このスレは、『魔法先生ネギま!』キャラを用いたバトロワスレです。
<特徴>
他の多くのバトロワスレはリレー小説の形式を取っていますが、このスレでは異なります。
単独の作者による、長編SSスレとなっています。
現在、第21部まで完了。現在22部連載中。各長編SSはそれぞれ独立したお話となっています。
たまに、既に完結したお話のサイドストーリー、アナザーストーリーなどの短編が書かれることもあります。
<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。
<注意事項>
作品に対して内容にケチをつけたり、一方的な批判をするのはやめましょう。
こういう人が居ても、他の人は荒らしとみなしてスルーしましょう。
作者の都合もありますので、早くしろなどの催促はできるだけしないように。
次スレは原則
>>950を踏んだの人が立てること。
容量オーバーになりそうなときは、気づいた人が宣言して立てましょう。
基本的にsage進行。
過去スレ等は
>>2-5くらい
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ネ ギ マ ・ ロ ワ イ ヤ ル
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|書き込む| 名前: | | E-mail(省略可): |sage |
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∩
, ─|l| ,/ノ
! ,'´  ̄ ヾ
! | .||_|_|_|_〉
! トd*゚ -゚|| ここにsageって入力するんだ
ノノ⊂ハハつ 基本的にsage進行…
((, c(ヾyイ なんで私だけバニー…
しソ
r‐i r┐ _,.___ ,、 、
ム」j !_, ‐'´│ `` .、 | レ /
,.  ̄マ|ア´ >、 │ ‐- 、 丶.」 'ゝ、
, '´ 〃´7´ / / ハ 、 ヽ \\ ヽ ヽヾ、 ヽ,
/ 'j 〃 / 〃 ' i ! ヽ 、 ヽ ヽ ヽ ヽ ,>
ゞ , i // ./ | ト ゝ ヽ ヽ ヽヾ
/ / /! i ! / ! l ヽ ヾ 、 `! !i i ヽ
/,イ ,.イ! l !ィ´ ̄``ヽ ヽ ヾ´ ̄ !`、 lトミ、| ヾ丶、
!'│爪| |´! ,.==、 \ ! ,ィ= 、ヽヽ |! ヾ! ヽ `ー‐- 、
. !ハト | ト.|/ f⌒'.` ヽ ' i '.ヽ .ハ ト ヽ、 ゝ、 \
|! |!iヘ |ヾ. ' j ゝ ノ ' /ハ !' \、 \ 丶 [ I N T E R M I S S I O N ]
. !.ト.ゝム 丶 `´ ! ノ/ イ! ヽ、_ ゝ __\___
ヽヾ、ト-ゝゝ __ ク'  ̄ リ `ー─ 、 ``ー 、 ̄ ̄ VIII Kagurazaka Asuna
、ヽヾヽヽ丶、 ` ' / ヽ ヽ
━━━━━━━━ヾヽヽヽヽ ト . __, ' トヽ━━━━━━━━━━━━\ ヽ━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽヽヽヽヽ|[ソロモン6] ! 丶、 ヽ Welcome to Negima Battle Royale 21.
ヽ」ン、! ゝ、 丶、 丶
, ィ'´i ! ヽ / `ト=、、 \ "When They Cry...?"
あっ、AA作るの忘れてた。ごめん。
あんど
>>1乙です。
スレ立て乙です
9 :
マロン名無しさん:2008/04/18(金) 00:28:19 ID:jdJ1iiaF
そういやAAで思い出したが「衣食住より〜」のAAは保管されないのか?
えー、ここ2〜3日の投下分は保管できてます。あと、なぐさめてくれたりした人、ありがとう。おかげで楽になりました
これからも頑張る所存です。では作者氏、頑張ってください
ニートはこんな時間でも起きてられて羨ましいよ
志村ー!曜日曜日!
自分ニートなんで曜日忘れてました
ナマ言ってすみません
16 :
マロン名無しさん:2008/04/19(土) 13:35:49 ID:5yiclEDU
美空「私ちょー早いッスよwwこの足さえあれば誰も追い付けないスからwww私スピードキングっすよ!!」
龍宮「こりゃいくら見逃してくれと言っても無理か」
美空「ピンポンピンポーン」
龍宮ちょっと上の方を見る
美空「?」
龍宮「後ろ…気ィつけた方がええな」
美空「きゃはは!古いっすね。その手は食わないっすよww」
ドーン!
上から何かが落ちてきて美空瞬殺
龍宮「ま、見ても見んでも結果わ一緒か」
楓が美空を倒してる
楓「生かしておいた方が良かったでござるか?」
龍宮「ん、ぜーんぜを」
2人、龍で帰還。
278.破壊 完
殺されるのもスピードキングってわけですね
>>17 いきなり今週のH×Hネタかよw
今まさに読んでたトコだったのでフイタww
まだかあああああああああああああああ!?
今日は遅くなるらしいから、待ってようぜ
そうだったかすまん。wktkしてる。
今回のごくせん前の2つよりは面白いと思ったんだけど俺だけ?
誤爆すまん。なんで漫画サロンに…
遅くなりました。それでは本日の投下を始めます。
[35.第15戦(2) 〜逃亡〜]
千雨が1階まで降りてくるまでの間に他の死体にも遭遇したが、強烈な円の死体に遭遇した後だったので平常心を保つことができた。
途中で手に入れた銃を持って千雨は、用心深く船内を歩いていた。
―――遠くからコツコツと音が聞こえてくる。
1階の廊下から誰かが歩いてくるのようだ。
シグザウアーP230を握り締めた千雨は、固唾を呑んで相手が現れるのを待った。
現れたのは四葉五月(出席番号30)であった。彼女も千雨の存在に気づいたようだ。
五月はニッと笑顔を見せると支給武器のイングラムM10を千雨に向け、問答無用で撃ってきた。
パラララ、パラララ、パラララとタイプライターを叩き続けたような断続的な銃声が鳴り響く。
「げっ!撃ってきやがった!?」
すぐに身を隠したので銃弾は当たりはしながったが、躊躇せずに自分を殺そうとした五月の行動に千雨は驚いた。
五月とはほとんど付き合いはないが、彼女は争いごとが好まないのは見れば大体わかる。
その五月が千雨を見つけると迷わず撃ってきたということは……
「正気を失っている可能性もあるなこりゃ」
自分だって気が狂いそうなのだ。そうであっても無理はない。
千雨はすぐに身を翻して走って逃げ出した。
その後を五月が追いかけてくる。
「くそっ!サブマシンガン相手じゃ分が悪りいぜ」
毒づく千雨。
五月はクラスの中では数少ない運動能力で千雨が優位に立てる相手であったが武器の差は大きすぎた。
「何とかしなけりゃ……やばいな……」
千雨は一旦振り返ると、五月めがけて銃を撃った。
千雨の反撃に五月が一瞬ひるむ。この隙に千雨は五月との距離を広げて一目散に逃げだした。
階段を一気に駆け上がり2階のダイニングルームに逃げ込む。
五月が追いついてこないのを確認して室内を見回した。カウンター付近にあやかが倒れている姿が目に入ったが気にする余裕はない。
ダイニングルームの奥に進んでキッチンへ入る扉を見つけて扉を押して中に入る。キッチン内で大きめの冷蔵庫がすぐに目に入った。
冷蔵庫を開けると中身を放り出し、中に隠れることができないか確認する。
そこで千雨は自分が平常心を失っているのに気付いてハッと我に返る。
「いや、待て!落ち着け私!こんなところに隠れたら見つかったときに逃げ場はないぞ!」
相当テンパっている自分を叱咤する。
とりあえず一旦キッチンから出ようとダイニングルームへ続く扉を開けた時、丁度ダイニングルームの入口で中の様子を伺っていた五月と目が合った。
「やべっ!見付かった」
あわてて千雨がキッチンの扉を閉めると、閉めた扉にサブマシンガンの銃弾が襲いかかった。
キッチンから出るのはこの扉しかなく、ここから出ようとしたら五月に蜂の巣にされるのは目に見えている。
「まずいことになったな……」
千雨は悔しそうに爪を噛んだ。
五月がキッチンに踏み込まれたら逃げ場がない。その前に何らかの対策を立てないと完全に不利である。
キッチンをぐるりと見渡した。
掃除をせずに放置されたような汚いキッチンの中は、目の前に大きい備え付けのテーブルが左右に2つ、テーブルの下に隠れ場はない。
右手奥にはさっき中身を取り出した大きな冷蔵庫があり、取り出した中身はその辺に散らばっている。
左手には大きめの備え付けの戸棚がある。冷蔵庫と戸棚の中なら隠れることができそうだ。
部屋の隅には掃除用具、布袋、木の箱やダンボールなどが乱雑に置かれているが、隠れられそうな場所はない。
こうなったらキッチン内のどこかに隠れて中に入ってきた五月の背後を襲うしかないと判断した。
「仕方ねえ、一か八かこうするしかねえか。」
冷蔵庫を確認しながら千雨は覚悟した。
[36.第15戦(3) 〜駆け引き〜]
五月はダイニングルームの中を通り抜けるとキッチンへ入る扉の前に来た。
扉にある薄汚れた小さな窓からそっと中を伺うが千雨の姿は見えない。
キッチンから出るにはこの扉しかないから中で待ち伏せしているのだろうか?
壁を背にして扉をゆっくりと開ける。
キッチンの中は静かで千雨が仕掛けてくる気配はない。
壁際から中の様子を伺うが、中は静まり返っており動くものは何もない。
五月は近くに落ちていたコップを拾うとキッチン内に放り投げた。
高い音を立ててコップが割れる。
……何も反応がない。
状況的には自分の方が優位であるため、五月はキッチンの中に入ることはしなかった。
五月は相手が動き始めるまでしばらく待つことにした。
―――千雨もまたキッチンの中のある場所で身を隠したまま、息を潜めて相手の動向を伺っていた。
(四葉のヤロー慎重だな……このままじゃ、こちらからは手が出せねえ)
他に逃げ場はなく相手はサブマシンガンを持っている以上、千雨の方から動けば勝ち目はない。
幸か不幸かこの対戦はタイムリミット内に決着が付かないと両者の首輪が爆発するルールだ。
時間がなくなれば優位に立っている相手の方は必ず動く。
それまではじっと辛抱するしかなかった。
千雨は長期戦で行くことにした。
―――時はゆっくりと過ぎてゆき、対戦が始まってから50分が経過していた。
あと10分。
時間が少なくなった焦燥感にかられ、五月はキッチン内に入って決着をつけることにした。
今までキッチンの扉の前でじっと相手の出方を伺っていた結果、千雨はどこかに隠れていると五月は予想した。
五月は意を決してキッチンの扉を大きく開いて中へ入った。
イングラムを左右に向けてキッチンの中を確認するが誰もいない。やはりどこかに隠れているようだ。
キッチンの中では大きな冷蔵庫が目に入る。しかも冷蔵庫の前には中身が放り出されていた。
(冷蔵庫の中?)
五月は冷蔵庫の中を開けてみようと決意し、もう一度左右を見てから冷蔵庫の方へ移動しようとした。
その時、何かが気にかかった。
さっき左右を見回したときに目の端にチラッと気になるものを捕らえていた。
もう一度そちらの方を振り返ってみる。
戸棚の扉に赤い何かがはさまれているのが見えた。五月は怪訝な顔をして視線を戸棚に向けると、それが何であるかがわかった。
赤いチェックの模様の布切れが挟まっている。
(……麻帆良学園の制服のスカート!)
五月がニィッと口元を上げると、戸棚を狙ってサブマシンガンを乱射した。
パラララ、パラララ、パラララと断続的に銃声が空気を震わせる。
戸棚が穴だらけになって小さな木片が飛び散った。
蜂の巣のようになった戸棚を確認すると、五月はサブマシンガンを下ろして肩の力を抜いた。
―――キッチンの中に静寂が訪れた。
五月は戸棚の前まで近寄ると、中を確認するために扉に手をかけた。
その時―――
パン!パン!と背後から音がし、2発の銃弾が五月を襲った。
「う……嘘?」
背中に銃弾を受けた五月は、驚いた表情で背後を振り返る。
キッチンの扉の陰に隠れていた千雨が煙の立ち昇る銃を構えている姿が目に入った。
自分が騙されたのにようやく五月は気付いた。ツーと口から血を流し、五月は膝をついて倒れ込んだ。
五月が動かなくなったのを確認して千雨は銃を下ろす。
(ついに……殺しちまったか……)
激しい振るえと後悔の念が千雨を襲うが千雨は必死にこらえる。最初から覚悟していたことだ。
戸棚まで近づくと扉を開ける。自分のを脱いで扉に挟んでいたスカートを摘み上げた。
千雨のスカートはサブマシンガンの銃弾を受けて穴だらけになっていた。
「くそっ!ぼろぼろじゃねえか!」
スカートは穿ける状態ではなかったので床に捨てた。仕方ないので五月からスカートを奪うことにした。
ウエストがゆるゆるだったが、ピンで留めれば問題ない。
そして五月の持っていたイングラムM10を奪い、予備のカートリッジをデイパックの中から取り出すとキッチンから出ようとした。
しかし一旦足を止め、思い直したように倒れていた五月の元まで戻った。
千雨は壁際に置いてあった大き目の布を、スカートを脱がされた五月の下半身にかけてやる。
(くだらねえ感傷なのはわかっちゃいるが、同じ女としてみっともない姿を晒したくはないよな……)
そして今度こそ千雨はキッチンから出て行った。
[報告No.16 200X.X.X am0:25
予選 第15戦 結果
【出席番号30 四葉五月 死亡】
【勝者 長谷川千雨】
【残り 13人】 以上]
[37.インターバル(3)]
スピーカーから音楽が流れてくる。
『第15戦が終了したので死亡した生徒達を発表する。雪広あやか、近衛木乃香、佐々木まき絵、朝倉和美、釘宮円、四葉五月……以上だ。
これで予選は終了する、ご苦労だった。勝者の皆にはしばらく休息の時間を与えよう。午後1時から対戦が始まったわけだが、今がおよそ深夜の0時30分だ。
よって、7時間半後の午前8時から本戦を開始する。それまでは部屋の中でゆっくり休んでくれ』
放送が終了した。
―――3回目の放送内容を聞き、夏美は愕然とする。
(いいんちょも……朝倉も……2人とも死んじゃったの!?)
夏美は千鶴との対戦の後、部屋に戻って一人きりになると、自分の目の前で親友が自殺した悲しみに襲われて泣き喚いていた。
長い間泣き続けていたために両目は腫れぼったくなっている。
だが、思い切り泣きたいだけ泣いたために、少しは落ち着くことができた。
そして千鶴との約束を思い出し、このあとの本戦のことに考えを巡らしていた。
女子寮で同室のあやか、仲が良く一緒に行動することの多い和美、この2人なら夏美は信頼できる。
しかも、あやかは頭脳明晰でスポーツ万能、和美も頭が回るし何でも要領よくこなすことができる。
彼女達なら必ず生き残ると思い、本戦が始まったら真っ先に合流するつもりだった。
ちょwwwww千雨www乙
その夏美の考えていた計画は、今の放送でもろくも崩れ去った。
クラスの中でも最も親しかった友人達はみんな死んでしまった。
「一人に……なっちゃったな……」
放心状態のまま、今後の対策を考えようと試みる。
これからどうするか……何も思い浮かばなかった。
クラスの名簿を取ってみる。既に半分以上の生徒にバツがついている。
生存者の中で誰が信用できるだろう?
明日菜、アキラ、古、楓、美砂、美空、夕映……このあたりは結構付き合いもあり普段も仲良くしているのだが、全員1対1で殺し合いをして生き残った者である。
予選での戦いでクラスメートを殺したとしても仕方ないと夏美は思っている。
ただし、本戦では話が別だ。
この中で本戦では殺し合いをせずに脱出を考えている者が誰なのか?果たして居るのか?
……考えても答えが出ることはなかった。
クラス名簿を傍らに置き、がっくりとうなだれる夏美。
しかし、千鶴から託された最後の言葉に支えられながら夏美は自分を見失わないで居られた。
生きて帰るためにはどうすればいいのか?
夏美にとって今できる最後に残されたたった一つ方法。
ただひたすらに神に祈った。
[38.主催者]
3回目の放送を終え、マイクのスイッチを切った瀬流彦はホッと息をつく。
現場の責任者である男が声をかけた。
「良いのですか、すぐに本戦を始めなくて?明日の朝から本戦を開始するとなると1日くらいしか時間がなくなります。
半分以上の生徒が既に死んでいるとはいえ、プログラムの参加者に休息の時間を与えるのは良いとは思えないのですが……」
瀬流彦は余裕の顔で現場の責任者に答える。
「おそらく大丈夫でしょう。予選で否応なく殺し合いをするように仕向けたのです。
しかも、生き残った生徒のうちの半数以上が対戦相手を自らの手で殺しています。本戦でも躊躇せずに殺し合いに参加する人間は結構いると思います。
……また、会場は閉鎖された船内ですし、余り広いとはいえないフィールドですから参加者の遭遇率は高いです。おそらく1日以内で十分決着が付くでしょう」
「そんなものですかね?」
瀬流彦と違ってゲームの内容よりはさっさと終わって欲しいと内心思っていた現場の責任者は興味のない様子で答える。
「まあ、ゲームが動かなくなれば状況に応じて立ち入り禁止区域を設けるなりして、人を動かすようにすれば問題ありませんよ。
それに、この休息時間は別にプログラムの参加者のために与えたわけではありません」
「ほう……?」
現場の責任者は興味を持った。
C
一旦言葉を切っていた瀬流彦が再び口を開いた。
「貴方も知っての通り、このプログラムの勝者が誰なのか大規模な賭博が開かれています。
本戦が始まる前に出揃った本戦出場者の中から誰に賭けるか猶予を与えるのが理由の1つ目。
また、今回のプログラムの目玉は監視カメラでリアルタイムにゲームの内容を知ることができるころです。
この辺で賭けに参加しているお客の皆様にも休んでもらおうというのが理由の2つ目です」
「なるほど……至れり尽くせりというわけですな」
「まあ、今の段階で不用意に動く生徒はおそらくいないでしょう。
本戦開始までは最低限の監視を残して、あなた方も交代で休んでもらって結構ですよ」
「それは有り難いですな。お言葉に甘えましょう」
現場の責任者に背中を向けると、瀬流彦は部屋の扉の方へ向かう。
「では、私も少し休むとします。本戦の開始までの監視はよろしくお願いします」
「承知しました」
瀬流彦は作戦本部となっている無線室を出ると、自分のあてがわれた船長室に入り、本戦開始1時間前まではゆっくり休むことにした。
【残り 13人】
本日の投下は以上です。
今日で大体半分が終わりです。
ではまた明日。
作者20氏乙です
ぷぇー(・3・)
20氏、投下乙です。
生き残りは……
真名、千雨、ザジ、明日菜、刹那、超、古、夏美、楓、美空、美砂、夕映、アキラ
か?
明日も投下よろしくです。
千雨もまたベタなトラップをw
てか五月パンツ一丁ですかwww
本日分の投下を保管しました。作者20氏乙です
んで、これから3部の改訂作業に取り掛かってきます。とりあえず10話分くらいの予定。では
お前らならこの中で誰に賭ける?
>>47 賭しにきてる中の一人なら予選を見た感じ銃を弾いて人の首を一刀両断した刹那だな
でもネギロワ住人として読んだ感じでは刹那は今回は生き残りそうにないな
皆が戦っている間黙って隠れていたら、一人生き残ってしまった夏美と予想。
だったら俺はゆえきちとラカン
>>49 夏美がいるとこに禁止エリアかけられるんでは?
携帯まとめアクセス数10000行ってんのか!すげぇな!!
ケータイまとめ氏乙
極悪非道のageブラザーズ
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
↓何故どの部でも葉加瀬が生き残れないのか納得のいく理由を教えて下さい
そればっかりは理屈じゃないんだ!!
>>55以降の話終了
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船が舞台なわけだけど島と学校以外で何か良い舞台あるかな?
じゃぁ俺もエヴァの別荘にしよ
2人が言うなら仕方ない
俺も28話まで書いてるが29話から別荘にワープするか
じゃあおれも
僕も僕も!
では私も別荘で話を書いてみよう・・・・・・いやいや。
それでは今日の投下を始めます。
[39.教師]
ここがどこかは解からない。ネギは窓のない部屋の中で監禁されていた。
ネギがバトルロワイヤルのプログラム開催を知ったのは、昨日のHRが始まる前の朝のことである。
瀬流彦に呼ばれて説明を受けた。
彼はネギに協力を依頼してきたのだが、ネギはプログラム自体を強硬に反対した。
ネギが反対することは予想していたのだろう、後ろに控えていた軍服を着た者達にその場で拘束された。
それからは目隠しされて移動させられた後、この部屋の中に閉じ込められている。
ここから逃げ出そうと色々試してはみたが、杖を取り上げられて魔法を使うこともできない状態では打つ手がなかった。
学園からプログラムの会場に生徒達を移動させる時間を差し引いたとしても既にプログラムは始まっているはずだ。
自分の生徒が殺し合いをするなど考えたくもなかったが、現実は受け入れざるを得ない。
一刻も早く生徒達の元に駆けつけて助け出したいのにこの部屋から出ることもできない。
自分の無力さに歯噛みしながら、ただ時間だけが無意味に過ぎていった。
ネギは腕時計を見る。
現在は午前1時頃、監禁されてもう16時間は経過していた。
―――力なくうずくまっていたネギの耳に、遠くから騒がしい音が聞こえてくる。
その音は徐々にネギの居るところに近づいてきた。
そして、ネギの居る部屋の外でドーンという音がしたと思うと部屋の扉が開いた。
「よお!しけた面してんなあネギ!」
部屋に入ってきた者達が自分の親しい友人だと知るとネギは安堵する。
「こ……小太郎君!カモ君も!」
「アニキ―――――!無事だったか!」
肩にカモを乗っけた小太郎が部屋の入口に立っていた。
「へへっ、助けに来てやったぜ」
そう言うと、小太郎は部屋から出るようにネギを促す。
部屋から出たネギは小太郎に礼を言った。
「ありがとう、小太郎君。でも、何でここがわかったの?」
「タカミチさんのおかげや」
「アニキ!とりあえず話は置いといて、今はここから逃げ出すことにしようぜ」
「そうやな、とりあえず行こうかネギ!」
そう言うと小太郎が走り出した。
「ま、待ってよ小太郎君!」
ネギも小太郎を追いかける。走りながらネギの肩に乗ったカモが説明を始めた。
「アニキが誰かに捕まった後、3−Aの生徒も全員いなくなったんだぜ。そりゃもう教師連中は大騒ぎだ。
学園長もいろいろ手を尽くして、ようやくアニキの居場所を探し当てるのに今までかかっちまった」
「ああ、タカミチさんが俺にも声かけてくれてな、一緒にネギを救出しに来たってわけよ。
タカミチさんが敵の注意を引き付けてくれたから俺も楽勝でネギのとこまで行けたわけやけどな。
……ここの連中は銃火器で武装しとる奴らもおったし、ちょっとヤバイで。早いとこタカミチさんと合流しようや」
カモと小太郎の説明でネギはおおよその経緯を理解した。
ネギの部屋にたどり着くまでに敵のほとんどを小太郎が片付けていたので特に妨害されることなく逃げ出すことができた。
2人と1匹はタカミチが待機していた場所で合流した。
「タカミチ!助けてくれてありがとう」
「やあネギ君、無事でよかった。……助けるのに時間がかかって済まない」
ネギはタカミチに出会うと、一番気になっていることを尋ねた。
「それより僕の生徒達がどうなったか知らない?」
「今、調べている最中だ。瀬流彦君が軍隊の連中を手引きしたことまでは分かっている。
ただ、プログラムが開催されている会場がどこなのか未だにわかってはいない。
瀬流彦君の残した情報や各方面からの情報を集めている最中だよ」
タカミチの説明でネギは顔を曇らせる。
「そう……なの?アスナさん達はまだ見つかってないんだね……」
「気を落とすなよアニキ。まだみんなきっと無事なはずだって!」
カモが元気づけようとするが、ネギはゆっくりと首を振る。
「……そういうわけには行かないんだよカモ君。もう既に手遅れになっているんだ」
ネギは2枚のパクテイオーカードをみんなに見せる。
「こ……これは!?」
カモとタカミチがカードを見て驚く。小太郎はその意味が分かっていない。
「カードを見て分かるとおり、のどかさんとこのかさんとの仮契約が失効されている。
これは契約の対象者が死んだことを意味するんだ。つまり、のどかさんとこのかさんは……既に死んでいるということに……」
悲しい顔をしながらネギは話を続ける。
「殺し合いのプログラムは今も着実に進行しているのは間違いないんだ。ただ、明日菜さんと刹那さんの契約は存続している。
2人はまだ生きている!他にもまだ生きている生徒はいるはずなんだよ。早く助けないと!」
「……ネギ君、気持ちは分かるが今は耐えてくれ。全力で3−Aの生徒達の居場所を探している。居場所が分かったらすぐに救助に向かう」
あたりが騒がしくなり追っ手が近づいてくる気配を感じた。
「とにかくここから離れよう。ついてきてくれ」
3人と1匹となった一行は、暗闇の中を疾走した。
【残り 13人】
[40.秘密の会場(2)]
司会『……繰り返します、本戦出場の生徒は、綾瀬夕映、大河内アキラ、柿崎美砂、神楽坂明日菜、春日美空、古菲、桜咲刹那、龍宮真名、超鈴音、長瀬楓、長谷川千雨、村上夏美、ザジ・レイニーデイの13名となりました。
以上を持ちまして予選は終了いたします。本戦の開始は朝の8時からとなります。それまではご自由におくつろぎ下さい。
また、賭けの受付終了時間は2日目の午前8時までとなっております。お忘れなきようお願いいたします。』
マイクを切った後、係員からメモを渡された司会の男は、No.0に駆け寄る。
司会「No.0、先ほど主催者の瀬流彦氏より入電がありました。『予選が終了しました。進行に問題ありません。本戦開始までごゆっくりお休みください。』とのことです」
No.0「フッ、こしゃくな奴だ。嫌いではないがのう……会場の反応はどうだ?」
司会「かなり好評です。過去のゲームでは、個人のプロフィールのみで判断していましたが、今回のゲームは予選の戦いで本戦参加者の戦闘力がわかる分、予想が立て易いようです」
No.0「ほほう……。で、今のところ誰が人気だ?」
司会「一番人気はダントツで桜咲刹那です。予選での勝ち方が強烈だったからだと思われます。
次に、戦闘力の高い長瀬楓、龍宮真名が続きます。
ただ、龍宮真名の方は対戦相手の少女に苦戦した影響で賭け率はあまり伸びていません」
No.0「ほっほっほっ。エヴァンジェリンの正体を知らぬ人間も多いしのう。知らない人間が見たら小柄な少女に苦戦しただけにしか見えんか」
司会「その他ですと、優勢に戦って勝利を収めた春日美空や超鈴音、強力な武器を手にした柿崎美砂と長谷川千雨あたりが人気です」
No.0「瀬流彦には今後も期待すると伝えておけ。本戦が始まるまでは私も休むとしよう。後は任せる」
司会「はっ!!」
―――そして、空が明るくなるまで時は流れる……。
[41.本戦開始]
2日目午前8時、スピーカーから音楽が流れる。
『さあ、第二ステージのはじまりだ。これから先は3時間ごとに定時放送を流して死亡者を発表する。
この戦いで生き残った一人が帰ることができる。張り切って殺しあってくれ!』
放送の終了後、各客室の鍵が外れると共に赤ランプが点灯した。
「まずは、殺し合いに乗っていない人たちと合流するです」
綾瀬夕映(出席番号4)はこれから行うべきことを口に出して確認する。
予選で生き残った者は殺し合いに乗っている可能性は高く、信用するのは危険ではある。
しかし、生き残った生徒の中でも自分と同じように殺し合いに乗らない人はいるはずである。
夕映にとって最も信用できる図書館探検部の仲間は残念ながら夕映を残して全員死んでしまった。
しかし、バカレンジャーの面々はまき絵を除いてほとんどが生き残っており、彼女達なら信用できるだろうという希望がある。
夕映は扉を開けて廊下を走って移動しようとした。
それと丁度同じタイミングで目の前の扉が開き、一人の生徒と鉢合わせした。
「か、柿崎さん!」
美砂は夕映を確認するとサブマシンガンを構えた。
それを見た夕映は一目散に逃げようとするが、美砂のサブマシンガンが火を噴くほうが早かった。無数の銃弾が夕映を襲う。
「ガアアッ!!グ……ゆ、油断したで……す」
体中に銃弾を受けた夕映は、己の不用意な行動に後悔しながら前のめりに倒れた。
動かなくなった夕映の死体を冷たい目で見下ろしていた美砂は、夕映の側にしゃがみ込むと持ち物を探った。
投げナイフが4本みつかった。
それらを無造作にデイパックの中に詰め込むと、美砂は夕映の死体に背を向けて移動を始めた。
[報告No.17 200X.X.X am8:04
本選
【出席番号4 綾瀬夕映 死亡】
【残り 12人】 以上]
[42.観察]
本戦が始まってからも村上夏美(出席番号28)は迷っていた。
千鶴以外で夏美が信用できるのはあやかと和美であったが、2人とも千鶴と同じく死んでしまっている。
生き残っている中で誰が信用できるのか、考えれば考えるほど解からなくなっていた。
夏美は仲間になってくれる人を探すため、千鶴から譲り受けたCZE Cz75を構えながら船内を注意深くゆっくりと移動していった。
――その夏美を銃で狙いを付けている生徒がいた。
大河内アキラ(出席番号6)もゲームから脱出するために仲間を探していた。
親友の亜子、裕奈、まき絵の3人は既に殺されており、アキラも夏美と同様に一人取り残されている立場だった。
1階の売店のカウンターの陰に潜んでいたアキラは、夏美が通りかかるのを見つけるとS&W M36を構えてその様子を見ていた。
夏美はクラスではあまり目立つほうではないし争いごととは無縁のタイプである。
しかし、今の状況では誰を信じれば良いかわからない。
さらに夏美は演劇部に所属しているので全て演技という可能性もある。
夏美を信頼してよいものか?そこで、アキラは夏美の行動を観察して信じてよいかを判断することにした。
殺し合いに乗っているならば獲物を探すように辺りを見回すだろう。つまり何かを追いかけるような目をしているはずだ。
しかし、夏美はお化け屋敷でお化けが来ないかびくびくしながら辺りを見回している。何かから逃げるような目をしていた。
(……どうやら信頼しても良いと思う)
アキラは自分の直感を信じて夏美に声をかけた。
「村上!」
[43.同盟]
「村上!」
売店の中から夏美を呼び止める声がした。
その声にビクッとしながらも、銃を構えて恐る恐る声のした方向を向いた。
「大河内さん……?」
店内の物陰に隠れていたアキラが銃を構えて夏美を見つめているのに気が付いた。
「君はどっちだ?」
「え?」
「村上はゲームに乗っているのか?」
アキラの意図が分かり、夏美は慌ててブルブルと思い切り首を振った。
「ち……違うよ。私はここから脱出しようとしていただけで、クラスメートと殺し合いなんかやる気ないよ!」
夏美は手に持っていた銃を下ろした。
それを見て少し安心してアキラも銃をゆっくりと下ろした。
「そうか……私も同じだ。ここから脱出しようと考えてる。村上も目的が一緒なら私と協力しないか?」
アキラは信頼の証として手を差し出した。
それは夏美にとっては願ってもないことだった。
アキラは寡黙だがクラスメートの中でも優しく温厚な上に冷静に物事を考えるタイプだ。
ゲームの前に裕奈が瀬流彦に殴りかかった時に、アキラが止めて裕奈が殺されるのを阻止したという事実もある。
――彼女なら信用できる。
「こちらこそ、よろしくね」
夏美もアキラの手を取り、堅い握手をした。
「他にもゲームに参加しない生徒がいる筈だ。協力できる仲間を探そう」
「うん」
2人は揃ってその場から移動を始めた。
[44.狙撃]
千雨は一人の生徒を探し回っていた。
ゲームに乗る気はない千雨は、主催者と戦うにしても脱出するにしても自分ひとりでは何もできないので協力できる仲間が必要だった。
現状で信用できる相手を見つけるのは困難であることは理解している。
しかし、全員が殺し合いに積極的に動いているとは思わない。
ここから脱出を図ろうとしている奴らも必ずいるはずだ。
と、なると誰と組むかどうかが問題となる。
正直言って、脱出のための目処がつくまでは足手まといになる生徒と組む気はなかった。
ここまで来る途中でツインテールをした生徒の後姿を見かけたが、声をかけることはしなかった。
明日菜はゲームに乗りそうにないし戦力にはなるが、千雨が今必要としているのは彼女ではなかった。
生存者の中でも自分の求めるスキルを持った生徒が一人だけいた。
その生徒とは親交があまりなく信用できる人物かどうかも怪しい。相手が自分と組んでくれる補償もない。
しかし、彼女の力は千雨にとって絶対に必要だった。
「まあ、やるしかないか……」
千雨は探している相手が行く可能性の高いと目星をつけた場所へ急いだ。
階段ホールに出ると、遠くから銃声が聞こえると同時に千雨の足元の床が弾けた。
視線を落とすと床には穴が開いており、木片が飛び散っていた。
(そ……狙撃か!?)
千雨の背中に冷たいものが流れた。辺りを見回すが近くには誰もいない。
壁際に身を隠して辺りの様子を伺う。恐らくは他の階から狙っているはずだ。
さらに2、3発撃ってきたので千雨は息を殺してやり過ごした。しばらくすると、千雨に当たらないことを悟ったのか諦めたかように撃ってこなくなった。
結局、撃ってきたのが誰だったかは解からなかった。
「油断は禁物って訳かよ」
忌々しそうに呟いた。敵は居なくなったと思うが、念のために身を隠しながら階段ホールを通り抜けて行った。
[45.反省]
ライフルを肩に抱えてて春日美空(出席番号9)は船内を移動する。
「くっそー、さっきは残念だったなあ。うまく当たれば長谷川を倒すことができたんだけどねー」
つい先ほど、風香から奪ったライフルで千雨を狙撃してみたのだが、自分に狙撃の才能はないのか千雨には一向に当たらなかった。
美空はゲームに積極的に乗るつもりだった。
クラスメートを殺すことに抵抗がないわけではないが、自分が殺されるよりも殺す方がマシである。
プログラムが進行している以上は後悔したって仕方がない。美空はそう割り切っていた。
元々、難しいことを考えるのは性に合わないので考えることはやめにした。
もしかしたら自覚がないままに自分の心は壊れてしまっているかもしれない。
でも今となってはそんなの関係ない。
自分が生き残るためには、クラスメートを全員殺さなければならない。行動する理由はそれだけで十分であった。
美空は生き残っている生徒達の顔を思い浮かべる。
生き残った生徒の中には、刹那、真名、楓、古と武闘派の面々が揃っている。
彼女達と直接戦っても勝ち目がない。
遠くから狙撃できるライフルは彼女達を倒すのにはうってつけの武器である。
「ま、何度か練習すりゃうまくなるか」
ライフルなら敵と距離を取って戦えるから仮に見つかっても美空の足なら十分逃げることができる。
逃げ足にかけてはクラスの中では誰にも負けない自信があるのだ。
「次は誰を狙おうかな?」
まるで遊んでいるかのようにそう言うと、美空は軽快なステップで船内を歩いて行った。
本日は以上です。
で、明日ですが飲み会が入っているので遅くなります。
ちょっと時間がいつ頃になるかわかりませんが、出来るだけ早く帰ってきます。
乙でえええす!ゆえは生き残ると思ってたのだが予想がい
飲み会楽しんできてね
ん?勘違いだったらスマン
仮契約してんのは明日菜、のどか、木乃香、刹那だけなんか?
最近の作者は飲み会だとか夜桜だとかリアルでも充実しててリアルではお母さんしか話す相手のいない俺は凄く羨ましいぜ
>>79 (´;ω;`)かわいそうです
夕映はひょっこり死んでしまいましたなぁ
乙だぜぃ
>>79 だ、大丈夫だっていつかは他人と触れ合えるときがくるって!
なぁ22氏!
今日なら刹那が賭け人気のとことか毎日誰かが先読みしてんなw
てかこりゃ夏美生き残ったな
前、夏美が生き残る方向で書いてるって言ってたの22氏だったのか?
83 :
別館まとめ:2008/04/20(日) 22:38:22 ID:???
作者20氏、乙です。
ついに本戦開始ですね。
今回はAA保管の要望が多かったのでAAを1ヶ月ぶりに保管しました。
☆ 別館更新情報 2008/04/20 ☆
『ネギロワAA帝国』
AANo:070〜075を追加。
待望(?)の衣食住より友達のAAも保管しました。
『GOGO♪でこぴんロケット☆』
21部EDの動画を保管。
『ネギロワ絵師図鑑』
6人目『葱坊主(作者20)』さんを紹介。
このコーナーは次回の840氏で最終回の予定です。
『ネギロワ倉庫』
21スレッド目のログを保管。
※第2回アンケートの集計結果は次回更新時に発表予定です。
http://yuyunegirowa.web.fc2.com/index.html
更新乙
伊吹しゃんは図鑑されないんですか?
別館氏乙
今回のTOP絵良いね
別館の ry( が可愛く微笑ましかった
ぷぇー(・3・)
ネギロワ読んでるとむしょうに歌を歌いたくなるのは俺だけ?
↓ねぇ?なるよね!?
携帯まとめの11111踏んだ
なんかくれ
作者20氏、携帯まとめ氏、別館まとめ氏乙です
早速夕映が逝ったか
美砂や美空も多分逝きそうだな
まぁ、明日も楽しみだべさ
>>90 ○
│
∧,,∧
>>7の続きを書く権利をあげるお!
(;`・ω・) 。・゚・⌒)
/ o━ヽニニフ))
しー-J
>>90 今日、近所の子供が抜けた乳歯くれたからそれあげるよ
一つ提案
今週21部名言アンケが終わるだろ
そしたら次はネギロワの時聴きたい曲アンケなんてのはどうだ?
んでそのアンケが終わる頃に22部も終わりに近づいてるから次は22部関連のアンケ(一番良かった予選アンケートとか)をするってのはどうだ?
アンケートのネタだけど、個人的にはネギロワのベストカップリング
とか見てみたい。このせつや双子が上位に来ると思うけど、
21部なら真名楓、19部ならザジ双子(カップルじゃないけど)
みたいに印象深い組み合わせなんかどうでしょう?
俺はベストバトルランキングを提案
>>95 21部ならまな楓 も、19部ならザジ双子もいいがやっぱ円美砂だ!
>>94 だんご三兄弟が一位になるって分かりきってる
>>95 にっセルが一位になるって分かりきってる
>>96 なばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば
う〜提案された3つどれもしてみたいな
でも2つ同時にアンケートするとどっちか1回しかアンケート出来ないからな・・・
音楽はyouだな。普通にロワの感動シーンにあうと思ってたけど21部EDみて余計にハマってしまった
カップリングは俺的にはダントツで6部のこのせつだ
バトルは良いの多いから全部の中で一つ選ぶってのは難しいなぁ〜
てかどれも面白そうだからどれかに一票できないな・・・w
その3つどれでも構わないが固定のしようがないから
最初にこのスレである程度票が伸びそうなのを決めてそれを別館氏に項目にしてもらって
後は自分で新しく項目作れるタイプのアンケートにしないといけないな
どっちにしてもまずどのアンケートにするかだから更新報告レス以外でも別館氏に出てきてもらいたいな
まぁまだ今のアンケ1週間あるしそんなに焦らなくて良いと思うけど
項目増やすとたくさんありすぎて選べないお
でも名カップリングて1つの部に2,3で1つも項目出してもらえないのとかあるから結局30以内に収まるしよくね?
てか6部はこのせつ、19部はザジ双子で同意だが21部は龍にんなんだな…。個人的には明日エヴァのが好きだな。もちろん龍にんも大好きだが。
19の円と美砂はカプというより桜子合わせてチアの友情みたいなかんじ。
だから19では双子とザジだな。
16部のあすせつも好きだったな。
千雨の運動部とのコンビ結成率は異常
いつか忘れたけど千雨と桜子の組み合わせがかなり好きだった
夏美とカプると合いそうなのって誰だろ
ザジ
ネギ(野菜的意味で)
どうも、ほろ酔い気分の作者です。
1次会でガンガン飲んだのですが、何とか正気を保っているので投下を始めます。
>
>83
まとめ氏乙です。葱坊主の指摘はなかなか痛い所を突かれてGJです。
まとめ氏の指摘で今更ながら気付いたのが、今年に限っては恐らくレス数で行けば
私がダントツでトップになるだろーなーと、しみじみ思いました。
3作品合わせると本編だけで500レスを超えるんですよね。
まだ半分しか投下してないですが、大丈夫か自分?と自問自答してみたり・・・・
>>94 誰も聞いちゃいないけど、22部の作者的イメージソングは、
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オンです。船繋がりというわけです。
>>95 個人的には17部(だったはず)の千雨&まき絵が好きです。
……22部は、カップリングでは物語り作ってないんで無いかも……orz
>>96 バトルは色々ありすぎて絞れないなー。
ちなみに22部では明日菜VSあやかに力を入れてました。
[46.交渉]
思ったよりも早く千雨は探して生徒を見つけることができた。
「おい超、待ってくれ。話がある!聞いてくれないか?」
千雨は超鈴音(出席番号19)を見つけると、すぐに声をかけた。
呼ばれた超はレミントンM31を構えて千雨の方を向く。
「……長谷川サン、何か用かネ? 今、私は忙しいヨ」
超は千雨と一定の距離をとったまま警戒していた。
(超がゲームに乗っているなら問答無用で撃ってくるか、無害を装って近づいてくるはず……とりあえず話し合いの余地はあるな)
交渉の可能性が見えたことに千雨は手ごたえを感じる。
「そんなに長く手間は取らせねえ」
そう言うと千雨は監視カメラの方をちらりと見て首輪をつまんで軽く持ち上げる。
「人の見ていない場所で話したい。誰かに聞かれているかもしれないしな」
千雨の示した行動を超は敏感に察知していた。
(……監視カメラと首輪に仕掛けられた盗聴器に気づいてるネ)
首輪に盗聴器が仕掛けている。そして、船内には監視カメラが仕掛けられている。
超はこれらのことに早い時点で気が付いていた。
脱出するにせよ、誰かと協力する場合には情報伝達には注意しないと主催者側には情報が筒抜けになると思って超は警戒していた。
千雨もどうやら盗聴器と首輪には気付いているらしい。なかなかの観察眼だと内心感心する。
脱出を企てていることは主催者に伝わるだろうが、話の核心部分が主催者に筒抜けになることは避けられると思った超はゆっくりと銃を下ろした。
「わかったネ。話を聞くぐらいの価値はありそうだヨ」
その言葉を聞いて千雨はニヤリとした笑顔で答えた。
2人は近くのトイレへ入っていった。
監視カメラが設置されているのは廊下と大きな部屋のみで、客室などの小部屋やトイレなどには設置されていないのは確認済みである。
用心のためにもトイレの出入口に注意を向けながら互いに距離をとって向かい合った。
「話とは何かネ?」
「私と組まないか?」
千雨は協力を提案した。
「組む?組んで何をしようというのかネ?」
「このゲームからの脱出、またはゲーム主催者への反撃……」
「……そのために私が長谷川サンを信用しろというのかネ?私達は予選でクラスメート同士の2人で殺し合いをしているのヨ?
信用も何もないと思うがネ」
なかなか慎重な対応だ。千雨にとってはむしろこのくらい慎重であるほうが協力し合うには都合が良かった。
「別に私を信用してくれとまで言わねえ。計画を成功させるために協力し合う。計画遂行中はお互いに殺し合うことはしない。
……これだけ守ってもらえれば充分だ。計画が失敗した時には協力関係は白紙にする。この条件でどうだ?」
「……あまり賢いやり方とは思えないネ。私達は主催者に命を握られてイル」
「あんたならこれをどうにかできるんじゃないのか?」
千雨は自分の首輪を指差した。
「……フム、構造がわかれば何とかなるかもネ。でも今の状態では無理ヨ。工具もないしネ」
本戦が始まる前に超は首輪を外すことができないか検討済みである。
首輪を分解するにしても、首輪の内側からでないと分解できないようになっている。
首に装着している状態では工具があったとしても分解することは非常に困難なのであった。
千雨はデイパックを開けると中からあるものを取り出した。
千雨の支給武器である工具セット、そして自分達がつけている首輪の一つを超に見せた。
「これでなんとかならないか?」
「!!……長谷川サン、それをどうやって手に入れたネ?」
「工具は私に支給されたものだよ。それとコレ(首輪)は釘宮が持っていたものを失敬した」
……予選の時に千雨が首を切られた円の死体を発見した時、円の首から首輪が外れて床に落ちていた。
首輪を外すヒントになるかもしれないと思い、千雨は円が持っていたシグザウアーP230と一緒に首輪を手に入れていたのだった。
自分の力量では首輪を手に入れてもどうすることもできずに持て余していた。
しかし超だったら何とか活用できるはずだと思って彼女のことを探していたのだ。
なぜ円の首輪を千雨が手に入れることが出来たのかは超にわざわざ説明しなかったが、超もあえて聞いてはこなかった。
超も最初から殺し合いに参加する意思はなく、主催者に一泡吹かせてやろうと思っていた。でも無理に徒党を組み気もなかった。
しかし、千雨の提示した条件は魅力的だった。首輪を分解して構造がわかれば首輪の無力化は可能だ。
また、現状では信用できる相手よりも割り切って協力できる関係の方が、利害関係が一致している間は自分の障害になることはないだろう。
超は短時間のうちにそこまで考えを巡らせていた。
「……いいヨ、手を組もうじゃないカ」
「商談成立だな」
お互いの拳をコツンと当て、共闘の意を示し合った。
その時、
「私もその計画に乗せて貰えないかな?」
その場に居る超と千雨の2人以外の声がした。
超と千雨が驚いて声のした方を振り返ると、入口の扉の側で龍宮真名が腕を組んで立っていた。
[47.共同戦線]
「龍宮!」
真名の姿に気付いて超と千雨の2人は驚きの表情を浮かべた。
「安心しろ、私も主催者が気に入らないクチでね……お前等とはやりあう気はない。
作戦立案には役に立たないが実行部隊としてなら私は役に立つぞ?」
真名の存在に気がづいた瞬間に超と千雨に一瞬緊張が走ったが、真名の言葉でとりあえず安心することにして警戒を解いた。
――内心千雨は冷や汗をかいていた。
超の説得のために神経が集中していたのは確かだが、ちゃんと入口には注意を払っていたのだ。
気付かなかったということは、真名は完全に気配を消していたということである。
彼女が自分達を殺す気であったら自分と超は生きていなかっただろう。
真名がゲームに乗っていなかった幸運に感謝した。
「龍宮サン、手伝ってくれるかネ」
「ああ。それと、こういう物を手に入れている。お前等なら使えるんじゃないか?」
そう言うと、真名はデイパックの中から亜子から入手したノートパソコンを取り出して2人に見せた。
超はそれを見た瞬間、頭の中で脱出のための計画を立て始めた。
千雨が提示した首輪と工具。
真名が提示したノートパソコン。
2人から提示されたアイテム、そして自分が見立てた2人の能力を頭の中に入力すると、超の頭の中はフル回転し始めた。
そして幾つかの計画が超の頭の中で組み立てられていく。
その中から成功の可能性が高いと判断した一つの計画を導き出した。
……不確定要素はあるが一定の成算はあると超は判断した。
「……2人とも良いものを持っているネ。一つ良い考えを思いついたので2人には協力してもらえるかナ?」
超の提案は望むところである。千雨と真名は同時に頷いた。
超は真名が持っていたパソコンを受け取った。
パソコンを持ち上げた超は、千雨に向かって話しかける。
「長谷川サン、コイツを使うから長谷川サンにはいろいろと手伝ってもらうヨ」
「ああ。私にできることなら何だってやってやるよ」
千雨は協力の意思を示した。
次に真名のほうに超は顔を向けた。
「龍宮サンは準備期間中の護衛を頼めるかナ?」
「了解だ」
腕を組んだまま、真名が答える。
3人の共同戦線が確立され、脱出の計画実行のために動き出した。
[48.希望と絶望]
古菲(出席暗号12)は仲間になってくれそうなクラスメートを探していた。
誰かクラスメートに会えないかと思いながら古は2階の廊下を早足で歩いていた。
生き残っているクラスメートの中では親しい付き合いの超や楓がいる。古にとって彼女達なら信頼ができた。
特に超は頭の悪い自分と違って何でもできる天才である。
彼女なら自分の思いもしないような方法で脱出計画を考えているはずだと古は思っていた。
――信頼できる仲間と合流する。
まずは、それだけを目的として古は船内を移動していた。
すると、前方に一人のクラスメートが佇んでいるのに気がついた。
古が警戒しながら近づくと、それは黒い髪を横に束ねた小柄な少女……桜咲刹那(出席番号15)であった。
古は少し警戒を解いた。刹那とは分野は違えど武道を志すものとして互いに尊敬もしている。
刹那が殺し合いに乗っているとは思えなかった。
「刹那……良かたアル、信頼できる人に出会えたよ……」
刹那はうなだれたまま古の言葉に対して何も答えなかった。
そして、いきなり踏み込んだかと思うと、古に向かって刹那は襲い掛かった。
信頼できると思っていた人と出会えて油断していた古は、刹那の行動に対して反応が遅れた。
だが刹那の攻撃に対して無意識に体が動いていた。
刹那が横薙ぎに切りつけた刀は古の胸の上部を切り裂いた後、空を切った。
「刹那!何をするアル!」
傷は浅いが古の胸の上の衣服が切れ、横一文字に切れた皮膚から血が流れていく。
刹那は古の問いには一切答えずに、無言のまま刹那の第二撃が来る。
今度は顔を目掛けて斬りつけてくる。古の頬がさっくりと裂けて血が流れるが、古はこれも辛うじてかわした。
こうなると疑いようもない。古は刹那はゲームに乗っていると確信した。
「クッ!刹那……何でゲームに乗ったあるか!?」
そう言いながらも、仕方なく古は刹那と対決すべく構えを取った。
刹那が踏み込むと同時に古も踏み込む。
――間合いが狭まり2人の攻撃が交差した。
背中合わせに距離を取って古と刹那が佇んでいる。
古に背を向けたまま、刹那が片膝を付いた。
古の渾身の一撃をかわすことができずに胸にダメージを受けた刹那は痛みに顔を歪めた。
刹那に背を向けて古は立ちつくしていた。
「刹那……なぜアル……なぜ……」
古の頬に涙が伝い、古の体から血飛沫が飛び散った。
体をゆらりと傾けた古は、ドサッという音を立てて前のめりに崩れ落ちた。
刹那は振り返ると、死体なった古の体を感情の無い目で見下ろしていた。
[報告No.18 200X.X.X am9:12
本選
【出席番号12 古菲 死亡】
【残り 11人】 以上]
GJ!
超と千雨良いなぁ
以上で本日は終わりです。
すみません。作者のコテを名乗るのを途中で忘れていました。
酒で朦朧としているのでそろそろ寝ます。ではまた明日。
乙です
明日菜とあやかに力入れてたのかw
乙です。くーふぇ...°・(ノД`)・°・
乙
22の描写はわかりやすくて良いよ。
やっぱりせっちゃんマーダーか…
携帯から失礼。なんかPCからスレを見ようとしても秘密の花園500番地とかいう今まで見たことないエラーがなおりませんorz
とりあえず、3部をちょろっと更新したんで今日は勘弁してください。では
>>124 人多すぎって事
専ブラいれろ
まぁ俺も入れてないが…
秘密の花園ってあの俺の嫁釈由美子が主演ドラマの事だろ?
乙。アルコールびたびたでよく投下したよwwwオレは酔ったらすぐ眠るタチの悪い輩なもんでwww
未成年の飲酒は程々にね
俺の国は16歳からアルコールOKだぞ
オレは12のから飲んでたけど
22氏乙す!
飲み会あとにご苦労
>129ってなんだっけ
ヤバいwww今の超とちうっちとたつみーの組にかえでとザジ入ったら俺的には完璧ゴレンジャーwwwww
ザジは今日辺り死にます
>>135 そんな感じで書いてある桜子とか見てみたい
切ない笑顔ってぐっと来るよね
本日の投下を始めます。
[49.目撃者]
刹那が古を殺害したとき、1階に居た明日菜は上の階で物音がするので階段を上って何事かと様子を伺っていた。
結果的に刹那が古を殺すその瞬間を目撃することになった。
「な……くーふぇ!刹那さん!?な、何で?……なんてことしてんのよ!」
修学旅行のときから親しくなった刹那だが、短い時間一緒に行動して彼女がむやみに人を傷つけるような人間ではないことは明日菜には良くわかっていた。
それなのに……刹那が古を殺したことが信じられず、明日菜は刹那を睨み付けた。
「明日菜さん……ですか……」
刹那が明日菜の方を向く。警戒した明日菜はコルトガバメントを刹那に向けた。
「刹那さん……なぜ貴方がくーふぇを殺したの!?」
明日菜は問い正す。
「明日菜さん……私はこのゲームに乗りました」
「なんでよ!なぜ刹那さんがこんなことを!!」
「お嬢様が予選で誰かの手によって殺されました。殺したのは生き残った生徒のうちの誰かであることは間違いありません。
私はお嬢様の仇をとらねばなりません。生き残りの中に必ずお嬢様の仇がいます!
……誰がお嬢様を殺したのかわからない以上、生き残っている全ての方には死んでもらいます!」
3回目の放送で木乃香が死んでしまったことは明日菜も知っている。
自分も木乃香の死を悲しんでいたので刹那の気持ちは痛いほどわかる。
しかし、仇を討つにしても今の刹那の行動は理解できない。
「間違っている!!絶対に間違っているよ!そんなことこのかは望んでなんかいない!」
大声を上げて刹那を説得する明日菜。
刹那は冷たい表情を崩さない。
「明日菜さんと問答する気はありません。貴方も殺すべき一人です!」
そう言い放つと、刹那は剣を構えて明日菜に襲い掛かった。
木乃香を守るということが刹那の望みだった。
それが刹那の存在意義だったと言っても良い。
その望みが破られた今、もはや刹那は正常ではなくなっている。
刹那の様子を見て説得を断念した明日菜は刹那の攻撃を避けるべく背を向けると逃げ出した。
―――このとき、騒ぎを聞きつけてこの場に来ていたのは明日菜だけではなかった。
刹那が明日菜に切りかかろうとした瞬間、ターン、ターン!と遠くから2発の銃声が響いた。
その一発は瞬時に気づいた刹那の剣で叩き落された。
もう一発は刹那から逃れようとしていた明日菜のわき腹を撃ち抜いた。
刹那から逃げるために階段を駆け下りようとしていた明日菜は銃弾を受けてバランスを崩した。
そして階段を転がり落ちていった。
狙撃をかわすと同時に狙撃ポイントを確認した刹那は、明日菜から狙撃者に狙いを変えて狙撃ポイントに向かった。
しかし、刹那が狙撃ポイントまで来た時には狙撃手はその場から既に逃げ去った後であり、姿が見当たらなかった。
狙撃手の追跡をあきらめた刹那は明日菜の方の様子を見に戻ってきた。
そこには点々と移動する血の跡が残っていた。
「見失ったか……」
刹那は少し考えた。血の後を追っていけば明日菜に追いつくだろう。
しかし、このまま死ぬかもしれない手負いの明日菜のことは無視することにした。
そして狙撃手が逃げたと思われる方向へ移動を始めた。
―――美空はライフルを担いで廊下を走っていた。
「桜咲さんは仕留めることができなかったかあ、まあ、しょーがないっス。明日菜は仕留めることができたし、次のチャンスを狙うとすっかあ」
そして美空は新たな獲物を探し始めた。
[50.隠れるもの]
美砂はIMIウージーを抱え、3階の大浴場の中で息を殺して潜んでいた。
最初に夕映と遭遇してからは暫くの間は誰とも出会っていない。
美砂は予選のときもクラスメートを殺したくはないという気持ちはあったが、結局は自分が生きたいという気持ちの方が勝り木乃香を手にかけた。
一人殺すのも大勢殺すのも一緒とはよく言ったもので、殺すことの抵抗感はほとんどなくなっていた。
本戦では殺し合いに乗るつもりだったので、夕映と出会った時には躊躇することなく殺すことが出来た。
しかし、その後は大浴場に隠れると美砂は遠くで銃声がしてもそこに向かおうとはしなかった。
クラスメートの中では強力な武器を手にして入るものの、生き残っている者は運動能力に優れているものが多くいる。
はっきり言って自分は運動能力的には下位の方になるだろう。
まだ10人以上残っているのだ。一人ずつ相手にしていたら、いつかは返り討ちに遭うことは目に見えている。
理想を言えば実力のあるもの同士が潰しあってくれるのが良い。
幸いにも美砂の隠れている大浴場に訪れる者はいない。
向こうからやってくるなら容赦はしないが、来ないのであれば人数が減るまでこのまま隠れておく。
(……しばらくの辛抱だわね)
美砂は息を殺しながら、時間がたつのをじっと耐え続けた。
――美砂の他にも一人、別の場所で息を潜めて隠れている生徒がいた。
謎の狙撃者からわき腹を撃たれた明日菜は、階段を転げ落ちた後に狙撃者と刹那から必死の思いで逃げた。
1階まで移動すると診察室の中に隠れていた。
診察室の中に僅かながら医療道具があったので簡単な手当てをした。
銃弾は貫通したようなので上着を脱いでわき腹を保護するように縛っている。縛られた上着は既に真っ赤に染まっていた。
刹那は追ってくることはなかったが、事態は深刻である。
わき腹の痛みと共に血を多く流したために体力が削り取られている。
「……まずいわね」
信頼していた刹那が殺し合いへの参加を表明し、刹那以外のクラスメートに狙撃された明日菜は現状ではクラスメートを安易に信用できないことを痛感していた。
怪我を負った今の状態では殺し合いに乗っているクラスメートに出会ってしまったら勝ち目はないだろう。
医学の知識のない明日菜は、わき腹から流れる血の止血方法を満足に行うことができない。
できる限りの応急処置と縛った上着のおかげで血の流れは抑えられているが、なかなか止まってくれず、少しずつ流れているようだ。
出血と痛みで意識が朦朧とする。
「しっかりしなきゃ……みんなと……生きて帰るんだ……」
意識が徐々に遠くなっていく。
(どうしよう……私……このまま死んじゃうのかな?それは嫌だな……)
明日菜は深い眠りに落ちていった。
[51.弔い]
長瀬楓(出席番号20)は2人のクラスメートを探していた。
ゲームに乗るつもりは毛頭なかった。
脱出するか主催者と戦うか、どちらかを選択する前に自分にはやることがあった。
自分を姉のように慕ってくれていた風香と史伽の2人を探し出すことである。
彼女達が既に死んでいることはわかっている。
しかし、彼女達を守ることのできなかった自分としては、せめて彼女達の骸を弔ってやりたかった。
楓は忍びの術を使えば周囲1Kmまでの気配を探ることができる。
他のクラスメート達に出会わないようにしながら船内を歩き回り、風香と史伽の姿をを探し回っていた。
これまでに何人ものクラスメートの死体に出会った。
忍びの修行によって精神面を鍛えている楓にとっても、今まで仲良く付き合ってきたクラスメート達の無残な姿を見るのは辛かった。
これで何人目のクラスメートの死体になるだろうか?楓は2人の生徒が折り重なって倒れているのを見つけた。
かなり小柄な2人である。
楓は彼女達が鳴滝姉妹であることを確信して2人に近寄った。そしてそれが間違いないことを知った。
「風香……史伽……。ようやく出会えたでござるな」
風香の上に史伽が重なっているということは、風香の死体を見つけた史伽がここで殺されたという事だろう。
2回目の放送を聴いて2人がもう死んでいるのはわかってはいたものの、実際に2人の死体を目の前にして2人の死がまぎれもない現実であることを思い知らされる。
「風香、史伽、すまないでござる。……拙者は2人を守ることができなかった」
頭を垂れて、楓は心の底から2人に詫びた。
そして楓は重なり合って倒れていた風香と史伽を近くの小部屋に移動させ、2人を横に並べた。
風香と史伽の手を胸の前で組ませようとすると、史伽が手榴弾を握り締めているのに気づく。
「史伽にこのようなものは似合わないでござる」
手榴弾を史伽の指から離し、自分のポケットに入れると史伽の手を胸の前に組ませた。
まるで並んで眠っているような風香と史伽。
「2人とも埋葬してやりたいが今はこれが精一杯でござる。……さらばでござる」
2人に背を向けて別れの言葉を告げた後、楓は頭の中を今からの戦いに切り替えた。
楓の顔から悲しげな表情は消え去り、厳しい表情をして自分の気を引き締める。
――今度は一緒にゲームから逃げ出す仲間を探す番である。
改めて船内の気配を探ると、何人かの生徒達が1箇所に集まっていることを感知した。
「とりあえずは、人が多く集まっている所へ行ってみるでござるか……」
人が集まっているところを目指して、楓はゆっくりと歩きながら移動を開始した。
本日の投下は以上です。
ひょっとしてゲームが始まってから初めて誰も死ななかった投下かも?
ではまた明日。
うーじの森であなたと出会い
22氏乙
乙ぅぅぅぅぅぅぅ!
手榴弾><
楓の能力ずるいなw
てか3人固まってるとこ楓が分かったって事は龍宮は気配を消してないのかよ
お前らGWに向けて短編かいてんのか!!?
俺は作ってんぜ
ところで誰か釘宮のコスロワ挑戦しないのか?アンケにあったろ
是非アンケートで美空主人公の長編書いてるって言ってた人に書いてもらいたいですね
いや、ここは司書氏に作ってもらおう
伊吹しゃんの4コマまだー
個人のHPやブログでネギロワ載せてる人のページ知ってる分だけ教えてくれませんか?
伊吹さんの夏美が可愛いすぎてどうしようもないです
Sさんの楓がかっこ良すぎてどうしようもないです
飴玉さんのエヴァがセンス良すぎてどうしようもないです
たんぽぽ畑の楓の絵は半端ないな
どっちの?
どっちもだろバカヤロウ
本日の投下を始めます。
[52.計画進行中]
超、千雨、真名の3人は、超の先導のもと4階のコンピュータールームに来ていた。
主催者側に警戒心を持たれないために部屋の中の監視カメラはそのままにしている。しかしカメラの角度を計算してこちらが何をやっているのかは分からないようにしていた。
超はパソコンが置かれていないテーブルの上に散乱しているものを退かせると、千雨から預かった首輪と工具をテーブルの上に置いて分解を始めた。
――ある程度予想はしていたことだが首輪は完全に機能を停止している。
恐らくは首輪をつけた者が死亡すると死亡したという情報を作戦本部に送信した後は機能を停止するようにできているのだろう。
監視カメラもある上に死んだ人間はそれ以上追跡する必要もなく、無理に首輪を爆発させる必要もないので当然の措置だと言える。
一応首輪に取り付けられた盗聴器は生きているが、死んだ人間を盗聴するほど作戦本部も暇じゃないだろう。
これらの状況を確認した上で超は結論を下した。主催者側は我々が首輪を手に入れていることを把握していないと。
そう考えて問題はなさそうである。
そうでなければ脱出のきっかけとなる首輪を千雨が手に入れた時点で爆発させるなりの手を打っていないことの説明がつかない。
もちろん全てを知った上で自分達を泳がせている可能性もあるので楽観視はできないが、首輪の情報を手に入れることができるのだからリスクを背負ったとしても十分な見返りがある。
超は手馴れた手つきで首輪の分解と内部構造の解析を進めていった。
首輪には分解しようとすると爆発するような機構が設けられているのは間違いないが、爆弾解体の要領でやれば問題は無かった。
超が作業を行っているのを横目にして、千雨はどっかと床に座り込むと膝にノートパソコンを置いて一心不乱にキーボードをたたき始めた。
コンピュータールームに残されていたパソコンが使えないわけではなかったが真名が持っていたノートパソコンの方が性能は良いのでこちらを使うことになった。
―――ここに来るまでに超は主催者に聞かれないように千雨と真名に脱出計画を簡単に耳打ちし、役割分担を行っていた。
超はノートパソコンを使って千雨にウィルスプログラムを作成してくれるように頼んでいた。
千雨は訝しげな表情で超に尋ねる。
「……なんでそんなことを私に頼むんだ?」
「長谷川サンならばできるはずだヨ。昔、同じものを作たはずだネ」
「なっ!」
千雨は赤面してうろたえる。
「な、なんでお前がそんなことを知ってんだよ!」
真名は2人の会話の意味が理解できなかったので、あまり興味を持つこともなく2人のやり取りを見ていた。
「私の開発した情報ネットワークを甘く見ないで欲しいネ。3−Aのクラスメートのことならある程度調べは付いているネ」
「お前はストーカーかよ!つーか、プライバシーの侵害じゃねーか!?」
「個人の情報の秘密保持は守るヨ」
いきり立つ千雨を平静な顔をしてなだめると、超は急に真剣な表情をして千雨に説明する。
「これは計画のためにも重要なことネ。長谷川サンならできると思て頼んでいるヨ」
そこまで言われると千雨も文句は言えなかった。もとより、自分達が生き残るためなら何でもする覚悟である。
「つったく油断も何もあったもんじゃねーな。……わかったよ。やってやるから任せとけ」
悪態を吐きながらも、不承不承ながら千雨は承知した。
(やべぇ、こりゃーライバルのネットアイドルを潰すために自作のウィルス仕掛けたこと、超にはバレちまってるらしいな……)
千雨はため息をついた。
超と千雨が作業に没頭し始めると、真名はベレッタM92に異常がないか確認してパソコンルームの入口付近にしゃがみ込んだ。
すぐに動ける姿勢を取ると、辺りの気配を探りながら見張りを始めた。
自分に与えられた役割をやり遂げる。
以後、この間3人は作業の間は言葉を殆ど交わすことはなかった。
[53.鉢合わせ]
合流したアキラと夏美は前方と後方で警戒する方向の担当を決めて、互いに協力し合いながら仲間を探すために船内を移動していた。
「大河内さん、誰かいた?」
「いや、誰も見つかっていない」
2人が合流した後、他の生き残っている生徒とは誰も出会っていなかった。
仲間を見つけることが第1目的であるのでゲームに乗った生徒と出会うのは避けたいところである。
一応は今のところは平穏無事といえるであろう。
不意にアキラが難しい顔をして考え込む。
「どうかした、大河内さん?」
アキラの表情を察して夏美が尋ねる。
「いや、大したことはないんだ。せっかく村上と協力し合っているのに、さん付けは他人行儀かなと思っただけだよ。
名前を呼び捨てしてもらって構わないぞ?」
「あ、そっか。じゃあ、私も夏美って呼んでよアキラ」
「わかったよ、夏美」
2人の間に連帯感が生まれ始めていた。
船内を歩き回り、アキラと夏美は5階まで移動していた。
下の階から銃声が聞こえていた。
「下に誰かいるようだね」
「ああ……しかもやる気になっている奴がいるらしい」
「音を聞いて他の皆も集まってくるかもしれないけど……行ってみたほうが良いのかな?」
「……いや止めておこう。ゲームに乗った奴等が集まる可能性のほうが高い。できるだけ危険は犯したくはない」
「うん、そうだね」
2人は警戒しながら銃声から遠ざかる方向へ移動して行った。
―――その2人の様子をじっと遠くから見詰めている生徒がいた。ザジ・レイニーデイ(出席番号31)である。
アキラと夏美まではちょっと距離があるため、ザジはワルサーPPを構えると間を詰めるべく飛び出した。
しかしザジが飛び出したその瞬間、全く同じタイミングで春日美空(出席番号9)も現れた。
アキラと夏美も2人に気づき、三者が鉢合わせした状態で一瞬時が止まった。
すぐに動き始めたのは美空とザジであった。お互いに厄介な相手だと認識したのであろう。
美空とザジが銃を向け合う。
2つの銃声が重なった。
「夏美、逃げるぞ!」
人数では2人組のこちらが優位だが、ゲームに乗っている2人が揃ってこちらに向かってくると太刀打ちできないと考え、2人が争っているうちに逃げることにした。
アキラと夏美が逃げ出したのに気づいたザジは、立て続けに美空に向けて発砲して牽制すると踵を返して2人と違う方向へ逃げ出した。
取り残された美空は一瞬迷ったが、アキラと夏美の方をを追いかけることにした。
[54.犠牲]
廊下を走るアキラと夏美の2人の後ろから足音が迫ってくる。背後を振り返ると美空の追いかけてくる姿が見えた。
時々撃ってくる弾丸が近くを掠めていく。
相手の方が移動速度は早いため、いずれ追いつかれると判断したアキラはここで戦う決心をした。
銃を取り出すとその場に留まった。
「夏美は先に行け!私が相手をする」
迷う素振りを見せながらもアキラの言葉に従って夏美は先に走り出した。
少し距離があるが、相手の足を止めるためにもアキラは美空に向けて連続して銃を撃った。
実際にトリガーを引いたのはこれが初めてだから狙い通りに撃てなかったが、美空の足を止めるのには成功した。
美空が物陰に隠れたのを確認すると、アキラは踵を返して夏美を追おうとする。
しかし、自分から背を向けたアキラの隙を見逃さず、美空が物陰からそっと顔を出すとライフルで狙いをつけた。
「グァッ!」
肩を打たれたアキラはバランスを崩してよろけた。
「ア、アキラ、大丈夫!?」
先に逃げていた夏美がアキラが撃たれたのに気付いて戻って来ようとする。
「ばかっ!早く逃げろっ!!」
肩の傷口を押さえながら夏美に向かって叫ぶ。
再び美空のライフルが火を噴き、アキラの背中に銃弾が突き刺さる。
「ガアァッ!」
アキラは海老反りになって横に倒れかけるが、壁に思い切り手をついて踏みとどまった。
「アキラッ!」
「来るなっ!!」
ものすごい剣幕で叫ぶアキラに驚き、近寄ろうとした夏美の足が止まった。
背後を振り向いて美空の様子を見ると、アキラに狙いをつけたままライフルを構えた美空が近づいてくる。
アキラは美空の方を向いて、両手を広げて美空の前に立ちふさがった。
美空は遠慮なくアキラを狙ってトリガーを引いた。
「ガハァァッ!!」
胸に銃弾を受けるがアキラは倒れない。
「アキラぁぁっ!!」
たまらずに夏美は叫んだ。
「ごめん、一緒に……行けなくなった……夏美だけでも逃げて……」
「ア……アキラ……」
両目に涙を浮かべながら、そこから動くこともできずにアキラの名を呼ぶ夏美。
「早く!!!」
アキラが大きな声を上げて夏美を急かす。
少しだけ躊躇したが、アキラの思いを無駄にしないために夏美はダッと駆け出した。
「夏美、あんただけでも……生き残って……」
体から力が抜けて膝を突いた。
そのとき、悠然とアキラの目の前まで美空が歩いてくる。
「茶番は終わりっスか?」
そう言われて下から美空を睨み上げるアキラ。
美空は薄笑いを浮かべてアキラを見下ろすと、ライフルを脇に抱えてアキラに向けると引き金を引いた。
銃弾を胸に受けたアキラは短い悲鳴と共に仰向けに倒れ込んだ。
美空はアキラの手から落ちたS&W M36を拾う。
「拳銃欲しかったんだよねー。ライフルは船の中じゃ使いにくいし重いし大変だったッス」
ひとしきり愚痴をこぼすと、夏美の逃げた方向を見る。
「村上はあっちに逃げたか……逃がさないよー」
追いかけようと右足を一歩踏み出したが、美空の左足が引っ張られる。
「行かせは……しない……」
アキラが倒れたまま美空の左足をつかんでいた。
「まだ生きてんの?しぶといねー」
たった今奪ったS&W M36の銃口をアキラの頭に向けると引き金を引いた。
ビクン!と体を震わせると、アキラはそれっきり動かなくなった。
その後、美空は死んでもなお左足を掴んだまま離さないアキラの手を引き剥がすのに手間取り、アキラの手から逃れた時には夏美を完全に見失っていた。
「あーあ、村上には逃げられたかあ……仕方ないね、次いこ!」
移動する前にアキラの骸を1回蹴り飛ばす。
使いやすい武器を手に入れたので、重くて嵩張るライフルは置いていくことにした。
あと少し銃弾は残っているので、いざとなった使えるようにライフルを物陰に隠すと、新たに手に入れた銃を握り締めたまま美空は歩き出した。
[報告No.19 200X.X.X am10:34
本選
【出席番号6 大河内アキラ 死亡】
【残り 10人】 以上]
本日の投下は以上です。また明日。
作者20氏乙です
やっぱ夏美生き残りそうだな
乙。
超ちう真名のグループに和美がいてほしかった
至極いてほしかった
乙!
>>168 まき絵と明日菜の絵かいたひとかな?
乙です。22部はまだ絵なかったんでGJ
傾向さんGWに向けて22部の分析書いてますか?
ところで部数順の分析とかどうですか?(もちろん現在進行形の部優先)
例えば22部の次の傾向分析何が良いかこっちで聞いて6部が良いって人が多かったら次に6部をするとか
それと21部の分析の完成版はいつ頃になりますかね?
傾向分析全部制覇出来るのか?
もし出来たらWebマネー3000円本当にあげるよ
んで持って傾向氏を神と呼ぼう
3000円てとこがリアルだからやめてくれw
ぷぇー(・3・)
>>168 乙です。自分以外の絵師が来てくれて嬉しいです。
色違いというのがまた良いですね。
では、本日の投下です。
[55.後悔]
放送が流れ始める。
『2日目の最初の放送だ。これまでに死亡した生徒を発表する。
綾瀬夕映、古菲、大河内アキラだ。
引き続き殺しあってくれ。』
それだけを伝えると放送は切れた。
美空から逃げ出して一息ついたところで放送を聞き、夏美はアキラが死んだことを知った。
衝撃を受けると共に夏美にどっと後悔の念が押し寄せてくる。
結果的に自分を逃がすためにアキラを犠牲にしてしまった。
床にペタンと座り込むと両目から涙が溢れ出る。
「ウグッ……ううっ……ごめ……ごめんね……アキラ……ごめん……」
何度も何度も謝るが、アキラは帰ってくるわけではなかった。
――しばらくの間は泣き続けていたが、袖口で涙をグッと拭うと夏美は顔を上げた。
プログラムが開始されてからもう1日以上が経過している。
これまでにも何度も悲しい目にあった。
何度も辛い気持ちを経験した。
毎回落ち込んでいても逃げられないのは嫌というほど理解している。
「また……一人になっちゃったな」
生き残るという千鶴との約束がある。今となってはアキラとの約束でもあった。
自分はこんなところで立ち止まれない。
千鶴から貰ったCZE Cz75を取り出した。
美空からの攻撃を受けたとき、手には握り締めてはいたものの躊躇して銃を撃つことはできなかった。
(今度は躊躇しない!)
銃を握り締め、覚悟を決めた夏美は立ち上がると新たな仲間を探しに歩き出した。
――同じ刻、別の場所。
2日目最初に流れる放送が耳に入り、明日菜の意識が覚醒した。
(よかった……私、まだ死んではいないみたい)
意識を失う前はこのまま死ぬかもしれないと思っていた明日菜は、自分がまだ生きていることを確認して少しほっとした。
腕につけている時計を見る。
一時間以上は意識がなかったみたいだが、幸いにも敵には見つからなかったらしい。
わき腹を触って出血が治まっているのも確認した。
体を起こして立ち上がろうとするが足に力が入らない。思った以上に体が重い。
「こんな……ところで……のんびりしている暇は……ないんだ」
敵に出会ってしまったら戦えるような体ではないことは承知している。
今の明日菜ではすぐに殺されるだろう。
仮に仲間になってくれるクラスメートと出会ったとしても足手まといになるだけだ。
そんなことは分かっている。
でも、このままここに居ても何も変わらない。
そう思った明日菜はここから動くことを決意する。
壁に手を突いて体を支えながら、何度も倒れそうになりながら壁伝いにゆっくり移動を始めた。
[56.闖入者]
コンピュータールームの中では超と千雨が作業を進めていた。
超は使う予定のないパソコンの一つをバラすと、机の上に部品を広げて何かを作っていた。
千雨はリズムを刻むようにキーボードを黙々と叩いていた。
これらの作業に参加できない真名は部屋の外に意識を集中して見張りを続けていた。
「……誰か来た!」
気配に気付いた真名は、小声で2人へ注意を促した。
一人の生徒が廊下をゆっくりと歩きながらこちらに向かってきている。
3人の間に緊張が走る。
超と千雨は作業の手を止めて傍に置いていた武器を手に取った。
――そこに姿を現したのは長瀬楓だった。
楓もコンピュータールームの入口にいるのが真名であることに気付いた。
「真名……そこにいるのはお主でござったか」
警戒を解かずに真名は楓に尋ねる。
「楓……お前はどっちだ?」
「殺し合いをする気はないでござる」
「そうか……私達もそうだ」
真名と楓の間の緊迫した空気が緩んだ。
住んでいた世界は違えど修羅場をくぐってきた者同士、相通じるものがある。少ない言葉でも理解し合うことができた。
「楓、私達はここから脱出しようと考えている。協力しないか?」
「もちろん」
楓が真名と握手をしようと右手を差し出すが、ふと気付いて手のひらを真名に向けた。
「銃を持つ手は他人に預けないでござったかな?」
「両腕使える私には余り関係ないよ」
そう言って真名も手のひらを向けてパンと叩き合った。
4人になった一行は、とりあえずは真名と楓が交代で見張りをすることになった。
作業に戻った超はしばらくして声を漏らす。
「ちょと困たことになったね」
「何かあったのか?」
千雨が手を止めて尋ねる。
「パーツが足らないネ」
「パーツ?何とかならないのか?」
「何とかならないわけではないガ……誰か茶々丸を見かけなかたかネ?」
「ああ……茶々丸殿なら……」
楓が予選のときを思い出して言いかけると、超がぐっと乗り出して楓に顔を近づけて来た。
「かえでサン!茶々丸の居場所を知ているのカ?」
超の勢いに楓は面食らいながら答える。
「知……知っているでござる」
「今すぐ茶々丸の居るところに案内するネ!」
超は工具を掴み、ショットガンを肩にかけると楓を促して部屋から出て行こうとする。
「わ……わかったでござる。案内するでござる」
意図が良くわからなかったが、戸惑いながらも楓が超を案内する。その後ろから真名が声をかける。
「無理はするな」
「わかっているネ」
そう言うと、2人は走り出した。
[57.動き出す者]
刹那は2階のカラオケルームの一室の中で休憩を取っていた。
古と打ち合った時に、刹那は古の渾身の一撃を胸に受けていた。
そこが激しい動きをしようとすると痛むため、応急処置と体力の回復を行っていた。
胸のさらしを外し、途中で見つけた布切れを患部に押し当てて強めにさらしを巻きつける。
まだ少し痛むが動くのには支障がない。
「お嬢様……」
そう呟きながら刹那は日本刀を手元に寄せた。
先程の明日菜とのやり取りの中で、自分以外にも殺し合いに乗っている生徒がいるようだが刹那にとってはどうでも良いことだった。
お嬢様の仇を取る。
誰が殺したかわからない以上、生き残っている者は全て殺す!
ただそれだけだ。
応急処置を終えると刹那は立ち上がり、再び行動すべくカラオケルームを後にした。
―――刹那が再び動き始めていた時、同じように動き始めた者が居た。
先程の放送が終わると美砂は名簿を取り出して、死んだ生徒達の顔にバツをつけていた。
じっと生存者の顔を見ながら今後の対策を考える。
自分を除くと生き残っている者は既に10人を切っていた。
3階の大浴場の更衣室の陰に隠れていた美砂は、ここに隠れている間は他の生徒には見つかっていなかった。
ゲームに乗っている生徒がいるのは間違いないが、あまり積極的に船内をしらみつぶしに探し回っている生徒はいないのだろう。
時計を見て美砂は判断する。
(そろそろ動き出した方が良いわね)
欲を言えばもう少し……特に楓、真名、刹那あたりは一人でも多く消えて欲しいところだ。
しかし、状況によっては強敵を倒すためにゲームに乗った他の生徒と手を組むことも考えているので、強敵ばかり残っていたらそれもできなくなる。
美砂は抱えていたIMIウージーの残弾をもう一度確認すると立ち上がった。
大浴場の出入口から用心深く廊下の様子を伺う。
(誰もいないわね)
人がいないことを確認すると美砂は大浴場を後にした。
今日はここまでです。
ところで、今のところ私の次の作者はいらっしゃらないのかなあ。
うんこ氏がネタとしたら、GW前に投下終わるとして、GW明けに
次の投下になりそう・・・・・
出来れば誰かに間に入っていただきたい・・・・
自分の事を絵師という20氏の自信っぷりが好きなんだぜ
おっつー。
あの、うんこ氏はネタだと思うよ?
乙です。22部最近イイ感じ。
>>172 そうです。
逃げ込んで自爆した桜子だが実は生きていてカラオケルームで歌歌ってるとか思ったんだけど俺の推理力凄くね?
コテが投下時以外は余り顔を出すのは嫌なのですが…
とりあえずGWの投下予定の件で質問があったもので報告を。
>>173 20氏が具体的にいつ頃に終わるかどうかによりますね。
四月中は暇ゼロなので書けませんが…五月三日〜六日の四日間の内に投下予定。
その中での具体的な日程は未定とだけ伝えておきます。
…部数順は三部から。申し訳ありませんが曲げる事はしません。そこは完全決定です。
バラバラでわからなくなるというのが本音で…申し訳ありません。
二十一部の完全版は……折を見て、ですね。
>>174 Webマネーのために頑張りますよw
早くしないといくらやっても自分の長編に行けないもので。
まったりとですがやりますので生ぬる〜くお待ちしていただければ光栄です。
やぁぁぁぁぁっと規制解除されたああ! つーわけで今日までの投下を保管させていただきやした
>>184急いで連続で投下しなくても、ちょっと間あけてもいいんじゃないかと(そっちのほうが俺が楽。他にも保管しなきゃいけないものが山ほどry)
192 :
大魔法:2008/04/25(金) 00:52:47 ID:???
>>192 最後にGWにでも実家に帰って母親の顔でも見とこ
196 :
マロン名無しさん:2008/04/25(金) 02:31:32 ID:EA7YvTZZ
ダカラのカレンダーw
つかアキラ怖ぇwwww
しばらくこのスレはなれてて今日やっと20部と21部読み終わりました
それで名言アンケートに千雨の「あのな〜」の方に投票したいんですけど
プロクシが〜って出て投票できないんですがどうしたら投票できますか?
俺もプロクシなんてのじゃないけど美砂に投票してもコメントだけで票は入らなかったな
また処理が重なったとかいうやつじゃね?
刹那の分って一票として使われるんだよな?
明らかに一人が何度もしてるし
んで楓、千雨、美砂に入らなかった分+1か?
FC2のアンケートはよくエラーするからわやくそだな
200なら13日の金曜日ガチで殺し合い
>>189 私の都合で5月2日の夕方から旅立つ予定なので、
投下は5月1日までに終了させます。
>>190 どうも乙です。
あまり空くと過疎になるのも嫌なので、GW含めて1週間くらいに
しようかと考えています。
>>191 乙です。毎週の投下は頭が下がります。
えーと、22部の後のことですが、一応次も私ということで話を進めさせていただくと、
5月2−6日のGW期間中は長編の投下はしません。
そして、5月6日までにどなたか長編を完成させた方が居れば、その方に
23番目を譲ります。
他の方が居ない場合は7日か8日辺りから23部を始めます。
こんなもんでよろしくお願いします。では今日の投下を始めます。
[58.救援者]
ネギ、小太郎、カモの2名と1匹は、麻帆良学園内に設置されているヘリポートに居た。
そこへタカミチが報告書を持ってやってくる。
「ネギ君、ようやくプログラムが開催されている会場が判明したよ。
北緯32度24分、東経138度57分の地点を巡航している大型の客船内だ。もうすぐ移動用のヘリがやってくるからすぐに現場へ急行する」
「ありがとうタカミチ……僕一人ではどうしようもなかったよ……」
「礼を言うのは後だ。既にゲームはかなり進行されているし、犠牲者も少なからず出ているんだ。一人でも多くの生徒達を助けよう」
「うん。明日菜さんと刹那さんはまだ生きてるんだ。必ず助けるよ」
「俺も手伝うで!千鶴姉ちゃんや夏美姉ちゃん、それにあやか姉ちゃんもいるしな……生きていてくれよー、必ず助けるからな!」
右の拳を左の掌に打ちつけながら小太郎も元気良く応じる。
すると、遠くの空からヘリのローター音が聞こえてきた。タカミチが言っていたヘリだろう。
ヘリは徐々にヘリポートに近づいてきて、ヘリポートに降り立つと3人は走って近づいて行った。
「高畑君、お待たせ!」
降り立ったヘリに駆け寄って来る3人を見て、パイロットがタカミチに声をかける。
「お久しぶりです。お忙しいところ申し訳ありません」
「いやあ、かまわないよ。今は仕事もキリが良くて結構暇だからね」
パイロットは笑顔で応じる。
「しかし、ヘリで移動っていうのもすげーな。どんなツテを使ったんだよタカミチさん?」
カモが素朴な質問をする。
タカミチはパイロットをネギ達に紹介した。
「彼とは海外での仕事のときに会ったんだ。以来、何度か一緒に仕事をしたことのある仲だよ。
航空機関係は一通り操縦できる腕を持っている。
……彼は魔法使いではないが、魔法のことを知っている協力者の一人だ」
紹介されたパイロットはネギと小太郎の方へ向いてさわやかな笑顔を見せる。
「ハッハッハ、高畑君から話は聞いているよ。ネギ君と小太郎君だったね。目的地までの案内は任せてくれたまえ」
陽気な顔でパイロットはネギ達に気軽に話しかけてきた。
「おう、そうやな!あんまり長話している暇ないしな。よろしく頼むでおっちゃん!」
「……おっちゃんと言われるのはちょっとショックだなー。まあ、娘より年下の子達にとってはおっちゃんか……」
「と、とにかくお願いします。僕の生徒達が危険に晒されていて一刻を争う状態なんです。急いでもらえますか?」
「任せたまえ」
全員が搭乗したのを確認するとパイロットは操縦桿を握り締めた。
3名と1匹を乗せたヘリは大空へ飛び立って行った。
[59.殺意]
楓に案内された超は、5階のスポーツデッキまで来ると倒れている茶々丸を発見した。
茶々丸に近寄って側に座り込んだ超は、茶々丸の様子を隅々まで診た後でおもむろに工具を取り出すと茶々丸の解体を始めた。
「超殿!なにをするでござるか!」
「何て……茶々丸から必要なパーツを取り外すネ」
「そ……それは、創られたとはいえ茶々丸殿の体を切り刻むのは賛同できないでござる!」
楓の言葉に真剣な眼差しで超は向き直る。
「私は茶々丸の生みの親ヨ。本当なら茶々丸にこんなことはしたくない気持ちはかえでサン以上にあるネ。
だが、今は生き残ることが最優先ヨ。茶々丸の中に必要なものがあるのなら、使えるものは何でも使うネ。
……茶々丸の死を無駄にしないためにもネ」
その言葉に楓は目を瞑った。自分の考えが浅はかであった事を痛感していた。
「……すまないでござる。拙者は一時の感情に流されたようだ」
「気にすることないネ。それよりも、ちょと時間がかかるから周りの警戒を頼むヨ」
そう言うと超は茶々丸の解体を再開した。
その様子を遠目で見ながら、楓はシースナイフを引き抜いて近寄るものがいないか辺りの警戒を行った。
・・・・・・15分も経っただろうか、
「もう少しネ」
超の作業ももうすぐ終わりそうだ。
ほっと気が緩みかけていたが楓に緊張が走った。
(誰か近づいてくるでござる!)
周りの気配を探りながら警戒していた楓は、いち早く誰かが近づいてくるのを察した。
しかも恐ろしいほどの殺気を放っている。
シースナイフを構えた楓は相手の来る方向に警戒を向けて、相手が現れるのを待った。
姿を現したのは刹那であった。
楓は警告を発する。
「刹那、なぜ殺気を放っている?お主がやる気なら私も容赦はしない」
刹那の顔は暗く無表情であるが、目だけは異様に光っていた。
尋常でない刹那の顔つきを見て楓は刹那が本気で殺意を抱いていることを悟る。
「楓……そして超さん……貴方々はここで死んでもらう」
そう言い放つと刹那は動いた。刹那の動きに合わせて楓も動く。
――ギンッ!!
刹那の日本刀と楓のナイフが重なり合う。
互いの武器を重ねて競り合いながら楓が叫ぶ。
「堕ちたか、刹那っ!」
「ほざけっ!」
重ねていた互いの武器をさっと放すと、刹那と楓は距離をとって睨み合った。
「超殿、作業が済んだら急いでここから立ち去る出ござる!」
本気の刹那が相手では、楓であってもいずれ超を気遣う余裕はなくなる。
その前に超にはここから逃げてもらうように促した。
「わ……わかたネ」
楓が何を言いたいのか瞬時に理解した超は作業スピードを上げた。
[60.決死の覚悟]
刹那のほうに向き直った楓に刹那が再び襲い掛かった。
「戦闘中に他人の心配とは余裕だな、楓」
刹那が楓に連続攻撃をかける。
「くっ!!」
辛うじて刹那の攻撃をかわし続ける楓。
「忍!」
距離を取り、楓が分身を繰り出して刹那を囲もうとする。
「させるか!!」
背後を取ろうとした2体の分身を刹那が切り刻み、分身が一瞬で掻き消えた。
残った2体で攻撃をかける楓。その攻撃は刹那に見切られ、また一つ分身が刹那の刀によって切り刻まれた。
影分身を破られた楓に対し、冷たい笑みを浮かべながら刹那は話かける。
「どうしたんだ楓?いつもの技の切れがないではないか。心に迷いでもあるのか?」
「くっ!」
図星を指されていた。
楓は未だに心の中で刹那を殺すことを僅かに躊躇していた。もしかしたら昔の刹那に戻るのではないか?
そんな淡い期待が楓の動きを鈍らせていた。
緊迫した戦いの中で甘い考えは致命傷となりうる。
「終わりだ!!」
そう叫ぶと刹那は楓に一気に詰め寄った。
(は、早い!)
楓は後方に飛んで刹那の攻撃をかわそうとするが、刹那の方が早かった。
袈裟懸けに振り下ろされた刀は楓の左肩から右の腰までを斜めに切り裂いた。
「が……がはっ!!」
「かえでサン!!」
既に作業を終え、楓の邪魔にならないように離れた位置で成り行きを見守っていた超が声を上げ、刹那にショットガンを向ける。
それに気づいた刹那も超の方に向いて日本刀を構えた。
「ま……待つでござる超殿、刹那に……銃は通用しないでござる」
切り裂かれた胸から大量の血を流しながらも、シースナイフを構えて楓は刹那の前に立ち塞がった。
楓の決死の覚悟を見て取り、刹那は一瞬迷った表情を浮かべるがすぐに首を振って険しい顔に戻った。
「まだやる気か……よかろう……これでトドメだ!!」
再び楓に突進すると、直線的に突き出された刹那の刀が楓の体を貫いた。
「グフッ!」
その瞬間、楓はシースナイフを放り出して両腕で刹那の体を力強く抱きしめた。
「なっ……なにをする!?放せ!!」
楓の胸に押し付けられるように抱きしめられた刹那は、楓を突き放そうとしてもがいた。
刹那を捕らえた楓は超の方を向いて声をかける。
「超殿……ここから離れるでござるよ……皆には……よろしく伝えて欲しいでござる」
「……わかったネ」
何をするのかは分からなかったが、覚悟を決めた表情の楓の意図を察して超は頷いた。
そして2人に背を向けると超は駆け出した。
超が逃げるのを見届けると楓はポケットを探り、史伽の手から預かっていた手榴弾を取り出してピンを抜いた。
「くそうっ!!放せ!放せぇぇぇぇ!!私にはまだやらなければならないことが……」
「刹那……私と一緒に逝くでござる」
楓が手にしていた手榴弾が光った。
ズドォォォォーン!!
刹那と楓から離れていた超の所まで振動が伝わってくる。
そして大きな轟音が収まると、辺りがシン……と静まり返った。
背後で起こった爆発音が収まった後、超は再び楓と刹那のいた場所へ戻って行った。
「かえでサン!」
……煙が立ち込めて焦げ臭い匂いが辺りを覆っている。
そこには体の一部が飛び散った状態で重なり合うように倒れている楓と刹那の姿があった。
あまりに壮絶な光景に超は一瞬目をそむけるが、気を落ち着けると2人の倒れている場所まで近づいて行った。
爆破の規模はそれほど大きくはなかったが、爆破の中心にいた2人を吹き飛ばすには充分であった。
倒れている2人の傍には、刹那の持っていた2つに折れた日本刀と楓の持っていたシースナイフが落ちていた。
2人を見下ろしながら超は両目を瞑り、静かに黙祷を捧げた。
そして、その場から立ち去ろうとして踏み出したとき、超の足に楓の持っていたシースナイフが当たった。
超は落ちていた楓のシースナイフを拾う。
「かえでサン……そして茶々丸……貴方達の死……絶対に無駄にしないネ」
そう呟くと、超は真名と千雨の待っている場所へ向かって行った。
[報告No.20 200X.X.X pm0:54
本選
【出席番号15 桜咲刹那 死亡】
【出席番号20 長瀬楓 死亡】
【残り 8人】 以上]
本日の投下は以上です。ではまた。
乙
誰かもう少しで完成するって人いないのか?
50話以上書いてる人いる?
おおおおおわああああああああああああああせっちゃん死んだあああああああああ!
今回の話好きだよ!いやいままでの嫌いってわけじゃなかったけど
乙!
>>210 ノ
GJ!
盛り上がってきましたー
20氏、投下乙です。
クライマックスって感じになってきたですな。
最後にもう一波乱あるんかねぇ。
美空と美砂が気になる所。
明日もwktk。だけど2日程家を空けるのでみれねぇorz
俺、今書いてるのが49話目だがまだ2日目入ったトコなんだよなぁ。
GWで一気に書き上げたい……んだが終わらんだろうな……
一日目で終了とか駄目なん
20氏にはどんな話でも必ずGJレスをつける信者がついてるなw
確かに明らかにGJじゃないような内容でも毎日GJついてるなw
>>216 213だけどそんなにGJレスつけてない…。
荒れるからそういう話題はやめい。
どうしてもやりたいならしたらばでやってくれ
ケータイからなんだけど、レスの全文表示を選択したら短パンマンてゆーのが出てきて今日の投下見れなかった
何なんだコレは‥
千雨にクラスの皆の事調べてるって言っておいて刹那に銃きかない事知らなかった超もへw
超は俺の嫁
>>220 最近重いからね
俺も名古屋とか花園とかよくなるよ
>>210 ノ
文字10万突破、でも終わりが見えない
ゆっくり書くさ
本日の投下を始めますね。
[61.災厄]
超と楓を見送った後、千雨は作業に戻り引き続きパソコンを叩き続けていた。そして真名は辺りの警戒を続けている。
2人が部屋から出て行ってからかなりの時間が経過している。
パソコンのディスプレイから目を離さず、千雨が真名に話しかけた。
「おい、超と長瀬の奴ら遅いんじゃねーのか?」
出て行った2人がなかなか帰ってこないことを心配する千雨。
「まさか誰かに殺られたんじゃねーだろうな?」
「……楓が一緒にいるんだ、恐らく大丈夫だろう」
「そーかよ」
2人の間に沈黙が流れ、千雨は再び作業に没頭した。
――沈黙したまま時が流れる。
すると真名は誰かが近づいている気配に気づいた。
(超か楓か?いや、こちらの様子を窺っているようだ。2人ではない)
口を開いて千雨に声をかけようとしたとき、黒くて丸いものが真名の足元に転がって来た。
(手榴弾!?)
「伏せろっ!」
「痛でっ!」
素早く扉から飛び離れた真名は、千雨の頭を掴んで強引に床に押し付けた。
ズドォォォォーン!!!
大きな音を立てて部屋の扉が吹き飛んだ。
床に頭を打ち付けた千雨は、痛む頭を押さえながら何が起こったのかわからず叫んだ。
「痛ってえな!何が起こったんだよ!?」
「手榴弾だ。船内で使用できるように殺傷能力が抑えられているのが幸いだった」
「敵かよ!?」
慌ててシグザウアーP230を手に取る千雨を尻目に、真名は残骸となった扉に近づいて廊下の様子を窺った。
相手の姿は見えない。
(手榴弾をまだ持っていると厄介だな)
意を決して真名は廊下に飛び出した。そこで再び手榴弾を投げ込もうとしているザジを見つける。
すぐさまザジの手榴弾を狙って銃を撃った。
ズドォォォォーン!!!
再び起こる轟音。
「な、何だよまた爆発かっ!?」
千雨も何が起こったのかと慌てて部屋の外へ飛び出してくる。
……爆風が収っていく。
手榴弾を持っていた右肩から先を失い、顔面や肩から体にかけて火傷を負った状態のまま立っているザジの姿がそこにあった。
ゆらりとザジの体が揺れて前のめりに倒れ込む。
しかし、倒れたザジは震えながら上半身を起こし、左手に持っていたワルサーPPを真名に向けようとしていた。
「………」
無言のまま、真名の銃が火を噴きザジの額に孔が開いた。
ザジの上半身が崩れ落ちて動かなくなった。
[報告No.21 200X.X.X pm1:18
本選
【出席番号31 ザジ・レイニーデイ 死亡】
【残り 7人】 以上]
[62.合流]
明日菜は当てもなく船内を彷徨っていた。
銃弾を受けて負傷している明日菜は立って歩くこともままならず、足元をフラつかせながら壁伝いに船内を移動していた。
今となってはゲームに参加しようとしても、この体では勝ち抜くことはできないだろう。
遠くで銃声や爆発音が何度も聞こえていた。
恐らく今の音で何人かの生徒は死んだはずだ。クラスメートはもう10人も生き残ってはいないだろう。
遠くで戦いが起こっても思うように動けないのが幸いしたのか、今のところ敵とは出会っていない。
(これからどうしよう・・・)
明日菜は良い方策が思いつかないまま、壁伝いにゆっくりと進む……。
「アス……ナ?」
自分の名を呼ぶ声がした。
声のした方を向くと、夏美が曲がり角で顔だけ出して自分の様子を見ていた。
「村上。……あんたも無事だったんだ」
夏美がゲームに乗っているかどうかは明日菜にはわからない。
しかし、もうそれは明日菜にとってはどうでも良いことだった。
夏美に近寄ろうと歩こうとするが足元に力が入らずに倒れかける。
「あ、危ない!だ……大丈夫なの?」
夏美は倒れそうな明日菜に駆け寄って支えると、彼女の横に体を回して肩を貸す。
「村上、あんたはゲームに参加してないの?」
「アスナこそ」
「まあね。ここから脱出するのに協力してくれる仲間を探してたんだけど……途中でへまやらかしてこの有様よ」
「私も、アキラと合流して2人で仲間を探していたんだけど……
春日さんから攻撃を受けて……私を逃がすためにアキラが……」
アキラを犠牲にしてしまったことを思い出してうなだれる夏美。
「そっか……美空ちゃんもゲームに乗ったんだ……
私もね……刹那さんと出会えたんだけど彼女もゲームに乗っていてね、逃げるだけで精一杯だった……」
落ち込む2人。
「と……とにかく、生き残っている人の中にまだ仲間になってくれる人がいるはずだよ。一緒に探そ!」
夏美の言葉に明日菜が慌てる。
「だ……だめだよ、今の私じゃ村上の足を引張るだけ。私のことは置いていって村上だけでも……」
夏美は微笑んだ。
「アスナ……もしも立場が逆だった場合、負傷した私を置いていった?」
「うっ!!」
立場が逆だったら……間違いなく自分は夏美を放っておくことはできない。
そう思うと明日菜は押し黙る。さりげない夏美の心遣いが嬉しかった。
夏美は明日菜の腕を自分の首に回すと、明日菜の体が自分に寄りかかるようにして支える。
「行こうよアスナ!あ、無理しないでね。痛かったら言ってよ」
「うん、平気。よろしくね村上!」
「あ、それと……名前で呼んでくれていいよ。私も名前で呼んでいるんだし……」
「そっか……そうだよね。よろしく夏美!」
「うん!」
以前にアキラとのやり取りを思い出し、夏美の心に嬉しさと悲しさの両方が湧き上がった。
少しだけ胸が痛い。
そして2人はゆっくりと歩き始めた……。
[63.移動]
ザジによる襲撃を受けた後、千雨はコンピュータルームの中の機器を一通り確認していた。
「よし、壊れているものはないな」
計画に必要な機器に支障がないことがわかるとほっと胸を撫で下ろした。
「これから先、生き残っている奴らは警戒した方が良いかも知れんな。
また、さっきの爆発音を聞きつけてここに誰かがやってくる可能性も否定できない。
……しばらくの間は別の場所へ移動した方が良さそうだな」
計画遂行に支障がないことがわかると、真名は当面の問題点を指摘した。
「そうだろうな……超達が戻ってきたらそうするか……」
「そっちの作業はあとどのくらい時間がかかるんだ?」
「ほとんど出来てはいるんだ、昔一度作ったプログラムだからな。大体のプログラムは覚えていたからあまり時間を掛けずに済んだ。
だが突貫で作ったからな。一通り動作チェックしてみないことにはわからねえ。2時間……いや、あと1時間くらいは作業時間が欲しい」
「そうか。あとは、超の作業状況次第か……」
2人が今後の対策を検討しているところで超が戻ってきた。
「今戻ってきたネ」
「超!無事だったか」
「……楓はどうした?」
楓がいないことに気付いた真名の問いに超が表情を曇らせた。
「かえでサンは……死んだネ」
「どういうことだ!?」
表情を変えて真名が超に詰め寄る。
「途中で刹那サンと会ったヨ……彼女はゲームに乗っていたネ。
かえでサンが刹那サンの相手をしてくれたんだガ……相打ちになってしまったネ」
「……刹那がゲームに乗っただと!?なぜだ!」
刹那と親交のあった真名は、刹那の性格からしてゲームに乗るとは思えなかった。
「それは……私にはわからないネ」
超は両手を広げて首を振った。
「こんな状況だ。何が起こっても不思議はないぜ」
気休めにしかならないのを承知で千雨は真名に声をかける。
「……そうだな」
真名は気心の知れた楓の死と刹那がゲームに乗ったことで動揺した心の乱れを落ち着けると、再びいつもの平静さを取り戻した。
「考えても始まらない……か。こっちはザジの襲撃を受けた。まあ、部屋の様子を見れば分かるか。
幸い機器類は無事だがこの場所も安全ではなくなった」
千雨が超に自分達のこれまでの経緯を簡単に説明する。
「とりあえずはここから移動するしかないネ、しかし、作業がしにくくなるヨ」
「ああ……超の方はあとどのくらい時間がかかる?」
「必要なものは揃たヨ。あと1時間くらいあれば済むネ」
千雨もおおよそ同じくらいの時間で準備が整う。計画遂行の目処は立ったわけだ。
「よし、今までの情報を整理するぞ。前の放送で生き残っていたのが10人、それ以降で私達が知っている情報では長瀬、桜咲、ザジの3人が死亡している。
つまり、生き残っているのは最大で残り7人だ。そして、あと1時間程度で計画遂行の目処が立つ。
だから今のうちに生き残っている生徒達でゲームに乗っていない奴らは我々の計画に誘ってみよう」
今後の方針を千雨がまとめる。
「ゲームに乗っている奴等はどうする?」
「そいつら次第だな……戦力が多いに越したことはない。
話し合いの余地があるなら一応声だけはかけてみよう。相手が攻撃を止めないようなら……排除するしかないだろうな」
「まあそんなところか」
「賛成ネ」
「ならば急ぐぞ。生き残っているやつらを探す!」
千雨の合図と供に3人は行動に移った。
[64.希望]
負傷した明日菜に夏美が肩を貸した状態で、2人は歩を合わせてゆっくりと船内を移動していた。
今居るのが3階である。殆どが客室で構成されているフロアが理由なのか、結構長い時間3階を歩き回ったのだが誰にも出会っていない。
「明日菜、上の方に行ってみようよ。階段を上るのは大丈夫?」
「大丈夫」
夏美に気を遣わせないように気丈にふるまう明日菜。
「……ところで夏美、昼の放送から結構経つけど、あとどれくらいの生徒が生き残っているんだろ?」
「うーん……遠くで銃声やものすごい爆発音がしてたでしょ?あれからまた何人か死んだと思う……
もしかしたら、私達を除くと片手で数えるくらいしか残っていないかもしれないね」
怪我を負った明日菜を夏美が支えながら階段を上って行く。当然ながら歩調は遅い。
「まあ、そうだろうね。まだゲームに乗ってない人達ってどのくらい生き残っているのかな?」
明日菜は素朴な、しかし自分達にとって重要な疑問を夏美に向ける。
「うん……正直言って私達だけかも知れないね。……でも可能性はまだあるんだし最後まであきらめないでがんばろうよ!」
「そうだね」
夏美の言葉に明日菜は少し元気を取り戻す。
重傷を負って以降、弱気になっていた明日菜は夏美に出会ったことで勇気づけられていた。
一度は諦めていた脱出への希望を持つことができたのも夏美のおかげだ。
「ごめんね夏美。重くない?」
「平気、気にしないで」
2人はゆっくり、ゆっくりと階段を上っていく。
そして時間をかけてようやく階段を上りきった。
負傷した明日菜に負担をかけないように上りきったところで小休止をとった。
――そこへ銃を構えた女生徒が2人の前に姿を現した。
本日はこれまでです。また明日。
アッー!乙!
乙です。
気になる所で終わったな。
作者20氏、乙
ここに長編投下してきた作者ってほとんど私っていうけど
みんな女?それともネカマ?それとも普通に男だけど私って使ってる人?
丁寧な言葉を使わないといけないから「自分」か「私」を一人称にしてんだろ
俺も他スレで投下した時は「私」って一人称にしてた
そういや俺も短編投下する時は自分って言ってるな
やっぱそういう立場で俺っていうのはイメージ悪いからじゃね?
そっか
くだらない質問してごめんね
それでは今日の投下を始めますね。
[65.幸運の出会い]
場所を移動することにした超、真名、千雨の3人は真名を先頭に無言で歩いていた。
真名の指示で敵に察知されないように足音を立てずに移動している。
すると、先頭の真名がいきなり立ち止まった。
「どうしたネ?」
小声で超が真名に話しかける。
「誰かの話し声がする」
真名は足音を立てずにこの先の階段を目指して足を早めた。2人も同じようにして後を追う。
階段から見えない位置で廊下の壁に張り付いて様子を伺っていた真名は、話し声のする者が階段を上りきったところでベレッタM92を構えて飛び出だした。
「お前等は!?」
明日菜と、明日菜に肩を貸している夏美の2人の姿がそこにあった。
「龍宮さん!」
銃を構えた真名の登場に、真名もゲームに乗っているのかと思って一瞬明日菜と夏美はたじろいだ。
しかし、すぐに真名の後ろに居る2人のクラスメートにも気付いた。
「超さんと千雨ちゃん!」
どうやら3人が一緒に行動しているようだ。
真名の方もホッとしたように息を吐いて2人に向けていた銃を下ろした。
「その様子だと2人はゲームに乗っているわけではなさそうだな」
「えっと……と言うことは龍宮さんたちも?」
「ああそうだ。我々もゲームには乗ってはいない」
まだゲームに乗っていない人たちがいた!幸運の出会いに喜んだ明日菜と夏美は安堵の笑顔を浮かべた。
C
2人の様子を見て、彼女達なら大丈夫だろうと判断した超が2人を誘う。
「2人とも私達の計画に乗るかネ?」
「計画?」
いきなりの申し出に明日菜と夏美は少し戸惑った。
「こんなとこから脱出するんだよ。今は色々と準備しているところだ。あと1時間もすれば準備は整う段階まで来ている。
仲間は多いに越したことはないんでね、どうする?」
千雨が超の後を継いでさらに説明をした。それを聞いて明日菜と夏美は顔を合わせた。
「夏美、いいよね?」
「うん、アスナがよければ私も異存はないよ」
確認するまでもない。2人の心は最初から決まっていた。
「わかった。私達も計画に入れてよ」
「……そうと決まれば他に生き残っているメンバーも探そう。まだ生きているとしたら柿崎と春日が残っているはずだ」
「その2人だけなの?刹那さんは?」
千雨の説明に明日菜が質問を挟んだ。
「桜咲サンは私達を襲てきたネ。長瀬サンが桜咲サンと戦たヨ。……そして相打ちで2人とも命を落としたネ」
超が刹那について簡単に説明を行った。
「春日さんは……ゲームに乗っているよ。私と一緒にいたアキラも殺されたんだよ」
夏美が遠慮がちに美空のことを説明した。その言葉に了解したとばかりに真名が頷いた。
「そうか……春日はゲームに乗っているのか。注意が必要だな」
美砂の情報は誰も持っていなかった。
とりあえずは美空には注意するとして、5人になった一行は、超と夏美で明日菜を支えながら移動を開始した。
[66.転機]
放送が流れた。
『定時連絡を行う。これまでに死亡した生徒を発表する。
桜咲刹那、長瀬楓、ザジ・レイニーデイ、以上だ。
残すところあと7人だ。もうすぐプログラムは終了するので、みんな頑張って殺し合ってくれ。』
40分くらい船内を歩いているが、美砂や美空とは出会わない。
たった2人の人間を探すには船内は広い。
「見つからねえな。どっかに隠れているんじゃねーか?」
千雨がぼやく。
すると、超が人影らしきものに気がついた。
「?……誰かいるネ。ちょと見てくるヨ」
一緒に支えていた明日菜を夏美一人に預け、用心のためにショットガンを構えると超が先を歩いていく。
「よお、誰かいたか?」
千雨と真名も辺りを見回しながら超の後を追う。移動速度の遅い明日菜と夏美は取り残された形となった。
その時を狙って一人の生徒が飛び出した。
「夏美、危ない!!」
IMIウージーを向けてきた美砂にいち早く気がついた明日菜は、夏美に飛びつくと彼女に覆いかぶさった。
パラララ、パラララ、パラララと銃声が鳴り響く。
明日菜と夏美に向かって無数の銃弾が襲いかかり、2人は抱き合った状態で一緒に倒れ込んだ。
―――IMIウージーを構えた美砂は2人を倒したことを確認すると笑みを浮かべる。
そして、彼女の襲撃に気付いて戻ってくる3人からの攻撃を受ける前に、すぐにその場から走って離脱した。
うおおおおおおおおおおおみしゃー!
みしゃー!頑張れみしゃー!
しえん
「追うぞ!!」
自分が居ながら相手の襲撃を許してしまった不覚。そのことに歯噛みしながら真名は美砂を追いかけようとする。
それを呼び止める声がする。
「まて、龍宮!これを持っていけ」
千雨は自分の持っていたイングラムM10を真名に投げ渡した。
「相手はサブマシンガンだ。持って行って損はないだろ」
「……ありがたく借りておくよ」
千雨からサブマシンガンを受け取ると、真名は踵を返して美砂を追った。超もその後に続いた。
美砂を追いかけて行った2人を見送ると、千雨は倒れている明日菜と夏美の元へ向かった。
すると、いきなり目の前に別の誰かが飛び出してきた。
あわてて銃を向けようとする千雨が全力で蹴り飛ばされる。
千雨は勢いよく後ろに飛ばされて倒れ込んだ。
痛みにこらえながら慌てて顔を上げると、笑顔を浮かべて自分を見下ろす美空の姿があった。
「これから龍宮さん達を相手にしなきゃならないんで、長谷川と遊んでいる暇ないんだよ。悪いね」
千雨に銃を向けて引き金に指をかける美空。
最初の美空の蹴りをモロに受けたために千雨は思うように体が動かない。
(殺られる!!)
絶体絶命を自覚して千雨は思いきり目を瞑った。
パアァ――ン!!
1発の銃声が鳴り響いた。
[67.復讐]
目を閉じて千雨は固まっていた。
(撃たれて……ない?)
千雨は恐る恐る目を開けて美空のほうを見た。美空はそこに立ったまま腹部を赤く染めていた。
驚いた表情をした美空は、S&W M36を取り落とした。
「グフッウゥゥッ!!」
激痛が走る腹を押さえて膝を地面に落とす。
何が起こったのかと周りを見回した千雨は、上半身を起こして煙の立つ銃口を美空に向けている夏美の姿を見つけた。
「村上っ!?」
夏美の名を呼び、ようやく動くようになった体を動かして千雨は立ち上がった。
千雨は夏美に近寄ろうとしたが、いつもと違う夏美の様子に近寄るのを躊躇した。
銃口を美空に向けたまま夏美は立ち上がり、CZE Cz75を構えて美空に近づいていく。
「……許せない。そんなに簡単にクラスメートを殺そうとするなんて許せない!」
夏美の剣幕にうろたえて逃げ出そうとする美空。
しかし、腹を撃たれて立ち上がることができずに後ずさりする。
「ちょっ……ちょっと待つっス。これはそういうゲームなんス!
殺さなければ殺されるゲーム。私だって死にたくはないんだから仕方ないでしょ?
そっ、それに……予選を勝ち抜いたあんた達だって人のこと言えないでしょーがぁっ!!」
美空は喚きながら後ずさりし、なんとかここから逃げ出そうとする。
しかし、撃たれた腹に力が入らず、思うように動けない。
逃げようともがく夏美を尻目に、ゆっくりと歩きながら間を詰める夏美。
「そんなのわかってる!でも、私達は一人でも多くの仲間と生き残ろうとして今まで頑張ってきた!
自分一人だけ生き残ろうとしてクラスメートを殺し続けた貴方と一緒にしないでっ!!」
そう言い放つと夏美は立て続けに2発、引き金を引いた。
乾いた銃声が辺りに木霊する。
「ガハァッ!!?」
銃弾を食らった美空は夏美に背を向け、這いずりながら、なおも逃げようとする。
しかし、美空の体から徐々に力が失われてゆく。
「グフゥッ……い、いやっス、死にたくないっス。私は……生き残るんだ……死にたく……な……い……」
夏美はそれを見守り続ける。美空に対してそれ以上撃つことはしなかった。
血の跡を残しながら、なおも美空は這っていく。
美空の動きが徐々に鈍くなり、そして動かなくなった。
[報告No.22 200X.X.X pm2:50
本選
【出席番号9 春日美空 死亡】
【残り 6人】 以上]
今日の投下は終わりです。
>>247 すみません。今日の分では美砂は一撃離脱したのみです。
252 :
247:2008/04/27(日) 20:27:55 ID:???
乙!
まぁ明日活躍するだろうから・・あれ・・・する、よね?w
な、夏美が二人!?w
254 :
マロン名無しさん:2008/04/27(日) 22:28:31 ID:iOemDWX5
255 :
別館まとめ:2008/04/27(日) 22:42:31 ID:???
別館更新お休みのお知らせです。
今日は別館の更新が間に合いそうにないです。
と、いうわけで29日に更新します。
作者20氏、乙です。
>>253 >>254の言う通り、夏美が2人居ますね。
タイプミスだと思いますが・・・。
>>84 忘れてました・・・。絵師図鑑には840氏の他に伊吹氏と土呂氏を加えます。
>>85 TOP絵への褒め言葉ありがとうございます。TOP絵自体は840氏と葱坊主氏の作品ですが・・・。
次回のアンケートはベストカップリング(ベストコンビ含む)アンケートを考えています。
選択肢はデフォルトである程度、用意して追加可能方式でいきます。
とりあえず、私がベストだと思うカップリング(ベストコンビ)を選択肢のデフォルト値として設定する予定です。
256 :
別館まとめ:2008/04/27(日) 22:43:47 ID:???
ベストカップリング(ベストコンビ含む)選択肢予定一覧です。
*-- 裕奈&アキラ [第2部]
*-- アキラ&美砂 [第3部]
*-- 美空&聡美 [第4部]
*-- 千鶴&夏美 [第5部]
*-- 木乃香&刹那 [第6部]
*-- のどか&夕映 [第7部]
*-- 聡美&茶々丸 [第9部]
*-- 千雨&さよ [第10部]
*-- 刹那&ネギ [第11部]
*-- 千雨&亜子 [第12部]
*-- 美砂&楓 [第13部]
*-- 美砂&ザジ [第15部]
*-- 明日菜&刹那 [第16部]
*-- のどか&ネギ [第17部]
*-- アキラ&美砂 [第18部]
*-- ザジ&鳴滝姉妹 [第19部]
*-- 明日菜&千雨 [第20部]
*-- 楓&真名 [第21部]
かなり、個人的に決めているのでどうかと思いますが、
ある程度意見を出して貰えれば入れ替え、削除、追加を行います。
他にも追加して欲しいカップリングがあれば、レスをお願いします。
29日には設置します。
カップリングアンケートか
15部と被るけれど18部は美砂&ザジも好きだったなあ
追加してほしいカップリングがあれば〜との事なので
よろしければ17部にまき絵&千雨
18部に桜子&千雨か茶々丸&ハカセのどっちかを追加してほしいです
>>256 6部は刹那&木乃香以外認めないんでそれでおkです
21部は楓&真名以外にも明日菜&いんちょも追加して欲しいです
1つの部に1組までなんて固定しなくても良いと思うのは何組も作っちゃえば良いと思う
22乙!
16部ののどかとハルナ
17部にあやかとあすな
18部にちさめと桜子
19部にチア三人が無理なら美砂円
コタと一緒に住んでるんだから夏美だって分身くらい出来るだろ
>256
21部の明日ちょ欲しい。ゆえちづと明日エヴァも良いけど1つしか追加できないなら明日ちょ。
21部の龍にんと明日ちょ大好きだ。
でもカップリングアンケは13部の楓みしゃーが優勝しそうだなw
*-- 木乃香&刹那 [第6部]
*-- 千雨&亜子 [第12部]
*-- 楓&真名 [第21部]
この3つどれにするか悩むな
12部の亜子は原作と喋り方違和感あったけどあの敬語が凄い可愛かったんだよな〜
カルシウムのシーンは激もえだったからな…。決めた。12部にしよう。
今週って840きた?
携帯だから分からん
誰かレスどこか教えてくれ
266 :
マロン名無しさん:2008/04/28(月) 00:44:40 ID:tb8ChHql
>>264 今までの流れを見てると荒れる可能性が考えられるから。
ちなみに、俺7部好きだからアンチ司書さんでも何でもないよ。
>>265 多分着てないよ
11部の真名×のどか
16部の木乃香×まき絵
特に11部の真名×のどかは是非ともお願いしたい所です
上であがってるから言う必要ないと思うけど私も21部のあやかと明日菜を是非
七部は桜子×アキラな俺は異端?
これは可哀想w
そんな状況になってもトップ絵作ってくれる840たんに感動
ぷぇー(・3・)
17部の千雨×まき絵もほしいな。
>>270 乙
この画像良いなwww
カップリングは別館氏があげたのとこのスレで新しくあがったので俺が欲しいのだいたい揃ってるからそれでいいや
10部は千雨とさよじゃなくて明日菜とキネだろ
21部は楓と真名じゃなくて明日菜とあやかだろ
君がアスナスキーという事は分かった
そして俺もだ
>>256 あら?俺の円が見当たらないな…
てか、円の良いカップリング今までないな
誰か短編でも良いからGWまでに…
278 :
マロン名無しさん:2008/04/28(月) 15:06:14 ID:3O+cE5nd
黒…歴史……ゆー亜子よかったのにもったいない
そろそろまたロワ中にガチレズが欲しいとこ
夏美が2人居るって?ハハッ、そんなバカな……ホンマやぁ!
失礼しました。orz
>>250 一行目は
×逃げようともがく夏美を尻目に、ゆっくりと歩きながら間を詰める夏美。
○逃げようともがく美空を尻目に、ゆっくりと歩きながら間を詰める夏美。
です。
>>256 乙です。私は17部の千雨とまき絵に投票したいです。
>>270 毎回のトップ絵本当に乙です。
本日の投下を始めます。
[68.永遠の別れ]
夏美は銃を下ろして両目から涙を流しながら放心していた。
「おい、村上!無事だったのか?」
千雨が声を掛けたことで夏美は我に返る。
「あ、うん。アスナが……私を庇ってくれたから」
千雨が夏美の体を確認すると、体のあちこちに銃弾が掠めて血が流れているものの直撃は受けていないようだった。
とりあえす夏美が無事だったことに安堵すると、千雨は明日菜の方に向かった。夏美も一緒に駆けつける。
「おいっ、神楽坂!しっかりしろ!」
「アスナ!」
2人の呼びかけに明日菜は僅かに目を開ける。
「夏……美、……千雨……ちゃん……無事……だったん……だ。よかっ……た」
千雨は明日菜の撃たれた傷口を確認する。
結果的に夏美に当るはずだった銃弾も明日菜が体で受け止めることになり、明日菜の体には無数の銃弾が撃ち込まれていた。
傷口から流れる血が止まらない。素人目でも明日菜がもう助からないことを悟る。
「アスナ!アスナ!しっかりして!しっかりしてよォ!一緒に生き残ろうって約束したじゃん」
泣き叫びながら明日菜に呼びかける夏美。
「こめん……夏美との約束……守れそうにないや」
「いやァ!もう2度と友達を失いたくないの!いやァァァ!」
明日菜にすがり付いて泣きじゃくる夏美。明日菜は残った力を振り絞りながら千雨の方を向いた。
「千雨ちゃん……夏美のこと……お願い……」
「ああ……まかせろ」
「それと……もし、ネギに会ったら……謝っといて……くれないかな?
一緒に……ネギのお父さんを探すって……約束……してたんだ……守れなくて……ごめん……って……」
「……わかった。必ず伝える」
「夏美、一緒に……行けなく……て……ごめん……ね……ほんと……に……ご……め……ん……」
僅かに開いていた明日菜の目が閉じられる。
「アスナァァァァァ!!!」
冷たくなっていく明日菜の体にすがりついて泣く夏美の様子を沈痛な面持ちで千雨は見守っていた。
いつの間にか遠くの方で鳴っていた銃声も聞こえなくなっていた。
向こうでも恐らく決着がついたのだろう。
こちらには戦闘経験豊富な真名が居るし、2対1だから負けたとは思わないが万が一のことも考えられる。
状況を把握するためにも、千雨たちはすぐに動かなければならなかった。
(くそっ!何で私がこんな役やらなきゃいけないんだよ!)
千雨は心を鬼にして夏美に声をかけた。
「おい村上、立て!まだゲームは終わっちゃいないんだ!」
厳しい口調で叱咤する千雨の言葉に、夏美は一瞬静かになった。
「もう一度言うぞ、まだ終わっちゃいないんだ。私達が生き残るには行動しなくてはならない。
お前は神楽坂のためにも絶対に生き延びなければならない。だから立て!」
暫く下を向いていた夏美は袖で両目を拭うとゆっくりと立ち上がった。
決意に満ちた夏美の表情を見て、千雨は大丈夫だと確信する。
「よし、超と龍宮と合流するぞ」
夏美は頷き、2人は超と龍宮の元へ向かった。
[報告No.23 200X.X.X pm3:02
本選
【出席番号8 神楽坂明日菜 死亡】
【残り 5人】 以上]
[69.計画始動]
―――話は少し遡る。
美砂からの襲撃を受けて、真名は逃げる美砂の後を追っていた。
美砂は追いかけてくる真名に向かってサブマシンガンを乱射するが、真名はそれをうまくかわしながら攻撃を仕掛ける。
2人ともサブマシンガンを所持している。
武器の攻撃力に殆ど差がないと個々の戦闘力の差が浮き彫りになる。
美砂は決して運動神経の悪い方ではないが、戦闘経験については皆無であるのに比べ、真名は幼少の頃から戦場で修羅場をくぐってきている。
徐々に美砂は追い詰められていった。
体制を立て直すためにも、美砂は真名に背を向けると一旦逃げることにした。
しかし、美砂の行く手の前を他の人間が立ち塞がった。
「ここから先は通さないヨ」
美砂の目の前に超が現れた。
超は途中で真名と別れ、美砂の逃げる方へ先回りしていたのであった。
真名と超に挟まれてしまい、美砂は完全に逃げ道がなくなった。
サブマシンガンを美砂に向けたまま、真名は美砂に投降を促した。
「ここまでだ柿崎。武器を捨てろ!大人しくしてくれればお前に危害を加える気はない」
超も優しく呼びかける。
「柿崎サン、ここは引き下がてくれないかナ?私達は生き残た生徒達の皆で脱出を計画してるヨ。柿崎サンにも協力して欲しいネ」
本来なら美砂は物分りの悪いほうではなかった。
ここで突っ張るより投降した方が賢明だということは分かっているはずである。
しかし、殺し合いをという特殊な状況下でたった一人で長時間過ごしていた美砂は、他の生徒達を信じることが出来なくなってしまっていた。
2人の言葉の真意は美砂には届かず、自分を騙しているとしか聞こえなかった。
「うるさいっ!あんた達に……あんた達に騙されるもんかっ!」
そう叫ぶと、美砂はサブマシンガンを真名に向ける。
真名は寂しそうな表情を見せるが、すぐに無表情に戻って美砂が撃つより先にサブマシンガンを連射した。
無数の銃弾を受けた美砂は小刻みに揺れ、銃声が鳴り止むとその場に倒れ込んだ。
(なんで……こんなことに、なっちゃったのかな?)
美砂は後悔の念と共に、自分の流す血の池の中で深い闇へと落ちて行った。
静寂が辺りを包んだ。
「超!龍宮!そこにいたか!」
千雨と夏美が2人を見つけて駆け寄ってくる。
倒れている美砂に気付き、何が起こったのかを察する。
「残念ながら、柿崎サンは仲間になってくれなかったヨ。……村上サンは無事だったようネ」
自分達の状況をあえて説明する超。それを受けて千雨も口を開く。
「神楽坂は殺られた。それと、あの後に春日から襲撃を受けた。村上のおかげで春日を倒すことができた」
千雨は詳細を説明することなく客観的事実だけを伝えた。
「……これで生き残っているのは、ここにいる4人だけということだな」
確認の意味を込めて真名が現状の説明を行った。
「あと1時間もあれば準備は終わるネ。これから計画を遂行するヨ」
超の言葉に4人は頷き合い、計画の実行に移った。
[報告No.24 200X.X.X pm3:10
本選
【出席番号7 柿崎美砂 死亡】
【残り 4人】 以上]
[70.最終チェック]
生き残った4人はコンピュータルームへ場所を移した。
自分達しか残っていないので妨害の心配なく作業を進めていると、いきなりスピーカーから放送が流れた。
『予定より1時間早いが定時連絡を行う。これまでに死亡した生徒を発表する。
神楽坂明日菜、春日美空、柿崎美砂、以上だ。
残すところあと4人だ。生き残った一人だけが帰ることができる。脱出など無駄なことをせず、自分だけでも生き残ったほうが得策だぞ。』
それだけ言うと放送は終了した。
予想はしていたことだが、一緒に組んでいる仲間だけが残っているのを主催者側は憂慮しているようだ。
あまり時間をかけていると何らかの干渉があるかもしれない。
その心配があったので急ピッチで作業を進めていた。
超の方の作業は既に終わっており、あとは千雨の作業を待つだけとなっていた。
千雨の方も作業自体は終わっており、今はプログラムの最終チェックを行っていた。
「後どれくらいかかりそうだ?」
「10分以内には何とかなる」
真名の確認に千雨はパソコンから目を離さずに答えた。
「龍宮サン、ちょっと良いかナ?」
その時、コンピュータ室の入口で超が真名を手招きする。
「何か用か?」
「今のうちにやりたいことあるネ。ちょと手伝てくれるカ?」
「ああ、わかった」
作業が残っているのは千雨だけなので他の者は特にやることがなかった。真名は超の要望に気軽に応じた。
千雨と夏美の2人を残し、超の用事を行うために真名を引き連れて2人は場所を移した。
[71.作戦本部]
瀬流彦は憮然とした表情で監視カメラから映し出されている状況を見守っていた。
生き残っているのは4人。しかし、4人で一つの集団を形成して殺し合いをする様子はない。
しかも脱出のためになにやら企んでいるらしい。
生徒同士が殺し合いをしてくれないことにはゲームが盛り上がらない。
ここまで来てゲームが盛りあがないことは自分の将来にも影響するので瀬流彦にとっては気が気ではなかった。
そこへ現場の責任者が瀬流彦に声をかける。
「よろしいのですか?このままだとゲームが進行しませんが?」
彼に弱みを見せるわけには行かない。瀬流彦は内心の苛立ちを隠しながら余裕の表情を見せる。
「問題ありません。プログラムはこのまま続行します」
「しかし彼女達の会話から、おそらくは作戦本部に対して何らかのハッキングを仕掛けてくるものと思われます。
完全なるプログラムの妨害行為でしょう。また、生き残った生徒全員が一つにまとまった時点でゲームの放棄と見做して良いと思われます。
ペナルティとして処罰した方が良いのではないですか?」
(冗談じゃない!)
瀬流彦は心の中で反発した。
主催者側から参加者に対して干渉することは簡単だ。例えば見せしめに一人の生徒を殺して他の者に殺し合いを促すという手もある。
しかし、ゲームを見て賭博に興じている観客からすれば興醒めだ。
その場合、主催者が殺した生徒に賭けている者は納得しないだろう。
最終局面で無様な展開は自分の評価の低下につながる。それだけは絶対に避けなくてはならなかった。
「まだ時間はあります。彼女達は何か企んでるようですが、実行に移さない限り妨害行為にはなりません。
まあ、彼女達の計画を潰してしまえば殺し合いをするしか生き残る道はなくなります。
ハッキング対策はこちらも充分行っているのですから問題ないでしょう。
貴方達のハッキング対策は信頼しています。彼女達が行動を移すまでもうしばらく辛抱してください」
瀬流彦の言葉に責任者は一応納得して職務に戻って行った。
しかし、このままの状態が続けば飽きてきた観客から非難されることは確実だ。
ハッキングを仕掛けてくるなら仕掛けてくれば良い。十分な対策はとっているのだ。
むしろ何もない状態のまま時間が過ぎてゆく方が瀬流彦にとっては都合が悪かった。
心の中の焦燥感を隠しながら、生き残った生徒達が何らかの行動に移してくれることを願っていた。
内心で苛立ちながらも瀬流彦が監視を続けていると、超と真名がコンピュータールームから出て行くのを確認した。
今更何をするのか分からなかったが、廊下のある場所で超が何か作業を行っているようであった。
超の傍でその様子を見ている真名の体の陰に隠れて何を行っているのかまでは良くわからなかったが、彼女達が計画しているのはネット回線を介して作戦本部内のコンピューターへ進入することは明らかである。
行動を移す本命は千雨の方だと思い、瀬流彦は特に問題はないだろうと判断した。
しばらくすると超と真名は作業を終えたようで、コンピュータールームまで戻ろうとしていた。
何の気なしに瀬流彦はその様子をモニターを通して眺めていた。
すると、先行していた真名の後ろを歩いていた超が、いきなり背後から真名に襲い掛かかる姿がモニターに映し出された。
しばらくの間揉みあっていたかと思うと、真名がその場に倒れた。
監視をしていた係員から報告が入る。
「出席番号18、龍宮真名の生命停止信号が入りました」
モニターの方に向き直った監視カメラの映像には、倒れた真名を置いたまま何事もなかったかのように歩いていく超の姿が映し出されていた。
超の行動を見て瀬流彦の口元が緩む。
「総本部へ龍宮真名が死亡したことを報告して下さい」
瀬流彦はそれだけを指示すると。会心の笑みを浮かべていた。
[報告No.25 200X.X.X pm4:12
本選
【出席番号18 龍宮真名 死亡】
【残り 3人】 以上]
本日の投下はここまでです。
あと3回の投下で終了します。ではまた。
ホンマやぁ!(笑)
ホンマ乙
17や19みたいに狙ってんのか?w
これは続きが気になる!!
ホンマ乙です
いや!ちゃおりんはそんなことしない!
ホントにいいこなんだ!
ぷぇー(・3・)
22氏乙
別館明日更新されるんだよね?
2回目のアンケート結果の発表と図鑑の更新も期待
>>296 おまっwwくんなつったろwwwwww
せっかく続けようとry
酉バレしたみたいだな
これかな?てst
#ぷ
か。なるほどw
22氏 乙です
しまった↑はミス。22氏 乙です。
22氏おつ
ちゃおが裏切るにしても伏線がなかったのが残念
これでは予想外とは少しいいづらいな
てす
作者22氏乙です。
超は裏切った、と見せかけて実は何らかの方法で真名を死んだ事にして
後の良い所で真名が出てくると予想。
とかどうだろう?w
>>304 うむ。多分そうだろう。
何も複線なしに超が1人勝ちを狙って千雨と夏美に返り討ちにされるってのはちょっとな…
もしその両方以外の予想外な展開なら22部かなり好きになりそうだ
終盤でのネタバレ予想は禁止ーっ!!
ネギまアプリの公式サのイベントの組み合わせでザジと双子があったよ
今日の別館の更新楽しみだな
アンケート結果の千鶴と夏美の会話が楽しみすぎるwwへへっw
別館氏の更新を楽しみに待ちながら、こちらは今日の分の投下を始めます。
[72.実行]
「よしっ!終了だ」
嬉しそうに千雨は声を上げる。
「長谷川さん、できたの?」
「ああ、いつでも準備OKだ。……ところで、超と龍宮はどうした?」
「呼んだかネ?」
丁度良いタイミングで超が戻ってきた。
「作業が終わったからいつでも始められる。龍宮はどうした?」
「ちょと作業を頼んでいるネ。しばらくしたら来ると思うから先に始めているネ」
千雨は訝しげな顔で超を見ていたが、今は計画の方が重要なので超の言葉に従うことにした。
「わかった。始めるぞ」
「ちょと待つネ。これを使うと良いヨ」
超は傍らに置いていた小さな装置を千雨に差し出した。
「なんだよこれは?」
「長谷川サンの作業中に作ていたネ。回線の間にこれを挟んでおけば相手からこちらへの干渉を食い止めることができるヨ」
「ふーん。何を作っていたかと思えばこんなもん作っていたのかよ。ありがたく使わせてもらうぜ」
そう言うとパソコンに装置をセットする。
「行くぜ」
千雨はキーボードでプログラムは走らせる命令文を打ち込むと、Enterキーを叩いてプログラムを走らせた。
彼女達が作戦本部に仕掛けようとしているのは、ホストコンピューターに破壊活動を行うウィルスプログラムを投入してホストコンピュータを使用不可能な状態に陥らせることであった。
さらに、ウィルス対応をしている間に首輪の管理システムに侵入してを首輪を無効化させることだった。
千雨の作成したウィルスプログラムは多少の妨害を受けたものの順調にホストコンピュータに感染させることに成功し、ウィルスが活動を開始した。
ウィルスプログラムの仕組みは比較的簡単なものである。
しかし、一度感染したコンピューターの中で自動的に際限なく己の分身プログラムを作り出し、複製された破壊プログラムが時間差で破壊活動を始めるというタチの悪いものだ。
千雨が自分の知識を総動員して作成したウィルスプログラムは、一度だけ当時のライバルであったネットアイドルの個人のブログを攻撃するために使っただけであり世間には知られていない。
しかも当時使用したプログラムは破壊活動を一定回数まで制限しており一時的なダメージを受けても回復可能に調整してあったものだが、今回は制限を設けずに際限なく破壊活動を行うようにプログラムを修正している。
一旦ウィルスが動き始めると外部からの入力も受け付けられなくなるので、作戦本部側はウィルスの対応に追われていることだろう。
脱出計画を立てるときに事前に船内のパソコンを動かして、首輪の管理システムだけは作戦本部のホストコンピュータとは独立して運営されているのは調査済みである。
首輪を無効化されるとバトルロワイヤルのゲームが成立しないこともあって首輪の管理システムのセキュリティは厳重であった。
そのため、作戦本部がホストコンピュータのウィルス対応をしている間に首輪の管理システムにクラッキングを仕掛けることにしたのだ。
うまく事が進めば首輪を無効化することができるはずだった。
首輪さえ無効化できれば、脱出なり主催者側と戦闘するなりなんとでも対応できるのだ。
千雨はウィルスプログラムが順調に作動しているのを確認すると、キーボードを操作して首輪の管理システムにクラッキングを仕掛けていた。
自分が行っている作業が自分達の命運を握っているのだ。自ずとキーボードを打つ手に力が入る。
しかし、しばらくすると千雨の表情が徐々に険しくなってくる。
舌打ちをしてキーボードを叩き続けていたが、不意にテーブルに拳を叩きつけた。
「ど、どうしたの?」
不安そうに夏美が声をかける。千雨は頭を垂れると忌々しげに口を開いた。
「くそっ!やられた。首輪の管理システムを完全に隔離された上に回線まで切断しやがった。これ以上はここから手出しできねえ」
「え?どういうこと?」
パソコンに詳しくない夏美は千雨に尋ねる。
「……私達の計画では最初に作戦本部のホストコンピュータに破壊ウィルスをぶち込んで、敵が混乱した隙に首輪の管理システムを乗っ取って首輪を無効化しようとしていたんだ。
だがこっちの計画に完全に対処してきやがった。作戦本部の連中はホストコンピュータが破壊されることを放置して、先に首輪の管理システムを回線から隔離した上で、ホストをサブシステムに切り換えやがった。
しかもご丁寧にこっちから繋げていた回線も切断されたから同じ手はもう2度と使えねえ」
悔しそうに歯を噛み締めながら夏美に解説する。
この計画が成功していたら首輪を無効化することに加えて主催者の連中に一泡吹かせることが出来るため、千雨は気合を入れて作業していた。
しかし千雨は主催者の掌の上で踊らされていただけだった。
そのことを痛感した千雨は悔しそうに肩を震わせる。
千雨が準備していた計画は主催者側に完全に防がれ、これ以上の手はなくなって手詰まり状態になっていた。
落ち込んだ千雨の姿を見て夏美も意気消沈する。
「仕方ないネ。最後の手段を使うヨ」
おもむろに口を開いた超の言葉に、千雨と夏美が期待を込めて眼差しを向けた。
[73.望んだ展開]
「――船内のコンピュータールームから行われていたクラッキングへの対応が完了しました」
千雨から受けた攻撃を凌いだコンピューター技師が瀬流彦へ報告を行っていた。
「ご苦労をかけました。しかし、危ないところでしたね」
安堵した表情を浮かべる瀬流彦は報告に来た技師に対して正直な気持ちを述べた。
「はい。ゲームの参加者の一人が仕掛けてきたウィルスプログラムはこちらの想定した以上のものでした。
万全の対策をしていたとは言え、あと少し対応が遅かったら危うく首輪の管理システムを乗っ取られるところでした」
技師は正直な感想を口にする。
「まあ、危ないとろでしたが無事に阻止できたので良しとしましょう。でも、今後は改善が必要のようですね」
結果オーライということで瀬流彦は技師に対しては責任追及をすることはなかった。
そこに現場の責任者がやってきて、瀬流彦に謝罪する。
「申し訳ありませんでした。相手が仕掛けてくるのを分かっていながら十分な対応ができずに失態を演じてしまったのはこちらの落ち度です」
瀬流彦は余裕の表情で応じる。
「まあ、かまいませんよ。これで彼女達は打つ手がなくなったはずです。これからが見ものですよ」
「参加者へのペナルティはいかがいたしますか?」
「何もする必要はありません。むしろ何もしないほうが彼女達にとっては屈辱でしょう」
瀬流彦はニヤリと笑顔で答える。
責任者は再び瀬流彦に頭を下げると持ち場に戻って行った。
モニターに向き直った瀬流彦は、生き残った3人がこれからどのような行動をとるのか、期待を込めて見守ることにした。
[74.裏切り]
「仕方ないネ。最後の手段を使うヨ」
超の言葉に千雨と夏美が期待を込た顔で超を見上げる。
「他に何か策があるのか?」
「私が何のために長谷川サンに作業を任せたと思っているネ。こっちの準備も万端ヨ」
千雨は超に計画立案の全てを任せていたので、超がどのような計画を立てているのか全部を把握しているわけではなかった。
「ちょと準備するヨ。この部屋を出て階段のところに行てくれるカ?」
そう言われてデイパックと武器を持った千雨と夏美は、コンピュータルームから出ると最寄りの階段の近くまで移動した。
しばらくすると超がやってきたので夏美が近寄って声をかけようとする。
すると大きな銃声が鳴り響き、ドサッという音を立てて夏美が倒れた。
驚いた千雨が超の方に目を向けると、銃口から煙が立ち昇るベレッタM92を持った超が倒れた夏美を見下ろしていた。
「な……何をしているんだ!?」
超の信じられない行動に驚きつつも、千雨はシグザウアーP230を取り出すと超に向ける。
「何って、長谷川サンと最初に約束したじゃないカ。計画実行中は殺し合いをしないとネ」
「だったら何でこんなこと!」
「約束したのは計画実行中ネ。先ほど計画が破綻した時点で計画は終了して約束はご破算となたヨ。だからゲームに乗た、それだけのことネ」
超も千雨に銃口を向ける。
そのとき、千雨は超が持っている銃がベレッタM92であることに気付いた。
超の武器はレミントンM31だったはずだ。
「お前……その銃、まさか!」
「気付いたカ?なかなかの観察眼アルネ、長谷川サン。
一つだけヒントを与えるなら、いま生き残ているのは私と長谷川サンだけヨ。
……龍宮サンは強いから、先に始末させてもらたネ」
「てめぇ!」
「ゲーム中、最も長く一緒に居たよしみネ。長谷川サンを殺すのは最後にしたヨ」
その言葉を最後に超は引き金を引いた。銃声が響き、千雨は反撃することもなくその場に崩れ落ちた。
超は千雨の傍に近寄ってしゃがみ込むと、小声で彼女の耳元で囁いた。
動かなくなった千雨をその場に残し、超は立ち去っていった。
[報告No.26 200X.X.X pm4:35
本選
【出席番号28 村上夏美 死亡】
【出席番号25 長谷川千雨 死亡】
【優勝者 出席番号19 超鈴音】 以上]
[75.表彰]
最後の一人となった超は、瀬流彦からの放送に従って操舵室のある5階のラウンジまで移動した。
優勝者に対して表彰を行うらしい。
ラウンジで待機していた兵士達に取り囲まれ、首輪を外してもらった。
持っていた全ての武器は取り上げられてしまったが、持ち歩いていたデイパックの荷物は没収されずに肩に背負っている。
その後、兵士に案内されて6階のサンデッキに上っていった。
ここで待つように指示した兵士は階段を下りて行き、超は一人だけで取り残されていた。
しばらく待っていると主催者である瀬流彦が6階まで上がってきて超の近くまで歩いてきた。
「出席番号19の超鈴音君。まずは優勝おめでとう!」
瀬流彦は形ばかりの祝いの言葉を送る。
「フン、あまりめでたくはないネ。それより武器を全て取り上げるとはずいぶん慎重じゃないカ」
「ああ……気を悪くしないでくれ。過去のプログラムの結果を調べてみたんだよ。
主催者がゲームの優勝者を表彰するときに優勝者が腹いせに主催者を殺すことが何度かあってね。
念のために用心させてもらっているよ」
超は己の保身に対しては用意周到な瀬流彦のやり方に内心反吐が出そうになるが顔には出さなかった。
「それで、私はいつ帰してもらえるのかナ?」
「先ほど送迎用のヘリを呼んでいる。それに乗せて学園まで送り届けてあげるよ。
もうしばらく待っていてくれたまえ」
「瀬流彦先生はどうするのカネ?」」
「私かい?私は学園には戻らないよ。主催者として3−Aの生徒達を犠牲にしてしまっているのだからね。教師を退職して別の人生を歩むことにするよ」
「なかなか殊勝な言葉じゃないカ。……白々しく聞こえるガネ」
瀬流彦が己の利益のためだけに3−Aの生徒達を売ったことを超は指摘していた。
「なんとでも言いたまえ。君と話すのもこれっきりだろう。もうじき迎えのヘリが来るから、それまでおとなしく待っていたまえ」
「……それはできないネ。まだ終わってはいないヨ」
「どういうことだ?」
超は時計を見る。
「いずれ分かるネ。……あと15秒で始まるヨ」
「!?」
超の言っていることが何なのかを問いただそうとしたとき、ドーンという騒音と共に微かな揺れが起こった。
同時に非常灯を除いた全ての電灯が消え、いきなり辺りが暗くなった。
何が起こっているのか解からずに慌てふためく瀬流彦を尻目に、超が笑みを浮かべている。
階下から喧騒と銃声が聞こえてくる。
「何だ!何が起こっている!?」
生き残っているのは目の前にいる超一人。
プログラムは既に終わっているはずなのに瀬流彦の預かり知らないところ事態が急変している。
「瀬流彦先生、ゲームはまだ終わていないヨ」
不敵な笑顔を見せて超は瀬流彦にそう囁いた。
nannnannda!?
おおおおおおおおおおしえん
本日はここまでです。
ゲーム自体は明日で終わり。明後日にその後の話になります。
最後にもう一枚くらい絵を投下できるように鋭意奮闘中。
明後日までには何とか・・・・・
うわあああああああああああああああああきになる!
これはGJ!
こんなとこできるなんて卑怯すぎる!
ちょまw
むかつく!こんな気になるところで止める22むかつく!
^^;
>>326 あうあうwwwwww
俺は840氏にらきすたとネギロワのコラボ加工して欲しいです
みゆき+ネギロワのロゴみたいな感じの
>>326 内容はまずいが、下のほうの加工はすごい。
その技術、もっと良い方向で使ってほしい。
もう見れないんだがそんなにやばいのだったのか?
俺はネギロワのロゴをおっぱいに当てて欲しいです
333 :
別館まとめ:2008/04/29(火) 21:10:02 ID:???
お待たせしました。別館まとめです。
作者20氏、今回の終わり方は22部で一番気になる終わり方でした。
>>326 技術は素晴らしいですけど、内容がアレですのでトップに出来ないです。。。
>>327は裏トップ絵で飾ろうかなー。
さて、別館更新のお知らせです。
カップリングアンケートについては皆さんの意見も選択肢として追加しました。
絵師図鑑も更新したかったけど次回に回します。
840氏は紹介するネタがあるなぁ。。。
☆ 別館更新情報 2008/04/29 ☆
・『お宝発見?絵画展示室』
No170〜No179のイラストを新規追加。
・『ネギロワDEアンケート』
第4回アンケートを設置。期間は4/29〜5/12までです。
第2回アンケートの結果発表を作成しました。
死亡フラグの1位はネギロワならではの結果です。
・『ネギロワキャラクタープロフィール』
アンケートコーナーから派生したおまけコーナー。新規作成コーナーです。
今回は"葉加瀬聡美"を作成してみました。
http://yuyunegirowa.web.fc2.com/index.html
別館氏乙です。
早速行って投票しました。
ハカセのプロフィール最高!GJ!!
ちなみに同率5位の得票数がちょっと間違ってますね。
今日は840たんの加工祭りですか?
リクエストして良いですか?
綺麗な画像にNBRのロゴいれて欲しいです
俺元ある部の作者なんだが、自分の作品の中で葉加瀬がどうやって死んだかまったく頭になかった
まとめ見てようやく思い出したw
途中まで「生きて帰れないw」ってのは桜子の持ちネタだったからなぁw
キャラクタープロフィール見て思ったけど、ハカセって18部以外は4話以上生きてないんだな……。
別館氏、次を作るなら桜子を希望。
別館と840が大好きでたまりません
おら 840さっさとなんか投下しろよ
>>342 強制するようなレスは止めよう。
しかし、今回のアンケートで、ハカセを生き延びさせてやろうかなー
と思っていた作者は一様にハカセ死亡へと傾いた気がする。
この流れをぶち破って何時ハカセが生き残りの長編を書く作者が
現れるのかも期待だよなー。
まあ、23部でサクッと生き延びたらそれはそれで面白いのだが・・・・
別館氏、逆に今度は生存率の高い刹那を希望。
銀のエンジェルって関係あんのかよ?ww
他の絵師さんが消えてったから840さんの投下楽しみだ
毎回乙です
伊吹さん、とろさんカムバッーク
>>345 よりにもよってメインキャラでブッチギリの不人気キャラをwwww
840氏仕事はえぇwww
てかタカミチロードの後ろのやつはタカミチを逆にしたやつって別館氏のコメで初めて気付いた
なんだろって思ってたんだ
誰かあれすぐ気付いた人いる?
安価間違えてた
>329にじゃなくて>337へな
何かリクあったら今日はもう寝るけどまた今度作るよ
なぁ聞いて聞いて
俺すげぇ事発見したwww
別館のTOP絵な、カーソルあわせると画像変わるんだぜwwwwwww
ここのコテハンは笑いのセンスあるよなw
絵師の4コマとか840氏の加工作品とか携帯氏の夢性とか
だが一番は別館氏だな
今日更新分の「…歩く死亡フラグ。。。」は吹いたwwww
確かに歩く死亡フラグは大笑いしたww
次は楓を是非
おい、刹那オタ
今回のアンケは1人で刹那に投票しまくるのやめろよ
アンケのコメント部分で夏美が
「先に行ってて」って言ってみたい
って言ってたけど、どっかで言ってなかったっけ?
いんちょじゃね?
>>326 ゆーな、そんな汚いもの咥えないで俺のもの咥えてよ
じーうぃ〜に短編投下を考えてる人いますか?
今日の投下分読んでて思ったがハッキングやクラッキングとかあまり詳しくないと無理に説明入れない方が良くないか?
今更ですが作者22氏、別館氏、840氏、乙です
なんというか22部は正にベタな展開ですね。終わり方予想出来ましたw
ベタなのも好きなので最後まで頑張って下さい
840氏
仕事はやいっす。うらやましい。私にもそのスピードがあれば。orz
別館氏
更新乙です。ハカセのプロフィール良いです。
実質2回もハカセを活躍させずに消した立場の者が言うのもなんですが、
ハカセは本当に不遇キャラだとしみじみしました。
>>359 短編のストックは1本あるのですが、GW中は無理かも。
つーか、短編投下する余裕があるなら次の長編を投下しろと突っ込まれそうですね。
それでは本日の投下を始めます。
>>364 何故かコテが消えてました。orz
始めますね。
[76.主催者の最後]
「瀬流彦先生、ゲームはまだ終わっていないヨ」
超の言葉に瀬流彦は驚きを隠せなかった。
「なん……だと!?どういうことだ!!」
「龍宮サン、長谷川サン、村上サンの3人はまだ生きているヨ……首輪を外してネ」
「!?」
瀬流彦は驚愕の表情を浮かべる。
「そして今頃は3人がこの船を占拠するために動いているネ」
「そんな……バカな!一体何をしたんだ!?」
「フム、説明しようカ。私の仲間の中で首から外された首輪を手に入れたものがいるネ。
主催者側が死んだ者の首輪までは追跡していなかったのは既にわかてイル。私はそれを分解することで首輪の内部構造の全てを知ることができたヨ。
例えば、首輪のロックを解除すると首輪をつけている者が死んだという信号を送ることや、安全に首輪のロックを解除する方法をネ。
茶々丸のおかげで解除のためのパーツも揃たヨ」
超は懐から小さい装置を取り出した。
「コレが首輪の解除する装置ネ。急いで作た割には良い出来だたヨ」
超達の行動の全てを把握し切れなかったことに悔しげな顔をする瀬流彦。
その様子を見ながら超は話を続けた。
「しかしダ……首輪の解除ができても問題がいくつかあたヨ。船内の至る所に監視カメラが仕掛けられていた、盗聴もされていたしネ。
首輪を外すのは一つずつしかできない。首輪を解除すると死亡の信号が主催者側に送られるから生きている姿を監視カメラで見られては元も子もなかた。
そして全員の首輪を外すだけでは途中で気付かれてしまう可能性が高かたヨ。
さすがに首輪を解除する行為までは主催者も見過ごしてくれないだろうからネ。
下手に気付かれて全員の首輪を外す前に爆破されるわけにはいかなかたヨ」
「ということは、首輪の管理システムにクラックキングを仕掛けてきたのは囮だったというわけか?」
「そうネ。だからこそ、あれだけ分かり易い形でコンピューターに進入しようと計画を立てたヨ。首輪を外す本命の計画を主催者側へ悟られないようにするためにネ」
説明を続ける超はゆっくりと歩きながら瀬流彦に近づいた。
「話を戻すけど、首輪を外してからの問題の方が大きかたヨ。あらかじめ観察していた星の配置からこの船の現在位置は大体割り出していた。
避難船を使たり、泳いで逃げたとしても距離的にココから逃げ切れるわけがないのは承知していたヨ。
残た手段は船を占拠するだけネ。こちらの方が人数は少ないから奇襲をかけなければ勝ち目はなかた。
その隙を作るには私以外が全員死んでいると主催者側に思わせる必要があたヨ。そのために一芝居打ったというわけネ」
「……この停電はどうしたんだ?」
「こちらから先制攻撃を仕掛けるためには監視カメラが邪魔だたヨ。1階より下の動力部から4階の作戦本部へ送電する電線を破壊させてもらたヨ」
瀬流彦は、千雨がパソコンルームで作業していたときに超が真名を連れて何かの作業をしていたことを思い出した。
「ふん。まんまと騙されたわけか」
忌々しげに言葉を吐き捨てる。
「先生の計画も終わりネ」
瀬流彦の顔が醜く歪む。
「くそがぁ!!」
懐から拳銃を取り出して超に向ける。しかし近くまで接近していた超の動きの方が早い。
瀬流彦の銃を持つ右手首を掴むと、その腕を捻ると同時に懐に体を移動させて体落としのような形で瀬流彦を投げ飛ばす。
フロアに背中から叩きつけられた瀬流彦は一瞬息が止まる。
「うっ!ゲホッ!」
むせ返りながら体を起こした瀬流彦の目の前に、瀬流彦の手からこぼれ落ちた銃の先端を向けた超が立っていた。
「最後に教えておくけド……風楯では連射された銃弾は防げないヨ」
そう言うと超は瀬流彦に向けて全弾を撃ち尽くした。
体中に銃弾を受け、瀬流彦は口からゴボッと血を吐き出して絶命した。
「終わりネ」
超は銃を放り投げると、瀬流彦に振り返ることなく階下で戦っている仲間の元に向かって行った。
[77.隠匿]
「超、無事だったか!」
千雨が近づいてくる超に気付いて声をかける。
「こっちは終わたヨ。そっちも終わたようネ」
「ああ、さっき終わったばかりだ。少し苦戦はしたが3人とも無事だ」
「超!」
「超さん!無事だったんだね!」
ほどなくして、真名と夏美も駆け寄ってくる。
生き延びた4人が再び勢ぞろいした。
――その時、船外でヘリのローター音が近づいてくるのが聞こえてきた。
優勝者での超を迎えるためのヘリだろう。
4人は甲板に上がると近づいてくるヘリの姿を確認する。
「お、おい、撃ってきたぞ!」
船とはまだ距離が離れているが、ヘリから一発のミサイルが発射されて船の横腹に着弾した。
ズウゥゥンという音と共に大きな振動が船全体を覆う。
「まずいネ!機関部あたりをやられたヨ!」
「や、奴ら、主催者側がやられたことに気付いているのか!?」
「通信設備も潰したんだが、黒幕には通用しなかったということか」
あわてる千雨の声に真名は冷静に分析する。
「とにかく船の中へ入れ。狙い撃ちされるぞ!!」
真名が叫び、4人は船内に戻った。
4人の後ろをヘリから連射されたマシンガンの銃弾が襲う。
かろうじて誰も撃たれはしなかったが、船外でマシンガンの音はまだ続いていた。
ミサイルによって船の横腹に開けられた穴から海水が船内に浸入し、船が徐々に傾いてきている。
「おい、船が傾いてきているぞ!沈没するんじゃないのか?」
「どどど、どうしよう?どうすればいいの!」
「あわてるな村上、沈没するにしてもまだ時間がある」
パニックになりかける夏美を真名が落ち着かせる。
「非常にまずいネ。船から飛び出したとしてもヘリから蜂の巣にされてしまうヨ」
「おい龍宮!あのヘリ撃ち落せねーのか!?」
千雨が期待を込めて真名に尋ねた。
「……無理だな。飛び回るヘリを撃ち落すには拳銃やサブマシンガンでは攻撃力が足りない。
しかも、こっちよりも火力のある武器で攻撃してくる中でそれをやるのは不可能だ」
その言葉に、他の3人は絶望的な表情を見せる。
真名は腕を組んで考え込む。
「……でも、そうだな、ライフルがあればパイロットを狙撃することはできるかもしれない」
「ライフルだと?そういえば、ゲーム中に私は狙撃されたことがあった。ゲーム参加者の誰かの武器の中にライフルがあったはずだ!」
千雨の言葉を受けて夏美も思い出す。
「あるよ、ライフル!春日さんが私とアキラを襲ったときにライフルを持ってた!」
「でも、私達を襲ったときには春日はライフルを持っていなかったぞ。確か拳銃だった」
「あの拳銃はアキラから奪ったものなの。重たいか弾切れで捨てたんじゃないのかな?」
「弾切れの可能性はあるガ、船内にライフルがあるのなら探してみるヨ。
龍宮サンはこの辺りで待機して欲しい。私達は手分けして探すヨ。見つけたらすぐに龍宮サンに渡すネ」
一刻も早くライフルを見つけ出す。超の合図で龍宮を残した3人は走り出した。
[78.スナイパー]
船の周りを旋回して飛んでいるヘリから再びミサイルが打ち込まれ、船の傾くスピードが速くなって行った。
マシンガンによる攻撃も繰り返されている。
甲板や船の側壁は穴だらけとなり、銃弾を受けて割れた窓の破片が床の至る所に飛び散っている。
船内のあちこちから火災が発生し、船の傾斜も歩き回るのが辛くなるくらいまで大きくなっている。
「あった!あったよ―――――!!」
美空が隠していたM1ガーランドを頭上に掲げた夏美が大声で叫びながら真名のもとまで走ってくる。
ライフルを真名が受け取ると、残弾が2発残っていることを確認した。
「まだ弾丸は残っているな」
弾数は心もとないが、真名はなんとかする自信はあった。
「ご苦労だった。後は任せろ!」
真名は甲板に出ると足元を固定してヘリに狙いを定める。
船上は波で揺れているのに加えて徐々に傾いている。この状況で飛んでるヘリのパイロットを狙い撃つのは至難の業である。
しかし、スナイパーとしてこのような厳しい状況は逆に燃える。
真名は言いようのない高揚感に包まれながらも呼吸を整えた。
狙いをつけてライフルのトリガーを引いた。
銃弾はコックピットに穴を開け、ヘリは少しふらついたもののすぐに体勢を整えた。
……パイロットには当たらなかったようだ。
初弾を外したが真名が動じることはない。
ヘリから再びマシンガンを撃ってくるが甲板に伏せてじっと耐え、ヘリが絶好のポジションに来るまで待つ。
残弾1発、これを外すと後がない。
(次は……外さない!)
誤差を修正し、真名は再びトリガーを引いた。
―――銃声。
ヘリは少しふらついたかと思うと、急激に方向を変えて海に落ちていった。
「やったあ!龍宮さんすごーい!!」
「よくやってくれたぜ、龍宮!」
隠れていた夏美と千雨が駆け寄ってきた手放しで喜んだ。しかし真名は厳しい表情を崩さない。
「浮かれている場合じゃないぞ。ヘリは撃ち落とすことはできたが危険な状態なのは変わっていないんだ」
夏美と千雨は浮かれていたのを反省し、すぐに真顔に戻る。
穴の開いた船尾を下にして斜めに傾きながら船首が徐々に持ち上げられており、かなりの角度になっていた。
手すりに掴まらないと立っているのも難しい。
超はこれから行動すべきことを考えていた。もはや何とかして避難船に乗り込んでここから脱出するしかないだろう。
しかし、うまく脱出できたとしてもここは海のど真ん中。
救助が来るアテもなく、海を長期間漂う可能性が高い。
途中で出会った船に助けてもらえれば良し、陸地に着く前に餓死するか力尽きて死ぬことも充分ありうる。
あとは神頼みというわけだ。
科学に魂を売り渡し、神の存在を否定した自分にとっては皮肉なことだ。
超は自嘲気味に笑みを浮かべた。
「最後まで希望を捨てずにやるしかないネ」
あまり時間もない。これから先に待ち受ける過酷な状況を覚悟しながら避難船で脱出するために行動を起こそうとした。
―――不意に夏美が声を上げる。
「ねえ、なにか声がしない?」
耳をすませると、遠くから聞き覚えのある声がする。
しえん
[79.救援]
「誰か―――っ!誰か生きている人はいませんか――――っ!!」
「ネギ坊主!?」
超が空を見上げて辺りを見回した。
すると、杖にまたがったネギが後ろに小太郎を乗せて船の近くまで飛んで来ていた。
「ネギ坊主!ここにいるネ!」
ぶんぶんと手を振り、ネギに合図を送る。
思わぬネギの救援に超の目にうっすらと涙がにじんでいた。
「超さん!それに千雨さんと龍宮さんと夏美さんも……無事なんですね」
ネギは生き残った生徒がいることを喜び、彼女達の元へたどり着いた。
「4人だけですか?他の生徒達は!?」
「残念ながら生きているのはここにいる4人だけネ」
「そう……ですか……」
ここに来るまでに契約カードで刹那と明日菜の死を知っていたのでネギは覚悟をしていた。
30人の生徒の中でたった4人しか生き残っていないことにショックを受けて両目から涙が溢れ出る。
しかし彼女達を助ける出すのが先だと思い直し、すぐに表情を引き締めた。
「とにかくここから脱出しましょう。ちょっと多いですが杖に乗ってください」
超と真名は頷いて杖に乗ろうとする。しかし、2名ほど驚きで動けないものが居た。
「な……なんだそれは?杖で空を飛んでいたぞ!あ、ありえねえ、なんかのトリックか!?」
「ネ……ネギ君、これって何?小太郎君もいるし」
「嬢ちゃんたち、驚くのは後にしてくれよ、とにかく今は逃げるんだって!」
「お、お、オコジョがしゃべった!?あ、ありえねえ!」
絶体絶命の危機にありながら、非現実的なことを目の前にして千雨の頭が拒否反応を起こす。
「長谷川、村上、落ち着け。時間がない、今はここから脱出するのが先だ!」
真名が2人を強引に連れて行こうとする。
「ちょいまちネギ。さすがに定員オーバーやから夏美ねーちゃんは俺が運んだるわ」
ネギの杖から下りた小太郎は、夏美をお姫様抱っこで抱えると足元に気を貯めると勢いよく飛び立った。
「小太郎君!?……何これ、うわっ、飛んでる!」
「あー話は後やで、夏美ねーちゃん。とりあえずおとなしくしてんか?」
顔を赤らめながら小太郎の言葉に素直に頷き、夏美はおとなしく小太郎の腕に抱かれていた。
千雨も何とか落ち着いてネギの杖に3人が乗って飛び立った。
「この近くにタカミチがヘリで待機しています。そこまで移動しましょう」
その後、船は船首をほぼ垂直になるまで持ち上げると、海の中に沈んでいった。
生き残った4人、そしてネギと小太郎は船が沈むまで見守った後、タカミチの待つヘリを目指して飛び去っていった。
[報告No.27(最終報告) 200X.X.X pm5:42
注:作戦本部全滅に付き、総本部より最終報告を提出。
【ゲーム終了】
【結果 : 主催者死亡によるゲームオーバー】
【生存者】
出席暗号18 龍宮真名 (死亡報告No.25は作戦本部の報告ミスにつき訂正)
出席番号19 超鈴音
出席番号25 長谷川千雨 (死亡報告No.26は作戦本部の報告ミスにつき訂正)
出席番号28 村上夏美 (死亡報告No.26は作戦本部の報告ミスにつき訂正)
以上]
はあ、本日の投下は以上です。ゲーム部分は終わりです。
明日のエンディングで終了です。
ではまた。
乙!!!!!!!!!!!!!!!1
たつみーのこるの久しぶりね
正に予想通りの展開に逆に清々しい
乙です
乙
やっぱ4人とも生き残ったかw
泣きシーンとか欲しかったがお疲れ様でした
作者20氏 別館氏 乙です
作者乙。
>>110でマイ・ハート・ウィル・ゴー・オンとか言ってたから最後に沈むと思ってたよ。
携帯氏ww短編コーナー面白すぎるww
まいはーとうぃるごーんて何?
麻衣はートゥイルゴーンてブランドのネックレス欲しいのー
の略
>>383 タイタニックの主題歌。
あの映画、10年位前だっけ。この前日テレでやってるの少し見たが、
デカプリオが演じてるジャックの吹き替えが石田彰で思わず吹いた。
麻衣がめついな
そんな奴とは付き合わん方が良いぞ
なるほど
22部の船はタイタニックからきてるのか
タイタニックといえばロミオとジュリエットだよな
アンケさ、17部のいんちょとあすなが1位みたいだけどどんな話だったっけ?
>>382 いってみたがまだ短編何も置いてなかったぞ
23部ネタバレ
※ネタバレ嫌いな人は見ないで下さい
葉加瀬10話までに死ぬ
いや、葉加瀬は10話どころか20話まで出ても来ない
んで中盤も終わりそうな時期にようやく出てきて2レスで死ぬ
>>391 こいつ・・・ネギロワを理解してやがる・・・・・・
作者です。
予定通り本日が最後です。
今後をおさらいしますと、6日までは長編投下はなしです。
6日までに作者が現れたらその方に23番目を譲ります。
6日までに作者が現れない場合は私が次の作品を投下します。
では、最後の投下です。
[80.秘密の会場(3)]
会場がざわめいている。
出席番号19超鈴音の優勝で決まったと思っていたが、事態は一転して主催者死亡という展開。
超に賭けていた者達には悔しそうに頭を抱えている者も多い。
逆に主催者死亡を賭けていた者は大穴を当てて狂喜乱舞している。
司会「No.0、主催者を殺害した生徒4人をヘリで向かった者達が排除しようとしましたが、生徒の手によって返り討ちにあいました。
その生徒4人は外部からの手引きにより脱出した模様です。追跡いたしましょうか?」
No.0「不要だ。主催者が死亡した段階で生存者が勝者となる。勝者には自由が与えられる。それより後始末の方は大丈夫か?」
司会「はい。学園の課外活動中の事故死ということでマスコミには既に情報を流しています。遺族に対する対応も既に準備できております」
No.0「そうか、ご苦労だった。……しかし、瀬流彦の奴は残念だったな。ここ数年では最も面白い趣向だった。プログラムを完了した暁には取り立ててやっても良いと思っていたのだが……」
司会「面白い趣向がお望みでしたら、次回、私を主催者にしていただければ必ずやご期待に答えて見せますが?」
No.0「ふふっ。そういえば、お前も生徒達にバトルロワイヤルに参加させて主催者を経て私の部下となった一人だったな。対抗意識があるか?」
司会「いえ、決してそのようなことは……」
No.0「まあ良い。次回はお前に仕切らせてやろう。私を楽しませてみろ!」
司会「御意!」
No.0は供を引き連れて会場を後にする。
会場を仕切る司会の男は全ての観客が帰ったのを見届けると部下に後処理の指示を与えた後、控え室の椅子に腰を下ろしてタバコに火をつけた。
細く煙を吐き出しながら、これから自分が仕切る新たなゲームの内容を考えていた。
その顔には不敵な笑みが浮かんでいた。
[81.旅立ち]
『……30名の生徒のうち、26名の死亡が確認されており、4名ほど未だ行方不明になっています。
繰り返します。一昨日前より課外授業の途中で行方不明になっていた麻帆良学園中等部3年A組の生徒は、昨夜未明に事故で……』
千雨はラジオを聴いていた。
「千雨さーん、出発準備できたって。行こうよ!」
「村上か、もう少ししたら行くよ」
「もー、私のことは名前で呼んでって言ってるのにー」
「うるせ」
千雨は少し赤くなりながら夏美に答える。クラスメートのことを苗字でしか呼んだことのない千雨にとっては、名前を呼び合うのはこっ恥ずかしかった。
「もーっ、恥ずかしがること無いのにー」
「うるさいってんだよ!」
夏美はため息をついた。
会話が一旦途切れると、夏美は表情を曇らせた。
「もう、クラスメートのほとんどが居ないんだよね。未だに信じられないよ」
「……ああ」
2度と思い出したくない忌まわしい記憶。
千雨と夏美は自分が生き残るためとは言え、クラスメートの命をも奪っていた。
ゲームから開放された今でもその記憶は鮮明に残っている。後悔の念が未だ彼女達の心を苦しめている。
「……ごめん、思い出させることを言っちゃって。嫌なことは無理にでも忘れて立ち直らなきゃね」
「無理に忘れる必要は無いさ」
「え?」
夏美は千雨のほうを向いた。
「クラスメートが死んでしまったこと。そして生き延びるためとは言え私達が人を殺してしまった事実は変えることは出来ねえ。
死んだ奴等のため……私たちは犠牲になった3−Aの生徒26人の命を背負って生きていくしかないんだ。
無理に忘れる必要なんか無い。全てを抱え込んだまま進むしかないんだ」
「……うん」
「それに、村上1人に26人分の命を背負わせる気はねえ。生き残った私達4人で背負えばいいんだ。村上は1人じゃないんだからな」
その千雨の言葉に夏美は涙腺を緩ませる。自分一人ではないという言葉が夏美の心の負担を軽くさせた。
「うん……うん!死んだみんなのことは絶対に忘れないよ。
ありがとうね千雨さん。貴方が居てくれて良かった。……ありがとう」
夏美は涙を拭って千雨に笑顔を見せる。
「私は先に行っているからさ、千雨さんも早くおいでよ!」
そう言って、ちょっと照れながら夏美は他の者達の元へ先に向かって行った。
「ありがとう……か」
一人残された千雨はそう呟いた。
「それを言うのはこっちの方だよ。……村上、龍宮、超の3人が居てくれること、特に村上のその明るさにはずいぶんと私は救われているんだ。
こっちこそありがとうよ……夏美」
居なくなった夏美に対して千雨は心から礼を言った。千雨の顔は真っ赤だった。
生き残った4人とネギと小太郎は船から脱出してタカミチと合流した後、ヘリに乗ってとある島にたどり着いた。
4人は少なからず負傷しており、島の医者の手当てを受けた後で島の宿で一夜を過ごした。
自分たちの経験した出来事はニュースでは事故として扱われており、行方不明と報じられた自分達はもう学園に戻れなくなっていた。
また、ネギを監禁していた施設の職員が全て殺されており、タカミチがその重要参考人として指名手配されていた。
おそらく主催者側の仕業であり、施設の職員はネギを取り逃がした罰と口封じのために殺されたのであろう。
ネギと小太郎も未成年のために名前や顔写真は出なかったもののタカミチと同じく重要参考人となっていた。
ここまで手際よく事実を隠蔽していることからも、主催者の背後にはかなり巨大な組織がいることが容易に予想された。
まあ、今となってはどうでも良いことである。
当面はタカミチの提案を受けて外国のとある国へ向かうことになった。
千雨が他の者の待つヘリポートへ到着するとネギたち迎えた。
「これで皆そろいましたね。では出発しましょうか」
全員がヘリに乗り込むとパイロットの操縦するヘリは大空へと飛び立っていった。
途中、船の沈没した地点に立ち寄り、上空から海へ花束を投げ入れた。
しばらくの間、全員が黙祷をささげていた。
夏美は千鶴、アキラ、明日菜の名を呼びながら泣きじゃくっていた。
ネギも無言で涙を流していた。
クラスメートとそれほど親しく付き合いのなかった千雨の頬にも涙が伝わっていた。
―――ヘリは船の沈没地点の上空を2回旋回した後、目的地に向けて飛び去っていった。
[82.それぞれの道]
―――ネギ、小太郎、千雨、夏美の4人はイギリスの空港に降り立っていた。
これからネギの故郷のウェールズへと向かう予定である。
ここに来るまでにいくつかの別れがあった。
ヘリのパイロットの案内である国までたどり着くと、タカミチのコネを使って全員のパスポートと当座の資金を用意してもらった。
どうやって準備したのかネギは尋ねてみたが、タカミチはここまで案内してくれたパイロットがこの国の王族とコネがあると説明した以外言葉を濁していた。
その後、一行はネギの故郷のウェールズに行くことになったが、タカミチはネギ達とは別行動をとることにした。
タカミチはこれからゲームの黒幕を突き止めて組織の撲滅に動くらしい。
ネギも協力するためにタカミチと同行を申し出たが、タカミチより
「これは政治的な駆け引きのある大人の戦いだ。子供の出る幕はない!」
と厳しく諭されたために、おとなしく引き下がるしかなかった。
――タカミチと別れた後、超と真名もネギ達に別れを告げた。
ネギは2人も一緒にイギリスに行こうと誘ったが、超はやらなければならないことがあると言って固辞し、真名も今は皆と一緒にいるのが辛いので傭兵の世界に戻るということだった。
千雨と夏美は最初は引きとめようとしたものの、2人の意思が固いのを知ると快く見送ることにした。
別れの前に超は千雨に手を差し出した。
「長谷川サンが計画に誘ってくれなければ私は生き残っていたかどうか分からなかったネ。感謝しているヨ」
「それはこっちの台詞だよ。ありがとうな」
2人は固い握手を交わした。
一同は再会を約束し、各々の進むべき道へと分かれていった。
[83.帰郷]
空港から電車を使ってウェールズまで移動した一行は、町を見通せる丘に立っていた。
町の風景を見ながら夏美は一人で思いにふけっている。
「夏美姉ちゃん、どうしたんや?」
小太郎が声をかける。
「ん?ここに来るまでは、慌しくてゆっくり考える余裕はなかったんだけど、今になって考えちゃったんだ。
もう、ちづ姉やいんちょとは2度と会えないんだなーと思うと……ね」
「元気出せや夏美姉ちゃん、俺がついとるで。夏美姉ちゃんは俺が守ってやるからな!」
小太郎の不器用な励ましに夏美に笑みが浮かんだ。
「うん。よろしくね小太郎君」
「ネギたちが待っとるで、行こうや」
小太郎が夏美に手を差し伸べる。夏美は少し顔を赤らめながらその手を取り、2人そろって先を進むネギたちを追いかけた。
「ところで、これからどうするんだ、ネギ先生?」
千雨はネギの隣を歩きながら尋ねた。
「はい、麻帆良学園で先生をするという修行は途中で挫折してしましたから、しばらくは自分のやりたいことをやってみようと思います。
僕が魔法使いというのは説明しましたよね。魔法の国に行ってみようと思っています」
「……そこで先生の父親を探すのか?」
ネギは驚いた顔で千雨の顔を見る。
「え、千雨さん、どうしてそれを?」
「神楽坂から聞いたんだ。そういえば言ってなかったな、神楽坂が死ぬ前に先生への伝言を頼まれていたんだ。
ネギのお父さんを探すって約束してたけど、守れなくてごめん……以上だ」
「そう、ですか……。ありがとうございます」
ネギの目に涙がじわりと滲んでいた。
「あーまあ代わりと言っちゃなんだがよ、私でよければ父親探しを手伝っても良いぞ?どうせやることもないしな」
「おっ!千雨姐さん、兄貴に協力してくれるのかい?ついでと言っちゃなんだが、パクテイオーもやっちゃわないか?」
カモが千雨にパクテイオーを薦めてくる。
ここに来るまでにカモからパクテイオーのことは聞いていたので、どうやってパクテイオーが行われるのか千雨も知っていた。
「ばっ、ばかか!魔法使いってことだけでも非常識なんだ。父親探しには協力するが、これ以上木乃伊取りなことなんてできっか!!」
顔を真っ赤にしながらカモに反論する千雨。
「なんだよー、行くとこまで行っちまおうぜー。1回ぶちゅーっとやっちまえばいいじゃん。
姐さんなら良いアーティファクトが出ると思うんだけどなー」
「知るかっ!!」
千雨とカモが口喧嘩をしながらネギと並んで町へと歩いていく。
「みんなー、待ってよー!」
そこへ遅れていた夏美と小太郎が追いついてきた。
彼らはこれから新たなる冒険へと旅立つのであった。
[84.エピローグ]
「帰ってきたネ」
超は麻帆良学園に戻っていた。
バトルロワイヤルのプログラムが終了してここまで戻ってくるまでに、かなりの時間が経っていた。
あと2日後には学園祭が始まる。
今年は異常気象で1年早まったが、22年に一度の世界樹が発光する年である。
これを逃すと超が進めていた計画は22年間待たなければならなくなる。世界中の発光にあわせて2年間準備してきたのだ。
この時期を外すことはできなかった。
計画のために今まで協力してくれた葉加瀬、茶々丸、五月の姿はもうない。
一応、真名にも協力を依頼してみたのだが、ゲームで少なからずショックを受けた真名は超の依頼を断っている。
超はたった一人で計画を実行するしかなかった。
その代わりと言ってはなんだがタカミチ、ネギという計画の最大の障害となる者もいなくなった。
それが超にとって幸運かどうなのかは今となっては分からなかった。
計画を大幅に変更するしかなかったが、元々は自分ひとりで実行するつもりでいたのだ。やるしかない。
辺りはもう暗くなっており、放課後の校舎の中には生徒は誰もいなくなっている。
超は3−Aの教室のドアを開け、誰もいなくなった教室を感慨深げに眺めていた。
この間までは教室内にはちょっと変な連中ではあるが楽しいクラスメートが揃っていたのだ。
今はその生徒達のほとんどがこの世から消えている……。
そう思う超の顔に悲しみの表情が浮かんだ。
超はしばらくの間教室を眺めながら佇んでいたが、意を決したように教室に背を向けると扉を閉めた。
そして、新たな戦いに挑むために歩き始めた。
「さっきのは……超さん?」
誰かがクラスの扉を開けたので、そちらを振り向いた相坂さよ(出席番号1)は超が悲しそうな顔をしながら教室の中をじっと見つめているのに気が付いた。
さよは超に話しかけたかったが、彼女は自分の存在には気付いていない。
結局、超は部屋の中に入ることなく扉のところに立っていたが、しばらくすると扉を閉めて立ち去っていった。
「もしかして、みんな帰ってきたのかな?」
さよは自分以外のクラスメートが殺し合いのプログラムに参加させられていることを知らなかった。
ある日、軍服を着た者達にクラスメート達を教室から連れて行ったきり、誰も戻ってくることはなかった。
先生達は慌しく動いていたし生徒の間でも色々な噂が飛び交っていたが、事件の真相を知っているのは学園長を始めとするごく一部の関係者のみであったためにさよの元まで真相が届くことがなかった。
知ることができたのは自分のクラスメート達が行方不明ということだけである。
さよは今まではクラスの中で誰も自分のことに気付いてくれず、寂しい学園生活をすごしていた。
今年こそは頑張って友達を作ろう!
そう決心した矢先にクラスメートが行方不明という事件が起こり、さよは意気消沈していた。
しかし、先ほどクラスメートの超が教室に顔を出したのだ。
もしかしたらクラスメート達が帰ってきたのかもしれない。
明日になれば、またいつもの賑やかなクラスに戻っているかもしれない。
期待を込めてさよはそう思った。
(みんなが帰ってきたら、今度こそ友達を作ろう!)
さよは心の中で決心し、クラスメートが戻ってくるのをじっと待ち続けた。
いつまでも…、いつまでも……。
― 完 ―
初めて言うが、GJ!
20氏は最後の最後でおお!という感じになるな。
この後の超の行動や世界の変動が気になる。
展開はありがちでもgdgdはしなかったから、けっこう良い作品だとおもうよ。
毎日投下お疲れさまでした。
お疲れさん
GJ面白かった!!もうひとつのやつも楽しみにしてる。
最後なのですが、後書きを作ったので投下しますね。
【おまけ】〜あとがき代わりの生き残りキャラ座談会〜
超 「それでは、第22部の生き残りキャラ座談会を始めるネ!」
夏美「わーい!」
真名「うむ」
千雨「……何だよこれは?」
超 「知らないのか長谷川サン?作者20恒例(?)の後書き代わりの座談会ネ」
千雨「それは分かるが不遇キャラの座談会じゃないのか?」
超 「さすがに死んだキャラをエンディングの後に出すのはどうかということで、生き残りキャラでやるネ」
千雨「まあ、出番が増える分にはいいけどよ……」
超 「そんなわけで、改めて座談会を始めるネ。司会は一応主役ポジションだた私こと超鈴音がやるヨ」
夏美「村上夏美でーす」
真名「……龍宮真名だ」
千雨「長谷川千雨です。……ていうか、超が主役だったのか?途中まで私が主役と思っていたのに!」
超 「まあ、正確に言うと私と長谷川サンの2人が主役級ネ。
ただ、最後の瀬流彦との対決を任された私の方が主役ポジションとなたヨ」
千雨「納得いかねー!途中までは私の方が働いていたのに、オイシイところ全て持って行きやがって!」
超 「最後に締めたモノ勝ちネ。一応長谷川サンが瀬流彦と対決するパターンの話も作ていたのだが、没になたヨ」
千雨「ちっ、仕方ねーか……
いや待てよ、私が瀬流彦と対決する話を作っていたのなら分岐エンドって形で投下される予定は……」
超 「ないネ」
千雨「何でっ!?」
超 「エンディングの部分だけ分岐しても意味はないし、その話は次回作に入れることになたネ。だから分岐エンドはなくなたネ」
千雨「くっそー!……ん?と言うことは、次回作は私が主役か?」
超 「そうかもしれないが、そうとも限らないネ。
ラストシーンで使うとも限らないし、別に長谷川サンでなくても使えるシーンだからネ」
千雨「(ガーン!)ちっ!もういいよ、くそっ!」
真名「長谷川は22部でかなり活躍しているのに贅沢なんだよ」
夏美「そーだそーだ!」
千雨「な、なんだよお前等、一緒になって私を責めやがって!
村上はともかく、過去作品でコンスタントに活躍している龍宮には言われたかねえ!」
真名「まあ、それはそうだが私としては今回はそれほど印象のある活躍はしていないので不満だぞ?
結局は超と長谷川のサポート役のポジションでしかなかったしな」
超 「ハイハイ、与太話はそれくらいにして話を進めるヨ。村上サン解説ヨロシク」
夏美「はーい。今回の話は船がバトル会場となっています。
作者曰く、『おそらく歴代作品中最も狭いバトルフィールドでの物語じゃない?』だそうです」
千雨「しょぼっ!くだらないところで歴代1番になってどうする?」
夏美「まあまあ、続けるよ。
船の中をステージにしようと考えたのは、やはりというべきか映画『タイタニック』の影響です。
デュカプリオがヒロインの婚約者に銃を持って追いかけられるシーンがあったでしょ?
その時に船の中でバトロワやるのも面白そうだなーと思ったのがきっかけです」
超 「そーゆーことネ。ただし、船の中で30人の生徒が一斉に殺し合いするにはちょと会場が狭すぎたヨ。
半分くらいに減らすためにタイマンバトルのルールが加わたネ」
真名「ルール上仕方ないと思うが、物語中で人を殺した生徒の人数が11人と非常に多いのも特徴だな。
ゲームに乗る意思があったのはクラスの半数以上だから、統計は取っていないが歴代最多かも知れん」
千雨「良く考えたら、生き残った私達4人も誰かしら殺してんだよな」
真名「人を殺した場合は生き残れないというフラグは完全無視だな」
超 「逆に今回は敢えて物語中で人を殺さなかった者は生き残れないという作者による裏ルールを入れていたネ」
千雨「そうなのか?そーゆーのもどうかと思うが、特別ルール上は仕方ないかも知れんな」
キター!
夏美「ところで、対戦はどうやって決めたの?」
超 「基本的にはくじ引きネ。だけど本屋と和泉サン、いいんちょと明日菜サンの対戦は最初から決定していたので除外ヨ。
また、予選で勝ち残り確定キャラ(超、千雨、美空、美砂、刹那)は重なたら組合せを入れ替えたネ。
他にも対戦させない縛り(このせつ、双子、茶々エヴァ)もあたが、これは重ならなかたネ。
さらに一部は話の都合で対戦を入れ替えたのがあるネ。
チアと運動部と図書館組が親友同士で対戦していないのは意図していなかた偶然ヨ」
真名「ちょっと待て、村上はともかく私は予選勝ち残り確定キャラではなかったのか?」
夏美「私はともかくってひどーい!……まあ仕方ないかもしれないけどさ」
超 「戦闘力が高ければかえでサンでも良かたし、エヴァンジェリンとの対戦が決また時点でどちらが勝ても良かたネ。
いろいろ迷て龍宮サンが生き残ることになたので今回の役が回て来たヨ」
真名「ムゥ……納得がいかないな」
夏美「じゃあ、私はどうだったの?」
超 「気がついたら生き残ていたね」
夏美「へ?」
超 「最初は本選の序盤で死ぬ予定だたヨ。だけど話の展開の都合で別の生徒と役割が変わて中盤まで残たネ。
中盤で死ぬ予定だたけど当初の話の展開の予定を変更したために、運良く完全に生き残りフラグが立たネ。
そのために生き残りメンバーに滑り込んだね」
夏美「えーショックぅっ!……でも、生存率の低い私は生き残れただけでもラッキーなのかなあ」
超 「ポジティブに考えるのは良いことネ」
千雨「そろそろ終わろーぜ」
真名「自分の話が終わると、いきなりやる気をなくすよな長谷川は」
千雨「うるせーよ!おまけなんだからあんまり長引かせるなよ」
超 「長谷川サンの言うことも確かネ。次回作のことを簡単に紹介して終わるネ」
夏美「次回作は過去作品とは一風変わったバトルロワイヤルをやる予定。
お笑いとかには走らずにシリアスに殺し合いをするのは変わらないよ?」
千雨「良ければ見てください。……こんなもんで良いか?」
真名「いいんじゃないかな?」
超 「それでは、第22部の生き残りキャラ座談会を終わるヨ。再見!」
― おしまい ―
千雨って茶々丸やまき絵の事名前で読んでなかったっけ?
GJっしたw
どうも、長々とお付き合い頂きありがとうございました。
今回の座談会はあまりコミカルに走りすぎるとシリアスなイメージを壊してしまいそうなために、やや押さえ気味の内容になってしまいました。
この座談会って単独コーナーにできないかなーなんて考えているのですが、どうなんでしょうね?
いずれ後の作者のお休みの時の繋ぎ企画として考えてみようかな?需要があるかどうか分からないけど……
傾向分析と似通っているのがネックなんですよね。……まあ、何か応用できないか考えてみます。
さて、ほとんどは座談会で説明したために話すことも少ないのですが、今回は悪役になる割合が多い超を主役に抜擢してみようと思って書いてみました。
完成の方は20部の方が早かったのですが、長編を書き始めたのは22部の方が先であり(22部が9割ほど完成した時点で20部の作成に着手して一気に完成させたたために22部の方が完成は後になりました)、一応作者としては22部の方が処女作となります。
楽しんでいただけたら幸いです。
ではまたお会いしましょう。
いや、コーナー化いいと思うよ。
20氏は各キャラの傾向とかじゃなくて
キャラでのストーリーの感想?というか実況?みたいなのすればいいんじゃない
今回は用事があったわけだから仕方ないがムードを壊さないためにも座談会は時間をあけてやった方が良いと思う
お疲れさん。終わったから遠慮なしに言わせてもらおう
いい所も少しはあったが、全体的に稚拙だったな。とにかく薄い。描写も、展開も、キャラの掘り下げも
薄いから物語を理解するのは可能だが、浸るのは無理だ。色々と説得力が無さすぎるんだよ
脱出の機会があるのに乗らない生徒の狂気とか、弱すぎる瀬流彦などは失笑ものだ
もっとキャラの性格面を掘り下げるとか、話にドラマ性を持たせるとか、何か一つは売りになるものが欲しかった
説得力が無いから、臨場感を感じない。延々と筋書きを読まされてるようだったよ
ただ、
最後の84話。さよの描写は掛け値無しに良かった
エンディングだというのに淡々としてるなあ、なんて思いながら読んでた俺が悪かった
このクオリティが出せるのなら、次はもう少し練り込んでくれ。ムラがありすぎて雑な印象しか残らない
次回作の加筆をしてくれたら助かるのだが、次の作者が不在では仕方ないな。ま、座談会は間を置いてやるべきだね
耳の痛い意見で済まなかった。以下、俺がフルボッコの流れ↓
>>418 確かに俺も思ったが最後に言ってやんなよ
途中にそういうの言って最後はお疲れ様でしめてあげないと作者も傷つくだろ
俺的には展開云々は置いといて、行動描写や戦闘描写はわかりやすかったと思う。
凝ってるとか凝ってないとかはともかくね。
>>418は自分の感じた少しの良いところを言うべきではないかな?
あれだな
ネタが少ないから中身がスカスカに感じるんだ
20部、22部、23部と短い期間に3つも作ろうとするからネタをとっておこうと無意識に思ってしまうんだ
1つの部に力いれて持ってるネタを注げばもっと良いのが出来ると思う
まぁなんであれ投下お疲れ様でした
処女作なら仕方ない。これから伸びるよ。
今日のとこはgjと言っておく。
>>419 投下中に言って荒れちまったら、作者が投下し辛くなるからだよ。過去にもこういう例はあったからそれに習った
>>422 多分それは21部でしかならないと思うよ
これからは愛ある指摘なら途中でしなよ
元作者ですが自分も投下途中にそう言う感じのレスあって荒れたけど最後に言われるよりはマシだった
最後は皆GJて言ってくれたけど途中より最後だった方が傷ついてたかも
確かに17部は途中指摘と叩きと擁護で荒れたが前半微妙だった分後半盛り上がったな
後半も叩き目的の指摘とかあったけどなんだかんだで最後は皆GJ言ってたな
ひょっとして>424は作者17?
>>426 19部は擁護多かったからそうだが17部はかなり荒れてた気が…
まぁ一番酷かったのは9部だが
あえて名無しで。
元作者すれば、この問題についての意見は
>>424と同意見っす。
でも有難い指摘に対するあーだこうだの横レスは正直うざい。
読めばわかるだろってところは言ってくれたほうが無駄な手間が省けて助かるけどさ。
>>428 17部のはむしろ叩き目的のやつばっかで荒れてたよ
それから作者に対していうけど指摘にたいするスルーもやめてほしい
荒れがおさまる可能性もあるし、問題もうまく丸くおさまるかもしれないんだから
はいはいそろそろ荒れそうだからしたらばね
ところで短編はいつから投下開始?
今日の24時でよくね?
>>433 いや17部好きだよ。
後半は17氏にたいして言ってるんじゃないんだ、誤解させる言い方してごめんね。
>>430 馬鹿か
余計荒れんだろ
作者になってみろよ
あまりたくさん返レスすると余計に荒れんだよ
作者になった事ない俺が言っても説得力ないが
>>435 でも実際そっちのほうが反感買わいよ。と、ーーーーが申しております。
指摘に対するスルーなんて過去の作者全員に言えんじゃん
遠回しに17部叩くのやめてくれ。俺の1番好きな部なんだから
>>436 お前いい加減ROMれ
荒れる流れ作ってんぞw
――――――――――この流れ終了――――――――――
440 :
430:2008/05/01(木) 21:20:09 ID:???
>>435 いや、荒らしじゃなくて愛ある指摘に対するお礼レス
作者側からすれば指摘に対する過剰な擁護はうっとうしいだろ
作者がその指摘を受け取ることによって過剰擁護組が静かになる
スレも平和になる
441 :
430:2008/05/01(木) 21:20:35 ID:???
リロしてなかったごめん
>>430-442 お前らもう全員黙れ。
したらばいけよ。
顔真っ赤にして書き込み。
いい加減この流れあきた。
――――――――――この流れ終了――――――――――
もう誰か短編投下しないか?
定期的にこの流れになるが結局双方意見変えずで答えのでない無駄な議論だろ
840頼む、流れ変えてくれ
今度からしたらばに反省会スレでも立てるか?w
真面目な話、アドバイス欲しい作者には有効かと。ID固定だし
したらば管理人もういねーじゃん
>>446 うん、そうしよう。
指摘などはそちらに書き込み。
そしてこっちには乙とかGJの内容の書き込みをすれば良いんじゃない?
そうすればこのスレも廃れないし、良いと思う。
本当に立てるなら、テンプレ決めたほうがいいんでないか?
指摘する側にもマナーはいるし。
それから話を戻すようで申し訳ないんだけどもしたらばでもらった意見に対する作者の対応。
これはスルー、またはケースバイケースってことでいいのかな?
正直、今作品つくってる途中なので知っておきたい。
だから無駄な議論すんなってw
どうせ指摘のためにしたらばわざわざ書きに行く人なんて少ないだろうしのびねーよ
もうこの話題うんざりだからさっさとやめろ
誰か短編投下するれ
>>449 指摘は優しく、わかりやすく、個人の価値観を押しつけるわけではなく筋の通った意見をとかでいいんじゃね。
作者は意見が欲しい人とそうでない人がいるから後者でいいよ。
指摘する奴って16部はどうだったとか過去の部持ち出したりする奴いるからうぜぇ
つかこの流れ終了なんじゃねーのかよ?うぜーよ
>>450 携帯厨でスマソw
でも少なくても荒れるよりはいいんじゃない?
作者はここでは極力発言しない方が無難だと思う。中には言い掛かりみたいなのもあるし、横槍もある。
したらばの方から指摘があれば、したらばで答えるのがいいんじゃないかな。
まあ、的外れな指摘は作者が出る前に叩かれるだろうから、作者降臨は様子を見て降臨しときw
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
――――――――――この流れ終了――――――――――
この件はちゃんと話し合っても良くないか?
荒れてるわけじゃないんだからさぁ〜
>>457 じゃぁ俺が滝川クリステルと結婚できる可能性は?
>>459 0,00000000000000000000000000000000000000000000000008%
一応あるんだなwww
>459-461つまんない
とっとと誰か短編投下しなよ
魔法先生ロワがあるんだから魔法生徒ロワがあっても良いと思う
脱げロワとか
>>418 ご意見はありがたく頂戴いたします。
稚拙とか薄いという評価は、こちらとしても力不足でごめんなさいとしか答えようが無いです。
説得力や臨場感の点では耳が痛かったですが、その通りだとは思います。
今後の役に立つなら厳しい意見もありがたいのですが、実のところ余計混乱したというのが実情です。
書いている自分が思う良い点と、読者が思う良い点に結構ギャップがあるんですよ。
読者が求めるのが何かが掴めていないんでしょうね。
この辺り、改善して行きたいところだと思います。
お気に召さない作品が続くかも知れませんが、お許しください。
あと、できればもっと優しく叱っていただきたい……
=====================================================================
さてこの話は終わりです。
空気変えるためにネタを投下しましょうか?
座談会ネタでよければ、投下が終わって早速書き始めていたのがあり、チェックが終われば投下可能になります。
作者は作者の書きたいものを書けばいいよ。
てす
落ち着いちゃったから、短編投下はもう良いかな?
座談会はとりあえず書いたものの上に22部のがあるから別のを
投下します。
ネタです。はっきり言って中身は無いです。
お題:
「酷いよかえで姉!騙したんだね!!」というセリフで始まり、
「それはないよ……かえで姉」というセリフで締め括る短編を書いてみよう。
<<回答>>
「酷いよかえで姉!騙したんだね!!」
鳴滝風香は目の前にいる長瀬楓に対して怒りの声をあらわにする。
「風香……見てしまったでござるか」
少し悲しげな表情をして楓は答える。
風香が見たもの、それは3−Aのクラスメートの佐々木まき絵を楓が殺す瞬間だった。
「かえで姉は言ったじゃないか!
クラスメートと協力して殺し合いのゲームから逃げ出すんだって!
何で……何でまき絵を殺したのさ!」
「……仕方がなかったのでござる。
首輪を外すために動いた生徒達は主催者に事前に察知されて首輪を爆破されて殺された。
もうここから逃げ出す手段はなくなったのでござる。
ならば最後の手段は、たった一人の生き残りになるしかないのでござる」
「そんなっ!」
風香は絶句した。
最後まで希望を捨てないと約束していた。
楓だけは自分を裏切ることはないと信じていた。
史伽は既にゲームで命を落としている。風香にとっては楓は心の拠り所だった。
風香はまるで足元が崩れ落ちていくような気分だった。
ショックを受けて放心していた風香の元に楓は歩み寄って来る。
「生き残っているのはあと6人。
せめて風香には長く生きてもらおうと最後に殺すつもりであったのに……残念でござるな」
持っていた短刀を構えると、楓の目がスッと細く見開かれる。
――かえで姉は自分を殺す気だ。
そのことを悟った風香は楓に背を向けると一目散に逃げ出した。
「逃がさないでござるよ」
冷たく言い放った楓が追いかける。
「やだよぅ、かえで姉。止めてぇぇっ!」
振り向きながら楓に向かって風香は叫ぶが、楓は風香の言葉を無視して迫ってくる。
「た、助けて……」
楓に追いつかれ息も絶え絶えに助けを呼ぶが誰も答えてはくれない。
風香の背中に短刀が振り下ろされた。
――ドスゥゥッ!
低く鈍い音がする。
短刀は背中から突き刺さり、風香の胸を貫いた。
「ガハッ、ゲホッ!そん……な」
咳き込みながら風香は血を吐いた。
体が崩れ落ち、目の前の風景が歪む。
息も絶え絶えに風香は最後の言葉を呟いて、短い一生を終えた。
「それはないよ……かえで姉」
<<回答2>>
「酷いよかえで姉!騙したんだね!!」
鳴滝史伽は目の前にいる長瀬楓に対して怒りの声をあらわにする。
「史伽……許して欲しいでござる」
狼狽しながら楓は史伽に謝った。
「かえで姉は言ったです!
かえで姉が東京に遊びに行くからアイドルのサインを頼めないかと聞いた時に、
『拙者に任せておけばアイドルのサインの一つや二つ楽勝でござる』って!
私が頼んだのはNEW○の○○君のサインです!
何で……何でもらってこなかったの!?信じてたのにぃっ!」
「いや、まあ……確かに○○君は遠目ではござるが見たのでござるよ?
色紙を持ってサインをもらいに行こうとしたでござるが、同じ目的のファンが大勢いて近寄れなかったでござる。
いやはやファンの子の熱狂は凄まじいでござるな」
感心したようにウンウンと頷く楓。
「かえで姉には忍法があるんでしょ?それでも駄目だったの?」
「……面目ないでござる」
落ち込んだようにして楓は史伽にもう一度謝った。
さずがに売れっ子のアイドルである。
その警備も凄まじく、忍法を駆使してあの手この手で近づこうとした楓でさえもアイドルの元まで辿り着けなかったのだ。
「拙者もまだまだ修行が足りないでござる」
楓の落ち込みようを見て史伽の怒りも次第に収まってくる。
元々無理なお願いだったのだ。
安請け合いした楓にも非はあるが、お願いする立場でそこまで怒ることはなかった。
史伽も感情に任せて楓を責めたことを反省する。
「うん……かえで姉でも駄目だったのだから仕方ないよね。
ごめんなさいです。無理なお願いをしてしまいました」
シュンとなって謝る史伽。
落ち込んだ史伽を見て楓は慌てる。
約束を守れなかったのは事実。せめてもの罪滅ぼしにとカバンの中を探った。
「ちょ、ちょっと待つでござる。頼まれたサインは手に入らなかったが、別のサインは手に入ったでござる」
「え?誰、誰?」
パッと表情を明るくして、史伽は期待を込めて目を輝かせる。
「これでござるよ」
楓は一枚の色紙を取り出した。
そこには『羞恥○』と書かれた周りに3人のサインが書かれている。
「どうでござる?こういうのもアイドルとして結構アリとは思わぬでござらんか?」
色紙を掲げて楓は懸命にアピールしてみた。
彼らはバラエティでは結構人気があるのは史伽も良く知っている。
しかし、アイドル好きの史伽にとって興味は全くなかった。
そのサインをまじまじと見た史伽は大きくため息をついてこう言った。
「それはナイよ……かえで姉」
すみません、こんなのしかなくて……orz
とりあえず今日から旅に出ます。GW終わり頃に来ます。ではまた。
また放置しちゃった間に終わっちゃってんじゃないのよおおおおおおすんませんorz
作者20氏GJでした。座談会ふくめて保管させていただきやした
あと、ついでに葱坊主氏の短編もとりあえずざっくりと保管してみた。もっとこうするべきじゃね?とか意見あったら意見箱かここへお願いします
GW?観光地で働く俺にはそんな文化ありません
円「アキラって髪切ったら私とそっくりになるよねー」
アキラ「ううっ・・・ごめん」
大河内アキラ 死亡 残り30人
素子の事かー
ショートカット素子は最高
NEWSじゃなくてKAT-TUNにすれば良かったのに
シブガキタイハフルイデスカ?
たしかにあの三人組はないw
携帯乙
ふと思ったんだが、銃器に疎い作者のため以外にも小説初心者の作者志望者のためにそういうハウツー系のサイトにリンク貼ってもよくね?
かなり前に長々と3A全滅エンドの短編を書いたものです。
それの後日談的なものを作ったので、暇つぶし程度に読んでやって下さいm(_ _)m
夕暮れの教室。
窓から忍び込む天然の朱色が、無表情な室内に情緒を持たせる。
頃合を見計らったかのように、次々耳に入る生徒達の声。
―――先生、さようならー
窓の向こう側とは相反して、教室内はあくまで無音だった。
そこには少年がいた。
日本でいう小学生くらいの風貌なのだが、濃い緑色のスーツに身を包み、何とも言えぬ外見のギャップを作っていた。
少年はある物を手にし、それを眺めていた。そしてそれは正方形の厚紙。その中心にカラフルな文字ででかでかと描かれていた。
『ネギ先生 今までありがとう!!』
「ネギ」とは少年の名だ。
余白には、麻帆良学園女子中等部3年A組の生徒達直筆の文章が、所狭しと詰め込まれていた。
そう。3-Aの遺品として、政府からネギの元に送られてきたものは、今は亡き3-Aの寄せ書きだった。
主催者側が死体処理をした際に見つけたものを、わざわざ麻帆良まで届けてくれたらしい。
ネギは自分の生徒達の最後を聞いて知っていたが、その様なものが存在していたという事実は初耳だった。
485 :
短編2:2008/05/02(金) 12:00:32 ID:???
時は三月。本来ならば、彼女達は何の弊害も無く、卒業式を迎えられるはずだった。
三年間の思い出に涙し、新たな旅立ちに胸踊らすはずだった。
だが、それはもう二度と叶わぬものとなってしまった。
少年は自分の無力さを責めた。
何のために強くなったんだ。
自分の大切な人すら守れないで、何がマギステル・マギだ。
そして、恐れた。
みんなが自分のことを恨んでいるのではないかと。
その時の怒りと悲しみと恐怖を胸の内から蒸し返される思いにかられながら、ネギは生徒達からの"最後のプレゼント"を読み始めた。
『朝倉さんとネギ先生のおかげで今年はとっても楽しく過ごせました。ありがとうございます。 さよ』
『ネギ君のおかげでさよちゃんとも出会えたし、面白いこともいっぱいあったね。私のファーストキス、忘れないでよ! 和美』
まず、目に入ったのは和美とさよのメッセージだった。
二人の仲睦まじい様子が脳裏を掠め、言い様の無い辛さが込み上げてきた。
「朝倉さん‥さよさん‥。あんなにお世話になったのに、僕は‥何一つ返せなかった‥」
二人は目立たないところで、自分達のバックアップをしてくれた。
自ら進んで表舞台に立とうとせず、陰ながら他人の支援に徹する二人の謙虚な姿勢に、ネギは心から感服していた。
486 :
短編3:2008/05/02(金) 12:01:41 ID:???
『ワタシがいなくなても、クンフーさぼっちゃダメアルヨ!弟子のかつやくは、老師がちゃんと見てるアルからな! くーふぇ』
『君は強くなった。その強さで何が出来るか、決めるのは君自信だ。 真名』
『ネギ坊主。お主は昨年から見ちがえるほどに成長したでござる。けれど、初心忘るべからず。鍛練はおこたるなでござる。 楓』
『ネギ坊主よ、忘れるナ。この悲しみはいずれネギ坊主の力になるはずネ。私に見せた信念、貫き通すがヨロシ。 超』
四人は自分に強さとは何たるかを教えてくれた。
ただ腕っ節が強いだけではない。日々の努力、屈強な精神、過去を乗り越える覚悟、己が信ずる道を見失わない確固たる信念。
その全てが強さであり、自分という存在を作る。
四人の兵の言葉は、直視すると涙が溢れそうになってしまう。
だからネギは次の文に目を移す。
『ネギくん、大好きだよ!ずっとずっと、ずーっと好きでいるからね!私アホだけど、ネギくんを想うきもちはだれにもまけないよ!! まき絵』
『あんたがいなかったら‥今の私は無かったかもな。私という人間を変えたのは間違なく先生だ。その‥ありがとな。 千雨』
487 :
短編4:2008/05/02(金) 12:03:20 ID:???
『ネギ先生、私はネギ先生のことが愛しくてたまりません。ネギ先生の凛々しいお姿、可愛らしいお姿、一生懸命なお姿‥‥もう、見れなくなるなんて残念でなりませんわ。
ですが、決して悲しまれないで下さいな。あなたが作りあげた3-Aは、いつまでも先生の心の中にあります。ですから、忘れないで下さい。3-Aの思い出を。3-Aのクラスメート達を。私がネギ先生を愛していたことを。 あやか』
どんな時もこんな自分を好きでいてくれたまき絵。
進む道に迷う自分の背中を力強く押してくれた千雨。
クラスの委員長として、優しく接してくれて、初めてのことに戸惑うばかりの自分の不安を拭ってくれたあやか。
『ネギ先生との思い出は貴重な体験ばかりで勉強になりました。絶対、忘れないです。 夕映』
『まさかこんなに充実した日々になるとは思わなかったよ!‥のどかと夕映の想いだけは、忘れないでいてね。 ハルナ』
『私‥誰かのためにこんなに一生懸命になれたのは初めてでした。昔の私じゃできなかったけど、今ならはっきり言えます。私、ネギ先生のこと大好きです。 のどか』
「夕映さん‥パルさん‥‥‥のどかさん‥」
488 :
短編5:2008/05/02(金) 12:04:41 ID:???
結局自分はのどかにも夕映にもちゃんとした返事を返せなかった。夕映からの好意は薄々気付いていた。気付いていて、気付かないふりをしていた。
逃げていた。
逃げて、二人の気持ちを傷つけないようにして、平然と踏みにじろうとしていた。
『ただの機械であるこの私が、こんなこと言うのも変ですが‥、私が存在していたこと、覚えておいて下さい、ネギ先生。 茶々丸』
『こんな下らんことで死ぬのも癪だが‥、まあいいさ。坊やのおかげで最後の1年はそれなりに愉快だったしな。この私が直々に手解きしてやったんだ。忘れたら許さんからな。 エヴァンジェリン』
最初にして最大の関門。
最強であり、最高の師。
大きな存在だった。
とても大きな存在だった。
そして茶々丸。
彼女にもまた、その気持ちに応えることが出来なかった。
『ネギ君、うちがいなくなっても、ちゃんと毎日、朝ご飯食べるんやえ。男の子なんやから、しっかりしてな。 木乃香』
『ネギ先生のお姿からは、学ぶものが多々ありました。お嬢様の御身はこの私がお守りいたしますから、安心して下さい。 刹那』
家族同然の生活を共にし、家族以上の愛情を自分に注いでくれた木乃香。
守るべきものは何かを、己の生き様で教えてくれた刹那。
こっちこそ、学ぶものが多かったというのに。
489 :
短編6:2008/05/02(金) 12:06:29 ID:???
「‥‥‥‥」
この他にも裕奈、亜子、アキラ、美空、千鶴、夏美、桜子、美砂、円、風香、史伽、葉加瀬、五月、ザジ‥
一人一人が一人一人の言葉で自分に向けて綴ってくれたメッセージ。
ネギは何度も読み返した。だが、ついに見つけることが出来なかった。
「‥‥無い」
そう、無いのだ。どこにも、誰も書いていない。
ネギを恨んでいるような言葉を。
「‥‥」
ネギは安心する所か、逆に申し訳無い気持ちになった。
彼は、自他共に生徒の身すら守れない最低の教師と認めてもらいたかった。認めてもらうことで、直面した現実から逃げようとしていたのだ。
それが、どうだ。
恨んでいる所か、逆に感謝されている。
助けることが出来なかったのに感謝されているのだ。
何も出来なかった自分を、彼女達は担任と認めてくれていたのだ。
「すみませんっ‥こんな‥えぐっ‥こんな無力な担任で‥うぇっ‥すみませんっ‥‥うっ‥」
色々な感情が涙となって流れてきた。
泣いてすむ問題ではないと分かっていたが、今の自分は止める術を持ち合わせていなかった。
徐々に暗くなる空も、静まり返る校舎も、誰も教えてくれない。
何故彼女達が死ななくてはならなかったのか。
490 :
短編7:2008/05/02(金) 12:08:27 ID:???
(そう言えば‥)
少年は何かが欠けていることに気付く。
色とりどりのメッセージを一つ一つ数えてみる。
(‥‥‥足りない)
それらは全部30個。何度数えても30個しかない。
(アスナさんのが‥どこにも‥‥)
涙の滴が付着しないよう、気をつけて色紙を裏返す。
すると
『もう、泣くんじゃないわよ』
ネギには
明日菜の声が聞こえた。
くすんだ色の下地に可愛げ無く黒いマジックで一言。
一番身近にいてくれた女性(ひと)の
最後の一言。
「‥‥アスナさん‥。‥‥もう‥二度と‥」
泣いてしまえば、いつも慰めてくれた彼女達の存在を思い出してしまう。
「もう二度と‥泣きません‥‥」
彼女達は望んでいない。こんな情けない自分の姿を。自分は彼女達の分まで、笑顔でいなくてはならない。
それが自分が出来る唯一のお返し。
「約束します‥‥ですから」
「今日だけは‥‥泣かせて下さい」
491 :
短編8:2008/05/02(金) 12:09:20 ID:???
少年は泣いた。
声を上げて泣いた。
生徒達との思い出に泣いた。
自分の無力さに泣いた。
運命の冷酷さに泣いた。
泣いた。
泣いた。
もう二度と泣かないために
少年は泣いた。
「うわああああぁぁぁん‥っぐ、わぁぁぁぁぁん‥」
いつの間にか空は暗かった。
31個の星の光達だけが、少年を見守っていた。
〜了〜
スレ汚してすみませんでしたm(_ _)m
ぬおおおおおおおお・・・・・・GJ
ネギ「これからあなたたちには殺し合いをしてもらいます。」
ザジ(殺し合いなんてさせられてたまるか。よぅし私の呪術で頭をぶっ飛ばしてやる)
ネギ「ん?ザジさんどうしたんですか?」
ザジ「ザジザジジッジーザジジッジーカァー!!」
その瞬間ネギの目の前にいた釘宮円の髪が一気に吹き飛んだ!
円「ギャアァァァー!?」
ネギ「誰ですか!?呪術を使ったのは!?釘宮さんがつるッ禿げちゃったじゃないですか!?」
円「あぁー。私はつるッ禿げちゃったのねぇ」
その短編てどこにありますか?
いきなりGW中の短編最高作かもな
497 :
マロン名無しさん:2008/05/02(金) 21:26:15 ID:Nz5WXW+9
>>491 短編読んで泣いたのは初めてかもしれない
GJ過ぎる!!
さすがに泣くまでは行かないが良かった
名探偵ザジ
ザジ「……」
あやか「何々、風さんを殺したのはこの中にいるって?」
ザジ「まだ…」
あやか「何々、まだセリフ言ってない?じゃぁ早く言ってくださいよ」
ザジ「……」
あやか「何々、見た目は子供頭脳は大人!名探偵ザジ!!」
ザジ「……//」
あやか「さぁ早く犯人を教えてくださいまし」
ザジ「…コンロ」
あやか「なんですって!コンロを使ったトリックですって!それはどうやったのですか?」
ザジ「……」
あやか「ふむ。ザジさんには動物と話せる以外にも物を話させる能力もあると」
ザジ「……うん」
あやか「では、早くコンロさんに聞いてくださいまし」
ザジ「……トリック教えて」
コンロ「バーナーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
しまった
バトロワ関係なかったorz
やった!500!!!!!!
吹いたww
毎回乙です
どうやったらそんなの作れるんだ?
凄いな
そこの君、短編書いてみなよ!
短編投下率悪いな
ここはいっちょ俺が作って投下するか
遅れましたが、作者20氏投下乙です。
そしてGJですよ。
今までお疲れ様でした&次も期待しています。
あと、携帯まとめ氏と短編投下された方、それと840氏もGJです。
>>509 君もいつも毎回乙やGJ言って偉い思う
ROMになりやすいタイプのスレで君のようなのは少なからず繁栄に貢献してるよ
いつも乙言うの良いけど短編とか投下してみないか?
今度は俺が乙って言ってやるぞ
む、リロードしたらこんな時間なのに3人も書き込み
見てるもんなんだなw
>>512 意外にこのスレ深夜も結構見てる人居るみたいだお
普段は書き込みあんま無い時間帯だから誰も積極的に書き込まんのだろうけどw
「今回のバトルロワイアル優勝者はジャック・ラカンさんです!!」
「いや〜HAHAHAHA勝っちまったよ。」
〜優勝者インタビュー〜
「今回で2年振り5度目の優勝でしたね?」
「そうだなぁ、去年は風邪で欠場しちまったからなぁ。残念だったぜ。」
「確か今回の相手にはタカミチさんもおられたんですよね?」
「ん?ああ。あいつ本気じゃないときの強さは2000ぐらいだから本気のときはどんぐらい強いか楽しみだったんだけどよ。
本気になったら9000くらい出してきやがって、流石の俺様も苦戦したぜ。」
「そうですか。さて今回の商品ですが…」
「いよっ待ってました!」
「はい。賞金1000万ドラクマと副賞のコシヒカリ50dです!」
「いや〜助かったぜ嬢ちゃん。これであと5年は生きてけるぜ。じゃっまたな!」
「それではここからは今回のバトルロワイアル最終戦。優勝者ジャック・ラカンさん対惜しくも準優勝で死亡したタカミチ・T・高畑さんの殺し合いをご覧ください。
VTRスタート!」
後は任せた。煮るなり焼くなり好きにしてくれ
今から短編投下します。
明日菜好きな人は見ないほうが良いかもしれない、といっても自分は明日菜好きですけど。
あえてグロシーンはのせなかったよん。
主催者たちを倒すという大仕事を終えたネギ・スプリングフィールドは森の中を彷徨っていた。
足元に転がる生徒たちの亡骸を見ないように、ひたすら前へと進んだ。
永遠に続く迷路の出口を、闇に差す光を、命の灯火を持った愛する生徒を探して。
「僕のせいで……」
「僕に強さが足りなかったから……」
「だから……だから皆が………!」
行く手を阻む雑木たちを掻き分けずに、必死に道でない道を突き進み――――。
やがて見つけたのは―――――。
◇ ◇ ◇
神楽坂明日菜(8番)は両腕を手錠で束縛され、身動きのとれない状態にされていた。
妹を明日菜に殺害された、鳴滝風香(22番)によって。
風香は彼女とは思えないほどの形相で明日菜を見下ろす。
気の強い明日菜をここまで大人しくさせるほどに、この場の空気全て支配してしまうほどに。
「……どうしてこんなことするの」
「お前が史伽を殺したからだよ」
「あれはふみちゃんが…」
「お前が史伽を殺したからだよ」
会話が成り立たない。これは今に始まったことではない。
風香が壊れた人形のようになってしまったのは、明日菜が史伽を殺す場面を目撃したためである。
無論、明日菜に悪意は無かった。寧ろ悪意があったのは史伽の方。
詳しく言えば、ゲームが開始して以来明日菜と史伽と風香はずっと共に行動していて、
先程の定時放送で残った者が自分たち三名だと知った瞬間、史伽が支給されたナイフで明日菜を襲った。
風香は状況を飲み込めずただ佇んでいて、最終的に史伽が返り討ちにされた時に我に返ったのだ。
それから風香が狂い、史伽の生命を奪ったことに衝撃を受ける明日菜の背後から自身の持っていた金槌で彼女の頭部を強打し…。
今に至る。
「お腹刺されて痛かったよね史伽。悔しいよね」
語りかける。
亡き者に。
しかし彼女にとってはそこに存在する者。
だって目が合っている。
自分と向き合っている。
頭がある。
「ボクも悔しいんだよ、妹を殺されるだなんてさ。史伽がボクの立場だったら、そうだろ?」
「うんうん、やっぱりボクたちは双子だね。同じ考えをもってる」
「じゃんけんのときだってそうだったよね、必ず最初はあいこになるんだ」
「あははは、そう。最後にはボクが後だしして史伽が負けるんだよね」
狂った末に`?ぎ取った史伽の頭`を胸に抱き、赤子をあやすような口調で語りかける。
ゾッとした。
風香が`史伽`と会話すると、いつも明日菜の心臓は破裂しそうなくらいにはねる。
「……もうそうやって遊べないんだよね、ボクたち」
「退屈だよ、そんなの」
「でも、大丈夫。ちょっとの間だけど、アスナが遊んでくれるっていうからさぁ」
揺らめくオッドアイの中に映るは、正面に据えた狂笑。
◇ ◇ ◇
「あ゛……え…?」
舌を引きずり出され、膜を剥がされている中途半端にくりぬかれた目玉、裂かれた口端、リンゴのように皮が剥かれた両足、一本一本妙な方向に曲げられた両手の指、妙に凹凸のある両腕。
原型の片鱗も残さない、`誰か`の死体。――――と、その隣に並んだ鳴滝姉妹の首。
「あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
島に響くは最後の悲鳴。
悲劇にはまだ、終止符はつかない。
以上でした☆
>>519文字化けしてるところ訂正します。
×「`?ぎ取った史伽の頭`」
○「`もぎ取った史伽の頭`」
ごめんなさい
2人とも乙
ラカンて出るだけで面白くなるよなw
ちょwww大作すぎるwwwwwww
心からgj
伊吹しゃんきたあああああああああああああああああああ
つかUMEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
伊吹さん初の漫画系イラストか!?
21部でも見たかったぜw
そして23部でも期待してる
526 :
マロン名無しさん:2008/05/04(日) 01:08:05 ID:dYaZKlbN
いいね
上手すぎ。伊吹さん大好きだw
GWだしひょっとしてSさんや飴玉さんも来たりするかも・・・wktk
良いもん見れた。GJです。
凄い時間かかってそうだな
もう伊吹氏の絵が大好きだ
伊吹さんGJです。毎回すごい絵ばっかりで尊敬・・・
ところでまたアンケート投票しても入らなかったww
俺FC2にどんだけ嫌われてんだwwwwwwww
乙、そしてGJです
思ったけど518ってアニロワからの新参?
むしろ古株だろ。黒歴史事件以前にはエグい話の需要はあったがな。某部とか
バトロワそのものが残虐的なものなんだから、それを叩く方がニワカっぽく見えるからやめれ
今の住人の需要に合ってないのは確かだが
↑そういう言い方もなんかなぁ…
534 :
531:2008/05/04(日) 12:49:00 ID:???
ごめんちゃい
535 :
531:2008/05/04(日) 12:49:41 ID:???
てかむしろ俺が新参だからね
なら今日だけ俺も新参だ
ともに語ろうではないか
数日ぶりに来てみたら短編の量が少なくてガッカリ
あうあうww
何故百合ロワの構想が止まらないのだろう…いっその事うpしt……いや、そうじゃなくて。
と、投下ですね。え?はい、それでは本日の放送分…になりますねっ。
あれ以来スレに触れる機会がなく申し訳ない…え?何?お前誰だっけ?聞こえない聞こえない…
では、ゆったり始めますかっ。どうぞっ。
GWスペシャル!第一夜 二十二部編!
まずは二十二部終了時までの生存率グラフ。。
生存回数 ┃ 生存確率 ┃
相坂さよ 1 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
明石裕奈 2 4 ┃ 18,42 ↓ ┃
朝倉和美 3 4 ┃ 18,42 ↑ ┃
綾瀬夕映 4 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
和泉亜子 5 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
大河内アキラ 6 2 ┃ 13,15 ↑ ┃
柿崎美砂 7 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
神楽坂明日菜 8 6 ┃ 31,57 ↑ ┃
春日美空 9 2 ┃ 7,894 ↓ ┃
絡操茶々丸 10 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
釘宮円 11 4 ┃ 18,42 ↑ ┃
古菲 12 3 ┃ 15,78 ↑ ┃
近衛木乃香 13 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
早乙女ハルナ 14 2 ┃ 7,894 ↓ ┃
桜咲刹那 15 10 ┃ 52,63 ↑ ┃
佐々木まき絵 16 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
椎名桜子 17 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
龍宮真名 18 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
超鈴音 19 3 ┃ 13,15 ↑ ┃
長瀬楓 20 2 ┃ 10,53 ↓ ┃
那波千鶴 21 3 ┃ 13,15 ↓ ┃
鳴滝風香 22 2 ┃ 10,53 ↓ ┃
鳴滝史伽 23 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
葉加瀬聡美 24 0 ┃ 0,0 → ┃
長谷川千雨 25 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
エヴァ 26 1 ┃ 7,894 ↓ ┃
宮崎のどか 27 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
村上夏美 28 2 ┃ 10,52 ↑ ┃
雪広あやか 29 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
四葉五月 30 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
ザジ 31 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
矢印の前回比は、前回投下分、ネギロワらじお!21部編の中継解説を訂正の上、参考(2008年5月現在)
分岐シナリオでの計算処理(現在2〜4部のみ)
それぞれ1ルートあたり、1÷ルート数で合計値の生存率のみを計算。
その他ルールはまとめ作者4氏の生存率リストについてを参照
分岐シナリオで死亡待遇の変わっている者以外は全て他部と同じ処理、分岐がなかったという事と同等処理で行う。
分岐シナリオの場合生存回数カウントはメインシナリオのほうのみを計算。
(このグラフでは生存回数の場合は三部は通常版をメイン、改訂版を分岐という扱いで計算ですがあしからず)
そして無論ずれているのもあしからず。今度うpの時にでも…
真名「修正版を作っておいたぞ。とりあえずまあ、前回で間違えたな…と思うところの修正。
生存率の変移、二十二部までの生存率を反映させておいた。毎回分岐シナリオは面d(ry」
刹那「そこは言ってしまったらダメなんだぞ……?とりあえず第三部解説編は改訂版を基準にする気だが……このグラフは通常版がベースなんだよな」
真名「そうしないと一部の人間の生存回数が著しく減ってしまうというのが大まかな理由だったりするな。
十六人という人数は…うむ、初期ならではだしな」
刹那「二部と三部は生存率底上げの双璧という意識が…いや、個人的な意見ですし気にしなくてよろしいですが…
…そして今回は二十一部。若干ながら不遇な扱いの方々が↑に上がって行っている気がしますね」
真名「ただ最近は逆に初期活躍キャラ……私や神楽坂、明石とかの伸びが著しくないような……」
刹那「ふむ、確かにな…現状維持と言う感じが強く、低かったキャラが下克上しようと上がってきている。
数を追うに従って徐々に平均的な層にならされて来た気がするな」
真名「使い勝手のよい順に分けると……刹那のような戦闘力もあり…更に使い勝手のよい人間関係と性格を持つ…【活躍確定型】。
際立つ戦闘力はないものの性格からして取りまとめる、引っ張る、または一人で行動する人間性を持つ…
そして多くの人間関係を持っていて、すぐに順応できる長谷川、明石、朝倉、雪広など…
【一般活躍型】。この辺りはまだ正気で人を殺す意志を持ちそうな辺りだな。そして……」
刹那「……戦闘力も余りなく、性格上メンタルが弱かったりして一人では行動しづらく人間性的に守られるか特定人物についていく…
…【ヒロイン型】じゃないか?お嬢様や和泉さんの辺りかな。この辺りは正気と言うより乗る場合は狂気に使われやすいと思う……お嬢様ぁ……」
真名「こんな感じだろうな。大抵はこの中に入るはず。守る側と守られる側…支える側と支えられる側という立場は大抵は揺るがない。人間性を狂気で破壊しないとな。
上から自立していく力が強かったりするから生存率が高かったりするはず…だが確定は出来ない。情報の鵜呑みはダメだよ?
そして……いや、これはいいか」
刹那「え?何故だ?」
真名「残ったのは【即死フラグ型】なんだが…」
刹那「おおよそ一人しか残されていないという事だな。いや、言うのは惨めすぎる、やめておこう」
真名「そういうから別館氏からもコメントは微妙と言われるんだぞ?惨い現状を話してでもコメントをするのも私達の仕事だ」
刹那「ただ……。ええ……まあ、グラフの計算が楽だとだけ言っておきますね…一人だけ矢印が→だし…」
真名「その言葉が一番生生しい気がするがな、私は……」
刹那「…ま、また微妙な空気になったじゃないかぁ、龍宮ぁ……」
真名「そう凹むな。よし、本編に入ることにしようか」
真名「真名と」
刹那「刹那の」
真名、刹那「「ネギロワらじお!増刊号っ!!」」
真名「第一夜、各部解説、第二十二部編だ」
真名「と、いうわけで…本日の司会、パーソナリティのMANAだ。久しぶりだな」
刹那「お久しぶりです。同じく、パーソナリティの桜咲刹那です。
…で?何だ?増刊号って。日曜日のお昼休みは〜、のあの番組のパクリな気が…」
真名「パクリではない。リスペクトと言うんだな」
刹那「……はいはい、わかったよ。で?第一夜ってことは何日間の予定だ?」
真名「今日が四日。六日までは長編作者の投下期間外となる。今は余り投下量が少ないが……
その間は私達短編作者達の時代と言うわけだ。ガンガン投下するんだ。お姉さんとの約束だよ」
刹那「……龍宮、貴様は何様なんだか……で、投下予定の方をだよな?」
真名「放送予定といえ、刹那。
とりあえず今回完成した分を排出しようと思う…まあ予定はこれを三日間投下するだけだがな?」
刹那「え?……これだけ?早速ツッコミを入れていいよな?答えは聞いてないぞ?」
真名「ん?何だ?問題でもあるのか?」
刹那「大有りだっ!!増刊号ほざいておいて三日分これしかないって……!?テキトーかおいっ!
本来は一日目から飛ばして四日分やる予定だったが友人に誘われてカラオケにでも行って書く時間がなくなってしまったんじゃないか的なパターン臭がプンプンしてくるぞっ!?」
真名「最初から飛ばすな。流石は刹那だ……(〜♪〜♪)」
刹那「……貴様。曲を聴いてさりげなく流そうとは…よほど斬られたいみたいだな……?」
真名「おお、そんなに怒るな。もしかしたら今回は増刊号SPだ。普段のゲスト以外にもスペシャルゲストが来るかもしれんぞ?」
刹那「……くだらないな。そんなことではしゃぐ私だと思っているのか?龍m…」
真名「近」
刹那「ほ、ホントかっ!!!?このちゃ…お嬢様がくるのかっ!!?
…………。
……コホン。……い、いや、お嬢様が…来るのか?そ、それなら…大人しくしないといけないな……」
真名「(……やはり単純だな、刹那……というよりそれ以前私は【近】までしか言っていないぞ?
ひらがな読みで【この】までしかいっていないのに何で高速で近衛への思考に結び付けられるんだ……?
やはり中毒者はレベルが違うという事か…)」
刹那「とりあえずはお茶の用意をしなくてはいけないな。さて、龍宮、さっさと始めようじゃないか」
真名「あ、あぁ……それでは、本編に移ることにしようじゃないか、今回はGWと聞いて若干量が長い気がするぞ」
刹那「本来は設定とマーダーについて、などを取り扱うだけだから中継解説の二分の一くらいの文量のはずでしたが……
一応GWスペシャルですので、無駄に長いかもしれません…投下しきれないために最終日には出来なかった分はうpさせてもらいます…」
真名「では、さっさと始めるぞ、刹那」
刹那「そ、そうするか。…ではっ!ネロら!GWスペシャルっ!」
真名「大増刊号、第一夜、スタートだ。ただ確実にルールとか行く前に連投規制にかかる罠だろう。
今この時間のは前説だと捉えて夜を待ってくれればありがたい。多分投下を出来るだろうからな。では、スタート」
――― 本編スタート ネロら!各部解説編 二十二部 ―――
真名「まずは第一夜。本業の方を進めよう。今夜は慰労の念を込めて二十二部編を振り返ろうと思う」
刹那「作者20氏、真にお疲れ様でした。次回作品もゆったりと待たせていただきますね」
真名「わ、私には三作を書く労力などが無理…だな。書こうととも思わん」
刹那「……これをずっとやってる私達もまた特殊な気もするのだがな……冬から始めたから…」
真名「五ヶ月か?まったく進まないな、これは」
刹那「そ、そこのツッコミはしちゃダメだろ、龍宮……とりあえず、まぁ、ゲストを呼ぶことにしましょうか。どうぞ」
超「ふむ……カシオペアの時間調整は十分、麻帆良学園に座標を合わせて…と。よし、到着ネ。久しぶりヨ。龍宮サン、刹那サン」
真名「というわけで今回のゲストは火星から登場、超だ、久しぶりだな」
超「どうもネ♪」
刹那「ちょ、ちょ―――っと待て―――!!?」
真名「……?どうした、刹那。何を驚いている」
超「そうヨ。驚く理由など何一つないネ」
刹那「黙れ超鈴音っ!!おいっ、龍宮っ!?一応このラジオ夏休みの後くらいの設定とか決めてなかったかっ!?
何故こいつがいるっ!?平行世界の出来事かっ!?そういうことだよな!?未来行ったのに未練がましくないかっ!?」
真名「違う。私の中は平行世界……パラレルは余り好まん。出来る限り避けるようにしている。
よって私達は最新の設定…夏休みの辺りを準拠としている。現に超は帰った。だから火星からのゲストといっただろう?
というか今日はよく叫ぶな、刹那。カルシウムを摂った方がいいんじゃないか?その貧相な胸も少しはマシになるぞっ?ほら、牛乳を飲め」
刹那「………これをやっている時点でパラレル万歳という話なんだがな…
…と、というか黙れ龍宮っ!お前に胸の心配などされたくはないっ!///
……ま、まぁそれは貰っておく事にしよう…(ゴクッ…)」
超「まあ龍宮サンの言うとおりになるヨ。期間限定という奴ダナ。
過去を変えるのは……今はいいネ。ネギ坊主に迷惑をかけるわけにもいけないし…放送が終わったらすぐ帰るヨ。
余りに歴史を変えたくもないから…クラスの皆ともある程度は避けてネ」
刹那「そ、それなら構わないんだがな……(……何か今私凄く悪いことを言った様な……)」
真名「というかこの面子、案外近いものがあるぞ?なぁ、プロデューサー?」
千雨「ああ?……そういえば、お前と私も生き残りの面子だったな」
超「そして私もカ。うむ、作者20氏の用意した座談会のメンバーと非常に類似しているネ」
刹那「…」
真名「後は村上を連れてくればそのままだったんだがな。また面白い偶然だな」
千雨「そうだな。まっ、私の方は話す気はねーがなっ…?
ネトラジに素で出るのは嫌なんだよ、あんまし…(ちうじゃねーと気が進まねー……)」
超「そんな悲しいことは言わなくていいヨ。楽しければ万事解決、問題無しネ♪長谷川サンも参加すればいいんじゃないカ?」
千雨「はん、まぁ気が乗ったらな……しかし村上だったら暇そうだったし連れてくるべきだったな、完全再現のために」
刹那「………」
真名「そうだな。完全再現をすれば実に面白かっただろうな……」
超「うむ、残念ネ…」
刹那「わかったっ!!!私がいなくなって村上さんを連れてくればいいんだろっ!?行って来るっ!」
真名「お、おいっ!そういう訳じゃなくてっ!(いや、からかう気だったが…)」
超「ほらほら、落ち着くネ、刹那サン、おや?若干涙目ヨ?可愛いネ〜…(ガシッ…)」
刹那「離せっ!離せ〜っ!!な、涙目になんてないっ!そんな訳ないっ!!(ジタバタッ!!)」
真名「縛り上げておくしか大人しくならないか……?まぁ、いいじゃないか。刹那、別に責めてはいない。弄っているだけだ」
刹那「やめてくれ〜っ!!それだけはっ!…うぅ、何で皆私を虐めるんだ……(グスッ……)」
真名「ほう、いい顔だ。近衛に渡す事にしよう、ちなみに理由を敢えて言うなら貴様が総受けだからだ(パシャッ)」
超「それがいいネ。ここにちょうど最高峰の現像ソフトも用意してあるヨ」
刹那「うわぁ〜っ!?このドS共〜っ!!///」
千雨「大変だな、あいつも……桜咲が遊ばれているみたいだから私がコールするぞ。ルール説明に入るな」
刹那「やめろ〜っ!やめてくれ〜っ!その笑顔はなんなんだ〜っ!///」
真名、超「……(ニコニコッ…)」
―――
千雨「んで?ただの雑談で10レスほど使っちまったがてめーらどうする気なんだ?」
刹那「す、すいません……」
真名「仕方がないな。しばらく書き込みが溜まるのを待ってから続きを投下してもらうことにするか」
超「ま、まぁちゃんと投下するから安心するヨロシ」
真名「……潰すぞ?超……?(ジャキッ…)」
超「なっ…1?どっ、どうなってるネ?何故龍宮サン怒って…」
刹那「あ、アホか超鈴音っ!龍宮はラジオ系統の言語で言わないとキレるんだっ!せ、設定を護れっ!」
超「うぅ…わかたヨ…(怖いネ。龍宮サン今本気の目だったネ…)」
真名「まあ、いい。とりあえずは時間を置くことにさせてもらう。では、失礼」
キター
傾向分析待ってました!
21部傾向分析の完成版と4部傾向分析はいつ頃になりそう?
>>550 同じこといわれてこの前順番いってただろ
>>551 21部完成版の詳細と次回の傾向分析の4部(3部だっけ?)はいつかは言ってなかったじゃん
進んでる部を一番優先
あとは順番
考えりゃ予想つくだろ
じゃぁ俺が楽しみにしてた19部傾向分析と21部完成版は一体何年後に…
小林ゆうとか呼んで実際にラジオしてもらうってのはどうなったんだっけ?
事務所にいったらフルボッコにされたよ
アニメと実写で60人以上いるんだし
誰かしらだったら・・・きっと・・・無理っぽいかな。
>>555 俺小林ゆうの親友だからちょっくら頼んでみるよ
俺の彼女能登さんなんだ
俺の嫁(なっちゃん)に聞いてやってもいいけど
携帯から短編投下してもいいですか?
「・・・・・ここは、」
いつもと変わらない自分たちのクラス
しかし何かが違う、明日菜はそう感じていた。
担任であり自分の憧れの人である高畑先生から
いつもと違う雰囲気がただよっている。
それは他のクラスメイトも気がついているようであった
程なく30代半ばであろう男性が教室に入ってきて
教壇について・・・
「これから、みなさんには殺し合いをしてもらいます(^^)」
「ちょっとそれどういう意味よ」
「そんなこと絶対いやだからね」
円やまき絵がとっさに反論するが
「断ると体が粉々にばくはつしてしまいますから(^^;)」
そういうと、反論が止まってしまった
確かにどこか体がおかしくなった感じはする。
そしてそらは自然と認識されていた。
ほどなく健と名乗る男はゲームについて説明を始める。
「もうすぐこのクラスに新しい担任の先生が赴任してきます。(^^;)
なんとまだ10歳にもならない子供です(笑)
その先生と卒業式までに恋人同士として結ばれてください
それができなかったら死にます。(^^;)」
「で・・・っでも私たちとは気が会わないかもしれませんし」
史香の質問に対して健は
「う〜む なんとかなるでしょ」(笑)
こうして麻帆良学園2−Aの生徒たちの壮絶な戦いが始まった。
まだ見ぬウェールズの子供を巡って・・・。
Next...魔法先生ネギま
以上です。
スベった感じ全開の話でしたけど(>_<)
赤松www
それでは投下の続きをどうぞ
―――お便りコーナー―――
真名「まずは……
>>550-554だな」
刹那「ちなみに……現在の部を優先、その他は順番と言うのが基本方針です。
ただ19、21など中継を手がけたものはもしかしたら早くに訂正をして投下をするかもしれませんね。
その二つはゲストなどの構想は決まっていたりはしていますので。
まあ忘れた頃にでも……かもしれませんが。いい加減で申し訳ありません」
真名「次は
>>555-557だな。ん?ギャラ誰が払うんだい?」
刹那「お前が仕事で溜めた金で私の中の人を呼べばいいじゃないか……」
真名「いやいや、一個人では無理だろ……」
刹那「とりあえず
>>558さんや
>>559さん。
>>561さんを期待して待っていましょうっ!…という感じですかね」
真名「えっ?しっ、信じるのか、おいっ?」
刹那「ああ、後短編を投下してくださった方、乙です」
真名「いや、だからそれはやめろって……」
刹那「というかその題名と書き方…そしてその名前…見たことあるような…」
真名「テレビ朝日で先ほど出てたとある人物に非常に類似している気がするが…
…気のせいとしておこう、うん」
刹那「それでは、本編スタートっ!」
――― ルール説明 ―――
千雨「じゃあ続きから。ルール説明になんな。おい、桜咲で遊んでないで早くしろよ、龍宮」
真名「ん?ああ、わかったよ。しかし……今回はまた楽だったな……」
刹那「箇条書きで書いてくれる作者さんほど楽なものはない……」
超「ようするに今回は手抜きネ」
真名、刹那『そこは言うなっ!!』
超「ただ……この○と●の区別は何ネ?色々と見難いのだガ……」
真名「ああ、○の方は作者が本編中で書いたものをそのまま貼り付けて参照としたものだな。
●の方はルールを整理して私たちが付け足してみたというところになるな」
刹那「というわけで……どうぞっ」
○プログラムの参加者全員で殺し合いをしてもらう。
最後まで生き残った一人が優勝者となり、 優勝者は家に帰ることができる。
○殺し合いをする場所はこの船の中。行動範囲は、後で支給される船内マップに行動可能エリアが記載されている。
船内マップに記載されていないエリア(ブリッジ、1階より下の機関室など)は立ち入り禁止区域となる。
なお、船内にはエレベーターがあるが使用できない。
○立ち入り禁止区域内に入ったり、 船の外に出た場合、生徒全員に付けられている首輪が起動して爆破する。
また、プログラムの進行を妨げる行動をとった者に対しては、主催者判断で首輪の爆破を含むペナルティが与えられることがある。
○制限時間はプログラム開始から48時間。48時間経過した時点で2人以上生き残っていた場合は、生き残り全員の首輪が爆破されて全員死亡でゲームオーバーとなる。
○プログラムの開始前に、参加者全員に支給物の入ったディパックを1つずつ与える。
ディパックの中身は、船内マップ、鉛筆と紙、時計、名簿、食料(1日分)、水(2リットル)、支給武器。
なお、支給武器の内容はランダムであり、当たり外れがある。武器ではない物が入っている場合もある。
○私物は全て没収されている。
○船内にあるものは自由に使って良い。また、船内にはハズレの支給武器を引いた者のために武器も用意している。ただし、船内に置いてある武器の中にも当たり外れがある。
予選について。。
●出席番号順に一人ずつ支給される荷物を受け渡すと同時にくじを引いてもらう。
このくじで対戦相手と対戦の順番が決まる。(対戦相手の番号が書いている訳ではなく対戦番号が記されており、同じ対戦番号を引いた者と対戦。何番目か生徒達はわからない仕組みになっている)
●くじを引いた後は1人ずつ対戦順によって定められた客室に案内される。
部屋に入った時点で扉には外からロックを掛けて出入りできなくされるため、協力は不可能な状態。完全な一対一の状態となる。
●対戦の順番が来たら、対戦する2人だけ部屋の扉のロックを外す。
各部屋のパトランプが点灯したら対戦開始の合図だ。部屋を出て対戦相手と殺し合いをしなくてはならない。
●予選の対戦時間は一時間。それを過ぎることは許されず二人の首輪が爆破される。
●ゲームを円滑に進めるため、パトランプが点いて5分以内に部屋から出ない場合、対戦放棄とみなして首輪を爆破させる。
●同じく、勝者は対戦終了後5分以内に部屋に戻らないと対戦放棄とみなして首輪を爆破されてしまう。
●無論予選中に対戦者以外の生徒同士の接触は禁止。他の生徒の部屋の扉をこじ開けたりしたら、ゲーム進行を妨げる行為とみなし首輪を爆破される。
●ちなみにpm1:00にゲーム(予選)は開始…(いや、どうでもいいか)
●魔法石のせいで魔法は使えない仕組みになっている。
<船内マップ>
船の全長は269m、全幅が28m。結構大きい船の部類に入る。船内は全部で6階あり、生徒達の行動範囲となる。
船の1階中央部分には船内入口であるエントランスホールがあり、エントランスホールには6階まで通じる中央階段がある。
この階段を基準として、船首側と船尾側に各種施設が設置されている。
《1階》エントランスホールを中央にして、船首側にシアター、船尾側に談話室、図書室、売店、診察室などがある。
《2階》1階のエントランスホールから上る階段ホールを中央に、船首側にゲームセンター、カラオケルーム、遊戯室があり、船尾側にダイニングルーム、キッチンがある。
《3階》客室。船尾側には大浴場がある。
《4階》客室。船首側に遊戯室、パソコンルーム、船尾側に広めのラウンジがある。
生徒達が最初に居た場所がこのラウンジである。客室のある3階と4階は、船首から船尾に向かって2本の長い通路があり、船の両側面に沿って客室が並んでいる。
《5階》外周にはプロムナードデッキ(遊歩道)がある。デッキは船首側にある操舵室や無線室などにも続いているが、ここは立ち入り禁止区域である。
中央にはラウンジ、売店があり、船尾側にはカフェやスポーツデッキ(広場)がある。
《6階》フィットネスジム、サンデッキ(広場)、プールがある。
また、階段は3階と4階は船の中央、船首側、船尾側に各々設けられているが、1階と2階は中央と船首側、5階と6階は中央と船尾側にしかない。エレベーターが使えないので上下の移動は階段のみとなる。
※それ以外は全て禁止区域。詳しいMAPについては作者20氏の作品を参照。
タイ●ニックの船をイメージしながらMAPを見てもらえるのが理想。
真名「こんな感じかな?」
刹那「こんな感じだな」
超「こんな感じネ」
刹那「………おい、つ、続かないだろう。会話が……」
真名「おお、ついやってしまった。さて、次はどうするか……」
超「いつもの通り表を貼るべきじゃないカ?」
真名「そうだな……後は予選の対戦表なども作ってみるか」
刹那「……そうだな。いつもの通り……って!お前ここ初めてなのに何故いつものパターンがわかるんだっ!?」
超「フフ、刹那さん、舐めてもらっては困る。火星人は何でも知ってるネ♪」
刹那「ああ、そうか……わかったわかった……」
真名「じゃあとりあえずは武器などのお決まりの表だな」
超「死亡原因で×、殺害者で生存者は生存者という事ネ」
刹那「殺害者で×がついている場合は自害という事です……」
配給武器 ┃ 死亡原因 ┃ 殺害者 ┃
相坂さよ 1 × ┃ × ┃ 幽霊 ┃
明石裕奈 2 投げナイフ ┃ ハズレ武器による自滅 ┃ × ┃
朝倉和美 3 ワルサーP99 ┃ 負傷により部屋に戻れず ┃ × ┃
綾瀬夕映 4 六法全書 ┃ 本選開始直後全身銃撃 ┃ 柿崎美砂 ┃
和泉亜子 5 ノートパソコン ┃ 時間切れによる首輪爆発 ┃ × ┃
大河内アキラ 6 S&W M36 ┃ 夏美を庇って銃撃を受け ┃ 春日美空 ┃
柿崎美砂 7 日本刀 ┃ 協力に乗らなかったため ┃ 龍宮真名 ┃
神楽坂明日菜 8 コルトガバメント ┃ 夏美を庇い銃撃を受ける ┃ 春日美空 ┃
春日美空 9 斧 ┃ 夏美の逆鱗に触れ死亡 ┃ 村上夏美 ┃
絡操茶々丸 10 金属バット ┃ 楓に頼み機能停止される ┃ 長瀬楓 ┃
釘宮円 11 シグザウアーP230 ┃ 刹那に首を切断される ┃ 桜咲刹那 ┃
古菲 12 ヌンチャク ┃ 刹那に体を切断される ┃ 桜咲刹那 ┃
近衛木乃香 13 IMIウージー(サブマシンガン)┃ 美砂の不意打ちで刺殺 ┃ 近衛木乃香 ┃
早乙女ハルナ 14 包丁 ┃ 包丁に胸に刺して自殺 ┃ × ┃
桜咲刹那 15 スタンガン ┃ 楓に手榴弾で心中される ┃ 長瀬楓 ┃
佐々木まき絵 16 S&W M10 ┃ 体三箇所に銃弾を受け ┃ 朝倉和美 ┃
椎名桜子 17 毒薬 ┃ 禁止区域突入による自滅 ┃ × ┃
龍宮真名 18 ベレッタM92 (銃) ┃ × ┃ 生存者 ┃
超鈴音 19 レミントンM31(散弾銃) ┃ × ┃ 生存者 ┃
長瀬楓 20 刃渡り20cmのシースナイフ┃ 刹那と手榴弾で自害 ┃ × ┃
那波千鶴 21 CZE Cz75 ┃ 夏美に意志を託し自殺 ┃ × ┃
鳴滝風香 22 M1ガーランド(ライフル) ┃ 背後から斧で斬り裂かれ ┃ 春日美空 ┃
鳴滝史伽 23 手榴弾3個 ┃ 容赦ない発砲で死亡 ┃ ザジ ┃
葉加瀬聡美 24 ボウガン ┃ 流石歩く死亡フラグ! ┃ 超鈴音 ┃
長谷川千雨 25 工具セット ┃ × ┃ 生存者 ┃
エヴァ 26 農耕用の鎌 ┃ 胸に致命傷を受けて死亡 ┃ 龍宮真名 ┃
宮崎のどか 27 アイスピック ┃ 時間切れによる首輪爆発 ┃ × ┃
村上夏美 28 カッターナイフ ┃ × ┃ 生存者 ┃
雪広あやか 29 S&W M19 ┃ 胸に致命傷を受けて死亡 ┃ 神楽坂明日菜 ┃
四葉五月 30 イングラムM10(サブマシンガン)┃ 体に銃弾を受けて死亡 ┃ 長谷川千雨 ┃
ザジ 31 ワルサーPP ┃ 額を打ち抜かれ死亡 ┃ 龍宮真名 ┃
刹那「……何故ずれるんだろう……メモ帳の時には綺麗なのに歯書き込みをするとずれる不思議…」
真名「……AA職人がどうやってで作っているのかが疑問で仕方がない……」
刹那「おおっ!埋まってる埋まってるっ!す、凄い仕事をした気になったぞ龍宮っ!」
真名「あ、あぁ、まぁそれならよかったよ」
超「ん?何で二人共そんな喜んでるネ?」
刹那「わ、わからないのか、超っ!これが私達のやる唯一まともな仕g…なのに前回はほとんど埋まらなかったんだぞっ!?」
真名「心理描写>>>>越えられない壁>>>>武器描写だったからな。武器描写に気を遣って読んでみろ。配給描写はないぞ?」
超「心理描写、言葉のセンスが有り過ぎたからネ。私達にはそれがないからカバーしきれないヨ、多分……律儀に武器描写を書いたりするしか……」
刹那「そう考えてくると……前回は参考にして書くには案外上級者向けと言えるのか…?まあ、これは今度に取っておく事にしよう。
ちなみに気になっている方に言っておきますが21部の完結編は…折を見て、ですね。
武器表埋まりきらなくて名言云々したかったんですが……パクリになりそうなので。
三部など過去の部数については暇が出来次第執p……」
真名「……(ジーッ……)」
刹那「で、出来次第放送をさせていただきますっ!はいっ!」
真名「しかし今回は武器の推移による描写?が多いしよかったかな。上手く配給武器を使っている」
超「こうやって作品を見てくると作者毎に得意な描写、長けている描写が見えて嬉しいネ。
それに案外マンネリは好まれないはずだが…正直楽しめたネ。そこにも実力があるのではないカ?」
刹那「船の上というのがまたいい発想をしているんだよな。私はエヴァンジェリンさんの別荘だが……」
真名「あ、あれ採用しない方がいいぞ……?地理わかってる奴とわかっていない奴が出てくる」
超「ただ広いし全容まで出てきていないから幾らでも設定付けれるし楽しいヨ♪」
刹那「西洋な感じをステージにして浮かんだのがそれだったからな…。まぁ作者個人の都合は置いておいて…」
超「キャラの傾向カナ?入るカ」
真名「まず目立つのは……首を跳ねた刹那だな、久々に狂気マーダーとなったかな?」
超「流石万能キャラ刹那サンネ。マーダーになったあの時は厄介だったヨ」
千雨「あ〜……まさかあん時桜咲が乗ってるとは想定きかなかったしな?確かに厄介になる存在だぜ(聞こえる程度に独り言)」
刹那「(……な、何だこのアウェー感は……そうか、これが外国にサッカーしにいく日本選手の心境かっ…!)」
真名「ただ……相変わらずの連投規制警戒のお陰でまた次回になりそうだな」
超「明日カナ?明日はこの表を見てマーダーなどの対応を見た後、予選対戦表を使いながらこの部を振り返るヨ♪」
千雨「明日からが本番になりそうだな、明日からは雑談はほどほどにして一気に振りかえったりするから……
文量も必然的に長くなるし一気に投下は仕切れねーな…よって日を置かしてもらう。情報少ないがすまねーな……」
刹那「GW中ですので…超鈴音の言った後者の様な全体的に詳しく振り返るみたいな大量の文…いや、収録をする事は普段はしませんので…
…えっと、要するにこれ以降間違いなく文量少なくなるので…以降こいつ手抜きか?といわれる前に言っておく次第です。
それに…もしかしたらSPゲストが来るかもしれませんね…(お嬢様、来るかな……)」
真名「まあ今日はこれで失礼するよ、明日に期待してくれれば嬉しい、かな」
超「じゃあタイトルコールカ?」
刹那「だから何で知っているんだっ!」
真名「まあ構わないが……では、タイトルコール、ネギロワらじお!二十二部編、第一夜終了だ」
一日目は情報量少ないお約束になりそうだな…本当に申し訳ありませんorz というわけで明日に続きます…
GJっしたw
エヴァの別荘www
19部と21部の修正版楽しみにしてます
乙です!
傾向分析面白いのぅ
>>575 メモ帳だからずれるんだよ(ちなみにワードも)
適当にAAソフトでもDLして揃えてみ
ネギロワラジオに手紙送りたいんで宛先教えて下さい
せっちゃん、もう首はねるなよ。円に謝っとけよ。
せっちゃん…うちの友達殺したん?てこのちゃんが言ってたよ
もう少し短編が欲しいとこだけど傾向分析見れたから満足です
短編なさそうだし10数レス程で完結リレーネギロワしてみないか?
ルールは特にない。一行でも10行でも好きなだけ書いておk。
ただし
>>600がちゃんと締めくくる事。
じゃ、俺からいくな。
ここはとある無人島。
抽選によって選ばれた麻帆良学園女子中等部3年A組がバトルロワイヤルをさせられる事になった。
無人島の丘の上に一人の少女がいる。
その少女の名は、
春日…(なんだっけ?名前忘れたorz)
なんとか美空。
彼女はゲームに乗るかどうか迷っていた。
美空は携帯を開きいつも覗いてる2chのスレを見たそこにはこう書き込まれていた
588 :マロン名無しさん:2008/05/05(月) 01:36:37 ID:???
春日…(なんだっけ?名前忘れたorz)
589 :マロン名無しさん:2008/05/05(月) 01:36:39 ID:???
なんとか美空。
彼女はゲームに乗るかどうか迷っていた。
それを見た美空は自分の空気っぷりを嘆くと同時に思った。
>>588-589 結婚しろwwwwwwwwwwwwwwwww
「あー、私ってやっぱり空気扱いなんだな。もういいや、空気になろ。」
そうして丘の上で美空は昼寝をし始めた。
それを見つけた一人の少女が近づく
その少女は2chのネギまの掲示板の顔。
柿崎美砂であった。
その少女はサザンのとある有名な唄を口ずさみながら、武器を取りだした。
しろくじちゅ〜もすき〜といって♪
素敵な曲に似合わぬ怖い形相でバックから鉈を取り出し美空の元に迫る!
美空の目の前まで来た。美砂は少しの時間停止した。
(空気だし…別にいっか)
そのまま美砂は美空の前から立ち去った。
美空はそれから寝過ごし禁止エリアと気付かず爆発して死んだ。
だが本部からも存在を忘れられていたため定時放送で死亡発表される事はなかった。
一方、明日菜とあやかはと言うと…
明日菜とあやかは一緒にいるもののお互い黙りこんだままだった。
普段なら小さな口げんかなどしていただろう。
だが二人は意見のすれ違いによりこうなった。
それは少し前の事。
「アスナさん、私はもしあなたがピンチになったらクラスメイトを殺してでも助けるかもしれません」
あやかの素直な気持ちだった。普段はケンカばかりしてるが明日菜は親友である事はちゃんとお互い分かっている。
あやかとてクラスメイトを殺すだなんて絶対にしたくない。でも明日菜だけには死んで欲しくない。
だけどそんなあやかの態度が明日菜は気に入らなかった。
「何言ってんのよ!?委員長であるあんたがクラスメイトを殺すなんて口が裂けても言っちゃ駄目でしょ!」
「なっ…。私はあなたの事を思って──」
「それが嫌だって言ってんの!!」
それから二人は共に行動を続けはするものの会話は一切なかった。
本当は共に協力して何とか脱出したい。また二人で学園に帰りたい。
そう思っているのに小さくも太いプライドが邪魔をする。
それでも離れず一緒に行動してるのは何かが繋がっているからだろう。
その何か、『絆』が二人の間には確かに存在した。
そしてしばらくすると二人の前に美砂が現れた。
「アスナといんちょじゃん!」
「柿崎さん!!」
あやかは普段通りに話しかけてくる美砂を疑う事なく受け入れた。
明日菜は一瞬何か違和感を感じたが気のせいだと感じ同じく美砂を受け入れた。
(アスナ強いし2人相手じゃキツイからね…。隙を見て二人まとめて倒すしかないね)
そんな黒い思惑を抱く彼女を余所に夜が訪れる。
美砂は鉈をいつでも取り出せるようにバックをすぐ側に置くと二人が寝入るのを待つ。
二時間が経過。
二十分程で二人は寝入ったがいざ殺すとなると緊張し美砂は中々行動にうつせない。
そんな折、明日菜が目を覚ます。
「んっ…トイレ……」
そう独り言を呟くと明日菜は二人のいる部屋から出て行く。
(チャンス!!)
美砂は今しかない、と思った。
この隙にあやかを殺し帰ってきた明日菜を襲う。
二人同時に殺すとなると一人を殺してる隙にもう一人が起きてしまう可能性があったからこれは美砂にとって最大のチャンスだった。
もし銃なら二人をまとめて殺すにしても時間はかからないが今は鉈しか武器がない。
決意を固めると鉈をバックから出しあやかにの前に立つ。
ドクン…ドクン……
こんなにハッキリと脈打つ音が聞こえるのは生まれて初めてだ。
目を閉じ深呼吸をすると鉈を振り下ろす
「いんちょおおおおお!!!!!!!」
「なっ!」
パーン!
叫んだのは明日菜だった。同時に銃声が響く。
美砂にとっての想定外は二つ。明日菜のトイレが思ったより早く済んだ事と明日菜が銃を肌身離さず隠し持っていた事。
だがそれに気付いた時にはもう彼女は絶命していた。明日菜の撃った銃弾は見事美砂の額へと命中し即死だった。
しかし明日菜にも想定外の発言があやかの口から出る。
「アスナさん…何故、柿崎さんを……?」
「えっ?私はあんたを──」
叫び声で起きた瞬間に美砂を撃つ光景を目にしたためあやかは明日菜が美砂を殺そうとして殺したのだと思い込んでいる。
明日菜は誤解を解こうと近付くが拒絶の言葉が降り注ぐ。
「来ないで人殺し!!!」
そう言うとあやかは家を飛び出ていった。
それからあやかは誰も殺す事なく運良く生き延び優勝した。
カメラを通して常に島の状況を見ていた本部からあやかはいろいろな事を聞かされた。
最後三人になった後残ったあやか以外の二人が戦い相打ち同時に二人が死んだためあやかは誰にも手をくだす事なく勝ったということやその他いろいろな事。
そして明日菜があやかを守るために美砂を殺したという事も。
あやかは絶望した。
自分が親友を守るためならクラスメイトだって殺せると言ったらその親友は駄目と言って怒った。
だけどその親友は親友を守るために駄目と言ったはずの行為を自ら行った。
「なんで…なんですの…。守るためでもクラスメイトを殺したら駄目と言ったのはアスナさんでしょうに……」
あやかの目から涙が止まる事なく溢れ続ける。
「私あんな酷い事を…アスナさん…アスナさん…ううっ……」
めでたしめでたし(ちーん)
「という夢を見ましたの」
朝のホームルーム前に、あやかは照れくさそうに告げる。
「私達が殺し合い〜? そんな事有るわけ無いじゃない。ばっかじゃないの?」
その話を聞かされた明日菜は馬鹿にするようにあやかの夢の内容を否定する。
「せやけど夢の中のアスナはいんちょを助けて死んだんやろ?
夢はその人が思ってる事が出るいうやん。いんちょの中のアスナはいんちょを守ってくれる存在なんやな。
やっぱいんちょは心の奥ではアスナの事解ってるんとちゃう? そう考えたらちょっと二人が羨ましい思うわ」
「私がアスナさんの事を? このかさん、そんな事有りませんわ!」
「そうよ、木乃香! こいつがそんな事思う訳ないじゃない!」
木乃香の説明に真っ赤になって言い合う明日菜とあやか。
「ん、ちょっと待った。て事は、いいんちょは私の事は信じてないんだ。酷いじゃん!」
「美砂はまだいいじゃん。私なんて空気だよ、空気。マジ有り得ないッスよ」
そう言って割り込んできたのは美砂と美空だった。
「それはその……」
二人の勢いに思わず返事に詰まるあやか。
「まぁ柿崎はともかく、美空ちゃんは実際そうなんだから仕方ないじゃん」
「アスナ酷っ!」
「「「あはははははははは」」」
明日菜のツッコミに美空以外の全員に笑いが起こった。
「でもうちらが殺し合いなんて絶対ありえへんよ。な、アスナ」
「もちろん。だから安心しなよ、いいんちょ」
「二人とも……ありがとうございますわ」
少し瞳を潤ませて頭を下げるあやか。
そこへネギが出席簿を持って現れ、一言告げる。
「さて、みなさんには今から殺し合いをしてもらいます」
>>587へ戻る
って、リロ忘れてたら600埋まってるやんorz
>>575>>581 メモ帳でも設定変えれば出来るよ。
メモ帳の書式設定の「フォント」でMSゴシックから
2ch標準のMS P ゴシック フォントサイズ16に変えれば多分。
605 :
604:2008/05/05(月) 10:11:34 ID:???
ごめん、MS P ゴシック フォントサイズ12だった
初めてお手紙をお送りさせていただきました。
いつも楽しくラジオをきかせてもらっています。
ゲストのリクエストなんですが次の機会で構いませんので是非楓さんをゲストに呼んでラジオ放送してください!
急なお願いで申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。
今日の放送も楽しみにしています。
次のゲストにはラカンを
>>598-599 昼間なのに盛大に吹いたwwwwwwwww
シンクロ率高すぎるwww美空なめんなwwwwwwwwwwww
今から短編投下します。携帯からなので、見づらい点などはご容赦下さい。
610 :
独白 1:2008/05/05(月) 14:08:51 ID:???
今、私達は殺し合いをしている。嘘でも夢でもない、紛れもない現実。逃れようのない現実……
ネギロワ短編「独白」
今、あのお方はどこにいるのだろう。いつもお傍に仕えると心に決めていたのに……いったい、どちらにいらっしゃるのですか?
この地には、貴女に危害を加えようとする輩が多く居ます。早く、早く私がお傍に向かわなければ。
あの方に何かあったら私はもう生きていけない。生きていく意味がなくなってしまう。いったい、どちらにいらっしゃるのですか、お嬢様……
目の前に、武器を構えた女性がいる。その人は何かを叫びながらこちらに武器を向けている。
雨が降っているのか?よく聞き取れない。私の武器からも水滴が零れ落ちていく。
時折聞き取れるのは私の名前と、私の大切なあのお方の名前。この人はお嬢様の居場所を知っているのか?口を開こうとした……
しかし、次の瞬間耳に飛び込んできたのは“死”という単語。
その人はまだ何かを叫んでいる。私の名前、あのお方の名前、“死”……
611 :
独白 2:2008/05/05(月) 14:10:20 ID:???
私はその人に向けて武器を振るった。この人間は危険だ。
お嬢様の名前を呼びながら“死”という言葉を叫ぶなど……あのお方に危害を加えるつもりとしか思えない。
……
敵は沈黙した。もう、私のお嬢様の名前を呼ばなくなった。私のお嬢様に危害を加えようとすることもこれでなくなった。軽やかな鈴の音もまた、聞こえなくなった。
雨なんて降っていないのに私の剣からは水滴が零れ落ちていく。
だが、まだ一人倒しただけだ。この地にはこの女のようにお嬢様に危害を加えようとする人間が多くいるのだ。
昨日まではお嬢様の大切なご友人の一人だと思っていたが、この人でさけ狂ってしまった。お嬢様に危害を加えようとしてしまった。
早く、早くお嬢様を探さねば……
612 :
独白 3:2008/05/05(月) 14:11:16 ID:???
誰か、お嬢様の居場所を知らないだろうか?
そういえば、先程本部からの放送でお嬢様の名前が呼ばれていた。脳裏に、最初ルール説明の時に響いたお嬢様の悲鳴が蘇る。
まさか、お嬢様はまだ本部に捕まっているのでは……なんということだ、早く助けに行かなければ。
その為にはこの首輪を外さなければ。首輪を外す為には優勝するしかない。
一石二鳥だ。
お嬢様に危害を加えようとする全ての者を殺し、私が優勝者となって本部に捕まっているお嬢様を救い出すのだ。
お嬢様、今から向かいます。今すぐ全ての愚かな者共を殺して私が貴女の元へと馳せ参じましょう。後しばらくの辛抱です。すぐにこの刹那が貴女の元へと向かいます。
お嬢様、お嬢様、お嬢様、お嬢様、お嬢様、お嬢様、お嬢様……
以上です。
駄文失礼しました。
乙です
せっちゃん怖い><
最近刹那の扱いがえぐいな
だがそれがいい
短編ラッシュで俺涙目ww
みなさんgjです。今実家なんで、帰りしだい保管します。もうこうなったらいくらでも投下すればいいと思うよ?
それでは、そろそろ第二夜の投下ですね。
よって今日の投下に入ります。えっ?なんですか?はい、放送分ですね。失礼しました。
……昨日と違って時間置けませんから今日は10レス程で収まる範囲で。残りは明日。
明日投下しきれない場合はその日にうpロダに…。では、どうぞっ。
―――お便りコーナー―――
刹那「それではお便りコーナーに移らせて頂きますね、皆さん、色々とありがとうございました。乙やGJなどは私達の元気の源ですっ!
あ、後短編リレーの方、お疲れ様です。うむ…何か閃いたし明日にでも暇があれば何か違うの書こうかな」
真名「まずは
>>578か?ふむ、あの時ついつい書き込みを…癖でな、気にしたら負けだよ、うん。と別荘と言っても城の事だがな?」
刹那「
>>579さんですか。はいっ、出来るだけ早く頑張りたいものです」
真名「そして……
>>581と
>>604-605だな。情報感謝する。早速書式を変えてやってみた……今度テストでもしてみるか。あ、今度餡蜜でも奢ってやろう」
刹那「
>>582さん…あ、大丈夫です、書き込みをすれば自動的に麻帆良女子寮の私達の部屋に届くようになっていますのでご安心を…」
真名「……(ギロッ)」
刹那「……(ビクッ)……だ、だって今回は書き込みしかいいようがないじゃないk…」
真名「……(ジャキッ……)」
刹那「……うぅ、も、問答無用、かっ……言わない、もう言わないって…」
真名「……(コクッ)」
刹那「…(無言の圧力って…怖いな…)」
真名「あっ、そういえばお前文句言われてるぞ?
>>583見ろ」
刹那「えっ……?ああ、うぅ……そ、そこは突かないで下さぃ…
…もう何度も頭を下げています……牛丼も数回奢りました…吉○家行って思い切り説教受けましたけど…」
真名「まあ近衛が絡んでくると何でもするからな、こいつ…仕方が無い子だからな」
刹那「い、意義ありっ!な、何でそんな憂いの眼というか憐れみの目で見てくるんだっ!!」
真名「…だって事実だろう?それだから怖いとかえぐい扱いとか言われるんだ。
もうやめろよ?近衛に変な誤解を受けるかもしれないしな?
>>585みたいに」
刹那「……うぅっ…わかったよ…」
真名「次は
>>606-607。ほう、ゲストのリクエストか。楓…なぁ…ちなみに後者は無理だ。部に出てすらいないだろ。
ネタで一瞬だけくらいなら出せるかも知らんが…このメンバーだと長谷川くらいしか面識がないからな」
刹那「基本的にゲストはその部で活躍をしたキャラを選択しますから…あいつが活躍した部といえばなんだろうか…もといインパクトを残したみたいな…少ないんだよな…」
真名「十三部の辺りがいいんじゃないか?柿崎との絡みでインパクトあったし生き残りでのドラマは双子。散歩部で呼べば平気そうだな」
刹那「ああ、エロミシャーの回か。それよか二十一部じゃないか?」
真名「二十一部か……神楽坂と雪広の二人でやらせたいというのもあるからな…前後半に分けてどっちもやってみようかな」
刹那「あ、後短編がありましたね……あははっ……」
真名「これはスルーさせないぞ、刹那?まさに刹那そのものだったもんな。
近衛死んだら間違いなくこうなるもんな?近衛いなくなると豆腐以下のメンタルに定評のある刹那になるからな?」
刹那「こ、言葉攻めやめろっ!……否定がし切れないから悔しいっ…くっ…私は悔しいですっ…」
真名「まあ兎にも角にも本編に入らせてもらうよ」
―――本編―――
真名「さて、第二夜は予選対戦表と共に…そのキャラの待遇など…この部を振り返ろうかな、と思う」
刹那「こうしてみると…というか座談会で見たが素でくじびきで決めていたんだな」
超「ちょと驚きネ……まあ私には関係ないのだガ」
真名「意図的に重ねるもの以外はそうだったらしいな。運動部、チア同士とかでやらせてドロドロが見たかったな……」
刹那「だ、だからお前はどれだけ冷酷と言うか…趣味が悪すg」
超「まったくネ……そこにも狂気が見られ見ごたえがあったものを……」
刹那「…あれ?今日はツッコまないといけないのは二人になったのか?…面倒臭い……」
真名「ただ、ドロドロではなくともそこでの友情描写は見たかった気がするぞ」
超「改めて見て見ると見事にシャッフルされた感があると同時に……
親友がとっくに死んでいたりして今この場にいない人間を思うという描写が必然的に多くなってしまったような気がするネ」
刹那「……超鈴音…貴様無駄にベテラン並のコメントをするな……龍宮と同じ様にツッコミを入れてやる…何様だ……」
真名「まあいいじゃないか。気にするな。しかし、予選と言うものを設けて必然的に半分に減らすというのは考えた……かな」
刹那「新鮮味はあったな。強制的に協力を絶つから面白いところもある、ある種救いようがないロワになるしな」
超「しかしベタな話が好きだという作者の特性に合わせて本選はよく見る展開になったような気もするネ」
真名「まあそれもまたいいんだがな。その枠の中でどれだけ上手い作品を見れるか、とかかな?
………ただ私は某まとめ氏の作った……部みたいな救いようのないロワも大好きだぞ?」
刹那「あ、あれは……ああ。ある意味新鮮で私は好きだったかもしれないな」
超「ステルスを入れてあっさり消した面子にドロドロとしたドラマを盛り込めば更なる救いようのなさになったのにナ……」
真名「残念ながらステルスはなかったんだよな。救いようのないならとことん突き詰めて残酷描写を……」
超「オオ!わかるネその気持ちっ!!よりマーダーの残虐性を増やしトコトン狂気でキャラをぶっ壊すのも楽しいヨ!」
刹那「………疲れる……そ、その盛り上がりはいつぞやかの投下に取っておいてくれ……ていうか今そういうのは需要ないだろ、多分…」
真名「しかし予選での対戦については一戦一戦やる気だが本戦についてはないんだな」
超「そ、そういえばそうネ……私達の活躍はないのカ?」
刹那「そこは安心しろ、予選一戦一戦をやる時待遇を話すからその時に本選での扱いも話すさ」
第一戦 和泉亜子【×】 VS 宮崎のどか【×】(5、27)
【ノートパソコン・アイスピック】
【最初に遭遇、しかしお互いに恐怖し逃走。時間切れまで遭遇する事なく、お互いに死亡】
【最終成績……首輪爆発処置により終了】
刹那「最初からWだとは予想外でしたね。第一戦です」
真名「まあ消極的な二人だ。装備魔法、狂気を使わない限り崩すのは難しいだろう」
超「最も、第一戦と言う死体など発見できないという点では死体など見れない。心情を変えることはしにくいからある種読めた展開だったネ」
刹那「まあこの対戦はようするに後者の対戦を心情変化とかで盛り上げたりするための鍵という事、だよな。はい」
真名、超『裏を返せば個人では活躍できないただのかませ……』
刹那「それを言うなっ!!二人のファンに土下座して謝れ貴様らっ!!」
真名「しっかしまた最初から二人共容赦なく消すとはまた面白かったな」
超「この当時はいい救いようのないロワ、と思っていたからナ」
刹那「まあ最初の頃方向性がわからないのはお約束という事だな」
真名「しかし……かませだったからどうこう言えないんだよな、次に行くぞ、次」
刹那「すいません…和泉さんにのどかさん…こいつの毒舌は幾らたっても治せそうにありません…」
第二戦 古菲【○】VS 椎名桜子【×】(12、17)
【ヌンチャク・毒薬】
【困惑気味で互いに参戦意志はなかったが、動揺した桜子は禁止区域に入り込み自滅】
【桜子の自滅により死亡、古勝利】
刹那「第二戦ですね。うーん……この辺りはサクッと感が目立ちますねぇ」
真名「予選だし仕方がないんじゃないか?そんなにこいつら面識もないしな」
超「あっさり死ぬのは当然の結果ネ」
刹那「………本当に酷いな、こいつら……」
古「そうアルっ!もっと言ってやるアルヨ!刹那っ!」
刹那「……またうざいのが……(シラーッ……)」
真名「……ちっ……悪いタイミングに現れるな、こいつっ……」
超「何ネ、古、相変わらずうz……ヨ」
古「っ!?何で皆私が出るとこういう反応アルか!?超まで二人の反応に便乗しないで欲しいアルっ!……ん?超?」
超「気にしたら負けネ。あっ、今の私は立体映像ヨ。もしくは…古の夢ヨ。早急に帰るヨロシ。……龍宮サン、早急に追い出すネ」
真名「ん?…ああ、構わないが…(ガシッ…)」
古「ん?超…?夢……?超は未来に…うん、夢…夢アル…?」
バタン…
真名「締め出しておいたが…」
刹那「よかったのか?超?」
超「構わないヨ。なるべく過去は変えるわけにはいかナイ。私はここに遊びに来たのではナイ。特別に仕事に来ただけヨ?
刹那サン、龍宮サン…そして長谷川サン以外には余計な干渉はしたくないネ」
千雨「…(その辺は律儀なんだな、こいつ……まああのガキのためにも口外はしない事にしておくか……)」
真名「…そうか。悪い気がするが…いいんだな?」
超「いいヨ。私達だけの秘密という奴ネ?気にしたら負けヨ♪」
刹那「…ああ、誰にも言わない事にしておく。じゃあ、次に行くか」
第三戦 龍宮真名【○】VS エヴァンジェリン.A.K.マグダウェル【×】(18、26)
【べレッタM92・農耕用の鎌】
【互いに生き残るため戦闘、銃と近距離の併用で若干の死闘、勝利】
【銃殺により龍宮真名、勝利】
真名「ふん、流石私だな」
刹那「……戦った直後は『ハア、ハア……、危ない、ところ……だったな。さすが、闇の福音……という事か……』
とか息を切らせていたのに調子のいいものだな、龍宮」
真名「……黙れ、貴様も闇の福音相手に余裕で勝てるとでも思っているのか?」
刹那「いや、無理だな……エヴァンジェリンさんには勝てる予感がしない……」
真名「だろ?じゃあお前もそんな事を言うなという話だ」
超「まあ作者サン曰く殺すのはどっちでも構わなかったそうだったけどネ…」
真名「そ、そこは言わないでくれっ!」
刹那「ただこの後貴様は生きたまま終了だったんだな。ホントに羨ましい…」
真名「唯一生存回数が二桁行く貴様は少し自重をしたらどうだ……?」
刹那「……はははっ、作者の皆さんにお礼を言わなくてはいけないな……」
超「私はもはやパラレルでしか出ないしナ……この作者に至っては私一切出さないしネ……」
真名「へ、凹むな超っ!お前だってまたいつか本編に出てくるぞっ!きっとカシオペアで飛んでくるはずだっ!」
超「そっ、それを信じるヨ……」
第四戦 明石裕奈【×】VS 綾瀬夕映【○】(2、4)
【投げナイフ、ハズレ武器の銃・六法全書】
【裕奈は生き残るため参戦、夕映は逃走、追い込まれるがハズレ武器のせいで死亡、夕映の勝利】
【ハズレ武器を引いたせいで明石裕奈死亡、綾瀬夕映勝利】
刹那「最近の扱いはトンと酷いゆーなさんですね」
真名「一番生存率が低下した存在と言っても過言ではないかな?うむ、運動部が嫌いではない私としては残念だがな…主人公にしてしまうか」
超「若干裕奈サンでは無茶があるんじゃないカ?刹那サンや龍宮サンなど魔法など戦闘能力があればまだしも…」
刹那「いや、性格的に前向き…というか行動できる人間ならいけるさ、誰でもな」
千雨「………おい、明石だけじゃなく綾瀬を考えてやれよ……」
刹那「……あ、危ない危ない……」
真名「し、しかし……綾瀬だって本選始まった瞬間全弾発射!で粉砕玉砕大喝采されたがな」
刹那「いやいやっ!そのネタわからないってっ!」
超「とりあえずまぁ…この二人も結構捨てキャラだったという事ヨ」
刹那「そ、それは…まぁそういう事だな。そう考えると二分されるから半分は上手く使わないと捨てキャラに…ある種難しい設定だな…」
真名「ただ予選のあたりはキャラに深い関連がないと明らかに短い内容になってしまうのもあるし…いいドラマは出来ないしなぁ。
そのせいでさっさと本選見たくなってボリュームがなくなってしまう。悪循環だな」
超「そうなるネ……しかし…うむ。新鮮な設定も付けて尚且つ捨てキャラ一切無し……そんな夢見たいな事…」
真名「無理だな。捨てキャラが出るのは人数上仕方がない話だろ?」
刹那「ただ、どう上手く散らすか、という話じゃないか?某部の椎名さんとか即死だったおに普通に泣かせたじゃないか」
真名「そこはセンスの問題じゃないか?まあ作者毎に長けているスキルというものは存在するだろう?そこをうまく強調できるような作品を作ることが重要だろうな」
超「……しかしこのラジオの作者は何のセンスもないネ」
刹那「……い、言うな…そこは言うな……」
真名「気にしたら負けだ、次行くぞ、次っ」
第五戦 絡操茶々丸【×】VS 長瀬楓【○】(10、20)
【金属バット・シースナイフ】
【茶々丸が楓に対して生き残ることを進める、その意志を継ぎ、茶々丸を破壊】
【対戦相手の破壊により長瀬楓勝利】
刹那「この辺りはまともに読んでいなかったような感じが……うむ、懐かしいな」
真名「楓か……楓か……」
超「ん?楓サンで妙に龍宮サンが反応をしているような……気のせいカ?」
刹那「お、おそらく気のせいではないが……」
真名「そういえば楓は今回最強マーダー刹那を葬るという偉業を成し遂げてくれたな」
刹那「そ、それそんな注目をするところなの…か……?」
真名「するところだろ?今回最強のマーダーは間違いなくお前だ。首スパコーンだったもんな?」
超「オオっ!中々いい効果音ネっ!」
刹那「お前ら明るくそこは言うなよっ?!」
超「しかし……よくよく考えたら、間接的に龍宮サンは楓サンを救った事になるネ」
真名「おお、気付いたか?」
刹那「えっ……?何故だ?」
真名「だってあれだろ?茶々丸は闇の福音が死ななければ生きていた。
よってそのまま楓と対戦をし楓は死んでいたかもしれない、ただその脅威を私は取り除いた。そうだろ?」
刹那「まあ確かにそうだが……細かすぎ…。逆に言おう、間接的にお前は茶々丸さんすらやったという事だろ?」
真名「うっ……そ、そういえばそうなるな……二次災害だ、二次災害」
超「まあ別にそんな細かい事どうでもいいネ」
刹那、真名『お前がいい始めたんだろっ!!?』
第六戦 大河内アキラ【○】VS 早乙女ハルナ【×】(6、14)
【S&W M36・包丁】
【最初はハルナが生き残るために攻撃をするかアキラの行動に胸打たれ改心、アキラのために自殺】
【対戦相手の自殺により大河内アキラ、勝利】
真名「今回はいいサポート役となった大河内だな」
刹那「一番可哀想な感じだったけどな。春日さんに蹴られたりと恵まれてはいないな…」
超「(一番恵まれていないのは釘宮サンだけどネ……)」
真名「(お前がスパッた釘宮が一番可哀想だがな……)」
刹那「えっ?な、何だよ、そのすっとぼけているなと言いたげな眼はっ!?」
真名「お便りコーナーのところを思い出してみろ……」
刹那「……(ハッ)……えっと、す、すいません、釘宮さん……(ペコッ)」
超「どう考えても反省してないネ」
真名「全くだ。どう考えても反省の色ゼロだな」
刹那「だっ、だって……こういうゲームだし…お嬢様のためだし……(ブツブツ)」
真名「ふん、バカめ、冷静に考えないとそのような詭弁に近い小さな理由づけからゲームに乗る人間が現れるもんだぞ?
これで冷静さを欠いた刹那はゲーム参戦決定、死亡フラグ確定、だな」
刹那「う……た、確かにそうかもしれないな……」
超「そうやって冷静さを欠く、血の気が多いからちょっとの事でイライラしちゃうネ。カルシウム絶対必要ヨ」
真名「まったくだな、どうせ近衛の彼氏できたらお前斬るだろ。斬った後自分の腹も斬るだろ?」
刹那「なっ!?何だそのイメージはっ!?……そ、その人物の柄による。お、お嬢様にふさわしい男性だとしたら諦めるしかないだろう。
お嬢様の選択だ。ただ……」
真名、超『ただ?(ニヤリ)』
刹那「そ、その人物がお嬢様にふさわしくもなく、お嬢様が不自由してしまうような下らぬ者ならば……」
真名、超『斬…?』
刹那「そう、斬るっ!……って、貴様らさりげなく誘導尋問をしただろうっ!?確実にっ!?」
超「さて、録音終了ネ」
真名「まぁこの中毒まで言える近衛への発言はしっかり情報管理職の早乙女や朝倉に知らせておこう」
刹那「っ!ふざけるなっ!!どう考えても情報管理どころか情報駄々漏れ筒抜けじゃないかっ!欠陥だらけの人選だろっ!(シャキン!)」
真名「ほほう、やるか、刹那?(ジャキッ……)」
千雨「やめろ、弁償なんて面倒じゃねーかよっ……?」
刹那「構いませんっ!これほどまでからかわれて黙っていられませんっ!」
真名「……(ピクッ)…それはまずいな、やめるか、刹那」
刹那「……うっ、調子が狂うな……しょせんは金か……」
超、真名『世の中金が全てだ』「ろ」「ロ」
刹那「だから意気投合はやめろってっ!!ああ、今回はツッコミ二倍で本当に疲れる……」
刹那「それでは、今日はこれで終了させて頂きます」
真名「後九戦か……一戦一レスでオーケーだな」
刹那「一レスでどう見ても埋まってないじゃないかっ!?」
超「まあ気にしたら負けヨ。ダメならいつもどおりロダに落とせばいい話ネ」
刹那「だ、だからなんでお前はいつものパターンをあらかた熟知しているんだよ……」
真名「ともかく……おまけとかも放送したいから明日に持って行くぞ」
刹那「そうだな。じゃあ……」
真名「タイトルコールだな。ネギロワらじお!二十二部編、第二夜終了だ」
翌日の第三夜に続く……
C
乙です
傾向氏乙です。毎回GJ!
ところで今週は別館の更新ないの?
最近このスレばっか名古屋になるんだがなんでだ?
パソコンで見るとなんともないのに携帯で見ると名古屋短パンマンになる
>>619刹那
円が吉野屋じゃなく松屋で5回奢らないと許さないって言ってた
エヴァの別荘が舞台って最初に言ったの傾向さんだったんだ
確かその後、俺も、じゃぁ俺も、ていじられてたよな
名無しでもいじられるなんておいしい奴だな全く
傾向分析をするために生ませれて来たと言っても過言ではないな
とろさん北ー!
あなたの絵好きです
gj
傾向作者さんもgjです
豆腐といいスパコーンといい途中はさむネタが良すぎるww
ネタ切れがおこらないか心配だけど頑張って下さい!
>>635 うわっすげぇうめーGJ
伊吹さんに続いて土呂さんが来たって事は…
傾向氏乙
なんで刹那はMANAみたいにSETTYANとかしないの?
とろ氏もGJです
雰囲気出ててかっこいい
傾向氏も土呂さんもGJです
確かに今週は別館の更新がないのが残念
こんな時間そんなものを見て吹いた俺よりましだぜ
643 :
別館まとめ:2008/05/06(火) 08:25:46 ID:???
傾向作者さんや伊吹さんや土呂さんや短編作者さんが来ているのに
まとめの人が来ないわけには行きませぬ。
そんなわけで今週も別館の更新はあります。
>>327 今回の裏トップ絵に設定しました。
>>334 本当だ・・・。ご指摘ありがとうございます。こっそり修正しました。
>>340 >>344 >>354 ハカセのプロフィールが好評で良かったです。
プロフィールはアンケートの上位にランクインしたキャラクターを紹介しようと思います。
☆ 別館更新情報 2008/05/06 ☆
・『こちら麻帆良学園麻帆良図書館深層部』
No41〜No45の短編追加。
今回は8スレッドから9スレッドの短編を集めました。
・『お宝発見?絵画展示室』
ついに10ページ目へ。
No180〜No189のイラストを新規追加。
200枚まで残り11枚です。
・『ネギロワ絵師図鑑』
7人目840氏追加。
後2人、コンプリートできるか?
※アンケート集計の都合上、アンケートの締め切りを5/17まで伸ばしました。
◆次回更新予告◆
第3回アンケートの集計結果発表。
プロフィールは21部の名言で1位の人気を誇った"あの人"です。
644 :
別館まとめ:2008/05/06(火) 08:28:47 ID:???
更新乙。
840氏ぃ〜、まちゃみかさんまさんの歯とネギロワコラボ希望〜
更新GJです
アンケ結果楽しみすぎるwww
乙
コメントがまた面白い
_ ___ ∧∧ _ 人人人人人人人人人人
/⌒\ \ 〔〔 |Ξ (,,゜Д゜)つ /⌒^\\ < >
//⌒\ |◎| _/ ||Ξ/ つ¶¶ / /⌒\|◎| < 加工してやんよ! >
/ ◎◎ )|日|\/__\|/ ̄ ̄ ̄ ̄\ _____.|日|\_ < >
/ ◎◎ ___ \|/ 香具師丸 /\  ̄\__〉 ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
/ ◎◎ Y Y )ヽ Y Z \..\ _/^~ /^|/^|__
| ◎◎ | | /. )).| さーせんw /\\ /^/.^/_⊃\ゝ|/|/ヽ ,/
|___ノ⌒| |/ノノノ\__人 _| \\______ __/^/^/^/⊃ ゞ ⌒ヾ∠_____________-ニ ̄ ̄ ヽ
/ ̄ \__| ||  ̄/目>、 ___ノ\. /| ̄ |  ̄  ̄ ||γ〜〜〜 | ( =- ゚∀゚ )
/ / ./|___||_/ ̄/{三|三|三}| \/|||‐‐‐‐‐‐\ ⊂二⌒) γ / //_ く ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--=____ノ
/__/_./ \_|ロ/ ̄{三|三|三}ロ| ^^|____\_||{ ヽーー/ / / ∨N \
/ / |/ 〉−−−−−〈_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/======/ | / ̄ ̄ ̄|^^ ● ^^ ●)\
/~/⌒|\.|| / | ̄ ̄__|_ ▼ |  ̄|
( ̄()|⌒| )|| / / / /ミ三\_人__/三{.|
( ̄()|_|/ ||/ / / / /  ̄/|:::::|::::| \
( ̄()/)/ ̄ / / / / ./ |:::::|::::|\ \
^( ̄)/ /__/_/ / / \__/ \ \
 ̄^ /^^ / / \ \ | ̄ ̄|
/ / / \ / 三 |
__/三|/ / >三三\___/
ネギロワーガーwwwwwww
美味そうだなw
マクドナルドですが840たんをスカウトしにきました
携帯からは名古屋になりすぎ規制多すぎ
でも傾向分析が見たいからわざわざ久しぶりにPCつけたぜ
wktk
おっ、直ってる
さっきまで短パンマンだったのに
>>654 俺も最近携帯から見るとこのスレばっか短パンマンになってる
夜はPCつけて見てるから良いけど昼とか外出してる時は携帯じゃないと見れないから短パンマンうざい
週末しかPC使えないから
短パンマンになったら泣くしかない
そのせいで短編投下も遅れたし
それでは、そろそろ今日の投下に入らせていただきます
とりあえず出来るだけやりますがきつかったらロダにあげますね。
では、第三夜どうぞっ。
―――お便りコーナー―――
真名「というわけで御機嫌よう、メインパーソナリティのMANAだ」
刹那「同じく刹那です。それでは、お便りコーナーに入りますね」
真名「
>>633…ロムる時しょっちゅうだな。最近三回に一回はそうなるぞ?どうなっているんだろうな……?」
刹那「
>>634さん、あははっ……そう聞きました。洒落にならない出費だ……うぅ、このちゃんとお買い物行けないな、これじゃあ…(グスッ…)」
真名「
>>635……本当にお疲れ様だ。というか上手すぎるよ…
いい刹那だ。あのまんまこいつ部屋に持ち帰って死姦しそうな勢いだな」
刹那「あうあうっ!!!アウトだ龍宮ッ!平然というなっ!!!その言葉はレッドカ―――ドっ!!///
私がド変態みたいじゃないかっ!///」
真名「え?私が始めてお前と近衛の関係を聞いた時
『ダメだ…こいつ…早く何とかしないと……』と切実に思ったからな?」
刹那「ななななな、貴様、私をそんな目で見ていたのかっ!?///」
真名「ああ、誰がどう見ても近衛に関係してはな、なぁ、ド変態」
刹那「うぅ……リスナーの皆さん、ラジオじゃ伝わらないだろうですが…
こいつニヤつきもせず真顔で…しかも素で言っていますよ……」
真名「だってそうだろ?変態だと思うだろ?というか二十一部でも部屋にお持ち帰りしたじゃないか」
刹那「お持ち帰りゆーなっ!!///
た、ただあの時はこのちゃ…お嬢様の骸をそのまま放置などしていられないと思ったからであって……そんないかがわしい気持ちはどこにも……///(アタフタ…)」
真名「お前が反応すると逆にそれは真実に聞こえるからやめたほうがいいぞ?嘘を真実に変える力!を持っているからな」
刹那「……また懐かしいネタを……まぁ、いい。あ、
>>636さんですね。あははっ…名無しで携帯で時折はですね。
年内ではこの他に一回きりですけど」
真名「基本はコテで出ようと思っているからな…
その一回は確か四月一日のネタSSだったかな?今日は何の日と聞かれてパッと思いついたのを五分で書いてみた奴だ」
刹那「……しかし書き込み弄られてましたねー…うーん、シリアスな長編なんて一生書けない気がする……書けてもイメージどうたらだな」
真名「ああ、イメージがあるからな。まあ私の場合は傾向だと言わずに投下するだろうがな。
シリアスな長編でも短編でも。私と聞いただけで雰囲気壊すだろう?多分」
刹那「あとがき辺りに明かす感じだな…まぁこれをやっている以上延々と完結しなそうだがな、エヴァンジェリンさんの別荘でずっと殺し合いしないままだな」
真名「そ、そこは言うな、刹那……ていうか完結して投下したらその設定で二秒で把握されるぞ、おい」
刹那「あ、後
>>637さんですね?えっと……ネタというかただ思いついた言葉、フレーズを書いたですから……
その日の気分によって盛り込み具合が変わりますね……まあ余り気にしないで下さいね」
真名「後そういえば
>>639だな。そうだよ、何で刹那はそれにしないんだ?ノリノリで格好いいだろう?」
刹那「ノリノリだから嫌なんだよっ!!?私はお前と違ってエキサイトしていないんだよっ!そう考えても恥ずかしいだろっ!///」
真名「そういえばお前パーソナリティとは言うが自分をメインパーソナリティの…とは決して言わないよな、さり気無く、メインの癖に」
刹那「め、メインではなく私はあくまでサブというイメージにして欲しいんだ…メインでノリノリは流石に…なぁ……?///」
真名「まあいつかこの楽しさはわかるようにしてやる、覚悟しておけ?」
刹那「うぅ…私はほどほどにが一番いいんだぁ……」
真名「まぁ、いい。おしゃべりがすぎたし…わざわざPCを付けてくれたリスナーのためにもそろそろ本編に移るよ」
第七戦 春日美空【○】VS 鳴滝風香【×】(9、22)
【斧・M1ガーランド】
【互いに生き残るために戦うが、スピードの差によって後頭部を切り裂かれる】
【対戦相手の死亡により、春日美空、勝利】
真名「しっかし春日は酷い感じで殺すのが目立つな〜…」
超「美空は自己中なキャラがある種定着してるからナ。仕方がないだロ」
刹那「大抵マーダー化か?ただ最近は上手くキャラ崩さず犠牲になるってのも見えてきたよな」
真名「キャラが崩れていないのは大好きだぞ、うん。あっちの方が個人的にはいいな、ドロドロも大好きだが」
刹那「お前……個人の独断と偏見で意見を言いすぎだろ…?も、もう少し一般人種的な意見を述べた方が良いんじゃないかっ……?」
超「しかし今回双子は一切合切使われずに消え去ったネ〜」
真名「えっ?双子?いたのか?」
刹那「絶望したっ……完全にクラスメイトの事を記憶から飛ばしている貴様に絶望したっ……」
真名「だ、だってあっさり消えていたじゃないか、仕方がないだろ?」
超「いたずら三人組のドラマの欠片もなかったネ」
刹那「あ……そ、そういえばそうだったな……」
真名「………ま、まぁ気にすることではない、んじゃないか?つ、次行くぞ、次」
刹那「(こ、これでいいのか……?)」
第八戦 那波千鶴【×】VS 村上夏美【○】(21、28)
【CZE Cz75・カッターナイフ】
【夏美に意志を託し、そのまま自殺をする】
【対戦相手の自殺により、村上夏美、勝利】
刹那「よくよく考えればアスナさん以外関わりのあるキャラ同士と対戦と言うのはこれだけですね」
真名「そういえばそうだな。んで、銃をあげるパターンか。ここも綺麗に死んだな、那波……」
超「那波さんは流石ネ。凄く落ち着いて村上サンに意志を託すところも大人の魅力と言うか……っ!!?(ゾクッ)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!
刹那「………なっ!(何だこの桁違いの殺気はっ…!?)」
真名「……(魔眼で見ると何て禍々しいんだ……AKUMAか、おい、レベル4を越えているぞ……肉眼で見れないぞ一般人は…)」
超「……い、いやー、はははっ、今のは褒め言葉ネ。おば…なんていっていないヨ、う、うん……(ガタガタガタガタ……)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ…
刹那「お、収まったかっ……(うぐ…奇妙な殺気のせいでまだ…脚が…)」
超「怖いネ…本当に恐ろしいヨ……」
真名「とりあえず本気になったら私なんて二秒だろうな、力出していないだけで」
刹那「…わ、私達が幾ら強くなろうともあの人には何故か勝てる気がしない……あ、あれ?この設定に浸透しすぎてたが一般人だよな、あの人…?」
真名「な、何を言っている、この世の創世記から全ての理を理解しているんだぞ、一万年と二千年前から〜をリアルに出来……ゲフン、ゲフン!!」
超「何を言ってるネ、刹那サン……本気など出していないに決まっているダロ?私達なぞ触れずとも倒せるネ…(ガタガタ……)」
刹那「…またいつかギャグ系のネギロワが出るなら那波さん無双とか出来そうだな…」
真名「那波OROTHI 覇王再臨とかな……葱を振り回しながら兵士達をなぎ倒し…
おお、もはやギャルゲーではなくアクションじゃないか、おい、KONAMI辺りに作ってくれと頼まないか?」
超「お尻に刺さるから間違いなく発禁ゲームになるヨ…」
真名「ある意味ちょうどよくないか?最初の一時間目だって年齢的に対象じゃなかったんだ、行くならトコトン行くべきだろ」
刹那「いやいやいやっ!?何でお前開発話を進めれているんだ貴様らっ!?早く紹介をっ…!」
超「いっその事発禁にしちゃうならもっとコアなファンのために色々発禁要素加えるのがいいんじゃないカ?」
真名「それがいいな。ネギ先生だけではなく生徒達同士の恋愛が無難だろ、好感度とかアップで。総受け刹那を主人公にしてもいいがやっぱ色々パターンを…」
超「それいいネ。アスナサンといいんちょサン、ゆーなサンと和泉サン…色々浮かぶヨ、それ絶対売れるヨ?あ、このせつは忘れないようにナ」
刹那「貴様らオーバーフローしすぎだろうが〜っ!!!雷鳴剣!!!!///」
――十分後……
刹那「はぁ…貴様らいい加減にしておけよ?那波さんの事を話すのは構わないが今回村上さんだって生き残ったんだ。
そこの話をしないと村上さんファンに皆さんに申し訳が立たないだろう?ていうかお前ら自重…」
真名「だから運動部の場合は基本はゆーあこでだな…他はいいんだ、いっその事ここのリスナーにどれがいいか聞いて……」
超「いやいや、あこアキ、ゆーまきが原作での空気ネ。龍宮サンが言うのをベースとするならば今私の挙げたペアは嫉妬イベントなどで使……」
刹那「……ちょwwwおまっwww………って言いたくなるな…死にたいのか、貴様ら?(シャキン……)」
真名「おおっと、刹那の目が据わっている〜、怖い怖い、そろそろやめておこうか(棒読み)」
超「てか今言いたくなるなで誤魔化したが若干素で言ってたダロ、刹那サン?染まってるネ〜…」
刹那「うぅっ、うるさいうるさいっ!染まってなどいないっ!!気のせいだっ!!」
真名「まぁ刹那の身の上話など論外な事をやっている暇などはない、続き行くぞ」
刹那「(お前らが話を思い切り反らしたんだろ……もう…オワタ…いや、終わった……色んな意味で…)」
真名「ともかく、村上は那波の意志を継ぎ、生き残ったという話だな?」
超「そうなるネ、今まではゼロパーセントだったのに一度生存率上がってから最近調子がよくなっていないか?」
真名「調子に乗ってきたの間違いだろう」
刹那「(一番調子に乗っているのは貴様らだがな……アンケートを頑張っている村上さんに謝れって……)」
超「しかしまぁ、村上サンはこれからの活躍に大いに期待がかかってきているヨ」
真名「原作で出番を持っていて出番が増えれば必然的に原作でも戦闘能力がつくだろう?」
刹那「確かにそれは法則だな、アスナさんはメインだからともかく古や楓も随分と強くなった……ネギ先生もな」
超「皆が皆戦闘能力が上がる人たちと上がらない人たちが分かれているからまた大変ヨ。強さ設定には注意する事が必要ダナ」
真名「差が開く点では今の辺りの強さ設定でも十分な気がするな。これで魔法、気使えたらカオスになるぞ?」
刹那「まぁ、そこは作者さんの設定任せ……だな」
第九戦 鳴滝史伽【×】VS ザジ・レイニーデイ【○】(23、31)
【手榴弾3個・ワルサーPP】
【サクッとザジが殺す】
【対戦相手の死亡により、ザジ・レイニーデイ勝利】
刹那「待て待て待て待てっ!?」
真名「ん?どうした、刹那?」
超「どうしたネ?何か問題でもあったカ?」
刹那「おいっ!【】の中っ!サクッとって何だサクッとってっ!?どこの確信犯だよ貴様っ!?」
真名「い、いやぁ……。まぁ気にすることでもないだろうな、うん」
超「だって一話しか使わないのはいつもだったけど印象に残らなかったしナ……サクッと以外の何者でもないネ」
真名「先ほども言っただろう?…双子、双子っていたか?って」
刹那「……今回はそう言わざるをえないというのはまぁわかる気がするけどな……」
超「今回はかるーく一話でいなくなっちゃったしナ、ご愁傷様ネ」
真名「ザジも軽く本選で喋らないでいなくなったしな……」
刹那「まぁザジさんは喋らないでこの扱いと言うのは合っている様な気もするがな?」
超「ネタないし自s……」
刹那「そ、それの影響も強かったり…?」
真名「ま、次行くぞ、次」
第十戦 超鈴音【○】VS 葉加瀬聡美【×】(19、24)
【レミントンM31・ボウガン】
【散弾銃により虐殺、超は協力をしようとするが聡美の先制攻撃に反抗し殺す】
【対戦相手の死亡により、超鈴音、勝利】
超「ようやく私の出番になったナ」
真名「歩く死亡フラグは紹介しなくていいだろう、とりあえず超の紹介を…」
超「うん、それがいいネ」
刹那「お前ら名前くらい言ってあげろ―――っ!!!?」
真名「もう私の中ではハカセ=歩く死亡フラグという面識しか……えっと、下の名前なんだっけ……?」
超「葉加瀬聡美ヨ、そこは流石に親友だからナ、何とか記憶に残っているネ」
刹那「……親友でも何とかのレベルかお前は……」
真名「まぁ何せ今回は超の大活躍、こっちでもゲストに来ているくらいだ。流石といえるな」
超「フフ、まだゲームは終わってないヨ……」
刹那「あそこはいい区切だったな。区切の仕方によって演出にも出来るという事を学習したよ」
真名「しかし…あえて名前を出すが、ハカセ弄られるな………」
超「0%ならば当然だロ、そんな感じが強調されるプロフィールまで出てきている始末だしナ」
刹那「あれは笑ってはいけないと思ったが……」
真名「クスリと笑っていたな、お前……」
超「あれのおかげで一層ハカセの0%、死亡確率は格段に上がったナ、うんうん……」
刹那「クラスメイトなんだからせいって言ってあげろよ…しかもお前ら物凄く楽しそうだな……」
第十一戦 神楽坂明日菜【○】VS 雪広あやか【×】(8、29)
【コルトガバメント・S&W M19】
【激しい銃撃戦の後、やり取りを行い、あやか死亡】
【対戦相手の死亡により、神楽坂明日菜、勝利】
刹那「作者20氏が最も手の込んでいると言ったアスナさんと雪広さんの対戦ですね」
真名「前半の一番の見せ場、という事だな。うむ、いいベタ展開だ、私もベタな話は好きだぞ。まぁここは見ないとわからないだろう」
超「流石の友情ネ……いいナ、私も古とこんな感じの友情みたいネ」
刹那「途中でサクッと斬られたりするもんな、性格上お前は……」
真名「協力しようといって騙して『残念だガ、古、私はゲームに乗ってるネ、パン』は意外とよくあるからな」
刹那「アスナさんと雪広さんは何だかんだいって本当に仲がいいからな、百合という奴か」
超「……ッ!?///」
真名「……(クスッ……)」
超「せ、刹那サン、意味分かって言ってるネ?」
刹那「ああ、分かっているさ、早乙女さんが親友だって言っていたぞ?」
超「……龍宮サン、これどーゆー事ネ……?(ボソボソッ……)」
真名「まんまと騙されているんだよ……本人の前で百合ですか言ったしな…(ボソボソッ……)※ちなみに刹那の発言は前回参照」
超「そっ、それは恥ずかしいネ〜…二人がアタフタする顔が浮かぶヨ……」
真名「まぁこれは楽しいから黙っているんだ、お前も誰かと仮にあってもそうしろよ……?(ボソボソッ…)」
超「う、うん、わかったネ……(ボソボソッ……)」
刹那「ん?二人共どうしたんだ……?(キョトン……)」
真名、超『いや、何でもない……』
刹那「………?」
第十二戦 柿崎美砂【○】VS 近衛木乃香【×】(7、13)
【日本刀・IMIウージー】
【不意打ちを受けたため、日本刀が体に刺さり、木乃香死亡】
【対戦相手の死亡により、柿崎美砂、勝利】
刹那「お嬢様あぁぁぁぁあああああああっ!!!!」
真名「……だ、黙れっ、黙れ刹那っ!」
刹那「お嬢様をやったのはエロミシャーさんだったのか………スッパスパにしてやんよっ……!(ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!)」
超「もう呼称が固定になっているのは置いておいてキャラが歪んでいるヨ、刹那サンっ!?
落ち着くネっ!このかサンはちゃんと生きてるからっ!ほら、写真あげるから大人しく、ネ……?」
刹那「はぁ……はぁ……お、お嬢様の……写真っ……ふぅ……」
真名「(写真で餌付けられるこいつって……人間…いや、刹那って…面白っ……)」
刹那「た、ただ今回は、私を置いて、真っ先に死んでしまうなんて……護衛の私の……」
超「護衛としてやる事全然出来なかったネ?あははっ、そのせいで刹那サン狂って…」
刹那「うぅぅぅぅ…お嬢様ぁ…お嬢様ぁ…この…ちゃ…(ブツブツ……)」
超「あのまま刹那サン死体を持ち帰ったり本当にこのかサンが好…」
刹那「ヴヴヴヴヴヴ……このちゃぁぁ…ん……!!殺す奴…スッパスパに…(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!)」
真名「ま、まずいっ!最近奴のメンタルがおかしいことになっているっ!まるで九尾のような暴れっぷりを………まぁ所詮刹那だがな(パスッ)」
刹那「うっ!?……貴様、それは麻酔じゅ……(ドサッ…)」
超「……毎回恒例ネ、これは、てか銃利かない割に麻酔銃は喰らうのカ」
真名「さり気無く食らうからな……まぁ麻酔銃撃つときは夕凪を抑えてあるからな」
刹那「スゥ……スゥ……この…ちゃ…ぁん…(ZZzz……)」
超「ただ柿崎サンも結局協力してくれなかったネで片付けられてしまったしナ…」
真名「お前がサクッと本編で殺したものな。そう考えるとチアメンバーが一切生き残らなかったから一切ドラマというものがなくなってしまったという事があるんだろうな、残念だ」
超「そこ、ただ運がなかっただけネ、多分」
第十三戦 朝倉和美【△】VS 佐々木まき絵【×】(3、16)
【ワルサーP99・S&W M10】
【鎌を持って狂気になったまき絵と戦闘、勝利するも脚の傷により帰れない為自殺】
【両者死亡により、実質両者敗北】
真名「私は思ったんだ。神楽坂、雪広二名のストーリーより私はこっちの方に作者は気を遣ったと思っているんだ」
超「私も実はそう思ってたりするネ。朝倉の方は絵も描いたりしているし明らかに手の込みようが違う気がするのだガ……?」
真名「戦闘描写も結構手を込んでいたような感じがするしな?」
超「むぅ……長谷川サンの古典的罠と比べると確かにそんな感じがするネ」
真名「若干思うが相坂の部分も文句なかったしな?」
超「そういえば相坂サンは予選にも出ていないし紹介が出来ないな」
真名「締め役として最高だったからな、朝倉といい相坂といい報道部には手を込んでいるのか?」
超「唯一勝ったのに死んでしまった、とか設定が他とは微妙に違うヨ?やっぱ私には手込んでるようにしか見えないネ」
真名「うむ……私達で言うとそう結論づけてしまうな。やっぱりツッコミがいないと……」
刹那「……むにゃむにゃ……んんっ…このちゃぁ…ん…私が護るぅ…」
超「仕方が無い、このかサンのところが終わったし起こすカ」
真名「そうだな、まあタフだし死にはしないだろ(ジャキッ……)」
超「その通りネ、まぁ暴れないように縛っておくカ、怒ったら殺されそうだしナ(スッ……)」
刹那「にゃむ…このちゃ……むにゃ!?うっ!?」
千雨「はぁっ……ほどほどにな」
ドカッ!!バキッ!!グシャッ!!(暫くは音声のみをお楽しみください……)
刹那「うぅぅぅん……起きてるぅ…だ、だからこの縄解…け……今ならミンチで済ませてやろう……(クラクラッ……)」
真名「お早う、刹那、いい朝だな、HAHAHA!」
超「本当にいい朝ネ、刹那サン……♪」
刹那「いつか……消し去る……仕事の間にさりげなく後ろから斬りつけてやるぅ……(ギロッ…)」
第十四戦 釘宮円【×】VS 桜咲刹那【○】(11、15)
【シグザウアーP230・スタンガン】
【不意を付こうとするが逆鱗に触れた刹那により、首をスパコーンと切断(木乃香に刺さっていたものを抜き取り)】
【対戦相手の死亡により、桜咲刹那、勝利】
真名「というわけで首スパコーンの戦いだな」
刹那「くぅっ……それについて私へのコメントをさせたいがためか、そのために私をフルボッコにしたのかっ……酷い、酷すぎるっ……」
超「とりあえず吉野家はやめるネ?松屋で五回は奢らないと絶対許してくれないネ」
刹那「………五杯か、じゃあ幾らになるかな……(ブツブツ…)」
真名「何勘違いしているんだ…」
超「ひょ?じゃ、じゃなくて何ネ?」
刹那「今ネタわからない人間には超のキャライカれたと思ったぞ?」
真名「一杯だけじゃ釘宮のバトルフェイズは終了してないぜっ……!
というわけでおそらくずっと釘宮のターンだな、多分一、十……」
刹那「じゅ、十って……トータルでだよな?」
真名「一日じゃないか?多分×5だから五十か、釘宮の胃袋は牛丼関わると宇宙になるからな」
刹那「そ、そんなぁ……」
超「とりあえずそれほど刹那サンの暴走は衝撃的だったという事ネ」
真名「十三部の唐竹割りもまた衝撃的だったしな?」
超「あれもいい感じに切れたネ〜」
刹那「だから楽しそうに言うなよお前らはっ!?」
真名「しかしまぁ刹那が首を斬ったおかげで私達は助かったんだがな」
刹那「…え?」
超「そういえばそうネ、刹那サンが首を斬って爆発しない状態の首輪を作らなかったら長谷川さんもそれを拾わないで私も協力する事はなかったナ」
真名「私もあの状況を判断して協力に応じたかそれ以外だったらわからなかったしな」
超「だから、刹那サンがいなかったら私達は生き残れ勝ったかもネ。よってここでお礼を言うよ、ありがとネ」
真名「ああ、私も言ってやろう、助かったよ、刹那」
刹那「……凄く…複雑です……」
第十五戦 長谷川千雨【○】VS 四葉五月【×】(25、30)
【工具セット(工具で作った棍棒と盾)、円から取ったシグザウアー、予備弾層・イングラムM10】
【素敵過ぎる古典的な罠に騙されて射殺される】
【対戦相手の死亡により、長谷川千雨、勝利】
刹那「あぁ、また長谷川さんも古典的な……」
真名「だな、まぁ確かにそうだ」
千雨「べ、別にいいじゃねーかっ……生き残ればいいんだよ、生き残れればな」
真名「いや、だけどスカート仕掛けるとはまた……」
超「しかし五月にスカート渡すとはまた優しいね〜、長谷川サン」
千雨「えっ?いや、どう考えても女だし気遣ってやんねーとな…?」
刹那「そういうところが優しいんですよね、流石長谷川さん……」
真名「ああ、やっぱり人を気遣ういい奴なんだな、ツンデレだし……」
千雨「どう考えてもツンデレは余計だろーがっ!?ていうかやめろっ!恥ずかしいだろっ!///」
超「いい人だからナ〜、長谷川サン……」
千雨「お前もか……私をそんな優しい目で見るなっ!本当は優しい子なのに捻くれてしまったのね的な目でみんじゃねー!///」
超「しかし……五月もゲームに乗るとは愚かネ……」
刹那「意外と超包子の面々は古以外は乗る奴が多いんだよな……」
真名「そこは仕様だな。超は自分ひとりで行けると思い込んだり…原作でも悪役に回ったからそういう役回り…」
超「五月は一人じゃ活躍するのは難しいし扱いがたいからたまたまそうなるっていうのが多いな……」
刹那「で、残りの一人は……」
真名「それは言うな…刹那……」
超「可哀想ダロ……これで締めるのが筋ネ」
真名「じゃあそろそろ終わりにするか」
超「そうネ♪」
刹那「(逆に言わないほうが可哀想な…)」
真名「むぅ……ギリギリ全戦分は埋まったが……」
刹那「も、申し訳ございません、分析が終わって〜…などのおまけ部分は出来そうにありません」
超「おまけの部分だけ目的にロダにしても微妙だしナ……」
真名「仮投下(したらば)の場所で投下をしようかな?」
刹那「誰か心優しい方に代理をお願いします……」
超「で、では残念ながら本スレではこちらで失礼するネ♪」
傾向さんGJです
良かったら百合ロワも是非投下して欲しい
傾向作者氏乙です
今では最も楽しみな短編です
一つ言わせてもらうと土呂さんの絵はこのかではなく楓で21部ではこのかは死んでないのでは?
もし自分の読み間違いだったらすみません
ちwwwwづwwwwるwwwwwwwwww
――― 分析が終わって ―――
刹那「今回酷く雑談しかしていなかった気がするが……」
真名「き、気のせいだ、と、とりあえずこれで終了だな」
超「さて………そろそろ時間…カ。私は未来に帰るネ」
刹那「本当にいいのか?超?」
超「構わないネ。なるべくこちらには干渉しない約束で学園長に許可を得たからナ」
真名「………ああ、その約束で私も一緒にいるからな、安心しろ、余計な事はしないさ」
千雨「……ま、てめーも元気にやれよ?(……って、あ?この音は……)」
超「……ありがとネ。皆………じゃあ、再ty……」
ガタンッ!!
明日菜「ちょーっと待ったぁぁっ!!!」
あやか「ふふ、甘いですわね、超さん、そう簡単には行かせませんわよ?」
超「!?」
真名「おっ、おい、何で神楽坂……」
明日菜「……いやぁ〜、くーふぇから変な事を聞いてね。
ラジオで超さんを見た夢を見たアルだか変な事言ってたから…まさかと思ってね。
ま、安心してよ、刹那さん、一応CGだとかで勝手に解釈してくれたからさ?(ボソボソッ…)」
刹那「あ、ありがとうございますっ。えとっ…それで、この音は…?二人以外にも……?」
明日菜「えっ?あぁ〜、いいんちょに話してたらついついゆーなに聞かれて……」
裕奈「へへ〜♪ゆーな☆キッド参上っ!皆〜っ、こっちこっち〜っ!」
亜子「へ〜っ…こんなとこにラジオなんてあったんや…」
まき絵「あははっー♪どう考えてもいんちょの力だね〜…一階のポスターにネギ君のポスターあったし…」
アキラ「………超さん?……なるほど……久しぶりだね、とりあえずこんばんは(あれ?これどう見てもCGじゃないような……)」
書き込めるかな……?とりあえずこれだけでも言って失礼させてもらいます
>>671 いやいやいや、アウトでしょう、おそらく……
某スレや総合でも話題ありましたが投下する場所がなさげですよ…
ちなみにカップリングは真名や超の言った台詞の中にあったり…
>>672 ………!?え、えと、多分前者はあってる、はずっ……自信ないけど…
……そこは言わないでくれれば助かります…投下した後気付いたんですからっ。そこは二十二部に脳内変換って奴でっ!
……慌てて書いたから今確認したらミス多い…ちょっと死んできます……orz
超「う、運動部の皆……」
裕奈「まっさか超りんが本当にいるとはね〜♪何も言わずにいなくなるとか水臭いにゃ?挨拶くらいくれればよかったのに?」
超「そ、それはっ…」
明日菜「………で?ゆーな?どうせ呼んだのはあんたらだけじゃないんでしょ……?」
裕奈「………え?いや、この話を亜子に聞かせてたら偶然桜子に聞かれて……桜子は誰に聞かせてたっけな…?」
亜子「チアに聞かせてたで、確か……多分皆の事やろうから……」
あやか「うふふ、残念ながら超さん、一人で帰ろうとしてもそうは行きませんっ!
直にクラスの皆さんが久しぶりに来たあなたに会いにきますわっ!覚悟しなさいっ!」
超「み、皆……」
千雨「騒がしいのは苦手なんだがな……スペシャルゲスト、って事でいいんじゃねーか?龍宮?」
真名「まあ仕方がない…かな。収集はつかないが、3−Aらしくていい、か」
ザワザワッ……(クラス全員が集まって…)
刹那「あははっ……今回は盛大な別れになりそうだな、超鈴音……」
超「……み、皆、ありがと、ネ……(グスッ……)」
古「別に泣く事ではないアルよ、超?」
超「古……」
古「皆ぜーったい超の事は歓迎してくれるアル。
それに超が人に言って欲しくない事は言わない、皆信じていい仲間アル。そこ、忘れないで欲しいアル」
超「……うん、わかったヨ……じゃあ皆…」
クラス全員『再見っ!』
超「……う、うん。…ああっ、また会おうっ!再見っ!!!」
―――(盛大な光と共に超が消えて行き……)
明日菜「い、行っちゃったわね…」
あやか「ナイス情報提供でしたわ、アスナさん、あなたにしては皆で送るというのは中々いい案でしたわね」
明日菜「ふん、私を褒めるとはまた珍しいわね、まあそこは素直に受け取ってあげるわよ」
裕奈「うぅ〜ん、さて、こんな時間だし私達は帰るにゃ〜……皆解散解さ〜ん……アスナといいんちょ、ありがとね〜っ……」
明日菜「礼には及ばないわ、じゃねっ、ゆーな」あやか「礼には及びませんわ、さようなら、裕奈さん」
明日菜、あやか『……っ!?…ふんっ!!///』
亜子「じゃあ、ウチらもこれで…(ペコッ)ほな、迷惑かけへんようにそろそろ失礼するわ〜」
ガチャッ……
明日菜「さて、私達も帰る事にしようかしら?後は龍宮さんと刹那さん…それと千雨ちゃん、いつもの皆に任せるわよ」
あやか「……しかし、あの超さんどう考えてもCGじゃなかったような……」
明日菜「………(ギクッ)……ま、まぁその話はゆっくり部屋で聞くわっ。
あははっ、取りあえず部屋帰るわよっ、いいんちょっ!(ガシッ…)」
あやか「むっ……癪ですが仕方がありませんわ。では、話をネギ先生とゆっくり伺うことにしましょう。では、皆さん、失礼」
ガチャッ……
刹那「……ふむ、これでいつもの面子に戻ったな。スタジオ内が涼しく感じるぞ……」
真名「ふん、お前の目は節穴か?よく長谷川の方を見てみるがいい」
刹那「えっ?そっちは音響とかだから長谷川さん以外のスタッフー、は誰も入りは……はっ!!?」
千雨「ああ〜、全員分の茶を淹れて来ようと思ったが間に合わなかったみてーだな。
どうする?菓子買出してたが損だったじゃねーか…」
木乃香「うぅ〜ん、まあええわ。せっちゃんもおるしとりあえず千雨ちゃん、龍宮さん、せっちゃん、それとウチ…
四人分でええかな♪後は今度皆で食べれるようにここに置いとけばええわ♪」
刹那「(こぉぉぉのちゃぁぁん!!!?)……ここここぉんばんは、お嬢様ぁっ!?」
木乃香「わ〜っ、せっちゃ〜ん♪こんばんは〜♪お茶淹れてきたで〜っ♪(パタパタッ)」
刹那「ももも、申し訳ありませんっ!私がお茶を淹れておきたかったのに手間をかけてしまってっ!!
(ああ、手を振るお嬢様……何と護ってあげたいお姿なんだろう……ダメだ、もう周りが見えない……///)」
真名「……さて、刹那が近衛中毒になっている間にそろそろ次回が近づいてきたみたいだな」
刹那「はっ!?き、貴様っ、お嬢様とゆったりする時間を何故無にしようとするんだ!!」
木乃香「ふぇ?べ、別にウチは構わんよ…?今日はウチの部屋はいいんちょが遊びに行ってるみたいやし……
今日はせっちゃんの部屋で泊まるわ〜っ♪」
真名「……ベッドが足りないぞ?……いいのか?」
木乃香「ええわええわっ♪ウチもせっちゃんも小さいしせっちゃんのベッドで一緒に寝るわ♪」
刹那「なっ……なぁっ……!!?///(おおおおお嬢様と私がおな、同じ布団で……!?///)」
千雨「おいおい……龍宮、桜咲の思考がショートしねぇようにお前が別の部屋に行ってベッドをあけた方が……」
真名「いや、悶々としている刹那を私は肴にしたいんだ(即答)」
千雨「た、たちが悪いな、本当に…ま、私には関係がねーがな……」
刹那「おおおお嬢様お嬢様お嬢様お嬢様お嬢様……///(シューッ……)」
木乃香「せっちゃん…何で湯気立っとるん……??」
真名「さて、これ以上続けても刹那が全く続けられ無さそうだからこれでお開きにさせてもらうぞ」
木乃香「じゃあウチもタイトルコールに入るで〜っ♪」
真名「では、タイトルコール、真名と」
刹那「刹那のっ!(お嬢様…お嬢様……///)」
木乃香「ネギロワらじお!各部解説編っ!」
真名「第二十二部編終了だ」
とりあえず本編終了
―――― おまけ ――――
麻帆良学園女子寮、そこから徒歩数分の位置にあるラジオ、そこに一人の少女がいた。
ただ、無言で茶を啜りながら淡々とキーボードに手を運んでいるその少女の名は長谷川千雨。
メインパーソナリティの二名はすでに帰宅をしており、辺りは静けさに包まれていた。
「……ったく。龍宮も桜咲もまともに片付けやしねーな。菓子も余ってるし…寮部屋にいんのも飽きるしな……」
ブログの更新をしながらもクルクルと椅子を回転させる千雨。
ふと、いつもとは違う環境が目に入る。新鮮見がある楽しさがあったのだが、結局自分が参加できないと何かと喧嘩をして躓く。
それを若干ながら見ていられなかった。
そんな気持ちと同時で千雨の中にも一つの気持ちが生まれていた――
「…一度くらい、やってもいいよな?」
……というわけで、千雨は夜中のラジオの中、マイクを握った――
〜 おまけ短編 ネギロワらじお! 長谷川千雨の挑戦 〜
千雨「…………」
一人静けさが残るスタジオ。マイクを握ってみるものの……
千雨「虚しい……」
流石にネトアとは違い、一人では出来るものではない。
というのも普段楽しそうに会話をしている二名を見ていると一人でただ淡々とやるのは若干の抵抗があった。
普段の行動や、かつて「千雨」と「ちう」で自作自演をしたのは置いておいて(ドラマCD参照)、千雨は携帯画面を開いた――
C
――そしてドアが開く。
ここから先は地の文は必要ないだろう――
裕奈「ん?やっほー、長谷川、今一人?」
千雨「ん、来たか、明石。ああ……まぁな」
裕奈「……こんな夜中に何用かにゃ?龍宮さんに勝つためシューティングゲームの特訓してたのにぃ〜、あ、お茶淹れとくね?」
千雨「ああ、サンキュー…。……てかお前じゃ勝てねーよ、まぁ……少し理由があってな」
裕奈「……へっ?」
千雨「実はな……少し短編を書いてみたいんだよ、私」
裕奈「はぁ…?短編?」
千雨「ああ。桜咲や龍宮は分析しかしてねーだろ?他の事には手が回らないだろーし……私達で講座的なもんがしたくなってな?」
裕奈「というか講座と言う名の自分の修行でもしたいわけかにゃ…?つか何で人選私かにゃ?」
千雨「ああ、そういう事だ、どうだっ?やってみねーか?…ちなみにお前という人選は最近人気がないから宣伝部として頑張っていただきたくてな。
こっちで人気が出れば使ってもいいかな?って思ってくれる事があるかもだろ?それを求めているんだ」
裕奈「げっ!?そ、そんな人選なら遠慮したいにゃっ!?私はメインで活躍したいのーっ!
ただでさえ普通に生き残らせてもらいたいのに……素で嫌だって、作者さんがニヤニヤしながら私を死亡フラグキャラにしたらどーすんのさ?
ここのラジオで死亡フラグ弄られキャラみたいなのになるの私素で嫌だよ?ハカセになっちゃうじゃん」
千雨「……散々だな、おい。まぁ私達の中の人もそういう悪影響は避けたいが……書く分にはお前や神楽坂の辺りが適任なんだが…話しやすいし」
裕奈「うーん……普通に扱ってくれる分には構わないんだけどにゃぁ……?」
千雨「ふむ……どうするか……」
裕奈「じゃあさ?分析では出せないような活躍くらいしかしないキャラをこっちに呼ぶのはどうっ?
私やあんたならともかくクラスの中じゃメインの分析で出るには辛い人選もあんでしょ?」
千雨「……個人的に和泉や近衛とかか。確かにあの長い間一緒にいるのは面倒だな。中の人が言動気をつけなきゃいけない意味で、後一番の理由は活躍がない、とかか」
裕奈「にゃはは…滅茶苦茶個人的だけどね。さっきこのかが来た時の感想だね」
千雨「まーな、それと逆に何となく呼んだ運動部の中でお前が一番使いやすかったから今日は呼んだって訳だ」
裕奈「なるほどねぇ〜……そう考えると関西弁や京都弁がわからない作者さんはこのかや亜子を上手く使うのが多分難しいだろうね」
千雨「二十部でもツッコミなのにそこまで活躍しないで二十二部では二人ともあっという間。よく見ると20氏は関西弁キャラ苦手だったり……?」
裕奈「ま、まぁ気にしたらダメだってっ、まぁその苦手な気持ちは十分にわかるけどにゃ……」
千雨「……で、まぁこんな感じで雑談をまったりとして来たいんだが、どうだ?……というか運営にはキャラの問題が微妙にあんのか」
裕奈「桜咲さんと龍宮さんはちゃちゃっと決まったのにね〜?」
千雨「あれは特殊だ。投下がなくて長編を考えていた。そしたらいきなり夢を見て何故かロワについて語っている桜咲と龍宮が出てきてな、リアルで」
裕奈「そ、それちょっと大丈夫なのっ……?まぁ、それがこのラジオの始まりだったんだね〜…馴れ初め夢だったんだぁ……」
千雨「まぁな、ただ…こっちならリクがあればいつでも参加できるしレギュラーで変なキャラ付けられる心配ないぜ?文量も気分で調整効くしキャラを固定する必要はそこまでねーんじゃねーか…?」
裕奈「んにゃぁ……い、言われてみれば確かにそだけど……こう話してるとま、楽しいけどね……?」
千雨「じゃあ……乗らねーか、明石?」
裕奈「ん〜……じゃあ……そだね、珍しく乗り気な長谷川に免じて乗るよ♪バスケない日とか出来る限りなら手伝うにゃ♪」
千雨「なら、決定だな、よろしくな、明石」
裕奈「はいよっ、相棒っ♪」
収集効くのか?投下時、裏コーナー運営予定…内容は短編を書いたり長編で何を書けばいいか、など気分によって様々…
もし何も影響なかったら裕奈、千雨の二人を軸にちょこちょこ交代でやる予定……
ちなみにこちらなら幾らでもリクは聴きますよ…出来る範囲でなら。というわけで続く?
しかし今回はこちらも使うなど申し訳ございません……なるべく謙虚に行きたいですorz
では、失礼させてもらいます。
さて、代理投下してあげたことだし儲かってるMANAにはお金をもらわないとな
代理投下手数料は以下の講座によろしく
東京三菱UFJ銀行
普通口座********
名義ヤマダタロウ
傾向さんも代理さんもGJです
相変わらず傾向分析良い!
ロワに関連してるなら百合でもなんでも良いんじゃないかww
てかザジちうスレで以前その話題出したの傾向さんだったのかwwww
あのときはきついこと言ってごめんね
内容は百合でも投下前に言えば
文句言う人はいないと思うな
特に短編はただでさえカオスなものも多いし
傾向氏gjです
今回の傾向分析はいつもにまして突っ込みどころ満載だなww
ジャンプネタ多いwww
スタッフー
リクエストは是非夏美か円で
傾向分析氏 代理氏 短編作者方 土呂氏 別館氏 やしゃまる氏
みんな乙です
やしまる なw
リクエストは朝倉にしときます傾向さん
692 :
690:2008/05/07(水) 01:58:35 ID:???
間違えました、すいません やしまる氏
律義に謝るなんて良い子だ
おじちゃんがネギロワーガー買ってあげるからついてきなさい
いかにも外道な短編希望
傾向さん乙でした。百合ロワに関してはロダか避難所を使ってワンクッション挟めばいいんじゃないかな?
わざわざ目に入らないように投下した上で文句言う奴はA☆RA☆SHI認定でしょ
史伽「お姉ちゃん探してるですが知りませんか?」
超「あぁさき出会たネ。場所教えるからそこに行くと良いヨ」
超「もう殺してるがナ」
ま さ に 外 道 !
つか百合ロワくらい誰も文句言わねーよ
前置きでこういうの嫌いな人は見ない事を推奨しますって言っておけばok
アンケート、17部に1人で4回も投票しまくったけど自重した方が良い?
おかしいと思ったんだ
何故17部だけ二桁いってるのかと
700なら13日の金曜日本当にここの住人がバトロワ
俺も13部や19部と交互に三回くらい投票した。
お前ら投票しすぎだwww
いかん、もう限界だ流石にGW4日耐久不眠レースには無理があったか…
目のくまがハンパねぇ
っていうかくまって漢字どんなだろうね
寝るわ
苦魔
紅魔だろ
クマじゃね?
漢字じゃねーじゃんww
今日から23部始まるの?
まだ短編たくさん読みたいんだぜ
俺はもう投下でいいと思う
てか投下してくれ
20氏が書き直したいと思ってるなら数日あげても良いよ俺は
1週間弱ぶりにやってきました。たった今状況を把握したところです。次の投下も私ですね。
その前にご挨拶を・・・・
>>523伊吹氏
私の作品を漫画にしていただき感謝感激です!
こんなストーリーだったのかーと感動してしました。
あれだけのボリューム大変だったと思います。ありがとうございました。
>>635土呂氏
土呂氏の作品って雰囲気が良くて好きです。
ありがとうございました。
>>643まとめ氏
更新乙です。次のアンケートの集計楽しみにしています。
>>648やしまる氏
コンスタントな絵の投下ホントに乙です。
ちなみに私はそのまま「はっぴゃくよんじゅう氏」と呼んでました。
最後に傾向作者氏
あれだけのボリュームのある傾向分析ありがとうございました。
最近は私の作品の傾向分析ばかりやっていただいているので申し訳ない
気持ちでいっぱいです。次の作品も楽しみにしています。
さて次の作品の投下ですが、準備ができていないので投下するにしても22時頃と思います。
また、修正は下手に内容をいじると書き直しは数日では効かなくなるので現行のままで行きます。
投下しながら微修正を行っていこうと思います。
本日投下するか否かは他の方の意見も聞いて見て判断したいと思います。
22時頃また来ます。
だったら10時に投下しちゃいな。
百合ロワ書く人いたらあこゆな入れてね☆
一応投下OKの方が多そうなので投下しますね。
22時前だけど、とりあえず今日の分の投下準備はOK。
風呂に入って缶ビール片手にいい気分で投下を開始します。
いや、まだ酔ってないですよ?
今日は触りだけ。
前書き
・本作品はネギまキャラを使ったバトルロワイヤルです。
・物語の都合や作者の解釈により、読者が持っているキャラのイメージに合わない行動や言動を取ることがあるかもしれませんがご容赦願います。
また、キャラ同士の呼称について読者のイメージと異なることがあるかもしれませんが、その場合は自分のイメージの呼称に脳内変換をお願いします。
・作者の力量により、不十分な表現や解り難い表現、誤字脱字があるかもしれません。そこは大目に見てください。
・作者がベタな展開が好きな影響を受けて本作品でも勘の良い読者の方はストーリーの先の展開が読めると思いますが、他の読者のために先の展開の予想の書き込みは自粛願います。
でも生存・死亡キャラの予想(ハカセとか)は別に構わないです。
・本作品は過去作品に用いられた特別ルールが被っています。
物語の都合上、そのルールがどうしても必要であったためにあえてそうしていますので、あらかじめご了承下さい。
・超をゲームに参加させるために未来に帰っていない設定にしています。時間軸は夏休みに入る頃にしています。
・本作品は前置きの部分で通常のバトルロワイヤルと異なった始まり方をします。
また、前置きの部分がかなり長いですが気長にお付き合い下さい。
では、本編スタート。
[0.プロローグ]
――AM9:00
彼女達は眠っている。
これから彼女達の待ち受ける運命も知らずに……
『ゲーム参加者のスタンバイ完了』
『ゲーム開始!協力者に通達。他の参加者はそのまま待機』
通達を受けて眠っている参加者の中で動き出す者がいる。
――AM10:00
『全参加者行動開始。参加者全員に通達』
こうして彼女達の知らない間にゲームが進行し始める……。
【ゲームスタート】
【残り30人】
[1.目覚め]
プルルルル、プルルルル、プルルルル……
携帯電話の音が鳴っている。
「ん……もう朝?」
僅かに覚醒しかけた神楽坂明日菜(出席番号8)は手探りで携帯電話の場所を探る。
しかし、いくら手を伸ばしても携帯電話が見つからない。
ふと、違和感を感じる。
明日菜は携帯電話の呼び出し音はお気に入りの曲で設定している。電話のコール音にはしていない。
意識が覚醒した明日菜はガバッと跳ね起きた。
そして辺りを見回す。
ここは寮のベッドではないし、学園の教室でもない。
うっそうと茂った木々、風が吹き揺れる梢がさあっという音を立てている。
遠くからは時々小鳥が鳴き交わす声がする。
まるで森の中に迷い込んだかのようだ。
「ここ……どこ?」
見覚えの無い場所に居ることに戸惑いながら、ここに至る前の記憶を呼び起こそうと試みる。
しかし、頭の中に霧がかかったようにうまく思い出すことができない。
自分の服装を見ると学園の制服を着ている。ここに来るまでは学校に居たのだろうか?
「ど、どういうこと?……確か、3年の1学期は終わってたような気がする。じゃあ今は夏休み?
でも、夏休みは何か目的があったような……うーん思い出せないや」
断片的な記憶はあるが記憶がつながらない。結局は今が何時なのか、何故ここにいるのか明日菜には全く分からなかった。
携帯電話の呼び出し音はまだ鳴っていた。
明日菜はポケットの中を探って音の鳴っているそれを取り出した。
見覚えのない携帯電話だ。2つ折りになっている携帯電話を開くとディスプレイにメール着信の表示があった。
戸惑いながらも明日菜は使い慣れない携帯電話を操作してメールを開いてみた。
メールにはこう書かれていた。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令
ゲーム参加者Bチームの諸君、以下に指定する場所へ集合せよ』
たったそれだけの言葉しかなかった。
「何よこれ、どういう意味?」
意味が分からず頭を抱えて困惑する明日菜。
すると携帯電話の画面が切り替わり、近距離マップと矢印が表示された。
明日菜が携帯電話の方向を変えてみると、それに応じて矢印の方向も変わって同じ方向を指している。
矢印の方向に歩いて行けば指定する場所へ行けるということだろう。
自分の身に何が起こったのかは分からないが、メッセージの内容から他の人間、おそらくクラスメートに会えることが予想できる。
誰かと出会えれば相談することができるはずだ。
「とにかく集合しろと言ってる場所へ行ってみよう!」
そう言いながら明日菜は勢い良く立ち上がると、携帯電話の指し示す方向へ向かっていった。
[2.集合]
明日菜は森の小道をゆっくりと進んで行く。
獣道とかではなく人が踏みしめて出来たような道なので人がいない場所ではないようだ。
辺りをキョロキョロと見回しながら携帯電話の示す方向へ歩いた。
15分くらいは歩いただろうか?
明日菜は木の茂った森の中から少し開けた場所に出た。
そこはちょっとした広場になっており、中央には粗末な小屋が建っている。
小屋の傍には明日菜の見知ったクラスメート達が、そこにあった石や丸太に腰掛けて話し合っていた。
そのうちの一人、桜咲刹那(出席番号15)が明日菜に気付いて声をかけて近寄ってくる。
「アスナさん、貴方もですか?」
「刹那さん、これってどーゆーことよ?」
「……残念ながら私にも分かりません、ここに居る前の記憶すら曖昧なのです」
刹那は首を振って答えた。
「どうやら私たちは何らかの記憶操作を受けたようです」
綾瀬夕映(出席番号4)も明日菜たちに近づいて会話に加わってきた。
「夕映ちゃん、それってどういう意味?」
「すみません。現状からそう判断できるということだけで詳しいことは良くわからないです。
ただ、ここにいる者全員がここに来る前のことをよく覚えていないのです」
明日菜の問いに夕映はすまなそうに答えた。
刹那と夕映と会話をすることで何がなんだか分からないものの少し落ち着いてきた明日菜は、他にこの場にいる者達を見回した。
大河内アキラ(出席番号6)、龍宮真名(出席番号18)、超鈴音(出席番号19)、那波千鶴(出席番号21)、鳴滝風香(出席番号22)、四葉五月(出席番号30)、ザジ・レイニーデイ(出席番号31)の7人。
自分達3人を入れると丁度10人になる。
明日菜は他の者達に向かって誰か事情が分かる人がいないか聞いてみようと口を開こうとした。
その瞬間、ガサッと近くで木々の擦れ合う音がして、草むらの中から村上夏美(出席番号28)が姿を現した。
「夏美!」
千鶴が夏美に声をかける。夏美は集まった者達を見回すとその中で千鶴の姿を確認して駆け寄っていく。
「ちづ姉!私たちどうしたの?ちづ姉は何か知ってる?」
「落ち着いて夏美。残念だけど私たちも何も分からないの」
千鶴は夏美を優しく抱きとめて落ち着かせる。
明日菜は千鶴の言葉を聞いて、先ほど皆に質問しようとしたことを改めて尋ねてみた。
「ねえ、もしかしてみんな何も分からないままここに居るって言うの?」
その言葉を聞いて、おもむろに真名が立ち上がって説明を始めた。
「ああそうだ。一人ずつここに集まった者の間で何度も確認したことだ。
携帯電話のメッセージを受けてここに一番最初に来たのは私だ。その後、風香、四葉、ザジ、那波、超、刹那、大河内、綾瀬の順でこの場に集まった。
持っている情報は全員一緒だった。目が覚めたら森の中だった。携帯電話が鳴り、メールを見て案内の通りに歩いたらここに来た。
ここに至るまでに何があったのかは記憶が混乱して覚えていない。お前らもそうじゃないのか?」
明日菜と夏美に向かって真名は視線を向ける。
真名の視線を受けて明日菜と夏美は揃ってコクンと首を縦に振った。
結局、人は集まったものの何も分からないということは変わらなかった。
明日菜は大きくため息をつき、これからどうすれば良いのか途方に暮れていた。
すると、なにやら話し合う声がこの場に近づいて来た。
支援
[3.悲鳴]
「だから、私には何もわかんねーって言ってんだろ!鬱陶しいからくっつくなっての」
「そんなこと言わないでよー千雨ちゃん。せっかく出会えたんだし心細いじゃない?」
「別に一緒に動くのはかまわねーよ。だが歩きにくいから腕を組むのはやめろ」
「えー?いいじゃん」
にぎやかに口喧嘩しながら椎名桜子(出席番号17)と長谷川千雨(出席番号25)が現れた。
2人はこの場にいる皆の姿を見て安堵した表情を見せ、先程明日菜が尋ねたことと同じことを聞いてくる。
今度は夕映が簡単に今までの経緯を2人に説明した。
13人になったメンバーは現状を確認した後は何も話すことがなくなって一様に口を閉ざした。
沈黙に耐えかねたように明日菜が口を開く。
「ところでさあ、これって私たちのクラス全員が同じようになっているということ?
ここで待っていれば皆が集まるのかな?」
「そりゃねーな。恐らくあと2人で終わりだろうよ」
即座に千雨が答える。
「え、何で?」
千雨の言葉の根拠が分からずに明日菜は千雨に聞いた。
そんなことも分からないのかと大きくため息をつく千雨。それを見て夕映が話を引き継いだ。
「アスナさん、メッセージをもう一度よく見てください。『ゲーム参加者Bチームの諸君』とあります。
このことからAチームが存在し、恐らくクラスが2つ以上のグループに分けられていることを意味します。
さらに今我々は13人揃っていることから、2つのグループに半数ずつ分けられて集まっている可能性が高いということです」
「へー、それであと2人ってわけね。良く気付いたわねそんなの」
「緊急事態においては少ない情報から行動選択をしなければなりません。情報の検証は重要だということです」
感心する明日菜に対して夕映は真面目に解説をした。
「まあそんなわけだ。ついでに言えばメンバーが全員揃った段階で新たな指示が入ってくる可能性が高い。
今は動くことなくメンバーが揃うのを待って、新しい指示が入るのをおとなしく待つことが得策だな」
千雨が状況をまとめた上で当面の対処案を提示し、真名や刹那も同意するように頷いた。
とりあえず待つということだけ分かった明日菜はようやく自分や周りの状況に目を向ける余裕が出てきた。
すると、メンバー全員の首に見慣れない首輪が付いているのに気付いた。
もしかしてと思い自分の首元を確認すると、自分にも首輪が付いている感触がある。
「な、何よこの首輪、どうしてこんなのが私に付いているのよ!」
明日菜の言葉に夏美や桜子も今気づいたように、自分に付いている首輪を確認して驚く。
「……まったく、今頃気付いたのかよ」
呆れたように千雨が小声で呟いた。
「これも起きたときに既に自分達の首に取り付けられていたです。ただ、この首輪が何なのか、どういう意図で取り付けられたのかまでは良くわかりません」
夕映が解説にならない解説をする。
「精密機器が付いているから無理に外そうとしない方が良いヨ。恐らくひどい目にあうネ」
機械に詳しい超の説明を受けて首輪を触っていた夏美や桜子は慌てて手を放した。
――その時、13人が集まっている広場からあまり離れていない場所から大きな悲鳴が聞こえてきた。
「な、なによあの悲鳴?」
「あれは……まき絵の声だ!」
声の主に気付いたアキラは、声のした方角へ駆け出した。
「あ、待ってよ」
明日菜もアキラに続いて走り出す。他のメンバー達も後を追いかけるように走り始めた。
しえん
本日はここまでです。
23部は22部より長いですが、これからまたよろしくお願いします。
……投下中にビールなくなっちゃった。もう一本飲もう。
ではまた。
おーつ。
今回は被ってるとはいえ工夫入ってるから期待できそうやね。
文章的に学生かと思ってたら大人だったんだ…
乙です。
これからの展開に期待。
乙
チームが同じってわけじゃないから設定自体が被ってるのは誰も気にしないと思うよ
明日もwktkしてます
731 :
マロン名無しさん:2008/05/07(水) 23:13:39 ID:kY8TfNtO
乙
今まで見た事のない展開
wktk
パクリとかいうわけじゃないけど1話の文章に物凄い似たものを以前読んだ事があるか思い出せない
ここの過去作かなんかの小説……?
733 :
マロン名無しさん:2008/05/07(水) 23:45:21 ID:kY8TfNtO
↑3部の32話?
734 :
マロン名無しさん:2008/05/07(水) 23:53:36 ID:kY8TfNtO
今頃気付いたが22部の楓の一人称が途中から拙者から私に変わっている
きっと楓も中学生になって拙者は痛いと気付いたんだよ
うはっww
せっかく神短編作ったのに今日から23部だったのかwwwwww
>>735 その発想はなかったww
バトロワを通して楓は成長したんだな。すぐ死んだけど(´;ω;`)
言いたいことここじゃ荒れそうで言えんから20氏したらばみろ
ヒント:9部
よくわからんが、9部作者は俺の中では一番頑張ってた作者だな
作者20氏も作者9氏のように、めげずに頑張ってという意味かな?
確かにあれはちょっと住人が酷かったな
俺も一度庇うようなレスしたら俺まで叩かれて以来ROM派になったよ
何ヶ月もかけて頑張った作者を叩く事だけはしたくないな。指摘であっても20部最終日のあれはちょっと可哀想だと思った。
最後くらいGJでしめてあげるべき。
生存回数 ┃ 生存確率 ┃
相坂さよ 1 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
明石裕奈 2 4 ┃ 18,42 ↓ ┃
朝倉和美 3 4 ┃ 18,42 ↑ ┃
綾瀬夕映 4 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
和泉亜子 5 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
大河内アキラ 6 2 ┃ 13,15 ↑ ┃
柿崎美砂 7 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
神楽坂明日菜 8 6 ┃ 31,57 ↑ ┃
春日美空 9 2 ┃ 7,894 ↓ ┃
絡操茶々丸 10 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
釘宮円 11 4 ┃ 18,42 ↑ ┃
古菲 12 3 ┃ 15,78 ↑ ┃
近衛木乃香 13 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
早乙女ハルナ 14 2 ┃ 7,894 ↓ ┃
桜咲刹那 15 10 ┃ 52,63 ↑ ┃
佐々木まき絵 16 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
椎名桜子 17 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
龍宮真名 18 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
超鈴音 19 3 ┃ 13,15 ↑ ┃
長瀬楓 20 2 ┃ 10,53 ↓ ┃
那波千鶴 21 3 ┃ 13,15 ↓ ┃
鳴滝風香 22 2 ┃ 10,53 ↓ ┃
鳴滝史伽 23 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
葉加瀬聡美 24 0 ┃ 0,0 → ┃
長谷川千雨 25 5 ┃ 26,31 ↑ ┃
エヴァ 26 1 ┃ 7,894 ↓ ┃
宮崎のどか 27 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
村上夏美 28 2 ┃ 10,52 ↑ ┃
雪広あやか 29 3 ┃ 15,78 ↓ ┃
四葉五月 30 1 ┃ 5,263 ↓ ┃
ザジ 31 2 ┃ 10,53 ↑ ┃
どうでもいい事ですが少し表がマシになっているかテストに来ました…
……少しは中盤とかマシになったかもだけど……意味がワカラナイヨorz
誰か綺麗に合わせt…人任せはダメですね、はい、また出直してきます。
えと、ホントテストなんで気にしないでくれればオーケーです…色々ごめんなさいorz
…後はリクエストとか答えますね…
とりあえず朝倉、夏美、円がリクエストですね…検討しておきます
……あ、代理さん今更ですがどうも。え?口座に振り込み…?委員長さんがやってくれるそうです、はい
百合の方は…かつて某スレとかロムって流れを見てたら無理かな?と判断してたんですが…
案外言えば平気なのかな?それならば信じて暇なとき蔵出しの構想を完全な文にしちゃいますよ?
期待しないで待ってて下さいね。傾向優先ですんで……
あ、誰かが言ってましたが基本あこゆな派だから平気です……w
テストの癖に長文失礼しました…最後に、作者20氏、頑張って下さい。応援していますよ。
…それでは失礼。
傾向氏乙です
テストはVIPに適当なスレ立てて誰も書き込まなくなったらsageでテスト投下してみたらどうかな?
VIPならすぐスレ落とせるしいつでもスレ立てれるから
俺もいつもここにAA投下する時は簡単なAAはそのまま投下するけど難しいAAはその方法でテストしてから投下するようにしてる
↑是非また神AA期待してます
プレビューのある専ブラ使えば?>AAテスト
確かギコにはプレビュー機能があったはず
半角の半分が合わない場合は「.」を使うと良いよ
傾向氏百合ロワ期待してます
>>734 すみません。ミスです。
>>735 そういうことにしておきましょう。うん、そうしよう。
>>738 ありがとうございます。
一応ネタが尽きるまではここに居座るつもりです。
>>744 傾向氏乙です。こちらも次回作楽しみにしています。
では、本日の投下を始めます。
[4.死体]
佐々木まき絵(出席番号16)は震える足で立ちながら、あるモノから目が離せなかった。
それは……死体。
うつ伏せになったその死体は刃物のような鋭いもので体中を何回も刺されたような傷を負っていた。
体中から流れ出た血は地面に染み込んでいるようで、付近はどす黒く染まっているものの血の池にはなっていなかった。
そこに横たわる死体は小柄な体と身長ほどもあろうかという長い金色の髪を持っていた。
彼女の名前はエヴァンジェリン.A.K.マグダウェル(出席番号26)。
吸血鬼である彼女は不老不死の肉体を持っていたはずなのだが、彼女の体の中にはもう魂は入っていなかった。
「………!!」
動かないクラスメートの死体を見て、涙で滲ませた両目でじっと見つめながらまき絵は硬直していた。
逃げ出したいけど体が動かなかった。
「まき絵、大丈夫か!」
そこに頼もしい救いの神が現れた。
まき絵の姿を見つけてアキラが駆け寄ってきた。震えているまき絵の体を抱きしめる。
親友が現れたことを知り、まき絵は安堵して体の力が抜ける。すると、堰を切ったように両目から涙が流れ出てくる。
「ア、アキラ、アキラァァッ!エヴァちゃんが、エヴァちゃんがぁっ!」
アキラに抱きつきながら泣きじゃくるまき絵。
まき絵の言葉にアキラは首を巡らしてみる。そこでエヴァの死体を発見した。
「こ、これは!」
言葉を失ってアキラも呆然とする。
そこに他のメンバーもやって来て、何が起こったのかを知ることとなった。
距離を取って遠くから恐々とエヴァを見つめるメンバー達の中で、真名が一人でエヴァの元へ近寄っていった。
エヴァの傍でしゃがみこんで様子を確認する。
息を潜めてそれを見守っているメンバーに対して真名は首を振ってエヴァが既に死んでいることを伝えた。
―――これで15人。
恐らくBチームのメンバー全員が揃ったはずであるが、その中の一人は死体で見つかった。
押し黙ったまま、どうすれば良いのかわからないままにその場に立ち尽くすメンバー達。
プルルルル、プルルルル、プルルルル!
いきなり沈黙を破るように全員の携帯電話が一斉に鳴り始めた。
携帯電話を取り出した明日菜は新しいメッセージが入っていることを確認した。
「とりあえず集まっていた場所に戻ろう。エヴァンジェリンには悪いが我々も今は何もわかっていないのでどうすることも出来ない。
まずは新たに入った情報を検討することにしよう」
真名の言葉に頷いて、生き残っている14人は集まっていた広場に移動することにした。
【出席番号26 エヴァンジェリン.A.K.マグダウェル 死亡】
【Bチーム:残り14人】
[5.指令]
広場に集まって全員が携帯電話のメッセージを確認し始めた。
「なにこれ?意味が分からないよ!」
桜子が素っ頓狂な声を上げる。
明日菜も自分の携帯電話のメッセージを確認した。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令−12
3人ずつ分かれて、次に表示される5つの選択ボタンの一つを押せ』
「はあ?何これ」
全く意味が分からなかった。
すると、メッセージを見ていた夕映が口を開いた。
「皆さん、これはどうやら全員のメッセージを集めると1つの文章が出来上がるようになっているです。
指令に通し番号が打たれていると思います。1番から順に読み上げてもらいますか?
その言葉で明日菜も自分のメッセージに12という通し番号があるのに気付いた。
「1番は私です。読み上げますね」
五月が手を挙げてメッセージを読み始める。
そして通し番号の順に一つの指令文が完成した。
メッセージ1 受信者:四葉五月
『諸君はあるゲームの参加者として選ばれた。拒否権はない』
メッセージ2 受信者:村上夏美
『諸君は麻帆良中学3−Aのクラスを2つのチームに分けて、それぞれ集まってもらっている』
メッセージ3 受信者:綾瀬夕映
『今集まっているメンバーが仲間であり、もう一方のチームが敵となってあるゲームを行ってもらう』
メッセージ4 受信者:龍宮真名
『ゲームは既にスタートしているが、詳しい内容は諸君の準備が終わってから追って指示する』
メッセージ5 受信者:桜咲刹那
『なお、逃げようとしても無駄である。諸君の首に取り付けられている首輪は爆弾だ』
メッセージ6 受信者:大河内アキラ
『無理に取り外そうとしたり、こちらの指定したエリアから逃げ出せば首輪に爆破スイッチが自動的に入る』
メッセージ7 受信者:長谷川千雨
『スイッチが入ると5秒後に首輪が諸君の首ごと爆発する仕組みだ』
メッセージ8 受信者:ザジ・レイニーデイ
『これは脅しではない。本気である証拠にチームの一人には死んでもらっている』
メッセージ9 受信者:那波千鶴
『彼女の死は事故ではない。諸君も運と実力がなければ同じようになる可能性がある』
メッセージ10 受信者:超鈴音
『では、ゲームを行うための準備をしてもらう』
メッセージ11 受信者:佐々木まき絵
『諸君にはゲームを行う上で必要な物品をこれから支給する』
メッセージ12 受信者:神楽坂明日菜
『3人ずつ分かれて、次に表示される5つの選択ボタンの一つを押せ』
メッセージ13 受信者:鳴滝風香
『最初に諸君に支給される荷物のある場所へ案内する』
メッセージ14 受信者:椎名桜子
『なお、これから支給する荷物は選択ボタンを押して20分以内に回収できないと手に入れることは不可能になる』
メッセージの内容が分かるとメンバー全員が押し黙った。
その時、真名が無言のまますっくと立ち上がった。
「真名、どうかしたのか?」
刹那が声をかける。
「いや、15人で1チームということは、エヴァンジェリンの携帯電話にも何かメッセージが入っているかも知れない。ちょっと確認してくる」
そういって、真名はエヴァが倒れていた場所へ一人で歩いていった。
誰も一緒に付いて行こうとする者はいなかった。
しばらくすると真名がエヴァの携帯電話らしきものを持って広場へやってきた。
「彼女の携帯電話にもメッセージが入っていた。見たい奴は見ろ」
そう言って真名は集まっていたメンバーの中央に向かって放り投げた。
それを明日菜がキャッチしてメッセージを覗き込む。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令−15
忠告。たとえ仲間同士であっても油断はするな。油断すると殺される』
あまり見たくない内容であった。明日菜は他の人が見るかどうかは自由意志に任せてその場にエヴァの携帯電話を置いた。
一人、一人とエヴァの携帯電話を取り上げてメッセージを見る。
結果的には全員がエヴァの携帯電話に書かれていたメッセージの内容を読んでしまった。
広場の中に重たい沈黙が流れた。
【Bチーム:残り14人】
[6.考察]
15番目のメッセージが意味するもの。
それは、このメンバーのうちの誰かがエヴァを殺したことを暗に示唆しているのではないかということは全員が薄々感じ取っていた。
――誰かがエヴァを殺したのか?
今ここにはBチームに振り分けられたメンバーしかいない。
もしかしたら、エヴァを殺した人間がこの中に居るかも知れない。
その者は自分達を殺すかも知れない……。
無言のままメンバーの全員が疑心暗鬼になっていく。
その時、重たい空気を振り払うかのように夕映が立ち上がった。
「考えても仕方ありません。これから何をすべきかを考えましょう」
「……賛成だ。綾瀬、話を進めてくれるか?」
同じことを考えていたのだろう。真名がすぐに夕映の意見に賛同し、そのまま夕映に司会進行を依頼する。
夕映は頷いて話を進めた。
「わかりました。まずは、メッセージの内容をもう一度確認するです。私たちは何者かにこの場所へ拉致されて何らかのゲームに参加させられています。
私たちをゲームに参加させた主催者と名乗る者についての情報は皆無ですので考えても無駄でしょう。
だから考えないことにするです。……ここまではいいですね?」
一同の顔を見回しながら夕映は確認を取る。
「そして、ゲームの内容は分かりませんが、ここにいない15人のクラスメートがAチームとなって敵対するということまで分かっています。
詳しい内容は後で伝えるということになっていますので、それまでは待つしかないでしょう。
恐らくは支給される荷物を手にしたときに伝えられるのではないかと考えられます」
そこで一旦話を切る。
心の中で夕映はあまり面白いゲームではないはずだという予感がしていた。
「そしてこの首輪です。ゲームから逃げ出したり無理に取り外そうとすると、その時点で首輪が爆発するです。
……この首輪がある限り、私たちはゲームに参加せざるを得ないということになると思います」
そこで風香が声を上げる。
「ねえ、超ならこの首輪を外すことは出来ないの?」
期待を込めた視線が超に集まった。
「……少なくとも今は無理ネ。まず解体するための道具がないヨ。
それに構造を調べるにしても自分の首輪はできないから他人の首輪を調べることになるネ。
いつ爆発するかわからない状態でそんな作業をするのは危険すぎるヨ」
超の言葉に風香はシュンとして下を向いた。
状況が状況だから風香は表には出さないようにしているが、双子の妹の史伽とは別のチームに分けられていたことに不安を感じていた。
皆もどうして良いかわからずに不安なのだ。
自分がここで不安を煽ってはいけないと思い、涙が出そうになるのをぐっと堪えながらそれ以上声を発することなく押し黙った。
夕映が再び話し始める。
「そして、エヴァさんのことですが……彼女の死は主催者と名乗るものが意図的に行ったものであることがはっきりしているです。
しかし、それ以上のことは何も分かりません。ですからこれも考えないことにします」
そのことについては、誰も何も言わなかった。
再び重い空気が流れるが、それを押して夕映が話を先に進める。
「さて、これから私たちは支給される荷物を3人ずつ5組に分かれて取りに行かなくてはならないです。
ですが、その前に疑問として残っていることは確認しておきましょう。
まずはこの携帯電話です。私たちの私物は没収されたようですが、代わりにこれが与えられています。
恐らくは、主催者からの連絡は全てこれで行われると思います。これを使って助けが呼べるといいのですが……」
「無理だな」
夕映が話している間、携帯電話をいじっていた千雨が声を上げる。
「どういうことですか?千雨さん」
千雨の意図を確認するために夕映は尋ねた。
「こいつを使って色々試してみたんだがな。まず、こいつは正式には携帯電話じゃねえ。外見上は携帯電話のレイアウトをしているがな。
通話機能は入っていないようだ。また、この携帯……呼び方が面倒だからこれをケータイって呼ぶぞ。このケータイ同士でのメールのやり取りも出来ないようだ。
出来るのは主催者からの連絡を受け取って見ることだけだな。たぶんこっちから主催者へ連絡できる機能もあると思うんだが、これを見る限りわからねえな」
「長谷川サンの言うとおりネ。ついでに言うと、長持ちするバッテリーを使用しているから1週間くらいは充電しなくても使用できるヨ」
超が補足説明をし、皆が納得する。
「ほかに何か確認することはありますか?」
全員が口を閉ざした。結局はケータイでは助けを呼ぶことは出来ないことが分かっただけで、新たに分かったことはなかった。
最も知りたいことはほとんど分からないままだった。
おずおずと夏美が手を挙げる。
「ねえ、ここってどこなの?」
誰も答えられない。仕方ないとばかりに真名が口を開く。
「学園からかなり離れているのは確かだろう。あとは夜まで待つんだな。星の位置で自分達のおおよその位置は掴める」
「えーと。今何時だっけ?」
「ケータイを見てください。今の時間が表示されています。……10時46分ですね」
時間を気にする桜子に夕映が説明する。
結局他に確認することもなく、メンバーは3人ずつ分かれて荷物を取りに行くことになった。
【Bチーム:残り14人】
本日はここまでにします。
ではまた明日。
あぁエヴァが早速退場かぁ
最強最悪もロワじゃあてにならんなぁ
20氏乙です。
工夫に工夫を重ねてるからこれは期待できる。
とりあえず、今日のところは乙ということで。
今ちょいちょい長編かいてんだが1話1話の長さが多くて3倍はあるんだよ。
これはどうしたものかい?
俺今日たまたまこのスレ見つけたばかりだから流れ考えず質問するけどバトロワにゆう画伯出てきますか?
20部と22部では文章の書き方、句の使い方が全然違ってまるで別の人が書いてるみたいなんだけど何かあったの?
>>766 書いた時間が違うんだろうから当たり前だろ
確かにこの投下初日と2日目のwktk感は過去最高と言っていいくらいだがその分これからが作者の腕の見せどころだな
仮に一番良いのを100に例えると某部は最初が微妙で50くらいだったが後半かなり良くて70くらいのはずが80にも90にも感じた
つまりその逆で23部は今wktk感が70くらいあるから後半が50でも30や40に感じてしまう
だから作者20氏頑張って下さい
>>767 いやでも1,2ヶ月だろ
それにしては変わりすぎてるなぁて
別に20氏が嫌いなわけじゃないよ
770 :
767:2008/05/08(木) 21:07:19 ID:???
>>769 いやいやわかってるよ
嫌いだったらそこまで気付かないだろうし
だが実際そのくらいしたら変わる人は変わるよ
>>765 過去作品読んでみな
8割の確率で出てくるから
今日もシダで歌ってきたー!
ヒトカラってはまるねw
出たな!短パンマン!
ふっ俺の携帯は今日は調子よくて短パンマンでなかったぜ
776 :
690:2008/05/08(木) 23:42:30 ID:???
乙です
完全なるスレ違いは承知で、皆さんにお聞きします。
このGW期間中にネギロワというものを知り、
現在は別館などで過去ログを読み漁ってます。
作者の皆さんの力作を読んで、自分も創作意欲がわいたのですが、
自分が書きたいのは、3−Aのクラスメイトが減っていくのではなく、
RPGみたいに増えていくもの。
自分の中では「水滸伝」がイメージされているんですが。
さっきも書いた通り、完全なスレ違いは分かっています。
ただ、好きな3−Aメンバーが徐々に減っていくのを読むのも結構つらいんで。
自分にとっては、ネギま>バトロワということなんでしょう。
まだ一文字も書いていませんが、需要があれば書いてみたいです。
ご意見お待ちしております。
では、失礼致します。
>>744 基本的な物だけでも横幅を覚えるとあわせやすいかも…です。
「 」半角スペース5dot、「 」全角スペース11dot、
「.」ピリオド3dot、半角数字8dot、全角数字11dot、漢字16dot。
あとまだズレるのは2chの仕様上の行頭半角スペースは省略される
連続半角スペースはひとつに省略される等に気をつければいいのではないかと。
特に半角スペースを使う場合は全角スペースと交互に。
因みにAAツール系なら半角スペースを可視にできます。
780 :
778:2008/05/09(金) 01:37:21 ID:???
相坂さよ 01┃
明石裕奈 02┃
朝倉和美 03┃
綾瀬夕映 04┃
和泉亜子 05┃
大河内アキラ 06┃
柿崎美砂 07┃
神楽坂明日菜 08┃
春日美空 09┃
絡操茶々丸 10┃
釘宮円 11┃
古菲 12┃
近衛木乃香 13┃
早乙女ハルナ..14┃
桜咲刹那 15┃
佐々木まき絵...16┃
椎名桜子 17┃
龍宮真名 18┃
超鈴音 19┃
長瀬楓 20┃
那波千鶴 21┃
鳴滝風香 22┃
鳴滝史伽 23┃
葉加瀬聡美 24┃
長谷川千雨 25┃
エヴァ 26┃
宮崎のどか ....27┃
村上夏美 28┃
雪広あやか 29┃
四葉五月 30┃
ザジ 31┃
>>744左の部分だけ作ってみました。参考になれば…。
まき絵とパルのとこ…
おまえらとりあえず話せればそれでいいんだろ?
だったら
>>583みたいなやつにいちいち反応しないでさ
もっとここを有意義な場所にしようぜ
まださっきの
>>572のほうがマシに思えてきたぞ
うっわっ 誤爆スマソ
ビックリシタヨ
>>777 「バトルロワイヤル」に沿ってれば構わないと思う
けど変に今までとかなり外れた事するとよく思わないと思う人もいるからかなり完成度の高い作品が要求される
今の住人は割りと良い人多いからともかく以前だったらそういう作品を作る事自体叩かれてたと思う
あくまで決めるのはあなた
ただ個人的には減っていく普通のロワを推奨するよ
2つ程20氏に聞きたい事があります
話数は何話ですか?
投下終了日はいつくらいになりそうですか?
また、途中何日か投下出来ないといった事がおこる可能性はありますか?
何日か20氏が投下できない日がないと短編作者たちの目が少し潤むぞ
元々短編は長編が投下できないときにやるもんなんだから無理に空日を要求しなくても
でもまぁ長編やってるときって何らかの理由で2、3日作者休むのがお約束みたいになってないか?
別に兄ちゃんにいてへんやん
>>788 別に空白要求するわけじゃないが昔は人が少なかったからそれで構わないが今は短編投下したいって人が結構いるから空白作るようにしても良いなと思ってる
傾向分析もある事だし。
まぁ作者が決める事だけど
共通語なんて田舎もんのおらにはわからないっぺよ
テレビもねぇ
ラジオもねぇ
自動車もそれ程走ってねぇ
仕事もねえ
友達ねえ
>>766 SSを書き初めて約半年です。試行錯誤のしまくりで、未だ文章が安定していないからでは
ないかと思います。自分では良くわからないんですけどね。
>>786 80話程度。1ヶ月位の投下期間と思います。
今は後ろに待ちが居ないのでそれほど急いで投下するつもりは無いです。
投下できない日はあります。
今現在で確定しているのは5月23日です。この日の前後も怪しいです。
分かり次第早めに連絡するつもりです。
では本日の投下を始めます。
しばらくの間は話がゆっくり進みます。
[7.組み分け]
メッセージの通りに5箇所に3人ずつ荷物を取りに行かなければならない。
そのために14人を適当に割り振ることにした。
ケータイにはメッセージの後、5つのボタンが表示されていた。
5つのボタンにはそれぞれ(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)と割り振られていたので、誰がどこに行くのかを話し合って決めた。
(イ)大河内アキラ、佐々木まき絵、龍宮真名
(ロ)那波千鶴、長谷川千雨、村上夏美
(ハ)綾瀬夕映、神楽坂明日菜、桜崎刹那
(ニ)椎名桜子、鳴滝風香、ザジ・レイニーデイ
(ホ)超鈴音、四葉五月
皆が不安なことから、比較的仲が良いもの同士で組んで行くことになった。
超と五月のところが2人となったが1人足りないのだから仕方がなかった。
「それじゃあ行くよ、いっせーのーせっ!」
明日菜の掛け声で全員が同時にそれぞれの選択ボタンを押した。
すると、それぞれのケータイに荷物の場所へと思われる近距離地図と案内矢印が表示され、20分からのカウントダウンが表示されていた。
矢印はそれぞれの組で全く異なる方向を指していた。
制限時間がある上にどのくらいの距離を移動するのかがわからないので、すぐに全員が行動に移した。
千雨は先に歩き始めた千鶴と夏美の背中に声をかけた。
「ちょっと確認したいことがあるんだ。すぐに追いつくから先に行っててくれないか?」
「なにするの?」
夏美が聞いてくる。
「マクダウェルの死体をもう一度確認したい。何か必要なことを見落としたかも知れないんでね。お前らも来るか?」
一応誘ってみた千雨の言葉に夏美がブルブルと首を振って答える。
「わかったわ。私たちは先に行っているから調べが終わったらすぐに追いかけてきて頂戴ね」
千鶴が夏美の肩に手を置いて了承の意を伝えると千雨はコクンと頷いた。
踵を返すとエヴァの倒れている場所へ走っていった。
「勇気あるねー」
正直な感想を夏美が述べた。
「千雨さんには千雨さんの考えがあるのよ。さ、私たちは先に行きましょ」
「あ、待ってよちづ姉」
個々の意思によって千鶴の組は一旦2手に分かれることとなった。
【Bチーム:残り14人】
[8.死体確認]
千雨がエヴァの死体のあった場所に近づいたとき、先客が一人いた。
「……綾瀬、お前もか」
振り向いた夕映は千雨の存在を確認して言葉を返す。
「千雨さん。貴方もエヴァンジェリンさんの死体の確認ですか?」
「ああそうだ。こんな気味の悪いことをするのは私だけかと思ったがな」
エヴァに側でしゃがみ込んでいた夕映が立ち上がり、千雨の所までやってくる。
「龍宮さんにも確認しましたが死因は刃物による傷のようです。
死んでから1時間〜1時間半程度だろうということでした。
凶器らしきものは辺りにありませんでしたので持ち去ったと思われるです」
「なるほどな、犯人の目星が付く手ががりがあればと思ったが無駄だったようだな」
夕映の説明に頭を掻きながら千雨が応じた。
千雨も自分の目でエヴァの死体を確認してみた。気持ちの悪い作業だったが確実にエヴァが死んでいることを確信する。
「……犯人や主催者に関する情報は皆無でしたが、いくつか新たに確認できたことがあるです」
夕映が考えていたことを千雨に話しかける。
「なんだ?」
「千雨さんもご存知の通り、エヴァさんは不老不死の吸血鬼です。傷を負ったとしても本来ならば死ぬことがありません。
しかし、エヴァさんは現に死んでいます。と言うことは、魔法の発動を停止させる何らかの対策が取られているということです。
……恐らくは首輪に仕掛けがあると思います」
「それで?」
千雨が先を促す。
「そして刹那さんにも確認を取りましたが、気も大幅に抑えられているとのことでした。
これらのことから魔法と気の両方を抑える何かがあるということです。これは主催者の側に魔法の世界を知っているものが関与していることが推測されます」
「そういうことか」
「はい。麻帆良学園の関係者が関与しているかどうかは分かりません。しかし、主催者の背後はかなり大きいと思われるです」
「確かに重要な新情報ではあるな。……だが、我々の現状の打開にはほとんど役に立たない情報だな」
「……そうですね」
2人は沈黙する。
千雨は、夕映になら話しても良いと思い、疑問に思っていたことを口にした。
「なあ綾瀬、あんたは15番目のメッセージをどう思った?」
その言葉を聞いて夕映は緊張する。
恐らく千雨は夕映のことをある程度信用した上で腹を割った話がしたいのだろう。
夕映も同じように心にわだかまっていたことである。
千雨を信用して話してみることにした。
「……私たちの中にエヴァさんを殺した者がいる。と言いたいのでしょうね。
ただし、安易にそう思うことは危険です。仲間を疑心暗鬼にするためにあえてそうしたとも考えられます」
「同感だな。状況的には私達の誰もがマクダウェルを殺すことが可能だった。魔法が使えない上に彼女が眠っていたのならば殺すこと自体は誰にでもできる。
しかし、主催者が私達をこの場に置いて行く時にマクダウェルを殺してしまうのも可能だった」
「そういうことになるです」
千雨は頭に拳を乗せて考えを巡らす。
「どう考えても今の情報量じゃ結論は出ないな」
「はいです」
「仕方ねえな。収穫はほとんどなかったが、あんたとじっくり話せたのは良かった。時間がないから先を急ぐとするか」
「分かりました。千雨さんもお気をつけて」
「綾瀬もな」
そう言うと2人は互いの目的地を目指して走り出した。
【Bチーム:残り14人】
[9.支給物]
明日菜と刹那の2人は、夕映がエヴァの死体を調べたいと言っていたので夕映と一旦分かれて一足先にケータイが示す目的地に向かって歩いていた。
そこに夕映が走って追いついてきた。
「夕映ちゃん」
「ハア、ハア、……すみません。遅くなりました」
声をかけてきた明日菜に夕映が謝罪する。
「それで、なにか分かりましたか?」
刹那も夕映に尋ねてくる。
そこで夕映は千雨と出会ったこと、その時に話し合ったことをかいつまんで説明した。
「そっか、やっぱり大した情報は得られなかったか」
大きく息をつく明日菜。
「ですが、千雨さんは信用してもよさそうですね……クラスメートを疑うなんてしたくはないのですが」
刹那が悲しそうに声を漏らす。
内心、刹那は木乃香のことが気がかりでたまらなかった。
しかしそれはハルナやのどかと別チームになっている夕映も同じであることは分かっているので表面には出さなかった。
敵対するチームに自分の親友がいるという事実。どんなゲームが行われるのか分からないことが彼女達の不安を煽る。
あまり会話がないまま3人はケータイの示す方へ向かって行った。
20分のタイマーがあと5分を切った所で目的地と思われる場所へ到着した。
そこには1辺が60cm程度の立方体の箱が3個並んで置いてあった。
夕映が箱の一つを開けようとするが、鍵がかかっているようで開かなかった
箱を調べてみると認証用のセンサーが取り付けている。鍵を開けるのはここしかないと思い、夕映はケータイのある部分をそこにかざしてみた。
すると、鍵の外れる音がして箱を開くことができた。
「どうやら、このケータイで箱の鍵を開けることが出来るみたいですね」
ケータイを見ると画面に『次のアイテム』と表示されて別の方向を目指す新たな矢印が表示されている。
夕映は箱の中にあったデイパックを取り出した。
明日菜も夕映に習って同じように箱を開けようとしたが、夕映に引き止められた。
「ちょっと待ってくださいアスナさん。確かめたいことがあります」
「え、何?」
明日菜が箱から離れると、夕映は他の箱のセンサーに再び自分のケータイをかざしてみた。
何の反応もない。
「やっぱりですね。お待たせしましたアスナさん。開けて良いですよ」
夕映の行動の意味が分からず、明日菜は自分のケータイで箱を開けながら夕映に尋ねた。
「ねえ、夕映ちゃん。今のはどういうこと?」
「あまり深い意味はありません。1つのケータイで複数の箱を開けることが出来るのか試しただけです。
つまり、ケータイを2つ以上持っていない限り、支給物は1人1個までということです」
「へー」
夕映の行動に素直に感心する明日菜。
「そりよりもです。お2人のケータイにも新たなアイテムの場所が示されていませんか?」
明日菜と刹那が自分のケータイを確認する。
「あ、『次のアイテム』と書かれてる。新しい矢印も表示されているわね」
「見せていただけますか?」
3人がケータイの画面を付き合わせる。
「……全員の矢印の方向が違う」
刹那の言葉に夕映が頷いた。
「どうやら、ここで個別に別れなければいけないようです。次のアイテムの入手にはタイマーはないようですから、ここで荷物だけは確認していきましょう」
そう言うと、夕映は持っていたデイパックの中身を確認し始めた。明日菜と刹那もそれに倣う。
デイパックの中に入っていたのはマップ、コンパス、クラス名簿、鉛筆と紙、懐中電灯、食料(約1日半分)、水(2リットル)、以上だった。
マップには縦横10個のマス目で線が引かれ、上と横にアルファベットと数字でエリア分けがされている。
これが自分達の居場所なのだろう。ここはどうやら小島のようだった。
今まで歩いてきた道とマップの中で目印となる2つの小高い山の位置から、自分達のおおよその居場所が分かった。
夕映達は島の南半分の中を移動しているらしい。
簡単に助けが呼べない現状であるし事態は全く好転してはいないが、自分達の居場所が少しでも分かったのは有難い。
島の中には他の人がいるとは考えにくいが、集落もあるようなので確かめてみる価値はありそうだった。
夕映はマップとコンパスのみ自分のポケットに入れると他のものは全てデイパックの中に仕舞った。
他の2人も荷物の確認が終わったようだ。
次のアイテムを手に入れたらこの場所で落ち合うことを約束し、3人はそれぞれの目的地を目指して別れていった。
【Bチーム:残り14人】
本日はここまでにします。
ではまた明日。
乙 ←アキラのポニテ
おっつー。
このちゃんがどうしてるか心配です><
俺の気のせいだったらごめんだけど千雨ってエヴァの事マクダウェルじゃなくてエヴァンジェリンって呼んでなかった?
マグダウェルであってるよんよんよん
いやエヴァンジェリンだろ
嘘教えんなww
じゃぁ間をとってキティで
書いてる同時は呼称サイトにマグダウェルって書いてたんじゃないかな。
私が書いてたときそうだったし。
815 :
814:2008/05/09(金) 21:28:36 ID:???
同時→当時
誤字ごめんなさい。
マクダウェルは読んでて凄い違和感あるからエヴァンジェリンで良いと思う
それに夏休み前半設定だから良いと思う
時間軸がずれてるわけだから最新呼称と違うのはしかたないさ
まあ、そこまで忠実に書く必要も無いかと
正確さを追求するのなら始祖クラスの吸血鬼なんて死んでも塵になるだけで滅びはしないからねえ・・・
原作からして結構いい加減だからな
このかや亜子なんて正直それどこの言葉だよとおもうときあるし>原作
別荘で千雨がマクダウェルって呼んでるのはミスだろ
赤松が過去に戻れるなら書き直すだろ
エヴァンジェリンが正しい
ラルクオタとB'zオタは本当痛いわ
同じ信者が痛い4大バンドでもGLAYポルノよか100倍痛い
別にミスチル叩かなくても良いよな。そんなに売り上げ負けて悔しいかよwww
誤爆
噂にしか聞いた事なかったがミスチルとラルクのファン通しの戦いって凄いのなw
いや〜良い誤爆が見れた
つかどっちも全部同じ曲にしか聴こえねーよwww
同士だった
携帯で打つとよく「う」と「お」の変換ミスが…
俺はミスチルもラルクも好きだけど
ミスチルのフェイクはバトロワっぽいね
だんご三兄弟は合わない?
840たんにリアル遭遇ktkr
今週のトップ絵神すぎるww
840氏乙です。今週も凄い!
携帯からしかこのスレ見てないから840氏の作品が見たくても見れない!
という方にお勧めのこのサイト!
http://mobazilla.ax-m.jp/ 無料でPCサイトビュアーできるからこれでいつでもこのスレに投下された絵が見れるね!
このエヴァめちゃ良い
今更ですが作者20氏 840氏 乙です
スレチかもしれませんがこのスレをひらこうとするとクッキーがなんとかって出て更新できません
クッキーってなんでしょう?
恋空に主演してる女優の事じゃね?
お化けの救急車〜・・じゃね?
「どんなときも」「もう恋なんてしない」などの名曲を作り上げた人じゃね?
運が良い事
ディズニーのマスコットキャラの事じゃなかった?
ワロタww
のどかはどうしているのだろう心配です(>_<)
えーと、エヴァの呼称については、物語の設定時期では千雨はマグダウェルと
言った表記しか見つからないのでこのまま行きます。
違和感のある方は脳内変換をお願いします。
・・・・しかし、過去の作者も言ってたけど、脳内変換って言葉は便利だなあ。
>>831 やしまる氏乙です。今回の絵は台詞なしで殺してしまったエヴァに申し訳ないです。
あんまり意味ないけどもうちょっと待って840の時に投下してれば面白かったかもです。
では本日の投下を始めますね。
[10.別行動(1)]
明日菜達が荷物を手に入れたとほぼ同じ時刻、他の組も荷物のある箱の場所へ到達していた。
――アキラ、まき絵、真名の3人は、あまり会話がないままに進んでいた。
元々アキラは寡黙だし、真名も意味のない会話はしない。
この中で最もしゃべりそうなまき絵は黙り込んだままアキラの右腕にしがみついていた。
エヴァの死体を発見したときのショックがまだ抜けきれないでいた。
結局、ほとんど会話らしい会話もないまま箱の所まで到達し、各々のケータイを使って箱を開けた。
デイパックの中身を確認した真名は、すぐに立ち上がってデイパックを担いだ。
「ここでお別れだな。2人とも気をつけろよ」
一言だけ2人に声をかけると、背を向けて次の目的地を目指して歩いていった。
素っ気無い真名の態度に取り残されたアキラとまき絵は呆気にとられていたが、すぐに気を取り直してデイパックを担ぐとお互いの無事を祈ってその場で別れていった。
――桜子、風香、ザジの3人はアキラ達とは反対に無口なザジを残して桜子と風香がにぎやかにしゃべっていた。
「でも、私たちのやるゲームって、どんなゲームなんだろうね?」
つとめて明るく桜子は声をかける。
「さーね。まあ、次の指令が来るまでのお楽しみってとこだろ?」
風香も明るく応じる。
「結構歩くね」
「1Kmくらい歩いたかな?」
「いやいや、森の中だしそんなには歩いてないでしょ」
他愛のない会話が続く。
別に気楽になっているわけではないが、明るく話でもしていないと不安で押しつぶされそうだった。
少し無理をしながら明るく話している2人の会話を、ザジは先を歩きながら黙って聞いていた。
ふと、ザジの足が止まる。
「どうしたのザジ?」
「何かあったー?」
ザジが急に止まったので、後ろを歩いていた2人はどうしたのかと声をかける。
「………」
無言のまま、ザジは前方を指差した。
「あ、箱がある。あれかな?」
声を上げて風香が走り出した。
「あ、待ってよ」
風香を追って桜子とザジも走り出す。
3人は箱の中を調べて、ケータイを使って無事荷物を手に入れることが出来た。
荷物の中にマップがあったので現在位置を把握しようとして四苦八苦した。
なんとか周りの目印を参考にして現在位置を確認することが出来た。
次のアイテムを探しに3人は別れ別れになる。
桜子と風香はザジも一緒に手を取った。
「それじゃ、ここでお別れだね」
「皆、気をつけてね」
「………」
コクリとザジも頷いた。
互いに背を向け、目的地を目指して歩き始めた。
【Bチーム:残り14人】
[11.別行動(2)]
――超と五月は2人だったこともあり、五月は歩くのが遅かったのにも関わらずあまり時間をかけずに荷物の入っている箱の場所まで来た。
すぐに箱を開けてデイパックの荷物を確認した。
この組は2人だけだったので3個あった箱が開かずに一つ余っていた。
すると、超はポケットの中から自分の物ではないケータイを取り出し、余った箱のセンサーにかざした。
鍵が外れて箱が開く。
超はニッと笑顔を浮かべて荷物を取り出した。
五月と2人組になったとき、超はメッセージを見終わって放置されていたエヴァのケータイを拾って持っていた。
エヴァのケータイが何かの役に立つかと思い、持って来たのが幸いした。
2つ持っていても仕方のないものは置いておき、食料と水、懐中電灯の電池などを五月と2人で分けて自分のデイパックの中に仕舞い込んだ。
そして、次のアイテムの場所が違う方向だと確認すると、互いの安全を祈ってそれぞれ別れて行った。
――千鶴、夏美、千雨の3人は、エヴァの死体を確認していた千雨が走って追いついて合流すると、3人で目的地を目指していた。
千鶴と夏美の2人はエヴァのことは何も聞いてはこなかった。そのため千雨も何も語らなかった。
それからは千鶴と夏美の2人が他愛の無い会話をし、2人から振られる話を適当に千雨が相槌を打ちながら目的地に向かって歩いていた。
道中は特に何も問題となることもなく箱のある場所へたどり着くことが出来た。
箱の中から取り出したデイパックを開けて中身を確認した千雨は、
「じゃあな。ここでお別れだ」
と言って2人に背を向けて歩き出した。
「ちょ、ちょっと待ってよ」
慌てて夏美が千雨を引き止める。
「なんだよ」
面倒臭そうに千雨が振り向いた。
「次のアイテムを手に入れた後で、合流する場所と時間を決めとかない?」
夏美の提案に千雨は首を振って答えた。
「……悪いが2人だけでやってくれないか?私は私の意志で行動したい」
「でも……」
「夏美ちゃん」
諦めずに説得しようとした夏美を千鶴が止める。
「このような状況だからこそ協力し合わなければならないけど、同時に自分達の意思で行動するのも大事よ。
千雨さんの意思を尊重しましょう」
千鶴の言葉に夏美もしぶしぶ納得する。
「悪いな那波、村上」
そう言って千雨は再び背を向ける。
「気をつけてね」
千雨の背中に向かって千鶴は手を振った。
2人だけになって夏美が口を開く。
「ちづ姉、本当にこれでよかったの?」
首を振って千鶴は答える。
「正直言ってそれは良くわからないわ。ただ何となくだけど千雨さんは私たちと一緒に行動したくなかったみたいね。
それだったら無理に一緒にいないほうが良いと思ったの」
夏美はそれ以上何も言わなかった。
結局、次のアイテムを見つけた後は2人が最初の荷物のあったこの場所で合流することを約束して、2人も次のアイテムを探すために移動を始めた。
【Bチーム:残り14人】
[12.アイテム]
千鶴と夏美と別れた後、千雨は1人で次のアイテムを目指して歩いていた。
千鶴が指摘したように千雨は2人と一緒に行動したくなかったのだ。
エヴァの死体を調べたときの夕映との会話では、エヴァを殺したのはクラスメートと主催者で5分5分のように言っていた。
しかし千雨自身はクラスメート、つまりBチームの中に犯人がいると考えていた。
何も根拠はない。単なる千雨の直感だ。
その場合、誰がエヴァを殺したのかということが問題になってくる。
恐らくは単独犯だろう。しかし、仮にも人を1人殺しておいて平然とその後で我々との話し合いに参加していた程の奴だ。
容疑者は自ずと絞られてくる。
千雨が最も怪しいと睨んだのは真名である。彼女ならエヴァを倒してもおかしくはないし、人を殺したとしても平静を保てるだろう。
その他は難しいところだが、刹那、超、千鶴あたりは精神力が強そうであり人を殺したとしても平静を保てそうだ。
あとは何を考えているかわからないザジが挙げられる。
そして人殺しをするとは思えないしそれを隠せるとは思えないが、仮にも演劇部である夏美も怪しいリストに加わった。
千雨が怪しいと考えるうちの2人と同じ組になっていたのである。
最初のアイテムを見つけるまでの道中、千雨は2人のことをそれとなく観察していたが一緒にいた限りにおいては怪しいところは見当たらなかった。
2人を疑いたくはないのだが、自分の安全を最優先するならば2人と別れた方が良いと千雨は判断した。
千雨はケータイの示す道を黙々と歩いて行った。
これから行われるゲームが何なのか分からないが、なんとなく嫌な予感がしていた。
自然と歩く足取りが速くなる。
千雨はスタート地点だった広場からほぼ南西方向にまっすぐ歩いていたことになる。
しばらく歩いていると木々の間から海が見えてきた。
目の前に砂浜が広がった。
マップを取り出して現在位置を確認すると島の南側は砂浜となっていた。
千雨はこの砂浜のどこかに次のアイテムがあると思いながら、ケータイの案内を見ながら再び歩き出した。
次の箱はそれから5分もしないうちに見つかった。
センサーのある場所を探してケータイをかざす。鍵が開いたので箱を開いて中を覗き込んだ。
箱の中にあったのはヌンチャク。
「これは、武器……だよな?」
千雨は手を伸ばしてヌンチャクを箱から取り出した。
少し唖然としながらも支給されたアイテムの意味を考える。
普通に考えればヌンチャクは誰かと戦うため以外に使い道はない。
自分達はゲームに強制的に参加させられている。
ゲームの最初に同じチームのエヴァが主催者の意図によって殺されている。
そのゲームのアイテムとして殺傷能力のある武器を支給しているということは……
「なんか、イヤな予感がしやがる」
忌々しげに千雨は呟いた。
【Bチーム:残り14人】
[13.殺人犯]
彼女は息を殺しながらある女生徒の後を、音を立てずに追いかけていた。
彼女が狙っているのは四葉五月。
五月は超と別れた後、たった一人で次のアイテムを探しているところだった。
なぜ彼女が五月を狙っているのか、理由は特にない。
強いて挙げれば自分はBチームの生徒を殺そうとしている。そして、たまたま五月が1人で居るのを発見したからである。
懐の中に隠していた包丁を取り出す。
包丁には血の跡が付いていた。エヴァを刺した時のものだ。
彼女がエヴァを殺したのはエヴァが皆と同じように眠らされていた時だった。
無防備なエヴァは首輪によって再生能力を封じられていたために殺すのに手間はかからなかった。
返り血は充分注意したので自分の制服には付いていない。
その後、凶器の包丁を一旦隠し、手に付いた血は水で洗い流したので誰にもバレていないはずだった。
気付くとしたら真名や刹那辺りだろうが、2人は気付かなかったようで何も言ってはこなかった。
仮に気付かれていたとしてもゲームが進行している今なら特に問題はない。
――彼女の目的はクラスメート全員の殺害。
2人目のターゲットが五月というわけだ。
ケータイからのメッセージでゲームが既に始まっているのは伝えられている。しかし、ゲームの内容が何なのかはほとんどの生徒がまだ知らされていない。
彼女にとっては今のうちに多くの生徒を殺しておく方が後々の都合が良かったのだ。
五月は彼女の存在には気付いていない。全く警戒もしていない。今がチャンスだった。
彼女は五月との距離を一気に縮め、後ろから五月に覆いかぶさると左手で五月の口を塞いだ。
いきなり口を塞がれた五月は驚いて彼女を振りほどこうとする。
動く五月をしっかり抑え込み、右手に持っている包丁を五月の首筋に突き立てて一気に切り裂いた。
口が塞がれて悲鳴を上げることも出来ず、五月の首筋から血が吹き出る。
彼女を振りほどこうともがいていた五月の体から徐々に力が抜け、その場に崩れ落ちた。
倒れた五月を見下ろしながら、五月の持っていたデイパックを取り上げると中を探って食料を取り出して自分のデイパックの中に詰め込んだ。
次に五月の体を探り、五月の持っていたケータイを見つけると表示されている画面を確認する。
アイテムのある場所まですぐそこだった。
彼女は五月のケータイの案内の通りに移動し、箱を見つけてケータイで箱を開いた。
箱の中にはIMIウージーが入っている。いわゆるサブマシンガン、大当たりの武器である。
彼女は会心の笑みを浮かべIMIウージーを手にした。
そして五月のケータイをデイパックの中に入れると、次に自分の持っていたケータイをポケットから取り出した。
ケータイの画面には自分に支給されるアイテムの箱のある場所が示されている。
彼女は自分のアイテムの箱を探しに移動し始めた。
【出席番号30 四葉五月 死亡】
【Bチーム:残り13人】
本日の投下は以上です。
来週からは次スレかな?ではまた。
おおー!乙!
こういうバトロワも新しくて良いね。
今のところ毎晩毎晩wktkしてるよ。
犯人はヤス
短パンマンを排除させてもらう
863 :
マロン名無しさん:2008/05/10(土) 23:07:43 ID:kPP9J91E
なんか夕映が怪しい
おつ
作者20氏、840氏乙です。
Bチームに俺の好きなキャラが沢山居る……だからどうしたと言われそうだがw
20氏は明日も投下頑張って下さい〜
期待してますよ〜
22部に限った事じゃないけど皆夏美の演技を大袈裟に書きすぎじゃね?
ぶっちゃけただの素人中学生が演劇部ごときで殺し関係を演じたりなんか出来ないだろ
後は美空が陸上部だから足早いって言ってもAF使わない限りそんな大きな差出ないし運動関係の部かどうかで体力を決めたりとか大袈裟すぎ
ちょっとキツく言ってしまったな。すまん。
今かいてる未来の作者さんはその辺大きく書くの気を付けて書いて欲しい
そうか?運動部か文化部か、で実際けっこう体力とか違うし、運動能力は差が出る部分じゃないか?
それに夏美の演技だって、追い込まれた人間の力とか、まだ開花しきっていない才能とか、捉え方は人それぞれだから、一概におかしいとも言えないだろ
まあ何が言いたいかと言えば、個人の解釈次第、ということさ。
>>866 俺もそれ思ってた
後、超や葉加瀬ならともかくちうのハッキングもさすがに本部にはかなわないよな・・・
悪く言うわけじゃないが以前朝倉がハックして本部倒すとかいうのはさすがに無茶だろwwって思った
俺も結構大袈裟に書くの違和感持ってしまう性格だからそこはあまりぶっ飛びないほうが嬉しい
バスケやってりゃアクロバティックにガンマンやれちゃう世界に何を求めてるんだお前らは
871 :
870:2008/05/11(日) 01:26:25 ID:???
美空の足はAF無しでも明日菜並みじゃなかったか
それに追いつくアキラも考えると運動部のスペックは軒並み高い
ハッキングについて突っ込むのは無粋
リアルにしようとすればするほどどこかでおかしくなるんだから
でも中学生の女子なんて陸上部でも50m走平均的な子と1秒程度しか違わないぜ
仮に女で中学生である美空が50m7秒5で走れたとしても他の子は9秒くらい遅い子でも10,11秒くらいなんだから
こと短距離で追いかけ合いをするバトロワにおいて追いかける逃げるで差がひらくとは思い難いな
まぁ少しくらいならともかくそういう描写を大袈裟にするのは確かに気になる
俺も
>>866に同意しとく
なんだ、俺と同じ事考えてた人結構いるんだな
俺は気にしないようにしてたからあえて言わなかったが
そういや今日は別館更新の日か
ネギま、ハンタ、ルーキーズ、別館の更新が今の俺の1週間の4大楽しみです
ただネギまはしょっちゅう休載でハンタは来週からまた休載でルーキーズは2週続けてバレーでなしorz
別館は頼むから毎週更新してくれよな!
そもそも赤松ワールドでは有り得ない殺し合いをやらせておいて何を言っているのだ?
バトロワをやらせる事自体が無理のある設定なのに、あくまでリアリティを求めるというのなら、
ゲーム開始までの段階でどうやって首輪を付けるのかを説得力充分に描く必要があるだろ?
学園外が舞台の場合はどうやってエヴァの呪いを解くのか?
茶々丸に首輪付けるのだって相当な無茶をしないと不可能だろう
ネギまが題材のバトロワにリアリティを求める事自体がおかしいんだから、多少の過剰演出は仕方無いだろうが
超人と一般人が同居してる設定でリアリティを追求したら、一般人はまず生き残れないのだから
ネギまにリアリティ求めるのはおかしい。
弱小バスケ部の裕奈が豪徳寺以上にポイント稼いだりアキラが美空に追いついたりするのがそもそもおかしい
一部非戦闘員を除けばネギまキャラの戦闘力なんてジャンプマンガと同じ“その時々によって強さの不等号は変わります”だろ
戦車より強いネギより遥かに強いエヴァ様に一撃叩きこむ明日菜とか人類に殺せるわけねーよ
中学生なのにニンニンとかボクとか言うのもおっぱいがでかすぎるのもおかしい。魔法使いの先生が存在することがおかしい。
その弱小バスケ部所属の裕奈も、1巻から既に驚異的なジャンプ力を見せてるんだよなw
夏美に関しては大学の演劇にも参加してるくらいだから実力はそれなりにあるだろうけど、
アドリブが苦手となるとバトロワみたいな場面では逆にボロが出そうな気もする
こういうのは前後の文章で補足するか完全スルーするしかないよね。作者さん頑張れ
以上にキック力のあるサッカー部マネージャーとかもなw
新体操のリボンでものを掴むとか
まぁ場面場面によるてことで
朝にこんなに書き込みが集中するって事は……
分かるよね
むしろ夜にあれだけ言ってた連中が何一つ反論して来ないのが不自然な件
アキラがAF美空に追いついたのもまき絵のリボンもギャグとしてだろ
亜子のキックは女子サッカーある程度してる人ならあの程度は普通に出来る
ま、美空の足の速さや夏美の演技程度はある程度リアリティ求めておうげさに書かない方が良いな
漫画だから原作もだからって言ってなんでもありになったら逆につまんなくなるからある程度のリアリティは求める方が良いね
朝から何レスにもわって同じ事書いてる人の気持ちも分かるっちゃ分かるけどね
そーでもいいがそう言うのはしたらばでやれと
>>886 夜や深夜に2chしても朝から2chはしてる方が少ないだろ
俺には
>>877-883の全部じゃないにしても一部は同じ人物による者だと思うぞ
つか演技部だから夏美なら殺しをしても表情を隠せるとか陸上部の美空相手だから一方的に差がひらくとか萎えるよな
千雨のハッキングは物語進行上仕方ないとしても運動部関係だからそうでないからとかも萎える
>>889 日曜なら朝っぱらからブラウザつけっぱなしでもおかしくはないんじゃね
どっちにも自演は混ざってるだろうがな
むしろ日曜だから夜遅くまで起きてて朝は寝てるんじゃね?
結論。作者がどんな風に書いても
面 白 け れ ば 正 義
もし、つまらなく感じても、どうか生温かい目で見守ってあげよう
これ以上の議論はしたらばでやってくれ。今更作者20氏に言っても変更不可なんだから
未来の作者に要望するのは現行スレで話す事じゃないだろ
自演にしろそうでないにしろ許容範囲に入る人とそうでない人が居るってのも事実だしねぇ。
だから許せない人はじっくり読まずに許せる人がじっくり読めばいいんじゃあないの?
正直、あんまり制限しすぎても作者も減るだろうし、今書いてる最中の俺も困るw
制限するもしないも作者の自由さ
読者全員が満場一致で反対ってわけじゃないんだ、合う人が合う作品を読めばいい
結論:ザジもっと活躍させろ
結論:ラカン出したらすごいことになる
結論:いんちょと俺の結婚式
短縮書いてるんですけどどのくらいまでのエロはありなんですか?
フェラオチまではあり?
チンコ切断まで
>>904 住人はなんて言うか分からんが個人的意見なら是非最後まで…
ぼかせば最後まで行っていいと思うがピンク行きになるほどの描写の濃さだとまずい
ん?誰のをフェラするんだ?
せっちゃんはぶっといの生えとるで
おっぱいロワイアルがいい!
おまいらエロパロ行けww
パルも自分でチン●コ作れるよな
隠れてないwwwwww
作者です。
リアリティに関しては、作者なりの許容範囲の中で書いていますので、
違和感のある方はご容赦を。
さて、本日の投下を始めます。
[14.拳銃]
明日菜は次のアイテムを探しにケータイの案内通りに歩いていた。すると目の前が開けて海岸線に出ていた。
地図を取り出して確認すると明日菜は島の南端にいるらしい。
海を正面にしている明日菜がいる場所から見て、右側には砂浜が広がっている。
ケータイの示す次のアイテムはこのあたりにあるはずなので、明日菜はキョロキョロと探し回った。
海岸沿いにある松の木の根元にそれらしい箱を見つけたので近づいていく。
どうやら間違いない。ケータイを使って箱の鍵を外した後で箱を開けて中を覗いた。
箱の中には拳銃が入っていた。
「なによこれ……モデルガン?」
主催者はゲームに参加してもらうようなことを言っていた。
ペイント弾でも使って模擬戦でもするのだろうかと思いながら拳銃を取り出す。
拳銃はずっしりと重く、本物の拳銃を見たことのない明日菜もこれがモデルガンではないことに気付く。
「ひょっとして……本物!?」
一体自分達は何をさせられるんだろう?そう思いながらも箱の中をさらに確かめる。
説明書が出てきた。拳銃の名前はワルサーPP。そう説明されても明日菜には良くわからない。
何かいやな気がするが、とりあえず説明書と共に銃をデイパックの中に仕舞い込んだ。
アイテムを手に入れた後はどうなるのだろうかと思ってケータイの画面を見るが、今開けた箱の位置を示したきり何も表示されない。
支給されるものはこれで終わりということだろう。
これからゲームが始まるはずであるがその連絡は今のところ来ていない。
考えられるのは、クラスメート全員が次のアイテム……武器を手に入れてから本格的にゲームがスタートするということだろう。
何が始まるのか不安ではあったが、次の連絡が来るまでは明日菜は何も考えないことにした。
最初にデイパックを手に入れた場所で夕映と刹那と待ち合わせをしている。
今から行こうかとも思ったが比較的歩みの遅い夕映はもう少し時間がかかると思い、このあたりで少し時間を潰してから戻ることにした。
明日菜は砂浜の上に立ち、大きく伸びをする。
照りつける太陽、押し寄せる波の音、かもめの鳴き声が聞こえてくる。
「うーん、わけのわからないことがなければ、ここでのんびりしたいんだけどなー」
そう言いながら砂浜を散歩する。
そろそろ昼になる頃だろう。
まだ腹はすいていないが、後でデイパックの中に入ってあったパンを食べようかとか考えながら砂浜を歩いていた。
天気は晴れ。雲もほとんどなく遠くまでが見通せる。
「いい天気だなー」
海から吹いてくる風が気持ちいい。
すると、視力の良い明日菜の目が遠くで砂浜を歩いている人影を捉えた。
「ん?あれは……」
麻帆良学園の制服だ。遠目なのでさすがに誰かは分からない。
明日菜は駆け足でその人影に近づいていった。
その人影は海岸で腕を組んで考え事をしているのか、所在なげにうろうろしている。
近づいてみてようやくそれが誰だかわかった。
「千雨ちゃん!」
【Bチーム:残り13人】
C
[15.ゲーム開始の合図]
「千雨ちゃん!」
自分の名前が呼ばれて、千雨はようやくクラスメートの誰かが自分に近づいているのに気付いた。
千雨は武器を手に入れた後、次の行動が指令待ちになったので一人で考えていた。
何故自分達は記憶が曖昧なままここにいるのか?これから行われるゲームのこと、殺されたエヴァのことなど分からない事ばかりだった。
自分の考えに没頭しすぎたために明日菜が近づいていたことさえ気付かなかった。
「神楽坂か……」
心の中で舌を打つ。正直言って鬱陶しいのが来たと思った。
エヴァを殺した犯人として千雨が怪しいと目をつけている生徒の中に明日菜はいない。
単純で頭の悪い明日菜が他の生徒にバレずに人殺しが出来るとは思えなかった。
かといって情報が何もない今の状況では明日菜と組みたいとも思っていなかった。
「ねえ千雨ちゃん、2つ目のアイテム見た?私の中には拳銃が入っていたわよ。千雨ちゃんはどうだった?」
「拳銃だと!?」
自分のアイテムのヌンチャクだけでも洒落にならないと思っていたが、拳銃まであるのはマジで洒落になっていない。
「うん、ほらこれ」
明日菜はデイパックの中をごそごそ探すとワルサーPPを千雨に手渡す。
千雨も本物の銃なんて身近で見たことはないが、ひんやりとした金属の触感といい、ずっしりとした重量感といい本物だと考えられる。
銃を明日菜に返すと自分が予想していたゲームの内容をさらに悪い方向へ修正した。
考えにふけっている千雨の様子を見て、明日菜は不安に思って千雨に尋ねた。
「ねえ、これってどういうことなのかな?ゲームって何させられるんだろ?」
「……神楽坂、あんたも内心感づいているんじゃあないのか?」
「………」
明日菜も内心思っていることがある。正直に言えば千雨がそれを否定してくれることを期待していたのだ。
プルルルル、プルルルル、プルルルル!
明日菜と千雨のケータイが同時に鳴った。
いきなり鳴り響いたけたたましい音に2人はビクッとする。
顔を見合わせ、どちらともなくケータイのメッセージを読んだ。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令
ゲーム参加者の諸君、ゲームのルールを説明する。
*** 今から君達には殺し合いをしてもらう ***
*** これよりバトルロワイヤルを開催する ***』
メッセージの冒頭はそんな文章から始まっていた。
思わず顔を上げた明日菜と千雨は互いに顔を見合わせる。
明日菜は何が何だか分からずに混乱してしまい、千雨に尋ねた。
「ねえ、千雨ちゃん……これって……」
「……どうやら最も最悪な予想が当たったらしいな。これは殺し合いのゲームだ」
忌々しげな表情をして千雨が搾り出すように言った。
【Bチーム:残り13人】
[16.出会い]
―――話は約2時間ほど前に遡る。
Bチームのメンバーが目覚めた時と同じ頃、Aチームのメンバーも別の場所で目覚めていた。
「のか……このかってば、起きなよ!」
「ムニャ、せっちゃん……好きやあ」
朝倉和美(出席番号3)が眠っている近衛木乃香(出席番号13)を揺り起こしている。
「なーに寝ぼけてんのよ、起きなってこのか!」
「ハッ!な、なんや?あ、朝倉!?な、何で朝倉がここにおるん?というかここどこや?」
目覚めた木乃香はあたふたと周りを見ながら起こしてくれた和美に質問する。
両手を腰に当てて和美が大きくため息を付いた。
「落ち着きなって、このか。私も同じように寝ていて目覚めた時にこの場所にいて驚いているんだよ。
他に誰かいないか探し回っていたら、ここで寝ているこのかを見つけたのでたった今起こしたってわけ」
和美は簡単にこれまでの経緯を説明する。
木乃香はようやく気持ちを落ち着けて改めて回りを見渡した。
そよ風が吹いて木々のこすれあう音が聞こえてくる。
屋外であることは間違いない。森か林のような場所だろうか?
「それで……ここはどこなん?」
落ち着いたところで改めて和美に質問する。
「それがわかんないんだよね。て言うか、ここに来る前の記憶がはっきりしていないんだ。ねえ、このかはそんなことない?」
和美の言葉を受けて、木乃香はここに来る前のことを思い出そうとするが良く思い出せない。
学園にいたのか寮にいたのかさえはっきりしない。
「良く……わからへんわ。記憶がごちゃごちゃしてはっきりせーへん」
「うーん、このかも一緒か。こりゃ他の人と出会えても同じかもしれないな」
厳しい表情で和美は考え込んだ。
そのとき、木乃香は和美の首に見慣れぬ首輪が取り付けられている事に気づく。
まさかと思って自分の首元を手探りで調べると首周りにひんやりとした硬い輪のような物がある。
同じ首輪だろう。
「なあ朝倉、この首輪はなんや?何で私達についてるん?」
首輪を触って戸惑っている木乃香の問いに申し訳なさそうに和美は首を振った。
「それは私にもわからないよ。わからないことだらけで混乱してるのは私も一緒だよ」
そのとき、2人の間の空気を震わすかのようにケータイの呼び出し音がプルルル、プルルルと鳴り響いた。
和美と木乃香はあわててケータイを探し始める。
ポケットからケータイを取り出したとき、木乃香が驚きの声を上げる。
「あれ?このケータイ、ウチのとちゃう!」
「私のもだ!」
2人は顔を見合わせた。
とにかくケータイを開いて見ることにした。
2人がケータイを見ると、画面にメッセージが流れる。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令
ゲーム参加者Aチームの諸君、以下に指定する場所へ集合せよ』
メッセージの内容は2人とも同じものだった。
これはどういうことなのか?考える2人の間に沈黙が流れる。
「とりあえず、このメッセージが指定している場所へ行ってみよっか?」
「そうやな。そうするしかないわな」
いくら考えても他に良い方法はなかった。
結局は指定する場所まで行ってみようということになり、2人は揃ってケータイが示す場所まで移動を始めた。
[17.Aチーム]
木乃香と和美の2人がケータイの指定する場所へ向かって歩いていると、途中で3〜4軒の家が集まっている集落があった。
もしかしたら今2人のいる場所がどこなのかを聞けるかもしれないと思い、手分けして1軒1軒人がいないか尋ねてみた。
しかし結果的には誰も見つからなかった。
「誰もいーひんな」
「うーん……昼まではまだ少し時間がある時間帯だから1軒くらい誰か家にいてもよさそうなものなんだけどね。
それとも、この地域一体に人がいないのか……」
「あんまり考えてもしゃーないわ、ほな行こか」
木乃香は人を探すのを諦め、ケータイが指定する場所への移動を再開しようとする。
この時ばかりは深く考えずに行動できる木乃香の性格が和美にとっては羨ましかった。
かなり道草を食ってしまった。
先を歩いていた木乃香に早足で和美が追いつくと、2人揃って歩くペースを速めながらケータイの指定する場所へ向かった。
集落を通り過ぎて10分ぐらい歩くと、再び森の中に入る。
木々が開けたところにコテージのような建物があり、そこに自分達と同じように集合させられたクラスメート達がいた。
そこにいたのは12人の生徒達。
明石裕奈(出席番号2)、和泉亜子(出席番号5)、柿崎美砂(出席番号7)、春日美空(出席番号9)
絡繰茶々丸(出席番号10)、釘宮円(出席番号11)、古菲(出席番号12)、早乙女ハルナ(出席番号14)、
長瀬楓(出席番号20)、鳴滝史伽(出席番号23)、宮崎のどか(出席番号27)、雪広あやか(出席番号28)
木乃香と和美を入れると14人となる。
大勢のクラスメートと出会ったことで少しホッとして誰かに話しかけようとした和美だが、彼女達の雰囲気が少しおかしいことに気づく。
皆一様に暗い顔をして下を向いて押し黙っている。木乃香と和美の姿を見ても向こうから声をかけて来ようとしない。
木乃香もクラスメート達の様子がおかしいのに気づいていた。
集まっているクラスメートの中で、委員長のあやかがいたので和美は声を掛けてみる。
「どうしたの、いいんちょ?みんな暗い顔をしてるけど何かあったの?」
声を掛けられたあやかはビクッと体を震わせると、思い出したかのように和美と木乃香の方を向いた。
「あ、ああ、朝倉さんにこのかさん、ご無事のようでなによりでしたわ。ただ、葉加瀬さんが、葉加瀬さんが……」
聡美の名を呼んだ後にあやかは口ごもる。
「……ハカセ殿が死体で見つかったのでござる」
あやかの後を引き継いで楓が答えた。
「そ、そうですの。もう何がなんだか……」
わけの分からない状況の上に聡美の死体を見つけたのである。あまりの出来事に少々パニックになってあやかは頭を抱えた。
あやかを落ち着かせるために座らせた後、楓が代わって説明を始めた。
「最初から説明しよう。恐らく2人とも同じと思うが、拙者たちが目覚めた時にはこの地にいたでござる。
ここはどこなのか、何故ここにいるのか、ここに来る前に何をしていたのかは誰も知らないでござる」
和美と木乃香は、自分達も同じだったことを示すようにコクリと頷いた。
「そして知らぬ間に持っていたケータイからメッセージが入り、その案内に従って皆ここに集まったでござる。確か拙者は確か11番目にここに着いたはず。
そして、拙者がここに着いた後に亜子殿の悲鳴が起こったでござる。
何事かと思って皆が亜子殿の声のする場所にたどり着くと、そこには血まみれになったハカセ殿の死体があったというわけでござる」
楓は簡単に状況の説明をした。
死体を見つけたショックなのか聡美の血を見たショックなのか、恐らく両方なのだろう。
亜子は気絶した状態のまま裕奈の膝枕で寝ている。
大体の状況が飲み込めた和美は、聡美が殺された件について誰が殺したのかなどいろいろ気になることがあったが、この場でそれを言うのは良くないと思って黙っておいた。
隣では木乃香がショックを受けているようで「まさか、ハカセちゃんが……何でや?」となにやらブツブツ呟いていた。
和美は頭の中で一旦状況を整理することにした。
最初のメッセージの内容から考えると、ここに集まっているのがAチームだということが和美には理解できた。
死んだ聡美を入れて15人。たぶん30人のクラスを半分にチーム分けをしたのだろう。
今集まっているメンバーで全員のはずだ。
「……さよちゃんはここには来ていないみたいだね」
30人ということはさよは含まれてはいない。
自分の近くに居ないということはさよは来ていないのだろう。和美は小声でそれを確認した。
とりあえず、指令の通りにメンバーが集まったというわけである。
これからどうすべきかを検討すべく和美が口を開けかけた時、メンバー全員のケータイが一斉に鳴り響いた。
次の指令だろう。和美はケータイを取り出してメッセージを見る。
『――― メッセージ ―――
送信者:主催者
件名 :指令−8
これは脅しではない。本気である証拠にチームの一人には死んでもらっている』
一瞬何の意味か分からなかったが、文章が断片的なことと指令に8という番号があることに気付く。
和美はここにいるメンバー全員のメッセージを合わせると一つのメッセージになるのだろうと瞬時に理解した。
さらに、和美は自分に送られた断片的な文章から聡美は事故やトラブルなどではなく主催者が用意したゲームの一環で殺されたのだということに気付いた。
ゲームのためには簡単に人の命を奪う。ゲームの詳細は明らかではないがロクなゲームではないはずだ。
命の危険もありうる厄介な事に巻き込まれしまったということを痛感し、和美の背筋に冷たい物が走った。
その後、Aチームのメンバーは互いのメッセージを順番に読み上げ、主催者の指令の全容を知ることになる。
和美はメンバーに分割して送られてきたメッセージの内容がゲーム攻略のヒントになるかもしれないと思い、全員のメッセージを一言一句漏らさずに記憶していた。
聡美の死のショックから何とか立ち直ったあやかが中心になって今後の方針を決めていく。
とにかく指令にあるように荷物を取りに行こう。そういう話に落ち着き、誰がどこに行くのか組み分けの話し合いが始まった。
――Aチームに与えられた主催者からのメッセージはBチームのものと全く同じ物であった。
ただ一つ違うのは、誰も聡美のケータイに入った15番目のメッセージは見なかったことだけである。
【出席番号24 葉加瀬聡美 死亡】
【Aチーム:残り14人】
本日の投下は以上です。
明日はこちらに投下するのか、次スレになるのか微妙なところですが、
状況に応じて投下します。
ハwwwwカwwwセwwwwwwww
乙です。ハカセセリフなしwww
乙っした。やっとA出てきたかw
乙……
ハwwwカwwwセwwwwww
真っ先に乙と
ハカセは流石だなww
20氏、投下乙です。
やはりハカセはハカセか……w
>>926 明日の投下はこのスレが970越えてるようなら次スレに、
越えてなければこっちでいいんじゃないかな?
933 :
別館まとめ:2008/05/11(日) 21:03:34 ID:???
やしまる氏のネギロワーガーを美味しく頂いた別館まとめです。
作者20氏、本日のハカセ死亡には思わず吹きました。
ハカセの本領発揮ですねw
>>875 楽しみにしていただけて幸いです。今後も別館は週一更新を続けます!
☆ 別館更新情報 2008/05/12 ☆
・『ネギロワDEアンケート』
第3回アンケート結果を作成しました。
・『ネギロワキャラクタープロフィール』
「椎名桜子」を作成しました。
次回の第5回アンケートは22部関連ということで
『22部ベスト予選バトル』アンケートを考えています。
その他に良いアンケートややってみたいアンケートがあれば、どうぞ。
http://yuyunegirowa.web.fc2.com/index.html
更新乙
改めて21部の桜子は最高だと思った
今してるアンケートを今日で切って明日から22部アンケとバトロワに合う曲アンケを同時進行したらよくね?
どうせ17部がもう優勝でしょ
17部厨が1人で毎日投票しまくってどうしても1位にしたいみたいだしね
>>935 ほーらこういうのが出る。
だから作品同士の対抗みたいなのは止めた方がいいっていったのに。
自分の好きな組み合わせが一位になれなかったらキレるほうがおかしい。
はいはい
>>935はスルーしましょうねぼくちゃんたち
ここの住人に足りないのはひねくれたやつをカバーするぶスルースキルだよ
941 :
935:2008/05/11(日) 22:12:59 ID:???
ん?厨って言葉使っただけでここまで叩かれんのか?
まぁ投下時間からして
>>936-938は同一人物だろうから気にしないが
つか俺が投票した組み合わせは3票も入ってないからどっちみち優勝は無理だよww
ただ他に票数の多い19部21部は被って入ったりしてたのに17部だけちょうど毎日1票ずつ入り続けてるのが気になっただけだ
言い方悪かったらならごめんな
別館氏更新乙です
アンケート結果のコーナー一番好きです。gj
今別館を見てる人が4人もいる
なら別館氏が一人の自演か自演じゃないか言えばいいんじゃね?
俺は17や19、13と交互に投票してるから結果はわかってるが。
別館氏がそれ言ったら余計荒れるだろうが
つか同じ項目に一人で何度も投票する奴の気がしれん
アンケートの意味ないだろ
てか多分今まであやあすに投票してたやつが汚名をはらすためなのか知らんが一気に投票したなw何この気持ち悪い団結力
>>945 だったら別館氏が制限つけりゃいいんじゃん。
今週のとぷ絵いいな
すかさず保存した
あれの元画像持ってる人いる?
あぷろだ探せば見つかるとおもうよ
携帯氏って絶対O型かA型だよな
>>947 制限つけるにしても1人で17部に投票しまくってる奴だけ制限してくれよ
俺も6部19部21部(両方)にと4回も投票してしまったからとばっちり喰らうのは嫌だ
17部好きなだけに投票しまくってる奴うざい
そんな事しても17氏喜ばねーよ
17部1番好きな俺でも17の明日んちょに16票でダントツはねーよwって思った
なので今回は別の部に投票させてもらった
17部信者って16部信者より痛いんだね(笑)
椎名ズガン子は俺の嫁
いいや俺の嫁だね
22氏、別館氏GJです
特に別館氏はキャラプロフとか凄い調べてるし毎週更新するしで凄い尊敬です
>>951-953 空気読んでしたらべいけ。
まだここで戯れ言抜かすならそいつらのこと言えないだろ。
それから自演だなんて誰も思わんのやから反発もすんなよ。
ミス:したらば
別館氏毎回乙カレー
アンケは揉め事が起きるなら一人一日一票じゃなくて一人一票にすれば?
それかもう各部対抗はしないほうがいい
各部対抗くらい別に構わないだろ
今回は17部厨が自重してれば荒れる事なかったんだし
主人公アンケと名言アンケの時の刹那厨が自重してくれたと思ったら新たに現れたのがこれだよw
したらば行けないやつに言われても誰も何とも・・・
あんまり荒れたり17部連投が続くようなら俺が串刺しまくって19部と21部に100票くらいいれちゃうんだからね><
いっそ他作品のキャラ投票で一人で100票も入れちゃうプロシュート兄貴信者ほど突き抜けてれば笑って済んだんだがなあ
840空気変えてくれ
やしゃまる氏に救援
22部は千雨が活躍しそうなので次スレのAAは千雨にしときますね
, ‐¬77 フ¬∧ ヽ ヽ \ ヽヽ ヽ ヽ ヽ
/ // / / / 、 \ ヾ 、 \ \ ヘ \ l
/ ,// イ / / ヾ ヽ、 \ヽ ヽ ヽ ヘ ヽ l
/ / ! ‖ ||│ \ ヾ 、\\ >‐-< _ l i |
i / || ||│ ヽ \\/` <´ ̄ \ヘ l \ |
|/ | |j. l| | / ̄`ニ、 \ Y >>‐, ─、- Y !ニヽヽ j
|! !. l ! l∨‐'¨´ ___ヽ ヾ! ´‐' ヒj j / l ∨ヾi. /
| l |l ト. iヘ , -ャテハ` ∨¬、 ゞ=='´ j| リ !ノ/
l.|ヾi l ヾ 、弋ヒソ ! ヽ //// li. ∨/
l ! ト、 ゝ ヘ. / ` 、_, ‐'' ||ト. i' [ I N T E R M I S S I O N ]
ヾ ト、.`ト ヘ.___/ !!|i !
l ヾ! |ゝ、 < ̄`> / ll L __ ,ム XXV Hasegawa Chisame
| | ヽ丶、 / || | | \./ \__
━━━━━━━| | ヘ >- 、_ _/ ll | | / !、 <, ベゝ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ト ヘ ` ーく /|| | ト、./ ヽ、__,ノ `ヽ_. Welcome to Negima Battle Royale22.
| ヽ 、 ! _, -‐'7´ ̄/ ̄ ̄`` !ト !_,ノ 〉 ! , ヽ "When They Cry...?"
ヽ. ヽ >'´ /i ! ̄`ヽ |レ'´ ̄ `ヽ、 i / i l
GJ!今回のも良いな。
てか840氏凄すぎだろww
まじでこのスレのヒーローだな、大好きだぜ!
しまった。コテ外すの忘れてたorz
840たん乙。仕事っぷりが凄いです。
AA職人さんも毎回GJです。
てかwwちょwwwwwwAA職人て840さんだったんだwwwwwwwwwwww
うはっwwwwやしまる氏wwwwwwwww
840氏乙です! 毎回凄いですな。
AA職人も840氏だったんだw
こっちもGJですよー
てか次スレそろそろ立てないと……950忘れてる?
何から何までgjです
こいつ本当凄いなw
皆さん乙です
別館氏のアンケート結果毎回良いですね
やしまる氏もいろんな技術持ってて本当尊敬
あんた化けもんかw
俺もある程度AA作れるからこそわかるが840氏のAAのレベルは凄いぞ
衣食住のAAとか凄いクオリティ高い
まさか840氏とは思ってなかったぜ
1000近づいたらいつものやつ頼むぜ
⌒●__●⌒
((ヽ|・∀・|ノ クーフェイマンがこのスレを制覇したアル
|__| ))
| |
図
"""""""""""""""""
>>983 ⌒●__●⌒
((ヽ|・∀・|ノ これなら良いアルカ?
|__| ))
| |
動物園
"""""""""""""""""
ワロタwww
こんな朝っぱらから何やってんだwwwwwwwwww
ここでケータイ氏に一言、更新がんばってくれ!!
>>987 っていうかこんなスレの終わりでケータイまとめ氏がきてくれてるとはおもえんぞ
お
っ
は゜
い
う
め
え
/フフ .ー ヽヽ))_ ム`ヽ
/ ノ) ;ミ; //二!| ) ヽ
゙/ | 彡d.!´_ゝ! ノ⌒(ゝ._,ノ もうすぐだ
/ ノ⌒7⌒ヽーく \ / さあ来い1000番目!
丶_ ノ 。 ノ、 。|/
`ヽ `ー-'´_人`ー'ノ
丶  ̄ _人'彡ノ
ノ r'十ヽ/
/`ヽ_/ 十∨、
997 :
彗星:2008/05/12(月) 14:17:23 ID:???
/ /| / 丶 ヽ、ヾ 、 \ ヽ、 ヽ | .| ヽ
.| /i| .i 丶 ヽ'、ヽヽ、 ヽ 、 ヽ、 .ヽ | i ト、 ヽ
| ./.i| .l ヽ い ヽ,ヽ、 \\. ヽ ',.| i ト、 ヽ
| .| |.| l ヽ ヽ \ヽ. ヽ、 ヽ, \、 ヽ、'| .i .|丶. ヽ
| | .|.| .ト─--- ..,,_ヽ, ヽ ヾ; _,,.>ヤ,''''''''ヽ‐--.| i .「ヾ. ヽ というのは嘘で、
|. | .|.ト. |ヽ __,,,,,,,;;-\ヽヽ "_>‐;;____\ \|. .i | .|ヽ \
|.| |.ト, .| .ト. ヾ ゚ii|||iヽ ヽ'.、 -''~~ii;ii||||l~ゞ ト i .|ノ ヽ .\ このスレは
.|| .| iヽ | .iヽ ~~~ \ ~~~~ | i ト ヽ
.| .| i ヽ |. i .ヽ / | .i .|ヽ ヽ 彗 星
|. i. ヽ|,.i. ヽ. / /| .i .| \ ヽ
| i ヾ|.i ヽ. ヽ / .| i .ヒヽ、\ \ の提供でお送りしました
| .i '|、 i\. '‐-i‐-‐ ,''' / | .i | );;;;\\. \
| i ト i、 丶、 '="┐ / .| i |/;;;;;;;;;;;;;;ト、_
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/ / ||;;;;;;;|.|. トヽ、、___ .|i;;;;;;|! アキラの提供でお送りしました。
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ソ l ll;;;;;;|.|‐|!ヽ,丶丶 |!;;;;;;|
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,-─‐‐-、 ⌒ ミ
,,−,、r. ヽ ミ
ミ '|__超包子__|ヾ :ミ
{: ノ ゝ__.ノ,;}ヽ
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ヽ {;;;;;〉 /ハ ヽ、
丶ォ-ヾ=イ/ ミ i でもやっぱり
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/ 入 _ ィ、 イ コアラ五月の提供で
/ / トニ キヽ ヽ
/ / ハ干 r‐{ヽ `、} お送りしたんですよね。
クハハ{ { ヾ / | 〉 |
| ハ l { l
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とノ / {ヽ
(rニヽ 〉 ヽ
/ 7ノ \ ',
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ヽ、_ _ ,−"´ luuuノ
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