>>779-781
じゃあね。
Cペダルで5つの三和音Cmaj/Fmaj/Bbmaj/Ebmaj/Abmajを、
トップノートがほぼ順次進行になるように転回形を使いながら
クラビネット奏法っぽく(左手が右手の合いの手ってことね)鳴らしてみて。
左手はオクターブを交互に、右手は三和音をばらさない方がいいよ。
僕は5つの和音が相当な統一感をもって響くと感じるが、皆はどうだろう。
さて従来の理論の範囲では、以下の説明が関の山だね。
(1)Cmajと完全4度関係にある4つの三和音がCペダル上で演奏される。
(2)T、S、S、Tm、Sm
(3)Cmaj、Fmajの転回形、bVII/Iの形をしたハイブリッドコードBbmaj/C、Cm7、Abmajの転回形
(1)が論外だとして、(2)は僕の今までの主張どおり無意味と感じるし、
(3)はこの例がもつ統一感とは裏腹にバラバラだ。
これに対し僕は次の説明を採用したい。
(4)以下に示すのは、Cを主音とする通常の5つのペンタトニック音階と、
各々にひとつだけ含まれる三和音である。
C-D-E-G-A Cmaj
C-D-F-G-A Fmaj
C-D-F-G-Bb Bbmaj
C-Eb-F-G-Bb Ebmaj
C-Eb-F-Ab-Bb Abmaj
これ以上は蛇足でしょう。
ここからが問題なんだけど、皆さんは(4)の説明が「機能理論とは言わないまでも」
従来の理論の範疇にあると考えますか。