しくなっていき、そうなればなるほど恵はウザイ行動になってゆく悪循環になり、最後にコオは恵を完全に捨てる。 コオとみさをはつきあうようになる。 そしてラストでは、自分のレストランを持てるようになったコオがみさをと結婚してハッピーエンド。 ------------------------------------------------------- 「ママ」が連載されていたヤングサンデーの読者投稿のページでは 恵を捨てたコオに非難囂々でしたw 恵の処女だけ奪って捨てるとは何事だ、みたいな投稿もあった。 男向けの恋愛漫画の場合 真ヒロイン(まどかさんとか響子さんとか成瀬川とか)のほうが 当て馬のサブヒロイン(ひかるちゃんとか八神さんとかむつみさん等)よりも 読者人気が高くなるものですが、ママは当て馬の恵のほうに 読者人気が集まってしまったのです。
102 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 03:32:04 ID:q8DZ5FMI
未解決リクエスト表にあったので、ストーリー書きます。 初めて覗いたスレなので、キシュツならすみません。 <しあわせ半分こ>作者:高橋千鶴(昭和54年「なかよし」連載全1巻) 主人公は小西彩子(さいこ:本名あやこ)。中学2年生。薬を飲むのが趣味。 ひとつ上の姉、章子(しょうこ:本名あきこ)がサブ主人公。めがね&ポニーテール。 二人にはさらに大学生の透というハンサムな兄がいる。 初夏のある日、二人は四葉のクローバーを探しに草むらに行き、 二人同時に同じ四葉のクローバーを見つける。 取り合いになり、クローバーは真っ二つに別れてしまう。 ケンカになるが、とりあえずお互い半分こずつ持って幸運のお守りにすることにした。 二人はひとつ違いということもあって姉妹というより親友のような関係。 なので、好きになる男の子のタイプも一緒。 ある日、彩子は友達とスケート場に行くが、男の子と衝突してしまい捻挫する。 彼は荻くんといって、章子の隣のクラスの男子だということが判明。 彩子は一目ぼれしてしまうが、実は章子も前から彼を好きだったことが判る。 お互い、いろいろ画策を練り、彼に手紙を渡すことにする。 二人で同時に彼のクラスに行くと、教室の前には、小木君と彼女らしき女子が話をしているのを見て、 結局失恋してしまう。 <つづく>
103 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 03:47:05 ID:q8DZ5FMI
荻くん(「荻」です。小木ではありません。失礼しました)に失恋した二人は、 その夜、パパさんのジョニ黒をヤケ飲みして、翌日二日酔い&大目玉。 そこへ兄の透が友達を連れてきた。 その友達は「姫宮」という、長髪のすっごい美形だった。 彩子と章子はまたまた二人そろって姫宮に一目ぼれ。 透に聞くと、姫宮はスナックで弾き語りのバイトをしているというので、 二人は早速スナックへ。 そこにはたくさんの姫宮ファンがいて、ファンクラブまであった。 が、姫宮は「女の子には興味ないわ」という。 二人は姫宮がホモでオカマだと思い、なんとか男らしくなってもらおうと いろいろプレゼントをする。 そんなある日、姫宮がLサイズ女性服専門店から出てくるのを目撃。 ちょうど、ファンクラブの会長さんがLサイズなので、 二人は、姫宮が会長さんへ、ワンピースのプレゼントをするんだと思い込んだ。 またまた失恋濃厚な二人は、またお酒を飲んで酔っ払ったまま姫宮のいるスナックへ行ってみた。 すると、今日は会長さんの誕生日パーティーで、 ますますあのワンピースをプレゼントするんだと思った彩子。 章子はまだ酔っ払っていて、彩子は酔いを醒まさせようと薬を飲ませるが、 その薬は実は強力なピリン系の鎮痛剤だった。 あわてて電話で透を呼び出す彩子。 そうこうするうちに、章子が姫宮に告白してしまう。 <つづく>
104 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 04:06:18 ID:q8DZ5FMI
ラリラリな状態で迫る章子に、姫宮は言い放った。 「あたし、女なのよ!!お・ん・な!」 姫宮は、なんと女性だったのだ。驚く彩子。 「ちゃんと好きな人だっているのよ」 そういう姫宮に「誰よ」と問いただす章子。 答えは「あんたたちのお兄さん!」。 「しゃべらないでね」という姫宮の後ろには、妹たちを迎えにきた兄・透がいた。 そして透も、姫宮を好きで、両思いだったことを知る彩子。 とたんに姫宮が女性らしく可愛く見えてしまうのだった。 やがて夏休み。 姫宮と透が夏休みに軽井沢に連れて行ってくれる、というので喜ぶ彩子だったが、 章子は受験生だしクラブ(バスケ部)もあるし、行かないと言う。 その様子に疑問を持った彩子は、夏休みのバスケ部を覗きに行った。 校庭には、陸上部で活躍するクラスメートの森の姿もあった。 普段から憎まれ口を利く森を無視して、体育館を覗くと、 バスケの練習をする章子と、ハンサムなコーチを見つけてしまう。 彼は原田先輩といい、彩子より3年上の高校生だった。 章子は明らかに原田先輩を好きな様子で、あとから聞くと、 章子の初恋の先輩だと知った彩子は、協力しようとするが、章子は反発する。 が、原田先輩は彩子に、章子の志望校を聞いたりと、ちょっと気になる様子。 やがてバスケ部の夏の練習も終わりが近づく。 彩子は思い切って、3人で帰りながら、原田先輩に、章子と付き合ってあげてと頼んでしまう。 恥ずかしさで逃げ出す章子は、彩子とケンカしてしまう。 翌日、泣いて店番(家は花屋)をする章子のところへ、原田先輩が訪問してくる。 「昨日の返事は・・・」こうして、章子と先輩はめでたくハッピーエンド。 <つづく>
105 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 04:23:43 ID:q8DZ5FMI
好きな人の好みが同じはずなのに、原田先輩には惚れなかった彩子。 実は、夏休みに学校に通う間に、彩子は、 クラスメートの森のことが気になりだしていた。 夏休みがあけると、宿題を写しあっていた生徒たちは廊下に立たされてしまう。 彩子と親友たちのほか、森たちの姿もあったが、 森は友達に、宿題を写させてあげたほうだった。 よく観察していると森は頭もよかったのだ。 森を意識している彩子は、勉強に身を入れだし、中間テストもいい点を取れるくらいになる。 やがて体育祭が近づいて、運動オンチな彩子はどの競技にも出たくないと思っていたが、 親友たちと窓の外に現を抜かしているあいだに、怒った森にリレーの選手にされてしまう。 練習はしんどかったが、ある日、森のおじが経営する喫茶店にみんなで行くことになる。 そこで彩子は、独身のそのおじが、自分の母親・ママさんと親しげにしている場面を見てしまう。 おじはママさんが既婚者だと知らず、ママさんは近所でもちょっとしたプレイガールだったのだ。 翌日、そのおじがやってきて、ママさんに告白。 そこへ、パパさんが現れてしまい、ママさんのプレイガール振りがばれてしまう。 パパとママは大喧嘩。 追い出されそうになったママさんは、彩子と章子の部屋に泣きながら逃げ込んでくる。 このことで彩子は、ママさんに失恋したおじを気遣う森とも気まずくなってしまう。 そのま日々がすぎ、ママさんの近所のBF連中が話し合いに来るが、 頑固なパパさんは許さないまま。 その様子を影で見ていた彩子と章子だったが、このとき彩子が胃痛で倒れてしまう。 原因は、近頃頻繁に飲んでいた薬の摂りすぎ。 パパさんとママさんはこれがきっかけで仲直りするのだった。 <つづく>
106 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 04:33:24 ID:q8DZ5FMI
胃を壊した彩子は体育祭には出られなくなった。 親友がお見舞いに来てくれ、森からの憎まれ口の書かれた手紙も預かってきた。 それでも内心喜ぶ彩子。 体育祭のフォークダンスだけ参加し、森とも踊る。 数日後、偶然制服のポケットからいつのものかわからない胃薬を発見した彩子は、 久しぶりの薬(薬大好き)に喜び、飲もうとすると、 森が邪魔してしまう。 「そんなに心配ならずっと見張ってりゃいいわ」という彩子に 「それもそうだな」という森。 が、そのあとに「でも、無理だ」という言葉が、彩子の心に引っかかった。 その週の日曜日、章子がBFの原田先輩を始めて家に連れてくることになり大騒ぎ。 部屋を片付けている間に、半年前に二人で半分こにした四葉のクローバー(彩子のぶん)が出てきて懐かしく思う二人。 その日は、兄の透も姫宮を連れてきた。 ママパパ、章子たち、透たちの3組のカップルに、一人だけあぶれる彩子。 <つづく>
107 :
しあわせ半分こ :2009/04/02(木) 04:50:23 ID:q8DZ5FMI
数日後、彩子が親友に「森くんがいるよ」とそそのかされて 日誌を取りに職員室に行くと、いうとおり森の姿があった。 教師との会話を少しだけ耳にした彩子はびっくり。 森が、北海道へ転校するというのだった。 ショックを受けている彩子に、親友のひとりが、 森たちが日曜にサイクリングに行くという情報を持ってきた。 翌日から中間テストなのに。 彩子は思わず、「あたしも行きたい、あたしも入れて!」と男子たちに頼み込む。 彩子は親友たちも巻き添えにして、電車で森たちの行く先に向かった。 そこでボートに乗る彩子と森。 彩子が告白しようとした瞬間、他のボートが衝突してきて、彩子は湖に落ちてしまう。 なんて不運な日・・・ということで、そのまま帰ることになってしまった。 告白できずに後悔する彩子。 翌日、中間テスト初日の朝、登校すると、森が北海道にいってしまったと聞かされる。 テストをほっぽりだし、上の駅へ向かう彩子。 結局森に会えないまま、好きだといえないまま。 帰ってこない彩子を心配した章子が向かったのは、姫宮のスナック。 彩子はそこでヤケ飲みしてすっかり酔っ払っていた。 あっという間にそそのかされて一緒に飲んでしまう章子。 姫宮が仕方なく透に電話して戻ってくると、すでに二人は店からいなくなっていた。 二人は酔っ払ったまま、腹が立ってバス停をひとつずつずらしていく。 6つずらしたところでへたりこみ、泣き出す彩子と慰める章子。 こうしていろんなことを経験して、大人になったとき、いい想い出に変わるよ、と。 そのうち、眠ってしまい、二人の姿をやっと見つけ出す透と姫宮。 二人は、憎めない姉妹を温かく見守ってあげるのだった。 <おしまい>
おつ 昔の漫画ってリアルというかシビアというか… 今のがご都合すぎるとも言えるか
>>99-101 ママってキュンキュン来るラブコメ系恋愛漫画だったと思いこんでた。
全体はそんな重い話だったんか。
自分がよく覚えてたのも主人公とショートヘアがつきあってた頃の話だな。
>>102-107 昭和の少女漫画で主人公の女子中学生の趣味が「クスリを飲むこと」って、すごい設定だな
>>99 >ハイブギから読み取れる教訓
>「不良に好かれたら全力で逃げろ!!!!」
ww
確かに、その通り
ママは読んだことあったけどみさをの家庭環境は覚えてなかったなぁ
ラストはコオが初志貫徹したんだ、ハッピーエンドだねと思ったけど
恵の引き際も良かったな
あんな、付き合ってる最中にも「江夏江夏」言ってる奴とは別れて正解
112 :
ママ :2009/04/02(木) 17:08:24 ID:???
付き合ってた当時に、コオの引っ越し祝いにみさをがあげた物をコオに内緒に捨てて、 そっくり同じのを買ってきて部屋に置く 恵のウザイ行動で徐々に悪循環ていうのではこれが印象に残ってる
>>110 クスリっていっても、今みたいな危ない類のクスリじゃないよ。
このマンガに出てきたのは、鎮痛剤、胃薬、ビタミン剤、せいぜいカフェイン。
とはいえ、子供心に、
「主人公の趣味がこれじゃあ、
影響されて薬を大量に飲みだす読者が出るんじゃないか」と心配だった。
実際、自分も薬を飲むとき、ちょっと多めに飲んだりしてしまったw
115 :
ママ補足 :2009/04/02(木) 20:25:32 ID:???
>>114 コオ自身も、なんで高校中退でさえない自分を恵が好きになってくれるのか
ずっと不思議がってたのだが、
恵は自分の大学の男子生徒はチャラチャラしてるのばっかりで
調理師になるという目標があって頑張ってるコオのほうが
断然イイみたいに思っていた。
みさをも、高校生の頃のコオのことは子供っぽく思ってたけど
調理師を目指して頑張って成長してきたコオのことは
だんだん見直すようになっていた。
>>111-112 コオとみさをの仲を疑って嫉妬してだんだんウザくなる恵の行動は
読んでいてつらかったです。
女性はつきあってる男に
「捨てられたくない!」「私を捨てないで」と強く思いつめすぎると
男に「うざい」「重い」「もうコイツやだ\(^o^)/ コイツはもう、捨てるしかw」
と思わせてしまうような逆効果行動をとってしまうことがあるように思うのですが、
恵もそのパターンにはまってましたね。
116 :
ママ補足 :2009/04/02(木) 21:17:45 ID:???
恵とコオがつきあう経過やつきあってる最中のもっともラブラブな頃 (セックル前後)にページ数を使って詳しく描いてたのに比べると、 みさを(江夏みさを)とコオがつきあうようになってからは 駆け足な感じでヤングサンデーの連載が終わった。 年月がたち コオが自分のレストランを持ってみさをと結婚しているエピソードは ヤングサンデーでは載っていなかったエピソードで コミックスで描きおろされた分。
>>116 それ知らないかも
その描き下ろされたエピってたった一ページのレストランの前で家族写真撮ってる雰囲気のやつ?
女子中学生がスナックに行って飲酒する少女漫画って、いいのか?w バス停をずらすってのも、真似する奴が居たら迷惑このうえねえ
>>118 マジレス要らないだろうけどw、一応。
スナックについては、兄の透が姫宮に電話で
「しばらく保護者代わり、ということで頼むよ。
あとで埋め合わせするから」と頼んでくれてた。
(この人の他の作品でも、高校生の主人公が喫茶店に出入りするのを
そこのバイトの大学生が「兄貴代わり、保護者代わり」として周りに容認させてたw)
バス停に関しては、さすがに「なかよし」の少女読者層がマネするのは無理だろうし、
この発想自体がこれまでの少女マンガで新鮮だったので、逆に印象に残った。
あと、この作者の作風からいって、
おそらくこのあと、兄たちがバス停を元通りにしてくれたか、
妹たちを早朝に起こして元通りに直させに行ったか、
バス会社に謝罪に行かせたか・・・・・
そんな感じに続いたんじゃないかと想像できるw
120 :
ママ補足 :2009/04/03(金) 09:10:36 ID:???
>>117 その家族写真のページは間違いなくコミックス版描きおろしだった。
そのほかにも、コミックス版のほうが
みさをとコオがつきあってからのページの補足があったような気がしているのだけど
私の思い違いだったらいけないから、断定はしない。
まとめてで失礼しますが、書き手の皆さん乙です 「ママ」リアルタイムで単行本派で読んでたが、 そんな派閥争いみたいなになってたとは知らなかった 自分の感覚では、最初からコオとみさをの話で、 2人の立場と目線が合うようになるまでの話だと思ってたし 偶然出会って隣住まいの同じ年とか、子供が懐いてるとか、 みさをの世話になってる先が定食屋でコオの職選択が調理師とか、 フラグ立ちまくりだしw コオが一人前になるまで(人間性にしろ、仕事関係にしろ)の過程は ちゃんと描かれてるから、別に納得いかない部分は無かったな 確かに、恵に入れ込んで読んでる人にはつらかったかもしれんが
てか、タイトルが「ママ」だから、コオはみさを(=子持ち女)とくっつくしかないんだろうなと思ったよ。 「涼風」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公は涼風とくっつくしかないとか 「みゆき」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公はみゆきとくっつくしかない、みたいに。 「いちご100%」はラスト近くまで主人公が東城と西野のどっちとくっつくかわからなかった。 タイトルでフラグたってたのは東城(=いちごパンツの女)のほうだったし。
>「みゆき」ってタイトルの恋愛漫画だったら主人公はみゆきとくっつくしかない、みたいに。 これは例にならないだろうw ヒロインどっちもみゆきw
>>121 まぁそうだよね
コオの成長ぶりとか、みさをとどうやってくっつくかとか、その過程を見ていく漫画だった
125 :
まとめの人 :2009/04/04(土) 15:32:16 ID:???
書き手の方、いつもありがとうございます。 ここまでのあらすじと未解決をまとめておきました。 最近編集作業がちっとも出来てなくてすみません…。
ママで思い出したんだが、 同じ頃連載されてた星里もちるの「りびんぐげーむ」も サラリーマンの青年が15歳の美少女と同居!?みたいな 男の夢みたいな明るいラブコメかと思ったら ヒロインがワケアリの非処女でシリアスな話だったな。 最後は出てきた登場人物の殆どが幸せになる大円団で終わってたけど。 星里もちるの「りびんぐゲーム」キボン。 他にも星里もちるの漫画のストーリーキボン
128 :
メンズ校 :2009/04/04(土) 19:11:20 ID:???
未解決リクエスト表にあったので 海と山に囲まれた僻地にある全寮制男子高校が舞台。 名門校ではあるが、極端に女との出会いが乏しいために、 思春期真っ盛りの生徒たちからは「アルカトラズ刑務所日本支店」と呼ばれている。 主人公の牧主税(まき・ちから)は童顔な少年。 他の生徒たちと共に彼女が欲しいと口では言いながらも、 中学時代にツンデレな彼女を交通事故で失った傷が癒えておらず、 恋愛にあまり積極的ではない。しかし色々あってサーファーな彼女ができたりする。 他に、校内一のイケメンだが義理の姉への思いが捨てきれない神木累(かみき・るい)や、 保険医に片思いをしている野上や、神木にハァハlァしているオカマの花井などが中心になり、 こっぱずかしい純情恋愛をしたり、それをギャグで笑い飛ばしたりする話。
>>125 いつもありがとうございます
wiki編集は本来スレのみんなでやっていくものなんだから
とどこおってたとしたら管理人さんのせいじゃなくて
スレ全体の責任さ。
>>125 ストーリーバレさんも、まとめさんも乙カレ!
>>128 メンズ校の作者って5年くらい前?に兄弟間の三角関係をテーマに漫画描いてたよね
なんか血縁関係があるとかないとか、どうなるのかなとハラハラして見てたのに
その肝心の親の代の話が想像以上に壮絶ドロ沼劇で、一気に興味が失せたの思い出した
でもこの話は読みやすそうだね
泥沼すぎて当初は一番常識外れだと思われていた 主人公たちの母が一番清純派でまともな人になったのにはびっくりした
>>131-132 あれはないよね
主人公の母が「(あの事故死がなければ)すべてうまくいくはずだった」とか言ってたけど
いやーそれはないだろーと思ったわ
>>128 おつです
ホットギミック(相原実貴)のあらすじ知りたいです。 初期の頃は読んでたけど読まなくなった漫画ってたくさんあるなー…
ホットギミックと聞くと対戦ホットギミックしか思い出せないぜ
うろ覚えだが 女子高生の成田初(なりた・はつね)は両親と兄と弟妹と共に社宅に住んでいる。 社宅内では、役職によるヒエラルキーがあり、各家族間は結構ギスギスした関係にあった。 内気で心配性の初は、特におどおどと周囲の目を気にしがちだった。 初の妹で中学生の茜はビッチで、生理が来ないから妊娠検査薬を買ってきてと初にねだる。 買ってきた帰りに、初は社宅内でうっかり買い物袋をぶちまけてしまい、 中身をリョーキという少年に見られてしまう。 リョーキの父は重役で社宅内ではかなり立場が強いので、 彼が検査薬のことを周囲に批判的に話せば、成田家の立場は危うくなってしまう。 ばらさないでとすがる初に、リョーキは交換条件として性奴隷になることを命じた。 結局茜は妊娠していなかった。 色々あって、イケメンモデルの梓や、実は血縁関係のなかった義兄とかにも惚れられて、 なんか色々もめるが最終的にリョーキが初にちゃんと惚れて、 奴隷と主人という関係ではなく恋人同士になる。 そんでもって梓はモデル事務所の所長といい感じになり、 義兄は初への思いを胸に出家する。 義兄のファンが多かったらしく、義兄と結ばれるアナザーエンドの小説が後に発売された。
>>134 ホットギミック 相原実貴 全12巻
主人公はトロくてお人好しな女子高生・成田初(はつみ)。
初の家は父親の会社の社宅で、会社の上下関係が全て反映されている。
ちょっとした噂が命取りになる住みづらい場所であった。
社宅のトップは常務である橘家。
その一人息子の暴君・亮輝(りょうき)は初と同い年。
幼い頃は仲良くしていたが、ある日いきなり初を階段から突き落とし
凶暴になった亮輝は、初にとって恐怖の対象でしかなくなっていた。
男関係の激しい妹・茜が「妊娠したかもしれない」と漏らし、初が代わりに
妊娠検査薬を購入するが、そこを亮輝に目撃されてしまう。
初は亮輝に脅され、個人的な奴隷の地位に甘んじることに。
そんなとき、かつて同じ社宅に住んでいた小田切梓が戻ってくる。
彼は初の幼馴染でかつて何度も亮輝から初を守ってくれた。今度も
亮輝に襲われかけていたところを助けられた初は梓に恋をする。
梓と初は付き合うようになるが、梓が初に近づいたのは目的があった。
(つづく)
138 :
137 :2009/04/06(月) 20:57:32 ID:???
あ、書いてる間に被っちゃった;
おっつん 出家って比喩ではなく本当に寺に行っちゃったの? 仏教系の学校に行ってるキャラだったりすんの?
長文バージョンの137さんのあらすじ続けてください。 お待ちしております。
>>139 一橋大学の学生だったが、比喩ではなく本当に唐突に出家した。
>>136 >義兄のファンが多かったらしく、義兄と結ばれるアナザーエンドの小説が後に発売された。
それはよっぽどヒョーキ氏の人気がなかったんだねぇ
性奴隷という表現にも現れてるか…
ヒョーキって誰だ…リョーキね
未解決に藤子・F・不二雄氏の「中年スーパーマン左江内氏」があったので投下します。
■主な登場人物 左江内…万年係長のサラリーマン。はんこ屋のスーパーマンからスーパー服を 託され、スーパーマンとして人助けをする事になる。ちえの輪を解くのが得意。 左江内円子…左江内の妻。夫の事をややないがしろにしがちで、夫の出世はあきらめた と言いつつ、愚痴る事が多い。 左江内はね子…左江内の娘。反抗期を向かえて親と対立する事あり。 左江内モヤ夫…左江内の息子(はね子の弟)。父親をあまり尊敬していない。 ■その他設定 スーパー服…いわゆるスーパーマンが着てる服。2話以降胸に六角形に「左」の字が 入ったマークがつく。普段はハンカチ状で広げるとスーパー服に変化、 どんな服の上からでも着る事ができ、性別年齢を問わず誰にでも フィットする。生地からは記憶消去光線が出ており、スーパーマンを目撃しても その記憶はすぐに消去され、空いた部分の記憶は各人の想像力で補われてしまう為、 スーパーマンの活躍は誰にも知られない。当然正体も知られない。 また、持っているだけでスーパーマンが解決すべき事件を察知する能力がつく模様。 服を着る事によって身につく能力は以下の通り ・力は岩をもくだき、弾丸よりも早く走く、高いビルもひとっとびに飛べる ・必要に応じて何段階にも透視できる ・弾丸に当たっても跳ね返し、怪我をする事はない ・水中でも呼吸する事が可能 尚、裏返しに着ると通常よりも弱体化する。 スーパーマンの条件 ・最大公約数的常識家 ・力をもっても大それた悪事のできぬ小心さ ・ちょっと見、パッとしない目立たなさ 以上の三条件を満たした人物である事。
うだつのあがらない万年係長のサラリーマン左江内は、ある週末の帰宅時に妙な男に 会社内からずっと後をつけられる。自宅の最寄駅を降りてもつけてくる男を 不審に思って問いただすと、男は自分はスーパーマンで左江内をスーパーマンに する為に後をつけていたのだと答えた。 左江内は当然本気せず男を無視して家へと向かうが、男にはそんな左江内の行動も 予想の範疇で、とりあえず駅前に引き返して一杯やらないかと誘う。 その誘いも無視して左江内が帰宅すると、妻は玄関に置手紙を残して外出中で 子供たちも帰っておらず、その上鍵を置いていくのを忘れられた為家にも入れない。 仕方が無いので駅前に引き返した左江内の前に先ほどの男が再び現れ、結局二人で 赤ちょうちんで飲む事に。 男ははんこ屋をやっていたのだが、スーパーマン業にせいを出しすぎて左前になり、 奥さんにも逃げられ、もう歳も歳なので引退を考えて後釜に左江内を選んだのだと 言う。左江内は選んでくれた事は光栄だが、本業をないがしろにする訳にいかないと 断る。それでも男は「テキトーにやってくれればいい」と言いながら、スーパー服の 説明をし、左江内と屋台の親父はそれを酒の上での冗談として聞いていた。 男は別れ際までスーパーマンの勧誘をするが、左江内も断り続けて帰宅。 すると、娘のはね子がまだ帰っていないと言う。心配になった左江内が迎えに出ると さっきの男が待っていた。「急いだ方がいい」と告げる男についていくと、はね子が バイクに乗った男に腕を捕まれ、無理矢理バイクに乗せられそうになっていた。 左江内は思わず男に殴りかかるがあっさり返り討ちになり、はね子は連れ去られて しまう。 道に倒れた左江内に、先ほどの男が再びスーパーマンへの誘いをかける。 左江内は娘を助ける為にスーパーマンになる事に同意し、スーパー服を受け取ると はね子を助けに向かい、見事バイク男を倒して救出するのだった。 スーパーマンの能力の余りの凄さにしばし呆然としていた左江内に、 先代スーパーマンとなった男が左江内の行動を褒め、最後の説明をする。 スーパー服には記憶消去光線が出ており、誰の記憶にも残らないと。
事実、左江内が家に帰ると、先に帰宅していたはね子がバイク男との顛末を家族に 話していたが、左江内の事は忘れられており、バイクが事故を起こした隙に 逃げてきたと言う事になっていた。 こうしてスーパーマンになった左江内はスーパーマンの力で会社に通い、課長の目を 気にしながらも事件を察知してはその現場に駆けつけ適当に解決したり、部下の 女の子の事を気にしたり、年頃の娘の心配をしたり、美人局にひっかかった部下を 助けたり、左遷を気にしたり、部下ともっと密接な関係になった方がいいと言う アドバイスを受けて部下と飲みに行こうとしたり、朝出て夜帰るというプチ家出を 敢行したり、風邪を引いてる間だけ予知能力がついたり、ストレスから暴力に酔って しまい落ち込んだり、幽霊に化けてボロ家の住人を追い出そうとしてた奴らを 追い出したり、いわゆる正義厨にスーパー服を奪われかけたり、スパルタ教育を 受けてる子供を空の散歩に誘ったり、と地味にスーパーマン活動をやっていく。
が、世の変化から終身雇用制が揺らぐようになり、会社は部課の統廃合を進め、 左江内の会社での立場も微妙な物になっていた。早期退職をして再就職も考えるが、 不確定要素が多すぎて何とも言えない。 そんなある夜、左江内が事件を察知して駆け付けると、理想党所属衆院議員の 砂城浪角(さじょうろうかく)が複数のやくざとおもしき男達に襲われていた。 国会の爆弾男ともあだ名される砂城は、国有地払い下げに絡む不正を国会で 追求しているところで、それに対し与党幹事長・肥原(ひはら)が砂城の口を 塞ぐ為に刺客を向けてきたのだ。 砂城から事の顛末を聞いた左江内は持ち前の正義感から肥原を問い詰めるが、 肥原は悪びれる事なくむしろ堂々と政治とは清濁併せ持たねばやれぬと言い切り、 今自分の党が政権を担っていないと日本の将来が危うい、砂城ごときに引っ掻き 回される訳に行かないと語る。 その言葉に混乱する左江内だったが、とにかく砂城を守る事を決めると、クビに なるのを覚悟で会社に国会の会期中の休暇を申請、砂城を付きっ切りで守っていく。 ところが砂城は一向に爆弾発言を行わない。いぶかしむ左江内が見た物は、 記憶消去光線で左江内に助けられた事をすっかり忘れている砂城が、影の帝王と 呼ばれる男を仲介に肥原と手打ちをし、さらには金を受け取っている姿だった。 三人が会合をしていた東屋を持ち上げ、泣きながら川にぶち込む左江内。 すべてがむなしくなった左江内が枯れ木に腰をかけてたたずんでいると、 夜空の向こうから、マスクにマント、胸にPをかたどったバッチをつけた やや太目の青年(※後述参照)が大きな荷物を持って飛んできた。スーパーマンは 自分一人だけだと思っていた左江内は驚くが、青年によるとスーパーマンは結構 あちこちにいるそうで、紹介しても良いと大阪弁で答えくる。 青年はスーパーマン業にむなしさを感じていた左江内の話を聞くと、「えらい 純情なおっさんやな」と左江内を評した上で、スーパーマン業など重大に考えずに ボチボチやっていけば良いと諭し、青年がスーパーマンの力を使ってやっている 運送業の共同経営者にならないかと、左江内に誘いをかける。 立ち話も何だからと、朝日の中を飛びながら二人は詳しい話をしていくのだった。 <了>
※最後に出てくる青年について 本人ははっきりと名乗らないが、姿形からF氏の代表作の一つ「パーマン」の パーマン4号ことパーやんである事がすぐ判る。「パーマン」時よりも成長してる ようなので青年と表記した。
中年スーパーマン左江内氏の人、ありがとう!面白かった。
あと、もし「中年スーパーマン左江内氏」を購入しようと思ってる方がいたら
アドバイス。
藤子不二雄ランド版は未収録があります。買うのだったら双葉社版、または
愛蔵版SF全短編3巻「征地球論」をおすすめします。
また、今年夏から刊行される予定の藤子・F・不二雄全集にいずれ収録される
事を期待して待つと言うのも手です。古本屋ではどの単行本もそこそこな金額で
売られている事が多いので。
>>150 楽しんでもらえて幸いです。
中年スーパーマン左江内氏おもしろかった。 あらすじだけで「読んでみたい」と思えたなー。
上の流れ読んでて思ったけど、 少女漫画は昔っから「明るく見えるけど 実は暗い過去があって」なエピソードが多かったのかな。 最近は少年漫画もその手の話が増えたけど。
光源氏時代からのお約束設定です
ホットギミック、できればラストまでお願いしたいです
あ、ごめんなさい。言葉がおかしいですね ラストまで→詳細希望、です
ドラゴン桜が未解決表にあったので行きます。 登場人物 桜木 主人公。元ヤンで低学歴で弁護士になった男。倒産寸前のDQN高校の私立龍山高校を超進学校にすることで立て直すことを思いつく。自らも教師となって龍山高校で世界史と現代社会を教える。 水野 龍桜高校の女子高生。高3。母子家庭で育つ。カラオケスナックのママをやってる母親と母目あての男性客を軽蔑している。母のようになりたくなくて東大を目指す。 矢島 龍桜高校の男子高生。高3。金持ちの家の落ちこぼれ息子。兄貴は優秀。桜木に反発していたが、親を見返すために東大を目指すことになる。 井野先生 龍山高の英語教師。女。サバサバした性格で面倒事が大キライ。つぶれそうな龍山高校をさっさと辞めて条件のいい仕事に転職したいと思っている。お見合いパーティで自分を振った桜木を恨んでいる 高原先生 龍山高の数学教師。男。学校行事や部活等で生徒の心を育てたいという考えを持った、まっすぐで真面目で正義感の強い先生。桜木に反発している 宮村先生 龍山高の国語教師。女。美しい文学作品を通して生徒の心を育てたいという考えを持った優しいお嬢様風の先生。桜木に反発している 柳先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ数学教師。「詰め込み教育こそ真の教育である」がモットー 芥山先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ国語教師。芥川龍之介に似ている。 川口先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ英語教師。デブマッチョ。 阿院先生 桜木が外部から龍山高に呼んだ理科教師。アインシュタインに似ている。 大沢 他校の男子高校生。高3。イケメンで勉強もスポーツも家の家事もできる出来杉くんで、東大を目指している。水野が惚れている。 本田先生 矢島の親が無理矢理矢島につけた家庭教師で、東大の女子大生。社会人になってから猛勉強して東大に入ったので年齢が上だが、見た目は10代のように見える。 エリカ 本田先生の教え子。高3。中学までは勉強ができたが、親に期待されるのが苦痛になって高校を中退。その後大検を受けて、今は東大を目指して猛勉強中。
弁護士の桜木は、元ヤンで低学歴のため仕事が少なく、ビンボーだった。 桜木が世話になってる弁護士先生から紹介された破産寸前の私立高校「龍山高校」 の案件で、「龍山高校」を超進学校にすることで再建して、一穴当てようと考える。 龍山高校の生徒達に桜木は言う。 この世の中は頭の良いやつが頭の良いやつの都合のいいように動かしていること。 頭の悪いやつは、頭の良いやつに搾取されつづけること。 そうなりたくなければ、勉強をして頭の良いやつの側に行くしかないこと。 日本では頭の良いやつの側に行くプラチナチケットが東大だという。 桜木の話に心が動かされた女子生徒水野と男子生徒矢島は、東大を目指すことになる。 桜木は龍山高校に桜の木を植え「ドラゴン桜」と名付けた。 最初に水野と矢島が桜木から出された課題は、勉強の習慣をつけるための 小学校の漢字ドリルや計算ドリルだった。 DQN生徒の水野と矢島には「勉強をする」という習慣そのものがないのと、 小学校レベルの基礎からつまづいているので、ここからやる必要があるのだ。 次に、古文対策として、少女漫画の「あさきゆめみし」を読ませた。 桜木が外部から龍山高に呼んだスパルタ数学教師・柳も加わって、 水野と矢島の算数&数学特訓が続いてゆく。 柳は素早くミスのない計算を重要視した。 数学の解法を身につける際は、「問題→少し見てわからなかったら解答を見る→理解→解法暗記」の特訓をさせるようにした。
次は英語対策だ。 桜木が外部から龍山高に呼んだ英語教師・川口は、ビートルズの歌詞を歌って 覚えることと、大学受験向けの基本的な単語集を1冊マスターすることと、 川口が容易した100の基本例文を暗記して英作文対策をすることを教えた。 ビートルズの歌詞は中学英語+αの易しく基礎的な文法力をつけるのにぴったりで、 基本的な英語をどれだけ使いこなせるかを問われる東大の英語対策になるという。 リスニング対策は徹底的な音読・追い読み(シャドーイングのこと)が効くという。 黒板を漫然と写すだけ、英文を訳すだけ、英語を聞くだけ…の受け身的な勉強では つまらないし力もつかない、能動的な勉強をするべきだというのが川口の考えだ。 (注・川口のモデルは、京大卒で大学受験塾の塾長で英語講師の竹岡広信。 竹岡は「ドラゴンイングリッシュ」という100の基本例文集を出している。) 国語対策は外部から呼ばれた教師・芥山。 芥山は国語力をのばすには、正しく読むこと、論理的に考えることの重要性を言う。 それには物事に「なぜ、そうなるんだろう?」「どうしてこうなんだろう?」 と言う問いを常に持つことが必要だという。 論理的に考えることと問いを持つことは小論文対策にもなるという。 (注・芥山の章には、現代文の参考書のカリスマ著者・出口注のエッセイが出てくる)
理科対策は外部から呼ばれた教師・阿院。東大受験には物理と地学が有利だと阿院は言う。 物理は難しいと思われているが、暗記しなければいけない量が少なく、 コツさえわかれば力を伸ばしやすく、一方、地学を勉強する高校は少ないが、 地学を受験で選択すると問題が易しいというのが阿院の考えだった。 物理は数学の解法を身につける時のように「問題→解答を見る→理解→解法暗記」をさせる方針だ。 一方、地学の勉強には「メモリーツリー」で地学まとめノートを作ることを教える。 メモリーツリーは脳の構造に合っていて暗記がしやすいのだという。 メモリーツリーでのノートの取り方が漫画内で大変詳しく丁寧に書かれている。 (注・メモリーツリーは、トニープザンの「マインドマップ」と同じものだが、 トニープザンの本を読むよりもドラゴン桜の7巻を読むほうがわかりやすい) 社会科対策は桜木が行った。 桜木は阿院の紹介したメモリーツリーで山川出版の世界史の教科書をまとめるよう指導。 勉強を通して水野と矢島は学力だけではなく内面も成長していった。 桜木は勉強法だけではなく、普段の生活のコントロール、睡眠、生活指導もしていった。 「本番に強い」とは、本番で特別な力を出せる人のことではなく、本番で普段の力を 普段通り出せる人のことだとか。 桜木に反発していた高原と宮村や他の先生達も、水野と矢島、そして他の生徒達の成長を見てだんだん桜木の考えを支持するようになっていく。 井野だけは桜木に反発していたが。 水野と矢島には、大沢、エリカという一緒に東大を目指す他校の仲間もできた。
水野と矢島はそれからも学力を上げていき、センター試験でぎりぎり足きりを突破。 井野もしぶしぶ桜木を認めるようになる。 水野は母親に、矢島は両親に反発していたが、このころにはどちらも親への反発は 無くなっていった。 そして二次試験が終わり、合格発表の日。 水野・大沢・エリカは東大に合格したが、矢島は落ちてしまう。 水野が東大に合格したことで龍山高校の入学希望者が殺到し、再建の見通しがついた。 龍山高校の「ドラゴン桜」が満開になった。 矢島は1年浪人して来年また東大を目指すという。 その後は皆、それぞれの場所でそれぞれの生活を頑張っている。 おわり おまけ 続編の「エンゼルバンク」という社会人の転職漫画では 桜木、井野、東大生水野と水野より学年が一つ下の東大生矢島が出てくる。
ドラゴン桜、おもしろそうですね。 書いてくれてありがとう。
未解決・途中作品に、解決済作品も載ってるのですが…。 あと自分が読んだことあって結末も知ってる漫画がいくつか載ってたので あらすじを書こうとしたけれど、手元にコミックスが無いと書けないもんだね。 三行で紹介するようなあらすじならしないほうがマシだし。
リクエストした人の多くはすでにこのスレを去ってしまっていそうだからちゃんとした意見は聞けそうにないが、 大ざっぱに主人公がどうなったか世界がどうなったかの起承転結だけを知りたがってる人もいるし、 詳細が知りたかったらkwskと言ってくるだろうし、三行あらすじでも書いてくれるならありがたい
>>160-162 ・「問題→少し見てわからなかったら解答を見る→理解→解法暗記」
→和田秀樹の受験は要領、暗記数学等が元ネタ?
・大学受験向けの基本的な単語集を1冊マスター
→竹岡広信は単語集丸暗記を否定しているんだが…
・容易した100の基本例文を暗記して英作文対策をすることを
→これは本当だが、「容易した」じゃなくて「用意した」だろ?
・現代文の参考書のカリスマ著者・出口注
→出口汪だろ?
・マインドマップ
→マインドマップという言葉はトニープザンが認めた書籍や講習会以外では使えない筈
そもそもDQN高校の生徒に良い教師をつけて猛勉強させても
東大に受かるのはほぼ無理だと思う。
地頭が良いのに、勉強の仕方がわからなかったり努力不足なせいで
DQN高校に入ってしまった生徒なら、もしかしたらあり得るかもしれないが、
DQN高校の生徒には知障一歩手前みたいな生徒も多いのに。
>>165 wikiなら誰でも編集できるから、気づいたら自分で削除するか、
できない場合はこちらで報告すれば誰かがやってくれるかもしれない。
左上に編集ってのがあるから、その画面で該当するタイトルを削除すればいいだけ。
>>167 これ漫画やで
>>167 →和田秀樹の受験は要領、暗記数学等が元ネタ?
→ネタ出しは、ドラゴン桜の担当編集者(東大卒)と、現役東大生に取材したり、文献。
和田の勉強法本も資料だったのかもしれない
→竹岡広信は単語集丸暗記を否定
→竹岡が英単語ターゲット丸暗記を否定しているのは本当。
ネタ出しをした東大生や東大卒の人間は複数いるので、色々混じってるのだと思う。
ネタだしをした東大生の一人が竹岡の教え子で、
ビートルズの歌詞で英語を勉強、シャドーイング、100の短文暗記、英作文重視、
元DQN私立高校がスパルタ教育で進学校に生まれ変わった…などから
ドラゴン桜を読んだ竹岡が「これは自分のことじゃないか」と問い合わせた
→出口汪だろ?
→スマソ
マインドマップ
→マインドマップという言葉にトニーブザンの知的財産権があるらしいので
ドラゴン桜ではメモリーツリーという言葉を使っていた
→そもそもDQN高校の生徒に…
→DQN高にも1割位は地頭は悪く無いやつがいるらしい。
水野も矢島も地頭は良かったんじゃないか?
170 :
まとめの人 :2009/04/10(金) 18:23:04 ID:???
ここまでのあらすじ・未解決まとめておきました。
最近投下多くて嬉しいです。ありがとうございます。
>>165 解決済みにも関わらず未解決に残っていたら、このスレで私宛に挙げてくださってもおkです。
その内誰でも編集できるようにwiki編集ページを作るつもりです。
もともと頭がよくても、グレてたせいで一度も勉強せず授業も聞かなかった奴はまともな受験受かるわけないもんな スーパーコンピューターでも、一度も何もインプットされてないならただの箱
>>167 >そもそもDQN高校の生徒に良い教師をつけて猛勉強させても
駄目な主人公が
スポーツや趣味にのめり込んで
スポーツや趣味の世界で頂点を目指せるほど上手くなり
心も成長する少年漫画ってよくあるじゃないか。
それの勉強版だ。
もっと単純に言えば、進研ゼミの宣伝漫画を連載でやったような感じだ。
最近のNANAを教えてください 未来に話が飛んで皐月が出てきたところまでは読んでいたんですが、 レンが死んだとか聞いたのでそこらへんをkwsk
>>174 立ち読みなので簡単なバレ(しかも所々うろ覚え)でいいかな?
・レンは、車に乗ってる時に
サーチ(パパラッチ)に追いかけられたのをカーブで振り切ろうとして、事故死
・レンは死ぬ前にレイラと会っていたか、会おうとしていた
(ここ、私のうろ覚えではっきり覚えていません)
レンとレイラは、不倫をしていたわけではなく、真相は
レンはレイラが心が傷つくと歌えなくるのを励ますために
レイラはレンがヤクに逃げるのを止めさせるために
二人は音楽仲間としてしょっちゅう二人きりで会っていたのだった。
しかし、ナナはレンとレイラの仲を疑ってずっと苦しんでいた。
・レンが死んだ瞬間、霊感があるらしいノブはレンのギターの音を聴く
・レンが死んだことをブラストのメンバーもトラネスのメンバーも知って
ショックを受ける
・特にナナとレイラは大ショックを受けて精神状態があぶなくなる
・レイラにはタクミがついてやり、ナナにはハチがつく
・今はハチはブラストメンバーが住んでいる寮に居候。
ナナが過呼吸したときにハチがマウスツーマウスでナナに人工呼吸
NANAが完結したらどなたか詳細なバレお願いします。
私も14巻位までは買ってたんですが
全巻売ってしまったので手元にコミックスがありません。
7巻位までは、漫画のセリフを暗記してしまうくらい
何度も何度も読み返して愛読してたんですが。
追加 ・ノブのモトカノのハチがブラスト寮に居候していることを、百合は良く思っていない。 ・落ち込んで精神がおかしくなっているナナは、レンの葬式にも出なかった。 ・レンの死体を焼いた灰は、海にまいた。 ・未来の話だが、ハチには子供が二人いて、一人は皐(さつき)という名前の女の子で、 もう一人はレンという名前の男の子で、ギター好きな子に育っているらしい。 未来の話は、読者が色々な想像ができるように、あまり詳しくは書かれていない。 ・未来ではナナは海で死亡したことになっていて、マスコミでもそのように報道されたが 実際はナナは生きていて、海外で「うたうたい」をしていた。 海外在住ナナは英語がしゃべれて、金髪でロングヘアだった。 ・未来では、ハチとタクミは子供のために離婚はしていないものの 愛が冷めた夫婦のようだった。 タクミはレイラとの強い絆があること、仕事で家にいないことが殆どなこと等から。 ・ハチのおなかの子の名前(皐)を考えてくれたのは、死ぬ前のレンだった。 女の名前しか考えてないのかよ!?もし男が生まれてきたらどーすんだ!? というツッコミには、レンは女が生まれることしか最初から考えてないと返答。 ・レンアボーン直前に、レイラが精神不安定になった原因だが。 タクミは精神不安定になったレイラを一度だけ抱いている(セックル) しかしその後突き放して、ますますレイラが精神不安定になって歌えなくなる。
ナナ乙。 いまどきコカイン中毒とか珍しいですな…
おつです レンがパパラッチに追いかけられて車のライトがピカーッみたいなところで続くになってそのへんまで見たな そこまででも飛ばし飛ばしで色々曖昧だけど… もうすぐ終わりそうなのかな、上のレスを見ると物語もずいぶん佳境に入った感じ
>>177 恋人の浮気を疑ってたナナがまたこれで余計に辛くなるという展開?
レンとレイラが会ってた本当の理由は知らないまま
NANAリクエストしたものです。ありがとうございます。 泥沼化があれから更に進んでいるとは驚きです
183 :
NANA1 :2009/04/12(日) 21:37:22 ID:???
ついでに詳しいあらすじおいておきますね。 ●主な登場人物 1 ハチ(奈々)ミーハーでスイーツ(笑)な女子。暖かい家庭で育つ。料理が得意。 甘ったれだが結構心の根は図太い。人気バンドトラネスの大ファン ナナ(ナナ)ハチと同い年。バンド・ブラストの女ボーカル。家庭に恵まれていない。 強がりだけど実は内面が脆いメンヘラ。辛いことがあるとヤスに甘える。 レンを愛しているがレンに甘えられない。レイラとレンの絆を不快に思っている。 章司 美大生。ハチの恋人だった。幸子と浮気して、ハチと別れる。 淳子 美大生。ハチと章司の友人。ハチがワガママ・自己中な時はハチを叱る。 京助 美大生。淳子の彼氏でハチと章司の友人。ハチがワガママな時でもハチに甘い。 幸子 美大生。章司の通う美大とバイト先で章司と出会う。章司と恋に落ちる ----------------------------------------- ハチ・章司・淳子・京助は地元が同じで、地元の美術系の専門学校に通っていた。 4人は東京の美大を受験し、淳子と京助は受かり、ハチと章司が落ちて、 章司は浪人して次の年に美大に入る。
184 :
NANA2 :2009/04/12(日) 21:38:02 ID:???
●主な登場人物2 レン トラネスのギタリスト。アマチュア時代はブラストのギタリストだった。 ナナの恋人。一時別れてたが5巻で復縁。だが、ナナとはすれ違いが続く。 心が傷つくと麻薬に逃げるヤク中。辛い時はレイラに甘える。 ナナを愛しているがナナに甘えられない。ナナとヤスの心の絆を不快に思っている ヤス ブラストのドラマー。司法試験に受かっていながらバンド活動に精を出す。 ノブ ブラストのギタリスト。旅館のおぼっちゃま。ハチと一時つきあっていたが… シン ブラストのベーシスト。親に愛されていない少年。最初は純粋無垢だったが… タクミ トラネスのリーダーでベーシスト。ハチとヤって妊娠させて責任とって結婚。 レイラ トラネスの女ボーカル。美人でカリスマ性のある歌姫。内面が儚いメンヘラ。 メジャーデビュー前はヤスの恋人だった。その後シンとつきあうも、ずっと 愛してた男はタクミだった。レンとは体の関係は無いが心を慰めあう関係。 ナオキ トラネスのドラマー。明るく楽観的でアホ。唯一、トラネスとブラストの恋愛や SEXのドロドロに関わって無い人。 ----------------------------------------- ナナ・レン・ヤス・ノブ・タクミ・レイラ・ナオキは地元が同じ。 トラネスもブラストもアマチュア時代から地元では人気バンドだった。
185 :
NANA3 :2009/04/12(日) 21:39:07 ID:???
●主な登場人物 3 美里(偽)(本名・舞) アマチュア時代からブラストのおっかけをしていた。 ロリィタファッションの女子。のちにブラストのマネージャーになる。 シオン 美女。ブラストのアマチュア時代からずっとヤスと深い関係があるようだが不明。 美里(本物) ブラストの大ファンの大阪のお好み焼き屋の娘。 美鈴 ナナの実母親らしい。男ができて娘のナナを捨てて美里(本物)を産んだらしい。 ブラストの事務所の社長 色々と怪しそうな人間。事務所では百合や美雨(後述)も所属。 百合(本名・朝海)人気AV女優。ノブとつきあっている。 美雨 Vシネマ女優。ヤスとつきあっている。 河野 ブラストをスカウトした人。真面目で人のいいおじさん 凌子 スッチー(死語)。美少年マニア。シンに麻薬や売春やSMプレイ等を教える。 倉田 ゴシップ誌サーチのカメラマン。人の顔と名前を記憶する能力が高い。 ハチのことを「勘違い女」だと言う。 成田 トラネスの事務所の社長。ヤクをレンに与えてた。
186 :
NANA4 :2009/04/12(日) 21:41:44 ID:???
1巻はハチ(奈々)とナナのそれぞれの読み切りの話。 奈々編・惚れっぽく片思いや辛い恋ばかりだったハチが、美術の専門学校で章司と出会い、 章司と両思いになるも、章司は東京の美大に進学し、遠距離恋愛になるまでの話。 ナナ編・孤独な少女・ナナが、レンと出会い恋に落ち、一緒にアマチュアバンドをやるが レンとはお互い好き合っていながらも、別れてしまうまでの話。 本格的にストーリーがスタートするのは2巻から。 彼氏の章司の近くに住むために上京してきた奈々と、 プロのロックボーカリストを目指すために上京してきたナナ。 対照的な二人の「なな」が東京行の新幹線で隣の席になって、二人はお喋りする。 (実際は奈々だけが激しく自分語りをして、ナナは聞いてあげてたという感じだった) それから数日後、奈々とナナはアパートを探している先で偶然また一緒になった。 一緒に住めば家賃や生活費が安くなるからと、二人は安易にルームシェアすることに。 二人が住む部屋は「707号室」だった。 ハチは同じ名前で同い年で上京してきたナナとの出会いを「運命」だと言い、 ナナにべったりと懐いた。 ナナも奈々に懐かれることに悪い気はしなかった。 ナナは奈々が犬っぽいからと、奈々に「ハチ」というあだ名をつけた。 一人で上京してきたナナだったが、ナナの地元からノブやヤスが上京してきたり 新生ブラストにシンも加わって、ブラストとしてプロデビューする夢が広がっていく。 ハチとナナの友情がどんどん深まっていく。
>>175 乙
レン死んだのは知ってたが麻薬関係かと思った
188 :
NANA5 :2009/04/12(日) 21:44:30 ID:???
上京したてのハチは考えがものすごく甘かった。 金銭感覚がおかしかったり、バイト先でもふざけた気持ちで仕事をしていたり、 恋人の章司に対しても、思いやりの無い発言や自己中な行動がとても多かった。 そんなハチに章司はウンザリしてきていた。 そして章司は、優しく思いやりがあって可愛い幸子とつい浮気してしまう。 そして、ハチと章司は破局。章司は幸子と恋人同士になる。 章司と別れて落ち込んでいたハチだったが、ナナ存在や ブラストの東京での初ライブの大成功や ハチがトラネスのライブの最前列のチケットが当たったおかげ等で ハチは少しずつ元気になっていく。 ハチはナナを自分の地元に招待する。 ナナはハチの実家に泊まり、すき焼きでおもてなしされて ハチの育ったホームドラマのような暖かい家庭に感動する。 最前列のトラネスライブがきっかけで、ナナとレンは劇的に復縁。 復縁ができたのはハチのおかげだからと、お礼としてナナは ハチがトラネスの中でも特に大好きなタクミとハチを707号室で会わせる。 ハチは感動して泣き崩れるのだった。
189 :
NANA6 :2009/04/12(日) 21:48:14 ID:???
ブラストに、プロデビューの話が持ち上がるようになる。 ハチはブラストの成功を自分のことのように喜んだ。 ノブが作った音楽を認め、ブラストの成功を無邪気に喜ぶハチに、ノブは好意を抱く。 ハチはトラネスやブラストのことで浮かれすぎて 上の空で仕事をしていたり、定時になる前に帰ったり、寝坊+遅刻をして 女性社員だけじゃなく、ハチに甘かった男性社員達も完全にハチを見放したので とうとうハチはクビにされる。\(^o^)/ 「自分の甘さを知った?さようなら」 無職になって落ち込んだハチは、車で通りがかったタクミに誘われてSEXしてしまう。 タクミはファンの子と軽い気持ちでヤっただけのつもりだった。 ハチとヤったことをブラストメンバーも招待されていたトラネスの飲み会で 軽く暴露したタクミに、ノブとシンが大激怒。シンはハチに恋愛感情は無いが懐いていた。 このことで飲み会の空気が悪くなり、タクミは707号室に行き、腹いせのようにハチとSEX。 タクミとハチの逢瀬+ベッドシーンの音を聞いて、ナナは非常に気分が悪くなり、 707号室から思わず飛び出して、ヤスに心を慰めてもらいにいく。 一方、タクミに激怒したシンの様子を見て、レイラはシンに強い興味を持ち、 シンに金を払うから自分と寝てくれるよう誘う。
190 :
NANA7 :2009/04/12(日) 21:53:08 ID:???
ハチは生活のために派遣のバイトで心を入れ替えて働くようになった。 ブラストメンバーとハチの交流は続いていた。 ハチは音楽という特技と夢があるブラストメンバーと違って 何の取り柄のない平凡な自分に劣等感を持っていたが ナナはハチのことを、ブラストを見守る汚れないマドンナのように思って 心の中でマンセーしていた。 ブラストメンバー+ハチで花火大会に行く約束もしていた。 シンとレイラのSEXする関係は続いていた。 売春(買春)から始まった関係だけど、シンにとってレイラは特別な女になっていた。 ハチとタクミのSEXするだけの不毛な関係もそのまま続いていた。 一方、ハチとノブの気持ちはどんどん近づいていった。 ハチはタクミに電話でさっさと別れをつげて、ノブと恋人同士になり、SEXをした。 ハチとノブはラブラブな恋人同士だったが、ハチの妊娠発覚で破局。 ノブはハチとSEXするときはきちんと今度産むで避妊をしていたので おなかの子の父親の可能性が高いのはタクミのほうだった。 ハチはタクミには迷惑をかけないけど、子供は産んで育てたいので 認知だけしてほしいことを言うと、タクミがハチにプロポーズ。 ハチ、ぽかーんとしながら受ける。
191 :
NANA8 :2009/04/12(日) 21:55:54 ID:???
ハチはタクミと結婚するから707号室を出るという。 ノブと簡単に別れ簡単にタクミと結婚するハチに納得がいかないナナ。 幼少の頃に母親に捨てられたことがトラウマになっているナナにとって ハチに707号室を出ていかれることは 自分が大切な人に捨てられることだと感じるのだった。 ブラストのプロデビューの話が進んでいく。 しかし、音楽性ではなく スキャンダルや話題性だけを前面に出すような売り方だった。 またブラストについた事務所も、 AVやVシネマを専門にするような怪しい芸能事務所だった。 ハチと別れてへこんでいたノブは Vシネマ女優美雨とAV女優百合と仲良くなるも、美雨の実年齢が高いことに ドン引きして美雨とは恋に落ちず、百合のほうにめろめろになる。 ナナは、自分がハチにとってのヒーローでいるために どんな売り方でもいいからさっさとメジャーデビューして ブラストで目立ってやろうと考える。 ブラストがメジャーデビューし、テレビに出演したナナは ハチに向かってメッセージを言い、ハチは感激して泣く。 ブラストのデビューシングルは大ヒットした。
192 :
NANA9 :2009/04/12(日) 22:02:12 ID:???
花火大会の日。 ……いきなり物語は未来の花火大会の日に話が飛ぶ。 少し年くったハチに娘がいて、背が伸びて大人っぽくなったシンと ヤスとノブもいる。707号室でみんなでナナの帰りを待っている。 現在の話に戻って。 花火大会の日、偶然、章司とハチは会う。 わだかまりはなくなっていて、仲の良い友人のように楽しくお喋りできた。 章司は幸子を恋人として大切にしているらしい。 ブラストメンバーはメジャーデビューしていて忙しかったが スタッフに無理を言って、変装して花火大会に行きハチと会う。 ノブだけは行かなかった。 ナナとレンは復縁したものの、すれ違いの日々が続いていた。 ナナは心が苦しくなると過呼吸の発作が出た。 レンは心が苦しくなるとヤクに逃げた。 そんなナナをヤスが見守り、レンをレイラが見守っていた。 タクミはレンの薬物依存がトラネスの存続にマズイと思っていた。 タクミはレンの心の安定のために、レンにナナと婚約するようそそのかす。 すれ違いばかりで苦しいからレンとはもう別れようと思っていたナナだが レンにプロポーズされ、ナナはポカーンとしながら承諾してしまう。 ナナとレンの婚約までも、ブラストとトラネスの売り出しのネタに使われた。
こっからうろ覚えでストーリーの順番がぐちゃぐちゃになってます。すいません。 補足や修正をして下さる方の降臨を希望します。 ゴシップ誌サーチは、ブラストとトラネスの動向を見張っていた。 サーチは、レンとレイラの交際疑惑記事を写真付きで載せようとするが タクミとハチの結婚のことをサーチがスクープとして載せていいから レンとレイラの不倫疑惑記事は載せさせないように交渉する。 この交渉がきっかけでハチとタクミが正式に籍を入れる。 タクミはトラネスメンバーに自分が結婚することを言う。 実はタクミを好きだったレイラはショックを受けて、元彼のヤスにすがってしまう。 シンはレイラが辛い時に自分を頼りにしてくれなかったことに傷つく。 ヤスと美雨がなんとなくくっつき、おだやかな安らげる関係を作っていく。 レイラとシンは、いつしか本気の恋に落ちてしまっていたように思われた。 しかし、レイラと未成年シンがつきあっていることがバレると トラネスの存続にマズイことをタクミが言い、シンとレンは別れる。 トラネスの歌姫に徹するためにシンとは一緒にいられないことを 言ったのはレイラだったけれど、実際にシンと別れてみるととても辛かった レイラはシンにすがろうとする。 そんなレイラをシンは自分が幼すぎて受け止めきれないと思う。 レイラとシンが別れたことにほくそ笑むタクミだった。
レイラは子供の頃からタクミが大好きで、レイラのほうから何度もタクミに告白するも タクミはレイラを恋人として見なかった。 タクミはレイラを聖女で歌姫のように思っていて、レイラ以外の女とはSEXできるが レイラとだけはできなかった…はずだった。 が、精神状態がおかしくなって歌えなくなったレイラをタクミは一度だけ抱いてしまう。 その後またタクミはレイラを突き放す。 美雨とハチが仲良しになる。 ハチは美雨に着物の着付けを習ったり、着物を選んでもらうようになる。 シンを調教した女・凌子が麻薬取締法イハーンで逮捕され、シンも麻薬所持で捕まり ブラスト存続の危機に加えて、レン事故死で、トラネスもブラストもボロボロ。 あと、偽美里(舞)が上京してきてブラストの押しかけマネージャーになるとか ナナの大ファンで、大阪のお好み焼き屋の娘でナナに似た顔の女子中学生・本物美里の 母親がナナを捨てて出ていった母親じゃないか?ということとか AV女優の百合がアダルト系じゃない仕事に進めるようになるかもしれないけど もしかしたらそれも騙されてるのかもしれない?ということとか シオンさんのこととか、色々ある。 未来の花火大会以来、未来の話もちょくちょく出てきて ハチとタクミは別れてはいないけれど愛の無い生活を送っていそうな様子とか ナナは海外でうたうたいをしている様子とか シンが人気芸能人(俳優?)になっている様子とか ノブは旅館を継いでいるらしい様子とか レンと名付けられた男の子(ハチに似てるような、シンにも似てるような)を レイラとタクミが海外で面倒を見てる様子とか出てくるんだが 核心的なことはぼかされてます……
>>183-194 乙。トラネス&ブラスト&ハチって穴兄弟竿姉妹だらけなんだな。
おまけにヤク厨が二人もいるしメンヘラもいるし。
美雨って女もメンヘラじゃなかったか?
スイーツ&メンヘラ&ヤリマンヤリチン&ヤク中&妊娠&主要キャラ死亡か。
これにレイプがあれば完全に携帯小説だな
過激な設定の作品をなんでもかんでもケータイ小説や昼ドラに例えるのはやめろよ・・・ と言いたいところだがその通りなんだよな
ヤクやってる奴も含むメンバーが相手変えながらヤリまくりなら、 何人かヤバい病気になってそうだな
ぐっちゃぐちゃで頭がクラクラしてくる人間関係だ そんな本編に引き換え、このあらすじの簡潔で明瞭なこと わかりやすかった、gj
199 :
NANA :2009/04/13(月) 06:30:50 ID:???
>>183-194 に追加したいんだが
ナナは辛い時は恋人のレンではなくバンド仲間のヤスに頼るけど
狂ったみたいにレンにすがったことがあったよね。
その時レンはナナの気持ちを受け止めないで逃げた。
あとシンが逮捕された時にレンにギターを弾いてほしいとナナに頼まれた時も
レンは正論でナナをゴルァしてナナの気持ちを受け止めてやれなかった。
あれじゃあナナもレンには頼れないと思うとオモタ。
まとめサイトには簡単バレしかないので。 完結済の『20世紀少年』の詳細バレをお願いします
浦沢直樹の「MONSATR」は 旧まとめサイトに詳細バレがあったので 新まとめサイトにコピペしたのだけど 自分がwikiの使い方がよくわからなくて コピペしたら行あけが全部無くなって詰まってしまいました。 どなたか訂正お願いします。 あと、タイトルとリンクがおかしいです。 MONSTAR 1 2 ではなく一本化してくださるようお願いします。
NANAの質問便乗していいですか? レンの死に顔や死体は綺麗だったんでしょうか? ヤス「綺麗な顔してるだろ? 死んでるんだぜ、それ」 みたいな漫画のお約束パターンはありましたか?
205 :
NANA :2009/04/13(月) 16:52:56 ID:???
>>204 南京錠のネックレスが首にめり込んでいた。
腕だけは綺麗な死体
読者にも死体や死に顔は見せない
ということから判断してください。
ぐちゃぐちゃだけど「あいつ最後は楽器弾く腕は庇ったんだぜ」みたいな。 要するにハンドルから手を放したんだなw しかしヤク中の仲間内順列組み合わせセックル話ってちょっとビバヒルみたいだね。
207 :
NANA :2009/04/13(月) 19:43:24 ID:???
>>206 >「あいつ最後は楽器弾く腕は庇ったんだぜ」
そうそう、そういう感じ。
>要するにハンドルから手を放したんだなw
ww
死ぬ前にナナの幻影を見ているのと、ナナへの誕生日のプレゼントを
車に積んだまま死んでるので(プレゼントは無事)
ヤク中だったりレイラに依存してたりしていたけど
本当にレンが愛してたのはナナだったという救いは一応あった。
でも救えないオチだ。
柏屋コッコの「赤い糸」って漫画(原作はケータイ小説)も読んだけど
これも主人公の少女が恋に落ちる相手がヤク中男子だった。
いいのか?
恋空も主人公の彼氏が途中で麻薬パーティとかやってたなあ 若年層で広まりつつある薬物乱用への警鐘なんだろう
>>201 おもな登場人物1
ケンジ 実家のコンビニの店員をしてる冴えない青年。以前はミュージシャンを目指していた(ケンジがミュージシャン志望だったことがこの物語の伏線になってる)。
小学生の頃はクラスの人気ものの男子だった。
カンナ ケンジの姉の娘。ケンジとケンジ母が面倒を見ている。物語の序盤では赤ん坊として出てきて、中盤から女子高生として登場。
キリコ ケンジの実姉で子供の頃からケンジの命の恩人。カンナを置いて行方不明になる。
オッチョ ケンジの小学校時代の同級生。小学生の頃はケンジグループの一員だったが、中学受験をしてエリートコースを歩みケンジと疎遠に。カルト宗教「ともだち」事件がきっかけでケンジ達とまた交流するように。
エリートコースから脱落した後は体を鍛えてプロレスラーのような体型になる。
ユキジ ケンジの小学校時代の同級生。格闘技と正義感が強い男勝りな美人。ケンジにほのかな思いを寄せている。
ドンキー ケンジの小学校時代の同級生。小学生の頃はケンジグループの一員だった。カルト宗教「ともだち」の秘密を知ってしまってともだち信者に殺される。
おもな登場人物2 ヨシツネ ケンジの小学校時代の同級生。ケンジグループの一員。 マルオ ケンジの小学校時代の同級生。ケンジグループの一員。でぶ。 ケロヨン ケンジの小学生時代の同級生。ケンジグループの一員。カエル顔。 モンちゃん ケンジの小学生時代の同級生。物語中盤以降で殺される。 ヤンボーマーボー ケンジの小学校時代の同級生。双子のデブ男子でイジメっこ。 フクベエ ケンジの小学校時代の同級生。真ん中分けの一見さわやかそうな青年。子供の頃はケンジ達の人気者グループではなく、フクベエ+サダキヨ+カツマタ+ヤマネの地味グループの仕切り屋だった。 大人になってから短い間ケンジと仲良くなるが…。 サダキヨ ケンジの小学校時代の同級生。物語の中盤から中年高校教師として登場。地味グループ内でフクベエの奴隷&パシリのような役割だった。 カツマタ君 ケンジの小学校時代の同級生。フクベエ達の地味グループの一員だった。 ヤマネ君 ケンジの小学校時代の同級生。フクベエグループの一員。細菌の研究をしてる学者。 マンジョウメ 「ともだち」メンバーのオッサン。子供の頃からフクベエと交流があった。 他いろいろ
あらすじ 元ミュージシャン志望だったが平凡な毎日を送っていたコンビニの店員のケンジは、 カルト宗教「ともだち」の起こす殺人やテロ等の事件に巻き込まれて、 波瀾万丈なな日々を送るようになる。 どうやらその「ともだち」の起こす事件は、小学生の頃にケンジと仲間達が 空き地の秘密基地で妄想した「よげんの書」に書いた通りに起こるようなのだ。 ケンジと、「ともだち」事件と小学校の同窓会がきっかけで集まった ケンジの同級生達は、「ともだち」のテロを阻止しようとするが、 テロは起こってしまう。 そしてケンジは死亡したと思われた…。 それから10年ほど月日がたった。 ケンジの姪のカンナは女子高生になっていた。 女子高生カンナは美少女だが、鋭い勘を持ち度胸が据わっていて、ヤクザやマフィア からも一目置かれるような子だった。 カルト宗教「ともだち」はますます世界で力を得るようになっていた。 カンナ、オッチョ、マルオ、ケロヨン、ヨシツネは潜伏しながら「ともだち」打倒を 目指す。 アホでミーハーな女子高生・小泉(小泉には体感ゲームとボーリングの天才的才能が ある)も、カンナ達に巻き込まれる。 しかしまたテロは起こってしまう。 さらに月日がたって。この世は完全に「ともだち」の物だと思われた。 しかし、実は生きていたケンジが、歌の力でともだちの野望…世界滅亡…を阻止する。 ケンジの歌が世界を救ったのだった。 めでたしめでたし。 おしまい。
>しかし、実は生きていたケンジが、歌の力でともだちの野望…世界滅亡…を阻止する。 >ケンジの歌が世界を救ったのだった。 ありえんw こんな落ちなら途中で脱落してよかったわw 乙。
>>211-212 確かにそのオチの通りなんだが……
211のネタバレだと
・ともだち(の教祖)の正体
・ともだち(の教祖)がケンジに粘着していた理由
・カンナの母でケンジの姉が行方不明になった理由
等が全然書かれてなくないか?ww
>>209-210 に補足
●おもな登場人物3
小泉 アホでミーハーな女子高生。ともだちの起こしたテロ(学校の歴史の教科書では
ケンジ達がテロを起こしたことになっている)に疑問を持ってしまったばっかりに
事件に巻き込まれてしまう。バーチャルテレビゲームとボーリングの才能がある。
バーチャルテレビゲームは、ケンジ達の小学校時代の思い出を体感できるゲーム。
小泉がバーチャルテレビゲームで活躍したおかげで物語は解決に向けて大きく前進する
神さま ケンジが子供の頃は大金持ちのおっさん。今はホームレスのおじいさん。
予知能力があるという。日本にボーリングの流行が再びきて欲しいと思っている。
ロン毛の男(名前は出てこない) 優男風。ともだち側で殺人や工作をする。
>>213 ・カンナの母でケンジの姉のキリコが行方不明になった理由
=ともだちの野望を止めるため。
ともだち一味は細菌兵器で世界を滅亡させようとしていた。
カンナ母は科学者で、細菌兵器を無効にするワクチンを開発しようとしていた。
・ともだちの正体=フクベエ。
ちなみにカンナの父親もフクベエ。
ケンジ姉の婚約者をロン毛の男を使って殺害し、何食わぬ顔でキリコに近づき
「人間はなりたいものになれるんだ」等と言ってキリコの心をつかんだ。
小学校時代のケンジは、万引きの罪をカツマタ君になすりつけて誰にも言わなかった。
そのことがずっとケンジの心の傷のようになっていた。
音楽が世界を救うってオチはズコーだったけれど コミックスを通して読むとちゃんと面白いので 機会があったら漫画喫茶等で読んでください
すると映画版でも最後は歌うんだろうかw
こういう終わり方って、 ・最初からこのラストにすると決めていた ・他に決めていたラストがあったけど、面倒なのでねじ曲げた ・特に何も考えてなかったから、適当に のどれかに当てはまるかな?
襟ぐりギャザーをダウンロード型紙販売するよう姉に要望出した方にも大感謝です。 私は「あの襟ぐりギャザーをダウンロード販売してくれればいいのになぁ」と 思っていたけれど、思うだけで要望は出さなかったから。 要望出すって大事なんだなぁ。
(ケンジの歌・笑) 日が暮れて どこからか カレーの匂いがしてる どれだけ歩いたら 家にたどりつけるかな 僕のお気に入りの 肉屋のコロッケは いつもどおりの味で 待っててくれるかな 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる 来年のことを言うと 鬼が笑うっていうなら 笑いたいだけ 笑わせとけばいい 僕は言い続けるよ 5年先10年先のことを 50年後もこうして キミといるだろうと 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる 雨が降っても 嵐が来ても やりが降ろうとも みんな家に帰ろう 邪魔させない 誰にも止める権利はない 地球の上に夜が来る 僕は今 家路を急いでる 世界中に夜が来る 世界中が家路を急ぐ こんな毎日が キミのまわりで ずっと ずっと 続きますように
>>215 ともだちの正体は
中盤まではフクベエで、後半がフクベエの顔に整形したカツマタ君でないか?
di[e]ce ダイス のストーリー、 知っている方いらしたら詳細をお願いします。
BL
「りびんぐゲーム」書けそうですので予約します
近日中か来週までにはに投下できると思います
あと、「ハーフな分だけ」も予約します
>>127 中途半端にリク消化してすみません
他のは単行本処分してたりでうろ覚えなので書けません
他の星里もちる作品に関しては、
どれがリクに出ててどれが消化されてるか分かりにくいので、
読みたいものをちゃんと作品名挙げてリクした方がいいですよ
>>225 おお、星里もちるファンの方ですね。
127ではないですが、便乗リクエストいいですか?
他の作品で詳細バレを読みたいのは「本気のしるし」です。
自分は星里もちる作品はかなり読んでるのだけど
手元にコミックスが無いので
イマキタ三行のようなバレなら書けそうですが
詳細バレが書けないのです。
>>226 225ですが、すみません。後半>127宛ての2行目の通りです
自分は書けません。どなたか他の書き手さんの降臨を待つしか…
放課後保健室の続きをお願いします 落ちがすごいという意見をよく聞く一方で、 がっかりしたという意見もあり賛否両論のようですがどうなったんでしょうか 簡潔でいいです
>>228 星里もちるファンだけど、本気のしるしだけはコミックス買ってない
主人公がヤリチンDQNだし、ヒロインの浮世さんもヤリマンだし
本気印だけはファンに喧嘩売ってるような内容だと思った
>>228 主人公たちは実は胎児だった。
人間は生まれてきたらそれぞれ苦しみなどを背負ったりするので、
そういうものを乗り越えられるだけの強い心を持ってなければ生まれることができない。
登場人物たちが背負ってるトラウマなどは、生まれてくるに足るかを試すためのもので、
現実には存在しない形だけのもの。
しかし、そのままの形でトラウマとなる出来事が降ってくるわけではないものの、
その人が生まれてきた後の人生を象徴するようなエピソードにはなっているらしい。
真白は特殊ケース。真白は母親の胎内で男女の双子として生を受けた。
しかしどちらか一人しか生き残れない状況になっていた。
学園内で真白はどちらの性別を選ぶか迷っていたが、
真白が女になることを選べば女児が、男になることを選べば男児が生まれるということになっていた。
学園の卒業=出産してこの世に生を受けるということで、消えていったキャラの多くは無事に生まれたが、
腕の人とかは途中で戦う気力をなくして消滅し、現実では死産になった。
真白は蒼を選んで女として生きていくことを決意し、紅葉はその二人を親友として見守った。
色々あってトラウマを解消した紅葉は、真白が卒業した後に自分も卒業すると言う。
保健室に集う生徒たちの母は、同じ病室に集う妊婦たちだった。
その病室で火事が起き、それが影響して世界が崩壊していくのを生徒たちは感じる。
紅葉とその他の保健室の生徒たちは、この世界の仕組みなどはよく理解できていないものの、
鍵を得た真白と蒼が無事に「卒業」を果たせるよう祈った。
現実世界で、真白に似たボーイッシュな少女が竹刀を背負いながら駅に向かう。
ごく普通の少女として育った彼女には学園での記憶はない。
ただ、自分には双子の兄がいたが、生まれてくる前に亡くなったとだけ聞かされていた。
少女はふと、ホームの向こう側にいる少年と目をあわせた。
少年には蒼の面影があった。なにかを感じ、二人は見つめあった。おわり。
第一話の一ページめが、読了後に見てみればもろ落ちを匂わせたものだったし、
伏線もきれい回収していたので高く評価する人がいる一方、納得できない人も多かったよう。
紅葉については描写されていないが、多分生まれられなかったんじゃないかな。
>>229 ラストは浮世さんも辻も心を入れ替えて
星里もちる漫画らしく
殆どの登場人物が幸せになるハッピーエンドで終わってるよ。
>>231 浮世さん、エロゲーに出てくる
天然であぶなっかしくて清楚なのにエロい人妻キャラみたいで最高だけどな
そういうキャラってあんまり人気高くないけど
>>229 ★メインの登場人物
辻(主人公)外面が良く、男からは信頼され女からはモテ、仕事もできるのだが、内面はいつも冷めている30男。死にそうになっていた浮世を助けたことで浮世と知り合い、浮世のことを迷惑に思っていたが、しだいに浮世に惹かれていく
浮世さん 人妻。天然でおっとりふわふわした感じの美人だが、男に優しくされるとすぐ寝てしまったり、悪徳商売に騙されて借金をかかえてしまったり等、頭の弱いトラブルメーカー。SEXが上手い
★その他の登場人物
細川 辻の恋人1 会社の30歳代の女子社員。お局扱いされている。会社ではメガネをかけた地味女だが辻の前ではメガネを外す。メガネを外すと美人。社内恋愛禁止の風紀の堅い会社なので、辻との交際を秘密にしていた。
みっちゃん 辻の恋人2 会社の若い女子社員。辻にとっては遊びだった。自分が遊ばれてたことを知ってからは復讐のために辻を陥れようとする
借金取りのヤクザ 辻と浮世実はいい人
浮世のかつての不倫相手 浮世さんと心中しようとしたことがある
浮世の夫 辻を追い回す。浮世には愛はないが、メンツのため浮世とは絶対別れないと言い張っていた。マザコン
浮世の姑 浮世を嫌っていていびる。自分の息子には浮世と別れてほしいと思っている
-------------------------
浮世さんって
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E8%A8%88%E7%94%BB_ (%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)の
高屋敷真純のイメージ。
借金取りのヤクザ 辻と浮世を追い回す。物語の後半でタイーホされる。実はいい人だった
本気のしるしはもちる作品の中では一番おもしろかったな
浮世って頭が弱いというかメンヘラでないか? 親から愛されなかった心の傷を埋めるように 自分を必要としてくれそうな男に心や体を捧げたり金を貢ぐ →浮世は男を見る目がなく、心の弱い男ばかりを選んでしまう 彼氏や夫ができても、自分を強く必要としてくれそうな男がいたら そちらに心や体を捧げてしまう。マトモな男は浮世を敬遠する →不幸ループ ラストで浮世は自分の不幸ループを断ち切るが…。
>>230 依頼主じゃないけど乙。
なんかミスティックアークを思い出した。
あれも確か、主人公は実は生まれてくる前の魂でした、みたいなオチだったよね?
アンカー間違ってる人がいてカオスだw 整理すると…
星里もちる→
>>127 >>226 ,227,229,231-236
水城せとな「放課後保健室」→
>>228 ,230
ですね。バレ投下する時は、名前欄に作品タイトルとかを入力してくれると嬉しいな。
水城せとなってホモ漫画作家だと思ってた 少女漫画も描いてたんだな
>>239 せとなはBL漫画の仕事をしているが、本職は少女漫画家だと思う。
デビューは小学館の少女漫画雑誌だし、コミックスも少女漫画のほうが冊数が多く出ている
それ以前に芸能系ホモ同人やってたと聞いたが
242 :
マロン名無しさん :2009/04/19(日) 17:32:54 ID:mBM6/3Nc
「天の竜地の桜」と「ロボット残党兵」をお願いします
>>230 依頼したものです。ありがとうございます。
途中で読まなくなってしまってたけど続きを買ってみようと思います。
山本まゆりのリセットシリーズの「僕の宿命」をお願いします
20年以上前に少年サンデーで連載されていたファッション漫画 「こっとん鉄丸」のストーリーをお願いします
りびんぐゲーム(星里もちる) 主な登場人物 不破雷蔵 主人公。ナミフクDMサービスに勤める会社員。25歳独身。 性格は一見いい加減だが、他人の事や仕事に対しては責任感を見せる。 氷山一角(いずみ) ナミフク社長の親友の娘。つてを頼ってナミフクに就職する。15歳。 純粋で一途だが、時に融通がきかず意固地になる性格でもある。 地方の裕福な家庭に育ったせいか世間知らずだが、聡明で物覚えはいい。 兼森時子 雷蔵の元彼女。現在は万夫と玉の輿+年の差結婚をし専業主婦をしている。25歳。 頻繁に夫とケンカをして家出し、雷蔵宅に転がり込む。 (本気ではなく、主婦業と留守がちな夫に退屈し、構ってほしくてやってる感じ) 雷蔵に未練があるわけではなく、むしろいずみとの仲を応援している。 兼森万夫 兼森開発社長(建築業)。ワンマンだが仕事は出来て、人望もある。38歳。 その一方で、時子への言動はいい大人なのに余裕がなく三枚目で子供並。 雷蔵の存在を意識しまくっていて、何かと雷蔵と衝突する。 田之倉 ナミフクのDM下請けの仲介業をしていた老人。都内の古びた一戸建てに住む。 頑固で、かんしゃくを起こして怒鳴り散らし、杖を投げつける癖がある。 心根は優しく、雷蔵といずみのことは気に入っている様子。いわゆるツンデレ。 杉田ひとし 建築家。仕事に誇りを持っている。他人にも自分にも厳しい。 現実的で、歯に衣着せぬ物言いをし、依頼人と衝突したり敵を作りがち。
不破雷蔵は、都内の狭いアパート暮らしに辟易し、少し無理をして広いアパートに引っ越した。 時同じくして、ナミフクDMサービスも新事務所に移転することに。 ところが移転当日、移転先のビルが地震と手抜き工事が原因で傾き入居できなくなる。 行き場所を失った会社が、雷蔵のアパートに同居することに。 また更に、社長が友人から子供を雇ってくれと頼まれ、新入社員がやってくるという。 これ以上部屋が狭くなるのは耐えられないとイラ立つ雷蔵だったが、 社内で一番下っ端なので仕方なく駅に迎えに行くと、新人は氷山一角という女の子だった。 まだ15歳の少女が一人で上京し、働いて暮らしていくという健気さに、 雷蔵はキツくも当たれず、むしろ心配になり、色々と手伝ってやらねばと考え直す。 いずみのアパート探しは、未成年の少女の一人暮らし等、条件が厳しく難航する。 ようやく決まったアパートも、不動産屋の手違いで取り壊しが決まっていたのが発覚する。 ナミフク社長は受験生の息子2人を持つ母親で、女の子はとても預かれないため、 やむなく雷蔵のアパートに、更にいずみまで同居することになる。 小さな女の子を放り出せない責任感と、女の子と同居する誘惑の間で揺れる雷蔵。 ところが、万夫とケンカして家を出てきた時子が押し掛けてくる。 いずみの方は雷蔵の事を意識しているので、ちょっと不機嫌に。 そんなゴタゴタ同居状態を不審に思った大家が乗り込んでくるも、 いずみの事情や決意を聞いたり、迎えに来た万夫が仲裁して、事は収まる。 「自分の居場所」ということに、いずみは強くこだわる傾向があった。 いずみの父親は病院を営む医師で、母はいずみが4歳の時に他界。 父は一人娘で学業優秀ないずみを、跡取りにしようと期待を掛けていた。 しかし、再婚して男の子が生まれると、いずみを極端にないがしろにするようになった。 居場所を失ったいずみは、荒れた末に家を出ることに。 雷蔵は、25年いい加減に生きてきた自分と15歳でひとりで懸命に生きるいずみを比べ、 下心にまみれて余裕がなくなっていた自分を恥じ、いずみを見守ろうと決心する。
田之倉の家は人が住んでいるとは思えないボロ家。 地上げ屋や土地を売るよう勧める身内を避けるために、わざと放置しているのだった。 立ち退けばマンションが建ち、田之倉も入居させてもらえる。 電話もなく老人の一人暮らしも危ないし、頑固もいい加減にしろと言う雷蔵に、 田之倉の居場所を奪うのかと、いずみは反発する。 更に社長の友人のお見合い話に雷蔵が乗り気で、いずみを邪魔に思ってると、 いずみは勘違いして、一時は田之倉と暮らすとまで言い出す。 ある日、田之倉が胃潰瘍で入院し、雷蔵の元に田之倉の土地権利書が送られてくる。 心無い人間の手に渡るくらいなら、雷蔵にやると田之倉は言い出す。 「東京に土地を持つ」。淡い夢を見る雷蔵だったが、権利書は田之倉に返すことに。 田之倉は病から気弱になっていただけで、回復した後はボロ家の頑固親父に戻っていた。 既婚者の時子と、雷蔵がいつまでも親しげなのが納得いかない、いずみと万夫。 いずみは16歳の誕生日を迎え、思い切って雷蔵に告白し、雷蔵の気持を確認する。 雷蔵は、好きでない人とは暮らせない、いずみのことは真剣に考えている、と答えるも、 大人を装って返事をしたが、合意があり自分が責任取るならいいのでは?と悩む。 ところが葛藤の最中、万夫とケンカをした時子がまた押し掛けてきた。 万夫は時子と雷蔵の問題にかまけているうちに、 会社の重要な仕事に穴を開けてしまい、それがきっかけで兼森開発は倒産。 今度は、雷蔵のアパートに兼森夫妻も同居することに。 万夫は、間借り状態から会社の再起を目指し、どんどん軌道に乗せていく。 雷蔵はその様子と、一生懸命やってるつもりで今の状態の自分とを見比べる。 ずっと万夫を信じて付いてきた社長秘書の駒田は、そんな雷蔵に、 本当にやったのか、あいまいなの方が楽だからそうしてるのではと言う。 兼森開発の発展は、駒田の有能さと、献身的な助力あってこその部分もあるのだった。 雷蔵は、密かに仕事外のアルバイトを始める。 いずみは、雷蔵を応援し、自分も一緒に連れて行ってと頼む。 タイミングよく、雷蔵のアパートの向かいの部屋が空き室になるも、 一歩早く兼森夫妻がその部屋に入居を決めてしまう。
いずみとかつてクラスメイトだったが、転校して東京に来ていた羽子と、偶然再会する。 羽子の話を聞くうち、雷蔵はいずみの過去について疑問がわいてきた。 いずみは中卒なのかと思っていたら、羽子は高校のクラスメイトだった。 父親ともめたくらいで15歳の女の子が一人で上京して働くようなことになるか? 就職したのは11月だった。それまでの間に何か重大なことがあったのではないか? しかし、いずみは過去のことや家のことになると、口を閉ざしてしまう。 そんな時、いずみの父親が倒れたと連絡があり、いずみは一度実家に戻ることに。 いずみのいない部屋で、改めて自分の心の中でのいずみの存在感に気付く雷蔵。 いずみからの電話で話すうち、雷蔵はいずみの実家へ迎えにいこうと思い立つ。 1年ほど前。親への反抗心を抱えていたいずみは、同じ不満を抱える福永と付き合うように。 ある夜ホテルで2人で街を出る約束を交わす。 しかし、関係して、ホテルを出たところで補導員につかまってしまう。 補導も娘を傷物にされたことも、いずみの父にはショックだった。 福永に暴言を吐かれたことで、いずみの父はキレて、福永を殴ってしまう。 街を出る約束の日、ケガをした福永は現れなかった。 福永の家は立腹し、告訴か、いずみを福永から遠ざけるか、という条件を出す。 父親は悩んだ末、補導の件が大事になっていずみが傷つくより、距離を置く方を選んだ。 何も知らされなかったいずみは、福永の裏切りと父親の拒絶に深く傷ついたのだった。 雷蔵は、いずみの家族に真正面から会いに行き、いずみを連れて一緒に東京へ行くと伝える。 いずみの家族は思いの他暖かく、ちょっとした行き違いで話がこじれたのだと感じる。 いずみも、家族とちゃんと話し合った後で、東京に帰ると言う。
雷蔵の部屋の階下からここのところ、チェロの演奏が聞こえてきていた。 うるさいから抗議してやると言う雷蔵に、うちも大人数でドタバタしてるからと社長。 階下には、音楽家の兄・倉本大志と、妹の陶子が暮らしていた。 倉本兄妹は、各々の音の調子の悪い時を、なりゆきで癒してもらったことがきっかけで、 大志はいずみを、陶子は雷蔵を、人生を共にと思うほど好きになってしまう。 倉本兄妹はアプローチと、雷蔵たちの邪魔をする作戦を派手に繰り広げる。 しかし作戦はことごとく裏目に出て、かえって雷蔵といずみの距離が縮まり、 今のアパートを出て2人一緒に落ち着いて暮らしたいと考えるようになってしまう。 バブル崩壊の影響が、あちこちによく見られるようになってきていた。 ナミフクの仕事も減ってきており、社長からは引越しを反対される。 資金繰りが苦しく、いずみの給料が払えそうにないと言うのだ。 結局、ナミフクは倒産。職を失い途方にくれる社員達に、万夫が声を掛けた。 いずみ以外の社員は、兼森開発の採用規程を満たすのでぜひ兼森開発に来て欲しいと。 中卒未成年で仕事経験が少ないという条件で、顔見知りでも切られる現実に、雷蔵は憤る。 兼森は、情の問題ではない。犬猿の仲の雷蔵でも仕事ぶりは認めるから雇う、と言う。 いずみの居場所は自分が作ってやると雷蔵は約束し、 兼森開発の件は断って引っ越しは決行。
新しいアパートは、新築なのに雨漏りしたりと、またも家に恵まれない。 大家や不動産屋等の業者に苦情を言うと、どこも無責任でなすりつけ合いになる。 騒動の中で、雷蔵はアパートを設計した建築家、杉田に出会う。 杉田は、こういった者のせいで、設計した通りに建物は建たないのだと言う。 しかし、日々を暮らす場所なのに、不勉強でいい加減に選ぶのも悪いのではないかと問われ、 雷蔵は、住む場所、居場所ということについて、改めて考えさせられる。 度々アパートを訪れ、担当の範囲を超えてるのに熱心に修繕作業をする杉田に、 何も考えなければ楽に生きられる、自分はそういう人間だ、と言う雷蔵。 杉田は、それは性格の問題ではなく、かつては考えて熱く生きていたのに、 いつしか考えるのをやめてしまったのだと、雷蔵の閉ざされた本心を指摘する。 雷蔵は、そんな杉田の人柄や仕事への情熱に引きつけられていく。 折角の設計の仕事が全く生かされない、悲しい建築事情ばかりを見聞きして、 そうでないこと、仕事に対する夢を実現出来たことはないのかと尋ねてみる。 杉田は、以前に狭小地に工夫を施して設計した、ある一家の家に案内する。 居場所を得て幸せそうな一家の様子を見るうち、雷蔵は設計の仕事に興味を持つ。 雷蔵は収入確保のため建設現場で夜働き、昼間眠り、 朝夕は通勤電車に乗る杉田を追いかけて建築について学ぶ、という生活を送るように。 一方でいずみもアルバイトを始めるも、雷蔵には置いていかれたように感じ、 自分はこれからどうすればいいのか、何をしたいのか、見失っていた。 雷蔵とは昼夜のすれ違い生活が続いて、何日も顔を合わせていない。 いずみは不注意から風邪を引き、熱を出して寝込んでしまう。 雷蔵と2人で久しぶりに話すうち、いずみは思い切って、 自分に対して下心がわいたことはないのか、と聞いてしまう。 いずみは子供で雷蔵は大人だから、自分の体になんて興味はないだろうと思っていた。 そんなわけはなく、ずっと内心葛藤の日々だった雷蔵。 大人ぶっていたのも全部ウソだと、冗談めかして本音を暴露してしまい、 お互いに素直な気持になれた2人は、晴れて結ばれる。
いずみは、バイト先の仲間から、大検とそれに向けた予備校の話を聞く。 自分でもまた勉強を続けられるかもしれないと知って、いずみは挑戦してみたいと思う。 杉田の勤める設計事務所に事務員の欠員が生じ、雷蔵に声が掛かる。 時子はまた万夫とケンカし、家出する。 いつもと違い、万夫は自分から折れるつもりはないらしく、 時子はいつもの着替え等の準備もなく、手ぶらで荒れた様子で雷蔵の部屋へ来た。 しかし時子は、部屋と雷蔵たちの様子から、2人に事があったのを察知し、 もう安易にここに入り浸るべきでないと判断して雷蔵の部屋を去っていく。 いずみは、時子を心配して構う雷蔵を割り切ることが出来ず、嫉妬し落ち込む。 兼森開発では、バブルのはじけた東京を見切り、千葉へ仕事を移す話が出ていた。 そして、新しい大きなプロジェクトに向け、改めて雷蔵に兼森開発に来いと誘う。 時子は反対していたのだが、万夫の決意は固く、聞かないのなら別居だと言ってしまう。 挙句、千葉に行きたくない理由は、雷蔵と離れるのが嫌だからでは、 という邪推をうっかり口にしてしまい、ケンカになったのだった。 兼森開発に行く気など微塵もない雷蔵だったが、問題が発生した。 行けば、いずみの大検予備校の高い授業料を出すことが出来るが、2人は別生活になる。 いずみのためと考え、雷蔵はひとりで兼森開発に就職し給料の安定を得ようとする。 雷蔵の、これまでいい加減に生きてきたが、今は夢に向かって真剣に打ち込む姿を、 見直し応援していた、時子と旧ナミフクの社員たちは事情を聞き猛反対する。 いずみの勉強を応援したいとも思い、お金を出し合って学費を集める。 話が盛り上がる中、突如、時子が倒れる。時子は妊娠していた。 何よりもまず子供の居場所を作らないとと、時子と万夫も和解する。 話はナミフク社長にも伝わっており、いずみ名義の預金通帳を渡される。 いずみの義母から、再び勉強したいと真剣に言った時だけ渡してほしいと頼まれていたのだ。
いずみは予備校へ通い、雷蔵は設計事務所に入り、互いに生活に慣れてきていた。 雷蔵は、簡単な図面なら引かせてもらえるように。 ある日、高校時代の友人で名家の子息の、達郎が上京して訪ねてくる。 地元で結婚することになり、家を建てるので、雷蔵に設計を頼みたいと言うのだ。 つい最近勉強を始めたばかりで資格もなく、出来るはずもないと、一度は断る雷蔵。 しかし、モメているうちに、なりゆきで雷蔵が設計することになってしまう。 土地を持ち家を建てるという話から、雷蔵はふと、田之倉のことを思い出す。 田之倉の家へ行ってみると、家屋はなくなっていて、 マンションが建つでもなく、むきだしの地面のまま簡素な駐車場になっていた。 田之倉は別の場所のアパートに暮らしていると聞き、いずみがひとり家を訪ねる。 田之倉の部屋の隣には、浪人生の名取が一人で住んでおり、 風邪を引き体の弱っている田之倉を心配し、面倒みようとしていた。 しかし、名取はどうにも頼りなく、田之倉の風邪をもらって自分が倒れてしまう。 名取を弟のようで放っておけないと感じたいずみは、田之倉と名取の看病をすることに。 名取は、いずみを好きになってしまう。 その頃雷蔵は、達郎の家の設計の仕事で、地元の静岡へ行っていた。 達郎の妹の日出子が駅に迎えに来ていて、高校時代以来の再会をする。 日出子は当時、雷蔵に恋しており、今でも雷蔵のことが気になっている様子。 しかも、何故か親戚等の周囲の人間が、無駄にその縁を盛り上げたがっている。 日出子は婚約者に結婚式の日に逃げられた、という過去があった。 裏切られた日出子は、幸せな思い出や、変わらない気持にすがっているようだった。 今でも雷蔵が好き、気持は変わらない、結婚してほしい、と言われる。 今はいずみと暮らし、いずみとの将来しか考えられない雷蔵は当然断る。 雷蔵が日出子の車で自宅まで戻ったところを、いずみは目撃してしまう。 親密そうかつ深刻そうな雰囲気に、2人の仲を疑ってしまういずみ。
いずみは田之倉の看病、雷蔵は仕事と日出子の件と、家を留守にしてすれ違いが重なり、 誤解から意固地になってしまったいずみは、家を出て田之倉の家へ。 家出をしてへこんでいるいずみと、土地を持ちながらそこに住めない田之倉を前に、 名取は「3人で一緒に暮らそう、自分がいつか家を建てる」と夢を語る。 名取は、いずみに男として見てもらおうと大きいことを言ってみたが、受験に失敗。 そしてアパートを後にする。 雷蔵は、達郎の家の設計を、杉田に見てもらいながら進め、なんとか完成させる。 杉田は今の事務所から独立して事務所を開く計画を進めていて、雷蔵に声を掛ける。 雷蔵は引越しを考えて、不動産屋に行くと、名取が退去をした後だった。 田之倉の隣の部屋に雷蔵は引っ越す。 それまで、度々雷蔵が会いに行っても聞く耳持たなかったいずみも、 雷蔵が近くに来てくれたことにちょっと嬉しくなる。 初めはどうも素直になれないでいたが、顔を合わせて言い合ううち、仲直りをする。 杉田の事務所の最初の仕事は、以前設計し、形にならなかったビルのやり直しだった。 それはなんと、一番最初の、ナミフクが入居するはずだった傾いたビル。 いずみが元のさやに納まり、またひとりに戻ってしまった田之倉は、 近所の独身の老婦人と仲良くなって、新しい生活を楽しんでいるようだった。 雷蔵といずみは、今の部屋は2人では狭いから、新しい部屋を、 ひいてはこれからの2人の居場所を、一緒に探しに行くことにする。 (終わり)
りびんぐげーむさんの書くあらすじは 読み応えがあって、なおかつ読みやすい文章で良かった。 読んだ時の感動がよみがえってきました。 ありがとうございました。
乙です 名取って奴だけ救いがない気がするな そんな悪い奴でもなさそうなのに
ホットギミックの続きはー?
ちはやふる がどんな話なのか簡単にでいいので教えてください
ハーフな分だけ(星里もちる) 御前岳実(おまえだけ みのる)は駆け出しの役者。 容姿と演技力は申し分ないのだが、問題なのは、 「クサい台詞が苦手で、演技中でも思わず吹いてしまう」という点。 アルバイト先のレンタルビデオ屋で、流していた映画の台詞にも大爆笑。 たまたま店には、その映画の字幕翻訳を担当した、音裏由羽(おとうら ゆう)が居た。 真剣に考え抜いて選んだ言葉を笑い飛ばされ、泣きながら怒鳴る由羽。 由羽は、駆け出しの翻訳家で、この翻訳がやっとつかんだ一本立ちの仕事だった。 女性一人で仕事をしていく困難や、 周囲の女友達が結婚して仕事を辞めていく寂しさと戦う日々。 御前岳のマネージャーの鈴木は、御前岳の学生時代の先輩で、腐れ縁。 かつては自身も役者を目指していたが夢破れ、今は御前岳を一人前にするのが目標。 「御前岳は土壇場が面白い」が口癖で、考え計算した演技は見たくないと言い、 オーディションも仕事も、全て当日朝に迎えに来て告げる。 ある日「メシ付セリフ付の仕事」と言われて向かった先は、鈴木の結婚式の会場だった。 御前岳は結婚することすら全く知らされておらず、ぶっつけで司会をやる羽目に。 鈴木の結婚相手の君子は由羽の親友で、御前岳と由羽は再会をする。 2次会の会場で飲みながらお互いの身の上話をし、仕事に悩む由羽を、 御前岳はクサい台詞で励ます。何故か、クサい台詞アレルギーは出なかった。 台詞を朗々と語る御前岳には、人を引きつけるパワーがあった。 そして2人はそのまま、御前岳の部屋へなだれ込み、寝るまでの仲になってしまう。
恋愛の順序を無視し、互いのことをよく知りもしないで、関係だけしてしまった2人。 御前岳は由羽に、ちゃんとしたお付き合いをしないかと誘う。 由羽は、感情の起伏が豊かで、人前でも外でも大粒の涙をこぼしたり、 感情の浮沈のコントロールが下手で自分では切り替えられなかったり、 知れば知るほど面倒なタイプだったが、何故か惹かれてしまう御前岳。 御前岳と由羽は、映画に関わる仕事をしたいと思ったきっかけの作品が同じものだと知る。 不思議な縁に運命を感じる2人。 御前岳は仕事で、宝石会社のCF、婚約者に指輪を送る場面を演じることに。 初めは台詞が言えなくてモタつくが、由羽のことを思い、撮影を成功させる。 気持の盛り上がった御前岳は、そのまま由羽に結婚を申し込むことに。 しかし、由羽の返事はNOだった。 運命は感じても、仕事のことを考えるとリアリストになってしまう由羽。 君子と鈴木が2人の間に入り、話し合いの場を設ける。 思い出の映画を見た日の記憶を辿っていくうち、 なんと2人は同じ街に居て、同じ上映回を見て、一度会っているのではという話に。 もしも2人が同じ記憶を共有し、同じ映画の道に進んだというのなら、 運命を信じてもいいのでは、今すぐ故郷に一緒に行って確かめて来いと言う鈴木。 故郷の町で、変わらない町並みを見るも、 映画館はポルノ映画館になっており、当時優しくしてくれた経営者はもう居なかった。 急に現実に引き戻される2人。 気持は通じ合っている、しかし、距離が近すぎて上手く行かないのかもしれない。 2人はしばらく距離を置こう、という結論になる。
仕事へ行く御前岳を、鈴木の代打で森口という女性マネージャーが迎えに来た。 森口は、バイタリティがあり親しみやすく、仕事も出来て、広く慕われるタイプの人だった。 しかし森口もまた、女が社会に出ていくことに、困難を感じているひとりだった。 今回の代打のことは、森口が仕込んだことだった。 仕事を辞めるのは決定済みで、最後に御前岳と仕事をしたいと鈴木に頼んだのだ。 夢を持って楽しく仕事をしているかに見えるのにと、素直に見送れない御前岳。 森口の送別会にて、自分の仕事への思いを吹っ切らせてくれた人のことを語る森口。 よくよく聞けば、それは、鈴木の結婚式での、由羽のスピーチだった。 事情を聞いていた森口のおせっかいで、久しぶりに顔を合わせる2人。 由羽は、森口の気持が分かるようで、涙をこぼすのだった。 御前岳に、以前の演技を覚えていた監督からの指名で、有名刑事ドラマのゲスト役が回ってくる。 撮影所に行くと、犯人役の外国人俳優の通訳担当で、由羽が来ていた。 どうも、その仕事を手配したのは鈴木と君子で、ここにもおせっかいが居た模様。 犯人役俳優のひとりが、由羽に一目惚れしてしまう。 ストレートに愛を告白され、ちょっとイイ気分の由羽。 気付けば、SEXやプロポーズはしているのに、肝心の愛の言葉を吐いた覚えのない御前岳。 撮影所に近いからと由羽の家に泊まったり、一緒に暮らさないかとは言えるのに、 「愛してる」のひとことが、どうにも言えない。 そんな状況を見かねた鈴木は、土壇場の演技を期待して、 ドラマのラストの、御前岳演じる青年が、恋人の前で犯人に撃ち殺され、 最期に恋人に向けて語りかける場面を撮ることを持ちかける。 クサい台詞をシリアスにこなし、撮影は大成功。 由羽は御前岳の演技に圧倒され、御前岳は落ち着いてはいけないと感じる。
撮影の帰り道、御前岳と由羽は買っているテレビ雑誌の趣味の違いから、 つまらないケンカを始め、そのままケンカ別れ。 ところが即テレビ番組欄を見るなり戻ってきて、 2人の思い出の映画が載っていると、上機嫌で意気投合する。 あきれ返る、鈴木夫妻。 安らぎなどなく、ケンカばかりして、でもそれが面白おかしく、楽しくて、 2人でそんな人生を一生続ければいい、と言う鈴木。 それもいいかな、と思う、御前岳と由羽。 先の刑事ドラマのオーディションの話が来て、レギュラー出演のチャンスが巡ってきた。 ところが、いつもは直接家に押し掛けてくる鈴木が、電話で知らせてきた。 珍しいと思いつつ家を出る御前岳に、隣のアパートの窓から由羽がのぞき、声を掛ける。 電話での連絡は鈴木が変な気を利かせたもので、由羽と話が通じているようだ。 由羽なりの選択、同居はまだ急ぎすぎているから、これくらいの距離から。 オーディション頑張ってと言う由羽に、思わず「土壇場」の瞬間を感じる御前岳。 往来であることも構わず、「愛してるぜ」と言ってしまうのだった。 (終わり)
264 :
まとめの人 :2009/04/22(水) 13:35:29 ID:???
あらすじ投下してくださる方々いつもありがとうございます。
ここまでの作品・未解決をまとめておきました。
ただ、
>>258 のちはやふるですが違う板からのレスの転載で、あらすじではないと判断したので
wikiにはのせてません。
>>260-263 半人前の役者と訳者の恋物語ですね。
読み応えのあるバレありがとうございます。乙です。
>>264 ああ、ごめんなさい。まとめさんの事を考慮してませんでした。
簡単でもいいという依頼だったもので、手早く概要がわかるものを
思い出して少女板のURLを貼ってしまいました。
さりげなく依頼者のせいに
じゃああっさりとした「ちはやふる」のあらすじ。 千早は6年生の女の子。 転校生の新のかるたに対する情熱を知り、かるたに興味を持つようになる。 そして新をいじめていた太一を交え、3人はかるた競技にのめりこんでいく。 3人は友情を深めるようになっていたが、新は祖父の介護のため福井に引越し、太一は名門私立へ進学。 3人は卒業とともに別れることになる。 それから4年後。千早は都立高校に進学していた。 高校で再会した太一の他、3人を集めて念願のかるた部を創部、5人で大会に臨む。
270 :
ちはやふる :2009/04/23(木) 08:11:18 ID:???
補足しておくと主人公たちがやっているかるたは「競技かるた」と呼ばれるもの。 一試合につき一時間以上はかかり、公式戦での連戦の後には体重が三キロ減るともいわれる過酷さでほぼ体育会系。 俊敏力などの体力が求められると同時に、暗記力も当然求められ、 ただ事前に歌を覚えるだけではなく、かるたの配置位置も即興で覚えなくてはいけないという頭脳戦でもある。 wikiで競技かるたの項目あるけど、文章見ただけでもルールの複雑さがわかる。 タイトルの由来は「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」という歌。 主人公は出だしが自分の名前と似ていることから、この歌を真っ先に覚えた。
>>257 巻き添え全鯖規制でPCから書き込みできないんです…
>>296 その人の漫画って、あらすじを文章でまとめると
ストーリーの起伏があって、感動のポイントもあって
面白そうになるよね。
面白い漫画なのに、あらすじを文でまとめるとつまらなくなる漫画と
平凡な漫画やつまらない漫画や痛い漫画なのに
あらすじを文でまとめると面白そうになる漫画があるなぁと思う。
前者の漫画はこのスレで面白さを紹介するのが難しい。
>>272 ここに来てる人も色々求めてるものが違うんじゃないかと思うよ
あらすじ文の面白さで判断する人もいるだろうけど、
単純に「どんな漫画か」というデータ的に知りたい人なら
文章から読み取れる面白さはあんまり関係ないのかもよ
それとは別で、「悪魔狩り」が途中で止まっているようですが、
書き手さんはまだいらっしゃいますか?
居ないようでしたら、続き書きますが…
しばらく待って様子みてみます
八神健先生の 「秘リターンズ」 「ななか6/17」 のバレお願いします。
未解決のをいくつか書いたんで投下。まぁ既に見てない確率高いけど。 メタモ☆キス(おもて空良) 主要キャラ ・滝 虎花丸 主人公。入れ替わり体質を持つ家系の末っ子。1人だけ父親に連れられ世界中をずっと旅していた。おとなしく優しいが目立たないタイプ ・東山 七緒 虎花丸の運命の相手で入れ替わってしまう少女。虎夏に片思い。弓道部の期待のホープで勝気なタイプ。 ・滝 虎夏 虎花丸とは双子の兄弟。イケメンでモテるが誰に対しても本気にならない。滝家では虎夏のみ入れ替わり体質ではない。2人の入れ替わりのことも知っていて、からかいの対象としている。
久々に日本に戻ってきた虎花丸は運命の相手である七緒と出会い頭にぶつかり偶然キスをしてしまい、姿が入れ替わってしまう。 入れ替わりは運命の相手としか起こらない。元の姿に戻る方法は再度キスをすること。 但し入れ替わったその日の内にキスしなければ一生その姿のまま。 ただ一度戻ることが出来ず絶望していた際に 自分だけ家庭内で特殊な体質がないことに疎外感とコンプレックスを持ち、2人に嫉妬した虎夏が寝ていた七緒にキスをしたところ何故か入れ替わりが解けた。 虎夏は入れ替わり体質はないものの虎夏も特殊な力を持っていたのだった。
その後も何度もぶつかった拍子にキスで姿が入れ替わってしまいドタバタ劇。 2人の性格はむしろ入れ替わったほうが男らしい・女らしいといった感じになるため元の外見は良いことも手伝い、普段よりもモテる。 七緒は子供の頃に1度だけ田舎で遊んだ男の子が虎夏だと思っていて虎夏のことが好きだったのだが、結局その子は虎花丸のほうだったことも判明。 また急に虎夏は海外に留学してしまう。 虎夏がいなくなったこともあり双子の虎花丸も「優しくてかわいい」と急にモテるようになっていく。 それが何故か面白くない七緒。同じ部活に所属したこともあり段々と距離を縮めていく2人。
だが特殊な体質の副作用により 何度も入れ替わっていた虎花丸は七緒に関する記憶のみが消えていってしまう。 一時帰国で戻ってきた虎夏や他の家族達が必死に覚えておくように尽力するものの最終的には完全に忘れてしまう。 そこで虎花丸の父親は虎花丸を連れてまた海外に行くと宣言。 家族は止めるが 「2人は一度離れたほうがいい。もしも本当に2人が運命の2人なら大丈夫だ」と言い 結局虎花丸は転校してしまう。 それから数年後 帰国するということで空港に迎えに行った七緒は偶然誰かとぶつかりキス。 その相手は虎花丸だった。お互いまた入れ替わってしまい相手である自分の姿を抱きしめて 「俺達前にもこんなことがあったよね」 END
279 :
白桜の園 :2009/04/25(土) 19:09:54 ID:???
白桜の園-ホワイトガーデン-(宮城とおこ) 主要キャラ ・綾小路 白妙 美女。無表情で基本的にやる気なしだが負けず嫌い。カリスマ有。 ・六条 奈々花 白妙のお付きで執行部所属。明るく素直で猪突猛進。白妙の信奉者。怪力で不器用 ・支倉 橘 執行部代表でNo.2 (副会長のようなもの) 姫のサポート役で冷静沈着だが苦労症 ・日下 山吹 斎宮だけど男。祭事担当だが学園内で唯一姫をリコールする権限を持つ。奈々花の従兄弟であり橘の親友でもある。 ・四ノ宮 のばら 幼馴染の白妙を追って学園にやってくる。白妙をライバル視しているが白妙自身は覚えてもいない。怪しげな呪いなどの呪術を使う
280 :
白桜の園 :2009/04/25(土) 19:11:58 ID:???
白妙は女子高に通っていたが学園内で問題を起こし、叔父が理事をつとめる嵯峨桜花学院に転入することになる。 そこには姫様制度と呼ばれるシステムが…。 姫とは学園内の絶対王政のような絶大な権力を持つ者で1人だけである。歴代の姫の要望により学内施設も充実。共学だが良家の子女が通う学校なので費用は寄付金で賄われているそう。 制服も他生徒は黒だが姫だけは白なので目立つ。 転校初日に白い制服で登場した白妙は執行部所属で姫の付き人だという六条奈々花の歓迎を受ける。 執行部とは生徒会のようなものだが姫制度があるため姫の雑用係のようなものでもある。 白妙は「姫制度なんてくだらない。私はおりるから勝手にやれ」というものの結局軟禁状態にされてしまう。
281 :
白桜の園 :2009/04/25(土) 19:13:23 ID:???
その後は嫌々ながらも負けず嫌いな性格も手伝い、強引に姫の仕事をやらされるようになる。 歴代執行部の不正を暴いたり過激な姫の信奉者のテロに対応したりと事件をなんだかんだ解決していく。 そして最後の事件が起きる。 白妙を追って転校してきたのばらが山吹を催眠術で操り姫をリコールさせたのだ。 のばらは今までの恨みをぶちまけるが白妙はのばらのこと自体覚えていない。 白妙が以前いた女子高での問題というのも、のばらに腕をナイフで切りつけられたことである。
282 :
白桜の園 :2009/04/25(土) 19:14:32 ID:???
「謝れば正気に戻してあげる」とのばらに言われるものの あまのじゃくで人に謝ることが嫌いな白妙は山吹を正気に戻すため鉄拳をくわえる。 痛みの衝撃で意識を元に戻した山吹は責任を感じリコールを撤回しようとするが 白妙はリコールを認め解任を受け入れる。 ただ今まで白妙は姫という立場から逃げてきたが初めて全校生徒の前で宣言。 「総会中はまだ姫だ。なので姫として宣言する。 姫制度は廃止する!今後は選挙による生徒会の自治で学生生活は運営する」と。 …だが結局選挙で選ばれたのは執行部の面々と姫である白妙。 白妙は生徒会長に選ばれてしまう。 「なぜだ!これでは役職名が変わっただけでは…」と愚痴る白妙と宥める皆。 のばらも相変わらずライバル視して生徒会室に押しかけてきたりと騒がしい日常が続く。 END
283 :
アイマス :2009/04/25(土) 19:16:10 ID:???
アイドルマスターRelations(上田夢人) 主要キャラ ・星井美希 765プロにスカウトされた新人アイドル。のんびりした性格。千早に憧れている。 ・プロデューサー 現在は美希の担当。以前千早をプロデュースしていたものの担当を外れる。 ・如月千早 765プロ所属の伝説の歌姫。トップアイドル。 ・水瀬伊織 765プロ所属のアイドル。当初美希とユニットを組む。財閥の娘でお嬢様 ・東豪寺麗華 ライバル事務所 東豪寺プロ所属のアイドル。伊織の幼馴染でもある。
284 :
アイマス :2009/04/25(土) 19:17:20 ID:???
弱小のアイドル事務所765プロに街でスカウトされた美希。 当初は765プロの仲間である雪歩・伊織・美希の3人でアイドルユニット「765エンジェル」を結成し順調に活動するが突如「ユニットは解散する」とプロデューサーに告げられる。 美希は3人でずっと活動したいと駄々をこねるが、プロデューサーに説得され結局美希はソロ、雪歩・伊織はデュオとして今後は活動していくことに。
285 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:00:03 ID:???
そんな中「アイマスGP(グランプリ)」という上位ランクのアイドルのみ参加資格があるオーディションライブの開催が決定。 まだ遠いもののいずれ目標にするように、と言われるものの美希は気が乗らない。レッスンをしていても雪歩や伊織のことを思い出してしまう。 皆で楽しく過ごした日々が忘れられずにいたのだ。 そんな時にふと2人がゲスト出演しているラジオを聴いてみた美希に 2人から「私達も頑張るから美希も頑張れ!負けないよ!」といった内容をラジオでメッセージとして送られる。 それを聴きついに立ち直り「トップアイドルになる!そしてアイマスGPに出場して偉くなり、ユニットを復活させる!」と意気込む美希。 その後はプロデューサーと二人三脚でアイドルへの道を進み2人にも信頼関係が育まれていく。
286 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:01:59 ID:???
ここで「魔王エンジェル」というライバル事務所所属のユニットが登場。名前の通り審査員買収・曲をパクるなどやりたい放題。 「アイドルなんて嘘の塊だ!」とアイドルを信じられない魔王エンジェルのリーダー・麗華。 雪歩・伊織のユニットも露骨に邪魔をされ出直しを余儀なくされる。 一方千早は雑誌のインタビューを受けて過去のプロデューサーとの出来事を回想する。 孤独だった千早を救ってくれたプロデューサー。しかし二人三脚で頑張ろうとしていたものの 「俺にはもうついていけない。千早は天才だしもう俺の力はいらないだろう。ちゃんとした指導が出来る人間についていったほうがいい」といったことを言われ距離を置かれるようになる。そして担当を外れることに。 千早はそれ以降また人間不信に陥り、結局才能は1人のもので誰にも頼らないという考えになっていく。
287 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:03:52 ID:???
また伊織宅のパーティに765プロの皆が招待されるが、そこに伊織の幼馴染でもある麗華もやってくる。伊織が招待したのだ。 「麗華は変わってしまった」と嘆く伊織に 「私も昔は純粋に信じていた。でも思い知った。芸能界なんて嘘と打算だらけ。アイマスGPなんてこんな私でも頂点に立てるくだらないものだと証明してみせる」と宣言する麗華。 対して伊織は 「私も以前はそう思っていたけど皆を見ていて変わった。本物のアイドルだっている。私達も正々堂々勝負しよう」と告げるが麗華は聞く耳を持たない。 そこに千早がインタビューを終えて遅れてパーティにやってきた。媚びる麗華達を千早は一蹴するが、麗華達は「私達のルールで勝つ」と宣言し去っていく。
288 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:06:18 ID:???
その後なぜか765プロのアイドル達の仕事がどんどん減らされていく。東豪寺プロのアイドル以外の露出も減り、また引き抜きが発生しているとの噂も出てくる。 千早も孤独から精神的に不安定になり仕事もしなくなる。そんなところに美希がやってきて千早を励ます。美希はプロデューサーにも千早を助けてあげてと頼むが、何も言わないプロデューサー。 そのまま美希とミーティングを始めようとするが、美希は「プロデューサーに今必要なのは千早とのミーティングだ」と告げてプロデューサーを強引に送り出す。だが千早は既に気力を失い失踪していた。 一方麗華も以前は純粋にトップアイドルを目指し努力していたが、尊敬していたアイドルに出演の邪魔をされ裏切られてしまった。それ以降アイドルや芸能界を信じられなくなった麗華は人が変わってしまったのだ。
289 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:09:51 ID:???
アイマスGPには765プロへは千早のみオファーがくる。 麗華達の「魔王エンジェル」は以前トップアイドルだった佐野美心に圧力をかけて強引にユニットに加えアイマスGPに参戦。 対する765プロは千早のソロユニットを変更し、他765プロのアイドル全員を加えたユニット「765エンジェル」として参戦。 しかし千早は行方不明のままGP当日を迎えてしまう。アイドル達にGPを任せてプロデューサーは千早との思い出の場所まで探しに行く。 どうにか千早を見つけ過去の失敗をお互い謝罪し、千早もついに立ち上がる。 遅れて参加した千早を加えた765プロ全員のユニットのライブは大成功。 麗華もそれに魅了される。伊織と相対し「次は自分達の歌で正々堂々勝つ!」と去っていく。
290 :
アイマス :2009/04/25(土) 20:12:04 ID:???
一方美希は結果的に目標だった「765エンジェル」の再結成も果たしたのだった。 ライブ終了後プロデューサーは皆に「頼りないけど今後も俺についてきてくれるか?」と尋ねる。 即座に「はい!」と反応する千早。もったいぶっていた美希は慌てて「負けないよ」と千早にこっそり告げる。「手加減しないわよ」と返す千早。 鈍感なプロデューサーは全く2人の気持ちに気付かないが、今後2人は良き仲間・ライバルとして関係を築いていくのだろう。 END
規制にかかり時間かかっちゃったけど、以上3作品で終わり。 アイマス以外はかなり簡略化した。毎回ドタバタ劇なんでさほど話が動かないし。
メタモ☆キス、白桜の園、アイマス、 3作品も乙です!
読み返したら細かい設定が間違ってたんで修正とついでにもう少し細かく書いてみた。 すみませんが上のやつから差し替えてください。 メタモ☆キス(おもて空良) 主要キャラ ・滝 虎花丸 主人公。中学2年。 入れ替わり体質を持つ家系の末っ子。おとなしく優しいが地味。七緒のことには熱くなる。 ・東山 七緒 虎花丸の運命の相手で入れ替わってしまう美少女。虎夏に片思い。弓道部のエースで勝気で明るい人気者。虎花丸と同じクラス。 ・滝 虎夏 虎花丸とは双子の兄弟。クールなイケメンでモテるが、誰に対しても本気にならない。滝家では虎夏のみ入れ替わり体質ではない。2人の入れ替わりのことも知っている。
田舎の祖母の家に幼少時から預けられていた虎花丸は祖母の死により実家に戻ることとなった。 上京してきた矢先に駅で運命の相手である七緒と出会い頭にぶつかり偶然キスをしてしまい、姿が入れ替わってしまう。 入れ替わりは運命の相手としか起こらない。元の姿に戻る方法は再度相手とキスをすること。 但し入れ替わったその日の内にキスしなければ一生その姿のまま。 ただ一度戻ることが出来ず絶望していた際に 自分だけ家庭内で特殊な体質がないことに疎外感とコンプレックスを持ち、嫉妬した虎夏が寝ていた七緒にキスをしたところ何故か入れ替わりが解けた。 虎夏は入れ替わり体質はないものの虎夏も特殊な力を持っていたのだった。
その後も何度もぶつかった拍子にキスで姿が入れ替わってしまいドタバタ劇が生じる。 2人の性格はむしろ入れ替わったほうが男らしい・女らしいといった感じになるため元の外見は良いことも手伝い、普段よりもモテる。 七緒は子供の頃に1度だけ田舎で遊んだ男の子が虎夏だと思っていて虎夏のことが好きだったのだが、結局その子は虎花丸のほうだったことも判明。 また2人が入れ替わりにもめげずに頑張る姿を見て、今までいい加減だった自分を省みて考えを改めた虎夏は急に海外に留学してしまう。
虎夏がいなくなったことに七緒はショックを受けるが皆がいるので立ち直っていく。 虎夏がいなくなったこともあり双子の虎花丸も「優しくて話しかけやすい。顔もよく見ればいいし」と急にモテるようになっていく。 それが何故か面白くない七緒。 同じ部活に所属したこともあり毎朝七緒は虎花丸を家まで迎えに行ったりと段々と距離を縮めていく2人。
だがここで問題が生じる。 『運命の相手以外の手段で元に戻ると、副作用により運命の相手に関する記憶のみが消えていってしまう。それには期限があり初めての入れ替わりから10ヶ月で消える』といった内容を祖母が書き残したメモを家族が発見してしまう。 ちょうど2人が出会ってからそろそろ10ヶ月。 実際に少し七緒に対する記憶が怪しくなっていく虎花丸。 一時帰国で戻ってきた虎夏も「記憶がない相手とじゃ張り合いがない」と協力を惜しまず、家族皆が必死に覚えておくように尽力するものの段々あやふやになっていく。
虎花丸は七緒に記憶がなくなりつつあることを告げようとするが、心とは裏腹に「初めて出会った時から好きだった」と告白してしまう。 照れもあり慌てて返事も聞かずに虎花丸は走り去っていく。 翌日皆で遊ぶ約束をしていたこともあり七緒は虎花丸にどう反応しようか悩むが、肝心の虎花丸が待ち合わせ場所にやってこない。 結局1日待ってもこないので自宅に押し掛けると 「君、誰?」といった反応が返ってくる。 遂に虎花丸は七緒のことを完全に忘れてしまったのだ。 七緒はショックで怒りが収まらない。
そこに海外をふらふらしていてたまにしか自宅に戻らない虎花丸の父親が帰宅する。 父親は虎花丸を連れてまた海外に行くと宣言。 家族は止めるが 「2人は一度離れたほうがいい。もしも本当に運命の2人なら大丈夫だ」と言い、結局虎花丸は転校してしまう。 それから数年後。 虎花丸が帰国するということで迎えに行った七緒は偶然誰かとぶつかりキス。 その相手は虎花丸だった。 お互いまた入れ替わってしまい相手である自分の姿を抱きしめて「俺達前にもこんなことがあったよね」 END
以上です。 どうも失礼しました
アイマス面白そうかも
ヤンマガ系の雑誌の雑誌で連載されてた 「闘破蛇烈伝DEI48」のストーリーをラストまで詳しく教えてください。 ちなみに自分が知っている簡単な内容は 顔にヘビのアザがあるいじめられっこの高校生男子の主人公が実は 秘伝の格闘技の継承者で、身も心も強くなっていくという話です。 格闘漫画で成人漫画ではないのですが、技が伝授される時に 美女と48手の体位でSEXしなければならないため SEXシーンがたくさん出てきます。 絵がすごく上手いし、女性の絵も可愛いのに、全然ヌケませんw
漫画版のアイマスって、ゲームのアイドルマスターとは世界観が一緒の 完全オリジナルストーリーなんですね
アイマスはいくつか派生のコミックが出ていてどれも設定違うからねー ゼノグラシアはまぁ別としてw 上に書いたRelationsは比較的シリアス&熱血路線で設定も千早だけ既にトップアイドルだったりとかなり違う。 その他は現在単行本が出てるのだと ・アイドルマスター ユア・メッセージ アイドルのデュオ×5組による友情話のオムニバス形式。 喧嘩やトラブル発生→悩む→片方のアイドルにプロデューサーからの激励メール→立ち直って友情を育むみたいなパターン。 プロデューサーはメールだけで姿は出てこない。 一部では百合漫画とも言われたり。 ・アイドルマスターブレイク! アイマス版ネギま。社長が倒れたため緊急で社長兼プロデューサーに社長の孫(高校生)が選ばれて、みたいな話。主人公はショタ系。 でもアイドル達が集まってワイワイみたいな雰囲気は描かれているのでゲームのノリに一番近いかも。 但し一部のアイドルはそもそも出てこない…
エロ漫画家が描いてた奴もあったよね>アイマス
あげ
307 :
マロン名無しさん :2009/05/01(金) 12:36:11 ID:UvAZf/Jy
皆川亮二が描いてる女ジャガーノートのストーリーが知りたいです。 面白そうなら買います。ちなみにピースメーカーは買ってます。
>>307 ADAMASでいいんだよな?
以下とりあえず一話目投下します。
アルバイト中の流崎レイカを、リムジンに乗った老人が迎えに来た。 流崎家の元執事・溝口はレイカに大きなダイヤモンドを見せる。 レイカは簡単に、そのダイヤモンドの品質や産地を当ててみせた。 そのダイヤモンドは、殺されたヒーラ社の情報屋が持っていたもの。 秘密裏に発見されたダイヤモンド鉱床をめぐる争いがあるようだ。 ヒーラ社は世界のダイヤ流通を管理していたが、現在は力を失い、その隙に闇シンジケート・シャニが勢力をのばしている。 今回の事件にもシャニが関係しているようだと言うことだった。 の能力にが仕事の依頼を持ってきたのだった。 早速現地ブラジルへ向かったレイカは、現地でダイヤモンドの原石をポケットに入れた男たちに出会った。 明らかにシャニの関係者である男たちをぶちのめした後、彼らから奪った原石からダイヤモンド鉱床の位置を読み取ったレイカは証拠写真を撮ることに成功する。 その直後、シャニの連中に取り囲まれてしまうが、レイカは余裕綽綽。 「ダイヤモンドの名前の由来、アダマスの意味知ってる?征服できないって意味よ」 ダイヤモンドを支配できるレイカは、ダイヤモンド鉱床の中では無敵の存在。 ダイヤモンドの宝石パワーで男たちは思うように動くこともできず、 逆にパワーを増したレイカのダイヤ付きカイザーナックルに一方的にタコ殴りされたのだった。 落着後日本に帰ったレイカは、シャニに奪われた実家の屋敷と取り返すことと、 行方知れずになった父を見つけることを改めて誓うのだった。
流崎麗華 大財閥・流崎の娘だったが、シャニの陰謀でグループは潰され、普段はアルバイト中心の貧乏暮らし。 父・好夫も行方が知れなくなった。 宝石と心を通わせたり、宝石パワーを自在に操ったり感じとったりできるジュエルマスターで、 宝石絡みの特殊な事件解決などを請け負ったりしている。 得意技は両手にダイヤ付きカイザーナックルをはめて、敵をひたすらぶん殴ること。 シャニをつぶすこと、父を捜すこと、実家の屋敷を取り戻すことが当面の目標。
311 :
309 :2009/05/03(日) 00:33:26 ID:???
>309の9行目は見なかったことにしてください。
名前がお蝶婦人w
313 :
マロン名無しさん :2009/05/03(日) 15:40:02 ID:WT4CLKL1
>>308 おお!ありがとうございます。ずっと気になってたんですがまだ読んだこと無かったので。
皆川作品は好きなので買ってみようと思います。
まとめサイトにある竹宮恵子の「アンドロメダ・ストーリーズ」が1巻で終っているので どなたかご存知の方、続きを書いていただけないでしょうか。お願いします。
未解決から「花になれっ!」いきます。 地味でダサくて目立たない真面目だけがとりえのいじめられっこな女の子・もも。 彼女はたった一人の肉親の祖母をなくし、天涯孤独になってしまいます。 ショックで雨の街を彷徨っていた彼女を助けたのは同じ高校の蘭丸というイケメンでした。 彼女に何かを感じた蘭丸は、ももをイメチェンさせハウスキーパーとして自分の家に住まわせます。 巨乳美少女としてかわいくなったももですが、ここでとんでもない事実が判明します。 なんとももは人の形をした花である「花人」であり、その中でも男を無意識に惹きつけてしまう 極上の香りの持ち主である超珍しい純系花人なのでした。(ついでに蘭丸も花人) 正直ここからはほぼ最終巻まで以下のループが続きます。 新しい男キャラ登場or既存の男キャラ再登場 ↓ ももの香りに惹きつけられる ↓ もも、エロい事される ↓ 「くやしいっ!でも感じちゃうなんて…!ビクビク」 性コミの様にセクロスまではいきませんが、「マーガレットにこれ載せていいのか!?」な描写はオンパレードです。 愛撫や乳首責めや人前で服が脱げるは当たり前、コスプレ・野外・縛りや果ては赤ちゃんプレイまでありました。 何度もいいますがエロ漫画ではありません。多分。 ごくたまに蘭丸にライバルの女の子キャラが登場したりもしますが、ももの香りは男女問わずで女の子も ももにメロメロになってしまいます。(百合展開は流石にないですが、フツーにべたべた仲良し程度) 最後はうろ覚えですが、ももと蘭丸がセクロス→結婚でおしまいだったと思います。(話の割と早い段階で二人は両思いになってます)
>>315 痴漢プレイもあったな>花になれっ
ヒロインのももに、下着をつけないで服を着せて、満員電車に乗せて
触られるようにするとか。
ただしセッ○スは徹底して無かった。
(ラストまで読んでないので最終回近くでももと蘭丸が
○ックスして結婚でハッピーエンドというのは知らなかった)
セッ○ス以外のきわどいプレイは何でもあり。
ももを狙う男達は全員EDだったのかもしれない。
そしてお約束のように「もも」は抵抗できない。
あと、きわどいシーンも、乳首が描かれていなかった。
花人(はなびと)は異性を惹きつけるフェロモンを生まれながらにして
もっていて、発情すると花の香りがするという設定。
そのフェロモンのせいでももはたくさんの男に狙われるようになる。
「もも」は生理が来たのが遅くて高校生になってから初潮が来たので
初潮が来なかった頃は花人としての能力を発揮していなかった。
>>916 丸のぼかしトーンやらでごまかしてたけど、突起らしきものwは描いてたよね。
痴漢もあったw確かモデルか何かの練習だった気が…。
ねーよwwwwとは思ったけど作者はエロが描きたかったんだろうね。
途中までしか知らないけどラブモンもメインストーリーよりもエロ描写ばっかだった。メイちゃんはどうなんだろ。
ごめん。916じゃなくて316だった。
花になれっは、1巻の頃のもも (三つ編みおさげをシャギーが入って内巻きになっている ショートボブヘアーにしてダサモサを脱出した後)は 綾波レイ風の大人しく陰のある美少女だったけど 巻が進むにつれて作者の女の子を描く時の絵柄がロリ化して ももは、カードキャプターさくら風のロリ美少女になってったな。
>>317 そうそう。
ショーに出るプロのファッションモデルは下着をつけないので
モデルになるために下着をつけない特訓が痴漢プレイ。
「ねーよwwww」と思った。
2chの少女漫画板や、少女漫画ツッコミサイト等では
少コミ・CheeseのH描写はよく話題にされていたけれど
花になれっは、web上で少女漫画について語るのが好きな人の間では
チェックしている人が少なかったせいで
知る人ぞ知るH少女漫画だった
天禁が途中で止まっているようなので投下。 前の方々みたく全部書くととてつもないので、わかりやすさを第一に簡素&時系列順に書きます。 ついでに複線や補足とかは(※1)とまとめて箇条書きにしてます。それでも長くなってしまった…。 尚、展開はコミックス版準拠。雑誌掲載時とは展開同じですが加筆されたりコマが入れ替わってるとの事。
天使禁猟区・至高天 神性界(アツイルト)編 Act1.受胎告知 ルシファーとの一件の後、刹那達はラファエルとミカエルに協力してもらおうという事に。 紗羅を本気で好きになってしまったラファエルは、手放したくないが故に彼女を屋敷に閉じ込める。 刹那も刹那で紗羅の事第一なので話し合いは決裂、「アイツは俺の女なんじゃー!」とばかりに殴り合いにまで発展。 そこをミカエルが止める。「いつものお前らしくない」と一喝されうなだれるラファエルだった。(※1) が、そんないざこざの最中にロシエルの元から逃げ出してきたサンダルフォンが紗羅を襲う。 異変に気が付いた刹那達がかけつけるが、あと一歩の所でサンダルフォンの悪夢に取り付かれてしまう。 体をのっとられているメタトロンの助けや謎の声が弱点を教えてくれたりで攻撃を続ける刹那達。 その甲斐あってメタトロンの体からサンダルフォンを引き離す事に成功したが、その小さな体を突如現れたルシファーが貫く。 メタトロンの役割。彼は力がない代わりにサンダルフォンの封印の鍵だったのだ。 ルシファーは全て知った上でわざと紗羅をエサにし、刹那にサンダルフォンを攻撃させたのだった。(さっきの謎の声もこいつ) 怒り爆発の刹那。そこに加藤も現れ「こいつはもう吉良なんかじゃない」と叫ぶ。(※2) ロシエルの眼前でサンダルフォンの本体(でかい生首。かなりキモい)が血を吐き、悲鳴をあげる。 それでも尚、向かってくるサンダルフォンをロシエルは悠々と吸収する。 一方、ルシファーに攻撃され川に投げ捨てられたメタトロンは、ライラと廃竜の幻に助けられて一命を取り留める。 看護婦に頭をなでられ、「おうかんやおおきなイスよりもあのてのあたたかさだけがしんじつだったんです かみさま」と 自分がライラに愛されていたことをかみ締めて涙を零すのだった。
(※1)ここでラファエルの女タラシ&ミカエルになつく理由が判明。 まだ彼が真面目で清廉潔白だった頃、堕天前の帽子屋(ベリアル)のレズ行為を見てしまいトラウマに→屈折して女タラシに 帽子屋の大量薬殺やハレンチ行為でスキャンダル→でもミカエルだけは以前と変わらず接してくれた(多分何も考えてないだけだが) (※2)この時点で加藤の体にはかなり限界が来ている。吉良にやられた傷がふさがっていない上に左腕が腐り落ちている。 彼は吉良との決着を付ける為&以前のようなクズでいたくない為に、誰にも言わずこうしているのだった。 ちなみに研究対象の約束として(形成界編参照)左手はリウェトに義手をつけてもらっている。
Act.2灰葬 やっとルシファーを倒す決意をした刹那。強い思いの賜物か、羽の数が増えて金髪碧眼に覚醒する。(※1) 一方サンダルフォンを吸収したロシエルだったが、その姿は少年のようになり体中には痣の様な痕がいくつも浮かんでいた。 逆成長(ディジェネレーション)。ロシエルは年月が経てば経つほど若返っていく特異体質を持って産まれたのだった。 (人々が「以前よりも若く見える」といっていたのはこのせい) ロシエルは腐敗した体をアレクシエルから移植し、再び美しい体を取り戻す為に全能の力をもつ「天の板」が おかれた神性界・神の塔(エテメナンキ)を目指すのだった。 同じく彼らを追って神性界を目指す刹那たちは、帽子屋に助けられパワーアップした九雷と再会。 彼女も加わり、まずは神性界を開く為の鍵となる黄道十二宮天使達を説得しようと言う事になる。 ちなみにここまでの各個人の様子 ロシエル&ルシファー:ロシエルの替え玉を置いて秘密裏に行動中 カタン:ロシエルの様子がおかしいことに気が付くが、逆にロシエルに身を案じられお付役解雇 帽子屋含め悪魔達:刹那達とは不可侵条約を結んだが天界に奇襲中 紗羅:サンダルフォンの残留思念に乗っ取られている為、想像妊娠してしまう。刹那は化物に見える。 ラファエル:刹那に協力。自分のせいで紗羅がああなってしまったと、彼女の保護に当たる。 ラジエル:悪魔の侵攻を抑えるため天界で防衛中。 ミカエル・ウリエル・九雷・加藤:刹那に同行。
ウリエルは隠れて自分の体を傷つける加藤を目撃、問い詰める。 霊体の彼は自分が自分であると意識することで体を保っているのだが、それも限界で自傷する事で何とかふんばっている状態だった。 彼を帰そうとするウリエルだったが、最終的には加藤の意思を汲み協力する。 そして白痴状態の紗羅はサンダルフォンに操られ、監視役の天使達を惨殺し、神性界を目指すのだった。(※2) 黄道十二宮天使の元へ辿りついた刹那達。しかし彼らはルシファーによって殺された後だった。 ついでにルシファーの部下であり妻でありその上元ミカエルの下士官だったバルベロという悪魔まで襲ってくる。(※3) 幻術を使う攻撃に一同は苦戦するが、ミカエルと加藤がそれを倒す。 とどめの攻撃に加藤がウリエルからもらったアイテムでメテオを起こすがルシファーは傷一つ付かず、むしろ 見方に攻撃がいくというとんでもない事態に。(ウリエルは神の加護があるものには通用しないと思っていたようだ) 加えて門が閉まり始めようとする。絶体絶命の事態に加藤が義手と折れた不知火で門を支える。(※4) 「誰だかわかんねーけどバカはほっとけねえんだよ じゃあな せっちゃん」 無常にも目の前で閉まる門。残された不知火を手に取り涙を流す刹那。苦い顔のほか面々。 降り注ぐ大量の流星の中、閉じた門を背に加藤はタバコに火をつける。 「やっと戦ったじゃん」 うなだれる加藤の側には、いつもの様に微笑む吉良の姿があるのだった。(※5) (※1)ラファエル曰く「どこか懐かしい」その姿は、恐らくアダム・カダモンに近くなった事に由来していると思われる。 アレクシエルの生まれ変わりではなく真の救世主として目覚めた証拠との事。ちなみに潰れた目も引き千切られた翼も復活。 (※2)サンダルフォンの目的は自分の体を得る事。「天の板」を使えばそれも可能なので。 (※3)バルベロはミカエルと出来のいいルシファーを比較しないただ一人の人だったが、結局はルシファーに 密かに片思いしていて、後に彼を追って堕天。その為ミカエルは女嫌い(というか不信?)になった。 (※4)この直前のシーンで加藤は吉良に攻撃しているが、まだ吉良の意識も残っている描写がある。 (※5)最後の吉良(作者曰く幻だそうです)は加筆。
Act3.落園(エデン) 紗羅の下へようやく追いついたラファエル、そして副官バービエル。 銃を構え彼女を追い詰めるバービエルだったが、隠していたラファエルへの思慕を読み取られ、攻撃を受けてしまう。 周りの部下達も次々に襲われ、あわやと言う時に尚もラファエルを庇うバービエル。 結局紗羅を止められず、ラファエルはもう大事な存在をなくしたくないと息も絶え絶えにバービエルの蘇生を行おうとする…。 そしてロシエルの身を案じ続けるカタン。近付こうとして逆に反逆者の汚名を着せられてしまうが、 それでもロシエルを救いたいと武器を手に神性界へ一人向かった。 多くの犠牲がありながらも刹那も神性界へとたどり着く。 懐かしいその場所にアレクシエルの記憶が甦り、彼女がいた「義の園(エデン)」へ向かう。 そこにいたのは勿論ロシエルとルシファー。ロシエルは激しい感情を刹那にぶつけてきた。 ここで以下の事が判明。 ・エデンは大きな木を浮島として成り立っている。その木の実は人面で食べてはいけないような気がする…。 ・アレクシエルは創世神の手によってエデンに幽閉されていたらしい。 ・ロシエルは逆成長により産まれた時は三重苦の老いた肉塊のような姿だった。 ・それでも同じ双子の姉のアレクシエルを慕っていたが、彼女に拒絶され逆上→アレクシエルの体を奪う ・容姿が似ていたのは双子だからでなく、アレクシエルの体のパーツをそのまま移植したから。
ロシエルの命令で刹那を攻撃するルシファー。だが、その時を止めて現れたのはアレクシエルだった。 彼女は淡々と自分と、そしてルシファーの過去を語りだした。 ・ルシファーは創世神から「いずれ絶対悪となる」と告げられた。 ・アレクシエルは木の実が本当は何であるか知っていて口にしていた。 ・木の実はアダム・カダモンの眼球を栄養として出来たもの。それはアレクシエルの力を抑える効果があり、 同時に彼女に「母食い」の罪の意識を植え付けることで二重に拘束していた。 ・黙って幽閉されていたのも、創世神の言う通りにしていたのも、全て人質に取られていたロシエルを守る為。 ・ルシファーが予言を受けたその日、早速反逆してアレクシエルを襲うが逆に自分と同じものを感じ気に入ってしまい、 後に彼女をエデンから救い出し、以後ストーカーとして見守る。 ・本当はアレクシエルもルシファーを思っていた。 そして神の塔が開く。意識を取り戻した刹那と九雷(あとのメンバーとははぐれ中)は上を目指すのだった。
Act4.君のための至上の賛美歌 玉座のような場所で対峙する創世神、ロシエル、カタン、そして刹那達。 ロシエルの逆成長は更に進み、精神も絶対的な「父」である創世神を前に更に狂気に追い込まれていた。 カタンはそんなロシエルを救おうと手を伸ばすが、創世神の言葉で錯乱したロシエルはカタンを殺してしまう。 そこに現れるルシファー。彼の言葉で何もかもが創世神のシナリオだった事が判明する。 ルシファーが創世神を攻撃する。あっさりと息絶えたその姿はまるで大きな像だった。 それでも尚父に縋りつくロシエル。彼が狂ったのは創世神の洗脳のせいなのだ。 混乱する刹那達の前に、ついに創世神の呪縛から解き放たれたアダム・カダモン「セラフィタ」が現れる…。 ここで以下の事が判明。 ・創世神とはもともと宇宙のエネルギーの集合体 ・それが意思を持ち、自分を崇める王国を作ろうと遺伝子実験を繰り返し人や天使をつくった。 ・やがて知恵をつけた人間を滅ぼそうとした時、セラフィタがそれに反対→失敗して幽閉される。 ・セラフィタは残った力でロシエルとアレクシエルをつくりだした。 ・物質界の崩壊プログラムも人間を失敗作と見なした創世神の計画。 「何もかもから救ってあげる」とロシエルに手を伸ばすセラフィタ。 そこへミカエルとウリエルが「セラフィタに気をつけろ そいつは狂っている」と殴りこんでくる。 が、それも届かずセラフィタはロシエルの胸を貫き、その力の源である水晶と紗羅を手中にしてしまう。 倒れたロシエルは手にかけてしまったカタンの生首を見てしまい、恐慌+暴走のどうしようもない状態へ。 涙を流すアレクシエルの亡骸。彼女の思いを知った刹那はあえてロシエルの攻撃を受けた。 目覚めたアレクシエルは今までの真実を語り、孤独感に苛まれるロシエルに「愛している」と手を差し伸べる。 抱き合う二人。そして今度こそ逃げずに七支刃でロシエルを貫いた。 安心したようにロシエル、ついでにカタンもアレクシエルの子宮へ還っていく。 最後の最後でロシエルは自らの3枚の羽を刹那に手渡していった。
※かわりやすいルシファーまとめ いずれ魔王になると創世神から予告(悪は絶対神に勝てないと知らしめる為) ↓ 自暴自棄気味だったがアレクシエルとの出会いで彼女を解き放つ&創世神をブッ倒す事を決意 ↓ 堕天→地獄に自分の身代わりを置いて秘密裏に天界へ(地獄編での魔王の魂を奪った黒衣の男=ルシファー。つまり自作自演) ↓ 創世神に逆らうが反撃されて魂を七支刀に封印される ↓ ルシファーを探していたアレクシエルとようやく出会う ↓ ロシエルを封印する際に七支刃は砕け散り、再び離れ離れに ↓ アレクシエルは裁判にかけられ非業の転生を繰り返す羽目に。そしてそれをストーカーするルシファー。 長い転生の道のりでアレクシエルを追う事は覚えていても、自分の真の正体は朧になってゆく。 ↓ アレクシエルは刹那として転生。ルシファーは吉良朔夜と契約。刹那達との出会いで一層人間くさくなる。以下本編。
合流した一同は逃げたセラフィタとルシファーを一旦置いて真実を知る事に。 そこは封印が施された大きな卵と天使の胎児がいくつも入った培養ポッドだらけの部屋。 そして割られた卵の中には目と口に太いチューブがつながれた、老いた大きな生首。 それこそが本当のセラフィタの姿だった。(※1) 先ほどのセラフィタは乗っ取られ、力を得た霊体。そして神の虚像は皆が思い描くイメージの実体。 神に反対したセラフィタは四肢を裂かれ、こうして天使の栄養供給体になり永遠の責め苦を受けているのだった。 セラフィタはこの体を閉じてしまえば創世神は力を使えないという。(※2) 封印はその他メンバーにまかせ、刹那はセラフィタの導きで最終戦へ。 そこには意思を持ったマザーコンピューターの創世神、攻撃され瀕死のルシファー、そして紗羅の姿が。 ルシファーは何故か加藤の不知火を持っている。どうしてと聞く刹那に「さあ…俺にもよくわからない」と言う。 錯乱し刹那を攻撃する紗羅だったが、すんでの所で自我を取り戻した。これはバグだと慄く創世神。 隙を見て内部に侵入しコントロール回路を切断したルシファーが叫ぶ。「刹那!そいつを殺れ!俺の最後の願いを叶えろ!」 泣きながら七支刃を構え、ついに創世神が倒れたと同時に封印も完了する。 蹲るルシファーの前にアレクシエルが現れる。「ばかな男…」そう言って二人は抱き合う。 セラフィタの残した最後の祈りのプログラムが色んな所に流れていく。 崩壊する塔の中、よろよろと紗羅を抱えて脱出する刹那。「力を分けてあげようか?」声を掛けるロシエルとカタンの幻。(※3) 「いいんだ、俺には必要のない力だから。紗羅だけ頼む」そう言って、絶対みんなで幸せになると改めて思う。 崩壊する塔を見つめる九雷達。ここからは今までの登場人物がダイジェストのように出てきます。 (※1)このビジョンは形成界編・月華夜の冒頭で出てる刹那の見た悪夢の複線。 母体を食べているので天使はみんな生まれながらに母食いの罪を背負って産まれてくる。ルシファーが言う「罪」とはこの事。 (※2)あくまで創世神は膨大な力の存在。使うには天の板を通じてセラフィタという門が必要。 (※3)アレクシエルとルシファーは書き下ろし。またカタンの幻も掲載時にはなかったとの事。
ラジエル:ウリエル達と協力して天界の新体制を作る為尽力 ドール:星幽界でネジがきれ、動物の体を借りつつひとりウリエルの帰りを待ち続けている。 ノイズ:相変わらず九雷を心配している。 リル:紗羅がいなくなった事を聞かされるが、それでもジブリールに仕えると言う。 ウリエル:今回の戦いでようやくアレクシエルへの思いを断ち切り、自分を大事に思ってくれるドールの待つ星幽界へ。 ラファエル:バービエルの蘇生に成功したものの、力を使い果たしコールドスリープ中。目覚めるのはいつになるやら。 ミカエル:眠るラファエルの隣で「俺は気が短いんだぞ」と言いつつその目覚めを待つ。 アレクシエル:亡骸はウリエルが管理する事に。いつか真実の目覚めが来るだろう。 そして物質界では創世神の召還した天使の胎児が全て雪(霊感のある人は羽に見えてる)となって降っていた。 キリエに殺された廃工場で目を覚ました紗羅は、刹那を探して走り出す。 出張に向かう途中だった吉良の父親。振り返った先には黒い羽と大きな羽音。 思わず涙を流す父のその背中を死んだ朔夜の霊体が優しく抱きしめる。(※1) 『大丈夫…これからも色々あるけど…二人の息子が貴方を守るから 貴方の幸せだけを願っていくから…』 それを見届ける黒い翼と「あれでよろしいのですか?」と尋ねる一羽の黒い蝶。 上空では龍に乗った九雷が「これからどうするんだ」みたいな事を刹那に言っている。 力はなくなってしまったし、吉良は刀ごと消えて加藤の件は迷宮入り。現実的な問題は何も変わっていない。 二人とも血の繋がった兄妹で一生二人で親や世間の目から後ろ指を刺されて生きていかなければならないのだ。 だけど一生二人で生きられるなんて幸せだという刹那。それでこそおれの好きになった刹那やと思いながら、 ノイズと二人必ず一族の生き残りを見つけて国を再建するという九雷。 彼女は最後に触れるようにキスをして刹那を地上へ送り出す。 最後はFF8のムービーばりに刹那と紗羅が抱き合っておしまい。(※2)
(※1)書かなかったけどAct.3で朔夜は出て来ている。ルシファーのとてつもない力に飲まれてるけど ちゃんとその中に吉良朔夜としての意識(朔夜バージョンも吉良バージョンも)は残ってるらしい。 (※2)あとがきで加藤は成仏して転生の準備に入ってるとの事。
乙。 途中までしか読んでなかったけど、すごいことになってたんだね。 しかしここまで迷走した作品をこんなすっきりまとめるとは…激しく乙。
加藤ってあのチンピラだっけ よく憶えてないけどあいつだけは好きだったわ
>>322 超乙。
かわりやすいまとめが特にわかりやすかったです。
天使禁猟区って
神や天使や悪魔や人類を巻き込んだ壮大な話のようだけど
**********************
実の兄妹が禁断の恋に落ちてしまい
周りから白眼視され、数多くの邪魔が入りながらも
二人で愛しあいながら生きていく道を選びきました。
**********************
と今来た産業でまとめられる話だったんだな。
「罪に濡れたふたり」「僕は妹に恋をする」系の。
天禁書いた人間です。わかりやすかったみたいでよかった。
>>335 かわりやすいじゃなくてわかりやすいだった。ごめん。
確かに3行でまとめるとそうけど、天禁って必ずしもメイン二人の恋愛中心だけじゃないと思う。
大部分はそうかもしれないけど人間的な成長も最終的なテーマかなと。
そもそも主人公と妹は序盤以外はほぼ別行動だもんなw
338 :
マロン名無しさん :2009/05/11(月) 01:41:22 ID:foz2OIDA
ほ
保守
ほ
尾崎かおりの「メテオ・メトセラ」のストーリーを教えてください。宜しくお願いします。
342 :
マロン名無しさん :2009/05/16(土) 21:49:51 ID:HU6D2obO
だれかワンナウツお願いします
ほしゅほしゅ
砂漠の途中までしか読んでないから、先週の読んだら意味不明だった ワンピよろ
水城せとなの「「同棲愛」」お願いします。 ホモ漫画としてはじまって腐女子を散々釣りつつ、 最終的にはほとんどのキャラが異性同士でくっついたと聞いたのですが、 どんな感じなのか詳しくお願いします。
遠藤淑子「エヴァンジェリン姫」シリーズをなるべく詳しくでお願いします。 あと、できればでいいんですが……、これは先に 知ったら面白くないだろうなぁ、てのがあったら 適当にぼかしてもらえるとありがたいです。 判断はお任せします。 よろしくお願いします。
なんだその矛盾してる依頼は
別に矛盾はしてないだろ
矛盾してるよ。
なるべく詳しくで 適当にぼかしてもらえると
351 :
346 :2009/05/23(土) 09:35:18 ID:???
ぼかしてもらえたらありがたいのは、いわゆるミステリーにおける 犯人の名前みたいなやつです。知ったら台無し〜的な。 その手のネタバレがシリーズ内に存在するかは分からんので判断は書き手にお任せします。 なので「適当に」ぼかしてもらえたらありがたいなぁと。 でも別に書かれてても文句いわない。 そんな筋合いも権利もないし。 好きな小説のヒロインの元ネタがエヴァンジェリン姫らしくて気になってたので どなたかお願いできたら嬉しいです。
未解決から「セキホクジャーナル」いきます。超なつかしい。 ■セキホクジャーナル(作者は小坂理恵。講談社るんるん掲載。全4巻) 基本は一話完結で、高校の新聞部を舞台に恋愛ありーの、友情ありーのでドタバタする コメディもの。ほのぼの読めて、ほのかに可笑しく、ちょっとじーんとする所もある。 ヒロイン(主人公)がなんつーか実に小市民的で、それが独特の雰囲気を かもしだしてるように思う。 ■主な登場人物 <一年生> ●宮野柚枝(みやのゆえ) 主人公。怖がりなのに霊感があるせいで「心霊関係記事」担当にされてしまう。 まじめで素直ながんばり屋。 ●佐久間藤吾(さくまとうご) たいていポーカーフェイスだけど、その代わりか感情が行動に でやすい男子部員。クールに見えて熱血漢。 ●上島実香留(うえじまみかる) 柚枝の親友。気が強くて時に毒舌。 メンクイで先輩の毅太郎に惚れている。 <二年生> ●安原玄(やすはらげん) スキンヘッドで新聞部の部長。手がでる足がでる暴言がでる、と 色々ひどい鬼部長だが、なんだかんだ部員からは信頼されている。 ●叶浅葱(かのうあさぎ) 新聞部きっての才女。柚枝たちにも優しい先輩でしっかり者。 ひそかに毅太郎に思いを寄せているがそれを隠そうとしている。 ●篠田毅太郎(しのだきたろう) 飄々としたイケメン。いつもクールであまり物事に動じない。
■第1話 セキホクミステリー特集という企画を組んだ新聞部。 部員達は各々、トップ記事をかけて噂の怪談話や心霊写真、謎の霊の声など 持ち寄って披露していた。怖がりの柚枝はそれらを前にすっかり怯えてしまう。 (みんな怖すぎるよ〜。ミステリー特集だからってなんで もっとお茶目にできないの〜!?) 霊感少女として期待されるものの、極力怖いネタには触れたくない柚枝は 近所の猫にお面をかぶせて撮影した手作り人面猫の写真でお茶を濁そうとしていた。 「オマエその記事本気?」 そう声をかけてきたのは同じ学年の部員、藤吾だ。 部屋の隅でこそこそと、手抜きのネタを持ってきた時の部長の恐ろしさは 知ってるだろ、と忠告される。だが当の藤吾も、納豆と牛乳とみそをミキサーで 混ぜて作るミステリージュースなるものの作り方を披露して部長の鉄拳の犠牲となっていた。 「さー期待の柚枝ちゃんの記事はどうかな」 おずおず見せるが、当然部長がヤラセの人面猫で納得するはずがない。 柚枝は以前から(心霊的に)ヤバイと思っていた屋上に突撃取材をさせられる羽目になる。 「出そーな所がわかるんなら最初からそこいきゃいいのに。この手抜きっこめ」 藤吾にいわれ柚枝は必死に訴える。 「手抜きじゃなくてコワイんですっ!」 なんだかんだ結局屋上に行かされた柚枝はそこで、くっきりはっきり幽霊を見てしまう。 「ご、ご、ごめんなさい! 興味本位で記事にしようとしたりして もーしません許してください!」 (ナニカと話してる……コワすぎるぜこの女…) 恐怖にかたまりながら幽霊に向かって必死に謝る柚枝の姿に、マジもんを 感じて怯える部員一同。
だが当の幽霊は怒って姿を現したわけではなかった。 むしろ、波長のあう柚枝に見つけてもらいたくて現れたのだという。 今までも、気付いてもらうためアピールを繰り返していたのだが誰も気付かなかったという。どうも部員たちが集めた心霊ネタの正体は皆この幽霊の仕業だったらしい。 幽霊の名は康子(やすこ)。彼女は2ヶ月前に事故で死んだ関北高校の生徒だという。 彼女の気弱な弟、宗也(そうや)が今わの際に言った 「おれ、学校でえらい目にあってんだぞ!気になるだろ、だったら死なないでよ姉ちゃん!」 という世にも情けない言葉が気になって成仏できていないのだという事だった。 康子は勝手に柚枝にとりつくと、この方が説明しやすいからと柚枝の口から部員に自己紹介をする。 そして弟の言葉の意味を知るため幽霊となってさ迷う康子が見たのは、クラスメイトにひどくいじめられている弟の姿だった。 「高校生にもなってとんでもないのがいるなー」 「イジメはよろしくない」 加害者に呆れながら康子の弟に同情する部員だったが、康子の次の言葉に絶句した。 「いや、でもイジメられる側にも問題はある……場合もある。アタシどっちかつーといじめる側だったから気持ちわかる」 おいおい、と思う部員達に康子は言う。弟の宗也は暗いし気弱だし、根性ないし皆がムカつく気持ちも分かるのだと。 だが結局の所、康子はそんな弟が心配でたまらないのだ。 何度か直接弟にも会いにいったが、弟は幽霊となった姉にさっぱり気がつかないのだった。 弟がしっかりしてくれれば康子も安心して成仏できるのでは……と思う部員たちはできる事をする、と康子に約束した。 康子の気持ちを思い、どうにかしたい柚枝はさっそく彼女の弟宗也に会いにいって彼を励ます。 「おとなしくしてたら相手がつけあがるだけだよ、勇気ださなきゃ!」 「……勇気出すってどうすんのさ」 先生に訴える、と提案すれば後で仕返しされると返され、部活に入って先輩を 味方につける、とアドバイスすれば、部活なんか入ったらまたそこでも いじめられると宗也はウジウジしている。歯痒く思う柚枝は 「そんなんじゃお姉さん、あなたが心配でいつまでも成仏できないよ!」と叱咤する。
宗也は、柚枝が姉を知ってることに驚きつつも幽霊になって心配している、という話をまったく信じない。 「なにもかももう遅いんだよ……お姉ちゃんはぼくが悲しませながら死んじゃった」 あの事故の後、苦しい息の下で弱々しいVサインを作りながら、姉は宗也に がんばって生きるって約束して、と頼んだ。だが彼はその最後の望みに応えてやれずむしろ 困らせてしまった。姉に心安らかな最期を迎えさせてあげられなかった事を宗也はひどく後悔していた。 柚枝にはどうしたらいいのかわからなかった。それでもなお自分の力で解決しようとする彼女に、 なぜかわざわざ同行してきた藤吾が冷静に指摘する。 「……お前駄目だよ、全然見当違いなんだもの。先生に言えだの、先輩味方につけろだの。 康子さんの心残りである宗也が弱い人間だという問題の解決策からはおよそかけはなれている」 「ああもうっ頭にくるなーっ、指摘が具体的すぎて!」 だが柚枝にはどうしても言えないのだ。あんなに小さな体で気弱な彼に、やられたらやり返すような 強い人間になれなどという事は。人間、そう簡単にかわれるものじゃない。 おまけに彼は姉に負い目を感じ、ずいぶんと悩んでいる。 (もう遅い。お姉ちゃんは死んじゃった) だったら当の康子さんから、直接は無理でも柚枝の体を貸して話をすれば何か変わるかもしれない。 そう気づいて柚枝は康子の元へ急いだ。 そんな時、宗也はクラスメイトから、彼が女子――しかもちょっと有名な柚枝に かまわれていたという理由でクラスメイトに因縁をつけられていた。 柚枝の中に入った康子は、それを見つけて新聞部の面々に助けを求める。 急いで助けに行った先輩の毅太郎や藤吾が間に入って康子の弟は助けられる。 心配する康子だが、見た目が柚枝なので宗也は彼女を邪険にする。 「や、やめろよ。元はといえばキミと話したからこんなはめに……」 「なんだとてめえっ!」 激昂して弟の頬をはる康子。 「てめえの情けなさ棚にあげてなんて言い草だ! この子はお前のために必死になって、体まで貸してくれたんだぞ!」
宗也は柚枝の中に姉がいることをなかなか信じきれないようだったが 弱々しいVサインの話に、彼は姉がここにいる事をやっと理解する。 「お姉ちゃん!」 溢れる思いから康子に抱きつく弟。 だが外身は柚枝なので藤吾がひどく動揺する。毅太郎から中身は康子さんだから落ち着けと いわれるが、めそめそ柚枝に泣き付く宗也に「分かったから離れろ」と剣呑な視線を向けていた。 「おれ、ずっと後悔してた……。お姉ちゃんが成仏できないのはおれがこんなんだからなの」 「……そうだよ」 弟を奮起させるため、あえて突き放す康子。 あまりに長くとりついていると柚枝の体がおかしくなる。康子は一旦柚枝の体から出て行った。 康子は消えたが、宗也は考えていた。姉はもういない。現状を変えるには自分が変わるしかないのだ。 宗也は突如立ち上がると、逃げたいじめグループを追いかけ、彼らに詰め寄った。 「おれの嫌いな所を言え! 全部なおすから。さあ、言え! おれ変わんなきゃいけないんだ、約束しなきゃならないんだ!」 呆れて小馬鹿にするいじめグループの面々だが、宗也の剣幕に鼻白むとその場を去っていった。 康子はそれを全て見ていた。ありったけの勇気を振り絞り、自分への悪意と対峙した宗也の姿を。 彼女は思わず涙を流す。その瞬間、頭上から光が射した。 「すごいじゃん!宗也くん、言い負かしちゃったよ」 宗也の成長に喜ぶ柚枝。こんなんじゃまだだめだ、お姉ちゃんが安心できない…と首をふるが 他の部員たちも、大きな声ではっきりものを言う相手をいじめる奴はいないと励ます。 「……だってさ。簡単なことだったじゃん」 宗也は驚いた。それは康子の声だった。顔をあげると、今まで姿を見ることも 声を聞くこともできなかった懐かしい姉の姿がそこにある。
「宗也のおかげで、もう安心していけるよ」 康子の頭上にはあたたかくやわらかな光が射していた。宗也は泣いた。別れの時が近づいているのだ。 「お姉ちゃん!!」 少しずつ消えていく康子に宗也は力強くVサインを見せる。 〔がんばって生きるって約束して〕 今度こそ、宗也は姉の願いに応えたのだ。 * 一方新聞部では部長が怒りの声をあげていた。 「なに〜〜っ、記事にしない!?」 柚枝は康子の事を記事にして、彼女をさらしものにしたくないと思ったのだ。 しかも柚枝だけでなく他の部員も自分のネタが康子の事だったため、載せないと言っている。 「そんな事言って、もう人面猫しかネタが残ってないんだぞ!!」 「記事ならここにありましてよ部長」 そんな中、おもむろ記事を差し出したのは藤吾だった。シンデレラかおまえは!とつっこみが入る。 彼は関北高校につたわる七不思議を調べあげ、興味深い記事を書いていた。 こんな立派な記事ができてるのに、なぜ藤吾はミステリージュースなど披露したのか。 不思議に思った柚枝だったが、あっと気付くように、その理由に思いたった。 〔手抜きのネタを持ってきたときの部長の恐ろしさを知ってるだろ〕 彼は自分が先に部長の怒りを発散させることで、柚枝をかばってくれたのだった。 「藤吾くんっ、ありがとう!」 その事を理解した柚枝は藤吾に感謝する。柚枝に礼を言われた藤吾は彼女の見ていない所で、上機嫌に喜んでいた。 そして後日。廊下でいじめグループの一人とすれ違う宗也。 ぎっとにらまれ一瞬ひるんだが、気を取り直すと彼は笑顔で明るく挨拶をする。 相手はどうにも毒気をぬかれてしまい、元気よく走っていく宗也の後ろ姿を眺めていた。 彼は、変わり始めたようだった。 (おしまい)
結局ミステリー特集は七不思議より人面猫の方が大ウケだったという オチがつくんだけど、漫画で読んでると面白いんだけど、文章にしたら なんか不憫だったので省きました。 あと長くてごめんなちい。でも大好きな漫画だったので超楽しい。 せっせと書いて2話以降書いたらまた来ますノシ 全25話です(確か)
セキホクジャーナル第2話。作者の名前間違えてた。 小坂理絵です。
■第2話 前回のミステリー特集が好評だったため、部長のゴリ押しで第2弾を行うことになった新聞部。 「……それは2番せんじもいいところなのでは?」 「前回ので出し切っちゃってミステリーネタなんかもう残ってねーよ」と藤吾と毅太郎含め 部員は全く乗り気でない。怖がりの柚枝もぜったいやりたくないと思っていた。 だが部長はあきらめない。「うるせえ!時代は今、ミステリーなんだよ!!」 そう言うともう決まっているというテーマも発表する。 「心霊研究会潜入24時!!」 心霊研究会というのは新聞部の隣の部屋で不気味なオーラを放ちながら活動している同好会のことだ。 具体的に何をやっているのかは新聞部は知らない。 「では宮野先生、いってらっしゃい!」またもやお鉢がまわってきたのは柚枝にであった。 激しく抵抗するが、結局取材をするはめに。部室からむりやりしめだされ「こんな目にあってまで わたしはなぜ新聞部に……」と自問自答しながらむなしく部室の扉を引っかいていた。 だがどうにか気を取り直し、心霊研究会の扉をたたく柚枝。 「……はぁい」「きゃーーーっ!」 にゅうっと扉からでてきたのは不気味な人物だった。 思わず悲鳴をあげてしまった柚絵だったが、怯えながらも取材をしたい旨を伝えると部室に入った。 「あああ〜っ、降霊かなにかやってるでしょーっ!」 そこはどんよりとした空間で、彼女の目にはあちこちに暗い影が見えていた。 「おお分かりますか……簡単ですよ。紙と十円玉があればすぐ……」 「コックリさんじゃないですか!」 柚枝はコックリさんなんか駄目!ぜったい!と窓を開けると近くの幽霊たちを追い出しはじめた。 しぶしぶ出て行く浮遊霊達。(ホントにしぶしぶと書いてある) それを見て心霊研究会のメンバーは色めき立つ。霊を目視でき、除霊までできる柚枝は それこそ心霊研究会に必要なメンバーだと柚枝に転部を勧めてくる。 まったくもって嫌だが、はっきりそうも言えずに新聞部を理由に断る柚枝。
361 :
セキホクジャーナル :2009/05/27(水) 00:42:09 ID:mhYfg0zf
だが、同好会会長の沖は「新聞部が納得すればいいんですね」とつぶやくと新聞部へと行き、 そこで柚枝と「3年はネタに困らない!セキホク大スクープ集」というあやしげなブツとの交換を迫る。 うっかり取引成立してしまい、それを沖から聞いて柚枝はショックをうけた。 そんな彼女に声をかけてきた人物がいた。 「きみ、幽霊がみえるんだろ? 誰だってそんな変なやつ仲間にしておきたくないんだよ。 でもここの人は違うよ。君の能力も、僕の能力も肯定して、必要としてるんだ」 それは同好会員の神林(かんばやし)だった。彼には予知能力があると聞き、驚く柚枝。 会長の沖やもう一人の会員は、特別な力への憧れをしきりと語る。それを聞いて、柚枝は ずっと嫌だった霊能力も良いものに思えるようになるのかも……と自分に言い聞かせはじめていた。 その頃新聞部では。 「これも、これも! これも!全部ガセネタじゃないですか!」 くだんの「セキホク大スクープ集」はまったくもって使えない代物であった。 こんなものを中身も確認せず部員を引き換えにするなんて、と藤吾は部長に向かって怒りをあらわにする。 「まぁまぁ、安原ばっかり責められないだろ。3年はネタに困らないなんて聞いたら誰だってグラっと」 「きませんよっ! スクープなんて俺らが走り回ってもめったに取れないのに あんなコックリさんなんかやってそうな奴らにできるとでも思ったんですか!」 取り成す毅太郎だったが、藤吾の剣幕にそれもそっすね…と思わず引いてしまう。 「……ええいっ、とにかく契約は無効だ! 大手をふって柚枝ちゃんを奪回するぞ!」 立ち直った部長は額に青筋を浮かべて、部員を引き連れ心霊研究会の部室へと向かった。 またもや心霊研究会のメンバーはコックリさんをやっている。おキツネさまが降臨なさっちゃってるのを 見てあわてて柚枝がそれを止める。 「すごいね。ホントに幽霊が見えるんだ……」 感心する神林だが、柚枝は予知能力のほうがすごいと思う、と伝える。だが、彼にはぴんとこないようだ。 「いつからなんだろう……昔はそんなの全然なかったのに」
そうぽつり語る神林はなぜかさみしげであった。それが放っておけず柚枝は 「でも同士が近くにいるのはいいかも。新聞部なんて冷たいんだもん」と 神林にあわせるように話をする。すると神林は「そうだよ、異質なものは除外されるんだ」と暗い顔で語った。 その言葉と彼の表情に柚枝はすっかり戸惑ってしまう。 (異質なものは除外だなんて、そこまでわたしも気味悪がられてはいないと思うけど……) 「おお新聞部といえば」 会長の沖はあわてて部室に鍵をかける。するとほとんど同じタイミングで新聞部員が 部室にやってきて、開かない扉を乱暴に扉を開けようとしていた。 「おらっ!うちの“霊感少女Y”返しやがれ!!」(……なめられてはいるけど) 柚枝は売られた恨みから硬い声で叫ぶ。「なんの用ですか! いっかい売った者に!!」 「柚枝〜、ごめんね。あたしたちが悪かったから帰ってきてー」 浅葱のやさしい声に一瞬ぐらっとくる柚枝だったがここで折れては…とためらっている。 すると新聞部員達は「完全にへそ曲げとるな、それも無理もない」一旦その場から帰ってしまった。 柚枝は本当は新聞部に帰りたいのになぜか心霊研究会に残ることになってしまい小さくため息をついた。 期末テスト前。柚枝はわからない所があり、勉強の得意な浅葱に教えてもらおうと ついつい無意識に新聞部の部室に向かってしまう。あわてて心霊研究会の部室にいくと中から話し声がする。 「――では神林くん。次は日本史の問題を頼むよ」 会長の声だ。試験勉強中かな? とのぞいた柚枝は、中の光景に思わず息をのんだ。 椅子に力なく座っている神林になにかタチの悪いものがついている。 それは下級霊のようだったが、これが彼の予知能力の正体だったらしい。 その霊の言葉を復唱するように神林は試験の内容を口にしている。 研究会のメンバーは彼の能力を試験の問題のカンニングに使っているのだった。 (神秘の力なんてもちあげて、ずるっこに使いたいだけじゃない。許せない!記事にしてやるっ!) 思わずいつも持っていたメモに書き付ける柚枝。ってちがうわー!と思わずメモを投げ捨てる。 すっかり新聞部員としての習性が染み付いてしまっているのだった。
急いで部室に入り、柚枝は神林の肩を掴んで揺り起こす。 「やめなよ! あなたこんなことに利用されてくやしくないの!?」 神林は表情をなくした顔で、絶望的につぶやいた。 「……予知能力がついてから……みんなに気味悪がられて疎外された…。 ぼくの力を必要としてくれたのは……彼らだけだった」 「こんな事に必要とされたって……」 柚枝は義憤にかられ、思わず涙ぐむ。 「よし柚枝ちゃん奪還、第二弾! ほーらゆえちゃんでておいでっ! 藤吾が面白いことやってるよー!!」 そこに、とんでもないタイミングで新聞部が空気を読まずにやってきた。 「ええいこんなときにっ。天照かわたしは!!」 「きみはいいよ……、多少異質でもあんなによびかけてくれる人たちがいるんだから…」神林はさみしくつぶやく。 「メ……ヤスバコノ…」 「だまらっしゃい! 何が目安箱じゃ」 これまた空気読まない下級霊を一喝して、柚枝は神林に向き直った。 「神林くん、あなたの予知能力は天性のものじゃないのよ。変な下級霊のイタズラよ! あなたが気をしっかりもってなくそうと思えばなくせるものなのよ!」 心霊研究会のメンバーは余計な事をと柚枝を批判するが、彼の力をカンニングに使ってるような 彼らに言われたくない。そんな事いえた義理ですか!と柚枝は怒っていた。 (なくせる……? こんな、悪用しかされないような力が、なくせる……?) それを聞いた神林は強く願った。こんな力、消えてしまえと。柚枝も一緒になって祈る。 その強い意志は少しずつ、黒い影のようだった神林の憑き物を遠ざける。 下級霊はオオオ…と低い悲鳴をあげながら彼から離れていった。 「やった…」 思わずつぶやく柚枝。神林はこれで普通に戻れる。 それが分かり、すっかり喜んでいる彼に柚枝は一緒に喜びつつも、仲間を一人なくしてしまったようだ、と 複雑な気分であった。だが神林は柚枝にいう。 「能力もってるやつばっかりが仲間じゃないだろ。きみも帰りなよ。 君を、必要としている仲間のところに……」
柚枝はようやく新聞部へと帰っていった。柚枝の帰還を喜ぶ部員たち。 「よかった、このままでてこなかったらどうしようかと思ったよ」 「みなさん……そんなに…」 (ほんとね神林君、わたしこんなに幸せものだったのね) 思わずじーんと感動してしまう柚枝だったが、どうも様子がおかしい。 「まったく待ちくたびれたぞ! このメモの真偽をたしかめたくてな!!」 部長が掴んでいる紙切れは、柚枝が神林の予知を前にして思わず書き付け捨てたメモだった。 「ユーレイのテスト問題予知!」「特ダネじゃん!」 興奮している部長や部員達とは反対に柚絵の感動のテンションが一気に下がっていく。 「そーですか……待ってたのはあたしじゃなくてこのメモについてですか。 へーへー、ほーほー…」 「このネタ、ホントよね、柚枝」「ねっねっ」 目を輝かせながら迫る部員たちの前で柚枝はメモを破り捨てる。 神林が元に戻った今、それを蒸し返すようなネタを記事にするわけにはいかない。 「いえ、ガセでした」 すわ特ダネか、と思っていただけに部員たちもショックだったようだ。 うぎゃー、などと奇声を発している。 「ええい仕方ない、企画変更だ!」 部長が、叫ぶなり拳を振り上げて宙に吼えた。 「お次は聖なる霊地。恐山体験レポートだ!!」 「「宮野先生、ご無事で!!」」 「……心霊研究会に帰らせていただきます」 今回のことにまったくこりない新聞部一同なのであった。 (おしまい)
365 :
まとめの人 :2009/05/27(水) 11:14:43 ID:???
乙。セキホクジャーナル懐かしい。 ここまでのあらすじと未解決リストまとめておきました。
まとめwiki見て、トライガン マキシマムが連載当時のあらすじしか載ってなかったからまとめようと思うのですが、需要あるかな?
368 :
366 :2009/05/28(木) 01:18:40 ID:???
>>365 遅ればせながらまとめ乙です。
>>367 レスサンクス。
では書かせてもらいます。
今原作を読み返しながらせこせこ書いていますが、
一巻書くだけでももう少し時間かかりそう…。
近日中に投稿します。
読み返しながら書いているので巻ごとのまとめになります。 まずは簡単な説明から。 ■トライガンとトライガン・マキシマムについて トライガンは掲載していた少年キャプテン(徳間書店)が廃刊となり、 GUNG-HO-GUNSの3、ドミニク・ザ・サイクロプス戦の途中で連載が中断。 その後、ヤングキング・アワーズ(少年画報社)という青年誌に移り、 トライガン・マキシマムとして10年に及ぶ長期連載作品となりました。 (物語の空白部分は徳間書店から増刊号として発表) トライガンは徳間書店版(全三巻)、少年画報社版(全二巻)があるので注意されたし。 内容は表紙、読み切り作品の掲載順、あとがき漫画くらいしか違わなかったはず。 マキシマムはトライガンのラスト、ヴァッシュが五番目の月に大穴を穿った、 『フィフス・ムーン事件』の二年後から始まります。
■主要登場人物 ヴァッシュ・ザ・スタンピード …かつて七都市の一つを瓦礫にし、五番目の月に大穴を明けたとされる伝説のガンマン。 逆立てた金髪(マキシマム開始後は下半分が黒髪になっている)と、真紅のロングコートがトレードマーク。 母のように、恋人のように慕っていたレムを殺したナイブズを追っている。 ニコラス・D・ウルフウッド …前作の終盤で出会った関西弁の巡回牧師。 その実、パニッシャーという十字架型の銃器を扱う殺し屋でもある。 ある目的のためにヴァッシュの前に現れ、彼を再び血と硝煙の日々に連れ戻した。 メリル・ストライフ …ベルナルデリ保険協会に勤める女性。 局地的災害に指定されたヴァッシュの監視とリスク回避を命じられ、共に旅をしていた。 2年ぶりに姿を現したヴァッシュ監視の任に再び就くことになる。 ミリィ・トンプソン …ベルナルデリ保険協会に勤める女性。 メリルの後輩であり、2年前の仕事も一緒にこなしていた。 大柄でゆったりとした大らかな性格をしているが、妙に勘の鋭いところもある。 ミリオンズ・ナイブズ …ヴァッシュの仇敵。『大墜落(ビッグ・フォール)』の原因を作った男。 ロスト・ジュライ事件の際にヴァッシュに瀕死の重傷を負わされるが、 ジュネオラ・ロックでプラントから再誕生することにより復活した。 レガート・ブルーサマーズ …ナイブズへ絶対の忠誠を誓っている腹心。 怖気がするほどの美形であるが、その内面は狂気と狂信に満ちている。 前作で勝手にヴァッシュを殺そうとしたため、ナイブズにより体を縦に潰されてしまった。
『フィフス・ムーン事件』後、ヴァッシュはエリクスと名を変え、姿も生き方も変え、 助けてくれた少女・リィナとその祖母を家族として静かに暮らしていた。 ところが二年後、街は偽ヴァッシュ率いる郎党に襲われていた。 そこへ、旅の途中で出会った巡回牧師のニコラス・D・ウルフウッドが訪れる。 聖職者ながら巨大な銃器・パニッシャーを扱う彼と偽者一味を壊滅させた。 ついてこい、とにかくおまえの力が必要なんや、というウルフウッド。 彼はこの二年間、ある目的のためにヴァッシュを探していたのだ。 それを拒否するヴァッシュに、奇妙な連続集団失踪事件を話す。 生活の風景を残し住人だけが忽然と消えた街。そのモニュメントにはナイブズの名が残されていた… 仇敵のナイブズが関わっているとなれば放っておけない。 復讐に来た偽者一味の残党を脅し、家族と街の平和を約束させたヴァッシュは、ウルフウッドと共に旅立つ。 同じ頃、第二都市・ディセムバのベルナルデリ保険協会。 23歳になったメリルは上層部に呼び出され、ある男の写真を見せられた。 金髪だった頭の下半分だけが黒髪になっていたのを除けば、二年前、共に旅したヴァッシュだった。 ヴァッシュを出汁に金を巻き上げようとしていた同僚を懲らしめたメリル&ミリィは、 再び訪れる忙しい日々まで、束の間の休暇を楽しみにニューマイアミへ。 150年前に大型移民船団が砂の星へ墜落、あるいは不時着した『大墜落』の夢を見るヴァッシュ。 『大墜落』を起こした張本人のナイブズを「お前は人間じゃない」と断じる。 その言葉に激昂したナイブズはヴァッシュに激しい暴行を加えた。 「見てろよ、ゴミ共―この星に我々以外は残さない。」 ヴァッシュは船団を救うために犠牲となったレムに誓う。 いなくなってしまった君のかわりに、君が命をかけて救ったものを僕が守るよ… そこで目覚め、日課の朝のトレーニングをこなした彼はウルフウッドから街の状況を聞く。 墜落した船団の残骸から生きているプラントが発見されたこの街は、 利権をめぐり二つの地主・フェリス家とポロ家が血で血を洗う争いを繰り広げているらしい。 この話にどうしてこんな悲しい事が起きるのかと涙するヴァッシュに、 ウルフウッドは、よくある話やないか、とそっけない。
物騒な雰囲気の街からすぐにも発ちたいウルフウッドだが、ヴァッシュには待ち人があった。 小柄で柔和な表情の老人、通称・先生とその護衛役でやってきた大柄で強面の青年・ブラド。 彼らはある隠れ里の代表として、新たな義手とコートを届けに『外』の世界にやってきたのだ。 ヴァッシュは先生にナイブズが自分も知りえない体の秘密を知っていること、 その所為で『ロスト・ジュライ』、『フィフス・ムーン事件』がおきたことを告げる。 同じ時、街に停泊していた砂蒸気(サンドスチーム)がフェリス家の集団に襲われる。 乗客の中にいるポロ家の四男を狙ってのことだった。 野次馬するウルフウッドは人ごみの中でヴァッシュを見つける。 状況を心配するヴァッシュに対し、現実的で冷ややかな結末を予測するウルフウッド。 彼は人生を制限時間付きの絶え間ない問題集に例えて諌める。 「選らばなアカンねや!一人も殺せん奴に、一人も救えるもんかい。」 どこか苦々しい表情のウルフウッドを否定するヴァッシュ。 「…それはやっぱり言葉だ。今そこで人が死のうとしている。僕にはその方が重い。」 真紅いコートを纏ったヴァッシュ・ザ・スタンピードがそこに居た。 単身、砂蒸気に乗り込んだヴァッシュは鮮やかな手並みで郎党達を倒してしまう。 しかし、ポロ家の四男を拘束している男は銃口を放さない。 男の娘は四男たちの手によって強姦され、挙句、惨く殺されていたのだ。 復讐を果たそうとする男だが、思い悩んだ末に行動に出たヴァッシュに阻害され未遂で終わる。 突入した憲兵隊はフェリス家の郎党とヴァッシュを連行した。 その夜、拘留所をウルフウッドがバイクで襲撃。ヴァッシュと娘の敵を討てなかった男を連れ出す。 もう街にはいられない男と家族を逃がす事を歓迎するヴァッシュに、 「幸運とゴリ押しはいつまでも通用せえへん。いつかおどれにも『選ぶ日』が必ずやってくる」 と、ウルフウッドは釘を刺さすのだった。 どこかの砂漠。フェリス家の郎党を指揮していた男と黒衣の老人。 老人が鞄を開けると男の体がいくつにも分解し、鞄の中に吸い込まれていく。 彼は別の場所にいる青年の口を通し、ヴァッシュを発見したことをレガートに報告する。
>>371-372 が1巻の内容。以下2巻。
ジュネオラ・ロックで受けた制裁により両手両脚が使い物にならなくなったレガート。
さらに狂気を増した彼と、尋常ならざる力を持つヴァッシュとナイブズを目の当たりにした
GUNG-HO-GUNSの一員、ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークは保身に走り、銃を向ける。
が、レガートの他人の体を自在に操る能力により、動きを封じられてしまう。
その上で彼は居合わせた6人のGUNG-HO-GUNSに目的が変わったことを告げる。
ヴァッシュ・ザ・スタンピードを倒すのではなく、人間の手で『最高の苦しみ』を与える事―
これはナイブズの指示であり、今後、彼らはこれに無条件に従う事となる。
連続集団失踪事件の現場へ向かうヴァッシュとウルフウッド。
何故、ナイブズの名前を知っているのか問い詰めるヴァッシュだったが、はぐらかされてしまった。
現場の街に着くと、一人のサムライ…GUNG-HO-GUNSの9、雷泥・ザ・ブレードが待ち構えていた。
雷泥とウルフウッドは面識があるようだ。これからの『死合い』に手出しは無用、と断る。
当然、『死合い』を嫌がるヴァッシュだが、
ローラースケートと刀を駆使した雷泥の攻撃を凌いだ事で、逆に彼を煽ってしまう。
戦いが激しくなる前に用件を伝える雷泥。
ヴァッシュに『最高の苦しみ』を与える事。そして、そのために彼と縁深い隠れ里の場所を掴んだ事。
隠れ里と聞いて目の色が変わるヴァッシュは、雷泥を殺そうとするウルフウッドの加勢を拒み、
愛銃や左腕の義手に内蔵されたマシンガンなどのギミックを駆使し、サシで決着を付ける。
勝負に納得のいかない雷泥は背後から襲いかかろうする。
しかし、ウルフウッドの銃撃を受け死亡。
救われたはずのヴァッシュは彼を殴り、もしも攻撃されてもその時退ければ良いと言う。
その主張に、自分の手は汚さずに綺麗事ばかりぬかす偽善者だと苛立ったウルフウッドは、
ヴァッシュに拳銃を握らせ、自らの額に銃口を当て撃たせようとする。
自分の死をきっかけに邪魔者を消すのに躊躇しなくなるのなら安い。命くれたる。
そんな彼を「何でもかんでもあっさり見限り過ぎる」とヴァッシュは悲しげに返すのだった。
バカンスから戻り、ヴァッシュ監視の任に就いたメリルとミリィ。 同乗させてもらったトマ牧場のトラックの上を謎の人工物が通過。 中には気を失っている女の子―ブラドの幼なじみのジェシカがいた。 隠れ里に危機が迫り、救命ポットで射出されたのだ。 サイドカーで故郷の孤児院の夢を見るウルフウッド。 子供達に人気の様子だが、その血塗られた手では抱きしめることが出来ない… ここでバイクが派手に転倒し目が覚める。 6日間、交替で走り通しの疲れが祟り、ヴァッシュが気を失ったのだ。 辛くも近くの街の宿屋にたどり着いた二人。 その宿屋はイカサマ博打のかたに母親を奪われ、一人で取り戻そうとする父親と、ついていこうとする息子が口論している最中だった。 結局、話を聞いていたヴァッシュの協力もあり、家族は無事に母親をゴロツキから取り戻した。 自分を省みず、他人のために危険を犯した彼にウルフウッドは、実は死なないのではないか、と恐怖心を抱く。 砂の霧を伝うロープウェイの先、砂の海に突き刺さるように移民船・シップが残っている。 完全な状態で残っていることに驚くウルフウッド。 対照的に『最高の苦しみ』が引っかかり暗い面持ちのヴァッシュ。 意を決して中に入ると、そこには緑の芝生の上で平和に暮らす隠れ里の住人達の姿があった。 安堵で涙ぐむヴァッシュだったが、次の瞬間、住民達の体はばらばらになり崩れ落ちた。 彼らは砂蒸気篭城の犯人と同じく、GUNG-HO-GUNSの4、レオノフ・ザ・パペットマスターの手による人形だったのだ。 彼は本物のように接し、人形と知り絶望したヴァッシュの反応を賞賛、 人形達はモデルになった者は生きながらにして腑分けられた超絶細密技巧芸術作品だと誇る。 その時、ヴァッシュから風が吹いた。血の涙を流す彼の威圧にレオノフもウルフウッドも身を凍らす。 おんどれ、やっぱり違うものなんか―― 恐れるウルフウッドを別の脅威が襲う。 地面から突き出した巨大な手。GUNG-HO-GUNSの8、グレイ・ザ・ナインライブズのものだ。 その手の上のウルフウッドと、ヴァッシュの視線が一瞬交差する。いつもの信条を取り戻したかのような瞳に怒りの絶叫。 ヴァッシュvsパペットマスター、ウルフウッドvsナインライブズの戦いが始まる。 (つづく)
375 :
374 :2009/05/29(金) 04:48:11 ID:???
今回はここまで。 ちょいちょい出てきた用語については次回簡単な用語解説載せるつもり。 続きが出来たらまた投下します。
376 :
マロン名無しさん :2009/06/02(火) 09:46:42 ID:MUERg1G+
ほ!
初書きなので至らぬところあるかも。 全二巻+画集で番外編。 ニアやまゆ子は作者の同人で初出、当時はあんまり設定が無かったり 色々違ってたりだった。 ニア 最下層「_7」の宇宙人。 一般的な宇宙人には付いているアンテナが無いため、宇宙人からも爪弾きにされている。 まゆ子が荏の花の部屋に越してきた時に会った。 茅ヶ崎まゆ子 岐阜出身の貧乏な浪人生。洋食屋「かるちえ」でバイトもしているが、給与は遅配気味。 成績優秀だが不器用な性格。銭湯「荏の花湯」に住み込み、ニアと一緒に住んでいる。 普段は大人しいが、食べ物のことになると多少荒っぽくなる。 ちあ紀が言ったコンパの意味を色々間違えちゃうぐらい田舎モノ まゆ子の弟 実家の方におり体が弱く学校を長期休んでいる。行った時に馴染めるかどうか不安に 感じている。 まゆ子もどう励ましていいかわからない。 小松ちあ紀 まゆ子と同じ予備校の浪人生。宇宙人オタク・PCオタクであり 独自にサイトを運営するほど没頭。勉強そっちのけのため、成績は今一つ。 (その名前と趣味から、キャラクターのモデルは脚本家の小中千昭と思われる。)
樋山言実 まゆ子の下宿先「荏の花湯」の現オーナー。 会社OLをしながら掛け持ちで「荏の花湯」を経営しているが経営はかなり苦しいらしい。 吉岡稔持 通称「ヨシネン」。「荏の花湯」のボイラー係。 火を見ると暴走気味になる。言実に思いを寄せる。 寡黙な男がいつまにやら爆発キャラに・・・ 染谷源蔵 まゆ子の1つ年下の幼馴染。現在岐阜から東京に出てきている。年下だがまゆ子を「茅ヶ崎」と名字で呼び捨て。 まゆ子の事が気になるらしく、しばしば実家(米屋)からの差し入れを持って「荏の花湯」に現れる。 チャダ インドかぶれの宇宙人。濃い目の色の肌に髭、ターバンと、見た目もインドに拘っているが その多くの知識は誤解の塊でできている。全てカレー味がする食品のみを販売するコンビニ「AM11PM7」を経営。 カーナ 中国かぶれの宇宙人。チャダと同じく、かなり中国を誤解している。 荏の花再開発を求める活動をしている。ニアを「下等なアンテナ無し」とあからさまに差別する。 ジェロニモ本郷 イケメンで高ランクのアイドル宇宙人。ニア達と関わってから日に日に落ちぶれていく。 他にも荏の花の物静かなおばーさんやかるちぇの頼りないマスター、しっかり物の娘などなど。 舞台は宇宙人が移民してきた遠い未来の世界。舞台となる荏の花地区にはクレーターと呼ばれる窪地がある。 そこには低ランクの宇宙人が集住するスラムのような場所があり、一種の被差別地域となっているという設定。 また宇宙人が大量に入植したと思われる巨大な宇宙船もあるらしい。全体的にギャグ一部メランコリックな表現。
ニアとまゆ子が暑い〜と部屋で言う所から話は始まる。 基本は貧乏ネタ、宇宙人ネタでコメディタッチの日常が進み 二人の日常は貧乏ながらもニアが巻き起こす騒動や荏の花の人達、チャダ、カーナなど 個性的な面々もでてきて賑やかなものになる。 初期は人間の宇宙人差別がストレートに出てきてカキ氷を ニアに売れないと言う親父なんかも出てくる。 (怒ったまゆ子はニアの注文どおりに買ってあげた) その後は差別的な言葉がでてきてもニアの明るい性格も相まってライトな感じになる。 そんな日々の中実家から電話がきて、弟と話をする。弟の事で悩むというまゆ子に それを聞いてサクッと合格してお手本になってあげれば?という言実。 ある日、ニアが屋根の上で母船の方から声が聞こえると言う。 あれ壊れてんじゃないの?というまゆ子 そんな予備校の2学期が終わるころ、 まゆ子の傍からニアが居なくなる。まゆ子はニアを探すが、どこにもいない。 ニアが壊した屋根が直ってしまったらみんなニアのことなんて忘れて しまうんじゃないか。
ニアなんて初めから居なかったんじゃないかと思うくらいネガティブな気持ちになってしまう。 ニアが居なければ孤独な日々を過ごしていたとも。 もしこの先の授業を受けないなら弟の面倒を見ながら実家で勉強した方が良いし・・・ 自分はいい子でいなければならないといつの間にか思ってしまった。 そして越してきた時いい子のふりをしなくていいニアと出会った。 気づいたら自分の部屋で寝ていた。 どうやら栄養失調で倒れていたのをちあ紀や源蔵に助けられたらしい。 勉強の事など自分に気を使ってくれる源蔵をうれしく思い感謝を伝える。 そして結局押し入れの中で寝ているニアが見つかる。
大宇宙花火大会の日、ちあ紀、源蔵と共に屋根で花火をみる。宇宙人たちや 荏の花の人たちも賑やかな時間を過ごす。ジェロニモは酷い目にあったが。 その時電話で弟と話す。色々ふっきれたまゆ子は弟を励ます。 すると母船の方が爆発?し火柱が。テレビ中継されていたので弟も驚く。 またしてもニアになにか言葉が聞こえニアもどこかの言葉を喋っていたが 何故かまゆ子はその言葉の意味が少しわかった。 荏の花は再開発されることなくまたいつもどおりの毎日が。缶がぶつかって完。 画集の番外編 鍋の話。UFOっぽい部品を鍋にして、各自怪しい材料なんかも あったりして鍋を作る。まゆ子の鍋奉行ぷりが発揮され豆腐の壁で怪しい材料は 隔離されたり、ちあ紀が持ってきた良いお肉の前にはこだわりなどなくなったり。 ガスで火をつけようとした時に、危機を感じるがそのネタはアニメでやったので、と安心するが 鍋はなぜか空へ飛んでいってしまう。悔やむ、まゆ子(特に肉を)。 そしてニアが「宇宙人は実在する!」 おまえが今更いうなー! 最初の人物削ればよかったw
382 :
マロン名無しさん :2009/06/06(土) 20:57:53 ID:/bHDNgOx
保守
山岸涼子の汐の声のストーリーを教えてください
384 :
マロン名無しさん :2009/06/08(月) 01:00:58 ID:J4FzJ7yS
ニアアンダーセブン乙です 番外編読んだこと無かった
385 :
汐の声 :2009/06/08(月) 01:42:17 ID:???
うろ覚えな部分もあるが 主人公は霊感少女として芸能界に売り出されている女の子(中高生ぐらい?) でも幽霊なんて全く見えない。番組などは全てやらせで、飽きられはじめて最近では干され気味。 芸能界を引退したいと思いながらも、内気な主人公は強引な母親に言われるがままになっている。 他の霊能タレントらと共に、幽霊屋敷のロケに行くことになるが、主人公は帰りたくて仕方がない。 いつも母の手製の料理ばかり食べていた主人公は、嫌いなものばかりでロケ弁当がほとんど食べられないし、 スタッフらとのコミュニケーションもあまり取れず、母がいなければなにもできない自分を恥じる。 貫禄ある他の霊能タレントたちは「あの子にはなんの力もない」と言って露骨に主人公を見下す。 スタッフたちも、干され気味な上に世間知らずな主人公を軽く見ている様子。 そんな居心地の悪さからか体調も悪く、主人公は鬱々としていた。 霊能タレントは半ば詐欺であることを割り切っている、霊能力などないただのタレントで、 スタッフたちも本当に霊現象を扱いたいわけではなく番組をつくることにしか興味がないと主人公は知っていき、 自分だけが世間に嘘をついているわけではないのだとホッとする。 しかし、屋敷内から謎の粉薬が見つかったり、視界のはしに女の子が映るなど、妙なことが起こる。 もしかしたら本当になにかいるのかもしれないと主人公は恐れ訴えるが、周りは笑うだけ。 畳から女の子の顔が生え、苦しい苦しいとうごめいている姿を目撃した主人公は泣き叫んで怖がる。 スタッフらは、干され気味の主人公が開き直ってやらせを熱演するようになったのだと解釈し、主人公に対しカメラを構える。 演技ではなく本当に恐怖して泣く主人公の姿はカメラ映えした。 主人公はしばらくして落ち着くと言った「ベルトを強くにぎったんです そしたらバックルが指に刺さってとても痛かったんです」 妙に無感情な様子で主人公は淡々と言う。誰も意味が理解できない。 主人公はカメラを連れながら、屋敷内のあちこちに行っては意味不明なことを言った。
386 :
汐の声 :2009/06/08(月) 01:44:11 ID:???
いきなり主人公はまた泣き叫ぶ。目の前に、何度も目撃した女の子の後姿がはっきりと見えたからだった。 女の子は前にいる、母親らしき女性の首をベルトで絞めて殺そうとしていた。 あんなに小さな女の子がなんであんなことを、主人公はそう思いながら見ていた。 女の子は力をこめたはずみで、ベルトのバックルを指に刺さらせ血を流した。 それでもかまわずに女性を絞殺し終えると、女の子は主人公の方を振り向いた。 女の子は、体こそ幼児のものだったが、アンバランスに顔は中年女性のものだった。 「おまえはわたしだ」 女の子はそう言って主人公に迫って来た。 一際大きな叫び声をあげると主人公は倒れた。 迫真の演技だと驚きながら近づいたスタッフたちは、主人公が死んでいることに気づいた。 番組の企画自体が中止となり、撮影したものは全てがお蔵入りとなった。 テープをスタッフたちが再生してみたところ、画面のあちこちに見知らぬ女の子の姿が映っていた。 その女の子に見覚えのあるスタッフがいた。女の子は、かつて一世を風靡した子役だった。 子役はいつのまにか芸能界から消えていっていたが、ある噂だけは残っていたという。 「あの子はお母さんに、子役を続けさせるために成長しなくなる薬を飲まされていたって」 スタッフたちは、主人公には本当に霊感があったのかもしれないと認め、主人公を馬鹿にしていた自分たちを悔いた。 暗闇の中で、主人公は女の子に追いかけられていた。 母に助けを求めながら主人公は逃げ、女の子は追い、それを永遠に続けていくのだった。 細部に捏造入ってると思うけど、大筋はこんな感じ。 主人公に霊能力があるかどうかはわからないが、 「母に強制されて芸能界にいる」などの類似点から女の子と共鳴してしまったらしい。 主人公が冷静に屋敷内の意味不明な説明をしていたところは、 女の子と一時的に存在が重なっていたせい。 女の子しか知らない事柄を説明し、指の痛みも共用した。 屋敷で見つかった薬は成長を抑制させるためのもので、 女の子の苦しそうな顔は、薬の副作用を起こしてるところ? 薬のせいで芸能界から去った後も成長できず、体格は子供のまま顔などは老化した その顔は松井秀樹に似てるとよく作者スレでは言われている。
梅津かずおの「神の右手悪魔の左手」のストーリーリクエストします。 まとめサイトにも未解決リクエストにも載ってないので。 この漫画、ものすごく怖くて私は読めないのです。 友達に「漫画で怖いって言ってもたかが知れてるだろ?pgr」 と言う人がいたので、 「じゃあ読んで私にストーリーを教えて」 とお願いしたところ、その友達も怖くて挫折した。 このスレ住民さんにストーリー解説お願いしたいです。
388のタイトル間違ってました 神の左手悪魔の右手 です
388に便乗。 「わたしは真悟」のストーリーもリクエスト。 これはホラーじゃなく、まことちゃんみたいな糞便ギャグでもなく 主人公の小学生の男子と女子と、 二人が自分の子供として名づけた産業ロボットが意思を持つ話で SFで怖くなかったと思う。 主人公の一人の女の子が変態男に狙われるあたりは怖かったが。 今来た三行な短いバレではなく詳細バレだとウレシス。
391 :
まとめの人 :2009/06/09(火) 10:33:46 ID:???
あらすじ書き手さんいつも乙です。
ここまでのあらすじ・未解決まとめておきました。
最近すぐにwiki編集できなくて申し訳ない。
>>390 「わたしは真悟」ですが、すでに未解決リストに挙がっていたので今回は入れていません。
まとめさんおっつんー
394 :
マロン名無しさん :2009/06/11(木) 01:09:04 ID:yg0oggr/
>>391 お疲れ様です。
このwikiがあることで助かってます
保守 PCの規制が解除されたら 何か投下します
396 :
マロン名無しさん :2009/06/15(月) 22:36:49 ID:FPbIL89N
保守
■補足用語解説 『ロスト・ジュライ』 …ヴァッシュが600億$$もの賞金をかけられることとなった事件。 大都市だったジュライを一夜にして瓦礫の山にかえ、生存者はヴァッシュ以外には確認されず。 このため、殺人と器物損害の犯人として指名手配されていた。 ヴァッシュは事件の際の記憶を失っている。 『フィフス・ムーン事件』 …前作の最後、ナイブズとの邂逅により右腕が巨大な銃に変形させられたヴァッシュが、 地上を薙ぎ払わせようとしたナイブズの意思に抵抗し、銃口を空へ向け発砲。 五番目の月に巨大なクレーターを開け。 これを境に、ヴァッシュは二年間、公式記録から姿を消す。 GUNG-HO-GUNS …前作でレガートが提案した殺人ゲームの相手となる12人の超人集団。 トライガンでは3人のGUNG-HO-GUNSを退けている。 マキシマム開始時点では未登場の2名がいるため残存は7名。 プラント …プログラミング次第で何でも生み出せる技術。 砂の星で人々が生活できるのは偏にプラントあってのことである。 巨大な電球型の中に天使像と呼ばれる女性型生体ユニットがいる。 前作ではヴァッシュと意思の疎通らしきことをしていたため、彼女達にも意思があるようだが…。 パニッシャー …ウルフウッドの愛銃。といっても背丈ほどもある十字架型の銃器で、 十字の長い方には機関銃、短い方には小型ミサイルが内蔵されたかなり強力な武器である。 このほか、ハンドガンも携帯している。
地面から現れたナインライブズと共に落下するウルフウッド。 これまで目にしたヴァッシュの偽善者的行為に憤り、殴りかかる腕にパニッシャーを撃ち込む。 パペットマスターと対峙するヴァッシュ。 人形が組み合わさり巨大化したモノが襲い掛かろうとも静かに討ち帰した。 彼の人間には堪えられない虚を抱えた瞳に賛辞を送るパペットマスター。 「裏切り者!URAGIRIMONO…!ユルサナイ、許さない!」 繰り返し叫ぶナインライブズに、これかてビジネスのうちや、と応える牧師。 手に付けた球体から発射された直撃コースの弾丸を見切って、再びパニッシャーで応戦する。かまわずに突進する巨躯。 通路を後退しながら撃ち続ける。明らかに致命傷を与えても怯みまない相手を恐れた一瞬、球体のパンチを喰らう。0距離の発射を砲門が開く音で気付きかわすが、肋骨は折れていた。 三度の繰り出された弾丸をハンドガンで撃ち抜き、迫る左腕を非常用シャッターで切断する。 安堵も束の間、切断した左腕が動きシャッターの開閉ボタンを押したのだ。ウルフウッドはダメ押しの小型ミサイルを命中させた。 それでも血と内臓を滴らせ、あばら骨をむき出しにしながら迫るナインライブズに「不死身の化物」を見、パニッシャーを体に突き刺し乱射。 一方、パペットマスターの「ショウ」に招かれたヴァッシュ。 人形にされてしまった住人が襲い掛かる中、一人紛れた生身の少女を誤射してしまう。 全てが私の人形だとは限らない、と勝ち誇ったような声を、 「はしゃぎ過ぎだぜ、プレイヤー・エミリオ。」と制す。 その名に覚えはないが懐かしくも感じるパペットマスター。続けて数人の名前を口にするヴァッシュ。どれにも反応を見せなかった老人が、イザベラという名に強く反応。 総力を挙げて彼を己のものにすべく、人形のパーツを集合させる。 数十体の武装した人形の中には先生の姿もあり、ヴァッシュを指して仕留めよと命じた。 逃げながらも相手の技量を逆手に取った作戦を思いつく。手榴弾を撃ち抜き火災スプリンクラーを作動させた。 大量の人形を操れることが徒となり、膨大な水滴の重みが集中した指が切れてしまった。 倒れるパペットマスターに昔の事、イザベラの事を語りかけるヴァッシュだが、やはりその名に反応した彼を逃がしてしまう。
死闘の末、ついにナインライブズを沈黙させたウルフウッド。 生きてる事を安堵し、孤児院の子供たちの顔が脳裏をよぎる。しかし、巨体から顔を出した小人を激しく殴打、意識が遠のきながらも首を締める。 後ろでは別の小人が失神した彼を狙う。実はナインライブズは小人が九人がかりで動かしていたものだったのだ。 絶体絶命のピンチを、天井ごと落下してきたメリルとミリィが小人を潰すことで救った。 独り探索するブラドは大量に積み上げられた箱の上、綺麗に飾られた女性の人形を見つける。 そこへパペットマスターが追いつく。人形を見て驚愕していると、床が傾いていく。ブラドが区画ごと落下させたのだ。 人形が入った箱を糸で留めるパペットマスター。宙吊りの彼を支えるのがヴァッシュだった。しかし、耐え切れず人形が落下してしまう。 イザベラの名を叫び、最後の力でヴァッシュを攻撃。落ちていく最中、少年時代に告白を勧めた金髪の青年を思い出した。 病院で目覚めたヴァッシュはジェシカとメリル・ミリィに再会。 住人から被害状況を聞き己を責めるが、やってきたルイーダに諭される。指揮を執るのが先生ではないのに気付き、安否を聞くが彼女は答えなかった。 その夜、気がついたウルフウッドは、相手を殺したにもかかわらずヴァッシュに礼を言われ気を悪くする。 回復したヴァッシュは人形の残骸が差し出したコインの片割れを受ける。 ちょうどやってきたメリルとミリィを伴って、地球からの移民たちが眠る階層へと降りた。 レムを想うヴァッシュの横顔から、様々な表情を思い出し感傷に浸るメリル。 ルイーダを訪ねるウルフウッド。彼女にヴァッシュの過去を問う。 80年前、左腕を失い倒れていたのをシップの民が保護したのが始まり。驚くほどの回復を見せた彼は船内を懐かしく見回ったという。 ヴァッシュは不老不死であるのか苦悩する彼を、傷が消えていれば本物の不死身だ、と否定した。 同じ頃、生き残った小人の二人が脱走、メリルとミリィを襲うがヴァッシュが阻み、その隙に牧師に踏みつけられて失敗。 ルイーダが彼の生き方を、身内が死に、同士討ちし、自分に銃を向ける地獄だと言う。 しかし、いつものように笑うヴァッシュを呆れながらも認めつつあるウルフウッドだった。 (つづく)
以上、3巻の内容でした。 さらに補足。 メリルとミリィは意識を取り戻したジェシカに導かれシップに到着していました。 2巻にシップと外界を繋ぐロープウェイに到着した姿が描かれています。
401 :
400 :2009/06/16(火) 01:02:06 ID:???
>>391 まとめさんご苦労様でした。
1巻2レスって長いですか?
もっと簡潔にまとめた方がいいのか…。
それにしても調べたのにレスが長すぎというエラーが出るのがなんとも…。
昔なかよしに掲載されていた あいりんドリーム(猫部ねこ著)のストーリーお願いします この話はK様の正体が重要だと思うのですが序盤しか読んでなくてまったく分からなかった (作者スレでは最後の方に出てくるキャラで序盤だけでは分からないと説明されたんですが) できるだけ詳しく頼みます
403 :
マロン名無しさん :2009/06/18(木) 01:20:07 ID:Bsj6isHE
私は文章力が無いので自分では詳しいまとめが書けないのだけど 長文読むのは全然苦にならないタイプなので 簡易まとめより詳しいまとめのほうが好き。 読んだことある漫画や、好きで全巻持ってる漫画でも まとめが載ってると必ず読む。 文章の上手い人が書いた詳しいまとめを読むと 「ああ、そこってそういう解釈だったのか。気づかなかった」 「私より、このまとめ書いてくださった人のほうがずっと 深く読み込んでるなぁ」 「なるほどなー」 と感心することが時々あるよ。 難解なテーマの漫画や、読解力の必要な漫画の場合は、特にそうなる。
このスレの姉妹スレとしては ゲームやエロゲーのストーリーを教えてもらうスレはあるけれど 映画のストーリーを教えてもらうスレって無いんだろうか? 見たけど難解で意味わかんなかった映画を 誰かの書いた、最初から最後まで載っている 長文あらすじで読んでみたいんんだよなー。
ググったら「あの映画のココがわからない」ってスレとまとめサイトがあったけど 「ストーリーを教えてもらうスレ@映画板」はやっぱり無いみたいだ。
映画のあらすじは「goo映画」で検索するとごく最近の映画以外は出てくるよ。 それも随時更新されていってるから、3〜4年くらい前の映画なら既に載ってると思う。 少し前までは「映画の結末教えてスレ」があったと思うけど最近なくなったのかな? DVD出てるような映画ならレンタルで数百円、2時間ほどあれば見られるんだし それくらい見ろってことかもしれないなw
>>407-409 みなさん、レスありがとうございます。
goo映画は知ってた(せっかく教えてくださったのに気持ちを踏みにじったみたいでごめん)けど
2ch内にもそういうスレがあったんだね。
見てみたら簡単なバレじゃなくて、長文バレオケみたいだったので読むことにします。
411 :
400 :2009/06/18(木) 18:44:49 ID:???
>403 >404 レスありがとう! そう聞いてちょっと安心しました。 またまとめたらきます。
412 :
マロン名無しさん :2009/06/21(日) 22:41:55 ID:tfPjMRsg
保守
413 :
マロン名無しさん :2009/06/25(木) 03:20:59 ID:1eH5Q7kc
保守
414 :
マロン名無しさん :2009/06/27(土) 21:05:27 ID:DTU2pHUO
ほ
416 :
マロン名無しさん :2009/06/30(火) 03:14:45 ID:HF78XhOL
乙橘「少年メイド」をお願いします
保守
418 :
マロン名無しさん :2009/07/07(火) 23:28:48 ID:4+4ReNwg
hosyu
419 :
マロン名無しさん :2009/07/11(土) 13:09:21 ID:p3Yagb0j
hosyu
420 :
マロン名無しさん :2009/07/14(火) 02:19:38 ID:r4nsA93O
hosyu
ヤングガンガンで連載していた 「すもももももも〜地上最強の嫁〜」お願いします。 桃子と優介の結婚式に、孝士が乱入して再対決をしてる最中まで見ました。 日光菩薩が戦いを見ながら「いかん、そのままでは百鬼封檻を使えないぞ」 みたいな事を考えてる話まで見たのですが、知らぬ間に連載終了していました。 ・どうやって決着したのか ・各主要キャラのその後 を箇条書きで良いのでお願いします。
422 :
マロン名無しさん :2009/07/17(金) 23:55:21 ID:rdXnhuc0
hosyu
423 :
マロン名無しさん :2009/07/18(土) 17:14:47 ID:gd9XAzKL
DCコミックスのウォッチメン 第一章〜第六章まで *登場人物 ・ロールシャッハ(コバックス):違法に活動している唯一のヒーロー ・コメディアン(ブレイク):政府公認ヒーロー 太平洋戦争、ベトナム戦争を経験した特殊工作員 ・Drマンハッタン(ジョン):政府公認ヒーロー 世界ただ一人の“超人” アメリカの切り札 ・オジマンディアス(ヴェイト):引退し、大企業の社長となったヒーロー 世界一の天才であり、肉体を完璧に制御できる ・ナイトオウルII世(ダニエル):引退したが、現役時代を忘れられないヒーロー ロールシャッハの元相棒 ・2代目シルクスペクター(ローリー):初代(母親)に無理やりヒロインにさせられた 引退した現在はDrマンハッタンの恋人 *世界観 1930年代に“本物の”ヒーローがあらわれた以外は、まったく現実と同じ世界。 つまりヒーローは基本的にコスチュームを着て鍛えただけの生身の人間。 しかし1950年代に“超人”Drマンハッタンが誕生し、アメリカの力が強大に。 ベトナム戦争に勝利し、ウォーターゲート事件は隠蔽され、ニクソン大統領が現役続行。 結果的にソビエトとの関係は悪化しており、核戦争の危険性はより高まっている。 更に70年代には警察のストライキをきっかけにヒーロー排斥の暴動が発生。 ヒーロー禁止法『キーン条例』が作られ、二人の公認ヒーローを除いて他は違法になってしまった。 そんな世界の1985年、金曜の夜に起きた殺人事件から、全てが始まる。
*第一章『真夜中、全てのスパイが……』 1985年、金曜日の夜、ブレイクという男がビルから突き落とされて殺された。 調査に乗り出したロールシャッハは、ブレイク=コメディアンであった事を突き止める。 彼はこれを何者かによる陰謀であると考え、かつての仲間へ警告して回る。 ダニエル「強盗の仕業って線もあるんじゃないかな?」 ヴェイト「彼はナチス並に憎まれていたから、誰が殺してもおかしくはない」 マンハッタン「ソ連の陰謀じゃないか? 人間は死んでも分子構造は変わらないから、些細な問題だ」 ローリー「ブレイクは私の母をレイプしようとしたから死んで当然」 しかし芳しい結果は得られず、ロールシャッハは一人調査続行を決意する。 一方、ロールシャッハの訪問に苛立ちを覚えたローリーは、ダニエルを食事に誘っていた。 ヒーローへの情熱を捨てきれないダニエルは、ロールシャッハの訪問で沈んでおり、これに同意。 しかしヒーロー活動に多くの時間を割いてきた二人の共通の話題は、やはりヒーロー時代の事ばかり。 「ごめんなさいね、最近笑える話が無くって」「そりゃそうさ。コメディアンが死んだんだから……」
*第二章『ここにいないダチ公』 エドワード・ブレイク=コメディアンの葬式が開かれるその日、ローリーは母の元を尋ねていた。 既にブレイクの事を許しているという母の言葉にローリーは激昂するが、彼女は寂しげに呟く。 「あれから40年。人生は続くのよ、ハニー。どんな思い出でも、人生を明るく輝かせてくれるのよ……」 1940年代、ヒーローの黄金期。ミニッツメンの撮影会の直後、彼女はコメディアンにレイプされたのだ。 「そんな侮辱を受けてどうして黙っていられるの、母さん!」「あんたが世間のイメージを気にするなんてね。水爆と寝てるのに……」 雨の降り続く墓地では、参列していたヴェイト、ダニエル、マンハッタンもまたコメディアンの事を回想していた。 1966年、オジマンディアスが新たにヒーローチームを結成しようとした際に、コメディアンはこう言い放った。 「俺達が戦ったところで何もかわらねぇ。30年もしないうちに水爆が皆燃やして、残ったオジーが世界一賢い男になれるのさ!」 ベトナム戦争に合衆国が勝利した夜、捨てられた情婦がコメディアンを襲い、彼が女性を射殺するのをマンハッタンは目撃していた。 「あんたは止められた筈なのに何もしなかった。人間なんて虫けら同然なんだろ? ドク。くそ、あんたまでおかしくなっちまうなんて……神よ、救いたまえ」 キーン条例制定前夜、ヒーロー排斥の暴動を起こした市民達へ躊躇無く発砲するコメディアン。あまりの惨状に呆然とするナイトオウル。 「故郷で仕事するのはウォーターゲート以来だ」「この国は、アメリカンドリームは、どうなってしまったんだ?」「アメリカンドリーム? こいつがそうさ!」
葬式会場から立ち去った一人の老人。彼が帰宅すると、待ち伏せていたロールシャッハによって襲撃されてしまう。 老人はかつて暗黒街の顔役だった悪漢モーロックだったのだ。何故そんな人物が宿敵コメディアンの葬式に訪れたりするのか。 「行かなきゃならん気がしたんだ。あの夜……彼がわしの部屋を訪れたものだから……!」 死の直前、コメディアンはモーロックの部屋を訪れ、「ある島で目撃したもの」のせいで泣き崩れたのだという。 「俺はひでぇマネばかりしたさ。だが、俺はあんなマネだけは……聖母様、お許しください、お許しください。 ……何がおかしいんだ、わからねぇ、わからねぇよ……誰か、教えてくれよ!」 ――こんなジョークがある。一人の男が精神科医を尋ねてこう言った。「人生に希望が持てないんです」 「それなら有名なピエロのパリアッチのショーを見なさい。明るくなりますよ」 すると男は突然泣き崩れた。「私がパリアッチなんです!」上出来のジョーク。ドラムロール、そしてカーテン。 かつての宿敵以外誰も花をたむけないブレイクの墓前に立ったロールシャッハは、彼の仇討ちを決意するのだった。
*第三章『世をあまねく裁かるる御身』 一方その頃、人々の関心は今夜の番組にDrマンハッタンが生出演する事だった。 しかしローリーは、自分とベッドを共にしている間も分身して平行で研究を進めていたと知って激昂、彼に別れを告げる。 またかつてDrマンハッタンことジョンの恋人であった女性は病身でありながら新聞社のインタビューを受け、彼を辛らつに罵った。 「彼はなんでも知っているような顔をしているけど、人間の事はわかっていない。私が死んだって、彼は哀しまないわ」 そして生放送の最中。Drマンハッタンに関与していた人物百名以上が、重度のガンを患っているという事実が突きつけられる。 かつての親友、かつての恋人、そして幾度と無く対決した悪漢モーロック、それらがガンになった原因はDrマンハッタンにあるというのだ。 口々に罵られ、吊し上げられるという酷く猥雑な状況から逃れるべく、Drマンハッタンは火星へとテレポートしてしまう。 同時刻、ヒーロー活動を嫌っているのに頼れる友人はヒーローしかいないと泣きながら、ローリーはダニエルの家を訪ねていた。 彼女を落ち着かせようと、初代ナイトオウルとの思い出話に誘うダニエルだったが、その途中でチンピラ達に襲撃を受けてしまう。 往年の活躍がある為、そこらの不良に負けるような二人ではなかったが……戦い終わった後、心地よい高揚感に浸っている事に気付くのだった。 そして状況は刻一刻と悪化しつつあった。アメリカ防衛の切り札であったDrマンハッタンが消失した事で、ソビエト連邦はアフガン侵攻を決意。 アメリカ合衆国への攻撃される可能性も高く、ニクソン大統領は一週間が経過してもDrマンハッタンが戻らぬ場合は先制攻撃すると宣言する。 全面核戦争――世界の滅亡は、時間の問題となりつつあったのだ。
*第四章『時計職人』 火星へとテレポートしたDrマンハッタンは、自分の今までの人生を振り返っていた。 平凡な時計職人の息子として生まれたジョン・オスターマンは、父親の教育方針から原子力科学者への道を歩む。 最新鋭の研究施設で得た親友、恋人、恩師との素晴らしい日々。だが、不幸な事故がオスターマンから全てを奪った。 放射線実験の事故によって肉体が原子レベルにまで分解され、しかし再構築に成功した彼は世界唯一の『超人』になってしまったのだ。 実在したスーパーマン、合衆国防衛の要、あらゆる原子を分解再構築できる超人、Drマンハッタン。 しかし彼の過去、未来、現在の全ての時間軸が入り乱れ、同時に目の前に現れる「量子学的認識」を理解してくれる人物はおらず、 恋人とも疎遠になり、友人はおらず、ヒーロー達も彼を受け入れてはくれず、新たな恋人であるローリーからも拒絶されてしまった。 またその認識故に、彼が徐々に人間性を喪失し――最後の騒動で、もはや人類にも愛想が尽きた事を自覚する。 Drマンハッタンは火星の砂を用いて巨大なガラスの城――時計を作り、そこから火星へと降り注ぐ流星群を眺めるのであった。
429 :
マロン名無しさん :2009/07/18(土) 17:24:44 ID:vCP5dG/B
支援
*第五章『恐怖の対象形』 一人、孤独に調査を継続していたロールシャッハ。 彼は再度モーロックを訪問し、様々な情報を整理していくが進展はみられない。 コメディアンが画家や芸術家の集まっている島で見たものとは何か。ガン疑惑者のリストを作ったものは誰なのか。 傷心のローリーに家へ泊まるようダニエルが誘っているのを見て、彼女が事件を仕組んだのかとまで疑うようになる。 街を行くのは退廃に浸りきった屑どもばかり。誰かが何とかしなければならないのだと、ロールシャッハは呟く。 一方その頃、ヴェイトもまた危機的状況に陥っていた。会議の為に社長室を出たところを暗殺者によって襲撃されたのだ。 だがオジマンディアスとしての腕前は鈍っておらず、秘書を殺害されるものの、みごと撃退。しかし暗殺者には自害されてしまう。 この事件を知ったロールシャッハは、同時に送られてきたモーロックからの協力要請を関連付ける。 しかし約束の時刻にモーロック宅を訪れたロールシャッハを待ち受けていたのは、眉間に銃弾を受けた彼の死骸。 ハメられた事に気付くも、既に警察はモーロックのアパートを完全に包囲している。降伏? そんな事をするわけもない。 果敢に反撃を試み、幾人もの警官を叩きのめしていくロールシャッハ。だが多勢に無勢。やがて路上に押さえ込まれ、マスクを剥がされてしまう。 「俺の顔をかえせぇっ!!」 現れたのは、今まで幾度と無く物語の片隅に登場していた、小汚い赤毛の醜男だった。 彼を連行しながら警察は呟く。「因果って奴だな。物事の帳尻はいつか必ず……合うことになってるんだ」
*第六章『深淵もまた見つめる』 「このカードは何に見える?」「綺麗なチョウチョ」「じゃあこれは?」「花束」 ロールシャッハこと本名ウォルター・コバックスの診察を担当した精神科医。 彼から突きつけられたカードの模様に、コバックスは過去の記憶を呼び覚まされる。 ――頭の割れた犬。 そして寝室で交わる娼婦の母と、客の男の姿。 母に虐待される自分。 囚人達からは罵られ、時として襲撃も受ける。刑務所の中でコバックスは孤立無援だった。 やがて彼は、精神科医に対してロールシャッハの誕生経緯を告白しはじめる。 不良を返り討ちにし、一人を失明させた事から虐待の事実が発覚し、施設へ引き取られたコバックス。 施設を出た後は服飾工場で働きだし、白と黒の模様が流動し続けるという特殊なドレスを製作する。 しかし注文した女性はレイプされて殺されてしまい、衆人環視の中であったにも関わらず誰も彼女を助けなかった。 その事実を知ったコバックスは、ドレスをマスクへ改造。ロールシャッハとなって犯罪社会と戦い始める。 「なるほど、だけどその事件だけで人間がみんな腐っていると判断するのはどうかな? いい人だっているよ」 「あんたみたいに? 心の中では自分が善人だと思ってるんだろう? なら他の患者も診ろよ。そうしないのは……俺が有名だからだろ」 精神科医はプライベートでは幸福な生活を送っていた。愛しい妻。大切な友人達。 しかしコバックスの診察にのめり込むにつれて、その環境にも亀裂が入り始める。 それが決定的になったのは――全てを聞いた日の夜だった。
乙。面白い。
海外のヒーロー物に新風を巻き起こした名作だよなあ
続きが気になるな。うまい書き方だと思う。 早く続きを教えてくれ。
ガンダムエースで連載されたガンダムSEED X ASTRAYを投下 SEED本編で出てくる用語や設定に付いて説明を省いている部分もありますので、 分からない用語などがあった場合はwikiなども参考にしていただけるとありがたいです。 ○用語○ ■コーディネイターとナチュラル■ 遺伝子操作で高い能力を持った人間がコーディネイター、それ以外がナチュラルと呼ばれる。 コーディネイターは半ば地球を追い出される形で宇宙コロニー群(通称プラント)に移住した。 コーディネイターの軍がザフト、ナチュラルの軍が地球連合。 ■ニュートロンジャマーとニュートロンジャマーキャンセラー■ ニュートロンジャマーは核兵器を使用不能にするため地球にばら撒かれた機械(通信やエネルギー生産にも影響を与える)、 ニュートロンジャマーキャンセラーは文字通りその効果を無効にする機械。 どちらもプラントで開発されたもの。 キャンセラーが地球連合に渡ってしまうと、核兵器使用可能・モビルスーツの使用時間無制限となり戦争が泥沼化すること必至。 ■大西洋連邦とユーラシア連邦■ 簡潔にいうと、この二つは同じ地球連合所属なのに仲が悪い。
■ガンバレルとドラグーン■ 地球連合で使用された有線のもの(ガンバレル)とザフトで使用された無線式のもの(ドラグーン)という違いはあるが、 どちらも機体から離れて飛び回り攻撃する兵器。 扱うには高い空間認知能力が必要。 主要登場人物 ■カナード・パルス■ 遺伝子操作によってコーディネイターすら超える能力を与えられた存在、「スーパーコーディネイター」の実験作。 失敗作として処分されそうになったところを逃げ出してユーラシア連邦軍に拾われ、地球連合の特務兵として戦っている。 SEED本編の主人公、キラ・ヤマトは「スーパーコーディネイター」の唯一の成功例であり、 カナードはキラと良く似た顔立ちをしている(余談だがゲームに出た際の声優もキラと同じ)。 成功作のキラに憎悪を燃やしている。 ■プレア・レヴェリー■ マルキオ導師という人物のもとで暮らす孤児。 その出自には大きな秘密がある。 マルキオの指示で、宇宙からとあるMSをマルキオの元へ運ぶことになった。 ■ロウ・ギュール■ 戦争で生まれた鉄くずを回収したりするジャンク屋。 仲間と一緒に宇宙でジャンク回収などの仕事をしている。劾やマルキオと知り合い。 ■叢雲劾(ムラクモガイ)■ 「サーペントテール」という傭兵部隊のリーダー。ロウとは知り合い。 ■風花(かざはな)・アジャー■ 「サーペントテール」メンバーの娘で、幼いながら自らもメンバーとして働いている。
マルキオ導師にとあるMSの運搬に付き添うよう頼まれた少年・プレアは、「ドレッドノート」というそのMSが積まれた宇宙船に乗っていた。 しかし、その宇宙船は傭兵部隊「サーペントテール」の襲撃を受け、ドレッドノートの頭部が奪われてしまう。 マルキオの頼みで、プレアの乗る船と接触する予定だったジャンク屋のロウとその仲間は、プレアから詳しい事情を聞き、驚愕する。 ザフトから持ち出されたドレッドノートは、核動力モビルスーツ(以下MS)開発のため頭部にニュートロンジャマーキャンセラー(以下NJC)を積んでいたというのだ。 マルキオは、エネルギー不足に陥り苦しむ人々の為に、実験終了で解体されるはずだったドレッドノートごと、NJCを地球へ運び込もうとしていた。 もちろん、争いのために使われることがないよう地球連合には秘密で。 そして、劾率いるサーペントテールは、マルキオに協力したプラント側の人間から「NJCを渡す事で軍事に利用されたり混乱が起きたりしないか見極め、NJCの処遇を決めてほしい」と依頼を受け、NJCの積まれたドレッドノートの頭部を奪ったのだ。 ドレッドノートのロウたちのもとへ、現状確認のためにサーペントテールの風花がやってきたが、そこへドレッドノートを奪還しようとするザフトと、NJC搭載MSの情報を掴んだ地球連合(ユーラシア連邦)の両方が現れる。 ザフトと連合の争いは「ハイペリオンガンダム」に乗る特務兵・カナードの圧倒的な実力によって連合の勝利に終わり、ロウの船はカナードたちに占拠されてしまう。 窮地に陥るプレアたちだが、そこへドレッドノートの頭部を持った劾が駆けつける。 NJCのデータが地球連合(大西洋連邦)に流出してしまったため、劾たちの任務は必要なくなったという、最悪の報せと共に。 任務が終わった劾はこれ以上介入せず引き上げようとするが、風花は自分の意思でプレアのもとに残ることを決める。 プレアはロウの協力を得て、返還された頭部を「ドレッドノート」に戻して起動させ、カナードたちを船から追い出すことに成功。 怒りに燃えるカナードは尚もドレッドノートを奪おうとするが、プレアの高い空間認知能力を活かした攻撃により撤退を余儀なくされる。
ロウは戦闘の疲労で倒れてしまったプレアを連れ、ジャンク屋の組合の補給ステーションで補給を受けるが、ロウが知り合いに呼び出され離れた隙に、三度カナードが現れる。 成功作であるキラを倒し自分が成功作になる、そのためにはまず自分を倒したプレアを倒さなければいけない、と敵意を燃やすカナードに対して、 争いを望まないプレアは風花を説得して一人ドレッドノートに乗り、投降する。 ひとまず上司の指示通りドレッドノートを手に入れたカナードだが、既に大西洋連邦にデータが渡ってしまったためドレッドノートは必要なくなっており、 ユーラシア連邦が大西洋連邦に遅れを取った責任を上司に押し付けられ、捕えられそうになる。 元々忠誠心のなかったカナードはドレッドノートとハイペリオンを乗せた戦艦ごと逃亡し、仲間の基地を攻撃して量産されたNJCを奪い取り、ハイペリオンに搭載する。 なぜ仲間を攻撃するのか問い詰めるプレアに、カナードは「ドレッドノートのNJCを奪うとお前と戦って倒すことができない」と答える。 苦悩するプレアのもとへ、劾がロウからのメッセージを持って現れる。呼び出しのあった知り合いからデータを渡され、ドレッドノートをパワーアップさせるパーツを作ったというのだ。 カナードに「パワーアップしたドレッドノートで俺と戦え」と言われ、一時的にロウのもとへ戻されたプレアは、ロウから「思い次第でドレッドノートは兵器ではなくなる」と諭され、 カナードの心を救うためにドレッドノートに乗って戦うことを決意する。 そんなプレアを見て、ロウは新たな装備としてXの形にドラグーンを搭載したドレッドノートを、「兵器としての王道を外れているもの、Xアストレイ」と呼ぶ。
そして、ドレッドノート改めXアストレイとハイペリオンの戦いが始まる。 プレアとの戦い、殺し合いを求めるカナードに対し、プレアは自らの秘密を明かす。彼は、とある地球連合兵のクローンだったのだ。 スーパーコーディネイターの実験体であるカナードも、クローンである自分も、決して戦うためだけの存在ではない、と訴えるプレア。 それを否定しようとするカナードのハイペリオンを、プレアはドラグーンで作り出したシールドで包み込む。 無理に殻を割ろうとせず、ただひたすらに包み込むというプレアの思い。 その思いを感じながらも受け入れることを拒否するカナードは、ハイペリオンを包むシールドに最大火力の砲撃を浴びせる。 それはシールドを破壊し、同時にハイペリオン自体にも深刻なダメージを与えた。 廃棄コロニーへの墜落と砲撃のダメージによって核エンジンが暴走を始めたハイペリオンのコックピットで、死を覚悟するカナード。 しかし、プレアはいつ爆発するかもしれない機体に迷いなく近付き、カナードを助け出した。 機体でカナードを爆発から庇ったプレアは、Xアストレイから降りてカナードに歩み寄ろうとするが、そのまま地面へ倒れてしまう。 プレアは欠陥を抱えた不完全なクローンあり、余命幾ばくもない身体だったのだ。 カナードに人と人の繋がりの大切さを伝え、静かに息を引き取るプレア。 「他人を殺してでも生き残る、それを望んでいたはずだ。だが、これが本当に求めていた勝利なのか?」 駆けつけた風花の前で、カナードはプレアの亡骸を抱え慟哭する。 全てを見届け劾の元へ報告に戻った風花も、プレアの死に大粒の涙を零した。
――そして、数ヵ月後。 マルキオのもとへ、カナードがNJCを届けに訪れる。 プレアの思いが受け継がれている、プレアはあなたと一緒にいる、というマルキオの言葉を噛み締めるカナード。 マルキオの家を後にし、砂浜を歩いていたカナードは、向こうからやってくる二人組みに気付く。 友人と話しながら、砂浜を歩いてくる少年。 それは間違いなく彼が誰より憎んだ存在、キラ・ヤマトその人だった。 キラが、カナードのすぐそばを通り過ぎていく。しかしカナードはその後を追おうとはしなかった。 キラを殺しても自分が別の人間に変われるわけではない、というプレアの言葉を思い出していたからだ。 夜空を見上げ、カナードは、自分の生きる道を探すための第一歩を踏み出した。
以下は本筋にあまり関らないちょっとした補足です ○劾の依頼者○ 依頼者はシーゲル・クライン(本編にも登場したラクス・クラインの父)。 ○ロウを呼び出した人物○ SEED本編に登場するアンドリュー・バルトフェルド。 ○プレアの正体○ 高い空間認知能力を持っている、夢に月のクレーターでの戦闘の様子が登場する、などの要素から、 プレアはSEED本編に登場するムウ・ラ・フラガ(月のクレーターの戦闘で壊滅したガンバレル部隊の唯一の生き残り)のクローンと思われる。
第六章〜第十章まで いよいよクライマックス *第六章『深淵もまた見つめる』後半 「あの時までは、ロールシャッハになったと思い込んでいたコバックスだった」 そう呟くコバックスは、ロールシャッハ誕生の瞬間を精神科医に告白する。 キーン条例制定直前に発生した少女誘拐事件。幼い子供が怯えている事に我慢できず、彼は単独で介入した。 しかし犯人の拠点に踏み込んだコバックスは、忌まわしい光景を目の当たりにする事になる。 燃やされた子供の下着。使い込まれた肉切り包丁。真新しい傷跡のある俎板。窓についた血痕。骨を取り合う二匹の番犬。 ――犯人は幼い女の子を殺し、解体し、犬の餌にしていたのだ。 その時、マスクの内側で「母ちゃん」と呻いて眼を閉じたのは、コバックスだった。 だが――次に眼を開いた時、彼は“ロールシャッハ”だった。 包丁で犬の頭を叩き割り、その死骸を犯人に叩きつけて拘束すると、彼は油を撒いて火を放った。 人間の燃える煙が昇って行く先に、神はいない。冷たい真空が続くだけ。世界は無意味で、我々は孤独だ。 「この最低の世界を作ったのは形而学的な超越力なんかじゃない。少女を殺したのは神じゃないし、その死体を犬に食わせたのも運命じゃない」 「俺達だ。……すべて、俺達なんだ」 ――そして妻が去り、一人家に取り残された精神科医はカードの模様を眺めていた。猫の死体と蛆虫に見えるのだ。 だが真に恐ろしいのは、それが無意味なインクの染みに過ぎないと言う事実。我々は孤独。それだけだ。
*第七章『ドラゴンの兄弟』 ナイトオウルの秘密基地へ偶然迷い込んだローリーは、ダンからかつての思い出話を聞かされる。 ヒーローに憧れ、正義の為に戦いたくて装備を揃え、ヒーローとして華々しく戦い、しかし引退に追い込まれてしまったという過去。 もう吹っ切った。ヒーローなんてバカみたいな子供の夢だ。だが世界情勢は悪化しているのに何もできない。様々な恐怖に襲われているというダン。 「あなたはね、真面目すぎるのよ」そう呟き、ローリーはダンにキスをし、交わろうとするが――ダンは不能だったのだ。 その後、悪夢を見て眼が覚めたダンは、一人で秘密基地へと降りてコスチュームを着ようとしていたところを、ローリーに見つかってしまう。 「馬鹿な中年のタワゴトだね……」「あら、良いじゃない。忘れたの? 私だって、深夜に出歩いて馬鹿な真似をするのには慣れているわ」 ――長い間、埃を被っていた特殊飛行船オウルシップが、再び夜空へと飛び立った。 アパートで火災が発生し、多くの住人が取り残されているのを見つけた二人は、果敢に飛び込んで全員を助け出す事に成功する。 往年のヒーロー活動時、そして先日不良を叩きのめした後と同じ高揚感に襲われた二人は、飛行船の中で再び愛を交わす。今度は、しっかりと。 「コスチュームを着ると、火がついたように自信が沸いてきて、ヒーロー狩りも世界大戦も解決できそうな気がしてきたよ」 そして彼は仲間への義務を果たすべく、ロールシャッハを脱獄させる事を決意する。――ナイトオウルが、復活したのだ。
*第八章『古き亡霊』 10月31日、ハロウィン。初代ナイトオウルことホリス・メイソンは、初代シルクスペクター……サリーの母親へと電話をしていた。 「私の後継者と君の娘がヒーロー活動に復帰したようだよ」「やっと子供時代に受けさせた教育に感謝してくれるわ」 ナイトオウルが復活した事を悟った警官がダンの自宅をたずね、釘を刺していく。「今の人、どうしたの?」「時間切れが近いって意味さ」 そして刑務所では、かつてロールシャッハによって叩きのめされたギャング、ビッグフィギュアの復讐が進行していた。 囚人達の暴動に乗じて牢屋を脱出したビッグフィギュアは、二人の部下を伴ってコバックスを襲撃する。 だが――其処にいたのはコバックスではなかった。其処にいるのは、たとえマスクをしていなくても『ロールシャッハ』なのだ。 「1対0、そっちの番だ」「2対0、お前の番だ」 瞬く間に二人の部下を抹殺したロールシャッハは、逃げ出したフィギュアを追って悠々と牢屋から歩み出る。 時を同じくして、ナイトオウル達も刑務所に到着していた。暴れる囚人を蹴散らし、ロールシャッハの元へとたどり着く。 「ロールシャッハか? どうした、何か用事でも?」「いや、悪いが便所に行かなければならん」 ――トイレの中から聞こえる奇妙な音。そして何時までも流れ続ける水の音。ゆっくりとトイレから出てくるロールシャッハ。 「慌てて動いて、頭から厄介ごとに飛び込むのはごめんよ!」「ふむ。良い台詞だ。誰もが賛成するだろうな」 三人が立ち去った後には、ドアの下から流れ出た血溜りが徐々に広がりつつあった…………。 ――ホリス・メイソンの身を不幸が襲ったのは、その直後だった。 ロールシャッハを『梟の格好をした男』が脱獄させたと知った不良達は、それを初代ナイトオウルと勘違いして襲撃してきたのだ。 果敢に立ち向かうメイソンだったが、もはや老齢の彼では激昂したジャンキーどもに歯が立つわけもない。 走馬灯のように過去の記憶が脳裏をよぎる。悪漢達と戦い、左フックで叩きのめしてきた栄光の日々。そして不良に叩きのめされている現在。 床に転がされ、呆然と見上げたメイソンの視界に飛び込んできたのは、不良によって振り上げられる引退記念に贈られた銅像だった。 それが彼の頭を無残に砕き――全てが終わった。
445 :
マロン名無しさん :2009/07/23(木) 02:25:21 ID:r+6dAz0f
支援
*第九章『単に存在することの暗黒』 脱獄を成功させ、一旦ダンの家に戻ったシルクスペクターを待ち受けていたのは、火星からテレポートしてきたDrマンハッタンであった。 彼は『彼女が自分を説得することになっているから』シルクスペクターを伴い、再び火星へとテレポートする。 「私が君を理解していないように、君も私の感覚を理解していない。君の一番古い記憶はなにかね?」「そうね、両親が分かれた頃の記憶かな……」 そしてローリーは、自分の過去の記憶を辿り、その時のことを思い返していく。 父と母の口論。父は自分の本当の父親ではなかったこと。「罵ったら、彼は驚いていたのよ。なぜ恨まれるのかわからないみたいで。怒りが萎えてきて……」 コメディアンと初めて会った時のこと。激昂する母の姿。「口も聞いちゃいけねぇのかよ。自分の……その……昔の友達の娘とよ?」 彼が母をレイプした事を知った後、再びあった時のこと。「惚れた女に暴力を強要するなんて!」「一度だけだ」そして酒をぶちまけたこと。 そういった彼女の絶望や悲しみといった感情を、しかしDrマンハッタンは否定する。「人の一生にオリンポス山に比肩しうる高みがあるかね?」 その態度に、ローリーは彼の説得を諦める。そして地球へと自分を送り返すように要求するが――次々に、脳裏へとかつての記憶が浮かび上がる。 『友達の娘』『自分の……その……』『一度だけだ』『怒りが萎えてきて』『自分の……』『……娘とよ?』 「ちがぁぁぁぁぁぁうッ!!」 ――――ローリーの父親は、彼女が心底憎んでおり、そして既に死んでしまった……コメディアンだったのだ。
なんて無意味で無価値な人生なのだろう。存在自体が最悪のジョークだ。母も、自分も……お笑い種だ。 そう言って泣き崩れるローリーに、しかしDrマンハッタンは呟く。 「いや、私は君の人生が無意味だとは思わない」 遥か昔から、人類は交配を繰り返してきた。一つの卵子に対して数億の精子が放たれ、その度に適切な子孫が生まれ、繁殖適齢期まで生き延びてきた。 その果てに生まれたローリーの母親は、憎んでも憎みきれない筈の男を愛し、ただ一度だけ交配し、その結果として彼女が生まれた。 これは酸素が自然に金に変わるほどの、天文学的に低い確率でしか発生しないだろう――『熱力学的奇跡』なのだと。 「でも、もしも私の誕生が熱力学的奇跡なら――地球の全人類が残らず、奇跡的存在なんじゃないの?」 「そうだ。地球上のあらゆる人間が奇跡だ。だからローリー、涙を拭いて……地球へ帰ろう」
*第十章『二人の乗り手が迫る』 脱獄したロールシャッハとナイトオウルは、警察の追っ手を交わし、調査を再開させていた。 まずはロールシャッハのアパートを訪れ、予備のコスチュームとマスク、そして日記を回収する。 だが全面核戦争の可能性は迫りつつある。時間は殆ど無い。急がなければならない。 コメディアンは何かの島の話と、Drマンハッタンを陰謀に陥れる計画の話をしていた。 またジョンの“犠牲”になったという人物は全員、かつて同じ『次元開発社』に雇われていた事もわかった。 これはヒーロー狩りではない。何らかの計画が先にあって、それを知ったせいでコメディアンが殺されたのでは? 恐らくモーロックの部屋は盗聴されていた。だから告白したコメディアンも、介入したロールシャッハも陥れられたのだ。 問題はヴェイト――オジマンディアス。彼だけは単純に、殺し屋を雇っての暗殺だった。 「だからバーで屑どもを締め上げて殺し屋の足取りを追う。お前は怠け過ぎた。仕事の段取りも忘れたか」 「怠けすぎ? 何様のつもりだ! 君が人を侮辱しても何も言わないのは、みんな君が狂人だと思っているからだ!」 「…………………」「僕は……その……すまない。ロールシャッハ。言い過ぎた……」 「………ダニエル」「……?」「お前は、いい友人だ。わかっている……すまん。苦労をかけるな」 「いや、その……すまない、忘れてくれ。良いんだ。君のやり方でやろう」 酒場を訪問し、二人は悪党どもを締め上げていく。手馴れた様子で、澱み無く。 殺し屋に依頼の仲介をしたのは、『ピラミッド宅配会社』だという事が発覚。 だが、それと同時に――ナイトオウルは、ホリス・メイソンが殺されたという事実も知ってしまう。 「犯人に言っておけ、必ず殺してやる! 私がどんな武器を持っているか知っているな!?」「よせ、一般人の前田」 「まさか、ホリスが……くそ、畜生、畜生……!」「…………正体不明のギャングが彼を殺した。ヒーロー狩りかもしれん」 「知るもんか! 今は推理なんか聞きたくない!」「ヒーロー狩りの黒幕を倒せば、仇が討てると言いたかっただけだ。慰めようと思って」 「慰めるだって? こんなときに慰めなんて……ああ、そうか、悪かった。ロールシャッハ、ありがとう」
449 :
マロン名無しさん :2009/07/23(木) 02:33:10 ID:r+6dAz0f
支援支援
二人が次に向かったのは、ヴェイト社の社長室。 資金の流れを追うことで犯人を突き止められるかもしれない。そして、人類最高の天才の頭脳を借りる事ができれば……。 だが、其処には誰もいなかった。普段は明け方までいるにも関わらず、今日のヴェイトは南極の秘密基地カルナックに向かったようだ。 彼に相談することは諦めて、ヴェイトの保有するコンピューターや資料を使っての調査を開始する二人。 だが、その結果――驚くべき事実が明らかになった。 ピラミッド社も、次元開発社も全部――巧妙に隠蔽されていたが――彼の所有する企業だったのだ! 『ロールシャッハ記 最終章 ヴェイトか……考えうる限り最悪の敵だ。奴なら素手で銃弾を止めても不思議ではない。 俺達はこのまま極寒の地で果てるかもしれない。今からこれを信頼できる唯一の報道機関に郵送する。黒幕はヴェイトだ。 俺自身には悔いは無い。妥協を許さず、良い人生を送った。喜んで暗黒に脚を踏み入れる事にしよう――』 そして極寒の南極を駆け抜けるロールシャッハ、ナイトオウルの姿を眺め、オジマンディアスはゆったりと待ち受けるのだった……。 *今回は此処まで 残りはラストの第十一章、第十二章。 本当は章の合間に入ってる作中内資料とかも書きたいし、色々省いてるが まあ、このあらすじ見て原作なり映画なりに触れてくれる人が増えると信じて
スレチを覚悟でタイトル教えて欲しいんだけど 小学校のころ学校で読んだ戦争の漫画で 主人公は韓国人か台湾人か中国人で 大食いでとても力持ちで 日本に仕事を求めてきたら 強制労働みたいに働かせられて(鉱山かなんかで 掘ってたような?) しかも食い物を殆ど貰えなかったっていう悲惨な話 スープに砂を混ぜて食べて死んだ人も出てきた その時は何でこんな漫画が小学校にあるんだろうと思ったが 昨今の嫌韓の流れでもしかしてあれ 韓国人だったんかなーと色々気になってしまってる まぁめっちゃマイナーだから誰も知らないかもしれないけど お願いします
リクエスト チーム猫十字社「幻獣の国」をお願いします。 簡単な概要と大体のストーリーだけで結構です。
454 :
1/2 :2009/07/23(木) 17:18:28 ID:???
>>453 「幻獣の国物語」の大まかなストーリー
異世界人の両親を持つ普通の女子高生が夏休みを利用して初めて里帰りする。
観光客気分でファンタジー世界を満喫する女子高生。
しかし旅の途中で滞在していた国が侵略されてしてまう。
オロオロする女子高生だが、護衛に守られて脱出することに。
(女子高生の祖父はフィローンって国の国家元首。こそーり護衛がついていた)
途中でいろいろあって祖父の国に帰らず、秋津という国に赴く女子高生一行。
訪れた国は科学とオカルトの混じった変な国だった。
暴れん坊の双子王子と関わったせいで酷い目に合うが、双子王子が親に愛されず
王子としても遇されず、いじけて育ったことを知って双子を救おうと頑張る女子高生。
おかげで更正した双子。さらに双子の片割れとデキちゃう女子高生。
455 :
2/2 :2009/07/23(木) 17:19:31 ID:???
しかし元の世界に戻る方法はないこと、どうやって異世界に来たのか覚えていないこと、 自分がいつの間にか変な力を持っているなど多くの謎が出てくる。 さらに世界情勢は刻一刻と悪化していた。 戦争を収めるために首脳会談を開けば、また別の国が攻めてきて 各国首脳陣がまとめて捕まる始末。世界各地で戦乱の火種がくすぶっていた。 そしてそれらを裏から攪乱して楽しんでいる者もいた。 双子王子は実は三つ子だった。 三人目は生まれた時点で殺されたが、肉体を失っても存在は消滅していなかった。 魂だけの存在になった三人目は、双子の身体を無断借用して現世に干渉ができた。 この三人目が女子高生に粘着していて、双子とデキちゃったことに気が狂いそうになる。 (女子高生がこの国に来たのも、三人目におびき寄せられた) 女子高生を手に入れるため、身体のない自分の存在意義を確かめるために 異世界全体を巻き込んだウォーゲームを引き起こそうとしていた。 一方、女子高生は死にかけのペットを救うためにさらに異世界の奥地を目指す。 ってところで漫画は終わり。未完。 小説で続きがあるけど、そっちはしらない。
ウォッチメン乙です!
>>455 ありがとうございました。
漫画は未完なんですね・・・残念。
ウォッチメン続き期待
山名沢湖先生の「つぶらら」をお願いします 結末やキャラが最後どうなるかまで全てネタバレして下さい
460 :
マロン名無しさん :2009/07/27(月) 15:57:16 ID:ZbYakW+/
あげ
押切蓮介さんの「ミスミソウ」をお願いします。
462 :
ミスミソウ :2009/07/31(金) 19:41:37 ID:???
いじめの延長で家族をバーベキューにされた女の子が復讐のためにいじめっ子を殺してまわる話
てか、一行バレや三行バレじゃなくて、長文バレを書いてほしいのですが…
>>461 ですがあらすじではなくストーリーをおねがいします。
ちなみに463-464は別人です。
>>461-466 帯以下の一行カキコは見ていて腹が立ちますね。
そんなのでもまとめサイトに「解決済」として載るのはどうよ?と思いますし。
ミスミソウ、一回だけ読んだけど、手元にコミックスが無く、簡単なあらずじしか書けないのでパスします。
人間の心の闇や悲しさや切なさや狂気をきっちり描いた名作だと思うのですが、ひたすら残酷で救いの無い話で
何度も読み返したい話ではないから、コミックスを買って手元に置きたくなかったんです。
きちんとコミックスを買った人の長文ネタバレを自分も待ってます。
ブラッドハーレーの馬車 おねがいします 長文詳細バレで
>>468 >どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
>(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
ここらへんについて言われてたんだろ
志村貴子の「青い花」をお願いします 1レス程度の分量で既刊分の概要をさらっとやる感じで それで書ききれない内容であれば数レスにわたっても問題ないです
473 :
まとめの人 :2009/08/01(土) 21:38:16 ID:???
書き手さんいつも有難う御座います。 ここまでのあらすじ&未解決はまとめておきました。遅くなってすみません。
474 :
マロン名無しさん :2009/08/02(日) 00:06:20 ID:/nZc2FUE
いつもおつですよ
>>469 ブラッドハーレーの馬車、詳細バレで今から書きます。
添削してないんで誤字脱字とかあるかもしれないけど脳内保管でよろしく。
ブラッドハーレーの馬車 沙村広明 時代は18世紀後半から19世紀初頭のヨーロッパのどっかの国。 第一話 孤児院のダイアナがブラッドハーレー家の養女に選ばれるところから始まる。 ブラッドハーレーは国4位の財産を有する公爵家。 年に一度各地の孤児院から少女を養女にし、孤児院出身の養女だけの劇団を作っている。 孤児院では年に一度その劇団の公演を見に行くので少女たちの間では選ばれることは=幸福になることであった。 ダイアナは選ばれたことを孤児院の仲間たちに祝福され親友のコーデリアにも手紙を書くと約束をして出立する。 だが幸せになれると信じて連れて行かれた場所は刑務所だった。 ワケの分からないまま囚人たちに輪姦されるダイアナ。 そこでネタバラシ。 実はこの国では過去に囚人たちが暴動を起こし大問題になったことがあった。 スポーツや各自イベントを行っても囚人たちの不満は解消されないとブラッドハーレー家が主導して 孤児院から13歳以上の少女を選び、年に一度だけ輪姦できるようにしたのが『1.14計画』と呼ばれるオチ。 そして一話では輪姦初日が終わりボロボロになったあたりで場面が変わりコーデリアがダイアナに手紙を書くところで終了。
第二話 一話とは別の孤児院から選ばれたステラという少女の話。 輪姦3日目を終えボロボロになっているステラ。 そのステラの隣の部屋には同じ孤児院出身のプリシラがいて話相手になっている。 プリシラは1年前に選ばれ、初日に刑務所の所長に気に入られ専属の女になっていた。 そのせいもあり輪姦ほど酷い目にはあっておらず1年を生き抜いてこられたのだった(輪姦コースなら数日で死ぬ) 二話はステラとプリシラの思い出話がメイン。 その中でこの輪姦に1週間耐えられればブラッドハーレー本家に引き取られる噂があるとプリシラが言う。 だが日に日に人数が増えていく輪姦。どうやら他の孤児院から来た少女が死んだ分の囚人もあてがわれているらしい。 6日目が終わり全身ボロボロになったステラはプリシラに今まで言えなかったことを言う。 実はプリシラが選ばれたときに用意されたドレスを妬んで切ったのは自分だという。 しかしプリシラは知っていた、と答える。 そしてステラだから許そうと決めていたと。それを聞いたステラは「ごめん」「ありがとう」と繰り返す。 そしてその翌日の朝、ステラは死亡。 これにて今年度のプログラムを終了します、と偉いさんの会話で終了。
ある程度書きためてから一気に投下ってほうがいいよ
おっとごめん、今から書くというのを言葉通りに受け取っていた
第三話 年老いたジョナスと呼ばれる男性の回想の話。 若かったジョナスの生家の近くに小さな孤児院があり、ジョナスはそこのフィリパと言う少女にしょっちゅう会いに行っていた。 フィリパは自分がブラッドハーレー家の劇団に入れたらなぁ、と憧れる。 そして、一週間後。フィリパがその年のその孤児院から選ばれることとなった。 その2年後。 ジョナスは父親が死に、町に住んでる叔父の家に引き取られた。 そこでその年のブラッドハーレーの劇団のチラシを見つけ、フィリパに会えるかもと出待ちをする。 そこで見習いをしてるフィリパに会え、それからも暇を見つけては会いに行くジョナス。 そしてフィリパの初舞台が決まりフィリパに招待され劇を見に行くがどこにもフィリパが見当たらないことに気づく。 優しくしてくれる劇団員に話を聞くと初舞台の前日に足に大怪我をしてしまったらしい。 それから教えてもらった場所に行くもフィリパはもう舞台には立てないと絶望していた。 何とか励ましたかいもあり、フィリパは徐々に元気を取り戻していく。 それから夏が過ぎある秋の日。 フィリパはお義父様が足を完全に治せる医者を用意したと聞き喜ぶ。 そしてジョナスにその医者のいる住所を書いた紙を渡し、会いに来てと伝え馬車で出立する。 その日がジョナスがフィリパを見た最後の日となった。 後日、その場所に行っても何もなく彼女が戻ってくることは二度となかった、と回想に戻り終了。
第四話 刑務所の中にいるトマスという囚人の話。 トマスは12年刑務所におり、少女を輪姦するイベント-通称「パスカの羊」が始まったのは7年前。 最初は女を抱けると聞き喜ぶも最初の年の少女の目とそれに写った自分を見て何もできなかったのだ。 トマスはそれから7年不参加。囚人仲間のクリフも不参加。 クリフは政治家のスキャンダルを追ってるうちに捕まり身に覚えのない殺人容疑で終身刑になった男。 彼は色々と知識があり、刑務所に入る馬車がブラッドハーレー家のものに類似していることや パスカの祭りの詳細、なども知っていた。(一話の囚人の暴動に関する話、等) そしてクリフは更に深い推測の話もしだす。 パスカの祭りはブラッドハーレーが権力などを得るために提出した計画であること、 世間に一切バレてはいけないためあらゆる手段を持って不安要素を排除するであろうこと、 つまり、一度でも参加した囚人は仮釈放すら絶対にされずに死ぬまで刑務所の中だろう、とも。 そんな話を刑務所内でしてしまったクリフは2日後、謎の喧嘩に巻き込まれそのまま姿を消す。 それからトマスと仲間たちはブラッドハーレーの名を出すことをしなくなった。 そんなある日、その年のパスカの羊が刑務所内に運ばれ囚人たちの前に連れてこられる。 その少女を見た瞬間、トマスの仲間の一人のピアスが叫び泣き崩れる。 実はその少女はピアスの娘であったのだ。 ピアスは少女を抱え、刑務官を振り切り逃げようとする。トマス達もそれを手伝う。 しかしトマス達が押さえ込まれたのとほぼ同時にピアスと少女は射殺される。 トマスは罰として一週間の懲罰房に入り、そこから出たときに偉い人に質問する。 あの2人は同じ墓に入れたのか?と。 当然だろ、それが?と答える偉い人。 アンタ方にも少しは人間らしいところがあったんですね、と言い部屋に戻るトマス。 最後に部屋に戻ったトマスは妻から送られた娘の写真を見て泣きそうになって終了。
第五話 孤児院の話。 ジェンとルビーは年も近いこともあり親友だった。 その年のブラッドハーレーは2人を最終選考に残し、そしてジェンが選ばれる。 ルビーはジェンのために何かしてあげたいとお菓子を作ることを提案する。 その翌日のお茶会で食中毒が発生、ジェンは重症になるも命に別状はなく回復する。 調査により、ケーキの中に毒物が入っていたことが判明するも誰がやったかまでは不明。 その翌日にジェンが井戸の底から死体となって発見される。 その年の養女に選ばれるはずだったジェンの代わりにルビーが選ばれる。 そして馬車で運ばれるルビーが忘れていった鞄の中の手紙を偶然見つけるお手伝いさん。 その手紙はルビーの母からルビーに当てたもので ルビーは貴族の血を引いており、ブラッドハーレー家の一員となって本当の父に会いに行きなさい。 またこの小瓶を用意するから今が辛いならすぐ飲みなさい、私に会えるから。(母は自殺 恐ろしかったり何も分からないなら警察に手紙ごと渡しなさい。 そしてそのどちらでもないなら貴方の人生のしかるべき局面で使いなさい。 と書かれてあった。 その手紙を読んだ園長先生はもう彼女は私たちの手が届くところにはいない。 だが犯した罪が本物ならルビーはいずれ過酷な罰を受けるだろう。 と言ったところで終了。
第六話 パスカの祭に選ばれた少女の部屋の警備をしてる刑務官ケネスの話。 ケネスは初日を終えた少女の様子を見ていると少女は自殺をしようとしていた。 その日は何とか説得するもそれからも自殺をしようとし困ったと上司に相談する。 その話を聞いた上司は「一週間耐えられればブラッドハーレー家に引き取られる」と伝えればいいという。 それは本当なのかと問うケネスに上司は「嘘だが、一昨年その自己暗示のおかげで6日生き延びた少女がいる」と言う。 実際は一週間生き延びても毒殺されるだけなのを知りケネスは悩む。 だが、2日目を終えた少女の姿を見てケネスはとっさに「あと2日我慢すればブラッドハーレー家に引き取られる」と言ってしまう。 なんとか3日目を生き延びた少女にケネスは重罪と知りながら連れ出すための準備をする。 そして4日目が終わり、ケネスは少女を連れ出そうと計画を実行する。 だが連れ出すための馬車のところにいたのは上司だった。 上司は「悪いことをした、君が博愛主義だと知ってればここには呼ばなかった」と言い それに対し「自分でも驚いています」と答え射殺される。 最後は雪が降る中、待ち合わせ場所でケネスを待つ少女の場面で終了。
第七話 劇団員に選ばれた女レスリーの話。 ある日、いつものように劇をこなすレスリー。 劇が終わり劇場を出るとかつて同じ孤児院にいたメイティがかけつける。 メイティはブラッドハーレーではなく普通の家に引き取られ幸せに暮らしている少女。 そんなメイティがレスリーに「マーガレットはどこ?」と無邪気に聞く。 実はマーガレットはレスリーが劇団に選ばれた以降の年に選ばれた少女でメイティはマーガレットを確かに送り出したという。 しかしブラッドハーレー家にはマーガレットという名の少女は養女にしていないと言われる。 念のためレスリーは孤児院の恩師に確認の手紙を出すが マーガレットは選ばれていない、病気で別の場所で療養中、メイティの勘違いではないか?と返事が返ってくる。 その話を聞いたメイティは確かに送り出したといい、レスリーは困惑する。 劇団員の仲間のカザリンも似たような話がいくつかあがってるらしく誰かが嘘をついているのではないか、と怪しむようになる。 しかし恩師の手紙に不審な点はなくメイティにも病院に送るのを勘違いしたのではないか、といい宥める。 そして最後に確かめるようにマーガレット宛に猫のぬいぐるみを添えて手紙を出す。 それに対する恩師の返事はマーガレットは猫のぬいぐるみを喜んで云々。 実はマーガレットは過去に飼っていた鶺鴒を猫に殺されてから猫を病的なまでに嫌っていたのだ。 その返事を見たレスリーはブラッドハーレー家により禁じられている孤児院への帰省をする。 そして恩師に過去に送った手紙を見せてもらったところ自分が送った手紙は一枚もないことが判明する。 そのことを当主に話すと「裏門から馬車を出すので真実を知りたければ乗りなさい、マーガレットもそこにいる」と言われる。 そしてその馬車に乗り込みメイティが見送りに来て馬車が走り出すところで終了。
第八話 主人公は第一話に出てきたコーデリアとブライスと呼ばれる女性。 ブラッドハーレー家は3年前に戦争が始まってから衰退の一途を辿っていた。 『議員からは兵員不足の中、『1.14計画』は有期刑者さえも無期刑にし、執行猶予さえ無効にし釈放させないとして批判されている。 一蓮托生になることはないからその城を出てこっちにおいでよ。』 と馬車の中からマシュウと呼ばれる者から手紙を読む女性。 あれから7年が経ち20歳になったコーデリアが孤児院から選ばれ、馬車に乗るところから始まる。 コーデリアは同乗者のブライスという女性と今の劇団について会話する。 今のブラッドハーレー家はボロボロと暗に言うブライスにコーデリアは戦争が終わればまた元の劇団に戻れると言う。 そして過去に養女になったダイアナはいるか?会えるか?と質問、それに対し会えると答えるブライス。 コーデリアは送られた少女達の数と劇にあがる少女たちの数が合わないことに気づいていたと言い、 そしてみんなが幸せになれるわけではない、どんな過酷な現実があろうともブラッドハーレー家を恨まないと言う。 何故なら選ばれなかった少女はもし選ばれたら、という仮定でこの8年間幸せに過ごせた、 親のいない私達は毎日そればかり言ってとても素晴らしい毎日だった、と言う。 そしてコデーリアはブラッドハーレーの劇がいかに素晴らしかったかを熱く語りだす。 そんな言葉を聞いている途中、空から爆弾が降ってきて馬車の近くに落ちる。 馬車を引いていた者は即死、コーデリアはブライスに庇われるもブライスは瀕死の重傷を負う。 そこでブライスは少しボカしながら今までブラッドハーレー家がやったことのネタバラシ。 貴方は今さっきの場所でお祭りをする予定だった、と言う。 実は今コーデリアが馬車に乗ったのは刑務所からでそこの刑務所では『1.14計画』が中止になったために 別の刑務所に移送する途中だったのだ。 続く
そして「ブラッドハーレー家に行きたい?」と問うブライス 「舞台に上がれなかった少女がどうなるか私は知らなければならない」と返すコーデリア。 コーデリアは7年間舞台に一度も立たなかった親友がどうなったかをどうしても知りたかったのだ。 そんなコーデリアにブライスはある資料を渡し「それを持ってとある新聞社に行け、 それを渡せばダイアナがどうなったかが分かる、それからでもブラッドハーレー家に行くのは遅くない」と言う。 そして最後に名前を教えて欲しいと言うコーデリアに答えるブライス。 実はその名前はコーデリアの死んだ母が好きだった歌手の名前だったのだ。 その言葉を聞き「ありがとう、覚えていてくれて」と言い息を引き取るブライス。 そこでブライスの回想。 ブライスはブラッドハーレー家の当主が苦しんでいたことを知っていた。 当主の部屋の天井には天使の絵が描かれており、 『パスカの祭り』が終わるごとに死んだ少女の数だけ天使を足していたのだ。 そのことに唯一気づいたブライスは自分からその苦しみを手伝わせて欲しいと願ったのだ。 そして文字だけの回想で過去に遡っていく。 -元恋人が死んだ話 -婚約をした話 -後輩のカザリンが挨拶をしにきた話 -初めて舞台に立った日の話 -孤児院から選ばれて兄マシュウに祝福される話 …
おつ
エピローグ(2Pの文章のみ 1917年、小さな新聞記事の発端から『1.14計画』-通称『パスカの祭り』が完全に撤廃された。 それから25年後の1942年、被弾した連合軍の戦闘機がブラッドハーレー邸に墜落。 パイロット2名と場内にいた数名が死亡。 場内にいたのはブラッドハーレー当主と二十六女カザリン、三十七女サンザ、使用人二人。 それがこの時代のブラッドハーレー家の全ての人間であった。
星の瞳のシルエットお願いします。
以上で ブラッドハーレーの馬車 終わりです。 そろそろ溜まった本を売ろうと片付けてる最中にリクエストされた本作が たまたま手元にあったのを思いつきだけで書いたので見づらいとこがあるかと思います。 ですので分からなかったところがあれば質問してください。 ですが今日には売るので今晩以降の質問は答えられないかもしれないっす。 あと最後に間が空いたのはバイさる規制に引っかかったからです 他の教えてもらうスレで引っかかったことないのにこのスレ初カキコ初サルとは条件違うんですかね。
なんつーか氏賀Y太系のノリですね。 ひたすら悲惨な話だ。沙村の絵付きなら案外深みのある話に感じられるんだろうか。 長文乙でした。
>>491 バレさんの文章からは抜けてる部分がある。
二話のラスト。
ステラのいた部屋は角部屋で、ステラが壁越しに語り続けていた隣の部屋が存在しなかったことが
最後のページで明らかになる。
>>492 そんなオチがあったのか…見逃してた。
指摘thx
第二話の説明の最後の行の「偉いさん」=所長でやけに年老いた女性っぽいなぁ
でもプリシラの話があるから本当は酷いヤツで男なんだろうなぁ、と思ってたが
全部ステラの妄想だったのね。
なんだか陰気な話だな
496 :
マロン名無しさん :2009/08/05(水) 15:00:30 ID:O82zgiSs
ほ
*第十一章『神よ見よ、我が業を』 極寒の地、南極。ヴェイトの基地を目指して直走るロールシャッハとナイトオウル。 「どうにも腑に落ちないな。社長室の書類を読む限り、楽観的でこそないもののヴェイトは未来の計画を練っていた。 人類を滅ぼそうとしている者の発想じゃない。それに今まで人を殺した事もない男が、どうして世界を滅ぼそうなんて」 「ふん、気でも狂ったんだろ」 「問題はそこさ。世界一利口な男の精神が異常かどうかなんて、誰に判断できるというんだ?」 一方、ヴェイトはある装置のスイッチを入れると「祝杯をあげよう」と告げて、部下をドームへと呼び出した。 酒を振舞い、ガラスの向こうの雪嵐を眺めながら、彼は己の過去を振り返り、語り始める。。 幼い頃から自分が人並み外れた知能を持ち、それ故に自分の歩く道を決定したこと。 両親の遺産をすべて処分し、唯一尊敬できる男アレキサンダー大王の足跡を辿ってアジアを旅したこと。 しかしやがて、アレキサンダーもまた最終的には失敗した事実に気がついたこと。 やがてエジプト最大の英雄にしてファラオ、ラムセス2世――オジマンディアスと自分を同一視するに至ったこと。 そして人々の心の内に潜む悪を征服するため、ヒーローとしての戦いを始めたことを……。 「そして、その戦いに終止符を打つ時がきた。諸君のお陰だ。それにこのような形で報いねばならないとは……」 だが、部下たちの反応は無い。――彼らは既に、酒に混ぜられた毒によって死んでいたのだ。
深夜、ニューヨークの街角。人気バンド『ペイルフォース』のライブ当日、人々が会場へと向かっている。 路上で新聞の売店を営んでいる男は、馴染みの客や、通りすがりの女性とたわいもない会話をしていた。 不仲になった恋人と話したいという女性、精神科医の夫を探しているという妻……。 だが、新聞売りの顔色は悪い。多くの記事を同時に読める彼は、戦争と滅亡が近づいている事に気がついていたのだ。 思わず、いつもコミックを立ち読みにしに来ている少年に愚痴を零してしまう。 「おめぇだって何週間も前からここにいるが、まともに話もしねぇ」 「話したって意味ないだろ。だから漫画読んでるんだよ」 「意味が無くはねぇさ。女房が死ぬと友達が減ってな……だから人と話したくて、この仕事を――お前、名前は?」 「名前はバーニィ。母ちゃんが仕事で、姉ちゃんも家にゃいねぇから、暇つぶしにきてるんだ」 「バーニィ? バーナードかい? こいつぁたまげた、俺と同じ名前だ!」 「別に珍しくもないだろ、バーナードなんて名前は」「そりゃそうだが……おい待て、ありゃあ喧嘩か?」
ついにヴェイトとの対決に臨む、ロールシャッハとナイトオウル。 だが、人類最高の天才、最強のクライムファイターを相手に、二人掛かりでもまるで歯が立たない。 軽々とかつての仲間を叩きのめしたヴェイトは自信たっぷりに、自らの計画を打ち明ける。 ――コメディアンとの因縁。最初の対決で敗北したこと。 ――コメディアンとの因縁。犯罪者を殴ったところで、核戦争で世界が滅びること。 ――人類を救う義務感。人類最高の天才である自分にしかできないこと。 ――現代のゴルディアスの結び目。疑心暗鬼にかられた東西両陣営による核軍備の増強。 ――ヴェイトは計画した。 1.あまりにも強力かつ予測不能、そして核戦争の危機を煽っているDrマンハッタンを排除する。 彼と過去に交友のあった人物に放射線を浴びせ、それによって社会的に孤立させた。 2.キーン条例制定以前に引退し、財産を築き、技術を確保していく。 遺伝子工学の発展と、Drマンハッタンの所持していたテレポート技術の再現。 3.絶海の孤島に絵描きや小説家、科学者を集め、怪物を作る。 その根幹には若くして死亡した超能力者の脳を用いる。 これらの計画を知ってしまった為、コメディアンは暗殺されたのだ。ヴェイトの手によって。 そしてヒーロー狩りという誤った推理を加速させるために自分の暗殺事件を偽装し、ロールシャッハも排除した。 「ジョン無しで行うテレポートには欠点があった。生物を送り込むと爆発して死んでしまうんだ。 怪物はニューヨークへ転送されると同時に爆死し、超能力者の脳が精神的な衝撃波を放って市民を殺す。 その余波は地球中を襲い、さまざまな芸術家の生み出した異次元の光景を人々に叩き込むだろう。 この明確な、そして恐るべき第三の脅威を前にすれば、国家間の戦争は終結せざるをえない。 ――民衆は大きな嘘ほど鵜呑みにしやすい。ヒトラーの名言だよ」 「エイドリアン……残念だが、君には治療が必要だよ。ともかく、大惨事の前に阻止できて良かった」 「ダン、私は昔の漫画本の悪役ではないんだ。妨害される可能性が少しでもあるなら、計画を明かすと思うかね?」 「?」 「35分前に実行したよ」
*第12章『より強き愛の世界』 地球へと転移したDrマンハッタンと、ローリー。 二人の前に広がっていたのは……血を撒き散らして発狂死している、ニューヨーク市民たち。 そして、街の中心に鎮座している……巨大な――巨大な『イカ』だった。 「タンドリーチキンを……この人たちはただ、タンドリーチキンを食べにきただけなのに……どうして……」 「待ってくれ、考えてみよう。南極からの波を辿るべきだな。タキオンを発生させた者が大量死を招いた可能性が高い」 「ジョン、私は今すぐ、この人たちと……怪物から……離れたいのよ!」 「すまない、気がつかなかった。この光景は君には苦痛だろう……」 混乱しているのか、思わず倒れていた刑事の拳銃を手に取るローリー。 そして青い閃光が二人を包み込み、次の瞬間、南極へテレポートしていた。 Drマンハッタンの襲撃に気がついたヴェイトは、タキオンによって彼の『量子力学的認識』を混乱させつつ、 徐々に徐々に研究施設の奥へとおびき寄せていく。そして、其処に待ち受けていた装置を起動した。 ――次の瞬間、全身の細胞を原子レベルにまで分解され、Drマンハッタンの肉体が散り散りに吹き飛んだ。 「ふぅ、この手が通じるという確信は無かったが、タキオンでなければ奇襲を仕掛ける事もできなかったか……」 「ヴェイト……」「うん?」「地獄に堕ちろ、くそったれ!!」 ローリーの銃撃を受け、研究所の床へと倒れこむヴェイト。だが――彼は死んでなどいなかった。 “弾丸を素手で受け止めた”ヴェイトの反撃を受け、逆に叩きのめされるローリー。 「この外道が! もし彼女を傷つけたら――」 「ああ、ダニエル、頼むよ。頼むから……大人になりたまえ」
激昂するナイトオウルを、子供をたしなめるように制するヴェイト。 もはや彼の勝利は揺らがない。その筈だった。 ――青く光る巨大な手が、ヴェイトを襲うまでは。 「失望したぞヴェイト。君には深く失望した……。 分解された肉体を再構成する方法は、大昔に学んだのだ。 ジョン・オスターマンが死ななかったのに……私が死ぬと本当に思ったのかね?」 地面をはいつくばったヴェイトは、慌てて手にしたリモコンを操作する。 「……また何か別の最終兵器かね?」「ああ、そう言っても良いだろう」 それはTVのリモコンだった。 『死者は数百万人に』『異星生物の攻撃でしょうか』『人類全体の脅威であると』 『アフガニスタンからの撤退を約束』『人類同士の対立を捨て』『停戦が実現』 『またジュネーブでは緊急サミットを』『戦争は終結』 「やった……やったぞぉっ!! 人類を滅亡から救ったんだ! 次はユートピアへと導いてみせる!」 ――コメディアンさえ笑えなかった、人類史上最悪のジョーク。 オジマンディアスが、現代のゴルディアスの結び目を切るために用意した存在。 あの『イカ』によって、人類は救われてしまったのだ。 その事実を、その場にいる者すべてが理解していた。 核戦争を防ぐには――人類を救うには、口を紡ぐしかないのだ。 ヴェイトが殺されても、誰かが真実を口にしても、事件は捜査され―― ――すべてが明るみになれば、再び最終戦争が始まり、人類は滅ぶ。 妥協せざるをえない。誰もがそう思った。 「笑わせるな」 「たとえ世界が滅んでも…………絶対に、妥協はしない」 今まで沈黙を保ってきた、ロールシャッハ以外は。
――たった一人、雪原へと歩き出した彼を待ち受けていたのは、Drマンハッタンだった。 「ふん。いまさら人間愛が芽生えたか。都合の良い話だ。 ヴェイトの創った世界を守るんだろう? いまさら一つぐらい死体が増えても同じことだ・ どうした? 何を待っている? ――やれよ」 そうつぶやきながら、ロールシャッハはマスクを脱いでいく。 露になる、コバックスとしての素顔。 今まで決して感情を見せず、表情を変えなかった男が、泣きながら叫んだ。 「殺せ!!」 Drマンハッタンは、彼を殺した。 ――ヴェイトの瞑想室。 座禅を組み、神経を集中させていたヴェイトの前に、Drマンハッタンが現れた。 「ふむ。あれが彼の知性の限界か。一種の現実逃避かもしれないな……。 ああ、君と話したいと思っていたんだ。……君なら理解してくれるだろう、ロールシャッハと違って」 「ロールシャッハの事なら、心配あるまい。そして君の主張は理解できるとも。賛成も反対もしないがね。 私はもう人類に関心がない。だが興味はある。銀河を離れ、違う世界で創造してみようと思う」 「待ってくれ、その前に答えてくれ。私のしたことは正しかったんだな? 最後には――」 「最後? 何事にも最後などありはしない」 そして……世界唯一の超人、神に等しい男、Drマンハッタン――ジョン・オスターマンは、永久に地球を去った。
――そして、世界に平和がもたらされた。 ダン・ローリー夫妻は、カリフォルニア保養地の初代シルクスペクターをたずねる。 「ママ、本当の父親が誰かわかったわ」「えっ……ああ、そんな……ごめんなさいね……」 「ママ、いいのよ、もう。人生にはいろいろ奇妙なことがあって、みんな奇妙なことをするのよね。 中には人に言えないことだってある……ママ、愛しているわ。謝ることなんてないのよ」 ――二人が立ち去った後、初代シルクスペクター、サリー・ジュスピツェクは…… 涙を流しながら、愛していた男、コメディアン、エドワード・ブレイクの写真へとキスをした。 「ね、これで良かったろ? ところで、さっきお母さんも言ってたけど……」 「赤ちゃん? まだよ、あなたが戦ってる間、家でオムツを替えるのはお断り」 「ナイトオウルとシルクスペクターのコンビか」 「シルクなんて弱そうね。革でマスクのついたコスチューム……それに銃も!」 ――ニューヨーク 『ニューフロンティアーズマン』編集部は、相変わらずゴタゴタ続きだった。 政府の方針でソ連を中傷するような記事はかけなくなってしまい、紙面に穴が開いているのだ。 何とかして穴埋め記事をでっちあげなければならないと、ノロマな編集員が頭を悩ませていた。 後ろからは上司の激が飛ぶ。一刻も早く何かしらでっちあげなければ。 「ロバート・レッドフォードが大統領選に出馬表明した話題とか……」 「報道機関を侮辱するな! カウボーイ役者をホワイトハウスに送る話など論外だ!」 「ええと、じゃあ、読者投稿のファイルから見繕ってみます」 「ああもう、何でもいい、せめて悲惨な人生のなかで一度くらい意味のある仕事をしてみせろ!」 シーモアの手が、見覚えのある日記帳へと伸ばされていき、そして―― 「全部お前に任せるからな!!」 ――――WATCHMEN The END
WATCHMEN、超乙。最後まで楽しく読ませてもらった。 映画はDVDまで待つが、原作は日本でも買えるのか? 翻訳版出てる?
というわけで、ウォッチメンについてはこれで完結です。 正直なところ、『傑作小説』としても紹介されるこの作品ですが、 とうてい文章では表現不可能な領域の話(1コマ1コマの情報量がすさまじい)ので できれば原作コミック、それが難しければ映画(9月DVD発売です)を見ていただければ。 作中内資料とか見所というか読み所満載ですし。値段相応の価値はあるかと。 ともあれ、これで興味をもっていただける人が一人でも増えてくれれば幸いです。 月面にニクソンのサインがあることを思うと憂鬱にもなるけれど、 火星の表面に本当にスマイリーがあったというのは、なんだか元気が出る話です。 笑顔を忘れずに。
>>504 はい、原作は翻訳されて発売されています。
映画化と同時に再版になりまして、カバー+設定資料付というなかなか豪華な。
3400円とちょっと高いですが、これでも旧版より安くなっているので。
特設サイトで翻訳者の方が解説を書いているので、それもよければ見てください。
探せば旧版もあるのでしょうけど、絶版だったので高価という。
(まあ、解説は充実しているのですけどね、どうにもこうにも)
ウォッチメンの人乙! すげー面白かった! ありがとう
ウォッチメンの人超乙! 原作読んでる身としても、分かりやすくて良い解説だったよ これで原作に触れてくれる人が少しでも増えてくれたらなぁ… ロールシャッハさんマジカッコいいよな。 そりゃマスクとったら中身はブサ面だし、身長低くて靴は上げ底シューズだし、 友人の家の鍵を壊して勝手に中に入った挙句、食料(といっても冷えた豆の缶詰と角砂糖)を勝手に食い荒らしていくし、 とてもじゃないがまともに働いてるようには見えないし、悪党相手にはマジ容赦ないし、 尋問する時には容赦なく指を折るし(そりゃもうポキポキと)… それでも神に等しい力を持ったDr.マンハッタンにすら一切妥協せずに「No」と言い切ったロールシャッハさんは 誰がなんと言おうと俺の中じゃ正真正銘のヒーローです そーいや、劇場版だとラストが「イカ」じゃないって聞いたんだけどそこんとこ、どうなの? なんでもDr.マンハッタンがどうとか… 劇場版見た人、いるのであればもし良ければ教えては頂けないだろうか…スレ違いかな?
hoshu
510 :
マロン名無しさん :2009/08/12(水) 16:38:46 ID:7i6VorqP
依頼してもよろしいでしょうか? 尾崎南の「絶愛」と続編の「ブロンズ」をお願いします。 マーガレットに連載が始まった頃、「キャプ翼の同人作家が メジャー少女誌でBL漫画を!」とセンセーショナルでしたが、 休載も多く内容も迷走してる内にいつのまにか完結してたそうで・・。 あの世界観が苦手でしたが、どう結末をつけたのか気になります。 ご存知の方いらっしゃったら、よろしくお願いします。
昔、小学●年生に載ってた、「蒼いバラ」?とかいうホラー漫画。 少女漫画的な絵だった。 何年生だったかは不明。 貧乏で毎号買ってもらえなかったため、読めなかった。 どんな話だったのか気になる。 ちなみに自分は今年30歳なので、同じ学年の人で覚えてる人がいたら教えてください。
512 :
マロン名無しさん :2009/08/12(水) 21:59:05 ID:f4t607s0
それはスレ違いじゃないの 作者とか分かってから来てよ
514 :
マロン名無しさん :2009/08/15(土) 13:49:32 ID:Q8NYd0ZY
保守
専スレあると思ったら、無かったので名探偵コナンおねがいします。 記憶が薄いのですが、コナンの家(と言うより工藤新一の家)に 誰かが間借りしていた辺りまでは見ました。 ・間借りしていたのはどこの誰なのか ・メインストーリーはどの辺まで進行してるのか 等をお願いします。
516 :
マロン名無しさん :2009/08/18(火) 17:20:14 ID:MN8xtd7Y
7SEEDSのあらすじの続き読みたいなぁ
ほ
age
519 :
マロン名無しさん :2009/08/31(月) 03:39:53 ID:GPpkidHL
ほしゅ
520 :
マロン名無しさん :2009/08/31(月) 03:59:38 ID:GPpkidHL
「アガルタ」と「ニライカナイ」をおねがいします
オリオン街 - 山本ルンルン 連作短編だから、とりあえず一話を。 登場キャラ↓ ・スモモ おしゃれ大好き。ちょっとミーハーで勝気な女の子。 色々な事に興味はあるが、あんまり長続きしない。 大人っぽくて、カッコいい小学生を目指して頑張っている。 ・みどり スモモとは幼なじみで、我が道を行くかなり個性的な女の子。 人形劇やクラシックギター、老人ホーム通いなどさまざまな趣味を持つ。 スモモとは正反対の性格。 ※そばかすだらけでキノコカット。目が前髪で隠れている。 流行りのお洒落とは無縁。
522 :
521 :2009/08/31(月) 05:53:11 ID:???
一話 おさななじみ スモモとみどりは幼なじみ。とても仲が良かったが、 小学校も高学年になって来ると流行りや周りの目が気になるお年頃。 大人のお洒落に興味津々なスモモは、どん臭く、流行りや周りを気にしないみどりを 少し疎ましく感じ始めていた。 ・1 体育の授業中。二人ひと組でバレーのトスを20回行うことになり、 スモモはみどりではなく、クラスのイケてる系女子・カンナを誘う。 「カンナちゃーん!一緒にやろう!」 「え〜、でもスモモちゃん、カンナちゃんと一緒にやるんでしょ?」 みどりはどん臭いため、いつまで経っても20回成功しない。 一方、あっと言う間に終わらせて遊ぶカンナ達。 その日のお昼休み。スモモはカンナのグループと食事しようとするも、 「男子達と約束があるからダメ」と断られ、みどりと食事。 「スモモちゃん、見て!私が作った魔女(のマペット)だよ!」 「(またヘンなの作って…)上手だね」 「ホント?今日ね、老人ホームで人形劇やるの! 余った紙粘土でお揃いの魔女のキーホルダー作ったから、スモモちゃんのカバンにつけてあげる!」 スモモは思う。 ---みどりといると、あたしまでダサい子って思われてない…!?
523 :
521 :2009/08/31(月) 05:54:14 ID:???
・2 下校。スモモとみどりはいつものように一緒に帰宅。 みどりはスモモを老人ホームに誘うが、スモモはとてもそんな気になれない。 ダサいから。 カフェでカンナ達を見かけたスモモは、みどりの話を無視して走り寄る。 「何してるのーッ?」 「これから映画見に行くんだぁ。スペースコロニー2」 「あたしもそれ見たかったんだ!」 「…いっしょに見に行く?」 「わーっ、行く行く!」 カンナはみどりも誘うが、前述の通り老人ホームに行くので辞退。 じゃあね、と帰宅(※気にしてる感じは一切ナシ)。 みどりに対し、スモモはおざなりに別れのあいさつをしてカンナ達と一緒のテーブルにつく。 ---みどりってホント変な子。老人ホームより映画の方が断然お洒落で楽しいのに。 その席でカンナは、友達に遊園地のフリーパスを見せる。 子どもなら何人でもはいれるから、来週日曜に 「みんなで行こうよ!」 うかれる友達。スモモも俄然ハイテンションに。 「あたしその日誕生日なんだーッ!」
524 :
521 :2009/08/31(月) 05:57:00 ID:???
・3 帰宅後、さっそく日曜に着ていく服を吟味。 うかれているとみどりが来訪。楽しい気分に水を差されたスモモは不機嫌になり、 悪感情を隠さず冷淡な対応をする。 「あのねスモモちゃん。人形劇の音楽作りを任されたから作ってみたんだ。 聴いてもらおうと思って」 再生するも、スモモは聴く気にもなれない。早く帰ってほしかったしとにかく気に入らない。 「はっきり言って…ダッさーい。なんでアンタが曲作り任されたの?全然センスないじゃん」 スモモは悪感情から罵声を浴びせる。聞かずにテキトーに言っただけなのだが、 それを「親友からの批評」とシリアスに受け止めたみどりは どこをどう直せばいいかなどを真面目に質問してきた。 スモモはいよいよ閉口し、みどりを追い返す。
525 :
521 :2009/08/31(月) 05:58:25 ID:???
・4 家族で夕食。 「ママ〜、服買ってぇ」 「誕生日だものね。日曜にデパート行こうか」 「それじゃ遅いの。その日はカンナちゃんたちと遊園地に行くんだもん!」 「みどりちゃんは一緒に行かないの?」 「…だって、みどりとは幼馴染みってだけで…別に仲良くないもん。昔と今は違うの!」 言いながら、罪悪感にかられるカンナ。
526 :
521 :2009/08/31(月) 06:03:32 ID:???
・5 翌日。学校にて。 いつものようにみどりが話しかけてきた。 「ねースモモちゃん。今度の日曜誕生日だよね。一緒にどこか行かない?」 「ごめーんみどり!その日はカンナちゃんたちと遊園地行くんだよね」 「え?じゃあ私も行くー」 「え!?ダメだよ、だってカンナちゃんのフリーパスで行くんだもの。 4人までだからこれ以上人数増やせないし」 来られると困る。せっかくイケてる子たちと遊びに行くのに、みどりも一緒なんて…。 「じゃあ、私普通の料金払って入るよ。一度行ってみたかったんだー」 スモモはとにかくダサいみどりと一緒にいたくない。行きたくない! 「あんたとは一緒に行きたくないの!」 口をついて出てしまった本音。こみ上げる罪悪感。 走り去るスモモ。残されるみどり。
527 :
521 :2009/08/31(月) 06:12:26 ID:???
・6 昼。スモモは一人、カンナのもとへ。 「カンナちゃーん、お昼一緒に食べよう!」 「え?でもみどりちゃんは…?」 「いいのいいの」 こうして、スモモはカンナ達と楽しい昼食。 日曜の遊園地のことで盛り上がるカンナ達。スモモもテンションがいや増す。 「(遊園地の)新しい乗り物乗れるといいね、カンナちゃん!」 「えー、でもあれすっごく怖そう。あ、ティッシュ持ってない?」 持ってる、とカバンから出そうとするスモモ。その時、カンナの友人が吹き出した。 スモモのカバンについていた、悪趣味な魔女のキーホルダーを見て笑ってしまったのだ。 みどりが作ってくれたものだ。 「あ…笑ったりしてゴメン。上手にできてるけど…魔女?スゴいセンス」 「や、やだ、これはみどりが勝手に…」 スモモは慌ててそれをむしり、カバンの中に放り込む。 「さすがみどりちゃん、個性的〜。取らなくてもいいじゃない」 しかし、スモモはとにかくイケテる女子グループに混ざりたい。ダサいと思われたくない。 「あたしがこんなダサいのつけるわけないじゃな〜い!」 その時、近くのベンチでひとり食事しているみどりに スモモ達は気づいてしまった。こちらを見ている。聞かれたかもしれない。でも…。
528 :
521 :2009/08/31(月) 06:17:18 ID:???
・7 日曜。当日。 ママに作ってもらったお弁当。新しい服。スモモは待ち合わせ場所の駅へ駆けて行った。 誕生日。カンナちゃんたちと遊園地。イケてるグループの仲間入り! 「カンナちゃーん!」 「あ〜、スモモちゃん。またしても偶然〜」 「え?」 「スモモちゃんもおでかけ?どこ行くの?」 「…え」 「あたしたちこれから遊園地行くんだよね。特別パスでタダなんだよ!」 ここでスモモは気付いた。 ---みんなで行こうよ! 『みんな』 あの日、カンナちゃんの言った「みんな」に自分は入っていなかったのだ。 最初から。 「そういえばスモモちゃん、今日誕生日だったっけ。おみやげ買ってきてあげるね。 スモモちゃんはどこまで行くの?途中まで一緒に行こうよ!」 「…あ、あたし動物園に行くんだ」 「ひとりで?」 「まッ、まさかぁ。向こうで友達と待ち合わせしてるんだ、あたし急ぐから!」 スモモは逃げ出した。電車に飛び乗った。
529 :
521 :2009/08/31(月) 06:20:15 ID:???
・8 動物園。 「こ、こども一枚…」 ひとり。呆然と動物園をさまようスモモ。 同年代の子たちの楽しそうにはしゃぎまわる声が聞こえる。 ベンチでひとり、ママの作ってくれたお弁当を食べる。 涙がこみ上げてくる。 通りすがりの親子がこちらを見た。 「ねえママ、なんであの子泣いてるの?」 「あら、あなた大丈夫?はぐれたの?ひとり?友達とはぐれたの?」 …泣いてなんかいないもん! 他人からの善意がいたたまれず、逃げ出すスモモ。 当てもなく走り回り、挙げ句転んでしまった。カバンの中身が地面に散らばる。 その中に、あの、悪趣味な魔女のキーホルダーを見出した。 むしってカバンに放り込んだままだったものだ。 「…フン、変なキーホルダー!」
530 :
521 :2009/08/31(月) 06:22:46 ID:???
・8 夕方。スモモはひとり、帰路についた。 誕生日の日に勘違いして浮かれて、一人動物園泣きながらうろついてたことなど 誰にも知られたくない。ママにもだ。だから… 「ただいまァーっ!あー楽しかった!」 笑顔で、元気よくドアを開けた。 「あのね、パレードがキレイだったよ!でもすっごい混んでて…」 楽しさが忘れられない、とでも言った風を装い、それらしいことを口走りながら応接間へ。 しかし。 「スモモちゃん…」 そこには、ママ、と、カンナちゃん達がいた。表情は一様に暗い。 なんで? 「あの…、わたしたち、おみやげを渡そうと思ってきたの… まさかスモモちゃんもいっしょに行くつもりでいたなんて思ってなくて… ほら、スモモちゃんはいつもみどりちゃんと一緒だったし…」 なんで!? スモモは逃げ出した。
531 :
521 :2009/08/31(月) 06:30:13 ID:???
・9 涙で歪む夜の町をひたすらに走るスモモ。 全て知られてしまった。カンナちゃん達にも、ママにも! 溢れる涙をぬぐおうともせず、ひたすらに走る。逃げる。 走りつかれた頃、先の路地の角から何かの弾む音と、聞き馴染みのある声がした。 みどりだった。壁を相手にバレーの練習をしていたのだ。 「スモモちゃん、いまの見た?さっきなんて五回連続で出来たんだよ。 これで今度の体育はバッチリだよ!また一緒に組もうねー。…あ、ちょっと待ってて」 みどりは包みを取り出した。 「お誕生日おめでとう」 包みを開くとノートがあった。 手描きの絵にいろどられた表紙。その中心にこう書かれている。 『おさなともだち』 いつになく照れ笑いを浮かべながら、みどりは言った。 「初めて小説を書いてみたの!スモモちゃんに最初の読者になってほしくて…。 また厳しく批評してよ。アハハハ…」 曲を聞かされた時みどりにぶつけたのは、ただの悪口である。みどりがどう思うかなど何一つ考えず。 それなのに、みどりは…。いつも通り、我が道を行き、そして自分のことを思いやってくれている。 一方、己のことしか考えず、結果このような目にあっている自分。 スモモは、己の浅はかさ醜さと共に、みどりが本当に大切な自分の幼なじみ、 幼な友達であることに思い至った。 「ありがとう。読んでみるよ」 「エヘヘ…」
532 :
521 :2009/08/31(月) 06:41:25 ID:???
・9 ※みどりはその時、スモモのカバンに魔女のキーホルダーがついているのに気付いた。 一度は「ダサい」とむしられたはずのものだ。 実は、スモモは動物園で転んだ時、それをカバンにつけ直していたのだった。 みどりは嬉しくてしょうがなかった。口に出さないだけで、みどりも密かに胸を痛めていたのだ。 みどりは言った。 「あのねスモモちゃん、実はケーキも焼いてるところなんだ。 あした学校に持っていくつもりだったけど…」 その時、スモモを追ってカンナ達がやってきた。 「あの…スモモちゃんホントにごめ…」 謝ろうとするカンナ。 そもそも己の浅はかさによる一人相撲であったのだ。 以前のスモモであれば、己の恥ずかしさから逃げ出したり、 あるいは己の悪感情をそのまま相手にぶつけたかもしれなかったが…。 スモモはカンナを制した。 「それ以上言わないで。…ケーキが焼けるんだって。みんなで食べようよ」 こうしてスモモとみどりとカンナ達の、少し遅い誕生日パーティが始まったのだった。
533 :
521 :2009/08/31(月) 07:01:05 ID:???
これで終わりです。 オサレな可愛い絵、人をナメてるようなペンネームとは裏腹に 話作りがやたら堅実なため、これ以上自分には省略できませんでした… 自分の文章力では表現しきれませんでしたが、 痛々しい展開をラスト2ページで一気に大団円に持っていくという 手腕の鮮やかさにヤラれたものです。 絵にしても話にしても、作話上無駄な部分は省き、 必要な部分を的確に描くというのが徹底しており オサレ系漫画ってだけで馬鹿にしていた自分の不明を恥じましたね…。 この一話以降は、比較的ライトながら教訓的なちょっとイイ話が続き 読後感は非常に爽やか。ただ、話作りが堅実すぎるのが災いしてか 今イチブレイクしない作家でもあります。
宮本から君へ (作者:新井英樹) のバレお願いします。 長くないバレでもかまいません。
535 :
マロン名無しさん :2009/09/02(水) 04:03:50 ID:1MRfkf2o
536 :
マロン名無しさん :2009/09/06(日) 04:58:29 ID:erWL6msJ
ほしゅ
鈴木みそ「銭」の声優編をお願いします。
>>538 自分は何年も前からこのスレにいるし未解決の作品は
リクエストした人がリクエストが撤回してない限り書いていいと思うよ
サバイバル(さいとうたかを)のストーリーを教えてください
538
>>539 レスありがとう。じゃあ来週あたり書いてみるよ。
542 :
まとめの人 :2009/09/15(火) 20:28:56 ID:???
あらすじ書きさん乙です。
ここまでのあらすじと未解決まとめておきました。
>>520 「アガルタ」はすでにリクエストに入っていたので今回はいれていません
いつも乙です!
544 :
マロン名無しさん :2009/09/17(木) 02:49:59 ID:VwPvrq6n
乙です ありがとう
何かまとめ見ててあまりにもあんまりだったんで加筆したいと思います。 熊撃ち名人竹田のじっさまと名熊犬リキとの死闘の末、片目から脳の一部を撃ち抜かれ生態が狂い、 冬眠しなくなり凶暴性や知恵、体格などが異常成長するようになった赤カブト。 竹田のじっさまはリキの仇を討つためリキの虎毛の仔、銀を選び過酷な熊犬の訓練をさせる。 銀も成長した翌年、赤カブトを撃つために近代的な狩猟法を用いる秀俊が帰郷。 マタギvs洋式ハンティングの一幕の後、竹田のじっさまは体を壊す。 銀を可愛がる大輔少年は秀俊に唆され、洋弓の訓練をしついに銀と共に熊を一頭仕留める(法律違反)。 しかしここで妙な成り行きを見せる。ここまでは比較的リアル系熊退治物語だったが、 その地味さゆえか犬任侠物語に変貌を遂げる。 赤カブトの山に妙な野犬集団(主にはぐれて見捨てられた猟犬)の群が出現し、あろうことか犬だけで熊を噛み殺す。 さらにそのボスは死んだはずのリキしかも記憶喪失でも使命感健在。 かくして赤カブトを犬だけでブチ殺すべく、全国の男(強者と同義)を探しに犬達は旅だった。
異様な貫禄を誇るリーダー犬ベンに率いられ、ベンを恩犬と仰ぐ甲斐の三兄弟、 霞岳の魔王モスとその軍勢、伊賀忍犬とその頭領赤目、横綱武蔵率いる土佐闘犬軍団、 四国の山賊ビリーとその群れ、伝説の大横綱紅桜と次々強豪を仲間に加えていく。 さらに救援先の陸奥で五班を下した四天王と配下を吸収、日常的に羆を噛み殺す北見の白狼一行も加わり一大軍団を手に入れ奥羽に帰参。 一方男探しを続けた居残り組も九州全土を平らげ、大軍団を率いて奥羽へ向かう。 瀬戸内を渡る数百頭の犬の列はもはや天変地異の前触れである。 かくして集結した千を軽く超える犬の群による双子峠攻略が始まる。 一方の赤カブトも(居ながらに)全国から(雄度で?)集めた手下を要所に配置しており、さらにバリケードを設置したりしており準備は万全である。 敵味方の無数の屍を乗り越え、ついにリキの軍団は赤カブトの牙城に辿り着いた。 側近の羆と岩雪崩攻撃に苦戦するが、記憶を取り戻し熊犬の血滾るリキが一撃で羆の首を落としついに赤カブトは丸裸にされる。 なおも猛威を振るう赤カブトだが、残る一つの目をも失い異変に気付き現れた竹田のじっさまの村田銃と熊犬親子の秘技「絶 天狼抜刀牙」についに散る。 しかしリキも致命傷を負っており、抜刀牙を使ってはならんと言い残しその命を落とす。
八犬士編 赤カブトを倒しそれぞれ故郷に帰った男たちが何者かに襲われる事件が発生。 銀の抜刀牙に反応して現れた狼の末裔達で、八種の抜刀牙を操る八犬士の伝説がどうたらこうたらで抗争になる。 戦う内に奥羽軍団の何頭かも抜刀牙を会得し、ついに首領霊魔の前に辿り着いたとき 第三勢力の存在が明らかになって両勢力は和解、協力してそっちに当たることになる。 敵地に乗り込んで敵ボスと霊魔が相討ちになって戦いは終わった。 そして数年後(?)、竹田のじっさまが息を引き取り、奥羽のボスになった銀とその軍勢が道の脇にずらっと並んで見送って完。 やっぱ第二部うろ覚えだわ…嫌いじゃないんだけど。
乙。 >しかしここで妙な成り行きを見せる。 たしかに冷静に突っ込めばそうだよなw 月刊ジャンプで「白い戦士ヤマト」とかも同時連載中で 犬バトル漫画家として人気絶頂の頃だったなあ。 海外でもアニメが放送されて、北欧ではなぜか大人気だったりするんだよな。
549 :
マロン名無しさん :2009/09/19(土) 03:57:43 ID:BYYgTbhE
なんか変な話だなw
歳の数え方とか今とは違うところもあるけど、文中表記に従います。 北海道みどり牧場に生まれた期待の良血馬ミドリコの97はロバ似のとても馬とは思えない珍獣でした。 牧場長の飯富源治郎はこの不祥事を仔馬ごともみ消す気だが、息子の潜在能力に気付いたミドリコは なんとかしてそれを牧場長に気付かせようと手の限りを尽くし、ついに売られる別の馬に身代わりになることでそれを遂げた。 しかしチビは母に会いたい一心で牧場を脱走、単身旅に出た道中の森でネズミのチュウ兵衛親分と運命の出会いを果たす。 キンタマくさ男改めうんこたれ蔵の名を貰い、ついに母が売られ堀江たひげ牧場に到着。 しかしミドリコは心を鬼にして他人の振り。たれ蔵もリス兄弟のおかげでそれを理解し、遅めの子離れを果たした。 みどり牧場に帰郷したたれ蔵とチュウ兵衛だが、馬の下見に来る調教師で兄の昌虎に あんな悪い意味で馬並はずれた生き物は見せられないと裏庭に繋がれる。 他の馬から(ニセ)ミドリコの仔を見繕ってもらおうとするが、飛び抜けた馬がいないのか案外眼力がないのか(あるからか?)gdgdになり白状させられる。 しかし帰郷中のロッククライミング現場に遭遇していた昌虎は大激怒、ロバの種がついたと恐縮する源次郎に今すぐ走らせろと一喝。 一人では曲がれないたれ蔵にがっかりしかけるが、チュウ兵衛が騎乗し挽回すると昌虎大喜び。 源次郎の借金先本多リッチファームについていったたれチュウコンビは 同い年のくせに異様な風格を放つ、ミドリコを破ったヒロポンの仔カスケードと出会う。 源次郎の意向に反しレースを受けるチュウ兵衛だが、ほとんど相手にならず挙げ句心房細動で失神し、鼠馬共に完全敗北を喫する。
チュウ兵衛も反省し海岸でのトレーニングを繰り返し着実に実力を付けるたれ蔵、 体格故の騎手問題も落馬事故で馬上恐怖症になっていたチビ管こと山本管助を昌虎が見出し割れ鍋に綴じ蓋、解決。 馬名もタイトルを変えるわけにもいかないのでミドリマキバオーに決定、美浦に出発し競走馬生活が始まった。 さまざまな苦戦や特訓を挟みつつデビューから三連勝、一番人気で3歳王者決定戦朝日杯3歳ステークスに出走。 因縁のカスケードと、カスケードに潰された二冠馬ピーターIIの弟アマゴワクチンとの三強対決の結果、 潜在能力に覚醒したカスケードが一着で兄の想いを継いだワクチンが二着、マキバオーは惜しくも三着。 雪辱に燃える飯富厩舎一行は何と冬をモンゴルで修業。凍死しかけたりマキバオーの所有権を奪われたりしながら見事新走法を会得した。 一方日本ではワクチンが骨折、ドバイに遠征に行ったカスケードはガリッガリになって帰ってきており、皐月賞は楽勝ムード。 しかし不屈の闘将ワクチンの策に見事にかかり見抜いていたカスケードと直線で並ばれる。 それでもマキバオーが一歩抜けるがチュウ兵衛が落馬、そのヨレでハナ差の二着に転落。 チュウ兵衛は一命を取り留めるものの、医師からは騎乗停止命令が告げられてしまう。 それでもなんとか気を立て直し、チュウ兵衛の参加も条件付きながら許され、万全の体勢でダービーに臨んだ飯富厩舎。 一方のカスケードも馬体を戻し、NHKマイルカップで○外最強のニトロニクスを下し弱点を克服、両者共に死角無し。 マキバオーが逃げる異例のレース展開の末、壮絶なデッドヒートを演じ写真判定の結果、なんとGI史上初の同着1位。 しかし喜びも束の間、医師の言い付けを破り無茶をしたチュウ兵衛は控え室で静かに息を引き取っていた……
偉大な大親分を失い抜け殻のようになってしまったマキバオーは、彷徨の末モンモンモンにも出たやくざの宮蔦一家に拾われる。 そこでそっくりの妹マキバコに遭遇、茫洋としていた意識に火が入る。 しかし誘われて出場した八百長草競馬で、直線で走れなくなるトラウマ発覚。 立ち直らせるためのガチンコ草競馬で源次郎の助けもあり見事復活。おまけにマキバコもみどり牧場に引き取られることに。 菊花賞に向けてのトレーニングを始めるマキバオーだがカスケードは凱旋門賞に向かい不参加。三強対決は有馬に持ち越されることになった。 障害戦に参加したりいつもの無茶な特訓をこなすマキバオーだが、菊花賞はワクチンの執念に完敗、心を折られ4着に。 一方カスケードも見せ場こそ作るものの二の脚も出さずなんだか不完全燃焼気味に敗北。 そして迎えた暮れの有馬記念。三強に加え古馬最強の将軍トゥーカッター、○外最強のニトロニクスを交えた五強の戦いは 病を押しながらも抜けたカスケードをマキバオーが破りついに単独日本一に輝く。 そしてカスケードの引退式で世界への挑戦権を託され、マキバオーは一路ドバイへ。
以上第一部完。第二部はまた今度ね。 主にレース展開とか思い切り端折ったが、、これは是非読んで欲しい。 1巻のギャグ空気に騙されるな!いやギャグも悪くないどころか逸品なんだが。とまで言うと信者か。
おつ!
乙です。
マキバオー5歳の春、ドバイから帰ってきたはずのマキバオーは一切姿を見せなかった。 それどころかワクチン、ニトロ、アンカルジア、トゥーカッターといった実力馬まで姿を消していた。あとベアナックルも。 嶋島が執念で辿り着いた本多リッチファーム所有の秘密特訓基地では、五頭が過酷な訓練を積んでいた。ベア?別に…… そこで昌虎の口から明かされる、ドバイ国王企画の競馬ワールドカップ。これはそのための特訓だった。 なんやかんやでドバイに到着、島国競馬と馬鹿にされ闘志を燃やす五頭。 しかし相手はカスケードと同格以上の馬が少なくとも九頭。苦しい戦いが予想される。 特に凱旋門でカスケードを下した"世界を震撼させる馬"聖馬エルサレムの風格と実力は別格。 肝心のレースは少年漫画らしい無茶なコース。 具体的には、森林コースに超アップダウンコース、漏斗状超短距離コースに深砂水撒きコースと 馬の安全を考えない実にバラエティ豊かな取り揃えとなっており、日本代表に限らず各国代表の名馬たちは次々脱落故障していった。 そして迎えた第五レースはうって変わって凱旋門賞に似た正統派コース。 マキバオーとエルサレムが激突し、死地を越えたエルサレムの覚悟が圧倒するが、 ただのレースにさえ命を懸けたチュウ兵衛の、カスケードの想いを継いだマキバオーが食らい付き、そして──
結局マキバオーとトゥーカッターが倒れ、現時点最高得点ながらも最終競技のリレーを残し日本代表は棄権、帰国した。 特にマキバオーの故障は深刻で、安楽死の選択が普通だったが源次郎が断固としてこれを拒否。 必死の説得で治療、終身介護を認めさせる。 結局トゥーカッターも引退し、振り返ってみればこの二年の海外遠征は散々な結果に終わったのだった。 数年後、日本競馬界はミドリコのSS産駒ブリッツがニトロやワクチンも下し圧倒的に席巻していた。 そしてこの年からの新レース「ジャパンチャンピオンシップ(国際交流戦)」にエルサレムと さらにまさかのマキバオー、あとマキバオーを越える世界の珍獣王と化したベアナックルの参戦に盛り上がる下馬評。 とはいえマキバオーは脚にはボルトが入っているし、復帰後の入賞も無く話題作り以上の期待はない。 しかしレースが始まると一変、ベア、マキバオー、エルサレム、ブリッツの四頭が引っ張る展開に。 四頭の内三頭はとうに全盛を過ぎた馬だという事実に後続馬も奮い立ち、混戦になるが それを制したのはやはり世代交代の象徴ブリッツだった。 マキバオーそっくりのマキバコ産駒を代理母として育てるミドリコという、未来と過去を感じさせる一景で完。
実際の所ブリッツもマキバオーと一歳違いで新世代と呼べるほど離れてないんだけどねー。 当初はクラシック路線の後の敵として設定したんだろうけど、少年漫画的な方向に行ったせいで見事に空振り。 とりあえずみどりのマキバオーは以上。
長編まとめ乙!
乙です!懐かしかった ベアかわいそすwwww
乙 ベアは最後には馬ではなく、新しい生物になってたもんなw 体格も普通の馬の倍くらいなかったっけ?
562 :
マロン名無しさん :2009/09/24(木) 04:04:01 ID:5A5T/Yei
35年くらい前に、NHKで放映されていた人形劇で「空中都市008」というのがあったのですが どのような内容か教えてください。 宇宙にある7つそろえれば願いが叶うという玉を探して旅をするのですが ラストがわかりません。よろしくお願いします。
何で漫画サロンで人形劇? 懐かしテレビ板かNHK板で聞いた方がいいのでは。
>>562 板違い
ここは漫画のストーリーを要約するスレです
基本構造 小学一年生にしてセクハラ顔のリーダー的存在たけしを中心としたギャグコメディ漫画(人情もあるよ!) だいたい一話完結の形を取るが、たまに数話続く中編があったり、シリアスバトル長編が始まったりする。 そしてその割合はジャンプのご他聞に漏れず多く長くなる。あと異常なまでの年齢不相応な容貌と言動。 日常編を解説してもしょうがないので長編だけ抜き出して書いていくことにした。 うろ覚えで書いてるので順番は前後してると思うし、抜けもたぶんある。 ボンチュー編 臆病キャラの元気が怪しい道場に入門しの素行が変化。 調査しにというか乗り込んでいくと、ボンチューのネームバリューを利用した詐欺道場だった。 しかしそこへ当のボンチューが帰還。リーダー保育園でたけしと同期ながら圧倒的な戦闘力を誇っていたが、 主席の証「リーダーバッジ」を貰えなかったことで執着があったボンチューと激闘。 戦闘力差は変わらず圧倒されるが、スーパーたけしに覚醒(申し訳程度の髪が逆立ち、目つきが悪くなる)逆転勝利。 以後実力派ライバルポジションとしてちょくちょく出てくるようになる。 へるスィー編 初詣に出かけたたけし一行だがポッポ神社(学問)は超満員。脇にあるやたら高い山の上の神社を目指すことにする。 道中上の神社の侍従サムソンとユンケルの妨害や謎の妖怪の妨害をくぐり抜け、ポッポ神社(健康)に辿り着く。 しかし健康の神へるスィーにお前らの健康さを試すとか言われてサムソン、ユンケルらと三本勝負。 実は学歴偏重社会で参拝者が極端に減って寂しくなったへるスィーの全力レクリエーションでした。
ごめん、名前欄抜け。 世紀末リーダー伝たけし!
マミー編 (小学生の)不良グループが組織化し問題に。その上ボンチューとガチれる実力の馬場まで病院送りに。 緊急事態ということでえんチョー(人名)がたけしの同期生を集合させ、対策を練るリーダー合宿を開催。 しかし合宿所にもマミーファミリー四天王が襲撃。壊滅状態に陥るもボンチューと馬場の登場で危機は脱する。 残存戦力でマミーのアジトに逆襲をかけるが、マミーの傍らには「史上最高のリーダー」トニーの姿があった。 保育園卒業後、世紀末な和田町に赴き、いろいろあって挫折して完全壊滅させて荒んでマミーファミリーに入っていたトニーだが、 スーパースーパーたけし(?)に破れ、えんチョーに慰められ救われた。マミー?ボンチューと喧嘩友達になったみたいよ。 ガッツ島編 ・戦闘力値(ガッツ)とスカウターのある魔境冒険物 たけしの飼い犬(?)小次郎が奇病に冒され半死。健康の神へるスィーでも現状維持が精一杯で、 あらゆる病を治すと伝えられるモービーの血を求めてガッツ島へ赴くたけし、ゴン蔵、馬場。 尋常でないクリーチャーのみが闊歩するガッツ島で謎の青年シシカバに出会い、共にモービーの血を求めて奥地へと進む。 謎の暴君マリオに撃墜されたりシシカバがマリオの兄ガッツ神の仮の姿だったりいろいろあって モービーの血を得てガッツ神が復活、しかし情が入ってマリオに敗北、さらにマリオは凶悪になるが 同様に血を浴びたたけしがクリーチャー化、マリオを圧倒。モービーはガッツ島そのものでしたとかなんやかんやあって大団円。
世界最強コンビ決定戦とみせかけて魔黒編 ・能力バトル物 魔黒側:一人一能力、リーダー側:魂コントロールによる変形 大会も佳境に入ったあたりで怪しいコンビが本性を現し阿鼻叫喚の渦に。観戦に来ていたトニーすら歯が立たず一蹴される。 緊急事態と全世代のリーダー達が集結、魔黒に乗り込む。魔黒には生身では入れないので魂になり、 それぞれ合体して同時に魔族に対抗できるパワーを身につける。たけし、ゴン蔵、ボンチュー、トニー、マミーの五人。 十二何たらと戦いながら、さらに合体して「たけ蔵」「ボミー」「トボミー」になったりしながら進む元五人。 リーダーバッジ授与者にして魔黒の王子パレットのチート能力が父王ブラックに奪われ、最終決戦。 六人合体+リーダーバッジパワーでブラック撃破。ありがちな過去の悲劇が語られてなんか救われて自己犠牲、魔黒救済。 りーだら病編 あんまり覚えてない でかくなったたけしの体内に潜入してりーだら病の原因を叩く話。 暴れるでかいたけしはたけしのばあちゃんが抑える。 学研漫画みたいに体の各所を司る○○(部位名)たけしたちと邂逅しながら プレッシャーでぐれた脊髄たけしに到達。ばあちゃんが父ヒロシを降ろし救済。 天界編 wikiには載ってるけど全然覚えてない。加筆求む。
野球編 グラウンドの使用権を巡りマメマメタイガース8軍ともめるが、 たけしらの野球の実力を見て1軍を凹ますのに協力してくれと懇願、協力関係成立。 毎度の事ながら小学生離れした1軍との試合は当然ながら圧倒されるが、 必死さとチームワークと慣れで終盤に追い付く。お約束の冷めてる1軍は空中分解。 キャッチャーが実は監督で1軍のチームワークの悪さを改善させるために組んだ試合だった。 結局チームワークも改善され8軍キャプテンの実力も認められ万々歳。 バーバリアン編 最悪の犯罪者安藤仁一が釈放早々大暴れ。凄惨な事件を各地で引き起こす。 ボンチューの親父バンチュー(トキ)やえんチョー、ばあちゃんなどの実力者らも鎮圧に乗り出す。 たけしの父ヒロシの影がちらついたり安藤の謎めいた能力に翻弄されたりいろいろあったが 最終決戦の佳境でまさかの例の事件による連載中断。 別紙に移ってなんか安藤は哀れな奴でたけしは親父からリーダーを受け継いでとかいろいろあって完。
なんか最近俺しか書いてないぞ?元々こんなペースなのか? うろ覚えだからすごく大雑把に書いたので加筆上等。
じゃあそのうち未解決から選んで俺も書くよ
571じゃないけど、未解決からくるぐる使い やる 原作は読んでないんで、あくまでコミック版準拠です。
大槻ケンジ原作、大橋薫画、くるぐる使い 単巻 波野(はの)老人は入院中、自分の世話をしてくれてる新人看護婦に話しかけた。 自分はもうすぐ死ぬだろうから、過去の話を聞いてほしい、自分は本当は外道であったのだと。 看護婦は老人の若い頃の懺悔であろう、その話を聞いてあげることにした。 波野は若い頃は、スリや空き巣などをして食いつないでいた。 ある日、奇術師として参加した夏祭りでスリの獲物を物色していたところ、 同じく祭りに来ていた、狂人を見世物にする「くるぐる使い」に出会った。 幼い少女を連れた男が壇上に上る。少女は目線もうつろで明らかに正気ではない様子。 その少女が意味不明な言葉を叫ぶと、男が「もうすぐここに血の雨がふるであろう」とその言葉を翻訳する。 その直後、祭りのテントが崩壊事故を起こし、本当に祭り会場は大勢の犠牲がでた。 波野はくるぐるの予言は本物だと感じ、くるぐる使いに強引に弟子入りしたのだった。 弟子になった波野の仕事はくるぐる・亀子の世話。本当は16歳らしい亀子は障害を持っており、 外見はせいぜい10歳くらい。いやいやながらも亀子の食事の世話や、おむつ交換などを続ける生活を数か月おくるうちに、師匠から極意を聞き出すことに成功する。 そして、波野は師匠の金を盗み、そのまま逃げた。
波野は「自分のくるぐる」になる娘を探すうちにある村にたどり着いた。 そこで美那という娘に出会う。 美那は亀子のような予知はできないが、他人の秘密の過去を言い当てることができた。 波野は遠方に引っ越した唯一の美那の友人が、美那のせいで死んだと吹き込み、 友達のいない孤独な美那を追い詰め、狂わせてしまった。 こうして意図的に美那をくるぐるに仕立て上げ、美那の母から二束三文で買い取ることに成功した波野は、 「障害を持った哀れな妹とその兄」という設定で、くるぐる使いとして芸を見せて歩いた。 波野は美那に兄さんと呼ばせてうまくしつけることにも成功した。 美那は観客の秘密を百発百中で暴露することができ、その驚異の力は評判になって ついに二人は大手サーカスにスカウトされた。 サーカスでの空中ブランコに次ぐ人気芸となったくるぐる使いだったが、戦後、文化発展の時代にあって、 くるぐる使いのようないろものは待遇がそれほどよくならず、波野は不満を感じるようになる。 そのうちに、美那の過去読みが当たらなくなってきて、くるぐる使い芸は危機を迎える。 巫女が恋愛をすると聖なる力を失うという話を思い出し、 波野は美那が女好きのブランコ乗りに手をつけられたのではないかと思い込んだ。 興奮した波野はブランコ乗りのロビオを襲撃、そのままサーカスのテントに放火する。 焼けあとからは、ロビオとそれを助けようとしたと思われる美那の二人の遺体が見つかった。
狂人である美那が放火の犯人だろうということにされてしまい、波野は罪を免れたが、 肝心のくるぐるを失ったので、波野はサーカスを解雇された。 その後旅をするうちに、波野は美那の出身の村にたどり着いた。せっかくなので美那の母に彼女の死を報告に行くと、 美那の母は美那は幸せだったと思う、と波野に礼を言う。 なんと、美那は狂いながらも、時々母に手紙を出していた。 そこにはたどたどしい字で、兄さんが自分を大切にしてくれることや、 自分が彼を好きであることなどがつづられていた。 そして、波野は思い返すうちに美那が本当は波野を助けようとして焼死したのであろうという事と、 何より波野も美那を愛していた事に気づくが、全てはもう取り返しがつかないのだった。 波野老人は看護婦にその話をした数日後に亡くなった。 障害者の養護施設をつくり、立派な人とたたえられた波野老人の真の過去を知るのは、 いまはその看護婦一人だけである。
波野 泥棒・すり生活をしていたが、もっと金になりそうなくるぐる使いに弟子入り。 師匠から金を持ち逃げし、元は健常者だった美那を故意に狂わせても全く罪悪感を持たないような人。 美那 他人の過去の記憶を読み取れる。それをつい口にだしてしまったりする。 読める過去は特に秘密にしているような後ろ暗い内容ばかりなので、余計人に嫌われ友人もほとんどいない。 くるぐる(狂人・精神異常者の意)ではなかったが、波野に精神を狂わされた。 看護婦 たぶん新人のドジっ子。波野老人を献身的に看護している。
乙。マンガ版なんて出てたのか……。正確には大槻ケンヂね。 マンガ版に解説があるかわからんが、有名な映画、フェリーニの「道」がモチーフの話。 そっちは主人公がザンパーノ (→ 波野 はの なのか。なみの だと思ってた) ヒロインがジェルソミーナ (→ 美那) サーカス要素とかキャラクターの関係とかラストとかが、映画を踏襲してる。 細かい話は、全然違う。(キチガイを使った芸なんて「道」には出てこない)
>>520 >>540 「アガルタ」について、かなりの名ダイジェスト?を発掘しました。書いてくれた人はすごいです。
次に記載させていただきます。(分割します。)
ttp://salad.2ch.net/comic/kako/994/994454403.html 51 名前: これでどうだ? 投稿日: 2001/07/24(火) 22:02
変な島に友だちと忍びこんだら、鎖ジャラジャラさせた正体不明の怪力の
美少女がいたので、なんとなく一緒にフラフラ出歩いてたら追手が現われ
たので、なぜか一緒に逃げるハメになった主人公。この女は水が無いと全然
元気がないので水探しするうちに、キャプテンとか紅花とかリアムとかが巻き
込まれるわ、ウルスラっていう「妹」(萌え〜)と庭師が襲撃してくるわで
大騒ぎ。
それをかわしてようやく街(スラム)まで逃げてくるうちに、美少女(レエル)
はだんだん人間っぽくなってくるんだけど、娼婦館のジャドというねーちゃん
が庭師と組んでレエルを捕獲してしまったので、主人公ジュジュ君は困って
スラムの旧友たちと合流しながらレエルを探す。つかまったレエルの頭脳の中
には、庭師のピーウィがダイブして探査するんだけど、そのせいでタマリスクが
感応して発動し(?)、大洪水が起きて皆流されて行方不明(になったようだ)。
その間、友達のコーリーはヤク中みたいな感じで人間変わってたり、リアムが
ジュジュのねーちゃんさらって一儲けしようとかすんだけど、このへんはよう
わからんうちに失敗。やっぱりヤク中みたいな感じのねーちゃんはスタイプが
連れて帰って行く。
ジュジュ君は、白いリリスとかゆう殺人鬼がレエルのなれの果てじゃないか
と疑ってみたりする。その殺人鬼を追跡していた警官オリバーは子供にいぢめ
られていたレエル(浦島太郎か?ワラ)を拾ってきて、家で飼い始める。そこに
変なオヤジと女がやってきてレエルを連れ去ろうとしたので、オリバーは銃で
応戦しながら逃げようとしたら、庭師のピーウィが乱入してくるわ、正体は実は
ウルスラだったリリスがジュジュ君をぶら下げて乱入してくるわ、とうとう巨大
ロボまで乱入してきて大騒ぎ。で、どうなったかよくわかんないんだけど、
ジュジュはレエルとようやく再会して、熱いベーゼを交わそうとしたところで
休載。ふう。
Honey Roseお願いします
>>580 過去に作者本人から削除依頼が来たから無理。
幻冬舎サイトで携帯でも読めるよ。
作者本人じゃないっしょ。 信者がふぁびょったんじゃなかったっけ?
それ絡みで1度まとめサイトを消されたみたいだしね。 一応、その後のやりとり含めて過去ログPart12〜15辺りにあるよ。
作者はかなーり著作権に厳しい人で当然と言えば当然だが無断転載サイトに突撃したりしたしあらすじといえど厄い
韓国人の無断転載サイトと戦ったんだよな。特亜人のモラルのなさに激怒脱力してた。 愚かな振る舞いだと批判する人も絶対いると思うが、個人的にはカッコ良かった。
よっぽど作品に自信ないんだなあ。 ネットは宣伝媒体として便利なのにね。 なんせ大本が何もしなくてもファンが勝手に宣伝してくれる。 全部見せたら買ってもらえないってのは、作品を舐めてる。 面白かったら全部見た後でも買っちゃうもんだ。 ネットで見たからいらんって層は、もともと金を出したがらない層だしね。 ちなみにこのスレのあらすじ読んで感動して本を買ったら、 本よりあらすじの方がずっと面白くてガッカリしたのは内緒だw
はにろの作者の作品と海野つなみ作品は明文化してないけどこのスレじゃ二大タブー
>>586 検索して該当事例の韓国人の言動を見ても同じこと言うなら、悪いけど586が
韓国人レベルなんじゃないかなと思う。
(個人的には、該当サイト読んだらひどすぎてムカムカ来たよ)
「たとえ作品が全編違法視聴されたって、宣伝になってるんだ」理論も、
『海賊版被害でついに全ハリウッド映画会社が韓国でのDVD販売から撤退』とか、
『違法動画の常態化で北米での日本アニメDVD売り上げが2004年から半減、
ジェネオンやバンダイエンタ等の最大手すら撤退してしまった』とか
実例でもうすでに否定されている。
(その一方でクランチロールとかnarutofan.comとか日本アニメの違法転載で人集めを
した中華系運営者の動画サイトが数億円の収益をあげて大企業化してるという……)
TV放送や立ち読みていどならともかく、「ネット上でいつでも全部見れる」
までいくと、見る側にとってもう「持ってる」のとたいして変わらないんだよ。本やDVDを。
まあ、そうだろうね。 所謂MADとかなら、百歩譲って宣伝になるにしたって、 本編に関しては宣伝になるどころか、むしろ営業妨害だよ。 いつでも見れるなら持ってるのと変わらないし、ダウンロードもできる。 日本のDVDは高すぎるって意見も最もだとは思うけれど、 こんな状況で売り上げ伸ばすには、そういう手段しかなかろうよ。 で、小説やら漫画やらの本編が、アップロードされてるとなりゃあ……。 このスレみたいに「あらすじ」だけなら、レビューとかと大して変わらないが、 本編全部読めるなら、わざわざ金払って単行本買うような奴は出てこないだろうね。 いたとしても、ごく僅かの連中だけだ。売り上げは落ちる。
いい加減スレチガイということに気付いてください
「アンラッキーヤングメン」のストーリーを教えてください。
>>580 まあ、こういう風にややこしい人たちが出てくるから諦めた方がいい
なんか家族内で昼ドラ繰り広げる程度の話でしかないし読む必要もない
保守
ほしゅ
安野モヨコの「花とみつばち」お願いします。 詳細バレである必要はありませんが 一行バレとか三行バレのような短すぎるバレではなく ある程度は文章を読めるようなバレでお願いします。
ほしゅあげ
597 :
マロン名無しさん :2009/10/12(月) 08:33:46 ID:NzFdABLb
ごめん もう1回
598 :
マロン名無しさん :2009/10/13(火) 02:07:06 ID:NHdYn25/
志水アキの「幻想水滸伝3ー運命の継承者ー」をお願いします
599 :
マロン名無しさん :2009/10/13(火) 23:06:52 ID:MGOhqHA7
さとうふみやの「仏陀再誕」を教えて。 幸福の科学の宣伝雑誌に載ってるって噂の。
600 :
リボーン@ :2009/10/14(水) 23:15:42 ID:???
それじゃあ未解決からリボーンを。 場所はイタリア。怖面のオジサン達が、酒場へとやってきた人物に声をかける。 「リボーンか…またオヤジに呼び出されたようだな」 「人気者はつれーなー 今度はローマか?ベネチアか?」 その問いに、リボーンと呼ばれた人物が短く答える。 「日本(ジャッポーネ)だ」 ざわつく酒場。リボーンはぽつりと呟く。「長い旅になりそうだ」 所変わって日本。バスケ中に顔でボールをキャッチするどんくさい少年がひとり。 彼の名前は沢田綱吉(つなよし。通称ツナ)。しかし勉強も運動もさっぱりで、周囲から「ダメツナ」と呼ばれており、本人も「どうせ俺はダメツナですよ」と諦め気味。 そんな彼が学校へ来る唯一の理由。それは同じクラスで学校でのアイドル、天然美少女笹川京子に恋をしているから。 遠くから眺めて彼女の微笑みを見るだけで幸せだったツナだが、剣道部主将の持田先輩と彼女が待ち合わせていた場面を見てしまう。 「学校いる意味ねーなー、かえろ」 結局ツナは学校をサボり、帰宅したのだった。
601 :
リボーンA :2009/10/14(水) 23:30:25 ID:???
場面は移り沢田家。母親にサボりを咎められるものの、自室でダラダラと過ごすツナは特に反省もしない。 そんな息子に、母親はある事を告げる。なんと家庭教師を頼んだというのだ。 「家庭教師なんて嫌だ、どうせ何やったって無駄なんだから!」ツナがそう叫んだ直後、彼の足元から聞き慣れない挨拶が。 「ちゃおッス」 そこにはスーツをビシッと着こなし、ハットにカメレオンを乗せ、胸元に大きなおしゃぶりを下げて立つ二頭身の赤ん坊がいた。 「オレは家庭教師のリボーン」 今日からやってくる家庭教師が赤ん坊?なんの冗談だとケラケラ笑うツナ。「お前に教わることなんてないよ!」と言ったツナだったが、リボーンからみぞおちに強烈なキックを決められ気絶。 さらにリボーンは告げる。自分の本職は殺し屋で、本当の仕事はお前をマフィアのボスにすることだ、と。
602 :
リボーン :2009/10/14(水) 23:37:23 ID:???
中断 時間見つけて投下にきます
最近完結した「らーめん発見伝」の全体のストーリーをお願いします。 クイズ番組に出たあたりまでは読んでました。
りぼーん乙です 続き待ってます
605 :
マロン名無しさん :2009/10/18(日) 14:52:52 ID:EjEyUEbt
諸星大二郎の「マンハッタンの黒船」「生物都市」「失楽園」をお願いします
>>603 藤本はラーメンマニアキングになって開店資金ゲットしたあとも仕事とラーメン屋の二重生活
その後も全国ウロウロしたり、ハゲとバトルしたりが続く
そんで最後のほうで藤本の会社とハゲプロデュースのラーメンテーマパーク同士がバトル
その最終戦ついに藤本は脱サラ開業を決意し素顔でテレビ出演、ハゲとのラストバトルに完全勝利
ヒロインとも結ばれ「ラーメン藤本」開店。
ところがめでたいその日にハゲ登場。ラストバトルで藤本が作ったラーメンをさらに美味くして持ってきてほなサイナラ
それはハゲなりの開店祝いであり、藤本は戦い続けてここまで自分を引き上げてくれたハゲに感謝
「ありがとうございました」 完
607 :
まとめの人 :2009/10/19(月) 10:57:17 ID:???
ここまでのあらすじと未解決まとめておきました。
仕事が忙しくてかなり更新が遅れてしまいました。すみません。
>>580 スレでも出ている理由でリクエストには入れていません。
おつおつ
おっつー
610 :
マロン名無しさん :2009/10/24(土) 15:17:12 ID:iS6VFl2P
保守
いくえみ綾 カズン おながいします
hosu
さいとうたかを サバイバル 詳細バレで お願いします。
>>614 後のレスを読めば続きが書かれてない理由が分かるっしょ
リク主さんがウィキであらすじと人物補完したから、質問に答えただけで終わり
>>615 614です。レスありがと〜続きの会話を見落としてましたw
ついでと言ってはなんですが、こういうラストのオチの部分(19代目スレの184)を
まとめサイトに載せたらまずいのだろうか?
617 :
マロン名無しさん :2009/10/31(土) 23:11:38 ID:pvQZBpnl
「恋愛出世絵巻 えん×むす」をお願いします
618 :
カズン 1 :2009/11/05(木) 08:54:24 ID:???
>>611 カズン
いきます。
3行でまとめると、
デブ+地味+彼氏いない歴年齢のさえない女子が恋をして
運動とバランスの良い食事でダイエットを頑張って綺麗になるも、失恋し、リバウンド。
しかし立ち直って、ふたたびダイエットを頑張ろうとしている。
詳細バレは、途中まで書きました。
書くのが難しくて困ってます。
619 :
カズン 2 :2009/11/05(木) 09:01:24 ID:???
カズン詳細バレ1 主人公・白河つぼみ(通称ぼん)は、デブ+地味+彼氏いない歴年齢の女子。 高校卒業後、レンタルビデオ屋でアルバイトをしているフリーター。 ぼんは男子からは好かれないけれど、おっとりした性格と癒し系の外見のせいで 女子の友達はたくさんいた。 ぼんのイトコには、美人でスタイルが良く人気アイドルの「ノニ」がいる。 ぼんは自分とノニの境遇を比べて、まぁ現実なんてこんなものだと諦めている。 ぼんの妹・ひな(妹は痩せてて今時の外見)は、ノニの大ファンで 自分のイトコがノニだと、学校で自慢しているようだ。 ぼんの親友・栄子は、化粧やしゃべり方はイマドキギャル風だが ぼんの幼なじみで、ぼんには幸せになってほしいと心の中で思っている。 バイト先では、明るくフレンドリーな男子大学生城下(通称シロ)や ビデオ屋に来る客で小さいレストランバーを経営してる茄子川さんの出会いがあった。 シロもノニの大ファンで、ノニがぼんのイトコなことを聞かされて驚く。 シロは、ぼんは痩せれば容姿が良くなることを言って、ぼんを励ます。 ぼんにとって初めての男友達(恋愛感情は抜きで)がシロだった。
620 :
カズン 3 :2009/11/05(木) 09:02:39 ID:???
カズン詳細バレ2 シロの彼女の金井さん(通称りっち)は、高校時代は ヤセ+地味+メガネ+彼氏いない歴年齢+女子の友達もいない…という女子だったが 今は化粧やファッションのせいで別人のように綺麗になって、自信もついている。 仕事はチラシのモデルをしている。 りっちは、やけにぼんに意地悪く接してくるのだった。 茄子川さんは、ぼんを外見で差別しない初めての男性だった。 ぼんは茄子川さんに片思いをして、生まれて初めて綺麗になりたいと思い 化粧やダイエットを頑張って痩せる。 しかし、ぼんは茄子川さんに失恋。 茄子川さんは実年齢も精神年齢もぼんよりずっと大人の男性で ぼんのことは人間としては好きだが、恋愛対象としては見れないのだった。 茄子川さんにふられて傷心のぼん。 いくらダイエットや化粧で外見が多少良くなっても、心は 自信がなくていじけて恋愛初心者のままだった。 (つづく)
621 :
マロン名無しさん :2009/11/07(土) 17:27:11 ID:qNfjHqYW
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を教えてください。
ザ・ワールド・イズ・マイン(新井英樹)をお願いします。 ニコニコの「せかーいでいちばんお姫様♪」という歌とは関係ないです。
>>622 もうあるじゃん
ちゃんと確かめてから頼めよ
624 :
マロン名無しさん :2009/11/15(日) 04:37:57 ID:b36ujYO5
保守
625 :
マロン名無しさん :2009/11/18(水) 10:56:12 ID:isP/OIhK
保守
626 :
マロン名無しさん :2009/11/22(日) 03:29:26 ID:OT5jSJ05
保守
627 :
マロン名無しさん :2009/11/27(金) 14:06:00 ID:LA4gCTIS
保守
628 :
マロン名無しさん :2009/11/28(土) 16:05:24 ID:a5JH44Vg
途中まで書かれてる「NHKにようこそ!」の続きと、 「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」をお願いします。
外天の夏について知ってる人いますか? ラストが打ち切りとか聞いたのですが
630 :
マロン名無しさん :2009/12/01(火) 23:10:09 ID:NidScCJF
保守
申し訳ない、誤爆しちゃった… 改めて誘導してきます。
>>631-632 誘導ありがとう
筑波さくら「森の声」のストーリーです
(LaLa1994年10月号P479−P518カラー1P、ついでに164Pにインタビューあり)
「城所豊くん…私 あなたを 好きでした」少女舞島有里飛び降りる
少女は前世の気を区を持ったまま「城所豊」として生まれる
赤ん坊のころは木や動物と話すことができるが、だんだん話さなくなり
忙しくて木(いきもの)と話していた事さえ忘れてしまう
豊はまだ木と話せる少年樋口洋太と出会う。
洋太は前世で好き会っていた「あかね」を探している
2人は高校も一緒に進学して、舞島と出会う
有里が死んで16年が経っているので、詳細をあまり覚えていない豊
有里の事が好きになった豊は告白する事を決意する
心配する洋太は「あかね」と出会い、その瞬間、木と話せる事をすっかり忘れてしまう
混乱した豊は有里に「大嫌いだ」と言ってしまう
木に励まされて落ちついた豊は、自分が言った言葉が飛び降りるきっかけだったと気付く
飛び降りた時に駆け付け、手を引っ張る
…場面変わって
豊は誰かに呼ばれた気がする。洋太が「まさか木に呼ばれたかー?」
「そんなわけねーだろ」と会話していると有里が来て3人仲良く歩く
国会図書館のコピーはネットや近所の図書館から申請できるらしいです。
633です。つけたし ラストは輪廻転生が変わったようです。 冒頭では手を掴めなかったけれど、ラストの方では掴めています。 その後何もなかったかのような処理で、3人仲良く日常に戻っていきます
635 :
マロン名無しさん :2009/12/05(土) 00:40:20 ID:1/NhZOgv
>>633 乙です。他板の依頼主じゃないんだけど、質問していいですか?
>心配する洋太は「あかね」と出会い、その瞬間、木と話せる事をすっかり忘れてしまう
>混乱した豊は有里に「大嫌いだ」と言ってしまう
これはどういう意味ですか?
一行目。恋をすると木と話すことができなくなるってこと?
二行目。豊が混乱した理由は、有里が自分の前世の少女だったことをどこかで気づいたから?それとも、単に恋をしたことに対する動揺?
>豊は誰かに呼ばれた気がする。洋太が「まさか木に呼ばれたかー?」
>「そんなわけねーだろ」と会話していると有里が来て3人仲良く歩く
洋太の「あかね」の存在はどうなっちゃったのですか?
また、これは有里を助けた後日談なのか、このとき豊は有里のことを前世の自分と割り切っているのか、それすら忘れたことになっているのか、どういう意図だと読み取れますか?
「木に呼ばれる」という言葉の中には何か作品のテーマ、意図があるんでしょうか?不思議な作品で、汲み取れない点が多いので、教えてほしいです。
>>635 質問の点は結構曖昧な表現で処理されているので、
実物を読んだ方がいいと思うのですが、私の解釈ではこんな感じです
>一行目。恋をすると木と話すことができなくなるってこと?
前世で好きだった女性が転生した人物に会った瞬間木とはなせなくなるようです。
洋太が探していた「あかね」は小さい女の子で、転んだ所を起こしただけで
木と話せなくなり、話していた事も忘れています
>二行目。豊が混乱した理由は、有里が自分の前世の少女だったことをどこかで気づいたから?
それとも、単に恋をしたことに対する動揺?
有里は自殺して豊に生まれ変わった時点で記憶を持ち続けてます。
豊は洋太が変わってしまった事に動揺し、
自分の前世である有里が後世?の自分に話しかけてくるという状況にも混乱しています。
あと自分は探していた想い人(有里)と話すことで、洋太と同様に忘れてしまいたくないと思っています
>洋太の「あかね」の存在はどうなっちゃったのですか?
あかねは2コマほど出てきただけの小さい扱いでした。多分ページの都合で割愛されたのかと
>また、これは有里を助けた後日談なのか、このとき豊は有里のことを前世の自分と割り切っているのか、
>それすら忘れたことになっているのか、どういう意図だと読み取れますか?
輪廻は時間の概念がない、自分が好きだった人に生まれ変わっている設定で
現在の自分が前世の自分を好きになった場合、運命は変えられるかというのがテーマのようです。
ラスト2ページ豊達3人は木と話せなくなっているので、
飛び降りた有里の腕をつかんだ瞬間に、豊も木と話せなくなり、話していた事も忘れたと読めます。
インタビューによると、CMでサルバドール・ダリの「記憶の固執」を見て
その絵を自分なりに解釈したそうです。
筑波さんの初期短編は不思議系が多いので
未収録を探して読むのも楽しいかもしれません。
637 :
マロン名無しさん :2009/12/05(土) 12:44:45 ID:v17Pqt/Y
こいわ美保子の「スポットライト殺人事件」のあらすじです。 ヒロインはダンスが得意でスクールメイツのようなバックダンサーをしている。 記者の兄が車に細工されて事故に会い、意識不明になる。 兄が追っていた事件は公園で年配の女性医師がナイフで刺殺されたというもの。 ヒロインはアパートで兄と2人暮らしだったが、犯人に部屋を家捜しされた上、「バッグ(証拠品)を出せ」と脅されたことから、兄の親友の刑事の家に引き取られる。 その犯人が人気女性歌手のマネージャー(男)に似ている事や香水が同じ事に気付き、歌手の付き人になる。 女性歌手(名前は聖良でセイラと読む)の母親は殺人犯で山奥のさびれた小さな村へと逃げてきたが、 そのとき連れていた小さな子供が病気で、年配女性医師が助けたことがきっかけで自首した。 年配女性医師が都会に出てきて、大きな看板に女性歌手の顔を見た事から会いにやってきた。 再会を喜んだ2人だったが、女性医師は聖良に母親が生きていること、終身刑で刑務所から出られないことを話す。 そして「一緒に会いに行こう」と言い、聖良もうなずくがドラマの収録が遅れ、女性医師が怒り出す。
638 :
マロン名無しさん :2009/12/05(土) 12:53:11 ID:v17Pqt/Y
「母親のことが世間にばれるのが嫌で行きたくないんだろう!明日来ないなら歌手を辞めさせるからね!」 の言葉に聖良は「先生は正しいと思ったことは絶対にやる人だもの、私はもう歌が歌えなくなる」と怯える。 マネージャーの服(コート、ハンチング、サングラス)を着て男装し待ち合わせの公園へ向った聖良だったが、 コートのポケットにナイフが入っているのに気付き、 「やっぱり来てくれたんだね」と喜んで両手を広げる女性医師をナイフで刺す。 その現場を公園にいたホームレスに見られ、女性医師のバッグはホームレスから記者の兄へと渡った。 バッグの中には古い写真が1枚入っていて、それは聖良の幼い頃の写真だった。 犯人は男性と思われていたため、警察はマネージャーを任意同行しようとするが、 マネージャーは聖良を愛していたため、罪をかぶって車道に飛び出し事故死する。 やがて兄の親友の刑事が真実を突き止め、コンサート会場にたくさんの警察官を連れてやってくる。 しかしその前に全てを打ち明けられたヒロインはそれを引き止める。 「聖良はもう逃げも隠れもしないわ。だから待って。せめてアンコールの曲が終わるまで」と言う。 聖良はコンサートに来てくれた全ての人に感謝し、「来てほしい人がここに来ていません。 その人は会いたいけれど会えない人、でもこの歌を歌うたびにその人を思い出す事が出来るのです」 と子守唄のような歌(オリジナル?)を歌う。母親と2人で幸せだった幼い頃を思いながら。 聖良はこの時点で末期の癌で数ヵ月後にこの世を去る。
詳細なあらすじ、ありがとうございます。 おかげで色々記憶が蘇ってきました。 しかしヒロインの記憶が全くない… 歌手か刑事が主人公と思ってましたw
>>631-632 もう見てらっしゃらないかもしれませんが、誘導ありがとうございました。
>>633 詳しく書いていただき、ありがとうございます。
ちゃんと救いのある終わり方だったのですね。
自分の中では伊藤潤二みたいな絵で目見開いた主人公がうわああで終わってました。
思ってたより筑波さんの絵柄もほんわかして可愛らしい感じだし、記憶って当てにならない…
木や動物の声が聞こえる、確かにそんな設定あったなあ。
だからタイトルが「森の声」だったのですね。
国会図書館情報もありがとうございます。
掲載誌やページ数が正確に分かっていれば、遠方でもコピーを頼めるとは。
地方民には無縁な存在だと、調べてもみませんでした。お恥ずかしい…
色々とありがとうございました!
ヘルシングのラストがどうなったか知りたいです。簡単でかまわないのでお願いします。
>>641 ロンドンを舞台にした最後の大隊(ミレニアム)との抗争。
ベルナドッドさんは戦死するも、セラスの血肉となり、セラスは真の吸血鬼として覚醒する。
バチカンもロンドンに侵攻するがセラスに防がれ、そして帰還したアーカードによって虐殺。
マクスウェル死亡。そしてアンデルセン神父は聖遺物の力で化物になってアーカードと戦う。
幾万の命を持つアーカードを追い詰めるが、「化物じゃ駄目だ、化物を倒すのは人間じゃないと」
とアーカードに倒される。続いてヘルシングを裏切り、吸血鬼になった執事と連戦になる。
アーカードは最後の最後まで追いつめられるが、執事は無茶な改造がたたって時間切れになり敗北。
一方、インテグラルとセラスは大隊の飛行船へと突入。
セラスは人狼(大尉)と戦い、死に場所を探していた彼へと止めを刺す。
インテグラルは少佐と対峙し、半機械兵だった少佐を倒す。
機械の体でありながら人間で在りたいために吸血鬼にはならず、あくまで儚い存在だった少佐にとって、
チート能力のアルカードの存在は許せなかった。アーカードを倒すことが大隊の目的だったと話す。
その言葉通り、最後の最後でアーカードは策に嵌ってしまう。
疲弊しきったアーカードは、戦場の無数の死体を吸収して回復を図るが、
そこに自害したシュレディンガー准尉を巻き込んでしまった。「どこにでもいて、どこにもいない」という
シュレディンガーの能力を吸収したアーカードは、その存在を維持できなくなり消滅。
かくしてロンドンの戦争は終結する。
そして30年後、ヘルシングを率いる老いたインテグラルとセラス、
二人の下に、吸収した命を30年かけて殺しつくしたアーカードが帰還し、完結。
>>640 そのちょっと笑えるトラウマ級な記憶が払拭されてよかったです。
白癬系なので、LaLaDX図書館でぐぐって借りてもいいんではないかな?
早速ありがとうございます。 てっきりアーカードは死んで終わったかと思っていました。
645 :
マロン名無しさん :2009/12/10(木) 21:33:34 ID:/EQndhzS
「あるいて一歩!!」と「いぬかみっ!」をお願いします
646 :
マロン名無しさん :2009/12/11(金) 00:56:10 ID:zdSNoa5b
なかよしで連載されていた「ミラクルガールズ」の結末をお願いします。
647 :
マロン名無しさん :2009/12/12(土) 18:11:55 ID:SBApSG+f
原作が押井守で、作画が杉浦守さんの「腹腹時計の少女」という 漫画の内容とラストを教えて下さい
平田真貴子の『華星夜曲』をお願いします 途中までアニメ化されたOVAを見たのですが続きが知りたいです アニメはY子が鷹を追って上海に出発し羅と西園寺が再会した所で終わりました
伊藤実の「アイシテル」をお願いします。 詳細バレで。
冒頭で二家族が描かれる。 A家には中学生ぐらいの長女と小2の長男・キヨタンがいる。 キヨタンは子供故の無神経さで、年頃の姉がいらつくような言動(髪の癖をからかうなど)をするが、 まだ幼い長男を溺愛する両親はなにかとキヨタン優先で、姉はよくイライラしてキヨタンが消えてしまえばいいと思っていた。 B家には小学校高学年の息子がいる。最近反抗期なのかぶっきらぼう。親はその態度に苛立つこともしばしば。 両親は息子を塾に通わせるため仕事に忙しく、あまりかまってあげることができていないので、 反抗的な態度を緩和させるためにも、たまにはキャッチボールでもしてあげなきゃなーと思っていたりする。 A母はたまたま街で再会した友人と一緒にランチに行った。 学校までのキヨタンの送迎を日課にしているが、その日はまだ時間に余裕があった。 しかし、帰宅すると玄関の前にキヨタンのランドセルが投げ出されていた。 時間割の変更がプリントに書かれていたのだが、A母はチェックし忘れていたのだった。 キヨタンは一人で帰宅し、ランドセルだけ置いてどこかへ行ってしまったようだった。 探し回るが見つからない。やがて、警察がキヨタンの撲殺死体を見つけた。 B母は近所で起こったその事件を怖がりながら、息子も同じような目にあわないか心配していたが、 なんと塾で授業を受けている最中で息子が警察に連れて行かれてしまった。 監視カメラに、キヨタンを連れた息子の姿が映っていたのだった。 他の証拠も見つかり、キヨタン殺しの犯人が息子だと確定。 A母は、自分の不手際のせいだとすっかり落ち込みおかしくなってしまった。 以前に庭に投げたキヨタンの歯を探しまわったりする。 報道陣に囲まれるため姉は学校にも行けず、キヨタンが消えればいいと思ったことを後悔した。 父はそれらに比べるとまだ冷静だったが、だからこそマスコミの「優雅なランチタイムのせいで子を殺される」といった、 母親へのバッシングが目につき憤っていた。2ちゃん的な掲示板でも「ランチとかスイーツ(笑)」的な叩きまみれ。 B母は「人殺しなんてしていたのに全く気づかなかったなんて」とB父に批難される。 報道規制は敷かれてるが周囲にはバレバレなので、家の窓ガラス割られたりする。
事件が起こるしばらく前に加害者は、 大人に「危ないから通ってはいけない」という道を通って、知らない人にホイホイついていったところ、 その変質者にレイプされてしまっていた。大人の言うことを守らないせいだと、自分を責めていた。 帰宅するとすぐに服を着たままシャワーを浴びるが母は叱るだけで異変に全く気付いてくれなかった。 事件当日、家に入れず泣いているキヨタンに遭遇。親切心から一緒に遊ぶことになる。 以下、その時に発したキヨタンのうざい言葉集。 「お兄ちゃんキャッチボール全然ダメ〜、お父さんとキャッチボールしないの?」 「お父さんが遊んでくれないなんて変なうち」 「キヨタンのママはキヨタン1番だもん」 「お兄ちゃんのお母さんと一緒にしないでよ」 「お兄ちゃんスゲーやなやつ、大嫌い」 「わかったぞ〜、お兄ちゃんがお母さんからおかえりも言ってもらえなくて、お父さんも遊んでくれないわけが」 「お兄ちゃん悪いことしたんでしょ」 「お兄ちゃんが悪い子だから、みんなお兄ちゃんを嫌いなんだよ」 「お兄ちゃんのお母さんとは違うもん、キヨタンのママはキヨタンのこと大好きだもん」 レイプされたのは自業自得だったと罪悪感を感じていた加害者は激昂してキヨタンを殴り殺した。 「そんなにいいママならすぐに来るよな 呼べよほら! 来ねーじゃんか 一緒だよお前の母親もボクの母さんも だから・・・ ボクの母さんを悪く言うな!!」 A家もB家も重いものを抱えつつ、数年後には和解。 加害者の両親は新しく子供を産み、その出産を見ながら加害者は改めて命の尊さを感じてキヨタンを殺した事を心から詫びた。
月刊ジャンプで連載されていた、鬼神童子ZENKIをお願いします アニメは原作と多分に違うオリジナルストーリーらしいので・・・
まさかウホが入ってる話だとは知りませんでした…。
子供殺しや子供レイプはハッピーじゃないよね ラブがないよラブが
え?
ろ?
げ?
>>650-651 なるほど。
ドラマ版よりも原作版のほうが、加害者が殺人をした理由が
きちんと書かれていると言われていたのはそういう話だったんだ。
原作版だと殺人の理由があまりにも軽すぎる気がした。
少年がレ○プ被害に遭ったというのは今の日本のドラマでは
放送できない設定なのかな。
659は間違ったので書き直し。
>>650-651 なるほど。
ドラマ版よりも原作版のほうが、加害者が殺人をした理由が
きちんと書かれていると言われていたのはそういうことだったんだ。
原作版のほうが悲惨だが加害者の心の傷に納得がいく。
(だからといって人殺しをしていいとは絶対に思わないが)
ドラマ版だと殺人の理由があまりにも軽すぎて変だと思った。
少年がレ○プ被害に遭ったというのは今の日本のドラマでは
放送できない設定なのかな。
661 :
マロン名無しさん :2009/12/23(水) 16:32:29 ID:xLVkqa4M
ほしゅ
横レスだが、アイシテルってそんな内容だったんだ… しかもそのドラマ、たまたま一話だけ見たことあったわ
ドラマではホームレスのおばあさんに抱きしめられたのがトラウマになって殺人という謎の設定になっていた
最初は年配男性に怯える?みたいな描写あったらしいんだけどね。
>少年がレ○プ被害に遭ったというのは今の日本のドラマでは >放送できない設定なのかな。 放送局の自主規制という名の逃げだと個人的に思うなぁ 出版社の言葉狩りと同じく、対応の仕方が悪い見本みたいだよね
>>665 そんな変更するんなら最初からドラマにしなきゃいいのにね…
667 :
マロン名無しさん :2009/12/29(火) 18:36:20 ID:jnVyFVVO
ほしゅ
668 :
まとめの人 :2009/12/31(木) 12:28:16 ID:???
ご無沙汰のまとめの管理人です。ここまでのあらすじ・未解決まとめました。 あと、初代サイトからの移転作業もすべて終わりました。 手伝ってくれた方本当にありがとうございました!
乙です!いつもありがとう!
670 :
「腹腹時計の少女」 :2010/01/01(金) 11:35:36 ID:3MA2r3fe
押井守のライフワークである「ケルベロス」と「立喰い師」という作品のコラボで内容が「立喰い師」の銀子という女の立ち喰い師の過去の話を描いてたような気がする
なんというあいまいさ
672 :
マロン名無しさん :2010/01/05(火) 00:02:16 ID:UVlcVk9n
ほしゅ
673 :
マロン名無しさん :2010/01/08(金) 20:33:10 ID:omMiAP9j
ほしゅ
キン肉マンの王位争奪戦のおおまかな流れ教えてください ネプチューンマンまでのタッグ戦まではだいたい知ってるんですが後期はあまり知らなくて
キン肉マンの火事場のクソ力が神をこえるおそれが 邪悪の神がキン肉マンを危険視し、王位を継ぐのを邪魔する 邪悪5神が立てた5人の候補と団体戦で王位を決める (1) 熊本城 キン肉マンチーム対マリポーサチーム キン肉マン ○―× ホークマン キン肉マン ○―× ミスターVTR キン肉マン ×―○ ミキサー大帝 ※ミキサー大帝の特殊技に邪悪5神が協力して、キン肉マンから火事場のクソ力を分離し封印 キン肉マンは死んで超人墓場に行くが、そこでウォーズマンに命の玉をもらって生き返る でもミスターVTRがキン肉マンの技が決まる結末を編集してカットしてしまったのでキン肉マン負ける ミート ○―× ミキサー大帝 ※ミート、一人倒すがボロボロ、次の100tにやられそうになるところにテリーとロビンが乱入 テリーとロビンは公職についていたため特定候補を応援することができなかったが 邪悪5神がよってたかってキン肉マンを殺したのでキレて職を返上し参戦した テリーマン△―△キング・ザ・100t ロビンマスク○―×マリポーサ ※マリポーサが使う炎は、幼いころぬすっとだったマリポーサがロビン家から盗んだ杖のおかげ マリポーサは王位の資格を示す三大奥義としてウソの技を使ったので天罰を受ける 会津若松城 フェニックスチーム対ビッグボディチーム マンモスマン ○―× ペンチマン マンモスマン ○―× レオパルドン マンモスマン ○―× ゴーレムマン ※公職を捨て熊本城に向かう途中のテリーロビンが城外を通過中に逮捕されそうになるが フェニックス陣営がゴーレムマンの死体で追手を足止めして、テリーロビンを逃がしてやった マンモスマン △―△ キャノンボーラー フェニックス ○―ビッグボディ ※フェニックスに見せ場をゆずるため、わざと相討ちを演じるマンモスマン フェニックスは、マリポーサが騙ったマッスルリベンジャーの本物を使うことで王者の資質を見せた
(2)ベルリンのブロッケン邸に候補者の一人ソルジャー。ブロッケンたちを仲間にスカウトにきた。 強盗から人質を助ける姿で感動させ、仲間に引き入れる。超人血盟軍結成。 姫路城 キン肉マンチーム対ゼブラチーム ミート→ウォーズマン ○―× ザ・マンリキ ※超人墓場のウォーズマンが、ドクターボンベの手術で命をとりもどし復活し登場。メンバーチェンジ。 しかし制限時間オーバーでショートしたりしたため、試合後ダウンした模様 テリー→ラーメンマン ○―× モーターマン ※ゼブラチームのバイクマンがテリーマンを助ける。実は中身はラーメンマンだった 本物のバイクマンは縛られて物置にとじこめられていた ラーメンマン ○―× バイクマン 名古屋城 フェニックスチーム対ソルジャーチーム サタンクロス ○―× ザ・ニンジャ サタンクロス △―△ アシュラマン ※サタンクロスの正体はアシュラマンの家庭教師サムソンティーチャ―だった ※ここで姫路城と名古屋城が空を飛び、合体して関ヶ原に着陸。
キン肉マンチーム対ゼブラチーム ※ラーメンマンは大ダメージ状態のところを殴られてダウン。残る2ンンずつでタッグに ロビンマスク パルテノン キン肉マン ○―× ゼブラ ※ゼブラは三大奥義の一つマッスルインフェルノを使うが、負ける。 一方キン肉マンは残りの三大奥義マッスルスパークを不完全ながら使う フェニックスチーム対ソルジャーチーム ※ブロッケンが3対3の6人タッグを提案。フェニックスチームは4人残っていたが一人減らされる形に そのかわりフェニックスチームが立方体リング出の試合を提案 判定はキャプテンの負けで決まるが、実質シングルマッチ×3のような状態 プリズマン ブロッケンJr マンモスマン バッファローマン フェニックス ○―× ソルジャー ※ソルジャーの正体はスグルの兄アタル。本物のソルジャーチームを倒して入れ替わっていた。 キン肉族の預言書が登場。予言書のページを焼かれると書かれた超人の存在が消えてしまう。 アタルはマッスルスパークの残り半分の掛け方を披露するも、預言書を焼かれ消滅 (3)決勝 アタルの預言書の灰を回収する怪人物登場 キン肉マンチームのメンバーが決勝の向けて近畿各地に分かれ特訓している それぞれ問題を打破できずにいるところを、怪人物のアドバイスによりクリアする テリーマンはキン肉マンの技の実験台になりリタイア。ウォーズマンは特訓直後にマンモスマンに奇襲されリタイア メンバーがそろわず失格になりそうだったキン肉マンチームに、急きょジェロニモが参加 大阪城ホール キン肉マン ○―× サタンクロス 魔方陣リングで装備合戦 ※怪人物が投げたアタルの灰で、アタルのアドバイスとクソ力を受けてキン肉マンが勝つ 試合中にミートが溺れてリタイア
フェニックスチームの細工で キン肉マンチームは水責めされる地下迷路や、針天井が下りてくる開かずの門などの 難関をくぐりぬけなければならない。ソルジャーチームの生き残りのアシュラマンが命懸けで助けてくれる 大阪城 ラーメンマン ○―× プリズマン ジャングルジムでの試合 ジェロニモ ×―○ オメガマン 石垣リングでの試合 ※オメガマンは超人ハンターでもあり、超人墓場から脱走したウォーズマンを含むキン肉マンチームと、 復活させられて超人墓場に来ていないネプチューンマンを超人閻魔の依頼を受けて狙っている。 ロビンマスク マンモスマン ザ・サムライ オメガマン キン肉マン ○―× フェニックス 糸が切れて預言書が燃えたら消滅するよデスマッチ ※試合前にルール説明がてら、ジェロニモの預言書が燃やされジェロニモ消滅 アタルの灰を投げた、ネプチューンマンらしき快人物はザ・サムライとして参戦。 正体はネプチューンマン。 オメガマンがキン肉マンの師カメハメに変身し、そのカメハメが52の関節技を伝授。 ネプチューンメッセージを受け、世界の正義超人が大阪城に結集。 ニセ王子は決勝の最後で心臓病が悪化すると予言されていて キン肉マンが心臓が止まり死にかけるが、火事場のクソ力を封印されたまま少ない力で戦い続けたせい。 預言書を焼かれ存在が消えたアタルたちが封印されたクソ力を解放するとキン肉マン復活 心臓病がいきなり悪化したフェニックスにマッスルスパークを決めて勝利。 王位継承を認める100人の神々が現れ、降ってきた花にキン肉マンがフェイスフラッシュをあびせると 存在を消されたアタル・ジェロニモ・ロビンマスク・ネプチューンマン、 戦いで死んだニンジャ・アシュラマン・ブロッケンJr・バッファローマンが復活しめでたしめでたし
>>675-678 ありがとう
よ〜く分かった!一瞬見たアニメでミートくんが戦ってたのが
ずっとひっかかってたんだが解消された
680 :
マロン名無しさん :2010/01/10(日) 18:51:22 ID:pvL6jmbK
羽衣翔さんという人が描いた「イース ソードマスター」という 漫画の内容を教えて下さい 原作は日本ファルコムさんのゲーム です
>マンモスマン ○―× レオパルドン 後に伝説となった 「ゆけ、レオパルドン!」「グオゴゴゴ」 「ノーズフェンシング!」「ギャアアアア!!」 の2コマ死だな >降ってきた花にキン肉マンがフェイスフラッシュをあびせると フェニックスも救ったんだっけか しかし、あらてめて見るとやっぱりいろいろひどいなw
ターちゃんのアペデマス編頼みます
せめて作品タイトルくらいは正式名称で書いてもいいんじゃね
まあ、あらすじかけるぐらいのレベルの人なら ターちゃんで普通にわかるだろう
・じつは王がわるものだった ・なでしこの剣 ・棺の水に不純物(象のウンコ)が混じったのを飲んだので 博士は不老になった 断片的にしかおぼえてない
>>686 別にそれで構わないように思うけど…
まとめサイトを整理してくれてる編集の人は大変だろうが。
逆に中途半端な会話しか残ってない作品は、
まとめに載せなくてもいい気がするし。
構うかどうか判断するのはまず質問した人だろう
新ジャングルの王者ターちゃん(ハート)のアペデマス編と昆虫人間編を頼みます
>>684-688 伝わらないほどじゃないから
>>684 でもそんなに問題は無いと思うけど、
もめるようだったら質問用のテンプレを作ってしまえば
まとめる人もラクだろうし、質問する人も何を書けばいいかがわかって話が早いだろう
正式名称調べられない人には気が向いた人が補完してあげるとかね。
形式にはしりすぎると
新がつくかつかないかとか、!がつくかつかないかだけで
そんな作品ねーよ!なんてケンカになってもつまらないので。
【タイトル】 なるべく正式名称推奨
【作者名、掲載雑誌などの情報】 メジャーなら不要
知ってる人が少ないマイナー作品や、同タイトルでまぎらわしい作品がある場合は重要
【知りたいところ】 全体、一部のシリーズだけ、ラストのあたりだけ アニメとの違い など
【備考】 タイトルも分からない場合に、おおまかな内容など
正直、テンプレ造ることが必要なほど人が来ないスレだから 個別対応でおkな気がする。 詳しく聞きなおしても返答がない質問者なら、 まあそのぐらいのもんなんだろうし
692 :
まとめの人 :2010/01/19(火) 21:12:47 ID:???
まとめの人です。ここまでのあらすじ・未解決まとめました。
>>680 すでに未解決リストに入っています
テンプレに関してはあれば楽ですが、スレの状況を見る限りまだ大丈夫なのではないでしょうか
ただ、まとめる側としては
>>670 >>685 の様な一行レスやうろ覚え状態の
とてもあらすじとは言えないものの方ががやっぱり困るかなあ
ゲサロ板くらいここもにぎわえばいいんですが…未解決もかなり増えてきましたw
693 :
マロン名無しさん :2010/01/20(水) 23:19:19 ID:W9UCmuB/
いつも乙です まとめサイトときどき読ませてもらってます がんばって!
まとめサイトがあるとないとではスレから感じる完成度がかなり違うよね〜。
695 :
マロン名無しさん :2010/01/22(金) 19:09:05 ID:0cXNS97/
「月刊コミックフラッパー」に載ってた「グインサーガ」という 漫画のストーリーを教えてください 原作は小説です
原作のうち、グダる前なら書けるんだが… 漫画版は七窓だっけ
697 :
マロン名無しさん :2010/01/23(土) 10:42:13 ID:4mU2fxFj
「グインサーガ」本編の漫画が5巻ぐらいあったな
698 :
マロン名無しさん :2010/01/25(月) 23:56:48 ID:fQsr9TL6
ほしゅ
逆に中途半端な会話しか残ってない作品は、 まとめに載せなくてもいい これ同意。 一行や今来た三行の会話がまとめに載ってるのが 「解決済」になってるのは、なんとも嫌な気がするし。 でも、まとめしてくださってる方は、ただただ感謝です。
情報量ゼロじゃないんだから載ってていいと思うな。 それで不満な作品がある人がいたら、再リクを出す、 ってのでいいんじゃないかな。
補完は自由なんじゃないの? ファンとしてこの有様は悲しい、とか思ったら、 書ける人が追記すればいいんじゃね
そうだね。再リクもオッケー、補完も自由にオッケー。
要約されてるなら一行や三行もいいけど、 中にはあらすじをそのまま書いてる人いるよね。 あれはどうかと思う。
……あらすじを書くスレだと思うんだが……
セリフとか逐一全部抜き出して書くタイプのことかな。 もしくは単行本の巻頭にある公式のあらすじだの、ウィキペディアの項目だのから 持ってきちゃう人?……さすがにいないかそんな人は。
>もしくは単行本の巻頭にある公式のあらすじだの それそれ。 前にまとめを全部読んでたら、単行本の折り返しんとこに 書いてるあらすじを書いてるのがあった。 話の開始部分しか説明されてないので、あれはちょっと違うと思う。
707 :
マロン名無しさん :2010/01/27(水) 22:20:59 ID:BVf5JwsQ
>>706 そりゃ駄目だな
どこの低脳だそんなことしたの
つか、そういうのはどれの事なのか具体的に指摘した方がよくね?
>>706 それで情報が得られるなら
別になんの問題もないと思うが。
ああいうのは長編化した作品だとはしょりすぎてるから
あらすじにすらなってないのは確かにあるけど。
「これまでのあらすじ」と「あらすじ」は別物だ
>>710 いや、著作権的にアウトだからなあ。
まとめサイトとかがツッコミ受けたらめんどくさい。
wikipediaで「以前の版が削除されました」となってる記事の原因の99%もこれ。
「他から丸写しして公開、その上丸写しだと言う事を隠しているのはめちゃくちゃまずい」
てのは結構広まってきたんだと思ってたが、
>>710 みたいに全然気にしてない奴もまだまだ居るんだなぁ
まる写しが「一概に」悪いと思い込んでる人はそんなにいないんじゃないか? 問題になるのはあくまで「著作権にかかわる場合」だからね この文脈では著作権にかかわるから「まずい」けど 無条件にまる写しがまずいと思ってる奴は考えが足りない奴くらいだろう まとめサイトだってまる写しになるわけだしね。
いみわからん
規制解除されたので未解決から。長くてスマソ うたかたの日々/岡崎京子 主人公のコランは、一生働かないで暮らせるだけの財産を持っている裕福な青年。 日に二通ラブレターを貰うコックのニコラと人語を解するネズミと暮らしている。 一方友人のシックはあまり金をもっていない。 あっても敬愛する作家バルトルに全てつぎ込んでしまう。 ある日、コラン宅でディナーをしている最中、シックはニコラに姪がいるか尋ねる。 YESと答えるニコラ。 彼女はアリーズと言い、バルトルのステージで出会い、シックと恋仲になったらしい。 コランは姪の存在を知らされていなかった事に憤慨しつつも、後日 スケート場で実物のアリーズを紹介される。 「アリーズは非常に豊かなブロンドで、丸まちい腕とふくらはぎをして、腰はしまっており バストは輪郭が良く、まるで写真でも見るようだった。コランは泣きそうになった」 ショックを受け帰宅したコランはニコラにごちる。 「……ぼくがアリーズを愛しても良かったんだ そしてアリーズがぼくを……」 「旦那様そんなことを考えるのは間違っていますよ 最初にアリーズを選んだのはシックさんで シックさんをアリーズが選んでしまったんですから」 ニコラがやんわりと諌めるも、納得がいかないコラン。 自分も誰かを愛したい、皆誰かを愛し愛されているのに自分は違う。 だけど自分だって誰かを愛したくてたまらないと嘆く。 そして今晩一人で街を出歩き、誰にも出会わず誰も好きにならなければシックに対抗し 適当な作家の収集家になるか首でも吊って死ぬと宣言し家を出る。
しかしコランは誰にも恋することが出来なかった。 失意の中幼馴染のイジスに電話を掛ける。今日は彼女の犬の誕生日パーティーだった。 イジスに脅されコランはパーティーに出かける。そこで運命の女性、クロエに出会った。 一目で恋に落ちたコラン。しかし次の約束を取り付ける事すら出来なかった。 どうすれば良いと悩むコランの話を聞くシックは、ぎざぎざの入っていない トイレットペーパーに印刷されたバルトルの作品を手に入れて上機嫌だ。 ディナーの配膳をしていたニコラ。デザートには大きく素晴らしいケーキ。 それをナイフで二つに割ると、シック用にバルトルの新論文がひとつ、コラン用に クロエとのデートが入っていた。 クロエとのデートは滞りなく進み、二人は結ばれる。 そしてクロエと結婚するとシックとアリーズに報告するが、アリーズは浮かない顔だ。 聞くと、シックが貧乏なせいで自分達は結婚できず、それが恥ずかしくてたまらないと言う。 彼らはお互いバルトルを敬愛していたが、アリーズは彼よりもシックが好きだからと バルトルに金銭を使う事をしなくなったが、シックは変わらずバルトルにつぎ込んでいた。 そこでコランは二人が結婚できるようにと自身の財産の4分の1をシックに分け与えた。 独身最後の夜にコランとシックは街を歩いていた。 本屋に張り紙がされてある。スウェーデン語訳のバルトルの著作が入荷したらしい。 コランに金を貸して欲しいとせがむシック。その本は既読だし、スウェーデン語なんて 解らないだろうとコランは咎めるが、シックはそれでも持っていないからと泣いて頼んだ。 その頃、アリーズは一人、バルトルだらけの部屋でヒヤシンスの様に声を立てずに泣いていた。 翌日の結婚式はすべてうまく行った。町中の人が招待され、恐ろしく高くついたが彼らは満足していた。 クロエとコランは幸せだった。だが腐食のように日常は浸食していく。 シック、アリーズ、イジスが大金を使いバルトルの公演を舞台裏で見ている最中、イジスは クロエの体調が悪く新婚旅行を早めに切り上げると手紙を貰った事をアリーズに伝えた。 光の入らなくなった廊下で、つやの無くなったタイルを手を血まみれにしながらも 磨き上げようとしたネズミを抱き上げながら、昔はこんなではなかったのにとニコラは思った。
買物に出た女三人と待ち合わせの為、スケート場で待つコランとシック。 財産を渡したのに何故まだアリーズと結婚しないとコランが聞く。するとシックは 貰った財産はほとんどバルトルに使ってしまった、けれど自分達は今でも十分幸せだと言う。 コランはクロエのウエディングドレス姿をうっとりと見つめた、アリーズの悲しげな目つきを 思いだしたが、その時、クロエが倒れたと知らせを受ける。 クロエは肺に睡蓮が寄生するという奇病だった。一日二匙までの水しか飲む事を許されず 苦しむクロエ。睡蓮を威嚇する治療法で花で一杯になった部屋に見舞いに来たアリーズ。 自分とコランが結婚しなかったのなら、アリーズに彼といて欲しかったと言うクロエに アリーズは親愛のキスをする。 その頃、シックは本屋にいた。まだ所有していないバルトルの著書に目を血走らせて。 翌日、クロエは冷気で睡蓮をやっつける為サナトリウムへ行く。しかしコランは街に残る。 金を稼ぐ為だ。今までの散財と治療の花代で、彼の財産は底をついていた。 最初は廊下に光を通さなくなっただけだった部屋は、すでに全体が歪んでいた。 コランはニコラを首にした。 夜、コランは眠るクロエを見る。彼女の右乳房の下から睡蓮が咲いていた。 片方の肺がダメになってようやく、医師は手術をする事にした。 手術をしてもクロエの容態はますます悪化した。 彼女が起きている間はクリーム色の肌を保っているが、眠っている間は関係ないとばかりに 頬に赤い斑点が浮かび上がっている。 治療費や花代を稼ぐ為コランは働く。しかしすぐに首になる。 その頃シックも工場を首になり、アリーズも彼の傍から離れていった。 それも仕方ないと彼は思っていた。アリーズの洋服のせいでバルトルの古着が置けないし 彼女を抱く時間が有ればバルトルの講演テープを聞くためのデッキを直したかったからだ。
カフェでバルトルが新しい本の執筆をしている所を、アリーズが目撃する。 この本が出版されれば、シックは泥棒をしてでも手に入れるだろう。本屋を殺してしまうだろう。 そう思った彼女はバルトルにその本の出版を遅らせて欲しいと懇願する。 しかし聞き入られず、アリーズは心臓抜きをバルトルの胸に押し付け殺害した。 抜き取られた四角い心臓はウエイターがさっさと片付けてしまった。 コランはようやく仕事にありついた。翌日死亡する人間にそれを告知する仕事だ。 罵声をかけられ追い出され、それでも彼はようやくまっとうに賃金を得る事が出来た。 彼は貧困街に辿り着いた。流行り病の為今日中に何十件もの家を回らないといけない。 その頃、シックの部屋に警察が押し寄せていた。税金を滞納していたからだ。 もちろん払う金など無い。心臓抜きで警察をやっつけようと引き出しに手を掛けたが 抵抗したとみなされ射殺された。窓からは、どこからか火事が見えた。 火事の出所は本屋だった。バルトルの本が置いてある最後の本屋だったそこにアリーズは居た。 もちろん主人はとっくに心臓抜きで殺してしまっていた。 燃え盛る炎の中、彼女のやるべき事は何も残っていなかった。
ベッドの中、クロエは昔を懐かしむ。その声は見舞いに来ていたイジスには届かなかった。 焼け落ちた本屋の前をコランが通り掛ると、瓦礫の下からアリーズの美しいブロンドの髪を見つけた。 炎すら手を出せず燃えることの無かったそれを、コランはポケットに押し込んだ。 シックとアリーズの死は急でリストに入っておらず、コランの初日の仕事には間に合わなかった。 帰宅し、クロエとイジスの姿を見てコランは泣いた。 二人はもうここには来ないのだと実感すると共に、クロエが衰弱する一方だと分かったからだ。 そして黙々と仕事をこなしていたある日、コランはリストの中に自分の住所を見つける。 つまりそれは、クロエが明日死ぬという事だ。打ちひしがれるコランを他所に、今日は 体の調子がいいとはしゃぐクロエ。最後だからか、睡蓮はばら色の頬と艶やかな髪を クロエに返してやった。けれど声は驚くほど細かった。 そしてクロエは静かに、ゆっくりと死んでいった。 以前結婚式を挙げた教会は金がないとしるや掌を返し、葬式はとても惨めなものだった。 家はついにすっかり全部すり潰れてしまった。ネズミはその隙間をかいくぐり逃げ出した。 水のほとり、コランが棒切れを持って立っている。生気の無い目をした彼は、食事も取らず 水面に上ってくる睡蓮を殺そうとしているか、そうでなければクロエの写真を眺めている。 もう見ていられないとネズミは、猫に自分を食べて欲しいと頼む。 「ああいやだなぁ…ネズミをいまどき食う猫なんか…」 「ごめんよ」 「まあいいさ」 「長い事かかるかな?いたいかなぁ?」 「さぁ 誰かが俺の尻尾を踏んづけるまでの辛抱さ」 ネズミは小さな目をつぶり首を猫の顎にのせる。猫は犬歯をネズミの小さな首に置くと 尻尾を歩道に垂れ伸ばした。その時、ちょうど都合よく孤児院の盲目の娘達が手を繋ぎ 歌いながらやってきた。教会へ賛美歌を歌いに向かう娘達の歌声は、春の街にとけていった。
フッ素
「奈緒子」ってどういうオチだったっけ?
うたかたの日々の人、乙
>>723 岡崎京子の話で後味いいのってあったっけ
このスレにいる全員が岡崎京子のファンだと思ってるのか?
726 :
マロン名無しさん :2010/02/05(金) 02:49:58 ID:TIYt4ur+
ほしゅ
727 :
マロン名無しさん :2010/02/05(金) 11:24:54 ID:BO4JiyiM
七英雄は何で悪者になっちゃったの?
「おとめ妖怪ざくろ」のリクを取り消します すいません
複数作品のリクエストもいいんでしょうか? 嶌峰麻利子「少女パレアナ」 安孫子三和「レイニー・デイ」「風使いのしゃしゃ」「ファンタジア−風待ちの時間−」 鈴賀レニ「森の天使アンジー」 まるやま佳「トリオ・ザ・新扇組」 島貴子「ポムポムアップル」 多いですけど、どなたかよろしくお願いします……。
上記の安孫子三和の3作品は短編で、 同作者の「みかん絵日記」のコミックスに収録されているそうです
731 :
マロン名無しさん :2010/02/08(月) 14:22:55 ID:VkHdonho
すえのぶけいこの「ライフ」、10巻までのあらすじしかないみたいだけど こっちで11巻からのあらすじ書いていいかな?
OKOK
「ライフ」か・・・ 生々しい話だったな・・・ 現実世界って生きるの大変だよ・・・
ドラマのおめーの席ね"−から!のイメージが強い
男の目からみて、女に対する幻想を捨てられる いいマンガ
ライフは途中からほとんどファンタジーオカルト漫画だったろw
737 :
カンタレラ :2010/02/11(木) 02:13:07 ID:???
4年間の中断を経て、11巻が発売されました。 掲載誌によると、次巻か次々巻ぐらいで完結するようです。 いちいち確認するのは面倒と思いますので、簡単なあらすじを書きますが、 この部分をwikiに載せるかはまとめ人様の裁量にお任せします。 【1〜10巻のあらすじ】 法王の地位を狙うロドリゴ枢機卿の庶子として生まれたチェーザレ。 幼い頃から父に疎まれ、慕ってくれる妹・ルクレツィアとも引き離され、 何度も死にかけるが、その都度黒いモヤのようなものが敵を倒し、一命を取り留める。 実はロドリゴが法王の地位欲しさに悪魔と契約し、チェーザレはその供物であり、時折現れるモヤは、 チェーザレが成長して人間界で権力を握るまで彼を守る、魔の力であった。 彼の血は甘い香りを放つ「カンタレラ」と呼ばれる毒となる。 その後、唯一の理解者であった義母に死なれ、父に売られたことを知ったチェーザレは 絶望に打ちひしがれるが、彼に忠誠を誓うタジオ・ヴォルペと、 魔を祓う能力を持ったキアロを友とし、戦乱の中世イタリアの統一を夢見るようになる。 キアロは代々暗殺を生業とする父の名を継ぎ、ミケロットという裏の顔を持つ剣の達人。 チェーザレはキアロに癒され、次第にキアロに対して友以上の感情を持つようになる。 その後ロドリゴが法王となり、若くして枢機卿の地位に上り詰めるチェーザレ。 しかし、ロドリゴが溺愛する無能な弟・ホアンが将軍となり、嫉妬する。 宗教の世界に身を置く自分では戦いの場に立てず、有り余る力を使えない苛立ちがあった。 その気持ちを利用するように、一時、魔に支配されかけるチェーザレだったが、並々ならぬ精神力でこれを克服。 やがてホアンとの関係が悪化し、2人は対決。
738 :
カンタレラ :2010/02/11(木) 02:15:17 ID:???
キアロがホアンを倒すが自らも深手を負い、偶然にもルクレツィアが暮らす修道院に逃げこむ。 ルクレツィアがチェーザレに叶わぬ恋心を抱いていることを知ったキアロは、 そのいじらしさにほだされ、友への裏切りと知りながらも彼女を愛してしまう。 しかし、そんな関係がチェーザレに知れ、引き離された2人は駆け落ちを敢行。 この駆け落ちにより、チェーザレの心は次第に闇に蝕まれていくのだった。 その後、追っ手による矢傷と拷問でキアロはきき腕を失うが、ルクレツィアの政略結婚の相手・ ナポリ王子のアルフォンソに助けられ、フィレンツェに逃げ延び、再び剣の腕を磨く。 アルフォンソは実の姉・サンチャに想いを寄せており、キアロとルクレツィアに同情、何かと助けてくれる。 (サンチャはチェーザレの末の弟・ホフレの妻で、チェーザレの愛人でもある) ルクレツィアはキアロの子供を産むが、顔を見る間もなくチェーザレに取り上げられ、 その子供は法王庁配下の兵士・ベルナルドに預けられる。 同時期にチェーザレは還俗(僧籍を捨ててて俗人となること)、消えたキアロの代わりにヴォルペに「暗殺者ミケロット」の名を与える。 チェーザレは今までヴァチカンと敵対していたフランスと友好関係を樹立。 フランス王・ルイ12世の従妹・シャルロットと結婚し、ヴァランス(地名)公爵位を賜る。 フランスとの関係の変化で立場が微妙になったアルフォンソは身を隠す。 一方、フィレンツェの宮廷書記官・マキャベリの用心棒となったキアロは、 法王庁と敵対するフォルリ(地名)の女将軍・カテリーナに傭兵として雇い入れられる。 やがてチェーザレと戦うことになるかもしれないと物思いに耽るキアロの前に、 チェーザレの深層意識だと言う子供(の姿をしたチェーザレの幻)が現れ、 「僕が僕でなくなる前に殺して…魂を救ってほしい」と訴えるのだった。
ローマ近郊、スポレートの町。 執政官として忙しく働くルクレツィアのもとに、アルフォンソが訪ねてくる。 彼はルクレツィアにキアロの無事を告げ、しばらくローマに滞在することに。 チェーザレはレオナルド・ダ・ヴィンチに会い、その素晴らしい研究を イタリア統一の役に立てたいと思い立ち、自らが戦功を挙げ、軍総督の地位を得ようと奔走する。 手始めに父・ロドリゴに「俗世での法王の権限は、チェーザレに一任する」と宣言させ、教皇軍を動かす。 ローマ教会の権威回復を名目に反乱分子の粛正に着手したチェーザレは、 ロマーニャ地方の統一に乗り出し、フォルリ侵攻の準備を始める。 チェーザレと会ったルクレツィアは「あの方は私の恩人なのです」と アルフォンソの無事を願い出るが、返事は曖昧なものだった。 チェーザレのフォルリ侵攻の噂を聞いたカテリーナは毒を塗った親書を法王庁に送り、ロドリゴは倒れてしまう。 チェーザレはロドリゴを見舞い、自らの血を一滴、杯に落とす。 「私の血は魔の力により毒になった。だが、毒は少量であれば薬。あなたを死なせはしません。 この私の、運命に対する報復は、まだ始まってすらいないのだから…」 ロドリゴの回復後、チェーザレはフォルリ城下のイーモラに入り、カテリーナ配下の将軍・ナルディと対峙する。 劣勢の中、ナルディは徹底抗戦の構え。
そこでチェーザレは、キアロと再会する。 斬りかかろうとするヴォルペを制し、チェーザレはキアロと一騎打ちをする。 「久しぶりの邂逅だ。楽しませてもらわねばな」 剣を交わしながら、キアロはチェーザレの闇の力が増しているのを感じる。 「お前の心に迷いがある限り、私には勝てない」 片腕を失った影響もあり、壁際に追い詰められるキアロ。 と、そこへナルディが止めに入る。 ナルディはチェーザレに3日の猶予を申し出、 その間にカテリーナが援軍を出してくれなければ降伏するという。 チェーザレはこの条件をのみ、一時退却。 横たわる兵士達の死体を前に、キアロは考える。 ―――あいつと戦うことに迷っていた… あいつの辛さや痛みは、俺が与えてしまったものだ。 もっと真剣に考えなくては…死は救いなのか?――― ナルディはキアロをカテリーナの要塞に向かわせ、援軍無き場合も イーモラには戻らず、カテリーナを守ってほしいと頼む。 一地方の部隊に教皇軍に対抗する力は無く、カテリーナはイーモラを見捨てる。 チェーザレはナルディに教皇軍に下ることを持ちかけ、彼を解放する。 フォルリではカテリーナは着飾り、チェーザレ一人を要塞に招き籠絡しようとするも、 門番の兵士がチェーザレの恐ろしい影を見、思わず跳ね橋を上げて(閉じて)しまう。 「あなたの気持ちはよくわかった、カテリーナ。ならば私も容赦はしない」 砲撃で城壁を破った教皇軍は城内に入り、チェーザレはまたしてもキアロと対決するが、やはり結果は同じ。 チェーザレはキアロに子供のことを告げ、ローマへ誘うと剣を引き、逃がす。 その後カテリーナは武器庫に火を放ち、名誉の死を選ぼうとするが、フォルリは落城。 チェーザレはカテリーナを捕らえ、肉体関係を持つ。
チェーザレの戦勝の報せを受けた法王は「Aut Caesare aut nihil.(チェーザレか無か)」と呟き、その帰還に諦めに似た表情を浮かべる。 (チェーザレは「カエサル」「シーザー」と同じ綴り) フォルリはチェーザレの領地となり、彼は教会軍総司令官に任命される。 ローマ。 キアロと密かに会ったアルフォンソは、キアロに子供を会わせる約束をする。 その頃から法王は幻覚に悩まされるようになり、伏せってしまう。 サンチャは法王の見舞いに久しぶりにローマを訪れ、弟・アルフォンソと再会。 今やチェーザレにとって不要となった微妙な立場の弟の身を案じ、 チェーザレに己の肉体と引き替えに弟の安全を頼む。 一方、アルフォンソは満天の星を見上げ、自分がやがて消される運命にあると、強く死を意識する。 そしてチェーザレは、キアロがローマに現れたという報告を聞き、一人ほくそ笑むのだった。 「自分の命が危険に晒されようと、あいつは必ず戻ってくる。そういう男だから…」 12巻へ続く
742 :
まとめの人 :2010/02/11(木) 19:31:55 ID:???
あらすじ書きさんいつもありがとうございます。
ここまでのあらすじ・未解決まとめておきました。
>>730 はあらすじではないのでまとめていません。
あらすじのまとめに関して改めて見直しが必要になってきたのかなと
まだまだ次スレは先の話ですがテンプレ修正(個人的に予約制はもう不要かと…)や
どこまでの部分をまとめるかちゃんと決めた方がいいんでしょうかね
また皆さんの意見聞かせてください
743 :
「ライフ」11巻あらすじ :2010/02/11(木) 23:28:46 ID:T+rd6xX3
>732 ありがとうございます。では、「ライフ」11巻からのあらすじ投下します。 できるだけ簡単にまとめてみます。まずは11巻に収録されている話のあらすじから。 10巻のラスト、歩が廣瀬を引き止める場面の直後から。 廣瀬に追いついた歩は「本当のことを教えて」と廣瀬に告げるが、 次の瞬間廣瀬は吐き気を催してトイレに駆け込んでしまう。 廣瀬を追ってトイレに入った歩は廣瀬を心配するが、廣瀬は何も知らないと声を荒げ、 それどころか歩に「今まで自分たちがしてきた事を悪いなんて思っていない」とまで言ってのける。 しかし、その直後歩は廣瀬に「廣瀬たちと仲良くなりたかった」と自分の本心を明かし、 「どうしてもっと早く信じてくれなかったの」と言い残して去っていく。 その時、未来が言った「歩は嘘をつかない」という言葉を思い出した廣瀬はトイレの入り口にいるはずの歩に呼びかける。 私ももう愛海のことが信じられない、さっき保健室で愛海が言っていた事を聞いてしまったと語る廣瀬。 ところが、それを聞いていたのは歩ではなく愛海だった。 廣瀬が自分を信じられなくなったことを知ってしまった愛海は怒り狂って廣瀬を第二の裏切り者とみなし、 いじめのターゲットを歩から廣瀬に切り替える。 長くなったので分割します。
744 :
続き :2010/02/11(木) 23:31:15 ID:T+rd6xX3
一方、学校の教師達は学校の面子を守るためにいじめの事実を隠蔽しようと考え、 生徒への口止めを行おうと画策する。 だが、このことが偶然にも歩に知られてしまい、教師達がいじめを隠蔽しようとしていた事を知った歩は彼らに絶望する。 そんな時、予期せぬ事件が起こる。 愛海への恐怖で精神的に追い詰められていた廣瀬が、歩の目の前で飛び降り自殺を図ったのだ。 幸いにも廣瀬は足を骨折しただけで一命を取り留めた。 だが、廣瀬の自殺未遂を目の当たりにした歩は大きなショックを受け、 廣瀬が運び込まれた病院へ駆けつけた担任の戸田も居合わせた廣瀬の母親から責められる。 そして、学校の状況が大きく変わり始める。 廣瀬の自殺未遂を知ったクラスメイトの何人かが、副担任の平岡に愛海が歩や廣瀬をいじめていたことを話したのだ。 一方、他の教師達はようやく愛海がいじめを行っていた事を知ったものの、 相変わらず学校の面子を守る事を考えるばかりで何も行動を起こそうとしなかった。 そして、これまで愛海を信じていたクラスメイト達は、愛海に疑いの目を向け始める。 ここまでが11巻収録分のあらすじ。
>>742 いつも乙です。あらすじをどこまでの部分をまとめに入れるかは、まとめる人の裁量でいいんじゃない?
ボランティアなんだし。
それで何か問題出てきたらその時考えれば。
予約は確かに要らないかも。あんまり予約って使われてないし。
746 :
マロン名無しさん :2010/02/12(金) 12:44:39 ID:xlC9T+bz
ライフのあらすじを投降した者です。 先日投降した11巻のあらすじに抜けている箇所があったので補足しておきます。 廣瀬の自殺未遂があった日の夜、歩の母・文子は学校からの電話連絡でこの事件のことを知った。 いじめについて他人事のように話していたその時、文子は歩が学校でいじめに遭っていたことを歩本人の口から告げられる。 更にその際、文子は自分が今まで歩に冷たく接していたことを指摘されるのだった。 (12巻へ続く) 補足その1・教師達の隠蔽について 教師達はいじめを隠蔽するため、夏休みに夏期講習を行おうとしていた。 しかし、廣瀬の自殺未遂が起きたため結局夏期講習開催は中止になる。 補足その2・クラスメイト達が愛海を疑いだした理由について これに関して抜けてるところがあったので書いておきます。 クラスメイト達は愛海が歩をいじめていたことは知らなかったが、 廣瀬がいじめられていた際は愛海が廣瀬をいじめているのを全員知っていた。 そのため、クラスメイト達は廣瀬の自殺未遂の後で「歩いじめの黒幕も愛海ではないか」と疑うようになる。
747 :
「ライフ」12巻あらすじ :2010/02/12(金) 13:33:50 ID:xlC9T+bz
それでは、12巻のあらすじいきます。 夏休みに入って数日後、歩は未来と共に廣瀬の見舞いに向かう。 死んだ方が良かったという廣瀬に、未来は言う。 「アユムに言ったんだってね。『アユムみたいにはなりたくない』って… あんただって何もしなかったわけじゃないでしょう。」 それを聞いて、廣瀬は歩に告白する。 自分が愛海達からいじめられて、やっと自分が歩にどういうことをしたか分かった、と。 「バカでごめん」と泣きながら謝る廣瀬に歩はハンカチを差し出し、廣瀬が生きていて良かったと励ます。 しかし、「あんたたちは強いね」と言う廣瀬の姿を見た歩と未来は何も言えなくなってしまった。 落ち込んでいる歩の様子を見た未来は、病院からの帰り道に「蛍を見に行こう」と歩に言う。 一方、西舘高校の教師達は予定していた夏期講習を中止し、夜回りを始める。 その様子を見ていた愛海の取り巻き達(チカ・エミ・咲)は、これからどうするかについて話し合っていた。 エミは廣瀬の見舞いへ行こうと言うが、チカはそれに反対する。 もし廣瀬の見舞いに行ったら愛海を裏切ることになる、次は自分たちがいじめられるかもしれないと。 そんな中、咲は二人に「もう愛海にはついていけない」と話す。 咲は愛海が仲間だった廣瀬をいじめたばかりか、廣瀬の自殺未遂の後も平然としているのを見て彼女を恐れるようになり、 またいじめの加害者になったことで自分の人生がめちゃくちゃになるのではないかと恐れていたのだった。 そして、咲はこれ以上愛海と関わるのを止めると決めるが、その直後に愛海から旅行に行かないかという電話が入ってくる。
748 :
続き :2010/02/12(金) 13:56:09 ID:xlC9T+bz
それから数日後、歩は未来に誘われ、彼女の田舎へ向かう。 蛍を見たり、未来の故郷の人々と触れ合ったりして楽しい時間を過ごす歩。 同じ頃、愛海グループも旅行に出かけようとしていたが、待ち合わせの時間になっても咲が現れない。 エミが咲に電話してみると、咲は電話口で自分の本心を明かし、「愛海と旅行なんて死んでもいや」とまで言う。 ところが、運の悪い事に咲はその言葉を電話の向こうにいた愛海に聞かれてしまう…。 旅行から帰って来た後、歩は園田とデートに出かけた。 周りの人々が自分の進路について考えているのを知り、未だ進路を決められない歩は不安になるが、 それを聞いた園田は「歩には歩にしか出来ない事があるはずだ」と歩を励ますのだった。 一方、愛海と取り巻き達は咲の一件以降徐々に仲がギクシャクし始める。 愛海の恐ろしさを知り、密かに彼女を警戒し始めるチカとエミ。 そんな中、愛海は入院中の廣瀬の下に向かい、ある事をしたら許してやると廣瀬に取引を持ちかける。 ここまでが12巻収録分です。
749 :
「ライフ」13巻あらすじ :2010/02/12(金) 14:53:41 ID:xlC9T+bz
夏休み最後の日。とある焼肉店に、愛海の彼氏・佐古と歩達の担任・戸田の姿があった。 他の先生達は戸田に巡回を押し付けて何処かへ行ってしまったらしい。 しかし、戸田は「巡回が終わって佐古君とご飯食べるの楽しみだったんだから!」と嬉しそうな様子を見せる。 それを聞くと、佐古は「9月1日からは、僕達また教師と生徒に戻っちゃうんだね」と寂しそうな表情になるのだった。 夏休み明けの9月1日。 歩の学校には、廣瀬の自殺未遂の事件を取材しようとするマスコミが押しかけていた。 歩のクラスでもマスコミから取材を受けた事が話題となり、クラスメイト達は愛海のグループが廣瀬の自殺未遂に関わっているのではないかとますます疑いを強める。 そんな時、突然学年主任が歩達の教室に現れ、始業式の後一年生のみで緊急の全校集会を行うと告げる。 始業式が終わった後、マスコミが入れないように体育館に鍵を掛けた上で一年生だけの全校集会が始まった。 一体何があるんだと生徒達が困惑していると、壇上に車椅子に乗った廣瀬が現れる。 そして廣瀬は、壇上で思いもよらない事を口にした。 椎葉歩をいじめていた主犯は自分で、自分が安西愛海達に指図して歩をいじめていたのだと。 歩はすぐに廣瀬の告白は嘘だと気付く。愛海が廣瀬を脅し、嘘の告白をさせたに違いない。 だが、教師達は廣瀬の告白が嘘だとは気付かず、彼女を謹慎処分にしてしまった。 そんな中、愛海達は歩のクラスの副担任・平岡は廣瀬の自殺未遂が起きた際にクラスの生徒からいじめの主犯は愛海だと打ち明けられた事もあり、いじめの真相を追い続ける。 生徒の家を一軒一軒回って話を聞き続けた平岡は、遂にいじめの主犯が愛海だったことを突き止めた。 調査の結果をレポートにまとめ、学校へ提出する平岡。 だがその矢先、平岡は学校から左遷を告げられる。 平岡が真相を突き止めたことを知った愛海が、県会議員である父親を利用して平岡を左遷させるよう仕組んだのだ。
750 :
続き :2010/02/12(金) 15:23:14 ID:xlC9T+bz
(↑一箇所訂正。「そんな中、愛海達は歩のクラスの〜」→「そんな中、歩のクラスの〜」) 教師たちの中で唯一自分に味方してくれていた平岡が左遷させられる事を知り、ショックを受ける歩。 平岡は歩に何も出来なかった事を謝り、学校を去ろうとするが、そこに愛海が現れる。 平岡は愛海になぜいじめを行ったのかと問うが、それに対する愛海の答えは衝撃的なものだった。 「キモチイイからですよ。」 そんな愛海に、平岡は意味深な言葉を投げかけて去っていく。 このままでは、いつか愛海は仲間を失い独りぼっちになると…。 平岡が学校を去った翌日、戸田は生徒達に「平岡先生は以前から異動を希望していた」と嘘をつき、 学校も何事もなかったかのように日常に戻ろうとしていた。 だが、そんな学校の態度に納得いかない歩は学校を飛び出し、学校に来ていない未来を探しに向かった。 一方、愛海の悪意は無関係だったはずの戸田にまで及ぶ事になる。 戸田が佐古とキスしているところを偶然目撃した愛海は佐古が戸田と付き合っていた事を知って激怒し、 佐古に別れを宣言。 そして戸田は愛海から「佐古とのキスを見た」と言われて彼女に脅され、愛海の味方につくことになってしまう…。 ここまでが13巻収録分。 ちなみに12巻で出てきた咲は、愛海に本心を知られた後新学期が始まる前に転校していきます(愛海から逃げるために)。
751 :
「ライフ」14巻あらすじ :2010/02/12(金) 15:45:16 ID:xlC9T+bz
連続投降すみません。「ライフ」14巻のあらすじ行きます。 未来を探す歩だが、なかなか見つからず途方にくれる。 廣瀬も平岡もいなくなってしまった。自分の味方がみんないなくなってしまう…。 途方にくれて気力を失いかけていたその時、一人のバニーガールが歩に声を掛ける。 それは、風俗店でアルバイトをしていた未来だった。 ようやく未来と出会えた歩は安堵の余り泣き出し、平岡が左遷されてしまったことを未来に伝える。 その時、愛海の父親が未来の働いている店に入ってくるのが見えた。 未来に連れられ店のバックヤードに入っていった歩は、そこで愛海の父親が「平岡を飛ばした」と話しているのを聞いてしまう。 怒りに任せて愛海の父親の下へ乗り込もうとする歩だが、未来はそれを止め、 歩にバニーガールの衣装を渡し、二人で平岡の仇を討とうと告げる。 着替えて出てきた歩の手首の傷を見た未来は、歩が以前「あたしはミキのそばにいるよ」と言ってくれたことを思い出し、 私はずっと歩のそばにいると歩を励ますのだった。 その後、バニーガールに扮して出てきた未来と歩は愛海の父親に様々な無礼講を働き、 遂に彼に恥を書かせる事に成功する。
752 :
続き :2010/02/12(金) 16:07:14 ID:xlC9T+bz
一方その頃、愛海の味方になってしまった戸田は、愛海に取り入るためにあることを画策する。 数日後の中間テストの最中、歩達のクラスの試験監督を担当していた戸田は、突然未来に席を立てと言い、 未来の机の中からカンニングペーパーを取り出してみせる。 実はこれこそが戸田の計画で、未来にカンニングの濡れ衣を着せることで学校から追い出そうと企んだのだ。 当然カンニングペーパーも戸田が偽装したものであり、未来の机から取り出したのも戸田の演技だった。 カンニングしただろうと未来に詰め寄り、教室からの退出を告げる戸田。 だが、クラスメイトたちは誰も未来がカンニングしたという戸田の発言を信じない。 更に、歩がこれに真っ向から反抗し、テストを放棄。 それでも戸田は歩の発言に耳も貸さず、「規律を乱すものは学校にはいらない」として未来を退出させようとする。 その時、クラスメイトの中から声が上がった。 「羽鳥がカンニングなんかするかあ?」 この一言がきっかけで、クラスメイトは未来のカンニングが偽装されている事に気付き、 更に愛海が未来にカンニングの濡れ衣を着せたのだと疑いの目を向ける。 戸田はその場を収めようとしたが、クラスメイトから平岡の異動を疑問視する声が上がる。 平岡は自分たちの家を一軒一軒回っていじめのことを調べていた。そんな平岡が自分から異動を希望するはずがない。 その結果、クラスメイトたちは歩へのいじめだけでなく、廣瀬の自殺未遂も平岡の異動も、今回のカンニング偽装もすべて愛海の仕業だと疑い始め、 愛海はとうとうクラス内で孤立してしまう。 そして、予想外の事態に呆然とする戸田の下に一人の女子生徒が歩み寄り、言い放った。 「先生もいじめの加害者です!」 ここまでが14巻収録分。
「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」をお願いします
「青い竜の谷」(佐々木淳子)をお願いします
755 :
マロン名無しさん :2010/02/21(日) 03:12:14 ID:5effkZ/H
保守
756 :
マロン名無しさん :2010/02/21(日) 14:50:20 ID:5effkZ/H
メビウス(ジャン・ジロー)の「アルザック」をお願いします
757 :
聖伝 :2010/02/22(月) 06:54:50 ID:???
まとめ見たらあんまりもだったんで聖伝加筆します。 六星 流れ落つる 其は天に背く闇星なり 紡がれし運命のさきがけに 汝みずから育むべし 絶えたる血族の指し示すまま 汝 赤児とともに発ち行かん 善悪定まらずともその赤児 天界の運命の輪を回す 六星集うは天の取極なり されど闇の御許 舞い降りたる者あり 掌中に星の軌道を治め 闇星天星ともに操る その者我が「星宿」にも見定めるはかなわず 汝の育みし紅蓮の炎 すべての邪悪を焼きつくし 総じて六星あらゆる他を圧し 制するあたわず そして 汝ら天を滅ぼす「破」とならん
先帝に謀反を起こし、新たな天帝になった帝釈天に恐怖政治を敷かれている天界。 そんな中、星見(未来を星に見る者)の予言を受け、自分を殺す宿命の子であると告げられつつも、面白いと、 天界最大の禁忌である、帝釈天に滅ぼされた阿修羅族の最後の生き残りである、阿修羅王の御子を目覚めさせてしまった夜叉王。 しかしそれが帝釈天にバレ、夜叉一族は滅ぼされてしまう。 ともに一族最後の生き残りになってしまった二人は、帝釈天を倒すべく、星見に告げられた天を滅ぼすという六星を探す旅に出ることになる。 武者修行ということで、無理やりついてきた龍王、一生に一度、その血を飲ませた相手を不死にさせるからと、帝釈天に一族を滅ぼされた蘇摩。 帝釈天に最愛の妹を殺された復讐のために、自害したと見せかけて一族の元を出奔した迦楼羅王、 彼らを仲間にしたり、阿修羅の愛刀の封印を解いたりしていたり、阿修羅に時々裏人格が現れたり、夜叉王の一族の弔いに戻ったりと色々ありましたが、 阿修羅の帝釈天の根城に行きたいという言葉で、城に凸することに。 そこで最後の六星である楽師・乾闥婆王に出会い、ここでやっと場にそろう六星。 彼女は初期の頃から、蘇摩を夜叉王の下に行かせたりなど、密かに夜叉王たちの力になっていたので、すんなり仲間になってくれると思ったが、 彼女は自分は帝釈天の四天王、持国天だからと勧誘を拒否。 彼女や、夜叉王のかつての上司、毘沙門天、迦楼羅王のかつての上司、増長天(全員四天王。あと一人は夜叉王の里帰り時に夜叉王に倒される) が攻撃してくる合間に阿修羅がどこかへ行ってしまう。 俺にまかせろと、それを追いかける龍王。 彼が阿修羅に追いついたとき、阿修羅は完全に己の封印を解き、今まで裏人格であった本来の人格の破壊神として目覚めてしまっていた。 屍の山を築いている阿修羅に驚く龍王。彼は破壊神となった阿修羅に殺されてしまう。
759 :
聖伝 :2010/02/22(月) 06:57:42 ID:???
龍王の死に感づいた他の六星の面々。誰が殺したのか…?と思いつつも、死闘をしているために確認できないでいた。 増長天と戦う迦楼羅王。元々増長天は残虐な帝釈天についていけなく思っていたし、迦楼羅王が出奔したさいの出来事には心を痛めていたので、 どうにも本気で戦えないでいた。 で、こっからどうなってそうなったのか覚えてないんだけど、迦楼羅王は増長天をほっぱって妹の仇!とばかりに帝釈天に攻撃をし、返り討ちに。 妹の最後の言葉であった、自分の心の思うままに生きることができて、満足げに逝く。 乾闥婆王と戦う蘇摩。蘇摩は必死に乾闥婆王を説得しますが、乾闥婆王はもうすでに龍王が死んだらしいこと。そして迦楼羅王も死んでしまった。 そんな今、六星として仲間になっても意味がないし、強い人が好き、帝釈天はとてつもなく強い。 帝釈天が謀反を起こした頃に、彼が最強である限り、彼に従うと心に誓った誓いをを破るわけにはいかない。と一向に仲間になりそうもありません。 そして蘇摩に致命傷を負わせます。そのとき、誓いは破れないけど、貴女のいない世界に意味はないから…と、自ら自害してしまう。 自害した乾闥婆王に、自らの血を与えようとする蘇摩だが、それも帝釈天に阻まれてそのまま蘇摩も死亡。 そんな光景を見た夜叉王は怒り狂い、伊達に最強の武神将と呼ばれてないわけで、さっくり毘沙門天を倒して、次は帝釈天だ!というところで阿修羅が乱入。 阿修羅が龍王を殺したこと、六星がそろった後、(表人格の阿修羅も含む)全員死ぬことが、破壊神阿修羅の本当の力の解放だということを告げ、夜叉王を殺そうとします。 その時、天帝の城の対として、湖の中にある、阿修羅城にひっぱりこまれ、消える阿修羅。 阿修羅が歴代の阿修羅王の記憶を引き継いでいる間に、天帝は今までやってきたことの真実を夜叉王に話す。
760 :
聖伝 :2010/02/22(月) 06:59:10 ID:???
天を滅ぼすのは帝釈天の治世を覆すのではなく、文字通りの天界の破壊。 阿修羅が産まれる前、自分の子が破壊神になると星見に告げられた、先代阿修羅王は、そんな自分の子を不憫に思っていた為に、 帝釈天に宿星を変えられないか?と相談をもちかけていた。それを受けて帝釈天は謀反を起こし天界の全権を掌握し、六星を会わせないために恐怖政治を敷いていた。 そんな障害を跳ね除けてなお、星見は成就しようとしている。 先代阿修羅王との最後の約束である、阿修羅が破壊神になったら、殺す。そのために、先代阿修羅王の身を食べ、力を受け継いだ。と。 そんな事はさせたくない夜叉王と言い合ってる間に、阿修羅城から阿修羅が帰還。帝釈天が攻撃をしかけるもあっさり返り討ちに。 そして次は夜叉王へ。夜叉王は、ずっと大事にしていた阿修羅に対してどうしても攻撃できない。 阿修羅の攻撃に対してノーガードを貫こうとします。 そして阿修羅の剣が、夜叉王に届きそうになるその時、阿修羅の中で死んでいた前の人格が目覚め、命をかけて、夜叉王を守ります。 二人の絆が、星見の予言を違えさせることが出来た。 絆は宿命に勝てました!阿修羅に殺された人たちは死にっぱなしだし、先代阿修羅王が宿命に抵抗したから、あれほど種の存続を望んでいた先代阿修羅王の子の阿修羅は 男でも女でもないから、夜叉王と阿修羅で一族ついえるけど、夜叉王と阿修羅はお互いがいればそれで二人は幸せだよ。おしまい。
761 :
聖伝 :2010/02/22(月) 07:03:35 ID:???
一番最初のレスは冒頭の星見の予言。 あと孔雀の存在はなんか省いても話通じた。 迦楼羅王の妹殺した意味はなんだったのか?とか、帝釈天や乾闥婆王の行動の理由がイマイチ納得いかない。 あとがきでは、最初から最後が決まってるってあったけど、通しで読むと矛盾多い。 雑誌連載時は帝釈天は、阿修羅にぶったぎられて終わってるけど、コミックス版では、後まで生存してた風に書き直されてた。 乾闥婆王と蘇摩は百合で、帝釈天と先代阿修羅王はウホッなのはCLAMPの伝統ということで。
762 :
「ライフ」15巻あらすじ :2010/02/22(月) 18:14:18 ID:zA6SzVS+
お久しぶりです。「ライフ」15巻のあらすじいきます。 14巻のラスト、カンニング偽装が発覚した場面の直後から。 戸田を糾弾した少女は、テストを放棄して教室を飛び出した。 クラス中が騒然とする中、愛海がカンニング偽装を仕組んだのではないかと疑っていた生徒達が愛海を責め始める。 愛海は自分はカンニング偽装には関わっていないと否定するが、クラスメイト達はもう誰も愛海を信じようとはしない。 取り巻きのチカに助けを求めるも、チカはあっさり愛海を見捨ててしまう。 (補足:カンニング偽装は戸田一人がやったことで、愛海は全く関わっていない) 呆然とする愛海に、クラスの男子の一人が語りかける。 「…もうわかってんだよみんな。わかってねーのはお前だけだよ、安西」 結局、クラスメイト達は今回のカンニング偽装も愛海の仕組んだ事だと決めつけ、全員テストを放棄してしまう。 その場に居辛くなってしまった愛海は教室を飛び出すが、そこで気付く。 これから先、自分には地獄が待ち構えているに違いないと。 その頃、歩は先に教室を出て行った未来の下へ向かい、クラスメイト達が一丸となって未来を庇ってくれたと一部始終を伝える。 (実はこの辺うろ覚えなんですが、確か未来は結局戸田に言われるまま退出してしまったかと…よく覚えてないんで誰か補足お願いします。) クラスが変わったと喜ぶ歩を見て、一緒に喜ぶ未来。 歩は思う。 あの冷たい世界が変わる日が来るなんて、思っても見なかった。 あたしは今日を、この日を、一生忘れない――
763 :
続き :2010/02/22(月) 18:16:27 ID:zA6SzVS+
(続き) 一方その頃、思わぬ結果を招いた張本人である戸田は一人中庭に佇んでいた。 そこへ、怒り心頭の愛海が登場。 戸田が墓穴を掘ったばかりに歩に敗北した愛海は怒りを露わにして戸田に迫り、 何と戸田の両目に指を突っ込み彼女の目を抉ろうとするという行動に出る。 「なーんにも見えていない……この節穴の目で……なんとかしてもらわなきゃね……!!」 幸い愛海が途中で止めたため、戸田は両目を潰されることだけは免れた。 愛海が去った後、ふと窓ガラスを見た戸田は両目がない自分の姿=「節穴の目」を持っている自分の姿を一瞬幻視し、それによって今までの自分を省みる。 本当は教師になんてなりたくなかったのに、周囲の希望に応えるためだけに無理やり教師になった事。 新米教師だった頃に生徒のいじめを解決しようとして失敗に終わり、その経験が下で今のような事なかれ教師になった事…。 今までの行いを恥じ、ようやく改心した戸田は、ある決意の下教員室へと向かう。 その頃、教員室ではカンニングの疑いを掛けられた未来と歩が呼び出されていた。 元々未来は素行がよくない生徒だと判断していた教師達は未来がカンニングしたと一方的に決め付け、 彼女にこのままでは退学処分になる、素直に自分の行いを認めろと迫る。 そこへ戸田が現れ、未来はカンニングしていないというのは本当であること、 自分がカンニングペーパーを偽装して未来にカンニングの濡れ衣を着せたことを告白する。 更に戸田は教員室から歩たちを追い出そうとしていた教師を止め、未来にカンニングの濡れ衣を着せた事を、歩に今までいじめを無視した事を謝罪。 そして、教員達の前でようやくいじめの真相を告げる。 「いじめの主犯は、安西愛海です。」 ここまでが15巻収録分。 これでようやく歩がいじめに打ち勝ち、やっと事態が好転したわけですが… この次の巻から事態はとんでもない方向へ転がり始めます
764 :
「ライフ」16巻あらすじ :2010/02/22(月) 18:22:33 ID:zA6SzVS+
続いて16巻のあらすじいきます。今回はちょっと短いです。 戸田の告白によって、ようやく他の教師達はいじめの真相に気付いた。 しかし、戸田が自分の事を今までどう思っていたかを知った歩は、怒りの余り教員室を飛び出していく。 怒りに震える歩だったが、未来は「でもアイツは…戸田は謝った」と彼女を諌めるのだった。 翌日、登校してきた歩は以前からいじめに反対していたクラスメイト達から謝罪された事で彼女達と仲良くなり、 明るい日常を取り戻した。 その一方で、愛海は取り巻きのチカとエミにも離れられ、完全に孤立し、クラスの嘲笑の対象になってしまう。 そんな中、新しいグループを結成したチカは学校から処分を受けるのを恐れ、他の女子と共に歩に演技で謝罪しようと画策。 しかし、同じグループにいたエミがこれに反対し、自分たちが謝るべきなのは歩ではなく廣瀬の方ではないのかと反論。 チカのグループは早くも分裂してしまう。 結局、チカはエミ以外の女子と共に演技で謝罪することになる。目薬を使って泣いているように見せかけ、歩に謝るチカ達。 だが、歩から帰ってきた返事は… 「思ってもないこと、言わなくてもいいから」 歩はチカ達の演技をあっさり見抜いていたのだった。 そんな時、戸田が退職したという知らせが飛び込んでくる。 掲示板へ向かった歩は「戸田和佳絵 依願退職」とだけ書かれた紙が張られているのを見て、また学校が事実を握りつぶす気だと憤慨。 そこへ同じく戸田の退職を知った愛海が現れ、「私が孤立したのも全部あんたのせい」と歩に怒りをぶつける。 が、その直後愛海を学校中の生徒達が取り囲んで糾弾し始める。教師達の不手際で、昨日の事件がクラス中のみならず学校中に知れ渡っていたのだ。 今回の戸田の辞職も愛海が仕組んだに違いない、廣瀬は飛び降りたのではなく愛海が突き落としたのではないかとあらぬ疑いを掛ける生徒達。 愛海はパニックに陥り逃げ出すが、エミのプリクラ手帳を投げつけられて立ち止まる。 立ち止まった愛海を取り囲んだ生徒達は、「土下座して謝れ!」と一斉に愛海に詰め寄り、「土下座!土下座!」と囃し始めた。 そして、校舎の中からその様子を見ていた学校中の生徒達からも「土下座!土下座!」と囃し立てる声が…。 その中には、愛海を嘲笑うチカの姿もあった。
765 :
「ライフ」17巻あらすじ :2010/02/22(月) 18:46:15 ID:zA6SzVS+
17巻のあらすじです。今回も短いです。 生徒に追い詰められた愛海は「土下座して謝れ!」の一言に「誰が土下座なんかするかボケェ!」と激怒。 怒りに任せて玄関のドアの硝子を叩き割るが、それを見た生徒は余計愛海を囃し立てる。 この事態を見た歩は思わず止めに入るが、かえって生徒に囃し立てられる結果に。 そこへ教師たちが生徒を止めに駆けつけ、やっと騒ぎが収まり始める。 その時、すっかり気力をなくしてしまった愛海は偶然校舎の中から騒ぎを目撃していた佐古の姿を見つける。 愛海と目が合った佐古は驚いて逃げ出すが、その時手を非常ベルにぶつけてベルを鳴らしてしまい、生徒を混乱に陥れる。 佐古が非常ベルを鳴らした事に気付いた生徒達は佐古が愛海を助けたのではないかと驚く。 それを聞いた愛海は気力を取り戻し、学校から逃げ出す。 愛海が逃げるのを見た歩は後を追おうとするが、未来は「後を追っていったら何されるか分からない」と止めようとする。 しかし歩は「愛海の本心を知りたい。このままじゃ終われない」と未来を振り切って愛海の後を追い始める。 その時、未来が送ったリストバンドが歩の手から落ちた。 その後、歩を心配していた未来は薗田に声を掛けられ、歩を捜すべく学校を飛び出す。 その頃、愛海が学校から逃げる原因を作った佐古は愛海と別れた事もあってか上機嫌。 家に帰って、久しぶりに「コレクション」(彼が撮った緊縛写真の事)でも眺めようかと呟く。 まさかその時、愛海が自分の家に入ってきていたとは知らずに…。 学校を逃げ出した愛海は佐古の家にいた。 佐古の部屋に上がった愛海は、楽しかった日々を思い出し、一人回想にふける。 その時、愛海は自分を追ってきた歩が家の前にいるのに気付く。その瞬間、歩に対して抱いていた憎悪が爆発。 「こいつのせいで、何もかもめちゃくちゃになったんだ!」 愛海は歩を家の中に引っ張り込み、自分の本心をぶちまける。 最初から歩のことを友達だなんて思っていなかった、ただ単に自分の引き立て役に利用するために友達として近づいただけだと。 そして愛海は、歩を殺そうと襲い掛かる。
766 :
「ライフ」18巻あらすじ :2010/02/22(月) 18:59:02 ID:zA6SzVS+
18巻のあらすじです。今回は長くなります。 歩を殺そうと襲い掛かり、彼女の首を絞める愛海。 歩は何とか愛海を振りほどくものの、その直後に愛海に包丁で切りつけられ負傷する。 一方その頃、未来と薗田は学校を飛び出した愛海と歩を探していた。 二人の居場所を突き止められず苦戦する未来だが、薗田は二人が向かった先がどこか見当がついていた。 「佐古の…佐古克己の家って分かる?」 佐古宅では歩と愛海の争いが続いていた。階段を上り、二階の一室へ逃げ込む歩。 そこは、以前歩が佐古に脅迫された場所である佐古の部屋だった。 荒らされた部屋を見て呆然としている歩の背後に、包丁を持った愛海が追いついてくる。 愛海の憎悪に気圧されて立ち向かう気力を失いかける歩。 その時、ふと手首の傷を目にした歩は、以前廃墟での事件で未来に言われたことを思い出す。 「この手は何のために切ってんだよ。生きるために切ってるんじゃないのかよ!」 未来の言葉を思い出した歩は再び気力を取り戻して立ち上がり、愛海に立ち向かおうとする。 そんな歩に再び襲い掛かろうとする愛海だったが、床に落ちているあるものに気付いて立ち止まる。 それは、佐古が撮影した緊縛写真が張られているアルバムだった。
767 :
「ライフ」18巻続き :2010/02/22(月) 19:00:28 ID:zA6SzVS+
アルバムは歩の緊縛写真が張られたページが開いた状態で落ちていた。 「何よこれ…何で椎葉が…?」困惑しながらもアルバムのページをめくった愛海は、 歩以外の女の子(愛海の中学生時代の友人だった女の子達)の緊縛写真が張られているのを見て愕然となる。 その時、帰宅してきた佐古が部屋に入ってきた。 荒らされた部屋と歩と愛海の姿を見て驚き、立ちすくんでいる佐古に、愛海はアルバムを突きつけて「これ、どういうこと?」と問い詰める。 緊縛写真のことがバレたのを知って焦った佐古は咄嗟に「歩のほうから誘ってきたんだ」と言い訳したが、 それを聞いていた歩に殴り飛ばされ、 愛海からも「椎葉だけじゃないじゃない!」「何でマナの友達とこんなことしてるの!?」と更に問い詰められる。 追い詰められた佐古は遂に愛海の前で本性を表し、 「最初から愛海のことなんか好きじゃなかった」と自分の本心を明かす。 佐古の本心を知った愛海は呆然。自分の幸せを壊したのは歩ではなかったとようやく気付くが、 同時にあることに気付いてしまう。 「ぜーんぶ嘘…最初から、マナには何にもなかった…。」 生気を失った目で部屋を見渡していた愛海の視界に、床に落ちている包丁が写る。 次の瞬間、愛海は部屋から逃げ出そうとした佐古の背中を包丁で切りつけた。
768 :
「ライフ」18巻続き :2010/02/22(月) 21:00:23 ID:zA6SzVS+
背中を斬りつけられて階段から落ちた佐古だったが、傷は深くなかったらしく玄関まで這って逃げる。 なおも佐古の下へ向かおうとする愛海を見た歩は彼女を止めようとしたが、突き飛ばされて頭を打ち気絶してしまう。 玄関の佐古の下へ向かった愛海は更に佐古を攻撃しようとするが、 それを見た佐古は「そんなことばかりしてるから一人ぼっちになるんだ」と言い放つ。 その瞬間、愛海は涙を流しながら佐古に「バイバイ」と告げる。 思わぬ反応に焦る佐古の前で、愛海は包丁を振り上げ、自分の腹部に突き立てた。 「マナ……ひとりぼっちで生きたくない……」 少し経って意識を取り戻した歩は、愛海が自殺を図ろうとしているのを見て彼女を止めようと玄関へ向かう。 完全に絶望した愛海は「生きるのが面倒くさくなった」と更に自殺を図ろうとする。 だが、歩はそれを止め、愛海を必死に説得する。 自分のやった事に責任を取らないで逃げるなんて許さない、これから愛海も新しい未来を作っていかなくちゃいけないんだ、と。 それを聞いた愛海は、以前自分が佐古に振られて自殺を図った時に歩が止めてくれたことを思い出す。 そして、二人はようやく誤解が解け、和解する事が出来た。 その後、歩達を捜していた未来と薗田が佐古の家に到着。歩達三人は、薗田の通報で病院へ運ばれていった。 ここまでが18巻。 15巻からまとめて投稿させていただきました。
769 :
マロン名無しさん :2010/02/25(木) 22:28:20 ID:3DAwpLq5
ほしゅ
「トップをねらえ! NeXT GENERATION 発掘戦艦アレクシオン編」 と 「トップをねらえ! NeXT GENERATION グレートアトラクター編」 をお願いいたします。
771 :
「ライフ」19巻あらすじ :2010/03/06(土) 18:25:33 ID:bhVFQl8Z
日が空きましたが、「ライフ」のあらすじの続きです。 西舘高校の教員室に一本の電話が入る。それは、佐古の家で起きた事件を知らせる電話だった。 電話を取った教師・田崎は真っ青になりながら愛海が歩と佐古を刺し、自分も自殺を図ったことを教師たちに伝える。 薗田の通報で病院に運ばれた歩は意識を取り戻し、ずっと見守っていてくれた未来から愛海と佐古が別の病院に運ばれた事、 二人とも重傷を負っていたが無事だと告げられ、愛海の無事を知り安堵する。 そこへ、事件の知らせを受けた歩の母・文子が駆けつけてきた。 怪我はなかったかと歩に尋ねた文子は、歩の手首の傷跡に気付き、その時初めて歩がリストカットをしていた事を知る。 娘が辛い目に遭っていたことを初めて知り、今まで歩に冷たく接した事を泣きながら謝る文子。 そんな文子に歩は「これからもっと話さなきゃいけないね、私達」と語りかけ、ようやく母と和解した。 一方、別の病院に運ばれた佐古の下には父親がやってきていた。 だが、父親は佐古を心配するそぶりをこれっぽっちも見せず、 逆に佐古に暴力を振るい「さっき愛海の父に謝罪してきた、自分の経営する会社はもう終わりだ」と語る。 更に、この事件で緊縛写真のアルバムの事を知った佐古の父はアルバムの写真は処分した、女の裸の写真はまだあるのかと問い詰める。 もうないと答えると、佐古の父は更に息子をなじる。 何で愛海を守らなかった、お前が死ねばよかったのに―― その瞬間、とうとう佐古は父に怒りを爆発させる。 「俺はお前の道具じゃない!どうして俺の事をわかってくれないんだ!」 怒りに任せて暴れる息子の姿を目の当たりにした佐古の父は、すっかり怖気づいて病室から逃げ出してしまった。 そんな中、佐古宅で起きた事件を知った愛海の父は、西舘高校へ乗り込んでいく。 偶然愛海の父が学校に入ってくるところを見たエミは、チカ達に何が会ったのか聞こうとするが、 教室に入るとチカやチカのグループに入った女子達の様子がおかしい。真っ青な顔をして、黙り込んでしまっている。 チカから佐古の家で起きた事件のことを知らされたエミは、 その時初めて自分たちがいじめを止めなかったせいでこんなことになったんだと後悔し、教室を飛び出していく。
772 :
「ライフ」19巻続き :2010/03/06(土) 18:27:59 ID:bhVFQl8Z
教員室では愛海の父親が教師達に抗議していた。 どうしてこんなことになったと愛海の父が教師達に詰め寄っていたその時、エミが教員室に現れる。 エミは愛海の父と教師達の前で愛海に指示されて歩をいじめたこと、 愛海がこれまで働いた悪事が全て知れ渡ると今度は掌を返して愛海を無視したことを告白し、自分に厳しい処分を課してほしいと泣きながら告げた。 それを受け、田崎も学校で何があったかを話し出す。 全てを知った愛海の父親は教師達が生徒を止められなかったと知って呆れ、「娘を退学させる」と告げて学校から去っていった。 愛海の父が去った後、何で話したと学年主任から詰め寄られる田崎だったが、 勇気を振り絞って「自分たちは間違っていたのではないか」と明かす。 それをフォローするように、別の教師が自殺を図った愛海を止めたのが歩であることを話した。 そして、ようやく自分たちにも責任があったことを認めた教師達は、これからどうするかについて話し合い始める。 それから数日後、愛海の父は意識を取り戻した愛海の下に見舞いにやってきた。 学校へ乗り込んで抗議した事や、その途中でエミがやってきて事実を全て話した事を話す父親。 だが、それを聞いた愛海は遂に父の前で本性を表し、自分が歩をいじめていたのは本当の事だと告げる。愛海の本章を目の当たりにした父親は、呆然としながら病室を去っていく。 数日後、退院した歩は未来に退院したことを知らせようとするが、なぜか電話が繋がらない。 不審に思って未来の家を訪ねた歩は、そこで思わぬことを未来から知らされる。 実は病気で臥せっている未来の父親の病状が悪化しており、医師からすぐに手術しなければ助からない、そのために父親を転院させなければならないと告げられたのだという。 しかも父親の手術を行える病院は日本に一つだけしかなく、ここから遠く離れた場所にあるところなのだという。 そこへ転院するということは、つまり、未来が歩の下から去ってしまうということ…。 呆然とする歩を残し、未来は「今月中には…もう…いくから」とだけ告げ、歩の下を去っていってしまった。 ここまでが19巻。次が最終巻になります。
最近のアニメとかのは無いの?連載終ってないと無理?
なぜここでアニメ・・・
776 :
773 :2010/03/12(金) 05:12:36 ID:???
アニメ化された原作の事です。
スレチ
ぼくらのの続きを予約しておく もう需要ないかもしれないが、完結したことだし
犬夜叉の最後、お願いできますか?
780 :
まとめの人 :2010/03/13(土) 23:32:01 ID:???
あらすじ書きさんいつも乙です。ここまでのまとめ・未解決まとめました。
>>778 よろしくおねがいします。
まとめの人も乙です。
>>780 乙です
wikiなんだしまとめを手伝いたいけど
リアル生活が貧乏暇なしなのでなかなか手伝えなくてごめん
783 :
マロン名無しさん :2010/03/18(木) 02:24:41 ID:xgmuiEBX
保守
>>753 ある日突然世界中の人間がゾンビ化してしまう。
そのゾンビ化現象に学校で遭遇した主人公とヒロインは、
級友たちが変わり果ててゆく地獄から命からがら脱出、
同じように逃げ延びた生徒たちと共にマイクロバスに乗るが、
その団を仕切っている教師とヒロインの間には過去に因縁があったらしく、
ヒロインに付き合わされる形で主人公はバスを降りてしまう。
その後、学園から脱出したが街に残っていた面々と合流。
皆の家族が無事でいる可能性に賭け、地獄の街をそれぞれの実家目指して進むことに。
そして仲間の一人の実家で、右翼の大人物の屋敷へたどり着く。
しかし一息ついたのも束の間、屋敷がゾンビに襲われ、右翼達がそれを食い止める間に
主人公たちは脱出し、次の目的地を目指す。
次にたどり着いたのはショッピングモール。
そこは逃げ延びた人々のフラストレーションが爆発寸前、それをたった一人の婦警が
なんとか収めているギリギリの状態だった。
補給と休息を終えた主人公たちは再び出発しようとする。
そして婦警といい感じになってた仲間の一人が、彼女も連れていこうとし、彼女も
その呼び掛けに応じる。だが・・・・というところで連載中断中。
続き、主要登場人物 小室孝 主人公。幼馴染のヒロインに想いを寄せるごく普通の少年だった。 サバイバルが始まってからは、(本人も自分で自分を恐れるぐらい)状況に適応し、 思い切った決断を下せることから、一行のリーダー的存在になっていく。 宮本麗 ヒロイン。主人公とは別の男とつきあっていて、初期のテンパった主人公に 「アンタより○○君のほうが〜」という台詞をぶつけて激怒りさせたかと思えば、 サバイバル状況下で完全に主人公にべったり依存。主人公に他の女が近づくと 露骨な独占欲を見せる。その変遷から読者の間での愛称は「ビッチ」 毒島冴子 主人公たちの先輩。剣の達人。この異常下での戦闘に内心狂喜している自分を悩み、 それを主人公に吐露。主人公から愛の告白まがいの激励を受け、立ち直る。 以降は主人公をはっきり意識するようになり、主人公もまんざらでもない感じなので ヒロインとよく衝突する。 高城沙耶 自称天才のツンデレ。父親が原作者の妄想をの具現化である大物右翼。 平野コータ ミリオタの典型的オタクデブ。しかし武器の知識や扱いの技術は本物で、ある意味 メンバーでいちばん頼りになる人物。武器を奪われると精神的にまで弱くなってしまう (本人曰く、ただのオタクに戻ってしまう)という面がある。 名前からもわかるとおり、モデルは漫画家の平野耕太。 鞠川静香 学校の保険医。ホイミン。友人が特殊部隊で、その縁により主人公たちは武器を入手する。
786 :
マロン名無しさん :2010/03/19(金) 01:16:54 ID:xA5n29OX
ギスギスした人間関係だな 教師とヒロインの間の因縁って何?
>>786 ヒロインの父親は公安刑事で、ある議員の汚職を追っていた。
その議員が教師の父親で、「警告」としてヒロインを留年させる。
(どうやったのかは不明。「成績を操作した」とだけ記述)
そのせいで尊敬していた強い父が、涙ながらに自分に謝罪したことで、
教師に対して強い憎しみを抱いている。
その教師も教師で、父のせいで母が死んだと思っていること、父が自分の後継者に
愛人の子である腹違いの弟を選んだことで、父親を憎悪しており、
いつか父を破滅させるため、弱みを握る目的で進んでそういった尻拭い役をやっていた。
一行とは右翼の屋敷で再会。そのときに過去の因縁が明かされ、ヒロインに銃を突きつけられる。
けっきょく撃たなかったが、すべてを見ていた右翼に、連れていた生徒ともども屋敷を蹴り出される。
その後ゾンビに襲われ、以降の消息は不明。
ISの続き、他のエピソードをお願いします。
未解決リストに「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」があったんでやってみる。 この作品は、同名小説のコミカライズで単行本が上下巻で出てます。 掲載誌はドラゴンエイジ。
山田なぎさは、父親を亡くし、引きこもりの兄と母親の3人暮らしである。 彼女はこんな家の状況だから、中学を卒業したら自衛隊に入ろうと考えている。 9月2日、なぎさのクラスに海野藻屑と名乗る転校生がやって来た。 自分は「人魚」である電波な事を言う彼女は、往年のアイドル・海野雅愛の娘だそうである。 自己紹介を終え、自分の席に向かう藻屑だが、クラスの男子に足を引っ掛けられ転ばされてしまう。 その時、なぎさはスカートから覗いた藻屑の腿にあざがあるのを目撃する。 藻屑は足のあざを目撃したなぎさをにらみ付け、「死んじゃえ」と一言言った。 その日の放課後、校門を出ようとするなぎさの背後から 空のペットボトルが飛んできて、彼女の頭に直撃した。犯人は藻屑であった。 そして、足を引きずり、「いてぇ…」と言いながらなぎさの元に向かって行った。 2人の噛み合わないやり取りの後、藻屑はなぎさに「友達になって」と言った。 最初は反発したなぎさであったが、その後何だかんだと言って藻屑と行動するようになった。
そんなある日、夕飯の買出しにスーパーに行ったなぎさだが、 スーパーに入ると店内でカートを蹴っ飛ばしているDQNがいた。海野雅愛である。 店を出ようとする雅愛の後ろには藻屑がいた。 雅愛は駐車場に停めてあった自分の車に乗り込んだが、 藻屑に向かって「お前は歩け」と言い残し車を発進させてしまったのであった。 車が行ってしまった後、藻屑は地面に座り込んで泣き出してしまった。 その様子を見ていたなぎさは、仕方なく藻屑に 泣き止んだ藻屑になぎさは、何を買いに来たのかを尋ねた。 雅愛がバラバラ死体を作るための鉈を買いに来のだ藻屑はと答えた。 不意に藻屑は「ぼくおとうさんのことすごく好きなんだ」と言った。 さらに藻屑は言う。「好きって絶望だよね」と。 そして、藻屑は鉈を買ってなぎさと別れた。
ここまでが上巻の半分ぐらいです。
あと、
>>790 は
×自分は「人魚」である電波な
○自分は「人魚」であると電波な
です。申し訳ない。
連投すまん
>>791 は
×その様子を見ていたなぎさは、仕方なく藻屑に
○その様子を見ていたなぎさは、仕方なく藻屑を慰めることとした。
です。
次回からもっときちんと推敲します。
どんまい。 気にしない気にしない。
>>790-791 の続き
とある日曜日、同じクラスの男子・花名島(藻屑の事が気になってる)、なぎさ、藻屑で映画を見に行く事となった。
目的地に到着し、一行はバスから降りた。その時、藻屑が運転手に何かを見せる。
それを見て運転手は、「おまえら!友達だろう 手伝ってやれ!!」と怒鳴った。
2人は運転手がなぜ怒鳴ったかを全く理解できなかった。
映画が始まると、藻屑は爆睡してしまった。スクリーンでは、女性がエレベーターの中に閉じ込められ困惑している。
藻屑は眼を覚まし、今の状況をなぎさに尋ねた。なぎさは今の状況を説明した。
それを聞いて、藻屑は「自分は人魚だから泡になって消える事が出来る」と主張し出した。
藻屑の嘘にイラついたなぎさは、やってみせなよ、と言うと藻屑は「いいよ ついてきて」と言った。
藻屑は、なぎさと花名島を自宅に連れて行った。
そして2人の前で「それじゃあ消えるね」と言い残し、家の中に入っていった。
藻屑が本当に消えたのかを確認するために、2人も家の中に入った。
家中どこを探しても藻屑の姿は見当たらない。仕方が無いので、なぎさと花名島は自分の家に帰る事とした。
自宅への帰り道、なぎさはバス停にいる藻屑の姿を発見した。 なぎさは、どうやって消えたのか尋ねたが、藻屑は相変わらず「泡になって」と言う。 藻屑の嘘にいい加減頭に来たなぎさは、さらに先日の鉈の件について問い詰める。 藻屑は、雅愛が飼い犬のポチを殺してしまい、買ってきた鉈でバラバラにして近くの山に捨てのだと言うのであった。 なぎさは、本当にポチの墓があるのかを確認するために、藻屑を連れ近くの山へ向かう事とした。 嫌がる藻屑であったが、道中でようやく観念した模様であった。 なぎさはそんな藻屑に、なぎさの兄(名前は友彦)がなぎさに以前出したクイズを藻屑にも出題した。 「ある男が死んだ つまらない事故でね」 「男には妻子がいた」 「葬式には男の同僚が参列していて妻と同僚はいい雰囲気になった ひかれあうってやつだ」 「ところがその夜、男の忘れ形見である子供が殺された」 「犯人は何と妻だった 自分の子供を突然殺したんだ さてなぜでしょう?」 このクイズは、一説によると異常犯罪者の青少年の精神鑑定に使われる質問で、 普通の人間はこのクイズを回答する事が出来ないと友彦は言っていた。 藻屑は分からないと言う。それを聞いてなぎさは藻屑は思ったより普通の子なんだ、と安心していた。 しばらく山道を歩いて藻屑はポチの墓を指差した。その先にはバラバラになった犬の死体があり、 その上に「さよならポチ」と書かれた紙が置いてあった。それを見たなぎさは嘔吐してしまった。
ここまで上巻です。
下巻はまた後ほど。
>>794 励ましサンクス
>>795-796 の続き
9月も終わろうとしていたある日、朝、なぎさが登校すると、彼女が飼育係を務めていたウサギ小屋の前に花名島がいた。
なぎさが小屋を覗くと、ウサギが全て殺されていた。そして、いくら探しても一匹の首が無いと花名島は言う。
2人は校長室に呼ばれ、事情を聞かれた。花名島は「頭が無くて…」とうわ言のように言うばかりであった。
教室ではこの事件について騒ぎになっていた。
校長室から戻ってきた花名島は、窓際で佇んでいる藻屑にお前がやったんだろ、と言った。
しかし、そんな事は意にも介さず、藻屑は花名島を挑発する。
藻屑の挑発に切れた花名島は藻屑に殴りかかる。藻屑は無抵抗のまま諦めたような眼つきで殴られ続けていた。
なぎさが止めに入り、花名島は担任に連れて行かれた。結局、花名島は一週間の停学となった。
なぎさは早退する事となり、保健室のベッドで寝ている藻屑のためにかばんを持っていこうとした。
その時、藻屑のかばんの中から異臭がした。かばんを開けると、その中にはウサギの首が入っていた。
その日の夜、なぎさの自宅に藻屑から会おうよ、と電話が掛かってきた。
待ち合わせ場所の海岸に到着すると、藻屑が既にいた。
そして突然、なぎさの目の前でテトラポッドから海に飛び込んだが、浮き上がってこない。
驚いたなぎさは、あわてて海に飛び込んだが、藻屑は何事も無かったかのように水面から顔を出した。
2人はしばらく海で遊んだ。そして、一通り遊んだ後、藻屑はなぎさに濡れた体を拭くためにタオルを貸してあげた。
ふと藻屑を見ると、彼女の体には無数のあざがあった。なぎさの視線に気付いた藻屑は、このあざは怪我ではなく、
海の汚染によるものだと言った。なぎさは「そうなんだ…」とだけ言った。
藻屑と別れた後、なぎさはタオルを返し忘れたのに気付いたので、タオルを返すため藻屑の家にむかった。
門前に立ち、チャイムを鳴らそうとしたその時、家の中から藻屑の「ごめんなさい」という声が聞こえてきた。雅愛に殴られているのである。
帰宅したなぎさは母親から、藻屑は障害者手帳を持っており、足に障害を抱えていること、
鼓膜が破れて左耳が聞こえないという事実を聞かされる。
なぎさは、自分は藻屑の事を何も知らなかったのだ、と愕然とした。
ウサギが殺された事件以来、初めて藻屑が登校してきた。 クラスのある女子が藻屑の左耳が聞こえないことを良い事に藻屑に嫌味を言った。 嫌味に対し、なぎさは「左側で言いたいこというのって楽しいの?」と言った。 そのため、なぎさはクラスの女子からは総スカンを食らってしまった。 だが、授業が終わると、なぎさは藻屑に一緒に帰ろう、と言ってのけた。 家に帰ろうとするなぎさだが、担任から呼び出されたため、藻屑を教室に待たせて職員室に向かった。 そこで、担任から進路についての話を受けた。担任は高校に行くべきだ、と言った。 しかし、何も判ってないと感じたなぎさは職員室から飛び出していった。 教室に戻り、藻屑と落ち合ったなぎさであるが、そこで藻屑は「嵐が来るよ」と言った。 いつもの藻屑の電波な言動かと思い、なぎさはさほど気にも留めず、帰宅しようとした。 その時、2人の前に停学中の花名島が現れた。花名島は忘れ物を取りに来たとの事。 花名島は藻屑に謝罪するが、藻屑は許さない、と言い掃除用具箱にあったモップの柄で花名島の背中を打ち据える。 気が済むまで打ち据えた後、藻屑は泣き出した。そして、花名島は教室を出て行った。 なぎさはハンカチで藻屑の涙を拭いた。そして、藻屑は言う。 「…こんな人生ほんとじゃないんだ」 「きっと全部誰かの嘘なんだ」 「だから平気 きっと全部悪い嘘だから…」 なぎさは藻屑を抱きしめる。また、藻屑は言う。 「いつか別の場所にいくよ ここじゃないところ」 「ぐぅぐぅいつまでも惰眠を貪れるような場所がいいな…」 「そう…深い海の底 波に揺られて微睡むだけで 十年に一度卵を産むだけで後は何もしなくて…」 「汚染された海でいつまでも微睡んで… それだけで…それだけでいい…」 藻屑の言葉を聞き、なぎさは「逃げようか」と言った。 2人は学校を出て、まずなぎさの家に向かった。なぎさは藻屑を玄関先で待たせて逃げるための荷物をまとめた。 次に、藻屑の家に行った。藻屑はここで待ってて、となぎさを門前で待たせた。 振り向きざま手を振った藻屑は穏やかな笑みを浮かべていた。なぎさは、初めて藻屑の本当の笑顔を見たような気がした。
なぎさは門の前で待ったが、30分経っても1時間経っても藻屑は現れなかった。 不安に思ったなぎさの前に雅愛が現れた。雅愛は泣きながらトランクを引き、自分の車に乗り込んでどこかへ行ってしまった。 なぎさは意を決して家に入り、藻屑を探した。しかし、戻ってきた雅愛に咎められ、追い出されてしまう。 玄関を出る時、なぎさは以前ポチの件で藻屑に出したクイズを雅愛にも出題した。雅愛は答えた。 「"Because I miss you"」 「"逢いたくて"じゃないかな」 クイズの答えは「逢いたくて」 お葬式があればまたその男に逢えると考えた妻は、 もう一度お葬式をするために自分の子供を殺したというのがその理由。 なぎさは藻屑が殺された事を悟った。 なぎさは家に帰り、母親とちょうど家庭訪問に来ていた担任に 藻屑が殺された事を伝えたが、信じてくれなかった。 その日の深夜、なぎさは今までの顛末を友彦に話した。 涙ながらに話すなぎさを見て、友彦が意を決した。一緒に藻屑を捜しに行こうと。 そして早朝、2人は山に到着した。朝霧の向こうに何かの影があった。 友彦は、なぎさにその場で待つように言い、一人でその影の元に行った。 そして戻ってきた友彦は、なぎさに藻屑の遺体があることを伝え、「さよならもくず」と書かれた紙切れを見せた。 友彦は見ないようにとなぎさを止めたが、それを振り切って藻屑の遺体の元へ向かった。 そこには、雅愛によってバラバラにされた藻屑の遺体があった。 藻屑は以前にも見た諦めたような眼つきで空を見つめていた。
雅愛は逮捕され、また元の平穏な日々が戻ってきた。 友彦は引きこもりから更生し、自衛隊に入った。 機関銃の解体と組み立てがものすごく早く、そして優雅なことから 「機関銃の貴公子」と呼ばれているらしい。 もう誰も砂糖菓子の弾丸を撃たない 背後からミネラルウオーターを投げつけてきたり、痣を汚染だと言い張ったりしない どこまでも一緒に逃げようなんて言ってくれない あの夏の終わり いっしょに世界と戦い死んでいった兵士たちがいた その証をそっと胸に刻んであたしは大人になっていく あたしの魂は決して忘れない 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
以上で「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」は終了です。 話を省略した箇所があるんで 分かりにくい所もあるかと思いますが、その辺はご勘弁を。
ウサギを無駄に殺すのはよくないな かわいいしおいしいのに
聖痕のクェイサーお願いします
浦沢直樹のPLUTO(完結している)が まとめサイトでは途中までしかストーリーが載ってないので コミックス全巻持っていてストーリーを知っている方の あらすじをおながいします。 一行バレとかイマキタ三行バレではなく 長文で書いてくださるのを希望します。
806 :
マロン名無しさん :2010/04/01(木) 03:23:34 ID:jdk7meuW
ほしゅ
807 :
マロン名無しさん :2010/04/05(月) 00:31:33 ID:AxNHGXB1
成田美名子の「あいつ」をお願いいたします。
808 :
マロン名無しさん :2010/04/09(金) 00:01:24 ID:V/ig1CBO
ほしゅ
486KBだから、そろそろ新スレ建てないとスレが落ちるんじゃないのか? 確か490〜500くらいで強制落ちするはず。
まー落ちたら立てたらええべ この調子じゃ新スレ立てても保守だけorすぐ落ちそうだ
いやもう立てたほうがいいかと・・・思ったけど立てられなかった
480KB超えても1週間レスがつかなかった時だけじゃないの?落ちるのは
814 :
まとめの人 :2010/04/11(日) 17:58:57 ID:???
>>813 乙乙!ここまでのあらすじ、リクまとめておきました。
新スレにぎわうといいですね
まとめの人もおつですよ
刑事の村上謙省は、とある事件の関係で精神病院を訪れることになった。 そこで出会った入院患者の少女は、記憶喪失でふらふらしているところを保護された身元不明の謎の人物だった。 少女は幽霊を見ることが出来るという霊能力者で、霊から話を聞いて、 謙省の担当していた事件を解決へと導いてくれた。 病人服しか持っていない少女にお礼として謙省は服を買ってあげ、 服のブランド名から引用して、少女に「まき」という仮の名を与えた。 まきの協力を得て様々な事件を解決していく謙省だったが、 霊だの霊能力者だのの協力を得た結果であることをそのまま調書に書けるわけもなく、左遷されてしまった。 送られた先は、通称「お宮係」と呼ばれる刑事部捜査共助2係。 公には出来ない、オカルトにまつわる事件を扱う場であり、 他の一癖も二癖もある人物に囲まれつつ、ますますオカルトな日々を送っていくようになる。 謙省にはマキ曰く「後ろの人」である、守護霊が憑いているという。 守護霊は若くして亡くなった霊能力者であり、謙省の曾祖父にあたる。 その守護霊の生前の知人であるという若い女性・ナツが現れた。 謙省は実は守護霊の血筋の者だけあって物凄い霊能力の持ち主だったが、 邪魔になるからと幼少期に守護霊によって力を封じられて普通の人として生きていた(謙省にその自覚はなかった)。 しかし、謙省はナツのなんらかの能力によって再び霊能力を発現させられてしまう。 あちこちに幽霊が見えまくりで大変な日々を迎えることになった謙省は、守護霊とも会話が出来るようになった。 守護霊は、生前の自分を知っているほど長く生きているのに若い外見を持つナツは人間ではないし、 まきもナツと同じような類の存在であるとほのめかした。 謙省は、お宮係に収められている資料の中に、ナツの写真を発見した。 もう何十年も前の資料であったが、ナツの姿は先日見たものと変わらなかった。 資料によれば、当時のナツは自分と姿が同じな、 「もう一人の自分」が度々現れるという怪異におびやかされていたという。 そう訴え続けた末にナツは不審な死を遂げたが、何故か死後には、 生きたナツを見かけたという目撃例が相次いだという。 まるでドッペルゲンガーのようであると謙省は思った。
ドッペルゲンガーとは、ある人物と全く同じ姿をした霊的な「なにか」である。 本体がドッペルゲンガーと遭遇すると死んでしまう、 ドッペルゲンガーが現れるのは本体の死の予兆である、 などの、死にまつわる伝承が多い。 色々な事件を共に解決するうち、謙省とまきの間には恋愛感情のようなものが芽生えていった。 まきは、そこに行きたいと願うだけで無意識にテレポートのようなことが行えたりと、 どんどん人外じみた行動をするようになっていき、その事に自身でも不安を感じていくようになる。 まきの前に、みちるという名の少年が現れ、自分たちは同類であると言ってきた。 自分たちは「ドッペルゲンガー」であるのだと少年は言う。 なんらかの強いショックによって、魂の一部が剥がれて分離した存在であり、 そのままにしておけば消滅してしまうが、本体の魂を食らえば本体に成り変われるのだという。 霊が見えたりテレポートができたりするのは、自身もまた霊的な存在であるためだという。 みちるはふと気付いた時、まきのように記憶喪失の状態だった。 しかし、彷徨い歩くうちに自力で本体を見つけ、自分の正体を悟った。 本体は、家族にも学校の人たちにも当たり散らすようなDQNだった。 あんな奴より自分の方がもっとマシに生きられると、みちるは本体を殺して成り変わったのだという。 ナツもみちると同様にドッペルゲンガーだった。 彼女は、本体以外の魂も食らってはそのエネルギーによって何十年も若さを保っていた。 元が同じ存在なので、まきは惹かれるようにすぐに自分の本体を見つけられた。 本体は、数ヶ月前に事故に遭っていたそうだった。 それはまきが病院に保護されたのと同時期で、事故のショックによってまきは生まれたようだった。 本体の少女は、事故以来過保護になった両親がうるさいと友人に向かって愚痴を言っていた。 ちゃんとした居場所も過去もあり、心配してくれる親もいるのにどうしてそんな風に傲慢でいられるのだと、 まきは憤りを感じたが、しかしみちるの言うように本体の命を奪うことには抵抗を感じできなかった。
みちるは本体を殺して成り変わって以来、まともな人間としての暮らしが楽しくてたまらず、 DQNな本体に殴られたりと苦労してきたらしい両親を気遣い、 今まで本体がDQNだった分、自分は頑張って両親を喜ばせようと努力し、 高校のテストでもオール満点を取ったりとはりきりまくっていた。 しかし、突然のその変貌は両親にとって不審がられ本物ではないと見抜かれ、 「本当のみちるを返して」と泣かれてしまった。 やはり自分はまともな人間にはなれないのだとみちるは街を彷徨い、テレポートしたビルの屋上で一人で泣いた。 そんな彼の前に現れたナツは、屋上から周囲を見渡しながら、 世の中こんなに広いんだから自分たちのような存在が細々と生きていてもいいじゃない、と言って笑いかけた。 まきがドッペルゲンガーであること、本体を食わないことを選んだ以上いつかは消滅すること、 それを知った上でも謙省はまきのことが好きだった。 とりあえず、宙ぶらりんな状態であるまきの正式な戸籍をつくり、 自分と籍を入れようとプロポーズした。 まきはそれを受け入れ、残り短い生涯を謙省と共に生きていくことにした。 (おわり) ところどころがうろ覚えだが大体こんな感じ
819 :
マロン名無しさん :2010/04/14(水) 23:38:09 ID:R5COLqgs
ARCANA乙です まとめの人も乙です
>>812 いや、容量多くなると賑わってるスレでも強制即dat落ちする。
長文の人が多いスレに常駐してたからわかる
強制落ちじゃなくて書き込めなくなって 次スレ立てて誘導ってのができなくなるんだ、スマン このスレは新スレが先に立ってるから問題なし
うめ
うめ