ブラームスのsym.4thって大好きなんですけど。

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>>419&420
カルロスのブラ4がプロレスにたとえられるのも、なんとなくわかる気がします。
(小生プロレスには全く無知ですが・・・)
ブラ4は、それまでの3曲のシンフォニーと比べても、その音楽的構造がちょっと(いやかなり)複雑になってきてますよね。
そしてそれは、バロックもしくはそれ以前の音楽から発想されたもので構成されています。
その最たるものがバロックの舞曲の要素。最後のパッサカリアだけではありません。3拍子系でのヘミオラの扱いなども、フレーズの最後だけでなく、より頻繁に姿を現したりします。
また、普通の旋律の中でもリズムの交錯がより重層的・多層的に組み合わされています(一つのフレーズ内で2拍子、3拍子、4拍子が絡みあって、変拍子的になる。これらはバロックというよりむしろ、ルネッサンス後期の音楽に顕著なのですが)。
そしてカルロスは、持ち前の躍動感でそれらを当然のごとく強調するのですが・・・
それがバタバタと落ち着きがなく、座りが悪い。まるでプロレスのようなんですね。ブラ4日記さんの真意とは違ってるかもしれませんが。
で、彼の芸風にはブラ4よりもブラ2のほうが合っているのでは、とも思います。
伸びやかな「うた」、少し刺激的な「語り合い」、はじけるような躍動感、そして「駆けぬける歓び」(by BMW。BMWはミュンヘンが本拠地!)。
これらが見事にバランスして、音楽の美しさがストレートに伝わってくるのが、カルロスのブラ2です。
・・・小生ブラ2も大好きなのですが、やっぱりブラ4のほうが難しいんでしょうかねえ。
まあだからこそ、このスレも成立しているのでしょうし、ブラ4日記さんのような熱心なかたもいらっしょるのでしょうから。