「サイモン・ラトル3ーベルリンの日々ー」は1ヵ月保たずに、 さっさとdat落ちしました。 そこでしつこく当スレ「サイモン・ラトル4〜マラ5は欧州で10月発売」を よろしくお願いします。
誰も書き込まないな。 さすがはモジャモジャサイモン。
寂しいですね... では私が先週聴いたバーミンガムとプロムスでの マラ8の感想でもカキコしましょう。
6 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 00:49 ID:KW1Jq+Vg
>>5 よろしく! そのリクエストしようと思っていたところでした。
7 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 00:58 ID:raFhYHc8
いま、ルツェルンにおります。 9月からベルリン・フィルの芸術監督に就任するラトルの、フリー ランサーとしての最後のコンサートで「英雄の生涯」が取り上げ られるため、もう堪らず、12時間かけてルツェルンまで来ました。 朝10:00から始まったラトル&バーミンガム・シティ交響楽団の ゲネプロが、さきほど、終わったところです。 もう素晴らしいの一言です。 これを聴くために、はるばるルツェルンまで来た甲斐がありました。
8 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 00:58 ID:raFhYHc8
「英雄の生涯」のナマ・ステージは、私が高校生の時、カラヤン&ベル リン・フィルの来日公演で聴いたのを皮切りに、多くのマエストロの 指揮で聴いて来ましたが、今夜、2時間後にラトルが指揮する「英雄の 生涯」は、間違いなく生涯、記憶に焼き付いて離れない、「英雄の生涯」 の最高のステージとなることでしょう。 リハーサルの間、ずっと鳥肌が立ったままで、4年前、東京オペラ・シティ で「何だ、これは!」と腰を抜かして聴いた、ラトルの、あのマーラーの 交響曲第7番を、まざまざと思い出させてくれました。 バーミンガムが相手なので英語でのリハーサルでして、ラトルの指示と 楽員の反応が、私でもリアルタイムで理解出来るため、非常に面白かった です。
9 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 00:59 ID:raFhYHc8
昨年から今年にかけて、ラトルがウィーン・フィルやフィラデルフィア 管弦楽団を指揮したステージを聴きましたが、ラトルの音作り、彼の やりたい事をバーミンガムが十分に体得していることもあるのでしょう、 細部に至るまで抜群の仕上がりでして、今夜はヘンツェの交響曲も上演 されることもあって、ルツェルンに来る前に、地元でみっちり仕上げて きたことがありありと分かります。 6月の最後のステージから40日ぶりに現地集合して、数時間のゲネプロ を数回やっただけで、夏休みボケが抜けないまま、各地のフェスティヴァル で本番ステージに臨んだMETオケとはエライ違いです。 過去に聴いたラトルのステージから「戦場の英雄」でパワーを全開させる スペクタキュラー路線を想像していたのですが、さすがにベルリン・フィル の新しいシェフに選ばれるだけのことはありますねえ、最後の「英雄の引退」 を聴かせる全体設計でした。
10 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 01:00 ID:raFhYHc8
ラトル先生、やっぱり奥が深いですわ。 単なる過激派のオニイチャン指揮者ではないことを改めて思い知りました。 「英雄の引退」ではスコアの指示より、さらにテンポを落とすよう、執拗に 指示しても音楽の緊張が途切れず、ピーター・トーマスのヴァイオリン・ ソロが良いこともあって、ここまでタップリと歌い込んで、音楽を横揺れ させる叙情的なラトルを初めて聴きました。 「英雄の引退」は7〜8分の箇所ですが、ここだけは何度か繰り返して いましたから、ラトルのこだわりもここなのでしょう。 勿論、音のエッジをガンガン立てて3倍速で煽りまくるラトルも大健在 で、リハーサルを見学していた人が10数人だったこともあってか、それ こそ「戦場の英雄」ではホール全体が揺れていました。 豪放磊落な一筆書きを一切排除して、細部にこだわり、ユニークなデフォ ルメを施すのも相変わらずですが、トゥッティでどれほど大音量の咆哮に なっても細部の解像度が落ちないキチッとした音作り、アンサンブルの 要求精度の高さ、
11 :
名無しの笛の踊り :02/08/19 01:00 ID:raFhYHc8
妥協せずに楽員にそれをキッチリと要求し、短時間で実現させるコミュニ ケーション能力、分かり易いバトン・テクニック等々を目の当たりにして、 ラトルが現代の指揮者の最高峰であることを痛感しました。 昨夜聴いたレヴァイン&METも素晴らしかったのですが、まあしかし ゲネプロとは言え、こんな段違いなものを聴かされると、どんな演奏も 吹っ飛びますね。 ラトルはベルリン・フィルでは2003年3月の定期公演で、この「英雄 の生涯」を指揮する予定ですが、もう一度ベルリン・フィルでも聴いて みたいものです。 1月の定期公演で指揮する予定の「ロメオとジュリエット」「春の祭典」 ともども、楽しみにしています。 ラトルのベルリンでの大きな成果を期待したいものです。
いいなあ。 リヒャルトは他に何かやってたっけ。
>>7-11 引き続き本番のレポートも期待しております。
良スレあげ。
ダレだか特定されることの容易な書き込みをえんえんとするスレ主は 正気ではないね。
マラ8は分からんと言っていたラトルのマラ8デビューはどうだったのでしょうか。
ラトルが初めてマラ8を今年の8/8にバーミンガムでやるというのは、 昨年の11月くらいに発表されていました。 オケはイギリスのユースオケで、National Youth O. of Great Britainです。 これはラトルが10代の頃、ティンパニで参加していたオケなので、 この公演はベルリン就任前の記念コンサートのような感じだったのでしょうか。 私は当時無料だったandanteでこのスケジュールを知ったのですが、 1年近く先のコンサートなのにチケットはその時からすでにsold outで、 クローズドに近い?コンサートなのかと思っていました。 また、ラトルを長年追っていたNicholas Kenyon氏の著作でも、 このコンサートは、バーミンガムのシンフォニーホールのオルガンが完成することを 記念して行われるコンサートというようなことが書いてあったので、 聴くのは難しいのかなと思っていました。
日本のチケット代行屋さんに問い合わせても、分かったのはプロムスでもやるのでは? ということだけで、イギリスはチケットのシステムが他国と違うので手配できない、 とのことでした。ですから私はプロムス狙いで今年の5月まで待ち、 オンラインオーダーでプロムスの8/11分は1枚ゲットしました。 これは同行者用のチケットで、私はあの立見の平土間で聴くつもりでした。 ですがせっかく英国へ行くなら8/8のバーミンガムも聴きたいと思ったので、 そちらは現地でsucheすることにしました。 一応National Youth O.にメールでいろいろ問い合わせたのですが、 残念ながら当方では如何ともしがたいということでした。
初めて行くバーミンガムは、ロンドンが東京だとすると、水戸みたいな感じでしょうか。 中心地にあるバーミンガム・ニュー・シティ駅前なんかは雑然としていて、 ちょっと歩くと小綺麗なシンフォニーホールの入った建物のある広場があります。 その辺り、水戸芸術館となんとなく似たような気がします。 都市としては、水戸よりは大きな街のように思えましたが、 決してガラのよいところではないようでした。 開演が20時なので、とりあえず16時頃ホールを下見に行き、 まだ時間があるのでチケット屋でも探そうと思って市内へ向かうと、 ホール前の広場で真ん前からラトルがコーヒーカップを持って歩いてきました。 何か話しかけようかと思ったのですが、険しい表情で早足で行ってしまったので、 その後ろ姿を見送るのみでした....
バーミンガム市内には、いわゆるチケット屋のようなものはありませんでした。 旅行者向けのインフォメーションセンターみたいな中にプレイガイドみたいなのが あるのですが、当然チケットはありませんでした。 そこで開演60分前からsucheしようと思い、90分前にホールへ行き、 バ響の来シーズンのプログラム冊子などを見ていました。 ラトルは今年の10/19,22の定期に出演予定があり、シマノフスキやR.シュトラウス (英雄の生涯)をやるようです。 特に10/22は、英雄の生涯の他に、デッセイとシマノフシキの歌曲、 アリアドネのツェリビネッタのアリアをやるという強力なプロになっていました。
そのプログラム冊子の後半には、チケット入手方法などが書いてあったのですが、 なんとそこには「Return&Resales」という項目があり、sold outの公演に限り、 開演90分前からキャンセルチケットを売る、と書いてあるではないですか。 もっとも、この仕組みを知らなかったのは私だけだったのかもしれませんが。 そこで慌ててBOX OFFICEへ行ってみると、すでに6人並んでいます.... なるほど、こういうことだったのかと思い、キャンセルチケットを待つことにしました。 キャンセルといっても、売る方も当日の開演90分前からしか売れないらしく、 つまりチケットを待つ人は、 となりのカウンターにチケットを戻しに来る人を待つことになるのでした....
開演が迫り、ぽつぽつとチケットを戻す人が来ます。 そのたびにチケット待ちの列はぽつりと短くなります。 しかし私にとって意外だったのは、2人連れは連番のチケットを待っているため、 1枚だけキャンセルチケットが出ると、後に並んでいる1枚だけ欲しい人に譲るのです。 そのお陰で、私は開演5分前に11ポンドのキャンセルチケットをゲットできました。 3階の席に着くと、座った途端にラトルが入ってきました。 バーミンガムのシンフォニーホールは、意外に小さく感じました。 モダンな内装ですが、馬蹄形になっていて、正面奥から両脇の客席まで、 合唱団がびっしり座っていました。さらに平土間の下手側にも、児童合唱がいました。 これだと、演奏者と観客が、2:3くらいの割合なんでは?と思える勢いでした。
この日、私は初めてラトルのマラ8を聴いたのですが、 一言でいうとかなり過激なものでした。 私はマラ8はCDでも実演でも割と聴いている方だと思いますが、 ラトルのは間違いなく最も刺激的と感じました。特徴をいくつかあげると、 ○テンポの急激な変化。これは随所で現れます。急に早くなったり遅くなったりします。早いところはかなり早く、遅いところはかなり遅いです。 ○ダイナミクスの変化。メロディを歌わせるときに強弱にかなり細かい表情があります。上のルツェルンの方の報告にもある、「音のエッジ」もかなり立ってます。 ○合唱のアクセントの付け方。これはベト9でもやっていた、特定の音だけ強く歌わせるような感じです。 ○内声部と木管の強調。ビオラとかに顕著でした。
細かいところはたくさんあるのですが、第1部だと、 合唱がトゥッティになるところで、 児童合唱に両手を口もとにあてさせて遠くに叫ぶように歌わせていたりとか、 コーダに入るところで突然急加速して、普通はバンダが入るところで 減速しそうなところを、逆に加速するかのように、 目が回るような勢いで突っ走っておいて、終結の直前で突然減速するとか、 かなり激しい演奏だったと思います。 全体的には上記のような感じで、ラトル好きな方にはお馴染みな世界だったのですが、 ラトルの一連のマーラー演奏の中でも、8番は7番並に濃厚と感じました。 好きでない、ということは、つまりこれくらいやらないと面白くない、 ということだったのか?と思えるくらいな濃さでした。もちろん私は大満足でしたが...
バーミンガムでの演奏は、残念ながらオケも合唱もかなりフラフラでした。 プロムスでは、この点オケはかなり頑張っていたと思います。 少なくとも昨年のザルツで聴いたメスト/マーラーユーゲントo.より気合入ってました。 ですがやはり音量がかなり厳しいです。この点、アバドのCDのキャストくらいの勢いで 実演をぜひ聴いてみたいものだと思いました。 しかし最年少が13歳のオケで、ラトルの下でマラ8やるって、大変なことですよね....
それと珍しく1st&2nd vl.は両翼配置ではありませんでした。
以上、ネタでした。 楽しんでいただけましたか?
>27 あはは...プロムスではテレビカメラも入ってましたので、 ぜひ実演の模様を日本でもやって欲しいものです。 第1部が終わって、いきなり「ワァァァァーオ!」と叫んだ人がいましたが、 気持ちはわからんでもない、そんな演奏でしたよ。
29 :
27 :02/08/19 04:19 ID:???
>29 ふふふ...それでは、ともにベルリン・デビューを楽しみましょう。 でもラトルのマラ5はちょっとな....
ラトルは現代モノで十分という気もするが…
>>17-26 ありがとう。
NYOにとっちゃ大先輩だもんね、
そりゃ気合入ってたでしょう。
ほんと、日本でも放送してくれないかなあ。
因みに英BBCでは9月1日に放映するらしいね。
プロムズのマラ8にEMIが入っていた(入る予定)とかいうのを、 ソリストの一人の応援サイトで見たんだけど、これホント?
>35 どうでしょう。 アルバート・ホールにはBBCのロゴ入りの機材車はたくさんいましたが... ただしテレビ(HD)収録アリとはいえ、マイクはステージにもたくさん立ってましたし、 通常の放送録音にしてはかなりな勢いだったと思いますが... あと、FMでのON-AIRは当日生中継と、16日に再放送があって、 16日の方はリマスタリング?されたというか、 音質は良くなっていたようです(mahler MLによると)。 ですから海賊盤なんかも出回るのではないでしょうか....
37 :
名無しの笛の踊り :02/08/22 19:06 ID:LAH9AUsy
>35 この応援サイトのソリストって誰ですか? よかったらURL教えて下さい
38 :
35 :02/08/23 01:33 ID:???
>37 それが思い出せないのよ。 Rattle Mahler 8 でぐぐるってちょ。
39 :
35 :02/08/23 01:35 ID:???
>36 なるほどねえ。 ところで Mahler ML のログって公開されてんだっけ。 昔取ってたんだけどやめちゃったのよ。
41 :
名無しの笛の踊り :02/08/23 22:52 ID:NoqMvh+x
age
42 :
35 :02/08/24 00:59 ID:???
>40 そう、あのML面白かった。 んだけど、正にいいペースでメールが飛んでくるので、 ついていけず辞めてしまった。 まあその頃は furt-l やら何やらいろいろ入っていて 収拾がつかなくなってしまったわけだが。
age
ベートーヴェン、僕の次の期待はラトルといえよう。
ラトルはドヴォ、チャイコはまずやらんでしょう 今まででもほんとにちょっとしかやってなかったし
47 :
名無しの笛の踊り :02/08/26 22:59 ID:rr3ajd5r
ラトルタンのおすすめCDまとめて教えてくらはいです
48 :
:02/08/27 10:31 ID:MjyEi6xg
>7-11 ルツェルンでの公演を聴いたという人、 ヘンツェはどうだったのよ?新作・第10番だよね? そっちについても書いてくれないと。
49 :
名無しの笛の踊り :02/08/28 02:09 ID:kQNLVptK
ヘンツェのときは寝てました
50 :
名無しの笛の踊り :02/08/30 00:49 ID:8cQ4h6wi
age
51 :
名無しの笛の踊り :02/08/31 04:18 ID:djrbwBjs
age
15日にFMでバッハのヨハネ受難曲をやるそうでしゅ。
53 :
名無しの笛の踊り :02/09/01 14:09 ID:RGuFaLdN
>>53 そうですか・・・。7番と比べて見劣りしますか?
盤化はやはり1年くらい待つのかな・・・
55 :
名無しの笛の踊り :02/09/02 16:54 ID:Fl8mekJX
>52 BPOとのやつですか?
56 :
名無しの笛の踊り :02/09/02 17:20 ID:Fl8mekJX
>>55 そうでしゅ。
2002年2月20日、ベルリン・フィルハーモニーでのライヴでしゅ。
58 :
名無しの笛の踊り :02/09/04 10:24 ID:rvdDoqGI
age
マラ5、問題は録音だな。 最低限、放送録音程度の水準を保ってさえいれば良いのだが・・・ EMIだから心配だ。
演奏にも問題あるらしいぞ。 詳細は過去スレ参照
今月号(10月号)の“Gramophone”巻頭特集はラトルだぞ! おめえら買えよ!
62 :
名無しの笛の踊り :02/09/08 05:42 ID:9Uli2KTI
NDR 3のマラ5生ライブ聴いた? 確かにテンポ早いけど、1、5楽章は悪くなかったような。 アンコールはハンガリー舞曲だったが、 ラトルはちゃんとドイツ語で話してウケ取ってたよ。
>62 昨日はテープ回して寝てしまった。いま聴いたんだが、 コレ、昨年のザルツのwphとの演奏よりいいね。 BPOかなりがんばってる気がする。 でもrealの音だからよくわかんないとこもあるけど.... うまくCDになってくれたらかなり面白いかも。
5楽章をもう一回聴いてしまった... これは結構いいよ。かなりいい.... テンポはやけに速いが、コントロールが効いててかなり細かいとこまで鳴ってる。 マラ5としてはかなりユニークな演奏じゃなかろうか。 あとはEMIに変な編集しないで欲しいと願うのみだ。 この日の演奏はほとんど傷がないからこのままでも行けそうだけどな
ラトルは2番のフカーツが名演奏でしたな。 9番はまあまあ。7番は実演が100倍ヨカタ。 さて、5番どうでっしゃろ。
66 :
名無しの笛の踊り :02/09/09 04:31 ID:EubOAR8U
BPOのマラ5は確かに97年のバ響、昨年のwphよりも練られてました。 でも、ちょっと特殊な類の演奏かもしれません。 ラトルのマーラーでは2,4,7,8がかなりの刺激系でおすすめですが、 他のは一長一短かも。 でも私はラトル好きなんで今回のBPOとのマラ5、良かったです。
67 :
名無しの笛の踊り :02/09/09 20:10 ID:nRIL2ZHs
9/7 FM NAMA CHUUKEI & TV SATSUEI ARIMASHITA 9/8 TV SATSUEI ARIMASHITA JAPANESE KEKKOU IMASHITA
68 :
名無しの笛の踊り :02/09/10 00:41 ID:TT7uhHtF
>67 Do you live in Berlin? Or are you a traveler from Japan?
www.gramophone.co.uk/newsMainTemplate.asp?storyID=1335&newssectionID=1
ラトルの頭髪=陰毛
ベルリン・デビューの映像は21日にBBCがテレビで流すのか... NHKは最近何もやってくれないなあ...
>72 それってブル9とシェーンベルクでしょ?
75 :
名無しの笛の踊り :02/09/10 21:34 ID:WrlJRCBt
67です。旅人です。 9月9日はTV撮影はありませんでした。 レコーディングだけのようです。 価格設定が安かったせいか3日間で一番混んでいました。
76 :
名無しの笛の踊り :02/09/11 19:27 ID:8cP0Pubn
age
>75 ラトルのマラ5どうでした? アデスの曲もBPOだと面白かったんじゃないでしょうか?
78 :
名無しの笛の踊り :02/09/13 19:52 ID:/rA7JMUj
アデスは打楽器大活躍。3楽章の弦の音の動きも面白かったです。 普段CDでは聴く気がおきないような曲ですが、 生だと結構楽しめますね。
マラ5の感想もよろしこ
80 :
名無しの笛の踊り :02/09/15 07:15 ID:3GhQdA1D
あっという間に下がるなあ
クラシカは明日からラトル週間でしゅね。 「リーヴィング・ホーム」のシリーズもやりましゅ。
>>72 NHKでも10月下旬にマラ5放送するらしいよ
BSかハイヴィジョンだろうけど
83 :
名無しの笛の踊り :02/09/15 17:16 ID:9uD0eGra
ヨハネあげ
84 :
名無しの笛の踊り :02/09/16 01:01 ID:7PB86La4
ラトルのヨハネ、ドラマチックだね...
今回のラトル/BPOのマラ5は、 ラインホルト・クビーク(マーラー協会の人らしい)改訂版を使っているんだそうで、 3楽章のホルンソロを指揮者の隣に立たせたりするんだそうですね。 アバドがBPO就任の時にマラ1やって、 終楽章でホルンが立つという指示のところで、 わざわざ座らせたのを考えると、 この新旧音楽監督のキャラは好対照で面白いですね。
あー、ヨハネ堪能したよー。 オレは全く古楽わからんしヨハネ聴くのも久しぶりだが... そういうオレにも十分楽しめる、まさに劇的な演奏だった。 FMの割に録音もいいし、楽しめた。 でも古楽好きやバッハ好きには否定される演奏なのだろうなあ。
87 :
名無しの笛の踊り :02/09/17 05:41 ID:mJ2OqVKZ
ドイツでは9月15日に9月8日のライブをTV放送した模様。現地留学生談。 そのためにライプツィヒ旅行を1週間延期したとか。 またオーストリアでは9月22日に9月15日のウィーンでのライブを放送する 予定。CSラジオのクラシック7に放送希望メールおよび電話をしてみては いかがでしょうか。
89 :
名無しの笛の踊り :02/09/17 23:14 ID:j/ozR7a8
90 :
名無しの笛の踊り :02/09/19 08:12 ID:mpW9p3H/
要約ぐらい日本語で載せたら?荒らしとかわらんぞ。
>>91 そりゃ言い過ぎでしょ。厨房はクソして寝ろ。
ラトルの芸風を考えるといくらでも批判できるだろうからねえ。 こういう抵抗勢力がのしてきてラトルが好き勝手できなくなったりしたら、 困っちゃうんでそうなったらさっさとベルリン出ていって欲しいよ。
まあ自分の耳で聞くまでは何とも言えないね。
96 :
名無しの笛の踊り :02/09/20 17:14 ID:U4kbntue
ラトルのマラ8、いきなり裏青でてますた 石丸でゲトしますた
97 :
名無しの笛の踊り :02/09/20 19:47 ID:FdjL/JPF
ラトルのマラ8、凄いでしゅ。コフーンしたでしゅ。もう一回聴くでしゅ。
98 :
名無しの笛の踊り :02/09/21 00:42 ID:LI0WKGmV
石丸の宣伝文句 ELS-02-251 プロムスでのライヴ。ラトルの「千人の交響曲」のライヴが聴けるというファン垂涎の一枚です。 全体に早めのテンポが採られ、颯爽とした印象を受けますが、見通しの良さ、 細部まで神経の行き届いた構成の確かさはラトルならではで、 作品の魅力を新しい角度から引き出した破格の名演です。 オーケストラ、独唱陣、合唱団もラトルの棒によく応えてます。 音質まずまず良好。 第1部はかなりいい。このスレのレポートにあった通り、コーダは熱く燃える。 終わっていきなり絶叫しているDQNがいる。 第2部はやっぱり弛緩するところがあるけど、聴き所がいっぱいある。 オケは辛いけど確かにこれでしか聴けないユニークな演奏で、 マラ8好きなら聴いてみる価値はある。音が時々揺れるところがある。
コレ買った!いや、スゴいよ。つーか出るの早すぎ(w マラ好きに聞いて欲しい。感想求む。いま2回目聞いてるけどすげえよ。
話題の青裏、やはり2380円とかするわけ? 実は4760円とか? んなのだせねーよ!
しかし糞録音の詰め合わせのEMIボックス5000円で買っても どうせ全部聴かないだろ?そういうのを安物買いの銭失いというんだよ。
>>101 なんすかそのEMIボックス5000円て?
テンシュテットのマラ全とかクレンペラーのベト全とかのことじゃないの? オレは糞とはおもわんけど。
>>80 altavistaで独英訳かけてもさっぱりわかんないんだけど。
何て書いてんの?
>>88 1. あんな恣意的マニエーレンし放題の演奏では、ハイドンもシューベルト
も、スコアとはかけ離れた音楽のかけらの寄せ集めになり、意味不明。
2. 身振りは派手だが肝腎のアンサンブルが乱れる。特にハーモニーは、
堪えられないほどの乱調。
3. 初演曲(グラン・デュオ)では奏者がよく聴き合っていたから、ベル
リンフィルにもアンサンブルというものはあるらしい。ごちゃごちゃし
た印象を与えたのは、この曲自体のせいだろう。
…てなとこかな。
>103 ちゃうでしょ。ラトルBPO就任記念のBOXのことじゃないの? ボーナスCDはちょっと聴いてみたいけど... キエフの大門とか入ってるし。
>107 だと思うんだが。オレは101じゃないんでワカラン。 もしそうだったらオレは101に同意するが。 つうかマラ8マジですげえよ。
でそのマラ8イクラなのよ?
110 :
名無しの笛の踊り :02/09/22 03:33 ID:BzjKKY4d
1枚だから2400円とかだったと思うよ。
すると迷うところではあるな
ラトルのマーラーのCDの中では安い方だな。
ラトルのマラ8聴いた。確かに名演。 ただオケが弱くてアバドに軍配、って感じかなぁ。 解釈は面白いし結構聴き応えあるんだけどね・・・ BPOでもう一回やって欲しい。 1部終わりのDQNに爆笑。他の人の失笑が・・・
114 :
名無しの笛の踊り :02/09/23 03:48 ID:MJMGamag
マラ8としては破格の名演といっていいでしょう。 確かにオケは残念。でもユースオケだと思えば立派。
たまりにたまったmahler-MLまとめて読んだら、 このマラ8、すごい反響なんだね。 BBCで流れた映像をDVD化してシェアするとか、 FM音源をCDに焼いてシェアしようとかいうオフMLのtreeもできてるし... DVDの方は観たくても観られなかったNTSC圏の人が多いみたいだけど、 オーガナイザーはPALーNTSCの変換で苦労してるみたいだね...
1部終わりのDQNは十中八九ユースオケの関係者だと思うね。
117 :
名無しの笛の踊り :02/09/24 04:41 ID:zBxidU0T
そうかもしれないですね。 なんたってミニモニ。みたいな女の子たちが笛吹いたりバイオリン弾いてたりしましたから.... お父さんだったらそんな娘が弾くあれをナマで聴いちゃったら、 叫びたくもなるでしょうねえ。
age
119 :
名無しの笛の踊り :02/09/25 23:03 ID:gqPqdISh
ファミコンの魔界村に出てくるサイモンうざい。
age
122 :
名無しの笛の踊り :02/10/02 23:33 ID:O0bAB6F6
>>122 そりゃあんた、日本では年末までに間に合わせにゃ売れん罠
124 :
名無しの笛の踊り :02/10/04 02:39 ID:q9b+ntiO
ラトルのベト9...遠い目 素晴らしかった...
125 :
名無しの笛の踊り :02/10/07 16:53 ID:iZwatU39
age
126 :
名無しの笛の踊り :02/10/07 17:37 ID:kEEbLYMP
マーラー5番は今日発売なんだっけ?
10日じゃないでしゅか?
128 :
名無しの笛の踊り :02/10/07 22:06 ID:x0Vq6Zrw
昨日の芸術劇場見た?
age
おまいら!10月13日に某ネットラジオを通して82年にクリーヴランド管に 客演したときのライヴが聴けるぞ。メインはマラ10じゃ。 反響が大きかったら詳細教えちゃる。
131 :
名無しの笛の踊り :02/10/09 17:36 ID:dKDBM/XN
132 :
130 :02/10/09 19:26 ID:???
しょうがない。日も近いからさっさと教えちゃおう。
ttp://www.wclv.com/ 4:00 THE CLEVELAND ORCHESTRA/ Sir Simon Rattle;
Daniel Majeske, violin; Robert Vernon, viola
-Severance Hall concert of 5/5/82
Wolfgang Amadeus Mozart: Sinfonia Concertante for Violin & Viola in E-Flat K 364 (1778)
Gustav Mahler (arr Deryck Cooke): Symphony No. 10 in F-Sharp
というわけだ。13日と言っても現地時間の話で日本時間では14日早朝となる。
133 :
名無しの笛の踊り :02/10/09 23:41 ID:D13CZYhv
『ベルリンフィルとその芸術監督たち』みたいなタイトルの 6枚組CDがあるじゃん。あのボーナスCDに入ってる 『キャンディード』序曲、すごくない?あれものすごいと思うんだけど。
135 :
名無しの笛の踊り :02/10/10 13:49 ID:oz6ssmWD
なぁんだ、25日に発売じゃんか。 誰だよ今日発売なんて流しやがったのは! ガカーリしちまったじゃねぇか、ゴルァ!
輸入盤が今日入ったらしいです。
タワーでマラ5輸入盤買って来ますた。 あとでじっくり聴きます
マラ5なんだが、おかしい... CDよりもこの前ネットのストリーミングで録ったやつの方が演奏はいい気がする。 編集のせいかもしれん。 マラ10の時もそうだったしなあ....
BPOがどんどんヘタレな音になっていた。。
ぼくがBPOのアンサンブルを立て直すべく、サイモンと水面下で交渉中といえよう。
ラトルのマラ5、97年プロムス(バ響)01年ザルツ(wph)よりはずっと良かったよ。 まず最初のバ響はとにかくテンポがやたら早くてなんじゃこりゃ?状態だった。 というか前半のヴェンゲーロフとのショスタコのコンチェルトの方が印象に残ってる。 このコンサートはclassic7で聴いた。 wphのザルツは生で聴いたけど、とにかくバ響と解釈は同じで、 テンポがやたら速い。でもwphがスゴい音で喰いついていったので、 迫力はあった。これは前スレで書き込んだ通り。 それで今回のBPOなんだが、BPOではマラ4でかなりな名演を残してるのでもしや...と思ったが、 ストリーミングで聴いた限りは、前の2公演よりははるかにラトルっぽかった。 改訂版が影響してるんかい?? マラ好きのみなさんはかなり不満だと思われる今回のマラ5だが、 やっぱラトルは2,4,7,8、特に7.8がいいと思う。 でもラトルヲタの私は今回の5はかなり楽しめた。 ほんとは生で聴きたかったがハイシーズンのプロムスのマラ8がコスト高すぎた。
>133 確かにマラ5よりはあれのオマケのキャンディード序曲1曲の方が楽しめるかも。 あれだけでほかのCDオマケに思えるくらいいいかも。 カラヤンのシベ2、思ったより良くなかったですか?
ラトルのマラ5そんなに悪くないよ?
ラトルのマラ5悪くない。 ただ録音が糞。 録音レベルが低いので優秀なアンプで聴かないとBPOがヘタレ楽団に聴こえる。
145 :
名無しの笛の踊り :02/10/11 18:49 ID:eJ4n2zLk
微妙な評価ですな・・・。とりあえず一ヶ月遅れの就任記念盤(インタビュー入) まではペンディングかな・・・。
改訂版って、具体的にどこが違うの?
BPOとのマラ5最悪。。。
おいてめぇら!もっと盛り上がってください
149 :
名無しの笛の踊り :02/10/12 01:00 ID:WMKTDXM5
キャンディード序曲に軍配。
150 :
名無しの笛の踊り :02/10/12 15:55 ID:rHOkpmio
マラ5を聴いた。思ってたよりもラトルは良くやっていると思う。 2楽章の構造上の問題点−ソナタ形式ながら再現部で諸要素が同時進行する様子やコラールの場違い感−、5楽章がポリフォニーである必然性−諸要素の同時進行を対位法的の処理することで存在意義を与えるということ− 等々、的確に表現してるし、なにより5楽章で大げさなくらいポリフォニー感を強調し、最後コラールが出てくる個所をホモフォニー的に処理することで、ここだけがこの楽章のホモフォニー的な部分で、 ここで調和がほんの一瞬確信されるという構造をこれほど的確に表現した例は他にないような…。 マラ5を聴いて、ベートーヴェンと同じような歓喜を感じる人には無縁の演奏だろうが、従来感情で押し流してしまっていたこの曲の演奏に一石を投じているという意味で画期的だと思う。 ただ、ベルリンフィルでなければもっと良いだろうね。
151 :
150 :02/10/12 16:12 ID:rHOkpmio
>141さん 以前のラトルのマラ5は、凄まじく速かったということですが、今回のはどうなんでしょう? 噂に聴いてたよりも、全然とろいので、ホントはもっと速くしたいのにオケが言う事をきかないのか、 それとも、ラトルの考え方が変わったのか。 この演奏からは、マーラーがどれだけこの曲で考え、苦労しているか−音でもって思考・苦悩してるか−が良く分かる。 感情でごまかすのではなくて、ある意味覚醒することを要求するマーラーですな。 でも、やっぱベルリンフィルがイマイチだと思う。なんかこう、丸くなるとことがね。 ラトル今から苦労するだろうね。とっととやめて、従順なオケに行ってもらいたいところ。
アバドにより、もはや再起不能の糞オケに成り下がってしまったBPO。 ラトル程度では、かつてのカラヤン時代の栄光は無理だね。
>152 それではどうしたらいいのか。 もうBPOは過去のブランドを捨てねばなるまい。 名前を変えるべき。 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 ↓ ベルリンフィル交響楽団 とか。
>アバドにより、もはや再起不能の糞オケに成り下がってしまったBPO。 ラトル程度では、かつてのカラヤン時代の栄光は無理だね。 pu
またまた大荒れの予感・・(笑
>>153 実際、「ベルリンフィル」は去年名称を変えた。というか、二つあった
名称を一つに統一した。「ベルリーナー・フィルハーモニッシェス・
オーケスター」と「ベルリーナー・フィルハーモニカー」を後者に統一。
例の個人サイトも、「BPOの部屋」から「BPhの部屋」に名称変更。
雌を入れたからだよ(W
ベルリンフィルとウィーンフィル どちらが世界最高ですか? マジレスキボンヌ シカゴ交響楽団というのはナシね
>158 ある程度ステイタスを保っているのは ウィーンフィルじゃないの?
近年に限ればウィーンフィルのが断然状態はよいわな。
別にそんな悪い状態じゃないだろベルリン。 録音の技術が変わったからそう感じるだけ。 そもそもカラヤンベルリンがそんな素晴らしかったとも思わんし・・・ どうせお前等金管がガンガン鳴ってりゃ満足なんだろ?(プッ
ウィーンフィル>>シカゴ響=京大オケ>>>>ベルリンフィル
フルトヴェングラーの時代に比べれば カラヤンだろうがアバドだろうが目糞鼻糞といえよう。 ウィーン・フィルも同様。伝統だけにあぐらをかいた ダルな演奏しかしない職業オケに過ぎなくなっている。 所詮、1950年以前の栄光の日々に比べるべくもない。
>>163 フルヴェン指揮のBPOハイドン88番(1951年?)DG盤注文してあるんだ。
楽しみ!
>>155 アナウンスは去年からされていたけれど、正式な変更は今年の1月からね。
マラ5を聴いたヤシいねえのか? 誰か感想をききたいよーーーーーー
>>168 すまん、買ったのだがまだ聴いてない。
聴くのは来週になるかも。
170 :
名無しの笛の踊り :02/10/13 03:03 ID:18ogdkvD
>151さん バ響とのプロムスライヴ(97年)のタイミングは 1.11'44" 2.12'56" 3.14'58" 4.8'16" 5.13'48" Total : ?61'42" 私がライヴで聴いたwph(ザルツ01)は、 手もとの時計で第1楽章開始から第5楽章終わりまで(楽章間pause含む)62分でした。 これは、この曲としてはかなり早いテンポだと思います。 今回のBPOは 1.13'00" 2.14'17" 3.16'50" 4.9'31" 5.14'50" Total : ?68'28" ですから、テンポに関しては今回のBPO盤は大きく解釈に変化があります。
171 :
名無しの笛の踊り :02/10/13 03:04 ID:18ogdkvD
まず最初のバ響のは、かなりインテンポで突っ走るような演奏でした。 これがまず、ものすごく意外でした。 それでザルツのwphの演奏を聴いたのですが、 バ響に輪をかけて突っ走るようなテンポでした。 ラトルのマーラー演奏には、 スコアを一回全部バラして最初から組みなおす試みを、 嬉々としてやっている少年のように思えるときがあると私は思うのですが(特にマラ7などで)、 その結果生じる、ラトルが気になったであろう部分を強調するかのような身ぶり、 例えば小節単位でテンポが急にかわったり、 パート間のバランスをいじって耳慣れない響きを生み出したり、 といったようなパラノイアックな解釈が、 ほとんど聴かれない演奏だったことがまず驚きでした。 一本調子で突っ走るような感じです。 ただし、そんな狂気のようなテンポ設定でも、 wphはあのまろやかで豊潤なサウンドを響かせていて、 それ自体信じられないような演奏ではあったので、 それはそれで聴き応えはあったのですが....
172 :
名無しの笛の踊り :02/10/13 03:12 ID:18ogdkvD
それで今回のBPOとの演奏は、 実際にマーラーが指揮をした際のスコアやピアノロールを検討して、 改訂された楽譜を用いているということでしたから、 私は大変期待していたのですが、 結果的には今回のマラ5はかなり面白かったと思います。 ですが正直、どこまでがスコアの記述でどこまでがラトルの解釈かよく分からないのですが.... スコアの変更箇所はダイナミクスやアーティキュレーションが主で、 800あるということなので、 テンポの変化には改訂版が作用している可能性は高い気がします。
173 :
名無しの笛の踊り :02/10/13 03:19 ID:18ogdkvD
CDとなって発売された商品には、確かに録音の問題がかなりあるような気がします。 私は今回のBPOのライヴは当初インターネットのストリーミング放送で録音したものを聴いてたのですが、 音の品位は悪くガサガサしているとはいえ、 パート間の分離は明瞭でエッジも立っていたため、 もっと音が飛び出してくるような感じで聴こえていました。 これはこれまでの録音もそうだったのですが、 どうもEMIの録音はボけてるというかフォーカス甘いというか作為的というか、 ほとんどいっつもサントリーホールの2階の一番後ろで聴いてるような音がしてます。 これが改善されれば、印象もかなり違ってくると思うのですが...
174 :
150 :02/10/13 05:01 ID:EI6unBgp
>170〜173さん どうも丁寧にありがとうございます。 以前、そのバーミンガムとのタイミングをここで見てただけに、今回のはどれだけ速いんだろうと思ってたんですよ。 で、それだけ速いというのは絶対にラトルの意図があるのだろうと。 どういう変更があるんでしょうかねえ?2楽章の場違いなコラールが極端に減衰していく様や、 その後の第1楽章の冒頭の三連ラッパに導かれて、ドバーンとなるところのタメとか、 3楽章で独奏ホルンが、いかにも浮いた存在として扱われていることとか、それが ラトルの意図なのか、マーラーの指示なのか。いずれにせよ、2楽章の凄惨な構造や3楽章の疎外感を的確に表現することに寄与してるように思います。 ただ、1楽章後半や2楽章再現部がきれいにまとまりすぎているのは、さっきから書いてるようにベルリン・フィルのせいなのかな、と。 >168 150・151とか170〜173とか。 個人的には凄みに欠けてるような気がします(特に2楽章)が、 マラ5に一定の方向性(結論の妥当性)を与えているという意味で、良いと思います。
175 :
名無しの笛の踊り :02/10/13 05:47 ID:18ogdkvD
>172 ラトルのマラ5がなんであんなにインテンポだったのか、 私も全く理解できませんでした。 wphの演奏では、各パートはきっちり鳴らされていて、 スコアの持つサウンドのエネルギーはガンガン伝わってくるものではあったので、 厳密に言えば無表情というわけではなかったのですが。 それでこれまたなぜか辛うじて1楽章だけはラトルらしい神経質な突出があったのですが、 よりおいしそうな?2楽章以降は、のっぺらぼうのようだったので... ですから今回のBPOは、ご指摘の数カ所の突出した部分は、 以前の演奏では見られなかった解釈です。 特に5楽章は、今回のはかなりデコボコしていて、以前の演奏とは別物のように聴こえます。 そしてそういう部分はおっしゃる通り、今回の演奏の非常に面白い部分だと思います。 これはどうしてこんな短期間の間にこうなったのか、 ラトル本人にぜひ聞いてみたい気がします。 それとBPOのことですが、 確かに今回の演奏では妙に収束させていくようなベクトルがある気がします。 このCDでは7〜9日のライヴ収録だけでなく、 10日にセッションを組んで録った部分があるようなので、 そこがどの辺なのか7日一発ライヴ音源と比べてちょっと聴いてみようと思います。 私としては、ラトルが7番でやっているように5番を演奏してもらえたら、 感無量なのですが....
あの・・・ BPOライヴのストリーミングはどこで聴けるのでしょうか?
177 :
名無しの笛の踊り :02/10/14 05:38 ID:gkeMlwan
クリーブランドの放送、協奏交響曲スミ。CO,やっぱいいねえ。このときって、マゼールの末期だっけ? いよいよマラ10だぜ。
ベルリンフィルって、みんなが騒ぐほどいいのかぁ?
今日、出撃してマラ5をゲトしてきます。 感想はまたのちほど。
180 :
名無しの笛の踊り :02/10/14 20:53 ID:6MvOVJuM
計らずも、ラトルがこの曲(マラ5)をこれまで取り上げてこなかった 理由が露呈してしまった演奏、な気がします。 マーラーはずっとやってきてるし、10番は再録音してるし、ワーグナーや ベートーヴェンはやりたくなってやったし、でも相変わらずチャイコや ドヴォあたりはやらない賢明なラトルが、どうやら自ら演奏したくて 演奏&録音したのではなく、ベルリンに行くタイミングやそろそろ 一回全録音してしまったら?みたいなまわりからの要請やらを 受けて「仕方ないや」ってな感じで録音してしまったんじゃないかな。 アプローチとしては15年前ぐらいの「復活」とかと同じなのに、 結果がこうも違うのは、やはり相性の良くない曲だったんだろうな。 そういう意味では8番も…期待できず、か。 あるいは、5番はマーラーの交響曲のなかでも、最も駄曲だった、 ということだ。前にガッティの指揮で聞いたときにも思ったんだが…。
>>180 海賊盤、実演を聴いた人によると8番はいいみたいよ。オケはバーミンガムだけど。
>>182 まぁラトルファンにとってはということで、見逃してやろうよ(w
マラ5が駄曲というのは言い過ぎにしても 緊密な構成感に欠けるというのはあると思う。 (激しいツッコミが入りそうだが) だがマーラーの音楽自体はそもそもそういう点があるが、 どうしても嫌な人には比較的第9番や第6番がいいのではないか。
ラトルのマラ5聴けば聴くほど録音が悪い。 何とかならないのかEMI。 マラ5が駄曲と言い出す厨房まで出て来たぞ!
マラ5が駄曲というなら、巨人や復活は曲でさえない 悲劇的や夜の歌でやうやく標準レベルクリアか。厳しすぎるぞ、オイ。
今日聴きましゅた。ポリフォニックなテクスチュアが精密に 音化されていて、楽しめましゅた。弦楽器が薄めのバランスが 今風というか、古楽器演奏をちょっと彷彿とさせましゅ。 録音はマラ9の例があるので心配してたんでしゅが、思ったより マシでしゅた。
アーノンクールがブルックナーでやってることをマーラーでやったらこんな感じになるかな、と思った。
たぶん1さんだと思うけど、このスレ気合入ったラトルファンの方がいますね ザルツとかストリーミングとか.... なるほど、僕もマラ5買ってみます。
まら5は駄曲だろ。
マラ5駄曲またキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!
オレのマラは無駄に曲がってるってこと?
お前が書いてみろ(ワラ
>>192 いや、角度によってはあたり具合がなんとも(w
ラトルのマラ5録音悪いね〜 ピークの音量が-10デシベルしかないよ。 理論上にダイナミックレンジの幅が100倍損してるという罠 海賊盤の青裏でさえピーク時の音量が瞬間的にプラスデシベルになるのに。 こんな粗悪品CDを売るEMIは逝ってよし。
EMIって、意図的に昔からこういう音づくりをしてるんでしょ? コンサート・プレゼンスっていうやつ? デッカとおなじ国、似たような歴史のなかで、よくもまあこんなに違う音が出来上がったもんだよなあ。 ラトルとシャイー、レーベルが逆だったらそれぞれ今頃どうなっていたか・・・
マイクが音楽をとらえきっていないといえよう。
宇野珍先生!やはりこの盤は特選になるのでしょうか?
200GETといえよう!!!!
音が悪いと演奏が云々以前の問題だね。
亀レス プロムスのマラ5は参考にならんのではないかえ ヴェンゲロフが弾いたショスタコの1番の後で、 エルンストの夏の名残のバラまでアンコールで弾いて、 そのあとマラ5。 その日のレイトナイトプロムスがあったかどうか、 バーミンガムのメンバーが宿泊するホテルがあったかどうか よくわからんす。 フルヴェンのパリでの田園のようなこともあったかも わからんし。 漏れは当日RAHで聴いたんだけど、ヴェンゲロフだけで おなかいぱーいであんまし覚えてないんだ。
はぁ、みなさんスゴイシステムをお持ちのようですね。 どう転んでもEMIのシステムよりよさそう。うらやましいっす。
>>202 自分もあそこで聴いたが、暑い日で、ラトルも楽員も上着脱いで演奏してたね。
あちこちでこれは書いてしまったけど、まさしく砂を噛むようなマラ5だった。
今度のベルリンとのもわざわざ買って聴く気にはならない。
てゆーか、なんで得意とも思えないマーラーでデビューしたんだろう?
別の曲(何がいいかわからないが)にしとけばよかったのに・・・
>>205 マーラーを彼が得意でないとは漏れは思わない。
The Timesにバーミンガムでの統計が出てたけど、かなりの
頻度でマーラーを振ってるし、特に2番はラトルの
ホールマークのようになってたし。
207 :
名無しの笛の踊り :02/10/19 01:27 ID:zLgTK0MZ
マーラーが不得意なのではなく、5番と相性悪いってことでしょ? 実演で聴いたラトルのマーラーで言えば、ロンドン響との9番、 ウィーンフィルとの2番は、もうそれ以上有り得ないと思えるぐらいの 演奏だったよ。でも5番は…。 しかしこの5番の演奏、詳しくは分からんのだけど、楽譜がちょっと 特殊なんだよねえ?その影響ってのはあるのかな、あまりいい演奏で ないと思えてしまうのには。
少なくともアバドの糞演奏を忘れさせてくれるだけでも存在価値あり。
マーラーを好きになろうと試みたが、だめだった。 ラトルさんのブルはどうなんでしょうかね。
>>209 アバド可愛さに「荒し」と決めつけるドキュソ
>>211 別スレでもアバド叩きの荒しが一緒に上がってきているよ。
どうしてもアバド叩いて遊びたいのなら(本気ならなおのこと)
専用のスレでも立てれば? ラトルスレでのアバド叩きはウザイ。
>>210 ブル9は大失敗。というか何もしてないから大失敗ですらない。BPOにおんぶに抱っこ。
こいつもこれまでのスター指揮者と同様、地位に見合う広さのレパートリーを確保していく過程で本来の輝きを失い、どんどん凡庸になっていくのか・・・と不安に思わせる出来だった。
ちなみに、マラ5は、俺はTVでしか見てないが、凄い気に入ったけどなあ。
去年のザルツブルクのマラ5も俺は大好きだったけど。
単に前任者と比較しているレスに、「アバド叩き」と決めつけてアバド擁護に走る アバディアンどもはもっとウザイ。
ラトルには、ベルリンとハイドンをたくさん入れてほしいな。 (今回、パリではマラ5の前にハイ88をやったらしいね。) BPhはハイドンはカラヤン以来だと思うし、 ラトルのハイドンはカラヤンとはスタイルがもちろん正反対。 いままでオケがやってこなかったレパートリーを充実させよ。
ウィーンpo、ベルリンpoが最高だと思っている人って 今時入るんですかね。
>>216 それが未だに多いらしいんですよ、奥さん!!
あー、すばらしい。ラトルを聴いている人たちがやっと来てくれた... wphのマラ2はホント素晴らしかった。
>>218 ウィーン・フィルってVPOじゃなくてwphなの?しかも小文字?
リズム感どんどん悪くなってる。 もともと妙に寸詰まりでガーシュウィンなんかひどいが、 桶が変わって鈍重の域にまで達した。
シカゴ響、京大オケ
>220 へぇ〜
>>219 正式名称はWiener Philharmoniker
だから略記はWPhになるのかな
WPじゃだめなの?
>>225 楽団自らが略記としてWPhを使ってる。
227 :
名無しの笛の踊り :02/10/20 21:22 ID:gixOk8Dw
>220 BOXのオマケに入ってたキャンディード序曲もダメ? あれスゴイけどなあ。
しかし、なんで録音がEMIなのか… (;´Д`) 専属契約してるから、なんて分かりきったツッコミすんなよ。
229 :
名無しの笛の踊り :02/10/20 23:42 ID:uxbM0k7H
EMIは絶対にラトルを手放さないわけじゃん、地元なわけだし。 そもそもEMIがトップ1の指揮者とオケで録音できるなんて相当 久々だしねえ。しかもイギリス系じゃVirginとかも勢力はりつつ あるしさ。ってことは、EMIがラトル引き止めのために支払っている分 ってのは、もう想像つかないぐらいなんでしょうね。そこまでされちゃ、 ラトルも出ていけない…。財政難な他のレーベルも買い取れない、と。
>>229 VirginってEMI系列じゃないんだっけ?
VirginはEMI系でしょ。 EMIの録音がVirginから再発されてるし。 ラトルの録音もありますよ。
ただやっぱあのマラ5、聴けば聴くほど 「録音がEMIで無かったら…(;´Д`) 」との思いがつのる。
ラトルファンの方々なら先刻ご承知のことだろうが、ラトルは ベルリンフィル・シェフ就任と前後して、Brit Artと呼ばれる現代イギリスの アイディア先行の美術を手厳しく批判して、何とかいう美術家からこれまた 手厳しくしっぺ返しを受けた。あのいきさつを見ていても、イギリスに それほど執着があるとも思われず。きっかけさえあれば、EMIを捨てて 出て行くこともあるだろう。
ラトル、ベルリンで遊んでないでバーミンガムへ帰れや。 バーミンガム市響のタルんだ演奏は何じゃ。 古巣を立て直せ。
235 :
名無しの笛の踊り :02/10/22 00:14 ID:m72jSunt
>>234 まったくだね。特にチャイ4にはガカーリしたよ。
以前聴いたあの衝撃的な運命やマラ7はもう聴けないのかなぁ。
237 :
名無しの笛の踊り :02/10/22 00:34 ID:Wa1ReS9z
>>215 >ラトルには、ベルリンとハイドンをたくさん入れてほしいな。
>(今回、パリではマラ5の前にハイ88をやったらしいね。)
あんなトンデモなハイドンはいらん。
(わたしゃ Musikverein で吹き出しそうになった)
238 :
名無しの笛の踊り :02/10/22 00:34 ID:rSBiJhkJ
>>215 同感、ラトルのハイドンなかなか相性がイイと思う。
バーミンガムとの2枚も良かったしFMの古楽オケと
の演奏も絶品だった。
ヤナーチェクの歌劇辺りもDVDで出してくれれば尚吉。
オラモは鉄人U世となり得る俊英か、と思ってたのでガッカリした。 オケに、と言うか、ラトルに遠慮してんじゃないのかなぁ。
ハイドンにも期待だけど モーツァルトも。 アバド、カラヤン、フルヴェンと録音で聞く限りでは なぜかモーツァルトはよくない気がする。 ノリントンが振った時のベルリンフィルなんか 素晴らしいモーツァルトをやってるんだから。
ラトルにはベルリソ・フィルと得意のシベリウス、できれば2番を再録音してホスィでつ。
シベリウスはベルリンで全曲希望。
243 :
名無しの笛の踊り :02/10/24 01:10 ID:g9BvhQyh
ラトルのモーツァルトはイマイチだったな。 交響曲39〜41番をOAEでやったんだけどさ。1年半ぐらい前かな。 期待は大きかったんだけどね、アーノンクールの影響がかなり濃い 演奏だったよ。やっぱりまだ身についてない感じで。 コシの録音はいいと思うけど。
>>240 初期のカラヤンが演奏したモーツァルトはよい。
後期は例のヌルヌル病がでてくるのでアレだが。
245 :
名無しの笛の踊り :02/10/24 22:59 ID:jSf/s0AN
>233 これってベルリン市は財政破綻状態でもアートに理解を示すが、 イギリスはそうじゃないとか発言したときのことですよね? その延長で、だいたいBrit Artなんてのは、とラトルが批判したら、 キュレーターとか当のアーティストに、 おまえにアートを語る資格はない、おまえの音楽こそいらんと言われた、とかいう。 これ、どっかの新聞系のWebで見たなあ... ラトルはバ響の時には楽団への財政支援を求めてかなり苦労したみたいですから、 今回のBph就任時にも監督になっちゃってから賃上げ交渉するんじゃ難しいと思って、 楽団員のギャラをまず上げさせてから契約、と思ったんでしょうね。 それにベルリン市が応えてくれたんで、こりゃいいところだ、と。 関係ないですが、東京都現代美術館でいまやってるベルリンのアート展は、 好きずきありそうですけど、なかなか見応えありましたよ。
246 :
名無しの笛の踊り :02/10/25 00:59 ID:625P5NqR
そういえばラトルはアーツカウンシルのことを クソミソに言ってましたねえ。
今日マラ5買って来ました 店でかかってて「あれ、この店のオーディオこんな音質悪かったっけ」と思い 帰って聴いてみて店のオーディオが悪かったわけではない事にようやく気付いた
248 :
名無しの笛の踊り :02/10/26 10:43 ID:2e6w5hNj
オラモのチャイ4はよかったよ。 オラモらしい演奏だったし。 オラモは一流音楽家の水準は満たしていると感じた。 ラトルと芸風ちがうけど。 シベ2などは、ラトルのシベ2より優れていると感じた。
ラトルはクソ 早く死ね
250 :
名無しの笛の踊り :02/10/26 11:07 ID:pjcq4Rgf
ラトルの良さわからんか・・・漏れも最初はそうだった 今では虜ダス
ラトルはともかく録音が… EMIなんとかせい。
252 :
名無しの笛の踊り :02/10/26 12:41 ID:4OtRNN1C
この間のMusikverein 公演でハイドン、シューベルトを聴いたが、 ラトルは、ケーゲル、メンゲルベルクの線を狙っている気がする。 問題は、ライプチヒやコンセルトヘボウなら、オーケストラの固有 の「土着の響き」という基調・背景が既にあるので、こうした指揮 ぶりにも郷土芸能の味が出るが、ベルリンフィルは、何でもできま す、何にでもなれますというインターナショナル白紙状態なので、 結果は支離滅裂な分裂音楽としか聞こえないところ。ウィーンの 批評もさんざんだった。
>ケーゲル、メンゲルベルクの線を狙っている もうすこし具体的に説明していただけますか。興味ある議論なので。
アバドみたいなやつのおかげで、ラトルまでくそ扱いされるようになってしまったか。
255 :
252 :02/10/26 16:43 ID:???
>>253 Die Presse (
>>88 ) の評のとおり、極端なアゴーギクと恣意的なアクセント、
奇怪なバランス、まさにマニエーレン(手で捏ね回す)という感じ。そこはさ
すがにベルリンフィルで、細部もくっきり出て来るので、まるでダリの絵を
見るようなシュールな音楽。ロマンティシズムの対極。指揮者がベルリン
フィルという猛獣を完璧にコントロールする芸を御覧あれ。まあ見世物。
メンゲルベルク・コンセルトヘボウのマーラーや、ケーゲル・ライプチヒの
ブラームスでこれをやられると、誰にも真似できない御当地ソングという趣
だが、ベルリンフィルでは「御当地」抜きで、ただただシュールなだけ。
256 :
名無しの笛の踊り :02/10/26 18:16 ID:1suQuOoK
ラトルはゴールドシュミットに深く私淑して、 マーラー演奏などでは作曲当時のスタイルを参考にしていたので、 メンゲルベルクやホーレンシュタインのスーパーロマンティックなスタイルを 思い起こさせるときがある。 ただこれは土地というよりは時代の流行といった方がいいような気がする。 ケーゲルのあの暗く重く激しいスタイルは、 やはりケーゲルにとっての「いま」が反映していたのではないかな? もちろん土地もそこには深く作用していると思うけど。 ラトルの演奏は、ここで誰かが書いていたけれど、 曲をいったんバラバラにして組み立て直すことを嬉々としてやっている少年、 というのが結構ハマっている気がする。 そこにウィーン味(とラトルがよく言っているが?)とか古楽味とか、 過度にロマンティックな味とかを入れてみたり、 嬉々としてやっているところが少なくともいまの自分にしっくりしている。 だからラトルが好き。でも曲によってはシュールになることもあるでしょうね。 それとハイドンはベルリンとかだとモダンに響き過ぎるのかも。 ウィーンフィルとのやつは味があったけどなあ。 啓蒙時代管とやったバルトリのアリアとかも激しくて良かったが... ブル、ブラとかベルリンではかなり奇怪に鳴る可能性があるような。
257 :
252 :02/10/26 23:16 ID:???
メンゲルベルクってロマンティックなんだろうか。オペラとか聴いたことない し、もちろんマーラーなどは曲自体がロマンティックなわけだが、あのスタイ ルは、むしろマニエリスムと呼ぶ方が適当かと。 ラトルの演奏にはロマンのカケラもない。ひたすらマニエーレンだけ。 曲をバラバラにして、バラバラのまま組み上がらないで出してきた感じ。 なるほどベルリンフィルだけあって、それぞれのカケラは輝いておりましたが。
>252さん すいません、もう少しご説を伺いたいのですが、 音楽でマニエリスムってどういう定義になるんでしょうか? あと僕はまだまだ初心者でメンゲルベルクはマタイとマラ4しか聴いてないのですが、 あのスタイルをマニエリスムと呼ぶすると、 他にはどのような指揮者がマニエリストなのでしょうか?
259 :
252 :02/10/27 11:28 ID:???
定義なんて難しいことは分かりません。しろうとのたわごと、お聞き捨てを マニエーレンで最初に思い浮かぶのは、グールド、サンソン・フランソワ。 オーケストラに既に下地があって、それに共鳴するマニエーレンなら面白い んですよ。ケーゲル然り、カルロス・クライバー×ウィーンフィルの「薔薇」 然り。要するに「土地訛り」の強調。でもベルリンフィルは「白紙の標準語」 で、マニエーレンが悉く恣意の産物、架空の方言としか聞こえないんですね。 Die Presse も「ベルリン子には面白いのかもしらんが」と書いていたかと。 ラトルはベルリンフィルにベルリン訛りを取り返させたいということかなあ。
おぉ、やっとるやっとる
261 :
名無しの笛の踊り :02/10/27 14:39 ID:7Hzq3QQN
↑何がやっとるの?
262 :
名無しの笛の踊り :02/10/27 17:38 ID:icR+GEkj
今、マラ10聴いてるんですが、ホントに超絶名演奏ですね、これ。
マラ5今聞いてるけど、あんまりインパクトなくてほんとに残念。 ヤパーリ、バーンスタインのロンドンライブは越えがたいハードル。
バーンスタインのロンドンライブ…。
旧盤の話題で悪いんだけど、バーミンガム市響とやったハイドンの90番って 皆さん聴いた? これがなんとも言えず新鮮な名演だ。90年の録音。 特に第1・4楽章は、作品の面目一新と言っていい。マニエリスムがさほど 目立たず、流れもいい。オケがまた唖然とするほど上手くいい音。
266 :
名無しの笛の踊り :02/10/28 01:01 ID:dQC0W18L
ラトルのハイドンは間違いなくいいんだけど、演奏するオーケストラ を選ぶよね。ラトルの遊びが一番出るレパートリーだから。ウィーン フィルとのは正直あまり良くなかった。というかいいんだろうけど、 ウィーンフィルから味わいたい味ってのがあって、それは完璧に 消されてた。バームンガム市響はもちろんいいわね。ベルリンフィルは ウィーンフィルよりは全然合うでしょう。例えばロンドン響や コンセルトヘボウには合わないし、クリーヴランド管なんかはいい だろうね。
267 :
名無しの笛の踊り :02/10/28 01:12 ID:ert6Xf6A
ところでラトルと小澤って似てないか? 美しいメロディーのところは思いっきりテンポを落として浸ったり、 威勢のいいところは当然がんがん鳴らしたり、 共に音楽後進国の出身とか。 違いは髪の毛が縮れているかいないかぐらい。
268 :
中内功 :
02/10/28 13:07 ID:??? 我が大英帝国が音楽後進国だと? 何をもってそんな寝ぼけたことをいっているのかね。 黄色い猿共のくにと一緒にしてもらっては困るね。