自称評論家高本秀行と愉快な仲間たち

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548名無しの笛の踊り
>>330, >>427, >>467

犯人説得の定石 母親・妻・娘で失敗したので、祖母を連れてきました。

ああ、秀ちゃんかい。元気にしてるかい。
最近どうだい?え?インターネットで音楽会の評論?
なんだいそりゃ。おばあちゃんにゃわかんないよ。
前やってた、何とかアドバイザーってのはどうしたんだい?
ええ、もうやめた?あのねえ、秀ちゃん、よくお聞き。
男はね、一旦決めた仕事をそうコロコロかえちゃダメ。
え?今度は大丈夫?そうかねえ、おばあちゃん心配だよ。
音楽会のなんとかって言ってたけど、音楽会の入場券って高いんだろう。
え?タダでもらってるから平気?
あのね、秀ちゃん。あんたは昔っからタダとか安いとか
そういうのばっかり...え?招待券だからいいんだって?
そうかねえ。おばあちゃん、秀ちゃんのことがとっても心配だよ。
この前来てた、あの今倉さんって人ねえ。
あの人はどうも信用できないよ。
あんたの言うこと何でもはいはい、って言ってたけどね。
ああいう人は裏で何やってるかわかんないよ。
ああ、でもそういやこの前お向かいのお姉さんがね。
秀ちゃんのこと、ずいぶんほめてたよ。
何だっけ、鈴木さんとか、野本さんとか、
何だか偉い人と知り合いなんだってね。
おばあちゃん、鼻が高い...えええっ?嘘だったの?
秀ちゃん。あんた、嘘だけはつくなって、
おばあちゃん昔っから...え?
うまくごまかしてるから大丈夫?
そんなこと言ってたってね、嘘はいつかきっとばれるもんだよ。
いいかい、人間、正直に生きるのが一番なんだよ。
うん。じゃあ、元気でがんばってね。うん。それじゃあね。