編集者達の愚痴スレッド

このエントリーをはてなブックマークに追加
261名無しんぼ@お腹いっぱい
>>257

>お前ら漫画に携わりたくて、でも漫画家にならなかった理由って何ヨ?
>編集者として裏から支えねばならないという使命感に燃えて
>編集になったのか? そうじゃねえんだろ。
>ここの部分に対するコメントはねーの?(藁

ぎゃはははは。
馬鹿馬鹿しいから誰もコメントしないだけなんだが.

痛いところを突いていると勘違いされても嫌だから
いいかげんコメントしておいてやろうか。

自分のことを語るのは口はばったいから、他人を引きあいに
出すと、すげー成功をおさめている編集者だって「漫画に
携わりたーい」なんて思ってなかったケースが多い多い。
それで、きちんと作家に信頼され頼りにされ、欠かせない
スタッフになっている。プロなんだから、仕事は熱意を
もって全力を傾けてきちんと遂行する。当たり前のこと。

出版社ってのもそういうところ。営利団体だからね。
会社が求めているのは、プチ官僚。ツブシの効く人間だ。
何をやらせてもきちんとこなすマシーンであるのが
第一の資格なわけだ。オタク、ディレッタントは不要なの。
そして、それは決して漫画にとって悪いことではない。
そういう「官僚」と組まないと作家が何を描いても商売
として成立しないのは当然で、商売にならないだけなら
まだマシで、一人よがりになって作品一つ残せずに一人で
消えていくのが関の山。これも当たり前のこと。

憂漫君みたいに「漫画に携わりたいから漫画家になった」
とか「命懸けてるっス」くらいの動機がないと、何一つ
仕事がやれないようなダメ人間のほうがレア・ケースだ
というだけの話。憂漫君は自分がダメ人間だから、誰でも
それくらい強い動機がないと、良い仕事ができないと思い
込んでるんだろうね。その勘違いをまず正しなさい。

とはいえ、私が、出版社・編集者のあり方を「これでいい」
と思っているわけでは、もちろん、ない。
「ろくな編集がいない」と言われるのも耳の痛い話だ。
しかし、これは、プロ意識のない、官僚にもなりきれない
ヤツとか、サラリーマンとしてもどうしようもない人間
だらけになってしまってるって意味なわけ。
そういう意味ではたいへん耳が痛い。
でも憂漫君の言ってることは別。いちいち的外れ。

憂漫君はダメ漫画家だから、編集部も絶対に「漫画好き」
なんか担当につけてくれません。下手に憂漫君の漫画に
理解なんか示したら憂漫君のダメ度に拍車がかかるのが
目に見えているから。それが編集部ってもの。
きっと編集部の上のほうがそうさせているんだよ。
ダメ漫画家には漫画嫌いを担当につけて、いっさいの理解を示さない
・・・つまりサラの読者の立場でしか読んでくれない編集をつけておく。
でないと、歯止めがきかないからね。

漫画大好き大好きヨみたいな人間が担当編集になるほうが
よほど悲惨だぜ? とくに憂漫君みたいに「そこそこ売れて
いる」ていどで作家自意識だけ肥大させているクズの場合は。
読者は「漫画大好き大好きヨ」で読んでるわけじゃないからな。
読者は雑誌をキヨスクで買って、帰宅までにゴミ箱にポイだ。
キヨスクから帰宅までの1時間弱、
これが俺たちに許されている勝負の時間だ。

そのへんの自覚がないヤツが「そこそこ売れている」だけで
満足したり、「漫画への理解度」などとほざく。

大御所はみんな馬鹿にでも理解される漫画を目指している。
手塚先生は死ぬまでそれを目指して、それでも本人は、
すべてを達成できなかったと考えていたと思わしき無念の
言葉をたくさん残して死んでいった。

そもそも憂漫君が言うような「漫画が好き」とか「使命感」
とか、最初の動機だけでなんでも正当化できると思っている
のが勘違い。
「そこそこ売れている」憂漫君に「漫画に命懸けてるっス」
みたいな担当がついたら「そこそこ」さえ売れなくなると
保証してやるよ。

私は「漫画」に命を懸けない。そんな気はさらさらない。
自分の担当作品を読んでくれている読者に対してだけ
責任を負っていて、読者の評価にだけ命を懸けている。
読者が神様で、漫画家はその奴隷です。
理解度云々をほざくのは百年早いわ。

憂漫君だけは自分の漫画を永久に愛していてください。
おれは読者だけを愛します。
おれの担当作家も読者だけを愛しているので、
お互いにまったく齟齬も不信感も生じないしね。