岩明均 寄生獣 風子 七夕 雪の峠 剣の舞 ヘウレーカ

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493田宮教師
>>488 しかたないな。教育してやる。
反作用がどんなに強くても弱くても、大地との摩擦や空気抵抗が
無ければ必ず体は動かされる。
宇宙空間でゴルフをすれば、ボールの反作用で体は反対側に動く。
どんな投げ方をしても同じだ。
スペースシャトル内でボールを投げれば体が動かされるのは容易に
想像がつくであろう。

仮に体重70Kg、石150g、時速3600Km(秒速1000m)で石を投げると、
同じく反作用は、150/70000*3600 = 7.7[Km/h] = 2.14[m/s]。
体は秒速2メートルで動かされる。
石の速度の秒速1000メートルは、戦車の砲弾でも遅いクラスだ。

ちなみに硬球150g、時速120Kmでボールを投げると、体は秒速7センチだ。

次に摩擦だが、体が宙に浮けば摩擦は0になる。
理論的にはどんな小粒の物でも、下に物を投げれば瞬間的に体は
重力から解放され摩擦は0になる。
しかし力が少なければ瞬時に重力加速度で初速は失われ摩擦がかかる。

今回のケースの場合、ビルの高低差があるから、少なく見積もって、
下に3°の角度で投げた場合、2.14m/sの垂直方向のベクトル成分は0.112m/sだ。
計算すると約0.3秒、宙に浮く。
0.3秒の間、2.14m/sを受け、約64cmは確実に後ろに飛ばされる。
その後も摩擦が回復しても、スライディングしながらズザザザーっと後ろに
飛ばされることになる。

プロ野球選手も下に3°の方向で投げれば、硬球150g、時速120Kmとして
計算すると約27ミリ秒宙に浮き、約19ミリメートル後ろに動いているはずだ。

ただし体がこれは完全な剛体の場合で、体の関節で力の働く部位が変化
している場合はさらに複雑化する。

次に空気抵抗だが、今回のケースは2.14m/s程度の速度では、あまり影響は
無いとと思われる。
石を投げるときの手の動きは速いので、空気抵抗は充分あると思われるが、
今回は考えていない。

以上。