1 :
名無しの笛の踊り :
2009/02/09(月) 20:45:45 ID:RiBYIWNf 再現部冒頭→ベートーヴェンの第九第一楽章が神。 楽章も書いてね。
2 :
名無しの笛の踊り :2009/02/10(火) 00:02:16 ID:4350TJ3K
ショーソンの協奏曲(作品21) 再現部への呼び水として使われる第2主題(練習番号H)が神
3 :
名無しの笛の踊り :2009/02/10(火) 04:32:43 ID:ahcmWaOr
展開部のクライマックス→再現部はラフマニノフのピアノ協奏曲第二番第一楽章もなかなか
4 :
名無しの笛の踊り :2009/02/10(火) 21:38:26 ID:5KeV/ZA2
チャイコフスキー交響曲第4番第一楽章 呈示部の物語性は神だと思う
5 :
名無しの笛の踊り :2009/02/10(火) 22:08:00 ID:Rd5h6vHZ
ベートーヴェンならば『英雄』第1楽章だと思います!
6 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 14:30:19 ID:Bc+alFq8
提示部のテンポの起伏はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲第一楽章以上のものを聴いたことがない。 テンポ70ぐらいの4分の4拍子で始まり、第二主題の中盤からどんどんテンポが上がり、さらにテンポが二倍になったように錯覚させる仕組みになっている。 もっとすごい提示部の曲あったら教えて。
7 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 21:13:01 ID:Z3jEPm4n
序奏 プロコフィエフのPf協三番
8 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 23:20:22 ID:953SS9p6
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第17盤 ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」 第一楽章の展開部が終わり、再現部に入るとこ。 第一主題とも序奏とも言われる、曲の冒頭の主題のラルゴの部分が、 レチタティーヴォ風に拡大されて幻想的な雰囲気を濃くして帰って来るとこ。
9 :
名無しの笛の踊り :2009/02/11(水) 23:21:56 ID:953SS9p6
間違えた (誤)ピアノ・ソナタ 第17盤 →(正)ピアノ・ソナタ 第17番
・序奏から第一主題に入るところが見事 ベートーヴェン:交響曲第4番 第1楽章 ・提示部がリピートするときに快感がある ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章
提示部での、主題の提示から確保まで神な曲誰かお願い。
13 :
名無しの笛の踊り :2009/02/12(木) 01:23:05 ID:lwhAQZdM
14 :
名無しの笛の踊り :2009/02/12(木) 01:32:42 ID:TAj60ilv
チャイ4の4楽章で1楽章のファンファーレが戻ってくるところはたまらないなあ。
>>12 ベートーヴェン:交響曲第3番 第1楽章
この流れは神としかいいようがない。
展開部が神な曲誰かお願い。
17 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 21:50:23 ID:QdFPsJgF
>>16 ベートーヴェン:交響曲第3番 第1楽章
この流れは神としかいいようがない。
新しい主題が効いている。
18 :
名無しの笛の踊り :2009/02/13(金) 22:11:48 ID:32F11yFZ
>>16 ラヴェル『夜のガスパール』の始め『オンディーヌ』。
>>16 ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章
冒頭の呑気な「あーくたびれた」のモチーフが執拗に用いられ、
アグレッシブに再現部めがけて突き進んでいく様はまさに神業。
3番1楽章も偉大な音楽だけど、素材を徹底的に切り詰めている
分だけ、8番の方がすごい。
20 :
名無しの笛の踊り :2009/02/14(土) 12:49:52 ID:3UfXeqdn
まだ、ソナタ形式の意味も知らないころ、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聞きまくって、 こういう、スタイルっていいなと思ってた。 まだ俺、小学生だった。演奏は、フランチェスカッティのソロとシッパーズ指揮ニューヨーク・フィル、 それから、この演奏がカットだらけって知って、いろんな演奏聴いて、 だから、この曲の第1楽章はソナタ形式の先生なのです。 ついでに、そのあときいたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲第1楽章が、 協奏曲風ソナタ形式の先生だった。演奏はコーガンのソロだった。バックはパリ音楽院管弦楽団、指揮は誰だったかなあ? EMIがセラフィムとかいうレーベル名で出してたLPです。 そのLPも、そのうち気に入らなくなっていったけどね。
ヘンデルのフルートソナタ、ト長調 第二楽章、24小節の2拍目。 ここで指がもつれる。神がもつれさせるのか?
第一主題の提示から確保まで完璧な曲に出会ったことがない。
>>13 も
>>15 も正直「これだ!」とは思えない。
ベートーヴェンのソナタ「ハンマークラヴィーア」第一楽章のそれにもっと磨きがかかったものが聴きたい。
24 :
名無しの笛の踊り :2009/02/14(土) 15:21:01 ID:aMK9G8b9
>>12 序奏付きですが、ショスタコーヴィチの交響曲第12番『1912年』の第1楽章をお勧めします。
作曲者自身も「第1楽章で最高のソナタ・アレグロが書けた」と豪語したとか・・・
実際、みごとな展開です!
25 :
名無しの笛の踊り :2009/02/14(土) 22:51:12 ID:5QNAqY3U
第二主題が神なのは?
27 :
23 :2009/02/15(日) 16:28:44 ID:ugHFsTwt
>>24 聴きました。
凄まじい衝撃を受けました。
第一主題の提示と確保云々は楽譜を見てみないと解らないけど、この曲に出会わせてくれた24さんにまじで感謝してます!
28 :
名無しの笛の踊り :2009/02/16(月) 12:04:14 ID:Z2Gvc6yt
ながーい主題って何がありますか? 確保ではなく主題提示だけで20小節以上とか。
ブル9は複数の動機がいくつも集まって主題部を作ってるね ひとまとまりの旋律ということならブル7は21小節ある。
プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番第1楽章の展開部が神だと思います。 でもこれって途中からカデンツァ?
32 :
名無しの笛の踊り :2009/02/17(火) 19:22:20 ID:COp7ZWgD
コーダが神な曲はどれ挙がる? 俺は今のとこベートーヴェン熱情第一楽章。
33 :
名無しの笛の踊り :2009/02/17(火) 20:03:30 ID:cCTbXGcm
>>32 シューマン交響曲二番四楽章。
宗教的意味合いも込めてまさにネ申
>>16 ベートーヴェンの第九一楽章が最高峰じゃないのかな。
英雄のもいいけど第九ほど有機的で無駄がない展開とは言えない。
ロマン派後期の大家の作品は展開部が弱いな。
35 :
名無しの笛の踊り :2009/02/17(火) 23:02:26 ID:3V584gdJ
展開部 モーツァルト クラリネット協奏曲第1楽章 コーダ メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」第4楽章
36 :
名無しの笛の踊り :2009/02/18(水) 08:44:37 ID:H9zvZTT+
シベリウスのヴァイオリン協奏曲の第1楽章ってソナタ形式じゃないの? 展開部の大部分がカデンツァだけど、それを含めてもチャイコフスキーに似てると思うんだよね。 最初にシベリウス聞いてから、25年以上そう思ってるんだけど、どうでしょう?
37 :
名無しの笛の踊り :2009/02/25(水) 13:53:40 ID:HtwnLTer
ベートーヴェン第九の再現部冒頭自体は最高なんだが、あそこまで盛り上げておいて、曲が終わるまでにまだ4,5分あるのが疑問なんだよなぁ。 あのテンションで一気にコーダまで駆け抜けて欲しいのは俺だけかなぁ。
あのテンションでずっとかw
あのあと盛り下がった(w)後だからこそ、あのコーダが生きる、と思うが。
というより、
>>37 はソナタ形式って分かっているのか?
41 :
名無しの笛の踊り :2009/02/25(水) 19:57:20 ID:Xx8wC+MW
全体の構成力が最高の作品って誰の何かな?
ベートーベン熱情全曲
43 :
名無しの笛の踊り :2009/02/25(水) 21:24:45 ID:wF2fBNV1
ベートーヴェンの100番台の作品はどれもすげえよ。 独創性と構築性の兼ね合いなんか糞喰らえってな感じw
44 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 12:57:49 ID:2TikqS/c
動機の展開が神レベルに緻密な曲をどなたかお願いします。
ベト、ブラの有名曲なら大体すごいんじゃまいか
46 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 18:20:49 ID:UDaDvGu9
>44 運命の第1楽章 動機の徹底的展開による神構築と言う点では後にも先にもこれを超える曲はないと思う。
47 :
名無しの笛の踊り :2009/03/10(火) 18:27:18 ID:Osb8tyrx
>>46 氏に同意しつつ、私は敢えてベト8交響曲の第1楽章を挙げます。
ショパンソナタ3番1楽章
やっぱりベトかw運命、熱情、第九の第一楽章はもちろんだが個人的には英雄の第一楽章も挙げておきたいところ。歴史的な曲だしね。
やはりベートーベンの圧勝みたいだね。 じゃ、私はヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」を挙げておこう。
↑ あ、忘れた。第一楽章ね!
同意
極めて個人的な嗜好ですが、 展開部から再現部へのつなぎの部分が好きです。 ブラームスのピアノ協奏曲1番1楽章 ブラ2の4楽章 ドッペルコンチェルト1楽章 ナド…… あと、ソナタ形式とは関係ないですが、トゥーランドット2幕の大臣のお告げになる直前の部分が好きです。
55 :
名無しの笛の踊り :2009/03/11(水) 08:34:10 ID:19T0/383
展開部から再現部へのつなぎの部分なら ブラームス第2ピアノ協奏曲第1楽章も美しいです。 これも、ソナタ形式とは関係ありませんが、同じくブラームスの 『ハイドンの主題による変奏曲』のフィナーレが神です。曲の 冒頭のテーマを自然に再現する作曲技法の見事さに目が眩みます。
ひとつのクライマックスを形成するように再現部に入る場合と、 展開部のほとぼりが冷めるように再現部に入る場合、 どちらが好き?
58 :
名無しの笛の踊り :2009/03/12(木) 05:33:40 ID:PJjGh29f
後者
>>56 前者。
ベートーヴェン第9の1楽章
チャイコフスキー「悲愴」の1楽章とか最高。
60 :
名無しの笛の踊り :2009/03/13(金) 09:42:54 ID:KpaGMw65
第二主題についてなんですけど、提示部第二主題よりも再現部の第二主題の方が圧倒的に盛り上がってる曲を教えて下さい。
61 :
名無しの笛の踊り :2009/03/13(金) 09:56:53 ID:iH7MlnPR
シベリウス第2第4楽章
62 :
名無しの笛の踊り :2009/03/17(火) 12:52:17 ID:L8wxrLww
リストのピアノソナタはソナタ形式的に見て研究に値するかな?
「ソナタ形式的に見て」って意味がよくわからんが… シューベルトのさすらい人幻想曲、シューマンの交響曲4番、シュトラウスの英雄の生涯 あたりと一緒に見れば何か見えてくるかも。 根拠はない、ただの空想スマソ
>>56 どっちもすきなんだけど、後者で思い出したのはブラームス4番の1楽章。
あの再現の仕方がしぶくてすきです。
>>60 ショスタコーヴィッチ6番の3楽章とか。
恥ずかしいくらい盛り上がります。
66 :
名無しの笛の踊り :2009/03/21(土) 00:41:37 ID:u9nCohM1
こういう話題になるとモーツァルトってあんまりでてこないね。 モーツァルトの交響曲で、このスレ的に「神」って何かない?(部分的でも可)
67 :
名無しの笛の踊り :2009/03/21(土) 17:08:29 ID:h/yvnHsm
>>66 プラハの第1楽章のコーダへの突入部分。
その後のロマン派のどんな交響曲より緊迫感がある。
運命の一楽章が最強でしょ。
69 :
185 :2009/03/23(月) 12:39:12 ID:TF3KjsMZ
提示部がテンポの起伏に富んでいてドラマティックなものを教えてください。
すぐに思いつくのはチャイコフスキーか。
ショス蛸ばかりで恐縮(わたし65なので)だが、12番の1楽章とかいかが?
72 :
名無しの笛の踊り :2009/04/01(水) 15:06:47 ID:21Akwf4x
ソナタ形式に匹敵する美しい形式を教えて下さい。
73 :
名無しの笛の踊り :2009/04/01(水) 15:44:27 ID:rvxOCfQ9
大小ロンド形式
そんなものはない
↑ごめんアンカーつけなかった
>>72 へのレスのつもり。
ついでに少し付け加えると、ソナタ形式が美しいというのは形式自体のことじゃあんめぇ。
音楽内容とマッチしたときに初めて美しいんじゃね?
76 :
72 :2009/04/01(水) 16:38:09 ID:21Akwf4x
レスありがとうございます。
>>75 >形式自体のこと
うーん僕はソナタ形式自体が美しいと思ってましたが…。
特に展開部がクライマックスを迎え、再現部第一主題がドーン!と来た時とか。
>展開部がクライマックスを迎え、再現部第一主題がドーン!と来た時 即、シベ2の第4楽章を連想しますた
78 :
名無しの笛の踊り :2009/04/01(水) 16:50:10 ID:q6n2PaX/
ソナタ形式の魅力としては、やっぱり第二主題が原調で回帰するところも忘れちゃだめだろ。
この点
>>66 に関連してモーツァルトは流石にうまい。
特に40番四楽章とか、クラ5の一楽章とか、長調主題が短調で戻ってくる時はまさに神。
79 :
名無しの笛の踊り :2009/04/01(水) 19:10:01 ID:OJcrv2i4
モーツァルトの場合、神がかった所作ということになると、 形式や展開というものよりも、メロディーやハーモニーなどが 注目されがちになるね。
>>1-79 /)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ 細けぇ事はいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
という感じかな。モーツァルトの場合は。
81 :
名無しの笛の踊り :2009/04/03(金) 04:44:30 ID:h+m6ITXn
アイネクライネなんか小型だけど構成はしっかりしてる 初学者はあれを読み込めばかなり勉強になると思う
>>81 形式的に完璧だと思う。
それぞれの楽章、全楽章通じて共に。
83 :
名無しの笛の踊り :2009/04/12(日) 17:38:24 ID:lI3R4fKh
ベートーヴェンの8番第1楽章ってそんなに動機の展開が緻密かなぁ…?
84 :
名無しの笛の踊り :2009/04/14(火) 13:00:29 ID:sNO7yZs1
マーラー9番とかはどうよ。
>>84 マーラーの9番の第1楽章(全454小節)で、ニ長調の主和音をずっと回避しておいて、
最後の405〜6小節目でやっとニ長調の主和音がでるところ。
シューマンの幻想曲の第1楽章じゃないけど、主和音探しの旅って感じがする。
403〜405小節はコントラバス、ファゴット、コントラファゴットが律儀に
レ (下がる) ラ (下がる) レ ってやるのもこれ見よがしでいい。
ソナタうんぬんはよくわからないただのクラ好きだけど、メンデルスゾーンのヴァ協の第一楽章。 再現部でオケが主題を、ヴァイオリンがオブリガート的な役割をするところがめっちゃかっこいいと思う。 他にこういう曲ある?いっぱいあるだろうけど…。
オレは演奏論より作品論のほうが好きだから、こういうスレ大好きです。
いろんなスレッドがあるけど、そこで作品のどうたらこうたら書き込んでも、
やっぱり誰彼の演奏がいい、ってなってしまって。
演奏が大事な事は凄くわかるんですけど。。。
>>85 マラ9の1楽章はそういわれてみればそうですね、長い長い主和音探しの旅ですね。
レス見て早速CDきいて、「実感」しました。おしえてくれて感謝!
>>86 メンコンの再現部で、あのメロディをオーケストラにやらして、ソロはオブリガートって
ものすごい贅沢だと思います。
あのメロディをソロで聴こうとおもったら、結局冒頭の部分しかないわけで、
もったいないって言うか、羽振りがよいですね。
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調もすごいよね。 まだ研究してないけど。
89 :
1 :2009/04/16(木) 18:38:53 ID:nEKcpNHI
>>87 自分も演奏の話よりも作曲的観点の話の方が大好きです。
これからもよろしくです。
ハイドンの交響曲102番の展開部は緻密って感じで好きです。
>>86 同じヴァイオリン協奏曲では、シベリウス。
第1楽章、中央に置かれたカデンツァが収まる前にFgがおもむろに第一主題を吹き始め、
再現部へ。独奏Vnのそれがオブリガート的役割へと移行する。
もっともこちらは、すぐにソロが第一主題を追走するけれど。
>>83 緻密さじゃないんだな。あんなにシンプルで能天気なモチーフだけで
劇的で大きな音楽の流れが作られているのがいいんだ。
93 :
名無しの笛の踊り :2009/04/18(土) 12:37:48 ID:Rmbk3qYO
94 :
名無しの笛の踊り :2009/04/18(土) 18:24:09 ID:iT0y718T
>>87 >>89 漏れもそうだ。
演奏に関しては、とにかく奇抜なことをせずに普通に演ってくれればそれでいい。
95 :
名無しの笛の踊り :2009/04/18(土) 18:54:16 ID:MsHmytee
ベートーヴェンの交響曲第1楽章はほとんど全部コーダが好き。 特に第3番。
コーダなら第1番もすごいぞ。 第一主題にヴァイオリンがド・ミ・ソ・ド・ミミミミって被さってくるところとか、 ドイツ古典音楽ここに究まれりって感じだ。
おっとそれは四楽章だった
地味だけどベトの弦四3番1楽章、再現部の入り方が好き 意外なところから戻ってくる感じがいい
99 :
名無しの笛の踊り :2009/04/27(月) 11:17:39 ID:Z0AM8Gys
ショスタコーヴィチの12番は駄作だと言われているって聞いたんだけどそれ本当?
言われている、つか言う人がいるのは本当。 本当に駄作かどうかは聴く人がめいめい自分で判断するしかない。
101 :
名無しの笛の踊り :2009/04/27(月) 13:31:41 ID:R1dEhqZN
《未完成》の第1主題、第2主題が展開部、コーダに出てこないのがユニークで非常に良い。
102 :
名無しの笛の踊り :2009/04/27(月) 15:47:51 ID:Ll9o7cmd
>>99 このスレ的に言うと、ショスタコの中では交響曲8番1楽章がかなり神に近い。
威圧的な第1主題、思索が続く第2主題と束の間の副主題の安息。
展開部では両主題が複雑に絡み合い、鬼のように展開する。優しかった副主題も醜く変わり果てた姿で現れる。変拍子になり緊張がピークになると突如打楽器の大音響の中で第1主題が再現される。
それだけにコーダで第2主題が長調に昇華する様は本当に美しい。
しかしながらそれと比べてもベートーベンはもはや神
後期ロマン派以降で対抗できる曲はもっとないものか…
みんなソナタ形式にあきたからこんな世の中になちゃんとちゃう?
>>101 主題が出てこない展開部ってモーツァルトにも時々あるんじゃね?
交響曲39番の第1楽章の展開部は推移やコデッタの材料しか使ってない。
第4楽章は反対に第1主題冒頭が全体を支配(第2主題もこれから派生)。
再現部の第一主題の回帰が圧巻な曲いくつか教えて下さい。
交響曲の第1楽章でいえば ベートーヴェン:9番 チャイコフスキー:4番・6番 ショスタコーヴィッチ:5番・8番 ブルックナー:9番 マーラー:8番(第1部) あたりかなあ。
107 :
名無しの笛の踊り :2009/05/07(木) 12:27:09 ID:fj12Frl/
こんなソナタ形式あるかな? 提示部イ短調→第二主題がイ長調 展開部はさんで 再現部イ短調→第二主題ハ長調
108 :
名無しの笛の踊り :2009/05/07(木) 13:19:44 ID:ZKrTKOaW
>>104 展開部はもともと推移的部分が発展したものだから、
やり方としては、そちらの方がオーソドックスと言えるでしょうね。
K545の《ピアノソナタハ長調》なんかもそんな感じです。
その後、主題関連の推移が展開部として発展する中での
ひとつのアイデアとしてすごいなあと思うのです。
109 :
名無しの笛の踊り :2009/05/07(木) 13:29:46 ID:7EllUwio
ベー8の一楽章は素晴らしいと思う。 展開部のfffに至る緊張感は圧巻
110 :
名無しの笛の踊り :2009/05/07(木) 13:40:08 ID:7EllUwio
>>99 一楽章はいいんだけど、その後が尻すぼみ。
四楽章なんてかなりひどい
>>12 メンデルスゾーンの「スコットランド」。
序奏部は「こんな壮大なお話がございました」とはじまったあと、
6/8になる提示部のはじまりにおいて、ほの暗い宮廷の景色がみえて、
次のフレーズでは宮廷の舞踏のような景色になって、
テンポが速くなってffになるところでタイトルがババーンと出る。
まるで映画のような提示部。
112 :
名無しの笛の踊り :2009/05/08(金) 16:37:30 ID:x+W6FLjW
>>105 ブラ2の2楽章。
エロい。
展開部でまぐわりわいながら、再現部でとろけていく。
113 :
名無しの笛の踊り :2009/05/08(金) 16:56:48 ID:Ugy9CaY0
歌曲でソナタ形式のものをいくつか教えてください。
114 :
名無しの笛の踊り :2009/05/18(月) 12:30:00 ID:lUZ5Y7Wj
age
115 :
名無しの笛の踊り :2009/05/19(火) 13:23:11 ID:fhoGkrzj
マラ9の第一楽章ってソナタ形式?
そだよ
117 :
107 :2009/06/08(月) 14:48:53 ID:Pgu7J0IF
どなたかご回答お願いします。
118 :
名無しの笛の踊り :2009/06/08(月) 21:28:20 ID:OUjPnqwf
どんな回答が欲しいのかな?
ベト3の一楽章の展開部は神
120 :
107 :2009/06/09(火) 15:19:37 ID:VQNqpxxT
>>107 設問を提示部と再現部の調性関係が逆という風にとらえていいのかな?
それなら、調は違うけど1つだけ知っている。
けちけちしないで出せやwww
123 :
107 :2009/06/10(水) 12:44:17 ID:udfj+Tf/
>>121 はいそうです。
調が違ってもいいので誰のどの曲か教えて下さい。
(楽章もお願いします)
>>123 マーラー交響曲第3番の第1楽章
ニ短調→ニ長調→ニ短調→ヘ長調
125 :
121 :2009/06/10(水) 13:51:26 ID:phIXolZZ
自分もこのマラ3しか知らないけど、 これどこかのサイトに出ていたね。
マラ3第1楽章をソナタ形式ってのは拡大解釈しすぎでないかと思うんだが
ソナタ形式だろ?
第1主題、第2主題、展開部…って割り振ってけばたしかにそうも見えるが、 実際に曲聴くとあんまりソナタ形式っぽく聞こえないんだよな〜
129 :
121 :2009/06/10(水) 20:48:58 ID:phIXolZZ
図体でかすぎて、あまりにごちゃごちゃし過ぎてるからねえ。 でも28〜29と73〜75(いずれも練習番号)を聴くと ソナタ形式と実感できるかも(やっと来ましたって感じ)・・・ これがいわゆる逆なんだなあ・・・・
スレチになるんでこれでやめるが マーラーのソナタ形式は限界を超えかねないところまで 拡張されてるところが面白い。 ちゃんとアナリーゼしたいんだが能力が追いつかず(ry
マーラー4番1楽章ってABABCBA?
ABA'B' C AB じゃね? もちろんCは展開部ね。
↑あ、コーダ入れ忘れてた
ショパンのピアノ協奏曲第1番って第二主題の調性逆じゃない?
135 :
名無しの笛の踊り :2009/06/21(日) 09:55:18 ID:VEiAaHKc
もっとも神なロマン派以降のソナタ形式提示部: ベルリオーズ《幻想交響曲》第1楽章 と マーラー《巨人》第1楽章
要するに提示部の体をなしてないってことだなwww
こういうのをアナリーゼ出来るようになれるオヌヌメの本教えて。
138 :
名無しの笛の踊り :2009/06/25(木) 10:14:30 ID:/o4uUrc4
提示部繰り返しがあるのは何故かな? よおく考えてみよう。
提示部を二回繰り返す事により、両主題の位置や展開部の開始位置、再現部開始位置がはっきりし、形式が明確になる、でどうかな?
厳格なソナタ形式なら形式感は調性に頼り気味だから 提示部反復はただの聴衆への印象づけでしかないかと
AA(提示部2回) vs BA(展開部+再現部)でバランスがとれる ってのはどうだ
提示部の繰り返しが退屈なんです 協奏曲なんか聴くとたいてい寝ちゃうんです
143 :
親のハネ満 :2009/07/02(木) 10:28:50 ID:XaSkoN5Q
嬉しいな。4つもレスあるなんて!
どれもポイント衝いてるね。
でも
>>136 が一番か・・・・
他の3つは、どちらかというと
繰り返しの結果に思考が行っている。
なぜ体をなしてないのか?
すなわち、ベートーヴェン後の、とあるアフォな分析家と
大家ベルリオーズやマーラーとどっちが偉いか
じっくり考えてみよう。
「みなさん、自分だけが理解しているんです」様の持論振り回しか。。。
145 :
名無しの笛の踊り :2009/07/08(水) 00:25:09 ID:potqR6gT
悲愴の一楽章は素晴らしいと思う。 再現部は変則的だけど、チャイコの伝えたいことと形式が有機的に結びついてると思うな
むしろ変則を追求した方が面白いな
>>145 第一主題を再現させないことにより、それが破滅的に崩れ落ちる様を
巧みに表現しているよね。
同様のことを彼は「第4」でも試みている。
第一主題は再現してるじゃん。変形はされてるけど。 (まあ提示部で最初に出た形だけが第一主題と定義すれば再現されないって ことになるんだろうけど) 全然再現されないのはショパンのソナタとかドボコンとか
>>148 「再現」はしているよね。
厳密に言えば、再現部に第一主題が登場しない。
かわりに展開部の頂点にその変形を「再現」させている。
150 :
名無しの笛の踊り :2009/07/10(金) 09:02:45 ID:70s0xHb1
>>149 ブル9は確かにそうだが、チャイコフスキー4,6はそうとは断定できない
面があると思う。
151 :
名無しの笛の踊り :2009/07/27(月) 14:41:36 ID:S31cC98Q
152 :
名無しの笛の踊り :2009/08/18(火) 21:30:13 ID:FG/RMRGi
保守
153 :
名無しの笛の踊り :2009/08/29(土) 22:18:26 ID:w5O7AdGc
「運命」や「熱情」ぐらい緻密な動機展開でなおかつメロディアスな曲ってあるのかな?
緻密かつメロディアスというならブラームスだが、 しかしどっちが緻密かって比較はできるんだろうか
155 :
名無しの笛の踊り :2009/08/30(日) 01:29:04 ID:KRJOry1D
>>153 ベートーヴェンのピアノソナタ縛りなら30番の第1楽章とか
そうでないならブラームスの第4交響曲第4楽章とか
ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」とか
156 :
名無しの笛の踊り :2009/08/30(日) 02:04:41 ID:SNnrXIo0
ブル八のフィナーレやグレイトの一楽章の再現部は神々しい。 調性もあるんだけどね
>>154 うーん、ブラームスでも動機展開の緻密さとメロディアスさは
反比例しているように思うなあ。交響曲でいえば、
動機展開の緻密さ
1>=2>3>4
メロディアスさ
4>=3>2>1
>>157 ピアノ協2番の第1・2楽章なんて如何?
「緻密」の意味に素材の数が少ないことを含めるなら
>>157 みたいに
言えないこともないかな。
161 :
名無しの笛の踊り :2009/09/04(金) 18:50:21 ID:G0lznCTi
ベートーヴェン、ブラームスばりの動機展開の緻密な作曲家や作品って他に誰かいる?
元祖ハイドン
163 :
名無しの笛の踊り :2009/09/04(金) 20:25:11 ID:rtAoZrLe
>>157 いやいや、あのパッサカリアを要する4番が最後ってことは無いだろ。
俺なんかは寧ろ、1番の緻密さには単に形式的部分も多いと感じられて、順序は下がるな。
164 :
158 :2009/09/05(土) 17:19:06 ID:OM/R0XAV
すみません、どなたか批評お願いしますm(_ _)m イ短調の第一主題からヘ長調第二主題です。
165 :
名無しの笛の踊り :2009/09/05(土) 17:48:36 ID:1W6ghsM6
>>158 >>164 どんな曲かなと思ったら、軽音楽かwwwwwwww
別に専門的な勉強をした訳じゃないから参考にしかならんかも知れんけど、感想をば
旋律はかなり良かったと思う。個人的には第一主題が気に入った
展開も、呈示ということを考えれば緻密かな?と思う
ただ、もし展開部までこの調子だとすると、ちと辛い気が
編成上仕方ないけど、後は対位旋律の様な物も欲しいなと感じた
でも、ソナタ形式の展開の核たる展開部が無ければ、
どうしても展開の緻密さ云々ははっきりとは言い難いなあ
もしあるんなら展開部以降も聴いてみたい
166 :
158 :2009/09/05(土) 19:55:38 ID:OM/R0XAV
>>157 元動機からの旋律の有機的生成、て意味でなら2番が最強かと
一見そうとは感じられない「軽み」と「自然さ」を備えているところもポイント高い
168 :
名無しの笛の踊り :2009/09/12(土) 15:55:32 ID:Gou+TwDq
ベートーヴェン第九第一楽章の再現部冒頭の盛り上がりあるじゃん? そこでなんだけどこんな曲ないかな?↓ 再現部の第一主題は静かに始まるんだけど第二主題であんぐらいガツーンと盛り上がる曲ってあるかな?
>>168 提示部ではおとなしくて再現部で弾けてる、てこと?
さすがに第2主題でそれやるのはソナタ形式の性質上無理あるんじゃね
提示部から弾けてる(再現部でも)んだったらプラ4の第1楽章とか
ブラ3の第4楽章なんかが思い浮かぶが
ブラ4の第4楽章をソナタ形式と見なせば、かつ
「ラーソーファーレーミーファーソーファーミー...」(移動ド)て
音形を第2主題とみなせば、近いかなあ
...て、我ながらなぜブラームスばかり...
グラズノフの交響曲第五番の第一楽章なんか、それに近いかも。 提示部の第二主題はハープのアルペジオにのってクラリネットとフルートが静かにメロディーを吹くんだが、 再現部では弦楽器のせわしない上昇音階にのってトランペットが高らかにメロディーを吹く。 ちなみに再現部の第一主題はさりげなく弱音で出てくる。
171 :
名無しの笛の踊り :2009/09/24(木) 17:11:06 ID:PkFKruI0
マーラー交響曲第九番第一楽章の第二主題ってどこから?
普通80章節からとしてるんじゃね?
話題がちょっとズレるけど 第2主題と言えば、ベト「皇帝」第1楽章第1呈示部の 第2主題の確保部分が何度聞いてもイイ! 第1ホルンは一音づつ上がったり下がったりするだけ、 第2ホルンは平行和音を吹いてるだけ なのになんであんなに豊かで深々とした情感が漂いまくりやがりますか!?
保守
再現部に向かう期待感が素晴らしい曲は何だろうか。
177 :
名無しの笛の踊り :2009/10/14(水) 08:45:24 ID:AboaqagW
だいく。 ソナタ形式は二部形式から出たとすると、 成長するソナタ形式の極致。 再現部のバスはなぜfisなのか?
第九の再現部冒頭は素晴らしいと俺も思うけど、「再現部への期待感」 はそれほどでもない気がする。 期待感で思いつくのはベトで言えば7番とかヴァルトシュタインかな。 「バスはなぜfis」ってのはどういう問題なん?
>>176 ブラ1第1楽章
再現部に入るまでの盛り上げは素晴らしい、素晴らしすぎる
ただいざ再現部に入ってみたら...の典型でもあるw
>>176 ベートーヴェン7番の1楽章
マーラー8番の第1部 かな。
何気に、ベートーヴェン4番の1楽章もいい。
>>177 興味深い指摘だなあ。言われて初めて気づいた。
>>178 主音の「D」が鳴るのが普通なのに、D音はTimpだけ。
バスがFis(ニ長調の主和音の第一転回形)ってのは
安定した響きにならないな。
多少ヘリクツじみるが(苦笑)冒頭の空五度の部分に対応させたってことはないかな? 主題の全容が出るところでニ短調確定というのは提示部・再現部共通。
>>181 ,182
正にそれじゃね?
「安定した響きにしたくなかった」のが目的
実際、猛烈なTuttiの嵐で大地まで揺さぶられてるような聴感がする
そこで連想するのが第4楽章冒頭、ニ短調主和音と変ロ長調主和音が同時に鳴り出すとこ
でもティンパニはfisじゃなくてDなんだよね。 なんで?
当時のティンパニはそう簡単にピッチ変えられないんでは?
186 :
177 :2009/10/16(金) 17:04:32 ID:Z38SIUMA
不思議ですねえ・・・・ 本来、再現期待感はドミナントの引き延ばしで期待させておいて トニカへ行くのが和声的には最大の効果が発揮できるということだが、 この曲では、それをやっているのはラッパ(再現では+木管)と太鼓だけ! 297小節からのfのたたみかけのユニゾンは属七のように見えるけど 実際は減七をバラしたように聴こえる。最後の音がGなのも属としては弱い。 そして再現での同主長調での六の和音。 183さんの猛烈な嵐感はこの2つの要素のずれから生じるのだろう。 で、ラッパや太鼓がバスのfisをないがしろにするような演奏は楽しめない と思う。(良い装置で聴けば十分効果が聴こえるのかも知れまいが、ボロな ミニコンポみたいなものでも効果が分かるような録音にしてほしい。 (ラッパは他の管楽器に溶け合って、ティンパニはチェロの音域で!) ちなみにここのfはフォルテではなく、ベートーヴェン特有の 『アクセントのようなもの』である。
第九の話題がいったん止まったようなので・・・ 交響曲の終楽章に、ゆっくりとした序奏を用いた最古のものって 何だろうか。自分が思いつく限りではベト1なのだが。
ソナタ形式って、確かに極めて美しい形式だと思ってるんだけど、発展するにしたがってか余分な贅肉が付き過ぎてる気がするのは俺だけかなぁ。 余分な贅肉を全て落として非情にすっきりしたソナタ形式の作品って何か挙がらないかなぁ。
何を贅肉とするかにもよるが、最小限の要素だけで出来てるのならソナチネアルバムに 入ってる曲なんかそうじゃね? もっと上級(?)の曲なら、たとえばベートーヴェンのOp.109の第1楽章とか。
>>187 ベト1以前では知らないなあ。ハイドンあたりにあるのかも知れないが。
>>189 op.109(30番)の1楽章!
あれはソナタ形式の短歌だな。
このスレ見るととにもかくにもベートーヴェンだけど、その後の作曲家でベートーヴェンと同じぐらい動機展開の緻密な作曲家ってブラームスだけいなの? ベートーヴェン以降の音楽シーンは動機の展開の緻密さの追求をなぜやめてしまったのかな?
>>191 ソナタ形式はロマン主義に合わないのではないかなあ。
動機の緻密さよりも、感情表現や新しい色彩の追求、
(19世紀的な)ナショナリズムの発露に向かったのでは。
ピアノのための楽曲では、ベートーヴェン以降は「ソナタ」が
極端に減少して、かわりに、幻想曲、バラード、スケルツォ、
前奏曲といった、ソナタ以外の様々なジャンルが出てくる
よね。(もちろん、ソナタ形式のフォルムを踏まえた作品もあるけれど)
ベートーヴェンは、やり過ぎたんだよ。
質問なんですがベートーヴェンが動機の展開にこだわったように、ロマン派それ以降の作曲家は何にこだわって作曲をしたのでしょうか?
質問の範囲が広すぎる。 ロマン派の作曲家は、多種多様なので、個別の作曲家で論じるべき。
196 :
194 :2009/10/21(水) 13:03:03 ID:0L9cs7AG
>>195 では例えばマーラー、ブルックナーなどは?
二人に共通しているのは、熱烈なワグネリアンである事。 それなのに、古典的なジャンルである交響曲と言うジャンルにこだわった事。 二人とも、ベートーベン的な動機労作の作曲テクニックは、当然もっている。 ベートーベン的な作曲法は、ベルリオーズなどの一部の作曲家を除いて 若い時に、誰もが習得するもので、水準以上にできて当たり前。 では、何にこだわったと言えば、ここからは推測でしかないが やはり限界迄、作品の規模を大きくした事。(ただしギリギリ、古典的形式感は失わない程度に) ワーグナーがオペラジャンルを、楽劇と呼び、規模を肥大化させたとの同じように、 彼らは、交響曲をベートーベン以上に規模の大きい立派な物に仕上げたいと思ったのではないか? 一作ごとに、違った作風-展開-野心を見せるのは、やはり、ベートーベンを習っての事だと思う。 あと、時間の捉え方だと思う。 ベートーベンの交響曲は、40分程の中で、完全に作品が完結しているので、聞いた後に、爽快感がある。 しかし、二人の作品は、2時間音が鳴った後でも、まだ言い足りない(言いたい事がまだある)と思える。 無限に推敲-補強を加えて行く作業その物の様にも、聞こえる。
198 :
名無しの笛の踊り :2009/10/23(金) 18:35:51 ID:pt7Xdr6N
歌曲、合唱曲でソナタ形式の作品何がありますか?
記憶にないな。そんなのあるの?
マーラー8番の第1部とか。
ショスタコーヴィッチの「バビ=ヤール」1楽章もソナタ形式だな。
合唱は入ってるけど普通合唱曲とは言わない罠
ショスタコーヴィチは12番大好きなのに12以外ほとんど好きになれないのは俺だけだろうか…?
良スレage
誰もドボルザークの名前挙げないね。 8番9番結構きれいじゃない?
206 :
名無しの笛の踊り :2009/11/09(月) 13:23:51 ID:F1bfj6as
>>203 他にもいると思うけど、君にショスタコは向いてないんじゃまいか?
207 :
名無しの笛の踊り :2009/11/10(火) 13:06:04 ID:9bJsh4It
>>198-199 やっぱり、ハイドンの偉大さが浸透していないんだな。 ハイドンの(とくに後期の)ミサ曲は、ソナタ形式が多用されており、 まるで合唱交響曲のようですよ。
208 :
名無しの笛の踊り :2009/11/10(火) 13:38:53 ID:w/0RDUgK
ドボ、チャイコも形式面のうまさはあるけど、旋律美が先に立つね。 チャイコも動機の展開はよくやるよね
>>56 の後者(静かに再現部が始まる)の素晴らしい作品は何がある?
ハイドンやモーツァルトにはイパーイあるんじゃね?
213 :
名無しの笛の踊り :2009/12/06(日) 11:59:37 ID:4TVBjA3K
良スレ
マーラー5番の第二楽章第2主題大好き
ベートーヴェン第三番の第一楽章の凄さが解らない…。 一体どうすれば素晴らしさが理解出来るのでしょうか?
>>215 凄さが解らないってのは、表現上のこと(良い音楽とは思えない)か、技法上のことか
それによって答えは全然違ってくると思うんだが。
テンポが起伏に富んだ提示部をいっぱい探しています。 モーツァルトの時代は提示部でテンポが変わることはほとんどないですよね? 自分の知ってる例としてはラフマニノフのピアノ協奏曲第二番第一楽章第一主題の確保でテンポが上がりますね。 チャイコフスキーのバイオリン協奏曲は第二主題のクライマックスに向かってどんどんテンポが上がっていきますね。 そういう例を他にも知りたいので教えて下さい。
テンポ変化が作曲者の指定なのか演奏習慣(ないし演奏者の個人的解釈)なのか チェックする必要があるので面倒。 チャイコ悲愴の第1楽章は間違いないとこだと思うけど。
↑4番もそうだね。
ワルトシュタインの第一楽章もそうかな。 第二主題でテンポ落とすのは楽譜に指示があってなのかな?
ワルトシュタインの第1楽章提示部にはテンポ変化の指示はない。
「皇帝」でも第2主題を遅めにするのが普通のようだが、楽譜上にはやはり指示はない。
Op.111の第1楽章では第2主題の途中にリタルダンド、アダージョの指示がある。
ブラームスの交響曲の第1楽章では4曲ともいかにもテンポを変えてるように聞こえるが、
同じく指示なし。
チャイコフスキーでは、交響曲4番5番は指示あり。(6番は手許に楽譜が無いので未確認)
ピアノ協奏曲第1番も指示があるが、ヴァイオリン協奏曲には
>>218 のいうような指示は
見当たらない(展開部の直前8小節は少し速いが)。
…つーことで面倒でもスコアを見ていかないと確実なことは言えない。
ベートーヴェンはどう弾いたのかなぁ>ワルトシュタイン 第二主題テンポ落とさないと絶対不自然だよね。
225 :
名無しの笛の踊り :2009/12/28(月) 14:39:09 ID:YAI7EeWf
>>223 たしかにそうだけど、それまで8分音符、16分音符メインで続いてきて
第2主題で急に2分音符、4分音符メインになるから、メトロノームのテンポは
ほんの少し落とすだけでも効果が大きいんじゃまいか
ピアノ弾く人フォローよろ
226 :
名無しの笛の踊り :2009/12/28(月) 16:05:02 ID:KCE4XlcH
チャイコはテンポの変化を楽譜に書きまくってるよね。 ラフマなんかも
良スレ
>>215 何となく解る気がする。
緊密な曲でもなければ、取り立てて美メロでもない。
でも、そこが素晴らしいんだと思う。
「英雄」なんて題名から想像するような、
ガツガツした曲ではないんだと。
かなり細かくスタッカートとかフェルマータとか指示されてて、
全くその通りにすると、何となく意図が伝わってくる気がする。
同じ長さの音符が三つ並んでても、
ひとつスタッカートで、ひとつはテヌートとか、
メロディーではなく、そこで語ってる。
あと、コーダって言って良いのか、例のトランペットが消える部分。
最後まで吹かせるのが普通になってしまってるけど、
アレは消えるのが正解だと思う。
トランペットで吹かせてしまうとドイツの右翼みたいになるけど、
楽譜の通りにやってみると、あら不思議というか、
まるでフルートが地平線の向こうから聴こえてくるよう。
そういう遠近感がテーマなんではないかと。
その手前の、弱音で弦と木管がクネるくだりが、
俺は古今のソナタ形式で最も神だと思う。
初心者質問ですが、ソナタ形式はハイドンによって完成され、ベートーヴェンによって拡張された、展開部の大幅拡大、そしてコーダを付けた。 そこでなんですがベートーヴェン以前にはコーダなんか全く無かったのでしょうか? もしあるならハイドン、モーツァルトの素晴らしいコーダを教えて下さい。
コーダはベートーヴェンが発明したわけじゃなくて前からある。 (聴けばわかるはずだと思うが…) ベートーヴェンはそれを拡大して第二の展開部みたいな規模にしたってこと。 素晴らしいコーダと言えばモーツァルトの交響曲41番(ジュピター)の終曲。
モーツァルト、交響曲第39番〜第1楽章のコーダも短いながら素晴らしいと思うな。
>>231 おお、禿同!
そうそう、ハイドンだって色々と、
ミラクルの一楽章とか雪崩落ちるみたいで素敵ですよね。
俺はハイドンなら102番の第1楽章だな
ベートーヴェン第九第一楽章並に壮大な再現部で、長調の曲何がある?
第9なみっていうと厳しいかな。 同じベトでも7番クラスならブル6、シベ1(第一主題は長調)なんか思いつくけど。
237 :
名無しの笛の踊り :2010/02/25(木) 21:01:46 ID:jBMwY/6G
良スレ
239 :
235 :2010/02/25(木) 22:37:15 ID:14X6kHAG
>>238 シベ1はホ短調だけど、あの第一主題そのものは長調じゃね?
(スコア見てないので聴いた感じだけで言ってるんだが)
プロコ5も入れていいかもね。
モーツァルトの話題が全然出て来なくない? なんでだろ。
あ、ごめん。そんな事なかったか。
>>218 ヴァイオリンソナタk.303
第1主題アダージョ、第2主題モルト・アレグロ
メンコンのフィナーレ。 再現部の第1主題のヴァイオリンに チェロが対旋律を奏する。 ここは何度聴いてもすごいと思う。 上で第1楽章の再現部が指摘されているけど 生で聴くとVn.ソロの16音符のスタッカートは ほとんど聴こえないので、 それほど効果的とは思わない。
>>86 のこと?
おれが86だけど、生じゃあまり聞こえないのかぁ。生聞いたことないから。
確かにそこでのピチカートがしっかり聞こえる録音の方が少ない、、と思ってたけど。
まあ、おれはあの流れが好きだな。
ピチカートじゃねえわ。 スタッカート。
マラ9第一楽章って形式として美しい? どこが展開部でどこが再現部なのかわからん。
>>246 提示部が変奏されて繰り返されることに気づけば分かりやすいかな。
演奏にもよるだろうけど、開始から3分ごろにある大きな山場の頂点が
第2提示部の入り(第一主題がフォルテで演奏される)。
7分ごろにトランペットのファンファーレとともにアッチェレランドが
かかり、大きく盛り上がる。ここが第2提示部の終わりの部分。
この盛り上がりがおさまると、ホルンに冒頭のリズム動機が現れる。
ここが展開部の入り。展開部では序奏部分で出てきたいくつかの
動機、第一主題、結尾部主題が重要な役割を果たす。
約19分ほど経って、チャイムが鳴るあたりが再現部。
序奏から再現されていく。ただし、提示部の繰り返しもそうだけど、
いろいろ変奏などされている。
ベートーヴェンの緻密な動機の展開の飽くなき追及はなぜブラームスで終わってしまったの?
え、シェーンベルクとウェーベルンまで続いてるでしょ?
250 :
248 :2010/03/10(水) 20:34:25 ID:aG4qh/EC
>>249 え、そうなの?
じゃあ近代、それ以降の音楽で最も厳密に作られた曲って誰のどの曲が挙がる?
251 :
246 :2010/03/13(土) 23:57:45 ID:Fd5qk8v8
252 :
名無しの笛の踊り :2010/03/14(日) 03:27:06 ID:MF4msT+X
主題の飽くなき追求と言えばチャイ五。シベ7もそうじゃない?
253 :
名無しの笛の踊り :2010/03/14(日) 03:50:19 ID:WTpCKN5+
>>252 あれは「くどい」、と、言いませんか……?
254 :
名無しの笛の踊り :2010/03/14(日) 08:45:13 ID:WSWS6g/W
主題の飽くなき追求と言えば ブルックナー、ダイ9のアダージョ たった1つの別の要素(ベートーヴェンダイ9のアダージョのファンファーレ) 以外は、最初の主題のいくつかの要素のみで出来ている。 運命並みのすがすがしさ!
255 :
名無しの笛の踊り :2010/03/14(日) 14:03:17 ID:5Q7tfsgG
田園の1楽章の再現部で一旦主題を提示してから静まりかえって一気に盛り上げていく所がいい
256 :
名無しの笛の踊り :2010/03/14(日) 15:15:58 ID:YbHVIxCP
シューベルトのピアノ・ソナタ第21番、第1楽章の展開部。 あの果てしない転調はまさに天上の音楽、涙なくして聴けない。 しかしこの曲、 第4楽章で途端に気分が萎えてしまう。
257 :
名無しの笛の踊り :2010/03/15(月) 13:20:58 ID:rNRHwsKA
>>187 最古では無いと思うが、
ヴァンハルの「イル・コミスタ」が該当するね
>>250 レーガーのやたらとある変奏曲とフーガとかじゃね
259 :
名無しの笛の踊り :2010/03/15(月) 13:32:23 ID:rNRHwsKA
自分は肥大化したソナタ形式があまり好きになれない。 ハイドンの第99番第一楽章でソナタ形式の美しさは完全に完成してると思うのは俺だけかな?
肥大化しようが簡略化しようが、名曲と言われるほどの作品ならそれも表現意図の一部 と解すべきだろう。 形式は内容と一体。 …というときの「形式」とは、第一主題→第二主題→展開部…というような「図式」ではないんだよな。
ハイドンの時代には「展開部」という用語はなかったと CDの解説で読んだ記憶がある。
263 :
名無しの笛の踊り :2010/03/19(金) 13:40:48 ID:P8QOXr4k
>>262 おれも読んだ。94番と96番が入ったホグウッド盤(国内盤)。
大雑把に言うと、
A(提示部)→A'(展開部)→A''(再現部)
または
A(提示部)→A'(展開部)→A''(展開部)→A'''(再現部)
ってことかな
264 :
名無しの笛の踊り :2010/03/19(金) 13:49:54 ID:P8QOXr4k
ハイドンの94番と96番の第1楽章は 「再現部と思わせて実は展開部の続き」というところがあるからな。 もっとも展開部・再現部という区別が無ければ そういう混乱はしないわけだけど
265 :
名無しの笛の踊り :2010/03/19(金) 14:01:11 ID:Cd5fs6L/
>>248 ジュピターからはじまる系譜だな。
ショスタコもやるよ。6番なんかで
266 :
名無しの笛の踊り :2010/03/19(金) 15:03:10 ID:Cd5fs6L/
そういやソナタ形式といえば、12番1楽章は神。 それこそ形式が表現意図と一体化してる。 残念なのはこの楽章以外がしょぼいところ
>.262-263 そもそも「ソナタ形式」という用語自体19世紀に入ってからの産物。
誰かソナタ形式的観点でのハイドンとモーツァルトの比較を熱く語ってくれない?
269 :
名無しの笛の踊り :2010/03/20(土) 04:21:21 ID:mfZItdru
>>268 まず第一主題としてハイドン論かモーツァルト論を打ち出してくれないと
大雑把な話として、モーツァルトは多くの素材を使う(主題が複数の素材を含んでいる)ことが多い ハイドンは少数の素材に絞る傾向がある(第二主題が第一主題の変形だとか)
>>270 そうなのか。
一曲を構成する素材が少なければ少ないほど芸術的だと思うのは俺だけだろうか?
つまりフランクは神でプーランクはゴミと。 それも一面的な気がするが。
>一曲を構成する素材が少なければ少ないほど芸術的だと思うのは俺だけだろうか それはわかる気がする。ブラ4の1楽章とか凄いよな、素材2音だもの。3度下行の。 マーラーみたいな主題のごった煮も好きだけどねw
274 :
名無しの笛の踊り :2010/03/20(土) 12:12:40 ID:OOtAkXmT
モーツァルトのクラリネット協奏曲の展開部で、何とも寂しげな瞬間がいい。 その後何事もなかったように快活に戻るところもすごい。
275 :
名無しの笛の踊り :2010/03/20(土) 12:49:41 ID:mfZItdru
ロマン派だったらあの不安げ、寂しげなところを主題からはみだして書いて、再現部も回帰する理由を述べるだろうね
276 :
名無しの笛の踊り :2010/03/20(土) 13:35:25 ID:mfZItdru
主題からはみ出して→形式からはみ出して だった。 古典派の音楽は形式におさめるからな。 作曲家に自我が出てきて、収拾つかなくなったのが第九フィナーレでしょ。 ブラームスは古典派的と言っても、形式や和声なんかで古典派からは逸脱してるからね。 チャイコの動機の執拗な展開をしつこく感じるのもそこから来るかと
第九フィナーレは別に混乱してるとも思わんし、 チャイコの動機展開がベトよりしつこいとも思わんが… どうでもいいけど「執拗な」展開が「しつこい」のは当然。同義語だもんw
>>276 >作曲家に自我が出てきて、収拾つかなくなったのが第九フィナーレでしょ。
全然違う。
>>276 は、親子で作曲家の諸井三郎&誠の第9の分析を読んでみたら良い。
この楽章が如何に周到に構成されているか、両者とも見事に分析してるから。
特に、諸井三郎の分析は凄いよ。
279 :
名無しの笛の踊り :2010/03/20(土) 14:03:24 ID:mfZItdru
>>278 古典派的意味合いでだよ。新しい道を切り開いたという意味ではわかるんだ。
好き嫌いで言ってるんじゃないんだよ。
フィナーレの主題にいたるまでが、どうしても形式的に無理がない?つめこんだ感じで
俺はこっちの主張の高関さんとかの話を読んで合点がいったので
>>279 >フィナーレの主題にいたるまでが、どうしても形式的に無理がない?
「フィナーレの主題にいたるまで」は、せいぜい3分だけだよ。
第9の終楽章は、その後20分以上続くんだから、それをもって
「収拾つかなくなった」とは言えないでしょ?。
それに、序奏としての前楽章の回想と否定のためのレシタティーヴォとして捉えれば何の無理もない。
それどころか、極めて効果的な導入部だよ。
試しに、現行の序奏部が付いた形式と、いきなり主題が出てくるパターンを想像し、
第3楽章終結部の続きに鳴る音楽であることを理解した上で、頭の中で鳴らしてみれば、
その優劣がはっきりと判断できるだろう。
>>271 同意するぞ。
ギリギリに切り詰めた素材で大曲を構成する。これこそソナタ形式の醍醐味。
だからこそ、モーツァルトの次から次へと出てくるテーマの豊富さ、贅沢さに
天才を感じてしまう。
282 :
名無しの笛の踊り :2010/03/21(日) 02:18:27 ID:SOHgAAgB
ハイドンは次から次へテーマを出す才能を持ってるけど とくに後半生は、あえて少数に絞る傾向がある印象。 ある意味でシューベルトに近い
>>281 のレスの前半と後半が矛盾してない?
二つ、三つの限られた動機だけで曲を作る事がソナタ形式の醍醐味、
なのに、モーツァルトはいくつもいくつも新しい素材が出て来るのに天才を感じる、?
何か誤解だったらすみません。
>>283 おそらくは、こういう意味なのでは?(原文を『』に入れ、適宜文章を補ってみた)
『ギリギリに切り詰めた素材で大曲を構成する。これこそソナタ形式の醍醐味』。
従って、なまじモーツァルトのように『次から次へと出てくるテーマ』が出てきてしまう作曲家は、
本来ソナタ形式の作曲には向かない。
にもかかわらず、モーツァルトの書いたソナタ形式には、独特の素晴らしい構成感が感じられる。
『だからこそ、モーツァルトに天才を感じてしまう。』
>>281 の本来の意図と違ったらゴメン・・・(´・ω・`)
285 :
281 :2010/03/21(日) 20:46:11 ID:bjotgZc4
>>284 まさにその通りです。フォローありがとうございます。
変に逆説的なものの言い方はするべきではなかったですね。
古典派の作曲を徹底的に勉強しようと思っているのですが、 楽譜のアナリーゼはモーツァルトはやはり41番ですよね? モツ41番と同じぐらい学ぶ価値のあるハイドンの交響曲はどれでしょうか? またベートーヴェン交響曲第2番も芸術的には高い作品ですか?
徹底的に勉強したいなら1曲や2曲のアナリーゼでは済まないのでは? とっかかりは40番でも41番でも、あるいはハイドンのどれかでもいいけど 結局はベートーヴェンの9曲を含めてそれなりの数は当たることになる。 交響曲だけじゃなくて室内楽も協奏曲もピアノソナタもあることだし…
>>287 >徹底的に勉強したいなら1曲や2曲のアナリーゼでは済まないのでは?
同感です。
もし、
>>286 さんが『古典派の作曲を徹底的に勉強しようと思っている』なら、
まずベートーヴェンのピアノソナタから始めてはどうかな?
特にモチーフ操作に注目して勉強すると良い。
音大の作曲科の学生は、そうして勉強してるよ。
289 :
286 :2010/03/26(金) 06:41:56 ID:WC9bZlh1
お二方レスありがとうございます。 はい、ベートーヴェンのピアノソナタは何曲か取り組みました。 熱情のドーーラファーという
290 :
286 :2010/03/26(金) 06:45:38 ID:WC9bZlh1
お二方レスありがとうございます。 はい、ベートーヴェンのピアノソナタは何曲か取り組みました。 熱情のドーーラファーという動機とタタタターンという運命の動機が全体にちりばめられどこからが展開部、再現部、CODAなのかはわかります。ワルトシュタインも同じよく研究しました。
291 :
名無しの笛の踊り :2010/03/28(日) 20:44:29 ID:QmFPXG6e
292 :
名無しの笛の踊り :2010/03/28(日) 20:58:18 ID:WPYbMPvk
ベト8はすごい。あんなシンプルな構成なのに
293 :
290 :2010/03/30(火) 01:04:38 ID:uHfdu468
アナリーゼとして不十分でしょうか? マジレスお願いします。
>>293 不十分かどうかは目的次第でしょう。
自分も素人なので、自分の経験と興味だけで言うけど、
主題や各部分の始まりを同定するのは(少なくとも古典派の作品の多くでは)そう難しくないはずで、
それで終わりにするならアナリーゼなんて甘いものw
主題以外にも経過部やコデッタがどんな楽想でどう出来ているか、転調はどこで起こっているか、
展開部ではどの楽想をどう処理しているか、提示部と再現部はどこでどう違っているか、
等々チェックポイントはいろいろある。
それをワルトシュタインと熱情で比較するだけでもいろいろ面白いと思うけど。
追記。 全音から出てるベートーヴェンやブラームスの交響曲のスコアでは諸井三郎の解説が ついてるので参考になると思う。 (諸井にはベートーヴェンの弦楽四重奏曲とピアノソナタのそれぞれ全曲をアナリーゼした 著書があったけど、今は多分入手困難でしょう。)
296 :
名無しの笛の踊り :2010/04/01(木) 11:00:38 ID:1+2UMM5F
良スレ
現代音楽にはソナタ形式の作品は全くないのでしょうか?
298 :
名無しの笛の踊り :2010/04/05(月) 22:08:35 ID:IijBwqL3
諸井さんのは新しい研究成果をふまえてないから、今ではきつい作品もあるがな
299 :
名無しの笛の踊り :2010/04/07(水) 13:12:05 ID:pGodAN7k
>>292 形式、転調、和声(緊張と弛緩)、対話、止揚など、これらがきわめてシンプルに書かれていながら、
同時にリズムなど、彼の特徴が見事に凝縮してるね。
小さい作品だが、最高傑作の一つというのはわかる気がするな。
>>297 現代音楽の定義次第。シェーンベルク、バルトーク、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ等々
を入れるならたくさんある。ケージ、クセナキス、ブーレーズなど「前衛」には無い。
>>298 諸井の仕事はたぶん1940〜50年代だからねぇ。しかし取っ掛かりとしては良いと思うが。
ちなみに新しい研究成果って例えばどんなこと?
>>300 >諸井の仕事はたぶん1940〜50年代だから
>新しい研究成果って例えばどんなこと?
俺も知りたい。音楽学の世界でも無いのに、
ソナタ形式の分析に『最新の』研究成果なんて本当にあるの?
テンポや拍子なんか新しい到達点が形式にもたらす作用とかですね。 主題の扱いが変わってくる
303 :
名無しの笛の踊り :2010/04/12(月) 07:40:00 ID:7KdfAxjy
>>302 意味が全然わからん。
『テンポや拍子なんか新しい到達点』って“具体的”に何?
主語が不明瞭だから、文章全体が意味不明になってるよ。
最新の研究成果とかは関係ないけど、諸井の分析は主題(あるいは動機、音型) の扱いを主に取り上げていて、和声やテクスチャーにはあまり言及してない ってことはある。
ちょっと問題発言をするけど、ソナタ形式というもの自体人工的な気がしてしまう。 その人工的な形式にあてはめてやれ提示部の推移が素晴らしいだの展開部が神だのいうのはいささか妄想の世界のような気が。
307 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 12:56:32 ID:aNqORi8j
ソナタ形式はハイドンにより 一応の完成をとげたといわれるが それはあくまで19世紀の見方であり いわば19世紀の産物。 ハイドン自身はたぶん提示部展開部再現部などと 考えて作ったわけじゃないし それだと辻褄が合わない曲も多い (むしろそういう曲のほうが神に見える)。 ハイドンはたぶんもっと大雑把な形式で書いた
309 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 16:14:27 ID:mlRgHhWC
大雑把に言えば、対話して、それががふかまっていくということなんだよ 形式上、きれいで整合性がとれてるのはやっぱベトとモツじゃないかな? ロマン派以降になると、和声や感情表現が複雑になってくるから、きれいに形式にはまらなくなる。
310 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 17:04:39 ID:aXJ2Qmj9
>>309 ベートーヴェンの、ことに交響曲のソナタ形式は、とても「きれいで整合性が
とれている」とはいえないのでは?
むしろ、あえて一部分を肥大化させたり、再現を通常の方法から逸脱させて
みたり、という試みを積極的に行って聴く者の耳をそばだてさせるのが
ベートーヴェンでしょう。
そういう意味では、やはり「きれいで整合性がとれている」のはハイドンかな。
もっともベートーヴェンも自らソナタ形式を最終的に確立させ、その一方で
壊しにかかったというべきか。
311 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 17:34:59 ID:aXJ2Qmj9
>>300 ちょっと前の書き込みにフォローするけど、第2次大戦後の前衛曲でも、
たとえばブーレーズのピアノソナタ2番の第1楽章なんかは、明らかに
ソナタ形式との関連がある。確か「ソナタ形式の破壊の試み」だったの
じゃなかったかな。ということは、逆にソナタ形式と関連があるということ。
一般的には、12音技法などの、いわゆるセリエルな前衛音楽は、和声や
旋律は徹底的に破壊したけれど、「音を組織立てて並べる」という基本が
伝統的な音楽形式との親和性を示していて、ソナタ形式の曲も多い。
312 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 18:06:20 ID:mlRgHhWC
>>310 それはわかる。
ベトの交響曲は形式面でつきつめた印象があるのは3と5かな?
んで、裏の偶数で遊ぶよね。
8は形式と遊び、ベトチックなリズムが見事に結合した傑作かと
313 :
名無しの笛の踊り :2010/04/16(金) 18:29:15 ID:tS3o9QJW
>>310 >やはり「きれいで整合性がとれている」のはハイドン
告別交響曲の第1楽章や第4楽章を聴いたことある?
一度でも聴いたら、そんなこと簡単に言い切れないはずだよ。
ハイドンの、ことに交響曲のソナタ形式は、
とても「きれいで整合性がとれている」とはいえないのでは?
むしろ、『古典の常識では考えられない転調』や『型どおりの場所に主題を出さない』とか、
『再現を通常の方法から逸脱させてみたり』という試みを
積極的に行って聴く者の耳をそばだてさせるのがハイドンでしょう。
314 :
名無しの笛の踊り :2010/04/17(土) 06:47:19 ID:jUB2040b
>>313 ハイドンの場合、むしろ完成された形式から逸脱させる、というよりは、
「ソナタ形式を完成させる途上での様々な試み」のように感じられます。
>>314 俺もそう思う
ハイドンがいわゆる逸脱する場合にはあえてソナタ形式を使わずに
変奏曲形式や3部形式を使っている例がたくさんあるし
では、挑戦的な転調その他の手法は抜きに、本当に整った美しさを極めた曲は誰の何番だろう?
318 :
名無しの笛の踊り :2010/04/18(日) 06:43:17 ID:Q8m+3D85
>>317 う〜ん、あらためて難しい質問。
モーツァルトの40番とか?
319 :
名無しの笛の踊り :2010/04/18(日) 06:48:25 ID:RsquyTPD
ジュピター、英雄、運命、ベト8では?
320 :
名無しの笛の踊り :2010/04/18(日) 07:19:07 ID:RsquyTPD
質問なんだけど、古い楽譜ではモツ40のメヌエットが変拍子になるようにしるしてあったっけ? 今の版であれば、ほぼスケルツォだね
321 :
名無しの笛の踊り :2010/04/19(月) 09:43:38 ID:KH0NQ6iD
K310の第1楽章
規制くらってたので亀レス許せ
>>310 ベートーヴェンの交響曲で「再現が通常の方法から逸脱」してるってのはどの曲を指してるのか
教えてくれ。
>>311 ブーレーズのソナタ2番は少なくとも「ソナタ形式に聞こえる」ってことはないな。
(俺が苦手なだけだが)
「12音技法」と「セリエルな前衛音楽」は同一視できないと思うが、それはさておき、
後者でソナタ形式の曲っていうとどんなのがある?
12音といえば、シェーンベルクの12音の曲でソナタ形式そのものずばりは
管楽五重奏曲の第一楽章だけだね。「ソナタ形式っぽい」曲はほかにもあるが…
ヴェーベルンにもソナタ形式とされてる楽章があるが、Op.24はまあまあそう聴けるが
Op.20やOp.21は(俺の耳では)わからん。
323 :
305 :2010/04/19(月) 23:35:53 ID:SoACIS8l
324 :
名無しの笛の踊り :2010/04/20(火) 09:17:59 ID:A+jHsWID
>>323 ベートーヴェンについて。
交響曲9番1楽章の再現部なんかが該当するのでは?
あるいは5番1楽章も、レシタティーボ風のパッセージが挿入されてるし。
後者はピアノソナタ「テンペスト」もそうですね。
325 :
名無しの笛の踊り :2010/04/20(火) 09:30:22 ID:A+jHsWID
↑の
>>323 は
>>322 の誤り。
>>322 >「12音技法」と「セリエルな前衛音楽」は同一視できないと思うが
いや、音楽を構成するパラメータのうちのいくつかがセリエルな扱いを
受けていれば、それは「セリエルな音楽」になるでしょう。
で、すべての要素をそのようにしてしまったのが「セリエルな前衛音楽」
のうちのひとつである「トータルセリー」であって、12音もセリー音楽
であることは間違いない。
で、「セリエルな前衛音楽」を、12音技法以上に多くのパラメータをセリエルに
構成したものと限定して話をすすめると、明快に「ソナタ形式」である曲というのは、
残念ながら作例をあまり多く知らないこともあって、私自身例をあげられない。
またブーレーズの2番ソナタは「ソナタ形式そのものずばり」ではないに
せよ、伝統的な楽章構成をとっているし、「ソナタ形式」と関連が深いことは
間違いない。
ハイドンは積み重ねでソナタ形式に到達したと思うなあ。 ザロモンセットなんかは、おもしろいしかけはあるけど、まさに形式美じゃない?
>>324 たしかにベト9の再現部冒頭はすばらしいが、ハイドンにはまた別種の工夫がある。
再現部では第2主題を主調にするため推移部に何らかの変化が必要だが、そこを利用して
小展開をやったり(これはモツ、ベトにも例あり)、時にはもっと後のほうで変化させたりしている。
交響曲92番(オックスフォード)の第1楽章は著しい例。
自分もきちんとしたアナリーゼなどはやってないので長談義はやめるが、言いたいことは
ハイドンがベートーヴェンに比べて単純とか初歩的だとかは必ずしも言えないということ。
再現部の推移部といえば、モツ40の1楽章は素晴らしいなあ。
第2主題が属調でないソナタ形式が最初に出てくるのってやっぱりベートーヴェンからかな?
330 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 12:41:50 ID:jyv1YLfv
>>329 第1主題が短調の場合は第2主題は平行長調が、古くから一般的だよね
331 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 12:57:46 ID:fBLLprMQ
>>328 コーホーが新宿の風月堂で宙に乱舞したとこね。
>>330 あ、そうそう。短調の場合はそうだよね。
長調の場合は第2主題は属調
短調の場合は平行長調
というのが古典的なソナタ形式の形だけど
それが崩れてきたのがいつかって事。
モーツァルト、ハイドンでは一応踏襲している気がするんだけど
333 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 13:32:32 ID:jyv1YLfv
>>332 ちなみにおれの興味は、第1主題が短調の場合の、
再現部における第2主題の調性。
古典的には、第1主題と同じ短調なんだが
ハイドンは同主長調も使っている
334 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 13:50:55 ID:yWUNZANU
>>329 >第2主題が属調でないソナタ形式が最初に出てくるのってやっぱりベートーヴェンからかな?
>>332 >長調の場合は第2主題は属調、短調の場合は平行長調
>というのが古典的なソナタ形式の形だけど、それが崩れてきたのがいつかって事。
というか、ソナタ形式で第2主題が存在することを前提に語ってるけど、
ハイドンの時点で、事実上第2主題の存在しないソナタ形式とかあるよ。
告別交響曲の第1楽章なんか、本来の第2主題が出る部分が、経過句にしか聴こえない。
そして、第1主題と対照的な、いかにも第2主題的な旋律は、何と展開部の真ん中に出てくる。
第2主題のあるソナタ形式について言ってるんだから、それに答えればいいんじゃね? (俺もベト以前の定型的でない調性選択の例は知らないけど) ハイドンの第2主題は時としてややこしい。上にも出てたけどオックスフォードの第1楽章なんて 第2主題だかコデッタだかわからない。
336 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 15:07:53 ID:oLCy6SNs
告別一楽章は第三主題まであるという見方もあるぞ
第二主題が長三度上に来るワルトシュタイン第一楽章って当時の聴衆の反応はどうだったんだろう?
338 :
名無しの笛の踊り :2010/04/23(金) 22:22:18 ID:yWUNZANU
>>337 >第二主題が長三度上に来るワルトシュタイン第一楽章
第2主題まで行かなくても、何の前触れも無く、
いきなり長二度下で主題が繰り返される第1主題で
ビックリしただろう、当時の聴衆は。
ワルトシュタイン第一楽章大好きなんだけど、あれってなんかヘンテコな曲だよね。 俺だけ?
名曲というのは(全部とは言わないが)どこかヘンなのが多いんじゃまいか
そうか。俺がどこかヘンといわれるのも実は俺が名人だからだな。何の名人かわからないけど。
342 :
名無しの笛の踊り :2010/04/26(月) 22:57:58 ID:wekwR1ll
どこかヘンな曲は無数にあるが、名曲といわれるのはそのごく一部だよ。
もちろん
>>340 の否定ではない。理屈は分かるよね
犬は動物である 動物は犬とは限らない
344 :
名無しの笛の踊り :2010/04/27(火) 14:33:37 ID:ICHrShRz
ドヴォルザークの交響曲第7番、第一楽章の展開部はすごい。 宇宙が見えた。・・・三拍子だからかな。
346 :
名無しの笛の踊り :2010/04/28(水) 13:13:31 ID:G4Ef/Sgr
ハイドンの交響曲は三拍子が多いよね
こんなソナタ形式の曲ありますか? ↓ 第一主題の開始はわかるし、転調もしたのもわかるんだけどあれれ、いつの間にか結尾。第二主題はもう終わっちゃったの?って感じの曲。
348 :
名無しの笛の踊り :2010/04/29(木) 23:19:43 ID:sX1GAUuC
>>347 モーツァルト
交響曲ニ長調 「ガリマチアス・ムジクム」〜第1楽章
とか。
…これは第2主題が登場するはずのところで楽章が終わる
(正確にはリピートするので一旦は第1主題に帰る)
展開部も再現部も無い
350 :
名無しの笛の踊り :2010/04/30(金) 00:02:04 ID:bo9doAmf
351 :
名無しの笛の踊り :2010/04/30(金) 00:35:33 ID:bo9doAmf
つーか、経過部が長くて(その間に第一主題を属調で再提示したりして)、第二主題が 出てくるのはもう「お後がよろしいようで」みたいなタイミングなんだよな。
353 :
名無しの笛の踊り :2010/04/30(金) 02:09:56 ID:bo9doAmf
ものの本によると、第二主題とは提示部で新しい調を確立するものだから 展開部の新主題を「第二主題」というのは不適切で むしろ「トリオをもつソナタ形式」と見るべきだ、そうです。
355 :
名無しの笛の踊り :2010/05/19(水) 22:58:08 ID:UJCciqtj
ソナタ形式初心者なんですが、ソナタ形式が時代を追うごとにどのように変わっていったのかをたどってみたいです。 ハイドンからベートーヴェン、チャイ、マーラー〜近代まで必聴の曲を教えて下さい。
普通に有名曲を聴けばいいと思いますよ。
保守
ハイドンの後期ミサ曲はすぐれたソナタ形式が使われているという話題がだいぶ前にありましたが、どの曲のどの楽章ですか?
359 :
名無しの笛の踊り :2010/06/24(木) 08:55:13 ID:FecmuF+C
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィーア」の第一楽章って完成度としてはいかがなもんでしょう?
360 :
名無しの笛の踊り :2010/06/24(木) 10:32:05 ID:VCel/Q60
>>355 チャイコはかなりとわかりやすいけど、ブラームスは結構複雑。
シューベルトやシューマン、メンデルスゾーンなんかを間に挟んで聴いたほういいよ
シューベルトのグレートは、後世への影響が相当でかいから必聴かな
>>358 後期のミサ曲のどれかのキリエがそうだ、ってどこかで読んだ覚えがある。
自分も確かめてないが、参考までに。
ハイドン ミサ曲第6番ハ長調「ミサ・チェレンシス」(マリアツェル・ミサ) Hob.XXII:8
363 :
名無しの笛の踊り :2010/06/25(金) 21:01:01 ID:SACqBfaW
展開部クライマックスの強烈な「ため」と、再現部での第一主題が「どーーん!」と来る感じってベートーヴェン以前には全く無いのかな?
364 :
名無しの笛の踊り :2010/06/25(金) 21:20:55 ID:5X1N0npV
強烈な「タメ」はともかく、モーツァルトの40、41とか、ハイドンのザロモンセットは、 ピリオドアプローチを聴いてそんな印象は受けた
たぶんそれピリオドアプローチとは関係ない タメはともかくとすれば、再現部の第1主題どーーんは、古典派ではなんら珍しくない
366 :
名無しの笛の踊り :2010/06/26(土) 21:51:11 ID:9ryKqlXS
なにピリオドアプローチって?
ググッたけどよくわからんかった。
>>365 >なんら珍しくない
例えば?
モツジュピにはどーん!は感じないと思うけど…。
367 :
名無しの笛の踊り :2010/06/26(土) 22:30:45 ID:suCCJ766
>>366 アーノンクールあたりはドーンと来るよ。
曲をスケールアップさせてるから。
本題からは外れるが、↑聴いてみるとやっぱりハイドンは何つーか品格が違うねw まあ先入見と言われればあえて否定はしないけど。
370 :
名無しの笛の踊り :2010/06/30(水) 22:49:12 ID:Tl5XGuRm
371 :
名無しの笛の踊り :2010/07/01(木) 13:49:50 ID:11jk4T0H
>>370 ググったらこれが出たんだが
「後期」は検索ワードに入れるの忘れてた。
これ、疾風怒涛期の曲だよね
ハルモニーミサのキリエがそうらしいぞ
373 :
名無しの笛の踊り :2010/07/01(木) 15:17:14 ID:mGOmqym+
>>366 テンポ設定の力点によっても変わると思うよ
374 :
名無しの笛の踊り :2010/07/02(金) 15:01:21 ID:scar7kWv
モーツァルトより、ベートーヴェンの熱情とかを先に研究しちゃった俺が来たんだけど、 モーツァルトって次々に新しいメロディが出てくるけどそれに疑問を感じる…。 前のレスにも書いてある通り限られた少ない材料から一つの楽章を作ってしまう事の方が芸術的だと俺は思っちゃうんだけど皆さんはどう思われますか?
375 :
名無しの笛の踊り :2010/07/02(金) 15:29:06 ID:MNF1tVUz
>>374 その2つのタイプのどちらがより芸術的かなんて、一概には決められないと
思うけどな。大切なのは個々の作品であって、その作品の形式ではない。
376 :
名無しの笛の踊り :2010/07/02(金) 16:17:36 ID:vjGgxVzd
モーツァルトは深めれば深めるほど、整合性の素晴らしさにつきあたる、とサバリッシュが言ってます
378 :
名無しの笛の踊り :2010/07/12(月) 21:20:00 ID:+r5VUv9b
379 :
名無しの笛の踊り :2010/07/13(火) 07:25:03 ID:1nfPrnED
ベートヴェンは凄いけど「どやさ!」って声が聞こえてくる。 だからベートーヴェンが嫌いとまでは言わないが、どちらか選択せよというのなら私はモーツァルトの「さりげなさ」を取りたいですね。 そんなモーツァルトでも『ジュピター』だけはベートヴェン顔負けの「どやさ!どやさ!」になってるけどね。
380 :
名無しの笛の踊り :2010/08/05(木) 11:33:52 ID:MLpYnW3b
シューマンの名前が全く出ていませんが、ソナタ形式でシューマンの名作って何がありますか?
あ、すんません、シューマンの名前いっぱい出てましたねm(_ _)m
こんなソナタ形式ありますか? ↓ 再現部の第一主題は静かに現れ(ベトの熱情第一楽章のように)第二主題は提示部よりはるかにハイテンションで盛り上がりまくる、ってな感じ。
ブラ4の1楽章とかは? はるかにハイテンションじゃないけど…
ドボコンを思い出したが、第一主題は再現しないんだよな
>382 168 :名無しの笛の踊り:2009/09/12(土) 15:55:32 ID:Gou+TwDq ベートーヴェン第九第一楽章の再現部冒頭の盛り上がりあるじゃん? そこでなんだけどこんな曲ないかな?↓ 再現部の第一主題は静かに始まるんだけど第二主題であんぐらいガツーンと盛り上がる曲ってあるかな?
マーラーの9番1楽章がどーしてもつかめん。 あのキラキラキラ〜…っていう部分は何部なの?
スコア買って見ながら聴いてみれば?
388 :
名無しの笛の踊り :2010/09/11(土) 20:20:48 ID:bpyxhbsF
保守
389 :
名無しの笛の踊り :2010/10/01(金) 14:53:13 ID:ijbPJD2W
現代音楽の、優れたソナタ形式の曲いくつか教えてください。
390 :
名無しの笛の踊り :2010/10/01(金) 18:52:57 ID:l+fjzQII
>>390 冒頭、始まってすぐのレッレ、レ〜ドシソレ〜♪が第1主題で、
1:30以降、シ、シ〜ド、レ〜ラ〜シ〜♪が第2主題では?
392 :
名無しの笛の踊り :2010/10/01(金) 21:34:19 ID:l+fjzQII
とすると2分40秒〜3分40秒は第3主題ということになるのですか?
うーん、これは第3主題とかではなくて、 多分、3:40からの展開部への以降区間っていったらいいのかな。 多分だけど。
コデッタというのが普通だと思う (コデッタと第三主題の区別は正直言ってわからない)
395 :
名無しの笛の踊り :2010/10/06(水) 12:54:34 ID:otRdtarm
393さん、394さん、遅くなりましたがありがとうございました。 メロディにごまかされるけど実は手の込んだ曲のようですね。 また教えてください。
保守
397 :
名無しの笛の踊り :2010/10/18(月) 13:25:28 ID:EUEXiCs2
革新
中道
大公トリオの第1楽章、幻想的で好きです。
シューベルトの《変ホ長調トリオ》の第1楽章の展開部、幻想的で大好きです。
401 :
名無しの笛の踊り :2010/11/12(金) 13:35:39 ID:mUSDmmmu
ベートーヴェンの大公の第一楽章ってなんか校歌みたいじゃない?
402 :
名無しの笛の踊り :2010/12/04(土) 12:58:27 ID:axe7GPt/
ソナタ形式的観点で、ハイドンの必聴の作品を教えて下さい。
62番のピアノソナタ。
展開部で第1主題が展開されない有名曲はあるのでしょうか。
モーツァルト交響曲第39番の第1楽章 いっぱいありそうな気がするけど、とりあえずこれを思いついた。
406 :
名無しの笛の踊り :2010/12/21(火) 14:08:39 ID:nR7SAeca
407 :
名無しの笛の踊り :2010/12/21(火) 14:31:44 ID:nR7SAeca
ごめん、
>>406 は取り消し
弦の
ターーラタラタラ/ターーーーーーー
の部分は展開部冒頭にあるね
408 :
名無しの笛の踊り :2010/12/22(水) 00:22:02 ID:bP//FcZa
>>328 底に落ちてく感が良いよね。
俺的にシューマンのピアノコンチェルト1楽章のコーダかっこいいと思う。
>>404 モーツァルトのピアノ・ソナタK.545
第一主題どころか第二主題すら展開部に登場しない。
410 :
名無しの笛の踊り :2010/12/23(木) 00:40:36 ID:U1bw/2Jc
>>409 いやこの曲は再現部の開始が
第2主題からとなっているとみなすことが多い。
第1主題の再現は主調ではないので
展開部の一部
411 :
404 :2010/12/23(木) 02:16:27 ID:/NxIm5LW
>>410 多分、当時わりと採用された下属調再現という手法を無視した考え方だと思う。
>>409 ありがとうございます。
言われてみると確かにそうですね。
わざとモーツァルトはこういったことをやったのでしょうね。
ある意味で、原点に帰るといった感じか・・・・
でもこの下降音階のゼクエンツは、第1主題の中の音階の変化とは
考えられないのでしょうか?
412 :
名無しの笛の踊り :2010/12/23(木) 02:48:36 ID:U1bw/2Jc
>>411 >> 多分、当時わりと採用された下属調再現という手法を無視した考え方だと思う。
無視はしてないけどね。
よく採用されてるのはよく知ってる。
見解の相違。
413 :
名無しの笛の踊り :2011/01/06(木) 09:51:49 ID:nD0oaEZ6
うんこ
414 :
名無しの笛の踊り :2011/01/27(木) 22:17:50 ID:zCmwN70W
展開部で第一主題も第二主題も出て来ないって、ソナタ形式の本質を欠いてないかい? それじゃ展開部というより「中間部」じゃない?
415 :
名無しの笛の踊り :2011/01/27(木) 22:19:25 ID:Rn3sMmfI
モーツァルトでよくあることさ
ソナタ形式の概念が固まるのは19世紀も半ばだろう。 それ以前にできた曲に後から勝手にその概念をあてはめて 何だかんだ言っても意味ない。
そもそも、ソナタ形式という概念は モーツァルトの死後に生まれた訳で。
418 :
名無しの笛の踊り :2011/01/27(木) 23:42:36 ID:8qOUTpB3
被った
>>416 >>417 19世紀の半ば?
じゃあ誰のどの作品をもって「ソナタ形式という概念」は出来上がったと言うのかい?
「ソナタ形式」という名前を発明したのはA. B. Marx(1846)。 もちろんその前段として18世紀末以来いろんな記述はあるわけだが、 提示・展開・再現の三部の構成として考えたのもマルクス。 彼はベートーヴェン神格化の推進者の一人、当然ソナタ形式のモデル としたのもベートーヴェン。 以上ネタ本は 西原稔「楽聖ベートーヴェンの誕生」 ローゼン・福田訳「ソナタ諸形式」
そうすると、ピアノ・ソナタやヴァイオリン・ソナタっていうジャンル名 を言い出したのはさらにその後ということになるんですか? それともジャンルから名前を取って「ソナタ形式」と言い出したんでしょうか?
ソナタって名前はバロック時代から使われてるんだから後者でしょう。 なぜあれをSonatenformと名付けたのかは知らないけど。
423 :
名無しの笛の踊り :2011/01/29(土) 13:12:34 ID:e5Sb+2Zz
そういう訳で、今後このスレで 1846年以前の曲について論じる ことを禁じます
禁じますってのは、嘘です、すいません
つか、ソナタ形式以前に多数のソナタがあるのは、常識
>>421 は厨房か
425 :
名無しの笛の踊り :2011/01/29(土) 15:02:13 ID:rtyczn5b
そんなことより何故ソナタ形式と言い出したのかが知りたいんだけど?
426 :
名無しの笛の踊り :2011/01/29(土) 18:59:23 ID:OSAbPZHq
ソナタはカンタータ(声楽)に対して器楽という意味
奏鳴曲ですから
428 :
名無しの笛の踊り :2011/02/01(火) 01:29:39 ID:gH7q7fTM
オペラやオラトリオで 器楽だけで演奏される序曲や間奏部を シンフォニアと言ったりした シンフォニー(交響曲)の由来だね
429 :
名無しの笛の踊り :2011/02/08(火) 20:54:26 ID:yuU7TrNN
提示部の、第二主題から結尾までが神がかっている曲を教えて下さい。
>>429 ベタベタで本当に申し訳ないけど、チャイコフスキーの「悲愴」は。
431 :
名無しの笛の踊り :2011/02/11(金) 18:35:33 ID:3dsIgoIK
>>429 ベートーヴェン月光第三楽章はどうかな?
途中長調に転調してすぐ短調に戻るところ、作ろうってもなかなか作れるもんじゃない。
432 :
名無しの笛の踊り :2011/02/11(金) 23:30:40 ID:TuxT2xRV
マラ4の第3楽章の最後。メンゲルベルグで聴く
434 :
名無しの笛の踊り :2011/02/14(月) 07:45:53 ID:l9h1DyUy
ソナタ形式って貴族(第一主題)と民衆(第二主題)のやりとりを表してるってホントかなあ? 望月京という作曲家が言ってたらしい…。
単なる思いつきだろ 京タンはソナタ形式の曲なんか書かないだろうから勝手なことが言えるw
おれの会社人生はソナタ形式になれなかった。 形を変えた同じ失敗を繰り返すリトルネルロになっちまった・・・。
気にすることなし。 もったいぶってみたいだけの香具師だろ。 ちゃんと知ってれば「熱情、運命よりXXXの方が…」みたいな書き方するんじゃね?
440 :
名無しの笛の踊り :2011/03/30(水) 14:50:31.04 ID:T4ba2SWc
長調のソナタ形式の曲の、提示部第二主題への属長調への転調が素晴らし過ぎる曲をいくつか教えて下さい。
441 :
名無しの笛の踊り :2011/03/31(木) 12:59:37.23 ID:srRZtRPu
>>420 元々二部形式だって後半は展開と再現だろうが
>>425 音楽の基本原理を考えていたら法則性があってビックリー
てことじゃないの
>>442 つまりは展開部をどれだけ重く見るかってことだろ
445 :
名無しの笛の踊り :2011/04/23(土) 12:01:04.98 ID:N0KRCXan
>>207 に書いてある、ハイドンの合唱交響曲のような作品というのはどれですか?
提示部第一主題の提示〜確保〜推移が神がかっている曲をいくつか教えてください。
447 :
名無しの笛の踊り :2011/04/23(土) 13:56:46.21 ID:mXUgwc1n
448 :
445 :2011/04/23(土) 20:26:14.12 ID:N0KRCXan
449 :
名無しの笛の踊り :2011/04/23(土) 21:06:18.07 ID:L8o32R7Z
ハイドンの奇蹟の第一楽章の再現部、第二テーマの再現への持って行き方が神。
>439 聴かせて頂いた、 感想としては音数がちょっと多いかなぁと思った。 (打ち込みなので表情が見え難いのもあると思うけど) この譜面だと室内楽の編曲の方が聞きやすいと思う 頑張ってください
提示部と再現部でテンションが全然違う曲ありますか? 提示部は静かだけど再現部は鬼気迫る感じの曲です。
>451 チャイコフスキーの悲愴第一楽章 サンサーンスのオルガンシンフォニーの第一楽章 探せば他にも結構あると思います。
455 :
451 :2011/04/24(日) 19:21:31.01 ID:jC502dll
456 :
名無しの笛の踊り :2011/05/02(月) 17:48:11.66 ID:WTVN4crk
重大な質問をします。みなさんいいですか? ベートーヴェンの熱情ソナタ第一楽章、わずか数個のメロディ(動機)だけで一つの楽章を作ってしまった、これはすごい事。 運命しかり。 それにひきかえモーツァルトは次から次へと新しいメロディが展開していく、これって芸術としてどうなんですか? 次から次へメロディ展開してしまったら曲なんていくらでも作れる。ソナタ形式の真髄を壊してしまいませんか? どうなんですか?
457 :
名無しの笛の踊り :2011/05/02(月) 18:01:03.71 ID:cRJk3g5a
いくらでも曲を作れたとしても、つまらなかったら意味がないけどなあ。 あれだけ新しい楽想が次々に展開するのに曲としてまとまってるのはすごい。
460 :
名無しの笛の踊り :2011/05/02(月) 21:45:51.90 ID:WTVN4crk
モーツァルトは楽式の教科書の作例を作ったわけではないよ。
462 :
名無しの笛の踊り :2011/05/02(月) 22:10:26.03 ID:aVgYJp76
463 :
名無しの笛の踊り :2011/05/03(火) 05:54:22.68 ID:9KAUpHg/
モーツァルトはソナタ形式という枠を知ってそれに楽想をはめ込んで作曲したのではない。
逆に、モーツァルトやベートーヴェンの作品から後に帰納されたのがソナタ形式。
だから
>>456 の議論は前提が誤ってる。
465 :
名無しの笛の踊り :2011/05/03(火) 22:28:49.20 ID:c6yvH9V3
ソナタ形式は19世紀半ばにベートーヴェンの ピアノソナタから帰納されてできた概念であって モーツァルトの作品にソナタ形式を無理矢理 当てはめるのは無理があるのは当然のこと モーツァルトの作品が芸術的にどうこう言うのは 別の問題
>>465 > モーツァルトの作品が芸術的にどうこう言うのは別の問題
その「別の問題」とは何か、いくつか例を挙げて説明キボンヌ
467 :
名無しの笛の踊り :2011/05/04(水) 00:03:13.20 ID:/9D/Xbix
モーツァルトのあれこれの楽章が「ソナタ形式」であると言うことには別に問題なかろう。
一口にソナタ形式といっても色々なやり方があるってだけの話。
>>456 についていえば、素材の数が少ない方が優れているという根拠のない基準を
持ち出したところが問題。ベートーヴェンだって熱情や運命みたいな曲ばかり書いてた
わけじゃないしな。
469 :
456 :2011/05/04(水) 12:14:06.27 ID:OD7oo8II
>>468 わかりました。
僕のソナタ形式の芸術観が未熟だったのを認めます。
では、ソナタ形式の作品において、どの点がどうであればどうであるほど優れた作品と言えるのかを例を挙げて説明して頂けないでしょうか?
それが分かれば作曲家は苦労しないw 「優れた作品」は意図してできるものではない(と思う − 俺は創作活動してないから 本当のところは分からないけど)。 上で挙げるべきだったかもしれないが忘れてたので付記する。 モーツァルトの交響曲第39番で、 第1楽章は様々な楽想を次から次へ繰出し、第2主題もその中の一つくらいの印象、 その中の一つ(第1主題でも第2主題でもなく)が展開部の主要素材。 第2楽章は展開部なし、しかし再現部で第2主題がちょっと展開される。 第4楽章は冒頭音型が全体にわたって支配的。 …と、それぞれ作りが違うが、どの楽章もすばらしい。
471 :
名無しの笛の踊り :2011/05/14(土) 21:13:00.45 ID:tZMa2zqh
ショスタコーヴィチの交響曲第12番第一楽章の再現部って一体どこなの? 主題を再現しているように思えないんだけど…。
472 :
名無しの笛の踊り :2011/05/16(月) 18:02:03.32 ID:okaaPyC5
モーツァルトの作品で展開部が神な曲教えて下さい。(楽章も)
>>472 交響曲38番
弦楽五重奏曲K.515, K.593
ベートーヴェンのピアノソナタの楽譜を持ってるのですが、どのソナタ形式の楽章の解説にも 提示部第一主題について、何小節目から何小節目までが提示、何小節目から何小節目まで確保、そして何小節目から何小節目までが(第二主題への)推移、と書かれていますが、 提示から確保まで切り分けられない曲、さらには提示から確保そして推移まで切り分けられない曲ってあるのでしょうか?
よくしらんけどロマン派に入ればあるんじゃね シューベルトやシューマンのソナタ調べてみれば?
ホルストの第1組曲の行進曲は、ソナタ形式と捉えることも可能ですか?
ソナタ形式的に見てモーツァルトのピアノソナタの最高傑作はどれですか?
479 :
名無しの笛の踊り :2011/08/04(木) 08:36:52.14 ID:LoFtPDS5
ヘンデルの合奏協奏曲Op6-3 第4楽章の 第二主題にあたるソロが活躍する部分がよい。展開部にあたる部分で 丹念に現れるところが印象的だった。 この曲も一種のソナタ形式と考えられる
480 :
名無しの笛の踊り :2011/08/04(木) 16:33:25.95 ID:ziZVcMqS
ベートーベン交響曲五番の第一楽章再現部に出てくる、短いオーボエ・ソロ。 天才にしか書けない瞬間。 演奏であそこがピタリと決まってないと、イライラして台無しになる。
481 :
名無しの笛の踊り :2011/08/04(木) 23:01:07.02 ID:eba8ggfy
>>480 「テンペスト」でも同じ手法使ってるよね。
メンデルスゾーンがピアノ三重奏曲1番でベートーヴェンを真似てる。
482 :
名無しの笛の踊り :2011/08/04(木) 23:52:30.84 ID:B7LmSIcZ
483 :
名無しの笛の踊り :2011/08/07(日) 17:18:42.78 ID:ykTH2RYx
484 :
名無しの笛の踊り :2011/08/23(火) 08:20:13.55 ID:8z0qKTmO
ソナタ形式の作品を作るにあたり、展開しやすい主題と展開しにくい主題というのがあると友人から聞きました。 一般的には単純な主題ほど展開しやすく、複雑な主題ほど展開がしにくい、と。 しかし複雑な主題は、展開しにくいぶん「俺はこんな複雑な主題でもこんだけ展開できるんだぜ」という事になる、と聞いたのですが、 その、複雑な主題を見事に展開している作品はどの作品が挙がりますか? (楽章もお願いします)
268だろ
487 :
名無しの笛の踊り :2011/08/24(水) 00:09:57.75 ID:/b6+0eGl
>>484 複雑な主題って、例えばどんなの?
(長いとか、いろんな音型が混在してるとか…)
489 :
485 :2011/08/24(水) 06:07:02.01 ID:2CwJ7YNS
わかった。ありがとう。
490 :
名無しの笛の踊り :2011/09/04(日) 18:16:53.87 ID:XkiIZEKa
260さん 「自分は肥大化したソナタ形式があまり好きになれない。 ハイドンの第99番第一楽章でソナタ形式の美しさは完全に完成してると思うのは俺だけかな? 」 心から同意です。 99番第四楽章は二部ソナタで展開部がありませんが、「事実上の展開部」と何かに書いてあった 再現部、経過部の展開も素晴らしいと思っています。 99番全体が隅々まで素晴らしいと思います。なかでも第一楽章のソナタは言いようがありません。
491 :
名無しの笛の踊り :2011/09/16(金) 21:50:12.29 ID:RaXO6do5
連投失礼。 90さんと233がハイドン102番第一楽章展開部を上げています。 私もこの部分は素晴らしいと思っています。 展開部の最後の部分から再現部に移るところについて、何かの解説で(ランドン?) 背筋がぞくぞくするなどとありました(うろ覚えで不正確な表現ですみません) 実際、この部分を聴いていて、生理的に、背筋に何かが走る感じが間違いなくありました。 最初の何年は、必ず、この感じをもったのです。今は、残念ながら、生理的な感じまでは 起きないものの、やはり、強烈で素晴らしい部分と思います。 102番全体がそうですが、この第一楽章展開部部分は、多くの交響曲の中でも、 最も強烈なインパクトを持ち密度が高い部分として、頂点の一つと感じています。
492 :
名無しの笛の踊り :2011/09/21(水) 19:52:28.85 ID:n8gURaXV
493 :
名無しの笛の踊り :2011/09/23(金) 12:48:07.55 ID:Z0E29KL5
ハイドンの弦楽四重奏曲に「神」を感じるものは多い。 Op76−2 「五度」第一楽章展開部(これは、展開部としてかなり有名なのでは?) Op77−2 「雲が行くまで待とう」第四楽章展開部(第一楽章も劣らない) この他多数。
494 :
名無しの笛の踊り :2011/09/23(金) 14:08:23.59 ID:wCm+YMi0
チャイコフスキーって提示部がドラマチックですよね。 バイオリン協奏曲第一楽章にしろ、ピアノ協奏曲第一番第一楽章、交響曲「悲愴」、、。 同じぐらい「提示部がドラマチック」な作品をチャイコフスキー以外で教えて下さい。
>>493 自分もこれまでハイドンの聴き方がえらく浅かったと猛省中
弦四といわずザロモン交響曲ですら改めて感心したりしてる。
>>494 ピアノ協奏曲ならモーツァルトの20番、24番、ベートーヴェンの5番なんかは如何。
>>494 「提示部がドラマチック」っていうのがどういうことを意味しているのか
がちょっとわからないな。
ドラマチックな曲というのとはちょっと違うのかな。
曲の冒頭がドラマチックというのとも違うのか。
たとえばグリーグのピアノ協奏曲や
>>495 の「皇帝」なんかは、冒頭の入り方
がドラマチックですけれど、そういうこととはまた違うのでしょうか。
ドラマチックな提示部でふと浮かんだけれど、ベートーヴェンの熱情ソナタ とか、どうでしょうね。
498 :
494 :2011/09/25(日) 10:56:56.73 ID:YocuKsKe
「ドラマチック」という言葉があんまり良くなかったかもしれません。
僕の中では、曲展開とテンポが起伏に富んでいる、という意味合いだったのですが。
http://www.youtube.com/watch?v=WHUJ4tI16qM チャイコフスキーバイオリン協奏曲第一楽章
提示部は1分33秒から7分8秒までなのですが、始めテンポがゆっくりです。
しかし5分50秒あたりから曲のテンションがどんどん上がり、まるでテンポが二倍になったように錯覚をさせる仕組みになっています。
>>494 は、こういう提示部を他の作曲家でもありますか?という質問でした。
テンポ2倍は大袈裟でしょw
>>499 そうですか?
6分11秒あたりから、二倍の拍子で1、2、3、4、と指揮したくなりません?
501 :
名無しの笛の踊り :2011/09/27(火) 22:27:52.24 ID:L3hvesI1
495さん 493です。。 私の方が、たぶん、よりひどいですね。 ハイドンは、「親しみやすいユーモラスな作曲家」(にすぎない)などという固定観念をもってしまい、他の作曲家より一段低いと思い込んで、 長らく、まったく聞こうとしませんでした。 おそらく、弦楽四重奏曲など、なにかの機会に聞いたようなのですが、聞き流して, 「ひばり」以外は記憶にも残りませんでした。 ハイドンへの認識が変わって、ザロモン交響曲を通して聴いた時も、一曲一曲、新しい内容を開拓していることに斬新な衝撃を受けました。
>>501 俺は今あなたのレスの2行目の状態だorz
503 :
名無しの笛の踊り :2011/09/28(水) 03:10:13.86 ID:WKpQRMoL
ハイドンは、ユーモアというよりウィットに富んだ作曲家だと思う。 交響曲第60番「うかつ者」は、全ての楽章にハイドンのウィットが反映されている。
504 :
名無しの笛の踊り :2011/09/28(水) 03:16:42.86 ID:WKpQRMoL
交響曲第60番「うかつ者」は、当時大人気であったが そのこと自体にはハイドンは快く思っていなかったと伝えられている こういう曲を作ったのは「魔がさした」んだろうねぇ
505 :
名無しの笛の踊り :2011/09/28(水) 20:46:22.11 ID:IrdJhVVM
60番を久々に聞いてみました。フィッシャー指揮ですが、例の調弦のドタバタ場面などずいぶん控えめで、地味な演奏に聞こえました。 40,50番台にすごい曲が多いので、それに比べると物足りない、という感じは受けますね。 演奏によっては、もっとウィットを引き出せるのかもしれません。 それにしても、60番が大人気であったことをハイドンが快く思ってなかったという話は初めて知りました。 「魔が差した」という504さんの評価も興味深いところです。
506 :
名無しの笛の踊り :2011/10/09(日) 01:57:56.53 ID:RH+GUIBF
「ソナタで思考する」ハイドンの中では、ソナタ形式として上出来と言うのは苦しそう、と 思える60番が話題になっていますねw ハイドンでは、「二部ソナタ」にも関心があります。 この言葉が正式なものなのかも知らないのですが、展開部を欠いた「二部ソナタ」は 古い形式だという説明を読んだことがあります。 しかし、「二部ソナタ」は、後期のかなり重要な曲の終楽章で使っているように見えます。 93番(?)95番、99番、102番、SQ76−2「五度」などそうだと思いま す(間違いでなければ)。101番も、「二部ソナタ」という説明と「三部形式」と いう説明と、両方を見ました。これは、弱音のフーガ以降を「一部」と捉えるか、 コーダと捉えるのかの違いのようです。 提示―展開―再現というソナタ形式は、どっしりした安定感・均衡感があるのに対して、「二 部ソナタ」は、安定を欠くように感じて、最初は不足感ももったのですが、今では、 上の曲の「二部ソナタ」は、かえって、不安定から来る独特の緊迫感のようなものが 作り出されているように思えています。 それとも、古い形式を後期の曲で多用している他の理由があるのか分かりません。 ・・・と勝手にこんな理解をしていますが、見当違いかも知れません。 また、ハイドンが終楽章以外で「二部ソナタ」を使っている例や、ハイドン以降の作 曲家で使っている例はあるのか、教えてもらえればありがたく思います。
ハイドンのフィナーレは「(展開部のない)二部構成のソナタ形式」とは違うんじゃまいか。 むしろロンド形式とソナタ形式の混淆みたいな感じ。(いわゆるロンドソナタ形式とも違う。 クープレの代わりに主題展開をやってるような…)
508 :
名無しの笛の踊り :2011/10/10(月) 23:55:52.69 ID:q7n1RdyT
「時計」のフィナーレをちょっと調べてみた。 音友スコアの前書きではA-B-A-C-Aのロンド形式となっているが、B, C(Aよりずっと長い) の中身を無視してる点が不十分。 ソナタ形式として見るとBは「推移1−第2主題−推移2−コデッタ」と解釈できる。 その場合Cは再現部の推移以下に相当することになるが、楽想は新しいもので、 その性格は典型的なロンドの短調エピソード。その中で第2主題が再現するが、 提示部の推移やコデッタの楽想は再現しない。 その後に第1主題の変形による部分(フガートからトゥッティへ)が続き、コーダに至る。 (上記スコアの分析ではフガートはCに含まれているが、これをAの3回目の出現に 相当すると見たほうが聴いた印象に近くなると思う。) ということで、ソナタ形式と見てもロンド形式と見ても変則的。両者の混合というしかない。
マーラーにメロディーがないなんて言ってる時点でDQNじゃまいか
515 :
名無しの笛の踊り :2011/11/21(月) 22:02:03.21 ID:pl1CDX0O
2,3個のわずかな動機だけで作られた歌曲とかあるんでしょうか?
516 :
名無しの笛の踊り :2011/11/21(月) 22:14:11.48 ID:6FQQYeHi
ボロディン:交響曲第二番第一楽章 の オーラスの第一主題再現を導くティンパニのトレモロ
>>515 完全にとは言えないけど、ラフマニノフのヴォーカリーズは短い動機の組み合わせじゃね?
保守
保守
着底しとります
本当だ
悪阻
なぜか少し浮上したね
524 :
名無しの笛の踊り :2012/01/08(日) 07:22:37.62 ID:PDW2llSd
展開部のクライマックス〜再現部冒頭が超かっこいい曲教えて下さい。
ブラ1 第1楽章
>>524 ベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章
シューマン:交響曲第3番「ライン」 第1楽章
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 第1楽章
マーラー:交響曲第8番 第1楽章
528 :
名無しの笛の踊り :2012/02/08(水) 02:30:02.55 ID:dSWWvML8
>>524 なんだかんだいって第九の第1楽章かな
>>527 ブル苦手だけど聴いてみた。いいね。エジプトっぽかった。
けど寝ちゃうんだよね、ブルックナー…
>>524 かっこいいと言えばマーラー1番第1楽章もそうなんだけど、
盛り上がってるのが第1主題じゃないんだよな…
>>524 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478 第1楽章とか?
>>524 既出だけれども第九の1楽章の再現部にかなうものはない。
532 :
名無しの笛の踊り :2012/02/15(水) 22:27:57.64 ID:9cPeMgmD
>>531 いや、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の主題復帰の手法は
奇跡的だ。
533 :
名無しの笛の踊り :2012/02/16(木) 01:16:58.09 ID:ZXeSkoGg
>>524 是非、ハイドン102番を聴いてください。
ヨッフムがお勧めです。
534 :
名無しの笛の踊り :2012/02/16(木) 01:48:50.22 ID:/SYpkCUX
>>524 リジェルの交響曲第8番ト短調の終楽章もオススメ
>>532 展開部の終着がカデンツァとかものすごい説得力のある構成だよな
で、アルペジオでおぜん立てして再現はフルート
素敵過ぎる
536 :
名無しの笛の踊り :2012/02/19(日) 19:22:56.84 ID:NdMyUHVC
アルペジオではないが、チャイコもカデンツァのケツからフルートが入り込むな
537 :
名無しの笛の踊り :2012/02/19(日) 20:32:37.58 ID:d0brNFQL
>>536 でも、メンデルスゾーンのエレガントなのに比べたら全然だめ。
539 :
名無しの笛の踊り :2012/02/27(月) 19:15:31.38 ID:TJtWR41u
こんなのありますか? 展開部終わったら第一主題再現を省略し、もう第二主題再現に入る。 そしてそれが超盛り上がる。
540 :
名無しの笛の踊り :2012/02/27(月) 19:19:34.24 ID:atWdkPqT
>>539 盛り上がるかどうかはともかく、ショパンのソナタの
常套手段。
ピアノソナタ2、3番、チェロソナタがそうです。
541 :
名無しの笛の踊り :2012/02/27(月) 23:19:56.39 ID:P3LSj1RS
>>539 盛り上がるかどうかを別にすればハイドン・モーツァルトを含めて
前期古典派に多数あるよ
>>539 ブルックナーの《第九交響曲》。
第2主題は型通りだが、第3主題で盛り上がる。
543 :
名無しの笛の踊り :2012/02/28(火) 01:08:28.08 ID:kNA+3h1E
ドヴォ8の第1主題ってやっぱりフルートの上下に跳ねるあれ? 冒頭のチェロの主題がペットで突き抜けるように帰ってくるところとか大好きなんだけど あれはやっぱ序奏の再現なんかな?
フルート以降も含めて複数の解釈があって、「自由なソナタ形式」ってやつだねえ
「自由な」ってのは便利な言葉だなぁw
547 :
名無しの笛の踊り :2012/03/07(水) 11:02:13.30 ID:tIxEUJv7
>>271 と、
>>281 〜
>>285 のやりとりがどうしても納得いきません。
モーツァルトは好きです。
でも、出来れば次から次へとメロディーが出てくるんじゃなくてベートーヴェンの熱情第一楽章のようなこだわりがあったらさらに神がかると思うのですがどうでしょう?
この話題誰か熱く語りません?
>>547 K.504の終楽章とかその点ハイレベルだと思うが
分析したことないのか?
K.550もな。
第1主題が最も単純な曲はなんでしょう? もちろん《運命》よりもということで・・・・
ブラ4の一楽章だって突き詰めれば3度下降のみだし
554 :
名無しの笛の踊り :2012/03/11(日) 13:48:01.80 ID:TsVlq8jA
>>553 ハイドン76-2「五度」第一楽章も同じように言って良いでしょうか。
>>552 《エロイカ》よりは単純と言えるかも。
ドタマ一発ぶっ放し系としては、装飾音があるけど《ジュピター》の
ドードードーの方がより単純なのでは?
また、同じヘ長調ドミソミドは、なんかモーツァルトの《オーボエ四重奏曲》
を連想してしまう。
>>553 《運命》も3度下降だね。リズムがない分単純と言えるかも・・・
でもメロディーの流れはかなり流麗複雑。
556 :
名無しの笛の踊り :2012/03/11(日) 22:42:47.35 ID:e7cjxTd5
>>556 下降分散和音しか聞こえなかったけどねえ・・・
558 :
名無しの笛の踊り :2012/03/14(水) 11:43:03.20 ID:gRuPhUip
ソナタ形式ってどうであればどうであるほど素晴らしいの? マジレスよろ
聴き手に対して説得力を持てばいい。 少なくとも聴き專の俺の立場ではな。 作曲学習の場なら別の観点もあるだろうが。
560 :
名無しの笛の踊り :2012/03/14(水) 18:20:21.91 ID:2dsGWoQl
>>558 個人的体験なので一面的と思うが、ソナタ形式を意識して聴くと、その音楽
の面白さや深さによりとらわれてしまう曲が、何といっても素晴らしいと感
じる。
この点で、ハイドンが最高と思っている。
自分は長らくハイドンをスルーして交響曲、室内楽などを聴いてきた。その
ときも、ソナタ形式へのある程度の意識があったが、鑑賞の上でどうという
位置はなかった。
しかし、ハイドンを知って、提示部、展開部、再現部を意識して聴いたり、
それぞれの曲の展開の仕方の異同を意識して聴いてゆくうちに、関心と魅力
が何倍にもなってきて、虜になってしまった。
また、ハイドンは、どの曲も厳格な形式で書いているような印象があるた
めに、より一層、それをやぶってゆく表現の面白さも大きい。
芸術には、自由な形式が豊富な表現をつくりだすものと、反対に、形式で
厳しく成約したところから深い表現がでるものと(たとえば、提携し、俳
句など)があるが、ソナタ形式の素晴らしさは、後者に通じるように感じ
ている。
ソナタ形式は、厳格に適用されたものも素晴らしいし、だからこそ、その
形式を破ってゆくものも素晴らしいと思う(結局、良く分からないが)。
ハイドンは、そのぎりぎりのところで双方を満足させてくれる。
561 :
名無しの笛の踊り :2012/03/14(水) 23:39:58.10 ID:TE8h+W0A
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン - Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第51番 変ロ長調 Hob.I:51
Symphony No. 51 in B flat major, Hob.I:51
http://ml.naxos.jp/work/39116 I. Vivace: 変ロ長調 3/4拍子 ソナタ形式
II. Adagio : 変ホ長調 2/4拍子 ソナタ形式
III. Menuet/trio I..II : 変ロ長調 3/4拍子 メヌエット&トリオ
IV. Finale, allegro : 変ロ長調 2/4拍子 ロンド(または変奏曲)形式
ホルンが活躍する曲である
562 :
名無しの笛の踊り :2012/03/15(木) 00:22:06.20 ID:urOQCyB/
僕のソナタ形式論だと、 「これって何形式?あ、ソナタ形式なのか。で、今再現部?え、まだ展開部なの?」 と言われちゃうソナタ形式はどうかと思う。 提示部はいかにも提示部らしく、展開部は誰がどう聴いてもすぐに「ここ、展開部だね」と言えるのが理想なのではないだろうか? 再現部冒頭しかり。 コーダしかり!
563 :
名無しの笛の踊り :2012/03/15(木) 00:48:02.78 ID:Uj63NUwM
>>562 ハイドンはお茶目だから展開部と再現部の区別がしにくい
(再現部と思わせて展開部の続きという)ように作ってある
>>561 の第1楽章がその例
564 :
名無しの笛の踊り :2012/03/15(木) 03:36:53.69 ID:TVYKhfIA
序奏 ベートーヴェン「エロイカ」第一楽章
>>562 作曲修行としてはそうかもな。
実際の曲の価値はまた別だろう。
>>558 少々長めの楽曲を作るためのフォーマットと考えれば?
・三部形式ってどうであればどうであるほど素晴らしいの?
・ロンドってどうであればどうであるほど素晴らしいの?
・変奏曲ってどうであればどうであるほど素晴らしいの?
これらの質問は無意味でしょ。
ベト7のどーでもいい女装なんかは?
569 :
名無しの笛の踊り :2012/03/15(木) 23:11:00.14 ID:gkpf6cyb
570 :
名無しの笛の踊り :2012/03/24(土) 00:13:48.45 ID:gdIB8Z0t
ここ以外にもクラシックを作曲的観点から見るスレってありますか? どのスレもほとんど、どの指揮者がいいだのあの曲演奏できたらネ申だとかそんなのばっかりで…。
571 :
名無しの笛の踊り :2012/03/24(土) 01:31:59.28 ID:H1yZDvWl
このスレではチャイコってどんな印象? 4番では全楽章通して4度の順次下降が重要素材となってたり 派手とか旋律が素敵とかだけじゃなくて構成力という点もかなり高いと俺は思ってるんだが
俺もチャイコは結構ちゃんとしてるという印象だけど、詳しく調べたことはないな…
バレエ、幻想序曲、悲愴などは標題性の表現方法を評価されて 弦セレ、5番、ピアノ協奏曲、バイオリン協奏曲などは旋律が評価される 形式や構成に関しての評価がおざなりなってると俺も思う 幻想序曲は標題性だけじゃなく完全なソナタ形式をも持っている作品だ 標題性とソナタ形式の融合はメンデルスゾーンの真夏やフィンガルを真直ぐに継ぐ系譜 見落とすべきポイントじゃないんだろうが実態としては「ソフトバンクやオー人事の人」 残念極まりない
575 :
名無しの笛の踊り :2012/05/15(火) 20:43:12.00 ID:o/aGY22i
今
>>440 と同じ質問するところだったんですが、
オックスフォード第4楽章以外にも色々知りたいのでみなさん教えて下さい。
576 :
名無しの笛の踊り :2012/06/01(金) 23:32:48.20 ID:JbojXeoI
良スレ
577 :
名無しの笛の踊り :2012/06/08(金) 12:04:06.49 ID:mpZX80dS
よくわかんないけど、これの転調部って神なん?
579 :
577 :2012/06/13(水) 11:59:13.08 ID:dxtR4tto
>>578 スマン、転調部は神じゃないね
第2主題以降が神
つか、ソナタ形式といえるかどうかも怪しい
580 :
名無しの笛の踊り :2012/07/02(月) 10:15:41.68 ID:9gtD8XWf
581 :
名無しの笛の踊り :2012/07/03(火) 22:51:02.29 ID:PuFyEyKO
保守
582 :
名無しの笛の踊り :2012/07/05(木) 00:14:15.09 ID:mKlJphse
良スレ
良スレ
584 :
名無しの笛の踊り :2012/07/17(火) 23:16:23.58 ID:h2tswenT
質問なんですが、曲を展開部から作るってありですかね?
585 :
名無しの笛の踊り :2012/07/17(火) 23:20:46.69 ID:bH8+VuKd
どこから作ったってかまわないさ、表現は自由なんだから。
586 :
名無しの笛の踊り :2012/07/17(火) 23:34:27.21 ID:iLz7xHaq
後ろから作ろうが前から作ろうが自由 文章だって同じだろ
588 :
名無しの笛の踊り :2012/07/20(金) 07:16:23.67 ID:MnhOYEnO
589 :
名無しの笛の踊り :2012/07/20(金) 07:59:30.19 ID:0zYZ/JbL
ブラームスの悲劇的序曲 再現部の入りが神。第2主題しか再現されないが。 あとはメンデルスゾーンの「宗教改革」の第4楽章のフガート(構成上は再現部だが展開的な役割を果たす)が神過ぎてどうしようもない。
590 :
名無しの笛の踊り :2012/07/20(金) 08:06:40.67 ID:0zYZ/JbL
>>544 トランペットの序奏再現は展開部の終わりっていう認識。
再現部はコーラングレが第1主題を吹いて始まるよね。
ドヴォ8といえば、第1楽章の展開部の始まりと第4楽章の形式がブラ4のオマージュになっているのが面白い。
591 :
名無しの笛の踊り :2012/07/20(金) 08:09:20.35 ID:MnhOYEnO
592 :
名無しの笛の踊り :2012/07/27(金) 12:12:17.70 ID:95l27EGj
「第一主題と第二主題が対照的」の模範的作品を教えて下さい。
探すまでもなく一杯あるだろ…
594 :
名無しの笛の踊り :2012/07/27(金) 14:22:19.51 ID:8E2x3DZq
595 :
名無しの笛の踊り :2012/07/27(金) 14:25:27.18 ID:8E2x3DZq
>>592 モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第一楽章はどうかな?
596 :
名無しの笛の踊り :2012/07/28(土) 01:29:30.96 ID:Bm5zzkeZ
色々あると思うけど、個人的には推奨はハイドン。 ハイドンは、第二主題を目立たなくしたり、第一主題と似たものにして いる曲も多いが(単一主題というのかどうか?)、99番第一楽章他、主題 の対照が素晴らしいものもある。
597 :
名無しの笛の踊り :2012/07/29(日) 00:19:48.11 ID:6CLcn3fG
プロコの1番はどうなんだろ。
598 :
名無しの笛の踊り :2012/07/29(日) 00:37:57.31 ID:G6VMwO0y
ブラームス1番1楽章の再現部への入りが好き。 属和音で引っ張っていよいよ再現部へってところで、スカッと変な和音へ。 どうすんだこれ?また遠回りすんのか?と思うと、勢いそのままにすぐ再現部に入れる不思議。 提示部は第一主題の対旋律から始まる変な入り方だったけど、ここへきてそれが生きている感じ。 その分、提示部を繰り返すとヘンテコだけど。
ドッペルドミナントですな。