【シャーマーホーンの全集】ヴィラ=ロボス【発売記念】
1 :
名無しの笛の踊り :
2005/12/28(水) 00:37:29 ID:XvA1Gohr いいねえ(゚Д゚;)
2 :
名無しの笛の踊り :2005/12/28(水) 01:13:53 ID:rDXSvdqR
これ なあに?
3 :
名無しの笛の踊り :2005/12/28(水) 01:36:21 ID:S0BA2K7f
誰が最初に訳したのか知らないけど、 Bachianas Brasileiras を「ブラジル風バッハ」と訳すのは、どうしてもおかしい。 「ブラジルのバッハ崇拝者」「ブラジルのバッハ頌」という意味なんだから。 でも、5番はいつ聴いても名曲。
4 :
名無しの笛の踊り :2005/12/28(水) 23:55:05 ID:ebuQJ9WZ
5 :
名無しの笛の踊り :2005/12/29(木) 01:23:52 ID:YiGWCqez
>>4 (゚Д゚;)はすれた胃に入れたかったけどはいらなかった〜〜
6 :
名無しの笛の踊り :2005/12/29(木) 01:28:49 ID:T86uJtXm
シャーマーホーン悪いイメージしかない・・・ スロヴァキア放送なんか、名古屋フィル以下としか思えないよ。
7 :
名無しの笛の踊り :2005/12/29(木) 09:16:37 ID:wAO4+avK
8 :
名無しの笛の踊り :2005/12/29(木) 09:40:40 ID:t83zsKXe
How much?
9 :
名無しの笛の踊り :2006/01/01(日) 01:50:43 ID:faI3E4az
昨日ヤマノで買ってきたお ナ糞スで2300円って大金だよなwww でさ、全然関係ないけどMomoprecoceってどういう素性の曲なん? ヴィラロボで最強に気に入ってるのにググっても出てこないんですが
10 :
名無しの笛の踊り :2006/01/01(日) 08:51:00 ID:RC9sDQTl
山野一枚750円
昔、EMIからヴィラ=ロボス自演の10枚組LPあったけど、 おまけについてたEPにヴィr=ロボス肉声のインタビューが 収録されていた。 フランス語だかブラジル語だか何喋っているか見当つかないん だけど、何を喋っていたんだろう?
「新曲の売れ行きが芳しくないのでおまえら奮って買えや」だったらワロス ってかブラジルはポルトガル語な。 で、シャマホン聴いてみたけど、そつなく仕上がってるね。 パリ管カポロンゴと比べても致命的な見劣りは無い希ガス
13 :
名無しの笛の踊り :2006/01/16(月) 07:38:30 ID:iN3A/Dmz
鰤の弦楽四重奏曲買おうかな
Carioca de nascimento, Villa-Lobos foi um musico total, alem de ter atuado com brilho e eficiencia em outras areas de cultura. Homem ligado a cultura musical universal, tambem ilustrou com musica alguns aspectos do carnaval do Rio, com a sua Momoprecoce-Fantasia para piano e orquestra. Criada e estreada em 1929, foi na Holanda que a ilustre pianista brasileira Magdalena Tagliaferro executou essa obra, inicialmente. Na oportunidade um grande chefe, Pierre Monteaux, foi quem dirigiu a estreia. Baseada em pequenos movimentos evocativos de jogos de criancas fantasiadas no carnaval, torna-se esta Fantasia um conjunto harmonico entre o solista e a orquestra, em uma alusao clara a figura do rei Momo. 生まれもってのカリオカ(リオっ子)、ヴィラ−ロボスは総合的な音楽家であった。 それは名声と影響力を持って文化の他の分野を動かしてきただけではなかった。 あらゆる分野の音楽文化と結びつきを持っていたその人は、また音楽を使って リオのカーニバルのある一面を描き出した。それがモモプレコッシ-ピアノと管弦楽 のための幻想曲である。この曲は1929年に誕生し初演されたのだが、それはオランダ でブラジル人の著名なピアニスト、マグダレーナ・タグリアフェーホによって、まず 演奏された。幸運にも初演を指揮したのは、マエストロ、ピエール・モントゥーであった。 カーニバルでの幻想的な子供の遊戯を想起させる小さな動機に基づいて、この幻想曲 は独奏者と管弦楽の間で、一体化した和声を繰り返す。そしてこれは明らかに ヘイ・モモ(モモ王)のありようを暗示しているのである。 precoceは「早熟な、おませの」 Rei Momoはリオのサンバチームのひとつらしいが、その名の由来まではわからなかった。
16 :
名無しの笛の踊り :2006/01/16(月) 11:07:48 ID:KKh0xpK6
>>14 Rei Momoってのは、カーニヴァルでは欠かせない重要なキャラクターで、太った王様の役。アフリカ起源なのかな。
それを子どもが、お遊びでその役を演じてるってことでしょ。
em pequenos movimentos evocativos de jogos de criancas fantasiadas no carnaval,
を「カーニバルでの幻想的な子供の遊戯を想起させる小さな動機に基づいて」なんて訳すから、ワケワカメになってる。
fantasia には「幻想」なんてわけわかんない訳ではなく、お遊びの「ごっこ」やカーニヴァルの演技の意味もある。
だから「カーニヴァルの衣装の着た(あるいはカーニヴァルごっこをしている)子どもたちの遊びを思い起こさせるような音楽」なわけ。
で、「ヘイ・モモの姿を暗示している」んですよ。きっと。聞いたことないから知らないけど。
17 :
名無しの笛の踊り :2006/01/16(月) 11:11:06 ID:KKh0xpK6
だから Momo Precoce 「おませなモモ」なんでしょ。
>>14 サンクス!そういう曲だったのか。ますます気に入ったぜよ
リオのアーバンビューを描写したかのようなラストは圧巻ハァハァ
>おませな桃
テラモエスwww
モモは女の子がやる役なのか? 普通おませは女の子に使うと思うが 太った王様の役?
20 :
名無しの笛の踊り :2006/01/31(火) 22:49:24 ID:tD7pdX2A
あげ
21 :
名無しの笛の踊り :2006/01/31(火) 23:06:40 ID:mtOclkf/
>>3 「ブラジルのバッハ崇拝者」「ブラジルのバッハ頌」なのか?
「ブラジル的でバッハ的」じゃないの?
発音はバキアーナス?バシアーナス?
22 :
名無しの笛の踊り :2006/02/11(土) 02:07:02 ID:9C6PZD+g
前 09:00 20世紀の名演奏 黒田 恭一 − ブラジル出身の名手 オルティーズ − 「ピアノ協奏曲 第2番」 ヴィラ・ローボス作曲 (26分25秒) (ピアノ)クリスティーナ・オルティーズ (管弦楽)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)ミゲル・ゴメス・マルティネス <ロンドン POCL−1198> 「ブラジル風のバッハ 第4番」 ヴィラ・ローボス作曲 (15分09秒) 「“学習帳”から“満ち潮”“サンバ・レレ” “オ・シランダ、オ・シランジーニャ”“この道に” “イトロローに行ったら”“小鳩が飛んだ” “ガリバルディがミサに出かけた”」 ヴィラ・ローボス作曲 (8分59秒) 「真実の詩」 ヴィラ・ローボス作曲 (5分36秒) 「こわれたオルゴール」 ヴィラ・ローボス作曲 (2分15秒) 「ブラジルの密林の思い出 第2番」 ヴィラ・ローボス作曲 (3分08秒) 「悩みのワルツ」 ヴィラ・ローボス作曲 (4分24秒) 「ブラジル風連作」 ヴィラ・ローボス作曲 (18分51秒) (ピアノ)クリスティーナ・オルティーズ <ロンドン F35L−50529>
誰かショーロス全曲揃えてる椰子いない? 香港フィルの8・9とピアノの5しか持ってないんだが、かいつまんでインプレしてくれると有り難い シャマホン聴いてから気になって仕方がない・・・
25 :
名無しの笛の踊り :2006/02/21(火) 01:30:36 ID:hVrS1hEU
ショーロスは全曲の楽譜は残ってないんじゃないの? LE CHANT DU MONDEの室内用ショーロス集を持ってよく聴く。123457他
26 :
名無しの笛の踊り :2006/02/21(火) 01:39:08 ID:9p0cVBTN
23の番組は、いつやるのでしょう。聴きたいです。 “オ・シランダ、オ・シランジーニャ”これは、訳されないの?? “この道に” これは、大変有名ですね。訳は?定訳??この道「で?」さあ。 “イトロローに行ったら”??ちょっと??? “小鳩が飛んだ” 鳩?????時制????? “ガリバルディがミサに出かけた”知らないわ。 NHKが訳しているのでしょうか?
>>25 詳しく
ヴィラロボってチェロとピアノとクラギは優遇するくせにVn.は手抜きも甚だしい。
でもクラギであのレベルの曲弾くには爪伸ばさにゃいけないんですよね・・・
28 :
名無しの笛の踊り :2006/02/21(火) 03:03:47 ID:D6SZincb
この人って多作家らしいけど どんな作品があるのかいまいちわからない
29 :
名無しの笛の踊り :2006/02/21(火) 03:38:48 ID:0cGGbChw
アマゾンの花のスヴェトラーノフ盤、 トラックが一つしかないから、何が何だか
>>25 いいのに覚えてないけど、パリで誰かに預けたら紛失したんだっけ?
>>26 亀だけど、もう放送は終わったよ。12日の日曜日にしてたみたい。
31 :
名無しの笛の踊り :2006/02/27(月) 08:45:02 ID:poXDjW6e
NAXOSの全集どんな感じですか? 漏れは自作自演しかもってないのだけど、アレと同レベル、またはそれ以上なら買おうかなぁ。
ジサクジエーンに優るものは無いだろうが、十分なレベルと思われ。 1と5はちょっとスカスカな印象、すなわちチェロが弱い。管弦楽系は完璧。
33 :
名無しの笛の踊り :2006/02/28(火) 13:17:39 ID:lWfvVZP4
早速買ってきました。 ついでにNAXOSコーナーで気になったものもゴチャゴチャ買いましたwww 今日は仕事やすみだから1日中ブラジル風バッハ三昧だ。
34 :
名無しの笛の踊り :2006/02/28(火) 18:47:03 ID:cDxuLdbO
管弦楽系は完璧...................????????
些細な単語にいちいち反応すんな
37 :
名無しの笛の踊り :2006/03/01(水) 02:21:23 ID:waW5foCi
NAXOS全集、昨日聴き込んだよ。 まだ2枚目までしか聴いてないけど、良いじゃん。 特に第4番。凄く感動的で素晴らしい演奏だった… 3枚目を聴くのが楽しみ。
>>34 4、7、8番はかなり巧いと思ったんだがなあ
>>37 2楽章の甘さなんて糖尿モノですよね。あれはイイ
39 :
名無しの笛の踊り :2006/03/01(水) 19:31:21 ID:waW5foCi
>>38 ですよね!4番2楽章は泣きそうになりながらきいてました。
実演ききたかったなぁ…
ちなみに、僕も4、7、8は特に素晴らしい演奏だと感じました。
2と9は悪くないけど何だか薄味で淡泊、1と5も悪くはないけどちょっと弱い…特に5番は歌の人のリズムが悪くて演奏を殺していた気がします。
3、6は佳演といった感じ。
演奏が悪くて曲がきらいになる事は絶対にない、楽曲にたいしての愛が感じられる全集だと思います。
2、5、6、9はパリ管、3はオルティスの壁があるからね。 1は知り合いのチェロアンサンブルの定番だから食傷気味だし... 4、7、8はノーガードだからクリティカルヒットしたのかも試練。
41 :
名無しの笛の踊り :2006/03/02(木) 17:41:37 ID:+p9Q/H7H
4番の名演はどれかを決めようじゃない。 漏れは 1:自演 次点:ナクソス だな。
42 :
名無しの笛の踊り :2006/03/02(木) 18:44:10 ID:h9KDHfLl
二番はクリヴィヌがいい
濃厚なバティスの全集聴くと、他のは聴けなくなるのだが・・・。
44 :
名無しの笛の踊り :2006/03/02(木) 22:20:01 ID:+p9Q/H7H
そう? バティスは嫌いじゃないけど味濃すぎだよ。
最初に聴いたのが、バティスだったからなあ・・・。 どうも、他が淡白に聴こえてしまう。 4番だったら、M.T.トーマスも良かった気がする。
46 :
名無しの笛の踊り :2006/03/11(土) 13:49:21 ID:EvUB2MqE
自作盤から入ったから、他の盤はどれもいまいちに聞こえてしまうんだなぁ。 CPOから出てた交響曲シリーズは全集になったのかな?
もっと演奏されていい作曲家なんだけど、 日本のオケではなかなか演奏されないなあ。
日本のプロ桶なんて所詮○○の一つ覚えじゃん 俺なんざ最後に国内版CD買ったのがいつだったか思い出せない
「演奏」の話が、なんでいきなり「CD」の話になるのか理解らんがw
>>49 はたぶん、ナクソスのビラロボスは買っても、大木正夫は知らないんだろうなー
>>50 こそ、なんで大木正夫の話になるのやら? まあ、どうでもいいけど。
たしかにどうでもいいな
保守
54 :
名無しの笛の踊り :2006/04/22(土) 12:47:25 ID:DGbYdUTS
どんどん下がる法華の太鼓
全集となると、自演とバティスとなんとかチェフスキと、このシャーマーホーンくらい?
56 :
名無しの笛の踊り :2006/05/14(日) 22:38:35 ID:gtDKQ2q6
鰤の弦四はどんな評価?
保守age
>>56 買ったんだろ?自分で評価しろよ
他人の評価気にしながら聞くなんてきもいよ
59 :
名無しの笛の踊り :2006/05/15(月) 06:58:35 ID:uvNO4HXm
巷に評論家がはびこるわけだ
60 :
名無しの笛の踊り :2006/05/15(月) 07:52:25 ID:Cv9BeR0w
うるせえ馬鹿
61 :
名無しの笛の踊り :2006/05/17(水) 08:03:53 ID:AxPhjDz7
一番からして近代的な響きがするな弦四
62 :
名無しの笛の踊り :2006/05/17(水) 08:30:07 ID:hffZWeKe
「ショーロス」シリーズって、14番まであるけど楽譜が残っていて録音があるのは12番まで、ってことでOK?
「ショーロス13番〜ニ群の管弦楽と吹奏楽のための」 「ショーロス14番〜管弦楽と吹奏楽、合唱のための」
64 :
名無しの笛の踊り :2006/05/20(土) 08:41:29 ID:ZDWWSvz1
↑この二つが楽譜紛失。
65 :
名無しの笛の踊り :2006/05/21(日) 15:51:22 ID:hglywX9Q
原始、意外とあっさりしてるのな
気をつけないと落ちるぞ。
67 :
名無しの笛の踊り :2006/06/10(土) 08:32:45 ID:lz0Im197
あんだと
68 :
名無しの笛の踊り :2006/06/10(土) 09:39:46 ID:1j9tTAGz
ショーロ6はマゼールのがあった。
69 :
名無しの笛の踊り :2006/06/10(土) 13:28:51 ID:5z01KdHf
NAXOSのブラジル風は買いですか?
70 :
名無しの笛の踊り :2006/06/10(土) 14:18:37 ID:p7+9Ro1p
弦四13番聴いてる
71 :
名無しの笛の踊り :2006/06/17(土) 17:58:33 ID:jkdpfUWW
盛り上げろよつまんねえ
72 :
名無しの笛の踊り :2006/06/18(日) 08:40:53 ID:YBTljNRX
弦四はヒナのほうが良いなあ
73 :
名無しの笛の踊り :2006/06/22(木) 23:41:42 ID:b8Kj/cmD
弦四イマイチじゃね?
75 :
名無しの笛の踊り :2006/06/24(土) 19:56:22 ID:GxlEEM8z
スヴェトラ指揮のアマゾンの花を買ったんだけど トラックが一つしか無いので聴きどころがわかりません 何分何秒辺りで区切って聴けってのがあったら教えてください
ショーロス10番の自作自演はT-トーマスより爆演でしょうか
77 :
名無しの笛の踊り :2006/06/25(日) 22:38:00 ID:LGfRiBjZ
弦四 何度聴いてもつまらんな
78 :
名無しの笛の踊り :2006/06/26(月) 17:00:30 ID:k7DAWjpZ
ベルガンサが歌っている歌曲集(・∀・)イイ!
79 :
名無しの笛の踊り :2006/06/26(月) 17:30:53 ID:Xh8cQ6FO
弦楽四重奏曲ウマー
弦楽四重奏曲は一人の作曲家が書いたとは思えないほどどれも個性的。
81 :
名無しの笛の踊り :2006/06/27(火) 01:41:07 ID:D0gYwPiq
そっか???どれも同じに聞こえるけど、それがいいw
82 :
名無しの笛の踊り :2006/06/27(火) 01:50:39 ID:y5tXU67i
少なくともショスタコよりはいい。 バルトークとは比べちゃダメw ヒナステラとどっこいどっこいてあたりか
83 :
名無しの笛の踊り :2006/06/27(火) 09:03:01 ID:XWgjPbtt
ミヨーとはるな。
84 :
名無しの笛の踊り :2006/06/27(火) 17:21:04 ID:vnzsWNDN
ミヨーと春菜?
85 :
通訳 :2006/07/01(土) 22:12:12 ID:g8VofCEw
(十数曲がどれも同じに聞こえる点では)ミヨーと(向こうを)はるな。
どれも同じに聞こえるという点では南米のモーツァルトと言ってもよかろう。
87 :
名無しの笛の踊り :2006/07/04(火) 20:14:55 ID:pJi4LeG0
全曲箱マダー?
88 :
名無しの笛の踊り :2006/07/08(土) 19:11:58 ID:2KFqgfRl
こいつの弦4 つまんのーな
89 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 13:56:02 ID:RMpuFlhX
>>21 発音は「バキアーナス・ブラジレイラス」。
bachiana は、nietzschiana「ニーチェの信奉者」と同じ使い方だから、
「バッハの信奉者」の意味。だと思うよ。
90 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 14:19:09 ID:RMpuFlhX
それにしても、ヴィラ・ロボスの評価について、日本人が勘違いしてるなあと思うのは、 この人の曲を聴いて「土俗的リズム」がどうちゃらとか「野生」とか「原住民」がどうちゃらとか、 なんか変なこと考えてる批評が多い気がする。まあいつまでたっても「ブラジル=アマゾン原生林」思考の人たちなのだろうけど。 ヴィラ・ロボスって人はこれはリオの大都会の人なわけで、ブラジルでも珍しいくらいのモダニストなわけだ。 外国への関心もきわめて高い。リオという街の特徴は、海外に対しては開かれているが、ブラジルの他の地方のことは見下しているので、まったく関心がないという傾向があることは特記しておきたいと思う。 そういう彼の性格は作風にも色濃く反映されている。彼のブラジル音楽は紛れもなく、ブラジルの都会の音楽なわけだ。 確かに、バルトークの真似してブラジルの奥地に民謡採譜の旅行をしてるけど、彼にとってそれは「原点回帰」でも何でもなくて、むしろ、エキゾチックな異文化との出会いの連続だったはずだ。だって、リオの文化とはまったく違う文化がそこにはあるんだから。 だから、彼の音楽は、民謡の旋律を使っても、少しも「民謡」的音楽にはならない。そういうのは書けないんだよ、この人の都会的センスは。フォルクローレ的な要素なんて無い。 だいたいブラジルのインヂオの音楽は太鼓をドンガドンガやったりしないからね。あれは都会人の考えたエキゾチック・アマゾン音楽なんだと思うよ。 まだブラジル音楽については研究中なので確かなことは言えないが、いつも疑問に思ってる点を書いてみた。以上。
本人もショーロス第10番のようなエキゾチック・アマゾン音楽を書いていることについて一言どうぞ
92 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 14:35:17 ID:3VZzI0OH
93 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 14:41:00 ID:RMpuFlhX
>>91 ヴィラ・ロボスはモダニストだからね。そりゃ派手な管弦楽くらいはお手のもの。映画音楽的なエキゾチックさは彼の得意技だよね。
でも、「土俗的」とか「野生」とかいうのとは違うんじゃないか。「ブラジル」的とも言い難い。
「リオ」の音楽家なんだから。アマゾンの森の印象を絵画的に表現したモダン音楽というものだな。
でも、ヴィラ・ロボスは素晴らしい音楽を書く。特に器楽、室内楽は良い曲がいっぱいある。
Bachiana Brasileira No.5 なんて、奇跡的な美しさだ。
94 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 14:53:41 ID:RMpuFlhX
例えば、ショーロ10番だけど、 合唱のあんなリズムの音楽、私の知るかぎり、インヂオの音楽では聞いたことがない。 アマゾン辺りのインヂオの音楽は、そりゃいろいろあるだろうが、私の知る限り、もっとわらべ歌みたい素朴な歌だ。 自然の音の真似もあるが、ノリとしては、「かごめかごめ」に近いといえばわかりやすいかな。楽器なんてマラカスが主体だし。 あれがアマゾンなり、あるいはブラジルのフォルクローレかというと、私の知るかぎりまるで違う。 じゃああれは何かというと、海側のアフリカから来たリズムなんだろうと思う。 リオはアフリカの音楽の影響があるからね。アフリカ+モダン表現主義(+少しだけインヂオの歌)というもののほうが近いと思う。とても「ブラジル的」というような代物ではない。 ブラジルで太鼓をドンガドンガやるのは、海側からやってきたアフリカ音楽の影響によるものがほとんど。
ですからあれは外国人の考えるエキゾチック・アマゾン音楽の典型でしょう。 それを外国でブラジル音楽として自作自演を繰り返し、稼いでいたヴィラ=ロボスが 何を考えていたのかについて一言。
ブラジル音楽を紹介するために作曲してたわけじゃないのでおk
97 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 16:10:23 ID:RMpuFlhX
>>95 >ですからあれは外国人の考えるエキゾチック・アマゾン音楽の典型でしょう。
それは、ヴィラ・ロボスがそういう音楽を作ったからなわけで・・・それでお金稼いだからって別にねえ・・・自分で作った音楽なんだから。
そんなに新聞記者みたいな言い方しなくてもいいんじゃないかと。「何を考えていたのかについて一言。」なんてさ。知らんよ。
彼が何を考えていたのかはわからないが、多分ブラジル音楽のスタンダードを作ろうとした感じはあるね。
音楽教育にも熱心だったし。でも、それはきわめて首都リオ・デ・ジャネイロ中心の押しつけの発想だったともいえる。悪く言えばね。
ブラジルという一つの国家を意識させようとした大統領ジェトゥリオ・ヴァルガスの時代の発想だな。
「ブラジル音楽」というスタイルの確立。そんなものはあまりに多様すぎて、一つになるわけないのに。
するとヴィラ=ロボスが外国人受けするエキゾチック・アマゾン音楽に便乗したとは考えないわけですか。 ショーロ10番こそがブラジルの土俗的音楽の様式だと思ってる人は多いわけで そのもとは、ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスが フランスやドイツや北米で自分の代表作として自作自演をくりかえしたからでしょう。 そのまえに、ハリウッドの映画などでアマゾンといえば太鼓どんどんだと 欧米の人には刷り込みがあった。 それはヴィラ・ロボスは百も承知でしょう。 もしそれが間違ったブラジルだとヴィラ・ロボスが思っていたら ショーロ10番を「ブラジル的な音楽」として欧米に広めようとはしないのではないかと。 ヴィラ・ロボスの時代は情報豊富な今とは違うので、彼の音楽のイメージがブラジルそのものとして伝わっていたわけですよ。 そこを最大限利用したのが彼ですから。ショーロ10番がブラジル的でないとすれば それはヴィラ・ロボスにとってはいたい話だと思うのですよ。
10番は1925年だからハリウッド映画ということはまだないのかな。 サイレントですものね。画面の中では太鼓ドンドコたたいてるでしょうけど。 むしろレビューみたいなものの影響が大きいかな。 とにかくアマゾンもアフリカも北半球の白人には太鼓ドンドコでしょ。 それとショーロの太鼓ドンドコは無関係とは思えないのですが。
100 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 17:18:31 ID:RMpuFlhX
>ショーロ10番こそがブラジルの土俗的音楽の様式だと思ってる人は多いわけで まあそうなんでしょうね。でも、それは違うんだよってことを私は言いたいわけです。 じゃあヴィラ・ロボスは自分の音楽をどう思っていたかといえば、おそらく微塵の疑いもなく「ブラジル音楽」だと考えていたと思います。 商業的成功のために「ブラジル」を意識的に利用していたという考えはないんじゃないかな。というのは、カリオカは「ブラジル=リオ」だと考える傾向があるので。 でもね、実際に批評する時には指摘すべき点はしっかり指摘しないと。ヴィラ・ロボスにとって痛かろうかなんだろうが、そんなことはどうでもいいでしょう。 ところで、ヴィラ・ロボスを単なる土俗的音楽の作曲家として見てるなら、彼のほかの曲を聴いていけば、必ず裏切られるでしょ。 そういう時に彼を「土俗的音楽」のブラジル代表だと見なしている人たちはどう思うんでしょうかね? 「どうもそういう人じゃないのかもしれないな」ということにうすうす気づくんじゃないかと思うんだけど。 >彼の音楽のイメージがブラジルそのものとして伝わっていたわけですよ。 もちろん彼の音楽にブラジル的な要素はあります。サンバやショーロの要素を彼は効果的に使っています。 でも、アマゾンの原住民の土俗的リズムでも、野生の叫びでもありません。彼の音楽にはそんな大地に根づいた要素はありません。 むしろ、きわめてカリオカ的な粋な都会のオシャレこそが彼の音楽的信条となっているものです。 私が好きなヴィラ・ロボスのブラジル的性格はそういうものだと思っています。 太鼓がドンドンなる音楽は、ブラジルの海側の音楽なので、それもまたブラジル音楽なのですが、それはアマゾンのインヂオの音楽ではありません。 ましてやショーロ10番は、モダン表現主義音楽ですよ。
101 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 17:22:27 ID:3VZzI0OH
Chorosは一曲でもChoros sをとるのは誤り
102 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 17:29:47 ID:RMpuFlhX
>とにかくアマゾンもアフリカも北半球の白人には太鼓ドンドコでしょ。 多分、多くの都会のブラジル人もそう思ってる。でも、本来は違うんだな。 今は、アフリカ音楽も全国的に広まっているので、ブラジルのどこでも太鼓ドンドコが聞けるけど。 仮にも、民謡採譜をしたプロフェッショナルなら、そうじゃないことは知っていたはず。 カリオカはやっぱり「リオ=ブラジル」だと思ってるんだろうなあ。
103 :
名無しの笛の踊り :2006/07/16(日) 17:36:11 ID:RMpuFlhX
>>101 その通りだ。スマン。
今は、アフリカ音楽も全国的に広まっているので、ブラジルのどこでも太鼓ドンドコが聞けるけど。
というのはちょっと違うか。サンバとかマラカトゥみたいなアフリカ音楽の影響を受けたブラジル音楽というべきだな。
あと、ヴィラ・ロボスが「土俗的」なるものにこだわったのは、やっぱりストラヴィンスキー以降の表現主義スタイルが好きだったからじゃないか。
かっこいいからバトゥカーダをオーケストラでやってやろうってなノリでさ。
ちゃんと改行しろよ
105 :
名無しの笛の踊り :2006/08/01(火) 05:40:08 ID:6hFv9EUh
弦四の8番 良いなぁ!
106 :
名無しの笛の踊り :2006/08/05(土) 13:22:30 ID:dYgCb7xd
今年のアルゲリッチ音楽祭でミッシャ・マイスキーが演奏したヴィラ=ロボスの チェロの5重奏(曲名わすれた、たしか1番)むちゃくちゃ感動した〜!
107 :
名無しの笛の踊り :2006/08/05(土) 13:24:03 ID:dYgCb7xd
ごめん、たぶん弦四の1番かな? むかしブラジルに住んでたんで、ヴィラ=ロボスのレコードやら楽譜やら たくさん集めてたよ
普通にブラジル風バッハじゃないの?
109 :
名無しの笛の踊り :2006/08/05(土) 18:22:21 ID:qJkLwlVm
110 :
名無しの笛の踊り :2006/08/19(土) 20:04:57 ID:yhsrUuI0
>>65 え?こってりしてますが。
他の曲はもっとこってりしてる?
111 :
名無しの笛の踊り :2006/08/20(日) 12:58:54 ID:5rMihCqV
もっこり。
112 :
名無しの笛の踊り :2006/08/28(月) 18:17:53 ID:qjV0rVl9
上げちゃうよ
113 :
名無しの笛の踊り :2006/08/28(月) 19:52:21 ID:fW4Vb/HX
ヴィラロボの全作品表きぼん
録音はおろか楽譜すら出ていなさそうな曲が多そうな件について
116 :
名無しの笛の踊り :2006/09/09(土) 19:41:01 ID:QSl7rzyR
〜 はおろか … すら の 〜 と … が逆だと思う。
いや、その部分はそれでいいだろ。 直すとすれば、『出ていなさそう』の部分を、『出ていない』にするぐらいだな。 スレ違いですみません
118 :
名無しの笛の踊り :2006/09/10(日) 16:32:08 ID:BBcJo/nY
弦楽四重奏曲第16番保守
もひとつ保守