【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚16人目】

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1マロン名無しさん
前スレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1182153846/
まとめサイト
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/

☆召喚されて活躍中のジョジョキャラ☆
第一部+第二部
ジョナサン 卿 シュトロハイム シーザー スケコマシーザー
隕石型究極生命体

第三部
空条承太郎 法皇花京院 一巡花京院+平賀才人 メロン花京院
ジョセフ アブドゥル ポルナレフ イギー
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース
ダービー兄 ミドラー
2マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:17:47 ID:???
第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一
デッドマン吉良

第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ) アバ茶 ナラ・アバ・ブチャ組
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン
ギアッチョ メローネ 俺TUEEEディアボロ ペッシ

第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ 承太郎DISC ウェザー エルメェス
ドラゴンズドリーム

SBR+その他
リンゴォ マウンテン・ティム 橋沢育郎
3マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:20:54 ID:???
>>1乙。
4マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:21:08 ID:???
           , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1モツ!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に   u (ニ==\   …は違う…
         //')  u    に二) (ヽ  うぐぐ………
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  >>1己…じゃない……
         i!   ● / /● uヾヽヽ,!  >>1没でもなくて……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
5マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:21:15 ID:???
       , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
          i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1モツ!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
       \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
          `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に   u (ニ==\   …は違う…
         //')  u    に二) (ヽ  うぐぐ………
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  >>1己…じゃない……
          i!   ● / /● uヾヽヽ,!  >>1没でもなくて……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
            /⌒l,、 __, イー-<
6マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:21:22 ID:???
最近これがテンプレに使われてない気がする。

●ジョジョの奇妙なAA集
ttp://jojoaa.web.fc2.com/
ttp://mbspro4.uic.to/user/192427.html
●ジョジョスレUPローダ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/

●アニメAA保管庫 ゼロの使い魔ページ
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/
7マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:22:23 ID:???
         _..  - ―‐ - ._
        , '"          \
      /"レ'/  /\_. へ、 ∧lヽ
     / /´ {/ノノ ,ィ爪Yハ`′  ',
   /  / // ノ´    ヽ ', l
   |  /   //   :    ', l |
   | l| l  /     .::     ,,l !l |       >>1 君だっけ?
   |l |l |  ド==、、::  ,r='"-| ! |        スレ立て乙ばかりなのも何だから
  ノ|| |l l  |t‐t・ッテ,  ィrt・ッラ|l  |         ここ座んなよ
≦ノノll│ |  |. ´¨~〃 .,,_ ヾ~´ .|l lト、
_./ノ|l | |  l:.   ゙:. ′゙    ,'|l l|ヽヾニ=‐       お茶でも飲んで
‐''"ノ| | |  ト、     `''"__  /:l  l\ー-`ニ=-       ゆっくりしてってくれや・・・
:::´ノ,l li l  | ヽ、 '‐ニ-'' ,イ:::l  lヾミヽ::l
:::‐"/ / ハ l  | ヽ ヽ、._"_/ l:::! l`ヽ、`二>‐
:::::/ノ/ } i l― -、ヾ三/ __ll l::::::::::::::`>― ---- 、
::::"´:::::::;.' ノ、 ', ⊂) 〈フフ  _,l l::::::::::::r'´ /¨>'"  )
:::::::::::::://::| ヽ ⊂⊃ノ7 '"´l _l. ― 、`='-、/( _,∠ヽ
:::::::::/´:::(cl=  ⊂二ノ   ,r'‐、  ‐= }   `ヽ |   }
:::::::::::::::::::::::`l   ⊆¨l  ハ __ノ} <l ,' ⊂) 〈フフ\-‐'´}
::::::⊂) 〈フフ:::l    ⊂ 」  { `¨´ l_> / ⊂⊃ノ7  ヽ/}
::::⊂⊃ノ7:(cl"´┌i 00 V ム Δ /   ⊂二ノ    l/}
::::⊂二ノ:::::::::l`⊂ ⊃   {` ー''"     ⊆¨l   l/
:::::::::::⊆¨l::::::::l (フl」<)=、‐-∨⌒ヽ     ⊂ 」   /
 ̄ ̄⊂ 」 ̄ ̄ ̄r'rブノ   `  ',   ┌i 00 // ̄ ̄
  ┌i 00'" ̄ ̄} }} ̄ ¨''‐、____ノ_  ⊂ ⊃ //
  ⊂ ⊃ |`` ========''"r==、ヽ-(フl.」<)‐'´
  (フl」<) ',          ノ   } }
8マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:23:00 ID:???
>>1乙って世界だな・・・
今度のスレも早死にする運命の世界なようだ
9マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:25:03 ID:???
            _. -=ニ::_Z ̄ニ=-  .._
        / (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
        /: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
      / : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
     ' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
     l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
.    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll   >>4>>5
    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|   乙か?
    l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|   
.     l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|
     '; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|   
    /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|   
  / ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′   ',ノl: :j    
,r‐{   , \ll : : : : : : : :l: :| :.           ∨ノ:|
  ! ¶′',  r、\: : : : :::::l: :| :.      .._ /´): :l
 ¶′   \ ヾ>、\: : : ll: :|  :.       __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :|   :   ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :      ̄「V/
 ¶′   \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
   ¶′  \ `〈>、 ヽ`:r'"||  ,タ ¶ }
¶′    ¶′ヽ  `〈>、ヽ i || ,タ  /
10マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:27:27 ID:???
           , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1モツ!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に     (ニ==\   
         //')       に二) (ヽ   >>9
         〃____,r^)__,r、(ニユ|   あ、はいそうです  
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,! 
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
11マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:28:20 ID:???
    _..  - ―‐ - ._
        , '"          \
      /"レ'/  /\_. へ、 ∧lヽ
     / /´ {/ノノ ,ィ爪Yハ`′  ',
   /  / // ノ´    ヽ ', l
   |  /   //   :    ', l |
   | l| l  /     .::     ,,l !l |       >>4-5
   |l |l |  ド==、、::  ,r='"-| ! |        
  ノ|| |l l  |t‐t・ッテ,  ィrt・ッラ|l  |         思い出すまで
≦ノノll│ |  |. ´¨〜〃 .,,_ ヾ〜´ .|l lト、           ここに座って
_./ノ|l | |  l:.   ゙:. ′゙    ,'|l l|ヽヾニ=‐       お茶でも飲んで
‐''"ノ| | |  ト、     `''"__  /:l  l\ー-`ニ=-       ゆっくりしてってくれや・・・
:::´ノ,l li l  | ヽ、 '‐ニ-'' ,イ:::l  lヾミヽ::l
:::‐"/ / ハ l  | ヽ ヽ、._"_/ l:::! l`ヽ、`二>‐
:::::/ノ/ } i l― -、ヾ三/ __ll l::::::::::::::`>― ---- 、
::::"´:::::::;.' ノ、 ', ⊂) 〈フフ  _,l l::::::::::::r'´ /¨>'"  )
:::::::::::::://::| ヽ ⊂⊃ノ7 '"´l _l. ― 、`='-、/( _,∠ヽ
:::::::::/´:::(cl=  ⊂二ノ   ,r'‐、  ‐= }   `ヽ |   }
:::::::::::::::::::::::`l   ⊆¨l  ハ __ノ} <l ,' ⊂) 〈フフ\-‐'´}
::::::⊂) 〈フフ:::l    ⊂ 」  { `¨´ l_> / ⊂⊃ノ7  ヽ/}
::::⊂⊃ノ7:(cl"´┌i 00 V ム Δ /   ⊂二ノ    l/}
::::⊂二ノ:::::::::l`⊂ ⊃   {` ー''"     ⊆¨l   l/
:::::::::::⊆¨l::::::::l (フl」<)=、‐-∨⌒ヽ     ⊂ 」   /
 ̄ ̄⊂ 」 ̄ ̄ ̄r'rブノ   `  ',   ┌i 00 // ̄ ̄
  ┌i 00'" ̄ ̄} }} ̄ ¨''‐、____ノ_  ⊂ ⊃ //
  ⊂ ⊃ |`` ========''"r==、ヽ-(フl.」<)‐'´
  (フl」<) ',          ノ   } }
12マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:29:24 ID:???
アバッキオ自重しろwww
13マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:30:34 ID:???
アバ茶いっぱいッ!!
14マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:32:46 ID:???
     |  を   エ ( {           |
      |  |  乙 メ   | i 半     く   |
.    |  |  ラ ラ  { | 径.  >>1ら  |
.     |.   |  ッ ル  |. }. 20     え. |
....   |.  |  シ ド   | |. m  ッ .ッ  i
    |.  ッ ュ   ( く     ! ! .|
     |、  !        / 'っ           f
...   | )       ,-ゝ  )  _ ,、_     >
.    |'- 、  ,r‐-‐ 、|-、ヽ//  .|| V`ー、|
.     |`` `ー |/ .|| :::: |! ノ,/. リヾ||`ヽヽ、、
..   ||  !   ;  || :::::レ/ ,;;;;;;;ー||-‐ミ、ゞヽ
    |.|  |   ;; ||..::,/il _,,::=-、;;; ||  i::ヘミi
.....  | ヽ | .! ;, |レ';;,,-'' ⊆/'';;::..||  .ノ::'''! |
.   |`ーう、 | |!_ ||;;;;'二 ̄|!     '||,     V
.    |三=ゞ巛='''||‐''''i;;;;;;::::::::.   ||;;
....  |. ,,r‐zァ.!::::!'||''  !;;;::::::::::.   || ;;
   |、ヽ ̄/i::::: ||| ._/::::::::::::::::.  || ;
    |ーゝ、. '< . || ン:::::::::::::::...   ||
.   |. ‖||ヽ  ヽ||',, r-三= 、.   ||
_.   || ‖||. ヘ. (||ェラ ̄ :::::::::::ヽ、||
..  |. _ || ||ヘ `||::::::::::::::::,r-f⌒`|Lr-― 、
  / 7 L|lコ .||.∧.||`、::::::::|      if   i; ヽ
. / ,ニコ ||  ○.`|L,ヘ:::::::/      |l    |;; i`
/_/ |ヽ| ̄| l ̄| | | ∨ヨ.   _,, -ァi:,r‐-- 、 |
.   |.ヽ|  | |__//._/、 !_ニ二_,,/;fl    :i !
.... |.  |  `ー-、_|| ┌-,  !''7/'7 ル-―--' i,
  |ヽ |  _  |   .| !、_i'./ L/ .|{    ;;;ノ
... |ー` |. i   ̄||  i _  7   .|/>ー=''、,,
. └―-|. !-、、.⊥__| |_  ̄ー ''/  ::::::::::ヽ
.       !_,,|     .レ'  ̄ ̄ '' ー―-- 、_
15マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:36:15 ID:???
>>14
 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/        ザ・ワールド
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、
 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ
16マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:41:47 ID:???
    /_ ‐- 、 ヽ  、ミ  レ- 、
  〈  ヽ \ j /ヽ∨∠_    ヽ    これが…
.   ヽ`ー三う ,ィ, ハ 'ニ, i |ヽ. i l   せい…いっぱい…
.     ト、ニ∠イ_:ヽ{ ::'''_:ノル'  i { 〉     です
     レ' : =;;三`テツy;ッzj' イ; } :}.{    >>1…さん
    l  j'  ::: : |「 ソ   ,ンノ ,〉   受け取って…
   ノ  {'   、_;;j' /__ (. ( r'     ください…
  ,.イー=ゝ、 fF==ァ′〜 )_ノ    伝わって………
  {、 ,.ヘ\{  ̄「/三ニ=('
  ヘミ \_> ` ー'rう'´ ー-、       ください……
    ヽ\=-‐''´ `ー-
17マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:47:21 ID:???
                  /   __   丶ヽ `ヽ、
                 /   ̄   ̄\ /∧ /ヘ\
             , -―¬7 ―‐==>ーー┤ /ヽ∨/ !ヽヽ
            /     / ー-―ァ''´     l | ``"´´| ハヘ
       /      {ミ 、_   /        l |    j / }!
       \     /ヾ三三{    \ ヽ{    //  リ
          ヽ、  /   勹! !   、__  `ーヾ  'イ_  〃
          l/ヾ\ / ,′ l ‐千f天圷    テzァk/
          /   ヾ:/ /   ',   ゞ-┘    Lソ/ハ
            /      / ∨ ミミハ  .:.::::::::.     、::::.:. {∧   >>1乙ですわ
        / \   /ヾ、l     !          ′   j │  
.        /  ヾ \/   |      l\       _    , .イi:小
       /     /ミ: 、 | ミ≡= l `ヽ、   ´  .ィ个彡 iヘ
.      /     /  ミミ:|      l`ー- 、`ーォ< l彡|    |:∧
     /ミミ    /  /^ー|     l   ヽ 〈 /l`ヽ|    |彡ヘ
.    /     ミ/_,r'´:::::::::::|ミミ 、  |   /^∨イ | ::::|: =彡|!  ∧
    /   `ヽ、/::::::::::::::::::::::|    ミミ│ ∧ / │ | ::::|≡三|ニ二 ヘ
18マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:49:45 ID:???
もうわけわからねぇよw
>>1乙!
19マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:50:36 ID:???
         ,. "´ ̄ `  、
      /`´        \
     /       、     `ヽ、
     /  /     !ヽ i i    i
     | / /     ,|/⌒、: |  ハノ
     !`´ i     、\灯`|ノi: /
    人,ノ!: i:    ト、.\. |:.i/ >`ー- 、_      スレを立てるだなんて
   /   ∧i,    |ヽ ̄ / ∨:::::::::::::::::::::::::::`:::‐ 、   とっても素敵よ>>1
`ー´    :/ .ハ\   k. フ/',:  `ー、:::::::::::::::::::::::::::::::;ヘ   もう乙しちゃう! 乙乙乙!
_,./  / i  |\ トイ ! /ゝ、   ヽ;::::::::::::::::::::/!:::ヘ
./   ./'ー.j  |―\!v'⌒ヽ;/´ ` -、i:::::::::::::/ ./::::::::i
     /:::::::/  i::::::::::::ム  ,ノ   /  ヽ:::r ´  /:::::::::::|
    .|::::::/.   |,.- ´  ̄`ヾ;:   /   ∨   i:::::::::::::|
    /:::::i   ,! ヘ、_ _ ,.-, /    ノ 、 ,/::::::::::::i
   /::::::|  .r"   _`__ ∨イ.〉´    , く_/´:::::::::::::/
   /:::::::::!/"ヽ ト、 _,.-y´//_ ,.- く,i  `v、:::::::::::::/
  /:::::::::;/  ノ .人ゝ._,.ノ_,/ ' i    ヽ、 iク:::::::::::/
  /::::::/   ー"  '/      i     ヾ´:::::::::::/
20マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:51:19 ID:???
>>1
乙。相変わらずカオスだなw
21マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:52:30 ID:???
AA自重しろwwww
22マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:56:51 ID:???
ジョジョしか知らない俺は正直、
>>6のAA保管庫を見るまではコルベールが
某困る人のイメージだったわ
23メロンの使い魔:2007/06/19(火) 19:57:23 ID:???
>>1乙。

早速ですが投下してもかまいませんねっ!
24マロン名無しさん:2007/06/19(火) 19:57:55 ID:???
困るといわれても格ゲー最強のラスボスしか思い浮かばない
25マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:00:40 ID:???
一応テンプレに追加よろすく

ゼロの使い魔AA保管
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/
26マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:01:06 ID:???
来やがれ!
27サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:01:58 ID:???
ならばその次を予約させていただこうッ!
28メロンの使い魔:2007/06/19(火) 20:02:06 ID:???

++第六話 当然の理由++

 花京院が連れて来られたのは、食堂の裏にある厨房だった。
 大きな鍋やオーブンがいくつも並び、一面に敷き詰められた皿には豪華な料理の数々が並んでいる。
 入り口にたたずむ花京院の前をコックやメイドたちが忙しそうに通り過ぎていく。
 シエスタは花京院に待つように言うと、一旦厨房の奥に引っ込んだ。
 そして、シチューの入った皿を持って戻ってきた。

「余りモノで作ったシチューですけど……」
「ありがたい話だが……いいのかい?」
「ええ。気にしないで下さい」

 この世界に来てから初めて優しさに触れ、花京院は思わず目頭が熱くなった。
 シチューの入った皿を眺める。湯気が立ち上るシチューの香りはそれだけで食欲をそそられた。
 添えられたスプーンで一口すくって口に運ぶ。

「……おいしい。こんなにおいしいシチューは初めてだ」
「気に入ってもらってよかったです。お代わりもありますから」

 花京院は再びシチューを口に運ぶ。
 朝食のときは毒に注意したりしていたが、このシチューはそんなことができないほどおいしかった。
 夢中でシチューを食べる花京院をシエスタはうれしそうに眺めていた。

「ご飯、もらえなかったんですか?」
「そうなんだ。別に何をしたわけでもないんだが」
「本人が気にしてることでも言ったんじゃないですか」
「気にしてること……?」

 その言葉に引っかかるものがあった。
 それが何かはわからなかったので、少しだけ記憶をさかのぼってみる。
29メロンの使い魔:2007/06/19(火) 20:03:26 ID:???

『ちょっとじゃないだろ! ゼロのルイズ!』
『いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!』

 授業中、ルイズはそう罵倒されていた。
 そして、自分が彼女に言った言葉は……

『君はどんな魔法が使えるんだ?』
『他に使える魔法がないってわけじゃあないだろう』

 こんな感じだったはずだ。その後、食堂に着いた途端にルイズが怒り出したのだ。
 花京院はそこまで思い出して、シエスタに聞いてみた。

「メイジに得意属性があるのは本当かい?」
「ええ。それによって二つ名が決まるんです」

 二つ名……ルイズの場合は『ゼロのルイズ』と呼ばれていた。
 てっきり土属性が極端に苦手で、その成功の確率がゼロだと思っていたが、それは違うのではないだろうか。
 ゼロというのは土属性の魔法に限らず、あらゆる属性の魔法が失敗するという意味ではないだろうか。
 そんな考えが浮かんだ。

「……じゃあ、苦手な属性の魔法だったら爆発したりする?」
「爆発って、普通そんなことありませんよ。得意じゃないと効果があまり出なかったりするだけで、一応使えるはずです」
「……」

 その答えで、花京院は理解した。
 ルイズが怒っていた理由。それは当然のことだった。
30マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:03:53 ID:???
早くも投下ラッシュの予感
花京院支援!!
ギアッチョにwktk!!!
31マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:04:16 ID:???
>>14-16の流れに俺が吹いたw
32マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:05:12 ID:???
悶々AA始めてみたが・・・可愛いじゃねーか
33メロンの使い魔:2007/06/19(火) 20:05:40 ID:???

 彼女はほとんど魔法が使えないのだ。火も水も風も土も。
 おそらく、使えるのは花京院を召喚した魔法と、あの爆発だけだろう。

 ……それなのに、僕は魔法のことばかり質問していた。

 他に使える魔法、そんなものあるわけがない。
 そんなものがあるなら彼女は『ゼロ』と呼ばれていないはずだ。

 そんな彼女が一番気にしていること……それは魔法のことだろう。
 メイジとして誇るべき魔法。だが、彼女は使えない。
 魔法に関して詮索されるのは、彼女にとって耐えがたい侮辱だったに違いない。
 しかも、自分より格下である使い魔に。
 それを怒るのは当然のことだ。

 僕は……酷いことを言ってしまった。

 花京院はシチューをすくう手を止めた。そして、かなり落ち込んだ。
 突然食事の手を止めた花京院に、シエスタは自分が余計なことを言ったと思ったらしい。

「あの、大丈夫ですか? 私、余計なこと言っちゃいました?」
「いや、余計な事を言ったのは僕だ。気にしないでくれ」
「そ、そうですか……」

 自己嫌悪からか、美味しいはずのシチューがほとんど喉を通らない。
 それでもなんとか皿の中を空にして、花京院は立ち上がった。
34マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:06:12 ID:???
>>32
金髪ツインとある意味王道ツンデレ装備を持ってるからな
35マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:06:41 ID:???
ノリタケ支援!
36メロンの使い魔:2007/06/19(火) 20:06:43 ID:???

「ありがとう。おいしかったよ」
「それはよかった。お腹が空いたら、いつでも来てくださいな。私たちが食べているものでよかったら、お出ししますから」

 笑顔を浮かべ、シエスタは仕事に戻ろうと背を向ける。
 その背中に花京院は問い掛けた。

「ところで、何か手伝うことはあるかい?」
「手伝うこと?」

 顔だけこちらに向けて、シエスタが聞き返す。

「ああ。せっかく美味しいシチューをご馳走になったから何か手伝いたいんだ」
「いえ、そんなことは……」
「いいから。何か手伝うことは?」

 シエスタは花京院の頑固さに、少し呆れるように微笑んだ。
 辺りを軽く見回し、見つけたトレイを花京院に渡した。

「なら、デザートを運ぶのを手伝ってくださいな」
「わかった」

 花京院は大きく頷いた。


To be continued→
37マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:08:36 ID:???
今風の萌え絵なんやねゼロ魔て
はじめて見た

読んだことないから荒木絵でイメージされてたよ
38メロンの使い魔:2007/06/19(火) 20:08:40 ID:???
支援の方々、どうも〜。

それと、サブ・ゼロの人どうぞ。
39マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:08:56 ID:???
GJ!
決闘は花京院か…。ギーシュオワタ
40マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:09:57 ID:???
体の内側からお仕置きだな
41マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:10:08 ID:???
花京院は物腰が柔らかくていいな〜
42マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:10:41 ID:???
ギーシュ う○こ入りのシチューを食わされて死亡
43サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:10:43 ID:???
GJ!
ギーシュが花京院にどうボコられるのか
非常に楽しみだw

それでは投下させていただこうッ!!
44マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:11:17 ID:???
メロンにのっとられてガボガボいうギーシュが脳裏に浮かんだ
45サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:11:57 ID:???
「・・・ギ・・・ギアッチョ・・・?」
何がなんだか分からなかった。どうして?どうしてギアッチョが?私を
笑いに来たんじゃないの?それなら何故?私との違いを見せ付けるため?
それともただ暴れたいだけ・・・?
ルイズの頭には疑問符が次から次へと浮かんでいた。ギアッチョの真意が
分からない。それを確かめようと、ルイズは恐る恐るギアッチョの顔を
見上げようと――

グイッ!!

「!?」
ルイズが顔を上げようとした瞬間、ギアッチョの手によってルイズの頭は
下に押し戻された。
「・・・出たんだろ?ルイズ このガキとぶつかった時に・・・『鼻血』がよォォ
そんなみっともねーツラをこいつらに披露してやるこたぁねーぜ」
いつの間にか3人の周りには人だかりが出来ていた。そしてルイズは
ハッと思い出した。自分の顔が、涙でぐしゃぐしゃだったことを。
本気だ。ギアッチョは、本気で私の為に行動してくれている。
ルイズはようやく気付いた。
――ギアッチョは・・・私の味方なんだ・・・ こんなことになっても・・・
ギアッチョは味方でいてくれるんだ・・・!
我知らず起こる肩の震えを、ルイズは止めることが出来なかった。彼女の
彼女の宝石のような瞳から、今度こそ堰を切って溢れてきた涙と同様に。
46マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:12:00 ID:???
       , イ             \
       /::::::\                \
        /::::::::::::::ヽ                 ',
        |::::::::::::::::::{              l
        |::::_:::::::::::::〉     、         |
        |/ ,、ヽ::::/       \        {
       /  ヽ∨   ̄≧ュ、  〉    __,. ,'
       {  ノ       r'::リ  ̄´  斤ォー /
       ∧ヽゝ ヽ     ̄ー' ├ー |ゞ′、/
     ,'  \|  |    ヽ、__ノ   !、__ノ
  _ /     l  l           }  /
 /:::::::ヾ     ヽ      __ ー' /
ノ:::::::::::::`:ー- 、 \   < _ / /
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:::::::::::_:::-──::':: ̄::::::::::::::::: ̄/ ̄ 7 、
-─'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  /::::::::`::─- 、
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  /:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::

コルベールだけは輪郭をはっきりさせたら荒木風に見える気がする
47マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:12:19 ID:???
GJ、花京院は友達作る気なかっただけで社交性とかわりとあるよな

どうでもいいけど、いざ自分で書いてみようとすると偉く苦労するな
キャラがどういうセリフをその状況で吐くかとか全然浮かばない
48マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:12:40 ID:???
エメラルドスプラッシュで撃ち抜かれて死亡
絞め殺されて死亡
乗っ取られて体内傷つけられて死亡
49サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:13:04 ID:???
「それで?そこのゼロのルイズの代わりに、平民の使い魔が僕の相手を
務めるっていうのかい?」
ギーシュはニヤニヤと笑ってギアッチョを見ている。
「さっきハッキリそう言ったはずだが・・・聞えなかったってワケか?
え?マンモーニ ミミズを狩るのに獅子を使うのはちと贅沢だが・・・
今回だけの特別サービスってことにしてやるぜ」
最初はヘラヘラ笑いながら聞いていたギーシュだが、次第に自分が
完全に下にみられていることに気付くと烈火の如く怒りだした。
「だッ・・・!誰がママっ子だって!?平民の分際でッ!よくも貴族に
そんな口が利けたもんだね!!一つだけ言っておくが・・・決闘で
死んだとしてもそれは合法だ!!手加減してやるつもりだったが・・・
無事にゼロの元へ戻れると思わないことだねッ!!」
ギーシュは忘れていた。昨日、自分達を縮み上がらせた彼の殺気を。
そしてルイズの爆発を恐れて遠巻きにサモン・サーヴァントを見ていた
彼には、ギアッチョがルイズを殺しかけたあの場面はせいぜい
「混乱した平民がゼロのルイズを押し倒した」程度にしか見えなかった
のである。
50マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:13:36 ID:???
キレメガネ君がギーシュをどう料理するのかワクテカ(゜∀゜)
51サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:14:02 ID:???
ギアッチョが色をなくしたままの眼でギーシュを睨む。
「ならこっちも一つ聞くがよォォ〜〜 てめー『覚悟』はしてるん
だろうなァ〜〜?オレを殺すつもりで来るってことはよォォ
逆に殺される『覚悟』は出来てるっつーワケだよなァァァ」
しかしギーシュは鼻で笑って答える。
「フン!覚悟だって?そんなものする必要はないね 何故なら
僕が負けるなんてことは万が一にも有り得ないからだ」
ギーシュの大見得にギャラリーがどっと笑う。
「そうだそうだ!」
「平民相手に遠慮するこたねーぞギーシュ!」
「身分の差ってものを教育してやれ!」
こいつらは――、とギアッチョは考えた。
――こいつらの殆どは・・・昨日のことなんか見てもねぇし
覚えてもいねぇようだなァ〜〜・・・
「ま、どっちだろーと関係ねーがな」
相手が化け物であろうと歩き始めたばかりの赤ん坊であろうと、
ギアッチョの「覚悟」に変わりはない。「覚悟」とは相手に合わせて
コロコロ変えるものではない!ギアッチョはそう理解していた。
「今から5分後・・・ヴェストリの広場で待っている 言うまでもない
事だが――君が逃げれば君もゼロのルイズ同様直ちにこの
学院から退去してもらうよ せいぜい震えながらやってくるんだね」
ギーシュはそう言い放つと、ニヤニヤ笑いのまま去っていった。
52サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:14:56 ID:???
ギーシュが去ると、3人を取り巻いていたギャラリーもギーシュと
一緒に広場へ向かっていった。
「ルイズ もういいぜ 頭を上げな」
ギアッチョが声をかけると、ルイズはごしごしと顔をこすって
立ち上がった。
「・・・ギアッチョ・・・」
ギアッチョは首をコキコキと鳴らしながら尋ねる。
「ルイズよォォ〜 なんとかの広場ってのはどっちだ?」
「え・・・ あ、あっちよ ・・・あの、ギアッチョ・・・・・私」
ルイズが何か言おうとするが、
「話は後回しだ 5分後だからな・・・別にあいつをいくら待たせよーが
心は痛まねぇが 逃げたと思われるのも癪だからよォォ」
ギアッチョはそれを制して歩き出す。――逆の方向へと。
「・・・ギアッチョ?広場はあっち・・・」
「ルイズ おめーは先に行ってな オレはよォォ〜 ちょっと
用事があるもんでな・・・ 待ってろ すぐにそっちに行く」
そうルイズに告げて、ギアッチョはどこかへ歩いていく。
「分かった ・・・待ってる」
もはやルイズは、万が一にもギアッチョの逃亡を疑わなかった。
私の為に戦ってくれるギアッチョの為に、自分に出来ることを
しよう。ルイズはそう決意した。ギアッチョが戻ってくるまで、
逃げず、怯えず、うろたえず、ヴェストリの広場で待っていよう。
ルイズはスッと顔を上げると、広場に向かって駆け出した。
53マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:15:05 ID:???
ギアッチョにケンカ売るかよww
ギーシュ死ぬ気か!?www
54マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:15:46 ID:???
ギーシュの股間を凍傷にしてやれ!
55マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:16:04 ID:???
ギーシュが生き延びられるほうに金貨10枚

分の悪い賭けは嫌いじゃない・・・!
56サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:16:09 ID:???
目的地に向かって歩くギアッチョの後ろから、「待ちなさい!」
という声がかかった。
「わりーが・・・後にしな 今は少々忙しいんでな」
しかし声の主はかまわず叫ぶ。
「あなたルイズをどうする気ッ!?」
その言葉を聞いて、ギアッチョはピタリと足を止めた。
「どうするつもりたぁ失礼なことを言うじゃあねーか ええ?おい」
肩越しに後ろを振り返ると、そこにいたのはあの赤髪の少女、
キュルケだった。
キュルケはさっきの騒ぎを最初から見ていた。二人の争いが
いい加減ヤバくなってきたら仲裁に入るつもりだったのだが、
彼女の先を越して二人を仲裁したのは――更に酷いことになったが――
意外にもギアッチョだったわけである。ルイズ共々殺されかけたキュルケが
それを不審に思わぬはずはなかった。
「召喚されてそうそうあの子を殺しかけたと思ったら今度は
手のひら返したように責任を取るですって?」
キュルケは信じられないという風に首を振ると、キッとギアッチョを
ねめつける。
「答えなさいッ!あなたは何者!?そしてルイズに何をする気!?」
ギアッチョはしばらくキュルケを見ていたが、やがて口を開いた。
「確か・・・てめーの家とルイズの家は・・・宿敵同士だと聞いたが」
「・・・あなた学校で習わなかったの?質問を質問で返すんじゃあ
ないわッ!」
57マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:16:27 ID:???
ニヤニヤしたまま凍結死確定?
58サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:17:07 ID:???

キュルケの眼は「マジ」だった。ギアッチョは小さく舌打ちをすると、
「オレが何者なのか・・・話してやってもいいが それには少々時間が
足りねーー 二つ目の質問にだけ答えてやる」
そう言うとギアッチョはキュルケに向き直る。
「答えは『別に何も』、だ ただし・・・これだけは言っておくぜ
命の恩人が侮辱されてるのを・・・黙って見ているバカはいねえ!」
「――!!」
昨日ルイズを殺そうとした男が、そして今日人目もはばからず
食堂で大暴れした男が、果たして本気で言っているのだろうか?
キュルケには判断が出来なかった。ただ――
「・・・今はその言葉で納得しておいてあげるわ」
もう少し様子を見てもいいか、とキュルケは思った。

「・・・あ、待って!」
再び背を向けて去ろうとするギアッチョに、キュルケは何かを
思い出したように声をかけた。ギアッチョは振り向かないが、
話を聞く意思だけはあるようだ。
「・・・用心なさい ギーシュはあんなのでもうちの学年じゃ
かなりの上位に入る腕前よ」
ギアッチョがやられてしまえば、ルイズの人生はおしまいだ。
魔法が使えないまま使い魔を殺されて退学だなんて、ルイズで
なくとも自殺を考えるほど最低最悪の事態である。しかし
キュルケの忠告を、ギアッチョは鼻で笑って受け流す。
「フン・・・あのマンモーニが強かろーが弱かろーがよォォー
オレには関係のないことだぜ」
59マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:17:31 ID:???
ついでにギーシュに追従しているアホ貴族どもにも制裁
60マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:17:54 ID:???
広場阿鼻叫喚の予感
てかギーシュ逃げてwマジ逃げてw
61マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:17:58 ID:???
死亡フラグ立てまくりわろたwww
62サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:18:09 ID:???
「あなたフザけてるの!?ギーシュはナメてかかって勝てる
相手じゃ・・・」
「『覚悟』はッ!!」
ギアッチョはいきなり声を張り上げる。その大声にキュルケは
思わず身構えた。
「・・・オレの『覚悟』は・・・相手を選んだりはしねえーーッ!
相手がドラゴンだろーがウジ虫だろーがよォォ〜〜 オレは同じ
『覚悟』を持って戦いに挑むッ!!」
それだけ言うと、ギアッチョは圧倒されているキュルケを置いて
歩いていった。
「なんなの・・・あいつ・・・ 『覚悟』・・・・・・?」
「大丈夫」
突然聞えた声にキュルケが隣を見ると、いつの間に来ていたのか
そこには透き通るような青い髪をした少女、タバサがいた。
「大丈夫・・・って?」
「昨日の戦闘」
タバサは短く言葉を繋ぐ。
「まだまだ力を隠してた」
「嘘でしょ・・・」
タバサの言葉は信頼出来る。キュルケは今更ながらギアッチョに
立ち向かった昨日の自分を思い出し、ゾクリと身震いした。
63サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:19:06 ID:???
当たりをつけて覗いてみた食堂で、ギアッチョは目当ての
人物――シエスタを発見した。
「・・・あ、ギアッチョさん!ミス・ヴァリエールはご無事でしたか?」
メイド服の少女は食器を片付けながらギアッチョに声をかける。
デザートの配膳中にギーシュと言い争うルイズを発見し、いち早く
ギアッチョに知らせたのはこのシエスタだった。
「ああ なーんにも問題はねえぜ」
「そうでしたか」
よかった、と答えて食器の片付けを続けるシエスタに、
「それはともかくよォォ〜〜 一つ報告することがあってな」
ギアッチョは本題を切り出した。
「報告・・・ですか?」
「ああ まぁ大した話じゃないんだがよォォ〜〜〜
決闘することになった」
「・・・決闘・・・?」
ギアッチョの言った決闘の意味を量り切れないらしく、シエスタは
オウム返しに同じ言葉を口にする。
「ええと・・・決闘って 誰と・・・誰がですか?」
「ああ? 誰ってオレに決まってるじゃあねーか 相手はルイズに
絡んでた・・・あー・・・そうだ、ギーシュとかいうマンモーニだ」

・・・・・・。

どこかで見たような一瞬の沈黙の後、

ガッシャアアアアアアン!!

シエスタの手から滑り落ちた3枚の皿が音を立てて砕けた。
64マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:19:50 ID:???
あれ?何時の間にサブになったんですか?
65マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:19:53 ID:???
ギーシュがギアッチョのケツにキスしたら許してやってもいい
66マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:19:57 ID:???
F5が止まらないwww
67サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:20:01 ID:???
「な、ななな何をやってるんですかギアッチョさんッ!!
き、貴族と決闘だなんて 殺されてしまいます!!」
状況を理解した途端パニックに陥るシエスタをギアッチョは
片手で制して、
「落ち着けよシエスタよォォォ〜〜〜 死ぬのはギーシュの野郎
だぜ・・・それは決定してる オレが言いてーのはその話じゃあ
ねーんだ」
口では軽く言っているが・・・ギアッチョは決して決闘を甘く見て
いるわけではない。経過がどうなろうと、必ず「ギーシュを殺す」
という結果を出す。ギアッチョはそう「覚悟」しているのだ。
「シエスタ 今からよォーー 厨房の奴らを全員連れて・・・なんだ、
ヴ・・・ヴェ・・・ヴェラ・・・違うな、ヴォ・・・ヴァ・・・ヴァンダム・・・」
「・・・ヴェストリの・・・広場ですか・・・?」
「多分そいつだ そこまで来ちゃあくれねーか?咎められるよーなら
責任は全部オレが持つ」
シエスタはこの人なりの冗談なのだろうかと思った。しかしギアッチョの
眼は、悲しいほどに本気であった。
68サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:21:07 ID:???
「決闘にゃあオレが勝つ・・・そいつは間違いねーんだが 別の意味で
お前らを失望させちまうかも知れねえ・・・
しかしオレとお前らが同じ『平民』だと言うのならよォ・・・ こいつを
見せねーわけにゃあいかねーんだ」
さっきと同様、シエスタはギアッチョの言葉の意味を量りかねて
いるようだった。しかしギアッチョはそんなシエスタの心中を忖度せず、
「頼んだぜ」とだけ言って食堂を出て行く。シエスタは一瞬逡巡したが、
「ま、待ってください!!」
やはりここでギアッチョを見送るのは、自分が殺すも同然だと思った。
「今日はよく後ろから呼び止められる日だなァァ〜〜 え?おい
決闘するなってんなら聞かねぇぜ 何度も言うがよォォーー
オレの勝利、それだけは決定してるんだ」
「ギアッチョ・・・さん・・・」
そう言い放つギアッチョに妙なスゴ味を感じたシエスタは、それ以上
何も言うことが出来なくなった。
「おっと・・・もう決闘が始まる オレは先に行くぜ」
言うがはやいか、今にも泣き出しそうな顔のシエスタに目もくれず、
ギアッチョは食堂を飛び出して行ってしまった。
69マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:21:47 ID:???
貴族どもに豚のように悲鳴あげさせてやってくれ
70マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:21:52 ID:???
まるでB29に竹槍で挑むかのようだw

>>ギアッチョVSギーシュ
71サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:22:08 ID:???
ルイズはギーシュと対峙していた。
「フフフ・・・あと大体30秒だが・・・君の使い魔はどこにいるのかな?
ゼロのルイズ君」
ギーシュが心底哀れそうな声で――勿論演技だが――ルイズに語りかける。
「君の使い魔・・・随分とキレるのが早いようだが 逃げ足も速いようだねぇ
プッ・・・ハハハハハ」
ギーシュはニヤニヤと笑う。それを聞いたギャラリー達もドッと笑っている。
「ギアッチョは来るわ」
ルイズはギーシュの眼を睨んだまま、短くそれだけを返す。例えどれだけ
笑われようが、どれだけなじられようが――ギアッチョは自分に待っていろと
言ったのだ。ならば自分は彼を信じて待つだけだ。
――そうよ・・・、これが今の私があいつに返せる唯一の敬意 ならばどんな
侮辱だろうと罵倒だろうと・・・全て受け切ってみせるわッ!
ルイズは知らず知らずのうちに『覚悟』していた。ギアッチョが来るまで、何が
あろうと崩れないという『覚悟』を!
ギーシュはなおも続ける。
「1分経過だ!おいおいゼロのルイズ!!いつまで僕らを待たせるつもりだい?
僕らだって暇じゃあないんだ!ほらほら、怖がらないで杖を取ってかかってきなよ!
あの平民はもう森の中まで逃げてるかもなあ!ひょっとしたらもう森をうろつく
魔物に食われてしまっているかも!」
ギーシュの発言にギャラリーはまた爆笑する。キュルケは歯噛みしながらそれを
見ていたが、ルイズの眼に何の迷いも浮かんでいないのを知って飛び出したい
気持ちを抑えた。
――あれが、あの平民が言っていた『覚悟』というやつなの・・・?
キュルケのそんな疑問に答えるかのように、
「ギアッチョは・・・来るわ・・・!」
ルイズはただそれだけを繰り返した。そして・・・、
72マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:22:15 ID:???
ヴァンダムwwwwwww
73サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:23:04 ID:???
「やれやれ・・・ちょっとしたロスがあってよォォ〜〜〜 ちぃとばかし遅れちまった
みてーだなァァァ」

ざわつくギャラリーを掻き分けて、ギアッチョが姿を現した。
一秒たりともギーシュから眼をそむけなかったルイズは、そこでようやく全身の
力を抜いた。
「どーやら・・・頑張ってたみてーじゃあねーか え?ルイズ 後はオレに任せて
そこで見てな」
またも意外なギアッチョのねぎらいである。
「お、遅いわよバカッ!」
などと照れ隠しに文句を言いながら、ルイズは非常な達成感と安心感を感じていた。
するとそこへ、
「ミス・ヴァリエール!!」
シエスタを先頭にマルトー達厨房の料理人や給仕達が駆けつけてきた。
「えーと・・・あなたは確かシエスタ・・・ こんなに大勢引き連れてどうしてここに?」
「分かりません・・・さっきギアッチョさんが食堂にやってきて 決闘をするから
見に来て欲しいと・・・」
「そう・・・ ・・・まさかあいつ・・・」
ルイズは理解した。ギアッチョはシエスタやマルトー達と対等に向き合う為に、敢えて
スタンドを見せることを決意したのだ。メイジだと――貴族だと思われる危険を冒して。
今、ギアッチョはそれほどまでに仲間というものに惹かれていた。
74マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:23:36 ID:???
あれ?もう70越え?
75サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:23:59 ID:???
「ようやく来たようだねぇ面白頭君 てっきりもうアルビオンあたりまで逃げ出してる
んじゃあないかと思っていたよ」
ギーシュは心底愉快そうに言った。アルビオンとやらがどこにあるかは勿論知らな
かったが、その挑発のあまりの陳腐さにギアッチョはキレる気にもならなかった。
「逃げる?今逃げるっつったかァ〜てめー?こいつは傑作だな!ええ?おい!」
わざわざギーシュがルイズに使った言葉でギアッチョは罵倒を返す。
「このギアッチョがてめー如きに逃げる必要なんざ全宇宙を探したって見つかり
そうにねーもんだがよォォォーーー 見つかるのはせいぜいてめー相手の決闘を
『やめてやる』理由ぐれーだぜ ええ?オイッ!」
ギャラリーから失笑が漏れた。ギアッチョはそのまま続けてギーシュを挑発する。
「今ここでよォォ〜〜〜 土下座をしてルイズに謝ってから学院を出て行きな!
そうすりゃあ『命までは』とらないでおいてやるぜマンモーニ!!ええ!?
やってみろよおい!!ああ!?」
ギーシュがルイズに言ったことをちょっとグレードアップさせただけのその挑発に、
ギーシュの怒りはいともたやすく爆発してしまった。
「きき、貴様ぁああーーーーッ!!!もう命乞いをしたって許さないぞッ!!
今ッ!!決闘を開始するッ!!!泣いて詫びろ平民がァーーーーーッ!!!」
「ハッ!てめーが言ったことを言い返されただけで面白いよーにキレてくれる
じゃあねーかマンモーニッ!!少なくともてめーの薄っぺらくて小汚ェ精神
よりゃあよォォーー このルイズのほうがよっぽど上等な魂を持ってるぜッ!!」
ギーシュが懐から乱暴に造花の薔薇を取り出すと同時に、ギアッチョの双眸が
スッと色をなくし――2人の決闘が始まった。
76マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:25:03 ID:???
ギアッチョは不器用に真面目だなぁ〜キレてなければ。
なんか好感持てる・・・がんがれ!!
77サブ・ゼロの使い魔:2007/06/19(火) 20:25:10 ID:???
以上、投下した・・・ッ!
ちょっと今回長すぎたがこれでようやく
ギーシュ戦が始まるってわけだ・・・実に長かったぜッ!
78マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:26:21 ID:???
・・・うおおッ!ここで次回に続くって訳か!
このヤロウジャンプ漫画みたいな引き方しやがって!
早く!早く続きを!
79マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:26:40 ID:???
GJ! しかしなんだろう・・・もうすでに

『ギーシュ死亡確認』

って気分なんだがw
80マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:26:45 ID:???
>>面白頭wwww

くるくるパーマにメガネだもんな
小池さんと同じだし
81マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:27:30 ID:???
なんというゲスギーシュ・・・このギーシュは間違いなく完全敗北して死亡
82マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:27:57 ID:???
ええええーーーッまたイイとこで終わりやがって!!!

クソックソッGJGJ!!
83マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:28:04 ID:???
サブちゃんサイコー!!(BGM与作
へいへいほー。へいへいほー。

暗黒ギーシュ組大喜びだなww
84マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:29:03 ID:???
GJッ!!

『凍らせる』って恐ろしいよな。
場合によっちゃあ、究極カーズ様さえも
活動停止状態(つまり冬眠)に陥るからな・・・
85マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:29:09 ID:???
>>77
こ、こんな生殺しを・・貴方は間違いなくS
86マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:29:29 ID:???
ギアッチョが圧倒的強さとはどういうものかを魅せてくれるであろう・・・
87マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:29:35 ID:???
カーズも最終的には低温でやられたしな
88マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:30:19 ID:???
ジェントリーウィープスなしでも十分強いんだよな
89マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:31:14 ID:???
ミスタとジョルノが2人がかりで命懸けでブチ当たってやっとこだもんなぁ
時間空間系でもないのに
90マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:31:40 ID:???
絶対零度は人類未到達の領域だしな
まぁギーシュ相手にジェントリーまでは使う必要なさそうだけど
91マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:32:50 ID:???
この決闘でギーシュが死ぬのはコーラを飲んだらゲップが出るくらいに確実ッ!
兄貴ギーシュに続くのはサブギーシュだァ――――ッ!
92マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:33:18 ID:???
普通にスーツ作るだけでワルキューレの攻撃くらいなら止められるだろうな。
93マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:33:46 ID:???
真実、空気穴以外に弱点が無いからなぁ
94マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:33:53 ID:???
>>92
ジェントリー無しで普通に銃弾止めてたもんなぁ

やべえギアッチョ強すぎだろ
95マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:35:09 ID:???
GJ!!!
なんて良い所で切るんだ!あんたは!!
次回まで待ちきれねぇじゃねぇか!

>>79
まだわからんぞ!
王大人が「死亡確認」をしてくれるのなら生き残る可能性は……ある。
96マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:35:31 ID:???
でも、空気穴に空気を入れる前に、空気が氷ついちゃうんじゃないのか?
97マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:37:26 ID:???
>>96
ジェントリー・ウィープスを発動しなきゃ
空気は凍らなかったはず。で、発動してからは
空気を凍ったままスーツの中に取り込んで溶かす
方法で取り入れてた。
98マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:38:55 ID:???
たぶんだが、普段は空気を冷やさないようにしてるんじゃないか?
でなけりゃ、常にジェントリー状態のはずだし、地面の方から冷気が伝わってくるってこともないはず
99マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:40:24 ID:???
そういえば凍ったディスクを取り込むなんてワザもあったな
あれはいったいどこに入ってたんだろう
100マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:41:23 ID:???
空気穴塞ぐ事もできるしな
101マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:42:04 ID:???
ヤベェ、ホワイト・アルバムは戦闘に関してなら、殆どと言っていいくらい死角が存在しないからな。
対人・対軍を問わず使え、制限時間も殆ど無いに等しいスタンド。
こんな反則級の敵を相手にしたギーシュが未だかつて居ただろうか。
私は敬意を表するよ!ギーシュの勇気(無謀)に!
102マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:43:04 ID:???
ギーシュが一分でも立っていられたら賞賛すべき
103マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:43:02 ID:???
ジェントリーは石礫相手にに使うとより絶望感を煽る事ができます
104マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:43:35 ID:???
>>101
強さを知らないから喧嘩売れたのであって
どんな能力か知ってたら土下座レベルッスよ
105マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:44:24 ID:???
995 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:42:15 ID:???
ヘブンズドアー!
>>995なら>>1-994はこのスレで何があったかを忘れる

996 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:42:30 ID:???

   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙トェェェェェィ、 ) |   陵辱ゥ 陵辱ゥ!!
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ     
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_ 
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `……´/ |l ト、 `'

997 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:42:45 ID:???
1000ならイルーゾォ召喚

998 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:42:54 ID:???
……そうだ…プリントアウトしないと…

999 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:42:58 ID:???
1000ならプッチ神父召喚

1000 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:43:00 ID:???
1000ならラバーソウルが召喚される
106マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:44:26 ID:???
1000 :マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:43:00 ID:???
1000ならラバーソウルが召喚される
107マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:44:39 ID:???
1000 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2007/06/19(火) 20:43:00 ID:???
1000ならラバーソウルが召喚される

ハンサム顔キター
108マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:44:40 ID:???
>>103
石礫にジェントリーウィープス使うのかよ
109マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:45:42 ID:???
まあ、防御自体は破壊力Aクラスの打撃食らえば落ちそうでもあるが。(GEでヒビ入ってたし)
フーケゴーレムあたりはきついんじゃないか。
あと原作での倒し方を見る限り、すでに固定されているものに自分からぶつかった場合はあっけなく刺さるみたいだし
110マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:46:24 ID:???
ジェントリー使う前
車凍らす
指が折れる寒さにまで落とす
水を一瞬で凍らす
銃弾止める

ジェントリー使う
空気凍らす
凍らした壁で弾丸跳ね返す

ギーシュオワタ。
111マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:47:05 ID:???
氷スーツもいらない気がする
いきなり全開でやっちゃうとマズイんじゃないかなぁ後々…
112マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:47:11 ID:???
ギーシュへ
LUCK!(幸運を) PLUCK!(勇気をッ!)
113マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:47:37 ID:???
あんまり内容の先読みはしないようにしようぜ。
作者ができるだけ被らないようにしようと悩んで書くのに時間かかるから、その分投下が遅れるだろw
114マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:47:40 ID:???
ギーシュへ
前もってお悔やみ申し上げておきます
115506:2007/06/19(火) 20:47:48 ID:???
投下する!
116マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:48:22 ID:???
>>109
ゴーレムが「動ければ」な。
117マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:48:25 ID:???
青銅人形は間接を凍結させるだけでも行動不可能になるんじゃないか?
118マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:48:46 ID:???
スーツに到達するまでが至難の業なわけだが
119マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:49:38 ID:???
>>115
カモーーン
120マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:50:06 ID:???
とりあえずギーシュは凍結措置ということで
121使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/19(火) 20:50:20 ID:???
悲鳴を上げる男の口に靴を蹴りこみ黙らせる。黙らせるといっても悲鳴が呻き声になっただけだが。
まったく悲鳴なんて上げられたらあっちに聞こえてしまうかもしれない。
「で、なんで私たちを襲ったんだ?」
もう一度聞く。ちゃんと加減して蹴ったから喋れるはずだ。それに人間怪我をするとその痛みを和らげようとアドレナリンとかを分泌するらしい。
さらに別の場所に新しい痛みを与えればそこに意識が行くため初めに負った怪我の痛みはそれなりに緩和される。
だからこれ以上被害を加えない限り悲鳴が上がることもないしまともに喋れるってことだ。……本に書いてあったことだから本当かどうかは知らないがな。
「わ、わかった!言う!言うからやめてくれ!」
男は指を切られた手を押さえながら慌てて言った。その目には明らかな怯えの色が見える。
当然だ。自分は動けない、尚且つ拷問されればそうなるだろう。といっても拷問なんていうほど厳しいものじゃないがな。
男の話によると自分たちは傭兵でラ・ロシェールの『金の酒樽亭』という所で白い仮面を付けた男と美人の女に雇われたらしい。
任務は私たちがここに来たら襲うこと、報酬は言い値で前金に袋一杯のエキュー金貨だそうだ。
……もうアルビオンの貴族にばれてるんじゃないか?絶対ばれてる。こいつらに払う金も羽振りがいいしな。最悪だな。
「話しただろう!だからもう開放してくれ!何もしないから!」
男が喚く。しかしこいつは二人連れてきた意味をわかってないようだな。
デルフリンガーで男の首を突き刺す。男は口をパクパクと動かした後動かなくなった。
剣を引き抜く。その際血が自分につかないように気をつける。
もう一人の男のほうを見ると顔を青ざめさせ必死に後ろのほうへ下がろうとしている。だが体が動かないのであまり下がれていない。
「こいつは二人連れてきた意味をわかってなかったようだ。お前はわかるか?」
相手にわかりやすいようにゆっくりと問いかける。
122マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:50:29 ID:???
GEでの攻撃でホワイトアルバムが罅入ったっていうけど、その直前までミスタが弾丸ぶち込みまくってたのを忘れるなよw

さらにあの時ギアッチョは瀕死に近かったし、銃弾による鎧の修復も出来ていなかったと考えられないか!

詰まり何が言いたいのかというと、ギーシュは死ぬ。
123使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/19(火) 20:51:31 ID:???
しかし相手は答えない。しかし歯がカチカチと震えている。
「二人連れてきた意味は簡単なことだ。一人尋問しても嘘をついているかもしれない。だからもう一人も尋問するんだ」
男にゆっくりと近づく。
「一人目だと本当のことを言っているかどうかはわからない。だから一人目はお前に本当のことを喋らすために殺した。用は見せしめだ」
一人目が嘘を言っていたとは思えない。が疑う心は必要だ。
幽霊だったときは仕事があって報酬も貰えてた。だが今はそんなものは無い。失敗すれば死という過酷なものだ。
つまり報酬は自分の命。自分の命を守るためには最大限の用心をしなければならない。
幸福だ平穏だいう前に自分の命がなくなれば終わりだ。
それだけはあってはならない。
「あの男は可哀想だが運が無かったんだな。でもお前はわかっただろう、喋らなければ死ぬということが」
「た、助けてくれ……い、命だけは、妻もいるし子供だっている!なんでも喋るから助けてくれ!」
結局この男が答えたのも前の男が答えたことと一緒だった。
本当に最悪だ。これで100%アルビオンの貴族にばれてることが明白だ。しかもこちらの同行まで筒抜けのような気がする。
心休まるときがいつ来るんだクソッ!
「喋っただろ!命は助けてくれるんだろ!約束だろ!」
男が必死に言ってくる。そんな大声出さなくても聞こえるよ。
「安心しろ」
そう言ってやると男は安堵の色を見せる。そして男の首に剣を突き刺す。男の目が見開かれる。
「安心しろ」
もう一度言う。そうだ、安心しろ。お前や子がいようと私には関係ない。
124マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:51:35 ID:???
>>120
学院名物その1:広場の氷像
125マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:51:58 ID:???
>>122
いやそこじゃなくて車の時だろ。
126マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:52:44 ID:???
吉影・・・記憶戻って無くても性質は同じなのね
127506:2007/06/19(火) 20:52:54 ID:???
これでもシリアスのつもり。
一応繋ぎだからどうでもいいけどね。
128マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:53:09 ID:???
二人がかりでやっとだったしな
途中でディスク探さないでミスタ殺っとけばあの時点で五部完!!だったとおもわれ
129マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:53:21 ID:???
このあと殺されるな
130マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:53:45 ID:???
いつまでギアッチョ談義w
131マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:54:06 ID:???
まさに外道!




だがそれがいい。GJ!
132マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:54:43 ID:???
前スレ>>988

フランソワーズ→ミドルネーム(先祖の誰かの名前を貰った)
ル・ブラン→母方の姓

だったかと。
133マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:54:55 ID:???
これで繋ぎとかどんだけーーーーーーッ
続きが楽しみ
134マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:55:09 ID:???
ギーシュが死なないためには、ギアッチョを超えるレベルの『覚悟』が必要。
つまり何がいいたいかというと、ギーシュは死ぬ。
135マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:56:02 ID:???
吉良だけは好きになれねえぜ・・・
だがそれがいい
136マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:56:26 ID:???
>>134
それが結論かよwwwwいや全くもって同意だが。
137マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:56:29 ID:???
俺もあえて言わせてもらおう。
吉良良影、まさに外道!
そして、ソレでこそ吉良良影だ!!!
138122:2007/06/19(火) 20:56:38 ID:???
げぇ! ホントだ・・・すまん、俺の汗は嘘を付いている味だったようだ。
139マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:56:44 ID:???
吉良吉影容赦せん!!!!
140マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:57:17 ID:lQ93b0RT
ギアッチョを前にしたギーシュに覚悟を決める時間が有るのか。
ギアッチョ相手だと開始十数秒以内でギーシュは粉々になりそう。
141マロン名無しさん:2007/06/19(火) 20:57:49 ID:???
ギーシュが死なないためには、ゲスを超えるゲスなることが必要。
つまり何がいいたいかというと、ギーシュはタマキンを噛みちぎられる。
142ザ・ニュー亀:2007/06/19(火) 20:58:33 ID:???
GJです。
やっぱり吉良はいいですなぁ…
143マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:00:45 ID:???
冷凍に関してはディオという先輩がいるんだよな
144506:2007/06/19(火) 21:01:09 ID:???
補足・自分の考えではデッドマンも4部の吉良もベクトルが違うだけで性質は同じだと思う。
反論は認める。
145マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:02:15 ID:???
空虚なゲスギーシュのままではダメだ!
狡猾な暗黒ギーシュか
覚悟の黄金ギーシュのどちらかに進化するんだ!
146マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:03:13 ID:???
ギーシュはまず空中に逃れるべきだと思う。
ホワイトアルバムの射程って水とかの媒介物なければ自分の周りくらいまでだったような…A〜Eのランク忘れたが。

どちらにしろ静かに泣いたら終わるけど。
147マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:03:45 ID:???
駄目だ……吉良の顔がどうしても川尻の方の姿でしか思い浮かばない……
148マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:06:21 ID:???
吉良がしのぶさん庇った時、手に汗にぎったのも今ではいい思い出。
投下させていただきます。
149マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:07:26 ID:???
デッドマン吉良はどう見ても川尻だろ
150ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:08:20 ID:???
『燃えよドラゴンズ・ドリーム その1』


どれだけ学院内を探しても見つからないわけだ。
深い緑の中で動く桃色を発見し、空から近寄る。
朝の心地よい風を感じることを忘れ、そして朝食も忘れ、ルイズは草原で本日の予習をしているらしい。
キュルケもシャルロットも色々と忙しいことだろうから、今日は差し入れも無しだ。
「美容と健康のためニャ朝飯食わナきゃダメだゼ……小便も飲めばナオ良しダ」

唇を飛ばされた後遺症は見当たらず、寝不足気味に見えるところを除けばルイズは元気だ。
ドラゴンズ・ドリームはようやく一息ついた。
「こんだけ練習しトきゃ心配ネーな」
皆が失敗したと思い込んでいたが、前回の召喚魔法は成功していた。
ということは今回も成功するはず。
さらにこれだけ予習を重ねば成功しないわけがない。
「ルイズぅー、次もスタンド呼んでクレよな。スタンド使いでもイイケドよォー」
スタンドないしスタンド使いであれば、ドラゴンズ・ドリームを認識することができる。
存在さえ認めてもらえば、正式な使い魔になる方法も見つかる。
知恵物のメイジがこれだけ揃っているのだから、きっと見つかる。
151マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:09:36 ID:???
川尻吉良のほうが目が不気味で好きだ・・・
ミスタと同じだがw
152マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:09:57 ID:???
ギーシュが死なないためには、シュトロハイムを超える流体金属ボディになることが必要
つまり何がいいたいかというと、ギーシュは永眠する
153ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:10:59 ID:???
「それはイインだけどよォー、マサカケンゾージジイ召喚シたりシネーだろウな」
ジジイはジジイで困るが、奸悪だったり暴力的な使い魔が召喚されればもっと困る。
ドラゴンズ・ドリームだけでなくルイズも困る。
「ソーいう時は先輩トシテキッチリしめてヤラナきゃあナ」
気や体が弱く、他の使い魔や底意地の悪いメイジからいじめられるようでも困る。
いちいちフォローしてやらなければならないからルイズも困る。
「ソーいう時は先輩トシテ助け舟のヒトツも出してやるゼ」
ルイズに飯を抜かれた時は、シエスタを紹介してやろう。
ルイズの洗濯物を任された時は、洗濯に関して絶対の方角を教えてやろう。

ドラゴンズ・ドリームはまだ見ぬ後輩に思いを馳せていたが、
ルイズにそこまでの余裕は無かった。
どんな形でもいい。とりあえず失敗でなければそれでいい。そう考えているようだ。
プレッシャーとコンプレックスに突き動かされ、
飯を抜き、睡眠時間を削り、脱いだ服をそのままにして、
本を読み、下見をして、本番で唱えるべく呪文を繰り返す。
それはまさに鬼気迫るという形容がぴたりくる有様で、
情熱に動かされというよりは、暗い熱情にうかされていた。

それでもドラゴンズ・ドリームは心配していない。
それらは全て自信の無さからきている。
皆が当たり前にできることを自分一人だけできない。自信も無くなる。
それでも負けず、挫けず、前向きに魔法の習得を目指している。ルイズは立派だ。
召喚に成功し、すでにドラゴンズ・ドリームを召喚していたことを知れば、
自分がゼロでは無かったことを知り、悠々と二学年に進学することができる。
他人の二倍の召還数だ。これはむしろ自慢できることと言っていいのではないだろうか。
コンプレックスは吹き飛び、パーティーで踊る余裕も生まれ、楽しい学生生活を謳歌するだろう。
ルイズが楽しければドラゴンズ・ドリームも楽しい。
「なァーッルイズ。ドンナ野郎がクンノかな。イイヤツだといいなァー」
154マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:11:19 ID:???
ドラゴンズ・ドリームきたきたーー
155マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:11:52 ID:???
龍夢ktkr
156マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:11:57 ID:???
龍夢過保護w
157マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:12:06 ID:???
こんな時に限って彼が来たりして・・・
158マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:12:33 ID:???
なんかもうギーシュのがエターナルフォースブリザードみたいになってるなw
159マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:12:38 ID:???
龍夢かわいいなーッおいッ!
160マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:12:44 ID:???
龍夢かわえーよ龍夢
161マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:13:26 ID:???
龍夢マジ良キャラすぎて微笑ましいなーもう!
162ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:14:34 ID:???
数時間後。
生徒達が学院前の草原に集まった。
朝の乱闘に巻き込まれた者も少なくはないはずだが、彼らには一切の怪我が無い。
糸やプランクトンよりは魔法で治療する方が早いのか。
ただし、ギーシュ、モンモランシー、キュルケ、シャルロットの四人が抜けていた。
ギーシュとキュルケは事情聴取、シャルロットとモンモランシーはその付き添いということでいない。
報告を受けた教師の表情と報告者の語調から判断するに、そう深刻な処分はなさそうだ。
少しほっとする。

「オ、イヨイヨか」
授業の開始合図を受けて召還の儀式が始まった。
前回の授業で使い魔を手に入れた者が高みの見物を決め込む中、
使い魔を持たない生徒達が緊張の面持ちで挑戦する。
生徒達は次々に召喚を成功させていく。
「ヘビ、お化けみたいナノ、豚ッポイの、毛玉? ナンダありゃ石像カ?」
契約に手間取る生徒もいたが、禿げ上がった教師の手助けもあり、失敗するものはいなかった。
「爬虫類、恐竜ミテーなの、虫、色の薄いヤツ、本ッ当にナーンでもアリだな」
意図的に最後に回されたのか、それとも偶然この順番になったのか。
「ヘッヘッへ、本命の出番ダ」
ルイズが進み出、一部の生徒がくすくすと笑い始めた。
「スゲーの出してビビらせてヤレヨ」
笑った方を睨んでからルイズが呪文を唱え始めた。
杖を振るい、前へ向け、向けた先で小規模な爆発が起こり草を薙ぎ払った。
「オオーッ、スゲーッ、一発成功ーッ!」
163マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:15:35 ID:???
本当龍夢の使い魔の鏡っぷりはハルキゲニアに響き渡るで・・・
164マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:15:51 ID:???
龍夢俺と結婚してくれ
165ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:15:48 ID:???
教師が眉根を寄せた。くすくす笑いは止まらない。
ルイズはさらなる詠唱を開始する。
「アレ? 成功したんジャネーの?」
再び爆発が起きた。笑い声が大きくなる。ルイズは三度詠唱を始めた。
「ナンダ? 成功じゃネーのか?」
詠唱。爆発。詠唱。爆発。詠唱。爆発。
失敗することによって爆発が生じているというわけか。たしかに何も召喚はされていない。
焦りの色が濃くなるが、練習の甲斐あってかルイズの詠唱は変わらず正確だ。また爆発。

「フン。マダマダ想定の内だっツーの! なールイズ?
 プランクトンの弾丸だって隕石だって魔法だって数撃チャ当たるンだヨ数撃チャ!」
ルイズは笑われながらも諦めない。詠唱、爆発、そして漏れる失笑。
昨日、ドラゴンズ・ドリームがここで見た光景を思い出す。
あの時は客観的な目で見て、宗教儀式か何かと勘違いしていた。
今は客観的ではなく、主観的な目で見ている。
166マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:16:56 ID:???
そしてなきそうになりそうなルイズに胸(・∀・)キュンキュン!ですよ
龍夢の書き手もSだな
167マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:17:38 ID:???
龍夢マジいいやつだな
168マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:18:25 ID:???
>>166
キュンキュンきてるおまえが一番Sな件
169ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:18:25 ID:???
詠唱、爆発、嘲笑。
教師がたしなめたが、笑いは小さくなってくれない。
「なァ、アンタラ貴族なんだろ? エライんダロ? だったら笑わないでやってクレよ」
詠唱、爆発。飽きがきたのか、笑いは少し小さくなった。だが無くなりはしない。
「なァー、笑うなヨー。ルイズの気が散ったらどうスンダ」
詠唱手順を間違えたのか、今度の爆発は今までになく近かった。
爆風のあおりを受け、ルイズが思わず尻餅をつく。
ルイズの失敗に飽きかけていたギャラリーも、この醜態には声をあげて笑った。
「ルイズも一生懸命なんダ。笑うナッテ」
ドラゴンズ・ドリームの懇願はもちろん、教師の注意も彼らの耳には入らない。
ルイズのスカートについた泥を指差して笑う。
「笑うなヨ」
詠唱、爆発。詠唱、爆発。詠唱、爆発。
爆発ではねた泥がルイズの頬を汚す。
一掬いの泥さえもギャラリーを喜ばせる材料にしかならない。
「笑うナ……」
誰よりも近くで応援していたドラゴンズ・ドリームは気がついた。
ルイズが頬の泥を拭き取り、目からこぼれ出ようとしていた液体も拭い取った。
誰にも気づかれないよう、こっそりと、注意深く拭い取った。
「笑うンじゃあネェ……」
ゼロ、ゼロと掛け声がかかった。早く帰らせろと揶揄する声もあがる。
ルイズが詠唱し、爆発を起こす。笑う生徒達。
「ルイズを……」
笑う生徒達。笑う生徒達。
指指し笑う生徒達。
「ルイズを笑うナッつッテンだろうがッ!」
170マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:19:16 ID:???
龍夢がいい奴すぎて泣けてくる。
171マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:19:58 ID:???
行け――――!!ドラゴンズドリーム!!
172マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:13 ID:???
龍夢めぇ焦らせやがってハァハァ・・・・
早く契約しちまえよハァハァ
173マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:14 ID:???
ルイズ…
174マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:15 ID:???
龍夢、いいやつではあるが、人間の感情の機尾というか、
良い奴過ぎて、不の感情とか報われない努力ってのを想像きてないような。
175マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:19 ID:???
龍夢の主人思いは使い魔一だ。
176マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:27 ID:???
龍夢・・・アンタはいいやつだ。
177ゼロの使い魔への道:2007/06/19(火) 21:20:31 ID:???
とりあえず以上です。
ディアボロの大冒険ではアヌビス神+チャリオッツ+メイドインヘブンで遊んでました。
178マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:57 ID:???
このスレのアイドルは間違いなく龍夢かわいいよ龍夢
179マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:20:56 ID:???
こんなとこで止めるとかどんだけぇーーーーー
180マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:21:33 ID:???
GJ!毎回楽しみにしてますw
しかし・・・こんなところで切れるとは・・・なんというS
181マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:21:43 ID:???
焦らすのが相当得意なようで。
ルイズ……使い魔を召喚する必要なんてない。お前には龍夢がいるんだ。
気づけ! 気づいてくれこの健気な使い魔に!!
182マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:21:44 ID:???
龍夢が可愛すぎる
183マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:22:31 ID:???
ドラゴンズドリームはルイズに肩入れしてるが、俺もルイズとドラゴンズドリームに肩入れしたくなる。
184マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:22:43 ID:???
作品も好きだが最後に関係ないコメント入れる作者も好きだ
185マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:22:52 ID:guOCqdNz
186マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:24:22 ID:???
今日はたくさんおあずけを食らったような気がするぞ・・・
187マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:26:16 ID:???
ついに黄金の精神がベールを脱ぐSSを30分から投下したいんですが構いませんね!
188マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:26:40 ID:???
許可する
189マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:26:41 ID:???
関係ない、行け。
190マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:26:53 ID:???
許可しなィィィィィ! わけがなィィィィィィ!
191マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:27:09 ID:???
お預けだらけで悶々ランシー
192マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:28:04 ID:???
>洗濯に関して絶対の方角
どうなるんだろう?
193マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:28:18 ID:???
龍夢かわいいよ龍夢

>>185
リゾコスの生地のあまりの安っぽさに泣いた
194マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:29:30 ID:???
                  ∧_∧ ←>>191
                  ( ´∀`*) キャッ キャッ!
                 と  と ノ
                と  と ノ

         ∩_∧∩ 彡
         /丿・∀・) << タカイ、タカイ、 他界ぃ〜
     .   /     /
 _,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ
T  |   l,_,,/\ ,,/l  |
,.-r '"l\,,j  /  |/  L,,,/
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,|  ,,∧,,|_/
195マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:29:42 ID:???
>>192
ほら、こんなに真っ白に!
196スターダストファミリアー 1/6:2007/06/19(火) 21:30:15 ID:???
誕生! 空前絶後の女王騎士!

「感激だわ。覚えててくれたのね」
さっきまでの某ブ男みたいな仕草をやめて、フーケは長い緑髪をかき上げた。
「まさか脱獄していたとはな……」
「親切な人がいてね。私みたいな美人はもっと世の中のために役立たないといけないと、
 出してくれたのよ……それがこの彼。私の新しい相棒よ」
フーケが指差すと、ゴーレムの反対側の肩に黒いマントのメイジが立っていた。
先程から口を利かず、白い仮面で顔を隠す男だ。
「おせっかいな野郎もいたもんだ。で、何しに来やがった? まだ殴られ足りねーのか?」
「素敵なバカンスをありがとうと、あなた達にお礼を差し上げに参りましたのよ」
フーケの双眸が鋭く光り、瞳が殺意の色に塗り変わる。
ニィッと不気味に唇の端を釣り上げると、巨大ゴーレムの剛腕が窓を狙った。
その一撃はベランダを粉々に破壊する。
今回のゴーレムの身体は錬金せずとも素で岩だ、破壊力は十分!
承太郎は咄嗟に背後に跳んで下がり、ルイズを脇に抱えながら階段を駆け下りた。
すると一階の食堂もまた戦場と化しており、メイジと傭兵が戦っていた。
メイジはワルド、キュルケ、タバサ、そしてギーシュだ。
彼等が食事をしているところを傭兵の一隊が強襲したらしい。
多勢に無勢なのか、いかにメイジでも苦戦をしいられているようだ。
キュルケ達は大きなテーブルを盾にしている。
傭兵達はキュルケ達が姿を現した瞬間に矢を射るつもりらしい。
承太郎はルイズを連れて、キュルケ達の隠れるテーブルに滑り込んだ。
「あらダーリン、そんなに急いでどうしたの?」
「脱獄したフーケがお礼参りに来やがった」
「そうみたいね。吹きさらしの向こう、何か見覚えのあるゴーレムの足が」
「説明不要だったようだな」
「ダーリン、どうする?」
197スターダストファミリアー 2/6:2007/06/19(火) 21:31:37 ID:???
「フーケの他にもう一人、仮面のメイジがいる。
 恐らくそいつがフーケを脱獄させたんだろう……。
 そして俺達の妨害に来た。アルビオン貴族派の刺客と見ていいな」
「僕も同感だ」
ワルドが承太郎の言葉に続く。
「フーケはともかく、仮面のメイジというのは気にかかるな。
 何系統のメイジなのか、実力すら解らない。
 だがこのまま手をこまねいている訳にもいかない。
 いいか諸君、このような任務では半数が目的地にたどり着けば成功とされる」
こんな時でも本を広げていたタバサが、
パタンと本を閉じて杖を自分とキュルケに向ける。
「囮」
それからルイズと承太郎とギーシュとワルドを差す。
「桟橋へ」
ワルドが問う。
「時間は?」
「今すぐ」
「解った。裏口に回ろう」
ワルドは早速行動に移ろうとしたが、ギーシュが「待ってくれ」と制止した。
「タバサ、君はたった二人でここを足止めする気か? フーケもいるんだぞ」
「あのねギーシュ、私達は予定外の戦力なのよ?」
答えたのはキュルケだった。
「あんた達がアルビオンに何しに行くのかすら知らない。
 だからここに残るのは、そんな私達が適任って訳よ。解った?」
「ああ、よく解った。だが女の子だけに囮を任せたとあってはグラモン家の名が泣く。
 ジョータロー、すまないが僕もここに残る。ルイズを守って依頼を果たしてくれ」
相変わらずキザだがちょっと格好いい事を言うギーシュに、
キュルケはちょっと感心して、タバサも驚いたようにギーシュを見ている。
「……解った、ここは任せるぜギーシュ」
一番最初にギーシュの意志を受け入れたのは承太郎だった。
ギーシュは任せろとばかりに力強くうなずく。
198マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:32:12 ID:???
スタープラチナ!!
199スターダストファミリアー 3/6:2007/06/19(火) 21:33:08 ID:???
「……死ぬなよ」
「もちろんだ。死んだら姫殿下とモンモランシーに会えなくなるからね」
軽口を叩いてギーシュは承太郎が安心して行けるよう心掛けた。
承太郎もそんなギーシュの思いやりを汲み取り、小さな微笑を返す。
「わおっ、ダーリンの笑顔なんて初めて見たわ」
「貴重」
キュルケとタバサも、どうやらギーシュが残る事を受け入れたようだ。
「ねえ、ルイズ。勘違いしないでね? あんたのために囮になるんじゃないから」
「わ、解ってるわよ!」
最後にキュルケがルイズをからかって、行動開始。
桟橋の下見をしているワルドが先陣を切り、低い姿勢で通用口へ向かう。
その際タバサが風の防護壁を張ってくれたため、傭兵の矢はすべて弾かれた。

承太郎達が無事裏口へと抜けた事を確かめたキュルケは、さっそくその場を仕切った。
「さあ、歌劇の始まりよ。ギーシュ、厨房にある油の入った鍋をゴーレムで取ってきて」
「お安い御用だが、いったいどうする気だい?」
「意外と根性のあるあなたに、私が頭を使った戦い方を伝授して上げるわ」
ギーシュの作ったワルキューレが厨房に向かうと、傭兵に矢を射られた。
鉄の矢と青銅のゴーレム、当然矢は突き刺さるが行動に支障は無い。
油の鍋をゲットすると、それを入口に向かって投げるよう指示された。
「了解……って、君、こんな時に何してるんだ?」
手鏡を覗き込んで化粧を直しているキュルケを見て、ギーシュは呆れ気味に言った。
「歌劇の始まりと言ったじゃない? 主演女優がすっぴんじゃ……しまらないでしょ!」
ワルキューレが鍋を投げ、油が巻き散り、それ目掛けてキュルケは杖を振った。
油が引火して宿屋の入口付近が炎に包まれる。
傭兵がひるんだ隙にキュルケはさらにさらに炎を強めるよう魔法を使った。
そんなキュルケに矢が放たれたが、再びタバサの風が矢を弾く。
「名も無き傭兵の助演男優の皆様! どうぞ微熱の炎と躍ってくださいな!」
200マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:33:21 ID:???
黄金ギーシュだ!何故か腹筋が痛い。
201スターダストファミリアー 4/6:2007/06/19(火) 21:34:11 ID:???
「ったく。あの程度の炎で大騒ぎだなんて使えない連中ね。所詮金目当ての傭兵か」
「しかし、分散させる事はできた。我等の役目は果たされたのだ」
毒づくフーケを仮面のメイジがなだめた。しかしフーケは納得いかない模様。
「私はあいつ等のせいで恥をかいてるから、ここらでしてやりたいのよ」
「好きにしろ。俺はラ・ヴァリエールの娘を追う。合流は例の酒場で」
「やれやれ……承ったわ。じゃ、後でね」
仮面メイジはゴーレムの肩から飛び降り闇夜へ溶けるようにして消えた。
残されたフーケは頬を撫でる夜風の心地よさを感じつつ、
眼下で炎から逃げ惑う雑魚傭兵どもを見下し、ゴーレムを動かした。
「その程度の炎で私のゴーレムを相手にする気? フフフ。貧弱! 貧弱ゥ!」
岩で構成された巨腕が振り上げられ、宿屋の入口目掛けて突き放たれた。

キュルケの炎により傭兵が逃げ出したところで、
ギーシュは自分の出番だとばかりにワルキューレを追撃させようとした。
だがそのワルキューレは粉砕される、宿屋の入口ごと、フーケのゴーレムの腕に。
「にゃにぃーッ!?」
「あちゃあ。あの業突く張りの『おばさん』がいるの忘れてたわ」
キュルケが呟くと、物凄い怒声が放たれた。
「誰が『おばさん』だ! この『小娘』がァッ!」
「わお、地獄耳」
素直に感心しつつ無くなった宿屋の入口で仁王立ちするゴーレムをキュルケは見上げた。
プンスカプンなんてレベルじゃないほどフーケが怒り猛っている。
「どうする?」
キュルケはタバサを見た。タバサは首を振る。
巨大ゴーレムに自分達の魔法が通用しない事は以前の戦いで重々承知していた。
承太郎が思いっきりぶち壊してくれたおかげで、自分達の活躍する場も生まれたが、
破壊されたゴーレムをさらに破壊するのと、無傷のゴーレムを破壊するのとでは、
難しさは天と地ほどの差があって然りである。しかも今度は土じゃなく岩だし。
202マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:34:13 ID:???
このAAが必要なギーシュは何処に行ってしまったんだ・・・?

          _,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
        ,.r'´,.    -┐   ':..,゙ヽ
       ,r' ,::;:'    ,ノ ヽ、    ゙:::.ヽ
      ,.' _.,:;:'___ _立_  ___;;ミ゙、          ̄ノ ̄| ̄
     .l厄巳厄巳厄 i王i ,.巳厄巳厄巳l           ,勹 .├‐''
     l´ , "´  ̄ ̄ ̄ `'''′  ̄ ̄ ̄`.:`{         ´_フ  ヽ、_,
     | l ;;:.,.   ::、.       ...   '゙|
    ,.-''、.,! ,.::'    ヽ、:.゙、 ;;.:' ''  ヽ | ,.、       __l__
   ./  、/ `ヾー─tッ−ヽ''  kーtr─ツ'´〕. ヽ.        |
  / {´i Y::::..   ` ̄ ̄´.: "i! ::. 、` ̄´ ゙:::.、} r、 l        i,____
  | ヾ_,,入;:::.. `'' " ´.::; .::i! ::..  ```  :. }ツl l
  \  ノ ヾ ;:::.   .:r'' :: ll! :ヽ;:..:.   .: j,ノ ,!       ┬‐┌,┴┐
    ヽ',,;l  ゙i ;::.. _ `ヽ、;;,,,,'.ィ'' _,, .::,;r'1,,,/           l__ ノl士
  ッジ::::::|  ゙ ,r'´:::;;;;;;;::>  弋´;;;;;::::ヽ'" |:::::゙'イィ      ノ凵 l土
 弍:::::::::::l  /:::;r'´ ,,..-ー…ー-、 ヾ;:::'、  |:::::::::::ヒ
  シ:::::::::::l   i':::,!  ´  __  ゙  l::::l:. |::::::::::ス       __ヽ__‐┬┐
  彡;:;:::::l  l:::l     ''''''''⇒;;;:,   l:::l  |::::;;ャ`        ニ メ ,ノ
  ,r', 广'`ヽl:::l ::::. .::     ゙::.   l::l ノ^i`、         l ̄l ハヽヽ
 ,イ(:::j    i::;ヘ  :;:.       .::   l::l'"  l:ヽヽ         ̄   ̄
 |;:ヽヽ   l::l  ヽ ;:.... ..  .. :  /l::l   ノ ,.イ
 |;:;:;:;\\ l::l   ', :;.:;::::::::::..::.  /  l::l,r'' /;:;:;|
203スターダストファミリアー 5/6:2007/06/19(火) 21:35:31 ID:???
「諸君! 真の貴族である我々には、敵に背を見せるという選択肢は無い!
 突撃だ! トリステイン貴族の意地を見せてやるゥ!」
「落ち着きなさい馬鹿ギーシュ。策も無く突っ込んで勝てる相手?」
「僕は一度フーケにやられている! 『借り』は返さなくてはならない!
 薔薇の棘の義務として女の子を守らなければならない!
 それに……僕には奴を倒すための秘策があるのだ!」
「秘策、ねえ」
期待という感情を微塵も込めずキュルケは呟き、タバサを見た。
「どうする?」
タバサは小さくうなずいた。やらせてみよう、という事らしい。
「GOサインが出たわ。ギーシュ、やっちゃいなさい」
「任せたまえ。出ろぉぉぉおおおッ!! ワルキュゥゥゥレッ!」
ギーシュはゴーレムの前に飛び出しつつ薔薇の杖を振った。
花びらが舞い、六体のワルキューレが現れる。
本当は七体まで出せるが、さっき一体やられてしまった。
「あら坊や、そんなおもちゃで私の相手をするつもり?
 そんなちっぽけなゴーレムでまともに戦えると思ってるの?」
挑発的にフーケが嘲笑う。だがギーシュは余裕の笑みを浮かべていた。
「ウイごもっとも。だがこちらもあの時から成長しているのだよ」
「成長ですって? それは素敵なジョークね」
「これから君にとても『ゾッ』とする事をお見せしよう」
「まあ、どうぞ」
ギーシュは薔薇の造花を振り上げた。
するとそれを合図に、ワルキューレがジャンプする。
そして三体が地面に着地する。二体が三体の上に着地する。
最後の一体が三体と二体の上にさらに着地する。
204スターダストファミリアー 6/6:2007/06/19(火) 21:37:11 ID:???
「ファイナル……フュゥゥゥジョンッ!」
ギーシュが叫ぶと、青銅のゴーレム達の身体がドロリと溶け融合した。
巨大な青銅の塊となったワルキューレは、次第に巨大な人を形作る。
それは実に身長三メイルはあろうかという巨人だった。
「クイーン! ワルッ! キューッ! レェェェエエエーッ!!」
背景が爆発するほどの勢いでギーシュは名乗りを上げた。
クイーンワルキューレがスピアを振り回してポーズを取る。

   ジャッキィィ―――――z______ン

「待たせたな土くれのフーケ! 僕の新たな魔法で相手をしよう。
 優雅で気品あふれる薔薇の結晶……悪を討つ『レディ・オブ・レディ』……。
 クイーンの称号に相応しい美しさと強さを誇る、空前絶後の最強ゴーレム。
 その名も『クイーン・ワルキューレ』! これが! これがッ! これがァッ!!
 僕のォ! 新しいィ! 魔法のォオッ……力だァァァァァァーッ!!」
「踏み潰せ」
メメタァ
「クイーン・ワルキューレー!」
所詮、三メイルの青銅製ゴーレム。
普通のワルキューレよりは強いだろうが、相手は土くれのフーケのゴーレムだ。
身長は三十メイルvs三メイルとその差十倍。体重はさらに差があるだろう。
結果、クイーンワルキューレは呆気なく踏み潰されグチャグチャになった。
「なっ、何をするだァ――――ッ! 許さん!」
やっぱりね、と呆れ顔のキュルケ。
どうでもいいとった風のタバサ。
ニヤニヤと嗜虐心たっぷりの笑みを浮かべるフーケ。
「ヘイ! 青銅の坊や!」
その瞬間! フーケは再び『電波を受信』した!
「今からあなたのタマキン……踏み潰してやるわーッ! メーン!」
ぶはははは、と品の無い笑いをするフーケを見て、キュルケは呟いた。
「何て……卑猥な……女なの……」
土くれのフーケとの戦いはまだ続く。でもすぐ終わる運命にある。
205星屑:2007/06/19(火) 21:38:08 ID:???
以上ッ! 本日二度目の投下だぜ……。
勇者とは勇気ある者! 勇気とは無限を超えた絶対勝利の力!
これからもギーシュは勇気ある誓いとともに進んでいくと思います。多分。
206マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:38:16 ID:???
ちょっとGガンが入った拳について
ちょっとGGGがはいった件について
秒殺された件について
207マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:38:28 ID:???
フーケビッチ化w
208マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:38:29 ID:???
フーケは一体何処に行こうとしているのでしょうか・・・?
20937:2007/06/19(火) 21:39:38 ID:???
やっぱりキングスライムw
210マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:39:50 ID:???
>土くれのフーケとの戦いはまだ続く。でもすぐ終わる運命にある。
どっちやねんwww
211マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:40:15 ID:???
1.股間以外を切り刻む(性的な意味で)
2.針串刺しの刑(性的な意味で)
212マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:41:53 ID:???
やべぇ、並み居る黄金/ゲスギーシュを押し退けて
俺の中で星屑ギーシュが頂点に立った。
こんなにヘタレでステキなギーシュは初めてだぜッ…
213ザ・ニュー亀:2007/06/19(火) 21:42:12 ID:???
星屑さんGJです。

しかし、また前スレのと同じ感じのSBRネタ作ってたら200超えてるとは…神父様やり過ぎです。
214マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:44:16 ID:???
なんというデーボ
だが人の事言えるのかキュルケ
215マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:44:30 ID:???
GJ!!
アバズレのフーケになってるwww
216slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 21:44:54 ID:???
22:00頃投下予定ッ!!
今の星屑を見て、正直「ゲッやばい」と思ったがもう気にしないッ!!
217マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:45:23 ID:???
ギーシュ会議とフーケ会議が非常に楽しみw
218マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:45:54 ID:???
笑いも忘れない星屑の作者に乾杯。
219マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:45:56 ID:???
やっぱ星屑ギーシュが一番勇気があって
信頼されていて
ほどよくヘタレで
そして一番バカっぽいwww

イヤ、誉め言葉ですよ! ギーシュの中で一番好きですもんw
220マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:47:08 ID:???
>>216
15分も待てねぇぜ!!
221マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:48:01 ID:???
フーケの行く先が心配だな
222マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:49:58 ID:???
名台詞のバーゲンセールだぜ!
223マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:50:11 ID:???
このフーケはいったいどこに向かっているのでしょうか。
最終的にマライアみたいなキャラになりそうだが。
224マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:50:34 ID:???
支援するぜ。
星屑ギーシュが一番表情は豊かだな。
225マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:51:09 ID:???
>>216
いやいや、色々なギーシュがいるからこそ全てのギーシュが輝くのですよw
226マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:51:30 ID:???
よし、今のうちに歯磨いてこよ
227マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:52:34 ID:???
だれかまとめにワンポイント主人公を作ってくれ。
228マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:54:32 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´    我慢できんよ
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ    ビクンビクンッ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ

229マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:55:57 ID:???
真顔でキモいw
230マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:58:44 ID:???
卿、落ち着いてくださいw
231マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:59:12 ID:???
…来るッ!
232slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:02:26 ID:???
間違いない・・!今のオレの力は!確実に上がっているッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

ルイズの行動により、黄金の精神を取り戻し、
復活したブチャラティ。戦いを再開する!
だがその際に彼にとある変化が起きていた・・・・。
そしてその変化は、ルイズにも起こっていたッ!!
「アイツの後ろにいる『霊』はなんなの・・?アイツは・・一体・・?」
ルイズにはブチャラティの"スティッキィ・フィンガース"が見えているのか・・?
ギーシュもまた驚いていたッ!!
「ブチャラティ・・・・一体何をしたんだ・・?一瞬で・・・僕のワルキューレを・・?」

その変化に一番驚いていたのは他でもないブチャラティ!
「これはジョルノの時のような感覚の暴走などでは断じてないッ!!これはまぎれもなく
オレ自身に変化が起きているッ!!」
そして、体の痛みが少し引いているのに気づく!!
「足が・・・・まだ動く!!」
ギーシュに向かって走るッ!!
233slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:03:26 ID:???
ギーシュが動かないッ!!やはりショックは大きいか?
「・・・・・なぁーんてショックを受けると思ったかい!?
そのルーンが光ったら強くなるなんてスデに想定の範囲内だッ!!」
ギーシュが造花の花弁を散らすッ!そしてワルキューレ(×7)!!
「僕はすでにこの戦いをずっと前から感じ取っていたんだ。精神が覚えていると
言えばいいのかな。そんなパワーアップくらいではこのギーシュ・ド・グラモンは
うろたえないッ!!」
ワルキューレが突進するッ!!ブチャラティが構えるッ!!
(オレに起こった変化・・・。まずこれだけの重傷でなお動く事が出来る・・)
2体のワルキューレの槍が捉えるッ!!
ズバッ!ズバッ!
「ああ!剣で真っ二つに!」
ギャラリーも思わず息を呑むッ!!
(二つ目・・・。本体のオレ自身が剣を自在に使えるようになっている・・・。)
彼は一応パッショーネで銃火器などの扱い方もスタンドの扱い方と一緒に学んでいたが、
剣は素人のハズだったッ!!だが今のブチャラティはまるで何十人、何百人もの剣豪を斬り捨ててきた達人のような動きをしていたのだッ!!
(そして何より三つ目・・!これはかなり大きな利点ッ!!)
ブチャラティが後ろに控えていた3体のワルキューレを捉え・・!
「"スティッキィ・フィンガース"!!」
234マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:03:50 ID:???
ギーシュは図に乗りすぎたな
235マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:04:43 ID:???
だがどちらが敗北してもスカッと終わりそうだ
236マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:04:46 ID:???
さてここで下種に成り下がるか否かが問題だ
237slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:05:15 ID:???
スタタァン!!
まさに一瞬の出来事ッ!!その3体のワルキューレが『打撃』一発で粉々にぶち割れたッ!
「何ッ!?『打撃』だと・・!?だがさっきまでは一発では・・。」
ギーシュがそう言ってブチャラティがこっちを見ているのに気づくッ!
「落ち着け・・。まだあいつのスタンドとやらの射程距離には入ってない・・。
絶対に2メイル近づかずに『伸びる腕』に警戒すれば・・!
"ワルキューレ"!今から新しく出す奴と連携して奴を・・!」
ボグシャア!!
突然の打撃ッ!ブチャラティはまだ5メイル先にいるのに!腕も伸ばしてなかった!
「ぐあああ!!」
ワルキューレごと後ろに吹っ飛んだッ!!
「そんな・・・まさか・・!」
「S・フィンガースも合わせて強化されている!!パワーは一撃で青銅を粉々に!
スピードはそれを3体相手に一瞬でやってのけるほどにッ!!
射程距離に至っては5メートルに伸びているぞ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・。

一方ギーシュは不幸中の幸い!ワルキューレを寸前に出していたおかげでギリギリ決定打には繋がらなかったッ!!
238マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:06:42 ID:???
>>216での発言がちょいと気になるが相変わらず面白いぜ! がんばれブチャラティ!
239slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:07:42 ID:???
「ク・・・フフ、そうこなくてはいけないな!決闘を侮辱するよりはいい展開だぞブチャラティッ!!」
ギーシュがかまえ直すッ!!
「射程距離は5メイルに伸びたんだったな!ならさらに遠距離からッ!!」
ジャンプと同時に石礫ッ!!衝撃でさらに後ろにッ!!
だが着地するときッ!!
ミシッ!
(く・・・。やはりあまり無理は出来ない・・・。もうこっちの魔力も尽きようとしている・・・。あまり戦いを長引かせることはできない・・・。)
だがそれはブチャラティも同じッ!!
(一時的に動けるとはいえオレのダメージが消えたわけではない。動きすぎて自滅なんて
マンガのやられ役みたいな展開だけはゴメンだ・・・。)

((お互い、次の攻撃で勝負が決まる!!))

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールがブチャラティを助けるために跪いてから
まだほんの百数十秒しかたっていない・・・
二分程しかたっていない・・・・・・。

あとその半分にも満たない時間で最終の決着はつくであろう・・・
彼らをつつみ込む運命だけは・・・
どんな魔法でも、どんなスタンドにもできないのだ・・・
240マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:08:50 ID:???
たかがギーシュとの決闘なのになんでこうも盛り上がるんだ。
さすが恐怖を乗り越えたギーシュなだけはある。
241マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:09:16 ID:???
ギーシュがDIO様みたいになってRUUUUUUUUUU!?
242マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:09:20 ID:???
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243マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:10:02 ID:???
やはり奴隷ギーシュは最高クラスの実力派ギーシュなんだな
素敵指+ガンダールヴまで引き出させるとは
紫煙
244マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:10:40 ID:???
見ていて思った……最初の決闘で強くなりすぎたり精神的に成長しすぎると
ほどよいヘタレのギーシュが見れなくなるなぁ……と
245マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:11:41 ID:???
グラモン家初のドットメイジ。シングルカラー・ギーシュ誕生の瞬間であった
246マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:11:45 ID:???
>>244
星屑はいい感じにヘタレも見せてくれてるから希望を捨てるのはまだ早い。
黄金の精神に目覚めた他のギーシュもいざという時はヘタレたりギャグやったりしてくれると期待するんだ。
247slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:11:51 ID:???
次に動いた時!最後の勝負は始まるッ!!

「なんか使い魔の奴・・。剣持った時から強くなってないか・・?」
「ああ・・。なんかあの見えない『打撃』、今はアイツからほとばしるオーラそのものが攻撃してるように感じるんだけど・・・。」
(・・?みんなには『アイツ』が見えていないの・・?存在を感じ取っているだけ・・?)
ルイズはブチャラティの後ろの存在に今なお困惑していた・・・。
(アレは・・・ブチャラティが動かしているの・・?ブチャラティ・・・ただの平民じゃない・・?
私だけがハッキリ見ているのは私がアイツの主人だから・・?)
使い魔とメイジは一心同体。使い魔はメイジの目となり、手となり、足となる存在。
その絆がルイズの感覚に変化を表したようだ・・・。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・。
「『錬金』!!一体のワルキューレに青銅を集中させるッ!!」
先に動いたのはギーシュッ!!

ピタッ ピタッ ピタッ

「耐久力を強化・・。そして魔力を極限まで脚部に集中させて強化ッ!!」
タンッ!
ブチャラティが駆け出す!!
「いけッ!強化ワルキューレよ!!」
スタッ!!強化ワルキューレが迎え撃ったッ!!
「速いッ!!さっきまでより凄く速くなっている!!」
「さらに耐久力も上がって一撃では破壊できないッ!!」
そしてブチャラティと強化ワルキューレが接近した!!
「忘れたか・・?オレには『ジッパー』があるんだぜ・・。"スティッキィ・フィンガース"!!」
248マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:13:27 ID:???
一瞬で以下の図式が脳裏に浮かんだ

クイーン・ワルキューレ VS 錬金集中強化ワルキューレ
249マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:14:12 ID:???
ラディカルグッドスピード?
250マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:14:34 ID:???
使い手の精神力の差で錬金集中強化ワルキューレ が勝ちそう。
251マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:15:21 ID:???
またえらくダイナミック系なワルキューレだなw
252マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:16:05 ID:???
とにかくこれでギーシュ会議で兄貴・DIOに対抗できる黄金タッグが完成したわけだ。
兄貴もDIOも黒いが実力は普通だからクイーン&強化ワルキューレには勝てないだろうw
253マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:16:53 ID:???
>>248
バカ(漢)ギーシュVSクール(DIO風味)ギーシュかwww
254マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:17:10 ID:???
頭脳や精神においてはシュトロやリンゴォのギーシュもかなりの物だぞ。
255slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:17:47 ID:???
「かかったなアホがッ!!」
ギーシュが叫ぶッ!!

「ジッパー?よく覚えているさ・・。それがあれば耐久力は関係ないだろう・・。
だが逆に考えると、耐久力を上げればおまえはジッパーを使わざるを得ないだろう?」
ギーシュが造花を前におもいっきり突き出す!!
「ああっ!!まさかッ!!」
「君のジッパーは打撃と比べ、出した後にほんのわずかながら大きな隙が出来ているッ!!一瞬。だがこの一瞬を僕は待っていたんだッ!!」
ギーシュが『石礫』を唱え始めた!
「僕との間に直線上に強化ワルキューレを置き、その直線のラインを渡っていけば、
君はワルキューレを攻撃するためにそのまま直線状に走るだろう。だがそれが狙いだ!
ブチャラティからみて僕がワルキューレの影、『死角』に入りジッパーを使ったために隙が出来る、この一瞬を待っていたんだッ!!この最後の石礫は発射されてからじゃあ対応できない!突進力を重視したのは彼に考える暇を与えないためだッ!」
いままでで一番高密度、超硬質に練り上げられた礫ができあがる!!
「ギーシュが優位に立ったぞッ!!」
「ギーシュが勝つのかぁ!?」
「ブチャラティさん逃げてぇーーーーーッ!!」
シエスタが叫ぶッ!!
「あ・・あ・・ブチャラティ・・・!間に合わない・・!」
ルイズが負けを確信する・・!

「勝ったッ!!こいつをくらって終われッ!!」
256マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:17:59 ID:???
>>250
違うねッ!
勝敗を決めるのは"属性"の差さ!!


まぁ負けるのが星屑ギーシュなのは変わらないが。
257マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:18:31 ID:???
あ、言っちゃったw
258マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:18:46 ID:???
星屑+奴隷+軍人+世界 VS 兄貴+DIO+番鳥
こんな感じか? 一方的ではないか黄金勢力がw
259マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:20:16 ID:???
ぶっちゃけ不自然なほど奴隷と世界のギーシュは精神的にも強いからな
とても食堂で逆切れしていたマンモーニとは思えん
260マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:20:42 ID:???
ワルキューレカイザーや真ワルキューレが出て来ない事を祈る
261マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:21:13 ID:???
>>258
忘れたのか?サブゼロのギーシュが死亡フラグなんだぜ?
これで4対4ってわけだな
262slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:21:15 ID:???
「なるほど・・・死角ができる一瞬をねらうつもりだったか・・・。
危なかった・・。こっちも策を練ってなければやられていた・・。」

「えっ!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

意外ッ!その男は背後にッ!!
「い、い、いつから!?どうやって僕の後ろに!?」
「言っただろ?オレにはジッパーがあると・・。」
ブチャラティが地面に指差す。そこにはッ!!
「じ、地面にジッパーが・・?」
「ジッパーは何も切断だけが使い道ではない。オレのS・フィンガースのジッパーは
壁や地面に貼ればそこに『中の世界』を作り出す事ができるッ!!さらに開閉はオレの意思で自在に行うことができるッ!!」
ギーシュはジッパーを目で辿るッ!ブチャラティとワルキューレのいた所から自分の背後までジッパーは伸びていたッ!!
「あ、あれかッ!あれで『ゼロのルイズ』の爆発からやり過ごしていたんだッ!!
だからアイツは無傷だったんだッ!!」
キュルケも思い出すッ!!
「じゃあ最初の日、私たちの目を欺いたのもアレと言う事なの!?」
263マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:21:51 ID:???
>>258
番鳥が呂布ルイズを呼んできます
264マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:22:14 ID:???
>>259
奴隷は平行世界で酷い目にあった数々のギーシュの恐怖を乗り越えてるから不自然ではない。
265マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:22:21 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~   逆に考えるんだ
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ   『漆黒の意思による八つ当たりが彼という人間を成長させた』 
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}      と考えるんだ。
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
266マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:22:43 ID:???
まぁ、どのみち絶対零度の世界では手も足もでないわけで・・・・・・

結果
サブゼロギーシュ死亡
267マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:23:04 ID:???
>>250
だが星屑ギーシュはかなり黄金の精神に近いと思うがな
奴隷ギーシュは何度も決闘を体験してクールを通り越してドライな感じがするから
まぁぶっちゃけ少年漫画的のお約束では熱血バカの方が試合には負けても勝負には勝つというアレがありますがw
268slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:25:14 ID:???
「まあ図で説明するとこういうことになる。」
● →ワルキューレ
‖ →ジッパー縦。
= →ジッパー横
@

ギーシュ       ●突撃方向―→           ←― ブチャラティ

「こうやって普通に突撃を行う。すると、」
A

ギーシュ                    ●→  ←ブチャラティ
  ↑                               ↑
『石礫』用意                        こっちからはギーシュが見えない。
「こうやってワルキューレで死角を作りオレに止めをさすつもりだったんだろ?
だがオレは・・・。」
B
===ギーシュ==============●=‖
 ←ブチャラティ (中に入った。)
↑                      ↑
実は彼からも見えない。          ジッパーを貼って中に入る。。
「お前の見えない角度から地面にジッパーを貼ってその中に入る。
おまえ自身も呪文でトドメを指す事に集中して足元に気づかない。後は・・・。」
269マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:25:54 ID:???
奴隷ギーシュは擬似的にボスと似たような体験をしたからな
270マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:26:45 ID:???
サブゼロ・ギーシュはせめて身体の一部だけでも原型を留めてくれていれば上等。
奴隷ギーシュ格好良過ぎ、このギーシュだとフーケにも勝てそう。
271マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:26:47 ID:???
何この親切図解w
272マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:27:43 ID:???
一部のギーシュは明らかにキュルケより強くなっちゃってるよなw
273slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:27:55 ID:???


C   

ブチャラティ ===ギーシュ==============●=‖

    ←―――――――開け!ジッパー!

「ジッパーの持ち手を持ちながらジッパーを開けば、お前に気づかれる事無く
射程距離内に難なく入る事ができると言うワケだ。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

「な、なぜ今までそれをもっと速く使わなかった・・?」
「実戦であろうがなんだろうが、切り札は最後のいよいよ危なくなった時に使うものだろう?」
場の空気が張り詰めるッ!!
「ブチャラティが・・・逆転した・・・!」
「ギーシュが危ないッ!!」
「逃げろギーシュ!!」
ジリ・・・・。
「無駄だ。オレのS・フィンガースのスピードと射程距離は・・・すでにお前を捉えているッ!!
逃げる事は・・・不可能だ!!」
モンモランシーが息を呑む!
「いや・・・・・。まだよ・・。」
「・・・・・・・フフフフ・・。ハハハハハハハハハ!!!!!!!!
なぁ〜んで僕が逃げなきゃ行けないのかなぁ!?わざわざそっちからトドメをさされに来たのにさぁ!!」
ギーシュがブチャラティに造花を向けるッ!!その先には・・・発射準備の完了した『石礫』!!
274マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:29:12 ID:???
支援
275マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:29:26 ID:???
ごくり・・・
276マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:29:58 ID:???
奴隷ギーシュは他ギーシュ達の散り逝く様を夢で散々体験したから
馬鹿みたいに強くなったんだよな

さっきまでそんな経歴忘れていたが
277マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:30:01 ID:???
あいかわらず熱いなwwwww
278マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:30:14 ID:???
>>270
んー、一対一のタイマンなら奴隷ギーシュはかなりいいとこいくと思う
キュルケぐらいなら勝てそうなぐらいに
でもいかんせんドットメイジだから魔力の違いがありすぎる
あんだけデカイゴーレム造られたら持久戦になるのは目に見えてるから正直キツイなぁ
279マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:31:14 ID:???
ギーシュTUEEEww
280マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:32:16 ID:???
>>278
精神力とジョセフ並の作戦で実力差をカバーだ。
281マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:32:31 ID:???
ギーシュが強www
でも明らかにDIO様みたく己の力を過信しすぎて調子に乗ってるwww
282slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:32:33 ID:???
「僕の作戦が失敗しようが・・、それがどうした!?いくら僕に攻撃を当てるためとはいえ、
ここまで至近距離まで近寄ればもうハズす事はない!!
最終的に・・・攻撃さえ当たればよかろうなのだぁ――――ッ!!」
「・・・・・・・・・・・。」
ブチャラティは石礫に目を据えるッ!!
「さらにッ!こうしている間に強化ワルキューレは戻って来ているんだぜッ!!
罠に嵌め返したつもりが、嵌ったのは結局君だブチャラティッ!!」
ガシャンガシャン!!
強化ワルキューレが猛スピードでこちらに向かうッ!!
「ああ!ブチャラティ!!もうダメ!降伏してッ!!」
「もうおそい!脱出不可能だッ!喰らえッ!!」
その瞬間誰もがギーシュの勝利を疑わなかったッ!!
だがブチャラティはッ!!
(見える・・・。見えるぞ・・・!)

ズバッ!ガキンッ!!

「な・・・・え・・?」
ほんの、一瞬の出来事だった。
ワルキューレが剣で見事に切り刻まれていた。そして!
「ぐうッ・・・おりゃぁぁぁぁ!!!」
バキィィン!!
石礫を剣だけでぶっ壊したッ!!
「な・・バ、バカな・・・!こんなはずは・・!」
「・・・・ゲーム・・・・セットだ・・!!」

283マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:33:15 ID:???
>>278
奴隷ギーシュの洞察力と頭脳なら
ランチャーの発射口を見抜いて青銅で細工、フーケにわざと渡して、暴発させて勝つかも知れんぜ。
284マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:33:54 ID:???
ついに決着か・・・なんかすごく長かった気がするぞ。
285マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:34:17 ID:???
さぁ・・・
夢の仲間に入る時間が来たようだ
286マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:34:23 ID:???
さて、ゲス野郎に堕ちるかどうか。
287マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:34:41 ID:???
vsギーシュの最長記録って奴隷さんかな?
ブチャラティほどの強者を苦しめる、平行世界体験の奴隷ギーシュ恐るべし!
288マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:35:06 ID:???
やっと寝れるぜド畜生がッ
最近このスレのせいで寝不足気味なんだよクソックソッ
289マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:35:25 ID:???
>>280
いやいやちゃうんやて
扱える系統の数で、魔力の消費量が上がっていくんだから
持久戦に持ち込まれるのが奴隷ギーシュの弱点
つまりジョジョバトルみたいに相性とか苦手な分野があるということだな
290マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:35:46 ID:???
奴隷は星屑と黄金コンビとして昔から仲良くやってたから堕ちてほしくはないが
それでも堕ちるところも見てみたいという矛盾したこの思い!
291マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:36:08 ID:???
奴隷ギーシュ強杉。フーケやワルドにも強さのインフレが到来か?
292マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:36:20 ID:???
>>288
予測だが、多分この後も投下されるだろう!
293slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:36:39 ID:???
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!!」
右頬、顎、左肩、胸、右膝、両脛…
至る所を殴り付け確実な勝利をもぎ取るッ!!
最後の力を振り絞った渾身のラッシュだったッ!!
「ぶっ!ぐおっ!がっ!ぐあっ!ぐえっ!」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!!」
ドッバァ――――ッ!!
「ブァガァーーーーーーーッ!!」
バラッ!
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」
ドタドタドタッ!!
「う、うわあああああああっ!ぼ、僕の体がぁーーーーーーッ!!」
「ひいいええええーーーーっ!ギーシュがバラバラにぃーーーッ!!」
誰もが悪夢をみていると錯覚したッ!!あのギーシュが!トドメを刺されたと思ったら
次の瞬間、頭!胴体!腰!右腕!右手首!左腕!左手首!右足!左足!
計9パーツのバラバラ状態に変わり果ててしまったのだ!
294マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:36:41 ID:???
>>291
むしろ奴隷ギーシュがフーケとワルドを倒すんだ。
295マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:36:46 ID:???
決闘の刹那の間に二人とも異常に語りすぎている件
それはもう三部ラストのように
296マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:36:52 ID:???
フーケどころかワルドにすら勝てないまでも善戦しそうだ…
297マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:04 ID:???
とりあえずシャワー浴びて布団敷いておくか
298マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:06 ID:???
バラバラktkrwwwwwwww
299マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:15 ID:???
>>272
逆に考えるんだ。
ギーシュが強くなっている分だけキュルケも強くなっていると考えるんだ。
300マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:33 ID:???
実際ガンダールヴなしじゃブチャ負けてたろうしな。
戦術じゃブチャを上回ってた
301マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:42 ID:???
アリアリキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
スカっと爽やか! ようやくパーフェクトに決着がついたぜ〜清々しいほどに!
302マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:37:50 ID:???
バラバラ\(^o^)/ハジマタ
303マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:38:09 ID:???
>>283
平行世界のどのギーシュもロケットランチャーの事は全然知らないのに?
304マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:38:20 ID:???
>>292
何?ポッポポッポハトポッポ?

いやホント寝かせてくれ
もう明日ログ読むことにするようん
305マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:38:45 ID:???
そういえばブチャとギーシュ中の人同じじゃあないか
306マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:38:50 ID:???
ミートくんww
307slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:38:53 ID:???
これにはルイズも顔を青ざめさせるッ!
「ブ、ブチャラティ・・・!何も・・!何も殺さなくたって・・!!」
「安心しろ。死んじゃあいない。『今』はな。」
ブチャラティがギーシュに近づく。
「さあ、オレの勝ちだ。ここから先はお前をどうしようとオレの勝手だよな。」
「あ・・・。あ・・。僕は・・・・勝てなかったのか・・?」
ブチャラティが髪のところをニンジンを掘るように持ち上げる。
「さて、ルイズ。約束通り『晒し首』を見せてやったぜ。」
「ぼ、僕は死ぬのか!?このまま死ぬのか!?」
ルイズは口をアングリさせた。
「え・・?生きてる!?どうやって生きてるのコレ!?」
「どうだ?何か感想はあるか?」
「あ、あるわけないでしょ!この馬鹿使い魔!!無茶しすぎよ・・・!」
ルイズはもはや展開についていけなかったが、ギーシュは生きていたので安心したようだ。
そしてブチャラティがギーシュに顔を向ける。
「さてギーシュ!お前はもう死んだも同然だがまだ生きている。
だがそれもいつまでも続かないぞ・・・?そろそろ息が苦しいだろう?」
「い、息が・・・・出来ない・・!」
ギーシュの顔がどんどん赤くなるッ!酸素が足りなくなっているのだッ!
「このまま体に繋がなかったら、そうだな、あと4,5分でマジに死ぬぞ。
それがイヤならこのまま降伏し、あとルイズに対する非礼も詫びてもらおう・・。」
モンモランシーが心配そうに見ている。
「ギーシュ・・・。」
308マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:39:10 ID:???
いや案外ボルテージだとギーシュ戦で最終回だったりして。
今まで応援ありがとうございました。
slave sleep〜使い魔が来る先生の次回作に(ry
309マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:39:12 ID:???
しかしもう40分近くも奴隷さん投下続けてるのか、すごいな。
310マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:39:32 ID:???
奴隷の作者さんは初代スレからギーシュ戦やってるよね?
誰よりもギーシュを愛してるとしか思えねぇ
311マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:39:43 ID:???
くそうモンハンフロンティアやりたいのにこのスレが面白すぎてブラウザ閉じられんww
312マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:40:20 ID:???
>>303
一応あの世界には銃があってランチャーにも引き金があるんだしピンチになったら銃に近いものだと気づきそうだなと
313slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:41:31 ID:???
「わかった・・・。僕の負けだ・・・。
ルイズに対する僕の失言についても謝るよ・・・。」
ギーシュは俯いて言った。
「そうか・・・・・・。」
「ブチャラティ・・。もういいじゃない・・。何もここまでやる必要なんてない・・。」
ブチャラティはギーシュの胴体を見る。
「そうだな・・。軽はずみな発言についカッとなってしまったが、コイツはこのまま
殺すには惜しいものを持っている・・。ここは『殺害』と言う形ではなく・・・。」
ギーシュの頭を繋ぐ。
「頭だけ繋いで『再起不能』という形にさせてもらおう・・・。残りは他の誰かに
繋いでもらうんだな・・・。」
ヨロ・・・。
ルイズが肩を持つ。
「ブチャラティ!大丈夫!?」
「大丈夫・・。一人で歩ける・・。」
「早くケガを直してもらって来なさいよ!もうゆっくり休んでなさい!」
「そうだな・・・。もうオレは疲れた・・・。」
ブチャラティは学院に向かって歩き出した・・。
「バカ・・・。無茶するんだから・・・!」
314slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:42:31 ID:???
「ギーシュ!大丈夫か!?」
「ギーシュ!しっかりして!!」
モンモランシー達数名がギーシュの元に駆け寄る。
「う・・ううん・・。」
「ギーシュ!大丈夫!?生きてるわよね!?」
モンモランシーが腕を繋ぎながら言う。
「モンモランシー・・・。すまなかった・・。
結局・・・僕は・・・勝つことが出来なかった・・・。」
「もうしゃべらないで・・!ケガに響くわよ・・・。」
ギーシュは空を向いて言う。
「結局・・。僕は無様なまま終わってしまった・・・。
運命を変える事は・・できなかった・・。」
モンモランシーは少し黙ってから言った。
「そうね・・。あんたは運命を変えられなかった・・。
でもこれだけはいえるわ。運命を変えようとがむしゃらになったあんたの姿は、
とても輝いてた。それこそ、どの宝石にも勝るほどにね・・。」
「モンモランシー・・・。」
モンモランシーは続ける。
「あんたは確かに成し遂げる事はできなかった。でも私は見ててこう思った。
本当に大切なのは、何かを成し遂げようと行動する強い意志のほうじゃあないかって。
だから・・・。もういいじゃない・・。もう・・・。」
ギーシュのパーツは修復完了した。
315マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:42:48 ID:???
こんだけ長期に渡ってバトルしてたらそりゃ疲れるっつのw
316マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:43:02 ID:???
>>312
ロケランに引金はないぜー?
そうでなくとも安全バーとか色々あるから
317マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:43:23 ID:???
やっと終わったか……長かった。しかし楽しい決闘じゃった。
318マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:43:40 ID:???
M72に引き金あったっけ?
319マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:44:00 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了   なにキュルケ? 一部のギーシュが自分より強くなった?
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)  キュルケ それは無理矢理俺TUEEE!!しようとするからだよ
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    逆に考えるんだ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:} 
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ   「負けそうになったら自分も黄金化する」と
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |       考えるんだ
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ  
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_      と言うつもりだったのに>>299が……自重したまえ!
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
320マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:44:29 ID:???
結構なペースで投下されてたと思ったんだが・・・それにしてもずいぶん長かったな。
ともかく、決着が付いてよかった。
321マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:44:49 ID:???
最後に堕ちることはなかったようだな
いい決着だった
322マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:44:58 ID:???
奴隷ギーシュは間違いなく目覚めた奴隷だな
323マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:45:04 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z, :' . ''
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡 ;; ; : "
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡 ∵; ;   ターンッ
  >';;,,   ●  ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了 ・∵: ; ;
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.) ∵;
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;) `
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
324マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:45:07 ID:???
卿が自重しろw
325マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:45:10 ID:???
ギーシュ、ゲス野郎にならなくてよかったなw
326slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:45:23 ID:???
「・・・フ・・。何言ってるのさ・・。いつも言ってるだろう?一番素晴らしいのは
君の、女王陛下も顔負けな神々しい美しさに決まっているじゃないか・・。」
「それだけ口が聞ければ大丈夫そうね。」
ギーシュが手をついて上体を起こす。
「しかし・・・。ブローノ・ブチャラティ・・。結果論とはいえ、結局最終的に彼によって成長のための機会を作ってもらってしまったようなものだ・・。
彼を見ていると、まるで僕を正しい道へと導いてくれるチームリーダーのように見えるよ・・。」
ギーシュは偶然か核心をついていた・・・。
「ルイズ。結局彼は・・・ブチャラティは何者なんだ・・?
彼のあの実戦慣れした動き、能力、何より彼から痛いほど感じられた『覚悟』・・・。
戦い終わってから、急に知りたくなったんだ・・。僕は何者と戦っていたのか・・。」
「・・・アイツは、」
バタッ!!
「あ!アイツ倒れちまったぞ!?」
「ブチャラティ!んもうッ!結局世話かけてッ!!」
ルイズがブチャラティのほうに向かおうとして、一度止まった。
「・・・アイツは、私の使い魔よ・・・。
それ以上でもそれ以下でもない。私が知ってるのはそれだけ。」
そう言って、ブチャラティの元に走っていった。そして思った。
「アイツが何者?そんな事、私が一番知りたいわよ・・・。」
ギーシュもふと呟いた。
「やれやれ・・・。得体の知れない男だ・・。完敗だな・・。」

327マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:46:29 ID:???
>>319
ちょw郷www
328slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:47:32 ID:???
―※―
―――――我々はみな『運命』の奴隷なんだ。
形として出たものは変える事はできない・・・。
現に君はその運命によって命を落とした・・・。

誰の・・・声だ・・?

―――――まさか生き返るとは思わなかった。こればかりは僕も見落としていた。
君はまだ運命の形を留めていないのだ・・・。

何だ?何を言っている?

―――――君たちがこれから歩む『苦難の道』にはきっと何か意味があるのだろう・・。
かつて君が・・・かつての仲間達と歩んだあの道のように・・・。
君たちの苦難はやがて、あの少年に受け継がれたように、どこかの誰かに希望として伝わっていくような何か大いなる意味となる始まりなのだろう・・。
僕には何も出来なければ無事を祈ってやることもできないが、君が『眠れる奴隷』であることを祈ろう・・・。
何か意味のあることを切り開いていく『眠れる奴隷』であることを・・・。

―※―
「・・・ラティさん・・。ブチャラティさん・・・・。」
329マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:47:33 ID:???
卿が暗殺されてぞ!
330マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:47:57 ID:???
歴代最強のギーシュがついに負けたか、でも清々しい奴だったぜ。
331マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:48:16 ID:???
黄金の精神を持つギーシュがまた一人…

そして卿涙目wwwww
332マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:48:54 ID:???
あれが最後の卿だとは思えない
SSが投下される限り第2第3の卿が現れるだろう
333マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:49:25 ID:???
ジョンガリ・A!?
334マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:49:36 ID:???
 |;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;::ヽ
 |;;;;;「ヽ;;;∧;A;Wヽ
 |;;;「ヽ」   <又|| 黄金の精神のギーシュは、ローリング・ストーンによって監視されています
 |「\」    <し||
 |;\」       |
 |;;;      /
 |;;;;   ___/|
 |;;;  イ・/ |;|
 |;;;  |~~~~/;;し
 |;;;;  |  |~~
 |;;;;;  | /
 |;;  //
 |;,----/
 |; ;  ̄/
 |;  /             _ーーーー__
 |_/             /::::::::::::::::::::::::ヽ
 |             ///| |:::://:/ /::  ヽ
 | )            /;;//:::|×/;;/ /:::::  ヽ
 ||、          |;;////:\;;/ /::::::::  |;
し/ ヽ         |;|___二二二二」:::::::::::::::|;;;
/ /ヽ          ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::/;;;;;;
し /           ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;
 |/ヽ            ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;
(_/|              ~~~~~~~~~~~;;;;;;;;;;
335マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:49:39 ID:???
5人や10人、卿が暗殺されても
卿の分裂速度のほうが速いから大丈夫。

まあ、分裂するたびに人格が劣化してるようにも思えるが。
336マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:50:43 ID:???
スコリッピ凄すぎ吹いたwwwww
短編の方もだが何で普通にゼロ世界に関与出来るんだよwwww
337マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:51:19 ID:???
卿よりもスピッコ自重しろwwwwwwww
338slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:51:37 ID:???
ブチャラティがルイズの肩に毛布をかけてやって言う。
「後で、礼をいわなくちゃあいけないな……秘薬って、やっぱり高いのかい?」
「平民に出せる金額でないことは確かですね」
そう言って、意地悪そうにシエスタは笑った。
「5日間ずっと付きっきりで看護していたんですよ・・。包帯を取り替えたり、顔を拭いたり……。ずっと寝ないでやってたから、今はお疲れになったみたいですけどね」
「そう・・・・か・・・・。」
ブチャラティはルイズの寝顔を見ながら、どこか微笑ましい気持ちになった。
「んん〜。アンタご主人様を心配させるんじゃないわよ・・・。ムニャ。」
「生意気で、ワガママで、傲慢な女だと思っていたけど、けっこうカワイイところがあるもんだな。
・・・・ありがとうな。ルイズ。」
ブチャラティは頭を撫でながらそう言った。
そして思った。オレの命を救ってくれた恩を返すまでは・・・。
そして、イタリアに変える方法を見つけるまでは・・・。
――――――――――――――――こいつの使い魔でいても、いいかな
339マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:52:16 ID:???
>>323
卿が殺られたぞ!?wwwww
340マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:52:18 ID:???
このブチャラティはなんだかルイズを黄金の精神に目覚めさせて散りそうな気がする
341マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:52:38 ID:???
>>337
スピッコって呼び名気に入ったwww
342マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:52:39 ID:???
そういえば、岩に追いかけられてるルイズも居たな。
343slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:53:29 ID:???
「あーオホン。お取り込みのところ悪いんだけど・・。」
全身包帯グルグル巻きの正体不明の男がいた。だがその声に
聞き覚えがあった。自分の声に似てたから。
「もしかして、ギーシュか?」
「ああ、正真正銘"青銅"のギーシュ・ド・グラモンさ。」
だがその痛々しい姿はブチャラティもビビッた!
「お前・・・そんな怪我になるほどぶん殴った覚えがないんだが・・・。」
「まあ・・・いろいろあってね・・・。実は・・・二股ではないことがバレたんだ・・。」
―※―
「さあ、アンタも治療を受けにいくわよ。」
「ああ・・・。」

ギーシュ様―――――――――――!!!!!

「「えっ!?」」

「ギーシュ様!お怪我は大丈夫ですか!?」
「負けてもかっこよかったですよ!ギーシュ様!」
「すぐ応急処置を!私"水"使いだから直せますよ!」
「何よ!私だってできるわそれくらい!」

ガヤガヤ!ゴタゴタ!
344マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:54:16 ID:???
アッー!
34537:2007/06/19(火) 22:54:58 ID:???
ちょw ギーシュwww
346マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:55:14 ID:???
オチついたwwwwwwww
347マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:55:27 ID:???
スコリッピ編はホラーテイストで斬新だったなぁー
続きを心待ちだよ
348slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 22:55:34 ID:???

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

「ひい、ふう、みい・・・・12人ね。ケティも入れたら合計十四股だったって事・・。
ふぅ〜〜ん・・・。」
ギーシュが身の危険を感じ取るッ!!
「じょ・・じょうだんだってばさぁモンモランシー!ハハハハハ。
ちょ、ちょっとした茶目っ気だよぉ〜〜ん!たわいのないイタズラさぁ!
やだなぁ、もう! ま…まさか、もうこれ以上殴ったりしないよね…?
重症患者だよ。全身骨折してるし絶対安静にしてないと・・・。ハハハハハハハハハハ・・。」

「もうアンタにはなにもいうことはないわ・・・。
・・とてもアワレすぎて・・・。

何も言えないわ。
349マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:55:59 ID:???
星屑も奴隷もキチンとオチをつけてくれる素敵な黄金ギーシュだと改めて認識!
350マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:56:12 ID:???
最後にきっちりオチが付くギーシュカワイソスwwwwww
351マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:56:42 ID:???
スピッコルイズは何か意味があることを成し遂げて死んで欲しいな。
352マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:58:02 ID:???
>>351
死ぬ事確定なの!?
353マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:58:28 ID:???
14股だと!?
くそー! ここにも男の不平等が!
354マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:58:53 ID:???
10時から11時までぶっとおしでSSを投下するとは
しかも続きが待ち遠しくてすごく楽しい1時間だとは
まさに神職人
355マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:59:40 ID:???
>>352
石がルイズに変化したからね
356マロン名無しさん:2007/06/19(火) 22:59:55 ID:???
なんというハンサム顔
一目見ただけでフルボッコを予感してしまった
間違いなくギーシュは再起不能
357マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:07 ID:???
あの凶石に狙われたら「死」あるのみ
358マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:06 ID:???
何か戦闘の時の正直暗殺チームにいけるぐらいのクールで冷酷だった時とのギャップがwww
359マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:09 ID:???
奴隷「…………終わったよ……」
星屑「…………ああ、見ていたよ」
奴隷「早く拷問が終わらないかなんて言っていた頃が懐かしい。実に晴れ晴れとした気分だ」
星屑「今夜は祝杯だ。誇り高い黄金の精神に……乾杯!」
兄貴「おっと、僕も及ばれされたいなぁ」
DIO「フフフ、美味しそうなワインじゃあないか」
奴隷「来たか……我等が宿敵」
星屑「いいだろう、お前達とも決着をつけてやる!」
奴隷「錬金集中強化ワルキューレ!」
星屑「クイーン・ワルキューレ!」
兄貴「暗黒面の力を……なめるなよ! ワルキューレよ出ろ!」
DIO「所詮ワルキューレはワルキューレ! ギーシュはギーシュでしかないのだ! 戦え僕のワルキューレ!」
奴隷「数は暗黒ギーシュの方が上か!」
星屑「だが質は黄金ギーシュが上だ! 勝負!」

バァーン!

奴隷・星屑の戦いはまだ始まったばかり!
360マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:14 ID:???
>>352
追われる時点で、近々死ぬ運命にあるのは確定だから。
361マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:23 ID:???
フルボッコ劇場になったのかw
362マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:00:49 ID:???
ハッタリかましてブラジャーからミサイルまで揃えてきそうなギーシュだな
363slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 23:01:05 ID:???
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!!」
「ちょ、やめ!骨折部分にひび・・グワァ!!」
右頬、顎、左肩、胸、右膝、両脛…
至る所を殴り付け断罪を下すッ!!
怒りの力を振り絞った渾身のラッシュだったッ!!
「ぐあっ!ぐえっ!わ、悪かった!僕が悪かったからもう・・!ゆるグパァ!!」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ!!!!!」
ドッバァ――――ッ!!
「ブァガァーーーーーーーッ!!」
バラッ!
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」

364マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:02:08 ID:???
なんというフルボッコ
365マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:02:55 ID:???
眠れる奴隷投下完了したら今日はもうゆっくり休むことが『出来ない』
366slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 23:02:59 ID:???
―※―

「と言うわけで・・ね・・。」
「・・・・・そうか・・。それで、もう懲りたのか?」
「まさか!僕はグラモン家の人間だよ?これからも全ての女性を愛でる薔薇でいつづけるよ。
それより、君には負けた。君の黄金の精神にはいずれ一矢報いて見せるよ。
これからもよろしく!ハッハッハ!」
ブチャラティは半ば呆れつつも、
「やれやれ、これからもいろいろ大変そうだ。」
半ば楽しみにしていたりもするブチャラティだった。

ギーシュ・ド・グラモン――――再起不能――――まさかのダブルアリアリで
                               全治半年(『治癒』のおかげでで2週間)
モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ―――それでもギーシュの看護を行った。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール―――部屋に連れて行ってもらうときブチャラティに
                                      お姫様ダッコをされていたことに顔を赤らめ、ぶん殴る。
シエスタ―――――――その騒動の後、ブチャラティに食事を作ってやる。
ブローノ・ブチャラティ――――再起不能から離脱。

to be continued・・・->



367slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/19(火) 23:04:50 ID:???
や、やっと終わったよ・・・。
次から一巻の後半部分に入りますんで・・。
戦闘ないからオリジナルストーリーまではトントン拍子で進む・・・ハズ。

次回もご期待ください!!
368マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:04:55 ID:???
奴隷さん。さすがに投下時間が一時間越えってのはしんどいぜ。
だがようやく終わったようだな。やれやれ、これで安心して眠れるぜ。

ギーシュとの熱い決闘を書ききった奴隷さんにGJ!
恐らく最強の部類に入るほどのギーシュを相手に勝利したブチャラティにGJ!
恐怖を乗り越えブチャラティを追い詰め最後においしいオチをつけてくれた奴隷ギーシュにGJ!
369マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:05:42 ID:???
アレ?結局ルイズに謝らないでうまむや?
370マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:05:40 ID:???
多くは語るまい。GJゥ!
371マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:06:56 ID:???
GJだぜ!
それにしてもや、やっとおわtt

見えない!>>365に何が書いてあるのか全然見えないぞッ!
372マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:08:12 ID:???
GJ。奴隷さんは時間操作系のスタンド使いじゃねw
いつの間にか一時間たってるしw
373マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:09:10 ID:???
長編だったな・・・ついさっきスレが立ったのにもう400に届こうとしている。
374マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:10:07 ID:???
ただただGJと言わせていただきたい!
375マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:10:41 ID:???
20分に…投下…させていただく…!
376マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:11:32 ID:???
にゃにぃー
寝るぞ!もう寝る!
377マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:12:07 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´    支援しよう
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ    依然変わりなく
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
378マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:13:13 ID:???
来るなら支援するッ!!
このスレのいやなところは投下される時間が
読めないことだ。夜行性だが
379マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:17:53 ID:???
いい職人さんたちが多いせいで
誘発されて書きたくなってきたぞ。
隙あらば俺も書き始めてみようと思うッ!






会社で
380マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:18:52 ID:???
>>379
貴様ディアボロの大冒険の時のヤツだなwww
381マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:19:44 ID:???
>>379
バレない程度になwwwwwww
382DIO使い魔!?:2007/06/19(火) 23:20:10 ID:???
「DIO。
明朝、盗賊狩りに行くわ。
もちろんあなたにもついて来てもらうから、
準備して…おきなさ………はぁ……」
自室に戻るや否やの命令だったが、ルイズは途中で激しく勢いを削がれてしまった。
ため息を止められない。
DIOは夕食を取っていた。
ルイズの部屋の、ルイズの机で。

「食事中だよ『マスター』。
何だ、帰ってこないと思ったら、いきなりそれか。
事情だけでも聞かせてはもらえないものかね……」
DIOは口を拭き、ナイフとフォークを、ルイズの机兼ディナーテーブルの上にある皿に置いた。
いつもルイズが物を書く時に使っている机なのだが、
今は純白のテーブルクロスが掛けられており、
料理が盛り付けられた皿と、ワインが並べられている。
何故かシエスタが部屋にいて、給仕をしていた。

香しい匂いが漂い、ルイズは思わず唾を飲み込んだが、直ぐに怒りがそれをかき消す。
ルイズの顔面に、青筋が浮き出た。
ルームサービス?
相変わらずの傍若無人っぷりだ。
こちとら一日中飯抜きなのよ、ふざけんな。

「DIO!
このアンポンタン!
御主人様の机を、勝手に使うんじゃないわよ!」
"ドン!"と床を踏み鳴らすルイズ。
383マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:20:57 ID:???
次はサブ・ゼロのギーシュがどんな死に方をするかに期待
384マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:22:51 ID:???
相変わらず王の貫禄を見せ付けてるなDIO様w
385DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:22:53 ID:???
いつものことなので、ルイズにとってはすっかり慣れてしまった光景なのだが、
ルイズは敢えて怒ることにした。
といってもDIOがこの世界に来てから、
あまり日にちは経っていないが…。
とにかく、今までそうやってDIOのやりたいようにやらせていたのが、今回の騒動の発端だ。
これからは締めるところは、キッチリ締めなくては、
また同じようなことが起こるに決まっている。
ルイズの脳裏に、DIOのこれまでの前科が、色鮮やかによみがえる。

何だかますます腹が立ってきた。
−−−よし、吹っ飛ばそう。
思い立ったら即行動だ。
幼い頃、ちいねえさまだって言っていたではないか。
386マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:24:13 ID:???
支援!
387DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:25:21 ID:???
−−−−カトレアから−−−−

"ルイズ……ルイズルイズルイズ…!
あぁ、可愛いルイズ!
メイジは『吹っ飛ばす』なんて言葉は使わないのよ。
何故なら、そんな言葉を思い浮かべた時には、
実際に相手を殺ってしまっていて、もう終わっているからなの。
私は使ったことがないわ。
いいこと?
『吹っ飛ばす』と心の中で思ったなら…
その時スデに行動は終わっているのよ、ルイズ。
『吹っ飛ばした』なら使っていいわ"

−−−−−−−−−−−−−−−

(わかったわ、ちいねえさま!
『言葉』ではなく、『心』で理解できたわ!)
1人思いながら、ルイズは杖を取り出し、DIOに向けて振り下ろ…………そうとしたのだが、杖を持つ手は、
気がつけばシエスタがガッチリと掴んでいた。
さっきまでDIOの側に控えていたはずなのに、
一体いつのまに動いたのか。
ルイズ同様、華奢な腕をしているシエスタだが、
掴まれた腕越しに伝わってくる力は想像以上で、
動かそうと思っても、ルイズの腕はビクともしない。

「御乱心、なさりませぬよう、ミス・ヴァリエール。」

静かな制止の声が、部屋に響く。
388マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:25:27 ID:???
私怨
389マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:26:14 ID:???
なんという肉の芽
390マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:27:06 ID:???
なんというシエスタ
391マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:27:18 ID:???
カトレア自重しろw
392マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:27:47 ID:???
カトレア姉さんもアレなのか…
393マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:28:03 ID:???
こええww
394DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:28:16 ID:???
シエスタにガンを飛ばすルイズだったが、当のシエスタはどこ吹く風だ。
ルイズは何だか気に喰わなかった。

「誰の部屋だと思ってんのよ。
それよりこの手を離しなさいな。
アンタは黙って、DIOにゴマすってりゃいいのよ」
DIOの名前が罵り文句に出てきたことで、
無表情だったシエスタの顔が、見る見るうちに怒りで歪んでいった。
シエスタが力を込め始め、
ルイズの腕の骨がミキミキと軋む音を立てたが、ルイズは眉一つ動かさない。

「URYYYYY……!」
シエスタが背筋の凍るような唸り声とともに、
ルイズの腕を、HBのエンピツをポキッと折るみたいにへし折ろうとしたが、DIOがそれを遮った。

「シエスタ……ワインを注いでくれないか?」
シエスタの体がピタッと止まった。
さっきの剣幕もまるで嘘のように、シエスタはDIOの側に戻った。
どうやら食事は終わったようだ。
ルイズはフンと鼻息を荒げ、掴まれた腕をプルプルと振った。
わりと真剣に痛かったが、絶対に顔には出さない。
出すものか。
…………痛い。

DIO服従計画が、早くも躓いてしまい、
ルイズはとことん面白くなかった。
395マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:29:14 ID:???
DIO自重wwwwwwwwwwwwwwww

396マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:29:31 ID:???
このメイド、すでに屍生人だ!
397マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:29:45 ID:???
どこまでも真っ黒だw
398マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:29:52 ID:???
シエスタ萌ゆる
399DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:31:47 ID:???
まだ鈍く痛む腕を無視しようと努めながら、
ルイズはソファーを見た。
一日中本を読んでいたのか、ソファーには、本がうず高く積まれて山になっている。
そのソファーにはデルフリンガが立て掛けられているが、
しっかりと鞘に納められていて、うんともすんとも言わない。
デルフリンガの横の床には、何故か釣り糸とメガネが置いてあった。
何だ、これは?
ふと思い立ったルイズは、デルフリンガを手にとって、鞘から抜いた。
刀身には、所々焼け焦げた後が、点々とついている。
鞘から抜いた途端に、デルフリンガが柄をパクパクさせて喋り出した。

「ネッ!ネッ!戻して!店に!ネッ!名前も!
お願い!ネッ!コラ!ネ…」
バチンと鞘に納める。
五月蠅いったらありゃあしない。
ルイズはデルフリンガを弄りながら、DIOに聞いた。

「このボロ剣、何か吐いたの?」
DIOは困ったような声を出した。

「いろいろ手を尽くしては見たが、まだ何も」

「どうやって聞き出そうとしたの?」
単純な興味から、ルイズは疑問を口にしてみたが、
メガネと釣り糸をもう一回見て思い直し、慌てて取り消した。

「やっぱり、言わなくていい。想像つくわ」
400マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:33:04 ID:???
拷問はこの方法がトレンディーなのかwww
401マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:33:16 ID:???
DIO様までギャングダンス踊ったのかwwwwwwwwwwwwwwww
402マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:33:30 ID:???
デル公がチープトリックにwwwwwwwww
403マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:33:40 ID:???
生首ンゴォォォォを思い出した
404マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:33:46 ID:???
danceしたのかッ
405DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:33:58 ID:???
「それよりもこの剣、
役立たずなら廃棄処分にするの?」

「いや、どうやら、こいつは何か大切な事を知っているらしい。
私のルーンを見たときに、こいつは反応を示した。
今は忘れてしまって、思い出せないなどと言っているが……」
ルイズは、ふぅ〜んとだけ言うと、デルフリンガを再びソファーに立てかけた。

グラスにワインが注がれると、
DIOは体をルイズの方に向けてグラスを突き出した。

「話を戻そう。
今日1日、何があったか、教えてくれよ」
ルイズはすっかりその事を忘れていた。
慌てて朝から事が起こった順に話していった。

宝物庫に侵入者が出たこと。
DIOのやったことがばれたのだと思い、宝物庫まで向かったこと。
侵入者は『土くれ』のフーケということになったこと。
フーケを殺らなければ、マズいことになること。
1つ1つ丁寧に話した。
話を聞き終わると、DIOはなるほど、といった。

「君は…アレだな、実に苦労人だな………」
同情するような視線を向けるDIOに、ルイズはついにキレた。

ツカツカとDIOに歩み寄ると、"ドガン"と机を殴りつけた。
406マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:36:26 ID:???
DIO様!どうかルイズをブチ殺してください!
407マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:36:41 ID:???
文章が上手い人の中にも「陳腐な言い回しだな」と
思ってしまう部分があったけど、
今日初めて原作(小説)を読んだらその陳腐な部分が
原作からの引用だったから困る。
2、3ページ読んだ時点で限界だった。ラノベってこれでも通用するんだ・・・。
408DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:36:54 ID:???
机がベッコリとヘコんで、食器がいくつか宙を舞ったが、
落下する前に、シエスタが全てキャッチした。

「あ ん た の せ い で し ょ う がぁぁああああ!!!!」
肩をすくめるDIO。
ルイズはフンとそっぽを向いた。
いちいち激高してしまう自分に、腹を立て、
そんな自分にまた……という悪循環。
肩をいからせながらベッドに戻った。
明日は早いのだ。
早々に寝ることにして、ネグリジェに着替えつつ、
ルイズはDIOを見た。
−−−そういえば、こいつ、弱っているんだっけ。
…役に立つのだろうか?
「DIO。
そういえばアンタ、何でもない風に見えるけど、
ちゃんと使いものになるんでしょうね?
ギーシュの時みたいに無様なことにはならないでよ」
最後の方は、半ば見下すように言ったルイズに、
DIOがピクリと反応した。
無言で椅子から立ち上がると、手を"パンパン"と、
二度叩いた。
ルイズはその動作をどこかで見た覚えがあったので、
とっさに身構えた。
果たして、DIOは一瞬にして、机からルイズの目の前に移動していた。
ルイズはギョッとした。
ギーシュのときと同じだ。
やっぱり何が何だかわからない。
409マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:37:59 ID:???
4部スタプラくらいには時を止められるのか?
410マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:38:15 ID:???
ホルホースの後ろに回りこんだときくらいには回復してるのか・・・
411マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:39:09 ID:???
取り戻しつつあるのか・・・

フーケ憐れwwwwwwww
412DIOが使い魔!?:2007/06/19(火) 23:39:53 ID:???
目の前で尊大に佇むDIOに、冷や汗をかいたが、
動揺を顔に出すような真似だけは死んでもやらない。

「やれば、できるじゃ、ない」
貴族としてのプライドから、それだけを何とか絞り出すように言う。

「……もはや自分の意思で、『動ける』までになった。
なに、もう少しさ」
DIOは確認するかのように呟くと、踵をかえして、シエスタに下がるように指示した。
シエスタはテキパキと食器等を台車に片付けると、
一礼して、台車を押しながら部屋を出た。
ルイズは、いつかDIOの謎を解き明かしてやると思うと同時に、
あの気に喰わないメイドがいなくなったことに、ちょっとせいせいした。

「もう寝ましょ、DIO。
明日は使い魔らしく、バリバリ働いてもらうから、そのつもりで」
何も言わずにソファーに向かうDIOを見やり、ルイズは指をパチンと鳴らした。
部屋の明かりが消えて、周囲は静寂に包まれた。
「あ、あと、明日こそは、買ってあげた服、着なさいよ。
いつまでも上半身裸は、
視覚的に言ってかなりアレだから」

「………………………」
周囲は静寂に包まれた。

to be continued……
413マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:39:59 ID:???
つーかこのルイズ、ワルド殺しそう
414マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:40:43 ID:???
絶対服着ないなw
415マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:41:59 ID:???
近衛銃士隊を裏から操ろうと思ったのに、
このドグサレがぁー!
くらいは思いそうだな。
416マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:42:05 ID:???
むしろ自分でお気に入りの服を調達しそうで怖いwww
417DIOの使い魔!?:2007/06/19(火) 23:42:10 ID:???
番外編:ルイズが医務室で啖呵を切っていた頃

DIO「…………………」

"ズッダン!ズッダン!ズッダン!"

デルフ「うんがぁあああああ!!」

シエスタ「デ・ル・フ・リ・ン・ガ・ー。
天国、地獄、大地獄………天国。」


"ズッダン!ズッダン!ズッダン!"

シエスタ「………申し訳ございません、DIO様」

"グイン!グイン!"

"バッ!バッ!"

DIO「気にするなよ、シエスタ。
………所でデルフリンガー。
お前の名前は今日から、
『デルフリンガ』だ。
なぁに、気にするなよ、単なる発音上の問題さ」

デルフ「ンごぉおおお!!!」

"ズッダン!ズッダン…"
418マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:42:19 ID:???
投下する人はいねーがー!?
419マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:42:22 ID:???
今まで着ていなかったことにびっくり。
GJ!
420マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:42:59 ID:???
ちwwwwwwwwwwwwwょwwwwwwwwwwwwww
421全スレ531及び950:2007/06/19(火) 23:43:28 ID:???
スレを立てたと思ったらアバ茶の洗礼に吹いた
頭に来たんで卿に言われたとおりイルーゾォを書いてみた
422マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:43:36 ID:???
以上、『投下した』…!
423マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:43:47 ID:???
踊ってるのがシエスタなのかDIOなのかが問題だwwww
メガネ焼きこえぇぇぇええ
424マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:44:53 ID:???
あいつ目あるのか?
425鏡の中の使い魔1/5:2007/06/19(火) 23:44:59 ID:???
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
 通称、ゼロのルイズ。

 彼女は今、部屋の窓から二つの月を眺めていた。
 彼女は今一人だった。使い魔もいない。
 やっとの事で呼び出した、平民のはずの使い魔。

 名を、イルーゾォ。


 鏡の中の使い魔


 月を眺めていて彼の事を思い出すのは、彼がよく月を眺めていたからだろう。
 月が一つしかない異世界から来たと言い張った男。生意気な使い魔。
 口論の末に己が使い魔と認めさせても、彼は服従しなかった。
 そのくらい未熟な自分でもわかると、いらだち混じりに爪を噛む。
 イルーゾォがルイズに仕えた理由は二つ。
 死んだ筈のイルーゾォを、召喚という魔法を通じてか生き返らせた事。
 そして、彼のチームが全滅したであろう事。
 彼が主張する「自分は死んだ」などという戯言をルイズは信じていない。
 ルイズの前に、使い魔の証たるルーンをその手に刻んで確固として存在しているのだ。
 はたして誰が信じられようか。
 また彼のチームの全滅。
 本当に異世界から召喚されたというのなら、いかなる手段を持って召喚された世界の事を知りえたというのか。
 本人は夢で見たという。
 夢? そんな物の何が信じられるというのだ!
 だがイルーゾォは言うのだ。

「オレの仲間は、もう、誰もいない」と。
426マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:45:36 ID:???
デル公かわいそうです(´;ω;`)
427マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:46:26 ID:???
GJ!
デル公www可愛そうすぎるww
428鏡の中の使い魔2/5:2007/06/19(火) 23:46:55 ID:???

「リゾット……プロシュート……ギアッチョ……メローネ……
 ホルマジオ……ペッシ……ソルベ……ジェラート……」

 彼の仲間達を口に乗せる。彼から直接聞いたわけではない。
 ただうなされるイルーゾォの、その呟かれた中に込められた思いにいつしか覚えてしまっていた。
「すまない」と。「生き残ってしまって、すまない」と……
 ルイズにはわからない。
 肉親であれ友達であれ、離れてしまう事でその身を引き裂くほどに思えるほどの、それほどまで強いの繋がりを感じた

事はないから。

「イルーゾォ……」

 正直、うらやましいと思う。
 それほどまでに思える仲間がいたのだから。
 だから――――

「無事、帰ってきなさいよ。ガリア王の暗殺なんて、できるわけないんだから……」

 きっと、彼の仲間達は、敗北の中でそれでも誰か一人でも生きていて欲しかったと願って、そして偶然イルーゾォが呼
び出されて。
 夢を見たのもきっと、いつまでも自分達に縛られて欲しくなくて。
 帰るよりも、新天地での新しい生活に専念して欲しくて。
 だから吹っ切れさせるために自分達の末路を見せたのではと、ルイズは思っている。
 その考えを、ルイズはイルーゾォに告げていない。
 あくまでルイズの妄想であり、例え真実そうだとして、それが仲間を失った彼にとってはたしてどれだけの慰めになる
ものか。
 だからルイズは待つ。
 いつか傷口から血が止まり、この世界で生きる事を決意してくれる事を。
 それが彼をこの世界に召喚したご主人様の務めであり、傷つきながらもなお、自分のために戦ってくれた誇りある使い
魔に報いることだと信じているから。
429マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:47:14 ID:???
ちょwwwww
あえてあの影の薄いイル蔵さんですかーーーーーーーッ!??
430マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:48:03 ID:???
>「無事、帰ってきなさいよ。ガリア王の暗殺なんて、できるわけないんだから……」
気が狂ったおっさんの暗殺ですかwwwww
431鏡の中の使い魔3/5:2007/06/19(火) 23:49:29 ID:???
 正直な所、ルイズは己の使い魔の強さを知らない。
 彼がその力の片鱗を見せたのは三度。
 青銅のギーシュ、土くれのフーケ、そして、アルビオン王国に反旗を翻した貴族達。
 青銅のギーシュの時はメイドのシェスタを助けるため。
 今なお服従せずとも、助けられた恩を返すために惰性的に使い魔をやっていた当時のイルーゾォは、それ故にルイズの
怒りをかった。
 そのお仕置きとして食事を抜かされたイルーゾォに救いの手を差し伸べたのがメイドのシェスタだった。
 食事を恵んでもらったお礼として彼女の手伝いをしていたイルーゾォは、ギーシュに絡まれたシェスタを助けるために
決闘を受ける。
 それは愚かな事だ。愚かな、筈だった。
 気負うこともなく、ただ配膳のために使っていた磨かれた銀のお盆ただ一つを武器として決闘に挑み――勝利した。
 いや、はたしてそれを通常の決闘の枠に組み入れていいものか。
 ルイズにはいまだ理解できない。あの決闘を見ていた全ての者がそうだろう。
 ヴェストリ広場に現れたイルーゾォは、お盆を武器と主張して、それをいぶかしむギーシュにお盆を見せて、そしてギ
ーシュは消えた。
 永遠に。ルイズ達の前から。その存在も死体すらも残さず。まるで悪魔にさらわれたかのように。
 それ以来、ルイズをゼロと呼ぶ者も、イルーゾォを平民と馬鹿にする者もいなくなった。
 何をしたかわからぬが故に、メイジ達のイルーゾォに対する恐怖は膨れ上がるばかりであった。
 そしてそれはフーケの消失によって決定的となる。
 見事学園の宝物庫より破壊の杖を盗み出したフーケ。
 スクウェアクラスのメイジによる固定化の魔法。それを突破した強大なメイジ。
 討伐に名乗りを上げたルイズ、キュルケ、タバサの三名をただの一人で手玉に取った彼女もまた、イルーゾォにあっさ
りと消された。
 巨大なゴーレムは何の意味も成さず、ただ無残な土山を後に残すのみ。
 戦いともいえぬ戦い。
432マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:51:02 ID:???
なにやってんだぁぁぁぁぁッ!!!
433マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:51:28 ID:???
ちょwギーシュとフーケは鏡の世界で始末されたのかwww
434マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:51:30 ID:???
ギーシュ鏡の中かよwwwwwwwww
435マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:51:31 ID:???
なるほど
杖は許可しないッ!
でメイジは余裕なのか
436マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:52:22 ID:???
イルーゾォ強すぐるwww
437鏡の中の使い魔4/6:2007/06/19(火) 23:52:25 ID:???
 
 その実力に目をつけたのはトリステイン王国王女アンリエッタ。
 アルビオンに潜入し、ウェールズ皇太子にあてた手紙を取り戻して欲しいとの願いは相手がルイズであったからだとは承知している。
 だがしかし、ルイズが強力な使い魔を持っていなければ、流石に敵地へと侵入してこいなどとは言わなかったろう。
 その願いを押しとどめたのはイルーゾォ。

「要は、その反乱軍がいなくなりゃあ済む事だろ」

 その言葉は、反乱軍の中心人物たちの集団失踪にて現実となる。

 イルーゾォのもたらしたアルビオン反乱軍壊滅という圧倒的な戦果に、新たに目をつけたのはタバサであった。
 その素性はガリア王国王弟オルレアン公の娘、シャルロット・エレーヌ・オルレアンである。
 メイジの軍勢を容易く葬ったイルーゾォの強さに賭け、その素性を明かし協力を懇願したのだ。
 ガリア王国国王ジョゼフとその使い魔の暗殺の、協力を。
 受けたのはルイズ。彼女にはもはや己が使い魔の実力を疑う余地などなかった。
 ならば政治的影響力を高めるためにもタバサの頼みは受けて置いて損はないと考えたのだ。

(今頃はもう、王城の中かな……)

 イルーゾォの力の正体。知りたくないと言えば嘘になるが、それでもルイズは訊こうとは思わなかった。
 その時がくれば、きっと自分から話してくれる。そんな予感があったから。
 だから彼女がする事といえば、ただ使い魔の帰還を信じて待ち続ける事だけだった。
438マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:53:47 ID:???
イルーゾォかよw
439マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:54:01 ID:???
そうか…鏡に入れれば自分は入らなくても餓死なりなんなりで片付くな。
440マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:54:08 ID:???
徹底しすぎだろwww
イルーゾォは反省しました
441マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:54:11 ID:???
イルーゾォすげぇぇーwwww
人体消失たしかに怖いわなww
442マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:54:19 ID:???
考えてみればマン・イン・ザ・ミラーかなり強いよな。
パープルヘイズいなかったら勝てなかったし。
443マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:54:53 ID:???
地味なくせに強すぎwww
444マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:55:36 ID:???
条件が極めてゆるい必殺系だからな。
ぶっちゃけ鏡見せれば終わりだし。
445マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:55:38 ID:???
マジにやれば最悪最強の反則スタンドだからな…。
446マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:55:48 ID:???
鏡の世界ならメタリカもキングクリムゾンも関係ないからな
ましてや魔法じゃ脱出なんて無理
447鏡の中の使い魔5/6:2007/06/19(火) 23:56:23 ID:???

 ガリア王ジョゼフの使い魔、「神の頭脳」ミョズニトニルンたるシェフィールドは不機嫌だった。
 主たるジョゼフがここの所、他の者に目移りしているのが面白くないのだ。
 「神の盾」ガンダールヴと思しきとある少女の使い魔。
 だが彼はその力を発揮することなく、まったく別の未知の力でもってジョゼフの計画を打ち砕いている。
 それに興味を引かれたか、トリステイン王国に潜入させている密偵にはできる限りその男の情報を集めるように厳命する始末。
 実に、腹立たしい。
 久しぶりに直接顔をあわせたにもかかわらず、碌にかまってももらえずいらいらは頂点に達しようとしていた。
 化粧でも落として寝ようと鏡を覗き込み、戦慄した。
 そこには奇妙な、いっそ可愛らしいと言ってもよさそうな髪型の男。
 だがその瞳は常人の物ではない。
 他者の死を貪り喰らい生きてきた悪鬼の物。
 それを頭が認識したかしないかの刹那で、シェフィールドは懐に忍ばせていたマジックアイテムを取り出しその力を開放しようとして――

 ゴトッ

 気付けば落としていた。

「――ッ!!」

 男はまだ動かないが、その隣には先ほどは気付かなかったもう一人の人物がいた。
 シャルロット・エレーヌ・オルレアン。おそらくは、このガリアで最も己を恨んでいる人物。
 思わぬ相手の登場に動揺を押さえ込みながらも、シェフィールドは別のマジックアイテムを取りさそうとし、取り出せない。
 相手はまだ動かない。別のマジックアイテムも試してみる。取り出せない。
 仕方なく落ちたマジックアイテムに手を伸ばす。動かない。まるで床の一部であるかのように。固定されたかのように。
 そこまでいって、ようようシェフィールドは顔色を変えて逃げ出そうとした。
 シャルロット達がいるのは部屋の奥の方。故にドアの方に向けて駆け出す。二人はまだ動かない。
 特に邪魔されることもなくドアにたどり着けた事に疑問を感じながらも、ドアを空けて部屋から出ようとする。動かない。
 二人の足音が近づく。動かない。
 ドアに体当たりをする。ビクともしない。足音が近づく。動かない。
448マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:56:33 ID:???
ワケ判らないまま消失って怖いな・・・
449マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:57:31 ID:???
イルーゾォに先制攻撃されて勝てるスタンド使いはジョジョ世界にも存在しないからな
450マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:57:36 ID:???
イルーゾォは吸血鬼や波紋戦士、柱の男のような丸腰で充分強い連中との相性は悪いぞ。
451マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:57:41 ID:???
なんというホラー……
452マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:57:55 ID:???
自分は人並みのパワーとはいえスタンドがある・・・
鏡の中には杖を持ち込めない・・・持ち込めたとしても鏡の中の世界には干渉不可能・・・

この世界においちゃ無敵だな。
453マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:58:30 ID:???
究極の暗殺方法wwwwwwww
454マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:58:45 ID:???
怪談っぽいwww
455鏡の中の使い魔6/6:2007/06/19(火) 23:58:56 ID:???

 動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。
動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。動かない。

 足音が背後で止まった。絶望の色すら滲ませ、シェフィールドが振り向く。
 そこにはもう、「神の頭脳」ミョズニトニルンはなく、ただの無力な一人の女がいた。

「貴女には、色々と聞くことがある」

 感情を見せずに、静かにタバサが語る。

「大丈夫。誰も助けには来ないから。貴女に聞く時間はいくらでもあるから、安心して」

 唇の端だけを歪めて浮かべる笑みは、死刑宣告にも似て――――
456マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:59:06 ID:???
これは怖い・・・
イル蔵さん今まで地味とかオサゲ男とかバカにしててスイませェん
457マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:59:07 ID:???
スタンドだったら拳や腕の疲れとか気にせずにボコれるしな。
458マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:59:35 ID:???
鏡・・・・・

つ両手が右手の男
459マロン名無しさん:2007/06/19(火) 23:59:37 ID:???
こわいよーーー!!
460鏡の中の使い魔完:2007/06/19(火) 23:59:49 ID:???

 その後の事について、特に語るべきことはない。
 タバサは母親を癒す事ができたし、がリア王ジョゼフは使い魔と共に行方不明になった。
 次の王位にはタバサが就くかと思われたが若さを理由にこれを辞退。
 しかし周囲の熱意もあり数年後の即位で話は纏まり、それまでは彼女の母親が席を暖めることとなる。
 無論つい先日まで病人だった人物に政治などできる筈もなくあくまでタバサが就くまでの代理ではあったが、悲劇の女王として民衆の支持はなかなかのものであったという。
 またジョゼフが所持していた土のルビーと始祖の香炉はルイズの元に届けられ、彼女の物になった。
 これはタバサからの正式な贈り物とされ、ガリア王国の貴族達からも文句の出しようがなかったという。
 ルイズはそれらを元に更なる虚無の魔法に目覚め、世界最強の魔法使いとして後世に名を残すことになる。


 ――だが、彼女を最強の魔法使いとしたのは彼女自身の能力ではなく、いかなるメイジすらも密かに始末する最強の使い魔の存在であると、全ての歴史書には記されたという。

            鏡の中の使い魔―――完―――
461マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:00:05 ID:???
私、イルーゾォ。
今あなたの後ろに居るの・・・
462マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:00:19 ID:???
おおぅ
「私が欲しいのはあなたのお父さんの首」
を思い出したぜ
463マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:00:54 ID:???
>>450
アバ相手に「半分だけ入ることを許可する」とか平気でやってるから侮れない
その気になれば「頭だけ入ることを許可する」とかやりかねんぜ
464マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:01:00 ID:???
作者殿GJ!
こういう短編もいいね
465マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:01:26 ID:???
今まで鏡の中にいるーぞぉなんて馬鹿にしてごめん…イルーゾォ格好良いな…
466マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:01:48 ID:???
鏡でなくても構わない……例えばお前が見てるモニターでも光は反射するということだ……
467マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:01:48 ID:???
>>463
ワムウは頭だけで飛んでるぞ
468マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:02:10 ID:???
前スレでイルーゾォって書いた者だがGJ!
ホラー調でとっても読み応えあった!
469マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:02:11 ID:???
超ホラー短編だな
470マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:02:34 ID:???
イルーゾォつよす・・・
そしてホラーぽい雰囲気でひきこまれた・・・
作者殿文章うまいな。
471鏡の中の使い魔:2007/06/20(水) 00:02:37 ID:???
投下した!!
台詞がまったくなかったり戦闘シーンが完全にはぶられたりとかするが気にすんな!!
ちなみにワルドはレコン・キスタ軍と一緒に始末されてる予定。
最初はイルーゾォを待ち伏せてたんだが、妨害を警戒したイルーゾォが最初っから鏡の中を通って行ったので待ちぼうけ。
仕方ないんでイルーゾォの事を伝えにレコンキスタと合流したら纏めたやられちゃったという感じです。
472マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:02:49 ID:???
鏡KOEEEEEEEEEEEEEE!
473マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:02:53 ID:???
無敵だ…。無敵すぎる…
勝てない…誰も奴に勝つことはできない…


なんてことはないんだけどねwww
474マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:03:07 ID:???
こんな良質ホラーが投下されるとは意外
寝ようと思っていたが起きててよかった
作者さん超GJ!!
475マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:03:18 ID:???
なんという蹂躙
このイルーゾォは間違いなく究極
476マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:03:22 ID:???
>>467
つボウガン
477マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:03:23 ID:???
先週末、ギアッチョ見るためにコミックス読み返した時、「何だイルーゾォかよ。
飛ばすべ、飛ばすべw」とはっしょってしまったことを心より詫びるw
478マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:03:34 ID:???
>>466
うわああああああああああ
479マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:04:52 ID:???
>>463
スティンギーアイズとか血管針攻撃が残っているからそれも微妙ではなかろうか
「脳みそだけ」とかコマ切れに入れていけば大丈夫なのか?
480マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:04:57 ID:???
>>463
実際、勝つとしたら首から上だけでも強い
吸血鬼で、なおかつそれをイルーゾォが知らない場合のみ、だからね。
だからカーズなら勝てるよ。
あれは全細胞が究極兵器だから。
481マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:05:22 ID:???
台詞が無いのは淡々とした感じが出て逆に良かったと思う
あとGJ!ホラー部門とかあったら一位狙えるよ
482マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:05:35 ID:???
吸血鬼とかは鏡に閉じ込めておいて日中に鏡の外から日光あてればおK。

ってかコワカッターーー><;
483マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:06:19 ID:???
正直、もしも柱の男たちがスタンドを手にしていたらと思うと恐ろしい
484マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:06:20 ID:???
魂だけ許可する!
485マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:06:32 ID:???
もう最高だよ!この調子でホルマジオも頼むぜ!
486マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:06:38 ID:???
とりあえずイルーゾォがジョジョ世界で最強かどうかって話はスレチになっちゃうからやめとこうぜ
487マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:06:53 ID:???
まさに暗殺・・・
おっかねえ
488マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:07:03 ID:???
GJ!
しかしイルーゾォ…
文字通り怖すぎるほど無敵だな…
強いて言うならレクイエムなら勝てる…のか、な?
489マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:07:03 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
490マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:07:38 ID:???
相当強いスタンドなのは間違い無いな、鏡の反射はほぼ光の速度だからMIHにすら勝機がある。
491マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:08:16 ID:???
こういう短編も良いですね。
492マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:09:18 ID:???
何かに似てると思ったらJ・ガイルの『ハングドマン(吊られた男)』だ
493マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:09:37 ID:???
ホルマジオとジェラートで暗殺チーム勢揃いだなwww
494マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:09:43 ID:???
五つ星を献上させてください
495マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:10:27 ID:???
>>492
あれはあれで手鏡持ってるだけで
どんな人も首斬って終了という怖すぎ能力だからな
496マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:10:27 ID:???
>>489
寝かせないつもりかwww
しょ〜がねぇぇなぁぁ、付き合うとするぜ
497マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:10:33 ID:???
ハングドマンは軌道が直線なのが弱点なんだよな
498マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:11:20 ID:???
完の所の『ガリア王』が、『がリア王』になってるのが間抜けだから修正を希望する。
499マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:11:22 ID:???
ディアボロvsイルーゾォ
エピタフで未来予知
キンクリで行動キャンセル
・・・やるなボス。
500マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:11:55 ID:???
寝るタイミングが・・・・!
501マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:11:56 ID:???
最悪、相手が強すぎたら放置すると
暗殺チームって間違いなくパッショーネ最強チームだよな
502マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:12:32 ID:???
まあ、暗殺チームの能力ってどれも嵌れば終わるくらいの能力だからなあ
503マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:12:53 ID:???
>>499
やhり不意打ちがほぼ通用しないキンクリには勝てんな、世界や天国産には勝てると思うが…
504マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:13:14 ID:???
>>498
orz
ごめん、三時間で書いたから所々誤字がある
まとめに載った時に修正できればしておく
505マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:13:39 ID:???
そりゃボスも必死で正体隠すわ。
506マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:16:03 ID:???
ホラー短編いいね〜
古今東西「鏡」の怪談は尽きないわけで…
507ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:16:09 ID:???
そんなこんなで、しばし後、四人は馬車に揺られながら、フーケの隠れ家に向かっている。
馬車の中には物凄い量の食べ物が置かれていて、ぶっちゃけ狭い。
残っているスペースに苦しそうな顔で座っているルイズ達。
「ミス・ロングビル…手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」
馬車内の重たげな空気を払拭するべく、手綱を取るロングビルにキュルケが話しかける
「いえ、私は貴族の名を無くしましたから……」
そう悲しげに呟くロングビルに驚いた顔をするキュルケ。
「ヘ?オールド・オスマンの秘書ではなかったのですか?」
「そうですが……彼は貴族や平民にはあまり拘らない方でして」

(……貴族は潰しが効かないから年がら年中ハロワ通いと聞いていたが…うまく再就職できたのか)
後ろで適当に聞いていたディアボロが更に適当極まりない思考をする。
レクイエムをくらった後、ずーっと住所不定無職だった男に言えた義理では無い。
「……オスマン氏には本当に感謝していますわ」
遠い目をするロングビル。秘書になるまでの苦難を思い出しているのだろうか?
キュルケは爛々と目を光らせながらそれを見ている、ロングビルがオスマンの秘書になる前の事を聞きたがっているようだ。

「刺激されるわ…好奇心が刺激される!どうしても聞きたくなるじゃあないの!女は度胸!何でもためしてみるのさ きっといいきもちよ」
(差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ)
「キュルケ……本音と建前が逆になってるわよ」
「はっ!?」
508マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:16:25 ID:???
FFなら勝てるんじゃないか?
FF自体スタンドだし
509マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:16:47 ID:???
>>503
世界は使ってる人が敏感すぎるから仕掛ける前にばれる
最悪の場合魅了される
510マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:16:48 ID:???
イルーゾォのスタンドは、ギアッチョでも兄貴でも誰かと組ませるスタンド。
511マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:17:21 ID:???
避難所にも投下されてるな、お茶が
512マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:17:54 ID:???
俺TUEEEEEEEEEE帝王降臨ktkr
513ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:18:12 ID:???
そんな漫才をかましているキュルケとルイズを見ながら。
ある事を疑問に思ったディアボロはロングビルに尋ねてみた
「元貴族と言う事は……魔法が使えるんだな?」
「そうですが何か?」
「教えてくれないか?興味がある」
「土のラインクラスですよ」
(フーケは土のトライアングルメイジ以上だったな……)
そんな事を考えながらも、ディアボロはルイズを見る。
「フーケの情報を持って来たのは誰だったんだ?」
「あんた話を聞いてなかったの!?ミス・ロングビルよ!」
「ふん?」
何かを思いついたディアボロだが、実行は後にして。
取り敢えず馬車に置かれた食べ物を一つ一秒で食べた。
ディアボロの早食いを知っているルイズやキュルケでも感嘆する程の早さだ。
タバサも珍しい事に目を見開いている。
「あ、相変わらず凄い早食いね」
「健啖な男の人ってセクシーよぉ」

深い森の中に入った馬車。薄暗く、何処からともなく、HPを反転させるお化けが出てきそうだ。
「フーケに気付かれないように、ここから先は徒歩で行きましょう」
そう提案して、ロングビルを含む全員が馬車から降りて道を歩いて行く。
そして途中まで進んだ時。
「悪いが……ちょっと馬車にデルフリンガーを置忘れた…取りに戻りたいのだが。」
そう言ったディアボロを見る四人。
確かに、腰にぶら下げていたデルフリンガーが何処にも見当たらない。
「ちょっとちょっと!今更、何言ってんのよ!フーケが目の前に居るかもしれないってのにそんな悠長な事が出来るはずないでしょ!?」
「そんなに時間はかからん……安心しろ」
514マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:18:38 ID:???
イルーゾォが他のチームの誰かとツーマンセル組んだら負ける要素が無いな。
515マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:19:22 ID:???
>>509
イルーゾォには誇りと掛替えの無い仲間がいるからDIOの誘惑には負けない。
516ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:20:00 ID:???
怒鳴り付けようとしたルイズだが。
寸前で思い直して、限界まで落ち着くよう努力しながらディアボロに喋る。
「早く戻ってきなさいよ」
「すまんな……ああ、ロングビルだったな?お前も付いて来てくれないか?」

「「へっ?」」「えっ?」「…………?」

疑問を浮かべる四人、何で剣を取りに戻るのにロングビルが必要なんだと感じる
(ま、まさか、私達が見てない事を良い事に、ミス・ロングビルに厭らしい事をするんじゃ!?)
「お前が何を考えているか知らんが……土くれのフーケは『土』のメイジだ。
 もしかして、馬車への通り道で待ち伏せしているかもしれない。
 私はお前達と違って、魔法に詳しく無くてな、対策法を知っている『土』のメイジが必要なのだ。
 剣が無いと私は無能だからな」
妄想が爆発しているルイズに向かって手を振りながら答えるディアボロ。
ディアボロはDISCの事を喋っていない、それ故、素手でも強いが剣を持つと更に強くなる平民ぐらいとしか思われていない
一応もっともらしい事を喋るディアボロに納得の色を見せる四人。

「しょうがないわね!ミス・ロングビルすみません……ディアボロに着いてくれませんでしょうか?」
「ええ、良いですわよミス・ヴァリエール」

そのままフーケの小屋に向かって歩き出す三人とは、逆の道を辿るディアボロとロングビル。
馬車まで戻った瞬間。
517マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:21:59 ID:???
wktkwktk
518ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:23:32 ID:???
「ああ、それでだがロングビル」
「はい?」
「ヘブンズドアーッ!」

振り向いたロングビルに線で出来た絵が直撃した。
そのまま顔がパラパラとした紙のような物になって地面に倒れる。
「なになに?」
地面に倒れたロングビルの顔の紙に書かれた文字を読むディアボロ。

【ロングビル】

体力:** 攻撃力:* 防御力:**
経験値:*** アイテム所持率:******
タイプ:人間 元貴族 秘書

能力
・『土』のトライアングルメイジだぞ
・実は土くれのフーケだぞ

「やはり、土くれのフーケだったか」
殺害を一瞬考えたディアボロだが、すぐにそれを考え直す。
(ヘブンズドアーDISCの事をバラすのも問題だしな……
 それに土くれのフーケ自身が隠れ家の場所を教えたのにも興味がある)
取り敢えずディアボロはエニグマの紙からデルフリンガーを取り出した。
紙から出てくる長剣……メルヘンやファンタジーだ。

「よし。」
そのまま倒れているロングビル――フーケの紙に何かを付け加える
「『今起こったことはすべて忘れる』…と。」
519マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:23:44 ID:???
瞬間!?・・・どきどき
520マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:24:16 ID:???
>剣が無いと私は無能だからな
嘘をつけぇえええええ!!!
おめぇ!俺TUEEEEEEEEEじゃねえかYO!!!
521マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:24:44 ID:???
ヘブンズドアーも使えるんだったな、まさに無敵。
522マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:25:01 ID:???
ヘヴンズドアー!wwww
523マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:25:19 ID:???
やはりヘブンズドアーが来たかww
524マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:25:35 ID:???
ヘブンズドアーは射撃の方だと…あぁ、特殊能力を封じる……メイジ終わってね?
525マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:25:53 ID:???
ボスの最優先事項は食べ物と好奇心です。
危険だろうと新しい体験ならばおk。
526ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:25:55 ID:???
「すまんな、少し遅れた」
「もう!遅いわよ!」
「それでだが……あれがフーケの隠れ家か?」
ルイズ達が見張っている一軒の廃屋を指差す
「はい。フーケはあの中に居るようです」
フーケ自身がヌケサクに答えた。事情を知っているディアボロから見れば滑稽極まりない
(ふむ……どうする?)
これは明らかに罠である。
このままロングビルの指示に従って行動したら、自分はともかくルイズ達が危ない、が。

まあ、このままフーケの指示に従うのも一興と考えたディアボロ。
(危険が迫ったらその時に考えれば良いな)
一巡後の世界に行こうとした人間とは思えないほど、行き当たりばったりであった。
527マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:26:08 ID:???
ディアボロさん速筆のうえに面白い!!
528ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 00:27:59 ID:???
投下完了
529マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:28:05 ID:???
>(危険が迫ったらその時に考えれば良いな)
やっぱりかwww
530マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:28:42 ID:???
良く言えば臨機応変というのだ
531マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:29:12 ID:???
なんという優秀な短編簡潔
532マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:29:33 ID:???
流石に余裕があるな。何が来ても大丈夫っぽい
533マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:30:12 ID:???
一巡後の世界でGERを消し炭にされた後はいつも行き当たりばったりだぜ
534マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:31:22 ID:???
ジョルノの続きが読みたい
535マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:31:32 ID:???
あまりに面白くてGJな展開に私も投下を決意する!
だが1レス分しか貼れない!
それでも……やってやる!やってやるぞぉ!
536マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:32:25 ID:???
C-MOONが出てきそうな深い森にさりげなくワロタ
537マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:38:11 ID:???
もう寝ていいよな?
538535:2007/06/20(水) 00:39:03 ID:???
目覚め――、というものは、いつも清々しく、心地良くて気持ちいいものでなければならない。
そう、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは思っている。
小鳥のさえずりが穏やかに眠気を覚まし、朝の涼やかな日差しが活力を与えてくれるような、さわやかな朝の目覚め。
そういうもので、なければならない。
だがしかし。今日の朝と来たら。
「どうして……。私を悩ますようなことばかりしてくれるのよ」
そう、目の前の使い魔に零す。いや、もう愚痴る。貴族として下品な物言いはしてはいけないことなのだが。
「や、やあ。おはようルイズ」
目の前の少年が、顔を引き攣らせて片手をあげながら、何とかしてこれから急直下性格が反転するだろうご主人様のご機嫌直しをする。
少年の首には、太い首輪がはめられていて、さらに太い鎖が壁にしっかりと繋ぎとめられている。
「才人……。どうして止めないのよっ!」
「い、いや、俺起きた時には、もういなかったし」
苦笑いを浮かべつつ、頬を掻いて弁解をする少年ではあったが。
その隣には――、彼がつけられている鎖より、さらに二回りほど大きなものが、三本。
その全てが、途中から、失われている。
539535:2007/06/20(水) 00:40:00 ID:???
この部屋の主である、ルイズ、と呼ばれた少女の趣味――にしては、随分恐ろしい風景であったが。
この鎖の先には――、間違いなく、彼女の使い魔が、括りつけられていた。
これほどの拘束を解いて我が家のように外出するなど、一体、どのような怪物なのかと、知らぬ者が見れば驚くだろうが。
それが、一見、変哲には、あまり見えない――いや、見方によっては見えなくもないが――成人の男性が、一人で成した。などと。
誰が信じてくれよう。
失われた鎖の先端。その先は力で引きちぎられたものでもなければ、鋭利な刃物で切り離されたものでもない。
――磨き離された。と言うほうが、しっくりくる。
彼の持つ“技術”によって、鎖は分けられたのだ。
「才人!! 命令よ! 今すぐあいつを捕まえてきなさい!」
「い、いや無理だってルイズ! 俺一人じゃ無理! 絶対無理!」
「うるさーーいっ! 主人の命令は聞きなさいよ駄犬がぁーーっ!」
ルイズ、と少年に呼ばれた少女が少年を蹴り飛ばす。
才人、と呼ばれた少年が少女に蹴り飛ばされる。
彼らと、実に奇妙な縁で関わることになった、一人の男。
その男は、曰く、使い魔。
少年――平賀才人と時を同じくして、同時に召還されたイレギュラーであり、運命共同体。
その、男の名は。
「さっさと戻ってきなさいよお――っ!! ジャイロォ――ッ!!」
さわやかな朝の日差しを透きとおす窓を乱暴に開け放し、少女の叫びと共に、騒々しく一日が幕をあける。

Start Boll Run

これは、――彼が、走り出す物語である。
540マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:40:02 ID:???
もしこのボスが敵図鑑コンプしてるような奴だったら会った生物全てにヘブンズドアーかけかねないな

弾切れするか?
541マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:41:05 ID:???
ジャイロ キターーーーーーーーー!!!!!!
542535:2007/06/20(水) 00:45:01 ID:???
いまから夜勤なんで戻ってきたら続き書きたいなーと思います。
しかし、プラウザ重い……俺のヘタレパソでは限界か、この世界は……orz
543マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:46:50 ID:???
ようこそ、男の世界へ…
544マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:48:26 ID:???
丈助さんの活躍の続きはまだかなぁ、ワクワクして待ってます
545マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:48:47 ID:???
>>542
タバ茶でも飲んでガンガレ
546マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:50:46 ID:???
>>545
アバ茶の50倍の精神的栄養価があるという伝説の廃水ktkr
547マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:51:35 ID:???
代理投下させていただくっ!


58 :奇妙なルイズ:2007/06/19(火) 23:31:39 ID:???
「…それで、その『ゼロのルイズ』が平民を助けたと言うのか」
「ええ、そうよ」
城下町の小さな劇場に、サイレントの魔法で包まれた二人組がいた。
一人は仮面を被った男、もう一人はミス・ロングビルである。
ロングビルが男に話したのは、ルイズに関することだった。

昨日、モット伯の別荘に平民が連れて行かれたのを知った『ゼロのルイズ』は、単身でモット伯の別荘に乗り込んだ。
それを知ったロングビル、タバサ、キュルケの三人は、タバサの使い魔シルフィードに乗り、モット伯の別荘へと急いだ。
途中、馬で逃げようとしたモット伯を発見し、ロングビルが保護。
別荘に向かったルイズはシエスタを背負って屋敷から出てきたが、キュルケとタバサを見るなり気を失った、現在シエスタが看病

している。
モット伯を魔法学院で保護しようとしたが、そこにマンティコア隊が現れ、モット伯のバックを没収し、モット伯の身柄は拘束さ

れてしまった。
翌日オールド・オスマンから話を聞くと、モット伯は以前から汚職の件で疑われていたのだと言う。
モット伯が持ち出した書類の中からその証拠が発見され、最低でも身分剥奪は免れないとか。

「…腑に落ちん、『ゼロのルイズ』と呼ばれるメイジが、モット伯に仕えていたメイジと戦い、勝利したというのはな」
「実力を隠してたんじゃないかしら?…それにしても、ずいぶんあの娘のことが気になるのね」
ロングビル…いや、本物の『土くれのフーケ』は、宝物庫でこの男から受けた脅迫を忘れたかのように、男をからかいつつ話を進

める。
男は、それがフーケの虚勢だと気づいているのだろうか、男はフーケに言い返した。
「気にしているのはお前の方だろう、平民を助けようとするメイジに、心を乱されているようだな」
「………」
フーケは、何も言い返せなかった。
548マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:52:35 ID:???
>>545
直飲みしたいんですがかまいませんねっ!
549マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:53:11 ID:???
ニョホ!
550マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:53:45 ID:???
つ「ケンゾーの『ジジ茶』」
どぞー
551マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:54:54 ID:???
代金はSSだが、それでも宜しいかな?
552奇妙なルイズ:2007/06/20(水) 00:55:21 ID:???
さて、場面は移り、ここはトリスティン魔法学院の女子寮。
ルイズが目を覚ますと、すでに日は高かく昇り、午後の授業が始まる頃の時間だった。
驚いたルイズはベッドから飛び起き、ベッドから降りようとすると、なぜかベッドの脇に置かれている小さな机に足を引っかけ、

盛大に転んでしまった。
どべちーん、と音を立てて、おでこから床に落下したルイズ。
「ルイズ様!」
それを見て驚いたのはメイドのシエスタ。
なぜかルイズの部屋にいたシエスタは、ルイズを助け起こすと、こんな所に机を置いた私が悪いんですと謝り始めた。
そんな事はどうでも良いから、なんでシエスタがここに居るの?と問うルイズ。
謝り続けるシエスタ。
何がなんだか分からずシエスタを慰めるルイズ。
授業が終わり、夕食前にキュルケとタバサがルイズの様子を見に来るまで慰め合戦は続いた。

「それにしてもあんた、凄いじゃない、タバサが感心してたわよ」
「……」
キュルケの言葉に無言で頷くタバサ。
だが、当のルイズは何の話なのか分からず、頭にクエスチョンマークを浮かべた。
何の話なのか質問しようとした時、シエスタがルイズに頭を下げた。
「あの…ルイズ様、助けて頂いて、本当にありがとうございました」
「助けて?…って、あ、そっか、シエスタ!あの変態に何かされてない?大丈夫?」
ルイズはシエスタの一言で、モット伯の別荘で起こったことを思い出した。
「呆れた!ルイズ、あんた今まで自分が何をしたのか忘れてたの?」
キュルケが両手を左右に開き、ジェスチャアを交えつつ、心底呆れたように言う。
そしてタバサはルイズの若年性痴呆症を疑っていた。
553マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:56:34 ID:???
>>548

卿茶を直でどうぞ
554マロン名無しさん:2007/06/20(水) 00:57:52 ID:???
そういや撃たれて以来卿こないなw
555奇妙なルイズ:2007/06/20(水) 00:58:59 ID:???
ルイズには地下牢でオークに殴られてからの記憶がはっきりしていない。
タバサが言うには、ミス・ロングビルはオールド・オスマン不在の間、学院に異常がないか監視するように言われていた。
夜間外出したルイズを見たロングビルが、マルトーに話を聞き、キュルケとタバサの二人に頼んでルイズを追いかけたそうだ。
破壊された別荘のテラスにルイズとシエスタを発見し、すぐさまシルフィードで助け出したが、ルイズは気を失っていた…という事らしい。

窓から別荘の廊下を見たタバサは、風を使うメイジとルイズが戦ったのではないかと分析した。
キュルケは、ルイズは前兆のない『爆発』を起こせると知っているので、タバサの考えに異論を挟まなかった。
ほかの生徒たちはルイズが何をしたのかまでは知らされていないが、おそらくルイズがほかのメイジと戦えば惨敗すると思っているだろう。
何よりも驚いたのは、オークに立ち向かうルイズの話だ。
杖のないメイジがオークに立ち向かうのは自殺行為と言える、しかし、シエスタを守ろうと自ら危険な役を引き受けたという。
キュルケにとって、ルイズを含むヴァリエール家は宿敵だが、ルイズに対しては友情に近い感覚が芽生えている、すでに彼女は『ヴァリエール』ではなく『ルイズ』と呼んでいるのだから。
もっとも、本人はそれを否定するだろう、素直になれない友人に、少しだけ苦笑いするタバサだった。
「…いけない」
突然、タバサが立ち上がった。
タバサの表情は変わらなかったが、いつになく緊迫した雰囲気が漂っている。
その様子に驚いた三人は、タバサから目が離せなかったが、遠くから響く夕食終了の鐘の音を聞いて、慌てて食堂へと移動した。
「あちゃー、片づけられちゃったわね」
そう言いながらテーブルを見渡すキュルケ。
タバサは誰かが食べ残した食事を見て、自分の好物が無惨にも残されているのに気づき、少し腹が立った。
ルイズも空腹感はあったが、ちょっと疲れているので、いつものコッテリとした夕食を思いだし、食べなくても別に良かったかなと考えた。
556奇妙なルイズ:2007/06/20(水) 01:00:41 ID:???
そんな三人にシエスタは、おそるおそる話しかける。
「あの、私、料理長に掛け合ってみます」
「いいわよ、遅れたのが悪いんだし、規則は守らなきゃね」
ルイズはシエスタを庇うように言う、そうでもなければシエスタは自分のせいだと思いこんでしまうからだ。
「あら、いいじゃない、たまにはぬるいスープじゃなくて作りたてを食べたいわよ」
「ハシバミ草大盛り」
キュルケとタバサの遠慮のない言葉に苦笑いするルイズだったが、シエスタは嬉しそうに微笑んでいた。
シエスタが交渉する間もなく、ルイズが来たと聞いた料理長によって、三人は厨房へと招かれた。
料理人たちの食事である『まかない』を作っている最中だったが、その香りにキュルケとタバサは鼻をひくつかせた。
「美味しそう」 グー…
タバサが小さく呟くと、タバサのお腹がグーと鳴った。
「何よ、タバサったら食いしんぼ…」 グー…
続いてキュルケのお腹も鳴る。
「二人ともお腹すいてるんじゃない」 グーー
そしてルイズのお腹がひときわ盛大に鳴り響いた。
「あんたが一番」「食いしん坊」
ルイズは、キュルケとタバサに言い返すことも出来ず、顔を真っ赤にした。
「ほっほっほ、お前たちもつまみ食いに来たか?」
厨房の奥から出てきた意外な人物は、三人を見ると嬉しそうに声をかけた。
オールド・オスマンである。
オスマンは三人を厨房の奥のテーブルへと招くと、そこには厨房で働くメイドや料理人達がいた。
オスマンはテーブルの端に座ると、キュルケ、タバサ、シエスタ、ルイズの席を々席に着くように促す。
貴族嫌いのマルトーが仕切る、普段の厨房の様子からは考えられないほど、ルイズ達は好意的に迎えられた。
「ええと、ヴァリエール公爵嬢様、シエスタを助けてくれて、本当に、ありがとうござい…ます」
「ほっほっほ、マルトー、お前が敬語を使ったら雨が降るわい」
オスマンが笑うと、マルトーは頭を振って、少し恥ずかしそうにした。
557マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:02:33 ID:???
支援だぜ
558奇妙なルイズ:2007/06/20(水) 01:03:48 ID:???
「ミス・ヴァリエール、魔法学院で学ぶ生徒達は、国家の宝であるとは何度も申しておるな。ここに居る料理人達やメイド達も、
魔法学院にとっての宝であることに代わりはない。貴族の横暴によって損なうことなど、決してあってはならん」
料理人やメイド達、そしてルイズ達もオスマンの話を神妙に聞いている。
「魔法学院の長として、ワシからも礼を言わせてもらうぞ、ミス・ヴァリエール。『身分に応じた責任を負う』それがメイジを貴
族たらしめる理由じゃ。今回の件は国家預かりになっておるが、ワシは勇気ある行動を尊敬するぞ」
ルイズはオスマンの言葉に驚いた。
ほかの料理人、メイド達までルイズにお礼を言い始めたので、更に驚いた。
今までに感じたことのない、むず痒い気持ちに困惑してしまう。
子供の頃から魔法が使えず、メイジとして失格とまで言われてきた。
しかし今はどうだ、『貴族』として尊敬を受けているのだ。
「さあ、お友達の二人も食べていってくれ、腕によりをかけたんだ!そうだ、おいシエスタ、34年もののワインがあったな、あれ
を三人に出してくれ」
マルトーが威勢の良い声で料理を作り、そして運ぶ。
次々にテーブルの上を彩っていく料理の数々に、キュルケは素直に感心した。
「何よ、これがまかない料理って奴なの?…美味しいじゃない、あんたたち厨房でこんな美味しいもの食べてるなんてずるいわよ


タバサも無言で食べ続ける、心なしかいつもよりペースが速いぐらいだ。
559マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:04:04 ID:???
飛ぶボーイUマンだからな………ヘブンズドァー、魔法を封じる事ぐらいはやりそうで怖いな

ツェペリィィイーーーーー!!!
鉄球兄貴ィィ!!
っていうかサイト見るの久々だなー
560奇妙なルイズ:2007/06/20(水) 01:05:28 ID:???
「ところでマルトー、せっかくじゃから、ワシの分もワインを…」
「ちょっと、学院長、またミス・ロングビルに怒られますぜ」
「彼女は城下町に用があって出かけておる、酒は別れによし再会によしと言うじゃろう、ここにいるヴァリエールがおらねば、シ
エスタと再会できなかったかもしれんのじゃぞ?野暮なことを言わずワインを出しなさい」
「そこまで言うなら、アッシも飲ませてもらいますぜ!」
「ベネ!」(良し!)

妙にノリの良い学院長の一言で、全員に振る舞われる酒。
ルイズは、自分が記憶を失っている間に何が起こっていたのか、これから先どうなってしまうのか、姫様から頼まれた用事を前に
してこんな事をして大丈夫だったのか…
等々、いろいろな事が頭を駆けめぐった。

だけど、今はとにかくこの時間を楽しもうとして、ワインをあおった。
ワインは確かに美味しいものだったが、この楽しい雰囲気と、マルトー特製の料理は、酒の肴にするには勿体ないと感じた。

そして飲み過ぎた。

翌日、シエスタは恥ずかしそうに、四人分の布団と下着を洗っていたとかいないとか。
561マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:06:45 ID:???
以上、代理終了。支援有難うございました。
562マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:08:19 ID:???
奇妙なルイズの作者さん、茶大好きだなwww
GJ!&代理の人乙!
563マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:10:23 ID:???
茶が…
オチ担当になってやがるッ!?

まぁそれはともかくタバ茶は頂いていきますね
564マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:10:55 ID:???
茶自重www
っていうか4人目ってシエス茶か?
年齢考えると古茶もありそうだがw
565マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:11:43 ID:???
もしかしてマル茶ですかーーーーーッ!!?
566マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:14:37 ID:???
お前ら茶好きだなwwwwww
567マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:16:27 ID:???
料金表
タバ茶(SS1本)
ル水(ネタか感想を一行以上)
キュル茶(ネタか感想を一行以上)
シエス茶(戦場解図一つ)
アバ茶(無料)
どれを飲む。
568マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:20:17 ID:???
タバ茶にするかアバ茶にするか

 〃∩ ∧_∧
 ⊂⌒( ・ω・)
  `ヽ_っ⌒/⌒c
     ⌒ ⌒
569マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:23:05 ID:???
>>568
つ卿茶(試飲品)、ナラン茶(試飲品)
をどうぞ
570マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:23:14 ID:???
空気も何も読まずに551を書いた俺に誰かオスマンてぃーをくれ
571マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:24:41 ID:???
ル水……www また新しいメニューが……wwwww
572マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:25:23 ID:???
シエスタで抜いた
573マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:27:29 ID:???
こ、この味は・・・

 〃∩ ∧_∧ ぶふー
 ⊂⌒( ゚з゚).:;'";
  `ヽ_っ⌒/⌒c
     ⌒ ⌒
574マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:33:13 ID:???
SSを投下するんだがル水を頂けるかなッ!
釣りはチップ代わりに取っておいてくれて構わないッ!
575ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:35:44 ID:???
 ヴェストリの広場に立つ、決闘者二人。相対距離はおよそ20メイル。
 一人はギーシュ・ド・グラモン。
 それに対するはジョセフ・ジョースター。
 向かい合う決闘者を囲む貴族の少年少女達。 

 まだ昼食も終わったところだというのに、ギーシュの災難はなおも続行中だった。
 二股がバレたといっても、これはかなりの誤解が含まれている。
 モンモランシーが本命だというのはギーシュ自身も認めている。人前ではそっけない態度だが、二人きりになると意外と古式めかしく情が深い。モンモランシーを憎からず思っているから、彼女手製の香水を身に付けているし、瓶だって肌身離さず持っている。
 周囲曰く所の『浮気相手』のケティからは好意を寄せられているが、ギーシュ本人としては浮気以前のレベルである。
 健全な少年であるギーシュには、好意を寄せてくる相手を邪険にする理由はない。毎日挨拶するし、手を握ったり遠乗りに付き合ったりもする。
 だがそれが裏目に出た。
 ギーシュとしてはお愛想を振り撒いているだけのはずだったが、当のケティがギーシュの想像以上にギーシュにのめりこんでいたのだった。
 それに気付いたギーシュが、如何にしてケティを傷付けずそれとなくお別れするかを考えていたところ、気の利かないメイドが迂闊にも香水の瓶を拾ってしまった。
 しかも不運なことに、スキャンダルに飢えた友人達が面白半分にそれを囃し立てたのだ!
 ケティが大声で吹聴した勘違いを運悪く聞いてしまったモンモランシーからは、ワインを頭から引っ掛けられて絶交を宣告された。
576マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:36:26 ID:???
ル水一つ、オーダー入りましたぁーッ!

577ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:36:47 ID:???
 最愛の人には最低の振られ方をするし友人達は更に面白がるわで、ピンチの真っ只中に放り込まれて混乱したギーシュは、瓶を拾っただけのメイドに八つ当たりをしてしまった。
 友人達からの槍玉がメイドに向いて、これでひとまず急場を凌げたと思ったら……あの忌まわしい『ゼロ』のルイズの使い魔……平民の老人から突然手袋を投げ付けられて決闘を挑まれる! 

『なんだ、僕がどんな悪事を働いたというんだ! ここまでの仕打ちを受けなければならない理由が何処にある! くそ! くそっ!』

 高慢にも貴族に自殺の手伝いをさせようとする老人が何もかも悪い、とギーシュは責任転嫁を終了させていた。幾つかの不運が重なったにせよ、彼自身の脇の甘さが招いた事態だという真実は彼の頭の中から完全に抜け落ちていたのだった。


(……さぁて。大口叩いたはいいものの、メイジとやらの実力がどんなモンかまぁったくわからんからのォ〜。これが他の五人なら気にせんと真正面から戦って勝てるんじゃろうが)
 脳裏に浮かぶのは、エジプトまで共に旅をした仲間達。
 それに対して自分が使えるのは波紋にハーミットパープル、それとイカサマハッタリ年季の違い。力押しで戦えるほど若くはない。
 だがジョセフは、目の前の坊やをさしたる障害として認識していない自分に気付いている。
 吸血鬼、柱の男、スタンド使い……彼らにあった紛う事のない殺気や凄みの欠片すら、目の前の少年は持ち合わせていない。それどころか、この期に及んで今の状況を戦いだと認識できていない。ただ身の程知らずの老人を甚振るだけの見世物の場としか考えていない。
 しかしそれでもジョセフは、目の前の少年を『敵』として認識していた。
578ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:37:46 ID:???
 貴族の前でも怯えや恐怖を見せることなく、余裕綽々と言った様子で立っているジョセフ。
 それを見るギーシュの気分がいいはずもない。勢い良く薔薇の造花を突き付けると、芝居がかった態度で、ジョセフに向けてというより、周囲の観客に向けたセリフを叫んだ。
「いいだろう……どうせ老い先短い人生だ、この武門の名門グラモン家嫡子、『青銅』のギーシュ・ド・グラモンがお前の人生に美しくピリオドを刻んでやろう! ああ……そうそう、お前に一つ言っておく事がある」
 自分の世界に陶酔し切ったギーシュは、セリフを吐くごとにどんどん自分のカッコ良さとやらに耽溺していく。周囲の人垣からもちょっと笑い声が混じる。
 しかしジョセフはそれに頓着する様子もなく、右手の小指で耳をほじりながら口を開いた。

「次にお前は『僕はメイジだ。だから魔法で戦う。まさか文句はないだろうね』と言う」
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。まさか文句はないだろうね……ハッ!?」

 ドッ、と笑い声が周囲から上がる。
 優雅さを気取っていたギーシュの顔が怒りと羞恥で真っ赤に染まったのは言うまでもない。
「……ここまでコケにされたのは生まれて初めてだ……貴族への軽口の代償を平民が払い切れると思うなッ!!」
 著しくプライドを傷付けられたギーシュは歯軋りさえしながら、力任せに薔薇の造花を振り下ろす。
 一枚の花びらがゆらゆらと宙に舞ったかと思うと、それは瞬時に膨れ上がり、あっと言う間に女性型の巨大な人形へと変貌した。
 青銅の緑に輝く『彼女』の背丈は200サント、ジョセフより僅かに高い。
 フォルムも美しい流線型で、女性の美しいボディラインを再現しきっていた。四足歩行やキャタピラということもなく、両腕両足のスタンダードな二足歩行型だった。
579ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:38:44 ID:???
「あははははははっ、見ろ! これが『青銅』のギーシュが生み出す美麗なゴーレム……その名も『ワルキューレ』だ!」
 既に勝利を確信したギーシュの高笑いと、これから始まる惨劇を期待する観客達の熱い視線がジョセフを包み込む。
 だがジョセフ本人は、ワルキューレと称された人形をただ観察していた。
(ほう。青銅とかなんとかのたまってたが……だとすると青銅製の自動人形じゃと考えていいわけじゃな。あれだけ自信があるんじゃから、実際の攻撃力もそれなりにあるんじゃろ。……んまあ、殴られたら痛いじゃろうなァ。なかなか重そうな腕をしとる)
 耳をほじっている右手を下ろしながら、ゆっくりと波紋を練り込んでいく。
 うっすらとジョセフの身体が発光するものの、昼下がりの日差しの中でほのかな光に気付く生徒はあまりおらず、数少ない生徒達も目の錯覚だと断じてしまった。
「さあ行けワルキューレ! 不遜な平民を痛めつけてやれ!」
 ギーシュがその言葉と共に薔薇を振り下ろした瞬間、ワルキューレは短距離走選手のような速度とフォームでジョセフへと駆けていく。
 ギーシュは勝利を確信し、シエスタは両手で覆った顔を背け、キュルケは養豚場の豚を見るような目をし、ルイズは部屋で不貞腐れ。
 ジョセフは慌てず騒がず、自分に駆け寄ってくるワルキューレが勢い良く左腕を振り上げ、風を切り裂いて自分の頭上に振り下ろされる拳を眺め――

 ついさっきまで耳をほじっていた右手の小指を、す、と差し出す。

 それでワルキューレの拳は完全に止まった。
580マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:39:06 ID:???
支援
581ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:39:41 ID:???
「………………なっ………………?」
 理解できない光景が展開していた。
 図体が大きいとは言え、ジョセフは間違いなくメイジではない。ただの平民である。
 だが、ワルキューレの渾身の一撃は、無造作に差し出されたジョセフの小指で完全に止められていた。

「んあー。いい一撃じゃったのう。ただ一つ問題があるとすれば……」

 ワルキューレは自らの全体重をかけてジョセフを押し潰そうとするが、まるで老人は巨木でもあるかのように老人はびくともしない。かと言って後ろに引こうとしても、まるで地面に吸いつけられたように足が動かない。押すも引くも、ワルキューレには許されなかった。

「このワルキューレちゃんのパンチよりか、わしの耳クソの方がより手応えがあるってぇことじゃないかのォ?」

 事も無げに言い放つジョセフは、あくまでも飄々とした態度を崩していない。
 対してワルキューレは全身を軋ませるほど無理な駆動を強いても、そのままの体勢から身動き一つすら取る事ができない!
「ばっ……馬鹿な! 貴様ッ……何をしたッ! 何をしている!?」
 懸命に薔薇を上下させながら、ギーシュは絶叫にも似た問いを投げ付ける。
「そんぐらい自分で考えんと成長できんぞ、お貴族様のお坊ちゃま」
 差し出した指先に蝶を止まらせてますよ、と言わんばかりの涼しげな声で答えを返しながら、ジョセフはワルキューレの腹に左手を当てた。
(ハーミットパープルッッッ)
582ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:41:33 ID:???
 紫の茨はワルキューレの内部でくまなく伸ばされる。万が一にもワルキューレの外に茨を出して観客達に見えてしまわないよう、そこだけは十分に注意する。もはや波紋は見せるしかないとは言え、切り札であるスタンドはまだ注意深く隠しておかなければならない。
 一瞬のうちにワルキューレの内部は紫の茨で占められる。
 どう戦うにせよ、相手の正体を把握せねばならない。その為にハーミットパープルを発動させ、内部構造を理解する。
(ふうむ。中はかっちり隙間なく青銅じゃな……関節もいい感じに作っておる。おそらく魔力とやらで動かしておるんじゃろうが……この魔力は、生命エネルギーとおおよそ同じと考えていいじゃろうな。
 そもそも四大元素が自然の中に存在するエネルギーと考えれば、波紋の親戚のようなモンと言ってもあながち間違っちゃおらんのう)
 解析し、大体の見当を付けるまでおよそ五秒。
 ハーミットパープルを解除し、左手を離し――

(果たして波紋は魔力に干渉するのか! まずはそれを試すッ!)

「たっぷり波紋を流し込んでやろう!! 響け波紋のビィィィィィトッッッ!!!」
 気合一閃! ジョセフの左アッパーが、動きを封じられたワルキューレのボディにめり込み……


 コンマ数秒前までワルキューレだった残骸は美しい青空をバックに空高く飛び散り、ヴェストリ広場に降り注いだ。


 地面に金属が盛大に降り注ぐ音と鳥の鳴き声が、時ならぬ静寂の中では大きく聞こえる。
583マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:41:47 ID:???
支援
584ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:42:38 ID:???
 薔薇を振りかざしたまま固まるギーシュ。地面に散らばったワルキューレの残骸やジョセフを見つめる観衆。
 アッパーカットを振り抜いた体勢のまま固まるジョセフ。

(あ……あっれェ〜〜〜〜〜? い、今……何が、起こったんじゃ……)

 高々と掲げられた左手を包む手袋の中では、使い魔のルーンが鮮やかに輝いていた。
 しかし手袋の中で輝いても、ジョセフ自身の目にも見えはしない。

(波紋って……こんなに強かった……かのォ〜〜〜〜〜〜!!?)


To Be Continued →
585マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:42:49 ID:???
シエン
586マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:44:04 ID:???
GJ!遅くまで起きてたかいがあったw
ジョセフお茶目過ぎw
587マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:44:27 ID:???
GJ!!
ジョセフTUEEEEEEEEEEE
588マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:44:44 ID:???
GJ!GJゥ!
パワーアップジョセフキターーーーーーー!
589ゼロと奇妙な隠者:2007/06/20(水) 01:45:04 ID:???
ひとまずここまでー。
多分次でギーシュ戦は決着がつくと…思いたいぜーゲフゲフ
590マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:45:20 ID:???
ジョセフのウルトラアッパーに観衆は唖然!
ギーシュも唖然!なぜか当の本人も唖然!
591マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:45:38 ID:???
波紋を強化でジョセフの破壊力不足を限定解除………素晴しい事になるじゃないか
592マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:46:44 ID:???
ジョセフは俺の父
593マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:47:25 ID:???
ご注文の品になります。

つ旦(ル水)
594マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:48:01 ID:???
GJ!
よし、ギーシュよ、このタイミングで引くんだ。
そうすれば、これ以上悲惨な目にあうことは無い……はず?
595マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:48:29 ID:???
義手が武器と認識されたのか、波紋が強化されたのか微妙だな
596マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:50:01 ID:???
フーケにはチュミミ〜ンと言ってほしい…
597マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:51:38 ID:???
では新参だが二時半に新しく投下すると予告しておこう!
598マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:54:22 ID:???
では同じく新参だが貴方が投下するまで起きていると予言させてもらおう
599マロン名無しさん:2007/06/20(水) 01:54:51 ID:???
次は何処から来るんだ!?
俺を、俺を寝かせてくれぇーーーーーー!!!!!!
600マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:00:06 ID:???
さすがはジョセフ・ジョースター
老いてなお益々盛んと言うことか!!!
601マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:00:40 ID:???
GJ!
じいさんwいいキャラしてるぜw
602マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:02:37 ID:???
そろそろ投下祭りもおしまいか
明日早いし寝るとするか
603マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:03:18 ID:???
二時半とか、寝てしまおうか迷う時間に投下予告がきてるしw
604マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:04:45 ID:???
ねむいよーーーー(つ∀-)
でもワクテカして眠れないよーーー!(゜∀゜)
605マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:05:55 ID:???
あれか?小指で止めたのは反発する波紋とくっつく波紋か?
606598:2007/06/20(水) 02:05:58 ID:???
すまん、二時半と言ったがありゃあ嘘だった。

三時に変更させてもらいますorz
607597:2007/06/20(水) 02:06:59 ID:???
まちがえたorz
>>606は597です。
608マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:08:25 ID:???
>>597
んもうあわてんぼさんなんだからっ( ´▽`)σ)´Д`)
609マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:09:21 ID:???
昨日は早朝にまさかの超力作が投下されたりしたからな・・・
うかつに寝れないw
610マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:10:35 ID:???
ジジイは流石にいいキャラしてるな。
伊達に二人の女を孕ませてはいないな。

妊娠確実ゥ!×2>>>>>(男の本懐の壁)>>>>>二股


>>606
ちょwwww
明日朝起きたら一番で拝見させてもらうよ。
611マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:11:22 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡   
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,   ●  ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了    
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)    最近、逆に考えようとしても
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)    
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~      うまく頭が働かないんだが・・・
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ       
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}         私も疲れているのかな
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ        
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´        
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |          
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
612マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:12:10 ID:???
>>592
サザエさんみたいな頭!サザエさんみたいな頭じゃないか!!
613マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:14:22 ID:???
卿ー!頭、頭!!
614マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:14:33 ID:???
>>611
卿、ジョセフ爺さんの耳クソついてます。
615マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:14:41 ID:???
………郷、髭が逆に生えてますぜ
616マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:19:14 ID:???
さて、2時も過ぎたし投下ラッシュも落ち着いた。
アレッシー召喚でも夢想しながら床に就くとしよう。
617マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:21:51 ID:???
>>616
まだだ、まだ終わらんよ。
618ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:35:49 ID:???
>>617
そのとおりだッ!スデに兄貴が投下されつつあるぞッ!!

投下する前に一つ聞いときたいんだが…今回のっけから長めのヘルシングネタあるんだがこのスレ的に大丈夫だろうか
駄目なようなら修正しときたいんだけど
619マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:37:29 ID:???
>>618
今後もそっち側に重点をおかない1発ネタならかまわん、いけ
620ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:39:09 ID:???
「……ズ………さい……ゥ〜…」
寝ているルイズの頭に何か声が聞こえるが寝起きが壊滅的に悪いルイズだ。当然この程度では起きはしない。
「…イズ……なさい……フゥ〜…」
今度はさっきよりも大きく、そしてはっきりと聞こえた。妙に重圧感のある声だったのでさすがのルイズも目を開ける。
「ルイズや…起きなさい…ブフゥ〜〜」

辺りを見回すが何も居ない。だが景色には見覚えはあった。生まれ故郷のラ・ヴァリエールの屋敷の中庭だ
そして何故かベッドがそこにあった。
何故ベッド?とルイズが頭に「?」マークを浮かべていると突如
グォォォオオォォ
という音と共にベッドに四肢と頭が生える。
ベッドが突然縦も横も巨大な男になったのである。正直言ってビビる。そりゃあジョルノだってビビる。
「……あんた…誰?」
恐る恐るサモン・サーヴァントをし平民を召喚した時のように目の前の男に問うがその返答は実に意外だったッ!
「ブフゥ〜〜…私はあなたの杖の精です…ブフ〜〜〜」
「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ」
そう叫び一目散に逃げる!自分の杖の正体がこんなのだったのだから半泣き、いやもうマジ泣きだ。
「ブふぅ〜逃げないで、逃げないでっていうか引かないで。ブフ〜〜〜
   今日は私…ブフゥ〜〜〜爆発を起こしてもめげずに頑張るあなたを応援しにまいりました。ブフゥゥゥ〜〜」
さすがに応援という言葉にルイズも立ち止まる。
「さぁこの精霊様に何でも言ってみさないブフゥゥ〜〜っとね」
「そ、それじゃあ精霊様!一つだけ聞きたい事があります!
    わたくし…使い魔が問題を起こし続け酷い有様です…この先ずっと問題を起こす使い魔なのでしょうか?」
さっきまで思いっきりドン引きし逃げようとしていたのに現金なものだが、当の精霊様の返事は
621マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:39:10 ID:???
兄貴ィィィ
もう限界だよねむいよ・・・

でも支援準備
622マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:40:09 ID:???
ハルコンネンwwwww
623ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:40:25 ID:???
「もぐ、もぐもぐ…まーねぇ。ブフゥ〜〜」
クラッカーを食べながらそう即答した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
もうさっきよりもマジ泣きしながら逃げ回る。顔から色んな汁とか出しながら。
「ま、待ちなさいルイズ!…ブフゥ〜今の無し、ノーカン!ノーカン!ブフゥゥゥ」
焦りつつも自分の指ごとクラッカーを食べる精霊様がマジ泣きして逃げるルイズが思わず足を止める言葉を吐き出す。
「ルイズ…ブフゥ〜〜よくお聞き。寝ている場合じゃあないのよ。ブフーーー
    今、君たちにディ・モールトデンジャーが迫っているのだよ。ブふーー」
「……え?……ディ・モールトって何ですか?」
「ブフゥ〜〜…『非常に』ってこと」
「………デンジャーって?」
「『危険』なこと。ブフ〜〜〜」
「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ」


「寝ながら何喚いてんだ…ウルセーから起きろ」
目を開けると悪夢の元凶がそこに居た。
覗き込むようにして起こされたため思わず顔が赤くなる。
「……あんたが原因よ」
「そいつは悪かったな」
もちろん、クラッカーの歯クソほどにも悪いと思ってはいないのだが。
「…ってなんであんたがここにいるのよ?」
ドアには鍵が掛かっており鍵を持っているワルド以外入ってこれないはずだ。
「人がベランダで月見ながら酒飲んでるとこにアホみてーな叫びがしたから来てみればっつーわけだ」
よく見れば窓が開いている。つまりそこから入ったという事だ。
624マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:41:47 ID:???
wktk支援
625ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:42:24 ID:???
「不法侵入じゃない…ワルドに見つかったらどうするのよ!?」
「使い魔扱いしといて今更でもねーだろうが」
「…実際、使い魔なんだから仕方ないじゃない」
それに返事せずに部屋から見える普段とは違う一つになった月を見る。
「大きさは違うが…一つだけだとイタリアで見るヤツとあまり変わんねーもんだな」
もっともその心中は(ギアッチョがこれ見てりゃあ間違いなく『引力を無視してんじゃあねぇ!コケにしやがってッ!ボケがッ!』とブチキレてるだろうな)であるが
ルイズの方はそれを別に受け取っていた。
「…イタリアって所に帰りたいと思ってるの?」
「…戻る手段がありゃあな。あっちではオレの残りの仲間が命を賭けて戦っている
   オレが生きてるのに戻らないってわけにもいかねーからな。だが、今のとこ戻る手段が無い以上オレの任務はオメーの護衛だ」
「……悪かったわよ」
「何がだ?」
「…わたしが『ゼロ』のせいで、そんな大事な事してる時にこっちに呼び出しちゃって」
一瞬訪れる気まずい沈黙。だがそれを打ち破ったのはプロシュートだ。
「言ったろーがよォーーーオメーに召喚されてなけりゃあオレも死んでたってな
    それにだ。オメーはまず『自信を持て』…『自信』を持っていいんだぜ!オメーの爆発をよォーー」
「…それって褒めてるのか貶してるのかどっちなのよ?」
「あの爆発をマトモに食らえば人一人軽く消し飛ばせるからな」
「ok貶してるって事ね?ちょっとそこに座りなさい。ご主人様を貶すって事は躾が必要なようだから」
どこからともなく鞭を取り出すが依然としてプロシュートは冷静だ。
「今のでキレるってギアッチョかオメーは、一体何歳だよ」
「16だけどそれが何か関係あるのかしら?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴという音とドス黒いオーラを噴出させているルイズだがプロシュートは別の事で飲みかけのワインを思いっきり咽ていた
「ガハッ!ガッ!ゴフッ!……マジかよ?精々12〜14ぐれーだと思ってたが」
ボスの娘―トリッシュ(プロシュート達は名前を知らないが)ですら15である。あのルイズをそれより年下と思っているのは当然だッ!
626ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:43:52 ID:???
「な、なななななんですってェーーーーーッ!そ、そそそそう言うあんたは何歳なのよォーーーーーッ!!」
「…22だ」
そう聞いて今度はルイズがぶっ飛ぶ番だった。
「OH MY GOD!28ぐらいだと思ってたのに人の事言えないじゃない!」
プロシュートの爆弾発現に思わずさっきまでの怒りがどこかに消し飛んだ。
「ウルセーな…そういやあのワルドってのはどうなんだ?」
「ワルドは…確か26のはずよ」
「お前……あの髭よりオレを上と思ってたってのはどういう事だよクソッ」
思わずギアッチョの口癖がうつったが気にしない。
「確か婚約者とか言ってたな」
「昔、わたしとワルドの父が交わしたのよ。確かに憧れてたけど十年前別れて以来会ってなかったから正直どうしていいのか分からない…」
(6と16って地球じゃあ犯罪だぜ?おい)
さすがにこれは文化と価値観の違いなので口には出さないが若干引いている。
「……ワルドから結婚を申し込まれたんだけどどうしたらいいと思う?」
「…憧れてたんならすりゃあいいじゃあねーか。まぁオレに聞かねーと結論が出ねーようじゃあ止めといた方がいいな」
「自分でもよく分からないのよ…ずっと憧れてたのに…何かか心に引っかかる…」
「オレが言えるこたぁテメーで選んだ選択を後悔するような生半可な『覚悟』はすんなって事だ」
「…その覚悟っていうのがよく分からないから聞いてるんじゃない」
「言葉じゃなく心で理解するもんだから説明できるもんじゃあねぇ」
それを最後に言葉が途切れるがその沈黙も長くは続かない。
「チッ…!ナイフを土くれに変えたっていうから予想はしてたがな」
プロシュートの視線の先には月を遮るようにして巨大な物体がそこに存在していた。
月明かりをバックに写るは巨大な人型。さらによく見ればそれが岩で構成されている事が分かる。
そしてその巨大な質量の上に鎮座している長い髪の人物は――
627マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:44:19 ID:???
兄貴の日常描写がスゴクいいッ!支援です
628ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:44:57 ID:???
「オメーか『フーケ』。どうやって脱獄したか知らねーが…今回はババァになるだけじゃあ済まねーぜ?」
「感激だわ。覚えててくれたのね」
「心配するな、すぐに忘れるからよ。…ただしお前が『老化して』オレをだ」
「お、お礼をしにきてあげたのに、あ、あああいかわらずおっかないわね……」
その言葉に手を掴まれ己の体が急激に朽ち果てていくような感覚を思い出したのかフーケが怯む。
「白仮面とマントの男ってのがそいつか…随分と手の込んだ真似をしてくれるな」
フーケの横にその男が立っているが何も言わない。いや言わないが身振りで『やれ』と言っているようだった。
「それじゃあ、わたしからのお礼を受け取って頂戴!」
「土産なら必要ねぇッ!」
その言葉と同時にゴーレムの拳でベランダが粉砕されるがそれよりも早くプロシュートがルイズの腕を掴み部屋を離脱していく。

だが階段を降り一階に向かうがそこも戦場と化していた。
ワルド達が下で飲んでいたのだがそこに傭兵の一部隊に襲われたのだ。
ワルド、タバサ、キュルケが応戦しているが数があまりにも違いすぎ手に負えないでいる。
床と一体化している机の脚をヘシ折りそれを盾にしているが
傭兵たちは手練でメイジとの戦い方を心得ているらしく、緒戦の応酬で魔法の射程を見極め、その射程外から矢を射かけてくる。
傭兵側が暗闇を背にしているというのも不利な点だった。
「これじゃあジリ貧ね…!」
魔法を唱えようにも少しでも姿を見せればそこに矢が射掛けられる
このまま行けば間違いなく精神力が途切れたところに突入され突撃されるのは自明の理だ。
「この前吐かせた連中もこいつらの仲間ってわけか」
そこに二階からプロシュートとルイズが降りてくる。身を隠そうともしないプロシュートに矢が飛んでくるが全てその手前で止まっている。
グレイトフル・デッドでガートしているのだ。そしてそのまま机の影に滑り込む。
「この様子だとラ・ロシェール中の傭兵が集結してるみたいだね」
入り口の先にはフーケのゴーレムの足も見え下手すればこのまま建物ごと潰される恐れがあり、それがプロシュートとタバサを除いて焦らせていた。
「いいか諸君。このような任務では、半数が目的地にたどり着けば成功とされる」
629マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:45:05 ID:???
向こうの世界の月は周期的に重なるのか?
月ぐらいのサイズになるとかすめるだけで壊滅的な状況になるはず
ゼロ魔の設定はよくわからないけど天変地異ないみたいだし問題はないのかも?
630ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:46:00 ID:???
タバサが本を閉じ自分とキュルケを杖で指し「囮」と呟く
そしてプロシュート、ルイズ、ワルドを指し「桟橋へ」と呟いた。
それに応えるかのようにしてワルドが裏口にまわるように促すが、プロシュートは動こうとはせず口を開いた。
「囮ってのは悪くねーが人選ミスだ。タバサとキュルケだけで支えきれるもんでもねぇ。…だがオレとタバサが居りゃあ5分でカタが付く」
「言ってくれるな…だが、君がそれでいいというのなら任せよう。裏口に回るぞ」
ルイズはあの時以来のアレを使うつもりだと思っていたが、そこにプロシュートが自分のために囮を買って出たという吊橋効果もいいとこな思考でキュルケが口を挟む。
「ダーリン…あたしのために…無事会えたらキスしてあげるから死なないでね」
「オメーのためでもねーし、その呼び方は止めろ」
三人が姿勢を低くし移動する。当然矢が飛んでくるがそれはタバサが風を使い防いでいた。

「どうして貴方が囮に?」
「確か二つ名が『雪風』だったな。氷を作れる事と、何より口が硬そうってのがある
     対応策を知ってるヤツは少なければ少ないほど良いし合流するのに竜が使えるからな…」
「氷?」
「老化を抑える」
それだけ言い放ち広域老化を仕掛けようとするがそれをタバサに止められた
「あそこにも人がいる」
そう言って杖で指した方向には貴族とここの主人がカウンターの下で震えていた。主人に至っては腕に矢を食らっている。
氷が作られるのを確認すると無言で貴族の客と主人に氷を投げつけ、1〜2発頭に当たったのか貴族が文句を言おうとするが
「死にたくなけりゃあ黙って持ってろ」
その、スゴ味の効いた声に全員が押し黙る。
そしてタバサが自分の氷を作ったのを確認すると己の分身の名を宣言するかのように叫んだ。
「ザ・グレイトフル・デッド!」
631ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:47:23 ID:???
突入を仕掛けようとしていた傭兵達の動きが急激に鈍くなる。
クソ重い鎧を着込みこちらに矢を射掛けているのだ。当然――フルスピードでカッ飛ばした車のように『温まって』いる
「頭痛がする…吐き気もだ…この俺が気分が悪いだと…?疲労感で…立つことができないだと……!?」
それに呼応するかのように次々と自らの鎧の自重に耐え切れず崩れ落ちる傭兵達。

それを巨大ゴーレムの上で見ていたフーケだが正直気が気ではない。
「傭兵達が倒れていくって事はあの使い魔が残ったって事ね…
  それにしても、あんな魔法反則じゃあない…無駄に範囲が広いし射程に入ったら即あんな風になるわね…」
「分散させる事ができれば問題無い」
「あんたはそうでも、わたしはそうはいかないさね…あいつに掴まれた時の事は今でも夢で見るんだから…」
「……よし、俺はあいつを相手にする」
「…わ、わたしはどうすんのよ」
フーケが眼下の惨状に恐怖しつつ引きつりながら男に問う
「好きにしろ。逃げようとも前の勝手だ。合流は礼の酒場で」
男がゴーレムから飛び降りると倒れている傭兵を避けるかのようにして宿屋に入っていく。
「何考えてんだか…勝手な男だよ」
そう苦々しげに呟くフーケだが攻撃を仕掛けるか逃げるかまだ迷っているようだった。
だが、さすがに傭兵達の悲鳴が地の底から聞こえるようね呻き声に変わった時決断は決まった。
「………逃げるんだよォーーーーーッ!スモーーーーキィーーーーーーーッ!」
ゴーレムをジョセフ・ジョースターのように走らせその場を離脱した。

「…片付いたようだな」
酒場の中はスデに阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
なにせ鎧姿の傭兵達が全て倒れ伏せ呻き声をあげている。
大半は生きているようだが体が温まっているのだ。寿命が尽きるのは目前だった。
632マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:47:27 ID:???
プロシュート兄貴渋いっす、カッコ良すぎるっす
633ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:48:20 ID:???
だがそこに一人、仮面の男が乱入してきた。
(新手か…!?…老化してねーようだが氷でも持ったか?)
広域老化で老化してないのなら直しかない。即座にそう判断し接近戦を仕掛けるべくデルフリンガーを抜き距離を詰める。
「やっと…俺の時代が…長かった…冬が…」
白仮面の男が黒塗りの杖を握ろうとする。剣を振ったのでは間に合わない。そう判断し突進しつつ蹴りをブチ込み酒場の外に吹っ飛ばした。
「チッ…!さすがに杖は離さねーか」
吹っ飛ばされながらも杖はしっかり握っておりプロシュートに向き直り杖を構えている。
「兄貴ィ!魔法が来る!」
白仮面が呪文を唱えているがデルフリンガーに言われるまでもなく男との距離を詰めようと駆け出している。
右手に持ったデルフリンガーで斬りかかる。甲高い音が鳴り響き白仮面が杖でこれを止めている。
だがこれは陽動だ。人間見えているものに注意がいけばそれ以外の場所が疎かになる。
「…掴んだッ!」
プロシュートの左手が男の腕をガッシリと掴んでいる。直触りを仕掛けようとしているのだ。
手加減の必要など微塵も無い。スタンドパワー全開の直触り。白仮面の男は確実にミイラになるはずだった―――
「…何の真似だ?」
だが白仮面の男は老化した気配など微塵も見せずにそう答える。さすがのプロシュートもこれには動揺したッ!
「バカなッ!直触りを受けて『老化しない』だとッ!?」
「兄貴ィ!ヤベーぜッ!そいつから離れて構えてくれッ!」
だが、遅かった。離れた瞬間、白仮面の男周辺の空気が冷え空気が弾け閃光がプロシュートの体を貫いた。
「〜〜〜っがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「兄貴ィィィィィィィイイイ!『ライトニング・クラウド』かよぉ!」
一瞬意識が飛びそうになるがそうなれば傭兵達の老化が解除される。それだけは避けようとし意識をギリギリのところで意地するが正直ヤバイ。
「たまげたな…今のを受けてまだ生きているか」
634マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:49:06 ID:???
グレフルは大活躍だな
635ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:49:17 ID:???
(左腕の感覚がねーな…おまけに直を受けて老化しないだと?話てるって事はゴーレムの類じゃあねーしどういうこった!?)
生物である以上グレイトフル・デッドの老化からは逃げられないはずだ。ましてこの男は魔法まで使っている。
いかに体を氷で冷やしていようとも直触りを受ければ確実に老化するはずなのだが、こいつは老化してない。それが珍しくプロシュートを焦らせていた。
白仮面の男が第二撃を仕掛けようと呪文を唱えようとする。だがそこに上空から風の塊が白仮面の男を襲い吹き飛ばした。
「早く乗って!」
タバサがシルフィードの上から『エア・ハンマー』を唱え白仮面の男を吹き飛ばしたのだ。
一瞬白仮面の男を見据えるが、すぐに考え直す。
(どういうわけか知らねーが直が効かない以上老化は役に立たない…か。腕もヤバイし時間稼ぎは達したな)
そう判断しシルフィードに飛び乗る
「直が効かない理由は分からねーが…この借りは兆倍にして返すぞッ!」
その言葉と同時にシルフィードが上空に飛び立ったが事実上の敗北と言ってもよかった。

プロシュート兄貴 ― 左腕―第三度の火傷 スーツ損傷率17%

←To be continued
636マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:50:17 ID:???
あくまでも、重要なのはスーツなのかw
637マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:51:31 ID:???
あにきGJ!
そしてDIO様をもう一人召喚したいのですがかまいませんねッ!
638マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:52:32 ID:???
>>637
構わん、行け
639ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 02:52:39 ID:???
投下したッ!
MY兄貴設定は22なんでそこ了承を…
ギーシュ殺ったツケがここに回ってきたなぁ…

あと仮面に直が効かないのは分身=生物じゃあないって事でよしとするってことでさ…こらえてくれ
640マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:52:57 ID:???
読みふけってしまって支援を忘れていた・・・
戦う兄貴はやはりカッコイイな!!
641マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:53:10 ID:???
面白いのなら好きなだけ投下して構わんッ!
642マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:55:42 ID:???
では、投下を始める前に一つ言っておく・・・

「眠い中書いたからかなり暴走している」
覚悟はいいか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人の少女の挙動に、その場にいたすべての人間が注目していた。
その少女はルイズ。またの名を『ゼロのルイズ』。
この二つ名自体に相当の侮蔑の要素が入っていたが、口さがのないものはさらに別の名で呼んでいた。
『ヌ』で始まる4文字の名で・・・。

「気をつけなさい。爆発はいつもの規模とは限らないわ。もしかしたらこのあたりまで爆風が届くかもしれないわ」
赤い、火のような色の髪の毛をなびかせた少女、キュルケが級友たちに注意を促す。
その言葉に、ルイズを囲む人の輪が3歩ほど後退する。
643マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:56:25 ID:???
三時の人とどっちが先なん?
644マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:57:21 ID:???
「これから起こる出来事は・・・」
キュルケがしみじみと口をひらくが、その先は言葉にならなかった。

キュルケ(毎度のことだからずっと昔から知っている出来事・・・
そう・・・私は・・・ずっと知っていた・・・私はこいつの失敗魔法を入学したときから知っていた・・・このタバサも)

タバサ(・・・・・・・・・・・・)

キュルケ(予想していなかったことではない・・・入学したときからいつか別れることになる相手として・・・
私たちクラスメイトは ルイズといつか別れることを知っていた・・・・・・)

モンモン(関係がない・・・ヴァリエールの召喚失敗に・・・結果、退学を言い渡されることに・・・
私の人生には関係がない・・・)

ギーシュ(今・・・見えてるこの色は・・・
モンモランシーが「白」の下着を身に着けているということだ・・・キュルケは「黒」! モンモランシーは「白」
雨上がりの水溜りに はっきりと写って見えるぜ! おっきした下半身にさらに血が集まってくる
「前屈みのポーズ」で僕はいるッ!)
645マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:58:06 ID:???
>>643
投下終了を確認したらでいいのでは?
もう投下してるしな
646マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:58:12 ID:???
ギーシュてめぇwwwwwwww
647マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:58:29 ID:???
兄貴の人GJ!!!!!!
起きててよかったぜ
日常から戦闘へのテンポが良くてイイ!!

そして戦闘を経るごとにボロくなっていく兄貴のスーツが
新調されるのはいつなんだw
648マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:58:39 ID:???
クラスメイトたちの視線。
ある者はルイズとすごした一年間を懐かしみ、ある者は・・・ルイズには興味なさそうに本に視線を向け
ある者は「かわいそうだけど、明日の朝には荷物をまとめて寮から追い出される運命なのね」ってかんじの視線を向けている。
そういった視線を感じ、ルイズの呼吸は自然と荒くなる。

ルイズ「し・・・始祖様ァ・・・私はあなた様の作り上げた系統魔法を練習してないわけじゃないですから〜〜
あなた様の作り上げた系統魔法が私にも使えると確信しているからこそ、使い魔召喚の儀式を行うんですゥゥゥ
香水のビンを拾ったら決闘が起こるってことと同じぐらい確信していますゥ・・・
そこのところわかってくださいねェェェ〜〜〜」

「つべこべ言わんとさっさとやらんかァーーー!」
息を荒げながらうだうだと言うルイズの態度に、頭髪のさびしい教師が一喝する!

ルイズ「神聖で美しく、そして、強力な使い魔様〜〜〜 フェッ フェッ
私のことを馬鹿にするやつらをぶっ殺してやっておくんなさいましよ〜〜〜〜〜」
ルイズは召喚の呪文を唱えると杖を一振りする!

ドッグォーz_ン!!
649マロン名無しさん:2007/06/20(水) 02:59:45 ID:???
なんだこのキャラwwww
650マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:00:12 ID:???
案の定、ルイズが杖を振ると爆発が起きた。
その爆発は普段の爆発よりさらに大きく、十分な距離をとっていたつもりのクラスメイトたちが顔をしかめる。
そして、爆発の中心地ではもうもうと土煙が舞う。
キュルケをはじめ、ほぼすべてのクラスメイトたちが土煙が晴れるのを注視するッ!
案の定魔法は失敗して、煤にまみれたルイズが一人立っているのか・・・。いや案外変なものを呼び出すかもしれない。
まともな使い魔を召喚するという予想は圧倒的少数派で、必然的にオッズも高い!
頭髪のさびしい教師などは、頭皮に栄養を与える秘薬を買い込んでしまって今月はピンチなので、祈るように見ていた。

皆が土煙を注視する中、ただ一人! ギーシュ・ド・グラモンは別のものを見ていたッ!
それはルイズの起こした爆風によってその位置を変えた水溜りッ!
位置が変われば、当然映し出すものも変わる!
その水溜りには、いつも教室の隅で本を呼んでいる無口な少女のスカートが写っていた。
(タバサか・・・正直好みではないが、薔薇はすべての女性のスカートの中をのぞくもの・・・。
それにあの無口な少女がどんな下着を身に着けているのか、少し興味があるぞ!)
その素敵な好奇心がギーシュに奇跡を見せたッ!
651マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:01:14 ID:???
ギーシュ君w
あとで死亡フラグな
652マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:01:34 ID:???
そして、ギーシュが奇跡を見たのと同時に、土煙も晴れていた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

土煙が晴れ、そこにいたものは・・・ルイズ!
多くの生徒たちが予想したとおりそこにいたのはルイズただ一人!
キュルケ「え!?」
タバサ「!?」
モンモン「え!?」
ギーシュ「!!!!!!」
予想通りであるはずのその光景に、クラスメイトたちは驚きの声を上げ、もしくは声にならない声を上げた!
ギーシュただ一人だけは別の理由で絶句していたが・・・

「召喚されたのは・・・私だったァーーー 今召喚の呪文を唱えたのにィ〜〜〜」
そこにいた、いや、そこにあったのはルイズ! いや、ルイズだったもの!!
6つに切り分けられたルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールッ!!
653マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:01:49 ID:???
ヌケサクのときかw
654597:2007/06/20(水) 03:02:03 ID:???
視界が際限なく明るくなっていく、オレは死ぬのだろう。
悔いも恨みも、砂粒一つほども無い、ただ姉を故郷にひとり残してきたのが気がかりだった。
ただ姉に幸せになってほしい、この祈りを最後に自分は祖先の元に行くだろう。
それとも、部族の土地を奪った白人達の言うように天国か地獄に行くのか?
もう時間なのか、光以外に何も見えない……

音を奏でる者の名で呼ばれた男が光に衝突して消え去る瞬間を見た者は、誰一人としていなかった。
そうして人知れず男は消えた、レース中に出た行方不明者の一人としてこの世からいなくなった。


「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ!
 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ!
 わたしは心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさい!!」

トリステイン魔法学校の一室、この快晴ともいえる天候の中行われている行事、それはサモンサーヴァントの儀式!
ピンク色の髪の少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが鼻息も荒く詠唱するが、その周りの雰囲気は儀式に相応しい空気からほど遠い。
例えるのなら気が緩んだプロモーターが会見で相応しくない口調になった時のような! イカサマ前提のギャンブルに興じるときのような!
そしてその空気を吹き飛ばそうとするかのような爆発が起こる!
ルイズは成功を確信した、集中も出来た! 詠唱も完璧だ! これ以上のやりかたは人間をやめる以外に思いつかない! そして爆煙の向こうに影が見えた!
655マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:02:25 ID:???
いきなりルイズ死亡かいw
まあ、役どころがアレだもんな
656マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:02:52 ID:???
「な・・・なにィー ど・・・どうしてルイズがバラバラにッ! 私は一瞬たりとも土煙から目を離さなかったッ!」
キュルケは自分の目に写る光景が信じられないという風に声を荒げる!
そしてギーシュも自分の目が信じられなかったッ!
「ババくさい肌色の下着だとか! 大胆な紐だとかじゃあだんじてねー どう見てもはいてないッ!」
肌の色と同化してるのでも、布の面積が小さいのでもないッ! 布の面積がゼロッ! ゼロのタバサッ!
自分の見たものが信じられず、思わずタバサの顔を凝視するギーシュ。
「はいてないッ!?」
マリコルヌはそんなギーシュの言葉を聞き逃さなかった。そしてそれは他の男子生徒にも広がる。

ドドドドドドドドドドドドドド
男子生徒一同、プラスコッパゲが、ギーシュの「はいてない」という言葉と、ギーシュの視線が向かう先を理解するッ!
ドドドドドドドドドドドドドド
タバサ「野郎・・・面白くなってきた・・・」


ルイズ・・・・・・死亡
キュルケ・・・・・・自分の部屋に戻って二時間眠った。目をさましてからしばらくしてルイズが死んだ事を思い出し・・・泣いた
男子生徒一同・・・・・・タバサのエアハンマー・オラオラをくらい再起不能
タバサ・・・・・・見られるかもしれないスリルがやめられない
DIO様・・・・・・誰も相手してくれないから城に向かった
トリステイン・・・・・・1年後、ハルケギニア中から死都と呼ばれることになる

ゼロのタバサ   完!
657マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:02:54 ID:???
最早卑屈とか下種とかそういう次元じゃネェwwwww
658マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:02:58 ID:???
兄貴の広域老化は半径二百bだったよな・・・
こわー・・・
659597:2007/06/20(水) 03:03:27 ID:???
げ、割り込んだ。
ちょっと時間おいてから投下する。
660マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:04:06 ID:???
バカwwwwwww
661ゼロのタバサの人:2007/06/20(水) 03:05:16 ID:???
なんか予約があったみたいで申し訳ないが「投下した!」

最初はヌケサクの「おれだった」で一発ネタ作ろうと思ってたけど
ポルポル→ギーシュのせりふ改変を考えてたら暴走してた・・・
662マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:06:46 ID:???
一発ネタだったのねwww
つーかDIO様相手にされてないw
663マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:07:49 ID:???
>>658
原作とかを見る限り、暖房ON+列車という閉鎖空間の条件でそれだけやれたのでは?
ゲームとかでもわかるように老化ガスみたいなのを出してたしな
屋外ではせいぜい10数Mが限界だろ
664597:2007/06/20(水) 03:09:41 ID:???
では短いが投下する
665597:2007/06/20(水) 03:12:04 ID:???
だがその予想は裏切られた。
薄くなる爆煙、その向こうに見えるのは人影! 人間の形だった!
煙が徐々に晴れて行き、神聖で美しく強力な使い魔のいるべき場所にいたのは見慣れぬ男だった。
胸の部分に布のない変った服装に、前髪を編み込んで左右に垂らすこれまた変った髪型。
ルイズは思った、どこの辺境の人間を召還してしまったのかと!

「さすがゼロのルイズ! 俺たちの予想の斜め上を行くぜぇ〜っ!」
「そこに痺れる! だが憧れはしない!」
「平民を呼ぶなんて賭けにならないわねぇ……」

やはり自分は出来損ないの貴族だったのだ、そう泣き叫びたかったがルイズなりの誇りが泣き叫ぶのを許さなかった。
この負の感情をいつものように活力に換えてこえを張り上げる。

「ミスタ・コルベール! 平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません! もう一度やらせてください!」
「だが断る、呼び出せた以上彼は君の使い魔だ」
「〜〜ッ!」

この半端ハゲめ!
ルイズは心中で罵りながら倒れた辺境の平民(らしい人物)に近づき跪く。
さよなら、私のファーストキス……
そう思いながら使い魔の男? に顔を近づける。
666597:2007/06/20(水) 03:13:58 ID:???
「ありがたく思いなさいよっ」

ここは何処か、オレは死んだはずだった。
あの川岸で、ジョニィ・ジョースターに敗れて死んだ。
祖先の元に来たようではない、では白人の言う地獄か天国か。
そこで気づく、目の前に白人の少女の顔。

「ここは何処なんだ?」
「トリステイン魔法学校よ、それであんたは何者?」
「……サウンドマンだ」



なんだかわからんがとにかく死んでないらしい。


←To be continued
667ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 03:14:10 ID:???
スタンドの煙だから屋内外は関係ないと思うんだが…まぁそこはMY設定って事でさ、こらえてくれ
668マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:18:48 ID:???
>なんだかわからんがとにかく死んでないらしい。

あっさりすぎるwwww
669マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:18:53 ID:???
スタンド強さ議論でも射程は二百Mになってるよ
あと閉鎖空間は関係ない
670597:2007/06/20(水) 03:19:54 ID:???
では「投下」した。
671マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:23:35 ID:???
乙!
サンドマンがキタのは個人的にうれしい
672マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:27:38 ID:???
人が減ったので投下しまっす
673マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:28:00 ID:???
サンドマンが死んだときはものごっつショックだったからここでの登場は嬉しい
674はたらくあくま 1/3:2007/06/20(水) 03:29:07 ID:???
2 呆ける男、苦悩する少女

硬い床だな。
目を覚ました男はそう感じた。体が硬くなっていくようだ。
だが清潔だ。埃一つ落ちていない。ベタつかない風がそよぐこの実に清潔な部屋は――
どこだ?

「ここはどこだ」
起きあがると、全身に疼痛が漂う。この傷はなんだ?男は自らの体を片目で見おろす。上着がなくなっている。
片目で?左目が見えない。その瞬間に全てを思い出した。
暗殺に失敗し、全身(タマキン以外)を切り刻まれて、そして――どうなった?

「ここはどこだ」
再度呟き、立ち上がった男は周りをぐるりと見渡す。ホテルの一室ほども広い板張りの部屋に、家具が少々。
机と椅子と本棚と、が置いてある。上着はやはり見つからない。
窓が大きく開かれ、地平線にかかる夕日と西風が入ってくる。外には草原と森しか見えない。
窓のそとに顔を出す。外壁は石でできている。ここは3階か。飛び降りるのは難しい。
外からはかすかにざわめきが聞こえてくるようだ。これだけでは何もわからない。
部屋を出ようとしてふと思った。おれはどのぐらい眠っていたのだろう。
あれだけやられた傷が、今では薄皮に覆われている。舌の穴は塞がってはいるが、まだ食物は沁みるだろう。
それでも手負いであることにかわりはない。何か武器として使えそうなものはないだろうか。
机の中を物色したものの、当座に役立つものは見つからない。
ペーパーナイフ、そして見たことのない図柄が刻印された金貨を見つけたので、それを頂いておこうか――
675マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:29:53 ID:???
乙!
鉄球走もだんだん揃ってきたな。

ところでタバサの使い魔ってみんなと同じ時に召喚したのかな?
ネタを練ってる最中なんだが
原作まだ読んでないんでふと気になった。
676はたらくあくま 2/3:2007/06/20(水) 03:30:30 ID:???

ガチャリ、キイと音を立て、部屋のドアが開いた。小さな少女がそこにいた。
「あ、もう起きられるの?……じゃない!あんた、何してんのよ!」
自分の机に手を突っ込んでる男を目にして、少女は吠えた。
「ああ、いや、ああ、食べ物でも入ってないかと」
いまだ覚醒しきっていない頭での言い訳などこんなものであろう。そう自分に言い聞かせ、男は少女に向かって歩み寄る。

意外にも少女はすんなりと信じた。それだけ自分が低く見られているのであろうが、この見た目では無理もあるまい。
男は考える。
スタンド使いが外で待ち構えているかもしれない?まさか。だったらこんな無力な少女を先によこすわけがない。
この少女はスタンド使いではない。判る。
とりあえず2,3会話し情報を得て、人を呼ばれるようなら殴って逃げる。平和裏に話し合いが行われたならば、粛々と歩いて出てゆくつもりだった。

が、男は逃げられなかった。少女の言葉に翻弄される。
なんでこんな手癖の悪い、平民なんかを召喚してしまったのか。
男は少女の使い魔である。使い魔は主の目となり耳となり、秘薬の素材を深山に分け入って見つけ出し、
そして主を命に代えても守らなくてはならない。なのになんでこんな平民が使い魔として呼ばれたのか。

日が沈んでゆく。立ちすくむ男と頭を抱える少女、どちらにもそれを気にする余裕は無い。
派手にうなだれる少女を目の前にして、男は呆然とした。狂っているのか?それとも…。
はるか昔、3ドルで買った本の内容をふと思い出した。森の中で気の狂った老人に捕らわれ、神と悪魔の戦いの話を聞かされた挙句、殺されるのだ。
まさかとは思う、が、この黒マントの下に拳銃でも隠し持たれていてはどうしようもない。今の自分には従うしか道は無いのか。
677マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:31:25 ID:???
663は毎回スタンド描写にオレ理論でいちゃもんつけてるヤツだろ

678はたらくあくま 3/3:2007/06/20(水) 03:32:10 ID:???
男はいくつか質問を思いつく。
何故自分を呼んだのか?アウトだ。少女はさっきからそれをしきりに後悔している。刺激するわけには行かない。
その使い魔の契約を無かったことにできるか?アウト。論外だ。逃げるつもりであることがバレる。
周辺の地理を聞くのも同様にまずい気がする。ここはどこだ。
結局の所、名前を聞くにとどまった。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。それが少女の名前らしい。
貴族らしく長い名前だが、とりあえずルイズと呼ぶべきか。
「口の利き方がなってないわ。『ご主人様』よ、私を呼ぶときは、そう呼んで」
内容とは裏腹に、指を立てて、得意げにのたまう少女――ルイズの顔には狂気の影は見てとれない。

「眠くなっちゃったわ。色々教え込まなくっちゃいけないけど、それは明日からね」
そういうと少女は服を脱ぎだし、全裸になる。武器は身に付けていない。
指揮棒のように短いロッドを持ってはいるが、そんなものに打ち負けるはずがない。男は安堵する。
そうとなればこんな所にいる理由はない。
パンツとキャミソールが「明日洗濯するように」の言葉と共に投げてよこされた。
男は生返事をしてそれに応え、床に座りこむ。後はこの狂ったご主人様が――眠り込むまではご主人様だ――寝たのちに脱出すればいい。

ルイズが指を鳴らし、ランプの光が消える。男は横になり、せいぜい寝息を大きくたてる。
そして数十分。ルイズが寝入ったことを示す規則正しい呼吸音が聞こえてくる。
男は目を開け、ズルリと立ち上がった。室内の異変に気づく。
明るいのだ。月光のほかに何か、もう一つ光源があるのか。さっきは見逃したが、町が近くにあったのか。
音も立てずに窓に寄り、外を見渡した。
大小二つの月が、再び呆然とする男――名はデーボという――の顔を強く照らした。
679マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:32:28 ID:???
一人恨み屋本舗キター!
680マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:32:59 ID:???
深夜にデーボktkr
681マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:34:05 ID:???
投下しました

前回はタイトルもなし投下予告もなし
登場人物の名前もなしでテンプレからも忘れ去られるありさまでピンピンチ
682マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:38:46 ID:???
デーボの人GJ
タイトルがなんか気に入ったよ!!
683マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:38:55 ID:???
これで寝れるな
684マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:39:03 ID:???
乙!!悪魔人形師ktkr
685マロン名無しさん:2007/06/20(水) 03:57:57 ID:???
>>663
つまり、新幹線の車内のようにある程度の気密がされた場所なら事実上広域老化は
射程無限だ、と言いたい訳か?
686マロン名無しさん:2007/06/20(水) 04:12:48 ID:???
そういやゲームでチョコラータが出してたガスは関係あるのかな。
スレ違いか
687マロン名無しさん:2007/06/20(水) 04:17:06 ID:???
これでも流れが遅いほうだと言うのか。
毎日ペースで職人が数人作品投下してくれるスレって
かなり恵まれているよな。
688マロン名無しさん:2007/06/20(水) 04:54:53 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~   ジョースター卿が死んだなど・…
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}      嘘をつくなーーーーーッ!!
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
689マロン名無しさん:2007/06/20(水) 05:11:02 ID:???
フォンタジーやメルヒェンじゃあるま(ry
690『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 06:12:23 ID:???
人のいない時間帯を見計らってこっとりと投下シマース。
691マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:13:16 ID:???
こいッ!
692『女教皇と青銅の魔術師』 27:2007/06/20(水) 06:13:39 ID:???
決闘の前日

二人は町まで買出しに出かけた。
馬には乗りなれていないミドラーは町に付くころには腰痛になっていた。
駱駝いないの、とギーシュに恨みがましい目を向けるがギーシュは取り合わない。
そもそも彼は駱駝を知らなかった。

ミドラーの服を数着と背負うタイプの袋を買う。
ミドラーが決闘に勝った場合すぐに学院を脱出できるように物資を購入する。
自分が死んだ時のために準備する、というのはどんな気持ちだろうとミドラーは彼の表情を伺うが、
ギーシュは平然としていた。

その後武器屋にてギーシュは撒き菱と魔法のレイピアを購入。
(魔法の…?)
ミドラーはいぶかしく思いながらハイプリーステスでスキャンしてみる。
(鞘は…問題ない。ただの真鍮の飾り)
(刀身と…鍔、それと鞘の口金部分に何か…スタンドが反発する部分がある?)
ひょっとしてこんなものが切り札なのだろうか、と落胆する。
確かにスタンド本体に斬りつければダメージはあるだろう。
だが、ギーシュが挑戦し失敗たように地面からの攻撃時にはスタンドは地面と地下部分にしかいない。
攻撃している部分は、変形させたただの物質でしかないのだ。
まあ決闘相手にわざわざ弱点を教える事も無いか、と思考を切り上げる。

帰りにミドラーは、女教皇で作ったコブを馬に付けてなんとかしようと試み、
3度馬に振り落とされた。
693マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:13:51 ID:???

   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙トェェェェェィ、 ) |   ........
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ     
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_ 
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `……´/ |l ト、 `'

694『女教皇と青銅の魔術師』 28:2007/06/20(水) 06:15:20 ID:???
そして決闘当日。

早朝からギーシュは決闘の場となる広場の清掃をしていた。
ごみを捨て、石畳の隙間に至るまで入念なチェックをする。
級友が数名無言で客席の設営をしてくれている。
たまに堪えきれず嗚咽を漏らす友人もいた。
彼等の中ではギーシュは討死確定らしい。

石畳のチェックをしているギーシュに、サイトが話しかけてくる。
「おい、お前また決闘すんだって?」
今朝方ギーシュとの決闘の後の昏倒から目覚めたばかりで、一連の騒動を知らないらしい。
「お前俺に負けてからまだ3日ぐらいじゃん。何?ひょっとして決闘マニぶぎゅげッ!」
サイトを杖で殴り倒したルイズが涙を浮かべて謝罪する。
そのあまりの取り乱しぶりに、
ギーシュはちょっとだけルイズに同情した。
695『女教皇と青銅の魔術師』 29:2007/06/20(水) 06:16:24 ID:???
決闘30分前

ミドラーはとうに準備を済ませて仮設テントにいた。
ギーシュはまだ現れない。何やら準備があるとかで部屋に戻ったのだ。
衆人環視の中命の取り合いをする、という初めての行為に緊張を自覚するミドラー。
僅かな日数とはいえ行動を共にしたギーシュに多少の情は移っている。
できれば死なせたくなかった。
(再起可能程度に叩きのめして…駄目だ。どちらにせよあの爺がいる)
(いっそギーシュを連れて逃げるか?)
(あの顔が使えれば口の中に入れたまま逃げられたのに…)
ハイプリーステスの現在において最大の攻撃、巨大な顔のイメージは出せなくなっている。
承太郎に破壊されてまだ間が無い為、破壊された印象が強すぎるのだ。
溜息をついて頭を振る。
どうもあのボウヤに当てられたのか、思考が変な方向に向く。
あの子が自分に勝つ、などありえないのに。
自分がDIO様から逃れることが不可能なように。

「DIO様からは逃れられない」=「できることなら自由になりたい」であることに、
一度心が折れて服従してしまったミドラーはまだ自分では気付けない。
なおも考えているミドラーに、声が掛かる。
時間のようだ。
ミドラーは立ち上がって、決闘の場に赴いた。
696マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:17:22 ID:???
siennnnnnnnnnnnnn
697『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 06:19:45 ID:???
今回は以上。短くてすまん。
…だから人のいない時刻を狙ったのになんで起きてるんだあんたら(笑)

次回は決闘本編。
メイジがスタンド使いに完勝する話、の予定。
698マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:21:34 ID:???
卿の御加護があれば睡眠など不要ですよ
699マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:25:03 ID:???
職人が「まだ寝ている」と思って投下したとき住人はすでに起きている・・・
700マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:41:10 ID:???
ミドラー馬鹿かわいいよ
701マロン名無しさん:2007/06/20(水) 06:51:26 ID:???
いまだに地球と思っているミドラー…

アホな子…(ホロリ
702マロン名無しさん:2007/06/20(水) 07:05:02 ID:???
逆に考えるんだ。明日を楽しみにして早く寝て早く起きた人たちがいると思うんだ
703マロン名無しさん:2007/06/20(水) 08:05:15 ID:???
兄貴編はバトルが面白いな!!
スーツ損傷率17%ってケツとかが破れてないといいがw
704マロン名無しさん:2007/06/20(水) 10:42:53 ID:???
ル茶といわれるとどうしても覆面の格闘家でプロモデラーの人を思い出していかんw

しかし、ルイズ達貴族の下着はショーツなわけだがシエスタみたいな平民もショーツなんじゃろか?
どうしても文明レベルとか明確な身分差を考えるとメイド服の下はドロワーズを想像してしまうんだが。
705ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 10:43:47 ID:???
損傷部は腕だけだからそれはないw
706マロン名無しさん:2007/06/20(水) 10:51:34 ID:???
>>704
大正解。貴族はレースのついた小さな下着を持っているが、平民はドロワーズとかをはいている。
ちなみにブラジャーは貴族・平民問わず存在しない。
ソースは原作4巻だから確実DA☆
707マロン名無しさん:2007/06/20(水) 10:54:13 ID:???
サイトが空気読めてねーwww
708704:2007/06/20(水) 11:01:56 ID:???
>706
原作に記載されてるのかw
ブラも「たぶんシエスタはしてないだろうな」とは思っていたが
まさか存在しないとは思わなんだ。
アニメだとルイズは制服の下にスリップを着てたんだっけか?
キュルケはまさか生肌の上に直接ブラウスってコトですか!
709マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:10:58 ID:???
>>706
お陰でセーラー服を着るときははいてないんだよなw
710マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:15:56 ID:???
ふと思ったんだが、ゼロ魔世界で香辛料や調味料は普及してんのかな
テーブルマナーとかもほとんど無さそうな気がする
711マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:38:53 ID:???
テーブルマナーはあるだろ。仮にも貴族名乗ってんだし。
食べ物に関してはあまりよくわからないが。でもシエスタが寄せ鍋とか作れるぞ。
712マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:47:49 ID:???
シエスタは祖父が日本人だから作れるだけで普及はしてないんじゃね?>寄せ鍋
713マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:58:26 ID:???
サイトが出てくるSSは三本か……
ここの住人にはサイトはへたれ過ぎて嫌われてるのかねぇ?
714マロン名無しさん:2007/06/20(水) 11:58:42 ID:???
>>711
原作9巻でテーブルマナーは男は駄目だって描写があるよ。
女の子は割と普通だけど。
715マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:00:37 ID:???
>>713
奴はマゾだからな。
716マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:04:27 ID:???
寄せ鍋と調味料香辛料の関連がわからん
717『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 12:08:41 ID:???
続きできた。
…なんでこの時間こんなに居るんだ(笑)
718マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:09:40 ID:???
>>713
他のクロスSS探せばわかるが、サイトが出てくるSSはまずない。
クロスSSにおいて、サイトは宝石並みの希少価値があるといえよう。
719『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 12:10:38 ID:???
>>713
つーか私みたいな妙な設定でない限り、ルイズが二人使い魔を抱えることになるからじゃね?
720マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:12:38 ID:???
基本一度に一体みたいだからなぁ。
721『女教皇と青銅の魔術師』 30:2007/06/20(水) 12:12:51 ID:???

決闘の場にギーシュが現れた際、観客はどよめいた。
ギーシュが盛装していたからである。
羽飾り、花飾りをふんだんにあしらった大きな帽子。
カラフルな刺繍を施した、古めかしい衣装。
腰にはこれまた飾りつけの多いレイピア。
それは、もはや舞踏会でも珍しくなった古い貴族の盛装であった。
ご丁寧に目元には仮面まで付けている。

決闘の場、正面にはオスマン師。脇にはコルベールが控えている。
約定が読み上げられる。双方が賭けるものは命と自由。
ギーシュが使い魔を手に入れるか、ミドラーが自由を手にするか。
ギーシュが命を落とすか、ミドラーが使い魔になるか。

「承知しました」
「OK…いや、えーと、それでいいです」

わりと締まらないミドラーの宣誓の言葉で、決闘は始まった。
722『女教皇と青銅の魔術師』 31:2007/06/20(水) 12:14:25 ID:???

両者の距離は6メルテほど。
ギーシュは昨日買ったレイピアをすらりと抜くと、鞘をミドラーの前方1メルテに投げ転がす。
「予告する」
ギーシュが朗々と宣言する。
「ぼくは、その鞘の位置まで歩いて近付く」
「この5メルテの距離を歩く間に、ぼくを止めてみろミドラー!」
観客は沸かない。
もはや彼の行動は死の前の傾きとしか見られていない。
右手のレイピアは下段に、左手のバラの造花の杖は横に水平に構えて、ギーシュが呪文の詠唱を開始する。

詠唱の聞こえる場所にいたメイジは全員、耳を疑った。
ギーシュは『錬金』を唱えている。ワルキューレ召喚ではない!
土の基本である錬金は呪文も極端に短い。
その末尾をゆっくりと唱えながら一歩前に踏み出す。
戦闘の駆け引きが、始まる。
723マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:15:34 ID:???
エンポリオの幽霊能力って成長すんの?
724『女教皇と青銅の魔術師』 32:2007/06/20(水) 12:16:15 ID:???

ミドラーはこの期に及んでなお躊躇していた。
(この子を、どうにかして助けられないだろうか)
しかし彼は呪文を唱えこちらに一歩踏み出した。
(ああもう!恨むんじゃないよ!)
ハイプリーステスを発動。目標はギーシュの目の前の石畳。
ミドラーは、生まれて初めて運命を呪いながら攻撃した。

次の瞬間、
ギーシュの目の前の石畳の一つから巨大な鉄の塊が生えはじめ、
ギーシュが唱えていた『錬金』を完成させ、

―――ミドラーが身体の左側面から血を噴出して、倒れた。
725マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:18:01 ID:???
支援するっ!
726『女教皇と青銅の魔術師』 33:2007/06/20(水) 12:18:19 ID:???

決闘の場は静まり返っていた。
歓声を上げるべきギーシュの友人達も、何が起きたのか判らなかった。
(―――何だ?)(今、何をした?)(一体、錬金で、何をした?)
それはミドラーも同様。
(何だ!今何をされた!)
(本体ではない!スタンドに攻撃された!?)
慌ててスタンドを引き戻そうとして、違和感を感じる。
スタンドの感覚を広げる。
石畳の間に、何か反発を感じる。
昨日感じた「魔法」とやらの感触だ。そしてこの形は…『撒き菱』!
ミドラーは理解する。
スタンドが発現している石に、この撒き菱を打ち込まれたのだ、と。

ギーシュは思考する。
(第一手成功)
7箇所同時に錬金をターゲットし、どこかの石から何か生えた瞬間、その隣接する石に錬金を発動。
石の片側に金属(彼が最も得意な青銅)を錬金、石を動かして固定化の魔法をかけた撒き菱を突き刺す。
丸一日、ミドラーに跳ね飛ばされながら考えた作戦であった。
727『女教皇と青銅の魔術師』 34:2007/06/20(水) 12:20:06 ID:???

ミドラーは最初に会った時、大怪我をしていた。
魔法で作った顔を、敵に砕かれたと説明していた。
ならば、
ミドラーの魔法は、作ったものに攻撃すると彼女にダメージが行く?
最初に試してみたが、そうではなかった。逆に食い込んだ剣が自らに当り腕が千切れた。
そして、気が付く。
ミドラーの視覚を共有して見ていると、ギーシュの目では見えない何かが動いている。
地面から武器?を出現させるとき、その何かが働いている。
生えてきた鉄の塊などには、その何かはくっついていない。
地面と、その境目にくっついている。
ミドラーとつながっているのは、そこだ。

ミドラーに向かって悠然と歩く。
ミドラーがこちらを見る。何をされたか、理解したようだ。
そしてこちらを凝視―――そしてはっとした表情になる。
そうだ。これが第二手。
『今ぼくが着ている服は、何一つ金属が使われていない』

模擬戦闘の最中、木の板に乗ったときに、わざわざ木の下の地面から鉄の紐を出して、こっちを縛り上げた。
木板ごと。何故?木板から出せればもっとコンパクトに手早く縛れたはず。
レビテーションで壁近くに浮遊して誘ってみた時も、壁の石部分からしか出てこなかった。
木からは発生していない―――できない?
土に属する魔法なら、それなりに制約を負う、というわけだろうか。
これを利用すれば、かなり有利に戦える。

そして今、ギーシュの身に付けているものから金属を探し出そうとして、ミドラーは貴重な時間を無駄にした。
間合いが詰まる。
728『女教皇と青銅の魔術師』 35:2007/06/20(水) 12:21:43 ID:???

ミドラーは思考する。
(甘かったッ!)
(この子は、強い!)
(こちらを完全に理解して、封じるように手を打ってくる!)
最初のダメージの後、石畳からではなくギーシュの装飾品から攻撃しようとした。
しかし、ギーシュは金属を何も身につけていない。
明らかに、スタンドの特性を理解した上で封じにきている。
ギーシュは呪文を唱えながら歩いて近付いてくる。
石畳を改めて広範囲にスキャン。
ギーシュと自分の間、所々に抵抗を感じる石がある。
石畳からのスタンド攻撃は、完全に封じられている。
影響の無い遠くの石では、こちらに届くまで時間がかかり過ぎる。

あと数歩。
ミドラーは必死で思考する。
そして、辿りつく。
目の前に転がされたレイピアの鞘、それは真鍮製だ!
口の一部分は何か魔法が掛かっているが、他はただの金属!
自分をここまで追い詰めたギーシュに畏怖しつつ、
最後の一手として、ハイプリーステスを発現させ、ギーシュに襲いかかった。
729『女教皇と青銅の魔術師』 36:2007/06/20(水) 12:23:38 ID:???

目の前に自分のレイピアの鞘が跳ね上がってきた時、ギーシュは最後の仕掛けを発動した。
呪文の詠唱を中断、一言だけの合言葉を唱える。
本来はただの見栄のためにしかならない、魔法のギミックが発動する。
投げ上げた剣を、何も見ずに鞘で受ける、というつまらない効果。


ミドラーはハイプリーステスが急に引き寄せられるのを感じる。
ギーシュの剣に吸い寄せられるように、鞘がそちらに引きずられる。
抗う術もなく、剣は鞘に――いや、鞘は剣に収まった。
そして次の瞬間、
剣は振るわれ、ハイプリーステスの憑いた鞘はミドラーの頭上を越えて飛んでいった。
730『女教皇と青銅の魔術師』 37:2007/06/20(水) 12:24:57 ID:???

引き戻せ、間に合うか?とミドラーが考えた時、再び鞘は引き寄せられる。
目の前ではギーシュがレイピアを構えている。
盛装の貴族が、レイピアをぴしりと構えている。
そのあまりに型通りな光景に、ミドラーは一瞬見惚れる。

この距離ならミドラー本体にもギーシュのレイピアは届く。
あの魔法のレイピアで全力の突きならば、ハイプリーステスとて貫かれるだろう。
本体とスタンド、両者同じ防御行動をとる。
両腕で顔を咄嗟に庇ったのだ。

衝撃が走る。
何処を貫かれたのか、と身構える。
しかし、いつまでたっても痛みはやって来ない。
頭をなでる感覚がある。
顔を上げると、ギーシュが鞘に発現したハイプリーステスの頭をなでていた。

「ぼくの、勝ちだ」
右手が差し出される。
周囲の観客が、歓声を上げる。
オスマン師が、満面の笑顔で膝を打つ。
この日、青銅の魔術師は、女教皇を手に入れた。
731マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:38:17 ID:???
ギーシュかっKEEEEEEE!
GJ!
732マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:38:33 ID:???
すげぇ……このギーシュが何でサイトに負けたのか分からない。
733マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:44:26 ID:???
空気読まないサイトがいきなり石か何か投げつけてそれで気絶したとかじゃね?
734マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:47:59 ID:???
なんというギーシュ・・・
数々のギミックにワクワクしてしまった
このギーシュは間違いなく主人公補正
       
   / ̄\
  | ^o^ |  
   \_/

避難所に投下終了宣言とはw
GJ!GJ!
735マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:50:55 ID:???
GJ!
このギーシュに勝てる才人って一体…
戦闘力のインフレとか大丈夫なのか?
どう考えてもワルドがヤバイレベルになってしまうと思うんだが
736マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:59:14 ID:???
サイト戦は相手を舐めきっていて敗北したため、「俺は…反省すると強いぜ…」理論発動したとか。
737マロン名無しさん:2007/06/20(水) 12:59:32 ID:???
インフレとかストーリー気にしちゃ
SSなんて書けねえぇぜぇ
738マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:00:27 ID:???
今回ミドラーに勝てたのは万全に準備してたからだろ
才人とは突発的でただの平民と考えていたから剣→ガンダールヴでパワーアップに対抗できなかったからでしょ
739マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:00:30 ID:???
スタンド具現→攻撃の三・四部主人公勢なら基本的に負けるほうがオカシイと言える。(例外エコーズのような攻撃=状態異常系統除く
今回は第三・四部の敵スタンド使い、第五部以降のスタンド使いのような直接戦闘よりも
道具や間接的なスタンドの能力による攻撃が得意なスタンド使いに対する対応策を見つけたから勝てただけ。
まぁ前記した行動=攻撃のサイトにギーシュが負けたのは油断していたからだけどな、剣の錬金解けば良かっただけだし
740『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 13:00:50 ID:???
そもそもギーシュは今回ドットレベル以下の魔法しか使ってないし、
戦闘力ってよりジョセフ的な戦い方で勝った、ということで。

つーか、ワルドよりも一緒に出てくるフーケがヤバイっす。
オスマン師並みかそれ以上にアレなキャラクターになってしまってw
741『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 13:03:56 ID:???
おお、書き込み成功。つーことでもう一遍宣言。
投下終了!

スタンド能力や魔法について批判のあるかたは避難所のほうにお願いします。

こんなんギーシュちゃうわ!という方は、もうしばらく待ってください。
男子三日会わざればカツモクして見よ(←出典:超兄貴)ともいいますし。
742マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:13:44 ID:???
ワルド 伊良子
フーケ いく
743マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:19:42 ID:???
>>742

じゃあマリコルヌ辺りが口裂け顔で「よくやった!」と叫ぶのかねwww
744マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:33:40 ID:???
全く関係ない話になって申し訳ないんだけど、自分SBRの聖人の遺体、誰か分かったかもしれん…
でもこのスレで聞いてみるとスレ違いだろうし間違ってたらかなり恥ずかしい。
誰か聞いてもよさそうなスレ知りませんか?ちなみにキリストではないです
745マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:36:51 ID:???
>744
少年漫画板に行け
746マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:37:03 ID:???
>>744
お前は頭脳がまぬけか?我らがスレの聖人とは!すなわち!!!
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~   ジョースター卿が死んだなど・…
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     私だ!ばーーーーん!
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
747マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:42:18 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~   たぶん、私は3人目だから
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ   
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
748マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:46:33 ID:???
>747
ちょww
749マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:48:34 ID:???
巨大な白い卿がくねくねしてる姿想像して茶スプラッシュしかけた
750マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:53:35 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
751ゼロの兄貴:2007/06/20(水) 13:56:02 ID:???
卿はホントもう自重してくださいw
752マロン名無しさん:2007/06/20(水) 13:59:08 ID:???
そういや卿の肩にも星型のアザがあるんだよな
すごいどうでもいいけど
753マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:00:50 ID:???
>>750
来ぉぉぉぉぉおぃぃいいいい!!!
754マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:02:49 ID:???
今初代スレの1の時間見てきたんだけど
3/15なんだよな…これで本格的に時が加速するのが5月中盤のDIO様とデッドマンQが降臨して
それからわずか1ヶ月程度で15スレ消費ってどんだけよw
755ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 14:06:48 ID:???
少し経ってから、タバサが地面に絵を描いて作戦の説明を始めた。
偵察兼囮が小屋の側に赴き、中の様子を確認→フーケがいれば挑発→出てきたところを魔法で集中砲火。
「偵察兼囮役には私がなろう……一つだけ頼みがあるが、フー…ゲフンゲフン。ロングビルも一緒に来てくれ」
「私ですか?」
フーケが意外そうに聞き返す。
「そうだ。『土』の魔法を知らない私だけで、フーケを相手にするのは不安だからな」
「それで私達は攻撃ってわけ?」
ルイズが自分達を指差した。
「その通り、異論は無いな?」
納得したように頷く面々。
「行って来る」
そして―――小屋に向かって普通に歩いていくディアボロを見たルイズは突込みを入れた
「ちょ、ちょっと!せめて隠れながらとかしないの!?」
あんまりにも無防備すぎるディアボロを見て驚くルイズ。
しかし、エアロスミスの感知であの廃屋の中には敵が存在しない事が分かっており、更にフーケはディアボロのすぐ後ろに居るので問題は無かった。
ルイズの突っ込みをシカトしながら、歩き続けるディアボロ。
その後ろから慌てた様な小走りで近づいてくるフーケ。

そのままディアボロは最短距離で廃屋に近づくと、ドアをいきなり開ける
その姿を見てフーケは唖然とした

「フー・・・・・・ゲホゲホ。ロングビル、中に入るぞ」
「ミ、ミスタ・ディアボロ……中に人が居るかどうかの確認は良いのですか?」
「その時はその時だ」
「……そんな無茶苦茶な」
「とっとと入れ」

廃屋の中にフーケを乱暴に押し込むディアボロ。
756マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:09:33 ID:???
ディアボロキタキター
ほんま速筆やなあ
757ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 14:09:38 ID:???
外で見ていたはルイズ声を張り上げた。
「何やってんのよあいつ!?打ち合わせとまるで違うじゃない!」
そのまま、廃屋に向かって走ろうとするルイズの腕を掴むキュルケとタバサ。
「何すんのよキュルケ!タバサ!
「ディアボロにはディアボロなりの考えがあるらしいわよ?」
「考えてる」
そのまま強引に説得されて渋々待ち続ける事にした。
(あの馬鹿使い魔ァァァァ!ご飯抜きにしてやるんだから!)
しかし、爆発して特攻するのも時間の問題だったが。


一方その頃のディアボロとフーケ

小屋は狭く汚かった。中には申し訳程度に家具が置いてあるだけで。
大量の埃が積もっており、人の生活の痕跡が見当たらない。
(ハーヴェストの感知では……)
歩きながら、ディアボロは『破壊の杖』が入っていると感じるチェストを開けて、中の物を見た。
確かに『破壊の杖』があった、が。
(何でこんな物がこの世界にあるんだ?)
ディアボロはその『破壊の杖』が、元居た世界にあるロケットランチャーにしか見えない事に疑問を持った
『破壊の杖』かどうか、フーケに一応の確認を取ってみる事にする。
「これが『破壊の杖』か?」
「何の苦労もなく見つかりましたね……」
フーケが白々しくも安心したように言った。どうやら本当に本物らしい。

彼は奇妙なダンジョンの特異性に慣れているので・・・・・・ロケットランチャーがファンタジーやメルヘンの世界に落ちてても不思議じゃないんじゃね?と・・・。
(やはり、気になるものは気になる)
思わなかった。
つらつらと如何でも良い事を考えているディアボロだが。
758ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 14:11:26 ID:???
「ミス・ヴァリエール達を呼んできますね」
フーケが外に出ようとしていた。ゴーレムでも呼び出すつもりなのだろうか?
が、それを逃すわけにはいかない。
『破壊の杖』をエニグマの紙の中にしまいこみ
『M72A2ロケットランチャーを紙の中に入れた』
そして、外に出ようとするフーケを呼び止める。
「ところで……何でフーケはこんな所に『破壊の杖』を置いていったんだろうな?」
フーケがドアに向かう体勢のまま答える。
「フーケ本人ではない、私には分かりかねます」
「それもそうだ、本人以外には絶対わからない・・・・・・だから私は本人に聞いているんだよ。『土くれのフーケ』本人にな」
「な、何を言っているんですか?冗談は止めてください!」
慌てて振り返るフーケ。
しかし、ディアボロの静かな視線に自分の正体が見抜かれたことを悟った。
「何故…気付いたのですか?」

『怪しかったから、取り敢えずヘブンズドアーのDISCを使って正体を確かめて見ました』
とは言えないディアボロ。

尤もらしい推理を即席で作るのも面倒なので、疑問文には疑問文で返してみる事にした。
「何故だと?理由はお前が一番良く知っているだろう?」
「・・・・・・なるほど。私が軽率だったわけですね」
数秒考えてから勝手に自己完結したフーケ、ディアボロは本当にラッキーである。
759マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:11:44 ID:???
支援
760ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 14:13:09 ID:???
そのまま、小屋の中で睨み合いを続けている二人。
一瞬の気も抜けないはずであったその時
「・・・・・・取引しませんか?」
不意にフーケが口を開いた
「何だ?」
「『破壊の杖』を差し上げる代わりに私を見逃す取引ですよ」
「そんな事をする必要が私には無いが?」
「学園の宝物庫に眠っている『破壊の杖』は裏の世界では値段が付きませんよ
 あんな無能な子供に奴隷のように付き従うのも業腹でしょう?
 それを元手にして学園から逃亡しては如何ですか?」
ディアボロは嫌々ルイズに従っているわけでは無いのだが・・・・・・どうやらフーケは勘違いしているようだ。
そもそも逃げる選択肢を選ぶにしても、ディアボロに金は必要無い。
「ふん。アレは何時か大化けする。私はそれを待っているだけだ」
「ロマンチストですね」
「・・・・・・大人しく捕まるか、痛めつけられて捕まるか。どちらを選ぶ?」

そのまま膠着した状態が数分続き―――瞬間。
ドゴン!
「「!?」」
音の発生源を見る二人
そこには何故か顔が沸騰しているルイズが立っていた。
「もう、待ちきれないわ!何やってんのよディアボロ!ミス・ロングビルに厭らしい事して、きゃっ!」
チャンスと見たフーケが一瞬の隙を突いて、ルイズを押し退けて外に飛び出す。

「チッ!」
気を削いでしまった事に舌打ちを一つして、飛び出したフーケに続くディアボロ。
しかし、外に出てから見たのは、地面から浮き上がるように出てくる土の巨人と
その肩に立って秘書の演技を剥ぎ取った土くれのフーケだった。
「形勢逆転・・・・・・ってやつね!」
761マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:13:15 ID:???
スタプラとスティッキー拾い支援
762ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 14:14:48 ID:???
投下完了
763マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:14:59 ID:???
マイペースなボス支援
764マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:15:47 ID:???
エンヤ婆をデス13発動→ガオンで排除しつつ支援
765マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:16:37 ID:???
ボスのアバウトさが気持ちいいなw
766マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:16:47 ID:???
ボスーー
767マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:17:56 ID:???
さすが半裸33歳だぜw
768マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:32:49 ID:???
GJ!
たしかにネタバレはいえないよな
そういや、HDをルイズに発動した場合「虚無」の素質があるって判明するのだろうか?
769マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:42:16 ID:???
>>767
これで子持ちwww
770マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:42:50 ID:???
するんじゃね?
1.虚無の素質があるぞ
2.たまにデレて可愛いぞ
771マロン名無しさん:2007/06/20(水) 14:43:29 ID:???
>>768
出来るけど楽しみのためにやってないんじゃね
未鑑定のワクワク感はよく知ってるディアボロだしな
772マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:02:31 ID:???
サン・ジョルジョ・マジョーレ島ではちゃんとスーツ着てたのにな…ボス
まあヴェネツィアでは引きこもりだったけど
773マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:04:35 ID:???
アレはボスなりのオシャレなのかもしれん。
しかし、数々のスタンドを使いこなすボスってのはなかなか楽しいなぁ。
性格が一巡後の世界に挑むほどダンジョンに潜った後なのに妙にアバウトなのも面白いw
774マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:08:37 ID:???
装備が一巡後の世界で俺TUEEEEEEEEEEEEEやれる装備だけど、今居る場所はレクイエムぐらいの気分なんだろう
それだとトコトンアバウトになるのもしかたない
775マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:09:16 ID:???
>>773
ぶっちゃけ死んでアイテム全損でも集めなおせばいいんだしな
俺らプレイヤーは限られた時間の中でしか生きられないから鬱になるけど
ボスには永遠があるんだぜ?悟り開いてもおかしくないだろうな
776マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:29:25 ID:???
百万回死んだボス
777ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 15:36:35 ID:???
スターダストの人や鉄の人みたいな各話のタイトル募集。
778マロン名無しさん:2007/06/20(水) 15:56:28 ID:???
確かもう1人のディアボロは絶頂の人だったよな?

一巡した世界で俺TUEEEEをしていた…
という意味の天国の人というのはどうかな!
779マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:04:20 ID:???
∞回死んだ使い魔
780マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:05:59 ID:???
いや、「各話の」だからそういうことじゃないと思うが
781マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:06:12 ID:???
帝王は使い魔
782マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:16:10 ID:???
話し聞けっつの
783マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:16:17 ID:???
>>772
影で見づらくて実は素肌にペイントしただけだったりして……
784マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:17:46 ID:???
>>783
吉良と違うベクトルだが変態確定じゃないかw
785マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:19:42 ID:???
死んでも大丈夫、って考えだとどんどん戦いが下手になるってのをどっかで聞いた気がするな。
確かにDISCで戦闘力は上がっていても、実戦の読み合い力はかなり下がってそうだね…
786マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:20:25 ID:???
例えば、ギーシュとの決闘パートは
「決闘〜別名レベルアップやり直し」
とかそう言う感じかね?
787マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:22:08 ID:???
名探偵ディアボロ「HDで推理いらず!」〜フーケ編〜


とかか?
788マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:22:22 ID:???
>>785
それなりにギリギリだが打つ手は色々あるくらいが一番上達するよな
789ディアボロの大冒険U:2007/06/20(水) 16:26:17 ID:???
>>786-787
そんな感じです
790マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:26:45 ID:???
ゼロの不思議な帝王
迷宮から来た使い魔
ディアボロの異世界日記
地下迷宮物件
ダンジョン再び
791マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:30:55 ID:???
唐突に星屑支援。
と見せかけて実は結構前のスレのネタ。
ttp://www.hp.infoseek.co.jp/v/b/l/vblave/cgi-bin/source/up0392.jpg

ルイズ似なさすぎワロタ。
3部承太郎は死んでもデレなさそうだから困る
792マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:33:26 ID:???
>>785
ボスは今回、気分転換でやってるからな
793マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:34:56 ID:???
>>791
これじゃあ親父の立場じゃんかwww
794マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:36:53 ID:???
>>791
貫録が違いすぎるwww
795マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:45:16 ID:???
同い年www
796マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:47:40 ID:???
ルイズの身長は承太郎の膝ぐらいのイメージしか湧かないw
797マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:50:10 ID:???
40cmも身長差あるからなぁ
承太郎の鳩尾辺りに頭じゃね?
798マロン名無しさん:2007/06/20(水) 16:58:20 ID:???
承太郎は年取るたびに若くなる...
ルイズは普通に成長する

つまり挟み撃ちの形になるな...
799マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:04:36 ID:???
どう見ても3部より4部のほうが若いからな
800マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:06:33 ID:???
>>791
「ルイズが召喚したのが空条承太郎だったら・・・」のネタだな。
お前も俺もいつからこのスレに張り付いてんだよwwwwww
801マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:08:01 ID:???
康一君くらいの身長でも腰に届かないんだよねェ。
802マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:09:51 ID:???
>>799
そして6部の承太郎は若いというよりも、もはや童顔ww
年取るごとに老け顔から童顔へ変化するキャラが見れるのは荒木先生の(ry
803マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:14:55 ID:???
その後>>802の姿を見たものはいない……
804マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:22:53 ID:???
6部仕様の承太郎なら、キュルケ達に年齢が知られた時あそこまで驚かれなかったろうな。
805マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:26:33 ID:???
6部承太郎は41にはとても見えねえwwwwww
806マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:31:04 ID:???
6部使用だと
「ウソォ!ホントに40代!?」という展開に
807マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:34:09 ID:???
今更だが。
「激闘土くれのフーケ!!!! 監督 使い魔ディアボロ」
808マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:37:38 ID:???
3部→高校生?ねーよwwww
4部→格好良いですねーvvv
6部→ば、ばかな!若返って……
809マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:39:12 ID:???
今回のディアボロさんサブタイ
空気の読める女読めない女
810マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:44:16 ID:???
>>808
ここで承太郎は無意識に波紋呼吸をしているがなまじ訓練を受けてないため止め方が分からない説。
いや、ジョセフは生まれたときから波紋法マスターしてたじゃん?
811マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:52:05 ID:???
なるほど、波紋の呼吸かw
あんま関係ないが承太郎ってリサリサ似だしな
だが>止め方が分からない
って恐いぜ・・・人間あるていどの老いは必要だよな
4部初期は3部よりも老けて見えたんだけど
どこを間違ったのやら荒木先生
812マロン名無しさん:2007/06/20(水) 17:57:02 ID:???
>>811
自分を基準にしてるんじゃないか?
813マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:01:08 ID:???
>>812
おま・・・消されるぞ・・・
814マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:03:43 ID:???
荒木「ブァカ者がァアアアア。この私の外見を基準にイイイイイイイ…承太郎の姿は描かれておるのだアアアア!!」

こうですか?
815マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:05:09 ID:???
これも作者の自己投影というべきなのかwww
816マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:11:18 ID:???
逆に考えるんだ作者の体験を湾曲して書いている・・・とだからネタが尽きずに休まず書けるのだと考えるんだ
817マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:27:44 ID:???
初代スレか
長いようで短かったな
818506:2007/06/20(水) 18:37:53 ID:???
そういや俺も初代からいるんだよな……感慨深いな。
819マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:38:18 ID:???
別にそこまで昔でもないのにさも5年はたったかのような言い方をするおまえらにワロタ
820マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:40:42 ID:???
>>819
加速しはじめてから1月で15スレだぜ?
何巡してるのやらw
821マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:41:35 ID:???
でもそんな感じはするんだよなwww
初代組多いんだね。あのスレ承太郎を呼ぶスレだったのに
一番最初にきたのボスじゃなかったっけ?w
822マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:43:30 ID:???
仗助デス
823星屑:2007/06/20(水) 18:44:06 ID:???
承太郎召喚のための準備してたらスレが加速し出して間に合わなかったという……。
承太郎の天敵は神父だという事を思い知らされたよ。
824マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:45:16 ID:???
初代スレ…「伸びそうにねーなぁ…」とか思ってた頃が懐かしい
825マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:49:03 ID:???
>>824
最初はそうだったな
神父が降臨した後は感想を書くのすら間に合わないこともよくあるほど加速してたけどw
1日1スレ消えたこともしばしばあったりしたな
826マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:50:29 ID:???
元々初代はシャナスレの派生だしな。
827マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:52:25 ID:???
この調子ならこのスレも今日中には終わるだろうしな。
828マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:52:32 ID:???
親離れの究極形だな
829マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:52:33 ID:???
だよなw だってジョジョの奇妙なライトノベルに投下されてたSSに影響されて作ったんだろうが
全然投下されねーんだもんな……
それが今じゃ神父が風の魔法で偏在してるとしか思えんwww

つーかプロシュートの兄貴がこの世界に来て初めて能力をタバサにだけバラしたこれはフラグ?って思ってるのは俺だけですか
話題に上がらないと疑問に思ってしまう……
83037:2007/06/20(水) 18:54:42 ID:???
元々新シャアから流れてきたんだが、いつの間にかここに駐在するようになったモレがいる
バイト先でも昼休みに携帯からチェックしてるぐらいなんで、重症です。
831マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:57:31 ID:???
会社から見てる俺も重症だな
832マロン名無しさん:2007/06/20(水) 18:57:59 ID:???
>>830
クロスオーバーSSスレとしてはものすごくにぎわってる部類だろ
まとめの更新がまったく間に合わないほど書き手は多いしな
833マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:04:23 ID:???
ちょっと見てないと下手すりゃ400とか行くので困る。
834マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:08:07 ID:???
そしてその増殖は止まることはない
835マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:11:45 ID:???
住人が弓と矢に射抜かれて次々と職人に覚醒していくしな
836マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:12:44 ID:9whmcKoy
しかし、なんでこんなにジョジョキャラとゼロの使い魔が相性がいいのだろうか?
やはり、「覚悟」と「責任」をもったキャラがジョジョには多いからでしょうか?
スターダストはまだデルが出てませんが、デルが出て使い魔本領発揮となった
時、ザ・○ールドが可能なると予想していますが・・・。まあガリア王にオラオラ
ラッシュを8ページ分くらいは決めてほしいです。 
837マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:13:15 ID:???
神父が加速させるついでにDISCをばら撒いてるとしか思えない
838マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:14:10 ID:???
>>836
それなんてゴミ収集車?
839マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:16:37 ID:???
>>836
ジョジョキャラと相性がいいのではない
元が異世界トリップ型なので、スケールが
違いすぎない限り、何にでもなじむだけだ
840506:2007/06/20(水) 19:17:05 ID:???
元々静かにって小ネタのつもりだったんだよね〜
その時デッドマンの話題出てたからスレ盛り上げるつもりでさ。




なんで連載してんだ?
841マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:18:40 ID:7gj8GYmS
>>840
貴様が黄金の精神に目覚めたからさ。
842マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:18:44 ID:???
スミ1って嫌な展開やなー
寺原がんばれ
843842:2007/06/20(水) 19:20:00 ID:???
すまん誤爆
844マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:21:44 ID:???
>>791
リクした俺すら忘れてたネタktkr
gjと言わせてもらおう!
845マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:24:04 ID:???
イルーゾォのSSがまとめサイトにないような・・・
846マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:26:51 ID:???
まだ更新されていないのでは?
ペース速いからしかたない
847マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:29:18 ID:???
まとめもうすぐ10万行くな。
848マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:29:21 ID:9whmcKoy
>>846
確かに、1月で15スレも立つのは2ちゃん全体でも、相当早いペースだと思います。
849『女教皇と青銅の魔術師』 :2007/06/20(水) 19:30:39 ID:???
正直にぶっちゃけてしまえば、ゼロの使い魔の原作はあんまり良いイメージじゃなかたんですがね…
ここを見て、SS読んで、色々考えているうちに判った。
>>839氏が指摘するような親和性こそが、この作品の最大の長所なんだと思う。

例えばダンバイン(古いか…)、日帰りクエストなんかも異世界召喚物であるが、ここまで他の作品のキャラとは親和性があるまい?
850マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:31:16 ID:???
ジャンプがつまらないけど、このスレがあるから全く苦にならないな
851マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:34:11 ID:???
このスレは一日の最大の楽しみです
852マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:35:22 ID:???
このスレのせいでまだ今月のウルトラジャンプ買ってません
853マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:35:45 ID:???
日帰りクエスト懐かしいなwww
854マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:38:11 ID:???
このスレのせいで企業戦士でもないのに24時間戦わなければならない
855マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:44:19 ID:???
ゼロの使い魔は二次創作のために存在するといったら過言ですか!?
856マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:44:22 ID:???
このスレのせいで授業中携帯でここ見てたら先公に見つかって携帯とられた。
857マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:46:40 ID:???
>>854
>>856
お前らw
漢というべきなのか
ただ単純にバカなのか
どっちだ?
858マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:46:49 ID:???
それはお前が悪い
859マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:47:45 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.) なに? >>856
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  携帯を先生に取られた?
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   「授業に集中できるようになってよかった」と
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        考えるんだ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ

860マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:48:29 ID:???
BTの召還をずっと待っている俺
卿にお前が書けとか言われそうだが俺には文才がないんだ…
6話以降の公開まだかなぁ
861マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:52:00 ID:???
俺、正直いって最初加速しはじめた頃ここの半数以上の作家は1話書いて
逃げると思ってたんだが
862マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:52:15 ID:???
>>860
まず最初に被害にあうのがルイズのような気がする…
ギーシュにしても殺されることは無いだろうが、かなり精神的に痛めつけられるな。
863マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:52:59 ID:???
俺もそう思ってたよ
864マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:55:04 ID:???
>>861
持続力はのきなみAだった罠w
865マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:55:26 ID:???
長続きするひとはしっかり書いてくれるよね。
つーか一日一作ペースの人はSSスレ的に見れば
すごいってもんじゃねー。
866マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:55:34 ID:???
すまないんだがBTって何の略だ?
867マロン名無しさん:2007/06/20(水) 19:57:06 ID:???
>>866
魔少年B.T.
868マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:00:50 ID:???
>>866
ブラック・タバサ
869マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:02:28 ID:???
>>868
それはそれで見てみたい気が。
ボンテージなんか着ちゃったりするんだろうか。
870マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:02:55 ID:???
>>866
オッス! おら悟空
871マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:03:19 ID:???
今思うとビーティーもバオーも打ち切りなんだよな…
勿体無いなぁ両方とも良い作品なのに
872マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:04:07 ID:???
>>870MもうB.T関係ないじゃんw
873マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:04:50 ID:???
>>868
想像して萌えた
874マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:05:31 ID:???
タバサはすっかり語呂ネタ要員だな。
875マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:06:33 ID:???
BT ボンテージ装備の赤面タバサ
876マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:07:02 ID:???
>>867
Thank you!
>>869
それいいね!
>>870
理解不能!?
877マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:07:26 ID:???
878マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:08:03 ID:???
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~  なに?>>871 打ち切りで残念だ?
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}     逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´     「下手に延ばされてgdgdにならずに面白いまま終わった」と
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        考えるんだ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
879マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:08:54 ID:???
ちょwww
880マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:10:10 ID:???
>>870
いくらなんでもそれはないで賞
881マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:12:33 ID:???
>>877
ちょwww法王さま何してんのwww
882マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:13:34 ID:???
B.Tとは・・・・・・
バンコクのタバサ
バンジージャンプして茶出したタバサ
某国のタバサ
ブチギレタバサ

さぁ選べ
883マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:14:22 ID:???
>877
プレッ プレッ プレッシャー!
884マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:14:39 ID:???
この法王さまは如何にしてメメタァという擬音を発するに至ったのか
885マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:17:58 ID:???
>>869
例えば…タバサがフルパワー京兆兄貴を召喚したあげくデスノートばりに心理戦を繰り広げるとか…
886マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:21:14 ID:???
30分になったら投下すると予告しよう!
887マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:22:31 ID:???
wktkwktk
888鏡の中の使い魔:2007/06/20(水) 20:23:38 ID:???
まとめに更新されていたのでとりあえず目に付いた誤字は修正
ついでにシェフィールドにもお茶を出させてみた
正直反省は(ry
88937:2007/06/20(水) 20:23:52 ID:???
投下フィーバーキター!
890『女教皇と青銅の魔術師』:2007/06/20(水) 20:25:29 ID:???
永遠のナンバー2を願うエンペラーのホル・ホースなら、タバサに忠誠を誓ってイイ感じで話が進むんじゃね?
891マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:26:49 ID:???
>>888
イルーゾォ短編こわかったよ・・・
いやまさかイルーゾォでホラーでくるとは思ってなかった
892マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:27:15 ID:???
ブラッティタバサ
ビックボインタバサ
ビリーバンバンタバサ
893マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:28:04 ID:???
投下前にちょっとCM

ミネラ〜ル アバ茶♪
894マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:29:29 ID:???
ビリーズブートタバサ
895マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:29:46 ID:???
>>891
ありゃ凄すぎだったぜw
896マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:29:54 ID:???
シェフィ茶まで出てやがるぜwww
897スターダストファミリアー 1/5:2007/06/20(水) 20:30:14 ID:???
宣言! 追撃の仮面メイジへ

「僕のクイーン・ワルキューレが敗北するとは……。
 もう駄目だァー! 絶体絶命だァー! 僕達はここで討ち死にだァー!」
頭を抱えて悲鳴を上げたギーシュは、その場にへたり込むと夜空を見上げた。
「姫殿下! モンモランシー! ケティ! 終わったよ(僕の人生が)……」
キラーン。お星様の中で三人の美少女が微笑んでいた。
現実の彼女達は微笑んでないけれど、少なくともギーシュの心の中では微笑んでいた。
心の中といっても願望とか妄想とかそういう部分で微笑んでいた。
そんな彼の頭が後ろからゴンッと杖で叩かれる。
「痛い。何だね?」
振り返るとタバサが指差してきた。
「薔薇」
そして物を振る仕草を見せる。
「花びら。たくさん」
「花びらがどーしたね!」
意味が解らず問い返すと、キュルケに耳をグイイッと引っ張られた。
「いいからやる! タバサの言う通りにすれば大概うまくいくのよ!」
仕方なく、理由も解らないままギーシュは薔薇を振って大量の花びらを舞わせた。
タバサが魔法を唱えると、風に乗りフーケのゴーレムに絡みつく。
「花びらでゴーレムを飾りつけでどうするのかね! ああ! 勝利の祝福かい!?」
「錬金」
「錬金?」
オウム返しにすると、タバサはコクンとうなずいた。
「なぁるほど、さすが私のタバサ。グッドアイディアね」
「キュルケ、いったい……」
「何に錬金すればいいか当ててみせるわよ? ズバリ、油ね」
タバサが再びうなずく。
「よし! 解ったわねギーシュ、作戦は傭兵相手と同じよ!」
「同じ? ……なるほど、やってみよう」
898506:2007/06/20(水) 20:31:00 ID:???
>>869の次を予約する!
899スターダストファミリアー 2/5:2007/06/20(水) 20:31:45 ID:???
勝利を確信していたフーケは、ゴーレムに絡みついた花びらが油に錬金されるのを見て、
ようやく正気に返り……『ゾッ』とした。まさか、こいつ等、何て事を思いつくんだ!
当然というか微熱のキュルケの出番がやってくる。
杖をかざして炎球を飛ばしてくる。
それはもう色鮮やかに、フーケのゴーレムは赤に包まれて轟々と燃えた。
咄嗟に地面に飛び降りて逃げたフーケだが、ゴーレムは炎に耐え切れず自壊した。
それを見てまだ残って戦いの行く末を見ていた傭兵達は全員逃げ出した。
「勝った……? たかが錬金で、まさか、あのフーケを?」
ギーシュは自分達の勝利が信じられないといった様子だ。
作戦は理解した。何とかなるかもと思った。でもこんな大勝利をしてしまうとは。
「解った? 力が上回る相手に力で対抗しようと駄目よ。
 しかも力も大きさも下回るゴーレムで戦うなんて愚の骨頂。
 タバサみたいに知的にクールに対策を考えて実行するのよ」
キュルケの講義を聞き、ギーシュはうんうんと首を縦に振った。
フーケのゴーレムに負けないようにと新しく作ったクイーン・ワルキューレは、
呆気なく潰されてやられてしまったというのに、
基礎でしかない錬金の魔法を活用する事でこんな結果を生み出せるとは。
ギーシュはキュルケとタバサが強い理由を理解した気がした。
それはドットとトライアングルの差ではない。
もっと別の種の強さの違いだった。
「くっ……よくも二度までも! この土くれのフーケに! 土をつけるとは!」
崩れゆくゴーレムの横で、フーケはギリリと歯を食い縛り後ずさりした。
ここは『退く』しかない。
あのゴーレムには自分の魔力がほとんどすべて込められていた。
それをあんなチャチな方法で倒されたのは屈辱の極みだが、
これ以上戦っても恥の上塗りになるだけだ。
フーケはローブをひるがえし、夜の街へと消えていった。
こうしてギーシュ達の勝負は呆気なく決着がついた。そして承太郎達は――?
900スターダストファミリアー 3/5:2007/06/20(水) 20:32:57 ID:???
月明かりのおかげで夜道は明るかった。
ワルドはとある建物の間の階段に駆け込み、登り始めた。
空飛ぶ船らしき存在を確認している承太郎は、
桟橋の位置をだいたい予測していたため特に驚いたりはしなかった。
長い階段の上、丘に出ると、巨大な樹が四方八方に枝を伸ばしているのが見える。
その枝に船が木の実のようにぶら下がっているのだ。
「なるほど、あれが『桟橋』か」
ワルドは足取りを止めず樹の根元まで行き、中の空洞に入った。
そこはホールのようになっており、アルビオン行きの船の階段を見つけてさらに登る。
途中の踊り場まで進むと、承太郎は背後から追いすがる足音に気づき振り返った。
そいつは承太郎の頭上を跳び越しルイズの背後に立つ。
フーケと一緒にいた仮面メイジだ。
「ルイズ!」
振り向いたルイズを一瞬で仮面メイジは抱え上げジャンプした。
『射程外』だ。
承太郎が対策を一瞬で講じようとしている最中、
ワルドはすでに詠唱を終えエア・ハンマーを放っていた。
仮面メイジはルイズを手放し吹っ飛ばされる。
「ッ!」
その光景を承太郎は見た。まるでルイズを傷つけまいとするような動き……?
そしてワルドは婚約者のルイズが傷ついてもいいような動きをしていた。
仮面メイジがルイズを盾にしていたら、もしくは手放さなかったら……。
ワルドは空中でルイズをキャッチし、仮面メイジは身体を捻って階段に飛び乗る。
そして承太郎と対峙した。
背格好はワルドと同じくらいで、黒塗りの杖を構えている。
「……スタープラチナ」
承太郎の隣に現れる半透明の戦士。それを見ても仮面メイジは動揺しない。
フーケの相棒だ、当然スタープラチナの事は聞いているだろう。
承太郎が詰め寄ろうとした瞬間、仮面メイジは杖を振った。
901スターダストファミリアー 4/5:2007/06/20(水) 20:34:12 ID:???
仮面メイジの頭上の空気が冷え、風に流れて承太郎にも冷たさを実感させる。
水の魔法? いや、風の可能性もある。水と風を足した魔法か?
仮面メイジはルーンを唱える。
そこで承太郎の選択肢はふたつ!

@――突っ込んで、詠唱を終える前にスタープラチナを叩き込む。
A――警戒してどんな魔法を使うのか確認し、防御および回避行動を取る。

先手必勝! 承太郎はスタープラチナを叩き込もうと突進した。
「オラァッ!」
凄まじい速度で放たれる一撃を、仮面メイジはバックステップで回避。
仮面メイジが回避行動を起こしたタイミングは、承太郎が足を踏み出した瞬間。
あまりにも早く的確な判断だ。フーケから聞いただけでここまで的確に対応を?
「ライトニング……」
最後の詠唱を終えようとする仮面メイジ。
承太郎は咄嗟に自分の前にスタープラチナを展開し拳を構えた。
「クラウド!」
空気が震え、バチンと弾けるような音がした刹那、男の周辺から稲妻が伸びる。
(――速いッ!)
タワー・オブ・グレイをも凌駕する雷光の速度を回避するなど不可能だった。
己が身の盾としてスタープラチナは電撃を受ける。
「ぐおおッ!」
身体中に焼けるような痛みが走る。電気が身体を駆け巡る。
スタンドへのダメージは本体へのダメージ。
もし耐久力に優れるスタープラチナで稲妻を受けていなければ承太郎は死んでいた。
崩れ落ちる承太郎を見てルイズが悲鳴を上げる。
それを聞いてワルドは舌打ちをすると、再びエア・ハンマーを放つ。
仮面メイジは再び吹っ飛ばされ階段の下へと落ちていった。
902スターダストファミリアー 5/5:2007/06/20(水) 20:35:16 ID:???
「使い魔君! 大丈夫かね!?」
ワルドが駆け寄り、承太郎が息をしている事を確認して眼差しを厳しくする。
「ぬっ、うう……今のは?」
「今の呪文は『ライトニング・クラウド』という強力な『風』系統の呪文だ。
 しかし……本来なら命を奪うほどの呪文だぞ?
 どうやら君の能力が盾になったおかげで命拾いしたようだな……」
承太郎はギリリと歯を食いしばった。
メイジとの戦闘経験が浅いとはいえ、自分は間違いなくあの仮面メイジに敗北した。
数々のスタンド使いを退け、DIOを倒したプライドに傷をつけられた気分だ。
戦い終えて解ったが、奴はDIOに比べれば遠く及ばない相手。
そんな奴に敗戦を喫したのだ。悔しくない訳がない。

「野郎は……この空条承太郎が直々にぶちのめす」

そう宣言して承太郎は立ち上がった。
稲妻による火傷が痛む。だが彼の足はしっかりとしていた。誇りが彼を支えていた。
「ほう……『奴』を『君』が倒すというのか」
含みを持った言い方をしてワルドが笑う。
「それは……楽しみだ。あいつは相当の使い手のようだしね」
「…………」
「応援しているよ……。まあ、次現れた時も、僕が奴を退かせるかもしれないが」
自信たっぷりに言ったワルドは、ルイズの手を引いて階段を再び登り始めた。
「あっ、ジョータロ……」
ルイズは承太郎に声をかけようとしたけれど、何と言えばいいか解らず、口を閉じた。
そして承太郎はワルドの背中を睨みつけると、負傷した身体で後を追いかけた。

桟橋に到着したワルドは、船の船長と交渉してアルビオン行きの船を出港させた。
船の中で傷の手当てをしながら、承太郎はラ・ローシェルの街を見下ろす。
スタープラチナの目で探したが、ギーシュ達の姿は見つからなかった。
無事だといい。そう思いながら、承太郎は身体を休める。次の戦いに備えて。
903マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:40:15 ID:???
何気に名探偵承り太郎が発動しているッ
GJ!
904マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:40:21 ID:???
乙!
しかしスレ立てから一日とたたないうちに900に到達するとは……

905506:2007/06/20(水) 20:42:33 ID:???
GJ!最後に行く前にワルドの正体見破りそうだな。
そして俺は投下するぞーーー!スレ住人!
俺のSSをだーーー!
906マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:43:10 ID:???
鯉!
907マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:43:31 ID:7gj8GYmS
来い、吉良!!
908マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:43:36 ID:???
GJ!
承太郎の怒りには迫力があるな
それに洞察力にもスゴ味を感じる
909マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:44:39 ID:???
ぐは、ageちまった。オラオラされてくる。
910使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/20(水) 20:44:49 ID:???
さっきと同じように自分に血がつかないように剣を抜く。そして男の服でデルフリンガーの血を拭く。
そういえば、
「デルフリンガー、よくお前黙ってたな」
そうだ。こいつが抜いたときからずっと黙ってるなんて相当おかしい。
「俺だって空気ぐらい読めれるんだぜえ」
「そうか、いつもこれぐらい黙ってろ。そしたら抜いてやる」
そういってデルフリンガーを鞘に収めようとする。
「なあ、相棒」
無視して鞘に刀身を入れる。
「何も殺す必要は無かったんじゃねえの?」
収めきる前に手が止まる。
「妻や子供もいたって言ってたじゃねえの。さすがに酷くねえか?」
「……私は『幸福』なりたいんだ。そのためには小さな綻びにすら気をつけなくちゃいけない」
何で答えたのか自分でもわからなかった。別に答えなくても良かったのに……
「相棒がそう言うなら何もいわねえよ。なあに、俺はいつだって相棒の味方さね。なんたって俺の相棒だからな!」
デルフリンガー、いやデルフの言葉を聞きながら今度こそ刀身を収めきった。
ルイズたちのところに戻るとギーシュの顔に不自然なほど細く切られた布が分厚く巻きつけてあった。
もはやミイラ男で通用するだろう。しかしそのおかげかギーシュを普通に見ることが出来る。
「戻ってきたようだね」
ワルドはいち早く私に気づき声をかけてきた。
911使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/20(水) 20:46:10 ID:???
ワルドの言葉に全員がこちらを振り向いてくる。みんなの顔はいくらか憔悴しておりタバサにいたっては無表情にみえて頬がこけている。
何があったギーシュ空間……進化か?進化したのか?
「あんたどこに行ってたのよ」
ルイズが聞いてくる。
「尋問は一人で少人数の方がやりやすい。それにここじゃ……な」
最後の言葉に納得したのかギーシュ以外は激しく首を縦に振った。ギーシュは布の巻きすぎでよく聞こえなかったのか首を傾げていた。
「どうやらあいつらはただの物取りのようだ」
皆に尋問の結果を教える。本当のことは言わないことにした。
簡単な理由だ。そうすればそれだけこいつらが死ぬ確立が増え、私が生き残る可能性が増えるからだ。私一人警戒できるからな。
特にワルドには死んでほしいな。一番厄介だからな。
「ふむ……、なら捨て置こう」
そう言うとワルドはグリフォンに跨った。
「今日はラ・ロシェールに一泊して、朝一番の便でアルビオンに渡ろう」
ワルドがそう私たちに告げる。ギーシュはよく聞こえなかったようだがワルドがグリフォンに跨ったのを見て出発を悟ったようで馬に跨る。
タバサとキュルケはドラゴンの背に乗った。
私が自分の馬を見てみると敵の近くにいた。丁度いい。
馬に近づくときに出来る限り気絶している男たちに近づく。射程内だ。だが念を入れ馬を引っ張りさらに近づく。
そして右腕からもう一つの腕を発現させ男たちの首の骨を折っていった。不安の芽は摘み取らねばならない。
正直この腕はあまり使いたくないが今は急ぎ尚且つ隠密にことを運ばなければならない。
怪しまれない程度の時間で全員を殺し終えると馬に乗りラ・ロシェールに入っていった。
912マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:48:21 ID:???
デル公いい奴だな…
913マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:48:25 ID:???
短い?逆に考えるんだ。
シグルイが面白いと考えるんだ。



原作読みて〜。
914マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:48:33 ID:???
死亡ふらぐ支援
915マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:48:43 ID:???
吉良がいよいよ危険になって来たな
916506:2007/06/20(水) 20:51:04 ID:???
>>913は俺
917マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:55:27 ID:???
こりゃ、今夜中に次スレ行くな。
918マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:56:37 ID:???
承太郎も吉良も敵に回したくないな
怖すぎる
919マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:57:28 ID:???
吉良のスタンドが戻ったら・・・
920マロン名無しさん:2007/06/20(水) 20:59:49 ID:???
吉良って幸せからは遠いキャラなんだな
努力が間違った方向に行っちゃうタイプで
921マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:00:02 ID:???
GJです!
オラオラと爆死フラグが立ちましたね〜w

誰も予約ないようなので
この後、投下します!
922マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:00:47 ID:???
話数表記注意!!
923マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:02:50 ID:???
1/4
−コルベールの(過去)驚愕
「どうやら新薬の効き目は高そうだな」
コルベールは昼食を終え朗らかな気持ちで食後を過ごしていた。
問題児だらけの現二年生が入学してから、ますます輝きをましてきた頭。
対抗するため新しく作った毛生え薬の効果も上々で、思わずスッキプでもしたくなる気分だった。
……決闘しているバカがいると知るまでは。
「何だってーーーーー!?」
昼休みの廊下にコルベールの叫び声が上がる。

これが生徒同士の決闘なら、ここまでコルベールは驚かなかった。
大きなケガでもされたら問題になるが、基本的にマンモーニだらけの生徒達。そこまでする度胸なんてない。
ちょっと魔法でも打ち合い、杖が落ちれば終わる。所詮、子供の遊びの領域を出ない。
ストレスによる髪へのダメージの心配でもしながら、オスマンにゆっくり報告すればよかった。
924マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:03:25 ID:???
このスレは今日も疾走してるな
925マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:04:15 ID:???
2/4
しかし、コルベールに悪寒を与えるアノ男−ミス・ヴァリエールの使い魔が相手では変わってくる。
周りの戦場を知らない−マンモーニ貴族、ボンクラ教師共は気付いていないが。
軍人として過去、幾多もの修羅場を潜り抜けてきたコルベールには解る。
(あの平民は危険だ!)
コルベールは決闘している広場に急いで走っていった。
「先生?」
教えに来た生徒を置き去りにし。

広場に到着し、目に入って来たのは炎の化身だった。アノ平民の背後に立つソレから発せられる圧倒的な炎。
(コレか!?私が感じたものは!)
土属性ではないコルベールでもギーシュの錬金は中々の精度と分かる。また……焼き尽くした異常性も。
とっさに杖を握り締めるコルベールだったが、ギーシュに危害を加えていないのを見て緩める。
そして、改めて炎の化身−マジシャンズ・レッドを見た。
スクエアクラスでも到達できないだろう領域。まさに極限の炎……精霊に近い存在。
(……ようやく分かった。なぜアノ平民を危険視していたのか)
忌まわしい過去。少しでも清算しようと世のため人のため、努力し研究している今。
(私は彼が怖かったのでない。沸き立つ『血』が。魔術師としての『本能』が怖かったんだ)
自分は根本的には変わらず、過去のままだったことに気付きコルベールは立ち尽くした。
926マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:05:06 ID:???
3/4
−オスマンの(セクハラ失敗?)動揺
水パイプを吹かし、至福そうな顔をしている老人。
彼こそ本編初登場で名字不明、実力不明、年齢不明と不明だらけの爺。
トリステイン魔法学院で一番偉いオールド・オスマンことオスマンである。
使い魔はネズミのモートソグニル。女性のパンツを覗くのが特技。
某秘書に『エロ爺』と影で呼ばれるほどのスケベ爺だ。さすがに生徒にはセクハラしないが。

今日はどんなセクハラをしようか考えていると、その標的−ミス・ロングビルが慌しく入室してきた。
「大変です!生徒が中庭で決闘騒ぎを…!」
「まあまあ。落ち着きなされ」
乱れる息で続けるロングビルを落ち着かせる。
「そんなに慌てて。慌てるのは『婚期』だけでいいじゃろw」
……いや、セクハラする。
「…ッな!?」
ロングビル。23歳。仕事と趣味が忙しく彼氏なし。ゼロ魔世界では行き遅れに入る年齢。
会っていきなりのセクハラに絶句するロングビルに、さらに追い討ちでセクハラする。
「ほれほれ。何事も慌てない慌てない。がっつくから男が逃げるんじゃ」
ビシィッ!ロングビルの額に大きな青筋が立つ。
「何ならわしの嫁さんにならんか?」
いつの間に移動したのか、オスマンは尻を揉みながら言う。
「いや〜相も変わらずいい尻じゃwここだけは若さに満ちておるの〜w」
ビシィビシィッ!青筋が増え、微妙に振るえだすロングビル。
「今日もパンティは純白かね?それとも、わしが送った黒を履いてくれてるのかのうw」
ぷっつッーーーん!頭の中でロングビルは、何かが切れた音を聞く。
「どれ。こんどは胸でmバギィッ!
胸に手を伸ばそうとしていたオスマンに、綺麗な右ストレートをかますロングビル。
ぐほォ!と声を上げ机に吹っ飛ぶオスマン。……老人にするパンチじゃない。
そのままロングビルはイスを掴み暴れだし、部屋を破壊し始める。
「こんな職場辞めてやるー!死ねーエロ爺ィ!」
「ひいい〜。落ち着くんじゃ、やめて〜。部屋が壊れる〜」
こうして決闘は放置されることになり、学院長室は無残な姿になることになった。
927マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:05:22 ID:???
この時代にはもう育毛剤が存在してたのか
928マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:06:36 ID:???
逆に考えるんだ魔法で抽出したわかめエキスだと考えるんだ
929マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:06:49 ID:???
4/4
−キュルケの(新しい恋)暴走
キュルケも決闘を見ていたが、彼女は決闘自体に興味はなかった。
いくらガタイがよくても所詮平民。魔法のある貴族に勝てるはずがない。
使い魔のブ男が無様に負ける姿を見て、ルイズをからかうネタにしようと思っていただけだった。
実際、ワルキューレの攻撃を避けるアヴドゥルを、つまらなそうに見ていたキュルケ。
避けられまくり、ギーシュが埒が明かないと思ったのか、ワルキューレを7体に増やしたので、
−かわいそうだけど、次の攻撃で保健室のベッドに行く運命なのね
そんなことを考えながら、冷たい目でキュルケがアヴドゥルを見ていた。
あの『炎』を見るまでは……。

炎が上がった。
(……え?)
眼前で上がった炎。アヴドゥルの傍に立つ炎の化身?。それらに、キュルケは呆気に取られる。
キュルケはただ、ぼーっとアホの子のような顔で見ていた。
決闘が終わっても正気に戻らないのを心配し、タバサが揺さぶってようやくキュルケは我に返る。
「(頭)大丈夫?」
心配げにタバサは声を掛けるが、キュルケは黙ったまま答えない。
なぜなら、彼女は今、人生最大の『熱』に浸っていたからだ。
(何なのアノ『炎』?私…いえ、スクエアの『火』とも違う)
ゾクリッと、キュルケは体が震えるのを感じる。そして、徐々に震えは大きくなる。
(灼熱のごとく力強いあんな『炎』…見たこと無い!)
体をキツク抱きしめるようにしたキュルケにタバサは…アレ?コレやばくね?と思い。
頭を殴り正気にしようと杖を振りかぶった時、キュルケが久々の声を発した。
(武骨だけど優しい顔。逞しい体。メイドの為に戦う優しさ。種族を超えフレイムとも馴染みあう大きな器。
それに、アノ灼熱の『炎』……ふふふ………燃えてきたわ」
目を見てコリャだめだと判断したタバサは、あっさり見捨て一人で戻る。
キュルケは見捨てられたことにも気付かず一人、決闘の後始末で大忙しの中庭で吼える。
「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー……ついについに!運命の相手を見つけたわッ!」
だっしゃー!右手を天に突き上げる。
「燃え上がれ恋のヒストリーーーーー!!」
恋の『微熱』は『魔術師の炎』により『業火』となり、空高くまで燃え上がった。
930マジシャンズ・ゼロ:2007/06/20(水) 21:09:13 ID:???
投下しゅうりょ〜
よし!話数は大丈夫と

毛生え薬は惚れ薬があるならあるかな?と勝手に判断しました
931マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:09:28 ID:???
このキュルケはなんだかかわいいなw
932マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:09:41 ID:???
うまくまとまってるな。GJ!
次回からはどんなサブタイトルつくのかwktk。
933535:2007/06/20(水) 21:09:53 ID:???
『次投下する!』

儂の念写には、いつもこいつだけが写る!!
934マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:09:56 ID:???
>>856
俺も携帯盗られたことあったなぁ。うちは親が取りにこなきゃ返してもらえなかったけどorz
935マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:10:28 ID:???
オスマン絶好調だなw
936マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:10:40 ID:???
ここでアンケート

一番笑ったストーリー:
一番感動したストーリー:
一番恐いと思ったストーリー:
一番見ていてすっきりしたストーリー:
一番使い魔が馴染んでると思ったストーリー:
一番いい意味で裏切られたストーリー:
937マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:10:53 ID:???
スッキプって何だ?
スキップのことか?
938マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:11:12 ID:???
怖いと思ったストーリー、イルーズォはガチ
939マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:11:36 ID:???
この吉良が川尻家に潜入したときのような状態になることはなさそうだなぁ。
940マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:12:13 ID:???
いい意味で裏切られたと言えば輪切りか? 鉄塔か?
941Start Ball Run 1/3:2007/06/20(水) 21:12:18 ID:???
「さすが“ゼロのルイズ”だ! 真逆平民を! 二人も召還するなんて!」
けたたましい笑い声と揶揄の喧騒の、その中心で。
ルイズ、と呼ばれた少女はきつく唇を噛み締め、掌の中にあるささくれだった杖の成れの果てをぐっと握り、嘲りに耐えていた。
――こんな。こんな、はずじゃ。
俯いたその目には、薄く涙を溜めている。だが、誰にも、それは見せない。
……特に、後ろで人一倍、彼女をからかっているキュルケには。
「……コホン。それでは、ミス・ルイズ」
契約の儀式を、完成させなさい。
そう、彼女の先生は言う。
「せ、先生! ミスター・コルベール! 私に、もう一度チャンスを――」
「何を言っているのです。ミス・ルイズ。これは神聖な儀式。一生に一度行うべき重要なものなのです。やり直しなど、許されるものではありません」
とうとうと正論を解かれ、しぶしぶだが彼女は、我が侭を取り下げた。
「さあルイズ。ちゃっちゃとしちゃいなさいな」
「うるさいっ!」
面白い見世物だと囃し立てるキュルケに、怒鳴りながら、ルイズは、自らの使い魔となる、二人の男の前に――立てなかった。
二人の男は、なにやら話しこんでいる。
いや、少年が男に、一方的に話しかけている。
大げさな、身振り手振りを交えて。
942マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:12:18 ID:???
ルイズを心配した事に動揺したりは…しないなwww
943マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:12:21 ID:???
>>938
ローリング岩も期待できるホラーだと思う。
944『女教皇と青銅の魔術師』:2007/06/20(水) 21:12:25 ID:???
>>892
全身全霊をもって拒否させて頂くッ!>ビッグボインタバサ
945マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:12:51 ID:???
一番恐いと思ったストーリーは『鏡の中の使い魔』だな
946マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:13:05 ID:???
俺はイルーゾォより吉良のがよっぽど怖い
イルーゾォは味方なら頼りになるが吉良はむしろ味方であればこそヤバいし
947Start Ball Run 2/3:2007/06/20(水) 21:13:08 ID:???
少年が目を覚ましたとき。
周りはさっきまで自分がいた風景とは大きくかけ離れていた。
自分を囲んでいる人間達も、流行のファッションなどとは大きくずれていた服装だったし。
そして――、目の前で怖い顔をして仁王立ちしている少女と、目を合わせてはいけないと、本能的に横を向く。
――そこに、自分とは違う男が座っていた。
年齢は自分より上。長髪の金髪で、唇の色が実に奇妙だ。
カウボーイハットを改造すれば、こんな形になるだろうかと思う、これまた奇抜な帽子と服装で。
それになりより、腰にぶら下げた、実に特色のある――球体が目についた。
――変人だ。
そう、少年は思った。
関わるべきじゃない。
そう思い、また別の方向を見ようとしたとき。
男が、なにやら喋った。
それは、いまの少年には、神の神託にも聞こえた。
地獄に蜘蛛の糸が降りてきたカンダタの気分を、心で理解した。
言葉が一つも理解できない異国のど真ん中で、自分が理解できる言葉を話してくれる人がいたのだから。
まあ……。英語、だったのだが。
「あー。……うん。だから――そう、俺は才人。マイネームイズサイト・ヒラガ。ドゥーユーアンダスタン?」
腕を振り回し、大きく動かして、なにやら表現しようとしている少年の前で。
「……あー。悪りぃ。何言ってんのか全然わかんねぇ」
男は、胡坐をかいたまま、見上げた少年の奇行を頬を掻きながら眺めていた。
二人の言葉はルイズにも、周りの生徒にも、彼らの先生にも、理解できない。
だが才人と自らを名乗った少年は、日本語と――、それより表現力が劣る英語を交えながら、なんとかコミュニケーションを図ろうとしていた。
そして目の前の男は。
英語は若干理解できるも、文法が滅茶苦茶で、何を言っているのか全く理解できなかった。
そんな状態が数分も続いていたのだが。
「……あ、あんた達……主人をないがしろにするのも、いいかげんにしなさいよぉ――――っ!!」
自分達の横にいた少女が、突然大声で叫ぶ。
その声に反応し、二人は少女を見た。
948マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:13:55 ID:???
一番使い魔が馴染んでると思ったストーリー:龍夢
949Start Ball Run 3/3:2007/06/20(水) 21:14:28 ID:???
唸り声をあげながら威嚇する声は、正に軍用犬のそれ。迂闊に動いたら、噛まれそうだな。と男は思ったのだが。
少年は、そんな少女を意に介さず、男と話を続けようと、また身振り手振りを始めた。
「……だ、だ、……黙れって言ってるじゃないの――――――!!!」
咄嗟にルイズは、後ろにいたキュルケの杖をふんだくると、沈黙の魔法を唱える。
その杖が怒りとともに振るわれ、二人を指し示すと。
……再び、爆発が巻き起こった。
黒煙が舞い上がる爆心地で、仰向けに寝転んで気絶している男達。服のいたるところが破れ、けほけほと、軽く咳き込んでいる少女。
「……ふんっ。やっと大人しくなったじゃないの」
ルイズはそう言うと、まず手始めに、長身のほうを契約しようと近づいた。
膝を折り屈みこみ、仰向けにのびている男の顔に手を添えて、その顔に、自らの顔を近づける。
そして、唇と、唇を重ねること――、それが、契約の儀式。
まさにあと少し、指が数本の距離というところまで近づいて。――ルイズの、動きが止まった。
「あ、あれ? 何で――?」
「寝込みを襲うとは随分大胆だな、お譲ちゃん」
「!? あ、あんた喋れんの!?」
さっきまで理解できない言葉を喋っていた男が、自分達の言葉で話しかけてきた。
ついでに、ニョホ、とおかしな笑い声までたてている。
そして、どんなに力を込めても、前に動いてくれない、彼女の体。その胸元で。
男の腰にぶら下がっていた球体――、鉄の、球が。しゅるるるっと高速で回転していた。
その動きに合わさるように、ルイズの体が捻じれる。首が捻じれる。
「ちょ、ちょ、ちょっと……」
すでに彼女の首は男とは正反対の方向を見ていた。
「あいにく、俺はガキとキスする趣味は無え。そんなにしたきゃ――。あっちでやんな」
彼女を拘束していた鉄球が、彼女の胸元から、離れると、同時に。
「うきゃーーーーーーーーー!!!!」
ルイズの体が、思いっきり吹っ飛んだ。
その、先に。
「……って〜。なんなんだよ……ったく……」
「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ!!」
ごいん、と鈍い音。
ルイズと才人は、お互いに顔面を強打しながら、契約の儀式を交わしていた。
950マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:15:07 ID:???
ピザ・モッツァレラ ピザ・モッツァレラ レラレラレラレラ レラレラレラレラ
 レラレラレラレラ ピザ・モッツァレラ
ゴルゴン・ゾーラ ゴルゴン・ゾーラ ゾラゾラゾラゾラ ゾラゾラゾラゾラ
 ゾラゾラゾラゾラ ゴルゴン・ゾーラ
ジャイロ支援
951Start Ball Run:2007/06/20(水) 21:15:49 ID:???
空気読まずに投下スマン。
それにしても他の職人様のネタはいつも素晴らしい……
GJ!!
952マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:16:31 ID:???
鏡は茶ァ出しそうになった・・・><
953マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:16:31 ID:???
ジャイロwww
954マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:16:32 ID:???

一番笑ったストーリー: 奇妙
一番感動したストーリー: 奇妙
一番恐いと思ったストーリー: 鏡
一番見ていてすっきりしたストーリー: 鉄塔
一番使い魔が馴染んでると思ったストーリー: 龍夢
一番いい意味で裏切られたストーリー: 鉄塔
955マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:16:43 ID:???
>>950
ジャイロといったらやっぱりコレよ
956マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:17:56 ID:???
あれっ?おもしろいじゃん、ニョホ

そういや今月号は鉄球で決闘してたな
957マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:17:57 ID:???
ニョホホ!
958マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:18:02 ID:???
一番笑ったストーリー: 俺TUEEEEEE
一番感動したストーリー: 奇妙
一番恐いと思ったストーリー: 鏡
一番見ていてすっきりしたストーリー: 鉄塔
一番使い魔が馴染んでると思ったストーリー: 龍夢
一番いい意味で裏切られたストーリー: 鉄
だな
959マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:18:05 ID:???
>>955
ちょっとそこ4・2・0〜
960マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:18:10 ID:???
GJ!ジャイロ期待してるんだぜ
961マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:18:25 ID:???
>>950
新スレがんばれ。
ジャイロ+才人もテンプレに加えてな。
962マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:18:30 ID:???
>>955
そこちょっと四・2・0〜〜〜
963マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:19:00 ID:???
一番笑ったストーリー:キュルケ怒りの鉄拳。
一番感動したストーリー:リゾットが暗殺チームのみんなと再会して戻る事を選択した話。
一番恐いと思ったストーリー:イルーゾォは鏡の中にいるーぞぉ。
一番見ていてすっきりしたストーリー:兄貴のグレイトフル・デッドは最高だぜ!
一番使い魔が馴染んでると思ったストーリー:ゼロの番鳥。
一番いい意味で裏切られたストーリー:奴隷ギーシュの黄金化。拷問されてたのにいきなり他ギーシュの体験ってのが意外すぎた。
964マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:19:39 ID:???
前スレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1182248199/l50
まとめサイト
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/

☆召喚されて活躍中のジョジョキャラ☆
第一部+第二部
ジョナサン 卿 シュトロハイム シーザー スケコマシーザー
隕石型究極生命体

第三部
空条承太郎 法皇花京院 一巡花京院+平賀才人 メロン花京院
ジョセフ アブドゥル ポルナレフ イギー
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース
ダービー兄 ミドラー
965マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:20:15 ID:???
一番感動したストーリー:そんなん多すぎて答えられましぇーン
966マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:20 ID:???
第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一
デッドマン吉良

第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ) アバ茶 ナラ・アバ・ブチャ組
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン
ギアッチョ メローネ 俺TUEEEディアボロ ペッシ

第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ 承太郎DISC ウェザー エルメェス
ドラゴンズドリーム

SBR+その他
リンゴォ マウンテン・ティム 橋沢育郎 ジャイロ+才人
これで良いかね?
良いなら立ててくるぜ
967マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:22 ID:???
甲乙付けがてぇよ
968マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:20 ID:???
しかしジョニィには凄い冷たい視線で見られるジャイロ
969マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:34 ID:???
第三部にデーボの追加も忘れずに! 作者さんが泣くぞ!
970マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:37 ID:???
今一番wktkしてるSS → ギアッチョ

面白メガネマダー?!チンチン(AA略
971マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:51 ID:???
愚者の使い魔も笑える
972マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:21:57 ID:???
ジャイロ〜、あの子供はどうすんだよ〜
973マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:22:30 ID:rEoTVDBp
一番見ていてスッキリしたストーリー・DIO
974マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:23:18 ID:???
アンケートに自分のSSの名前が挙がらないとちょっぴり悔しいぜ!
975マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:24:11 ID:???
>>974
俺はすきだぜ!おまいのSS
976マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:24:15 ID:???
俺もだ!だからもっと面白く書く努力をするんだ!
977マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:24:23 ID:???
>>972
馬がないみたいだから初任務命令前じゃね?
978マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:24:30 ID:???
兄貴のドS説教はスカっとしますなぁ
979マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:25:25 ID:???
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1182342197/l50
次スレを「立てた」
ミスがあっても気にしないぜ
980974:2007/06/20(水) 21:25:26 ID:???
な、なぜ俺が誰なのか特定されてしまったんだ!? まさか>>975-976は新手のスタンド使いか!
981マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:25:31 ID:???
鉄のは泣けた
982マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:25:31 ID:???
ローリング岩とイルーゾォはホラー
983マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:25:56 ID:???
ジョセフの一風変わったところも結構好きだな
984506:2007/06/20(水) 21:29:08 ID:???
俺砕けないの仗助見てSS書こうと思ったんだ……
985マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:29:58 ID:???
アン王女+康一の康一は格好よすぎ
玉美惚れちゃう!
986マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:30:13 ID:???
鏡の怖さはガチ
ところで鏡でギーシュ死亡三人目か?
987マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:31:36 ID:???
兄貴とかDIOとか鉄とか星屑とかアブさんとかサブゼロとか龍夢とか変態とかイギーとか・・・

好きなSSが多すぎます><
全SS作者に敬礼。
988マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:33:51 ID:???
浮かぶ雲によって太陽が遮られた草原の真ん中で、少女は呆然と目の前の地面を見つめていた。
周りからは先程までの喧騒が消え、異様な静寂で満ちている。
何回も失敗を重ね、他の生徒に嘲笑されながらもやっと「サモン・サーヴァント」に成功した
その少女、ルイズの前には今召喚したばかりの使い魔がいた。
しかしその使い魔は、彼女が望んでいたドラゴンやサラマンダーなどの幻獣の類ではない。
また、烏や梟、猫や大蛇などの普通の動物でもなかった。
彼女が使い魔として呼び出したもの、そう、それは――――


植木鉢に植えられた、一本の『草』だったのだ。


「…………何なのよ、これ」

彼女の呟きは、静寂の中を悠々と横切る風に流されていった。


 使い魔はゼロのメイジが好き 第一話


何故使い魔を呼ぶ神聖なる儀式「サモン・サーヴァント」で単なる『草』が召喚されたのか、
そしてこれは、一体何なのかというルイズの疑問は

「…………ぶあっははははははははは!」
989『女教皇と青銅の魔術師』:2007/06/20(水) 21:34:04 ID:???
>>986
だな。座談会に参加できるかどうかも怪しい行方不明だが。
雑菌すら居ないから完全なミイラのまま保存されるよな…
990マロン名無しさん:2007/06/20(水) 21:34:14 ID:???
鏡は投下されていくにつれて
「イルーゾォかよwww」といった軽いレスから住人がだんだん恐怖に震撼していく様がおもろいww
991マロン名無しさん
猫草ktkr