書き手のルール
・まず、まとめサイトの基本ルールを読みましょう。また、予約ルールは必ず守って下さい。
・矛盾がある場合、修正や破棄を求められる場合があります。その場合は応じて下さい。(正・破棄対象の矛盾については作品のルール参照)
・予約がされていた場合、予約されたキャラを後々自分が使うなど言って予約者を混乱させないようにしましょう。
・また、作品投下後に「この展開だと自分の話が書けない」といった文句を言うのはやめましょう。
・自分の気に入らない展開という理由で批判をするのはやめましょう。
・読み手があってこそのリレー小説です。常に読み手がいる事を意識し、投下前に十分推敲して下さい。
・自己リレーは出来るだけ控えましょう。しかし他に書き手がいない場合などはその限りではありません。(自己リレーする時の注意点は投下のルール参照)
自己リレーかどうかの判断は、以下の例に従って判断して下さい。
例)自分が書いたキャラAの投下後に別の作者が他のキャラBCDをAの近くに移動させた場合
→Aを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たらず。
→BCDを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たる。
要するに、自分の投下後に他の作者が自分の投下キャラの状況に変化を齎す場合は自己リレーに当たりません。
逆に、自分が投下して生じた展開に更に連続で他のキャラを絡めた場合は自己リレーとなります。
読み手のルール
・自分が気に入らない展開という理由で書き手を批判するのはやめましょう。
・書き手があってこそのリレー小説です。書き手の創作意欲を削ぐような批判や誹謗・中傷はやめましょう。
・NG・修正要請の必要を感じても発言はマイルドにお願いします。厳しすぎる言葉は作者の創作意欲を削ぎます。
・ルール違反や荒らしでもない作者を追放・批判するような事はやめましょう。
参加者名簿一覧 【計43名】 現在7名
○…生存 ●…死亡
男子 女子
●1:麻生 広義 ○1:一条 かれん
●2:石山 広明 ●2:大塚 舞
●3:今鳥 恭介 ●3:音篠 冴子
●4:梅津 茂雄 ●4:城戸 円
●5:岡 樺樹(おかっぱ) ●5:鬼怒川 綾乃
●6:烏丸 大路 ●6:嵯峨野 恵
●7:斉藤 末男 ○7:沢近 愛理
●8:菅 柳平 ●8:周防 美琴
●9:田中 一也 ○9:高野 晶
●10:奈良 健太郎 ●10:種田 芽衣子(ダメ子)
●11:西本 願司 ●11:塚本 天満
●12:野呂木 光晴(のっぽ) ●12:砺波 順子(隣子)
●13:花井 春樹 ●13:永山 朱鷺
○14:播磨 拳児 ●14:塀内 羽根子(ハネ子)
●15:冬木 武一 ○15:三原 梢
●16:坊乃岬 大和(坊主) ●16:結城 つむぎ
●17:三沢 伸 ○17:雪野 美奈
●18:飯合 祐次(メッシュ) ●18:寄留野 香織
●19:吉田山 次郎 ●19:サラ・アディエマス
●20:天王寺 昇 ○20:塚本 八雲
●21:東郷 雅一 ●21:ララ・ゴンザレス
●22:ハリー・マッケンジー
【以上22名】 【以上21名】
生存者名簿一覧 【現在7名】 (43名)
男子 .女子
○14:播磨 拳児 .○1:一条 かれん
○7:沢近 愛理
○9:高野 晶
○15:三原 梢
○17:雪野 美奈
○20:塚本 八雲
【以上1名】 .【以上6名】
ここは重複。サブカルのほうへ移動しような
サブカルはスレストされたんだからこちらが本流でしょう
ここは確か2ndが削除された板だよな?
また削除依頼されるんじゃね?
板移転してもついてくるバトロワ粘着アンチがいるようだし
>8
2ndが削除されたのはジャンプバトロワの重複スレだったから、という理由が一番大きいと思う。
サブカルの方また削除依頼出されてるね。こっちを使うのもそう先の話じゃないかもしれん
過疎ロワ保守
12 :
作者の都合により名無しです:2007/04/15(日) 08:20:30 ID:4O1HK5ha0
だ、大丈夫かここ?
男播磨だけって寂しいな
せめて烏丸は…(ry
すませんルールとやら知りませんでした
初めてきました。スルーしてください
もう終盤なんだなあ・・
初期の頃からリアルタイムで参加したかった
>>15 まだ遅くない
つか話数を増やす話ならめちゃくちゃ欲しい所
17 :
作者の都合により名無しです:2007/04/16(月) 17:18:32 ID:h0mTNhbV0
途中から読み始めたけど
初期から予測されてた設定詰まり、メインばっかり残るという
嫌な状況になってるんだな
途中から読み始めたのに、初期から予測されていたって何なんだよw
つか、メイン以外も残ってるのに…ハラミカワイソス(´・ω・`)
まとめの過去ログから読んでいったんだよ
SSだけ淡々と読むより、当時の反響をあわせて読んだほうが面白いだろう
22 :
作者の都合により名無しです:2007/04/23(月) 00:10:00 ID:zeNBYBPa0
スクランはエロスとナンセンスさにいまいち欠けると思う。
その点ではケロロ軍曹に負けてるな。
完結しそうもない他ロワのひがみにしか思えん
まるでスクロワが完結するみたいな言い分はやめて欲しい
他のロワ見たことないんだけど、完結しない事の方が多いの?
>>24 まるでジャンプみたいな流れはやめてほしい
28 :
作者の都合により名無しです:2007/05/10(木) 20:00:03 ID:5c8NScCz0
保守
ここから、スクールランブルバトルロワイアル11学期は、
スクールランブルバトルロワイアル11学期(実質12学期)として機能します。
よろしくお願いします。
>>30 補足
機能するかどうかは不明ですが議論の結末が出ないままスレの終焉を迎えそうなので
その場合はどのような結果であれここに移動する可能性があります。
こっちを使うことになったようだな
とりあえず播磨がお嬢を追いかけて助ける展開希望
むしろ高野に唆されて播磨を逆恨みして暴走するお嬢を希望
生存者名簿一覧 【現在5名】 (43名)
男子 .女子
○14:播磨 拳児 .○1:一条 かれん
○7:沢近 愛理
○9:高野 晶
○15:三原 梢
【以上1名】 .【以上4名】
中村達の伏線があるから死にはしないだろ
あと絃子のいる播磨チームが脱出派のくせに一番強いから
何とかして欲しいところだ
一応言っておくが展開予想とか希望はほどほどにしておけよ
特に生死に関係することは書き手に余計なプレッシャーを与えるし創作の範囲を狭める
八雲は生きてるのか?
このスレが漫画サロンに移転されても、最後までここ使い切る方針なのかな?
IDが出ようがでまいが変わらなかったし
マロンでいいだろうね
いくらなんでも、マロンを脱出した理由くらい覚えておいてほしい
奈良を予約
奈良を予約するのは俺だ!
馬鹿言え!俺だ!
菅、他の女子全員予約
ざんねん!女子は一部を除いて留学生達が予約済みだ!
ざんねん! ならのぼうけんは
ここで おわってしまった!
投下始めます。
題名【 絆 】
「許してくれなんて……言うつもりはないわ」
一条の傷の手当を終えた笹倉は、そう呟いていた。
一条は笹倉のなすがままに服を脱がされ、痛み止めの薬を飲まされ、
その後は彼女の顔を見ることも無くただぼんやりと地面を眺めている。
湿らせたタオルで身体の汚れが落とされていく。
これではまるで病人のようだ。一条はそう思いながら、しかしそれに対して何かしらの感情も抱くことはなかった。
何に対しても、感情を抱くことができなかった。
あんなにも憎かったはずの教師の一人――笹倉葉子が目の前にいるというのに、身体に力が湧き上がってこない。
立ち上がる気力もなく、腕を上げることもできない。
今の笹倉は無防備。いくらこちらが負傷しているとはいえ、一矢報いることは十分に可能だろう。
許せない。報復するべきだ。殺さないと。
そう思っていたはずなのに、なんで身体が動かないのだろうか。
「私はなにもできなかったんじゃない。しようとしなかっただけ……。正体のわからない相手に立ち振る舞うなんて、怖くてできなかっただけ。
結果として、自分の手で二人も生徒を殺した。教師として……いえ、人として失格ね。弁解はしないわ」
笹倉の自認する通り、彼女は悪だ。
一条はそう自分に言い聞かせる。悪を目の前にしたなら、動かなくてはいけないはずだ。
悪人は倒さなくてはいけない。
今鳥が好きだったドジビロンも、毎週のように悪の怪人を倒していた。
正義の鉄槌を彼らに。勇気の証を示せ。さぁ、行けドジビロンピンク――
――しかし、身体は動いてはくれなかった。不甲斐無い自分が悔しくて、涙がとめどなく流れてくる。
こんな弱いところを、笹倉なんかに見られたくはないというのに。
一条の意思とは関係なく、その流れを堰き止めることはかなわない。
「あなたが私を殺したいというのなら……いいわ、一条さん。好きにしてもらっていい。
でも、しばらくは待ってね。相手の正体が明確になった今、まだ私にもできることがあるかもしれない。
それが終ったら、後はあなたの好きにしていいわ」
自分は何がしたいのか。
それすらも今の一条にはわからなかった。
そもそも、自分に今まで何ができたのか。身代わりに今鳥を死なせ、無実の烏丸と西本を撃ち殺し、雪野さえも見殺しにした。
そして八雲さえ、自分の前からいなくなってしまった。
こんなに自分に、この後なにができるというのか。一条は、その答えを見つけることができなかった。
身体から血糊が拭き取られたとしても、血液の暖かい感触や生臭さの記憶が消えることはない。
こんな記憶を背負って生きていくのなら、いっその事――
「だから、生きるのよ」
「……え?」
顔を上げると、笹倉はもう立ち上がって去っていこうとするところであった。手にはシャベルを二本持っている。
引きとめようとするが、身体に力が入らない。心の問題ではなく、“本当に”。
徐々に視界がぼやけてくる。瞼も上がらなくなる。
「ちょっとだけ、用があるから。あなたはここで、今はゆっくり休んで」
「……あ……う」
急激に襲い来る眠気に、一条は抗うことができなかった。
これまでのこと、これからのこと。人が殺されたこと、人を殺したこと。
考えるべきことは色々とあるのに、それら全てがまどろみの中に溶け込んでいく。
でも、それもいいかもしれない。少し休んだら、頭がすっきりしていい考えが浮かぶかもしれない。
一条は瞼の重みに任せ、静かに目を閉じた。
それに……眠ったら、またあの人に会えるかもしれないから。
だから一条は、素直にその意識を手放した。
笹倉が去っていくのを意識の片隅で捉えながら、一条はしばしの休息を取り始める。
そうすることだけが、今の彼女の心を穏やかにする唯一の手段だった。
※ ※ ※ ※ ※
「お待たせしました。……あれ、拳児君も眠っちゃったんですか?」
スコップを持ってきた笹倉の声で、刑部は播磨の頭を撫でていた右手を背中に隠し軽く咳払いした。
笹倉はにっこりと微笑んで、持ってきたスコップの一つを刑部の傍らに置く。
「け、拳児君“も”ってことは、一条君も眠ってしまったのかい?」
笹倉はそれには答えず、その場にしゃがみこみ播磨の顔を覗き込む。
「あーあ、涙の跡が顔についちゃって。で、どうでした? 励ませましたか?」
「……さて、どうだろうね。一応は檄を入れておいたが、後はコイツ次第といったところだ」
呟いて、服の袖で播磨の涙の跡を拭う。
顔をしかめて嫌がる播磨の表情がやけに懐かしく思えて、思わず口元が緩んでしまう。
自分にできることは、もうないのかもしれない。
立ち上がらなくてはいけないのは播磨自身だ。手を差し伸べては一人で歩けなくなる。
彼は子供ではない。子供として扱ってはいけない。
もう自分は、いついなくなってしまうかわからないのだから。
「大丈夫だと思いますよ。なにせ拳児君は、先輩の従姉弟なんですから」
「なんだい、その根拠のない理由は」
笑いながら、立ち上がる。
スコップを持ち、播磨から離れ、八雲のための穴を掘るために適当な場所にスコップを突き立てた。
その横で、笹倉も穴堀りに参加する。
思ったよりも地面は柔らかい。これなら比較的早く作業は終りそうだと、刑部は思った。
「拳児君は、先輩の後姿を見ながら育ったんですよ。そんな彼が、弱いわけがない。
……それに、弱いと私達が困ってしまいます。彼には、これからも私達抜きで頑張ってもらわないといけないんですから」
「……私の後姿、ね。そんなに立派なものじゃないよ」
実際、この島で自分が何かできただろうか。そしてこれからなにができるだろうか。
そう自分自身に尋ね、答えは怖くて出せずじまいだ。
今はただ、生きられるだけ生きている。明確な方針はなく、これからの道を模索しながら。
自分は生徒達と――何も出来ず死んでいった子供達と何も変わらない。
そんな自分の、どこが立派だというのか。
「結局は、少女一人も救えなかった。今にも首輪が作動して命を奪われるかもしれない。
私ができることといったら、眠った子供達の変わりに穴を掘ることだけだ」
「そんな自虐的なことばかり言って……。いつもの先輩らしくありませんよ」
「私らしい? 私らしさというのはなんだ? 上辺だけを取り繕って、冷静に振舞うことか?
何もできないということをわかっていながら、それでもいつかはチャンスがくると自分に言い聞かせて無駄に生き延びることか?
教えてくれよ、葉子。私は拳児君に偉そうなことを言ってしまった。
しかし私にそんな資格はあったのか?
自分自身の力をも疑い、言い訳で本能を抑え、ここまでただ生きてきただけの自分は誰かを諭す器を持っているのか?
なぁ、葉子――」
そこまで一気に言い放って、刑部は笹倉の瞳を見つめた。しかし彼女は何も言わず、ただただ微笑むのみ。
その顔には蔑みも、同情の色も浮かんではいない。笹倉は普段通りの表情で、刑部に笑いかけていた。
「――わかっているさ。こんなことを君に聞くのは間違っていることくらい。
これは、自分の中で解決しなくてはならない問題だ。
誰かから与えられた解答では、決して納得することなどできない。
……でもね、葉子。私だってたまには弱音くらい吐いてみたいんだ。
君もそれくらいは聞いてくれるだろう? なんたって君は……私の友だからな」
「まさか先輩の口からそんな言葉が聞けるなんて。今日は記念日にでもしたい気分ですね」
「茶化すんじゃないよ。まったく、気を抜くといつもこうだ」
「そうですよ。だから気を抜かないでください。最後まで足掻いてください。諦めないでください。
いつもの先輩なら、そうするでしょう? 自分を否定しないでしょう?
信じてください、自分自身を。貴女の中にある、強い貴女を。私の友人は……そんな先輩なんですから」
「……君は、どうなんだい? 不安になったりはしないのかい?」
スコップを動かしながら、刑部は尋ねた。
ゲームが始まってから、まったく動揺の色を見せない友人は一体何を考えているのか。
どうしてこうも、平然としていられるのか。
確かに普段から、笹倉は些細なことではびくともしないタフな――というより不可思議な――人であった。
長い付き合いであるはずの自分ですら、時々把握しきれないところがある。
「ずっと疑問だった。君の行動、そして言動。不自然なほどに余裕が見えて、それで、私は……」
「『もしかしたら主催者側の人間ではないか』と疑ってしまった、と」
「ああ、そういうことだ。怒るかい、葉子? 君を信用しきれなかった私を」
「いいえ、先輩。それはお互い様です。私も先輩を信用しきれなかった。
だから、試すようにわざと車を遅らせたりもした。それは当然です。私達は、人間ですから。
脆く、弱く、足元を確かめながらでないと歩くこともできない、そんなもんですよ、実際のところ」
「……君も、不安だったのかい?」
穴を掘り進めながら、刑部は問いかけ続ける。
笹倉の顔を見ることはしない。今、彼女の顔を覗き込むのは卑怯だと思ったから。
「今でも不安ですよ。いつ、この首輪が音を立てて爆発するのか。このまま何もできないまま、死んでいくしかないのか。
考えればきりがありません。それでも私は……私達は、気丈に振舞わないと」
「なんとも辛い立場だね、教師というものは」
「ええ、そうですね。でも、嫌な役ではないでしょう?」
「……ああ、まったく。まったくその通りだ。馬鹿みたいだがね、葉子の言う通りだよ」
苦笑しつつ、刑部は手を動かし続ける。
自分達に、もう未来は残されていないのだろう。
その命は敵の手に握られている。生徒達と違い、自分達の命は姉ヶ崎の気分しだいでどうとでもなるような軽いものに過ぎない。
その状況は酷く絶望的。泣き叫んでも、震えても文句を言われる筋合いはない。
けれども、刑部はそんなことをする気にはなれなかった。
自分の考えていることが幼稚で愚かしいことはわかっている。子供なら誰でも持つようなヒロイズムだ。
自分達の命と引き換えに何かを残そうだなんて、独善的な考えなのだろう。
「こんな気分は久しぶりだよ。まるで学生時代に戻ったみたいだ」
「先輩。その言い方だとまるでおばさんみたいですよ。まだまだ若いんですから、そんな台詞言わないでください」
真剣な眼差しでそう告げる笹倉に、刑部は笑いかける。目の前にいる友人が、なんとも頼もしく見えてきた。
一人ではこんなマネできなかったかもしれない。
でも自分には、馬鹿なことを一緒にやってくれる友がいる。
そう思うと、刑部は少しだけ不安が薄れてきた気がした。
「ああ、そうだね。まだまだ生徒達に負けるわけにはいかない。
私達にもできることはある。……いや、できなくてもしないとな」
空は雲で覆われ、月明かりは見えない。
それはまるで今の自分達を表しているようで……しかし、絶望を感じることはなかった。
雲はいつか晴れる。強風が吹き、陰鬱な空気を吹き飛ばしてさえくれれば、光はいつでも顔を出す。
だから自分達は雲の下を駆けずらなくてはならない。そうして、少しでも風を起こす。
それが今の刑部にできる唯一のことであり、そして、しなくてはいけないことであるから。
※ ※ ※ ※ ※
『……晶、よね?』
インカムから発せられたのは、とてもよく聞き慣れた声。
それはちょうど高野が休憩を終えて、荷物の整理をしようとしていた矢先のことであった。
沈黙を保っていたインカムが突如反応し、そこから少女の声が聞こえてきたのだ。
播磨のものとは似ても似つかない、透き通った、可愛いという形容がふさわしい声。
「その声は、愛理だね。インカムからの連絡ってことは、もう播磨君達とは合流したんだ」
『……うん』
「フラッシュメモリはどうなったの?もしかして、先生達に奪われた?」
『ううん。フラッシュメモリは無事に手に入ったわ』
フラッシュメモリを奪い、皆の希望を打ち砕く。小細工を仕掛けた教師の内の誰かを、絶望へと叩き込む。
沢近の言葉は、そんな高野の策略が失敗したことを意味する。
フラッシュメモリは彼らの――パスワードの適合者としてもっとも有力な八雲達の――手に渡った。
『そして私達はそれを使った……。パスワードはね、八雲の首輪の番号だったわ』
「……それで、何が起きたの?」
済んでしまった事は仕方が無い。あれこれと過去を悔やんでも無駄だ。
今は情報が欲しい。フラッシュメモリを使ったことで、何が起こったのか。
先程の刑部の話も気になる。
この島からの脱出方法でも入っているのか。または黒幕の正体か。
八雲に送られた何者からかのメッセージかもしれない。
それとも、もっと意表をついてもしかしたら――
『八雲が死んだわ』
「……え?」
高野の頭の中を巡っていた様々な思考が、一挙に霧散し深く闇の底へと沈んでいく。
『八雲が死んだの』
理解が出来なかった。なぜ、八雲が死んだのか。
誰かが殺した? いや、そんなはずはない。今生き残っている人間に、そうする理由があるとも思えない。
彼女は希望ではなかったのか。フラッシュメモリは、起死回生のアイテムではなかったのか。
もしかしたら刑部か笹倉が、という考えも一瞬だけ頭をよぎったがすぐに否定される。
彼女達は、生徒に危害を加えられない。先程の一条にした様に一時的制圧くらいならするかもしれないが、殺すなんて事はしないだろう。
それに殺したとしても、首輪の番号が消える訳ではない。
「愛理? それってどういう……」
『首輪が爆発したのよ。私の目の前で、馬鹿みたいな音を立てて。八雲の血が服にこびりついてるわ。
パソコンにどんなメッセージがでてきたと思う? “おめでとう。これであなたは一人の命をこのゲームから救ったのです”だって。
馬鹿にしてるわよね。……馬鹿にしてるわよ』
インカムから漏れる沢近の声からは、意外なほどしっかりとしていた。
悲しみよりも、怒りや憎悪といった感情の方が強いのだろう。
強気な彼女らしいと、高野は思った。けれど同時に、そこが沢近の弱さである事も高野は理解していた。
悲しみをどこかで誰かに吐き出せなければ、いつか耐えきれなくて壊れてしまうというのに。
「愛理……」
『私、何の疑いもなく信じてた。皆で集まれば、何とかなるって。八雲のフラッシュメモリで、皆が助かるって。だから、私は自分の正義を信じてここまでやってきた。ハリー君と城戸さんを、この手で殺したのは私』
「……そう」
『それでね、播磨君から全部聞いた。晶がしたこと。しようとしていること』
高野は一瞬、言葉に詰まった。
策を弄していなかった訳ではない。沢近や八雲が播磨から一通り真実を聞いていた場合でも、心理的揺さぶりをかける為の台詞はそれこそ色々と用意していた。
例えば、「怖かった」。「殺されそうになったのは私」。「先生を油断させる為の演技だった」。「播磨君に騙されないで」。何でも言ってやるつもりだった。生き残る為には、何でも。
「……私は何もやっていない。愛理は騙されているのよ――」
しかし何故か、体が頭の送る信号を否定する様に口が開く。
気づけば、自分には似合わない不自然な笑みを浮かべつつ、最後に一言付け足していた。
「――って言えば、信じてくれる?」
これではまるっきり悪役の台詞だ。まったく、今時の三流映画でもここまでひどい台詞はない。
思わず苦笑しそうになりながらも、高野は沢近の返事を待つ。
しばらくの間があった後、沢近の声が再び聞こえた。
『私は、晶を信じたいわ。……でも』
高野にはわかっていた。沢近は、そんなに馬鹿な人間ではない。
『でも、事実なんでしょ?』
沢近の解答に、思わず口元が緩んだ。
こんな状況でも、沢近は壊れてはいなかった。それが少しだけ嬉しく思える。
「ええ、そう。私は殺した。最後の一人になる為に、今も貴女達の命を狙っている」
『訳くらい、聞かせてくれるかしら』
「そうね、貴女になら……」
言ってもいいかもしれない。もしかしたら、理解してくれるかもしれない。
喉元まで言葉が出かかる……が、すんでのところで飲み込んだ。
「いえ、止めておくわ」
理解してもらったところで、どうしようもない。言い訳がましく聞こえるだけだ。
逃げ道を作るつもりはない。生き残りたいから殺す。それが本質だ。そう思っていてさえくれればいい。
『そう』
「意外と諦めが早いのね。播磨君は何度も尋ねてきたんだけど」
『晶が変なトコロ強情なのも、私わかってるから。だって私達、親友でしょ?』
予想していなかった言葉に、高野は目を見開き、自分の耳を疑った。
彼女は――愛理は全てを知っている。高野が犯した罪も、それを重ねようとしていることも。
これが彼女にバレた時、散々に責めたてられるに違いない。高野はそう思っていたのに。
「……強情なのは貴女でしょ、愛理」
『晶もそれなりのもんよ。親友の私が保証するんだから、間違いないわ』
それなのに、沢近はまだ高野のことを親友と呼ぶ。
本当につい数十時間前まではそうだったのに、今では酷くそれが懐かしい関係のように思えた。
「……そうだね。私達は親友。天満も、美琴さんも。四人で仲の良い親友同士だった」
しかしその内、もう二人が死んでしまっている。
自分が手を下したわけではない。けれども、もしも遭っていたら彼女達のことでさえも自らの手で殺してしまっていただろう。
「ああ、そうか」
高野は理解した。
親友だったのに、ではない。
親友だったから、だ。
『どうしたの?』
「ううん、何でもないわ。……ところで愛理。貴女、今どこにいる?」
『F‐03、かな。一人でいるわ。晶を説得してこいって、三原さんに言われちゃった』
明るい声で、沢近はそう告げた。けれど高野にはわかった。彼女が無理をしているということが。責任でも取らされたのだろうか。
パスワードを探しにいったのは、沢近。彼女がその存在を告げなければ、八雲が死ぬこともなかったのかもしれない。
もちろん、そんなことは馬鹿げている。騙されたのは彼女だけではない。
きっと三原にだって、そして八雲本人にだって責任はある。
高野は思う。三原は、自分は悪くないとでも思っているのだろうか、と。
それでは、三原の価値など死ぬ寸前の雪野にすら遠く及ばない。
怒りにも似た感情を深呼吸で抑えつつ、高野はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「説得しても、無駄だよ」
『……でしょうね。なんか、わかっちゃった』
なぜだろうか。高野は自分に問いかける。
沢近と話していると、まるで日常に戻ったようで。高野は安心して振舞うことができた。
感情を表に出さず、トリッキーな振る舞いで皆を煙に巻いていた自分。
でも、そんな自分を理解してくれていた数少ない親友が、沢近であった。
何も話さずとは、何かをわかってくれる。そういった存在がいるということがとても嬉しく、そういった存在を消さねばならないということが少し口惜しい。
『晶はこれからどうするの?』
沢近の問いに、返す言葉は一つしかなかった。
それはもう決意したこと。麻生を逃したその時から……甘い考えは棄てると、そう決めたのだから。
「……何も変わらないよ。今まで通り、貴女達の命を狙い続けるだけ」
向かってきたら殺す。逃げるものも殺す。
それは揺るいではいけない。揺るげば、今まで血に染めた自分の来た道を否定することになる。
『私も、やる事は一つよ。八雲は助けられなかったけど、まだ他の皆がいるから。だから私……』
言いよどむ沢近が言いたいことも、高野にはわかっていた。
彼女もまた、今まで来た道を否定するわけには行かないのだろう。
助け舟を出すように、一言だけ言い放つ。
「私を、殺しにくる?」
『……ええ、行くわ。それしか手段はないんでしょう?』
インカム越しに聞こえる力強い返答に、高野の精神は躍っていた。
親友が、自分を殺しに来る。そんなシチュエーション、まったくのイレギュラーだ。
「私を止めるには、そうするしかないかな」
『貴女は私が止めるわ。刺し違えても、必ず。……親友だからね』
何故だろうか。高野は何度も自分に問いかける。
沢近は自分を殺しにやってくる。けれど今は、それがとても待ち遠しく感じてしまう。
インカムの通信が途絶えた後も、高野の心が静まることはなかった。
しかし、ただぼーっとして待っているわけにもいかない。考えること、しなくてはいけないことは色々とある。
とくにフラッシュメモリについては、もう一度よく考えなければならない。
刑部や笹倉が、フラッシュメモリの回収にきたのは事実だ。
けれども実際のメモリの中身は、明らかに主催側が用意したトラップ。
それでは、刑部や笹倉の言動や行動は全て芝居だったというのか。そうだとしたら、まさに迫真の演技だ。
もしかしたら、教師達の間でも何か問題が起こっているのかもしれない。
――だとしたら、付け入る隙はあるかもしれないわね。
明確なことは何一つない。
けれども高野の中で少しずつではあるが、新たな状況へと対応するための何かが徐々に出来上がってきている。
本人のわからぬところで、その気持ちは、ゆっくりと膨らみつつあった。
【午前:4〜6時】
【沢近愛理】
【現在位置:F-03】
[状態]:かなりの疲労。返り血にまみれている。極度の精神的不安
[道具]:支給品一式(水4,食料8)、デザートイーグル/弾数:2発、携帯電話(残量約半分)、インカム親機、アクション12×50CF(双眼鏡)
[行動方針]:高野と合流。
[備考]:教師らを激しく憎悪。一条が嵯峨野の死体を見つけたと勘違いしています(一条は死体の顔を確認していません)
所謂"悪魔の囁き"が聞こえ始めています(本人に強い不安)
高野に親友として接する。播磨に対し……?
【播磨拳児】
【現在位置:G-03中部】
[状態]:睡眠中。全身血まみれ
[道具]:支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ
[行動方針]:???
[最終方針]:生き残ってマンガを描き続ける。
[備考]:サングラスを外しています。高野を殺人者と認識しています。ゲームの目的を知りたがっています。リュックの一部が破損してます。
【一条かれん】
【現在位置:G-03中部】
[状態]:睡眠中。肩を負傷(止血)、極限の精神不安定状態。
[道具]:支給品一式(食料5、水1)、東郷のメモ
[行動方針]:???
[最終方針]:???
[備考]:何をすればいいのか完全にわかってません
【笹倉葉子】
【現在位置: G-03中部】
[状態]:疲労、両手の皮が剥けて痛み
[道具]:リボルバー(S&W M686Plus)/弾数 6発、.357マグナム弾20発、暗視ゴーグル、ヘッドライト、セキュリティウェア、スコップ
[行動方針]:八雲の埋葬
[最終方針]:反主催
[備考]:なし
【刑部絃子】
【現在位置: G-03中部】
[状態]:疲労、両手の皮が剥けて痛み
[道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数 16発、9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジン1つ
暗視ゴーグル、ヘッドライト、セキュリティウェア、スコップ
[行動方針]:八雲の埋葬
[最終方針]:反主催
[備考]:なし
軍用車(詳細不明、ロック中、車全体に傷・へこみ)には、二人分の様々な荷物を積んでいます。
突撃ライフル(コルト AR15)/弾数:37発、テーザー銃(使いきり。要カートリッジの交換)、金属探知機2は車内にあります。
一条から少し離れたところにおいてあります
高野晶】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労(中)。
[道具]:支給品一式(食料13、水4)、ドラグノフ狙撃銃/弾数9発、薙刀の鞘袋(蛇入り)、インカム子機
雑誌(ヤングジンガマ)、ブラックジャック×2(岡の靴下でつくられた鈍器。臭い)
殺虫スプレー(450ml) ロウソク×3 マッチ一箱、スタンガン(残り使用回数2回)
キャンピングライト(弱で残り1〜2時間) 診療所の薬類
[行動方針]:沢近と合流。
[最終方針]:全員を殺し、全てを忘れない。反主催の妨害。教師達にも罰を与える。 ゲームの目的を知りたがっています。
投下完了
GJ
終盤の山場にきたね!
乙〜
高野と沢近の掛け合いがいいなあ。
内容はこの上なくダークなのに、どこかおだやかだ。
乙〜笹倉先生の内面も初めて描写されたね
教師二人が何か知ってるわけじゃないのか・・
で
こっからお嬢の気が変わって引き返すのはナシ?
もう絶体絶命(´・ω・`)
どっちが勝つか、そもそも戦闘になるかもわからんだろ。
そういう決め付けはなしにしようよ。
>>69 助けたいなら、自分で書くことだな。
勿論、無理のない展開で。
上手くいけば奈良ばりに死亡フラグ回避出来るやもしれんし。
つか自分の好きなキャラを助けるために書くってのもどうかと思うがな
まぁなw
ただ、書き手にもある程度の好みはあっていいと思うんだ。
勿論、度が過ぎるとGEI氏の二の舞なんで、あまり目につかないようにしてくれた方が妙な先入観を持たずに済む、ってのはあるけど。
(1氏なんかは隣子スキーだがその辺は上手に振る舞ってた)
今ここにいる書き手の好みってわかる?
投下作品からしぼれそうだが
戻るっつってもどこに戻るんだよ
行き場を無くして高野のとこに行くような流れなのに
>>66 GJ!
沢近意外に落ち着いてるな
他の皆がいるから行くってことはまだ反主催をあきらめてはいないのかな
GJ!
二人はいつまでも親友なんだな
その二人が殺し合うのは悲しすぎるな…
GJ!
追いかけてきたスクロワも、いよいよ締め時か。
長いようで早かったなぁ〜……
書き手さんがんばれ!がんばれ!
ストーリーに先は無く生き残るのは誰になるのかは分からない……
生きている人間が何人なのかさえも分からない……けど
たった一ついえることは、俺たちはその瞬間に立ち会うって事だ!
残念ながら終盤までいったロワならいくらでもある
そこから完結したロワこそほんの一握り。
元々スクロワは単独ロワだったりキャラ信者ばっかりだったりまとめが充実していたり
成功するための好条件が揃っていた。これだけお膳立てされていたにも関わらず
この現状というのは辛いものがある
キャラ信者が多いのは悪条件じゃないか?
>>79 流石に5人まで言って終わらなかった例は少ないよw
とはいえここからが一番難しいと言えなくもない
けどまあ、他の過疎ロワに比べりゃ希望はずっとある
そりゃもう、分けてもらいたいくらいにw
むしろ79みたいな奴がいるのが悪条件だよな
もえキャラロワでスクランが出て、他の作品とのクロスオーバーをみたいと思ったけどあのスレ死んだぽいな
やっぱりここのロワを完結させるしかないよ、ロワスレは成功しにくいのにせっかくここまできたんだし
どれみ・ネギまと講談社単独作品ロワは完結してきた伝統があるわけだからね
スクランの場合、現状で優勝・全滅・脱出とどのエンドもアリだから完結させるだけなら大丈夫だろう
とりあえずキャラを動かしてその流れで結果を選ぶという手もあるし
書き手には超姉の人が多いんじゃないかと最近思うようになってきたw
>>86 なぜ?w
最初の播磨と絃子さんが仲悪すぎてだけで実際こんなもんだろうさ
というかスクロワは播磨関連の女関係は出来る限り避けられてきたからな
ぶっちゃけ初期にそういうフラグが立ってたらかなりの確立で死に掛けてたと思う
まあ確かに超姉Endで落ち着きそうな展開ではあるな。
超姉! 超姉! 超姉! 超姉!
よろしい、ならば超姉だ
奈良「やったー!!
ここで奈良を予約
さらに菅とその彼女を予約
恋愛関係は避けられてるといっても終盤に来てちょっとずつ出てきてたけどな。
序盤からも天満→烏丸、播磨→天満は明確に強調されてたし
沢近→播磨や八雲→播磨も気にする程度には描かれていた。
恋愛ネタやって長生きできるのはメインよりモブだなやはり
砺波を忘れたとは言わせんぞ
あの散り際は黒歴史
というよりあの作品が黒歴史。
俺は未だに烏丸が岡を殺した理由が理解できない。
過去を蒸し返すのはよせ、今さら言っても始まらない
99 :
作者の都合により名無しです:2007/05/19(土) 08:57:55 ID:da7meW8R0
>>97 隣子を殺されてカッとなったでOKだと思うんだが?
>>99 烏丸は晶が撃ったことも知ってるし、岡達が晶に騙されてることも知ってた。
カッとなったのなら、晶を殺そうとするだろう。
なんで仇でもない岡や西本に襲い掛かるんだ?
「人なら誰でも良かった。特に恨みはない」
とかどこぞの17歳みたいなこと言うんだろうか?
心のタガが外れて、高野の元へ最短距離で走るために、障害となる者を排除した
で、よくね?
・西本たちは高野に洗脳(?)されていた
・そのため、烏丸や砺波の説得に応じず、挙句に砺波は殺されてしまった
理由というか動機としては十分だと思うけどね
>>100 自分の目の前で人が殺されたら冷静な思考とか理性なんか失ってもおかしくないだろ
どちらにしてもそれは過去の話、いまさら文句言っても仕方ない
それと現実の話を出すな不謹慎だ
なんというかスクロワの伏線消化のあっけなさは本編に通じるものがあるな
播磨包囲網→マーダーの相次ぐ死亡であっさり消滅
日本刀→隣子死亡であっさり(ry
もっと盛り上げ方があっただろうに
あちゃあ(ノ∀`)
日本刀はね、さくらんぼメモを残したという点で立派に働いてくれたよ。
それにそもそも、日本刀は伏線とはいえないんだがね。
包囲網は、前半で播磨を他の人気キャラと合流させないという役目を果たした後は用済みだから。
ある程度ロワが進んでカプ信者が諦めてからでないと、播磨は他キャラと絡ませ難かった。
以上、書き手からの考察。
ここでああいう風にちゃんとしたキャラ付けがあったキャラがアッサリ死ぬのもロワって感じがしていいと思う俺の登場。
あっさり死ぬのは普通
描写まであっさりしてるのが問題だった
ロワを求めてる層とロワという状況の中でのスクランキャラのあれこれを
期待してる層と微妙に望んでるものが違うんだな
前者が多いほうが完結に望ましいんだけど後者が多かったと
前者を望んでる層ってスクランキャラである必要もないんじゃないの?
オリジナルでも読んでろって話。
開演が終わってからの30話で死んだのが生徒で3人だけだからな
キャラのたってない教師達と生徒達がほぼ同じ人数になってるし
その挙げ句にほとんど何も進んで無いんだから、ダレるのもしょうがないだろ
>>112 やはり一度に殺し過ぎて、後々キャラを殺させづらくなっちゃったんだね・・・。
逆に言えば、あそこで開き直ってもっとバタバタ殺してれば今頃さっくり完結してたかもしれない
人が死ぬペースが下がったのはしょうがない。
城戸が死んだ時点でマーダーが高野だけになっちゃったからね。
かといって城戸を野放しにしたら対主催の芽すら刈り取りかねなかったし。
せめてあと一人、適度な力を持ったマーダーを生かしておけば……とか思ったり思わなかったり。
例えばSMとか。結城とか。奈良とか。
奈良なぁ
あの時……いや、ヘタレるだけならまだ構わんが、他の生徒の反対側へ向かわれてはなぁ
ああいう死に方させる以外に動かしようがなくなる
ならはヘタレだからしょうがないが城戸は勿体無かったな
城戸はインフレしすぎたからあんなもんで良かった
播磨、一条、沢近、高野、三原、刑部、笹倉で予約します。
八雲がいい感じでアレだったから沢近に嫉妬させて狂わせればよかったのに
ところでこういう反省点を後になって挙げるのはその話を書いた書き手の
モチベーションを下げるんだろうか?
それとも教訓として受け取ってもらえる?
反省点にもなってないし、どうでもいいかと
>>120 俺のことだったら聞いてみたいな
毒吐きがどこかでならいいんじゃないか?
>>119 ktkr!!
>>120 客観的に明らかな矛盾点とかならともかく単なる好みや週一程度のペースで作品投下されてるのを
gdgdだと決め付けて批判するクセに自分自身は何もしない奴の好み垂れ流しは反省点と言うのかどうか。
書き手ごとに違ってるから気になってたんだけど、
笹倉先生→播磨の呼び方って『播磨君』『拳児君』どっち?
周りに親しい人しかいないときは拳児で、そうでないときは播磨かと
いまさらながら凄い名前だな、拳児って
規制にかかったらしたらばの修正スレの方に投下します。
『徹頭徹尾』
東の空はとても濃い紫色をしている。この島に来て、二度目の朝日が昇り始めたのだろう。
荷物の中でも特にかさばるキャンピングライトを捨て、薬品を少しだけいじり、高野は歩みを進めていた。
あれから沢近からの連絡は無い。ただ、彼女がこちらに向かっている事はほぼ間違い無い事だった。
何らかの罠である可能性ももちろんあるが、しかし沢近がインカムを通して直に発した言葉に偽りがあるようには、高野には思えない。
それは、沢近が高野にとって親友と呼べる存在だからだろう。その二人がこれから殺し合いをしようと近付いているのだから、この島は狂っている。
それなりの広さがあるこの狂った島で、しかし高野は沢近との遭遇が近い事を確信していた。
何故なら彼女は携帯電話を持っているし、それとメールが出来るノートパソコンがあるからだ。
パソコンには地図があるし、少なくともその画面の前には今、三原達がいる事だろう。
沢近の話を聞く限り、三原は沢近に自分(高野)の始末をさせようとしているようだった。
ならば、少なくとも三原は沢近に高野の位置に関する情報を送っている可能性が高い。何せ、素通りされては逆に三原の身が危ないのだから。
親友同士で潰し合わせ、その後で三原が何を企むのかまでは推測の域を出ないが、高野とてそれに乗らないつもりはない。
後戻りの出来ない少女は、親友すらも手に掛ける。その決意に今更揺らぎなどはない。
せっかくお膳立てされた舞台だ。ここでたったの一度踊って見せた所で、全員を殺すという結末に何の影響も無いのだから。
闇が随分と和らいできた気がした。今までと違い、ある程度先の視界も確保出来るようになっている。
見慣れたような、しかし見た事が無いような木々の合間に出来た一本道を、高野は一人歩き続ける。
ここは獣道と言うよりは、地図にも載らぬ人間用の道のようだ。
車一台が辛うじて通れるような、そんな道。その先に、やがて高野は一人の少女のシルエットを見た。
片方が欠けたツインテール……少なくとも、高野にはそのシルエットがツインテールであると確信できた。
何故ならその相手は沢近愛理。高野にとっては親友とも呼べる存在に他ならない。
そんな二人の再会は、互いに木々の間に身を潜める事から始まった。
高野との通信後、沢近の持つ携帯電話には何度かメールが届いていた。
差出人は三原。その内容は、高野の現在地に関する詳細な情報だ。
『そのまままっすぐ北に行けば、高野さんがいる。八雲ちゃんや天満ちゃんの為にも、がんばって』
がんばって……三原が最後に付け加えたその一言は、沢近にとっては逆に彼女の胸を痛める結果となった。
「……ごめんなさい、八雲、天満。晶は私が必ず止めるから……」
八雲や天満なら、きっと高野に殺し合いをやめて欲しいと望むだろう。
殺して止めるのではなく、説得して連れ帰って欲しいだろう。まさに三原が自分にそうして来いと言った通りに。
だが、インカム越しに聞いた高野の言葉に嘘偽りが無い事は、親友を自負する沢近にはよく分かっていた。
そんな彼女に対し、親友として出来る事はたった一つだ。三原に預けた城戸の銃は無くとも、嵯峨野から譲り受けた拳銃はある。
それを握り締め、沢近は歩き続けた。ハリー、城戸と、このゲームに乗った者達を葬った、この力で……
再会はそう遠い未来の出来事ではなかった。三原の指示通りに北に突き進めば、確かに見えた人の影。
大まかなパソコンの地図とは言え、やはりその気になれば車でも通れそうな道を歩いてきた事が大きかったのだろうか。
久しぶりに見た親友は直ちに付近の木々に身を隠し、沢近はそれを追った。
「晶!」
地に落ちた枝葉を踏み砕く音を立てながら、沢近は叫ぶ。
時折木の陰から見える高野との距離はそう遠くない。拳銃でも十分に有効射程内だろう。
だが、その残弾がそう多く無い事は、沢近もよく分かっていた。
牽制で撃つ余裕は無い。かといって、接近戦を挑むのも危険すぎる。
だからこそ彼女もまた高野と同じように身を隠しつつ、大声を上げて牽制するのが精一杯なのだ。
「晶、聞こえてるんでしょう!? 何でこんな事続けるの!」
……気付けば説得しようとする。神経を研ぎ澄ませ続けながら、ふと沢近は自身の未練に気付いた。
やはり、望んで高野を撃ちたい筈が無いのだ。このゲームを始めた教師達や、ゲームに乗った者達への怒りがある事は変わり無い。
このゲームのせいで死んでいった者達……特に今の彼女にとっては、八雲や天満だが……彼女達の為にも、沢近は止まる訳にはいかないのだ。
それでも、相手は親友。しかも彼女の行動はどう見ても一択しかないというのに、時折沢近は勝手に他の選択肢を妄想すらし始める始末だった。
手を上げて出てくる高野。涙を流し、全てを謝罪する高野……沢近のそんなささやかな願いは、石のような物が足元をかすめた事で果てた。
膨らんだ靴下のような物は、足元の落ち葉を潰す音を立てて落ちる。それが高野から投げつけられた物である事は明らかだった。
「……晶ぁ!」
誰のものとも知れぬ靴下の塊に、沢近は高野の決意の固さを見た。
しかし彼女の中で燃え上がった憎悪の炎は、突如として背後から響いた車のクラクションの方へと漂っていった。
話は数十分前に遡る。
分校跡から少し離れた森の中で、笹倉は刑部と共に穴を掘り続けていた。
既に鋸を使用してぼろぼろの掌は、スコップを使う事で更に多くの血を滲ませている。
その上、傷口には土も随分付いていた。それを見る度に、感染症という単語が何度笹倉の頭を過ぎった事だろうか。
しかしその痛みも今までの行いの報いと受け止め、笹倉は救う事叶わなかった八雲の為にひたすらにスコップを振るう。
だが、道具があって人数が二人居るにも関わらず、穴を掘るというのは実に困難な作業だった。
随分と掘り続けた気がしていたが、穴の深さはまだ予定の半分にも満たない物だ。
まるで休息の足りぬ女二人、掘ろうとする穴の大きさ等困難な要素は数あるが、穴一つ満足に掘れない無力感が笹倉を覆う。
土が固くなってきたのか、それとも掘ろうとする力が弱くなったのか……一度で掬う土の量も、回を追う毎に減っていく気がした。
だが、もちろんそんな表情は刑部に対しては一切見せない。変わらぬ笑顔を刑部へと向け、「さあ、続きを頑張りましょう!」と励ますのだ。
「……葉子、君は一旦車で休んだらどうだい?」
袖を腕にまで捲り上げた刑部がそう告げたのは、もう何度目か分からぬ笹倉の励ましの直後だった。
笹倉程では無いにしろ、掌に血を滲ませた刑部だったが、しかし彼女はそれ以上に酷い笹倉の手を見ながら発言する。
「あ、私なら大丈夫ですよ。それにほら、出来れば放送の前には穴も完成させたいですし……」
「……じゃあせめて手を消毒して、包帯くらい巻いて来てくれ。血染めのスコップなぞ見るに耐えないんだ」
笹倉が持つスコップの柄を、血がゆっくりと伝っていく。
しかし笹倉には気にならなかった。それよりも、今の刑部の表情の方がよほど大切なのだ。
自分に弱音をぶつけた事で、刑部の中で何かの踏ん切りがついたのだろう。
その決意から、自分を気遣うだけの余裕も芽生えてきたのだ、と。それが笹倉には当然のように伝わってくる。
「……分かりました。じゃあ、包帯だけ巻いてきますね。後で絃子さんの分も持ってきますから!」
スコップを音を立てぬよう横に倒し、笹倉は車のある方向へと歩いていった。
刑部から見えない場所まで来た時に一度は座り込んだが、ここで休む訳にはいかない。
刑部の為にも、播磨達の為にも、何より八雲の為にも――笹倉は両足でふんばって再び立ち上がり、車へと目指す。
そんな彼女でも、ロックを解除し、車のシートに腰掛けた時は危うかった。
そのままぐったりと眠ってしまいたい程の疲労感が、どっと彼女を襲ったのだ。
実際の作業時間は数十分にもならないというのに、さも大仕事をこなしたかのような錯覚に陥ってしまう。
これも、今まで十分に休息を取れなかった事が原因だ。そう思うと、一度堂々と管理室で仮眠を取っていた姉ヶ崎への憎しみが増した気がした。
車のエンジンをかけて気持ち冷房を効かせた笹倉は、後部座席に置いていた救急箱を取り出した。
一旦外に出て水で傷口を洗い流し、車に戻ってからは消毒液に身震いし、包帯を巻きつける。
手先だけがミイラ男のようになってしまったが、薄く巻いたので動作には支障無い。
あちこちで血が薄っすら滲み赤くなっていたが、別に巻き直したいとも思わなかった。
刑部の分の包帯と消毒液を取り出した時、ふと笹倉は気付いた。
エンジンの始動と共に点灯した、カーナビの地図が示した現状にだ。
三原は依然自分達から少し離れた分校跡に居た。恐らくは疲れて眠っているのだろうか。
だが、問題はここより北――そう、沢近と高野だった。この場に到達した時に比べ、両者の距離は一気に近付いていたのだ。
リアルタイムで更新を続けるこの地図は、まるで何かに導かれるように近付く両者を克明に映し出していた。
「地図に無い道があるの? それとも……」
……何にせよ、笹倉は現実を知ってしまった。そして、もう動かない訳にはいかないのだ。
一人でも多くの生徒を救いたい――それは笹倉の願いであり、きっと刑部も同じ気持ちだ。
ならば、沢近を……そして、可能なら高野も助けなければならない。
何故なら沢近が近付いている相手は、他でも無い高野なのだから。この島で恐らく唯一、全ての者を殺して優勝する事を目指す少女。
フラッシュメモリの結末を、このゲームの黒幕を知ってから、笹倉達は変わった。
だが、高野は依然そのままなのだ。そんな彼女の元に沢近が向かえば、どう転んでも悲劇しか起きないのは火を見るより明らか。
……今から刑部の所へ向かい、伝えに行く余裕は……地図を見た限り、とてもありそうではなかった。
二人はあと10分もすれば接触してしまいそうなペースだ。もしここで刑部へ報告しに行けば、その間にも二人が出会ってしまう可能性は高い。
「……絃子さん、ちょっと行って来ますね。必ず帰ってきますから……」
もしも逆の立場なら――刑部が先にこの状況を知っていれば、きっと彼女もこうしたのではないだろうか。
そんな事を考えながら、笹倉はアクセルを踏み込んだ。
相手は教師を憎悪している可能性が高く、これから自分が行う事がいかに困難な事かは、笹倉には良く分かっていた。
高野はおろか沢近すらこちらに攻撃してくるかもしれないが、それに対して自分は手出しをする事が出来ない。
だが、ここでまた一人(最悪二人)の命を散らせる訳にはいかないのだ。
防弾仕様の軍用車という最強の盾を以って相手の攻撃を防ぎ、説得する……改めて事の困難を実感する笹倉だったが、それでも迷いはない。
かくして時は現在、高野と沢近が遭遇して間もなくという段階に戻る。
薄っすらと明るさを取り戻し始めたこの島で、笹倉はライトを点灯させて走っていた。
少しでも注意を自分に向けさせ、沢近と高野の争いを防ぐ為だ。
車内灯も点灯させ、敢えて外部から丸見えの状態を作る。ほんの数時間前まではありえない状態である。
分校跡に向かう時には気付かなかった、舗装された道路から分かれた小道。
その先に沢近と高野がいる事を確認し、笹倉は車をその小道に突っ込ませた。
すれすれ……いや、時折ぶつけた枝を砕く音を響かせ、屈強な軍用車はそのスピードを緩める事無く突き進んだ。
歩けば一区画で一時間近くかかるこの島も、車ならば実に早い。おかげで笹倉は、沢近と高野が遭遇してすぐにその現場へと辿り着けた。
予定通りにクラクションを鳴らし、更にハイビームも使用。これで、地図の上ではすぐ近くに居る二人に自分の存在を誇示できただろう。
まずは二人の姿を確認し、少しでも説得していく……笹倉は車内からそれを行えるようにスピーカーを用意した。
しかし、彼女がそれの電源を入れる前に響いた轟音。その正体は、銃声だった。
「随分いきなりね、沢近さん……」
運転席側のガラスに弾痕が残っており、何より木々の間から僅かに見えた金髪の少女が、沢近からの攻撃である事を笹倉へ知らせた。
……有無を言わさずの銃撃である。自分達がそれほどまでに憎まれていたのかと、改めて笹倉は現実を突きつけられる。
今外に出れば、間違いなく八つ裂きにされるだけ。かといって早々に説得を諦めこの場を去れば、今度は沢近と高野で殺し合いだ。
笹倉は沢近達に無理矢理中に入られないようにロックをかけ、僅かに窓を開けてスピーカーの電源を入れた。
『沢近さん、高野さん、もうやめて! 私はもうこのゲームに協力するつもりは無いの! あなた達にだって戦って欲しくない!』
殆ど閉め切ったも同然の車内のやかましさは想像に難くないだろうが、それでも笹倉はスピーカーに向けて叫び続けた。
沢近との距離はそう遠い物ではないし、カーナビで見る限り高野もすぐ近くに居た。なので、この場で出来る限りの説得をするのだ。
『今まで何も出来なくてごめんなさい! 今更かも知れないけど、でもこれ以上あなた達が傷つけあう姿を見たくないの!』
笹倉は、首輪の事など恐れてはいなかった。姉ヶ崎にいつ爆破されてもおかしくないだろうが、それでも生徒達を助けたかったのだ。
だが、そこに轟音が割って入る。銃声とは違う、もっと無骨で重厚な音。それは、先ほど沢近から撃たれた方向から響いていた。
相変わらず木の陰に隠れながらだったが、不意に沢近が姿を現す。同時に、彼女の手からは石のような物が投げ付けられていた。
ガツンという音を立て、強化ガラスの表面に擦り傷が増える。銃弾すら防ぐ強化ガラスが割れる事は無いが、その光景は笹倉には悲しい物だった。
例えばパレスチナやイラクで、軍の車に対して投石を行う少年の映像を見た事がある者も少なく無いのではないだろうか。
圧倒的な力の差がある相手に対し、非力な者が出来る限りの憎悪をぶつける象徴である。
銃が効かないと分かるや石を投げ付け始めた沢近の姿も、そんな憎悪に染まりきった者と同じように笹倉の目には映った。
……だからこそ、そんな哀れな少女を助けたいとも彼女は思うのだが。
申し訳ありません、連投規制にかかったので残りはしたらばの修正スレの方に投下しました。
まさか5回で規制になるとは…
乙でした!
…………さて、これで脱出endの可能性はほぼ消えたか(´・ω・`)
このままいけば全滅もアリかな。
笹倉センセの行動が少々短絡的な気もするが……まぁ充分有り得るか。
ただ、時速100kmは幾ら何でも速すぎw
事故る→笹倉センセ負傷→ガソリン漏れ→火焔瓶→焼死の流れがあまりにもグロいのは解るけどねorz
乙乙乙
また一気に動かしたね。
放送も近づいたし(というか、次の話が放送かな?)、いよいよ完結が見えてきた予感。
このまま突っ走れ〜
乙!
炎上、爆発とかなりロワらしい展開でした。
火炎瓶のアイデアは見事でした!
高野よりも沢近がかなり怖かった。。。
全てを知ってるのは三原だけか…。彼女の今後の動きに注目。
乙であります!
ついに……ついに来てしまったか、この時が!
悲しいけどロワなのよね、これ
またもや大きな動きを書ききって、GJでした
次の放送を挟んで、いよいよクライマックスか!?
>>134 GJいよいよ完結が近づいてきましたね
次の放送は1氏が書かれるんですか?
>>137 三原は播磨達と刑部が一緒にいることは知らないはず
それがどう影響するか・・・
PC壊れてるせいでこっちに落ちてる分しかまだ読んでないけど乙
というか規制でしたらばに落とされた奴って誰か代理投下しなくてもいいのか?
乙でした。
タイヤを狙わないお嬢はバ・・やさしいひと
発狂した辺りがすごく怖かったです。
笹倉先生は荷物全部積んだまま出発したんだろうか?
これまで刑部先生よりずっと冷静だったし自分が失敗した後のことも考えていそう
役立つものは置いていった可能性もあるかな?
携帯でもしたらば読めるだろ
スクロワ終わったな。今まで楽しかったよ。
>>134 乙です。
しかし、三原がパソコンの画面を見ながら沢近を誘導している際、
更には播磨たちの位置を確信している際、
刑部・笹倉の居場所について何かしらの感想、そしてそれに対する対応を取らないというのはどうにもおかしいのではないでしょうか?
播磨・一条の近くに刑部がいることも、沢近の背後に笹倉が迫っていることも、三原にとってはそうでもいいことではないはずです。
そこのところの修正をよろしくお願いします。
×そうでもいいこと
○どうでもいいこと
もう……ゴールしてもいいよね……?
乙です
高野と沢近はいいが、笹倉先生に違和感あり
今までロワの中で最も冷静であった彼女がする行動としては短絡的だと思う
まあ、俺の妄想内だからかもしれんが
したらばってどこだ?
君の心の中さ
もちろん俺の心の中にも
完結したロワのなかで優勝エンドの割合ってどのくらい?
>>144 その前に教師の位置ってPCではわからないんじゃね?
>>147 眠くて疲れてるときにシミュレーションゲームやると棒攻めになったりとかしね?
>>139 この話が通るのでしたら時間があるうちに早めに書こうと思います。
他に動かせそうなキャラは殆どいないので。
もし他に書きたい方がいらっしゃれば、ぜひ立候補して下さい。
>>141 笹倉がカーナビで沢近と高野の接近を知った時点で、時間的な余裕はほとんどありませんでした(刑部に伝える時間すらも)。
ですので、積荷を降ろしたりする余裕も無かったと考えていいと思います。
>>144 パソコンの地図では刑部達の位置は表示されません。
メモリ回収に出た教師達は『闇夜の出撃』からノートパソコンの探知機能からの一時解放措置がなされ、
現在までの所、それが解除された描写はありません。
>>148 まとめの掲示板です
>>147 最近の笹倉の話を読む限り、彼女は反主催で生徒達の事が大切だと考えていると思いました。
そこで沢近と高野の接近を知れば、きっと助けに出るだろうと私は考えました。
これまでの冷静さは本人のコンディション、そして何より常に刑部が近くに居た事が大きいのではないかと判断しました。
笹倉先生が焦るのはわかるけど目の前で殺し合いしてるわけでもないし、
何も残さずにっていうのは違和感がある。
断定しないで次の書き手任せにしたほうがいいんじゃないだろうか
「冷静だった笹倉らしくない」っていう書き手なら東郷メモみたいな扱いにすればいいし
「余計なことする余裕はなかった」のなら何もないように書けばいい
>>153 GJ
勘違いで殺しあう人たちは何度見ても、なんだかやるせないです
最近はメインどころもバンバン死んでいってロワという舞台での無常さを感じます
このロワも残り後4人ですか
主催者や外部の関係も書けそうですが、完結がせまってきて何よりです
>155
スクランの醍醐味が勘違いにある以上、ロワでもそれが主題になるとは言え・・・
大したことじゃないがひとつ疑問
アルコールの炎って青っぽくしかも見えにくいんじゃないか?
どれロワ改訂版の火炎瓶とかアルコール燃料車の事故とか
>>134 乙です。
笹倉が哀れでしょうがない。(つД‘)
イトコさんもすれ違いで親友を失ったわけだし・・・・・・。
もう一山二山ありそうでwktk。
笹倉の行動については
まず、時間のかかる行動は移動時間とその作業時間の計算がたたなきゃまずしないと思う。
計算できなきゃ「こうしてるうちに間に合わなくなる可能性もある」と考えながら××することになるからね。
でも冷静であることと時間の計算が出来ることとは直結しないと思うし、そんな計算はそもそも不可能な気がする。
できて窓から何かを放り投げるとか位?
もちろん「俺がこれしか思いつかんからこうだ」なんて決め付けるつもりはないから、ほとんどチラ裏として扱ってくれて良いけどね。
>>154 笹倉センセはどっちにも死んで欲しくなかったわけだ
にもかかわらずお嬢と姐さんが出会いそう
しかもその前に姐さんが殺る気全開なのは確認済み
積荷降ろしたりする余裕がなくても不自然じゃないとは思うけど……
>>140 数年前に完結した2chのロワスレを読んでいたら、一部の話が抜けており、
その部分は避難所で賄ったようなのだが既に板は消失していて
そこだけ読むこと叶わず、という例があったので後のために代理投下は欲しい
X7氏の「裏切り者」のときも代理投下はされなかったし、別にいらなくね?
本スレ追ってるだけじゃ分からないのは、修正スレで展開が変わった作品の数々も一緒だし、今更な気がする
「積荷をおろす」は時間がかかっても「放り捨てる」なら30秒かからないぞ
全部やる必要はないわけだし。一つ二つ捨てた→時間がないもう行こう でもいい
八雲・沢近死亡後も生き残っているハラミやイチさん。
イチジョーが覚醒してすべてを破壊し尽くすよ
高野と相討ちになって全滅するよ
合流しなかった奈良が優勝だよ
162は何が言いたいんだ?
>>164 いや、よくここまで生き残ったなぁ・・・と。
イチさんなんて初期の頃は中期頃の脱落を予想されていたような。
イチさんは一回死んでるからなw
一度死ぬと長生きするのかも
作品の一部を修正しました。
>>156氏のご指摘に合わせ、火炎瓶での炎の色に関する描写を変更しました。
また、
>>135氏のご指摘にあった、車の速度に関する描写も変更しています。
笹倉が荷物を何か残したかという件ですが、やはり私自身は何も残さずに出たと考えています。
理由は
>>158氏が書かれた事と同じです。
また、今回の話では笹倉が沢近達の遭遇の可能性を知ってから車を出した所まで描写しました。
ですので、何らかの道具を残していっていた、という描写を後から加える事は書き手的に見ても厳しいと思います。
もし私が放送を書いていいのでしたら、とりあえず暫定版をアップします。
禁止エリアはもう終盤なので、完全に分校跡を包囲するようにしています。
これでいいのでしたら金曜にでも放送SSを投下したいので、ご意見をお願いします。
もちろん放送を書きたいという要望があれば遠慮なく仰って下さい。その場合はそちらにお任せします。
笹倉を殺したのは高野ということになるの?
高野や沢近の攻撃があったとはいえ、死因を考えれば奈良と同様に自滅じゃないの?
>>168 事故を起こしているのを高野が発見した段階では笹倉は一応生きていました。
>車内の笹倉は呼吸こそしていたが、意識を失っていたようだった。
そこに火炎瓶を放って車を炎上させているので、高野による殺害と考えていいと思います。
(マーダーランキングは生徒のみが対象なので、そちらにはカウントされませんが)
残りは全員強キャラだな
すげー楽しみ
今読んだ 作者さん乙
どうやら優勝か全滅でいけそうだね
あとは無事に完結してくれることを祈るのみ
禁止エリアもあれでもう完璧に脱出ENDはなくなったな
外部からの助けという萎える手しかない。
全滅か優勝かだけど、どうせ終わるんだからさっさと終わらせてしまえという
投げやりな最後にはなって欲しくないなあ
脱出ENDフラグ立ちました
外部からの助けなしで脱出ENDだったロワなんてあったっけ?
まぁ初めての試みでも全く構わないが
>>174 DQ1st 普通に自力で首輪を外し、主催者をフルボッコして脱出。
それ以前に首輪を外す手段がないのと
スクランキャラは一般人だから・・・
自力脱出はどうあがいても無理
ここで禁断の漫画オチですよ
機械に強い理系の教師でもいれば…
あれ?
奈良を予約
>>174 確か三国志バトルロワイヤルの二回目が純粋に自力だった希ガス。
奈良を予約するのは俺だ!
奈良なら並んで順番を待ちましょう
∧_∧ 奈良厨の皆さんもマターリいきましょう。
(´・ω・`) 奈良のおしっこがはいりましたので宜しければどうぞ。
( つ楢O
と_)_) 楢楢楢楢楢楢楢楢楢楢楢
楢楢楢楢楢楢楢楢楢楢楢楢
あえて言っておくけど荒らしはスルーな
ならば奈良厨なら必ずスルーならびに見習わないようにしよう
187 :
作者の都合により名無しです:2007/05/22(火) 13:14:49 ID:/VNYrOHG0
奈良「奈良と」
吉田山「吉田山」
西本「ワスの」
三銃士「オレ(ワス)様が見てr」
ザーーーーーーーーーーーーーーーーー
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
裏
ダメ「大変よ!視聴率が『KI・MO・I』に!」
ハネ「モザイク!モザイクをかけて!」
〜完〜
なんだこの番組は
奈良以外全部モザイクじゃないか!
奈良・超隠蔽(ナラ・モザイク)!!
あなたの怨み、ハラミます
「藻細工」ぐらいのヒネリはほしい
それはヒネリ……なのか……?
元ネタ踏襲してるだけ前者のがマシだろ……
どうでもいいな
じゃあ菅を予約で
たとえば放送後、一話一話で一人ずつ減っていってもいいの?
播磨死ぬ→高野死ぬ→一条死ぬ(ハラミ優勝)
最近の流れ見てるとこういう話が望まれてる感じだが
(下手にのばそうとせずさっさと終わらせよう、みたいな)
終盤の今だからこそ出来る心理描写が見てみたいけどな
沢近死んだからもうどうでもいいよ。
>>194 あと4人しかいないんだから、もっとキャラを大事にしようぜ。
谷、姉、イトコものこってるゾ!
>>199 あとゴリ・ナポ・伊織か。
そういやお嬢死んじゃって、ナカムラの扱いはどうなるの?
┏┓ ┏━━┓ ┏┓┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┃ ■ ┃┏━━━━━━━━┓┃┃┃┃┃┃┃┃ ./≡≡≡≡≡≡≡≡≡|
┣- -┫┃┏┓┃┗巛うヽ 巛と \.━━┛┃┃┃┃┃┃┃┃ |┌─────┐ J |||
┗┓┏┛┗┛┃┃ ._ヽ_ \ ̄ヽ \ ┣┫┣┫┣┫┣┫ | | .| ◎ |||
┗┛ .┗┛ (。A 。 ) )_ゝ ノ___┗┛┗┛┗┛┗┛__ | | セ惨敗 | |||
// // ∨ ̄∨ ⌒ / /⌒ヽ /| .| | | ||||||| |||
/ // / \ イ ./ 人 \ // |└─────┘||||||| ||
// / // |二ヽ Y /二\ \ノ⌒i二ニ|/||  ̄| | ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄||
// / // // | ■ヽ ヽ ノ■■■ヽ /■■ ||||| ......|_|.:::::::::::::::::::::::::::::|_|:::::::::
ゴリ山の活躍に期待している
>>194 可能性としては、放送の次の話で優勝が決まってしまうこともないとは言い切れないんだよな
大事にじっくり描写して欲しいという人がいるけど、
お嬢だってあっさりだったり高野も播磨もあっさり撃たれて死ぬのは否定できない
というかスクロワで死の瞬間とかじっくり書くタイプの書き手いないだろ
>>200 お嬢が死んだって分かったら報復とかなんらかの動きがあるんじゃね?
それによって主催者打倒とか脱出とかがあるかもしれない
果たしてゲーム終了までに間に合うのか…
ここから、二人か三人が助かっても萎える
高野は助けられるようなことはしてないしな
二人か三人助けられて終わるなら、最後に一波乱あっての優勝エンドの方が面白い
もし、脱出エンドなら高野は生徒を後一人以下しか殺せないことになるから、出来レースになりそうだし
1氏が分校跡を禁止エリアで囲んでる時点で
全滅か優勝しかないとわからんのか
ナカムラ達は後日談で登場だろう。話を書いた書き手は気の毒と言うしかないけど
高野が暴れるのはもういいからハラミに期待したいな
沢近死んだからってなげやりになるなよ
まだわかんねーぜ
そういえば、ハラミだけ一回も死亡経験が無いなwww
>>207 もとからスクロワみたいな一般人のロワには脱出には外部からの手助けが必要だから
禁止エリアとか殆ど関係ない
もう脱出させて面白いキャラもいないし、さっさと全滅で終わろうぜ
それより壮絶なグロがみたいんだけど
真のハラミ焼き大往生の巻とか
こぼれ落ちる内蔵をみてハラヒロ発狂するイトコとか
・高野が二人殺す→残った一人と高野の勝った方の優勝エンド
・高野以外が高野以外の誰かを殺す→正義が一人になるから、脱出させても仕方ないので優勝エンド
脱出するためにはもう悪に染まる人は出せないし、高野を無傷で倒すのは無茶なので高野を一人の犠牲で倒さなくてはならない
しかも残る二人もそれほど仲良くは無い
それなら播磨以外は、相手を倒すを選択するだろう
もう脱出エンドにするには、強引な展開にするしか無くなってるだろ
俺は残った二人が戦って勝った方の優勝エンドか高野の優勝エンドが一番自然だと思う
イチさんとイトコの動向次第だな
まだまだいろんな可能性がある
イチジョーも対主催派を殺してるからな
助かってもなんだかなだし
生き残る権利があるのはハラミと拳児だけだな
沢近が死んだから誰が生き残ってもいいよ。脱出でも全然いいし
ハラミも沢近を死地に追いやったからなぁ……
個人的には播磨or高野の優勝endが一番しっくり来そうだ。
そんな事言ったら播磨だって八雲を「殺した」んだがな
そりゃそーだが、故意か過失の違い位はあるだろ?
結果は一緒でも。
「人を殺した」という事実の前では故意だの過失だのはどうでもいい事だ。少なくとも今の状況下ではな。
みんな何かしら背負ってるわけだ
いい感じじゃない
超姉の超姉による超姉のためのスクロワ
223 :
作者の都合により名無しです:2007/05/23(水) 15:27:56 ID:aIz+DwPb0
天満「テンマと」
沢近「エリの」
両者「ドロドロぉキッチン!」
パンパラッパッパパラパラぱろぁろろろおroxくぁswdfgふjこlp
(↑定番のBGM)
天満「今日は『おにぎり』を作りたいと思います。」
沢近「先生。お願いします」
烏丸「はい」
裏
ダメ「大変よ!電話が殺到!『どうしてもテンマ達の用に作れない』って!」
ハネ「こっちは『どうすればあの崩壊感がでるのか教えてくれ!』って!」
笹倉「CMをいれて!CMを!」
〜完〜
なんだこの番組は!
奈良以外全部モザイクじゃないか!
奈良・超隠蔽(ナラ・モザイク)!!
ダメハネ劇場来ないかな〜
ゲストは沢近八雲でどうか一つ
マイナーキャラを立ててこそダメハネなんだぜ?
さて、梅の出番はまだかな……
228 :
得に期待されないモザイク劇場作者:2007/05/23(水) 23:44:08 ID:aIz+DwPb0
今度梅津ネタでなにかつくろうかな。
>>220 どうでもよくはないだろ
そしたら、正統防衛で人を殺しても死ななくちゃいけないことになるじゃん
播磨が死なせてしまった八雲を背負うのはいいけど、一条が西本たちを背負うとか言い出したら何を虫のいい話をと思うな
どうかんがえても播磨に責任はないだろ
別に死んだ人の気持ちを背負ってるわけじゃない
罪の意識を背負ってるんだろ
>>231 背負うものは罪の意識だけじゃないっしょ、あの場合
お嬢はある意味播磨に見殺しにされたってことになる?
天満、八雲は何とかなったけどさすがにお嬢に死なれたら耐えられないんじゃないか
前の二人と違って確実に助けられるところにいたわけだし
播磨「沢近が死んだ?正直、花井や東郷が死んだときのほうが数倍ショックだったぜ」
>>233から旗展開にしろって声が聞こえてきましたよ
>>234 ぶっちゃけ、播磨も人の死には慣れちゃってるだろうしね。
ああ・・・そうか。ぐらいで終わりそう。
>>233 一時は高野を止められるポジに居ながら、結果として雪野や沢近の命を奪うきっかけを作ってしまったからな。
そういや、ノーパソを強奪したせいで冬木や三沢も移動を余儀なくされて…………
あれ? もしかして播磨やばくね?w
>>237 いいんです。彼にとっては天満ちゃん以外のことは些細なことなんですから
>>237 そういえば播磨の黒化って意見は出ないよな
播磨の存在自体が、というか生きてる事自体が黒だから、改めて黒化させる必要がないw
つーか、とっとと殺されろや播磨よ
……は?
……り?
……ー?
……ぽ?
……っ?
……け?
俺の名は播ぽ拳児
この上なくわかりやすい不良の高校生だ
遊んでんなよ梅津
ガッ
特に問題が無さそうなので、明日午後10時に放送SSを投下します。
>AAは、スクロワで絶対しそうに無い表情を選んだ。
吹いたwww乙です。
お嬢はひたすら憎みっぱなしで突っ走ってたんだなあと実感。
253 :
作者の都合により名無しです:2007/05/25(金) 13:47:12 ID:M4L+DR66O
ほしゅ
23分
10分隣子
256 :
第七回放送:2007/05/25(金) 22:02:30 ID:uLrA0IPT0
赤みがかった東の空を背景に、学校のチャイムが鳴り響いた。
「おはよう、郡山だ。まずは死亡者から発表する。
女子17番 雪野 美奈
女子20番 塚本 八雲
女子 7番 沢近 愛理
以上3名じゃ。
禁止エリアは7時にF-03、9時にG-02、11時にF-04が対象となる。
これで終わりじゃ……しっかりな!」
先日の放送とはうって変わって、静かな放送はあっという間に終わった。
257 :
第七回放送:2007/05/25(金) 22:03:32 ID:uLrA0IPT0
「お疲れ様でした、郡山先生!」
「は、はい……」
前回郡山が放送を行ったときとは違い、姉ヶ崎は実に満面の笑みを浮かべて彼を出迎えた。
彼は加藤が裏切り者として事実上処刑され、更に笹倉も死んだ事で早くも二回目となる放送を行う事になったのだ。
しかし、その内容は今までのように、あれこれと考えられて作られた物ではなかった。
ただ放送の義務である、死者の名と禁止エリアの名を告げるだけの、本当に最低限の事だけをクリアーしたもの。
それは、このゲームに抵抗したくても何も出来ない男のささやかな足掻きのつもりだった。
「うふふ……それにしても、笹倉先生も可哀想でしたね。結局沢近さんに信用して貰えなくて!」
……今までで一番の笑みを姉ヶ崎が浮かべている理由は、郡山には分かっていた。
笹倉が死んだ……いや、殺された。生徒達の戦いを止めようとしたにも関わらず、彼女はその助けようとした生徒達に殺されたのだ。
笹倉が死んだ直後、姉ヶ崎は腹を抱えて笑っていた。
何せ姉ヶ崎はつい数時間前に刑部達に告げたとおり、彼女達の努力が無駄になる事を望んでいたのだから。
三人だけの管理室は実に寂しいものがあった。
その中でも姉ヶ崎は子供のような笑顔を浮かべ、谷はそれに相槌を打つ。
一方の郡山といえば、やはり同じ笑顔を向けられてもただ頭を下げ、ひたすら相手のご機嫌を伺うばかりだった。
何も出来ない無念。それを郡山は、場所こそ違えど刑部や笹倉のそれと共感できた気がしていた。
最も、実際には自分が彼女達以下……いよいよ何も出来ない真の無力である事も、また感じてはいたのだが。
こうしてこの島は、二度目の朝日を迎え入れようとしていた。
放送を投下しました。
>>258 乙です
そろそろペースも落ちると思うけど完結するといいな
260 :
作者の都合により名無しです:2007/05/25(金) 22:38:36 ID:9DKbXBjw0
ウイングゼロのツインバスターライフルで島ごと吹き飛ばせ!
乙です!
ここまで来ても誰が生き残るか分からんな
書き手の皆さん頑張ってください!
予約ないなあでもあと数話で簡潔だよな。
お嬢と笹倉先生のあっけなさを考えるとダラダラ続けるのは
不評っぽいし
後はまとめだね!人気キャラも死んだし、展開的にも優勝エンドが一番自然だから!
終り良ければ全てよし!終りに導く勇気も必要だよ!完璧な素晴らしいラストを書き手に期待してます!
ここからがクライマックスだと思うのだが
いくらなんでもここから後数話は早すぎでしょw
そうでもないぞ
一話ごとに一人死ねばあと三話で決着がつく。
最近の作品見てると書き手は早めに終わらせようとしてるみたいだから
エンディングでも十話いかないだろうな
あからさまに閉じ込めようとしてるならおとなしく閉じ込められるわけもない
播磨チームからしたらいかにして分校エリアから逃げ出すかって話になるんじゃねーのか
>>265 あと3話で終わらせなきゃいけなさそうな言い方はやめてw
違う違う
そうやって発言して逆の展開になって欲しい読者だろ
さっさと終われよ
次がつかえてんだよ
次なんかねーよ
ねーよwwww
なに言ってんの?これで終わりだよ
実際今まで放送後にはちゃんと予約や投下が来たんだけどな・・
全滅か優勝に絞られて書きやすくなったと思うんだけど違うんだろうか?
つ前回放送
>>275 書きたくて書く力が無いんだから、つっかかるな。
そういえば追加機能はどうなるんだろうな
伊織・刑部・播磨・一条・三原・高野予約。
……ナポレオンも予約しとくか。
ナポレオンw存在を忘れてたw
期待します!
ナ ポ レ オ ン !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
祭りだ祭りだトンカツだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!
終わりだと思うなら消えろ
>>281 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)< スクロワに次は無い。
( ) | スクロ・・・
| | | | スク・・・何言おうとしてたんだっけ?
(__)_) \_______
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(; ´∀`)< あ、あれ?体が消えてくよ…
( ) \_________
| | |
:::::::::::::::::
∧_..::. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`:< …なにを考えていたんだっけ
::::::::::::::::: \_________
:::::::::::::::::
.::..........::.
::::::::::::::::: なにもオモイダセナイ
::::::::::::::::: ボクはなんだった?
:: ::: ::: ::: ハラミ?なんだっけ…ソレ
284 :
作者の都合により名無しです:2007/05/26(土) 22:50:58 ID:XrI5BOHK0
終わりがないのが終わり…
深いな
◆X7WwwzkoUU氏独占状態だなw
ナポレオンはどう考えても死んでるはずなんだが・・・
ブタに限った話じゃないがストレスに弱いし、半日で衰弱死する
まだだ、まだ終わらんよ
ミニブタの飼い方でググってみたが、確かにストレスに弱いって話が多かったな。
散歩させたり、餌を与えたりとか。
あと意外だったが、ブタはきれい好きらしい。トイレも同じ場所でやったりするとか。
ブラッシングとかシャンプーとかもしてあげた方がいいみたい。
それで言えば、確かに今のナポの状況は際立って悪い。
狭くて暗い、しかも不衛生な焼却炉の中に幽閉されてるんだから、そのストレスはかなり激しい物になってると思う。
どれくらいのストレスでどのくらいの時間で死ぬかってデータはさすがになかったが、ナポはただでさえダメージ貰ってるのもきつい。
てか、そもそも身動き取れなくなるくらい金属バットで殴られた時点でやばい。
ブタのと殺でもググってみたが、大きな道具を使わずやるなら頭殴って失神させた後首をナイフで掻き切る方法があるらしい。
でもナポは体格も小さいし、体を殴られただけで骨折や内臓破裂になってしまっている可能性は否定できないんだよな。
状態欄じゃ背中、腹を強打しかなり痛む(怪我の程度は不明)って書かれてるだから、あとはケガの程度をどう取るかだろうけど。
まぁ、ぶっちゃけて言うとだな。
……ナポレオンのことでそんなに熱くなられても、その、困る。
ぶっちゃけ死にかけか、既に死んでいるか・・・
ナポはピンピンしてたよ
ナポはビンビンしてたよ
教師ビンビン物語
名古屋市の無職の男=竹石圭佑(20) 高校に忍び込み、女子更衣室で数人分の下着を盗む
24日午前1時10分ごろ、名古屋市内の高校に男が侵入、パトロール中の警察官に、建造物侵入の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、名古屋市の無職 竹石圭佑(20)容疑者。
発見当時、竹石容疑者は女子更衣室で盗んだとみられる下着数人分を所持していて、
調べに対し、窃盗目的で侵入したことをほのめかしているという。
警察は、窃盗容疑でも調べを進め、余罪についても追求している。
ナポレオンが死んでいるか、いないか、
それはフタを開けてみなくてはわからない
まさしくシュレーディンガーのブタか・・・
フタをあけるとブタ
でもダメージうけて放置されてたナポレオンが無傷じゃおかしいだろう?
自力歩行ができるかも怪しいし、ダッシュとか梅を撥ねるなんて絶対出来ない
生きてるか死んでるかはともかく、生きてても瀕死なのは確実だと思う
播磨の栄養になってしまうのか…
ブタミーーンパゥアーー
ナポレオンの死で播磨種割
)
⌒ヽノ
・∵。ノ● ・
’ ”
_
√' ミ) ≡=−
' ̄`
ファンゴ様自重
うまいうまいといいながらナポレオンを食するハラミ
復讐に燃える播磨はハラミを捕えてナポレオン同様に・・・
えろいな
むしろ、播磨達を元気付けようとナポレオンを料理して食べさせるイトコさん
それがひょんなことから播磨に知られ、播磨逆上・黒化
不安定なままの一条も巻き込んで壮絶な潰し合いが……
そこまでやると展開予想厨乙としか
>>309 どう見てもネタですw
>>306 アナザーストーリーみたいな感じで18禁描写やるならありかも
というかやっていいですか?ww
とりあえずスクロワ終了後に新しいスレ建てて、そこでやればいい
あくまで終了後だからな。今書くと書き手さんが困るかも知れないから
次あるならもうちょいエロ方面どうにかして欲しいな
岡初登場のときぐらいのでいいから
もっと死の淵に立たされた人間のギトギトさが欲しい
ハリーは美琴をレイプしちゃえば良かったんだ。
そうすれば、後で沢近にズガンされることも無かったのに・・・。
まったく意味がわからん
レイープまでとはいかずとも、あくまで強気に抵抗する美琴を押し倒し、服を破ってそのDを曝け出させて、
お前は弱い女だと徹底的に思い知らせた上でどん底に叩き落して殺すんだな!!
いやあっさり殺すのはつまらない、せっかくだから徹底的に恐怖を植えつけた後で
そのまま手駒として飼い慣らし、高野や沢近、花井や麻生を襲撃させると!
失敗して死んだらそれまで、成功して相手を殺せたらさらに美琴を精神的に追い詰めてムッハー
……はっ、俺は何を熱弁して!?まてこれはちがううわはなせやめコキャッ
ナポレオン様が、豚だ。(コキャ
そういや沢近は顔が無事なんだよな?
んで美琴はD・・・
黒化した播磨が両者の首をすげ替えて視姦なんてどう?
決め台詞はもちろん「最低だ・・・俺って」
「そうだ! どうせなら天満ちゃんの顔をくっ付けよう!」
それこそ最低だ!
天満ちゃんの顔と妹さんの腕と周防の胴体とお嬢の足をry
お嬢の死を播磨がどんだけ辛く受け止めるかだが・・
天満かせめて八雲レベル・・・・は難しいか?
吉田山よりは悲しんでくれるよな?な?
沢近・・・?
誰だっけ?
小林尽「School Rumble」に登場するキャラクター。沢近(愛理)。
矢神高校の女子生徒で、塚本天満や播磨拳児らのクラスメート。
父親がイギリス人、母親が日本人というハーフ(沢近姓は母方の姓)。京都生まれ。
特徴はもちろんその金髪とツインテールの髪型。
塚本天満、周防美琴、高野晶らと良く行動を共にしており、特に高野とは付き合いが少し長い。
現在は、実業家として海外で働く父や、京都に暮らす母らとは別居して豪邸で暮らしている。自宅にはナカムラという執事と、スズキマサルというメイドがいる。
なんでもこなせる天才型だが、料理が下手で、海外生活が長かったために漢字も苦手。
趣味はショッピングにピアノ。得意分野は剣道、クレー射撃、そしてシャイニング・ウィザード。
気になる人物は、いろんな意味で播磨拳児。
その播磨からは「お嬢」と呼ばれている。
CVは堀江由衣。
昨今の「ツンデレ」ブームの中で、その代表的なキャラクターの一人として認知されつつあるが、作者本人はあまりそういった属性を意識せずに描いていると述べている。
すんません
延長申請
のんびり書いてください
播磨を予約
>>329は有効?
延長宣言してるとはいえまだ予約期間中だが
>>330 ルール上今日の20時34分21秒まではX7氏に予約の権利がある。
X7氏は
>>327で延長宣言をしているが、上記の時間になるまでは予約の権利を保持できる。
よってその期間内に予約しようとした
>>329氏の予約は無効。
今更ながら天満と播磨がバトルロワイアルのルールを勘違いして、
原作並に暴走する展開とか面白そうだなぁと思った。
奈良を予約
335 :
作者の都合により名無しです:2007/05/29(火) 20:06:43 ID:2+84pHm20
>>332 西本、吉田山、菅、そしてちゃっかり奈良の
4人で女子を襲うと言うヤツをギャグでやってほしい
今21:40分だが
これは予約上書き成立なのか?
>>336 あのねぇ、もうちょっと考えてから発言してくださいよ
>>336 上書きするには予約期限が過ぎた段階からでないといけないので、
>>329の段階での予約は無効だと思います。
予約期間が残っているうちは予約した書き手にそのキャラを書く権利があり、その期間中はそれが維持されます。
もちろん、予約期間中でも作者様本人が予約取り消しを申し出た場合はそれで終了ですが、今回はむしろ延長申請でした。
ですので、予約期間中に書き込まれた
>>329の予約は無効と考えていいと思います。
予約した書き手に権利がある期間に、予約期限が切れる事前提で次の予約を入れる事を容認するのは、
予約した書き手の権利を奪う事になると思うからです。
今回の予約を容認すれば、例えば今後予約期限内なのに期限が切れる事を前提に予約を入れる事が可能になります。
そうなれば最初に予約した書き手にとってはいい印象が与えられないと思います。
("自分に書く権利を譲れ"という圧力と感じる、など。これは個人差もあるとは思いますが)
少なくとも予約期限中は、予約した書き手が十分に作品を書く権利を維持するべきです。
予約したキャラクターを他の誰かに取られる心配無く、心置きなく作品を書き上げる期限ですので。
もちろんそれが切れた後は、他の書き手により強く権利が渡るというのが理想です。
そして、それを区切るのが現状の三日間という期限だと思います。
今更だけどフラッシュメモリの罠ってかなり実現性低いよな
パソコンとメモリが出会う可能性すら低いのにさらにパスワードまでかけて・・・
そもそも八雲死んでたら何の意味もなく、入力後のメッセージ見ても
「?」にしかならない
播磨を予約
奈良を予約
>>340 冷やかしで無い事を前提に……
キャラの位置的にも、播磨だけ書くのは難しいと思う。
すぐ近くに居る絃子・一条もしっかり描写しておかないとNGになる可能性大。
ただ、三人とも書くのなら予約をし直す必要有だが。(予約し直す前にX7氏の作品が完成して投下可能な場合、優先権はX7氏に移る)
今のところは優先権はそちらだが、早めに予約キャラ変更しておかないと『どーせNGになんのに邪魔しやがって』なんて評価も出かねん。
あと、X7氏は投下可能になったら即座に知らせて欲しい。
その時間までに
>>340氏のキャラ変更が無かった場合、あくまでも
>>340氏は播磨一人のみの予約となるんで。
ひどすぎるだろ……常識的に考えて……
予約切れたから入れてみただけでこの扱いかよ……
完結目前にしてこんな疎外感を覚える羽目になるとは思わなかった
邪魔してごめん、消える……
予約が切れたからって破棄したわけじゃなく、延長申請してるわけだからな、X7氏は。
仮にそれから3日も4日も投下がないよってんなら、ぜんぜん気にする必要はないだろうけど
まだ半日しか経ってないしなあ。せめて1日くらい待つ+確認取るくらいはしたほうが良かったと思う。
そもそも期限切れる前から予約だなんて、荒らしスレスレなことしちゃったんだし、
あまり良く思われてないのは悪いけど自業自得なところもあると思う
>>343 俺、何か間違った事言ったか?
普段見慣れない酉だと多少警戒してしまうのは致し方無いと思うが……
それに、俺は『播磨一人だと全然書けない』と言った訳でも無い。
他キャラとの絡みが無い分、どうしても播磨一人での心情描写が中心となる。
それに、播磨の行動如何では他キャラの行動を制限してしまう恐れがある。
よって、『書きにくい』と言ったんだが。
制限多くて文句言うなら、それこそ筋違い。
だろ? 常識的に考えて……
どうみても冷やかしだろw
>>345 書く前から
>>342みたいなことをぐだぐだ言うのは普通にどうかと思うぞ?
「警戒は当然」とか何処の何様って感じなんだが…
破棄のないルールでやってるならともかく破棄が普通にあるこのスレならそこまで過敏になることもないだろう。
>>344 ルール上問題ないんだから別に良いと思うが。
播磨一人の予約したって別に構わないだろうに
全体の話数は少ないんだから一話でも増えたほうがいいし
携帯からなんで要点のみ
播磨単品でも、例えば夢の中とかなら書けると思います。
播磨が起きて、刑部がどこか行っていて……という意味での播磨予約なら、刑部を予約してなおかつ刑部のいない理由が必要ですね。
自分が投下可能な時間は、17〜18時の間ですので、それ以前に他の人からの予約が入れば大人しくゆずります。
ただ、今現在、播磨予約の宣言をした方のスタンスがどうにもわからない以上こちらとしても対応がとりずらいです。
言葉どおり消えちゃったのなら反応ないかもしれないな
別に誰が書こうが構わんが一人にちょっと難癖(? つけられて消える宣言するのはちょっとな
常識的に考えられるなら
>>342,
>>344みたいのが出てくるのは予想して然るべきだし
空気読まない新トリの人がこの時期、このタイミングで書こうとするのはいろんな意味で辛いだけだと思う
>>343が本当に新トリなのか俺はしらんけど
まぁひどすぎるってほどひどくはねーな
死ねとか言われたわけでもないし
まぁよく考えもしないで見当違いの批判をした人は気を付けてほしいよな
謝罪しろとは言わないしそれでどうこうなるわけじゃないけど
書き手を一人減らしたことは理解してほしい
「この席をとっといて」と言っている人の席にいつもは見ない人が座ったら文句の一つも言いたくなるわ。
ルール上間違って無くてもそれはダメ。
空気を読むのは大切だよ。
予約はいってるかだけが問題
現時点でx7氏に優先権はない。その点は住人は理解してるだろ
◆t2zsw06mcI氏も一人にクダ入れられただけで諦めるとは。
そもそも
>>342には他の住人からも反論があがってるのだし
予約したいなら成立だ。1レスに過剰反応しすぎ
とりあえず
>>344や
>>351や
>>355みたいな人は消えたほうがいいと思う。
基本ルールに対して感情論を交えて語るなんて馬鹿すぎ。
ルールについて感情交えて話し合っていいのは問題が起こる前だけだよ。
>>343 予約するタイミングがまず間違ってたな。
上にも出てるが、まだ予約期限内だったのに上書きで予約しようとした時点で氏に対するマイナスイメージを抱いた人も多い。
せめて次に予約する時にその事に関して何か触れてればいくらかそういう不信感も和らいだんだろうけど。
(謝れと言ってるんじゃなく、期限が切れたと勘違いしてたとか、とにかく期限内に予約レス入れた理由を言ってれば良かった)
それをただ一言予約レスを入れただけだったから、やっぱり俺から見たらマイナスイメージが強かったな。
あとは、播磨一人だけ予約ってのもこの時点じゃきつい。荒らしと勘違いされても無理はないよ。
播磨周りだけでもまず近くに絃子がいるし、少し離れた場所には一条もいる。
三原や高野はまだしも、少なくとも上の二人を除いて播磨だけの話を書くってのは難しいよ。
実際には書けるだろうけど、全員が全員そんな展開を想定出来る訳じゃないし、その辺でも疑問を抱かれたんじゃないかな。
それに今までの予約では、パーティを組んでるキャラはパーティ全員分予約されてた訳だし。
何にせよ、氏に説明不足な部分があったのは否めないと思う。
たった一言二言でも予約の時に何か添えられていれば、俺ももっと違った印象を持てたと思うよ。
>>349 343氏のレスを読む限り、予約破棄と判断していいと思う。
それでは投下します。
投下後に、やはり予約破棄ではなかったという申し出があった場合には、
高野と三原だけの部分を独立させて……、という手も考えてはいます。
【そして舞台は終焉へ】
目の前には穴があった。
浅くもなく、かといって深くもない。
それでもその穴には人が一人きっちりと納まっていた。
首の損壊具合を除けば、とても美しい少女である。
瞳を閉じ、身体を祈るように折りたたんでいるからか、その表情はどことなく穏やかにも見える。
「拳児君が初めて君をウチに連れてきた時、本当にびっくりしたものだよ。
あの馬鹿にもったいない友人ができたと……そう思っていたんだけどね」
眼下の美少女は、何も答えない。答えられない。
小さく溜息をつき、刑部はその場に腰を下ろす。
彼女には、徐々に明るくなる周りの景色がやけに煩わしく思えた。
夜通し飲んだ後に仕事に向かう日の朝の方が、今よりも数百倍気分がいい、と。
「……遅いな、葉子」
こんな時、いつも一緒に職場に向かう親友がいたら幾許か気も紛れたかもしれない。
しかしその親友はこの場を離れてから、ずいぶんと長い間戻ってきていない。
様子を見に行こうと思ったことは何度かあったのも事実だ。
けれども、救えなかった少女を独り置いていくことはできなかった。
例えそれが既に動かなくなったものであったとしても、だ。
「少し感傷的過ぎるかな? 葉子に言わせれば、これもまた『私らしくない』のかもしれんな。
いや、もしかしたらこれが『私らしい』のかもしれん。どう思うかな、君は」
そう問いかけても、当然のことながら八雲の唇は動いてはくれない。
「……疲れているのかな、私は」
自嘲気味に笑い、軽く首を振る。眉間を指先で押さえ、ゆっくりと揉み解した。
疑うまでもない、疲れているのだ。肉体的にも、精神的にも。
かつてないほど消耗し、それは自覚できる程に深刻。
しかしそうなることは、姉ヶ崎に棄て台詞を吐き、通信機を叩き壊した時点で理解していた。
元々この戦いは、圧倒的不利な状態からのスタート。
救いがほぼ皆無だとわかっていて、それでも自らこの道を選んだ。
今更引くことはできないし、引くつもりもない。前に進むしかないのだ。
横は親友が支えてくれるはずだろうし。……後ろには、いつまでたっても頼りない従姉弟がいるから。
立ち上がり八雲から離れて、傍で寝息をたてている播磨の下へと向かう。
いつも通りの、まるで無防備な寝顔だ。子供の頃から変わらない。
今の状況下でこんな顔をできる播磨が羨ましくもあり、こんな顔を引き出したのであろう八雲の存在がありがたくもあった。
「……まったくコイツは、馬鹿みたいにだらしない顔しおって」
傍らでしゃがみこみ、鼻をつまむ。
播磨は少しだけ顔をしかめたが、それでも一向に起きる気配はない。
少し考えてから、播磨の右手を掴み、それを彼の口へと押し当てる。
……徐々に、播磨の顔が紅く染まっていった。
十秒、二十秒と経ち……、三十秒と少しが経過した時点で播磨はカッと目を開き、バネ仕掛けの人形のように上半身だけ起き上がった。
「ぶふぉあっ!? がはっ! ぐぅぇぼふ!?」
咳き込み、涙目でバタつく播磨を刑部は黙って見つめる。
なるべく無表情を装いながら、けれども口元の笑いだけは抑えることができなくて。
まるで普段通りだと、刑部はそう思わざるをえなかった。
「起きたか、この居候」
「て、テメェこのやろ……ゲホッ、ケホ。な、何しやがる! 死ぬところだったぞ!」
「安心しろ。私だって程度はわきまえている。今回、君の鼻と口を押さえていた時間はたった三十二秒。人間ってのは、そう簡単に死ぬようにはできてない」
「そういう問題じゃねぇだろうが! ……ったく、調子狂うぜ」
鼻と涎を服の袖で拭いながら、播磨は不満げな顔で呟いた。
しかし、その瞳に闇は落ちていない。
睡眠が彼の精神状態を回復したのか、それとも八雲の存在が彼を癒したのか。
どちらでもいいと思った。結果さえよければ、その過程など、どうでも。
「君が何時までもグースカ眠っているからだ。止まっていても、何も解決はしない。
何かしなくてはいけないのは……君が一番よくわかっているだろう?」
「俺は……」
咳き込みは治まったが涙目のままで、播磨は辺りを見回した。
離れた場所にある穴を見つけ、改めて、刑部に向きなおす。
「……俺が寝てる間に、やってくれたのか」
「ああ、葉子とな。今はちょっと外しているが、すぐに戻ってくる」
播磨は、八雲の下へと歩いていった。
八雲の傍らに座り込み、じっと彼女の顔を見つめる播磨の姿に、先程までの絶望の色は見られない。
じっと、何かを堪えているような顔。
「感傷に浸っている時間などないぞ?」
「……そうだな」
そして、流れる沈黙。
互いに言うべき言葉が見つからない。
そんな時であった。二人の間に割って入るように、七回目の放送が流れたのは――
※ ※ ※ ※ ※
「……やっぱり、止めるべきだったんだ。クソッ! 俺が止められなかったから……」
拳を強く握りしめながら、播磨は自分自身を責める言葉を吐いた。これで何人目なのか、と。
刑部は、播磨を責めることができなかった。
その資格は、自分にはないのだとわかっていたから。
「……過ぎたことは、考えるな」
無理なことを言っていると、刑部は自身でも気付いていた。
けれども、それ以上に今の状況でかけるべき適当な言葉を、刑部は知らなかった。
立ち止まれば、追い付かれる。他人の持つ闇に。そして、自身の闇に。
「でもよぉ!」
「何をすべきだったかじゃない。今、何をすべきかを考えろ。君はまたこの娘に情けない姿を晒すつもりかい?」
播磨の瞳を睨みつけたまま、墓に横たわった八雲を指さす。
播磨は一瞬黙り、静かに拳を解いた。
「君が己の無力を自覚するのは構わない。しかし、怒りで目を曇らせるな。事実を事実として受け入れろ」
「……俺には、何もできねぇってことをか?」
「そうじゃない。何もできなかったということだ。これからは、何かできるかもしれない。
いや、何かしようとしなければいけない」
「諦めるな、ってことかよ」
「そうだ」
「……簡単に、言いやがって」
「私も君に付き合う。考えろ。……死ぬ瞬間までずっとな」
「……ちっ」
播磨は立ち上がり、刑部の横を通りすぎゆっくりと歩いていく。
「どこへ行く」
「……一条を、起こさなきゃなんねぇ。見送りは多いほうが、妹さんも喜ぶだろ」
「そうか。……そうだな」
播磨が立ち直れたのか否か、刑部にはわからなかった。
けれど、どちらであろうとすることは一つだ。そのためには、歩き続けるしかない。
刑部は、播磨の後ろを少し離れながら付いて行った。
彼の背中が、いつもより少しだけ小さく見える。
「……まだまだ、ガキか」
不意に出た自分の言葉が、播磨に向けられたものなのか。それとも、自分自身に向けたものなのか。
刑部は、考えながら歩き続けた。
二人の後ろには、いつの間にか黒い猫が付き従っていた。
その猫は穴の中の少女を一瞥し、それから、播磨の方へと駆けていった。
※ ※ ※ ※ ※
放送が流れ終わった後、三原は床に寝転がっていた。
パソコンの画面が煌々と彼女の横顔を照らしていたが、それとは関係なしに目に入る光が眩しさを感じさせる。
夜明けが来たことを示していた。陽の光が、窓から射し込む。
奇妙な笑いが、三原の顔には張り付いていた。喜びなのか、それとも何かが可笑しいのか。
そのどちらとも取れないようないびつな笑顔が、変わることなくこびりついている。
「……これで播磨君も、高野さんを仲間にするとか馬鹿なこと言わないでしょ」
ごろり、と横に転がる。
目の前の床が赤黒く染まっていた。手を伸ばすと、指にぬめりとした感触が伝わる。
「これでもう、望みは絶たれた、か。かわいそうな播磨君。今頃、また後悔でもしてるのかな」
その指を目の前に持っていき、眺める。
暖かさは、もうない。八雲の体内から流れ出たそれは、今ではただの粘性の液体――その大半はすでに固形化していたが――に変化していた。
全てが、変わっていた。
八雲と出遭った時にはまだ自分の中にあったものが。
八雲と出遭った時に彼女が与えてくれたものが。
変質し、別の何かに姿を変えてしまった。もう、二度と元には戻らない。
「八雲ちゃんが死んで、沢近さんは高野さんに殺されて。……しょうがないよね。やっぱり、しょうがないよね」
三原はそう呟いて、クククッ、とくぐもった笑い声をあげる。
「だってもう殺し合うしかないんだもの。それ以外の選択肢は残っていないんだもの」
今の播磨なら、それを否定しないだろう。
そう思い、三原は機嫌よさそうに笑い続けた。
播磨が説得に失敗した高野を、沢近もまた説得できなかった。今の播磨は、自分の――塚本姉妹の――言いなりだ。
ならば、次に彼を高野の下に差し向けるのは簡単。そうすれば、自分の勝利は確実。
三原は、散らばった首輪の破片をさも愛おしげに眺めながら語りかける。
「……ねぇ、八雲ちゃん? 私、生き残っていいよね?」
ここまで辛いことばかり経験してきたのだから、これで救いがないなんて嘘だ。
三原はそう自分自身に言い聞かせ、そして、その許しを八雲に求めた。
「アナタの大事な人は、すぐそっちに行くと思うし。……ううん、すぐそっちに送ってあげるから」
その方が、きっと八雲が喜ぶだろうと思って。三原は起き上がり、荷物の整理を始めた。
いつでも檄鉄をおこし、自分の目的を果たせるように。
これは、復讐なのだ。
大事なものを奪い続けた世界から、今度はこちらが奪いつくすための。
大切な人の手によって命を奪われた八雲の為、という大義名分も三原の決意を固めていた。
UZIは、彼女にそれを可能にする。
この時、三原は忘れていた。
かつてそのUZIによって命を奪われた少女がいたことを。
そしてその少女は――大切な人に命を奪われた少女は、その大切な人のことを微塵も恨んではいなかったということを。
「悪い人には、罰を与えなきゃね」
だから三原は、銃を手に取る。これで切り開ける道があると信じて。
例えそれが裏切りの行為であっても、裏切られるよりもマシだと思ったから。
うっとりとした表情でUZIを眺める三原の後ろで、ノートパソコンが静かに音を立てる。
それは、高野からのメールの到来を告げる電子音に他ならなかった。
バイバイさるさん……
続きはまとめで
投下終わりました。
うはーGJ!!!
ムッハーついにナポレオンキター!!トンカツフラグキター!!!ナポレオン食べる一条フラグキター!!!
それを見た播磨発狂フラグキター!!!!播磨と一条の血みどろの殺し合いフラグキター!!!!!!!!
祭りだ祭りだ、今夜はトンカツ祭りだー!!!!!!!!!!
>>368 乙です
ナポレオンが思ったより元気でよかった
>>368 乙でした!!
高野……つД`)
あと、ここの住民&343氏へ。
無思慮な発言、申し訳無かった。
X7氏の投下を遅らせるための新手の荒らしだと勘違いした時点で駄目杉orz
とりあえずハラミのUZIで蜂の巣なってくるわ……ノシ
>>368 乙! 次が楽しみだよ
ナポはもうちょい弱弱しい鳴き声の方がしっくり来たかもしれんけど。
あとは時間表記だけお願いします
天満も八雲も沢近も死んで、堂々と絃子さんがヒロイン兼ヒーローの川田ポジについてるように見えるのはフィルターかかりすぎかw
>>368 乙です
うーん、これからどうなるのか…全然読めないなぁ
禁止エリアが完全に囲っちゃてるみたいだけど
このまま一直線に終わらせるのはなんか勿体無い気もするんだよね
もうちょい動きがほしい
読みました。乙
伊織も告別式済ませれたし、ナポはとんかつだし、動物達にもついに死亡フラグ立ってきたね。
あれ?アレクサンダーは?
ハラミってサラが麻生に撃たれて恨んでないってこと知ってたっけ?
麻生本人が後悔したのは見てただろうけど
撃たれた後、サラは殆ど何も言えなかったから
実際には誰も知らないわけだけど、
サラの性格やあの時の行動の意味は分かってんだから
サラは麻生を恨んだりはしないと見なしててもおかしくない。
サラをよく知る八雲あたりから事情を知らされた可能性はあるかと。
『サラは……麻生先輩に撃たれたこと自体は恨んでなかったと思います』とか。
>>368 いつもどおりGJです。
特に「空にはやはり、凧は浮かんでいなかった」の一節が良かった。
すごいしみた。
今のハラミなら自分とサラを重ねて、
メモリに希望を持って挑戦した→否定された→皆を恨む
サラは希望を持って麻生に話した→希望が否定された→?
ということできっとサラは麻生を恨んだに違いないと思うかもしれんぞ
メモリの件は、沢近が暴走気味だったせいもあってか、元々ハラミはあまり積極的でなかった気が。
それに、単純に『サラは麻生を恨んで死んだ』と考えるよりは、『サラは麻生を最後まで信じて死んだ。けど、恨んでようがそうでなかろうが、生き残れなければ意味がない。結局サラは馬鹿を見たんだ』と解釈した方が、今の黒ハラミには合ってると思う。
久々に携帯厨という言葉を思い出した
粘着気味な長文レススマソ……orz
吊ってくるノシ
おい卑屈になるなよ
たった数レスで携帯厨もなにもねーよw
改行していないだけで厨と呼ばれる、この世の中よ
まぁとにかく解釈の適応範囲なら修正の必要はないのでは。
単純に「この時、三原は忘れていた。〜」ってとこは
修正するのが惜しい精度だとも思うし。
修正ってよほどのことがなければしなくていいと思うんだよね
書き手氏はもとより管理人さんにも悪い
今までスクロワのSSの修正ってよほどのことばかりだったから感覚鈍ってんだなw
お嬢が死んだというのに播磨の反応・・・orz
わずか二行w
まぁ播磨の疫病神=お嬢だから。
仕方ないよ。
まあ、元々お嬢の完全な一方通行だったし、無理もないw
いや、でもさあ・・なんというかこう・・二行って吉田山レベル、天王寺・東郷以下・・
天満ちゃんの友達に死なれたわけだし。人の死に慣れすぎたせいかなあ
いや、お嬢だからこそ二行なんだろう
なんか書き手がよってたかって沢近を苛めてるよな。
>>391 原作でもたぶんそんなもん
下手すりゃ1コマ、よくて1P
ロワ進行中に、よりによって原作側で『キモイ』だしなぁ……
ま、多分ナカムラ繋がりで見せ場はあるでしょ。
とりあえず、ハラミのところは修正してみようと思います
沢近はロワ中盤から一緒に行動してたし、仲間意識みたいなのが欲しかった
でも沢近のように合流できて共通の敵と戦うのと、
塚本姉妹のようにまともな会話できずに死ぬのとどっちがいいと言われれば・・なあ
>>401 ロワ内で合流しても仲が深まるどころか険悪になってたけどな
正直播磨視点で読んでみると沢近の印象は下がっていく一方だと思う
それは沢近側も同じだろ
>>403 そうなんだけど沢近側では、あえて言わなかったのは
そこまで露骨なものが最後のほうにはなくなってたから
というか好意と取れそうな描写も存在してたし
どっちにしろ401の言うような仲間意識よりも違うものの方が芽生えてる可能性はぬぐいきれないっしょ
メモリのことで再会したときは播磨は高野のことで沢近をアテにしてたし、
沢近も播磨を信頼してた
少なくともお互い嫌悪感はなかったんじゃない?
それをぶち壊したのが八雲なんだから実に原作に近い展開w
しかも、八雲側にしてみりゃ悪気は全然無いという悲劇だしなぁ……
まぁ、ここからは弁当一直線だから諦めてくださいよ
超姉は現在進行形です
超姉展開のおかげで塚本は僕のもの!
修正版をまとめにおいてきました
奈良を予約
>>411 _/'''^''''ー'''''‐、
/ ハ l 、ヽ
/ .,,イ r' /ヽ{^ヘノ !
|、 /-メ∨ ニベ!lj }
!/l /i" iii iii; l, l/、
l゙!',.! ゙゙ i uレ ヘ}
'、_.', ' ル'"
vゝ、 ワ /ゞ
l ‐ -|
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| l l | ..,. ., .,
| | | _|。.:_::゜。-.;.:゜。:.:;。
ヽ \_ .。'゚/ `。:、`;゜:;.::.。:.:。
/\_ン∩ソ\ ::..゜:: ゚。:.:.::.。.。:.
/ /`ー'ー'\ \ ゜: ::..゜:: ゚。:.:.:,。:.:.
〈 く / / ::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:.:。:.:,
\ L ./ / :..゜:: ゚。:.:.:,.:.:,.:.:.:,
〉 ) ( .::
(_,ノ .`ー'
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// Λ_Λ | |
| |( ´Д`)// <うるせぇ!小便中の奈良ぶつけんぞ!
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\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
>>410 乙!ばっちりだと思います。
予約ないかなー
所要時間15分だがまあいいや
加藤「……どこだ、ここは……私は確か、谷先生に撃たれて……」
??「おーい、加藤せんせーい!」
加藤「!! ……君達は」
天満「先生、ようこそ冥界へ!」
嵯峨野「ここに来たからにはもう好き勝手できますよ!」
加藤「め、冥界……そうか、ここは冥界だったのか……だが君達、私は……」
東郷「おっと、それ以上は言いっこなしだぜ先生! 冥界に過去の恨みを持ち込むもんじゃない!」
天王寺「そうだそうだ! ここじゃもう皆すっかり元通りだぜ!」
ハリー「フ……そういう事ダ」
ララ「オツカレだったナ!」
加藤「……き、君達……私を……何も出来なかったこんな私を、許してくれるのか……」
東郷「あんたも止むに止まれなかったって事は、もう皆知っているサ! さあ皆、宴の準備だ!」
石山「おう! 先生、俺たちのよもぎパン、たっぷり食って行ってくれよな!」
菅「何かよく分からない野菜ときのこの炒め物もあるぜ!」
鬼怒川「農薬たっぷり……じゃなくて、無農薬のお水もありますよ!」
加藤「う、うう……ありがとう……ありがとう皆……」
菅「じゃあ行こうぜ、先生!」
東郷「先生!」
皆「先生!」
結城「……って感じの加藤先生歓迎会を企画してたんだけど、却下されちゃったんだ」
大塚「どこかの国もびっくりの毒物パーティじゃあねえ……」
大塚「それにしても、しばらく出てない間にすっかり終盤ね」
結城「うん、まさか花井君に付きまとう害虫も残り一匹になっちゃってるなんて」
大塚「……第六回、そして七回と放送前の展開予想をやりそびれたのが痛いわ」
結城「残り4人じゃすぐ終わっちゃうだろうけどねー……」
大塚「と言う訳で、今回はスクロワで長きに渡って注目の的だった、教師達の裏切り者について考察するわよ!」
結城「あ、結局何かやるんだ……裏切り者と言えば、結局加藤先生だったのよね」
大塚「生徒達にフラッシュメモリを渡した、って意味ではね。逆に主催者の犬は谷先生、主催者に至っては何と姉ヶ崎先生だから驚いたわ」
結城「うーん、加藤先生が裏切り者っていうのも、結構意外だったなー。だってあの人、どう見ても自分が生き残りたそうだったのに」
大塚「……多分、それ演技じゃなくて地ね。自分も助かりたいけど、でもやっぱり生徒も助けたかったんでしょ」
結城「それでも動いただけマシなのね……」
大塚「とまあ、教師達の立場は『裏切り者』で明白になったんだけど、それを踏まえて過去の作品を振り返ると意外と楽しいものね」
結城「加藤先生は『崩壊の序曲』で東郷君の遺したデータで、色々渡してたって書かれてたもんね」
大塚「あそこでイングラムとAR15を交換したのは、対主催になりそうな道具を生徒達に渡そうとした、って事だったのかも知れないわ」
結城「となると野呂木君の薬も、加藤先生は状況を変える可能性があると踏んで敢えて渡したのかもしれない」
大塚「結局は暴れられちゃった訳だけど、確かにどうやってもゲームに抵抗できない以上、薬にだってすがりたいと思っても不思議じゃなさそう」
結城「そのせいで花井君が危ない目に遭いかけたんだし、どう考えてたにせよ死刑確定だけどね」
大塚「でも『第二回放送』じゃ、首輪の情報を漏らしたのは姉ヶ崎先生じゃないかって睨んでたわね」
結城「これも自己保身だったんじゃない? 地で器が小さいから、ある意味谷先生にもバレないけど」
大塚「でも『裏切り者』では、フラッシュメモリを姉ヶ崎先生から渡されてるってカミングアウトしてるのよね。
で、それを受け取って八雲ちゃんのリュックに仕込んで……」
結城「……その姉ヶ崎先生を、当時は売ったんだw」
大塚「そう考えると酷いわね。自分が疑われないように、他にも生徒達を支援してたかも知れない姉ヶ崎先生に目を向けさせたのね」
結城「結局姉ヶ崎先生は内緒にしてたとはいえ主催者なんだから、わざと黙ってて他の人達の動きを見てたんだろうけど」
大塚「あの時の暗号と言えば、笹倉先生は絶対分かってたわよね、暗号の事」
結城「放送で南に携帯、なんて言ってるぐらいだしね。私その時寝てたけど」
大塚「敢えて答えを他の先生に言わなかったのも、やっぱり他の先生がどんな立場なのか、探ろうとしてたのかも知れないわ」
結城「腹黒いね、ほんと」
大塚「あんたが言うな……ごめん、あんたはモロ出しだから腹黒とも違うわね」
大塚「と言う訳で、また適当に喋って終わっちゃったわね」
結城「こんな風に後から出た話を見て過去を振り返るってのも、色々想像できて楽しいよって話でした」
大塚「今回の話も勝手に想像して書いただけだから、実際にそうとは限らないのであしからず」
結城「まあ、加藤先生も笹倉先生も、もう死んじゃったから本編でその辺の事実が明らかになる事ないだろうしいいかなーって事で」
大塚「まさに死人に口無しね。我ながらやりたい放題だったわ」
結城「ああ、それにしても……あとは高野さんが死ねば、私の夢が叶うんだ……三原さん、あなたの計画通りに全弾発射で〆てね!」
大塚(どうでもいいけど、死んで冥界に来たら、簡単に花井君の傍に行かれるんだから生きてた方がいいんじゃ……まあいいか)
乙
先生たちの伏線はいろいろあったな、そういえば
そこらはもうロワ2に持ち越せばいいんじゃね?
fateのHWルートみたいにすればロワの補完ができるんじゃないかと
投下します。
【生まれる気持ち】
静かな森の中に、膝元ほどの高さで土の山が築かれていた。
辺りには空気を吸って膨らんだ土や乾いた砂、掘り出された大小様々な石が散乱しスコップが二つ転がっている。
傍目にはただの土遊びの跡に見えるかもしれない。だが子供の遊び場にしては少々山は大きく、丁寧なつくりだった。
そしてそこから数歩分引いて、手を合わせ頭を下げている一組の男女と座り込んでいる黒猫が一匹。
やがて男女はどちらからということもなくその場を後にする。
「……一条の奴を連れてこないとな。ちっとは落ち着いてるといいけどよ」
「そう焦るな。まだ先程から大して時間は経っていない」
播磨の後ろで刑部はもう一度振り返り、八雲の墓前をじっと見つめる。そこには播磨が用意した墓石が二つ。
大きな石が一つに、それより一回り小さなものがもう一つ。
播磨なりの手向けなのだろう。何を意図したのか聞くつもりはない。
だが不謹慎であると自らを叱責しつつも、刑部は八雲が恵まれていると思えてならなかった。
(丁重に埋葬され、誰かに見送られた生徒がどれだけいただろう)
自分は多くの死を知っている。一日目はともかく、進行に従ってやがて野ざらしも増えていった。
武器を回収したときも無残な肉の塊になった生徒を見ている。
中には小動物による食物連鎖に組み込まれたであろう者も少なくないだろう。
自然の掟とはいえそれは不憫に思えて仕方ない。
「……拳児君、歩きながらでいい。私の話を聞け」
「ん、何だよ」
ここに来る時、親友は自分達教師も参加者であると言った。確かにそうだろう。
だが管理側の人間でもある。ならば知っている限りのことは伝えるべきだ。
現在、自分は播磨と争うことなく行動している。
情報が漏れて困るというのなら、筆談を考えないわけはないので、接触そのものが警戒すべき危険行為。
だが現実には何もない。自分が何を伝えたとしても取るに足らないと姉ヶ崎は判断しているのかもしれない。
むしろ『必死なあがき』として姉ヶ崎にとって高評価を受けるかもしれない。
一条のように無気力になったり、高野のように生徒を自分の手で狩ろうとする行為のほうがはるかに危険なのだろう。
理屈では――リスクは低い。しかし相手は感情で動く人間。
言わないに越したことはない。念のため筆談をしたほうがいいのは明らかだ。
しかし警戒のあまり何をするにも慎重を期していては間に合わないこともあるだろう。
どこかで生死のラインを線引きをしておく必要もあった。
そして何より、彼につきあうと言った以上自分だけ安全圏にいることはできない。
八雲のように、彼の心に残りたいと願うのならば。
「まず管理サイドの人間と、この殺し合いの黒幕について教えておく」
黒幕、という単語に播磨の足が止まる。刑部は少しだけ間を置いて口を開いた。
背後にいる存在はわからないが、『真の敵』と言える存在は姉ヶ崎妙であることと彼女の話した過去。
教師の首輪にも爆弾があり、播磨ら生徒より危険な状態であること。
放送の順番を考えると加藤に何かあったのかもしれないこと。
姉ヶ崎以外の教師がどう動くかはわからないこと。
島の外への監視体制や学校にいる兵士達等。盗聴器を懸念しあわてる播磨を無視し刑部は話し続けた。
「おい、いいのかよ!そんなことペラペラ喋って!その……」
「知ったところで今はどうにもならんことさ。ただ、私の命は君よりずっと軽い。
気まぐれ一つで失うだろうし邪魔と判断されれば最後だ。……だから今のうちに、な。
まだまだ話していないことはあるが……何かここまでで質問は?」
飄々と話す従姉の姿が播磨には驚きだった。
姉ヶ崎が黒幕であることや、警備の強硬さに肩が重くなるのを感じたが、
それを平然と話す目の前の彼女がまず理解できない。だが彼女の額や頬に浮かんでいる汗の粒を見て声を止める。
従姉とて恐れているし、怯えもある。口に出せば睨みとともに否定するだろうが、
その実いつもの彼女らしくふるまおうとしているにすぎないのだ。ならばその意に乗ったほうがいい気がした。
「……禁止エリアに囲まれちまったけど、何とかならねえのか?」
首輪と並び、これも頭を悩ませる大きな問題だった。仮に高野を説得し、
一条が気力を取り戻し三原が自分達を信頼してくれたとしても出られないのでは意味がない。
首輪を外せるのが一番だが、それを知ってるなら彼女がとっくにやっているはずである。
「禁止エリアの仕組みをもう少し詳しく教えておく。マニュアルからの受け売りだがね。
空の上の衛星がこの島を細かく区切って管理している。首輪が禁止エリアに接触すると
信号が発せられ、30秒にも満たないが、警告音が鳴る。それがすぎると爆発だ。
逆に言うとリミットまでなら禁止エリアに接触していてもいい。何がいいたいか、わかるかな?」
言わんとすることを理解する。播磨は無言で頷いた。
G-04とH-03の境界を見つけて、H-04へ抜けることができるということだろう。
自分は一度うっかり踏み入れそうになったが、禁止エリアへの接触を試みる人間など普通はいない。
リミットが設けられていると知る機会など誰にもなかったのではないか。
「だがあくまで理屈だ。簡単に聞こえるが実際は正確な現在地の認識と優れた方向感覚や距離感、何より勇気がいる。
過去、それを試したが恐怖にかられ失敗した例もあるらしい。それよりもう一つ確実な方法がある。
今は持ってないようだが、ノートパソコンがあるだろう。
あれの追加機能は当然管理側も知っているわけだが、今回が確か」
* * * * * * * *
『パンパカパーン!今回の追加はなんと禁止エリア解除機能でーす!』
三原はあっけにとられながらノートパソコンのディスプレイを見つめていた。
メールの内容を確認しようかと思ったところ、突然甲高い音が鳴ったのだ。
そしてカウントダウンが始まり、今に至る。
追加機能の話は聞いていたが実際見るのは初。
やがて状況を理解するに従って、姉ヶ崎の能天気な声が怒りの源泉をふつふつと湧き上がらせる。
規制をうけたので続きはまとめに投下しておきました
ナポレオンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
あの糞ビッチがぁぁぁぁ!!!
夜中に乙です。
命の線引きって魚住?と思いました
>>423 GJ
動物達もいい味出してました
ナポレオンに黙祷……
スクロワの最後へのビジョンがはっきり思い浮かんできた
これからの展開は本当に見ものになりそう
ナポレオンはまだ食料になるという仕事が残っているゾ
現在の死体の状況
埋葬された人
八雲、嵯峨野、冴子、永山、サラ、花井、今鳥、麻生、田中、天王寺、東郷、ノッポ
中途半端に埋葬
天満、烏丸、西本、冬木、三沢、ハリー、雪野、隣子、オカッパ、ララ
室内に放置
大塚、梅津、菅、石山、ダメ子、ハネ子、加藤
外へ完全放置
笹倉、沢近、周防、結城、城戸、鬼怒川、かおり、奈良、吉田山、斉藤、坊主、メッシュ
これであってるっけ?
>>423 ナポレオンは播磨に看取ってもらうことが出来るのか?
復活した(?)一条の今後はいかに?
イトコさんはこのバリバリの死亡フラグを奈良のように華麗にスルーできるのか?
いや−、見所沢山。
山場に向けた盛り上がりを演出する良繋ぎですね。
いつもながらGJです。
>>423 乙! ナポ…合掌
先が読めなくて本当に楽しみです。GJ!
>>427 嵯峨野は落ち葉かけただけだから半分野晒しも同然のまま
いつもながらGJ! な作品でした。
自分よりも弱いものが傷つけられた姿を見て、一条が立ち直りはじめたか……。こりゃ武神復活の可能性もゼロじゃないな。
イトコさんはイトコさんで漢らしいし。女性陣がいかに活躍するかが今後の鍵になりそうだ。
播磨はナポレオンと対面なるか? その前に一条のお腹の中に入ってしまったらと考えると……ガクガクブルブル
GJ!
ナポ…お前は頑張ったぞ…
光が見えてきたな。続きが楽しみ。
イトコは対生徒は無理だけど、対主催者には大きな戦力になるはず。
なんとかこの状況を切り抜けてほしいものだ。
ここで一条がナポ殺したと勘違いした播磨が暴走して壮絶な潰し合いを
沢近「って、私の時とはえらい違いじゃない……」
ナポ「ブヒブヒ♪」
とうとう禁止エリア解除きたな
しかし実際絃子さんってどんだけ強いんだろ
播磨に喧嘩で負けたことはなさそうだが
30秒ルールなんてあり?
まとめにもそんなことちっとも書いてないんだが
【 羽 】より。
※ ※ ※ ※ ※
ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ……
時計が19時を知らせたと同時、奈良の首輪が突如音を立て始めた。
今までそんな事など全く無かったのに。奈良は、すぐに最悪の事態を悟った。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
リュックを投げ捨て、奈良は今までの疲労も忘れ走った。
「嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ!」
声を裏返し、涙も鼻水も垂れ流し、奈良は路上で叫び続ける。
「助けて西本君! 花井君! 麻生君! 岡君! 吉田山君ー!」
更に首輪の音が加速するにつれ、奈良の思考はそれに比例して壊れていった。
自身に死が迫る事を告げる音が、彼の心を壊していく。
いくら走れど途切れぬ音が、彼から全てを奪っていく。
「三原さん! 結城さん! つかも」
想いを寄せていた少女の名を呼ぶ直前、小気味の良い音と共に血が首から噴出す。
※ ※ ※ ※ ※
と、このように、首輪が禁止エリアに入った直後に爆発するものではないということは
以前の話からわかっております。(というか、【羽】の段階で決定しました。)
なんだなんだ
奈良の話をしてるんなら俺も混ぜろ
>>434 こと戦闘力に関しては、播磨より上ってことはないと思うよ。
播磨は対イトコ戦が苦手なだけであって……普通の人が姉や母親に頭が上がらないのと同じようなものでしょ。
運動神経はよさげだけど、まぁ高野と同じで、よく二次創作で書かれる最強イトコさんだとNGだろうね。
播磨はなんとしてもPCをゲットしなきゃいけなくなったな
また新しい指標が出来て面白くなってきた
フラッシュメモリの前例があるからパソコンの機能を信じるとは思えんな
禁止エリア解除はできるが、代わりに自分のいるエリアが禁止エリアになるとか
どんなだよw
フラッシュメモリだって嘘は吐いてないし
播磨はいよいよ天満の死体とご対面かな
播磨まさか・・・この期に及んで自分の都合だけを考えて禁止エリア解除機能を使う気か
全滅エンドまだ?
しかし禁止エリア解除って何かの役に立つのか?
高野おいて放置プレイしたら笑えるが
>>447 色々な選択肢が広がったことにはなるかと
優勝END一本化だけではなくなったことは確か
禁止エリア解除っていうと、某ロワの外道王を思い出すな…
一つしか解除できないんじゃスタート地点解除しか道がないな
展開予想はやめてくだちい
せっかく展開を練ってる書き手さんがかわいそうだ
本当にそう思ってるんだったら「くだちい」なんて書いてんじゃねえよw
ごめんなちい
井い争いはやめてくだちいな
てないと、これから真っ赤な皿が(ry
はいはい、のび犬乙
やろう、ぶっ殺してやる
きゃあ、じぶんごろし
(どうでも)良いんじゃね?
そういや、ついにここの番かー。
激しく期待。
>スクロワラジオ
禿しく荒れる悪寒・・・
あとネギまの時みたいにロワスレ住人にも分かりやすい原作紹介きぼん
>>457 面白そうw
期待して待ってます
カプ厨が多いので荒れる恐れがありますが頑張ってくださいw
続きは誰かかけるんだろうか?
自己リレーにならずに進められるのは1氏やCb氏だが
どっちも忙しそうだし新規は望めない
んじゃ俺が書くよ
じゃあ奈良を予約
奈良を予約するのは俺だ!
スクロワラジオか……。
リアルタイムで聴けそうにないなぁ。すごく残念だorz
ラジオって後で聞けたり誰かテキストで起こしたりしてくれないの?
>>470 録音はやろうと思えば出来るかと
レスは何もしなくても残るだろうし
ただそこまでするほどのものでもないけどなw
奈良厨バトルロワイアル開幕
473 :
作者の都合により名無しです:2007/06/08(金) 21:26:56 ID:vtTbOSWf0
ラジオをやるってどう言う事?
474 :
作者の都合により名無しです:2007/06/09(土) 11:54:45 ID:1Q/vYRFi0
かなり今更だが
田中VS冴子は中々面白かった。
本当に今更だなw
まあ、同意だが
逆に言うと今はな・・・消化試合だし
消化試合とは言い得て妙だな
確かに今は、昔のような死んだらもう活躍が無くなるんだみたいな緊張感は消えてるな
早く2ndにいってくれないと、スクロワ熱が消えそうで困る
別にその程度で熱が消える人は2nd始まったってすぐ消えるからいなくてもいいし
2ndなんてやらないよ
2ndは雪山で殺人事件にしようぜ
はないたちの夜か…。
ラジオってどんなこと言われるの?
交流所みたいな雰囲気なんだろうか。
余所からだと評判悪いし、聞かないほうがいい?
>>482 あちこちのロワの悪口を言って回る企画じゃないから大丈夫だよ。
むしろロワスレを盛り上げよう、って企画だから。
まぁ2ndなんて始まっても、書く気は全くないなぁw
1の人も仮まとめなんて忙しいことは、この企画完結後はできないだろうし。
二番煎じはどうしても薄くなるからな。
>>461 ラジオにリアルタイムで参加できるかわからないが、ちょっと早めに作ってみた。
こんなもんでいいかな?
なんか修正しなきゃならんとことかある?
スクールランブルバトルロワイアルとは……
【原作】は、少年マガジンに掲載中の、学園ラブコメディもどきギャグ漫画。
「塚本天満」と「播磨拳児」のダブル主人公で連載が始まった。
主人公の一人である播磨は天満のことが好きであるが、対する天満は「烏丸大路」という少年のことが好きである。
叶わない恋に奮闘する播磨と、恋成就のために暴走気味に突き進む天満が序盤の物語の主軸であった。
が、作中で「沢近愛理」というツンデレキャラが播磨との接点を持ち始めると一部ファンの間で播磨×沢近が絶大な支持を得て、それに追随するように本編自体も天満の影が薄くなり播磨が単独主人公のように進行し始めた。
その後、天満の妹である「塚本八雲」が播磨と接点を持ち始めると、播磨×八雲が前述のカップリングとその世論を二分し、ネットではファンの間で激論が繰り広げられる。
このように、スクランの特徴はそのカップリングの多様さにある。
播磨だけでも数個のカップリングが存在し、その他モブキャラにさえ様々な恋愛模様が描かれているのだからファンの間で様々に意見が分かれるのは想像に難くない。
一時期はそうした派閥争いはSSの分野にまで表れ、「あの書き手は○○派」「あの書き手は××派」という区分けが行われ、次から次へと争うようにSSが書かれていた。
しかし一年と少し前位から、ネタ切れなのか本編のマンネリさからなのか二次創作の衰退が始まる。
苦肉の策として去年の八月、2チャンネルにてスクロワが開催された……。
スクールランブル二次創作批評・支援スレにて構想はスタートし、その後現在のまとめである1の人の英断によって投下されたOPから、なし崩し的に企画はスタート。
単一作品からの作品ということで、「他クラスの人気キャラを参加させるか否か」の議論がすめば参加キャラの話でもめることはなかったのも、見切り発車がなんとかなった要因である。
進行中にも問題は多々発生したが、なんとか乗り切り、現在終盤戦に突入している。
なお、主な書き手は以下の通りである。
(書き手バトルロワイアルの書き手紹介より抜粋)
1◆PhRNUx7oBQ:スクロワの
>>1。最初のスレ立てからSS投下、まとめサイトの運営まで行う。
まとめサイトは完全にギャグ路線だが、SSは割りとシリアス(しかも疑心暗鬼、鬱系多し)
放送SSも殆ど彼が執筆・投下しており、スクロワの円滑進行に貢献。
早筆で投下は繋ぎ中心。書き手が付かないパートをよく繋いでいる。
◆X7WwwzkoUU:スクロワ初期からいる主力書き手。
繋ぎや心理描写にとても定評があり、どのキャラクターも書き分ける事ができる。
内容もシリアスからギャグ、脱出派から優勝派まで、実に様々な分野を手がける。
スクロワ最多の投下数を誇るにも関わらず、未だに優勝派か脱出派なのか、そのスタンスが読めない。
◆RHLa6nIQ9U:同じくスクロワ初期からいる主力書き手。
こちらも繋ぎ中心で、心理描写の丁寧さが人気の書き手。
そして対主催や脱出に有利な話を書いたかと思えば疑心暗鬼を広めたりしており、彼もスタンスが掴めない。
かなりの早筆のようで、予約無しで突然投下する事もしばしば。
◆.Cb.m05RN.:中盤から参入した新人書き手。だがその投下頻度は早く、今やスクロワでも上位に入る投下数を誇る。
新人ゆえか作品を投下する毎にその成長ぶりがうかがえ、読み手に対する態度も謙虚で支持する者は多い。
内容はゲームの根幹に関わるような話を書く事が多く、それ以外のSSでも意外性に富んだ書き手。
予約期限をよく過ぎてしまうのが玉に瑕。
◆cx94bMr2cU:スクロワ初期からいた主力書き手。交流所で作品が話題になった事もある人。
バトル中心の書き手で、スクロワで最も多くの殺害数を誇る。
『最もパロロワに向いている書き手』と評された事もあり、その作品内容は凄惨な物が多い。
SSの内容を見れば恐らく優勝・全滅派だろうというくらいにあちこちの惨劇を描いたが、現在は引退。
◆GEIGwDl3Ms:スクロワの序盤から中盤にかけて存在した書き手。通称GEI氏。詳細はパロロワwikiにも載ってるからここでは簡略。
とにかく特定カップルの描写に終始し、彼が書いた作品は全てそのカップルをマンセーしたストーリー。
それゆえロワが進むにつれて住人の反発を買い、マンセーの度が過ぎたSSが投下されたのをきっかけに叩かれる。
結局そのSSは破棄となり、代わって別の書き手らにリレーされる間に当該カップルは死亡し、そのまま引退いた。
上に挙げられてない書き手紹介も誰か作ってくれる人がいたら歓迎。
なんというか、欠点ばかりあげられてる気がしてならない。
事実だから全く否定できないんだけどなw
スクランのカップル論争が他の恋愛マンガと比べて激しいのかは知らないが
スクロワの魅力とか他ロワと比べての長所とかあるといいと思う
他ロワか……。
ほとんど見てないから、比較しようがないな。
スクロワの良いところと言えば、比較的マイナーなモブキャラが書き手に愛されてたトコとかか?w
やっぱり基本1クラスで行われてるから、原作ロワに一番近いのはいい所だと思う。
他のロワだとあちこちの作品から人が来てるから、誰かが死んで放送されても他のキャラに与える影響は少ないんだよな。
その点スクロワじゃ天満、周防、今鳥と放送で名前が呼ばれた事で大勢に反応があった。
元々全員が顔見知りってのは、やっぱりそれ特有のドラマがあっていいと思う。
まあ、そういういい所ってまさにラジオで言って貰えるだろうから今すぐ挙げなくていい気もするけど
>>488 週漫スレじゃ病的なまでのカプ厨隔離スレだわなw
>>488 苺100%やFF7のヒロイン騒動を見る限りスクランが特に酷いってわけではない希ガス。
>>492 苺より酷い時もあったと思うよ
昔はVIPから荒らしも呼んでたし
元ネタ考察のところ、不明になってるところ誰かわからない?
または「これはこうなんじゃないか?」とか
まとめのタイトル元ネタだね
後半になるほど不明とかそのままとかあるし
実際ストレートなネーミングの作品が多い気がする。特に後半。
>>496 そういうことか
自分の書いたので違うのだけとりあえず
細かいですが、89番は書き始める前に見てたドラマ『聖者の行進』を見て影響されました
96番はミスチルの『花-Memento-Mori-』にある一節からとりました
というか前者は元ネタって程でもないのかな?
あとは合ってたりとか細かすぎて言うほどのものがないです
ちなみに同名の作品があるとのことなんで
ドラマは壱成がやってた結構前に流行った奴です
花井、麻生、サラの一斉退場が衝撃的
順レギュラークラスが三名も。
原作ではあまりなかった花井と麻生の固執もあったのがよかった
冴子の傷ってもしかして舞HIMEのパロディだった?
ラジオ楽しかったーw
たまにはこういうのもいいね
そういえばスクロワ最終回後のラジオはどうするの?
俺は最後も楽しみたいから賛成派だけど
聞いてて頑張ろうって気になれた。
普段スクロワに居ない人からの視点ってのも新鮮で良かった。
>>503 是非来てもらいたいね。その為にも頑張ろう。
orz
休日出勤で聞けなかった・・・
>>504 そっすね
また頑張りたいです
1氏など現書き手さんも数人参加してたようだけど
今後の展開はどのくらい、構想してる人がいるんだろ?
構想は結構最後までしてるとかいう人がいたような
というかああいうラジオは始めただったから思う存分楽しめなかった…
508 :
作者の都合により名無しです:2007/06/11(月) 16:20:11 ID:83ElmeX2O
ぬるぽ
ガッ
盛り上がったが予約はない
書き手同士が構想出し合って、互いのラスト構想をつぶしあっちゃったのかね
蛇とブラックジャックについてはかなり前から使い所とそこに至る経緯を考えていたのだが
あっけなく消化されてモチベーションが……
リアルが忙しいorz
隠し通そうとした伏線なんて他からすればゴミみたいなもんだなw
予約期間を延ばせば今予約できなくて辛い思いしてる
書き手も戻ってきていい感じになるんじゃないだろうか
ゴミですか……
仕方ない事ですがそう言われるとやっぱりやる気が下がってしまう。
>>514 そんなこと言わないでwww
だから構想を練っている書き手はいないのか?
練ってはいるんだがね。
リアルが忙しくて予約する段階にいたっていない……。
それに、優勝、脱出、反主催。
今ならどのエンドもできる可能性とその案はあるんだが、
どれを狙って話を書こうかいまだに迷ってるのも筆が進まぬ原因だな
ネタもあるし作品全体のオチも構想あるけど時間ないのがきつい・・・
社会人なんてなるもんじゃないな
そろそろ、予約期間の延長も真剣に議論せねばならない段階か……?
まだ言ってんのかw
予約期間が延長されようがリアルの忙しさが軽減されるわけじゃなし。
議論するとしたら一人リレーの制限についてだろw
もう自己リレー解禁でいいだろ…残り人数的に考えて…
予約期限延長はやってみてもいいんじゃないか?
三日で足りる書き手のペースが落ちるわけでもない
自己リレーOKだと、膨大に長い作品を投下して
一気に終了まで持っていってもいいわけか
ちょっと違う気がする。
何度かに分けて投下すれば別の作者が割り込むことも出来るけど、一回投下だと割り込む機会はないし。
最後の作品が幾つかの見せ場を含む長作になるのを否定する訳じゃないから、最終的には空気読んでとしか言えんが。
FFDQロワも最後らへんは自己リレーありでゴールしたしな
自己リレーしなくてもここまで残ってくれた書き手ならそう簡単には離れないだろうし大丈夫でしょ
自己リレーは禁止ではなく、非推奨ってだけだということを忘れないでください
ゲイみたいにズルして自己リレーするのだけは勘弁な。
構想はあるんだけど〜っていう書き手は
「予約しても仕上げられない。やる気が起きない。期間が長ければなあ」なのか
「リアル時間がないだけ。期間は三日で充分」なのか
どっちだろ
>>528 俺は後者。てか今までの意見を見ても前者はいないと思う。
予約期限の問題じゃなくて、純粋にスクロワ書き手に社会人が多いってのが現状かと
時間がないと少しずつ書き進めていくこともできないの?
そりゃ一話ごとに状況は変わるわけだから
やる気が起きないのかもしれんけど
二ヶ月くらい投下禁止にしたらどうだろう
まぁたアホなことを・・・
もう黙ってお行儀よく待ってろよw
お盆付近には休みが取れる書き手もいるだろw
じゃあとりあえず奈良を予約
そろそろ冥界世界の番外編でも誰か書いてよ。
ダメハネ劇場とか。
お前が書け
今更だけど一条が「播磨は教師に優遇されている」って思ってるのは間違いじゃないよな
絃子さんにサポートしてもらってるし
しかし過疎ってるな
さすがに同じ書き手達でまわしてたんじゃ
自己リレーとかわらんからな
お盆くらいまでは投下なしでいいんじゃないの?
お盆までまったら潰れるわwww
スクロワをひぐらし風味にするか?
スクロワ2ndで中村がいち早くロワに気付いたり、高野が反主催になったり、八雲のパソコンを播磨が気付いて止めたりするとか
IDが変わってなくない?
ロワの記憶の一部を継承したままっていうのは面白いかもな
記憶復活が乱用されると萎えるだけだから書き手は慎重にならないといかんが
誰か一人くらいが完璧に覚えている、くらいがいいんじゃないかね
優勝者あるいは生き残りが条件を満たすと…みたいな
生き残り確定は中村と微妙にマサルだな
マサルは2ndで記憶を戻した時に1stの空白の事が語られるのがよさげ
ここまで来て、どんづまり状態か。
まだだ、まだ終わらんよ
交流所で言われてたけどマーダーと「役に立つ脱出派」の比率が大事だったんだな
何の技能もないくせに人気だけはある播磨沢近八雲より、
烏丸西本サラあたりが生きるべきだった
ところでこのロワの首輪は解除するための難易度はどれくらいなんだろ
一般人ロワだから原作同様「機械の知識・技術がある人が内部構造わかれば楽に解除できる」レベル?
548 :
作者の都合により名無しです:2007/06/16(土) 13:26:53 ID:BmpnrRvT0
夢オチでいいんじゃないですか?
>>547 その程度なら絃子がなんとかしそうな悪寒……
今の時点(播磨への情報提供)で爆破ラインギリギリ?な雰囲気なのに、いきなり首輪解除なんつったら住民大暴れするぞw
イトコが「解除は無理」みたいなこと言ってなかったか?
作者より読者の方が少ない感じだな…
移転してからぐっと人数が減った
沢近は技能あるだろ。
というか、基本的には一般人ロワはよほどの管理側の落ち度がないかぎり対主催は難しいかも。
西本・サラも技能はないし、烏丸に技能持たせたらきっと「完璧超人すぎる」ってツッコミが入ったし。
かと言ってサラを川田ポジにして首輪解除フラグを立てたら、それはそれでフラグクラッシュによる悲劇が生まれただろうし。
今思うと、序盤でハリーをジョーカーにしておいて対主催フラグを付属させ(死に際に対主催グループに情報を与える等)、ハリー撃破を対主催フラグ成立条件にするのもありだったかなぁなんて考えてしまう。
三原一条播磨予約
スクランには超人が多いけど、漫画版バトロワほどじゃないからなあ
いくら強くても人が十メートル吹き飛ぶような気功波は出せないし
高野や烏丸がそれを見ただけでコピーできるわけでもない。
たまたま持っていた道具っていうのもナシにされた。
マガスペ超常現象に制限かけられたのも痛いところ。
一般人なのに公平性のための制限が多かったのかな
>>554 期待
>>554 いきなりジョーカーにしたらしたで後付け云々言われそうだけどね
とりあえず期待
今さらだけど「徹頭徹尾」にツッコミ。
軍用車にはエアバッグが付いてないですよ。
でなければ衝撃が当たり前の戦場で使い物になりません。
タンクも衝撃対策が施されてるし、木にぶつかっただけで炎上する可能性は低いです。
むしろ狙撃銃を連射すれば軍用車程度の防弾ガラスなら貫けます。
軍用車、っぽいもの。
だからいいんじゃね?
スクロワは一般人ロワだけど、現実の物理現象と異なる点があるのが序盤に決まったはず。
スクランの世界では軍用車にはエアバッグがあって、ちょっとした衝撃で燃え盛る構造で、
狙撃銃でも貫通できない装甲なんだろう。又は高野はそこまで把握してなかったか。
燃えない木とか人も切れない刃物とかがあってもおかしくないのがスクロワ。
太陽が西から昇るかもしれないし重いものほど早く落ちるかもしれない
よし、んじゃ次は太陽が西から昇るSS書こうぜ
音の方は全然鳴らない閃光弾とか、拳銃からUZIまで何でも使える9ミリ弾とかもあったな。
閃光弾は原作サバゲ編の時に使ったやつと言えば通じる気もするが
>>554 一番大事な事を言い忘れる所だった。
期待してます
いいかげんなところはいかにもスクラン的だよな
サバゲ編は矛盾の宝庫だったし
そういう車があったとして可能性は否定できない
じゃあ肯定もできるんだろ?スクロワ内ではこれでいいじゃないか
それとも今から修正要求したいのか?
次からはもっと早く頼む
いや、俺は肯定したんすよw
?意味わからん
>>567 >そういう車があったとして可能性は否定できない
というコメントは、そういう車があっても問題ないということを表しているのに
>じゃあ肯定もできるんだろ?スクロワ内ではこれでいいじゃないか
という日本語をよくわかっていないコメントがくりだされたので、
>いや、俺は肯定したんすよw
という返事が返ってきた。
ニポン語ムツカシヨー
スクロワって疑心暗鬼や本編でほとんど交流のなかった同士の争いはあっても
知人、特に友人対決がない気がした。高野と沢近も笹倉の横槍が入ったし。
天満と烏丸、播磨と花井、八雲とサラ、沢近と周防、今鳥と一条のような。
仲のいいシーンを見てるせいか、そういう話は避けられる傾向にあったんだろうか
572 :
作者の都合により名無しです:2007/06/17(日) 15:22:24 ID:43r8NEOO0
>>571 一応原作はラブコメだからな
すれ違いとかが生じて殺し合いに発展しても
やっぱどこか違和感がありそうなんだよな
天満に烏丸を恨ませるだけで一苦労だからなあ
どういう展開にすればそうなるんだよ、と
それこそ開演で烏丸がおかっぱ斬殺して西本と殺しあってる場面だけを見るとかしないと厳しくないか?
まあ天満VS播磨ならララが一緒に居なければ実現した可能性も全くゼロではなかった。
やっぱ烏丸は心情描写無しで、どんどん人を殺戮していくキャラが良かったな
そして最期に天満に
「どうしてこんな事をしたの!?」
って問い詰められて
「これが漫画の展開的に面白いから…」
って感じで微笑みながら死ぬ
だがあの書き辛そうな烏丸をここまでほぼ違和感なしに活躍させた書き手氏には
なんだかんだいって頭が下がるぜ
烏丸は高野以上に迷ったり躊躇したりしないからな
ロワでも漫画を描き続けるくらいだし
遅れてきた反主催になるか、最初からトップマーダーになるかしか道はなかった
>>575 その後に「君という漫画に最終回は要らない」と言いながら、天満の首輪を外したりしたらもっといい。
しかも播磨を立ち直らせた一因も担ってるんだよな>烏丸
そろそろ誰か死ぬかな・・
播磨が死ぬとイチさんもやばいから優勝END、
ハラミが死ぬとモブ優勝が閉ざされる
一条が死ぬと脱出はありえなくなる
難しいところだ
イチさんとハラミが死んで、超姉Endでいいよ
イチさんは滅びぬ
何度でも甦るさ
正直、もうそろそろ可能性は潰えていっていいと思うよ
決断のときはもうとっくにきてるのを、だらだらと先延ばしにしてもしょうがない
勿論無理やりは困るけど、タイミングを逃して欲しくないなと祈ってる
優勝なり脱出なり確定した場合、その後の結末は確定させた書き手がやるの?
例えばハラミ一人残ったところで終わらせて後は他の書き手に投げっぱなしにしてもいい?
世界の中心で超姉を叫ぶ
いっそのこと皆が死んで、ひぐらし的にリスタート
弁当きたああああああああああああああああ
>>586 GJ
ナポレオンの使い方に痺れました
ナポと三原との接触の仕方はマジ良かったです
ただ立て続けにあった三原、播磨とナポからの衝撃を受ける描写は
もうちょっとやりようがあった気もします
厳しい批評だとは思いますが面白かったゆえですので気にしないでください
>>589 三原は十分衝撃を受けてたと思うよ。
播磨は意外にあっさりだと思ったけどさ。
>>586 てなわけで乙。
やっぱり一条はトンカツ嫌いじゃないみたいだが、この話の後でトンカツ作ったら真性の鬼畜w
>>586 GJでした。
イチさんが目を覚ます描写は鳥肌たった。
にしてもマーダー化できないハラミは逆にカワイソス。
こんだけあっち行ったりこっち行ったりの心理状態じゃあ本当に狂ってもおかしくないよな。
ハラミの迷走ぶりは八雲並だ
>>590 589だけどそういう事が言いたいんじゃなくて
描写の仕方がもうちょいあったかなぁと
悲しんでる描写が足りないとかそんなどうでもいいことじゃなくて
描き方によってはいい場面のはずなのに白々しくなることってってあるじゃん?
それを感じたというか……
あと厳しい意見をあえて言ってるけど面白くなかった訳じゃないよ
お約束通り、こちらのほうにも貼っておきます。
【 思い出の中で 】
傷つき、動かなくなった子豚を、一条は優しく抱きしめている。
埋めることもせず、それどころか地に置くこともせず。自分よりもはるかに小さなその存在を、一条はその手で包み込んでいた。
「痛かったよね。怖かったよね」
そっと、その小さな背中を撫でて呟く。
ところどころが赤黒く変色していた。子豚の死の感触が一条の手に伝わったが、彼女はそれを気持ち悪いとは思わなかった。
「辛かったよね。……助けが、欲しかったんだよね」
酷い怪我の状態で、焼却炉の中から外へと助けを求め続けた子豚。
こんなに小さな体なのに、精一杯に生きる希望を求めて。こんな小さな命まで散らしてゆくこの島。
誰が、というのは問題ではない。なぜ、こんなことが起きるのか。
理由は簡単だ。この小さな命さえ守れないような人が多すぎたから。
皆、自分が生きるということだけに精一杯で、他を顧みることなんてできなかったから。
そして自分も――一条かれんも、そんな自分勝手な存在の一つだ。
「私も、誰かに助けて欲しかった。誰かが助けてくれると、そう思ってた」
この島に放り出されてからすぐに、支えを求めて今鳥を探し、そして、出遭えた。
今鳥が生きていると信じて探し続けていた時、そして、一緒にいる時は、強い自分でいられたような気がした。
それが自分自身の強さだと、そう思い込んでいた。
けれども、それは違う。大きな勘違いだ。
一条が動けたのは、今鳥が守ってくれると信じていたからだった。一条が諦めなかったのは、今鳥が諦めていなかったからだった。
その結果として、彼の死がもたらしたのは……緩慢とした崩壊。
ゆっくりと、けれども確実に、自分の弱さを晒し続けた。そして失ったものは、あまりにも大きい。
「私、逃げてばっかりで。何もできなかった。……ううん、それどころか」
この手で、人を殺してしまった。西本を、そして烏丸を。
それだけではない。多くの人を、見殺しにしてしまった。仕方のないことだと、自分自身を誤魔化しながら。
「どうしてこんなことになっちゃったのかな。……どうして、ドジビロンみたいにはいかないんだろう」
あの戦隊ヒーローのように、何も振り返ることなく自分なりの正義を貫けたらどんなにいいだろうか。
自らの命も顧みず、ただ目の前の悪を倒さなくてはいけないという使命感にのみ忠実になれたなら、
誰も疑うことなく、そして誰も失うことなくここまで来られたかもしれない。
でも、現実はできなかった。
できなかったのだ。
「……まだ、間に合うのかな」
今鳥が生かしてくれた、この命。
雪野が与えてくれた、この島での時間。
それはまだ、残っている。そして一条には、それを使う理由がある。
「私にも、まだできることが残っているのかな?」
今鳥がいたからではなく、自分がそうしたいからという理由で、
自らの正義を掲げその道を歩むという選択肢は、いつでも選べる位置に転がっていた。
ただ今まではそれを無視していたというだけ。
そして今の一条にとって、それは決して無視できないものに相違なかった。
肩の痛みは消えたわけじゃない。右肩の傷は深く、その痛みによって右腕はほとんど使い物にならないだろう。
出血は一条の体力を奪っており、この島に放り込まれた時の半分の力も出せないかもしれない。
八雲を失ってしまったことによる精神的動揺も、一条には重くのしかかっていた。
瞳が潤み、視界が少しだけぼやける。
しかし、一条は逃げなかった。
すべてを忘れ、逃避することを彼女は選ばなかった。
彼女は、すべてをあるがままに受け入れる。肩の傷も、大切な人の死も。
乗り越えたわけではない。ただ、受け入れただけ。皆を救えなかった自分の弱さを、素直に認めただけに過ぎない。
けれども、たったそれだけのことだけれど、一条の両の脚には再び力が宿っていた。
自分が歩んできた道の全てを認め、そして、その上に彼女は立っていた。
「……あるのなら、見つけなきゃ。無かったとしても、創りださなくちゃ」
それが、自分の中の正義を実現させる数少ない手段だからこそ。
一条は探し始めた。誰かに用意された目的でも義務でもなく、自分が正しいと思える何かを。
そしてそれを見つけたときには、その正義に殉じる覚悟さえ、今の一条は持っていた。
死にたがっているわけではない。ただ、命以上に大事なことがあると思えてしまえただけだ。
例えこの命尽きようとも――そんな戦隊モノにお決まりの台詞が、一条の頭に過ぎる。
こんな時に戦隊モノのことを思い出してしまう、自分自身が可笑しくて。
そして、きっとこんな時は今鳥だって同じことを言うだろうと、そう思って。
一条の瞳から、涙が零れ落ちることはなかった。
※
「ここら辺かなぁ。怠け者のお馬鹿さんがぶらぶらしているのは、っと」
UZIを片手で玩びながら、三原は軽快な足取りで歩いていた。
薄明かりが照らす分校跡の敷地は、歩き易いことこの上ない。
否、軽快さの理由はそれだけではない。
迷いがなかった。
軽いのは足だけでなく、トリガーにかかった指も同じことだ。
目的は、単純であればあるほどよい。今の三原の中で、殺しは大した意味を持たない。
奪うだけ、ただそれだけが目的。奪えるものは奪いつくし、そして最後に自分が生き残る。
もうそれしかないという確信があったからこそ、三原はそう決めることができた。
そう決めることで、三原は動くことができた。
今の状況では、それはとても喜ぶべきこと。喜ばなくてはいけないこと。
だから三原は、まるでピクニックに繰り出すような陽気さで朝の散歩を楽しんでいた。
気味の悪いほどの陽気。麻薬でキメたような狂気。
だがこの島の朝陽は、そんな彼女を歓迎するように照らしている。
当然のことだ。この島は、もう三原のような人間を何人も受け入れてきたのだから。
「簡単な仕置きが必要かなぁ。身体にしてあげようか、それとも……」
想像し、愉しげな声をあげ、笑みを作り、UZIを愛でる。
そうすることで三原は自らの狂気を飼いならそうとしていた。
心に芽生えた狂気を扱うには、さらなる狂気を身に纏うしかない。まともなままじゃ、やっていけないから。
三原は無自覚にそれを理解していた。だからこそ、身体がそのように動く。
「うん、決まり。一条さんの肩を、ゆ〜っくりと揉みほぐしてあげよう。そうすれば、働く気も起きるってもんでしょ」
そう呟いて、三原は焼却炉のある方へと歩き続けた。そうすることに、何の疑いを持とうともせず。
疑ってしまったら、立ち止まるしかなくなるから。三原は前を向いていた。他の誰よりも真っ直ぐに。
後ろを振り向いてはいけないと、彼女はそれをわかっていたから。
「そうして一気に優勝、か。フフフッ。ちょっと簡単すぎかなー、なんて……」
――けれども、過去は彼女を逃がしはしない。
後ろを振り向かないだけでは、逃げられはしなかった。
過去は彼女を先回りして、この大きな建物の横でずっと彼女を待っていたのだ。
例えその命を失ったとしても……過去は三原にとってその姿を変えることは無く。
角を曲がり、焼却炉の前にでたその時、彼女の目に映ったものは一瞬三原の思考を止めた。
歩みが止まった。思わず、後ずさっていた。
彼女の手からUZIが滑り、ガチャリと大きな音を立ててそれは地面へと堕ちていった。
※
「三原さん?」
音に反応し、一条が顔を上げる。しかし三原の目は、一条を捉えてはいなかった。
彼女が見ていたのは一条ではなく、一条の手の中にある小さな存在。
「なん、で。どうして……」
小さな声で、三原は呟く。
「三原さん? どうしたの?」
一条の言葉に、三原は答えない。
全身が硬直したように、その場に三原は静止していた。
「……何やってるの、一条さん。あなたこそ、八雲ちゃんはどうしたの?」
「えっ、あ、それは……」
「言ったでしょう、ちゃんとゆっくり眠らせてあげてって。あなたがそれを放棄するの?
そんなことしていいと思ってるの?」
次々と放たれる言葉に、一条は反論する隙すら与えられない。
それに、何時までたっても三原の目は一条を見ようとはしなかった。
「それに、何? その豚。なんでその子を……、いえ、そんなのを持っているの?」
ゆっくりと、三原は子豚を指で示す。
「この子? この子は、さっきまで焼却炉に閉じ込められていて。見つけたときにはもう」
「そんなことを聞いてるんじゃないのよ!」
「……え?」
「もう、いい」
そう告げて、三原はきびすを返した。
「三原さ……」
「こないでっ!」
明らかな、拒絶。一条はのばしかけた手を引き戻し、ただただ去ってゆく三原の背中を見つめるしかない。
彼女が何を考え、なぜこんな行動をとるのか、一条にはわからなかった。
ただ、三原の背中にはなぜか哀しさが漂っていて、その哀しさを一条はよく知っている様な気がしていたから、
三原の背中が見えなくなりしばらくたっても、一条はその場を動く事ができずにいた。
まるでその場に縫い付けられた様に、ピクリとも動かない。
そんな彼女を動かしたのは、駆け寄る男の声であった。
「一条、 一条っ!」
「あ……、播磨さん」
声のした方向へと振り向くと、小走りでこちらにやってくる播磨がいた。
少しばかり息が上がっている。吐く息が、白く染まっていた。
「探したぜ。まったく、あんまり遠くへ行くなよ」
「すみません。でも、この子の声が聞こえてきて」
「この子? 一体なんのことを……!?」
そう言ったきり、播磨は大きく目を見開いて黙り込んでしまった。
視線はやはり一条の腕の中の子豚へと注がれている。
「あのぅ、播磨さん?」
一条の呼びかけにも、播磨は応えない。先程の三原といい、この子豚に一体何があるというのか。
不思議に思いつつも、一条はもう一度播磨に呼びかけた。
「どうしたんですか播磨さん。この子に、見覚えでもあるんですか?」
「コイツは……」
驚愕の表情を浮かべたままで、播磨はゆっくりと一条の質問に答えだした。
「コイツはナポレオンっていう名前でな。俺の知り合いなんだ。
でも、なんだってこの島に。俺はてっきり矢神で呑気にやってると思ってたんだが……」
信じられないといった顔つきで、播磨は子豚――ナポレオンを見つめていた。その瞳には悲しみさえ見える。
不意に、体育祭の時に子豚が乱入する騒ぎがあったという話を聞いたことがあるのを一条は思い出した。
ちょうどその時一条はお手洗いに行っていたので現場を見てはいないのだが、もしかしたらこのナポレオンがその犯人なのかもしれない。
そして播磨とナポレオンはその時以来――もしくは以前からの付き合いなのだろう。
意外といえば意外だった。
「そうだったんですか。……私が焼却炉の中からこの子を見つけた時にはもうすっかり弱りきっていて、抱きかかえてすぐにこの子は……」
播磨がナポレオンに対してなにかしらの思い入れがあるのなら、せめて最期の瞬間のことくらいは伝えよう。
一条はそう思った。そう思って、その時のことをひとつずつ丁寧に思い出し始めた。
けれど、途中までで一条の喉からは声が出なくなった。
最期の時を見届けるのが、本当に自分でよかったのだろうか。
そんな疑問が、彼女の頭の中でぐるぐると渦巻く。
「……すみません」
気づくと、そんな言葉が一条の口からは出ていた。
自然と、顔が下をむく。播磨の顔を見ることができなかった。
そんな時、頭に暖かい温もりが伝わる。それは、播磨の大きな手であった。
「いや、一条が悪いんじゃねぇ。コイツも、最期に誰かの腕の中で眠ることができて嬉しかったはずだ。ありがとう」
「そんな、私は……」
そんなことはない。自分にはナポレオンを喜ばせることなどできなかった。
そう言いたくて、一条は顔をあげた。
播磨は、笑っていた。笑って、ナポレオンの傷ついた背中を撫でていた。
「人一倍……いや豚一倍寂しがりだったからなぁ、コイツは」
なぜ、こんな時に笑うことができるのか。
薄情なわけではない。そんなことは、播磨という人物の表情や立ち振る舞いを見ていれば嫌でもわかった。
ならば何故? 今の一条には、それを理解することはできなかった。
それが少しだけ恥ずかしく思えて、再び目を逸らして話題を変える。
「こ、この子も埋めてあげましょうか? 八雲ちゃんみたいに」
播磨は一瞬だけ考えて、そしてゆっくりと首を横に振った。
「そうしたいのはやまやまなんだが、なんせ時間がねぇ。高野をどうするかも考えなくちゃならねぇし……。
そうだ、三原とパソコンの新機能についても話さなきゃなんねぇんだった」
「三原さんとですか? 彼女ならさっきまでそこにいましたけど」
「は? んで、なんで今はいないんだ?」
「よくわからないんですけど、この子を見て驚いていたみたいです」
三原の行動について、一条はいまだその理由がつかめていなかった。
なぜナポレオンを見てあんなにも動揺したのか。こればかりは、本人に聞くでもしないとわからないだろう。
「そうか。まぁ、いいや。どうせ体育館に戻ったらいるだろ。絃子のことについても話つけとかなきゃなんねぇしな。
それじゃあ一条は絃子を呼んできてくれ。俺は一足先に三原んとこいって話してくる」
「……わかりました」
目の前に迫る脅威を、どうやって解決するか。
まだまだ気が抜けないと、一条は顔を引き締める。
今までのように誰かに頼ったり、誰かをおとしめたりするのではなく、自分の正義のままに行動する。
そう決めたからには、覚悟をせねばならない。
「……やっぱり、それがイチさんだな」
「え?」
不意にかけられた言葉に、一条は目を丸くする。
「やっと普段のイチさんらしい顔つきになったと思ってな。そっちのほうが似合う」
「……」
急なことで、一条は応える事ができなかった。
そんな一条を播磨は心配そうに見つめ、おそるおそる尋ねる。
「やっぱ、塚本が呼んでたみてーにカレリンの方がよかったか? いや、引っ越しの現場でも、今鳥のヤローも一条のことイチさんって言ってたし。そっちの方がいいかと思ったんだが……」
おずおずとした態度でそう尋ねる播磨に、一条はしばらく呆然として、そして、少しずつ笑いがこみ上げてきた。
きっとこれが彼なりの、精一杯の気遣いなのだろう。
そう思うと、少しだけ励まされた様な気がした。
「いえ、イチさんでいいですよ。……私、そんなに今いい表情をしていますか」
「ああ。……きっと、今鳥のヤローもそう言うと思うぜ」
一条は、考えていた。
死者はもう、話さない。死者の声と思えるのは、生きている者の想像でしかない。
だから今鳥が夢の中で何を言おうと、それは今鳥の言葉ではなく自分の思い込みだ。
けれども、本当にそれは今鳥ではないと言い切れるのか?
自分の中には、今鳥とともに過ごした時間が確かにある。
彼の事を理解しようと努めて来た時間に比例して、彼という人間の記憶が自分の中には確実にある。
ならば今、自分が思い描いている彼の表情は、きっと彼が生きていたなら見せてくれていたはずのそれに違いない。
そう思い込む事は、決して悪い事とは思えなかった。
「ええ。そうですね、きっと……」
思い出の中で笑う今鳥に、一条はそっと微笑んだ。
※
「なんでなのよっ!」
体育館の中で、誰にでもなく三原はその感情をぶつけていた。
「どうして邪魔するのっ!? どうしてなのよ……冴子! 今鳥君っ!」
ナポレオンを見た時に彼女の頭に蘇ったのは、音篠の横たわる傍らで見た白昼夢の記憶。
あの場では三原を狂気の道に進む事を食い止めてくれたその夢が、今は彼女を苦しめる。
「仕方ないじゃない。もうこれしかないんだよっ! 二人とも早々に死んじゃって、こんな辛い役私に押し付けないでよっ!」
誰も彼女には答えてくれない。
音篠の笑顔も、今鳥のおどけ顔も、今の三原は思い出す事ができなかった。
「買いかぶり過ぎだよ。私はそんなに強い人間じゃない。あんた達の敵討ちだって、できるものなら今でもしたいと思ってるのにっ!!」
殺意を押さえ、ずっとやってきた。
それを解き放とうとした瞬間に、またも親友が立ちふさがる。
「だけど我慢してきたんだよ。我慢して、我慢して……。そして死ねって言うの?
そんなのあんまりだよ。そんなのって……」
自分は、ヒーローにはなれない。そんな器じゃない。そんな気概もない。
けれども、親友達はそれを行えという。前を向いて生きてゆけという。
「……そんなの、私には無理だよ」
同意してくれる者も、否定してくれる者もおらず、三原はただ、そう呟くしかなかった。
私怨
【午前6〜8時】
【播磨拳児】
【現在位置:G-03中部】
[状態]:全身血まみれ
[道具]:支給品一式(食料4,水2)、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ
[行動方針]:立ち止まらない。まずは三原と話をする。
[最終方針]:生き残ってマンガを描き続ける。
[備考]:サングラスを外しています。高野を殺人者と認識しています。ゲームの目的を知りたがっています。リュックの一部が破損してます。
刑部から管理側のことについて色々聞いています
【一条かれん】
【現在位置:G-03中部】
[状態]:肩を負傷(止血)。
[道具]:支給品一式(食料5)、東郷のメモ
[行動方針]:この豚さん(死後)どうしましょう。絃子との合流。
[最終方針]:自分の正義を信じる。
[備考]:何をすればいいのかよくわかってませんが、なにかをしなければと思っています。活力が戻りました。それでもトンカツは嫌いではありません。
【三原梢】
【現在位置:G-03北部、分校跡体育館外】
[状態]:身体的疲労軽減、精神面不安定。左掌に銃創(応急処置済み)、返り血にまみれている。
[道具]:支給品一式(食料4、水5)、UZI/弾数50発、エチケットブラシ(鏡付き)、ドジビロンストラップ
[行動方針] :播磨と一条を探して言うことを聞かせ……たいのに。
[最終方針]:天満や八雲の名の下に全員を利用して優勝し……たいのに。
[備考] :自称『塚本八雲の親友』。教師らを激しく憎悪。高野を危険人物と認識
ベレッタM92/弾数16発、vz64スコーピオン/弾数20発、9ミリ弾142発 シグ・ザウエルP226/弾数14発
ノートパソコン(バッテリー、フラッシュメモリ付き)、弓(ゴム矢20本、ボウガンの矢4本)は分校跡体育館内に隠してあります
最後の最後でさるさんかよ……
これ、誰が続き書けるんだろ・・
俺かお前か大五郎
らーらららららー
次の話でマーダー全滅とかやったらまずいだろうか
つまり高野VS三原か
>>610 むしろこのまま優勝エンドにするのが正解
名作もグダグダになれば良作に成り下がる
だがどうせ優勝なら、高野ではなく播磨かイチさんに優勝してほしいと
覚悟決めてる高野や壊れかけてるハラミと違って、
ある程度正常な思考を保ってる&持ち直してきてる播磨やイチさんが
一人絶望の中生き残るのはキツイぞぉ
伊織が優勝
>>615 それだーーーーーーー!!!!
全てが終わってから、実はいつの間にか天満か八雲の魂が伊織と入れ替わってた、ということが判明するオチか
伊織は天満or八雲の身体と共に死んでる、と
実際ここから脱出ENDは不可能だろう。
少なくとも口だけじゃなくて現在書き手やってる人の中ではいないはず
優勝か全滅か、どうやって演出するかを考えてるんじゃないかな
そのレスに何の意味があるか考えたことがあるか?
めっちゃ脱出展開じゃん今
まあ落ち着け
>>617は脱出展開を望んでいるのさ
>>617のレスで、脱出展開なんてありえねぇというムードを蔓延させる
→読み手の裏をかきたがる書き手、脱出展開に持ち込んでいく
→617、作戦通り!
そう考えると可愛いもんじゃないか
まあこんなこと書いてるとやっぱり優勝・全滅に持ち込まれるかもしれんがw
花井が生きていれば凧で脱出できたのにな
日本刀が頭貫通しても死なないんだから、ロワでは無敵になれるよ<花井
首輪を自力で外し、泳いで矢神まで戻るだろう。
ところで予約期限は結局従来通りのまま?
うん
書く意思があるとちゃんと言い続ければ一週間くらい伸びても
ここの住人は許してくれる気がする
そろそろ他の書き手の作品を読みたいしね
回答ありがとうございます。
それでも定められた期限をオーバーしている事に変りないですね。
現時点で3日以内で書けるだけの余裕が無いので様子見します。
>>627 それは
「期限が延びないと書けない書き手がいるということを考慮して、期限延長議論をしてくれませんか」
という遠回しな要求か?
だとしたら鳥晒して直接申し出るほうが効果あると思うよ
>>628 そうじゃないでしょ
そのまんまの意見だと思うよw
様子見します…
とかだったら十中八九遠回し
様子見してる間に書いてるのか気になる
時間が確保できてから予約して執筆開始じゃいくら様子見しても
出番がまわってこない
言いたい事がうまく伝わってなかった様で申し訳ないです。
期限延長を求めて書いた訳ではありません。
まとまった時間は当分確保できそうないので631さんの言う方法で予約するという事も無いです。
自分のペースで書きながら期限内に完成できそうな感じになった時に予約してみよう、とのつもりでした。
まとめスレのカウンターが消えてね?
まとめスレじゃなくてまとめサイトだ
ウージーはハラミが落としたから一条所有?
それとも呆然としながらもハラミは拾って逃げた?
三原の所持品見れば解決
ショックをうけつつもしっかり回収したのかよw
今週末は予約はあるかしら
予約なかったら予約するから安心汁
じゃあ俺は奈良を予約するから他のキャラよろしく
播磨、一条、高野、三原、刑部で予約します
まとめトップのアクセスカウンターはレンタル先がサービスを終了した事に伴い消滅したようです。
カウンターのHIT数が全然分からないので、正直もうアクセス数は気にしなくてもいいかなと思ってきました。
以前レンタルカウンターを教えて下さいとお願いした時の反応を見るに、もう新しいカウンターは不要でFA?
頑張ってください
俺も奈良頑張って書きます
今回は奈良が界王さまのところで修業する話です
まだ第一回放送も済んでないロワのほうが
ラジオが盛んだったのは何だか泣ける
ジャンプロワで言われてるけど、スクロワ2ndのときは
もうちょっと書き手も読み手も後先考えるべきだったね。
そういう人達は開演の時点で見限ってしまっただろうが・・
どこよ?
スクロワ2ndなんてあんの?
>>643 ホントになんでもマイナスに持っていくんだなw
>>643 まぁ開演からは消化試合に近かったからな。
それでも脱出エンドを最後まで望む人がいるからジャンロワみたいに荒れて廃れていく。
2ndをやるとしたら、何かしら特殊なルールを入れたいところ。
>>641 期待してます
後アクセスカウンターでぐぐると結構出てきました
忍者なんたらというのが一番上に出てきましたので
一応オススメしておきます
>>641 期待してます
工作くさい変な人たちはスルー推奨
単発ならなおさら
次の作品を読めばいくらなんでも脱出派の書き手も諦めるから
ここの書き手は脱出も優勝も出来る範囲で話を終わらすからな〜
脱出と優勝のバランスをとったりして
それでもいいけど、それをやってたら一生終わらないんだぜ?
誰かが決着をつけないと
そんなことは誰だってわかってるよ
そういえばちょうど1ヶ月前も同じ話をしているな
あれから、死んだ生徒がいないってのも問題だな
書きたい話を書くのも結構だけど、空気は読んで欲しい。
この期に及んで脱出有利の話なんかやるのはスクロワのためを考えてるとは思えない
>>654 なんでだよw
正直そういうレスこそがスクロワのことを考えてないだろ
もはやいろんな意味で脱出は不可能だろ
黒幕の「存在」(「正体」ではない)が示された時点でその希望は潰えたも同然だと、私は思っている。
>>656 ふーん
ありえないとお前さんが決め付けた時点でお前さんに取っちゃ終わりかも知れないけど
周りの人にとっちゃそれが全てじゃないし脱出は十分可能だと俺は思っている
というか移転か
658 :
マロン名無しさん:2007/06/24(日) 16:35:03 ID:7/EY+r8j
移転age
何でこの時期に移転?
sageID非表示か
ageるにせよsageるにせよこりゃ荒れるな
運営に従う気がないなら荒らしとあんまりかわらないな
2chをやめてまとめサイトでやればいいんじゃないのか?
スルーな
ここなら自演が出来るから暴れさせるだけ無駄
まともに議論したい人は次スレで
保守
なぜ保守する
666 :
マロン名無しさん:2007/06/27(水) 16:27:22 ID:v4PqRykW
うめ
せっかくだし有効利用したい
保守
>>668 さっさと落とせよ
保守ると余計に無駄遣いしてることになるんだよ
もう書き込むこともないしな
もう終わったし
次回はエロありでやるべきだな
次回なんかねーよ
673 :
マロン名無しさん:2007/07/07(土) 17:54:01 ID:glcW0S+F
おいおい、たった一回で終わらすのかよ
やった意味ないじゃん
一年かけてあれなんだぜ
次回なんて誰が書くっつーんだよ
お前が書くのか?
制限がきつすぎたとか、主催を明確にしないまま引き伸ばしすぎたとか
スクロワ終了後に反省点はあがってくるだろう。
それをうけて今度はハッピーな結末にしたいとかいう書き手がでてくるかもしれない
つーかそれ以前にもうみんな興味なくしてる
>674
エロ描写有りなら書くよ
構想は練ってるし
エロしか書けないような奴は隅っこでひっそりやってろ
まぁぶっちゃけ、結構パロロワ書き続けるのって時間と根性かかるのよ。
まぁ、序盤の5kくらいの登場話書くのは楽だけど、
フラグ気にしたり、キャラの思考に矛盾をなくしたり、
狂化キャラなら矛盾をわざとはらませたりして後の改心の糸口仕込んどいたり。
あと、書き手の数は必要だけどスクロワには集まらんかったな。
集まったとしても、きっと質は落ちまくっただろうけど。
次回をやるつもりなら頑張ってね〜、って感じだわ。
俺はもうやらん。個人での創作に戻る。
エロ描写の何が悪い
アクセント付けたほうが盛り上がるじゃん
だからお前一人で勝手に盛り上げてろよ
隅っこでな
つーかエロなんか解禁してアクセントで済むわけねーよ
そのうちエロメインになるだけ
エロは偉大ダス。
エロを笑うものはエロに泣くダス。
683 :
マロン名無しさん:2007/07/09(月) 11:24:39 ID:apasolHb
ハッ、やってやんよ!
じゃあがんばんな
685 :
マロン名無しさん:
うへへ…