【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚5人目

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1ギアッチョ
スレタイの……【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚5人目……ってよォ〜〜。
「ゼロの奇妙な使い魔」ってのはわかる…。スゲーよくわかる。ジョジョとゼロの使い魔のコラボだからな…。
だが『5人目』って部分はどういう事だああ〜〜っ!?もう21人も召喚してんじゃねえかーーーッ!
ナメやがってこの言葉ァ超イラつくぜぇ〜〜ッ!!全然数が合ってねえじゃあねーか!
チクショーッ。どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!5人目ってどういう事だッ!ナメやがって、クソッ!クソッ!

前スレ 【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚4人目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180705246/l50

まとめサイト
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/

☆召喚されて活躍中のジョジョキャラ☆
第二部
シュトロハイム

第三部
空条承太郎 花京院 DIO ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス

第四部
東方仗助 東方仗助+トニオさん デッドマン吉良 スーパーフライ

第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ
ディアボロ(ドッピオ含む) プロシュートの兄貴 偉大なるプロシュート リゾット

第六部
空条徐倫 フー・ファイターズ アナスイ
2マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:31:24 ID:???
シルバー・チャリ乙!
3マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:33:47 ID:???
●ジョジョの奇妙なAA集
ttp://jojoaa.web.fc2.com/
ttp://mbspro4.uic.to/user/192427.html
●ジョジョスレUPローダ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/

アニメAA保管庫 ゼロの使い魔ページ
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/
4マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:34:07 ID:???
乙乙乙
5マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:38:48 ID:???
乙!


先にこっちを埋めるぜ
6マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:40:30 ID:???
チャリ乙!

そして>>5
まだ立ったばかりなのに埋めるとかw
7マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:40:45 ID:???

こちらで構いませんねッ
8マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:42:21 ID:???
テンプレ第三部敵側にホル・ホースを追加だぜ。スレ立て中に召喚された不幸な奴さ。
9マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:42:26 ID:???
あのさあデーボってさあ
あの人形しか操れないのかね
人形だったらだんでもオッケーなのかね
10マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:42:31 ID:???
しかし950でもこうなるってことはもっと早く決めておいた方が良いのかね?930位?…いや、それだと早いか?
11マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:43:02 ID:???
ペットショップは人じゃねーんだよなぁぁぁぁぁ
12亀を書きたかっただけの人:2007/06/04(月) 00:43:18 ID:???
チャリ乙。

初代から見てたけど速度が全然違うな…マジに『早過ぎる』
13マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:43:44 ID:???
>>10
すまん。「もうちょっと待って」の一言がないばかりに多方面に迷惑をかけてしまって・・・
14マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:43:54 ID:???
この中のいくつか完結するのか見ものではあるな
15マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:43:57 ID:???
950がノロマだっただけ
テンプレ用意されてるんだから3分以内に立てられて普通
今後も次スレは950でいい
重複スレが残ってればそっち使うけど
16マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:45:18 ID:boWY/AK/
乙雅三!
投下して ねっ!投下して…
SS書いて……… ねっ… SS書いてッ!
17マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:46:09 ID:???
>>15

落ち着け
18マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:46:36 ID:???
下げ忘れた
おんぶされて逝ってくる
19マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:46:43 ID:???
>>13
どんまい
20マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:46:46 ID:???
さて、新スレが2つも立った事だし、俺は寝るぜ。
たっぷり寝ねーとSS執筆に支障をきたしかねないからな。
21マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:47:08 ID:???
ギシュ「君、貴族に立ち向かうなんて馬鹿じゃあないのかい?」
若ジョセフ「へへへ。てめーおもしれ−−−こと言うな・・・
ブン殴ってやるからおれのそばまで来い!」
今日のギーシュ
たっぷり波紋を流され死亡

思いつきで投下した
22マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:48:01 ID:???
>>15
ホントごめん
2chreader使ってたらどっからスレ建て画面に行けるかわからんでテンパりました
ほんとすんません
23マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:49:37 ID:???
>>21
吸血鬼じゃあるまいし
再起不能で勘弁してやれよw
24マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:50:36 ID:???
ギーシュ「ありがとうシーザー・・・波紋で心臓を(比較的楽)・・・」
25マロン名無しさん:2007/06/04(月) 00:57:34 ID:???
お前ら本当にギーシュを殺したがってるなwww
26不注意!:2007/06/04(月) 00:58:16 ID:???
「ウホホホホホホホオホホホホホホニョホホ!ジョニィ!ウサギを出せッ」
ジャイロは調子に乗っていた。ジョニィは彼のいつもの調子の良さにうんざりしながらも不承不承といった表情で今朝捕ったウサギを差し出した。
「ニョホッ!いいうさぎ!」
そういいながら泉に近づく。だが、

「ジャイロッ!」

しまった!と思ったときには雪に足を滑らせて泉に落ちてしまった。


「あなた方が泉に落としたのはこっちの『ジャイロ・ツェペリ』ですか?
それとも・・・こっちの『阿部さん』?」


「・・・阿部さんです」                        ゴクリ
「てんめえええええええええ!ジョニィィィィィィィィィィィ!」
ジャイロは光に包まれた。その瞬間ピンク色の頭を見た気がした。
27マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:01:37 ID:???
おいおいおいおいおいおいおいおいおいw
そっちの趣味なのか、ジョナサン
28マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:03:51 ID:???
トリッシュ戦
ワルキューレ達を空気嫁並に柔らかくさせた後、鉄パイプでギーシュを貫くスパイス・ガール。
スパイス・ガール「テメェーッ サッサトあの世ヘ行キヤガレェェェェ コノ クソガアアァァ」
ギーシュ「アギィィィ(ry」
スパイス・ガール「イツマデモ女共 コマシテンジャアネェェーーーッ コノヘニャチン野郎ガァァァーーッ」
ギーシュ「グぐッ ゴバッ」

今日のギーシュ
鉄パイプで細切れに切り刻まれて死亡
29不注意!:2007/06/04(月) 01:05:36 ID:???
ニョホッ!
小ネタならいくつか書いたことあるけどSSは書いたことないから単発だお
小説もよんだことないしな。ごめんね、ほんとにごめんね
30マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:08:22 ID:???
ギシュ「き、君!なんてことを・・・」
例のあの人「まぁギーシュ君。そこに座ってお茶でも飲んでゆっくり話しようや・・・」
今日のギーシュ
憐れすぎてなにも言えなくて死亡
31slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:09:06 ID:???
投下まであと5分!

今回の内容はかなりギーシュよいしょしている。
あと、一部、他の方々のSSと繋がった描写があるが、これがダメと言う人は
やめたほうがいいかもしれない。
32マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:10:17 ID:???
>31

むしろカモォォォンと叫びたい俺が居る! ドンと来い!
33マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:10:28 ID:???
キターーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
34マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:11:08 ID:???
>>31
キャモンキャモ〜ン
35slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:12:41 ID:???
(ク、クソ…。なんで僕は今こんな状況に立たされているッ!?) 
今は昼時!天気は快晴ッ!! 
そんな中彼らは今も尚、戦いを続けていた。 

ギーシュは先ほどから信じられない目にあっていた。 
数時間前、もう一人その場にいる男――――ブチャラティに決闘を申し込んだ。 
メイジであるギーシュに取って平民との戦いなんてハンマーでアリと戦うようなモノッ! 
だが、結果は予想と大きくかけ離れる。その平民であるはずのブチャラティに大苦戦していた! 
ワルキューレは謎の"見えない打撃"と『ジッパー』で一体、また一体と破壊。 
焦ったギーシュは近づいたブチャラティを攻撃しようとするが杖をはたき落とされる。 
――杖を落とされたら負け。それが決闘のルール。
刹那、それを思い出したギーシュは慌てて空中で拾った。
                  ・・・ ・・・・・・
だが彼が手にしていたのは『杖だけ』ではなかった。
「こ、これは!右腕だッ!さっきまで杖を持っていたはずのッ!」
そして常人のそれをはるかに凌駕する殺気を放つブチャラティ。
「答えろよ・・・・。『質問』はすでに・・・『拷問』に変わってるんだぜ?」
ギーシュの命運は今、まさに尽きようとしていた。

36slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:14:21 ID:???
「さあ…抵抗一つしないのか?結局おまえは威張るだけが取り得の 
弱ッちいマンモーニ(ママっ子)か。…幻滅だな。」 
(こ…こけに…しやがって……!!) 
だが思考とは裏腹にすでにギーシュの闘志は折れようとしていた。 
ギーシュは元々こういう土壇場で弱くなるタイプなのだ。 
(無理だ…。こんな奴勝てると思えない…。コイツは…身なりも、振る舞いも、 
メイジらしさがない…。なにより杖を持ってない時点でこれは『魔法』じゃあない! 
・・・だが、かといって『平民』でもない。コイツは一体なんなんだ? 
『ゼロのルイズ』は一体何を呼び出してしまったんだ・・・? 
ああ・・・どうしよう。こんな無様なところをレディーたちの前で・・・?)

ギーシュは見た。多くのギャラリーの中、一番見間違える
はずない顔を見た。―――モンモランシーだ。
さっきは怒っていたモンモランシーが、見間違いでなければこっちを心配そうに見ている。
(モ、モンモランシー!どうしたことだ・・?あんなに怒っていたはずのモンモランシーが・・・?
・・・僕は何をやってるんだ?よりによって彼女に『心配』をかけてしまっているっ!!)
ギーシュが杖と右腕を持って立ち上がる!ブチャラティも少々驚いた。
「コイツ・・?まだ戦う意思があるのか・・・?」
(僕はレディーにあんな顔をさせてしまうのだけは・・・どうしても『我慢』できないっ!!)
ギーシュは一瞬再びモンモランシーを見て、そして前に向き直った。

「・・やっぱりだ。思い出したぞ・・。これはあの『悪夢』と同じ状況ッ!!」

37slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:15:43 ID:???
ギーシュ・ド・グラモンは部門の家柄であるグラモン家の四男として生まれた。 
父も、長兄も次兄も三兄も、常に戦の先頭に立って活躍している。 
「生命を惜しむな、名を惜しめ」 
これがグラモン家に代々伝わる家訓。 
ギーシュもまた、その家訓を幼きころから伝えられ、 
貴族のたしなみとしても、十分な戦い方を父から学んでいた。 

同時にグラモン家は、派手好きで、周りから『色ボケ貴族』とまで囁かれるほどの 
女好きな貴族としても有名だった。 
ギーシュもまた例外でなく、流石グラモン家と言われるほどのルックスを活かし、 
トリステイン魔法学院入学前の時点でもすでに付き合った女性の数が 
数え切れなくなるほどのプレイボーイぶりを発揮していた。 
家族からも、「女性には常に紳士的であるべき」と教えられ、入学後もまた女性を 
たぶらかし続けては、「流石グラモン一族!」「この女性の敵め!」と 
周りから賛否両論を聞き続けては学校生活を楽しく暮らしていた。 

―――――しかしそんな彼をある日『悪夢』を襲った。 
それが最初に起きたのは、今から半年ほどまえの事だった。
38マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:15:57 ID:???
ギーシュが『覚悟』した!
39slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:17:03 ID:???
「うわああああ!!!」
その朝、ギーシュはベッドから跳ね起きた。
「ったく・・。妙にリアリティのある夢だったな。本当に殴られたみたいだ・・。」

「よお、ギーシュ。なんか今日は調子悪そうだな。」
話しかけて来たのは、友人の一人、マリコルヌだった。
「ああ。今日は少々変な夢をみてね・・。悪い意味で変だったから機嫌が悪いのさ。」
「へえ、どんな夢だい?」
「誰かと戦っている夢なんだ。それで負ける夢。そいつは僕のワルキューレをどんどん消して、
その後杖を折られて、殴られて気絶。それで終わりさ。」
マリコルヌは少々渋めな顔をし、
「そりゃ、奇妙な夢だったな・・。どんな奴だったんだ?」
「ああ、妙に印象強かったからよく覚えている。妙な髪形をしている奴だったんだ。
杖とかも持たず、平民のような身なりなのに、そんな能力で僕を倒したんだ。不快な夢だよ。」
「ふーん。ま、どうせ夢なんだからさ、そう気にすんなよ。ほら、そこの子達おまえ待ちじゃないのか?」
「おっと!いけないいけない!」
と、この時は気にもしてなかった。
だが、そのうち『たかが夢』とも言ってられなくなった
40slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:18:13 ID:???
「うわああああああああああ!手が!僕の手に風穴がぁ!!」
次の朝、さらに大きな激痛を伴って跳ね起きた。
「ハァ・・・ハァ・・・ま、また夢・・・。」
手には風穴もなかったし、激痛もなかった。だが・・・。

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ  
その痛みは『さっきまで確かにあった』と言わんばかりに、その手は痺れたままだった。

「またなのか。大変だなお前も。」
またこのことをギーシュはマリコルヌに話していた。
「昨日よりもひどい目にあった。今度は銃で右手を打ち抜かれる夢だったんだ・・。
今はもう右手は動くけどさ・・。」
「二度あることは三度あるって言うし、これくらいでヘバってちゃ身がもたないんじゃないのか?」
マリコルヌは明らかに他人事っぽくそう言った。
「ひ、ひどいじゃないかっ!僕は苦しんでるんだぞ!?」
「そんな事言われたってオレは知らんよ。」
「なんて冷たいんだ"かぜっぴき"のマリコルヌ!!」
「"風上"のマリコルヌだ!二度とわざと間違えるなよっ!?その中傷が嫌いだって
おまえも知ってるだろ!?」
ギーシュもマリコルヌもお互いカッカし始めた時だった。

「全く。二人とも何バカやってるのよ。」
「モンモランシー!」
そこにいたのは、ギーシュと最も親しい女性、"香水"のモンモランシーだった。


41slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:19:22 ID:???
ギーシュはさっきまでの青ざめた顔が一変、いつものキザな振る舞いに変わる。
「やあ、今日もまた朝日に輝く君の姿は美しいね、我が愛しの"香水"のモンモランシー。」
「あら、そういうあなたは顔色が悪夢に蝕まれ青ざめてしまっているわね"青銅"のギーシュ。」
「…ぐっ!」
痛いところを突かれ、少し動揺するギーシュ。
「・・フフ。大丈夫さ。君のおかげで僕はすっかり力を取り戻してしまったよ。
流石"香水"のモンモランシー。一番の特効薬はやっぱり君自身の美しさ・・・。」
「ハイハイ。もうアンタのキザなセリフはいいから。全く。しばらく悪夢にうなされっぱなしに
なってダウンしてたほうがまだ可愛げあるんじゃない?」
モンモランシーはそう言って去ってしまった。
「やれやれ・・。あいかわらずつれないなぁモンモランシー・・・。」
だがモンモランシーは、こんな事を言った事を心の底からマジに後悔した。
42ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 01:19:54 ID:???
ちょwwwこれは今までのギーシュの記憶がwwww
43slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:20:31 ID:???
(『殺し方』は!出来ている・・・・・・。)
グボオッ!
――――ダレカ・・・・タスケテ・・。
(キョオオ―――z______ン!!!)
ドゴオッ!
――――ミヲ・・・サカレソウダ・・・!
(オオオラァッ!)
メメタァ!
――――ナゼコンナメニアワナケレバナラナイ・・?
(『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!!)
グシャッ!
――――タスケテ・・・・ボクヲスクッテ・・。
(このナイフを見て、さっきのガラクタよりも恐ろしい結末になるのを悟ったか…!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
(貴様はすでにチェックメイトにはまったのだッ!)
グサッ!ドバァッ!!
「うわあああああ!!!!誰か!助けてくれぇ!!僕を救ってくれぇぇぇぇ!!!」
「おい!落ち着けよ!気をしっかり持つんだ!」
目が覚めたら、友人たちが自分を心配そうな目でこちらを見ていた。

44slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:21:43 ID:???
「まったく勘弁してくれよ・・・。こっちが悪夢を見てしまいそうだ。」
だがギーシュはマリコルヌの声が聞こえているのか聞こえてないのか、
生気を抜かれ、生ける屍のようになってしまっていた。
顔は土気色で、全身に力が入っていない。
「ああ・・・・。」
「こいつは・・・・マジに重症だな・・・・。」
ふと、マリコルヌが思い出したように言う。
「なあ・・・ちょっとした風の噂で聞いたんだけどさ、それってもしかしたら
おまえに危険信号を送っている『予知夢』なんじゃないのか?」
「・・・・・なんだって?」
「前に聞いた事があるんだ。この世界の他にも多くの世界が存在して、その中に、自分たちと
全く同じような人物が似たような生き方をしている、平行した世界の話。これを俗に
"パラレルワールド"って言うらしいけど・・。」
マリコルヌが飲んでいた紅茶を置いて続ける。
「そしてお前が見たのは、『もうすでに戦い敗れていった自分自身』だったとすれば?
・・・お前もいずれ本当にその奇妙な平民と戦わなければならない運命だったりするんじゃあないか?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

「・・・・まさか。」
「まさかとはオレだって思うけどさ。でも偶然見たにしてはあまりにも
不自然すぎる・・・だろ?」
ギーシュは一瞬うつむいた。だが、
「・・・・くだらない。いくら僕でも夢と現実の区別くらいつけられる!」
そう言って帰ってしまった。
45slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:22:50 ID:???
モンモランシーは学院中を回っていた。
「っもう!どこに行ったのよあのスケコマシ!」
懐になにかの小瓶を抱え、イライラしたように言う。
ふと、階段のところを見ると、そこに腰掛けて、力なくため息をついているギーシュを見つけた。
「ここにいたのね。」
「やぁ・・・・モンモランシー。」
ギーシュは非道くやつれきった様子で言う。
(アンタ・・・。いつもなら出会い頭にキザなセリフを言ってくるのに・・・。
そんなに非道い夢なの・・?)
「モンモランシー。僕はどうすればいいのだろう。」
「え?」
「正直な事を言うと・・・僕はマリコルヌの話を真に受けている。
馬鹿馬鹿しい。そう思いつつも自分がいずれその運命に押しつぶされるような気がしてならない
んだ。」

モンモランシーは自分の見ている目の前の人物の態度が信じられなかった!ギーシュが、
あのどこか鼻持ちならない、だが常に自信に満ち溢れているような男の、この弱弱しいさまをッ!
「このままだと僕はいずれ戦いに負けるかもしれない・・。いや、負けて怪我だけで済めばまだいい。
最悪、僕は死んでしまうかもしれないんだ!・・・もう夢も希望も・・・。」
「甘ったれた事言ってんじゃないわよッ!!」
ギーシュは少しビビった。モンモランシーの檄が飛んだのだッ!
46slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:24:05 ID:???
「モンモランシー・・・。」
「『夢も希望もない』!?じゃあアンタずっとあるかどうかもわからないモノに怯え続けて
生き続けるつもりッ!?」
ギーシュは顔を上げた。モンモランシーはいつになく真剣な顔つきだった!
「・・・・私だって、そんな事になるのは怖いわよ。本当にそうなったら逃げるかもしれない。・・・でも
逃げて、逃げて、でも次また同じ目にあって、また逃げ切る保障はあるの?
追い詰められて、もう逃げる事もままならなくなったらどうするの?」
ギーシュは気づいた。感情的なモンモランシーの目が、悲しげだった事に。
「…私なら戦う。たとえ力の差が圧倒的でも、自分の使える力をフルに生かして『戦い抜く』!
結果よりなにより、私は誇りだけは捨てたくないから!」

モンモランシーは持っていた小瓶をギーシュに渡す。
「これは・・・薬かい?」
「そう。それには悪夢を見る人のために、沈静作用が含まれた薬。
寝る前に飲めば、数日で悪夢は見なくなるはずだから。」
ギーシュはその薬を見て言う。
「モンモランシー・・・。君はコレを僕に渡すために・・・・?」
「・・・・!そうよッ!マリコルヌたちがあんたのうなされる声がうるさいから作ってやってほしい言われたから!それだけよッ!」
モンモランシーは急に顔を赤くして言った。
「じゃあ・・。それ飲む前に、もう一度よく考えてみて・・・・。」
そう言ってモンモランシーは行ってしまった。
47マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:24:14 ID:???
ギーシュ…不憫な子
48slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:25:09 ID:???
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
ギーシュはしばらく黙りこくっていた!だがッ!
「僕は・・・・何やってるんだ。僕が勝手に見た悪夢でモンモランシーを困らせるなんて・・。」
ギーシュは駆け出したッ!行き着いた先は・・・図書室ッ!
厚めの呪文辞典、戦闘部門の欄を見る!
「バカな事をやってしまった。よりによって一人のレディーを悲しませてしまうなんて。
我がグラモン家ではッ!一人でも女性を悲しませる事は許されていなかったのにッ!」
ペラッ ペラッ
ギーシュはページを捲りながら思った。
(僕は比較的戦闘系の魔法は苦手だ。だがせめて一つ・・・。何か、シンプルだが、抜群の威力を誇る呪文を覚える事は出来るはずだッ!ワルキューレよりシンプルで・・・確実な威力の奴がッ!)
やがて"石礫"の呪文を見つけて言う。
「ありがとう。モンモランシー。もう大丈夫さ。戦うよ。その『運命』と。」
本当に来るかわからない『運命』。だがギーシュはそのあるかすらわからない『運命』のため、
大ッ嫌いな地道な努力をかさねる『覚悟』を決めた!
そして、次の日から薬を服用し始め、呪文の反復練習を行ったのだ!
ギーシュには飛びぬけた才能はなかった。だがその訓練はギーシュに
確かな強さをもたらしたッ!!

―――――――そして後々ギーシュは『悪夢』を見なくなる。
そして、自らの訓練と、女の子達との時間を潰している間に、いつしかギーシュは
『悪夢』のことを忘れていた。
――――そして時間は現在に戻る。

49slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:26:06 ID:???
「思い出したぞッ!そうだ。僕はいずれこの奇妙な平民と戦う運命だったのだ!」
ギーシュは立ち上がった後、自分の右腕ごと杖をするどく前に突き出すッ!
「まだここで倒れるわけにはいかないッ!!」
呪文を唱える!その内容はあの"石礫"だっ!!
「こいつ!戦う意思を蘇らせたッ!」
ブチャラティはスタンドでガードする体制に入る!
「くらえ!」
ギーシュは"石礫"を放った!それと同時に!
タンッ!!
ギーシュは後ろにジャンプしたのだッ!
ドォォォォォン!!
「ああ!!発射の衝撃で後ろにッ!!!」
ギャラリーの誰かが叫んだ。ブチャラティもこのギーシュの合理的な行動に驚いた!
「うまい。発射の衝撃を利用してオレのS・フィンガースの射程距離から抜け出した・・!
だがそれだけではない。コイツのこの目・・・。さっきまではこんな目つきをした奴じゃなかった・・・。
オレは前に、一度これに似た現象を見たことがある。何がそうさせたかはわからないが、
アイツは今、この戦いに全身全霊をかける『覚悟』をしたッ!
ここから先はッ!気を引き締めたほうが良さそうだ・・・・!」
50slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:27:00 ID:???
ギーシュは着地しながら思った。
(僕は"土"のドットメイジだ。自分の弱さは自分が一番よく知っている。だがそれならば!
その弱さをカバーする、僕にとって最善の戦いを行うッ!あるはずだ!僕の最善の戦い!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

ギーシュは右腕を繋ぎなおそうとしながら言う。
「さあ、今度はこちらの反撃だッ!」
「こちらも・・・覚悟を決めてかかる!」

to be continued・・・
51マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:28:15 ID:???
これはwwwgj
52slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:28:23 ID:???
とりあえずここまで。
なんか描いてるうちにギーシュが黄金の精神に目覚めそうです。

そしてSSに特別出演させていただいた作者様、
申し訳ございません。そして、ありがとうございました。
53マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:28:52 ID:???
ギーシュがマンモーニをやめた!ギーシュがマンモーニをやめたぞ!!
54マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:29:43 ID:???
GJ!
漆黒の意思で挑まなくては勝てなさそうな戦いだけどなw
55マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:30:10 ID:???
ここまでカッコイイギーシュは初めてだwwwww
56マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:30:25 ID:???
GJ! ギーシュ漢化のよ・か・ん
57ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 01:30:27 ID:???
しかしなんかこう最後の最後でゲス野郎になってアリアリラッシュ叩き込まれそうではあるw
58マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:30:33 ID:???
GJ!!この後、ゲス野郎にならぬ事を祈る
59マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:30:50 ID:???
凄いな、あっちのスレの警告以降1レスも付いていない。
ここの住人はどれだけ良識のあるのが揃ってるんだw
普通は馬鹿が2.3人いて何か書き込んでるよな
60slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/04(月) 01:32:04 ID:???
なんかGERの影響でボスも改心したことだし、
ギーシュもこれの影響で強くなってしまったと言う設定もありかと思いまして。

ゲス野郎には・・・ならないと思います。
一応今後から仲間になるキャラだし。
ではわしはもう寝ますワイ。
61マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:33:00 ID:???
>>57-58
やはり、思うとこはそこかw

右腕を繋ぎ直せるのだろうか?
能力を解除されると切断扱いになるからな
62マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:33:49 ID:???
グッジョォォォォォッッブゥゥゥゥッッッ!!!!

俺は前スレでスターダストファミリアーのギーシュが一番男前になりそうだと言ったが、
今ッ、ここで、訂正するッ!

間違いなくこのギーシュが一番ジョジョの精神を受け継ぐだろう!!
63マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:34:09 ID:???
なんというギーシュレクイエム…
このギーシュは間違いなく成長する…
ジョジョとゼロ使のクロスオーバーSS群を更にクロスオーバーさせるとは!作者乙!
64マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:36:04 ID:???
あれ・・・?
これって人質とってバラバラフラグ・・・じやないことを祈って寝るか
65マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:37:33 ID:???
このギーシュなら負けたとしても、

ブチャラティが無意識のうちにとっていたのは「敬礼」の姿であった――
涙は流さなかったが無言の男の詩があった―― 奇妙な友情があった――

にできるな。
66マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:41:40 ID:???
>>59
みんなこっちのスレ見てるからそんな暇ないんだぜ
深夜の投下率は異常。やっと寝れそうだ
67ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:47:32 ID:???
ううむ、こんな時間に投下するってのは『迷惑』に値するかな…。
明日にするべき?
68マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:50:40 ID:???
イインダヨ!
69マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:51:26 ID:???
>>67
いいか
「投下した」なら使っていいんだ
70マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:51:38 ID:???
明日って今さ!
71マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:51:39 ID:???
かまわん、轢…投下しろ
72マロン名無しさん:2007/06/04(月) 01:51:44 ID:???
構わん、行け
73ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:52:22 ID:???
グラッツェ!
では長くなりそうなんで、前半部のギーシュとの決闘直前まで投下する。
74ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:54:31 ID:???
第三章 誇りを賭けた戦い

ルイズの暴走による被害は意外にも大したことはなかった。
中庭が広かったことと、ルイズ自身が頭に血が上らせていたため、爆発の狙いが正確でなかったことが幸いした。
しかし、リゾットは困っていた。
「三日間、食事抜き!! 自分の立場をよく考えなさい!」
あの後、理性を取り戻したルイズはリゾットに指を突きつけ、そういったのだ。
リゾットは勘違いを解こうとしたが、今のルイズに何を言っても火に油を注ぐだけだと思い、やめた。
とはいえ、流石のリゾットも三日間もの絶食は辛い。
「仕方ない……。やはり自分で確保するしかない……か」
リゾットは考えた末の結論を出すと、中庭から歩き出した。
まずは惨事の元凶となった洗濯板を探し出し、次に食事を確保するために。

厨房の位置は食堂で給仕する召使いたちの出入りから予め検討をつけていた。
リゾットが元いた世界ですら、金持ちの屋敷には使用人が住み込んでいた。
ましてこの中世的価値観のこの世界において、住み込みの使用人がいないはずはない。
このリゾットの読みは当っており、程なくして彼らの洗濯場らしき場所に出た。
目当ての洗濯板、そして桶は井戸端にあった。しかし周囲に人がいない。
無断で借りると面倒になるかもしれない。人影を求めて建物の角を曲がる。
その瞬間、空を巨大な影がよぎり、リゾットは空を見上げた。一匹のドラゴン(?)が学院へと飛んでいく。
75ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:56:00 ID:???
(あれも…誰かの使い魔か?)
ドラゴンの背中に人影があったことからそう推測するのと、軽い衝撃を感じるのは同時だった。
「キャッ!?」
小さな悲鳴が上がり、何かが空を舞う。それが何枚かの皿だと認識すると同時にリゾットは手を伸ばし、残らず空中でキャッチする。
足元を見ると、メイドの格好をした少女が使用済みらしい皿の入ったタライを抱えて座り込んでいた。
「すまない…。余所見していた……。大丈夫か?」
皿をタライの上におき、少女に手を貸して立たせてやる。
「あ、ありがとうございます。私も余所見していて……ごめんなさい…」
どうやらこの少女も空を飛ぶ竜に気をとられていたようだ。立ち上がった少女はリゾットの左手のルーンに気づいた。
「あら…?貴方、もしかしてミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう…」
「リゾットだ。……突然で申し訳ないが……、あちらの洗濯の道具一式を借りる許可をもらいたい。それと……厨房の責任者に会わせてもらえないか?」

シエスタというメイドの少女の案内で、リゾットは厨房に向かっていた。
(なお、彼女が運んでいた使用済みの皿は水につけて洗い場においてきた)
その道すがら聞いた所では、やはり彼女たちは学院に住み込みで働いているらしい。
召喚で呼び出された平民の使い魔の噂はすでに彼らに届いているという。
(閉鎖された環境では情報の伝播速度が速い…ということか)
そんなことを考えている間に、厨房に着いた。
76ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:58:28 ID:???
コック長のマルトーに会うと、リゾットは事の次第を説明した。
「つまり、お前さんはその貴族の使い魔だが、勘違いで食事を抜かれることになったわけか」
「彼女が全面的に悪いわけではないが、大筋ではそうなる…」
「まあ、かわいそう…」
「け! 勝手に人を使い魔にしてこき使っておいて、何が罰だ! 魔法を使えば何をしてもいいってのかよ!」
二人は大いにリゾットに同情したようだった。特にマルトーは貴族嫌いらしく、怒りが覚めやらぬ様子だった。
「ならリゾットさん、食事が抜かれたときはいつでも来て下さいな。私たちが食べているものでよかったら、お出ししますから」
「いや……ただで食事をもらうわけにはいかない……。俺に何かできることがあれば言ってくれ…。手伝おう」
「そんなのいいんだよ。どうせたくさん作るんだから、一人くらい増えたって大したことぁない」
リゾットは首を振った。リゾットとて、この世界にきて初めてまともな人間に出会え、親切にしてもらったことに喜びを感じないわけではない。
しかし、ただで施しを受けるのはリゾットの考えに反する。使い魔の仕事に差し障りがない程度であるが、彼女たちの手伝いをするつもりだった。
「やれやれ、融通の効かない奴だな…。まあ、悪くはないが」
マルトーはあきれながらもリゾットに好感を抱いたようだった。
「でしたら、デザートを運ぶのを手伝ってくださいな」
シエスタの提案にリゾットは頷いた。

そんなわけで、リゾットは今、片手にケーキの並んだ銀のトレイを持ち、使用人の制服を着て食堂に出ていた。
ケーキを貴族たちに配るシエスタについて回る間、貴族たちは誰もリゾットがルイズの使い魔だと気づかなかった。
リゾットは使用人の制服を着ていたし、元々彼らは使用人など見ていないのだ。二人は特に問題なく、貴族を順々に回っていった。
金色の巻き髪に造花の薔薇をフリルのついたシャツのポケットに刺した貴族がいた。プロシュートの言葉を借りれば如何にも「マンモーニ」である。
77ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 01:59:50 ID:???
周囲の友人たちは今、そいつが誰と付き合っているか、というような話に花を咲かせている。
世界は変わっても人間の興味関心の向く先はあまり変わりないらしい。
二人がその集団に近づいていくと件のマンモーニのポケットから香水の入った小瓶が転がり出た。
「シエスタ、少し待ってくれ」
断ると、リゾットは屈みこんでそれを拾った。もしもこの場にいるのが女性関係の機転が利くメローネならば、揉め事を起こさずに済ませたかもしれない。
だが、ここにいるのは不幸にもリゾットである。あまり深く考えず、小瓶を落とし主に突き出した。
「落としたぞ」
「ん? 何だい、それは。僕のじゃあないよ」
「お前のポケットから落ちた。…お前のだろう?」
その途中、周囲が何事かと覗き込んできた。
「おや? それはもしや、モンモランシーの作っている香水じゃないか?」
「ああ、この特徴的な色合いは間違いないな。彼女が自分のために調合している香水だ」
「つまりギーシュは、今、モンモランシーと付き合っているのか」
「違う。いいかい、彼女の名誉のために言っておくが…」
その男…ギーシュというらしい…が何か言いかけたとき、近くの席から茶色のマントをつけた少女が立ち上がり、ギーシュの席にやってきた。
「け、ケティ……。違うんだ、これは…」
ギーシュがケティと呼んだ少女はポロポロと涙を流すと、弁解をしようとしたギーシュの頬を思いっきりひっぱたいた。
続いて巻き毛の少女が立ち上がる。リゾットは彼女を覚えていた。午前中、教室でルイズと言いあいをした一人で、香水のモンモランシーだ。
どうやら彼女がもう一人のギーシュの相手らしい。彼女もまたギーシュの席にやってくると、ギーシュの非を責め、ワインの瓶の中身をギーシュの頭からぶちまけた。
「嘘つき! 二度と顔を見せないで!」
極めつけの絶縁宣言をして去っていく。
78マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:01:36 ID:???
支援
79ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 02:02:33 ID:???
沈黙が流れる中、リゾットは何事もなかったように仕事に戻ろうとしたが、呼び止められた。
「どうしてくれるんだ? 君のせいで二人のレディの名誉に傷がついたんだぞ!」
ギーシュはほとんど言いがかりのようなことを言ってきたが、リゾットは無視した。
元の世界にいた時からこういった手合いは無視することに決めているのだ。
「おい、聞いてるのか!」
しかし、あまりにうるさく騒ぐのに根を上げ、リゾットは振り返った。
「君は確かミス・ヴァリエール…の…」
特に威圧したわけではないが、長年修羅場をくぐってきたリゾットの視線にギーシュは一瞬ひるんでしまう。
「騒ぐな…。もうお前などどうでもいい。さっさと先の二人に謝って来るんだな…。二股かけて申し訳ない……とな」
その言葉に周囲から失笑が漏れる。侮辱されていることに慣れていないのか、ギーシュは怒りで顔を歪めた。
「ミス・ヴァリエールは自分の使い魔に躾もできないみたいだな…。いい機会だ。僕が貴族に対する礼ぎゃぶっ!?」
ギーシュは最後まで言い切ることはできなかった。リゾットが無言でギーシュの頬を殴りつけたからだ。
「な、何をするだあー! 許ざっ!?」
今度は鳩尾を膝で蹴り上げられ、ギーシュがうずくまる。リゾットはそんなギーシュの首を右手で掴むと、そのまま吊るし上げた。
ちなみに攻撃を加えている間もリゾットが左手に持ったトレイのデザートはぴたりとも揺らがない。見事なバランス感覚である。
この頃になると流石に周囲も騒然となり始めた。だが、静かに怒りを見せるリゾットに、誰も間に入ることが出来ない。
「二股をかけるのはお前の勝手だ。お前の倫理観でやってることだからな…」
首への圧迫を強めながら、口をパクパクさせるギーシュを見据える。
「だが、その結果を他人に押し付けるってのはどういうことだ? 自分のしたことの責任をとる覚悟くらいはしろ、このカスが!
しかもその表情…自分の責任を理解しつつ、それを被るのをビビッて、他人に責任を押し付けようとしている。
貴族だの平民だの言う前に人間としての誇りがないのか、お前は? 俺に怒りを向ける暇があったら謝罪して来い!」
80マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:02:38 ID:???
レポートを書きながら支援
81ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 02:04:25 ID:???
冷たく言い放ち、ギーシュを突き飛ばした。
「…ぐ、はっ…」
しばらくギーシュは荒い息をついていたが、すくっと立ち上がる。
「もう許さない…。たかが平民の癖に貴族に手をあげるなんて……」
そう言いつつもリゾットからはなるべく距離をおくように後退している。それをリゾットは冷めた眼で見ていた。
「……俺の仲間にもマンモーニがいたが、奴はそれでも過ちを認め、成長しようと努力していた。……お前はそのマンモーニ以下だな」
「マンモーニ?」
「乳離れもできないような甘ったれたガキ…ってことだ。お前はそれ以下だ」
「ぼ、僕が平民の、それも子供以下だって? 訂正しろ!」
「貴族だろうがメイジだろうが威張っているだけの能無しを俺の仲間より上だと言うわけにはいかないな……。いや、例えお前が誰より有能な人間だったとしても精神面ではそいつ以下だ」
ギーシュはあまりの屈辱、そして痛めつけられた恐怖に震える手で、手袋を投げつけた。
「決闘だ! 訂正するまで痛めつけてやる!」
リゾットは呆れ返り、もはやかける言葉さえないと、『メタリカ』を発動した。
ギーシュの口から剃刀が出現し、舌をずたずたに切り裂く。
「僕は君のように野蛮ではないから食堂を血で汚したりはしない! 用が済んだら広場に来たまえ!」
ギーシュは言い捨てると、ふらふらしながら外へ出て行った。もちろん、剃刀を吐き出してもいない。
「…………」
リゾットはそれを見送り、観葉植物の植えてある土から『メタリカ』でナイフを生成しようとする。
しかしやはり何も起きない。そういえば、『メタリカ』を発現している時に聞こえるあのうめき声も聞こえない。
「スタンド能力を失っている……」
リゾットの呟きは奇妙な納得と確信を持って、ゆっくりと自身の胸に染み込んで行った。
82マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:05:05 ID:???
プロシュートよりも承太郎よりも厳しいw
やっぱり管理職は一味違うな
83ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/04(月) 02:05:28 ID:???
『投下した』!
84マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:08:01 ID:???
間違いを間違いといってくれるリゾットは理想的な上司と夢想。

あと、GJだっ!!
85マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:09:26 ID:???
すまない、今『ゼロの使い魔』11巻を呼んでいて思ったのだが、マンモーニは”通して”しまうんじゃあないかな?
 たとえば、そうだな、ママっ子みたいな感じで。
86マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:09:53 ID:???
GJ!
やはりメタリカは強すぎて封印ですか・・・。
スタンド復活に期待!
87マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:19:52 ID:???
>>86
というか、制限つけないと射程入った瞬間に死亡が確定するからな
88マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:20:53 ID:???
ボス戦で血流しすぎてメタリカ減りすぎたんだろうかな…
時間経過で戻ればいいけど
89マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:24:40 ID:???
ガンダールブピカーで復活!だろ
90マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:44:38 ID:???
ギーシュとプチャは声一緒じゃね
91使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/04(月) 02:50:51 ID:???
投下します。
覚悟はいいか?俺はできてる。
92マロン名無しさん:2007/06/04(月) 02:52:30 ID:???
>>91
構わん、行け
93使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/04(月) 02:53:43 ID:???
  第二話 蒸発からの脱出 その@

「…え!?」
苦しそうな声にルイズは気付く。
(な、なによこれ。わたしの使い魔、ええと………たしかフー・ファイターズがッ!なんで死にかけているのよ!)
そう、ルイズが見た先では、先ほど使い魔として召喚したフー・ファイターズが、地面に吸い込まれるようにして消えかけていたのである。
「どどど、どうしたのよ、いったい!?」
ルイズの声に対しての返答はない。はっきし言って、フー・ファイターズはディ・モールト・ヘヴィな状況にあった。意識も朦朧としている。
なぜこんなにも早く水分が無くなっていったのかッ!原因は偶然と必然にある!
まずは偶然。フー・ファイターズが召喚された部分の地面が、水分をあまり含まないところだったということである。はっきりいって不運としか言いようがない。
そして必然。ルイズが魔法を使うと爆発が起きるということだ。今回もご多分に漏れず、爆発が起こった。それにより、上にあったほんの少しばかり水分を含んでいた薄い層を吹っ飛ばしてしまったのだ。薄い層が残ってさえいれば、もう少しは活動ができていたはずである。
あぁ、なんてかわいそうなフー・ファイターズ。蘇ってそうそう、死の淵に立たされるなんてッ!

94使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/04(月) 02:56:32 ID:???
  第二話 蒸発からの脱出 そのA

ルイズは困った。
「こここ、これじゃあ、召喚初日に使い魔がいなくなっちゃうじゃない!せっかく成功してみんなに『あっ』と言わせてやったのに!明日になったらまた馬鹿にされちゃうじゃないッ!!!」
そして焦った。が、ルイズは考えた。
(こういうときこそ冷静にならなくちゃ。どこかの神父が言ってたわ。『素数を数えて落ち着くんだ。素数は孤独な数字。私に勇気をくれる。』って!……2・3・5・7・11・13・…)
落ち着いてきたルイズは考える。これからどうすればいいのかを。これでもかというくらい頭をフル回転させる。
(クールになれ、私…)
ルイズは思い出した。
「たしか『水』って言ってた。ということは水が必要なのよ。魔法で出せばだいじょうぶじゃな…」
ルイズは固まった。自分で言ってる途中で気付いたのだ!自分が『ゼロのルイズ』であることをッ!
『じゃあ、魔法の使える誰かに!』ともルイズは思ったが、話が広まって笑われるのは目に見えているし、すでにもう他の生徒たちや先生は影も形も見えなくなっている。
(私がやるしかッ!)
意を決したルイズは呪文を唱えて魔法を使うッ!
「成功してっ!」
しかし、現実は非常である。爆発が周囲を巻き込む。
水を与える対象として杖にロックオンされていたためか、爆発の中心に巻き込まれ、フー・ファイターズは更に粉微塵に吹っ飛んだ。
「いやよいやよいやよっ!そんなのいやっ!初日で使い魔がいなくなるなんてっ!しかも私のせいでだなんてっ!」
ルイズは泣きじゃくった。そして偶然にも涙の一粒がフー・ファイターズの本体にあたったのだ。少し増殖した。それをルイズは涙でぼやけた視界の中ではっきりと捉えていた。
(魔法で水を出さなくても、私の体から水を出せばいいんだわ。…人の体って、ほとんど水でできてるんだもん。)
ルイズは覚悟を決めた。

95使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/04(月) 02:58:44 ID:???
  第二話 蒸発からの脱出 そのB

「ン………」
フー・ファイターズは意識を取り戻した。
「水、か……。雨でも降ってくれたのか…?」
フー・ファイターズが目を開ける。
「こ、これはッ!!!」
フー・ファイターズが見たもの、それは……
血!!意外ッ!それはルイズの血である!!!
「ど、どう…。目が覚めた……?」
ルイズがッ!自分の杖をッ!その細い左腕にッ!深く突き刺していたッ!
もちろん、粉々になったフー・ファイターズを復活させるのに必要な水は、並大抵の量じゃあない。
ウェザー・リポートであったなら雨を降らせばいいだろう。しかし、ルイズにはそんなことは到底できない。
だから!血液しかなかった。手っ取り早く水分を使い魔に与える方法は!
そして、大量の血液がフー・ファイターズに与えられる。ルイズは、致死量には至っていないものの、非常に多くの血液が体内から失われていた。
今度はルイズのほうが意識が朦朧としてくる。…倒れた。安心したのだろう。
フー・ファイターズは考えた。
(この少女、出会ったばかりの私のために…。命をかけたっていうのかッ!しかも水分であるなら、胃液や尿で済ませば、こんなにならなくてもすんだのにッ!)
そして思った。
(この少女は命の恩人である。それに、光輝く黄金のような精神を感じた!………でも、尿をかけられていたら、熱で逆にやられていたかもしれないが。)
フー・ファイターズは、自らの分裂したものでルイズの傷を処置する。しかし血が足りない。それに、フー・ファイターズも水分がなくなる前に、新たな水分を補給したい。
「…たしか、この少女の仲間達はあの建物に向かっていってたような………」
フー・ファイターズはルイズを抱え、全速力で建物に向かう。そう!トリステイン魔法学院へ!

to be continued…
96使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/04(月) 03:02:28 ID:???
以上です。

ルイズがエートロみたいにFFにのっとられて、FFがルイズとして過ごす話にしようか、迷いました。

ペース遅いですが頑張ります。
97マロン名無しさん:2007/06/04(月) 03:02:49 ID:???
GJ このルイズはどこか違うぜッ……!
98マロン名無しさん:2007/06/04(月) 03:03:10 ID:???
いきなり死にかけた上、粉微塵にされたFFに吹いたw
99マロン名無しさん:2007/06/04(月) 03:07:33 ID:???
温かい尿吹いたw
GJ!
100マロン名無しさん:2007/06/04(月) 03:49:35 ID:???
暖かいルイズ茶は危険ということか
101マロン名無しさん:2007/06/04(月) 05:13:46 ID:???
ルイズ茶は描写されただけで一線を越えてしまう予感。アバ茶でもギリギリなんだから

しかし生FFは扱いづらそうだな…出番そのものが少なめだから読めない
102マロン名無しさん:2007/06/04(月) 05:28:26 ID:???
アバ茶を想像した俺は間違いなく変態
103マロン名無しさん:2007/06/04(月) 05:35:06 ID:???
なんだ尿かよ……ったく、エロゲじゃねえんだぞ。
と思っていた自分を恥じた。
104マロン名無しさん:2007/06/04(月) 05:41:56 ID:???
人体に入ったって何の問題ないし、ルイ茶くらい平気だろうよ

フレイムの体液なんかだったらヤバそうだけど
105マロン名無しさん:2007/06/04(月) 05:43:33 ID:???
というかフレイムはFFにとって天敵じゃないだろうか
近づくと乾く乾く蒸発する蒸発する
106マロン名無しさん:2007/06/04(月) 06:25:48 ID:???
ここは妥当にギーシュを乗っ取る方針で。
死因?適当に事故死でよくね?

今日のギーシュ

見せ場もなく事故死 後にFFに体を乗っ取られ再利用
「僕の水に触るなァ――ッ!」
「水筒一つで騒がないでよFF!」
107マロン名無しさん:2007/06/04(月) 06:46:01 ID:???
ここの住人はギーシュを深く愛し、深く憎んでいる
108マロン名無しさん:2007/06/04(月) 06:48:06 ID:???
属性が水のもんもんはFFに好かれそうだ
何せ杖があれば水なんていくらでも作れる
109マロン名無しさん:2007/06/04(月) 06:54:50 ID:???
ああ!?ラグドリアン湖がFFに乗っ取られた!?
110マロン名無しさん:2007/06/04(月) 07:31:36 ID:???
GJ!
このルイズ……まさしく「貴族」だ!!
111マロン名無しさん:2007/06/04(月) 07:31:44 ID:???
黄金の精神をもつ水精霊騎士団の黄金水で(ry
112マロン名無しさん:2007/06/04(月) 08:57:29 ID:???
自分を犠牲にせずに尿かけてたら見限られてるんじゃねwwwww
113マロン名無しさん:2007/06/04(月) 09:25:13 ID:???
流石に月曜朝から世界が一巡する程の加速は無理か…
114マロン名無しさん:2007/06/04(月) 09:48:58 ID:???
あえて言おう。ルイズのおしっこなら全く構わない。むしろ(ry
115マロン名無しさん:2007/06/04(月) 09:50:16 ID:???
月曜日が攻めてきたぞ!!!
116マロン名無しさん:2007/06/04(月) 09:51:57 ID:???
ギーシュはリゾットと比べるとあまりにも小物だな。
ギーシュ戦はスタンド無しで倒して格の違いを見せつけてほしいぜ
117マロン名無しさん:2007/06/04(月) 09:57:44 ID:???
>>月曜日が攻めてきたぞ!!!
仗助「グ、グレートだぜ・・・
118マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:04:55 ID:46feNwP/
リゾットなら、パッと見「練金」してるようにみせれるな
119マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:34:14 ID:???
ブチャのロングビルほっぺレロレロまだー?
120マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:36:35 ID:???
まあ>>114君…そこに座ってお茶でも飲んでゆっくり話しようや…
121マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:39:52 ID:???
ふと思ったがアバッキオ呼んだらフーケってあっさり捕まりそうだ
破壊の杖強奪されてるところをリプレイされたら…
122マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:48:36 ID:???
アバッキオはお茶入れてくれれば十分。
ルイズ涙目wwww
123マロン名無しさん:2007/06/04(月) 10:54:30 ID:???
11時に…投下…させていただく…!
124DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 11:00:19 ID:???
DIOは、ギーシュが倒れるのを見てから、一歩一歩ゆっくりとギーシュに近づいた。
うつ伏せに倒れるギーシュは、身を捩って喘いだ。
全身をくまなく苦痛が襲い、涙が溢れる。
気が触れる寸前だった。
そんなギーシュを、DIOは見下ろす。
片膝を地面につけ、ギーシュの肩にポンと手をおいた。

「『安心』しろよ小僧。
今すぐ医者に見てもらえば、助かるさ……多分な。
ほら、見ろよ。心臓も肺も無事だぞ?よかったな」
既にギーシュは目の焦点が合っていないのだが、そんなことはDIOには関係なかった。

「なぁ、小僧。俺は知っているぞ。俺のこの状態は、決して長続きしないことを。
…恐らく、ほんの束の間さ、俺がこうしていられるのも。
すぐに元の木阿弥さ。
わかるんだ」
ギーシュは急性出血からショックを起こし、体がガクガク痙攣している。

「今お前を、地面を這いつくばるカエルみたいにペチャンコにしてやってもいいんだが、そうすると後が問題さ。
ここは人目が…メイジが多すぎる。
さすがの俺でも、少々困ったことになってしまう」
チラッとDIOは振り返った。

ルイズが無表情で、右手の親指でクビをギィッと掻き切る真似をした。
GOのサインだ。
125DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 11:03:33 ID:???
「かわいい『マスター』は、お前を殺して欲しいらしいぞ……だが、貴様は殺さん。かといって、このままでは俺の気が収まらん。
そこで……!」
DIOはおもむろに、その五本の指を、ギーシュの胸に突き刺した。
ギーシュがコフッと、血を吐いた。
体が痙攣して、杖をぽとりと取り落とす。

"ズギュン"
"ズギュウン"
"ズギュゥゥウン…!"
DIOはその指を通じて、ギーシュの血を三回ばかり吸った。
貧血により、本当に顔面蒼白となったギーシュは、あっさりと意識を手放した。
DIOは指をギーシュから引き抜き、その指についた血をペロリとなめた。
勝負ありだった。

「シエスタ」
「はい、DIO様」
DIOの呼びかけに、シエスタが即座に応じた。
しずしずとDIOのそばに歩み寄り、お辞儀をする。

「邪魔だから、片付けておけよ……そのボロクズを」
DIOはきびすを返し、広場を立ち去ることにした。
その左手の甲のルーンの光が、ふっと消えた。
DIOが近寄ると、輪をかいていた観衆のその部分が、モーゼのように二つに割れた。
シエスタは、かしこまりましたと言い、ギーシュのそばに近寄った。
126DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 11:05:48 ID:???
何をするのかと思いきや、シエスタは一言"よいしょ"と気合いを入れると、ギーシュを軽々とその肩に担いで、医務室の方へと背筋を伸ばしたまま歩いていった。

−−−あれなら石像を運んだと言われても納得だろうか、とルイズは思ったが、そんなことはどうでもよかった。
さっきギーシュがナイフに全身を貫かれた時、そして、血を吹き出すのを見たとき、自分は何を思ったか。
それだけが重要だった。
…………なんとまぁ、あの赤い生命の旨そうなことか…そう思ったのだ、確かに。
これは、おかしい。
まるで自分がギーシュの血を飲みたいと思っているみたいではないか。
二重に契約したことで、自分はDIOと精神的により深い面でつながっていることをルイズは知っていたので、それのせいだろうか、とルイズは思った。
そして、考えていたせいで、ルイズはギーシュを爆殺する機会を逃したことを知り、舌打ちした。
いずれにせよ、DIOはまたしても、命令不履行を働いたことになる。
ルイズは、ギーシュを殺さなかったDIOの後を走って追いかけた。
結局ルイズは、DIOが向かった自分の部屋にたどり着いても、少しも息を切らすことはなかった。
127マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:08:33 ID:???
ギーシュ……全身にナイフが刺さり、瀕死の重傷。早退(リタイア)

to be continued……

以上、『投下した』…!
128マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:10:39 ID:???
もう真っ黒すぎて逆にすがすがしいぜ!GJ!
シエスタは軽々と持ち上げていたってことは…
129マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:11:09 ID:???
GJGJ。
130マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:11:32 ID:???
ディ・モールト・グラッツェ!
131マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:12:26 ID:???
GJ!
この黒さがたまんねえなあ
132マロン名無しさん:2007/06/04(月) 11:58:00 ID:???
ギーシュがかわいそすぎるwwwww
133マロン名無しさん:2007/06/04(月) 12:30:27 ID:???
シエスタで抜いた
134マロン名無しさん:2007/06/04(月) 12:35:33 ID:???
まさかこのあと
夜中にルイズが病室に忍び込んで吸血鬼覚醒&ギシュ他界が・・・
135ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:42:22 ID:???
神父の加速ぶりはスゴイものがあるな・・・

……じゃあ征こうか…50分から『天国』にッ!
136ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:51:17 ID:???
そして三度ルイズの部屋

「………マスター……バーボン」
「誰がマスターよ…」
医務室から2回も猛ダッシュかましたルイズを追って部屋に来たキュルケであったが
椅子に座り真っ白に燃え尽きているルイズを発見した……したのだが現在ヤケ酒を付き合わされる形となっている。

(まったく…ルイズを見にきたのはついでだったのにこれじゃあ本命のダーリンと話もできないじゃない)
彼女にとってギーシュとプロシュートの決闘は互いの命を賭けたものでありギーシュが死んだ事についてはあまり気にしてないらしい。

グビィ

「って瓶から直接飲むのはどうかと思うんだけど…」
どこぞの吸血鬼一歩手前の英国貴族を彷彿とさせる飲みっぷりにドン引く
「うるひゃぁ〜〜〜い…もうほっろいてよぉ〜〜〜」
スデに呂律が回っていない、どう見ても酔っ払いです、本当に(ry
「へっほうっていっへもへーひんがひほくをほろひてたられふむはけがらいらない」
(訳:決闘っていっても平民が貴族を殺してただで済むわけが無いじゃない)
「ふはいまのへきひんはひゅひんのへきひんなんらから
    ふろしゅーほがひーしゅをやったってほとはえんぶわらひのへひにんにあんのよひゅるへぇ〜〜」
(訳:使い魔の責任は主人の責任なんだから
    プロシュートがギーシュを殺ったって事は全部私の責任になんのよキュルケぇ〜〜)
キュルケの目には何かもうルイズの頭の周辺に暗い|||線が見えている。

人これをバッド・トリップと言う
137ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:53:54 ID:???
「あんふぁももっほほみなさいよ〜
   ほへともわらひのはけがほめないっていふのぉ〜?」
(訳:あんたももっと飲みなさいよ〜
   それとも私の酒が飲めないっていうのぉ〜?」
(マズイ…このままではルイズが潰れるより私が先に潰される!)
酒瓶片手に迫るルイズ。それを見て撤収しようと決意を決め機嫌を損ねないように優しく話しかける。
「ほ、ほら、明日はせっかくの虚無の日なんだからもう寝た方がいいわよ…ってルイズ?」
「…………zzz」
「やっと潰れたようね…」
自分の部屋に戻ろうと立ち上がるが、パンチドランカーの如く足元がおぼつかない。
「やば……!」
足をもつらせ床に向け倒れる。それだけならまだいい、問題は床にルイズが開けた酒瓶が転がっていることだったッ!

キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー 「死亡」(脳挫傷)
二つ名―「微熱」

床に向け倒れながらそんな言葉が頭に浮かんだ。
138ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:54:58 ID:???
ガッシィーz_ン
だが、何かに腕を掴まれ頭と酒瓶2cmのところで止まり再起不能にはならなかった
「あら…ありがとダーリン♪」
「その呼び方は止めろ」
腕を掴んだ瞬間、勢い余って直触りをしそうになったのは内緒だ。
「助けてくれたお礼に貴方を私の部屋に招待したいんだけど?」
「……遠慮しておく、一服盛られるのは御免だからな」
「あら、失礼ね。…でも毒よりも凄い物があるわよ」
「……わらひのふはいまひかっへにあにあってんのよぉ〜〜〜」
(訳:……私の使い魔に勝手に何やってんのよぉ〜〜〜)
ビクゥ!
というような音が聞こえんばかりに声の方向に振り向く…がルイズは酒瓶片手に爆睡している。
「……寝言…ね」
これ以上粘ってルイズが起きては洒落にならないと考え部屋を後にする。
去り際にしっかりプロシュートへのアプローチを忘れていないあたり流石だ。


コルベールとオスマンの前にルイズが居る。
そこに、コルベールがプロシュート並みのプレッシャーを放ちながら質問をしてきた。

「質問です…貴方の使い魔が無罪か?有罪か?当ててみてください」
「ひ…一思いに有罪で…」
「NO!NO!NO!NO!NO!」
「む…無罪…?」
「NO!NO!NO!NO!NO!」
「れ、連帯責任ですかぁ〜〜?」
「YES!YES!YES!YES!『YES!』」
「もしかして『処刑』ですかぁーーッ!?」
そしてオスマンが顔を手で押さえながらダメ押しのように言い放つ
「YES!YES!YES!"OH MY GOD!"」
139ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:56:35 ID:???


「嫌ぁぁぁぁぁあああ!」
ベッドから跳ね起き辺りを見回すが、コルベールとオスマンは居ない。
「また、嫌な夢……」
最近色んな事がありすぎて本気で死にそうだ。主に精神的な意味で。

昨日、キュルケが部屋に来た事は覚えてる…でもそこから先の記憶があまり無い
頭を捻って考えていると「くぅ」と音がした
(お腹すいたー…)
そう思いながらベッドから降り己の使い魔に着替えを手伝わせようとするが
「あれ…服着てる」
これもどういう事か考えているとまた「くぅ〜」と音がしたのでとりあえず空腹を満たす事を優先させる事に決めた。

プロシュートを引きつれ食堂に向かうが何かが何時もと違っていた。
自分が通ると他の生徒達が悉く道を明け渡してくれる。そして目をこちらに向けようとしていない。

そりゃあ最初の頃所構わず爆発を起こしてた時はこんな事もあったけど、それはもう昔の事だ。
そして小さな声で聞こえる話声。何時もなら大体「ゼロのルイズ」であったが今日は違っていた。

「悪魔憑き」

そんな言葉がたくさん耳に入る。けれども少なくとも自分はそんな事知らない。
頭の上に「?」を浮かべながら食堂に入っていくとキュルケとタバサが先にいた。
キュルケの顔色が少し悪そうだったけど気にせず近くに座り例の如く始祖ブリミルと女王陛下にお祈りをしてから食事を始めた
140ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:57:41 ID:???
――が、横で顔色悪そうにしてたキュルケは正直いって呆れている
(私でも二日酔い気味なのに呂律が回らないぐらい飲んでたこいつがどうしてこうも平然としてられるのよ…)
そんなキュルケの思いを無視し完食ペースで食べすすんでいく。
(うわー…あんな重そうな物よく食べれるわね…ってワインまで!?
  昨日あれだけ飲んどいてまだ足りないっていうの?……恐ろしい娘ッ!…もーダメ、ギブ)
顔色をさらに悪くさせたキュルケが無言で席を立ち去るが、当のルイズは見ちゃいねーようで次々と食べ進んでいく。

しばらくして戻ってくると見事に完食を果たし満足そーにしているルイズを見てなんだか知らないけど『ムカついた』
『ムカついた』から少しシメておく事にする。というかシメる。
「ちゃんと味わっておきなさいよ。…なにしろそれが貴族として最後の食事になるかもしれないんだから」
ガシャン!
音のした方を見るとフォークを床に落としたルイズが小刻みに震えながらキリマンジャロ5万年前の雪解け水を飲んだかのよーに泣いていた。
(やりすぎたかしらね…)

一方こちら『悪魔憑き』ことプロシュート
食堂に入る前しっかりルイズから「メイジ殺したんだからご飯抜きに決まってんじゃないの!!」と言われた為暇そーにしてる。

例によって食堂入り口前に立っているが食堂に入ろうとする生徒は
(何であそこに『悪魔憑き』が居るんだ…下手な事すれば年を奪われてギーシュみたいに殺される…ッ!)
と思っており誰一人食堂に入れないでいた。
もっとも、『暗殺対象』『向こうから挑んできた』『目標が居るが場所が特定できず無関係の者も居る』等以外無駄な殺しはしないのであるが
彼らには知る由も無いのでこういう状況になっている。
141ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 12:58:48 ID:???
そしてその『悪魔憑き』に遠慮なく向かっていくのはご存知ピラニ……シエスタだ!
「あ…昨日はその…助けて頂いてありがとう御座いました…
   でも、すいません…私なんかを助けるために大変な事になってしまって…」
心底申し訳なさそうに頭を下げるシエスタだったが
「オメーが気にする事でもねぇよ。何よりあいつらの目が気に入らなかったからな」
「目…ですか?」
「オレ達チームがボスに反逆した理由の一つがそれ…いやこいつはオメーには関係ねぇ事だったな」
「…?そういえばどうしてこんな所に立ってたんですか?」
「まぁ決闘が原因ってわけでもねぇが飯抜き食らっちまってな」
「そういう事でしたら…恩返しというわけではありませんが今度は是非いらしてください」
ギーシュの遺産(財布破棄済み)があるため断りそうになるが『恩には恩を、仇には仇を』というリゾットの流儀を思い出し――
「世話になる」
その返事を受け真っ白な笑みをシエスタが返したが、その笑みがプロシュートにとってやけに眩しく感じられた。

(ナイスガッツ!)
そして周りの生徒達もこの時ばかりは生まれて初めて平民に感謝していた。
142ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 13:00:34 ID:???
これが…精一杯です…神父さん…受け取ってください…伝わって…ください…

やはり通常時がキツイな…
143マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:02:23 ID:???
GJ!!
平日の日中なのに…このスレは祝福されているッ!!
144マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:12:45 ID:???
GJ!!
ギャングなのに・・・暗殺屋なのに・・・紳士に見えるぜ

しかしジョジョキャラはみんな洞察力が鋭いよな。
土壇場や逆境を成長の糧にして強くなるし
145マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:15:26 ID:???
DIO「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
兄貴(故)「ベネッ!ディ・モールトベネッ!!君も僕の仲間なんだッ!」
奴隷「うわぁ……これは救いようがないね」
DIO「とりあえずお前は死ね」
兄貴(故)「死ね」
奴隷「orz」
偉大「おなじプロシュートでも僕は運が良かったんだな。考えてみると」
兄貴(故)「じ〜ご〜く〜に〜お〜ち〜ろ〜」
絶頂「逆に考えるんだ。『早目に退場したおかげでこれ以上恥をさらさないですんだ』と考えるんだ」
DIO「うるせェーーーーッ!! 大して怪我することもなく丸くおさまった上に
    ドッピオどころかディアボロまで良い人っぽくなってる奴が言うんじゃねェーーーーッ!」
鉄塔「まあまあ。僕なんか物語に出してもらえない可能性が濃厚なんだよ。出してもらえるだけありがたく思わないと」
兄貴(故)「お前はいっぺんじじいになって首をへし折られてみろッ!そんなことは二度と言えなくなるぞ!!」
吉良「悲惨さで言ったら僕も結構なものだと思うけどね。軽くあしらわれた上に足蹴にされたんだから」
星屑「ふっふっふ〜ん♪ やっぱり僕が一番の勝ち組なんだよねェ〜」
奴隷「とりあえず僕たちのことは『勝ち組二人衆』と呼んでくれたまえ」
DIO「ワルキューレッ!」
兄貴(故)「そいつを……」
吉良「ブチのめせッ!!」
星屑・奴隷「ヤッダーバアァァアァァ!!」
146マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:20:10 ID:???
なんつーか、この『ギーシュ討論会』もまとめサイトに載せた方がいいような気がするんだぜ?
147マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:24:25 ID:???
波紋の戦士・隼人マダー?
148マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:26:10 ID:???
>片付けておけよ…そのボロクズを
ベジータ吹いたwww
149マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:33:47 ID:???
他のSSでギーシュがぶちのめされそうな予感がするのあるかな?
150マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:35:31 ID:???
シエスタの印象だけは良さそうだな、兄貴は
151506:2007/06/04(月) 13:41:56 ID:???
火曜日に投下すると予告しよう
152マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:52:32 ID:???
半日も除いてないと新作がどんどん追加されてくw
それにしても、DIOルイズの黒いこと黒いこと
153マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:55:16 ID:???
ギーシュ討論会のコーナー作るんだったら
今日のギーシュのコーナーも欲しいな
154マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:56:51 ID:???
ギーシュの人気にS.H.I.T
155マロン名無しさん:2007/06/04(月) 13:57:00 ID:???
ジョジョのキャラでゼロのエルフに勝てるのは何人いるだろうか。
156マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:08:53 ID:???
リゾットにはスタンド無しで戦って、特殊な力をもたない平民でもやりようによってはメイジを倒せることを実証してほしいぜ
157マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:11:30 ID:???
エルフの強さはいまいちよくわからんな
カウンタさえ使ってりゃ虚無以外には無敵に思えるけど、
過去、人間が10倍の戦力で戦ったときは人間が勝ったらしいし
カウンタは物量に弱いとかそういう弱点があるのかもね
158マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:14:31 ID:???
戦争は数だよ兄貴!
159マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:26:09 ID:???
>>158
トゲ付き軍服男乙
160ゼロの兄貴(今日のギーシュ:2007/06/04(月) 14:28:24 ID:???
「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね!」
だが男は微動だにせず後ろを向いていた
否、小刻みに震えている
「貴族に平民が無礼を働いたんだ。震えるぐらい怖いのは分かるけど、この決着は付けてもらうよ!」
だが、男がギーシュの方に向き直り口を開いた―
「『ビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた』の『二人のレディの名誉が傷ついた』…ってよォ〜〜〜
 『二人』ってのは分かる…スゲーよく分かるさっき二人に捨てられとったからな…
 だが『名誉が傷ついた』ってのはどういう事だああ〜〜〜〜っ!?
 恥かいたのオメーじゃねーかっつーのよーーーーーーーッ!!
 ナメやがってオメーの言葉超イラつくぜぇ〜〜〜〜〜〜ッ!!
 二股かけたあげく二人に捨てられたんじゃあねーか!傷つけれるもんならつけてみろってんだチクショーーーッ
 どういう事だッ!どういう事だよッ!クソッ!
 『名誉が傷ついた』ってどういう事だッ!ナメやがってクソッ!クソッ!
ガン ガン ガッ ガン ガスッ!

今日のギーシュ『ギアッチョにキレられ再起不能』
161マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:36:30 ID:???
ギアッチョは呼んではいけないなw
ネタにはしやすそう
162マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:40:14 ID:???
>>160
おいちょっと待て(笑)
163マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:43:10 ID:???
よく間違いそうなのは、、、
後で後悔する
馬から落馬
とか?
できるもんならやってみろ!ナメやがってクソ!
164マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:47:42 ID:???
異世界キレまくりギアッチョ超見てぇwwww
165マロン名無しさん:2007/06/04(月) 14:58:50 ID:???
アンジェロ「いい気になってるやつは・・・俺のアクア・ネックレスを飲んで死にな!!」
ギシュ「ぅごごぉ・・・ブゲッ!!!」

今日のギーシュ
いい気になってたら死亡
166マロン名無しさん:2007/06/04(月) 15:00:02 ID:???
"ささやかな糧"でもキレそうなんだぜ
167マロン名無しさん:2007/06/04(月) 15:02:27 ID:???
>>163
じゃあらくだから落ちるのは落馬って言わないのかい?ロバからでは?馬車からでは?(魔法専門学校・土のドットメイジ)
168マロン名無しさん:2007/06/04(月) 15:06:54 ID:???
>>167
つ【転落】
169マロン名無しさん:2007/06/04(月) 15:07:42 ID:5p4bggzZ
ジョルノ「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム!!!」
ギーシュ「ヤッダバァアァァァァアアアアア!!!」

このスレには語られていないけどこんなことがあったんだよ。きっと
170マロン名無しさん:2007/06/04(月) 15:09:09 ID:???
おっと、sageないとな
171マロン名無しさん:2007/06/04(月) 16:30:21 ID:???
そういえばジョルノの人のってギーシュとの決闘が書かれてないよな。
172マロン名無しさん:2007/06/04(月) 16:31:36 ID:???
ギーシュがボコられないと納得しないのかYO
173マロン名無しさん:2007/06/04(月) 16:37:55 ID:???
ハイウェイトゥヘルのDISCを差し込めば何とかなるかも知れない……
174マロン名無しさん:2007/06/04(月) 16:44:27 ID:???
頭ぶん殴れば外れるけどな
175マロン名無しさん:2007/06/04(月) 17:48:22 ID:???
ギーシュがスタンドに目覚めても何故かな...

自滅するイメージしかわかないんだ...
176マロン名無しさん:2007/06/04(月) 17:53:27 ID:???
DIOのシエスタってすでに屍生人になってるよな?
177マロン名無しさん:2007/06/04(月) 17:56:22 ID:???
じゃないとあの怪力の説明がつかない
178マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:00:06 ID:???
ゾンビメイドハァハァ
179マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:10:44 ID:???
そのうちジョジョを超えてバオーまで呼び出しそうな勢いだな
180マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:11:26 ID:???
でもマルトーは肉の眼くらいで済んでそうな気がしないでもない
181マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:17:04 ID:???
つかDIOルイズは吸血鬼じゃなくて屍生人だよな?
182マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:18:38 ID:???
屍生人に超治癒力はないはずだから吸血鬼に近いんじゃあないか?
183マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:21:07 ID:???
契約でスタンド使いと結びついてるなら
その縁でスタンド発現しても
おかしくはないような気がしないでも無いような気がした。

まぁ、誰もやらないだろうが。
184マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:28:03 ID:???
オリジナルスタンドとかは叩きの対象&厨二小説化するからオススメできんな、
召還したジョジョキャラのスタンドを共有できるとかなら面白いが…
185マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:30:20 ID:???
アクト2とアクト1をそれぞれ使うとか。
シアーハートと通常キラークイーンをそれぞれ使うとか。
186マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:35:07 ID:???
>>179
貴様見ているな!
187マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:36:10 ID:???
ルイズに爆弾系、これほどまでに合うスタンドはないだろう
188マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:39:39 ID:???
シアーハートとバイツァダストは反則な気がしてならない
189マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:40:38 ID:???
ふむ吉良を呼び出していきなり手首を狙われるルイズが見たいと申したか
190マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:45:31 ID:???
>>186
新しい職人さんな予感
191マロン名無しさん:2007/06/04(月) 18:47:35 ID:???
此処は神父を呼び出して色んな人にスタンドを
192L・I・A:2007/06/04(月) 19:28:05 ID:???
ちょwwもう5スレ目wwwワロスwww

今週は忙しくなりそうなので、一つか二つ投下したい。軌道に乗ればまた早いペースに戻したい。
もうスレの神父度に脱帽ですよ
193マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:31:05 ID:???
>>192
初代スレ終盤より、このSSスレは祝福されているみたいだな
194マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:40:21 ID:???
45分に…投下…させていただく…!
195マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:40:31 ID:???
スレ誕生時・・・・・・ホワイトスネイク

4〜500・・・・・・C-MOON

900越・・・・・・メイドインヘブン爆誕
196マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:43:21 ID:???
>>195
そして今に至ると

いったい世界が何巡すれば気が済むんですか神父様w
197DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 19:45:06 ID:???
オスマンとコルベールは、『遠見の鏡』で一部始終を見終えると、互いに沈黙した。
気まずい空気の中、コルベールが震えながら何かを言おうとする前に、オスマンが言った。

「勝ったのは、ミス・ヴァリエールの使い魔じゃったな」
「オ、オールド・オスマン……私には、まだ自分の目が信じられません…」
「ほぅ。ならば、そんな役立たずな目は、早めに抉ってしもうた方がよいのぅ。ミスタ・コルベール」
「い、いえ…そんな…!私はただ、平民がメイジに勝ったという事実に…」
「平民?平民じゃと?お主はアレをまだ人間じゃと思うとるわけか?」
オスマンの目が、コルベールを射抜いた。

「切られた腕を再生させ、青銅のゴーレムを砕き、挙げ句グラモンの血を吸うたアレを、人間と呼ぶか。
お主も痛い目を見た口じゃろうに。
ますますもって役立たずじゃのう、お主の目は」
コルベールは萎縮した。
オスマンは、フンと鼻息を荒げた。

「しかしのぅ、あの化け物の左手のルーン…。
ワシも長年を生きてきたが、とんと見当がつかぬ物じゃったわ。
ミスタ・コルベール。お主も見たな?早々に調べておくのじゃ」
198マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:46:33 ID:???
       2ch
恐らく、このセカイに住む者総てに覚悟と幸福が宿るまで何巡でもするに違いない。
199DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 19:46:46 ID:???
−−−まさか、ルーンまで見過ごしておったのではなかろうな、と言うオスマンに、コルベールは慌てて首を横に振った。
これ以上失態をさらせば、本当に目を抉られてしまうと、コルベールは思った。

「し、調べて参ります…!」
コルベールは早急に学院長室から退室した。
オールドオスマンは、そんな彼を見送りもせずに、秘書のミス・ロングビルを見た。
オスマンとコルベールのやり取りを、見ない振りをして書類仕事をしていたロングビルは肩を一瞬 震わせた。

「ミス・ロングビル」
「…はい、学院長」
努めて普通にロングビルは答えたつもりだが、その内心はオスマンには筒抜けだろう。

「お主もみたじゃろう。さっきの戦いを。
……ワシの目には、奴が瞬間移動をしたようにしか、思んのじゃが…意見を聞かせてもらえるかのぅ、ミス・ロングビル」ロングビルは、ペンを机の上に置くと、オスマンに答えた。

「いいえ…オールド・オスマン。私にも判りかねます。ただ、瞬間移動したとしか」
「…そうか。あいや、ただ聞いてみたかっただけじゃ。気にすることはない」
オールド・オスマンは、机からパイプを取り出して、火をつけた。
200マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:47:18 ID:???
201マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:47:37 ID:???
オスマン氏真っ黒w原作の気さくさ
がまったくないw
202マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:48:18 ID:???
登場人物が黒すぎるw
それがいいんだが
203DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 19:48:35 ID:???
2・3回プカと煙を口から吹いた後、オスマンは言葉を続けた。

「ミスタ・コルベールの手伝いをせい、ミス・ロングビル。
あの足では書物の捜索は難儀じゃろう。
それと……」
ロングビルは椅子を引いて立ち上がり、オスマン の次の言葉を待った。

「……あの化け物に、内々に目を配っておけ」
ロングビルは頷いて、学院長室から出ていった。
コルベールと書物を漁るのは退屈だが、学院内を歩き回る良い口実を得たので、ロングビルは満足した。
全くエラいところに潜り込んでしまったものだと、しかし、ロングビルはため息をつくのを止められなかった。

オールド・オスマンは、誰もいない学院長室内で、一人立ち上がって『遠見の鏡』を再び見た。
鏡には、見知らぬルーンの刻まれた左手を血に染めたDIOが、悠々と広場を立ち去るところが映されていた。
オスマンはその様子を見て、鷹のような目を、ますます鋭くさせた。

「DIO………DIOか。このトリステイン魔法学院の内憂とならねばよいがのぅ……そうなった場合、もみ消すのも一苦労じゃ」

−−−その時だった。
鏡の中で、背中を見せて歩いていたDIOが、突如素早く振り返り、こちらを睨んできたのだ。
204マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:48:49 ID:???
>198
ならば、俺は覚悟をしない。
いつか、スレが停滞するかも知れないという覚悟をせんっ!
だが、SSが投下された時には幸福になるっ!!
205DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 19:50:10 ID:???
DIOの真紅の目が、オスマンをしっかりと捉えている……少なくともオスマンはそう感じた。
流石のオスマンも、この時ばかりは心臓が止まるかと思った。
『遠見の鏡』が気づかれるなんて、有り得ないことだった。
あまつさえ自分と目が合うとは−−−だがオスマンはこの後、心底驚愕した。
鏡の中のDIOは半身になって、血に染まる左手で顔を隠し、右手で此方を指差した。

『………貴様、『見て』いるな……!?』
DIOの言葉にオスマンの思考が反応する前に、鏡に巨大な人影がいっぱいに映し出された。
人と言うには余りにも巨大なそれは、その巨体に見合う…いや、過剰な筋肉を有していた。
腕は丸太のように太く、脚はそれよりもっと太いそれは、全身が白いせいか、石でできたような印象を受ける。
鏡に突如映し出されたその巨人は、右腕を振りかぶると、その大砲の弾のような拳を轟と振り下ろした。
"ガシャアァアアン!!!"という高い音を響かせて、『遠見の鏡』は、粉々に砕け散った。
破片がオスマンに襲いかかり、オスマンは慌ててローブで己の身をかばった。
全く予想外のことで、杖を振る暇もない。
206DIOが使い魔!?:2007/06/04(月) 19:51:55 ID:???
机の下で眠っていた、オスマンの使い魔であるネズミのモートソグニルが、チュウチュウと鳴いた。
破片が飛び散り終わると、オスマンは恐る恐るローブから顔を出した。
見るも無惨な姿を晒す『遠見の鏡』を見て、オールド・オスマンはうろたえた。

「…おぉ……これは…なんとしたこと…」
オスマンは、あの化け物が、自分の思っていた以上にとんでもない存在であることを痛感し、ただ呆然と、割れた鏡を見つめた。

鏡の修復には、かなりの時間が必要になりそうだった。
その費用を瞬時に頭の中で目算し、オールド・オスマンはただただ頭を抱えるばかりだった。

to be continued ……
207マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:52:42 ID:???
GJ!
そういや、遠隔透視にかんしてはカウンター持ってたなw
208マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:52:58 ID:???
以上、『投下した』…!
209マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:53:08 ID:???
『見ているな』キターーーーーー!!!

DIO様に黒いカリスマを感じつつGJ!
210マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:53:09 ID:???
見ているなキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
211マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:55:00 ID:???
DIO様怖っ・・・・・・さすがだ『………貴様、『見て』いるな……!?』
212マロン名無しさん:2007/06/04(月) 19:57:31 ID:???
DIO様が来るとキャラが全員黒くなってくなw
ルイズはもう吸血鬼確定だし
213マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:00:49 ID:???
ルイズはもうヴァニラアイスと同じだな。
半分吸血鬼だぜ。
214マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:01:51 ID:???
頭をかかえたのはDIOの危険性についてじゃなく、鏡の費用についてか?オスマンさん。
215マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:03:35 ID:???
ここで『………貴様、『見て』いるな……!?』 が来るのかw
作者さんのセンスに脱帽。
216マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:10:00 ID:???
>>214
両方、両方wwww
217マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:17:09 ID:???
GJ!おっきしたw
218マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:21:44 ID:???
DIO様かっこ良すぎw
219マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:25:14 ID:???
ちょっと教えてくれ、ルイズの部屋の隣は誰か入ってるのか?
空き部屋だったり壁だったりするとすごく助かるんだが・・・・描写されてる?
220マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:28:07 ID:???
うはwww
リロード忘れてた、GJ!!!
221マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:37:22 ID:???
GJすぎる・・・
222マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:39:19 ID:???
あまりのGJ!にwktkがとまらないぜ!!
223マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:40:06 ID:???
ルイズの部屋の隣はキュルケだろ
反対側は壁っぽいけど
224マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:43:38 ID:???
>>223
ありがとう、じゃあ気兼ねなくガオンッできるな
225マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:44:19 ID:???
>>224
それかいw
226マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:45:53 ID:???
>>224
壁に穴あけるのかよwwwwwwwww
227マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:53:43 ID:???
シンクロニシティを感じつつ21時になったら投下させてもらおうッ!!
228マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:58:04 ID:???
>>225
>>226
逆に考えるんだ…。
キュルケをガオンッしちゃってもいいさ、と考えるんだ…
229ゼロの兄貴:2007/06/04(月) 20:59:22 ID:???
モンモンvs兄貴考えてるんだけどモンモンの能力が今一よう分からん…
230マロン名無しさん:2007/06/04(月) 20:59:48 ID:???
>>224
ちょwww
231スターダスト外伝 1/5:2007/06/04(月) 21:00:13 ID:???
念写! じょせふ・じょーすたーきさまみているな!

成田新東京国際空港
「パパ! ここよパパ!」
「ホリィ!」
空港で互いを抱きしめ合う一組の親子!
それはDIOの呪縛から解かれたホリィと、二代目ジョジョのジョセフ・ジョースター!
「パパァ! よく来てくれたわ!」
「わしは一人娘のお前が困っているなら、
 地球上どこにでも24時間以内に駆けつけるつもりヂャ!」
いつぞやのような会話をした後、二人は空条家に向かった。
そして居間でお茶を飲みつつ、ジョセフは語る。
「スピードワゴン財団の調査でだいたいの事は把握しておる。
 承太郎が失踪して数日経つ! 最後に確認されたのは××駅の防犯カメラじゃ!
 調査の結果……承太郎は××駅から電車に乗り……。
 恐らく目的地じゃったろうと推測される、○○駅で降りる事なく、忽然と姿を消した!
 すなわち、承太郎の身に何かが起こったのは電車の中という事になる!
 じゃが承太郎の乗っていた電車に異常は無く、他の乗客も事件に巻き込まれた様子は無い。
 まったくもって謎じゃ! 承太郎が電車の中からどうして! なぜ! いなくなったのかッ」
ジョセフは承太郎がいなくなった理由をひとつ思いついていたが、
それを言うつもりは無かったし、その必要も無かった。
それは……『承太郎が敵スタンド使いに始末された』という可能性。
邪悪の化身DIOは倒したものの、その残党や信奉者まで撲滅できた訳ではない。
DIOを殺された恨みを晴らそうと、敵スタンド使いが承太郎を始末した可能性は十分ある。
ポルナレフから聞いた『物質を暗黒空間に飲み込み粉微塵にするスタンド』などなら、
承太郎のフイをついて一撃で全身を粉微塵にし倒す事も可能だろう。
冷静な判断力と優れたスタンドを持つ承太郎が不覚を取るとは思えないが、
日常の中の暗殺となれば話は別だ。
232スターダスト外伝 2/5:2007/06/04(月) 21:01:05 ID:???
承太郎は五十日間の旅の時は常に敵に警戒していた。
だが平和な日常の中でまで警戒し続ける理由はない。
先程の暗黒空間に飲み込むスタンド使いはポルナレフが倒したが、
スタープラチナとザ・ワールドの件もある、同じようなスタンドがいても不思議ではない。

だが……その可能性は無いと、ジョセフはすでに理解していたッ!
だからその可能性をホリィに伝えて不安がらせる事は無い!

「じゃが安心するんじゃホリィ!
 承太郎の居場所の手がかりはすでにッ、わしが掴んでおる!」
「パパ! 本当なの!? その手がかりっていったい……」
「忘れたのか? わしが承太郎の悪霊……スタンドの問題を解決しに来た時、
 ホリィにも見せたはずじゃ。わしのスタンド能力を」
そう言ってジョセフは懐から写真を二枚取り出し、机の上に置いた。
「こ、これは!」
「そう! 念写じゃッ! わしはすでに承太郎の居場所を探り念写をしている!」
ホリィは承太郎の無事を確認しようと急いで写真を手に取った。
そこには確かに愛しの息子、承太郎の姿があった!

一枚目の写真、承太郎がどこかの厨房でシチューを食べている姿。

「ああ、承太郎! パパ、承太郎は無事なのね!」
「そうじゃ! どこにいるかは解らんが、その写真を見るに、
 承太郎はどこかに監禁されている訳でも大怪我をしている訳でもない!
 うまそうに飯を食う程度の余裕はあるって事じゃ。
 疑問なのは……なぜ連絡が無いかッ!? 電話くらい世界中どこにでもあるし、
 緊急時のためのスピードワゴン財団のコレクトコール対応の電話番号も教えてあるッ。
 なのに連絡が一切無いというのは謎じゃ!
 承太郎自身の意思で身を隠しているとしか思えん!」
「も、もう一枚の写真は……」
233スターダスト外伝 3/5:2007/06/04(月) 21:02:02 ID:???
二枚目の写真、それは高級そうなアンティークのベッドでタバコを吸う承太郎の姿。

「パパ、承太郎がいるのは……いったいどこなの?」
「それは解らん。だが厨房と違い、部屋の造りから大方の推測は可能じゃ。
 見ろ、部屋の中は調度品と薔薇でいっぱいじゃ。
 さらに雰囲気からどうやら日本ではなくヨーロッパ方面だと思われる。
 ここが高級ホテルの一室なのか、それとも誰かの個人所有する高級邸宅の一室なのか、
 さすがにそこまでは解らんがのォ〜……。
 ほれ、隅っこに金髪の少年が写っておる。恐らく従業員や執事の類じゃろう」
「ヨーロッパ……でも承太郎が行きそうな国なんて……?
 はっ! そういえばパパは元々イギリス生まれ。
 もしかしたらジョースター家に関係のある場所じゃあないかしら?」
「それはわしも考えた。じゃが我が祖父ジョナサンの屋敷は火事で無くなっているし、
 エリナお婆ちゃんと一緒に暮らしていた屋敷にこんな部屋は無いッ。
 ヨーロッパという事でフランスの友人にも問い合わせてみたが、心当たりは無いそうじゃ。
 念のため写真のコピーをフランスに送っておいた。
 電話で聞いても解らなくとも、写真を見れば何か解る事があるかもしれんしな」
「でもパパ。この二枚の写真を見て、不思議に思った事があるの」
ホリィは二枚の写真を見比べながら、震える声で言った。
「何じゃ? 何に気づいたんじゃ? 言ってごらんなさい」
「承太郎がどうしてヨーロッパにいるのかは解らない……。
 何か事件に巻き込まれたのかもしれないし、もしかしたら家出かもしれない。
 純粋に旅行を楽しんでいるだけかもしれないけれど……そうだとすると、
 どうしてもおかしなところがあるの」
234スターダスト外伝 4/5:2007/06/04(月) 21:03:12 ID:???
「おかしなところ? わしには見当もつかんが……いったい何じゃ? ホリィ」
「だっておかしいわ……承太郎ったら、ヨーロッパにいるのに……」
そこでホリィは息を呑み、意を決したように言った。

「どうして学生服を着たままなの!?」
ド―――――z______ン

「承太郎はくつろいでいるように見えるわ。
 だとしたら学校じゃないんだから、服くらい着替えるはずよッ。
 留置場みたいに不自由な環境じゃないんですもの。
 そうでしょう!? パパ!」
ホリィの意見を聞き、ジョセフは、気まずそうにそっぽを向いた。

「……いや、実はじゃなホリィ……。これはお前にも言ってない事だが……。
 承太郎は、日本からエジプトまでの旅の間……実に五十日間……。
 毎日、常に、海の上でも、海の中でも、砂漠でも、どんなに暑い日も!
 ずぅ〜っと学ランを脱がなかったんじゃぁ〜〜〜〜ッ!!」
バァァ―――――z______ン

「一時期! とあるトラブルで承太郎の学ランが焼けちまった事があった。
 だがそれでも! 承太郎はパキスタンの仕立て屋に頼んで……日本の学生服を、
 すなわち学ランを、ウール100%で仕立ててもらったんじゃ〜!」
「何ですってー!?」

意外ッ! 学ランに対する異常な執着心!!

「……ま、まー学生は学生らしくとかそういう理由で着とったんじゃ。
 高校を卒業したらさすがに学ランは着んじゃろう」
「そ、そうよねパパ!」
235スターダスト外伝 5/5:2007/06/04(月) 21:04:03 ID:???
そして二枚の写真を机の脇に置き、ジョセフが鞄からポラロイドカメラを取り出す。
「さて、一枚目の写真は一昨日、二枚目の写真は昨日念写したものじゃ。
 そして今日! 三枚目の写真を念写する!」
ジョセフはハーミットパープルを出した右手でポラロイドカメラをぶっ叩いた。
すると写真が一枚出てくる。
「さて、どんな写真が撮れたかのう?」
「承太郎、無事だといいけれど……」
二人は不安げに写真を覗き込んだ。

三枚目の写真。
髪をピンクに染めた美少女が、ネグリジェ姿で承太郎と向かい合っていた。
そして承太郎は、その少女と『下着の受け渡し』をしていた。

「…………」
「…………」
黙り込む祖父と母親。
承太郎が下着を渡しているのか、承太郎が下着を受け取っているのか、
そんな事は些細な問題だった。ぶっちゃけどっちでもいい。
『髪をピンクに染めて』『ネグリジェを着た』『胸がペッタンコな幼児体型の美少女』と、
妖しい関係を築いているらしき事実、その一点のみッ!
ジョセフとホリィの中で、承太郎に対するイメージがグルリンッと一転した。

そしてこの写真は重要な『手がかり』として、
フランスの友人、J・P・ポルナレフにも送られる事となる。

スターダスト外伝 完
236マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:05:48 ID:???
ハーミット・パープル優秀すぎるw
237マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:06:53 ID:???
ポルポルに送っちゃらめぇぇぇぇw
238マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:07:03 ID:???
1,2枚目はともかく3枚目は何の手がかりだよw
239マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:07:03 ID:???
GJ!
これはいい隠者の紫ですね
なんかポルも召喚されそう
240マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:07:33 ID:???
ちょwwwwwwwww
何やってんすかジョースターさんwwwww
241マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:08:45 ID:???
これ以上に最悪な出来事はない!と断言できるぜ
242マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:09:09 ID:???
ああっ!
クールでタフなナイスガイの承太郎がいきなり変態っぽくッ!?
243マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:09:34 ID:???
元の世界に帰れても地獄が待ってるなwww
244マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:12:05 ID:???
承太郎の奥さんはルイズ
という幻聴がしたw
245マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:12:21 ID:???
やばいぜ 承太郎wwwww
246マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:12:43 ID:???
ああ、それで女の好みが変わったんだな。
奥ゆかしい日本人女性が好みっていってたのにアメリカ人と結婚したのには
そうゆう訳があったのか。
247亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:13:07 ID:???
30分に投下予定
他に投下する方いればずらします

それと昨日もいいましたがルーンの位置は脳内補正で左手に移動させてくれると助かります
若しくはなるべくなら、無かった事にするんじゃ・・・
248マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:14:30 ID:???
送っちゃらめええええええw
俺の腹筋を粉砕するつもりか
249マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:15:10 ID:???
>>247
荒木の奥義を使う時!
250マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:18:35 ID:VyvX3D0A
>>249
つまり回転により移動させたと
251マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:19:09 ID:???
ド低脳よりクサレ脳みそのほうがいい理由が分からない。
252マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:19:11 ID:???
>>249
@JOJOによると、荒木が「ああそんなのあったね」と言ったというのは嘘だったらしいぞ?

ttp://atmarkjojo.org/archives/2007/2007-05-25-001408.html
253マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:22:39 ID:???
>>252
タロットカード滅茶苦茶欲しい
けど金がない
254マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:24:41 ID:???
>>252
ヒント:「大人は嘘つきだ」と思った少年少女の皆さん、どうも済みませんでした。大人は嘘つきではないのです。間違いをするだけなのです…
255独逸軍人:2007/06/04(月) 21:25:37 ID:???
≫247
なら俺はその後……
二十二時過ぎに投下する。
256マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:25:46 ID:???
>「……ま、まー学生は学生らしくとかそういう理由で着とったんじゃ。
> 高校を卒業したらさすがに学ランは着んじゃろう」

学ランに似てる服を着てますwwwww
257マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:26:57 ID:???
>>256
6部までそんな感じだったしなw
258マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:27:17 ID:???
>>255
sageは半角じゃないと意味ないよ
259亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:30:54 ID:???
「成る程、ここが魔法とやらがある世界だというのは理解した」
少女に連れられた部屋の床に胡坐をかき、ヴァニラは憮然とした表情でベットに腰を下ろし

たルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、通称ルイズ、そして自称

・ご主人様へ頷いてみせる
「分かった?平民が貴族の使い魔になるなんて普通じゃ考えられないことなのよ、感謝ない

さい」
ルイズの偉そうな態度に思わずプッツンしそうになるがここは堪える
まだ聞きたいことがあるのに殺しては拙い、ここは冷静になるべきだ
「それで私はどうすればエジプトに、元の世界へ帰れる?」
この傲慢な貴族の小娘に構っている暇など無い、DIO様に万が一などありえないがまだ戦え

るのなら直ぐにでもお傍に参じたい。切なる思いを胸に訊ねる
しかしッ
「は?無理に決まってるでしょ。サモンサーヴァントで召喚された使い魔が帰れるわけ無い

わ」
ルイズがさらりと告げた事実は忠誠心の塊であるヴァニラを凹ませるには十分ッ!
しかしヴァニラは凹みはしなかった、逆に
「ふざけるなこの小娘がッ!!」
「きゃっ!」
突然の怒声と共に立ち上がったヴァニラに気圧され、ルイズは思わずベットの上に倒れる
ガオンッ!!
260亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:32:56 ID:???
「な、何よ突z・・・・」
気圧された事で貴族としてのプライドが若干傷付いたが直ぐにその考えを改めた
「・・・・何、これ?」
ベットに仰向けに倒れたままのルイズの視界に映ったのは見慣れた天井と、まるでワインの
コルクを抜いたように綺麗に刳り貫かれた壁、そしてそこから覗く外の景色だった
「ちょっとヴァニラ、アンタいったい何したのよッ!?」
慌てて起き上がりヴァニラに詰め寄るが何故かヴァニラはヴァニラで驚いていた
「何だこれは!?」
長身の男が怯えたように身体を震わせるのは滑稽を通り越して異常ッ
ましてやルイズにはその原因が見えないのだから尚更だ
そう、原因はルイズに見えないもの
即ちヴァニラのスタンド、クリームだった
「小さい!縮んでいるのかッ!?」
この世界に来て始めた発動させたスタンドの姿は彼が子供の頃の状態に近かった
もし元の大きさならルイズが倒れたところで問題なく亜空間にばら撒いていただろうが
生憎小さくなったスタンドではそれは叶わなかった
「何だか分からないけど・・・・・これはアンタがやったのね?」
ショックを受けているヴァニラにルイズは恐る恐る声をかける
「ああ、私がやった・・・」
ありえない、等とぶつぶつと呟きながら上の空で返すヴァニラを他所にルイズは
「凄いじゃないの!平民なんて使い魔にしてこれからどうしようかと思ったけどこれならキ
ュルケにも・・・・・・」
泣きたくなるような小さな胸の中に青写真を描き、はしゃぎだした
261亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:33:54 ID:???
「ヴァニラ!アンタこれから・・・・・あれ?」
青写真を現実にすべく使い魔に指令を出そうと現実に戻ったルイズ
しかし部屋には自分以外誰も居ない
おまけにドアには鍵がかかっているし開錠もドアの開閉される音も聞こえなかった
他に出口といったら同じく鍵のかかった窓と
「・・・・・・まさか、この穴?」
壁にぽっかりと開いた穴の縁に触れてみるがとても人が、ヴァニラのような大男が通れるは
ずも無い
「いったいどこに消えたのよ・・・?」
ルイズの呟きは、壁に開いた穴から漏れる宵闇に、静かに溶けた


To Be Continued...
262マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:33:58 ID:???
ずっと見てたけど、これはなんという良スレw
263亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:35:19 ID:???
取り敢えずここまで
他の職人さまにボーイUマンで挑みたくなるくらい文才が無いですが懲りずにやらせてください…
264マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:36:22 ID:???
GJ!!
ガオンktkr!
265マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:36:41 ID:???
GJ
しかしこのスレには本当に神父が居るな。
266亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:37:42 ID:???
あ、クリームのサイズは3部格ゲーで若返り喰らった状態だと思って下さい
267マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:40:17 ID:???
>>266
元の5分の1くらいか?
268亜空の使い魔:2007/06/04(月) 21:43:33 ID:???
>>266
結構大きめなバスケットボール程度ですかね
大人なヴァニラが中に入れるのは亜空間だから許容量関係なくね?ってことで一つorz
269マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:45:24 ID:???
バスケットボール程度だとしてもクリームの能力は超強力だからなぁー。
吸血鬼強さ議論とかでDIO様を差し置いて候補に上がるくらいにw
今後どんな展開を見せるのか楽しみだぜギーシュとかギーシュとかギーシュとか。
270マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:46:48 ID:???
まあクリームの大きさ的に頭だけ粉みじんになって(ry
271マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:46:50 ID:???
ギーシュw

よくてイギーのようにボコボコにされるねw
272マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:47:48 ID:???
>>271
それはアバラをバキバキに折られてリタイヤということか?
273マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:47:53 ID:???
ルイズが粉微塵になりかけた件

小さくてもクリームの中にはいることは可能なのかな。
十分強力だがインパクトはがた落ち…ヴァニラカワイソス
でも大丈夫!彼にはプッツーンがあるさ!

対象はもちろん我らがg(ry
274マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:49:17 ID:???
そろそろ、二部の燃料が欲しくなったなぁ……
シュトロハイム!!カモン!!
275マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:50:56 ID:???
むしろどうすればGが生き残れるかを考えてみるんだ
276マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:51:34 ID:???
二部ならワムウも結構面白そうだ
277マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:53:27 ID:???
そこでリサリサ先生ですよ。
278マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:54:56 ID:???
個人的には徐倫の続きも待ってるんだが、引力=LOVE?の人もういないのだろうか。好きなのに……
279マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:54:58 ID:???
ギーシュ相手に「かかったな(ry」するダイアーさん見れたら満足。
280マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:57:49 ID:???
>>279
ギーシュは倒せてもワルドに「かかったなry」しようとして返り討ちに遭うぜwwww
281マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:58:19 ID:???
そろそろギーシュはGER被害者に認定すべき
282マロン名無しさん:2007/06/04(月) 21:58:48 ID:???
>>276
ワムウを使おうと思ったら触るだけで吸収をなんとかしないと酷いことになる、
柱を使ったときのようにワルキューレを振り回したりしてルーン発動だろうか?
決闘を侮辱していると思われてギーシュは再起不能にされそうだ。
283マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:06:32 ID:???
柱の男を召喚してキスして唇が食われてしまうルイズ……グロッ!
284マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:09:24 ID:???
ドノヴァン召還・・・
スマン、発言に反省します
285マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:11:03 ID:???
>>283
柱の男の壁にある宝石をもってこいw
286マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:11:57 ID:???
DIO「さーて、亜空くんにもしっかりとフラグが立ったわけですが〜」
亜空「いいいいいいいいいいいやああああああああああだああああああああああああああああ」
兄貴(故)「あきらめろ。天国は話し相手がいなくて暇なんだ。一人くらいは来てもらいたいんだ」
DIO「あとフラグが立ちそうなのは法王と番鳥かな」
法王「ででででも一見ただの平民ぽいからぼぼぼ僕がやられるわけないじゃないか」
番鳥「僕の方はすでに凶悪性が発揮されてるからなあ……はぁ」
亜空「そうだ!決闘なんて申し込まないで逃げr」
兄貴(故)「二股と決闘はギーシュのアイデンティティなんだ。逃げることは許されないッ!」
亜空「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
星屑「お・や・お・や♪ 何だかこのあたりからネガティブな会話が聞こえてくるねえ」
奴隷「まあ、がんばりたまえ〜 いつか報われる日が来るだろうから」
DIO「そうだ、たしかさっきルイズを呼んでたんだ」
DIOルイズ「このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが最も好きなことのひとつは
       自分で幸せだと思っているやつの血を吸ってやる事だ……」
星屑・奴隷「え、ちょっtうわなにをするやめ












  ヤッダーバアァアアァァァ!!」
287マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:15:05 ID:???
間違いない…ここの住人は『ギーシュいじめが好き』
288マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:15:34 ID:???
ギーシュには21通りの死に様があるんだなwww
289マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:16:20 ID:???
コーラを飲んだらゲップするくらいに! それは確実だ!
290マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:18:41 ID:???
食事しやがったw
DIOルイズ黒いよ、真っ黒だよ
291ドイツ軍人 1/12:2007/06/04(月) 22:19:42 ID:???
麗らかなとある春の午後、トリステイン魔法学院の第一演習場は賑わっていた。
模擬戦や広域効果魔法の練習にも使われる広大なグラウンドのあちこちで、
二年生に進級した学院の生徒たちが詠唱による術式の構築を行っている。
春の使い魔召喚の儀。生徒たちの今後を大きく占う、初春恒例の神聖なる儀式である。

「ふむ、どうやら今年もなかなかの豊作のようですね」

儀式監督の責を負っているこの学院の教師、ミスタ・コルベールは、
生徒の魔法詠唱――『サモン・サーヴァント』に応じ姿を現し始めた幻獣たちを見て呟いた。
彼の役目である儀式監督とは、生徒による召還の補佐と安全確認、
ならびに召還の手際の良し悪しを学業成績に反映させること。
とはいえそれはあくまでも名目上のもので、彼が今ここにいる理由のほとんどは好奇心だ。
召還の場に立会い、生徒たちがどんな使い魔と契約を結んだのかをいち早く知る。
それは、もう10年以上この学園に勤めるコルベールの、毎春の密やかな楽しみであった。

「バグベアーにスキュアにバジリスク……グラモンはジャイアントモールですか。
さて、タバサ君はどうしたかな」

各人の使い魔の種類の記録をとりつつ、演習場を見回す。
広い敷地の南はじ、グラマラスな体格と赤褐色の髪を持つ女学生の隣に、彼のお目当ての生徒は立っていた。

「契約完了ッと! じゃあ、次はタバサの番ね」

契約に応じて召還されたサラマンダー――色や尻尾の大きさから見て、まず間違いなく火竜山脈のものだ
――との『コントラクト・サーヴァント』を終えたキュルケは、友人である蒼髪蒼眸の小柄な少女を
振り返った。
タバサと呼ばれた少女が、コクリと頷く。
懐からやや小振りの杖を取り出し、小さく息を吸うと無造作に呪文を詠唱。
目前の地面が、光を放つ。
292マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:20:07 ID:???
黒ルイズ自重www
293ドイツ軍人 2/12:2007/06/04(月) 22:20:45 ID:???
「召喚」

うっかりすると聞き落としかねないほどの小声で呟く。
そこには、召喚するという『意思』はない。
あるのは召喚を終えたという『事実』だけ。
彼女の声に応えるように地の輝きは眩さを増し、空中で立体を形成する。

「キュイー!!!」

やがて光が収まり消えて、後に残ったのは蒼き翼を持つ幻獣。

「これってまさか……」
「風竜(ウィンドドラゴン)」
「え、そうなの?」
「そう。名前は…………シルフィード」

少し考えてから名を呼んだタバサに、竜は甘えるように頭をこすり付ける。
そっと撫でてやりながら『コントラクト』を結ぼうとしたタバサが、不意に手を放す。
後方からの、盛大な爆発音。

「キキュー!」
「大丈夫、いつものこと」

怯えるような鳴き声上げたシルフィードに、言葉をかけて落ち着かせる。
爆発に続いて巻き上がっている煙にも、何かを思う様子はない。

「ルイズの奴、またやったのね!」

爆心地のほうを振り向いたキュルケが、呆れたように言った。
294ドイツ軍人 3/12:2007/06/04(月) 22:22:15 ID:???


       ハルキゲニアのドイツ軍人

   第一話    喋る鉄像(スピーキング・ゴーレム)


「また……やっちゃったの?」

ルイズ――爆発の原因を作った、桃色がかったブロンド髪の少女――は、顔を青ざめさせて呟いた。
貴族の名家出身でありながら、自分が魔法下手である自覚はある。
努力は、人一倍している。にもかかわらずうまくいかない。
本来意図した効果ではなく、今回のような爆発を巻き起こしてしまう。
それでも、頑張ればきっと上手くなる日が来ると信じて、決して諦めずにやってきたのだ。

そして今日、使い魔召喚の儀式の日。
期待と共に待ちわび、しかしそれ以上に隠し切れない不安を抱いて挑んだ『サモン・サーヴァント』。
しかし自分が発生させたのは、いつも通りの『爆発』。
さすがのルイズも今回ばかりは心が折れてしまいそうだった。

「どうしましたか、ミス・ヴァリエール」
「コルベール……先生」

声に、身を竦ませる。羞恥で顔を染め、俯く。

「派手な爆発で少し驚きましたが、どうやら召喚は『成功』したようですね」
「はい、私また成功して……って、成功!?」

驚いて、振り向く。巻き上げられた土煙で今まで気付いていなかったが、確かに、何かの影が見える。
煙が晴れ、明らかになったそれは………………
295マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:22:52 ID:???
書き手が増えるたびに増えていくギーシュの亡骸・・・
ギーシュ会議は面白いな。書いてる人に才能を感じるw
296ドイツ軍人 4/12:2007/06/04(月) 22:24:16 ID:???
「これもまた珍しい。どうやら、『ゴーレム』のようですね。詳しい姿は分かりませんが」

人の形をした『それ』を見て、コルベールは感心したように言った。

「あらルイズ、成功したんだ。また爆発したから私てっきり……」
「うるさいわね、ちゃんと召喚できたわよ!」

爆発を見てやってきたキュルケの声に、ルイズは即座に気力を復活させる。

「へー、『金属性のゴーレム』ねえ。ギーシュの『ワルキューレ』よりもずいぶんと『造形が細かい』わねえ」
「当たり前です、ミス・ツェルプストー。
召喚に応じたということは意思を持った生物、あるいはそれに類するものですから」

キュルケの疑問に、コルベールが解答。しかしキュルケは、さらなる疑問を提示する。

「でもそれにしては動かないわね。あんたの爆発で気を失っちゃったんじゃないの?」

その言葉に、周りでやり取りを見守っていたものたちからどっと笑いの声が起こった。

「召喚で、呼び寄せたゴーレムをいきなり気絶!」
「さっすがゼロのルイズ! やっぱやることが一味違う」
「別に問題ないでしょ! だいたいこのほうが『契約』しやすいじゃない!!」

顔を赤くして、言い返すルイズ。それでもその顔には、召喚を成功させたという自信が満ちている。

「まあ、それはそうですが。ならミス・ヴァリエール、早く契約を済ましてしまいなさい。
騒いでいる間に未契約なのはもうあなただけですよ」
コルベールに促され、ルイズは『ゴーレム』のもとへと向う。改めてみると、本当に『細かい造形』だ。
まるで『王宮芸術家が製作した彫刻』のように、力強い凹凸が顔面部全体にちりばめてある。
297マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:26:00 ID:???
おお、文章が丁寧だ
298ドイツ軍人 5/12:2007/06/04(月) 22:26:49 ID:???
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン」

詠唱によって術式を構築、それを皮膚接触により相手側にも伝達する。

「このものに祝福を与え、我の使い魔となせ!」

『ゴーレム』に唇を触れ、契約を完了――したところで、
鉄でできたその『ゴーレム』まぶたが、突然クヮッ!! と見開かれる。

「ま……まだ勝てん! 今の俺の装備では、今のドイツの科学では……
ボルシェヴィキの糞どもをロシアの地から駆逐することはまだ――」

驚いて、跳び退るルイズ。
気が付いたらしきその『使い魔であるゴーレム』は、数度まばたいてから言う。

「ん? 月が、、、二つ!!??」
「ほう、人語も操るのですか。本当に、なんとも珍しいゴーレムだ」

口をパクパクさせるルイズに対し、コルベールはあくまでのんびりした口調で言った。
299マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:28:21 ID:???
「支援した」なら使ってもいいッ!
300ドイツ軍人 6/12:2007/06/04(月) 22:30:23 ID:???
「本当に、なんとも珍しいゴーレムだ」
――ゴーレム? なんだ、それは?
「つ、使い魔がご主人様をおどかしてどうするのよ」
――使い魔? ロシア人は捕虜のことをそう呼ぶのか? 
俺は『スターリンのオルガン』を受けて捕虜になった……いいや、違う! 
それならば何故ボディーに破損が生じていない!? だいたい何故、ここの空には月が二つある?

意識を取り戻したシュトロハイムは、周りを見回して、うめく。

――いったい何がどうなっている? ソ連兵はどうした? T−34は? それに部下達はどこにいった?

「ウォォッオ!!」

唐突に、全ての思考が強制中断させられる。感じる、痛み。場所は『左腕』!! 
正確には『かつて左腕があった場所』が、熱と痛みを放っている!!!

「こ、これは!!」
「落ち着きなさい、すぐ終わるわ。『使い魔のルーン』が刻まれているだけよ」
「ルーン? 刻む? 貴様一体、俺の体に……いや、待て! 
そもそもここはどこだ? お前たちは誰だ? どうして俺はここにいる!?」
「え、そりゃあ……ここはトリステイン魔法学院で私達はそこの学生、
ゴーレムのあんたがここにいるのは、私が『サモン・サーヴァント』で呼び出したからよ」
「トリステイン魔法学院、『サモン・サーヴァント』、二つ浮かぶ月……そうか、だんだんと理解してきた、って、俺は断じてゴーレムなどではないぞ!!」
「はぁ!? その鉄の腕,鉄の手,鉄の顔、どこからどう見たってゴーレム以外の何物でもないじゃない!」
「ふっざけるナァァァ!!! このシュトロハイムは人間ダァァァ!!!」

絶叫する、シュトロハイム。だが、周りの反応はというと、
301マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:30:28 ID:???
財布の中身が厳しいのにこのスレを見てるとゼロの使い魔が欲しくなってしまうから困る。
頑張れ俺の理性。
302マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:30:59 ID:???
シュトロハイムにはゴーレムという形容すら生温い
支援
303ドイツ軍人 7/12:2007/06/04(月) 22:31:27 ID:???
「ゴーレムよね」「ゴーレムだよな」「うん、ゴーレムだ」「ゴーレム」
「人間になりたかったゴーレム、いや、自分を人間だと思っているゴーレムか。
うん、どちらにしても全くもって珍しい。どれどれ、ルーンの形も独特だなぁ……
タバサ君、後でこのルーンの形を調べておいてくれたまえ」
「はい」

信じようとするものは、誰もいなかった。

無理もない。ここ、ハルケギニアでは、魔法技術が発達している一方で科学技術は停滞している。
シュトロハイムのような、体の半分以上が機械(=金属)で出来ている存在は、
人間とするよりゴーレムとしたほうがある意味よっぽど『科学的』なのだ。
だがこのことは、逆にシュトロハイムに正確な現状を把握させつつあった。
彼は、そうできるだけの経歴を持っていた。
304マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:31:29 ID:???
あれだけ改造されて人間だって言ってもな
305マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:31:45 ID:???
つーか人間とゴーレムを間違えるってw
306マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:31:54 ID:???
この世界で紫外線照射装置を使う機会は……あぁ、夜更かししたいときに便利だな。
307ドイツ軍人 8/12:2007/06/04(月) 22:32:25 ID:???
『ナチスドイツ!』
それは軍人、シュトロハイムが所属している組織である!
『1943年の世界!』
それはイタリア、日本と同盟を組んだドイツが! 
アメリカ、イギリス、ソ連などの連合国と世界の覇権を賭けた戦争状態にあった年!
『ナチスドイツ!』
この奇妙な集団は、もともと自分たち――ゲルマン民族が――人間の中で最も進化した民族との旗印を掲げ、
それを戦略の根本とした!
そして、優れた人間は精神世界をも科学理論的に支配しなければならないとした!
「占星術」! 「魔術!」 「錬金術」! 「超能力」! 「オカルト」! をも!
武器として戦争に取り入れようとしたのだった!!
ちなみにシュトロハイム自身――驚異的な能力を持つとある『生命体』に対する実験に参加したことが
(というより、その実験を指揮したことが)ある!
よって当然、そういった分野に対する諸々の知識を、
彼は世間一般的な人間よりもはるかに豊富に保有している!
その彼が!
「召喚」! 「使い魔」! 「ルーン」! 「ゴーレム」! 「魔法学院」! 
などといった単語を耳にした! 
さらには上に浮かぶ「二つの月」の存在も確認した!
そこから彼が導き出した結論は――『オカルト』! ここは『オカルト』の世界!! 
今はまだ分からない未知の『力』で、自分はスターリングラードからこの世界に飛ばされたのだ!!!

――だとすればこれは…………出世のチャ〜〜〜ンス!!!
ルイズから『この世界』についての詳細を聞きつつ、シュトロハイムはゴクリと息を呑む。
メイジの操る多種多様な魔法、使い魔と呼ばれる世にも不思議な動物、幻獣
(自分もまたその一体とされている点はいささかでなく不満だが)。
それらを『もとの世界』で利用することが出来るようになれば、それは戦術、戦略の抜本的転換。
それだけの手柄を立てれば、『あの任務』での失態の、名誉挽回としては十二分!
勲章はもちろん、将官への道ですら再び開ける!! ……の、だが、、、
308マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:33:13 ID:???
コルベールは自分から調べるタイプで他人に任せたりしないと思うんだが
309マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:33:17 ID:???
確かにゴーレムのほうが説得力あるなwwww
310ドイツ軍人 9/12:2007/06/04(月) 22:33:30 ID:???
「それはそれとして、だ。ここは一体なんなんだ?」

ルイズに連れてこられた空間を目にして、シュトロハイムは問いを発した。

「見て分かんない? 使い魔用の通常居住スペースよ」
「居住スペース……屋根がないぞ」
「別に平気でしょ、ゴーレムなんだし」
「モグラや蛙や蛇やトカゲがいるぞ」
「当然でしょ、彼等も同じ使い魔なんだし」
「食事はどうするんだ!?」
「後で持ってきてあげるわ――ゴーレム用のを!」
「…………あくまでも人間ではなくゴーレムとして俺を扱うつもりカァー!!」
「当たり前じゃない! 私はあなたを『サモン・サーヴァント』で召喚したのよ! 
『サモン・サーヴァント』で召喚されたんだから、あなたは動物か幻獣。
状況から見て、喋る鉄像(スピーキング・ゴーレム)よ!!!」

にらみ合う、二人。両者とも基本性格が『高慢』なので、ぶつかり合うと止まらない。
特に今回のルイズの場合、
『シュトロハイムを人間と認める』=『平民を召喚したと認める』=『召喚儀礼に失敗したと認める』
という図式が頭の中で形成されていることもあり、絶対に譲るわけにはいかないのだ。
311マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:33:38 ID:???
支援
312マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:33:42 ID:???
>304
人間賛歌とは勇気の賛歌ッ!
見た目や構成素子なぞ、関係ないッッ!
313マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:33:59 ID:???
まあルイズに手入れとか弾薬の製造は無理だよな
314マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:36:43 ID:???
壊れたらコルベール先生に修理してもらいしかないな
ゴーレムとしてww
315マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:36:42 ID:???
1巻 使い魔の癖にナマイキ!
2巻 親同士が決めた結婚。幼い日の約束。でも、何かがひっかかる…
3巻 ご主人様を蔑ろにして、メイドに手を出すなんて最低!キキキ、キスしたくせに!!
4巻 わたしにも(キスマークを)つけて。つけてくんないと、ねむらないんだから
5巻 初めてのデートなのに、エスコートしないわ、眠っちゃうわで最低ね!でも、あのメイドがいないから幸せ…
6巻 あんたの忠誠に報いるところが必要ね!ごご、ご主人様の体、一箇所だけ、好きなとこ、ささ、触ってもいいわ!
7巻 これなら押し倒してくれるよね?きょきょきょ、きょ、今日はあなたがご主人様にゃんっ!
8巻 キスして!私にも舌を入れて!誰と浮気してもいいからそばに居て!!
9巻 あんたなんかだいっきらい!死んじゃえばいいんだわ!姫さまもあんたもだいっきらい
10巻 やっぱりこいつは、わたしのドレイね。なんていうの、恋の奉仕者ね。
11巻 わたし、無敵なんだから。色気プラスで、使い魔いちころなんだから   ←いまここ
316マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:37:50 ID:???
ギアッチョもゴーレム扱いされたりしてな
317マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:38:14 ID:???
1巻 使いぃ魔のぉおお癖にナマイキ!
2巻 親同士が決めた結婚。幼いぃ日のぉおお約束。れも、何かがひっかかるのぉおお…
3巻 ご主人様を蔑ろにしてぇぇぇぇ゛、メイドに手を出しゅにゃんて最低!キキキ、キスしたくせに!!
4巻 わたしにも(キスマークを)ちゅけて。ちゅけてくんにゃいぃと、ねむらにゃいぃんらから
5巻 初めてのぉおおデートにゃのぉおおに、エスコートしにゃいぃわ、眠っひゃうわれ最低ね!れも、ぁあああ あぉのぉおおメイドがいぃにゃいぃから幸せ…
6巻 ぁあああ あぉんたのぉおお忠誠に報いぃるところが必要ね!ごご、ご主人様のぉおお体、一箇所らけ、ちゅきにゃとこ、しゃしゃ、触ってもいぃぃぃっよぉおお゙わ!
7巻 これにゃら押し倒してぇぇぇぇ゛くれるよね?きょきょきょ、きょ、今日はぁあああ あぉにゃたがご主人様にゃんっ!
8巻 キスしてぇぇぇぇ゛!私にも舌をいぃれてえぇぇぇえ!誰と浮気してぇぇぇぇ゛もいぃぃぃっよぉおお゙からそばに居て!!
9巻 ぁあああ あぉんたにゃんからいぃっきらいぃ!死んに゛ゃえばいぃぃぃっよぉおお゙んらわ!姫しゃまもぁあああ あぉんたもらいぃっきらいぃ
10巻 やっぱりこいぃちゅは、わたしのぉおおドレイね。にゃんていぃうのぉおお、恋のぉおお奉仕者ね。
11巻 わたし、無敵にゃんらから。色気プラスれ、使いぃ魔いぃちころにゃんらから   ←いぃまここ
318ドイツ軍人 10/12:2007/06/04(月) 22:38:39 ID:???
「だーかーらー!! 何度言ったらわかる! この俺は! この俺、シュトロハイムの体は!
 我がゲルマン民族最高知能の結晶であり誇りでありィィ! 全ての人間を超えたものではあるがァァ!
 本質的に人であることに変わりはないのだァァ!!」
「うるさいわね、やかましい! そんなでたらめで嘘八百な話、信じられるわけがないでしょう!! 
だいたい『ゲルマン民族』って何よ、『ゲルマン民族』って! 
その名前自体が(『ゲルマニア』みたいで)胡散臭いのよ!!!」
「なにをぬかすかァァ!! 我がゲルマン民族こそは人類の頂点に立つべき選ばれた民であり……」
「だからそれが、胡散臭いって言ってんのの!!」
「ナニゥオォォオオ!!!!」
「なぁ! にぃ!! よぉ!!!」

いちいち書くのも面倒くさくなってきたので、五分ほど時を加速させてみる。

「コッッッッッッッノォォォォォォォォ!!!!!!!!」
「だぁぁぁ!!! かぁぁぁぁ!!!! らぁぁぁぁぁ!!!!!」

失敗した、加速のさせ方に思い切りが足りなかったらしい。
今度はもう10分……いや、15分ほど時をとばしてみよう。

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

ラウンド間のインターバル休憩中か?

「つ……つまり、処遇についてはミスタ・コルベルとかいう奴による調査結果を待ってからの決定で……」
「え……ええ、そうね。ただしもしそれでゴーレムだってことが判明したら……そのときは……」

いや、どうやら何らかの形で妥協が成立したらしい。
そのままルイズは反転し、ふらふらと自分の部屋へ。
シュトロハイムもルイズが示した『使い魔居住スペース』に入り、そこにどさりと腰を下ろす。
そりゃあ、二十分以上継ぐ息も継がずに怒鳴りあっていれば、二人とも酸欠にもなろうというものだ。
319マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:39:05 ID:???
弾薬なくても基準はサンタナのパワァァァなんだよな。
最下位とはいえ柱の男並みの力があるのかシュトロハイム・・・


なんで戦死したんだろ。
320マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:39:22 ID:???
>>308
逆に考えるんだ
「原作を読まずとも投下してくれるなんて勇者じゃないか」
と考えるんだ
321ドイツ軍人 11/12:2007/06/04(月) 22:40:16 ID:???
腰を下ろし、そのまま薄れていく意識の中で、シュトロハイムは自分がやらねばならぬことを確認する。

――繰り返してはならない、『あの事件』の過ちを! 
繰り返せばそれは、『ドイツ国益の損失』! 『総統閣下のお怒り』!!
だから、見極めねばならない。このハルキゲニアがなんなのか。

――アメリカ,イギリスと同じく、排除すべき外敵なのか。
――イタリア,日本と同じく、組むべき盟友なのか。
――ロシアの大地と同じく、ゲルマン民族が拡大すべき『生存圏』の一部なのか。
――『あの生命体たち』と同じく、『人類全体』にとっての脅威なのか。

「ここがなんなのか……ムニャ…みきわ……めね……ムニャムニャ
……見極ねば……な…ら……zzz……zzZZ……グィゥェィ、ゴェォェァィ、
グィォェィー、ゴァィォェァィ、グヮォゥィー、ゴィァゥヮォー、グィァォゥェー」

なすべきことを確認をし、シュトロハイムは眠りに墜ちる……盛大ないびきを、あたりに響かせて。
ここは春のトリステイン魔法学院、寝ている間に凍え死ぬ心配も、
ソ連兵の爆撃や砲撃で叩き起こされる心配もない。
それだけでそこは、数時間前まであの『スターリングラード』にいた彼にとって
――たとえベットも布団すらもなくても――眠りの誘惑に屈さざるを得ない、最高の環境だった。
322マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:40:16 ID:???
>>319
T-34に潰されたり爆撃されたりしたらさすがに死ぬだろ
323ドイツ軍人 12/12:2007/06/04(月) 22:41:57 ID:???
「きゅいきゅい」
「ムゴ! ムググモ!」
「チュルッチュー、チュルルッチュー」
「キュッキュリュー」

……ちなみにシュトロハイムの盛大なるいびきは、
他の多くの使い魔たちにとってそこを最悪に近い環境にしていた。
324マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:42:53 ID:???
スターリングラードの戦いはすさまじいの一言
いくら、シュトロハイムが超人で 強くても戦死するのは当然かと。
325マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:44:03 ID:???
いくらか勘違いしているようだが、シュトロハイムは究極カーズより単純な力だったら上だぞ。
326マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:44:14 ID:???
>>315
なんていうか…b(ry
327マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:44:19 ID:???
今単行本見てシュトロさんの性能調べてみた。
1平方センチメートルに1950kgの力を加えることが可能
左腕が異常な角度に曲がる。
一分間に600発の鉄鋼弾発射可能(30mm鉄板をぶちぬく)
上半身下半身が分かれても死なない。
328マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:44:23 ID:???
>>306
紫外線照射装置は外してると思う、吸血鬼戦以外では役に立たないし。
第一話での戦闘描写(戦車の砲身を切断)を見ると代わりに小型のレーザーを搭載してるっぽい。
ところで武装の中にロケットパンチがあるよね、シュトロハイム。
ギーシュ戦で使ってほしい。(というか他の武装使われたら即死なんだがw)
329ドイツ軍人 13/12:2007/06/04(月) 22:46:50 ID:???
投下、完了。

>>308
今後のことを考えて、ところどころ設定を変更しています。タバサの杖『やや小振り』と
したのもそのせい(原作ファンの人、ごめんなさい)。

おまけ、現在のシュトロハイム(後半部は妄想)
シュトロハイム(生身)
→サンタナ戦、手榴弾でバラバラに→ナチスにより機械化
→ワウム戦、輝彩滑刀のモードでバラバラに→SPW財団の助力を得て修理、対吸血鬼戦の装備装着
→飛行機から落下、大破→回収修理、装備を通常戦モードに変更
→対フランス戦、活躍するもフランス戦車の装甲を打ち破れずに苦戦、中破
→修理、火力と装甲を強化→バルバロッサ作戦(対ソ連戦)に投入
→活躍するもロシアの『冬将軍』の前に惨敗(オイルが凍結し動けなくなる)
→本国輸送、修理火力と索敵能力を強化した寒冷地対応バージョンに
→スターリングラード戦線へ→カチューシャの着弾に巻き込まれ、召喚
330マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:47:19 ID:???
ところで一つ聞きたいんだが、職人さんの投下中に書き込みはいいのか?
ほかのSSスレだとマナー違反になるのだが?
331マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:47:48 ID:???
GJ!
あと投下中は雑談自重しようぜ
332マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:47:57 ID:???
皆忘れてるようなので言わせていただこうッ!
シュトロハイムSS投下!その命懸けの行動!僕は敬意を表するッ!
GJゥ!
333マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:48:44 ID:???
GJ!!!
雑談は正直すまんかった…シュトロがお気に入りキャラだから興奮していた…自重する
334マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:49:13 ID:???
支援にもなるし、いいんでないの。
まとめサイトもあるんだし。
335マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:49:52 ID:???
>>328
あとはドリルがついていれば完璧なのに。飛行は飛行機にまけとこう。
336マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:50:54 ID:???
シュトロ「うわぁはははは!!残念だったなぁ〜!我がナチスの科学力はぁぁぁぁ、世界一ィィィィィィィィ!!貴様のような青二才などに負けるわけは無いィィィィィィ!!」

今日のギーシュ
ナチスの科学力に足元にも及ばず死亡
337マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:50:59 ID:???
むしろ、あまりの速度にレスした時には投下時だったことすらあったからな
度を越えてなければいいのでは?
338マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:51:24 ID:???
投下GJ
シュトロハイム召喚か・・・・・また1人、ギーシュが死ぬかもなww
339マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:52:37 ID:???
ナチスのマークをけなしたギーシュ君が重機関砲に巻き込まれるのが見えます。
340マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:52:43 ID:???
シュトロハイムはガス欠で動けなくなったのを
戦死扱いで放置されたのだとばかりw
341マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:55:06 ID:???
神父発動中のこのスレでは「他のスレでは」なんて自治厨の常識とやらは全く当てにならない。
342マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:56:05 ID:???
神父が発動してるならGEで全員殴ればゆっくりになるNE!
343マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:56:10 ID:???
ショトロさんは整備とか大丈夫なんだろうか
稼働時間と反比例して性能が低下する悪寒
344マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:56:16 ID:???
さらにスレ加速すれば天国も近いな。
345マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:56:50 ID:???
ここで>>1の日付に注目
346マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:57:01 ID:???
ギーシュがイギーを召喚して、ことある事に使い魔にボコボコにされる展開マダー?
使い魔のルーンで喋れる様になったら面白いよな
後はやっぱポルナレフが一緒に召喚されたら面白いよな
最初ポルナレフは再会喜ぶんだけど、スグにイギーが憎まれ口叩いてケンカみたいなw
347マロン名無しさん:2007/06/04(月) 22:58:01 ID:???
ショトロ……シュトロだよ俺のアホウ
348マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:00:08 ID:???
おい神父、スレが立ってから24時間も立ってないんだぜ。
少しは自粛しろよ・・・
349マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:00:14 ID:???
多少血圧高い方がジョジョスレっぽいと思うw
350マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:01:37 ID:???
ポジティブなシュトロハイムが素敵!w
もう、てめーには何も言うことはねえ……とてもGJすぎて、何も言えねえ…
351マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:02:31 ID:???
作家の数もギャラリーの数も尋常ではない
これだけ流れが速いのも仕方のないことだろうw
352マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:03:03 ID:???
>>317
エロ自重
むしろルイズの頭の方がいっちゃってる感もあるが、
このイカレタルイズとクロスさせるつわもの(と書いてバカと読む)はいないものだろうか?
353マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:03:23 ID:???
>ところで一つ聞きたいんだが、職人さんの投下中に書き込みはいいのか?
ほかのSSスレだとマナー違反になるのだが?

このスレで遠慮してそんなスローすぎてあくびが出ることしてたらGJすら出来ませんw
354マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:05:13 ID:???
人大杉だろw
355マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:05:57 ID:???
>>353
イヤ、せめて職人様の投下中は自重してようぜ?
356マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:06:48 ID:???
>>330
では、立証してもらおう
このスレでもそのマナーを絶対的に守らなくてはならないのかということを
357マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:07:27 ID:dmCM8dJX
>352
ルイズはもとよりイカれてるだろ!
358マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:08:19 ID:???
それは分かってるが、場合によっては10分置きの投下が有り得るから、
投下読んでGJしたら職人の投下中でした〜!!
ってことを>>353は言いたいんだ。
359マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:08:55 ID:???
初代スレから見てきたけど
そこまで問題にはなってない気もする
たしかに自重してくれる気配りは必要かもしれないな
360マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:09:02 ID:???
怪しい流れになってまいりました
361マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:09:02 ID:???
>>355
君は今日来た人かな?
ヒントその@支援
ヒントそのA何故避難所が作られたのか?
362マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:09:19 ID:???
>330
スッとろいぜ!
このスレの住人はGJッ!と思ったときには既にッ
GJッ!し終わってるからだッ
お前もそうなるよなあー。
このスレの住人なら。
363マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:12:55 ID:???
・一晩寝て起きたら次スレに移行していた
・一人の職人さんのSSを読み終わって更新したら、さらに別の職人さんがSSを投下していた
・ギーシュ死亡フラグマダー?と頭に思い浮かべた次の瞬間にはギーシュ死亡ネタが書き込まれている
・支援しようとしたときにはすでに投下は終わっていた
・○○マダー?と書き込むと何故かリクエストのSSが「当日中に」投下される
・気づいたときにはすでにこのスレを開いていた
364マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:13:29 ID:???
ん〜。
それじゃあ、職人さんにアンケートでもとればぁ〜。
SS最後のレス内にでも書いてもらえばいいんじゃない〜。
365マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:13:37 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう

規制怖いので割と投下中も雑談してください
366マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:16:41 ID:???
適度に書き込め
規制の関係上支援レスは必要だ
ただし、度を過ぎた雑談は投下が終了するまで許可しない!
ということでおk?
367マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:17:20 ID:???
誰かワウムにつっこんであげようぜ
ついでに切られたのはカーズ戦な
368マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:17:56 ID:???
さてはヌケサク召還か・・・

侮辱じゃあないんで心の中『ぶっ殺す』と思わないでください・・・
369マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:18:08 ID:???
いやぁ、それでもここの住人は紳士だろ
もうひとつの召喚5人目スレに書き込むやつもほとんどいないみたいだし
370マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:20:12 ID:???
まあなんでもいいや
職人さんが嫌なら言っとくれ。自重するから。
ジョナサンが召喚されたらこの世界の貴族に絶望したりすんのかな
371マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:20:19 ID:???
ぁなすぃ「『支援』しろ、規制破りにはそれが必要だ」
372ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:24:31 ID:???
机を拭いて、床を掃き、爆発の結果により起こった惨状の後始末をしたルイズとペットショップ
まあ、足で箒を使ったり塵取りを運んだりとペットショップが掃除の大部分をやったのだが
主人の不始末は使い魔の不始末。それ故にルイズの頭にはペットショップの行動など勘定に入ってない、そんなこんなでアルヴィーズの食堂に到着した一人と一羽。
三列の食卓には絢爛な飾りつけがされており、その上には飾りに負けず劣らずに豪華な食事が並んでいる。
始祖ブリミルと女王陛下にお祈りをしてから、モグモグと食べ始めるルイズ。朝に食べられなかったからか、かなり幸せそうだ。
だが、ある程度食べ進めてから、隣をキッ!と見るルイズ。その先には使い魔ペットショップの姿
「ペットショップ! あんたはご飯抜きって言ってるでしょ!そんな物欲しそうな目で見たってあげないんだからね!」
ルイズとしては格好良く決めたつもりだろうが、使い魔は食堂の外で待機するのが普通だ。
(食堂の中に入ってる事に注意しろよ!)と、割と色々な生徒が思ったが、ペットショップの目を恐れて口に出せずに居た
と言うか、近くに居ると飯が不味くなる所の話ではないので、ルイズとペットショップの周囲の席がガオン!されたみたいに開いている。
食事に集中するあまりに、この異常事態に気付かないルイズは本当に大物である
373マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:26:24 ID:???
では『支援』だ!
374マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:26:39 ID:???
>>370
とりあえずギーシュとかには抗議するだろうなw
意外とジョースター卿が使い魔なのもいいかも知れん、
戦闘シーン作りにくいがガンダールフがあるし貴族だから銃使った狩猟や剣道も嗜んでるんじゃあないか?
375ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:26:45 ID:???
ルイズが食事に集中している時。
彼―――ペットショップは食事が欲しい等とは欠片も思っていなかった。食事抜きはマスターから与えられた罰でありそれを理不尽とは感じてない
彼が今考えているのは『下僕を如何にかして調達する必要がある』それだけである
キュルケとタバサの間で起きた朝の1件もそうだが。
『それよりずっと前から』彼は、自分は何かを守りながら戦うのは苦手であると分かっていた。
自分だけでマスターを守れるとは自惚れていない。だから早急に、マスターを守る盾となる奴隷が彼には必要であった。
それなりに力があってタフであり、そして一番重要な事だが命令には絶対服従する下僕。それをどうやって捜すか彼は悩む
マスターを置いて旅に出る訳にはいかない、予期せぬ幸運が入り込むのを期待するほど神経は図太くは無い
どうやって奴隷を獲得するかペットショップが悩んでいる時、食堂の端で何か騒ぎが起こってるのが彼の目に見えた
距離は結構離れているが、彼の目は数km先の虫も軽く見える、故にその騒ぎを至近距離から見ているがごとくに鮮明に視認できていた

騒ぎは、ギーシュと言う名の金髪の少年が香水の瓶を落とした事から始まった
それを黒髪のメイド、シエスタと呼ばれる少女が拾い、純粋な親切心からギーシュに渡そうとした
だが、ギーシュはそれをガン無視、疑問に思うシエスタだが、ギーシュの友人がその疑問を解消してくれた。ギーシュにとって最悪な形で
その香水の瓶はモンモラシーと呼ばれる少女の物!だが、今ギーシュは下級生のケティと言う少女と付き合っているはず!
つまりそれが意味する事はただ一つ、ギーシュが二股を掛けていると言う事実!
それから話しはトントン拍子で進んだ
376マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:28:40 ID:???
支援しよう
377ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:29:08 ID:???
「・・・・・・・・・・・・」
「ち、違うんだよケティ!これは誤解だ!」
オラァッ!バチンッ!
「一体全体どういう事よギーシュ!?」
「モ、モンモランシー!」
ムダァッ!ビシャッ!

ケティから強烈なビンタをくらい、モンモラシーから香水の瓶を頭にぶちまけられたギーシュ
踏んだり蹴ったりだが、元の原因は二股を掛けた彼にあるのだから同情は出来ない。
しかし、肝心のギーシュの怒りは止まらなかった。

「き、き、君ぃぃ!な、ななな何て事をしてくれたんだい!」
こめかみを引き攣らせながらシエスタに詰め寄るギーシュ。
シエスタは恐怖のあまり何も言えずに頭を下げる事しか出来ない。殆ど土下座である。
ギーシュもそこで止めておけばよかった、だがしかし、周りの生徒達の視線が彼の恥を刺激して怒りを更に上昇させた。
割と洒落にならないぐらい切れたギーシュが無言で薔薇の造花を振る
すると、花びらが宙を舞い、甲冑を着た女戦士の人形が現れた。ギーシュのゴーレムである
貴族が平民に魔法を使う、その恐怖のためなのか、シエスタの歯がカチカチと音を立てる。
「ひぃ・・・・・・!」
腰が抜けたらしく、地面に尻餅を突いた形でそのまま後退りを始めたシエスタ
恥も外聞も無く、ただ貴族と人形の恐怖から逃れるために逃走する哀れなメイド
そんなシエスタの背に何かが当たった。
怯えたように後ろをゆっくりと振り向く、するとそこには。
「・・・・・・・・・・・・」
ギーシュが生み出した二体目のゴーレムの姿
それを見たシエスタは完全に静止していたが、半秒後、メイド服を汚して床に生暖かい液体が流れた『失禁』ってやつである
そして大声で泣き始めるシエスタ。かなり可哀想である
378マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:29:28 ID:???
何というギーシュ……鳥相手にフラグをきっちり立てるとは。
それはそーと支援する時に「支援」だけじゃさみしーぜ。
雑談でも感想でもいいから何か書いとこうぜぇ〜。
379マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:29:38 ID:???
ペットショップ可愛いよペットショップ
380マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:30:15 ID:???
支援番鳥ギーシュは鳥の下僕
381マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:30:50 ID:???
支援

そしてこれは・・・ま、まさか!?
382マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:31:33 ID:???
鉄塔といい
このスレの職人は失禁がお好きらしい
383ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:31:30 ID:???
だが、それに一番慌てたのは元凶のギーシュ。
ちょっとビビらせようと思ってゴーレムを出したのだが、失禁してマジ泣きを始めるとは血が昇った頭では考え付かなかった
一気に頭が冷え、落ち着いて周りをゆっくり見るギーシュ。
男子からは「おいおい、相手が平民だからってそれはやりすぎだろ」と生暖かい視線
女子からは「サイテー」と分かり易い侮蔑の視線。

彼は、拙い事をやったのに今更ながら気付いた
この事が広まるとモンモラシーやケティに本気で絶縁されるかもしれない
慌ててシエスタに優しく話しかけるギーシュ。
「あ、あの大丈夫かい?僕はもう怒ってないから安心しなよ」
だが、シエスタの目は完全に恐怖に染まっており、ただ「ごめんなさい」と連呼するだけ
自業自得だが、どうすればいいんだとギーシュは頭を抱えかけた、その瞬間。
「キョキョッ!」
甲高い泣き声。
慌てて声の元を見ると、ルイズの使い魔がこっちに飛んで来るのが見えた

私はその騒ぎを注意深く見る。初めはただのくだらない痴話喧嘩と分かって幻滅しかけた、が。
男が出した騎士の存在が、私の興味を引いた。脳裏に浮かぶのは、先程考えていたマスターの盾となる下僕の調達
マスターを見る、昼食を食べ終わったのか、机に突っ伏して眠っている。
周りを見る、マスターに害をなす存在の気配は感じない。
今、この空間に危険は一切無い!ならば今がチャンスだ!
『あれ』がマスターの盾に相応しい物か試してみよう
私は一声鳴くと、あの男に向かって飛んで行った。
384マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:31:44 ID:???
>失禁
おっきおっき
385マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:32:52 ID:???
ついに鳥の奴隷にまで墜ちるのかッ!?
386マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:32:59 ID:???
ギーシュ奴隷フラグktkr
387ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:33:39 ID:???
目の前にはルイズの使い魔が見える。確か名前はペットショップだと思い出す
「ペットショップ君かい?見世物じゃないんだよ、こっちは忙しいんだ。どっか行ってくれ!」
割とテンパっているので声に何時もの余裕が無いギーシュ
その一瞬、ペットショップが自分目掛けて恐ろしい勢いで氷柱を飛ばしてきたのに彼は気付いた!
「え?うわぁぁぁぁぁ!?『ワルキューレ』!」
ギーシュの叫びに青銅の女騎士が動く。
ドガッ!バゴンッ!
氷柱とギーシュの間に入る事が精一杯だったのか、防御行動すら取れずに氷柱をまともにくらって吹っ飛ばされる。
そんなワルキューレを冷めた目で見るペットショップ。
ギーシュの背筋に冷や汗が流れる
「何するんだ君ぃ!」
対するペットショップは返答の代わりに再度氷柱を発射!
ブン!ガキィィィン!
しかし、これは攻撃を予測していたワルキューレが防御
ワルキューレの装甲は少々凹んだが、発射された氷柱は砕かれ周囲に破片を撒き散らす
(何でルイズの使い魔が僕に攻撃してくるんだぁぁぁぁ!?)
と、錯乱するギーシュ。だが、次の瞬間これはチャンスだと思い直す
それは―――――メイドを嬲った事を有耶無耶にするチャンス!
「今の行為・・・・・・僕への挑戦だと判断した!決闘だ!『ゼロ』の使い魔如きに舐められてはグラモン家の名が廃る!」
さっきの醜態を忘れて、良く言えば気障に、悪く言えば優雅に決めるギーシュ
「ヴェストリ広場で待っているぞ!」
とペットショップに伝えるとワルキューレを伴い、急いでその場を抜け出す。
ペットショップもそれに続こうとするが。
「あ、あの、ありがとうございます!」
388ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:34:58 ID:???

シエスタの感謝の言葉。涙で潤んだ彼女の目にはペットショップは救いの手を差し伸べた勇敢なる騎士として映ったようだ。
勿論、ペットショップにはそんな気など一切無かった。下僕となるべき者の性能をテストしてみようとしただけである。
何か勘違いしているシエスタを一瞥しただけで済まし、ペットショップはギーシュの後を追って飛んで行った。

そして
「zzz・・・・・・もう・・・・・・食べられない・・・zzz」
ルイズは幸せそうにまだ寝ていた
389マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:35:17 ID:???
鳥相手に決闘宣言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これはイイッ! ものすごく期待通りのギーシュ!!
390マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:35:38 ID:???
このスレを見てると支援のためだけのレスなんか必要ないぐらい人大杉だな
雑談と感想だけでも十分にいけるように思える
391マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:36:02 ID:???
なんだろうこの不思議な光景www
392マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:36:55 ID:???
オレは・・・「真実」を見ているのか?
オレは今何かの間違いを見ている!
オレは今、いい気になっているギシュを見ているはずなのだ!
393ゼロの番鳥:2007/06/04(月) 23:37:07 ID:???
投下完了・・・!

あの世界の貴族は平民のメイドが失禁したらゲラゲラ笑いそうな気もするが、私は気にしない
394マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:38:31 ID:???
シエスタで抜いた
395マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:39:38 ID:???
GJ!
ワルQは確かにいい壁だ。
でもフーケのゴーレムみたらそっちも欲しがりそうな予感wwwww
396マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:40:33 ID:???
フーケはルイズの敵になりそうだから除外されるだろ。
397マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:40:36 ID:???
ギーシュのフラグの立てっぷりに感動
398マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:40:50 ID:???
シエスタ「まあ、座りなよ、ギーシュ君。
お茶でも飲んで、話でもしようや…」
399マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:41:18 ID:???
ギーシュ、とうとう死亡にまで飽き足らず鳥の奴隷か…
400マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:45:22 ID:???
>>387
>さっきの醜態を忘れて、良く言えば気障に、悪く言えば優雅に決めるギーシュ
ちょ、悪く言って優雅なのかよww

だがそれこそがギーシュなのか
ともあれGJ!!!
401マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:48:38 ID:???
野生動物、鳥類保護団体
創始者(鳥)-ペット・ショッ
資産提供者兼使い魔-ギーシュ・ドグラモン
反省は(ry
402マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:49:13 ID:???
格ゲーでは下手すりゃDIOより強いキャラだからな<ペット・ショップ
403マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:50:11 ID:???
無限コンボがあるから一度嵌れば必勝のバランスクラッシャーだったな
404マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:50:18 ID:???
奴だけ格ゲーじゃなくてSTGなんだよな。
405マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:53:11 ID:???
このスレはアバ茶が人気ですね。
まあルイズやシエスタのなら喜んで(ry
406マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:55:28 ID:???
失禁するほどの恐怖→救出されて心酔

このコンボが何よりも好きな俺は変態サド
407マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:55:52 ID:???
あ、ありのまま起こったことを話すぜ・・・
『ペット・ショップ』の『プ』が抜けていた
何を言っているか分からねーとおもうが、俺もなにがなんだか分からなかった
頭がどうにかなりそうだった
バックスペース連打とかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ
もっと恐ろしい何かの片鱗を味わったぜ
408マロン名無しさん:2007/06/04(月) 23:58:55 ID:???
まさかペットショップの奴隷になるとは予想外だったぜ
ギーシュ戦でこれだけ書ける職人たちには敬意を表する!
409亀を書きたかっただけの人:2007/06/04(月) 23:59:10 ID:???
まとめって作者自身が書かなきゃいけないのかな?自分携帯だから書き込めないんだが…
410マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:05:35 ID:???
奴隷になると確定したわけじゃねーぜ!
眠奴みたいに覚醒してペットショップと良い勝負するかもしれん
411マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:09:54 ID:???
目玉くりぬかれるぞw
412マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:12:54 ID:???
ギーシュ'S会議が今から楽しみで仕方が無い俺がいる。
他のギーシュたちに番鳥ギーシュが何言われるのかwktkしまくりだぜ。
413マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:13:15 ID:???
約24時間で400消費・・・
これは神父だけの仕業じゃあない!!
敵は『二人』いた!!
神父が時間を加速させ、ボスがキングクリムゾンで飛ばしていたんだ
職人はそのわずかな時間の流れに乗り、おれたちにSSを投下してやがった・・・
はえーはずだ・・・
そこんとこは尊敬し、敬意を表する!!!
414マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:26:33 ID:???
水曜日にはこのスレは終わってる計算になるな
415マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:30:54 ID:???
どっちにしろペットショップに見切りをつけられたら殺されるだろうし
命拾いしようとも鳥に隷属は確実だからなwww>>ギーシュ
416マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:58:37 ID:???
まとめの更新止まってね?
417マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:04:21 ID:???
半日前にはこうしんされてるってのw
418マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:05:19 ID:???
>>416
あまりの速度にまとめの更新が追いついてないんだよw
419マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:07:41 ID:???
露伴先生辺りじゃないと対応は無理だろうw
420マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:09:49 ID:???
まとめの人へ
更新してないと思っててすいませんでした!



そりゃ加速には追いつけんか。
421マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:13:04 ID:???
進み具合が半端じゃないからなあ
一日に一回更新しても遅くなる
422マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:14:11 ID:???
前スレの花京院辺りからがまとめに入ってないぞ。
新スレのは入ってるのに
423マロン名無しさん:2007/06/05(火) 01:21:02 ID:???
間に合わなかったんじゃないか?
424まとめの中の人:2007/06/05(火) 01:48:37 ID:???
すまない
今日は忙しくて更新する暇がなかった
明日の午前中時間があるからそこで出来ると思う
425マロン名無しさん:2007/06/05(火) 02:09:20 ID:???
いつもご苦労様まとめの人。
このスレの消費スピードが普通じゃないからそんなに
急がなくても大丈夫www
426使呼べ:2007/06/05(火) 02:53:07 ID:???
>>まとめの中の人
いつもご苦労様です。頑張ってください。

>>スターダストさん
こんな素晴らしい外伝に憧れます。
427マロン名無しさん:2007/06/05(火) 05:19:24 ID:???
最近特に感じるんだが、つくづくこのスレ住人たちには、「黄金の精神」を見ることができて、なんて言うか、幸せだ…

こういうのはアレだがジョジョシャナスレを見たら特にそう感じたよ。哀しみを込めた意味で。
428マロン名無しさん:2007/06/05(火) 06:50:16 ID:???
もうまとめの人がこの速さに対応するには「世界」が必要になってくるかも
429マロン名無しさん:2007/06/05(火) 07:01:08 ID:???
SSだ!
まとめだ!
次スレだ!
またSSだ
うぉぉおおさらにさらにさらにィィ…!?
430マロン名無しさん:2007/06/05(火) 07:16:29 ID:???
>>427
他スレの話題は自重しようぜ。
431マロン名無しさん:2007/06/05(火) 07:24:49 ID:???
ルイズ黒いなあとか見てたけど、実はアンリエッタオリジナルのほうが腹黒い気がしてきた。
432マロン名無しさん:2007/06/05(火) 07:31:55 ID:???
くだらない雑談を消せば更新速度なんざむしろ普通かちょい早いくらい。
433マロン名無しさん:2007/06/05(火) 07:37:32 ID:???
>>432
その雑談の中には、SSへの無限のネタが詰まっている!……かもしれない!!
434マロン名無しさん:2007/06/05(火) 08:36:56 ID:???
番鳥ギーシュ死んでしまうん?
435マロン名無しさん:2007/06/05(火) 08:40:41 ID:???
>>432
無関係な話してるわけじゃないし、いいんじゃね?
てゆーか、正直書いたSSが雑談のネタにもならないってのはモチベーション維持できないと思うよ。
逆にこの雑談こそが新たな職人を呼び覚ましつつあるわけだし。
436マロン名無しさん:2007/06/05(火) 09:05:10 ID:???
なんか荒れそうな流れだな。すこし心配だ。
437マロン名無しさん:2007/06/05(火) 09:07:40 ID:???
これがスタンド「自治房」の能力か・・・グレートだぜ
438マロン名無しさん:2007/06/05(火) 09:26:22 ID:???
静か「氷で撃ち抜かれて重傷だと思う」
星屑「奴隷にしたいみたいだからワルキューレフルボッコされて降参して無傷と予想」
奴隷「大穴を狙うなぁ〜。僕はずばり拷問されて無理矢理服従させられると予想」
絶頂「すぐに手下として利用できる範囲の負傷ですむけどプライドズタズタ、皆からルイズより馬鹿にされるとか」
DIO「コジキみたいに死ぬ」
兄貴「イギーにガン飛ばされた馬鹿犬みたいに死ぬ」
偉大「2人ともさー、いい加減その黒さ何とかならないのか?」
DIO「無理無理無理無理無理無理ッ!!」
兄貴「『殺される』って言葉は必要ない、なぜならすでに『殺された』からだ!」
番鳥「君達! いったい何を話し合っているんだー!?」
偉大「君が『どんな目に遭う』か。ちなみに僕は四肢を一本切断されるくらいかなー、と予想してるんだが」
番鳥「不吉だ! やめてくれたまえ!」
奴隷「うっ、うーん……この『記憶』は? 何だか鳥と戦ってる記憶まで……う、うわぁぁぁ!! ガクッ」
偉大「おっ、奴隷ギーシュがまた別世界の体験を見たぞ。いったいどうなったんだ?」
DIO「番鳥ギーシュ……お前は自分が死んだ事にさえ気づいていない」
兄貴「『死ぬ』なんて言葉は必要ない、番鳥ギーシュは『死んだ』」
番鳥「ヒィィー! どいつもこいつも死んでしまえー!!」
星屑「僕はあんまり酷いこと言ってないのに一緒に死ねっていうのかい? 君もそうとう酷い奴だな」
奴隷「堕ちたな、ゲス野郎に」
439マロン名無しさん:2007/06/05(火) 10:33:33 ID:???
ていうか、お前らホントにギーシュが好きだなwwwwww
440マロン名無しさん:2007/06/05(火) 11:04:58 ID:???
とりあえずペットショップは喋れないと思うんだがどうやって奴隷にするんだろうか?
凄み?
441マロン名無しさん:2007/06/05(火) 11:09:59 ID:???
DIOと兄貴ギーシュ自重www
442マロン名無しさん:2007/06/05(火) 11:23:32 ID:???
藤子・F・不二雄のパラレル同窓会を思い出した
443マロン名無しさん:2007/06/05(火) 11:55:49 ID:???
散々いじられてギーシュカワイソス



…………などと言うと思ったか馬鹿めっ!
ペット・ショップにボコボコにされるギーシュを楽しみにしとくぜ
444マロン名無しさん:2007/06/05(火) 12:23:13 ID:???
まとめはwikiの方がよくね?
一人でまとめてると負担が多いだろ、この速さだと。
漏れは携帯厨ですが
445マロン名無しさん:2007/06/05(火) 13:09:01 ID:???
wikiだろ?一人出張ってるけど偶に俺もやってるんだぜ
446マロン名無しさん:2007/06/05(火) 13:13:31 ID:???
使い魔の使い魔ギーシュw
447マロン名無しさん:2007/06/05(火) 13:16:15 ID:???
Wikiだと荒らされたり良くわからないのに操作しようとした人がうっかり消したりするのが怖いんだぜ
バックアップ機能もあるにはあるが・・・
448マロン名無しさん:2007/06/05(火) 13:27:51 ID:???
--------------------------------------------------------
 クリック合戦で日本とハンガリーのガチンコ勝負!
 くだらないけど楽しい。宿敵だけど戦友。
 みんな!力を合わせて!
 
 ↓現行スレ
【13億突破】一番クリックした国が優勝 172【加速中】
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1181012836/

 フラッシュ
 http://swfup.info/view.php/7054.swf
--------------------------------------------------------
449通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 14:01:38 ID:???
>>438
そういえば仗助編のギーシュがこの面子にはいないな。
まあ仗助単独編では既に実力を知ってるから、喧嘩吹っかけようなんて思いもしないだろうが。
仗助+トニオ編の場合、仗助の影が薄いから決闘イベント無しかさらっと流されるような気がするw
450449:2007/06/05(火) 14:31:38 ID:???
名前欄を新シャ○板と間違えたー!?orz
451ゼロの兄貴(今日のポピー:2007/06/05(火) 14:52:55 ID:???
フゥ〜〜初めて…ゼロ魔1〜3巻を買っちまったぁ〜〜♪

ラノベ?今の今まで機動戦士ガンダム0083上中下しか持ってませんでしたよ?
452マロン名無しさん:2007/06/05(火) 15:02:50 ID:???
まさか名無し欄を自分で埋めてるのか?
453マロン名無しさん:2007/06/05(火) 15:18:31 ID:???
疑問に思ったけど
シュトロさんって生身の部分残ってたっけ?
454マロン名無しさん:2007/06/05(火) 15:20:57 ID:???
>>450
名前欄は空白にするとその板のデフォが出るんだぜ
455449:2007/06/05(火) 15:37:51 ID:???
>>454
知らんかった…、だが「それ」もようやく覚えた。
教えてくれて感謝。
456マロン名無しさん:2007/06/05(火) 15:56:39 ID:???
俺も最初はそうだったw
449さんは素直ですな。
457マロン名無しさん:2007/06/05(火) 16:36:29 ID:???
>>453
少なくとも顔半分と左腕、脳みそは生身のはず
458マロン名無しさん:2007/06/05(火) 16:58:35 ID:???
少なくとも宙や凱よりは生身が多いはずだ
・・・・・・かなり片寄ってるが。
459マロン名無しさん:2007/06/05(火) 17:01:24 ID:???
俺も今日3巻まで買ってきました!>ゼロ魔

ギーシュ主役は難しいと頭を抱え中。
460マロン名無しさん:2007/06/05(火) 17:03:08 ID:???
胸も生身が残ってる
左胸にパイプが繋がってるけど
461マロン名無しさん:2007/06/05(火) 17:17:32 ID:???
まとめサイトにギーシュのコーナーがwwww
462亀を書きたかっただけの人:2007/06/05(火) 17:28:23 ID:???
まとめの方申し訳ありませんが、カメナレフの「『亀?』」の次の一文消しておいてください。
分けて読むのを想定して書いてたので変な形になってしまいました…本当にすいません
463マロン名無しさん:2007/06/05(火) 17:37:49 ID:???
ルイズも作品毎に性格が違うな
DIOルイズのブラックさに震え
星屑ルイズの努力家っぷりには涙
464マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:04:05 ID:???
>>463
DIOルイズは吸血鬼まっしぐらだからな
465マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:04:37 ID:???
黄金の精神が宿ったり邪悪の化身化したりルイズも忙しいわねェ。
466マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:06:36 ID:???
原作ルイズはスケベなサイトを召喚したからこそあそこまでツンエロになったのかもしれんな。
467マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:06:38 ID:???
使い魔と主人は近寄ったものになるからな
影響されやすいんだよ。ルイズは
468マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:07:49 ID:???
待てよ。それならギアッチョが召喚されたら・・・
469マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:08:30 ID:???
>>468
ふとした瞬間にブチギレ
そして、適当な相手をフルボッコするルイズになります
470マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:10:11 ID:???
すると、原作に一番近くなるのは3部ポルナレフを呼んだ場合か?
471マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:11:41 ID:???
暗黒卿の所のギーシュも相当に哀れだが、
ここのギーシュ『達』はかなり可哀想だなww
472マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:24:00 ID:???
ミス・ツェルプストー・・・キュルケのことなんだけど・・・
私のことを「ゼロ」って呼んで馬鹿にするのは分かるわよ。アイツ炎系を使いこなせているし
だけど体を「ゼロ」とはどういうこと〜〜〜!?確かにそうだけど本人の前でそういうこと言う訳ーーーッ!?
馬鹿にしてこの体が「ゼロ」て言葉、超イラつくわ〜〜〜!!そんなに自分の体を見せ付けるんじゃないわよ!!
チクショー!何で私の体は「ゼロ」なんだ!?クソッ!!クソッ!!
「お、落ち着きたまえ!?ミス・ヴァリエーヤッダバァアァァァァアアアアア!!!?」

今日のギーシュ、ギアッチョ召喚してご機嫌斜めなルイズに爆発させられて死亡
473マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:32:27 ID:???
ミスタ達襲ったときのギアッチョは結構冷静だから
たぶん理屈に合わないこと意外じゃそんなに怒らなそう

そしてオレもゼロ魔三冊まで買ってきたぜ
474マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:40:55 ID:???
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ・・・
ゼロ魔11巻を読んでみたら『ヒロインがルイズからタバサに変わっていた』
何を言っているか分からねーとおもうが、俺もなにがなんだか分からなかった
頭がどうにかなりそうだった
サイトの浮気癖とかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ
もっと恐ろしい何かの片鱗を味わったぜ
475マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:55:26 ID:eCLkbukW
>>474
それは11巻までタバサの萌え場がないという!?
476マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:57:46 ID:???
まあこのスレではDIOの部下確定なんですがね
477マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:58:42 ID:???
>>475
原作者がタバサ贔屓ですってことだろ
478マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:02:50 ID:???
>>477
確かにな、まぁタバサ好きの俺にはラッキーだが。
479使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/05(火) 19:06:13 ID:???
パートU   使い魔は今すぐ逃げ出したい

宝石店に行く。勿論彼女も一緒だ。
なぜならば彼女ために指輪を買いに来たのだから。
彼女は美しいが指輪で着飾れば益々美しくなるだろう。
美しい彼女との一時はとても楽しい一時だ。
彼女と語らい、触れ合い、一緒に寝て、一緒に起きて……
そんな想像をするだけで頬がにやけてしまいそうになる。そして彼女が一つの指輪を指し示す。
「ん?この指輪がいいのかい?」
それはあまり飾り気のない安い品物だった。
「何を言ってるんだ。君はこれが相応しいよ」
そう言って彼女の指に似合いそうな高い指輪を指差す。
「何、遠慮することはない。とてもよく似合うよ。君は値段なんか気にしなくていいんだ」
しかしそれでも彼女は遠慮しているようだ。
「よし、これにしようね」
そう言って強引に買ってしまう。
「指のサイズはわかってるよ。何時も君と一緒にいたからね」
指輪を買い彼女と一緒に車へと乗り込む。
「指輪は家に着いたら嵌めてあげるよ」
笑いかけながら彼女にそう言ってあげる。
いい彼女だ。彼女なら一番長く保ってくれるかもしれない。
私はこの平穏がいつまでも続くと信じていた……
480使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/05(火) 19:09:06 ID:???
光が目に差し込み目が覚める。立ち上がり体を伸ばす。
何か夢を見ていた気がするな。よく憶えてないがそこには安息があったような気がする。
気がするだけで夢なんて実は見てないのかもしれないが気分がいいことだけは確かだな。
身支度を整えキュルケから貰った剣を持ち部屋から出る。剣の訓練のためだ。
前の訓練は体を少し慣らす程度だったが今回からもう少し力を入れてやる気なのだ。理由は左手の甲に刻まれたルーンだ。
フーケの事件から2日後にルーンの正体は判明した。
伝説の使い魔といわれる『ガンダールヴ』の印だとか。オスマン曰く私は現代のガンダールヴになったらしい。
『ガンダールヴ』とは始祖ブリミル(魔法使いの祖だったか?)の伝説の使い魔で、ありとあらゆる武器を使いこなしたらしい。
そのおかげでロケットランチャーや剣を自在に操れたのも納得がいった。
ところでこの世界には危険が溢れている。
魔法使いは当たり前として動物類ですらいともたやすく人を殺せるようなのもいる(他の生徒の使い魔を見ればわかることだ)。
だから単純に武器が使いこなせるようになったからといって慢心してはいけない。
慢心でこの世界に来たのだ。二度と同じ過ちは許されない。
だから剣を振るう。経験上ルーンはあくまでブースターだ。
力を一定以上上げてくれる。なら自分自信が強くなればもっと強くなれる。
強くなる分だけ危険は減る。
もうすぐここから逃げ出すのだ。逃げ出せば一人で危険に対処しなければならない。
なら安全対策を今のうちにしておこう。
481マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:10:35 ID:???
バイツァダスト!
482506:2007/06/05(火) 19:12:06 ID:???
実際話し殆ど出来てないからこれだけで勘弁してくれ
483マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:16:24 ID:???
GJ!!!
待ってたぜ!
484マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:20:28 ID:???
この後投下がなければ、
新たに召喚させてもらいますが、かまいませry
485マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:22:37 ID:???
星屑「早く番鳥ギーシュを連れて来いよ」
静か「もちろんだ」

番鳥「ちくしょう、『ブッ殺して』やる!」
偉大「きゃあ、自分ゴロシ!」

奴隷「やめろよ、自分同士の争いは醜いものだ」
486マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:22:44 ID:???
かまわん。行け
487マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:25:55 ID:zyvChjBJ
GJ!!
スタンドも回復してきているし、あんな夢を見ている以上、もはや覚醒は時間の問題
ということは…
キラークイーン・第四の爆弾、それは吉良良影自身のことだったんだよ!!
な、なんだってぇー!?(AA略)


488マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:28:09 ID:???
GJ!!!
待ってたぜ!
489マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:31:05 ID:???
ギーシュがスタンドに目覚めることによりスタンド同士の会話がペットショップと設立される。
490花京院:2007/06/05(火) 19:45:25 ID:???
8時ごろに投下してもかまいませんかッ
491マロン名無しさん:2007/06/05(火) 19:46:19 ID:???
関係ない、行け。
492484:2007/06/05(火) 19:47:21 ID:???
投下待ちを致しましょうか。
493花京院:2007/06/05(火) 19:51:20 ID:???
>>484
君のッ謙虚な行動にッ僕は敬意を表するッ
494花京院:2007/06/05(火) 19:58:35 ID:???
サブタイはゼロの使い魔の各巻から引用する方針です


法皇は使い魔〜法皇の使い魔第二章〜

「我が名は花教院典明」
なぜ僕は生きているのかという疑問はもはや頭の中に無かった。
DIOのことだから能力は時間を止める事だけでは無いかもしれない。
殺してからも相手に死を与え続ける、そんなえげつない能力があってもおかしくは無い。
とても恐ろしい能力だ。しかし、だからこそ彼は誇り高く名乗った。
スタンドでは負けても心で負けないために。

そしてDIOの恐怖に打ち勝つために。

「ハイエロファントグリーン」
彼のスタンドが現れ臨戦態勢に入る。

するとなぜだろう、
「なに叫んでるんだ?」
「変な髪形だなあ」
「あんな服見たこと無いぞ」
見下されている感じはあれど殺意もなさそうだし、スタンドも見えていないようだ。

「カキョーイン?発音しにくいわね、何でも良いけど動かないでね」
名前を聞いてきた少女が近づいてきた。
相手がスタンド使いで無いと思って油断していたそのときだった
495花京院:2007/06/05(火) 19:59:30 ID:???
唇を奪われた

いつもは冷静な花教院だがこのときばかりは動揺した。
髪型は独特だがイケメンといってなんら差し支えの無い彼だが、
承太郎達と出会うまで真の友達いなかったのである。彼女などいるはずが無い。
つまりファーストキスだったのである。

「な、なによ、私だって初めてなんだからね」
少女が赤面して叫んでいる。
彼はとりあえず話題を変えようとした。普段の冷静なイメージを崩したくなかったのである。
「そういえば、あなたの名はなんというのですか」
口調はあくまで冷静だった。
「私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
ルイズ、自分のファーストキスを奪った相手なのか。
こんな事を考えていると急に体が熱くなっていった。
これは恥ずかしいというれぜるじゃ無い、これはもう明らかな痛みだ。
「まずい・・・意識が・・・遠・・・のい・・・て・・・いく・・・」
油断していた、キスで動揺していたとはいえこんなに簡単にやられてしまうとは・・・
496花京院:2007/06/05(火) 20:00:45 ID:???
夢を見た。承太郎たちと日本へ戻る夢だ。
承太郎はいつものように静かで、ジョースターさんとアブドゥルは仲良く酒を飲み、、
ポルナレフはいつものように騒がしく、イギーもこころなしか幸せそうな顔をしていた。
そして僕は・・・
「こ、ここはどこだッ」
いいところで夢から覚めるとそこは西洋風のベッドの上だった。
なぜ僕はこんなところにいるんだ・・・そうか、DIOの第2の能力で・・キ・・ス・・をされて・・・
彼は少々赤面しながら彼は大体の事を思い出した。
「もう手遅れかもしれないがとにかく逃げるしかないッ
ハイエロファントグリーンッ壁に穴を開けろッ
エメラルドスプ・・・」
「もう起きたの?それに何叫んでるのよ」

ピンク色の髪をした少女ルイズが部屋にはいってきた。
「お、お前はッDIOのスタンドだか手下だかわからないが、
さっきのキスで君を敵と確信した、女の子だが倒させてもらおうッ、
ハイエロファントグリーン、エメラルドスプラッシュだッ」
彼のスタンドの手から宝石が放たれる。
「な、何なのよ、何で急に空中から宝石なんかが出てくるのよ?」
「何?やはり君にはハイエロファントグリーンが見えていないのか?」
そういえば彼女がDIOの仲間なら寝首をかく事だって容易だったはずなのになぜ自分を殺さなかったのか。
冷静になって考えればこちらの勘違いかもしれない。
497花京院:2007/06/05(火) 20:01:46 ID:???
「一応聞くが、君はDIOという男は知っているか?」
「DIO?だれよ?それと君って呼ぶのはやめなさい、使い魔のくせに無礼よ!」
「使い魔だと?いったい何なんだ?それは。」
花京院という男は冷静である。
「使い魔」と呼ばれに明らかに目下に思われているのに現状把握に努めている。
その結果ルイズから、この世界の事、使い魔とは何か、などを聞き出すことに成功した。
「つまり、僕は君、失礼、ルイズの執事となればいいのだろう?
           
            だが断るッ


といいたいところだが、DIOの仲間と間違えて攻撃してしまった以上、
謝罪の気持ちの表れとして当分はルイズ、あなたの言う通りにしよう。」
もちろん、彼の心の中には、まだDIOの手下である可能性はぬぐいきれなかったが、
元の世界に帰るためにルイズの近くにいることが最善であるのも確かだ。

「それじゃこの下着洗っといてね」
早速ルイズが仕事を申し付けてくる。
それにしてもあまり親しくも無い男に下着を洗わせるのは恥ずかしくないのだろうか?
承太郎で無くてもこういうだろう。

                「やれやれだ」
498マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:03:37 ID:???
ブラボー、おお〜ブラボー
499マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:04:33 ID:???
支援
500花京院:2007/06/05(火) 20:05:31 ID:???
投下終了です
ちょっと前までは読むだけだったので、書いてみると
読む側だけじゃなくて、書く側としてもギーシュ戦が楽しみだという事がわかりました。
501484:2007/06/05(火) 20:12:00 ID:???
半に投下させていただくっ
502マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:13:37 ID:???
GJ!
花京院ならさすがにギーシュは死なないと予想できるな
503マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:19:57 ID:???
GJ!
504マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:21:13 ID:???
せいぜい飯にウンコ入れられるくらいだな
505マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:22:18 ID:???
ドーピングウンコフードだな
506マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:23:36 ID:???
花京院は結講えげつない攻撃するぞw
507マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:24:50 ID:???
登場初期の花京院はえげつなかったな…保健の先生怖かった…
508マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:26:32 ID:???
法皇に体の中に入られて死亡
509マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:29:59 ID:???
半径20Mの結界の中に入って死亡
510484:2007/06/05(火) 20:30:45 ID:???
この世に『魔法』や『マジック』なるものが存在すると思います?
手品とかそういうのじゃあなくて、手を振りかざしたら炎が出るとか、そんな不思議な力のことです。
ファンタジーやメルヘンじゃあ あるまいし、そんなもの存在するわけがないと答える人が殆どだと思います。

あ、申し遅れました。
僕の名前は広瀬康一。今年4月に入ってから18歳になったばかりの高校3年生です。
まー、僕のプロフィールなんて覚えてくれなくても結構ですけどね。
肝心なのは、僕の名前でも歳でもなく、僕が持っている不思議な能力なんです。

『スタンド』という、超能力に似た能力で、僕が住んでいる杜王町には『スタンド』を持った人間が沢山住んでます。
この能力は、一般の人には見ることも感じることもできません。
だから、一般人相手には知らぬ間に傷をつけたり、物を盗んだりと、色々と好きほーだいできちゃったりします。
もっとも、僕は『スタンド』を悪用することはしませんけどね。

ところで、先ほど話したことですが、『魔法』の存在を信じますか?
僕は信じます。なぜなら、僕はそんな不思議な力が普通に使われてる世界に来てしまったからです。
いわゆる、『魔法の国』という所に。今考えれば、それほど在りえない話でもなかったんです。
なぜなら、僕も『魔法』に似た、『スタンド』という能力を持ってるのだから――。


――ACTの使い魔――
511マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:30:57 ID:???
引き千切られて死亡
512ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:31:40 ID:???
桜の花びらがシャワーのように降り注ぐ並木道。
桜だけでなく、タンポポやつくし、動物までもが浮かれるような春真っ只中の道を康一は歩んでいた。
いつも自分の周りに取り巻いてくる露伴や由花子の姿はなく、一人孤独に高校から自宅へと続く道を進んでいる。
家に戻ったらボケ犬の散歩や、山のように出された宿題を片付けなければならないため、その足取りはやや速い。

しかしこの後、康一が自宅に戻り、犬の散歩や宿題を片付けることはなかった。

自宅まで、後1km程という地点で、康一は『不思議な物体』を発見した。
体言するならば、キラキラと光る鏡のようなものと言ったところである。
幅1メートルぐらいの楕円形をしており、ほんの少しであるが宙に浮いている。
一般人ならば、これは一体なんだろうと思い、戸惑うところであるが康一は違った。
この鏡を発見した時に、康一が最初にとった行動は、自分のスタンドであるエコーズACT3を構えることだった。

道端に突如現れた、不自然な鏡のような物体。
こんな自然現象は見たことがないし、宙に浮いた物体なんて聞いたこともない。
ただ一つ、可能性があるとすれば、これがなんらかのスタンド能力であることだ。
スタンド能力であるならば、充分に注意して調べなくてはならない。
ましてや康一は、今まで新たなスタンド能力やスタンド使いには、嫌というほど危険な目に会わされている。

変な髪をしたキッチリ屋に矢をぶっ刺されたり、
姉を手篭めにしようとした変態バカ男に心の錠前を掛けられたり、
思い込みプッツン変人女に髪の毛で拉致されたり、
蜘蛛を平気で舐める変態漫画家に本にされたり、
手フェチの変態殺人鬼に殺されかけたり、
人のパンティーを勝手に取り出す変態少年に紙にされたり……。

大抵ロクな目に会っていないため、嫌でも警戒心は高まるものだ。
513ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:33:40 ID:???
康一は、地面に落っこちていた石コロを拾って、鏡のような物体に投げてみた。
石ころは鏡の中に消えた。鏡の裏を見ても、何も落っこちていない。
次にエコーズACT2の尻尾の部分を恐る恐る鏡の中に入れてみた。
そのまま自分の元へエコーズACT2を戻しても、尻尾には何の変化もなかった。
この結果、この鏡のような物体は、どこか他の場所へ続いている『異次元への扉』のような物であると推測できた。
ここで康一は悩んだ。これからどうするべきか?
仗助や億泰などを呼んで、これが何なのか詳しく調べた方が安全であるが、目を離したスキに消えてしまったら元も子もない。
エコーズの尻尾を入れても何の変化もなかったことから、ちょっとくらいなら中に入って調べても大丈夫そうだった。
康一は、恐る恐る鏡の中に入り、中を調べようとする。
その瞬間、康一の体中に稲妻が走るような激しいショックが流れた。
ヤバイと思った時にはもう遅かった。後悔先に立たずとはまさにこのことである。


康一は、全身に痛みが走る感覚を覚え――そのまま気絶した。


「――で平民を呼び……する…」
「ちょ……間違った……」

大人数の人間の笑い声、女の人の話し声が康一の頭の中で響く。
浴びる程酒を飲んで、翌日、二日酔いで頭がズキズキするあの感覚の中で、康一は目を覚ました。

「ううっ……」

康一は頭を抑えながら、顔を上げて辺りを見回した。
黒いマントをつけた人間が、物珍しそうに康一のことを見ていた。
自分の目の前には、桃色がかったブロンドヘアーの女の子がいる。
透き通るような白い肌をしており、まるで人形のように美しかった。
514ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:34:46 ID:???
「さすがはゼロのルイズだ!」

そう言って、爆笑の荒らしが沸き起こる。
そんな爆笑の渦の中、康一は何が起こってるのかわからず、ポカーンとしていた。

(ここはどこ? 外国? 異次元? スタンド攻撃? スタンドが作り出した幻? まさか夢ってことはないと思うけど……)

康一は、自分の頬っぺたを抓る。当然だが痛い。
夢ではないようだ。ということは、やはり何かのスタンド攻撃なのだろうか?

「ミスタ・コルベール!」

目の前に居た、ルイズという女の子が怒鳴った。
人垣の中から、変な中年男性が現れて、なにやら言い争っている。
その中年男性は、真っ黒なローブに大きな杖を持っており、まるでファンタジーに出てくる『魔法使い』のようだった。
中年とルイズの会話の内容は、康一には訳のわからない単語ばかりが飛び交っている。
『召喚』だとか、『使い魔』だとか、傍から見れば、頭がイカれてるんじゃあないかって会話である。

「平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」

再び、康一の周りで爆笑の渦が巻き起こる。
そんな爆笑を無視して、康一は一体何のスタンド攻撃なのかずっと考えていた。

しかし、スタンド攻撃だったとしても、こんな訳の分からないスタンド攻撃なんて聞いたことがない。
幻を見せるにしても、康一を攻撃する目的なら、もっと凄まじい幻を作るはずだし、
何かの空間を作るスタンドだったとしても、こんなに大人数の人間が、スタンド空間の中に存在するのは不自然だ。
ありえそうなのは、『相手をどこかに瞬間移動させる』スタンドだ。
それならば変な格好をしている、大勢の人間に囲まれているのも辻褄が合いそうだ。
515ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:36:40 ID:???
「ねえ」
「……」

ルイズが康一に話しかけるが、反応はない。

「ちょっと、聞いてんの!?」

ビクっと体を反応させ、組んでいた腕を解き、康一はルイズの方へと向いた。

「あ……は、はい!」
「あんた、感謝しなさいよね。 貴族にこんなことをされるなんて、普通は一生ないんだから」

貴族?
貴族ということは、どこかの外国の国だろうか?
しかし、さっきからこの人たちは日本語を喋っているみたいだし……。
そんな風に康一が思っていると、ルイズが康一の目の前で杖を振り、

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

と呪文らしき言葉を唱えた。
そして、ゆっくりと唇を近づけてくる。

「え!? あ、あのー、何をす……」
「いいからじっとしてなさい」

そう言って、ルイズは康一の頭を左手で掴む。

「ちょ、あの、僕には、いちおう恋人がいて――」
「ん……」

ズキューンという効果音が康一の頭の中に響く。
516ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:37:45 ID:???
「な、なんて……ことを……」

ファーストキスではないが、康一は見知らぬ女性とキスをしてしまった。
もしこの光景を髪の毛を自在に操る彼女が見ていたら、どうなっていただろうか。
康一は、この場に由花子がいなかったことに、心のそこからホッとした。
しかし、ホッとしている場合ではないことにすぐに気が付く。

「い、いきなり何をするんだ! ぼ、僕には恋人がいて、もしこの光景を見られてたら――」

ルイズはそんな康一の言葉を無視するかのようにそっぽを向いた。
その態度は無いんじゃない? と思いながら、左手の甲をさする康一。

(……? 何で僕、『左手の甲』なんてさすってるんだ? それに妙に体が熱くなってきたような――)

そう思った瞬間、康一の体が炎で燃やされたように厚くなった。

「う、うわあああああッ! 体が熱い!」

(何で急に体が!? スタンド攻撃? まさか目の前にいる、僕より歳が低そうなこんな少女が本体?)

そんな康一を気にする様子も無く、ルイズは苛立った声で言った。

「すぐ終わるわよ。待ってなさいよ。『使い魔のルーン』が刻まれているだけよ」
「使い魔のルーン? それがキミのスタンドの名前か? いくら女の子だからって、この攻撃をやめないと、こっちも攻撃するぞ!」
「は? スタンド? 何言ってるの?」
「くっ、エコーズACT3ッ!!」
517ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:39:16 ID:???
康一は、エコーズACT3を呼び出して、ルイズにFREEZEの攻撃をしようとした。
しかし攻撃する前に、体中の熱が嘘のように消え、平静を取り戻せるようになっていた。
スタンド攻撃をやめたと思い、康一もFREEZEで攻撃するのをやめる。

「ハァハァ……。キミは一体何者なんだ! なぜ僕をここに呼び出した! 僕の体に何をしたんだ! ここは一体どこなんだッ!」
「ったく、色々とうるさい使い魔ね。 ここはトリスティンよ! ここはかの高名なトリスティン魔法学院!」

トリスティン? そんな地名、外国にあったかな?
いや、その前に魔法学院? そんな学院なんてあるの? 手品の練習でもするのかな?
そんな風に康一が思っていると、中年男性が人垣に向かって言った。

「さてと、じゃあ皆教室に戻るぞ」

中年男性はきびすを返すと、宙に浮いた。
他の生徒も、一斉に宙に浮き、城のようない石造りの建物へ飛んでいった。
康一は、その光景をポカーンとした表情で見ていた。
そして、すぐに我に返り、

「と、飛んだ……! ねえ、ちょっと! あの人たち宙に浮いたよ!」

と、宙に浮いている人々を指差して言った。

「ルイズ、『フライ』はおろか、『レビテーション』さえまともに出来ないんだから、歩いて来いよ!」

そう言って宙に浮いてる間も、ルイズをバカにし笑いながら飛び去って行く。
ルイズはその光景を、歯軋りしながら睨み付けていた。
518ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:42:05 ID:???
そして、最後に残された面々は、ルイズと康一だけになる。
ルイズは、ため息をつき、康一の方に振り向いて怒鳴った。

「あんた、なんなのよ!」
「こっちが聞きたいよ! キミは一体何者なんだ! さっきの人たち宙に浮いたけど、全員スタンド使いなの!?」

しかし、ルイズは全く何のことか分かっていない様子であった。

「そりゃ飛ぶわよ。メイジが飛ばなくてどうすんの。 それより、さっきからスタンドスタンドって、一体何のことよ?」

しらばっくれてるのか?
いや、もしかしたら単にスタンドという言葉で呼んでないだけかもしれない。
そう思い、康一はエコーズACT2を出す。

「こういう能力のことだよ。 僕はスタンドって呼んでるんだけど」

しかし、ルイズは?マークを浮かべるだけで、首を傾げている。
目の前でACT2の拳を振り上げても、驚く様子も、構える様子もない。
演技をしてるようにも見えない。本当に見えてない様子だった。

「キミ……見えてないの?」
「はぁ? 召喚した時に頭でも打ったの?」
「……」

じゃあ、何故こんな所にいるのだろう?
彼女じゃないとしたら、一体誰が?
そう思った康一だが、ルイズが言った『召喚』という言葉が引っかかった。
519ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:45:22 ID:???
「あの、今『召喚』って言ったけど、それって何のこと?」
「私が呼び出したのよ。 さっき儀式をしたでしょ? あんたは私の使い魔になったっていうこと」

康一はさっきの鏡のことを思い出した。
あの鏡は、この子が行った『儀式』で現われた亜空間のようなもので、その中に入ったからこうして召喚されたのだろうか。
しかし、康一はこの現実をあまり認めたくはなかった。
いきなり道端に現われた変な鏡を通ったら、そこはファンタジーの世界でした。なんて話は聞いたことがない。

「ハ……ハハ……まさか……大体、使い魔って言ったけど、僕は人間だよ? 冗談きついなぁ〜、もう……」

「私だってこんな冴えない生き物は嫌よ……。もっとカッコいいのがよかったのに。
 ドラゴンとか。グリフォンとか。マンティコアとか。せめてワシとかフクロウとか、この際、犬でも」

犬以下と認定された康一は、少しだけ悲しくなった。
そして康一は察した。この子はおそらく召喚ってやつに失敗して、僕を呼び出してしまったんだと。
さっき周りの人間たちに大笑いされていたのは、人間である自分を呼び出したからだろうと。

「はぁ……そうですか……」

全てを察した康一は、深くため息をつき、ガックリと肩を落とした。

「ため息つきたいのはこっちよ! とにかく、私は今日からあんたのご主人様よ!」
520マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:50:36 ID:???
GJ
521マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:54:50 ID:B3DX+n7F
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22466

これ見てテンション上げようぜ!!
522ACTの使い魔:2007/06/05(火) 20:54:59 ID:???
そう言われて、康一は再び深いため息をついた。
大和撫子のような、大らかでやさしい女性に召喚されたならともかく、
由花子と同じくらい扱いにくそうな女性に召喚されたとなったら、これからどんな気苦労があるか分かったものではない。

「ちょっと、聞いてるの!? 私は二年生のルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。覚えておきなさい!」
「はぁ……えーと、ルイズさんですね……。 僕は広瀬康一って言います」
「変な名前。呼びにくいから 犬 って呼ぶことにするわ」

(犬は酷いよなぁ……。 はぁ〜、何で僕、自分より年下っぽい女の子に敬語使ってるんだろ?)

こうして康一は、ファンタジー世界へと呼び出された。
なお、これからもっと酷い苦悩に悩まされることになるが、この時の康一は全く気づいてなかった。

To Be Continued →
523マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:55:40 ID:???
誤爆しました
ごめんなさいorz
524マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:56:30 ID:???
犬www
525マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:56:48 ID:???
GJ!!
526マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:57:08 ID:???
乙!
エコーズ能力多彩だから使いやすそう。
527マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:57:12 ID:???
エコーズACT1でルイズに「この出来損ないのゼロの無能」とか貼り付けたら何時間でフライの魔法が使えるようになるんだろうか
え? 勿論落ちるだけですが
528マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:58:58 ID:???
GJ。つーか犬はひどいよw
529マロン名無しさん:2007/06/05(火) 20:59:15 ID:???
エコーズってACT3よりACT2の方が
強い気がするんだが、
擬音次第で重くすることも出来そうだし
530マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:00:15 ID:???
ACT2でガオンて書いたらどうなるんだろうな?
531マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:01:01 ID:???
ルイズ「眼輪筋がピグピグしてきたわ…(ピグピグ)」
532マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:01:03 ID:???
いやいや原作ルイズはわりと犬を多用していた。
533マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:01:45 ID:???
康一ギーシュは友達になって縮むのかwwwwwww
534マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:01:45 ID:???
>>529
ズシィとか
535ACTの使い魔:2007/06/05(火) 21:01:45 ID:???
プロローグと一緒に投下したため、長くなりましたが以上です。
連投規制め、まるで俺がバカ丸出しだ!
536マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:02:14 ID:???
妄想だが
ACT3の能力は駄洒落を具現化するとかじゃないか
擬音から文章へ進化したんだ
537マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:02:28 ID:???
ザクザクとかヤバクね?
538マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:04:09 ID:???
ACT2って万能じゃね?
と思わんでもない。
539マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:04:36 ID:???
>>533
間田w
540マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:04:42 ID:+HzEBfFr
小判がザクザク?
541マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:07:26 ID:???
尻尾で1回しか攻撃できないから、初撃を凌ぐか
相打ち覚悟ならどうとでもなりそう。
その点、サンドマンは強すぎ。
542マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:07:43 ID:???
康一GJ!

だがしかし
この職人さん相当文章うまいし、あげ足とるようで本当に悪いんだけど
>苦悩に悩まされる
ってどうなの
543マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:08:00 ID:???
エコーズで一番恐ろしいのは主人と意思疎通できるACT3なのにまだ成長性が高い事だ
下手したらその内反逆されるぞ。
544マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:09:09 ID:???
エコーズシリーズは甚振るのに向いてる能力だなーと思う今日この頃。
ブチャラティより拷問向けかもしれん。
545マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:10:45 ID:???
宏一君の精神力
音を相手の体の中から響かせる
音を具現化させる
相手を重力で重くする。
しかも成長する可能性はまだある

宏一君最強じゃね?
546マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:11:15 ID:???
エコーズは康一が優しい性格だからぬるいんだ

敵キャラの能力だったら自殺したくなるような精神攻撃繰り出してくるぞw
547マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:12:02 ID:???
エコーズは音のスタンドじゃなくて進化のスタンドだっていう意見有るぐらいだからな
もしそうなら永遠に成長止まらないとかあってもおかしくない
548マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:12:11 ID:???
イギーが来たらまんま犬だな
549マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:12:14 ID:???
ACT2のしっぽ文字は対象にダメージを与えても、重くしたりこの世から消し飛ばしたりなんかの、
対象そのものをどうにかすることは出来なさそう
550マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:13:42 ID:???
そういや、バキとかボキとかパリンって音くっつけると、
防御無視攻撃も可能じゃないか、エコーズって
551マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:18:21 ID:???
>>542
外国の国ってのもあった
552マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:19:05 ID:???
ギーシュ縮むwww
553マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:20:28 ID:???
康一サイズになるのは本人も知らないスタンド攻撃だなwwww
554マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:21:29 ID:???
しかしこのSSの中で何が一番人気があるんだ?
俺は鉄塔の使い魔が好きだ。
555マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:23:03 ID:???
俺はDIOの使い魔か。
黒いの大好き。ヤンデレもでないかな〜。
556マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:24:43 ID:???
一番人気の作者にはパンツだってつけちゃう!
557マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:24:49 ID:???
俺は全部好きだ!!
全部愛してる!
全部のギーシュを抱きしめたい!
558マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:24:51 ID:???
ドイツ軍人が使い魔のやつが好きなんだぜ。これからの展開にwktkしてる。
559マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:25:22 ID:???
ACT3は近接パワーには及ばないが近接戦に強くなることと知性を持つことが強みだからな
3FREAZEもACT2みたいに擬音描いて貼り付けるより隙が少ないし
560マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:26:05 ID:???
ハム兄貴を尊敬しているので兄貴二作応援しとりやす
561マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:26:11 ID:???
>>554
スカトロ乙w
俺は初代さんかな
562マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:26:59 ID:???
デッドマンズ吉良が一番好き
続いて鉄塔、承り、シュトロ、DIO、その他って感じ
563マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:27:35 ID:???
リゾットのスタンド無しという展開に燃え燃えwww
564マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:27:51 ID:???
康一って案外ノーマルみたいだけどかなり心が邪悪だよな・・・

康一のやったことは・・・

大人を脅迫して50万まきあげようとした
片思いで、やり過ぎとはいえ女の命とも言える髪を台無しにした
本にされただけで、まだ何もされてないのに偉大なる露伴さんを攻撃
承太郎の注意を無視し瀕死状態にした
間接的にカフェ・ドゥ・マゴの机を叩き割った間接的にカフェ・ドゥ・マゴの店員の服を破った
ハイウェイ・スター戦後、何事もなかったように犬の散歩
バイツァダスト発動、主人公陣一時全滅にも深く関わりあり
3FREESでジョルノの車がパンク
イタリアのカフェの机をまた叩き割わる
頼まれて喜んでイタリアに行ったくせに自ら『帰りたい』発言


キミコソ、シンノ『邪悪』ダ・・・
565マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:29:04 ID:???
ウエストウッド看守を出したらギーシュがすごいことになりそうだ
566マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:30:15 ID:???
>>565
完全に「ロック」したぜ…




                     ケツの力を抜きな
567マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:31:08 ID:???
アッーーーーーーーーーーー
568マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:31:50 ID:???
>>564
よくそこまで考えたなw
569マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:32:30 ID:???
>>567
リンゴォwww
570マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:33:01 ID:???
>>564
下に行くにつれていちゃもんになってるじゃねーかwww
571マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:36:53 ID:???
俺は兄貴(の(故)ギーシュ)が好きだ!
572マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:37:49 ID:???
看守「ところでオレのスタンド能力を見てくれ
こいつをどう思う?」
ギーシュ「すごく・・・隕石です・・・」
573マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:39:36 ID:???
俺はポルポルくんと亀に一番期待している!
574マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:40:43 ID:???
何時からここはハッテン場になったんだ!?
575マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:40:52 ID:???
美味しい所をとる
財布を取られたからと言って高い所にいるジョルノに3FREES(下手すれば骨折の1.2本じゃあすみませんなぁ)

を忘れた・・・
576マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:40:56 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
支援頼む
577マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:42:26 ID:???
任せてガッテン!
578マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:43:30 ID:???
ACT2は弱点として、非生物に攻撃できないんじゃなかろうか?
擬音に触った人間にその擬音どおりの効果を及ぼすけど、はられた物自体には効果がない
(例えば『ドヒュウ』に触った由花子は吹っ飛ぶけど、擬音自体をはられたドアは吹っ飛んだりしない)

それと、人間に直接擬音をはっつけようとすると、ことごとく失敗してるのも気になるな(由花子戦、露伴戦)
攻撃対象への直張りが成功したのは、シアートハートアタック戦のみ
(それも、目の前にぶら下げるって形だからまた別かもしれんが)
直貼りできれば、それこそ防御無視の攻撃ができるはずだけど成功しないんだよな
それが成功したら強すぎるって理由で荒木センセ的に自重したのかもしれないけど、
康一君の精神的な甘さに由来してるのかもしれない
579マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:44:57 ID:???
間接的だから不便ではあるな

580マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:46:39 ID:???
きっと康一君ならギーシュと友達になれるはずだッ!
581マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:48:18 ID:???
兄貴とその舎弟ね
582ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 21:50:54 ID:???
「決闘なんか申し込んでどうすんのかしらね?」
「・・・・・・・・・・・・」
ペットショップとギーシュ、後その他諸々が出て行って閑散とした食堂
だが、キュルケとタバサはまだ優雅に昼食を進めていた
「トライアングル級かそれ以上の『水』の魔法を使えて空を飛べるんだから、ゴーレムなんて良い的にしかすぎないってのにさ」
「・・・・・・・・・・・・」
冷静に双方の実力差を判断するキュルケ。タバサは何も言わずに黙々と食事している
「唯一の手駒がゴーレムだけじゃ、負けは決まったようなもんなのにねぇ、それも分からないのかしら?」
あの鳥がギーシュ相手に手加減するとはとても思えない、それを考えて痛みがする頭を押さえるキュルケ
キュルケの頭の中では、何度も何度もギーシュとペットショップの戦いのシミュレーションが行われたが、結果は体に無数の氷柱が突き刺さって死亡するギーシュの姿が浮かぶだけ
まあ、ペットショップはギーシュを殺す気は無かったが、そんな事を知らないキュルケの頭の中ではギーシュの死亡は100%確定している
あんまりギーシュと仲良くは無い、しかし、知り合いが死なれると夢見が悪い。
そこで溜息を一つ突くと、最後に残ったワインを口に流し込んで立ち上がった。
視線の先には幸せそうな顔で眠っているルイズ。
朝の死闘や教室での惨事を思い出すキュルケ、あの傍若無人な鳥もルイズの言う事には素直に従っていたのを見た
決闘を納められるのはペットショップのマスターであるルイズしか居ないだろう
「ルイズ!起きなさいルイズ!!」
故にルイズを起こしてヴェストリ広場に向かわせようとした、が。
「うーん・・・・・・zzz」
キュルケの大声は届かなかった、夢の世界から帰還できないルイズ。
それを見たキュルケは先程の溜息より更に大きい溜息を突くと、持っている杖を思いっきり振り被った
そして躊躇無く振り下ろす――――杖の先にはルイズの頭が

ボカッ!
583マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:50:59 ID:???
ジョセフ(召還されて)消えた康一の行方を念写→由花子には見せられない光景が!
584ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 21:53:56 ID:???

突然魔法の才能が覚醒した私は、ライバルのキュルケと決闘した!
だが、卑怯にもキュルケの奴はタバサと組んで私をコテンパンに叩きのめそうとする
しかし!グレートな才能に目覚めて歴史に残るほどの魔法使いになった私相手には力不足も良い所!
「何か分からないけどとにかく凄い魔法をくらえッ!」
ドカーン!
「うーん」「ルイズ凄い」
土下座するような体勢で気絶しているキュルケと私の実力を素直に賞賛するタバサ
私は仁王立ちで高笑いしていた
幸せの絶頂―――――ボカッ!

「あ痛ッ!」
突然の痛みに意識が覚醒した。頭を押さえて悶える私
涙が出てきそうな目を開けると前方に呆れた顔のキュルケが見えた
何をするだーッ!朝の事も思い出した相乗効果でプッツン!その時私の中で決定的な何かが切れた!
即座に杖を振り上げて呪文を唱え、憎きキュルケを吹き飛ばそうとする!
「・・・・・・・・・・・・・」
だけど、私が魔法を使うより先に、何時の間にか背後に回っていたタバサが羽交い締めしてきた。はなせぇ!
暴れる私の前に宥めるようなキュルケの声
「アナタの使い魔だけど、ギーシュと決闘しに行っちゃったわよ?止めなくて良いの?」
へっ?ペットショップが?ギーシュと?なんで?ご飯抜いたから?
私の疑問に、床を拭いていたメイドが何故か立ち上がってこっちに向かって来・・・・・・うん?何か臭い。
「あの・・・・・・ペットショップさんのマスター様でしょうか」
ペットショップ・・・さん?何でさん付けなの?あのアホ鳥がまた何かやらかしたの?また何か弁償しなければならないの?
混乱し続けてまともに働かない私の頭、目でキュルケに助けを求める。
キュルケの簡潔な説明では、ギーシュに苛められてたその子をペットショップが助けて、ヴェストリ広場に決闘しに行ったらしい。
585マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:54:40 ID:???
ギーシュと康一は、玉美と康一的関係になるか、間田と康一的関係になるか・・・
どちらにしろ背が縮むんだがw
586マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:55:23 ID:???
まぁ、間田ポジションだろうなー。
587ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 21:57:27 ID:???

・・・・・・「何よその目」
私の胡散臭いモノを見るような目に気付いたのか、鼻を鳴らして威嚇してくるキュルケ。
助けた?あいつが?一緒に過ごしてまだ2日も経ってないけど、ペットショップがそんな心を持ってるとはとても思えないのよね。
まあ、いいや。今の私には何を持ってしても最優先でやるべき事がある。
「とにかく分かったわキュルケ」
「なら早く行きなさい、アナタの足の長さじゃ急がないと間に合わないわよ?」

私の言葉に憎まれ口で返すキュルケ。よし、油断してるわね!今がチャンス!
自然な動作で杖を握り、私のできる最速の動きで杖を振って呪文を唱える!

ドカァァン!

爆発が起きた。キュルケは吹っ飛んだかしら?

「ななな何すんのルイズ!?」

チィ・・・・・・寸前で回避したようね。煤は多少付いてるけど殆ど無傷だ
「何すんのって?勿論あんたを吹き飛ばすためじゃない!」
大体、ペットショップがギーシュと決闘?嘘ね!
どうせ何も無い広場にのこのこ行った私を嘲笑うつもりね!?
無関係な平民のメイドまで用意して周到に備えたようだけど、このルイズ様を騙すのは100年早いわよ!
もう一度呪文を唱えようとする。狙いは完璧!・・・・・・あっ!?逃げた!
「待てぇ!」


食堂から飛び出したキュルケと、それを追撃するルイズ
その場にはポカンとしたシエスタと我関せずなタバサだけが残った。

588マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:58:01 ID:???
なんたって玉美の身長は153cmだからな。
半端ないぜ。
589マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:58:59 ID:???
>>564
>本にされただけで、まだ何もされてないのに偉大なる露伴さんを攻撃
体重減ったぞwwww
590マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:59:06 ID:???
ルイズいまだにペットショップの凄さを知らないとか新しいwwwwwww
591マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:59:26 ID:???
何だこのルイズ。まるで鋼鉄ジーグのようなテンション。死ねぇ!!
592マロン名無しさん:2007/06/05(火) 21:59:52 ID:???
このルイズは鳥頭ですね。
なんかペットショップの方が賢くみえるw
593ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 22:01:37 ID:???

所変わって、ここはヴェストリ広場。普段は人気のない場所だが、今は生徒達であふれ返っている。
中央に向かい合って立つのは少年と鳥、ギーシュとペットショップである
「諸君! 決闘だ!」
ギーシュが薔薇の造花を掲げて決め、それに歓声が答える。が、その中には低い笑いと生暖かい視線も少しあった。
「『ゼロ』の使い魔相手にマジになってどーすんだギーシュ」
「飛ばれたらどうすんのよ?」
冷めた目でそれを見つめる少数の生徒。だが
基本的に刺激に飢えている子供達は殆ど全員が面白がってこの『決闘』と言う名の『演劇』を見ていた
「では、行くぞ!」
薔薇の造花を振って一気に数体のゴーレム『ワルキューレ』を生み出す
ギーシュの戦法はこうだ。
まず、ゴーレムを生み出す、そしたらあの使い魔はゴーレムの攻撃を恐れて、空に飛びあがり遠距離から氷柱を発射してくるはず。
そしてあの使い魔がギーシュの手駒をゴーレムだけだと判断した油断は隙となるだろう。
それにドンピシャのタイミングで、『つい先日』取得した『魔法』石礫をカウンター気味にぶつけるのがギーシュの狙いだった。
しかも石礫を霧吹きのように広範囲に飛ばす事で、あの鳥がどれだけ速かろうとも、時を止めない限りは絶対に回避不可能!
(あの鳥がどれだけ頭が良いか分からないけど、所詮は獣だ、恐れるに足らないさ)
見えてきた見えてきた!勝利への感覚が見えてきた!なギーシュ
それに対して、ペットショップは
594マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:01:55 ID:???
成る程、ペットショップ(鳥)と契約したことで鳥頭になったのか
やっぱり主は使い魔に影響されるんだな
595マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:04:22 ID:???
擬似エメラルドスプラッシュwwwwwwww
596ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 22:05:10 ID:???

「キョキョキョ」

何と地面に立ったまま動かない!
しかも翼を「掛かって来い」と言わんばかりの態度で振っている。
これにはギーシュもカチンと来た、ルイズの使い魔に舐められていると自覚する。
「やれえッ!ワルキューレ!」
円陣用の数体を残して、残りのワルキューレを突撃させるギーシュ
ワルキューレとの距離が10メイルを切り5メイルを切り―――遂には2メイル手前まで接近されても微動だにしないペットショップ
いや。
「キョキョ!」
一鳴き後、氷柱を瞬時に形成。
そのまま前進を続けるワルキューレの頭部に射出。
しかし、それを見たギーシュの顔に笑みが浮かび、ババッ!と大袈裟なポーズを決めて気障に叫ぶ。
「その動きは読めている!」
氷柱が発射される寸前に、ワルキューレは頭部を自身の腕で覆っていた。
ガンッ!
氷柱は砕けて破片を撒き散らしただけで、防御したワルキューレはほぼ無傷。
そしてペットショップに最も接近した一体がそのままの勢いで足を大きく振り――――

ゴガッ!

思い切り蹴飛ばされたペットショップは、ボールのように地面を跳ねた!
バウンドして空中に跳ね上がったペットショップの体をもう一体のワルキューレが補足―――硬く握り締めた拳を叩き付ける!

ドゴッ!

これまた凄い音を立ててペットショップの体が地面と水平に飛ぶ!
そのまま10メイル以上吹き飛ばされたペットショップは、木に衝突した後漸く、重力を思い出したかのよう地面に落下する。
時が止まったかのような静寂から数瞬―――広場を歓声が埋め尽くした。
597マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:06:22 ID:???
ルイズってドキュソ?
598マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:07:57 ID:???
もうやめて!!
とっくにギーシュのライフはゼロよ!
もう勝負はついたのよ!!
599マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:08:35 ID:???
>>598
そろそろそのネタを誰かが使ってくれると信じてる
600マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:09:02 ID:???
これは、ブルース・リー流法に突入か?w
601マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:09:06 ID:???
>>597
おいおい、ゼロ魔みたことないのか?
602マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:10:58 ID:???
>>601
アニメしかみたことないお
603マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:11:32 ID:???
片目くらい無くても奴隷にはなれるよな
604ゼロの番鳥:2007/06/05(火) 22:11:33 ID:???
投下完了
605マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:12:35 ID:???
ルイズは精神的に育ってないタバサより子供なヤツだね。
まぁその原因は親兄弟にあるわけだが…ラノベ版買うといいんだよ(販促
606マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:13:12 ID:???
ペット・ショップ「我が流法は『竜』!!
『竜(ブルースリー)の流法(モード)』!!!」
607マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:13:18 ID:???
アニメだけでも見てりゃ・・・
そもそもツンデレなんて言われるのは性格が悪い奴ばかりなわけで
これが女の子になると燃える奴が現れる不思議
608マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:13:35 ID:???
GJ!!いいとこで終わったw
609マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:13:45 ID:???
>>604
ちょっと ま て
610マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:15:02 ID:???
まだワルドが出たあたりでとまってるお

しかし、最近のラノベってどうしてこう裏切るやつがわかりやすいんだろう…
611マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:16:35 ID:???
ぺ、ペットショップが負けただとッ!?
612マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:18:08 ID:???
>>597
上級貴族のお嬢だからちょっと高慢で傲慢で世間知らずで、無能の癖に立場が下の者を
虫けらみたいに見下してて、無能故にいじめられて根性ねじまがっててブランド志向で
ちやほやされるのが大好きで、自分が傷つけられる覚悟は無いけど逆らう者には虐待する
と、いうだけでドキュソなんてとんでもない
613マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:18:41 ID:???
衝撃で記憶を取り戻してギシュの目玉喰いこないかな・・・
614マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:19:18 ID:???
@ ギーシュは突如秘められた才能を開花させ、ペットショップをフルボッコ
A 危機に陥るがルイズが駆けつけて助けてくれる
B 鳥の戦略の内。死なない程度に凹されて下僕と化す。現実とスレ住人は非情である
615マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:20:51 ID:???
知恵比べで鳥に負けるギーシュはまだですか?
616マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:21:01 ID:???
>612
それをドキュソと呼ぶのでは? と、マジレスしてみる
617マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:22:04 ID:???
しかしルイズは一途というか外見だけでなびいたりしないのがいいなぁ
ホレた相手にはとことん尽すタイプ
618マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:22:14 ID:???
番鳥「勝った! 番鳥の使い魔完!」
偉大「多分倒せてないよね」
絶頂「絶対倒せてないよこれ」
奴隷「反撃フラグが立ったな」
星屑「ご愁傷様」
DIO「勝てると思うという事は絶望的な敗北を意味する」
兄貴「どんな末路を迎えるか、楽しみにしてるよ」
番鳥「ゲェー!? 誰も僕の勝利を信じてない!」
619マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:22:15 ID:???
答え・・・・・・・・・3
答え・・・・・・3

答え・・・3!!
620マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:22:43 ID:???
答え―B 答えB 答えB
621マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:24:55 ID:???
投下GJ!!・・・ってペ、ペットッショップ━━━━━━━!!!?

それはそうと番鳥のルイズはこのスレ一番の『幸せ者』だなw
622マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:25:00 ID:???
答え・・・
B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!B!!!
623マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:25:03 ID:???
>>616
それを言うとゼロの貴族は半分以上だろ
どうでもいいこと気にするのはよくない
624マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:26:17 ID:zyvChjBJ
番鳥ギーシュ「い、いやだぁあああ!!鳥の奴隷になんてなりたくないぃいい!」
DIOギーシュ「ふふふ、さあ、君もダークサイドに身を委ねるんだ」
兄貴ギーシュ(故)「こぉおおぉいぃい、きぃさまぁもぉお、こぉっちにぃこぉぉいぃ」
法皇&亜空「「………………明日はわが身か 」」orz×2

ACTギーシュ「良かった!召喚されたのが『彼』で、本当に良かった!!」
625マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:27:48 ID:???
答えB大杉ワロタ
626マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:27:49 ID:???
んもう! ギーシュ達は本当に可愛いなぁw
しかしACTギーシュよ……康一君は『やる時はやる』勇気を持ってるぜ……!
627マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:28:55 ID:???
>>618
つまりこういうことか?

自分が勝ち誇った時そいつは既に敗北している。それが番鳥ギーシュの負け方。
628マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:29:29 ID:???
等身が縮むのだが、本当にいいのか、ACTギーシュw
気障には奴隷以上に辛いと思うがw
629マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:31:25 ID:???
このスレでは最早GJは時代遅れな感さえするな。
1作品の投下で住人は歓喜し、スレは加速する!
630マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:32:09 ID:???
答えC
奴隷にする価値なしと判断され、足を凍らされて動けなくされた上で
メッタ撃ち
631マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:32:14 ID:???
あっちゅー間に半分以上かw
632マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:32:18 ID:???
>>628
     /  : な ・   い ・    |
     |   : い ・  い ・     |
     {   : か ・  ん ・     |
      ゙i    :   じ ・     }
      `ヽ   :   ゃ ・    /
   ,-='"´ヾ\ :   あ ・  /
   ⌒T^ヽヾミリr‐-、,_  ,-='⌒\
  ヾ、 ! iミ、ヽ、゙" /ノノ_/|// _ノ´ノヽ
  ヘ,=、,,_ヽ、   ^ト、,_二=、,, /‐|
  "^___,,,ノ`     `ヾ-=、ノ 彡  ,ィ
   (彡‐'´      ,、==、、  } -彡'
     ,、r==、     !"r‐、ヽ  `i",ィ'
  ゝ  ソ r' 。i      ヽ゚,シ   }_シ
  {   、`ーノ /⌒ヽ  ̄    レ⌒ヽ
  ノ    ̄      _,,ィァ   //^} }
 ヽ、    ト─=ニニ‐ノ    iヽ / ノ
  、{、i,    ``'ー─‐‐'´,    i-‐'/
 、`ー-i,    `ー‐      /ー'´
  `'ー‐'ヘ          /
    r'~`!`'、,ー、,,___,/-/-v'⌒ヽ,r-、
 -‐'^, -'ヽ  `'=---┬''~´/‐-リ r==、|
  '´    \ □] i| □ノ  /ヽ,ー‐' |
        ゙──┴‐'~ /   `ーイヽ
633マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:34:06 ID:???
まあ、番鳥ギーシュは失禁してオチがつくんだろうが。
634マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:34:55 ID:???
>632
怖いっての!www
635マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:36:05 ID:???
失禁失禁って。そんなに言ったら本当にギーシュも
失禁しちゃうぞ♪

男のはやっぱいいや…
636マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:36:05 ID:???
時の加速は十分なようだな……ならばッ!
さらに加速させてやる! 我が幽波絞(SS)で!!

まー今回は繋ぎ回なんですけどね。
40分になったら投下開始します。
637マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:36:20 ID:???
GJ!
これからギーシュ奴隷化計画だなw
638マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:37:06 ID:???
うおお口の中が渇いて・・・スレが加速しているのか
639マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:37:57 ID:???
スレがどんどん加速していく
まちがいなく祝福されているな
640マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:38:40 ID:???
康一ってギーシュと決闘しなくてもその場でAct1使えば丸く治めれそうだがな
641マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:39:37 ID:???
約350レス/day

これは…夢か?

…SSスレが数日で満スレなんてあるわけないじゃあないですか
メルヘンやファンタジーじゃあないんですから…

「続くわけがないッ!」
642スターダストファミリアー 1/10:2007/06/05(火) 22:40:13 ID:???
誘惑! 微熱があるなら濡れタオルで頭を冷やせ

右手の痛みでルイズは目を覚ました。
「うっ、うーん……」
何で痛いのかその理由したを思い出して、ルイズは右手を見た。包帯でグルグル巻きだ。
「…………」
昨晩、承太郎が帰ってきて、喧嘩して、承太郎に枕をぶつけてやろうと持ち上げたら、
右手の怪我がすごく痛んで、承太郎が愚痴を言いながらも薬を塗り包帯を巻いてくれた。
その後、承太郎の持ってきてくれた夜食を左手で食べてから、眠った。
ルイズは視線を横に向けた。
ギーシュの部屋から持ってきたソファーに承太郎が寝そべっている。
眠っているのか起きているのか、学帽が目を隠していて解らない。
「……本当は優しい奴、なのかな」
誰にも聞こえないよう小声で言ってみる。
でも外見は怖い。身長は2メイル近くあって、ルイズより40〜50サントも背が高い。
肩幅も広く、筋肉もしっかりついていて、首も太い。声も低くて怒鳴るとすごく迫力がある。
自称、異世界から来た男。黒い帽子と黒いコートと黒いズボンの変な奴。
それを信じさせるような『凄まじいパワーの腕』を出す、魔法ではない不思議な能力。
無愛想で、厳しくて、でも、ちょっとだけ優しいところもある。
「むぅ〜……」
今まで周りにいなかったタイプの人間。
平民で使い魔だけど、貴族でご主人様の自分と立場が逆転するほどの力強さを見せる男性。
(だから何だっていうのよ)
とも思う。思うけれど……。
「じょ、ジョータロー……。もう起きてる?」
呼びかけてみるのに、少しだけ勇気が必要だった。
643スターダストファミリアー 2/10:2007/06/05(火) 22:41:10 ID:???
「……ああ、起きてるぜ」
「そ、そう」
「目を覚ましたんなら……右手の包帯を新しいのに交換するんだな、薬を塗って……」
「片手じゃやりにくいわ。手伝って」
「……やれやれだぜ」
使い魔になる気は無いとか言っておきながら、賭けに勝利しておきながら、
こうして部屋に戻ってきて、包帯の交換だってしてくれる。
いい奴なのか、ヤな奴なのか、よく解んない。

でも悪い奴じゃない。

「ねえ、ジョータロー」
「今度は何だ」
「顔を洗うの手伝って。それから着替えも」
「ガキじゃねーんだ、それくらいてめーでやりやがれ」
承太郎はルイズに背を向けて、部屋から出て行こうとした。
「手が痛いのに……」
しかしルイズが呟くと、承太郎がドアノブを握って立ち止まる。
「……洗濯はやっといてやる。洗濯物はその辺にまとめときな」
「え?」
なんで洗濯だけ、という質問をする前に承太郎は部屋から出て行ってしまった。
使い魔になる気が無いのは間違いなさそう、だから身の回りの世話なんてしてくれない。
でもなんで洗濯だけ……。
ルイズは自分の右手を見た。
顔は、左手だけでも洗える。着替えは、両手を使うけどちょっと右手が痛いだけだ。
洗濯は、魔法が使えないから両手で洗わなきゃならない。
644スターダストファミリアー 3/10:2007/06/05(火) 22:42:01 ID:???
「あっ、そうか……」
さすがにこの右手で水洗いは沁みるだろう、痛いだろう、つらいだろう。
だから承太郎は洗濯だけやってくれるって言ったんだ。
「やっぱりいい奴……かな」
承太郎への評価をいい方向へ改めて、ルイズは朝の支度を整えた。

部屋を出た承太郎は、視界の端に赤い色を見つけて振り向いた。
キュルケのサラマンダーがじーっと承太郎を見つめている。
「よう、俺に何か用か?」
「きゅるきゅる」
フレイムは挨拶するように鳴くと、どこかへ行ってしまった。
いったい何をしたかったのかよく解らなかったが、
承太郎はとりあえず朝食に向かうのだった。

「ねえ、ジョータローは来てない?」
食堂でルイズに声をかけられたのは、
今のところルイズの次に承太郎に深く関わったギーシュであった。
「や、やあルイズ。おはよう」
「質問に答えなさいよ、ジョータローを見なかった?」
ルイズの口調は冷たく、まだ先日の錬金の件を怒っていると伺えた。
「いや、今日はまだ見てないけど……」
「そう」
それなら用は無いとばかりにルイズは背を向ける。
やっぱり相当怒っているようだ。
「でも、居場所には心当たりがあるよ」
ルイズが振り向く。表情は承太郎の真似でもしているのかひたすら無表情だ。
645スターダストファミリアー 4/10:2007/06/05(火) 22:43:05 ID:???
「どこ?」
「それを教える前に聞いて欲しいんだ。先日の件なんだが……君に謝りたくて」
「私はジョータローの居場所を聞いてるの。それ以外の事は壁にでも話してなさい」
「君が怒るのはもっともだ、貴族の名誉を傷つけてしまった……。
 だから、君に謝罪したいんだ。僕にして欲しい事があったら言ってくれ」
「なら質問に答えて。ジョータローはどこ?」
「……ジョータローなら多分厨房にいる。
 どうやら食事は厨房の連中から直接もらっているらしくてね」
「そう」
ルイズは今度こそ用無しとばかりにプイッと背を向け、食堂を出た。
その背中を見送って、ギーシュは溜め息をつく。
――と、ギーシュの友人達が話しかけてきた。
「ギーシュ! お前、モンモランシーに振られたからってゼロに手を出してるのか?」
「おいおい、いつからそんな趣味になったんだよ。ゼロのルイズなんかやめとけって」
うんざりとした口調でギーシュは前髪を掻き上げた。
「誤解しないでくれたまえ、僕は別にルイズとは……」
ドボドボドボ。と、ギーシュの頭にワインがかけられる。
相手が誰なのか何となく予想がついて、ギーシュは後ろを向いた。
香水のモンモランシーが眉を釣り上げてワインのビンを逆さにしていた。
「も、モンモランシー。君まで誤解しなくても……」
「この女ったらし!」
そう怒鳴るとモンモランシーはプイッとそっぽを向いて自分の席へ戻っていった。
ギーシュはハンカチでワインを拭きながら、呟く。
「やれやれだね……」
誰かさんの口調が微妙にうつっていた。
646マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:43:12 ID:???
ギ、ギーシュのルイズフラグが…
さすが承太郎
647スターダストファミリアー 5/10:2007/06/05(火) 22:43:58 ID:???

「……てな訳で、昨日撤回したばかりだってのにすまねえが……。
 ルイズの服の洗濯をしばらくの間頼まれてくれると助かる」
「ジョータローさんの頼みじゃ仕方ありませんね」
「それはそうと今日の料理は一段とうまいな。本当に残り物か?」
「あ、いえ、実はそれ私が作ったんです」
「ほう、やるじゃねーか。丁寧に料理したってのがよーく解るぜ」
厨房の隅でなごんでいる承太郎とシエスタ。
それを窓から見ているルイズとフレイム。
「あの使い魔……ギーシュだけじゃなくメイドまで味方につけてたなんて」
「きゅるきゅる」
「それにしても何なのよあのくつろいだ表情は!
 私の前じゃあんな顔全然、ちっとも、微塵も見せないくせに!」
「きゅるきゅる」
「生意気だわ使い魔のくせにメイドのくせに。
 ちょっと強いからっていい気になって……」
「きゅるきゅる」
「ギーシュなんて所詮ドットクラスのメイジじゃない。
 それにギーシュは馬鹿だしマヌケだしキザだし二股だし勝負の邪魔したし……」
「きゅるきゅる」
「って、ひゃあっ!? 何でキュルケの使い魔が隣にいるのよ!」
ルイズは隣で一緒に承太郎の様子を見ていたフレイムにようやく気づき、
仰天してひっくり返って後ずさった。
一方厨房の中では。
「あの、ジョータローさん。ミス・ヴァリエールが外で騒いでますが?」
「知らんぷりしてりゃあいいんだよ、ほっときな。
 しかしキュルケの使い魔……フレイムがいる理由がよく解らん」
648スターダストファミリアー 6/10:2007/06/05(火) 22:44:51 ID:???

承太郎の様子を見に行っていたせいで朝食を半分しか食べられなかったルイズだが、
それでも真面目に授業を受けて、なぜかがやけに絡んでくるモンモランシーに辟易とし、
結構疲れた状態で授業を終えて自室に戻った。
承太郎の姿は無い。どこにいるんだろう、と思い窓の外を見てみる。
学院で一番高い塔の天辺で何かが動いた気がしたけど、
鳥か何かだろうと思ってルイズは気にも留めなかった。

学院で一番高い塔の天辺に承太郎は立っていた。
目的は学院周囲の地理を知る事。手にはギーシュに用意させた地図を持っている。
「さすがに月がふたつあると……夜でもなかなか明るいぜ」
スタープラチナの『目』で360度見渡し、街や道や山や森や湖などの位置が、
地図と完璧に一致している事を確認する。といっても地名までは読めなかったが。
「街までは歩いていく距離じゃねーな……交通手段は馬の類か?
 明日シエスタあたりに聞いてみるか……」
地図を折って学ランのポケットにしまった承太郎は、
無断で登った塔の外壁を軽やかに飛び降り、スタープラチナの足で着地する。
DIOとの壮絶な戦いのおかげで、地面を蹴ったり壁を殴ったりと、
スタンドパワーを生かした移動方法を承太郎は習得していた。
地面に着いたら後は徒歩で寮に戻り、ルイズの部屋の階に到着すると、
なぜかサラマンダーのフレイムが承太郎を待っていた。
「……こんな時間に何してんだ?」
「きゅるきゅる」
フレイムは承太郎の服の袖を咥えて、ついてこいとばかりに首を振る。
「…………」
とりあえず引っ張られるまま無言でついていく承太郎。
行き先はキュルケの部屋らしかった、部屋の戸が開きっぱなしだ。
入ると中は真っ暗で、フレイムの尻尾の炎の周囲だけぼんやり照らされている。
649スターダストファミリアー 7/10:2007/06/05(火) 22:45:43 ID:???
「扉を閉めて」
暗闇からキュルケの声がしたが、承太郎は声のした方を睨んで言った。
「用があるならそこからいいな。こんな真っ暗闇、普通用心するぜ」
「つれない人ね」
その言葉とほぼ同時に、承太郎の背後でドアが勝手に閉まる。
ギーシュも同じ事をやって見せていたから、キュルケの仕業だとすぐ解った。
さらに部屋の中に立てられたロウソクがひとつずつ灯っていく。
ロウソクは街灯のように承太郎とキュルケの間に道を作った。
薄明かりの中のキュルケはベッドに腰掛け、
セクシーなベビードールという下着姿で悩ましい視線を送っている。
「そんな所に突っ立っていないで、いらっしゃいな」
色っぽい声で誘われたが、承太郎は微動だにしない。
仕方ないからキュルケの方から立ち上がって、承太郎に歩み寄る。
メロンのような胸をゆっさゆっさと揺さぶりながら。
そのフェロモン爆発のバストを、承太郎は極普通に無視した。
自慢のバストで気を引こうとしていたキュルケは、ちょっと感心する。
「クールなのね。下心丸出しの男達とは……訳が違うって事ね」
「何の用だと聞いているんだ」
「……あなたは、あたしをはしたない女だと思うでしょうね」
「…………」
「思われても、仕方がないの。解る? 私の二つ名は『微熱』」
「それがどーした」
「恋してるのよ。あたし。あなたに、恋はまったく、突然ね」
「…………」
承太郎は呆れて退出しようとしたが、
逃がすまいとキュルケが承太郎の腕に抱きつく。
豊満な谷間が、承太郎の太い腕をしっかりと挟み込んだ。
その柔らかな感触を……承太郎は極自然に無視する。
650マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:46:18 ID:???
モンモンがいながら他に手を出すギーシュは馬鹿だな
あんないい子滅多にいないぞ
651マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:46:27 ID:???
支援が!連投規制回避が必要だッ!
652スターダストファミリアー 8/10:2007/06/05(火) 22:46:49 ID:???
「あなたが、ギーシュを倒した時の姿……。かっこよかったわ。
 まるで伝説のイヴァールディの勇者みたいだったわ!
 あんなにすごい魔法、見た事がない。そのすごいパワーに痺れたのよ!
 情熱! ああ、情熱だわ!」
「やれやれ……『微熱』が二つ名だってんなら、濡れタオルで頭でも冷やすんだな」
「いやん、あなたったらイジワルなのね。でもそこが素敵、今までにないタイプ!
 あなたが毎晩あたしの夢に出てくるわ。
 だからフレイムを使ってあなたの様子を探らせたり……。
 ほんとに、あたしってば、みっともない女だわ。そう思うでしょう?」
「解ってるならその手を離しやがれ」
「そうね……確かに私ははしたない、みっともない、惚れっぽい。
 でもね、恋は突然だし、すぐにあたしの身体を炎のように燃やしてしま――」
と、キュルケが愛の言葉をささやいている最中、窓がノックされた。
キュルケは恨めしげに部屋の外を覗く。一人のハンサムな男の姿があった。
「ノックしてもしもぉ〜し。待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば……」
「ベリッソン! ええと、二時間後に」
「話が違う!」
ここは三階、ベリッソンは魔法で浮いているらしい。
キュルケはうるさそうに、胸の谷間に差した派手な杖を取り出して振った。
ロウソクの火が大蛇のように伸び窓ごと男を吹っ飛ばした。
「まったく、無粋なフクロウね」
「おめー……女としての慎みってもんはねーのか」
「恋する乙女の情熱の前では慎みなんて些細なものよ!」
と、キュルケが再び口説き始めたら今度は窓枠が叩かれた。
見ると、悲しそうな顔でキュルケ達を見る精悍な顔立ちの男が。
653スターダストファミリアー 9/10:2007/06/05(火) 22:47:44 ID:???
「キュルケ! その男は誰だ! 今夜は僕とすごすんじゃなかったのか!」
「スティックス! ええと、四時間後に」
「そいつは誰だ! キュル――」
再び炎の蛇が窓に向かい、スティックスと呼ばれた男を吹っ飛ばす。
「ギーシュといい、てめーといい……貴族ってのは見境がねーのか」
「いいえ、あなたが特別なの! 本当に魅力的な人にこそ貴族は恋するのよ!」
と、キュルケがまたまた愛を紡ぎ始めると、窓枠から悲鳴。
三人の男が押し合いへしあいしている。そして三人同時に叫ぶ。
『キュルケ! そいつは誰なんだ! 恋人はいないって言ってたじゃないか!』
「マニカン!エイジャックス! ギムリ! ええと、六時間後に」
『朝だよ!』
「フイレム!」
キュルケはうんざりした口調でサラマンダーに命令。
きゅるきゅると鳴いてから、フレイムが窓枠の三人に炎を吐いて追っ払う。
「……あれだけの男を見せておいて、
 まだ俺を口説き落とせるつもりじゃねーだろうな?」
「ええと、とにかく! 愛してる!」
キュルケは承太郎の顔を両手で挟むと、真っ直ぐに唇を突き出し――。
「オラァッ!」
頭突きを食らってひっくり返った。
承太郎は――アヌビス神の攻撃を頭突きでしのいだ事を思い出した。
「……やれやれだぜ」
と、今度は部屋のドアがノック無しでバタンと開く。
またか、と思い承太郎は入ってきた男を適当にぶちのめして退散しようと思った。
が、振り向いた先にいたのは女の子、ルイズであった。
「ななな、何これ!?」
654マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:48:48 ID:???
「フイレム!」 →「フレイム!」 を頼むぜ纏めの人。
655マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:50:14 ID:???
ノックしてもしもしwwwwwwww
656マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:52:09 ID:???
オラァ!
657マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:52:10 ID:???
今更だが、どんだけヤリマンなんだw
658マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:52:58 ID:???
>「オラァッ!」

そんなことしてたらまた念写されるぞw
659スターダストファミリアー 10/10:2007/06/05(火) 22:53:00 ID:???
承太郎のすぐ隣で、キュルケが下着姿で倒れている。まるで襲われたかのように。
しかも、倒れた拍子に下着がズレて、乳房が片方プルンッと出ていた。
「こっ、こここっ……この、エロ犬ー!」
ルイズの足が承太郎の股間に向かって蹴り上げられる!
が、承太郎は片足立ちになったルイズに足払いをかける。
「あっ」
簡単にバランスを崩したルイズは廊下にズデンと尻餅をついた。金的蹴りも空振り。
「イタタタタ……何するのよ!」
「ルイズ、部屋に戻るぜ」
ルイズの横を通り抜け、承太郎はさっさとルイズの部屋に入っていった。
「あっ、ちょ、待ちなさい!」

こうしてこの晩、承太郎はルイズの誤解を解くのに睡眠時間を削り、
さらにヴァリエール家がツェルプストー家に恋人を寝取られまくった過去など、
憎らしげに語るルイズの愚痴に延々とつき合わされるハメになった。

そしてようやく話が終わり、承太郎はソファーに、ルイズはベッドに入る。
強力なスタンド使いと戦った後のように疲れ果てた承太郎はすぐ眠気に身を委ねたが、
完全に眠りに落ちる前にルイズが強がったような口調で質問してきた。
「ジョータロー。あんた、キュルケの胸、どう思った?」
「……くだらねー事を言ってねーで、とっとと寝やがれ」
「やっぱり大きい方がいい?」
「……俺は寝るぜ」
「……ムッツリスケベ」
ビシュッ! 承太郎のボールペンがルイズの枕に突き刺さった。
ルイズの耳との距離、およそ1サント。
「ひゃっ!? ななな、何するのよ! 危ないじゃない!」
「やかましい! 俺は疲れてるんだ、黙って寝ろ!」
こうして承太郎とルイズの睡眠時間はこの後もう少し削られる事となるのだった。
660マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:53:29 ID:???
なんという焦らしのテクニック
不覚にも更新連打
661マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:53:57 ID:???
穴兄弟だらけw
662マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:54:30 ID:???
GJ!
ところで、ルイズフラグを立てようとしているギーシュは粉砕していいですね?
663マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:54:55 ID:???
シエスタで抜いた
664マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:55:25 ID:???
流石キュルケだ!

でも、ハル世界って性病大丈夫なんかね?
キュルケくらいヤリマンだと、梅とか淋とか心配だぞ
手ださなくてよかったな、承太郎wwwww
665マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:55:26 ID:???
まとめのワンポイントギーシュ吹いた。
ワンポイントルイズやルイズ座談会も見たいな。
666マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:55:53 ID:???
例えワインを引っ掛けられようとも「悪くないかな」と思わせるのは他のギーシュの運命が過酷過ぎるからだろうかw

でも紳士なギーシュもそれなりにさまになってる、かも…
667マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:57:07 ID:???
>>610
君にこの言葉を送ろう

「伏線なら伏線と最初から言ってください」
668マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:57:28 ID:???
>>664
逆に考えるんだ
性病が全くない素晴らしい世界だからヤリまくっても平気なんだと
669マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:58:07 ID:???
>>668
そんな世界ありませんよメルヘンやファンタジーじゃないんですから・・・
670マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:59:34 ID:???
>>667
ちょっと待てwww
どっかで聞いたことあるぞwww
671マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:59:34 ID:???
まんこと子宮に水の魔法で極薄の保護膜張ってるんだよ。
マジで。
672マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:59:41 ID:???
逆に考えるんだ、AIDSの道連れを作るためにヤリまくりと考えるんだ。
673マロン名無しさん:2007/06/05(火) 22:59:58 ID:???
まさかSSのスレで人大杉が出るとは…
674マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:00:36 ID:???
>>673
専ブラ使え
675マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:00:57 ID:???
何言ってんの?人大杉とかよくでるじゃん
676マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:01:39 ID:???
IEっすか、専ブラにしたら?
677マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:01:40 ID:???
ファンタジーの世界だから魔法で避妊・病気対策出来るんじゃね?
678マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:01:42 ID:???
なんというラバー(rubber)ソウルwwwww
679マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:02:06 ID:???
>>670
とあるSSにそういう感想を書いた斜め上がいるんです。
680マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:02:10 ID:???
膣内の精子って一週間ぐらいのこってるらしいぜ
681マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:02:15 ID:???
このスレでは頻出ですよ「人大杉」。
専ブラじゃないので結構ひっかかる俺ガイル。
682マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:02:34 ID:???
頭突きw流石承太郎俺たちに(ry
683マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:03:07 ID:???
>>679
もしかして某中将の管理しているサイトか?
684マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:03:57 ID:???
使い魔の仕事を断った承太郎がルイズと下着の受け渡ししてるのを念写されたのは
今回洗濯の仕事だけ承ったからなのか
685マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:04:54 ID:???
それも伏線だったのか
686初代スレ23:2007/06/05(火) 23:06:06 ID:???
今から投下を開始させていただくッ
687マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:06:38 ID:???
てか時間の流れは同じなのね
てっきり浦島状態になると思ってたんだが
無事に帰れる頃にはどれくらい月日が経ってることやら
688マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:06:39 ID:???
最近このスレのせいで寝不足気味だ
689マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:06:41 ID:???
こい!初代スレ23!
690マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:07:10 ID:???
覚悟は出来てる。
691マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:07:39 ID:???
そしてこのjojoがルイズとケコ━━━━(・∀・)人(・∀・)━━━━ン
692マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:08:46 ID:???
覚悟はいいか?
693初代スレ23:2007/06/05(火) 23:08:53 ID:???

「あなたの口から説明はいらない、言い訳もいらない」
「何を言っているんだい、モンモランシー」
「感づいていないとでも思ったの? あなたの二股に」
「ギーシュ様? それってどういう…」
「あああ、これはだね、ケティ」

ヒュ!!  バギァ

「あがんッ…あがッ、あがッ」

メシッ ブシャア

ギーシュの頬にグーの手がめり込んだ 噴き出す鼻血ッ
ぶざまにひっくり返ったギーシュに、モンモランシーは冷たい目つきだけを向けた

「言い訳はいらないと言ったでしょう
 そして…さよなら
 あなたはつくづく最低の男だったわ」
「え? ああっ」

ケティを引っ張っていくモンモランシー
彼女の口から事情をキッチリ説明してやるつもりなのだろう…
とり残されたギーシュはざわつく観衆の中 注目の的になっていた
694マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:08:52 ID:???
ルイズ「ムッツリスケベ!」

承り太郎「やれやれ……承ったぜ………フヒヒww」
695初代スレ23:2007/06/05(火) 23:09:52 ID:???

「なぁにが『ボクは薔薇だよ』、だよなあ」
「サイテーね」
「モンモランシー 最近、夜に出歩いてたのって もしかして…」
「自分で恋人の浮気調査とはなあ、フビンな」
「人を見る目ないんじゃないの アレとつきあう時点で」
「いやいや グラモンは武門の名家だぞ 一応」
「ウワサだと父親も色の道では剛の者だとか」
「なに? 五男とか五女とかまで作るの? …浮気で」
「それもフシギじゃないかもなあ アレを見てると」

笑われている…侮辱されているぞ ギーシュ・ド・グラモンッ
それも自分のことだけならいざ知らず 家のことまで
本来ならケティとモンモランシー 二人の間のことだけですんだはずだったのに…
それを、それを こんなッ
ゆるせん キサマはゆるせん
…キサマ、というのは……
ギーシュは周囲を見回し、やがて視線をひとつに固定させた
あれは確かルイズの使い魔 平民とはとてもいえない謎パワーを持ったやつ
そうだ、こいつが皆を連れてきたんだッ
キサマ…きみさえいなければッ!

「…きみィ」

やつはスットボけてまわりをキョロキョロ見渡す
そこまでぼくを愚弄するのか?

「あなたみたいよ」
「えぇ、オレ?」
696初代スレ23:2007/06/05(火) 23:10:41 ID:???

キュルケに言われてやっと気がついた「フリ」か
まあいい、耳をカッポじって聞いてもらおう

「キミのせいで二人のレディの心が傷つけられたじゃないか
 どうしてくれるんだい…えぇ?」
「オ、オレのせい…?」
「この礼儀知らずの平民が…
 こんな深夜に走り回って衆目を集めるとはよほどの野蛮人だな
 あまつさえモンモランシーをこんなところへ連れてくるとは」
「なんだ、おいっ、一方的にッ」
「いいかい? 知られたくない秘密を暴こうとする無粋なヤツはな…
 この世の汚物だ、いてはならないッ!!」

ビシィッ

薔薇を取り出し、口にくわえる
青銅のギーシュ 戦闘体勢ッ!!

「払わせてやるッ
 彼女らの魂の尊厳、その代償を―――ッ」
「むっ、ムチャクチャ言ってんじゃねェーよ このスケコマシの坊ちゃんタレ!
 てめーのこと全部タナに上げやがってよぉぉ――」
「そうだそうだー」
「みっともないぞぉー ギーシューッ」

鼻血がタラリ…
うるさいッ ひっこみなんぞつくものか
こいつのせいって言ったらこいつのせいなんだからなッ

「決闘だッ」
697マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:11:30 ID:???
>>694
てめーは俺を怒らせたw
698マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:12:18 ID:???
なんというアンジェロフラグ・・・

699マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:12:44 ID:???
ギーシュよ、勝算もないの挑むとは案外勇気あるね
700初代スレ23:2007/06/05(火) 23:12:46 ID:???

さて仗助である
こんなアホな言いがかりにつきあってやるつもりはモチロンなかった
次のセリフはこうだった 「勝手にやってろよ、一人でッ」
だがそれよりも先に口を開いたのは隣のルイズ

「な、なに勝手なこと言ってんのよ」
「キミは黙っていたまえ、ゼロのルイズッ」
「ゼロは関係ないでしょ ゼロは―――ッ
 人の使い魔をキズものにされちゃ、黙ってられないわよッ」

この一言がテキメンに仗助の気を変えた
もはや逃げ場がないということもあったのかもしれない
ならばこれはせめてもの抵抗というわけだ

「決闘だな? …いいよ、受けてやる」
「おまえ、勝手にッ」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「だれがテメーの召使いになったよ?」

立ちふさがったルイズを仗助は軽く突き飛ばした
明確な拒絶の意を込めて
また尻もちをついたルイズは少しぼんやりしたあと
涙をぽろぽろ流し始めた…心底、くやしそうな顔で
だが仗助に言わせてみれば、かまってられるかボケ、だった
その肥大しまくった自我とかなんとかをこの機会に叩き直しやがれ
本気でそう思った

「表に出たまえ」
「…ああ、どこでもいいぜ…」
701マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:13:46 ID:???
ドラァ                                           えもん!
702マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:13:52 ID:???
髪型は!髪型はいつ元に戻るのー!
703初代スレ23:2007/06/05(火) 23:13:59 ID:???

ギーシュの後に続こうと歩き出し
泣くルイズの横を通り過ぎると
一緒にいた赤毛の女が呼び止めてきた

「ちょっと」
「なんスか…」
「あいつは『青銅』のギーシュ。
 見栄っ張りの小心者だわね」
「…それが?」
「すでにあなたは手の内をさらしてるでしょ。
 だから公平じゃないと思っただけ。
 ま、受けた以上は勝ちなさいな。 負けたら死ぬと思ってね…」

仗助は軽くうなずいて、小走りでギーシュを追いかけた
そのあとから聞こえてきた声は、よく聞き取れなかった…

「…あたしとしても、投資をムダにしたくないものねー
 さてと、タバサ、タバサ…あの子も呼びましょっと」


704マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:14:15 ID:???
一晩に何人も相手をするのだとしたら2人目以降は
知らない誰かの精液を目の当たりにすることになるな。
突っ込もうとしたら出てくる。
705マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:15:09 ID:???
ゴムくらいあるだろ


水筒として
706初代スレ23:2007/06/05(火) 23:15:22 ID:???

今は夜中である
トリステイン魔法学院の教師にしてトライアングルメイジであるコルベールは
いつもであれば自分の研究に没頭している時間帯であったが
三日前のあの事件から別な考え事に支配されていた…すなわち、ルイズの使い魔である

(先例のない危険な存在が召喚されたと思った
 生徒を守るためになら殺しもいとわぬつもりだった)

見た目は人間だが、あのおそるべき破壊力ッ
人間の頭と兜を融合させる奇っ怪な能力
そんなものがいきなり暴れ出したのだ
あの時点での判断が間違っていたとは思わない…だが

(その本質は万物を修復する『癒し』の力だったというのか…)

高レベルのメイジであれば、建物の修復程度はわけなくこなせる
しかし、それと同じノリで 死に瀕した人間を一瞬で元通りに修復するわざなど
水系統のスクウェアメイジでもできるかどうか…
ともあれ、その力でルイズ・ド・ラ・ヴァリエールを救ったことに変わりはないのだ
そして彼女は『多額の賠償金』を支払い、彼にコントラクト・サーヴァントを行った
今も昏々と眠り続けているだろうあの使い魔が目覚めたとき
自分は一体、彼をどのように扱うべきなのだろうか?
古い文献をあたって必死で類似例を探してみるが、今日も努力はムダだった
仕方ない、寝るか そう思って、ふと窓の外を見てみると

「…なんだ、生徒達…どうした?」

コルベールは魔法の杖を持ち、外に飛び出すことにした
707初代スレ23:2007/06/05(火) 23:16:15 ID:???

二十人以上の野次馬が見守る中
仗助とギーシュの決闘は始まろうとしていた

「…月が、ふたつ…」

ゴシゴシ ゴシ

「…消えねぇ〜〜〜
 空から消えねぇ〜 ありえねぇッ」
「何をやっているんだねッ!
 今さら怖じ気づいてもムダだからなッ」

空を見ながら必死で目をこすっていた仗助は
準備万端のギーシュに怒られた

「いや、よぉ〜 見ろよ空ッ
 月がふたつってオカシイだろ――」
「勝負をはぐらかそうというのかい、卑怯者がッ
 もういい、勝手に始めさせてもらうッ」
「え…」

仗助の身体がフワリと浮かび上がった
およそ6メートルくらいの高さだろうか?
下を見ると、ギーシュが薔薇を振っているのが目に入る
708マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:16:43 ID:???
支援ッ 支援ッ
709マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:17:11 ID:???
初代23のルイズを見てると不憫で胸が(・∀・)キュンキュン!してくる俺はサド
710マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:17:53 ID:???
とことんルイズを無碍にする作品が読みたいんだぜ?
なぜなら"使い魔"として動かないスタンド使いが見たいからなぁ〜
711初代スレ23:2007/06/05(火) 23:18:21 ID:???

「こ、こいつは…」
「コモン・マジックのひとつ、レビテーションさ
 魔法入門、基礎中の基礎だな
 そしてキミにはこれで充分ッ」
「うおおッ?」

浮かび上がったところから加速をつけて
一気に地面に叩きつけられる仗助
背中から落ち、肺の空気が全て追い出される

「うぐ、げほぁッ…」

建物の三階付近から落下しているのと、ほぼ同等ッ
並の人間が無事でおれるわけがない

「…さて、先手はぼくがいただいたわけだが
 次はキミが来たまえ このままやられるのは無念だろう」
「だれ、が てめえに」
「ん…そういえばキミ、髪型はどうしたんだい?
 あの、なんというのか…『貧乏ったらしい鳥の巣』みたいな」

落下の衝撃のあまりうまく起きあがれない仗助に
あろうことか、禁句を持ち出すギーシュ・ド・グラモンッ
おそらくは、わかってやっているッ

プッ…プッ…
712マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:18:35 ID:???
そういえば浮かばせたら大抵は何もできないよな
713マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:19:04 ID:W74a3Z3v
ミクシーでコミュを作ってしまったんですが良かったでしょうか
714マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:19:23 ID:???
>>713
だめだろ
715マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:19:45 ID:???
>>712
前もって作った反動を無効化できるほど強力ではなさそうだけどな
できるのなら重力攻撃という部類ができてしまうけど
原作にあったっけ?
716マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:19:48 ID:???
ギーシュ変形フラグwwwww
717初代スレ23:2007/06/05(火) 23:19:58 ID:???

「どこの田舎か知らないが…あんな頭をしている時点でお里が知れるってわけだねぇー
 もっとも! 見世物小屋にでも持っていけば喜ばれるかも…だがね」

プッチ〜〜ン

落下の痛みを怒りが凌駕ッ
仰向けの姿勢のまま飛び上がり、仗助は殴りかかるッ

「てっめぇ〜〜 ドララァァ―――ッ」
「怒ったな、あの時と同じようにキレて本気を出したな
 だけどムダだなぁ―――ッ!!」

見えない拳が到達するよりはるか遠い距離から
ギーシュは再び薔薇…魔法の杖を振っていたッ
宙に浮き上がり 固定される仗助
届かない…何もできないッ

「そぉれ もう一回ッ」

ドゴォ

「ぐぇぇぇッ…!」

また落下 治ったばかりの身体がつぶれるように血を吹いた
718マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:20:11 ID:???
>>709
こんばんわ俺
719マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:20:36 ID:???
>>713
だめだろ
720初代スレ23:2007/06/05(火) 23:21:09 ID:???

(あいつは『青銅』のギーシュ
 見栄っ張りの…小心者
 なるほど、いかにもな戦法ッスねぇ〜〜
 だが、マジにどうする? 手も足も出ねぇよッ)

また身体の浮かび上がる最中、ギーシュをするどく睨み付けた仗助だったが
今のところ、できることはそれだけだった


721マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:21:17 ID:???
>>713
ならば「削除」だ!!
722マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:22:26 ID:???
血・・・

自動追跡弾ッ!!
723トーキング・ヘッド:2007/06/05(火) 23:22:38 ID:???
ついにギーシュ初勝利か!やったな!
724マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:22:52 ID:W74a3Z3v
>>719
すいません消しました
725マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:23:39 ID:???
制服ならボタンちぎってギーシュに撃つ
726初代スレ23:2007/06/05(火) 23:23:57 ID:???
以上…『投下した』
迷いに迷ったが、タイトルは
「砕けない使い魔」
で行こうと思う。 次回から名前欄はこれで…

あと、仗助の髪型は当面、もどる見込みは無しで。
というのも…出会う人ことごとくに髪のことを言われて
ボコボコにブン殴ってはなおすドクロちゃんな未来図を見てしまったもので…
727マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:24:25 ID:???
スターフィンガー!・・・はだめか
728マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:25:26 ID:???
つまりギーシュはワルキューレじゃなくレビテーションを使えば近距離パワー型のスタンド使いには勝てる、と。
729マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:25:28 ID:???
う〜んどうやって勝つんだろ
ほんとこの魔法は反則だな デルフがいたらなんとかなるとは思うけど今の状況じゃ勝ち方がわからん
もしかしたらほんとに負けるのかな
730マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:26:40 ID:???
ギーシュ「ついに ねんがんの はつしょうり を てにいれたぞ!」
731マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:26:51 ID:???
つか、レビテーションで物体に加速をつけるとかできるのか?
せいぜい浮かすだけだと思うが。
732マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:27:14 ID:???
重力加速度じゃね?
733マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:27:22 ID:???
ネズミを撃ち抜いたベアリング弾があるじゃあないか
734マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:27:37 ID:???
ところで、よくわからないのだが、、、
レビテーションってどんな魔法なんだ?
物体浮遊関連なのはわかるけど、重力操作か?
735マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:28:22 ID:???
ただクレーンみたく上に持ち上げるだけだろ
736マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:28:32 ID:???
GJ!
737マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:29:08 ID:???
MP消費はどのくらいかな?
ギーシュのMPが10としたら0.5ぐらい?
738マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:29:38 ID:???
動きまくって地面陥没させまくる。それを更にCDのパワーで飛ばしまくり再生。ファンネル!
物で飛ぶor地面から離れなければokじゃね?重力でダメージ受けるが浮力は弱いだろ?
739マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:29:38 ID:???
重力にしろ何にしろ、加速度操ったらそれはもう、レビテーションじゃないと思。
まあ、どうでもいいけど。
仗助の切り返しに着たいだな。
740マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:30:23 ID:???
やっぱ魔法ってマジで強いよな〜
考えてみたらスタンド使いでもドットやラインや油断してる奴らなら行けるけど
それ以上だったり油断してなかったらマジやられる確立高いよな
741マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:30:49 ID:???
レビテーション→解除→レビテーションじゃね
742マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:31:15 ID:???
>741
それじゃ浮いちゃうじゃんw
743マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:31:23 ID:???
日常で使用するコモン・マジックは魔力の消耗は微々たる物の筈
744マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:33:01 ID:???
この手の飛行系技術は自分にしか作用しないのが基本だからなあ。
745初代スレ23:2007/06/05(火) 23:33:02 ID:???
アニメでギーシュが宙に浮かせたサイトを左右に振り回していた描写があったと思う。
アレの応用なら近距離パワー型には優位に立てるかな、と…
746マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:33:12 ID:???
>741
それだと背中から落とせなくなるから違うな。
747マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:33:43 ID:???
しかしほんとここはゼロ魔の販売促進になってるなw
9巻で買うの止めてたけど明日続き買ってくるわ
748マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:34:35 ID:???
普通にガンダールブやられちまう気がす。
749マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:34:42 ID:???
プッチ神父みたく高速で動くやつにはかけられるのか?
750マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:36:24 ID:???
ふと
4部以降の承りが召喚されたら
ハルゲニアの生物とか研究しまくりそうだと思った
751マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:36:26 ID:???
それはたぶん無理だと思う
752マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:37:10 ID:???
戦争ではレビテーションを早く掛けたほうが勝つんだな。
おっそろしい世界だぜ。
753荒木!:2007/06/05(火) 23:37:12 ID:???
たまたま転んだんだけど、いつのまにかファンタジイ世界にいたのね。
つまりピンクのまな板の女の子がいるのよ。魔術師のよ。
ギーシュが死ぬたびに喝采があがるでしょ。
これがさぁ、その時、なにか最高に「ハイ!」な気持ちになるのよ。
「さよなら、プロシュートのギーシュ。もう会えないんだね。」とか思ってしまうのよ。
『メメタァ!』(ギーシュを殴る音)で、「DIO様のもいいねえ!」とかすぐに裏切って思って。
・・・で何が言いたいのかというと、「5スレ目ははやいな」という一言よン。
754マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:37:13 ID:???
使う前に殺されるのがオチだな
7万の軍隊相手にしたサイトのアッパーバージョンと考えれば対応出来るわけがない
755マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:37:17 ID:???
>>744
原作でタバサが竜から落っこちたサイトにレビテーションだかフライだかをかけてた
756マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:37:36 ID:???
レビテーションの射程距離も気になるな。
757マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:37:37 ID:???
>>750
承太郎が興味を示すのはヒトデだけ
758亀が書きたかっただけの人:2007/06/05(火) 23:38:54 ID:VePIgj2H
今から投下したいんですが構いませんねッ!
759マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:38:55 ID:???
>757
イルカだか鯨だかの研究で博士号取ったんだぜ
760マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:39:07 ID:???
>>751
文字くらい必死でやれば4,5年でマスターできるさ、研究できる地位はサイトみたいに活躍できれば得られるだろ多分
761マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:40:15 ID:???
>>754
そこで広範囲敵味方識別レビテーションです。
762マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:40:16 ID:???
>>758
書き込みたいと思ったときにはスデに行動は終了してるんだぜ!
どうぞ
763マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:41:24 ID:???
7万あいてにする分は魔法よりスタンドのほうが便利なんだよな
クラッシュとかグリーンディとか
764マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:41:56 ID:???
結構な距離からでも魔法は届くから
ガンダールヴ補正やデルフが無いと
近接パワー型では勝てないのか
765マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:42:30 ID:???
7万っつても、殆どは平民だしな。
766マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:42:46 ID:???
>>760
ごめん>>751>>749宛てなんです
きちんとアンカ付ければよかった
767マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:42:58 ID:???
上級メイジに優位に戦えるスタンドは時系能力を筆頭にしてもかなり限られてくるよな
まあMIHやGERにはいくら魔法でも対抗できんだろうが
768マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:43:49 ID:???
>>759
博士号とったのはヒトデの論文
鯨だかそこら辺の研究で学会で有名。と4部冒頭

亀の人どうぞどうぞ
769マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:44:06 ID:???
デルフ曰くガンダールヴでも100人ぐらいが限度だったみたいだし。
770マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:44:22 ID:???
あーん!ギーシュ様が死んだ!馬鹿馬鹿!
771白銀と亀な使い魔:2007/06/05(火) 23:44:34 ID:???
スマンいきなりsage忘れた

「つまりこういう訳か?『俺は亀の中にいたため亀と一緒にこの世界に来てしまった。』」
「あんたのその元の世界とやらが本当ならね。でも何であんたまで使い魔になっちゃったのかはさっぱりだわ」
「蘇れたことや帰る方法の方がよっぽど重要だと思うが…」
ポルナレフは空に浮かぶ二つの月を見て溜め息をついた。
今は夜、学生寮のルイズの部屋で二人は今後の事について話していた。
ポルナレフにとってかつての世界に執着はあまりないとは言えない。それどころか他人には言えない大事な用事があったのだ。
それはSPW財団に矢の追跡調査の報告である。彼は承太郎達にレクイエムという新たな力を知らせなければならなかった。
そのため一刻も早く元の世界に戻らなければならなかった。

「しかし、呼び出せたんだから元の世界に戻る道もあるだろう。入口だけで出口の無い家は無いからな。」
「それまではどうするの?」
「分かりきったことを言うんじゃないッ!当分その使い魔とやらをしながら世話になるしか無いだろッ!
ああ、なんて厄介な事をしてくれたんだ貴様は…」
ポルナレフは頭を抱え込んでしまった。帰らなければならないが方法が分からない以上どうしようもないのだ。
(しかしなんて暢気な亀だ…同じ境遇のくせに…)
すぐ傍で寝ている亀を羨ましそうに見た。

一方ルイズは使い魔である一人と一匹を見て、おそらくこんな事を出来たのは空前絶後私だけだろうと自負していた。
(まさか一度に二匹なんて…!それほど特別なのかしら!?)
自分が『ゼロ』である時点で十分特別だと思われるのだが、そんな事は頭の中に無かった。
772マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:44:41 ID:???
レッドホットチリペッパーなら対抗できるかと思ったが電気がないな
だとするとオアシスやマジシャンズレッドか
773マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:46:15 ID:???
パープルヘイズだろ
774白銀と亀な使い魔:2007/06/05(火) 23:47:04 ID:???
しかし、あることに気付いた。
「あんた結構筋肉はついてるけど、ただの平民よね?」
「平民と呼ぶな。貴様達の世界ならそうかもしれんがあいにく俺はここの人間では無いからな。」
「ということは…大して役に立たないわね…」
ルイズはうなだれた。最もな事である。彼女達メイジにとって使い魔とは主人の目となり耳となり、また主人を守る存在であるからだ。
他の使い魔、たとえ犬でさえ平民よりずっとマシに思えた。
「役に立たないとは酷いな。何かの役には立つさ。まあ、ドラゴンやらグリフォンなんかと比べられてもあれだがな。」
ポルナレフは苦笑した。チャリオッツが使えれば並の使い魔ごときに負けない自信はあったが、そのチャリオッツはローマで殺してしまっているため、今はいない。蘇ったことを理解した直後、試してみたがやっぱり無理だった。
「全くよ!…しょうがないわ。あんたには掃除洗濯その他雑用でもしてもらおうかしら」
「別にかまわんぞ。それぐらいしか今の俺には出来んだろうしな。」
案外すんなり受け入れたポルナレフにルイズは多少驚いた。てっきり抵抗するものだと思っていたからだ。
しかし一方のポルナレフは心の内で
(誰がそんな面倒な事するかッ!いきなりこんな場所に呼び出されてしかも高慢な態度取られてよく思う奴なんかいるわけあるまいッ!)
とキレていた。
775マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:47:54 ID:???
スーパーフライにレビテーションは掛かるのでしょうか?
776マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:48:39 ID:???
チャリオッツいないのか
二刀流が見たかっただけにちょっと残念
777マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:48:43 ID:???
>>769
7万の軍勢に確実に勝てそうなジョジョキャラは究極カーズ、ノートリアスBIG、GER、天国産くらいしか思いつかんな
あと自分の安全がある程度確保できるならグリーンデイやサバイバー、シアーハートアタック、パープルヘイズでもいけるな。
778マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:48:50 ID:???
そりゃ30後半にでもなれば大人しくなるかw
779マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:49:13 ID:???
ピンチに復活が妥当だな。
780マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:49:30 ID:???
>>777
ギアッチョ
781マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:49:40 ID:???
>>775
 かかったら地盤ごと浮きそうだなw

ところでスーパーフライとかスタンドでは何に分類されるんだろうか
 
782マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:50:52 ID:???
>>777
クリームとディオを忘れてないか?
783マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:51:06 ID:???
自立型だろ
784マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:51:52 ID:???
アヌビス神とか。
785マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:52:03 ID:???
まあ効くかどうかは職人さんまかせだな。
理屈はどうとでもなるし。
786マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:52:27 ID:???
>>781
それって、中にいる本人が魔法使いなら、無敵の要塞じゃね?
787マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:52:52 ID:???
アヌビスは一回攻撃喰らわないとダメなんじゃないか?
さすがに無理だと思うが
788マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:52:52 ID:???
ノートリアスBIGやアヌビスと同じタイプのスタンドかな
789白銀と亀な使い魔:2007/06/05(火) 23:53:43 ID:???
「さてと、しゃべったら、眠くなっちゃったわ」
ルイズはそんなポルナレフの胸の内も知らず暢気に欠伸をした。
「そうか。それじゃおやすみ…」
ポルナレフはそう言うと亀の甲羅に鍵を嵌め、甲羅の上に足を載せようとした。
「あんた何しようとしてんのッ!?」
ルイズは自分の使い魔がもう片方の使い魔を殺そうとしている様にしか見えない光景に、思わずそう叫んだのだが、
「寝るんだろ?ここには俺が寝るベットやソファは無い。だったらここで寝るしかあるまい。」
とポルナレフは落ち着いて言うと『中に入って』行った。
「…はぁ?」
ルイズはそのあまりに異常な光景に今度は開いた口が塞がらなかった。
「あんた…どこ行ったの?」
「ここだが?」
「キャッ!?」
昼間と同じ様にポルナレフの首だけが甲羅からニュッと出ていた。
「ななな、何が起こっているの!?あたしの頭がおかしくなったの?それとも何かの魔法!?平民が!?ありえない!」
「だから亀の中が…」
「何故なの!?全く意味が分からないわッ!」
そういうとポルナレフの首から逃れるようにベットにダイブし、毛布を頭から被るとガタガタ震えだした。


「一日に二回も男の生首がいきなり目の前に現れたんだ。怯えて取り乱すのも無理はあるまい。しかし、『これ』を理解させるにはもっと時間が必要かもしれんな…」
と呟くとポルナレフはそのまま亀の中のソファで何日ぶりかの睡眠を楽しんだ。
…ルイズが震えていた本当の理由も知らずに…


To Be Continued...
790マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:54:18 ID:???
>>782
クリームや位置確認のとき顔出さなきゃいけないし、ヴァニラは日光、紫外線に弱い
DIOも同上、二人ともスタンドも強力で生命力高いけど脳を大きく損傷したら死ぬみたいだし。
791マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:55:25 ID:???
>>790
7万もいるのに位置確認必要か?
792マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:55:59 ID:???
ポルナレフ…
首だけ出してる格好はちょっとだけマヌケに見えるな
793マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:56:05 ID:???
GJ!
確かに首がでてたら怖い

>>790
レコードの針のように回ればいいじゃないか
ディオには気化冷凍法があるし
794マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:56:37 ID:???
一分以上時を止められるようになったDIOならいけるかな?
てかいけそうな気がする
795マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:57:07 ID:???
亀便利だなw
しかしスタンド無しのポルが今後どうするのか期待。
796マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:57:44 ID:???
ポルの人GJ!

しかし亀便利だ
797マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:58:14 ID:???
たしかチャリオッツの剣さばきは10年間訓練した上で習得したものだから
能力とは関係ない。だからポルポルはルーンなしでもそれなりに剣は使えるんじゃ
ないかな
798亀を書きたかっただけの人:2007/06/05(火) 23:58:27 ID:???
投下完了です。
あまり今回は練ってなかったのでどうも稚拙な気がしますが勘弁してください。
ギーシュは次の次辺りの予定…です。
799マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:58:27 ID:???
>>791
そうだね、全員は殺せないけどグルグル回りながらガオンで数千人も粉みじんにすれば
敵も恐怖で士気を失って総崩れだろうし
800マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:58:37 ID:???
アラビアファッツのザ・サンの直接体当たりならいくらなんでも・・・

7万どころではすまないな
801マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:58:52 ID:???
首だけ出てるのかわいいなw
802マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:59:19 ID:???
>>794
つ[ガンダールヴ]

性能悪いがマスケット等有。
7万も入れば飛ばしまくるだけで手持ちの武器で結構死んでくれそうだがな?
803マロン名無しさん:2007/06/05(火) 23:59:59 ID:???
ヴァニラはゲームみたいにスタンドに包まれたまま姿現して攻撃できないんかな?
804マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:00:10 ID:???
スタンドで魔法による粒への干渉に攻撃できればレビテーションに対抗可だな。
805マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:00:35 ID:???
首ナレフワラタw

亀の背中から顔だけ出てりゃそりゃ不気味だろw
下手するとルイズの部屋の中より亀の中のほうが豪華だよね。
806マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:00:49 ID:???
たしかにクリームの中なら紫外線関係なさそうだな
807マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:00:54 ID:???
>>800
サンの場合、スタンドを地上に降ろしたら本人も死ぬ
808マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:01:27 ID:???
>>800
どう見ても核兵器です
809マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:01:41 ID:???
グレイトフルデッドで射程内に入った奴、全員老化
ヘビーウェザーで全員カタツムリ化
810マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:02:25 ID:???
今まで召喚された中で1番快適なのが亀ナレフのコンビじゃないか?

・・・精神的に快適に感じているのは、シュトロハイムかも知れんがw
811マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:02:48 ID:???
多数の相手と戦う場合相手を指定するタイプより範囲系のスタンドが
強そうではあるね。

敵が密集してるならパープルヘイズが威力も精神的にも最強っぽいが
812マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:03:09 ID:???
>>797
アヌビス神戦でもカーンが剣のド素人だと見破ってたしな。
813マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:03:09 ID:???
>>803
そしてガオンではなくあえてあのいやらしいチョップ連打でチマチマ倒すわけだな
814812:2007/06/06(水) 00:04:56 ID:???
カーンじゃなくてチャカだった。しかし48時間にしてもう800を超えてしまったな。
815マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:05:17 ID:???
明日の朝までに次スレ行くだろうか?
最近は睡眠不足で困るww
816マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:05:25 ID:???
>>790
DIO様やヴァニラを殺しきれる攻撃力とスピードがあるならな。
でも易々と喰らってくれるほど二人は甘くない

817マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:05:38 ID:???
>>813
あいつのチョップ卑怯だろ
あとタンデム決められたらほぼ確実にKOされるし
818マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:06:04 ID:???
もしかしたらバオーでも行けるかもね
819マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:06:08 ID:???
一番影響範囲が広い攻撃ってだれだろ。
チャリオッツ・レクイエム? ヘビーウェザー?
820マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:06:31 ID:???
一対一の決闘で強いのはやはり世界やキンクリなんだろうな発動したら大抵は勝利確定
821マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:06:50 ID:???
次スレは例のスレを再利用でおk?
822マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:06:56 ID:???
相変わらずの加速っぷりだな
神父ハリキリすぎwwww
823マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:07:05 ID:???
世界、バイツァダスト、天国への階段
全部時間操作系じゃないか
824マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:07:54 ID:???
そういえばC-MOONという半径3kmの重力異常を引き起こす化物もいたな・・・
3kともなれば狙撃もまず無理だな
825マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:08:04 ID:???
>>819
MIHと世界、全宇宙に効果があるらしい
826マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:08:54 ID:???
天国への階段発動してるときってGERはどうなってるんだろう
そこが6部では疑問だった
827マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:09:08 ID:???
こうやって見てみるとこんなに危険な能力
がそろってるんだな。たしかに弱体化させないとSSとして
使えないなw
828マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:09:42 ID:???
>>824
AS乗りのドイツ人なら狙撃できそうだな
829マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:13:11 ID:???
>>826
ジョルノに害をなす行動ではないから無効化されなかった説と、矢入り亀と遠く離れてたりしててレクイエム化出来なかった説がある
830マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:13:48 ID:???
ハーヴェストを忘れてもらっちゃ困る
運んでもらって安全な場所に逃げてから大量殺戮開始
831マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:14:13 ID:???
ハーヴェストは本体がな・・・
832ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:14:54 ID:???
ほかに誰もいなければ三章後半を20分から投下します。
9スレくらいなんで支援代わりに雑談なり感想書き込んでもらえると助かります。
833マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:14:55 ID:???
鳥の巣の人のSS見たがギーシュ思った以上にやるな
レビテーションも地味に強いw
だが彼の頭をけなした以上、奴の運命は決まった・・・・・
半殺し程度で済んだら運が良いほうだな
最悪は顔面変形、岩と一体化だなwww
834マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:15:49 ID:???
>>829
GERも巻き込み型には弱いのか
サンクス、長年のもやもやが消えた
835マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:15:57 ID:???
>>829
たぶん後者じゃないか?ポルナレフのときも
スタンドから矢を取り上げたら元に戻ったし。矢がなきゃ使えない
能力なんじゃない?あくまで個人的な見解だけど。
836マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:16:16 ID:???
ヴァルキューレと一体化したギーシェとかどうだろう?
837マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:17:22 ID:???
>>832
乙!
メタリカが使えないリゾットはどうギーシュを料理するのか、楽しみだw
838マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:17:51 ID:???
か…かっこわるい。

>>835
なるほど。矢がなきゃ使えない能力なら納得がいく。
839マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:18:24 ID:???
>>836
腹のあたりに、上下逆でギーシュの頭が付いてるんだな
840マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:18:59 ID:???
メタリカ使えるけど少しだけしか使えないじゃなかった?
841マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:19:22 ID:???
バイツァもレクイエムなのかどうか
842ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:20:16 ID:???
(ボスとの戦いで死に掛けた後遺症か…、それともルイズとの契約のせいか…)
「リゾットさん…なんてことを…」
振り返ると、シエスタがぶるぶる震えながらリゾットを見つめていた。怯え切った表情をしている。
「大丈夫だ。お前たちに関わりはない。あの様子じゃあ、誰が近くにいたか、覚えていないだろうしな……」
「あ、あなた、殺されちゃう…」
「ん?」
「貴族を本気で怒らせたら……」
言うなり、シエスタは厨房へ走り去ってしまった。そういえばギーシュの友人たちも消えている。広場に行ったのだろう。
「………ケーキの配膳はしないのか…」
仕方なくリゾットも厨房へ戻っていった。問題を起こしたことを謝罪するために。

いつもの黒い革コートに身を包み、決闘の場所であるヴェストリ広場の場所を聞いて足早へ向かう。
途中で、ルイズと出会った。
「ちょっと! ギーシュと決闘するって本当!?」
「…やはりここは噂が広まるのは早いな…」
「感心してる場合じゃないわ。ギーシュに謝りなさい。私からも許してもらえるように言ってあげるわ」
ルイズは強い口調でリゾットを見つめてくる。当然だ。ルイズはリゾットが暗殺者だということなど知らないのだから。
「それはできない」
843マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:20:45 ID:???
MIHと負けて市ねもレクイエムだと思うよ
「進化したスタンド」って意味ならね

つまり、康一くんもレクイエムに到達する可能性を秘めているというわけだ
844マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:21:01 ID:???
>>839
何その青銅ギーシュ
845ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:21:13 ID:???
「何でよ!? ギーシュはドットクラスでも、メイジなのよ! ……聞いて?
 平民はメイジに絶対に勝てないの。貴方、怪我するわ。悪ければ殺されるかも…」
「…心配しているのか?」
途端にルイズはムッとする。
「自分の使い魔がみすみす怪我するのを黙ってみすごすわけないじゃない!」
「じゃあ……、見なければいい。俺が引き起こしたことだ…。自分で何とかする」
リゾットは歩き出した。ルイズが追ってくる。といっても歩幅が違うので段々離れていく。
「もう! どうなっても知らないから!」

ヴェストリ広場に着くと、既にギーシュは待っていた。
噂を聞きつけて集まった人垣を掻き分け、リゾットは広場の中心へと進む。
リゾットの姿を見ると、ギーシュは先ほどの暴力を思い出し、反射的に魔法を唱えた。
持っていた造花の花びらが散り、ギーシュの傍らに甲冑を着た女性像が四体、出現する。
「おお、ギーシュはやる気だ」
「ゴーレム四体かぁ。相当怒ってるらしいね」
「まあ、顔にあんな青あざ作られちゃあな」
野次馬たちはこれからの戦い、いや、一方的な懲罰に興奮の色合いを高める。
その声と護衛四体に安心したのか、ギーシュは精一杯の余裕の笑みを浮かべた。
「待っていたよ、使い魔君。この青銅のギーシュから逃げなかったことは褒めてあげよう」
「それがお前の使い魔か?」
846マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:21:25 ID:???
>>832
9スレとな!?
これは期待!
847ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:22:18 ID:???
「いいや、これはワルキューレ。僕が作り出したゴーレムさ。僕はメイジだ。魔法を使わせてもらうが、異存はないね?」
「……好きにしろ」
「勝負方法は単純。どちらかが非を認めて降参するまで。立会人はここにいる皆だ。分かったかな?」
「了解だ……」
「まあ、降参するのは君の方だけどね? 早めに降参すれば痛い目を見ないで済むよ」
一対四という人数差にもひるんだ様子もなく、リゾットは静かにたたずむ。
そこに、やっとリゾットに追いついたルイズが姿をあらわした。
「ギーシュ! そこまでよ!」
「ああ、ミス・ヴァリエール。君の使い魔をお借りしてるよ」
「馬鹿なことは止めて! 大体、決闘は禁止されてるはずよ!」
「それは貴族同士の決闘だろう? 貴族と平民、貴族と使い魔の決闘は禁止されていないはずだ。
 それに……この平民は貴族の僕に手を上げたのだ…。許されないことだよ。このままでは僕の気がすまない」
「リゾット! もう勝ち目がないのは分かるでしょ? ギーシュに謝って!」
リゾットはもうルイズに構わず、ギーシュに促す。
「…………来ないのか?」
その瞳に、先ほどのような怒りはない。
だが、その視線は怯えを含んだギーシュの心に食堂の暴力を思い起こさせるのに十分だった。
848マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:23:15 ID:???
>>839
それなんてΩギーシュ?
849ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:23:21 ID:???
一方、リゾットは落ち着いていた。スタンドの使えない今、青銅で出来た人形四体を相手にするのは荷が重い。
だがリゾットの心には何もない。勝敗の行方にすら興味が持てず、これといった準備もしなかった。
自分が引き起こした結果を受ける義務がある。だからここへ来た。

「言われずとも! 行け、僕のワルキューレ!」
怯えを怒りに変えたギーシュが命令を下すと、四体の人形が猛然とリゾットに突進する。
先頭のワルキューレの拳を避けると、二体目が多少もたつきながら先頭のワルキューレを回り込んで蹴り込んでくるところだった。
「四体そろって近づいてくるということは飛び道具はない……。連携の取れていない動きからして、
判断は各自が単純な思考で動かすか、本体が人形を大まかに動かしていると見るのが妥当か」
三、四体目も回り込み、リゾットに攻撃を加え始めると、流石に全て避けるのは難しくなり、拳を片腕で受けた。
途端に体が浮く。否、リゾット自身が囲まれるのを防ぐために後ろに跳んだのだ。
「言うだけあって、パワーは結構ある。……生身ではキツイな」
うまく衝撃を逃がしたリゾットだったが、受けた腕がしびれていた。
「なかなかすばしっこいじゃないか。だが、四体のワルキューレ相手にどこまで逃げ切れるかな?」
「自慢するなら……俺の腕をへし折るくらいしてからにするんだな…」
「やれやれ…強情な平民だ。それならこれでどうだ!」
ギーシュはもう一度造花の杖を振る。花びらが舞い、さらに二体のワルキューレが出現した。
四体でも十分な気もしたが、自分に恐怖を与えるリゾットを早く叩きのめしてしまいたかったのだ。
(花びらの数からすると……、もう一体くらいが限度……か…?)
計六体のワルキューレがリゾットに殺到するが、リゾットは縦横無尽に逃げ回る。とはいえ、一対六である。
リゾットは囲まれないように移動しつつ、両腕や肩を使って受け続けるが、何発かは命中し、徐々にダメージが蓄積していく。
850マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:23:45 ID:???
それにしてもメタリカは反則的な能力だな
851マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:23:59 ID:???
紫煙
852ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:24:26 ID:???
気づけばリゾットの腕は熱を持ち、腫れ上がっていた。
頬や額は掠めた拳によってあちこちに擦過傷ができ、血が流れ出している。
さらに、疲労と痛みのためか、足捌きも段々と遅くなっていた。
その姿を見て、ギーシュは勝利を確信した。徐々にいつもの調子が戻ってくる。
「さあ、そろそろ降参する気になったかね? 地に手を突いて! 頭を下げて! 私が間違っていました、といえば許してあげるよ」
「…………」
荒い息をつきながら、返事をしようとすると、ルイズが間に割って入った。見ると、瞳が潤んでいる。
「お願い、もう止めて。それ以上やったら取り返しがつかないことになるわ! あんたはよくやったわ。誰も責めたりしないわよ」
「そう、所詮、平民は貴族に勝てないものさ。這いつくばるのは恥ずかしいことじゃあない」
「そうかも、な……。だ……わ……」
「ん? 負けを認めるかい?」
「だが……断る…と……いったんだ」
「リゾット!」
「どいていろ…、ルイズ」
リゾットがルイズを押しのけ、前に出る。ギーシュは冷たい笑みを浮かべた。
「ふん、命が要らないらしいね」
「…俺が………恐れているのは…『誇り』を……失うことだ。
 『誇り』を失うことに比べれば、死ぬことくらい、大したことじゃないし……とっくにその『覚悟』はしている。
 今、ここでお前に…頭を下げるってことは…! 俺自身と仲間の『誇り』を汚すってことだ!」
事実、リゾットに死への恐怖はない。むしろ死が魅惑的なものにすら見えていた。
853マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:24:50 ID:???
>>839
ギーシュ唯一の弱点が、このむき出しの顔だと何故わかった〜!!
とか叫んでくれそうw
854ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:25:29 ID:???
「そうかね。僕も武門、グラモン家の一人だ。『命より誇り』という君の態度には素直に敬意を表するよ」
造花の杖をもう一度振ると、ワルキューレの手に青銅の槍が出現し、リゾットを取り囲む。
「望みどおり、殺してあげよう。即死できるよう、心臓を貫いてね!」
「ギーシュ! そこまでしなくてもいいじゃない!」
「女性の悲しむ姿を見たくはないが、これは僕と彼の誇りを賭けた決闘だ。彼が降参しない限り、止められない定めなのだよ」
「リゾット、降参しなさい! 命令よ!」
「…名前を呼ばれたのは初めてだが、それでもできないな…」
リゾットはただ頭を振り、拒絶した。
「では、やれ! これで僕の勝利だ!」
「やめてーー!」
ルイズの制止をの声を切り裂くように、リゾットを取り囲んだワルキューレたちが一斉に槍を突き出した!
誰もがギーシュの勝利、そしてリゾットの死亡を確信した瞬間、ギーシュの耳にリゾットの静かな声が響いた。
「やると思ったよ…。調子に乗ったお前ならな……」
激しい金属音が響いた。

「な、なああああんだってエエエエエエエエエええええええええ!? 馬鹿な…!」
ワルキューレたちはお互いをお互いの槍で突き刺していた。
なぜこんなことになったのか? 答えは単純。リゾットは攻撃を受ける瞬間、身をかがめ、攻撃をかわしたのだ。
ワルキューレたちは円形にリゾットを囲んでいた。その攻撃が外れれば、対面の相手に攻撃を当ててしまうのは自明の理である。
リゾットはすかさず足を払い、一体を転倒させると、その上を飛び越え、頭巾が飛ぶのも構わずギーシュ目指して全力で駆け出す。
855マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:25:31 ID:???
むしろ青銅のでかい顔のギーシュが・・・
アンドルフ?
856ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:26:35 ID:???
「最後は囲んでくると思っていた。確実にしとめるためにな。だが、一人に対して六体で攻撃したことなんてなかっただろう?
 連携がさらに雑になって……俺の動きに対応しきれず同士討ちしたってわけだ…」
「も、戻れ、ワルキューレ!」
しかし、ワルキューレは突き刺さった槍とお互いが邪魔になり、リゾットを追うことはできない。
「く、くそぅ! なら…」
もう一度杖を振り、最後のワルキューレを作成。リゾットめがけて槍を突き出させた。
「今から…対応したところで遅い……。すでに! 『勝ち方』はできている!!」
リゾットは攻撃をかわすことなく、ワルキューレに左手を突き出した。
槍が左手を貫くが、それを意に介さず、渾身の力でワルキューレに体当たりをする!
「ギャッ!?」
ワルキューレの後方にいたギーシュは自らのゴーレムと衝突! 衝撃で造花の杖を落としてしまった。
拾おうと手を伸ばすが、その前にリゾットの足が造花の杖を踏み砕く。
「…杖がなければ魔法は使えない……。…そうだろう?」
午前中に受けた授業から、既にリゾットはメイジの弱点を掴んでいた。
だが、ギーシュにそれを答える余裕はない。自分を見下ろす血まみれのリゾットに、彼は心の底から恐怖していた。
乾いてからからになった喉から、必死で声を絞り出す。
「ぼ、僕の負けだ……」
「…………」
リゾットは左手に刺さった槍を抜いた。
(こ、殺される!)
857マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:27:52 ID:???
リゾットかっこよす
858ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:28:09 ID:???
頭を抱える。しかし、いつまでたっても痛みは来ない。
恐る恐るギーシュが顔をあげると、リゾットは槍を地面に投げ出し、落ちた頭巾を拾っていた。
「………こ、殺さないのか…?」
「殺してほしいのか?」
意外そうなリゾットにギーシュはブンブンと頭を振る。
「いや、だが、僕は君を殺そうとしたんだ…。てっきり君は怒ってるんじゃないかと…」
「殺されるかもしれないって想像くらいはできてたわけか…。だが、殺さなくてもお前のつまらん誇りは粉々だ。違うか?」
「いや、しかし…」
しどろもどろ言い募ろうとするギーシュはいきなり胸倉を掴まれた。
「しのごの抜かすな……。そんなことより、お前には……やることがあるだろう」
「……! わ、分かった。モンモランシーとケティに謝ってくるよ…」
「それでいい……」
リゾットはギーシュを解放すると、ふらつく足で離れていく。
「ま、負けだ……。完全…敗北だ……」
ギーシュがうな垂れると、それまで凍りついたようになっていたギャラリーが一斉に歓声を上げた。

リゾットはルイズが駆け寄ってきた。
「ルイズ…か……。心配をかけたが……勝ったぞ」
「この……馬鹿使い魔!」
寄ってくるなり、ルイズはリゾットを怒鳴りつけた。
859ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:29:12 ID:???
「何でご主人様の命令を無視するのよ! ちょっと間違ったら死んでたのよ!? 使い魔が主人に無断で死ぬなんて許されないんだからね!」
「死ななかった」
「結果はどうでもいいのよ! あー、もう! 先生に頼んで怪我を治してもらうわよ!」
「分かった……。今度は従うさ…」
「当然よ! あんたは私の使い魔なんだから!」
目元を乱暴に拭うと、歩き出す。それに続いて歩こうとして…リゾットは膝を折った。
「ちょ、ちょっと!」
倒れそうになったルイズは支えようとしたが、重さによろめいてしまう。が、直後、軽くなった。
見ると、反対側からギーシュが肩を貸している。おまけに野次馬たちもくっついてきていた。
「何であんたがいるのよ」
「彼に敬意を表してってところかな…。『レビテーション』をかけてもいいが、勝者はやはり立って退場するべきだ」
「じゃあ、負けたあんたは地面に這いつくばったら?」
「ガーン! ひどいな、君は…」
「……どうでもいいが……行かないのか?」
「え、あ……。そうね、早く行かないと。ちょっと、道空けて!」
歓声に背中を押されながら、彼らは塔の中へ消えていくのだった。

 おまけ
蛇足だが、謝罪に行ったギーシュは二人の女性から丁重に一発ずつ平手打ちを食らった。
頑張れ、ギーシュ。マンモーニから脱却するその日まで!
860マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:29:37 ID:???
スタンドがそのままだったら一瞬で勝負がついてたろうな。
861マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:30:18 ID:???
乙!ギーシュが死ななかった。
絶対殺されると思ってたのに意外でした
862マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:30:19 ID:???
オツカレー(_´Д`)ノ~~
リゾットギーシュは最後の平手打ちだけとか一番いいんじゃねwwwwww
863マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:31:01 ID:???
ギーシュいいやつだな
それにしてもギーシュは幸福と不幸の差が激しい

次スレ残っていたので
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180884646/
864マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:31:09 ID:???
おかしい、ギーシュが無事でいることに
違和感を感じてしまうw
865ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:31:17 ID:???
以上、投下した。
リゾットが圧勝するパターンからギーシュが勝つ(!)パターンまで考えたんだけど、
結局こんな感じになりました。

ガンダールヴ使い忘れたけど気にしない。
あと、『メタリカ』って反発磁力は作れましたっけ?
反発があるのとないのとでは戦術がだいぶ違うんですが…。
866マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:31:57 ID:???
GJ!
ところで、訂正しといた方がいいぜ
9スレも支援したらどんな長編になるのやらw
867ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/06(水) 00:33:04 ID:???
>>866
は!9スレじゃないな。ええと…なんていうんだっけ。9レス?
868マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:33:55 ID:???
やっと…寝れる…
お疲れ様〜…
869マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:34:39 ID:???
>>865
反発が使えないとディアボロの首をハサミで狩れないからな
多分、できるだろう
つーか、暗殺チームリーダーなんだから
そんなに生ぬるい能力じゃないってw
870マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:36:39 ID:???
>>865
くっつけるだけだとあんな綺麗な形のメスとかハサミはできないはず

なんで反発もできておかしくないと、俺は心で理解している
871マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:38:31 ID:???
今まででトップクラスに軽い被害で済んだなギーシュ
872マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:39:10 ID:???

さすがシシリー28才、落ち着いた対応でシブかっこいいな!!
873マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:40:04 ID:???
>>865
磁力をかなり自由に操れるのでは?
保護色とかかなり繊細なこともしてるし。
874マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:40:07 ID:???
明日までにはこのスレは一巡するな
重複スレを再利用するのか
それともスレタイを修正した新規スレを作るのか
どっちにする?
875マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:41:33 ID:???
再利用でいいでしょ。
876マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:41:57 ID:???
原作でのメタリカの効果がえげつないだけに、能力なしで勝つリゾットがとても清々しく見えるぜ。
GJ! 俺の心に爽やかな風が吹いた……
877マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:42:48 ID:???
絵的にかっこいいな
ギーシュが
878マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:44:02 ID:???
ワルド戦が楽しみだな。
どんな倒され方するのやら・・・。
879マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:44:05 ID:???
次のギーシュ会議はまた荒れそうだなw
880マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:45:53 ID:???
なんかもう、ワルドがエライ目にあいそうで今からwktkがとまらないぜ!鉄の旦那!
えげつねぇなぁw
881マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:47:01 ID:???
>>872
でも吉良は30超えてるしDIO様に到っては100歳越え・・・
年取るごとに被害は酷くないか?
882マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:48:48 ID:???
各SSのギーシュの幸福度で一番最高なのがリゾットギーシュかな
最悪なのが死亡した兄貴ギーシュで、それに続いて死亡確定してるDIOギーシュと。
883マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:51:17 ID:???
ただのマンモーニかと思いきや、リゾットの肩を支えたり二人に謝りに行ったり
いい方向に向かっているギーシュが……ギーシュ's会議で他のギーシュに苛められる
姿を幻視してしまった。
それはともかくGJ。

そういや血中の鉄分は針一本を作る事すら出来ないほどの量だから、メタリカは
『僅かな鉄分を核として、他の何かを砂鉄に変える能力』も『鉄を操る能力』に加えて
持っているって説をどこかで見た事があるな……。
884マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:52:13 ID:???
鉄分はどこにでもあるからな。たぶんそうでしょ
885マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:52:49 ID:???
今度のギーシュ座談はどうなるんだw
私的ルイズ座談も見てみたい
886マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:55:37 ID:???
>>885
番鳥ルイズだけが何も分かってないなwww
887マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:57:17 ID:???
主人公陣座談会はまだかね
888マロン名無しさん:2007/06/06(水) 00:59:49 ID:???
マグニートーと同じだしな…反則的につよすぐる。

しかしいつかはスタンドが戻って欲しいと思いつつSS神に感謝を捧げて寝る。
889マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:01:05 ID:???
>>888
そこまでのパワーはないだろ
特性は似てるだろうけどな
890マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:01:47 ID:???
鉄を操る能力っていっても鉄分だろ?
砂鉄とかあんなの。だったらなにか混じってる鉄は操れるのか?
891マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:06:03 ID:???
磁力自在がメタリカだと認識してます。肩こりによさそう
892マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:11:21 ID:???
>>890
エンヤ婆「大切なのは『認識』することですじゃ!
      スタンドを操るという事は、できて同然と思う精神力なんですぞッ!」
893マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:15:36 ID:???
>>891
メタリカの本体ってリゾットの体の中に無数にいる、なんか細長くて
「ロオォォォドォー」とか鳴き声を発するやつじゃないの?
894マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:23:13 ID:???
よく考えたらメタリカは集団戦で恐ろしいと思ッた。
剣や鎧も大半は鉄なんだからそれを操れば・・・・。
895アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 01:30:48 ID:???
「ふ、はぁ〜〜〜…」
アンリエッタはあくびを噛みころしながら、今日起きたことを思いかえしていた。
自分が召還した使い魔、コーイチ。
平民の者にしては姫である自分を前にしても落ち着いていて、優しそうな「いい人」だった。
そのコーイチは自分とは別の所で寝たいそうで、アンリエッタはかまわないと言ったのだが別の部屋に行ってしまった。

メイジの実力を見るには使い魔を見よ。
この言葉通りならばアンリエッタは自分がメイジとして落ちこぼれなのではないかと思う。
それを考えるとコーイチは悪い人間ではないが、少しだけ憎たらしく見えるような気がした。
しっかりと準備をして召還の儀に望んだはずなのだが…。
そんなことを考えながら、まだ残っている書類仕事を片付けるため頭を回転させ始める。

ギィィ………

不自然に、ゆっくりと、きしむような扉の開く音。
いつもなら必ずノックがあるはずなのだが。
不審に思いアンリエッタがフッと振り向くとそこには
「エアハンマー」
杖を構えたメイジの姿が。
896アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 01:31:56 ID:???
突然の杖を構えられるという行為。
反射的にアンリエッタは飛びのいて背中をなぶる風から身をよじったッ!

ドゴォッ!!

魔法が何かに当たったようで、破壊音と共に物が壁にブッ飛んでいくッ!
「キャアァァァッ!」
魔法の余波で軽く吹き飛ばされた。
バラバラと何かの砕けた破片のようなものがアンリエッタの体を打ち据える。
鞭打つような痛みに顔が歪み、頬を涙がこぼれた。

痛みを抱え、動揺しながらアンリエッタは考える。
何が起こったのか。何をされたのか。何をしなければならないのか。
今、何をするべきなのかと思ったときにハッと自らの杖のことを考える。
杖。水の力を蓄えられた自分の杖。力を発揮するための自分の武器。

混乱したままだが思いついた行動をとろうと頭を働かせる。
こんな轟音がすれば誰かが様子を見に来てくれる。

今は身を守らなくてはならないッ!
戦うことでは勝ち目はないッ!
ただ自分の身を守り、亀のよーに首を縮めて甲羅に閉じこもらなくてはッ!!
897アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 01:32:57 ID:???
杖を掴むために周りを見回すが杖は見当たらない。
急がなければ。今は魔法の風で見えにくくなっていますが見つかればもうツギはないッ!
そうだ、テーブル。杖はテーブルに置いたのだ。
テーブルは部屋の中心付近。ここからなら二歩でつかめるハズッ!

「そ、そんなッ!」
しかしアンリエッタは絶句してしまった。
なぜならアンリエッタはとてもツイていなかったからだ。
先ほどの風の魔法でテーブルごと、杖は壁ぎわまで「吹き飛んで」破壊されたテーブルの瓦礫に埋もれていたのだからッ!

「ハッ!」
顔を向けたアンリエッタの視線の先。自分に襲い掛かったメイジと目があってしまった。
自分が絶句したときのこぼれた声。
その声を耳で拾ったメイジがこちらを見つめていた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「誰も………来ないな…」
「え、あッ!」

誰も来ない。
こんな轟音が自分の部屋から聞こえてきたら誰かしら様子を見に来るだろう。
ならばこの目の前のヤツがッ、目の前のヤツがッ!
898アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 01:34:07 ID:???
「少し…細工を、しておいた………待っていても、誰も、ここには来ない」
メイジはのそりと杖を構えた。この距離では魔法をよけることは出来ない。
逃げるにはドアを出なければならないが、その間にはメイジがいる。
頼みの杖は、手に取る前に呪文を唱えきられて終わりだ。

杖に魔力が満ちてきた。終わりだと、アンリエッタは思った。

もう終わりだと誰もが思う瞬間メイジが取った行動は意外だった。
意外や意外ッ!突然メイジは後ろにスバヤク振り向いたのだッ!

ドシュッ!

放たれた風の一閃。それは飛んできた「剣」を弾き飛ばすッ!
弾き飛ばされた剣は勢いで壁に突き刺さったッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

「何者、だ…お前……なぜここに…」

メイジが問うて、少年は少し息を切らせて答えた。
899マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:34:12 ID:???
だが射程はせいぜい10メートルだぞ。
あと投げられた刃物を防げていないところからするに、
ブンブーンほど「パワー」は強くないっぽい。
剣や鎧を動かせるか微妙だな。
やっぱり隠れながら不意打ちが一番向いてるだろ
900ゼロの兄貴:2007/06/06(水) 01:34:41 ID:???
やはりリーダーは良いな…

香水モンモンで香水利用した毒物攻撃ってアリだろうかな・・・
901マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:35:31 ID:???
誰かパンティモンスター、エルメェスを召喚してくれないか。

ギーシュ、エルメェス兄貴に決闘を申し込む→兄貴、それを無視してキッスのシールでギーシュを二人に増やす→兄貴「お前が二人いればケティとモンモン両方幸せに出来るんじゃね?」→ギシュ「君、なかなかいい奴ジャマイカ」
と見せかけて兄貴、いきなりベリッとシールをはがす。ギーシュ爆破。兄貴「自分を知れ…そんなオイシイ話が………あると思うのか?お前の様なスケコマシに」→ギシュ「ヤッダーバァァァ」

ギーシュ 再起不能
902マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:36:37 ID:???
>>901
書いてくれたら私のパンティ上げちゃうわ!
903アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 01:40:24 ID:???
「さっき廊下を案内されてたとき、チラッと見てたんですよね……
こーゆーお城にありそうな剣が壁に掛けられてるの……」

「それでちょっとばかり借りてきたんですよ、その剣。
意外と重くてキツかったけど、それほどじゃありませんでした」

全く関係のないことを答えはじめた少年。
「オレは…なぜ、ここに、来たのかと……聞いてるんだッ」
初めてメイジの声が震えた。

「なぜって……決まってるじゃないか」
ザワザワと立ち上がる髪の毛。そして覚悟が、勇気が瞳に満ちる。
「僕が使い魔ってやつだからだッ!」

バァァ―――――z______ン



投下したッ!
質問なのですが投下前は予告をしておいたほうがいいのでしょうか?
いるのでしたらそうするんですがどうなんでしょう。
904マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:45:37 ID:???
>>903
GJ

予告されてwktkするのも好きだが
突如投下されて嬉しい驚きに身を震わせるもの好きだ
905マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:46:25 ID:???
投下する5分前ぐらいに予告しておいた方がいいかもな
906マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:47:03 ID:???
予告するのは主に連投規制を考えてだから
現状のこのスレの速度を考えると別にいらんよ。
誰も居ないなと思ったら書いてみるとよろし

で、アンリエッタキター。康一かっこいいよ康一
Act3だとするとAct2の能力は使えるようにするの?
多分使えるんだろうけど5部でAct1は使ってたが2は使ってない気がするから
907マロン名無しさん:2007/06/06(水) 01:57:04 ID:???
     /  : な ・   い ・    |
     |   : い ・  い ・     |
     {   : か ・  ん ・     |
      ゙i    :   じ ・     }
      `ヽ   :   ゃ ・    /
   ,-='"´ヾ\ :   あ ・  /
   ⌒T^ヽヾミリr‐-、,_  ,-='⌒\
  ヾ、 ! iミ、ヽ、゙" /ノノ_/|// _ノ´ノヽ
  ヘ,=、,,_ヽ、   ^ト、,_二=、,, /‐|
  "^___,,,ノ`     `ヾ-=、ノ 彡  ,ィ
   (彡‐'´      ,、==、、  } -彡'
     ,、r==、     !"r‐、ヽ  `i",ィ'
  ゝ  ソ r' 。i      ヽ゚,シ   }_シ
  {   、`ーノ /⌒ヽ  ̄    レ⌒ヽ
  ノ    ̄      _,,ィァ   //^} }
 ヽ、    ト─=ニニ‐ノ    iヽ / ノ
  、{、i,    ``'ー─‐‐'´,    i-‐'/
 、`ー-i,    `ー‐      /ー'´
  `'ー‐'ヘ          /
    r'~`!`'、,ー、,,___,/-/-v'⌒ヽ,r-、
 -‐'^, -'ヽ  `'=---┬''~´/‐-リ r==、|
  '´    \ □] i| □ノ  /ヽ,ー‐' |
        ゙──┴‐'~ /   `ーイヽ
908アンリエッタ+康一:2007/06/06(水) 02:08:31 ID:???
お答えありがとうございます。
とりあえず次の投下に試しにやってみようと思います。
>>906時間軸的な問題とかは多少展開に関わる「かも」なので投下するなかで出していこうかと。
あとまとめを見たら自分のSS2話目最初の部分がのってませんでしたorz
wikiの編集って自分でもできるんだろーか…
じゃ、そろそろ寝ますのでノシです。
909マロン名無しさん:2007/06/06(水) 02:08:44 ID:???
康一君はジョジョでは珍しい成長していく過程が
分りやすいキャラだから、異世界での「覚悟」にも期待するぜ!
910マロン名無しさん:2007/06/06(水) 02:15:04 ID:???
おおおっ!
ちょっと見ない間にSSが沢山うpされているぞ!
まとめてですまないが全員GJ!

やべえ、リゾットかっこええ……
しかもギーシュは一番軽傷だ
ギーシュ会議が気になるなww
911マロン名無しさん:2007/06/06(水) 02:49:07 ID:???
某瞳スレからおすすめ2ちゃんねるで飛んで来たが、
結構面白いなココ。が、速度がブッ飛び過ぎてるッ!
まとめサイトで追おうとしたが、仗助編は収録されてる分しかないの?
912マロン名無しさん:2007/06/06(水) 02:51:39 ID:???
これちゃんと絵柄近づいてる?

http://imepita.jp/20070606/099290
http://imepita.jp/20070606/098310

荒木と兎塚の中間くらいにもっていきたいんだが
913ゼロの兄貴:2007/06/06(水) 02:54:40 ID:???
今、構築しながら一巻見てたんだが225ページに根掘り葉掘りがあってそれに馬車内で思いっきりキレるギアッチョを幻視したw
914マロン名無しさん:2007/06/06(水) 02:54:58 ID:7smLFclC
>>912
wwwwwwwwwwwwwフイタ
915マロン名無しさん:2007/06/06(水) 03:54:11 ID:???
ゼロと奇妙な鉄の使い魔&アンリエッタ+康一GJ!!!
両方ともこのスレでは珍しい正統派主人公だな!
916マロン名無しさん:2007/06/06(水) 03:54:43 ID:???
オーノーだズラ
今日でこのスレも終わりズラ
917マロン名無しさん:2007/06/06(水) 06:45:46 ID:???
お前らおはよう。そして職人さんたちGJ。
918マロン名無しさん:2007/06/06(水) 06:58:36 ID:???
昨日できなかったんで昼前に携帯から投下予定
大学のPCから書き込み出来ないのが辛い…
919マロン名無しさん:2007/06/06(水) 06:58:48 ID:???
まとめwikiがまた読みにくくなってるが俺だけだろうか?
文章の背景が灰色になってて、文字が黒色で重なってしまって非常に見にくい。
前は文章の背景部分だけは白だったのに。
もし何か変更したんだったら、至急、白かもっと読みやすい色に変更して欲しい。
920マロン名無しさん:2007/06/06(水) 07:12:37 ID:???
>>919
俺もよくそうなるが、多分読み込みが遅れてるだけ。
しばらく待つと白背景になる。
921マロン名無しさん:2007/06/06(水) 07:53:45 ID:???
うむ。Wikiの変更はされてないぞ
それにしても今日でこのスレも終わりか
神父何人だ?
922マロン名無しさん:2007/06/06(水) 08:31:04 ID:???
wikiのカウンタの周りも速いなw
923マロン名無しさん:2007/06/06(水) 08:36:53 ID:???
>>921
924マロン名無しさん:2007/06/06(水) 09:55:35 ID:???
リゾットは貫禄があるなあ…!
925マロン名無しさん:2007/06/06(水) 10:46:03 ID:???
平日の午前中は神父もお休みのようだな。
926マロン名無しさん:2007/06/06(水) 10:51:33 ID:???
にもかかわらずあっという間に消費されるスレ
927マロン名無しさん:2007/06/06(水) 11:08:25 ID:???
エンポリオと遊んでるんじゃね
928マロン名無しさん:2007/06/06(水) 12:15:02 ID:???
クレバーなリゾットかっこええ
現代知識を使って政治、経済や軍事面でも活躍してほしいもんだ
929マロン名無しさん:2007/06/06(水) 13:05:12 ID:4judvpCG
>>918に期待あげ
930マロン名無しさん:2007/06/06(水) 13:06:39 ID:???
兄貴マダー?
931マロン名無しさん:2007/06/06(水) 13:16:25 ID:???
2時になっても……投下宣言が無ければ…投下…させていただく…!
932マロン名無しさん:2007/06/06(水) 13:27:51 ID:???
超期待!!
933DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:00:07 ID:???
DIOの……いや、自分の部屋に戻ったルイズは、ドアをバタンと閉めた。
後ろ手で鍵をかける。
部屋の奥の窓際に立っているDIOを見つけると、ルイズは虚ろな目をしてフラフラと誘われるようにDIOの方へ向かった。
カーテンが閉められた窓際に立つDIOは、自分の左手をルイズに差し出した。
その手は先程のギーシュの血で、真っ赤に染まっていた。
幾分か固まってはいるものの、鼻につく鉄の匂いが辺りに立ち込めている。
ルイズの目は、その左手に釘付けになっていた。
ハァハァと荒い呼吸をして、頬をほんのり上気させているルイズは、途端にガクリと膝をついた。
我慢も限界といった風にDIOの左手に手を添えると、ルイズは自分の小さな舌を、その血に染まる左手に這わせた。

「ハァ…ンゥ…チュ…フッ」
ピチャピチャという、淫らな水音が部屋に響いた。
だが、そんなことはお構いなしに、ルイズは陶酔した表情を浮かべたまま、ひたすらにDIOの左手全体に舌を這わせ続ける。
いや、むしろ部屋に響く淫音すらも、ますますルイズの理性を崩壊させているようでもあった。
唾液に混じって血が喉を下りていくたびに、ルイズは心が喜びで震えるのを止められなかった。
934DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:01:33 ID:???
自分の穢れを知らない女の部分が、熱を帯びて潤っているのを痛いくらいに感じていた。
もじもじと切なそうに太ももを擦り合わせた後、ルイズは左手をそのままに、右手をするすると自分の女の部分へと移動させた。
グチュ…という湿った音が、下着越しに感じられ。
ルイズは体に電気が走ったように、ビクンと震えた。
だが、次第に調子を掴んだのか、ルイズは下着の上から、自分の女を不規則に指で慰め始めた。
ルイズの口と、女の部分から、いやらしい音の調和が繰り広げられる。
DIOは無言で、そんなルイズをさせるがままにした。
ひざまづいて指の一本一本に至るまで、丁寧に舐めあげてDIOに奉仕を続けるルイズだったが、段々それは激しいものへとなっていった。
−−−と、突如ルイズの体が弓ぞりになり、口が酸素を求めてパクパクと動いた。
下着にジュワ…と染みが広がる。
絶頂に達したらしい。
全身を弛緩させながらも、それでもルイズは舌を動かすのを止めなかった。
暫くするとあらかた舐め終わったのか、最後に左手に沿うようにして舌を這わせた後、名残惜しそうにため息をついた。
ルイズの口から銀糸がつぅっとつながった。
935DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:06:23 ID:???
そして、部屋に漂う鉄の匂いが徐々に消えていくと、ルイズの目に再び理性の光が戻り始めた。
自分が今まで何をやっていたのかを悟ると、ルイズは弾かれたように立ち上がり、後ずさった。

「な……わ、わた…し…な…に……を?」
面白そうに一連の行為を眺めていたDIOは、差し出していた左手を顔の前に持ってきた
ルイズの唾液でビチョビチョになっているそれをペロリと舐める。
そして、ニヤリとルイズに笑った。
ルイズはその笑みを見て、崩れるように床に座り込んだ。
暫くの沈黙が、部屋を包んだ。
やがて、ルイズがポツポツと問い始めた。

「…………どうしてギーシュを殺さなかったの?」「…………………」
DIOは答えない。

「………どうやってギーシュを倒したの?」「…………………」
DIOは答えない。

「……あなたが使っていた、あの幽霊は何?」「…………………」
DIOは答えない。
何もいわずにソファーに座り、手を拭いた。

「…私の体に何をしたの?」「…………………」
DIOは答えない。

「そもそもあなたは何者なの!?」「…………………」
DIOは答えない。
ルイズはすぅっと息を吸い込んだ。
「答えなさい!!!」
936DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:07:55 ID:???
ビリビリと空気が震えた。
ルイズの怒声もどこ吹く風、DIOは脇に置いてあった本を開いて読み始めつつも、ようよう応じた。

「……まず、最初の質問からだね。
どうしてさっきの小僧…えぇっと、何だっけ…そう、ギーシュを殺さなかったのか、だったな…」
ルイズはDIOを見上げた。

「簡単だ。私の身の安全のためさ。
あの時、勢いに任せてギーシュを殺していたら、私は周りのメイジや、騒ぎを聞きつけてやって来る教師たちを相手にしなければならないだろうからな。
…避けねばならない。余計な消耗は。
それが、第一の質問に対する答えさ…」
「私は殺せと言ったわ」間髪入れず、ルイズが切り込んだ。

「『マスター』…。私は自分を解放する術を磨けと、言ったばかりじゃないか。
その点から言うと、あの時殺すのは、スマートとは言えないね」
「…………」
−−−言われてみれば、DIOの言うとおりかもしれない、とルイズは思った。
確かに、あの時観衆の目前で、ギーシュを殺していたら、DIOだけじゃなく私の立場まで悪くなるのは、当然だ。
この世界では、平民が貴族を殺すことは、死に値する大罪だ。
937マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:09:36 ID:???
エ、エロい!エロいよルイズ!
938DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:09:47 ID:???
いくら私が塵一つ残さず吹き飛ばしたとしても、言い逃れが出来るとも思えない。
ルイズはそこまで考えて、とにかくも納得はした。
頷くルイズに、DIOが続ける。

「第二の質問だが……君が見たままだよ?
あの鉄人形…『ワルキューレ』だったかな…とにかくそいつを、私は破壊して、ギーシュをナイフで串刺しにしてやったわけさ」
−−−よくもまぁぬけぬけと言うものだと、まだぼーっとする頭でルイズは思った。

「そうね。確かに、結果だけ見れば、あなたの言うとおりだわ。
でも、私は結果ではなくて、過程の話をしているの。
…はっきり言うわ。私も含めて、あの場にいた全員、あなたがワルキューレを砕いた所も、ナイフを投げた所も見ていないわ。
気がついたらそうなっていたの。一体どういうこと?」
「さぁ?あそこは日があまり射さないからね。
暗さのせいで、見逃したんじゃあないか?」
DIOはからかうように、フフフと笑った。
−−−どうやら、この問いには答えるつもりはないらしい。
これ以上追及しても、時間の無駄だと判断して、ルイズは先を促した。

「第三の質問だが……あれは、そう、君たちの世界風に言うと、私の『使い魔』といったところだ。
939マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:09:51 ID:???
支援。
940DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:11:18 ID:???
『側に立つ』という、私の世界の言葉にちなんで、私は『スタンド』と呼んでいるがね」
−−−これは、まぁ、予想通りの答えと、ルイズは思った。
『スタンド』…DIOがそう呼ぶあれには、一体どんな性質があるというのだろうか。
それを聞こうとしたら、DIOが先にそれに答えた。
どうやら彼は、ギーシュの血を吸って、幾分饒舌になっているらしかった。

「…私のスタンドは、『ザ・ワールド』と言う。私の世界の言葉で、『世界』を暗示するスタンドだ。
スピードと、無比のパワーを誇る」
「…あのザマじゃ、とてもそうは見えないけど」
そういうルイズに、DIOは"まだ本調子ではない"と、珍しくお茶を濁す発言をした。
案外DIOも気にしているのだろうか?

「第四の質問だが…」
ルイズは体を強ばらせた。
これこそが、ルイズがもっとも知りたいことであった。

「……君は、吸血鬼を知っているか?」
突然の質問だった。
941マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:12:38 ID:???
支援!
942マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:12:39 ID:???
紫煙
943マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:12:40 ID:???
勃起した
944DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:13:17 ID:???
「え、えぇ、一応知識だけならある…けど」
「君たちの世界と、私の世界のそれは、些か異なる存在かもしれないが、元の意味は一緒だろう。私はその吸血鬼さ」
DIOの告白に、ルイズは一瞬ポカンとした。

「…え?だってあんた、太陽の光、大丈夫じゃない」
「…思うに、この世界の太陽と、私が元いた世界の太陽とでは、発する光の波長が異なるからかもしれないな」
−−−つまり、こいつには弱点は無いってことだ。
ルイズはDIOという存在の反則ぶりに呆れた。
「とにかく、そういう理由で私は血を好む。血さえあれば、どんな傷であろうと塞がるだろうからな。
そして…、吸血鬼は、血を吸った相手を吸血鬼にできる。
私の場合、私の体を流れる吸血鬼のエキス(EXTRACT)を、相手の血液と循環交換させることによって、相手を屍生人に出来る」
どうも話が見えないと思っていたルイズは、DIOの言葉にハッとした。
−−−吸われたじゃないか……自分も…DIOを召喚した時に…。
ドクンドクンと、心臓が暴れ出した。
呼吸が乱れる。
冷や汗が出てきた。
…………まさか?
…まさか!

「DIO!!」
ルイズは立ち上がった。
945DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:15:00 ID:???
「DIO!あんた…!あんたは!」
人間としてのアイデンティティを揺らがされ、ルイズはパニックになった。
思考がまとまらず、舌がうまく回らない。
ハァハァと荒い呼吸をするルイズを見て、DIOはクックッと笑った。

「…おやおや、やっと気づいたのか?クックックッ…。
だが、私もあの時は必死でね。
君にエキス(EXTRACT)を注入したかどうか、覚えていないんだ…」
ルイズは耳をふさいだ。

「だが、私は知っているよ。
君はさっきの決闘の時、ギーシュの血を見て、とてもうまそうだと思った。そうだろう?
それだけじゃない。
君は私によって受けた瀕死の重傷から、1日で復帰してみせた。
それどころか身体能力も、上がっているようじゃないか?」

(やめて、それ以上言わないで!)
ルイズは先ほど、夢中になってDIOの手についた血を舐めていた自分を思い出して、無言の叫びをあげた。
心ではそう思ったが、体がピンにでも止められたみたいに、ちっとも動かなかった。
946マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:15:04 ID:???
支援ッ!
947DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:16:29 ID:???
おもむろにDIOは本を閉じ、ソファーから降りて、ルイズの前に立ちはだかった。
195サントの巨体が、ルイズを見下ろす。
目を逸らすルイズに、DIOは顔を近づけ、ルイズの顎に手を添えた。
傍から見ると、まるでキスをしようとしているようだった。

「『マスター』。君は今、非常に私に近い状態にある。
それは、私と結んだ契約のせいかな?
それとも、私に血を吸われたせいかな?
いや、あるいは両方かもしれないぞ?」
子供に謎かけをするように、軽々しい調子で問うDIO。
震える拳を握りしめて、ルイズはキッとDIOを見据えた。
この一点だけは、譲るわけにはいかない。
認めるわけにはいかない。

「私は…私はまだ人間よ!」
『まだ』といってしまうところが、ルイズの恐れの証だった。
DIOはフッと笑うだけで何も言わずに、ルイズの脇を通り過ぎ、ドアのノブに手をかけた。

「あぁ、ところで『マスター』。君から借りた本、読み終わったから返しておくよ。
実に参考になった。
これから図書室に行って、他の本を読んでみようと思うんだ」
背を向けたまま言うDIOを、ルイズはただ見つめるだけだった。
DIOが静かにドアを開けた。
948マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:17:13 ID:???
ルイズテラエロスww
949DIOが使い魔!?:2007/06/06(水) 14:17:46 ID:???
「……最後の質問に対する答えがまだだったな『ルイズ』。
答えるまでもない。
私はDIO。これまでも、そしてこれからも世に君臨し続ける、全てを超越した帝王だ」

部屋に不気味な声を響かせて、DIOはパタンとドアを閉めた。

to be continued……
950マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:19:02 ID:???
GJ!
主従逆転ktkr
951マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:20:31 ID:???
ルイズが男じゃなくてよかったと思ってしまう話だった
                        GJ!!!
952マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:22:53 ID:???
エロい。エロいよルイズ。
しかし後半は怖いな。
乙&GJ!
953マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:26:20 ID:???
GJ!!!
954マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:27:15 ID:???
GJ!それにしてもよくkskするスレだな。
955マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:28:30 ID:???
ちなみに、みんなわかってると思うが次スレは
【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚5人目
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180884646/
ここな。
956マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:32:03 ID:???
二人ともSだなぁ。

Mの俺にはたまらん(´д`;)ハァハァ
957マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:32:44 ID:???
このまま時間が過ぎて
馴染みきったら…
wktk
958マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:46:12 ID:???
やばい、面白すぎるぜ!
GJ!
959ゼロの兄貴(どちらかというとS:2007/06/06(水) 14:46:43 ID:???
時の加速といきたいが…新スレを加速させるかこのスレを一巡させるか…挟み撃ちの形になるな

3時どちらかに投下
960マロン名無しさん:2007/06/06(水) 14:48:12 ID:???
3時ならこのスレ消化じゃね?
期待してワクテカ。
961ゼロの兄貴:2007/06/06(水) 15:10:31 ID:???
6巡目の世界に投下したッ!
962マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:11:31 ID:???
ふむ、兄貴はあちら(http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180884646/
に投下されたか。じゃあこっちは埋めておこうか?
963マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:16:08 ID:???
兄貴(故「そういえば僕って殺された上に金まで取られてたんだ・・・」

埋め
964マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:24:59 ID:???
「このギーシュ・ド・グラモンが最も好きなことのひとつは貴族の子女を傷物にすることだッ!!」

生め
965マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:25:46 ID:???
GJ!
ルイズエロスww
DIOの黒さが溜まらんww

もう一つぐらいSS投下できそうじゃね?
ま、職人さん次第だが
966マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:31:46 ID:???
モンモン…アリーベ・デルチ
967マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:34:41 ID:???
GJ!
どんどん世界が黒くなっていくなw
968マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:37:55 ID:???
GJ!
帝王の貫禄十分のDIO様に跪きたくなるw
969マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:54:11 ID:???
波紋さえないこの世界にハッピーエンドはあるのだろうか・・・
970マロン名無しさん:2007/06/06(水) 15:57:00 ID:???
DIO様にとってのハッピーエンドならいくらでも

原作序盤の貫禄あるDIO様って感じだなぁ
971マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:03:33 ID:???
エルメェスはギーシュ眼前に立つ。
「いいか…この蹴りはグロリアのぶんだ…。顔面のどこかの骨がヘシ折れたようだが、それはグロリアがお前の顔をヘシ折ったと思え…」
次は左フック!
「そしてこれもグロリアのぶんだッ!」
バギョオォォ!
「ブゴッ!あぎゃ!」
「!!」
「そして次のもグロリアのぶんだ。その次の次のも。その次の次の次のも…。その次の次の次の次のも…。」
「次の!次も!グロリアのぶんだあああーッ!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!」
激闘に決着がついた。

972マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:05:05 ID:???
うめ

ルイズハアハア
973マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:05:17 ID:???
後悔はけっこうしてる
974マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:08:50 ID:???
ギーシュはグロリアと関係ないじゃんw
と言ってみる
975DIO様の下僕:2007/06/06(水) 16:10:27 ID:???
投下完了したと同時にサルを喰らったが…やれやれ…間に合ったぜ。
と、いうわけで、以上、『投下した』…!
976マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:14:26 ID:???
遅れに遅れてしまいましたが投下しても構いませんねッ!!
977マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:15:57 ID:???
「投下しない」ことは許可しないィィィィ〜!
978亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:17:55 ID:???
ヴァニラはどこに消えたのか?
ルイズが壁の穴の前で思案に暮れている時
彼はまさにその穴を通り抜け外にいたッ
自らのスタンド、クリームの口内に潜り込みこの世界から姿を消す
スタンドが小さくなったとはいえその口内に広がる亜空間の容量はヴァニラにすら判
らないほど広大ッ
彼が潜り込む等造作もなかった

時折外を確認し、物を削って移動の痕跡を残さぬよう注意し
やがて人気のない洗い場にたどり着いた
「どうすればいいのだ・・・・・」
とりあえずルイズの部屋からは抜け出したものの、エジプトに戻る方法も行く当ても
ないヴァニラはこの世界において完全に孤独ッ
そもそもこの弱ったスタンドでは戻ったところで何の役に立つというのか
小さくなったクリームの口内から少々苦労しながら体を出し、腰を下ろそうとするが

「きゃっ!」
突然背後から上がった悲鳴と、それに続く何かの落ちる音に弾かれた様に振り返る
「誰だッ!」
クリームを飛ばそうと身構えるがそこにいたのは洗濯物を満載した籠を持った――正
確には持っていた、メイド服の少女ッ
どうやら何もないところから出てきたヴァニラに驚いたらしい
979亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:21:11 ID:???
「も、もうしわけありません・・・・あの、ミス・ヴァリエールの使い魔になられた
方ですよね?」
少女は恐る恐る問いかける
「・・・・・・・・・・そうだ」
しかしヴァニラは目に見えて不機嫌になり、少女は更に恐縮してしまった
「も、もうしわけありませんッ!」
体が折れてしまうんじゃないかと心配になるほどに少女は何度も何度も頭を下げ
その態度に流石のヴァニラも居た堪れなくなり
「もういい、頭を上げろ」
本当に申し訳なさそうに頭を下げる少女に仕方ないといった様子で声をかける
「はい、申し訳ありません・・・・ええと」
ようやく顔を上げた少女は困ったようにヴァニラの顔を見上げる
「ヴァニラ・アイスだ」
「あ、もうしわけありません」
ヴァニラが名前を告げると慌てたように頭を下げ
「ヴァニラ様ですね。私はここで貴族の皆様のお世話をしているシエスタと申しま
す」
と、恭しく名乗り返した
シエスタの態度はここへ来て傲慢な貴族しか見ていなかったヴァニラにとってとても好ましく思えた
980亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:23:24 ID:???
「それでシエスタ、お前はここで何をしていたんだ?」
「あ、私は洗濯を・・・・」
シエスタはそう答えると今頃思い出したのか、慌てて落としてしまった籠を拾い上げ

「・・・・・・」
ヴァニラは無言で零れ落ちた洗濯物を拾い、籠に入れた
「え、あの、ありがとうございます」
再び少女は恐縮しもう一度恭しく頭を下げるがその弾みで洗濯物が幾つか零れ落ちた

ヴァニラがまた拾い上げようと身を屈めると
「見つけたわよヴァニラッ!」
肩で息をしながらルイズと、その後ろから見るからにキザそうな金髪の少年が洗い場
に駆け込んできた
「ミス・ヴァリエール、君の使い魔はなかなか手が早いようだね」
「うるさいわねギーシュ、もう見つけたんだから帰ってもいいわよ!」
ギーシュと呼ばれた少年はルイズの言葉にむっとしたようだが、これ以上面倒ごとに
関わる気はないのか何もいわず帰っていった
981亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:25:08 ID:???
「・・・・・」
しかしヴァニラはギーシュの台詞に些かむっとした様子、何か言おうとしたが
「ちょっとヴァニラ、どういうつもり?使い魔が逃げ出したなんて聞いたこともない
わッ!」
わめき散らすルイズに阻まれ、それは叶わなかった
「うるさい、それよりもルイズ」
ヴァニラは面倒くさそうにそれを遮る
「大体・・・・何よ?」
平民如きに呼び捨てにされたのはムカついたが一先ずストップ、自分より遥かに背の
高い使い魔の顔を見上げる
「お前如きに仕えるのは本意ではないが、使い魔とやらになってやろう」
スタンドも月までぶっ飛ぶこの衝撃ッ!
ヴァニラが自分から使い魔になると言い出したッ!!
(ここで癇癪を起こしたところでDIO様の元へ帰れるわけじゃない。ならばあの小娘
の元で帰る方法を模索した方がましというものだ)
今一度冷静になり、己の身の振りを考えた結果だった
982亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:26:29 ID:???
「は・・・・?あ、当たり前でしょ!アンタは私の使い魔でもう契約の・・・そのし
たんだから!!」
契約に伴った行為を思い出し赤面するルイズ、そもそもヴァニラの知らないことだが
サモンサーヴァントの儀式には使い魔に口付けをしなければならない
幸いにも『お前如き』といわれたのは耳に入らなかったようだ
(DIO様、いつの日か必ずお傍へ参ります。どうかその時までご健在であられて下さ
い)
こうして、ヴァニラの使い魔としての生活が始まった


To Be Continued...

983亜空の使い魔:2007/06/06(水) 16:27:59 ID:???
以上、投下したッ!!
984マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:29:10 ID:???
GJ!
たった二日でこのスレは終わるのか
まちがいなく神父が入り浸ってるなw
985マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:29:25 ID:???
次のギーシュ会議ではガオンの恐怖に震える亜空ギーシュさんが見られるでしょう。
986マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:29:25 ID:???
お疲れさんですッ!!

さて、もうこのスレには投下するだけの量が無い。
埋めるか
987マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:30:54 ID:???
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
GJGJ。埋め埋め。
988マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:33:47 ID:???
GJ!

この後のギーシュ会議に荒れに荒れそうだな

ついでに埋め
989マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:36:09 ID:???
「くそ!このスレの更新が遅いぞ!仕方ないMIH!」
「くだらないことに能力を消費するなよ・・・」
神父の現状はこんなもんか
990マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:36:44 ID:???
ゼロ魔購入記念カキコ
991マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:37:03 ID:???
亜空「み、みんなどうしたんだい? その哀れむような顔は」
DIO「亜空は…………粉微塵になって死ぬ…………」
兄貴「むしろド畜生が蹴り殺してくれるプッツン」
亜空「そして何で君達2人はそんなに嬉しそうなのさーッ!?」
偉大「彼らの黒さも毎度のことすぎて僕はもう慣れたよ」
星屑「やれやれだね」
絶頂「人の人生には浮き沈みがあるが、あの2人は沈みっぱなしだね……永遠に」
番鳥「僕は勝てる僕は勝てる僕は勝てる僕は勝てる僕は勝てる僕は勝てる………………」
奴隷「おおっと、番鳥が何気にヤバいぞ。優位なのが逆に恐怖だな」
992マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:39:51 ID:???
そして再び時を加速させたーーーーッ!!!
993マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:43:51 ID:???
さらばスレよ
994マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:45:44 ID:???
銀河鉄道999
995マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:45:56 ID:???
1000なら重ちー主役で書いてみる。
996マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:46:49 ID:???
1000になったらエルメェス兄貴が女性化するSSが出ると信じてる
997マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:46:52 ID:???
1000ならデーボ召喚
998マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:47:33 ID:???
1000ならウェザー召喚で全員カタツムリ
999マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:47:38 ID:???
1000ならイギーが呼ばれる
1000マロン名無しさん:2007/06/06(水) 16:47:39 ID:???
1000だったら番鳥ギーシュは失禁
10011001
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