マイナーな指揮者の饗宴

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940名無しの笛の踊り:02/04/08 13:16 ID:???
アルド・チェッカートには「夏の牧歌」を録音して欲しかった。
FMで聴いたバンベルク響とのライヴは、両端(主部)と中間部とを
クッキリ表現し分けたステキな解釈を聴かせてくれた。

そういえばグラズノフの管弦楽曲集なるものが出ていたようだったが。
941名無しの笛の踊り:02/04/08 23:54 ID:???
4月13、20、25、26日のフルネ指揮都響の演奏会、
まだまだたくさん席が残っています。
フルネももう89歳、これだけのフランス音楽が聴けるチャンスは
もうそんなに何回もありません。
皆さん、出かけましょう!!
942ダンツィヒの怪人:02/04/09 07:34 ID:seTnkISg
マラ2とブル7をラッパ吹き込みで世界初録音したオスカー・フリードの名は出たでせうか。
彼はクレンペラーも畏怖する名指揮者と聞いてますが、何しろ古すぎる。ロシアから幻想を
指揮する映像が見つかったとの報があったが公開されたのか
943名無しの笛の踊り:02/04/09 11:28 ID:???
>>940
チェッカートと言えばマーラー版のシューマンの交響曲全集(BIS)
944名無しの笛の踊り:02/04/09 12:47 ID:???
スレ違いですが、チェッカート以外にマーラー版使ってるシューマンってあるのかな?
ロジェヴェンはマーラー版一部使用って感じですが。
945名無しの笛の踊り:02/04/09 14:39 ID:???
>>944
「ライン」に限って言えば、レイボヴィツとトスカニーニが丸々マーラー版を使っているそうだ
詳しくはレコード芸術98年4月号に金子建志のリポートがあるんで、よろしく
946名無しの笛の踊り:02/04/09 14:43 ID:1RlzfORg
>>944
ジュリーニ・ロスの『ライン』がそうだって
聞いたことがある。
947名無しの笛の踊り:02/04/09 15:33 ID:???
最近BSフジで放送されてという、ケルテッシュ来日時、日フィルを振った
68年4月の映像を見た方レスきぼん。
●ネタじゃなくてスマソだが。
948名無しの笛の踊り:02/04/09 18:24 ID:ehEEJPto
●Leon Botstein
LPOとブル5のシャルク版を録れてるけど、
どんな人・・・?
949名無しの笛の踊り:02/04/09 23:24 ID:???
>>945
>>946
あ、ジュリーニはそうだね。レイボヴィツとトスカニーニは知らなかった。
3番よりも手が入っている1番、2番の異演が聴きたいものだ。
950名無しの笛の踊り:02/04/09 23:33 ID:dWosvLr.
●アッシャー・フィッシュ
数年前、ウィーンの国立歌劇場でワーグナー聞いた。国立歌劇場の
横の売店ではこの人の写真のポスターとか貼ってあって地元じゃ
名の知れた人なんだな。と思っていた。そうしたら最近N響振るために
来日するんじゃないですか。この人メジャーといえるんですか?
951名無しの笛の踊り:02/04/10 09:41 ID:???
>>946 >>949
ただ、ジュリーニの「ライン」は第1楽章の367〜374小節でホルンのゲシュトプフ奏法をやってないからね(レイボヴィツ、トスカニーニはそれをやっている)
普通の「ライン」のこの部分とチェッカート指揮の同じ部分を聞いてもらえばわかるけど、マーラー版の方のホルンはおかしな響きをする

<ゲシュトプフ奏法>(レコード芸術98年4月号に金子建志のリポートを一部抜粋)
ホルンにバルブがついてなかった頃、朝顔に手首を突っ込んで自然倍音列にない音程を出すための技法
バルブホルンの時代になってからは歪んだ金属的な音を効果音的に用いる音色主体の技法になった。マーラーはその手法を好んでいたという
「ライン」のこの部分では、普通のでは「フォーン→、フォーン↓、フォーン↑、フォーンフォフォフォフォーン・・」という響きになるところだが、
マーラー版だと「プァーン→、プァーン↓、プァーン↑、フォーンフォフォフォフォーン・・」という響き方になって(金子建志はこれを『舌を出しながら道化的三枚目が出てきたような印象』と言っている)いる
ドイツの楽曲ではホルンにドイツ的英雄像を重ねている曲が多く(「英雄」「ジークフリート」など)、普通に演奏すれば「ホルン=ドイツ的英雄像」というのが何となくわかるはず
952ダンツィヒの怪人:02/04/10 11:46 ID:9oUnTi02
天才少年指揮者ともてはやされたロベルト・ベンツィや今何処
953名無しの笛の踊り:02/04/10 11:49 ID:CzJw2pmw
この前NAXOSの新譜で見ましたよ>ベンツィ
サン=サーンス振ってた
954名無しの笛の踊り:02/04/10 21:35 ID:???
カレル・シェイナ、フランティシェク・イーレク、イルジー・ワルダンス
なんてのはどう?
955ロベルト・ベンツィ:02/04/10 22:54 ID:???
ナクソスでフランク担当みたい。
最近では「交響的変奏曲/交響詩「魔神」/ピアノ大協奏曲第2番」なんてのを出してる。
交響曲ニ短調(WITHアルンヘム・フィル)はきびきびした演奏で面白かった。
956意外だけど、、、(- -;:02/04/11 11:05 ID:???
ロベルト・ベンツぃのフランクと聞いて、
かれはベルギーの指揮者みたいな印象だったんで、
ベンツィのお国ものがやっと出たかぁ、ナンて一瞬思ったんだけど、
ホントは、イタリア生まれのフランス人指揮者なんだね。
957名無しの笛の踊り:02/04/12 17:02 ID:???
●ルドルフ・アルベルト
名前からももともとドイツ出身の指揮者と思われるが、60年代ドメーヌ・ミュジカル
の指揮者として活躍した。録音は、クラブ・フランスへの意欲的な熱演が残されているが、
若干他のマイナー・レーベルへの録音もあるようだ。
クラブ・フランスへの録音は、後にムジディスクからも出て、日本でもコロムビアのダイヤモンド・
シリーズで一部が出ていたりもしたので知ってる方もいると思う。
オケは主にチェント・ソリ管弦楽団。「ペトルーシュカ」が一番知られているかな。
ピアノはロリオが弾いていた。
958名無しの笛の踊り:02/04/12 17:12 ID:???
●ハンス・フォン・ベンダ
ベルリン室内管弦楽団を創設(40年代)、テレフンケンへSP時代から録音がある。
彼のレコードといえば、「おもちゃの交響曲」で知られていたが(モノとステレオの2種?)、
実はもっと大曲の録音があると思われるが、表に出てこないのでよく分からないのである。
独墺古典派の演奏に定評があったと思われる。
959名無しの笛の踊り:02/04/12 17:16 ID:svyLRTjY
ウィルヘルム・ブリュックナー=リュッゲベルク
960名無しの笛の踊り:02/04/12 17:19 ID:Togussug
>>957
アルベルトの業績(?)としては、メシアンの
『異国の鳥たち』を初演したとのこと。
961名無しの笛の踊り:02/04/12 18:33 ID:???
ここらで誰か纏めてくれないかの?
次スレにいくかいかないかは知らんけど、一覧を作っておいたほうが便利じゃないか?
962名無しの笛の踊り:02/04/13 18:57 ID:iae6TVz6
ハラバラ
963名無しの笛の踊り:02/04/13 22:39 ID:TaoWec0o
>>959
確かアルブレヒトの先生でないかい。
リュッケベルグの録音で、確かアルブレヒトがピアノ弾いていたといっていた。
964名無しの笛の踊り:02/04/15 13:17 ID:???
●ロベルト(ロベール)・デサルゼンス(デザルツェンス)
ウェストミンスターやコンサートホ−ル等へ、なかなかシブイ曲を録音している。
ウェストへのウェーバーの交響曲第1番 第2番の1枚は、珍しい作品の録音というだけでなく、
演奏自体も作品の魅力を最大限に引き出した聴かせるものになっている。
スイスの指揮者。

●エドモン・ドゥ・シュトゥツ
あまり聴いてない人なので語れないが、ヴァンガードへの「浄夜」、
ウェーベルン「5つの小品」、ベルク「叙情組曲」からの3つの小品、は
彼が現代物にも確かな解釈を聴かせる優れた指揮者だということがわかる。
965名無しの笛の踊り:02/04/15 20:29 ID:???
高田信一:日響の専任指揮者。山和と同じ時代に活躍して、
彼より高く評価されていたが、40歳で病死。
 日本の指揮者のなかで、一番才能に恵まれたんではと言うヒトもいるが、
レコ―ドは見つからない。
 
966964:02/04/16 10:54 ID:???
「ヴィクトル」・デザルツェンスの間違いだった。スマソ。

書いてるときに、コンサートホール関連で、ロベール・デュナンか誰かのことを
考えながら書いてしまったらしいYO。

お詫びというか、そろそろ大饗宴となったこのスレも逝っちゃいそうなので、
偉大なる或マイナー指揮者のことについて、あとで書かせていただきます。
967名無しの笛の踊り:02/04/16 17:31 ID:/zbaLGpM
●メリク・パシャイェフ
もう出てましたかね。ボリショイ歌劇場の名指揮者だったはず。
アルヒーポワ、デルモナコとのカルメンは良かった。ロシア語で歌われてるが。
968964:02/04/16 20:09 ID:???
>>964
ヴィクトル・デザルツェンスの桶はローザンヌ室内管弦楽団

エドモン・ドゥ・シュトゥツの桶はチューリッヒ室内管弦楽団
「音楽療法」というHPにトゥーネマン(Fg)とのフチークのファゴット協
のことが書かれていました。
969名無しの笛の踊り:02/04/16 21:53 ID:Rrxk/irM
湯浅卓雄?
970名無しの笛の踊り:02/04/16 22:04 ID:???
昔、Huntででてた(かなり)
 BRUNO MADERNA(指)
  の演奏ってどうよ
971名無しの笛の踊り:02/04/16 22:18 ID:rp9P9zzg
マデルナはやはり「作曲家」として残る人なんでしょう。
かなり押し出しのいい指揮振りを見せてたようですが。

今流行りの「狂気を振る指揮者」ではなかったよう。
もしそうだったらショップのコメントに「マデルナ危険」って誰か書くと思うぞ、きっと。
972名無しの笛の踊り:02/04/16 22:33 ID:???
>>971
どこだか忘れたけど、ハンナ・チャンのCDのコメントには
「お花ちゃーん!」とかいうのがあったな。
973名無しの笛の踊り:02/04/17 12:43 ID:???
>>971
でもコンサ−トホールで出てたマデルナ指揮の「中国の不思議な役人」は、
冒頭の弦のうねりから、かなり危険だったぞ!
974名無しの笛の踊り:02/04/18 15:37 ID:???
ユルグ・ヴィッテンバッハって最近活動してますか?

シェルシのオケ全集以来名前を聞かない。
975名無しの笛の踊り:02/04/18 18:21 ID:???
激しくスレ違いだが、いけべ先生には、ぜひ「N響アワー」で
マデルナを取り上げ、「まぜるな危険」といってほしい。
976名無しの笛の踊り:02/04/19 23:05 ID:???
●ピエロ・コッポラ
今となっては、漏れのようなマニアヲタでないと知られない指揮者だが、
SP時代、特に30年代は、フランス音楽、当時の現代音楽のスペシャリストとして、
またヴィクター(HMV)の看板指揮者として知られていた、イタリア出身の指揮者。
とにかくその辺のレパートリーでかなりの数のディスクを残しているし、
レコーディング史の中でも色々な功績を残した。最も著名なのはプロコ自身の独奏と
共演した「Pコン3」かな。LSOを振っていたが、この桶は珍しい共演。
共演の桶で最も多いのがパリ音楽院で、ほかにパリ交響楽団、コンセール・パドルー管、
またタダの交響楽団という名称の桶との録音もあるが、これは録音用桶か、
あるいは契約の都合で名称が使えないパリの桶なのか?
ちなみに映画監督フランシス・コッポラの祖父に当たる。
イタリアの指揮者なのだから、むしろ「ローマの松」アタリが、彼の本質として特筆される
べきなのかもしれないが(藁)、フランス音楽では、フランクに始まるフランス産交響曲の
ほぼ重要なものを全て録れている。ショーソン、ダンディ、そしてサンサーンスの3番・・・。
サンサーンスの3番は当時画期的な録音であるのは、想像できると思う。
オルガンの大音響を含め、録音も当時としては大成功している、素晴らしい名盤。
ショーソンも味わい深い演奏で、音もとても良い。(ダンディとフランクは未聴。聴きたひ。)
それから、ドビュッシー(3大有名曲や「選ばれし乙女」等)、ラヴェル(ダフクロの組曲1&2
が在るが未聴。聴きたひ。w)の主だったところをはじめ、フローラン・シュミットの録音などもある。
またシューマンの3番「ライン」も録音しており、これもドイツ人指揮者とは違った趣でなかなかイイ。
またコッポラは作曲家としても少なからず作品を書いているが、そのうち数曲録音もしている。
「鐘の下のロンド」(ディスク4面分)、「ブルレスク」(片面)、「風変わりなスケルツォ」(片面)
をパリ交響楽団と録音。更にモントゥーが、やはりパリ響を振って「劇的間奏曲」を録音している(1枚
の2面分)。作風は、ラヴェルの後の新世代のフランス作曲家の流れといえる。先進的なシンコペリズム
のメロディーなどで書いていて結構聴いて面白い。
977名無しの笛の踊り:02/04/21 19:47 ID:y9lUPdU6
上田仁はショスタコの交響曲の第7.9を日本初演をしたと聞くが忘れられた存在。
録音はあるのだろうか
978名無しの笛の踊り:02/04/21 19:58 ID:hacp4tWw
>>977
ショスタコの録音ってことですか?
979名無しの笛の踊り:02/04/22 19:57 ID:???
●ベルティール・ヴェッツェルスベルガー

ザルツブルク音楽祭にも出演したことがあるらしい
980名無しの笛の踊り:02/04/23 12:49 ID:???
●アナトール・フィストゥラリ
 、って彼をマイナーの殿堂入りさせてもいいでしょうか?

ロシアの貴族階級出身。バレエ指揮者の神様のひとり。
ステレオになってからのデッカやRCAの録音で知られてますが、
漏れは米MGMで出ていたLP全てをヨシとしてます。
殆どがLPOとLSOとの録音で、原盤はもしかしたら英パーロフォンかもしれんが、
MGMのオリジナルもあるのかも。

フォレの「ドリー組曲」(アンリ・ランボー編)の良さを知らされたのはフィストゥラリ盤
だった。特に「ドリーの庭」と「タンドレス」のこの世のモノと思えない素晴らしい表現に
感動。ボド盤では物足りなく、全然面白くなかったが。

あとプーランクが素晴らしい。「めじか組曲」も肩ひじ張らない表現でイイが、
フェビアン・ジャキーノ(p)との「オーバード」が素晴らしい。
ジャキーノとはオネゲルの小協奏曲やリストの「死の舞踏」などがある。

デッカにモノラル時代に録れた「胡桃割り人形」はCD化されないだろうか。これも
バレエ指揮者フィストゥラリならではの聴かせる演奏。音ももちろんイイ。
981名無しの笛の踊り:02/04/23 13:45 ID:???
>>980
だめです。
982名無しの笛の踊り:02/04/23 17:59 ID:???
>>981
ナゼ?
983名無しの笛の踊り:02/04/23 18:31 ID:???
>>981だが、マイナーの殿堂入りさせるには、メジャー過ぎない?
984名無しの笛の踊り:02/04/23 18:37 ID:iaOvzUiQ
フィストゥーラリはマーラーの娘と結婚していなかったかしら?

1906年、生まれのディーリアスの弟子でピアニスト、指揮者エリック・フェンビー
は御健在でしょうか
985名無しの笛の踊り:02/04/24 11:15 ID:???
合掌: さよなら, フェンビーさん
Japanese translation: New York Times Service, Mar 3, 1997

ttp://www.zephyr.dti.ne.jp/~nishis/delius/Fenby.html
986名無しの笛の踊り:02/04/24 13:01 ID:???
>>983
フィストゥラリの話題でカキコできるスレ他にないじゃん。
せいぜいチャイコかバレエスレでもあれば、ちょっと書けるくらいだろ。

それからRCAへのステレオでは、ウォルトンの「ファサード組曲」がイイ。
録音も鮮明で、室内楽的な透明度で定位感もハッキリしているイイ音。
987名無しの笛の踊り:02/04/24 19:51 ID:5q1Um.aI
>>985
ありがたふ
そろそろ、次スレを
988仲達:02/04/25 07:44 ID:RTslCxhE
ヨーゼフ・クリップスの弟でボンクラ指揮者のヘンリー・クリップスというのがいて
レコードもあったけど未だ生きているのだろうか。
989名無しの笛の踊り
Andrew Davisはマイナーか?