2 :
姉妹スレ:2006/09/17(日) 21:36:24 ID:???
3 :
1/4:2006/09/17(日) 21:36:54 ID:???
第42楽章「妖鳳王サイザー その3」
(オ…オカリナ!!)
空から落ちてきた瀕死の娘に驚愕するオーボウ
「ム…ムッチムチセクシーなお姉ちゃんが空から落ちてきたー!!」
まず興奮する勇者ハーメル
「まさかこのまんまお色気街道爆進中の漫画になるんではなかろーな…」
そう言いながら服をめくってみたりする勇者ハーメル
「まったくしょーがないヤツだぜ…」
少し離れて向こうをむいて赤くなっているクラーリィ
「イロ男ヅラして実は女の子とつきあった事ないんじゃねーの?やーいホモ!」
「ッ!?貴様ぁーーー!ケシズミにしてやるーーー!!!」
ハーメルに図星をつかれ激怒しながらも言い返すクラーリィ
「ふん、貴様だってインケンなマザコンやろーじゃねーか」
「ななな、なんだとぉーー!!貴様ぁーーーー!!殺してやるーーー!!!」
今、ホモVSマザコンの戦いが始まる
「まったくハーメルったら…」「ほんとですわ…」
勇者たちの珍態に呆れるフルートとコルネット
「こないな女にセクシーだなんて…あーハラが立つ!!」
そう言いながらゴソゴソとオカリナにイタズラする二人
「ハラ立っちゃうから鼻の穴にかっぽえびせんつめちゃえ!」
「せっかくだから顔にらくがきしちゃえい!」「せっかくだから(略
どんどんエスカレートする二人、見るも無残な姿で涙するオカリナ
「キャーできたでーきた完成ー♪」「フフフざまーみろでーすわ♪」
共通の敵を前にして初めて意気投合する二人
「私たちセクシーシスターズに歯向かうなんて十年早いわよ♪」
ドン引きするハーメル&クラーリィと、もう言葉も出ないオーボウだった
「すまん…こいつ…わしの娘なんじゃけど…」
気まずそうになぜか謝って娘のもとに駆け寄るオーボウ
4 :
2/4:2006/09/17(日) 21:37:34 ID:???
全てを察したクラーリィが代わりに説明する
「そうか…やはりな。元魔界軍王bQ妖鳳王オーボウ将軍と、その娘オカリナだ」
驚くフルート、コルネット。表情を変えないハーメル
「どういう事情があってこんな姿になっているか知らないが、理由がありそうだな」
「それより…大変なんです…勇者ハーメル…あなたの妹の…サイザー様が…死にそうなんです…」
妹…その言葉に驚愕するフルート
オーボウの手当てを受けながら事情を説明するオカリナ
「私は…赤子の頃からサイザー様に仕える従者です」
サイザーがパンドラの箱を開けられる血を持つ物として、赤子の時連れてこられた事
魔族に味方するよう、母を憎むよう、ベースにしむけられていた事
「そしてサイザー様は戦い始め…多くの人を国を滅ぼしてきました…人を恨んで母を恨んで…兄を恨んで」
サイザーが直に母親と対面したのは6歳の時、しかし既にパンドラは水晶の中だった
出陣前と凱旋後は、必ず水晶漬けの母親に会いにいくサイザー
「見よパンドラよ…今日はフォルラータを滅ぼしてきたぞ」
街を焼き、人を斬った話を誇らしげに母親に聞かせる
「ククク…歯がゆいか…そこで何もできずに黙っているしかできぬのがな…ハハハハハ!」
大きく笑い、そして、悲しそうな表情になる
恨んでもいい…憎んでもいい…
なんだその薄汚れた翼は、と…叩かれても…
想ってほしい…私のことを…少しでも…
想って…
「サイザー様はあなたより永く母親といましたが、水晶を通してでしか母親を知らず…
想われたことは一度もないのです…サイザー様は子供の頃からずっと孤独なんです」
妹の境遇を知り、悔しそうに、悲しそうに拳を握るハーメル
「そんな時パンドラの箱のことを知り、魔族を裏切り封印しようとしたのです」
そう言って、涙をこぼすオカリナ
「私がふがいないばかりに…サイザー様をキズつけてしまいました…お願いです…サイザー様を助けて…」
5 :
3/4:2006/09/17(日) 21:38:05 ID:???
雨の中、鎖で十字架に縛り付けられ、槍を向けられるサイザー
下から眺めながら嬉しそうに笑うギータ
「ククク…お似合いですねえ…さしずめ十字架にかけられた聖人…といったところですか」
玉座に飾られた母親にそっくりだと揶揄しながら、パンドラの箱を手にするギータ
「ついに手に入れましたよ…我が魔族最大の悲願、パンドラの箱を!大魔王ケストラー様を!!」
パンドラの箱で吸い込めるのはその場にいたものだけ、そして一度使うと1年は使えない
「それさえなければ我々魔族はあなたにやられていたでしょうねェ…ククク」
並んだ水晶と箱…父と母を、虚ろな瞳で眺めながら思うサイザー
(私は…どちらにも捨てられ…助けることもできなかった…今まで多くの者をこの手にかけてきた…
魔族を封印することにも失敗し…箱も取られた…いいのだ…私など…)
サイザーが絶望し全てを諦めたそのとき、凄まじい爆発が起こり魔族たちが吹き飛ぶ
中心から現れるハーメル一行
「ホウ…来ましたねェ…勇者ハーメル!!」
同時に飛び出すハーメルたち
杖を構え、十字架を構え、踊るように超獣軍を蹴散らすクラーリィとコルネット
バイオリンの音色にのりながら、丸太で超獣軍を殴り倒すフルート
「しかしあいかわらずカッコ悪い戦いっぷりだのー」
「何よ人が一生懸命戦ってんのにィ!!」
「相手がパンチを繰り出す瞬間、外側からテコの原理で相手のテンプルをぶち抜く、
自分も痛いがやられた方がその4倍は痛い…FXC(フルートクロスカウンター)くらい打てんのかい!」
「なんじゃいそりゃーー!!」
丸太を持ちながら、雨の日は演奏できないんじゃなかったのかとつっこむフルート
「オリン爺さんに丈夫にしてもらってな。大気圏突入しながら弾いても大丈夫というシロモノだ!」
「そこまでにしていただきましょうか皆さん!!」
一行の前に現れるギータ
「ギータ!貴様…!!まだフル○ンなのかテメー!!」
「違うでしょ!!」「何!?フ○チンなのか!?」「キャーはーずかしーでーすわー!」
怒りの表情で震えるギータ
「デカいからっていい気になってんじゃねーぞ!このカタキはとってやる!」
真剣な表情で悔しがるハーメルとクラーリィだった
6 :
4/4:2006/09/17(日) 21:38:56 ID:???
「あ…相変わらずのボケなす一行ですねェ…それ以上フザケてていいんですか?」
気を取り直し、本題に戻るギータ
「あなたの妹様は我が軍の手にあるのですよ?」
そう言ってギータが指差した血まみれの妹の姿に、言葉を失うハーメル
妹を人質にとられ動けなくなるハーメルを見て、押し黙るクラーリィとコルネット
「見ててくださいよ皆さん…この裏切り者の…串刺しにされるところをねェ…」
ギータの指示で、サイザーに向かって槍を進める超獣軍兵士たち
「なっ!!」「や…やめろぉ!!」「サイザー様あ!!!」
槍が、胸に少しずつ突き刺さる
血を吐きながら悲鳴をあげるサイザー
「サイザーーー!!!やめろギータ!!てめえ!!!」
「ダメですよハーメル様…昔から魔族の間では裏切り者は公開処刑と決まってましてねェ…
それにサイザー様はこの私の…左手を斬り落とした方ですからねェ」
更に、槍が進む
「覚悟してもらいましょうか…ねェ…ハハハハハァ!!」
楽しそうに高笑いするギータ
「サイザーーーー!!」
ハーメルの叫びが虚しく響くその時、音色が風にのって流れてくる
突如、ギータに襲い掛かる超獣軍兵士
「な、何ぃ!?これは…いったい…どうしたんですか?お前たち!?」
驚きながら応戦するギータ
流れてくる音色の正体に気付くハーメル
「こ…この曲は…皇帝!!」
サイザーの背後に、それを守るように現れる火の鳥
そして、その上に立つ男
「ラ…ライエル!!」
「それ以上は許さないぞ!!ギータ!!!」
GJ
どうでもいいがオーボウが歳より口調の美少女って線は消えたんだよな
これクラーリィのワープ魔法で飛んできたんだよな?
>>7 まだ「婆さんだけど真の力を出すときは美少女に戻る」
の可能性はある
>オリン爺さんに丈夫にしてもらってな。大気圏突入しながら弾いても大丈夫というシロモノだ!
どんな状況だよw
最終回の伏線
ぼくにもかえれるところがあるんだ… こんなにうれしいことはない…
ライエル……君はどこへ落ちたい?
オーボウもハーメルが本当のピンチになったときに力を使って(多分最終回付近)、そのまま死んじゃうってパターン確定だな。
それでオカリナがパワーうpと。
サイザーがハーメルの妹って事は・・
水晶ずけの母親が天使の血を引いてるって事?
実はケストラーが天使の血を引いていて・・・っていう可能性もあるよな。
ところでサイザーが天界から追放されたってのはどうなったんだ?
オーボウの気遣いとドラム様の勘違い
そういえばフィーネでギータが言ってたサイザーにはハーメルを殺せないかも云々てこの事だったんだな
黙ってたけどベースも当然知ってたはず
つまりやっぱりドラム様だけ色々と情報が制限されてた事に…
ドラム様は人(?)徳、無いからねぇw
きっと聞いてたけど理解できなかっただけだよ
軍王の中じゃ一番部下想いっぽい(つーか他がドライ)し人望はあるはず
コルネット初登場時に現れた幻竜軍のザコさんも
「ドラム様のかたきだ!」してたな
ドラム様は部下には好かれてるな
スフォルツェンド戦でも「ドラム様を援護しろー」とか言ってたし
が、軍王同士にはかなり嫌われてた気がする
サイザーに笑顔で死相を告げられるは、ベース(リュート?)に氷縛結界されるは、ギータにとどめ刺されるは・・・
よくも悪くも武人タイプだったからな
武人・・・なのか?
言い直す
豪傑タイプ?
ちょっと違うな…おバカちゃん?
ドラム様はまさにジャイアンタイプ
ギータは立ち位置的に本当にスネオだ
下克上狙ってるとこも含めて
>>27 頭脳明晰な司令塔キャラ
ベー杉くん
こうですか?わかりません ><
とするとしずかちゃんがサイザーで、
のび太は……ライエル?
ライエル良く昼寝するしぴったりだな
じゃあドラえもんはハーメルなのか?
すると妹のサイザーはドラミもこなす事になるのだが。
お前らフルートを……いや、フルートが皆のアイドルなんて無理あるな…
ここは一つ、サイザーがドラミ、オカリナがシズカ、フルートがジャイ子で
オカリナもすぐに入浴シーンやってくれるさ!!
いやいやフルートは皆のアイドルだ
>ここは一つ、サイザーがドラミ、オカリナがシズカ、フルートがジャイ子で
リュートがジャイアンだな
オーボウはカミナリさんかでパーカスは学校の先生か。
じゃあ、オーボウの話も、ハーメルがサイザーにメロメロだったのも、
全部妹って悟られない様にするための演技だったんだな。
オーボウの話はそうだな
ハーメルはサイザーが妹だって知ってたのか?
それとも自分に妹がいることすら知らなかったのか?
>>37 普通に知ってたんじゃね?
赤子の頃に多分パンドラとケストラーがケストラーの浮気で離婚して、
親権がハーメルはパンドラ、サイザーがケストラーにわたったもんだから、
ついでにサイザーごと封印したんだ、
そんで、パンドラがハーメルに毎日のようにケストラーへの愚痴をこぼして
そのときに「サイザーもつれてくれば」とかいったに違いないよ。
そしてサイザーの親権を勝ち取る為に箱を開けて今にいたる。
渡辺ならこれくらいはやるだろwwww
物語の根元すらギャグにするwwwwwwwwww
>>37 オカリナがサイザーが妹だって話したとき
顔色変えなかったから多分知ってるはず
メロメロだったのは多分、
まだ名前聞いてなかったから妹だと分からず萌えたんだと思う
分かった上で萌えててもいいけどw
いまさらだが妖鳳軍の中にはサイザーの説得で
魔界軍から離反して味方になる奴もいたのでは
サイザー人望あるからもしかしたらと・・・
そういやサイザーってケストラーのお気に入りなんだよな。
・・・娘だからだよな?
もしかして・・・アーッ!
>>40 結構あっさり部下殺してるから人望無さそうだぞ
支配先の下等種族>>>部下の自分達
箱探しでこれを見せ付けられたらたまったもんじゃない
どうでもいいけど、サイザーは北の都に帰ってからパンドラの箱を使えばよかったんじゃないか?
その場にいる魔物限定って知らなかったわけだしなあ
セリフによれば世界全てが対象だと思ってたっぽいし
それに自分が疑われてることに薄々勘付いてた可能性もある
全部封印するつもりだったんだよな…全く物凄いことを考えてたもんだ
そんなことしたらこの漫画終わっちゃうじゃん
危うくビオラがまた一人ぼっちになるところだった
そんなやついたなぁw
悪くない魔族には反応しなそうじゃないか?
オカリナ吸わなかったもんな。
魔族を無差別に吸うと思ってたならオカリナもオーボウも危なかっただろ。
つまりお母ちゃんは大丈夫だ
良かったなビオラ
残念ながら休載のようだ。
次回に期待だな。
なんか兄妹多くね?
>>53 つまりライエルとトロンに妹とかオカリナに兄とかがいると申すのか?
いまのところ兄妹はハーメル達とクラーリィ達しか思いつかないが。
ドラムの妹タンバ・リンちゃん登場マダー?
姉キャラはまだか
カス・タネット様だな?
じゃあ、クラーリィが泣いて、
カスターさんが
「誰なのー!私の弟を泣かせたのはー!」ってなるのか。
たぶんカス太さんはクラーリィパパ
シャク・ハチ姫がいると聞いて今北産業
尺八姫…
>「ふん、貴様だってインケンなマザコンやろーじゃねーか」
クラーリィヒドス…と思ったがよく考えたら的確な表現だなあ
実際ハーメルは陰険でマザコンだ
カスター・ネットとかいうと騎兵隊にしか思えん。
颯爽と馬を駆るお姉さまだったらそれはそれで。
>>56大穴だがトライアン・グルちゃんの可能性もある
一応打楽器だし。
兄思いのサイザー級美少女希望…(´д`)*ハアハア
ドラムみたいな体型だったらどうするんだ
体型はともかく通常バージョンで首2つ・・・
>>69 ふたご姫ってなんだ?
ライエルに早くも死亡(or惨敗)フラグが立ってるな・・・。
シャク・ハチ姫のことだよ
72 :
69:2006/09/19(火) 20:52:20 ID:???
>>70 「ふしぎ星の☆ふたご姫」ってアニメに、タンバ・リンってキャラが出て来るんだよ
すまん、目欄見てなかった。吊ってくる
ライエルは死にそうな気しないなあ…
どっちかというとギータのほうが
ギータって最初から小物臭がしてるし
何かの巻き添えでポックリ逝きそう。
いや、ライエルも死にそうに無いが、ギータはもっと死なないと思う
ドラム様を暗殺した動機すら明らかになって無いし、
ハーメル兄妹以上に伏線バリバリじゃね?
スフォルツェンド編と同じパターンなら最初ライエルが圧倒するけど
長引くにつれタフネスの差でギータが押し勝ち始めて
ピンチになったとこでハーメル到着
ってハーメルもういるじゃん
ダメだ
スフォルツェンド編と同じパターンなら最初ライエルが圧倒するけど
長引くにつれ策略でギータが押し勝ち始めて
ピンチになったとこでトロン到着
完璧
ファイフ到着
嬉しいけど微妙
ギータってタフネスって言葉と最も無縁な世界にいる気がする。
ギータは勝ち目が無きゃとっとと逃げるタイプだな
そんで次登場するときは切り札を持って来る
ドラム様とは真逆のタイプだ
ドラム様にぶん殴られた後平然と立ち上がってきてるから
そこそこ耐久力はあるんじゃね?
しかしスフォルツェンドでハーメルにボロ負けしてるからな…
切り札は先に見せるな
見せるならさらに奥の手を持て、か・・・
>>83 ギータ→ボロ負けしても死んでない
ドラム→善戦したが死亡
この差こそがギータの真価じゃないかな。
ファイフがブルマ姿で到着
完璧な作戦だ
>>86 真っ先にライエルが失神KOされるから駄目
ライエルの鼻血で敵を撃退できるかもしれないじゃないか
しかもギータ様の下の首が巨大化&硬質化しちゃうよ
しかも粘液を出して攻撃してくるよ
ドラムはダメだったが、正直ギータなら地界ききそうな気がする
やっちまえ
今度こそオーボウがヤバい
魔族化したハーメルも地界の対象になるんだろうな
てかパンドラの箱に封印される可能性もあるのか
パンドラの箱はあと一年は使えないドラゴンボール的設定だからムリ
95 :
1/4:2006/09/19(火) 22:59:04 ID:???
第43楽章「雨垂れ」
「話は全部聞いたぞギータ!それ以上は許さない!」
人質を押さえられ動揺するギータにそう言い、サイザー見るライエル
磔にされたその痛々しい姿に、表情を歪める
「『精霊の調べ』で嫌な予感がして…急いで駆けつけてみたら…。ハーちゃん!ここはボクに任せてよ!!」
フィーネでサイザーが残していった羽を握りしめながら雄雄しく叫ぶ
「この『愛』の勇者ライエルが超獣王ギータを倒す!!」
そんなライエルを指差しながら、何かを言おうとするハーメル達
「ラ…ライエル…そっそれはいいが…お前…」
「フッ…火の鳥に乗って熱くないのか?って聞きたいんだろうけど…ボクは同じ失敗はしないよ」
説明しよう!ライエルが今着ている服は特別製の超高温耐熱服!
NASA開発の火星探査用スーツと同じ素材でできた、最高5000℃にも耐えられるシロモノなのだ!!
「サイザー燃えてるんだけど…」
「うわーーー!サイザーさん!!なんてことにィィ〜〜!!」
「ピアノもちょっぴり溶けてるぞ」
「げぇーーー!いつの間にィーー!!」
予想外の事態に慌てて、転んでしまい発火するライエル
「ギャーーー!!耐熱服が限界点を越えたぁ〜〜〜!!熱すぎるううーーーー!!」
勇者一行と超獣軍全軍が見守る中、一人激しく燃え盛る愛の勇者ライエル
なんとか消しとめ、火の鳥に文句を言う
「ダメじゃないか火の鳥くん!!こんなことばかりじゃもう使わないよ!ちゃんとやってくれなきゃ!」
せっかく頑張ったのに主に責められ、泣きながら走り去ってしまう火の鳥
「コーケコッココココケーー!!(ライエルさまのバカーー!!)」
「ひ、火の鳥くん!ごめんよー!待ってェー!火の鳥さーん!火の鳥さーん!火の鳥さーん!」
慌てて追いかける精霊使いライエルだった
96 :
2/4:2006/09/19(火) 22:59:35 ID:???
落ち込むライエルを慰めるコルネットとオカリナ
「大丈夫かよ…しっかりしな…」「元気だして!でーすわ!」
「わぁ!女の子がこんないっぱい!?しかも一人はこんなに薄着でー!!ギャー!鼻血がぁー!」
鼻血を噴きながら、ピアノの重みで起き上がれずもがくライエル
「久しぶりに出てきて全部見せたな…」
「実に完璧なギャグキャラね…」
「すっかり緊張感なくなったのう…」
「あれだけやられると逆に気持ちいいな」
「おいおい血が止まらないぜ…大丈夫か?こいつ」
「しっかり!でーすわ!」
オカリナとコルネットの献身的な介護で、さらに鼻血を流すライエル
「ほらほらアンタたち!それじゃ逆効果よ…。死んじゃうわよ」
「お…おのれ…かなり酷い目にあったが…ボクは負けない!!ボクは愛の勇者…ライエルだぁー!!」
やっと復活し、名乗りをあげる
「ホ…ホウ…これはどうも…私めは超獣王ギータです。あなたとは初めてでしたね…」
愛の勇者の完璧なボケ倒しに動揺しつつも、紳士的に返すギータ
「ぬうぅ…!ハーちゃんこいつ…ひょっとして…フルチ」
「そりゃあもうえーわい!!」
初めて本気でツッコミつつも、精霊に逃げられた精霊使いがどうやって戦うのかと挑発する
悔しがるライエルだったが、背後の木陰に隠れモジモジしてる火の鳥を発見する
「よかったあ!戻ってきてくれたんだね!!」「コケーーー!」
涙を流しながら熱く抱き合う一人と一羽だった
※人間と動物は助け合って生きてゆきましょう
「ゆくぞ!!!ギータぁーー!!」
「あなたとてつもなくボケなすなキャラですねェ」
97 :
3/4:2006/09/19(火) 23:00:09 ID:???
剣を抜き、一足飛びでライエルの懐に入るギータ
連続で斬りかかられ、防御で精一杯のライエル
「精霊使いは距離をおいての戦いで強さを発揮しますが…懐に入られると!丸腰も同然!!」
肩口を斬られ、火の鳥をさがらせ距離をとるライエル
「距離をおいて戦おうというのでしょうが!逃がしませんよ!私も…奥の手を使うとしますか!」
ギータがサイザーに切断された左腕を構えると、そこから竜が生えライエルに一斉に襲い掛かる
「こっ、これは!?ドラムの竜!!?な、なんで、こんな…ぐぅっ…!」
「私の特技でね…斬った相手の血をなめると、その者の『力』を自分の物にできるのですよ!」
そう言うギータの背から、翼が生える
それは、サイザーの翼
「これぞ超獣王ギータの本当の力!あらゆる獣を超える王…ギータの…真の姿なのですよー!!」
サイザーの翼に、ショックを受けるライエル
「今までbSの地位に甘んじてきましたが…今は違いますよ!bQと3の力を兼ね備えましたからねェ!」
次の瞬間、ライエルを攻撃していた竜が全て吹き飛ぶ
「彼女はいつも…悲しい瞳をしていた…天使の羽は傷つき…血で汚れ飛べなくなることもあったそうだ…」
雨の降り続ける中、静かに語るライエル
「冷たい雪が大好きだそうだ…全てを消し去ってくれる…と」
心を痛め…悲しみにくれ…孤独にさいなまれ…
魔族に騙され、その血を恨み…母を恨み…全てを恨み…
「精霊がね…教えてくれるんだ…彼女の心を…。同じ精霊使いだからね…」
翼は傷つきちぎられ、人に使われ…騙され…『心』は誰も拾ってくれない…
「そんな彼女を…そんな…サイザーを……!こんなふうにしやがってェーーーーー!!!!」
ライエルの攻撃が、ギータを吹き飛ばす
(ばっ…馬鹿な…まだ使いきれてない竜と羽とはいえ…この男…こんなに強かったのか…?)
ギータの視界に、バイオリンを演奏するハーメルの姿が入る
(マ…マリオネット!!)
妹のため必死に演奏するハーメルを見ながら、その胸中を思うフルート
(サイザーを…妹を…どう思ってるのかしら…ハーメル…)
98 :
4/4:2006/09/19(火) 23:00:41 ID:???
一方的にやられながらも、なんとか竜を伸ばしサイザーを捕らえるギータ
ライエルたちの一瞬の動揺をつき、離れて体勢を立て直す
「パンドラの箱と鍵も手に入れました!私の任務はこれで終了です!さっさと退散するとしますか!」
そう言い、サイザーに剣を向ける
「あとはこの裏切り者のサイザー様の…始末をしておかなくてはねェ…死になさい!」
ギータがサイザーに剣を振り下ろす
しかし、鳳凰千破で竜を吹き飛ばしたオカリナが、自らの身を盾にしてそれを防ぐ
「これ以上…サイザー様を…傷つけさせない!」
人質を失い、ハーメルたちに囲まれるギータ
「よくも今まで…さんざん勝手なコト…してくれたな…」
必死に後ろにさがるギータだったが、何かに手が触れ再び微笑する
ギータが触れたそれは、パンドラが封じ込まれた水晶
「それ以上近づいてはいけませんよ!近づくとあなたの母親を…水晶ごと真っ二つにしますよ!!」
パンドラの、母親の姿を見たハーメルの、目の色が変わる
(おふくろ…?)
脳裏に、幼いころの映像がよぎる
ベースから、幼いハーメルを庇うパンドラの姿が
(なんで…こんな所に…?こんな…)
髪が逆立ち、膨大な魔力を噴出するハーメル
「ケ…ケストラー様…!!」
怯えるギータに踊りかかり、一方的に殴りつけるハーメル
「いかん!パンドラ様に会ったことで、逆上して魔族の血がまた目覚めてしまった!!」
フィーネ山間部の村での、雪の日の事を思いだすフルート
怒りで我を忘れ、パンドラの水晶にも殴りかかるハーメル
「や…やめてェ!!ハーメル!!」
フルートの叫びも虚しく、水晶に拳を振り下ろそうとするハーメルだったが
水晶が砕かれる寸前、その拳が止まる
血を流し、荒く息をつくサイザーが、パンドラを庇うように二人の間に立っていた
「やめて…兄さん…」
兄妹キタ━━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ギータtueeeeeeeeeと思ったら速攻でヘタレtaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!
ギータ・・・すごい能力が判明した次の瞬間滅多打ちかよ
慣れてないと言っていたが、慣れればワルキューレやドラム完全体化もできたりするんだろうか
ライエルwwwwwwwwwww
なんか、ありがとういろんな意味で
>>101 仮に出来たとしても魔王化ハーメルには手も足も出ないっぽいけどな
まぁそれを踏まえた上でのパンドラ人質作戦だったんだろうが
理性失われちゃね…
久しぶりにいろいろやってくれたが・・・
鼻から牛乳を飲まされたりはまだやってないじゃないか!
ギータ、人質はいいけどどうやって逃げるつもりだったんだよ。
サイザーはいつから意識があったんだよ。
ライエルがいきなり出てきたのはご都合主義のような気もしたが
「同じ精霊使い」とか絡ませる要素があったんだな。
ワルキューレが精霊だなんてすっかり忘れていた。
ライエルが語るサイザーのモノローグが
悲しすぎて涙出た
「精霊の調べ」とやらってどんなんだ?
曲名の事じゃないかな。
効果は精霊から情報を聞きだせるとか。
ギータ必死だなwwwww
虫の知らせみたいな感じじゃない?
それの確実バージョン
ハーメルにボコられ、ライエルにもボコられ、
格下のオカリナにも一本とられて・・・・・・・
俺の中でギータがドラム様以上のへタレになりましたよ。
ギータ様強いんだか弱いんだか分からNEEEEEEEE!!
しかし暴走ハーメルって見た目が変わっているわけでもないのに
ドラムやギータは何でケストラーを想像して怯えてるんだろ。
ケストラーが今のハーメルクラスの実力だったら余裕で勝てると思うが。
この世界NASAとか火星あるんだな
つーか現代でも火星探査用のスーツなんて作ってないと思うぞ
宇宙用月面用のスーツとはまた細かいつくりが違ってるだろうしな
火星探査用ってことはハーメルン世界では既に人類は火星に到達している?
でもまだヘイセイだぜ?
よくて50年後の世界だろ・・・
到着はしてても一般人が簡単に入手できるほど身近じゃないはず
つまりこれは、ライエルがNASA関係者で魔界軍王編が終わった後に宇宙編に突入するための複線
やはり最終回は宇宙から地球に落ちるんだな?
>>11も含めると宇宙編の伏線は完璧だなw
この作者はギャグ発言ですら、伏線の材料にするからあなどれん…
しかし顔や手を隠さない耐熱服って火の鳥の上じゃ始めから用を成さないだろ。
ハーメルと違って荒稼ぎしてないライエルのどこから費用が出たんだか。
>>120 スタカット村の村長に渡す金がいつの間にか半分になってました。
ところでライエル、マリオネットの副作用は大丈夫なんだろうか
指しか動かしてないからな……
後で指の感覚がなくなるとかそんなとこだろ
終始ネコかぶってるおかげで、今月のコルネットがかわいい
ライエル慰めたり看護したりするあたり
>>126 確かに。黙ってれば普通にかわいいのにね。
今1巻から見直しているが、やっぱこれギャグ漫画だ。
ついついハーメルとその他のやりとりで吹いてしまう。
ギャグ漫画かなぁ?
設定だけを見ればシリアスだしシリアスギャグ漫画と言った方がいい気がする
つか今んとこガンガンを支えているのはロト紋だろうけど
雑誌のノリというか、方向性を決めたのはハーメルンだと思う
なんかノリの似た漫画が心なしか多い気がする
北に災いを鎮めに行く→すでにケストラーは箱の中
パンドラを助ける→ギータさんが持って来てくれた
箱と鍵を集めないといけない→サイザーは魔族を裏切って、その上ギータさんはボコられたから、両方こっちのもの
あれ?ハーメルン終了?
実は今居る魔族の他にも残虐魔族や完璧魔族などの勢力が(ry
ドラム「魔族にも友情はあるんだー!」
ギータ「ねぇよ!!」
ドラム「うぎゃー!ケストラー様ー!」
ギータヒドスw
でも確かにこんな感じかもしれないw
火の鳥テラカワイス
火の鳥が巨大化したオーボウにしか見えない。
カラス以外の鳥も全部オーボウにするつもりか?
この戦いでサイザーが死ななかった場合、ライエルとくっつく。
間違いないよ、うん。
>ライエルとくっつく
融合する姿を想像してしまったorz.
>>137 ライエルは元から気があるようだし
サイザーは助けてくれて有難うという流れで無理なく持ち込めるね
大穴でサイザーは既にオカリナとできていると予想
んで鼻血の海で溺れるライエルのコマでサイザー編完
ライエルとサイザーがだんだんくっついてゆくにしたがってハーメルとフルートの距離も少しずつ縮まってゆく。
しかしそこへコルネットが立ちはだかる!
そしてライ子ちゃんも立ちはだかる!
さらにクラーリィも立ちはだかる!
「ハーちゃん!僕にこんな恥ずかしい格好させた責任取ってよ!」
って言って頬を赤らめながら、迫ってくるライ子を想像した。
ギータのちんこネタ引っ張るなあ
作者大好きなんだろうな
作者ガって言うか主にガンガン買ってる小学生辺りが好きなんかもしれんが
たぶん今後新キャラがギータに会うたびにやってくれるだろうな
ついでにオリンも立ち裸!
つかサイザーは若ベース(リュート?)と出来てるんじゃないの?
二人とも似たような境遇だし、氷縛結界の件からして実は意識残ってそうだし。
誰にも内緒でテレパシーかなんかで会話とかしてそう。
ライ子かわいいよライ子かわいいよ
やばいくらい
>>148 どんな経緯でリュートが魔族側についているか知らんが、
そうなると彼はロリコンということに…
>>147 オリン………?
あぁ!あの変態じいちゃんか!
マニアックだなぁお前。あんな数話限りのキャラを覚えてるとは
しや、主人公のこと孫と呼んでるようなキャラが数話限りってことはないだろう
特に出生の秘密わんさと抱えてる主人公なんだし
後々また再登場するはず
実はトロンのことを孫と呼んでいたのかもしれない
と言うかあの爺さんが祖父で大魔王が父で箱を開けた女(天使?)が母ってのは
さすがに凄すぎて収拾付かないような………
主人公のファーストキス奪うわ
便器で魔族の軍団殲滅するわ
おぼえてない方がおかしいくらい強烈なキャラだと思うが
この漫画のキャラはみんなキャラが強烈だと思う
フルート買おうとしたオッサンとか大きなコックさんとか忘れたくても忘れられません
多分ギャグやらんヤツはいないだろうなwwwwwwwwwwwww
フルート修行中はコルネットとフルートでずっとギャグやってたからハーメルが影凄い薄かったな
火事場泥棒しだしたらまた元に戻ってホッとした
ギータが醜態さらす度にトロンの立場が…
ハーメル>ライエル>ギータ>サイザー>オカリナ>>>>>>トロン≒オーボウ
こんなかんじにギータが味方の力関係のものさしになってくれたな
トロンの再登場はあるんだろうか?
冗談にマジメにつっこむのも無粋だけど、
色々と間違ってるだろそれ
161 :
1/3:2006/09/21(木) 23:00:29 ID:???
第44楽章「兄弟」
「ハーメル…お願いがあるの…」
パンドラに抱かれながら、妹のことを聞かされる幼い日のハーメル
いつの日か、魔族にさらわれたサイザーに会うことがあったら
苦しんでいるあの子に、自分が何もしてやれなかったら
「助けてあげてね…お願い…」
雨のスラー山間部
割って入ったサイザーの姿に、正気を取り戻すハーメル
しかしサイザーはハーメルの首に大鎌を当てがい、鋭く睨みつける
兄に対し、呪詛の言葉を吐くサイザー
「正直…お前が憎い…殺したいほどにな…」
兄は母に選ばれのうのうと暮らし、自分は母に捨てられ血みどろの中を生きた
そう思っていた
「だが違ってたな…お前も戦っているんだろう…その呪われた『大魔王の血』と…」
ハーメルの方に『大魔王の血』が全て受け継がれたのだと語るサイザー
「お前も…苦しんでたんだな…私と同じように…」
そう言って、自嘲し笑うサイザー
「サ…サイザー…あ、あのな…」
帽子を被りなおしたハーメルが、なんとか笑顔でサイザーに話しかけようとしたその時
凄まじい地響きとともに空に魔方陣が現れ、周囲の物全てを吸い込みだす
ギータと超獣軍が吸い込まれ、そして水晶と箱も吸い上げられる
「水晶が!!箱が…!鍵が…!まずい…みんな魔族に持っていかれるぞ!!」
「「母さんっ!!!」」
そう叫び、飛び上がろうとするサイザー
斬り落とされた羽から血を噴き出しながらも、なんとか水晶に触れる
次の瞬間、母の水晶から幾本もの針が飛び出し、サイザーの全身を刺し貫く
ベースの魔法だった
全身を貫かれながらもパンドラの鍵だけは回収し、小さく笑うサイザーだった
162 :
2/3:2006/09/21(木) 23:01:03 ID:???
「サイザー!!」「サイザー様!!しっかり!!」
血まみれで落下してきたサイザーにハーメルたちが駆け寄るも、その怪我は既に手遅れだった
「いいのだ…私など…死ねば…いいの…だ…」
数多の国を焼き、母に捨てられた自分にふさわしい最期だと語るサイザーを、ハーメルが怒鳴りつける
「馬鹿やろーーー!!お前は…母さんに捨てられたんじゃない!!魔族にさらわれたんだよ!」
魔族から救えないことを、母さんはいつも悔いていたと
無事に生きているのか気がかりだと、いつもお前のことを想っていた、と
「君は魔族に操られてただけじゃないか!」「そ、そうよ…しっかり…!」「サイザー様!!」
兄の言葉も、ライエルたちの励ましも虚しく、激しく吐血するサイザー
「ありが…とう…うそでも…嬉しい…ぞ…これで…安心して、死ねる…」
そう言い、安らかに微笑む姿に、心をえぐられるフルート
(ひどいよ…騙されてキズついて…苦しんで…お母さんを救うために…たった一人で戦っていたなんて…
このまま死んじゃ…あまりにも…ひどすぎる…)
フルートの手から、光が溢れる
光をサイザーに当てると、その心が、その苦しみがフルートにも伝わってくる
「キ…キズ口が…治ってゆく…まるで…」
その姿に、その場にいた全ての人間が、ホルンを思い出す
(フルートの人を想う慈愛が…奇跡(ちから)を目覚めさせたんじゃ…)
暖かい光の中で、幼い頃の記憶を思い出すサイザー
母に抱かれた時のこと、魔族にさらわれた日のこと
「サイザーは頂いてゆくぞ!我ら魔族の手でな!」
そう言いサイザーを連れてゆくベースに、涙を流しながら訴えるパンドラ
「返して…お願い!!その子も大切な…私の『子』です!!!」
ああそうか…そうだったんだ…
そんなことも…あったんだっけな…
ずっと誤解してて、ごめん…母さ…
163 :
3/3:2006/09/21(木) 23:01:35 ID:???
フルートたちが見守る中、山小屋で目を覚ますサイザー
自分が助かったことを知り、ため息をつく
「よかった!サイザー様ぁ!!」
感極まったオカリナに抱きつかれ、羽が生えていることに気付く
「は…羽が…生えてる!?」
「夢中でやった初めての回復呪文だから…翼や髪は生えたけど怪我がちゃんと治らなくて…」
フルートの回復呪文で治った羽を抱くサイザー
(新しい羽…赤くない…)
コルネットに差し出されたスープを受け取り、前を見る
『おめでとう!君は生まれ変わったエンジェルさ!』
壁に華々しく飾られたタレ幕を見てすっ転ぶ
『裏切り者だっていーじゃないか!Let's ENJOY ライフ♪』
「いやああああああ〜〜」
「ああ!やっぱりこの文字にキズついてる!」「『裏切り者』がいけなかったのよ『裏切り者』が!」
地雷を連呼するタレ幕とフルートたちに、いちいち傷つくサイザー
「サイザーさん目覚めたんだって…ギャーー!!」
花束を持って部屋に入ってくるも、裸に包帯というサイザーの姿を見て倒れるライエル
「フっどうだい、俺たちの考えた励まし方!気にいっていただけたかな?」
なぜか自信満々のハーメル&クラーリィと、出血大量のライエルをまとめて追い出すフルートだった
気を取り直し、サイザーに語りかけるオーボウ
「生きて償うんじゃ…今までの罪を…。新しい羽もまだ血で汚れてはいない。いくらでも償える」
自分も、元魔界軍王だった償いをしていると言う
俯き、オカリナと二人にしてくれと言うサイザー
オカリナと二人きりになり、新しい羽を抱き、静かに呟く
「聞いたかオカリナ…生きて償えだそうだ…」
羽をいっそう強く抱く
「フ…フフフ……こんな私でも…生きて……」
最後まで言い終えられずに、子供のように泣き出すサイザーだった
いつの間にか、雨はもうやんでいた
おいおい「人殺し」って慰める気皆無じゃねぇかw
フルート・・・マリオネット無しでも寿命が縮まる時代到来か。
今回は色々感動した。
サイザー死ななかったし。
そんなことより、サイザー拉致るベース身体があるじゃないか。
サイザー拉致の後に何事かがあって身体を失い、それで15年前、リュートの身体を乗っ取ったってことになるな。
体があるベースはいいんだけど首が短いような・・・。
服装が今のリュートと同じだし違和感ばかりだ。
ところで、回復魔法で髪が伸びるなら伸ばし放題だな。
>>167 回復だから元の長さ以上には伸びないと思う
てっきりもともと首だけのヤドカリ魔族だと思ってたんだが・・・
それはそうとフルートの魔法キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
よく見るとベース左目もあるな。
たぶん身体を無くしたときに一緒に潰されたんだろうが。
コルネットの修行の成果だな
なるほど、フルートがベースの左目を潰し、首をかっ切ったのか
1000本ノックで鍛えた反射神経が魔法にいかされてますなぁ
髪が生える回復魔法っていいな
俺の親父にもひとつ
っていうかそのうちハーメルがそんな商売始めそうだ
やっと目を覚ましたサイザーに今すぐ抱きつきたいけど怪我に響くから駄目だーって
震えながら一生懸命に我慢してたけど、やっぱり堪えきれずに抱きついちゃうオカリナに死ぬほど萌えた
羽生えたサイザーに「サイザー様…きれい…」って感涙してるとこも
さらにサイザーの羽で羽毛布団とか作りそうだ
どーせ復活するんだからいいぢゃねぇかぁーっ!とか言いそう
復活したサイザーはマジで天使
ドラム様がヒドラ
サイザーは天使(推定ではワルキューレを従えるフレイヤ)
ギータはケルベロスかオルトロス(推定)
と、なると元々は体あって首だけになっても行きてられるベースは
抜け首か飛頭蛮かデュラハン(魔法使いタイプ)か?
なんかわりとあっさり片がついちゃった感じだな、サイザーに関しては。
もっと引っ張るかと思ってたけど。
でもフルートの覚醒にはキタ
ケストラーはほんまもんの神様かもな
神様がグレて魔王になったってか
息子が半魔族で娘が天使ってことはそうかもなあ…
元々魔王と神様の区別なんか無かったりして。
神が面白半分に魔族とか創って人間と戦わせてそれ見て喜んでたり。
まさかの魔サーガ
フルート回復魔法習得がこんな感動的なものになるとは…w
>>180 現在のベースの姿は、首が二つあるけど、デュラハンっぽいな。
軍王は全員顔が二つある
サイザーは自前の頭は1つだけど、顔のカタチしてる兜を被って補っている
それに双子のハーメルを二人で一人として考えるなら、本来はハーメルとサイザーで頭二つという感じだったのかもしれない
右が魔王で左が天使といった一人の魔物になる予定だったのかもしれないけどな
やはりケストラーも頭が二つあるんだろうか?
>>184 魔王に対抗するために神の協力を得ることに成功したハーメル一行、苦戦の末北の都の中心部にたどり着きついに箱の元へ
聖なるものが開けると効果が高いとかいうので神が箱を開けることに、鍵を開け箱を開いたその時。幾千の希望と光が溢れ…
…最後に、絶望と闇が残った。
ケ「ハアッハハハハーーーー!!よくやったぞ『息子』よー!!ついに!大魔王にして絶対神ケストラーの復活だァーー!!」
ハ「なっ!貴様は…!何故!!」
ケ「フン…お前たちの仲間であった神は俺の残りカスよ!神も魔王も同じ存在!お前たちは俺に踊らされていただけだったのだー!」
サ「フン…!どこまで私たちを弄べば気が済むのだ、この外道め!」
ケ「俺の気の済むまでだ!さあ我が子らよ!人間どもよ!!貴様らにふさわしい葬送曲を奏でてやろう、合唱は貴様らの断末魔だーー!」
そして最後の戦いが始まる――
みたいなの妄想した
そしてパンドラのチェーンソーで真っ二つ
人殺し♥
ヒデエwww
やっぱりライエルとくっつきそうな気がする。でも
二人の距離が縮まりそうになる
↓
鼻血ブー
↓
進展しない
ってなる予感。
半泣きでサイザー励ましたりスープ持ってきたりするコルネットが
凄くかわいいんですけど俺は騙されてますか?
コルネットは黙っていればかわいいキャラなんだよ。
コルリン、恋のライバル以外には優しんだね・・・
たぶんコルはなんやかんやでフルートと和解していい友達になると予想。
「勘違いしないでほしいですわ。貴女なんか大嫌いだけど、貴女が死んだらハーメル様が悲しむから助けただけですからね!」とか言っちゃうんだな
きっとサイザーとコルネットが仲良くなって
二人してフルートをいじめる展開になるんだよ
サイザーよりオカリナのほうがコルネットと気が合いそう
コルネットが結婚まで考えてハーメルに近づいてるのなら
結婚後はサイザーが義理の妹?になるわけだから、今のうちに恩を売っとこうと思ったとか
よく考えたら着衣が包帯のみってエロい
ライエルじゃなくてもハァハァもんだ
下半身はどうしてたんだろう
モザイク一丁
包帯でふんどし一丁
羽が生えてる
俺が潜んでいる
今読んだけど今月号はいいな。
サイザーのエピソード、フルートの初回復魔法、ハーメルが垣間見せた兄らしさ…(←珍しくまともなハーメルだ)
めちゃくちゃ面白かった。
そしてたれ幕で噴いたw
サイザーの傷があんまり酷いから、本当に死ぬのかと思ったよ
生きててよかった
全身串刺しオソロシイ
何気にハーメルンは残酷描写が多いな
209 :
マロン名無しさん:2006/09/23(土) 00:41:03 ID:j4MGbs38
それにしてもベースはあんなことができるんなら
ギータもっと早く助けてやれよ
「兄さんやめて」のところなんか千載一遇のチャンスじゃないか
しまった…すまんorz
散々殺した身で幸福になるのは許せない遺族が全世界に何万人といそうなんだが。
今後、敵討ち系の話もあるのかな。
ベジータでさえ地球人は殺してないってゆうのに
万単位で人殺してるサイザーが仲間になるのか?
クラーリィなら反対しそうなものだが?
>>212 べジータはM化した時殺しまくりですよ。
主人公でさえライエルの両親殺してるので問題なし。
>>211どちらにしても遺族も力ずくじゃかなわないしなぁ・・・・オーボウと同じくらい殺してるのか?
実際の戦国史だと裏切りって、保身でなく大義の為なら許容されるんだけどね。そこをうまく展開できたら名作になるかもしれん。
ライエルがいってんのは「ハーメルのせいで」ってことだろ
ハーメルがいるから町が狙われたとかそんなんだろ
直接殺しまくってるサイザーと一緒にすんなよ
一番のヤマはトロンが合流したあたりか?
でもじっちゃん助けてもらってるからわりとすんなりいくかもしれん。
サイザー仲間か・・・スラーが気に入ってた俺としてはなんか複雑だ
スラーは皆殺しだからなぁ……ベースの串刺しでうやむやになった感じだな
サイザーは個人的には好きだが、スラー住人が浮かばれないから
その辺をもうちょっと追求した方がいいかも
サイザーは生きて償える範疇を越えて殺しすぎだと思う。
そうなるとオーボウも…
間違いなく今後の展開に影響与えるな。
例えば殺された人の敵が現れたり、聖鬼軍あたりを冥界の王であるベースが復活させるとか。
そしてハーメルたちの仲間になる聖鬼軍
五人まとめて?
ケストラーの噛ませにされる姿がありありと・・・
と言うかしっかり操っとけベースw
最終決戦・寝返ったスラー聖鬼軍ゾンビVS軍王
ギータ「馬鹿な!ベース様の呪縛を断ち切るだなんて!」
ベース「しぃまったぁーーー!(洗脳しとくの)忘れてたぁーーーーー!!」
>>214 この漫画だから、力でどうにか出来るのもいるだろうし、突然街中で刺され
り、毒を盛られただけでも精神的にはきついだろうと思う。
聖鬼軍出てきたとしても、ちょっと攻撃をためらわせるくらいで次の回ではやられてると思う。
そういえばスラーでの目的は箱を探すだけだったんだよな。
軍隊以外の国民まで皆殺しにする必要はなかったんじゃ・・・。
鳥たちの目を誤魔化すためとはいえやりすぎだよな
その辺のところを考えるとサイザーは
あのときに死んでた方がよかったきがする
まあ待つんだ。
国民への被害はサイザーじゃなくて部下の単独行動だったのかもしれないじゃないか。
漫画の描写ではゴーレムとか怪人兄弟しか殺してないぞ。
説明しよう!!
ハーメルたちが壊滅した都市だと思って見てた廃墟は実は城のみで
城下町は全て地下に収容されており国民はみんなピンピンしてるのだ!!
もちろんハーメルたちの火事場泥棒も全部バレバレなのだ!!
衝撃の事実!実はスラーには機械人間ばかりで国民がいなかった!!
スラーの国王が「喜んで歴史の礎となろう」って言ってるよね。
償いのため、ってのもあるけど、やっぱり本質的には大儀じゃないかな
ちょっと前の話を読み返して思ったんだけど
封印された妖鳳軍って甲冑だけ残ってるよな。
つまり箱の中で大魔王はすっぽんぽn(ry
そういや、オカリナといい、サイザーといい。
妖鳳軍は女が多いな。
でもオーボウはおっさんだと信じたい。
つまりあれか。
すっぽんぽんで退屈こいてた大魔王様の前に
突然大量の全裸のおにゃのこが現れた訳だな。
封印完了して目的を果たしたら
そこで死ぬつもりで罪の意識を無視してやってたのに
何の間違いか生き残っちゃった上に事態も解決できなかったってのが
サイザーの本音だろうなあ。
マラソンの最後、ラストスパートのつもりで体力無視でダッシュかけたら
「あと40キロ走ってください」って言われたような。
そこからさらに40キロ走れるか否かが少年漫画の主人公として真価が問われる
「うるせぇ〜!だぁれがそげな面倒なことするかぼけぇ〜!」といいながら40キロ走ってくださいといった奴を殴り飛ばしかねないのがこの漫画の主人公
>>184 有名なルシファーも元天使長だし、ベルゼブブもキリスト教だと有名な悪魔だけど、他の宗教だと慈雨の神。
悪魔とかいうのは他の宗教の神を蔑称するために生まれたような言葉だよ。
て、超亀レスだなorz
更新するの忘れてたよ・・・。
今後のサイザーの葛藤もいいけど主人公にちゃんとスポット当ててほしいな
主人公なんだし
だからといってサイザーがあっさり仲間になって
「騙されてたんだからしょーがないよねっ」
とかいう展開もいやだけど
それはさすがにヒくな
今日は休載だってさ
>>213 さすがに直接手を下してたらあんなに仲よくしないだろう
何かきっかけになったのは間違いないけど
>>243 サイザーは箱に魔族封印しようとしてたしそこら辺で許せる……訳ないか
殺された人間はいっぱいいそうだし
サイザーを知ってる人も結構多そうだから
町を通るたび大変な目にあいそうだな
小石とか投げつけられそう。
地味に痛いよな、精神的に。
249 :
1/9:2006/09/24(日) 16:47:09 ID:???
第45楽章「ハーメルンの赤い魔女」
焚き火にあたりながら野営するハーメルたち
薪をくべながらハーメルに話しかけるクラーリィ
「意外だな…あれがな…ハーメルンの赤い魔女か…」
数多の町を焼き国を滅ぼし、人間に恐れられた魔族の将軍、それが
「なんて弱々しい…あれじゃあまるで…傷ついて飛べない迷子のヒナ鳥だぜ…」
小国プロムナード
初めて町を焼き、人間を斬り裂く幼い日のサイザー
「やっ…やめて…いやっ、こないで!!」
迫りくる敵兵たちを恐れ大鎌を振り回すと、それだけで兵士たちはバラバラにちぎれ飛ぶ
兵士がサイザーの腕を掴み、呪詛の言葉を吐きながら力尽きる
炎の海と死体の山の中、呆然と立ち尽くすサイザー
サイザーの戦果を賞賛する、白いカラスの姿のオカリナ
「おめでとうございますサイザー様!見事な勝利で初陣を飾りましたな!」
その言葉も、サイザーの耳には届かない
「なんでこんなことしなきゃならないのー!こんなのいやだよーー!!うわあああん!!」
出陣の少し前、北の都ハーメルン
「サイザー、国を滅ぼしてこい。初陣だ」
ベースの命令を泣きながら拒否するサイザー
「いやー!そんなことしたくないーー!!!」
泣き喚くサイザーに苛立ちを覚え、殴り飛ばすドラム
「フザけんなよコラ!誰のおかげで生きてられっと思ってんだ!?ブッ殺しちまうぞコラぁー!」
「サイザー様!!」
駆け寄ろうとするオカリナに剣を向けながら、サイザーに向かって微笑むギータ
「やれやれ困りましたねェ…言うこと聞いてくださいよ…あなたのたった一人の友達が死ぬことになりますよぉ?」
「やめてぇーーー!!オカリナは友達なの!殺さないでェ!ゆうこと聞くから!なんでも聞くから!」
250 :
2/9:2006/09/24(日) 16:47:40 ID:???
再び、プロムナード
天使と人間の間に生まれどちらにも属せず、ましてや魔族とは相反する身のサイザー
そんな天涯孤独のサイザーの身の上を憂うオカリナ
(それを…私などのために…サイザー様…)
そのとき瓦礫が崩れ、影に隠れていた人間が姿を現す
サイザーと同じくらいの年齢の子供と、震えながらそれをかばう母親だった
近しい年頃の子供を見て、話しかけようと近寄るサイザー
しかし、全力でそれを拒絶する母親
「やめて!来ないで!お願いです!私などどうなっても構いません!この子だけは!」
「え…?」
言われている意味が分からずとまどうサイザーの額に、子供が投げた石がぶつかる
「この人殺しめ!魔族め!死んじゃえ!!よくも父さんを!!友達を返せよ!!死ねェ!バケモノ!」
石を投げ続ける子供を必死で諌めようとする母親
背中を向け体をかばうサイザー
「いた!やめて…いたいよ…やだ…!やめてよーー!!」
サイザーがふるった大鎌が、間に入り込んだ母親を貫く
身体を貫かれたままサイザーを押し倒し、押さえつける母親
「タ…タム…!逃げる…のよ早く!タムーー!」
「か、母さん!!うわあああん!!」
母親の遺体にすがりつきながら泣く子供と、押し倒してきた母親の感触に戸惑うサイザー
(な…なんだ…今の感触…やけに、暖かかった…)
サイザーにつかみかかり泣きながら叫ぶ子供
「人殺しめェ!!よくも母さんを!鬼ぃ!悪魔ああ!!バケモノ!返せ!母さんを返せ!」
必死に首を横に振りながら、涙を流すサイザー
瓦礫の中、母と子の遺体を見つめながらオカリナに問うサイザー
なぜこの者は自分に抱きついてきたのかと
「我が子を逃がすためでしょう…親子なら当然です。母親は子を守るものです」
「母親…?」
「誰にでもいるものです。自分の心配をしてくれたり、何かを教えてくれたり、思ってくれたり…」
「私には…いないぞ…」
251 :
3/9:2006/09/24(日) 16:48:10 ID:???
北の都
ベースに、嬉しそうに自分の母親のことを聞くサイザー
「私にはいないのか!?心配してくれたり!思ってくれたり…!暖かかったりするんだ!」
黙っていたベースだったが、サイザーを水晶の間へ案内する
「お前の母親は、ここより遥か南の遠い国にいる」
「なぜだ?」
「お前を捨てたからだ」
サイザーの表情から笑みが消える
水晶に、幼い少年を抱く女の映像が映る
「見ろサイザー。これがお前の母親、パンドラだ」
一緒にいる少年は誰だと問うサイザー
「ハーメルだ。お前の双子の兄さ。その女は天使の血をひくお前を捨て、魔族の血をひく兄を選んだのだ」
その言葉に絶望するサイザーを見て、さらに続けるベース
「兄のハーメルにはなんでも教え心配もする。思いもするし、暖かいが…
どうでもいいのだ、お前は捨てられたのだからな。思いもしない…お前のことなど」
「…そうか」
私が戦場でこれほど苦しんで傷ついて戦っている時に、母親はあの男を愛し…私は捨てられたのか…
そのしばらく後
水晶漬けの母親と再会するサイザー
おずおずと抱きついてみる
しかし水晶に包まれたその身体は冷たく、温もりなどありはしなかった
「そいつは生きてるが…お前のことなど思っちゃいないし知りもしない…お前を裏切り捨てた母親だからな」
ベースの言葉に、涙を浮かべながら両手で母親の水晶を力いっぱい殴るサイザー
「母を憎め!人を殺せ!サイザー!!お前は人間たちに裏切られたのだからな!!」
ベースの言葉を背に受けながら立ち去るサイザー
その小さな背は震え、しかし手は大鎌を強く握りしめていた
サイザーがいなくなった後、残ったオカリナに忠告するベース
「あの女には大任がある。パンドラの箱と鍵を探して開けるというな」
母親に捨てられたのではなく、魔族が赤子のときさらってきたのだと、もしサイザーに話したら
「消すぞ。お前も。サイザーもな」
252 :
4/9:2006/09/24(日) 16:48:41 ID:???
10年後
「フン!上等だ!殺してやる!焼いてやるぞ!人間を!」
成長し、多く兵士や国民を斬り裂くサイザーを、悲しく見つめるオカリナ
(その辛さ哀しさを戦火の中に置いて…そんなことをもう10年も…)
サイザーがさらわれた日の、パンドラの涙を思い出す
(子がかわいくない親などない…だからサイザー様…こんなことはもう…)
子連れの母親を斬り殺すサイザー
よく見れば、母親は二人の赤子を抱いていた
(双子…の…母親…)
雪の中、兵士たちの遺体の山に座るサイザー
「雪はいいなオカリナ…何もかも全て白く埋め尽くしてくれる…。少し…冷たいが…」
その冷たさに、水晶越しの母の温度を思い出す
「ずいぶん昔に、他人の母親に抱きしめられた時は暖かかったが…パンドラはどうなんだろう…」
水晶から出て…目が覚めて…どう思うだろうか?いや…どう思われようとどうでもいい。
殴られてもいい…殺されたっていい…ただ…
想ってほしい…私を…
それから、サイザーの戦いは変わった
表面的には魔族たちにバレないよう人間たちと戦った
全ての魔族を封印することができる箱と十字架を求めて
母親を救うためには、死んでも構わないと思っていた
だが…
『お前は失敗した!!』『この世を救うことなどできなかった!』
あの時の親子が、スラー聖鬼軍が、これまで殺した人間たちがサイザーを責め立てる
『お前は死んでも構わないと言った…!』『だが死んだのは私たちだけだ!』
『うそつきめ!!』『人殺しめ!』『悪魔め!』『母さんを返せ!!』
いつの間にか、子供の姿に戻っていたサイザー
「や、やめ…やめ…」
『悪魔!』『人殺し!』『魔女!』『バケモノ!!』
「やめてェーー!!」
253 :
5/9:2006/09/24(日) 16:49:14 ID:???
悪夢から目を覚ますサイザー
「大丈夫?だいぶうなされてたけど…キズが痛むの?」
看病していたフルートが心配そうに聞いてくる
横では、オカリナが寝息をたてていた
サイザーの回復力をほめながらテキパキと朝食の準備をするフルート
「途中まではオカリナさんも起きてたのよ。でもあんな戦いの後でしょ?やっぱ疲れてるはずよ」
「私は…いくら騙されてたとしても…母親を誤解していたにしても…罪を犯しすぎた…」
震えながら、うな垂れながら語るサイザー
「子供や…女まで…子をかばう母親だって…みんな…斬り殺してきた…こんな私が…許されるわけがない…」
そう言い、泣き出す
泣きじゃくるその姿を見て、微笑みながらスープをさしだすフルート
「私もね…お母さんのこと誤解してたのよ」
自分の身の上を話すフルート
孤児で、母親に捨てられたと、ずっとそう思っていたと
でも本当は違っていて、ずっと自分のことを心配してくれていて
「その時、思ったの。母が子を想う気持ちは変わらないって…」
あと2年くらいしか生きられないと知った時、ずっと母親のそばにいた方がいいと思った
「でも出てきた…だって、あの人が世界を救ってくれるはずだもの…お母さんが守ろうとしたこの世界を」
だからあの人の、ハーメルの力になりたくて出てきた
自分は運よく親切な村に拾われて育ったから…良かったけど
旅でいっしょになった仲間たちがいたから…良かったけど
もしサイザーと同じ状況になっていたら、どうなっていたか分からない
「だから、自分を責めるのはやめて…ええと、その、とにかく…がんばろう!よ!」
そう言うフルートの笑顔を、眩しそうに見つめるサイザーとオカリナ
(この娘には…魔族にはない『希望』の香りがする…そうですよサイザー様…過去より、これからです)
そう思い、涙を流すオカリナ
(よかった…これでサイザー様も救われる…)
さっそく、食事が終わったら着替えてみんなに挨拶に行こうと提案するフルートだった
他のみんなが外から待つ中、扉を開けて出てくるサイザー
私服に戸惑いながら、少し赤くなりながら挨拶する
「おはよう…」
254 :
6/9:2006/09/24(日) 16:50:45 ID:???
第45楽章その2「風の協奏曲 ハーメルンの赤い魔女2」
「お…おはよう」
赤くなりながらそう言うサイザーの姿に、一同が感嘆のため息をもらす
「うむ、さすがに美しいのう…」「ステキですサイザー様…」「まるで天使のようだ…」
ハーメルと一瞬目をあわすサイザーだったが、またすぐそっぽを向いてしまう
(やっぱりまだ…兄妹らしくはいかないか…)
気まずい空気が流れる中、フルートが足元の違和感に気付く
「わーなんじゃこりゃー!」「あたり一面が血の海になってるー!」「ライエルさーん!」
サイザーの笑顔で鼻血を出し、幽体離脱までしかけるライエルだった
「大丈夫?ライエルくん」
心配そうにライエルの顔を覗き込むサイザー
「サイザーさん!こんなところをアナタに見られてしまうなんて…アデュー(さようなら)!」
「死んじゃいやー!ライエルくん死んじゃったら私も死んじゃうから!お願い死なないで!」
「ありがとう…最期にあなたの胸の中で死にたい…」
「いやー!ライエルくーーん!!」
ライエルが幸せな夢を見ていたその頃、
現実のライエルは通りすがりの木こりさんの胸の中で、その懸命な看護により息を吹き返しつつあった
「ほれほれしっかりするベェあんちゃん!!命を粗末にしちゃいけねえ!ほれあんちゃん!!」
なんとか復活し、サイザーに挨拶するライエル
「でもよかったサイザーさん!心配しましたよ!やはりあなたは悪い方ではなかった!」
「誰だ?お前」
すっころぶライエル
「ボクのこと覚えてないんでスかーーーーーーーー!!?」
フィーネでもらった羽も、単なる生え変わりだったと知って泣き出すライエル
その姿を見て、やっとライエルのことを思い出すサイザー
「確かお前はフィーネでヘンテコなこたつを着せられて鼻からプリンを食べさせられてた男だ!」
うな垂れながら本気で泣き出すライエルだった
「あと鼻から牛乳も飲まされてたっけな。あとは覚えてないぞ」
255 :
7/9:2006/09/24(日) 16:51:54 ID:???
マジ泣きするライエルの肩に手をやるサイザー
「ごめんなさいライエルくん…本当はあなたのこと覚えてるわ」
その言葉に感動するライエル
「あなたのことは片時も忘れたことはなかったわ…だから、サイ子のお願い聞いて♥」
そう言ってお立ち台の上で服を脱ぎだすサイザー
「うわーー!!なんてハレンチな!おやめなさいーー!」
その刺激的な姿に鼻血を噴き出すライエル
「やだーお願い聞いてくれるまでやめないー♥」
「ひー!!き…聞きます!聞きますとも!!」
サイザーに変装したハーメル(以下サイ子)にあっさり篭絡されるライエル
その二人の姿に、なんだか分からないけど怒りを燃やすサイザー
「サイ子、黄金のピアノほ・し・い・なー♥」
「なあんだそんな事か!お安い御用ですよ!」
「サイ子ねー、こたつ男が鼻からプリン食べてるとこ…見たいなー♥」
「お安い御用ですよそれくらい!」
「そのプリンを目から出して♥」
「ハハハ!ボクの18番さ!だてに小学校の頃イジメられてなかったぞ!」
どんどんエスカレートするサイ子の要求に、
久々にちんちん仮面と化しながらも笑顔で応えるライエル(以下、ちんちん仮面)だった
「似てるわね…ハーメルの変装…」
「さすが双子じゃ…」
いい加減不憫になってきたフルートがライエルに真相を教える
「そのサイザーさん、ハーメルが変装してるんだけど…」
瞬間、ちんちん仮面とサイ子の間の時間が凍る
「殺すーーーーーーーーーっっ!!!」
「なんだよ冗談じゃねーか!それによく見りゃわかんだろー!!」
信じられないほどデカい火の鳥を出しながらハーメルに襲い掛かるちんちん仮面だった
「あんな馬鹿でかい火の鳥初めて見たぞ!」
「よっぽど怒ってたんだな…」
256 :
8/9:2006/09/24(日) 16:53:20 ID:???
「まあ、いつもあの調子じゃ。馬鹿をやりながらも北へ向かっとる」
そう語るオーボウに、真剣な表情で返すサイザー
「馬鹿は…苦しさの…裏返しのようだな…」
双子の兄妹でありながらサイザーは天使、ハーメルは魔物の血を受け継いだ
「大魔王の血…その本質は…殺戮と破壊だ。人と天使の血を持つ私でさえも、同じ体験をした」
誤解から生まれた戦いだったが、戦っているうちに血が騒いでくる
人殺しが楽しくなり、恐ろしいことに…やめられなくなる
「あれが…魔王の『血と肉』なんだと思う。あいつはもっと凄いモノと戦っているのでしょうね…」
「うむ…あいつもかなり、苦労したよ」
表情を見せずに答えるオーボウだった
「私の方こそ…お前がさらわれた時、パンドラ様と一緒にいたのに…すまなかった…」
「いいんだ…ありがとう…オーボウ将軍…そう言ってもらえると…気が休まる」
そう言いながらも、自分自身の変化に戸惑うサイザー
(ヘンだな…こんな言葉使ったことないのに…自然と出る…)
そんなサイザーの姿を見て、微笑むオカリナだった
少し遠巻きにサイザーたちの話を聞きながら、考え込むフルート
(大魔王の…『血と肉』…ハーメルは受け継いでるんだ…)
なぜそれが勇者となったのか…そして、昨日のハーメルのいつにない必死な表情
(昔、何かあったんだわ…あの人の過去…知りたいな…私…考えてみればあの人のこと…全然知らない…)
そんなフルートをさらに遠巻きに見つめる邪悪な影があった
(今回の件でフルートお姉様はハーメル様への株をえらく上げてしまいましたわ…
こーなったら本気で消えてしまうしかありませんわ!)
受けた者は全身を地獄の業火で5000億度まで焼かれる攻撃呪文を頭上に発動する
コルネットがフルートを焼き尽くそうとしたその時、兄バカ兄がコルネットの肩を軽く叩く
「よおコルリン!」
「ぎゃあああああああああ地獄の業火があああああ!!!」
うっかり地獄の業火を足元に落としてしまい自分自身が焼かれるコルネット
「コルネットおおおーーー!?」「なんだあの炎はーー!!?」「5000億度くらいありそうだぞーー!」
水の精霊やクラーリィの懸命の消化活動によってなんとか一命を取り留めるコルネットだった
257 :
9/9:2006/09/24(日) 16:53:56 ID:???
「もーお兄サマのバカバカー!本気で死にかけましたわ!!」
「?そ、そーか、すまんな…」
ポカポカと胸を叩く妹に、なんだか分からないけど謝る兄だった
「だが安心していいぞコルネット!よーやくこれでスフォルツェンドに帰れるんだ!」
箱の事もとりあえず一段落し、フルートも魔法を覚えたので一件落着というわけである
しかし、今帰ったらフルートにハーメルを取られると思っているコルネットは必死に抵抗する
「私は帰るのは嫌ですわ!みんなと旅して一緒に戦いたいですわ!」
「ホラ!落ちないようにしっかりつかまってろよコルリン!」
妹の話をまったく聞かず、縄で拘束して背負う天然兄バカクラーリィだった
「それとなハーメル」
ハーメルに近づき、話すクラーリィ
サイザーはまだ本心から兄と認めたわけではない
表面的には理解してるのだろうが、内心はまだ納得してないはずだと言う
「これから大変だぜ!お前がしっかりしないとダメだぜ!素直に兄さんと呼べる仲にな!」
そう言って十字を切り、二人を祝福する
「兄妹ってのはいいもんだぜ!」
そう言う兄の背中では、無理やり連れ帰られる妹が本気で呪詛の言葉を唱えていた
次に、フルートに近寄りこっそり耳打ちする
「ハーメルとのこと…がんばってな!」
赤面するフルートに手をふり、飛び立つクラーリィだった
(しかし…大魔王の息子とはな…)
クラーリィたちがいなくなり、目を合わせるサイザーとハーメル
少し緊張して黙ってしまうも、すぐお互い笑顔を見せる
そんな二人の様子を喜ぶ一同
「さてと、そろそろ行くかの」
──北へ──
そして…
「このままじゃすまないですわよー!フルートお姉さまぁ〜!」
どこまでも諦めないコルネットだった
前半重いと思ったら後半はギャグ通しかwww
>5000億度くらいありそうだぞーー!
どうみてもコルリンは耐久力は魔族以上です
本当にあり(ry
コルネットはぜひ、また登場してリベンジして欲しいね
ネッド兄妹帰ってちょっと寂しいな。
というかサイザー本人よりも
ハーメルのサイ子の方がカワイイ。
じゃあライ子ちゃんは俺が貰っていきますね
これっきりコルネットの姿を見ることは無いんだろうな
淋しいな
天上界を追い出されたとかなんとかって話は完全に無くなったみたいですね
ドラム様も昔のサイザーを知ってる設定になっちゃったし・・・
つ ヒント→ベースの洗脳
ギータ「ドラム様は確かにお強い・・・・しかし、頭が悪かった」
ライエル相手にもされてねぇぇぇぇ!!!
ロリサイザーに対してはドラムもギータも強気だな。
ギータは何時頃からサイザーに様付けになったんだろう。
五年後ぐらいには抜かれてたのかw
ライエルとコルネット馬鹿だろ・・・
スペシャル拡張版キタ―――!!
しかし、前編と後編は同じ漫画に思えないw
270 :
マロン名無しさん:2006/09/24(日) 21:24:03 ID:k8PA+c8e
前半の話の重さを一気に後半のギャグが全部吹き飛ばしたなw
これだからこの作者は言い意味で信用できんw
しかし月刊とはいえ100ページとか大丈夫なのか作者は
エニックスってなんか漫画家をジャンプ並みに酷使してないか?
一挙2話分掲載だってな
なんか今月のガンガンのかなりの割合を占めてるぞ
>誰にでもいるものです
オカリナとしては暗にサイザーにもいる、と言いたかったようだが
サイザーには自分にだけいない、と受け取ったんだな
自分が母親ですよ、とか嘘つけば良かったのに
それよりサイザーみたいな環境で育ったフルートを見てみたい
今よりずっ色っぽくなってるかもしれん
フルートだしなあ…石とか丸太で戦う魔界軍王を想像した
6歳から10年だからひょっとしてフルートとサイザーって1歳しか違わないのか?
そう考えるとサイザー老けてるな…
いやいや
双子だからハーメルと同い年
10年目で戦い方が変わってそして現在までさらに数年経ってるんだろう
サイザーの天使ルック美しいよイイヨイイヨー
なにしろ空飛んだらスカートの中が見える
妖鳳王フルート
「ワハハハハハハ
地上のブタ共がー!!」
ってかんじか
素敵なまでに違和感無いな……
飛べない妖鳳王…
それはそれでよし!
そしてドラム様と、丸太でガチ勝負する妖鳳王フルート
仮にも大神官ともあろう男が、次期スフォルツェンド女王に
大魔王の息子との交際を促すようなことを言っていいのか。クラーリィ
まあ大神官と言ってもお笑い国家だから
「兄妹ってのはいいもんだぜ!」のお笑い要員が減るのか、残念。
サイザーとオカリナのギャグに期待
ネッド兄弟がサイザとオカリナに押し出されてしまったな
メインが9人か…
もうすぐ2手に分かれるとか言い出しそうだな
>>287 なんだその人数。
お前の中ではコルやクラーリィがメインメンバーなのか?
メインになっても良いキャラだと思うがw
でもコルネットがいると相対的にハーメルの影が薄くなるんだよな
主人公なのに
>283
クラーリィにそういう指示を出したホルン様の頭の中には
大魔王の息子をも手に入れる世界征服計画が
ドラム様やギータを苦戦させた火の鳥くんが、5000℃の耐熱服をちょっと上回るくらいの炎
コルの火球はその1億倍
軍王倒せるな
でも燃え尽きてないから結局は倒せない
いや、これは実はコルネットが軍王クラスの実力の持ち主だったという複線なんだよ!
んなわけねーだろw
そういや・・パーカスってドラムのパーカッションから来てるのか?
いままでの法則でいくと軍王=ロックだから、パーカスのスパイ説はかなりの
確立で実現しそうだな
>>289 ホルン様黒幕説をすっかり忘れていたw
世界を掌握する頃には寿命だと思うけど。
>>291 兄であるクラーリィの実力を考えると普通にありえるなそれ
>>283 帰ってパーカスに鞭打たれるのを期待しているホモ&マゾかもしれない。
あるいは
>>289か。
しかしパーでカスとはひどい名前だ。
名が体を現わしてる
>>293 サイザーの思い出に出て来た少年の名前「タム」はドラムセットの一部
つまり、軍王=ロックは成り立つがロック=軍王はもうなりたたないのだと俺は見ている
タムは先代の冥法王
なんでベースはハーメルじゃなくてサイザーを誘拐したんだろう
普通ツノが生えてるほうを連れていくだろうに
ベースは羽フェチだったから
マジレスすると聖なる血を持つ者に箱を開けさすため
つうか両方さらっとけばよかったのにな
ハーメルも大魔王の後継者なんだから
ベースの趣味として幼少年より幼女の方が良かったため
それに魔王の時期後継者が魔王軍にいては権力を好き勝手にできないだろ
まぁ、上司の息子よりは将来有望天使のおにゃのこをさらいたくなるわな
ハーメルは人間に迫害させる為にわざと攫わなかったとか
大魔王が過保護だから引き離したとか
実はパンドラ母さんは人類最強の戦士で
あれだけの軍勢でも一人を連れ去るのがやっとだった
この作者ならアリだろう
それもコブシで戦ったり、バイオリンボンバーを繰り出すタイプの肉体派な戦士だろうな
普通に魔曲で戦ったんじゃないの?
巨大バイオリンが母の形見のようなものってことは、昔はパンドラが保有してたんだろうし。
一瞬、ハーメル式バイオリンの担ぎ方をして戦うパンドラが思い浮かんだが、
彼女はチェロを弾く感じで演奏してたな。
そっちの方が自然なんだろうけど、ハーメルは何を思ってあんな演奏をしているのやら。
あんな姿勢で演奏してるから初期はムキムキだったんだよ
あれ絶対余計な体力使うよな
初期は無駄に踊ってたし
>>313 ハーメルがそれをやったらタイトルが
「ハーメルンのチェロ弾き」になるから
>>312 そりゃ普通に考えればそうなんだが…
作者が渡辺道明だし…
ま、けっこう王道、直球ど真ん中な展開もあるから
それが一番妥当な線だろうけど
魔曲の力はケストラーの力かもしれないから断定はまだ出来ないかな
…と、書いて気付いたがケストラーと関係ないライエル魔曲使いじゃん
なんだよ、ほぼ確定じゃん。
ところで、ハーメルが魔曲使いなのは分かるが
ライエルやサイザーが使っても「魔」曲なのか?
あの鎌や黄金ピアノも魔器っていうなら納得するけど。
魔物の魔だと思うから違和感あるんだ
魔法の魔
魔法の魔もいい意味じゃないだろ・・・。
そもそも魔という字が不吉だ。
>>320 確かに魔の語源自体は悪いけど、
別にそこら辺はこだわらなくてもいいんじゃね?
ホルン様だって魔法だしな
6歳の幼女一人に滅ばされる国って…
もしかするとパンドラ母さんも、恐怖に満ちた魔の世界を復活させるのだぁー!とか言ってたのかもしれないw
>323
ロリコンにはたまらんな
>>323 ほらたぶん油断してたんだよ。迷子か何かと勘違いしたりしてさあ
>>324 なにその世界のどこかに良い心を持った半身が居そうな立派な魔族
>>323 正直サイザーが滅ぼさなくても、地震や台風で滅亡しそう。
小国らしいからな
人口30人くらいだったのかもしれないよ
とりあえず幼女サイザー可愛いからもらっていきますね
333 :
1/5:2006/09/26(火) 23:08:14 ID:???
第46楽章「夜想曲─トロイ・メライ─」
木の上で、魔界軍王時代を思い出すサイザー
(考えてみれば…私にとって仲間と言えるのは…魔界軍王だけだったな…)
そんなサイザーの様子を心配するオカリナ
フルートにもうすぐ食事ができると呼ばれ、二人とも下に降りる
「どう?このあたりに魔族はいそう?」
「いや、いないみたいだ。大丈夫だぞ」
味見をしながら、戦力としても偵察としても心強いとサイザーを褒めるフルートとオーボウ
仲間と呼ばれ、褒められ、何やら照れくさくなるサイザーだった
「それに比べてこっちは…」
フルートたちの後ろでは、サイザーに忘れられてたショックで意識不明のライエルがいた
「ごめんなさいライエルくん!私のせいで…あなたをこんな目に…!」
自分のせいでキズついたライエルに、涙を流しながらわびるサイザー
「何を言うんですか!気にしてませんよ!それより、ボクと踊りませんか?」
いつの間にかタキシードに着替えたライエルが、いつの間にかドレスに着替えたサイザーを誘う
「ハハハ…なかなかお上手ですよマドモアゼル・サイザー」
「ウフフ…あなたの手ほどきが素晴らしいからですわ…」
二人はメリーゴーラウンドのように…永遠の時間の間を…いつまでも…いつまでも…
もちろん夢だった
「なんか鼻血出しながら踊り始めたわよ…」
「あっちの世界へイッてしまったのう…」
踊り続ける愛の勇者は無視して、改めて自己紹介するフルートたち
半死半生だった自分を助けてくれたフルートに、礼を言うサイザー
「あ、ありがとう。礼を言うぞサルート」
「フルートぢゃい!!」
334 :
2/5:2006/09/26(火) 23:08:50 ID:???
フルートがさらに他のメンバーも紹介しようとした時、ちょうどハーメルが帰ってくる
背中に抱えた荷物を下ろしながら説明するハーメル
「通りすがりの行商人がいたから…ちょうどいいから…女物の服を…買ってきた」
赤くなりながらそう言うハーメルに、驚きつつも感動するフルート
「そ…そんな…ハーメルが…私のために…服を…」
「誰がお前のためじゃい」
勘違いするフルートに蹴りをくれながら、サイザーに荷物を差し出すハーメル
「かわいらしいのを選んできたつもりだ。女の子がいつも同じ服ってのもなんだしな」
「女の子なのにいつまでも同じ服なんですけど…」(フルート)
戸惑い赤くなりながらも向こうの茂みに着替えにいくサイザーと、納得のいかないフルートだった
(私が女だから…わざわざこんな…興味があると思って…妹だから…か…)
着替えながらもどこか上機嫌なサイザーだった
「女の子のために服か。なかなかいいトコあるのう」
オーボウに褒められ恥ずかしそうに向こうをむいてしまうハーメル
(ハーメルったら…生まれて初めて会った妹を仲良くなりたくて…こんなことして…
兄妹…『兄さん』と呼べる仲…か…なれるといいね…ハーメル…)
二人を笑顔で祝福するフルートだった
ちょうどその時、サイザーが戻ってくる
「おい、これでいいのか?」
鞭とろうそくを構えた物凄いボンテージ姿で。
「うむっ!よし!」
「アホがぁーーーーーー!!!」
くねくねとポーズを取り鞭をふりながら着心地を確かめるサイザー
「人間の女はこんな服を着るのか?確かに攻撃的ではあるけど前より薄着だぞ」
「我が妹ながら見事な着こなし!これから己のことをクリスチーネサイザーと呼ぶがよい!!」
「やめんかそのネーミング!!」
フルートにつっこまれ他の服に着替え直しにいくサイザーだった
335 :
3/5:2006/09/26(火) 23:09:21 ID:???
「きさまぁ!!!せっかくの読者サービスを〜〜〜!!」
目にいっぱい涙をためながら全力で抗議するハーメルをよそに、再び戻ってくるサイザー
「今度はどうだ?前よりは厚着にはなったが…」
今度はナース服で現れるサイザー
「は…白衣の天使…!!まさに白衣の天使様じゃああああ!!!」
「やかましい!!!!サイザーさん着替えてらっしゃい!!」
フルートにまたもやダメ出しされ、再び着替えなおしてくる
「今度はどうだ?前より活動的ではあるな」
セーラー服姿で戻ってきたサイザー。なぜかヨーヨー(きっと金属製)まで装備している
「金色の腰まで伸びる髪がたなびく純白のセーラー服にすべる素肌のえろちしずむ…」
「何いっとんじゃい!!!どーゆー趣味して服選んでるのよーー!!」
「なんだとお!セーラー服と言えば男も女も一度は着てみたい魔王も倒せるスーパーアイテムだぞ!!」
久々に天罰の十字架(パンドラの鍵)でハーメルをしばき倒すフルート
「自分の妹に欲情するんじゃない!でもよかった…この一連をライエルさんが見てたらどうなったか…」
悪の勇者を退治し、胸をなでおろすフルートだったが…ライエルは全てを目撃していた
「へへっ…燃えつきたぜおっつぁんよ…」
鼻血を流しながら、どこかのボクサーのように真っ白な灰になって燃え尽きていた
「そうそうさっきの続きではないが…」
生死の境を彷徨うライエルのことは1ミリも気にせず、精霊にも自己紹介させようと提案するサイザー
ワルキューレを召還するため、大鎌を構え演奏を始める
美しい演奏に聞きほれる一同の前で、突如セーラー服が消え全裸になるサイザー
「サイザー様は精霊を呼ぶとき穢れなき純白の精神になるため、本来の姿である天使の姿に戻るのだ…」
真っ赤な顔で解説するオカリナだった
サイザーの周りに8人の少女たちが現れる
シュウェルトライテ・ワルトラウテ・ヘルムウィーゲ・ゲルヒルデ
ロスワイセ・グリムゲルデ・ジークルーネ・オルトリンデ
「これがワルキューレだ…私の守護、そして攻撃もしてくれる忠実な部下だ。あいさつしろ」
サイザーの命令で、ワルキューレたちが動き出す
336 :
4/5:2006/09/26(火) 23:10:12 ID:???
「キャー初めまして♥ゲルリンでーす」「ヘルヘルよ、よろしくー♥」
「ワルピーよ、あらサイザー様のお兄サマけっこーかっこいいじゃない」「シュウェチンの好みよ♥」
「ロスちゃんよ、キャーかわいー♥」「オルトリン子よ、今度デートしない♥」
「あらジーくんが先よ!」「グリンパよーー!」
一斉にキャピキャピとハーメルにまとわりつくワルキューレたち
ちなみになぜかロスワイセだけはオーボウをかわいがっている
「ワルキューレはサイザー様の分身みたいなもので…サイザー様のその時の気分で感情が変わるのだ」
汗を拭きながら解説するオカリナに、顔を真っ赤にするサイザーだった
ちなみにその頃ライエルは、パトラッシュと一緒に天に召されかかっていた
フルートに輸血されなんとか息を吹き返したライエルにまとわりつくワルキューレたち
「お堅いサイザー様なんか諦めて私といいことしようよ♥」
「や、止めてくださいーー!!ひいーーーー!!!」
誘惑されて輸血されたばかりの血液を盛大に噴き出すライエルだった
(ライエル史上最大のピンチかも知れんのー…)
ライエルだけでは飽き足らず、今度は主人のサイザーまで質問責めにするワルキューレたち
「サイザー様はどう思ってるのかしら?」「キスしてるくらいよ」「マンザラじゃないのよ!」
「そーいえば兄ベースにもキスしたわね」「サイザー様やらしー♥」「サイザー様キス魔ー!」
「と…とりあえずうっとおしいから…消す!」
さらに顔を真っ赤にしながら、ワルキューレたちを送還するサイザーだった
気を取り直し、再び笛を演奏するサイザー
髪を大きく三つ編みにした少女を召還し、紹介する
「ブリュンヒルデだ。9番目のワルキューレ。私が一番、目をかけている。頼むぞ、いつものだ」
サイザーが合図するとブリュンヒルデの姿が大きく変わり、サイザーの全身にまとわりつき甲冑となる
それは、妖鳳王時代の赤い甲冑
「ブリュンヒルデは私の甲冑だ。いつもそばにいて身を守ってくれる」
しかし、妖鳳王の甲冑をわざわざ着ることに納得がいかないフルート
「私が多くの罪を犯したことは事実だ。その事実を忘れないように刻んでおく…」
そう自分の決意を語るサイザーだった
337 :
5/5:2006/09/26(火) 23:10:43 ID:???
焚き火を囲みながら夕食にする一同
「今まで…仲間と呼べるのは魔界軍王だけだった…仲間といっても仲がいいわけではない」
権力で寄り集まり、いつもお互いに憎み合い陥れることを企む
その中にあるものは『殺意』『憎悪』『私怨』『欺瞞』
「私もそんな中で生きてきたから、人間同士の『仲』というものを知らない…
だからだろうな…母親に心を…求めてしまったのは…」
だが母は、冷たいだけの氷縛であった
「だから…ここに来て、初めて分かった…そういうの…その…」
たどたどしく心の内を語るサイザーだったが、不安もあった
(私は魔族の中で育った…だから…うまくやっていけるのだろうか…この者たちと…)
唐突に話を切り、風に当たってくると言い飛び去るサイザー
そんなサイザーを心配する一同に、オカリナがその気持ちを代弁する
「サイザー様は…不安なんです…今までこんなことなかったから…
魔族の中で育ってるから…感情も素直に出すこともできず不器用です…
だから…みなさんサイザー様をどうかヨロシクお願いします」
そう一礼して、サイザーを追いかけるオカリナだった
木に寄りかかり、バイオリンを奏でるハーメル
シューマン作トロイ・メライ
「パンドラ様がよく弾いてた曲じゃ…」
(母親が子供に子守唄を聞かせるような曲…)
その音色は、サイザーとオカリナの元にも届いていた
「トロイ・メライだ…パンドラがよく弾いていた…」
母親のことを思い出しながら、笛で協奏するサイザー
「想われるってのは……いいな…。『仲間』か…とりあえず……頑張ってみる…」
サイザーの笛の音もまたハーメルたちの元へ届いていた
「きれいな笛の音ね」
「いい夜想曲じゃのう…さすが兄妹…」
「フン…」
とりあえず…─北へ─
色々感想はあるが、とりあえず一言
ライエルの妄想は相変わらずキモイ
ライエルってギャグパートになるといつもすごい扱いだなw
初登場時に「殺しておくれー」って言ってたキャラだとは到底思えん。
ライエルを見ているとあのハーメルがマトモに見えるから不思議だw
>自分の妹に欲情するんじゃない
まったくだw
お色気の回だったな。SMサイザーエロ可愛い。
ライエルは堕ちる所まで堕ちて来てるぞw
考えても見ればハーメルは普通に妹に欲情して、しかもそれを隠すどころか
大っぴらに曝け出してウハウハ言ってるんだよな
ライエルのお陰で目立たんけど、こいつも十分堕ちる所まで堕ちてるわw
>>343 しょうがない
フルートにできないんだから
俺の全裸様とかSM様とか色々キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
フルートの勘違いっぷりも面白かったが
ハーメルの『兄』っぷりも良かった
羽が生えた妹をコスプレさせるなんて何てエロゲだwww
多分、自分の妹にボンテージ服やナース服着せて興奮している主人公は
少年誌では初だろう。
成年誌ではいそうだけど・・・。
>>347 フルート:猿、ダチョウ、蛸
サイザー:ボンテージ、ナース、セーラー服
どうみてもベクトルが違います。ありがとうございました。
しかしまあ、作者の悪ノリが凄いマンガだな…
SMや看護婦や女子校生がこの世界にいるわけかw
しかもそんな服を、通りすがりの行商が売ってんのかよw
とりあえずサイザーが全力を出すたびにライエルが戦闘不能になることだけは解った
通りすがりの行商はどう見ても変態です
本当にありが(ry
とりあえず、ハーメルGJとだけ言っておく
お前ら、ハーメルは服作りの達人だぞ?
通りすがりの行商人なんか大嘘で、自分で作ったのに違いない!
ハーメルはもしかしてサイザーのエロコスチュームより
フルートのサルやオランウータンの着ぐるみのほうが萌えるド変態かもしれない。
くそうフルートめ…あのまま止めなければ
次回からずっとボンテージやナース服で戦闘してたかもしれないのに
そんなことになったらライエルが死ぬw
ワルキューレの中では
ゲルヒルデが一番好みだなwwww
おまいらは?
ブリュンヒルデ好きだな。
ハーメルはあれだ、フルートにああいうカッコさせたら
本気で照れるからさせられないんだよ。
ゲルヒルデとグリムゲルデ
ロスワイセ
>>359 女王様ルックなフルートはさすがにヤだな
>セーラー服と言えば男も女も一度は着てみたい魔王も倒せるスーパーアイテム
お前ら、最終回のネタが決まったのにその反応はなんだ!?
ケストラーは大魔王なのでセーラー服耐性があります。
ケストラー「エッチなのはいけないと思います!」
サイザーがセーラー服着て来るなら
ケストラーは体操服ブルマで対抗
着るのはパンドラ母さん
魔王を倒せるアイテムを魔王が装備しちゃったら最強じゃないか!
セーラーケストラーが最強か!
ケストラーってハーメルの父親っていうくらいだから、♂だよな・・・・。
それがセーラー服や体操服+ブルマなんか着てるんだからそりゃあ最凶最悪だな。
いや、ハーメルと似てるんなら意外と似合うんじゃないか?
下手すればライ子最大のライバルになりえるかもしれん。クラーリィ危うし。
つまりラストバトルはライ子とケス子の対決ということか!
ワルキューレってサイザーの感情に関係有るんだよな
あいつらがライエルのこと覚えていたってことは
実はサイザーも覚えているんじゃないのか?
環状と記憶は無関係だと思う。
従うだけのワルキューレは客観的に物事を見ているのでは。
覚えてやっててほしいなあ…
これじゃあ犬と一緒に死んでしまったライエルがあまりにも哀れだ
やったーギータのAAできたよー
___
( __)
\ヽノ`_つ /
( ∧∧
( ( ´_っ`)
∪∪∪∪
ワロスwwwwww
GJww
ちんこカワイス
オロナミンC吹いたwwww
ズボンを履いたギータ
___
( __)
\ヽノ`_つ /
( _____
( ( )
∪∪∪∪
∧ ∧
(゚Д゚ )( ゚Д゚) ギータのくせに生意気だぞぅ
|∨ |∨
| |
∪ ∪
ドラム様
∧ ∧
(`ー´) (`Д´)
<( 竜 )>
(___)(___)
ワルキューレの名前言いにくい
ロスワイセとブリュンヒルデだけ覚えた。
もう1〜9で呼べばいいよ。
しかしまさかサイザー達までギャグに参加するようになるとは思わなかったなあ…
しかもどうやら天然
388 :
1/4:2006/09/29(金) 22:58:33 ID:???
第47楽章「黒鍵のエチュード」
スラー山間の町
ギャラリーたちの前でフルートを高足ガニの着ぐるみで踊らせながら
サイザーにマリオネットの解説をするハーメル
「寿命が3年縮むオマケ付さ!ははは」
抗議するフルートをマリオネットで黙らせ、サイザーとオカリナの入った檻を運んでこさせる
「続いての見世物はアンデスの山の中で発見された妖怪『鳥女』です!」
「そんな事ばっかやってると本当にお兄ちゃんて呼んでくれなくなるぞ…」
鳥女A(サイザー)と鳥女B(オカリナ)の美しさに歓声があがる
次々に金を投げ、満足げに帰っていくギャラリーたちだった
カニのカッコのまま、なんでこんな事をしなきゃならないのかと文句を言うフルート
「オレが考えもなしにこんな事してると思うか?いいか…」
サイザー、オカリナ、ともに羽を生やした異形の姿
このままでは人間たちが不審に感じ、大変危険である
「貴様がそーゆーカッコをする事によって!旅芸人と思われるかただの変態パーティと思われるかなのだ!」
「うう…やだな…」
ともかくハーメルの魔曲の説明が済み、続いてライエルの魔曲の紹介もしたいオーボウだったが…
「今はこーゆー状態なのでまた今度にしよう…」
前回の色々な出来事から、未だに意識不明のライエルであった
音楽室で全国高校ピアノ選手権にむけ特訓するライエルの前に、セーラー服のサイザーが現れる
「ライエルくんならぜったい日本一になれるわ!がんばってネ♥えい!」
そう言ってお立ち台の上で勢いよく制服を脱いでボンテージ姿になるサイザー
「わーーー!なんてことを!サイザーさん!!」
「ライエルくんが喜んでくれると思ってこんなカッコしちゃった♥」
「よおし練習だあー!!ベートーベンピアノソナタ『ロマンスヘ長調』百回弾きだーーー!!」
鼻血と涙を流しながら意識のないままピアノを弾き続ける現実のライエルだった
「泣きながらピアノ弾き始めたわね…」
「また何か妄想しておったのかのー…。困った愛の勇者じゃのー」
389 :
2/4:2006/09/29(金) 22:59:46 ID:???
「い、いかん!大変じゃフルート!ライエルの脈がないんじゃ!」
「ええっ大変!よっ…よし…こうなったら…」
ライエルに、回復魔法を使うフルート
土気色だったライエルの顔に精気が蘇ってくる
(これが回復魔法…この娘がいなかったら…私は死んでいた…)
その暖かそうな光に、母親の温もりを想像するサイザー
「回復魔法と言えば…不思議なことがあったのよ」
ライエルを癒しながら語るフルート
「サイザーさんの時わかったんだけど…相手を治すとき、その人の心が伝わってくるの」
サイザーの辛く苦しかった過去や傷ついた理由が伝わってきた時の事を思い出すフルート
「それで思うの…助けてあげたいって…」
母親にかけられたときは、逆に自分が昔の記憶を思い出し、力が沸いてきたという
かける側が相手の気持ちを思い助ければ、相手は生きる気力を思い出して助かる
(いかにも慈愛に満ちた…スフォルツェンドらしい力じゃ…)
「でも…だからじゃないけど…こーゆー時はあんまし…使いたくないわね…」
ライエルの妄想の全てが伝わってきて、涙するフルートだった
なんとかライエルを蘇生させ、サイザーたちに話しかけるフルート
「そうそう、これだけど…返さなきゃ」
そう言って、サイザーが母親のためにずっと探していたというパンドラの鍵を渡そうとするが
「い、いいよ、お前が持ってろ!スフォルツェンドのものだろう」
慌てて断るサイザーだった
「ありがとう!サイザーさんて優しいのね!」
「ば…バカ…あのな…や…優しいって…それと、その…」
フルートの言葉に赤くなりながらしどろもどろで答える
「私のことは、サイザーでいい!『さん』は余計だ。フン」
真っ赤になりながらやっとそれだけ言い切るサイザーだった
そんなフルートたちを笑顔で眺めながら考えるオーボウ
(しかし不思議なものじゃ…)
サギ同然に連れてこられたフルートが、回復魔法の使い手としてパーティーに加わってること
その慈母的な優しさで、母親を失った仲間たちを母親代わりに受けとめていること
(いかにもあの方の娘らしいのう…)
390 :
3/4:2006/09/29(金) 23:00:31 ID:???
そんな時、フルートの水晶が光りホルンとクラーリィが写る
「久しぶりねフルート。魔法覚えたんだってね…」
そう静かに話すホルンの姿に、母親の姿に、何かを思うサイザー
「キャーおめでとー!ついにやったわねー!さすが私の娘ね!えらいぞフルートぉ♥」
クラッカーまで鳴らして丸文字で大はしゃぎするホルンの姿に、すっ転ぶサイザー
「今ね、記念して市内で『魔法だ!回復だ!フルート祭り』を一週間くりひろげてるのよ!」
ホルンの後ろでは、ふんどし姿のパーカスが神輿にまたがりながら音頭をとっていた
「最終日には『フルート山笠』も出るのよ!もー市内は大騒ぎ!」
半被姿で楽しそうに語るホルン様
「スフォルツェンドもだんだんわけ分からなくなってきたのー…」
「秋田県男鹿半島地方に伝わるなまはげ祭りをヒントにしたなまフルートも出るのよー」
なまフルートの恐ろしい姿に泣き出す子供の映像に、涙するフルート
「とにかくもーうれしくってお母さん♥」
「相変わらず元気なお母さんじゃのう…」
「ほんとに後二年で死ぬんかいな…」
なんかもうリアクションの困るサイザーだった
「せっかく魔法使えるようになったんだからもっと魔法使いらしくファンシーな服着なきゃね♥」
そう言い、フルートに水晶越しに魔法をかけるホルン
すると、フルートの服装がコルネットの好みとはまた別路線の魔法少女的な服に変わる
フルートの新コスチュームに赤くなるハーメルとクラーリィ
「わあかわいい!とっても似合ってるわ!私の若いころそっくり♥」
「うむ、なかなか似合っとる!どこから見ても恥ずかしくない魔法使いじゃ」
好評な新コスチュームだったが、
「あの…お母さ…ん…これちょっと恥ずかしいんだけど…」
背中の『世界一の魔法使い♥』刺繍(ホルン様の顔入り)だけはさすがに恥ずかしがるフルート
「なんで!?何が気に入らないの!?お母さん悲しいわ!やっぱりお母さんのこと恨んでるのね!」
「お、お母さん、あのね…」
ショックを受け凄い勢いで泣き出す困ったお母さんだった
391 :
4/4:2006/09/29(金) 23:01:07 ID:???
「ホルン様!みんなにお話があるんじゃあ…」
クラーリィにつっこまれやっと我にかえり、ハーメルたちのコラール山での働きを労う
これからは魔族との戦いもますます激しくなるだろうと語る
「ですが我々には強い味方がついたじゃないですか」
そう言ってサイザーたちの方を見る
「サイザーさんオカリナさん。これからもヨロシクお願いします」
これからは古くからスフォルツェンドと友好があるスコア民国へ進むよう助言するホルン
最後に、娘に無理はしないようにと告げるホルンと、同じく言い返すフルート
その微妙な間に違和感を覚えるサイザーに、回復魔法は寿命を削るのだとオーボウが説明する
(それを知りながら…重傷の私を治してくれたと言うのか…くっ…)
通信の切り際にクラーリィがフルートの何かを(水晶越しに)渡す
「コルネットからのプレゼントだ」
フルートが包みを開けると、釘で刺されたフルート人形が入っていた
スフォルツェンド城
苦しそうに汗だくで荒く息をつくホルン
「大丈夫ですかホルン様!」
心配そうに毛布を渡すクラーリィ
「ご無理をなさるからです…そんなお体で…」
「フフフ…だって…子供の前では…元気なトコ見せないと…ね」
そう強がるホルンだったが、心を許したクラーリィの前でだけは本音を語る
「でも…できる事ならあの娘には…魔法など覚えず…この城にとどまって…長生きして…欲しかった…」
それだけ言い、うな垂れるホルン
沈痛な表情でホルンに休むようクラーリィが薦めたその時
ホルンの抱いていた水晶にヒビが入り、床に転がり割れる
「ふ……不吉な…」
北の都・ハーメルン
跪きながら震えるギータの前に、悠然と立つベース
「しくじったな…ギータ…」
ベース「おしおきだべぇ〜」
ギャグ通しだと思ったら後半シリアスだったな。
ギータどうなるんだろう。まさかここで殺されることは無いと思うが・・・。
相変わらずクラーリィはホルン様にべったりなのか…
ホルン様、昔はあんな服着てたのかな
今回のまとめこの世界には秋田県男鹿半島地方がある!
フルート本当に可愛くなったな
初期の頃が嘘のようだw
ライエルもう駄目だろw
ベレー帽フルート可愛いよ
髪おろしたほうが美人に見えるw
嗚呼、ホルン様に馬鹿親属性が…
ホルン様かわいいよホルン様
フルートお持ち帰りしていいですか?
マジでカワイイ。
ハーメルはなんてわかりやすい反応だ。
だからカワイイコスプレさせないんだな
フルート祭りinスフォルツェンドw最高www
パーカスww
こいつもうスパイどころかギャグ要員じゃん
トランがあの世で泣いてるぞ…
サイザーの中でのフルート株が物凄い勢いで上昇中、
それに引き換え絶望的なライエルw
このままサイザーの前では意識不明、逆にサイザーが居ないか意識不明のときだけ大活躍するキャラになりそうだw
来月人気投票の結果がでるらしいな
俺が大胆予想してやろう
1位ハーメル 4位サイザー 7位ギータ 10位オーボウ
2位フルート 5位クラーリィ 8位トロン
3位ライエル 6位コルネット 9位オカリナ
書いて思ったけど大体出番が多い順になりそうだな
このスレだけなら
1位ドラム様
2位ギータ
3位パーカス
パーカスそんなに人気あったっけw
>>409 2位は厳しいかもしれないが10位以内は確実だろ
サイザーってレズっぽい
それはオカリナ
フルートの格好を見てハーメルとクラーリィが超赤面
これはこの二人がフルートに惚れて取り合う展開になると見た
それにしてもホルン様
ハーメルがケストラーの息子だって気付くの遅くね?
7巻でギータが「ハーメル王子」って言っちゃってるじゃん
「じ、実はこいつ・・・ダル・セーニョ王家の血を引くもの!? ちっ、使えねえ…」
そんな感覚だったのかもしれん
>>416 別に今回初めて気付いたわけじゃないだろ
改めて思っただけ
ホルンの元気な姿の見せ方、微妙に間違っているような・・・。
だがそれがかわいい
権力フル活用して祝うからなw
次はスラーとかいう国だけど敵が戦力外のギータとベースしか残っていないな。
オーボウの奥さん(オカリナの母親)でも呼ぶか!?と予想。
スラーじゃない、スコアだったorz.
そういや王子やら王女だらけなパーティだな。
ハーメルにトロンにサイザーにフルートだぜ。
もう普通の一般人ってライエルだけなんじゃね?
>>425 バカヤロウ!
「黄金の」ピアノを持つライエルが一般人なはずがないだろう。
どこぞの王族とか貴族とか凄腕若社長とか・・・。
生徒会長だろ
偉いんだぞ
ホルン様可愛いよホルン様
きっとフルートよりちょっと色っぽい、若い頃のホルン様が見てみたい
若返りイベントとかないかなー
そしたら寿命問題もばっち解決だが
クラーリィが鼻血の海に沈んで妄想の世界に閉じこもるぞ
ホルン様が若返ったら、なぜか二つ縛りの髪型+ださい帽子姿になったりしてな
おま…ホルン様は生粋の箱入り王女だぞ!そんな村娘衣装な訳ないだろ!
という訳で頭の横に二つ結りで、ひざ丈白ワンピキボン
コルネット元気そうだなw
なまフルートw
スフォルツェンド国民はどー思ってんだろうな
未来になったら「今の女王様のなまフルートスッゲー怖かった」とか話したりするようになるんだろうか
何か…パーカスの事見直した
愛しい陛下の為にふんどし一丁とは…
ふんどしプレイ
436 :
1/4:2006/10/01(日) 20:38:54 ID:???
連載50−2回記念キャラクター人気投票結果発表
応募総数1万1750通
1位・ハーメル2253票「とーぜんぢゃい!でもあぶなかったぜー」(焦)
2位・サイザー2184票「フフ…どーもな…」(照)
3位・ライエル1555票「どうもありがとう!うれしーよ!」
4位・クラーリィ1301票「王宮では1位なのに…」
5位・フルート1131票「みんなありがとう」
6位・リュート「……。」
7位・トロン「ひっさしぶりー!」
8位・オーボウ「みんなありがとうのう」
9位・オカリナ「サイザー様さすがです」(感涙)
10位・コルネット
11位・オリン「なんでわしが11位なの?」(泣)
12位・火の鳥くん
13位・ギータ
14位・ホルン様「やったわ!フルートリュート!でもお母さん、火の鳥くんに負けちゃった…」
15位・おやじベース
ちなみに岩神仙人は17位、作者は19位ですじゃ
437 :
2/4:2006/10/01(日) 20:39:31 ID:???
第48楽章「死のオルゴール」
殺気を放つベースに脅えるギータ
(ま…まずい…こっ…殺される…!)
今回の働きでスフォルツェンド攻略失敗の責は帳消しになるはずだった
しかし確かにパンドラの箱は手に入れたが、十字架は奪われた
パンドラの水晶を借りながらもサイザー処刑にも失敗した
(さらに私がドラムとサイザーの能力を身につけたことにも疑問を抱かれているようだ…)
蒼白になりながら震えるギータにベースが告げる
「死ね」
ベースの魔法により床から出現した化け物に、生きながらにして喰われるギータ
悲鳴をあげるギータを睨みつけるベース
その時、ベースが手に持ったパンドラの箱から声がした
「許してやりゃあいいじゃないですか…」
突如、箱が開き中からケストラーが現れる
「ギータさんはまだ使い道はあるんだ。許してやりなよ♥」
驚きつつも違和感を覚えたベースが箱を見ると、それはパンドラの箱ではなかった
「出て来い!オル・ゴール!貴様だろう!こんな事をするのはお前くらいだ!」
ベースが箱を投げ捨て怒鳴ると、箱からピエロのような姿をした魔族が現れる
「おっはよーベース様お久しぶりー♥」
怒るベースを軽く流しながら、兵士を呼びギータの介抱をさせるオル・ゴール
気を取り直し、オル・ゴールにハーメル一行の件を切り出すベース
「お前の好きなやり方で奴らを始末してこい」
「アラ?いいんですか?私のやり方はみんなに嫌われてますからネェ…フフフ」
そう笑いながら、ピエロの仮面を半分外すオル・ゴール
「いいでしょうやりましょう。この『仮面の下』に懸けてもネ」
仮面の下から覗く顔は、人間のそれに見えた
オル・ゴールが姿を消し、一人ため息をつくベース
「我が副官ながらやりにくい男だ…だが望めば…軍王くらいにはなれた男…楽しみにしておるぞ」
438 :
3/4:2006/10/01(日) 20:40:03 ID:???
クレッシェンド街道を行く一行
歩きながら、できるだけのことは頑張ろうと母に誓うフルートを、眩しそうに見つめるサイザー
(この娘は…希望を捨てないな…フルート…私はお前のことを…好きになりそうだぞ)
そう思いながら、フルートの頭を軽くなでるサイザーだった
「しかし意外だなライエル。フルートはともかく女だらけのパーティなのに鼻血の一つも出さんとは…」
「甘いなハーちゃん!ボクを昔のライエルと思っちゃ困るよ!ボクは成長したのさ!」
いらん疑問を口に出すハーメルに、自信たっぷりに答えるライエル
「この間までの衝撃の桃色体験やいかがわしいおピンク妄想が…ボクを強くしたのさ!!」
道端で大声でとんでもない事を言い出す
「思えばこの17年間は苦しみの日々だった…辛かった…」
体育や運動会、身体検査や健康診断、プール開きをする度に保健室に担ぎこまれていた小学生時代
担ぎこまれた保健室のお姉さんがこれまた美人で悩まされていた
「だがこれでボクの弱点はなくなった!!これでようやく貴様と互角だぞ!勇者ハーメル!!」
力強く言うライエルに歯軋りするハーメル
「おのれェー!ならば…たあ〜〜〜〜!!」
久々にフルートのスカートをめくり上げる
「笑止!この生まれ変わったネオ・ライエル1995には通じないぞ!!」
「くそぉ…これならどうだあ!!」
観光地とかによくあるの顔の部分の穴から顔を出して記念撮影する看板の湯煙verをフルートに装備させる
「ハハハハ!話にならんなあ!!」
『女子高生とサラリーマン!』や『セクシーOLとマントヒヒ♥』の看板を繰り出すもライエルには効かない
「お…おのれ…これまでか…」
とんでもない空気に包まれる街道で、膝をつくハーメル
「だが!こっちはどうだあ!!!」
切り札であったサイザーにセクシーマーメイド看板を装備させる
「ぎゃああああああ!!!おのれハーメル…!卑怯だぞ!」
鼻血を噴きながら倒れるライエル
「ちんちくりんの色気なしフルートはともかく!サイザーには反応すると思ったぜェ!!」
高笑いしながら、動けないライエルをバイオリンで殴打しまくるハーメルだった
439 :
4/4:2006/10/01(日) 20:40:37 ID:???
「大丈夫?ライエルくん…」
よろよろと起き上がるライエルを介抱するサイザー
(サイザーさん!?しかもこのシチュエーションは…憧れの…ひざまくら!!)
感動のあまり、涙と鼻血を流すライエル
「わはは見ろこのバカ!オレのひざまくらでうっとりしてるぞ!バカでー!」
サイザーに変装したハーメルの高笑いも、出血多量で朦朧としたライエルの耳には届かない
相変わらずそっくりなハーメルの変装であった
「お前、いつかバチ当たるぞ…」
「サイザーさん…実はボクはあなたを愛してしまったのです」
妄想の中で、サイザーに告白するライエル
「まあ嬉しい…私もよ…」
花畑に中で、愛を誓い合う二人
「ボクの愛の証…受け取ってもらえますか………?」
「喜んで…」
愛し合う二人のくちびるは近づきあい…
現実では、妄想と現実の区別がつかなくなったライエルが、ハーメルに熱い口付けをしていた
「やめろおライエルーーー!!オレだあ!!ハーメルだ!気付けバカ!!!」
さらに連続でキスの嵐を見舞うライエルを、泣きながら必死にふりほどこうとするハーメルだった
「バチが当たったのう…」
本気でひくフルートとオーボウ、意味が分からないサイザー、
真っ赤になりながらも二人から目が離せないオカリナ
三者三様の反応だった
「しかしあの二人は仲がいいな…」
呆れつつもそう言うサイザーの言葉に、昔のことを思い出すフルート
(馴れ合いになってて忘れてたけど…ライエルさんは昔…ハーメルを殺しにきたんだっけ…)
その頃、北の都では
髑髏のような仮面をつけたオル・ゴールが
大鎌を琴のように奏でなから不気味に笑っていた
新キャラキター!
これからは魔族側の補充に困らないな。
人気投票、さり気に指の数がその順位になってるキャラもいるのな
というかライエル、お前強くなったなw(ちょっとだけ)
オル・ゴールがベースの副官ってことはゾンビorガイコツ系なのかな?
まさか部下も連れずにハーメル達を襲うのだろうか。
火の鳥くん人気だな
ハーメルはライエルにフルートのパンツ見せても平気なのか
この鬼畜め!
>(フルート…私はお前のことを…好きになりそうだぞ)
>そう思いながら、フルートの頭を軽くなでるサイザーだった
百合フラグキター!
そんな細かいのよりもっと凄いホモが後半あったじゃないかw
ライエルどころかかなり人がいる道端でだからな。
サービスのいい勇者だ。
ハーメルはまた男に唇を奪われてかわいそうに。
自業自得とはいえ…
おい、お前ら
人気投票どころじゃねーだろ
よーく考えろ、ハーメルのキス歴を
1st:祖父疑惑のある変態爺のオリン
2nd:同上
3rd:幼なじみのイジメ相手で愛の勇者ライエル
次回辺り、頭丸めて山寺に引きこもってもおかしくないぞ…
ハーメルは死ぬまでに女の子とキスできるのでしょうか・・・
ベースはこんな簡単にギータを処刑していいのか?
あれより役に立つのってそうそういないはずでは…
ベースは寡黙だけど相当頭にきてたんだよ。
しかし鍵があったところで開けられないし
サイザーの処刑失敗ってそんなに重要な事だったのかな。
裏切り者を逃がしたとあっては威信や全体の士気にもかかわるからな
それにベースは今回の件でギータの成長する能力に気づいたみたいだし
生かしておいたら危険
魔界軍って身内の能力も把握していないのか?
俺はギータがドラムの血をどこで舐めたか疑われているのかと思ったが。
>>450 サイザーを放っておいたら最悪魔族全員封印させられるから
ドラム様、15位内に入んなかったね…
>>452 ギータだったらベースにすら隠してても不思議はないと思う
ところでベースorリュートの血を舐めたらどんな能力になるのだろうか?
そもそも血が流れる体かどうかも分からんけど。
サイザー、ライエル、オカリナに投票したが結構いい結果だったな。
ドラム様は圏外だったね(つ∀`)
まぁ、死んでから時間が経ってるからねぇ
スフォルツォンド戦時に集計してたら少しは違ってたかも
おいおいライエルやばいだろ。やはり愛の勇者と名乗る男は違うぜ……(ゴクリ)
ギータがさりげなくドラム様を呼び捨てしててショック(´;ω;`)
今回全体的にホモ臭いな
オタク女狙いか
同性愛の勇者か・・・
オカリナが腐女子くさい
キスシーンを見続けるオカリナ全コマかわいい
やっぱり同性愛可かコイツ
今回のキスシーンは腐女子狙いよりギャグで見るほうが普通だろw
腐女子を全く狙わずにホモギャグが描ける漫画家 渡辺道明
魔族全般が同性愛可なんじゃないか?
ハーメルもその血を継いでいる。
オーボウは歳だからそっちの関心がなくなった、と。
ライエル持ちネタ多いな
鼻血ネタに火の鳥くんネタに妄想ネタにこんどはホモネタか
これだけで独立できそうだ
ホモを見られたライエル、サイザーとの距離はまた遠くなったな。
サイザーは自分に関心を持たれてるとは思ってないだろうし。
やっぱり見事に感想ホモのことばっかだなw
ライエルはクラーリィのことホモとか言えねえな
そしてフルートが人気投票であっさりサイザーに負けている件について
どうしたヒロイン!ヒロイン交代なのか!?
しかし小学生時代に女子の体育着で毎回鼻血とは…
早熟と言うか耳年増と言うか変態と言うか…
というかクラーリィに負けてるってのはどうなのスフォルツェンド王女
宮廷の抱かれてみたい男ナンバー1はダテじゃない
フルートにはげましのおたよりを書こう!
逆に考えるんだ
人気投票4位で抱かれたい男No.1な大神官を射止めた推定4〜50代の人気投票14位の人妻こそ最強
>>468 工エエェ(´д`)ェエエ工
フルートってヒロインだったのか・・・
ところで物語の進み具合がちょっと遅くなってきたな。
サイザー仲間になってからあんまり進んでない。
ライエルがここ数話必ず毎回妄想してページ数とるからなw
人気投票の時期がサイザー仲間入りだからな。
しかもサイザーはいかにも人気でそうなキャラだし。
クラーリィもだいぶ濃いキャラを見せたしこんなもんだろ。
ハーメルンは脇キャラの個性が強すぎるからヒロインであっても厳しいな。
主人公が1位とったのが一番意外でした。
確かにw
でも、じゃあ誰が1位になれば意外じゃないかって言うと
やっぱハーメルしか思いつかないなあ
なんだかんだでちゃんと主人公なんだな…と思った
スフォルツェンドでのフルート救出シーン、ライエルとの大序曲、ドラム撲殺シーンはガチで主人公だったしな
主人公らしいところ
・なんだかんだでちょくちょく人助け
・フルートを襲った樫の木おじさんみたいなのにぶち切れて「貴様にふさわしい曲を弾いてやる」
・トロンに「立ち上がれェ!」
・スフォルツェンドで大活躍
主人公失格
・鳩食った
・フルート売りかけた
・トロンの靴なめた
・メアリーちゃん食った
・男とキス
・スラーで火事場ドロボー
・パンドラさんをパンチしかけた
・妹を見世物に
コルネットのせいで一瞬「意外とたいした悪事ははたらいてないんだな」と思ってしまった
主人公失格
・少年に裸踊りをさせた
・魔の高額請求
・親友に女装させた
・食い逃げ
そういえば金にがめついのは変わってないけど
村人とかに高額請求するのはやめたんだな。
一応フルートがいるおかげかな?
フルートはハーメルの外付けモラル装置かw
フォースキッスはクラーリィに奪われるに一票
いや、さすがに四度目はヒロインのフルートとキスするだろう。
逆にライエルは一生キスできそうにないな。
トロン7位
そーいやもう1年ぐらい出番がないんじゃないかな
実は5つの希望でもいらない子なのか?
オーボウはツッコミとして必要じゃし
すまないトロン、人気投票を見るまで存在をすっかり忘れていたよ…
トロンはアレだ。これから幻獣界とかに迷い込んで、
人間界とは時の流れが違う・・・とかゆーカンジで
いきなり成人姿で再登場だよ。パワーうpだよ。
つうかトロンはダルセーニョ王家の唯一の後継者なんだから、
北に行くより故郷で国の復興に従事していた方がいいのでは?
魔族ほっぽったまま再建もクソもない
って事だろう
仇も討たなきゃないし
父親の仇はベースになるんだよな。
めっさフルートの肉親なわけだが。
母親の仇はギータだっけ?
まだわからんけどサイザーではないだろうし
ドラムじゃ仇もうとれないし
ベースには勝てる気しないから消去法でギータにしておこう
と言うか具体的に誰が攻撃したかとかじゃなく
指揮をとっていた魔界軍王全員が仇なんだろなあ
ギータ様のコレクションの中には、一振りくらい斬った相手を丸焼きにできる刀があってもおかしくない。
スイッチ入れるとウインウインと振動する剣とかもあるそうだよ
見た瞬間ライエル鼻血噴きそうだな
しかし丸焼きにすると傷口が焼かれるから血を舐められない
それにしてもオルゴールの話題があまりないな
ピエロ系の敵ってのは不吉な感じがしないか?ジョーカーや死神を彷彿させるし
>>501 それをコラール山に持っていきさえすれば
水晶など出さずともサイザーに勝てたのに…
オカリナさんが身を犠牲にして救ってくれるさ
内心ワクテカしつつ
すまないが そういうのは巻頭カラーでやってくれないか
・新しい敵
・ピエロ
・死神
キルバー…
いやなんでもない
てーことはベースにはもう1人副官が居るってことか
ベース様間違ってるよな
オルゴールじゃバンド組めないから魔界軍王にはなれないよ
つーか基本的に各軍王ってその種族じゃないとなれないのでは?
ベースは望めば軍王ぐらいにはなれたと言ってるけど
冥法軍のTOPのベースが退かない限りなれないと思うんだが
実は魔界軍王の席って四つとは限らないんじゃない?
不死族、竜族、飛行系、獣族以外にも魔族ってのは居るんだけど、
それらの種族には今のところ軍王になれそうな奴が居ないので空席になってるとか。
で、オルゴールは四種族のどれにも属さない種族で、本来ならその種族の軍王になれる奴なのに
性格に問題があってベースの副官の地位に留まっているとか。
ハァ?
ヒィー
HUUUU!
サイザーの副官はオカリナでドラム様の副官はギータが兼任と見ておk?
ドラム様の副官はおなかの中にいる三十匹くらいの中の一匹です。
ドラム様の中では知性派で苦労性ですが、報われない可哀想な子です。
相方のトランがクラーリィに消されてから消息不明のペットさんが副官だよ
そういや魔族って悪魔型はいないのかな?
というかドラム様の中の知性派ってどれくらいだ。三千を理解できるのか?
多分ドラム様が飼ってる竜の数を数えてるのが副官
それにしてもドラムさま大人気
このスレ限定だけどなw
このスレじゃドラム様が一番人気なのかなやっぱり
ちなみにお前ら人気投票誰に入れたよ?
入れてない奴は誰に入れたかった?
俺はドラム様はほっといても上位かなと思い込んでホルン様に入れた
サイザー、オカリナ、オリンに1票入れた
525 :
1/4:2006/10/03(火) 23:47:39 ID:???
第49楽章「悲劇的序曲」
『貴様のせいで…ボクの父と母が死んだ…!!』
雨の中、ハーメルを責めるライエル
それは、いつかフルートが見た光景
『ボクは貴様を許さない!!貴様はボクがこの手で…殺してやる!勇者ハーメル!!』
そう言い、殺気を放ちながら構えるライエル
『そーれそれ〜ボクの狂おしい愛で死ぬのだぁ〜〜♥』
『ああんダメよ♥ライエル〜〜ん』
薔薇の中で裸で抱き合う二人の姿に、悲鳴とともに宿で目覚めるフルート
「え…あ?ゆっ…夢…?夢か…なんで私がこんな夢を…」
『わはははわしはチュー魔人だったのじゃー♥』
「だーー!!やめんかい!私の想像力!!もーえーっちゅーんじゃい!!」
自分の想像に悶えるフルートだった
パジャマから着替えながら、最初はいがみ合っていたライエルとハーメルの事を思う
『ははははどーだい?ボクのラブラブなチューの味はぁ〜〜』
「そりゃあもーえーちゅんじゃい!!やめんか私ぃ〜〜!!なんで裸なの!?」
壁に頭を打ちつけながら妄想を振り払う
そんな時、タイミング悪くドアを開けてライエルが部屋に入ってくる
「やあ!フルートちゃんいる?」
「くるなぁよるなあチュー魔人めぇ!来たらさすぞおー本気だぞおー!殺すぞコラあー!」
泣きながら包丁を振り回し、ヒロインにあるまじきセリフを叫ぶフルートだった
その頃、ハーメルを呼びにきたオカリナとオーボウは困り果てていた
「悪いがよそを当たっとくれ…わしはどこにでもいるサードキッスまで男に奪われたただの彫り師じゃ…」
「どこにでもおらんぞ」
昨日のショックで彫り師の老人と化しながらよく分からない仏様を彫っているハーメルだった
そんな時、またタイミング悪くドアを開けてライエルが部屋に入ってくる
「ハーちゃんいるかい?」
「ぎゃあああ!!寄るなあくるなぁチュー魔人めぇ!さすぞ本気だぞお!」
フルートと同じリアクションで暴れるハーメルだった
526 :
2/4:2006/10/03(火) 23:48:10 ID:???
「へ?船券とり…?」
センザ行きの乗船券をとってきて欲しいとライエルに頼まれ渋々出かけるハーメル
「頼んだよ!二人で…ネ!」
ハーメルが表に出ると、髪を下ろしホルンから貰った服を着たフルートが待っていた
(やだ…私…二人っきりで…服まで着替えてきて髪まで下ろして…まるでデートみたい…)
真っ赤になりながらライエルに文句を言おうとするハーメルだったが、からかわれて黙ってしまう
「…行くぞ!フン」
動揺しつつ出発するハーメルとフルートを、見送るライエルたち
「ホホホ…味なことするのうライエル…さすが愛の勇者」
「だって…かわいそうですよフルートちゃん…ああやって二人だけで行動するのって、一度もないんですよ」
実際フルートはいつも一生懸命でみんなの為よくやってくれてると褒めるライエル
「でも…年頃の女の子なんだ…」
ライエルの言葉を聞き、反省するオーボウ
(そうじゃの…フルート…すまなかったのう…じゃが…あいつは辛いじゃろうのう…)
ハーメルのどこか哀しそうな表情を見ながらそう思うオーボウだった
「なんだどうした?フン…朝はねむいな…」
あくびをしながら宿から出てくるサイザーに驚くライエル
(そ…そうか…!ハーちゃんとフルートちゃんがいなくなったと言うことは…二人っきり!!)
オカリナとオーボウの存在は完全に忘れ、またとないチャンスに打ち震えるライエル
(ここはラブ・コメの王道で勝負だ!!よし…いくぞぉー!)
「おいおい…」「本当にコイツわしら無視して進める気だぞ…」
座りながらハーメルたちの帰りを待つサイザーに、怪しい影が迫る
「コケコッコー!(ヘイ彼女)コケココケココー?(オレと付き合わない?)」
不良に扮した火の鳥がサイザーにからむ
「お前…ライエルんトコの精霊だろ?…何やってんだ?」
サイザーが大ピンチのその時、
「待ちたまえ!ボクは愛の勇者ライエルだ!!これ以上サイザーさんを傷つけたら許さないぞ!」
凄いコスチュームで水の精霊に乗りながら『ラブ・ハンター』ののぼりを背負ったライエルが現れる
527 :
3/4:2006/10/03(火) 23:51:48 ID:???
「そりゃあピアノミサイルーーー!!オラあオラあ!オラあーー!」
自分の精霊にピアノを投げつけ、容赦ない膝蹴りで撃退するライエル
「大丈夫ですか?サイザーさん…よろしかったらボクと…交換日記いたしませんか…?」
隅のほうで泣いてる火の鳥はさておき、サイザーに交換日記を薦めるライエル
「めんどくさいからいいや」
「ぎゃああああ!愛が…愛がぁーー!愛が痛いーーー!!!ボクの愛があーー!!」
渡した日記帳をあっさり捨てられ泣き出すライエルだった
「それはまあ…さておき…お前…ハーメルと仲がいいが…幼馴染なんだってな…」
サイザーにそう聞かれ、気を取り直し思い出を語りだすライエル
「4歳の時からずっと一緒だよ。ハーちゃん友達少なくってね…友達って言ったら…ボクぐらいだったかな…」
最初の頃はハーメルはイジメられっ子だったと語るライエル
「ぎょう虫検査で陽性が出てみんなから『蟲使い』ってあだ名がついてさ…」
よく、自分がかばっていた事を思い出すライエル
「殺す…って、なんだ…?」
サイザーが何気なくした質問に、オーボウの表情が固まる
「お前ハーメルと再会した時、あいつを殺そうとしてたそうじゃないか。昔ハーメルと何か…」
立ち上がったライエルの恐ろしい表情に、サイザーの言葉が止まる
「…それは……言えないよ…あいつに…ハーメルに…悪いか…ら…」
そう言って、立ち去ってしまうライエルだった
港町パディネリ港
賑やかな喧騒の中、緊張がとけないフルート
道行く人が自分に見とれていることにも気付く様子がない
ずっと黙ったままのハーメルに不安を覚える
(私といるの…嫌なのかな…)
そんな中、突然行商人に声をかけられ動揺してしまう
「何か好きな物選べよ…買ってやる」
おろおろするフルートの頭に手をやりながらそう言うハーメル
「サイザーを助けてもらった礼をまだしてなかったからな…好きな物選べよ。フン」
ハーメルからの初めてのプレゼントに驚きつつも、ハーメルに似た小さな人形を見つけるフルート
528 :
4/4:2006/10/03(火) 23:52:19 ID:???
(この人形欲しがったら…なんか意識したみたいに思われちゃうかな…)
恥ずかしがりながらも勇気を出しながら人形を指差すフルート
「それじゃあそこの干し首くれ」
「ギャー違うわよ!!私が言ってるのはその横にあるやつよー!」
なぜか生きている干し首をブラ下げながら泣き叫ぶフルートだった
「じゃあそっちの…」
今度はミイラの手を指名するハーメル
「これじゃあなーーい!!」
なぜか生きているミイラの手に首をしめられながら、やっとの思いで人形を指差すフルートだった
ハーメルに似ている人形を見て微笑む行商人
「かわいらしい彼女じゃないか。お似合いじゃよあんたら。幸せにしておやり」
「ばっ馬鹿…そんなんじゃねーよアホ!」
行商人の言葉に動揺し、フルートの手を引っ張りながら逃げ出してしまうハーメル
(嬉しい…彼女と間違えられちゃった…)
初めてのプレゼントを抱きながら、勇気を振り絞りハーメルにくっついてみるフルート
(やったあ…!)
しかし
「おいっ離れろよ。うっとうしいぞ…。なれなれしいぞ馬鹿…」
フルートを振りほどいて一人で歩き出すハーメル
フルートの瞳から、涙が溢れ出す
「何よ!手ェくらい組んでくれたっていいじゃない!大嫌いよこの…分からずや馬鹿勇者!悪魔!」
少し距離をおきながら、ハーメルは哀しそうに呟く
「オレは…さ…魔族なんだよ…バケモノ…なんだ…」
その言葉に、フルートの表情が凍りつく
「人間はな…近寄らん方がいい…」
そう言って歩き出すハーメルに、言葉が出ないフルート
「あ…あっ…ご…ごめん…ハーメ…」
フルートが泣きながら謝ろうとしていると、町人が『勇者ハーメル』に気付いてざわつきだす
スフォルツェンドを救った5つの大きな希望に湧き立つ町人だったが、一人の老紳士が異を唱える
「でもオレはあの人の…嫌な噂聞いてるぞ。なんでも子供の頃に人間の国滅ぼしたんだ…
人間を…惨殺したんだ…女…子供…年寄りも…関係なく…むごたらしくよ…」
絶対このハーメルの人形にも呪いがかかってそうなんだが………
フルートはこのパーティーにいるせいで腐女子になっちゃったのか!?
つかよく好きな男とその親友でホモ妄想できるな
いや、嫌がってるだろ
昨日強烈なモン見ちゃったせいで悪夢見ただけで
妄想力ではライエルにひけをとらないな
ライエルがサイザーの気を引こうとする
↓
そっけない態度
がお約束になりそうな気がする。
>お前…ライエルんトコの精霊だろ?…何やってんだ?
流石サイザー様冷静なツッコミワラタw
ひょっとしてサイザーが「ライエル」って言ったの初めてかも…
火の鳥くんが人気上位に入ってるのにちょっと納得いってなかった俺でしたが
その考えが間違っていることに気づきました
可愛いw
ちょ…何このラブロマンス展開(*´∀`*)
フルートたん可愛いスwww
しかし、せっかくのヒーローとヒロインらしいストーリーなのに何だか物足りない…
フルートにはやはり着ぐるみの方が…
なんか見てるこっちが恥ずかしくなる。
すげぇ乙女なフルートかわいい。
しかも道行く人が皆振りむいてみとれてるぞ!
やっぱりヒロインだ。
ちゅー魔人噴いた
またライエルに変なあだ名がw
ライ子ちゃん
フルートの「殺すぞコルァー!」に噴いた
ハーメルも同じ事叫んでるのに噴きつつ萌えた
>「だって…かわいそうですよフルートちゃん…ああやって二人だけで行動するのって、一度もないんですよ」
遠まわしに「邪魔なカラスがいたから…」と言っているようなもんだな
恋のキューピッドライエル乙
でもあの顔怖すぎ
最近は妄想しかしてなかったから忘れてたけど
本来ライエルは気遣いのできる凄いいい奴なんだよな
オーボウとオカリナのこと完全に無視して話進めちゃったりもするけどなw
しかしようやくストーリーが進み始めたな
凄い待たされた感があるわ
ギャグもいいけどストーリー追いかけてるタイプなんで
それはそうとフルートかわいい
>>545 でもそのいいヤツ分を数々の変態で台無しにしてるよな
今回、ギャグのクオリティ・量共に高いな
立ち読みしてて変な呼吸音出しちまったよ
「来たらさすぞおー本気だぞおー」のくだりが
岡田あーみんぽくて好きだ。つか死ぬほど笑った。
岡田あーみんにはホントに似てるよな。目が飛び出すとことか。
ファンなのかね。
それはそうとハーメルンのラブコメは死ぬほど恥ずかしいよ・・・
くっつけおまいら!っていつも思ってるのに何故だ。
ライエルが一人でやってるラブコメは別の意味で死ぬほど恥ずかしい
フルートめっさかわいい。
街のだれもが振り向く美少女が「来たらさすぞぉー本気だぞぉー」やってるかと思うと、
2倍笑えて2倍萌える。
もー俺はこの漫画に最後まで付き合うことに決めた。
ウソみたいだろ 王女さまなんだぜ
退場させそうな口調で言うなw
ワロタww
ま…まさか退場フラグ…っ!?
フルートがいくら近づこうとしてもはぐらかすハーメル
ライエルがいくら求愛行動をしても徹底無視するサイザー
さすが兄妹、パターンが一緒だ
いやライエルのは怖すぎだから誰だって無視したくもなるわ
フルートも同系統
ハーメルマジで連続殺人犯なのか?
確かに外道だけど…
というか一応魔族の王子だろ?
むしろ人間の軍隊が仕掛けてきたときにたまたま
危ない、死にたくなるような曲でも弾いてたのでは
平均年齢70以上の村でマリオネット弾きまくったとか。
普通に魔族モードになってぶちきれたんじゃないの?
大事な誰か殺された、とかで意識が飛んで見境無く大量殺戮した。
それ以来誰も愛さなくなったという方向。
でもありがち過ぎて裏をかいてきそうだよな・・・。
ありがちな話
・ 正当防衛
・ 魔族化
・ 実は本性
ライエル見ていると直接殺したようにはとても思えんな
そうだとしても事故とかなんじゃないの?
・借金のカタにして全員マグロ漁船に乗せて行方不明にしたから
流石にそれだと鬱展開杉だろ、この漫画でそれは無いと思うが・・
ライエルの父母が死んだのが、ハーメルと関係あったらしいって
複線はあるけど・・・
>>568 ベタだが、ライエルの両親はハーメルを魔族からかばって死亡
てのが一番無難じゃないかな
ライエルも分かっちゃいるけど割り切れない、みたいな
それかマグロ漁船だな、うん。
571 :
1/3:2006/10/05(木) 23:23:21 ID:???
ハーメルンのバイオリン弾き外伝「リュート物語−序章−」
増刊少年フレッシュガンガン平成6年秋季臨時増刊号より
ダル・セーニョ王国城跡、ハーメルたちと一時別れて帰った母国で、生き残ったじいと語らうトロン
スフォルツェンド第一王位継承者リュート王子…フルートの兄について話す
「すっげえ強い人なんだってね。魔族に『スフォルツェンドの魔人』って恐れられてて…」
スフォルツェンドは女王の国家であり、男には王位が与えられない
そして王族の男子は代々決まって強力な法力使い
だから、大抵の場合は国を守護する大神官になることが多い。慈しみ女を男が守るように
「父さん言ってたっけ…リュート王子のような王になれって…」
トロンが生まれる以前、DSは魔族の侵攻にあい重大な危機を迎えた時があった
王宮内部にまで到達した魔族に捕まり呻くトロンの母、ショーム王妃
城はすでに幻竜軍に完全に包囲されていた
「この私、ドラム様の副官スティックの手によってネェ」
王妃を人質に捕らえ笑うスティック
今回の侵攻の目的はDS制圧より、王妃を殺害することにあると言う
王妃の子供は将来魔族に脅威をもたらす5つの光の一つになるのだと、ベースが予言した
572 :
2/3:2006/10/05(木) 23:25:14 ID:???
その時、スティックが無傷で立ち上がる
「なるほどなるほど。いやいやお強いお強い。お相手願えますかねスフォルツェンドの魔人さん」
そう言い、リュートに襲い掛かるスティック
その早い動きに驚きつつも、攻撃魔法を撃つリュート
しかし、放たれた魔法はスティックのまとったマントに弾かれてしまう
「ハハハ!このマントはどんな魔法も弾き返す耐魔法マント!私に魔法は通用しませんヨ!」
魔法を封じられ肉弾戦を挑むリュートだったが、スティックのスピードに競り負けてしまう
「破壊力ではドラム様に劣りますが、機敏性では私に勝てるものなどおりません!」
背後に回られ攻撃を受けるリュートに、とどめを刺そうと飛び掛るスティック
しかしその瞬間、鳩たちがスティックに纏わりつき護符に変わる
「ごっ護符…!?鳥が護符だったのか!?最初から…」
護符は鎖へと姿を変え、スティックの全身を拘束する
拘束された状態でリュートの拳をまともに受け、本当の姿を現すスティック
鎖を引きちぎりながら巨大化し、三ツ首の飛竜(ワイバーン)と化す
「これがオレの本当の姿よ!よくもコケにしてくれたなああ!ぶっ殺してやるぜェ!!」
そう言った瞬間、リュートの魔法により吹き飛ばされる
「本体をさらせば強力な耐魔法マントも使えない…終わりだよ」
しかし、かろうじて生きていたスティックが起き上がり国王と王妃を捕らえる
「コケに…しやがっでェ!ぢぎじょう…せ…せめてこの二人…を…ぶっ殺ス!!」
捕らえられながらも手を伸ばし、互いの手を握り合う王妃と国王
その姿を見届けたリュートが口を開く
「愚かな、まだ気付かないのか?」
そう言われ足元を見たスティックの顔色が変わる
ステッィクの足元には、魔方陣が描かれていた
「いつの間にィ!?しかもこいつあぁ…餓哭喰噛嚥魂(ブラッディ・デスイーター)!!」
床に出現した巨大な口に喰い殺されるスティック
あとには、国王と王妃だけが残っていた
573 :
3/3:2006/10/05(木) 23:26:18 ID:???
再び、現代のダル・セーニョ
「やっぱ、憧れちゃうな。だってリュート王子がいなかったら俺ここにいなかったんだぜ!」
照れくさそうにそう言うトロン
「じい…オレもう行くよ、北へさ。みんな待ってんだ。俺も行かなきゃさ」
そう言うトロンに、じいが何かを手渡す
「こ…これは!父さん母さんの剣……!!」
「王子が来られた時にと思い…私が探して預かっておりました」
泣きそうになるのを堪え、父と母が最期に使っていた剣を抱くトロン
自分と父と母と、3本の剣を背中にさし、力強く旅立つ
「いってくるよ!!じい!!」
その背中を見送りながら何かを思うじい
(言えなんだ…その父と母…この国を滅ぼしたのが、魔法に操られたリュート王子であると…)
その小さな体に背負うには、あまりにも重過ぎる運命を思い、願う
「父王よ…王妃よ…どうか…トロン王子を、お守りください…」
ラストバトル時にリュートに
「助けてくれたのになんでだよ!」と掴みかかる展開があると予想
つかブラッディ・デスイーターって王子の持ち技だったのか…
えげつないよ
どう見ても冥法王の技だよなw
リュート強いよ格好いいよ
こいつが味方だったらどんなによかったか
王妃の子供は将来魔族に脅威をもたらす5つの光の一つになるのだと、ベースが予言したのだ
人質をとられ動けない国王に、王妃が構わず攻撃してと叫ぶ
スティックが余裕の笑みを浮かべていたその時、背後で爆発が起こり王妃が救出される
爆発の起きた方向に立っていたのは、スフォルツェンド王子リュートだった
「遅くなってしまってごめんなさい!道が混んでたもので…」
あたふたと王妃の心配をしながら、遅れてきたことをペコペコと謝るリュート
魔族に包囲されていた城にどうやって入ってきたのかと疑問を口にする兵士たち
「いや…その…だから道が混んでまして…」
外では、リュート一人の手により幻竜軍が全滅していた
「そ、そんな…たった一人でェ!?」「だって500はくだらなかったぜ…」「すげェ!」
人類の守護神の登場に湧き立つ兵士たちと国王
兵士たちに囲まれ笑顔を浮かべるリュートに、鳩が集まってくる
(なんと…こんな殺伐とした戦場に…。王子の誰にでも愛されるお優しい人格が鳥にまで…)
リュート強ぇ……。そりゃドラム様も氷縛結界で封じられる訳だわ。
そのリュートがなぜベースになっちまったのか早く明かしてもらいたいものだ。
リュートは黒魔術?なんか使ってたからベースに目をつけられたのかな?
そのマントドラム様に献上しろよ
着れません
>>580 ドラム様がベースから貰ったのをスティックに譲ったんだよ
ス「いやこれはドラム様がお持ちください、ドラム様にもしもの事があったら…」
ド「ガハハハハ!!ワシは元々頑丈だから心配するな!!
それよりこれから大事な任務に向かうお前の身の方が大切だ!!」
ス「ド…ドラム様…!!このご恩はDS攻略で必ず…!!」
そんな便利なマントがあるんなら、量産して標準装備にしろ。
量産がきかないなら副官より正規の軍王に持たせろw
ドラム様があの頭で軍王やってこれたのも
頭脳労働が得意そうな副官がいたからだったんだな
>>578 ホルンとケンカしてグレたんだよ、そこで親父ベースが優しく手を差し伸べたのさ。
親父「その気持ちさえあれば、君も今日から冥法王だ!まずは私を掌の上にのせることから始めよう!」
リュート超善人だなさすがフルートの兄
ギャグ分はいまひとつ物足りないが
スフォルツェンドはボケの家系か
フルートはツッコミできる子
この調子だと軍王全てに副官いそうだな。
今のところ未登場なのはギータの副官だけか。
リュートの超必殺技はRXC(リュートクロスカウンター)だと言ってみる
しかし、この設定だと王家の血もないクラーリィが大神官になってるのはかなりすごいんだな。
ブラッディ・デスイーターって王様食った技じゃん。
すっげぇ皮肉だなおい。
>591
きっとホルンさまの寵愛(ry
ギータは賢い?から副官いなくてもやっていけるんじゃないか
つか>582のドラムきゅんモエス
>>593 賢いから副官要らないんじゃベース様まで馬鹿って事にw
>>595 実はバカかもしれんぞ、この漫画ならありえる。
俺はラスボス候補のケストラーが物凄い親バカだったりとかしても驚かん
確かにみんな馬鹿の方が自然ですらあるな、この漫画だと
>>592 今思うと王様が食われるときの驚き方っていろいろと複雑な思いがあったのかもな
後付かもしれんが
後付けだろうと、こんな事あったんだなぁって思えば話に深みを感じれるよね
そういえばスティックを怒らせてマントを使えなくしたってとこで
リュート頭良いなと一回思ったが…
よくよく考えたらスティックがバカなだけか?
ドラム様よりは頭が良かったから副官だったとか?
ドラム様より頭が良いだけで副官になれるんならメリーちゃんだって副官になれるさ
やっぱ拘束を解く為にはどうやっても真の姿にならないと駄目だったんだろう
怒らせたのは確かだろうけど、
あのまま拘束されっぱなしでも殴り殺されるだけだからなあ
護符くらった時点でチェックメイト
ロリロリ時代のリラたんが出てくると聞いてきますた
15年以上昔なのでロリどころか赤ん坊
下手したら生まれてないです
15年前にロリロリだったのはサイザーだな
ドラム様だって当時はまだショタっk(ry
と言うか15年以上前だからサイザーも多分赤ん坊
しかし、リュートが死なずに生きてたら・・・、
きっとクラーリィの如くシスコンになって
フルートがコルみたいな性格になったんだろうなぁ
15年前のホルン様マダー?
15年前のホルン様にはひざ上スカートを希望したい。
フルートとリュートは結構歳はなれているから、他の兄弟いそうなんだけど。
これから出てくるのかね。
リュート凄い強いじゃん。
国を守ろうとしていた王子が、今は敵側にいるってのは皮肉だよな…
フルートがベース≒リュートを知ったらどう思うんだろ?
15年前のホルン様>というか真実の鏡の回想シーンで出てたじゃん(笑)
そういえば、フルートの父親って誰だろう?
オレ
と見せかけて、不倫の末フルートは俺の種
橋の下でホルンさまが拾った
夫を?
そういやなんかスカッとするほどメチャクチャ暴れるヤツがいないな。
YAIBAのゲッコーみたいなカンジのキャラがいてもいい気がする
618 :
マロン名無しさん:2006/10/06(金) 22:32:22 ID:h8rDml+B
そこでドラム様ですよ
ドラム様は萌えキャラ要員だから…
初期の無銭飲食、人身売買しまくるハーメルは誰よりも暴れん坊だぞ
道が混んでいましたんではなんかブラックなジョークだよな
既に敵になりそうなフラグも15年前に立てていたんだな
500匹の幻竜軍で既に王の場所まで攻め込まれて壊滅状態ですか
2000人の騎士団は
これを軍王4人がかりで滅ぼしに行くのって正直いじめなんじゃないか
昔はもっと少なかったんじゃね?
壊滅状態から建て直し→もっと強化→軍王4人がかりの憂き目に
>「いや…その…だから道が混んでまして…」
リュートカコイイ!
リュートならドラム様に勝てたかな?
あの氷縛結界の威力、実際リュートが勝ったようなもんだろ
氷縛結界で動きを封じてたじゃん
それに、クラーリィでもドラム様の封印に成功しかけてたぐらいだし
リュートなら封印に成功していたと思う
リュートが大神官でクラーリィがその副官だったらスフォルツェンド滅茶苦茶強かったろうな
5つの大きな希望いらないな
兵士たちに囲まれ笑顔を浮かべるリュートに、鳩が集まってくる
(なんと…こんな殺伐とした戦場に…。王子の誰にでも愛されるお優しい人格が鳥にまで…)
↓
しかしその瞬間、鳩たちがスティックに纏わりつき護符に変わる
「ごっ護符…!?鳥が護符だったのか!?最初から…」
(ちょwwwww)
あのボケは演技か
さすがホルン様の息子、したたかだな。
今回のリュートのイメージは強さはクラーリィ+ハーメルで性格はフルートって感じ。
性格はホルン様じゃないか
>>634 普通に善人と見せかけて黒幕なわけか。
そうすると、リュートが敵の最高幹部に就いているのも、ホルン様の差し金に思えてくるから困る。
実はベースと手を組んでいて(ry
ホルン様サイキョ!
その人格で鳥にも慕われると思わせておいて
実はただの相手を罠にはめる為の仕込みだったわけだしな
ホルン様の夫って、もしかしてベースじゃないか?
寝言は寝て言え。
ホルンは俺の雌豚だ。
えー、スフォルツェンド戦でいっぱい描いてあった兵士の中のどれかじゃないの?
>ホルンの旦那
ベースが父親だとしたら、リュートとフルートは魔族とのハーフって事になるぞ。
それはそれでハーメルと釣り合いがとれると思うのだが
フルートはオラウータンと南海蛸のハーフ
>>641 死んでから魔族になったのかもしれないじゃないか。
不死の軍団なんだし。
>>644 ありえるな。スフォルツェンドの王でありながら魔道に身を堕とした男か、格好いいぞ。
大魔王はベースに利用される運命
フルートとリュートの父親はパーカスでしょ?
未登場のキャラかもしれないしクラーリィの父親かも知れん。
異母兄弟キタコレww
ホルン様はまわりのいい男に手当たり次第に手を出せるいいご身分だな
羨ましい
>>648 まさかの幼クラーリィとの間の子供
という可能性も捨ててはいけない
クラーリィはリュートより何歳年上なんだよw
時系列が明らかにおかしいだろそれw
ちょw10巻のカバー裏見てみろ
お前らの大好きなライ子ちゃんの着せかえだぞww
これはエロい
ブリーフキタコレ
スクール水着とかコアなもんばっかだな
誰の趣味だ
所詮チュー魔人だし
作者ガチでホモなのか・・・?
なんかすげー心配になってきた
いや、両刀使いという事で
作者は兄か弟がいて欲情しているのかもな。
もしくは父や祖父。
逆に考えるんだ、実は作者は女性なんだよ。
フルートの心理描写とか上手いし。
リアル腐女子だったのか!!
いままで発売されたコミックに写真とか載ってないっけ?
いや、腐兄かもしれん
魔界軍王の描写をあんなに渋くやれる女性だったら、
例え腐女子でも惚れてしまいそうだ。
読者の希望にこたえたんだろ
つまり俺らがホモ
>665
そ、そうだったのかー!
作中キャラの半分ぐらいにはホモ疑惑が立ってる気がする
そしてほぼ全てのキャラは変態だということは確定している
ホモじゃないのはトロンくらいのものか。
無知なサイザーがフルートに惚れてレズ展開にならないか不安だ。
671 :
マロン名無しさん:2006/10/09(月) 23:19:51 ID:Sv+AT5af
>>670 ふむ、つまり母親に甘える様なサイザーに寂しがるオカリナと
フルートをとられて嫉妬するハーメルが見られる訳だな
ライエルは4P妄想で死亡か…
スマン!ageてしまった!
大丈夫、むしろ大っぴらにageで主張すべき
イイ内容じゃないか。
もっとライエル並みに恥ずかしいことをageで言おうぜ
ライエルはあの恥かしい性癖さえ直せば作中でもトップクラスの男前なんだがなぁ
ハーメルとライエルの事を夢に見たり
「ズボンをはいたギータ様」を想像したり
フルートって結構・・・
677 :
マロン名無しさん:2006/10/10(火) 22:19:01 ID:1XMq93y1
妹にアイナブリッジを目撃された
ハーメル乙。
>>675 だが作中でトップクラスの没個性キャラになるぞ
しかしブルマフェチだけは治した方が良いな
>>679 大丈夫、それでもまだ火の鳥ネタとちんちん仮面があるぞ
ネタが豊富だなライエル
流石、ギータにどうしようもなくボケナスとまで言われただけはある
まさにパーフェクトなギャグキャラね
684 :
1/2:2006/10/10(火) 22:59:57 ID:???
第50楽章「悲愴ソナタ」
ミュージィ大陸へ向かう航路で、フルートは町で聞いたハーメルの噂を思い出していた
震えるフルートにライエルが話しかけるも、逃げ出されてしまう
心配するライエルとオーボウに、「ハーメルも様子がおかしい」と言うサイザー
「ひょっとしてハーメルさん…あせりすぎたのでは」
オカリナの言葉に一斉にすっ転ぶ一同
「きっとそうですよ…ハーメルさん、フルートさんの乙女心をもて遊んで…
劣情の波に流されるままにフルートさんの体を肉欲の思うがままに…むさぼり尽くして…」
「オカリナあ!!なんてこと言い出すの!」「そんな子に育てた覚えはないぞ!!」
とんでもない発言に驚くサイザーとオーボウ、鼻血で昏倒するライエル
ワルキューレに貰った本にそんな事が書いてあったんだと泣き出すオカリナだった
「あいつらか…まじめなオカリナが…」「わしの娘が…」
なんとか意識を取り戻し、自分とサイザーが再び二人きりだと気付くライエル
またオカリナとオーボウのことは完全に忘れて作戦を開始する
火の鳥先生の紹介でさわやかに転校してきたライエル
ちょうど空いていたサイザーの隣の席に座る
「やあ!初めましてライエルです!あの…教科書…見せてもらえませんか?」
「ないぞそんなの」
「ギャー負けだあーボクの負けだあーーー!!!青春はなんて残酷なんだぁーーー!!」
初登場の父と母に見守られながら、愛に敗北し息を引き取る勇者ライエルだった
「それはまあ…さておき、お前…」
何気にライエルのあしらい方が上手いサイザーが話題を変える
この間、ライエルがハーメルに悪いと言って黙ってしまった話を改めて切り出す
「あれは…魔王の『血』と『肉』じゃないのか…?」
サイザーの言葉に戸惑うライエル
「『大魔王の血と肉』の生を受けた者が人間界で生きていくならそれなりに代償があるはずだ…」
魔王の『血』と『肉』…それは魔の根源、『殺戮』と『破壊』
685 :
2/2:2006/10/10(火) 23:00:37 ID:???
ハーメルの人形を見て涙するフルートだったが、町でハーメルの噂をしていた老紳士を見つける
その時、船が巨大な魔物(タコ型)に襲われ大きく揺れる
ボーっとバイオリンを弾いていたハーメルもあっさり捕まってしまう
「初めまして…勇者ハーメル一行ですね。我々は冥法軍タタラでございます」
海賊の姿をした骸骨が現れ、ベースの命によりやってきたと言う
海上に現れた無数の幽霊船に脅える船員や他の客たち
その時、ライエルとサイザーが現れる
「そうはさせないぞ魔物どもめ!ドビュッシー作、交響曲『海』だ!!」
海から現れた巨大な水の精霊たちに焦るタタラ
ライエルに続いて、サイザーも演奏を始める
「聞け!魔性の笛の音を!そして絶望の深淵に堕ちよ!!」
演奏により一瞬、裸になるサイザー
鼻血で甲板を汚しながら戦闘不能になるライエル
また女子高生ノリでライエルにからみ、使い物にならないワルキューレたちだった
「こうなったらサイザー…おぬしが直接戦うしかないのう…元軍王bRの実力見せてやれ!!」
オーボウの言葉に、赤くなるサイザー
「すまん…私とオカリナ…泳げないんだ…私の羽…水に濡れると重くなって沈んじゃうんだ…」
さっぱり使えない勇者一行に、勝利を確信するタタラ
「しかしあんたら運がいいな…ここで我らに殺されるなぞオル・ゴール様に殺されるより遥かにいい」
オル・ゴールの名前を聞き、オーボウの顔色が変わる
タタラがハーメルにとどめを刺そうとしたその時、鮫がタタラを海に引きずり込む
それに続き海に突如現れた竜巻によって、タタラの幽霊船団も全滅する
驚きつつも喜ぶ船員たちの前に、巨大な何かが現れる
それは、鍋にされそうなところをフルートに助けられた恩を返しにきたポセイドン様だった
「ありがとう少女よ…感謝してるぞよ。ブルーサンダーも『こんな強い宿敵は初めてだ』と言っとるぞ!」
そう言って、タタラを倒したブルーサンダーとともに姿を消すポセイドン様だった
危機を脱するも、フルートの中に生まれた疑念と恐れは消えなかった
そして、オーボウの中には新たな不安が生まれていた
(オル・ゴール…!)
ポセイドンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
いい人だこの人!
ちょwwポセイドンwwwww
あんなの鍋の具にしようとしてたんかwwwwww
ブルーサンダー再登場キタコレ
コルネットの修行がこんなところで役に立ったな
ちょwww何メインキャラ面して主人公たちのピンチ救ってんのこの人たちwww
こんな意外な助っ人はじめた見たよマジでw
つーかハーメル使えNEEEEEEEE!
なんか、オル・ゴールがハーメルの魔王の血を利用して何か企んでるのっていう展開になるのは分かるが、ポセイドン様で消し飛んだwww
ライエルの父と母www
しょうもない初登場だな
つうかこれ、ライエルはサイザーと一緒に戦わせるのは不可能なんじゃないかw
ちょwオカリナさんwww
サイザーはある意味足手まといなのかもしかして
コレだけ強者が揃ってるのに実力を発揮できないパーティも珍しいw
「宿敵(とも)」って表現久しぶりに見たw
北斗以来か・・・
タタラ<ブルーサンダー<フルート
海賊、サメ、王女
どう考えてもフルートが海適性一番低いはずなのに…
真面目なピンチをギャグで完全に乗り切るとは……この作者、あなどれん!
ポセイドン様強ぇw人助けはやっておくものだなww
オカリナの妄想のハーメルが
ヤバイくらい変態な顔してる
オカリナも天然だったか…
オカリナがホモを凝視してたのはお年頃の伏線だったんだな
普段は実体化していないワルキューレたちが一体どうやってあのような本を手に入れ、
しかもオカリナ渡せるというのだろう。
出番、戦闘だけだろう、おまいら。
あの無茶苦茶強いサイザーが味方になって初の戦闘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
と思ったのに何だこのグダグダww
いつも背景で影が薄かったオカリナが大活躍だな
しかしポセイドンに全て持って行かれる
オカリナの頭の中は中学生男子級だな
ハーメル → ツンデレ人でなし、趣味は鍋
フルート → パーティー1の戦闘・回復力を保持しながら過激妄想
ライエル → 変態行動、おピンク妄想、愛の勇者発言をするちんちん仮面
サイザー → 海の上は範疇外の空の女王、戦う度にまいっちんぐ活動
オカリナ → デキる女部下と見せかけて、いかがわしい事を吹き込まれ遊ばれる
オーボウ → ミサイル、爆弾、土の中、鍋の具と用途多彩
やっぱりこう見ると戦闘はフルートで充分な気がする…
海、陸など場所を選ばないし、使いやすいな
>>693 今回サイザーがいなければピンチでもなんでもなかったんだなw
>>711 オーボウそんだけかよ!
…そんだけだな。
ときどきでいいからトロンの事も思い出してあげてください
特に作者
外伝で両親の剣を貰って国を出てから行方不明か
道に迷ってるな間違いなく
「わーん!!道に迷ったよー!!だいたい子供一人で世界を旅するなんて無茶なんだよー!!」
泳げないんだ、って言った時のサイザーカワイすぎ!
ハーメルが村を滅ぼしたって噂してた老人は
なんでパーティと同じ方向に旅してるんだろ
たまたまスコアに向かってるだけだろ
スコアで何かしらのイベントがあるんだろうな
虐殺は何かの誤解で
唯一ハーメルの過去を知るライエルが老人の誤解を解くとか
その辺にオル・ゴールがなんらかの形でからんできたりとか
>>717 こんなモブシーンから出て来た様な奴がいつまでもついてくるのは怪し過ぎる。
実はオル・ゴール本人じゃないのか。魔界の老策士だとか。
タタラ←どういう楽器なんだ。蹈鞴のことか?
逆だろ
モブシーンから出てきた一般人キャラだからこそ
一般人の側からハーメルの過去を語らせるのに最適なんじゃないか
つーかそこら辺の設定はとっくに死に設定なのかと思ってたよ
ちゃんと伏線回収するつもりなんだね、意外だった
ブルーサンダーw
あの後サメ鍋にされずに海に還されてたんだな
タタラはタタラを踏む時に歌うタタラ歌とかじゃないか?
フルートが噂を否定しようと考えてる顔怖くないか?
ライエルの両親は2巻の発言だと
ハーメルが直接殺したのか間接的に殺したのか分からんな。
あんな登場のさせ方しなくてもなぁ…
ライエルが一番親不孝じゃね?
何気にライエルのあしらい方がうまいサイザーに吹いたw
サイザー様ナイススルーw
サイザーの役目は決定だな
728 :
マロン名無しさん:2006/10/12(木) 22:00:30 ID:aqic6/bb
10年くらい前までは単行本も買っていたが・・・
まだ連載してるの???
730 :
1/2:2006/10/12(木) 22:59:00 ID:???
第51楽章「道化師の朝の歌」
センザ国港町リフ
オル・ゴールについて話し合うオカリナとオーボウ
サイザーやドラムにも匹敵するかも知れないという実力以上に、その性質を懸念するオーボウ
「あやつはな…人の心の間隙に入るのがうまい」
オーボウの言葉を聞き、オル・ゴールの動向を探ってくると言って飛び立つオカリナだった
食堂で食事をとるハーメル、フルート、ライエル、サイザーの4人
ハーメルとフルートの気まずい空気は他の二人にも伝わっていた
「お前らなんでケンカしてんだ…?特にフルート…お前まるで何か怖がってるみたいだぞ」
ハッキリと聞くサイザーに、慌てるライエル
「大魔王と血を分けた者が人間界で生きるのだからただでは済まない…それと」
「サイザーさん!!」
堪らず立ち上がり、サイザーを外に連れ出すライエル
サイザーの不用意な発言を、珍しく怒鳴りながら注意する
「昔っからそうなんだ…アイツは…あいつ…ずっと…孤独で…」
人間と上手く付き合う自信がなく、いつもワザと自分から人を遠ざけていたハーメルを思い歯軋りする
その時突然、今が正真正銘の二人きりだと気付き色々と台無しにするライエルだった
しかしこれまでの失敗で自信を失い悩むライエルの前に、ワルキューレたちが現れ策を授ける
「ここは私たち…9人の女戦士(ワルキューレ)にまかせときな!」
もう全然二人きりじゃない事には気付かないライエルだった
教室でバレンタインの話題で盛り上がるワルキューレたち
サイザーにチョコを渡し、ライエルにあげるよう言い聞かせる
「なんだこれ?捨てちゃえ」
バレンタインなんか知るわけもないサイザーは、チョコをあっさり捨ててしまう
サイザーに扮した火の鳥に抱かれ現実逃避するライエルだった
「そ…それはまあ…さておき…この間は魔族が出てきて途中になったが…ハーメルの過去の話だ」
サイザーの問いに言葉を濁すライエルだったが、半ば強制的に聞かれ仕方なく語りだす
731 :
2/2:2006/10/12(木) 22:59:33 ID:???
「ハーメルとの出会いは…4歳の時だった…」
他の子供たちに石を投げられるハーメルを庇ったのが出会いだった
頭のツノに気付いても怖がらないライエルに驚く幼いハーメル
「そう…あの頃ままだ…今みたいじゃなくて…もっと…よく笑ってたっけ」
気まずい空気の中、食事を続けるフルートとハーメル
町での老人の言葉を思い出し震える
(やってない…そんなこと…信じてあげたい…でも…)
真っ青な顔で悩むフルートを心配し、ちゃんと食べるよう皿を差し出すハーメル
「おい、食えよおいしいぞ。道中長いんだ…食っとかねェともたねーぞ」
ハーメルの珍しい気遣いに、やっぱりハーメルを信じようと思うフルート
「おいしい…これなあに?」
「ああ…これか。『サルの脳みそ生きたまんま』だ!ライブな味だぜ!」
嘔吐するフルートだった
「まったくもー!ハーメルの馬鹿!!」
悪態をつきつつ、しかしどこか嬉しそうに人形を見ながら店を出るフルート
そんなフルートの肩を、ハーメルの噂をしていた老人が叩く
「ちょっとあんた…今いっしょにいた男…勇者ハーメルだろう?」
神妙な顔つきで警告する老人
「離れた方がいい…あいつは魔族だからよお…人殺しなんだよ…なんせあいつは…昔…」
いつの間にか背後にいたハーメルに気付き、老人が言葉につまる
怒りの表情で老人の胸倉を掴み上げるハーメル
「なんだと…?おっさん…」
恐怖の表情でジタバタと暴れながら、助けを求める老人
「ひっ…た…助けてくれェ!魔族だあ…バケモンだぁーー!殺される…このバケモノに…殺されるぅ!!」
老人の言葉に、ハーメルの顔にさらに激しい怒りが浮かぶ
「てっ…てめっ…!!」
悲鳴を聞き、町人たちが集まってくる
なおも老人を締め上げるハーメルに、必死に呼びかけるフルートだった
「ハーメル!!だめだよぉーーーーー!!!」
とりあえずワルキューレとサイザーは全くの別人格だと言う事は解ったw
にしても欝展開来そうだなこりゃ…
おっさんこないだは「噂聞いたことがある」としか言ってなかったのに・・・
なんか暗い展開になりそうだ…
やっとハーメルの過去が明らかになるのかな
おっさんからパーカスと同じ臭いがする
あのおっさん、オル・ゴール臭いな。
なんかいやーな展開になりそう。
この意味ありげなオッサンがただのギャグキャラになっちまったら泣いちまう…
この漫画だと有り得そうなのがまた…
ライエルいい奴だな
まぁ、何か裏がありそうなので一筋縄いかない展開になりそう
ここでギャグで落としたら作者はネ申
つーか魔曲弾いたり裸にならなくても精霊って呼べるじゃんw
精霊大活躍だな
>くそみそに気分の悪い男じゃ・・・!!
ウホッ! いいカラス・・・
やらないか?
やらないか
やらないk
正しいのは >743
…ナナシサン
オル・ゴールマダー?
実はこの街はオル・ゴールの能力で作ったオルゴールの中だった、とか
オカリナ・・・何日後に戻ってくるんだ。
そもそも魔族相手に情報収集して大丈夫なのか?
あのオッサンがオル・ゴールだとすると異様にセコイ攻撃だな。
サイザーやドラム以上の戦闘力なら小細工するなよ。
てかドラム様以上ってどんだけ化け物なんだ
化け物的な強さの敵は重大な弱点を持ってるものだよ
というわけでオカリナの働きぶりに期待
ピンチの時に弱点を握ったオカリナが駆け付ける展開か
がんばれよオカリナ!
>>749 道化師なんだから、こんなのは遊びの範疇だよ
まともに相手するのも芸が無いと思ってるのさ
これから出る敵はみんなドラム様以上なんだろうな・・・
最初にやられる強キャラは所詮踏み台になる運命か
_ ∩
( ゚∀゚)彡 オカリナ・おっぱい!
⊂彡
折角冥法軍とかいるんだし
ゾンビになってパワーアップして再登場という可能性も捨てきれない
ドラムきゅん帰ってきて!
バラモスゾンビの様な誇り高いキャラとして再登場するのか。
ロト紋版なら誇り高いけどFC版だと…
オーボウを掌に乗っけて「父上かわいい」って言ってるオカリナが微笑ましい
父と子のやりとりってこの漫画じゃ珍しいな
つーかオカリナずっと人間形態のままなんだが
今まで何のために鳥形態になってたんだ?
折角の読者サービスにケチつけてはいかん
つか、サイザーはともかく元来魔族のオカリナもナチュラルに魔族裏切ってるんだがいいのか?
魔王よりサイザーに忠誠誓ってるみたいだし、いいんじゃね?親父もいるしな。
つーかオーボウ人型になってくれよ。
>>759 そう言っているオカリナが一番かわいい件
ふとおもったんだが、ギータやドラム様にも家族はいるのだろうか?
さすがにベースにはいないと思うがw
ベースの家族はホルン様とフルートだよ
ドラムとギータの親は子供と劇似っぽいな。
つか家族以前にさ、ギータ様の下の部分はギータ様なの?
それともギータ様とは違う生命体なの?やっぱパンツは穿くべきなの?
上が「ギー」で下が「タ」だな。
上が「ギータ」
下が「チン〇コ」
実は下がギータで上は髪の毛
犬の背中に騎士の芽ができて、それが育って上半身の人型のギータが生まれたんだよ
上が「゛」
下が「キータ」
下半身はペットじゃないの?
ギータは犬型のケンタウロスだと思っている
ギータは大型のケンタウロスだと思っている
ギータは人型のケンタウロスだと思っている
サイザーは「ハーメルンの赤い魔女」でオーボウは「空の提督」か・・・。
ドラムを例えるなら「双頭のバカ力?」
「双頭のバカか?」って読んじゃったじゃないか!!
違和感ないよ!!
「空の提督」ってなんか全然魔族っぽくない二つ名だね
って言うかすごい普通
ドラム様は「陸の暴君」
ギータは「下が暴君」
コルは「闇の聖母」
ライエル禁止
パーカス「怪しい良い人?」
娘のオカリナは「空のムチムチプリン」か
なんであんなエロいカッコしてるんだろな
ワルキューレの影響受ける前からだもんな
オーボウの趣味じゃね?
オーボウも着てるのか
まあバニーも着たしな
変態だな
普通に魔界で偉い奴の趣味だろ。ベースとか。
ロリコンなだけじゃなくそんな趣味まで…
変態だなベース
ロリコンってなんのことかと思ったが
赤子を誘拐しているんだよな。
つーか普通にサルの脳味噌とか干し首売ってる辺り侮れん町だ
セーラー服といいウォシュレットトイレといい黄金のピアノといいこの世界変なアイテム満載だよな
変な人満載だから使う道具も変なモノになるんだろう
799 :
1/2:2006/10/17(火) 22:59:39 ID:???
第52楽章「火刑台上のジャンヌ=ダルク その1」
怒るハーメルに掴みあげられながらも、必死に叫ぶ老人
「みんなアンセムの町の話覚えてねェか!?10年も前の話だが、一夜にして無くなった町だ!」
全て、魔族であるハーメルがやったことだと叫ぶ
「10年前おらぁ、あの町にいた!オレの家族も…この男に、殺されたんだ!!!」
老人のその言葉に動揺し、驚きの色を浮かべるハーメル
その瞬間、老人がハーメルの帽子を脱がしツノを露わにする
ツノに集まった町人の視線に逆上し、さらに老人を締め上げるハーメル
その光景に、いつかの雪の日を重ね脅えるフルート
(本当に…やってしまったの?そんなひど…い…こ…)
そんなフルートを、悲しそうな瞳で見ながら老人を放すハーメル
しかし、興奮し暴徒と化した町人たちは、杖や鍬でハーメルを痛めつけながらどこかへ連れて行ってしまった
後には、一瞬でもハーメルを疑ってしまったことを悔いながら座り込むフルート一人が残されていた
そのころ、広場での騒ぎなど知る由もなく昔の話を続けるライエル
ハーメルに招かれ、初めてパンドラに会った日のことを話す
「おかえりなさいハーメル、今シチューが煮えたトコよ」
肩にオーボウを乗せながら微笑むパンドラの美貌に見とれる幼い日のライエル
イジメでできたハーメルの怪我に気付き、抱きしめながら謝るパンドラ
「ごめんね…お前にツノが生えてるばかりに…迷惑ばかりかけて…」
そんな事は気にしていないと言い、少し恥ずかしがりながらも得意げにライエルを紹介するハーメル
「ラ…ライエルくんだよ!ボ…ボクの…とっ友達だよ!」
稲妻に撃たれたかのような衝撃を受けるパンドラ
「と…と、と…友達ですってェ〜〜!!?ウソつけーーーーーーー!!!」
叫びながらフライパンでライエルを殴り飛ばす
「なにが友達じゃーー!うちのよーなバケモノの子に人間の友達ができるわけないでしょーが!!」
鬼のような形相でライエルの首を絞める
「このクズがあーーーーー!ひやかしだったらいらないんだよ帰れ帰れ!何が友達だムナくそ悪い!!」
ライエルを家から追い出し、涙を浮かべながらハーメルに語るパンドラだった
「でもハーメル、人を恨んじゃダメよ…人を信じてあげてねハーメル…」
「母さん矛盾してるよ…」
800 :
2/2:2006/10/17(火) 23:00:12 ID:???
「パンドラ母さんはボクの口から言うのもなんだけど、かなりボケナスなお母さんだよ」
ライエルの話す衝撃的な母親像に悶絶するサイザー
(イ…イメージが…私の…母のイメージがあ〜〜!私の母のイメージはもっと清楚で優しく…)
「さっきはごめんなさい…この子がいじめられてるのを助けてくれたなんて…知らなくて…」
先ほどの暴挙を詫びながら、ライエルに食事を振舞うパンドラ
「いつもいじめられて帰ってくるハーメルに…人間の友達ができるなんて…信じられなくて…」
悲しそうに話すパンドラの言葉を、オーボウが補足する
パンドラはこれまで息子のハーメルのことで、行く先々で迫害されてきたのだと
悪魔を産んだ魔女、と罵られ続けてきたのだと
「ありがとうライエルくん…あなたはハーメルの初めての友達よ!仲良くしてあげてね!」
「はい!」
パンドラの言葉に、笑顔で答えるライエル
「ウソ…ウソよぉーーーー!そんなこと言っても最後にはやっぱり絶対裏切るのよ〜〜!!」
またもや発作を起こすパンドラ
「母さんしっかり!!」「パンドラ様!」
再び涙を浮かべながら、ハーメルに優しく語るパンドラ
「でもね…人を恨んだらダメよ…ハーメル…信じてあげて…」
「か…母さん…」
そのとき、突如泡を吐きながら倒れるライエル
パンドラがシチューに混ぜた猛毒が効き始めたのだ
「解毒剤ならここにあるわ!欲しかったらこの『友達の血判状』にサインをしなさい!!」
コルネットもびっくりの邪悪さで高笑いするパンドラ母さんだった
なんだかんだあったがやっと落ち着きを取り戻し、息子とその友達にバイオリンを弾いて聞かすパンドラ
美しい音色に聞きほれる二人を優しく見つめながら、様々な困難に直面するだろうハーメルの未来を憂う
(魔族の子…いえ、魔王の子だから…でも…それを分かったうえで…この子を…信じてくれる子がいるだろうか…)
舞台は再び現代、ハーメルを探して必死に走りまわるフルートがいた
(信じて…あげるって、言ったのに…言ったのに!)
信じてあげられなかった事を悔やみながら走り続けるフルート
町の片隅では、ボロボロになったハーメルが一人倒れていた
パンドラwww
言葉にできないぐらい笑い転げたwww
えええ!?
パンドラまで変人だったのかよこの漫画は
ああ、理想の母親……から程遠すぎるなw
イ…イメージが…俺の…パンドラさんのイメージがあ〜〜!
俺のパンドラさんのイメージはもっと清楚で優しく…
ハーメルが鬼畜なのはケストラーの影響だと思ってたけど、パンドラのせいだったのねw
さすがハーメルの母
この母に育てられたハーメルは
たとえフルートに信じてもらえたとしても
「ウソつけェェー!」と殴りかかってしまうんだろうな
まぁこの漫画にまともな人はいないと思ってたけど
ここまでぶっ壊れた母ちゃんとは…
それにしてもハーメルとフルートの方は切なっ…
まさかパンドラまでぶっ壊すとはw
並の作家には踏み切れない芸当だな
パンドラwwwwww
いつか登場したらギャグかますだろうとは思ってたけど
ホルン様みたく天然系ぼけかと思ってたのに!!!
なんだあれwwwwww
もうビョーキだwwwwwww
パンドラキター!・・・ってええええ・・・
岡田あーみんが代筆してんのかと思ったぜ
ギャグのテンポ良すぎだぜ
パンドラは心優しき聖女。
そう思ってました時期が俺にもありました・・・
お前は一生ー友達だあー!
笑い転げたwwwこんな邪悪な友達宣言初めて見たwwwwww
もう、大魔王がどんなギャグキャラでも驚かない。
てか、パンドラ母さんは崩しちゃならんとこじゃなかったのか…。
ハーメルが普通に可愛くて困る。
サイザーには同情するwwwww
こうくるとは思わなかったー!
パンドラスゲエエェェエエ!!
さすが渡辺、やることが違うぜ!
〉この子を…信じてくれる子がいるだろうか…
ライエルを殺しかけた直後とは思えない聖女発言ww
サイザーがいたたまれなさすぎwww
しかし、最後街走ってるフルート髪おろしててかわいいな。
もしや、これからの展開で場面が盛り上がる度に
ヴィジュアル的な問題から結んでた紐?がとれたりするんだろうか・・・
なんかものすごい欝展開のはずなのにパンドラ母さんが全てを台無しにw
まぁ、パンドラ母さんがあんな人だったということ自体がある意味欝展開の一部なのかもしれんが。
あぁ、もうこの作者ホント信用できんwww
パンドラ母さんのぶっ飛んだ性格はしっかりとハーメルに継承されてますね!
それにしても随分暗い話なのに、ギャグも大量に入ってるから後味がマイルドだなw
いいのか? パンドラこんなんで本当にいいのか?
主人公の母として箱を開けた罪深き聖女として儚く美しくあるはずのパンドラが
よりによってこんな基地外だなんて……
渡辺 (*^ー゚)b グッジョブ!!!!
魔女として迫害を受けた
そしてひねくれた
ここまでは良い
しかしあのひねくれかたも描写変えたら相当えぐくなりそうなもんなのに
ギャグでやってしまう渡辺は凄すぎる。
お麻衣ら少しは私刑されてるハーメルの心配もしてやれ。
ぶっちゃけそれどころじゃねえw
再開した時が見ものだ
パンドラといいホルン様といい俺を人妻萌えにしたがってるとしか思えない
お母ちゃんズ最強
まだ幼かったから良かったけど
パンドラと初対面したのが今のライエルだったら
美人人妻のエプロン姿で鼻血の海だったな
俺の友人に今回の話だけ見せたら
「魔女の子供だから頭に角生えてるのか?」って言われた・・・orz.
ハーメルンがギャグ漫画なのかストーリー漫画なのか分からなくなってきたよママン
大魔王とパンドラが再会したら大魔王はパンドラのあまりの変貌振りに
ショックを受けそうだ。
>830
魔族の好みなんてよくわからんし、ひょっとしてああいうエキセントリックさに惚れたのかも知れん
ふと思ったんだが
象も五分で殺せる即効性の猛毒を
象の何十分の1程度の体重の子供に盛ってる時点で
殺す気だったんじゃ………
13歳の女の子が5000億℃の炎に耐える世界だぞ
あの世界はみんな体が強いんだ
>>830 むしろあの性格を見抜いて嫁にしたのかもよ。
ケストラー「どんな善人であろうと誰一人信用しないその心、
まさに大魔王の妻となるに相応しい。」
ハーメルを虐げる住民たち
ライエルを虐げるパンドラ
人間の心の醜さを思い知らされたなあ今回…
いろんな意味で
待て これはオル・ゴールの罠だ
つまり今居るライエルはオルゴールが化けたものなのか
むしろぼろぼろになったハーメルこそがオルゴール。
本物のハーメルはあの老人
ライエル、ハーメルを殺す理由はパンドラ復活を回避するためだったりして。
兄やら親友やらがひどい目に遭ってるのに、街の喧騒を尻目に
「フン…どうせたいした事じゃないだろう」はないだろう…
気付いてやれよライエル達
パンドラ様の人間不振っプリはハーメルン屈指のギャグキャラに変えてしまっているな
連載初期のシリアスな顔はもう遠い昔だ
ああもうパンドラのキャラ強すぎw
苦悩するサイザーは気の毒だけどワロタよ。
ハーメルとフルートは切ないね
>>842 シリアスな顔って、一巻冒頭で物凄いホラーな形相で
トロ箱を開けてたあれか…ありゃ怖かった
今は別の意味で怖いが
逆にハーメルは一巻の頃が嘘のようなシリアスぶりだがなw
しかしこれ、本当ならかなりの鬱展開だね
この展開でパンドラ母さんだした渡辺は凄すぎる
過去の話と現在の話のギャップに悶えてしまう。
847 :
1/2:2006/10/20(金) 01:26:19 ID:???
第53楽章「火刑台上のジャンヌ=ダルク その2」
帽子を抱きながら、ハーメルを探し駆け回るフルート
あの雪の日の、ハーメルの気持ちが分かったと言った自分を否定する
(全然分かってなかった…ハーメルの気持ち…勝手に分かってると…思ってただけ…)
合流したオーボウに事情を説明し、泣き出してしまう
そんな状況に、オル・ゴールの影を感じるオーボウだった
ボロボロの体を引きずりながら下水道を逃げるハーメル
「どこへ行きやがったあの魔物の男!」「見つけ次第処刑してやる!」「バケモノめが!」
上の方から聞こえる町人の言葉に、幼い頃見た光景を思い出す
頭にツノの生えたハーメルを気味悪がり、処分しろとパンドラに暴力を振るう村人たちの姿を
(にっ…人間め…!!)
「そう…いつもそうやって…迫害を受けてた…」
パンドラとハーメルの過去をサイザーに話し続けるライエル
「そういった光景を街角で見かけては…よく止めに入ってたよ…」
舞台は、再び過去
領主の息子であるライエルに止められ、渋々引き返す村人たち
ライエルに助けられヨロヨロと起き上がるパンドラ
無言で近くの家に石油を撒き火をつけようとする
「ちきしょうこんな町燃やしてやるーーー!馬鹿にしやがって!馬鹿にしやがって!」
必死に静止するハーメルと、泣きながら消火するライエルだった
「でもねハーメル、人を恨んじゃダメよ…信じてあげて…」
「母さん説得力ないよ…」
町を出て東北の日本海側に引っ越そうとするパンドラを止めるハーメル
「この町だって捨てたモノじゃないよー!さっきだって友達のライエルくんが助けてくれたんだよー!」
ライエルに助けられたことを知り、感涙しながらその肩を抱くパンドラ
848 :
2/2:2006/10/20(金) 01:26:50 ID:???
「ウソよね?その優しさはやっぱ偽りなのねーー!!夢見させるだけ見させといて汚い男ねあんたってー!!」
またよく分からない被害妄想で身悶える
「フフフ…いーのよその優しさが偽りであってもねェ〜…あなたはすでに罠にはまってるんだからねェ〜」
そう言って前回の血判状を取り出すパンドラ
「わはははははは!この血判状は実は悪魔の血判状だったのさ!
もし約束を破ったら炎の魔人イーフリートが出てきてお前を地獄の業火で焼き尽くすんだーー!」
魔人を背景に泣きながらそう叫ぶ姿は、まさしく魔女そのものだった
「ボクが思うにハーちゃんのあのいーかげんな性格は…遺伝だと思うよ」
(うう…私の中にもその血が…その血がぁ…)
もう泣くしかないサイザーだった
パンドラのような慈愛の心を持つ女性として、フルートには期待しているんだと言うライエル
その言葉に、小さな懸念を抱くサイザー
(確かにフルートは気丈だ…ただ…あれはまだ…かよわい小さな少女だろう…)
そんな二人の前に、いつしか降り始めた雨に打たれたまま泣くフルートが現れる
「ハ…ハーメルが…ハーメルが…私の…私のせいで…」
広場では、あの老人の先導によりハーメルの公開処刑が始まっていた
虚ろな瞳で吊るされるハーメルを罵倒する老人と町人たち
そんな中、広場に現れるオーボウとフルート
「お前らしい嫌な匂いがプンプンしてるぞ…なあ…冥界の者よ…オル・ゴール!!」
オーボウがそう叫ぶと同時に、水の精霊が老人に襲い掛かる
解放されたハーメルを抱きとめるライエル
精霊の攻撃をかわし屋根に飛んだ老人が正体を現す
「ヒヒヒ…私こそ冥法軍副官…別名…死のオル・ゴール…ヨロシク…」
舌を出しながら笑うオル・ゴール
「他愛もない道化芝居ですが…本当なんですよ。ボクの言ったハーメルさんの過去はネ…」
そう言いながらハーメルたち一行を馬鹿にするオル・ゴールに、背後から斬りかかるサイザー
ギリギリでかわしたオル・ゴールを睨みつける
「フン!あいかわらず酷い奴だ。貴様はこの私が斬る!!」
「それは面白い、大好きですよそういうの。いい場面になりますヨ。この仮面の下に懸けてもネ…」
そう言って道化の仮面を外しながら、楽しそうに舌を出すオル・ゴールだった
パンドラ母さん・・・ホント濃いキャラだなww
東北の日本海wwwwww
オルゴール出てきたね
悪役としては間違いなくいいキャラだ
何でこんな回りくどい事したのか謎だけど
作者はキャラ立て上手いな
それと、パンドラ母さん突き抜けすぎwwwwww
悪魔の血判状ってwww
そんなんで縛った関係って本当の友情じゃないよ母さんwww
仮面キャラは中身が美形の法則
しかし仮面の意味が無いほどあっさりと(というかたしか登場時に)素顔見せるんだな
仮面の下の顔にかけて=素顔を見せたら必ず殺す
って事なんじゃないのか?
仮面のままだと表情が描けないという作者の事情もあるのかもしれん
実は仮面を外しながら微笑むかっこいい描写が早くやりたかっただけ
老人=オルに全く気付いてなかった俺がいる
今思えばバレバレだったのに
>「ちきしょうこんな町燃やしてやるーーー!馬鹿にしやがって!馬鹿にしやがって!」
こんな聖女初めて見たw
ハーメルはいろんな意味で苦労人だな
なにげにサイザーの背後からの攻撃をかわしてるぞオルゴール。
単純な戦闘力でもドラムさまより上っぽいな
少年漫画王道の前シリーズのボスキャラが仲間になると、
次シリーズのボスキャラのかませになる法則が発動するとサイザーが危ない。
レスが1つ漫画とは思えないほどカオスしてるw
弱々しいフルートがカワイイ。
「まかせておけ」のサイザーさんカッコイイ。
パンドラさんの本当の姿を知ってガックリきてるサイザーを全く気にかけず
淡々とパンドラ被害を語るライエル
実はライエルはドSなんじゃ…
展開はここでオルゴールをボコって終わりかな
オルゴールの性格の悪さにはムカムカしたから良かった
早くハーメルとフルートには仲直りしてもらいたい
いやしかしハーメルの「人間め」はヤバい
完全に自分と区別した上で憎んでるからな
フルートが頑張らないと
・・・オカリナが出て行ってから一日も経っていないのだが。
情報収集間に合うのか?
>毎日町先にダンプつっ込ましてやるぅ〜
ハーメルも過去に同じようなことを言っていたが、
パンドラ母さん仕込みだったのかw
あれ?ライエルが「この男を殺しておくれええええええ!!」とかやってたときに
イーフリートさん何やってたの?
ハーメルを殺そうと誓った日
イーフリートとの激闘の末に絆が芽生え、精霊として使役できるようになった
それが今の火の鳥くんである
イーフリートだの火の鳥だのと聞くとロマサガを思い出すねぇ
あれの殺る気はひどかった
>>869 1.地獄の業火に耐え切っていまに至る
2.「友達として」罪を犯す前に殺してあげようとした
3.ライエルのいじめられっぷりに同情し、多少の事は目をつぶってくれる
うん、こりゃ3だな。
多少のことか!?
まあイーフリートはパンドラ母さんを見てきてるわけだからな
「殺しておくれー!」程度は多少の事だと思うさ
>>871 アイツとフルフルとダークウェブの奴には何度泣かされたことか。
それにしても自分のしでかしたことに気付いて
仏像を彫ったりするあたりライエルとハーメルはやはりアレな関係っぽい感じが…
アレだイーフリートが萌え残った後の灰から火の鳥君が生まれたんだよ
萌え灰から火の鳥君・・・ライエルにぴったりだな
イーフリートは何に萌えたんだろう
>パンドラのような慈愛の心を持つ女性として、フルートには期待しているんだと言うライエル
>その言葉に、小さな懸念を抱くサイザー
パンドラに慈愛の心あったの!?ていう懸念かとオモタ。
ライエル実はサイザーと二人っきりなのにまるで気づいてないな
そのうえ好きな女にホモ呼ばわり…もうダメだな
いや前回気付いて失敗してそのまま続いてるから
ハーメルかなりやばい状況だよね?
このまま主人公からラスボスに格上げとかあるんだろうかwktk
ハーメルは殴られてるだけで反撃してないし大丈夫じゃないか?
かなり心が荒んだとは思うけど。
自分がどんなに殴られても手はあげないかもしれないが、仲間に石を投げられたら臨界突破しそうだよな。
……そ、そんな少年漫画の主人公みたいなハーメルはいやだ!
石投げそうな仲間?
ワルキューレか。
>>887は
フルート達が石を投げられて傷つくと言いたかったんだと思いたいが
>>888の展開をギャグでやってほしい自分は渡辺色に染まってしまったのでしょう…
日本神話もキリストも仏像もあれば日本海もある世界。カオスだ。
それにしてもパンドラの怖いもののなさは凄い。
実はパンドラ=ケストラーの別人格で雌雄同体なんじゃ。
>>882 それもそうだがパンドラを美化しすぎなライエルの方も気になる
他にも弱み握られてんのか?(;ω;)
つまりピッコロさんの如く、
ハーメルとサイザーが融合すると完全体になるわけだなッ!?
何、ハーメルとサイザーが合体してふたなり化とな!?
そうなるとフルートかライエルのどちらかが余ってしまうぞ
いや、ライエルはもとから脈なしか
>>892 暴走ボケも、天然ツッコミも完璧にこなすパーフェクトなキャラだな。
石はともかくピアノや丸太やらは投げられたな
ライエルには俺がいる
アッー!
>>894 マリオとルイージは2人プレイだったけど、
サイザーメルだったら3人プレうわなにをする
でもトロンが再加入したら
ハーメルとサイザーどうすんだろうな。
ハーメルもケストラーの息子ってこと隠せないだろうし・・・、
サイザーはDS滅ぼしてるし
こりゃトロンが敵になりそうだな
902 :
1/2:2006/10/21(土) 23:00:14 ID:???
第54楽章「火刑台上のジャンヌ=ダルク その3」
オル・ゴールと向き合いつつ、フルートの方を見るサイザー
震えるフルートの姿には、かつての元気で明るい面影はなかった
本当は、無理に明るく振舞っていたのだろう
泣きたいことや辛いこともあったのだろう…でも、他のみんなの為に…
(私は戦いでしか借りを返せない女だ!!)
仲間のため、フルートの為に鎌を振るうサイザーに、オルゴールが言う
「あなたは…『裏切り』の達人ですからネェ…」
サイザーの攻撃をことごとく避けながら、愉快そうに罵倒する
魔族を裏切り、部下を封印し、人間に寝返った『裏切り』の達人だと
そんな冷酷さ、残虐さ、非情さ、全てが好きだったと、からかうように言う
動揺するサイザーの鎌をかわし、フルートの背後にまわる
「仕方なかったんですヨネ。ハーメルさんを救ってやれなかったのはネ。何せ彼は…魔族…ですからネ…」
信じるのが怖かったんだと、自分がかわいかったんだと、オル・ゴールの一言一言がフルートの心をえぐる
楽しそうに笑いながら屋根の上に戻り、ハーメルたち親子をも罵倒する
「しかしよく似てますね…3人とも…」
絞首台に上がるハーメル、十字架に磔となるサイザー、水晶漬けにされたパンドラ
「まったくこの運命の親子は…一体どこまで苦しむのでしょうネ…ヒヒヒ」
次の瞬間、ワルキューレたちに串刺しにされるオル・ゴール
「ヒヒヒ…あー…楽しー!」
血を吐きよろめき、それでも笑いながら、槍で磔にされ息絶えるオル・ゴールだった
何が起こったのかと動揺する町人たちに、みんなオル・ゴールに操られていたのだと説明するオーボウ
「人は魔族に苦しめられ…恨み…敵対心が強い。そこに付け入られてしまったのじゃ」
ハーメルの命の無事を確認し、胸をなでおろすライエル
「よかった…かなり傷だらけだけど…ハーちゃんが…ハーちゃんのままで…」
そう言ってハーメルを抱きしめるライエルの姿に、少年時代の二人を見て胸を痛めるオーボウだった
(それにしてもオル・ゴール…やけにあっさり…)
903 :
2/2:2006/10/21(土) 23:00:55 ID:???
屋根から降りてきて無事を確かめるサイザー
「お前ら仲いいな。さすがキスする仲だな」
ハーメルを抱きかかえるライエルを見て、とんでもない事を言い出す
「寄り添うようにして何度も何度も濃厚に唇を重ねただけあるな」
まだいたワルキューレたちが興奮しだし、ヘルムウィーゲが町の壁に裸で抱き合う二人の絵を描きだす
「きっとこんなことやってたのよ!」「きっとそーね!」「ホ○よ!○モ!」「ヘルヘルうまいー!」
「凄いライエルくん両刀使い!」「さすが同姓愛の勇者!」
ワルキューレの書いた絵の前で記念撮影まで始める町人たち
その盛況っぷりに目をつけ、町の名物にしたてる商魂逞しい町の商人
ライエルホモまんじゅうやライエルホモアイスの屋台に囲まれ、泣くしかないライエルとハーメルだった
「ハハハ…オル・ゴールの術が解けたとたん平和な町に戻ったわい…」
魔族じゃなくてホモだった事が分かり、誤解も解け笑いながら退散していく町人たちだった
「いっそ魔族と思われてたほうがよかったかも知れんのう…」
未だやまない雨に打たれながら、精気の抜けた目でハーメルに向き合うフルート
(何か言わなきゃ…ハーメルに謝らなきゃ…私のせいで…私のせいで…)
回復しようと近づくフルートの手から帽子を取り、ハーメルが言う
「スフォルツェンドへ…帰れ…」
水晶から一部始終を見ていたホルンが、そばで押し黙るクラーリィに語る
「フルートは間違っています…」
人を信じると言うのは、過去や周りの評価ではなく『今』を信じること
「今まで一緒に旅をしてきて喜びも悲しみも共に分かち合ってきたこと。それを信じてあげなくては…」
おろおろと、それをフルートに教えなくてはと言うクラーリィを静止するホルン
いま最大の試練にあっているフルートが、自分で気付くのを待つのが母の務めだと言う
(ホルン様…本当なら駆け寄って行って…手を差し伸べたいはずなのに…)
心中を察し心配するクラーリィを尻目に、突如吐血するホルン
(フルート…頑張って…)
雨に打たれるままのフルートに、心配そうに声をかけるサイザー
力なく答えるフルート
「サイザー…私…もう…ダメかも知れない…」
冥法軍副官が串刺しで死ぬのか?
軍王は生首でも生きているっていうのに。
ハーメルが「帰れ」っていう意図がよく分からん。
あ、あれ、オル・ゴール死亡?
>(それにしてもオル・ゴール…やけにあっさり…)
生きているに決まっている。名前からしてダイの死神と同じ「実は本体は」というキャラでは?
フルートおおぉぉ!!
ホルン様あぁぁ!!
スフォルツェンド母子があぁ〜!
…どうなっちゃうね!?
>>906 なんで名前からして?
本体は頭の長いやつでした?
サイザーがやられなくてよかった・・・
ホルン様こそ大丈夫なのかー!!
しかし、ハーメル達すれ違うなぁ…ラブラブにもなれてないのに…
このままサイザー×フルートの百合展開になったらオルゴールに感謝する。
あのタイミングで「スフォルツェンドへ帰れ」ってどういうことだ?
オル・ゴール
キル・バーン
似てるっちゃ似てるが苦しい
>912
フルートのことが大切だからじゃないか
ハーメルなりに…
前にも一度フルートを置いてこうとしてたし
何か都合の悪いことでもあるのかもしれない
フルートがいたら「やっぱりホモじゃなくて魔族か?」とまた疑われるから…
ライエルホモまんじゅうワロス
オカリナがまだ帰ってきてないのにオルゴール死亡?
普通にオーボウの(やけにあっさり)で生存確定だろ。
ベースは首だけで生きてることだし、きっと頭部を潰されなければ死なないんだよ。
もしくは偽者
言葉責めすればいいんだからオル本人がいく必要はない
体に穴開いたけどいいのだろうか。
死んでないなら串刺し状態でみんなが去るのを待つしかないな。
>>912 当たり前だろ
これ以上一緒にいたら、パンドラ母さんがイタい人だったと
フルートに知られちゃうじゃないか
ただでさえホモなのにドン引きされたら大変じゃないか
そういえば何でいつもパーカスじゃなくてクラーリィがホルン様のそばにいるんだろう
侍従は執事がやるべきじゃない?
魔法兵団ほっぽっといて平気なんだろうか
しかしワルキューレの描く絵はでかい
オル・ゴールが他の軍王より勝っていた部分・・・。
瞬間移動だけじゃないか?
一回も攻撃してこなかったから破壊力が分からん。
愛人ですから
オル・ゴールいいな
こういう精神攻撃系の敵キャラ好きだわ
オルゴールが謎の復活をしてピンチ
↓
舞台は変わり、その頃オカリナは・・・「まさかオルゴールにあんな秘密があったなんて!」
↓
秘密を知ったオカリナは冥法軍の追撃を受けて負傷しつつも、パーティに合流
↓
オルゴールの秘密をサイザーに告げ、意識を失う
↓
秘密を知ったパーティは無事にオルゴールを倒せそうなとこまでいく
↓
ギータがかばう「これで貸し借り無しです・・・よ・・・・ぐふっ」
↓
命からがら北の都に帰ったオルゴールはベース様のおしおき
↓
新キャラが助けに入る
↓
以下、誰かがやられるたびにベース様のお仕置き&助けに入るコンボ
という流れで、魔界軍は次々と新キャラを投入してくると予想
もおおお!
早く仲直りしろよおお!
辛くて悲しくて見てらんねーヨ!
実はオル・ゴールって、精神攻撃とかで人間に対しては強いってことで、殴り合いだと大したことないのかもしれないな。
まあ、あと一つくらいは能力ありそうだけど。自分の作曲した子守唄が実は魔曲で聞くと死にたくなるとか。
>>913 いや、わざわざ『仮面の下』と名乗ってたんで・・・。
心臓は宇宙にあって銀の矢を打ち込まないと倒せないとか。
それにしてもこの二人はすれ違うばかりだな・・・。
オル・ゴールなんていう大物が直接ハーメル達を倒すために送り込まれた今の状況で
これ以上フルートを連れて行くのは危険だと判断したんだろうけど
フルートが落ち込んでる時にこんな事言うなんて・・・
オルゴールの正体は・・・・・・
コルネット
オルゴールの正体は初登場時に出てきたオルゴール
ハーメルとフルートが切ない…
いつも前向きだったフルートが「駄目かもしれない」ってとうとう屈してしまった。
そりゃぁ好きな人に帰れって言われたらなぁ…
なんかハーメルには考えがあるんだろうけど悲しいよ〜
937 :
小学5年生:2006/10/22(日) 09:30:26 ID:???
あのー、やおいってなんでしょう?
親に聞いてみたら
「野菜が若いって事じゃない?」
っていわれたけど絶対違うと思うんです
やめて
おしりが
いたいから
やまなし
おちなし
いみなし
ハーメルとフルートがめっちゃ切ないのに…
この町での騒動を「魔族じゃなくてホモで良かった」で収めてしまう
この作者のセンスにはホント脱帽だ
>>940 魔族のホモキャラなんて出てきたらどうすんだ
でもこの漫画ホモ疑惑があるのは結構いるけどガチホモはでてないんだな
オリンはバイ
オカリナはレズ
ギータはふたなり
>>946 おつー。
あぁ・・・次くらいに鬼門のヴォーカルが出てくるな・・・('A`)
キャラは良いんだ・・・あの圧倒的な強さは良いんだが、いかんせん話が長すぎたな・・・。
さてヴォーカル編だけでスレ何個使うかな。
あの強さもどうかと思う。
ヴォーカルのおかげで全体的なパワーバランスがおかしくなった。
さらに桃缶やコルがすべったのが痛い
コルの魔族化とか面白いし、シリアスをギャグでひっくり返す渡辺先生のやり方は大好きなんだけど
何か…バランスがな…シリアスが長いのかな
コルは平気だったけど
バイオリンジェットだけはいただけなかった
ジェットもコルラスボスもタケノッコーンもアリだろう
そんな不条理で荒削りなところも含めてのハーメルンだと思う
まあ人によってボーダーラインは様々だ
俺はコルとか全然問題なかった
てかヴォーカル編て17巻から何巻あたりまでを言うんだ?
ハーメルとの戦いで魔力尽きるまで?
子供の姿で死ぬまで?
まぁ、なんだかんだ言って看板だったし
当時は実際あれ?、と思うこともあったが
今考えてみればああなるのも致し方なしと思うので
当時の自分(批判派)と今の自分(擁護派)で自作自演でもするかな……
今読んでみたら意外と面白かった
って展開もありうるぞ
ゆっくりゆっくり展開追ってた当時と違って今は二、三日に一話話が進むからな
そんなにダラダラ感じないかも
コミックスで読んでも駄目だった自分みたいな人はどうやっても駄目だろうけど
コルネットvsクラーリィが密かに楽しみな自分
何か…ドラム様を彷彿とさせてくれるよね…
普通にドラム様をインスパイヤしてたやんw>コル
しっかし、変なタイミングでコルネットの話入れるから、シリアスにもなりきれないし、ギャグは浮いてるしで
当時はホント読むのをやめようかと思ってた。
作者本人も相当テンパってただろうから同情の余地ありだけどな
コルネットの話は普段漫画で笑わない友人を吹き出させた思い出があるから感慨深い
そういえばいつの間にか映画終わってたな
アニメもオルゴールあたりからやってるんだっけ…
>>958 ということは、とっくにドラマCDもゲームも発売されているというわけか。
ヒロイン虐待ゲームというのでほんの少し話題になったっけ
あーなんか覚えてる電スーかなんかの記事。
フルートがミサイルとか踏み台になってたりとかしてた。
>>960 自分はその記事がきっかけで、ハーメルン知ったよ。
といっても記憶の隅のとどめてた程度だったけども・・・
んでちょっと前に楽屋裏でヒロイン虐待っぷりが話題になって
「あ、あの時のアレか!んじゃあらすじ読んでみっかー」って思い出して
気付いたら単行本26巻まで揃えちまった。
連載中スレがなかったら読む機会なかった作品だし、感謝してるよ。
とりあえずギータさまの下半身祭りに参加できて超楽しかった。
次はオカリナおっぱい祭りを心から楽しみにしている。
この頃はロト紋もクライマックスを迎えはじめていたなぁ
あっちはこれ以上ないという綺麗な終わり方だったのに
こっちは終わり方はともかく中だるみがなぁ………
ゲームはたしか1万くらいしたな
中古で買ったけど
昔はゲーム高かったよなぁ……。
信長の野望とか信長の野望とか
うん、ヴォーカルはキャラとしちゃ最高なのにね。
ベジータのポジションの癖にブゥの強さだからなー
攻略サイトもないほどの虐待っぷりのゲーム版ハーメル
セーブないのとフィーネまでしかないの除けばなかなか良作だったと思うぞ
セーブないって…主人公に匹敵する鬼畜っぷりだな
しかもフルート投げたら金落とすんだよな?
昔はセーブないゲームは多かったよ
アクションは特に
まあハーメルンのゲーム出た頃は既に少し珍しかったけど
今の感覚で思うほど酷い話ではない
>>962 遅レスだがあんたのお陰でオカリナおっぱい祭りが楽しみになってきた
冗長なヴォーカル編にも期待の光が…!
コミックで読むと本誌よりスラリといけたからヴォーカル編は別に心配ないな
おっぱい祭りの前にクリスチーヌサイザー+トロンの新しい目覚めの方が楽しみ
>>970 フルートの体力がなくなった状態で投げるとお金を落とす。
フルートをタコとかダチョウに着替えさせるのが楽しかった。
いよいよオル編クライマックスで鬱全開になるな
今思えばサイザー&ワルキューレの集団ボンテージは
ツラいエピソードを乗り越えたハーメルへの作者のご褒美だったんだよ
スコアはいい国だったなぁ・・・
ほんとに
「そのお花きれいだね。僕にもくれない?」のシーンは震えたな。
新展開にワクテカしたもんだ
みっちーはいい人描かす上手いから
そういう人が悲惨な目にあうのは結構堪えるよね
パンドラとかな…
優しい笑顔で魔女生活だもんな
そのギャップがたまらんが
>>977 ていうか僕とか言ってるヴォーカルが印象的だった