1 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:
「上京花日」のいわしげ孝が逝去、58歳
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130322-00000071-nataliec-ent いわしげ孝が3月6日に逝去した。1954年生まれ、58歳。
本名の岩重孝名義でデビューし、ビッグコミックスピリッツ(小学館)にて
「ぼっけもん」を連載、1986年に同作で第31回小学館漫画賞を受賞した。
1988年には同誌にて「ジパング少年」をスタートさせるとともに、
名義を現在のいわしげ孝に変更。
2008年からはビッグコミック(小学館)にて「上京花日」を連載していたが、
2010年に病気療養のため長期休載に。2011年秋にいったん復帰したが、
2012年4号掲載の第59話を最後に再び休載に入り、これが絶筆となった。
2 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 01:35:15.90 ID:lZKyxSde0
ジパング少年はめちゃくちゃ好きだった
3 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 01:56:26.94 ID:hBAQdyNG0
今、ご逝去の知らせ聞いてショック受けてます
ジパング少年で心打たれてファンになり、その後作品を追ってました
加療のための長期休載→復帰→再度加療のための休載
の流れで、その前に同じように加療のための長期休載後亡くなられた中島徹先生の事が頭によぎりつつ
「いや、いつかきっと帰ってきてくれるはず」
と願っていたのに…
謹んでご冥福をお祈りします
白根
5 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 02:20:50.33 ID:SCBfIDhD0
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
マジか、花マル大好きだった。
この人自身の柔道愛がすげー伝わって来てなあ。
ってかもう58だったのか・・・・
それにしても早いなあ。合掌。
マジかよ
ジパング少年(ボーイ)でポロロッカって言葉を知ったなあ
二度目の休載である程度覚悟はしてたけど、上京花日の続きを読みたかったよ
西萩小のタカシは永遠の小学5年生だったのに
ハポネス・・・醜いハポネス・・・
フルーツ納豆ごはんをお供えに行くか・・・
ヤンサンで花マル伝読んでたな。いかにも少年マンガ!って感じの作品だった。
ご冥福お祈りいたします。
ずーっと後年になってからの後追いだけど、ぼっけもんが大好きだった
まだ絵は未熟だけど、コマひとつひとつが、まるで彫刻刀で荒削りに
彫り込まれたような絵で、ストーリーもキャラクターも、青く、苦しく、切なく、
やるせなくて・・・
そして叙情的でもあり、瑞々しくもあって・・・
後年、いかにもプロとして完成した絵やストーリーの作品と異なり、
まだ半分はアマチュアっぽさの残った、若いいわしげさんの生の情熱が
叩きつけられた青春漫画の傑作だったと思う
ご冥福をお祈りします・・・
花マル伝面白かったなぁ
野村とかも出てきてたよな
まぁ中学編が一番面白かったけど
合唱
青春の想い出の一部を形作ってくれた作家さんだった。
14 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 12:21:54.58 ID:pmeP7m/p0
上京花火、面白くなってきたのに
人間関係もだけど、廃れる本屋話とか
ぼっけもんから好きでスピ増刊のプロレスも熱かった
二匹のブルなんか面白いし絵の上達凄かった
ハナ中華の人といい、続くな 残念
15 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 17:43:46.85 ID:/rixJy1f0
花丸伝の杉矢は良いキャラだった
16 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 18:53:29.12 ID:pmeP7m/p0
花丸の頬を張ってしまうシーンは、痛いくらい心に残った
花マル伝読んで柔道始めた
18 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 21:15:38.40 ID:pmeP7m/p0
そいえば、このひと、青春の門も描いてたんだよな
意外に、切ない描写がうまかった、不器用なんだけど
花丸でも、GFが泣く場面、誰も悪く思えず、絶句したっけ
やっぱり、残念だ
ぼっけもん、好きだったな。
不器用を卑下するでもなく、もちろん売りにするでもなく、
そのまんま描いているあたりに好感が持てた。
記憶喪失の人はお金だけ覚えてるってのをこの人の漫画で覚えた
21 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/23(土) 23:08:26.19 ID:Hu5CPoeyO
怪人百面相、好きだった
うすねは大丈夫?
ジパングは何回も読んだ
まさに思春期だったわ
24 :
板違い誘導:2013/03/24(日) 16:08:23.16 ID:w5qRjNQ90
懐漫とかに移動しないと
27 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/24(日) 22:35:38.25 ID:/Z3PZyXf0
花マル伝面白かったなぁ。
あれで柔道の中継とか興味持って見られた。
ご冥福をお祈りします。
二匹のブルで6回戦ボーイ同士の戦いにモハメドアリ連れて来るなんていう無茶してたな
29 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/25(月) 05:51:28.25 ID:+vdpchkw0
花丸伝には棟田が出てたな
ジパング少年は全巻持ってたな
今読んだら青臭すぎて読めたもんじゃなさそうだが
ぼっけもんは今でも鑑賞に耐えるのにな(ヤクザに殴り込みにいくあたりは微妙だがw)
ジパングは途中変わりすぎだが、それがいい
上京花日だけはうすら気持ち悪くて嫌いだったぜ
ご苦労であったな安らかに眠りたまえ
34 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/28(木) 20:26:32.17 ID:J5xbJNNG0
今回のビッグなにげに最後見てたら訃報でびっくりしたわ
上京花日は最後まで見たかったが仕方なし
俺節やチャイナガールの人と違って全然スレ伸びねえな。すでに過去の人だったということを痛感する
執筆の舞台が小学館だけだったのと、2ちゃん受けしない作風だからじゃねえの?
メジャー誌に連載を何十年と持ち続けて、ビッグでの連載が絶筆となった
漫画家が"過去の人"なわけないから。
じゃあ、2ちゃんではすでに過去の人だったと言い直すわ
38 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/30(土) 01:45:54.36 ID:M20QlTLv0
ぼっけもんは、勤労大学生を描いた数少ない漫画でした。私も夜学の出身ですが、当時も読んでいましたし
今でも心のひだに入り込んでいるマンガです。いわしげさん、ありがとう。
39 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/30(土) 07:03:04.36 ID:T1mZRzd40
>>36 揚げ足取るみたいだけど、講談社で描いてたのも思い出してやれよw
山頭火は本人とって意欲作だったろし、青春の門も俺は好きだったな
絶筆なった花日は楽しみに読んでいたから”過去の人”じゃない、は嬉しい
絵柄の印象からは伺わせないけど、鬱屈としてドロドロとした作風だったよなぁ
41 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/30(土) 08:04:51.40 ID:T1mZRzd40
作品によっては、新井と対比できる気がする
二匹のブルの事実上のヒロインはキチガイみたいな太刀川の「母さん達」
ヒロインが全然魅力無かったし技術的な面でも掘り下げが足らなかった。
具体性が無かったよ。本宮ひろし風な殴り方だったし。
人間関係に焦点を合わせてたけど原作者付きの作品だしいわしげ先生本人は
元柔道部だったからかな、ボクシングのどっか暗い雰囲気が描けてなかったね。
後の花丸伝と見比べて見りゃ楽しんで描いてる度合いが違うと分かる。
44 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/30(土) 10:26:35.90 ID:T1mZRzd40
二匹のブルって、原作者付だったのか!それに元柔道部?
てっきり、ブルは試行錯誤で、後の肥やしになったと思ってた
経験者なら花丸の多彩な柔道キャラやジャケ対応も納得だ
二匹のブルは男二人に焦点をあてるんで、女を添え物にしたんかもよ。
いわしげさんって絵柄は鈍重だけど、女性の繊細な感情を描くのは
意外と上手いよ。39さんが触れてる「青春の門」はコミカライズとしては
良い出来映えでヒロインもエロさと純情さが良かった(その分、男の主人公がイマイチw)。
まあ上でも書いてるが「ブル」は原作者付きで主人公が天才タイプのボクサーだから。
随所にいわしげティストが散りばめられてはいるが、やはり別の人の作品といえる。
後半"もう一人のブル"である893の息子ゲンが殆ど主人公の座を奪ってしまったが
二人共「豪快」と「天才」といういわしげティストとは相反するキャラだからな。
やはりいわしげ先生のキャラはどっかウジウジとしてマヌケな部分が入ってるのが基本だと思う。
うじうじ、間抜けな若い男を得意とした、作風も垢抜けない山本おさむが、
豪快や天才の人物像を描く方面でも異才ぶりを見せ続けているように
いわしげほどの腕がある作家の選択としては悪くないと思うがなあ。
実際、二匹のブルはド底辺からはい上がってくる二人は魅力的で面白かった。
原作者付きのせいで「別の人の作品といえる」という意見は同意。
チンピラにヤクザ幹部が平身低頭になるなんて漫画は、池上遼一や叶精作の絵で
描くべき話で、いわしげさんの絵には合ってない。
48 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:5) :2013/03/30(土) 17:38:48.37 ID:amzvvND80
終了
雁屋だったかww
にしちゃそんな臭いは全然しなかったな。
51 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/31(日) 00:08:47.95 ID:5CnE3PV80
ブル、逆に、いわしげ作画だから良かったんでない?
池上絵だと欠伸が出る(悪口でなく、ね)
そんな貴方に
「BOX ―暗い箱―」・池上遼一 狩撫麻礼
雁屋って、作風を臨機応変に変えるプロのシナリオライターって印象だなあ。
小池や狩撫のような特有の臭さはあまり無い。
54 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/03/31(日) 14:45:07.95 ID:6W3gHcAe0
2回目の休載から逝去まで1年以上あるから
絶対どこかに続きはあるはずだから
ネームでもいいから公開してほしい
病名は公表されてないんだな。経緯見るとガンかな
花マル伝で主人公のライバルが彼女に
「あなたは私より柔道と花マル君の方が大事なのね」
と言われて振られたのが印象深かった
男がそんな風に振られたらすげえショックだと思った
そこなんだよな、わざわざ読者に不必要な現実を見せつけたりする嫌な部分があるんだよ、この人。
花マル伝の初期のヒロインがフェードアウトして、名も知らないチャラ男と付き合ったり。
いまいちパッとしなったのは上記の悪癖があるからだろうな。読んでてスカっとしないんだよ。エンターテイメントじゃない。
花マル伝なんか長いこと描いてたわりには、誰もwikiペディアのページ作ってないしな。
面白いかどうかは別として、決して看板作品足り得ない、スキマ作品職人というべきか。
こういう人もいなきゃ雑誌は成り立たないんだろうなあ。
>誰もwikiペディアのページ作ってないしな。
2ちゃんやネットの住人にはウケ難い作風ってだけで、価値とはまるで別もんだからね。
そんなタイプの人間や作品はどのジャンルにもたくさんあることなので、「悪癖」という言い方は違うでしょ。
56氏が言ってるように、けっこう「男がみたくないシーン」をドンと突きつけてくる
非常に物語性の強い人だと思うよ。それでいて純文学みたいな作家本意なことはやらず
ちゃんと娯楽作に仕上げる、職人というより「隠れた天才肌」の作家だったと思う。
60 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/04/02(火) 20:28:53.40 ID:nurOKgNB0
>非常に物語性の強い人
花マル伝の中学生編まではそうだった。
ストーリーもキャラも妙に生々しくて、でも面白くて。
高校生編になったら単なる勝つか負けるかの
ゲーム的漫画になっちゃった気がする。
唯一覚えてるシーンは「僕は逃げん!」
その後は知らん。
厨房のくせに、生か死か?とか言ってた額に三日月マークのバカはどうなったんだ?
2ちゃんやネットの住人にはウケ難い作風って、大抵、現実でも人気ないよな。特に漫画。
リアルでファンが多い細野不二彦のスレなんて、50レスルールとかで厳しかった時代は
懐かし板でも漫画板でも、常に落ちまくっていたが。
単行本が売れる作家で、掲載されればファンが雑誌を移動してくる星野之宣のスレも
連載中はその作品専用スレは伸びるが、それ以外の時期は閑古鳥ってことが多かった。
逆にネットで人気が高くて、2ちゃんでもよくネタにされる泉昌之・久住昌之の
スレもぜんぜん伸びない。
さんざんAAやセリフパロディのネタにされた「孤独のグルメ」のスレでさえ
ドラマ放映中でも伸びが悪くてねえ(ドラマ板のは伸びていたが原作未読の人が多かった)。
こういうのっていろんな要素が影響してて、単に現実の人気とリンクしてるってだけではない。
いわしげの作品はドラマ化もアニメ化されてないのに、現実では人気があったとか無理があるな。
ドラマをいわしげが漫画化したのはあったが、これもパッとしなかった・・・。
ちなみに細野不二彦も一度きりだが柔道漫画描いてたけど失敗したなw
いわしげ先生と同じく学生時代柔道部だったそうな。
>>60 確かに泥濘にハマったような人間描写がウリだったのに、「新」ではただのバトル漫画になっちゃったよな。
イラッとさせるキャラ描かせたら一流なんだけど(杉矢とか)、誰が強いかみたいな話になると
そこまでインパクトがあって魅力的なキャラがいなかったのが残念。氷室と木元も潰し合ってどんどん影が薄くなるし・・・。
上でも言われてるようにWikiペディアのページも無いし、熱狂的なサイトも見当たらないのも、むべなかるかなという感じ。
数少ない長編柔道漫画だったから、それになりに知名度はあると思うんだけどね。
俺も語りたいけど、内容はあんまり覚えてないというのが何とも。小林まことの柔道部物語は語れるけどねw
>>64 デビュー以降、病気で断筆するまで小学館、講談社の看板雑誌に連載を持ち続けていた
作家をつかまえて人気があるというのは無理があるというのが無理がある。
なんかヤクルトの宮本や内山高志なんかを「俺も家族も知らんからダメ」とか
思いつきでいっちゃうタイプだな。
68 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/04/04(木) 22:19:33.76 ID:vNpgjn+10
YSWぼっけもん
表紙を見ると、絵柄が本作と違い過ぎ愕然とする
どんな心境で描いてたんだろう
あえて描かず実写に逃げるとかできたろうに
後日譚とか考えながらだったのかな
>>67 ながいま強もずっとメジャー誌で連載持ち続けてるのにマイナー扱いされるという仲間だな
どっちも近年はビッグコミックとモーニングで掛け持ち連載してたし
「孫六」とかの作者もその部類だな。
わたるがぴゅん!も孫六も信者がいるみたいで、wikiやファンページが充実してるね
いわしげ作品はなぁ・・・このスレでも作品の内容に触れる人が少なくて愕然だよ
みんな記憶に残っていないのかね・・・
高橋留美子を筆頭に本宮ひろ志ほか6人の漫画家の名が並ぶスピリッツの
創刊広告ではド新人なのに「岩重孝」の名も入っている。
それくらい期待された作家としてスタートして、その後も永く佳作を連ねたのに
訃報に際して「人気があったとか無理がある」なんて言われちゃうんだもんな。
三国志の張遵とか兀突骨みたいなもんじゃないか。
「あの三国志に出てるのにマイナーとか無理がある〜」みたいな。
孫六には十代の頃それこそ惚れてた、全巻そろえた
花マルは面白いとは思ったが単行本は買わなかった
何が違ったんだろうな
さすがに細野不二彦や星野之宣と比べるのはおこがましい
63の文章を読んで、細野や星野と同格だという意味合いだと解釈するのって
相当にリテラシーが欠落してると思う
まあ、最近はどこの板でも反語表現や強調に引き合いに出すと
アスペ的な字句通りに読んで怒り出す人が一定量いるから、しょうがないのかも。
もう少し肩の力を抜けよ。
78 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/05/12(日) 15:50:58.17 ID:gteH8uzZO
ご冥福をお祈り致します
79 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:2013/05/13(月) 02:19:00.02 ID:zcHnevD80
>>57 オソレスだが、あー、納得。
しかし、細野不二彦ほどじゃない。そういえば「花マル伝」と「太郎」って掲載紙も同じだし、ムードも似てるよな。
当時読んでたが細野不二彦はとにかくセンスが良い。見せ方に華があるというか。
設定により重きを置くタイプ。
花マルはひたすら岩重先生のキャラが暴れ回ってる感じ(かと思えば延々と悩んだり)
人間臭さに拘った為にエンタメとしては昇華出来なかった。