(o^v^o) ぱにぽに de 学級崩壊 (*゚∀゚*)8日目
なんかのドキュメンタリー番組みたいだな
そだ |------、`⌒ー--、
れが |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
が |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
い |ヽヽー、彡彡ノノノ} に
い |ヾヾヾヾヾヽ彡彡} や
!! /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ  ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄ lノ/l | |
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:.lヽ ヽ ー_ ‐-‐ァ' /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ 二" /::// /:.:.l:.:.
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綿貫さん殺害事件
被疑者の少女措置入院へ
警視庁は23日、大田区桃月の私立高校で白骨遺体で発見された綿貫響さん(15)の殺害・死体損壊・
遺棄事件について、被疑者の少女(15)を精神鑑定の結果措置入院に処することを明らかにした。
少女の供述には「宇宙人」「一条祭からの指令」等意味不明な部分が多く、統合失調症の可能性が
きわめて高いという。
なお、死体損壊の共犯として拘留されていた高校教諭・五十嵐美由紀容疑者(28)も既に自殺により
死亡しており、本件の真相については詳細不明のままとなっている。
気分が乗ってきた
書く
ホント今更だけど、読んでくれたら嬉しいです。
うほっ
#4「再会」
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もうどのくらい歩いたのだろうか。
辺りには、緑ばかりで先ほどとなんら変わらない光景が続いている。
いまだに森から抜け出せずにいた。
長時間の慣れない山道の移動に加え、この島特有の蒸し暑さに、6号の体力は徐々に奪われていた。
歩く度に、生い茂る草木に制服を噛まれ、6号は精神的にも外見的にもボロボロになっていた。
「喉、乾いたなぁ……」
6号の頬を、汗が伝う。
ここにくるまでに大分汗をかき、水分を消費している。
6号は、ゴクリと唾を飲む。
ディバッグの中には水が入ったペットボトルがある。
喉が乾いたのならば、それを飲めばよい話だ。
もちろん、そのために用意されているのだから。
しかしながら、6号はその水に手をつけずにいる。
それには理由があった。
数時間前の、ズーラが死んだ時の血の汚れを落とすのに、大量に使ってしまったのである。
そのため、このまま普通に飲んでいては、すぐに底をつくだろうことを予想していて、手を出せないのだ。
死んだズーラの荷物には水が入っていったので、そこから調達する選択肢も、あるにはあったのだが、6号にはそんなことはできるはずもなかった。
「…………」
6号は歩き続けた。
無心のまま、何も考えずに歩き続けた。
-----
風が止まり、音が良く通るようになる。
しばらく、静寂に耳を傾ける。
その静寂の中に、わずかな空気の振動を感じ取った。
その方向に睨むように視線を移す。
微かに伺える人影。どうやら一人だけのようだった。
(森の中を通らないで、舗装された山道を歩いてる?
誘っているのか、それとも油断しているっていうの……?)
バランスを崩さないように、慎重にその場に屈み込む。
流石に、樹の上からの眺めは良かった。
姿を晒すことにはなるが、逆に敵を見つけ出すのも容易だった。
(どちらにしても、やるしかない……)
そう決断すると、腰に力が入る。
両手に武器を構え、静かに獲物が近づくのを待ち構える。
右手にはコンバットナイフ、左手にはイングラム。
先にこちらから撃ち込めば、早々にカタがつくかもしれない。
しかし、見たところ相手は武器を携帯している様子は無い。
弾を無駄にしない為にも、ここは一気に接近して、ナイフで仕留めることにした。
人影が、一歩、また一歩と 近づくにつれて、自らの鼓動も早くなる。
大粒の汗が流れ出る。
呼吸が荒くなる。
(今しかない……!)
人影が真下に来たのを確認すると、それに向かって飛びかかった。
「……ぁ!?」
作戦通り、相手の不意をつけたようだった。
相手は驚いた顔のまま、その場に棒立ち状態だ。
こちらの渾身の体当たりに、相手はなすすべなく吹き飛び、近くの樹に叩きつけられた。
(やった!これならいける!)
この機を逃すわけにはいかない。
すかさず相手の上を取る。
こちらの両脚を、相手の両腕に絡め押さえつけ、武器を使えなくする。
コンバットナイフを相手の首元に突きつけ、イングラムの銃を頭に突きつけた。
相手の不意をついた一撃から、迅速に相手の自由を奪う。
完璧な奇襲だった。
ナイフを振り上げて、最後の仕上げに移る。
「都……さん?」
「え……っ!?」
唐突に相手に名前を呼ばれ、都は振り上げたその手を止めた。
「6号?」
「都さん!やっぱり都さんだ!」
「ちょ、ちょっと!? きゃあ!?」
いつの間にか拘束していた力が弱まっていたのか、6号はのしかかっていた都を軽々と押し倒し、抱きついた。
「都さん!都さん!都さぁん!」
6号は都の胸に顔を埋めながら、都の名前を呼び続ける。
(いったいなんなのこの子!?どうしたっていうのよ!?)
「私、寂しかったです! 知り合いに全然会えなくて!」
だからといって、都は理解できないでいた。
知り合いとはいえ、ついさっきまでナイフと銃を突きつけていた相手に、こんなことをする6号を。
「うぅ…、うぇぇぇん」
緊張の糸が途切れたのか、6号は急に泣き出してしまった。
「あぁぁ、もぉぉぉ!」
都は、どうしようもない状況にイラっときたが、6号を見ていたら、そんなことはどうでもよくなってしまった。
「まったく……、何やってるんだろ、私は……」
都は、静かに6号の頭を撫でた。
【残り24人】
相変わらず短くてごめんなさい。
また今度続き書いて投下しますね。
何か文章おかしかったりしたら教えて欲しいです。
いいよーいいよー続き待ってるよおおおおおおお
訂正
×イングラムの銃を頭に突きつけた。
○イングラムの銃口を頭に突きつけた。
みんな職人さんにはレスつけてあげようぜ
でないとまた誰も書き込まないことになるぜ
単に人がいないだけのような気もするけどなぁ
909 :
小ネタ:2008/03/02(日) 00:28:14 ID:???
「それにしても、最近の連載ってなんでこんなにベホちゃんの話ばっかりなんでしょう?」
「宮本先生、出番なくてすっかり拗ねちゃってるんスよ。だからその分私が頑張るっス。」
「…それって逆効果なんじゃ?」
「じゃどーしろって言うんスか!? 出てきてくれないものをどう進めろって!?」
「ベホちゃん、そんな怒鳴らないでください。少なくとも楽しみにしてる読者はいるんですから。」
「そうは言ってもねー、こっちもツライんスよ。話はグダグダだし進まないし。あーもう私もストでもするっスかね?」
「そんな…ベホちゃんまでいなくなっちゃったらこの連載どうなるんですか!?」
「さあ、まあ何とかなるんじゃね? 知らんけど。」
「そんな無責任な!」
「しょうがないっスよ、描いてる人間も無責任だし。東鳩のアンソロの頃からそうだったじゃないっスか。」
「いやそんな身も蓋もないことを…。」
「あーもうダルいっスねー。誰か死なないっスかね、この漫画で。」
「ちょっとベホちゃん、それはないんじゃないですか? いくらなんでも…それに宮本先生も前に同じこと言って…。」
「あーもういちいちウザいっスねえ! もう私も知らん!」
「あーちょっと待ってくださいベホちゃん、どこ行くんですかー!? ベホちゃーん!」
910 :
自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/03(月) 22:46:18 ID:m65lNsYG
「死ねばいいのにね。」
彼女はそう言った。
だから、僕は死にます。
今までありがとう。
そして、さようなら。
911 :
マロン名無しさん:2008/03/06(木) 13:07:47 ID:j+hMBcuh
保守
エロパロスレもそうだけど、書き手不足は深刻だな
姫子しぬぇ
絶望した!
4と5の間に話入れようとしたけど、あまりの難しさに絶望した!
ホンマ柏木姉妹は扱いづらいで!
どっちがどっちかわからんし!
俺も、都の胸に顔をうずめたいもんですまったく。
もう少し待ってください。
他のスレでも書いてたりするもんで……
915 :
マロン名無しさん:2008/03/13(木) 13:33:36 ID:RqGcjrqi
絶望先生エロパロスレが学級崩壊スレ化している件について
やっぱり客層同じなのか
918 :
マロン名無しさん:2008/03/18(火) 22:32:17 ID:yZIz5k6X
保守
ここは寂しいな
久々にGファンにぱにぽに掲載されたんだから誰か何か書かないか?
まだ買ってないんよ
発売日に投下しちゃってもいいの?
ネタバレになるかと思って
922 :
マロン名無しさん:2008/03/22(土) 11:49:31 ID:hTRR7MmG
ネタバレなんてキニシナイ
書きたかったら書けばいいのさ
お、もしかして今月氏?
トラックから脱走のゴリラ
都内の私立高校に逃げ込み生徒が死傷
警視庁は22日、都内を移送中のゴリラが脱走し、大田区の私立高校で
同高校1年の来栖柚子さん(15)を殺害したほか、数人の生徒に重軽傷を
負わせたと発表した。
ゴリラは都内の南条わくわく動物ランドへの移送中にトラックから脱走し、
同高校に逃げ込んでいた。
来栖さんは教室にいたところをゴリラに捕まり、体を握りつぶされるなどして
救急車で搬送されたが、病院で死亡が確認された。
また、来栖さんを助けようとした同高校1年の桃瀬修さん(15)・芹沢茜さん(15)が
腕や足の骨を折るなどの大けがを負い、二階堂ヒカルさん(15)も腕などに軽い
けがを負った。
ゴリラは緊急出動したSATによりその場で射殺された。
警視庁では、注意義務を怠ったとして南条わくわく動物ランドの管理責任について
近く追及する見込み。
エロなしグロあり人死にありです。
【その1】
鈴木さやかはレベッカの頭に南条文房具の巨大三角定規を振り下ろした。
鋭利な定規はレベッカの頭に突き刺さり薄くピンク色がかった灰色の脳を砕いて抹殺した。
青春の熱い情熱は赤い三角定規となりレベッカの太陽がくれた季節は来る前に終わった。
夕暮れ時の用具室には青春の夕日が差し込みはじめていた。
【その2】
「あなた、ちょっとくせっ毛だけどいい色合いの御髪をお持ちですわね」
南条の白魚のような、しかし肉食動物を思わせるしなやかさも持ち合わせた指が都の髪を梳く。
「そう?」
都は微かに快感をにじませた声で聞き返した。南条に髪を触られるのは気持ちいい。
なでられてよろこぶのは彼女のペットと同レベルのようで少々癪ではあるが気持ちよく感じる気持ちには逆らえない。
「ええ、太陽を思わせる赤銅色の……ライオン太郎にそっくり」
「それってほめてないと思うんだけど」
そう言いつつもつい見てしまったライオン太郎は、佐藤千夏の振るホウキにじゃれついている。
揺れるたてがみの加減は確かに少し都の髪に似ていなくもなかった。
「何故ホウキ……」
「猫じゃらしに似てるから。あ、由香ちゃん危ないよ。ポニーテール揺らしてるとおそわれるよ」
由香は高速で後ずさって髪を解き、ミックスベリーの香りが舞った。
「このクラスもまるで動物園だな」
トイレから帰って来た犬神が、入り口から教室内を覗いて呆れたように感想を述べ、授業終了まで他の所で過ごす事に心を決めて歩み去った。
確かに教室内は動物に満ちあふれていた。
そのため教室の外でメソウサと戯れていたゴリラ一郎が、レベッカに呼ばれていなくなったメソウサ恋しさに校内見学を始め、見つけた来栖柚子を思わず握りしめてしまった事に気づくものはいなかった。
ライオン太郎から伝え聞いた話によれば、御主人様はこうやって人形と遊んでいた時代があったらしい。
きっと可愛いだろうなあ、今は綺麗だけど、とゴリラ一郎は無邪気に思ったが、少し力を入れ過ぎていたようで人形は壊れてしまっていた。
以上です。
久しぶりにぱにぽにで書きましたが、やっぱり楽しいですね。
今月号を読んですぐに書きたくなりました。
一応発売日から一週間空けましたが……
それではお目汚し失礼しました。
>>929 今月さん乙です。
その文章力がうらやましいです。GJ!
エロパロスレでもゴリラネタにされてて吹いた。
投下しようと思ったら、PCがアクセス規制中
携帯だと、前みたいにミスりそうで怖い・・・
へっきーエロ同人描いてたんだな
それが一番のショックだ
このスレのどのSSよりも
そんなんでショックとは、ピュアだなあ
エロ同人描く漫画家なんてごまんといるのに
アクセス規制?
ホスト規制
投下します。
グロあり人死にあり。
#5「好意と殺意」
-----
6号は喉を軽く枯らすまで、ひとしきり泣いたあと、ようやく落ち着きを取り戻した。
「落ち着いた?」
都は囁くように、優しく6号に問いかける。
すると6号はゆっくりと顔を上げて、いかにもすまなさそうな顔をしながら、都を見上げた。
「ごめんなさい、取り乱しちゃって」
(う……、こ、これは……)
上目遣いで顔を紅潮させながら、更に涙目の6号に、何かときめくものを感じながらも、都は冷静に対象する。
とりあえず、長い間不安定な体制で胸を貸していたせいか、背中が痛くなってしまった。
「そろそろ、離れて欲しいんだけど……」
6号は一瞬呆けた顔をすると、すぐにハッと何かに気づき、都から離れようとした。
その時、偶然にも、ついた両手が都の胸を掴んでしまう。
「ちょ!ちょっと!ど、どこ触ってるのよ!?」
「きゃあ!すみません!」
自分が何をしたのか理解できていないまま、都の勢いに押され、6号は後ろに倒れてしまう。
「いたた……」
しりもちを突いて、お尻をさすっている呑気な6号を横目に、都は大きくため息をついた。
「どうしてくれるのよ、コレ」
そう言いながら、都は自分の制服の端を指で摘んで持ち上げる。
その制服は、6号の涙でなかなかに大きなシミが出来てしまっていた。
6号が押し付けるように顔をうずめてきたおかげで、下に着ている物まで濡れていて、都は、少し気持ち悪かった。
「ごめんなさい! ごめんなさい!」
「あんた、さっきから謝ってばっかりね……」
都はクスクスと笑いながら、6号を指差した。
6号は何故笑われているのか理解できず、怪訝そうな顔で都を見る。
「それに、目真っ赤」
「わ、笑わないでください!」
しかし、顔では笑っているが、先程から6号にペースを乱されてばかりで、都は内心、面白く思ってはいなかった。
何故あんなことをした自分と、こんなふうに話せるのか。
6号のナチュラルな対応なのか。
それともこれは、6号の作戦なのか。
そればかりが、都の思考を支配していた。
この島では、自分以外は皆、敵なのだ。
たとえどんな相手であろうと油断はできない。
常に疑うことを忘れてはならない。
それが、都の考え方だった。
6号の本心を探るためにも、都は試してみることにした。
「ねえ、6号?」
イングラムの銃口が、6号の頭を捉えた。
6号はたじろいだが、すぐに視線を都に戻す。
「あんた、おかしいと思わないの?」
都が問うが、6号は視線を都から外さずに、じっと見つめている。
都は、そんな6号の態度に苛立ちながらも、無表情のまま話を続けた。
「この状況、ナイフと銃突きつけられて、怖くなかったわけ?」
都は6号の頭を銃身で小突く。
すると、6号はその重い口を開いた。
「確かに怖かったですけど、それよりも、知ってる人に会えたことが嬉しくて……」
都は呆れていた。
死への恐怖よりも、そんなものが優先されるはずは無い。
しかし、ここまでは予想の範囲内の返答だった。
「今、この引き金を引けば、あなたは死ぬわ」
そう言って、都は引き金にかける指に力を込める。
たが6号は、それでも静観したまま、抵抗の素振りも見せようとはしなかった。
「抵抗しないの?」
「できません……」
都の鋭い眼光に、ついに6号は視線を外す。
ハッキリしない6号に、都の苛立ちも増すばかりだ。
「どうしてよ!? 殺らなきゃ殺られるのよ!? それでもいいっていうの!?」
それ故に、つい口調も荒くなる。
「それでも、友達を、人を傷つけることはできません!」
6号も負けじと、口調を強くして言った。
その6号の目には、強い意志すら感じられた。
「呆れた……、本当に良い子ちゃんなのね」
都は大きく肩を落とし、深いため息をつく。
「でもね、私は違うわ……」
言い終わるやいなや、都は6号を突き飛ばして、上にまたがった。
鋭いナイフが6号の頬を掠めて、地面に刺さる。
「自分が傷つくより、自分が人を傷つける方が怖いです!」
「私はアンタとは違う! 傷つく方が怖いのよ!」
都は、地面から引き抜いたナイフを構えなおす。
「死にたくないの! 生きたいの!」
ナイフの表面を照らした光がギラリと輝き、6号の瞳を灼いた。
「そのためには、たとえアンタだって……」
都は、6号の首元にナイフを振り下ろした。
その瞬間、6号は死を覚悟して目を瞑ることしかできなかった。
一瞬の静寂。
それは6号にとっては、とても長い時間に思えた。
しかしどういうことか、首に痛みは感じられなかった。
それどころか、肌を伝うのは血ではなく、別の何か。
6号は恐る恐る、瞼を上げる。
「都……さん?」
6号は目の前の光景に驚愕した。
都が、泣いていたのだ。
肌に感じたものは、都の顔からこぼれ落ちた涙だった。
「なんで……、なんでよ!?」
都の手は震えていた。
コンバットナイフは、6号の首元で止まっている。
しかし、都の手の震えも相まって、今にも刺さりそうだ。
まるで、ナイフが生きていて、獲物を前に、今か今かと舌なめずりをしているかのように。
「何で、後少し振り下ろせないのよ! 何で、手が止まるのよ!」
それは恐れからか、はたまた、良心の呵責からか、都にはそのナイフが振り下ろせなかった。
元々、常識人の都は、島に連れて来られたこの状況が理解できなかった、怖くてどうしようもなかったのだ。
この様な行動に走るのも、仕方のないことだったのかもしれない。
一部例外もあるが、本来、動物が同じ種の動物を殺めるのは異常なことで、危機的状況でなければ有り得ないことだ。
今はまさに、その危機的状況にある。
都の行動も、ある意味常識的ともとれる。
しかし、その状況を作っているのは早乙女達だ。
都はまんまと、早乙女達の手のひらの上で踊らされているのだ。
このような心理も、早乙女達の実験を円滑に進める、一つのファクターにすぎない。
「それは怖くて泣いてるんでしょう!? それが普通なんですよ!都さん! 怖くてあたりまえなんです!」
6号はナイフを持つ都の手を、自分の両手で包むように握った。
(手が冷たい、緊張してるんだ……)
その手の暖かさが、温もりが、凍り付いた都の心を溶かしていく。
「怖いの? 私は……」6号が都の手を横にずらすと、都はナイフを落とした。
「6号……、私……」
都の瞳から溢れる涙が、6号の頬にだが、零れて、傷口に染み込んだ。
6号は、静かに微笑んだ。
その時、空気の揺らぎが感じられた。
都は6号の体の上かた飛び上がって、辺りを見回す。
「都さん?」
「早く起き上がって! 静かにしてるのよ?」
都は、6号の手を引いて半ば強引に引き起こした。
わずかに感じとれる、人の気配。
それは自分や6号ではない、他の誰かの物に間違いはなかった。
瞬時にして、回りはピリピリと緊張した空気に包まれる。
森を流れる風が草木を揺らす。
草木が擦れ合い、ざわめき立つ。
その中に、都は違和感を感じ取ったのだ。
6号を自分の後ろに回らせ、辺りを睨むように見回しながら、静かに武器を拾い、戦闘態勢に入る都。
「何か変です、誰かに見られてるみたいな……」
一足遅れて、6号もその違和感を感じ取る。
「誰かいるんでしょう!? 出てきなさいよ!」
言って出てくれば苦労はしない、そんなことは都も重々承知していた。
もちろん、相手からの返答などありはしない。
それに答えるのは森の声だけだ。
「…………ッ!?」
刹那、殺気の様なものが、都の背中を振るわせた。
即座に、6号を樹の後ろに押し込んで、そこに自分も隠れる。
けたたましい破裂音。
次の瞬間、常人の目には捉えられるはずもないスピードで、弾丸が寸分違わず先ほどまで都たちの立っていた場所を貫いていった。
「ひっ……!?」
(なんて正確な射撃! もう少し動くのが遅かったら……)
そんなもしもの最悪の結果を想像して、ゾッとしない都。
相手の位置が特定できない上に、一方的に狙撃されては、こちらは圧倒的に不利であることは明白だ。
瞬時に様々な思考を巡らせて、都は生き残るための最善の選択をする。
(こっちは姿を見られてる。拓けた道を行くのは危険だ。)
そう思い、都は舗装された道を避けて、森の中へと入ってゆく。
しかし、それこそが敵の思惑通りなのだった。
「キャッ!?」
突然、6号の横に立つ樹の表面が爆ぜる。
「また狙撃された!?」
初めの銃撃の方向から、反対側に逃げたはずなのに、またも狙撃される。それも、正面から。
しかし、いくらなんでもそれはありえないことだ。
初弾を避け、逃げる選択をしてここまで、数十秒と立っていない。
こんなに早く回り込んで銃撃するなど、通常では考えられないことだった。
狼狽する都たちを追い詰めるかのように、一発二発と、銃撃が加えられてゆく。
だが、そのどれもが都や6号に命中するでもなく、地面や樹にそれていった。
(どういうこと? 最初の一撃の正確さはまぐれ?)
考えながらも、都たちは動き回った。
しかし、横に走れば横から、後ろに走れば後ろから銃弾が飛んでくる。
相手の異常なまでのスピードに、都は見事に翻弄されていた。
銃弾が都のディバッグを掠める。掠めた部分は見事に飛び散った。
段々と射撃の正確さが増してきていた。
次に攻撃を受けるとしたら、おそらく直撃をもらうだろう。
だがこの時、6号は相手の姿を、その目に捉えた。
「あ、あの人……」
「6号!こっちよ!」
生い茂る樹の中でも、一際大きなものを見つけた都は、6号と共にその陰に身を隠した。
二人とも、荒い息を整える。
「都さん、私見ました! あの人、A組の柏木優麻さんです!」
柏木優麻、都にとって、A組は桃瀬修という知り合いがいるため、その人物を知らないわけではなかった。
衣装部所属で、優奈といううりふたつの妹も、同じA組だ。
その時、都は背筋に電流が走るかの様な感覚に襲われた。
それは、一瞬のひらめき 【姉妹】 この言葉で、都の疑問が解けだした。
「なるほど、そういうことね」
都のその言葉に、6号は訝しげな顔をする。
「柏木優麻は、妹と一緒に攻めてきてるのよ。 それなら、あの高速移動にも納得がいくわ」
「でも、私が見たのは左おさげの優麻さんだけでしたよ?」
柏木姉妹は、そのあまりにもうりふたつな容姿から、見分けるために、お互いに左右反対におさげをしている。
その他にも見分ける方法はあるが、一番特徴的なのは間違いなくおさげだろう。
「バカね、そんなの一緒にしちゃえば分からないでしょ?」
あ、そっか、と呆けた顔をする6号に情けなくなりながらも、都は作戦を考える。
(トリックが分かったところで、相手の位置がわからないとどうしようもない
近くにいるなら、撃ちまくればあたりそうなものだけど、かといって、弾を無駄にはしたくないし)
「6号、あんた武器は何?」
「じ、実は、まだよく見てないんです……」
都は6号からディバッグを受け取り、中を開けた。
水と食料を掻き分けて、武器を探す。
「あった、これだわ」
取り出したのは、無骨な鉈のような刃物だった。
いや、正確には軍刀、【マチェット】である。
(これなら重そうだし、ナイフよりも殺傷力は高いはず、一気に近づければあるいは)
941 :
マロン名無しさん:2008/03/27(木) 19:46:33 ID:fGgQF+7D
「6号、確かに人を傷つけるのは怖い、だけどやっぱり、私は死にたくない」
「え……?」
「だから、アンタにも協力してもらう」
都は6号の肩を掴んだ。
掴んだその手は力強く、6号の肩をギリギリと締め付けた。
痛がる6号をよそに、都は話を進める。
「今はあいつらの位置を特定する必要があるから、アンタにはオトリになってもらうわ」
そう言う都の目は鋭く、殺意がこもっていた。
一度は溶けかかった都の心は、またも凍りついてしまった。
何者も寄せ付けない冷たさで。
「都さん……、怖い……」
ドンッ
と、背中を押されて、6号は身を晒す位置に放り出された。
即座に、柏木姉妹からの銃撃が6号を襲う。
「い、嫌……」
「走って! 直線的に逃げなければ大丈夫よ!」
都に言われるがまま、6号は一目散に走り出した。
銃撃は予定通り、6号を標的にしている。
(あとは、敵の位置が分かれば!)
6号の逃げた方向の反対側を、目を凝らして見つめる都。
マチェットを握る手に、汗が滲む。
次の瞬間、都の視界に閃光が走る。
近くの茂みが光を放ち、ざわめいたのだ。
それを眼に焼き付けると、都は地面を蹴って飛び出した。
「ったくもう! 何で当たらないのよ!」
柏木優麻は、茂みの陰で、中々当たらない自分も射撃に苛立っていた。
「途中から一人になったみたいだけど、もう一人は逃げたの?」
手に持った黒い銃は、ごく普通のオートマチック拳銃。
ディバッグの中に、付属の説明書はあったものの、よく理解できなかったため、習うより慣れろの精神を発動させた結果だった。
「優奈ちゃんも、てんで駄目じゃないの」
姉妹でうりふたつという特徴を生かした作戦。
最初はよかったものの、攻撃が当たらなければ意味がないというものだ。
優麻は自分の射撃の腕の悪さを嘆いた。
「このままじゃ、無駄に弾使うだけだし、優奈ちゃんと一緒に、一旦下がるか」
優麻は、あらかじめ優奈に伝えておいた、撤退の合図を送った。
それは、優奈の一番近い場所にある樹を2発撃つというものだった。
これまで優麻たちは、都たちを狙う際に、一発づつしか弾を撃っていない。
初めから、"そういうこと"にしておいてあるのだ。
「よし、これで優奈ちゃんがこっちにきてくれるはず……」
しかし、この時の射撃が仇となる。
優麻は、自分の視界が影がかかったように薄暗くなったのに気づいた。
「えっ……?」
優麻が振り向いた時、もうすでに都は右腕を高らかに振り上げ、マチェットは振りおろされる寸前だった。
「うあぁぁあぁ!」
当然、避け切れる距離ではない、マチェットの刃が優麻の右手を牙をむいた。
しかし、当たりは浅く、致命傷には至らない。
だが、攻撃の衝撃で、優麻は持っていた銃を落とした。
これこそが都の狙いだった。
これでもう反撃される心配は無い。
「痛いっ! 痛いぃぃぃ!!!」
当たりが浅かったとはいえ、マチェットの斬撃を食らった優麻は、右手を押さえたまま動けない。
都はその隙を逃しはしなかった。
容赦なく二撃目を振りおろす。
「しまっ――――」
「しまった」、そういい終える前に、マチェットは優麻の首に喰らいつく。
都の手に、ズシリと重い衝撃が走る。
それと同時に、肉を引き裂く感触も伝わってくる。
その気持ち悪さに、都は思わずマチェットを引き抜いた。
飛び散る鮮血。
首から血を吹き上げながら、優麻は力なく倒れた。
「優奈ちゃ……、ごめ……ん」
血の噴水は、しばらく止むことはない。
徐々に、優麻の瞳から精気が消えていくのを眺めながら、都は一人肩を抱いて震えた。
「や、やった・・・」
「都さーん!」
森の奥から、6号が駆け寄ってくる。
銃撃が止んだため、様子を見に戻ってきたのだ。
「駄目、今は来ちゃ駄目!」
都の怒号に、6号は驚きすくみあがった。
何故近づいてはいけないのか、それは離れた場所から見ても、6号にはすぐに理解できた。
「6号……、私、もう戻れないよ……」
泣きながら6号にそう言う都の姿は、赤く染まっていた。
優麻が都に切り裂かれるところを、優奈は近場の樹の陰から見ていた。
優麻の合図に気がつき、合流しようとした矢先の出来事だった。
初めて生で見る、人が死ぬ瞬間。
優奈はその光景に恐怖した。
「優麻ちゃん、優麻ちゃん、ごめんなさい……」
気がつけば、優奈は走っていた。その場から逃れるように。
頭の中で、優麻の断末魔が反芻する。
今の優奈の胸は、優麻への自責の念でいっぱいだった。
今や、自分がどこを走っているのか、見当もつかない。
突如、開けた場所に出た。
地面がしっかりと舗装された広めの空間に、軽トラックと小さな白いプレハブ小屋。
だが、今の優奈には、そんなものは目に入らなかった。
ただ、その場から離れたい一心で、優奈はまた走りだした。
【残り23人】
946 :
マロン名無しさん:2008/03/28(金) 12:56:49 ID:y0IZN0tM
>>945 GJ
都カッコイイヨ都。
ところで、次スレどうする?
スレ進むの遅いし、980くらいが建てるんでいいんじゃない?
立てたところで、職人さん全然いないけど・・・
948 :
マロン名無しさん:2008/03/29(土) 10:33:12 ID:dFkAMQg3
次スレもまた過疎りそうだね…
マジ今居る書き手さんには感謝だね。
大田区の私立高校で射殺のマウンテンゴリラ
日本動物愛護協会が抗議
東京都大田区の南条わくわく動物ランドへの移送中に脱走し、同区内の
私立高校で数人の生徒を死傷させたマウンテンゴリラを緊急出動したSATが
射殺した事件について、日本動物愛護協会が警視庁に動物愛護の観点から
抗議を行っていたことが28日、明らかになった。
日本動物愛護協会は「死傷した生徒さんたちには深く哀悼の意を表するが、
SATがマウンテンゴリラを射殺したのはいきすぎ。生け捕りにするなど他の方法も
あったのでは。」との声明を発表している。
一方で管理責任を問われている南条わくわく動物ランドは、「今回のようなケースは
非常に稀。通常通り安定剤を投与した上での移送を行ったが、ゴリラの体重に
見合った量の安定剤が投与されていたかどうか現在確認作業を行っている。」と発表した。
普段スクリーントーンを切り出すのに使っているカッターの刃を、少女は自らの傷だらけの左腕に軽く当てた。
そして、少しの力をこめてすっと引いた。
ほどなく、筋状に浮き上がる鮮血。
傷口に感じる、ほのかな暖かさ。
生きている、自分は生きているんだ。
この体には、熱い血が流れているんだ。
そう思えた。
流れ出す血を見ていると、どこか落ち着くような、そんな気持ちになった。
私は生きている、そんな気がした。
「晩ご飯できたわよー!」
階下からの母親の声に、少女ははっと我に返る。
「うん、今行くカナー!」
答えながら少女は、慣れた手つきで絆創膏を傷口に貼る。
そして、カッターの歯をティッシュで軽く拭うと、勉強机の引き出しに仕舞う。
この行為は、少女の秘密だった。
冬服の期間だし、まだ、誰にも気づかれていないはずだった。
人に腕の傷のことを聞かれたら、飼っている猫にやられたと言うつもりだった。
少女はカッターの刃を拭いたティッシュを丸めると、屑籠に放り込んだ。
そして立ち上がってドアを開け、階段を下りていった。
家族のいる、ダイニングキッチンに向かって。
一番違い、「外」に向かって。
951 :
950:2008/03/30(日) 20:53:44 ID:???
一番下の行、「一番違い」は「一番近い」の誤りでした。
お詫びして訂正します。
よかった
「縦」じゃなくて本当によかった
続きモノですか?
953 :
950:2008/03/31(月) 19:45:53 ID:???
>952
多分続きません。
単発でいろいろなキャラを描いていくつもりです。
うほっ
少女は、何不自由なく育てられた。
欲しいものは、何でも与えられてきた。
好きな動物だって、それらを入れるための檻だって、何だって買ってもらえた。
だが、少女にはどうしても手に入らないものがあった。
あの人の心だけは、好意だけは、どうしても手に入れられなかった。
あの人のことを考えると、何だか胸がシクシクした。
どこかキュンとなるような、締め付けられるような、そんな気がした。
こんな思いは、少女にとって初めてのものだった。
誰かのことを考えると止まらなくなるなんてことは、これまで一度もなかった。
今までは、望むことは何でも、父親によって叶えられてきた。
しかし、こればかりは父親に頼る訳にはいかなかった。
何より少女には、家を守るために決められた許婚が用意されていた。
それを裏切ることは、父親に背くことは、少女にはできなかった。父親に引かれたレールの上しか、少女は知らないのだ。
そこから外れることは、少女には一種の恐怖だった。
少女は、自分の身上を呪った。
もっと普通の家に生まれたかった。
自分の未来を自分で決められるような、そんな人生を送りたかった。
豪華な寝室で、少女はひとり絶望していた。
八方塞がりの人生に。
ひとりでは、何もできない自分に。
GJ
切ないけど、南条ダメダメだな……
少女は、行き詰まっていた。
進路のことを考えると、どうしようもない虚脱感に襲われた。
今の自分の偏差値では、希望する大学・学部の受験は厳しかった。
勉強をしていないわけではなかった。
むしろ、勉強に当てる時間は多い方だと自覚していた。
コンタクトをやめて眼鏡にしたのも、そのためだった。
だが、結果にはそれが現れていなかった。
時間をかけても、集中して勉強することができなかった。
進路指導教諭は、どこに行くかより何をするかの方が重要だ、と言っていた。
勉強だけでなくコミュニケーション能力も大事、と言っていた。
だがその言葉は、かえって少女を追い詰めていた。
自分には、勉強しかなかった。
友人も多い方ではなく、決して人付き合いが得意だとも思わなかった。
そんな少女には、コミュニケーション能力等という言葉は、どこか彼岸の事のように聞こえた。
もうすぐ始業式が来る。
嫌でも進級しなければならなくなる。
少女には、それが怖かった。
刻々と迫り来る受験は、次の年は恐怖だった。
GJ!
しかしレス無いな・・・
このスレ見てるやつ他にいるのか?
俺は見てないぜ
見てるじゃねーかw
俺は台湾から見てる
日本人だけどw
俺も毎日巡回なんかしてないしな
963 :
マロン名無しさん:2008/04/09(水) 19:38:41 ID:0fqafk25
保守
Pani Poni HAZARDさん・・・
Tウィルスにでも罹ったかな?
>>964 俺かなり好きだったのになぁ・・・
また続き書いてくれないかな・・・
大田区の中華料理店で店主に暴行
毒餃子やチベットの人権弾圧への抗議と容疑者は主張
警視庁は13日、大田区桃月2-6の中華料理店で中国籍の店長・王八蛋さん(58)、
店員の橘玲さん(15)に対し殴る蹴るの暴行をした容疑で、同2-14で喫茶店を
経営する男(28)を逮捕したと発表した。
王さんは頭部や腹部に全治3週間のけがを負い、また男を止めに入った橘さんも
腕などに軽いけがを負った。
男は、「王さんの日ごろの言動が癇にさわり、また毒餃子事件やチベットでの
人権弾圧の報道から、中国人に対して怒りを覚えていた。ふとした王さんの言動から
ついかっとなって暴行してしまった。」と容疑を認めている。
本件に対し中国大使館は「わが国人民に対し、このようなヘイトクライムが起きたことは
大変遺憾。日本政府にはこのような事態を防ぐ責任があり、真摯な対応が求められる。」
と不快感を表明した。
大田区の中華料理店での暴行事件
3月中から容疑者が嫌がらせ
警視庁は14日、大田区桃月の中華料理店で店主の王八蛋さん(58)とアルバイト店員の
橘玲さん(15)が喫茶店経営の男(28)に殴る蹴るの暴行を加えられた事件について、
事件前から男が王さんの店に落書きなどの嫌がらせをしていたことが明らかになったと
発表した。
男は「北京五輪はチベットの血で汚れている」「毒餃子販売中」「FREE TIBET」
「中国の侵略者は日本から出ていけ」「南京大虐殺は中国のでっちあげ」などの文を
王さんの店のシャッターや外部の壁面に油性ペンやスプレー塗料などで書いたり、
王さんの店に無言電話を数十回にわたってかけるなどの嫌がらせを3月中旬から
繰り返していた。
捜査員に対し男は「自分の店は流行らないのに王さんの店は繁盛しており、そのことを
王さんにからかわれたりするなどして腹を立てていた。また毒餃子やチベットの
問題についてインターネット上で中国人と口論になるなどして、王さんだけでなく
中国人全体が憎らしいと思った。自分の怒りをぶつけたくなって犯行に及んだ。」と
容疑について自白している。
中国大使館は一連の事件について「日本人が歴史問題について反省しておらず、
発展を続ける中国や中国人への嫉妬からこうした事件が起きたのは日本政府にも
責任がある。中日友好の推進のためには日本側の一層の歩み寄りが必要。」との
談話を発表した。
地下鉄のホームに、少女はたたずんでいた。
少女は、死ぬことを考えていた。
電車が入ってきたら線路に飛び込もう、そう思っていた。
「いい子」を演じ続けることに、少女は疲れ果てていた。
嫌みを言われてもわからないフリをするのも、もう限界だった。
単に憧れているだけの女教師とのレズ疑惑まで出されて、少女は穴があれば入りたい気持ちだった。
胃がシクシクした。
何も食べたくなかった。
実際、少女は先月から3キロも体重が減っていた。
体がフラフラした。
それも無理がなかった。
朝からソイジョイ一本と牛乳一杯しか口にしていなかった。
電車が近づいてくる、と案内放送が言った。
流れてくる風で、少女の二つのお下げがパラパラと揺れた。
今しかない、少女は思った。
今線路に飛び込めば楽になれる、そのはずだった。
だが、いざとなると足がすくんだ。
体が前に出なかった。
そうこうするうちに、電車はホームの中ほどを過ぎ、少女の目の前を通り過ぎて、止まった。
また、死ねなかった。
やっぱり、死ぬことは怖かった。
少女は一人、ホームで泣いた。
声にならない声で。
顔をくしゃくしゃにして。
969 :
マロン名無しさん:2008/04/16(水) 02:14:57 ID:z3uNDZjS
まとめてGJ!
970 :
白熱の愁傷:2008/04/18(金) 07:07:40 ID:???
その日、ベホイミが登校すると、D組はすでに壊滅していた。
机やイスが倒れていて、素材のパイプもありえない方向に曲がっていた。
窓ガラスはほとんどが割れていて、窓際にはガラス片が飛び散り、その近傍には男子生徒が数名倒れていた。
(伴に……磯部か……)
ベホイミはその中から見知った者を数えた。
そして、全体を見渡した後に、教室へと足を踏み入れた。
罠がないことは確認するまでもなかった。
――引き戸すら、全て破壊されていた。
「ベホイミさん……?」
「南条さん、それに……」
犬神だった。
南条が、気絶した犬神を抱き起こしていた。
「応急処置はできてるようっスね」
ベホイミは何が起きたのかを聞かなかった。
「ええ、さっきまでかかりましたし、あせりましたけどできましたわ」
「じゃあ、私はむこうの連中に応急処置をしてくるっス」
「……ええ」
「ベホイミさん?」
ベホイミが磯部や伴たちの介抱を終えると、南条が言った。
「何っスか?」
「何があったか、聞かないの?」
「…………」
ベホイミはほんの数秒どう答えるか迷った。
ほんの数秒ではあるが、とても長く感じた。
そしてこんな風に真剣に物を考えるのは久しぶりだなとも感じた。
「わかってるから。それに南条さんもつらいでしょう」
「……わかっていたの?」
「こんな事ができるの、1人しか知らない」
「そう、昔からのお知り合いですものね」
971 :
白熱の愁傷:2008/04/18(金) 07:09:46 ID:???
「他の人たちは逃げたんスよね?」
ベホイミは話題をそらした。
「ええ、職員室まで何人か避難してますから、特別教室にでもいるのかも。
私にはわかりませんわ。犬神くんがメディアさんに立ち向かっていった時に離れたっきりで……」
南条はそこまで言うと、何かスイッチが入ったかのように震え始め、口を閉ざした。
「…………」
ベホイミは何も言わない。
「……ご、ごめんなさい。ごめんなさい、ね」
南条は、本当に悲しい顔で、若干涙ぐみながら言った。
震えは収まるどころかどんどんひどくなっていった。
「い、い、今になって……こわ、くなっちゃうなんて……。
だって、メディアさんが、そんな、いきな、り、あんな風に暴力を振るうなんて、あ、わたし、思わなかった」
「救急車は呼んだ?」
ベホイミが、南条の両肩に手を置き、目を合わせて言った。
「……あ、他の人が呼んだかもだけど、わたしの携帯電話でも、呼びました、わ」
「落ち着いて。大丈夫だから、深呼吸して」
ベホイミが丁寧に語りかけた結果、南条はショック状態からだいぶ立ち直れた。
「ありがとう。なんとか震えが止まりましたわ」
「救急車が来たら、南条さんも病院へ行った方がいいっス。
カウンセリングを受けて、少しでも後遺症を避けるっス」
「…………」
南条は何か言いたげだったが、何も言わずにベホイミを見つめるだけだった。
「……私も、まともな世界に戻ってきてしばらくは、カウンセリングを受けた。
いわゆる普通の感覚を取り戻してからの数日間は地獄だったけど、
こうやって皆さんと過ごせるようになれたのも、あの時間があったからだと思う」
「……そうなんですの」
「……ありがとう」
「私は何もしていませんわ」
「気を使わせたみたいだから……それじゃ、私は行く」
972 :
白熱の愁傷:2008/04/18(金) 07:23:05 ID:???
「あ…………」
どこへ行くの? 何が目的で、何をするために行くの?
聞きたいことは多かったが、南条は、今度こそ何も聞けなかった。
ベホイミも応じなかった。
そのまま、D組の教室に背を向け、立ち去っていった。
(まずはメディアを探さないといけないな)
ベホイミは今後のことを考えていた。
メディアの問題である。
彼女が突如D組の面々に牙をむき、犬神ふくむ男子達に傷を負わせて立ち去った。
D組の教室ももはや昔日の姿をとどめていない。
(メディアを探すにしても、心当たりはない。
学校で会ったり私の家で会ったり、外で待ち合わせしたりはしたが、私はあいつの家を知らない)
ベホイミは歩みを止めた。
(そもそも、私はあいつがこんな血迷った真似に出た理由さえわからない。
実感だって沸いてない。D組の教室を出たのも、
ただあの場所にいることがいたたまれなかったからだけなんだし)
「誰かに、話を聞かなきゃいけないかもな……」
「おい、ベホイミ! 一体どーいうことだ。説明しろ!」
「あの……授業は?」
ベホイミはレベッカ宮本に宮本研究室へとつれて来られた。
「今日は中止だよ。まだ正式に決まっちゃいないけど、
権限は握ってるくせに事なかれ主義のオッサン教師連中がこのまま通常通り授業をさせるとは思わないし」
「まあ、それはそうっスね……」
「それでだ、本題に入るぞ」
「メディアの動機については心当たりがないっス。そもそもこんな事をする理由もわからない。
私自身、今日D組へ足を踏み入れて初めて知ったことっスから」
「……お前もわかんないのかよ」
「ごめんっス」
「お前が謝ることじゃないだろ。さっきから思ってたけど、お前さ、今日はおかしいな」
「おかしいっスか?」
「ああ、深刻に思いつめた顔してる。だから、最初はお前が共犯なんじゃないかと思ったよ」
973 :
白熱の愁傷:2008/04/18(金) 08:02:31 ID:???
「共犯か……」
ベホイミは遠い目をした。
「最初はそうかと思ったけどな。お前を見てると思いつめてるのはただ混乱してるだけなんだってわかった」
「その考え、そんな間違ってないっスよ。私は共犯みたいなもんっス」
「は?」
「あいつが何かしでかすとしたら、それを未然に止められるのは私だけだった。
でも私はそれができずに、起こってしまって初めて気づいたんだ」
「おい……?」
ベッキーは、かつてなく深刻になったベホイミを見て不安になった。
「今回の件に関しては、誰のせいでもないさ」
「玲!」
「諜報部も私も奴のことを不審に思っていながら今回の件を予測できなかったんだ。
一番の友達づきあいをしていたベホイミが気づけなくても仕方ないよ」
いつの間にか橘玲が姿を見せていた。
「お前なー、何か報告があるまで教室で待機してろって言ったろ」
「私以外は待ってるからいいのさ。くるみはバイト先に行っちゃったけど」
「ま、姫子が来ないんなら私としてはいいや」
ベッキーはあっさり納得した。
「で、諜報部もこいつらの事を調べてたのか」
「ああ、留学生の過去の経歴くらいはな。
2人とも完璧な足跡こそわからなかったものの、一部の地域では指名手配も受けているような元傭兵だった。
だから、万が一の事があっても責任の取れるジジイのクラスに入ったし、
諜報部幹部の秘密裏の追跡調査も行われた。
ただしベホイミはアホの姫子に魔法少女を否定されただけで泣くし落ち込むしで、
諜報部の調査対象としての重要度は日に日に下がって、今ではほとんど調査されてない。
でも、メディアは違った。いつも本心を見せないし、学外では絶えず不審な行動をしていた。
それでも先週までの定期報告では『不穏な行動はなし』となっていて、
要警戒対象ではあっても、危険人物の烙印は押されていなかった。
あ、そういや、くるみはこの烙印押されてたな。無免許バイク事故起こしてるから」
「学園側でも、メディアを危険人物とは認識できていなかった、というわけか」
ベッキーが言った。
974 :
白熱の愁傷:2008/04/18(金) 08:31:43 ID:???
とりあえずここまで
あんまりキリがよくなくて申し訳ないです
頑張って続けるのでよろしくお願いします
ダンクーガ吹いた
976 :
マロン名無しさん:2008/04/18(金) 15:45:00 ID:5U6TSVJQ
支援age
GJ!イイヨイイヨー
978 :
マロン名無しさん:2008/04/19(土) 05:43:05 ID:CnQN8m0W
>>974GJ
続き待ってるよ
ところで長くなりそう?
長くなりそうなら次スレで書いてはどうだろうか。
ベホイミは夢を見ていた。
夢の中、AK47を抱え、こっちに走ってくるメディア。
その表情は固く、唇をへの字に曲げ、必死だ。
響く銃声。
打ち抜かれたメディアの胸から飛び散る鮮血。
頭からその場に倒れ込むメディア。
「メディア!」
ベホイミはぱっと飛び起きる。
額から汗が滝のように流れる。
そして、それが夢だったと気づく。
いつもの、アパートの部屋。
カーテンを閉めた窓の外から聞こえてくる、電車が通り過ぎる音。
煎餅布団は、汗でじっとり湿っていた。
ベホイミは立ち上がると、カーテンをと窓を開け、深呼吸をつく。
いやな予感がした。
平和な日本にいるはずなのに、メディアの身に何か起きるのではないかという不安が頭をよぎった。
何も、起きなければいいのだが。
ふと、時計を見る。
やばい、このままだと遅刻だ。
ベホイミは慌てて制服を着込み、カバンを抱え、つま先を靴に引っ掛けドアを開けた。
閉まるドア。
鍵がかかる音。
枕元に忘れられた携帯が、揺れるカーテンの隙間から差し込む光をきらきらと反射していた。
<<『女たちの挽歌』近日公開 請うご期待>>
大田区の中華料理店
暴行男逮捕後も営業妨害が続く
警視庁は22日、店主の王八蛋さん(58)とアルバイト店員の橘玲さん(15)が喫茶店経営の男(28)に
殴る蹴るの暴行を受けた大田区桃月2-6の中華料理店に対し、事件後も営業妨害が多発しているとして、
付近のパトロールを重点化する旨を発表した。
具体的には、店外に飾られた中国国旗に逆卍のマークが書き込まれる、出前用のスクーターのタイヤの
空気が抜かれる、水道の元栓が閉められる、シャッターにダライ・ラマ14世の写真が貼られる、外壁に「赤子スープ販売中」などの
落書きがされるなど、被害は多岐に渡っている。
一連の事件に対し中国大使館は「北京オリンピックの聖火リレーを控え、日本には一部に反中国的な
反動分子が多数潜伏していると思われ、今回の事件は氷山の一角。一時の感情に流され反中国的行動を
行わないよう日本政府は日本国民に周知徹底すべき。」との談話を公表している。
桃月駅西口商店街の火災
火元は中華料理店
発生時刻ころに乱闘騒ぎも
23日未明に発生し、大田区桃月2丁目の商店・住宅など10棟が全焼、3棟が半焼した火災について
警視庁は24日、火元は同6番地の中華料理店「桃香飯店」前の路上と思われると発表した。
同店は3月中旬から落書きなどの嫌がらせの被害にあっており、また4月に入ってから店主で中国籍の
王八蛋さん(58)、アルバイト店員の橘玲さん(15)が殴る蹴るの暴行を受ける事件も発生していた。
火災発生時刻ころに数人が争うような物音がしたとの証言もあり、警視庁では事件性が高いと見て
今後捜査を進める見込み。
8ヶ月ぶりくらいか?続きいきます
夜の暗闇に包まれた島を歩く人影が二つ、その後ろに小さな影が一つあった
「けどくるみ、ホテル行くって言ったって・・・あそこ大丈夫なの?」
都が問う
「大丈夫なわけないじゃないの、危険なのは百も承知!」
くるみが答える
「・・・・・・」
そしてメソウサは特に話す事がなかった
「そういえばさぁ、都はなんであそこにいたの?」
「え?えっと確か・・・私そのへんをぶらぶらしてたのよ、そしたらなんか騒ぎになってるところがあって・・・」
「ふんふん」
「なにかなーと思って行って見たら・・・」
言い終わる前に都は顔面蒼白になっていった
「・・・いたの?あいつらが?」
「・・・・・・」
くるみの問いに都は無言でうなずいた
「それで無我夢中で走って・・・」
「あそこに着いたんだ」
そう、と都は小さく言った
「そっか・・・」
「くるみ、あんたはどうなのよ、今まで何やってたの?」
「私?私も同じようなもんだよ、ただ私は逃げてる最中に・・・」
そう言うとくるみは手に持った武器を強調するように言った
「「コレ」を見つけられたの、信じられる?これ喫茶店のカウンターの下にあったのよ」
なんて物騒な島だ、信じられないと都は思った、もっともこの島において銃程度で物騒と言って良いものではないが
「・・・・・・」
メソウサはやはり会話に参加できなかった
「ここ・・・よね?」
「うん、確かにここ」
「・・・・・・」
そうこうしているうちに二人と一匹は目的の場所へと辿り着いた、ホテルはくるみたちを見下ろすようにそびえ立っている
「ようこそ!全てにおいて最高のサービスをあなたに・・・だってさ」
「冗談じゃないわよ、こんなのがサービスなわけ?」
ありふれたキャッチフレーズに毒づきながらも、二人は正面玄関に向かった
「そういえばさ・・・都の部屋って私達と同じよね?何号室だっけ?」
「確か・・・301号室だったわよ、そうだ、確かパンフレットが・・・」
都は持ち物をゴソゴソと確認した、しかしパンフは出てこない
「しまった、部屋だわ・・・」
「あちゃ〜でも都、大体道は覚えてるわよね?」
「え、そりゃまあ少しはね・・・でも部屋の場所くらいしかわかんないわよ」
「じゃあとりあえず部屋に行ってみる?都なんか使えそうなものとか荷物に入ってないの?バットとか」
「あたしゃ野球少年か!あるわけないわよそんなの・・・」
「う〜ん・・・じゃあとりあえず入りましょ!何とかなるわよ!」
「はぁ?もうアンタ・・・そんなキャラだった?」
「キャラって何よキャラって、まずは行動あるのみ!行くわよ都!」
くるみの眼はギラギラと輝きを増していた、これには流石の都も苦笑い
ドアが音を立てて開き、くるみ達は中へと踏み込んだ
「うっ・・・」
都が思わず後ずさりした
本来なら多くの宿泊客が訪れるロビーは、床には何やらよく分からない肉塊が転がっており、上半身だけが床に突っ伏して倒れていた
受付は血だらけになっており、宿泊名簿はインクをぶちまけたように一面真っ赤なサインで染まっていた
「ひどい・・・」
隅のほうでは頭の無い死体が壁に寄りかかっており、壁や床には無数の弾痕、観葉植物の近くには千切れた腕があった
これらのものは、ここで人間がゾンビに対して必死の抵抗を試みた結果だった
「ごめんくるみ・・・あたし・・・ちょっと無理・・・」
そう言うと都は口を押さえたまま、ロビーの隅に走った
「都・・・」
くるみも都を気遣い、背中をさすってやった、くるみも今にも吐き出しそうだったが必死にこらえた
「げほっ・・・ありがと、くるみ、もう・・・大丈夫」
「そう?無理しないでよ都」
「大丈夫よ・・・それより、これ・・・」
「うん・・・多分、生き残りの人たちが・・・」
くるみの言うとおり、ここでは生き残りの人間がホテルから逃げるための血路を開く戦いがあった
結果として人間が無事脱出できたのかどうかは分からないが、相当激しい戦いだったのだろう
床に落ちた武器と死体がそれを物語っている
「・・・助かったのかしら」
「・・・わかんない」
くるみは落ちた銃を拾うと、弾を確認した
「都、これ・・・」
「いらないわよ、私、そんなもの使えない」
銃を手渡そうとしたくるみに都は言った
「じゃあ、持ってるだけでいいから、いざと言う時・・・危ないよ」
「・・・わかったわ、貸しなさいよ」
都はくるみから銃を受け取ると、静かに両手で銃を握り締めた
その時だった、異変に気づいたのはくるみだった
「・・・都!」
ちょうど階段のほうから音がしていた、間違いなく人か、もしくはゾンビが歩いている音、そして何やらよく分からない音
「くるみ・・・」
「都、私の後ろにいて」
くるみは都をかばうように立つと、音のする場所を正面に見据え、銃を構えて臨戦態勢を取った
くるみは神経を尖らせ、機会を待った、姿が見えたと同時に、撃つ、そう肝に銘じていた
そして、くるみの視界に、階段を降りてくる何者かの姿が見えた
「!!」
くるみの指がトリガーを引くその瞬間、その姿はくるみの視界から姿を消した
(えっ・・・)
そして派手な音を立て、階段から落ちた
「・・・宮田?」
都が静かにつぶやいた
「ううううううう・・・痛いよぅ・・・怖いよぅ・・・」
「・・・宮田ちゃん!大丈夫だった!?」
くるみが駆け寄り、宮田を起こす
「あ・・・!桃瀬さん!それに上原さん!ううう・・・怖かったですぅ・・・」
むせび泣く宮田をよそに、自分が呼ばれていないことにメソウサは少しショックを受けた
とりあえずここまで
宮田関連の呼び方がよくわからんので指摘お願いします
久々に書いたんで色々変かも
桃月駅西口商店街の火災
発生時刻ころに少女らの乱闘騒ぎ
23日未明に発生した大田区桃月2丁目の火災について、発生予想時刻の前後にアニメキャラクターの
扮装をした3人の少女らによる乱闘騒ぎがあったことが明らかになった。
目撃者の証言によると、アニメキャラクターの扮装をした3人の少女らが棒のようなものを持って
激しく殴り合い、その際爆発が起き、付近の商店に引火したという。
少女らの扮装はいわゆる「魔法少女」かそれに類似したもので、3人はそれぞれ別の扮装をしていた。
また、乱闘時に数回爆発が起きたことから少女らは何らかの爆発物を複数所持していたものと思われ、
警視庁はこの少女らの行方と爆発物の入手経路について捜査するとともに、3月中旬ころから付近の
中華料理店に対して行われていた嫌がらせとの関連についても捜査を進める見込み。
987 :
マロン名無しさん:2008/04/26(土) 09:54:30 ID:wEeqITMK
>>985 久々ですね。GJ
これからもマイペースで頑張ってください。
そろそろ次スレカナ。
誰か頼む。
桃月駅西口商店街の火災
焼け跡から多数の人骨
中には子どもの骨も
23日未明に発生し、10棟が全焼した桃月2丁目の火災現場から、多数の人骨が発見されていたことが
26日、明らかになった。
人骨はいずれも同6番地の中華料理店の敷地内からばらばらの状態で発見されており、幼児・嬰児の
ものも多数含まれている。
中には調理の痕跡らしきものが残った人骨もあり、警視庁では死体損壊・遺棄事件の可能性が高いと
して、同店店主の中国籍の男性(58)及びアルバイト店員の少女(15)に任意同行を求めている。
1000なら俺のSSが無事に完結する
ちょwww
1000だったら俺の原稿は誤字脱字がなくなって整合性も完璧になる
なんだこのながれww
993 :
マロン名無しさん:2008/04/27(日) 21:55:34 ID:5QiRbrXA
ちょw
もっとやる気出してwww
994 :
マロン名無しさん:
絶望した!
誰も次スレ立てない、しかもやる気ない1000取り合戦に絶望した!
いや俺も携帯だから立てられないんだけどさw