1 :
マロン名無しさん:
召還、決闘、手合わせ
交える度に血肉が四散し伊達の躯が横たわり
うら若き学童は男女の区別なく貞操の危機に直面す
本筋からかけ離れた残酷絵巻が容易く展開する使い魔はシグルイなり…
此処に開幕
2 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 18:52:29 ID:pZyjVGMA
ギーシュが大変なことに!
ギーシュの命と貞操は空前の灯火
4 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 20:21:40 ID:93nLNI5r
誰か零の使い魔たのむ
やあ (´・ω・`)
ようこそ、近年稀に見る糞スレへ。
このミルクはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「また
>>1のアホがやったこと」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、おそらく許してもらおうとも思っていないだろう。
でも、このスレを開くとき、君は薄々感づいていたはずだ
糞スレだ、と
それでも君は「希望」という名の
>>1の良心に望みを託した
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このテンプレを作ったんだ。
じゃあ、病院に帰ろうか
>>1
7 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 21:17:08 ID:dSXf+Vrn
偶然召喚されたナマっちょろい平和ボケ10代中頃の青年が
ガンダールヴになっただけでゴーレムの足を斬撃でフッ飛ばせるのに
端から人をナマスにできる掛川な方々が召喚されたらどんだけパワーアップするのかと?
後、九郎右衛門が召喚されたらルイズは間違いなく即死
ガンダールヴのおかげで抜刀時は虎眼先生が常に魔人化
シグルイスレはネタのクオリティが命・・・
誰召喚しても人死に必至だろ常識的に考えて
常識人がシグルイには少なすぎる
覚悟あたりなら良い具合そう
藤木召喚したいが寡黙過ぎて会話が思いつかないorz
無条件で使い魔とは思えんがなったらなったで
ゼロとルイズが呼ばれるたびに「ゼロのルイズと申したか」になりそうで困る
13 :
マロン名無しさん:2007/06/23(土) 12:01:04 ID:bRsAkXy5
使い魔として召還された場合
藤木→ただ黙々と使い魔家業をこなすも忠誠心皆無。その内、頭皮を毟り取られたルイズの亡骸が学内にて発見。
伊良子→片っ端から懐柔。俺は今日から貴族にござる。
牛股→一番人間が出来てそうではあるが初見を失敗すると皆殺し。
虎眼先生→徳川に所縁無き者に謙る訳がない。ルイズは死の間合いに位置していた。
涼→『もういっぺん申してみよ!』
九郎右衛門→『使い魔と申したか!』『ギーシュ…チュッパチッュパ…』
舟木兄弟→『ぬふぅ!ワハハハワハハハハハハ』
…これはひどい。
お互い一番幸せになりそうなのが伊良子だな
あいつは姫様懐柔してのし上がりそうな感じ
ルイズとしても優秀な使い魔ができていいだろうが
よく考えたらある程度のし上がったら母親みたいに殺されそうだから困る
つまり伊良子が一番書きやすいと言う事か、ネタバレだが原作では御前試合で負けて死ぬし召喚には持って来いだ。
17 :
マロン名無しさん:2007/06/23(土) 15:40:03 ID:06Qq2heT
藤木とかそのままでもある程度活躍しそうだよな
藤木ならすっぴんでもギーシュ、ゴーレムにワルド辺りは倒せそうだ
つか戦いが始まった直後に三寸切り込まれて全員絶命
表道具をもちいなくてもアゴ吹き飛ぶだろうし
ガンダールヴ化星流れとかオラワクワクしてくっぞ!
無明逆流れは魔法使い相手には絶望的に不利だな…
清玄は逆流れ使わなくても一般剣士よりはるかに強いから大丈夫だろ
まあ江戸時代の日本に魔法使いはいないからな
ルイズがダースベイダー召還するSSあったよな
>>13 藤木はあの世界のアイデンティティとしての爵位与えたりしたら一生尽くしてくれそうだけどな
「使い魔のなすべき事はルイズを守る
これに尽き申す」
問題はどの段階の藤木を召喚するか?…それに尽き申す
・免許皆伝後
・虎眼死亡後
・仇討ち前
・仇討ち後
・御前試合前
ただ虎眼先生に盲信してるだけに言う事きくか微妙だ
ルイズも実母同様愚鈍を召喚してしまったとか思いそうだし
虎眼を盲信→他人を信じない
って構図は別に成り立たないんじゃないか。
むしろ藤木にとっては虎眼流関係者以外ジャガイモかカボチャぐらいにしか思ってなさそう
ヴェストリ広場御前試合 第一試合
「魔法成功率ゼロのメイジは蝿を殺すこともできぬ
二股ヘタレ青銅は召喚キャラの噛ませにしかならぬ
ならばこの勝負…」
「否!見られいU字禿殿
不屈の闘魂を持ったメイジにおいては 己に与えられた過酷な運命こそ
かえってその若い闘魂を揺さぶりついには…」
それはおよそ一切の魔道書に 見たことも聞いたこともない奇怪な魔術であった
(ああ…あれこそルイズ様必勝の魔法
失敗爆破のお姿…)
こうですか、わかりません!
ルイズだと零装着時の激痛に耐えられないだろうな
>>13 宗像あたりを召還するのが一番危なげない気がする。
んでもって、ある意味虎眼先生より最悪なのが忠誠心を理解できないあいつ。
つまりシグルイは二次創作に向かぬ、なまくら作品でFA?
ぺ き ぃ
>>29零を召還してルイズがあの触手責めにあうなら第1話で完結しても俺は狼狽えぬ!!
lミミ!::!川/|l//ハミ三三-_‐, 彡彡 川| |l| |||川|_|lミミリ、
、 ミミミ::::〉、( |\)川┬-、‐ ' 彡:彡〉| ll川|| |l, '/ミ不ノ
ヽミミ:::::l::: ヽ-ノ丿l| |l、.::: ̄ヽ彡: /川 l| ||l|,':::/:ミ` j`ヽ、
-fミミ::::::::\ ( ノ \ _,` -:::::彡彡/| ||l||川,'`トl、_ :i)
: |ミ _.zョ、
>>31::.........:::::::::彡彡/-、ミミシ、:丶〉 ` メ、
/l|: 1‐nミ=ノ 、_..ィzョz.、 彡/ \ .`ー ..::::;イ `
f |! ミ=´┘::}' `::::ィ‐る‐、_, ミ/rフ `ヽ : .::::/‐'
`|:. -‐'´.::::l .:::::.`,.ニ-´ ミ/_ノ ̄  ̄.::フ::...:::::/´
./.:: ....::::::f У .::::...,´- / ‐-..‐`‐ ' :´ー-、:::ノ / | ○
,|:: ;;;,,,,,, >__..つ'´ , - '´:.. ._;::: _ 三 ニ = / |
ο y=tュ、_‐_ァ' ´ .::/ ...:::::...'´ -=´ ̄: :::三ノニ=― /
-l:/lrnnnヲソ .:::l:::. ‐ ' ´ .::: ` .::::::...._:, --‐'三≡= 二/二
: :ト`-ニ、イl:: .:::::人::ー --:: -'´  ̄ _ /三二 /
: :ヽi|ii :: , .- '´ \::...ー-:::::..__ ,:::' 三二ニ= `ヽ、 イ
l: :|:` ー く::::: :::::: :::` ―, - . _::/:/: : ::: : : ::: : : : : : \
: : l: : : : : :\::::::.... :: .: //:: : : : : : : :/:::: : : ::: : : :::: : : : : : :\
: : :l: : : : : : : \-:::: .::://: : : : : : : : /: :::: : : : : : : : :::: :
35 :
マロン名無しさん:2007/06/24(日) 09:25:45 ID:tgiXNVhu
トリステイン魔法学院広場―
今後を決定づけるこの日に際し、ルイズは祈る様な姿勢
脳裏に浮かぶは、神聖で美しく強力な使い魔召喚の幻。
『ゼロ!!』
中傷したるは風上のマリコルヌ等であったがルイズは一瞥こそすれ集中を切らしていない
貴族の中の貴族である。
今この時より『ゼロのルイズ』は死に新たな自分に生まれ変わるのだ。
(ちいねえさま…今日より私は真のメイジにごさいます…)
胸中で呟くや呪文を詠唱し杖を高らかに振るう。
と同時に、眼前は爆裂四散。
土煙は辺りを閉ざし。
自らの体はススに塗れ。
杖は原型止めぬささくれさながら。
そして背後からは嘲笑に顔を歪めるトリステイン魔法学童の笑み。
…失態である。
過度の集中はそれ故に危うい
多量の魔力があらぬ方向に爆発したのだ。
「な、何としたルイズ?使い魔召喚の儀に然様な余裕はないぞ!」
「ゼロのルイズ…やはりおぬしは物が違う…」
「斯様な魔法、何も召喚できぬわ!何も…(ツツー)」
儘よ!俺は狼狽えぬ!
これはシグルイ風じゃね?
>>13 藤木の場合、貴族を理解出来ないが身分の高い者と判断して無条件にかしずきそう。
質素な食事に文句も言わず命令をこなし、自分の素性は口にせず帰りたいとも思わなそうだ。
つか異世界に召喚された事を理解できなそう。
初回の決闘もギーシュが虎眼を見下す発言をしない限り土下座一辺倒だろうし
もし口にしたらしたでその場で顔の下半分が弾け飛ぶに違いない。
ジョジョみたく怪奇現象に馴れ親しんでないだけに動かすのが難しいな。
うまく藤木が忠誠心を持ってくれても誰かが「ゼロのルイz」って発言するたび片っ端から
額を斬って殺す藤木
まあ最初にそれやられるのはマルコンヌだな
舟木兄弟が油断してたとは言え反応できなかった藤木流れより早いであろう興津の未完成星流れ(この時点で常人は視認出来ない)
より更に早い、めしい伊良子の虎拳(この時点で既に玄人にも視認危うい)よりも早い藤木完全版星流れが
ガンダールヴ化して更に早くなった場合、魔法に依存した魔法に重きを考える異世界(魔法>剣の考え)
その全土を探しても看破出来る奴が居るとは思えない件。
ついでに舟木の兜割りは間違いなく防御不能技。デルフさへ折れなければ鉄塊も両断しそう。
でも防具を付けず、距離をとって攻撃するメイジ相手にも兜割りより間合いが広い流れの方が有利
>>37 それに対し伊良子は何としても貴族に成り上がろうとするのだろうか
貴族に成り上がるかは置いといて、まずルイズが確実に堕ちる
↓
シエスタも勿論堕ちる
↓
そしてキュルケが堕とそうとして堕とされる
↓
ギーシュと違い何股かけようが自分を捨てないで欲しいと泣いて懇願される
↓
世界の仕組みが分かって来たところで野心が芽生える↓
アンリエッタ登場、悲しみに暮れるアンリエッタを懐柔
↓
俺は何処まで上る?(笑)
…これなんt(ry
逆流れで斬り飛ばされた虎眼先生の顔面がそのまま召還
虎眼先生は1年の大半、心の平衡を失ってるから呼び出したら介護必至だな
甲斐甲斐しく手探りで不器用ながらも世話するところは見てみたくもあるが
使い魔が逆に世話されてどーすんだよw
47 :
マロン名無しさん:2007/06/26(火) 17:32:54 ID:xQus7faI
>>46 ガンダールヴ虎眼先生なら日頃の世話を差し引いてもおつりがくる!
言う事きけば…
「い…いくぅ…」
「ぎゃああっ!何すんのよこのヘンタイ使い魔!!!」
牛股「ごゆるりと…」
岩本虎眼を平伏すなど不可能であった!
己が主には決して見せぬへつらいの笑みを王女に向ける使い魔
・使い魔使役難易度表
SSS++(言う事きかねぇーってレベ(ry)
徳川忠長 岩本虎眼 夕雲
SS("普通"に言う事をきかない)
根尾谷六郎兵衛 伊吹半心軒 金岡雲竜斎 舟木数馬 舟木兵馬
S+(素人にはおすすめ出来ない諸刃の剣)
藤木源之助 岩本三重 山崎九郎右衛門 伊良子清玄 牛股権左衛門 近藤涼之介 屈木頑之助
S(良識に期待orDIE)
宗像進八郎 丸子彦兵衛 興津三十郎 柳生宗矩 蝉丸 友六
A(なってくれるかも知れない…なってくれないかも知れない)
蛇平四郎
B(忠長よりましなら平気)
鳥居成次
C(主の為なら豚の夜伽もいとわない)
いく
藤木と興津の位置が逆な気もする・・・
あと、涼はそんな制御難しいかな?Bランクぐらいじゃね?
舟木兄弟には褒美としてギーシュとマリコルヌの操を(ry
ベリッソンとド・ロレーヌの貞操をやろう。
>>54 藤木と涼には侮辱されたら即斬殺の爆発力がある(むしろ全員か?)
まあ涼は日頃おとなしそうだからジョジョの康一ポジションだな
58 :
マロン名無しさん:2007/06/30(土) 17:00:36 ID:du4GJl5B
ジョジョではない!
シグルイそのものである!
59 :
マロン名無しさん:2007/06/30(土) 17:21:57 ID:0FpNeu6X
癒しの蝙也斎すまいる
キスで契約さえ結べれば記憶改竄効果でなんとかなる…のか??
契約による思考操作でルイズの命は大丈夫でも、
問題なのは、
『使い魔になったモノの理屈での、主のためになる行動』をとること。
武士基準で介錯とかしかねん奴らだよw
授業直後
「ゼロと申したか」
パキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
パキィパキィパキィパキィパキィパキィ
ちゅぱっちゅぱ
(こ…これとキスするの…!?)
虎眼先生がどう見てもチ○コな四足獣の生肝を、
ルイズの口に押し込むシーンを想像するだけで
それがしの愚息はもう…もう!
階段にて座し、主のマホウなるモノを黙してつぶさに見守る藤木
刹那!錬成した石は爆ぜ教室には主を侮辱する笑いに包まれた
……身体操作をもちいt(ry
ギーシュ「決闘だ!」
藤木「伊達にして返すべし」
土竜相手に表道具は用いぬ
相手が金属の塊だとさすがの虎拳も分が悪いな
70 :
マロン名無しさん:2007/07/02(月) 00:22:04 ID:XCmVEP+Z
青銅の人形を表道具をもちいずに討ち滅ぼす事が出来るのか?
平民の剣が貴族の魔法に打ち勝つ事が出来るのか?
出来る!
出来るのだ!!
71 :
マロン名無しさん:2007/07/02(月) 01:12:07 ID:0Ko5qg9q
>>69 それでも…それでも藤木ならなんとかしてくれる…
なんとかしてくれるどころか普通に粉々にしそうだから困る
墨は貴重なので、水を使ってタバサから文字を習う藤木
むしろ紙と墨を用いて良いと主に言われ燗と輝く藤木
鼻血をだしながら主人の下着を手洗いする藤木
流石ゼロの使い魔だな
若先生がこうも簡単に萌えキャラになるとは
シエスタからの差し入れに一切口を付けない藤木
それはない
をとめの好意を無為にするのはちゅぱナレフの役だ
シエスタの出したスープのあまりの旨さに鼻血を出しながらも黙々と啜る藤木
ワルドの元から逃げ出そうとするルイズを、両手を広げ鼻血を出しながら遮る藤木
>>80 マジに考えると、そこはワルドに攻撃してくる気が。
寧ろ、徴兵のことで実家に言った時にやりそうだ。
「あの生意気な貴族の小僧を倒すとは!流石『我らの剣』だ!」
「藤木源之助は生まれついての士でござる」
「………」
ザック ザック……
83 :
マロン名無しさん:2007/07/03(火) 09:20:58 ID:Xb0HFB+J
このすれに藤木の新たな可能性を見いだした
主からのダンスの誘いを断固として断り、ベランダで正座しながら鼻血を流す藤木
とりあえず藤木は鼻血出すんだな
三重さまに惚れ薬を飲ませたい
藤木にルイズが自分身分を、
「王家に連なる大貴族で公爵家の3女」
ではなく、
「100万石を超える領地を持つ家門大名の末姫」
と教えようもんなら、鼻血を出しながら土下座し頭を地面にこすりつけ、
謁見する身分にないと顔を見ようとすらしないさそう。
>>88 ないないそれはない
確かに弱いかもしれんが虎眼ほど必死じゃない藤木
>>88 藤木が盲信してるのは虎眼先生であって
先生を侮辱したお偉い方をぶっ殺してたよ
藤木源之助を召喚したら、ほとんどがルイズの独白な内容は確実だな。
自分を何も語らず何を考えてるかさっぱり分からない使い魔に心底ガッカリしたり
鼻血を出して気持ち悪いながらも、どんなに酷い命令も忠実にきく様に拍子抜けしたり
授業中自分が馬鹿にされるやいなや突然鬼神と化した使い魔をなだめるのに必死になったり
かと思えば決闘になって、あんな愚鈍がメイジに勝てる訳ないと必死に止めるも制御不能。
仕舞いには正気の沙汰ではない常軌を逸した驚異の強さを見せ付けられて
自分は何を呼び出してしまったのか?と驚嘆し苦悩し憂鬱になったり
…藤木は相談とかされても何も言いそうに無いから成長フラグが微妙そうだ
そのストイックな所に感銘を受けて自ら切り開いていってくれれば良いのだが。
ルイズを哂う事など不可能であった
93 :
マロン名無しさん:2007/07/04(水) 01:04:21 ID:Q7ijE4ZW
何でこんな微妙に伸びてんだ
94 :
マロン名無しさん:2007/07/04(水) 01:48:08 ID:sfkvLb9h
作品間のギャップがありすぎて腹痛い
最後はアンリエッタの前でワルドと御前試合か
フラグへし折れまくりが懸念される(つーか新キャラ登場=絶命フラグ発生)
・召喚時に教師含む学童数人が死亡(場合によっては主要人物も)
・召喚が滞りなく終了したとしても素性が不明(よって後々の帰還に関するイベントが早くも頓挫)
・主従関係を叩き込もうとするも完璧な謙りにあっさり終了
・質素な食事に文句を言わず命令に忠実なため食事抜き→シエスタの施しイベント発生せず(仮に抜かれても己が失態とし口に出す事もなく施しも受け付けない)
・授業にて講師を含む人死に発生(場合によっては主要人物も)
・食堂にてギーシュと対面し鼻血を流し平静を保も主を侮辱された刹那、顎部破損の脳挫傷(今後の登場するには水メイジの万能性が鍵)
・ギーシュが決闘の約束を巧く取り付けた場合、杖を持つ手が複雑骨折+顎部破損の脳挫傷(剣を進呈した場合は三寸切り込まれ絶命)
・破壊の杖を強奪するためフーケ登場するも三寸切り込まれ絶命
・フーケの奮闘により破壊の杖をなんとか奪われるも現地にてゴーレムを生成中に三寸切り込まれ絶命(運が良ければ伊達)
・ガンダールヴ、破壊の杖に何の興味も示さないのでお褒めもサクッと終了
・ダンスは勿論踊らない、異世界云々話も勿論スルー
・姫の密命にてアルビオンに行く最中、刺客登場するも一人残して皆絶命
・ワルドと手合わせ、勿論参った無し且つ伊達にして返すべし(本気で来いと焚き付けられれば即神速ガンダールヴ流れにて絶命)
・巧く伊達で助かるワルド等と船に乗るも空賊襲来、主を守るため空賊皆殺し
・巧く話が進んでウェールズと色々あって取り敢えず主を侮辱したワルド絶命
・主の意思を汲み取り貴族派数万の軍勢に単騎駆け、アルビオンは救われました
凄いぞ!ゼロの使い魔でこんなにも血が流れるなんて…
せめて覚悟のススメの覚悟とかなら話も進むんだがな…
覚悟はさぞ良い使い魔になるに違いない
時期的には学校転入直前で
覚悟の信念は例えるならば、刃を向けてでも主君の道を正す忠義だから良き使い魔となるだろうて
ラ・ヴァリエール領の子供たちが 最も恐れていたのは
ヴァリエール公爵が三女 ルイズ・フランソワーズである
「この百姓めら」
悪童の口癖であった
悪童は 魔法の使える子らに軽んじられる鬱憤を
農民の子にぶつけていたと見て間違いない
覚悟でもあまりメイジ共が平民に対して調子乗ってるとヒドイ事になるぞ。
まあ手加減するだろうが。
104 :
マロン名無しさん:2007/07/06(金) 02:11:05 ID:3rM1Y1i3
シグルイの面々は行動が迅速過ぎるからなぁ
相手がどんなに偉かろうが意に反したら無礼打ち
己も割腹が常識と言う非常識っぷりだし
覚悟も似たようなもんだが
こちらの方がワンクッションあって命に優しい
覚悟はよほどの外道でもないと相手を憎んだりはしないもんな
友人が不良に襲われても決着がつくまで手助けしなかったし
ギーシュ 右顔面陥没による脳挫傷
マリコルヌ 鼻骨陥没による脳挫傷
モンモランシー 肋骨粉砕による肺破裂
コルベール 顎部が咽頭に詰まり窒息死
キュルケ 頸椎骨折
ルイズ 顎部破損
シエスタ「あ、あの…ゲンノスケさん、お手伝いしましょうか」
藤木「結構、指の鍛錬になりまする故」
こりゃフラグ立たねーわ
>>107 つまりその藤木は、召喚されて使い魔になることを強要された際に、
ルイズに指をへし折られてるわけか?
それができるとなるとトリステイン魔法学院は、虎眼流並の戦闘集団になるな
ワルド「さて、ではこちらも本気を出そう。何故、風の魔法が最強と呼ばれるのか、その所以を教育いたそう」
藤木「……」
ワルド「ユビキタス・デル・ウィンデ……」
.
.
.
.
ワルドA 右顔面陥没による脳挫傷
ワルドB 鼻骨陥没による脳挫傷
ワルドC 肋骨粉砕による肺破裂
ワルドD 顎部が咽頭に詰まり窒息死
ワルド本体 頸椎骨折
110 :
マロン名無しさん:2007/07/09(月) 18:56:05 ID:ycu5yQLE
>>109 野良犬相手に表道具は用いぬ、ですかwGJです
113 :
111:2007/07/09(月) 21:20:55 ID:???
>>112 俺自演じゃないよ、IP調べてから言ってくれよ
自演とは言ってない
『自演臭かった』だけ
↓何事もなく再開であったそうな
おのれ おのれ おのれ
ルイズは必死にある衝動に耐えていた
ここにいる連中の乳房を片端からもぎ取ってやりたいという衝動に
ガンダールブ星流れ速すぎて見えないな
アンリエッタに指一本触れない藤木
忠臣マザリーニの諫言を押し切って御前試合を決行するアンリエッタ
尋常ならざる王女をひととき喜ばせるために
前代未聞の真剣試合が行われようとしていた。
出場貴族十一組二十二名
敗北による死者八名
相打ちによる死者六名
射殺二名
生還六名 中二名重症
ギー主死亡確定 顔面陥没
覚悟を召喚したらシエスタの爺ちゃんの魂を零に宿らせそうだ。
そして零戦見て感涙する覚悟。
読み書きのできない藤木に文字を教えたのはタバサであった
「魔法学院の看板に泥を塗られ申した」
「一刻も早く下手人を仕留めねば
まごまごしていると世間が嘲笑いはじめ申す」
「物笑いになってからでは遅い!
一度潰れた面目は二度とは戻りませぬゆえ」
「一応の下手人を立てる
魔法学院に牙むく者はただちに処せられる
そうでなくては面目は守れぬ
誰でもよいというわけには参らぬ
それなりに腕の立つ下手人でなくては」
「ミス・ロングビルなどは」
「ふさわしかろう」
>>124本編と言ってる事は大して違わないのに血なまぐさい不思議
星流れとか達人ですら気付いた時には死んでるのに更に性能が倍加したら魔法と遜色ないな
虚無と勘違いされかねん
鋼の様な肉体に馬上鞭を打ちすえるも微動だにしない藤木に
腹の底から沸き上がる形容しがたい感情で上気するルイズ
THEガッツ
藤木が斬るのは主(虎眼死後は孕石)より身分の低い奴だけじゃない?
仇討ち願い出したとき斬った奴は次期武芸師範候補で
現武芸師範は藤木だし
131 :
130:2007/07/11(水) 17:30:04 ID:???
あぁ、追記
虎眼先生以外はゼロ世界での社会の構造を教えてやれば
四苦八苦しながら順応しそうな気がするんだが
平民には決して見せぬへつらいの笑みをギーシュに見せる訳だな?
いやいや、悪童にはしなかったし、仕組みを理解しても
心底慕う人じゃない限りそんなこたないかと思うんだけど
漫画では慕ってる相手じゃなくて、単に上位の人間に対して見せてたぞ。虎眼先生
>>133はこんらんしている。
というか、虎眼先生と藤木の話をごっちゃにしているな。
136 :
マロン名無しさん:2007/07/11(水) 19:28:08 ID:4T7q3UwX
子供が虎眼先生のへつらい見たら泣くだろ
137 :
133:2007/07/12(木) 08:05:49 ID:???
ああ、悪い
>>132が藤木のこと言ってるのかと勘違いしたんだ
藤木が異世界に召喚されても寡黙は変わらず現状の質問攻めは考えられないし
やはり此処はルイズ自身がどれほど身分が高いのかをまくし立て大アピールの後
『感謝しなさいよね〜』につなげてくのが一番自然と思うのだがさて如何に?
139 :
マロン名無しさん:2007/07/12(木) 15:28:09 ID:4xIoko54
つか「もしもルイズが召還したのが〜だったら」スレって結構あるんだな…
ダースベイダーとかジョジョとかフルメタとかガンダムとか
「藤木……知っているか
今や始祖として神に祀られているブリミルはな
我らと同じく別の世界から飛ばされてきて
虚無と連なる4系統の魔法を啓き成り上がったのだ
嘘ではない
ロマリアの古い文献に記されていた話だ
我らとて己の能力で成り上がり
天下を取って人の上に立つ事ができる!」
「伊良子
藤木源之助は使い魔にござる
使い魔とは貝殻のごときもの
使い魔のルーンを刻まれたる者のなすべきは
主を守る
これに尽き申す」
それはつまり藤木と伊良子を同時召喚
佇まい、能力等に置いて申し分ない伊良子に入れ揚げ
藤木の愚鈍っぷりに嫌気がさしてぞんざいな扱いを強制
しかしルイズの使い魔である限り、高みに上れない伊良子
藤木に離反を持ちかけるも貝殻云々で一蹴
貴族派の強者を斬殺して寝返り天下取りを画策する最中
意気消沈するルイズを変わりなく使い魔に専念する藤木が信頼を勝ち取ると言う筋書かッ?!
ジュリ夫が伊良子なんだろ
>>141 その配役だと、
----------------------------------------------------------
清玄の一閃によりルイズは既に顔半分を失っていた。
風の音と思われたものは血泡の詰まった虚無の使い手の呼吸音
姉の眼前でうどんだまの如く大脳がこぼれた。
虚無のルイズうたわれたメイジの右顔面は屋根の上で空しくつきを睨んでいた。
----------------------------------------------------------
・・・とならんか?
>>143 そこは三重+虎眼ということで……なんともならんな。
右顔面は屋根の上で空しく二つの月を睨んでいた
146 :
マロン名無しさん:2007/07/14(土) 08:03:40 ID:4wmth+dK
>>143-145 何と夢のない!
むしろ伊良子は既に盲目なのか?
伊良子の傀儡フーケの足止めも退き
ルイズが惨殺される前に藤木登場
放心して動かぬルイズの脈をとり
藤木自ら体得した星流れにて伊良子の双眸を切り裂き撃退
これなら因縁も深まってデリシャス
シグルイ分多めならルイズの大脳はこぼれ落ちるべき
主が死んだせいでルーンの消えた藤木も左腕を切り落とされるべき
それでも尚、心折れずに右腕一本で立ち上がる様こそ死狂い
虚無とうたわれたメイジを屠った伊良子。
暴君・アンリエッタの寵愛という翼を得て、
さらなる高みを目指す!
一方、虚無のメイジの使い魔は、
汚名にまみれながら
闇の中ひそかに
その牙を研ぐ!
すっげぇ燃える展開だが!タイトルをかえなきゃならんのう〜!
もっ…萌はどうしたっ!?
屠られたのがルイズの尊敬するちい姉さまで、
今まで伊良子に好意を抱いていたルイズが、
ここで復讐に切り替わる。で行けなくね?
曖昧モードのカトレア姉さま
トリステイン魔法学院にはフジキという使い魔がいた
平民であるため爵位を名乗ることは出来ない
このフジキは
ほとんど声を発しない上泣く 笑うなどの感情を表さないので
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは愚鈍の使い魔と思い
生徒たちに劣る食事を与えていた
あれ?おかしいな?
目にした事ないのに鮮明なヴィジョンが?
このフジキは青銅のギーシュの恰好の標的となった。
愚鈍と思われているフジキだが
貴族に遭えば頭を下げる。
しかし他の平民と違いその表情には
許しを乞うといったへつらいが見当たらない。
それがギーシュをいらだたせるのだ。
早朝
鏡の真ん前で女児がポーズをとっている
胸は確認できぬが
どうやら
獣の格好をしているらしい
「物狂いか」
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが
心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう
神妙である筈の使い魔を制御できぬと自覚した時ではなかったか
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが
心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう
己が胸の厚みが一向に増加せぬと自覚した時ではなかったか
「フジキ副隊長の鍔迫り…」
「あれは辛い」
「呪文を言わせてくれぬ…」
ま…
みりっ
ズダァァン
「それまで!」
「フジキ」
「もう少しこう何というか」
「手心というか…」
「ギーシュ隊長…」
「痛くなければ覚えませぬ」
西方 フジキゲンノスケ
じゃす じゃす じゃす
う…左腕はどうした
東方 ギーシュ・ド・グラモン
モンモラシー、もうよい
お気をつけて
せ…青銅のギーシュ!
いやそれだけではない
平民とメイジ
このような取り組みが…
フジキゲンノスケ
ギーシュ・ド・グラモン
いざ両名とも心置きなく名誉のため、存分に決闘されよ
職人マダー?
あげる!あげるのです!
7日ぶりに魔法学院に帰還したキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは、
硬く鎖された門の前で、全てを悟った。
親友、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは
もうこの世にはいないのだ、と。
固定化の掛けられた鎖の硬さはスクウェアのものとほぼ同じであるが、
キュルケにより打ち出された魔法により飴玉のように融け弾け飛んだ。
「う゛おおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
キュルケの嗚咽は人間の声からはほど遠いものであった。
休校中の出入りは厳禁。
生徒なき学院は寂として声無く、
王国からの予算を大幅に減俸されたトリステイン魔法学院に居残ったのはコルベールほか数名の教師のみ。
ルイズの血痕が残るバルコニーには何事かを秘めた美しきシャルロット・エレーヌ・オルレアン。
主の死に際し乱心していた騎士道不覚悟により蟄居を命ぜられたゲンノスケ・シュヴァリエ・ド・フジキは
キュルケの慟哭を耳にすると、ルイズの死後初めて
涙を流した
どいつもこいつも名前長すぎw
ルッ…ルイズの死がデフォルトは疎か
萌要素が弾けとんでおる!?
7万への特攻がそうとう血生臭い事になりそうだな
原作では不殺だったけど普通に腸とか脳とか・・・
7万への特攻だけならいざ知らず
アルビオンの絶望的な戦場にも特攻して完膚なきまでに退かせそう
もちろん血なまぐさい意味で
星流れで半径十メートルぐらいの騎士の上半身が赤い霧になって吹き飛びそうだ。
「腸を撒くのを止めさせい!」
虎眼先生が王家指南役を目指すのか
若き日の先生ならば可能かと。
全部の試合が終わってラスト前の全てを失った藤木が呼び出されたなら
また別の展開があるんじゃなかろうか
あとラストはfateセイバールート風な
シグルイは文学
171 :
マロン名無しさん:2007/07/16(月) 17:51:08 ID:w6VipvMp
age
>>169全てを失った藤木召喚時は是非、欠損した腕復活して一から
一から報われるセカンドライフを歩んでいただきたい
掛川に比べれば戦場と化したハルケギニア大陸すら平和に感じる
あそこは大衆食堂で飯食ってるだけで、
首の骨折られたり頭蓋骨陥没したりして死ぬからな>掛川
>>169 だったら出だしは
失うことから全ては始まる。
ですね
YOU、虎眼流の門弟まとめて召喚しちゃいなYO!
興津 「おぬしは使い魔で一生を終えるつもりか?ルイズに成長はあると思うか?」
藤木 「ルイズ様は成長期にござる」
興津 「成長期?くっふふふ、藤木…人の体とはひとたび ひとたび15を越えれば二度とは 二度とは」
武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの
(武士道とは死狂いである。そのような状態にある一人を仕留めるのに、数十人が駆りでも出来かねる場合がある)
武士道に於いて分別できれば、はや後るるなり
(戦う前に思考の中で損得の計算をして、行動を未遂に終わらせてしまう者は、武士ではなく卑怯者である)
正気にては大業ならず
(死狂いとなって事に臨むものだけが、勝負の行末が明らかな戦いを、予測不能の領域にまで押し上げることができる。死狂いこそ命の最後の拠り所となるものである)
ゲンノスケは、七万めがけて駆け出した。
セイバーなんだなゲンノスケ
でも賢くはないよな不器用だ。
朝霞をつき駆けよるゲンノスケを逸早く捉えたのは、
前衛の捜索騎馬隊ではなく、後続鉄砲隊の指揮官が契約したる使い魔の梟であった。
この者、騎兵など信用に価せずと己が使い魔をもって不測の事態への備えを行っていたのである。
鉄砲は通常行軍時に弾の装填は行っていない。
使い魔からの視界を得、速やかに指揮下の銃兵に弾込めを命じた。
この対応が誤りであったことは、直に己が命をもって思い知ることとなる。
この時ゲンノスケの翔る足速は、優に人の領域を超えていたのだ
こんな感じか?
つか、言い回しがわかりませんorz
心の震えがガンダールブの強さの源なんだが・・・
常に平常心の藤木には相性悪くないか
虎眼先生をコケにされたときの藤木はすさまじい心の震えだと思うぞ。
顔面は固まってるが
問題はハルケギニアに藤木の心を奮わせる程のもののふが居るとは思えない実情
更に言えばスッピン星流れすら攻略できる奴も居そうにないのきガンダールヴ星流れとかどうなのかと?
強者で漸く興津みたいにサックリ、雑魚は死に至る打撃で見るも無残に
眉一つ動かす事なく殺されるのが当然必然
やはり7万に突貫くらいで丁度良さそうだ
「どうやら己は、鳥巣手院の跡目、あんりえったの婿に選ばれたらしい。
となると、きゅるけは己の同盟国の貴族。
じゃれ合うのもこれ切り…」
(嫌!
キュルケは伊良子さまにとってただの女!
…渡せない!
伊良子さまだけは…)
なにこのドロドロの愛憎劇場
絵とのミスマッチで非常に重さが当社比増し
>>179言い回しは普通でも良いんじゃなかろうか?
若先生独特の言葉繰りは大いに活用しない手はないが
ギーシュ君がむーざん むざんな結末にしかならんな。
丁重に扱われそうです。
ギーシュ君は雪千代ポジで
「コルベール殿…ヴァリエールの使い魔、あれは平民にござるか?」
「左様」
「左様って…」
ギーシュは典型的我儘傲慢貴族からお笑い三枚目へと成長していくわけだが
死狂いな方々はファーストコンタクトを見誤ると死に直結だからなぁ…
しかも主の冒涜とか決闘とか死のフラグを初回に踏み過ぎだし
どうすればこいつを殺さずにすむのか皆目見当がつかん
いっそ全殺し一歩手前されましたが奇跡的に命を取り留めましたが手っ取り早いか?
>>188 脳内補正が掛かってるせいで仕損じる姿が想像できないw
召喚時にマリコルヌあたりを伊達(もしくは脳挫傷)にして藤木がトンでもない奴だと言う認識を前提に
アホのギーシュはアホなので、その事実を知らずに決闘を申し込み藤木は華麗な程即決で承諾
ルイズが『お願いだから殺しちゃダメ!』と半泣きで懇願すればあるいはギーシュにも生きる道が…
悪童にやられたとき並に馬糞を食わせられ魔法で数十回失神させられる藤木
見たくねぇ
次の日には血の詰まった肉の塊が広場に転がってるので問題なし
ルイズの部屋には頭皮と思しき肉片の付着した頭髪が落ちてるわけだな
どちらかというとマルコメの方が似合うな、その役は>肉の塊と頭髪の肉片
あ!?
ここに来て思い出した。
シグルイ昨日からアニメやってるんだっけ。
197 :
マロン名無しさん:2007/07/20(金) 09:26:13 ID:g1LlSHhp
ぬふぅ
今日も舟木兵馬、数馬は同時に達した
相手をしたルイズの体には無数の痣や骨折の跡が見受けられるが…
それを誰が咎められよう!
独身の学生である
マリコルヌが時折このような妄想にふけるのを
見て見ぬふりをする情けが虎眼流剣士たちにも存在した
散さまを召喚してしまうも、契約の時に燃える口付けを受けて人ではいられなくなるルイズ
その後アンリエッタも
「不退転戦鬼 虚無のルイズ!」
200 :
マロン名無しさん:2007/07/22(日) 11:25:17 ID:mqkiMQnH
自然で溢れてるから滅ぼさなくて良いんじゃね人類??
後、戦鬼だと素直過ぎてギャップ萌の魅力が半減だな
藤木に惚れ薬をのませたい
より一層寡黙になるな
藤木が燗々と輝いておる
夜這いくらいしてほしいな
フジキでは惚れ薬の力を借りても、鼻血だしながら貝殻を置くのが精一杯さ。
興奮のあまりルイズの口に馬糞を詰める藤木。
二十数回失神させたのかやるな藤木
虎眼に拾われる前のチビ源之助が召還されたらまた変わってくるんだろうな
そして翌朝、ずた袋を振り回すルイズをシエスタが目撃するわけだなw
オスマン「い……いくぅ」
フー…ロングビル「都合が悪くなった途端、ボケたふりをするのはやめて下さい、
オールド・オスマン
つまりまとめると、
ほれ薬を飲んだ藤木がルイズを夜這い。一晩で二十数回失神させた。
翌朝、ツンデレのルイズが照れ怒りながら
藤木をずた袋のように振り回しているところをシエスタが目撃
最高wwww
>>205 藤木「主相手に表道具(馬糞)は用いぬ!」
シエスタ「あいぃ…!!」
ゴーレムあたりとやった時点で日本刀は折れて結局
デルフで戦う事になる気がする
魔法で修理 できるかな?
今宵は目出度き日にござる
主はワルド殿をお選びになられた
目出度き日に……
気付けば相手の間合いの中にいた
>>214 藤木に山口節が合わさってたら負けるとこが想像出来ん
217 :
フーケ戦:2007/07/23(月) 02:06:41 ID:???
藤木の担いだ刀は鋼鉄の巨人の腕を
折れず曲がらずに切り裂くことができるのか
できる
できるのだ
ジョゼフは人ではない もっとおぞましい何かだ
>>214普通に切れそうな気がしてならない
それもゴーレムをバターの様になめらかに
とりあえず刀持ってないときに呼び出すしかないな
シグルイの面子は山口補正がかかる所為でゼロの使い魔ワールドで敗北するイメージが微塵もわかない
なんかドラゴンとかのトンでもモンスター、スクエアメイジが全力で邪魔してきて窮地に立たされても
『〜のか?〜のか?出来る!出来るのだ!』『〜寸切り込めば〜は死ぬのだ!』で何とかしちゃいそうなんだよなぁ
無手であろうと凶器そのものである拳がガンダールヴ発動条件に適合してしまい
常時ガンダールヴ化の藤木
>>214 虎眼版星流れで石灯籠両断しているので、無銘の日本刀でもガンダールブ星流れ
ならスッパリ斬ってしまうやも。
>>223 流石に何度もはできんだろう。
藤木の星流れは、鋼に15〜6cm切り込むだけだし、繰り返し使えば刀が折れる。
ギーシュの鎧達をぶったぎり過ぎてデルフ購入イベントが発生
石とか鉄を切断するのは武器の強度じゃなくて技術なんじゃね?
まぁ死狂い的鍛練を前提の上だが
シグルイ8巻で
伊良子の鎖帷子の袖の部分切っただけで
藤木の脇差は刃こぼれしたんで、普通の日本刀じゃ一太刀しただけで砥ぎ直さないとだめだろ。
金属を連続で切ったら普通に折れると思うぞ。
ファンタジー世界だから問題ない
弱くても良いんで固定化をかければ、藤木や伊良子の腕ならOK。
まあ、それなら素直にデルフを使えよとも思うが。
デルフが絶望的に似合わないにも程があるけどな
召喚される折りに七丁念仏くらい持ってきても罰は当たるまい
鋭さで斬る日本刀つかってたやつが、遠心力と重さで斬る西洋剣なんぞ見せられたって
「斬れませぬ。飾りかと」だよな。
でもデルフで流れ星やられたら死ぬだろうなぁ
木剣でやられても十分死ねると思うが。
つうか、固定化がかけられた「かじき」で十分な気がしてきた
なるほど固定化があったか
大剣のデルフをかじきの代わりに振り回すウッシー&藤木
かじきを持った藤木を召喚すると言う事は
褌一丁で練りをしてる所を召喚するわけだな
ウッシーは血塗れウッシー
ハゲ「次、ルイズド・ラ・ヴァリエール」
ルイズ「し、正気か!?
この私に、まともな召喚が出来るものか。
よ、寄るな!」
ガンダールブ星流れという言葉が妙に笑える件について
ルイズの住む鳥巣手院(トリステイン)に、
巌蛇亜流舞(ガンダールヴ)なる秘奥が存在した!
ジョン・万次郎ぐらいミスマッチだからな・・・
流れ星ガンダールヴ
藤木『がんだー…るぶ?』
>>242 確か世界を隔てた『はるけぎにあ』の……
平民A「ガリアじゃ、オルレアン家てえのが有名らしい」
平民B「どんな貴族よ?そのオルレアン家てのは」
平民C「それがな、当主のオルレアン公は暗殺されて、
その夫人はイカレちまっているし」
平民A「その一人娘は、口がきけねえっていうぜ」
平民B「ぷッ」
平民D「田舎貴族ならぬ、イカレ貴族てか!」
タバサ「もう一ぺん申してみよ!」
前髪もあどけないオルレアン家の麒麟児、
タバサ十五歳である。
そこは変化したきゅいきゅいを出すべきじゃあ
きゅいきゅい「もう一ぺん言ってみるのね!きゅいきゅい!」
先住魔法による烈風一閃。
年は若くとも、風韻竜である。
……ダメだ!
きゅいきゅいが平民の首をチョンパッするなんて想像できんw
>246には「ぎゃっぷもえ」が理解できないのだ。
タバサ「シルフィード……」
きゅい「お姉さま、申し訳ないのね。
きゅいきゅい!
シルフィは、人のいる前で先住魔法を使ったのみならず、
果たし合いの契りまで…きゅい……」
タバサ「シルフィード……!!」
きゅい「きゅい?」
タバサ「でかした!!」
笑うという行為は、本来攻撃的なものであり云々……。
シルフィードは、この時初めて己の主の笑顔を見た!
蕾みして…ねぇか
張り、弾力すべてにおいて問題外のつくりであった。
「揉めませぬ 平らかと…」
「平らと申したな」
覚悟が召還されて零持参だったら
ガンダールヴ+強化外骨格でヤバい性能になるな
253 :
マロン名無しさん:2007/07/27(金) 06:29:07 ID:NdLAbRz6
あっ…あげぇ
七丁念仏が一緒に召喚されたらいきなりしゃべり出しそうだな。
もう七念=デルでよくね?
256 :
マロン名無しさん:2007/07/28(土) 10:04:01 ID:JLaeeCAX
見た目ボロボロのインテリジェンス日本刀で
トーク無双とうたわれたインテリジェンスソードが曖昧な状態になったのはいつの頃であろう
どおりで記憶がない訳だな!
>>256 しゃべる理由が硫黄島の英霊の魂が宿っているからとかになりそうだ。
3000の英霊がついた強化外霊刀
「はるきげにあ?」
「時代を隔てた寒鰤屋期の…」
じゃあ数多の英霊、魂が宿る意志持つ草臥れた日本刀と
かつて無双と呼ばれた寡黙にして実直な武士の
波瀾万丈な異世界残酷絵巻にて、どうかひとつ。
召喚されるもルイズを殺してしまい追われる身となったゲンノスケ
逃亡と言う名の放浪生活の中で一振りの日本刀と出会い弱き民の為に貴族と戦う。
ハルケギニアを巡り傲慢な貴族を打ち伏せる中で民の中で虐げられる自分達を救う
剣士の噂が広まる。
やがて戦争になり雲海の如く押し寄せる軍勢に一人の剣士が駆けて行き
戦争をたった一人で終結させ、トリステインに無双の剣士ありと伝承される事になる…
的感じなら…ゼロ(ルイズ)関係ないな。
『おいおい相棒!なんだいその妙チクリンな掴みは?そんななまくらな握り方じゃなくちゃんと…ギイイィイイィイィイィイイィイィ!!!???』
>>264 正直シグルイの連中が弱者の為に戦うところは想像できんわ
座波間左衛門はルイズに喜んで仕えそうだ
268 :
マロン名無しさん:2007/07/30(月) 03:29:56 ID:0+dPtKdl
実はシエスタのお爺ちゃんが藤木の子孫とか妄想してしまう
>>268 モンモランシー「見て!花よ」
つーかかっけええええええ
ルイズは女性だから殺すことはないだろうな
男のギー主は破壊されるだろうが。
>>269 タルブの村に伝わる奇妙な剣術が…!
ギーシュに因縁つけられて自ら決闘するシエスタ。
伊達にされるギーシュ。
マルトーは「でかした」
才人=三重
シエスタ=藤木
ルイズ=伊良子
みたいな立ち位置に?
…あれ?普通に面白そうだ。
ageeee
アンリエッタ→暗裏悦多の姫君
略して「暗君」
才人「すまないなシェスタ、ルイズだけでなく俺の下着まで洗ってもらっちゃって」
シェスタ「いいえ、指の鍛錬になりますから」
鼻血たら〜り
【虚乳】と書くと武術的であることに気づく・・・
ル…
武家の子女にあるまじき貧相な虚乳である
ルイズ「あんた誰?」
見てはいけないものを見たと思い
才人が視線を戻すと
な…
キュルケの巨乳はマシュマロのごとく膨らみ
谷間を形成している
才人(まるで男のロマンじゃ 服にぴたりとはりついておる)
タバサ(つ つ…か あの胸の盛り上がり様は異常!!)
悟空道の悟空なら良い使い馬になりそうだ
500年の時を経て封印されし人外大魔猿がトリステインに召喚されルイズを三蔵と信じて疑わない悟空は
トリステイン魔法学院を半壊にしながら勇気を振り絞り、ルイズの弟子にしてくれと願い出る。
多少の誤解はとけるも如来の言葉が偽りとも信じ堅い故に自分はルイズに遣える運命を自己完結。
紆余曲折しつつも悟空の真っ直ぐな言葉に捻くれあがったルイズの心が真っ直ぐ成長してゆき
終にはハルケギニアに比類なき大魔法使いに成長してゆく冒険活劇とか妄想。
最終的には虚無の魔法で寿命を授かった悟空が未来永劫ルイズの御供をする輪廻を越えたスペクタクルで。
トリステイン魔法学院に於ける春の行事。新二年生による使い魔召喚の儀。
その中、度重なる失敗により周囲からの失笑を浴びながら、憤怒の表情で杖を振りかざし続ける少女の姿があった。
その名を、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと言う。
一度たりとて魔法の成功を果たさぬ彼女に与えられた二つ名は、「ゼロ」、「ゼロのルイズ」と言う、恥と屈辱にまみれた物である。
そんな彼女に、使い魔召喚の魔法、『サモン・サーヴァント』が成功させられるのか? 此度の召喚により、今までの汚名を返上させる事が出来るのか?
出来る。出来るのだ。
両手に余る回数の失敗を越え、馴染みとなった爆発と共にルイズが呼び出だしたるは、常の使い魔としては存在し得ぬ、一人の平民であった。
「あんた誰」
「……虎眼流。藤木源之助にござる」
いきなり巻き込まれた状況に困惑しながらも名乗りを上げた、トリステインでは見受けられぬ面妖な格好をする剣士は、これが紛れもない現実であると悟り、その鼻から一筋の血を垂らした。
SSきたあああああああああああ!!!????
――失態である。
血を吐く様な願いを込めて呼び出した使い魔が、高位の幻獣どころか、よりにもよって平民であったのだ。周囲からの失笑と嘲笑に包まれながら、ルイズは無念の涙を流した。
当の源之助には現状が理解出来ない。これが現実である事には変わりないが、彼にとってまるで訳の分からぬ世界に放り込まれたのだ。混乱を顔に出さぬだけまだマシと言えよう。傍から見れば呆けている様にも見える。
教員に召喚のやり直しを提案するルイズであったが、伝統に於いては例外を認められぬとの判断により、それは却下された。それでは残る道はただ一つである。
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
突然の行為を咎める事も出来ず、源之助はルイズによってその唇を奪われた。勢い余った彼女の歯が唇にぶつかり、源之助は唇に血を滲ませる。
「…………」
終始、源之助は無言のままであった。接吻の後に感じた、焼け付く様な左手の甲の痛みにも表情一つ変える事無く、ただその鼻から血を垂らすばかりだ。
何の反応も示さぬ源之助に、教員のコルベールは「物狂いか?」という懸念を浮かべた物の、彼の左手の甲に浮かんだルーンを目にし、珍しさ故にそれに心奪われた。
皆もただ座したままで、身じろぎ一つしない源之助には奇異の視線を向けていたが、実の所彼は脳内の処理速度が現状に追いつかず、思考を凍結させているだけである。
形はどうあれ、これにてルイズは藤木源之助と言う寡黙な剣士を使い魔にするに至った。
その後、ルイズによって使い魔についての心得を諭された源之助であるが、聞き覚えの無い単語ばかりが飛び出す始末で、まるでその説明の要領が得られない。
分かった事と言えば、現状では彼女の庇護下に入らねば衣食住すら危うい事、そして、ここから濃尾に戻る手段が分からぬという事だ。
当面の食客として、源之助はルイズの下にその身を預ける事を余儀なくされていた。
「いい? これからはご主人様の為に忠を尽くすのよ?」
元より封建社会に生きた男である。仮初とは言え、衣食住を提供する側と主従の契りを為したとすれば、彼女の言葉に従うまでだった。
結論から言えば彼は良くルイズに尽くした。典型的なマゾヒストである彼とルイズでは、主従の相性が良かったのかも知れない。
ただ、ある時、源之助のとった苛烈な行動にルイズは頭を悩ませた。
ゼロのルイズという蔑称を殊更嫌う彼女を憂いてか、目の前でその罵倒をした人間を殴り倒したのだ。その犠牲者の名は、ギーシュ・ド・グラモンと言う。
「ゲンノスケ。もう少しこう、何と言うか、手心と言うか……」
「ルイズ殿……痛くなければ覚えませぬ」
最もだと思う反面、使い魔が行うにはあまりにも行き過ぎた行為であった。
源之助の精妙なる手加減により、その意識を留めていたギーシュは、貴族の名誉を賭けて彼に決闘を申し込む運びとなった。
それが、ギーシュにとって致命的な選択だったとは、誰も考え付かぬ事だったろう。
すげえぇ…
なんて言うか、それっぽい
>それが、ギーシュにとって致命的な選択だったとは
比喩でも何でもなく文字通りの「致命的」w
水系統の回復魔法で脳挫傷とか肺破裂とか治せるんだろうか?
あの作品のキャラが〜スレの避難所に上のSSの続きが来てたよ
とりあえず伊達にしないだけの手加減をする気遣いとは…
出来ておる喃、藤木は。
お美事
お美事にござる
一応こっちにも投げておきまする。
ギーシュによって、ヴェストリの広場へと呼びつけられた源之助の姿を目にした衆目は、一様にその首を傾げた。
彼が常より腰に差していた大小の刀が見当たらないのだ。決闘と言う名目を掲げている以上、帯刀していないのは不自然である。ましてや平民がメイジを相手にしようと言うのだ。唯一の武器を手放すとは一体何を考えているのだろうか?
「ゼロのルイズの使い魔は、さっきので味を占めたのかい? ……不意打ちなどでなければ、君が僕に触れることなどできはしないと言うのに」
一輪の薔薇の造花を源之助に向け、ギーシュは少しばかり歪んだ顎で言う。源之助によって付けられた打撲による物だ。気の遠くなりそうな痛みが彼を襲っていたが、貴族の矜持が彼の意識の手綱を引っ張り続けている。
対手である源之助は、ゼロのルイズという単語を再び耳にし、眉をぴくりと動かした。背後に控えているルイズが息を呑む気配がした。
まがりなりにも主である人物を二度も侮辱したのだ。静かなれど、源之助の心中に怒りの炎が灯る。
「参られい」
源之助の一声を受け、ギーシュは己が得物である、女性型のゴーレムを生み出した。
魔法についてはそれがどういう物か、ある程度の見識は得ている。知っていれば驚く事も無い。
「僕は青銅。青銅のギーシュ。先ほどの借りは、僕のワルキューレが返すよ」
名乗りに対し、源之助は着物の上をはだけさせ、まるで剣を抜く直前の構えを素手で取って見せた。握りこまれた拳に、いくつもの血管が浮かび上がっている。相当な力が篭められている事は想像に難くない。
ルイズはこの決闘に対して否定的な意見を口にしていたが、戦いを前にした源之助の鬼気迫る雰囲気に呑まれ、今となっては口を開く事すら出来なかった。
両者の間に張り詰めた空気が流れる。
ワルキューレを通して、五メイル程の間合いに、小さく風が吹いた。それが合図であった。
「行け! ワルキューレ!」
ぴゅう、とワルキューレの剣が源之助の頭上を通り過ぎた。咄嗟に屈んで回避したのだ。そして、源之助はワルキューレに目もくれずにひた走る。
「え? な……」
目前のメイジの首級を上げるのに、余計な相手に構う必要は無い。こと戦いに於いては徹底的なまでに詰めた考えをする男である。
慌てて追加のゴーレムを呼び出そうとすうギーシュだが、一手遅かった。
振ろうとした杖が、その手ごと源之助の弧拳によって打ち砕かれる。「ぎぃ!」と短く低い呻き声が上がり……
「ごぼぉ……」
返しの裏拳によって強かに腹部を打ち据えられた。血反吐を吐いてのたうち回るギーシュ。
あまりの早業に、周囲の面々も言葉も無い様子である。誰が知ろう? 虎眼流印可を授かる源之助の鍛えこまれた拳が、無刀であろうと凶器その物であるという事を。
ギーシュの怪我は明らかに重傷であった。手首に負った粉砕骨折。そして、腹部に叩き込まれた拳により被った、内臓損傷。早々に手当てをしなければ命に関わる。
最早激痛により夢も現も無い状態に陥った彼に対し、源之助は低いが良く通る声で言ってのけた。
「野良犬相手に表道具は用いぬ」
ドットとは言え、メイジを相手にそう言い切った源之助に対し、生徒達は表情に戦慄を浮かばせる。
その後、源之助は学院長のオスマン氏より、一週間の謹慎を申し渡された。決闘という建前があれど、いささかやり過ぎであったのは誰の目から見ても明白だった。
一週間後、寝食時以外、ルイズの部屋の前でただひたすら正座し続ける源之助の姿が、寮のちょっとした名物になっていたのは、余談である
避難所にも足を運び申したが、お美事にございまする
お見事! お見事にございまする!
拙く短い文なれど、こちらにも投下させていただく。
三日三晩生死の境を彷徨い続けたギーシュであったが、迅速な処置と秘薬の投下が幸いし、後遺症を残す事無く彼の傷は完治する事と相成った。ただし、彼の心という器に入ったひびは、源之助を前にすれば度々崩壊の兆しを見せる事もしばしばである。
先の決闘は、トリステイン魔法学院に源之助強し。ゼロの使い魔強し! を知らしめる結果となった物の、それゆえの反感ややっかみが無いでもなかった。だが、愚鈍とすら称される程に寡黙で自身の感情を表に出さぬ源之助にとっては、その様な風評はまるで意味を為さぬ物だ。
その負担は主にルイズの胃痛となって現れている。
しかし、源之助が雑務に於いては役立つ使い魔である事には変わりない。円滑なコミュニケーションが取れないという問題があるものの、概ね二人の関係は良好であった。
寡黙にて何事に於いても真摯。学院で働くコックやメイドと言った平民達も、源之助に対しては一目を置いていた。生意気な貴族の小僧を叩きのめした、という事実がそれを後押ししている。
「あの、本来洗濯はわたし達の仕事なんで……代わりましょうか?」
「おかまいなく。指の鍛錬になりまするゆえ」
この様なやり取りを経て、学院付きのメイド、シエスタは源之助に興味を注いで行く、というのはまた別の無惨。
さて、日々を過ごしていれば、人には休日と言う物が訪れるのは語るまでも無い事である。ハルケギニアでは、虚無の曜日と言った。
「ゲンノスケ。あなたの目にはこの剣どう映る?」
そして現在、その休日を利用し、ルイズは源之助の日々の働きに報いる為、彼に御褒美と称して武器の購入を勧めている所である。元来剣士であるのならば、手持ちは多くて困る事は無かろうというルイズの判断であった。
武器屋の店主が差し出した一振りの剣を眺め、手に持ち、それを鑑定していく。
西洋剣に関する知識は無いが、日本刀の知識に当てはめて考える事は可能であった。
鋼・鍛え・焼き。全てに於いて問題外の造りである。
「斬れませぬ。飾りかと」
図星を突かれた店主は、その背中に冷たい汗を浮かばせた。目の前には猜疑の目を向けてくる貴族の姿。ぼったくりがばれては一大事と、次々に在庫の品を見せるが、源之助の目に適う物はそうありはしなかった。あった所で価格が高すぎるのだ。
物を買わずして帰ることまかりならぬ。そう思うルイズは、必死になって武器を探し続けた。
そんな彼女にかけられたのは、鍔元から声を発する面妖な剣からの言葉であった。
「もしかしてこれ、インテリジェンスソード?」
「いんてりじぇんすそぉど?」
「魔法使いの気まぐれで生み出された、少々変わった剣でさ」
興味を持った源之助が、それを鞘から抜き放った。赤錆にまみれてはいるが、片刃のそれは今まで見たどの剣よりも自分が扱い慣れている物に近い。材質は不明であるが、研ぎさえすれば使えぬ事も無かろう。
「おでれーた。おめ、使い手か」
「?」
「買え! 俺をさっさと買いやがれ!」
喋る喋らぬは二の次として、少しでも使えそうな剣ならば、と源之助はこの剣の購入を決意した。比較的安価だった事も理由の一つだ。
後にメイジを魔法ごと斬って捨てる魔剣として、担い手と共に語り継がれる様になるのは、まだまだ先の話である。
出来ておる
299 :
マロン名無しさん:2007/08/07(火) 16:45:15 ID:DURLrQsU
お美事!お美事にございまする!
上げ申す!
七丁念仏の手入れして先生に認められるほどの若先生だ。
正雪ほどでなくとも研ぎや手入れはお手のものだろう。
続きはまた後ほど、にござる(にぃっ
ああ あれこそは
>>301さま執筆の構え
お美事GJのお姿…
未だ極めつくさぬ身なれど……
翌日の事である。
土くれのフーケなる盗人に、学院の秘宝とされる破壊の杖が盗まれ、校舎内は蜂の巣を突付いた様な様相を呈していた。
非常事態と、昨日巨大ゴーレムの出現に居合わせた者らが集められ、その事情聴取に時間を割くこととなった。その中には、ルイズと源之助の姿もある。
追跡隊の編成を声高らかに謳い上げたオスマン氏に対し、その場に居合わせた教職員一同の胸中は一様に沈痛であった。三十メイルの巨大ゴーレムを操るメイジを相手取る事を思い、尻込みをしているのだ。
厳しい視線を向けられる教職員達の表情は、弔辞のそれであった。
沈黙を打ち破ったのは、源之助が主、ルイズその人である。
生徒に危険な任務を任せる訳にはいかぬと、一度は考え直す事を物申したものの、その決意や固く、それに追従し志願を申し出た生徒達を目にし、やがては――
「天稟がありおる」
その意気や良しとばかりに、鷹揚に頷いて見せた。
追跡の任に就いたは、ルイズ、源之助、キュルケ、タバサ、ロングビルの五名。
内三人がこの学院の生徒である。その現状を憂い、追跡任務中、馬車の中で源之助は思わずこう口にしたという。
「彼奴等はすくたれ者にござる」
だが、誰一人としてこの言葉の意味が分かりはしなかったのでスルーされたが。
任務の方は意外な程に順調に進み、当の破壊の杖も簡単に見つかったのだが、そこで一つの問題が発生した。誰もが予想し得よう、土くれのフーケの操る巨大ゴーレムの出現である。
石燈篭を日本刀で両断し得る腕前を持つ源之助であるが、三十メイルを越えるゴーレムとあっては上手く行かぬ。
タバサの放った氷の矢は、ゴーレムを前に折れて地に落ち春の淡雪の如く消え去り、キュルケが放つ炎の球は、燃え盛る事叶わずそのまま消滅した。
ならばわたしがと、杖を取り出だしたるルイズではあったが、その爆発も決め手足り得ぬのが実情であった。
爆発が効かぬが何のその、と一切引こうとせぬルイズ。主の命を長らえるは士が定め。聞き入れぬルイズの首筋に当身を入れると、風竜に跨るタバサにその身体を預けた。
「あなたは?」
「これからにござる……」
タバサの言葉に聞く耳持たず、一人自由に身動きが取れる様になった源之助は、ゴーレムの繰り手を捜す為、森林の中を奔走し始めた。よもやゴーレムを相手にせぬなど、土くれのフーケからすれば予想外の事であったのだろう。
全身を汗で濡らした源之助は、必死の奔走の末、どうにか怪しい人影を捜し当て、出会い頭に弧拳一閃。
顎を掠めたその一撃は、対手の脳を震盪せしめ、容易に昏倒に追いやった。
その相手がロングビルと知り、無表情ながら顔を青ざめさせた源之助であったが、ゴーレムの動きが止んだのと、ロングビルが意識を失った時刻は、ピタリと一致していた。状況証拠が全てである。
捕り物の結果はこの通り実に呆気ない物と相成った。
「相棒俺いらねぇだろ?」
ついぞ振るわれなんだデルフリンガーは、鞘の中でこうぼやいたとか。
問答無用で気絶させたww実に斬新
一応の下手人ロングビル捕獲!
出来ておる喃
投下終わり?
ともあれGJ
310 :
マロン名無しさん:2007/08/07(火) 21:38:17 ID:UoabdkZ+
で か し た !
虎拳にござる・・・
虎拳に・・・
シグルイでは虎拳にござったな……あいや、失礼致した。
ついでに濃尾ではなく掛川です
揚げ足である
揚げ足がモルヒネのようにGJを麻痺させているのだ
濃尾無双の虎眼先生を知らぬと申したか
続きは後日投下致す。無作法お許しあれ
>よもやゴーレムを相手にせぬなど、土くれのフーケからすれば予想外の事であったのだろう。
>全身を汗で濡らした源之助は、必死の奔走の末、どうにか怪しい人影を捜し当て、出会い頭に弧拳一閃。
身も蓋もねえw
まさかいきなり殴られるとは夢にも思うまいw
藤木を呼び出して此れ程、此れ程人死にが出ないとは
お美事にござる
320 :
マロン名無しさん:2007/08/08(水) 10:13:53 ID:SAH5RrT9
見えました
山口様のお描きになるルイズが
なんだかんだで武器一回も使ってねぇw
続きにござる。正直やり過ぎでござる。
一応の下手人としてロングビルを捕縛した一行。後の調査により彼女こそが土くれのフーケであると断定され、ルイズらはその功績を認められる事と相成り、相応の褒美が与えられる運びとなった。
「今宵はめでたき日にござる……今宵はめでたき日にござる……」
その夜、フリッグの舞踏祭の最中、中庭でぶつぶつと呟きながら、ふんどし姿で鍛錬をする源之助の姿が見られたと言う。
相変わらず魔法を扱えぬルイズであったが、それにより得た誇りは事の外大きい物だったのだろう。彼女を対し同級生達が、侮蔑や憐憫の視線を向けてくる事が少なくなったのである。八つ当たりにより源之助に対し鞭を振るう事も少なくなった。
さて、土くれのフーケの捕り物から数日が経った頃の話である。トリステイン国の姫殿下アンリエッタが、幼少のみぎりより親しくしていたルイズに対し、密命を持ちかけてきたのだ。
とある手紙を、アルビオン国皇太子ウェールズより返還して来てもらいたいとの事であった。話によると、その手紙の所在が他所により明らかになれば、外交問題に発展するであろう、と。
王党派と貴族派によるにらみ合いが続くアルビオンである。そこに出向いての任務は危険を伴うものだ。
「密命がもたらすものは、つまるところこの様な物。それでもルイズ、行ってくれますか?」
姫殿下直々の依頼である。ルイズに断ると言う選択肢はなかった。
盗み聞きをしていたギーシュが紛れ込んで来たりと、諸々あった訳だが、こうして彼女らのアルビオンへの出立が決まった。
魔法衛士隊隊長のワルド子爵という道連れを加え、アルビオンへの中継地点であるラ・ロシェールへと辿り着いた一行。
アルビオンに向かう船が明後日まで無いという事実から、一日の休みを得たのだが、そこでワルド子爵が戯れとばかりに、源之助に対して決闘を持ちかけたのが無惨のきっかけだった。
「不要だ。その帽子……剣術には不要だ……」
「……いや、僕が使うのは剣術ってわけじゃないんだが」
素手でギーシュを圧倒した源之助は、剣を持ったらどうなる事やら。馬鹿げた決闘ではあるが、止めなかったのはルイズの彼本来の実力に対する好奇心の表れだった。
源之助は戯れの出来ぬ男である。それを知るルイズは、万が一に備え、彼に対し木剣でもって挑ませる事にしたのだが、鬼気迫る彼の雰囲気を悟り、正直木剣でも危ないんじゃないかなー、とか思ったりもした。
実質その考えは大当たりなのは、もう少し先に明らかになる事。
ちなみに、ワルドはまるで人の話を聞かぬこの男に対し、平民ならぬ恐ろしさを感じ、全身から脂汗を噴き出させた。
「他流の者、丁重に扱うべし……斃すことまかりならぬ」
目の前の男はなかなか出来る様だ。以前相手にしたギーシュの様な野良犬とは訳が違う。木剣とはいえ得物を手にした源之助は、他流の者が挑んで来た際の道場のならわしに従う事にした。
いくら主の婚約者が相手とはいえ、強者に対して手心を加える余裕が彼には無い。ゆえに、道場でのならわしを踏襲する事を考えながらも、道場での使用を禁じられている“流れ”の構えを取った。最早任務の事など頭の片隅から消えている。
「遠すぎる。この間合いではかすりもしないよ」
剣を担いだ源之助に対し、内心の恐れを押し隠しながらおどけた様に言うワルド。
しかし、極度の集中状態にある源之助の耳には入る事はない。
さらに言えば、ワルドの見解は外れているのだ。
「伊達にして帰すべし」
間合いの伸びる奇妙な斬撃が、二人の間を奔った。気付いた時にはもう遅い。ワルドの高く細い鼻が、木剣により削ぎ落とされていた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
「……きゅう」
初めて目にする残酷無惨な光景に、ルイズはその意識を途絶えさせた。残るは抉り取られた鼻梁を押さえ、激痛にのた打ち回るワルドと、無表情で佇む源之助の姿。
「不作法お許しあれ」
ちょwwww不作法自重wwwwww
水魔法で一応くっつくだろうからOK
藤木www
ワルド本体を伊達にしたwwww
むーざんむーざん
328 :
マロン名無しさん:2007/08/09(木) 00:06:30 ID:SAH5RrT9
顎を揺らして脳シェイクは難しかったか
藤木の言動が不審者だw
そら帽子は剣術には必要ないだろw
何ていうか、すまない。このSS投下でスレ本来の雑談の流れを遮ってる様なら、今後自重する。
中庭でフンドシ一丁www危険人物にもほどがあるわwwww
>>331 無用だ、その自重、このスレには無用だ!
こういうスレではSSが投下されると皆盲人になりますゆえ
不要だっ!ワルドの鼻なぞ不要だっ!
>「密命がもたらすものは、つまるところこの様な物。それでもルイズ、行ってくれますか?」
アン様がこれじゃ皇太子も忠長化してそうだw
自重が無用と申される者が一人でもいる以上、続きを投下させていただく所存。
では、参る。
ワルド子爵は女王陛下の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長の肩書きを持つ、その実力に比肩する者無しとも謳われた風のスクウェアメイジである。
此度の源之助との決闘の際、対手の実力を読み違え、その鼻を削ぎ飛ばされたのであるが、これは逆に当てた源之助が、彼が主であるルイズによって、「無作法」の誹りを受けている。
「仕掛けたのは僕だから……」
未だかつてない恥辱と激痛を同時に味わいながらも、ワルドはそう言い残したと言う。それより、ワルドの源之助を見る目には、嘔吐をもよおす様な執念が篭められる事となった。
水のメイジによる治療によって、何とか鼻そのものは繋がったワルドではあるが、生々しい傷痕がそこには残され、その付近を通りがかった者は皆、一様に奇異と恐怖の視線を彼に送る。美丈夫と謳われた、かつての面影は最早存在しない。
さて、そうこうしている内にも時は過ぎ、宵の刻。
出立前の夜ともあり、一同(いつの間にやらタバサとキュルケが混じっていた)は宿の酒場に於いて、ささやかな酒宴を開いていた。伊達にされたワルドは、傷口が痛むという為、欠席をしているが。
酒の類には手を付けず、黙々と目の前の食事を平らげる源之助の耳は、そんな中遠くからやってくる大勢の人間による足音を聞き取っていた。
程なくして酒場に踏み込んで来たるは、武装した傭兵の集団であった。
食事や酒を嗜んでいた者らに、彼等の容赦の無い矢の一斉射撃が浴びせられる。
これが、渓谷の街ラ・ロシェールを血に染める猟奇事件、“砦都市鎌鼬”の幕開けであった。
支援
「ゲンノスケ!?」
主の声を背に受け、源之助は駆け出した。
畳み掛ける様な矢の嵐を物ともせず、飛び出した源之助の腰の大刀による流れ一閃。複数人からの体が、一刀の元に斬り伏せられ、その胴と頭を生き別れさせる結果と相成った。
降り注ぐ血の雨、上がる悲鳴に上がらぬ断末魔。物言わぬ鎌鼬が、主の命を守る為に荒れ狂う。
源之助が刀によって、次々と臓腑と血液を撒き散らし、斃れていく襲撃者達。残酷無惨極まりないその光景に、多くの者が絶句した。吐瀉物を撒き散らし、そのまま気絶する者もいる。
「……きゅう」
「気絶した」
「む、無理ないわよ……おえ……」
「ぼ、僕も限界だ……」
ルイズ達一行もその例に漏れず、源之助が巻き起こす殺戮劇を正視する事叶わなかった。
その惨状を前にし、復讐を期して現れた土くれのフーケも、ゴーレムを操る事を忘れて逃げ去っている。
剣を手にした途端、湧き上がった力を不思議とも思わず、源之助はそのまま傭兵達の悉くを排除した。ガンダールヴの存在は未だ明らかにされない。
「予定も何もあったものではない……ルイズが使い魔、フジキゲンノスケ。やった喃。やってくれた喃」
惨状をどこか遠くで見守る白い仮面を被った男は、血が出る程に歯を噛み鳴らし、夜空を背景にぞっとする様な口調で言うのであった。
相も変わらず短いなれど、今回の投下はここまでにござる。
GJにござる。
344 :
マロン名無しさん:2007/08/09(木) 23:20:29 ID:wtpI3kIz
お美事にござる
そりゃフーケも逃げるわw
出来ておる
このスレに影響されて、今はじめてシグルイ(アニメ)を見ている。
……面白いな、これ。
「む〜ざんむ〜ざん」も意味がようやくわかった。
ときに、アニメでは原作の良さを出せないといったことがよくあるけれど、
このアニメは如何なのだろうか?
よければ意見をお聞きしたい
お美事!お美事にござる!
次回予告。
ツカイマグルイ 第五景
『星流れ』
「ゲンノスケの剣先、やや熱いわね……」
良いか、盲目(めしい)の支援というものはな……。
"ボグッ! バキャッ! ボカッ! メキャッ!………………"
滅多打ちであったそうな。
355 :
マロン名無しさん:2007/08/10(金) 07:55:29 ID:wgOayG6t
見えました!ゼロの使い魔が臓腑と吐瀉物に塗れるお姿が!
監督に一言 申し上げたき儀がございまする
既に天下は太平
かかる御時世にこのような改変を行っては・・・
このスレ見てから
セイバー:藤木
ランサー:梅津どん
アーチャー:友六
バーサーカー:かじき二刀牛股
ライダー:虎眼先生(女の体にry
アサシン:伊良子
で妄想膨らませてる俺きめえwwww
このスレは型月ネタを書き込むところではござらぬ
月厨である
月厨がモルヒネのように常識を麻痺させているのだ
あんま叩くのやめろよかわいそうだから
マロンの月厨事情を知らないんだろ
左様か
滅多打ちであったそうな
他厨の者丁重に扱うべし
倒す事まかりならん
伊達にして帰すべし
トバルカインにして帰すべし…
「妄想膨らませてる俺きめえwwww」
「左様」
このスレの空気…まこと悪うなり申した…
370 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 18:07:41 ID:Q0v0f6Rj
これからに…これからにござる
ひとたび中断されれば、二度とは、二度とは…
>>342の方は二作掛け持ちで連載されておられるから遅いのも無理ない喃。
まあいづれ来なさると信じてゆるりと待とうではないか。
>>342は2作掛け持ちが出来るのか
脳内からネタを絞り続けることが出来るのか
できる
できるのだ
言い忘れていたわい。
数日前、もう片方の作品(ドラッグオンドラグーン)の最終回意向が固まったらしい。
であるから、向こうにDODが投下再開されればこちらにも来るやも知れぬ。
明日にござる。
眠る前に、書いた部分だけ投下しまする。あまりに短くて申し訳のうござる。これだけだががが
一行の行動予定は非常に順調に進んだと言えよう。
問題があるとするならば、本来連れて行くべき人員にプラスアルファが出来てしまった為、慎重な行動を求められた事くらいであろう。
ニューカッスルの城へ向かう為、貴族派の包囲網を抜けるのに難儀したのは、語るべき事でもないのは明白である。前日を通して、源之助の刀から血の脂が絶える事はなかった。
ほぼ口を聞かぬ上、淡々と立ちはだかる者を斬り殺す源之助である。他の者からすれば、その姿はさぞや恐ろしく映る物であったろう。城までの道中、必要最低限の言葉しか交わされぬ事に、胃袋を傷つけた者は少なくは無い。
そんな中、こそりと誰にも知られぬ様、涙を流す者がいた。
ルイズである。
通る所に残酷無比の惨状を作り出す男だ。問答無用でメイジであろうと平民であろうと、大刀の一閃でもってことごとくを血の海に沈める姿は、自身にとって最強の使い魔を呼び出したと言う自負を抱かざるを得なかった。
かのワルド子爵ですら木剣で叩き伏せたのだ。無作法の謗りを与えたとしても、その実力を疑う事など出来るはずも無い。
故に、自身との対比に苛立ちを覚えた。
ゼロのルイズと揶揄される自身と、古今無双の働きをする源之助の姿に。
(いつかわたしも……!)
忌まわしい呼び名を捨て、いつか自分が辿り着きたい、ハルケギニア無双の魔法使いの姿を夢見、ルイズはその目から涙を零れ落ちさせた。
源之助が殺害したのが何人目か忘れた頃合に、死体が放つ臓物からの臭いに耐えかねたギーシュが、胃の内容物をぶちまけた時、源之助は懐にしまっていた竹筒を取り出し、それを彼に突きつけてこう言った。
「ギーシュ」
「…………おええ…………」
「ゆすげ」
その程度の心遣いは出来る源之助であった。
なんか源ちゃんどんな敵でも苦戦すらしなそうなんですけど…
数「おお〜!美味そうな飯じゃのう兄者!」
兵「ははッ!思えば昨日こちらに飛ばされてから何も喰うておらん!」
ル「ちょっと!そこは貴族しか座れないの。あんた達は床で・・・・ってあぁ!?」
兵「はははッ!そう固いことを言うな。貴族も侍も似たようなものじゃろう。」
ガツガツ
数「おお〜!このような美味なるもの、初めて食すわ!」
兵「全く!すきっ腹に染み渡るのう!」
ル「ちょ、ちょっとあんた達・・・・・」
生徒A「・・・・・・・・・」
数「ん?いらぬのか?いらぬのならくれ!我ら腹が減っていてしょうがないのじゃ!」
生徒A「え?・・・・ってああッ!!」
ル「ちょ、ちょっとやめなさい!言うこと聞いて〜!!」
結局一人10人前ほど平らげた舟木兄弟
数「ふう、食った食った。どうじゃ兄者、満腹になった所で食後の「運動」でも。」
兵「おおッ!わしもそう思っていたところじゃ!ふむ・・・・・・・・・おおッ!!」
辺りを見回しギーシュと眼が合う
ギ「な、何かな?ルイズの使い魔くん達・・・・・・」
数「確かギーシュ殿と申したか。ちと我らと食後の「運動」に付き合ってくれ♪」
ギ「え?・・・ってうわぁ!はっ離せッ!!」
兵「はははッ!そう騒ぐでない!痛いのは最初だけじゃ!」
ギ「な、何をする気だ!?だ、誰か助けてくれ〜!!!」
数兵「ワハハハハハハハ!!!!」
ギーシュを抱え上げ食堂を出て行く兄弟
ル「・・・・・・・・・・はぁ・・・・」
む、舟木で何かやるなら、投下を自重しておこう。
381 :
379:2007/08/14(火) 10:55:41 ID:???
>>380 >>376の書き手様でございましょうか?
某、ふと思いついたネタを投稿しただけにござる。
流れを読まず投稿し申し訳ない。自重しないでくださいまし。
ギーシュの尻穴はほぼ二倍に広がっていたが
舟木のキャラがさわやか兄貴キャラにw
つ…か アニメ版舟木兄弟の声の爽やかさは異常!
案外気のいい人達だったのかもしらんよね
うほっもあの頃は普通だったんだろ?
というか虎眼流関係者がヤバイ人が多すぎる
>>385 あの二人は馬力がヤバすぎて女とセクースしたんじゃ女のほうが耐えられないから
男娼で代用してるんだと思われる
男でも骨が折られたりするんだから女じゃ確実に死ぬわ
気のいい人たちだったら馬力を押さえてセックスすればいいと思うが
騎乗位ならおkだと思うんだよね>馬力の問題
当時はなかったのかな?
江戸の時代には既に四十八手はございましたぞ
今とは呼び方が異なっておりますが、江戸時代にも騎乗位はございました
四十八手を悉く身につけた娼婦の全細胞が、伽を拒否していた
武蔵だっけ?セクース中に襲われたときのために断固騎乗位しかしなかったのって。
それはそれとして、事の最中はどうしても興奮するから力の加減が効かなくなってしまうとかあるんだろう。
騎乗位で始めてもつい上に回っちゃうとか握力だけで太股折っちゃうとか。
大前提を否定してしまった方が自然っぽいけど。
392 :
小ネタ:2007/08/15(水) 16:55:21 ID:???
「るいず殿、朝にござる」
使い魔の一人が起こしに来た。毎朝恒例である。
「ん・・・おはようウシマタ」
このウシマタと名乗る男が、召喚した使い魔の中では一番安心できるとルイズは感じていた。
口元が裂けているのが少し怖いが。
「着替えはそこに用意しておきもうした。では・・・」
「ん・・・ありがと」
食堂に向かう廊下の途中、一つの部屋から呻き声がした。
あの老人の使い魔だ。召喚した時にいきなり襲いかかられたこともあり
ルイズとしてはできるだけ関わりたくはない存在だ。一瞬足を止め、
すぐに歩き始めようとした時、部屋から別の使い魔が出てきた。
「・・・おはようゲンノスケ」
「おはようございまする・・・」
このひどく無口で無表情な使い魔はゲンノスケと言った。
あのコガンと言う老人の世話は主にこの男がやっているらしい。
「最近、呻き声がひどいわね」
「いく様が恋しいご様子で・・・」
どうもこの男と話ていると息が詰まる。
「もうすぐ朝食よ。遅れないようにね。」
そう言い残し食堂へと足を進めた。
食堂への途中、中庭を見るとギーシュとスズノスケと名乗った使い魔が何やら言い争っている。
「もう一ぺん申してみよ!!」
「フン、ボケ老人をボケ老人と言って何が悪いって言うんだい?」
そしてその様子を離れた所より凝視するヤマザキと名乗った使い魔。
「ぎーしゅと申したか・・・・・ちゅぱ・・・」
393 :
小ネタ:2007/08/15(水) 16:58:51 ID:???
違う方向を見ると二人の使い魔がシエスタと何か話している。
名は確かマリコとムナカタと言ったか。
「お願い申す、しえすた殿」
「いく様の代わりに先生の御妾となってくだされ」
「そ、そんなことを言われましても・・・・」
別の方ではあの老人の一人娘だという少女がキュルケの使い魔を撫でている。
「変わった蜥蜴ですね」
「トカゲじゃないわ。サラマンダーって言う火竜なのよ」
あのミエと言う娘はそれなりに上手くやっているようだ。
自分が召喚してしまった使い魔たちの朝の活動を一通り目にしたルイズは
深いため息をしながら食堂へと向かっていった。
そのころ人気の無い倉庫では・・・・・・・
モンモラ「イ、イラコさま!!だっ、駄目・・・あぁ〜〜〜〜ッ!!!」
ガタガタガタガタッ!!!
興津「・・・・・・虎眼流に明日はあると思うか?」
>興津「・・・・・・虎眼流に明日はあると思うか?」
ないwww
白昼堂々ちゅぱじゃねえよ九郎ww
つーかこの後ギーシュの首が飛ぶだろwww
異世界に飛ばされても苦労の多い興津w
伊良子早すぎww
テラカオスwww
虎眼流全員呼び出してしまったんかいwww
>>385 当時は男色も普通。ヤマザキも変ではないんだ。
方法はすごいけど。
>このウシマタと名乗る男が、召喚した使い魔の中では一番安心できるとルイズは感じていた。
ルイズ、そりゃ大いなる勘違い。
スズノスケが一番の当りだと思うぜw
でも失言ひとつで首チョンパ
虎眼流は全員そうじゃねーかw
大坪が!大坪がおりまする!
保守つかまつる
405 :
マロン名無しさん:2007/08/20(月) 11:48:02 ID:c9gj/SCG
あ、あげぇ〜
投下にござる。
そうこうしている内にも、ニューカッスルの城の辿り着いた一行。
返り血にまみれた源之助の姿に、あからさまに顔をしかめる者もいたが、アンリエッタ王女より託された書状と、水のルビーによって身の証を立てると、程なくして一行は城のホールへと通された。
パーティーである。王党派最後の日を控え、貴族や臣下が園遊会の如き出で立ちをしてパーティーに興じていた。様々に並んだ豪勢な食事は、恐らくはこの日の為にとって置かれた物なのだろう。
「手紙は私の部屋にある。君らは付いて来てくれたまえ」
直接任務に関係した者らしい、ワルド子爵とルイズ、そしてその使い魔である源之助を連れ、ウェールズ皇太子は彼等を自身の部屋へと迎え入れた。
そこでようやく気付いたと言う様に、まだ傷の名残も生々しいワルドの鼻に、ウェールズは気付いた。
「道中に付けられた傷であるのかね?」
「いえ、そちらのルイズの使い魔との決闘の折に」
著しく自身の名誉を傷つける言動であったが、王族相手に嘘も付けぬ。ワルドの心中は如何程のものか? 誰にも悟られぬ様、身体を小刻みに震わせる彼の口元から、一筋の血が零れたのを源之助は見逃してはいなかった。
若者とは血気盛んな生き物だ。決闘とは、生半に行うものではなかろう。ウェールズは彼等の若い闘魂(たましい)に感服し、忍び笑いを漏らした。
しかし人間、まして平民の使い魔が、どの様な方法を用いたかは分からぬが、スクウェアメイジを打倒したと言うのである。ウェールズはおもむろに源之助に近づくと、彼の両肩をがっしりと掴んで笑顔でこう言った。
「出来ておる」
「もったいなきお言葉にござる」
「見かけぬ剣を持ち歩いているようだが、流派は?」
「虎眼流」
「ふむ、知らぬ名だが……ハルケギニア無双を謳ってもおかしくない業前なのかも知れないな。君の様な剣士がこちらにも欲しかった」
没落寸前とは言え、一国の皇太子からのこの言葉は、源之助にとって身に余る光栄であった。
その時、ピシィと何かが割れる音がした。その音にウェールズとルイズが、何事かと部屋を見回すが、特に何があった訳でもない様だ。気を取り直し、彼は目的の品をルイズに手渡し、その内容についての注釈などを入れたりしている。
音の正体に気付いている源之助は、ちらりとワルドの横顔に目をやった。その口元からは、小さな白い破片が零れている。
奥歯の欠片であった。血が出るほどに噛み締めた歯が、砕けて彼の口から零れているのである。
源之助は何事も無かったかのように、ウェールズとルイズの話す内容に、無表情で耳を傾けた。
ルイズがまくし立てる様にウェールズへ亡命を勧めているのは、女性の心情故か。彼女には確実な死が待つ戦場に赴く者の気持ちが理解できないのだ。
「ゲンノスケも亡命した方がいいと思うでしょう?」
「…………」
唐突に話を振られた源之助であるが、士(さむらい)としての生き方が全てである彼にとって、ウェールズの思考こそが正しいと感じるものである。
「ルイズ殿。戦を前にすれば、戦う者皆、士(さむらい)にござる。その士のなすべきは、お家を守る。これに尽き申す」
戦わずして亡命したとなれば、家名に傷が付くことを考えての源之助の発言である。
ルイズは源之助に聞いたのが間違いだったと、今更ながらに気付く。こいつはこういう奴だった。
「君の使い魔の言う通りなのだよ。彼の言うサムライとは、戦士の事だね。まさしく我等は戦士なのだ。敵に背を向けるわけにはいかんよ」
「お美事にござりまする」
「…………はぁ」
ウェールズに対し、小声で言ってのけた源之助に対し、頭を抱えてルイズはため息を吐いた。
スレ汚しお許しあれ。以上にござる。
お美事にございまする
お見事!お見事にござりまする!
できておる喃
ワの字に先生の負的な成分が入り込みつつあるような。
容赦ない偉大な兄貴GJ!
誤爆いたした…
二輪にて身の証を立てとうございまする…
ならば相方には拙者が・・・
うぬらもゼロの奇妙な使い魔ならん!
っ白湯
孕石親子を召喚
・錬金に失敗したルイズを見て
「親父どの 我らの主…あれはゼロのルイズにござるか?」
「左様」
「左様って…」
・ワルドの偽装結婚式
「ワルド! 我らの主を弄び婚儀の場を汚した上、ウェールズどのを手にかけたるは言語道断の仕儀!
腸の腐りたる者に我らの主と契る資格なし!備前守が成敗いたす」
・シエスタと風呂
「ユキチヨさんならそんなことしないって信じてますから!」
「漏れそうにござる…」
妙に常識人親子だからなあいつらw
参る。
任務が終われば、後は帰るだけである。パーティーの一夜を、どこか寂寥感を含んだ気持ちながらも楽しんだ一行は、一晩を城で過ごし、翌日にニューカッスルからの疎開民に混じってアルビオンを脱出するという運びとなった。
危険は付いて回ったものの、終わってしまえばあっさりとしたものである。ついぞ大暴れしていたのは源之助だけであった。彼の無言の迫力に押され、道中誰も手を出そうとすら思わなかっただけの話だが。
納得できぬのはルイズである。使い魔一人の活躍で任務が成功しました等と、彼女からすれば間抜けな話と言えよう。それも、フーケの頃より続いて二度目なのだ。
自身の力の無さが憎かった。宛がわれた寝室のベッドに身を横たえる彼女は、悔し涙でその枕を濡らした。
その時、いっぱいいっぱいになっていた為か、源之助に伝えるべき事を彼女は忘れていたのだが、それはまた後ほど明らかになる話。
年頃の娘である。多感ゆえに感情を露にする事も多かろう。
同室の隅では、極力押し殺した嗚咽を耳にせぬ様、ルイズには背を向けてベッドの上、瞑目しながら正座する源之助の姿が。
主である彼女が涙する原因が彼には分からぬが、それを見てみぬ振りする情けが、源之助にもあった。
「すぅ……」
主より先に眠る事は、源之助にとって許されぬ行為である。殊更ルイズから何を言われている訳でもないが、彼としては当然の事だった。
ルイズの寝息を確認し、慣れぬベッドに四苦八苦しながら潜り込もうとした源之助の耳に、不意にノックの音が飛び込んだ。
夜分遅くに一体何奴? 枕元に置かれた大小を手に取りつつ、扉の前に立った彼の前に現れたのは、傷付いた鼻が異様な迫力をもたらしている、ワルドであった。
「ルイズの使い魔君。少し、いいかな?」
「?」
婚約者であるルイズにならばともかく、一体この自分に何の用があると言うのだ?
身分と立場により、彼の言葉に従わざるを得ないのが源之助だ。先行する彼の後を追い、辿り着いた先は、密集した貴族派の兵が一望出来る、城のバルコニーであった。
「ルイズの使い魔である君には伝えておかねばと思ってね」
振り返り様、ウェールズの部屋で見せていた重苦しい雰囲気を一転させ、にこやかな表情を見せるワルドは、そう言って無表情で立ち尽くす源之助を見据えた。
このワルドの奇妙な態度には、源之助も不審に思った。あれだけ負の気を撒き散らしていた男が一体どういう心変わりであろうか?
「実は明日、ルイズと僕の結婚式があるんだよ」
「!?」
寝耳に水である。源之助はルイズから、そんな話を一切聞かされていなかった。
さしもの源之助の無表情も、驚きによって崩れざるを得ない。見開いた彼の目を見、ワルドは並びのいい歯をむき出しにして笑った。
笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙を剥く行為が原点である。ワルドの笑顔の裏にある真意はまさに攻撃的であったと言えよう。
謀略であった。虚無と言う力を秘めたルイズを我が物にせんとする、ワルドの謀なのだ。ウェールズに事前に話を仕込み、結婚式の段取りを取り、更には源之助と言うある種圧倒的存在を自身の中でもてあまし、やや弱ったルイズの心に付け入ったのだ。
顔に傷を付けられると言ったハプニングがあったものの、裏で随分と念を入れてルイズを口説き倒した彼の勝利と言えたのかもしれない。固まる源之助の姿を見る事で、ワルドは失った何かが少し取り戻っていくのを感じた。
追い討ちとばかりにワルドは口を開く。
「帰りはグリフォンで帰るのだが、君まで乗せるには少し苦しいかもしれなくてね」
「…………」
「式の出席は諦めてくれないか? イーグル号からせめて彼女の級友と祝ってくれたまえ。風竜を連れていた子がいるが、何も危険な地に長居する事もあるまい? ともかく、君とは今日でさよならだな」
源之助は、無言のまま頷くしかなかった。
その無表情から、鼻血が一筋。
主の結婚とはめでたき事の筈。だが、何故か今の源之助の手には、いつしか師、虎眼に握らされた焼け火箸の温度が蘇っていた。
悠々と手を振って去ろうとするワルドの背後に、源之助は小さく低い声をかけた。
「ワルド殿、ルイズ殿をお頼み申す」
「…………ふっ」
その言葉に、涼やかな笑みをもって振り返り、源之助に答える。
「ゲンノスケ」
「?」
初めて名前で呼ばれた事を奇妙に思う源之助。続けざま、手をすっと横に振り、芝居がかった仕草を見せてワルドは続けた。
「若旦那様と呼べ」
以上にござる。
お見事にござりまする!
嘗ての屈辱を思い出さされた源之助の鬱屈いかばかりか・・・
見えました
ワルド様の死亡フラグがwwwww
お美事に御座る
425 :
マロン名無しさん:2007/08/24(金) 01:55:38 ID:2I4Hv0TL
ワルドはむ〜ざんむ〜ざんになるのか
お見事!
ワルド殿、ニューカッスルにはカマイタチが出まするゆえ・・・
むーざん むーざん
ひげのいろおとこ ずんずん
しきをあげたら たかいはな おちた
むーざん むーざん
投下いたす。
翌朝。鍾乳洞に作られた港の中、源之助はルイズとワルドを除いた一行を率い、ニューカッスルから疎開する民と共に、イーグル号へと乗り込む列へと並んでいた。
率いると言えば聞こえはいいが、その実、一行の内の誰もが異様な源之助の姿に声すらかけられずにいる。
軽く俯き、茫洋とした表情を浮かべる源之助は、何事かぶつぶつと呟きながら焦点の合わぬ目を地の一転に集中させているのだ。その姿はさながら幽鬼と形容すべきか。
(今宵はめでたき日にござる……めでたき日にござる……)
源之助にとって、嘗ての屈辱の焼き直しであった。
身体は軋み、喉の奥はからからに渇き、目の奥はちりちりと焼き付く様な痛みを彼に与える。相変わらず手には焼け火箸の温度が張り付いているが、その実、心も身体も完全に冷え切っていた。
嘗ての様に、めでたいと心の中で言い聞かせながらも、奪われた、という実感が脳裏をぐるぐると回り続ける。
「お、おい……相棒? 大丈夫か?」
「……で……日に……る」
「デルフ……こりゃ重症もいい所よ? 声かけるだけ無駄じゃない?」
「ぼ、僕もそう思うね……っていうか、目、怖……」
心配の言葉を投げかけたデルフリンガーではあったが、極度に内向した状態である源之助に届く筈もない。
キュルケとギーシュは、デルフリンガーを諌める様にして言ったが、彼らの腰は若干引けていた。下手に近づけばどうなるか分からない。そんな危機感を抱かせる状態である。
「ちょ、ゲンノスケ? そっちじゃないそっちじゃない!」
「今宵…………日……ござる」
ようやく自分達の順番が回って来ようと言う時、ふらふらとした足取りの源之助が、空に続く穴へとそのまま行きそうになった時、咄嗟に手を伸ばして助けたのはキュルケであった。
それに振り返った源之助の顔を間近で見て、
(だ、誰よ!?)
と、彼女は驚愕したと言う。
迫力等と呼べる代物ではなかった。竜にでも顔を覗かれた様な恐怖感がキュルケの背筋を奔った。下手な者であれば、失禁してもおかしくはなかっただろう。それ程の威圧感を放つ、源之助の表情であった。
普段無表情な者が、感情を露にすると驚きをもたらす事は多々あろうが、彼ほど顕著な例を、キュルケは知らない。タバサの笑みよりも貴重であろうとすら思う。
どうにか無事に船に乗り込む事は出来たのだが、出来るだけ源之助には近づかないで置こう、そう心に決めたキュルケであった。
「……? どうした相棒。さっきから目ぇ見開いてたから、痛えのかい?」
船に乗り込んでから、いか程の時が流れたであろうか? 不意に感じた左目の霞に、源之助は無造作な手つきで目を擦った。
ようやく人間らしいアクションを起こした源之助にほっとしたデルフリンガーが、声をかける。
返答は短い首肯であった。
「こは何事!?」
「え、いきなり何!? おめーが何事!?」
そして、唐突に左目に浮かんだ、別の場所の光景に源之助は瞠目する。左目に映るは、礼拝堂と思しき場所に佇む二人の男女と、それを見守る一人の男。
花嫁衣装も艶やかなルイズと、ワルド。そして祭壇の前で彼女らを祝福するウェールズである。
ここまでなら彼とてこうも驚愕は見せない。場の雲行きが怪しいのである。
式の最中であると言うのに、そこに漂うは粘つくような執念を押し隠せぬワルドの表情が生み出す、瘴気とも呼べそうな空気。
途中、明らかな拒絶を見せるルイズに対し、ワルドが見舞ったは平手による一撃であった。
「こは婚姻の儀にあらず!」
「ちょ、だから何言ってんの!? おめー!」
源之助の鼓動は早まり、生温い汗が全身を伝った。
左目から映る光景はまだ続く。ワルドの杖が、ウェールズの胸に赤い花を咲かせた。
ここでようやく源之助は己がまんまと策にはまった事に気付く。
裏切り者であった貴族派のワルドが、ルイズの傍に自身を近づけぬ様、己を陽動したのだ。
咄嗟に己が大刀を抜き放ち、源之助は船外へと飛び出した。
「相棒!? どこ行くってんだよ!」
「ちょっ!? ゲンノスケ!?」
「き、君ぃ! 船はもう出発すると言うのに!」
「…………?」
飛び出した源之助を、一行は一様に驚きの視線でもって見送る。何事と言うのか?
ガンダールヴの力を最大限に発揮した源之助の疾走は、本人も思いもよらぬ速度を生み出していた。
これならば、間に合わぬ事もあるまい。
ガンダールヴのルーンは、源之助を見放してはいなかった。
「ルイズ殿!」
「……貴様!?」
礼拝堂の扉を神速の斬撃で斬り飛ばした源之助は、そのままの勢いでもって、今正に振り下ろされんとしていたワルドの杖に、刀の鍔を押し当てた。
狙うは問答無用の鍔迫り。
杖ごと押し切ってやろうとの心構えの源之助の意図を察したか、咄嗟に身体を引いたワルドは、そのままひらりと勢いを付けて彼の遥か後方へと飛んだ。
勢い込み過ぎていたせいか、追撃が間に合わず、源之助はほぞを噛む。
「ゲンノスケ!」
ようやく求めていた助けを得て、ルイズはその顔を輝かせた。
それとは逆に、ワルドの表情は憤怒のそれである。
目は血走り、歯は砕けんばかりに食い縛られ、杖を握る手には万力の如き力が篭められている。
「どこまでも邪魔をしてくれる……フジキゲンノスケ!」
「ルイズ殿、下がられませい」
頬に赤い痣を作ったルイズの姿に、心中には猛り狂った様な怒りが奔っている源之助。裂帛の気合を込めた視線が、ワルドを貫いた。
ルイズは自らの使い魔のこの無表情に、今や絶大な信頼を寄せている。
源之助の後ろに下がりながら、事の顛末を見届けようとルイズはその目を見開かせた。
「……貴様を相手に出し惜しみ等よもやせんよ……」
距離はいくら流れの秘法を用いたとしても、埋められぬ程の間がある。
どう接近したものかと、刀を担ぎながら考える源之助の目の前に、ワルドが放った雷雲が接近してきた。
『ライトニング・クラウド』。まともに当たれば人を容易に殺傷せしめる威力を秘めた魔法である。先ほどのやり取りの間に、ワルドは詠唱を済ませていたのだ。
初めて見る魔法に、一瞬の戸惑いを源之助は見せた。気付いた時にはそれは最早間近。避ける事敵わぬ為、咄嗟にそれを刀で受け止めようとし、
「馬鹿ッ! 相棒! そいつじゃ無理だ!」
「きゃあっ!」
「…………!?」
刀ごとその腕を焼かれた。悲鳴こそ上げぬ源之助であるが、相当な重傷である事は見て取れる。ぶすぶすと肉の焼ける臭いと音が辺りに漂った。
激痛によって絶たれそうな意思を、源之助は唇を噛み締める事によって繋ぎ止める。
「くくく……いい表情じゃないか。ゲンノスケ。死ななかっただけ幸運だったな」
常人の戦いでは最早勝負ありであろう。
だが、藤木源之助は侮れぬ男である。身を持ってそれを痛感しているワルドは、駄目押しとばかりにその身を呪文によって、五体に分裂させた。
「風の遍在。どうだ? 絶望的な気分を味わうのは?」
「ゲ、ゲンノスケ……だ、大丈夫……!?」
膝を付いた源之助に、ルイズが駆け寄って言葉を投げかける。
口から血を垂らす彼は、それに対してうわ言の様に答えた。
「こ、これからにござる……」
雷雲によって焼かれた刀は最早役に立たぬ。かといって、脇差では心もとない。
購入してより初めて、この場に於いて源之助はデルフリンガーを鞘から抜き放った。
「……な、長かった……」
「デルフ! ふざけてる場合じゃないでしょう!?」
「……だってよぅ」
「これからにござる……」
焼かれた腕は重傷だったが、神経系統までは侵されてない様だ。
指の握りを確認しながら、源之助は自前の物よりやや太いデルフリンガーの柄に、ネコ科動物が爪を立てるが如き掴みをした。
その間に、じりじりとワルドが距離を取りつつ、『ウィンドブレイク』の魔法を放ってくる。
避けられぬか!? ルイズが訪れる無惨な結末を想像し、目を瞑った時、デルフリンガーの声が礼拝堂に朗々と響き渡った。
「相棒! 俺ならアレを何とかできる! 俺を振れ!」
「…………!」
咄嗟に振ったデルフリンガーによる流れは、押し寄せる風の全てをその刀身に吸い込ませた。
「馬鹿な……貴様そんな剣を!?」
「おでれーたか! これが俺さまの本領発揮よ!」
源之助によって日々丹念に磨かれた刀身が、先の魔法を吸い込み更に輝きを増した。
これには源之助も感嘆の息を漏らした。この様な業物が存在するものかと。
「だが、五対一で、どうする!」
飛び道具は当てにならぬ。だが、自身には絶対的な数の有利があるのだ。そう言い聞かせ、五体のワルドが源之助に殺到した。『エアカッター』の魔法をその杖に纏いながらである。
が、途中自身の顔に死相が宿るのを実感するワルド。異様な構えでもって自身を待ち構える源之助の姿に、背中に氷柱を差し込まれた様な気分を味わった。
――――虎眼流が秘奥。星流れの構えである。
先ほど振った際には無かった、刀身を挟む左手の存在。腰を落として構えた源之助の姿に、一切の隙が見当たらなかった。
しまったと思うも、最早間に合わず。飛び掛った五体のワルドは引くこと敵わない。
「ぐぬっ!?」
苦痛の呻きを一つ、腕の負傷を堪え放った源之助の星流れが……
斬。
「―――――――ッ!?」
遍在の四体を一閃の元に斬り伏せ……
「あああぁぁぁぁぁああああああああああ!!」
「……ひ……ゲンノスケ……」
むーざん むーざん
きーんぱつの だーておとこずーんずん
るいずとしーきをあーげたら
「浅いか……」
あーかいまがくしさいた
「目がぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一番の後方より攻め来たりていた、残る本体の目を、真一文字に切り裂いた。負傷により、精妙な指の動きが制限された為、深く斬り込めなかったからだ。
奇しくもワルドに与えられたそれは、仕置き追放された源之助の元同門、伊良子が師に与えられた傷口と同様の物であった。
以上にござる。
お美事・・・
できておる喃
お見事、お見事でござる…!
源之助とゼロ魔一行との雰囲気の違いに吹いてしまう
438 :
マロン名無しさん:2007/08/25(土) 19:10:56 ID:3Xo1++u9
今宵はめでたき日にござる!
今宵はめでたき日にござる
親父殿
金髪の伊達男 あれはムスカにござるか
>「……な、長かった……」
>「デルフ! ふざけてる場合じゃないでしょう!?」
>「……だってよぅ」
(ノ∀`) デルフ・・・w
ラ・ロシェールで遍在戦を飛ばしたのがこういう風に活きてくるとは。
お美事にござる。
443 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 03:41:55 ID:aDcNhhxD
うますぎ。文才あるんじゃねーの!
ルイズたちとのギャップがいい!
お美事!お美事にございまする!
これは是非、アニエスに稽古をつける藤木若先生を拝みたい喃。
涼「ルイズ様・・・クンクン」
ル「・・・・・・何してるの?スズノスケ?」
涼「ル、ルイズ様!?ご、誤解です!誤解でございます!!」
ル「・・・こっ、この、馬鹿犬〜〜〜〜〜!!!!!!」
>>446 鍔迫り合いの末押し倒され、悶絶するアニエス
その最中いきなり鼻血を出す若先生
でも無表情。
>>449 いかなる時も冷静な源之助の瞳が
このときばかりは爛と輝いた
む、アニエスと藤木の絡みが見たいと申すか。
善処いたそう。
452 :
マロン名無しさん:2007/08/29(水) 00:01:41 ID:lMhT9oO/
銃士隊が異世界初の虎眼流門下…指南役からハルケギニア無双も近い喃
しかし努力した人が報われないのが残酷というのがシグルイワールドだからねぇ
順調そうにみえてもやっぱ…
敵も努力しているから報われないので主人公ウマー
努力していない敵は雑魚なので主人公ウマー
努力する主人公は主人公補正でウマー
よって主人公最高なのがシグルイワールド
駿河城後全試合では、いや、ネタばれになるか。
藤木・ザ・空気読めない男、か……
藤木と対峙して、かつて捨てたはずの女が目醒めるアニエス
武人として涼みたいにキュンとなるならありだw
ワルドの無明逆ライトニングクラウドで・・・
あかいまがくしさいたため無明は分かるがライトニングクラウドを逆から放つ利便性がない過ぎる
つかワルドが魔法で戦う以上、デルフジキを攻略するのは厳しいな
ワルド復活はまさにシグルイ
失った視覚は風メイジっぽく風の流れが〜とかで何とかなるようなそうでもないような。
ガンダデルフジキ? 虎眼先生とガチれるんじゃねえか?w
ここからフジキがワルドを逃がすとは思えんが、一体どうなるのだろうか?
実は眼を切られたワルドも偏在でしたというオチじゃない事を願う。
失敗するはずがないという慢心故に本体が居たという事なのかも知れないが、危険な場所に本体までこさせるのは変だよなあ。
偏在は長く維持できない説
描写の幅を狭めるのはよそうぜ
ハルケギニア、武芸に於いて右に出る者なしなフジキがガンダールヴ化で更に追随を許さないと云うのに
滅多な事でもなければ折れないであろうデルフリンガーを携えて魔法まできかなくなるとは
まこと剣聖になり申した
強くなったと思った時が一番危ないんだ
藤木に慢心はありませぬ
流れ星対策を生み出したのがその証左にござる
フジキならデルフ無くとも突如幽鬼の如く現れたキュルケやタバサ、フーケやワルドに
焼かれ貫かれ潰され斬られ寝ても覚めても殺され続ける中で
その術の理を看破する術を編み出しそうでならない。
藤木は無意識のレベルでバキ並みのイメトレする漢。
>>472 「ここにおわすは虎眼流師範、藤木”虎眼”源之助様でござる」という訳だな。
実力もあいまいさも備えた恐るべきお方よ……。
フジキは殺伐とした世界に身を投じ過ぎてるので、この異世界では何気ない日常にどぎまぎしながら幸せに暮らしてほしい喃
まあゼロ本編は戦争真っ只中だったりするんだが掛川に比べ全然殺伐してないから不思議だ
掛川は虎眼流の悪口を言うだけで死亡フラグ立つからなあw
477 :
マロン名無しさん:2007/09/02(日) 07:26:14 ID:asiFl7xu
平和的日常こそ藤木萌えの真骨頂
儂の言いたきはそれぞ
藤木的に一番対応に困る相手って誰だろう?
藤木、もしくは藤木の上役に害意を持った権力者じゃない?
検校みたいな。
アンリエッタが立場をカサにきた誘惑を仕掛ければ、ゲンノスケは困るはず。
>>478 藤木を心惑わず四凶
ルイズ→おなごと一緒に居る度あらぬ叱咤を被るもそれが理解できない
シエスタ→幾度断わるも甲斐甲斐しく世話を焼いてくる心情が理解できない
キュルケ→何かと密着してくる上、何かと扇情的な振る舞いが理解できない
アンリエッタ→願われれば無碍に断れず鼻血で棒立ち
なんだその夕雲っぷりは
藤木源之助の周りの対応
ギャルゲ一本分の働きは充分にするものと覚えたり
でも藤木って絶対エロ貴族からシエスタ助けに行かないよな
ルイズがシエスタ助けようとしたら動くな
>>485 手抜かりはおろか手心など欠片も無い藤木のこと
いざ助けるとなればモット伯の館にて鬼神の如き働きにシエスタの好感度うなぎのぼりと申したか
「殺しちゃ駄目よ」と言われ取り敢えず股間が潰されるモット伯が目に浮かぶ
素手で去勢しちゃらめえぇぇえ!
藤木「使い魔の本分は、『お家を守る』これに尽き申す」
普段は無表情なタバサの目が、この時ばかりは爛と輝いた。
今日辺り、続きの投下が出来るやもしれませぬ。
490 :
マロン名無しさん:2007/09/03(月) 13:38:45 ID:xpzE4v2v
ガ板テンプレ作成人(葉隠れwiki管理人)だが、
一連のSSの保管スペースを作ろうかと考えておりますが…
>>489殿の同意を得た上で葉隠れwikiにページを設けようかと。
>>491 489でありますが、おまかせし申す。
虎眼流がハルケギニアに広まりしは、それがしにとっても悲願の極みに存知まするゆえ。
なれば兄弟スレ保管分はいかが致そう
撤去を申し出るか、聞こえは悪いがそのまま二重保管していただくか
>>494 詳細求む。と言うよりアドレスを教えてくれませぬか?
こちらとしてはそのまま二重保管の形で行きたい所存。
基本的に2chシグルイネタで面白いものを葉隠れwikiにて扱うものなの方針でありまする。
万一その兄弟スレ保管分の更新等が滞るようになったらこちらで引き受けよう。
(wikiなので更新作業がHTMLタイプに比べて楽なので)
作 業 完 了
497 :
マロン名無しさん:2007/09/06(木) 09:37:46 ID:PPd61XAn
ageてみたりして・・・
498 :
マロン名無しさん:2007/09/06(木) 12:52:46 ID:kcIwvsnA
新作お美事にござる
容赦の無いフジキもさる事ながら
兎に角ワルドが哀れ過ぎる
ギーシュにそれを言いますか!
ともあれお美事にござる
こちらには転載しないのでござろうか?
シグルイ9巻読んだけど、今更ながらにヤバイ
牛股もまともだとは思ってなかったが、流石虎眼流
9巻は面白いけど暗いよね
8巻のガチバトルはよかった
下段封じ、対無明逆流れ用の構え
虎眼流、簾牙
牛叉の一撃すれ防いだ構えか…
加筆修正版を投下したいがよろしいか?
目から鮮血を迸らせるワルドは、獣の断末魔にも似た声を上げて悶え苦しんでいた。
唐突に闇へと叩き込まれた視界が、否応無しにワルドの心中を混沌の淵へと叩き込んでいる。
屈辱の極みであった。
一度ならず二度までも同じ相手に土を付けられたばかりか、己が目の光を奪われたのだ。その心中や如何程のものであろうか。
「……あ、あう、あうあう」
血みどろのワルドの姿に、まるで陸に上がった魚の如く口をぱくぱくと開け閉めさせ、ルイズはその場にへたり込んだ。
かつての婚約者の無惨な姿に、言葉もない様である。単純に耐性の無い流血沙汰に、思考が凍結状態に陥っていると言う話でもあるのだが。
予想外の己の切っ先の伸びと、その神速にて恐怖の一閃に気を良くしたデルフリンガーは、終始ご機嫌であった。武器としての本質を引き出すのにこれ程適した相方がいようか? 感涙ここに極まれりといった様子である。
「使い手って奴はこうでなくちゃいけねぇ。お美事だったぜ」
「否、これからにござる」
「「へ?」」
かけられた声にいつもの無表情かつ、抑揚の無い声で答えると、目の前のワルドに対して再び剣を振りかぶった。
ルイズとデルフリンガーの声が重なる。こいつ、とことんまでやる気か、と。
対手のワルドは、混濁した意識の中ただ生存本能に従い、おぼつかぬ足取りでこの場から遁走しようとしている。ともかく仕切りなおさねばならぬ。すぐにでも水のメイジによる治療を受ければ光を取り戻す事も不可能では無いはず。ただその一心で。
無論、その様な事を許す源之助ではない。
逃げようと脚に力を篭めたワルドに向けて、デルフリンガーによる流れを放つ。ワルドの魔法を警戒しながらであった。
「うむっ!?」
「――――――ッ!?」
「って、相棒ぉぉぉぉぉ!?」
右腕の負傷、と、ルーンによって酷使された筋肉が悲鳴を上げていた。星流れの骨子による握りは、常の流れより遥かに握力の調整が難しいものである。
指先から抜けたデルフリンガーは、源之助の意図とはあらぬ方向に飛んで行き、ワルドの右足の甲に深々と突き刺さった。
再びの負傷に、ワルドの口から声ならぬ叫びが漏れた。苦痛の二乗が彼の脳髄を突き刺し、生命の危機を叫ぶ。
自身らしからぬ失態に、源之助はがちりと歯を噛み鳴らした。
腰の小刀に手をかけようにも、既に彼の右手に宿る握力では、掴む事すら容易ではない。
突き刺さったデルフリンガーを抜こうと足掻くワルドをすぐにでも斬ろうと、無理矢理掴んだ小刀が、またもあらぬ方向へと飛んだ。
焦りである。未だかつて経験した事の無い程の焦りが、源之助の行動を短慮にさせたのは間違いではなかった。
しかし、武器を持てぬ事は、彼にとって問題足り得なかった。いや、むしろ持たぬ方が今の彼の気持ちと、女性として最大の侮辱を受けた主の気持ちを晴らすに相応しい状態へとワルドを追いやる事が出来よう。
「婚姻の儀をかかる破目に陥れたワルド子爵……仕置き仕る……」
「ちょ、ゲンノスケ……これ以上……」
ばさりと着物の上をはだけ、これでもかと言わんばかりに鍛え上げられた上半身を晒した。
突然の行動に思わずルイズは目を伏せる。
デルフリンガーによって足の甲を床に縫い付けられたワルドの睾丸は、赤子の如く縮み上がり、見開いた目からは新たな鮮血が零れ、頬を濡らした。
(ち、ちがう……決してこの様な筈では……)
頭に思い描いていた未来とはまるで違う現状に、ワルドは内心で血を吐くような言葉を漏らした。
全身を硬直させたワルド。その脳裏をよぎるものは、かつてラ・ヴァリエール領にて、中庭の池で、泣いているルイズの姿。
「な、泣いているのかい……ルイズ……」
「「…………」」
血の涙を流しながら両の手を広げるワルドの姿には、既に理性と言ったものが感じられなかった。自らを襲う圧倒的死の気配に酔ったのか、幽鬼の如き立ち居ぶるまいと言動である。
現状の逃避の為、脳が見せた情景は、現在のワルドにとって何よりも現実的なものであった。
そのワルドに、ネコ科動物の如きしなやかな身のこなしで飛び掛った源之助は、アッと言う間にその身体を組み伏せると、馬乗りになって容赦なく両の手を彼の顔に、胸にと手当たり次第に振り下ろし始めた。
「……ゲ、ゲンノスケ……」
「あ、相棒? ちょっと?」
どぉんどぉんどぉん、と、肉と骨がぶつかり合う音が礼拝堂に響き渡る。
握力が戻らぬ為、拳の体裁を作らずに叩き下ろされた源之助の右手は、既に骨折によってぐしゃぐしゃになっていた。それでも表情一つ変える事無く、淡々と、まるで事務的な動作で彼はワルドの身体に手を振り下ろし続ける。
鬼気迫るその様子に、制止の声などかけられる筈も無く、ワルドの足を縫うデルフリンガーはおずおずとした声を漏らすばかりで、ルイズは己が使い魔の名前を小さく呼ぶ事しか出来なかった。
どれ程の間そうしていただろうか? 礼拝堂の外から、悲鳴や鉄火音が轟き始めていた。
「レコン・キスタ!?」
「………………」
現状を悟ったルイズが声を上げるも、源之助は未だにワルドを殴る事を止めようとしていない。既にワルドの顔は原型を留めていないが、まだ微かに息はあった。思いの外しぶといのも伊良子と通じている。
「ゲンノスケ! それまでよ!」
自らの言う事は良く聞く使い魔である。ショッキングな光景に心奪われがちであったが、こういう時にこそ主としての威厳を見せ付けるべきだと思い至ったルイズは、毅然とした態度で源之助に言ってのけた。
ワルドに構っている暇は無い。今すぐにでもこの場から離れなくてはならないのだ。
ルイズの言葉を受けた源之助は、返り血にまみれた顔を上げ、ワルドの足に刺さったデルフリンガーを無事な左手で拾い上げて立ち上がった。
「も、もう終わったかな……?」
そんな中、礼拝堂の入り口から、ルイズと源之助に向けて声をかける者がいた。
扉から顔を半分覗かせ、おずおずとした様子を見せているのは、先ほど源之助と港で別れた筈のギーシュその人である。
「あんたこんな所で何やってんのよ!?」
「いやぁ、彼がいきなりイーグル号から飛び出したもんだから、やっぱり気になっちゃって。結局彼に守られた部分も多いしねぇ……で、一応迎えに来たんだが……」
照れ笑い気味に言うギーシュだが、礼拝堂に漂う濃厚な血の匂いに、表情を歪め鼻をヒクつかせた。その正体を知るのが恐ろしい為、敢えてそこから目を逸らす。
「もう船は出てるでしょ!」
「それは大丈夫だよ。タバサの乗ってきた……」
「ギーシュ」
「「?」」
会話に割り込んだ源之助は、ギーシュの名を呼ぶと、指で背後に大の字に横たわるワルドを差した。
「ちょっ! ……子爵がなぜこの様な……酷い有様じゃないか」
こみ上げる胃の内容物を飲み下しながら、ギーシュはワルドの姿を認め、声を上げた。
それを意にも介さず、ワルドを指差したまま源之助はギーシュに告げる。
「石を落とせ」
加筆修正版にござった。スレ汚しお許しあれ。
>「石を落とせ」
鬼だwさすが虎眼流w
出来ておる 出来ておる喃
しかしもしかすると腰の大小が両方とも失われてしもうたのでござろうか。
それとも拾えば修繕可能な程度でござろうか。特に大きい方など。
>「石を落とせ」
吹いたw鬼畜めw
まー、ここでくたばったほうがいいだろう
生き延びても哀れだしW
結局なぜ生かすのかが良く分からん
主人の為に悔恨は断つべきじゃないだろうか
作者側の意図という意味ならたぶん伊良子化させるため
藤木なら表道具を失った上に感情的になっていたため、
素手でも首を折るなどの確実な手に頭が回らなかったためと察する。
「石を落とせ」
クソワラタ
シグルイって糞シリアスな名台詞ばっかりなのに、なんでこうも笑えるんだろう?
何事につけ突き抜けてるからだよ
世の中には死んだ方が幸せな時もある事を言葉ではなく心で理解した
魔法も効果なしなフジキを負かす技術を身につけるのはワルドに酷だ
まことおそろきは虎眼流なり……
お見事にござりまする。
体温で敵を見るタイプは原作ででてるしな
あっさりギーシュに殺させたほうがいいだろう
生き延びたら哀れだ
顔面ボコボコの上に石
ワルド死亡の確定である
ここから生き延びるにはギャグキャラにでもなるしかないが
シグルイにギャグキャラなぞ存在しない
ワルドww完全にオワタwww
失態である
ワルドが余りに哀れ過ぎて
石を落とす大儀を申しつかったギーシュの哀れさが消し飛んでいるのだ
この調子なら水精霊騎士隊も虎眼流門下となりトリステインは尚一層大磐石だな
>>524 原作の連中鍛錬で半分くらい死にそうだ。
水鎧でまず脱落者がでるな
さすがに入門していきなり水鎧なわけねーだろwww
名家グラモン始まって以来の屈強な軍人誕生の産声も近いか?
水鎧すら虎眼流の中では比較的安全な部類だからな。
常人じゃ無理があると思う
隊のゴタゴタは二輪を舞って身の証を立てる訳だな
全滅するwwwwww
学院の女子ドン引きでキャーキャー言ってる余裕ないなw
12巻準拠になると涎小豆プレーとかあんのか
虎眼流が鍛錬の様子を部外者(=他流の者)に見せるとも思えんけどなw
いつのまにか学院の外れに作られた塀の中で
夜ごと怪しげな鍛錬を行い憔悴しきった顔で
眼だけが爛々と光っている男たち
水精霊騎士隊である
>>535…グッときた
ギーシュ→厳しい鍛練の末、宗像化
マリコルヌ→贅肉が全て筋肉の鎧と化し丸子化
ルイズ→仇なす男共が悉く死んでしまう童歌に準えられ畏れられる存在に
ハルケギニアの貴族社会とは、つまるところ
少数のサディストと大多数のマゾヒストによって構成されているのであった
あげる
あげるのです
540 :
マロン名無しさん:2007/09/10(月) 18:16:00 ID:xnciPoBK
ビッチと申したか
784 :マロン名無しさん:2007/07/11(水) 17:43:43 ID:???
召還グルイ
だがこの日尋常ならざるメイジをひととき喜ばせしめるために
前代未聞の召還儀式が行われようとしていた
この暴挙をもはや何者も止どめ得ず
「使い魔の命は 使い魔の命ならず」
「メイジもの なれば」
「メイジのために死に場所を得ることこそ使い魔の誉」
儀式の完成形は一人のサディストと
召還されたマゾヒストによって構成されるのだ
否ッ!ルイズはサディストでは御座居ませぬ!
彼奴はツンマゾにござる。
>>532 遅レスでスマンが、新刊のサイトの評価ガタ落ちのところで、それが虎であったなら……
――プーッ!
虎眼流を
嘲笑うことなど
不可能であった。
藤木は貴族に自分をどう言われても気にしないんじゃなかろうか。
虎眼流をどうこう言われたらヤバイだろうけどな
「あはれはお主(フジキ)よ それほどの実力を持っておりながら、主人には恵まれなかったとはのう」
とか言ってみたらどう反応するのだろう
主人を蔑む言動は言い回しに問わず死亡フラグかと
有無を言わさず神速の流れにて無礼打ち
鍔なりの音が鳴ったと思えば当人が絶命しており
鍔を鳴らせば死に至らしめる摩訶不思議な術を使う使い魔と誤認識されそうだ
正座からジャンプ→空中で流れしながら一回転→鞘に収めて着地
こんなの一挙動でやれるなんてもう魔法と大差ない気もするw
興津ですら常人には目視不可能の速さで蚊を斬ることが出来るからな
藤木と牛股、虎眼先生はどんだけバケモンなんだと
藤木はその興津に「やはりおぬしはものが違う」とか言われてたし、
牛股はかじき2刀流で人体切断するし、
虎眼先生はうどん玉のごとく脳をこぼすし…
>>553 先生の生命力はゴキブリ並である、と解釈した
もう一ぺん申してみよ!
先生がなんだと?
油でテカる黒き災いの昆虫と、そう申すのだな
せ、拙者、けっしてその様な…
口は災いのもと…
先生は黒くぬめる蟲にあらず
もっとまがまがしい何かだ!
フジキほど有能な使い魔だとシュヴァリエ程度では割にあわない気がする
この世界くらい何処までも上ってほしいものだが
暴走ウッシーとかはモンスターと勘違いされてもおかしくなさそうな気がするw
>>559 雪千代「牛股権左・・・あれは人にござるか?」
だからなw
人の形した牛鬼だろ
え?仕置きとか浪人を始末する回は?
かじき2刀流でレコン・キスタ5万をバラバラにするガンダールヴ牛股……
地獄のような光景だな
状況が違えば戦術鬼認定されてもおかしくないな
「なにゆえ胸を伏せる?」
「お見苦しきゆえ」
貧乳などという胸はない
アンリエッタ「もうよい…よいのですルイズ…『女の価値は胸の大きさ』わたくしの言いたき事はそれよ。」
よいではないか
たかがおっぱい
たかがおっぱいともうしたか
曖昧な時の虎眼先生が何に執着していたか思い出すんだ!
ルイズ…まだ器はととのわぬか‥
永久に整わないんじゃね?
574 :
マロン名無しさん:2007/09/13(木) 16:51:03 ID:Sfk+yjzx
凹凸がないと申したか
失態である
スレはageられ
衆目の下に曝されるのだ
アルビオンを越えますればフジキ萌のメッカ
ハルケギニアに於いてゲンノスケは勝ち組
儂の言いたきはそれぞ。
貴族のおっぱいは 貴族のおっぱいにあらず
主君のもの なれば
主君のために巨乳であることこそ 貴族のほまれ
封建社会の完成形は 少数の巨乳と 多数の貧乳によって構成されるのだ
ながきに渡る正座によって 震える足が起こした偶然
580 :
マロン名無しさん:2007/09/16(日) 07:10:13 ID:GrHBEVvv
フジキがルイズを押し倒すと申したか!
581 :
マロン名無しさん:2007/09/17(月) 10:25:04 ID:V+RiIjLx
滅多打ちだったそうな
し、仕置き仕るッ……!
主人である私を、かかか掛かる目に合わせおったフジキゲンノスケを!
しししし仕置きして仕るぅッ!
真っ赤になって鞭振るってるルイズと
無表情で鼻血たらしながら鞭受けてる藤木
どう見てもSMプレイです
本当にありがとうございました
いっ、痛くなければ覚えないんだからねっ!
ゼロのルイズとその使い魔が、時折このようなSMにふけるのを 見てみぬふりをする情けが生徒達にも存在した
(*´д`)ハァハァハァハァ
キュルケが、時折このような妄想にふけるのを 見てみぬふりをする情けがフレイムとタバサにも存在した
ここでもかwwwwキュwwwwルwwwwケwwww自重しろwwwww
>>584 カトレア「ルイズ……。もっとこう、何というか。
手心と言うか……」
ルイズ「い、痛くなければ覚えないんだからね!」
カトレア「そのとおりだわねぇ、ルイズ(ニタァ)」
ルイズ「!!」
ルイズは姉のこの笑みに対して、絶大なる信頼を寄せていた!
こうですか、わかりません><
鉄鍋のジャンに出てくる審査員みたいな口なのか
牛叉師範ではござらぬか!
シグルイズ
593 :
マロン名無しさん:2007/09/20(木) 20:02:34 ID:aAV8PU+j
なんだぁ平民、おぬし使い魔か
ルーン見してみぃや
避難所に覚悟ネタが
異な流れ…遅き上に素レス来たる
それはさておき、新手のSSを用意したなら投下しても良いものか?
無双と言われたそこもとの眼で鑑定を乞う
ごゆるりと・・・
いざ 参られよ
止むことの無い清玄の慟哭は
天才剣士の終焉を示すものだろうか
いや
これは産声…
新たなる怪物の産声…
「あんた誰?」
清玄は意識を取り戻した。だが、目が開かない。そうだ。
自分は光を奪われたのだ。虎眼の秘太刀の前に、剣と将来とは永久に葬られた…!
屈辱と絶望が煮え湯となって喉を焼き、声ならぬ音となって漏れた。
うぉおおおおおぉおおおおおおおお…
穏やかな午後のトリステインに、似つかわしくない呪詛が描き文字となってあふれだす。
生徒たちはルイズたちを遠巻きにしてざわめき出した。
「ちょ、ちょっと何変な声出してんのよ。怪我でもしてるの?」
「ルイズ、サモン・サーヴァントで怪我人を呼び出してどうするの?」
キュルケの野次もどこか精彩を欠いている。
混乱から真っ先に我に帰ったのは、コルベール教師であった。
「香水のモンモランシー!」
「はい、ミスタ・コルベール」
「彼に手当ては急を要します。手伝いなさい」
全身の打撲と切り傷に水の魔法が施され、清玄の痛みは春の淡雪のごとく消えていった。
呪詛の声もやみ、当初の惑乱から立ち直った生徒たちは興味深そうに見ている。
もっとも気がかりであったのは、当のルイズであろう。
「ミスタ・コルベール!」
「なんだね、ミス・ヴァリエール」
「あのー、もう一回召喚させて下さい」
「それはダメだよ」
「でも!怪我人を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」
「いいかね、ミス・ヴァリエール…」
601 :
マロン名無しさん:2007/09/22(土) 00:20:14 ID:mygFx1UN
頭越しに行われた押し問答は、ルイズの負けで終わった。
清玄としては相変わらず体の自由はきかないことでもあり、自分の行く末がどうなるのか気が気ではない。
目も見えず、聞こえる言葉は耳慣れない異国じみた名詞ばかりだ。
「ねえ」
初めてルイズが清玄に声をかけた。
「は」
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
貴族?公家か?
ルイズは清玄の目の前でなにやら身振りをまじえ、呪文を唱えた。
こ、こいつ、何のまじないだ…
「我が名はルイズ(中略)この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
額に杖がふれ、そしてゆっくりと距離をつめてくる気配がする。
「な、なにをする」
「いいからじっとしてなさい」
ルイズの唇が、清玄の唇に重ねられる。
怪我人には似つかわしくない、艶めいた芳香がルイズの鼻をついた。
まじないは成功したらしい。
ルイズは喜びの声をあげており、それを褒める声と冷やかす声がある。
清玄はそれを他人事のように聞いた。
自分は果たして何故このような場所にいるのだろう。
虎眼も虎子たちも居ないこの場所には敵意こそないが、まるで別の世界にでも来たように不確かだ。
と、清玄の体が妙に熱くなった!
「ぐ!ぐぁああああ!」
もがき苦しむ清玄に、ルイズが苛立たしそうに吐き捨てた。
「すぐ終わるわよ。待ってなさいよ。『使い魔のルーン』が刻まれているだけよ」
この時、盲いた剣士の脳裏に最後に見た光景が蘇った!
絶叫と共に 双眸は再び裂けた。
「ふむ…珍しいルーンだな」
盲目になった直後の伊良子召喚か。
これはこれで面白そうだな
続編大希望!
何だかしらんがとにかく良し!
>絶叫と共に 双眸は再び裂けた。
>「ふむ…珍しいルーンだな」
おいそれでいいのかコッパゲw
伊良子踏んだり蹴ったりwww
609 :
マロン名無しさん:2007/09/22(土) 12:02:57 ID:qFFG+5qo
あげつかまつる!
吹いたwww
双眸裂けたに不覚を取ったw
この後、キュルケが伊良子に授乳をします。
キュルケ「あなた様の寝顔は、まるで稚児のよう……」
伊良子召喚か
ギーシュ涙目としか言いようがない
残されたいくが不憫でなりませぬ
そして、いくがヴィンダールブというカオスに
ちゅぱちゅぱしてる最中の山崎が召喚される
↓
一同( ゚Д゚)ポカーン
こんなのが浮かんだ
ちゅぱちゅぱ
 ̄V ̄ ̄ ̄ ̄
>>612の状況
こんなのも浮かんだ
618 :
マロン名無しさん:2007/09/24(月) 19:28:07 ID:UdmNVYZj
ガンデルフジキならば雲海の如く押し寄せる7万の軍勢を何人も生きて返さず鏖殺出来るので
ティファとのドラマチックな出会いフラグ省略が懸念される
超人を超人化してもなぁ…
一人残るからおk
強い人が普通に強いだけじゃ残酷無惨とはまるで程遠いな
アルビオン兵「‥指揮官殿…アレは人なのですか?」
指揮官「左様」
いかなる生命も 瞬 殺 無 音 と申したか
戦術神風と申したか
参謀「トリステインに龍が住みおるとは…」
きゅい?
ルイズよりガンダールヴのルーンを授かりし藤木の斬撃は悪夢そのものである
遅い…(おれの書くのが)
それはさておき、なんかウケたので続編を。
ふたたび気を失い、取り戻した清玄は、自分が床の上に寝かされていたことに気が付いた。
背中にひんやりと固い感触がある。石作りだろうか。
「それほんと?」
気絶した清玄を自室につれてきたのはルイズである。
質疑応答することしばし、二人はそれぞれに驚愕していた。
「それでは…イラコセイゲンは異世界から呼ばれて来たと…」
「盲人の身ゆえ、くわしくは何とも。…ただ」
「ただ?」
「それがしの申し上げたき儀はつまるところ、伊良子清玄はただの男。使い魔など笑止」
「…って、なにをそんなに落ち着いてるのよ!ただの男が使い魔じゃ困るのよー!」
ルイズは地団駄を踏んだ。
自分は伊良子を召喚したメイジであり、ご主人様であると名乗ったルイズは、
使い魔の役割を説明し、ため息をついた。
主人の目となり耳となる。秘薬を探し出し、その能力で主人を守る…
「でも、あんたじゃ無理みたいね」
床に寝るように指示し、自分も服を脱いで寝床にもぐりこむ。
脱いだ下着を清玄に投げつけて、ルイズは言った。
「これ、明日になったら洗っておいて」
清玄はルイズの態度を理不尽とは感じていない。
最後がどうあれ、三年以上に渡り岩本虎眼の傍近く仕えた彼である。
生殺与奪を握られた挙句の奉公と介護の日々に比べれば、この程度は傲慢とも思われない。
まして封建社会の上に立つ身分――貴族なれば、さもありなん。
冷たい石床に自分の体温がしみるころ、清玄は眠りに落ちた。
だがしかし、伊良子清玄は傀儡ではない。血の通った男子である。
社会に不公平が存在することを知ったとき、彼はそれを正そうとは考えない。
むしろ自分こそが、不公平のパイをより多く食える立場になろうと考える男だ。
うまいもん食って、キレイな服着て、いい女抱いて…いいなあ貴族。オレもなりたいぜ貴族。
道徳、社会の精神を充分に理解したうえで、それを踏みにじる男。それが伊良子清玄ではなかったか。
一剣をもって成り上がり、天下の伊良子清玄となる…そんな、あくなき野心に突き動かされた男ではなかったのか。
清玄には何も残されてはいなかった。
光を奪われ、もはや剣をとることもかなわず、あまつさえ見知らぬ異世界に連れてこられている
身の上を振り返れば、将来も野心も出てはこない。
下着の入った洗い桶を手に、水場を探して歩き出したその姿からは、毒気というものが抜けていた。
してみると虎眼の仕置きは、まさにが死に勝る復讐であったのだ。
己の腕で成り上がり、天下をとって人の上に立つ――
武士道はシグルイである。死をかけて戦えぬものに、武士となる可能性はない。
それは清玄にとって、夢の途中で死ぬことよりもはるかに残酷な結末であった。
「いーちじーく、にんじん、さんしょにしいたけ、ごぼうにむかごに、ななくさ、はつたけ、きゅうりにとうがん…」
両手いっぱいに洗濯物を抱えたシエスタは、盲の清玄に気づかない。
廊下でぶつかった二人は、洗濯物をばら巻きながら倒れ伏した。
「失礼、目が悪いゆえ」
「ご、ごめんなさい、大丈夫でしたか!?」
廊下に転倒した清玄であるが、弾かれたさいのシエスタの胸を思うとほくそ笑まずにはいられない。
「あなたもしかして、ミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう…」
「さようにござるが」
この女は自分に興味があるらしい。習い性であろうか。清玄の指は、シエスタの指を絡め取っていた。
この際、情欲の不存在は無関係である。
「あ…」
対手を魅了する清玄の双眸はしかし、ルーン文字で赤く縫い閉じられて開かない。
清玄は無言のままに立ち上がり、その場を立ち去った。
しえん
不意打ちにて篭絡をうけた 巨乳のメイドは
艶めいた芳香と清玄の骨子術の見事さに、阿呆の如く口をあけて酔いしれ
当の対手の姿が消え失せていることに気がつかなかった。
所変わって学院長室。
ミスタ・コルベールは泡を飛ばして学院長に説明していた。
ルイズが使い魔として召喚したのは、盲目の怪我人であったこと。
契約によって双眸を引き裂いて現れたのは、見慣れぬルーンであったこと。
そして、それが『ガンダールヴ』のものであったということである。
いかなる時も面倒そうなオスマンの瞳が、この時ばかりは燗と輝いた。
そして、ミス・ロングビルがもたらした知らせ。
「ヴェストリの広場で決闘をしている生徒たちがいるようです。ギーシュ・ド・グラモンが」
「対手は誰ぞ」
「それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔のようです」
ミスタ・コルベールとオールド・オスマンは顔を見合わせた。
「なにとぞお許しを。眠りの鐘を用いても、この場を収めますゆえ…」
オスマンは笑った。
「ギーシュ…
で か し た」
笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である。
あり、目の部分でガンダ?
場所自体にさして意味は無かろうしこの程度の改変なら問題はなかろうかと存ずる。
逆から申さば目に移した意味も伏線でないのなら雰囲気以上ではないのでは。
なにか・・・紅優と構成に仕置きをしたい気持ちでござる
まだ無明逆流れ覚えてない状態だが、伊良子は勝てるのだろうか?
勝てる、勝てるのだ
フルボッコにされる中無無明開眼とか。
小ネタ
爆発、爆発、爆発
既に何度起こったかわからぬ爆発にて土煙立つ中心に少女が立っている
ただ立っているのではない
杖を持つ手からは血が流れ
服は既にぼろぼろである!
だが・・・それでも少女・・・ルイズは諦めぬ!
教師コルベールは彼女を止める事を彼女の眼を見た時から諦めている
人間が真剣になるとはいかなる意味であろうか?
真剣になるとは、真剣と化すという意味である!
真剣と化すとは、心技体が真剣の如く武器化している状態である!
教師コルベールは彼女の眼の光に「真剣」を見たのだ!
ルイズはただ願う!自らの剣が来ることを!
ルイズはただ祈る!自らの盾が来ることを!
そして・・・「彼ら」は来た!
その願いを、その祈りを、決して無視しない者が!弱者の剣が!弱者の盾が!
正調零式防衛術「葉隠覚悟」が!強化外骨格「零」が!
ここハルケギニアの地に!
現れたのだ!
どう見ても
「誰にも人間をモノ扱いする権利はない」
で乙
パンッ
覚悟「牛馬に使う鞭で人を打つとはなにごとぞ!」
覚悟「猛省せよ」
といって部屋から出て行く姿が浮かび申した。
ルイズ→
>>643 キュルケ→作法なき誘惑に揺れる心 一切なし!
ギーシュ→俺の人生に愛はいらない 心をつないだ鎧があるから
まて、ギーシュw
俺も小ネタ
殺到するワルドの風の偏在!
取り囲まれ、杖を突きつけられた彼はしかし、慌てた様子もなく
懐の短刀を投擲する。
額を貫かれて崩れ落ちるワルド。
「ど、どうやって見破った…」
「勘」
二つに裂けていくワルドの死体をしりめに、男は振り返って莞爾と笑った。
「な…何者だ、あんた」
「浪人 由比正雪」
固定化を掛けた花鳥風月+ガンダールヴ…
何と恐ろしい…
つーかこの場合デルフはどうなる?
打ち直されるんじゃね?
張鋼堂の技術で
長ドス(花鳥風月)はデルフが代わりになるんじゃね?
張鋼堂研ぎで温泉に入っているが如く「あ”〜」てか言ってるデルフを想像した。
垢擦りですか
651 :
マロン名無しさん:2007/10/05(金) 00:05:42 ID:fdXbpHmL
ツカイマグルイの人、もう続き書いてくれないの?
続きすっげー楽しみにしてたんだけど…
>>651 黙って待て
早漏短小ちゅぱ右衛門以下のすくたれものめ
>>652よ……。
何というか、もっとこう……手心というか……
sageすらできぬものには当然の仕置きかと
それがしの申し付けたき儀はつまるところ
長編SSの完結はほとんど奇跡 ある程度続いただけで幸運
今までの更新速度が異常なだけである。
結局ルイズが語尾に「…あるよ」とつけて神楽に変身すれば無敵。
散様をルイズが召還
>>659 ルイズが虚無に目覚めた理由が
「散の口づけを受け
只のゼロではいられなくなった!」
となるのでございまするか
ルイズもアンリエッタも接吻した瞬間にしもべ
ハルケギニア全土統一し神聖ハララ帝国誕生
ジョゼフを螺旋で微粒子にし「美しくてなくては、王とは言えぬ!!」
コッパゲ「大変です」→オスマンwktk→ギーシュ決闘→でかした!→中継→ギーシュがひどい目にあう
↑今ここ
…の、つづき。
ミス・ロングビルを部屋から追い出すのももどかしく、オスマンは鏡に向けて杖を振る。
映し出された鏡の中では、いままさに伊良子清玄が殴り飛ばされていた。
青銅の拳を受け、伊良子清玄は跳んだ。
(折れたな…)
数度目の殴打で、右腕から感覚がなくなった。一瞬、気を失う。
「お願い。もうやめて」
背中に土の感触、上方からルイズの涙。
そうだ。そうであった。
経緯は定かでないが、ギーシュとやら名乗る小僧と果し合いに及んだのだ。
ルイズは何やら必死で諌止し、果ては哀願するようにかき口説いてきた。
平民は、メイジには絶対に勝てないのだとも言った。
多少の反発を持って聞いたその言葉であったが、なるほど、彼我の戦力は歴然であった。
ルイズによれば、ギーシュの武器は全部で7体の青銅のゴーレムであるが、
彼はいまそのうちの二体しか出していない。
物腰といい周囲からの扱いといい、ギーシュは学院の中でもとくに優れた業前とは思われぬ。
だが、今の己を振り返って見れば、たんなる盲人である。剣士ではない。
勝負の行く末は明らかである。
ルイズは、なおも止めようとしている。頬にふれたのは…
(良き涙の味じゃ)
と、頭の側面に何かが突き刺さる音がした。おそらくは剣だ。
ギーシュは告げる。その剣をとるか、それとも頭を下げるかするように、と。
頭を下げてしまえばいい。それが賢い道である。
伊良子清玄は空気が読める。下げたくない頭も下げられる。その筈だ。
それがどうにも下がらない。
ありし日、清玄には常に明確な目的があった。野心である。
強烈な自負を、野心がモルヒネのように麻痺させていたのだ。
今日下げた頭を、明日自分に下げさせる。そのための方便であったのだ。
今の清玄に野心はない。頭を下げ、賢明なやり方をして、生きていかねばならぬ理由がない。
「わかったでしょう?平民は、メイジには絶対に勝てないのよ!」
清玄の頭はゆっくりと地面を目指し…地表近くで、ぴんとはね上がった。
屹立した清玄の上体は、ある種の威厳を備えていた。
清玄の野心は…生涯をかけた夢は、武士となること。
戦うことで上ること。高みへ、一剣もって天下の伊良子清玄として立つことだ。
ならば戦うことをやめたとき…そのときこそ、己は死ぬのだろう。
負けることは恥ではない。戦わぬことが恥なのだ。
泳ぎやめ、ゆっくりと窒息していくかじきのようだった清玄の闘魂に、いま、ふたたび火が灯された。
魔剣を受けて以来冷え込んでいた胸のうちに、往時の熱がよみがえる。
すがりつくルイズをもぎ離し、折れた指を伸ばす。
「どけ!己の刀だ!」
もとより勝算などありはしない。ただ…
清玄は知らない。シグルイとなって事に臨むものだけが、勝負の行く末が明らかな戦いを
予測不可能の領域まで押し上げることを知らない。
双眸に刻まれたルーンの意味を、それが今や炎々と輝きはじめている事を知らない。
双眸ということは、ガンダールヴではない別の効果なのか?支援
剣を握った清玄に、今度こそ止めを刺すべく、青銅のワルキューレは殺到した。
辛くも突進を受け止める。
それをいかにして可能にしたかは理解の外だ。
剣を手にしたとき、対手の迫る方向がおぼろげに察せられたような…
そんな原因に思いを馳せる間もあったか、どうか。
いまや鍔迫りの体勢となった戦乙女は、青銅の自重の限りを込めてのしかかる。
「潰す…!」
二体の影が絡みあい、……だが、それきり動かなくなった。
観衆からいぶかしむような声があがる。
「ギーシュ、何やってんだよ?」
「平民相手に遊んでるのか」「寝てんじゃねエ」
ギーシュには、戦乙女のコントロールを手放した覚えはない。どころか、必死で動かそうとしている。
このとき、伊良子清玄の濡れた指先が、ゴーレムの拳に絡みついていた。
清玄の指が押えているのはゴーレムの掌のわずか二箇所にすぎないが、全く動くことが出来ない。
骨子術とは、人体の経絡を利用したものであるらしい。
みしり
聞いたことのない異様な音に、生徒たちは青ざめた。
払い腰にて戦乙女を地面に叩き伏せた清玄は、無造作に手首を振った。
ヴェストリ広場の床に金属片が転がって、小さな音を立てた。
「ひっ」息を呑んだのは誰だっただろう。それは、青銅でできた指…二本。
惨として声もなく見守る観衆の前で、清玄はビンの縁をなでるように旋回した。
手探りに探り当てた戦乙女の首に右腕を巻き締める。
「あれは、チョークが入っておるな」
「さようで」
鏡越しに見るオスマンのの顔には、いまや、隠しようもない笑みがあふれていた。
もとより鏡から伝わるわけもない。
だが、二人ははっきりとワルキューレの首の折れる音をはっきりと聞いた。
生命無き青銅像が、死魚のごときていにて横たわるのは、ギーシュのメイジたるがゆえ。
人がましきなりの二本足には、高度な模造であるがゆえに人体の反映があったのだ。
打ち捨てたワルキューレを一顧もせず体勢を取り戻す清玄に、もはや微塵の隙もありはしない。
再び剣を取り、大上段に構えた清玄の姿は…
青銅のワルキューレに骨子術は効かないと思うんよ
ギーシュはリアル嗜好か
ワルキューレも女の体つきを研究して作ったに違いない
莫迦な。
(胸が)大きすぎる。
ああ、その為のケティだったのか
674 :
マロン名無しさん:2007/10/14(日) 23:28:00 ID:6K5CMxhO
ツカイマグルイ! ツカイマグルイは何処にありや!? ツカイマグルイは何時来たれるか!
勢いつきすぎてageてしまった……伊達にされてくる……
目か?鼻か?
好きなほうを選ぶがよい
なんか全体としてブーム終わった感があるね
クロスオーバー系の
ブームに乗っかってるだけの奴なんて要りませんよ。
その作品がブームになってる事とその作品の良さはイコールじゃないだろう?
ゼロは2期で萎えてき申した・・・
ゼロのクロスオーバーもので圧倒的に強い存在が召喚されるとデルフは見事に要らない子
ギーシュとワルドはザコ同然
ブームかどうかは別にどうでもいいが、ツカイマグルイの続きは読みたい。
なのでまあ、おもたせにどうぞ。
ワルキューレを打倒した、清玄の手並みは、メイジたちの想像を超えたものであり
その処方は全くの条理の外にあった。
(平民はメイジには勝てないのよ…!)
それ故に、趨勢に対する認識もまた不動であった。
ギーシュは『ドット』であり軽格に属すること勿論であるが、それは同輩たるメイジに比べてのことであり
通常の平民に対しては、勿論、怖るべき妙手たるを失わない。
ギーシュには未だ手付かずの戦力が五体も残されており、対する清玄は一個の肉体のことごとくを傷つけられているのだ。
よって、このとき場内に満ちたのが驚きよりも失望のうめきが多くを占めたことはやむをえないことであったろう。
「ぬ」「どわ!」
剣の練達者は学院内には存在しないため、観客に見て取れたことは甚だ少ない。
――ゴーレムを仕留めた伊良子清玄が起き上がり、青銅の剣を上段に構えるや、ギーシュ・ド・グラモンは10メイル以上先で失禁し喪神していた。
これだけである。
醜態としか言いようがない。
684 :
マロン名無しさん:2007/10/20(土) 13:00:36 ID:QNVFkERB
「ギーシュ、お前がそこまでヘタレだったなんて」「がっかりだよ」「強さとモテは関係ないんだな」「だからといってお前が強いわけでもないだろ、ぽっちゃり」
散々に罵声をあげられても、ギーシュは動く様子がない。
と、観客の中から舌打ち交じりに走りよったのは水の使い手、香水のモンモランシーである。
簡単に手当てを行う。
「ちょっと、大丈夫?弱いくせに決闘なんてするものだから…まあ、ここまで弱いとは思わなかったけど」
なじられ乍らも喪神から回復したギーシュであったが、反駁する気力は未だ取り戻せない。
蒼白な顔であたりを見回すと、己を殺した平民の姿を見出し、「ひっ」と小さな悲鳴をあげ、膝をつかって後ずさる。
モンモランシーはため息をついた。
真向唐竹割り!
ギーシュが斬られた!そう見たのはギーシュただ一人の体感である。
観衆たちはただぽかんと口を開けて見ていた。
剣はついぞ放たれていない。清玄は殺気のみを飛ばしたのだ。晦まし…そう、挑発である。
見えぬゆえそうせねばならなかった清玄は、決着を知ったのも圧倒的なブーイングを受けてのちである。
風上から漂う尿の臭いに向けて膝をつき、剣を背面に回して納刀、座礼を済ますと
駆け寄ってくる軽い足音に向き直り、…そのまま意識を手放した。
ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエールが呼び出した使い魔は、いまや幼児のように寝息を立てており
その姿は神聖でなく、清らかでなく、強力にも見えないが、ただ美しい。
>>682 ギーシュは原作でも活躍はあんまりしない雑魚だぞ
某スレでは超人化が始まってるが
>>682 軟弱な小童すら人外の身体能力へと革変するルーンこそが最大の反則札
武器だけあればギーシュに活躍の機会なし
問題は、それと渡り合えてしまうどころか割と優勢気味に戦えちゃうワルドツエー様の存在だ。
たまにはピンチにならないと面白くないからワルドを強化しなければならないんだろうけど
どう考えてもコイツだったら指先一つで勝てるだろ?ってキャラがピンチになるのは違和感あるよ。
人外キャラとかね。
それを言ったら、原作でのそろそろ武器抜いて能力発動させとけよって段階で
何故か無防備に徹して、危なくなってから剣抜こうとして間に合わずに毎度ピンチを招く事の違和感なんて…
原作はしょうがない
サイトは元は単なる日本のオタ学生だから
平和ボケがなかなか抜けないんだろう
心の揺れが力の元なんだから、いいタイミングで発動しとくの難しくね?
…というか俺、サイトが相当好きなことに最近気がついた。
クロスオーバーとかすると出番なくなるからやんなくてよくね?
ぶっちゃけあれは度々ある不自然な連絡不行き届きと一緒で作者の都合としか
むしろ、戦い慣れてない方が臆病心からしょっちゅうルーン発動させてそうなもんだw
じゃあサイトが虎眼流に入門で
それなら敵が来るって分かってる状態で実際に攻撃されるまで
ルーン発動させないような妙な不心得は無くなるだろうが、
それ以前に入門する時も、入門した後も、もの凄い死地なんですが…
多分小豆を斬ったり鎧を着て海にダイブするのは内弟子だけで
門弟とかなら多分死地じゃないと思うんだ…
確かにそうでないと弟子全滅してそうだよな
あいつら全員実は鬼みたいに強いというのもありだけど
あの伊良子に顔二枚に下ろされちゃった若い子ですら
抜き打ちで首とばすとかできるし
ふと思ったんだが、現代日本で取得可能で
かつハルケギニアでの取り柄になるような技能ってなんかあるんか?
虎眼流門弟みたいな超人系以外じゃなくね?
ソロバン
和紙の製法
高校レベルの物理と化学の教科書があれば歴史は変わると思う。
でもそれってキュルケあたりにうまく取り入らないと活用難しくね?
トリスティンじゃどうにもならない気がする。
エレキテル
ファンタジー世界ぶち壊しが大好きな人々が集まって参りました
鍛冶師なんかに弟子入りして刃物打ちと板金覚えておくととっても役に立つよ
マルトーから呼ばれる名前が我らの槌になっちゃうけどwww
>>696 義理許しの涼ですらあれだからな。
術許しがどれだけ超人かっつー話だわ。
若先生も蛮勇引力で匠の技恐るべしと描写していたので問題ありますまい
もやしもんの連中とかがハルケギニアに召喚されたらそりゃもうすげえことになりそうだが、
サイトが普通に学べそうなものだと限られるなー。
サイトは工業高校じゃないし(たぶん。隣の席に女子が居たし)
せいぜい行って、たとえばバイト先のガソリンスタンドで言われて乙種危険物を取ったりとか?
どっかにそんなスレあったな。大真面目に現代科学と魔法のどっちが優れてるかを考察してる奴
麻薬による魔法世界の掌握は可能かとかなんとか
大抵の理系の大学生、院生は革命もたらすだろうね。
あとは武道・身体技法の達人とか。
ほっとけ。まさに現実と空想の区別が出来ない奴なんだ。ガンダムとかのアニメにリアルだの現実的だの大真面目に語りだす奴と同じ。
知ったかぶりして、知識だけで知性は(人によっては知識も)無いって典型的なケースだろ。
筋肉や内蔵が人を恨むような世界と
魔法が存在する世界
どっちもファンタジーなんだし、現実の技術云々言い出すのはつまらんねぇ
だな。
虎眼流と実在の流派、もし戦わば?くらいは考えても楽しいかもしんないけどさ。
ありえないifを加える事で面白い結果にならんかな的思考なら問題ないが、
上で言ってるようなのは根底が俺理論で凝り固まってるのに、
半端な理解をこの世の絶対の真理っぽく周りに強制し始めるからな。
武術の流派ごとの優劣ってあるのかな。
「使い手の錬度によります」でFAじゃないの?
>>715 だろうよ
武術流派の優劣なんて語るのは素人だけだから
優劣っていうか相性はあるんじゃないか?
虎眼流と、たとえば座波間左衛門だったら相性激悪だろうなー、みたいなの。
相性はあるわな
>>709 真面目に考えると、大抵のファンタジー世界は戦国日本にすら敵わない。
座波召喚してやればルイズの折檻は彼にとって至高の喜びとなりみんな幸せ
それでも今日はちょっと肩の調子が悪いなとかで勝敗がひっくり返ってしまうのが人間
これぞ天!命!
踏んだ床板が腐っていた!
と申したか。
逆転の発想
ルイズを虎眼と交換
まあ、とりあえず場面としては
じょぼぼぼぼぼ
「ねえ、犬。……いまなんて言った?」
はい犬来た。
「三重がなによ…あいつさえまともに生まれていれば、今頃…」
(爆発であごが半分吹っ飛んだ牛股権左衛門を足蹴にして)
「とととととと、とぼけるんじゃないわ。
あんたたちも興津と同じに、虎眼流を!お金で!売ったんでしょう!?白状しなさいよ!」
(いやあご主人様には参ったなあという顔でにやにやしながら二輪を舞いおえる忠弟ふたり)
む、意外な好相性。
>爆発であごが半分吹っ飛んだ牛股権左衛門を足蹴にして
原作より酷いことになってるぞw
でもルイズの爆発って爆風から見たら相当な威力だよな
人死にが出てないのはギャグ補正?それとも見た目だけで大した威力じゃないのか
でも固定化かけた壁壊してるしなぁ
錬金とファイアボールじゃ消費する精神力が違うだろうから、それが威力に関係したんじゃないかなあ。
>727
不完全なエクスプロージョンだから不完全なりに人間を呪文の対象外にしてるとか
>>731 爆心地に居るルイズが焦げてる以上人が対象外ってのはないだろうが、焦げる程度の威力しかないようでもある
エクスプロージョンが風石殺したりするを見るに魔法のみ完全に爆砕するんだろうな
固定化かけた壁が吹っ飛んだのは壁が成り立ってたのが半分くらい固定化の固定力によるものだったとか考えられんだろうか
タルブ会戦でのあれは、殺したくないってルイズの意思が魔法に反映された結果と捉えているが。
ようは、対象は任意制説。
エクスプロージョンは元々生かすも殺すも自在に選べるんじゃなかったっけ?
失敗魔法の爆発は無意識で殺さない事を選んでたんでないかな
殺意を持って撃てば失敗魔法でも人は殺せるよ多分
ワルドの遍在も倒してるし(魔法そのものを攻撃したのかもしれんけど)
いい加減スレ違いじゃねえの
>735
スレのタイトルを超越する超無礼講である
出来れば明日、件の続きを書き上げたいと存知まする。
藤木源之助は、生まれついてのSS書きにござる。
738 :
マロン名無しさん:2007/11/04(日) 03:30:28 ID:d2Uh6BrT
739 :
マロン名無しさん:2007/11/05(月) 17:46:49 ID:yhvgBj1P
>>725 ルイズが先生やってるなら三重が後継ぎでも良くね?
742 :
マロン名無しさん:2007/11/06(火) 18:18:36 ID:vM8+6WAe
メイジじゃないから、縁組するしかない。
ってことでよくね。
まともに生まれてればってのが、男に生まれてれば、じゃなくて
才能の有無なんだろう、虚無とか剣とかの
まだ見ぬ未来の事であったか
明日って今さ!
>>746 明日って今?
たしか雑誌を隔てた「じょじょ」とやらの……
接待が続いて書く時間が取れませぬ! しばしお待ちくだされぃ……!
へえ
ごゆるりと…
>>702 大抵のファンタジー作品では科学・工芸技術と社会レベルがアンバランスなんだぜ。
どう読んでも17世紀欧州程度の文明世界で缶スプレーの殺虫剤を出したプロ作家とかいるし。
保守
753 :
sage:2007/11/17(土) 16:48:07 ID:fXIDEE5v
捕手
ふぁーる
hosyu
ちっぷ
保守
保守
hoshu
落ちておる喃
761 :
マロン名無しさん:2007/12/09(日) 23:44:07 ID:uugrHKJ3
保守でござる
喃
>>751 つうか医療とか衛生概念は現代並みでないといろいろヤバいw
16〜18世紀は諸々の理由で入浴習慣が廃れて二週間に一回風呂に入れば綺麗好きだってレベルだったらしいからな。
細部や技術がアンバランスだと、かえって面白く転がせるようになると思うんだ…
たとえばシエスタのはいてるズロース、あれがエリザベス朝くらいの、
股間の真ん中でぱっくり開いた構造のやつだと考えてみてくれ。…ちょっと、いいだろ?
あと、ルイズがあんまり風呂入ってないという想像は萌えるが、キュルケが風呂入ってないとなるとふつうに病気が心配。
卒業までに男子の四人に一人くらいは鼻がもげてそう。
…と、いうふうに転がして面白がるツールとしてSSはいいきっかけになると思うのだが、
なにが言いたいかというとゼログルイの人が待ち遠しいという話。
キュルケがキャリアになって学院中に梅毒が蔓延とか、スゲー燃える展開だよな!
どうでしょう
新大陸が存在しないハルケギニアに
果たして梅毒が存在したかどうか…
つ シエスタのじーさま
飛ばされた人間がろくでもない病原菌持ってたら止めようが無いぞ
コルベール先生がっかりだろうなー
…色んな意味で!
たぶんトリステイン側lの通称は「ツェルプストー病」とかで、
ヴァリエール一族でもそれでやられちゃってる人がざくざく居て、おかげで恨みが重なってるの。
体面をはばかって「おじいさまは、ツェルプストーに恋人をとられて決闘して亡くなったのだ」
みたいな表現になってて、じつは離れとかでまだ生きてて…とか。
上げ申す
ハルケギニアの諸国家が協力してツェルプストーの一族郎党の殲滅に乗り出すんだ。
で、トリステインはヴァリエール領で国境封鎖の任に当たる指揮官の一人が、当時アカデミー
の実験小隊に所属していた現役時代のコッパゲで、原作とは違い正真正銘「疫病」の蔓延を
防ぐために、メンヌヴィルらと共に送り込まれることに。
コルベール「豚のような悲鳴を上げろッ!」
メンヌヴィル「汚物を消毒じゃ――ッ!!」
>>768 シエスタのじいちゃんは旧日本帝国海軍のゼロ戦パイロット。
徴兵検査で性病は非常に厳しく検査され、パイロット候補生なら更に検査が重ねられる。
危ないのはむしろサイトの方かもしれない……
童貞の才人に何の問題が?
774 :
マロン名無しさん:2008/01/09(水) 00:51:11 ID:6YjIhKSc
ゆすげ
775 :
マロン名無しさん:
上げ奉る