マジで?
2 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 06:16:31 ID:YWCafvij
マジらしい。
qqqq
公開当初からこの板によくいたからよく覚えてるが最初は大半が奴が糞呼ばわりばっかりだったな。
いい意見もゼロといっていいほど書き込みがなかった。
そして今では神呼ばわり。
おまえらも大変だな。
5 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 08:48:31 ID:5ip07THa
ポニョニョケ姫
6 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 12:18:36 ID:tdnE6vgj
大人の曲がった心を排除して、思考停止して
「素直な心」で観るとポニョが神作品になるんだそうで。
手描きのコマ割動画で表現した
ポニョの映像が神レベルという評価ではなぜかない。
今回は、映像>ストーリー・テーマって
パヤオですら自己評価しているのに、
それをガン無視して、ストーリーやテーマを神評価している連中がいる。
日本では動画のクォリティを軽視して、ストーリーやキャラクターメイキング、
絵に言及してもせいぜい作画でアニメを評価する傾向が強いから、
逆に映像の良さをしきりに布教活動してくれた方が
ちょうどいいのに。
7 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 12:50:20 ID:SUuaEniA
ラジオでパヤオが宗助とポニョの目覚めた後は死後の世界を認めたってのはマジ?
死後じゃなくて「崖は境界」って言っただけっぽい。
それこそ本当の意味での「メタファー」って奴だから別に気にする事はないと思うけど。
まぁサッカー場のタッチラインさして「このラインこそが生と死の境界」なんて言うのと同じ。
9 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 13:31:27 ID:8ipiD/YK
めたふゃあてなに?
10 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 14:04:29 ID:WExwz5hl
まだ進化論否定してる宗教もってる所には核爆なのかもね
11 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 14:05:09 ID:+mVIWnXd
こんなんが進化論とかマジキチ
>>7 そんなことは言ってないよ。
ポニョを見るのに考えたら負け。ほら、5歳の純真無垢な心に戻って
もう一回見てみようよ。
何もかもが感動に包まれているよ。
心が汚れた大人には見えない何かが画面いっぱいに広がっているよ。
劇場から帰る子供たちが葬式みたいな顔していたというのは真っ赤な嘘。
ぼくが見た子供たちは、みんな「ぽーにょぽーにょぽにょ」って歌ってた。
さあ、みんなでポニョの歌をうたって不安と神経症の時代に立ち向かおう。
13 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 14:09:12 ID:6b+BKrLd
人間になってもらっちゃ困るんだよ
泡に帰ってもらえませんかね
てか、あの場面が死後の世界だったら何か都合が悪いのかな?
子供には分からないようにキレイな表現にしたつもりが、大人の観客まで
理解力ないんで、徐々にネタバレしてってる気がするぞ。
崖は境界って言葉自体は公開前のポッドキャストかなんかで早くから出てたはず。
まぁ水辺が生と死の境界なんてのは文学や民俗学なんかに慣れてる人には
ごく当たり前の表現なんでスルーした人が多いだけで。
17 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 15:32:56 ID:b+QqNlKH
>てか、あの場面が死後の世界だったら何か都合が悪いのかな?
それじゃますます話の意図がわからん。実はみんな死んでましたって
オチで何か深遠なメッセージでも出てくるのか?
絵がTVアニメ並みで手抜きっぽい。
TVアニメはあんなに動かないぞ
20 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 18:15:01 ID:LbQ/vEhB
水没後は死後の世界と言うか人間が死に絶えて世界がリセットされたんだろう
いつもの宮崎アニメの裏設定
21 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 18:28:46 ID:00db6vFP
畏怖映画だった
俺が子供だったら
「ポニョかわいくない!話がとってもこわい!」
で終わると思う。
23 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 18:54:29 ID:qFuewWVy
崖の上のポニョ=エロアニメ 理由ポニョがおっぱいおっぱいと連発するシーンがあるから。ぶっかけシーンがあるから。など多数。
>>22 そしてエロアニメ見てシコッてるんだろ?まだ五歳なのに。
この映画に もしメッセージ性があったとしても
「この映画、じつはこういうことがいいたかったんですよね?」と駿監督本人にたずねたところで
「え? ちがうでしょw」と一笑されてしまうようなもの
そもそもこれだけ各場面の要素がしっかりつながっていない映画で自力で解釈をしようとすれば
どこかで、しかも何箇所も無理をしていることに遅かれ早かれ考える本人ですら気づくだろう
それでも・・ それでも、「メッセージ性」というものを実際に感覚として得る人がいるとすれば
それはひじょうに警戒すべき事態である それが本物なら まったくもって なおさらのことなのだ
859 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:2008/08/08(金) 04:16:13 ID:NJA/FeP1
一応、考えたい大人向けにパンフレットに蘊蓄てんこもりに
載せたつもりだったんだろうなぁ。
自分は、「ポニョ」は子供たちのために
ものすごい勢いで前向きにした「ナウシカ」の世界に思える。
水没する地上の世界、腐海に飲み込まれた世界に似てない?
だから古代の生き物たちであふれてる。
きれいな海と、くさった海の表現の違いはあるけど。
ナウシカの世界は、人間にとっては悲観的なものだったけど、
ポニョはもっと、これから生きてく子供たちのためにプリミティブな
力を与える作品残したかった、というのが最初の目的のように思う。
(そういう意味でゲドへの答えなのかな)
あの赤ん坊にポニョがぐりぐりするのは、生まれてきたことへの
祝福とこれから生きてく力や愛情をこめてるように見えた。
869 名前:名無シネマ@上映中 メェル:sage 投稿日:2008/08/08(金) 05:17:22 ID:jgbqTXtF
ナウシカの系統ぽいとは思う
漫画のナウシカのラストに人間の卵が出てくるけど、ナウシカがあれを破壊したのに対してポニョでは、浄化された新世界に卵を孵化させちまった、ハヤオそうきたかって気がしている
世界が浄化された後、人間の卵から優秀な人間が産まれ新世界を創造するはずで、今作では純粋な子供達(ポニョやソウスケやあの赤ちゃん)がその役割を担うと
老人達も魔法の力で新しい生命力を獲得しないと、新世界では生きられない
ハヤオ、現代の大人を完全に見切ったんかね
この映画、やっぱなんか怖い
27 :
まちがえた:2008/08/08(金) 20:10:59 ID:gaaGdnQB
ゴバーク・・・でもまぁいいかw
28 :
名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 20:54:33 ID:qIDnN+Y9
ポニョポニョの歌は神だと思うけどね
どこ行っても聞こえてくるw
半年前から売ってたのにまるで話題にならずCM連発で頭に残っただけだろ。
30 :
sage:2008/08/08(金) 21:11:06 ID:gI67iKAK
ポニョ見てガクガク震えた俺がきましたよ。
この映画はすげえよ。神かは知らんがすげえよ。
間違いなく宮崎駿の集大成だ。
ここでチラ裏させてくれ。
マンガの陰陽師の8巻みたいだった
俺の知識は一夜漬けレベルなので詳しい人は補完たのんます。
宮崎監督は神話の要素を毎回出してくるけど今回もてんこ盛りだったな。
自分の考えをまとめるために、一応書き出してみると、
・トンネル: 別世界への通路。人じゃないモノ(死者や精霊)に会えたりする。
・言霊: 名前。約束。問いかけと返答。
・食べ物: 命を分ける。食べた人の存在が変わる(千と千尋の両親とか)。
今までの映画でもよく出てきたのはこの辺か。
これに加えて、ポニョであからさまだったのは数字の「3」。
これについてはちょっとウンチクたれます。
ウザいだろうけど我慢してほしい。
神話の世界では、3はちょっと特別な数なんですよ。
3回、とか。3日、とか。3兄弟、とか。
イザナギが黄泉の国から逃げるときに使った道具は3種類、とか。
3匹のこぶた、とか。
で、何かに3回トライして、
3回ともクリアーしたらすごく良いことがおきて、
1回でもミスしたら自分の身にかよくないことが起きる。
何でか知らないけどそういうもんなんだからしょうがない。
例えば、イザナギは3回とも成功してこの世に帰ってこれたけど、
3匹のこぶたを襲った狼は3回目に失敗して死んでしまう。
神話の中で「3」でなにかしようとするのは
ハイリスクハイリターンな賭けに出ることだ、って言えると思う。
あと、「境界」。
宮崎映画で違う世界が出てくると
死後の世界だーとか言ってる奴らが多いけど
必ずしもそうじゃないぞ。
境界はもっと、あれだ、どこにでもある。
火、水、土なんかが向こう側の世界の入り口だ。
トンネルを通ったり、
灰を使ったり、泥を身体に塗ったり、
扉を開けたり、
なぞなぞを解いたりすると、
向こう側にいける。
境界を越えやすい特性っていうのもある。。
子供。女。
まっすぐ歩けない人(片足になんか起こるケースが多い。シンデレラ)。
なんか二つ以上の生き物がくっついちゃったようなやつ。
フジモトがわざわざカニ除けの結界を張らなきゃいけなかったのは、
カニがまっすぐ歩けない=境界を越えやすい生き物だからだろう。
水陸両用なのも境界を越えやすい体質って言える。
半魚人とかモロ。
そんなんで境界を越えるのは結構簡単。
でも向こう側で長くとどまると危険。
世界のバランスが崩れて、ほころびが生じる。らしい。
自分が死ぬだけじゃ済まなくなる。
アルマゲドン並みの悪いことが起こってしまう。
何でか知らないけど神話ではそういう決まりらしい。
じゃあどうすればいいかというと、いくつか方法があって、
・すぐに戻ってくる(トトロ)
・向こう側の特性(食べ物・名前)を得て、別の存在に変質する(千と千尋)
・世界のほころびを閉じられるほどの大きな挑戦をし、成功させる。
…他にもあるけれど、
ポニョを考える上ではこれさえ踏まえればOK。
あ、あと、神話の中では、物事の順番はそんなに重要じゃない。
たとえばシンデレラで片方の靴をなくす場面は最後の方で出てくるけど、
シンデレラが境界を越えて不思議な力を手に入れるのは
物語のはじめの方。
モチーフが出てきたことだけが重要。
ポニョもモチーフ詰め込みまくってるけど
順番は考えなくていい。
だらだら書いてすまん。まとめるの下手なんだ、俺。
さて、本題だ。
俺の個人的な結論を書く。
「崖の上のポニョ」は、宮崎映画史上、初めて
境 界 を 決 定 的 に 越 え る 物語だ。
ほー
宮崎作品で描かれるのは、いつも、
境界の向こう側とこっち側が重なったときに起こる話だ。
主人公は境界を行ったり来たりするけど、
今までは絶対に「帰ってきた」。
アシタカははっきりと別々に暮らすことを宣言するし、
ハクは「振り返らずに行け」と送り出して、
千尋は手を振って決別する。
「ジブリ映画には『元の世界には戻れないかもしれない』というスリルが足りない」
と言われていたくらいだ。
ふむふむ
今までは頑なに守ってきた
絶対に戻れない一線を越えて、
宗介(宮崎)はとうとうあちら側に行くことを「選んで」しまった。
しかも、周りの人全てと、母も道連れにして。
この点で、ポニョは他の作品と決定的に違う。
・・・で、ここからは映画の実際のシーンで検証していこうと思う。
絵コンテ集ゲットしたぜー。
逆でないの・・? ぽにょがあっちから来ちゃって居つくようになる話とおもったんだが
・・まぁ気にせずつづけてくで
モチーフが多すぎて何から書けばいいかわからん・・・。
一番みんなが引っかかってるところから行こう。
結局、婆さんたちが立会人になってやったことは何だったのか。
俺は、「神からの問いかけに3回正しく答えられるか」という試練だったのだと解釈している。
うー。
この場合、質問形式じゃなくてもコール&レスポンスすればいいので、
グランマンマーレの言葉に3回反応すればクリア。
「あなたはポニョがお魚だったのを知っていますか?」
「うん」
「ポニョはあなたの血をなめて半漁人になったんです」
「そっかぁ(略。喜ぶ宗介)」
「ポニョの正体が半魚人でもいいですか?」
「うん」
はいクリアー。
そんなんでいいんだ・・
>>50の気持ちはわかる。
映画の中で宗介の気持ちを追っかけてきたうちらには当然の受け答えだよな。
でも考えてみろ。
冷静に考えれば相手は化け物だ。
人間に変わったポニョだけじゃなくて、
あの気持ち悪い鳥と魚のキメラみたいな姿も含めて
「好きだ」と心から言わないとだめなんだよ。
ちょっとでも迷ったらアウト。超瀬戸際。
宮崎監督以外だったらものすごい盛り上げるシーンだと思う。
そうは見せないのが宮崎クオリティ。
グランマンマーレが「ふるーい魔法」って言ってるのも、
宗介とグラン母の問いかけのことだと思う。
で、グラン母はこうも言っている。
「ポニョは人間になりたくて魔法のふたを開けてしまいました」
こっちの魔法はなにかっていうのがいまいち分かんないんだけど、
時系列無視でいけば一つ思いつく。
「3回生まれ変わること」だ。
この辺から絵コンテみながら書くのでコメントが遅くなります・・・
そうか・・ もっと聴きたい話だけど、ちょっと眠くなってきてしまった
だがひじょうに興味深い
あなたとまたいつかお話できることを願いながら、おやすみなさい
>>51 > 宮崎監督以外だったらものすごい盛り上げるシーンだと思う。
> そうは見せないのが宮崎クオリティ。
51が言うところの「そうは見せないのが宮崎クォリティ」を
過去の宮崎作品で例示してもらえると、わかりやすくてありがたいんだが。
>51
「ちょっとでも迷ったらアウト」か。
人生迷いまくりの俺にはとてもむずかしい世界なんだな
生まれ変わるモチーフは3回出てくる。
透明な円いもの(卵のモチーフ)を割って、中から出てくるシーンだ。
1回目: ビン
2回目: フジモトに泡の中に閉じこめられ、妹たちに食い破ってもらう
3回目: ラストのキスシーン
57 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 00:04:09 ID:LbQ/vEhB
生まれ変わるためには、一度死ななければならない。
死のモチーフは「眠ること」だ。
フジモトがあれだけポニョが眠るかどうかを気にしていたのは、
眠らなければ魔法が成立しないからだったのだと思う。
>>54 過去の例、今、思いつかないんだよなぁ。
ハウルなんかに隠れてそうだけど。
鈴木プロデューサーが「仕事道楽」って本で
「宮さんはサービス精神が足りない」って言ってるし、
客受けをねらわなきゃいけなかった今までは
周りに説得されてわかりやすく変えてるところもあると思う。
千尋やハウルあたりに隠れていそうだね
そのかわり、ポニョでは宮崎クオリティが満載だぞ。
と、俺は勝手に思っているぞ。
顕著なのが、ポニョが人間の女の子になって家に来たシーン。
あそこは、化け物に取られそうになっている息子を守ろうとする
母の戦いのシーンだと俺は思っている。
あそこでリサは、3回の魔法を使って、失敗している。
リサは割と最初の方からポニョに対抗しようとしているんだよ。
順番関係なく思いついた順に書いていくね。
幼稚園に行く車の中ではまだ気づいてない。
多分、バケツの中をちゃんと見てないんじゃないかな。
>>59 THX
他の作家:神話的要素を要所に引用して話を引き立てる
パヤオ:神話的要素をごく当たり前のものとして引用して、神話的な世界観を組み立てる
という認識でよいのだろうか。
最初に異変に気がつくのは、
連れ戻されたポニョを追って海に入っていくシーン。
ホラー映画だったら、化け物に魅入られた少年が
幻覚見たまま溺れ死にかけるところだ。
ここで宗介は、リサの呼びかけに「答えない」。
リサは力ずくで連れ戻すけど、帰りの車の中でも宗介の反応は薄い。
宗介の反応が元に戻るのは、
リサとソフトクリームを「分けて食べた」あと。
>>63 そうそうそう!!
頭いいなあぁ。
俺そういうことが言いたかった。
ソフトクリームの後は、ちゃんとリサの言霊が宗介に効いてる。
「今日はもう海に降りないでね」
「もうおうちに入りなさい」
>>46 放置でごめん。
実はどう説明すればわかってもらえるかちょっと迷い気味。
書きながら探っていこうと思う。
で、問題の、リサの戦いのシーン。
ポニョが魚だったって息子があれだけ言ってるのに
リサが落ち着きすぎだという批判を聞くけど、
こう考えたらどうだ?
リサは、ポニョが宗介を連れて行こうとした化け物だと
直感的に気づいている。
ポニョの逆鱗に触れないように、
細心の注意を払って会話をしている。と。
境界を超えてしまったというのはなんか分かるなあ。
千尋でいうと沼の底を通り越してずっと向こうまで行ってしまった感じ
千尋の電車が「銀河鉄道」だとすればその先は死なんだよね。
ポニョが怖いとか、死のイメージがあるとか言われてるけど
そう感じてしまう人がいても当然というか
おかしくないような気がする。
リサの闘いっぷり。
・ 非常用ランタンでポニョの両手を封じる
・ タオルで水を奪う
・ 明かりをかざさせることで常に自分の近くにポニョを置く
で、3つの魔法。文明の利器を3つ復活させればOK。
「水がでるかな?」→ついた
「ガスはつくかな?」→ついた
電気 → 失敗。
電気はポニョが復活させるけど、
おまじないは最後までひとりでやらないと効果がないっていうのは
大前提だから。
ポニョが手を出しちゃった時点でアウトー。
そんな見えぬ戦いが・・
最後の手段。
食べ物。
こっちの食べ物代表、チキンラーメン。
ポニョの世界はこっちと結構リンクしてるから、
決定的にこちら側の食べ物って言うためには
「火を通してある」ことが大前提。
生のハムと蜂蜜ドリンクはポニョの世界にもあるものという設定だと思う。
さて、よく思い出してほしい。
ポニョは、熱の通ったハムを、飲み込んだか?
>>65 > 俺そういうことが言いたかった。
そうかそうか。
あとこれはよく言われてるけど、宮崎作品って作品の引き出しのパターンが少ない。
いわば同じ引き出しを何度も開け閉めしているみたいな。
今解説してもらっている、ポニョの3回メソッドなんかまさにそれ。
ポニョがわかりづらいって批判される所は、
前述の宮崎メソッドの取っ掛かりが乏しくて仕掛けに気づかないところと、
メソッドのバリエーションが少ないところ。
だがそれが良いと評価するヲタと、
そんなことには目をつぶってポニョを褒めろと言ってる信者がいるのが面白い。
>>73 宮崎作品の一番の特徴だよな。
俺はどうしても穿った見方をしようとする中二病患者だからなぁ。
一つ言えるのは、俺のような映画の見方は
宮崎監督は絶対に評価しないだろうってことだな。
わざと分かりにくい仕掛けにしてあるのは
何も考えずにありのままを楽しんでほしいという
監督の強い意志でしょう。
・・・なんかほんと、汚れちまったんだな、俺。と、思うよ。
気を取り直してチキンラーメンに戻ろう。
あれ、麺も飲み込んだかどうか怪しいと俺は思っている。
卵に至っては手もつけてない。
リサはことごとく失敗した。
で、ここで白状すると、
リサのこの後の行動が俺にはさっぱりわからんのよ。
誰か補完してほしい。
・ 山の道から信号を送ったのは誰なのか?
・ あんなに二人から離れなかったリサがひとりで出発したのはなぜか?
疑問は残ったままだけど、俺の考えでは、
これがリサと宗介のこの世で最後のお別れ。
怖すぎる
ちょっと待ってくれ 先日のNHKSPの中でふれられたように
駿の母はもう20年以上も前に亡くなっている
もし宗介=駿 なら
リサっていったいだれだ?
>>77 そこだ。
NHKSPでは散々意地悪婆さんが母親だって言ってたよな。
あと、決定的な一言があるんだよ。
「母に再会できるなら一番可愛かった頃に会いたい」(うろおぼえ)
俺の仮説はこうだ。
リサ: 病気前の可愛かった頃の母。女盛りだから「お母さん」とは呼ばない。
トキ: 病気後の母。
>>74 > 一つ言えるのは、俺のような映画の見方は
> 宮崎監督は絶対に評価しないだろうってことだな。
> わざと分かりにくい仕掛けにしてあるのは
> 何も考えずにありのままを楽しんでほしいという
> 監督の強い意志でしょう。
パヤオはああ見えてナイーブだからなw
ちなみに三回メソッドが通じにくい理由として、日本文化には
三拍子の音楽が存在しないことが考えられる。
逆にキリスト者には三位一体だとか三拍子のワルツが身についている。
日本人は心・技・体とか、三度目の正直とか、
三本〆は、手拍子三回打ったら必ず間を入れるくらいに、
ベタにしてないとわかりにくい文化感覚の人が多いはず。
そこにパヤオのいつもの説明不足、ポニョに限ればストーリー構成不十分の可能性が加われば、
ポニョがわけわからなくなる人が多数でるだろう
反対にトトロもののけ千尋は、日本人にわかりやすい素材てんこ盛りっしょ?
だから説明不足でもわかりやすい。
山の道からの信号コワイヨ-
この映画の公開直後は
「何だか解らないけど怖かった」
って感想が続出してて「はぁ?」って感じだったが
その人達は何と無く裏設定に触れちゃったんだろうね
表向きは可愛い映画だし
リサとトキが宗介の親族(タマシイ的な意味で)だという
裏付けがある。
宗介のことを「そうすけ」と呼ぶ人が親族。
「そうちゃん」と呼ぶ人は他人。
今絵コンテで見つけらんないんだけど、
たしかポニョが「そうちゃんじゃない、そうすけだ」とか
言うところあったよね?
>78
そりゃいくらなんでも・・。 まるであのNHKSPが映画の一部って感じじゃないか。
テーマは(観客が)生まれてきてよかった
かと思いきや、
(パヤオが)生まれてきてよかった
というオチか。
85 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 01:47:21 ID:MGmC+y86
ここの考察怖いんだが
普通に説得力有るし
辞めてくれw
しかしさすがにまだ誰も
宗介 = 駿 = ポニョ
という主張はしていないよね。 さすがにこれは無理があるだろう。
>>83 それどころか。俺は今までの宮崎映画全部ひっくるめてみないと
ポニョは考えられないと思っているよ。
>>84 多分そうだと思う。私小説みたいなもん。
だから俺、宮崎監督は本当にこの映画が最後のつもりなんだなぁと思って
泣けてきてさ・・・
もっと見たいよなぁ。
作ってくんねぇかなぁ。
駿が来世で元気な母親とくらせたら・・ なんて願望もミックスされた映画だというのか?
>>87 宮崎は自身の生い立ちを、
今時の「神経症の時代」に生きる子供達に重ね合わせ共通点があると信じ、
自分を救うための映画は子供の共感を得ると思ったのかもね。
>>88 近い。
死んでようが生きていようが多分関係ないんだよ。
境界の向こう側もこっち側も、もうどうでもいいじゃないかと。
みんなが一緒にいられる方法があるなら、
それがどこであろうと、
みんなを連れて行けばいい。
そこで試練が待ちかまえているなら、
挑んでクリアすればいい。
そういう映画だと思った。
もしこの映画が俺の思うようなものなら、
宮崎監督は太古から人間が受け継ぐ神話にすら立ち向かったことになる。
境界を越えちゃいけないっていうのは
人間の「知恵」だ。と、神話学では考えている。
境界を越えかけちゃったらどうすればいいか。
境界を越えてきたものにどう対応すればいいか。
神話っていうのは元々そういうもので、
つまり人間は「こっちにいなきゃいけない」。
あ、何度も言うけど俺の神話学は一夜漬けレベルだからな。
あんまり信用すんなよ。
一夜漬けどころかまったく知識の無いこちらとしてはどうにも混乱するばかりだ
現代社会がどうとか神経症がどうってのは俺はよく分かんないけどさ。
とにかく、現代人は混乱しすぎて境界があることを忘れちゃってるんだろ。
だから、宮崎監督は今までの映画で散々
「境界の向こう側っていうのはあるんだ!!」
と叫んできたわけで。
それに気づいて、共存しろと。
でも何も変わらなかった。
だから、宮崎監督は、全員で境界の向こうに行っちゃおう、
って映画を作っちゃったんだろうな。と。
しつこいようだけど俺個人の考えだからな。
あんまり真に受けるなよ。
考察すごいコワイけど面白いね。ゾクゾクする。
ポニョはこれまでの宮崎作品の締めくくりというか、
答えのような気はしてる。
>>72 疑問。ハムって、製造過程で火を通すっていうか、燻煙するし、
こっちの(陸上の)食べ物だよね。
でも、蜂蜜ドリンクのほか、3種類食べなきゃダメとかなら納得。
>>92 そうか・・・すまん。
俺ほんと説明下手なんだ。
>>94 それもそうなんだよなぁ・・・。
そこは実は俺もよくわからない。
蜂蜜ドリンクだって、お湯入ってるからこっちの食べ物じゃーんとも思うし。
ただ、小道具として「ベーコン」じゃなくて「ハム」を選んだあたりに
監督の意図があるんじゃないかと勝手に思っているんだ。
箱の庭のパヤォ
ラピュタでいうところのバルス
結構怖がってる人いるけどちがうよー。
みんなで幸せになろうっていう映画だよー。
おまえが言うなって感じだけどそれは俺の説明が下手だからだよー。
みんなこんな遅くまで俺の話を聞いてくれてありがとう。
考察に戻る。
大事なことはもう全部言っちゃったから、
シーンごとの意味を読み解くだけね。
山の道からの信号、仮説を一つ思いついたのでその話から。
最初は二人っきりになりたいポニョが
邪魔者であるリサを追い出すためかとも考えたんだよ。
でも、そんな小細工はポニョらしくない。
かといってひまわりのおばあちゃんでもなさそう。
あと残るのは、ポニョの両親。
あれ、フジモトじゃね?
>>101 ほんとだすげえ。
原点に戻ってきたんだな。
>>96 思ったんだけど、蜂蜜ドリンク、ハム、チキンラーメンと、
3種類食べたんじゃないかな? 飲み込んだかよく覚えてないけど。
それでポニョの魔法が弱まって眠くなったとか。
グラン母とフジモトがふるーい魔法を使うと決めた後、
グラン母は「今は静かにお休み子供たち」といいながら
宗介の家の電気を消してしまう。
宗介の家の明かりは、父を呼び戻すための目印だ。
つまりグラン母はここで、父が家に帰れないようにしてしまった。
>>100 あ。自分も見てた時一瞬、フジモトの罠?とか思ったの思い出した。
リサの行動なんか唐突で、誘い出されたようにも思えるよね。
>>101,102
>>26でもナウシカに似てるって話がある。
父を遠ざけることに成功。
あとは母を遠ざけるだけ。
で、フジモトの出番。・・・じゃ、ないかなぁ・・・。
もっといい答えがありそうな気がしてならない。
ただフジモトだって考えれば、
リサがどうやってリサカーのところから海に行けたのかの説明が付くんだよね。
>>78 お前の考察は間違っとり
母親の名前が美子
久しぶりに会いたい
母は本当は優しいんだけど、素直じゃない性格
母親の一番可愛かった頃に会いたい
パヤオは自他共に認めるロリコン
故に、母親役はツン同級生の「久美子」ちゃん
お前のリサ母親根拠説は、どこぞの関係者っぽい奴の発言で否定されとるな
真の母親がトキさんなので、リサを母って呼んだらそれが嘘になっちゃうってな
えっとあとトキさんは病気後じゃなく晩年の母親の姿だ。天国にいるな。
病気は割と若い時分(確か40代)から患ってるって話だから。
その天国の母と抱き合いたいっていう願望が
あのソウスケトキ抱擁シーンだ。マザコンここに極まれリだね。
視聴者ポカーンww
>>107 おおーあの子か。
あの子もポニョに反発してたもんな。
トキさんが子供の頃は久美子ちゃんのようだったのだろう。
ただすまん、おれにはやっぱりリサにも母親を投影しているように思えるんだよ。
ほんと、俺の個人的な解釈な。
正しくないってのはわかってる。
トキさんの抱擁シーンには思うことがある。
その前にまず、水没後の世界の話がしたい。
水ってのは、境界の向こうを表す記号の一つだ。
あの水没した世界は、そのまま、「向こう側」なんじゃないだろうか。
あの世界で、「こちら側」(宗介がもともといた世界)に
帰る資格を残している人は3人いるんじゃないかと。
・ 宗介
・ トキさん
・ ボートの上の赤ちゃん
これはそのまま、「ポニョにキスされる人」とも言える。
ポニョは「ブリュンヒルデ」だ。
北欧神話のワルキューレの長姉の名前を持っている。
ワルキューレは死者を天上に連れていく存在だ。
境界の向こうに人を連れて行く能力がポニョには備わっている、と考えていいだろう。
ポニョにキスされた人は、境界の向こう側に住む資格をもらえるんだと思う。
時には強制的に連れて行くこともできるんだろう。
>>109 スマン。だなw誰がどの人像とかこれは何を引用してるとか
本編の面白さと関係なく深読みですらないからな
個人が好き勝手楽しむもんだ
あとほんまに面白い映画なんてのは深読みもされるが
深読みがメインじゃなく本編がまず面白いってのが前提にあって
多く語られるんだがここでは見受けられんなあ。まあ、そういう事なんだろうね。
なんかエヴァファンを見てるようだw
映画のパンフ見たらボートの婦人は大正時代の人とか書いてあってぶったまげた。
現代人と大正の人を意図的に同じ空間に存在させていることになる。
時空が歪んでるのは異空間によくあることだよな。
浦島太郎だって境界を越えたから時間が狂っちゃったんだし。
ということはだ。
だからその・・・
またこういう事書くと怖がる人がいそうだが・・・
いろんな人が指摘してるしいいか。
あのシーン、「あの世」確定。
トキの話の前に赤ちゃんのシーン話させてな。
宮崎監督はNHKSPで赤ちゃんとポニョのやりとりを
「ポニョが人に何かをあげた、一つ大人になる重要なシーン」と位置づけていた。
ここからは俺の拡大解釈だ。
民俗学に、「贈与」という概念がある。
人に何かを贈ることがコミュニケーションのおおもとなんだという考えだ。多分。
詳しいことはすっ飛ばして、
ここでの「贈り物」は、ご飯をあげたりすることはもちろん、
挨拶をすること、笑いかけることなど、
他人にアクションを起こすことすべてを意味している。
「相手にとってよくないこと」も贈与にカウントされる。
何かを奪うことも「その人に向けて動いた」から贈与になる。
問題のシーン。
まず、ポニョが赤ちゃんに最初にあげるスープは
元の世界に戻る足がかりだと思う。
食べ物は本人が飲み込むことが重要だが、赤ちゃんはそれが出来なかった。
なめて怪我治しちゃうぐらいだから
ハム食べようとするとハムが豚に戻ってしまって食べられないはず
サンドイッチも同様。
(婦人はもう完全に向こう側の人間なので
ちょっと食べたくらいじゃ戻れないのでは。)
ポニョと赤ちゃんが何を話し合ったかはしらんが、
ポニョがおでこをぐりぐりくっつけたのは、
赤ちゃんから元の世界に戻る資格を奪って、
代わりに完全にあちら側の人間になる資格を
あげるためだったんじゃないかと考えている。
水の上を「三途の川の上」、
本当の天上を「山の上ホテル」とすると、
元の世界にチャネルを残したままの赤ちゃんが一緒にいる限り、
あの夫婦はずっと水の上にいることになる。
ポニョが赤ちゃんにとどめを刺したことで、
あの家族は晴れて天上で幸せに暮らせるのではないか。
で、トキさんとの抱擁シーンだ。
NHK見てた人にはわかると思うけど、
宮崎監督はあのシーンを描くときになんかすんげぇ悩んでいた。
今までの映画ではあれだけストレートに
愛だの美しいだの結婚しようだの叫んでいた人がだ。
抱きつくだけならドーラの時みたいにあっさり抱擁していると思う。
宮崎監督が迷っていたのは、向こうの世界に母を連れて行くかどうか、だったんじゃないだろうか。
トキなら俺のことだゼ
お客様に体当たりするなんて許せないニダ
謝罪と賠償を要求するニダ
宗介は最初、母(リサ/トキ)を向こう側に連れて行きたくないと
考えていたような気がする。
老人ホームで折り紙をあげるシーンでは、
他の二人には「ポニョ」をあげて、トキにだけ「船」だったし。
船の意味はわからないけど、ポニョじゃないってだけでも充分でしょ。
船=チンコ
トキ=阿部定
リサとの別れのシーンでも必死にこっち側に引き留めてたし。
でも、宮崎監督は、頭かきむしって歩き回って、
悩んで悩んで・・・
バケツから、ポニョを飛び出させてしまった。
宗介が抱きついたトキは、既に向こう側の住人になってしまっているトキだ。
凄まじいシーンだと思った。
>>120 船はチンコってより父親のモチーフだろ常考。
乗ってるろうそくは父親の命な。
ポニョが人に贈り物をして大人になったときに、
宗介は父の死に立ち会って大人になっている。
「父の死」っていうとあれか。
またちょっと行き過ぎか。
耕一が小金井丸と一緒に境界を越えたのは、
グラン母が通り過ぎた瞬間だと思う。
そのあと、止まっていたエンジンが「黒い煙を吐き出して」動き出す。
みんなのシネマレビュー
カリオストロ 8.27点
ナウシカ 8.01点
ラピュタ 8.78点
トトロ 7.85点
魔女の宅急便 7.75点
紅の豚 7.36点
耳をすませば(脚本、絵コンテ、プロデューサー) 7.09点
もののけ姫 6.39点
千と千尋 6.31点
ハウル 5.70点
ポニョ 6.73点
魔女の宅急便以降のブレイクともののけ姫以降の大ブレイク。
ブレイクする度に作品の評価が落ちているのがなあ。
ポニョは今のところ近作の中では高い評価だけど
最終的にどうなるか・・・。
ポニョと宗介が乗っている船の
ろうそくが消える瞬間も、「黒い煙が吹き出す」。
ろうそくが消えるときにはあんな風に煙が出ることはないだろう。
あの瞬間、何かが耕一の船とリンクしているからなのだと思う。
ろうそくが消えたあと、宗介はろうそくの力(父の力)を借りて進むことが出来なくなる。
しかも、陸に近づくにつれ、船が小さくなってしまう。
一緒に、双眼鏡と帽子も小さくなって使えなくなるのは、
父の庇護からの脱却、ひとりの大人になったって事なんだと思うんだ。
そうして一個人になったポニョと宗介の前に、
トンネルが試練として出てくるんだよなぁああぁ。
なんか眠すぎて酔っぱらいがクダ巻いてるみたいになってきたんで
そろそろやめます。
こんな長いチラ裏に付き合ってくれてありがとうございました。
最後に一言。
この映画、なんにも知らない子供の頃に見たかった・・・・・・。
127 :
124:2008/08/09(土) 05:36:40 ID:HyeXsdEW
あっ、ポニョは6.73点じゃなくて6.97点でした。
自分も映画見て、涙が何回か出た箇所あったよ。
やっぱり子供がそのままの感動で生きてる場面が描かれて良かった。
ポニョが物を食べて嬉しい顔したり。
ポニョと男の子が抱き合ったり。
そういう動作が当たり前のように描かれてて自分の思い出と重なってすごい良かった。
あとは、海の水しぶきが魚のように描かれてたり、
そういう随所の世界観がすごいなーと感心した。
ポニョが人間になれたように、
人間が人間らしくなるためにはそれなりに順序があって、
今の自分たち大人は子供のために何かを教えなくてはいけないんだろうけど、
その教えることを今の自分たち大人すらも前の大人から教わってきていないんだよね。
そういうことをずっと考えながら見てたら涙がいっぱい出てきてた。
そして一番嫌だったのは、
普段生活しててこんなに感動しないのに、
こういう作り物の物語で生きることの意味を教えられてる自分が本当に嫌だった。
本当は普通の生活からこういう仕草のひとつひとつを大切に思わなきゃいけないのに。
今の自分のように幻想の世界に使っている人間社会が本当に嫌だと思う。
だから、すらっと読み流して新しいことを受け入れる映画だと思う。
何度も検証して生きる見本を探すような見方は好きじゃない。
この映画の物語と同じように素晴らしい世界の生活をしているのが今の自分たちなんだから!
それくらい言われなくても分かってるよ。
千と千尋で最高点に到達して
ハウル…ソフィの声でアレして
ゲド戦記でトドメ?
宮崎駿は終わったって思いながら付き合いで観に行ったから
ポニョはインパクトが強かったな
ポニョを観た後では今までのジブリ作品全てが薄っぺらく見える
人物造形的にもイメージ的にも
ポニョのせいで全てが薄っぽく安っぽく見える
『崖の上のポニョ』は次元が違う
自分の旧作をゴミにしたのは宮崎駿本人でした!と言う事実で
「宮崎駿」ってのは
アニメの枠に収まらない唯一無二の「ジャンル」だと
証明した形になったな
全部読んだけどなるほどなあ
宮崎駿母がリサとトキに分裂してて
宮崎駿が宗介とポニョに分裂してるって解釈があるのか
1:1対応で考えてたからその発想はなかったわ
俺はあんまり宮崎駿マニアじゃないから思い出せないけど
言われてみればリサの系譜ってモンスリーから始まって最新作ポニョまで
ずっと出演し続けてる気がする
今までの作品できっちり名脇役を務めていたリサ型キャラが
ポニョでは空回りして最後にあきらめたような受諾を見せるのは
マザコン駿の母親への決別を象徴してるのかもしれない
やっぱ皆さんが居ないと盛り上がりに欠けます。
皆さん本スレにも時々顔を出してください。
オリンピックとか見てる場合じゃないんですよ。
132 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 09:45:27 ID:acO7LmEV
全部読んだけど
このスレおもしれぇぇ
考察説得力有るね
鈴木Pが言ってた「ポニョは浦島太郎なんですよ」って言葉
これを入れて考えようとするといっそう混乱しそうなのだが
構想段階を練っている途中で鈴木Pが駿から聞き出したのだろうと推して考えるが
映画の最終案からははずれているように思う
ポニョがさらわれたあとの宗介の泣きシーンが良かったなぁ。
動画の演技も声の演技も両方。
何より「ワーンワーン」って素直な泣き声が良い。
自分の中ではサツキの泣き演技を越えた。
家の柵の結界って誰のなんだ?
最初はそんな魔法が使えるのはポニョしかいないだろって見てしまったけど
ゴク一般に人工物で囲えば結界になるでおkなん?
それともリサかだれかか
ポニョポニョソングにつられて、子ども向けか…なんつ-て
軽い気持ちで観に行ったらとんでもない目にあいますた
>>135 ポニョでしょ。
妖怪アンテナ立ててたし
138 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 15:50:04 ID:WFgbKaiH
ポニョがハマってたビンはジャムらしい
今テレビでやってた。
創価に入信したいんですけどどうすればいいですか?ここで聞けばわかると言われたのですが。
_∧_∧
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ヽヽ / / \ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
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| ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
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ヽ \ | |
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゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
/.// ・l|∵ ヽ\ ←ポニョ
∧_∧ _ _ .' , .. . ∧_∧
( ´_ゝ`) _ .- ― .= ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
/ '' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ /\ / ̄\-―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ポニョ⌒i
_| ̄ ̄ \ / ヽ \_ | / ノ |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) , ー' /´ヾ_ノ
||\ \ / , ノ
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ / / /
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| / / ,'
|| || || / /| |
!、_/ / 〉
144 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 18:20:50 ID:acO7LmEV
普通にかわいい感じの映画なのに「何か怖かった」って意見が続出したってのがまた怖いな。
上記の考察を読めば納得できるが・・・
てことは死神と知らずに半漁人ぬいぐるみ持ってるガキあはれ
棺桶に片足突っ込んでるジジイじゃなくてもいつでも死ぬ準備しとけってか
>oGsfp2+u
考察おもしろかったよ
もっと読みたいからもっと続き書いて
>>146 ありがとう。
他の褒めてくれた人もありがとう。
ブーイングの嵐を想定してたんですげえうれしい。
調子に乗って本スレにちょっと書いてきます。
自分も続き読みたい。面白かった。
境界を越えた「向こうの世界」の話はよく分かるんだけど、
>>125 > そうして一個人になったポニョと宗介の前に、
>トンネルが試練として出てくるんだよなぁああぁ。
ここからの意味をどう読み解いたのか、聞いてみたい。
>>145 おぉ、本人降臨だwワクワク
あと、境界を越えて「向こう側」に連れていった。これはおk。
その後、宗介が問いかけに3回答えることで、ポニョの魔法が
解けた後の世界。最後のシーンは、どういう世界なの?
最後は「元の世界」とはいえない、けど「あの世」でもない、
そこからもう一度生まれ直した世界かなと自分は思ったんだけど。
150 :
147:2008/08/09(土) 21:18:00 ID:oGsfp2+u
>>147です。
オマイラというやつは・・・
いいのかい、ホイホイ褒めちまって。
俺は聞きかじったことだって大げさに言っちまうような人間なんだぜ?
本スレでちょっと言い始めたことがあったんで
そっから始めさせていただきます。
なんか舞い上がってきた・・・水飲んでくる。
151 :
147:2008/08/09(土) 21:19:36 ID:oGsfp2+u
本スレでちょっと書いたのをまずコピペ。
556 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 20:56:45 ID:oGsfp2+u
>>497 です。
戻ってきたよー。
宮崎監督が目指すのは神話なんじゃないか、という話の続きを
空気読まずに続けます。
俺の考えの基になっているのは、
神話学とか民俗学とか。あ、一夜漬けね。中2病だから。
そこでは、神話っつうのはギリシャ神話みたいなのだけじゃなくて、
作者不詳のまま伝わっているおはなし全部を指します。
グリム童話とか日本昔話とか、都市伝説なんかもアリ。
作者不詳ってのがちょっとポイント。
152 :
497:2008/08/09(土) 21:23:08 ID:oGsfp2+u
続き。
566 :497:2008/08/09(土) 21:07:02 ID:oGsfp2+u
ここで頭いい人の言葉を引用。ちょっと長いけど。
_____
ふつうの物語なら、なにか言いたいことがあるわけだ。
話し手の言いたいことがわかれば、それで解決。めでたしめでたし、となる。
つまり、メッセージとして解読すればいい。
ところが、神話の場合、誰が言い出したともわからない昔から、
伝承されてきた話だから、
「話し手の言いたいこと」なんてあるのかどうか、はっきりしない。
だから、メッセージとして解読しようとすると、おかしなことになる。
何が言いたい話なのかさっぱり読みとれず、荒唐無稽という印象になる。
そこで、解読をあきらめてしまうか、
例によって「未開人はこれだから困る、彼らは支離滅裂にしか思考できないのだ」
と結論してしまうか、そのあたりが関の山だった。
「はじめての構造主義(橋爪大三郎 講談社現代新書)」
____
「未開人」って言葉を「宮崎駿」って入れ替えてみてほしい。
・・・どう思う?
153 :
497:2008/08/09(土) 21:34:46 ID:oGsfp2+u
荒唐無稽
支離滅裂。
メッセージに一貫性がない。
まんまアンチ宮崎の発言だ。
逆に言えば、信者の曇った目で見ていない分、真実に近いはずだ。
神話としては通俗的すぎるのが辛いですなあ。
155 :
497:2008/08/09(土) 21:39:27 ID:oGsfp2+u
>>154 いいこと言った!
神話って通俗的なんだよ。
人気がなきゃ廃れちゃうから、
語り継がれていくうちにどんどん通俗的になる。
156 :
497:2008/08/09(土) 21:45:26 ID:oGsfp2+u
語り継がれていくうちに、
物語自体はどんどん下世話になっていく。
・おとことおんながいました。
・けっこんしました。
・なんかやなやつがしにました。
みたいな。
そこに、本当に伝えたい「人間の知恵」として織り込まれるのが、
数々のモチーフたちだ。
「宮崎駿」自身のことは、詳しくないんでアレなんだけど
あんまり論理的にならずに、自分の無意識に向き合って
イメージを引きずり出して作ってるらしいのは、NHKので感じた。
神話って、その共同体の集合的な無意識を反映させてるんだっけ?
158 :
497:2008/08/09(土) 21:57:39 ID:oGsfp2+u
>>157 そうそうそう。
なんか嫌い、とか、なんか好き、とか、
なんかこれはやっちゃいけないんじゃね? とかを
寄せ集め(コラージュ)したのが神話だって考え方があるんだよ。
その考えで行くと、
「モチーフさえ提示しておけば何となく伝わる」んだ。
ポニョはいろんな見方が出てておもしろいね
自分は、ポニョが宗介の家にやってきてからトンネルをくぐるまでは、
単純に結婚式から老衰して死ぬまでの人生の隠喩みたいだなあと思いながら2回目を観た。
ポニョが宗介に抱きついた時に、降り注ぐ金色の水しぶき → ライスシャワー
玄関でリサがポニョと宗介の名前を呼んで確認を行う → 神父から新郎新婦への確認
船で出発 → 文字通り、二人の船出。(上々・宗介燃えてる・楽しい)
小舟の一家との出会い → 出産(さすがにポニョ自身が出産するわけにはいかないのでw)
ロウソクが消えてポニョは寝てしまい、バタ足で進む → 中年期。奥さんはゴロゴロ、ダンナ必死で働く
宗介の足が地面に付いて、船が小さくなる → 定年退職と身体の衰え
空っぽのリサカー発見 → 親の死
ふたり手をつないでよろよろ歩く → 老後
トンネル → 老衰による死
って感じで。
その後のクラゲドームでのポニョママから宗介への質問は、
改めて「病めるときも健やかなるときも汝は以下略」の宣誓の儀式を行っている感じに見えた。
結婚から死までを疑似体験してきた宗介が、それでもなお、ためらいも無くYESと答えたから、
ポニョは「生まれてきてよかった。」、また人間として生まれたい、と思った。
そんな話かなあと思いながら観たら、あの不思議でどこか淡々とした後半の展開が
とてもカタルシスのあるものに変わった。
無理矢理かもしんないけど、そんな見方をした人間もいるよってことで書いてみたよ。
>>156 なるほど。ポニョの感想で不思議だったのが
「なんだか分からないけど涙が止まらなかった」とか、
「なんだか怖かった」とか「とにかく癒された」とかいうのが目に付くこと。
論理的に説明できない人が多いみたいで、それがもしかしたら
「なんとなく」伝わったという人の感想なのかもね。
161 :
名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 22:13:47 ID:vHZSdZNT
ということで、俺は近年の駿作品は、あくまで
「児童文学としてイケてるか?」という視点で見ているんだな
だから、その観点でこの作品を観ると、「伏線の回収」や
「物語の論理的整合性」や、「観客の心をつかむ作劇上のテクニック」等、
一般の映画作品を評価するポイントとは、また違った観点も生じてくる
で、まず「児童文学とは何ぞや?」についてだけど、wikipediaでは
>児童文学(じどうぶんがく)は、0歳から10代程度の子どもを読者として想定し
>大人が創作した文学作品およびジャンルを示す。
>子どもや若年者の成長への感化を念頭に置いた、教育的な意図、配慮が
>その根底にあるものが多く、子どもの興味や発育に応じた平易な言葉で書かれる。
>しかし、難しい内容を扱わないという訳ではなく、難しい内容でも子どもに必要と考え、
>わかりやすい例や言葉で表現する作家もいる。
>平易な表現で根源的なことを語っている場合があり、子どもに受け入れられる
>児童文学作品には、大人の鑑賞にも堪えられる秀逸なものも多い。
等が書いてある
まあ、だいたいこれで定義は合っていると思う
164 :
497:2008/08/09(土) 22:19:49 ID:oGsfp2+u
しかも、モチーフは、全世界どこへ行っても通じる。らしい。
少なくとも、未開社会のひと、っていうとアレだな、なんだ、
現代に毒されてない人たちにだったら通じる。らしい。
たとえば、シンデレラを北米インディアンに聞かせてみたら
「あーわかるわかるなるほどねー」ってなったって話がある。
スレ間違えた
166 :
497:2008/08/09(土) 22:34:08 ID:oGsfp2+u
毎度の事ながらうまく説明できないなぁ・・・。
宮崎監督が、自分の作品を
モチーフだらけでメッセージ性のない神話として作るのは、
まだあなた達そんなに毒されてないでしょ?
わかるでしょ? って期待を込めているからじゃないかなぁ、
と思いました。
167 :
497:2008/08/09(土) 22:37:00 ID:oGsfp2+u
>>159 すげえ。すげえ。
それ頭に入れてもっかいポニョ見たい。
>167
あなたの一連の書き込み見て、私もまたポニョ見に行きたくなった
こんなのはじめてだよ
おまえらの解釈怖くて面白いな
「かごめかごめ」とか「通りゃんせ」における実は怖い意味だったみたいな感じだ
ポニョは佳作だと思ってたが神作品のように思えてきたw
次はトキさんの存在に注目して観てみたいなあ
トキさんは宮崎監督のお母さんがモデルになってるそうで…
劇場で、終盤のシーンのトキさんの声だけが
画面外から聞こえてくるように設定されてるのも異様な感じだったのが気になる。
なかなか映画の余韻から抜けられない…
おお、すげぇこのスレ。
これは監督の意図したことなのか
偶然なのかはさておき、
なんか漠然と違和感感じたところにピタリとピースがはまってくw
違和感と言えば
トキさんが人魚が現れると津波が来るとか言ってたのにも感じたけど
ありゃなんなんだろう?
ソウスケーーオイデーーーー
オイデーーーーソウスケーー
173 :
497:2008/08/09(土) 23:02:09 ID:oGsfp2+u
あと、神話では、登場人物たちに個性がない。
モチーフに振り回されて、
物語を閉じるために無理矢理動いているように見える。
ってか、そのためにしか存在しない。
アンチのひとが
「ってか宗介って何でそんなにポニョ好きなの? おかしくね?」とか、
「こいつら何考えてっかぜんぜんわかんね」って言うたびに、
やっぱポニョは神話なんじゃね?
俺間違ってなくね?
とニヤニヤしてしまうwww 俺ウゼェwww
トキさんとかフジモトとかリサは結構キャラ立ちしてると思うんだけど、
なんかその神話からはみ出しちゃってるかんじなのかもね
逆に違和感がおもしろいっていうか。
自分で書いてコワクナッタw
>>171 赤い蝋燭と人魚の話、最後に大嵐がくるんだよ。
「夜が明けると、沖はまっくらで、ものすごい景色でありました。
その夜、難船をした船は、かぞえきれないほどであります。」
あと、最後はこんな風に終わるんだね。久しぶりに見たけど
忘れていた。
「まっ黒な、星も見えない、雨の降る晩に、波の上から、赤いろうそくの
ともしびがただよって、だんだん高くのぼって、いつしか山の上のお宮をさして、
ちらちら動いて行くのを、見た者があります。
いく年もたたずして、そのふもとの村はほろびて、なくなってしまいました。」
アンチでも信者でもないんだが、自分もポニョは童話や絵本というよりも神話的な話だと感じた。
北欧神話その他を元にしたワーグナーのワルキューレの騎行もどきの音楽は勿論、
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」そっくりな音楽もそれを意識してなのかも。
Wikipediaからの引用だが「ダフニスとクロエ」はこんな話。
>全4巻がほぼ完全な形で現存しており、エーゲ海に浮かぶレスボス島の牧歌的な情景を舞台に、
>少年と少女に芽生えた純真な恋とその成就が、恋敵との諍い・海賊の襲撃・都市国家間の戦争などの
>逸話を絡めて、抒情豊かに描かれている。
>>175 なるほど、あんがと。
しかし面白いなぁ。
特に小船の麗人が大正時代の人ってパンフに書いてあったってのが衝撃だった。
あれが三途の川だとすると
あの赤子のくだりはNHKで監督が言ってた話と
まったく別の話になるよな。
確か赤ん坊へのスープを拒否したのはモガ母だった。
その後いきなり赤子がポニョに泣きつくようなしぐさしてたのに違和感感じてたんだが
あれ見捨てないでーっていう懇願だったん????
こええええええええええええええ
こええよポニョw
異界のものに挨拶されて、その時は気づかないけど
あとから気づいてぞっとするような怖さがある
んだ
>あの赤子のくだりはNHKで監督が言ってた話と
>まったく別の話になるよな。
つまり現実の作品とはまったく関係のない
ただのファンの妄想と言うことだろw
一人で勝手に怖がるのはいいけど、現実の
「ポニョ」とは何の関係もない話なんだから
よそでやっててねw
180 :
497:2008/08/10(日) 00:12:30 ID:ieTz5azg
>>171 赤い蝋燭と人魚、読んだことないんだけど、すごそうだな・・・。
「境界を越えるとよくないことが起きますよ」の典型じゃないっすか。
たまに、オリジナル作品なのに
神話にすごく近いものを書ける人がいるよな。
神話って言うと物語の形じゃなきゃいけないと思われがちなんだけど、
迷信なんかも民俗学では神話と同じように研究対象になってるんよ。
「人間の知恵」を伝えるためのモチーフの断片って言っていいと思う。
・夜に口笛を吹いてはいけない。
・霊柩車を見たら親指を隠せ
科学的にはハァ?ってかんじだけど、
なんかしら伝えたいことがあるんだと。
人魚は津波を呼ぶよ、っていうのも、こういった迷信の一つで、
意味はわからないけど、
海に関わる人たちの間で受け継がれてきた話でしょう。
だから、これを知っているトキさんは、「海の女」なんだと思う。
もしくは、夫が船に乗っている人なんだと思う。
リサみたいに、海の怖さをちゃんとわかっている人だ。
181 :
497:2008/08/10(日) 00:21:48 ID:ieTz5azg
>>177 もちつけーもちつけー。
こわがんないでー。
たぶん、ポニョの世界では、死ぬことを怖がらなくて大丈夫。
ってか、宮崎監督はそういう風に映画を作ってる。
死んでるかどうかより、
一緒にいられるかどうかが重要なんでしょう。
赤ちゃんは、両親と同じ場所に行きたかったんだよ。
ポニョはそれを叶えてあげただけ。
・・・だと思う。
山の上ホテルに向かう船に乗ってる人たちはみんな幸せそうだったっしょ?
大脳新皮質じゃなくて
その下のトカゲの脳に向けて作った映画だと思う
主題歌の洗脳ソングと同じで洗脳映画
観た人間はイメージという形で宮崎駿のDNAを焼き付けられる
水魚の灰黒色ととポニョのオレンジに近い色の服のコントラストは
宮崎走りの動き<アニメーション>と相まって特に見事だ
>>173 >神話では、登場人物たちに個性がない
その認識には異論があるな。
キャラクターの描写が派手な娯楽作品と比較してそう感じるだけだと思う。
神話には宗教性がつきまとうから、信心深い文士が書くと
神秘性を重視して、生々しい表現を避けるようになるんだろう。
とはいえ、神話のなかには、吟遊詩人に脚色されまくって
人間くさい神々が暴れ回るドタバタ喜劇みたいなストーリーもあったりするが。
>>181 楽しく読ませていただきました。
ありがとう。
なんつかお盆にぴったりw
いや、やっぱり怖いよw
こちらは一夜漬けどころか聞きかじりくらいの知識しかないので
もしかして見当違いのことを言ってるかもしれないけど、
「境界を越えるとよくないことが起きる」というモチーフ(って言い方でいいのかな?)
って、要はユングが言う所の元形のことでしょ?
そりゃ此岸に生きる者としては怖いのが道理ッすよw
ポルコだって怖かったに決まってる!
185 :
497:2008/08/10(日) 00:40:41 ID:ieTz5azg
>>179 勝手な妄想すまん。
ぜーんぶ俺ひとりの思いこみっす。
楽しいっす。すいません。
>>177 でも、怖がるの、わかる。
ほんとは怖がらなきゃいけないんだよな。
こわがれーこわがれーって、
俺たち人間は神話を通してずっと伝えてきたんだから。
それなのに宮崎監督は、
ポニョの話で「こわがんなくてもOKOKみんな一緒でみんな幸せー」って
言い切っちゃった。
俺は宮崎駿が怖えぇよ。
>>185 >宮崎駿が怖えぇよ。
同意。
ハウルの時も思ったけど
なんつか監督思いつめてないかね?
187 :
497:2008/08/10(日) 00:49:56 ID:ieTz5azg
>>183 おお、トリックスターってやつだな。
でさ、俺思うんだけど、派手なやつって脇役だけで、
ほんとに話の真ん中にいる主役ほど没個性になる、
って思ってるんだけど、どうかな?
神話を料理するのが(良くも悪くも)上手なディズニーでも、
お姫様と王子様は似たり寄ったりで
個性はうまくつけられてない気がするんだなぁ。
188 :
497:2008/08/10(日) 01:04:42 ID:ieTz5azg
>>183 あっごめ、
今質問読み返して気づいた。
ちょっとずれてる事書いてた。
俺が言う神話は、宗教よりもっと前からある「おはなし」だから、
そこはそんな考えなくてもいいんじゃないかな、って思ってる。
神話って言い方が悪いのかな。
昔話、ならどうだ。
こぶとりじいさんもはなさかじいさんも個性ないっしょ? ってこと。
189 :
497:2008/08/10(日) 01:26:58 ID:ieTz5azg
>>149 >最後は「元の世界」とはいえない、けど「あの世」でもない、
>そこからもう一度生まれ直した世界かなと自分は思ったんだけど
夜遅くなっちゃったけど、まだいてくれてるかな。
ずっと考えてたんだけど、やっぱ分かんない。
どう受け止めればいいんだろう?
クラゲのドームも卵のモチーフととれる。
そこからみんなで出てきたってから、
全員一緒に生まれ変わったことになるんだと思う。
文明だらけでどこも元の世界と変わらないように思えるけど、
ばあちゃんたちが歩ける(身体から解放されてる?)から、ちがう。
俺の一番の疑問。
最後の世界は、山の上ホテルの世界とつながってるのかなぁ。
大漁旗を飾っていた船の人たちと、最後の世界で再会できるんだろうか?
最後のシーン、漁船が大漁旗を飾ってたかどうか覚えてる人いる?
大漁旗が飾ってあった記憶はないなあ…
画面をよくみるとそういう船があるのだろうか?
あと、小金井丸がやたらに錆びていたのが気になった。
ハウルも擬似的平和で終結したしな。先を考えるとしょーもない感じ
一見みんな助かってハッピーだけど
ハウルはあのあと人間達の殺し合いに何らかの折り合いを付けて
ソフィーを守って暮らしていかなきゃいけないとしたら人間と同じことだし
ポニョは人間になれたと言ってもあの世かこの世か分からん様な世界で
結局そうすけ達の方が引っ張られてしまったズブズブのエンドじゃね?
192 :
497:2008/08/10(日) 01:40:15 ID:ieTz5azg
>>191 やっぱそうだよな。
で、「すっげ不安定だけどいいです俺たち。また試練が出てきたらクリアしますから」
っていうことだよな。
宮崎監督自身、あの二人の行く末を心配するような発言をしてたって
どっかで聞いた気がするし。
すごい人間賛歌だよね。
これからも宗介とポニョは絶対に絶対に大丈夫だ、って
信頼していなきゃこんなラストは書けない。
宮崎監督はすごくすごく人間が好きなんだと思った。
引っ張られたというより侵略されたという形の
融合エンドだと思う
ポニョはポニョの世界を全て持ってきてしまった
そして宮崎駿はその結論を
大きな○という形で肯定している
194 :
497:2008/08/10(日) 01:45:12 ID:ieTz5azg
>>190 わかんない。なかった気がする。
もしあそこに大漁旗を飾った船(山の上ホテルに向かった船)がなかったら、
あの船に乗ってた人たちとは再会できない、気がする。
ツンデレ園児のクミコちゃん、
宗介の船に乗りたいって言ったのに断っちゃったんだよな・・・
もう会えないんかな、やっぱり。
195 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 01:48:25 ID:ieTz5azg
ソウスケがポニョを水に三回つけたように思うのだけど、
何か意味あるのかなぁ。
うち一回は失敗して氏にかけてたと思うのだ。
l゙゙l
U
/ |
(`.∀/ |
/⌒~ ` 〉 〈\
\(ξ ー| | l
ヽ__| |ヾ)
/_,ヽ__∧
/ /
/ /
( ヽ
\ヽ, ( ё ) ←ポニョ
/_/ (∩∩)
(`.∀´)
/⌒~ ` ~⌒\
\(ξ ーー | l
ヽ__キ /|ヾ) ___
/_,ヽヾ// / _/_ | | \ /
/ / ||||| |/ / ――― /
/ / |||| / / / | /
( ヽ ミ || 从:";.*ζ从
\ヽ, "||:";.`∵;.*;"∵;.`;);:'
/_/ ; (-_;'":∩)"∵;':∴;.`;
3回目は氏にかけてたけどまた起きて水吐き出したりしてたから、
かろうじて成功したんでないか?
○ Λ_Λ ウリィィ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[] /⌒ ( ´∀`) < ロードローラーだ!
||__________ (_)∪ ∪ ̄ \______
/ ̄:l: .―:l:――――:l:/___ヽ,―、_(_)
| :|:./ E:|: EEEEl :|:|: :  ̄ ̄||`l
/ ̄ ̄ヽ ̄ヽ EEEEl :|:|:__:___||._|
/ ,●、 | |777777|:| l, ―┴、┴――、 ズガーン
| ●| |.● | |/////// .:|:| / ヽ ヽ
ヽ `●' .| |====:|:| |====l===|Λ_Λ
ヽ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~'ヽ / /( ;´Д`)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ゛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ △ ̄ ̄
|
ポニョ
∧_∧ _ _ .' , .. . ∧_∧
( ´_ゝ`) _ .- ― .= ̄  ̄`:, .∴ ' ( )
/ '' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ /\ / ̄\-―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ポニョ⌒i
_| ̄ ̄ \ / ヽ \_ | / ノ |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) , ー' /´ヾ_ノ
||\ \ / , ノ
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ / / /
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| / / ,'
|| || || / /| |
!、_/ / 〉
おもろい解釈だね
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_,_ '.、゛‘ (々^。゚,`ゝ
│││ │ .{々 | | ヽ ポニョ>
│││ │ │ .`ヽ | | | |_
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203 :
497:2008/08/10(日) 02:30:23 ID:ieTz5azg
>>195であげちゃってごめんなさい。
今日はもう落ちます。
トンネルのこと、もうちょっと考えてみます。
また顔を出したら付き合ってやってください。
乙〜
会えなくても良いんぢょ
新世界じゃ最初から居なかった事になってるし
ぜんぜん話がかわってしまうけど、
キャラ同士のコミュニケーション方法について、なんか拘りがあるみたいに感じた
ソウスケ以外の男は、基本的に全く人間に手を触れていない。
フジモトはポニョを素手で一度も触らないし、
ソウスケの父は、電話やモールス信号で通信するのみ。
小舟に乗っている一家のお父さんも然り。
最後に、フジモトがソウスケと握手するのだけが唯一の例外だったような?
また、仲良しの子供同士を描くときはふつうに手を握ったりしてそうなもんだが、
ソウスケとポニョがお互いの手を握るのは、トンネルの前後のみ
劇中であのシーン以外は一カ所も手と手で触れ合ってなかったと思うので、
かなり意図的にそういう描写を避けてそう。
単に、手を握るシーンを印象的に見せるための工夫ってだけなのかもしんないけど。
ポニョの敵は粛清されますた
>>206 高畑の「日本のファンタジーの洪水は現実を生きるためのイメージトレーニングに
なっていない」というファンタジー批判に対して、パヤオは「ファンタジーは
つらい現実を生きる支えになる」といって千尋を作ったんだよね。
ところが出来上がったものを見ると、千尋は「自分の手と足では何もしない世界」
から「自分の手と足で生きる世界」に入って鍛えられてる。
「現実」のはずの世界では両親は4輪駆動を誇り、引越センターを当てにし、
カード決済を頼りにしていたのに対して、ファンタジー世界のはずの湯屋で
千尋は自分の足で階段を駆け下り自分の頭を下げてモノを頼み、自分の手で
雑巾を絞って他者の信用を勝ち取っていく。
今の世の中の方がよっぽど高畑のいう「現実を生きる力を身につけられない」
世界になっていて、宮崎も「こういうファンタジー世界の方がよっぽど現実の
手ごたえを感じさせてくれるよね」と相槌を打ってる感じだ。
食うこと、走り寄ること、抱きしめることといった凄く直接的・実感的な行動を
とりまくっている「過激な赤ん坊」のポニョがヒロインになったのも無理は
ないと思えるよなあ。
209 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 15:41:43 ID:hnSxRFch
考察まとめほしいなこれは
>>189 ごめん昨日は睡魔に負けましたw
> クラゲのドームも卵のモチーフととれる。
> そこからみんなで出てきたってから、
> 全員一緒に生まれ変わったことになるんだと思う。
> 文明だらけでどこも元の世界と変わらないように思えるけど、
> ばあちゃんたちが歩ける(身体から解放されてる?)から、ちがう。
そうそう、そうなんだよね。
生まれ直すために、あの世にいかなきゃらならなかった。
これは神話ではよくある話だよね?
でも、何のためだろう?
元の世界と変わってないようにも思えるけど、やっぱり違う・・・
あれ? なんかメイたちの「夢だけど、夢じゃなかった!」っていうの
思い出すな。でも、ドングリの芽が出たことよりもっとはっきり、
この世界を動かしちゃったんだよね。
「山の上ホテル」のことは分かんないけど、大漁旗を飾っていた船の人たちも
全員「奇跡的に」無事だったらいいなと思う。
でもこれは希望的観測で、やっぱり「山の上ホテル」まで
着いちゃったら、戻って来れないかもしれないけど・・・
211 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 20:26:52 ID:sg76Pdj0
みんな泡だったから死んでもいいんだよっつうか死ねよ
212 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 20:31:22 ID:sg76Pdj0
っていう本人はポニョが心配で心配でしょうがなk
あれ思い出した。「いのちは闇の中にまたたく光だ!」っていうやつ。
私たちは、みんな泡から生まれた。
あれだよね、人魚姫は悲しみのうちに泡になっちゃうわけだけど、
ポニョではもう、そんな悲しいとかいってる場合じゃないんですよと。
もう自分からキスしにいくと。(ま、そういうとこ将来コワイかw)
大人だったらあれこれ考えるから、きっと飛び越えられないだろう。
だから5歳児なんだろうな。
とりあえず次回作があるんだったらもう魔法使いを出さないようにしてほしいな。
何かあからさまな魔法使いが登場した辺りから感覚的に描きたいものだけ描いてそれらを
収集するのに全部魔法で終わらすという安易な手法に逃げてる気がする。
ポニョがキスするラストシーンは
なんか心の中で拳を握ってガッツポーズしてしまうよな
たたみかけるようにさんざんCMで聴かされてる洗脳ソングが流れだす
「ポニョを観た!」って心の底まで実感させる
すさまじいほどの演出構成だな
>>195 真水につけるって、やっぱ意味があるのかもね。
こっちの世界にくる洗礼=境界を越える
ってことかな・・・と、上の話を読んで思った。
>>203 トンネルの話、待ってるよー。
また面白い解釈聞かせてよ。
解釈って言うな妄想って言え
218 :
497:2008/08/10(日) 21:37:48 ID:ieTz5azg
>>217 そうだそうだー。
みんな褒めすぎです。だまされすぎっす。
俺が言ってるのは全部俺ひとりの妄想だって事を忘れんな。
ただいま。
妄想でおk。おかえりー。
220 :
497:2008/08/10(日) 22:05:27 ID:ieTz5azg
>>210 >ドングリの芽が出たことよりもっとはっきり、
>この世界を動かしちゃったんだよね。
うん、たぶんそう。でもそれってさ、
「生まれ変わるためには一度死ななければいけない」からさ、
元の世界での「死」を象徴的に意味するんだよ。
今までは「生きろ。(ただし、元の世界でね)」だったのが、
ポニョでは
>>211が言ってるみたいに
「みんな泡だったから死んでもいいんだよ」
って境地にたどり着いてる。
そこに、宮崎監督の並々ならぬ決意を感じてしまうんですよ。
221 :
497:2008/08/10(日) 22:10:51 ID:ieTz5azg
そういえばリサカーのナンバープレートって
「333」なんだってな。
ってことはやっぱキーワードが「3」って合ってるんじゃね?
やっべえすげえうれしい。
>>221 え、そっから「3」の話してるかと思ってたよw
本人気がつかないことってあるんだねー
>>221 てっきり一茂へのよいしょかと思ってたw
かずしげちがう
225 :
497:2008/08/10(日) 22:30:29 ID:ieTz5azg
よし。いきます。
なんか本腰いれて書き始めるときは緊張するなぁ。
みなさんの書き込み見てると、
いまさら神話だのモチーフだの理屈つけなくても
俺がトンネルについて言いたいことは
もう何となくわかってもらえてるような気がする。
宮崎監督がなんの説明もしないのは、
その「何となく」の感覚を大切にしてほしいからだとも思っている。
>>220 >「みんな泡だったから死んでもいいんだよ」
> って境地にたどり着いてる。
こういう境地は、理念としては前からあったよね。
でも今回、そこを実際に「越えさせて」みせた。
(津波はやっぱり起きている)
で、さらにそこを越えた場所≒元の世界で
逞しく「生きる」ってとこに行き着いてるのが、
すごいかなぁと思ってみた。
実はしっかりおいてけぼりくらってたけどね、自分w
おっとー、続けて下さい。
228 :
497:2008/08/10(日) 22:40:55 ID:ieTz5azg
人間の知恵としてのモチーフは、
説明不要の全世界共通語みたいなものだ。
俺たちはちゃんと「覚えてる」。
たとえば、ポニョが宗介の血を舐めたら半魚人になったって話。
心から「ハァ?なんでだよ?」ってなった人、少ないんじゃないか?
229 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 22:41:02 ID:5yJtDljB
信者スレか・・・
230 :
497:2008/08/10(日) 22:43:43 ID:ieTz5azg
>>229 信者スレっす。
加えて今日は一歩間違うとオカルトチックな話になるので要注意。
いつも心に「これはただの一個人の妄想」ってのを念頭にいれておいてね。
>>228 ところで神過ぎるスレは
みんながどんな風に面白いと感じてるか書いて
色んな側面の意見のまとめとなればいいと思うんだよ
本スレじゃすぐ流れちゃうから
きみのそれは本編の解釈や謎解きであって感想ではない
できたら別スレ立ててやって欲しい
232 :
497:2008/08/10(日) 22:46:13 ID:ieTz5azg
たとえば、やくざ映画でおっさん同士がお互いの血をなめ合って
「これからは兄弟じゃああああ!」とか言うとき、
あーはいはい、ってなるっしょ?
この「お約束」が、神話で言うところのモチーフね。
神話学では神話素とか言うらしいよ。
233 :
497:2008/08/10(日) 22:51:06 ID:ieTz5azg
>228
ごめん。今日で最後だからちょっとだけここ貸してくだしあ。
>>231 同意
解釈や謎解きをした結論が
「だから糞過ぎる」になるなら糞スレに行くべき
このスレに書きこまれる全てのレスの結論は
「だから神過ぎる」になるべき
スレッドストッパーいらね
>>231 1にそういう趣旨書いてないし、元から感想レスあったわけじゃなし、
肯定的に見てる人の意見てことでいんじゃない?あんまり分散すると
面白くないと思うよ。
237 :
497:2008/08/10(日) 22:57:58 ID:ieTz5azg
>>234 うん。だな。これ以上はやりすぎだ。
おれは宮崎監督がこの映画を
「境界を越えちゃってOK」という話にした点と、
観客の人間性を信じ切って
モチーフをなんの説明も出さずに盛り込んだ点で、
ポニョがとんでもない作品だと思っている。
宮崎監督は神過ぎるよ。ってか、化けもんだ。まじで。
>>237 OK
レスしてよろしい!
いくつか異論もあるけど全部終わるまで待とうじゃないか
本スレ埋まったか
240 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:04:59 ID:3q3bdz6h
誰か浅田の映画批評のコピペはってくれ。
>>236 元からってどこから?
>>30からこの人始めてるよ
あると思うけど・・まあ感想レスがないなら、そういう事なんだろうな
ラジオ面白いぞ。
243 :
497:2008/08/10(日) 23:08:03 ID:ieTz5azg
>>238 ありがと。オマイラほんとにありがとう。
みんなのヌクモリティに甘えて続けます。
みんなが褒めてくれるんで俺はほんと調子に乗ってます。
神話素を使って人間性のおおもとに迫ろうとすると、
どうしたってオカルトチックになってしまう。
そうは誤解してほしくないので、
俺の意見は一歩引いた目で読んでもらうくらいがちょうどいい。
ポニョが波に乗って宗助に会いにくるしーんよかった
245 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:09:17 ID:SLYpjXvA
押井「個々のシーンは素晴らしくてうっとりする妄想だけど、これを映画と言うのは無理があるよね」
248 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:10:55 ID:SLYpjXvA
<劇中>
町が水没してるのに平然としてておかしい。
危機感持ってるのはマッド・フジモトだけ。
<現実>
百年後に温暖化が深刻なのは目に見えてるのに,相変わらずガソリン使いまくってる。
コドモ目線からしたら一緒だろうな。
>>248 こいつは映画作ってないで批評家になれば一流なのにな 録音しとる?
251 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:12:15 ID:SLYpjXvA
押井「構造が無いじゃない」
鈴木「それはね、認める。高畑勲の呪縛が構造だったんだよ。今回、それを捨てたものを宮さんはつくりたかった」
押井「それがおかしいんだよ。新しい構造を自前で持てばいいでしょ」
押井もだんだん痛い奴になってくな
>>251 何で鈴木なんだよw 駿出せよw
あんまそういう事書いて欲しくないんだけどなー?
構造捨ててるとか暴露しちゃったら変に統一感持った解釈だとか
想像だとか当てられなくなるじゃんか
今までやった人は赤っ恥もんだよ
>>229 言っておくがポニョ信者スレってことで
ジブリ信者とか駿信者ではないからな
俺は豚やハウルはつまんなかったし…
256 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:17:25 ID:SLYpjXvA
押井「昔大塚康生さんが言ってたんだけどさ、宮さんが50になったときに色に狂ったら面白いよねって」
(爆笑)
押井「でもあそこ奥さん怖いからさ。だから映画にいった。映画の表現ってやっぱり多少なりとも代償行為があるからさ」
押井「つまり、魚とかクラゲとかそっちのほうにいったわけだよね。だってこの映画老人と動物しか出てこないじゃない。
ぶっちゃけて言うとこの映画魚だとかクラゲとやる映画だよね。クラゲのヒラヒラとか本当にキレイ」
鈴木「いわゆる老狂だよね」
ポニョ信者と駿信者は同類項っしょ
駿の妄想願望を個々に詰め込みまくった映画なんだから
その映画を賞賛しといてそれを否定するのは無理がある
変に生命の神秘だとか抜かしてるより俺は駿の妄想が大好きなんだー!
つってくれた方がよっぽど爽やかだよ
>>241 >>1-29でわかるかとw
なんか急に賑やかになったと思ったら、本スレ埋まって
やってきたわけかー。もちろん、みんな信者なんだよなw
えー駿の妄想なんて気持ち悪いじゃん。
結果として出てきたものの中に、
自分の中の生命の神秘と思っているものが、投影されて、それが美しいんだよ。
決してハヤオの妄想が美しいとは言っていない。
いやー
俺って相変わらずナイフのような切れ味だよなw
>>256 鈴木をつまみ出せ
寄生虫の分際で何様だ貴様こら
>>259 だから生命の神秘って何だよ。具体的にどこのことだよ。
おまえただその言葉に酔いしれてるだけだろ。
>>257 お前がそう思いたいだけで
なんでそんなものに付き合わなきゃいかんのだ?
面白いと思わない物は面白くない
面白いと思った物は面白いだけだ
神経症の人にはいくらでも考えて楽しんでもらってなおかつ子供も楽しめる
さすが宮崎だ
>>262 はいはい。他に表現のしようがないもんで〜<生命の神秘
海の中でフジモトが使ってたいのちの水とか、
グランマンマーレから滲み出てる生気で、力をもった、周囲の水による魚の群れとか
そういうものが、目に見えない生命の力みたいなものを、映像化したものかなーと思っとります。
だけど、これがハヤオの妄想だから素晴らしいとは思いたくないね。
>>258 当たり前だろ
好きでもない映画のスレにたむろすなんて無駄なこと
俺はしないぞ
>>263 いや付き合う付き合わないの問題じゃないよ
ただの事実
268 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:25:55 ID:p3EiDVn6
これ既に500万人観にいったんでしょ
正直すげーな
>>231 497のレスが解釈でも
そこが面白いと思ってる事には変わりないわけだから
問題ないのでわ。
そもそも解釈じゃない。
497の推理じゃん。
なにより面白いしなw
除草剤まかないでよ!
>>265 俺さ、ハムが喰われるの見て生命の神秘感じたんだけど、どう思う?
273 :
名無シネマ@上映中:2008/08/10(日) 23:30:16 ID:F8lmnVJe
妄想を映画にするなんて素人のやることじゃないか。
ああ、497自身の解釈ってことでは
解釈で間違いじゃないのか
スマソ
>>272 あのシーンは好きだよ。生命の神秘っつーより、生命の力強さみたいなのを感じたけどね。
ま、魚肉ソーセージじゃないだけOKでしょ。人魚って人肉食うしな。
>>269 どこが事実じゃないんだかw
池沼じゃね?
「公開前にトトロ」
これで500万人とか余裕
食い物は相変わらず美味そうだったよな
そこは評価できる
>>279 そうかー。
e7RLxjqbは、私なんかに絡んでくれるカワエエやつだと思ってたら、
厨房だったのかwww
>>275 そうなんだよ
生命がやった事なら何でも生命の〜って付けれるんだよ
いのちの水は無生物かもだけど、そこはまあ・・君の想像力の逞しさってことで。
リサが荒い運転したことだって生命の〜なんていくらでも言えるんだ。
要するに、抽象語は感想に非ずってことなんだね
何でも言えるから、何にも言ってないのと一緒
>>279 君のレスの仕方をそっくり真似たんだから
その感想もそっくりそのまま君のことなんだろうね
押井のラジオの人とヌクモリティの人いなくなっちゃった
>>282 いのちの水(ニアリーイコール)生命エネルギーが生物だとはいっとらんよ。
生命の神秘とは、生命エネルギーのことだと思ってるんで、
それが生物の形をとる前には、無生物の中に表現されることも可能。
リサの荒い運転だって、リサの女だてらに生きてる力強さを感じるよ。
「何でも言えるから、何にも言ってないのと一緒」
何も言わないのと、言葉にだすのは、格段のエネルギーの違いがあると思いますよ。
なんか荒れてきたな・・
解説?推理?神話素の話の続き聞きたいな・・・
287 :
ぷにょ:2008/08/10(日) 23:52:49 ID:JQR6dukD
そういやなんで最後のシーンでヘリ・飛行機がたくさん飛んでたんだ?
異常な数じゃなかったか?
>>285 新スレ立ったからもう落ち着いたと思われ
497タソ、オカルトチックwな話щ(゚Д゚щ)カモォォォン
>>287 あの描写見りゃ「世界全体が水没して大惨事」なんて間抜けな事言えるはずないんだけどねぇ。
290 :
497:2008/08/11(月) 00:18:52 ID:v2sOGyoS
ヌクモリティの人と呼んでもらえて嬉しかった497です、どうもありがとー。
本スレのひとこんばんわ。
気が向いたら
>>30から始まってる俺の妄想に付き合ってください。
トンネルの前。
立っているのは、父の庇護から卒業して大人になった宗介と、
人にものをあげることを覚えて大人になったポニョだ。
境界を越えやすい体質に、「女・子供」であることが挙げられる。
子供から脱却している時点で、
境界を越える「試練」はハードルが一つあがってる。
>>287 それ俺も気になった。
497氏の仮説つか解釈によれば
あそこはどうも三途の川らしい。
すげー納得したw
天使の数字って知ってる?(神秘術の数字でもいいけど)
333って、アセンデッドマスター(超越した人間とその霊魂)を示す数字なのだそうです。
333の車のナンバーには、人間の霊魂を期限とする神に近い存在が
守ってますよっていう意味もあるかも。
293 :
497:2008/08/11(月) 00:27:55 ID:v2sOGyoS
ここで、ポニョが「ここキライ」と言う。
いろんな人が引っかかってるセリフだと思う。
例によって宮崎監督の説明はない。
観客が何となくわかってくれることを信じているからだ。
何でキライなのか? そこがトンネルだからだ。
トンネルってのはそういうものなんだからしょうがない。
おっと、497氏の邪魔しちゃった。スマソ
296 :
ぷにょ:2008/08/11(月) 00:33:19 ID:QHqTyHbJ
だから3度一致なんだな?ww
297 :
497:2008/08/11(月) 00:34:12 ID:v2sOGyoS
で、好き勝手に妄想できる立場の俺は、
トンネルがモチーフとして呼び起こす感覚を
もっとはっきりオマイラにわかってもらいたいと思う。
これさえわかれば、俺がどうポニョを楽しんだか理解してもらえると思うので。
トンネルは、「血を飲むこと」と同じくらい
現代人の俺たちもまだ色濃く覚えている神話素だから、
共有できるはずだ。たぶん。
無意識に、なんか引っかかる「場所」でしょ?
怪談の舞台によく使われてたりするじゃん。
299 :
ぷにょ:2008/08/11(月) 00:41:35 ID:QHqTyHbJ
山からの信号はさ、病気の徴候ってのはどうだろうか?
どうしても今の場所から離れなくてはならなかったんじゃないだろうか?
300 :
497:2008/08/11(月) 00:43:08 ID:v2sOGyoS
オレンジ色の明かりのともる高速道路を走っているとき。
地下鉄の窓から外を見て、ぽっかりと続く線路を見たとき。
大きな不安と、ちょっぴりワクワクする感じ。
みぞおちのあたりがざわざわするあの感覚を、
俺たちは知っているはずだ。
ぽにょは、トンネルの前で「ここキライ」って言った。
なんでだ?
トンネルだからだ。
そういうものだ。
理屈抜きで、わかってもらえただろうか。
302 :
497:2008/08/11(月) 01:01:50 ID:v2sOGyoS
>>301 ありがと。
いやほんと、こうして書いてると宮崎監督の凄さがよくわかるわ。
俺、まだ、「やっぱわかってもらえないんじゃね?」
って思っちゃってるもん。
宮崎監督が観客を見下してるとか言う人いるけど絶対嘘だよ。
人を信じてなきゃつくれない、こんなの。
「小さな正義・小さな方法論で何かを解決したように錯覚させるドラマはもう
やめにして、この世の混沌を認識してそれでも自分の暮らしを生きる話にする」
> 小さな正義・小さな方法論で何かを解決したように錯覚させるドラマはもうやめにして、
これは自分の過去作品も含めて
映画のみならず殆ど全ての物語の否定だよな
庵野秀明は劇場版エヴァンゲリオンのクライマックスで
実写の観客席を映したけど
宮崎駿は『崖の上のポニョ』という最新/最終作品で
それに似た現実への関わりをもっと高いレベルで実現している
『崖の上のポニョ』は
今までの宮崎駿監督作品で最もメッセージ性が強い
シンプルで力強いたった一つのメッセージのために
あらゆる技巧を注ぎ込んでいる
ここのスレには初めて書き込む。
ID:v2sOGyoS、おまいの妄想、読み物として面白いぞ。
おまいは空気を読むいい椰子だから気にするかも知れないが、
ときどき荒れるのは気にしなくていいぞ。お仕事でやっている人たちだから。
おまいさんの書くキワモノ的妄想には「価値」がある。
信者でも安置でも、その「価値」をジャミングしようとは、普通は思わない。
取り敢えず最後までは語らせるのが当たり前だ。
続けれ。
否定じゃなくて
監督個人の製作法として
もう飽きちゃったってことじゃないの。
そういう手法では
個人としてやれることはやってきたって自負があるんだろうね。
306 :
497:2008/08/11(月) 01:27:46 ID:v2sOGyoS
>>304 ありがと。
いや実は、
>>300を書いた時点で相当消耗した・・・
続き書こうと思ってるんだが筆が進まぬ。しばし待て。
こんなに長く文章書くの初めてなんよ。
自分の気持ちを本気で表現するのって疲れるんだなぁ。
たかが2ちゃんのチラ裏でこの有様じゃ、
本職のクリエイターさんたちはどんなだか。尊敬するわ。
307 :
497:2008/08/11(月) 01:53:32 ID:v2sOGyoS
トンネルの感じをつかんでもらった後では蛇足でしかないが、
一応解説を加えておく。
トンネル、というか、筒状の通り道は、産道・女性の膣のメタファーだ。
そこを通り抜けることは、
・ 生まれること、新しいところに行くこと
・ 生まれる前に戻ること、さかのぼること
を意味する。
あちら側に行くことと、戻ってくる事を
同時に表現する意味の広いモチーフだ。
497氏にお尋ねしたいんだけど、
ラピュタで、王家の生き残りの男の人がつたを掻き分けてたのと、
もののけで、男の子・・なんだっけ〜タカ?が、
呪いだかたたりだかのウニョウニョをカキワケテ、山犬の姫のサン?を助けるところと
そっくりだったんだけど
あれはどういう意味があるんだろう?
トンネルの中に置いてきた船をフヅモトがそおすけに渡すのはなぜなん
310 :
497:2008/08/11(月) 02:26:55 ID:v2sOGyoS
トンネルは通り抜けることそれ自体が試練だ。
トンネルを通るものは、その途中で、
今までいた世界で与えられたもの全て剥奪されて、
真っ裸の存在としてその場にさらされる。
ポニョは未完成の魔法で人間の姿をしているだけだから、
トンネルを通るうちに魔法が解け、
元の半魚人の姿になってしまう。
>>310 >ポニョは未完成の魔法で人間の姿をしているだけだから、
>トンネルを通るうちに魔法が解け、
生命の水により得た魔力が時間切れで効力失ったとかじゃないんだ?
ってか、その両方か?
>>309 船を渡すのは、たんにポニョを追ってきて見つけたからか、
ポニョの魔法の残り香を嗅ぎ分けたかと思ってた
最初から読み始めて追い付いてしまった…。
313 :
497:2008/08/11(月) 02:32:00 ID:v2sOGyoS
ここで二つ、トンネルを使った試練の話が出てくる
本物の神話をご紹介。
千と千尋の神隠しの時にも元ネタと指摘されていたし、
知っている人も多いかもしれない。
まず、ギリシャ神話に出てくるご夫婦から。wikipediaから引用。
__
オルペウスの妻エウリュディケーが毒蛇にかまれて死んだとき、
オルペウスは妻を取り戻すために冥府に入った。
彼の弾く竪琴の哀切な音色の前に、ステュクスの渡し守カローンも、
冥界の番犬ケルベロスもおとなしくなり、冥界の人々は魅了され聴き入った。
ついにオルペウスは冥界の王ハーデースの前に立ち、
竪琴を奏でてエウリュディケーの返還を求めた。
オルペウスの音楽に心を揺さぶられたハーデースは、
「冥界から抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」
という条件を付け、エウリュディケーをオルペウスの後ろに従わせて送った。
目の前に光が見え、冥界からあと少しで抜け出すというところで、
不安に駆られたオルペウスは後ろを振り向き、妻の姿を見たが、
それが最後の別れとなった。
__
497氏お疲れ様。
今日は早めに寝るから、見れないけど、
>>308に、気が向いたら考え聞かせてくれるとうれしいです。
おやすみなさい。
フジモトは陸嫌いなのに取りに行って平謝り?
うかトンネル内の出来事把握とな?
フジモトにとってはトンネルは存在しない?
フジモトはソスケがトンネルはいる前にひまわりに居るし
>>313 塩の柱になったやつだな。
しかし眠そうだが、大丈夫か? スレはいつでもあるんだし、元気のある時に続けてくれ。
無責任にせっついて悪かった。
317 :
497:2008/08/11(月) 02:39:53 ID:v2sOGyoS
次。古事記のご夫婦代表、イザナギ・イザナミさん。
イザナミさんは難産を煩って死んじゃいます。
__
イザナギは、イザナミを取り戻そうとして、黄泉国へと赴いた。
黄泉に着いたイザナギは戸越しに、
イザナミに「あなたと一緒に創った国土はまだ完成していません。帰りましょう。」と言ったが、
イザナミは「黄泉の国の食べ物を食べてしまったので、生き返ることはできません」と答えた。
(注:黄泉の国のものを食べると、黄泉の住人になると考えられていた。
これを「よもつへぐい」と言う。)
さらにイザナミは
「黄泉神と相談しましょう。お願いですから、私の姿は見ないで下さいね。」
と言い、家の奥に入っていった。
イザナギは、なかなか戻ってこないイザナミに痺れを切らし、
自分の左の角髪(みずら)につけていた湯津津間櫛(ゆつつなくし)という
櫛の端の歯を折って、火をともして、中を覗き込んだ。
すると、イザナミは、すでに美しきイザナミではなく、
体は腐って蛆がたかり、声はむせびふさがっており、
体には8柱の雷神(八雷神)がまとわりついていた。
(中略)
318 :
497:2008/08/11(月) 02:41:12 ID:v2sOGyoS
(続き)
これにおののいたイザナギは逃げ帰ろうとしたが、
イザナミは自分の醜い姿を見られたことを恥じて、
黄泉醜女(よもつしこめ)に命じて、イザナギを追わせた。
イザナギは、蔓草(つるくさ)を輪にして頭の上に載せていたものを投げ捨てた。
すると、葡萄の実がなり、黄泉醜女がそれを食べている間、逃げた。
しかし、まだ追いかけてくるので、右の角髪(みずら)につけていた
湯津津間櫛(ゆつつなくし)という竹の櫛を投げた。
すると、たちまちタケノコが生え、黄泉醜女がそれを食べている間、逃げた。
だが、またさらに、イザナミは先ほどの8柱の雷神と黄泉の国の兵士達(黄泉軍)に
イザナギを追わせた。イザナギは、十拳剣で振り払いながら逃げたが、それでも追ってきた。
ようやく黄泉の国と地上の境である黄泉比良坂(よもつひらさか)の坂本に着いた時、
坂本にあった桃の実を3つ投げたところ、追ってきた黄泉の国の悪霊たちは逃げ帰っていった。
ここで、イザナギは、桃に「人々が困っている時に助けてくれ」と言って、
意富加牟豆美命(おほかむずみのみこと)と名づけた。
最後に、イザナミ本人が追いかけてきたので、
イザナギは、千人がかりでなければと動かないような大岩で
黄泉比良坂をふさぎ、悪霊が出ないようにした。
その岩をはさんで対面して、この夫婦は別れることとなる。
この時、イザナミは「私はこれから毎日、一日に千人ずつ殺そう」と言い、
これに対しイザナギは
「それなら私は人間が決して滅びないよう、一日に千五百人生ませよう」と言った。
これは、人間の生死の由来を表している。
__
新手の荒らしだよねこれ。
320 :
497:2008/08/11(月) 02:54:34 ID:v2sOGyoS
>>311 ここで俺の言う魔法は、「3回生まれ変わりを疑似体験すること」なので。
ポニョはこの時点ではまだ2回しかできてないから、
未完成なの。
>>315 たとえ同じ「場所」でも、常に境界が出現するとは限らないんよ。
メイがトトロに会いに行けた通路も、
クスノキの所に通じたのはたまたま境界が出現しただけだったっしょ。
フジモトがどうやって船を取りにいったのかはわからないけど、
俺の考えでは船は「父」の象徴。
最後のシーンは、ポニョの父親が宗介に「父」を手渡して
男同士で握手するんだよ。
>>206氏が指摘しているように、
手と手を触れさせる場面はかなり意識して作られていると思うので、
うまくいえないけど、まぁ、そういうことなんだと思う。よ。
321 :
497:2008/08/11(月) 03:10:02 ID:v2sOGyoS
>>316 ありがと。お言葉に甘えて、今日はちょっと落ちさせてもらいます。
3時までに何とかまとめたかったんだが
まとまらんかった・・・。
今日で終わらすって約束したのにすまん。
>>308 その指摘すごい。多分合ってる。きっとなんかある。
でもごめん、今おれ、ポニョに魅入られて抜け出せないんだ・・・。
今度DVD見直して考えてみるよ。
308氏もなにか気づいたら教えておくれ。
ではみなさんおやすみなさい。
DVDなんか当分でないよ
それに画質や音質も大幅劣化
今はどこでもほぼ一番大きなスクリーンや大きな劇場独占してるから
今がみどきだろ(ポニョ好きにとってもね)
でもまああと1〜2ヶ月以上は独占してるだろうけど
父の存在ってずげえ弱く描いたくせに
その弱い父性を授ける儀式見せられてモナ
324 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 04:02:28 ID:VdaJEvsv
トンネルが産道かもしれないなんて、そんなにあほみたいに力説しなくても
ふつう気づくだろw
トンネルが
先の見えない未来、一寸先は闇の恐怖、そして不安、でも通り抜けなければいけないもの
と言う「モチーフ」はよく分かるんだが
あまりにもありきたりすぎるし、トって付け出し、たいした面白味につながってないし
千尋でも使ったし、
ハウルでも使ったし、
また使うんか?
他に引き出し無いの? とかしか思えんのだな
>>321 乙!3回の魔法、説得力あるね。
トンネルについては、同じ考えだったことにむしろホッとしたり。
水没後の世界=向こう側=あの世(死亡説)って考えは
やっぱり、かなり受け入れ難いみたいだから、
みんなが知ってるモチーフであることで、オルフェウスや
イザナギ・イザナミの話を知らなくてもこれまでのファンには
気付かせる効果もあると思う。
あと、レビュー見てたら小さい子が自分の生まれた時のことを
急に話し出した〜っていうのがあって、子供すげーと思った。
497氏の考え、最後まで読みたいです。ガンガレー!
328 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 07:58:50 ID:VdaJEvsv
また神経症の深読み厨かw
ポニョは子どもの落書き
330 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 08:37:45 ID:TWMGe4k7
話が破綻していることは否めないが
5歳の子供を対象に制作されたんだろ?
たぶんポニョみた5歳児は
わぁぁぁポニョかわいい。
ポニョが人間になれてよかったぁ
って純粋に思うんじゃないだろうか。
大人が内容に関していろいろ言っても
5歳児が何の疑問も持たずにポニョを楽しかったと思ったら
宮崎の勝ち。
俺はこのスレ読むまでは宮崎は失敗したなって思ってたけどな
深読みじゃない ポニョを踏み台にした自己知識アピール
衒学チックかつ面白くないかつ注目される
この3点揃うアニメは割とされやすい
宮崎がボコボコにした例のアニメ信者が典型だな
333 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 09:08:41 ID:VrYcqayA
ID:v2sOGyoSはエヴァ信者かww
まぁ嫉妬されるのも分かるけどな
で、質問なんだけど
なんで津波が来たとき「ひまわり」が危ないって言ってたのにもかかわらず
そのまま家に向かったんだ?とにかく家に帰らなきゃいけないみたいな事言って
たけど、家に帰って何したんだ?
「ひまわり」に引き返すと思ったんだけどな
336 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 09:58:32 ID:uGVxyYPM
337 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 10:02:43 ID:793xRNGc
>>335 ひまわりより家の方がマシだから、ガキを連れて帰ったんだろ。
で、思ったより嵐ひどいから、家よりヤバイひまわりのババアが気になったんだろ。
実際に家は水没しなかったんだから、リサナイス判断。
>>334 宮崎駿の世界から宮崎駿の宇宙に進化したな
引退は惜しいけどこれ以上のものはもう作れないだろうな
予告編でネタバレしやがって!って怒ってたけど
俺が間違ってた
CM作ってる奴はストーリーの起伏に富んだとこを使ってるけど
どの場面を切り取ってもコマーシャルに使えそうだ
340 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 10:18:09 ID:uGVxyYPM
>>337 思ったよりってwww
お前のレスからしたら、完全にリサ読み違えてるじゃねーかw
どこがナイス判断だ?www
342 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 10:21:43 ID:793xRNGc
>>340 ん?ソースケ水死してねーから、ひまわりに留まらなくて良かったじゃん。
343 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 10:32:56 ID:793xRNGc
>>342 ガキの命>ババアの命>自分の命
って価値観なんじゃねーのってイミ。
最初は急に台風きた?くらいだったから、当番に任せて帰ろう、と思った。
↓
道中、増水してるから、ガキを高い位置にある自宅になんとしても連れて帰ろう、と思った。
↓
さらに酷くなってきた。当番だけじゃババアが心配。ひまわり行こう、と思った。ガキは高い位置にある自宅に置いとく。
↓
ひまわり水没するも、リサに会いに来た藤本とグランマンマーレがなんとかする。
なんかしらんが、みんな無事。
リサナイス
まあ結果論から言うなら、リサがなにをしようが、みんな生きてるんだけどね。
345 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 10:41:45 ID:793xRNGc
>>344 まあね。
ただ、パヤオがリサにジタバタさせた理由は、ラストっつうか藤本のいう試練に向けてのお膳立てなんだから、やっぱリサの一連の行動はこの映画の中では数少ないマトモな判断になってる。
これが無茶苦茶な判断だと、お膳立てがフワーンとしちゃう
シンボルか。
なるほど。
497はすごいな。
これで最近のパヤオ作品のとっちらかった感じの説明がつく。
個人的な話だが、
俺は映画や、漫画、アニメなど、しばらくブランク置いていて
ここ何年でまた観るようになった。
それは、一昔前ののそれらに比べて
格段に面白くなっていたから。
何が違うのかと言えば
印象的なシーンが随所に見られるようになったこと。
これが言葉では言い表せられない複雑な心情や
強烈な余韻を、鮮やかに描き出しおり
格段に面白くなった。
この印象的なシーンというのは、突き詰めて考えれば
シンボル以外の何物でもないという事に気が付かされた。
497タソありがとう。
最近のパヤオ映画の極端なまでにシンボリックな展開法は
こうした流れの昨今にあって
当然の試みなのかもしれないな。
老いて、なお、さかんなり。
尊敬に値するな。
なんか偉そうでスマン
>>346 >最近のパヤオ映画の極端なまでにシンボリックな展開法
それらのシンボルに無意識に反応している人間が、
「なぜか分からないけど涙が出てきた」という反応になるのかもしれん。
私は終わった後、特に感動したわけでもないのに、あれ?あれ?って涙出たぞ。
同意。
俺トトロの木がでっかくなる所で泣けたw
あの時から、これってなんなんだろうなとは思ってた。
今回も小ポニョが大きくなるところでウルっときたw
まったくわけわからんw
350 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 11:09:47 ID:IjiEN9Rc
497氏今日も来てほしいな
個人的には
>>159氏の考察も鳥肌たった
>>350 今回のポニョが神だったのは、いろんな要素が交差して、一つの大きな物語になってることなのかも。
>>159のも妄想じゃなくて、事実そうやって作ってる故意のものだろうし
497氏の考察ももちろんそうだろうし、
私はそれ以外に、もう一つ「全肯定」という要素も入ってると思っている。
別スレに書いたのをコピペします。
876 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2008/08/11(月) 10:59:34 ID:UQ/ok+u2
私は、この物語は「全肯定」という要素を表現していると思う。
グランマンマーレが不良娘を受け入れるのも、
ソースケが、
母親を受け入れるのも
トキさんや他のおばあちゃんたちを受け入れるのも、
かわいいというだけで、人面魚→人のポニョを受け入れるのも
ポニョが、優しくしてくれたというだけでソースケを受け入れるのも、
全部、全肯定という要素を表現したいがためじゃないかと思っている。
ちょっと危ないやつと思われても結構だけど、スピリチュアルの世界では、
全肯定が必要だって言われてる。そこから来てるんじゃないかと思ってる。
教祖誕生
353 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 11:27:48 ID:Ow8GC7+u
>>334 トンネルの入り口にお地蔵さんがあったのに初めて気づいた。
トンネルの中で子どもでも死んだかな。
>>350 俺
>>159見て
人によってひっかかるアンテナって違うんだなって思ったw
人生の隠喩として俺も見てたんだけど
ソースケとポニョの事より
ポニョの親父の事ばかり
アンテナにビンビン来たw
ポニョそこまで毛嫌いするなよ つД`)
つかああいうデフォルメよそうよパヤオw
いや、いいお父さんだった。
そう言えば
もののけ姫でもアシタカの村は
ばあさんが族長やってたなぁ。
ポニョも母とポニョはおんなじ属性っぽいが
親父は越境者だったなぁ。
日本も昔は母系社会だったと聞くなぁ。
だからなんだと言われても困るがw
男はつらいよ。なぁソースケ。
ヤバイ。
497氏のレス見ていろいろ膨らんできたw
アラシ認定ありがとうございます。
以後チラシ界に帰ります。
日本神話のイザナギ、イザナミの話。
イザナミ(女)の方からモーションかけたら
ヒルコが生まれてきた。
ポニョでも「ソースケスキー」のが先だった。
これもよくないことが起こる前触れのシンボルとしてそうしたのか
単に男ってだらしないよねって言いたかったのか
やっぱり単なる偶然か
…………
チラシ界に帰ろう…
357 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 12:33:48 ID:yWuSr9Lr
>>351 女の子が宗助の船に乗せてって頼んだのに乗せてくれなかったのはどうして?
>>357 否定か!そうともとれるなwww
物理的に乗せる場所もないし、今はリサに会いに行くのが先決だったからな。
優先順位という問題じゃないかな。
「後で(乗せる)ね」と言ってるわけだから、「乗せないよ」と否定してるわけじゃないと言っておこう。
園で女の子があそぼうって誘ったのも断ってるし
>>359 あれも「忙しいから後でね」っていってんじゃん。
(あのときのソースケは、ポニョをどうやって先生に伝えようか、
それとも隠そうかってので心いっぱいで、それどころじゃない→忙しい)
存在を否定してるわけじゃないよ。
その後で、ポニョみつかりそうになって、見せようとしなかったけど、
結局見せてるし
ポニョを取りて同級生を捨てる
宗助が受け入れたのはポニョの全てであってそれ以外のものは受け入れないただのわがまま糞がき
この世はポニョのためにある
ポニョを妨げる者には死の制裁を
>>353 水子地蔵は戦後坊主が金儲けのために考え出した商売だよ
だけどなにか意味があるのかもね
昔話で村外れの地蔵のそばを通ったら化かされた話とかあるし、異世界と交わることができる境界の役割なのかな?
地蔵じゃないけど道祖神は村の境界に立っていて、村の外からの災厄から守ってくれる結界神
これは関係ないか
>>363 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)、梵名クシティ・ガルバは、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」の意味で、意訳して「地蔵」と言う。(中略)
大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包みこみ、救う所から名付けられたとされる。一般的には「子供の守り神」として信じられており、よく子供がよろこぶお菓子が供えられている。(Wikipediaより)
365 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 14:17:17 ID:Ow8GC7+u
お地蔵さんも場所によるんだろうけど、県道脇とかにある地蔵は
子どもの交通事故死があったときに、事故死した子どもの鎮魂のために
祭られてるのが多いんじゃない?
映画のトンネルは一方通行を守らない車の事故とかがあって、子どもが
死んでるんじゃないかしら
パンフ見たら「一車線」「交互通行」「一時停止」って書いてあった。
トンネルが子宮へつながる産道なら、やっぱ一車線通行だよね。
普通は一方通行だけど、交互通行でここを戻るってことは
胎内回帰という意味が考えられる。
このあとグランマンマーレの元へ向かうことになるから、
ポニョが元の魚の姿に戻るのもそういうことかと。
宗介も、「一度(何度かじゃなく)通ったことがある」と言ってた。
でも、生まれずに亡くなる子もいるから、まさに水子地蔵なのかもしれないね。
歩行者なのに
山道=産道=海(産み・子宮)への道って事なのか
そういえば、
>>367のレス読んだら、不思議だなって思った。
あの時宗介とポニョは、手を繋いで「並んで」歩いていったんだよね。
オルフェウスは、冥府を出る時、エウリディケーを「後ろに従わせて」
行かなきゃならないんだよね。一列だったわけ。
だから、ポニョと宗介が手を繋いで並んでいくのはちょっと不思議かも。
今日は平日だから、497氏はもうこないのかなぁ〜
くーるー きっとくるー きっとくるー
とりあえず3回言ってみたw
↑
時間が奇跡的
21:21:03
21=2+1=3<数秘術的計算
>>372 へーなんか分かんないけど喜んでいいいの?やった♪
あと、残る疑問点は何かな・・・
オカルトっぽい話ってなんだろうw
ここは神スレだから、オカルトじゃなくてもいいんじゃwww
別スレで褒められたので、こっちにもはっとこう
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1217606812/944 944 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2008/08/11(月) 21:17:58 ID:UQ/ok+u2
>>943 あ、でもさでもさ
ポニョが泡をやぶって人間体になってはじめてソースケに会ったとき、
声ださなかったじゃん?
ソースケに「ぽにょ?」って聞かれるまで、じーーっと待ってたふうじゃなかった?
あれって、言霊っていうか、
ちゃんと自分の真名(になってるんだろうな既に)を呼ばれないと、
いっとソースケのとは、それ以上関われなかったんだよ。
人魚姫が、あれは私ですって言えなかったみたいに。
と、映画館で絶対そうだと思ってたんだけど
>>374 あーオカルトって書いたのは
>>243のを受けての話w
でもここ「神スレ」のスレタイ通り神話だのなんだのの話になってるね
こういうのも言霊?とか書いちゃうとさらに信者っぽいwww
>>375 おーすごい、そういえばそうだね!
いまちょっとスレ見直してたとこで、↓こういうの書こうとしてたとこ。
>>32 >・言霊: 名前。約束。問いかけと返答。
>・食べ物: 命を分ける。食べた人の存在が変わる
ってことは、宗介が「ポニョ」って名付けたことと、
ポニョがハムを食べたってことが、「こっちの世界」にいることになる
きっかけだったのかな。
「ポニョだよ」って名前を紹介してたのも、確か3回だったっけ?
千尋のことを思い出すと、「ブリュンヒルデ」というほんとの名前を
知られていないから、あの時点ではまだ本当には「こっちの世界」の住人と
いえないのかも・・・? 変身も仮の姿って感じだし。
↑む・・・難しい
個人的には、フジモトが「ブリュンヒルデ」って呼ぶ前に
「ポニョンヒルデ」って間違えて呼んでたような気がするのが、
気になってしかたがない。これは聞き間違えだったかもしれないにしても、
そこらへんのやり取り「ブリュン・・じゃないもん、ポニョだもん!」
で、真名=ポニョに決定しちゃったんじゃ?とか
食べ物分ける→プロポーズ
っていう図式もあるよねー。特に獣の世界。
380 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 22:23:32 ID:0rVtfqu2
色んな考察が出来ますね
温暖化、水面上昇
愚かな人間なんか一度海に沈んでしまえばいいんだ
宗助とポニョがアダムとイブになってやり直す
っていつもの宮崎哲学全開だなと思いました
あと子供向けって強調してるのは商業的成功のための鈴木Pや広告関係の戦略だと思います
宮崎さんはオフィシャルのコメント見る限り最初から子供向けには作ってない気がしますw
>>377 大人だったら無理なんだろうなコレ まさかポニョだと確信もてない。
これが条件の一つだとして、クリア出来るのは、思った事をストレートに言える子供ならではだろうね
チキソラーメソでポニョのがボロボロなのはやっぱリサが歓迎してないからか
>>377 >ポニョがハムを食べた
あれは「冥界の食べ物を食べたら元へは戻れない」のモチーフの
変奏だと思うな。あの時点で実はポニョが人間の世界に行って
還ってこないことは決まっていたんじゃないか。
>>378 あ、そうそう、あの時自分もフジモトが何て言ったかよく聞き取れなくて
あとで「ブリュン〜」かぁ、って感じだった。
そういえばポニョとフジモトで、そういうやりとりあったね!
378読んだら、この時2つの名前があるから「あっち」と「こっち」の
両方を行ったり来たりしてたのか〜、という気もしてきた。
>>379 そ、そうなんだ。うかつに食べ物を与えないで下さい、だねw
385 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 22:28:17 ID:YjEH2WsA
ハムはイヴのりんごじゃないのか。
なんでパン食べないんだよ
>>384 2つ名前があるから、行ったり来たり!なるほど!やるぅ〜♪
食べ物→プロポーズは、清水玲子の漫画(竜の眠る星かなぁ・・・)に出てきた。
食べ物をあげる→プロポーズ 受け取る→プロポーズを受ける
って。たしか、鳥の種類のなんかが、そういうプロポーズするんじゃなかったかなー
>>383 冥界の食べ物の逆バージョン、同意
>>387 やっぱ人魚だけに肉食なんじゃ?
ハム食べて以降(つか、血をなめてから)は半魚人だから、
ほかのものも食べれる(が、好みじゃない)
390 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 22:34:58 ID:YjEH2WsA
パンおいしいねん
グランマンマーレも、ばっくりくってるんだろうなクジラとか
>>381 大人だといろいろ考えるから、迷いが生じるもんね。
オルフェウスもイザナミも、鶴の恩返しのヨヒョウもみんな
心配だったり誘惑に負けたりで約束破っちゃうし。
やっぱ5歳児が世界を救う・・・?w
ハムは宗助が噛み千切ってやろうとはしたが
それには目もくれずサンドウィッチ本体から奪ったんじゃ
>>391 。。あそこまででかくなったら、物理的に食物摂取しなくても
地球から直接エネルギー吸収できるとか、そういう設定にしてほしい・・
イザナギの冥界下りとも共通するテーマだが、宮崎がアニメ作家に
なった一つのきっかけである「白蛇伝」は女性に姿を変えた白蛇が
夫に正体を知られたために退治されるという話だよね。
ここで夫が正体を知っても愛を貫き通したらどうであったか、という
答えのようでもある。
>>390 そうだよね、金魚のえさってパンくずだったりするのにw
宗助がハム噛んで見せたからか
>>395 それで、最後(と自分では言っている)作品に、ポニョを持ってきたんだ!
>>395 ほえーすごい。そうだったんだ。本気で原点回帰して自分なりの
答えを出したっていう感じだね。他の作品についても、あちこち
モチーフがだぶってるから、いろんな見方ができそうだね。
正直、ここに出てくるようなシンボルの全てを、
ハヤオさんが意図して入れているとは思えない。
こういうことをもし無意識に入れてるとしたら、
まさに「神の指紋」。ハヤオさん、イタコみたいなもん?
どんな本にも映像にも、神からのメッセージが含まれてるっていう話。
うわー、ほんとにオカルトになってしまった〜
>>380 そう、自分も最初、宮崎的世界観だよなぁって思った。
でも何かこの話はもっとポジティブな感じがして、
だから497氏の「みんなで越えようとした」っていうのが
すごい!って思ったんだ。
退行療法かと思た
404 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 22:58:22 ID:tBfW8p1S
なぜこうも気持ち悪い電波レスが多いのかと思ったら、
マンセースレだったか。
すんません。調子にのりました。
・シナリオをまとめて解説
映画館では周りに幼女が一杯で俺元気一杯
リサが超絶エロくて俺のおちんちん全開
人妻なのにリサが超絶にエロくて俺のおちんちんフルパワー
25歳で、1人息子が5歳ってことは19歳でゴムなしセクロスよ
リサの高校〜大学の恋愛模様を想像するだけで
おちんちんが物凄い事になって止まらない
映画館でヤバかった
はっきりいってリサはエロすぎる
本気で
計算なのか無意識なのか・・・
667 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 23:22:30 ID:ALbstbUL
>>623でも言ったけど、宮崎はポー並みに理詰めにものを書く人なんだよ。
近年の作も「この後どうなるか自分でも分からない」と言いつつ、必ず
「話がどう落ち着くか、ラストシーンまで全部できてます」と言い添えてる。
宮崎はレイダースとかですら、「娯楽作としてやっちゃいけないレベルの
ご都合主義を犯してる許しがたい作」と罵倒している。自分なら主人公が
どうやって敵の要塞に乗り込むか、なぜそこにそんなものがあるか、どうして
この人物がここにいるか。地図、戦艦内部の図面、人物の出し入れなどを
頭の中で凄まじいレベルの検討を繰り返して、完璧に計算が立たないと
一歩も動かない、それが宮崎が高畑から教わった、モノを作る大前提なんだ。
「ハイジ」を作るときに現地の店の様子をデッサンしに行った時に、店で
売られている製品の原料は何で、それが植物ならどこに成育しているもので、
何故この土地でその植物が育つのか、一年の降水量と気候変化はどうなって
いるのかまで調べ、建物を見ればなぜこんな構造をしているのかまで調べて
「この木の下にどんな下草が生えているべきなのか調べても分からない」
とレイアウト描くときに嘆いているっていう人だよw
>>380 同意。
「地球の生態系の為には人間は居ない方が良い」
って宮崎の思想まんまの映画だったと思うた。
>>408 ありがとう〜 やさしいねぇ^^ 癒されます♪
>>409 なーる。そういやそのコメント読みました。さすがハヤオですね。
てことは、いまどきはやりのスピリチュアルを
ハヤオが知らないわけはない・・・とも言えるわけですね。
>>410 何年か前のインタビューで確かにそう言ってました。
415 :
410:2008/08/11(月) 23:19:33 ID:D26SqUNa
>>387 ワインではなく血を飲んだから
パンではなく肉を食らう
>>409 どうなんだろうねー。そういう理詰めの部分でいった時の
「限界」をやっぱり超えたかったんじゃないかな。
それまでやってきた整合性とか説得力を敢えて犠牲にしても、
イメージとか直感とか、そういうのに重心をおこうという
挑戦があったような気もする。
でも、それが完全に成功したかと言われると、これだけ
批判があるってことは・・・
自分も正直なところ、ぴんときてなかったしw
だけど、なんかすごく引っかかって、いろいろ考えてるうちに
また別の目で見えるようになってきたというか。
考えなきゃ感じられなくなってるのは、やっぱ悲しいw
>>416 げーワインとかパンとか・・・キリストの血と肉の隠喩だよね。
ポニョはいったい、何になったんだ。
あ、半魚人だったw
まぁぶっちゃけもうちょっと尺長くしてもよかったと思う。
映画ってのは色々制約が多いものだが
420 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 23:37:33 ID:fQE9jHsw
何故か印象に残ったシーン・・・。
フジモトと宗介の握手。
あれは、とても深い意味があるような。
といっても「娘をよろしく」とは違う。「これまで邪魔してごめん」とも違う。
何だろう・・・。
421 :
名無シネマ@上映中:2008/08/11(月) 23:38:15 ID:W7+7dSr/
「崖の上のポニョ」関連番組
7/24(木) 22:54-23:58 NTV NEWS ZERO「ZEROカルチャー(3)音響の魔術師 井上秀司」
7/25(金) 07:26-**:** NTV 「ズームイン!!SUPER」エンパラ ポニョとく!
7/25(金) 14:55-15:50 NTV 「ドラバラPUSH スタジオジブリ レイアウト特番
〜宮崎駿独占インタビュー130分」
7/25(金) 23:30-24:25 NTV NEWS ZERO「ZEROカルチャー(4) 」
8/02(土) **:**-**:***NTV 「NEWSZERO スピンオフ スタジオジブリ最新作
『崖の上のポニョ』を創った5人の天才(仮)」
8/05(火) 22:00-23:28 NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャル
宮崎駿のすべて 〜ポニョ誕生の300日〜(仮)」
8/09(土) **:**-**:** NTV 「ズームイン!!SUPERプレゼンツ
『崖の上のポニョ』のちょっと気になる雑学教えますSP(仮)」
上記のポニョでここ毎週日テレで特集土曜日に組んでいたのどなたか見れた方、教えて頂けないでしょうか?
このスレの神話的ホラー解釈がツボにはまったので3回ネタを考えてみた。
緑のバケツがポニョとソウスケを結びつける道具ってのはガイシュツだと思うけど
(そのためにポニョはバケツを離さない)
リサがバケモノから息子を守るために逃げるところで
@波に乗って追いかけてくるのを車で振り切る
A風にさらわれそうになるのを繋ぎ止める
・・と2回までは成功するが
B結界(自宅)へ辿り着く・・が、境界線にバケツが転がって行き、侵入を許してしまう
・・で失敗
つーのはどうかしら?
>>422 バケツ、ずっと出てきてたよね。
あれが目印って、宗介が自分で家の柵にかけたんだよね。
考えると、バケモノに見入られるぞおいおい、ってやつだw
バケツって神話的にどうなんだろう?w
どの時点からあの町は「あちら側」だったんだろう
嵐が過ぎ去った後かな?
>>421 オレとしてはNHKのプロフェッショナルが一番面白かった。
8/02の特番はNEWSZEROをまとめてキャスターのインタビューを絡めたもの。
NEWSZEROを見てたらそんなに新しいことはなかった。
8/09のはTV初公開の映像(瓶詰めポニョやそれを抜こうとする宗介等)があったけど
そんなに面白くはなかった、ポニョや宗介の声の二人が出てたな。
宗介役の子はしっかりしすぎだなー、と言う感想。
426 :
KlOIUre9vr:2008/08/12(火) 02:54:19 ID:1Lc6TmRv
さっき見てたんだが
最後 崖の上の家 「売家」か「売却」ってカンバン立ってた
んだけど、、、 あれは なんだろう??
>>426 本編内でも立ってるよ。
まぁああいう場所はどんどん人減ってるだろうから
その辺の反映じゃない?
早漏スマソ
>>426 それ知らなかった。
最後のテロップのところかな。
それが本当なら
497説の信憑味がますます高まるな。
「売地」って看板は、最初から立ってるよ。
フジモトが海水まいてたシーンでも映ってたように思う。
リサたち家族はどっかから来てあの場所が気に入って土地購入、
家を建てたんじゃなかろうか。
でも、あの看板てエンディングの絵本チックなイラストにもしっかり
描かれてるから、なんだか意味ありげに思えるよね。
そうなんだ。
ありがと。
このスレ面白い!本スレは野犬がいっぱいで・・・
千尋も消えそうになってたときハクのおにぎりを食べて
あちらがわで存在できるようになってましたよね。
食べ物について結構みんな注目しているね。
ポニョがハムを食べるシーンって、パヤオさんが、
数少なく映像で魅せてるシーンだからではないだろうか。
本スレ読んでてつくづく思ったけど、
今回の作品って「魅せる」ことを極力避けてる節が感じられる。
その中で「魅せる」ように作ってあるシーンは、それだけ重要な意味があるのかもしれない。
言い換えよう。重要な意味があるのは、みな当然だと思っているもんな。
そうじゃなくて、
ハムを食べるシーンは、よりパヤオが気づいて欲しい場面だったということなのだろう。
本スレで面白い話が出てる!音楽のところ。
「死んだ勇者の魂」ってところ、何かありそうだねー
530 :名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 10:15:15
あの波上走行は怖いよねえ。ワルキューレだし。
あれ「地獄の黙示録」じゃ、「敵を恐怖させる」ために米軍がヘリから
流した曲だぜ。
まあ、少女のドグマみたいなものを描きたかったみたいだからああいう
おどろおどろっぽいイメージで監督的にはよかったのかもしれないが。
後半はそのおどろおどろっぽさを抜くためにあったような気さえする。
532 :名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 10:29:40
>>530 原曲が原曲だからな…
ヴォータン(オーディン)の戦力うpのためだけに、
死んだ勇士の魂をはしゃぎながら運ぶシーンなんだぜ、あれ…
>>424 「あちら側」が「あの世」の意味なら、そうなんじゃね?
でもポニョたちの「魔法世界」の意味なら、宗介がポニョを拾った時から、
あっちとこっちの境界に綻びが生じ始めたような。
そっから以降、リアルとファンタジーのカオスへ。
>>437 ポニョを見た人だけが、波が魚に見えたのかな?
530 :名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 10:15:15 ID:aYFiGdSg
あの波上走行は怖いよねえ。ワルキューレだし。
あれ「地獄の黙示録」じゃ、「敵を恐怖させる」ために米軍がヘリから
流した曲だぜ。
まあ、少女のドグマみたいなものを描きたかったみたいだからああいう
おどろおどろっぽいイメージで監督的にはよかったのかもしれないが。
後半はそのおどろおどろっぽさを抜くためにあったような気さえする。
532 :名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 10:29:40 ID:yTNgivxB
>>530 原曲が原曲だからな…
ヴォータン(オーディン)の戦力うpのためだけに、
死んだ勇士の魂をはしゃぎながら運ぶシーンなんだぜ、あれ…
534 :名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 10:32:16 ID:SdAEnJ4X
>>532 「死んだ勇士の魂」・・
今までフジモトとは逆に、人間界に交わりたかったのに叶わなかった妖怪たちを
ポニョが背景に背負って、やってきたのか!
うわーーー、このスタッフの赤ん坊の写真、めっちゃかわいい〜♪
そして初期のポニョがかわいいと思えんwww
今のほうがかわいくみえる。
こりゃやっぱり実物の子供を良く知っているからか?
ああああ、今日映画館行って、パンフ買ってこよ!!!
あれ、これパンフの映像じゃないんだ?テレビ?パンフ買ってもこれは見れないんだね
こんなの楽しくない。怖いってのは理解できる。
だからこそ俺は傑作だと思う。何か根源的な所を突いてくる。
不思議で畏怖感のある夢みたいだった。
見終わって子供がぼーっとするのも分かる。
とんでもない映画だと思うぞ。
おそらく監督の意図を超えたところで。
>>446 あの世とか、この世の理と違う別の世界(守人シリーズのナユグみたいな)
に対して、憧れを感じる人と畏怖を感じる人がいるのではないだろうか・・・
理屈や知識を手にする前の「子供の頃には見えていた」的な感覚に陥るわ。
大人になってからの死や理解出来ないモノへの恐怖じゃなくて、
子供の頃に感じてた死に対する恐怖と羨望みたいな。
どうでもいいけど、登場人物がみんな死に対して恐怖を持ってない様に見えた。
トキさんなんかは津波コエーって言ってたけど、リサなんかソースケが波に呑まれそうになっても
あんなに冷静だったし。
「死なない」と思ってるんじゃなくて、最初からみんな死んでるんじゃないかって思いながら観てた。
>>399さんが言われるように他作品のモチーフがてんこ盛りで、いろいろな見方ができる
そこで一つの作品との関係について話をしたい
宮崎駿さんを考察する上で重要な物語が一つある
神話の構造についてこのスレで考察している人がいたが、それにも分類される「ゲド戦記」
モチーフ、原点回帰という意味でも最重要の物語
なぜかと言うと、駿さんはゲド戦記を肌身離さず持ち歩き作品を作る上で行き詰まった時に
何度も何度も読み返し、ナウシカだけでなくその物語の根幹にモチーフとして、或いは思想
として用いて来た
ぜひアニメーションにしたいと原作者に何度も連絡を取ったが、その当時は原作者側に断る
理由があり成立しなかった
知っての通り前回の息子によるゲド戦記が作られたのは、原作者が宮崎駿さんならという事で
気が変わってなかったら作ってくださいという打診から制作の話が始まった
駿さんとしては愛読してきた物語を自分の過去作品にちりばめてきたし、新たにゲド戦記として
作る事は不可能だったのだろう、断った
そこで鈴木Pが息子を担ぎだした
当然アニメも何もわかってない息子がやる事に猛烈に反対したが、結局息子によって制作される
ことになった
その結果やコメントは前回のプロフェッショナルなども見ていれば皆承知しているだろう
今回のポニョを語る上でゲド戦記に重要なファクターがある事について、神作品になっている
理由でもあるので分割して投稿したいと思う
(つづき)
原作ゲド戦記がどのような物語かについて、物語が膨大なので簡単に2つの要点だけ説明する
基本的に哲学であり神話にも成りうる物語で、哲学とは人間と世界について考察するもの
ユング的な心理学も取り入れられているが、1つは自分自身と向き合い克服する事で大人になる
成長物語、もう1つはかつて一つだった人間と竜は分離され分かれて生きているが、最終的に
竜の旅立ちにより人間だけが残されるという結末を迎える
竜とは何か?という考察は難しいが、物語の中で人間の姿を取る竜も出てくる
2つの点については宮崎駿作品ではなじみのものだろう
物語でも今までの宮崎駿作品でも結論は一つだった
人間は様々な事を受容し共にあるものと共存し生きていく
子供が大人になる上で試練や痛みをともなう
一足飛びにポニョの話を語る前に息子が作ったゲド戦記を考察する必要がある
(つづき)
原作ゲド戦記と息子作のゲド戦記の違いを簡単に説明する為に、光や闇や影について比較する
原作には要素として4つ、構図として2つの別のものが存在する
闇の中に存在する光、実体が光を受けると影が生じる、実体が歩む闇が濃い程光を受けた時の
影は色濃いものになる
子供から大人になる時に闇の中を進むことになり、その時光が存在した時影を見い出す事が
可能となるが、その影を理解し認めた時に大人へと導かれる
闇も光も影も大人になる上で必要不可欠なもの
息子作のゲド戦記は、影を光と解釈し、実体が原作的な影となっていた
ストーリー上は原作的な光は周囲の人々の優しさであり、本人は逃げるだけでまともに(原作
とは意味あいの違う)影とも向き合わず、他人に運んでもらうという他力本願なものになった
本質的に原作で語られる大人になる段階を全くふんでいない
この作品を見た原作を熟知している駿さんが「大人になってない」とたった一言コメント
したのも無理はない
息子に対して言ったものではあるんだろうが、実は作中人物についても同じことが言える
(つづき)
もう少しポニョに引き寄せて考察していきたい
息子作のゲド戦記の構図を別の言い方で言うと、周囲に暖かく見守られ全く試練が存在しない
他人から与えられた優しさ(のようなもの)によって自己肯定し、何か変化した解決したような
気になるが、実際は本人も世界も何も変わっていないという話
どういうつもりで作ったにせよ、ゲド戦記の名を冠するならこのように一刀両断されても仕方ない
実際やんわりとだが原作者に厳しく別物である事を指摘されている
ポニョと息子作ゲド戦記は背景含めてかぶっている
世界の危機、その解決、試練が存在するようで存在しない
息子作を見た駿さんがその条件を正統に満たすものとして作ったものがポニョとも言える
この事だけでもポニョは恐ろしい作品だ
(つづき)
もう一方で、息子作のゲド戦記は間違ったゲド戦記になっていたが、ある種の願望を備えていた
とも言える
その願望の1つが、(共に生きられない)竜と共に生きること
原作の最終巻を読み終わると前向きではあっても哀しみを感じることになる
竜という存在と切り離されて生きていく人間、いろいろなものを支えにして生きていく人間の姿
それらは今までの宮崎駿作品で描かれていたものでもある
そして、今回のポニョは、海の者であるポニョが自ら人間のところへやってきて人間になる!
という物語
原作ゲド戦記はアースシーの物語というのが原題で、分離した人間は土と水、竜は風と火と共に
生きる者
息子作の根底にある弱さや甘さは、かろうじてがんばり続ける人間にとってもなじみ深いものだが
それを認めた上で進むこととは意味あいは違う
竜と共に生きることはできず、見捨てられてしまったようなものだが、孤独ながんばり続ける人間達に
宮崎駿さんが呼び出してくれたのは、おさかなの子ポニョの物語だった
子供も将来大人になって大人の仲間入りをする
子供達に向けて、観客に向けて、この作品とポニョを祝福をもってプレゼントしてくれたと思う
希望の光を見いだす元気の素が詰め込まれた、まだ作品上誰も到達できなかった境地を表現しきれた
史上初のこの作品は、迷い無く傑作と断言できる物語だと思う
補足として、原作ゲド戦記からポニョを読み解くとおもしろいんで紹介しておく
息子作でも使われた第3巻で原作では主人公アレンがゲドと共に世界の混乱の原因を求めて旅をする
魔法でこの世とあの世の境に穴を開けた死を恐れるクモという魔法使いの存在を知る
クモを追って死の世界へ行き、穴を閉じたゲドは死にかかりアレンが帰り道となるこの世へ戻る崖を
意識不明のゲドを背負って進むことになる
3巻までで書き残した事を年月を経て原作者が4,5巻、外伝で物語る
そこでは3巻まで常識とされていた事に間違いがあったという事が判明し、死の世界と思われていた
のは・・・という話が出てくる
そこへ旅をする為に死者に呼ばれる夢を見る男を水先案内人として、同行する者は眠った状態で行く
ことになる
少しまた違った角度でポニョを堪能できるかもしれないし、宮崎駿さんと切り離せない物語の一つ
でもあるんで、興味のある人にはお勧めしておきます
もう一つ補足
第3巻でゲドとアレンはゲドの長年の友とも言える邦訳「はてみ丸」という船で境界を超えて
行く手前の海岸まで長い船旅をする
いろいろ重ね合わせるとゲド戦記原作読者にとってポニョはなじみ深く感慨深い物語になって
います
>>452の訂正
× 実体が歩む闇が濃い程光を受けた時の 影は色濃いものになる
○ 実体が闇の中を歩む時受けた光が強い程影は色濃いものになる
>>456 言われてみりゃ後半は考えりゃ考えるほどゲド3巻そのものだねw。
さすがおっさん。
嫌がらせにも全力投球か。
ゲド3巻までよんだの大学時代だったから、ほとんど記憶が残ってない・・・
幼いときに読んでたら、強烈だっただろうになぁ・・
やっぱゲドも買いたい・・・ポニョとのつながり感じたい。
だったらシラスだの五歳だの強調するなよ
ゲド戦記、読んでみたくなったよ。
ゴローの作品はアレだったけど・・・ある意味すごく現代的、まさに
「神経症と不安の時代」を映していると思う。でも駿はそんなのには
強烈なカウンターパンチくらわしたかったろうね。
闇と光と影の話で、
> 闇も光も影も大人になる上で必要不可欠なもの
というのは、よく分かる気がした。
上の方でちらっと書いたんだけど、ナウシカの
「いのちは闇の中にまたたく光だ!」
ていう台詞にも、ゲドはつながってるんだろうか。
それから↓ここにすごい共感できた。
>子供達に向けて、観客に向けて、この作品とポニョを祝福をもってプレゼントしてくれたと思う
>希望の光を見いだす元気の素が詰め込まれた
実は書こうと思ってそのままになったレスがあって、感じたことが
なんか似てるかなと思ったんで次にのせてみるね。
462 :
461つづき:2008/08/12(火) 14:43:04 ID:MmTABrsh
>>410 そういう考え、いまは普通にあるよね。客観的な話として。
もしも人間がいなくなれば、自然はすごい生命力で回復する、実際に
チェルノブイリの跡地に緑や動物が戻ってきてるってこないだTVでやってた。
宮崎駿の思想については詳しくないけど、
ここでの「みんなで越えようとした」の話に関連して、漫画版ナウシカの
「我々は血を吐きながら、繰り返し繰り返し、その朝を越えて飛ぶ鳥だ」
っていうナウシカの台詞を思い出したんだよね。
これについての是否はいろいろありそうだけど・・・自分としては
人間は滅ぶかもしれないけれど、生命の可能性は、人間自身に決められるものじゃない。
もし自然に必要とされるなら、生き残るかもしれない。
「それはこの星がきめること」
そんな風に受け取った。これは、死ぬことも滅ぶこともありのまま
受け入れながら、絶望的な中でも生きようとする意志なんだろうと思った。
だけど、ポニョの世界は、そういう現世に対する絶望感みたいのを
乗り越えて、もっと力強くみんなで「生きよう!」っていう感じがする。
舞台を現代にもってきて、遠い未来じゃなく、いま、越えようとした話。
魔法のおとぎ話だとしても。あるいは、神話だとしても。
魔法の力の源は、愛すること、信じること、守ること、かな?
子供たちにいまこの作品を見せたいっていうのは、そういう意味なのかな、
ナウシカの頃の考えからもう一歩、宮崎駿自身も境界を越えようとした、
の、かな、とこのスレの話を読んで思った。
463 :
名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 14:46:45 ID:0J9ojQbw
久美子ちゃんのことも守ってあげてください
長文読んでくれてありがとう
踏み込んだ考察になってしまうんで躊躇していたんだが、ここのスレなら書いても大丈夫そうだ
と思ってまとめて書いてみました
何よりもいろんな事全部を振り切ってポニョが疾走する、何の迷いもなく思いっきりストレートに
「スキ!」と言える、気持ちのよい映画だったです
現実は厳しいもんですが(苦笑)、一点突破で突き進む事だって可能なんだと思いました
わかってはいてもなかなかやれるもんじゃないですが、実際駿さんがやっちゃいましたからね (爆
>>459 いろいろなタイミングで読むと感慨深くていいですね
>>461 「いのちは闇の中にまたたく光だ!」
まさに完全に読解している(そういう事を理解している)駿さんが、確信をもって自分の言葉で発した
真理ですね
いろいろ悩んで苦渋する事があっても過去作品から首尾一貫している姿勢も、人として魅力を感じる
ところです
465 :
名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 14:56:25 ID:cbOsbzOu
好き嫌いの激しいジャリどもだな
スキだけしか見えないメクラに大好評
>>462 別に人間が決めたっていいだろ
決められるかもしれないじゃん
お前には「人間には絶対決められない」って決める資格があるんかと?
そんなこと言えるのは神様だけじゃないの?
神にでもなったつもりで
「何かを決めたつもりでいる」「答えを出したつもりでいる」のは自分自身じゃないか
>別に人間が決めたっていいだろ
>決められるかもしれないじゃん
>そんなこと言えるのは神様だけじゃないの?
これって矛盾しないか?
みると退行しちゃうみたいだな
病人にゃ治療になるからいいのか
>>462 横レスになるが
> 人間は滅ぶかもしれないけれど、生命の可能性は、人間自身に決められるものじゃない。
ニュアンスの問題かもしれないが
人間自身が可能性を見いだして何かを決めてもいいんじゃないかな
もちろん人間の意思とは別に働く大いなる自然のパワーというものもある
生命の可能性を本能以外のところでも理解し得る可能性があるのもまた人間であったり
善し悪しは別としてね
間違った方向に可能性を求めたらしっぺ返しはくらうだろうってのはあるが
> 「我々は血を吐きながら、繰り返し繰り返し、その朝を越えて飛ぶ鳥だ」
> 絶望的な中でも生きようとする意志なんだろうと思った。
「生きようとする意思」があるなら「生命の可能性」を見いだす事が可能になる
少なくとも自分の中の「生命の可能性」を探求せざるをえないだろう
ポニョはいろんな「生命の可能性」に満ちている
作品内の多様性がいい
スジが一本通っていて、尚かつ多方面から見たり感じたり考察できる作品だ
この映画は、劇場に行って、感じたまま観て、その思い出をお家に持ち帰ればいいの。
考えても見ろ
パヤオが深読み厨が考えているようなことを盛り込んで作っているわけ無いだろw
観る度に新しい発見がある映画なんだから、
ここでグタグタ考えてないで、もう一回劇場逝って来い
>>467 そりゃそうだ矛盾の矛盾だからな
前提が矛盾だから指摘も矛盾する
「バカというやつがバカ」とかいうやつがバカ、の無限矛盾といっしょ
でも先に 「人間には絶対決められない」 って「決めた」のは誰や?
「 ありのまま 」とかご大層なこというんだったら
「人間が決めること」にたいしてもありのままであってもいいじゃねーか?と
「人間には絶対決められない」「星が決めること」なんて
安っぽい単純二元論的な言葉は出せないはずだが???
472 :
名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 16:11:34 ID:9H/Ui7hv
>>470 しかしパヤオが何も深く考えていないとするならば、
我々が見る度に新しい発見をすることもないのではないか。
何度も見る必要もないのではないか。
まだ観ていないので楽しみ
夏休みが終わってから見に行くつもりです
子ども向け映画なのに子どもにイラつきたくないもんで
不調によりID変わってると思うけど467です。
>>471 誰が「決めた」って言われてもなぁ。
>>462で自分は
>そんな風に受け取った。
と書いたのであって、漫画を読んでそういう風に「感じた」ってだけ。
あとこの論でいけば
「『人間には絶対決められない』なんて決められない』って「決めた」のは誰だよ?って話でしょ。無限ループ。
話をポニョに戻せば、原作ナウシカをああいうラストにした駿が
晩年になって、もっと豊かな可能性を表現しようとしたのかなと思ったよ。
>>440 どう考えても初期の方がいいよな
キャラクターが成立してる
シルエットにしても○○だって解る理想的な絵(しかも金魚を連想させる
ゲームに使うんなら100点満点だろ
俺なんか一枚目の画像を見ただけで
映画のポニョ(幼女ver)がどんな顔をしてたのか忘れた
金魚形態もカエル(鳥?)形態も一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残すのに
人間形態になった時だけポニョはキャラクターが立っていない
監督はなぜ印象的なデザインを捨てて
>>334の特徴のないキャラクターを選んだのだろう?
俺はそこに天才映像作家の凄まじい計算があると思う
パンフ買ってきた。人間体見直してみた。
確かに印象的ではないなぁ。
魚のときは最高だったけど。
人間の中になじんで溶け込めるってことだからOK?
477 :
名無シネマ@上映中:2008/08/12(火) 23:01:46 ID:3jGx7l6G
すごいなあこのスレ
大興奮しました
面白い考察がいっぱいで考えさせられます
初見で感じた「死」への明るいイメージ、他にも感じた人がいたんですね
歩けないはずのトキさんが立って「そうすけ、おいでー」と叫ぶシーン
まるで彼岸
その後ポニョ、そうすけ、トキさんが波にのまれるシーン
わざとスローモーションであったのが
けっこう怖かったです
あそこで、あの世へ飛び越しちゃった感じはしました
最後は、ハッピーエンドですが
なんとなく、みんな人間は死んだ後だってまた会えるんだ、幸せになれるんだっていうような
メッセージを感じました
監督は無意識だったかもしれませんが
かなり宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や「光の素足」に近いものを感じます
ポニョが齎した災厄に対して誰一人として咎めたりしないし
存在すら容易に受け入れられたのは、まさに彼岸世界だからとしか思えんな
479 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 01:12:59 ID:9sddhWFE
監督が無意識なはずがない
ポニョの本当の名前
480 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 04:38:57 ID:W16WAMuo
今日は静かだね。降臨お待ちしてます。ポニョの後半はフリーメイソンの儀式のようにも見えるけど、神はどう思う?
一回見ての感想はシンプルに描きたい意識が強すぎて複雑になったという印象だ
482 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 07:48:09 ID:i7pchjmq
ラストは死後の世界だったよな。
死後?産後の世界だよあれは。
オシベメシベレベルから生命を肯定する映画。
904 :名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 07:49:35 ID:6z7au8wU
南太平洋、フィジー諸島のひとつ「パゴパゴ島」が主な舞台。
パゴパゴ島のトンベラ酋長の許可をもらい、
日本から移り住んだ海洋学者・小畑徹郎とその息子洋介(12歳)が嵐の明くる朝、
珊瑚の砂地で50センチほどの生物を発見し、(徹郎の)研究室に持ち帰る。
少年・洋介は、その生物に「クー(COO)」と名付ける。
(数日後、生物は6500万年以上前に生きていた、水棲爬虫類プレシオサウルスと気づく)
同じくして、クーを生んだ母親のプレシオサウルスの遺骸が別の小島に漂着し、
事件は始まっていく。 自然と人間、親子と恐竜、核実験の陰謀が取り巻く奥深い物語である。
これはwwww
ポニョの名前がワルキューレの長姉のであったり、
波のシーンのBGMが「ワルキューレの騎行」であったりと
監督は「気が付けよ」くらいの勢いだと思う。
では、ポニョが「あの世へ導く者」かというと、
自分はポニョという新しい名前が本当の名前だと主張しているように
ソウスケと関わったために違うものになった、ということではないだろうか。
(本来、フジモトはその「あの世へ導く者」の役割をさせたかったのかも)
違うものといっても・・「生まれ変わらせる者」?
相変わらず死の影は消えないわけだが
(その死の影を意識して観ると映画「ポニョ」は俄然面白くなってくる、と思うのはオレだけ?)
アニメ映画板の、「崖の上のポニョ 4」で、また新しいストーリーを発見した。
いやーどんだけ隠れてるのかwww
見た人の数だけ、解釈できるってことか。ほんと童話or神話並だね!ポニョ神!
6 :見ろ!名無しがゴミのようだ!:2008/08/12(火) 19:52:07 ID:VplTOuEk
>>5 自分を縛る義務などないのが、この映画の特徴だと思うけど。
宗介には心変りしてはいけない義務は課せられていない。
宗介は詳しいことは何にも説明されていないから。
5歳児が心変りして何が悪い?
ポニョもポニョで人間になった以上、宗介以外とも知りあうことになる。
無責任でもいいのがこの映画。
無責任で呑気だけど魅力的な人ばかりが出ていたでしょ?
責任感の強いフジモトは大きすぎる責任感(ポニョ)を捨てた。
対極的に、自由だったリサは、すべてを知ってフジモトの捨てた責任(ポニョ)を背負わされてしまった。
グランマンマーレの自分は責任を一切負わないという、究極の自由な生き方がポニョを暴走させ、すべての人の自由を奪っていった。
父子家庭の悲劇だね。
×波のシーンのBGMが「ワルキューレの騎行」
○波のシーンのBGMが「ワルキューレの騎行」のもじり
もう一言で言い表そうよ…
「老害」
>>489 ここは、この作品が神だと思っている人のためのスレですので・・・
そういうご意見は糞スレ、もしくは本スレのほうで、よろしくお願いします。
ハヤオは本当は「生まれてきてよかった」って大袈裟でイヤだって
「出会えてよかった」ぐらいが丁度いいと。
うん「出会えてよかった」
いい映画だ。
492 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 11:47:11 ID:2u/trRll
糞スレってここの事じゃねーかwww
生まれてきて良かったに持ってくには、物語のアリバイが足りない。
出会えてよかったに持ってくにも甘いが、まあ、本人的には妥協したんだろう。
しかしポニョ楽しめたなあ。
物語としちゃ間違ってるけど。
>>492 まだまだ楽しめるよ。
ポニョ=ダイダラボッチ とかはどう?
495 :
497:2008/08/13(水) 12:36:47 ID:9IHuzTO6
497デス。なんか・・・みなさんの評価があまりにも高くて・・・
鼻血出るわ。
謝らせてください。
「贈与」は民俗学だけじゃなくていろんな学問で使われてる言葉らしいですごめんなさい。
>>313-
>>318、明らかに蛇足でしたいらなかったですごめんなさい。
てきとうに書くと駄目だな。やっぱ。
だからトンネルの話はちゃんとしようと思って下書きしたんだけど、
どうにも陳腐になっちゃうので、やめます。待っててくれた人ごめんなさい。
質問くれた人もごめんなさい。なんか上手く答えられそうにないですごめんなさい。
496 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 12:44:14 ID:wrYhDqqn
497タソおかえりー。いやいや、自然体の語りがかえって良かったよ。またなんか思いついたら気楽に書き込んでよ。
497 :
497:2008/08/13(水) 12:48:03 ID:9IHuzTO6
今だ! 497ゲットオォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
498 :
497:2008/08/13(水) 12:48:36 ID:9IHuzTO6
いちどやってみたかったんだ・・・
499 :
497:2008/08/13(水) 12:50:29 ID:9IHuzTO6
>>496ありがと。
俺がポニョを見てから1週間たつんだけど、
見てる最中から今まで、熱にうかされっぱなしです。
こんな映画初めてだ。
興奮した勢いでここに書き込みはじめました。
皆さんが俺の妄想を受け入れてくれたり、
「自分はこう思った」って教えてくれるの、嬉しかったです。
もっともっと教えてください。
劇中「ずっと幼いままなら無垢でいられたものを」
とかいうセリフがあってゾッとした
ハヤオの願望そのものだな
パヤオはマザコンでありロリコン
ポニョの執拗な幼女描写と人妻描写は異常
503 :
497:2008/08/13(水) 12:54:26 ID:9IHuzTO6
俺は、これはすごい! っておはなしに出会ったとき、
緻密に織られたタペストリーとか、
高齢の巨木を前にしたような気分になる。
ポニョに感じたのも、なんかそういう
物言わぬどでかい存在に対する畏怖だった。
映画に限らず、なにかの作品の感想を言うときは、
作品について話しているつもりで
結局最後に浮き彫りになるのは話している本人だったりする。
ポニョについて、どこで引っかかって、何を思ったか話すことで、
俺たちは俺たちについて話すことができる。
監督はメッセージも説明もポニョに盛り込んでいないから、
見るひとごとにどう思ったか違ってもいい。
ポニョは巨大な作品だ。
俺たちがどんなに自分の人生をぶつけても、
物語の芯の部分はびくともしない。
俺はいろんな人の感想を聞いてみたい。
それが、宮崎駿という巨人と
同じ時代に生まれてきた幸運に浴する俺たちの、
最高に贅沢な遊びのような気がしている。
504 :
497:2008/08/13(水) 13:01:18 ID:9IHuzTO6
それから、現代思想に詳しい方たちに、お礼とお願いを。
俺がこのスレでやってみたのは構造分析の稚拙な猿真似だってことに、
あなたがたは既にお気づきだと思います。
突っ込みドコロ満載だろうに黙って見守ってくださったうえ、
時には合いの手を入れて助けてくださったヌクモリティに感謝します。
俺のように一夜漬けでない、しっかりした知識を持った人が
どうポニョを読み解いたのか、興味があります。
皆さんの考えもぜひ教えてください。
識者の批評を見つけたときも、紹介してくださると嬉しいです。
>>450さん、すっげえ面白いっす。
ゲドは「女性」の扱い方の点でも宮崎作品と深く関わっている気がしています。
ゲドもっかい読もう…。
505 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 13:05:40 ID:65tM8RJi
やっぱポニョって、物凄く前向きで呑気なエヴァだよな
506 :
497:2008/08/13(水) 13:12:34 ID:9IHuzTO6
>>505 ああーやっぱエヴァっぽいんだ?
俺がエヴァファンだって指摘も多いし、面白いなーと思ったんだよ。
俺は、エヴァはリアルタイムで一度見たんだけど、
その時はピンと来なかったんよ。実は。
長いからもう一度見る気にもなれなくて。
なんかもったいないことしてる気がしてきた。ちゃんと見ないといかんなぁ。
俺はといえば、ただの昔話マニアです。
原点は カーチャンJ( 'ー`)し が読み聞かせてくれた童話です。
好きな言葉はヌクモリティです。
気になってる男性はレヴィ=ストロースさんです☆キャー言っちゃったーヾ(≧▽≦)/
そろそろナナシに戻ります。
連投しまくりすまんでした。では。
エヴァがナウシカっぽいし
老宮崎が老いたのと同じく、宮崎ファンも老いたということだよ。
子供ならばいざ知らず、いい歳こいた大人たちが、臨死体験的曖昧な世界感に思いを馳せるのは、
死後の世界を意識するような年齢になったからか、現実世界での日々の実生活に実感や喜びを感じられて無い、逃避願望者だからだ。
ポニョは、生命賛歌でありながら、どこかガラス越しに世界を俯瞰してる感があって、キャラクターが今を生きている実感が弱い。
後半、特にその傾向が強く、どこで「夢オチ」になるのかと、ハラハラしながら見てしまった。
パンダコパンダオマージュを感じさせる簡素化された絵柄が、「今」ではなく「過去」を感じさせるし、
何より、老宮崎が幼い頃に夢中になったであろう遊びや生活、人間関係の再現が、まるで老人の見る走馬灯を覗き見たかのよう。
これに共感出来るのは、やはり老いた証だよ。
子供向けとはいうが、実際にこの作品を老宮崎と100%同じ視点で楽しめるのは、劇中にあるような車椅子な老人ホームの住人だろう。
人間界として生きる事に自信を失ってたポニョが「アタシはここにいていいんだ!」 と喜ぶ場面も見たかった。
…劇場で苦笑しただろうけど
これオチ的には ぽにょ 宗介が新世界のアダムとイブってことなん?
最後に老人ホームにいた人は、全員死んでるわけでしょ。
あと黒い影がカオナシばりに意味わからん。いいもの?わるもの?
宗介は、宮崎息子たちの子供時代や、孫をモデルとするような、リアルな5歳児では無い。駿本人の心の中の、5歳児の宮崎駿。
その、心の5歳児宮崎と、肉体的にリアルな60代老人宮崎との、架空世界での交流。
老人にありがちな自己確認作業。ある種の自慰行為。
それに若者がイラつくのは、核家族化が進んで、老人との日常的交流がなくなったからだろう。否定的意見の多くは本当に若い。生命力に溢れている。
老人介護の気持ちで生暖く見守る姿勢がなければ、ポニョを作った宮崎の心理を考察することはかなわないだろう。
作曲家の久石譲さん
「死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。
でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。
この二重構造をどう音楽で表現するか。そこからが大変でした」
ちゃんと、答え書いてあったんだなーと・・・
ちゃんと本スレの1から順番に見なきゃ・・
勉強不足で、好き勝手書き込んでてすんません。
久石も歳だからなぁー。
老人による、老人の為の、老人思考アニメ。
広告代理店は、根本的に売り込み相手を間違ってるのかもね。
老人相手なら、多数派の評価も変わってくるだろう。
チラ裏さして
ポニョ:ヒトの象徴
宗助:これから生まれ変わろうとしている生命
物語:崖の下で遊んでて水死した宗助が,生まれ変わるまでの体験記。
ポニョ母とのやり取りは,「ヒト」として産まれるか「他の生命」として産まれるかの,選択をせまったもの。
ポニョは,他の生命にないヒトの特性を象徴している。
ヒトがその知能により生態系を大規模に変えてしまう事と,
月の軌道を変えて海面上昇をもたらす事の類似が根拠。
ヒトは,自然の動物であるが,半分だけこの点で他の生命と異質である。
それでもヒトとして産まれますかと,再誕生前の宗助に問う。
これが,半分魚半分人間のポニョを受け入れるかという所。
俺達は全員,こうして異質側を選択して誕生してきたんだから,
もう少しその覚悟と責任を他の生命に示せよ。
ってのが趣旨かな。
ttp://xepid.com/src/up-xepid0180.jpg
>>517 これ自分で作ったん? すげーかわえー
本スレにはって〜
519 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 20:31:45 ID:C6pNaXm5
すごいね。ポニョは。
こんだけスレが伸びるんだね。
さすが宮崎やなあ。
それにくらべてスカイクロラは・・・。
パヤオ67歳
スクリーン上であの世を出現させることに成功
結構、ここで議論してたこと、
これ以外にも、本スレの資料の中に答えあったりした。
みんな、頑張ってよめ〜www
>>518,525
ありがと(^^)
妻が作って4歳児に粉砕されました...
あ〜んもったいないww
528 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 23:29:29 ID:sK05p1fe
>>513 >>515 なんちゅー恐ろしい映画創るんだよパヤオは・・・。
それを完璧に考察してた人神過ぎる。
529 :
名無シネマ@上映中:2008/08/13(水) 23:31:40 ID:nCvVQFrH
3歳児でも分かる内容?
あまり分かんないと思う。
でもポニョかわいい、とか
お船にボクも乗りたい、とかでもいいんじゃね?
あとフジモトの使い魔を見て泣くかも。
513のは没になった初期設定だよ
チョンはぬるりと嘘つくからなぁ
>>513 今気づいた!崖の下って、神社のことか!
崖の下に神社の祠があるのって、結構よおくあるんだよね。
あれがあるから、ソースケは下に降りられたんだ。
ちなみに、FILM COMICの1巻では、ちょーどポニョの頭があって、
神社確認できませんでした。
当初のイメージが「崖の上のいやいやえん」だったって知ってた?
そら、破天荒な話になるわなーって思ったww
>>529 水没世界の被害者とか
世界の負の部分は完全に排除してるからな
「子供に見せたくない」って言われるような絵は一枚も無い
「楽しい」とか「わくわくする」ってイメージが伝われば
情操教育にいいんじゃね?
被害者はね・・・水没している繋がれた漁船。
あれが水死者に見えてしかたがない。
かぐや姫 とか 浦島太郎とか
長く語り継がれた昔話と同じで
表向きの軽快なストーリーの裏に
大きくなってからいろいろ気付かされる
ディープな世界があるポニョって
なかなかいいじゃまいか
ポニョ、奥が深いね
考察してた人すごいww
ブリュンヒルデって名前の意味にも驚いたよ
今日、観てきて可愛い映画だと思ったけどこのスレ開いて・・・・
なんか釈然としないのが怖かった
鳥居はお墓じゃないぞ
>>519 2ちゃんのアニメ系スレの中じゃ、全然レス伸びて無い方だけどな。
低レベルな争いだ。
543 :
名無シネマ@上映中:2008/08/14(木) 08:05:22 ID:xsMMXye/
崖の下の神社は水難事故がないように祈るためのものじゃね?
社があるからって宗助が死んだとかってのは飛躍し過ぎ。
岩場に鳥居が立ってるところってけっこう見かけるよ。
下手な考え休むに似たり
家とひまわりをつなぐ道の途中に、「船の通り道」みたいなところを通過していたけど、
あれは何か意味があったのかな?
「行きはよいよい、帰りはこわい」のメタファー?
>>545 >「行きはよいよい、帰りはこわい」のメタファー?
それ思ったんだけど・・・
シーンとしては行き・帰りだけど、日付が変わってない?
>546
日付ってどこかで確認できたっけ?
「船の通り道」は境界の一種なのかな〜。
家側とひまわり側で、どっちがどっちなのかわからないけど。
家側の登場人物は、宗助、ぽにょ、リサ、フジモトだけ。
(人が住むスペースがあっても、「売り地」だし、
洪水があっても生き残れるような場所
選ばれし者しか住めないのだろうか?)
ひまわり側は主に子供と老人他多数。
そう考えると、「船の通り道」で通せんぼしていた人は、
境界を守る門番だったのかな?
あと電気は着いたけど、電波が通じなかった意味も気になる・・・。
乾ドック通る→ポニョ奪われる→アイス食べながら帰る→バケツを置く
別の日
カッパ着て帰る用意→乾ドック通る
じゃ、なかったっけ
>548
確かに日付は変わってますね・・。
記憶違いしてました・・。
赤ん坊がトキさんでフジモトの母とか
>>549 日付変わってても、ゲートの象徴性はおっしゃるとおりだと思います。
>>550 そりゃすげえ>赤ん坊=トキさん
>>551 私もかなーり深読み面白い派だが、
赤ん坊=トキさんまで言い出すと、
そもそも映画の中の登場人物は全て、
宮崎駿を切りとって出したものだから
最終的に、全部=宮崎駿って一人になってしまわないか?
まあ、でも「生まれてこなければよかった」と考えている赤ん坊(って設定だよね)
がトキさんの赤ちゃん時代(に似てる)って考えは、面白い。
554 :
名無シネマ@上映中:2008/08/14(木) 16:42:06 ID:8xpaxT9n
リサカーのナンバー
[333]
カリオストロのルパンの車もR-33だったらしよ
497はどこいったんだ!ナナシに戻ってんじゃねえよ
ポニョ、大好き!
もう一回みにいってくる!
497さんの話おもしろかったなあ
558 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 00:15:03 ID:GrnKwXw8
やっぱポニョのママはディズニーに対してのメッセージなのか?
日本これまでレイプされっぱなしだったからなー。
てか半分やけくそのやっつけ仕事っぽい映画だったなw
評価は微妙だけど、金魚形態ポニョは大好きだ!
特にメッセージ性はないんじゃない?
あれコンカツのデザインだし。
(パヤヲデザインのフジモト&グランマは全然雰囲気が違う)
561 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 00:45:54 ID:A0UVjmTc
フジモトの青縞の背広はローソンの宣伝でつか?
ポニョ見てきた。
まぁまぁだと思った。(なんか雰囲気ゲドに似てるけど)
客席は半分埋まってる状態。
まぁこの時期はこんなもんなのかな?
何人かの赤ちゃんがフジモトの使い魔が現れた途端ないてた。
個人的に天海さんの出番少なくて残念。
これ相棒とか花男に勝てるの?
>>562 先週末で動員600万人、興行収入72億円
ちなみに「花男」は現在64.5億円だとさ
690 :名無シネマさん:2008/08/14(木) 10:07:22 ID:9KoNpSgr
8月10日(日)までで72億1197万255円。
11日3億台に行った。
その推移から見て12日3億、13日4億はいけてるだろうから、昨日13日で82億
は超えていると見る。
17日(日)までの推移で95億超は見えたね。
691 :名無シネマさん:2008/08/14(木) 10:11:59 ID:wrx475Yh
>>690 11日3億台ってなんかデータあったっけ?
693 :名無シネマさん:2008/08/14(木) 10:31:57 ID:9KoNpSgr
>>691 すまんソースは言えないww
っても、宮崎ジブリの最低目標値は、興収200億こえることだからな。
まだまだ道のりは遠い。
なんか、150億以上はリピーターがものを言うらしいぞ?
リピーターなんかしたことないけど、
ちょっとしてみようかとか思ったりしてwww
すっかり信者になりかけてる私は、この作品が世界を変えてくれるような
幻想ってか妄想だ〜wwパヤオの意気込みを信じたいな
もう5回見に行ってる俺
見る度に新発見があるのがすごいわ
駿ブランド&物凄いCMでも150億以上は
良かったと言う知り合いからの口コミとリピーターが叩き出す数字だと思う
569 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 03:17:29 ID:Dv4+sg7F
なるほどと思うことはいろいろあるが、
ポニョは論理じゃなく純粋な心で見ることに意味があるんだろ
グッズがたいしたもんないから、はやくDVDがほしいよ
571 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 09:07:12 ID:A0UVjmTc
良かった面白かったって話を聞いたことがないハウルにあれだけ人が
入ったのはキムタク効果?
ポニョは少なくともハウルより面白いっていう人のほうが圧倒的多数で
なおかつ主題歌も売れてるし、軽くハウルを超えそうな気もするが
>>571 おれ的にはハウルのが上。ツボに入って五回観に行ったし。
圧倒的多数ってどっから持ってきたよ?
ポニョいまいち完全オリジナルじゃなくて、ジブリ作品のどっかから持ってきたキャラ・シーンがあるのが残念。
573 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 09:55:33 ID:1FNu9WMk
チャイナオリンピックの口パクガキより大橋のぞみちゃんの方がかわいい。
赤い服着てんじゃねーよ
>>572のようなババア声萌えは圧倒的少数だと思う
ハウルはどこかの圧力で芸能人を声優に使わざるを得なかった
不幸な作品だと思う
>>571 キムタクの名前だけで200億も稼げないよ。
フジモトがもっと魅力的だったらなぁ…
うわー、ハウルはキムタクだったのか・・・
全然知らんかった。知らないで見ててよかった。知ってたら、きっと気に障って見れなかった。
ただでさえ、ハウルの性格があんななのに、あれにキムタクの顔がかぶっちゃ・・・
個人の趣味を言ってすみません・・・・
いまスレ全部読んだ。お腹痛くなった。
ポニョ観て「なんか怖ぇ〜」って感じが、497の考察で補完されたよ。
で、ひとつ言いたい。
観客で遠目に眺めてるぶんには、怖ぇ〜、パヤオ神、とか言いたい放題だが、
>>116>>177>>189 漏れたち劇中では、津波に沈められちゃってるんだぜ。
漏れたち劇中では、津波に沈められちゃってるんだぜ。
俺は沈みたくないんだが、いったいどうしろと…。駿的だと、リアルに死ねばいいの?
>>578 エバみたく客席映されたわけじゃないんだから安心しろw
>>578 生命の水で魔法の力いっぱいになった水の中に沈んでも、死なないのだ。
バーちゃんたちの足は治って、若い人はみんな元気♪誰も死なない〜♪
という意見に、自分は一票投じている。
581 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 12:18:04 ID:WgDmsqVg
地球の生態系には人間は居ない方が良い
ってのは宮崎駿がずっと言ってる事だしね
しかし今回の作品は露骨に恐ろしすぎる
用事向けの皮を被せてる所がまた・・・
>>577 笑った。
典型的な「逆ベクトルの馬鹿」じゃねーか。
要するに木村自体は別に悪くなかったって事だよ。
特に「キンキラゴテゴテに飾り付けてはいるが、実は中身スカスカの弱虫魔法使い」
っつーキャラクターって事を考えたら十分合ってただろ。
いやむしろ海外版数種と比べても一番合ってるのは木村だよ。
他の国の声は声に情けなさ・虚ろさが入ってなくて全然ダメ。
>>579 その引き合いは余計に不安だw
>>580 俺もそう思いたい。けど劇中、水没後=死後の世界に一票を投じてしもうた。
駿に一矢報いたい。ジブリ横のアトリエ前でガソリンでも浴びるかな。
>>583 ストーリーは、
>>580で、表現してるものは、水没後=死後の世界ってことで、
自分を納得させてるよwww
>>584 3本の草が納得できてねーよw
夜にまた、考察で盛り上がらないかなー。降臨してよエロい人!
しかし、頭の固い連中は、後半=死後の世界が受け入れられないらしい。
別に深読みだったり、哲学的にしたかったりするわけじゃなくて
そう受け止めると、いろんな演出の表向きの奇妙さがすべて意味のあることだと判るのに。
そのベースを受け付けないで、ここの演出が変だ、失敗しているとか言ってるのがなんともw
585 :名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 12:32:11 ID:qJSWvQ9f
>>584 3本の草が納得できてねーよw
すみません・・・3本の草ってなんですか?
>>587 自分を納得させてるよwww ←この3兄弟。
いやスマン。納得させてるんじゃなくて、考えないようにしてるって、勝手な俺の解釈。
>>588 なるほど!www←これね!あたってるかも。
でも今の自分の頭では、これで精一杯だわ。
実感をともなって、そうだなーって思えるまでには、何回か見ないとダメかもー
>>586 映画は『映し鏡』でもあって、観た人自身を反映する。
だから、受け止め方は人それぞれでいいんじゃないかな。
少なくともここ、神杉スレは共感する人たちが集まったわけで。
井上ひさしのお言葉。
むずかしいことをやさしく
やさしいことをおもく
おもいことをおもしろく
「おもしろい」 ⇒ ポーニョポーニョポニョ♪ ポニョかわいい!子供に伝わるか
「おもい」 ⇒ 深い、死のイメージ、怖い
「やさしい」 ⇒ 497氏、当スレ考察者、消化できた人たち
「むずかしい」 ⇒ 監督の脳内
作品が「おもしろく」まで昇華できたかどうか、「」
色んな解釈ができる点がこの映画の、懐の深さ、器の大きさ。
内容はともかく、作品自体への反響の多さが、映画のひとつの価値だと思う。
受け止め方としては千差万別でそれぞれの価値を持つことに異論はない。
しかし、考察としてはどうだろう?
考察するのに「可能性のあること」を頭から排除してるのはどうか、と。
「後半=死後の世界」を完全に否定する要素は見当たらないと思うんだが。
(強いて言えば、キャッチフレーズ?)
>>591 考察を拒否した人、感覚な人は、それはともかく置いといて。
ただ、作品を考察・探求しようって場合に、
>考察するのに「可能性のあること」を頭から排除してるのはどうか、と。
>「後半=死後の世界」を完全に否定する要素は見当たらないと思うんだが。
ってのは激しく同意。
ここの演出が変だ、失敗しているっていう、頭の固い人たちと、
ぜひともこのスレの考察を共有したいね。
スレ読みやすくまとめたら、読んで議論とかしてくれるかな?
ガイシュツだと思うけど、
死後の世界に行くこと=死ぬ
と短絡的に考えて怖がってるやつ大杉。
>>592 >このスレの考察を共有したいね。
そう思って、昨日の昼間は説明を試みたが、挫折した。
説明とその都度の疑問への回答を同時にやるのはむづかしい・・
で、夜に裏解釈をベースにしたストーリーを投下してみたが
見事にスルーされたwww反発もなしwww
反応は一人だけ「妄想かよ」ってだけ。
だれか勇者スレまとめて、挑戦してみてくれ〜
え、あれすごい面白かったよ!
書けばよかったね。
それに今日だって、昨晩の神話創作ストーリーは面白かったって評価してる人いたよ
>> ID:zN9pMSc7
どうもありがとう。
一応、トンネル抜けるまでは書いたんだけど。
本編のストーリーやセリフをよく覚えてないところがあって・・・
しかし自分の趣味でホラー風味強すぎです。
今朝評価してくれてた人のレスは涙ちょちょ切れっしたwww
(言わずもがなだけど、もちろんオレは497神ではないよ)
>>598 ぜひリピーターになってwww、最後まで仕上げてください
600 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 14:06:58 ID:2Xtkqpez
ここの考察深読みしすぎ
ポニョが怖かったのは両目が離れてたからだよ
>>600 何を言ってるんだ。魚顔のポニョ、ちょーラブリーだったじゃんww
インスマス顔だからねえ
ワロタw。
魚ポニョは大いにキャラクターとしての賞品価値はあったが、
半魚人ポニョは、ポニョというキャラクターの賞品価値を大いに削いでくれた。
意図的にしろ、やり過ぎだ。せめて動きがコミカルなら救いもあるのだが、無機質でキモかった。
>>604 だからこそ、
「魚のポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョも、みんなだいすきだよw」
(順番あってる?)
に、大きな意味があるのかもしれない。
魂の質は見かけでは変わらないんだ・・・・
あっ!だから輪廻(久石さんのネタばらし発言)なんだ!
うわー、なんかオレすげー。自分で気づいちゃった♪
・・・とかルンルンなってたけど、理解してないだけで既出だったりして・・汗
607 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 14:49:00 ID:eaaaSD1u
>>600 宮崎監督に似てたwwwトトロも似てるしw
ポニョが歯をむきだしにしてニカって笑うとこ、トトロそっくりだよね。
>>606 > ・・・とかルンルンなってたけど、理解してないだけで既出だったりして・・汗
いや、いいと思うぞ。そのまま突っ走れwww
ポニョとクトゥルフが相性いいのは当然だろうけど…本スレの方では、公開から間もない頃に
ディープなファンの間で、諸星大二郎との関連が取り沙汰されてたな。
諸星の影響はパヤ監督自らが認めるところで、これまでにも「もののけ」のサンの仮面は
マッドメン、「千尋」のカオナシは不安の立像、とか誰もが確かに、と思うイメージの近似が
あったんよ。
それで彼らが言うには、ポニョは「海神祭の夜」なんだそうで…
あ、あんとくさま〜!(諸星ファンなら、ここで大爆笑)
>>609 いやもうそのとおりw
あんとくさまっつうか、諸星キャラの山怪とかに見られる黒い眼孔の子供が
あの波乗り走りにぴったりw
それを見つけたゲストキャラが稗田に「先生!あれ・・・!!」と叫ぶコマまで
頭に浮かびましたw
今日映画見て、スレ一通り見たオレが妄想投下
497の「死後の世界」妄想はすごくおもしろいね
それに乗っかる形で妄想したんだけど、オレは「死」を意識させることで強調した
「生の喜び」がテーマなんかなと思った
トンネルの向こうは「死後の世界」説を覆す論理は持ってないんだけど、考えたことを3つだけ
1つ目、「津波の被害を直接大勢の死に結びつけないようにしてる」気がする
宮崎作品にはどれも共通してつきものの危なっかしい(でも無事な)シーンがあるよね
それ一歩間違えたら死ぬだろ、常考ってシーン、そいつがポニョではリサの運転だった
対向車と正面衝突しそうなシーンとか津波との追いかけっこ。あれはハラハラする観客に
「大丈夫、このアニメこのくらいじゃ死人でないから」 って今作品での非リアルさの程度を示してるんだと思う
だからあれらのシーンを入れることで物語の背後での「大勢のリアルな死」を否定してるんじゃないかな
>>611 > それに乗っかる形で妄想したんだけど、オレは「死」を意識させることで強調した
> 「生の喜び」がテーマなんかなと思った
その考え方イイ!
コピーが「生きててよかった」だし、
主題歌も「おててはいいな」「あしっていいな」って、生きる喜びを歌ってるし。
>>611のつづき
2つ目、「過去を生きた赤子の人生への祝福」
俺はパンフ見てないけどあの舟の親子は大正時代の人たちらしいね
大正生まれっていったらギリ今でも生きてる、棺桶に両足突っ込んでるくらいの年代のはず。
まさにリアルで今その人生を終えた、終えようとしてる人たち
その生を受け、これから今の時代を作った数十年の「過去」を生きてゆく赤子に対するポニョの祝福
それは人ひとりの人生を肯定する祝福なんだと思う
良い人生でも後悔の人生でも、それらをすべて肯定し包み込む抱擁。それが「生の喜び」を表してるんじゃないかな
614 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 23:30:54 ID:hlLylkuF
>>611 >トンネルの向こうは「死後の世界」
一夜あけた水没世界が「死後の世界」っていうのがここでの話だよね。念のため。
あと「生の喜び」がテーマっていうのも、似たようなことちゃんと言ってるよね。
「死」について、直接結びつけないようにしてるっていうのは同意。
ポニョの世界をあれこれ考えるのは面白くてここにも書き込んでたけど、
一方では釈然としないものも残るんだよなぁ。
裏側に死と再生の物語を埋め込んでいるのはいいとして、それを砂糖菓子の衣にくるんで
見えないようにしてる感じは、自分にはちょっと苦手だ。
616 :
名無シネマ@上映中:2008/08/15(金) 23:47:53 ID:aB4vK1Ow
俺は逆にトンネルの向こうが現実世界だと思う
この前のNHKの特集見て大正時代の婦人ってまさにパヤオ母で
あの赤ん坊はパヤオなんだと単純に感じた。
生まれてこなきゃ良かった・・と思ってる赤ん坊(だから不機嫌顔)
それってパヤオ自身。
>>618 あ、別のところでした間違いを、またしてしまった(汗) すんません
>>611のつづき2
最後に3つ目、「ばあちゃんたちの足回復」
あれはよくわかんないけど「五体満足な身体と童心を取り戻したい願望」なのかなぁと
千尋、ハウル、ポニョと続くなかで重要な要素を持って出てくるのがばあちゃん。
これまでもラピュタのドーラみたいなばあちゃんは出てたけど、
最近の作品は痴呆気味の介護されるようなばあちゃんが描かれるようになった
そしてその精神が幼児化したばあちゃんらを肯定的に描いてる
ポニョでは「もう一度走り回りたい」と思う車イスのばあちゃんが、少女のように走り回る
死に向かいながら童心に還る老人の純粋さに「生の喜び」を見出してるんじゃないか
この老人観が自らの肉体的老いを感じてるひねくれたジジィであるパヤオ自身と正反対なのが興味深い
こんな感じで497の妄想に横槍を入れてみた
子ども向けの所々に死のイメージを散りばめつつも、一周まわってやっぱり「生まれてきてよかった」なのかと
だからこ難しい知識を持ってる大人にもそうじゃない子どもにもテーマは結局同じじゃないかと思うんだ
>>615 水没後だね、言い方が悪かった
オレも子ども向けの裏側が全員死んでますってのはイヤだよ
もし死後の世界妄想がパヤオの真意だなんてことがあるなら、人間的にマズいだろ
>>620 497は
>>35>>90っていってるぞ。
死後の世界とは明言してないぞ。
俺もあの映画を見て感じたのは「生きる喜び」だった。
>>617 それはいい着想だなぁ
自分の創造物に生まれてきて良かったと教えられるわけか。
今日観てきた。
とっちらかったというかチグハグな印象。
まぁでも傍にいたガキは楽しそうに観てたな。
>>620 >オレも子ども向けの裏側が全員死んでますってのはイヤだよ
あーなんか、ニュアンスが微妙なんだけど、魔法で死後の世界に行っちゃうこと自体は、
自分は全然おkなんだよね。再生のために必要なイニシエーションだと思うから。
どうも現実での「死」ということと、物語や神話における「彼岸」とか「冥土」ということが、
ポニョの世界を考えると非常に分かりにくい。
それで、この「死後」の話が出るとアレルギー反応みたいに否定的な意見がでるのかもしれないな。
死のイメージをちりばめつつも、絵としては全く描かれない死、ていうのが
たぶん自分としては気持ち悪いんだろうなぁ。
なんだろうね、この感じ。
銀河鉄道の夜なんかは、真正面からあの世への旅を描いて
現実に戻ってみるとジョバンニが死んでいる。
もっとも、これはポニョのような「生まれてきてよかった」とか
世界の再生の話ではないわけだけど。
観客の無意識に訴える形にしたくて、こうなったんだろうとは思うけど
ポニョでもし、再生の物語をもっと正面切って描いていたらどうなってたんだろうね。
>>621 >>113も嫁
死後の世界に行っちゃうなんて、やっぱ抵抗感が強いよね。
戻ってきて、新しい世界で「生きる喜び」を描いているとしても。
パヤオがオブラートにくるまなけりゃならなかったのも無理はないか・・・
>>111 だから津波のシーンでぽにょが走ってるところの音楽が
明らかにワーグナーのワルキューレの音楽のぽにょテーマによる変奏だったのか…。
楽器はにてるけどさすがにワーグナーとは結構違うよ
というかよくワーグナー聴けよ
そしてポニョもよくみろ
>>624訂正
ジョバンニじゃなくてカンパネルラだよ
>>627 ・・・・。どうきいてもワルキューレだろあれは。。。それ以外何があるの?
ここの考察は凄くおもしろいが、深読みしないと面白くない作品が名作とは思えん
あくまで俺個人の感想だがな
632 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 02:06:17 ID:3xW95V0j
最近の宮崎駿は、公開前に、演出として盛り込んでない部分について、
いろいろ言い訳ばかり用意するから、ほんとカッコ悪いよ。
映画を見ながら感じることは、客に任せとけばいいのにって思うよ。
ナウシカやラピュタの頃は、そこも含めて演出によって誘導してたから
宮崎アニメって凄いって、誰もが感じてたんだと思う。
宮崎駿って今でも子供心を忘れてないんだね。
じゃないとあんな風に描けない。
なんかショック受けた。自分はまだ21歳なのに、こんなにも忘れてたって。
将来の子供のためにも子供心は忘れたくないって思ってたのに。
今日観たけど、銀河鉄道の夜みたいだった
636 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 03:33:40 ID:kxzysPom
五歳児前後用の専用スレで評価された結果が、この映画の本当の評価だろう。
「おもちろかった」「ポニョかわいい」「ねむくなりました」・・・
で、結果は???
老人ホームで無人の車イスが並んでる所が不気味だった。
アレは実際にに並んでるというより、夢占い的な解釈をさせる為のシーンなんじゃないかと思った。
>>637 あそこから、全員の無事が確認されるまでの時間が短すぎるのでサスペンスが堪能できない。
トキさんがポニョを「人殺し」と非難して、ソースケが同調しかける場面とか俺ならいれちゃうなあ。
(見た後なら何とでも言えるが)
全員無事と言うより、実際はみんな死んでるって解釈だと思ったけど。
>>639 宗介「生と死は等価値なんだ、僕にとってはね」
俺もワルキューレのアレンジにしか聞こえんかったな。
成る程ブリュンヒルデだからか。
ここのスレ、愛してる。
反論も含め、ぬくもりがある。
一連の物語を、もう一度生まれるためのイニシエーションと考えれば、
アレは死後の世界というより、洪水語の世界は生まれる前の胎内だよね。
「死ぬっていうのは、生まれる前に帰るのと同じなんだよ。
怖くもないし、むしろおめでたいことなんじゃない?」
みたいな気軽さというか、達観したものを感じた。
通り魔とか自殺とか、メディアで吹聴される「死」のイメージは最近やたらとネガティブだけど、
普通の人にとっての「死」は本当にただ「生まれる前に帰る」ってだけなんじゃないかなあ。
そう考えると、ポニョって「死の尊厳を取り戻す物語」だったのかも知れない。
あと、蛇足かも知れないけど、
人間が死ぬ時ってやはり病気とか災害とか、あるいは事故や犯罪みたいに心残りなことの方が多いわけで、
大往生できる人なんてあまりいない。
でも、「死んだら死んだで、きっと楽しくやってるよ」って
生きてる側の人間が納得するための「救い」みたいなものを提示してるんじゃないかなあ。
NHKの番組で語っていた、友人の死を納得するための儀式、あれみたいな感じで。
老境を迎えた宮崎駿に対して「老害」との罵倒するのは容易いし、
年取って体力落ちたみたいなこと言う人もいるけど、
年取ったなんてわかりきっていたことなんだから、
その年齢の人間にしか到達できない作品のクオリティを素直に受け取るのも悪くないんじゃないかと思う。
最近のキラキラ輝いたような高画質の画面に見慣れたヲタには少々つらいかも知れないけど……
644 :
517:2008/08/16(土) 10:31:10 ID:ujtYqD9v
>>642 そいうや,あの巨大クラゲドームは子宮っぽい。
液で満たされてたみたいだし。
ラストシーンの黒背景丸トリミング,
産道通過を示してると思うんだが,どうだろ。
>>644 それ同意。自分もどっかで書いたよ。
ばあさんたちの口から泡が出てる描写、水中で平気でしゃべったりしてるのは
羊水の中の胎児と一緒なんだろうと思った。
黒丸トリミングについてはよく分からない。
誰かが「大きな丸」って書いてたかな。
>>645 >ばあさんたちの口から泡が出てる描写、水中で平気でしゃべったりしてるのは
>羊水の中の胎児と一緒なんだろうと思った。
LCLですね。わかります。
LCLって何かなと思ってぐぐってみた。
すまんエヴァ見てないんだよ自分。
庵野の感想聞いてみたいな。
色々と言いたいことありそうだw
裏物語を完成させるため
スカイクロラもダークナイトもぶっちぎってポニョ2回目を観にいってきまつ。
651 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 14:27:09 ID:1ABcXru1
久石さんのコメント観る限りここのスレの考察は正しいと思うんだけど
恐ろしいのは公開直後に「何だか解らないけど怖かった」って感想の人が続出してた事だよな
その人達は「感じた」って事なんだから
凄い作品だよ
652 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 14:35:44 ID:RhEa/cVp
あの海水を羊水って言ってる人たちってなんなの?
パヤオさんがそんなこと考えてたわけないでしょ
羊水腐ってる人の発想ですね
WWWWWW
え っ ? ! 「日 本 は 歴 史 的 に 文 化 劣 等 国」 で 日 本 の 文 化 は 全 部 韓 国 と 朝 鮮 の も の だ っ た の ?
桜も、寿司も、醤油も、鯛焼きも、侍も、着物も、日本刀も、剣道も、柔道も、相撲も、合気道も、
華道も、盆栽も、茶道も、熊本城も、浮世絵も、盆栽も、折り紙も、歌舞伎も、能楽も、神社建築も、万葉集も、
全 部 韓 国 ・朝 鮮 文 化 ら し い で す 。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E8%B5%B7%E6%BA%90%E8%AA%AC 日 本 人 が 黙 っ て み て い る 間 に 劣 等 感 ま み れ の 韓 国 人 に
日 本 の 文 化 が ど ん ど ん 盗 ま れ て い る よ ・・・
日 本 中 に 韓 国 の 実 態 を 広 め て 抗 議 し よ う ! !
韓国の歴史教科書によれば「伝統的に日本は文化的劣等国」で日本文化は全部韓国が教えた文化なんだって!!
>>651 そりゃクトゥルフちゃんが津波と伴にやって来て街を水没させるんだから怖いよなあ。
デビッド・リンチとの類似性を深読みする人達の気持ちも分かる。
>>652 普通に連想しておかしくないよ。
観客も創作者側も。
ただし羊水だとしても、あんな風に喋れるのはおかしいけどね。
そもそも液体中で人間の天然の声帯で普通に会話は無理でしょうね。
魔法の世界だったんだよとしか言いようがない。
しかしそれを描くにあたって、一部は羊水などの連想があったかもしれないというのは
かなり妥当な意見。
>>642 >「死の尊厳を取り戻す」
すごくしっくり来る考え方だ
「あれ、実は皆死んでる霊だぜ…気づいたらゾッとするだろ?…」
みたいなホラー風な捉え方に違和感があるわけで、ネガティブじゃない「死」なら受け入れられるな
そういえば宗介も難波したかもしれない親父の安否をさほど気にしてないよね
「転覆しちゃったのかなぁ」ぐらいで
普通なら泣きじゃくりそうなくらいヘビーな死に別れ方なのに
「死」なんてのは予防接種のときにちょっとチクっとする程度と同じだって言われてる感じだ
ソウスケはいつ死んだのか?
俺は崖の上のポニョの世界は死後の世界で
ソウスケは転生するための試練を受けてるように感じた
>>656 おそらくアニミズムにおける「祖霊は自然の中にいて子孫を見守っている」
という考え方だろうね。
推測だけど宮崎自身が母との別れ(grief work)に際してものすごく
苦しんで、最終的にアニミズム的な考え方に至って悲しみと折り合いが
ついたその過程が「ポニョ」に投影されている気がする。
>>656 そだね。
例外なく全員が経験する「死」なのに,不幸なイメージが固定化してるからね。
普通と逆の,死から生へに向う間に,こんなファンタジーがあってもいい。
マジキチ
2回目観て来た。
なんか違和感が薄れたのは慣れたからかな〜
とりあえず気が付いたこと(ガイシュツスマソ)
OPとEDの終わりの絵がどちらも妹たちだった。
OPのタペストリ風(ナウシカを連想)の絵は
普通の海→荒れている海→古代魚のいる海→水没した町と取り残された家→妹たち
ついでに思いだしたこと(ガイシュツスマソ)
元々の人魚姫は、王子様に受け入れてもらえなければ泡になる、じゃなくて
王子様を殺さなければ泡になる、じゃなかったっけ。
2回目から違和感消えるよな
初見の時は映像や演出の技術面に注目してたけど
2回目は物語に入り込めた
つまり初めて見たときは俺も怖がってたんだと思う
普通はあらすじ→あらすじに飽きて背景を見るって順番になるのに
この映画だけは逆だ
>>297 遅レスだけど
トンネルってそんな曖昧なものじゃなく
産道をイメージしてるんじゃないの
ポニョは産道を通って生まれてきた記憶が残っており
そこを通って宗助に会うまで父親に縛られ楽しい思いをしたことがない
またトンネルを見て元の父親の世界へ生まれ出る不安や苦痛を
ポニョが直感的に感じとったから「ここキライ」って言ったと思ってた
>>665 それはフロイトの目から見るかユングの目から見るかだけの違いで
本質的には同一のことを指していると思う。
家族幻想の積み重ねが神話(の大部分)を形成しているわけだから。
ポニョは魚だから産道は通ってないよ。
だからトンネルに入るのが怖かったんじゃないかな。
497がジブリの宣伝担当だとしたらすごい敏腕だ。
同じ映画を何度も劇場に見に行くなんて一度もした事ないけど、今回はまた観に行きたいと思ってる。
>>667の補足
しかし、ポニョは人間形態に変化したときにはヘソがある。
670 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 22:34:25 ID:G6Wvlzv9
ポニョはあの赤ん坊を殺したんだよね?
671 :
名無シネマ@上映中:2008/08/16(土) 22:37:59 ID:G6Wvlzv9
あ、すまん言葉が足りなかった。
あの赤ん坊を成仏させたんだよね?
497氏の見解では、そうなっている。
497神wの自演は酷かったな、自分のブログでやればいいのに。
よく読め
おトキさんだけが、ポニョを見て人面魚だと言った。
ひとりだけ真人間な気がしたw
なんか深読みしすぎてそれてる人とか笑える\(^o^)/
まったくだ、正面から純粋に物を見る力を身につけろ
>>663 2回目ポニョ鑑賞 乙!
すっかりここを見落としていて、レス遅くなってすまん。
アンデルセンの人魚は、
末の人魚姫は「王子」ってものに憧れていた。
↓
末の姫が15になって海上で王子に会い、助ける
↓
王子、隣国の王女と会う
↓
末の姫、魔女に声を差し出し、足をもらい海上へ
↓
王子に拾われるも、王子は隣国の王女とケコーン
↓
姉の人魚たちが、髪と引き換えに、魔女から刀をもらう
↓
結婚式の晩、姉から刀を受け取るが、王子の心臓を刺せず、飛び込み
↓
(日の出とともに?)泡になる
497はちょいちょい無理矢理なこじつけ部分もあるけど、
関の都市伝説聞いてるみたいな面白さがあるよ。
駿さんが、あっちの世界に渡ってしまう前に、
ポニョの種明かしをしていってくれはしないか、願ってしまうよ。
このままいくと、現代のノストラダムスになりそうだ。
直接語らなくても『出発点』から『風の還る場所』『折り返し点』まで一通り読んどきゃ
大体やりたい事はわかるけどね。
ご存知のとおり自分の肯定できるものを描きたい人ゆえアウトプットは大体同じパターンだから。
ついでに最近出た角川の『ジブリの森とポニョの海』読んでおけばほぼ完璧。
ラピュタの空を語っていないのは研究本としては不完全だな
引退作ポニョでも人間体になって空の色を変えている
また自演とか言われそうだがw
下手な物語もどきを書いてるのはオレであって、断じて497ではないからな。
497の名誉のために言っとく。
つーか497だったら、もっと面白い話書くだろ。
ずっと読んでるヤシには判るはず。
>>684 497神だと、もっと柔らかいタッチの話になるだろうなww
しかし684の裏話も面白いよ。
楽しみにしてるからガンガレ
絵コンテ集は買ったのかい?
投影まんがまつり
深読み君は実際会って話すとボソボソしゃべりの暗いヤツが多めだからな
大体深読み妄想なんて人と共有したってしょうがねえだろ
先週ルックしてきました。
台風の描写がリアルで臨場感ありました。子供からすると
怖いのかな。サンドイッチがうまそーだった。食べ物の描写がいつも
いい感じ。ポニョの妹たちがかわいかった。
しかし、矢野顕子の使い方が贅沢な感じもした。これだけ?ってw
所ジョージも普通によかったし、まぁまぁ満足です。
後ろの席にヤンキー風のにいちゃんがひとりで見に来ててなんか笑えたw
足を前の席に乗っけて態度悪いけど、ポニョw
こちらの映画館にも、若いヤーサンタイプの人が、ちょっと小さくなりながらいましたwww
692 :
名無シネマ@上映中:2008/08/17(日) 22:36:36 ID:sMUcGHX0
『井上の嫁のヒガ』歌詞
ヒーガヒーガヒガ 肉屋の子
黒い海から やってきた
ヒーガヒーガヒガ 呪われた
恐怖のブログの女の子
ペータペタ ピョーンピョン
呪っていいな 書いちゃお!
ニーギニギ ブーンブン
売名いいな 煽っちゃお!
あの子が書くと 抗議が増えるよ
パークパクチュッギュッ! パークパクチュッギュッ!
予想が大好き ま・さ・か・の
ヒーガヒーガヒガ 初戦負け
柔道会場行ってきた
ヒーガヒーガヒガ ふざけんな
選手の足枷 自覚なし
フジモトが宗介とトキをひまわりに連れて行くところ
フジモトの使い魔に替わって妹たちが運ぶことの意味するところは何だろう?
妹がフジモトを説得して、フジモトが、うーんしょうがないみたいな顔をするが。
あと、気づいたこと
波乗りポニョがリサカーを追いかけて、とうとう追いつけないところ。
ポニョの乗った波がカーブで砕け散って終わり、だが
そのカーブにお堂がある。
その後ポニョは力を失って半魚人に戻っていく
(単に魔法を使いすぎただけだと思うけど)
>>694 関係あるかもよ?
あのお堂は海からの災害を防ぐと言う祈願の物かも知れないし
>>695 波が当たる所なので波にさらわれる事故があって・・とか?
標高の問題。
宗介の家は海面からそれほど高くない。
子供がちょろちょろっと降りていけるくらい。
しかし、水没後は、山の頂上にあるホテルと同等の高さになってる?
宗介の家が水没しなかったのは、ポニョの力によるものでは?
床ギリギリに水面があるのはそのせいかな?
697 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 00:14:35 ID:ABBxVX7J
ポニョ自体が胎児なんだよ。
胎児は最初魚の形をしているでしょ?
海と陸の繋がりを示したストーリでぽにょは新しい人類なんだよ。
古い人類は大方津波で滅びてしまった。
最後に出てきたヘリとか操縦してたのは?
699 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 00:24:05 ID:ABBxVX7J
役に立たない文明のメタファでしょ。ああいう状況になったらどうしょうもないみたいな。
俺はあのヘリとかで混乱したなぁ
現実にもどったことの象徴というか小道具では?
>>698 そこなんだよな〜
あの世派が一番困るところは。
普通に考えると、
宗介の町のみ水没=海面盛り上がり
→ほころびは閉じられました→その他の地域から救助が来た
ってことなんだろうけど・・・
と、考えたところで気が付いたけど
ほころびは閉じられても水位は戻ってない?
ばあちゃんたちが自力で上っていくところは、水没後の水位のままのような?
ならば、船はどうやって戻ってきたんだろう?
703 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 01:40:15 ID:H5Hp7N2l
オカルトだよなぁ・・・
>>702 あの世って考えるから、無理が出てくるんじゃないか?
こっちとあっちが融合して、進化(チェンジアップ)した世界と考えたらどうだろう?
船は、安易に考えると、ほころびが閉じた時点で動力回復し、頑張ってたどりついた。
>>697 ポニョの半魚人形態が胎児って見方は、心理的に鋭いトコ突いてて面白いなぁ。
ポニョが、完全体の人型を保てず、半魚人形態にたびたび戻ってしまうのは、幼児後退ならぬ、胎児後退だろう。
実社会を拒絶して引きこもろうとする心理とか、成長を拒絶する子供心理とかの抽象。
だから、物語ラストでポニョが完全な人間になった事にカタルシスを感じられる。
非社会人の少女が実社会参加ってのは、魔女宅、耳すま、千尋などでお馴染みのテーマだし、引きこもりが実社会復帰ってのは紅豚に顕著。
ストーリーが破綻しててわかりにくいが、自身引きこもり気味の宮崎駿の普遍的テーマはポニョでも健在だった訳だ。
そういえば、子供が大人になる瞬間ってのは、ある種の生まれ変わり、
子供時代の自分が死んで、大人として新たな生を生きるってのが、神話学か心理学にあったな。
過保護な父親の下で育てられた少女が、男の子との生活を選ぶことで大人に。
ポニョが幼児ではなく10代の少女だったなら、日本映画史に永遠に残る傑作だったろうね。
最後、小金井丸がやけに錆びていたようにも見える。
ベタ塗りの描画が多いんで確認しづらいんだけど
最初の方ではどうだったか誰か分かるかな?
もしきれいなら、浦島太郎よろしくあのあたりの空間が
異空間(あの世でもおk)漂って、戻ってきたとも考えられる。
>>703 ポニョは、家出をしたり、てーほしー!あしこんなんヤダー!とか、
トンネルを見てここキライとも言ってる。
成長を拒絶する引きこもりとは、正反対の方向(外の世界)を
ポニョは目指してるように感じたけどな。
フジモトも娘が成長するのを止められず、ずっとこのままでいればいいものを、
とか言ってなかったっけ。
引きこもりっていうと、カオナシを思い出すなぁ。
>>702 自分も普通に、ヘリは水没してない世界から来たように思った。
他の地域から見ると、局地的な台風の影響での大津波か、原因不明の
水位上昇という感じなのかな?ヘリが何か報道してたような気がするけど
よく覚えてない。
水位は徐々に上がったなら、徐々に下がるのかもしれない。
落ちた人工衛星はどうなったんだろう?
ほころびが閉じられたということは、魔法で起きたことのうち
多くのことは、戻った世界ではなかったことになってるのかもしれないね。
以前の世界と確実に違うことは、ポニョが人間になったこと、
ばあちゃんたちの足が治ったこと。くらいかな?
最後のスタッフロールのイラストでは、町は元のように戻ってるけど
宗介の家の周りで、ばあちゃんや子供たちが遊んでるね。
海の中は古代魚の姿は見えなかったけど、生き物たちがいっぱいで
目に見えない生命力に覆われてるような気がした。
710 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 07:15:56 ID:0GmwAWfj
オールナイトで見てきて、まんじりともせず今一気読み完了。
人工衛星も落ちるような、
水平線に星のように船がギッシリ並ぶような
素敵な大洪水?大崩壊なんだからして、
最後のヘリや飛行機だけで救われた気分になれないんだよなぁ。
ママンとリサは何相談してたのよ…。
折角救ったはずの宗介を、綻びの閉じた「こちら側」に
連れて来ちゃったからじゃないの?
海面にゴミが満ちてたよね、フジモトが進路邪魔されまくるぐらい
海ってそんなにゴミ浮いてないよね、波もあるし
パヤは他意はなく、ありのまま描いたって言ってるらしいんだけど
どう思う?
うちの近所は浮いてる
韓国とかのゴミもやってくるし
713 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 07:46:44 ID:F9nTMKaa
>711
宮崎監督は現実の海や森は知らないからね。
自然をトトロやもののけのように美化しすぎたり、ポニョのように劣化させすぎたりする。
脳内で補完してる。
たぶん、宮崎監督はヘビースモーカーでアル中だからニコチンとアルコールで幻覚のようなものが見え始めているのかも知れない。
> 713
いくら何でもひでぇ言いぐさだなぁ。
どういう方向にもってく気だ?
酒も煙草もやらんような奴には何も見えんよ
ましてや物を創作するなんて殆ど出来ない
境界を越えてしまった話というより、今回も境界から帰ってきた話の気がするが。
もっとも、今まで境界とのつながりはまったくなくなっていたのとちがって、縁がのこっているけど。
増水後、特に朝になってからは異界との境目、彼岸の波間で、人々は実体ではない。
久美子ちゃんが前日にポニョに汚されたおしゃれ着を着ていることからも、実体ではないのが推察できる。
もっとも人々はその状態に無自覚で、生きていると思っている節があるけど。
一方海の世界も太古の魚が躍動していたことからも、実体ではない可能性がある。
海と陸、ほころびによりどちらも危機にさらされて、グランマによって不安定な均衡を保っているのが増水後の世界。
クラゲのドームは、グランマの結界によりかろうじて正常が保たれている世界ではないかしら。
リサはたぶん味方に引き入れるために、グランマが呼び寄せたんじゃないかと思ってた。
宗介のまっすぐさによって、ポニョの魔法がとけて現実にもどれ時、
私はあの飛行機やヘリが出たことで、完全に状態が回復したと確認できて、すごく安心できたな。
あ、そういう流れ…。
嫌煙バトルとか嫌韓バトルは余所でやろうね。
え〜と、港とかゴミは結構落ちてるよ。
波の具合によってバラバラに浮いてたり
ひところに固まってたり。
釣りとか、しない?
>>702の補足
最後の水位は下がっている。
宗介がトンネルを抜けてきた時には、ワゴン車の屋根まで水没。
ラストでは救助隊員がワゴン車を捜索中。
しかし、ばあちゃんたちが山の上公園に上がってくるところから見ると
水位は少ししか下がっていないように思われる。
えとえと、あとカトリーナで老人ホームの
お年寄りが34人も死んだりしたじゃん?
スマトラ沖地震による津波は言うに及ばす。
まだ怖いんだよね、ポニョ。
>>717 ウチも港街なんだけど
ポツリとかは浮いててもほぼゴミに満ちてないかな
通学の関係で都会の海もずーっと見るけど、全然。
海はでかいしね
フジモトがあれだけクリーンヒットする程、浮かそうと思ったら相当の密度。
それこそ文字通りゴミの海ってぐらい浮いてないと駄目だと思うし
でそうしたのは誰かって。限定された世界設定だから
海にゴミを捨てまくったのはあの崖に住んでる住人達としか
観客にはとりようがないしね
ありのまま描いたってのはね、ちょっとどうかなと俺は思ったけど
このスレの人らにはあれが脚色誇張なしのありのままに映るんだね
>>720 ん〜と、小さいボートに乗って
港湾の中走ると印象違う所も多いと思うよ。
きったねぇなぁ、発泡スチロールとか木箱とか
漁師さんが汚してちゃ駄目じゃ〜ん
って所もあるし。
ただ、モデルは広島の景勝地・ 鞆の浦
とか言っちゃいつつ、「ありのまま描いた」で
あれだけプカプカとゴミが浮いてたんじゃ
カチンとくるか、やっぱりw
うちの方の海岸もきれいだよゴミ浮いてない
湾内だけど昔に比べてずいぶん綺麗になった
マナーもよくなったね道端のごみとかもほとんど見かけない
でも太平洋岸は外国語のゴミがかなり打ち上げられるよ
日本海側はよく分からないけどたぶん・・・
モデルになったのって瀬戸内だっけ?
あれ見てどう思ったのかな
半漁人はそんなに深い意味ないと思うな。
単に魚→両生類(かえる)→人間
っていう進化を追っただけかと。最初はかえるにしようと思ってた
みたいだから、絵を使いまわしただけの気がする。
>>721 >モデルは広島の景勝地・ 鞆の浦
そうなんだ、初めて知ったわ。地元民はどう思うんだろうね
で、そのゴミがいかにも環境問題のゴミ捨て禁止のパンフレットで
扱いそうなテンプレートばっかなんだよね、空き瓶とかさw
>カチンとくる
見たときは別にどうも。
でカチンときたのは、外国人の答弁にかな。
ゴミがあれだけあったのは、エコロジカルな観点で?みたいな質問で、
いや、そんな意図はないです、ただ現実がああだからああなっただけ。って返しにかなあ。
なんか小馬鹿にしたような
この人この手のインタビューにはいつもこうなんだけど
いやいやあからさまに誇張してるでしょーよw
人間嫌いのフジモトにぶつけてるし
現実のまま映すなら、現実のようにぽつりぽつりと浮かしてるだけにしろよ
って思いましたね。スレ違いっぽいんでやめますわこの話題
>>722 ですよねー。うちは瀬戸内ですが
外国からのゴミとかは少ないと思います
千尋の時からなぜかゴミ描写に過剰な敵対反応する馬鹿いっぱいいるよね。
やっぱゴミを金とって回収しておいて、その辺に不法投棄してくクズ会社の関係者とか?
妄想乙
魔女の宅急便の世界とか、微妙に現実世界と架空世界が並存してるというか
魔法を現実世界が受け入れているような世界に見える。
魔法を見せられても人々は「へぇーすごい」で済ますような。
逆に科学もあって魔法の領分を取ってしまうようなところもある(飛行)。
ポニョの世界も前半も現実世界というにはちょっと歪んだ感じがするし
フジモトの魔法も科学をベースにしてるところもある感じだし
魔女宅世界のような「不思議なことが起こりうると人が判っている世界」だとすれば
リサの落ち着きや住人の平静さも当然のような気がする。
いやぁ、まだ寝られないw
このまま仕事行くぜ!
スレタイの「崖の上のポニョが神過ぎた件」って
その通りだなぁと思う。
神は神でも荒ぶる神だけど。
タイトルの「崖の上」っうのも何か不安を煽るしなぁ。
ウチの2歳の娘が、まるで劇中のポニョみたいに
「ポニョすき、ポニョみる!」ってCM掛かる度に言うんだが
うん、お父さん的には「まだ早い!」見せない方向でw
以上、チラ裏失礼しました!
おっ
『Cut』って事は渋谷陽一インタビューか。
これは買わねば。
>>724 本人が閉めた後になんだけど。
地元が瀬戸内海の港町だったけど、ゴミいっぱいだったよ。
自分の記憶では港はあんなんだったから、違和感はなかった。
ただあんな小さい港町じゃなくて工業地帯だったけど。
でも最近行ったら昔ほど汚くはなくて、マシになってた。
宮崎本人は誇張のつもりはなくても、元々持ってるイメージが綺麗な海ってのだと
2~3個浮いてるゴミも許せなくてゴミだらけに見えるだろうし、
自分みたく海(港周辺)は汚いものと思ってたら、ゴミが2~3個浮いててもなんて綺麗なんだって思う。
昨日見てきた。
以前、般若心経の世界を海にたとえた解説本を読んだんだが、
映画見ながらそれを思い出した。
特にグランマが観音様と拝まれるところとか。
ただ般若心経は病んでる人が読むと「じゃあ空にもどっていいじゃん」
という気持ちになって、自ら海に身を捨てる補陀落渡海みたいに、
「生きる」という事とは正反対の方向になりそうな内容ではある。
だけどポニョはもっと健全に同じ世界観を見せてくれている気がする。
人は命の海から肉体をもって地上に生まれるという事。
好きな人と一緒に生きたい、かけっこしたい、それは肉体がなきゃできない事。
過食とかリスカとかといった痛々しい方法で、
自分の肉体の存在、実体を確かめずにはおれない
そんな「神経症の時代」に肉体をもって「生まれてよかった」という事を
伝えようとしているのでは、と思いますた。
>>731 「底引き船でゴミ後と掻っ攫うけど、網に入ったゴミをそのまま海に戻すから
いつまでたっても海底はゴミだらけのままなんですよ」なんて具体的に語ってたから
実際とものうらでそういうを見たり聞いたりしたんだろうな。
>>732 般若心経のことはよく知らないけどすごく共感できた。
泡にかえることを何でもないように言うグランマンマーレ。
これを言うのが他のキャラじゃないとこがいいね。
生と死について達観した世界観がある一方で、
いま生きてる!という嬉しさを全身で表してるポニョ。
宮崎アニメの魅力は、人の心を内面からじゃなく、
身体感覚で描写するとこかなーーーと思った。
なるほど。
肉体表現による、般若心境の世界観か。
なんか、凄く腑に落ちました。
736 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 21:58:29 ID:ABBxVX7J
宮崎駿は岡本太郎になろうとしたんだよ。この映画で。
彼が造り得る映像の表現の中で爆発するような
エネルギーを表現しようとした。ただ、そこを強調しすぎて
ストーリが抽象化した。現代美術では形が抽象化されるが
そこは彼自身の吟持?ジブリ的使命?によって映像を極端には
抽象化できなかったので残されたストーリが抽象化した。
ただそのストーリは駿の個人的な心映的風景と
合致していたので駿はそれを良しとした感じ。
737 :
名無シネマ@上映中:2008/08/18(月) 22:18:56 ID:F9nTMKaa
ジブリ・ブランドがあるから言いにくいのですけど
「ポニョ」は駄作というか、宮崎監督自身の過去の作品のコピーだと思う。
それも壊れたコピー作品。
ナウシカやラピュタのような躍動感は無く、肝心な空を飛ぶシーンも無い。
海が舞台なのに、ものすごい閉塞感があって、宮崎監督の自己満足的な荒唐無稽なストーリーが展開されている。
「面白い」という映画ではなかった。また、わくわく感もなかった。
そして尻切れトンボ的に、唐突に終わってしまった。
もう、宮崎監督も引退の時期なんだと思う。
>>737 あなたがそう思うのはかまわないがなぜわざわざ神スレに書き込むのか
そういやポニョの魔法はトトロの魔法だぁね
>>737 コピーってほどではないと思うよ。遊び程度かと。
トトロの歌と、最初のくらげのくだりがナウシカのオウムの目を
意識してるくらいしか、見あたらなかったんだけど、ほかにあった?
両手を合わせて「んんん・・・ぱあっ」ってやるのはトトロでしょ
>>737 >肝心な空を飛ぶシーンも無い
俺はそれを重要な進歩と感じた。
「空を飛ぶ」というのは逆に言うと「地に足が付いていない」ということだ。
サン・テグジュペリの夜間飛行なんかが好きな人は飛行シーンに目を奪われる
んだろうが、多くの場合空を飛ぶシーンには中身のないカタルシス以外の
何物もない。
息子の宮崎吾郎はゲド戦記のプロモーションで登場人物が「空を飛ばず」、
「歩く」ことを強調したが、残念ながらその効果は不十分だった。
今回の作品で宮崎駿は完全に地面や海(ナウシカでは怖いものだった)と
和解したのだと思う。
>>737 釣るなら、もっと前向きに、スレに合わせて、釣ろうな
層化と電通の最高のコラボレーション、それに踊らされてるおまえら
ときたら。
ポニョが宗助と会わずに大きくなったらどうなってたろう?
グランマ?
ワルキューレ
>>644-645 >ラストシーンの黒背景丸トリミング
遅レスだが、
これは、アメリカのテレビアニメ、「ポパイ」や「トムとジェリー」などの
ラストが次第に背景が黒くなって、主人公に顔に向けてトリミング
されます。
恐らく、そのオマージかと
>>752 あーそれは分かるんだけどね。そういう理由でもいいんだけど。
あの画面を覆う黒→すぐスタッフロールの背景画&ポーニョポニョポニョ♪
という流れが、なんかこうぶちっと切れてるように感じた。
黒バックから宇宙と生き物の絵&海のおかあさん、徐々に地上へ〜とか
別の流れならあんまり違和感なかったかも。
リサの事最初は嵐の中無理やり子供連れて家に帰ろうなんてなんてDQN親!と思ってたけどこのスレの
解釈読んでて納得。なるほどポニョから必死で逃げてたのね。
あのカーチェイス(?)のくだりはそういやカリ城だったね。
もしかしたらリサってそれまでの宮崎ヒロインの投影、つうかその後の母親になった姿じゃないだろうかね?
若かりしころは彼女なりの冒険譚があったのではなかろうか。で、グランママともその時すでに知り合いだったとか?
だからポニョが彼女の娘だったと知り、「あーこりゃ親同士で話しつけたほうが早いわ」てんで家を出ていったんじゃ?
まぁ色々と妄想が膨らむわな。
あとソウスケが親の名前呼び捨て云々もこの映画では「名前を呼ぶこと」が重要なキーなんだからだろうな。
あ、グランママと話してたときリサもおばあちゃんに名前呼ばれてたけど、あれってもしかして・・・・
まぁ本心は語ってないんで想像でしかないが
例の「子供がトトロの大ファンでDVD1日5回以上しかも毎日繰り返し見ています!」ファンレター系への
配慮っつーか反発があるんじゃないかねぇ。
辺に余韻を残して居心地の良いラストにしちゃうといつまでも浸り続ける子供が出るから
最後はズバッとぶった斬って、視聴者を半ば強引に現実へ送り返そうと。
>>752 そんな基本トランジション手法までオマージュ扱いかよw
そしたらアニメーションなのに声が出るのは蒸気船ウィリーへのオマージュだな。
>>756 リサ(山口智子)に「わたしはーげんきー」て言わしたのもそこらへんで半分悪意があったからかも・・・
758 :
名無シネマ@上映中:2008/08/19(火) 02:05:21 ID:CXdf9Cgm
なんかさー
このスレ読んで思ったんだけど、今自分が持ってる全ての能力を限界まで使って物事を考える
って事を放棄しちゃってる人が多いよね。
どーせ 実際は映画観てる時ポカー(゚Д゚)-ンだったくせに
このスレ読んで
「あぁー!ソレソレ!!俺が感じたアレは!」
みたいに人の考えに簡単に乗っかっちゃってさ。
楽チンな生き方で羨ましいです。
「ポニョは糞だ 可愛いキャラも居ないし、空も飛ばないし、盛り上がりのドンパチも無かった だから宮崎はもう終わった 糞だ」
と言い切ってる人の方がよっぽど自分を持ってると思う。
497神が導き出した仮説の内容とかは、とりま置いといても
497神が素晴らしいのは、自分の知力(体力も!?)を最大限に使って思考しあーだこーだと答を真剣に探してるところ。
この映画は意外に評価が難しいよな
評価ってのは往々にしてロジックなんだけど
それを完全に拒否してる
面白かったけど理屈にするのはどうも違う気がしてしまって・・・
なんというか、全ての言葉がむなしいぜ
>>759 自分が楽しめたか楽しめなかっただけで良いんじゃない?
>>760 うん、俺もこれはそういう映画だと思うよ
俺はたまたま感覚が合ったからスゲー面白かったけど
駄目な人にはやっぱ駄目だろうな
論理で固めた手堅い面白さじゃなくて感覚偏重の危うい面白さだ
だがそこがいい
>>761 うん、だから人に勧めるとき面倒なんだよな
これがラピュタみたいな判り易い良質な活劇だったり
千尋みたいに纏まってたら「絶対面白いから観なきゃ損だ」と進められるけど
ポニョの場合は「俺は凄く良かったけどお前がどう思うかはわからん」でも観てとしか進められんw
764 :
名無シネマ@上映中:2008/08/19(火) 09:54:26 ID:bjhvm4kO
中二病患者の巣窟みたいなスレだなw
766 :
名無シネマ@上映中:2008/08/19(火) 12:07:57 ID:Viwix+BF
ここにまで来るアンチはさすがに痛いな
ここは楽しめた人が考察するスレだよ
最近の映画にはちっとも感情移入出来なかったんだけど、
ソウスケにはできた。
ポニョかわいい。
リサが好き。
海こわい。
でも船が好き。
ラーメン好き。
あんな崖の上の素敵な家に住んでみたい。
BJもあんなところに住んでたなそういえばw
>>766 「世界が燃えるのを見て喜ぶ連中です。」by マイケル・ケイン
パヤ
「だからお母さんが一生懸命魔法をかけて(水が引いた後)ドアを開けてみたら
中は乾いてみたみたいな世界にしようと、壊れていない町を描いたんですけど、
そう思ってくれない人が多くて困っています(笑)」
『Cut』9月号インタビューより
↓長いんで少し略してます
――千尋の電車シーン見てに押井さんも言ってましたけど、あれは死のイメージですよね?
パヤ「鈴木さんもよく言うけど、それは賢しらですよ。生と死はいつも同居してるもんであって
描こうと思ってやってはいません。
今回も最後のひまわりの家シーンを見て「これはもうあの世ですね」なんて言ってたけど。
死は匂ってもその中には、自分たちの描きたいキラキラしたものがあるから、
あんまり生と死という言葉を使いたくないですね。」
『Cut』9月号インタビューより
いつまでも生と死の次元でしか見られないヤツはもうポニョみなくていいんじゃん?
そんなの忘れろよ。
>>771 生と死が出てこない物語なんかないだろ。
ゲド戦記だとこちらとあの世の境を石垣で表現してたな。
774 :
名無シネマ@上映中:2008/08/19(火) 16:20:58 ID:RFQ44A5p
>>770 洪水後の世界があの世という説は、少なくとも死後の世界という意味では
全然なかった、というかそれはパヤオの意図ところではない、ということで
決着がついたということかな。
もちろん作り手の意図はどうあれ、作品だけを手がかりに考えた場合、
あの世と解釈したほうが全てに辻褄が合う、という主張を展開することは
可能だろうけど。
>>774 少なくとも演出意図として水没後の人達が全員死者だってことはないけど、
最後のひまわりの風景描くのに、美術スタッフに対して
「臨死体験的にもっと華やかにしてくれって言いましたけど(笑)」なんて言ってるし、
やっぱあの年になって知人がどんどん向こうへ逝っている状況だけに
死のイメージがより身近になってる事は、言葉の端々に出てるね。
まぁ俺も後半の裏テーマはパヤヲなりにゲド3巻を今の時代に合わせて作ったっつー、
ゴローゲドに対する「贖罪」、もしくはもっとパヤらしく「抵抗」なんじゃないかと思ってるけど。
泣ける映画だったんだなあ
>774
それは賢しらですよ から
>洪水後の世界があの世という説は、少なくとも死後の世界という意味では
>全然なかった、というかそれはパヤオの意図ところではない、ということで
>決着がついたということかな。
どうしてそうなる!?
>>768 渋い俳優だすなあw
「燃える戦場」「ドラブル」はいいぜ
Cutの渋谷のりのりだったな。
7年ぶりだから嬉しかったんだろうな。
パヤも嬉しそうだったが。
>渋谷「これは○○ですか?
>パヤ「いや、そんな事はないと思うますよ
>渋谷「いや、絶対そうですよ!そうに決まってます!
>パヤ「そんな無茶な(笑)
前回、前々回あたりからあるこの手のやり取りワラタ。
どんなインタビュアーだよww
押井が相手の時はもっと酷いけどなw
でも押井もパヤもうれしそうだろ?
本スレの次スレはやくたてろや蛆虫どもが
そもそもあの世を誰も見たことが無いから
不可思議な別世界を描くとそれだけであの世を連想してしまう癖がある人がいるんだよ
でもでも「連想しにくく」はできるワケで。
わざわざキーワードやそれっぽい描写をちりばめて
「大漁! 釣れました!」って芸のない厨房ねらーか? 駿は?
そういう意図は色々と織り込んであるけど
いい大人がわざわざ「賢しら」に語るなよ
って言ってるんだろ、結局。
>>785 犯罪過ぎる・・・
思わず保存してしまったがw。
ID:PbkXGOXv
本スレのスレ立てご苦労様w
>>785 酷いな…。
画質も酷いし、うpしているヤツの人間性も酷すぎる…。
だいたいこんな汚い映像じゃなかったぞ!
もっと綺麗で美しい映像だった!
ということで、もう一回映画館で見てくることにする!
>>785 犯罪はよくないが見さしてもらってるぜぇ
ところでパンフによるとポンポン船で出会った
小船の夫婦は大正時代の人と上のレスで見たが
今確認したらソースケの知り合いじゃないかYO!
ファッションが大正チックってことか?
792 :
785:2008/08/19(火) 22:14:59 ID:mczbfpJm
cut今日買って来て読んだがめちゃめちゃおもしろかったな!
本屋で確認して買ったらいいと思う
渋谷さんいい指摘と突っ込みだ!
>>773 > ゲド戦記だとこちらとあの世の境を石垣で表現してたな。
結末はともかく5巻で更にあの世界をひっくり返したのは爽快だった
ポニョはいろんなものをひっくるめて解放して新たな物語を作った感じがして
何とも言えない快感になった
>>791 パンフレット、夫人の声の柊留美のコメントから。
「監督から大正時代の落ち着いたお母さんだけど、生活感がない感じで
いいと言われ、安心して演じることができました」
生活感がない感じって、演出意図なかったとは言わないよね
まったくパヤオは…ブツブツ
やっと、100億か…。
これからが、苦難の道のりだな。
増水後のあの辺り一帯は、あの世じゃなくて
生と死が共存する境界の世界じゃないの?
>>716が私的に一番近いと思う
個人的見方なんだけど、
あの赤ちゃんは生死の境から生の世界に戻されたのではあるまいか?
ポニョがものすごいパワーをつかってるじゃない?
まぁCutのインタビューで、描く上でのモチーフとして生命誕生の過程や
臨死体験的なイメージは入ってるかもしれないが、あそこに描かれてるのは
ことごとく生者って事で決着がついたんで。
作品は発表した時点で、作者のものではなくなる、と思うんだよなー。 (著作権の話ぢゃないよw)
>800
え〜? 決着した?
ああいうのめり込んで作画するタイプの人が
本気で死後の世界を描いてたら
相当パワー吸い取られてヨレヨレのはず。
もう本人はそんな境界線も感じなくなっているし、生も死も両方あるんだからわざわざ死だ
なんだって強調する必要はないんだよ
死はもっとリアリティのあるものだ、ともね
そういう事をCutで言っている
ボリューム満点だし、とにかくおもしろいから読んでみるといいよ
渋谷陽一はさすがだ
CUT立ち読みで済まそうと思って読み始めたが、あまりに長いので挫折した。
渋谷陽一は聞き上手かもしれないが、ちょっと浮かれ過ぎてる感じがうざかったな。
なんか必死で面白がってる感じがしないでもない。
渋谷のインタビューのほかに、子どもに自由に質問させれば良かったのに。
子どもの素朴な疑問に答えるパヤオっていうのを読んでみたい。
>>806 最後まで読んでないのか
それじゃ渋谷陽一がどう捉えた上でインタビューしていたのかわからんだろうな
> 渋谷のインタビューのほかに、子どもに自由に質問させれば良かったのに。
気持ちはわかるがCUTはそういう雑誌じゃないからな
他の映画についての記事も読むと、それぞれの監督が今なにを作ろうとしたか比較もできて興味深い
808 :
名無シネマ@上映中:2008/08/20(水) 21:06:58 ID:yvxK4r1S
この作品は
死後の世界、輪廻、魂の不滅など哲学的なテーマ
子供が見たら単なるかわいいアニメ
この二重構造を意識して音楽にするのが大変だった
って久石さんが言ってたみたいだけど
残念ながら音楽的には全然駄目だったな
個人的にはトトロ以来のストライクゾーンだったわけだけど、
DVD発売っていつくらいなんだろうね・・。(今回は、ブルーレイも出るのかな)
ハウルや千尋の時って、どのくらいかかったっけ?
>>32のID:gI67iKAKさんがまだここを見てたら教えてほしいんだけど、
その「一夜漬けレベルの知識」はどこで得ました?
前から興味あったんだけど、何を読めばいいか分からなくて……
812 :
名無シネマ@上映中:2008/08/21(木) 00:03:06 ID:PuQItfF6
>>811 金枝篇読めば大体のネタはカバーされてる
フレーザーか。なんかハイブロウだなーw
>>813 その言葉こそが救い。あなたのような人が映画を支えている。
映画上映前の「首から上がカメラ男」のマナームービーうざすぎ。
犯 罪 で す
んなこた、わかってるっての。
予告編でテンション上がってきてるのに、その間に挟まれるから、観る気が萎える。
>>813 その言葉こそが救い。映画を支えているのはあなたのような人だ。「カメラマン」には救えない。
チラ裏スマソ。
>>816 ?崖上的金?公主 3
でうpされてる。
シナ人は何でこう…。
>>811 俺は、レヴィ・ストロースさんの「神話と意味」とか、「サンタクロースの秘密」とか、
中沢新一さんの「カイエ・ソバージュ」というシリーズとかから入りました。
柳田国男さん、折口信夫さん、南方熊楠さん関連の民俗学の本もいくつか読みました。
>>812のフレイザーさんとか、本スレでちらっと出たことがあるジョセフ・キャンベルさんとかは、
この業界じゃ押さえとけーという感じらしいです。俺は読んだことないんですけど。
キャンベルさんは「キャンベル スター・ウォーズ」で検索するといろいろ面白いです。
レヴィさんは構造主義という学問と関わりが深いらしいので、
構造主義や現代思想の入門書も読みました。が、ぶっちゃけよくわかってないです。
わかってないんですけど内田樹さんの「映画の構造分析」って本を読んだらすんげえ面白かったので、
真似っ子したくなってヤっちゃったのが例の妄想です。
うわあなんかこれすげえ恥ずかしい。なんだこれ。
超初心者なんでほんとすいません。
>>812さん、
>>814さん、何かいい本あったら教えてください。
出来れば簡単なやつを。いきなり金枝篇はムリっす・・・。
820 :
名無シネマ@上映中:2008/08/21(木) 01:59:46 ID:9CH4/Vg0
>>818 諸星大二郎の漫画でもいいんじゃないかな
このスレ、半年くらい隠したいな・・・
822 :
名無シネマ@上映中:2008/08/21(木) 06:30:32 ID:5uXgLCkP
音楽がイデオンっぽいなと思って見ていたら話もまんまイデオンだよ。
怖いよ、この映画。
映画はともかく ハヤオは「イデ」みたいだな。
>822
あぁ、仲間が! 嬉しい。
エヴァ、エヴァいってた子がいたけど
イデだよねぇ。
黒いし暗いし……大好き
825 :
名無シネマ@上映中:2008/08/21(木) 07:16:23 ID:GfcWlLei
あー言われて見ると、イデオンの最終回とか彷彿とさせるね。
>>825 また全滅END厨か?
ハヤオがそんなみなごろしのハゲトミノみたいな安直なことをするわけ
ねーだろ。死のイメージは横溢しているが、それは生死の境を描くため。
ハゲトミノは自分のフラストレーションを画面にたたきつけてるだけ。
>>818 レヴィ=ストロース読めるんだったら金枝篇だって簡単だろ。長いけどw
ゲド戦記(小説)の第一巻あたりがハヤオのイメージだと思う。
>826
そんないちいち水さすなよ。
色々読んでて偉いのは判ったからよw
トンネル: 別世界への通路。人じゃないモノ(死者や精霊)に会えたりする。
これは違うぞ
パヤオとしては、「先の見えない未来への道と、警告と試練」
この先進むとお前ひどい目に合う(死とか)ぞ
暗いだろ怖いだろ?それでも行くんか?引き返すなら今のうちだぞ?
という脅しの警告と
そんな脅しには負けないで未来へ進むぜと言う試練の意味
>>780 昔、渋谷さんが、ラピュタついたときパズーとシータキスしないんですか?
普通しますよ!
ってしつこく主張してて笑った。cut読むの楽しみだな。
単純なレイヤーでいうとトンネルは産道だよね。
増水後の鞘の浦一帯が羊水で。
洪水はもちろんあれだ。
あんなすごいあれ、みたことないぞ。子供向けアニメなのに。そんな。。
まあ精子と卵子が出会うというのは、あれくらいの奇跡なのかもしんない。
>828
違う、ってことはないだろ。
学校の国語のテストじゃないぞw
○も×も無いよ。
ここでいろいろ議論してるのは、
監督の意図を当てっこしてるわけじゃなくて、
「こういう解釈もアリなんじゃないだろうか」ってことを提示してるだけだろ。
たとえ監督が聞いたら噴飯ものの解釈であってもいっこうに構わない。
あるいは監督が無意識に描いちゃったものの意味を、
ムリヤリこじつけて「理解」するのも一興w
>>830 水魚がおたまじゃくしにしか見えなくなった。
噴水が射精にしか見えなくなった。
責任とれよ。
833 :
名無シネマ@上映中:2008/08/21(木) 12:00:56 ID:GfcWlLei
>>826 人の言葉つなぎあわーせてー、ミクロな視点を研ぎ澄まし、話ーすだろうwww
>>818 よんきゅーななタンw
なんというヌクモリティの子www
ところでさ、トンネルってくぐった後戻ってないの?
試練を終えてから、次のラストシーンまでに戻ってて、その過程を飛ばしただけじゃない?
ラストシーンがどこか思い出せないからアレなんだけどさ
戻ってこなかったような。
あれはあれで良いんでは。
一回産まれちゃったわけだから。
あーそっか、それでラストの黒丸だ。やっと解決。
>>826 >ハゲトミノ
なんかライフゲームで繁殖しそうな名前だなw
>>830 空想膨らむわ。
ポニョ:精子(多数の姉妹の中の突撃隊)
宗助:卵子
月の接近で全てが終わる:生理
最後のキス:受精(失敗すると泡となる)
6歳の娘と観にいってきました。鑑賞後
娘「みんな死んじゃったの?」
私「ん〜わかんないけど、そうかもね」
娘「ポニョもおばあちゃんも一緒だから、寂しくないね!」
子どもの感性って素晴らしいです
これこれ…殺すな(笑)
えーと
>>839は
>>837を受けてのこと
自分の見方は、ポニョはいきものの生命力そのもの。
魔法の力でやってきたけど、人間の世界とポニョが一緒になるには
あちらの世界を通過してよみがえらないといけない。ポニョと宗介は
トンネル(産道)をくぐってクラゲドーム(子宮)へ胎内回帰する。
次に生まれ直して現実世界へ戻る時、本当はもう一度トンネルをくぐる
はずだけど、生まれてくる過程にトンネルはなかった。
でもラストの黒丸をトンネルの出口、と捉えることもできるかなと。
実は生まれたのは観客の自分達で、映画が終わって自分達の現実世界に戻ってきた。
自分達も胎内めぐりを果たして生まれ変わった、大変なのはこれからだけどね。
なんてことも言えるかもしれない。チラ裏すまそ。
cutのパヤオインタビュー今読んでる。
嵐が来たとき子どもたちに「ポニョが来たんだ」とか思ってもらいたいらしい。
オープニング見てたときなんかまんがにっぽん昔話っぽいなと思ったけど
ある種の寓話として見せたい狙いがあるのかな?
>>846 あ〜、観客自身に対してのものだったのか
物語として俯瞰してたけど
物語を観測する人間も視野に入れていたのか
なんか押井っぽくなってきたな
メタファーやら隠喩まみれのエクスキューズが
なるほど、「増水後の鞆の浦一帯が羊水」は誤りだなあ。
あれは最初の細胞分裂する瞬間が引き伸ばされた生死の狭間の象徴なのかもな〜。
洪水のあと宗助に抱きつくとこで、受精してるのに分裂が始まらないから月が来るんだろな。
>>849は暗喩をニヤニヤしながら考えるいやらしい大人にならないようにね♪
原点回帰といいながらペッダンチックなメタファーで保険かけてるあたりが
巨匠としての自画像が肥大化してるなと
アホ
こんな単純なメタファがぺっだんちっくって、
どんだけアホなんだと
なんだちょっと批判するとアホ扱いか
議論にならんな
今回は人魚姫でよかったのにいらんことしたなと思うよ
>>849 メタファーを使う点では確かに似てるな。
でも、それで出来上がった映画は、ずいぶん印象が違ってて面白い。
例えば俺には、
押井監督は新しいものを作ろうとしているように見えるし、
宮崎監督は原点に立ち戻ろうとしているように見える。
ってか、ダメだよここで煽るようなこと言っちゃ。
信者ばっかなんだから。
からかいに来るだけの人も多くて沸点低くなってるし。
でも、ちゃんとした批判ならきっちり聞いてくれる人が多いから、
議論したいならしっかり書いてほしい。
長文でもここの人たちは読んでくれるよ。
>855 はこのスレらしいヌクモリティ持ち
スレの方向付けした ID:gI67iKAK は
かなりイイヤツ。敢闘賞。
「糞過ぎ」スレはもう次スレ立たなげ。
ここは次スレどうする?
メタファーッつっても大した意味はねぇからな。
押井と鈴木は構造がないなんて言ってたけど
むしろ後半の構造の支柱になってるのが
その生命誕生の過程のメタファーなんじゃねぇの?
別に合っても大して意味はないが、なけりゃないでグラグラになるだけだし。
859 :
名無シネマ@上映中:2008/08/22(金) 18:09:22 ID:OP159MlK
ポニョとダークナイト観てきた。
ポニョはテーマ詰め込みすぎw
ダークナイトはテーマ薄っぺらすぎw
絵がもう古臭いんだよ
絵でもファッションでも、流行りのやつほどすぐ古くなるから・・・
その作品世界を表すのに合っていればそれでいいよ
古いも何も何十年も前から宮崎駿は同じだろw
ただ、
グランマンマーレのデザインと表現はありきたりで面白くなかった。
海の表現は良かったけど。
と思った
最後のスタッフロール(?)には、
全部にアイコンがついてたね。
シュレックのマネか?と思ったw
クレジットの数がずいぶん少ない気がしたけど、
あれって出さなくてもいいものなんだろうか。
ハリウッド映画なんか、10分以上かけてダラダラ流してるよね。
>>860 30年以上前から古臭いと言われて来た宮崎作品が凄まじい集客力を持つようになり、流行りの絵があっという間に飽きられる状況をどう思ってる?
今までの知名度と大衆のアホ化
866 :
名無シネマ@上映中:2008/08/22(金) 20:34:47 ID:wixhCW7C
この作品って小金井市のスタジオジブリで作られたの?
大衆は馬鹿だ/になった系の発言する奴にロクなのがいない
鈴木は渋谷陽一より宮崎が判ってないんだな
終わってるwww
>>859 たとえ優秀だとしても多分君はヒットする映画は作れないだろう
>>867 大衆って言葉使う時点で、自分はそうじゃないと思ってるからね。
大抵は「世間と付き合えないヒッキー」か「パラノイア」だったりする。
テレビにキモオタが映ると、
「お前らキターwww」
なんて2chの実況スレに書いちゃうやつ、とかね
872 :
名無シネマ@上映中:2008/08/22(金) 23:06:18 ID:bJQB6Wii
「ジブリの森とポニョの海」って本にもパヤオのロングインタビューが
載ってるみたいだけどこっちはCUTと比べてどうなん?
>>857 次スレ欲しいな
過疎スレで構わないから、ひとの解釈を安心して読める場が欲しい
本スレじゃアンチと言い合いになって疲弊するだけ
そういう意味では糞スレも立てて欲しいんだけどな
アンチはアンチで言いたいことがあるだろうし
こっちにアンチが来たら「糞スレ逝け」って言えるから
過疎でもいいから、両方ほっすぃー。
>>872 ポニョに対してはそんなに特別面白いこと語ってないかな。
外人が聞き手なんで色々浅かったり、なんつー事聞いてんだって場面もあるが
逆にそれ故面白い部分もあったりするが。
877 :
名無シネマ@上映中:2008/08/23(土) 00:49:59 ID:J6ngr7q3
>>876 サンクス。とりあえず立ち読みしてみる。
まだ900にもなってないのに次スレ談義は早いのでは
遅レスですが。
>>820 短編集一冊買ったよ。
こりゃすげえと思ったのでお昼ご飯抜かしてもう一冊買ったよ。
あんとくさまー! のネタが分かった。ありがと。
>>826 金枝篇、長いよな。やっぱ。長いんだよw
あと題名がいかん。金枝篇て。かっこよすぎる。怖じ気づくわ。
>>835 それ聞かなかったら普通に「千の顔を持つ英雄」買って挫折するところでした。
あぶないあぶない。
夕飯ケチって買いました。明日アマゾンから届くらしいです。イエー。腹減った。
「海神祭の夜」では?
海神祭の夜はかなり色々な短編集に収録されてる
俺は海神祭の夜が収録された別々の短編集を3つ持ってるよw
>>880 集英社文庫の
「汝、神になれ鬼になれ」
「彼方より」
海竜祭の夜は「汝〜」に入ってた。
濃いわー。くらくらしたわー。
今月発売のCONTINUEの中でも、
諸星作品と宮崎作品の関係についてちらっと触れてるらしいね。
おお、一番スタンダードなものでよかった。
いきなり栞と紙魚子とか買って「ちがうじゃん!」って言われたらどうしようかと思ってたw
>>879 明日はちゃんと飯食えよ、ムリしやがって・・・
そんな自分も寝食忘れてのめり込めた時期ってあったなぁ
そうだ、自分も諸星作品買ってこようw
>>879 無理しちゃあかんよw
まだ読んでなければだが、読み本なくなったら「ゲド戦記」を読んでみるといいよ
図書館にも置いてあるしね
外伝含めて6冊で、ポニョ絡みなら3巻と5巻は抜かせないから、やっぱ全巻だなw
最初に「海神祭の夜」って書いちゃった者です。「海竜祭」でしたか。ゴメン。
諸星の影響力ってのは、昭和の漫画なのに、例えば何の事はないニコ動のコメなんかでも
「おらといっしょに、ぱらいそだいぐだー!」なんて、未だに見かけたりする事だなぁ〜。
諸星と宮崎の共通点。
理解を深くすれば、それこそ全身が粟立つような戦慄に出会えるし、そうでなくても
「なんかスゲエ物見た」というインパクトと、見た後に流行り言葉にして遊べるような
話題性とがある。
この辺は、安置がどんなに悔しがっても真似が出来ないところだな。
芥川と漱石の探偵モノとかその後のアシタカの話とかに
もっと喰らいついていかない渋谷には残念だ
Cut買って(w)きて読んだ。
渋谷陽一って名前、ひさしぶりに目にしたと思ったら、こんな仕事してたのかw
インタビュー記事、ボリュームたっぷりなのはいいんだけど、
どこからどこまでが誰の発言なのか、わかりにくい所があるなー。
あと、文字にすると真意がわからない発言っぽいのが多いよね。宮崎さんは。
(ニヤニヤしながら「ウソだけどね」って顔で、過激なことを言ったり)
一人でボケて一人で突っ込む人だからな。
タイミングでボケが放置されたまま文字として残ってる箇所あるよな。絶対。
その後のアシタカの時代劇なんて、
宮崎版イノセンスになるのがオチだろ。
クライマックスでピンチに陥るアシタカの前に
サンが颯爽と登場!みたいなさ。
それはイノセンスというより西部劇ではないかw
宗介「リサ、これなぁに、オモチャ?」
リサ「ちょっ、宗介、返しな!」
宗介「ブルブル動いてるよ?」
ポニョ「ワーイ!ブルブル、ブルブル!」
ポニョ「あそこつまってる」
絶対あのお母さんは一人で寂しい夜に自分を慰める道具もってるよね
>>886 ゲド戦記が終わったら次はいよいよユング「人間と象徴」だな。
河合隼雄「昔話の深層」もおぬぬめ。物語の読み方が変わるよ。
映画「崖っぷちの隆 」
◆物語
東京都内のあるマンション
屋根裏に棲む悪魔の子カナタが、人間の隆之介を僕(しもべ)として支配したいと
わがままをつらぬき通す悪魔的な物語(ストーリー)。
同時に、15才の隆之介が裏切られながらもお人よしを貫く物語でもある。
千夜一夜物語の「シンドバッド」を今日の日本に舞台を移し、
イスラム教色を払拭して、神道色にし、
神主の子供(神木隆之介)とタレントである神主(狩野英孝)が、
一人の悪魔の子(カナタ)との陰湿で悪意のある、戦いを描く。
都会の雑踏のマンションの一室でSM嬢の奴隷のように
イジメを受ける、崖っぷちに追いやられた子役。
少ない登場人物。人間性を失いかけた大都会。
魔法が平然と姿を現すマンションの一室。
誰もが意識下深くに持つ内なる悪魔と、善なる良心が葛藤する感情と興奮。
そのために、精神科医と臨床心理士をハシゴし、
物語を残酷にデフォルメして、自然を背景ではなく 、不自然な都会と人造物に囲まれながら、
イドとスーパーエゴが実体のない登場人物としてストーリー化される。
少年と悪魔、父子家庭のゆがんだ虚構の家族愛と無責任な社会、
生命を軽んじるアキバの電気街、17人も惨殺された巨大都市・東京で
これ等初源に属するものをためらわずに描いて、脚本家された壮絶なドラマ。
あえて、狂乱に陥ったゆがんだ性格の青年をモデル(勤)にし、
神経症と不安の時代に立ち向かい、葛藤、呪縛から
父子(おやこ)が開放されていくという、サスペンスホラーものである。
宮崎 勤
>ゲド戦記が終わったら次はいよいよユング「人間と象徴」だな。
>河合隼雄「昔話の深層」もおぬぬめ。物語の読み方が変わるよ。
いったいなんなの?
現代人はいったいなにを望んでいるのかさっぱり分からん
ユングもいいけどバシュラールもいいよ。
特にポニョでは「水と夢」がおすすめ。
何? この「ポニョから始める哲学入門」みたいな流れw
いいぞーもっとやれ。
902 :
名無シネマ@上映中:2008/08/25(月) 00:05:13 ID:gh78/Re1
人間と地球のテーマなら、寄生獣という神漫画を嫁。
あのテーマは後付けなんだけどね。悪いことじゃないが
おれバタイユの「エロティシズム」がお勧め。
>>895 ものすごく深読みするとリサの浮気の話なのかもしれん。
旦那がいない間に生まれちゃった子供の壮大な言い訳、みたいな。
497=
>>818=
>>879?
一夜漬けってレベルじゃねえだろ。ずいぶん謙虚な厨二病だな。
オレは網野善彦、宮本常一あたりがオヌヌメ。
新書で入門書がすぐに見つかるからお好みでドゾー。
エヴァみたいな流れだな
おれの解釈自慢みたいな
>>906 あるあ・・・ ・・・ あるある!www
ちょっと流れとは違うけど、オススメの生物系の本を。
地球生物学者ライアル・ワトソンの「未知の贈り物」
トンデモ生物系エッセイ。
一番目の章で、大量のイカが七色に輝きながら船を取り囲む幻想的なシーンは
グランマンマーレの「おみわたり」のよう。
あと、イカの眼球は高性能なのに、
それを処理できるほど脳(神経系)が発達していないことから、
イカはカメラ台で、地球全体を監視してて、
もっと大きな「何か」に情報を送っているんじゃないかという
ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー な説を展開。
フジモトの登場シーンでイカと交信しているのは
このあたりが元ネタかと思われ。
生物系の本もう一冊。
生物学者S.J.グールドの「ワンダフル・ライフ」
フジモトが生命の水を集めて実現させたかったカンブリア紀の、
生物にまつわるノンフィクション。
正直内容が古いしデボン紀の話じゃないけど、
原始の海の豊かさや魅力を手っ取り早く味わえる。
読むのがかったるかったら立ち読みで図説だけでも。
フジモトはこういう生き物を復活させたかったのかー、とか思うと面白い。
>>912 グールドの断続平衡説は恣意的すぎて好きじゃないな。
論争の流れから俺はドーキンスシンパになった。
>>913 昔見た「神々の詩」のクラゲの回を思い出したなぁ
生物系の本だと
生命と非生命のあいだ(ピーター・D・ウォード) がおもろかったな。
今のところ生命を一番でかい枠組みで捉えた本だと思う
クラゲのシーンは、あれが正しいストロビレーションだと誤解されると困るけど、
ひとつの表現としてああいう動きをしてると思えば全然アリだと思った。
なにしろ綺麗だし。
>>914 俺もどっちかっていうとドーキンスのが好き。グールドはこじつけすぎ。
だがこの本の図版は素晴らしいとオモ。
情報の古さは否めないけど、古生物パネェwwwってのが素人にも一目瞭然。
真っ赤っかの・・・女の子・・・
>>914 >生命と非生命のあいだ
d
題名がパクリ過ぎてスルーするところだった。
>>914 グールドもドーキンスも今西錦司が直感的に述べていたことを・・・って
これは完全に板違い。
グールドってピアニストのグールドとは関係なし?
>>919 関係ないんじゃないかなぁ。
ユダヤ系によくある名前らしいよ。
SF作家にもグールドがいるけど多分関係なし。
クラゲって魚を捕食するんじゃないの?毒とかあって
オープニングのシーンは唖然とした
食いつ食われつ生命を育むという視点に欠けてるじゃないか
単なる生命の源的な描写にとどまってる
死と生が交錯するダイナミズムを表現できるはずなのに
>>921 ちっちゃかったら自分も食われるよ
クラゲも動物性プランクトンの一種なんだから
ポニョが初登場でクラゲ食ってたよ。
>>921 魚の中にはクラゲの毒に対する耐性をもってる奴もいて
クラゲを隠れ蓑に共生をしてる奴もいる
ミズクラゲで「食いつ食われつ」「ダイナミズム」は難しいんじゃ…。
魚はあんまり食べないし、食べても地味だし。
「刺胞を持つが、刺されてもほとんど痛みを感じることはない。
(中略)
餌となるのは主に動物性プランクトンで、時に仔魚を捕食する。
遊泳運動は捕食活動も兼ねており、
傘を開閉することで縁辺部の触手の間で海水が濾過され、
そこに浮遊する動物プランクトンが触手に捕らえられる。(wikipedia)」
捕食者としてのポニョは描写されてるけどな。
パヤオがクラゲのフォルムの美しさだけであのシーンを作ったというのが
腐海とかの表現と比較すると枯れたなと
クラゲってなに食べるかなあとか、クラゲの便はどんなかなあとか、
クラゲの天敵は何かなあとか、クラゲの一生ってどんなかなあとか、
当然考えてると思う。
環境問題とか文明批判とかはもう恥ずかしくてw
監督の「好奇心」「妄想」だけでアニメ作っても、充分いける勢いだろ。
宮崎さん自身、なんで客が入るのか、何をしたから入ったのか、
サッパリわかってないと思うw
妄想じゃなきゃ水道水にポニョは入れない罠
俺もそこを見て今回はリアリズムをとことん放棄したのかなって思った
ポニョ、人面魚だから水道水なんじゃないの?
>>929 ポニョはそんな陳腐なものをテーマとしてやってないぞ
934 :
929:2008/08/27(水) 08:08:23 ID:UdbRrtAm
>>933 あ、言葉が足りなかったです。
以前の「ナウシカ」やらその他の宮崎作品を、そういう評価をする人が居たんで、
もうそういうのはいいです、
というつもりで929を書いたです。
ポニョのことではないです。
あと、なんで宮崎作品がこんなに客が入るのかは、僕もわかってないですw
面白いからだろう
リアリズムを放棄したほどの効果が出てないのが問題
>>934 なんかわかる
ナウシカは環境問題 だ か ら 良作
って無理矢理権威付けして評価しなくても
パヤオの妄想面白ぇーってみんな惹かれてるんだと思うわ
どっからこんな妄想が?って
パヤオの好奇心の源に興味を持つのはまた別の話
本スレの人たちには神話とか思想とか持ち出すだけで
権威付けに見えてるっぽいのが残念
思いついたことを好き勝手に話すのが楽しいのにな
このスレだけはぬくもりを忘ずに続いていってホスィ
切実に
本スレよりコピペ。
583 :名無シネマ@上映中:2008/08/27(水) 12:40:51 ID:lGONrTKg
たけしは3役、宮崎は例外、押井はピーターパン
ヴェネチア映画祭ディレクター、M・ミューラーが語る日本映画選出理由
第65回ヴェネチア国際映画祭(27日〜9月6日)の開幕が目前に迫った26日(火)、
5年続けて世界最古の映画祭を取り仕切るディレクターのマルコ・ミューラーが、
今年の抱負と日本映画のセレクション理由について語った。
コンペティション部門に選出された3本の日本映画に関しては、
ミューラーが「ピュアな映画的クオリティと哲学的なストーリーを
持ち合わせたワールドシネマ」を追求する上で欠かせない選択だったようだ。
宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』は、
「『ワールドプレミアであること』というコンペの規定に例外を設けてまで、
ミヤザキ先生をもう一度、呼びたかった」と説明。
「深い洞察力と(世代を超えて愛される)普遍性を持ち合わせた
ワールドシネマに欠かせない人物」と尊敬の念を見せる。
もう1本のアニメ、押井守監督の『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』も、
「オシイは“もう1人のアニメの巨匠”ではない。個人的にも、
あの“ピーターパン魂”に反応せずにはいられなかった」と賛辞をおくった。
1997年に『HANA-BI』で金獅子賞を受賞するなど“常連”の
北野武(ビートたけし)監督には、1人3役を期待している。
「『アキレスと亀』の素晴らしい監督、俳優として、
(ミッドナイト部門で上映される)『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』で
“ネチコマ”ダンスを教えてくれた人として(笑)、
そして『監督・ばんざい!賞』のプレゼンテイターとして」
「新しいものは忘れがたい(What is new is unforgettable)」と、
フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの言葉を引用して、
今年のテーマが“新しさ”であることを明言したミューラー。
584 :名無シネマ@上映中:2008/08/27(水) 12:42:03 ID:lGONrTKg
「映画はもはや“シネマ”であるばかりでなく、概念や機動力、財産、
可能性、伝説、ストーリーといった要素のすべてが複合した新しく、
独創的で、力強いメディアである」と力強い。
また、「映画はエンタテインメントであると同時に、産業である」と
ビジネス面の重要性に触れながらも、
「最近の映画の多くは、人々を楽しませるよりも飽きさせてしまう」と指摘。
「特殊効果や豪華なビジュアル、脚本、演技、監督の技術といった面を
約束する代わりに、その昔、映画の魅力であった想像力の刺激や
幻想の広がりといった面が失われている。
まるで、誰かが冷房をつけっ放しにして、
そうした要素を凍らせてしまったかのように……」と嘆く。
さらに、現代の生活における映画の位置づけについて、
「映画に、さまざまな問題であふれる不確かな時代から救い出して
もらうことを期待するのではなく、もう1度、映画を
“完全無欠な羅針盤”として見つめ直し、そこにとどまるのか、
新たな問題を次世代に作り出さないように努めるのか、
自分たちで選択する時がきている」と持論を展開した。
地球上の“東西南北”あらゆる地域から“創造の面で新しい”
作品が集められた今年のラインナップ。
ミューラーは、「今年のヴェネチアは、観客に答えを
与えるものではなく問いかけるもの」と自信の弁で締めくくった。
ttp://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000bmpzw.html
>>928 ハヤオの頭の中では
「フジモトがクラゲを実験台にしてる理由」はどうなってるんだろう。
実験台?
冒頭のシーンならパンフに説明があった気が
>>929 環境問題や文明批判を舌鋒鋭く叫んだり、人間の愚かさを呪ったりしてる人に、
もう少し世界をポジティブに見てほしい、という映画だと思うけどな。
ジャンクフードや、人間の愚かさなんかを毛嫌いする潔癖症のフジモトに対して、
ポニョは「ハムが好き」で「人間になる」という。水道水の中にいたって元気だ。
大人は色んなこと考えて、世界の破滅がかかっているような、シリアスな問題にも立ち向かっていかなきゃならないけど、
子供はどんな世界にいたって、色んなものを好きになったり、嫌いになったりしながら、生きてることを謳歌してる。
どんなに呪われていてどうしようもなく見えても「この世界は生きるに値する」という大前提をちゃんと描いてる。
「環境問題や文明批判を舌鋒鋭く叫んだり、人間の愚かさを呪ったりしてる人」
これパヤオ自身だろ
かつてのパヤオだよ
フジモト見れば分かるだろ
>>943 そうかも知れない。
けど、この人の中には常に二つの面があり、したり顔で文明批判する自分と、
そうした自分を「小賢しい」と思ってる自分がいるような気がする。
基本的に宮崎監督の映画には、ずっと人間と自然の絶望的な対立と
それにもかかわらず、常に新しく表われてくる圧倒的な希望の予感みたいなものがあった。
頭で考えれば、和解の可能性は絶望的で希望なんか持ちようがない。
善悪抜きの対立は何も解決しない。
それでも、最後には「世界はこんなに美しい」という理屈抜きの「生きる理由」がある。
そういうものを、最も薄汚い景観の片隅から見付けてこられるのは常に子供なんだ、と。
そういう世界を前にして、決っして斜に構えたシニシズムに陥いることのない点では
ずっと一貫してるし、今回のポニョでは一番それが純粋に「描かれて」いたと思う。
逆にいえば子供くらいしか希望がないというのはかなり危険な兆候
>>946 まったくそのとおりだと思う。
こんな素直で素晴らしい感想ははじめてみた。まじで。
そうか?
フジモト=かつての宮崎で、
理屈屋のフジモトに大して女性や子どもを配置してる
っていう感想は普通によく見かけるが。
子どもに希望を託す、こういう観念的なテーマはどうでもいいな。
左翼崩れのロマン主義的な子ども観にいちいち感心する気も起きない。
ポニョが作品として面白いとすれば、こういう理屈やテーマとは別にある
異様なパワーだと思うんだが、それが何かはおれもよくわからん。
>>950 宮崎「大人のつまらない理屈に五歳の子供をつきあわせてもしょうがない!」
宮崎「ストーリーやテーマで映画をつくるとつまらなくなる
理屈でわかる映画ってのはつまらない映画」
確かにそうだと思う。抽象的なテーマやストーリーより
駿はもっと言語化できないパワーで映画をつくってる気がする
うまそうに飯を食う描写、肉感と動き
色彩、背景とか言葉にしにくい描写に重点を置いてるんだなと
押井と逆だと言えばわかりやすいかな
>>943 そうだろうね。高畑監督が言ってたけど
「宮さんが怒って批判するときは相手じゃなく自分に言ってるんだ」と
それで自分の中に天使と悪魔みたいな二人がいて
常に自分の中で否定と肯定をくりかえして論理を熟成させるらしい
まぁ運悪く相手になったアニメーターはお気の毒・・・らしいw
でも宮崎さんはかなり優しい人だよな。
あんなに取材カメラにくっ付いてこられたら、ブチきれるのが普通だよ。
でも今回はさすがにNHKのボケには、最後にゃ切れてたけどw
しばらく見ない内に、考察スレから、ヒステリックな擁護論スレになってる。
どうしたの?
たぶん、夏休みが終わってしまうからだと思う。
(´・ω・`)
糸井重里X鈴木敏夫「イノセンスを語る。」
ttp://www.1101.com/innocence_talk/index.html (『イノセンス』について)
糸井 観客は、眩暈がするはずなんです。
整合性のない画面の連続を見続けることで、
どんどん、置き去りにされていくんだから。
「この画面を、正当化して観なければならない」
だから、脳がクラクラッとするんですね。(中略)
鈴木 それって、映画の基本なんですよ。
宮崎駿だって同じなんです。
観客の中枢神経をどうやって狂わせるか、
っていうのがテーマなんです、やっぱり。
糸井 確かに、そう言えばそうですね。
アニメの人は、自分では何回も観ているから、
平気で置いていっちゃいますもんね。
(中略)
糸井 起こっていることの構造は、
「ナゾがあってそれを解決する」
という単純なものになっているのに。
だけど、その単純な構造の表層を漂っている
哲学的な会話を知りたいと思っていると、
画面と違うことを考えなければいけなくなっちゃう。
そういう感覚のおもしろさを、受けとったんです。
(『ハウル』について)
糸井 いま鈴木さんと話していた
『ハウル』のコピーのむずかしさって、
たぶん、北極星が見えないこと、なんですよね。
時代の北極星、というか。(中略)
今回いちばん困ってるのは、映画のこと以上に
その「北極星」が見えないということなんです。(中略)
時代の「北極星」がどこにあるのかについてが、
「生きろ」のときの苦しさとぜんぜん違っていて。
簡単に希望を語るのも、 不潔な感じがするんです。
もちろん、絶望をかきたてるために
作ってる映画なんか、ひとつもないわけでしょう。
その意味では、宮崎さんも、
ものすごく楽観主義で暗い人ですから。(中略)
そこの「北極星」の加減のところで、 軸が見えないんですよね。
海外で評価を受けちゃってからは、
より普遍化して見ているから、どうも、
「外人は何でも説明しようとする」 という病気に、ぼくも
今は、かかってるのかもしれない、と。
(中略)
鈴木 たとえば『千と千尋』でも、 千尋ががんばっているうちに、
最初は2階にいたのに、 次のカットで3階に移動していたりする。
宮さんに指摘したら、本人も、
「あれ?」って言うんですよ。
「でも、もういいじゃない?」って。
そういうことに対して平気でいられる視覚なんです。
糸井 そういう 「もういいじゃない?」って、
自分の中にもある感覚ですよね。
鈴木 あります。 それが日本人のすごくいいところだし、
よくない部分でもあるんだと思う。
>>957>>958 ポニョの話じゃないけど、
いま読み返すとまた新しい発見があるかと思って。
連投スマソ。
>>947 子供しか生きがいのない主婦みたいなもんでどこか歪んでるね
そういう境地になるってのは
全部読んだ
このスレ見つけてよかった
俺も考える脳がほしい
皆頭良すぎ
いつから考えることをやめてしまったのだろうかと
自分を嘆く
チラ裏すまん
本当に考えない奴はスレなんて読まないから平気だ
963 :
名無シネマ@上映中:2008/08/28(木) 14:41:41 ID:6bviFAoa
自分の脳で考えてるみたいだけど、結局ほとんどの人は今まで自分が読んできた文献や観てきた映画なんかを
引き出し、組み合わせ、時には無理矢理捩じ込んで当てはめてるだけ。
別にそれが良い悪いの話をしてるワケじゃないよ。
ただ“理解が出来ない”って感覚をそのまま“理解が出来ない”と言い切るのもまた1つの立派な結論だと思う。
アタマカラッポの奴ほどこのスレに感化されるからね…。
964 :
名無シネマ@上映中:2008/08/28(木) 15:08:00 ID:FYMPrhPT
それはごもっともだけどオレの考えは違った。
わからない事はそんなに怖くない。
無理矢理捩じ込んで当てはめてる連中を
圧倒できると思った。問題なくやれた 。
以前に理解できない作品、というものを見たことが無いひとは、
抵抗が有るんだろうな。
いや、だからさ、
妄想・考察どんとこいだけれど
他人や他の意見をこき下ろしたり
上から目線での比較を用いないと
語れない奴は、本スレで闘ってこいよw
アホがアホ自慢するスレになりつつあるな。
なにがどんとこいだよ。アホアホー。
神話的な視点での謎解きは、ほぼ出尽くした感じかな。
作品としての評価は本スレで継続してますね。
>>964 >連中を圧倒できると思った。問題なくやれた。
こういう感覚って、男の子っぽいね。
他者と対抗するというか、敵と戦って勝とうとする?
それが自分の存在証明みたいなとこがあるんだろうなぁ。
でも、分かりやすい悪や敵と戦うストーリーはもういいやと、
スキ!が行動原理の話を作ったんだよね?
少年漫画から少女漫画くらい違うけど、
少女漫画で重要な心理描写はポニョ自身にはない。
男性が描いた女性原理の物語、なんですかね。(それか幼女原理か)
フジモトやコウイチ、男たちはこの後どうするのかなぁ、とふと思った。
・・・どうもならないかなw
新しいのに、懐かしい
たのしいのに、恐ろしい
………
駄目だ、3つ目がおもいうかばない。
どうやら試練に失敗したようだ。
970 :
名無シネマ@上映中:2008/08/28(木) 22:06:21 ID:wFPN/Zze
前の方で語られてる「境界を越える」説。とても面白いと思ったけど、
俺の考えはちょっと違った。
というのは、俺も場合「そもそも明確な境界なんてのは存在しない」というのが
この作品のテーマのひとつだと感じたから。
今までのパヤオ作品では、対立項の間に明確な境界があったが、『ポニョ』ではそれがかなり曖昧だ。
例えば「自然と人間」「大人と子供」「陸と海」「リアリティーとファンタジー」「生と死」等々。
これらの間の境界がもちろん全くないわけじゃないんだけど、ボンヤリしているというか、
互いに滲み合って存在しているような世界観。
そこらへんを気持ち悪いと感じるか面白いと感じるかによっても評価が分かれるんじゃなかろうか。
で、ふと思ったのが、普段われわれが生活しているこの世界や宇宙も、ある意味じゃこういう風に
存在しているのではないか、ということ。
大人の心の中にも子供の心はあるし、生の中にも死があり、人間の中にも魚がいる。
その逆もまた然り。
そして、われわれはそのことを本当は心の奥底では知っていて、
『ポニョ』を見て得体の知れない感情が沸いてくるのは
この作品がその部分に訴えかけるものだからなのではないか?
なんつって。
>>969 優しいのに 厳しい
>>970 観客のそういう部分を揺さぶる映画だっていうのは同意。
でも、境界の描き方自体は宮崎駿の映画はどれも曖昧だった気がするかも。
974 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 04:56:33 ID:FTF2nNYS
プルプルなのに、ビクビクッ
976 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 12:11:04 ID:BGO+3CH3
【アニメ】宮崎監督、次作「ハンスの帰還」の製作発表【ジブリ】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1182689647/ 株式会社スタジオジブリは28日、「崖の上のポニョ」が絶賛公開中の宮崎駿監督の次回
作、「ハンスの帰還」の製作に入ると発表した。
これはかつて宮崎監督がモデルグラフィック誌に掲載していた「雑想ノート」の中の一篇
の映画化であり、第二次大戦後のドイツ軍兵と地元住民の脱出劇を描いている。
宮崎監督は会見で、「子供達のために作ったポニョと違い、戦車オタク魂を爆発させるつ
もり(笑)若い人に戦争の愚かさを教える最後のチャンスだと思ってます」と意欲をみせた。
977 :
名無シネマ@上映中:2008/08/29(金) 12:18:17 ID:ZXXgR59l
なん・・・だと?
>>976 開かなくても分かるよ。
どうせまた「ウソだよ〜ん」のオチだろうが。
…本当の話なら喜ばしいが、そんなマニア企画が通るワケが無いよ。
ええい、本スレはまだか!
しかし次回作に江戸時代の推理物はどうか?って監督の言う話はあるよ
>>976 駿は戦車が嫌いだったような・・・
自分の趣味で映画つくらないと言ってたしな。紅の豚で反省したと
>>980 明治の文豪(夏目漱石・芥川龍之介)が出てくる探偵モノだろ。
>>981 戦車が嫌い!? んなバカな。
探偵モノが出来たとしても、冒険活劇にはなるまいな。
日常描写に終始した「まあだだよ」路線を狙ってるに違いない。
>>982 単純に名探偵ホームズをなぞるとも思えないし
探偵モノもし作るとしたらどんな作風になるか楽しみだな。
>>984 宮崎は天邪鬼だから、客が期待するようなものは絶対作らないからな。
逆にみんなが「頼むからラピュタみたいな単純な冒険活劇だけはやめてくれ!」
って言い続けたら、死ぬ前にものすごいエンタメ作を作ってくれるかも試練・・・
どうせテレコムの坊ちゃんみたいになる
>>976 全力でクリック募金した
>>969の安否が心配
最後まで一人でやらなきゃアウトなのに…無茶しやがって…乙
あと次スレ立ててくれた人も乙
本スレが立たないね。
>>976 失敗しそうだな
ポニョのキス→まる!で引退しときゃきれいなのに・・・
991 :
969:2008/08/29(金) 21:46:10 ID:Zvb3KFVn
>>988 バイクで帰る途中雨に降られましたが、無事ですよ。
沢山のレスに恐れおののいています。
レスの意図が、善意なのか悪意なのか境界がはっきりしませんしねえ。
金枝編(ダイジェスト版)でも読んで厄払いせねば。
>>982 いや好きだったんだがキャタピラが
人をひき殺す効果もあると知ってから嫌いになったとか
>人をひき殺す効果もあると知ってから
池沼扱いワロタ
このスレも もうすぐ終わっちゃう・・・(´;ω;`)ブワッ
ログを取っておこうと思ったの初めてだよ
紹介されてた本を読むんだ
読むの遅いけどがんばるよ
995だったら金獅子賞
996だったら金獅子賞
997だったら金獅子賞
998だったら金獅子賞
999だったらこのスレの住人全員電波
優勝決定
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。