【虐待】ネギまいじめスレその2【暴行】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1マロン名無しさん
――行き過ぎた愛は
    やがて歪んだ支配欲となる――

復活のネギまキャラいじめスレその2。

過去ログ倉庫(おもにvip)
ttp://www.geocities.jp/negiijime/index.html

↑のwiki
ttp://www.wikihouse.com/negimaizime/

ここのwiki
ttp://www13.atwiki.jp/negiijime2/


2マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:23:19 ID:???
2GET
3マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:29:02 ID:???
くーふぇ…また死ぬのか…
4 ◆lHX0woHpcE :2006/05/08(月) 23:29:20 ID:???
まとめに自分の作品が無い……orz
5マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:32:23 ID:???
前スレ
【再び】ネギま!いじめスレその1【吹雪の谷】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1144946475/l50
6マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:37:00 ID:???
>>4
よし俺が作ろう
7Y:2006/05/08(月) 23:46:31 ID:???
あ、つくっちゃいました、つづきおねがいしまっする
8マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:51:05 ID:???
Yが着実にうざくなってきている件
9マロン名無しさん:2006/05/08(月) 23:58:49 ID:???
>>8
ん?まだ黄金房がいるのか?
106:2006/05/09(火) 00:04:55 ID:???
>>9
残党だろ放っとこうぜ

>>7
サンクス。何から何までありがとう。あんま無理しないように
11マロン名無しさん:2006/05/09(火) 00:30:56 ID:???
桜子が悪者にされてくのは仕様ですか?釘男は地味なのに・・・orzとりあえず誰かゲト
12前スレ986:2006/05/09(火) 01:08:00 ID:???
ちゃおいじめを試験的に投下します。
正直しょぼいかもしれないので嫌だと思ったらすぐやめます。



キーンコーンカーンコーン

ネギ「それでは次は体育の授業です」
超「ふぃ〜、着替えネ」
柿崎「…」

ガタン

超「きゃっ!」
柿崎「あっ、ごめんね〜。ちょっと足が出ちゃってた」
超「気をつけるヨ」
柿崎「何もそこまで謙遜しないでよ、別に“何も”しないから」
超「もう」

柿崎「…やっぱ鼻につくわね。あのエセチャイナ」
クギミー「そうよね。いっつも学園の成績は一番だし」
ゆーな「思い切ってやっちゃう?」
釘宮「でも超って強いよ、正面からじゃどうやっても勝てないよ」
柿崎「だったら横や後ろから攻撃していくってことね」
アキラ&クー「……」
楓「アキラ殿、古。そんなに怯えなくても相手はこちらを見てないでござるから安心するでござる」
アキラ「…」
柿崎「可哀想にねー、アキラ右目が失明しちゃって」
ゆーな「寡黙だったのが余計に寡黙になっちゃって。あれ以来ちっとも喋らなくなっちゃって」
柿崎「二人仲良く端っこで震えてなさい」
13前スレ986:2006/05/09(火) 01:09:19 ID:???
その日はソフトボールだった。
一塁ランナーゆーな。相手チームのショートに超、セカンド楓。クーとアキラは離れた場所で見学。
柿崎「やっぱり二人とも運動神経いいから内野手やらされるわね」
クギミー「どうするの?投手だったら手が滑ったふりをしてバットを投げられるけど…」
柿崎「まぁ見てなさいって、ねー桜子」
桜子「何?」
柿崎「次の打席でセカンドかファーストにゴロを打ちなさい」
桜子「えー何で!」
柿崎「いいからやるの!」
桜子「ひっ。は、はい」

楓「(ゆーな殿は走る気満々でござるな…)」
超「ここは警戒しとくネ」
ネギ「あっ、裕奈さんが走った!」
カン
クー「ヒットエンドランアル!でも球はセカンドアル」
楓「余裕のダブルプレーでござるな、超殿!」
球が超に飛びセカンドのベースカバーに入る。
柿崎「今よ!」
アキラ&クー「!!」

ファーストに投げようと前に向かっていた超の膝目掛けて、ゆーなは殺人スライディングをお見舞いした。
投球体勢に入る途中だったために超は避けることが出来なかった。
14前スレ986:2006/05/09(火) 01:09:59 ID:???
ごきり

超「うあああああああああああああぁ!!!!!」
ネギ「超さん!!」
一斉に集まるクラスメイト。
ゆーな「ごめんね。ゲッツー崩しは得意技なんで」
超「ぐぐぐぐ…痛い……痛いヨ…」
楓「そんなことを言ってる場合でござるか!超殿の足が…」
関節部分を垂直に蹴られた超の右膝は血で真っ赤に、そして皮膚は紫になっていた。
柿崎「はいはーい。超さんを保健室に運んで行きまーす」
クギミー「さっ、肩を貸してあげるから」
超「結構ヨ!さっきの…わざとだったネ…」
柿崎「知らないわよ。そんな足じゃ歩けないでしょ、遠慮しないでね」
超「いやヨ!離せぇぇ!!!!!」


つづく
15Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/09(火) 01:27:38 ID:???
アキラ編〜ファイナルステージ〜エピローグ6

あこ「…ちゃう!うちらは悪くない!うちらは悪くないッ!!」
くー「嘘つき…ほんとはみんな…気付いてた…」
一同「………」
くー「…私も…アキラも…皆のこと信じてた…いつか…ひっく
   でも…もう遅いアル…」
まき絵「…私…いじめなんて知らなかったもん!ねぇ!?アスナ!?」
アスナ「…くーふぇはいじめなんて一言も言ってないわよ」
まき絵「嫌…もう…アキラ…ひっぐ…ごめんなさい…!許してぇ!おn
くー「もう…取り返しのつかないことになってしまったアル…」
まき絵「そんな…アキラ…許してくれるかな…あは、あはははは…」
ざわざわ…

新田「柿崎、釘宮、椎名、明石……ちょっと話がある」
柿崎「……はい…」


今日はここまでです…
16マロン名無しさん:2006/05/09(火) 01:32:08 ID:???
前スレ986氏

GJです!超みたいなのが現実にいたら
いじめられないにしても避けられるのは必至ですね
17ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/09(火) 06:04:45 ID:???
あ、おれ駄目だ orz
18マロン名無しさん:2006/05/09(火) 08:18:54 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
19マロン名無しさん:2006/05/09(火) 13:08:22 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
20マロン名無しさん:2006/05/09(火) 15:28:53 ID:???
>>17
なにがダメなん
21マロン名無しさん:2006/05/09(火) 20:05:30 ID:???
多分模試のことだろうな
22マロン名無しさん:2006/05/09(火) 21:11:04 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
23Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/09(火) 21:33:07 ID:???
アキラ編〜ファイナルステージ〜エピローグ7

―…翌日、学園長がとりなしてくれたおかげで
 マスコミが取材にきたり…ということは無かった…が

―朝、3-A…

ガラッ…
タカミチ「…おはよう」
…しーん…
タカミチ「…ネギ君はちょっと色々とあって今日はこれません
     …ゴホンッ、皆さん知っての通りアキラ君の右目は完全に失明…
     治療は不可能…まぁ、方法が無いこととはないんですが…
     それよりもアキラ君が心に負った傷は医療でも…魔法でも
     どうしようもありません」
一同「………」
タカミチ「…柿崎、釘宮、椎名、明石の4人は6ヶ月間の停学処分。
     本当なら傷害罪で現行犯逮捕…だがアキラ君の希望でそれだけは
     やめてほしい…と」
くー「…アキラっ…」ぎゅっ…
タカミチ「ふぅーー………」
……
このか「先生…この…クラスはどうなってまうん…?」
タカミチ「……ネギ君は今月一杯で教職員を辞めます…というかクビだね
     今朝職員会議で決まりました
     次の担任は未定…おそらく僕がやることになるんだろうけど…
     前から話題になっていたんだけどね」
一同「…」
24Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/09(火) 21:44:35 ID:???
アキラ編〜ファイナルステージ〜エピローグ8

このか「……どういうことや…"前から"て…」
ネギ「……授業中は暴れる…特定の者への執拗ないじめ…
   そしてそれを知っていて皆、見てみぬふり…」
くー「……ぐすっ…」
タカミチ「職員会議で何回も話題に上っていたんだよ…なんなんだあのクラスは…って。
     新田先生も放っておくといつか取り返しのつかない事態がおこるぞーって
     何度も言っていたんだけど…ネギ君はその度こう言っていました。
     そんなことない、僕は生徒さん達を信じていますーっ…と」
まき絵「…ひっぐ…」
タカミチ「…どうして泣いているんだい?」
まき絵「だって…だってネギ君かわいそうだよー…」
タカミチ「…大丈夫だよ、彼は…ふふ…"天才"だからね…それに…
     いつもみたく見てみぬふりをしていればいいじゃないか」
くー「……」
まき絵「そ…そんな…こと…」
タカミチ「できるはずない?君たちはいつだってそうしてきたじゃないか」
アスナ「…違う!だって…止めたりしたら…アキラみたいに…」
タカミチ「…"アキラみたいに"ね…いじめられるのが怖い、と…
     では…もしかして皆がそう思っていて…皆が一緒に止めたらどうなってたかな」
アスナ「それは……」

つづく…
25マロン名無しさん:2006/05/09(火) 21:49:46 ID:???
GJ!!
この先のに暗い結末があると思うと……ハァハァ
26マロン名無しさん:2006/05/09(火) 21:57:51 ID:???
>>24
あれ?唐突にネギ現れたけど…
居たの?
27Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/09(火) 22:02:39 ID:???
.....ごめんなさい…タカミチです
28マロン名無しさん:2006/05/09(火) 22:43:07 ID:???
>>27
把握
ちょっと不自然だったから気になったんだ^^;;
29マロン名無しさん:2006/05/10(水) 00:04:49 ID:???
アキラ… すげぇよ
30973:2006/05/10(水) 18:37:41 ID:???
アキラ優しいなあ。

こっそり>>15の亜子を投下。
ttp://vista.x0.to/img/vi4725325393.jpg
31マロン名無しさん:2006/05/10(水) 21:07:41 ID:???
GJ!!

ところで人いる??
32マロン名無しさん:2006/05/10(水) 21:51:21 ID:???
急激に過疎ったな
33ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 21:54:21 ID:???
Y氏は学生だから色々と大変なんだろ
俺も受験生だし、勉強しないと…
34マロン名無しさん:2006/05/10(水) 22:03:27 ID:???
よーし、じゃあヒッキーの俺が書くかぁ
35Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/10(水) 22:54:12 ID:???
アキラ編〜ファイナルステージ〜エピローグ8

―その頃…病院
アキラ「…んっ……」
ネギ「アキラさん!おはようございますー…」
アキラ「ネギ…先生…?いたた…」
ネギ「あ、大丈夫ですか?」
アキラ「うん…、大丈夫です……」
ネギ「………そうですか…」
アキラ「…私…ずっと寝てた?」
ネギ「は、はいっ、それはもうぐっすりと」
アキラ「あはは…ねぼすけだね私…」
ぐっ…
ネギ「あ!まだ安静にしてなきゃだめですよー!」
アキラ「……学校行かなくちゃ…」すっ…
ネギ「…もう、いいんですよ…」
アキラ「……ひっぐ…行かなくちゃ…」
ネギ「………」
アキラ「うぅ!?痛い…!!痛い…」フラッ…
ネギ「危ない!」がしっ
アキラ「…はぁぁ…涙も…流せないなんて……」
ネギ「…アキラさん…ごめんなさい…僕の、せいです…ぐすっ…」
アキラ「ネギ先生…違うよ…そんなこと言わないで…」ぎゅっ…
ネギ「…今度ばかりは僕の責任です…」
36Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/10(水) 22:59:00 ID:???
>>30毎度GJです!なんか恐縮です。是非いじめ美術館にw

>>33今日は学校からバイト直行でちょと疲れたす…

スレが過疎ってるようなのでここらで前スレのまとめ
を…
37マロン名無しさん:2006/05/10(水) 23:00:34 ID:???
Y太毎度のことながら乙
38ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:06:51 ID:???
『えー、今日から新しい先生が赴任されます。皆さん、粗相のないように。』
『えーと…、私の名前は●●●●です。担当は音楽です。ここにくる前は欧州にいました。…よろしくお願いします。』
パチパチ
これが私と彼との出会いだった。彼は私に色々な面白い話を聞かせてくれた。
日本の事、外国の事。そして音楽の事。
私は彼が好きだった。
このまま現実から逃げ、彼のいろんな面白い話を聞いていたかった。
しかし彼は行ってしまった。自分の夢に向かって…
おそらく彼が帰ってくる時には、私はもう死んでいるだろう。

あぁ…、今日も彼が植えた向日葵が元気に咲いている。


え?
周りを見回すといつも見慣れた教室と生徒達。
時計はいつの間にか9:05を指していた。
私は寝てしまっていたようだ。
寝るなんて行為は何十年ぶりだろう。
そもそも幽霊が眠ることが出来るのだろうか。

夢の中で見たぼやけた男性。
あの人は誰だったのだろう。私はなぜあの人のことを覚えていないのだろう。

第三部「チアガールのアルペジオ」

キーンコーンカーンコーン
教室にチャイムが鳴り響く。
授業の始まりだ。
39ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:08:21 ID:???
一時間は理科。理科の担当は新人教師脳噛ネウロ。
ガラッ
ネウロが教室へ入っていく。
「起立…、令!」
生徒達が席に座るのを確認すると、ネウロは黒板に自分の名前を書き、軽い自己紹介を始めた。『謎』の事はなるべく避けて…。

「自己紹介は以上です。何か質問は?」
誰も手を上げない。
クラス全体の空気が悪いせいもあるだろうが、おそらく生徒達はネウロに強い拒絶を持っている。
金髪、マフラー、スーツ…。総てにおいて気味が悪いのだ。
まるで自分が人間ではありませんと言っているかのように…。

「それでは授業を始めます。教科書169ページ開いて。」
ネウロは教科書を開き、ニヤリと笑う。
「あの…、169ページは地学分野で私たちが今やっているのは化学
「では、1行目から雪広さん。読んでください。」
あやかの忠告を無視し、授業を進めるネウロ。あやかは不満そうな顔をしながらも、言われた通りに教科書を読んでいる。

「…質量が重要な要因になることがわかる。」
「ありがとうございます。座ってください。」
あやかが席に座るとネウロは早々と解説を始める。
数分のうちに黒板は文字で埋め尽され、生徒達もそれを写すのに必死になっている。
40ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:10:55 ID:???
「ときに超さん。太陽から地球の距離を1とすると、太陽から金星、または火星の距離は一体幾つになるでしょう。」
突然、ネウロは超に挑戦とも思える質問をしてきたのだ。
まあ、天才児超の事だ。どうせ簡単に答えられるだろうとみんな思っていたのだが…
「…わ、わからないネ。」
あの超がわからないと答えたのだ。
「仕方がないですね。では雪広さん、答えてください。」
ネウロはあきれたような表情であやかを指す。
「はい、金星が0,7で火星が1,5ですわ。」
なんと超が答えられない問題をあやかが簡単に答えてしまったのだ。
これはもう驚くという次元ではない。元にクラスのほとんどが、このありえない現象に呆気に取られている。

ネウロは超の欠陥に気づいている。
地学は最近になって注目されてきたが、化学、物理、生物と比べると、とても影が薄い教科。
超はロボット、生物、量子力学というものには長けているかもしれないが、地学にとっては全くの無知。
なので地学は超の数少ない弱点なのだ。
(実際、作者のクラスで地学をとっているのは30人中たった2人。)

「せっかく天才児って聞くから期待して見れば…がっかりです。」
ネウロは冷ややかな目で超を見下している。
41ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:11:49 ID:???
そのあともネウロはイジメとも思えるように、超に地学分野の質問を集中砲火していった。
そのたびに超は答えられず、恥を晒し続けていった。

ドン!
まるで何かに怒りをぶつけるような音にクラス全員がそちらに目を向ける。
超は歯を食いしばりながら、思いっきり右手を机に叩き付ける。
「ちくしょう!ちくしょう!アイツ、人の事馬鹿にしやがって!」
いつの間にか超の言葉は普通の暴言になっていた。
これじゃあまるで興奮する犬のようでとても情けない。

「超さん、なにおこってるんですか〜?」
犬に自ら飛んでいったのは葉加瀬聡美であった。
「ネウロ先生にはもう手をまわしておきました。それより…」
葉加瀬は横目でちらりとアキラを見ている。
やがて葉加瀬はゆっくりとアキラに向かって歩み始める。
アキラはそれには気付いていない。
「超さん、たしか三日前の罰がまだ済んでませんでしたよね?」
眼鏡の奥には殺気が満ち溢れている。
ポケットから袋を取り出し、それを思いっきり振り上げ

「 execute a criminal 」


アキラはなにをされたか分からなかった。
分かっている事といえば、自分は死ぬかもしれないという事だけだった。
42ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:13:40 ID:???
終わり。勉強ってキツイね。
これからはペース落とします。
43マロン名無しさん:2006/05/10(水) 23:16:55 ID:???
GJ! うちの学校は地学習わんから知らんかったけどそんな人気のない教科だったんだな
44Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/10(水) 23:28:13 ID:???
・アキラ編
 ことの始まりは、くーとこのかのちょっとした言い争い。
 いつのまにかクラスの空気が悪くなったのはくーのせいという
 ことになり、いじめが始まった。
 
 そんなくーを見過ごせなかったアキラ。しかしそれが気にくわない
 柿崎達は今度はアキラもいじめだす。
 楓とザジもアキラ達をかばったが、彼女らもいじめの的となった…
 
 クラスの皆はアキラ達に関わればいじめられると、誰も彼女らを
 助けようとするものはいなかった…。
 こうして柿崎達のいじめはエスカレート…
 
 …だが、アキラは屈しなかったッ!
 また皆が仲の良かった頃に戻るように願い、合唱コンクールを提案。
 それにいいんちょとちづ姉が同意、一緒に練習に参加。
 
 結局、それ以上の参加がないまま本番を迎える。
 しかし一生懸命歌う彼女達の姿に、クラスの皆は心を動かされつつあった…
 
 そんなときに、事件はおこった…
45マロン名無しさん:2006/05/10(水) 23:28:21 ID:???
またアキラがw

つくづく悲惨だな
46マロン名無しさん:2006/05/10(水) 23:31:58 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
47Y:2006/05/10(水) 23:34:59 ID:???
ネウネギ氏おもしろい…悔しいっ…ビクビクッ

>>44わかりにくいですがまとめてみました!
48ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/10(水) 23:44:37 ID:???
葉加瀬が言っていた英語の意味は
「死刑を執行する」
です

>>47
いえいえ、Y氏のも最高に面白いですよ。
49マロン名無しさん:2006/05/11(木) 10:25:52 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
50マロン名無しさん:2006/05/11(木) 14:16:45 ID:???
なにやら荒らしがいるようだが、
このスレは終了するか?
51マロン名無しさん:2006/05/11(木) 14:28:38 ID:???
>>50
age荒らしは居るが、スレ終了するほどかw
52マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:14:33 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
53マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:23:04 ID:???
VIPじゃできないからってこんなとこでやってんの?
楽しい?
54マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:26:43 ID:yEb4CSJJ
いや全然楽しくない
55マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:36:56 ID:???
寿司でも食うか?
56マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:51:44 ID:???
おかしいなごーるでんうぃーくとやらはもう終わった筈なのに
57マロン名無しさん:2006/05/11(木) 17:56:11 ID:???
>>53
お前には関係ない
不満があるなら来るな
58マロン名無しさん:2006/05/11(木) 19:16:58 ID:???
>>53-54
最初はみんなそんなもんさ、でも見てると面白くなる。
それでも面白くなかったら自分の傾向に合わないだけだろ。
59マロン名無しさん:2006/05/11(木) 19:40:04 ID:???
構ってちゃんが一人居るだけだろ
スルーしとけ
60マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:06:28 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
61マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:27:16 ID:???
楽しい?頭おかしいの?
現実でいじめられてるから漫画キャラいじめていい気になってるの?
62マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:30:29 ID:???
>>61
ニート君は消えな
63マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:34:43 ID:???
>>61
マジレスすると虐められてる奴がこのスレを見ることはまずないと思う
自分も同じように虐められてるのに虐系スレを見ようとは思わないからな

まあ俺の場合はあれだ、そういったのにはあはあするやばい奴ってことだ
64マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:44:39 ID:???
じゃあ頭のおかしい犯罪者予備軍ってことなの?
そうなの?
65マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:47:19 ID:???
>>64
自分が理解出来ないからって…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
66マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:53:13 ID:???
もういいよ
Yマダー?
67マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:55:33 ID:???
ヾ(^▽^)ノ
68マロン名無しさん:2006/05/11(木) 20:59:41 ID:???
一人じゃ何も出来ないからageて少しでも仲間を増やそうとしてるのね(ノд`)
69マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:01:50 ID:???
>>65
中学生キャラいじめておもしろいって…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
70マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:05:44 ID:???
>>61
それ言ったらバトロアスレとかもダメじゃん
71マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:06:01 ID:??? BE:978955698-
(`・ω・´) 皆、無視しろ立派なネラーなら華麗にスルーだぞ!!
72マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:10:19 ID:???
>>69
え?それ反論してるつもりなの?
もっとマシな言葉考えれなかったの?
例えば「お前らの趣味なんか理解出来なくて結構」とかさ!
上の方がまだ日本語的にマシだよ。
人間ならもっと脳みそ使おうよ!
今の君は頭の悪さを披露してるだけだよ!
次は頑張ろう!o(^-^)o
73マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:12:47 ID:???
>>72
え?それ反論してるつもりなの?
もっとマシな言葉考えれなかったの?
例えば「お前らの趣味なんか理解出来なくて結構」とかさ!
上の方がまだ日本語的にマシだよ。
人間ならもっと脳みそ使おうよ!
今の君は頭の悪さを披露してるだけだよ!
次は頑張ろう!o(^-^)o
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
74マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:14:24 ID:???
なんだこいつw
面白いwww
75マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:16:24 ID:???
>>73
俺のレスにもそんな風に返してみてくれ!
76マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:17:00 ID:???
>>73
とうとう自分の言葉で反論出来なくなっちゃったね…(ノд`)
可哀相に…学校で嫌なことがあったのかな?
それでこのスレで気を引いてるんだね…
いいよ、お兄さんに話して見なさい。
今日だけお兄さん、構ってあげるから
77マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:18:28 ID:???
>>75
俺のレスにもそんな風に返してみてくれ!
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
78ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:20:09 ID:???
>>77
お前このスレから出てけ
79マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:20:10 ID:???
>>76
とうとう自分の言葉で反論出来なくなっちゃったね…(ノд`)
可哀相に…学校で嫌なことがあったのかな?
それでこのスレで気を引いてるんだね…
いいよ、お兄さんに話して見なさい。
今日だけお兄さん、構ってあげるから
って…(^ω^;)
小学生かよ┐(´ー`)┌
80マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:23:06 ID:???
のび太君またジャイアンにいじめられたのかい?
81マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:23:09 ID:???
>>78
お前このスレから出てけ
82マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:26:13 ID:???
>>80
は?
83マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:26:43 ID:???
そろそろスルーよろ
84ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:26:53 ID:???
わりぃ。俺、受験生だから勉強しなきゃ
お前らみたいに暇じゃないんでね
85マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:29:04 ID:???
おまえらそろいもそろって…
スルーしとくのが一番だろ
86マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:29:44 ID:???
ちゃおいじめ書いてる人ですが、最近忙しくて書く暇ありません。
投下はかなりの超不定期なのでご了承お願いします。
87マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:32:27 ID:???
>>86
おk
ワクテカして待ってる
88マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:33:15 ID:???
>>84
わりぃ。俺、受験生だから勉強しなきゃ
お前らみたいに暇じゃないんでね
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
89マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:33:30 ID:???
>>85
そうなんだが、あまりにも不憫で…すまない
90マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:34:15 ID:???
>>86
じゃあイラネ
91ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:34:39 ID:???
頑張ってください
期待しています
92マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:35:42 ID:???
>>89
そうなんだが、あまりにも不憫で…すまない
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
93ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:36:11 ID:???
>>88
残念w
俺、高校生www
94マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:37:43 ID:???
>>93
残念w
俺、高校生www
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
95マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:38:08 ID:???
アフォが沸いてるなぁ…
まぁ春だしね。

ってことで俺も今度短編書こうかな。
96マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:38:13 ID:???
>>93
いい加減にしろ、スルーしろっつってんのが分かんないのか?
97ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:39:42 ID:???
>>96
…すいません
98マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:41:15 ID:???
>>97
まあ元気出せ、どうしてもスルーできないなら一旦PCから離れた方が良い
99マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:41:47 ID:???
>>96
高校生のガキだから仕方ない
100マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:43:01 ID:???
いや、構ってやりたい気持ちもわからんでもない。
イジメ話楽しんでるる俺らでもさすがにリアルイジメられっ子には同情するもん。
101ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 21:43:06 ID:???
>>98
そうします
投下は多分土曜日になりますので、では。
102マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:44:12 ID:???
>>97
…すいません
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
103マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:45:50 ID:???
>>100
いじめられっ子ハケーン
104マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:47:22 ID:???
>>100
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
楽しんでるる
105マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:47:50 ID:???
ハケーン
106マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:50:37 ID:???
ハケーン
107マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:53:13 ID:??? BE:571057676-

>>106
やれやれ、まだ名前欄にfusianasanを入れてない奴がいたとは・・・
個人情報が漏れて
そのうち請求書とかいろいろ届くようになるよ
108マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:56:09 ID:???
>>107
やれやれ、まだ名前欄にfusianasanを入れてない奴がいたとは・・・
個人情報が漏れて
そのうち請求書とかすいかとかメロンとかいちごとかりんごとかみかんとかすももとかいろいろ届くようになるよ
109 ◆lHX0woHpcE :2006/05/11(木) 21:57:35 ID:???
何か、荒らしがいっぱい出てるな。

とりあえず、みんな落ち着け、話はそれからだ。
110マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:58:24 ID:??? BE:339915555-
(´・ω・`) 釣れませんでしたとさ
         めでたしめでたし
111マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:59:19 ID:??? BE:203949353-
(`・ω・´) そうだ、華麗にスルーだッ お前達ならできる!!
112マロン名無しさん:2006/05/11(木) 21:59:34 ID:???
>>108
そんなもん届いたら嬉しいじゃねーか!
113マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:02:14 ID:??? BE:122369933-

                _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      |                         |
        ドコドコ   <   Yまだーーーーーーーー!!? >
   ☆      ドムドム |_ _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
         ドチドチ!
114マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:02:15 ID:???
>>109
調子にのるな
115マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:03:54 ID:???
鰈にスルー?カレーにスルー
116マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:05:05 ID:???
>>112
じゃあやれよ
117マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:05:58 ID:??? BE:652637186-
 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。                  Λ_Λ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ
118マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:07:17 ID:??? BE:978955698-
(`・ω・´) ということでYさん楽しみに待ってますよ
119マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:10:15 ID:???
>>117
これよく読めよー
120マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:16:23 ID:??? BE:761410087-
ヾ(。・ω・。)ノ゙ネウロさんも楽しみにしてますよー
121Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/11(木) 22:34:51 ID:???
アキラ編-最終回-

―…そして卒業式

パル「ふぃー!疲れたーー!」
くー「あはは、楓、泣いてたアルなー?」
楓「な、泣いてないでござる!くーふぇこそ泣いてたでござるっ」
アスナ「二人とも式中ずっとプルプルふるえてたわよー」
朝倉「ばっちり撮らせていただきましたー!ウフフフフ…」
くー「あー!朝倉ダメアルよー!!」
わいわい…
タカミチ「ふふ…なんのかんの言って皆仲良くなりましたね」
新田「…そうですな、アキラ君…君に見せたかった…」
タカミチ「…。(パンッ!)皆、教室に戻って最後のあいさつだ!」
3-A「はーーいっ!!」

ぎゃーぎゃー…
122マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:37:06 ID:???
お前ら、
こんな荒らしごときに相手するんじゃねえ
age厨のせいで
ムカつくんだが
荒らす奴はみんな悪禁にすればいいだろ
123マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:39:37 ID:??? BE:190352472-
(`・ω・´)と言いながら荒らしに餌をあげてるのに気付いてないのかね
        もう荒らしのことは頭から忘れろ
124マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:40:44 ID:???
>>122
↑偉そうなこと言って、結局スルー出来てない例

>>121
あれ?展開とびすぎじゃね!?
125Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/11(木) 22:48:43 ID:???
アキラ編-最終回-

―教室

「はいチーズ!!」「あー朝倉いまパンツ見えたー」
「えー!?最後の最後に撮られたかー!!」「あはは!あんたいつも人の撮っておいてー…
「美空!肉まんいるカ?」「くすっ、アンタは最後まで商売かー」
「ハハ、そうだネ、美空も最後まで空気だたネ☆」「うるさーいッ!!」

―相変わらず騒がしい教室だった…

「はい!皆さんお静かにー!」
「ははは…」
「高畑せんせーもなに笑っていらっしゃるんですかー!?」
「いやぁすまない…こうやって注意するのももう最後かと思うと…」
「…え?(…涙?)」

―いつの間にか教室は静かになっている。

「はい、いいかな…?とりあえず、卒業おめでとう…」


そろそろ終わらせなきゃいつまでも終わらないような気がして…w
126マロン名無しさん:2006/05/11(木) 22:57:22 ID:???
>>125
それにしても省略し過ぎw
127Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/11(木) 23:09:26 ID:???
アキラ編-最終回-

―同時刻、魔帆良上空

ネギ「あは…は…タカミチ泣いてるー…」
エヴァ「そう言うぼーやも目から水が出ているぞ」
ネギ「えぇえ!?マ、マスター!?茶々丸さん!!どうしてここに!?」
お茶丸「どうも…」
エヴァ「私はまた中学1年に逆戻りだ…貴様のオヤジのせいでな…」
ネギ「あ、そ、そういえばー…すみません…」
エヴァ「ふっ…まぁいいさ…ひとつだけぼうやに言いたいことがある…」
ネギ「…?」
エヴァ「思えば私も色々なクラスを見てきた…
    そうだなー…今思えばケンカやいじめが無い
    クラスなどひとつもなかった…人間っていうのは
    そうやって成長していくのかもな…」
ネギ「…つまり、あれは必然だったと…」
エヴァ「そうだ…だからぼーやはよくやった…」
ネギ「……ごめんなさい、失礼します…」
ドギューーーン!
エヴァ「……」
茶々丸「マスター、慰めるのが下手ですね」
エヴァ「うるさい。ぼーや…間違った方向にいってくれるなよ…」
128マロン名無しさん:2006/05/11(木) 23:17:53 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
129マロン名無しさん:2006/05/11(木) 23:25:22 ID:???
どこかの馬鹿がキャラスレにマルチすっから荒れるんだよ
どうせアホな職人が自分のネタを見て欲しくてやったんだろうな
まあ、このスレはもう終わりだね
ドンマイ。でも見た感じ全然面白くないし、問題ないよね
vipで続けられなくなった時点でもう終わりにすべきだったんだよ。馬鹿どもが
130マロン名無しさん:2006/05/11(木) 23:38:40 ID:???
文才なさすぎ
中学生かよ┐(´ー`)┌
131Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/11(木) 23:49:41 ID:???
>>129
すみません、よかったらどこらへんが
面白くなかったか教えてください
132マロン名無しさん:2006/05/11(木) 23:51:43 ID:???
>>131 そいつ相手にしちゃだめだって GJなんだから
133ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/11(木) 23:54:00 ID:???
>>131
そうそう、勝手に言わせとけばいいんだよ
どうせ口だけだし
134Y ◆AN26.8FkH6 :2006/05/12(金) 00:08:36 ID:???
ありがとうございます
つまらなかったらビシビシ言ってください…
135マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:11:56 ID:???
しばらく見ない内に荒れているね…
136マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:13:14 ID:???
確かにつまんないな。Y氏もネウロ×ネギ氏もこのスレがあまりに過疎ってたからもてはやされただけだって事に
気づいたほうがいいと思う。もうここら辺でやめた方がいいんじゃないか?
137ネウロ×ネギ ◆QrbEOfF/sg :2006/05/12(金) 00:31:24 ID:???
>>136
いや、気づいてはいたけど、別に批判はこなかったから続けてた。

俺が書くのを辞めるのは、このスレがつぶれた時
138マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:31:30 ID:???
工作員に気をつけましょう!
住人のふりをして職人を叩く人が居ます!
139マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:31:30 ID:???
今までふつうに読んでたけどネウロ×ネギの厨っぷりにあきれたのは俺だけじゃないはず
140マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:32:55 ID:???
Yです
>>136
どうも、でもせっかく絵を描いてくれた人のためにも最後まで書くつもりです…
最終回はもう少し練ってから書くことにします…ウヘヘ…エヘエヘ…すいやせん…
141マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:33:30 ID:???
>>133
口だけなのは

 お ま え だ !
142マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:38:56 ID:???
>>140
Y乙
まぁあんまり荒らしは気にすんな
楽しみにしてるからさ。

>>荒らしタン
そんなてんぱってないで仲良くしようぜ。
143マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:54:25 ID:???
もう少し小説読んだりしたほうがいいね
144マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:57:39 ID:???
セリフ並べてるだけじゃ面白くない
145マロン名無しさん:2006/05/12(金) 00:57:52 ID:???
Yです。
でも最近面白いかどうか悩んでいたので…
新シリーズも考えておきます
>>86氏のも楽しみにしています、ガンガテクダサ-イ
ではまた明日…
146これが本当のイジメ:2006/05/12(金) 01:07:50 ID:???
「やめてぇ!やめっ!ぐっ!うう…ぐっ!うぅ…痛いよぉ…」
ガス!ゴン!ドカン!ボコ!ガス!
裕奈は本当にかわいい。だから僕は裕奈を何度も何度も殴った
本当にどうしようもないくらいに裕奈のかわいい顔を何度も何度も思い切りなぐった
横で束ねた髪を掴んで泣き叫ぶ裕奈の顔を執拗に殴った
殴った瞬間の裕奈の顔が潰れる感触に僕は異常なほど興奮し、いつ射精してもおかしくないほどに勃起してしていた
泣きながら許しを乞う裕奈は本当にかわいかった
裕奈が泣き叫べば泣き叫ぶほどに僕はますます興奮して裕奈をなぐった
「許してぇ!ごめんなさっぐふっ!うっ!ああ…うぐ…ぁ…ゆるし…うぐっ!ぐっ!」
裕奈が謝る理由なんて何もなかった。僕が突然夜道を歩いていた裕奈を襲い、殴り始めたのだ
裕奈は本当にかわいい。僕のチンコはもう破裂寸前だった
裕奈がどうしようもなくかわいすぎて興奮のあまり僕は我を忘れてしまい、かなり強く裕奈の顔を殴ってしまった
裕奈は気絶して動かなくなった
僕はそんなことはお構いなしに、裕奈の服と下着を脱がせ、それを自分のカバンにしまった。記念だ
147これが本当のイジメ:2006/05/12(金) 01:08:48 ID:???
僕ははち切れんばかりに勃起したチンコを裕奈の少しも濡れていないマンコにあてがうと、腰を思い切り打ち付けて一気に根元まで挿入した
激痛に裕奈が目を覚ました
裕奈はこれまでにないほど泣き喚きはじめた。本当にかわいい。僕は裕奈を妊娠させることを決意した
そしてもう一度、今度は気絶しないように気をつけながら裕奈のかわいい顔を殴り始めた
裕奈は本当に苦しそうだった。痛くて悔しくて仕方がないといった感じだった。本当にかわいい
裕奈の小さなマンコは本当に最高で、僕はヨダレをべちぇべちゃと垂らしながら、裕奈を殴りながらマンコを褒めてやった
腰の動きに合わせて裕奈は泣き叫んだ。殴られるより相当に痛いみたいだ。だから僕は殴るのをやめて、乱暴に裕奈のマンコを犯すことに専念した
裕奈はまたいっそう大きな声で泣き叫び始めた。やめてとかごめんなさいとか助けてとかあんあんとか色んなことを大粒の涙を流しながら泣き叫んでいた
裕奈がかわいすぎるから僕はすぐに射精してしまった。中出しだ
妊娠しちゃうねと言ったら裕奈は今までとはうって変わってしくしくと静かに泣き始めた
おえつを漏らし、小さな肩を揺らしながら泣く裕奈を見て、僕は本当に裕奈が可哀相になったので、泣いてる裕奈を犯した
しくしくと泣きながら犯されるままになる裕奈を見て、僕は本当に裕奈はかわいいなと思った。だからまた中出しした
148マロン名無しさん:2006/05/12(金) 01:14:43 ID:???
>>144
もうセリフだけじゃつまらんですね…
1から勉強しなおしてきます

>>147ゆーな…
149マロン名無しさん:2006/05/12(金) 01:16:48 ID:???
いくら糞な文章でも甜菜はちゃんと甜菜って書くのがマナー
150マロン名無しさん:2006/05/12(金) 01:18:10 ID:???
>>146-147
最低でもこれぐらいのレベルがないと面白くない
151マロン名無しさん:2006/05/12(金) 01:22:10 ID:???
中学生かよ┐(´ー`)┌
152マロン名無しさん:2006/05/12(金) 07:07:20 ID:???
>>150
品がない
153マロン名無しさん:2006/05/12(金) 07:38:31 ID:TEULNVzT
154マロン名無しさん:2006/05/12(金) 09:26:27 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
155マロン名無しさん:2006/05/12(金) 11:55:27 ID:???

156マロン名無しさん:2006/05/12(金) 13:09:49 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
157マロン名無しさん:2006/05/12(金) 15:08:52 ID:???
保守乙
158マロン名無しさん:2006/05/12(金) 15:30:04 ID:???
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1>1
159マロン名無しさん:2006/05/12(金) 17:29:37 ID:???
なんだ携帯厨かよ・・・
160973:2006/05/12(金) 17:57:51 ID:???
…荒れてる。
161マロン名無しさん:2006/05/12(金) 18:05:25 ID:???
>>160
気のせいだよ
よく見てみ
162マロン名無しさん:2006/05/12(金) 18:23:00 ID:???
晒しage
163マロン名無しさん:2006/05/12(金) 20:48:41 ID:???
(´・ω・`)?
164マロン名無しさん:2006/05/12(金) 20:54:17 ID:???
Yまだかな…
165y:2006/05/12(金) 21:00:06 ID:???
呼んだ?
166マロン名無しさん:2006/05/12(金) 21:00:26 ID:LcWcLe4U
167マロン名無しさん:2006/05/12(金) 21:43:14 ID:???
荒らしキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
168マロン名無しさん:2006/05/12(金) 21:46:49 ID:???
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
169マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:17:29 ID:???
荒らしウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
170マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:31:25 ID:???
ウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
171マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:33:00 ID:???
かわいい荒らしだなw
172マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:33:19 ID:???
最初からスルーしないからこんなことになるんだよ・・・駄スレ化
173マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:36:55 ID:???
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
174マロン名無しさん:2006/05/12(金) 22:56:51 ID:???
>>173って…(^ω^;)
age厨かよ┐(´ー`)┌
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
175マロン名無しさん:2006/05/12(金) 23:15:36 ID:???
>>174って…(^ω^;)
sage厨かよ┐(´ー`)┌
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
176マロン名無しさん:2006/05/12(金) 23:30:45 ID:???
マジウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
177マロン名無しさん:2006/05/12(金) 23:37:59 ID:???
自演乙
178マロン名無しさん:2006/05/12(金) 23:43:58 ID:???
マジウゼウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
179マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:01:08 ID:???
自演乙
180マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:02:34 ID:???
マジウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
181アキラ編-最終回-:2006/05/13(土) 00:16:20 ID:???

―3-A教室

「…さー、いよいよ最後のお別れだ。…さ、号令を…」
未だ落ち着かない3-A。僕はあやか君にそっと告げた。
「あやか君…?」
聞こえない振りをしたのだろうか、僕はもう一度言おうとした。
「………嫌ですわ!」
あやか君は肩を震えさせてこう言った。ふと見回してみると、皆うつむいている。
騒がしかったクラスが嘘のように静まり返っていた。
「…しっかりしてよー、もう」
かすれた声でアスナ君が言った。
あやか君が涙を堪えながら答える。
「…せっかく…皆様と仲良くなれましたのに…」
「…。…まったく、最後の最後までヘタレだったわねー」
「なんですって…!?あなたも最後の最後までタカハタせんs
「ぃよっしゃぁぁぁ!!ちょっと来いいいんちょ!!」
ん?僕が何かしたかな…?まぁそれは置いておこう。
彼女達はまたとっくみ合いの喧嘩を始めだした。
どんよりとしたクラスの空気は一掃され、また騒がしくなってきた。
僕は二人の間に割って入ろうと、
「…私だって…寂しいわよー!いいんちょーー!!」
「…アスナさぁぁあん!…」
…僕は無意識のうちに手を引っ込めていた。アスナ君とあやか君…。
今になって思えば、このクラスをここまで引っ張ってきて
くれたのは彼女達だ。
182& ◆TNd7Qfi//c :2006/05/13(土) 00:18:48 ID:???

――あの事件の後、正直言ってクラスの雰囲気は最悪だった。
罪のなすり合い、自分は関係ないと言いたげに、ぼんやりとそれを眺めている者…
泣き疲れたのか、うつろな目でじっと座っている者、4人の停学者、ネギ君の辞職…
クラスは崩壊寸前だった。
いつもの朝。僕はお定まりのあいさつをする。
「おはようございます。今日の連絡事項は特にありません。卒業まであとわずかです。
 進路の決まった者もハメを外さない様気をつけて過ごしてください。以上です」
…いつも通り、返事はない。まるで独り言だ。僕もいつも通り退室しようとした。
「皆さん…アキラさんが伝えたかったこと…まだわからないんですか?」
教室を出かかっていた僕の足がとまる。
あやか君の声だ。あの時の彼女の表情(かお)は今でも脳裡に焼きついている。
「…泣いても笑っても…あと数週間でお別れ…でも…本当にこのままでいいんですか?」
静寂に包まれている教室にあやか君の声が響く。
僕は呆然と突っ立っていた。
「もう…わかっているはずですわ…」
押さえに押さえていた彼女の感情が堰を切ったように流れ出てきた。
「ひっぐ…私は…嫌ですわ!…このまま皆さんとお別れなんて……」
皆、肩をすくめて、黙ってうつむいている。
しかし、相変わらず無力感が教室に漂っていた。
僕は呆れた。教室を一瞥すると、僕は今度こそ退室しようとした。
「いいんちょ、ゴメン…」
あやか君にそっとハンカチを差し出す。アスナ君だ。
「ア…スナさん…?」
「ほら、化粧落ちてるよ?くすっ…」
「いいんちょ、すごい顔ー…あははは」
…僕は賑やかな教室を後にした。
183マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:23:44 ID:???
駄作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
184マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:31:54 ID:???
Yです。感想ありがとう
まだまだ間の分がただの説明ですね…
いま、「山田正紀/神狩り」を読んで勉強中ッ!
おもしろいですコレ
185マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:36:07 ID:???
コイツウゼ━━━(゚д゚)━━━!!!
186マロン名無しさん:2006/05/13(土) 00:52:00 ID:???
Yグッジョブ
やっと間の説明来たか
期待
187マロン名無しさん:2006/05/13(土) 01:04:37 ID:???
アキラがどうなったのか結局よくわからん(´・ω・`)
188マロン名無しさん:2006/05/13(土) 01:06:25 ID:???
>>187
アキラはまだ病院にいるという設定です。わかりにくいですね。
一応オチは決まっています
189マロン名無しさん:2006/05/13(土) 08:52:38 ID:???
 
190マロン名無しさん:2006/05/13(土) 09:40:56 ID:???
Y氏GJ! よくぞ書ききって下さった
191マロン名無しさん:2006/05/13(土) 10:30:29 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
192マロン名無しさん:2006/05/13(土) 11:54:57 ID:???
一度荒れたスレを元に戻すのは難しいけど、こういった感じで住人は感想を言って職人は小説を書く。
前と同じようにずっとやっていけば或いは元に戻るかもね。
193マロン名無しさん:2006/05/13(土) 12:13:12 ID:???
>>192
携帯厨が一匹暴れてるだけだからなんのことは無いと思うが
194マロン名無しさん:2006/05/13(土) 12:27:41 ID:???
って…(^ω^;)
携帯厨かよ┐(´ー`)┌
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
195マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:00:06 ID:???
あれはそろそろ最後のお別れを言おうとしていた頃だったろうか。

ンー・ンー・ンー…電話だ。
『着信:まほら総合病院』
…僕の胸の中を嫌なものがよぎっていく。
「はい、もしもし高畑です」
自分の耳をうたがった。

「…アキラ君が…自殺…?」

嫌な予感はしていた。そういえば僕はあれからアキラ君
のお見舞いに行っていない。
ネギ君が行ってくれているだろうと、自分に言い訳をしていた。
幸いクラスの皆には聞こえていなかったようだ。
僕はガクガクと震える足をなんとか押さえて逃げるように退室した。

だが、そんな高畑をじっと見つめている少女がいた。
ザジだ。
196:2006/05/13(土) 13:00:28 ID:???
アキラ編です
197マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:01:30 ID:???
>>195
この中にパッションがおる
198パッション:2006/05/13(土) 13:02:36 ID:???
ンー!ンー!ンー!
199& ◆cIYxGPRRGA :2006/05/13(土) 13:03:10 ID:???
ヴーにしとけばよかったww
200マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:07:02 ID:???
>>199
おまえやーー!!!
201パッション:2006/05/13(土) 13:09:10 ID:???
ン゙ー!ン゙ー!ン゙ー!
202マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:10:43 ID:???
こいつ荒らしの癖にノリいいなw
203パッション:2006/05/13(土) 13:15:49 ID:???
ワ、ワ、ワ、ワ、ワワッショーイ!!!!
204マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:20:18 ID:???
>>195-200
ワラタ
205マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:22:06 ID:???
うはww荒らしごときに笑わされた…orz(www
206マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:25:44 ID:???
アキラ編ラスト

―まほら総合病院407号室

ぼくはドアの前で突っ立っている。
開けるのが怖い。嫌だ嫌だ!
昨日までニコニコ笑っていたアキラさん。手、暖かかったなぁ。
いいにおいだったなぁ…。
「ネギ…君…」
誰かがぼくの肩を叩いた。聞き覚えのある声、タカミチだ。
そしてぼくの体ごしに手を伸ばしてドアを開けた。
かちゃり…
窓のカーテンの隙間から冬のやわらかな陽の光が差し込んでいた。暖かい。
「どうも…」
タカミチは付き添いの医師にペコリとあいさつをした。

その瞬間ぼくは泣き崩れていた。
207マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:42:35 ID:???

すやすやと眠るアキラさんの顔にはなぜか白い布がかぶせてあった。
お母さんかな?ベッドの横に顔を両手で覆って泣いている人がいる。
「アキラさーん…起きてくださいよぉ…」
ぼくは顔を上げて、眠るアキラさんにふらふらと近付いた。
返事がない。ぼくはそっと白い布をはずす。
その瞬間頭の中を殴られたような衝撃が走った。
「あ゙…あ…うっ…うわぁぁぁあぁああ!」
ぐちゃぐちゃにつぶれた顔。かろうじてあごが原型をとどめていた。
「そんな…そんな…アキラさん!?ひっ…ぅうう!」
ぼくは吐いた。アキラさん?の顔を直視できなかった。
「飛び降り自殺です。これでも修復したほうなんですが…」
医師が冷たく言うと、またそっとそれに白い布をかぶせた。
208マロン名無しさん:2006/05/13(土) 13:43:38 ID:???
アキラ…
209マロン名無しさん:2006/05/13(土) 14:13:13 ID:???
アキラ編

ぼくは混乱していた。頭の中で何度もアキラさんと
過ごした楽しい日々を再生していた。
「あはは、ネギ先生また泣いてるー」
「ネギ先生のこと大好きだからね、卒業しても私のこと忘れないでよー」
「くーちゃんったらまたこんなに散らかしていって、ねぇネギ先生?」

いつの間にか外は冷たい雨が降っていた。空はどんよりと灰色がかっている。
どのくらいそうしていただろうか、ぼくは病室の隅にあるイスに
座っていた。もうタカミチ達は帰ったようだ。
アキラさんと僕は二人っきりになっていた。
「アキラさん…さっきは吐いてしまってごめんなさい…。
 ちょっとびっくりしちゃったので…。」
ぼくは独り言のようにつぶやいた。
がちゃ…
ふとドアが開く。ぼくは無機質な表情でゆっくりと振り返った。
そこにはびしょぬれのザジさんが立ちすくんでいた。
「ザジ…さん…どうして…」
「ア…キラ…そんな…う…ひっく…う、うわぁぁあ…」
普段もの静かなザジさんが、声を上げて泣いていた。
その時ぼくは悟った。もう二度とアキラさんは戻ってこないんだ、と。
210Y:2006/05/13(土) 15:19:35 ID:???
211マロン名無しさん:2006/05/13(土) 18:08:36 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
212マロン名無しさん:2006/05/13(土) 18:39:00 ID:???
って…(^ω^;)
中学生かよ┐(´ー`)┌
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
213マロン名無しさん:2006/05/13(土) 20:02:28 ID:???
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
214マロン名無しさん:2006/05/13(土) 20:34:52 ID:???
キタ━━━(゚∀゚)━━━ヨ!!!
215マロン名無しさん:2006/05/13(土) 21:36:15 ID:???
アキラ「もうみんなに愛想尽かされちゃったのかな…」
216マロン名無しさん:2006/05/13(土) 21:44:01 ID:???
ネウロです。10:30なったら十日
217マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:02:43 ID:???
Y氏GJです…
218マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:09:29 ID:???
時は逆上り
あの事件の朝
刹那、龍宮の部屋

「刹那、お前学校辞めろ。」
「「………え?」」
ネウロは親指を下に突き立て、いわゆる「地獄に落ちろ」のポーズをとっている。
そして何よりネウロの顔が憎たらしい
当然そこにいた刹那とネギは突然の命令に呆れた表情を浮かべている。
「…それでは本末転倒ではないか。」
「そうですよ!刹那さんが学校辞める必要なんてないじゃないですか!」
言うまでもなく二人から苦情の声が上がる。
「貴様、めんどくさい」
しかしそんな不満の声もネウロの一言で一蹴されてしまう。
「勘違いするな。形だけ辞めてくれればそれでいい。」
「「え?」」
どうやら二人ともネウロの言っている意味がわからないようだ。
「え?それはどういう…。」
「説明は後だ。その前に…。」
バコッ
「イタッ…!」
「!!」
ネウロは突然ネギを蹴り飛ばしたのだ。
隣りにいた刹那も、そして蹴られたネギも突然のことに頭がついていかず、呆然と立ち尽くす。
「き、貴様!なんのつもりだ!」
刀に手が伸びる。少しでも動けばその夕凪で八つ裂き…。そんな殺気を部屋中に垂れ流している
「貴様は出ていけ。ネギ。」
刹那も殺人もすべて無視し、ネウロは口を開く。
219マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:10:36 ID:???
「わ、わかりました!出ていきます。」
刹那とネウロが対立する事を恐れ、自ら身を引くネギ。
ネギは刹那に一礼すると、早々と部屋を出て行ってしまった。

「さて、邪魔物はいなくなった…。」
「しかし、なぜネギ先生を追い出した。」
刀からは手を放した刹那だが、眉間にはまだシワが寄っている。ネギが蹴り飛ばされたことがよほど気に入らなかったのだろう。
「フン、やつがいると話のこしが折られそうだ。貴様もやつがいない方が話しやすいだろう。」
ネウロの言っている事も分からなくもないが、ネギを蹴り飛ばした事についての悪びれることのない態度に刹那の目が細くなる。
「まあ、そう怒るな。怒っても話はさきに進まん。」
だったらなぜ謝らない。
口から出そうになった言葉だが、面倒なことになりそうなのでしぶしぶ胸の奥に押し込んだ。
「取りあえず、コイツを探れ。」
ネウロはポケットから写真を取り出すと、それを刹那にむかってはじき飛ばした。
写真はそのまま床に落ち、刹那は嫌な顔しながらしぶしぶそれを拾いにいく。
「え?こいつは…。」
刹那の顔が固まった。同時に刹那のやる気がどんどん失せていく。
220マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:13:48 ID:???
「む、無理をいうな!こいつは…
「出来ないのか?」
ドクン…
ネウロの眼を見た瞬間、刹那の思考がすべて消え、同時にネウロの言いたいことがひしひしと伝わってくる。
『 奴 を 殺 さ せ た の は こ い つ か も し れ ん ぞ ? 』
根拠もなければ理由もない。しかし否定は出来なかった。
写真の人物は刹那の仕事仲間
龍宮真名
金さえ払えばなんでもやる仕事人
もしかしたら…

「わかった…引き受けよう。」
「フン、最初から貴様に選ぶ権利などない。」
ネウロはそのまま刹那の顔も見ずに部屋を出ていってしまった。
私はお嬢様のためならば死ぬ覚悟は出来ていた。無論お嬢様を襲う者は殺してでも守る覚悟もできていた。
…いまさら恐れなど抱いてどうするのだ。

刹那は何かを思い出したように部屋を飛び出していった。


「ん?ネギはどこへ行った?」
ネギの部屋に帰ると、そこにはカモが寝ているだけでネギの姿はどこにもなかった。
「おい!起きろ小動物!」
すかさずネウロは寝ているカモにチョップを入れる。
「ぎゃえdrftgyふじこlp@!」
カモの身体が綺麗にくの字に曲がる。
221マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:26:46 ID:???
「な、なにすんですか、ネウロの兄貴!」
「貴様がアホズラして寝ているからだ。」
ネウロはカモを掴みあげると乱暴に放り投げた。
放り投げられたカモはそのまま木乃香の遺影にぶつかり、木乃香の顔に張りついついる。
「ネギはどこへ消えた。」
「学校です…。多分…。」
それを聞いた瞬間、忘れていたことを思い出すように考え込むネウロ。
そして数分後
「おお、思い出したぞ。たしか我が輩も学校に行かなくては。」
ネウロは何かを思い出したかのように手を叩く。
「でも、もう電車ないですよ。」
時刻は既に8:25を指していた。
これはおそらくどう足掻いても遅刻だろう。
「フン、我が輩をナメるな。あんな四角い箱に乗らんでも我が輩の足なら3分でつく。」
ネウロは部屋の隅に置いてあった鞄を持つと、そのまま部屋を出ていってしまった。
「あーぁ…怖えーなー…あのS魔人…早くどっかに消えてくれねーかなー…」
カモの口からはもうこんな言葉しかでてこなかった。


ピーポーピーポー
「すいません!どの子ですか!?」
学園にはパトカーと救急車が駆けつけ、学園内は千鶴の事故以来の大騒ぎとなった。
タンカーで運ばれるアキラ。頭からはたいして出血していないものの、意識がない。
222マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:28:37 ID:???
救急車はアキラを乗せると、病院に向かって走り出した。

「ちょっと署まで来てもらうよ。」
アキラを殴った葉加瀬はそのまま警察官に連れられ、パトカーで連行されてしまう。
これに困ったのは学園長だ。
「まさか警察を呼ばれるとはのぉ。」
「おそらくパニックになった数名の生徒が通報したものと…。」
「ふむ…」
これによって学園の存在が明るみに出る事を恐れた学園長は葉加瀬を釈放させ、警察官の学園に関する記憶の抹消。
(アキラは魔法関係者の病院に送られたため、病院側の記憶抹消はなし。また、木乃香、千鶴両名の事故は学園が処理したため、警察の介入はなし。)
そして、釈放された葉加瀬は、そのまま学園で事情聴取が行われるが、凶器が出ず、取りあえず仮釈放。
学園は一応3ーAの生徒たちにも話を聞いてみたが、全員の話が一致せず、そして終いには…
「一応、3ーAの生徒たちにも話を聞いてみたのですが…クラス全員が犯人は和泉亜子と言っているんです!」
「なにぃ!」
そして…
「…うちがアキラを殴りました。」
「…和泉くん…。」
「(……もう訳が分からん…。)」
なんと和泉亜子が自首して来たのだ。
223マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:29:49 ID:???
しかし結局証拠もなにも出ず、そのまま狂言扱いとなり釈放となった。
しかし結局その後も葉加瀬を犯人とする証拠は出ず、これ以上話が進むことはなかった。

その頃、ネギとネウロは

「こんにちは、千鶴さん、まき絵さん。」
「あ!ネギ君!来てくれたんだ〜。ありがとう!」
「ネギ先生、こんにちは。」
千鶴とまき絵はベットを並べて仲良く横になっている。
二人ともとても顔色が良かったので、こんな状況でもネギはつい笑顔になってしまう。
「お二人とも、体調はいかがですか?」
「ええ、もうすっかり。」
「…私は…ちょっと。」
突然、まき絵の顔から笑みが消える。
おそらくまき絵の怪我は完治したのだろう。
だが心の傷が完治していない。
「ところで…クラスは今、どうなっていますか?」
突然千鶴が真剣な顔をしてネギに尋ねた。
「は、はい。実は…。」
今、アキラのことをこの二人に話してしまってもいいのだろうか。
ネギは一瞬、どうすればいいか分からなかった。が、千鶴の暖かい目がネギの考えを180度回転させられる。
「わかりました。まずは…。」
ネギはすべて話してしまった。副担任のネウロのこと、アキラが何者かによって殴られて病院に搬送されたこと。
224マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:31:38 ID:???
そして、クラス全員が証拠もない亜子を犯人といい、亜子自身も自首して来たこと。ただし葉加瀬のことは避けて…。

「そんな…アキラが…。」
「………」
二人とも真実から顔を背けている。
ネギは今になって話してしまったことを少し後悔した。
225マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:32:17 ID:???
終わり
なんだかな…
226マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:34:34 ID:???
アキラ編ハッピー☆エンド版

―まほら総合病院407号室

「…あーーん☆」
「あっ、ネギ先生っ、私自分で食べれますからー」
「ダメですよー、アキラさんは病人なんですからぁ☆」
「なんでそんなに楽しそうなんですかー…もうっ」
アキラさんは子ども扱いされたからか、むくれていた。
でも、アキラさんはやっぱりキレイだなぁ。
このまま右目のキズが残ったら…

…僕はマスターにアキラさんの目を治す方法が
無いか相談していた。
「…あるにはあるが…いわゆる等価交換というヤツだ…
 ヤツの目に見合った何か、そうだな…おそらくぼーやなら…
 四肢のうちのどれかだろう…」
「なんだって構いませんよ、右手でも左手でも…アキラさんの目を治せるなら…」
「ふっ…ぼーやはもう教師も辞めさせられたっていうのに優しいんだな…」
「そんなことないです…一番優しいのは…アキラさんですよ」
「ククク…惚れたのか?」
「そ、そんなことないですよー!もう!からかわないでくださいよー」
マスターは…すごくいい人だ。
なんだかんだ言っていつも僕を助けてくれる。

そんなことを思い出しながらぼくはアキラさんとじゃれ合っていた。
「…アキラさん…?」
「え…?(なんだろ…急にまじめな顔して…なんか…ドキドキする…)」
227マロン名無しさん:2006/05/13(土) 23:55:06 ID:???
駄作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
228マロン名無しさん:2006/05/14(日) 00:01:14 ID:???
アキラ編ハッピー☆エンド版

「今からアキラさんの右目を治します」
「な…何言ってるの…。無理だよ…もう…いいの…」
アキラさんの表情が曇る。
「いままで黙っていましたが、ぼくは魔法使いなんです」
「…やめてよ…そんな冗談…」
ぼくは軽く呪文を唱えると、机においてある花瓶を浮かして見せた。
「そ…そんな…」
「タネもしかけもありませんよ?わかってもらえましたか?」
「あ…う…」
アキラさんは驚いて声も出ないという様子だった。ぼくは続ける。
「目を…つぶってください。すこし、傷むかもしれませんが
 決して目を開けないでください…。約束ですよ」
アキラさんは黙ってうなずいた。
ぼくはそっとアキラさんの右目に手を添えて、魔法を唱えた。
「ト・シュンボライオン・ディアーコネートー・モイ…」
「ぁ…んっ…!!(何…?右目が…!?)」
病室が激しい閃光に包まれる。
「!?」
何者かがぼくの右腕をつかんだ。
「3jq89gjk:jしお@g?」
わけのわからない言葉でしゃべっている。
おそらく、契約を承諾するかどうか聞いているのだろう。
「イ…え…す…」
その瞬間、ぼくはやけつくような痛みに、悲鳴をあげた。
「うぐぁぁああぁあああ…」
痛みに耐え切れず、ぼくはその場に崩れ落ちて
体をくの字にしてごろごろと転がりまわった。情けない…。
次第に周りの景色が遠のいて行く。
「…ネギ先生!!」
アキラさんの声にぼくは意識を取り戻した。
229マロン名無しさん:2006/05/14(日) 00:32:45 ID:???
ネウロ×ネギ・・・
これはひどい駄作ですね、反吐がでます(・∀・)
230マロン名無しさん:2006/05/14(日) 00:35:34 ID:???
久々にネウネギキタ
グッジョブ面白いヨー

Yもグッジョブ!
ハッピーエンドがあって安心
231マロン名無しさん:2006/05/14(日) 03:27:33 ID:???
>>221
タンカーって船かよw
担架じゃないのか
232マロン名無しさん:2006/05/14(日) 05:09:52 ID:???
タンカーって…(^ω^;)
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
233マロン名無しさん:2006/05/14(日) 05:56:42 ID:???
GJ!
良いよ。
234マロン名無しさん:2006/05/14(日) 07:06:34 ID:???
タンカーじゃなかった
担架ね
235マロン名無しさん:2006/05/14(日) 07:45:47 ID:???
って…(^ω^;)
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
236肝井太:2006/05/14(日) 19:03:42 ID:???
>>1-235
「君たちはイジメなんぞをして本当に楽しいか!?イジメをするやつはクズだ!生きる価値もない!
 いいか!二度とイジメなんて馬鹿な真似はするんじゃないぞ!いいな!」

ふう…これだけきつく叱れば大丈夫だろう
ほんとはイジメとかどうでもいいんだが、一応注意しておかないと後々めんどくさいからな
さてと巡回を続けるか
おや?あそこに見えるは3Aの佐々木まき絵じゃないか
こんな時間になぜこんなところをウロチョロしとるんだ!あの馬鹿女は!
「おい!佐々木ぃ!何をやっとるか!とっくに授業は始まってるぞ!」
「ひゃあ!に、新田先生っ!ごごっごめんなさい!ね、寝坊しちゃいました…えへ」
まったくあのクソガキが担任になってからというもの、3Aのたるみっぷりはさらにひどくなったな
なにがえへだ!ちょっとかわいいからって調子乗りやがって!くそーむかついてきた!まじかわいい!

「ささきぃ!ちょっとこっちに来い!妊娠させてやるっ!!な!ちょっとあそこの書庫に行こう!」ガシッ
「へ?に、妊娠って…?え…ちょっ!やっやめて!いやっ!やめてくださいっ!!」

…ふふ…私は何をやってるんだ?これはやばいぞ…今手を放してやればまだ冗談で済むかも…
やばい…このままじゃ性犯罪者だ!はやく手をはなしてやらないと!ああっ!でももう書庫は目の前だ!
それに人の気配もないし…このままやっても大丈夫かも…
しかもなんでこの女はわめきながらも、本気で逃げようとしてないんじゃないか?
私は片手で掴んでるだけなんだから逃げようと思えば逃げられるはず…
「へ、変態!エッチ!放してよお!やだやだあ!うう…放してよお…」
………
ああ…そうか…
この女これでも全力で抵抗してるんだ!
わはは!なんたる非力!かわいい!かわいいかわいいかわいい!かわいいぞ佐々木まき絵!
犯してやる!犯してやるぞ!ぐちゃぐちゃに強姦してやる!もう我慢できん!
これで私も素人童貞卒業だ!
237マロン名無しさん:2006/05/14(日) 19:05:07 ID:???
新田先生と肝井先生間違えちゃった!
肝井スレもよろしくね!
238マロン名無しさん:2006/05/14(日) 19:16:00 ID:???
肝井キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! wwwwwwwwww
239マロン名無しさん:2006/05/14(日) 20:00:38 ID:???
自演乙
240マロン名無しさん:2006/05/14(日) 20:01:41 ID:???
文才ないやつは目障りだから消えろ
241ネウロ:2006/05/14(日) 20:11:05 ID:???
>>240
じゃあ俺は消えた方がいいのか?
242マロン名無しさん:2006/05/14(日) 20:25:42 ID:???
消えたいなら消えろよ
うざいからいちいち聞くな
243マロン名無しさん:2006/05/14(日) 21:15:30 ID:???
なにこれ(´・ω・`)
244マロン名無しさん:2006/05/14(日) 21:34:59 ID:???
アキラ編ハッピー☆エンド版

「…ネギ先生!ネギ先生っ!」
あ、右目からちゃんと涙が出てる。良かった、治ったんだ…。
ぼくはそんなことを考えながら体を起こした。
「アキラさん、良かったですね…」
「良くないよっ…!ネギ先生…右手が…ひっぐ…」
「いいんですよ、右手なんて…」
「ひっぐ…ネギ…せんせぇぇ……」

―そして…

「3-A組、"時の旅人"、指揮、大河内アキラ、伴奏、雪広あやか」
「はいっ!」元気良くアキラといいんちょが返事をする。
「…なぁなぁ、なんでネギ君右手に黒い手袋してるん?」
「さぁ…シラナーイ?どしてだろ…」
亜子とまき絵がこそこそと話す。
「まぁ、いいんじゃないカ?名誉の負傷ヨ♪」
「超さん!余計なこと言わないの…」
「ゴメンゴメン♪あ、歌はじまっちゃうヨ!!」

☆おわり☆
245マロン名無しさん:2006/05/14(日) 21:49:15 ID:???
ちょっとまって、もしかして肝井太知らねえの?w
246マロン名無しさん:2006/05/14(日) 21:51:00 ID:???
肝井太氏は知らないけどGJです
247マロン名無しさん:2006/05/14(日) 22:26:23 ID:???
ガンドルフィーニ編

前回のあらすじ。
どうやらG氏は刹那のことが気に入ったらしい。
昼休み、補修と称して生徒指導室に呼び出した。

これ続けてもよろしいでしょうか…
248マロン名無しさん:2006/05/14(日) 22:35:28 ID:???
ガンドルフィーニ編

「さぁ、弁当だ…」
いつの間にかここが私の定位置になってしまっているな…
新田先生には悪いが…。
私は生徒指導室の椅子に腰掛けて、手づくりの弁当をつつく。
「せつ…な…君…」
うさぎ型にカットしたりんごを口に運ぼうとした時、ふと今日の出来事を思い出していた。
「刹那君…ね。ふふ、本当にかわいいよなぁ…」
桜崎刹那君…身長151cm、上から71、52、74…
かわいいもの好きの私からすると申し分ないスタイルだ。
…コンコン。
ドアのガラス越しに髪を片方にまとめて縛っている
独特のヘアスタイルの少女が見える。
「おや、もう来てしまったか…」
私は慌ててお茶を一口すすって返事をした。
「どうぞ…」
「…失礼します。」
さぁ、パーティーの始まりだ。と、私は頭蓋の中でガッツポーズをした。
249マロン名無しさん:2006/05/14(日) 22:56:22 ID:???
ガンドルフィーニ編

「さ、椅子に座って。楽にしていいよ」
「は、はい…」
思えば刹那君もネギ君が担任になってから表情がやわらかくなったなぁ。
年相応の反応もするようになったし、ネギ君様様といったところかな。
「あ、お弁当を食べていたんですか!スミマセンっ!お食事中だというのに…」
「あ、いやいやいいんだよ…。僕の方こそお昼に呼び出してしまってすまないね」
「そ、そんな私は全然暇なのでっ…」
刹那君…なんて礼儀正しくてそれでいてかつキュートなんだ…。
おっと、ちょっと日本語がおかしくなってしまったか。
まぁそんなことはどうでもいい。早く刹那君の全てが見たいっ!
「それで…刹那君、最近の君の数学の成績のことなんだけど…」
私は軽く咳払いをしながら言った。
「は、はい…すみません…。私、頭悪いみたいで…授業は聞いているつもり
 なのですが…。どうも4時間目となるとお昼ご飯のことばかり考えてしまって…」
顔を赤らめながら言う。
「そ、それはこむ、こら、困るなぁ…」
私は刹那君のあまりのかわいらしさについ舌を噛んでしまった。
だがこれは噛むなというほうが難しいだろう。
私は続けた。
「今日の放課後から居残り授業だ。いいね?これは君のために言っているんだよ。
もう最終学年なんだから、ちょっとは勉強しておいたって損にはならないハズだ」
「ハ…ハイ…」
「そう残念そうな顔をするな…。ネギ先生にも頼んでおくから…。
そうだなぁ、他の成績があまりよくない生徒もそうするか…」
「…え…?」
刹那君の顔が明るくなる。…そんなにネギ君が好きか…。
少し悔しいが、仕方がない。嫌がる刹那君をぺろきゃん(※1)したって
面白くないからね…。

※1…ぺろきゃん。生徒を愛玩・ペットのように弄ぶこと。G独特の表現。
250マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:00:56 ID:???
コレを食ったら許してやるぞ…
つザーメン弁当
251マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:10:05 ID:???
>>244
時の旅人か。懐かしいな
中二の時に合唱コンクールで歌った

全てのものが友達だったころ〜
252マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:20:16 ID:???
ガンドルフィーニ先生ww
253マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:52:11 ID:???
荒らしもようやく消えたか
254マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:54:45 ID:???
いますがなにか?
255マロン名無しさん:2006/05/14(日) 23:56:59 ID:???
>>251
僕も中2の時に歌ったんですよ。
もう二度とあの頃に戻れないと思うと死にたくなってきますねー
256マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:05:45 ID:???
>>255
じゃあ氏ねばいいんじゃないかな
257マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:15:18 ID:???
いたのか
258マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:25:26 ID:???
荒らしキエタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
259マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:26:08 ID:???
キエタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
260マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:30:18 ID:???
なんだ、いたのか
261マロン名無しさん:2006/05/15(月) 00:43:48 ID:???
ガンドルフィーニ編

「すぅぅぅ…はぁぁぁぁ…」
私は大きく深呼吸して、3-Aのドアを開けた。
「こんにちはー、ガンドルフィーニ先生ーっ☆」
「…こんにちは。」
一番に私に声をかけたのは、このか嬢だ。
まぁ刹那君の親友だし、予想はしていた。
彼女はいわゆる天然系だし、顔も悪くない。
では何故こんな冴えない返事をしたかというと…。
"髪が長い"。…私は"髪が長い"というのが生理的に無理だ!
私の"センス"が許さないのだ。女子というのは清潔で質素で
なければいけない。
無論、このか嬢は仕方がないとして、今日私の"放課後キャンパス"
に呼んだのは以下のメンバーだ。

明石君、和泉君、春日君、釘宮君、このか嬢、そして…刹那君。

このメンバーならいくらのん気なこのか嬢でも自分の
異質さに気付くだろう。
私はこみ上げてくる笑いをぐっと我慢した。
262マロン名無しさん:2006/05/15(月) 01:05:21 ID:???
なんかリアルだなwwww
263マロン名無しさん:2006/05/15(月) 02:44:20 ID:???
つまらん
264マロン名無しさん:2006/05/15(月) 07:03:06 ID:???
Y氏乙
265マロン名無しさん:2006/05/15(月) 07:34:22 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
266マロン名無しさん:2006/05/15(月) 09:33:49 ID:???
>>261
また新しいストーリーで面白いw
グッジョブ
267マロン名無しさん:2006/05/15(月) 13:00:57 ID:???
どこがおもしろい?
268マロン名無しさん:2006/05/15(月) 16:26:32 ID:???
つまらないと思うならどこがつまらないか教えてやれよ
書き手のためになんねーだろ
269マロン名無しさん:2006/05/15(月) 19:02:03 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
270マロン名無しさん:2006/05/15(月) 19:07:38 ID:???
>>268
頭悪いの?
271マロン名無しさん:2006/05/15(月) 19:42:52 ID:???
パルいじめ

「おっふろはいのちの洗濯〜♪」
なんでこんなにゴキゲンなのかと
言うと、来週〆切の講紋社マンガキングに出す作品が
なんともう仕上がってしまっているのだった!
「パル〜良かったねー…。珍しいんじゃないー?こんなに早く仕上がるなんてー」
「んふふ〜♪のどか、私をナメルなよー?」
「今日は雪がふるですね」
「こらー!ゆえーっ!」
…こんなこと言ってるケド、いつも手伝ってくれてありがとね☆
ほんとに感謝してるよ。
「さー風呂だ風呂だーっ!」

「…でねーっ!!私パルの机の上にあった封筒みちゃったんだよねぇー」
扉に伸ばしていた手が止まる。
「どうしたです?パル」
大浴場の扉ごしに聞きなれた声が聞こえる。
これは…柿崎達かな…。実を言うと私は彼女達がちょっと苦手だ。
いうなれば、私達とは対極の存在。彼女達もそう思っているだろう。
「ごめん、眼鏡はずすの忘れたから先入ってていいよー」
「わかったです。いきましょう、のどか」
「うんー…」
ゆえ達は先に入っていった。
…どうしてだろう。対極の存在ではあっても、負い目はないと思っている。
なのに…。彼女達の声を聞きたくない。怖いのかな。
「ぎゃっははは!ちょっとそれはキモいんだけどー!」
「んで男同士キスしてんのよー!まじひいたわぁーーっ!」

つづく…
272マロン名無しさん:2006/05/15(月) 19:45:57 ID:???
密かに楽しみにしていたパルいじめktkr
273マロン名無しさん:2006/05/15(月) 20:03:28 ID:???
ガンドルフィーニ編

「よーし、そろったな。では補講を始めるぞー」
"補講"。自分で言って笑える。これは"補講"と言う名の
"ペロペロパーティー"なのだから。
「…はぁーめんどくさー…」
「ちょっと美空ー、先生の前だよっ」
「おっと、口が滑った!聞こえたかな…」
聞こえたよ。美空くん、君は正直でいいね。
後でたっぷり先生と遊ぼうか。
「…じゃあ今日は平方根からだ。平方根というのはなんたらかんたら…」
私は"わざと"わかりにくく教えた。
なぜなら、そうした方が彼女達の困った表情が見られるからだ。
「では明石君。ここの答えを言ってごらん。」
「は、はい…。えーと、うーんと…」
悩む乙女はたまらなくかわいい…。普段あんなに騒がしくしている
明石君…それが…こんなに…。
私は思わずゴクリと生唾を飲んだ。
「ぇーと…√2…?ぁーわかんにゃーいっ!」
「うん。そうだ。ココの答えは√2になるね」
「わーい、やったーっ!」
笑顔が…眩しい!どうだ?"数学"は楽しいだろう?
これからもっと楽しいことをしようね…。

そして…
274マロン名無しさん:2006/05/15(月) 20:16:40 ID:???
ネウロ×ネギ 休載(テスト一週間前&河合模試のため)

再開は六月一日で
もっとも、皆さんが受け入れてくれればの話ですが
275マロン名無しさん:2006/05/15(月) 20:53:29 ID:???
勉強がんばれよ
あともうこなくていいから
276マロン名無しさん:2006/05/15(月) 21:02:19 ID:???
うんそうだね、もうこなくていいよー^^
277マロン名無しさん:2006/05/15(月) 21:44:56 ID:???
見事な自演ですね^^;
278マロン名無しさん:2006/05/15(月) 22:38:59 ID:???
もうだめだなこのスレ
279マロン名無しさん:2006/05/15(月) 22:47:39 ID:???
たかが一匹のゴミに終わらせられるとは情けない
280マロン名無しさん:2006/05/15(月) 23:05:14 ID:???
パルいじめ2

…あれ、手が震えてる?足もガクガクするし
「しかも!しかもしかもその男の人の名前がネギっていうの!」
「ひゃぁぁぁぁ!ネギ君かわいそーっ…さぶいぼ立ってきたぁ…ってぅおい!!後ろ後ろ…」
「あっ!!ゆえとのどかだ…やっべー……」
「…頭洗ってるし聞こえなかったんじゃない…?あー!いい湯だなーっと!!」

……のどか、ゆえ、ゴメン。もうアンタ達と一緒に居られないかもしれない。

「パル遅いです。何やってるですか」
「あ、うんー…そうだねー…」
柿崎さん達の…まさか…パル…
「あたし見てくるよー…。ゆえゆえちょっとまっててー」
「わかったです。さっさと連れてくるですよ」
「うんー…」
ゆえには聞こえ無かったのかな…。きっと髪が長いから…。
…脱衣所には…やっぱりいない…。
281マロン名無しさん:2006/05/15(月) 23:34:23 ID:???
職人さんが居る限りこのスレは終わらないっ!
282マロン名無しさん:2006/05/15(月) 23:44:39 ID:???
ガンドルフィーニ編

「さぁ、今日の補講はこれでお終いだ」
"補講"はね…。
「わーい!やったぁー!」
「だから美空ーっ!」
「あはは、ごめんねー、ガンドルフィーニ先生っ☆」
「はは、いいんだよ。正直でよろしい」
美空君、案外かわいいじゃないか…。よく見たらこれだけの
短髪だというのに顔が崩れていないというのは逆に
すごいことではないか…。よし、君には特別に"私がたっぷり"
入ったのをあげよう…。
「ゆーな!一緒に帰らへんー?」
「おう!いいよー」
…おっと、まずいまずい!
「ところでみんな。今日はこの後暇かい?」
「あ、うん暇や、ですけどー?」
「ちょっと付き合ってくれないかな?」
「おー!?なになに女子生徒と先生の禁断の集団デート!?」
「ははは、明石君違うよ。私がインド出身というのはもう知ってると
思うけど、今日はラマダーン明けでね。晩御飯は盛大にパーティーを
しようかと思っていたんだ。どうだい?私の手料理はおいしいと評判だぞー?」
もちろん"嘘"だ。というか昼ごはんも食べた。
283マロン名無しさん:2006/05/15(月) 23:46:37 ID:???
ガンドルフィーニ編

ここでのってこなければ私の計画は…

「やったー!!行く行く!先生私行くよーっ!」
「もう突っ込まないよ美空…でも私も行きたーい!」
「ははは、急に元気になったな。美空君に釘宮君と…後の皆は?」
「あ、私も行きますー、インド料理とかおいしそうやし…」
「亜子が行くなら私も行くにゃー☆」
「よし、じゃあ刹那君とこのか君は?」
「わ、私もお邪魔でなければ…このかお嬢様は?」
「うーん、私アスナの料理作らなあかんからなー…ごめんなー先生」
「そうか…また来月にもやる予定だからその次は是非来て欲しいな」
「はいな☆楽しみにしてますえー」
「ではお嬢様、帰り道はお気をつけて!」
「(うちは逆にせっちゃんが心配や…まぁ皆いるから変なことはしーひんと思うけど…)」
何から何まで都合がいいとはこのことだ…。

…その時、ガンドルフィーニの舌っ先がペロリと唇を滑ったのは誰も知らなかった。

次回「魂の開放―ニルヴァーナ編―」
284マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:07:57 ID:???
ガンドルフィーニ編 魂の開放

「さぁ、どうぞ」
昨日掃除しておいて良かった。なぜかチリチリの毛が
やたらと落ちているんだよなぁ、私の部屋。
「おじゃましまーっすって広いですねー!」
「そやな…大人の部屋って感じでかっこええわぁー」
「ははは…ありがとう」
和泉君、君にも"私"をたっぷりあげよう。
「ソファにでも座ってくつろいでいてくれ。いま冷たい飲み物を
もってくるから…」
「はーい、ありがとねー先生」
「あ、お、お手数かけます!(ちょっと緊張するなぁ…このちゃん…来ればええのに…)」
……
………
これ以降ちょっとキモいかもしれません。
しばらく様子みてから投下しますね…
285マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:17:23 ID:???
批判は全部荒らしみたいなこと言ってるやつがいるな
286マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:33:46 ID:???
>>285
根拠の無い批判は荒らしのようなもんだろ
287マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:46:20 ID:???
>>286
批判は批判だろ?ちゃんと受けとめるべきだと思うがね
GJばかりなのもどうかと
288マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:48:45 ID:???
(´・ω・`)なんだこら
289マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:50:39 ID:???
(´・ω・`)ぶちこらすぞ
290マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:51:19 ID:???
(´・ω・`)いてこらすぞ
291マロン名無しさん:2006/05/16(火) 00:52:08 ID:???
(´・ω・`)ぴたごらす
292マロン名無しさん:2006/05/16(火) 01:12:57 ID:???
(´・ω・`)批判でも感想をもらえるとうれしいです
293マロン名無しさん:2006/05/16(火) 09:03:43 ID:???
ガンドル先生
294マロン名無しさん:2006/05/16(火) 09:06:14 ID:???
>>284ガンドル先生キモさ抜群ww
295マロン名無しさん:2006/05/16(火) 09:44:33 ID:???
>>287
「つまんね」とか一言レスをどう受け止めろってんだよ。阿呆か
「GJ」はまだ職人にとって読み手が楽しんでるというのが伝わるだろ。
確かに「GJ」ばっかなのも良くないけど、批判と違って具体的にどこが良かったのか文章にしにくいから仕方ない。
荒らしが住み着いてる今、全ての批判を批判と受け止めるのは無理
296マロン名無しさん:2006/05/16(火) 10:14:19 ID:???
>>295
阿呆はお前だよ
荒れるからいちいちむきになって反応するな阿呆
297マロン名無しさん:2006/05/16(火) 10:50:09 ID:???
>>296
粘着荒らし乙
298マロン名無しさん:2006/05/16(火) 11:25:06 ID:???
粘着荒らしage
299マロン名無しさん:2006/05/16(火) 11:33:18 ID:??? BE:140625582-
今北産業
300マロン名無しさん:2006/05/16(火) 11:35:29 ID:???
>>299
低級粘着荒らし
自演
内部崩壊
301マロン名無しさん:2006/05/16(火) 12:04:28 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
302マロン名無しさん:2006/05/16(火) 12:49:57 ID:??? BE:140625582-
それはひどい
303マロン名無しさん:2006/05/16(火) 14:01:09 ID:???
アキラマダー?
304マロン名無しさん:2006/05/16(火) 15:28:45 ID:???
アキラ終わった
305マロン名無しさん:2006/05/16(火) 16:09:32 ID:???
アキラはもう終わったか、
次はなんだろ
306マロン名無しさん:2006/05/16(火) 16:13:18 ID:???
>>305
ガンドル
307マロン名無しさん:2006/05/16(火) 18:49:10 ID:???
セクま!ってどうなったん?
308マロン名無しさん:2006/05/16(火) 19:27:31 ID:???
漫画キャラ板に似たようなのがある
309マロン名無しさん:2006/05/16(火) 19:38:21 ID:???
どうでもいい
310マロン名無しさん:2006/05/16(火) 20:46:51 ID:???
(・∀・)
311マロン名無しさん:2006/05/16(火) 21:50:40 ID:???
(   ・ ∀)<sage
312マロン名無しさん:2006/05/16(火) 22:01:39 ID:???
(   ・ ∀)<age
313マロン名無しさん:2006/05/16(火) 23:12:40 ID:???
ガンドルフィーニ編―魂の開放―

「…では、少し待っててくれたまえ、いまナンが焼きあがるからね」
「ほいほーい!…ところでこの飲み物はなんですか?ヨーグルトみたいだけど」
「ははは…美空君、これは"ラッシー"といってインドの代表的な飲み物の
ひとつなんだよ。ヨーグルトと牛乳を混ぜただけの簡単な
ものだけどどうだい?おいしいだろう?」
「へぇー…うん、ちょっとしょっぱいけどおいしいよ!」
「そう?私のはそんなにしょっぱくないなぁ」
そりゃそうだ…美空君…君のにはたっぷりと"入れた"からね…
まずいな…完全に"勃起"してしまっている…ふふ。
私は少し体を傾けながらそそくさと台所へ逃れる。
314マロン名無しさん:2006/05/16(火) 23:27:33 ID:???
ガンドルフィーニ編―魂の開放―

私は彼女達が"特製ラッシー"を飲み干したのを見計らって、
次々と料理を居間へ運ぶ。
「お待たせ、まずはコレだ。わかるかなー?」
「あ、私知っとるー!これシシカバブやろー?先生?」
「亜子君正解!よく知ってるねぇ」
「えへへー、私も作ったことあるんや、ゆーなはバカだから覚えてへんと思うけど」
「こら!亜子ー!私だってスシバカ、えーっとシシカバブくらい知ってるよーだ!」
「なんやねんスシバカブってーあははは!!」
「むーっ!」
「あははは…」
あ、明石教授。あなたは…なんてことをしてくれたんだ。
私はもう我慢できないかもしれない…。
「……」
「ど、どうしたんですかー?ガンドルフィーニ先生…?」
「!?」
そ、そんな上目遣いで私の顔を覗き込まないでくれ!刹那君!
「あ、先生トイレどこですかー?」
「そ、そこのドアを出て右だ!?……よ…」
「?わかりましたー…?」
く・釘宮君!!そんなあからさまに生理用品をもって
トイレに行くなんて…!もう…ダメだ…さらば教員生活ッ!!

「……はぉぉぉおお………」

つづく!
315マロン名無しさん:2006/05/16(火) 23:30:03 ID:??? BE:81580223-
(゚∀゚)いいねぇ>>314GJ!!
316マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:00:32 ID:???
>>314 釘宮くん何しにトイレに行ったんだよwwww
317マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:03:38 ID:??? BE:326318483-
(#゚Д゚)>>316生理がきたに決まってるだろーが
       お前もし外でそんなこと言ったら白い目で見られるよ
318マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:05:11 ID:??? BE:217545582-
(o・ω・o) なんか言いすぎみたいな感じのレスになっちゃいました
       ゴメンなー>>316
319マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:06:44 ID:???
なにこのほのぼのな流れ
320マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:54:08 ID:???
ネギ「…と言う訳で、have+過去分詞で現在完了の形になります。…聞いていますか?のどかさん?」
のどか「くー…くー…」
桜子「あらら。完全に寝てるよ。」
ゴキブリ「おーい!のどか!起きなよ!」
のどか「ふぇ……え!あ、すいません…。」
ネギ「大丈夫ですか?体調が悪いのでしたら保健室に行った方が…」
のどか「いえ、だいしょぶです。ご迷惑かけました…。」
ネギ「そうですか。夜はちゃんと寝ないとダメですよ。えーと、それでは…。」
キーンコーンカーンコーン
ネギ「あ、終わってしまいましたね…。」
風香「やったー!やっと一日終わった!」
裕奈「さーてと部活部活〜♪」
ネギ「待ってください。英語はこのまま続けます。」
一同「!!」
ネギ「まだテスト範囲内まで終わってません。明後日中間テストですよ?」
まき絵「あれ?そうだっけ?」
超「どうでもいいけど勘弁してほしいネ。ワタシやることいっぱいあるヨ。」
ネギ「ダーメーです。さぁ皆さん席について。」
一同「えーーー!!」
321マロン名無しさん:2006/05/17(水) 00:54:54 ID:???
そして30分後
柿崎「やっと終わった…。」
円「補習って言っても、たいしたことやらなかったじゃん。」
桜子「でもさ、もしかしたらのどかのあれがなかったら補習なかったんじゃない?」
一同「…」
ゴキブリ「さすがにそれは…」
龍宮「それは否めんな。」
風香「A級戦犯だー!」
ゴキブリ「ち、ちょっと!夕映、あんたからもなんとか言ってよ!」
夕映「私からはなにも言うことはありません。みんなの言っていることは正しいです。」
ゴキブリ「夕映…なにいって…。」
空気「マジ最悪だよ!責任取れよのどか!」
まき絵「そうだそうだー!責任取れー!」
このか「…まあ、仕方ないわ。」
柿崎「じゃあ本屋。腹決めな。」
のどか「あうう…」


ダメ文スマソ
322マロン名無しさん:2006/05/17(水) 01:20:16 ID:???
ゴキブリいい奴じゃんww
323マロン名無しさん:2006/05/17(水) 01:23:28 ID:zuZr9plJ
やっぱ、いじめられるのはアキラよりのどかの方がいいな、
324マロン名無しさん:2006/05/17(水) 07:14:05 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
325マロン名無しさん:2006/05/17(水) 09:22:00 ID:???
もうちょっとセリフ以外の文増やせないの?
326マロン名無しさん:2006/05/17(水) 10:29:50 ID:???
>>325
手本見せて?
327マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:39:11 ID:???
>>326
自分で調べる事もできないのか?
過去ログや小説なんかを手本にすればいいだろうが
328マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:41:43 ID:???
>>320>>321
お前ゴキブリと空気ってw
ちゃっかりいじめてるな
329マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:44:36 ID:???
つまんね(・∀・)
330マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:49:21 ID:???
おもしれー(・∀・)
331マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:50:04 ID:???
どこが(・∀・)
332マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:52:30 ID:???
いえねぇな(・∀・)
333マロン名無しさん:2006/05/17(水) 14:53:28 ID:???
いえや(・∀・)
334マロン名無しさん:2006/05/17(水) 15:41:36 ID:???
>>327
いやそれほど偉そうに言えるなら自分で素晴らしいものができるんだろうなー、と思ってさ
ごめんねw
335マロン名無しさん:2006/05/17(水) 15:56:22 ID:???
落ち着こうぜ〜おまいら
336マロン名無しさん:2006/05/17(水) 17:11:12 ID:???
>>334
必死だな
337マロン名無しさん:2006/05/17(水) 17:55:17 ID:???
ガンドルフィーニ編―魂の開放―

………
「んー…おいしいねー、この緑色のカレー」
「ほんまやなー。先生、これはほうれん草ですか?」
明石君はもりもり食べるなぁー…。いやらしい…。
口だけ見てるとなんともセクシーで"おいしそう"だ。
そういえば、緑色のものをたくさん食べたってことはうん○こも緑色に…
ふっふふふ…それもまた良い…
「…?先生どしたんー?」
「おっと…すまないね」
危ない危ない…完全に"あっち"の"モード"になっていた。
「いや、何かいいなぁと思って…。私はこういう風にテーブル囲んで
食事したことなかったからね。家族の団欒というか…嬉しくてね…」
「そ、そうなんですかー…(なんやちょっと気持ち悪いなぁ…)」
私はどこかで聞いたことのあるようなセリフでなんとかその場を
しのいだ。

そして…
「ごちそうさまーっ☆」
338おもしれー(・∀・):2006/05/17(水) 18:02:32 ID:???
おもしれー(・∀・)
339おもしれー(・∀・):2006/05/17(水) 18:03:36 ID:???
おもしれー(・∀・)
340マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:05:06 ID:???
>>336
お前もなwww
341マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:09:10 ID:???
>>337
だからセリフ以外の文を増やせって
342マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:20:43 ID:???
>>337
伏せ字が伏せ字になってない気がするんだが・・・・・
気のせいじゃないよな
343マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:35:08 ID:???
漫画とかでよくみるネタだぞ
344マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:38:28 ID:???
俺は見たことないな
345マロン名無しさん:2006/05/17(水) 18:47:37 ID:???
346ネウロ氏へ:2006/05/17(水) 21:43:00 ID:???
"/,ツ    〃 /;,ィ;;;;;;;;;;;;;;ハiト;;;;;;;lヘ;;;;;;;;;;;;;;ヾミ、;;;;
/ ノ    / /〃;fレィ;;;;;/'゙^i!;;;;;;l"ヾ;;;ミ;;;トトヽ,ヽ;;
 / ̄ ̄ ̄\/;'リ///7;;/   ゙!;トリ!  ヾミ、`ト;;ヾ,ヽ
 | 我 喰ト ┐| / /'フ;;;/   l;川   ヾト、i! t;;i,ミ
 | が うク 謎.|;'  ,/;;/    l; l   ,人;t   ;;;
 | 輩 の L.. .|  7;;/     l洲  /;;;;rッ、  ;;;
 | だ は を |__,,Z;;/―- 、、  l;;;l /;rィ''"i,;; iィl;;;
 |       | /;;;/ ,,__ `ミ`゙' l;;l! i;;;i介! i:i;、rt;;
 \___/fi;;;/ _,,,..、゙ニミッ' l;l  V゙itリ ノ::i!l l;;;
 シリ / テチi;;;〃;;/イfr;;ミヽ~`''  リ  ゙ド"´:.:.:i;;;;;;;
/リ / //,ィ;;;;;;;;;/ 、!ミt:ツ;リ,,ィァ   l!   ヽ:.:.:.:.:.:l〉;;;;;
,ィ7,/ /fr'"i;;;;;;;;i′ ヾ=≡'''"   /    ヽ:.:.:.:lレ;;;;;
/ ̄ ̄ ̄\;;i′              \:j ソ;;;;
          リ / ̄ ̄\           ,>リj;;;;
 し 解・貴 ∨ そ た .|        ィチ!//;;;;
 て い・様   れ だ..|      ,イv'/ソ/;;;;;;
 欲 .た・が   を.     |___,, :ィ-‐ '"  //i_/;;;;;;;;;
 し こ         /ー-:W、,,__,,,ノ/l▽;;;;;;;;;;;
 い と   /i! ̄ ̄~´       --‐イ::j;;lj;r―ァ;
 の .に   /i |  `丶、、       ,:::ノ;;' ヽ7/;;
 だ    / ,j_L,    ,r7テiテr―-‐''";;;;;;;;;`ヽ;;;
\___,/ ヽ7,/    ノ;シ;;;lリ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;
 ヽ、 、、  ヽ,ソ   ,イ! ヽ;;;l/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
\ ヾ、 `丶.'´ \r弌, lヽi l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
347マロン名無しさん:2006/05/17(水) 22:19:36 ID:???
ディビッドライス「ohー!過疎ってマース!デーム!!」
348マロン名無しさん:2006/05/18(木) 00:13:34 ID:???
ネウロ続き気になるなぁ…
349ネウロ:2006/05/18(木) 00:41:58 ID:???
>>348
六月一日まで書かないと言いましたが
土曜日までになんとか頑張って書きます
よろしくおねがいします
350マロン名無しさん:2006/05/18(木) 03:38:37 ID:??? BE:123048427-
絶望した、ねぎまる4に絶望した
なにあのイジメスレ?
351マロン名無しさん:2006/05/18(木) 05:48:29 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
352マロン名無しさん:2006/05/18(木) 06:28:13 ID:???
>>349
こなくていいから勉強しろって
353マロン名無しさん:2006/05/18(木) 07:28:12 ID:???
>>352
消えろ
354マロン名無しさん:2006/05/18(木) 09:16:16 ID:???
>>353
ネウロ乙
355マロン名無しさん:2006/05/18(木) 12:25:30 ID:???
(   ・∀)<sage
356マロン名無しさん:2006/05/18(木) 15:11:38 ID:???
hage>(∀・   )
357マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:08:51 ID:???
(   ・∀)<過疎
358マロン名無しさん:2006/05/18(木) 23:22:29 ID:???
荒らししか居なくなってる件

深刻な過疎だな…
359マロン名無しさん:2006/05/18(木) 23:23:51 ID:???
Y氏来ねーぞ
360マロン名無しさん:2006/05/18(木) 23:34:58 ID:???
このスレに荒らししかいない時点で、
このスレは終了なんだろ
もはやこのスレは駄スレになってる訳だ
もうほとんどの書き込みが荒らしだけになってる

もしくはY氏は忙しくてこのスレに行けないんじゃないのかと
361マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:39:10 ID:???
Yです…。すみません。
最近評価がいまひとつなのでもっと面白いネタが無いか考え中です!
てかまたアキラいじめたいです^^;
362マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:40:10 ID:???
ただ単に職人がいないから過疎ってるだけじゃね?
作品がないとレスする理由もないし
363マロン名無しさん:2006/05/19(金) 02:34:31 ID:???
アキラ「…んっ…はぁ…!」ゾクゾクッ!

アキラ「ふぅ…(…あ、ティッシュ無い…)」
364マロン名無しさん:2006/05/19(金) 02:50:57 ID:???
アキラスレでやれよwwwwwwww
365短編:2006/05/19(金) 04:02:12 ID:???
いつから……このクラスは歪んでしまったのだろう?ネギ先生が来た頃は、騒がしいが明るくていいクラスだった……きっかけは……何だったんだろう?確か……本当に些細な言い合いだったはず……何時の間に……こんなに狂ってしまったんだろう?
皆も……
ネギ先生も……

……私も……

今日もクラスの中心にはお嬢様がいる。周りには複数の取り巻き……勿論私もその一人だ。
「暇やな〜、何か面白い事ないかな?せっちゃん」
お嬢様が私を呼ぶ……明るい声で……
「あ、そーや!なぁなぁせっちゃん?うち夕凪で人を斬るところが見たいえ♪あそこらへんのクズ共を斬ってみてくれへん?」
今までなら決して言わなかったことを言う……
そして……
「お嬢様のお望みとあれば……」
従う私……
パラッ…スゥッ…チャキン…
夕凪の刀身が光を浴びて輝く……
たまたま近くに居た憐れな小羊……亜子さん……
「ひっ……!!」
青ざめた顔の亜子さん……
「……ふっ!」
私は無言で剣を振るった……
366短編:2006/05/19(金) 04:03:51 ID:???
ガターン!!
血が飛び散る……
だが、亜子さんの血ではない。
「……龍宮、邪魔をするな」
龍宮の浅黒い肌に血が伝う。おそらく、亜子さんを突き飛ばした時に私の剣がかすったのだろう。
「まさか、お前がここまで狂ってしまっていたとは思わなかったよ、刹那」
「狂ったのはお前じゃないのか、龍宮?今まで人を庇った事なんてなかったじゃないか」
「あぁ、私も不思議に思っているところだ。こんなふざけたクラスにはほとほと愛想が尽きていたからな」
「ならば何故今亜子さんを庇った?」
「……私は夕凪の美しい刀身が好きでね」
突然龍宮が意味の解らない話を始めた。後ろでは、期待していた残酷なシーンを見れなかったお嬢様が龍宮に死刑宣告を下している。
「たつみー本当にうざいなぁ?まだいじめたことなかったから寂しかったんか?なら今からいじめたるわ♪まずは、さっき見れなかったから夕凪で斬られるところを見してな?」
お嬢様が私に命令を下す……
「龍宮……」
「だから私は、その夕凪が無駄な血で汚れるところを……見たくなかったんだ」
「お嬢様の望みだ……おとなしく斬られろ、龍宮」
「そして……お前が傷つくところも見たくなかったのさ」
「……っ!!?」
突然の龍宮の発言に思わず左手首を握った。
「長年の付き合いだ。お前がどんな行動を取るかなんて分かるさ」
367短編:2006/05/19(金) 04:08:37 ID:???
クラスの全員が恐れながらも、遠巻きに私達を見つめている。お嬢様だけは、私のすぐ後ろでじっと見ている。
かつてのような柔らかく暖かな眼差しとは違う、冷たくゴミを見るような眼で……
「なぁ、今一体何本の傷があるんだ?」
言うな……
「いつも、近衛が誰かをいじめるたびに切っていたんだろ?」
頼む、言わないでくれ!
「どうしようもない気持ちを、いつも手首を切って落ち着けていたんだろ?」
お願いだ!もう止めてくれ!!
「もう……気付いているんだろ?近衛が……前とは変わってしまったと……」
「黙れー!!!」
私は龍宮に向かって思いっきり剣を振った。ただ、曝け出された弱い自分と、本当は解っている事実から目を逸らすためだけに。
「ぐっ……!」
辛くも避けた龍宮だが、そこを私が二撃三撃と追う。二人は争い……そして、窓から落ちた……
ガシャーン!!
「なっ……!!」
龍宮が私へと手を伸ばす。羽根を開いた私はその手を掴もうとし……

「せっちゃん……」

頭の中に、お嬢様の声が響いた……
ドンッ!!
気付いたときには龍宮は地面に叩きつけられ、血を吐いていた。
慌てて私は龍宮の傍へ降り立ち、安否を調べた。重傷ではあるが、運良く即死ではない。私は安堵するとともに、龍宮の手を掴まなかった自分に愕然とした……
何故……自分は……今、私は龍宮の命よりも、お嬢様の命令を優先した……本当に私は、狂っている?
368短編:2006/05/19(金) 04:10:29 ID:???
その時、微かな声がした。
「せ、せつな……」
「龍宮!?喋るな!おとなしくしていろ!!」
「お前……分かって、るんだろ?…ぐっ…」
「喋るな龍宮!!」
血を吐きながらも必死で言葉を紡ぎ続ける龍宮。
「お前のお嬢様は……もう、変わって、しまったんだと……」
……
「今、近衛は、暗く淀んだ世界に、身を、落としている……がはっ」
龍宮が瀕死の身体で伝える言葉を、私は静かに聞くことにした。
「はぁはぁ……お前は、ただ言いなりの、奴隷になることを従者だと、思っているかもしれない……
ぐぅっ……だが、本当の従者とは、主人を守るだけでなく、主人の行動を諫め、常に正しくあり続けさせ、いつも光の中を、歩ませるようにする……
それが、正しい従者の在り方だ……」
「……っ!?」
「お前は、近衛の従者だろう?早く……お前のお嬢様を光の下に、戻してやれ……」
「あ、あぁ……」
私は……泣いていた。今までずっと気付けなかった間違いに、ようやく今気付くことが出来た。
「なぁ、刹那?……お前なら、出来る、よな?」
「あぁ、あぁ!」
「よかった……ぐっ……この料金は……はぁ……高いぞ?」
そう言って龍宮は、皮肉な笑みを浮かべ……静かになった……
「た、たつみや?龍宮!」
心配になり騒ぐと、さっきよりも小さな声で龍宮が言った。
「う、うるさい……私は疲れた、から……寝させろ」
「は、ははっ!分かった、ゆっくり休んでいろ!」
久しぶりに私が笑いながら言うと、龍宮も弱々しく笑いながら意識を手放していった。
369短編:2006/05/19(金) 04:12:47 ID:???
こつ、こつ、こつ……
後ろから、靴音が聞こえる。この足音はたぶん……
「たつみー死んだんか?」やはりお嬢様だ。
「いぇ、意識を失っているだけです」
お嬢様のほうを振り返り、そう言った私は、信じられないものを、見た。
「まだ生きとるんか……本当にうざいなぁ?」
とても残念そうな……お嬢様の顔
「なぁせっちゃん?たつみーなんて死んでもいいと思わん?」
今度は歪んだ笑みでそう言う。
「お、お嬢様……」
「ん?やっぱりせっちゃんもそう思うか?流石はせっちゃんや♪」
お嬢様は、こんなにも歪んでいたのか……
「お嬢様!!」
言わなくては!龍宮が自分の身体に鞭打ってまで教えてくれたんだ!
お嬢様を、このちゃんを光の下に連れていくんだ!
「もぅ、止めようよこのちゃん!!」
「……」
「いじめなんて止めて、元の楽しくていいクラスに戻ろ?そして、このちゃんも前の優しいこのちゃんに戻ってえな!!」
「……て、…や」
泣きながら必死で叫ぶ私に、このちゃんが何かを呟いた。
「え?」
「前の優しいうちて、何や?うちは今もうちやえ。優しくないうちは、うちやないんか?」
「ち、ちが!そういう意味じゃないんよこのちゃん!!」
「せっちゃんは今までどおり黙ってうちの言う事を聞いてればええんよ。口応えするせっちゃんなんて、いらないえ?」
「こ、このちゃん!!」
370短編:2006/05/19(金) 04:14:54 ID:???
絶望がうちを襲う……いらない……うちはもう必要じゃない?
もうこのちゃんに……うちの言葉は届かない?
このちゃんが、龍宮に近づく……
「こいつのせいで、せっちゃん変なこと言い始めたんか?」
満身創痍の龍宮を、汚いものを見るように見下ろしている……
「こ、このちゃん……」
「まさかここまでうざいとは、思ってなかったえ。死んでくれへんかなぁ?」
このちゃんは大きく足を振り上げて……龍宮を思い切り蹴りつけた。意識のない龍宮の身体が、蹴られたせいで少し揺れた。
「このちゃん!!」
ガスッ、ガスッ
何度も、何度も龍宮を蹴り付ける……
「ちょっとせっちゃんと話していたからって調子に乗って……うちのほうがせっちゃんと仲がええのに……
せっちゃんはうちのなんや……横から取ろうとするなや!!」
最後に憤怒の形相で叫びながら今までよりも強く蹴り、龍宮の口から血が飛び出た……
「あぁ……」
駄目だ……もう……このちゃんは……

狂っている

「なぁせっちゃん?せっちゃんはうちの従者やんな?うちの言う通りにしてくれるんよな?」
笑顔でうちに言うこのちゃん……
すまない……龍宮……約束は、守れそうにない……
「……」
無言でこのちゃんと龍宮のほうへ歩いていく
「せっちゃん、たつみーを殺して?」
「このちゃん……」
うちは夕凪を、握り締めた……
371短編:2006/05/19(金) 04:17:04 ID:???
「たつみーも、せっちゃんに殺されるなんて幸せ者やなぁ♪」
このちゃんを正面から抱き締め……
「せっちゃん?……ぐっ!!」

背中から、一気に夕凪を、突き刺した……夕凪はこのちゃんを貫き……うちの背中に突き抜けている……

「このちゃん……ごめ、んな?もっと早く、気付けばよかった……うち……従者失格やった……」
「せっちゃ……何で……」「もう……うちらは、光の下に、戻れないんよ……だから、やり直そ?うちも……一緒に、いくから、もう一回やり、直そうな?」
このちゃんの身体から力が抜けていく……うちの目も見えなくなってきた……
「また、絶対、このちゃんの、従者に、なるから……今度は、一緒に、光の下を、歩こうな?……がっ……ぁ……」
力が入らなくなり、二人とも地面に倒れこんだ……
「ごめんな、この、ちゃん……」
意識が暗くなってゆく……

「せっちゃん……ありがとな……」

このちゃんの声が聞こえた気がする……

このちゃんは、狂ってなんか、なかった……
頬に、涙が一筋流れた
最後の最後に分かった……

本当に狂っていたのは……



うちだ……


――Fin――
372マロン名無しさん:2006/05/19(金) 07:23:45 ID:???
神が降臨しました
373ネウロ:2006/05/19(金) 07:37:04 ID:???
wikiに書き込みが出来なくなってる…
374マロン名無しさん:2006/05/19(金) 07:51:33 ID:???
夢、終わる時とそっくりwww
375マロン名無しさん:2006/05/19(金) 08:41:13 ID:???
なんか見たことあるような感じだな
376マロン名無しさん:2006/05/19(金) 09:37:17 ID:???
>>373
普通にレスするときぐらいはコテ外さないか?必要ないだろ
377マロン名無しさん:2006/05/19(金) 09:57:02 ID:???
ネギいじめ編

―魔帆良大教会、めったに使われることの無いこの建物も
今日は人でごったがえしていた…。

「では皆様、本当に最後のお別れデス…」

牧師はそっと棺を開けるとちらりと目でサインを送る。
教師達が順にその中に眠る少年―ネギに献花をして行く。

「…いやや…ネギ君ー!嫌ぁぁあああ…」
「ネギせんせー!ネギせんせー!うっぅうわぁぁあ…」
「ネギ坊主っ!お別れなんて嫌アル!ひっぐ、ネギぼうず起きるヨ!」
「ネギ先生…!うっ…ひっぐ…」
皆が悲しみに明け暮れる中、金髪で長身の美しい少女が
それを遠目に見ていた…。
「ネ…ギ…先生…」

―数日前…
378マロン名無しさん:2006/05/19(金) 10:12:12 ID:???
ネギいじめ編

「ぼーや…遅いなぁ…」
「マスター、さびしそうですね」
「茶々丸、ガラクタにされたいのか?」
「…」
…それにしても遅い。ぼーやは今まで文句は言いながらも
修行をすっぽかしたことは無かったんだが…。
「私が探してきましょう。少し待っててください。ネギ先生の情報は
私のHDDに登録されているのですぐに見つけられます」
「…そうか、このインランロボめ」
「インラン…?"淫乱"。そのような言葉はマスターの様な人にふさわしいと出ましたが…?」
「…。いいからぼーやはどこにいるんだ?」
「ガガ…ピピピッ…。出ました。これは…何故こんなところに…?」
「いいからどこなんだ?」
「魔帆良学園都市のはずれの…M市の山奥です…ここは確か雪広家の敷地ですね」
「はぁ…なにやってんだか…。茶々丸、お前体力持て余してるみたいだから
ちょっと行ってつれて来い」
「…え?わかりました!」
「随分とうれしそうだな…。まぁいい、早く戻ってくるんだぞ」
「はい!では行ってきます!」
やれやれ、茶々丸も変わったな…。
さ、私は戻ってくるまで一眠りしてるか…。

つづく
379マロン名無しさん:2006/05/19(金) 10:14:59 ID:???
>>378 8行目茶々丸の文少し変になってしまいました
380マロン名無しさん:2006/05/19(金) 10:37:20 ID:???
神作の予感
381マロン名無しさん:2006/05/19(金) 10:56:23 ID:???
ネギいじめ編

「ネギ先生ー!どこですかー?あ、発見」
彼女は心を躍らせていた。ネギと試合をすることは
あっても、二人きりで行動するということは今まであまりなかったからだ。
だから、嬉しい。嬉しい?
「ネギ先生、こんなところで何を――ッ!?」
彼女は絶句していた。ネギのあまりに変わり果てた姿に…。
「四肢全て複雑骨折。右眼球破裂、内臓の損傷率89%…脳の…
ピピピッ…心拍音、脈拍ともにゼロ。…ネギ先生、起きてください」
どうすれば良いのかわからなかった。だかそれも仕方がなかった。
彼女のHDDには"人間の死に立ち会ったときどうすればよいのか"
というのは記録されていなかったのだから。

「ネギ先生、ネギ先生起きてください」

ただ、ひたすら声をかけることしかできなかった。
382マロン名無しさん:2006/05/19(金) 11:17:14 ID:???
ネギいじめ編

「…ふぁー…むにゃむにゃ…」
ゆっくりと体を起こすと、外を眺めた。
もうとっくりと日は暮れて、東の空にはうっすらと月が見えていた。
窓からは涼しい風がさらさらと流れてくる。
…ん…茶々丸はまだ帰ってないのか…?
「あのガラクタ野郎…どうせイチャついてるんだろう…お、今日は満月か」
少し寂しそうに独り言を言うと、玄関の横に立てかけてあるほうきを手に取った。
「よし、いっちょ冷やかしてやるか」

―魔帆良上空
「…はぁー、いい匂いだ。もう晩飯時かぁ…腹減ったな……ってうわ!?」
「マスター!!」
突然エヴァの行く手を遮るかのように茶々丸が現れた。
その姿はボロボロで、彼女が着させたかわいい洋服は泥だらけだ。
そして、両手に"何か"を抱えているのに気付いた。
「そ、それは……ぼーや…?」
「はい、ネギ先生です。どうやら意識を失っているようで、何度声をかけても
返事をしません。」
「……ぼーや…ぼーやっ…」

つづく
383マロン名無しさん:2006/05/19(金) 12:49:09 ID:???
ネギいじめ編

―さらに時は遡り、数時間前。
「…ということでSVOO型というのは、主語+動詞+目的語+目的語の型で使います。」
では、そうですねー、たまにはいいんちょさんに聞いてみましょうか」
そういうとネギはにこにこしながらいいんちょの方を見る。
「は、はい?結婚ですか?」
あやかは完全に勘違いしているようだ。
ネギはいつものようにスルーして質問を続けた。
「SVOO型を使って何か文を作ってください」
「わかりました。簡単です。He gave me a book.そんなことよりネギ先生?私と……」
「は、はい!さすがいいんちょさんですー!皆さんわかりましたかー?」
ネギは慌ててあやかの言葉を遮る。
だが今日のあやかは少し変だった。
「ネギ先生…あぁ…どうしてこんなにかわいらしいのでしょう…」

―そして授業が終わった。
384マロン名無しさん:2006/05/19(金) 15:37:48 ID:???
スレとまってしまった…連投しすぎたかな…
短編さんGJです。"夢終わる時"好きなんでよかったです
385マロン名無しさん:2006/05/19(金) 15:49:31 ID:???
スレストは昼間だからかと
連投気にしないでどんどんドゾー
続きが気になる(・∀・)
386マロン名無しさん:2006/05/19(金) 19:51:30 ID:???
なんかエヴァと茶々丸のセリフが不自然なんだよね
本人っぽくない感じ
387マロン名無しさん:2006/05/19(金) 20:11:29 ID:???
>>386
故意だろ
388マロン名無しさん:2006/05/19(金) 20:46:05 ID:???
故意にする必要ないだろ
389マロン名無しさん:2006/05/19(金) 20:52:25 ID:???
ちょっと違うなーと思いつつも書きました…。
だから故意とはちょっと違います。
違和感あるようなので次回から気をつけますね
390マロン名無しさん:2006/05/19(金) 21:07:00 ID:???
>>387みたいに批判は全部荒らしみたいな考えのやつがいるから困る
391マロン名無しさん:2006/05/19(金) 21:47:45 ID:???
ネギいじめ編 ※ちょっとひどいかな…

「…あ…ぅ…ここは…?うっ!?」
ネギは深い眠りから醒めると、なぜかいすに体が縛り付けられていることに気付いた。
そこは見たことも無い場所…。薄暗い部屋。窓も無く、カビくさくてじめじめしている。
それに全面グリーンに塗りたくられた壁の色にネギは生理的な嫌悪感を抱いた。
「おはようございます。ネギ先生?」
「い、いいんちょさん?どうしてこんなことを!?やめてください!」
「おほほほ…、どうしてって…ネギ先生があまりにかわいらしものですから
つい誘拐をしてしまったのですわ」
「え…?」
ネギはあやかの笑顔に恐怖を覚えた。
「本当に…かわいらしいですわ…」
そういいながらあやかはネギの目の前にイスを置くと、ちょこんと
座ってなめるように視線を這わす。
「なんですかぁ…いいんちょさん…お願いですからほどいてくださいよぉ…」
ネギはもはや泣きそうだった。
あやかはそんなネギに興奮を抑えきれずにいた。
392マロン名無しさん:2006/05/19(金) 21:48:30 ID:???
ネギいじめ編 ※ちょっとひどいかな…

「さぁ、お姉さんと遊びましょうね…」
あやかは席を立って、部屋の隅にある虫かごのようなものをごそりとあさりだした。
「ひ、ひい!?」
ネギは絶句した。あやかの手にはもぞもぞとうごめくワラジムシのようなものが握られていた。
「これは、グソクムシと言って主に魚さんのお口の中で生きる生き物なのですわよ」
「そ、それをどうする気ですか!?」
ネギは恐怖で声がうわずっている。
「もちろんネギちゃんのお口に入れるのですわよ?はい、あーんして…」
「ひぃぃぃ!いや、やめて!誰か!助けてぇ!アスナさん!」
「もう…好き嫌いはいけませんわよ!?」
言い終えるか終えないかのところで、ネギの体に激痛が駆け巡る。
「あぁああ゙ぁ゙あ゙……!」
「ちょっと…威力が強すぎたかしら…このスタンガン…
でも、お口を開けてくれたからまあよしとしますわ」
「パクパク…」
ネギは泡を吹きながら、魚のように口をパクパクさせていた。
「ごくっ…」
しかし、それはあやかの嗜虐欲をさらに膨らませる結果になった。

つづく…
393マロン名無しさん:2006/05/19(金) 22:08:52 ID:???
おまけ:1-Aの思ひ出
柿崎「なぁなぁ、あの綾瀬ってヤツ、なんかスカしててむかつかね?」
釘宮「あー!アンタもそう思ってた!?アタシもむかついてたんだよねー!」
柿崎「ぎゃは!なんかアンタと気が合いそうww」
桜子「なになにー☆あたしも混ぜてーっ☆」

こうしていじめっ子トリオが結成された。
394マロン名無しさん:2006/05/19(金) 22:44:50 ID:???
ゆえイジメキタ━━━(・∀・)━━━
395マロン名無しさん:2006/05/20(土) 00:33:00 ID:???
1-Aの思ひ出

ざわざわ…
タカミチ「さぁ、いいかな。うちの学校はエレベーター式だから
     ほとんどが知ってる顔だとは思うけど、まずは自己紹介から始めようか」
一同「はーーい!」
T「はは、相変わらず元気だね。それでは自分の出席番号を呼ばれた人は
  元気よく返事をして自己紹介をしてください。では、1番」
しーーん。。
T「っと失礼、2番!」
ゆーな「…?はーい!明石ゆーなっ!好きなものはバスケとお父さん!
    てかほとんど知ってる顔ばっかだけどよろしくねーん!」
一同「あははー知ってるー」
T「はは、では3番」
朝倉「はいはーい!3番朝倉和美!このクラスでずっと一緒だったのはー…
   アスナっちと美空ぐらいかなー…んで新聞部入ってます!
   どんどんスクープ撮ってくんでそこんとこよろしく!」
一同「へぇー新聞部ねー、楽しそう」
T「なるほど、では4番」
ゆえ「はい…綾瀬夕映…趣味は読書です。よろしくです」ガタっ
しーーーん……
柿崎「チッ…なにスカし"コイ"てんだアイツ」
釘宮「本ばっか読んでないでたまには空気も読めってんだ」
桜子「ブッ☆うまいよくぎみんー」
釘宮「くぎみんいうな」
T「は、ははは…、綾瀬君のおじいちゃんはあの有名な哲学者の綾瀬泰造先生なんだよ。僕もあの本には元気付けられたよー」
ゆえ「え!先生も読んでくれていたのですかー!嬉しいですー」
柿崎「ちょ!急に明るくなった!つか泰造とかおもしろくね?」
釘民「タイゾータイゾー!ジャパニーズゲイシャタイゾー!あっはははは!」
静かな教室に彼女達の笑い声がこだまする…。
ゆえ「くっ、失礼したです、先生」
T「そんなことないよ…僕もすまなかった。5番…
396マロン名無しさん:2006/05/20(土) 00:50:13 ID:???
1-Aの思ひ出

亜子「はい!和泉亜子。ここに転校してくる前は大阪に住んでました。
   サッカーが好きなんでサッカー部入ろうと思うてます。
   よろしくお願いしますー」
ゆーな「あはは、訛ってる訛ってるー!」
まき絵「あたしも運動好きだねん!仲良くしてやねんー!」
アキラ「まき絵もう影響されてる…もうっ」
一同「あはははは!」
亜子「うん!(なんやええ人そうやなー…良かったぁ…)」
T「はは。(良かった、クラスの雰囲気も良くなった。)では6番」
アキラ「はいっ。大河内アキラ。水泳部やってます。私はこのクラスの
    人たちはほとんど知ってますが、これからもよろしくお願いします」
一同「かたいよアキラー!あははは」
T「アキラ君、今年は全国優勝頼んだよ。では7番」
柿崎「はーいっ!柿崎美沙ぁ。コーラス部とチア部入ってまーっす!
   よろしくー」
一同「知ってるっつーのー!あははは」
亜子「はは…(なんかウチとは合わなそうやなー)」
超「…(アレが噂のギャルっていうやつかネ…)」

自己紹介はつづく…
397名無しかわいいよ名無し:2006/05/20(土) 01:11:44 ID:???
398短編中の人:2006/05/20(土) 01:41:35 ID:???
読んでくれた方、レスくれた方本当に有難うございました
書いている最中にも、何処かで見たことある話…と思いながら書いていましたが…なるほど「夢、終わるとき」に影響された話だったんですね
自分初めて読んだいじめSSがそれだったので印象に残っていたようです
パクリに近い作品になってしまいましたが、こんな駄作でも皆様の暇つぶしになればと投下させて頂きました
本当に有難うございました
399マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:46:02 ID:???
>>398
いやいや良かったよ。
ああいうシリアスなのも好き
また頼みます
400マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:57:36 ID:???
>>394-396
これもセリフに違和感ある
いじめだからキャラを崩すのは仕方ないとしても崩しすぎはよくないと思う
401マロン名無しさん:2006/05/20(土) 02:13:17 ID:???
>>396
亜子に萌えた
402マロン名無しさん:2006/05/20(土) 12:50:00 ID:???
今更だけどセクまの品定…じゃなかった出席点呼を最後までやってほしかった
403マロン名無しさん:2006/05/20(土) 13:15:33 ID:???
wiki直らないな
404マロン名無しさん:2006/05/20(土) 13:32:02 ID:???
wikiどこらへんがおかしいすか?
405マロン名無しさん:2006/05/20(土) 13:48:26 ID:???
番外編セクま!

次は鳴滝風香から…

ふーか「はーい!」
ネギ「(ロリン娘か…つるぺただ)はい鳴滝史伽君」
ふみか「はいっ(やだぁ…なんか気持ち悪いですー)」
ネギ「かっ、君が妹だね?うん、お姉ちゃんとそっくりだねぇ
   先生間違えちゃいそうだなぁ…どうやって見分ければいいんだろう?」
ふーか「私の方がかわいいのだー!」
ネギ「じとっ…(←目を細めてふーかを凝視している)」
ふーか「あぅ…(なにー?冗談なのにぃーっ…)」
ネギ「うーーん…お姉ちゃんの方が3mmくらい胸が大きいね!」
ふみか「…え?」
一同「ざわざわ…」
ネギ「はっははは!冗談だよ冗談!くすんっ!では点呼を続けるぞーハカセ君」
ハカセ「は、はい…(つーか今のセクハラじゃないすか…)」
ネギ「(眼鏡っ子キタ!眼鏡はずしたら美少女これ宇宙の真理)…ぁい長谷川君」
406マロン名無しさん:2006/05/20(土) 13:51:06 ID:???
あ、僕なんか点呼ばっかしてる
407マロン名無しさん:2006/05/20(土) 14:09:05 ID:???
つづき

ちう「はい…(まっじきめぇーよコイツっ!)」
ネギ「(チッ…キモい女だ)……次はエヴァンゲリンえー…これなんて読むんだい?あやか君」
あやか「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルですわ(頭悪いですわね…)」
ネギ「おー、サンキューあやか君!えーエヴァンジェリン・
   A・K・マクダウェル君(←かなりかっこつけて発音)」
エヴァ「ふん…(なんだ今のカタカナは…英語の発音のつもりか?)」
ネギ「(ちっ、かわいくねぇガキだ)んぐ、宮崎君」
のどか「は、はいー…」
ネギ「(こ、これは…!?)お?元気ないなーもう一回、宮崎君!」
のどか「は!はいっ!」
ネギ「お、聞こえた聞こえた。普段からそのくらいの元気で頼むぞー」
のどか「は、はい…」
ネギ「ん?ちょっと前髪長くないか?校則違反かもしれん。どれ、先生にみしてみろ」
のどか「え…?」
そう言うとネギはつかつかとのどかに向かって歩いていく…
ネギ「どれどれ…(はぁーはぁー…髪ぃー…)」
のどか「嫌…(やだー…口くさいー…)」

つづく
408マロン名無しさん:2006/05/20(土) 14:25:27 ID:???
>>404
携帯からなんだけど書き込みが出来ない
409マロン名無しさん:2006/05/20(土) 15:09:27 ID:???
>>405
要望にお答えしてくれてdクスw
410マロン名無しさん:2006/05/20(土) 16:59:45 ID:o5xM2k5W
早くてづきがよみだーい
411マロン名無しさん:2006/05/20(土) 19:30:02 ID:???
つづき

ネギ「やっぱりちょーっと前髪長いなぁ。分けるなりしてちゃんと
   目出さないと新田先生に怒られるぞー?」
そう言いながらのどかの前髪を分けた
のどか「やだ…(ひぃー…手がベタベタしてて気持ち悪いーっ…!)」
ネギ「んふぅー…ほら、髪留めとかでこうしてだ…(こ・こりゃかわいいぞ)」
のどか「あ、ぅ…も、もう離してください…」
ネギ「おっと!すまんすまん。ちゃんと目出すんだぞー…」
ネギはまた教卓の前に戻って点呼の姿勢をとった
ネギ「(思わぬ収穫があったな…ひひ)、んん、はい村上君」
夏美「はい。(のどかかわいそー…)」
ネギ「(…こんなやついたっけ…?どうでもいいな)はい雪広君!」
あやか「はいっ!」
ネギ「おー雪広ね、うんいい苗字だね。よく言われるでしょー?
   雪が広がる…いやー詩的でいいよねー」
あやか「い、いえそんなことないですわ」
ネギ「先生の故郷も雪がよく降ってねー、毎年冬になると…

つづく
412マロン名無しさん:2006/05/20(土) 19:42:00 ID:???
つづき

ネギ「…でだ、ぐしっ、毎日朝になると車がもう半分以上埋まっててねー…」
一同「(…つーか授業は?)」「(…いつまで自分の話してんだよ…なぜに自慢調…)」
…数分後
ネギ「…おーっと悪い悪いなんか先生ばっか話してた。おいー雪広のせいだぞー!ええ?
   雪広ー!はっははは」
あやか「は、はぁ…」
一同「(これ絶対飲み会のネタに使うな…俺のクラスに変わった苗字のやついてさーとか)」
  「(なんかいいんちょのせいにしてるし…)」
ネギ「(雪のようにきれいだよ…はへへ)はいー四葉君」
さっちゃん:はいっ
ネギ「(デブは無理。でも声かわいいな。今度から目つぶっておこw)
   おっ、これで最後か。はいザ・ザズィレイン…?雪広ーこれはなんて読めばいい?」
あやか「(なんで私に聞くの?)はい、ザジ・レニーディでよろしいかと」
ネギ「はいサンキュー、ではザジ君」
ザジ「……はい」
ネギ「(クロンボか。ダメだは)はいどーもー…おし!先生なんとなーく顔覚えた!
   最初は間違えるかもしれないけどーまぁそんときは訂正してくれ。
   くすんっ」
413マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:28:05 ID:???
1-Aの思ひ出

そして…
「よし、みんな終わったな。実はこのクラスにさらに4人の転校生が来る
 ことになった。まぁいまさら驚かないとは思うけど…」
クラスがどよめく。タカミチはちらりとドアの方を見ると
4人の少女が入ってきた。
「ぉお…中国人かな…?あとは…何人だろ…インド?」
「あれはメイクしてるのかなー…?」
「で、でかいなぁ…」
さすがの1-Aもこれにはやはり驚きを隠せないでいた。
「さ、右から順に簡単に自己紹介して…」
金髪で浅黒い肌の活発そうな少女が一歩前に出る。
「我的姓名…っと…日本語だだカ。私の名前はくーふぇいアル!
 向こうでは中国拳法をやってたアル。
 まだまだ日本語にナレナイケド、早く皆と仲良くしたいアルので
 ガンバルアルよ。ヨロシクネ!」
しーーん…
「ア・アルて…」「すっごーい…金髪だ…ギャルなのかなー…」
「ぁ…ぅ…(この学校でも…また…いじめられるアルか…)」
「…すげー中国拳法か…」
「ほぇー…あの拳法ていうとジャッキーチェンとかのアレかー?」
ゆーなとこのかだ。
「そ、そうアル!」
くーふぇは軽く八極拳の型をやって見せた。
「すごーい!かっこえーなー!」
あっという間にくーふぇはクラスの注目の的になっていた。
「えへへ…(よかった…このクラスでならなんとかやっていけそうアルよ…)」

※超はドア越しにのぞいていたということにしておいてください…
414マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:29:29 ID:???
プッ…プッ…プッ…
ゴボゴボゴボ…
ネウロは部屋の隅で静かにイスに座って静かに眠りについているアキラを見つめている。
医師の話によると、アキラは気絶しただけですんだようだが、打ち所が悪ければ死んでもおかしくなかったと言うことだ。
「おそらく鈍器で殴られたのであろう。…しかし肝心の凶器が見つからない。…くくく…」
新たな『謎』に我慢出来ず、思わず笑みがこぼれるネウロ。
『謎』を食べる妄想でもしているのか。口からよだれが垂れている。

彼の頭のなかには人が作る『謎』を喰うことしか頭にない。
逆を言えば、それ以外のことには全くと言ってもいいほど、興味を示していないのだ。
たとえ目の前の少女が今、突然死のうとネウロのベクトルは『謎』にしか向かない。

「ん?」
気がつくと、安静に眠っていたはずのアキラが身体を起こしてネウロをジッと見つめている。
すると彼女は突然狂ったように周りを見回すと、顔が死んだように青ざめていく。
「…なに…これ?」
それが彼女の第一声であった。
そして彼女は今まで自分の身に起こったあらゆる出来事を頭から引き出し始め、やがて一つの真実へと辿り着く。
「…あれ、私…殴られて…生きてる…。」
415マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:30:55 ID:???
なんとも間抜けな言葉だがおそらく自分が生きていることがよほど信じられなかったのだろう。
彼女の眼からは涙が流れている。
「いや、アキラさん。本当に無事でよかった。心配しましたよ。」
「…ネウロ先生…。」
恐怖から解放された喜びに水を挿すようにネウロの感情のない声が暗い病室に飛び交う。
「なにしろ二日間も目を覚ましてくれなかったので、ネギ先生も
『このままアキラさんが起きてくれなかったらどうしよう…。』
て、おっしゃってましたよ。」
もちろんネウロの嘘である。ネギはそんなにネガティブ思考ではない。
おそらくネウロなりに彼女を安心させるためだろう。
もちろん彼女を想っての行為ではない。後々、『謎』に関する情報を簡単に引き出させるために…
「…あの、ネウロ先生…。」
「はい、なんでしょう?」
「はっきり言ってください。…なにが目的なんですか?」
「はい?」
「先生は私が心配で来た訳じゃないですよね?」
「(…ほう)」
なんとアキラはネウロの心中を見抜いていた。
これにはあのネウロも関心してしまう。自分があれだけ舐め腐っていた人間に自分の心を見透されてしまったのだ。
「…ほう、なかなか鋭いですね。将来は精神関係の仕事か探偵になるといいですよ。」
416マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:32:32 ID:???
ネウロは満面の笑みをアキラに向けた。
「しかたがありません。簡潔にもうしましょう。あなたは何で殴られたのですか?」
聞き方がストレートすぎる。これではアキラの心の傷を余計に広げてしまうだけだ。

何度も言うがネウロには人を敬う気持ちなど持ち合わせていない。
たとえ彼女が人間不信になろうと、ネウロは『謎』さえ喰うことができればそれですべて解決なのだ。

「…なんでそんな事聞くんですか?」
アキラの声はとても深く、冷たい声であった。
「あのクラスの真実を知りたいからです。」
ネウロの口から出た真実の言葉。ネウロはあのクラスに珍しく興味を持っていたのだ。
もちろんクラスの影に隠れているどす黒い『謎』も含めてだが…
「…いいんですか?下手すればあなたも狙われますよ?」
誰がどうやって狙ってくるのかはネウロにはわからない。
しかしネウロにはどんなことがあっても動じない自信があった。
「…どこの馬の骨か知りませんが、私はそんな愚には屈しませんよ。私が屈する ときは私が死ぬ時です。」
ネウロは魔界の『謎』を喰い尽くした男だから…

「…クスクス…。」
「…別にあなたを笑わすつもりで言った訳ではありませんよ。」
417マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:33:24 ID:???
「いえ、すいません…。あの人と同じような事を言ったものですから。」
ネウロの眉がピクリと動く
「ほう、私もそのあなたの言ゔあの人゙に会ってみたいものです。」
「…おそらくもう会っています。」
「そうですか。」
ネウロの笑みはいつの間にか消えていた。


「やれやれ、人間の皮を被るのも楽ではない。我が輩が本気をだせば、あんな女五秒で口を開くというのに…。」
ネウロはいま、近衛木乃香の墓のを見下している。
なぜネウロはこんな所にいるのか?
病院でアキラから話を聞いたネウロは何かに導かれるようにここに辿り着いてしまったのだ。
墓には黒い足跡がびっしりとつけられていて、この女がどれだけ嫌われていたのかをはっきりと物語っている。
「フン、憐れだな近衛木乃香。因果の鎖で首を絞めたか。…まあ自業自得だな。」
するとネウロは墓石に手を置き、目にも止まらぬ速さで墓石を削り始める。
「貴様もそう思わんか?絡繰茶々丸さん。」
ネウロは動く手を止めずに首を後ろに向ける。
ネウロの目の前にはいるはずのない3ーAの生徒 絡繰茶々丸が立っていた。
彼女の表情は一面が凍り付くほど冷たく、暗い。
418マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:35:41 ID:???
「こんにちは。ネウロ先生。」
表情同様、声にも敬意など籠っていない。
ネウロもおそらく感づいているだろう。『こいつはなかなか難しい。』と

ネウロが得意とするものはなにも推理だけではない。
人の心理を揺さぶり、そして操る読心術。
感情のない人間などいない。簡単に言ってしまえば、ネウロに操る事の出来ない人間などこの世にいないのだ。
しかし例外もある。
それは『感情のない人』
つまりそれば人間゙ではなぐ物゙
目の前にいる少女は間違いなく後者である。
こういう物は後々『謎』を喰う時に邪魔になる。
かといって今始末すればそれこそ後々面倒だ。
ネウロは時期が来るまでこの少女に手を出す事が出来ないのだ。

「どうしたんですか?私に何か用事でも?」
右手からは墓石の削れた粒子が飛び散っていく。
粒子はやがて砂埃のように宙を舞い始める。
「ネウロ先生、命令は絶対ですので…。ごめんなさい。」
言葉とは裏腹に表情は全く変わらない。しかし彼女から明らかに殺気が垂れ流れている。
「いきます。」

ふっ…
先ほどまで彼女が立っていた場所に彼女はもう立っていなかった。
419マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:38:27 ID:???
「…で、なんで茶々丸は墓石になってるの…?」
葉加瀬は溜め息をついて本気で呆れている。
葉加瀬の前には墓石の慣れ果てによって身体を拘束されてしまった茶々丸。
岩石に身体を包み込まれ、身動きがとれないようだ。
石にはご丁寧に近衛家之墓とマジックで書かれている。
「すいません、葉加瀬。私が先生の後ろを取った時に、突然先生の持っていた墓石が砂のように崩れ始めて…、気がついたら…」
「自分は墓石になってました!…って訳?」
「…はい。」
葉加瀬は明らかに苛ついている。
「はぁ…、言い訳するならもっとマシな言い訳しなよ…。」
本気で呆れたように溜め息を吐き捨てる葉加瀬。
「い、いえ…、決して言い訳では…。」
茶々丸の表情が初めて崩れ始める。
冷たい冷酷の表情から焦りの色が少しずつ浮き出されていく。
「だって岩石を粒子って…ましてや加工された石だよ!?だいたい粒子を岩石に戻すのにどれだけの時間と力が必要だと思ってるの!?」
「…」
葉加瀬の言っていることは正論である。
どちらにしろ人間が出来ることではない。
「んー、茶々丸がここまで使えなかったとは…。」
葉加瀬は頭に手を当てて、本気で困った顔をしている。
茶々丸が失敗したことがとてもショックだったようだ。
そんな葉加瀬の顔を茶々丸は見ていることが出来なかった。

「しょうがない。茶々丸は駄目だし…、あの人に頼むか…。」
葉加瀬は最後に大きな溜め息をついて、懐から携帯電話を取り出した
420マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:45:52 ID:???
前半終了
俺って批判多いな…orz
まあ多分俺の煮えきらない態度がムカツクとか(調子に乗ってごめんなさい)
作品が死ぬほどつまんないとかなんだろうけど(つまらなくてごめんなさい)
途中で辞めるのもそれはそれで嫌なので、最後まで出来るだけやらせてください。
お願いします

ではまた
421マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:56:42 ID:???
>>420
そんなことないですよ!がんばりましょう!
僕も続けますんで!
422マロン名無しさん:2006/05/21(日) 00:13:39 ID:???
>>420
確かに君の態度は時々目を見張る部分があるが(そうやってすぐ悲観的になるところとか)、
君の作品は素晴らしく、Y氏に無いものを持ってるのでこれからも是非続けて欲しい
423マロン名無しさん:2006/05/21(日) 00:47:59 ID:???
>>420 深いことは気にするな 俺はあなたの作品がみたいだけだ
424マロン名無しさん:2006/05/21(日) 01:24:33 ID:???
自演?なんか気持ち悪いな
425マロン名無しさん:2006/05/21(日) 03:21:06 ID:???
自演……か?
426& ◆R7PNoCmXUc :2006/05/21(日) 03:26:15 ID:???
それはないでしょう
427マロン名無しさん:2006/05/21(日) 07:13:54 ID:???
>>422-423
よくそこまで言えるもんだな
428(・∀・):2006/05/21(日) 07:57:41 ID:???
(・∀・)
429422:2006/05/21(日) 09:39:33 ID:???
批判レスが付けば荒らし扱いで、擁護レスが付けば自演扱いか…
このスレもう糞だな。。。
430マロン名無しさん:2006/05/21(日) 09:41:24 ID:???
中身のある批判は荒らしではない。
431422:2006/05/21(日) 10:20:11 ID:???
>>430
筋の通った擁護は自演では無いと言ってくれ。
まぁ確かに無闇にコテ擁護するのは自演扱いされてもおかしくないしな…
432マロン名無しさん:2006/05/21(日) 10:33:34 ID:???
まあこのスレは書き手がいるかぎり
終わらんよ
433マロン名無しさん:2006/05/21(日) 12:55:20 ID:DXo3RfHI
>>413つづき

「…えーと、くーふぇ君の出席番号は12番になります。席はー…
 ハカセ君の隣になるね」
「はい、わかたアル!」
くーふぇは早速クラスの皆と打ち解けたようだ。
きっとこれからも仲良くやっていくだろう…。

「それじゃ次、さぁどうぞ」
タカミチに促されて、黒髪で白い肌の、すらっとしたかわいい少女が一歩前に出る。
「あー…と、私の名前はチャオ・リンシェンネ。私も中国からの
 留学生だヨ。これから3年間ヨロシクネ」
クラスがどよめく。
「え…もう終わり?なんか冷たいカンジの子だなー…」
「つかむちゃくちゃかわいくないー?アジアンビューティー?自信満々ってカンジ」
どうやら今度はあまり良い印象を持たれなかったようだ。
すかさずタカミチがフォローする。
「超君、なにか趣味とか特技は?」
「そうだネ。前の学校では量子学や中国武術の研究、あと特技はー…
 料理かナ。ハハハ」
タカミチが苦笑いする。生徒の方を見てみるとやはり…
「はぁー?なに量子学って…つか要するに自分は完璧だと言いたいわけね…」
「なにー…あの自信満々ぷりは…」
「なんかカンジ悪ー」
こりゃいじめられるかも…とタカミチは思った。
「はい、超君は19番、席は美空君の隣だよ…」
「わかたヨ」
超は全然気にしてないと言いたげにつかつかと席に向かった。
いじめの対象にならないことを祈るばかりである…。

つづく
434マロン名無しさん:2006/05/21(日) 12:56:01 ID:???
すみません!ageちゃいました…
435マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:09:08 ID:???
ようやく荒らしが消えたと思えば…、
どっかの馬鹿が自演なんて言い出したから、
また荒らしが湧き出てきたじゃねーか
本当に糞スレだなここは
まあ、書いて人がいるからまだ終わらんが、
だがこの糞スレもいつまで持つかな?
436マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:18:47 ID:???
目標はザジちうスレと性転換スレなのですが、さすがに
厳しくなってきました
人がいないのかな…皆どんどん書き込んで欲しいです
437マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:21:16 ID:???
どんマイケル
438マロン名無しさん:2006/05/21(日) 14:39:01 ID:???
とりあえず書き込んどく
439マロン名無しさん:2006/05/21(日) 18:51:17 ID:???
「ねぇ、本当にやるの?」
「そうよ」  当たり前の様に言う。まるでそうするのが当然である様に。ランチを食べに行く様な感覚で。
「別に大丈夫でしょ、単なるイタズラだし。逆に男に慣れるってもんよ」
美砂が宮崎のどかの机の中に男の裸の写真を入れようと提案したのが昨日。どうやら美砂は、彼氏と喧嘩をした
とかで鬱憤が貯まってたらしい。相当酷い喧嘩だったのか、理由は教えてくれなかった。
そういうわけで今、宮崎のどかの机の前にいる。他のクラスメートは部活に出てしまい、教室に残っているのは
美砂と私の二人だけだった。
「これでよしっと」  入れ終わったらしく、せいせいした顔つきになっている。一体何にせいせいしたのだろうか。
「どうして、本屋ちゃんなの?」  恐る恐る尋ねてみた。
「このイタズラが他の誰かに効くと思う?……あぁ、まぁいいんちょなら効き目ありそうだけど、『誰ですか、こんな
 破廉恥なイタズラをなさったのは!』とか、そんな感じで終わっちゃいそうな気がするし」
円は気が乗らなかった。イタズラにしては、いつもとは質が違う気がした。どこかに亀裂はが入ってしまいそうで、
説明のつかない悪寒がさっきから背中を撫でていた。
「ねぇ、終わったら、後で謝りに行くんだよね?反応を楽しんだら……」
「謝りに?何で?」
「いや、だって、そりゃあ……」  もごもごと言い訳を口にしてみようとするが、意外にも出てこない。
「そりゃあ、何?私達が謝ったから、何なの?どうせ本屋ちゃんなら許してくれるでしょ」
確かに、これぐらいのイタズラなら、あの優しいのどかなら許してくれそうな気がした。そんな都合のいい考えで
必死に自分を納得させようとした。それに、今日の美砂は格別不機嫌で、あまり口答えしているとすごい勢いで
怒られそうな気がして、だから、それ以上は何も言う事ができなかった。
440マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:56:06 ID:???
ディ・モールト!wktk
441マロン名無しさん:2006/05/21(日) 20:59:01 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
442マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:58:34 ID:???
「円…。」
柿崎美砂はベランダから虚ろな目で月を見上げている。
部屋では釘宮円がベットの上で音楽を聴きながら雑誌をパラパラとめくっている。
一応イヤホンはつけているのだが、あまりに部屋が静かすぎて音が部屋全体に伝わってしまっている。

もう一人の同居人 椎名桜子は今、この部屋にはいない。
彼女は木乃香が死んでから精神的にも立場的にも弱くなってしまったのだ。
おそらくどこかの倉庫か空き部屋に無許可で住み着いているのだろう。

「円…。」
どうやら聞こえてなかったようで、柿崎はもう一度冷めた声で円を呼んだ。
円は突然手を止め、イヤホンを外すと、ベットの上から柿崎の様子を除き始めた。
円は自分の耳を疑ったのだ。

二人が最後に会話をしたのは三週間前のことだ。もちろん裕奈のように『情が沸く』という理由ではない。
二人が話さなくなった理由の一つに桜子がいる。

三週間前…
「さーて!今日の遅刻は誰かなー!?」
教壇の上では、朝倉がマイクを持ってギャーギャーと喚いている。
席が埋っていないのは、木乃香と刹那。そしてあと一人は…
ガラッ
「ハァ…ハァ…ハァ…。」
「はい!柿崎美砂!今日の罰ゲーム決定ー!」
朝倉の声が高らかに響き渡る。
443マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:01:25 ID:???
柿崎の手から鞄が落ちる。鞄が落ちた音とともにクラス全員の視線が彼女に注がれる。
クラスメートの大半が悪魔のような笑みを浮かべ、残りの数人は柿崎を憐れむようなまなざしを送っている。
遅刻してきた本人は、顔が段々と青ざめ、膝から崩れ落ちてしまった。

コツコツ…
足音がうなだれる柿崎に近づいていく。
しかし柿崎は気づかない。
彼女の耳を塞ぐものは、遅刻への後悔と何をされるのかわからない恐怖。
柿崎は近づいてくる人物を見上げる気さえ起こらなかった。

「美砂…。」
頭の上から聞こえてきたのは明るく元気で無邪気な親友の声。
その瞬間、柿崎を支配していた恐怖は消え、同時に優しい光が包み込んでくれるような錯覚に陥った。


やられた本人はなにが起こったか全くわからない
ただわかるのは桜子が憎たらしい笑みを浮かべて、柿崎を見下していることだけだ
柿崎は結果、光の皮を被った闇に包み込まれ、彼女自身も闇に染まってしまったのだ。
「あれれ〜?美砂真っ黒になっちゃったね〜。ドンマイドンマイ。」
彼女はいつものようにヘラヘラしながら自分の席に戻っていった。
同時に柿崎の鼻に強烈な悪臭が流れ込んでくる。
「(なに…これ…)」
444マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:02:40 ID:???
あまりの悪臭に手で鼻を押さえてしまう柿崎。
すると
ぴちゃ…
顔に触れた瞬間、自分の顔に液体が伝っている事に気づく。
「え…」
掌は黒い液体で染まっていた。
「これって…」
ここで柿崎は自分が桜子に何をされたのか始めて気づいてしまう。
「墨汁…。」
柿崎は桜子に頭から墨汁をかけられたのだ。
黒い液体が汗のように顔を伝って流れていく。
「でも美砂、黒髪似合うじゃん!」
「あ!ホントだー!似合う似合うー!」
クラスメートから飛んで来る言葉に柿崎を慰めるものはない。

柿崎は強い衝撃を受けた。
しかしそれは墨をかけられた事でも、クラスメートが誰一人慰めてくれなかったからではない。
親友であるはずの椎名桜子が勝ち誇ったような笑みを浮かべて自分を見下していた事に…。
柿崎は桜子の笑顔を見上げた瞬間、親友であったはずの少女に殺意をおぼえた。
出来る事なら桜子を押し倒して、首を締め殺したかった。
しかし理性がその行動を許してくれない。
結果、柿崎はこの憎たらしい女になにもすることが出来なかった。

そしてその夜
墨臭い柿崎が学校で授業を受けられるはずもなく、柿崎はネギが来る前に下校することになった
445マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:05:08 ID:???
円が部屋に帰って来ると、柿崎は人生に絶望したように机の上でうなだれている。
そんな彼女になんて言葉をかけていいのかわからず、無言のまま気まずい空気が部屋いっぱいに広がる。

円が帰って来てから数分後
「ただいまー!!」
桜子の無神経な声が耳に響く。
「さーて、今日は何食べようかなー!」
桜子は楽しそうな声を挙げ、ベットに転がり込んで、枕元に置かれた雑誌をパラパラとめくり始めた。
まさに一触即発。一つでも間違えばジェンガの様にすべてが崩れてしまうだろう。
円はそうなってしまうのが怖かった。
ただでさえ、朝桜子にあんなことをされたのだ。
学校では大人の対応を見せたものの、ここでは何をするかわからない。
美砂の理性が崩壊した時が恐らく最後。
下手したら殺傷沙汰になりかねない。

「ん?」
桜子は突然、死んだようにうなだれる柿崎に目を向けた。
「(あ…マズ…。)」
円が止めに入ろうとした時にはもう遅かった。
「あー!美砂が死んでるー!円、美砂どうしたの?」
桜子自ら地雷を踏んでしまった。
しかも理由を円に聞いてくるふてぶてしさ。
わざとなのかボケなのかはわからない。
ただ言えるのは、今のは決定打だということだ。
446マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:09:25 ID:???
終わり

Y氏、いつでもいいので
ケータイでも書き込みが出来るようにwikiを直してください。
お願いします
447マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:21:08 ID:???
ネウロ作品投下のときくらいコテつけろよ
あぼーんできなくてうぜえ
448マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:56:54 ID:???
>>447
なぜそこまで嫌う
449マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:16:46 ID:???
生理的に受け付けない性格してるから
450マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:22:01 ID:???
>>449
ネウロも多分お前のこと生理的に受け付けないと思ってるよwww
451マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:28:37 ID:???
あれだけ厨っぷりを発揮しておいてまだ投下してる神経がわからんね
452マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:31:38 ID:???
>>451
あれほど言われてるのにまだ中身のない批判をするお前の神経がわからんね
453マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:38:53 ID:???
どんだけ厨っぷりを発揮してようが、作品を投下してくれる事に感謝すべきだ。
454マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:40:42 ID:???
結論:厨のすくつ
455マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:42:54 ID:???
>>451
本当に厨なのはお前のほうだ。
厨はさっさとクソして寝な。
456マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:00:11 ID:???
>>454
すくつ?巣窟のことか?
お前が一番厨だよ。
457マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:05:05 ID:???
>>456
恥さらす前に寝た方がいいよ
ふいんき(←なぜか変換できない)読めよ
458マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:07:28 ID:???
>>454
すくつって…(^ω^;)
厨かよ┐(´ー`)┌
(゚,_ヽ゚)バッカジャネーノ?
459マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:10:15 ID:???
>>447のせいでまたスレが荒れてるよ…
マジ消えてくれねーかな
460マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:14:10 ID:???
すくつ、を知らない香具師がいるのにびっくり
あ、香具師ってのは奴って意味だから覚えておきなさい
461マロン名無しさん:2006/05/22(月) 03:03:23 ID:???
>>446
頭悪いのか?ちょっと考えれば携帯でも書き込めるだろーが
462マロン名無しさん:2006/05/22(月) 03:08:39 ID:???
というかもしかして書き込みができない原因がわかってないのか?
463マロン名無しさん:2006/05/22(月) 03:39:44 ID:???
>>454>>457
簡単な餌でも釣れるんだなw
>>460と同様俺もびっくりだw
464マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:06:15 ID:???
>>447
性格が嫌いとか知らねーし
じゃあスルーすればいいだろ
465マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:19:37 ID:???
もうダメかもしれんね
466マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:21:28 ID:???
この糞どもが
糞スレともども潰れちまえ
467マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:26:31 ID:???
>>460
そんな言葉普通に生活してても出てきませんよ
糞ニート君
468マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:36:17 ID:???
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
469マロン名無しさん:2006/05/22(月) 09:17:24 ID:???
せっかく落ち着いて来ってのに…
470マロン名無しさん:2006/05/22(月) 12:00:14 ID:???
厨はヌルー汁
471マロン名無しさん:2006/05/22(月) 12:27:42 ID:???
アキラ「ネギ…先生…っ!…ハァハァ…」
ゆーな「…あのー、オナニーするのはいいんだけどできれば
私のいないときにやって欲しーっす…」
アキラ「…。ごめん…ティッシュとって…」
ゆーな「…。」
472マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:29:18 ID:???
荒れたのはネウロと>>447のせい
473マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:21:30 ID:???
ネウロもとんだアホに粘着されたな
474マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:21:54 ID:???
>>439
「明日菜さん、一時間目から英語だからって、だらけないでくださいよ〜」
いつもと同じ注意、そしていつもと同じく、あやかのフォローが入る。
「明日菜さん、ネギ先生の授業の時くらい、起きてなさいな!」
「ほ、他の授業でもですよ〜!」  暖かい談笑が巻き起こる。 「それでは、教科書を開いて下さい」
教科書の角が木製の机にぶつかって、ゴトゴトと音を立てた。この時ばかりは、うるさいクラスもその騒音を
収め、皆が教科書と机の立てる音に聞き入っているかのように静かになる。
最初に気が付いたのは刹那だった。のどかの出した英語の教科書と一緒に、白い紙が出てきたのである。
「宮崎さん、何か落ちましたよ」
「へ?」
“ひらひら”というよりは、見事に裏面だけを上にしたまま、すんなりと隣の席、のどかの左側に流れていった
その紙を、あやかが拾って確認した。途端に、今度はあやかの声が裏返る。
「ひっ!!な、なんですの!こ、これは!!」
まるで汚いモノでも拾ってしまったかのようにあやかの手からこぼれ落ちたその紙を、今度は亜子が拾った。
「な、なんや、これ……」
一同不信そうな表情でその光景を眺めていたが、写真の正体が知れると、途端に騒ぎはクラス中に伝播した。
「ま、まさか、本屋ちゃんが……」 「ウソ……」
「ち、違います!わ、わた、私、こんな……」 必死に手を振って自分の無実をアピールしていたのどかだったが、
そののどか自身、手元の写真を見て失神しそうな自分をかろうじて堪えている状態だった。
「違う、違います!わた、ウプ……」
「み、みみ、みなさん、落ち着いて!落ち着いて下さい!!」  皆を落ち着けようとするネギも、突然の出来事に
パニックに陥っている。
475マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:59:11 ID:???
面白い…何者ですか?
476マロン名無しさん:2006/05/22(月) 18:02:18 ID:???
>>474
この時点で円が、「私がやりました」と言っておけば、まだ収まりがついたかもしれない。ほんの悪戯です、と。
しかし、騒ぎが大きくなっていくにつれ、タイミングを見失ってしまう。声を出そうにも喉の奥が震えて、言おうと
した言葉が上手く出てこない。
「と、とにかく!今は授業中ですから、みなさん静かにしてください!」
大きく響いたネギの声で、事態は一応の収束を見せた。しかし勿論、まともな授業ができる筈もなく、のどかは
保健室に行く始末、噂を立てるざわめきの声も、静まる気配を見せない。
当の柿崎はと言えば、ただ自分の席で口元を歪め、一人で笑いを堪えているだけだった。
円の胸に不安が募っていく。これで完全にタイミングを逃してしまった。後々になって、「実はさっきのは……」
だなんて、カッコがつかないし、自分だけが犯罪者であるかのような晒し者にはされたくない。
このまま噂が流れてくれれば……。
どうせ、あんな小さな出来事、すぐにみんな忘れてくれる……。
心の中で誰かが囁いている。いや、その“誰か”の所為にしたいんだろう、多分。
円は自責の念に駆られながらも、ひたすらその日の授業を耐えていた。
周りから迫り立ててくる噂は、自分に対するものなのではないのか、そんな疑心暗鬼に心を揺さぶられながらも。
477マロン名無しさん:2006/05/22(月) 18:03:03 ID:???
>>475
d。
478マロン名無しさん:2006/05/22(月) 20:09:09 ID:???
久しぶりにこのスレ来たけど
ネウロって嫌われてるの?
479マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:09:59 ID:???
>>478
荒らしにコテで煽ったりしたから粘着されたんだろ
480マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:52:43 ID:???
>>478
嫌いというかうざい
481マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:34:42 ID:???
>>480
それでお前がネウロの粘着か
ネウロを擁護する気はないが
うざいから消えていいよ
482マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:44:05 ID:???
>>481
粘着してんのは俺じゃねーよハゲwww
483マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:54:52 ID:???
はいはい自演自演
気に入らないならサジちうスレか性転換スレでも逝って良SSでも見てろ
484マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:56:15 ID:???
既出かもしれんが
ネギまのスレで別の漫画のキャラ「ネウロ」が出てくるのはおかしくないか?
しかも主役級で
そのへんどうなの?
485マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:57:58 ID:???
スレ違いと言いたいところだが、このスレを盛り上げてもいるのでOKかと。
これ以上荒れるのなら、問題だと思いますが。
486マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:00:46 ID:???
>>484
知らん
本人に聞け
まあ、本人に聞いたとしても納得する答えが帰って来るとは思えんが…
てゆーかネウロのSSスレなんて無いだろ
487マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:02:41 ID:???
>>485
スレ違いって感じてるならここではやめるべきじゃない?
違う意味で盛り上がっちゃってるし
別スレ立ててそこでやればいいんでないの
488マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:03:34 ID:???
ネウロをこのスレから追放したいと思ってる香具師どのくらいいる?
489マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:05:18 ID:???
>>476続き待ってます!本当に何者ですか?

>>488
いない
490マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:08:05 ID:???
ネウロって好きな奴と嫌いな奴に大きく分れるな
491マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:08:28 ID:???
>>489
ネウロ乙
492マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:12:12 ID:???
>>491
そんな自演ねぇよ
493マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:13:25 ID:???
>>490
本気でおもしろいと思ってる奴は少なそう
494マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:15:10 ID:???
>>492
たまにあるぞ
495マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:16:14 ID:???
>>493
僕は面白いと思って読んでますよ
つか今週のジャンプのネウロ、本当に先生の格好してて寒気を感じた
496マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:16:25 ID:???
>>493
てゆーかこのスレ面白いの?
497マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:18:03 ID:???
>>495
なんかY氏っぽい
498マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:19:12 ID:???
>>496
おもしろいとは言い難い
499マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:20:53 ID:???
>>498
じぁお前ネウロと一緒に追放
500マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:22:36 ID:???
>>497
そうです、489も僕です…
ここんとこ人減っていたのでこんなに荒れているのに
不謹慎ながらちょっとうれしい。
501マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:25:17 ID:???
ネウロの味方はY氏だけ…
憐れだ…
502マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:25:48 ID:???
>>500
やっぱりかwww
503マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:29:14 ID:???
で、追放するの?しないの?どっち?
504マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:33:33 ID:???
>>503
追放って言い方はあれだがこのスレじゃあもう無理でしょ
スレ立ててそこでやればいい
505マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:34:58 ID:???
さようならネウロ
もう会う事はないだろう
506マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:36:23 ID:???
まとめwikiがバグった(T_T)!?
507マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:36:57 ID:???
>>505
スレ立てないの?
508マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:39:16 ID:???
ネウロはおそらくこのスレの古株
古株の追放
wikiのバグ

スレの終了
509マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:40:22 ID:???
>>507
立ててもすぐおちる
510マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:48:23 ID:???
ネウネギはネウロが出張るとおもんないけど
文章はよく出来てると思う
511マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:49:41 ID:???
>>510
ネウロは消えました
はい終了
512マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:52:48 ID:???
>>510
よくできてそうに見えるだけなんだよね
513マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:55:25 ID:???
>>511
ちょっと黙ってて
そんな言い方だと意地になってここで続けそうだから
514マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:56:04 ID:???
ネウロも消えたし、次に消されるのは誰かな?
515マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:58:17 ID:???
>>512
お前らもネウロ同様うざいから
スレ終了
516マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:02:25 ID:???
終了終了うるさい
ネウロまだかな?どうするか決めてー
517マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:05:55 ID:???
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
518マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:07:56 ID:???
終わったな
このスレ
519マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:11:22 ID:???
ウザイ
520マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:11:31 ID:???
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
閉鎖
521マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:13:59 ID:???
>>498の言った通りたいして面白くもねぇんだ
終了してもなんら問題はない
522マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:14:47 ID:???
いつのまにかネウロいじめスレになってる件
523マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:19:28 ID:???
もう終わりだな
524名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 00:26:44 ID:???
>>337の続きが読みたいと思ってる奴は俺だけか?
ガンドルフィ〜ニ編の続きが読みたくて仕方無い・・・
このままじゃ眠れん続きを書いてくれい
525マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:30:17 ID:???
つかもうイジメスレじゃないの立てるか他の既存のスレを使うかすればいんじゃね?
526マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:35:22 ID:???
433続き…

「…さ、留学生の皆さんの自己紹介も済んだし、授業を始めるとするかな…」
一斉に非難を浴びるタカミチだったが、さすがはタカミチ。
そんな1-Aを軽く諌めると、早速授業モードに入る。

…そして数分が経った。
ム゙ーーッ…静かな教室にケータイのバイブ音が響く。
タカミチが一瞬反応したが、気にする様子も無く授業を続けた。
それを見て、このかはブレザーのポッケに入っている携帯を
うっとおしそうに開く。
『from:みさ ネェネェこのか、あの新しい留学生どうー(>_<)?』
このかがアスナ越しに柿崎を見る。
アスナが不審な目でこのかのそれをのぞいたが
すぐに飽きてタカミチに必死に熱い視線を送っていた。
このかはタカミチが黒板に向かったのを確認すると
教科書で作ったバリケードの中でカコカコと返事を打つ。
ム゙っ、パカッ…
『from:このかっち うちは楽しそうでええと思ったよ☆なしてそんなこと
   聞くん?』
ちらっとこのかの方を見て、再び柿崎がうつむく。
『from:みさ 龍宮さんとザジ?さんは良いとしてあのチャオってやつカンジ悪くなーい(・3・)?』
このかもちらりと柿崎のほうを見ると、携帯に目を落とす。
カコカコカコ…
(そういうこというたら、あかん・よっと…)
「ちょ!このか!」
「ほぇ?」
タカミチがニコニコしてこのかの前に突っ立っていた。
「このか君?しょっぱなから授業中に携帯をいじるなんて君も案外度胸があるねー」
527マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:37:43 ID:???
>>524
俺も読みたいがネウロの話が落ち着くまでは無理なんじゃない?
528マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:40:20 ID:???
529マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:41:26 ID:???
>>524
ありがとうございます!
ガンドルフィーニ編きもすぎてだめかなーと思ってたんですけど
明日の夜にでも書きますね!

>>528 アンカーdです
530マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:41:50 ID:???
>>527
どうすれば落ち着くんだ?
てゆーか知らぬ間にこのスレの住人に否定されたネウロはカワイソスwww
531マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:49:08 ID:???
>>530
とりあえずネウロがこのスレからいなくなれば落ち着く・・・かな?
ここで続けると確実にこのスレ終わりそうだしね
532マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:53:11 ID:???
>>406-411
あたりの点呼でネギってなってるんだけど点呼とってるのはタカミチでおk?
533マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:53:29 ID:???
>>531
もともとここにいた荒らしは
ネウロをここから追い出そうとして荒らしたわけじゃないだろう
結果、まだこのスレは荒れます
現にネウロを消した後もage厨が沸き出したし
534マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:58:47 ID:???
>>533
ましにはなるんじゃない?
535マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:02:21 ID:???
なにを根拠に?
だいたいこのスレに意味あんのか?
本当に面白いと思うのか?
サジちうスレとか葱バトロアスレに比べたら遥かに糞スレだぞ?
536マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:07:38 ID:???
>>535
ここのSSってネウロといいYといい
本当にあれがイジメなのか?
537マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:09:36 ID:???
>>532
すみません、わかりにくいですね…
あの点呼はセクま!の番外編です。
次回からタイトル入れます。

>>535 ザジちうスレには無いカタルシスwを目指してがんばります
    いまはとことん堕ちてる時期です。きっと…
538マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:15:40 ID:???
もうこのスレで終わらせちまえよ
539マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:16:12 ID:???
>>535
バトロワスレのどこが良スレなんだwww
あと性転換の名がでてこなかったお前に失望
540マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:19:19 ID:???
>>539
性転換はキモオタのオナニースレ
まじキモイ
541マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:20:27 ID:???
まじ糞スレだな
住人も内容も糞ばっかり
542マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:23:27 ID:???
539:マロン名無しさん :2006/05/23(火) 01:16:12 ID:??? [sage] >>535
バトロワスレのどこが良スレなんだwww
あと性転換の名がでてこなかったお前に失望








こんなこと言うお前にヘドが出る
543マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:24:35 ID:???
>>540
ちうザジのほうが百合ばかりでやばいだろーがwww
両方楽しめてる俺は勝ち組
544マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:28:08 ID:???
葱バトロアスレ最大の駄作 作者9より劣るこのスレのSS
545マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:28:40 ID:???
>>542
ヘドwwwだしてくれよwwwww
546マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:30:30 ID:???
>>544
作者9なんて

 い  な  い    
547マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:30:40 ID:???
>>545
面白くねーよ
消えろ
548マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:33:39 ID:???
>>546
いい加減認めたら?
このスレはもう駄目だよ
だいたいネウロをどうのこうのもめてる時点で終わってる
549マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:35:06 ID:???
このスレのグダグダさのせいでネギまが嫌いになりました。
550マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:35:50 ID:???
>>548
何?アンカーミス?
551名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 01:42:20 ID:???
 昼休み、校庭でバレーに興じるまき絵・亜子・裕奈・アキラ。バレーをしながら雑談を交わすうちに、ネギの話になったのだが……。

「そーれ」
 白いボールが宙に舞いあがった。
 太陽は高いが、雲量があるのでまぶしくはなく、外で過ごすには絶好の昼休みである。
 大勢の生徒たちが、思い思いにシートを広げて昼食を採り、あるいは連れ立って歩き、あるいは何かスポーツをして楽しんでいる。
 そんな校庭の一角で、まき絵、亜子、裕奈、アキラの四人はバレーボールを楽しんでいた。
「そーれ」
 と、裕奈が高く両手首でレシーブする。
 淡い陽光を受けて白く輝くボール。
「はーい」
 と、亜子が両手を天に突き出して、ボールを中天高くはじき返す。
「ねー、あのネギ君が来てから五日経ったけど」
 と、まき絵は手で受けると見せかけて、「よ♪」と額で器用にボールを受けとめた。
「みんなネギ君のことどう思う?」
 さすがは新体操部というべきか、そのまま膝の屈伸と背筋を使って、頭でボールをうちだす。
「ん……いーんじゃないかな」
 さすがに狙いが外れ、あさっての方向へ行きかけたのを、アキラが体勢を崩しながらレシーブして言った。声色も表情も冷静だが、小さく「カワイイし……」などと付け加える。
 それを横目で見ながら、裕奈も答える。
「そだね。教育実習生としても頑張ってるしね」
 と、亜子はアキラのボールをうまくとれず、地面に落とした。慌てて拾ってきて言う。
「でもウチら、来年は受験やし子供先生じゃ頼りなくない?」
 亜子の問いに、裕奈が指を振る。
「受験てあんた、私たち大学までエスカレーターじゃん」
 まき絵も笑いながら言った。
552名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 01:47:15 ID:???
>>551
「でもやっぱネギ君10歳だし、大人の高畑先生と違って悩み事なんか相談できないよねー(はぁと)。年上の女として……」
 まき絵の『年上の女』という言葉に、裕奈は悪戯っぽい笑みを浮かべ、ぷぷぷと、吹き出す。
「逆に私たちがセンセの悩みを聞いてあげたりして(はぁと)」
 一方亜子は同じ言葉に動揺したのか、変な方向へトスしてしまう。
「アハハ、経験豊富なお姉サマとしてー? 体の悩みとか(はぁと)」
 まき絵は言いながら後ずさり、片手を伸ばしてなんとかレシーブ。しかし体勢が後ろに泳いでいるため、うまく受けきれずすぐに地面に落としてしまう。
「も──、ちゃんとトスあげてよね──」
 ボールを拾いにいくまき絵。
 と、落ちたボールの先に、黒いストッキングを履いた幾本もの脚が見えた。
「!」
 まき絵が驚いて顔を上げると、相手は見下すような嘲笑をはらんだ声で言う。
「──誰が経験豊富なお姉サマですって……? 笑わせてくれるわね……」
「はう」
 まき絵の声に、他の三人も気づいた。
「あ……あなたたちは…!! 高等部2−D!!」
 広大な学園であるから高等部だけでも数多くのクラスがあるが、中でも2−Dはリーダー格の英子を中心として、何かにつけて強引なことが知れ渡っていた。
 まき絵たちが対峙したのは、まさにその2−Dの面々だったのである。
553名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 01:53:50 ID:???
>>552
 先頭の英子が、長く美しい黒髪をすっとかきあげながら言う。
「あら、ご存知とは光栄ね。ところでいきなりだけど、あなたたちが使っている場所、あたしたちに譲ってくれないかしら」
 英子がしゃべる間に、他の生徒たちはまき絵たちを囲むように左右に分かれていく。
 亜子がそれを不安げに見ていると、2−Dの生徒たちの列を通して、まわりでそれぞれ楽しんでいた他のクラスの生徒たちが次々と足早に去っていくのが見えた。
 2−Dの悪名はそうとう高く鳴り響いているようだ。
 しかしそんな様子を知りながらも、まき絵は退かない。
「申し訳無いですけどお断りします」
 落ち付いた口調で、アキラも付け加える。
「校庭の使用権は、先着順と決まっています……」
「へえ……経験豊富なお姉サマたちは、あたしたちに場所が譲れないってわけね……」
 温かみのかけらもない口調で言うと、英子は声を張り上げた。
「みんな、ちょっとこのガキたちがどれだけ経験豊富か調べてみない?」
 英子が呼びかけると、2−Dの女子達は、まるで申し合わせていたかのようにいっせいにまき絵たちにとびかかった。
 すぐ後ろから両肩を掴まれた裕奈は抵抗する暇もなく押さえ込まれ、同時に四人を相手にすることになったアキラもあっという間に羽交い締めにされる。
554名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 02:02:53 ID:???
>>553
 一方、まき絵と亜子は一度は2−D生徒の手を振りほどいた。
 しかし亜子はすぐさま上から圧し掛かられて地面に潰され、まき絵は走り出そうとしたところを足をひっかけられて、転んだ。
 倒れたところを、二人に片方ずつ、両腕を押さえ込まれた状態で引き起こされるまき絵と亜子。
 まき絵は右手の甲に、亜子は額に、かすり傷を負っていた。
 まるで罪人のように、二人がかりで拘束されたまき絵たち。英子はその様子を満足げな微笑みと共に見ると、まず手近な亜子に向かっていった。
 体を震わせ、首を縮める亜子の正面に立った英子は亜子の顔に手をやる。
「ひっ」
 と咽喉が詰まったような短い悲鳴。しかし英子は、亜子の恐怖に満ちた表情とは裏腹に、優しげな手つきで亜子の前髪をかきあげた。亜子の額が露わになる。
 右眉の上の皮膚が、細かく横に裂けて血が滲んでいた。さきほど押し潰された時に額が地面に当たり、その時についた傷だ。
「あらあら、かわいそうに。それじゃあ、あんたは後回しにしてあげましょう」
 許すとも止めるとも言わなかった。
 次に英子はまき絵のもとへ向かった。
 まき絵は亜子とは違い、歯を食いしばって英子をきっと見上げている。
「へえ……。あんたも怪我をしているから後回しにしてあげようかと思ったけど、元気よさそうね。そういえば、確かあなたよね。『経験豊富なお姉サマ』とか、面白いことを言ってたのは」
「……」
 無言で英子をにらみ続けるまき絵。
 英子はニヤっと冷酷に微笑むとまき絵の上着の裾に手をかけた。
 そのまま、一気に首まで引きずり上げる。
555名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 02:11:31 ID:???
>>554
 まき絵の白くスリムな胴体と、彼女の胸に着けられた桜色のブラが、皆の視線にさらされた。
「「!!」」
 まき絵本人はもとより、亜子・アキラ・裕奈の三人も突然の乱暴に息をのんだ。
 悲鳴をあげるいとまも与えず、英子はまき絵のブラをむしりとり、下に捨てる。
 まき絵の、お世辞にも標準に達しているとは言えない小さなふくらみがあきらかになった。
 真っ白な肌と、頂点の乳房相応に小さい薄い色の乳首が、この高い陽射しの下では逆に痛々しい。
 2−Dに恐れをなして、他のクラスの生徒たちはほとんど逃げ出しているが、遠巻きにこの様子を眺めている者もいる。
 しかし、2−Dの生徒たちががっちり輪を組んだ中で行われているため、外からはこの無法な行いが見えなかった。
「い、いやああああああぁぁぁ!!」
 まき絵は絶叫し、猛烈に暴れまわる。しかし両手はそれぞれ2−Dの生徒にがっちりと押さえつけられ、彼女は首を左右に激しく振りながら上半身を揺さぶることしかできなかった。
 英子はまき絵の悲鳴の大きさに顔をしかめたあと、まき絵の体を見て鼻で笑った。
「何よ、見られて悲鳴をあげるほどの体じゃないじゃない」
 英子の言葉に迎合するように、2−Dの生徒たちがくすくすと、あるいはあからさまに声を上げて笑った。
 ひどい恥辱と屈辱に、涙を浮かべるまき絵。
 そこに、英子はさらに追い打ちをかける。
「こんなんじゃ下の方も期待薄ね」
 そう言うと、英子はたくし上げた上着のすそを、まき絵の腕を掴んでいる一人に渡した。
 そしてまき絵のスカートに手をかけ、手慣れた様子でホックを外すと、下着ごとそれを足首まで引きずり下ろした。
「やめてやめてやめてやめてぇぇぇぇ!」
 まき絵のすらりと長く細い両足があらわになる。



・・・飽きた 寝る 
556マロン名無しさん:2006/05/23(火) 02:17:23 ID:???
エロスグッジョブ
とりあえず、これで流れがマシになれば良いんだが…
557名無しかわいいよ名無し:2006/05/23(火) 02:23:58 ID:???
>>555
 まき絵は押さえられていない足を動かし、あわよくば目の前の英子を蹴ろうとしたが、足首までおろされた下着が足枷の役目を果たしてろくな動きができない。
 むしろ下手に脚を動かすと、女性にとって一番人目に触れさせたくない部分をかえって見せ付ける結果になると知り、逆に脚をぎゅっと閉じた。
 まき絵の脚は、新体操で鍛えられ、全体がきゅっと引き締まっている。肉付きが薄く色気には欠けるが、その細さ、肌の美しさは、間近で見ていた英子をすら嫉妬させるほどだった。
 馬鹿にしていた相手の思わぬ美脚に一瞬言葉を詰まらせる英子だったが、視線を少し上にあげてまき絵の股間を見ると、再び抑圧する側としての自信を取り戻した。
「あはっ、まるで小学生ね!」
 脚の細さが災いし、どんなに強くももを閉じても肝心な部分にどうしても隙間ができてしまうのだった。
 まだ未成熟な性器と、薄い恥毛をじっくりと観察され、まき絵はぽろぽろと涙を流した。
 英子は体を起こすと、まき絵の小粒な乳首を人差し指と親指でつまみあげ、ぐいっと引っ張る。
「あっ!」
 胸の先端に走る鋭い痛みに、まき絵は短い悲鳴をあげた。
「こんなお子ちゃまボディで経験豊富なお姉さまとは、聞いてあきれるわ」
「あっ、あっ、痛い、あっ……」
 乳首を日本の指の間でぐりぐりと痛めつけなが言うと、英子はいったん指を離した。
 そして、おまけ、とばかりに、赤くなった乳首をおはじきのようにピンッと人差し指ではじき、まき絵に悲鳴をあげさせる。
「さて、次は……」  
 英子はまき絵を屈辱的な格好にしたまま歩みを進め、裕奈の前に立った。




寝れねーよチクショー!   でも頑張って寝るねノシ
558マロン名無しさん:2006/05/23(火) 02:52:08 ID:???
>>557 よくこの空気で投下してくれた エロスGJ!
559マロン名無しさん:2006/05/23(火) 03:49:00 ID:???
>>557
うーん。
別に俺はこのスレの雰囲気を悪くしたいわけでもないし、
燃料投下のタイミングとしては中々よかったんだけど、他所様のコピペを、
さも自分が書いた作品であるかのように振舞うのは問題あると思うよ。

rakuasa.hp.infoseek.co.jp/58.htm
560マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:29:49 ID:???
糞スレageてやるよ
561マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:30:33 ID:???
最悪だな
562マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:39:19 ID:???
ネウロはどうなった?
563マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:50:28 ID:???
氏にました
564マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:51:35 ID:???
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
糞スレ┐(´ー`)┌
565マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:52:32 ID:???
朝からご苦労様〜
566マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:54:35 ID:???
うはっwテラワロスwww
567マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:58:28 ID:???
ネウロを追い出しても
荒らしは消えません
以前より治安が悪くなりました

これってどうよ?
568マロン名無しさん:2006/05/23(火) 08:02:12 ID:???
氏ねよおめーら
  ___
 /   \
`/  ∧ ∧ \
|  ・ ・ |
|  ) ● ( |
`\   ー  ノ
  \___/
569マロン名無しさん:2006/05/23(火) 08:30:25 ID:???
荒らしはスルーしてとりあえずネウロにはやめるのか他でやるのか決めてほしいな
570マロン名無しさん:2006/05/23(火) 12:30:06 ID:???
追放とか言われて立場なくなったネウロが腹いせに荒らしてる

とかだったら面白いね
レスしてる時間帯が学生っぽいし
571マロン名無しさん:2006/05/23(火) 12:54:36 ID:???
ネウロにそんな度胸ない
572マロン名無しさん:2006/05/23(火) 13:44:31 ID:???
>>476
「ねぇ、美砂。謝りに行こうよ」
3時間目頃になって宮崎のどかは保健室から戻ってきたのだが、授業時間中は終始陰鬱な空気を纏っていた。
だから、放課後になって謝りに行くのは当然の事だと円は考えていた。
「はぁ?何で?」
「何でって……当たり前でしょ!あんな事やっちゃったんだから」
「だからぁ、言ってるじゃない。本屋ちゃんが全部忘れてくれればそれで済むんだって。ただの悪戯なんだから」
なんて身勝手な考え方だ。そう思わずにはいられない。美砂は全く悪びれる様子もなく続けた。
「双子とか美空が悪戯して、いちいち相手に謝ってる?たかが悪戯でそんな事してたらキリがないじゃない」
「本屋ちゃんは倒れて保健室にまで行ったんだよ!? どうしてそんな平気でいられるの!?」
「ならあんた一人で行ってよ。そんな偉そうな事言えるんだったら、出来るよね?私はもう無かったことにするから」
「無かったことって……」  
しばし呆然とした。彼との喧嘩がここまで美砂を変えてしまったのだろうか。
「いい?よく考えてみてよ。もし、私達が謝りに行って、その場は丸く収まったとするでしょ?でも私達がやったって
いう噂は消えないよ。それでもいいの?本屋ちゃんがこの件を忘れてくれさえすれば、誰も私達がやっただなんて
気付かない。あんなリアクション起こして、誰も本屋ちゃんがあの写真を持ってただなんて疑わないって。そうで
しょ?所詮は他人事なんだから、『そういえば昔、あんな悪戯があったなぁ』って感じで、どうせみんな忘れてく
って」
一気に捲し立てられて、つい納得してしまいそうになる。
573マロン名無しさん:2006/05/23(火) 14:15:05 ID:???
>>572
丸く収まる。恐らく大半の日本人が惹かれてしまうだろうこの言葉が、円の胸に重くのし掛かった。
確かに、無かったことになるのなら、それはそれでいいのかもしれない。
「ホラ、みんな部活終わったみたいだし、そろそろ帰ろ」
優しく語りかけるその言葉は、天使の声のようにも、悪魔の囁きにも聞こえた。
「で、でも……」
大会が近いらしい桜子の声が聞こえた。部活仲間に別れの挨拶をしている。
「ごめ〜ん、円、ミサミサ。チアの練習出られなくて。二人じゃあ大変でしょ?」
「ううん、そんな事ないよ。それよりアンタこそ、ガンバんなさいよ。ラクロス。応援しに行くからね」
美砂が桜子の肩に手を置いて微笑んだ。
そうだ、美砂は優しい人だ。そんな酷い事をする筈がない。今だって、練習に出られない桜子を、優しい言葉で
慰めているじゃないか。だからきっと、美砂の言い分は正しいんだ。きっと、私の事を思いやっての言葉だったん
だ。そんな風に、心が自然と誘導されていく。これでいいんだ。多分。

「円、どうしたの?なんか元気ないけど。牛丼食べ過ぎてまた“お肉”が増えちゃったとか?」
「ち、違うわよ!」  慌てて手を振って否定した。増えるのは丼の上の肉だけで十分だ。
そんな下らない掛け合いが、不安定な円の心を安心させていった。美砂も笑っている。みんなが笑っていられる
なら、それに越した事はない。この上、“いい人”を守ろうだなんて、欲張りだったのかもしれない。
円は、僅かに残った心の中の不安を追い払おうとした。
今にして思えば、それは違う形のサインだったのかもしれない。自分が抱えている不安は、別の方向を指している。
そう気付くには、ここの空気は暖かくて、円の判断を鈍らせるための十分な材料になっていた。
574マロン名無しさん:2006/05/23(火) 14:45:02 ID:???
>>573                              視点A 宮崎のどか
上体を起こすと、顔に柔らかい感触があった。雰囲気から早乙女ハルナだと分かった。保健室のベッドの上で、
抱きしめて背中をさすってくれているらしかった。布団を被っているみたいで、居心地がとてもよかった。
「どう?落ち着いた?」
「うん……。ありがとう」  半ば、ぼやけた頭でそう答えた。「今、何時?」
「二時間目が終わって、休み時間。まだ休んでていいよ。ネギ君も、今日は早退してもいいって言ってくれて
るし。委員の仕事は私と夕映でやっておくから」
「ありがとう。でも、もう大丈夫。授業には出なきゃ」
「無理しなくてもいいよ。アンタ頭いいんだし。ちょっとくらい休んだって……」
「ハルナ」  優しさは十分過ぎる程伝わった。ハルナの言葉を遮って、尋ねる。
「ハルナは、どう思った?」  信じてくれる?と聞きたかったが、白々しいかな、と思って、言い方を変えた。
「私は最初から、気付いてたさ」  ちょっと偉そうに胸を反らせている。その姿が可笑しくて、少し吹き出した。
「私はね、のどかの趣味は熟知してるの。アンタはあんなガチガチの筋肉で、洋モノの男になんて興味ない。
みんなも信じてくれたよ」
その妙な説得力が、気休めの言葉にはない安心感を与えてくれる。やっぱりハルナは親友だ。でも、ちょっとだけ
興味があったので、意地悪な質問をぶつけてみた。
「じゃあ、もし私の好みの写真が出てきたら、どう思った?」
「え!?えぁ〜っと、そうねぇ……。いやほら、大丈夫よ、と、多分」
今度は本当に吹き出した。あまりにも一杯一杯なハルナの姿が珍しかったのだ。
「の、のどかぁ〜!図ったなこの!」
「わはぁ! ご、ごめんごめん、パル! くすぐったい! アハハ!」
575マロン名無しさん:2006/05/23(火) 14:58:51 ID:???
宮崎おりものくせー
576マロン名無しさん:2006/05/23(火) 15:13:22 ID:???
>>574
しばらく戯れた後、教室に向かった。途中、足が竦んで膝を落としかけたが、ハルナの肩を借りてなんとか教室
まで連れて行ってもらった。
先生の言葉は耳には入ってきていたけれども、別の事を考えていて、内容を理解しているとは言い難かった。
教師の目を盗んで、密かにパクティオーカードを胸ポケットの中から引き抜く。
この時間帯なら、まだみんなさっきの悪戯の事を考えているかもしれない。悪戯に引っかけた相手が戻って来たと
なれば、尚更そうだ。忘れられてしまう前に全員の頭の中を読んでおけば、何か解るかもしれない。

額に汗が滲み出てきた。犯人を知って、そしてどうする。ひょっとしたら、ただの悪戯なのかも。もしかしたら
相手も今頃、悪い事をしたと思っているのかもしれない。後で謝りに来るかもしれない。今、その人の頭の中を
読んで嫌な気分になるよりも、後で謝りに来たら、笑顔で許して、それで終わり、でもいいんじゃないか。
もし謝りに来なかったら、今後その人の顔を見る度に今日の出来事を思い返してしまうかもしれない。
だったら、そのまま知らずにいた方が、丸く収まる。
もしこの悪戯がずっと続くようであれば、またその時に見ればいいじゃないか。そうすればすぐに解る。
のどかは引き抜いたカードをポケットの中に戻した。
そうだ、これでいい。変に空気を悪くするよりも、自分が忘れて物事が終わるのなら、その方が絶対にいい。
額の汗を拭って、改めて授業に耳を傾けた。
577マロン名無しさん:2006/05/23(火) 15:51:10 ID:???
>>576         釘宮 円
纏まったと思った自分の思考が、徐々にバラバラになり始めている。本当にあれでよかったのだろうかと、
そんな堂々巡りでずっと頭が回りっぱなしだった。やはり人は、そう簡単には心の中まで覆せない。
不安感ばかりが頭の中に詰まってくる。謝ってしまえば、本当はその方が遙かに気が楽なのではないか。
大体どうして、私達がやったという噂が広がると言い切れるのか。宮崎のどかなら、黙っていてくれるかも知れない
のに。
朝食の食器を洗いながら、テレビを見てげらげらと笑い声を上げている美砂に内心苛々を募らせながらも、
やはり謝るべきだった、と後悔していた。
「ホラ、もう時間だよ。ワイドショーの何がそんなに面白いのよ」
テレビの主電源を切り、支度が済んだ事を知らせると、いつも通り三人で寮を出た。
二人のお喋りに適当に相槌をうちながらも、円はのどかに謝ろう決めていた。結局悩むぐらいなら、噂が立った
方がマシだ。何度か答えを行き来させながらも、その答えに落ち着いた。
教室に入ると、宮崎のどかはもう登校していた。委員の仕事の関係で、登校は朝早いのかもしれない。
しばらく視線をのどかの方へ向けていたが、やっぱり噂になるのは嫌で、後でどこかに呼び出す事にした。
どこで誰が聞き耳を立てているとも知れない。
始業チャイムが鳴る。一斉に教科書を出す音と、静寂。
一瞬、何が起きたのか解らなかった。
誰かが「嘘」という声を上げなければ、そのまま気付かない振りをして授業を進めていたかもしれない。

昨日とは明らかに量の違う、そして昨日よりもハードな内容の写真が、円の足下に散らばっていた。
578マロン名無しさん:2006/05/23(火) 15:53:32 ID:???
糸冬
579マロン名無しさん:2006/05/23(火) 16:21:39 ID:???
はいはい終了終了
580マロン名無しさん:2006/05/23(火) 16:33:36 ID:???
>>577
のどかたん…
581マロン名無しさん:2006/05/23(火) 16:48:09 ID:???
ネウロまだー?
582マロン名無しさん:2006/05/23(火) 17:23:57 ID:???
>>581
これ以上ネウロに恥をかかせるな
583マロン名無しさん:2006/05/23(火) 17:41:21 ID:???
ネウロも哀れだな 何も悪いことしてないのに
584マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:08:12 ID:???
>>583
なにもって事はない
585マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:56:47 ID:???
ネウロがなにした?
586マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:04:34 ID:???
下らない議論で流されるSSも可哀想だな
587マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:10:24 ID:???
なに偉そうに書き手批判してんだよ
ここの住人は何様なんだ?
588マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:23:23 ID:???
読者様
駄作を読んであげてるんだから
589マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:25:04 ID:???
>>588
はいじゃあ読者様
ネウロ以上の作品を書いてからでかい口をたたこうね
590マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:28:27 ID:???
もうそろそろ双方スルーを覚えろ
やめるなり続けるなり何かしらのアクションを取った方が良さげなネウロが一番スルーを徹底してるって問題だろw
591マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:31:48 ID:???
このスレって自己中な香具師が多いな
だから荒らされるんだよ
592マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:59:42 ID:???
577だけど、投下してもいいのか?
この空気は……
593マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:03:38 ID:???
投下汁。なにげ期待してる。
594マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:04:17 ID:???
>>577
一斉にクラス中からの視線が注がれる。何か言おうとしたが、言葉が出てこない。
円「ち、ちが……」  
それだけ絞り出しても、説明するには足りない。昨日の写真はそうだけど、今足下に散らばっているのは違う。
どう考えても、ただの言い訳と捉えられる内容だ。迷っている内に、最初に声を掛けてきたのは、あやかだった。
「釘宮さん、まさか、あなたが、昨日の写真を……?」
「え……?」  頭の中がパニックを起こしている。日本語だと解るまでに、時間が掛かった。
隣の席にいた刹那は、頬を紅潮させながら、写真を横目でちらちら見ていた。後ろの那波からは、痛い視線が
飛んでくる。前の二人は唖然としてただお互いに顔を見合わせ、時たまその視線をこちらに移していた。
「違いますわよね?あなたも悪戯されたんでしょう?」
否定できないし、肯定もできない。迷っている内に、自分に対する疑いの色は、どんどん濃さを増していく。
すぐに否定できないということは、何か疚しさを抱えているということだ。
重くなっていく空気の音が聞こえてくるようだった。
「あ、あの……私じゃ、ない……」
やっと口が開いたと思ったら、ますます怪しい言動になってしまった。嘘でもいいから、さっさと否定しておくん
だった。しかし、そう気付いた時には、もう遅い。
「いいから、さっさと片づけてきなさい」
一時間目担当の教師がそう促して、円はふらふらと立ち上がり、写真を回収し始めた。

595マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:05:08 ID:???
そんぐらい自分で考えろよ
596マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:05:16 ID:???
>>593
なにげにかw
d。
597マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:10:03 ID:???
>>595
アンカーぐらい使えよ
598マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:13:50 ID:???

599マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:14:12 ID:???
>>526

―…そして休み時間、柿崎達は女子トイレにいた。
「もーなんやー、怒られてしまったえー」
このかがふくれっ面で柿崎に言う。
「悪い悪い!で、どうなの?」
「まー確かに超さんのあの態度はありえへんけど…まだ
 きたばっかやからわからんよー。でもくーへいさんは
 いい人そうやったなー」
「くーふぇさんはね!やっぱ超さんかなり感じわるいよねー!?やっぱりー」
柿崎はその答えを聞くと満足げにうんうんとうなずく。
「へんな人やなー…」
キーンコーンカー…
「あ、チャイム鳴っちゃった、もどろ!このか!」
「あ、そやな…」
柿崎より少し遅れて、廊下を小走りでかける。
…このかは疑問に思った。正直、柿崎とあまり仲は良くない。
 趣味も全然違うし、一緒に行動することもほとんど無い。
 だからなぜ自分にそんなことを聞くのかがわからなかった。

教室に戻って自分の席に着くと、柿崎はいそいそと携帯をいじりだした。
『To:朝倉<[email protected]>このか様のお許しをもらったよ〜(笑』
「送信〜っと♪」
しばらくして朝倉がくるりと振り向いて柿崎を見る。
『from:朝倉 学園長のお孫様の許しは得たってワケだね( ̄∀ ̄)ニヤリ…』

そして数日後…。
600マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:16:29 ID:???
>>594
興味津々のせっちゃんカワユイ(´Д`)
601マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:17:25 ID:???
>>557のって面白いの?
602マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:22:05 ID:???













603マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:27:17 ID:???
>>602
どうせネウロの時みたいに
気に入らない作者をどんどん消していって
勝手に潰れるよ
604マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:29:46 ID:???
携帯age厨君も最低限の場の空気くらい読もうぜ
605マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:31:56 ID:???
荒らしに空気嫁って意味不明だな
荒らしが空気なんかよむわけないじゃん
606マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:37:20 ID:???
>>594
裁縫針に全身を刺されているようだった。それぐらいに、視線が重さを持っている。誰かと目を合わせるのが辛い。
そんな痛い視線を避けるようにして美砂の方を見ると、丁度目が合った。しかし、すぐに逸らされてしまう。
よからぬ疑問が沸き上がる。もしこの線が繋がってしまうと、大変にマズい事になる。昨日の優しかった美砂も、
納得させられた自分も、全て美砂の思惑通りだった、という答えが出来上がってしまう。
「ウソ……だよね」
両手一杯に抱え込んだ卑猥な写真をゴミ箱の中に落とした。このまま一緒に自分の罪も捨ててしまえたら。
昨日の出来事を一気に捨ててしまいたい。
美砂に仕組まれたのだろうか。全て、私に罪を擦り付けるために。信じたくない。
震えだした足を押さえつけるように、椅子に座り込んだ。心が外側に露出した気分だった。晒し者にされている。
違う、私じゃない。みんなが考えている事は間違っている。そう言いたいのに、それが出来ない。事情を説明でき
ない。説明したら私は裏切り者。恐らく誰からも信じてもらえない上に、美砂にはきっとハブられる。

誰にも顔を見られたくなくて、両手で頭を抱え込んだ。お願い、私を見ないで。死にたくなるから。
近くを誰かが通り過ぎる。お願い、速く行って。
下を向いた円に、誰の物か、分厚い本が見えた。洋書のようだ。何が書いてあるのかまでは解らない。
妙にゆっくりした動きだった。まるで私の顔を探ろうとしているように。
しばらくして、ようやく立ち去ったその人物の姿を確認しようと、少しだけ顔を上げた。
円の二つ隣の席、宮崎のどかだった。
607マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:39:14 ID:???
>>599
会話がちゃんと中一っぽいw
>>600
d。
608マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:55:19 ID:???
>>606 続きが気になるヾ( ̄〜 ̄)
609マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:58:13 ID:???
LIAR GAMEの新シリーズがはやく読みたい
610マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:01:43 ID:???
ガ ン ド ル フ ィ ー ニ
611マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:03:08 ID:???
>>606          視点A 宮崎のどか
授業には関係のない本の、中身を隠したまま円の方を向くのはあまりに不自然だと思ったので、ちょっと強引な
方法で円に近付く事にした。
ノートの切れ端を破り、ゴミを捨てに行く振りをして、円に近付く。幸いゴミ箱は教室の一番後ろ、円の座る席の
側にあったため、不自然な移動ルートではなかった。
一番新しい白紙のページを人差し指で挟み、円の真横を通り過ぎる。上手く描かれていればいいのだが。

普段、無闇やたらとアーティファクトを使わないのどかが、円の頭を探ってみようと思ったのは、円が先程の
出来事をすぐに否定しなかったせいだった。本当に疑われたくない者は、即座に否定する筈だ。言い逃れる
方法はいくらでもあるし、確定していない場合は、バレた時の言い訳を先に考えておく場合が多い。
自分も悪戯に合っただとか、もしくは、終始白を切るだけでもいい。
推測の域は出ていないが、全てが露呈してしまった今、犯人探しを遠慮していても仕方がない。もし誰かに
騙されているのなら、あるいはそれに近い何か裏があるのなら、彼女は被害者という事になる。

ゴミを捨てて戻ってきたのどかは、自分の席に戻って本を机の中に仕舞った。あまりにも教室が静まり返って
いたため、消去する呪文を唱えることは躊躇われた。
「では、宮崎、村上、雪広、ザジ。前に出て、この問題を解いて」
のどかは席を立ち、黒板の前まで出た。教室を見渡してみると、何故かこちらを見て同情の目を向ける者が
多かった。どうして皆、そう簡単に人を疑えるのだろう。そう思ったが、一番前の席の桜子だけは、円の方を
向いて心配そうな目を向けていた。
612マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:08:16 ID:???
おもしろい

ところでネウロマダー?
613マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:12:20 ID:???
>>661 超GJ!!そして円の机に写真入れたのは桜子・・・んなわけないか
614マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:15:40 ID:???
>>612
そこまでネウロをさらし者にしたいのか?
615マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:21:51 ID:???
>>614
なに言ってんの?
616マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:24:50 ID:???
>>615
つまり今頃ネウロに続き書かせても
叩かれて恥かかせるだけ

といいたいのかな?
617マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:25:39 ID:???
スルーしようぜ?お互い。

なんか工作員な気もしてきた。
618マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:28:58 ID:???
なんでもいいよ


ネウロマダー?
619マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:30:14 ID:???
>>617
どっちが?
620マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:32:20 ID:???
ネウロ氏もうこないのか?
来てほしいんだか
621マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:34:18 ID:???
もう来ねーよ
wikiで自ら消えるって言ってたんだから
622マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:35:01 ID:???
>>619
いや、昔いじめスレを荒らした奴の事を思い出してな。
どっちとも言えないけど、どうもわざとらしいと思う時がある。
623マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:36:32 ID:???
どうせいじる相手がいないから
もう一度ネウロに書かせて
言いたい放題文句つけるつもりだろ?
624マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:38:28 ID:???
>>623
なんでこいつこんなにひねくれてんの?
625マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:41:08 ID:???
知らない間にネウロが嫌われてる
だれか産業でお願い
626マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:42:29 ID:???
>>624
お前らがネウロを追放したから
627マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:47:59 ID:???
>>626
俺は追放しようとしてない
628マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:52:07 ID:???
こんばんは
ネウロです
みなさんお久し振りです
629ねぅろ:2006/05/23(火) 22:58:31 ID:???
偽物にだまされるなー
630やこ:2006/05/23(火) 23:00:06 ID:???
ネウロなにしてんの?
631マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:03:16 ID:???
やめとけ
どうせ釣りだ
632マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:07:48 ID:???
>>337 ガンドルフィーニ編―魂の開放―

「はっはっは…すごいなー、あんなにたくさんあったのにぺろっっと
 食べちゃうんだから」
ククク、まさか妊娠しないよなぁ…。
「いやー、おいしかったわぁ、先生今日はほんまありがとうございましたぁ」
「ほんとー、おいしかったにゃー」
そう言いながらふと時計を見るともう21時を回っていた。
「…ってもう9時過ぎてるじゃん!アキラ怒ってるなーこりゃ…」
「ほんとやー、まき絵も待ってるし、急いで後片付けせな…」
「あ、私も手伝うよー、明日も学校だし」「わ、私も手伝います!」
一同が慌てた様子でテーブルの皿を重ねていく。
「…あれ、美空ー?」
「すー、すー…」
美空はソファーによりかかってすやすやと寝息を立てていた。
「ははは、まったく…おーい美空君、もう帰る時間だよ」
「もぉー、起きなさいよ美空ぁー…」

「すー、すー…」
…起きるはずはない。なぜなら私が強力な睡眠薬を盛ったのだから…。
633やこ:2006/05/23(火) 23:08:25 ID:???
釣り?ネウロは釣りをしてるの?
634マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:10:48 ID:???
やこぐらい漢字で書け
635マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:24:35 ID:???
>>632 ガンドルって肝井先生よりキモいなww
636夜故:2006/05/23(火) 23:35:18 ID:???
これでおk
637マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:09:09 ID:???
ガンドルフィーニ編―魂の開放―

そして21:30…。山ほどあった食器も女の子4人もいればあっという間に
片付く。そろそろ帰宅時間だ。
「すまなかったね、君たちにも手伝いをさせてしまって」
「いやいやこれくらいはしなくちゃー、っとその前にトイレ貸りますー」
「あ、どうぞどうぞ」
…また釘宮君は…トイレにごみ箱を置いておいたのは正解だったな…。クフフ…。
「あっははは!しっかし爆睡してんねー美空!睡眠薬でも盛られたんじゃなーい?」
ゆーなが美空のほっぺたをぴしぴし叩きながら言う。
「ま、まさかぁー、先生に失礼やってー、なー先生?」
「そ、そうだよまったく、そんなことをして何になると言うんだい…?」
「えー、美空こー見えてかなりモテるからねぇー☆魔がさしたとか…」
「ゆーな!ええ加減にせー!」
「ごっめーん亜子ー、さっ、片付けも終わったし帰るとしますかぁ」
「あ、そこまで見送りに行くよ。いくら学園内でも夜道は危険だからね」
…まったく、嫌な汗をかいてしまった…。
「って、お、おい君達、美空君は!?」
…私はわざとらしくつっこむ。
「へ?先生んちに泊めてくんじゃないんですかー?」
「この調子じゃ起きそうにないし、おぶっていくのも大変ですし…」
「そ、そうかい?仕方がないなぁ…」
…さぁ、これからが本当の"パーティー"だ…。

その時、ガンドルフィーニの舌がペロリと唇の隙間から飛び出したのを
刹那は見逃さなかった…。

つづく
638マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:26:30 ID:???
>>634
人に言う前にまず自分から
639マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:45:35 ID:???
>>637
GJ!!!いや〜楽しみにしてたよ
640マロン名無しさん:2006/05/24(水) 02:24:05 ID:???
>>599 超ツブシ編

…昼休み。亜子と留学生4人が1-Aに転校してきて数日が過ぎた。

「…もー、まき絵ったらー私の口調の真似しないでアルーっ」
「あははー!アルアルやねんーっ!」
「ちょっと、関西弁まざっとるやんー!ウチやねんとか言ったことないしー!」
くーふぇと亜子は早々と1-Aの皆と馴染めたようで、早速仲良く冗談が
言い合える友ができたようだ。

「楓、今日の仕事の件だが…」
龍宮もどうやら顔見知りがいるようで、何の問題もないと言った様子だった。

「…。」ザジは相変わらず窓際族。何を考えているかわからない。
ルームメイトとなった長谷川は、ちらちらとザジを見る。
それに気付いたザジはにこっと長谷川に微笑みかける。
実にあやしい…。

皆がそれぞれつかの間の休息をとっている中、ただ一人机に頬杖をついて
つまらなそうに座っている少女がいた…。
641マロン名無しさん:2006/05/24(水) 02:28:53 ID:???
超ツブシ編

「ふぅ…」
超は声に出してため息をつくと、フラフラと教室を出て行った。
…昼休みはつまらんナー、なんか部活にでも入るかナ。
この際だから全部の部活で最強の称号を得るのも楽しみかネ
この世界のコトなら全部お見通しネ。フフ…

本当はこうして頭の中で減らず口を叩く自分に嫌気がさしていた。
入学してからクラスメイトと会話をしたのはHRで掃除当番を決めた時
くらい。それも会話と言って良いのかわからないぐらいの些細なこと。
本当はさびしい。早く皆と仲良くなりたい…。

「いたいた!一体何回水のみ場と教室往復してんだろ!ククク…」
「中国人の主食は水アルヨー!(←意味不明)てか!クスクス…」
そんな彼女に不穏な影が近づく…。
642マロン名無しさん:2006/05/24(水) 08:03:35 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
643マロン名無しさん:2006/05/24(水) 09:52:48 ID:???
>>640-641
前回悲惨だった分くーふぇが仲良く出来ててホッとしてしまった…

最初の設定ではゆえイジメじゃなかった?
変更したの?
644マロン名無しさん:2006/05/24(水) 16:43:08 ID:???
>>643
いえ、忘れていました…。
せっかくだから二人仲良くいじめますね
645マロン名無しさん:2006/05/24(水) 16:43:38 ID:???
ガンドルも出たから、
ようやく閉鎖できるなこの糞スレ、
というかネウロキモイ氏ねカス
646マロン名無しさん:2006/05/24(水) 17:15:47 ID:???
>>645
スレ封鎖するからお前死んで
647マロン名無しさん:2006/05/24(水) 17:38:47 ID:???
荒らしがいくら居ようと内部崩壊しようと、職人さんが居る限りこのスレは終わらない
648マロン名無しさん:2006/05/24(水) 17:43:32 ID:???
>>647
職人がいるかぎり終わらないどかほざいてるけど
その職人を追放したのはお前らだろwww
649マロン名無しさん:2006/05/24(水) 18:57:53 ID:???
>>648
彼はネギまスレにもかかわらず別の漫画キャラを主体とした作品を投下し続けた異端者だから
650マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:27:56 ID:???
>>648
ごめん俺三日振りに来たから
覗いた時こんな状況で呆然とした
651マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:54:52 ID:???
>>649
じゃあY太のガンドルフィーニ編は「イジメ」というジァンルに入るの?
652マロン名無しさん:2006/05/24(水) 20:42:16 ID:???
>>611
一時間目が終了すると、急いで本を持ってトイレの中に入り、中身を確認する。

『違う。私じゃない。でも、説明できない。美砂に仕組まれたのかも。全ての罪を私になすり付けるために?
 分からない。昨日一日を切り離してしまいたい。みんなこっちを見ないで。誰か側にいる。誰?早く行って』

どうやら柿崎が絡んでいるらしい。昨日、私の机に写真を入れたのは事実のようだ。そして、円は今日の事件を
柿崎がやったことなのではないのか、と疑っている。文字の上に表示された絵柄は、ついさっきの、写真が
落ちた瞬間だった。余程ショックが強かったのだろう。
真相、というには一歩足りない。円が柿崎の事を疑っている、ということは、それなりの要素があるのだろうが、
それはあくまで円の推測に過ぎない。確たる証拠でない限り、決めつけることはできない。
描かれているのはこれだけだろうか。見開きの二ページ目だったので、念のため次ページをめくった。

『罰』

一言だけ描かれていて、絵柄はない。円のものだろうか。そう捉えられなくもないが、前のページの続きという
には、どこか違う印象を受けた。妙に迫力があって、一文字だけ、というのが不気味さを引き立たせている。
名前を意識しなければその人間の心は描かれない筈だが、常にクラスの顔が目に入っているから、無意識の
内に描かれてしまったのかもしれない。
誰の心だろうかと考えてはみたものの、あれだけ疑われていれば、『罰が当たって当然だ』と考える者がい
てもおかしくないかもしれない。
のどかはひとまず本を閉じて、トイレを出た。話を聞いてみる価値はある。円が先か、周辺が先か。
頭の中で会話をシミュレーションしながら、出来るだけ相手を傷付けない方法を考えて、教室までの廊下を
進んだ。
653マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:12:43 ID:???
なんかすごいと思ったら



  あ   の   人   だ   っ   た   の   か   !!!!!!!!!!!!!!!!!!



654マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:14:27 ID:???
うはwwwwバレたwwwww
余りに寂しくてバラしたんだけどなwwwww
655マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:23:22 ID:???
誰?
656マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:25:11 ID:???
>>655
ザジちうスレで長編書いてる人。
657マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:26:09 ID:???
やはりただ者ではないようですね。

で、誰??
658マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:28:04 ID:???
相変わらず僕はタイミングが悪いな…すまそ…
659マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:44:02 ID:???
>>641 超続き…

ジャーー……
「こくこく…ふぅー…」…キュッ…ポタポタ…

こうして超は飲みたくも無い水を飲んで、女子トイレへ行く。
もはやこれは昼休みのルーティンワークと化していた。

超は女子トイレに着くと、端っこの個室に入った。
「…ここが一番落ち着くネ。はやくチャイム鳴んないかナ…」
ポツリと独り言を言う。
用を足し終えてしばらくぼけーっとしていると突如けたたましく
ドアが鳴り響く。
「ひゃ!?誰ネ!?」
驚いて立上がった瞬間、頭上がピカリと光った。
「シャッターチャァーンス♪アハハ!さいなら〜」
「?……写真…?」
背筋がぞっと凍りつく。

つづく…
660マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:44:51 ID:???
>>657
ザジちうスレ長編・ミラーワールド作者
VIP時代、ザジちうといじめスレをリンクさせたSSを投下をしはじめる
レベルの高い文章力で他作者を圧倒した
現在もザジちうスレで連載中
投下ペースの遅さがネック
661マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:54:19 ID:???
>>660
まじですか!?ミラーワールドすごく面白かったです
そんなスゴい人がいじめスレで連載をッ……!
僕はまるで糞虫…!糞、虫…!
662マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:03:44 ID:???
ミラーなんかが来たらこのスレ潰せないじゃん
ミラーはザジちうでミラーワールドの続き書いてたほうがいい
663マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:06:39 ID:???
>>661
ネウロ乙
664マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:12:30 ID:???
ネウロ消えて
665マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:13:09 ID:???
>>652        釘宮 円
「あ、あの、くぎみ……」
後ろから聞こえた声を振り切った。今は誰の顔も見たくない。廊下にいる生徒を次々に追い抜き、屋上まで
全力疾走で駆け昇る。開け放たれた扉を抜けて端まで辿り着くと、縁に手を突いて荒くなった呼吸を落ち着か
せた。そのままその場にへたり込み、空を見上げる。昨日までの出来事を嘲笑うかのような嫌味な青。
呼吸が元に戻った頃、メールで呼び出しておいた柿崎が現れる。怯えているのか、虚勢を張っているのか、
それとも必死で言い逃れの言葉を探しているのか、目が泳いでいる。
「ねぇ、先に言っておくけどさ、円。私じゃ、ないから」  第一声は、円の想像通りだった。
「こんなこと……言いたくないんだけどさ……」
柿崎の目の前まで歩を進め、眼前で声を荒げた。
「アンタ以外に誰がいるの!? 誰かが私達のやった事を見てて、それで私だけに復讐したっての!?
 嘘吐くにしてももうちょっとマシなの考えなさいよ! 全部私のせいにしたかったんでしょ!?」
一気にまくし立てると、さすがに柿崎も両手を前に突き出してたじろいでいた。
「ちょ、ちょっと待ってよ、円。確かに、アンタだけってのは私もおかしいと思ったわよ。でも私達、昨日一緒に
 帰ったよね?」
今度は円が言葉を無くした。確かに、考えてみれば美砂には無理かもしれない。登校も昨日の下校も一緒だった
のだから。昨日の下校時にはちゃんと机の中身を確認したし、今日の朝は、教室に着いてからずっと美砂と一緒
に始業時間まで喋っていた。

昨日の下校前にはちゃんと机の中身を確認した筈……。
記憶を掘り返してみる。が、昨日の記憶がボヤけているのに気が付いた。
666マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:17:01 ID:???
>>660
>投下ペースの遅さがネック。
悪かったなwwwwwのどか対超の時は速かっただろw
圧倒とかしてねぇwwww

>>661
そんなこと言うなよ。一緒にガンバろうぜ。

>>662
ゴメンネ。思いついちゃったの。
暇つぶしに書いた奴だからすぐにやめるかもしれないけど。
667マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:25:13 ID:???
有名な職人様のお陰でこのスレもなんとか持ち直せそうだな
もちろん他の職人様にも期待しております
感謝感謝(-人-)
668マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:26:39 ID:???
>>664
廃ネウロ厨うざい
お前こそ消えて
669マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:31:29 ID:???
本当にこのスレはグジグジと性格の悪い奴ばっかりだな
だから荒されんだよ
偉そうに職人してあんたら一体何様なんだよ
670マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:39:26 ID:???
>>669
職人批判な
671マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:52:30 ID:???
頼むからスルーを覚えてくれ
672マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:59:24 ID:???
なにこのネウロ厨と廃ネウロ厨
673マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:03:18 ID:???
そのエネルギーをちょっとでも感想レスに使えないものなのか……
674マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:08:30 ID:???
ネウロつまらん
675マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:11:23 ID:???
ネウロがいなくなっても粘着がつくとは
憐れなやつだな
676あやか 想い:2006/05/25(木) 00:24:57 ID:???
あやか 想い


ネギ先生を想う気持ちは、誰にも負けない
それが私を支えるもの。それが私の行動原理

まき絵 「じゃあねぇ〜、ネギ君」
その光景を見た私の心に、ドス黒い何かが打ち付けられました
まき絵さんが・・・ちゅっ、と頬に小さくですがネギ先生にキスしたのです
それは私の中で渦巻く何かに火をつけるのに十分な出来事でした


薄暗い地下室に私はいます。誰も知らない地下室でまき絵さんと二人
まき絵 「いいんちょ・・・たすけ・・・」
私の足下でうめくまき絵さん。不細工にも芋虫のように蠢いています
あやか 「まだ生きていらしたのね。もう、死んでよろしいですのよ」
薄汚いものを見るように、私はまき絵さんを見下ろしました。実際薄汚いですけれども
まき絵 「たす・・・」
何か言っているようですが、私には関係ありません。どうせ死ぬ人なんですから
あやか 「ごめんなさい、もう学校の時間ですわ。ネギ先生に会いに行かないと」
まき絵 「ねぎ・・くん」

その言葉は許せませんでした。私のネギ先生を、あなたには・・・あなたには!!!
あやか 「おだまりなさい!!!!!」

靴底から感じるのはまき絵さんの頬の柔らかさ。このまま力を入れたらどうなってしまうのか、など思ってしまいます
あやか 「意外と踏みつぶせないものですわね。人の顔って」

何度も踏めば、潰れるのかしら?

677マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:35:35 ID:???
(ノ∀`)アチャー
678マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:47:39 ID:???
(ノ∀`)ごめんよ
679マロン名無しさん:2006/05/25(木) 01:17:01 ID:???
(ノ∀`)GJ-
680マロン名無しさん:2006/05/25(木) 02:15:03 ID:???
ガンドルフィーニ編―魂の開放― ※気持ち悪いです。

………
「さて…どうしたものか…」
ちらりとソファーに寄りかかって眠る美空を見る。
「すー、すー…」
相変わらずすやすやとかわいい寝息を立てて眠っている。
「まぁ、美空君はあと3時間は起きないとして、その前にやることがある、ウケッ」
彼は不自然なほど大きな声で独り言を言うと、トイレに向かった。
独り言を言うだけでも気持ち悪いというのに。
どうやら彼はよほど普段の学校生活でストレスを溜めているようだ。

カチャリ…
「さぁー…釘宮君はどこかなー!?」
トイレのドアを開けるや否や、隅においてある小さなゴミ箱に飛びついた。

「くぎみんくぎみんンンッ!あった!クンクンぺろぺr

※以下気持ち悪すぎるので自主規制…

ガチャ…
Gがトイレから出てくる…。右手にはしっかりと小さくたたまれた
使用済みの生理用品が握られていた。
「釘宮君…おいしかったよ…さぁ、次は写真だ…」

つづく
681マロン名無しさん:2006/05/25(木) 10:48:02 ID:???
ウケッwwwww
682マロン名無しさん:2006/05/25(木) 10:59:44 ID:???
ネウロマダー?
683マロン名無しさん:2006/05/25(木) 11:44:09 ID:???
ウケッ
684マロン名無しさん:2006/05/25(木) 12:32:53 ID:???
         _,. .,_,rァ
     ,r- 'ニ-r、 ^'' ‐、
     ,' f,、lハi、 l {ヨ〉 
     l' ィN⊥l, l l'イ l ,、   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     l/リ ・ イ リi } l に < ネウロマダーー? |
     ' く_  V ノlMム   \_____/
      万_,べ:,,r'ブ:::
      // ,、'u f:::::::::::::
     〈 レ'fョ /::⌒ヾ:::
      ヽ {'゙ l:::::::::::::::::
       l_,ゝ、l::::::::::,;ィ:
       {::::::::{::::::::''フ´:
       l::::::::l::::::::/ヾ::
        !:::::ハ:::::/ ,}::
  ~゙゙二ニ:i-t:::'":/   〉
  __三ニ」 `'''"^'ヽ. /::
  _,, :: --― '' "´}/:::::
      _,,,.:-ァ‐:く::::::::
  r ''' "~´  〉 'ーr''ヾ:::::
  |      `ーr〈 _,r'ミヘ
  |  `T ''‐-rf ~フ/
685マロン名無しさん:2006/05/25(木) 12:57:32 ID:???
       /ィリ/Z,rァ,ィョシノノハ/,ノ       !ltぃ、 w、 ヽ
       !〃/,rシァ‐''ニ斗彡彡'′     いヾト、ミミ l
       l'ソ/イZ=彡'ア_彡''"        ゙t,ヾXヽヽミl
       l '´,Zr'zェ≦;、,,,_           ヽヽト、tミ l!
       {ハリ キ  (_・,ノ`ミ'   ,.:‐-ェ,,___,,,Nミ!ゞヽl
       tjV ´^''ー―''     /;;;::イ゙て・フ^'‐ァ ヾミミl
        l, l           /;;::::::`` ‐-‐''^´:.:.lリjリ
        ヽj,          /:::::::     .:.:.:.:.:.l/7/   ネウロはマダですかーー?
       ,. -ゝ、        /:::,;:'    .:.:.:.:.:.:/ィ'′
      /  .:.:.:.ヽ    r'^' /:::-、    .:.:.:.:.:./'´    これ以上ネウロに失礼な事言ったら
      i′:.:.:.:.:.:.:.゙! ,,、 ヽ    ノ   .:.:.:.:.:/     シリの毛まで抜かれるよーな
.      l! :.:.:.:.:.:.:.:.:l ヾヾニ:ヽ_ .イ..,,_ .:.:.:.:/      賠償金を払わせまーす!!
     l  :.:.:.:.:.:.:.:.:ハ、 `丶、`'―--彡'´.:/
     l,  :.:.:.:.:.:.:./l iト、  、;;,,`,, ̄,,´ :/ーr‐- 、
    ,イ!.:.:.:.:.:.:.:.:/ ltl \ `゙゙ ''' "´/:.:.:.:.:.l:::::::::::\
 ,.-'",..、:::l:.`'=":.l   い ` ー-‐ ''".:.:.:.:.:.:.:.:l::::::::::::::::`丶、
':´::/ ヽ.l:.:.:.:.:.:.:,ハ  l,    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:リ::::::::::::::::::::::::::`゙ヽ、
::,ノ    l!:.:.:.:.-シ' ヽ  l,   .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
'´,;   .:.lゞz彡´:.:. 丶、  t;;;イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
 ,!   .:.:.l彡''":.:.:.:.:.}:.゙:.`ヽ、};;ツ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 リ  :.:.:.j:.:.:.:.,,:-‐'^ミミ:.:  `ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
686マロン名無しさん:2006/05/25(木) 13:52:25 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
687マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:38:02 ID:???
ネウロマダー?www
てかネウロキメェヨ(´,_ヽ`)プッ
688マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:48:50 ID:???
はいはい粘着粘着
689マロン名無しさん:2006/05/25(木) 19:46:09 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
690マロン名無しさん:2006/05/25(木) 20:26:56 ID:???
ネウロマダー?ww
691マロン名無しさん:2006/05/25(木) 20:56:30 ID:???
本当にネウロ憐れ…
ネウロはなにもしてないのに…
692マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:05:17 ID:???
>>691
その見解はおかしい。
693マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:28:37 ID:???
>>692
どこが?
694マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:40:09 ID:???
ネウロの場合は、「人によってはスレ違い」と思われる作品を投下してることが、問題。
695マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:47:12 ID:???
>>694
だからといって何故そこまで毛嫌いする
単にネウロが気に食わないだけとしか思えない
それに追放まですることはないだろう
696695:2006/05/25(木) 21:53:52 ID:???
俺も追放はやりすぎだと思ってる。
もう少し、ネウロを出さなければいい話で……。
697マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:56:18 ID:???
なんかネウロ追放してからスレの空気が悪くなった
誰だよ。追放しようどか言い出したの…
698マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:00:31 ID:???
ウケッ
699マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:14:54 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
700マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:18:25 ID:???
>>698
このタイミングでそれが来るとは思わなかった
不覚にも笑ってしまった
701マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:20:18 ID:???
>>665              宮崎のどか
「あ、あの、くぎみ……」
昼休みのチャイムが鳴ると、真っ先に背後から円に声を掛けたが、全力で振り切られてしまった。
やっぱり本人に聞くのが一番手っ取り早いと考えたが、逃げられてしまっては仕方ないと思い、周辺調査に切り
替えた。
「ひどいよねぇ。あんな事しておいて一言も謝らないなんて。放っておきなよ」
円のすぐ前の席の佐々木まき絵が、あからさまな敵愾心を向き出しにして、円の背中を追い掛けるように言い
放った。そう考えるにはまだ早い、と、のどかは慌てて否定する。
「あぁ、でも、まだ分からないよ。本人も違うって否定してたし」
「甘いよ本屋ちゃん!」  突然声のトーンが変わった。試験の点数が悪くて叱られたのかと思ってしまう。
「本屋ちゃんは人を信じ過ぎる! そんなんじゃあ、また昨日みたいな事が起こっちゃうよ!」
「で、でも、もし釘宮さんじゃないんだったら、それこそまた昨日みたいな事が起こっちゃうんじゃあ……」
「違う! 違うよ……」  どうやら、具体的に何が疑わしいのか、何が“違う”のかまでは考えてないらしく、
まき絵の次の言葉は続かなかった。
「それじゃあ、ごめんなさい……。私、調べなきゃいけない事があるから」  豹変したまき絵の態度は、自分が
原因のような気がして、何か悪い事をした気分になってしまう。自然と『ごめんなさい』が口をついて出てきた。
何か言いたそうなまき絵の視線を背中に浴びながら、桜子の元へ向かった。

702マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:54:43 ID:???
おしゃべりな鏡は割られる
703マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:05:53 ID:???
ダメだ。今日はもう無理っぽ。
誰か投下があればどうぞ。
704マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:41:32 ID:???
>>680 続き
ガンドルフィーニ編―魂の開放― 第?話『発見』※キモ注

パシャッ…パシャリッ…
静かな部屋に電子的なシャッター音が響く。
「ふぅー…我ながら天才的なテクニックだ…。ピントもぴったり…」
Gは何枚かデジカメで釘宮のソレを撮ると満足げな表情でつぶやいた。
「ひとまず釘宮君は置いといて…、そろそろ本題に入ろうかしら」
またペロリと舌を出すと、美空の隣に座る。
「美空…君…」
恍惚の表情で美空の名前を呼ぶと、彼女の手をとり
すりすりと頬ずりを始めた。
「美空君…み…そら君の…ハァッハァッ…指…かわいい指ッ…!」
そして気持ちの悪い声を吐き出しながら、美空の指にむしゃぶりつく。

……
「な、なんていやらしい…。このかお嬢様の言った通りだった…」

つづく
705マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:46:59 ID:???
>>703
おツです!
僕はボキャブラリーが無いので読んでて勉強になります
続きwktkで待ってます
706マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:47:04 ID:???
>>704
よくやった、ウケッ
707マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:47:28 ID:???

 ……ツマンネェ。最近、ツマンネェ。

 御主人ガ丸クナッチマッテ、ツマンネェ。
 暫ク血ィ見テナイカラ、ツマンネェ。自慢ノ刃モ錆ビチマウダロ、コレジャ。
 殺シテェ〜。血ィ見テェ〜。
 誰デモイイカラ、切リ刻ミテェ〜。
 馬鹿ナガキ共、殺ッチマイテェ〜。血マミレ希望。ケケケケケッ。

 ――ナア、御主人。
 御主人除イテ30人モ居ルンダ、1人ヤ2人、殺ッテモイイダロ?

「まあな。あの能天気な連中の1人や2人、欠けたところでどうでもいいが……
 いや、だが駄目だ。今ぼーやのクラスに死人が出たら、ぼーやの修行に影響が出る。
 いずれお前にも刃を振るう機会は与えてやる。だからしばらくは自重しろ」

 ……本気デ アノガキ育テル気カヨ、御主人。
 ワカッタヨ。御主人ノ命令ナラ仕方ネーナ。我慢スルサ。


 ――ッテ、俺ガ ソンナニ物分リイイ訳ナイダロ。御主人モ甘クナッタモノダゼ、ケケケッ。
 要ハ「ぼーやのクラスに死人」出ナケリャイイ訳ダ。完全ニハ殺サズ、ギリギリ寸止メダ。
 御主人ニ掛ケラレタ魔力封印ノセイデ、ロクニ動ケネーガ……
 ナニ、数百年過ゴシテ来タノハ、伊達ジャネーゼ。
 ヨチヨチ歩キデモナ、素人ノガキヲ血祭リニスルクライハ――!


 (チャチャゼロ残酷編 序章 終)


チャチャゼロ視点で書くと読みづらいので、序章以降は別形式をとる予定。
708マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:50:39 ID:???
新シリーズキタコレ
709マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:57:53 ID:???
せっちゃん邪魔すんなよwwwww
710マロン名無しさん:2006/05/26(金) 00:28:06 ID:???
ヽ(*`Д´)ノ
711マロン名無しさん:2006/05/26(金) 01:44:21 ID:???
>>659

少し時間は戻って同日昼休みの頭…。
「泰造!泰造!あそれ泰造♪あっはは☆」
よほど「たいぞう」という言葉の響きが気に入ったのか
桜子は踊り狂っていた。
「桜子ーっ、いい加減にしなよ、たいぞうたいぞうって…プッ…ククク」
ゆーながそんな桜子を諌めるが、そう言う彼女の肩も
プルプルと震えていた。
「桜子さん、ゆーなさん?いい加減におよしなさい」
あやかだ。
「ったくいつまでそんなネタ引っ張ってるんですか!?
 綾瀬さんがかわいそうですわよ?ねぇ、綾瀬さん。泰造様の
 ことは私もよく存じ上げております、今度是非私にも合わせて欲しいですわ」
しかしゆえはそんなあやかの気遣いに対して黙り込んでしまった。
「あ、綾瀬さん?」
「おじいちゃんは去年の冬亡くなってしまったです…」
一同が凍りついた。
「お、おほほほ…失礼致しましたわ、ではちょっと用事を思い出したので…」
「…さって桜子、飯でも買いに行くかにゃー」
「タイゾーが死、死…プッ…もう一度孫に会いタイゾーなんちて…」
「だからや、やめなさいって…ブハッ!ククク…」
……
「ふん、最低な連中です、これだからガキは…」
「なーなーゆえちゃんやったっけ?本好きなんー?」
「…へ?」
ブツブツと文句を言っていると突然京都訛りの少女が話しかけてきた。
712マロン名無しさん:2006/05/26(金) 05:15:33 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
713マロン名無しさん:2006/05/26(金) 07:59:32 ID:???
ネウロマダー?
714マロン名無しさん:2006/05/26(金) 13:11:43 ID:???
(゜Д゜;≡;゜Д゜)
715マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:15:05 ID:???
アキラ誕生日記念(3-Aの雰囲気はアキラ編で…)

5/26。いつものように朝のホームルームが終わろうとしていた。
ネギ「…っと号令の前に、本日5月26日はアキラさんのお誕生日ですー!
   今日で15歳ですねー、おめでとうございますー!」
ネギがパチパチと拍手をする。
アキラ「ネギ先生…」
ネギ「さぁ、皆さんも拍手でお祝いしてあげましょう!」

しーーーーーーん……

「うっぜぇ、あの淫乱が誕生日迎えたからってなんだってんだ」
「あー拍手の音が頭に響く…はやくとめろよあのクソガキ」

ネギ「あ、あはは…はいっおめでとうアキラさんー…では、朝のホームルームを終わります」
ネギは荷物をまとめるとそそくさと逃げるように教室を後にした。

アキラ「……ぐすっ、いいもん…どーせわかってたことだし…」
716マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:43:18 ID:???
ネウロマダー?
717マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:44:54 ID:???
(ノ-"-)ノ~┻━┻
718マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:58:27 ID:???
>>701
ドアの付近で何やら言い合っている。ひどく慌てた表情の桜子が円を追い掛けようとしたところを、柿崎が止めに
入ったらしい。
「桜子はここで待ってて。円と二人で話したい事があるから」
「私も行くよ! 円、絶対傷付いてる! 慰めてあげなきゃ!」
「桜子」  美砂が桜子に詰め寄る。何が何でも二人にならなければいけない、そんな気迫が籠もっていた。
「大事な話があるの。お願い、二人にしてちょうだい」
気迫に気圧されたのか、桜子が渋々引き下がった。いつも一緒だった三人が突然二対一になれば、不安になる
のは当然だろう。逆に言えば、第三者が話し掛ける恰好のタイミングだ。
「あ、あの……桜子さん」
「え?あ、あぁ、本屋ちゃん……」  表情が沈んでいるうえ、声のトーンが落ちた。これは仕方がない。
人は災難が起きた時、真実よりも目の前に見えている災厄だけを憎む。被害者が必要以上に騒ぎ立てなけれ
ばここまで話は大きくならなかったのに、という、あの精神だ。
「あのう、ちょっとお話が」
「本屋ちゃん、信じて! 円は絶対にやってないから! ね? 私からも謝るから! お願い、信じて!」
言いたい言葉の内容が崩れている。大分混乱しているんだろう。というよりは、謝罪する事で全ての解決を願って
いるようだった。
「いえ、別に釘宮さんを疑っている訳じゃないんです。というより、クラスからの疑いを晴らすために必要なお話
 なんです。一緒に来てくれませんか?」
納得のいかない表情のまま項垂れながらも、桜子は了承してくれた。これで真実に一歩でも近付ければいいの
だが。
719マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:59:42 ID:???
最悪の誤爆をしてしまったorz

>>715
これ見てからザジちうスレ行くと丁度良いスパイスになるな。
720マロン名無しさん:2006/05/26(金) 22:07:37 ID:???
>>719 ザジちうスレに誤爆ワラタw
721マロン名無しさん:2006/05/26(金) 22:10:45 ID:???
>>720
どう見ても誤爆です。
本 当 に す い ま せ ん で し た 。

人生初の誤爆があれかよ。
722マロン名無しさん:2006/05/26(金) 23:07:26 ID:???
ドドンマイ
723マロン名無しさん:2006/05/26(金) 23:26:56 ID:???
>>707
(チャチャゼロ残酷編1 標的は脇役)

……その日、茶々丸は頭に人形を乗せて登校してきた。
クラスの誰もが見慣れた人形だ。エヴァンジェリン所有の人形、『チャチャゼロ』である。
決してクラスの全員がその人形の本性を知っているわけでは無かったが……
それでも、今更その人形について突っ込みを入れる者は居なかった。
茶々丸の頭に載ってきたのは今日が始めてでもない。エヴァの頭の上に載っていた時もある。
順応性の高い3−Aの生徒たちは、すでにその光景を日常の中に組み込んでしまっていた。
「……しかし、何でお前も来るんだ。家で待ってればいいだろうに」
「ケケケ。家ニ居テモ暇ナンダヨ、御主人。マァ気ニスンナ」
主人であるエヴァンジェリンが睨み付けてくるが、ゼロは動じない。そもそも表情は変えようがないのだが。
一方、制服姿のままゼロを頭に載せている茶々丸も、無表情だ。
「先輩の従者」であるゼロが何の脈絡もなく言い出した、「俺モ学校ニ連レテ行ケヨ」という要求。
その求めに忠実に応え、素直に彼女を頭に載せ、そのまま日常生活を営んでいる。
「あら、教室で会うなんて珍しいわね。今日はアンタも授業?」
「ドウデモイイダロ。馴レ馴レシイゾ、ぱい○ん娘」
「なッ……! パイパ……ッ!」
「だめだぇ〜、そーゆーこと言うたら〜。黙ってればゼロちゃん可愛いのにー」
「ケケケッ」
ゼロがただの人形でないことを知る明日菜や木乃香も、軽くじゃれ合うだけ。
魔法使いの存在を公にしたくない彼女たちだ、それ以上深く突っ込んでくることもない。
そのまま、茶々丸と一緒に授業を受ける。茶々丸と一緒にクラスメイトを観察する。
丸1日、ゼロは3−Aを観察し続けて……そして、見つけた。
最初のターゲット候補。
「……イイ傷跡ダナ。出来タ時ハ、イッパイ血ィ出タンダローナ。
 1本2本増ヤシタラ、モット綺麗ニナルゼ。キャハッ♪」
それは、体育の授業の跡、クラスメイトが一斉に着替えている最中のこと。
すっかりクラスに慣れた「彼女」が、無防備に晒した背中。
その醜くも美しい傷跡に、ゼロは邪悪な笑いを隠せない――

 1st TARGET  →  出席番号05番 和泉亜子 ?
724マロン名無しさん:2006/05/26(金) 23:52:07 ID:???
>>723
お前表出ろ









( ゚д゚)あれ? 俺今何て言った?
おかしいなwktkって言おうとしたんだが
725マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:11:38 ID:???
HEY900乙
726マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:12:46 ID:???
HEY900テラナツカシスwwwww
727マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:32:24 ID:???
>>723
ttp://www13.atwiki.jp/negiijime2/?cmd=upload&act=open&pageid=19&file=DSCF03121.jpg

久しぶりに絵を書いてみました!
茶ゼロにターゲッティングされる亜子の図
728マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:48:15 ID:???
(^ω^;)
729マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:56:02 ID:???
>>704 もっこ…こっそりと続きです…

「美空…汗臭いよ美空ぁ…」
指をひとしきりなめると、次は腋に顔をうずめて
くんくんと臭いを嗅ぎ始めた。
「ぅう…目を背けたくなる光景だな…」
その行為をベランダの隙間から覗いている刹那は
眉間にしわをよせながら言った。
……
「ぷはぁー…さぁてと…そろそろ"本番"に行きますか…」
Gはおもむろにズボンのチャックに手をかける。
「まずい!ッしかしヤツもまがりなりにも魔法教師…
 美空さんを人質にとられたら…」
そう考えている間にもGは着々とズボンをおろしていく…。
「うっ…」
刹那は絶句した。
完全に男性自身があらわになってしまった。
「こんにちは、美空君!僕はガンドフだよ♪」
GのテンションはMAXになっていた。
彼はどす黒く光るモノを振り回しながら裏声で
すやすやと眠る美空に話しかけていた。

つづく…
730マロン名無しさん:2006/05/27(土) 01:15:27 ID:???
( ゚д゚ )
731マロン名無しさん:2006/05/27(土) 03:58:29 ID:???
今更だが>>707
>御主人除イテ30人
その30人に茶々丸とさよが入ってるわけだが茶々丸も殺すのか
さよに関してはもう死んでるしw
732マロン名無しさん:2006/05/27(土) 04:07:24 ID:???
既に死んでいるさよをどう
料理するか…ペロリ…
733マロン名無しさん:2006/05/27(土) 06:23:45 ID:???
( ゚д゚ )( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/
  \/     /
734マロン名無しさん:2006/05/27(土) 07:02:16 ID:???
こっち見んなw
735マロン名無しさん:2006/05/27(土) 09:58:37 ID:???
ネウロマダー?
736マロン名無しさん:2006/05/27(土) 14:58:39 ID:???
みんなお受験?or仕事かな
737マロン名無しさん:2006/05/27(土) 17:24:19 ID:???
>723
アキラ編が終わった今、続きが読みたいものの一つ
738マロン名無しさん:2006/05/27(土) 17:44:29 ID:???
マジでネウロマダー?
739マロン名無しさん:2006/05/27(土) 17:53:07 ID:???
304:作者1◆0Z3l12M4xM :2006/05/25(木) 02:19:55 ID:??? [sage]
お久しぶりであります。

SS投下の規模を少なくながら、向こうのスレや他のSSスレを(仕事で忙しいくせに)転々をしてましたが
図々しいながらもまたこのスレに戻ってきました。




ミラーさんて葱ロアの作者1さん?
740マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:49:01 ID:???
>>739
うざいから余計な詮索するな
741マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:53:25 ID:???
>>739
違うよ。そういやネギロアの作品読んだことないな。
742マロン名無しさん:2006/05/27(土) 19:38:54 ID:???
おすすめは6部
743マロン名無しさん:2006/05/27(土) 19:40:13 ID:???
ネウロマダー?
744マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:37:15 ID:???
>>723 チャチャゼロ残酷編1

すっかり陽も落ちた麻帆良学園都市の中。
人気のない道を、体操服姿の亜子が急いでいた。
「アカン……もう暗くなってもうた。はよ帰らな……!」
亜子はサッカー部のマネージャーをやっている。女子中等部のではない、学園都市内の別の学校のだ。
だからその練習場所は、女子中等部の校舎からは少し遠いグラウンドになる。
定時に終わってくれれば、ちょっと遠回りして運動部の友人たちと合流し、一緒に帰れるのだが……
今日のように練習が長引いたりすると、1人で帰らねばならなくなってしまう。
そして、広すぎる学園には、時間帯によっては真空地帯のように不気味な無人の闇が広がる……
「……!?」
それは、鬱蒼と繁った林の中。両側から木々が覆い被さってくるような道を歩いていた時のこと。
亜子は急に嫌な悪寒を感じ、足を止めた。
誰かに、見られている。どこかから、見られている。
けれど、街灯も乏しいこんな道では。月にも分厚い雲がかかるこんな夜には。
周囲を見回しても、何も見えない。ただ木々の枝が風に揺れるばかり。
「……き、気のせいやったんかな。ハハ、ハハハ……」
亜子は引き攣った笑顔を浮かべる。気休めの独り言を大きく口に出して、自分を奮い立たせようとする。
――だが。
「ケケケッ。気ノセイジャネェヨ」
「ヒッ!?」
どこかから嘲るような声が聞こえたかと思うと、小さな黒い影がつむじ風のように駆け抜ける。
歪な頭身の小さな影。ガラス玉のように光る2つの目。悪魔のような黒い翼が、背中に揺れる。
しかし何よりも目を引くのは、その両手にそれぞれぶら下げられた、身長よりも長い凶悪なナイフ――
黒い影は、亜子の回りをグルグルと高速で回転する。あまりに速すぎて、その姿はマトモに確認できない。
「サア――遊ボウゼ!」
ナイフが煌く。肌に刃が触れるか否かというところで、体操服が切り刻まれ、ボロボロにされていく。
執拗に服を狙った攻撃に、背中の傷痕が、小さな悪魔の目の前に晒される――!
745マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:38:41 ID:???
>>744
……雲が晴れ、半月に照らされた夜道の真ん中で。
和泉亜子は、気を失って倒れていた。
見れば、傷とも呼べぬような小さな傷が、鎖骨のあたりに1筋。僅かに血を滲ませている。
その頭上には、凶悪なナイフを持った人形がユラユラと揺れて。
「……情ケナイ奴ダナ。コレカラガ本番ダッテノニ、コノ程度デ気絶シヤガッテ」
不満そうに呟くチャチャゼロ。見ればゼロは、頭上に張り出した木の枝から、極細の繰り糸で吊るされている。
エヴァの魔力が最大になる満月ならともかく、こんな月齢ではゼロの能力も限られていた。
空など飛べるはずもない。目にも留まらぬ高速運動など、できるはずがない。
上から吊るされ、グルグルと一点を回るだけ……しかしそれでも上手く催眠術と併用すれば、素人相手なら。
「……マァイイヤ。悲鳴ガ聞ケネェノハ ツマンネーガ……ソノ分、身体デ補ッテ貰ワネートナ」
チャチャゼロは呟くと、自らを吊るしていたワイヤーを解き、地面に降り立つ。
自分の血を見て気を失った亜子。
抵抗力を失った彼女の上に、ゼロはゆっくりと巨大な刃を振り上げて――!
746マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:41:18 ID:???

……彼女は、ぼんやりと目を開いた。
白い天井。馴染みのない清潔なベッド。静寂と薬品の匂いに包まれた空間。
明るくはあるが、あの悪夢の続きのように現実味のない光景。
意識がはっきりしない。ここは一体、どこだろう? 女子寮の部屋でないことだけは分かるが……。
「…………??」
ベッドの上に起き上がった彼女は、何か違和感に気づいて首を傾げる。自らの身体を触れる。
見覚えのないパジャマの下、胸にも腹にも腕にも足にも頭にまで、全身に固く固く包帯が巻かれている――
「……なに、これ?」
彼女は静かな混乱のまま、立ち上がる。幸か不幸か、看護師は席を外していて、彼女の覚醒に気付かない。
学園都市内の病院、その病棟の個室。その片隅にある洗面台の前に立ち、ゆっくりと包帯をほどいていく。
鏡の向こう、包帯を解く少女の姿。
顔にまで包帯が巻かれているので、誰の姿なのかいまいち実感がない。
やがて包帯の下、次々と現れる傷。背中の傷にも匹敵する、救いようのないおぞましい傷痕の数々。
白く滑らかな腹部を、斜めに横切るように。
小さいけれども形の良い乳房を、縦に切り裂くように。
腕にも。足にも。お尻にも。
全身のありとあらゆる部分に、偏執的な執拗さでつけられた無数の刀傷。
いずれも命に別状はない傷。皮一枚切り裂いて、僅かにその下の肉にも到達している傷。
決して後遺症は残さないが、しかし痕を残さず治ることもありえない、計算されつくした邪悪な達人技。
そして、決して美人ではないが誰からも好かれるその顔にも、トドメとばかりに何本もの刀傷が……!
747マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:42:24 ID:???
>>746
「い……いッ…………い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
鏡の向こうの、傷だらけの少女。
それが本当に自分の身体なのだ、と気づいた亜子は、悲鳴を上げた。
服に隠せるような背中の傷1本でさえ、彼女にとっては救いようのない「マイナス」だったのだ。
それが、こんな、胸にも腹にも腕にも足にも。隠しようのない顔にまで、こんな傷をつけられてしまっては……!
「嘘や……嘘や、こんなの……! 何かの間違いや……!!」
「和泉さん!? しっかりしてください、和泉さん!!」
今さらながらに亜子の異常に気がついた看護師が、慌てて病室に駆け込んで彼女を揺さぶる。
しかし既に亜子の精神は、取り返しのつかない大きなショックを受けた後で。今さら慌てても、もう遅い。
「嘘や……こんなの全部、嘘や……! こんな世界、全部、全部……!」
赤く新しく醜い無数の傷を晒した半裸の少女は、ボロボロと涙をこぼしながら、虚ろな笑いを浮かべて。
それっきり、心が砕け散った。彼女の目から、理性の光が消え去った。
彼女の繊細な魂は、この理不尽にも襲い掛かってきた残酷な仕打ちに、耐え切れなかったのだ。

呪いの人形・チャチャゼロの刃が切り裂くのは、肉体だけではない。
その呪いの刃は魂にまで到達し、相手の精神をこそ切り裂くのだ――
748マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:43:18 ID:???
>>747


「……ということで、和泉さんは今日から暫くお休みだそうです。
 身体の方の怪我は大したことないそうですが、精神的に強いショックを受けられたらしくて……
 今は精神科病棟の方に移されているそうです。皆さんも、暗い夜道には気をつけるようにと……」
3−Aの教室で、ネギが沈痛な表情で事件を報告する。
朝、血まみれで転がっていたところを発見され、病院に収容された亜子。
「変質者に襲われたらしい」とされたこの事件。能天気なクラスの面々にも、流石に笑顔はない。
小さな声でヒソヒソと、お見舞いの相談を始める彼女たち。思わず涙ぐむ生徒もいる。
そんな中、1人だけ小さな笑い声を上げたのは。
茶々丸の頭の上に乗った、小さくも邪悪な呪いの人形――
ゼロは暗い空気に包まれたクラスを見渡し、主人にも茶々丸にも聞こえぬ小さな声で、楽しげに呟いた。
「次ハ、誰ヲヤルカナ。今度ハ シッカリ悲鳴ヲ聞キタイモンダゼ……!」

  NEXT TARGET → ???

749マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:48:11 ID:???
GJ!
750マロン名無しさん:2006/05/27(土) 21:33:10 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
751マロン名無しさん:2006/05/27(土) 21:34:51 ID:???
後の「呪いのデーボ」である。
752マロン名無しさん:2006/05/27(土) 21:41:39 ID:???
>>748
猫ゆーなをいじめて欲しいですー…。Byのどか
753マロン名無しさん:2006/05/27(土) 21:58:09 ID:???
俺もデーボだと思ったwww
754マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:17:33 ID:???
ネウロマダー?
755マロン名無しさん:2006/05/27(土) 23:54:46 ID:???
風呂賀Y太マダー?
756マロン名無しさん:2006/05/28(日) 00:22:26 ID:???
ヽ(*`Д´)ノ
757マロン名無しさん:2006/05/28(日) 02:14:19 ID:???
>>711

「えと、その…はいです」
ゆえは突然の問いかけにしどろもどろになっていた。
「うちらと友達にならへんー?」
このかが畳み掛けるように続ける。
「え?うち…ら?ですか?」
彼女の後ろから前髪で目を覆った内気そうな少女がひょっこりと顔を出した。
「こ、こんにちはー…宮崎のどかです…覚えてるかなー…」
「…え、あ、はいです…ある意味目立ってましたから…」
「ほんでほんでお昼うちらと一緒に食べに行かへん?」
「え?あ…い、いいですけど…」
このかの屈託のない独特の笑顔で、ゆえはついうなずいてしまった。
この後に起きる惨劇も知らずに…。
「あやー!良かったぁ、ほないくえー☆」

……その時それを見ていた別のグループ
「あーあ、捕まっちゃったねありゃ」
「あの二人ってば本当に怖いよねー。敵じゃなくて良かったわぁ」
「学園長の孫だからねー…、実際なんでもありっしょ」

果たしてこのかとのどかの真意とは…!?つづく
758マロン名無しさん:2006/05/28(日) 02:53:03 ID:???
ネウロダレー?
759757:2006/05/28(日) 03:00:44 ID:???
>>757続き

「…でなー、うちはあそこの解釈なんやけど、あれは主人公が…」
「そ、そうですかー…?、私はー…」
「あやー、のどかは全然わかってへんなー、あそこは…」
二人のしゃべり声が廊下に響く。
…廊下は驚くほど静かだった。
 昼休みの中頃というのは、案外そういうものだ。皆、教室か食堂で
 食事をとっているので、出歩くものは少ない。

―そして食堂。女子部は弁当持参の者が多いため
 食堂は割と空いている。3人は窓側の端の席にすわった。
「なーなーゆえちゃんの好きな飲み物ってなーに?」
「わ、私はそうですねー…、最近ハマってるのは抹茶コーラです」
「ほぇー、まっずそーやなぁー…」
「そんなこと…ないです」
「ふぅーん、うちはそういうやつだいっきらいやなー、なぁのどか?」
「は、はいー…」

「……。」
…実はさっきから引っ掛かっていることがあった。
 このかさんは確かにいい人だ。純粋だし、大事に育てられたのだろう。
 しかし、どこか傲慢さが見え隠れしている。
 先ほどの廊下での会話もそうだ。自分の主張ばかり言って
 のどかさんの意見は全く聞き入れない。
 まぁ、悪い人ではないのですが…

つづく
760マロン名無しさん:2006/05/28(日) 03:17:08 ID:???
このか・・・ヤナヤツ
761マロン名無しさん:2006/05/28(日) 08:38:46 ID:???
ヽ(*`Д´)ノ
762マロン名無しさん:2006/05/28(日) 08:52:57 ID:???
このかとのどか黒かよw
763マロン名無しさん:2006/05/28(日) 09:23:55 ID:???
優しいこのかなんて…
764マロン名無しさん:2006/05/28(日) 11:13:21 ID:???
のどかが付き従ってるのが違和感……って既に壊された後?
765マロン名無しさん:2006/05/28(日) 13:29:32 ID:???
>>759続き…

次々とテーブルに料理が運ばれてくる。
「お待たせ致しました、えー鯖味噌定食が――」
「あ、私ですー…」
「ミートソースの方は―」
「はいです。」
「そしてこのか様は、ハンバーガーセットですね」
「はいな☆」
……
「はぁーんお腹すいたえー☆ほないっただきまーす!」
他の2人もそれに続く。ゆえも少し緊張が解けたのか
無言でそれにがっついていた。
……
「…ゆえちゃんのミートソースおいしそうやなー、少し味見させてーな」
しばらくしてこのかが口を開く。口のまわりにソースがべったり
ついていた。言ったほうがいいのか、それともそういうのはあまり
気にしない人なのか、注意するのがためらわれる。
「え、あ、はい。いいです…」
正直ゆえは嫌だった。こうして他人の食べているものまで
欲しがる人にはろくなのがいないからである。
「もぐもぐ…あやー、これちょっと味付け薄いえー…やっぱハンバーガーで良かった☆」
「……。」
…この人、最悪です…。

つづく…
補足:のどかはジャイアン(このか)の誘いを断れなかっただけで黒くはないです…。
766765:2006/05/28(日) 13:35:37 ID:???
>>口のまわりにソースがべったり
ここゆえかこのかかわかりにくいですねー…
これはこのかです。ハンバーガーたべたら口のまわりに
ケチャップやらマヨがつきますけど、それを全然気にしない人ということです
767マロン名無しさん:2006/05/28(日) 14:14:41 ID:???
>>766 十分読みとれるから気にするな そしてGJ!!
768マロン名無しさん:2006/05/28(日) 14:30:40 ID:???
>>765
補足の文読んで
木乃香が「あんたのモノはウチのモノ、ウチのモノはウチのモノや」言う姿を想像して吹いたwww
769マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:12:26 ID:???
このスレの嫌われ者
ネウロ参上
770マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:48:46 ID:???
(´,_ヽ`)<プッ…ネウロキモッ
771マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:21:55 ID:???
うざい
いい加減和睦しろ
772マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:50:25 ID:???
>>748
チャチャゼロ残酷編2  考えない、という罪

「よーし、じゃあここはパーッと、『亜子を元気づける会』でも開こーよ!」
亜子の一件が伝えられた、その日の休み時間――
授業が終った途端に大声を上げたのは、裕奈だった。
そのあまりに能天気な叫び声に、クラスが一瞬静まり返った後、ザワついた。
「ちょっと、ゆーな。流石にそれは……」
「元気づけてはあげたいけど、今は『パーッと騒ぐ』ような状況じゃないよね……」
「ノリだけで物を言うのはやめるです。もっと考えて発言しないと」
いくら普段は能天気な3−Aの面々でも、流石に騒いで良い時・悪い時くらいは分かっている。
呆れるような、責めるような周囲の声に、裕奈は拳を振り上げた姿勢のまま、固まってしまう。
「え? あ、そうか、えーっと……」
「クラスで何かしよう、というアイデアには賛成ですわ、明石さん」
そんな裕奈に助け船を出したのは、クラス委員長である雪広あやかだった。
いささか演技じみた哀しみの表情を浮かべ、クラスの全員に向けて提案をする。
「和泉さんが元気を取り戻されたその時には、是非盛大に退院記念パーティを開きましょう。
 けれども、今の和泉さんはまだ入院中。病院に全員で押しかけても迷惑でしょうし……
 数人ずつ、時間をズラしてお見舞いに行くというのはいかがでしょう?」
「そうね。あとは、クラスのみんなで千羽鶴を折るというのはどうかしら」
「お見舞いといったらお花ですー!」
「お見舞いといったらフルーツ盛り合わせー!」
「みんなで色紙に寄せ書きでもしようよ。ホラ私、ちょうど似顔絵書くために持ってるからさ♪」
あやかの提案に応え、千鶴が、鳴滝姉妹が、ハルナが、それぞれお見舞いのプランを口にする。
とりあえずの行動方針が出来たことで、一気に騒がしくなる教室内。
そんな中――完全に空振りした格好の裕奈は、振り上げたままだった拳を、ゆっくりと下ろして。
静かに、下唇を噛んだ。
773マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:51:30 ID:???
>>772

……友人の不幸を、ワイワイ騒ぐ口実にしようとしたわけではない。
とにかく明るく振舞えばそれで良いのだ、と思っているわけでもない。
ただ、知らないだけだ。
明石裕奈は、他のやり方を知らないだけだ。
知らないから、思わずいつも、悪ノリして暴走してしまう。
こういう、明るいだけではどうしようもないようなとき、彼女は、無力だった。
状況を弁えない悪ノリ。誰かに止めてもらうまで、どこまでも暴走する自分。
そして明石裕奈は、本当はそんな自分が少しだけ、ほんの少しだけ、嫌いだったが……
でもその感情をどうすれば良いのか、彼女には分からなかった。それでもなお笑う他、何もできなかった。
暗い話、シリアスな話は、苦手だった。だからいつも、それ以上は考えるのを止めていた。

……放課後。
バスケ部の練習を終えた裕奈は、夕陽に染まる亜子の病室を訪れていた。
ベッドの上には安らかな寝息を立てる、包帯でグルグル巻きの少女。その髪の色で辛うじて亜子だと分かる。
なんでも先程、また自分の傷を見て半狂乱になったので、今は鎮静剤を打って眠らせているのだとか……。
「亜子……」
裕奈が呼びかけても、彼女は応えない。
今は包帯の下に隠れ、傷痕は見えない。けれど全身に巻かれた包帯が、傷の数と大きさを物語っている。
裕奈は思い出す。亜子の背中の傷痕と、それに対する彼女のコンプレックス。
この傷をつけたという「変質者」は、そのことを知っていたのだろうか? 知らなかったのだろうか?
どっちにしても……残酷な話だ。裕奈は眠り続ける亜子の顔を見ていられなくなり、視線を逸らす。
「……みんな、もう来てたんだ」
ベッドの傍には、花やらフルーツの盛り合わせやら、千羽鶴などといったプレゼントの数々。
たまたま部活の無かった級友たちが、裕奈よりも早く見舞いに来ていたのだろう。
プレゼントの中には、図書館組が持ってきたらしい本の山やら、正体不明のぬいぐるみやら。
亜子をモデルにした巨大な胸像は、間違いなくいいんちょが用意した品だ。
貰っても逆に困るだろう、というモノが少なからず含まれていて、裕奈は思わずクスッと笑ってしまった。
774マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:52:28 ID:???
>>773

「あれ……? あの人形って……エヴァさまの?」
プレゼントの山を眺めていた裕奈は、ふと、気がついた。
今まで存在にすら気がつかなかった自分にちょっと驚き、声に出してみてから自分の発言にも驚く。
「……あれ? 「さま」? なんでエヴァちゃんのこと、様づけで……??」
思わずこめかみに指を当て、記憶を探る裕奈。しかし考えても分かるはずもない。
封印された記憶の欠片を振り払い、彼女は再びその「人形」に目をやる。

球体関節が剥き出しの、操り人形。デフォルメの利いた3頭身ほどの体格。
見開かれた目と四角く開いた口はが作る表情からは、どこか不気味な、不穏な印象を受ける。
ゴスロリ風の、黒く可愛らしい服。背中に生えた黒い翼。頭にはメイドのような髪飾り。
間違いない。茶々丸やエヴァンジェリンが時折頭に載せていた、あの着せ替え人形だ。
これも、病床の亜子へのお見舞いの品なのだろうか?
「うーん、価値あるモノなんだろうけど……怪我人へのプレゼントとしちゃ、悪趣味だねー」
裕奈は苦笑する。
エヴァか、それともその代理としての茶々丸か。どちらだとしても、確かに意図が分からない。
裕奈は悪戯っぽい笑みを浮かべると、その「悪趣味な」人形の額を軽く小突いた。

「……じゃ、また来るからね、亜子!」
いつしか外は暗くなり、そろそろ寮に戻らないといけない時間。
眠り続ける友人に、裕奈は別れを告げて病室を出て行こうとする。
病室の出口で、一瞬だけ振り返った裕奈は……「それ」と目が合い、凍りついた。
――さっき小突いた時は、出口の方を向いてはいなかったはず。自分も動かした覚えはない。
なのに、何故……? 人形が勝手に動いた?! まさか、そんなはずは。
黒い服着た人形の、ガラス玉のような眼球が、振り返った裕奈としっかり目を合わせて……!!

 2nd TARGET  →  出席番号02番 明石裕奈 ?
775マロン名無しさん:2006/05/29(月) 00:03:45 ID:???
>>718
ちょっとでも雰囲気のいい場所を選ぼうと、ダビデ像周辺のベンチに腰掛けて二人で昼食を摂った。桜子は
購買で買ったらしい焼きそばパンと牛乳、鮭のおにぎりという、一般的に見れば質素な、学生から見ればごく
普通のランチを持ってきていた。
「じゃあ、昨日は三人共一緒に帰ったんですね?」
桜子はやや不安げな表情で眉を下げ、頷きながらパンにかじりついた。
六限目終了は3時5分。着替えは三人一緒で、桜子は一人ラクロス部へ。後の二人はチアリーディング部の練習。
午後5時45分、ラクロス部終了。教室に戻るとチア部の二人は既に戻っていて、着替えを済ませていた。
「その時、他に誰が教室にいたか憶えてますか?」
ゆっくりとパンを噛みちぎりながら唸り声を上げている。
「いなかった……、と思う。ラクロス部は大会が近付いてるから、遅くまで練習してたんだ。それで二人とも、
 いつも待っててくれて……。だから教室には他に誰もいなくて、他の子達はみんな帰った後だったと思うよ」
時間を埋めるには少し足りない。誰にでも動くことが可能な時間が残り過ぎている。
776マロン名無しさん:2006/05/29(月) 00:04:39 ID:???
「ごめんね、あんまり役に立てなくて。でも、ホントにホントに、絶っ対に円はやってないから」
「はい、私もそう思います。釘宮さんも柿崎さんも、いつも3-Aを応援してくれるいい人達ですから」
あまり探偵の真似をして根拠をつらつらと並べるのも何かイヤミな気がして、出来るだけ当たり障りのない言葉で
応えた。実際、あの二人があの様なイタズラをするとは思えなかったが、あくまで可能性の一つとして頭の隅に
置いておくことにした。
それからしばらく、気を紛らわすために二人で雑談にふけった。お互い、グループを抜け出してきた仲間意識の
ようなものが後押ししてくれているのか、思った以上に会話が弾んだ。
「ありがとね。お昼、付き合ってくれて。実は結構寂しかったんだ」  教室で話し掛けた時よりは大分表情が明るく
なっていて、やっぱり桜子の笑顔には、人を元気付ける力がある事を改めて実感した。
「い、いえ、こちらこそ付き合ってもらっちゃって。ありがとうございます」
「またいつでも、聞きたい事があったら呼んでね。円の疑いが晴れるなら、何でも協力するから」
「はい。私も、出来る限りの事はやってみようと思います」  その笑顔を絶やさないでくれるのなら、出来る限りの
事はやってみよう。そう思いながら、桜子と別れた。
777マロン名無しさん:2006/05/29(月) 00:06:08 ID:???
>>774
怖い展開になってきたな。
778マロン名無しさん:2006/05/29(月) 01:34:58 ID:???
>>765 同時進行いじめ編

「…はぁー、おいしかったえ〜☆」
「はい、お腹いっぱいー…」
いつの間にかこのかとのどかはすっかり食べ終わっていた。
「あやー?ゆえちゃん食べるの遅いなー」
「すみませんです…」
「まぁええわ、うちら待ってるから早く食べてーな」
「……。」
別に先に戻ってていいですよ、とは言えなかった。

キーンコーン……
そして、ゆえが食べ終わった頃、ちょうど予鈴が鳴った。
「あー!もーゆえちゃん食べるの遅いからお昼休み遊べなかったえーっ!」
このかが鼻息荒く言う。
「ご、ごめんなさいです…」
「ま、えーわ!ったく…ほな教室戻るえ!」

…おじいさま…これが…友達と言えるのでしょうか…

次は超つぶし編…
779マロン名無しさん:2006/05/29(月) 02:01:06 ID:???
>>659 超つぶし

「……。」
超は茫然自失でトイレに突っ立っていた。

キーーンコーン…
本鈴が鳴る。我に返った超は急いで教室へ向かった。

―教室
すでに皆机に勉強道具を揃えて座っている。
超も急いで着席をすると、授業の準備をした。
「…。」
…犯人の目星はついてるヨ。おそらく柿崎と朝倉とかいうヤツだネ。
 どうやら皆にはまだ撒き散らしていないようだガ…。

ガラッ…
先生が入ってきた。5時間目は国語。新田先生の授業だ。
「さ、号令ー」

つづく
780マロン名無しさん:2006/05/29(月) 17:25:43 ID:???
すばらしい賑わい具合ですね
781マロン名無しさん:2006/05/29(月) 20:57:44 ID:???
あれ…?今日はさびしいね
782マロン名無しさん:2006/05/29(月) 21:08:59 ID:???
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1147232230/
肝井スレが更新されました。
783マロン名無しさん:2006/05/29(月) 22:12:56 ID:???
>>779 超つぶし続き…

―数分後
「…で、24ページの5行目に"矛盾していた"とあるがー…なにが
 矛盾していたのかーということだがーえー…では…超…リンシェン君」
…しかし返事が返ってこない。
「…(なんとかしてプリントされる前にデータを取り返さねバ…)」
「…超リンシェン君!いないのかね…?」
「…(どうすれば…いっそ力づくでも…)」
…しーん…
「…ったく超君?どうしたのかね?」
いつの間にか新田は超の目の前に突っ立っていた。
「ん!?わぁ!す、すまないネ!聞いてなかたヨ!にゃはは…」
「…まぁいい。君は成績優秀だからな。以後気をつけるように…(かわいい…ヒヒ…)」
新田はくるりと踵を返すと、また教卓に向かって歩いていった。
彼のその待遇に他の生徒は次々と不満をこぼす。
「優等生は特別扱いかよ…」「ちぇっ、いいねー特待生ちゃんはー…」
もちろんそれは超に聞こえていた。
「(ハハ…天才ていうのはいつの時代も孤独ネ…)」

そんなこんなで授業が終わる…
784マロン名無しさん:2006/05/29(月) 22:20:34 ID:???
ダメだ…、肝井先生のインパクトには勝てない…
あれは面白すぎるw
785マロン名無しさん:2006/05/29(月) 22:52:55 ID:???
超鈴音編

キーンコーンカーン…
そして礼が終わると同時に超は朝倉の元へ駆け寄った。
「(先手必勝ヨ…!)おいッ!」
声をかけると同時に胸倉をつかむ。
「ちょ!いきなり何すんのさ!?」
「とぼけるなっ!とっととデジカメを渡すヨロシッ!」
超の怒声が教室に響く。「な、なに?アレ…」「いややわぁ、怖い…」「どしたアルか?アレ…」
「ちょっと!なんのことだかわからないんだけど!離してよ!」
「うるさい!いいからデジカメ出すネ!」
「何ぃー?わけわかんないんだけど…言っとくけど部外秘なんだからね!」
そう言うと、朝倉はブレザーのポッケに入っているデジカメを渡した。
「しらばっくれたって……あれ…?」
…バカな!ない…!?でもコイツ以外考えられない…!?柿崎が!?
 いや、そんな時間はっ…
「もう…なんなのさ…アンタ頭大丈夫ー?」
朝倉が襟を正しながら言った。
「ッ…!」
教室は完全に静まり返っていた。みるみる超の顔が紅潮する…。

つづく
786マロン名無しさん:2006/05/29(月) 23:12:26 ID:???
相変わらず高クオリティ
787マロン名無しさん:2006/05/29(月) 23:56:39 ID:???
超鈴音編

―…教室が次第に賑やかさを取り戻していく…。
「やっぱ天才は考えてること違うわぁw」「なんだったの?あれ…」
「凄い顔で怒鳴ってたね…」「超さんは和美にひどいことをしたよね(´・ω・`)」
「普段かっこつけてんのに…だっさ〜…」

「あ、あ…その…対不起(ごめんなさい)!」
「はぁ?ちゃんとあやまってよね…」
「あ、すまなかたヨ!勘違いしちゃってっ…!」
「カンベンしてよね…ただでさえ新田の授業で疲れてるんだから…」
「……。」
超はクラスの痛いくらいの視線を浴びながら自分の席に戻った。
そして恥ずかしさのあまり、それ以降の授業は机に突っ伏しているしかなかった…。


『from:美沙 ナ〜イス演技(;>∀<)!!もーお腹よじれる(笑)!!』

このメールは…!?つづく…
>>786 ありがとうございます…(ネウロ氏?)
788マロン名無しさん:2006/05/30(火) 13:11:23 ID:???
肝井スレの人気に某作者が嫉妬してバカなことやってる件w
789マロン名無しさん:2006/05/30(火) 17:45:50 ID:???
>>788
くやしく
790マロン名無しさん:2006/05/30(火) 18:54:25 ID:???
>>788
kwsk
791マロン名無しさん:2006/05/30(火) 20:19:09 ID:???
>>789-790
>>782のスレ見ればわかる
792マロン名無しさん:2006/05/30(火) 20:44:55 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
793マロン名無しさん:2006/05/30(火) 21:06:45 ID:???
某作者って誰?
794マロン名無しさん:2006/05/30(火) 21:30:09 ID:???
すげえ電波だな
795マロン名無しさん:2006/05/30(火) 21:40:43 ID:???
肝井スレみたけどよくわからん 荒らしと関係あるの?
796マロン名無しさん:2006/05/30(火) 21:45:44 ID:???
某作者、が分からん
797マロン名無しさん:2006/05/30(火) 21:54:49 ID:???
>>793>>796
pgr
798マロン名無しさん:2006/05/30(火) 22:09:34 ID:???
pgrってなに?
799マロン名無しさん:2006/05/30(火) 22:26:50 ID:???
>>798
プギャーじゃね?
800マロン名無しさん:2006/05/30(火) 22:43:59 ID:???
8 0 0 げ と
801ハルナ:2006/05/30(火) 22:44:49 ID:???
801ゲット
802マロン名無しさん:2006/05/30(火) 22:46:33 ID:???
>>801
腐女子乙
803マロン名無しさん:2006/05/30(火) 22:49:40 ID:???
>>ヤオイ
グッジョブ
804マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:15:29 ID:???
>>774 チャチャゼロ残酷編2 (後半)

「……ゆーな。ねぇ、ゆーなってば」
「!?」
肩を揺すられて、裕奈は気がついた。いや目を覚ました。
「……あれ? ここは?」
「しっかりしてよー、ゆーな。帰ってきてから何か変だよー?」
裕奈の顔を至近距離から覗き込む、まき絵の顔のドアップ。
裕奈は未だはっきりしない頭を振って、周囲を見回した。
……寮の自室だった。
まき絵とアキラ、3人でテーブルを囲んで、これはデザートでも食べていたのだろうか。
机の上には剥かれたグレープフルーツの残骸と、お皿と、あとは果物ナイフ。
お皿が1枚足りない他は、ごく普通の、いつもの仲良しグループの団欒の一時だった。
足りない1枚が誰の物かは、言うまでもない。
「……え? あれ?」
「亜子のことがショックだったのは分かるけどさー。そんな暗い顔しないでよ」
「裕奈、大丈夫? 顔色も悪いし……」
心配そうに裕奈の顔を覗き込む、まき絵とアキラ。
裕奈は混乱する。
いつの間に帰ってきていたのだろうか? 亜子の病室の途中から、記憶が無い。
時計を見れば、あれから数時間後。
手や口の周りが果物の汁で汚れているから、普通にまき絵たちとこうしていたのだろうが……
裕奈は慌てて笑顔を浮かべ、ちょっと大げさに手を振ってみせる。
「い、いや、大丈夫。ちょっとボーッとしちゃった。で、何?」
「本当に大丈夫? ……でさ、さっきの話の続きだけど」
アキラは少し裕奈を気遣う表情を見せたが、彼女の「大丈夫」という言葉を信じ、話を続ける。
まき絵とアキラにとっては「さっきの続き」の、裕奈の主観からすれば「唐突な」話を。
「亜子のあの事件って……私たちが亜子を待っていれば、防げたのかな……」
805マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:16:09 ID:???
「え――!」
それは、裕奈はまるで考えつきもしなかった事だった。アキラの言葉は続く。
「あの時、亜子の部活が長引いちゃったわけだけど……もうちょっとだけ、私たちが待ってれば」
「ん〜、でもどうかな〜。私たちが一緒にいても、一緒に襲われてただけだったかもよー?」
悔恨の表情で俯くアキラ。必死に自分たちの正当化を図るまき絵。
そんな2人を前に、裕奈は血の気が引いていく自分を自覚する。
……あの日、遅れる亜子を「待ってても仕方ないよ!」と置いていくことを提案したのは。
他ならぬ、裕奈だったのだ。
多分裕奈が言わずとも、2人のうちどちらかが言い出していたことだったのだろうが……それでも。

明石裕奈は、自分が嫌いだった。ほんのちょっとだけ、嫌いだった。
能天気な自分が嫌いだった。考えなしに行動する自分が嫌いだった。暴走しがちな自分が嫌いだった。
けれども、シリアスな話はもっと嫌いだった。自分のことを見つめるのはもっと嫌いだった。
だから、考えなかった。考えることはしなかった。
けれど。だからこそ。そんな自分が。本当は。時に殺してしまいたいくらいに……

「キャァァァァァッ!!」
「な、何やってるの、裕奈ッ!?」
まき絵の悲鳴とアキラの悲鳴に、裕奈はハッと正気に返った。また一瞬、ボーッとしていたらしい。
裕奈は瞬き1つすると、事情が飲み込めないままにアキラに聞き返す。
「あ、あの、どうしたの2人とも? 何をそんな、慌てちゃって……」
「ゆ、ゆーな、血がッ! 血がッ!!」
「何で、急にそんなこと……!」
パニックに陥るまき絵、顔面蒼白で震えるアキラ。裕奈は訳が分からない。
訳が分からないまま、左手に鈍い痛みを感じ、視線を下ろして……
そして、裕奈は見た。真っ赤に染まる自分の左手首と、果物ナイフを握ったままの自分の右手。
806マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:16:50 ID:???

「……あ、あれ? 私、どうして……??」
手首の傷から、ドクドクと噴き出す動脈血。テーブルの上に広がる血の水溜り。鮮血に濡れたナイフ。
どう考えてもこの状況、裕奈がリストカットを試みたとしか見えない。いやきっと多分そうなのだろう。
けれど、裕奈自身がこの状況を理解できない。引きつった笑みを浮かべて2人の友人に問いかける。
「ね、ねぇ、これってどういうこと……? わ、私が、私が亜子の代わりに斬られていれば良かったってこと……?」
「裕奈、いいから! とりあえずナイフ置いて! 手当てしないと!」
「血がッ! 血がッ!」
「まき絵も落ち着いて! あと誰か呼んできて! 医務室に連絡を!」
珍しく大きな声を上げるアキラ。彼女はまき絵を宥め、裕奈の手から血まみれのナイフを取り上げる。
まき絵が応援を呼びに部屋を飛び出していく。その後姿を見ながら、裕奈の混乱は収まらない。
「ね、ねぇ、わた、私が切ったの、これ……? 私、自殺しようとしたの……??」
唇を振るわせる裕奈。その視界が暗くなる。精神的なショックと貧血に、意識が再び遠のく――

『ケケケッ』
どこかから、笑い声が聞こえる。耳障りな、魂を切り裂くような声。
漆黒の闇の中で、裕奈は確かに、その声を聞いた。
『な、何がおかしいの?! あなたは誰!?』
『俺ハ、オマエノ『心ノ闇』サ』
闇は答える。裕奈の心の一部だと言うにはあまりに異物感のある、悪意に満ちた声。
けれども裕奈自身は疑うことなく、その声を受け入れる。
『私の――闇』
『オマエハ、オマエガ嫌イナンダロ。殺シタイ程ニナ。
 ――ナラ、殺シチマエヨ。切リ裂イテ、血ィ流シテ、殺シチマエヨ』
『殺して……いいんだ。私は、私を、殺せばいいんだ――』
闇の中に、刃の煌きが見える。刃の煌きが、この闇の中の会話を思い出すためのキー。
それが、悪意をもって仕掛けられた催眠術と気づかぬ裕奈は、声の主に対して深く頷いて――
807マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:17:26 ID:???

――翌日。
明石裕奈は、しかしちゃんと学校に登校してきた。
ほんの少し青い顔色で、左の手首に包帯を巻いて。
「裕奈……らしくないよー、そんなコトするなんて……。裕奈は全然悪くないんだからさぁ」
「もう学校来ていいの? その、怪我の具合とか……」
「アハハ、ごめんねー、心配かけちゃって。ちょっと疲れてたのかも……」
裕奈を心配するクラスメイトたちに、笑って答える彼女。しかしその笑顔に、以前のような底なしの明るさはない。
どこか、陰のある笑顔。どこか、見る者に不安を与える笑顔。

そんな彼女を、見つめる視線があった。
今日もまた茶々丸の頭の上に乗って来た呪いの人形、チャチャゼロ。
裕奈もゼロが視界に入っているだろうが、全く何も反応しない。病院で会ったこと自体、すっかり忘れている。
「ケケケッ……催眠術ハ、シッカリ掛カッテイルヨウダナ」
「催眠術、ですか?」
「昨日1人デ歩イテル時ニ、運悪ク出会ッチマッテナ。俺ノ記憶ヲ消サセテ貰ッタノサ。ケケケッ」
ゼロの独り言を聞き咎めた茶々丸に、ゼロは平然と応える。重要な部分を語っていないが、まあ嘘ではない。
魔法仕掛けの人形・ゼロの秘密を守るための、記憶操作。魔法使いが一般人の記憶を消す事の、延長に当たる話。
それだけで済むなら、エヴァも認めていることだ。いちいち報告せずとも許されることになっている。
だが、実際にゼロがかけた催眠術の内容は……!

あるいは、これは半分は裕奈の側にも責任のあることかもしれない。
血筋によるものか、生まれつき術に掛かり易い体質。感受性の高い体質。
幽霊としては未熟極まりない、相坂さよの憑依にさえも抵抗できぬ彼女だ。
ゼロの巧妙な催眠術に、耐えられるわけがない。
魔法も気も使わない、純然たる催眠術。
そのガラス玉のような眼球は、振り子や蝋燭の炎のような催眠術の道具として使えるのだ。
808マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:18:00 ID:???

――そして、裕奈は今日も手首を切る。
どこかで刃の煌きを見る度に、彼女は激しい自己嫌悪に襲われ、やがて手首を切る。
能天気で明るい暴走少女は、もう居ない。欝な気分に包まれた、暗い少女が居るだけだ。
バスケ部の練習もサボリがちになり、教室でも黙り込んでいることが多くなって。
裕奈の手首に、日に日に傷が増えていく。医務室の世話になることも少なくない。もう立派なリストカッターだ。
手首を切りながら、裕奈は呟く。ブツブツと呟く。いつまでも呟く。
「……何やってるんだろ、私……。こんな私、死んじゃえばいいのに……亜子の代わりに、襲われればいいのに……」
それでもなお、裕奈は嫌いだった。シリアスな話は嫌いだった。苦手だった。
だから、それ以上考えないことにしていた。
考えなければ、この状況に出口など無いのだが。
自分にかけられた呪いに気づき、脱出することなどできないのだが……。

『ケケケケ。ガキハ陥トシ易イナ! サテ、次ハ……!』 

 NEXT TARGET → ???
809マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:40:18 ID:???
こっそり超続き…

「あっはっはははっは……マジウケルーッ!」
「あの慌てぶりは永久保存版だよーッ!!きゃははは」
「いやー手を出されないかドキドキもんだったよー」
放課後の女子トイレに数個の甲高い笑い声が響く。
「うめのひあー!(←中国語っぽく)!あ、スマナイネー!」
「ちょっと美空ひどい顔ー!あっっははは!」
美空が唇をとんがらせて面白おかしく超の真似をする。
その時の彼女の憎たらしさときたら、亀田興○も裸足で逃げ出すほどである。

―そう、すでに柿崎の写メールによってほぼクラス全員に超の
 恥態が晒されていたのだった!
 朝倉はあえてフラッシュをたいて空撮り、その隙に柿崎が
 ケータイでパシャリ。単純な作戦だった。

「…でも、ちょっとやりすぎだにゃ。これ以上はかわいそうだny」
ゆーなだ。しかしそれを朝倉が遮るように言う。
「何言ってんのさ!これから面白くなるんだから!」

つづく…
810マロン名無しさん:2006/05/30(火) 23:45:32 ID:???
>>808
すごくおもろいです!左手首が痛くなるような話でしたw
811マロン名無しさん:2006/05/31(水) 00:11:05 ID:???
>>809 超続き

「えー…まだやんのぉー…?」
柿崎が苦笑を浮かべながら言う。
「当然じゃない!いい案があるんだって!!」

―朝倉のしつこさは尋常ではなかった。
 彼女はこう見えてプライドが高い。小学校の頃から成績は1位では
 ないにしろ常にトップクラス。体格も皆より一回り大きい。
 何かにつけ皆に一目置かれてきたとなれば、自然と支配欲が出てくるというものである。
 さらに超という天才少女がきたとなればそれはなお更である。

「…いい?次の体育の授業に…」
朝倉が小声で作戦をつげる。
「ごにょごにょ」
「…ぇえー!そんなのひどすぎるにゃ…。私は降りるにゃん」
「あ、あたしもー…超さんと仲良くしたいし…」
ゆーなとまき絵だ。
「だめ!もうアンタ達も共犯なんだからね!」
「ぅう…わかったよぉ…」

こうしてイジメンジャーが結成された…。

超戦隊イジメンジャー:朝倉(レッド)、柿崎(パープル)、春日(どどめ色)、明石(黒)、まき絵(ピンク)


一方、このかとのどかとゆえは…つづく
812マロン名無しさん:2006/05/31(水) 00:20:21 ID:???
チャチャゼロ随分シリアスな展開になってるな
wktk
813マロン名無しさん:2006/05/31(水) 01:05:17 ID:???
>>811
どどめ色wwwテラワロス
814マロン名無しさん:2006/05/31(水) 07:29:20 ID:???
ヽ(*`Д´)ノ
815マロン名無しさん:2006/05/31(水) 11:57:11 ID:???
チャチャゼロGJ!
816マロン名無しさん:2006/05/31(水) 14:11:57 ID:???
ゆえゆえの続きが気なる
817マロン名無しさん:2006/05/31(水) 22:12:07 ID:???
ネウロ消えたか
818マロン名無しさん:2006/05/31(水) 23:07:43 ID:???
ネウロwikiにいるよ
819マロン名無しさん:2006/05/31(水) 23:11:50 ID:???
>>778

―授業中
ヴー…
このか「なんやぁ。うっとおしいわぁ…」
パチッ
『from:みさ (※添付ファイル有り)
 本文:この画像見たら皆に回して!(>∀<)イヤーン☆』
このか「なんやろ…」
・・・画像受信完了→http://www13.atwiki.jp/negiijime2/?cmd=upload&act=open&pageid=19&file=%E7%A4%BE%E7%9B%AE.jpg
このか「ほぇー…(…超さんやないか…おトイレ中の…)」
カコカコ…

ヴパカッ!

『from:このかっち どーしたん?この写メ!?』
カコカコ
『from:みさ 盗撮しちゃったー☆だって最近超さん調子にのってるんだもん(・3・)』
カコカコ
『from:このかっち そんなこというたって超さんかわいそうやえ…
           ということでゆえとのどかに送ったえー(´∀`)』
カコカコ
『from:みさ ちょw言ってることとやってること違うよ(笑)
       さすがこのか(笑)これで少しはおとなしくなるっぺ!』

ゆえ「…これは…」
『from:このかさん (※画像ファイルあり)見てーな!この間抜けな姿ー(笑)』
ゆえ「(ひどいです…。なんてガキくさいクラスですか…)」
820マロン名無しさん:2006/05/31(水) 23:35:27 ID:???
こ、このかひでーwww
821マロン名無しさん:2006/05/31(水) 23:47:02 ID:???
>>819

―そして放課後…
「ふぅーーーー……」
ゲタ箱の前で、超は大きくため息をついた。
「ニ・ニーハオ…」
突然後ろから聞きなれない声がした。
「あ、ど、あーと…」
「日本語でおkネ」
「あ、そうですか…(外人を前にすると緊張するです…)。出席番号4b
「綾瀬夕映サンだネ?何か用カナ…?」
「!あの…その…見て欲しいものが…あるです…」
「何かナ…、見せるヨロシ」
「このがz
「おーーーい!ゆえっちーー!」
このかとのどかがやってきた。
「なぁなぁ一緒に帰らへーん?っておトイレ女!!」
「…!失礼するヨ…」
「あ、超さん待ってです!」
ゆえの制止を聞かずして超は行ってしまった。
「なんであんなんと一緒にいたんー?ゆえもいじめられてまうえー?」
「そうですよー…、あの方はイジメンジャーの標的なんだからー…」
「な、なんですかそれは…?」
「ま、ええからええから、あっ、昨日おいしいクレープのお店発見したんやけどいくえー!」
「えー…私今日は見たい本があるかr」
「い・い・か・ら行くえ!!ゆえちゃんも!」
「は、はいです…」

ゆえは去り際に見せた超のさびしげな顔が忘れられなかった…。つづく
822マロン名無しさん:2006/06/01(木) 02:41:30 ID:???
短編―パソコン実習にて―

その1
柿崎「ねぇねぇまき絵に亜子ー!」
二人「なに(んやー)?」
柿崎「ちょっとこの画像見てみ?」
グロ画像
二人「嫌ぁぁあぁああああ!!!」

その2
柿崎「ねぇねぇいいんちょ?ちょっとっ来てくんなーい?」
いいんちょ「なんですか?柿崎さん」
無修正のおにんにん(黒人)画像
いいんちょ「あqwせdrftgyふじこ!」バタン!
柿崎「あらあら無垢なんだから」

その3
柿崎「おーい、くーふぇに楓さーん」
くー「あ゙ー!パソコンなんてさっぱりアル!」
楓「大体機械ばかりに頼っていたらナンチャラかんちゃら…」
柿崎「そんなあんたらにおもしろいゲームがあるんだー」
二人「…ほうほう、このシマシマ模様の男(ウォーリー)を見つければいい(アル・ござる)ね」
柿崎「プププ…」
数秒後
二人「ぎゃーーーーーーー!!!!!!!!!」
↑どっきりフラッシュ
823マロン名無しさん:2006/06/01(木) 12:59:14 ID:AZBp4bFM
>>808
チャチャゼロ残酷編3  薔薇の棘は鋭くとも……

「……けど、アレは有り得ないよね〜」
「なになに? 何の話??」
――その事を最初に言い出したのは、チアリーダーグループの1人、柿崎美砂だった。
最初の事件から2日目。すなわち、裕奈が初めて手首に包帯を巻いて来た日の、休み時間。
彼女の言わんとするところが分からず、円はキョトンと目を丸くし、桜子は喰いつく。
「いや、昨日の亜子のお見舞いの話。
 みんな、変なプレゼント山ほど積み上げちゃってさ……。あれって、かえって迷惑じゃない?」
「う〜ん、でもみんな悪気があってのことじゃないし……。
 本屋ちゃんたちが持ってきた大量の本も、入院中なら逆に有難いんじゃないかな?」
美砂の言いたいことを察した円は、さりげなくフォローを入れる。
面と向かっては毒舌で乱暴な言葉遣いにもなる円だが、こういう陰口は言うのも聞くのも好きではない。
だが円のやんわりとした拒絶にも関わらず、美砂の勢いは止まらない。
「甘いよクギミー! 善意があれば何でも許されるわけじゃないって!」
「どさくさ紛れにクギミーとか言うな」
「そりゃ、本とかはまだいいけどさ。貰っても邪魔なだけのモノ沢山あったじゃん」
「ひょっとして私の猫砂もダメだった?」
「うん。桜子のアレもマズかったと思う。病院じゃ猫飼えないし。当然邪魔」
「ガーン!」
「そーゆーことは、もっと早く言ってやれよ……」
「でね、邪魔なだけならまだいいんだけど」
円のツッコミも桜子のショックも無視して、美砂は本題を切り出す。
「一番問題なのは、いいんちょのあの銅像だと思うんだ」
「いいんちょの? ……まあ、確かに一番ジャマそうだったけど」
「大きさだけじゃなくて」
美砂は言葉を切ると、友人2人の顔を覗きこむ。彼女には珍しい、真剣な表情。
「どうやっても傷痕残っちゃう亜子に、綺麗だった頃をモデルにした銅像をプレゼントって……
 それって、逆に残酷じゃない? 傷口に塩塗ってない? 無神経過ぎない??」
824マロン名無しさん:2006/06/01(木) 12:59:55 ID:???
「あ……!」
「そりゃ、私もいいんちょにそんなつもりがあったなんて思わないよ? でもさぁ……」
「ちょ、ちょっと、美砂!」
美砂の言葉に、驚きの表情を浮かべる2人。その2人の視線が、美砂の背後に向けられる。
円の制止を受け、美砂は何の気なしに振り返って……そして、見た。
俯いて、固く握った拳を振るわせる1人の人物。
聞くつもりもなしに3人の話を聞いてしまった、クラス委員長雪広あやか本人だった。
「あ……いや、これはね、いいんちょ」
「……そうでしたわね。わたくしとしたことが、無神経でしたわね。
 失礼に当たるかもしれませんが、あの銅像は改めてわたくしの方で引き取らせて頂きましょう」
「あ……う……」
あやかは暗い口調で、美砂たちと視線すら合わせずに呟くと、その場を立ち去る。
謝罪すら許さない、いや謝罪すら受ける余裕がない、そんな態度。しおれた背中。
流石の美砂も、これには顔色を失う。こんな反応されるくらいなら、まだ怒られた方がマシだ。
「ううっ……ど、どーしよー……」
「後でちゃんと謝っておきなよー。私らもついてってあげるからさー」
「なんかいいんちょ、元気なかったねー。あれって、私たちの話のせいだけなのかなぁ……」
あやかの背中を見送る3人。確かにあやかのその後姿には、いつもの元気は見られなかった。
いつもの根拠なき自信と、華やかな表情と、演出過剰な優雅さが喪われていた。

「……またダメですの!? お金は幾らでも出すと……え? お金の問題ではない?!
 もういいですわ。他の病院を当たってみて下さいな。形成外科医はいくらでも居るでしょう?!
 雪広グループの総力を結集し、世界中の名医を探し出して……!」
その日の夕方。女子寮の一室で。
あやかは、電話越しに怒鳴り続けていた。授業から帰ってきてから、ずっとである。
彼女が実家の大財閥の力を利用し、探しているのは……医者だった。
亜子の全身につけられた醜い傷、それを治せる医者と病院を。お金はいくら掛かっても構わない――
けれど、2003年現在の医療技術では。
どんな名医でも、傷痕は完全には消せない。皮膚移植などの技術にも限界がある。
現代医学は、「魔法」ではないのだ。
825マロン名無しさん:2006/06/01(木) 13:01:19 ID:???
「…………ふぅ」
電話を終えたあやかは、溜息をつく。4人で住んでいる寮の3人部屋。その居間スペースに、座り込む。
「……上手く行かないみたいね、あやか」
「ちづるさん……」
優しい声をかけたのは、同室の千鶴。同じく同室の夏美も、心配そうに千鶴の背から顔を覗かせる。
例の銅像は、亜子の具合が詳しく分かる前に発注してしまったものだが……
しかし昨日のお見舞いで亜子の状況を把握して以来。昨日からずっと、こうしてあやかは医者を探している。
探しているの、だが。
実際には、「あやかが探している」というより、「雪広家の関係者に探させている」という状況。
彼女自身には、何もできない。
事件にショックを受け、自殺未遂までする生徒が出ているのに、クラス委員長としてできることが何もない。

雪広あやかは、その高いプライドの影に、常に1つの怯えを持っていた。
「自分には、自分自身で何かをする能力が無いのではないか」
「生まれ以外に誇るべきモノを持たないのではないか」
大富豪の家に生まれ、何一つ不自由ない中で育った彼女ではあったが……
学校などで様々な人と触れれば、自然と社会を知る。
執事やメイドに囲まれていても、実のところ彼らは彼女の父に仕えているに過ぎないとも分かる。
あるいは彼女が十分に賢くなければ、それらのことに気付かずにも居られたのかもしれないが。

自信が、必要だった。力が、必要だった。
不安を払拭するために、勉強を重ねた。その甲斐あって学年でもトップ5から落ちぬ優秀な成績。
自信を得るため、武道にも手を出した。この年齢で合気柔術の免許皆伝は、実は尋常ではない。
乗馬も。華道も。クラスメイトをまとめるリーダーシップも。全ては彼女の努力の賜物。
決して流した汗を誇ったりはしないが、しかし地道な努力を忘れぬ秀才、それが雪広あやかだった。

だが、大切なクラスメイトが理不尽にも陥った、この悲劇――
あやか自身にできることは、何も無かった。
ただ実家の力に頼る以外、何もできなかった。そして、その雪広家の力をもってしても。
826マロン名無しさん:2006/06/01(木) 13:05:32 ID:???
「なんや、あやか姉ちゃんが落ち込んどると、らしくないなぁ」
「小太郎君、そりゃいいんちょだって、いつも元気ってわけには行かないよー」
不満そうな声を上げたのは、居候の小太郎。彼はこういう煮え切らない態度を見るのが嫌いなのだ。
そんな彼を宥めたのは、あやかの前では「姉」ということになっている、夏美である。
「フン。ココでしょぼくれとったって、ソイツの傷が治るわけやないやろ。
 ……それより夏美姉ちゃん、今日は晩メシいらんわ。ちょいと出てくる」
「あれ? 何かあるの?」
小太郎の唐突な外出に、目を丸くする夏美。外はもう暗い、こんな時間に何の用だというのか。
「いやな、この前、ネギのクラスの奴襲った、変態だか暴漢だかがな。まだ正体分かっとらんのや。
 で、念のため、学園長に頼まれて夜のパトロール」
「そ、そんな、大丈夫なの小太郎君? 小太郎君も襲われたりしたら……」
「俺1人やないしな。たつみー姉ちゃんやら刹那やら、腕の立つモンが他にも何人か出るようやし。
 上手く行けば、犯人捕まえることもできるかもしれんで!」
力瘤を作って見せる小太郎の表情には、全く恐怖心はない。
――そう、学園を守る魔法先生たちも、あの一件を無視してはいい。犯人逮捕に向け、動きだしていたのだ。
もっとも魔法使いの人数はあまりに少なく、学園はあまりに広いため、まだまだ隙だらけではあったが……
「千鶴姉ちゃんも夏美姉ちゃんも、気ィつけんとな。暗くなってからは、あんま出歩かんといて」
「あら小太郎くん、あやかの事はどうでもいいの?」
「あやか姉ちゃんはいっぺん襲われてみたらええんちゃうん? きっとおしとやかになるで」
「まぁッ、この大草原の小猿さんはッ! わたくしのどこがおしとやかでないと!?」
小太郎の軽口に、あやかはキッとなって睨みつけたが。
ようやく普段の調子を取り戻した彼女に、小太郎は軽く爽やかに笑う。
「なんや、元気になったやん。じゃ、行ってくるで〜♪」
出て行く小太郎。バタンと閉じた扉。あやかはようやくにして、小太郎の気遣いを理解して。
同時に――別のことにも思い至った。思い至ってしまった。
あやか自身にも、できること。家の力ではなく、あやか自身の力でできるかもしれないこと。
827マロン名無しさん:2006/06/01(木) 13:06:19 ID:???

麻帆良学園の夜の闇は、深く、広い。
日の出ている間は学生たちで賑わう学園だが、夜ともなるとあちこちに無人のエリアができる。
ましてや、先日の和泉亜子襲撃事件の記憶も生々しい今。
誰も居ない道、街灯の少ない道をあえて歩く生徒は、ほとんど居ない。
ほとんど居ない、のだが。

1人の女生徒が、暗がりの道を選ぶようにして歩いていた。
誰も見ていないのにドレス姿で優雅に歩く、それは雪広あやか。
まるで襲ってくれと言わんばかりの姿。襲ってくれと言わんばかりの存在感。
けれども、一見すると動きづらそうなドレスは、腕や足の動きを妨げないもので。
地面につきそうなほど長いスカートは、合気道における袴のように足の動きを隠してくれる。
靴もハイヒールではなく、動き易い踵の低いサンダル。つまりは雪広あやかの、戦闘態勢。

「……キャハ。イカニモ『襲ッテクレ』ッテ感ジダナァ。下手ナ釣リダゼ」
それは、唐突に。
暗がりから、悪意ある笑い声が響く。小さな人影。あやかは厳しい表情で闇の中を睨みつける。
「そういう貴方は、どなたです? 何の御用ですの?」
「今夜ハ諦メテ帰ロウカト思ッタンダガナ。面倒ナ連中ガ巡回シテヤガルシ。
 デモ、コンナ美味シイ餌ヲ前ニシテ、何モシナイ訳ニハイカネーヨナァ……!」
闇の中の耳障りな声は、あやかの問いに答えず、1人笑う。
あやかの背に、冷たい汗が流れる。間違いない。コイツが「犯人」だ。
黒いローブを纏いフードを深く被った「犯人」の姿。闇の中に紛れ、距離感さえ曖昧だ。
けれど小柄だということは分かる。おそらく小太郎よりも小さい。まるきり子供、あるいはそれ以下の体格。
想像してた犯人像とは全く違っていたが、しかしあやかは毅然としてソイツを睨みつける。
「――雪広流合気柔術免許皆伝、雪広あやか。貴方を拘束させて頂きますわ。覚悟なさい」
「ケケケッ、合気ノ使イ手? ソレハ面白イ。チョット遊ンデヤルカ――!」

 3rd TARGET  →  出席番号29番 雪広あやか ?
828マロン名無しさん:2006/06/01(木) 16:23:17 ID:???
>>822 いじめっつーよりイタズラじゃんwwwwww
829マロン名無しさん:2006/06/01(木) 19:23:07 ID:qNJtrIqO
>>827
gj!そういやいいんちょまだ虐待してなかったなあ(´∀`)
830マロン名無しさん:2006/06/01(木) 22:42:18 ID:???
いいんちょキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
831マロン名無しさん:2006/06/01(木) 23:17:46 ID:???
ゆーな誕生記念

ネギ「…はい、今日の連絡は以上ですー!いいんちょさん」
あやか「はいですわ☆きりーつ、礼!」
ざわざわ…
ゆーな「(ネギ君…みんな…あたしの誕生日忘れたのかなー…アキラのは覚えてたのに…)」
ため息をつくと、授業の準備をするため、机に手を突っ込む。
ゆーな「にゃにゃにゃ!?なんか入ってる!」
取り出してみると、薄いピンクの包装紙で包まれた小包だった。
『fromネギ ゆーなさんへ…』
ゆーな「ネ…ギ…君…うれしいにゃ…」
こぼれ落ちそうになる涙をぐっとこらえて
包装紙が破れないようにそーっと封を開けてゆく。
カサ…
ゆーな「ひっぃ!?」
ゆーなの顔がみるみる顔が青ざめてゆく。小瓶につめられたネズミの死体…。
はらりと一通の手紙が落ちる…。
『ゆーなさんは猫がお好きなようでしたので、ネズミを〆て包んでおきました☆
 ぜひ遊んでやってください』
ゆーな「なによ…これ…」


実はネギは極度のストレスで幼児期の残虐性が今頃になって顕著になってきていたのである。
虫や小動物の命をいたずらに奪うことによって性的快感を得るようになっていた…。
832マロン名無しさん:2006/06/02(金) 00:06:30 ID:???
誕生日ネタktkr
833マロン名無しさん:2006/06/02(金) 00:54:31 ID:???
>>831続き…

アキラ「ゆーうなっ」
亜子「たんじょーびおめでとー」
まき絵「へへへ!あたし達ゆーな驚かそうと思ってわざと黙ってたんだー☆」
ゆうな「…」
しかしゆーなから返事は返ってこない…。
亜子「なんやもうプレゼントもらっとるやん!みしてー」
そう言うとゆーなの手から"小瓶"をさっと取った。
一同「あ……ナニ…これぇ…」
ゆーな「わかんない…ネギ君からもらったの…」
亜子「嫌やぁ…うぇ…」アキラ「亜子…見ないほうが良い…」
前の席のくーふぇいがくるりと振り返った。
くー「何沈んでるアルか?お誕生日おめでとアルー☆コレ私からのプレゼン…と…」
さすがのくーふぇも声が詰まる。なぜならその"ネズミ"は
昨日まで元気にしゃべっていたネギの使い魔"カモ"だったからだ。
くー「カ…カモ…?」
まき絵「え…?ネギ君のペットの…?」
アスナ「何ー?どしたのーって…!?」このか「ゆーな誕じょ…」
にわかにクラスがざわついてくる…。
アスナ・このか「あ…ああ…」
ハカセ「あっ、私からもプレゼントですーってなんですか…?その小瓶に入ってるの…」
ゆーな「わかんない…わかんないよぉ…ひっぐ…ネギ君が…」
ついにゆーなは泣き出してしまった。
亜子・まき絵「うわぁあぁあん!」

刹那「…ネギ先生…なんてことを…」
楓・たつみー「刹那…」

つづく…
834マロン名無しさん:2006/06/02(金) 09:55:20 ID:???
続いたのかw
しかも思わぬ方向にw
835マロン名無しさん:2006/06/02(金) 10:48:44 ID:???
ネギが主犯か
836マロン名無しさん:2006/06/02(金) 13:30:49 ID:???
肝井スレが容量オーバーで終わった
肝井の作者さんこっちに来てくれねーかなぁ
続きめちゃくちゃ楽しみにしてるんだが
837マロン名無しさん:2006/06/02(金) 13:36:37 ID:???
>>833 第3話『暗い木曜日』

のどか「あ、ぅぅう、カモ…君ー…ひっぐ…」
ゆえ「のどか…気を確かにするです…ぐすっ…」
朝倉「そんな…ぐすっ…あんなに元気だったのに…」
一部、カモの正体を知る生徒はこの悲劇に涙顔になっていた…。
刹那「アスナさん…ネギ先生に何か変わった所はありませんでしたか?」
アスナ「ひっぐ…そういえばアイツ…最近よく"チック"をするようになってた…」
たつみー「…それは神経質な者に良く見られるクセだ」
このか「ぐす…あと…いや…」
刹那「お嬢様…何か…?」
このか「あの、言ってええんかわかんないけど…ネギ君…うちのパンツで…その…
    なんか臭い嗅ぎながらおちんちんをいじってたんや…」
刹那「え…、それって…」
このか「うち、怖くて声かけられへんかった…。なに考えてんやろ…
     パンツなんて臭いだけやのに…」
刹那「いえ、そんなことありません!とってもいい香りdドゴォッ!!
龍宮「ふぅ…、それも幼児期に見られる症状だな…射精に至る事は無いようだが
    臭いを嗅ぐことに性的興奮を覚えるらしい…」
キーーンコーンカーン…
刹那「げほげほ、まぁ次の英語の授業で何かつかめるかもしれないです。
    注意してみてみましょう…」

そしてネギがやってくる…
838マロン名無しさん:2006/06/02(金) 13:39:57 ID:???
>>836
荒らされつくしてますね…
リスペクトしてたのに…
こっちのまとめwikiに補完しておきます
839マロン名無しさん:2006/06/02(金) 14:30:59 ID:???
>>837続き『暗い木曜日』

ガラリッ!
ネギ「さぁ、授業始めますよー」
あやか「き、きりつ…礼…」
ネギ「あれ?いいんちょさん顔が青いですけど大丈夫ですかー?」
あやか「だ、大丈夫ですわ…」
ネギ「ふぅーん…。あ、今日はテストをしますー終わったら僕に提出してください」
ざわざわ…
「えぇー、今日もテスト…?」「最近テストばっかりだね…」
「問題も私が持ってる参考書と全く同じだし…」
手抜きは一目瞭然だった。
ネギ「はい、では配りますー。もらったらすぐ始めて良いですからねー」
バンッ!!!
ネギ「(ビクッ!!)な、なんですかー?アスナさん」
アスナ「アンタ…カモはどおしたの?」
ネギ「え?えーと、そのー、部屋で寝てますよー?」
アスナ「じゃあこの子はなんなの?」
そう言うとハンカチに包まれた死体をネギに見せ付ける。
瓶に入ったままじゃかわいそうだから、ということで朝倉が
取り出して優しくハンカチにくるんだのであった。
ネギ「あ…ぅ…い…今は授業中ですよ!いくらアスn
アスナ「ごまかすな!!!」
アスナが怒鳴る。教室は一瞬にして静まり返った。
ネギ「ご…ごめんなさいぃー!」
ネギがボロボロと涙を流しながら言った。
アスナ「謝ったって死んじゃったものは生き返らないんだからね…」
ネギ「ぅ…うるさ
朝倉「なんで…こんなひどいことをしたの…?」
静かに口を開いた。声は小さかったがその迫力に
ネギはたじたじであった。だが…
ネギ「ぅ…う…授業中ですよ!!早くテストをしなさい!!!」
840マロン名無しさん:2006/06/02(金) 19:33:30 ID:???
>>827  チャチャゼロ残酷編3 後編

暗がりの中、両者はジリジリと間合いを詰める。
黒ローブの小柄な怪人が、服の裾から取り出したのは巨大なナイフ。下手すれば本人の身長ほどもある。
その刃の煌きに、あやかの額に脂汗が滲む。あれが、亜子を切り刻んだ凶器。悪意の刃。
「……ケケケッ!」
2人の間合いが、ある1線を越えたその瞬間。小さな怪人は奇声と共に飛びかかる。
逆手に握った巨大な刃を振り上げ、驚くような跳躍力で、あやかの頭上から真っ二つにせんと迫る!
――が、あやかの表情は、落ち着いたままで。
「雪広流合気柔術……『雪中花・朧』!」
古流柔術の流れを汲む合気柔術は、武器持つ相手に素手で対処する技に長けている。
そして、相手の攻撃の勢いを利用した返し技、特に投げ技と関節技に長けている。
迫り来る凶悪な刃に怯むことなく、あやかは逆に間合いを縮め、ラリアットのような形で相手の身体を――
「――!?」
見事に宙を切る刃。宙を舞う怪人。決まったかに見えた技――だがあやかの表情は、逆に驚きに染まる。
「自分から……跳んだ!?」
全く感じられぬ手応え。あまりにも大きく吹き飛んだ敵。これでは押さえ込みに移行できない。
クルリと一回転、受身を取って立ち上がった敵の動きに、ダメージは全く見られず。
間違いない。コイツの体術は、あやかのソレを遥かに凌駕している……!
「……ヤレヤレ。免許皆伝ッテ言ウカラ、結構期待シタンダゼ。全ク、ガッガリサセテクレル。
 『雪広流』トカイウ新興流派、大シタコトネーナ。すぽーつ化シタ骨抜キノ柔術。武道トハ呼ベネーナ」
「なッ……!?」
ほんの1回のやりとりで互いの実力を見極めた2人。小さな怪人は嘲り声を上げ、あやかは顔を引き攣らせる。
そして小さな怪人は、手にした巨大なナイフを、なんとポイッと放り捨ててしまって。
「悪イガ……モウ刃物ハ使ッテヤラネー。オ前ノ得意ナ無手デ、相手シテヤル。魂マデ、ヘシ折ッテヤルゼ」
841マロン名無しさん:2006/06/02(金) 19:34:31 ID:???

……それからの数分間は、あやかにとってまさに悪夢だった。
必死に汗を流し時にアザを作り、苦労の果てに身に付けた合気柔術。
それが、幼稚園児ほどの体格の相手に、ポンポンと投げられてしまう。受身さえも間に合わない。
この怪人――とんでもない達人だ。それも、あやかと同系列の武術、合気柔術の使い手。
「そんな……! う、嘘ですわ……!」
投げられる度に、あやかの肌にすり傷が増え、打撲が増え、豪奢なドレスが破けていく。
信じられない。パワーもスピードも、はっきり言って大したことはない。どちらも間違いなく、常人未満。
なのに、歯が立たない。純粋に、身に付けた体術のレベルが違い過ぎる。
完全に遊ばれている。まるで勝ち目が見えない。
「ドウシタ? 最初ノ頃ノ元気ハドウシタヨ? ケケケッ!」
「うッ……うあッ……!!」
地面に倒れ伏していたところを、右中指を掴まれ、強引に引き起こされる。
相手は指1本握っているだけなのに、軽く捻られただけで指から手首、肘、肩までの関節全てが極められて。
「こ、こんな技……聞いてませんわッ……ひぎぃっ!?」
「『指捕り』ッテノハナ、古流ジャ基本中ノ基本ダゼ?
 ソンナダカラ『すぽーつ柔術』ダッテ言ウノサ。ケケケッ」
嘲り笑う怪人。あやかには反論すらできない。右腕に走る激痛が、彼女の思考力を奪う。

……『闇の福音』エヴァンジェリンが1世紀ほど前に習得した、実戦的な合気柔術。
そのエヴァの研鑽に付き合ったのは、他ならぬチャチャゼロだった。ゼロを始めとする、人形たちだった。
そして門前の小僧は何とやら。エヴァの修練の過程で、ゼロもまた、合気柔術を身につけていた。
基本的に派手な流血を好むゼロには、あまりこの技を振るう機会は無かったが……
それでも、並大抵の達人より遥かに高い技術を誇る。またそうでなければエヴァの練習相手は務まらない。
エヴァはあの刹那を手玉に取るほどの使い手。それよりは多少劣るとはいえ、ゼロの腕前も、また。

長い平和の中でスポーツ護身術と化した雪広流と、100年前の超実戦合気柔術。
なんとか達人の世界の入り口に立ったばかりのあやかと、人外の世界で豊富な経験を積んできたゼロ。
最初っから、勝負は決していたのだ。
842マロン名無しさん:2006/06/02(金) 19:35:11 ID:???

世界が、意識が、闇と激痛に満たされる。
深い闇の中、あやかの意識は、極められた右腕だけに集中する。
ゼロはゆっくり右腕を捩じ上げながら、あやかの耳元に囁きかける。
「……オ前ノ築キ上ゲタ技、オ前ノ流シテキタ汗ハナ。全ク無意味ダッタンダヨ」
「そ……そんな事はありませ……げぎゃぁッ!?」
バキン。ゼロに口答えしたあやかの指の骨が関節が、軽く捻られただけで破壊される。
激痛が意識を塗り潰す。激痛が意志力を削り取る。思わず下品な悲鳴が口から飛び出す。
「イイヤ、無駄サ。柔術ダケジャネェ、勉強ノ努力モ何モカモ、全部無駄ダッタノサ」
「そ、そんなッ……がぎッ!?」
ブチンッ。折れた指に、さらに容赦なく捻りが加えられて。今度は肘のあたりから嫌な音が響く。
伸びきったゴムが切れるような、そんな音。ありえない方向に曲がる肘関節。
優雅さの欠片もない惨めな表情で、あやかは髪を振り乱して悶絶する。
「オ前ノ人生、ミ〜ンナ無駄。コノ自己満足ナ自己犠牲モ、全部ムダ。ケケケッ!」
「わたくしは、自己満足のつもりなど、自己犠牲のつもりなど……あげぇッ!?」
ゴキッ。折れた指・折れた肘がさらに捻られ、肩関節までも外される。ブチブチと嫌な音が続く。
涙と鼻水と涎を撒き散らし、無様に地面をのたうち回るあやか。
ゼロは破壊しつくした右腕から手を離し、今度はあやかの左足に手をかける。
「な、何を……ぎひぃッ!?」
「知ラネーノカ? 最近ノ柔術ジャ、腕関節ダケカ? 古流ニハ、足ノ関節技モアルンダゼ!」
倒れ伏したあやかの足を担ぐようにして持ち、足首を、膝を、股関節を極めてしまうゼロ。
休む間も与えず、言葉を続ける。激痛を与え続ける。心を犯し続ける。
「デ、コレガ自己満足ジャナカッタラ何ナンダヨ? ケケケッ。
 くらすめーとノ仇討ちノタメニ身ヲ張ル自分ノ姿ニ、酔ッテタンダロ? マ、返リ討チダガナ」
「わ、わたくしは決して、そんなつもりじゃ……あぎゃぎゃぎゃぎゃッ!?」
ブチブチブチッ。断裂していくアキレス腱の痛みに、あやかは踏み潰された蛙のような声を上げた。
身体のどこかが壊されるごとに、あやかの大事な何かが壊されていく。
ゼロが囁くごとに、あやかの心に絶望が刷り込まれていく。
843マロン名無しさん:2006/06/02(金) 19:35:50 ID:???

――わたくしは、雪広家の人間なのです。雪広家の名に傷つけぬためにも、わたくしは。
……名門ト言ッテモ、所詮ハ極東ノ島国ノ成金一族ダロ。大シタコトネーゼ。屑ダ、ソンナモン。
みしっ。みしみしッ。ぶちぃッ。
――和泉さんに、わたくしは酷いことを。その罪滅ぼしのためにも。クラス委員長としても。
……「和泉のため」ジャネーヨ。オ前ハ「和泉のせい」ニシヨウトシテルノサ。コノ怪我、コノ敗北ヲ。
ごりっ。ぐぎっ。めきめきっ。ぐぼっ。
――わ、わたくしは……わたくしは、雪広あやか。わたくしは、優雅で、高貴な……!
……ケケケッ。オ前ハ屑サ。クダラネェ家ニ寄生スルダケノ、人間ノ屑サ。ケケケッ。
ごきん。ばきん。ぶちん。べちん。ぼきん。……。…………。………………。

闇の中に、風が吹く。風が厚い雲を吹き飛ばし、一部が欠けた月が大地を照らす。
月明かりの下、地面に打ち捨てられたままの人影が1つ。ゼロの姿はもうどこにもない。
両手両足、全ての関節をグシャグシャに破壊され、ありえぬ方向に曲げられた四肢。
こういう壊され方をして、果たして元通りに治るものかどうか。かなり絶望的だ。
あたりにはほのかにアンモニア臭。股間に広がるシミ。激痛の中、彼女は無様にも失禁していたのだった。
しかしそんな自分の姿を気にする余裕もなく、倒れ伏したままあやかは笑う。虚ろに笑い続ける。
「わた……くしは……屑……。人間……の……屑……。あは、あはは、あはははは……」
15年かけて築き上げてきた、彼女の人格。彼女の努力。それを全面否定するような、この敗北。
あやかは、完全に壊された。心身ともに、壊された。
瞳からは光が消え、知性が消え、自信に満ちたオーラが消え。
もう、満開の花の幻影を背負うこともないだろう。二度とあの華やかさは戻らないだろう。
いかに薔薇の棘が鋭かろうとも、花を摘み取らんとする悪意を防ぎきれるものではないのだ――

『ケケケッ。御主人ノ柔術ノ練習ニ付キ合ッテオイテ、良カッタゼ。
 マ、何事モ手ヲ出シテオクモンダナ――!』

  NEXT TARGET → ???
844マロン名無しさん:2006/06/02(金) 20:02:15 ID:???
>>843
失禁したいいんちょを想像して思わず興奮してしまったじゃないか
四肢が有り得ない方向へ曲がっているところを思い出したら治まったが
しかしGJ!
845マロン名無しさん:2006/06/02(金) 20:17:42 ID:Q4lA6L88
>>843
勃起した…GJ!
846マロン名無しさん:2006/06/02(金) 20:42:22 ID:???
>>843
なんてこった…GJ!
847マロン名無しさん:2006/06/02(金) 22:21:35 ID:???
>>839
GJ!!!!!
848マロン名無しさん:2006/06/02(金) 23:13:58 ID:???
このスレは

  / /./:::::::::::::::::::::::::::::/   |::::::|.    ,. '´ ̄ ̄ ̄`ヽ
.  i / /:::::::::;:-、:::::::::::::/    |:::::|   /  我 そ   ∨
  i / ./::::::/::::::}::::::::::/       l::::|   l.   が の    l
. i l !::::/:::::/:::::::::/..,_     l:::l   l    輩 時   l
 i l l/:::::/;::::::::::/´  `丶、. l::l   l   が は   l
. i l/:::::/::::l:::::::::/...,,_   `ヽl::l   ∧           ,!
./:::::/::::::::l:::::::::厂 7;;;;;;;;;;、ヾ   l:l  /::ヽ、      ノ
::::::/l::::::::::::l:::::::∧ 弋;;;;;;;;ノヽ   l:l  l::::::::::>    <
:// ,.l::::::::::l::::::/ ゞー- -一    |  |:::::::/        ヽ
 / /l::::::::l::::::l           !  |::::/        ヘ
,.'イl  l::::::::!:::::ヘ              l::/   排 そ   l
  |/...l::::::::!::::l ト、            |:l   除 い   l
-‐=::":::`ヾ、:::l  l.へ          |:!   す つ   l
::::;::::=-、:::::::\! l | \         |:!   る を   l
'"    i.ヾ:::::::\l | l lヽ、ヽ、.._     ヘ、        /
     i::::ヾ::::::::i.∧l !./へ `ミ._ー--‐∠、      _/ |
ヽ、    l::::l l:::::::l  l //r:1.` 、  ` ― ''" ` ―ァ‐ト、 ト、|
::::::ヽ   l::::! l::::::l ▽./ :|   `  _   /  / l、ヽ▽
l:::::::/   }./ l::::::l ノ/ ,/|             / .l /  |!、
:::/   「`> ヘ:::::i / /〆           ′ 7  ′\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「追放こそが美学」
ネウロの提供でお送りいたします
849マロン名無しさん:2006/06/03(土) 00:20:21 ID:???
>>839

アスナ「ッ!何よソレ!?」
パル「ひどいよネギ君!朝倉とカモが仲良いのはネギ君g」
バンバンバンッ!…ネギは教卓を出席簿で3回叩く。
ネギ「ぼくは教師です!成績を1にされたくなかったらテストをしなさいー!」
また教室が静寂に包まれる…。
朝倉「…、わかったよ、ごめん先生…」
アスナ「朝倉…、ネギ、アンタ絶対許さないよ…ッ」
ネギ「……」ネギは"チック"を2回程した。

キーンコーン…
そして授業は終わった。
ネギ「…はい、では今日の授業は終わりですー。いいんちょさん」
あやか「…」
ネギ「いいんちょさん!?号令です!」
あやか「起立、礼…」
ネギはぺこっと礼をすると、早足で教室を出て行った。
アスナ「アイツ…」

>>847 ありがとう…
850マロン名無しさん:2006/06/03(土) 00:37:13 ID:???
『血の昼休み』

そして昼休みが始まった。いつもは騒がしい3-Aも今日ばかりは静かだ。
朝倉「カモっち…えぐっ…」
普段はあまり本心を見せない朝倉が泣いている。
それは事の重大さを物語っていた…。
アスナ「くっ…本当に許せない…」
刹那「…ぱっと見ただけでもあのキズは拷問に近い…カモさん…辛かったでしょうに…」
たつみー「このままでは対象が人に写る日もそう遠くは無い…早めに手をうたなければな…」
ちう「おいっ!」
ぼーっと窓の外を眺めていたちうが突然大きな声を出す。
このか「どしたんー?」
ちう「あれ、ネギ先生じゃねーか…?」
このか「ほぇー…?」
このかは涙を流しすぎて赤くなった目をこすって、指差された校庭
の隅っこを見る。
このか「ほんとやぁ…何やっとんのやろ…」

ガラッ!!

その瞬間、誰かが勢いよく教室の扉を開けて飛び出していった。

つづく…
851マロン名無しさん:2006/06/03(土) 00:53:20 ID:???
『血の昼休み』続き…

ちう「あっ!おいピエロ!!」
「えっ、なにどうしたの!?」「ザジさんが!!」
教室をとびだして行ったのはザジだった。
龍宮「追うか?」
アスナ「私達も行こう!!」
刹那「待ってくださいっ、私達が行ってもネギ先生を刺激するだけです!」
くー「でもっ…!」
ちづねえ「…そうです、ここはザジさんに任せてみましょう…」
刹那「な、那波さん…」
一同は保母さんのボランティアをしている那波の言うことを聞くことにした…。

―校庭
ネギ「…………………」
??「ギィッ!ピーーッ!ピーーーッ!!!!」
ブチブチッ!!!グサッ…グチッ…

ザジ「ハァッ!ハァッ!(ピーちゃん…無事でいて…!)」
タッタッタ…
ネギ「!!だれ!?」
ネギの手が止まる…。

ザジ「ピーちゃんっ!!」
852マロン名無しさん:2006/06/03(土) 01:00:29 ID:???
>>843
いつもいつも高いクォリティで本当に尊敬します…
853マロン名無しさん:2006/06/03(土) 03:07:44 ID:???
854マロン名無しさん:2006/06/03(土) 04:15:51 ID:xkmilgPT
>>853いつそんなの描いたの?
855マロン名無しさん:2006/06/03(土) 05:30:51 ID:???
(・∀・)イイヨイイヨー!!
856マロン名無しさん:2006/06/03(土) 11:13:17 ID:oNdns7Li
チック症をSSに出すのやめろ
ちょっとは考えて文を作れ
見る人から見ればそういう症状の人を馬鹿にしてるようにとれるから
857マロン名無しさん:2006/06/03(土) 12:19:10 ID:???
やり過ぎだな確かに。
もうちょっとソフトないじめはないもんか……
858マロン名無しさん:2006/06/03(土) 12:22:12 ID:???
851です。すみません。ここで打ち切りにします
859マロン名無しさん:2006/06/03(土) 12:41:04 ID:???
でも続きが気になるです。。。
860マロン名無しさん:2006/06/03(土) 12:52:27 ID:???
>>859
ありがとうございます…(T_T)
もうちょっとソフトに、こっそり続けて行きたいと思います…
861マロン名無しさん:2006/06/03(土) 13:22:56 ID:???
確かにこれで終わるのはやめてほしいな 良スレになったのに
862マロン名無しさん:2006/06/03(土) 13:24:21 ID:???
wiki荒されてんぞ
863マロン名無しさん:2006/06/03(土) 15:09:11 ID:???
>>860
自演はやめろよ気持ちわるいなー
864マロン名無しさん:2006/06/03(土) 15:15:28 ID:???
どうしようもねえな。
865マロン名無しさん:2006/06/03(土) 15:29:21 ID:???
まったくだ
866マロン名無しさん:2006/06/03(土) 15:36:33 ID:???
wikiが荒らされた…
補完も消えている…
ここまでか…?
867マロン名無しさん:2006/06/03(土) 15:58:22 ID:???
ここまでされるとやる気なくなるね
868マロン名無しさん:2006/06/03(土) 16:08:12 ID:???
またネウロとかのせいにされる予感
869マロン名無しさん:2006/06/03(土) 16:57:45 ID:???
>>868
確実にされるだろう
ただネウロは追放されて
根に持つやつではない
870860:2006/06/03(土) 17:04:33 ID:???
>>863
自演なんてしてどうするんですか…
871マロン名無しさん:2006/06/03(土) 17:09:20 ID:???
どうでもいい話題はもう終わりで
872マロン名無しさん:2006/06/03(土) 17:13:35 ID:???
また反ネウロ厨の仕業かよ…
873マロン名無しさん:2006/06/03(土) 17:36:11 ID:???
なかなか落ち着かないなぁ…
874マロン名無しさん:2006/06/03(土) 18:21:17 ID:???
>>856
チック症をSSに出すな?
お前何言ってるの?
過敏反応しすぎだな。

>>858
GJ!!です。
続き楽しみにしてます。
875マロン名無しさん:2006/06/03(土) 18:23:42 ID:???
>>874
同意だが、空気嫁。
また荒れる。
876マロン名無しさん:2006/06/03(土) 18:39:18 ID:???
>>874
おまえはもし自分の家族や知人の病気をネタにされて平気なわけか?
そりゃすごいな
人間として生きてる価値ないからしね
877マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:03:02 ID:???
言いたかないがこんなスレでモラル強調されても説得力無いんだよ。
このスレの存在自体をとんでもなく不愉快に感じる人間だっているだろう。

そもそも2ちゃんなんかそこら中で池沼だの部落だの
差別偏見のオンパレードだろ。
だから何書いても良いとはいわんが手前勝手な押し付けは辞めろ。
878マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:04:26 ID:???
俺の鬱なんて日常茶飯事でネタにされてるぜ^^
879マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:06:54 ID:???
>>878
このスレの存在価値がないって事ですね
よくわかりました
880マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:08:33 ID:???
そのまま続ければいいと思うよ
881マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:10:06 ID:???
>>876
元より歪んでいるのは、読者も作者も承知の上のスレだろうに……。
次は何かな? 「お前はもし自分の家族や知人がイジメを受けていても平気なのか?」か?
これを切り出されるとスレタイからして全面否定されちまう。

まあ、身内に似た症状を持つ人の苦しみは、分からんでもないがなァ。
そーゆーこと言い出したら、スレ自体成立せん。見たくなきゃ見るな、が2ちゃんの基本。
少なくとも、そういう物言いはよしてくれや。

もし、表現考えなおしてくれ(病名ストレートに言うな)、という程度の意見だったなら、作者は逆に続けるべきだろう。
続けて、新たな表現方法とかにチャレンジする機会を与えるべきだろう。
882マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:12:13 ID:???
まとめスレ、ゼロ消えとる
883マロン名無しさん:2006/06/03(土) 19:33:40 ID:???
二言目には生きる価値が無いだの死ねだの言っちゃう人間が人を諭さんとするとは
884マロン名無しさん:2006/06/03(土) 20:27:32 ID:???
まあ作者をも追放するスレだからな
そろそろ潮時かな
885マロン名無しさん:2006/06/03(土) 20:35:19 ID:???
>>843
チャチャゼロ残酷編4  切り裂かれた友情

謎の暴漢による、2人目の犠牲者。
それも武道の心得のある雪広あやかが、完膚なきまでに壊された――
衝撃は、関係者の間をたちまち駆け巡った。

「もうッ、絶対許さないんだからっ! いいんちょまで襲うなんて!」
深夜の病院の廊下、収容されたあやかの病室の前。
集まっていた人々の中、分かり易く怒りを露わにしていたのは神楽坂明日菜。
この場に居るはずもない犯人を叩きのめさんとばかりに、ハリセンを振り回して怒る。
「俺のせいや……! 俺があんなこと言うたから、あやか姉ちゃんは……!」
拳を壁に叩き付け、怒りに震えるのは犬上小太郎。その彼を、長瀬楓が優しく抱きしめる。
「小太郎殿のせいではござらぬよ。そんなに自分を責めても仕方ないでござる」
「なあ、いいんちょの怪我って、ウチのまほーで治せへんの? 亜子ちゃんの傷も……」
恐る恐る言い出したのは、近衛木乃香。問いかけられた桜咲刹那は、難しい表情で。
「お嬢様のアーティファクトは、3分以内という制限がありますから。治癒魔術の方は……」
「ちと面倒な話になるんだがなー、傷痕消すのも関節治すのも簡単じゃねぇんだ、こりゃ」
刹那の説明を引き継いだのは、オコジョ妖精のアルベール・カモミール。
「そもそもヒーリング系ってのはな、実は2つの系統の魔法が合わさったモンなんだ。
 対象の持つ自然治癒力を増強して、怪我とか病気とかを治しちまう系列と。
 対象にかけられた一種の『呪い』を解いて、石化とか凍結とかを治す系列と。
 で――傷を受けた直後に術をかければ、大抵は痕も残さず治せるんだけどよ。
 『傷痕』になっちまうと、こりゃもう自然治癒力が発揮された後だ。増強しても仕方ねぇ。
 一方、関節はな。ほら、骨折とか、ギプスしないと曲がってくっついちまうことあるだろ?
 アレと一緒でよ、下手に術かけると間違った形で繋がっちまうんだ。シャレにならねぇ」
「ウチの魔力でも足りひんの〜?」
「この場合必要なのは魔力(パワー)でなくて、複雑高度な術式(テクニック)だからなァ。
 このか姉さんの場合パワーは桁違いだけど、技術はまだまだ見習いレベルだしよォ」
886マロン名無しさん:2006/06/03(土) 20:36:58 ID:???
カモの説明に、うな垂れる木乃香。暗くなる面々。
ここにいる誰もが、木乃香の力があれば怪我をしても大丈夫、と思っていた節があった。
どんな傷でも治せる2つのアーティファクトと、膨大な魔力に裏づけされた治癒魔術。
確かにどちらも、生死の縁にある人間をこの世に引き戻すには有効な能力だ。
けれど、今回の2人の犠牲者は。
命に別状はないものの、しかし取り返しのつかぬ傷を負わされた亜子とあやか。
膨大な魔力より、繊細な技術を要する種類の負傷。
まるで木乃香の能力の弱点を、悪意をもって狙い撃ちしたかのような――
「…………くッ!」
「あ、ちょっとネギ!? どこ行くの!?」
黙り込んでいた彼女たちの担任、子供先生のネギ・スプリングフィールドが、身を翻す。
「……パトロールに行ってきます。ひょっとしたら、まだ犯人が現場近くにいるかも」
「でもそれって、他の魔法先生とか龍宮さんとかがもうやってるんでしょ?
 アンタも休まないと倒れちゃうよ?! ちょっと、ネギってば……!」
制止も聞かず、俯いたまま足早に立ち去るネギ。その背を追って一緒に消える明日菜。
病院の廊下に残された人々は、大きく溜息をついた。
責任感の強いネギが動かずにはいられないその気持ち。痛いほど良く分かったからだ。

「ちょっとネギ、どうする気よ! ……ああもう、私も付き合ってやるから、待ちなさいって!」
暗い病院の廊下を駆ける、ネギと明日菜。
急ぐ2人はT字路の廊下を直進し、横道の陰にいた人影に気付かない。
宮崎のどか。先ほどの廊下での会話も、あらかた聞いていた彼女。
病院に駆けつけるのが遅れて、話の輪に加わるタイミングを失っていたのだが……
「……そうなんだ。まほーでも傷は治せなくて、まだ犯人も分からないんだ……」
彼女は考える。自分にできることは何か、彼女なりに考える。
傷は治せない。パトロールに参加しても足手まとい。そんなのどかにもできること、それは。
「来たれ(アデアット)――! いいんちょ……雪広あやかさん。
 すいませんけどー、ちょっと心を読ませてもらいますー。犯人について教えて下さい――」
887マロン名無しさん:2006/06/03(土) 20:37:42 ID:???

――翌朝。日が昇ると同時に、あやかの一件は学園全体に伝えられた。
魔法関係者のみならず、一般人にも知れ渡ったこの事件。
3−Aの教室にも、激震が走った。特に衝撃を受けたのは――

「……ちょっと待ってよ。いいんちょが襲われたのは、私のせいだって言うの!?」
「だってそーじゃん。なんかあの後、いいんちょちょっとおかしかったし」
「だからって!」
「落ち着きなって、美砂。桜子もいい加減に……」
「外野のクギミーは黙ってて!」
「でもくぎみんだってそう思うでしょ?」
「クギミーとかくぎみんとか言うなッ! 何度言えば分かるんだよッ、このバカどもっ!?」
「何ムキになってんのさ、この釘男さんは?」
「釘男でもねぇッ!!」
険悪なムードになっていたのは、いつも仲が良いはずのチアリーディング3人組。
視線を合わさず嫌味っぽい口調の桜子。青筋立てて今にも掴みかからんばかりの美砂。
そして、2人の間で宥め役に回っていたはずが、いつの間にか一番怒っている円。
あやかが亜子に贈った銅像についての、美砂の文句。それを本人に聞かれたこと。
桜子の硬い態度も、その時の猫砂の一件があるからか。
3人のケンカは、実はこれが初めてでもない。仲良しグループといってもケンカくらいする。
だが、今回のケンカはかなり拗れてしまって。
こういう時に仲裁してくれる委員長は入院中。3人の間の険悪な空気は、尾を引いた。

授業が淡々と進む。2人のクラスメイトを欠いたまま、学園生活はしかし普通に進んでいく。
暗い顔でブツブツ呟いている裕奈。徹夜のパトロールと早朝バイトで疲れ切った明日菜。
冷戦状態が続くチア3人組。無力感に苛まれる木乃香。木乃香を心配そうに窺う刹那。
エヴァは屋上でサボリ。その空いた机の上には、今日も茶々丸と一緒に来たゼロの姿。
そのゼロの方を時折チラチラ窺うのは、宮崎のどか。胸に抱きかかえた分厚い本。
不穏の種を孕んだまま、1日の授業が過ぎて――
888マロン名無しさん:2006/06/03(土) 20:38:35 ID:???

――その日、チアリーディングの練習が無かったのは、幸いだったのか不幸だったのか。
いつも一緒の3人がバラバラに寮に帰ってきた時、その事件は発覚した。
「居ない……! クッキとビッケがどこにも居ない……!」
悲鳴を上げる桜子。クッキとビッケ、それは彼女が可愛がっているペットの猫たちの名。
普段なら帰ってきた桜子を部屋で迎えるはずの2匹が、消えていた。
「2人とも、何か知らない?」
「そーいや、あの子らいなかったねぇ。私が帰ってきた時にはもう」
「きっと桜子が嫌になって逃げだしたんじゃない?」
「うーっ……!」
今だわだかまりの解けない円と美砂は、気のない、嫌味交じりの返事をしたが。
目の端に涙を溜めた桜子の表情に、流石に態度を軟化させる。
「……仕方ないな〜。一緒に探してあげりゃいーんでしょ」
「ホント、迷惑だけどねー。あたしらのせいにでもされたら、もっと面倒だし」
2人はブツブツ文句を言いつつも、桜子と共に2匹の猫の捜索を開始して――

――女子寮が、夕陽に染め上げられる。
血のように赤い光に満たされた寮の裏庭で、「それ」は見つかった。
見覚えのある2つの首輪。地面に突き立てられた、巨大で凶悪なナイフ。
そしてその回りには、「かつて猫だったモノ」の肉片が2体分、切り刻まれて散らばって――
桜子は、その前にがっくりと膝をつく。美砂も円も、流石にかける言葉が見つからない。
いつもは陽気な桜子が、震える声で背後の2人に問う。
「……これって、どういうこと?
 ねえ2人とも。これって、いくら何でも、あんまりじゃない……?」


 4th TARGET  →  07番 柿崎美砂? 11番 釘宮円? 17番 椎名桜子?
889マロン名無しさん:2006/06/03(土) 22:03:05 ID:???
この状況でGJ!!柿崎キボン
890マロン名無しさん:2006/06/03(土) 22:30:36 ID:???
もうだめぽ
891マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:00:35 ID:???
いい展開ですな。次の展開が楽しみですよ!
892マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:10:06 ID:???
>>851

ネギがゆっくりと振り返る…。その手は血に染まっていた…。
ネギ「どうしたんですー?ザジさんーっうわぁ!」ドンッ
ザジ「どいてっ!ピーちゃん!!」
しかしピーちゃんはすでに息絶えていた…。
ネギ「ザジさんも一緒に遊び
ペチンッ!!…ザジの平手がネギの頬に当たる。
ネギ「ぁうー…痛いー…」
ザジ「…ネギ…君、こんなことしちゃだめだよ…」
ネギ「ザジさん…怖い…ひっぐ…怒らないで…」
ザジ「…ピーちゃんはもっと怖かったんだから…」
ザジはポケットからハンカチを取り出して、遺体を
くるもうとした―その時である!

ザァーー…あたりの木々が激しく枝を揺らす。

ザジ「…?何…、この風…」
ネギ「ひっぐ…もう…」
ザジ「うぁ!!」
あたりの風がネギに集まってゆく…!
ネギ「皆どっかいっちゃえーー!!」

おまけの糞漫画コーナー
http://www13.atwiki.jp/negiijime2/?cmd=upload&act=open&pageid=63&file=D1.jpg
893マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:14:21 ID:???
>>851
続き書いてくれよ
楽しみにしてんだけど・・・
894マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:15:29 ID:???
書いてあった・・・orz

>>893
gj!!!!!

895マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:16:22 ID:???
>>892
ミスね
896マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:21:16 ID:???
>>895
いつもレスありがとう…
897マロン名無しさん:2006/06/03(土) 23:33:27 ID:???
>>893-894
m9(^Д^)
898マロン名無しさん:2006/06/04(日) 01:22:33 ID:???
アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
899マロン名無しさん:2006/06/04(日) 13:14:10 ID:???
休日なのにこの過疎りようはなんだ
900マロン名無しさん:2006/06/04(日) 13:23:46 ID:???
みんなどこかへ出掛けてるんだよ
901マロン名無しさん:2006/06/04(日) 13:42:33 ID:???
902マロン名無しさん:2006/06/04(日) 13:43:48 ID:???
>>899
休日だからだよ
普通の人は休日家にいない
903マロン名無しさん:2006/06/04(日) 14:06:36 ID:???
茶ゼロさんてもしかしてエロパロで…
904マロン名無しさん:2006/06/04(日) 16:19:08 ID:???
>>903
エロパロでなんだよ?お?お?ほら言えよ!
なんか分かっちゃったんだろ??言えよボケ!!
いえねーのか?クズが!ゴミが!
間違えてもいいから最後まで言う勇気がねーなら、一人で黙って妄想してろカス!
なにが「もしかしてエロパロで…」だよwwなにわかっちゃったようなこと言ってんだよ!
言い切る勇気も確信もねーなら黙ってろ!お前みたいな卑怯者は見たことねーよ!
びびり!チキン!小心者!卑怯者!卑怯者!卑怯者!お前は卑怯なクズだよ!
お前のようなろくでなし野郎には自殺してほしいですぅ
905マロン名無しさん:2006/06/04(日) 16:21:32 ID:???
ネウロは陰湿
906マロン名無しさん:2006/06/04(日) 16:28:17 ID:???
>>905
なぜそこでネウロが出て来るのかがわかんね
氏ねば?
907マロン名無しさん:2006/06/04(日) 16:45:40 ID:???
またネウロが釣れちゃったよw
ネウロは嫉妬深い陰湿男
908マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:06:35 ID:???
いい加減ネウロの擁護もアンチも消えてくれないか
909マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:18:59 ID:???
追放されてもなお話題に出るとは
ネウロ人気杉
910マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:34:22 ID:???
>>904
最後の1行に萌えた俺はもう終わりか?
911マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:38:22 ID:???
翠星石ですぅ
912マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:47:52 ID:???
真紅とか薔薇水晶とかって言うあれか(ローゼンメイデンは最高だよ
913マロン名無しさん:2006/06/04(日) 17:54:24 ID:???
>>901
左下なんか違わないか?w
914マロン名無しさん:2006/06/04(日) 18:54:40 ID:???
915マロン名無しさん:2006/06/04(日) 18:55:24 ID:???
翠星石だったのか サバトちゃんかと思ってた
916マロン名無しさん:2006/06/04(日) 19:49:58 ID:???
アニメのネギまの最終回って…まるでいじめ…
917マロン名無しさん:2006/06/04(日) 21:45:03 ID:???
このスレは
          __   _ _/ ̄ ̄ー―/△ ̄ヽ
  ,r= ´  ̄` ヽ〈〈〈〈 ヽ  \     ( ゚)  / _   |
/´         (⊃  }     ̄\r*ヽ / /ゝw\/ 
|. /|#/       lf|  ̄ |       }  / /ゝ
l!/ 」| , !_|ト|ハノリk、|ノ!  /   、   / ∠w^ x  ∧ 
i | l l ト ○  ○|リ| /   ,,・_  < \  ̄  ̄ /
`il | |     ,  / / , ’,∴ ・ ¨ |_\__ノ
 `ゝヽ _ ― //  ´ 、・∵ ’ /::| /| /::::::::ヽ
/⌒) ノ∞ノ/ ̄         /:::::::|/__| //\〉
(   ̄ ̄| ̄)          /::::::::::::::::::::::/\/
  ̄ ̄ ̄/           /:::::::::::::::::::::::/ 
「どんなことにも私は屈しない」
ネウロの提供でお送りします。
918マロン名無しさん:2006/06/04(日) 22:27:19 ID:???
てか、こうなったのも全てネウロのせい

















とか思ってる奴って最低だと思うんですがどう思います?先生。
919マロン名無しさん:2006/06/04(日) 22:40:31 ID:???
その釣りの質が最低だと思います!
920マロン名無しさん:2006/06/04(日) 23:03:37 ID:???
ネウロはたしかに荒らす原因を作ったが
今は関与していない

はい、それで終了
ネウロは関係ありませんでした
921マロン名無しさん:2006/06/04(日) 23:31:37 ID:???
とネウロが申しております
922マロン名無しさん:2006/06/04(日) 23:40:03 ID:???
もはやネウロは荒らし回るのがお好きのようで
923マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:00:04 ID:???
そろそろ1000なワケですが
924マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:02:45 ID:???
うーむ
925マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:04:12 ID:???
 
926マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:06:26 ID:???
 
927マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:07:19 ID:???
 
928マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:09:22 ID:???
 
929マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:12:05 ID:???
 
930マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:12:55 ID:???
 
931マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:18:19 ID:???
 
932マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:20:53 ID:???
………、押してたら、荒れた…orz
933マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:23:20 ID:???
 
934マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:24:18 ID:???
935マロン名無しさん:2006/06/05(月) 00:26:33 ID:???
埋め
936マロン名無しさん:2006/06/05(月) 06:00:35 ID:???
937マロン名無しさん:2006/06/05(月) 08:02:17 ID:???
>>936
938マロン名無しさん:2006/06/05(月) 11:03:00 ID:???
>>901
絵については何も言わんが、コマ割りと各コマの構図が悪すぎ。
これは支援というより妨害じゃねーか? 
939マロン名無しさん:2006/06/05(月) 11:05:04 ID:???
940マロン名無しさん:2006/06/05(月) 11:06:10 ID:???
これですね
【渦中】ネギまいじめスレその3【混乱】
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1149454545/
941マロン名無しさん:2006/06/05(月) 11:33:11 ID:???
( ゚д゚ )
942マロン名無しさん:2006/06/05(月) 14:15:33 ID:???
>>941削除を頼む
943マロン名無しさん:2006/06/05(月) 18:28:42 ID:???
何も文章書かないんなら亜子は俺が貰います
944マロン名無しさん:2006/06/05(月) 19:22:27 ID:???
ならアキラは俺が貰った!
945マロン名無しさん:2006/06/05(月) 20:28:48 ID:???
ヽ(´ー`)ノ
946マロン名無しさん:2006/06/05(月) 21:17:56 ID:???
(´_ヽ`)
947マロン名無しさん:2006/06/05(月) 21:19:47 ID:2u3yY/nh
VIPからまだやってたの!1!!!1!!1
お疲れ様wwwwwwwwwwwwwwwwww
948マロン名無しさん:2006/06/05(月) 21:35:23 ID:???
次回から手軽に読めるような短編をもっと増やしたいと思います!
949マロン名無しさん:2006/06/05(月) 23:53:54 ID:???
>948
期待してます
950マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:07:53 ID:???
>>948
良い案だ
951マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:46:41 ID:???
>>888 チャチャゼロ残酷編4  後編

身体の発育の良さとは裏腹に、どこか幼さの残る天真爛漫なムードメーカー、椎名桜子。
背伸びもしたいお年頃、色々と経験も豊富なグループのまとめ役、柿崎美砂。
暴走しがちな2人に溜息をつきつつ、それでも後からついてくフォロー担当、釘宮円。
3人はなかなかにバランスの取れたグループなのだった。
時には他のクラスメイトも集団に加わったが、しかしこの3人がバラけることはまずない。
授業も。休み時間も。トイレに行くのも。部活も。寮も。休日も。何をするにも、3人一緒。

それだけに――
3人はそれぞれに、溜め込んでいるモノがあった。我慢しているモノがあった。
いくら仲が良くとも、小さな不満はある。小さなストレスはある。
それらが、日々のちょっとしたケンカで解消されていけば、問題はないのだが……
しかし、1つでも歯車が狂ってしまえば。仲が良かった分、その反動は……!

――女子寮が、夕陽に染め上げられる。
血のように赤い光に満たされた寮の裏庭。膝をついて震える桜子、立ち尽くす円と美砂。
3人の目の前には、見覚えのある2つの首輪と、無惨な肉片。
そして大地に突き立てられた、巨大なナイフ。
「ねえ、2人とも。これって、いくら何でも、あんまりじゃない……?」
桜子の声が震える。
目の前の惨劇に、美砂は吐き気を堪えるように口元を押さえ、円も視線を逸らす。
ふと円が目を留めたのは、血に濡れた凶器。ナイフと言うより、鉈に近い大振りな刃物。
包丁のような形の刀身に、文字が刻まれている。英語? いや英語では意味が通らない。
円は目を細め、横倒しのアルファベットを拾っていく。MINISTERUM MAGI CH……?
だが、円が書かれた文字の全てを読みきるよりも、早く。
「……あんまりじゃないかって言ってんだよ、ええっ!?」
巨大なナイフが、大地から引き抜かれる。桜子が大声を上げる。
円の目の前に突きつけられる、凶悪な煌き。
952マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:47:59 ID:???
「……え?」
円は、一瞬今の状況が分からなかった。呆けたような表情で、目の前の凶刃を見つめる。
般若のように歪んだ桜子の顔。焦点の合ってない瞳。別人のような荒い口調。
円はようやくにして、理解する。
ひょっとして桜子は、2匹の猫を殺した犯人が、円と美砂だと思い込んでいる――!?
「ちょ、ちょっと待ってよ! 私たちは……」
『五月蝿イッ! 言い訳すンなッ!』
抗弁しようとする円、しかしその態度が桜子の逆鱗に触れたのか。
叫びと共に、振り回される巨大な刃。飛び散る鮮血。
円は小さな悲鳴と共に、顔を押さえてうずくまる。右顔面に一直線に熱さが走る。
『前からアンタには言いたかったンだ! いつもいつも、醒めた態度取っちゃってサ。
 あたしらを内心、馬鹿にしてたんダろ? 気付かれてないとでも思ってたのカよ!?』
「さ、桜子……あんたッ……!?」
うずくまる円に、唾を吐きかける桜子。豹変した親友の姿に、美砂は言葉を失う。
今度はそんな美砂に、桜子の視線が向けられる。ガラス玉のような非人間的な目。
――まるで、悪霊か何かに憑りつかれているかのような雰囲気。
『美砂……アンタもよ。いっつもいっつも勝手に仕切って。リーダーぶりやガって。
 ムカツクったらありゃしナい……! その上、こんな真似しやガって……!』
「ちょ、桜子、ちが」
『クッキとビッケの……かたきダッ!』
ブンッ。横薙ぎに払われる大鉈。巨大な質量の大きな動きに、風が巻き起こる。
そのあまりの重さに桜子の身体は泳ぎ、首を刎ねんとしていた刃は頬を掠めるに留まる。
それでもカミソリのような刃は髪を切り払い、美砂の左頬を、そして左耳を切り裂いて。
「ひッ……!」
その場に尻餅をつく美砂。頬の傷からうっすらと血が滲み、はらはらと切られた髪が舞う。
咄嗟に自分の耳を触る美砂。綺麗な形の耳たぶが、真ん中で真っ二つに裂けていて。
赤い血に濡れた左手。震える手を見つめる美砂は、頭上に差した影にはッと顔を上げる。
腰を抜かした美砂の頭上で、桜子は狂気を剥き出しに、ナイフを高々と振り上げて――
953マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:49:22 ID:???

「い、いい加減にしろッ!」
今まさに刃が振り下ろされんとした、その時。
顔の半分を鮮血で染めた円が、背後から桜子を羽交い絞めにする。
円の傷は右目をまたいでいたが、幸いまぶたの上を浅く切られただけ。眼球と視力は無事だ。
邪魔者を振り払おうと、信じられないパワーで暴れる桜子。円の血が、2人の服を汚す。
「美砂! ボーッとしてないで手伝って! このバカから、武器取り上げてッ!」
「……あ、う、うんッ!」
円の言葉にようやく我に返った美砂が、ガクガクと笑う膝を押さえて立ち上がる。
前から美砂、後ろから円。2人がかりで暴れる桜子に組み付いて――

「はぁ、はぁ……もう、馬鹿力なんだからッ。手間とらせてくれちゃって……」
「…………あ、あれ? 私、いったい……?!」
ようやく、桜子が持っていたナイフを、美砂が取り上げて。
円と桜子は、地べたにへたりこんで荒い息をついていた。
正気を取り戻した桜子は、ようやく自分のやってしまったことを理解し、震えだす。
「わ、私、何しちゃったの……!? 血! 血ィ出てるよ! 早く医務室行かないと……!」
「……よかった、いつもの桜子だ。いつもの桜子に戻ってくれたね」
顔の右半分を血に染めた円。今さらながら慌てだす桜子に、それでもニッコリ微笑んで。
「大丈夫。大丈夫だから。こんなの、唾つけとけば治るから。心配すんなって」
「くぎみー……! ごめんね、2人とも、ごめんね……!
 私どうにかしてた、2人を疑うなんて……! ヒック、うぇ、うぇぇぇ〜ん……!」
「だから、くぎみー言うなって。もういいけどさ」
地面に腰を下ろしたまま、円は泣き出した桜子の頭を優しく撫でる。
そう、桜子はきっと、どうにかしていたのだ。猫を失ったショックで、どうにかしてたのだ。
刃物を振り回しての傷害事件、表沙汰になれば桜子の停学は免れないが……
しかし円と美砂が沈黙すれば、それで全て収まる話。円は立ったままの美砂を見上げる。
「ねぇ美砂。許してあげようよ。桜子も、反省してるようだし、さ……」
954マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:50:22 ID:???
『……誰が許すカ、このボケガキッ!!』
円の言葉に、しかし返ってきたのは激怒の叫びと鋭い蹴り。
無防備なみぞおちにつま先が叩き込まれ、円は悶絶してのたうち回る。
見上げれば斜めに射す夕陽の中、影になった美砂の顔の、両目だけが真っ赤に燃えて。
まるでさっきまでの桜子と、同じ目の色。同じ狂気。同じ表情。
腰まで届くロングヘア、それの左側だけ斬られ左右非対称となった髪を振り乱し。
唖然とする桜子のお下げを2本まとめてむんずと掴むと、恐るべき怪力で引きずり起こす。
「い、痛いッ、痛いよ美砂ッ! 髪がッ、髪がぁッ!」
『このッ、自慢の髪を切りやガって! 『アイツ』に嫌われたらどうしてくれるンだ、ああッ!?
 アイツは長い髪が好きなンだよ! いつも面倒見てやってる恩を、仇で返しやガって!』
左手1本で吊り上げて、噛み付かんばかりに怒鳴る美砂。泣くしかない桜子。
美砂はナイフをしっかりと握りなおす。狂気に満ちた笑みに唇を吊り上げる。
『……お礼に、お前の髪もカットしてヤるよ! 前から変だと思ってたンだ、この髪型はヨ!』
「ちょッ、美砂、待って、ま……あがががががッ!?」
桜子の声にならない叫び。ナイフがゾリゾリと桜子の後頭部を剃り上げてゆく。
否、これは剃るなんて生易しいものではない。髪ではなく、頭の皮膚に肉に食い込む刃。
飛び散る血と共に、桜子が崩れ落ちる。
美砂の左手に残された桜子の三つ編み。その先端には、血の滴る肉片が繋がったまま。
桜子の後頭部に残された大きな傷の部分は、おそらく癒えても禿げたままだろう。
美砂はそのまま、残るもう1本のお下げにも、手を伸ばし――

「やり過ぎだよ、バカッ!」
パチィン。遅まきながら蹴りのダメージから回復した円が、美砂の頬を引っぱたく
そのまま美砂の手元から例の大型ナイフをひったくる。美砂の瞳に、焦点が戻る。
正気に戻った美砂は、握ったままだった桜子の三つ編・肉片付きに、小さく悲鳴を上げて。
「え……ちょっ、待って、あ、あたし、こんなことする気は……!」
『……そんなつもり無かった、だと?! 今さら何言ってやガる、この馬鹿どもがッ!!』
――今度は、円が怒りにとりつかれる番だった。円が凶刃を握る番だった。
震える2人を見下ろし、怒鳴りつける。
955マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:51:09 ID:???
『アイツアイツって、美砂にとって彼氏なんてどーでもいいくせにッ! 何が髪だッ!』
「そ、そんなこと、ないって……!」
『じゃあ何で、彼氏居るのにいつもイイ男を目で探してるンだよッ!? バレバレなんだよ!
 今までも散々取っ替えひっかえだったのに、『アイツに嫌われる』だと? 笑わせるなッ!』
「ちょッ、それ、いくら何でもあんまりじゃ……!」
『桜子もッ! 誰が殺ったかしらねーけど、あのクソ猫どもが殺されてせいせいしたよッ! 
 迷惑だったんだよ、あの猫ども、勝手に人のシルバーアクセ弄ったりしてさッ!』
「え……! ちょっ、ひど」
『酷くねぇッ! ヘッ、本当に酷いってのはな――こういうコトを言うンだよ!
 馬鹿は死ななきゃ治らねぇって言うしナ。てめぇもあのクソ猫どもの後を追いやがれッ!』
「あ――!」
ニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、円は巨大な刃を振り上げる。
今度は残る2人ともが、地面に座り込んだ姿勢のまま。止めようにも間に合わない。
円は、避けられない桜子の頭上に、重たい刃物を、全身の勢いを乗せて振り下ろし――

――女子寮が、ゆっくりと夕闇に包まれていく。太陽が地平線に消えていく。
騒ぎの起きていた裏庭には、魂の抜けたような表情で座り込む少女が3人。
右顔面を鮮血に染めた円。裂けた左耳をすっぱり切られた髪から覗かせる美砂。
そして、肉片のついたままの自分の三つ編みをぼんやり見つめる、桜子。

最後、円が振り下ろそうとした巨大なナイフは、円の手の中からすっぽ抜けて――
円は誰も傷つけることなく、正気に戻った。
手にした者を狂気に誘う呪いのナイフ。それは庭の植え込みに飛び込み、見えなくなって。
3人は、呆然と座り込んだまま、しばらく動けなかった。口も利けなかった。
3人3様、頭や顔や耳の傷が、ジンジンと傷む。じくじくと血が滲む。
その痛みが、3人に思い知らせる。それぞれに思い知らせる。
自分たちは、取り返しのつかないことをしてしまったのだと。
自分たちは、取り返しのつかないことを言ってしまったのだと。
もう、この3人の仲は、どうやっても修復不可能なのだと――!
956マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:53:17 ID:???
「……ケケケッ。ナカナカ面白イ見世物ダッタゼ」
ナイフが飛びこんだ植え込みの影。小さな人形が、悪意ある含み笑いを漏らす。
それはもちろん、呪いの人形・チャチャゼロ。猫殺しの犯人。
ゼロは全てのお膳立てを揃え、その上で全てを陰から観察していたのだった。
猫の死体を目の前にしたあの極度のストレス下、一般人に過ぎない3人の娘。
チャチャゼロの呪いのナイフに触れて、正気で居られるハズがない。
最後にすっぽ抜けたナイフだけは人形繰り用の極細糸で回収したが、後はほぼノータッチ。
呪われたアーティファクトが、それを手にした者の「歪み」を増幅しただけ。
「本当ハ、誰カガ死ヌマデ放ッテオキタカッタンダガナ……!」
しかしまだ御主人の命令には逆らえない。ゼロは軽くボヤくと、その場を後にする――。

翌日。登校してきたチアの3人の姿を見たクラスメイトたちは、思わずザワめいた。
美砂はあの長髪をばっさり切ってきた。左の頬には絆創膏、左の耳はガーゼで覆われて。
桜子にもあの特徴的な三つ編みがない。縛っていた髪も下ろし、後頭部の傷を隠している。
そして円は顔の右半分を、頭の後ろから持ってきた髪で覆い隠して。
3人同時のヘアスタイルの変更。そして3人それぞれバラけての、不機嫌な沈黙――

結局、3人は誰にも何も喋らなかった。それぞれに救急箱で手当てをして、それっきり。
表沙汰になることもなく、また医務室の世話になることもなく……
3人とも、これ以上この件に触れることを拒んでいた。触れられることを、拒んでいた。

「ねぇねぇ、3人揃ってイメチェンなの?! ひょっとして、チアの新しい方針だとか!?」
「……朝倉は黙ってて。あとお願いだからあの2人と一括りにしないで。胸糞悪い」
「……何があったかは知らないけど、そりゃちょっとあんまりな反応でない? ねぇ?」
和美が向けたマイクにも、美砂は不機嫌なまま。3人の豹変ぶりに、和美は首を傾げる。
「何があったんだ? くぎみ〜なんて、昔の本屋ちゃんみたいな髪型しちゃって――あれ?」
和美は周囲を見回して、ふと気付く。入院中の2人とサボりのエヴァを除いて、もう1人。
教室に居てしかるべき人間が、今日は朝から姿を見せていない……!? まさか――!?

 NEXT TARGET → ???
957マロン名無しさん:2006/06/06(火) 00:59:40 ID:???
ひぇぇlっぇぇぇぇぇえl((((((;゚Д゚))))))!!!
超面白いです!!NEXTはだんまりキメてスカしブッこいてやがるちうを
ブチのめして欲しいですッ!!
958マロン名無しさん:2006/06/06(火) 01:29:43 ID:???
>>956
GJ!! あらためて面白いと感じたよ
>>957
まぁ落ち着け

次誰だろ? 
亜子とゆーなが終わったから俺の好きなキャラもう居ない
関係無かったスマソ
959マロン名無しさん:2006/06/06(火) 09:28:47 ID:???
なんかホラーになってきたな(゚д゚;)
960マロン名無しさん:2006/06/06(火) 09:56:44 ID:???
でも引き込まれる
961マロン名無しさん:2006/06/06(火) 12:15:25 ID:???
>>956
ヤベェ…最高ですよ!GJ!!
962マロン名無しさん:2006/06/06(火) 16:33:23 ID:???
チャチャゼロ編でやってほしいこと
朝倉…自分のヌード写真100枚がバラまかれる
アキラor龍宮…自分の目の前で子犬が殺される
美空…車椅子生活
木乃香…刹那に襲われる幻影を見せられせっちゃん恐怖症になる
パル…指がつかいもんにならなくなる
五月…食べ物を口に押し込まれる
ザジ…小鳥の残骸

こんな感じはいかがですか。
963マロン名無しさん:2006/06/06(火) 17:31:48 ID:???
見たいなら自分で書きましょう
964マロン名無しさん:2006/06/06(火) 21:19:56 ID:???
このスレは
       ,r=、ミミテ^ヽー- 、、
        /;;;;;;,ヘ;゙y;;;;;;;ヽ ` \ヽ
        /;;;rチ=i;;r、;ィfrヽミ、 ヽヽ
       f;r ,;/´ l;l  ヾ、,;ヽ ゙i ぃ i
       l;;;;;\‐-、i! ,r‐ヽ;;;;;l` i i川
       l;;;;;lィroミ'l! ィfo;テ;;;l l lilリハ 
       !l;;;;!`゙''"iヽ ^゙''"!;;;ハ! l川__ ・・・・・・
       /ハ;;;ト、 /    l;;/,イi トjlV
       l7 l;;liiヽ.`_,,_  ,j;lノl!リハi7
        jLr'ァヽ` ", ィ7!! l'"'′
        V `' リ`リi´::' ▽ >-、_
           /f^ヽァ''"´ / ,/~
          ,.ゝ/ i  l,,.ィ'",:ァ/:::
         /7V ,!  l",, ='/::::::::
       //:::l/  ハ  l,,ィァ"_:▽-‐
    , ィニ´::〈v::f ,; fリ ,l/`´:::::,r:'"

「謎よりも、今は居場所が欲しい」
ネウロの提供でお送りしました
965マロン名無しさん:2006/06/06(火) 22:36:07 ID:???
>>964
不覚にも(ry
966マロン名無しさん:2006/06/06(火) 23:14:22 ID:???
なあ、ネウロもいい加減に氏んでくれよ、はっきりいってキモいんだよ('A`)
967マロン名無しさん:2006/06/06(火) 23:37:32 ID:???
>>964-967
自演乙、まとめて氏ね
968マロン名無しさん:2006/06/06(火) 23:39:29 ID:???
>>966
とりあえずスルーしようぜ。
変な房が粘着してるみたいだからな。
969マロン名無しさん:2006/06/06(火) 23:53:07 ID:???
お約束だが
>>967お前もかよw
970マロン名無しさん:2006/06/06(火) 23:59:37 ID:???
>>962
('A`)
971マロン名無しさん:2006/06/07(水) 00:10:38 ID:???
知らないうちに荒らしのネタにされているネウロはカワイソスwww
972マロン名無しさん:2006/06/07(水) 01:21:06 ID:???
>>964-966
ネウロ厨and嫌ネウロ厨乙
お前ら氏んで
973マロン名無しさん:2006/06/07(水) 01:42:35 ID:???

−−−−−−−−−−−−−−−ここまでネウロの自演−−−−−−−−−−−−−−−−−
974マロン名無しさん
>>973
そんな自演ねぇーよ