語ってくだちゃいな。
思うにこの真夜中によりによってシマノフスキというマイナーな
作曲家のスレを立ててもレスする物好きはそうはおるまいて
NAXOSのシリーズ聴いてます。思いっきり素人です。
こないだのN響定期で「ロジェ王」聴いて以来ハマってます。
メトープ、仮面が好きです!
>>2
シマノフスキってマイナーなんですか?
バルトークやスクリャービンでも500もレスがついてるYO
そりゃマイナーだろ
レス数でメジャー度を測られてものう
8 :
:02/09/18 03:26 ID:???
ラトルが一杯録音してるYO!
確かにシマノフスキーってマイナーになっ
ちゃってるね。
バルトークやスクリャービンやプロコフィ
エフやショスタコーヴィチ程度にはメジャ
ーになってもいい巨匠なのにね。
かくいう私も、『スターバト…』と第3交
響曲、2曲の弦楽四重奏曲しか聴いてない。
次に聴くべきはばよりん協奏曲か?(オペ
ラやバレエは長そうだしね。第4交響曲の
CDはオペラと抱き合わせだし)
ポーランドの作曲家なのに、扱う題材はエ
キゾチックだよねえ。ペルシャの詩(第3
交響曲)、イスラムやビザンツの残照(ロ
ジェ王)とか。
V協は、1番も2番もとっっても素敵な音楽ですよ!
1番は印象主義+神秘主義的な曲で、深い森の中のおとぎの国を表してるかのような
美しい音楽です。第3交響曲とほぼ同じ時期に書かれましたが、あれよりは暗くないです。
単一楽章で、約27分の曲。
2番は民族舞曲的な元気な曲で、同時期に書かれた第4交響曲とほとんど同じ性格の音楽。
この民族色あふれる旋律は、1番とは正反対に、とても温かな民族の気質を感じ取ることが
できます。真ん中に長いカデンツァを挟む2部構成の曲で、約22分。
前回か前々回の刈り込みで落ちたスレ
「シマノフスキでどこまでスレが続くか」(うろ覚え)
は200前後まで行った記憶が。
シマノフスキは大概好きだが、中でもVnコン2番は大好きだ。
あとハルナシーと夜の歌とマズルカと神話とスタバトが好きだ。
ああすまん、書き忘れた。
SQ1番とノクチュルヌ&タランテラも好きだ。
13 :
9:02/09/19 10:04 ID:???
>>10 レスありがとう。第2ばよりん協奏曲、年代
的には『スターバト…』とか第2弦楽四重奏
曲に近いですね。これらの曲は、第3交響曲
みたいに絢爛たる趣はないけど、幽玄という
か、なにか遥かなものを呼び起こす感じで、
あなたが第1について使った「印象主義的で
神秘主義的」という言葉が、中身こそ違え、
やっぱりあてはまる気もしますね。
14 :
名無しの笛の踊り:02/09/20 00:09 ID:7agJrury
なぜここまで皆ID出てないのか。シマノフスキファンは控えめなのかにゃ。
あの蛮性豊かなハルナシーを生で聴きてえ〜。コルトあたりに期待。
16 :
名無しの笛の踊り:02/09/20 00:19 ID:eF8x5oOn
シマノフスキ、、、すっごくイイ、、、
いちばん好きなのはヴァイオリン協奏曲第1番。
ムターが弾いたら、すごそう、、、
17 :
17:02/09/20 00:32 ID:Ycopfgou
もしかしたら記憶違いでシマノフスキじゃないかもしれないけど(笑
この前テレビでピアノソナタ(多分)の演奏を見ました。
全2楽章で後半楽章はフーガになってる作品。
結構長くてクライマックスが何度もやってくるすんごい曲だった気が。
↑たしかアムランがひいてたよね
紀尾井ホールで
あのロジェ王の日に戻りたい・・・・。
B定期も終わってしまった・・・デュトワももう日本を発ってしまう・・。
DGはムター&プレヴィン夫妻のVnコンを出さないものか。
旦那ピアノで神話、夜想曲とタランテラなどでも可。
AG
シマノフスキを「スジマノフスキ」と記述しているのを見掛けるけど
どっちが原語 Szymanowski の発音に近いの?
23 :
:02/09/25 10:53 ID:???
>スジマノフスキ
なんか卑猥だ…
今回のスレには、自分で弾くという人のカキコがないねえ。前スレはそれでにぎわっていたのに。
そもそも絶対数が少ないのだろう。
ミハイル・ルディに日本で弾いてホシイ。彼のCDは中々良いので。
スジマソフスキ・・・
27 :
名無しの笛の踊り:02/09/27 01:27 ID:4ZyVYnD/
クリスティアン・ツィマーマンのシマノフスキは
永遠にお蔵入りなのか・・・涙
28 :
名無しの笛の踊り:02/09/27 01:30 ID:LacuHB97
>>27 そろそろ出してくれてもいい頃だけどね。
ツィマーマンのディスク自体が少ないのだし。
彼には協奏交響曲も録ってほしいけど、バックをDGの誰にするか…
ああ、ブーレースVPOでいいじゃん。Virginからテツラフ借りてきて
Vnコンも一緒に入れたら最高。
30 :
名無しの笛の踊り:02/09/28 22:54 ID:UqrNNrCf
ハルナシー、ロジェ王、メトープ、マズルカ、ペンテレジア最高!!!
31 :
名無しの笛の踊り:02/09/28 23:05 ID:UqrNNrCf
ハルナシー、ロジェ王、メトープ、マズルカ、ペンテレジア最高!!!
32 :
名無しの笛の踊り:02/09/28 23:05 ID:UqrNNrCf
ハルナシー、ロジェ王、メトープ、マズルカ、ペンテレジア最高!!!
33 :
名無しの笛の踊り:02/09/28 23:27 ID:fvPcm6Qn
ラトルは「ハルナシ」、交響曲第1番、第2番も
録音してほしい
マンドラゴラは?
ハルナシーに比べると地味かな。名前はおどろおどろしいが。
芯の強い美しさに惚れてます
確かに。繊細だけどナヨナヨしてないのが良い。
生き残り記念age
ピアノ曲の「仮面」がイイ!!!
特に第1曲の「シェエラザード」が(・∀・)イイ!!!
41 :
名無しの笛の踊り:02/10/07 22:41 ID:boAhmpB5
オイストラフ のヴァイオリンソナタ第1番のCDいいよ!
過去ログ全部読みますた。
すごいです。
44 :
名無しの笛の踊り:02/10/08 23:20 ID:zokuH0E3
>>fromアマゾンレビュー
ポーランド一の作曲家シマノフスキ-その理想と苦悩の奇跡 2002/06/30 ポーランド最高の作曲家シマノフスキの悩みは深く、屈折している。
自身のロマン主義的傾向、東洋的汎神論への傾倒、古代ギリシャ文明と地中海的文化への憧れ、そして母国ポーランドの山岳地帯に棲む山の民への共感・・・・。
特にこれらの弦楽四重奏曲は、シマノフスキ作品の中でももっとも、作曲家自身の思索の紆余曲折に寄り添うような、晦渋だがある意味もっとも作曲者自身を表した音楽。
ともすれば何か言いたげなまま、結局言い切ることなく曖昧な結果に成りかねないこれらの作品を、カルミナ四重奏団は、衝撃的な鮮烈さで表現している。
それは作曲者への深い共感と愛情だけでなく、それ以上の厳しさと鋭さをもって、この作品の奥底に光る、作曲者自身すら気づかぬ今日性と未来性を浮かび上がらせてくれたように思う。
パリやウィーンの19-20世紀音楽の「本場」「正統」といった権威主義の蔭で、これまで隠れていた偉大な作曲家ヤナーチェクやシマノフスキが再評価される今こそ、この作品と演奏が、是非多くの人の耳と心に届いて欲しいと願わずにはいられない。
45 :
名無しの笛の踊り:02/10/08 23:23 ID:f3OAe7RZ
なかなかいい文章ですな。感心感心。
最後のところはシマノフスキファンの共通の思いじゃないかな。
46 :
名無しの笛の踊り:02/10/09 00:56 ID:jP1nIvT6
fromアマゾンレビュー2
シマノフスキ:ロゲル王
不思議な光で炙り出される、諸神混淆ヨーロッパの"闇" 2002/06/02
こんな名状しがたい音楽世界は、聴いたことがない!!
シマノフスキの「ロゲル王」は、諸神混淆のヨーロッパの暗部を
裏側から不思議な光でぼうっと炙りだすような作品だ。
妖しき煽動者と次第に忘我におちいる姫の謎めいた物語が、
時には東方の聖歌、またある時にはシャーマン的ヴォカリーズ、
異教的舞踊などに彩られつつ、えもいわれぬ魅力を伴って表現される。
中世の暗黒とユートピア幻想、失われた文明の残照、
隠された真実とその顕現、それらがあらゆる固定観念を
思いも寄らない形で裏切りつつ、次々と現れては消える。
アラブ世界や東洋へのシマノフスキの深い関心が、
単なるエキゾチシズムではなく、精神の奥底の魂の共振に
根を持ったものだったということを、この作品が証明しているように思える。
ロジェ王の歴史的背景、ビザンツやイスラム、ユダヤ文化の共存について知りたい向きには、高山博という人が書いた『中世シチリア王国』(講談社現代新書)が手っ取り早い。
同じ著者で『神秘の中世王国』(東京大学出版会)『中世地中海世界とシチリア王国』(同)もある。最後のは本格的な学術書だけどね。
東洋への関心については、第3交響曲の歌詞(ペルシャの詩人でルーミーとかいうひと)にも現れている。
48 :
名無しの笛の踊り:02/10/09 12:52 ID:WlndrvRs
>>47
ありがとう。早速探してみるね。
なうしかー
50 :
名無しの笛の踊り:02/10/09 12:59 ID:WlndrvRs
リヒテル、アムランの録音の商品データ、誰か教えてくれませんか?
是非聴きたいた前々から思っていたのですが、未だ見つけていないのです。
51 :
名無しの笛の踊り:02/10/09 22:10 ID:ePhCxZLQ
>>47,48
ホント、面白そう。
読んでみたい。
52 :
名無しの笛の踊り:02/10/11 01:29 ID:JqVWyw+M
シマノフスキの作品って、いい曲も多いけど、「惜しいっ!!」って曲と、あるなあ。
例えば弦楽四重奏1番とか、交響曲1番、2ばんとか、、、
交響曲2番のスコア手に入れますた。
ウレシイ。
出版社と値段をプリーズ
>48
47ではないが48の最後のは手に負えないと思うよ。
講談社現代新書くらいにとどめておいたほうが…
BSでたまたま少しだけ聴いて、ロジェ王を衝動買いしてしまいますた。
しかし、なんなんですかね、このCDのナルシス写真は?
羊飼いはこう歌った。
「我が神は私のように美しい」
非キリスト教的でエキゾチックな歌詞だね。シマノフスキらしい。
59 :
名無しの笛の踊り:02/10/15 21:01 ID:5Y8yuG5x
後期シマノフスキの音楽のルーツを知りたい人には、
ニンバス・ワールド・ミュージック・コレクション10
ポーランド、タトラ山地の音楽
がおすすめ。
倍音列音階や、不規則フレーズ構造、完全5°のバッソ・オスティナートなどの、
シマノフスキの音楽様式のルーツの片鱗がここで聴ける。
>>54 Polskie wydawnictwo muzyczne Edition で1500ズロチ
しかしペンで消した下に250!と印刷されてた。
ズロチって「世界まるごとHOWマッチ!」以来久しぶりに聞いた。
今のレートでUS$60くらいか…ビミョーだ。1500はハッタリか?
63 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 11:32 ID:TvpgsFz9
>>59 聴いてみたいですね。
でも、シマノフスキの曲って、あれはあれで民族色なのかもしれないけど、一面ではドビュッシーなどの影響も大きいだろうし。
ストラヴィンスキーやバルトークと同じで、そんなに民謡っぽくはないのでは?
ポーランドの伊福部昭。
65 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 21:38 ID:FNi9iUX8
>
>>64 全然違う。シマノフスキが、あんな内的葛藤無しの民族主義者なわけないでしょ!
66 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 21:55 ID:FNi9iUX8
>>63
でも、シマノフスキの曲って、あれはあれで民族色なのかもしれないけど、
一面ではドビュッシーなどの影響も大きいだろうし。
>>ドビュッシーの影響がみられるのは、メトープ、マスク、ミュートスなど中期の作品。
一方ハルナシーは、いわばポーランド山岳版ペトルーシュカの様な作品。
もろに山の民の音楽が登場する。後期のマズルカなども、いわずもがな。
ストラヴィンスキーやバルトークと同じで、
そんなに民謡っぽくはないのでは?
>>ストラヴィンスキーにもバルトークにも、
民謡そのまんまが登場する作品は、いくつもある。
ペトルーシュカはその筆頭で、登場する多くの旋律が、超有名なロシア民謡。
その他、結婚や狐、プリバウトキ、などは
バルトークの殆ど(といっていい)作品が、彼のマジャール民謡研究の成果。
音組織はもちろん、素材の音程関係から、作品の構造全体に至るまで、
マジャール民謡と関係のない作品は、ない(といいたくなるくらい)。
いずれの作曲家にしても、「民族色」「民謡っぽい」などという曖昧で、
趣味的なモノではなく、それぞれのアイデンティティを賭した追求の結果
だとおもうよ。
とりあえず、聴いてみてちょっ!
67 :
名無しの笛の踊り:02/10/17 21:56 ID:FNi9iUX8
その他、結婚や狐、プリバウトキ、なども。
>>64 それは乱暴すぎ。せめて(伊福部+武満+三善)くらいで。
69 :
名無しの笛の踊り:02/10/18 08:58 ID:DTzPPGlU
>66
63です。レスありがとう。
シマノフスキの後期の曲にタトラ山地の音楽の影響があるという説は、どのレコードの解説にものってますね。
だけど、後期の曲(といっても『スターバト』、『リタニ』、第2カルテットしか聴いてないけど)ってそれだけなのかな?と思ったのですよ。
これらの曲にみられる、中間色の領域を彷徨うような、ある種の捉えどころのなさって、民謡の影響なのでしょうか?
若い頃受けたドビュッシーやらスクリャービンやらのインパクトを自分流にインテグレートしたという要素もあるのではないかと思ってカキコした次第です。
70 :
名無しの笛の踊り:02/10/19 00:37 ID:37awkeQp
>69
当然、様々な側面があるでしょうね。
シマノフスキって、特別多面的な作曲家だと思うし。
でも、何故シマノフスキがタトラ山地の音楽にこだわったか、ということに
彼の音楽の鍵があるのは、間違いないと思うよ。
シマノフスキは、単なる民族主義的立場からタトラ山地の音楽に関心を抱いた
のではなく、それこそ、「ロジェ王」的世界観の追求の帰結でもアルと思う。
たとえば、リディアンの変種が、そんな山岳地帯に残っている、ということに
衝撃を受けて、既成概念をぶち破られたのが、始まりなんじゃないかなあ。。。
そう考えると、一見無関係に見える、メトープやマスクやロジェ王の線と、
マズルカやハルナシーの線、さらにスターバトマーテルやリタニの線が、
表面上の立場ではなくもっと奥底で、一つの確固とした世界観で貫かれている
のが、ワカル気がする。
シマノフスキは今でこそポーランド音楽の巨頭として認知されるけど、
当時の国内の楽壇からは冷遇されていた節があるわけで。
そうすると、彼直系の弟子みたいな人ってあんまりいないのかな。
ルトスワフスキあたりの隔世遺伝(?)な人たちは思いつくけど。
72 :
名無しの笛の踊り:02/10/21 23:52 ID:nQisY9oV
>71 ロシアの大ピアニスト ゲンリッヒ・ネイガウスはシマノフスキのまたいとこにあたるらしいよ。
ということはその息子のスタニスラフもそのまた息子のブ−ニンも繋がりはあるらしい。
弟子というのではないけれどね。
age
そろそろネタ切れの気配がしてきたので
近現代ポーランド音楽全般に話を拡げてはどうか。
といっても長続きしないかもしれないけど。
とりあえずルトスワフスキは好きよ。
75 :
名無しの笛の踊り:02/10/25 00:49 ID:AxfskObO
ブーレーズ/テツラフ期待あげ
76 :
名無しの笛の踊り:02/10/25 19:14 ID:H2KSCLIq
そう?
ブーレーズがシマノフスキっていうのは、笑っちゃう。
聴いてみんことにはね。テツラフには大いに期待しているけど。
29日に行くんだけど、買ったときには別の日にマーラー5番との
別プロがあるなんて知らんかったよ。梶のアフォウめ。
(ブーのマンダリンはザルツブルクのLDを持ってるんでねぇ)
78 :
名無しの笛の踊り:02/10/26 23:46 ID:wCWBnmUk
カルウォーヴィチについて語りましょうか
知らないけどあげ