やっと東洋経済を入手。
「今年に入って花王とカネボウの価格差が縮まらないことがはっきりすると、事態は
『統合の白紙還元』に傾く。カネボウは水面下で投資ファンドなど他のスポンサーを
探したが、これだけのカネの出し手を探すのは容易ではない。その動きが1月20日
ころに三井住友銀行の知るところとなった。激怒した銀行首脳の剣幕に押され、帆足
社長らはほどなく『全面降伏』した。」
確かにユニゾンキャピタル関連の報道と符合するんだが、問題はユニゾンキャピタル
が提示したというスキームだな。SMBCは破綻懸念先融資さえ減らせればよいのだから、
日経記事通りのスキームならスポンサーが花王だろうがユニゾンだろうが構わないは
ずだ。しかし、銀行首脳は激怒した、と。
統合交渉が壊れたら打つ手がない、という状況のカネボウに対してユニゾンが提案し
たスキームはカネボウが『化粧品を49%支配しながら4000億円を手に入れる』どころか、
『カネボウの法的整理』を前提としたものだったのではないか。
これなら『銀行首脳は激怒』、も納得。
東洋経済は月曜日発売とはいえ土曜日のうちに書店に届けられるから、その内容を
知ったカネボウ側の誰かが日経にリークした、とすれば、日曜日のお粗末な記事も
合点がゆく。
しかもただリークするだけでなく、ユニゾンが守秘義務に縛られて日経記事に対し
否定も肯定もできないのをいいことに、スキームを換骨奪胎して夢のような話にす
りかえた、と。
あとは、
>>293 に続く、ってとこか。カネボウの中の人も大変だな。