レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで〜Revolutionary Road
1 :
名無シネマ@上映中:
2009年1月24日(土) 全国ロードショー
http://www.r-road.jp/ 「タイタニック」(97)のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが11年ぶりに共演し、
ある夫婦の夢や葛藤を描いた人間ドラマ。1950年代アメリカ・コネチカット。
郊外の閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想の夫婦フランクとエイプリル。
しかし、2人はマンネリ化する日々に不満を募らせて、次第に溝を深めていく……。
監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。
キャスト
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
キャスリーン・ハーン
マイケル・シャノン
デビッド・ハーバー
キャシー・ベイツ
原題:Revolutionary Road
監督:サム・メンデス
製作:サム・メンデス、ジョン・ハート、スコット・ルーディン、ボビー・コーエン
製作総指揮:マリオン・ローゼンバーグ、デビッド・M・トンプソン、ヘンリー・ファーマイン
原作:リチャード・イエーツ
脚本:ジャスティン・ヘイス
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:1時間59分
配給:パラマウント
なかったので立てた
5 :
名無シネマ@上映中:2009/01/18(日) 20:43:51 ID:Zz3b2vfN
またこの二人が見れるのは楽しみ!
6 :
名無シネマ@上映中:2009/01/18(日) 20:49:27 ID:gmDM4Cb3
これみたいよ〜!
そんなんに悲惨な結末なのか、気になる!
7 :
名無シネマ@上映中:2009/01/18(日) 21:56:37 ID:JHls4/5d
原作は、アメリカでは有名な小説らしいです。
町山がシャイニングのような映画と評してたのが気になる
どういう意味だろ?
タイタニックも死なずに結婚してればこうなったという映画でつか?
>>8 シャイニングは男が仕事面でテンパった挙げ句
次第に家族に八つ当たりしていくサイコサスペンスとも取れる映画だったが、
そういう映画なのかな。
原作どおりなら悲惨な結末…
ダンナはもちょっと薄いイメージなので意外なキャスティング。
いや、ディカプリオ、良い俳優だと思いますが。
豚山の話題なんか出すなよ
某ブログではへんなこだわりで
副題は家族の終わりに
ってタイトルだった
燃え尽きるまでとどっちが合ってるの?
原作本の邦題がもともと「家族の終わりに」だったからね。
まぁ好みだな。
そう言えば映画版『朗読者』の邦題は『愛を読む人』に変わったんだよな。
ウーム…
朗読者は原作が有名だから朗読者で良かったのにね
>>16 そんなもうすぐ公開なんだからネタバレ知らなくてもいいでしょ
本屋で原作あったからパラパラと最後のページだけ見てみたことあるw
結末が暗いというのは知ってたんでちょっと見てみただけだが、
まあ確かに暗そうだったわw
暗いというのはレオかケイトどちらか死ぬとかいうのじゃないだろうな?
死なないかどうかだけでも教えてほしい。
20 :
名無シネマ@上映中:2009/01/20(火) 22:34:21 ID:TXgVilKC
死なないよー
22 :
名無シネマ@上映中:2009/01/21(水) 05:17:32 ID:NHgCR5xw
このレボリューショナリーというのは、革命とか人生を変えようとかという意味を象徴しているの?
現代社会の孤独とか、家族の崩壊かな
なにかアメリカは必死に伝統的な家族制度を崩壊させたいような映画ばかり作っているような気がする。
そういう勢力がいるんだよ
単に住宅街の通りの名前
緑が丘とか自由が丘とか
25 :
名無シネマ@上映中:2009/01/21(水) 16:54:32 ID:kyyc8uVw
>>8 ポッドキャストで詳しく説明してるよ>町山
やっぱり「燃え尽きるまで」ってタイトルは変だ。
どうしてもデートムービーにしたいのかな。
デート向き映画とはとても思えないのに。
豚山シンジャはきえろ
>>22 その手のものは現代社会の持病だと思えば
「理想的な家族」なんてもんは崩壊したというより、それ自体が幻みたいなもん
昔はそれが外には見え辛かったと考えればわかりやすい
28 :
名無シネマ@上映中:2009/01/21(水) 17:59:07 ID:kyyc8uVw
29 :
名無シネマ@上映中:2009/01/21(水) 18:06:14 ID:kyyc8uVw
もうすぐ公開なのに盛り上がってないね。
imdbに広告出そうと考えた宣伝屋は大したものだと思う
31 :
名無シネマ@上映中:2009/01/21(水) 22:58:53 ID:qU+yrS5p
ユナイテッドシネマからポストカードがきた。
32 :
名無シネマ@上映中:2009/01/22(木) 01:37:18 ID:TM7BXifc
この映画デートに使えるかな?
別れるつもりならどーぞ
IMDbに宣伝出したのはGJだね
アカデミーノミネート関係であそこ見る人増えるだろうし
35 :
名無シネマ@上映中:2009/01/22(木) 18:18:06 ID:+2QzHgJL
本当この二人お似合いだから楽しみ!
公開してからのレポ待ちだなー
見に行くかは考え中
タイタニックのイメージが強くて
37 :
名無シネマ@上映中:2009/01/23(金) 02:17:06 ID:eyYAqlF8
しかしディカプリオ太ったなあ
タイタニックの時は美少年だったのに
まあ今は今でかっこいいんだけどね
眉間のシワは伸ばしたほうがいいと思う>デカぷりお
金髪なのに眉毛が黒い。染め金か!>ウィンスレット
アメビューで糞感動したので速攻で観にいく。
40 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 11:53:14 ID:wxmSNeBu
今日公開なのに、まだレスが50にもなってないなんて!
映画館も空いてるかな。。。そのほうが見るにはいいけど。
41 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 12:14:51 ID:B1LhUhB1
あー早く見に行きたい
でも27の夜しか無理だから一人でナイトショーで見てくる
42 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 12:38:00 ID:D4sEQBuN
この映画に出てるキャシー・ベイツもタイタニックに出てたよね!
この三人がまた共演なんて、個人的に嬉しいです
短パンうぜぇ
たった今見てきたけど中々良かったぞ、ただエンドロールで
帰る人がぞろぞろいたから結構人によるのかも。
ラストシーンはかなり気に入った、あとケイトのアヘ声がエロい。
朝いちばんの回でみてきた。
客が7人しかいなかったw
ケイトの役に全く同感できなかった。
そこは人の好き好きだから別にいいけど。
映画としてはよかった。
46 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 14:12:30 ID:d4dfNaPQ
ばか嫁に泣かされてるデカプリオ、 いい演技だった(^O^) あとは 退屈。
監督、音楽、俳優、みんなうま過ぎw それだけに物足りないと思う人もいるだろうな
ケイトの二の腕もいいけど、浮気相手のぷにょぷにょした乳も捨てがたい
でも後で「彼はアカでベッドの中でも左曲がりでした」とか言われちゃうんだな
演技の上手さを見る映画ですね
49 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 16:09:46 ID:B1LhUhB1
最後は原作通りアンハッピーエンドなんだよね?
48の言うとおり演技を見る映画っぽいね
52 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 16:25:49 ID:B1LhUhB1
この二人のアンハッピーエンドは見るのがつらいな
ちなみにセクロスハアハアのシーンはどうでした?
帽子男ばっか笑った、あの時代はハゲが多そうだ
波平さんもマスオさんも出勤時は帽子被ってるよ
きっとあの時代はそうだったんだね
最後は予想できなかったので驚いた。
2人とも凄い演技だった。全てさらけ出す、振り絞るような感じ。
物語りもメデタシメデタシじゃないし、好き嫌いはあるかもしれないね。
私は見応えあって、最後は放心状態になった。
ネタバレできないのがツライ。
56 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 17:39:06 ID:wxmSNeBu
>>45 ええ、そんなに空いてたんだ。なら初日に行けばよかったかな。
月曜に見て行こう。
彼女と観に行くんだけど
大丈夫ですか?
>>57 どうなんでしょうね。目の前に居たカップルが
「凄い映画だったね」って言ってたけど。
色んな意味で過激な場面が多いから。性描写にしてもケンカにしても。
今日彼女と観て来た。
前の方のレスでもあったけど、ウィンスレットの考え方がフィクション過ぎて少しも共感出来ない。女は勝手過ぎる。
浮気とかの描写
ってどんぐらいですか?
最近浮気の事でケンカしたんですけど
ケイト・ウィンスレットはもちろんのこと、
サム・メンデス監督のファンでこの映画はぜひ見たいと思ってるんだが、
これまでのアメビューやロードトゥパーディション、ジャーヘッドの三作と比べてどうだろう?
監督の持ち味であるシニカルさは健在だろうか
浮気相手のおっぱいが丸見えになる程度
64 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 19:04:50 ID:iq3+SIxk
ジャックは大西洋で凍死してよかったと納得しました。
65 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 19:12:46 ID:XbX/6X3I
なんか嫁の情緒不安定ぶりに夫が振り回された挙句に、悲惨な結末でTHE END。
まあ子供のことを考えると、旦那だけに育てられたほうが幸せかもね。しかし、この夫婦
タバコ吸いすぎ。家中タバコの匂いが消えないだろうな。
66 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 19:15:58 ID:6U5cJkPd
渋谷で見てきた。
映画としては非常に完成度が高く、無我夢中で見ていた感じ。
自分的にはケイトの心境は理解できる。ディカプリオのほうの夢と絶望を
もう少し描いて欲しかったかな。
67 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 19:30:33 ID:lFXAL4Gt
いやあ、重たい映画だったわ。
なんか見た後落ち込んだわ。
結婚するのはやめておこうと思った。
息子はアートにのめりこみ、ゲイになって、結局は自殺するような人生を歩むわけか
主演2人はもちろん、ジョンとその両親、隣の夫婦から同僚まで皆演技が上手かった。
映像、音楽、隙がなくてほんと完成度高いね。
嫁さんでこういう映画撮れるってケイトを女優として信頼してるんだなと思った。
70 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 20:12:28 ID:pRNmCitE
家族で見ようと思うんだがエロがそんなにキツイの?
・・・辞めようかな。
エロ以前に、家庭崩壊を描いてるっぽいこの作品を
家族で見る候補にする感覚がよくわからんのだがw
72 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 20:36:30 ID:pRNmCitE
そっかw
いや、オヤジも母さんもタイタニックが好きだったから見ようと
してるのよ。
別のを進めようかな?
73 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 20:36:54 ID:XbX/6X3I
「タイタニック2」が企画されていたという噂があるが、デカプリオとケイト・ウィンスレットに加え、
キャシー・ベイツまでがキャスティングされているということが、その噂を裏付ける証拠だね。
74 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 20:49:01 ID:Sg2p2MjK
誰か ネタバレ してよぉ!
映画見たけど、副題の意味がわからん
「燃え尽きるまで」って何を指してるの?
不完全燃焼で崩壊したカプールの話じゃん。
「革命の道」
「燃え尽きるまで」
むしろCHE二部作の邦題にするといいなw
タイタニックには敵わない
訳がなっちだったので「えー」って見ていたんだけど
特に気になる変な訳は無かったですよね?
>>75 自分の野望と言うか、願いを燃え尽きるほど突き進みたいって意味合いだと
受け止めました。
配給会社はアホすぎるな。サブタイトルいらねえのに。
っていうか、あまり予備知識ないままにみたから
「レボーショナリー・ロード」ってのが本当にただの通りの名前にすぎないとは思わなかったw
家庭の改革?みたいなのにひっかけてるんかと思ったわ。
79 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 22:16:53 ID:iq3+SIxk
キャシーベイツおばさんはうるさいってことが結論
80 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 22:24:41 ID:iKbEoDDe
>>66 俺と逆だな
俺はディカプリオの気持ちが痛いほど分かった
ケイトはヒステリックで病んでる女にしか見えなかったな・・
なんつうか・・こう、二人とも・・・よく結婚したよな・・・
>>80 ケイトは結局、あのご近所の旦那さんとペッティングまでいったこと
デカプリオに告白しないまま逝っちまったしな。
82 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 22:29:29 ID:iKbEoDDe
>>81 ああ、しかも丁度その浮気の時からの心理の急変化がよくつかめなかったんだよなあ
83 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 22:30:55 ID:YMcqcyDN
>.81
おまえセックスしたことないだろ。
ペッティングじゃなくて挿入してるじゃん
84 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 22:37:16 ID:iKbEoDDe
しかし早漏だったな
ケイトのこと好きすぎたんだろう<旦那さん
ずっと抱きたかった女だからな、俺もあんなもんだよ。
俺はカミさんと観てきたが
ケイトの浮気相手もディカプリオも早過ぎるって言ってたな。
あんなもんだろって言ったら睨まれた。
今夜は燃え尽きるまで〜
88 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 23:25:40 ID:CI106/Xa
お前はさっさと燃え尽きても奥さんは不完全燃焼ですよ
なんたつーの。わけわからん。映画にする必要がありますかこれは。わざわざ。
絶望するには勇気がいる?だっけ?
それだけ?この映画は。がっかりしたぜ。
90 :
名無シネマ@上映中:2009/01/24(土) 23:31:53 ID:iKbEoDDe
とりあえず二人の演技は良かったので満足
タイタニックには勝てないけどww
見てきた
本当二人お似合い杉
本当の夫婦ならよかったのに
いやーおもしろかったわ キチガイ最高
>>63 あんがと
監督ファンなら見るべしって感じだな、てことは賛否激しいだろうな
あの世話好きババアのキチガイ息子が
的を射た発言してて、あの夫婦にはビジバシきてたよね
キチガイ同士たから通ずるものがあるんだろーなーw
ケイト綺麗だった
タイタニックの時と比べてもあんまり劣化してないふうに感じた
DVDで十分。サムメンデスのファンでもどうだろう。
単なる一夫婦の話。犬も食わない。
たぶん、皆が分かりきっている事、日常とかそういうものを
再確認する作業になる。
デカプリオのファンならまあスクリーンで見る価値あるかも。
久しぶりの、心に迫る熱演爆発って感じだった。
演技を見る映画に納得。
こんなに隅から隅まで圧巻させられたのは初めて。
だけど、結局何が伝えたいのか自分には分からなかった。
妻が(自分のためならともかく)夫のためにと固執する意味がわからないし、
切羽詰らせなくてももっと選択肢増やせばよかったのにって思ってしまう。
てか、ただ単に最後に喋ってたあの人が黒幕のミステリーホラー映画なのか??
98 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 00:25:11 ID:y8Rhc3K0
何が言いたかったかわからなかったっ人は若い人でしょ。
ハタから見れば充分幸せだけど
家族にとって何が幸せなのか価値が未だ見出せなく
ゴールのない幸せ探しをするが故に家庭が崩壊していく
といった本末転倒の皮肉たっぷりの映画でした。
社会派ラブサスペンスというか
なかなか深い話でした。まだ余韻が残ってます。
まあ、映画は全部メッセージ性あるもんばかりじゃないしな。
アクション映画とかホラー映画とかメッセージ性がないし
101 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 00:33:35 ID:y8Rhc3K0
>>99 考えさせられる映画だとは思ったよ
ただその深さ故、共感を得られにくいような気もした
こんな映画すら無理して褒める必要ないと思うが(笑)
貴方の浮気した理由じゃなくて
私に浮気したことをわざわざ言うのは何故?
どんどん他の女とファックしなさいよって すごむケイトが怖かった
愛のない夫婦やってずーっと無理してると
どんどんひずみが生じて精神的にもイってしまうんだろうね
すまん。3人目はディカプリオじゃなくて浮気相手の子供だよな?ほんとすまん。
浮気した場合、あの反応が一番凹むだろうな。
あれに比べたら泣いて責める女性はなんてかわいらしいんだろうと思った。
<<104
フランス行きが決まって盛り上がって台所でした時の子供じゃないかと思った。
ケイトの前作「リトル・チルドレン」と内容が似てるってよく指摘されてるね。
リトル〜でもアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされてたけど。
テーマはもっと理不尽なところにあると思うよ
浮気はあったけど、実はディカプリオは何もアクションおこしてない
アクションおこしたのはケイト
そのアクションは根本的に何に起因するか?
そう考えたときに、最後のシーンが象徴的
でもそれは、よくよく考えると、誰も解らない(どうしようもない)人間のサガに繋がって、映画のストーリーで受けた衝撃にさらに深い絶望が加わる
>>106 リトルチルドレンのぱんふ持ってたらさがしてみ
俺はこの映画一人で見てきたけど、結婚して8年。30半ばでトキメキが薄れている中で
ちょっと身につまされた映画だな。それでも、ふとパートナーのことがものすごく愛しくなって
体を求めることがある、そのときはかなり情熱的になるが、それが長く続かないんだよね。
うちのパートナーはケイトほど気性が激しくもないし平凡な生活でも満足してくれているようだ
けど、もしあんな提案をされたら俺はどう返答するかな?ケイトは燃え尽きてしまったけど
うちは燃え尽きないようにケアしなくてはとちょっと反省。見終わってスッキリ出来る映画ではないね。
>>110 真面目に感想書いてるだけなのにキモい文面だと感じてしまった
つまらない業務もまじめにこなして
ちょっと浮気はしたけど妻子を大事にして
大きな仕事任されるまでになったのに
「あんたは理想が低すぎる」と責める妻……
スイーツという「日本語」を輸出してやりたい
113 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 02:30:03 ID:Td37hhSs
>>105 ありがとう。ラストで浮気相手があまりにおどおどするもんだから奴の子かと思ってしまった。
浅はかな読み違えよくするんだよな俺orz
114 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 02:44:11 ID:oTMdfNLB
プリオとケイトは劇中セクロスすんの?
あの息子の病気はアスペルガー?
116 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 03:13:27 ID:1hEz1EC7
あの最後のカット渋かったなぁ。
よりによってあの人で終わるとは。
ここ何年か観た中じゃ、ずっと記憶に残るラストかも。
明け方の森のケイトの表情が凄まじい。
誰もいない部屋が映るだけで怖い怖い。
そこいらのホラーの何倍もゾクゾクさせられました。
117 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 03:26:25 ID:CCsMjUd9
サム・メンデスか。
また完璧なんだろうな。
ジャーヘッドは凡作
119 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 07:39:38 ID:uX7aqDts
理想と現実のギャップが埋められない人っているんだよなぁ。
しかしケイトがおっぱい出さなかったのは亭主が監督だったからなの?
パリに行くか別れるか、それが問題だ
夫婦で「じゃあ、行こう」ってなった展開は驚いた。
旦那、冷静になれよって思ったよ。妻に反対できなかったのか。
122 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 09:40:46 ID:EgF/mOm0
昨日、お台場デートのついでに見た
上映後、気まずくなってアクアシティをブラブラしてたら
「私、明日からバリ行くんだ。黙っててごめん」って言って
女の子が帰っていった。
高校の頃、ブレアウィッチプロジェクトを見た帰りにフられたことを
思い出した。
赤い糸だったらまだ違っていたのかもしれない
123 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 10:09:20 ID:CU0Ns8vJ
アメリカの通勤というと車か自転車というイメージがあったんだけど、
電車通勤もあるんだな(当たり前と言えば当たり前だが)。
パリに行って女優の夢を再開させることに情熱を燃やしてるなら
いざしらず、 現実的な生活をとろうと妥協した旦那にそこまで
失望するものかね。
50年代の世相は分からんけど。
1955年のアメリカは恐ろしく物質的に豊かさに溢れているよね。
現在と比べて足りないのは、携帯とPC/ネットぐらい。
127 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 11:57:21 ID:+1SdgLVx
アメリカには新幹線が無い!
128 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 12:29:28 ID:N1i4Sk9R
監督のメッセージが何なのかを理解するのが非常に難しい映画だな
最後のシーンからは、
「本心を相手に伝えることが全てにおいて良いとは限らない」、と読み取れる。
簡単に言えば、「ウソをつくならつきとおせ!」ってことか。
浮気の告白の件もそう。
破滅への決定打になった「子供なんて最初から欲しくなかった」ってのもそう。
でも逆に、「最初から本心をぶつけ合って生きていくことが大事」
というメッセージもあるよね。ケイトとレオが付き合い始めたころは、お互いの素の部分に
惹かれあったのだから。途中のパリ行きを決意してる部分では、その頃の心境が
お互いに戻って、全てが上手く回ってる。
まとめると、
「真実は、いつでもどこでも真実」
途中のケイトのこの台詞、これが一番のメッセージだな。
まとまりの無い長文スマソ。
>>125 他にもケイトは『女優の夢を実現させるためにパリに』
って書いてあるところがあったんだけど
高額で秘書を雇ってるからとか言ってなかった?
パリで女優になるなんてどこで言ってました?
↑クレームではなくて、見逃したので教えてくださいの意味です
あと、ケイトがこっそり使ったゴムの器具って、現代でもあるものなんですか?
>>129
よく読めよ。
朝の一回目を観てきたが、カップルが多いかと思ったら
熟年夫婦がまばらにいるだけで意外だった。
俺も映画としては凄いと思った。
でも、この監督らしく実生活の嫌な部分をしっかり見せてくれたな。
夫婦二人で会話してるとこなんて、
すべてが喧嘩に発展するんじゃないかってハラハラさせられた。
最後の朝食シーン良かったな。
俺は未婚だけど、ああいうの理想だな。
フランクの気持ちがわかる。
133 :
125:2009/01/25(日) 14:56:03 ID:QBrucaGO
女優復帰の話は、原作にはあるのかな。
映画中では触れてないね。
そこが、嫁の熱情に観客がついていけない理由と思う。
>>125 原作にあったんですね。
原作読んでなかったので、わかりませんでした。
でも・・・原作買って読む気にはなれないかも。
フランクは浮気はしてしまったけど
優しいし、相手をいたわる気持ちがあるし、
嫁がヒステリになってもなだめようとしてたし、
最後のケンカの後の朝食シーンは特に、いい旦那さんなんだなと思えた。
情緒不安定な嫁はもらってはいけないという教訓なのかな?
こんなこと言うと男尊女卑的な意見と言われそうだけど、20代女です。
映画は未見、原作のみ読んだ者ですが、原作も徹頭徹尾張り詰めた緊張感に貫かれています。
読んでいてどっと疲れるというか。
(原作は)バッドエンドですが、ホイーラー夫妻は確かに愛し合っていたんだと思います。
というかそう思いたい。
映画も早く見なければ。
136 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 17:26:54 ID:aQHl+1+Q
メンヘラー息子がいい味出してた。
あの息子を主人公にしたほうが2ちゃんでは受けそう。
観てきたが、本当に怖い映画だな。ドクオの俺でも怖さが伝わってくる。
メッセージが伝わらないという意見もあるけど、基本はどんなに高い理想も
いずれが破れることがある。その現実といかに折り合いを付けられるのか、
ということなんだろう。
戦後の勝ち組国家だったアメリカの裏面を描いた映画とも言うべきかも。
ヤミ中絶とか。
何が切ないかって、エイプリルが「旦那の方が自分よりも恵まれている」という思いに
次第次第に苛まれていくことだよな。自己実現の野望がなまじ高かった分、
現実と妥協できなかっということか。
>>136 アカデミー助演男優賞にノミネートされてますね。
監督がハリウッドの人だったら
家族でパリに渡って大冒険
最後は大金持ちなんだろうな
140 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 19:18:31 ID:aQHl+1+Q
この映画みたいな「理想の家族像」って
もう現代アメリカではとっくに崩壊してるよね。
郊外にマイホーム、マイカー、子供2人。
日本でもバブル崩壊あたりでなくなった。
サザエさん一家みたいなものかな。
とっくに崩壊してるのか否か、バブル崩壊ああだこうだ。
全てはただの受け売りだろう。くだらない。
142 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 19:53:22 ID:pMqjYxjO
>>139 原作があるから誰が監督しても話は同じだよw
演出は監督の個性で違ってくるだろうけど。
それにサム・メンデスは十分ハリウッドの人でしょ。
ハリウッドで映画撮ってるんだから。
*ゆとり向け注意
この映画はリチャード・イェーツの小説「家族の終わりに」を映画化したものです。
オリジナル脚本ではありません。
監督が鬱な話をオリジナルで作ったわけではありませんw
少なくとも、パニックが起きたときの人間描写がメインのテーマと言い訳し、怪現象の正体や収拾方法を放棄した
「ハプニング」や「ブラインドネス」に見られるハリウッド映画よりは、はるかに良心的な映画ということは出来る。
だからハリウッドも衝撃を受けてリメイクを名乗り出たのだろう。
146 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 20:47:04 ID:aQHl+1+Q
平凡な生き方をバカにするメンヘラーのジョンはやる夫みたいなものか?
とにかくレオの顔芸が素晴らしかったです
喜怒哀楽を顔の表情だけであんなに出せるのはすごい
浮気して帰ったら家族がサプライズで祝ってくれて感激した時の表情
ケンカの翌朝、ケイトが穏やかに朝食を作ってレオを優しく励ましていた時の表情
自分も泣けた
同僚から(会社にとどまるなら)「秘書達は喜ぶな」といわれたときの
満更でもない顔とかも上手かった<レオ
レオの役もケイトの役も他人から賞賛されたり好意を持たれたりするのに
慣れてるかんじが出てて2人とも上手いなあと思ったよ。
隣の夫婦が真逆の男女を演じてて普通の人の不安とか表現しててそこも上手かった。
>>146 メンヘラ君はああいう台詞回しであの夫婦の内面を戯画化して皮肉ってるんだよ。
言うなれば一種のトリック・スター。道化が王様を皮肉るのと同じ。
>>140 むしろ「理想の家族」なんてもん、はじめからねーよ って話だ
152 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 21:58:11 ID:aQHl+1+Q
日本でリメイクというかパクリそうだな
馬鹿正直に時代設定を現代にして
>>152 中絶が話の種になってるから日本でリメイクは大変だと思うよ。
少なくとも日本ではタブーではないから(米国では70年代まで原則禁止)。
近所の夫婦同士で見栄の張り合いみたいのは
都心に住んでるハイソな若夫婦連中の間では普通にあるよね?
どこの国でも一緒なんだなと見てて思った
映画のような家族は日本でももう一部の人間しか居なくなってきたよね
現実には
金持ちと貧乏の落差がどんどん広がっていく悪寒
女性って気が高ぶると、友達の旦那とあんな簡単にセックスしてしまうものなのかな?
157 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:05:38 ID:aQHl+1+Q
>>154 日本でいうと金妻みたいな世界だな
あと山田太一
158 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:12:30 ID:F7SdOzRp
鬱映画だが、完成度は高い。アメリカっぽくないのがいいね。
159 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:16:41 ID:aQHl+1+Q
宣伝のやり方がものすごく詐欺なんだがいいのかあれは
副題もそうだが
160 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:21:08 ID:+pKOwBQt
>>156 俺はその心理をうまく利用して、これまで3人の人妻とやったよ。
161 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:27:05 ID:aQHl+1+Q
みんなーカップルで見に行っちゃダメだぞこの映画は!
>>159 正しい映画の姿を宣伝したら誰も来ないよww
163 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:29:28 ID:aQHl+1+Q
164 :
名無シネマ@上映中:2009/01/25(日) 23:36:10 ID:M0a/mhfp
ジョンの母親役の人って
スティーブンキングのミザリー出てた人?
>>164 そうです。キャシ−ベイツ。タイタニックにも出てた。
めざましTVでは映画会社の広報かなんかの女性に見せて感想を聞いてたけど
「恋愛ものと思ったら化け物みたいな映画でした」だの
「結婚するのが怖くなりました」だの言わせていたけどいいのかw
たった今、オールナイトで観てきた。酷い映画だよ、これ。
脚本も演出も音楽も完璧。役者達の演技も完璧。
ここまで酷い話を完璧に作られたら、ぐうの音も出ない…
一番酷いと思ったのは二人がフランス行きを隣のキャンベル妻に告げた時。
その夜に婦人が泣くじゃない、みんな同じなんだよ、あの夫婦だけじゃない。
自分は他人とは違うと思いたい。自分は特別だと思いたい。
どこかに自分を生かせる場所があるんじゃないか?って思いたい。
大なり小なりそれを押し殺して生きてる。平凡は嫌だけど平凡に。
だからキャンベル婦人は生きがいを求めようとした二人に嫉妬した。
自分は平凡だから。自分の夫がフランス行きを批判したら喜んだ。
二人のフランス行きが頓挫したら心からはしゃいだ。
ウィラー夫婦が自分と同じだったから。
結局ウィラー夫婦もキャンベル夫婦も本当の意味で同じなんだよね、
ただエイプリルが少しだけ愚かすぎただけ。賢くなれなかっただけ。
そんなのを見せつけられた酷い映画だったよ
原作やこの手のアメリカ文学を読んで無くてもいい
メンデスのAmerican Beauty、ケイトのLittle Children
舞台が共通するFar from Heaven、The Hoursの中から2,3本見とけば理解しやすいと思う
168 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 01:00:52 ID:Zwa+ct+V
ってか疑問に思ったのは、自宅で中絶したら、そのおなかの中に入ってた子はどう処理したんだろう…
沸かしたお湯は何に使うの?
あとあのゴムの器具を具体的にどう使うのか気になる
男なもので、わからないことばかりでスンマセン…
自分で堕胎手術→あぼーんなのΣ(´Д` )?
全米でも12/26〜が一部の劇場
全世界で1/23〜始まったばかりなんだね
アカデミーに向けて今の時期なのかね
でも賞とるには小物過ぎるかな
2人の体当たり演技は評価したいね
>>168 俺もよくわからないが、ゴムの器具は空気の圧力で中の赤ちゃんを吸い出すために
あるのではないかと。お湯は取り出した胎児を入れるためにあると。
>>169 12週は赤ちゃんの形が出来て成長し始める頃だし、まだ分娩できるような
状態でもないから、医療器具も設備もない環境で無理矢理取り出したら
大変な事態になるがな。
現代だったら排卵誘発剤で無理矢理分娩可能な状態にできるけど、
エイプリルみたいな素人中絶では胎盤を傷つけるだけでなく
大量の出血も伴うから最悪死に至る。
チューブの端に、飛行船みたいな楕円の器具がついてたでしょ。
突っ込んであれで吸い出すのよ。かなり荒っぽいやり方だけど。
お湯は事後処理に使う=洗い流す。
12週くらいの掻爬だったら、下水に流してもさほど問題ないから。
女の私にとっては、事前にちゃんとスカート脱いでたのに、
あんなピンポイントでキレイに丸く血液のシミがついてたのが謎。
あの後ろ姿、すごくいい絵だったけど。
173 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 01:23:34 ID:NgAP0vb+
見てきた。
妻に夫が振り回されたっていう意見が多かったけど、俺(独身だが)は
夫の人間としての小ささに頭にきた。
言っちゃあいけない事ばかり言うし、自分のことばかり考えていて思いやりは無いし。
愛する能力っていうのは上下があるね。
ディカプリおは上手いわ。
当時のアメリカ、何かに似てると思ったらバブル期の日本と似ているかもしれない。
岡崎京子の「ピンク」を思い出した。
お湯はただ単に器具を煮沸消毒したんじゃないの?
取り出した赤ちゃん入れるって、まだ何センチって時期でしょ?
彼女の誕生日とか、二人の記念日にお勧めの映画です。
>>173 私は独身女性だけどそんなふうには思えなかったな。
夫は妻に対して思いやりと常識を持って歩みよっていたし
見ててすごく真っ当に思えた。
ケイトがちょっと現実味のないおかしな夢と希望を持ち過ぎて
突っ走り過ぎておかしな方向にいっちゃったのだよ。
あれは男なら誰でもアップアップだと思いました。
この夫婦について
例えて言うなら
いつまでも交わることのないレールを走ってる列車のようだと
レオもインタビューで言ってたよ。
決して一緒になってはいけない2人だった と。
>現実味のないおかしな夢と希望
とは言っても、一応とんとん拍子だったんでしょ
秘書の面接も通ってたみたいだし
寸前になって妊娠やら夫の昇進やらが
幾重に重なっておじゃんになってしまっただけで
だからこそエイプリルは堕胎を決意したわけで
秘書の話はまだ受かってないでしょ
ただフランスでは政府関係の秘書になれば給料もいいゴニョゴショは
自分がなれるって妄想の段階で旦那に話してたと
私は話の流れから読んだんだが違うの?
受かってなければあんな風に話進めないでしょ常識的に考えて
面接に行って嬉しそうな顔で帰ってるシーンがあった時点で、
受かったと読む方が自然じゃないの
原作や脚本はどう書いてあるかは知らんが
あほか
受かってもないのにパリへの引越しの準備までするなんて、
いくらなんでもそこまで常識外れではないでしょう
フランクだって一緒に準備進めてたんだし
あれでも駄目になるまで数ヶ月時間流れてる
てかあれで妻が受かってないというなら話自体に欠陥あるということじゃないか
普通ならフランクがその時点で止めてるって
>>182 「国際機関の秘書の給料はいいらしい」以上の具体的な会話してないから
行ったとこ勝負でなんとかなる、なんとかするのが自分らしい生き方
と思っていたのではなかろうか。
外国の情報が乏しい時代だったから、逆にそんな楽観的な夢も許された。
いまじゃ先にググレ、メール汁、なんだけどさ
ところでこの話、男女逆の方がありそうだと思った
いつまでも夢を追いたがる男に、現実主義的な妻が苦労する
ただ、この設定だとあそこまで盛り上がらないww
184 :
173:2009/01/26(月) 07:34:47 ID:NgAP0vb+
>>176 >>夫は妻に対して思いやりと常識を持って歩みよっていたし
>>見ててすごく真っ当に思えた。
この見解には驚いた。いくらなんでも真っ当はないのでは。
フランクにもう少し愛情があればおかしな方向には行かなかった気がする。
ダンナにも愛情はあったけど、
奥さんの望む愛し方や欲しい形の思い遣りではなかった。と私は見ますた。
わかってねーな、こいつ。と思ったところから
妥協点を探るのが夫婦長持ちの秘訣かと。
ラストの不動産屋夫の補聴器OFFとか。
ダメだこりゃ。と思ったら離婚しろ。
一人で好きなように生きていけ。
死ぬよりマシだ。
あの予告で『レボリューショナリー・ロード』ってタイトルはやめて欲しい。
感動のラブストーリーだと思って見に行ったのに。
作品の良し悪しは別として、あぁいう映画だと分っていれば見に行かなかったんだがなぁ。
ケイトの車の中での浮気
あれは失敗したの?
でなければ、早すぎるだろ。
ってさんざん既出かな・・・
188 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 10:34:13 ID:sbBXvgdq
>>184 >>フランクにもう少し愛情があればおかしな方向には行かなかった気がする
いやいや、それでいて、「現実的には男はこうなっちゃう」、「言ってはいけないことまで言ってしまう」
ってのもテーマな気がする。男もバカな生き物だってことだよね。
>>185 >>ラストの不動産屋夫の補聴器OFFとか。
印象的なシーンですね。
映画観終った後は、嫌な映画だなぁ、ぐらいしか思わなかったけど、家に帰ってから涙があふれて
きた。
夫は妻を愛しているのに、妻は夫を愛していなかった。自分(40歳♂)にダブる…orz
>>186 題名自体は原作通りだし、実は行き止まりだった「未来へ続く道」という意味もあるから。
問題は運命の愛、とか言ってラブストーリーをうたい文句にしている日本の配給元。
原作は本国で有名だから知ってる人も多いけど。
>>182 いや、その普通じゃないのが、この映画のミソなんだから、
パリでの生活設計が、きちんと出来てたら、
この映画自体、成り立たん。
>>186 燃え尽きるまで という副題で想像しないといかんね。
192 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 12:52:37 ID:JE4B37hZ
ディカプリオの家に越して来た若夫婦も同じ道を辿りそう。
あのオバハンの囁きに秘密があるな。
『あなた達は特別な夫婦なの』
それにしてもSEXの描写が短い。
みな早漏
193 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 13:25:54 ID:yQR3dslT
>>172 あのシミは窓の前での出血でついたものだと思いますが
194 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 13:28:09 ID:aXhlLZJ+
早漏がでかい顔するスレ?
196 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 14:34:45 ID:1tTyi48T
俺の彼女は20歳代後半のごくごく平均的な日本人女性だと思う(正社員OL)が、
この映画のケイトの心理は全然理解できないと言っていた。
成功した女優になりたかった夢が破れて不満がたまっていたことまでは
分かる、と。
しかしそこからいったいどうしてああいう流れになって行くのか、全然
ついて行けない、と。
よほど自己主張でも強い女は別として、フツーの日本人女性にも(男は言うまでもなく)
感情移入しづらい映画のようだ。
アメリカと日本とのカルチャーの根本的な違いが表面化するポイントなのかもな。
197 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 14:46:04 ID:JE4B37hZ
特別な存在を自薦したらいけない。
特別などありえない。
あるとすれば全員特別。
自己主張に見えたんだ〜。へえ〜。
199 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 16:24:37 ID:7ozKXRme
>>196 自分の夢やぶれた女が旦那にすべてを託すわけよ。
でもその旦那もうだつのあがらないサラリーマン。
こんなはずじゃなかった、こんなはずじゃなかった・・・・・
これは環境が悪いんだ。環境を変えれば変われるかも。
そうだ、パリに行こう。
こんな感じじゃないの?
>>175 芸スポ板とかによく貼られる
「元気の出る映画リスト」に入る日も近いかもねw
>>199 そもそも結婚したのだって
GI姿のダンナ@エッフェル塔の写真見たからだったり。
202 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 18:42:22 ID:G5PVevWv
郊外のマイホーム、マイカー、子供2人に専業主婦の奥さん。
もう絵に描いたような幸せ家族だなあ。(親の介護の心配なし)
日本もこういう家族を理想にしていた時代もあった。
サザエさんとかドラえもんの家庭像だね。
こういう価値観で育った35歳以上の人はこういう将来像から脱落すると
もう自分の人生全否定みたいな気分になるんじゃないだろうか?
2ちゃんでもよく専業主婦がうらやましいとか「38歳くらいには係長くらいになってるはずだったのに・・・」
とかカキコがあるがだいたいこういう理想像と自分とのギャップが原因だろう。
203 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 18:43:26 ID:G5PVevWv
つけ加えとくと政府の税制モデルとかはいまだに夫婦+子供2人の世帯が
モデル家族。
ハタから見れば理想の家族にはなれたかもしれないけど
はたして本当に自分らしい生き方ができているのだろうかって疑問を抱き、
悶々としながら暮らしていた。かつては(結婚する前は)夢と希望があったはずだと。
だから自分の本当にやりたいことを追い求めれば幸せになれるはずと思ったんだよね。
レオもパリ行きには半ば妻の洗脳にかかったように賛成してしまうが・・
家族のために諦めなければないないこと
そのために夢も叶えられなくなるような問題が次々と重なり
どんどん歯車がくるい始め、結果不幸な結末に終わる。
家族が幸せであるためにはどこかで譲歩するとこは譲歩して
どこかで折り合いをつけていかなければ無理なんだよね。
家族の幸せを取るか、自分の夢を優先させるが為に家庭崩壊になるか。
お互いの幸せの基準がかけ離れていたら不幸にしかならないのだと思う。
原作、図書館で検索したら予約がけっこうあったが
レボロードではなく家族の終わりにで捜したら在庫あった
自分らしさを追い続けると後は地獄
自分らしさなんて幻想にすぎない
という教訓映画としておもしろく見た。
でも、そもそもケイトとレオがどこに引かれ合ったのかよくわからん。
出会いの次はいきなり倦怠期のシーンだし。
若気の至りで勢いで結婚すると不幸になる、ってこと?
原作との違いを言うのは無粋と思うけどあえて言わせて。
フランクと父とのこと、エイプリルの生い立ち、を省きすぎじゃなかった?
二人のキャラクターにかなり影響してる重要な話だと思う。
原作なんて読んでねーぜ。
しかしこれは本で読むべき話。なんで映画化した?
ノーカントリーとかブラインドネスとか文学から映画化するのが
流行ってるようだが、はっきり言って失敗作ばっか。
この映画がアカデミー賞、作品賞をとらない事を切に願う。
原作未読だけど、
フランクと父の確執はなんとなく理解できた。
親父みたいな生き方だけはしたくなかったのに
まったく同じ道を歩んでいる自分…orz な感じ。
エイプリルの生い立ちってどんななの?
>>210 ノミネートされてないから安心汁
ダンナが監督したこっちが落ちて、一度は蹴ったThe Readerで候補になって
ケイトも心中は複雑だろうな
ノミネートされてないの!
サムメンデスざまあ
驚くことに助演男優賞はノミネートされてますね。
印象的な役だったからなぁ。
一番真実を言い当てていた…。
キャシーベイツとその息子にはなんか腹立ったな。(息子は正論を語っていたが)
でも息子役はすごい印象に残る演技だった。帰ってから彼が
アカデミー助演男優賞の候補に挙がっていたことを知って、びっくりした。
キャシーベイツの夫役の人の最後の行動にワロタ。
216 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 20:49:25 ID:G5PVevWv
>>215 そうそう、メンヘル息子のジョン。ちょっとしか出てないのにすごい存在感あった。
みんな観るところは同じだな。
興行的には失敗だったみたいだね・・
原作読んだけど鬱展開で読むのが嫌になった
映画の方がまだ見る事ができそう
そーいう映画なのか
衝撃の結末とか女が泣き叫んでるカットの予告で
「ホラー映画」なのかと思ってたけど
220 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 22:45:29 ID:G5PVevWv
メンヘラーのジョン登場で「007のジョーズだ!」と一瞬思ってしまった。
221 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 23:09:49 ID:T/uVX1sW
なんていう後味の悪い映画...
ケイト演じるヒロインの心理にはいろいろな解釈があり得るんだろう
けど,そんなことよりも何よりも,エンディング含めて後味の悪さ
ばかりが尾を引いた.
「タイタニック」の黄金コンビがこんな映画に出るなんて.
ガラガラのシネコンで彼氏と見たけど,見た後,後味の悪さが尾を引いて
デートの会話がなんか全然はずまなかった...
222 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 23:18:09 ID:NTb1i79s
>>206 ある意味、バカ正直に本音を語り過ぎたのかもね、あの夫婦。
補聴器を切る感じで聞き流してれば幸せになれたのかも…
>>220 実はケイトと不倫した隣人が007でCIA役で出てたりするんだけどね
両方同日に見たんだけど気づかなかった
付け髭だったし知らん俳優だし
>>223 面接なんてあったっけ?
旅行の手続きに行っただけじゃなかった?
226 :
名無シネマ@上映中:2009/01/26(月) 23:59:51 ID:gqrkK054
>>214 マイケル・シャノンですね。
ついこのあいだ、この人の出てた作品(タイトル忘れた)を見て「この人の名前忘れちゃダメだな」と思ったばかり。
32才主婦って感じだね
たぶんミス日本仕様に仕立て上げたのだとおも
審査員もジジババだろうしw
誤爆した
旦那もだけど、タバコ吸いすぎ(笑)
妊娠した
おめでとう
基地外着火
妊娠プカ〜ってw
酒も飲んでたし
今の時代ありえん
やっぱサムメンデス最高だわ。
こいつの映画セリフ、セリフの連続だけど今回はまさにそれだったなぁ。
退屈しそうな映画を退屈させずに作れる監督だと思う。
>>229 同意。
宣伝かって程吸ってなかった?
おれがたまたま禁煙中だから目に付いただけなのか…。
1950年代前半は酒もタバコも大人の嗜みだった時代だべ。
喫煙が健康を害するなんて情報も知識も一般市民はないもん。
特にあの奥さんは「イケてるあたし」を捨てられなかったんでそ。
ものすごく宣伝費用かけてね?
あっちこっちのサイトに広告表示されてる
>>165 映画CMで観終わった客にそのセリフ言わせてほしい
誰も観にこなくなるがw
235 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 11:06:59 ID:Pg0Jq4z9
>>233 TVでスポットCMをバンバン流すよりはネット広告のほうが安くつくと思うよ。
最近は洋画宣伝でネット広告の比重がかなり高くなってると思う。
236 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 12:04:12 ID:ZdliR/ui
昨日レイトで観たんだけど…自分ひとり貸切だった@田舎のシネコン
最悪の結末まで胸糞悪かったけどラストカットの爺さんに救われたwwアレは上手い!!
ケイトはやっぱ凄いねぇあの雄叫びは女優魂感じたWキャシーベイツもハマリ役だった
レオはケイトに食われてしまってて存在感薄い感じで可愛そうだったかなぁ
>>236 うわ、目のつけどころが私とほとんど同じw
違うのは公開初日のレイトで、旦那と二人の貸し切りだったことだけだわ。
これは設定やストーリー云々より、役者の演技を観る映画だよね。
雄叫びはねえだろ…
239 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 12:32:54 ID:ZA1yr5Es
これすっげーおもしろかった
気に入ったので英語の原作も読んでみようと思う
すばらしい心理描写の文学作品です
ディカプリオの演技が下手すぎてちょっとイライラしたけど
240 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 12:35:09 ID:ZA1yr5Es
>>128 これは原作本があるから、メッセージは監督でなく小説家や脚本家のものでは?
監督はそれをいかに上手に観客に伝えるかが大事
で、上手でした
241 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 12:37:01 ID:ZA1yr5Es
コシンスキーのSTEPSあたりもこのスタッフで映画化してくれないかな?
キャシーベイツの東部アクセントがいやに上手でワロタw
で、あの夫人がメンヘルを感染させたり悪化させたりメンヘラーを呼んできたりする諸悪の根源なんだろw
243 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 12:58:51 ID:KV4Dbl7y
自分は精神病者のセリフに大爆笑したが、誰も笑っていなかった。自分は変なのか?
恋愛映画ではなくホラー映画だと思った。
245 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 14:57:09 ID:RqhZgZns
資本主義社会の空虚さ、非人間的社会の一断面を描いているんじゃないの?
最近、エコだの何だのとやたら資本主義を嫌悪するような世論操作が渦巻いているような気がする。
これもそのひとつ?何しろハリウッド映画だから・・・
はい?
資本主義ってのは大雑把な見方だな
>>243 大爆笑するところではないな。
驚かなかったの、あのガイキチだけだよね。
って、レオ様が言ってたように、
どれが正気で、どれが狂気なのか区別がつかず、
ゾッとするか、ニヤリとするところ。
249 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 19:20:45 ID:Ht04R4bQ
この映画、夫と見に行くか1人で行くか迷ってるんだけど
どっちがおすすめ?
夫50歳、自分44歳
>>249 その年齢ならご夫婦でどーぞ。
きっと映画の夫婦喧嘩見て懐かしく思われることと思う。
「あーあれは絶対言っちゃいけない言葉だよ」とかw
自分が見たときは近くに座ってたカップルが終わるなり議論始めてたなあ・・・
男「あんな奥さんにつきあう旦那は災難だなあ」
女「はあ?奥さんの方が人間として正直だよ」
とか・・・
252 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 20:20:40 ID:us4XK24e
18歳女です
明日夕方一人で見に行こうと思うんですが浮きますか…?
浮きゃしねーよ。半数は単独だろ。大抵
>>253 ありがとうございます!
ディカプリオのファンなので見に行きたかったのですが自分の年齢的に浮いてしまうかと不安でしたが明日いってきます!
255 :
名無シネマ@上映中:2009/01/27(火) 20:40:01 ID:Pg0Jq4z9
>>245 そんな大げさなものじゃないよw
話自体は昔からよくある平凡な家族崩壊物語だし。
だけど出演してる俳優の演技がみな上手いのと、監督が日常生活の嫌な部分を描写するのが得意な人だから
ホラー映画なみに怖いちょっと風変わりな雰囲気の映画になってるだけ。
いやぁ、すごい映画だったw
>>239 あれで下手すぎって、要求ライン高すぎだろ。
最後の前の朝食の場面「嵐の前の静けさ」なんだよね。
思い返すと静か過ぎて怖い。
白い服がそのあとの出来事をより悲しく印象的にしていました。
その出来事のあとに走り出すディカプリオは本当に悲しく
根は純粋だったんだなと思わせて切なかった。
レオ様は計算してあの演技をしてるんだよ。
それくらい気が付いてやれよ!
>>258 コンピューターの話を聞いて絞り出すように
「興味深い機械ね…」って言うケイトが怖かった
レオみたいな演技、地味だけど上手いと思う。あとラストのじいさんとか。
ああいう普通の人の何気ない演技とかが一番難しいと思う。
怖かったのは隣の旦那がパリ行きを批判したら嫁さんが嬉し泣きしたとこ。
彼らから見たら何でも持ってる夫婦がさらに高みへ…ってかんじで怖かったんだろうな。
>>258 というか、とうとう訪れた本当に幸せな瞬間だと思った。
くんずほぐれつでようやくたどり着いた境地。
互いに気遣い一点の曇りもないパーフェクトな朝食。
後に続きそうな地に足の着いた幸せ始まり。あの瞬間は。
いわゆる「文芸的」路線なんだろうけど、俺的には、この路線は
アメリカ映画には一番合ってないと思う。
フランスや北欧(昔のベルイマンとか)の映画なら、いかにも
ぴったりはまると思うのだが。
というわけで、この映画も予想し(恐れ)ていたとおり、ワケワカの
映画となり果てていた。
なんと言ってもハリウッド映画はエンターテインメント性が命。
こういうラインはヨーロッパ映画にまかせておいた方がよいと思う。
別にそんな決まりないんだけど?
ど派手なだけのアッパラパーなハリウッド映画なんて私は見たくないもの
こういうのは見る価値があるよ私には
いや、どう見ても、あの朝食は究極のサスペンス。
266 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 00:45:21 ID:Y4nCkPU+
タイタニック好きであの二人の競演ってことで見てきた。
客5人。
二人とも老けたな。
ケイトはもうおばさんだ。女は若い時が華だなと。
ディカプリオはなんだあの情けなくしまりと筋肉の無い体は?
なんにも筋トレとかしたことないのかな。
ケイトの浮気はきっついね。ディカプリオも浮気は隠しとうすべきだと思う。
もし自分だったらもう修復できない。
結局破滅してケイトも死んでしまったし。
タイタニック好きで独身の俺は正直この映画はみなきゃよかった。
欝になった。
欝はそんなにペラペラしゃべらねえ
>>262 自分も
>>265に同意。
むしろ、決別を前に盃を交わすような悲壮感ばかり感じた。
絞りたてのオレンジジュース、
注文を聞いて焼く卵
ホテルみたいな朝食は、綺麗で完璧だけれど、生活感は皆無。
序盤のサプライズ誕生日パーティーにあった温もりもない。
最後の嵐が来る前の一瞬の凪というか、
そこの見えないがけっぷちというか。
寄りが戻ってハッピーどころか、その真逆のシーンだと思う
269 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 05:20:34 ID:AMUxJEQG
『結婚したくなくなる』って話題の映画だけど、逆に夫婦やカップルで観たら、絆が深まるのでは?と思った。
この映画を観る事によって、二人の現状とか色々見直すきっかけになるとゆーか。。
270 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 09:53:26 ID:KDb31CbX
>>263 いやいや典型的なアメリカ文学ですよ
どこまで行ってもプラグマティック
だがしかし心理描写の巧みさは非常にユダヤ的だともいえる
作品中にキリスト教的なものが一切出てこないのは、製作側にユダヤ人が多いため
271 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 09:56:46 ID:KDb31CbX
>>269 他人の振り見てわが振り直せ、だな
ディカプリオ本人はもともと相容れない二人が一緒にいたみたいな運命論的なこと言ってるが、
演じていながら作品を理解してないだろこいつ
やっぱディカプリオは低脳馬鹿
まあ、俳優が馬鹿でも監督やスタッフがしっかりしていれば作品は成り立つ
ケイト・ウィンスレットの好演はオマケ
272 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 10:49:51 ID:ArXBztVw
なにこの上から目線
原作者?
キャシー・ベイツが出ると厚みが出るな。
国防長官が、1ヵ月で、近所の噂好きの不動産屋さんか。
ケイトとディカプリオの再演とか宣伝されてるけど、
キャシー・ベイツの3人の再演だよな。
というか、オスカー取ってるのは、おばちゃんだけだし。
>>273 PSアイラヴユーにも出てたしここ最近定期的に見る
ぶっちゃけその3作ではPSアイラヴユーが一番いい演技だったけど
ケイトの浮気
はやすぎ!
それで冷めた?
この監督好きだけどハリウッドでこんな映画ばっか撮ってたらそろそろ干されるんじゃないか。
デビュー作でアカデミー賞撮ったからよかったものの、その後の作品は興業的にサッパリだし
祭りのあとの淋しさは 死んだ女にくれてやろう
>キャシー・ベイツが出ると厚みが出るな
まぁっ!女性に向かってなんてこと言うんでしょ!失礼ねっ!!
え?その厚みじゃない?
キャシー・ベイツって言うからてっきり…
失礼しました〜〜〜
町山がポットキャストでシャイニングのような映画と言っていたけど、
本当にシャイニングに通じるものある?
本当なら見に行くわ。
サム・メンデスの一種の後味の悪さが好きだし。
280 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 14:49:12 ID:dPMAGrlN
先程観てきた。
感慨深い…。
あの朝食のシーンは不気味だった。
ラストのおじいちゃん、夫婦がうまくいくコツの1つの行動だね。
150人くらいのハコで3分の1くらいの埋りでしかも全員女性でした。
夕方からは007観てくるwこちらは2度目。
見てきた。面白かった。
タイタニックの2人がもし生きていたら、
っていうパラレルワールドみたいな感じで見てたw
やっぱ制作側も
それ狙ってキャスティング組んだのかな、とか思ってしまったw
最初の通勤シーンで、みんな帽子かぶっていて、画一的なサラリーマンの姿に
非常に興味深かった
中年以上の夫婦は、同感できると思う
284 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 20:23:52 ID:3FccHmeI
>>281 ケイトがレオに原作本を読ませて共演しようって持ちかけたんだって。
監督はケイトの夫のサム・メンデスだし。
かな〜り私的な映画なわけよ。
2人が役にぴったりということで選ばれたわけじゃない。
285 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 20:50:14 ID:F+HNKIo5
>>283 あのサラリーマン像もアメリカでは50年代の過去の出来事なんだな。
日本も一時期ああいう感じだったが今はもうだいぶ変わったかもしれない。
286 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 20:53:53 ID:IUlnxaK8
タイトルが悪い!「タイタニック2」にすればもっと客がいるのに!
今日見てきた。良く出来た映画だと思った
ああいう女は今でも沢山いる・・旦那が出世すると
旦那だけが「世間から評価された」ようなきがして
取りのこされたみじめな自分になってしまう女
まともなら、旦那が出世すれば喜ばしい事なんだけど
それが、自分を否定されたような気がするんだよね
大人になる過程をすっとばして、母親になったしまった
未熟な女
289 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 21:15:21 ID:CaQPHB8B
>>288 それはちょっと違うんじゃないかなあ。
フランクの方も相当シニカルに描いてると思うよ。
フランクは「親父のような会社と家を往復するだけの人間に
なりたくない」っていう意識があったから
つい「パリ行き」の話に乗っちゃったけど
昇進の話が来た時に、現実を受け入れたんだよ。
それが彼の「思春期との本当の別離」
エイプリルの方は彼の成長についていけず・・・
近所の愚鈍に描かれている主婦の方が実は生きることにおいては
ずっと大人だったんだよ。
パリ行きの話を聴いて「泣きだした」所がそう。
私は旦那が本当の人生を生きることを邪魔しているの?
エイプリルのように、自分が働いてでも旦那の人生を
本物にしてあげるのがいい妻なの?
私は間違ってるの?
短い間にここまで考えてたんだと思う。
それを、ご主人に「エイプリルたちが間違ってる」と言われて
自分が肯定されたと、ほっとして泣いたんだ。
291 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 21:30:21 ID:CaQPHB8B
俺なら例え自滅してもエイプリルの方がマシだと思うね。
292 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 21:38:37 ID:CaQPHB8B
(連続でスマソ)
現実を前に「平凡な幸せ」に埋没するしかないにしても、
フランクの方が(仕事自体は退屈だとしても)社会で出て仕事をしている分だけ
はけ口があって遥かにマシだと思う。
一方、エイプリルの方はあんな息の詰まりそうな環境で専業主婦をするには
あまりにも繊細すぎる。自滅するのも仕方なしか。
293 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 21:39:37 ID:7yUZVvjv
酷い鬱映画じゃないか。
後味悪すぎる。
レンタル200円なら調度良い
だれも客いなくて貸切で見れたけど。
ドつまらん映画だった。
アクビのしすぎで頭が痛くなったよw
黒髪女のポロリ以外、見るべきトコロ皆無。
あの内容なら1時間くらいに短くまとめられたはず。無駄に長かった。
この程度で夫婦が分かったような気になったとしたら甘すぎだな。笑える
実際のバトルに比べたら、こんくらいファンタジーだってのが、知ってか知らずかwwwww
まあ、改めてしっかり描写してくれたので★4つだwww
296 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 22:00:55 ID:cpKE9NRz
今日見てきました
分からないことがいくつかあります
何故エイプリルは浮気をしたの?
最後の老人のアップの意味は?
>>296 旦那の早漏に嫌気がさして、ついつい…。しかしその浮気相手も早漏で
エイプリル絶望→精神崩壊
爺様は無我の境地に入られました。
>>296 旦那とケンカも耐えなかったし勢いもあったのかなぁ。
最後の老人は何の動作をしたか覚えていますか、その時どんな場面だったか
覚えていますか?
>>295 あれよりひどい夫婦生活を送っているのか?
実際のバトルというのがどんなものか聞かせてよ。
>>298 キャシーベイツがウィーラー夫妻の陰口を言っている姿をじっと見てました…
でもこれだけではどういう意味なのか読み取れませんでしたorz
独身の自分は高見の見物気分で楽しめた。ケイトが痩せて美しくなってる!
レオは年相応になったけどやっぱり可愛いし。パリ行きが“船”なのが
ワロタ。
なんつっても1955年にしてあの高すぎる生活水準にビクーリ、インテリアとか
ファッションが楽しめた。しかし他の人も言ってたけど煙草モクモクには
かなり隔世の感があったね。今のアメリカじゃ考えられんわ。
302 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 23:04:29 ID:7yUZVvjv
>ケイトが痩せて美しくなってる!
そうか?
ババアに見えたけど。
若者偏重文化の日本。33歳でババアになってしまう。
>>295 え、それじゃ あなたもレオみたく、妊婦の妻に対して
「本音で言えば堕して欲しかったよ!!」
って怒鳴るタイプなんですか?
305 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 23:34:46 ID:F+HNKIo5
>>301 日本だと三丁目の夕日とかより少し前だね。
これは羨むのも無理ない。
日本が追いつくのはさらに30年後。
306 :
名無シネマ@上映中:2009/01/28(水) 23:38:00 ID:C7sPPWvV
相変わらずこの監督はクオリティ高いな。
ツッコミ所どころか「あそこがもうちょっとこうだったら」みたいな不満すら無い。
決して巨匠風の映像・語り口とかじゃないんだが、ズッシリとした鑑賞後感。
ストーリー云々よりクオリティでもうおなかいっぱいだわ。
>>300 顔では聞いているふりしながら補聴器の音量を絞ったところ見た?
じい様にも観客にもキャシ−・ベイツの話(他人の悪口)は聞こえなくなる。
嫌な所があるから直せとかいわないで気づかれないように自分から距離を置いた。
だからこの夫婦は続いている。
昔から結婚する前は両方の目で相手を見て選んで、結婚したら片目をつぶれっていうけど
そのことかなあと思った。
309 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 00:00:11 ID:n9o+1rJv
>>308の場合は、今からでも両目を瞑ってくださいwwwww
古来より日本には
「見ざる」
「聞かざる」
「言わざる」
と言うことわざがありまする
だから何なのよ!
と言われましても困りまする
特に考えておりません
ただ
売り言葉に
買い言葉では
夫婦生活はうまくいかないと思いまする
50♂
夫婦の関係を見直すいい機会になるかもねこの映画
これよりマシとか思ってw
キャシー・ベイツ出して、フランスまで大きな船で行くと駄目出しして、嫌でも、ジャックが死ななかった場合のその後の二人を印象付けようとしている。
巧いなあ。
「タイタニック」観ずに本作を見る人間は殆んどいないだろうが、あのカップルに本作のような役を演じさせたのは実に巧い。
313 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 01:09:37 ID:+AipJ7bU
婚約中の彼と見てきた。
見てる最中『これふたりで見るの失敗かも…』って思ったけど、鑑賞後に彼が『あんなふうにならないようにしよう』と和やかムードに。
勉強にはなった作品でした
その後ホテルに行った
>>313は彼氏が早漏なのに絶望して浮気、
その相手も早漏で精神崩壊するのであった
315 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 01:47:02 ID:Y3cg5Jsw
316 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 07:34:22 ID:e+w7A1vB
>>272 客に下から目線になれとでも?馬鹿だろおまえも、しねよ白人崇拝者。
317 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 07:39:34 ID:e+w7A1vB
318 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 07:40:43 ID:e+w7A1vB
319 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 07:48:25 ID:J4wSOZP6
>>312 『タイタニック』は未だに観ていないが、本作は観た。
320 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 08:55:53 ID:bFeb21/u
>>313 婚約中に見に行く映画として、何十本と上映中の映画の中から、
よりにもよって、この映画を選ぶとは。。。。
もう、二人には運がないって事か、
もう、これ以上悪い映画はないから、これから上向きって事か、
気の持ちようだね。
そうだな、そんな二人にお勧めの映画は、ブラインドネスだ
全国ロードショーは終わってると思うから、DVDが出たら、ぜひ二人で。
322 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 15:04:39 ID:2H4VZP25
おじいさんが片手でそっと補聴器を操作して、
するとキャシーベイツがペラペラとしゃべっていた声がなくなり
無音になった。
323 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 15:37:35 ID:yf0WHFLh
この映画よかったよ。若い人やカップルにはイマイチわからんかも!?
結婚歴10年位になるといろんな意味が含まれた映画だと思えるよ。
早速、原作読みたくて本買ったくらい私にとってはいい映画、ストーリでした。
見る前に時間が空いてたから3本ほどタバコを吸ったんだが
胸焼けしてきた・・・
連れ合いは、既に耳の中の音量をゼロにできる特技を堅持 orz じいちゃんだな
むむぅ・・・
気分悪くなっちゃってラスト15分で途中退場。無念じゃ。
結末・・・知りたい orz
>>327 なんとお優しいお方じゃ。ありがとうございまする。(最敬礼)
そうだったんだ。。。
じゃあ、あまり後味の良くない映画だったのかな。
でも、夫婦の日常生活をあそこまで飽きさせずに魅せるんだから、すごい監督だね。
329 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 18:28:49 ID:Y3cg5Jsw
sage
どうしても分からない…
何故エイプリルは最後赤ちゃんをおろしたの?パリ行きを阻止されたから?
分かる人教えて下さい…
>>330 病気のおじさんが言ってたじゃないか。
「(病気でいいことなんか何一つない自分でも)その子(お腹の子)に生まれなくて良かった」って。
彼女は愛してもいない子を産む。
子供は自分の親に愛されていないのに、この世に生を受ける。
その現実に対して耐えきれず「堕ろす」という選択肢をしたのだと思う。
うろおぼえなので間違っていたらスマン。
332 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 19:10:25 ID:yf0WHFLh
>331もそうだけど、
また子供を産んで今と変わらず同じ生活していくのが嫌だった…
何か新しいことをしたい、それには子供は足手まとい…ってことじゃないかな
何より夫婦が上手くいっていないときに、また妊娠って絶望的
>>330 まず、もともと欲しくなかった。しかしアメリカでは
堕胎は倫理的にそうとう分が悪いのでしぶしぶ産むことに。
ようは世間体を保つため。しかし夫婦喧嘩で夫の「ほんとはおろしてほしかった」
というぶっちゃけもあり、世間体もくそもない状況でおろすことにしました。
子はかすがいっていうけどさ、もう愛していない男の子供を産むことで
夫婦の間の何かをつなぎとめたかったんじゃないかなあ。
で、前夜のケンカで「おろして欲しかった」発言で最後の糸がぷっつり切れたというか。
いい映画だよね。脇役らしく見えても、無駄な配役が一人もいない。
しいて言えば、2人の子供の存在感がやたら薄いかな。
ところで、ケイト・ウィンスレットと監督、実の夫婦だったのか・・・知らんかった
336 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 19:29:57 ID:yf0WHFLh
今でもアメリカでは堕胎は倫理的にあまり受け入れられていません。
未婚・既婚関係なく今は産んで養子にだすことが多いです。
日本は堕胎天国だからちょっとその辺わかりずらいですよね。
337 :
名無シネマ@上映中:2009/01/29(木) 19:41:44 ID:yf0WHFLh
>335
いや〜、あのエイプリルって女性が夫婦の間の何かをつなぎとめたくて
愛してもいない夫の子供を産むって感じではないような・・・。
女性の立場から言うと、初めての子供ならありえるけど3人目となると
喜びも期待もないですよ。むしろ屈辱的です。
また、子育てで忙しく夫婦仲がよくなるって期待薄。
でも、ホントいい映画でしたよね。無駄な配役がいないって
そのとおりだね。色々考えさせられた。
サントラ出てるんでつけど
限りなくくらーーいと思うんですが
鬱になりたい人向けw
歳がいった人なら「あぁ、庄司薫クンの『さよなら怪傑黒頭巾』のプカプカバンバンの話だな」って思うよねw
青春時代には輝いて見えた人も、結局は社会の升目に収まるもの。
サラリーマンの給料なんて我慢料だからねw
見果てぬ夢を追いかけることを止めるのが大人。
そうは出来なかったのがケイト演じる妻。
最後の朝食は、郊外に住む家庭における理想の朝食を演じてみたのだろうなぁ。
あれは怖かった。
演じたっつーより
もう腹が決まってたって感じで落ち着いてたよね
てっきりあの後首でも吊るんかと思った。
でも実際は全然腹なんて決まってなかったと。
しかし、フランクもダメだけどエイプリルもいつまでそんな事言ってんだって感じだよなぁ・・
あの女優さんは名演通り越して怪演でしたね・・・
>>344 あ、ごめん。まだ見てないんだ。
このスレとか、レビューとか読んでの解釈でした。すいません。
結婚11年♂だが、観ながら
「あるある系ネタ」映画かと思ったよ
でもそれを「あの二人」が迫真に演じるので
すげー恐かった
347 :
名無シネマ@上映中:2009/01/30(金) 01:39:42 ID:103sjPT0
例えば、自己の本性を100%さらけ出すようなぶつかり合いんをした、
次の日ってどんな心境になると思う?
例の朝食に恐怖を感じる人ってなにを見ていたの。
あそこは、本性のぶつかり合いの末にたどり着いた慈愛なんだよ。
最初で最後のな。だから意味を持つんじゃねーか。
間違ってもホラー映画じゃねーんだぞ?
疑問なのは、エイプリルは子供をおろして死ななかったら
あのあとどうするつもりだったんだろう?ってこと
身軽になって、夫と子供を捨てて独りでパリに
行くつもりだったんだろうか?
あんなことした後に、そのまま家族を続けられるとは思えない
347さんの「慈愛」とは思えなかったなぁ
「決別への決意」を感じたよ、あの朝食・・・
自殺?家出?夫を殺す?色々考えちゃったけど
あれは無いよね
。 。
( д )
最後まで緊張感が持続して素晴らしい映画だったけど特に朝食のシーンが最高だった。
最初は横顔でどんな表情をしているのかよく分からないエイプリル。
エイプリルがどんな反応をするのかとどきどきしながら顔色をうかがうフランク。
淡々と卵をどうするのか聞いてくれる姿に(穏やかな表情だけどでもよく見たら目は笑って
なくて表情も微妙に硬い)、てっきり「許してもらえたんだ!一段落着いた!」と安心しきって
しまってくちゃくちゃに顔をゆがめて感謝するフランク。
フランクが「やってしまった」瞬間。
この、自分の精神の安寧のためにだけ浮気の告白をするような無神経な男はこれで嵐が
過ぎ去ったと思って(実は前日ろくに話もしてなくて何も終わってないのに)またいつも通り
の日常に溶け込んで、ほとぼりが過ぎ去ったら浮気したりとかするんだろうなというのが、
目に見える。
それを悟って絶望したエイプリルのあきらめの表情。でもそんな彼女の表情に気付かず、
ただ「助かった」と感動してるだけのフランク。
決定的なすれ違いが素晴らしい演技力で表現されていた。
351 :
名無シネマ@上映中:2009/01/30(金) 11:30:41 ID:56H2Fzf6
>>335 子供とのからみはほんのわずかだったね〜
それなのに最後にレオに「子供が生きがい」とか言われても見てるほうは納得いかないw
原作の小説では子供とのからみもっとあったのかなあ。
このパンフ 大場正明って人がレビュー載せてる?
>>352 パンフレット確認しましたが載ってませんでしたよ
このパンフの中に
フランクからエイプリルへ
エイプリルからフランクへ宛てた手紙が掲載されてるのが
個人的にはとても良かったです
2人の心の内を少し理解出来たような感じです
355 :
名無シネマ@上映中:2009/01/30(金) 18:50:03 ID:LQZbsdE7
>350さんの解説?感想?素晴らしいです。
私も同じようなこと思ったのにここまで上手に表現で出来ませんでした。
国語の成績良かったでしょ!?
>>347 その慈愛(と云えるのかな)の行為が恐怖なわけですよ。
夫としては。
妻が何を考えているのか分からないのは恐怖です。
そこを軽くクリアしちゃうのが、デカプリ夫なんでしょうけど。
自分の人生に不満で「今の自分ではない別の自分になりたかった」っていう人は実際、多いでしょうね。
そういう人のためにあるのが、映画とか小説とかのコンテンツ産業なのでしょうw
それで憂さを晴らせない人は、社会に対する呪詛を吐いて、終いにゃ刃物でその辺の人に斬りつけたりしますけど。
>>350 分かりもしないコンピューターの図を一生懸命描いて説明するフランクと
それを落ち着いて聞くエイプリルも印象的だったな。
その前のエイプリルが森に飛び出した後の二人も鮮烈だった。。
この映画、個人的にはすごく良かったけど生々しい心理描写がダメな人は
全くダメだろうだね。でも予告見る限りベタなメロドラマにしか見えないw
初めにタイトル聞いた時は、何かとてつもなく革命的な政治がらみの
社会派ドラマか??! …と思ったものだが。タイトル詐欺だぜ。
>>358 詐欺じゃないよ
そう呼ばれてたハイソな区域のことだよ
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで
を観る。監督はサム・メンデス。ガッカリ。巧いけれど、面白くない。
テーマはブレることがないし、美術や衣装は最高だけれど、
肝心の話がとっっってもつまらない。
妻が面倒臭い女でしかないところが、いちばんの問題でしょう。
何なのだこの女は。正当性を主張するばかりの利己的自己愛女。
「あなたの自由のために」というセリフが出てきたときには…(以下自粛)。
ケイト・ウィンスレットが巧いだけに余計にイライラ。
レオナルド・ディカプリオは子持ち役が全く似合わない。
http://6006.teacup.com/fwkh8320/bbs
ただ、面白くはない。興味をかき立てられることもない。ずっと見続けたいとも思わない。完成度の高さは明らかなのになぜだろうとじっくり考えてみると、
どうやらそれは主人公ふたりに惹かれないからのようだ。ふたりは悲劇に向かって堕ちていくけれど、それはもうふたりの愚かしさから来るところが大きい。
家族のためにやりたくない仕事で我慢している夫、女優になる夢を捨て切れない妻。彼らは社会のシステムの中に組み込まれてしまった生き方に疑問を抱き、
突然パリに移住するという突拍子のない計画を立てる。妻は言う。パリでは私が働く。あなたは夢を追いかけて。若いとは言え、それで良いのか将来設計。
この非現実性は夫婦以外の人間が次々に指摘する。彼らは観客の、そして作り手の代弁者である。そう、作り手だって夫妻の計画が夢物語だと気づいている。
その上で特異な計画に走る彼らを見つめているのである。しかも冷徹に見ているのである。これは彼らの感情に寄り添っているというよりは、分析的に見ていると言った
方がしっくりくる。おそらく今の時代も彼らと同じような思いを抱えている者はいるだろうとフンだ上での夫婦観察。その読み通り、似たような夫妻はきっといるだろう。
いなければおかしい。でも、だから何だというのだ。精神を病んだ青年を担ぎ出してまで主張することだろうか(マイケル・シャノンが苛立たしい演技)。
ケイト・ウィンスレットが演じる妻が、ただ面倒臭い女にしか見えないのがいちばんの問題だ。型にハマった生活だかなんだか知らないけれど、ことあるごとに自分の
正当性を主張、利己的としか言いようのない言動を繰り返し、自己愛を掲げるばかりだ。「あなたに自由をあげるために」というセリフには驚いた。
なんて勝手な女なのだ。夢までもを無理強いするとは。そして結末の選択よ。レオナルド・ディカプリオが扮する夫は言いたいことを言っているようで、
すっかりコントロールされている。ウィンスレットが素晴らしいだけに余計にバカバカしい(ディカプリオは子どもと一緒にいる絵が全くサマにならず、
家庭人にはどうしたって見えないけれど、その少年性が役柄に合っているように思えなくもない場面が数箇所あった)。
ラース・フォン・トリアーやミヒャエル・ハネケの映画を観たときも思うことだけれど、不快さを選んだ演出を採るのであれば、作り手はせめて登場人物と同じ
目線のところにまで降りてくるべきだ。メンデスはトリアーやハネケほどのいやらしさは感じさせないものの、それに通じる過ちを犯していると思う。
巧いのに面白くないなんて、不幸だ。
http://homepage3.nifty.com/filmplanet/review901.htm#revolutionaryroad 以下オスカープラネット管理人yoshi様の貴重なご意見でした。個人的に同感
>>353 どうもです
直リンするな、アホ
ケイトが屁こいて寝たところまでは読んだ↑
ゴールデングローグでケイトが主演女優賞とったね。
スピーチが笑える。
「この映画の撮影中、ますます夫を好きになりました!」
13年も愛し続けてるレオありがとう
の方がびっくりしたが
360−362
なんで、他人の感想を勝手にのせる?
いやがらせか?
368 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 00:03:54 ID:T/c8S9pL
>>358 そうだな。ゲバラの伝記映画のタイトルでも全然違和感ない。
チェ28歳レボリューショナリーロード
チェ39歳燃え尽きるまで
うーん違和感ない
369 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 00:04:24 ID:z23N1Spv
エロシーンはどんな感じ?
付き合って3ヶ月未満の彼女と観に行っても気まずくならないかな?
371 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 00:31:52 ID:T/c8S9pL
エロシーンはかなりリアルだな
大画面であんなエロシーンを見たのはひさしぶり
あの時代の人は前戯をしなかったのか
とか考えていてた
性の解放はもう少し後だっけ、当時はそんなもんだったんじゃないの
只野仁と同じくらいのエロさだった
エロシーンよりも嫌な喧嘩が延々と続くから、つきあいの短いカップルは
見ない方がいいと思う。
これコケてるのね…てっきり余裕で1位になると思ってたのに
>>376 監督&俳優の来日プロモーションなし&この内容
を思えば健等してるほうだよ。
先週1位の007は先行公開分が加算されて4日分の数字になるから
これこそ余裕で1位当たり前。
興行の仕組みわかってる?
>>369 脇役女性の上半身裸がチラッと一瞬出るだけ。
夫婦や浮気などの絡みのときは女性の裸はないよ。時間も短いし。
描写も激しくないと思う、
そんなことよりも映画自体の内容が重いからそこは覚悟したら。
最近は007、ウォーリー、地球静止、金城の20面相あたりを観たけど、
これが一番考えさせられる映画だった。みんなの意見も聞きたい映画。
379 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 12:36:39 ID:0xPnauyy
>>372 あー、それ思ったw
あの時代を思えば、キッチン台で〜とかは過激だったのかも、でも終わるの2人とも早っ。
エイプリル浮気相手は、エイプリルを好きになってたのは本当だよね?最後のほうのシーン(病院で)、泣いてたし。
隣の亭主とエイプリルは前からデキてたのかと思ってた。
戸口にポーズきめて立ってるエイプリルにトキめいてる隣亭主とか。
お茶してる間もなんか意味ありゲな視線とか会話の間とか。
だから逆に車内のアレは「へ?今さら??」って感じだった。
まぁ、隣にケイト・ウィンスレットが住んでたらノボせるわな、誰でもw
>>378 その脇役女性、エリア・カザンの孫なんだね。
382 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 13:52:04 ID:cUUQGcOl
あの歯茎の子?まじか・・
「最後の朝食」以降のエイプリルは自己破滅へ一直線。
仮に堕胎がうまくいったとしても、死んだ人生をおくったであろう。
彼女に共感する気にはなれない。
彼女を肯定的に捉える観客は、自分さがしをすれば、答えがあると思っている人ではないかな。
自分さがしは現代でも流行りだけど、語弊を承知で云えば、それは「本当の自分」なんて言葉が存在しているが故の不幸だと思う。
ま、不幸という言葉があるから不幸とも云えるのだがw
優勝したアスリートが「願いは叶うんです」とか云うのは自由だけど、そうじゃない人が大勢いるからこそ叶ったわけだしw
朝食の場面はこれから彼女が行うことに対して夫への懺悔の意味が
あっただろうね。だから精一杯、表向きだけでも良い妻を演じたかった。
だから旦那に「卵は何にする?」「どんな仕事なのかしら?」精一杯夫へ
笑顔で接したんだね。まさかその、事が大きくなって最後にああなるとは
彼女もおもっていなかったでしょう。
「ごめんなさい、私はこれから子供を…するけど、これも家族の為に」
って心境だっただろうね。
>>385 いや、惜別の意味だと思うけど。
子供を預けた家に電話したのもね。
>>377 いや、あきらかにこけてるって。
タイタニックの2人の10年ぶりの共演作とはいえ、この鬱内容。
邦題のつけ方といい、配給会社は半ば投げてると思った。
アカデミーにひっかかればそれで売ればいいという感じ。
もともとメジャー公開する話じゃないんだよ。
かといってミニシアター市場はもはや崩壊寸前。
このスレ見てもわかるように、見ればきっと何かが残る良作なのに
もはや生き残れない環境なんだな。
388 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 16:54:54 ID:+nn//F+k
劇中で常に呑んでいたお酒(シェリー酒?)って今でも売っているモノなのかな・・・?
見てたら何となく呑んでみたくなった。
大コケした映画
コケテもコケなくても、消費される作品ではないと思う。
人の心の中に静かに残っていくと思う。
もちろん好きな人も居れば苦手だと思う人も居ると思う。
でも私は印象的な作品でした。
DVDは欲しいけど、繰り返し見るんじゃなくて、数年に一度見る感じ。
それで満足。
朝食の時のエイプリルの、泣き喚き乱れるよりずっと恐ろしい絶望を
フランクは見てみぬ振りをした。
皿を洗いながら嗚咽する場面、涙が出ました。50代女です。
出てる役者みんな巧かったです。
緻密な構成の画面、きれいでした。
住宅街と森の風景の対比も、カメラワークのせいもあって印象的でした。
アメビュで印象深かった音楽、この映画のも耳に残りました。
あの朝ごはんに戦慄するかしないかで見ごたえが全然変わる映画だよね
元サヤでめでたしめでたしだと思っちゃった人もいたようだけど
たぶん若い人なのかな。
ラストのベイツ夫もよかった。
補聴器って書き込みが上の方にあったけど、ラジオじゃないの?
奥さんの愚痴が始まってテレビのボリューム上げて怒られたことがあったんで
ラジオイイと思ったんだが
女だけどエイプリルは結局自分が一番大事な
身勝手な女にしか見えなかった
最後の朝食の不気味なまでの静かさには
この二人別れるんだな、最後の朝なんだなとは思ったが…
自分はフランク気持ちのほうが理解できた
394 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 19:46:14 ID:SgLvZz3a
最後のおじいちゃんのやつ、
確かに私もラジオに見えたんだよね…
自分も女だが、フランクの気持ちのほうがわかってしまう。
>>392 元鞘じゃない?死んじゃったのはあれとして。
嵐の前の静けさだと感じるのは、嵐(堕胎の事故による死)を知っているからでしょう。
あれで死ななかったとしたら、大団円で終了なんじゃないか。
互いに望まなかった子を堕胎し、それは痛みはとなるけど
それがすなわち二人の決別につながる訳ではない。
>>384 自分さがし(笑)とか。
この映画見てその感想じゃね…。
現代の話なら、エイプリルに「心療内科行こうよ」って言ってあげれるのに…
と思いながら観てた。
エイプリルの言動には何一つ共感できないのに、彼女の気持ちをわかって
あげたいと思いながら観てた。
だから、ラストすごく悲しかったよ…。
エイプリルのあの行動は死ぬのを覚悟っぽいし(あの朝食のときの内容と子供預かってもらってる知人宅にTELした内容からも)、
全くモトサヤには感じなかった。
原作もネタバレもあらすじも読まず見に行って、そう感じたよ。
それにあんな血がたくさん出てから救急車呼ぶのも、亡くなるのを覚悟してるからなのかと思った。
いろんな意味でもうこれからの人生に絶望したし、文字通り燃え尽きたからかなーと…
>>392>>394 うんにゃ、補聴器。
キャシー・ベイツのしゃべり声がだんだん小さくなっていって
最後に全然聞こえなくなったっしょ?
補聴器の感度どんどん下げてって、最後にOFF
>>397 その発想はキャシー・ベイツ母と変わらないような。
もちろんいまの心療内科と当時の精神病院は違うんだけどさ。
フランクとの関係は修復不可能だと思うよ
エイプリルはアーチストとかと結ばれればそれなりに幸せになったんだと思う
出会った頃のフランクが若気の至りで自由人ぶったのを信じちゃったのがまずかった
あなたは背広着て帽子かぶって退屈な会社に毎日通うような人じゃなかったはずよ
みたいな発想って、団塊世代の若い頃のラブストーリーにはよくあったけど
いまの若い子にはリアリティーないんだろうな
401 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 21:07:13 ID:gZ1ciqT3
>>400 これアメリカの50年代を舞台にした話だよ。
日本の団塊世代の若い頃のラブストーリーにはよくあったとか言われても
どう反応すればいいのか・・・
日本の団塊世代の若い頃といえば1950年代ぐらい?
その時代のラブストーリー?
具体的に作品名とか教えて。
そのよくあったという。
403 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 21:43:39 ID:dUSHgK/R
>背広着て帽子かぶって退屈な会社に毎日通うような人
失業者が世界中にあふれて「もう来なくていいです」と退屈な会社から言われる
時代じゃ全然リアリティないね。
>>357 フランクがとても嬉しそうにはしゃぎながら「これ、話してなかったっけ?」
エイプリルが当惑を隠しつつ穏やかに「ええ」
というやりとりが2回繰り返されたのが象徴的だったよね。
要はフランクはそれまでは仕事についてはつまらないものだという話しかエイプリル
にはしていなかった。そして、本当は嫌だけどエイプリルと子供たちを養うために我慢
して仕事に行ってるんだという圧力を日頃からずっとかけていたから、エイプリルは
それを気に病んで、パリに行って自分が働くから代わりにフランクは自分の好きなこと
をして欲しいと提案したわけだ。
それが、散々恩着せがましいことを言っておきながら実はあなた仕事を結構楽しんで
やってたんじゃないってことが分かると自分が悩んだのは何だったの?という気持ち
にもなる。
そういうフランクからの圧力があったからこそのエイプリルの提案だってことを理解し
ないと、エイプリルがただの自分勝手な女に見えちゃって理解しづらいかもね。
405 :
名無シネマ@上映中:2009/01/31(土) 23:22:31 ID:F52VK8XN
ディカプリオがジャック・ニコルソンに見えたのは。俺だけ?
>>404 そういった解釈はしてなかったから、ちょっと目ウロコ。
劇中では、サラリーマン生活の虚しさみたいな映像表現はあれど
フランク自身が仕事にウンザリーだ!と主張した印象があまりなく
どっちかっていうと神経症ぎみなエイプリルのエキセントリックさ
ばかりが目についたんだよね。フランク気の毒に…みたいな。
407 :
名無しの笛の踊り:2009/01/31(土) 23:32:39 ID:MPgq5MPF
ケイト・ウィンスレットの,ケイト・ウィンスレットによる,ケイト・ウィンスレットのための映画.
ケイトが原作を読んで,「エイプリル絶対やりたい,やるやる!!」と決意し,旦那さんに頼み,
親友のディカプリオを説き伏せて,映画化実現させた.
でもって自分はゴールデングローブの主演女優賞ゲット.
まさにケイトの自己満足のための映画.
それ以上でもそれ以上でもない.
そんな気もするなぁ。ディカプリオも含めてな感じだけど。
で、関係なんだけどさ。
レイトショー特有のガラガラ感の中、アメリカ人と思われる外国人の
親子連れ(お母さん中学生位の男の子・小学生くらいの女の子)が観にきてたんだけど
キツイ感じのシーンが続く中、他人事ながら大丈夫かな?と思ってたら
女の子が途中ででてっちゃったよ。字幕より直に入ってくる分つらかったんだろか
しかし、実際、観るまでああいう映画と思って観に来た人は少ないのではないか?
いやぁ映画って怖いもんですねぇ
青い鳥症候群の話だろ、これ
これが難病なのは、患者が実は自分は何を求めているか分かっていないところだ
今どきの若いもんは、人生を達観してるヤツ多いから「バッカじゃないの?」とか思うのではないか
昔に比べると今は「理想」というものが摩滅して、あるのはベタベタの日常だけということが良く知られているからね
人生ドン底のエイプリルさんには、宝塚歌劇や杉さまの追っかけでもして、浮世の憂さを忘れてほしかったところです(笑
そういう主婦の皆さんは多いでしょ
エンドロールでミアちゃんとジョーくんの名前があって嬉しく思った
>>404 何でパリかっていうのも、劇中出てきたように、当時のアメリカだと妻が働いて
夫を養うなんてありえない価値観だったから、夫の体面を気遣ってのことだしね。
ただ、普通の女性はそこまで思い切れないところをそんな決断ができちゃうぐらいの
強さを持ってるエイプリルだからこそ、フランクは自分の男としてのプライドを保つことが
難しくて、孕ませることでようやくバランスがとれていたというのが皮肉なところ。
それは不動産屋の息子に言い当てられていたね。
要は男は本当はそういう役割を与えられないとプライドが維持できないほど弱い生き物
だという話で、そんなマッチョな価値観を考え直さないかというメンズリブ的なメッセージ
が含まれているストーリーでもある。
412 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 02:25:00 ID:fF0oIcAK
このスレはみんな洞察が深いぜ
今日見てきたけど、これ全国ロードショーする映画じゃないな。
都市部でこじんまりと公開したほうがよかったんじゃない?
それとあの邦題はダメだろ。
全然燃え尽きてねーじゃん。
センスないけど『ある夫婦の物語』とか付けた方が内容が伝わるよ。
414 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 10:39:09 ID:+PSzaQOa
>413
『ある夫婦の物語』じゃないよ。『どこにでもいる夫婦の物語』です。
結婚10年くらいになると、フランクとエイプリルの気持ちが理解できる人が
多くなってくるんだよ。
内容・行動は違っても夫婦には何かしらの疑問みたいなものがでてくるの。
あの時〜だったら、〜してたら…みたいなね。
それを今は女性も強くなったし自由に行動できるから、適当に発散してるのよ。
ウジウジ悩んだり、羨んだりするより自分の人生楽しんじゃえ〜みたいにね。
良い例が、韓流スター追っかけオバサンじゃない?
旦那と子供をおいて、ほれサイン会っていうと韓国までお泊りでいっちゃうでしょ!?
あの時代、妻が友人と外泊なんてありえないよ、アメリカでもましてや日本じゃね。
今の時代、日本じゃ夫よりいいもの食べてるランチ族のオバサン多いよね!
ただ、いつの時代も女は強いってことはあるのかも!?
長くなってごめん。
415 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 10:41:55 ID:YG7p7Noo
。
416 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 12:30:04 ID:BXAb6CjD
>>411 対面とかじゃなくフランスパリはアメリカ人の憧れの地だからだよ。
アメリカ映画見てるとよく生活に疲れた人が「パリに行きたい」と言うシーンが出てくる。
現実でもCMで「憧れのパリ」みたいなCMがあったり
ブラピ&アンジェリーナ夫妻もパリに定住することを夢見てたりw
日本で疲れた人やランクアップしたい人がアメリカ目指す感覚と同じような感じ。
>>411 フランクは保守的で抑圧的な夫にはなるまいと努力してたけどね。
あとエイプリルは自分の夢をフランクに投影してたでしょ。単に夫を救いたい
からっていう訳ではない。まぁパリったら個人主義、進歩主義的なイメージ
だからエイプリルも憧れるのは当然。それでもパリ移住は、馬鹿げてはいて
も一度は二人の共通の夢になりえたんだんだけど、この映画がシニカルなのは
それが昇進、妊娠っていう社会的には幸福とされるものによってご破算に
なって、それが夫婦関係の崩壊まで繋がってしまうってトコだわな。
418 :
394:2009/02/01(日) 13:28:13 ID:GLUxVKFt
>>399 あ、そうだったよね…だから補聴器なのか。ありがとう。
ラストの補聴器シーンを絶賛してるヤツ多いけど、健常者のデカプリはどうすりゃよかったんだよ?
あ、聞こえない振りして、うやむやにするわけか!
妻「こんな生活いや!パリに行きたいわ」
夫「──」
妻「ちょっと、アンタ、聞いてんの?!」
夫「え、あ、ゴメンゴメン、で、晩飯のオカズは何だい?」
妻「なに、言ってんのよ!そんなことじゃないの、もう、アンタもつまんない仕事しなくていいわ、あたしが稼いであげるから」
夫「──」
妻「ちょっと、アンタ、聞いてんの?!」
夫「え、あ、ゴメンゴメン、ちょっとタバコ買ってくるわ」
愚痴なら聞こえない振りもできるだろうけど、女房の狂気じみた問いかけをかわすのは、なかなか疲れそうだwww
ラストの手前で、電話で「私の伝えたいことは分かってるでしょ? それを伝えて」って言ってたよね。
あれは、「(子供達を)愛してる」って口に出して言うことが出来なくなってるってことなの?
誰かも書いてたけど、恐ろしく子供らの存在が無きものにされてたなー。
いくらベビーシッターに預けるのが普通の文化とはいえ、あまりにも
子供のいるシーン少なくてまるで子ナシ夫婦みたいだったよ。
422 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 15:40:33 ID:Pgyew37+
ケイト役の人が子供を知人に預けるシーンが辛くて吐いたって
いってたけどそんなシーンあった?
アメリカン・ビューティーの監督が
また家族を題材に映画を撮ったっつーんで期待してたんだけど
期待していたほどの出来じゃなかったな
だけど、この映画を見て嫁を馬鹿と笑うのはいくらなんでも趣旨がわかってない
>>422 パンフレッドを読むと、最後に子供を預かっている人に電話をする場面の
撮影の後に吐いてしまった、ってあるよ。
実生活でも子供が2人居るから、電話する場面で辛かったって。
>>420 じゃなく電話かけられた人の方から「I love you でしょ?」って先に言ったんじゃない?
426 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 17:13:33 ID:Pgyew37+
>>424 あー電話のシーンか、dクス
最後の喧嘩でフランクが子供おろして欲しかったんだって告白してケイトショック受けてたけど
出来婚だったら普通は考える選択肢じゃないかな?俺も出既婚だけど両方考えたからなあ最終的には産むほう洗濯して後悔してないけど
フランクもホントのところは子供できて後悔してない感じを受けた、
フランクの子供要らない発言は、売り言葉に買い言葉な感じもした
欲しくはないけどできちゃったなら仕方ない
生まれてみればそれなりにかわいい ってなところ
これに限らずフランクの言葉はあんまり深く考えて言ってないんだよね
だから人の言葉も適当に相槌うったり聞き流したりしてる
でも、エイプリルは一言一言に情念っつか過剰な思いがこもっている
そこが夫婦すれ違いの悲劇を生んだ原因なんだよね。
そんな深い話なのかこれ?深い話だったとして、描ききれてるかそれ?
男もガキ過ぎたが女が基地にしか見えんかったがなあ
そんな小難しく頑張って補足しないと深みがわからない映画なら単館系で頼むよ
奥さんの気持ちまでは理解は出来るが、結局パリも男のためなんかじゃなく
自分が別の何者かになりたいって気持ちからとしか見えなかった
ああいう女は結局のとこ、パリに行ったところでそれが日常になってしまえば
また私の居場所は此処ではない、今の私は本当の私じゃないとか言い出すとしか思えない
自分が女優になったりキャリアウーマンなどになるか
旦那がキラキラして見える何者かにならない限りは
違うんか?二人の子供連れてるのに、生活の設計が
パリに行って自分が高給取って〜てのが前提なとこが既に病気としか思えない
429 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 17:34:50 ID:Pgyew37+
>>428 そうだね、俺もそんな感じを受けた
ケイトが生きててレベルアップすると田嶋や泰葉みたいになるんだろうなw
430 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 17:46:30 ID:6jr4InWN
見てる途中で雅子妃思い出したわ
同じような病気じゃないの?
431 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 18:00:19 ID:IAH3Myyz
ちょっとー、泰葉といっしょにしないでよ!
田嶋さんは嫌いじゃないよ、いいとこついてるもんね。
泰葉は、完全にわがまま病。雅子妃も燃え尽きられない症候群?
432 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 18:02:03 ID:ZXxx118Z
巡り合う時間たちを彷彿とさせた・
見ている最中、嫁さんが誰かに似ていると思ってたけど名前が出ない。上映中気になる。
帰って「天海祐希」と思い出した。
映画を見て、いろんな感想を持つ。
「あそこの場面は、この解釈でよかったかな?」とか、
「あれって、どういうことだったのかな?」と2ちゃんで確認したりする。
時には、「とんでもないクソ映画だ!」と怒りをぶち負かしたり、
他人の解釈を読んで、なるほどと思ったりする。
そうこうしていくうちに、自分の中で映画が消化されていく。
2ちゃんっていいなあ・・・。
>>423 いや、バカだろ、これは
当事者にとっては悲劇だけど、観客にとっては喜劇
妻のワケワカ度はかなりのレベル
劇団やったりしたのだから「わたしがわたしが」意識は、かなりある方だろうね
それだけに、まるで自分が見えていない
理詰めで反論されたら、まともな答えは出せないでしょ
実現性がない夢を追いかけているだけだからね
上にもあったけど、ホント、追っかけでもやる方がいいですよ
もっとも、宝塚劇場に押しかけるオバ様の大群を観ると、彼女らの「絶望」の総量にゾッとしてしまうわけだがw
一人で自分の妄想を追及するなら、勇気あるチャレンジャーだが(周囲の嘲笑にもめげず、の意味で「勇気ある」だけれどもねw)、家族を巻き込むのはバカと呼ばれてもしょうがない
子供もいる年なのに「自分はスペシャル」なんて、キャシーおばさんの営業トークに引っかかっちゃダメでしょ
>ホント、追っかけでもやる方がいいですよ
538 :名無しさん 〜君の性差〜:2009/01/09(金) 23:02:40 ID:buj60+dS
俳優の追っかけ 遊び回る妻
50歳代の会社員男性。家のことを一切しないで遊び回る妻のことでアドバイスをお願いします。
妻も50歳代の会社員で、月に20万円ほどの手取り収入があります。遊び始めたのは20年ほど前から。
初めは旅行、カラオケ、スナック通いでした。今は韓国のイケメン俳優にのめり込んでいます。その俳優の
ことしか頭にないようで、わざわざ韓国で開かれたコンサートにまで出かけていく始末です。同じ趣味を
持った友達がいて、いつも一緒に行動しています。
家のことは一切しません。文句を言うと、「ぐずぐず言うなら別れてあげる。友達とは一生付き合っていくけど、
夫婦は別れたら他人」と言います。自分の給料はすべて遊びに使っているようです。
子どもたちは結婚しており、今は夫婦二人暮らし。この先、どうすればいいか、悩んでいます。
439 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 20:52:27 ID:IAH3Myyz
「自分はスペシャル」?「キャシーおばさんの営業トーク」?笑える〜。
確かに最近の女性向けメディアはその路線であおってますよね。
特に雑誌の特集は一般人の「自分はスペシャル女性」の住まい、持ち物、
生活が取り上げられ、本当の一般人に「隣の芝生は青い」を抱かせ、購買欲をあおり・・・。
そんな自分はスペシャルな人は名のとおり凡人ではない、一握りです。
その辺をわかってスペシャルごっこしてれば可愛いけど、一歩間違えると
別の人生が…な〜んて離婚になったりするんだよねぇ。
もし仮にこの夫妻がパリに行って成功したとしても、
しばらくしたらまた同じ事を繰り返しそうだな。
おお怖い
441 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 21:05:41 ID:IAH3Myyz
>438
そこまでいくと、「私の人生は〜」ってな現代版エイプリルですね。
女はつるむと怖いですよ。
それもオバサンパワーのすごさは同じ機内にいても恐ろしいくらいの
テンションです。ず〜と大きな声で喋りっぱなしでしたよ!
ちなみに韓国行きでした。
ご主人気の毒ですねぇ〜でも、そういう女性に何を言っても同じ趣味の
同じ生活スタイルをしている友人がいると強気にでるでしょうね・・・。
すみません・・・40代の女性ですが私にもわかりません。
442 :
名無シネマ@上映中:2009/02/01(日) 21:06:52 ID:Pgyew37+
最後隣人の一回やった旦那はケイトが自分でおろしたのを自分のあのときの子だと
思ってショックを受けてたのか
こういう映画見ちゃうと
ますます結婚したいとは思わなくなるな。。。
>>442 隣の旦那とやったのは妊娠発覚でパリ行き中止を隣夫婦に表明した夜だから違うのでは。
隣の旦那はずっとケイトに惚れてたからその死に打ち拉がれたんだと思う。
パリ行きを知らせた時も隣の嫁さんとは違う種類のショックを受けてた表情だったし。
普通に話題に出してる所見ると隣の嫁さんは旦那の横恋慕気づいていなかったっぽいね。
>>437 喜劇って。おそらく深層心理であの嫁と自分を重ねてるんだよ。
必要以上に自分から切り離して笑ってる。つまりそれは自嘲的な笑いなんだよ。
俺の感想は、くだらない普通の話しを映画でやったなっていう、重いだけ。
単純に映画でやる事じゃない。
>>445 これは映画でやるべき、これは映画でやる事じゃないという定義はないからね〜
ケイトはこの小説を映画化することに価値を感じ、実現させ、
ゴールデングローブ賞の主演女優賞をもらい、
映画の中のエイプリルとは対照的に夢を実現させ成功してる。
作中の音楽同様に不協和音が鳴り響く映画だったな。
448 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 00:22:30 ID:XxAdNmd7
朝食の時のあんな気味悪い雰囲気感じたら、
ふつー仕事になんか行けないよ。
何かあるだろうって絶対に思う。
>>444 隣の嫁さんは横恋慕に気付いていたからパリ行き聞いた時
旦那の心が自分のとこに戻ってくると思って安心して泣いたんじゃないのか?
二人の演技合戦が凄かったね。デカプリオにはいい加減アカデミー賞あげていいんじゃないかと思う。
451 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 00:41:22 ID:E3HX9B0L
あんなに悲しい朝食シーンを初めて見た。
エイプリルの絶望しきった横顔も美しくて印象的。
悲しい話だったけど、生きていく意味や人生や幸せについて考えさせられて
自分にとっては心に染みる良い映画だった。
堕胎は自分が死ぬことも覚悟の上でやったと思う。
てか半分自殺みたいなもんでは?
あとフランクが要らないと言ったのは今回の(堕胎した)子供の事だよね?
>>449 パリ行き中止になったらあんなに喜んでたじゃん
彼女と観たけど、早漏に驚いた。
あれって早いよな?
>>451 うん今回の妊娠だと思うよ
前に「今度の妊娠をあなたは望んでるの?」って問い詰めてたシーンがあったし
>>453 うんwそうだよねw
邦題の燃え尽きるまではそういう意味かもねwww
>>436 同じこと思う
2cnも映画板にはちゃんとした生活してる人が集まってて変な人が少ないのがいいですよね
芸能板とか学生板くだらなすぎだし
連投ゴメンナサイ
456 :
イサオ:2009/02/02(月) 02:36:10 ID:1eVkpRcu
客が俺一人しかいなかったぞ。
隣家の旦那がエイプリルの死を知った時に、妻やフランクのいる場を離れて
誰にも見られない場所でひとりで声を押し殺して泣いているシーンに胸を打たれた。
彼は浮気を告白するフランクとは違ってその辺のデリカシーは持ってるんだね。
フランクは浮気相手に対する態度も自己中だったし(情事が終わったらそそくさと服
着て帰ってるし)本当は口先だけの割とどうしようもない男なんだけど、演じてるディ
カプリオにカリスマ性があり過ぎて中和されてしまった感があり。
そういう意味ではミスキャストだったんだろうか。
それとも敢えてそう分かりにくくするのが監督の意図だったのか。
458 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 07:57:13 ID:7/P4tJGt
>>449 逝かないってなったら超喜んでたし、知ってたらエイプリルと2人切りになんかしないだろ
459 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 09:07:15 ID:hPAFXQ1z
>449
フランクとエイプリルのパリ行きには羨ましさがあったんだよ
自分と同じなんだと思っていたエイプリルにあんなに希望に
満ち溢れた話をされて自分だけ取り残されるような惨めさというか…
自分の人生を否定されているかのように思えた。
私は変わらずここで、この人生で終わるんだ…みたいな?
だからキャンセルになったときには、やっぱり彼らも同じなんだという
安堵感かな?
460 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 09:27:39 ID:oH7Tj2Ke
精神病患者が狂言回しになってガツンガツンと図星をつき続けるのが痛々しいやら辛いやら。
>>448 自分もそう思って観てた。
自分だったら、あんな出来事の翌朝、あのようなエイプリルの言動見たら嬉しい反面、
なんか彼女は思うところ(悪い方に)があってこんなことしてくれてるんじゃ…と思ってしまう
それにはフランクが素直すぎるのかな。いいことだけど。
自分は疑り深いほうだからそう感じてしまったのかなぁ
隣の家の夫婦の最初の描写で、たくさん子供いるのが映って、旦那が子供達に声掛けても返事しないし…あれはかわいそうだった
世間知らずの勘違い女に振り回される夫の話だったな
463 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 14:06:22 ID:K1AvDg0w
観て来た。
前宣伝を見た限りでは感動ロマンスものかと思ったが、救いようのない暗い映画で、
予想と違った。しかし、予想とは違ったが、案外面白かった。
夫婦喧嘩のシーンがリアル。ケンカして、レオがケイトを殴りたいと思ったが、
殴ったらおしまいだと思い、ギリギリでこらえ、相手の代わりに車を殴るシーン。
リアルだ。
妻のちょっとした言葉や態度にいちいちヒステリックに反応し、怒り狂って
言わなくていいことまでわめきたて、夫婦関係を確実に悪化させるレオと
、最後の老夫婦のシーンで、妻の言葉に対し、賛同は出来ないがいちいち反応せず、
補聴器を外して聞こえないようにし、反論もせず言わせておく老人の対比。
前者は夫婦崩壊し、後者は存続。そこにシニカルな含蓄があるのか。
464 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 16:23:48 ID:j1ZhEycl
>>457 全くおなじ考えの人がいてなんか嬉しいな
フランクは、浮気をした理由も弱いし(特に二回目の浮気)それをエイプリルに喋ったり
浮気相手をどうでもいい女て切り捨てたり、自己中なとこが描かれてたと思う
それに自分の仕事に対してもつまらないだのパリに憧れるだの、
結構口先だけではなしてるよね
フランクが愚痴をはかずに仕事勤めしてたらエイプリルもあそこまできちがいじみなかったと思う
エイプリルのあなたは黒を白にできるとか言う場面は
そういうフランクの本質というか性格を表してると思う
だから認識したときも真実をはなしてほしいといったのに
喧嘩のときに本当は欲しくなかったとかいうとかさすがにないなあと
だからフランクが愛してるといったときエイプリルは笑ったんだろうね
もちろんフランクもフランクなりにエイプリルを愛してたとは思うけど
自己中っだなあってとこは感じたなあ
だからフランクもエイプリル両方悪いと思うんだよね
悪いというか問題があったというか
深い映画だね
ごめんなさい認識じゃなく妊娠です
彼氏と見に行ったけれど、とてもいい映画だと思った。
忘れられないシーンがたくさん。
むこうの感想は何が言いたかったのかさっぱりわからないだった…
朝食のシーンはやっと改心したかと思ったらしい。
びっくりした。
フランクが最悪。喧嘩の度に自分を正当化しようと
エイプリルを追い詰めてる。
あんな男さっさと離婚すればよかったのに。
>>450 今回の映画での演技は賞とるほど評価高くないし無理だよ。
ゴールデングローブ賞のノミネートだけで
後の映画賞には全くひっかかってない。
>>468 ゴールデングローブはケイト受賞したやん
472 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 19:04:31 ID:MFQkjZc5
473 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 19:18:02 ID:zOlZQ2qS
>>466 それだけ男性のほうが鈍感ってことかも?!
男もまずいが女最悪だろ…本当に女優になりかけてたのに諦めたならともかく
結局のところ、妊娠のせいで夢を諦めたと思う反面
自分は妊娠さえしなきゃ女優になってた人間ってのを逃げ道にしてたんだろ
それがいざやってみたらダメで特別な私のアイデンティティー崩壊寸前でぶちギレ
いよいよ認めざるを得なくなった普通の自分、普通の二人に耐えられず極端な行動に出たとしか思えん
普通に働いて普通に稼いで家を買ってシッターを頼み女が趣味や外出出来るような環境まで整えて
それが普通で耐えられないと言われたら男はきついぞww
エイプリルは現実逃避だと思っていない。
夢を追い続け、「自分らしい」人生を歩むのが当たり前だという
ゆるぎない信念をもっている。
だからタチが悪いんだよ。
彼女ほど極端じゃないにしても、
アメリカ人って多かれ少なかれこういう青臭い理想を胸に秘めてる気がする。
だからフランクも妻の言うことに真っ向から反論できなかった。
負け犬の逆切れみたいな解釈は日本的なのかもね
>>469>>470>>473 男性がというわけではなく彼が単純なんだと思う。
フランクと重なる部分を感じた。
パリに心動かされながらも、自分が認められて出世できるとなれば
途端に家庭がありお金も地位もある今の生活に満足を覚え出し、
普通の家庭生活を送ることに幸せを感じ、妻を大事にする男になり
また相手にもそれを求める。
フランクはそれで自分の好きな生き方ができ充実するかもしれないが、
妻からするとそれは耐え難い生活なので迎えたあの結末。
ただフランクの考えは客観的にみてとてもまともであり、
妻や子がいることに幸せを見出だし大事にしようとするその姿勢は
誉められるべきものだとも思う。
どちらも悪くないが夫婦でしたい生き方が決定的に違ってしまっていることの悲劇だと感じた。
彼氏もフランクも単純だけどある意味とてもまともでいい人なんだと思う。
わからないと言われたときは色んな意味でがっかりしたのも正直なところだけど、
本当にわからないみたいで困った表情してるのがちょっと可哀想に感じてしまいましたw
長レス失礼しました。
477 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 20:25:35 ID:SRB7hBsa
>>475 それはアメリカに限らずどこの国でも一定割合でいる。
フランクは善良だけど鈍感なんだよね。多分
>>466さんの彼氏も。
でも鈍感な方が生きやすいし幸せだと思う。
480 :
名無シネマ@上映中:2009/02/02(月) 22:00:21 ID:7/P4tJGt
最後の朝食でスクランブルエッグを作るシーンで卵かき混ぜるケイトの顔怖かった
卵黄をぐちゃぐちゃにするのを子供を降ろすイメージと重ねてたんだなあと思った
>>480 そこまで読んだのですね。
自分は昨夜のケンカがあったので、務めて冷静に装う妻、に見えたよ。
この先のことは想像付かなかった。
この映画の駄目なところは、観客の考えが「ケイトがバカで、ディカプリオが可哀相」で
終わってしまいかねない所だなー。
もっと、ディカプリオの駄目なところを描かないと。
可哀相だなんて思えないけどな
開始から30分も経たない内に浮気するんだぜ、こいつ
この映画について色々言いたくなるんだが生々しく描いてるせいで
翻ってじゃあお前はどうなの?って言われたら何も言えなくなってしまう
カメラワークも冷たく撮ってるいるからなんか突きつけられてる感じがする
>>483 うん、俺も「どっちもどっちだな」くらいに思った。
だから悲しいんだな。
486 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 00:12:17 ID:Qgz7G4Gm
ダイアナ妃とかへプバーンも最後はユニセフとかに
打ち込んでたでしょ。自己実現できてるようで空虚さを抱え込んでいるのが
人間で、エイプリル的なものは皆持っている訳で。贅沢病といわれればそれまでだし
愛あふれるボランティアと一緒にしてはいけないのだけど.
ただその表現の仕方が原作からして好みではないし映画化どうかな、と思った
けど、ディカプリオの演技見たさに昨日見てしまいました。
やっぱりブラッドダイアモンドでオスカー取って欲しかったなあ。
>>480 そう考えたら、目玉焼きじゃなくてスクランブルにしたことに意味があるわけだよね。
スクランブルを希望したのはレオだったから、結局旦那のせいで子どもをおろす事になってしまったという隠喩になるのか。
クレジットに"BBC"が大きく出てたけれど、
何で協力してたんだろ。カメラワークだろか?
キッチンの長いカットを、段々とにじり寄ってく
計算されたカメラワーク・演出とか、
森の散歩のシーンの静と、森を追いかけっこ(?)する動のシーンの
対比がとても印象的でした。
ラストの朝食のシーンの緊張感はマジで怖かった。
エイプリルが完璧な女優になりきれた瞬間だったのかもね。
その後での精神崩壊が、観ていて辛かった…(-人-)
489 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 05:39:56 ID:PbsXLrk+
フランクって自己中だけど、ディカプリオがかっこいい&根がよさそうに見える。。
顔と性格が性根がずるそうな俳優のほうが、話に入り込めたかも。
490 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 08:25:07 ID:6dKR6a51
>>486 「ブラッドダイアモンド」でレオがノミネートされた年は
フォレスト・ウィテカーが「ラストキング・オブ・スコットランド」で
ありとあらゆる映画賞の主演男優賞を総なめにしてたから無理。
誰もかなわない。
理想に高い低いがあるのであれば、妻のそれは今で云う「ワンランクアップの暮らしがしたい」とさほど変わることのない、甚だしくスィーツな代物だろう。
上レスでさんざん揶揄されていたように、韓流スターの追っかけという「代用品」で間に合ってしまいそうな、誠に小市民的な理想なのだ。
アメリカの開拓も終わり、大戦も終わり、大きな理想も無くなってしまった。
妻の理想の「低さ」は、日本でも「舶来品」が持て囃されたように、海の向こうには「何かいいこと」がある、と思わせた時代を反映しているのだろう。
情報過多の現在とは違って、情報メディアも新聞とラジオぐらいしかなかったのだから。
蛇足ながら、あの妻は夫に付いていってブロードウェイの裏方をやって、プロデューサーでも目指した方が良かったのではないか。
492 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 14:51:38 ID:nvt08CSd
『韓流スター追っかけ妻』を持った旦那さんってある程度年配ってことも
あるのか、不満があってもわりと争わずあきらめてるよね。
逆に旦那さんが、ゴルフだ飲み会だって家庭を留守にすると奥さんは
「別居だー、離婚だー、私は何なの」って騒ぐでしょ?
ある意味、男性はギャーギャー騒がれるくらいなら好き勝手やって
冷めてる方がいいのかもね!?
これは日本では通用するかもしれないけど、欧米社会のように夫婦単位の
社会では上手くいかないんじゃないかな〜?
いい大人がスターの追っかけなんて日本独特かもね。
そうなると、結婚することが当たり前のエイプリルの時代で共稼ぎも少ない女性が
結婚後にそれだけ発散できることってあったのか疑問。
なんか現実を自分に都合のいいトコだけ切り取って分析してるような奴
多すぎ。だいたいなんで還流おっかけオバサンの話が出てくんだ?
家族でパリに移住すんのと一人で芸能人の追っかけすんのじゃ、覚悟や
リスクが全然ちがうだろ。むしろ退屈な日常を受け入れてる隣の家族の
妻が当時のスターに熱中してた、とかなら比較対象としてまだ分かるが。
494 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 18:40:33 ID:LnfRt/nE
毛糸に中田氏したい
495 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 20:14:55 ID:nvt08CSd
>493
たとえの一つでここまでの流れのスレ読んでから意見してください!
それなりにつながりはありますから。
ラストシーンなんだけど、
キャシー・ベイツはあの近辺に新しい夫婦が越してくるたびに
同じような話をしているって解釈でいいのかな?
いや、なんか夫のあしらい方が手馴れた感じだったから
エイプリルは別に自分の女優になる夢をかなえるためにパリに行きたいと言った訳じゃなくて
パリに行って働いてフランクと子供たちを養いたいと言ったのに、それを無視するようなコメント
が多いなー。
彼女は自分に女優としての資質がないことは冒頭の劇団公演で気付いたから、気持ちを切り
替えて、今度は自分が働く側になってフランクに自分の代わりに夢を追ってもらおうとして、
あのような提案をしたと思うんだけど。
夫の代わりに家計を支えようと決心する妻なんて日本では今でも少ないし、それは当時の米国
でも同じでしょう。エイプリルには相当な決意があったはず。
でも、日頃から「自分は退屈な郊外の夫にはなりたくない」と愚痴をこぼしていたフランクには、
実は生ぬるい日常を手放す気はなかった。
お互い我慢してるんだからと頑張ってきていたエイプリルは、実は深刻に抑圧されていたのは
自分だけで、今に満足しているフランクはその状況を改善する気はないと気付いたから絶望した。
あの朝食の時にフランクがエイプリルに「帰宅したら、きちんと話し合って何か手立てがないか
考えよう」と真剣に伝えていれば、エイプリルは思いとどまったはず。
彼女を死に追いやったのはフランクの能天気な「これで問題は片付いた」と言わんばかりの、
泣き笑い顔。
経済的に自立できない、社会的にも認められない抑圧って自立心のある人には相当きついと思う。
せめて共働きできればよかったのに。
498 :
名無シネマ@上映中:2009/02/03(火) 22:06:42 ID:I5PQ3noO
>>496 そうだろうね。
"あぁまた言ってるよ…"とか思ってたんだろうなぁ
良くも悪くも長年連れ添った老夫婦はあんなもんってオチなのかな。
半分寝ながらじゃなきゃ聞いてられないというか。
そりゃあまりにもエイプリルを美化し過ぎだろうw
行動力はアホみたいにあっても大人の展望が見えて来ないのがエイプリルの怖いところ
今の生活から脱却出来るなら貧乏でも構わないくらいの気概見せるならともかく
なんだ私が高給取るからって。そんな簡単に素敵おフランス暮らしが叶うなら皆パリ行くだろw
さらに恐ろしいのはパリ行きすら手段であって目的ではないところ
パリ行きはスペシャルな二人になるためと旦那の自分探しなんだろ?
やっと中二病から片足抜けて現実と折り合いをつけ始めた30男に
スペシャルな自分を探せってどんだけ困難で残酷な要求だかわかってんのかw
女優になりたいって確たる目標があるエイプリルと違い
男のは普通の青年の漠然とした夢や憧れだったのに何の夢を追うんだ。どうなったら正解なんだ
しかもここまでしてあげてるんだから平凡はダメよスペシャルよってプレッシャーがバシバシw
こんなんパリに行ったところで楽しいのは最初だけ。今度は男が追い詰められて結局破綻するのみ
うーん、ここまで読んでるとパリ行ってその後一家がどうなったか編が
見たくなってきた。スピンオフで作ってほしいw
まぁ「あなたの為に言ってるのよ」ってのが実は自分の為だったなんてのは
女の常套手段・・・なんて言ったら荒れるだろうかw
しかしパリ移住の提案が無茶なのは当然なんだけど、仕事っていう逃げ道が
無い分、エイプリルの方がより日常に抑圧されてただろうし、フランクも
一度はその案を呑んだ訳だし、やっぱりどっちもどっちなんだよ。
あの時代に共働きとかパートって概念があれば、つまりエイプリルも何でも
いいから社会と係ってれば、あんな事言い出さずに済んだでしょうね。
あと前半ほとんど子供が出てこないのはエイプリルがただの無軌道な主婦に
映るのを和らげるのと、フランクが自分の誕生日に昼浮気しといて、その夜
妻と子供に祝ってもらって悪びれる様子も無い、軽薄さを強調する効果も
狙ってたのかなと思った。
503 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 01:54:42 ID:b1N1yV8a
はっきり言って金返して欲しかったのう。
なぜ子供2人って全然出てこないの?
ケイトって専業主婦でしょ
だから3人目できて困ったって言うのは現実的にはそうだろうけど、
子供にどう接してたかがないから、どうしてあそこまでオーバーヒート
してんのって感じだった。どうせその二人も大してかわいがってないんじゃないの、とか
結局自己満夫婦の話かよって
>>502 同意。
あなたのため〜と言いながら実は…私のためでもある、だから必死に実行しようとする、ていうのはわかるw
フランクは浮気するわ、浮気相手にもなんかイマイチ失礼な立ち振る舞いするわ、
バカ正直にあんな状況で自白するわ、アホかと思ってしまった。
浮気相手もそれなりの女ではあるが。
確かに破綻原因はエイプリルもフランクも五分五分だよねぇ
子供いる夫婦ながらそう見えない描写がすごい。子供邪魔者みたいな扱いもちょっとびっくりした
ただ演技は確かに二人とも魅せる演技していて入り込んで見ちゃった。
ちょっと仕事でブルーだった昨日、
なんの予備知識もなくふらりと見てしまって、鬱になった……
タイトルから、なんか革命的な道をすすむ時代物で
適当に波瀾万丈を経たのちに最後はハッピーエンドの
アメリカ映画かと想像してつい入ってしまった……orz
506 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 10:48:00 ID:XGC6ukws
>>433 遅レスだけど同意。私も思ってた!
まぁ賛否両論あることには映画みながらすぐに気付いたけど、男と女ってホント難しいよね。
一緒に見ていた彼氏は「夫はあんなに頑張ってたのに!」と憤慨していたが、私は「違うんだな〜何かずれてんだよな〜」と思った。
冒頭部分の喧嘩のときも、あの場面であんなに注文つけたら確実に女性はゲンナリするし、
あの状況で浮気を告白してしまったり(そして妻の浮気には気づいてない)、
さらには朝食の場面で妻があんなに思いつめてて明らかにおかしいのに、励ましてくれたと本気で思ってしまったり
「夫が愚鈍だ」ってことを、これでもかというほど描写してるのが「ちょっとひどくないw」と思ってしまうほどだった。
しかし、どれも悪意がないだけに痛々しいんだよね…。前の旦那思い出したw
しかし、隣の夫婦(妻は夫の恋愛に気付かない)や、あの老夫婦(夫は妻の話を聞いてない…妻は気付かない)みたいに
少々鈍感なほうが、皮肉なことに結婚生活って上手くいくんだよね。
敏感すぎると、老夫婦の息子みたいに頭おかしくなったり、ディカプリオ夫婦みたいに破綻する。(ケイトがナイーブすぎ)
正気と狂気は隣合わせだよね〜。私は好きな映画でしたよ。
507 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 10:52:36 ID:XGC6ukws
あと、二人のどちらかが悪いとかいう問題じゃなく、ディカプリオとケイトがあまりにかけ離れすぎなのが問題。
しかし私はケイトは少々エキセントリックだとは思うけど、ワケワカランとは思わない。
ちょっと自分と重なる部分あったし。
しかし私はバツイチ…結婚に向かない人種であるのは確かw
>>502 悪びれる様子もないって
ハッピーバースデー聞きながら明らかに辛そうにしてて
その後にシャワー浴びながら後悔して苦しんでる様子の描写があったよ
509 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 12:30:48 ID:gXU7z7Z/
別にお前のことは聞いてない
>>508 でも喉もと過ぎれば熱さを忘れるで同じ相手と結局浮気を繰り返してるから、
本気で反省してるわけではないと見なされても仕方がない。
511 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 12:51:23 ID:UFCMnzdm
>>506 「鈍感なほうが」というより,「鈍感なフリをしてるほうが」
だと思います〜。
つまり鋭い人は自慢に思わず、逆に鈍感になった方が幸せになれるよって事ですね
>>512 そうそう
女房がゴチャゴチャ言ったら、ホスト遊びを教え込めということです。
514 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 13:37:21 ID:UFCMnzdm
たしかに。
よほど鈍感じゃなきゃ,ホストにちやほやされて,その気になって
大金を使うなんて,できんワナ〜
キャバクラはどうなるんだ
>>480 >>487 なるほど……
そういえばレオはスクランブルを選んだ理由を、
そのほうがeasierだよね?って言ってた……
ケイトの手間をレオ気づかったセリフだと思ってたし、
(実際レオはそのつもりなんだろうけど、)
そういう暗喩もあったのか……
ものすごい勢いで卵かきまぜてるケイトの顔
(&すぐ横でコーヒーぼこぼこ煮立ちすぎ)の絵も怖かったけど、
そう考えるとますます怖くなるシーンだ
堕胎後のエイプリルが、窓の外を見て小さく口をあけたシーン。
うっすらと微笑んでいるように見えた。怪演。
ラストのブランコシーンでレオが映った時、
パリ行ってりゃよかったものを……と思った。
もしパリに行ってたら、どうなってたのかな。
レオのボスが「人生にチャンスは一度きり」的なことを言ってたけど
そのチャンスって二人にとってはパリ行きだったのかな。
518 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 21:06:19 ID:YvzRm2kI
>>517 子供二人いて自分ももういい年齢、冒険はリスク高いってか無謀って考えるのが普通だと思う。
エイプリルはパリでやり直したいって言ってるけど何を?手のかかる子供抱えて知らない土地で職探し
ってもう現実逃避にしか見えないな
もしパリに行っててもこの夫婦は破綻してたと思う
堕胎を扱った映画というとヴェラドレイクと4ヶ月〜があったが
あれは4ヶ月に近い?というかヴェラドレイクの細かい点は忘れた
コトを始めてから下に下りてくるまでが早すぎるような
フランクの会社ショットでもあったほうが時間経過が分かりやすいかな
>>518 夢も何もないのう……
あそこでパリに行って好転する人こそがスペシャルな人で
普通の人はやはり破綻エンドか。
しかし役者ふたりとも全く普通っぽくは見えないタイプだから
意外とうまくいったんじゃないの?と想像する余地があって困る。
521 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 21:45:12 ID:Zl6LadxV
もしパリへ行ってたら〜の想像は映画を観た人の主人公のとらえ方と
その人個人の性格なり考え方次第ってことじゃないかな。
冒険が好きな人、開拓精神がある人ならポジティブにとらえるでしょうし
冒険せず地道に安全な道を行く人はネガティブにとらえるでしょうね。
まあ、どっちが良くてどっちが悪いってわけではので…。
522 :
名無シネマ@上映中:2009/02/04(水) 22:09:28 ID:5MkuY18y
賞レースだとベンジャミンバトンのほうが評価高そうだね。
こんなにストイックな映画なのにあんなキテレツな話に負けるのかー
今日見てきたんだけど
精神病の人?が2回目に訪ねてきた時(レオが激怒した時)彼は何を言ったの?
ちょうどトイレに立ってしまって重要なとこを見逃した気がする・・・
524 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 00:03:25 ID:5MkuY18y
最初のほうの夫の浮気が全然後半で意味なかったな。
つか男にとって浮気なんてあの程度のもんなんだなあ。
>>523 オレにはいいことなんか何にもない、いやひとつあった
あんたの腹の中の子供じゃなくて良かったよ
あのタイミングで浮気を告白するディカプリオ
そりゃ愛想尽かされるわw
>>523 妻を妊娠させることが唯一、男らしさの証明なんだろ。とかなんとか。
あの基地外さんはのセリフは珠玉の名セリフが多いんで
詳細忘れた。スマソ
528 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 09:54:43 ID:y8IyIFVF
原作やっと昨夜読み終えた
よかったよ
主人公の背景や細かい心理状態がより理解できる
もう一度、映画観に行こうかな〜
529 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 11:42:52 ID:4E3ryWl9
キャシー米津のダンナやっや老俳優って誰?
パンフにも出てないけどどっかで見た気がしてしょうがない。
気になってしょうがない。
誰か教えてください。
530 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 11:53:06 ID:fqfwhdLA
>>506 なんたるチラシの裏
典型的♀の感想ですね
531 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 14:22:30 ID:jREIWJpf
色んな意味で上質な映画だったと思う。
勧めた(好きそうだったので)友人も映画中ずっと涙ぐんでたらしい、
けど行った回は平日午前(10時40分から)で20人足らずだったそう
ポニョやらナイトミュージアムやらマンマやらが成績いいんで
そのうちビッグスターが出ててもこういう地味な映画は単館系にまわされそうで怖い
532 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 14:26:12 ID:jREIWJpf
スレ違いで申し訳ないけど主人が平日行った007は10人入ってなかったらしい
やっぱ子供をからめないと難しいのかな?
533 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 14:31:40 ID:y8IyIFVF
今はすぐDVDになるし、一般1800円とかだと思いついでに
観るのはちょっとね…ってなるかも。
映画好きな私は、やっぱり映画は映画館っていっても
それなりに、レディースデーやら前売りやら狙ってるよ
同じくスレ違いでゴメン
534 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 14:37:21 ID:jREIWJpf
気に入ってた映画館やら本屋、CDショップがある日突然なくなるって経験数度してから
私もなるべく足を運んで見るようにしてます
ただあまりにも格安チケットが簡単に手に入る環境なんで(ふと思いついて当日でもあちこち売ってる)
売り上げには大して貢献してないかも スレ違いもう終わりますね
どっちの不倫も肯定する気はないけど
今回の作品の男の不倫は上で言われてるような軽い物には思えなかった
エイプリルが追い詰められての逃避なら同じように
フランクのもエイプリルに突き落とされての逃避に見えた
ケンカシーンのエイプリルの一連のセリフは絶対に言っちゃいけない失言
こんなの望んでない頼んでないみたいなさ…子供もいるのにあれはない
あんな事言われたら自分て一体なんなんだって絶望する。数年間を完全否定だもん
フランクの方にも絶対に言っちゃっいけない失言があるけど
フランクからエイプリルへのセリフばかり重要視されてるようで釈然としない
あの子供をおろす時の道具を初めて知ったんだが、
あれはどうやって使うものなの?
過去ログ見れば分かる。
自分も初めて見た&知ったけど>おろす道具、
一歩間違えば命も失いかねないものが普通に入手できるのに驚いた。
540 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 22:23:19 ID:glkXyVc0
道具っていうか堕胎した時期が遅かったから命を落とす事になったんだけどね。
541 :
539:2009/02/05(木) 22:26:39 ID:evveuI6l
>>540 そういえばそうだった…スマン、その辺の事情にうといもんで。
浮気のシーンでケイトの背脂が車のシートに押し付けられて
捩れるところがたまらなかった。
543 :
名無シネマ@上映中:2009/02/05(木) 23:12:05 ID:y8IyIFVF
安全な時期でも一歩間違えれば多量出血によるショック死しますよ
あの時代にはあの手の中絶で亡くなった女性は少なくないって
どっかで読んだよ 衛生面とかもね
見に行ったけど最高に損した気分。
だからどうしたの?ってレベルの単なる馬鹿夫婦の話だと思った。
>>544 俺もそんな感じ
中身がない。リアルと言えばリアル。
ダイヤじゃなくそこらに転がってるリアルな石ころ。
>>544 俺の彼女が同じこと言ってたな。
俺はそうは思わなかったが。
まぁこの映画は見る人の生きる姿勢やら経験やらが、感想に如実に反映されると思う。
どう反映されてるのかまではわからんが。
がーん!
専業主婦で子育てしてみれば
少しは気持ちがわかるんじゃないかと。
妊娠中の不安定さも含めて。
そういう意味では男性は、分からない人は一生わからないと思う。
結局、彼女のような人間が家庭を持ってしまったのが悲劇の源ってことかな。
独り身だったなら、理想を追い求めようが何だろうが、自由にやれたのに。
なんで結婚したんだろう?出来ちゃってしかたなく?
550 :
名無シネマ@上映中:2009/02/06(金) 09:29:15 ID:ugUGw2Vk
>549
出来ちゃったってこともあるでしょうけど…
あの時代は昔の日本と同じように、保守的な時代で女性は結婚することが
当たり前で一人前と見られていた。
非婚は結婚できない‘オールドミス’とみなされて、肩身が狭い。
>546
結婚して、子供をもって数年過ぎれば彼女もあの夫婦が少なくとも
馬鹿夫婦とは思えなくなるよ。
ttp://c-cross.cside2.com/html/j00sa014.htm ここに原作の詳しいあらすじが載ってるが
郊外の平和で退屈な生活に不満たらたらだったのがフランク自身
んで、初めての妊娠前にすでに
>エイプリルは、「夫がほんとうにやりたい仕事をみつけるまで」パートで働くことにする。
てのはちゃんとやっていて、それが妊娠で頓挫し、この時もフランクの説得で産む事になってると。
つまりどっちにとってもこの生活は不本意でしかなかったし
フランクにとっても予期せぬ妊娠でその生活を選ばざるを得なかった。
中絶するつもりでいたエイプリルは「それを止めたのはフランク」という思いはあったとしても
結局自分と自分の子供の生活のためにそういう生活を送らせているという負い目はあった訳で。
「フランクの思いを叶えるため」という彼女の選択は夢想的だとしても
彼女自身の我がままに過ぎないという訳でもないと。
映画はこの辺の事情の描写をはしょり過ぎてるんじゃなかろうか。
女優になれなかったからといって、その夢を託すため、平凡な生活をそれなりに楽しんでる夫を
無理矢理引きずり込もうとしてるだけの我がままな妻に見られかねない。
552 :
名無シネマ@上映中:2009/02/06(金) 10:59:37 ID:ugUGw2Vk
>511
そうですね〜。
私も映画を見た後に、もっと深く知りたいと思い原作を読みました。
そこにはちゃんとしたストーリーがありましたよね。
お互いが望んでいたものと、現実の受け入れ方の違い、
その上にくる心のすれ違いなど…。
原作を読むと、エイプリルがこちらで言われるているような気が強く
我が儘な単にイヤな女ではないです。
以外と弱いのに、フランクが優柔不断なところがあるせいか
私がしっかりしなくちゃ…みたいな気負いもあったのでは。
ただ、お互い不器用で、カッとなるとどん底までいってしまう性格が
二人はあまりにも似すぎていたのかも。
原作を読み終わって、また映画とは違うせつなさを私は感じました。
まぁやっぱ時代が悪かったつーか
50年代じゃ「子供を産む」事で無理矢理レールに乗せられ
降りる事はそれこそエイプリルのように夢想的でないと不可能だったろうし。
アメリカの女性にとってのピルと中絶の解禁の大きさってのもあらためて思った
特別な才能のない人は、
同じように特別な才能のない相手と適当に結婚して
満足するのがいいという暗い教訓映画
そういう役柄にふさわしい外見の役者(たとえば隣家夫妻とか)が
キャスティングされてたら、そこがもっとリアルだっただろうけど、
もっと救いようのない映画になっていた
ガラガラだった・つか自分ひとり
デカプリオ出てるのにな
洋画はもうダメだね
556 :
名無シネマ@上映中:2009/02/06(金) 17:00:20 ID:RvwwNpPT
ビデオもDVDも持ってるくらいタイタニック好きで
ふたりの再共演も楽しみにしてたけど
この映画見てる間はタイタニックのふたりだって事すっかり頭から消えてた。
レオもケイトもいい役者になったね〜
日本では受けなそうな映画だけど
私は共感できるところもあったしなかなか面白かったよ。
付け入る隙がない映画だった
サムメンデスの完璧っぷりは相変わらずで何より
>>551 事情とか各人の立ち居地は、精神障害の息子の台詞でそのものズバリ表現されて
いるのだけれど、専業主婦に対して偏見を持ってたり保守的な価値観を持ってたり
する人たちには彼の言っている意味が理解できないだけだと思う。
過去の書き込みを見てると、ちゃんと読めてる人は読めている。
そういう意味では踏み絵的な作品だよね。
面白い映画だったけど2人に共感出来るかと言ったら難しい
やっぱり子供のこと考えたら身勝手すぎる親だと思ってしまうな
だから極力子供を画面に映さなかったのかな
描きたかったのはあくまで夫婦だから、
焦点がぼやけないようにするという意味で
子供は敢えてあまり映さなかったのではと思った
子供がわいわいしている日常のいない風景を主に切り取ったみたいな
>>558 あーそれで、あの息子の出現に拒否反応示してる人がいたりするか
何の意味があるのか、とか。
よーするにあの台詞をまともに聞いてないんだな。
562 :
名無シネマ@上映中:2009/02/07(土) 01:39:43 ID:iDaTVORy
劇場内に一人ぼっちなんて貴重な経験させて頂いて感謝w
おかげですげー集中して観れたわ
夫婦という名の近くて遠い他人は分かり合えないのですね・・・
独身のオレには難しい・・・
どっちも相手のこと思っててそれがすれ違って・・・って映画なのか、と思ってたら
そんな単純なもんじゃなかったのね。
最後の補聴器のボリューム下げるのが長続きする解決策、ってことかあ。
しかしこの映画観てたらますます結婚できん。怖いわ。
あんな大きな家住んでて結構裕福な暮らししてて、何で不満が生じるのか
共感できなかった
そういう問題じゃないのかな…
あの息子のセリフはあまりに説明セリフすぎて、ウヘァって感じだったよ。
ただでさえうんざりするような夫婦の事情・立ち位置を、
あこまではっきりわかりやすく明言されると、うんざり感が増す。
小説の場合は心理描写に力を入れれば表現できるけど
映画ではそれができないから、
観客にわかりやすくするためのセリフなんだろうけど。
566 :
名無シネマ@上映中:2009/02/07(土) 13:07:02 ID:xwH8KqWR
「本来の自分を取り戻すの!!」
みたいなこと言ってたけど
めっちゃ抽象的な発想だと思った。
言われたフランクが納得したのはエイプリルの目力にやられたからだな
レオもケイトも自分の役がどういう人間なのかよく分からないまま
演じてるような気がしたが
戸惑いを感じた希ガス
568 :
306:2009/02/07(土) 13:23:47 ID:DzACKsgC
>>557 だよな。この監督はホント期待を裏切らない。
今年はのっけからメンデス、フィンチャーとクオリティ高い人の新作が
立て続けに観られて嬉しいわ。
>>565 説明的に単純化して台詞として喋らせてるという半ばギャグだと思うんだが
あれは。
戯画化してあらためて見せつけてるというか
過去レスにあるが突っ込みを入れる道化師の役割
あ、あと、あの夫婦の事情にうんざりするという人々を
「うんざりさせる」のもまた
そもそも原作がねらったものではなかろうか
>>569 つっこまれなくても分ることをつっこむセリフだからな〜
過剰説明というか。
もっと気の利いた道化セリフだとよかったが。ベタすぎた。
>>565 そうだね
キ印の振りして、監督の代わりに説明してたよねw
原作でもいるの?あの役?
>>570 いやだからアレ、ベタに喋らせたベタなギャグでしょ
そもそも「道化の役割」ってのが皆さんわかってらっしゃるがあえて言わない・言えない事実を
ことさらに暴き立て、叫ぶうっとうしいもんじゃなかったっけ。
やり過ぎたらうっかり王の逆鱗に触れてぶち殺されかねないと云う
それにアメリカじゃかなり知られた有名な作品だし
この図式自体がすでに割とありふれてるから
「わかりやすく説明してる」訳じゃないと思うんだけどね
突っ込みと書いたが大阪流のボケに対する突っ込みという意味であって
観客が「わかってる」のは前提です
>>571 そう、まさにそんな感じだったw
原作ではどう表現されてるのかね、あの説ゼリシーン
ズバリ言うわよのシーン
見てるこっちからすると(ノ∀`) アチャーみたいな感じで面白かったw
ただ森の中で夫婦との会話は蛇足だと思ったな
原作のセリフはわりと映画のまんまだったと思う
割愛されてる部分も多いだけで
映画に使われたセリフはそのまま小説にもある
読んだ感じでは地の文も説明的だった
わざと曖昧にしたり行間を読ませたりするのではなく
嫌な空気を明瞭に淡々と描き出すような
観客が「わかってる」のが前提なんだけど、日本の場合それ以前の観客が少なく
なかったってことだな。
あの息子が道化的な立ち位置ってのは分かるんだけど、序盤で夫婦と3人で
森ん中歩くシーンではちょっと心を通わせてる感じだったよな。
あの街の日常にとけ込んでないもの同士、何か共感するものがあったの
かなとも思ったんだけど。
578 :
名無シネマ@上映中:2009/02/07(土) 20:18:44 ID:3dkq/Klm
>577
取り繕ったような生活をして、こぎれいな住まい幸せそうな家庭を
築くことが人生の成功者、ゴールのような考えが多い中
フランクとエイプリルがその虚像を見抜き、その生活か脱出して
真の生活をするためフランスへ行く、という無謀な行動でもあるが
それを実行しようとする勇気にあの息子は彼らはこの辺にいる
偽善者ではないということに共感したんだと思う。
原作を読んで私はそう感じました。
579 :
名無シネマ@上映中:2009/02/07(土) 20:23:37 ID:3dkq/Klm
続けてごめんなさい・・・
だからフランクとエイプリルが計画をやめたとき
やっぱりあんた達もその辺のやつらとかわらない、
見損なった…みたいな落胆からあのような暴言を吐いたと思います。
彼らの計画取りやめの理由も、言い訳を取ってつけたようなものと
判断したんだと思います。
この映画のエイプリルを観るとグッドガールのジェンとかめぐりあう時間たちのジュリアン・ムーア
それからリトルチルドレンのケイトのが頭に思い浮かぶなぁ
共通点はなんなんだろう
581 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 00:50:35 ID:hmgktbhQ
>>580 どうしようもない虚無感だよねみんな。病的な。
ディカプリオの浮気が軽いつーてるけど、冒頭から散々すれ違ってるじゃん。
必然でしょ。浮気→家帰ったらハッピバスデイで涙つー流れなんかリアルすぎる。
俺は34で嫁33、結婚6年目で子供二人。嫁は子育てでやつれて「私の人生って何?」
みたいなこと言い出して、メンヘルな攻撃ばっかしてくること多々ある。
俺今職場の22歳の女の子と普通に浮気してるけど、息抜きなんだよね。
ホテルでやることやって帰って、パパ誕生日オメデトーとかやられると感動してしまう。
まぁ告白なんかしないけどね。
>>581 グッド・ガールって映画も観たことあるの?
俺今職場の22歳の女の子と普通に浮気してるけど、息抜きなんだよね。
ホテルでやることやって帰って、パパ誕生日オメデトーとかやられると感動してしまう。
なんともいえぬ事情ですな
>>581 当然妻の浮気も息抜きもオッケーだよね?
妻の浮気中の子どもの面倒は見てね。
コブふたつ付いてるやつれた女なんか相手にされるかよwwww
鬼女てなんでこんな馬鹿なのwwwwww
>>581 ポケットにイヤリングとか入れられないように注意しなw
では妻を誰も相手にされないように
やつれた女にして安心して(郊外に閉じ込めて子どもを産ませ)
自分だけは外で息抜きができる特権が男にはあるの?
女にはないのか?
エイプリルの浮気についてどう思うのか聞いてんだよクズ
587 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 02:17:00 ID:NqPdIH55
虚偽(偽善)と真実― といのが核のテーマだと思った
単なる馬鹿夫婦の矮小な話ではない。
みんなが印象的だと挙げる、あの「静かな朝食」シーンも、
まるで「絵に書いたように」嘘くさい。夫のほうはむしろリアルだと
感じたのかもしれないが、妻のほうはあきらかに確信犯的に
演技している
(―という演技を見事に演じたケイト・ウィンスレットの力量には脱帽)
それにしても、今回の配給会社の宣伝の仕方はひどすぎるな。
副題にしても、ポスターにしても。あれじゃ、普通のラブロマンスだ
と勘違いしてしまうじゃないか
なんて呼ぶのかしれないけど、宣材って言うの?よく、劇場に
その作品宣伝用の大きなパネルみたいのあるじゃん。
【レボリューショナリー・ロードにちなんで、あなたの大切な人へ
へのメッセージ】とかいって、一般人から集めたような
「いつまでも愛している」
「いつまでもいっしょにいようね」
的な、ハートウォーミングだけど陳腐な、一言コメントがたくさん
貼られていた
笑止千番だよ。この映画の内容とぜんぜんそぐわないじゃん(むしろ間逆)。
黒をも白にしてしまうのは、夫フランクではなくて、配給会社だと思ったぜ
この映画はまさしくこの種の偽善性を否定しているのであって。
581はここで言ってはいけないことを言ってしまったなw
確かにw
>>580 ジュリアンムーアといえばトッド・ヘインズがいいコメントをしている(一応ネタバレ)
http://eiga.com/movie/1054/special 「偶然とはいえ『エデン〜』のジュリアンは夫がホモだと気づく妻で、『めぐりあう時間たち』では自分がレズだと
気づく妻なんだもの。しかし彼女は凄い。『めぐりあう〜』のジュリアンは70年代以降のアメリカ映画の演技、
つまりアクターズ・スタジオのメソッドによる内面表現をしている。心理や人格を表情やセリフ回しで明示する方法だ。
ところが『エデン〜』のジュリアンはメソッド以前の演技作法、様式的な表現や抑えたセリフ回しで内面を暗示している。
彼女はほとんど同じキャラクターを正反対の手法で演じたわけ。たいした才能だよ」
>>587 ただ内容を知ってたら見に来なかった層が見にきてショックを受けるというのがあるから
ある意味面白い事にはなってると思うんだな
>>251みたいなのとかさw
592 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 10:05:36 ID:9syylgTo
>587
この宣伝はこれでいいと思うよ
あなたの大切な人へのメッセージって何でも「愛してる」
「いつまでも一緒にいよーね」だったらあまりにも
ありふれていて浅すぎるよ
好きで結婚しても、結婚生活の中で気持ちのすれ違いが
多少なりともどこの夫婦でも出てくるわけでしょ
その時、どう向き合うかってテーマじゃないのかな〜
愛だの恋だのいっても、この映画は一歩も二歩も先をいってると思う
>581の浮気男さん
妻は子育てでやつれてって、あなたの子供でもあるんでしょーが
その奥さんが、子育てで疲れているのに自分は浮気で息抜きですか!?
女は気持ち一つできれいになれるんですよ!
そのとき、その美しさはあなたのためではない!!って言われないようにね。
>>555 平日はどんな映画もたいていガラガラだよ。よほどのヒット映画じゃない限り。
監督も俳優もプロモーションにきてない&あまり宣伝してない映画で
TOP10に2週ランクインしてるんだからいいほうだよ。
まー、フランク=
>>581だと考えれば、「フランクは一方的な被害者」だと感じてた人もそれが
いかに偏った見方か分かるかもしれない・・・か?
日本は
>>581のような男に甘い社会だから無理かな。
581わモテモテ(死語)なんだなあ。
ネタ職人かもしんないけど(笑)
プロモーションの目的が、興行成績を度外視にして
"幸せいっぱいラブラブなカップルに観てもらいたい映画"
としていたのなら、その目論見は大成功だったのかもね。
賞レースから外れていても、監督・役者・関わったスタッフにとっては、
色んな意味で大切な映画になっていそうだ。
つか、
>>581でさえ「告白はしない」ってんのに
「妬かせる」ために、気づいてないらしい妻にわざわざ自分から言い出すフランクは…
しかもそれでいて「許してもらえて」仲直りも可能だと思ってんだから
デリカシーがない以前に、妻が傷つこうがどうしようが
配慮する気も考える気もないって事で。
過去レスで、これに反発せずあっさり受入れてるのがチラホラいたのに驚いたな。
597 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 14:49:07 ID:9syylgTo
ようするにフランクは自分の後ろめたさに耐えられず
告白することで楽になりたい気持ちと
告白と懺悔にによって正直であることを認めてもらいたかった…
典型的なエゴイズムであって相手の気持ちまで考えられないお子ちゃま
正直に言わず、自分の罪を背負って生きるのが大人ではありませんか?
背負えないヤツ、すぐばれるヤツは悪さするもんじゃないね
宣伝は全くよくねーよ
ネタバレする必要はないがここまでの内容ならもう少し雰囲気に沿った宣伝するのは義務
ここまで重く救いのない内容なら意図的に恋愛感動作みたいな宣伝すんのは最早詐偽
俺はだいたいは事前に知ってたがそれでも不快だった
友人にはこんな内容なら絶対に行かなかったてのが二人いた
劇場のロビーでラストが嫌だった、暗くて参ったという声も聞いた
作品の質は素晴らしいがそんな問題ではない
映画見てわざわざ不快にはなりたくない人間も多い
もう少しサスペンス調か薄暗い宣伝でも構わないような内容
監督が他にどんなの撮ったか知ってれば予想は出来るけどな
600 :
名無シネマ@上映中:2009/02/08(日) 18:59:57 ID:9syylgTo
こんな暗い話は不快なるって、それは個人の受け取り方の自由で
こんな話じゃなかった…っていうのもまるでテストの問題を
早とちりして回答してしまったって感じですよね(笑)
>>599 それで思い出したがストーリーの予備知識なしでフィッシャーキングを見た時
「あれ?バッドなどんでん返しは??え?」と拍子抜けした思い出がw
しかしハリウッドムービーな何でもかんでもハッピーエンドにげんなりしてたもんだが
それじゃないと耐えられないつーのが、日本でもどんどこ増えてきてんのだな…
>>405 シャイニングのジャック・ニコルソンのパロディーだよね
笑いこらえるの大変だった
>>565,569
あの息子の言動はアレだが、状況認識は一番正確。
なのに&それゆえに、精神病院と往復する人生を余儀なくされた
正論だけでは現実は生きられない。
華麗にスルーが賢いやり方、その実例が最後のじいさん
そんな監督のシニカルな見方が凝縮されててジョンはとてもいい役だと思った。
>>600 観客を早とちりさせて入場料をふんだくろうとする宣伝だと思いました。
一方、恋愛映画かよ〜、とパスするような人がすばらしい回答を書きそうな映画でもある。
出会うべき観客と引き合わせない宣伝はやっぱりダメだよ
というより、この映画はそういう欺瞞に満ちた生き方が出来ない人間は
精神病院に行くか死ぬしかなかった「当時のアメリカの現実」を
描き出してるってことでは。
そういう「現実」をあっさり受入れてしまって
華麗にスルーする事こそが「賢明だ」と
50年代のアメリカ並な価値観が未だ通用しているのが
我が日本てところかな
>>605 それはどこの脳内日本ですか?
この映画見て、
「あ〜生き方多様な現代日本に住んでて良かった」と思った人もいるはず
そうかな多様なのかな?
このスレ内でも浮気をしそれを妻に自ら打ち明けるフランクを許し
それは「妻がいたらないから無理もない」と50年代アメリカの価値観を
見事に体現してらっしゃる方々が結構見受けられるのに?
それと「多様な生き方」が本当に許容されてるのなら、それを許されないで
滅びに向ったエイプリルが「ただの我がまま女」に見えるものだろうか?
>>607が「生き方が多様ではない世界」に住んでるなら
それはそれで残念だったねとしか。
しかも、あんな釣りっぽい2chのレスを日本の代表例として持ち出されてもw
まあ、607の周囲は「多様ではない」と考える人が多数派なのかもしれないね。
生き方の選択は多様になったよね。
でも、結婚(生活)自体はまだまだ古い価値観に縛られてる部分はあると思う。
いったん結婚してしまえば簡単には放棄出来ないものが沢山あるし。
それに、何だかんだ言っても結婚する人の方が多いし。
>>608 いやいやいや。
>>581は
>>607の「見事に体現してらっしゃる方々」の対象には入れてないよーw
その前の過去レス全体にたまに見受けられる
浮気をした事を自ら話し出してしまうようなフランクを
エイプリルに比べてそれほど悪くもないと思ってたり
彼女がただの我がまま女としか見えない方々が対象です。
家庭がちゃんとしてないのだから浮気されても仕方ないという理屈を
内面化しちゃってる方々っすね。
男女の分かりあえなさがリアルだった。
エイプリルは過激だけど、フランクもまたおバカで。
冒頭だって「黙れ」って言われてるんだから
ちょっと黙ってればいいのに。
カップルで観てこの映画が理解不能って言ってる彼女さんは
結婚を意識してる彼に対して猫かぶってるだけですよ。
私はエイプリルみたいな女じゃないアピール
結婚はするのに、生活は変えたくない
マザコンでロリの日本男児なら
この深い映画を理解できるわけないわなーとは思うけど。
>>581には「危険な情事」の方が似合うのではないかw
ケイトは「日陰のふたり」もかなり悲惨な結末だったけど、これも相当なもんだね。
観たあと、かなり落ち込んじゃったよ。
あと、キャシー・ベイツの息子がトミーズ雅に思えてしかたなかったw
614 :
名無シネマ@上映中:2009/02/09(月) 21:15:06 ID:crxNrUDR
「レボリューショナリー・ロード」というタイトル
直接は「通り」の名前からきているけど、
革命(生ぬるい日常からの脱出)をしようにも、
けっきょく革命できなかったあの夫婦への
アイロニーなのでしょうか
男は馬鹿で「勝った」と思うまでやめられずそして結局勝てない(勝ち負けじゃない)、
女は自己中心で考えが極端。
うちは喧嘩しないけど、お互いの考え方の流れみたいなものが
身に覚えがあったり、あまりにもリアルすぎて恐ろしい・・・
結局、よくある衝突だったはずで、対処方法を学んで過ぎ去ってしまえば
記憶にも残らなかったはずのことが、
最悪のタイミングでやってきた事象によって最悪の結果になった。
最後のキャシー・ベイツ夫婦の有様がものすごい冷たい皮肉になっていてゾッとした。
あと、フランクが浮気したことをペラペラ喋るところ。
昔「旦那が浮気したら」と考えたとき、
してしまったあとならもうどうでもいいだろうなと思った。
私もきっとそのときは「もう愛してない」と思ったかもしれないけど、
おそらくそれは一過性で、過ぎてしまえばまた違う愛しかたで愛するんじゃないかと考えた。
それが夫婦というか、人間2人が近くで生きていくってことだと。
とにかく、この2人にはいろんなことが急に、または悪いタイミングで起き、
2人とも「ちょっとこれは寝かせておこう」ということが出来ずに
いつもいつも全力でぶつかっていってしまうから
たぶんこの先時が過ぎても難しかったと思うけど。
と、あまりにリアルだったので実際にいた人物の本当の話のように見てしまった・・
フランク、浮気相手の女の子には
「俺、親父みたいな男にはなりたくなかったのに今こんなんだよw」って言えても
エイプリルには言えなかったんだろうな。
>>617 浮気の女もなんかリアルだった。
美貌ではエイプリルには及ばないが
純朴そうな、ちょと足りなそうな、それでいて豊満なところとか。
確かにいつも気を張ってるフランクが浮気してしまいそうな相手だ。
619 :
名無シネマ@上映中:2009/02/10(火) 01:29:39 ID:tqRTn88u
>あまりにリアルだったので実際にいた人物の本当の話のように見てしまった・・
くっついたり、離れたりが激しすぎて
芸能リポーターのおばちゃんまでが匙を投げた、あのカポーさんですねw
620 :
名無シネマ@上映中:2009/02/10(火) 13:14:52 ID:GM1JlnCM
男(フランク)って浮気するとき何も考えてないんだね。
妻のことも浮気相手のことも。
浮気を告白するとき「浮気相手のことは何とも思ってないし、もう別れたから。」って。
そういう問題じゃねーだろ。
ん〜
>>581でも「告白はしないけどね」っつってるし
フランクは結構特殊例じゃ…「何とも思ってない。もう別れたから」ですむと思って
自分から告白するようなバカは流石に少ないんじゃないかな。
フツーはせめて隠そうとするもんでしょ。
最後キャシーベイツの旦那どうしたんだ?あれ
ボケーと浸って観てたら「あ、っら?」って感じで終わった・・・
623 :
名無シネマ@上映中:2009/02/10(火) 21:02:56 ID:LLLeng6D
エイプリル=山本モナ
>>623 ええっ、それはないわ〜一緒にしないで〜
>>601 ハリウッド映画でも非ハッピーエンド作品は昔から死ぬほどあるぞ。
去年のハリウッドなんてバッドエンド系ばっかりじゃん。
ハッピーエンドはロマンスコメディの特権。
628 :
名無シネマ@上映中:2009/02/11(水) 10:06:22 ID:+0HqYAH2
ほとんどの人が、夫婦関係がどうのこうのといっているが、描いているのはありきたりな
資本主義の不毛、現代社会の孤独だと思う。
今のままの社会では生きがいのある生活は送れないといっているんだと思う。
それは悪魔の誘惑かもしれない。なぜならハリウッド映画だからw
ラストシーンで爺さんが補聴器のボリュームを絞ったのも、彼らが
正しく、そんな上っ面の話は聞きたくないという意味だと思う。
悪魔の誘いなんだよw
>今のままの社会では生きがいのある生活は送れないといっているんだと思う。
それは悪魔の誘惑かもしれない。なぜならハリウッド映画だからw
そうそう。
あの夫婦の言ってる計画って、全く以って具体性がないんだよ。
でも実際に日本でも「夢を追いかける!」とか言って安定な生活を捨てて
以前より悪い状況に落ち込んじゃうんだよな。
俺の友人が「失敗しても夢にチャレンジするんだから後悔はしない!」
とかほざいてマルチ商法にどっぷりハマっちゃってるよ・・・
なんか、つげ義春の「あんた、漫画かいてよ〜」を思いだしちまったぜ
男の浮気なんてあんなもんじゃないの?
経験者の話聞いてもあんな感じだけど。
>>581と同じく、あっけらかんと告白するほどの馬鹿はいないけど。
女でも、そういう部分で「男っぽい」人は同じような感じだよ。
>>622 キャシー・ベイツがぐだぐだとしょーもないこと
(おばさんというか女がよくやる「私最初から公思ってたのよ」的な話)を
言っているので、補聴器を外した。
夫婦(=ずっと生活を共にする人)はあのくらいじゃないとやってけないよ。
フランクとエイプリルが真剣に相手に向き合いすぎなんだよ。
人付き合いってそういうもんだと思う。
ミスチルの歌でこの映画まんまな歌あったなぁ
>>628 つかあれは61年に出た50年代のアメリカを描いた小説の忠実な映画化なんですが…
どこが「現代」?
「古き良きアメリカ」「幸福な50年代」「家族や地域社会の連帯がしっかりあった時代」として
「現代社会」でやたら懐古され賛美されてる時代の裏っかわを暴いた小説を今映画化して
「いやいやそんなええ時代じゃなかったろ?」と見せてんじゃないの?
会社でのんびりやっててもそれなりにやれてた時代であって
「今のままの社会」では全然ないじゃん。
ああいう風にのんびり出来てそれでいて豊かだった
あの頃のアメリカはよかった、という人たちに
その裏っかわのイヤラシさをあらためて見せつけてるんだと思うけどね。
今日見てきた。
やっぱりサムメンデスって、「ちょっと浮いてる役」に同じような雰囲気の人をおくよね。
アメリカンビューティのリッキーにしろ、パーディションのマグワイアにしろ。
なんていうか顔の色合いが一緒だw
636 :
名無シネマ@上映中:2009/02/11(水) 17:35:15 ID:+0HqYAH2
>>634 この映画はハリウッド製2時間ドラマだと思う。だから、何の広がりも余韻も生まない。
パリに行って、新しい生活を始めようというのは、今の生活の延長のお金があるだとか
安定した生活だとかではなく、今までにない革新的な生活だということだと思う。それが、
女が働いて男を食わせると言った極端な例を出してきているんだと思う。
今までの既成概念にとらわれない新しい生き方を誘っていると言うよりも
既成概念の破壊、家庭の破壊である。なぜそう思うか・・ハリウッド映画だから・・
ハリウッド映画は洗脳映画・・・「エデンの彼方に」や「モナリザスマイル」を
思い浮かべた・・・洗脳映画人の心に響かない・・・w
特別な才能のない人間は現状に満足して暮らせ、ということ。
才能のある人はパリにいったらうまくいくけど、平凡な人間は無理。
638 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2009/02/11(水) 21:59:23 ID:m7VUVU2U
観終わった時は後味が悪いと思ったが
たまにはこういうのもいい。
エイプリルは欝が入ってるけど夫婦喧嘩が結構リアル。
パリ移住にしても計画の具体性が無いのも有る意味リアル。
実際、パリに行ってたとしても悲劇になっていただろう。
あの家は確かに美しい。庭も広いし、日もよく差し込み気持ちが良さそう。
子供にも恵まれ幸せそうに見える。
あの綺麗な家と、分かり合えず救われなかった夫婦との対比・コントラストが
浮き彫りになった。
でもエイプリルは気分がいい時は本当にいいし、
努力次第では救われる方法もあったと思うけどね。
脚本は良かったと思う。
639 :
581:2009/02/11(水) 22:24:18 ID:NifHSaOD
適当に書き逃げしたら反響があってビビったw
世の妻は恋愛→結婚→出産→子育てってのがジェットコースターなんだよね。
アレヨアレヨと激流にのまれて時間が流れてる。
それを望んだのが自分ってのがまた耐えられないんだよね。人のせいにもできないから。
ホルモンバランスも崩れるし、身体的にもおかしくなって心理面に影響して鬱になる。
意味不明なこと言い出す、希望的な観測ができなくなる、他者を攻撃する。
気の毒だとは思うけど、めんどくさくて愚かな生き物でもあるなと思ってしまう。
俺は適当に息抜きして、家庭を維持していくよ。
てか普通のことじゃね?反発してるのがよくわからん。
640 :
名無シネマ@上映中:2009/02/11(水) 23:10:40 ID:WJio3Sjx
>639
世の妻って・・・自分の奥さんを見て一般論のように言うな
あなたはもしかして本当は「適当な息抜きして…」ってことが
出来たらいいな〜をここで出来たことにした妄想論をいってるのでは?
だから反響にビビってるのではなく、ワクワクしてるのよwww
本当は奥さん怖くてな〜んにも出来ない男でしょ!!
これ以上、妄想話は出すな!
「エデンの彼方に」こそ、メロドラマをベースにしながら同性愛や黒人差別を織り込んで
(日本で言うなら映画版三丁目の夕日のようなノスタルジー万歳というような)安易な50年代賛美をしていない映画。
この映画はその系譜にありながら、原作に忠実なのでその辺が見えにくい。
現代の視点で過去を評価するにしてもいい面と悪い面の両方を見なければだめなわけだ。
くだらない男とくだらない女が結婚した良い見本
>>639夫婦
643 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 00:18:27 ID:mbFYQeKq
あのとき、レオが目玉焼きを選んでいれば、結末は変わったと思う。
女って、ああいう選択肢で、運命を決めるときがあるし。
いや、目玉焼きを頼んでもスクランブルエッグになって出てきたと思う
これ女の不倫も身勝手(旦那じゃなく相手と隣の奥さんに)だしやばいよなあ…
気があるのわかってたんだろうけど、自分から抱いてって…
それだけ旦那と違いに狭い世界に閉じ込められてる閉塞感の表現の一環だろうけど
隣の奥さん気の毒すぎ。抑圧された主婦ってならあの人の方がリアル
日本の作品の抑圧された主婦の描写って半端ないじゃん
一日家事、買い物しか外出の機会もなく、姑は煩いし子供には悪態をつかれ旦那は…
こりゃ爆発するわ、不倫旦那は芯でよしくらいのある種極限状態を感じるけど
子供預けて演劇で主演やってるわしょっちゅう夜も含めて子供抜きで外出してるわ
日本人の感覚として抑圧とか言われても100%共感するにはややズレを感じてしまった
ここで原作の話が出てたけど、移住や就職にそんな伏線があるなら描いて欲しかったな
とにかく最後の朝食のシーンのエイプリルがひたすら怖かった
半端なホラー映画より怖かった
647 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 01:00:21 ID:KFImgHaU
うーん。
定常的であるべき夫婦のセックスと,酔って衝動的な浮気のセックスとが
同じくらい「刹那的で,そっけなく」描かれているところに,
おじさんとしては,演出の意図を感じるね。
愛のあるセックスは,もっと「濃い」でしょう,ふつう。
648 :
名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2009/02/12(木) 01:50:36 ID:HuqNk8A0
妻の影響でビルの15階のオフィスには夢がないとかいいつつ
家よりも会社に居る時が1番生き生きとしているレオ。
同僚達もみんないい人そうだったな。
レオとしては、普通に過ごしたかったんだろうな。
最後ニューヨークに引っ越したみたいだけど会社辞めたのかな?
あの会社の同僚達には好感が持てた。
>>648 フランクの転職先は、最後の隣家夫婦と新米夫婦の会話にでてきた。
ノックス社のボス(なんたら部長)の名前が会社名になっていたから、
彼が独立してフランクも引き抜いたか、一緒に独立したんじゃないかと想像。
新米夫婦の夫は、名前を聞いてすぐに「成長株の会社だ」って言ってた。
650 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 02:01:04 ID:/Mi7H+Lf
イキイキしてたって?
どのへんが?
いい人そうって、そうなのか?
豊穣とは程遠いカッコつき「豊かさ」のどん詰まりの中で
そこから抜け出そうとあがくレオに羨望と嫉妬、侮蔑の入り混じった
視線を投げかけてた彼らが、単なる「いい人」なのかね。
それこそ、カッコつきの「いい人」ではないのか。
この場合、「無能な凡人」と書いて「いい人」と読む
しっかしmixiレビューの平均点低いなあ。
最近のシリアス系洋画って軒並みmixiやヤフーで酷評だよな。
>>647 この頃のアメリカ文化では背景にプロテスタント的禁欲があるんで
「女に性欲はない」が一応の建前。
ラテン系と違って「濃いセックス」という伝統自体がまだなかった。
だから愛はあってもセックスは淡白なのが一般的。
>>650 映画に出てきたのは基本的に誰もが「善人」
その暗黒面をイヤラシく描いてはいるが
どこにでもいる普通の人間でしかないし
嫉妬と羨望もないのは「いい人」ですらなく
「聖人」とか「枯れた人」とかになるんじゃないすか
>>652 この作品の場合は宣伝のせいで期待と違ったって思う人が多いせいもあると思うよ
帰りのエレベーターで疲れたねって言ってるカップルがいたw
映画ファン同士ならいいけど何となく恋愛物ぽいしでデートムービーにしたらキツい
655 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 14:34:35 ID:J6JfLOtc
>>653 うーん。
そうではなくて。あのふたりは心の底から愛し合ってはいなかった
ということのひとつの象徴的な表現として,あえてふたつのセックスを
同じように「刹那的で,そっけなく」見せたのではないかと思った。
上のほうに「あれは早すぎ」なんて自分と比べてる?人がいたけど(^^ゞ
656 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 15:24:11 ID:DjKbh7yk
なぜ離婚を考えなかったんだろう、自分が働いて食べさせてあげると言うなら
夢しかないような男でもええやんか?
657 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 15:42:03 ID:3+gvRits
>>655 私は653さんじゃないけど、当時のアメリカって、
性生活に関しては生殖目的以外の行為は
一般的にしないってのが普通だったみたいよ。
宗派によっては、体位が正常位じゃないと
罪とされるところもあったとか。
だから、前戯を楽しむのは、あの時代のアメリカでは
一般的ではなかったはず。という訳で、私は653さんの
意見を支持します。
658 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 20:24:42 ID:3KSnC9q5
>>657 もしそれが本当なら、デープスロートが如何に衝撃的だったかが分かるな?
659 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 20:53:19 ID:RrT7xr+Y
祭日の水曜日、新宿ピカデリー満席の館内が上映後、水を打ったように…
あの映画が初デートだったらなんか大惨事だろ〜な…
久々に凄い映画観れて良かったけど、ひたすら怖かった…
最後にディカプリオが引っ越した後で、友人達や不動産屋の会話が不気味
だった。亡くなった人の事を悪く言うというか、やっぱり友人や仲良く
接していても裏では何を言ってるか分らないって所がトドメを差す印象
夫婦の夢を見て夢破れての激しいやり取りが終わった後は
「あの人たちは良い人だったわ」とウソで言って欲しかった。
でも、そうすると「めでたしめでたし」な印象になってしまうので
最後まで監督は手を抜かなかったのかなーと思った。
661 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 22:41:00 ID:mbFYQeKq
662 :
名無シネマ@上映中:2009/02/12(木) 23:00:15 ID:/Mi7H+Lf
アメリカン・ビューティーを越える作品ってのは
たぶん永遠に撮れないんだろうなあ・・・サム・メンデス。
あの映画はさ、俺の心を串刺しにしたもんねえ。
泣き所が
★☆★☆宙を舞うビニール袋★☆★☆
なんだぜ?常人の発想じゃないよ、あれは。サム・メンデス生涯の傑作。
>>659 この映画で満席に…?信じられん。
地元では間も無く打ち切り予定。
>>661 そのサイトで選ばれている写真から、
この映画の内容を推測するのは不可能に近いわな…。
二人が上手くいってたシーンて尺の1割もあったんだろか?
去年今年はいい洋画が多いね。
でもいい洋画に限ってあまりヒットしない。
そして年末の年間興行ランキング見たニワカ層が「今年は洋画はハズレ年だったんだなあw」
とかぬかす。
>>664 興行収入をくだらない邦画で稼いでもらえば、よい洋画は空いてる座席でゆったり
観ることができるからそれでもいいや、と最近は思い始めた
でも下らない洋画は何気に日本でもちゃんとヒットするんだよな。
最近よく新聞や雑誌で「ハリウッド映画は最近日本で興行的に苦戦している。ありきたりな
ハリウッド映画は飽きられてきているのだ」という記事見るけどおかしいよな。
「ありきたりなハリウッド映画」は相変わらずヒットしてるんだよ。
『アイ・アム・レジェンド』とか『ウォンテッド』とかさ。
むしろ「ハリウッドらしくない骨太なハリウッド映画」が全くヒットしなくなってる。
この映画もそうだし、『ノーカントリー』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』とかもそう。
あと信者がウザイからあまりこの名前は出したくないが『ダークナイト』も骨太な娯楽作だったけど
日本では全くヒットしなかったしな。
今度の『スラムドッグ$ミリオネア』もどうせ日本ではコケるんだろうな。
いま目の前にある幸せに気づかないことの愚かさを描いてると感じた
この夫婦にはちゃんとした家も仕事も子供も理解ある隣人と同僚もいるし、昇進のチャンスもあったのに無理に根拠のない理想ばかり追い求めるなってこと
精神病の息子よりもケイトの方が病んでる対比が興味深かった
一昨日「ベンジャミン・バトン」を観たけど、こっちの方が断然良かったね。
あんまりウケてないみたいだけど
>>660 実際のところどうあっても人はいろいろなことを言うけど、
この映画でそうだったのは、フランク・エイプリル自身が
外向けに自分たちを「作り上げていた」嘘臭さがあったから、
という意味があるんじゃないかと思う。
(途中でエイプリルが自らそのようなことを言っていたと思うけど)
>>666 確かにな。
興行ランクで上位にランクインする洋画は去年はどれもナルニアや
インディー4みたいな従来のハリウッド的な映画ばっかり。
ノーカントリーやゼアウィルとかダークナイトなんか異色作は圏外
だったもんな。
なんでだろね?
>>671 日本の配給会社がスター頼りで、内容を全然紹介しないから
この作品の宣伝だっていい加減だっただろ?
遅蒔きながら今日見てきた。
ブルーになる映画だな。
観た後の後味の悪さは「ミリオンダラーベイビー」以来だったよ。
674 :
名無シネマ@上映中:2009/02/14(土) 16:12:57 ID:sHTH03ym
>>613 「日陰のふたり」のラスト10〜15分は絶対に子どもには見せられない、世にも恐ろしいものでした・・orz
675 :
名無シネマ@上映中:2009/02/14(土) 17:11:50 ID:jzAyv1o9
観てきた! 名作とは言わないがよかったよ。
夢見たような青年期から、大人になって、生きるためのパンの重要性に誰もが気付く。
そして、自分もパンを焼き始めるのは、結構、ありがちなテーマ。
この映画は「パンを焼くだけで、果たして生きてると言えるのか?」
ということにまで踏み込んでいる数少ない映画だと思った。
まあ、原作がいいんだろうけど。
デュカプリオの演技を感じさせない演技はさすがの一言。もっと評価されるべき。
意味不明な副題と、戸田の字幕が残念だった。
会社の浮気相手の乳首は、やけに白かったねw
バレンタインだからかカップル率が高かったけど、
これどう考えてもカップル向きの映画じゃないなw
最後隣の家の旦那が「もうあの家の話はやめよう」
とか欝になってたけど、あれって
エイプリルが自分の子を堕ろしたとか勘違いしてるってこと?
妊娠でパリ行き中止発表→喜ぶ隣の嫁さん、飲み過ぎてレオに送ってもらう
→残ったエイプリルと隣の旦那が浮気だからそれはないかと<隣の旦那の子を妊娠
旦那は本気でエイプリルに惚れてたんだと思う。
あの場所からずっと見てて憧れを募らせていたと。
その女性の死そのものと憧れていた存在の2人が虚像だった事が辛いんじゃないかな。
>>677 単につらいんでしょ。
あの奥さんがエイプリルにコンプレックスを持っていて、
ひどいことを言ってないふりをして結構アレコレ言ってるから
その内容も、その奥さんを見るのも嫌になったんじゃないかなと。
680 :
名無シネマ@上映中:2009/02/15(日) 10:28:30 ID:mv+W9hPa
>677&678
エイプリルはすでにフランクとの子供を妊娠していたので
隣の旦那の子供は妊娠していません。
隣の旦那もわかっているはず。
パンフレット買ってきた。<勧めてくれた誰かさん、thanks!
フランクとエイプリルの心情が嫌というほどよく分かる手紙が載ってた。
フランク、幼過ぎ&調子良すぎ(普通の男なのか?)
エイプリル、冷め過ぎ&怖すぎ…。(普通の女なのか?)
よくよく読んでみると、宣伝コピーに嘘・偽りが無いことが判明。
なるほど、そういう意図で付けられてた訳ね。
(解説読むまで、正直分からんかった…)
一番のショックは"Happy Birthday"のスナップショット。
色調を変えただけで、さながらホラー映画の1シーンに…。
色の力って凄いんだな、と実感したわ。
>>681 >なるほど、そういう意図で付けられてた訳ね。
kwsk
>>682 全部書いちゃうとネタバレになるから控えるけれど、肝心な所は、
"誰が"・"何に対して"・「燃え尽きるまで」までの・"覚悟があったか?"
という事。後は、考えてみて。
ミスった。訂正。スマン
>"誰が"、"何に対して"、「燃え尽きるまで」の、"覚悟があったか?"
>とい事、でした。
補足。
http://www.oricon.co.jp/pj/pj_revolutionay_road/ このサイトの内容、実は殆ど嘘は書いていなかったりする。
選んでいる写真・色調・フォントで柔らかな部分を
過分に強調しているけど、サイトの中身は映画が伝えたかった事と
非常に一致している(ような気がする)。
最後の部分だけは、例外。
>ケンカ、トラブル……どんな混乱があってもその後も続いていく人生……。
>新たな生活がスタートしていく。
何て意地の悪い…。ここだけは詐欺と言われても仕方ないわな。。
685 :
名無シネマ@上映中:2009/02/17(火) 00:24:16 ID:l92vZPp2
わし、じゃがいもをあんなに上手くむけないんだわ orz
今日レイトショーで見て来たが、なんかうちの奥さんの妊娠が発覚した
ときを思い出して背筋が冷えた。
>>685 剥かないでいいじゃん。泥を流すだけで。
バカやろう!ちゃんと剥けるワイ!
690 :
名無シネマ@上映中:2009/02/19(木) 23:26:34 ID:Xo2+vu/b
>>689がなんだか勘違いしている件について。。。
終了直前で見に行ってきた
原作を読んでたんだが面白くて、ネットのどこかで
「原作を読んでからではなく、映画を見てから原作を読んだ方がいい」って書いてたから
あとちょっとで例の12週ってとこまで読んでたが行ってきた。
たしかに、原作読んでたら物足りない。あらすじは忠実以外の何者でもないけど
長編だからあの重要セリフはずしてそこ残す?みたいなものは出てくるし
ジョンなんか原作で彼が言ったことと意図が変わってるような・・・・いやこれは字幕翻訳のせいかもだが。
でも映画観てから原作読むのは確かにおすすめ。
登場人物のあの時の心情背景が事細かく解説される感じ。
映画自体はとても好きでした。ケイトもレオも他キャストもすべて素晴らしかった。
そういや、原作のフランクのルックス描写がレオまんまですげええええと思ったwこんな適役いないわー
さんざん言われてることだろうけど、
「素敵な家で幸せな生活を始めたはずの二人が・・・」みたいな設定ととられかねない映画だったのは残念だったな。
長女を妊娠した時点でもう不幸だし中絶しようとはっきり意志もあり、郊外になんか住みたくなかったわけだから。
ただこれは、原作読んでなきゃ思わないことなんで映画としては良いんだけど。
関係ないけど、また10年後くらいにレオとケイトカップルで
ひたすら幸せ幸せに終わる映画作ってほしいよ・・・タイタニック別に好きじゃないけど、なんかそう思った。
連投ごめんなさい
美男美女が出てないのが良かった。主役2人以外は本当に普通以下の容姿の方々ばかり。
原作読みながら、なんだかんだ書いてあるけど結局フランクの浮気相手なんかは
可愛い女優がやるんだろうなとか思ってたけど、あの娘だったから、なんか感動した。(失礼な話だが)
>>693 >美男美女が出てないのが良かった。主役2人以外は本当に普通以下の容姿の方々ばかり。
>可愛い女優がやるんだろうなとか思ってたけど、あの娘だったから、なんか感動した。(失礼な話だが)
自分もそう思いました(笑)
ところでものすごく愚かな質問なんですがエイプリルは12週目を越えていてそれが危険だということ承知で中絶をしたんですよね。
わざわざ泣くのを抑えながらご近所さんに電話をしたりしてましたけど あれは死ぬのを分かっているのを承知で行動に移したのでしょうか?
それともフランクの「おろしてほしかった!」という発言を受け入れてやったことなんでしょうか?
695 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 09:31:52 ID:I9SVAjPg
フランクの言葉にも傷ついていたでしょうし
自分もフランクに対する気持ちに自分ながらに腹ただしさや情けなさ
もちろん危険な時期であることは承知していたので恐怖や不安感・・・。
今すでにいる子供たちと変わらないお腹の子なのに
中絶しようとする自分への罪悪感と、望んで出来た子供ではないけど
今いる子供たちを愛しているのよ・・・という自分への再確認の気持ちなど
入り混じっての涙では・・・
私にはエイプリルのそんなせつなさがあの場面から感じられました。
>>694 原作では、彼女は一晩中手紙を書いては捨て書いては捨て、結局とても短い手紙を残します
「フランクへ どんなことになってもあなたの責任じゃありません。エイプリル」って内容だった。
(「愛をこめて エイプリル」とは書けなかった。)
死ぬのを分かっていてっていうか、危険承知でやってるのだから
しかし積極的に死にたいわけではなく、死ぬ可能性は当然考えていたでしょう… と思います。
手紙は本心だろうから、フランクに言われてってのはどうかな…背中は押したかも。
どちらかというとジョンの「その子じゃないことだけは幸せ」発言が大きそう。
愛されてない子供を産むことへの…
ちなみに原作では、あの電話でちゃんと、「子供達に愛してるって伝えて」と自分で言えてた。
697 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 10:56:40 ID:hAN369tP
結局これはフェミニズムの映画じゃないの?
革命扇動の映画だろう
上映終了今日なんだけど見に行くべき?
グッタリしたければ
701 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 17:08:28 ID:xHzNoGKe
役者の演技の素晴らしさを魅せる映画でもあるので
重いとかよりそれを見て感じてほしいなあと思う
今って選ぶのに迷うくらい良い映画がたくさんあって嬉しい
うん
全員演技&配役素晴らしかった。
でも主演オスカーノミネートはされずか…レオも今回かんり良いと思ったんだけどな。
公開1ヶ月で終了かー。
お客が入らなかったんかねぇ。
704 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 19:19:53 ID:Wm1UJleC
ガラガラでしたね確かに
705 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 19:25:56 ID:DD2I/+AY
これってある意味タイタニックの続編だ
706 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 20:17:31 ID:GEbpZkol
私ごとだが離婚で疲れた。
この映画を見ても女の身勝手さに悲しくなった。
707 :
名無シネマ@上映中:2009/02/20(金) 21:40:06 ID:I9SVAjPg
>706
お疲れ様です
この映画から‘女の身勝手さ’だけしか見れなかったのなら
それもまた離婚の原因のひとつなのかも・・・?(スミマセン)
金払ってひとんちの痴話ゲンカを観戦したような映画ですた^^;
>706
ホント身勝手だよねー
最後の補聴器のおっさんだけが女という生き物の処し方を心得ていて
大いにワラタ
>>708 >大いにワラタ
もともとが大人の寓話的小説だからねー、最後に笑った人はその場で100%この映画を理解した頭のいい人
710 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 01:24:07 ID:RTFGIVKb
ケイトがパリに行くのは女優になる夢うんぬんという話出てるけど、
ケイト自身の才能はないって冒頭の市民劇団のシーンで明らかになってない?
それへの自覚があるからこそ、ケイトは泣いてたわけでしょ。
だから、高額秘書とかいって、本編中でも女優の夢とか言ってなかったし。
711 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 01:26:35 ID:RTFGIVKb
そして、ケイトにもディカプリオにも目標はなくて、
ただの逃避願望、幸せの青い鳥としてのパリにすがるしかなかった。
彼らには何の才能もない、特別な人間じゃないことを自覚しているから。
712 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 08:28:40 ID:iFlA0RP1
>この映画から‘女の身勝手さ’だけしか見れなかったのなら
男も女も簡単に不倫するということも見て取れた。
モレは不倫なんかしてない。
713 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 09:05:27 ID:1PErKYPj
>>712 あの映画を観て、不倫するかしないかが重大な
テーマだと思ったの?
714 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 10:47:01 ID:GF3dGhdh
女優になる夢というか、アメリカン・ドリームを
捨てた自分に苛立ってたんじゃないのかな、エイプリルは
アメリカンドリームという病に取り付かれた典型的カップルの悲劇を描きたかったのでは。
補聴器の爺さん夫妻はそんな病と無縁だから何とか持ってきたとも言えるw
716 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 13:57:31 ID:2rWvhgcd
>712
浅すぎる・・・
717 :
名無シネマ@上映中:2009/02/21(土) 14:26:30 ID:RTFGIVKb
補聴器シーン、あれってマジで「最高の夫婦間の処世術」みたいなユーモアなの?
俺はこの映画、「本心」に映る幻影にとり殺される実存主義の不幸を描いてると思った。
でも、キャシーが「本音」として語り出したのがあの夫婦への悪口で、
それに対して補聴器のボリュームを絞るという対応はその解釈とズレるんすよ。
あの通りに住む夫婦が、キャシーにとってのパリで、
その幻影のせいで日常を不満に思ってるならウィーラー夫婦を悪く思わないよね。
だから、あの補聴器のシーンが僕にはちょっと分からないですよ。
だれか、もう一回整理して教えてください〜
キャシーがウィーラー夫妻の悪口言うようになったのは、
1. 息子含めた食事会で喧嘩になった
(息子を溺愛してるので、息子が虐められたと思った)
2.エイプリルの自殺で家の価値を下げられた
という分りやすい理由で、嫌いになったからじゃないの?
それだと、ただのグチに耳を塞ぐシーンにならない?
あれって自殺すると思って居なかったと思うよ。
そういや自殺じゃなかったわ。
それはともかく、キャシーにとってみたら堕胎して死んだ事自体がイメージ悪いんだと思う。
722 :
名無シネマ@上映中:2009/02/22(日) 08:47:53 ID:Ngbo/o0S
>716-717
おまいらがその一言しか書けないように
この映画も大したことを言おうとしているのではないということだ。
723 :
名無シネマ@上映中:2009/02/22(日) 08:50:27 ID:Ngbo/o0S
↑間違えた
>715-716だった。
一言しか書けない715-716と違って、ちゃんと書いてる717ゴメソ
>>722 君、若いでしょ?
まぁ不倫は決していいことじゃないから、それだけでも心がけるのはいいことだよ。
パートナーとうまくやっていくことを大切にできるなら
別にこの映画のこととか忘れちゃってもいいさ。
>>724 ろくでもない映画だったから忘れようとしても思い出せないよ。
私としては
>>708 に禿同。
この映画って「深い」こと言ってないよ。
「浅い」「浅すぎる」って書いたヤシ
反論してチョ
書けないヤシにヒント
もうすでにどこの家でも「家族」は崩壊している。
それなのにおまいらは「サザエさん一家」にあこがれを抱いていないか?
なおさら、不倫をするか否かって話じゃなくね。
最後の補聴器シーンは笑うとこじゃなくて、
ものすごく単純に言うと「どこの夫婦も(ある程度は)崩壊してんだよ〜」ってことかと思った
原作とラストは一緒だけど、原作には「妻の話を聞かないために補聴器の電源を落とす」シーンは
最初の方にも出てくるから、別に特別印象的な終わり方でもなかったけどさ。
>>728 「狂気とは、相手の気持ちを深く理解できず愛情が抱けないということだ」
「正常な夫婦関係を営むためには、誰でも多かれ少なかれ自分の本心を隠し、
相手の言葉を聞いているフリをし、愛情がなくても夫婦を続けなくてはならない」
この二つの真理を合わせると、「お互いに正常であろうとする人間どうしの夫婦
関係は多かれ少なかれ異常なものになる」というトートロジーが成立する。
この皮肉がこの映画のテーマだと思う。
730 :
名無シネマ@上映中:2009/02/22(日) 19:51:34 ID:t98+OAcn
>722
716ですけどー何か?
もうさんざんこちらに書いてきたのよ!!
アナタの知らぬ間にね!!!
スレ違いだけど、ケイトおめ!
なにげに彼女が出た映画よく観てたりしてるから嬉しい。
この映画はあとからじわじわ来て、色々考えさせられた。深い。
>>728 原作読んでないけど、自分もその考えに近い。
ユーモアだとは思わなかった。
だんだん音が小さくなっていくのに気がついた時、
こうきたか、って感じで上手い演出だなとは思ったけど、
別に笑えはしない。
>>733 自分はむしろ暗い気持ちになった
一言で言うと、ああここもか という感じ
>>734 暗い展開の話の最後のダメ押しって感じの暗いオチだったな。
見た直後は、嫌な映画見ちゃった……orzと思ったけど、
今も話すことが色々あるってことは印象に残る良作なんだろうな。
オスカ−のマイケル・シャノン、色気のある男前だった。
演技でこれだけ変われるってすごいな。
ちなみにバグでも精神病院出たての基地外役ゃってます
738 :
名無シネマ@上映中:2009/02/26(木) 17:40:16 ID:9qQIlpSg
最初自殺したのもわかんなくて理解できませんでした
最後のおじさんのアップが気になったんですが・・・
でも結婚したくないって思うような重い映画でしたね
最初自殺?何の映画の話だ
740 :
名無シネマ@上映中:2009/02/27(金) 12:23:15 ID:P+Ff4ZKx
原作本、どっちを買えば良いのやら
741 :
名無シネマ@上映中:2009/02/27(金) 12:30:08 ID:0F0vu8NY
映画は見ましたけど、小説との違いはあるでしょうか?
映画はジェンダーフリーを煽っているように見えたんですが
明日、好きな女の子とこの映画見に行きます
初デートです、Hな雰囲気になりますか?
すいません、チェンジリングと間違えました
初デートでレボリューショナリーロードww
初デートでチェンジリングwwww
>>740 本屋で、両方最初の2ページくらいを読んでみて読みやすい日本語の方を買おうと思ったんだが
なんかどっちも普通に読みやすそうだったのでデザインで決めてハヤカワを買った(レオとケイト表紙じゃない方)
結果、良かった。
>>743 チェンジリングはエッチな雰囲気にはなりません。
746 :
名無シネマ@上映中:2009/02/28(土) 01:34:59 ID:y9W1QzMd
>>736 ケイトが受賞した時うしろでニコニコ嬉しそうにしてたね。
知的で穏やかな紳士って感じで素敵だった。
>>728 原作を読むと、フランクがエイプリルに精神分析のまねごとをするシーンが
あるんだよね。
「(堕胎を望んでいる)原因は、ヨーロッパ行きでもフランクのことでもなく
エイプリルの子ども時代、生い立ちにあるのではないか」ということを言って
しまう。原作には前の二人の子どもを妊娠したときにも堕胎を望んだという
伏線がある。
フランクは「生まれてから拒絶されることしか知らなかったために、子どもを
生むことに対して強い抵抗を感じるようになってしまったのではないか」という
意味でそれを言ったのだが、エイプリルは「私が心を病んでるって言いたいのね」
と言う。
これは今風に言うと成熟拒否そのものなんだが、フロイトによるペニス羨望の
概念をきいたエイプリルははっきりとそれ以上のコミュニケーションを拒否する。
で、最終的には胎内回帰のように母親の元へ戻り、二日間を過ごしたあと自殺
する。
映画ではこの辺のシーンは省略されていたけど、原作は何となく「エヴァ」と
同じにおいがする。
748 :
名無シネマ@上映中:2009/02/28(土) 07:41:32 ID:ICxYF7YN
>>748 自分728ではないんだけど、
原作はそうだったんだね。知らなかった。
原作本屋に探しに行ってみよう。
749 :
747:2009/02/28(土) 08:25:24 ID:+mTpuemW
>>748 あ、ごめん。「想像のなかで」が抜けてた。
母の元で二日間、と書いたのはエイプリルの想像の中での話。
幼少期の、母が健在で父も生きていたころの記憶を反芻して
からという意味ね。
実際には母はアル中で父は自殺しているので、会えるはずはない。
原作読んだけど、
やっぱり決して「自殺」ではないと思うが
>>750 確かに「自殺」という表現はアレかも知れないが、
1)エイプリルは十二週を超えた胎児の堕胎が母胎にとって危険であることを知っていた
2)エイプリルはすでにフランクを愛しておらず、したがって胎児の存在が邪魔になる
当面の「理由」であるパリ行きは頭になかったと考えられる
3)「どんなことがあっても〜」の手紙を用意したことから、その行為を行ったあとの
自分はフランクと話の出来ない状態になるであろう、と考えている
この三点から「生命を賭ける積極的な理由なしに、死を覚悟して死に至る行為を行った」
ということは確実だと思う。
752 :
名無シネマ@上映中:2009/03/01(日) 01:41:15 ID:kcVW50FW
仮に表面的にでも夫婦を立て直そうとして夫に良い朝食を出したが、
こんなことをあと何年も続けるくらいなら死んだ方がましと思って泣いたのか、
最初から死ぬ気で夫に良い朝食を出してとうとう決行の時だなと
思って泣いたのかどっちなんだろう。
>>752 原作には(まあ映画と小説は別のフィクションだという人もいるだろうが)
未明の寝室で寝ている夫の姿を見ながら、「よくよく考えてみた末の行動」を
決意するシーンが出てくる。
でも、子供を残して自殺しようとか思うかなぁ。
表面だけ「良い妻」を演じて内面では「パリ」のような、これからの自分も
虎視眈々と狙っていそうだけど。
この映画に子供が出てくるのが少ないのは、自分達(自分のみ)の事が
優先で、子供はその次って思って居たことの表れなのかな。
色々考えちゃうね。自殺か、そのつもりじゃなかったのか。
わたしは「そのつもりじゃなかった」と思いたい。
>>753 何かめぐりあう時間たちのジュリアン・ムーアみたいだね
756 :
名無シネマ@上映中:2009/03/01(日) 10:52:08 ID:a2fY4G+4
ラストの電話のシーンで泣いてしまったのは
心から子供に「あいしてる」と伝えられない自分の異常さに
気付いたからじゃないかと思った。
宇多丸がラジオでいってたけど人間は一生幻想を求めないと生きて行けない。
普通は自分らの幻想が駄目になった場合次の幻想を託す存在である子供が
この夫婦には自分らの幻想を断念するきっかけ、断念を思い起こさせる存在なので
すごく希薄に描かれていると語ってた。
>>754 エイプリル自身が父母の問題で伯母たちの家を転々としていたという設定があるからな。
本人は望まずとも歴史は繰り返すということかもしれない。
759 :
748:2009/03/01(日) 22:11:30 ID:EaMWZ4Hh
>>749 補足わざわざdクス!
うちの地元には原作なかったので、明後日都内に出かけたとき大きな本屋で探すつもり。
760 :
名無シネマ@上映中:2009/03/22(日) 14:10:58 ID:lSNGnxl8
age
761 :
名無シネマ@上映中:2009/03/27(金) 03:24:49 ID:NsdcpHRX
つまんねー映画だったな
小説でた世代のアメ公じゃねーと理解できねーだろw
これ見て喜んでるジャップは映画通ぶりたいだけの低脳w
はいはい
>>761 なんでもこき下ろせばいいと思ってるおまえが映画通ぶりたいだけの低脳
764 :
名無シネマ@上映中:2009/04/11(土) 01:08:55 ID:AUlf/X6Z
dvd6月やね
「愛を読むひと」以外のアカデミー作品賞ノミネートの4作品見たけど
撮影に関してはこれが一番良かったと思う。
50年代を感じさせながらもわざとらしさを感じさせないところとか
殺伐とした物語の中での暖かい光の感じとか
「愛を読むひと」もロジャー・ディーキンスだけどこうはいかないと思う
766 :
名無シネマ@上映中:2009/05/21(木) 17:47:45 ID:MH/53kc+
DVD発売されたらまた盛り上がりそうなのでage
767 :
名無シネマ@上映中:2009/05/30(土) 19:34:32 ID:m+eXGXVt
再びage
おまいらdvd発売されたら俺に感謝しろよな。
769 :
名無シネマ@上映中:2009/06/04(木) 11:45:06 ID:1GsP2/7Y
今日からレンタル開始だ!
最後の朝食の皿洗ってるシーンでDVDが一瞬とまらない?
たまに行く店にレンタル入荷してた。
そこそこの貸し出し率だったよ。
>>770 レイヤーブレイクといってディスクの記録層が切り替わるからだよ
774 :
名無シネマ@上映中:2009/06/08(月) 21:46:43 ID:zUEfM9lZ
このスレ大変参考になりました。
パリに移住したって何か変わるわけじゃないって事は、エイプリル自身が気付くように
なったと思う。(もちろん当初は本気で夢見てたけど) だからと言って本当に最後は死を選んだのか
どうかはわからないけど・・(ただ死ぬのは覚悟していたと思う)
ラストの補聴器の音下げるシーンは意表を突いたユーモアだね。良い締くくり方だと思った
隣人の旦那はこの先エイプリルとの関係は誰にも打ち明けずに過ごすんだろなぁ。
775 :
名無シネマ@上映中:2009/06/08(月) 21:58:27 ID:RnyjVGZ6
セルフ中絶が痛そうだった。昔のアメリカでは普通なの?
776 :
名無シネマ@上映中:2009/06/09(火) 01:06:10 ID:zl+oFnw/
>>775 今でも駄菓子屋にあると思うけど、
空気で足が動くカエルのおもちゃみたいだった
777 :
道徳 ◆vfHJgai2HE :2009/06/09(火) 06:27:20 ID:dFq5bMu3
これ面白い?
778 :
名無シネマ@上映中:2009/06/09(火) 15:05:05 ID:dJpGI9Wa
今日レンタルで観た
妊娠してなかったとしてもパリ生活うまくいかなさそうだよね
しかし一応大事な時期に避妊しないとダメだろー
舞い上がってたのね。
避妊なんてこの時代のアメリカの価値観ではあり得ないだろう。
授かったあとのことなんて考えない?時代ねぇ…
782 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 01:18:04 ID:PxVm+FgZ
今日DVD見た
映画館でも見たけど本当に考えさせられる映画だよね
783 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 01:31:24 ID:NSXA59pp
アメリカ人のSEXてみんなあんな感じに三擦り半なの?
784 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 01:43:01 ID:Y4pxP1AL
785 :
名無シネマ@上映中:2009/06/15(月) 02:34:27 ID:9Yfdx0e1
ロジャー・ディーキンスはいい仕事するね。
終盤の朝食のシーンはもちろん二人の演技も巧いんだけど、
カメラが凡庸だったらあそこまでの名シーンにはならなかったろうな。
>>785 そのまんまの台詞をコメンタリーで監督が言ってたな。
787 :
785:2009/06/15(月) 21:54:56 ID:9Yfdx0e1
>>786 なんだよまたかよ・・・。
ってのは、昔「ロード・トゥ・パーディション」観て、
「ああ、最初自転車で始まってラストは車で終わるのは、
少年が『一人前の男』に成長したことを表してんだろうなぁ。巧いなぁ」
と思ってたら、監督がコメンタリーで同じこと言ってたんだよな。
サム・メンデスに弟子入りしようかな。
今の会社残業しないと手取り20万も行かねえし。
ディカプリオも近所のおっさんも30秒しか持たないっていうのは、もうケイトの締まりが凄い以外考えられませんね。
しかしご近所同士でセックスしまくるんだからアメリカは平和だ。もう人類愛、フリーセックス大国万歳ですよ。
俺も年収低いから、彼らの綺麗な一軒家にはあこがれてしまったよ。
DVD見たけど正直な感想
こりゃ〜夫が悪いよね。
さんざん平凡な退屈な詰まらん仕事のサラリーマンにはうんざりだとか
そういう人生送ってるのも妻子の養うためだろとか
言っててじゃあ私もうんざりだから突破口開きましょうと
妻が提案。その気になってうきうき。
急に面白い仕事を上司に認められ任され、反転。
妻にしてみれば夫の立場は面白くなっても妻には変化ないわけだから
態度を急変「そんな僕を愛せないのは君が狂人だからだ!普通の人はそんなふうじゃない」
とのたまう。
じゃ、同意してたころの夫は狂人なのか?
ちゃんと急に仕事が面白くなりましたとか
郊外の夫にならないぞ!とか言ってたけど実はまんざらでもなかった
君に当たってただけとか正直にあやまるべきだろ。
エイプリルのほうがエキセントリックだが言ってること行動は
筋が通ってる。
。
つかパリに行けば変わると思い込んでるところが間違ってるよね
パリに行ってもあるのは日常
そこを分かってない夫婦だから何をやっても破滅しかない
>>790 パリ行きは全く現実性のない計画だった。「ヨーロッパでは秘書の給料がいい」話も
エイプリルの想像に過ぎなかったし、夫婦共々欲しかったのは目の前の現実から
逃げるための突破口だったわけだよ。
おそらくパリに行って言うとおりの生活ができたところで、エイプリルはいずれ
働かない夫に愛想をつかしたであろうし、フランクの「本当にやりたいこと」も
見つからなかったろう。
「狂気の定義を知ってるか?」のくだりには実は原作では伏線があるんだよね。
物語の前半、フランクは自らを人格障害者ではないかと悩む。そしてエイプリルの
生い立ちに思いをはせ(父親は猟銃で自殺、母は精神病院で死んでいる)、彼女の
おかれた境遇に比べれば自分は少しは恵まれているのだと思い直す。
言わずにいたこういった思いを、精神病患者であるジョンに全て言い当てられて
しまったので(もっとも残酷な形で)フランクはああいう言動に出たわけ。
>>792 じゃ、「仕事が急に面白くなって僕の「本当にやりたいこと」もパリに行かなくても
見つかりそうだ。
僕の人生は充実しそうだ、君には変化はないけどね。」
と、一度は詫びを入れるべき。
一度もフランクは詫びを入れてない。エイプリルの人格攻撃だけ。
そんな彼女の生い立ちを利用して傷をえぐるようなもの。
なのに「そんな僕を愛せないのは君が狂人だからだ!」は
やはり愛する価値のない男だわ。そんな男の子どもは産めないわ。
794 :
名無シネマ@上映中:2009/06/21(日) 19:31:37 ID:VspdPRTz
例の朝食のシーン。
絶望の翌日に、さらに絶望して考えすぎているうちに用意した食卓で、
夫には知られたくないから冷静に努めようと
震えながら一言目を口にすると、思ったより明るく冷静な声だったという瞬間。
ホラーという人もいるけれど、とても共感できました。
理解は出来るが、1mgも共感できず、20過ぎて子供もいるのにこいつら厨二?
この夫婦みたいに"特別"じゃなくて本当に良かったわ〜という感想しか浮かばなかった
完全な人間などいない。
避妊ちゃんとしようね!
という教訓がテーマの映画
>>793 「僕を愛せないのは君が狂人だからだ」じゃなくて「君は(狂人であるあの男とは違って)
愛の意味を知っている、だからおかしくなっているわけではないんだろう?」という
フランクの最後の希望だと思うんだよね。あのセリフは。
自分に対して少しは愛情が残っていることを期待しての言葉だったのだが、それは最悪の
形で裏切られることになる。
どちらが悪いという話ではなく、「関係性のありかた」が二人の人間を否応なく絶望に
追い込んでゆく様を描いた話だと思った。そうなりえたかもしれないもう一組の夫婦として
ジョンの両親が登場するんだが、あの二人は「夫が補聴器を下げる」ことによって辛うじて
夫婦としての体裁を保っている。
それがどれほど偽善的なことかは、二人の息子であるジョンが一番よく知っているようだ。
DVDの未公開シーンにはエイプリルからの
フランクへの手紙があるんだよね。
この二人の「関係性のありかた」て何なのです?
>>799読んでない。
>>800 それを一言で言い表せるようだと映画の存在意義がなくなっちゃうけど。
「自らの心の欠落を相手で埋め合わせる」とでも言うのかなあ。
自己愛の低さを相手で満たすというか。
ゲーテの「親和力」という小説が同じようなプロットなんだけど、
ゲーテは結ばれてはいけない者同士を否応なく結びつける力として
「親和力」という言葉を用いた。これに似ている気がするな。
802 :
名無シネマ@上映中:2009/06/25(木) 18:42:23 ID:0hRl63ba
>>801 最近の悩みがまさにこれだった!
だから、ケイトの行動もレオの思いも理解を超えつつ心を打ったのか。
おもしろいなあ。ありがとう。
>>801 >「自らの心の欠落を相手で埋め合わせる」
>自己愛の低さを相手で満たすというか。
「共依存」ですか?
それとは、ちょっと違う感じじゃないかな。
これ、最後妻が死んだから悲劇だけどこんな話や関係は
今時はごろごろむしろ普通によくある話でしょ。普遍的でしょ。
お互いに誠実に正直で率直であることが「愛」だと愚かにも頑迷にも
思い込んでる妻が、
実は言うことなす事自分に対しても相手に対しても
全然誠実ではなく言うべきことや自分の気持ちを相手に伝えようとしても
ことごとく逆反対しか伝えられない超不器用夫に振り回される喜劇だよね。
>>803 そういう見方もできますね。
原作を読むと確かに「共依存」とか「ボーダーライン」といった言葉が
浮かぶような描写が多いのだけど、監督はそういう部分を意識的に排除
して観客に判断を委ねている。
原作者のリチャード・イェーツはカート・ヴォネガットと親交のある
同世代の作家だったが、むしろ映画はヴォネガットの作風に近い。
ケイトは「ここではないどこか」を求めてるのに
それを夫に、夫との人間関係に求めてしまう間違いがドンドンと絶望を加速させていく
その夫ことディカプは仕事が評価されたくらいでウキウキしちゃうような普通の人
社会の中での人間関係で充足出来ちゃう人にケイトの絶望は伝わるわけがない
それが唯一分かってくれる人は不動産屋の息子だけ
彼こそが絶望を分かち合える友だったのに
彼を裏切ったことで、裏切りを許さない彼によって絶望のそこへ叩きつけられる
つらいすな〜
DVDで見た。
タバコ吸いすぎ。
隣の芝生は青いぞ〜って感じ。
807 :
名無シネマ@上映中:2009/06/26(金) 11:37:04 ID:pncbKAfG
映画だけではちょっと理解に苦しむ部分があるけど
原作の小説ではそこらへん納得できるのかな?
これと、今公開中の「愛をよむ人」両方、映画館で見たけれど、
こっちの方がズッシリ残った映画だった。
ケイトのラストも両方とも…だったんだけど精神的にケイト大丈夫かな?
って思ったけど、アカデミー受賞のときのコメントで元気そうで良かった。
この作品でゴールデングローブ、愛を読む人でアカデミーだけども、
こちらの作品のほうが好きかも。
810 :
名無シネマ@上映中:2009/08/16(日) 20:11:28 ID:zVZ9Wexz
サムメンデス節全開。アメリカンビューティーよりはとっつきやすかったかな。面白かった。
しかしなぜかDVDが素敵な恋愛映画のようなジャケット。みな勘違いしてかりてしまいそう。
最初の子がお互い本心では望んでなかった事故とも言える出来ちゃった婚で、
二人目は「最初の子が間違いではなかったと証明する為に産んだ」、
それで三度目はお互い本当に望んでなかったって不幸過ぎるな
子供が知ったらトラウマもんだ
コンドーム普及協会の宣伝用映画なのか
813 :
名無シネマ@上映中:2009/09/01(火) 19:05:56 ID:eQAVIeDU
これは名画
814 :
名無シネマ@上映中:2009/09/01(火) 19:14:59 ID:Hxul3RR5
夫婦のすれ違いは周りには全くわからないからね。
最後不動産屋の旦那が嫁の他人の悪口ばかり聞きたくないから補聴器の電源切る終わり方も考えさせられる
>>803 亀レスだが同意。
残酷な物語だけれども喜劇、だと思う。
サム・メンデスの作品はどれも喜劇。
成就出来るはずが無いカップル、その異質な存在によって
豪華客船タイタニックが沈没させられてしまう物語、として見れば
面白かったタイタニックの、あのカップルを起用した時点で、
イギリス人であるサム・メンデスの、底意地悪い?笑いが
感じ取れるような気がする。
ただ彼は同時に、こうしたカップルの存在を突き放してはいない。
彼らに訪れた結末を、自分で語っていなから、嘆いてるようにも思う。
前作ジャーヘッドの冒頭は、まんまキューブリックの
フルメタル・ジャケットだったけど、キューブリックような
放れたところから傍観する感覚からの笑いでは無かったように。
男の本音って感じだったな
原作者は男なのかな
どっちもどっちに描かれてるっぽいけど、割と男寄りだよね
女性がこれ見てどう思うか知りたいな
817 :
名無シネマ@上映中:2009/09/18(金) 04:27:23 ID:ZK0NAy4g
すごい映画だね。
感想書こうと思ったけど、うまく表現できない。
単純にディカプリオとウィンスレットの演技を楽しむだけでも素晴らしい出来だと思う。
ディカプリオの悪い意味でない軽さ、これまた悪い意味では無いオーバーアクト気味なウィンスレット。
アメリカ映画の良心的底力を楽しめる映画だとも思う。監督はイギリス人だけどw
最後の老人の見せた行動には、あの老夫婦の人生が集約されていると思うけど、
それは、あの老夫婦だけのものでは無く、私達自身のものとしてもあるわけで、
だから、私は妻と二人で見たんだけど、私は心地良い居心地の悪さwを感じて、
その余韻にずっと浸っていたかった。
妻は劇場を出てすぐに、食事何にしようか、と口にしたんだけど、そこで、私達夫婦にも
もしかして訪れるのかもしれない、あの老夫婦の関係、その考えたくも無い未来への恐怖を感じた。
819 :
名無シネマ@上映中:2009/09/19(土) 01:11:58 ID:IGIXnt/X
最後のじいさんの補聴器のボリュームしぼって終わるのがやべえw
「ワシはこうやって乗り切って来たぞい」ってことだからな
あの不動産屋さんの「あの家はね」って次に越してきた人へ噂話するのも
凄く最後に残った。
821 :
名無シネマ@上映中:2009/09/26(土) 22:15:58 ID:0kHwoCF5
ある意味、押尾と矢田を映画化した感じだったね。
822 :
名無シネマ@上映中:
>>22 「伝統的な家族制度(家族像)」じゃなくて、「理想的な〜」でしょ、壊したいのは。
ファイトクラブなんかにも近いような気がする。
一言でいうと、ビートたけしの「そんなわけねーだろ!!バーカ」ってちょっとブラックなツッコミみたいな感じ。
日本もバブルの頃に、「白くて明るいマイホーム」って幻想はあったらしいね。
それに対するアンチテーゼで生まれたのが安藤忠雄の打ちっぱなしのコンクリート。
ブランドやネームバリューでこの映画を見てしまうと・・・・・